System Monitor のインストール

System Monitor はアプリケーション・サーバー内で実行される アプリケーションであり、これを使用すると Web 上で WebSphere InterChange Server 統合システム を管理できます。System Monitor は、WebSphere Application Server および Tomcat 内で 実行できます。これらのアプリケーション・サーバーのサポート・バージョンについては、ソフトウェア要件を参照してください。

注:

  1. InterChange Server および System Monitor を (アプリケーション・サーバー内で) 稼働している マシンが同じサブネット・マスク上にない場合は、System Monitor を稼働しているマシンのホスト名 を ICS を稼働しているマシン上の /etc/hosts ファイルに追加する必要があります。

  2. ICS リポジトリー用に DB2 を使用し、DB2 サーバーが System Monitor をインストールするマシンと異なる場合は、DB2 クライアントをインストールする必要があります。 この DB2 クライアントは、ICS リポジトリー・インスタンスをポイントする必要があります。

System Monitor の WebSphere Application Server 5.0.2 および 5.1 へのインストール

System Monitor のアプリケーション・サーバーとして WebSphere Application Server を使用する場合は、別々にインストールする必要があります。System Monitor を WebSphere Application Server に手動でインストールするには、以下の手順を実行します。

注:
通常、WebSphere Application Server は UNIX プラットフォーム上で root として実行する必要があります。WebSphere Application Server は、非 root ユーザーとして実行できますが、この場合は認証のために Lightweight Directory Access Protocol (LDAP) を使用する必要があります。 詳しくは、 http://www.ibm.com/software/webservers/appserv/infocenter.html の資料を参照してください。
  1. 以下のパラメーターを指定して、ProductDir/bin/ (ProductDir は InterChange Server の インストール・ディレクトリーです) ディレクトリーにある CWDashboard.sh スクリプトを実行します。 DB2 を使用する Solaris システムでのコマンド例を以下に示します。
    ProductDir/bin/CWDashboard.sh /opt/WebSphere/AppServer myhostname.ibm.com
     /opt/IBM/WebSphereICS /export/home/db2inst1/sqllib/java
     
    Oracle を使用する Solaris システムでのコマンド例を以下に示します。
    ProductDir/bin/CWDashboard.sh /opt/WebSphere/AppServer myhostname.ibm.com
     /opt/IBM/WebSphereICS null
     
  2. ICSMonitor Application Server を始動します。<WebSphere_Application_Server_installation_directory>/bin/startServer.sh ICSMonitor
  3. URL を入力して System Monitor にアクセスします。例えば、http://<Host_Name>/ICSMonitor のようになります。

    ここで、<Host_Name> は WebSphere Application Server がインストールされているコンピューターの名前です。

    注:
    ICS リポジトリー用に DB2 を使用する場合は、System Monitor を起動する前に db2profile を実行する必要があります。 db2profile スクリプトは、データベース・インスタンス所有者 の sqllib ディレクトリーに入っています (例: /db2i81_home_dir/db2i81/sqllib)。ここで、db2i81_home_dir は、db2i81 ユーザーのホーム・ディレクトリーのパスです。

System Monitor の Tomcat へのインストール

System Monitor を Tomcat にインストールするには、以下の手順を実行します。Tomcat へのインストールは手動で行います。

注:
この セクションにおいて、<Tomcat_home> とは Tomcat の インストール先ディレクトリーを表します。
  1. Tomcat インストールの webapps ディレクトリー に ICSMonitor ディレクトリーを作成します。
  2. CWDashboard.war ファイル (デフォルトでは ProductDir/WBSM ディレクトリーにある) の内容をステップ 1 で作成した ディレクトリーに抽出します。
  3. Tomcat インストールの bin ディレクトリーにある setclasspath.sh ファイル を編集します。
    1. JAVA_OPTS プロパティーを以下のように設定します。ここで、%ORB_PORT%%ORB_HOST% は、モニターする ICS の ./bin/CWSharedEnv.sh ファイルの設定と一致します。
      JAVA_OPTS="-DDASHBOARD_HOME=<Tomcat_home>/webapps/ICSMonitor 
       

      -DORBNamingProvider=CosNaming

      -Dorg.omg.CORBA.ORBClass=com.ibm.CORBA.iiop.ORB

      -Dorg.omg.CORBA.ORBInitialPort=%ORB_PORT%

      -Dorg.omg.CORBA.ORBInitialHost=%ORB_HOST%

      -Dcom.ibm.CORBA.Debug.Output=stdout

      注:
      JAVA_OPTS パラメーターで設定する値は単一行にし、個々の -D オプションをスペースで区切る必要があります。本書では、フォーマット上の理由で値に復帰があるように表示されますが、System Monitor を 構成するときには値は単一行で指定する必要があります。
    2. ICS リポジトリーに DB2 を使用する場合は、db2java.zip ファイルへのパスをクラスパスに 追加します。db2java.zip ファイルは、デフォルトでは <DB2_Installation_Dir>/java にあります。
  4. ICS リポジトリー用に DB2 を使用する場合は、System Monitor を起動する前に db2profile を実行する必要があります。db2profile スクリプトは、データベース・インスタンス所有者 の sqllib ディレクトリーに入っています (例: /db2i81_home_dir/db2i81/sqllib)。ここで、db2i81_home_dir は、db2i81 ユーザーのホーム・ディレクトリーのパスです。
  5. <Tomcat_home>/conf/server.xml ファイル 内のポート番号を変更します。

    このステップはオプションです。デフォルト・ポート番号は 8080 です。

  6. コマンド行から Tomcat を始動します。

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