本書には、WebSphere(R) InterChange Server(TM) for HP-UX バージョン 4.3 のリリース情報が含まれます。以下のセクションで構成されます。
本リリースの新機能 | インストールおよび構成情報 |
製品の修正履歴 | 既知の問題および予備手段 |
ハードウェア要件およびソフトウェア要件 | 文書 |
注: この製品に関する重要情報は、本リリース情報の公開後に発行されるテクニカル・サポート・フラッシュで入手できます。これらは、WebSphere Business Integration サポート Web サイト http://www.ibm.com/websphere/integration/wbiserver/support にあります。 関心のあるコンポーネント領域を選択して、フラッシュのセクションを検索します。
このセクションでは、本リリースでの新機能と改良点を示します。
リリース 4.3 では、カスタマーから報告された事例に基づき、リリース 4.2.2 の以下の問題が修正されました。
トラッキング番号 |
説明 |
23061 |
LLBP コラボレーションが、停止している間にインバウンド・サービス呼び出しへの応答を受信した場合、その応答はコラボレーションが再始動したときに処理されません。この問題は修正されました。 |
23248 |
「Server ビュー」から「データベース接続を検証」が選択されている場合、エラー・メッセージは ICS ログに出力されます。GUI でのフィードバックはありません。この問題は修正されました。 |
23879 |
コラボレーションが未確定状態にある場合、System Monitor は状態の色を黄色ではなく誤って赤で表示します。この問題は修正されました。 |
24374 |
ICS をシャットダウンする前にコラボレーションが休止状態にあった場合、ICS の再始動後、コラボレーションは非アクティブであると表示されます。この問題は修正されました。 |
28505 |
InterchangeSystem.cfg 内で OAThreadMax および OAThreadMaxIdle を設定しても ORB には適用されません。これら 2 つのプロパティーを指定するには、-Dcom.ibm.CORBA.ThreadPool.MaximumSize=your_specified_size および -Dcom.ibm.CORBA.ThreadPool.InactivityTimeout=your_specified_time を CWSharedEnv.bat ファイルに追加します。また、OAport などの、その他の CORBA プロパティーを指定するには、構成ファイル (InterchangeSystem.cfg file または adapterConfig.cfg のいずれか) の "CORBA" セクションにプロパティーを追加します。この問題は修正されました。 |
29964 |
フロー・モニター・テーブルのスキーマ名 (WebSphere Business Integration Monitor 統合に使用) は、InterChange Server で構成できません。ICS はスキーマ名を使用せず、データ・ソース・ユーザーの名前をデフォルトとします。WebSphere Business Integration Monitor データ・ソースに対するスキーマ名とユーザー名が異なる場合、ICS は必要なテーブルを検出できない可能性があります。この問題は修正されました。 |
31133 |
グループ・コラボレーションでフロー・モニターがオンになっている場合、親コラボレーションの START_SERVICE_CALL イベントの前に子コラボレーションの ENTER_COLLABORATION イベントが記録される可能性があります。これにより、データベース内にイベントが記録される順序が変わります。この問題は修正されました。 |
32119 |
System Manager から配置されたマップが自動的に始動されます。ただし、配置されたマップが、配置後に停止して再始動した場合、System Manager はエラー「マップはすでに活動化されています (Map has already been activated)」を戻します。マップは再始動できません。 repos_copy を使用してマップが配置されたときにも、このように動作します。この問題は修正されました。 |
トラッキング番号 |
説明 |
21313 |
要約パネルで表示される、インストールに必要なディスク・スペースの量が誤っています。フルインストールの場合は、表示されるスペース所要量におよそ 6 MB を追加します。 |
ハードウェア要件およびソフトウェア要件は、製品資料に含まれています。これらの資料へのリンクについては、『インストールおよび構成情報』を参照してください。
この製品のハードウェア要件およびソフトウェア要件、インストール、マイグレーション、アップグレード、および構成の情報については、「システム・インストール・ガイド (UNIX 版)」を参照してください。
注意: 国によって、暗号化ソフトウェアの輸入、所有、使用、または他国への再輸出が制限されている場合があります。暗号化ソフトウェアをダウンロードする前に、暗号化ソフトウェアの輸入、所有、使用、または再輸出に関する国内の法律、規制、および政策を確認して、これが許可されているかどうかを調べてください。
マイグレーション情報については、「システム・インストール・ガイド (UNIX 版)」のマイグレーションのセクションを参照してください。
このリリースで判明している問題を以下に示します。
トラッキング |
説明 |
24123 |
マップ変換用に宣言された一時ストリング変数は初期化されず、ヌル値が格納されます。そのためマップ変換時に、DtpDataConversion.toXXX(Object objectData) を使用して、ヌル値を含むこれらの変数のデータ変換を行うと、DtpIncompatibleFormatException がスローされます。 |
29159 |
ブレークポイントのデバッグ時に右クリックしてコラボレーションを停止すると、System Manager はハングします。GUI 上で何も実行できず、デバッグ・フローを完了させることもできません。実行中のフローがあるコラボレーションを停止できないため、デバッガーでこの問題が発生します。System Manager プロセスを手動で強制終了する必要があります。 |
31603 |
InterChange Server のメッセージ (ログ・メッセージおよびその他の通知メッセージ) はローカライズされていません。これらのメッセージは英語であり、ツールのロケールが英語以外に設定されている場合でも、ICS ツールの一部はこれらのメッセージを英語で表示します。 |
42846 |
System Monitor は、「サーバー統計」ビューで、コネクターに障害を発生させるイベントをカウントすることができません。 |
43023 | 関係内の属性の作成中に、データベース固有の SQL 予約語を使用してはなりません。使用すると、下層のデータベースには適切なテーブルが作成されますが、JDBC 例外が発生します。例えば、SQL 予約語の "index"、"key"、"char"、および "table" を関係属性の名前に使用してはなりません。 この例外は、InterChange Server がサポートするすべてのプラットフォーム上の SQL2000 で発生します。 また、他のデータベースを選択する場合もこれらの予約語を使用しないでください。 |
43439 | JMS エージェントに障害が発生したとき、ハートビート・スレッドがタイムアウトになる (2 分かかる場合がある) まで、サーバーには通知されません。この間、コラボレーション・スレッドがエージェントに要求を送信することができるため、同じイベントが 2 度エージェントに送信される可能性があり、その要求がキューに格納されています。ハートビート・スレッドがタイムアウトになると、待機中のコラボレーション・スレッドは失敗したイベントのテーブルに同じイベントを格納します。エージェントが再び始動すると、同じイベントが再サブミットされます。 |
43441/43549 | 複合 ID 関係 (親ビジネス・オブジェクトと子ビジネス・オブジェクトの両方を関係付けるために使用される ID 関係) 機能は、ICS 4.3 では動作しません。この機能を使用するには、IBM テクニカル・サポートにお問い合わせください。 |
トラッキング番号 | 問題 |
アンインストーラーの実行時に、一部のファイルがシステムに残る場合があります。 予備手段: 手動でファイルを除去してください。 |
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PFS マウント・ソフトウェアを使用して CD をマウントすると、CD のテキストがすべて大文字か、すべて小文字で表示されることがあります。このようになった場合、インストーラーが実行されない可能性があります。テキストは大文字と小文字が混じっていなければなりません。大文字と小文字を正しく表示するには、コマンド行から以下のステップを実行します。
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|
11600 | JVM の初期化中はインストーラーの初期始動に時間がかかることがあります。インストーラーを複数回始動しないようにしてください。 |
20432 | InterChange サーバー名として日本語の文字を入力した場合もエラー・メッセージが戻されません。インストーラーは国際化 ICS 名をサポートしていません。 |
24023 | 一般: インストール後またはアンインストール後に、コンソールに以下の警告が表示される場合があります。
Warning: この警告が出されても、インストールまたはアンインストールは正常に実行されます。 |
24252 | 一般: SAM を実行しても、インストーラーがインストールされた製品をネイティブな製品レジストリーに登録したことが表示されません。ただし、これはインストールされた製品の機能性には影響しません。 |
29564 | アンインストール時に、何らかの ICS プロセスが実行中である場合、一部のファイルがアンインストールされないことがあります。 |
29661 | 追加コンポーネントのインストール時に、何らかの ICS プロセスが実行中である場合、インストールが失敗することがあります。 |
31942 | InterChange Server をアンインストールしてから再インストールしたときに、MQ_LIB 変数の値が正しく設定されません。
予備手段: アンインストールの完了後に製品インストール・ディレクトリーがターゲット・マシン上に残っている場合、インストーラーを再起動する前に、そのディレクトリーを手動で除去してください。あるいは、ProductInstallDir/bin/CWSharedEnv.sh ファイルを手動で変更して、MQ_LIB 変数を設定します。 ... VAR_MQ_LIB を、WebSphere MQ Java ライブラリーのホーム・ディレクトリー (例えば MQ_LIB=/opt/mqm/java/lib) に置き換えます。 |
32212 |
OptionFile.txt ファイル内で以下の値を規定する必要があります。
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トラッキング番号 |
問題 |
8089 |
The SNMP Agent および SNMP 構成マネージャーは、それぞれ別のマシン上で動作することが可能であるにも関わらず、バンドルとして一緒にインストールされます。 |
文書 |
説明 |
システム・インストール・ガイド (UNIX 版) |
第 8 章、InterChange Server システムのアップグレード。セクション『既存の ICS システムの準備』内に、既存のリポジトリーのバックアップのための次のコマンドが示されています。 repos_copy -sWICS -o repos_copy.in -uadmin -ppasswd ここで、"-o" フラグとファイル名の間にスペースがあってはならず、ファイル名の例は、説明文と矛盾しています。 コマンドは、正しくは以下のようになります。 repos_copy -sWICS -oRepository411.txt -uadmin -ppasswd |
システム・インストール・ガイド (UNIX 版) |
第 8 章、InterChange Server システムのアップグレード。セクション『アップグレードの検証』内の箇条書きの 3 番目の項目は、以下のようになっています。 すべてのコネクターが指定のキューを正常に検索したことを検証します。System Manager の「サーバー」メニューから「システム表示」を選択して、コネクターの横のアイコンが青信号になっていること、およびコネクターの状況が「非アクティブ」であることを確認します。 青信号のアイコンは、コネクターの状況が「アクティブ」であることを示すため、この項目は、次のようになっていなければなりません。 すべてのコネクターが指定のキューを正常に検索したことを検証します。System Manager の「サーバー」メニューから「システム表示」を選択して、コネクターの横のアイコンが青信号になっていること、およびコネクターの状況が「アクティブ」であることを確認します。 |
製品資料を入手するには、Web サイトにアクセスして、使用しているリリースに対応する現行の資料セットをダウンロードしてください。インフォメーション・センターで提供されている説明に従って、インストールを完了します。
CD であっても電子配布の製品であっても、製品パッケージには製品資料は含まれていません。この製品の資料は、次のインフォメーション・センターで入手できます。
製品資料を入手するには、Web サイトにアクセスして、使用しているリリースに対応する現行の資料セットをダウンロードしてください。インフォメーション・センターで提供されている説明に従って、インストールを完了します。