インターフェース内の多くの統合コンポーネントは、別の統合コンポーネントに依存し、参照するので、各コンポーネントを開発する作業は相互に関連し、反復性があります。
統合コンポーネントを開発する際は、次の順序で行うことをお勧めします。
プロジェクトが始まったらすぐに、必要なスキル・セットを持つ開発者は、必要な カスタム・コネクターの開発を開始する必要があります。
カスタム・コネクターの開発の詳細については、「コネクター開発ガイド (C++ 用)」または「コネクター開発ガイド (Java 用)」を参照してください。
このトピックでは、アプリケーション固有のビジネス・オブジェクトの開発の 簡単な概要について説明します。アプリケーション固有のビジネス・オブジェクト定義 の処理の詳細については、「ビジネス・オブジェクト開発ガイド」を参照してください。
アプリケーション固有のビジネス・オブジェクトを作成または変更する場合、次を 実行します。
ビジネス・オブジェクト定義を作成するときには、ソース・アプリケーション・トリガー やその他のイベント検出機構も必要に応じて作成する必要があります。
アプリケーション固有のビジネス・オブジェクト定義の設計および開発の詳細については、「ビジネス・オブジェクト開発ガイド」を参照してください。
アプリケーション固有のビジネス・オブジェクトの単体テストを行う目的で コネクターを構成する際、そのコネクターが実装において役割を果たすために必要な ビジネス・オブジェクト定義およびマップを、まだすべては開発していない 場合があります。しかし、これらのコンポーネントがなくても、テストに必要なビジネス・オブジェクト定義 のサポートを追加したり、正常にテストしたりすることはできます。他のコンポーネントの 開発が終了したら、コネクター定義を再構成して、ビジネス・オブジェクト定義のサポート を追加し、必要なマップを関連付ける必要があります。
アダプターのアプリケーション固有のプロパティーの詳細については、アダプターの ガイドを参照してください。コネクターの標準プロパティーおよび Connector Configurator の使用方法の詳細については、コネクターの構成を参照してください。
アプリケーション固有のビジネス・オブジェクトを開発して、そのサポートを コネクター定義に追加したら、そのビジネス・オブジェクトを単体テストして、コネクターがそれを使用してアプリケーションと正常にデータを交換できることを 確認する必要があります。このテストの実行には、インターフェースで最終的に 使用される汎用オブジェクト、マップ、コラボレーション・テンプレートは 必要ありません。アプリケーション固有のビジネス・オブジェクトを単体テストするには、以下の手順を実行します。
コラボレーション・テンプレートの作成の詳細については、「コラボレーション開発ガイド」を参照してください。
コンポーネントの配置の詳細については、System Manager を使用したパッケージへのコンポーネントのエクスポートを参照してください。
コネクターの開始の詳細については、ご使用のアダプターのガイドおよび「システム管理ガイド」を参照してください。
Test Connector の詳細については、Test Connector の使用を参照してください。
コラボレーション・オブジェクトの作成の詳細については、コラボレーション・オブジェクトの構成を参照してください。
コンポーネントの配置の詳細については、System Manager を使用したパッケージへのコンポーネントのエクスポートを参照してください。
コネクターの開始の詳細については、ご使用のアダプターのガイドおよび「システム管理ガイド」を参照してください。
Test Connector の詳細については、Test Connector の使用を参照してください。
ビジネス・プロセスに適当な既存の汎用オブジェクトが存在するかどうか 判別します。サイトのライセンス交付条件で、そのオブジェクトの使用が許可されることを 確認します。
利用できる既存の汎用ビジネス・オブジェクトが存在しない場合、既存の汎用ビジネス・オブジェクトを拡張するかまたは、新規の汎用ビジネス・オブジェクトを作成します。新規ビジネス・オブジェクトの作成の詳細については、「ビジネス・オブジェクト開発ガイド」を参照してください。
その時点でのあらゆる関係を構成し、後の段階でマップを開発するときに使用できるようにします。
関係の構成の詳細については、「マップ開発ガイド」を参照してください。
マップに必要な関係を構成したように、データベース接続プールも構成する 必要があります。事前にデータベース接続プールを構成することによって、マップを開発するときに それらの使用をマップにコーディングすることができます。
データベース接続プールの構成の詳細については、データベース接続プールの構成を参照してください。
必要な汎用ビジネス・オブジェクト、アプリケーション固有のビジネス・オブジェクト、関係、およびデータベース接続プールを作成したら、インターフェース上で オブジェクトを変換するマップを開発できます。
マップを開発するときには、Map Designer のデバッグ機能を使用してマップを 単体テストします。次の時点でマップを単体テストします。
関係を使用するマップをテストする場合、インターフェースのコンテキスト内で 実行される順序でマップをテストします。このようにしないと、相互参照ロジックが 正しく実行されません。
マップの開発およびテストの詳細については、「マップ開発ガイド」を参照してください。
コラボレーション・テンプレートには、インターフェースのビジネス・プロセス・ロジック を定義します。使用可能な既存のコラボレーション・テンプレートを調べて、ビジネス・プロセスに合うものがあるかどうか判別する必要があります。プロセスに そのまま当てはまるコラボレーションがない場合、類似するものがないかどうか判別します。類似するものがある場合、サイトのライセンス交付条件で許可されればそれを変更できる ので、開発プロセスが速まります。
類似するテンプレートがない場合、新規のコラボレーション・テンプレートを開発する 必要があります。新規のコラボレーション・テンプレートの開発方法、または既存の テンプレートの変更方法の詳細については、「コラボレーション開発ガイド」を参照してください。
コラボレーション・テンプレートの単体テストは、マップ、アプリケーション固有のビジネス・オブジェクト、またはインターフェース用に開発しているコネクターを使用せずに行うことができます。コラボレーション・テンプレートを単体テストするには、以下の手順を実行します。
コラボレーション・オブジェクトの作成の詳細については、コラボレーション・オブジェクトの構成を参照してください。
コンポーネントの配置の詳細については、System Manager を使用したパッケージへのコンポーネントのエクスポートを参照してください。
Test Connector の詳細については、Test Connector の使用を参照してください。
コラボレーションはイベントを受け取って処理し、各サービス呼び出しは汎用ビジネス・オブジェクト を Test Connector に送信します。このとき、その汎用ビジネス・オブジェクトを 編集して、データの変更を調べることができます。
開発済みのすべてのコンポーネントを一緒にテストするには、コネクター定義を再構成 して、インターフェースに加わるために必要な、アプリケーション固有のオブジェクト および汎用オブジェクトのサポートを追加する必要があります。システムによって マップは自動的に関連付けられますが、オブジェクトを変換するマップが複数ある場合は、明示的にマップを関連付ける必要があります。詳細については、コネクターの構成を参照してください。
必要なビジネス・オブジェクト定義のサポートをコネクターに追加したら、テンプレート に基づいてコラボレーション・オブジェクトを作成し、そのポートを適切なコンポーネント にバインドできます。
コラボレーション・オブジェクトの処理の詳細については、コラボレーション・オブジェクトの構成を参照してください。
インターフェースに必要なすべてのコンポーネントを作成したら、ローカル InterChange Server に 配置してインターフェースをテストする必要があります。配置の詳細については、サーバーへのコンポーネントの展開を参照してください。
インターフェースをローカルの InterChange Server インスタンスに配置したら、インターフェース全体をテストして、コンポーネントが一緒に動作するときに ビジネス要件を満たすかどうか確認する必要があります。インターフェースをテストするには、以下の手順を実行します。