コネクターの始動

InterChange Server システムのコネクターには以下のコンポーネントがあり、コネクターを実行するにはこれらの各コンポーネントを始動する必要があります。

コネクター・エージェントは、始動時および実行中は常に、特定の InterChange Server と通信します。コネクター・エージェントを始動するときには、InterChange Server の名前を指定し ます。コネクター・エージェントは最初に InterChange Server にアクセスして、自身の構成設定と、サポートするよう構成されている ビジネス・オブジェクト定義を要求します。

コネクター・エージェントを始動するときには、InterChange Server を実行していなくても構いません。ただし、コネクター・エージェントの初期化に必要な情報を取得するまでは、有効な作業を実行できません。InterChange Server を実行しないでコネクター・エージェントを始動すると、コネクター・エージェントはサーバーへのアクセスを繰り返し試みます。

コネクター・エージェントがアプリケーションに接続するには、InterChange Server リポジ トリーから自身の構成を受け取り、ビジネス・オブジェクト定義をダウンロードする必要があります。また、サポートする必要があるコラボレーション・イベント・ サブスクリプションのリストも取得します。

以下の図は、コネクター・エージェントの始動の 3 つのステップを示しています。



図 28. コネクターの始動

コネクター・エージェントは、次の順序で始動タスクを実行します。

  1. InterChange Server にアクセスして、構成情報とビジネス・オブジェクト定義を取得します。
  2. アプリケーションに接続します。
  3. コネクター・コントローラーにアクセスして、サブスクリプションのリストを取得します。

コネクターは、自身のビジネス・オブジェクト定義と特定の構成プロパティー (アプリケーションの ユーザー名やパスワードなど) を始動時にのみダウンロードします。他のプロパティー (コネ クター・トレースを制御するプロパティーなど) の値は、動的に変化します。

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