サポート・ソフトウェアの始動

InterChange Server をインストールする前に、以下の点を検証します。

注:
InterChange Server を始動する前に、 サポート・ソフトウェア (データベース・サーバーおよび WebSphere MQ) を始動する必要があります。

データベース・サーバーの検証

UNIX システムでは、InterChange Server が使用するデータベースは、DB2 Server または Oracle Server のいずれかによって管理されます。サーバーが稼働しているかどうかを確認するには、以下の点を検証します。

Oracle:
Oracle ツールを利用するには、Oracle 環境変数 (ORACLE_HOMEORACLE_SID など) を設定する必要があります。 これらの環境変数については、表 16 を参照してください。環境変数を、WebSphere Business Integration 管理者アカウントの 個人プロファイル・ファイル (.profile) に追加することもできます。
DB2:
DB2 Server にアクセスするには、DB2INSTANCE 環境変数を必ず設定しておかなくてはなりません。この環境変数については 、表 15 を参照してください。環境変数を、WebSphere Business Integration 管理者アカウントの個人プロファイル・ファイル (.profile) に追加することもできます。

Starting WebSphere MQ キュー・マネージャーの始動

InterChange Server ソフトウェアをインストールしたら、InterChange Server を使用するために、以下の作業によって WebSphere MQ メッセージング・システムを構成する必要があります。

要確認:
DB2 Server を使用している場合は、WebSphere MQ を始動する前に EXTSHM=OFF を設定します。これを設定する場所については、インストール情報を参照してください。WebSphere MQ が正常に始動した ら、EXTSHM=ON を設定してから InterChange Server を始動します。

WebSphere MQ スクリプトの構成

以下の手順を実行して、WebSphere MQ スクリプトを構成します。

  1. ProductDir/mqseries ディレクトリーに移動します。
  2. clear_mqconfigure_mqstart_mq、および end_mq の各スクリプト内の WebSphere MQ キュー・マネージャー の名前が、/etc/inetd.conf システム・ファイルのキュー・マネージャー行に UNIX システム管理者 が指定した名前と一致することを確認します。
    注:
    Linux で作業している場合、キュー・マネージャーの名前は、/etc/inetd.conf システム・ファイルではなく、/etc/xinetd.d ディレクトリーの構成ファイルで定義されます。

    インストーラーは、InterChange Server 構成 GUI の「WebSphere MQ」タブ内の 「キュー・マネージャー名」フィールドからの値を、crossworlds_mq.tstclear_mqconfigure_mqstart_mq、 および end_mq の各スクリプトにキュー・マネージャーの名前として 割り当てます。

    「キュー・マネージャー名」フィールドに入力された値が、 使用するキュー・マネージャーの /etc/inetd.conf エントリーの名前と一致しない場合、WebSphere MQ は正常に 動作しません。/etc/inetd.conf システム・ファイルに定義された名前と同じになるように 、clear_mqconfigure_mqstart_mq、および end_mq の 各スクリプトを変更します。このシステム・ファイルからキュー名を確認するのにヘルプが必要な場合は、UNIX システム管理者に相談してください。

  3. crossworlds_mq.tst ファイルを検査し、すべてのキュー定義のエントリーが正しいことを確認します。

    以下の点を確認します。

WebSphere MQ スクリプトをカスタマイズしなければならない場合は、ProductDir/mqseries ディレクトリーの実行可能スクリプトをカスタマイズできます。WebSphere MQ スクリプト のこれらのバージョンに直接加えた変更は、InterChange Server 構成 GUI の「WebSphere MQ」タブに ある 「適用」ボタンによって InterChange Server を再構成すると上書きされます。

WebSphere MQ メッセージング・システムのセットアップ

WebSphere MQ メッセージング・システムを InterChange Server 用にセットアップするには、次の手順を実行します。

  1. ProductDir/mqseries ディレクトリー内にある crossworlds_mq.tstconfigure_mq、および start_mq の各スクリプトが、ご使用のシステム用に正しく構成されていることを確認します。詳しくは、"WebSphere MQ スクリプトの構成"を参照してください。
  2. すでにキュー・マネージャーを作成済みである場合は、それを削除してから新しいキュー・マネージャーを作成します。
  3. WebSphere MQ 特権を持つユーザーとしてログインしていることを確認します。

    WebSphere MQ を始動し、WebSphere Business Integration 管理者 (admin)、または WebSphere MQ グループ (mqm) に属する別のユーザーとして、mqseries ディレクトリーのスクリプトを実行します。これらのタイプのユーザーではない場合は、su コマンドを使用するか、適切なユーザーとしてログインし直してください。groups コマンドを使用すると、自分が属するグループのリストが見られます。

  4. 次のコマンドを入力して configure_mq スクリプトを始動します。
    ./configure_mq
     
     
     

    このスクリプトは WebSphere MQ キュー・マネージャーを作成して、インストール・プログラムに定義された名前をキュー・マネージャーに割り当てます。InterChange Server システムを初めて構成する場合のみ、キュー・マネージャーを作成してください。コマンドが正常に実行された場合は、出力に以下の行が含まれます。

    No commands have a syntax error.
     
  5. 次のコマンドを入力して WebSphere MQ キュー・マネージャーを始動します。
    ./start_mq
     
     
     
  6. WebSphere MQ が InterChange Server と通信する準備ができているかどうかを確認するには、testMQ.sh スクリプトを 実行します。ProductDir/bin ディレクトリーにナビゲートし、次のコマンドを 入力して testMQ.sh を実行します。
    ./testMQ.sh
     
     
     

/var/mqm/errors ディレクトリーを調べて、AMQERR01 にエラー・ログが記録されていないことを確認します。WebSphere MQ キュー・マネージャーを停止するには、end_mq スクリプトを使用します。

Copyright IBM Corp. 1997, 2004