環境変数の確認

CWSharedEnv.sh ファイルには、InterChange Server で必要な環境変数が含まれています。 このファイルは、環境変数をカテゴリーに分類します。UNIX 上で動作するすべてのスクリプトは、正しい環境変数設定にアクセスするために、実行前にこのファイルをソースとして参照します。コマンド行ユーティリティーは、InterChange Server ソフトウェアを実行する前にこのファイルをソースとして参照します。

インストーラーは、CWSharedEnv.sh ファイルを作成します。ただし、このファイルの環境変数の設定を検証することをお勧めします。CWSharedEnv.sh ファイルに、以下の環境変数が正しく設定されていることを確認してください。
変数 説明
CROSSWORLDS InterChange Server ソフトウェアがインストールされているディレクトリーに設定します。
LIBPATH (AIX)


LD_LIBRARY_PATH (Solaris)


SHLIB_PATH (HP-UX) LIBPATH または LD_LIBRARY_PATH (Linux)


以下の値を含みます。
  • WebSphere InterChange Server インストールの /lib ディレクトリー
  • WebSphere MQ インストールの /java/lib ディレクトリー
CWJAVA WebSphere InterChange Server インストールの jre/bin/java (InterChange Server コンポーネント の起動に使用する実行可能ファイル) に設定します。この設定により、PATH の中のデフォルトの Java 仮想マシン (JVM) が選出されます。
JVM_FLAGS
 
 
 
サーバー以外のコンポーネント用の Java オプション。以下の値を含みます。
  • -mx512m (最大ヒープ・サイズとして 512 MB が構成可能)
  • JAVA_PROPERTY_FLAGS (Java プロパティーのリストを含む変数)
JVM_ICS_FLAGS
 
 
 
InterChange Server 用の Java。以下の値を含みます。
  • -Xmx512m (CW_MEMORY_MAX で設定するのと同じ値)
  • -Xss512k
  • CW_MEMORY_MAX (最大ヒープ・サイズとして 512 MB が構成可能)
  • ORB_BUFFER_SIZE_PROP="-Dcom.ibm.CORBA.BufferSize=8192"
  • JAVA_PROPERTY_FLAGS (Java プロパティーのリストを含む変数)
  • -Duser.home=${CROSSWORLDS} (メインのユーザー・ディレクトリーは $CROSSWORLDS です)
MQ_HOME WebSphere MQ がインストールされているディレクトリーに設定します。 インストーラーは、この環境変数を /WebSphere_MQ_inst_home/mqm ディレクトリーに設定します。UNIX システム管理者に問い合わせて、このディレクトリーが WebSphere MQ ソフトウェアのロケーションであることを確認してください。それ以外の場合は、MQ_HOME を適切なロケーションに設定してください。
PATH 以下の値を含みます。
  • WebSphere InterChange Server インストールの /bin ディレクトリー
  • WebSphere MQ インストールの /java/lib ディレクトリー
  • WebSphere InterChange Server インストールの /mqseries ディレクトリー

WebSphere Business Integration 管理者アカウント (デフォルトでは admin) が、そのプロファイル内に ProductDir/bin/CWSharedEnv.sh ファイルをソースすることを推奨しています。表 13 は、使用可能なシェルとユーザーのホーム・ディレクトリー内にある対応するプロファイル・ファイルを示しています。

注:
この章では、CROSSWORLDS 環境変数が使用シェルの中に設定済みであると想定しています。 したがって、InterChange Server ソフトウェアがインストールされているディレクトリーへの参照は、ProductDir として指定されます。例えば、ics_manager スクリプトは、ディレクトリー ProductDir/bin 内に配置されます。

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