この章では、IBM WebSphere InterChange Server
システムにおけるビジネス・オブジェクトの定義と使用について説明しました。覚えておくべき重要な点は次のとおりです。
- ビジネス・オブジェクト定義とは、データの操作を起動するアプリケーション・データおよび動詞のセットのタイプと配列を定義する仕様のことです。ビジネス・オブジェクトとは、実際のデータと動詞を含んだ、定義のインスタンスのことです。
- 同じタイプのエンティティーを持つアプリケーション固有のビジネス・オブジェクトが異なるのは、アプリケーション・モデルが異なるためです。この違いは、属性の配列と数、およびアプリケーション固有情報に顕著に現れます。
- ビジネス・オブジェクト定義には、動詞と属性が含まれます。基本データ型の属性はデータを参照し、複合データ型の属性は子ビジネス・オブジェクトを参照します。
- ビジネス・オブジェクト定義内では、関連するアプリケーション・データがアプリケーション固有情報に含まれます。コネクター・エージェントはアプリケーション固有情報を使用して、アプリケーションとの対話を促進します。
- サイトでデータ・フローを変更する必要がある場合、アプリケーション固有および一般の両方のビジネス・オブジェクトを変更できます。
