コラボレーション 内では、1 つ以上のシナリオに、ビジネス・プロセスを実装する「コード」が含まれます。
各シナリオは、特定のタイプのイベントを表す特定のタイプのビジネス・オブジェクトを受信したときに応答する内容を指定します。シナリオには、コラボレーションの処理作業がすべて含まれます。
コラボレーションとシナリオの関係は、従来のプログラムとルーチンの関係に似ています。プログラマーは、いくつもの方法でプログラムのロジックをルーチンによって、分解することができます。例えばプログラムには、さまざまな入力引き数、またはそれぞれが異なる入力引き数を処理する複数のルーチンを含めることができます。
同様に、コラボレーション開発者は 1 つまたは複数のシナリオを使用して、コラボレーションの作業を実行できます。例えば、従業員を同期化させるコラボレーションは、次のどちらの方法でも設計できます。
図 22 に、これら 2 つの方法を示します。
シナリオはそれぞれ個別に実行されますが、個々のシナリオを個別に構成および管理する必要はありません。コラボレーションを構成すると、コラボレーションのすべてのシナリオがその設定を継承します。