コネクター

コネクターは、1 つのアプリケーション (または Web サーバーなどのプログラマチック・エンティティー) と 1 つ以上のコラボレーションを媒介します。コネクターは、SAP R/3 バージョン 4 などのアプリケーションや、データ・フォーマットまたはプロトコル (XML や EDI) などのテクノロジーに固有の場合もあります。コネクターがコラボレーションと通信するときは、次の 2 つの形式をとります。

コネクターは、ローカル・ネットワークにあるアプリケーション、およびインターネット・ファイアウォールの外部にあるリモート・アプリケーションに構成できます。

大部分のコネクターには共通する動作があり、異なるのは アプリケーションやアプリケーション固有のビジネス・オブジェクトと対話する方法のみです。この章では、コネクターの共通の動作と相違点の両方について説明します。この章は次のセクションから構成されます。

多くのアプリケーションおよびテクノロジーのコネクターが WebSphere Business Integration Adapters 製品 の一部として提供されています。WebSphere Business Integration Adapter には、コネクター自身およびそのメッセージ・ファイルと 構成ツールが含まれますが、そのコネクターに固有のビジネス・オブジェクトの作成および 処理を行うための機構が含まれることもあります。ただし、カスタム・コネクターを作成したり、既存のコネクターを変更する必要があるときは、コネクター の動作についての詳細な知識が必要になります。カスタム・コネクターの作成方法の詳細については、「コネクター開発ガイド (Java 用)」または「コネクター開発ガイド (C++ 用)」を参照してください。

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