IBM CrossWorlds 4.1.1 リリースでは、InterChange Server、付属ツール、および関連付けられた API の国際化が行われています。国際化 (I18N) によって、IBM CrossWorlds は、特定の国、地域、および言語特有の国/地域別情報と文字エンコード方式からなるロケールのサポートを提供できるようになりました。これにより IBM CrossWorlds Components は、特定のロケールおよびネイティブ・エンコード方式をサポートするようにローカライズすることができます。
本書では、次の国際化済みのコンポーネントについての説明を提供します。
システム構成ファイルによって、InterChange Server により使用されるロケールを指定するための新規パラメーター LOCALE が提供されます。LOCALE が設定されていない場合、InterChange Server では、オペレーティング・システムのロケールが使用されます。
英語以外のシステム構成ファイルについては、翻訳済みのシステム構成ファイルに 次のような名前がつけられています。InterchangeSystem_<locale_name>.cfg (ここで、locale_name は適切なロケール名です)
InterChange Server では、ロケールの文字エンコード方式を使用してエラー・メッセージ、トレース・メッセージ、および状況メッセージが生成されます。英語以外のシステム・メッセージ・ファイルについては、翻訳済みのシステム・メッセージ・ファイルに 次のような名前がつけられています。InterchangeSystem_<locale_name>.txt (ここで、locale_name は適切なロケール名です)
新しいコネクター構成プロパティーである Locale によって、コネクター・フレームワークで使用されるロケールが指定されます。Locale が設定されていない場合、コネクター・フレームワークでは、オペレーティング・システムのロケールが使用されます。
CharacterEncoding コネクター構成プロパティーでは、コネクター・フレームワークによって使用される文字エンコード方式が指定されます。
現在、多数のコネクター構成プロパティーによって、プロパティー値のネイティブ・エンコード方式がサポートされています。ただし、コネクター構成プロパティーの名前では、英語 (ASCII) 文字のみが使用されます。