表 10 に、repos_copy のオプションと その引き数について説明し、オプションでの大文字小文字の正しい使用法、およびオプションと 引き数間にスペーシングがないことを示します。 構文では、中括弧 ({}) の中のオプション は一連の必須オプションを表します。コマンド行で -u、-p、-i、-o、または -s オプションを指定しない場合、repos_copy からそれらを指定するようプロンプトが出されます。プロンプト に応えて指定しない場合、repos_copy は実行されません。大括弧 ([]) で囲まれた オプションは任意です。
repos_copy [-sserverName][-uusername][-ppassword] {-i[filename1][-rrelationshipName[relationshipName2]][[-k][-ai|-ar|-arp] [-xcompilePackage][-vp|-vr]} {-o[outfilename[[-fEntityFile][-eEntityType:Entity1[+EntityType:Entity2][+...]] [-deep][-summary]} {[-d]|[-doEntityType:Entity[+EntityType:Entity2][+...]| [-dfoEntityType:Entity[+EntityType:Entity2][+...]} {-v} {-vr} {[-xCompileAll]|[-xCompileAllCollabs]|[-xCompileAllMaps]| [-xCompileCollab:collabTemplateName[+collabTemplateName][+...]]| [-xCompileMap:nativeMapName[+nativeMapName][+...]]}
オプション | 説明 |
---|---|
-ai |
パッケージを配置するときに見つかった、重複したオブジェクト
(ビジネス・オブジェクト、マップ、関係、コラボレーション・テンプレート、コラボレーション・オブジェクト、コネクター)
を無視し、ロードしません。
|
-ar |
パッケージを配置するときに見つかった、重複したオブジェクト (ビジネス・オブジェクト、マップ、関係、コラボレーション・テンプレート、コラボレーション・オブジェクト、コネクター) を置換します。
|
-arp |
これは -ar オプションの対話式バージョンです。配置しているパッケージ内の コンポーネントがすでにリポジトリーに存在する場合、そのコンポーネントを無視または 置換するかどうか尋ねるプロンプトが repos_copy から出されます。
|
-d |
状態データを除く、リポジトリー内のコンポーネントを削除します。このオプション
を使用すると、リポジトリー内のすべてのコンポーネントが削除されます。
|
-deep |
従属コンポーネントをすべて組み込む場合に、-e オプションとともに 使用します。-deep オプションを省略すると、-e オプションで指定された コンポーネントのみが組み込まれます。 |
-dfoEntityType:Entity[+EntityType:Entity2] |
このオプションは、コンポーネントに自身に依存する指示物があっても、強制的に そのコンポーネントを削除することを除けば、-do オプションと同じです。このオプション は、設計モードで稼働しているサーバーのリポジトリーにのみ機能します。実動モード で稼働しているサーバーでは、未解決の依存関係および参照は許可されません。 |
-doEntityType:Entity[+EntityType:Entity2] |
リポジトリーから削除するエンティティーを指定します。エンティティー・タイプおよび キーワードのリストは、表 11 を参照してください。オブジェクト に指示物 (そのオブジェクトに依存する他のコンポーネント) がない場合、削除が 実行されます。オブジェクトに指示物がある場合、削除は失敗してメッセージが表示されます。この 振る舞いは、設計モードでも実動モードでも同様です。設計モードまたは実動モードでの サーバーの開始については、「システム・インプリメンテーション・ガイド」を参照してください。 |
-eEntityType:Entity1[+EntityType:Entity2...] |
1 つ以上の参照先最上位クラスのエンティティーをエクスポートします。最上位クラスの エンティティーとは、ビジネス・オブジェクト、コラボレーション・オブジェクト、コラボレーション・テンプレート、コネクター、データベース接続プール、マップ、または関係です。表 11 のいずれかのキーワード を指定して、ロードまたはアンロードするエンティティーを識別します。 EntityType キーワードの後にコロン (:) と エンティティー名を続けます。複数のエンティティーを指定するには「+」を使用します。-o オプション とともに使用すると、-e オプションはデータを出力ファイルにアンロードします。 |
-fentityFile |
このオプションは、インポートするエンティティー名がファイルに保管されることを 除けば、-e オプションと同じです。ファイルには、以下の状態で エンティティーへの参照が格納されます。
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-ifilename |
指定されたパッケージ・ファイルをリポジトリーに配置します。入力ファイルの 名前値を省略すると、入力ファイル名を入力するようコマンドから対話式にプロンプトが 出されます。ファイルは、XML 形式のオブジェクトを含む .jar ファイル、またはリリース 4.2.0 より前のテキスト形式のファイルです。 repos_copy または System Manager により作成された .jar ファイルは 特殊な構造を持っており、これは以降に同様のファイルを正常にインポートするために 保持する必要があります。したがって、入力ファイルを手動で変更しないでください。 |
-k |
ロード中のパッケージ・ファイルに Mercator マップが見つかったときの repos_copy の デフォルトの振る舞いをオーバーライドします。デフォルトでは、Mercator マップ が見つかると repos_copy は終了します。-k オプションを使用すると、repos_copy は パッケージ・ファイル内のすべての Mercator マップをスキップし、配置プロセスを続行します。 |
-mode |
サーバーのモードを戻します。InterChange Server モードの詳細については、「WebSphere InterChange Server システム・インプリメンテーション・ガイド」を参照してください。 |
-ncencoding |
4.2.0 より前のリリースからテキスト・ベースのリポジトリー・ファイルをインポート する場合に、文字エンコード方式を指定します。 有効な文字エンコード方式のリストは、String クラスに関する Java 資料を
参照してください。
|
-ooutfilename |
リポジトリー内のコンポーネントを、指定されたパッケージ・ファイルにエクスポート します。パッケージ・ファイルの名前を指定する必要があります。ファイルがすでに 存在する場合、それを上書きするかどうかを尋ねるプロンプトが repos_copy から 出されます。出力ファイルは .jar 形式であり、XML 形式のコンポーネント定義 と、コンポーネントが持つ .java ソース・ファイルが含まれます。このオプション は、-i オプションまたは -d オプションとともには使用できません。また、前のリリースのようにテキスト形式でコンポーネントをエクスポートすることは できません。repos_copy は .jar 拡張子を付加しないので、出力ファイル名 を指定するときにこの拡張子を指定する必要があります。 |
-ppassword |
-u オプションで指定したユーザー名のパスワードを指定します。パスワードには
大文字小文字の区別があります。このオプションを指定しない場合、パスワードを
指定するよう repos_copy からプロンプトが出されます。
|
-r* |
このオプションは -r オプションと同様です。このオプションを使用すると、実行時スキーマを作成せずに関係定義をインポートできます。 |
-rrelationshipName1[:relationshipName2] |
実行時スキーマを作成せずに、単一または複数の名前付きの関係定義をリポジトリーに
ロードします。
|
-sserverName |
repos_copy がインターフェースをとる必要がある InterChange Server
インスタンスの
名前を指定します。名前には大文字小文字の区別があります。サーバー名を指定しない
場合、サーバー名を指定するようツールからプロンプトが出されます。
|
-summary |
このオプションは、サーバー・リポジトリー内のコンポーネントのリストを印刷 します (出力には、コンポーネントではなく「成果物」として示されます)。出力は XML 形式です。このオプションを -o オプションとともに使用すると、出力をコンソールではなく ファイルに印刷することができます。 |
-uusername |
InterChange Server にログインするためのユーザー名を指定します。ユーザー名を
指定しない場合、ユーザー名を指定するよう repos_copy
からプロンプトが出されます。
|
-v |
repos_copy
ユーティリティーが実行するプログラムのバージョン番号を印刷します。
|
-vp |
このオプションはパッケージ・ファイルを検証します。サーバーはリポジトリーに 照らし合わせてパッケージを検証し、パッケージ内のコンポーネント間の依存関係が 解決されているか確認します。検証が失敗すると、repos_copy は欠落した依存関係のリストを印刷します。この オプションはリポジトリーに対して変更を行わず、単にパッケージ・ファイルを 検証します。-vp オプションを使用するときには -i オプション も使用して、検証するパッケージ・ファイルを指定する必要があります。 |
-vr |
このオプションはリポジトリーを検証します。出力メッセージには、検証が成功したか
失敗したかが表示されます。検証が失敗すると、repos_copy
は欠落した依存関係のリストを印刷します。
|
-wi |
このオプションを指定すると、repos_copy
はコラボレーション・テンプレートまたは
マップのコンパイル中に発生した警告を表示しません。コンパイル中に発生した
エラーのみを表示します。これによりユーザーは、例えば使用すべきでない方法に
ついての警告を無視できます。
|
-xCompileAll |
リポジトリー内のすべてのコラボレーション・テンプレートおよびマップをコンパイル
します。リリース 4.2
以降を使用して作成されたコラボレーション・テンプレートおよび
マップのみが有効です。
|
-xCompileAllCollabs |
リポジトリー内のすべてのコラボレーション・テンプレートをコンパイル
します。リリース 4.2
以降を使用して作成されたコラボレーション・テンプレートのみが有効です。
|
-xCompileAllMaps |
リポジトリー内のすべてのマップをコンパイルします。リリース 4.2
以降を使用して作成されたマップのみが有効です。
|
-xCompileCollab:collabTemplateName [+collabTemplateName] |
リポジトリー内の指定されたコラボレーション・テンプレートをコンパイル
します。リリース 4.2
以降を使用して作成されたコラボレーション・テンプレートのみが有効です。
|
-xCompileMap:nativeMapName[+nativeMapName] |
リポジトリー内の指定されたマップをコンパイルします。リリース 4.2
以降を使用して作成されたマップのみが有効です。
|
-xCompilePackage |
このオプションは、サーバーに配置されるパッケージを自動的にコンパイル します。実動モードのサーバーはすべてのパッケージを自動的にコンパイルするので、このオプションは設計モードのサーバーのみ適用します。InterChange Server のモード の詳細については、「システム・インプリメンテーション・ガイド」を参照してください。
|
-xdi | このオプションは、System Manager で配置時プロパティーをエクスポートするために使用します。 |
-xdn | このオプションは、repos_copy ファイルの一部である配置時プロパティーを無視するために使用します。 |
-xmsp | このオプションは、メンバーシップおよびセキュリティー情報をインポートおよびエクスポートします。これにより、役割およびセキュリティー・ポリシーを再作成する必要なしに、アップグレードできます。 |
エンティティー・タイプ | キーワード |
---|---|
ビジネス・オブジェクト | BusObj |
コラボレーション・オブジェクト | Collaboration |
コラボレーション・テンプレート | CollabTemplate |
データベース接続プール | ConnectionPool |
コネクター | Connector |
マップ | Map |
関係 | Relationship |
次のリストには、リリース 4.3 の repos_copy で提供されるすべての新規オプションが 含まれています。
次のリストには、リリース 4.2 の repos_copy で提供されるすべての新規オプションが 含まれています。
次の表に、リリース 4.2 で除去された repos_copy
引き数をリストします。
除去された引き数 | 除去された理由 |
---|---|
[-xCompileUpdated]
[-xCompileUpdatedCollabs] [-xCompileUpdatedMaps] | すべてのコンパイル更新オプションは除去されました。これは、リリース 4.x より 前のマップやテンプレートが、サーバーでサポートされないためです。 |
[-xUncompress] | 新規のパッケージ形式では、すべての定義は専有の圧縮アルゴリズムを使用せずに Java Archive (JAR) 形式 で保管されます。したがって、-xUncompress 引き数は必要なくなりました。 |
[-eProject][-w] | -e オプションでプロジェクト・タイプはサポートされなくなりました。プロジェクト は、サーバーによって保持されるのではなく、System Manager によってローカル・ファイル に保持されるようになりました。 |