コラボレーションは、ビジネス・オブジェクトを受け取ることによって起動されると、処理フローを開始します。トリガーとなるのは以下のいずれかです。
コラボレーションは、サービス呼び出しデータ・フローの内容を 指定された期間保持できるため、サービス呼び出しプロセスを同期的に待機 させることなくコネクターと対話できます。指定された期間にサービス呼び出しに対する 適切な応答を受け取ると、データ・フローを再開し、処理を続行します。この機能は コラボレーションの長期存続ビジネス・プロセスと呼ばれ、コラボレーション・テンプレート の作成時に使用可能にすることができます。
InterChange Server 実装におけるコラボレーションは、以下のタイプのサービス呼び出しをサポートできます。
同期アウトバウンド・サービス呼び出しでは、同期要求/応答機構が使用されます。このサービス呼び出しは、要求を送信した後に、応答が届いて処理されるまでプロセスを完了できません。
同期サービス呼び出しでは、差し戻しがサポートされます。また、長期存続ビジネス・プロセスのタイムアウト値もサポートされます。
非同期アウトバウンド・サービス呼び出しでは、コラボレーションは要求を 送信しますが、応答を受け取るまで待機せずに処理を継続できます。
非同期アウトバウンド・サービス呼び出しでは、差し戻しはサポートされますが、長期存続ビジネス・プロセスのタイムアウト値はサポートされません。
非同期インバウンド・サービス呼び出しでは、コラボレーションは受信イベントを受け取るまで待機し、このサービス呼び出しを長期存続ビジネス・プロセスとともに使用します。非同期インバウンド・サービス呼び出しを作成すると、タイムアウト値を取得します。このサービス呼び出しがタイムアウトの期限が切れる前に受信イベントを受け取らなかった場合は、例外が発生します。
非同期インバウンド・サービス呼び出しは、コラボレーション・テンプレートの 「長期存続ビジネス・プロセスのサポート」オプションを使用可能にしている場合にのみ使用できます。この機能は、コネクターとのデータ交換のみに使用されます。