双方向スクリプトを使用可能にするには、次のような特別な注意が必要です。
双方向テキストではレイアウトが異なる場合があります。レイアウトは、テキストで使用するセグメントに応じて異なります。また、アラビア語スクリプトの場合は、使用する文字の整形および数字の形状も異なります。異なるレイアウト間で 変換を行うには、変換機能 (レイアウト機能やレイアウト・サービス機能とも呼びます) が 必要です。
双方向テキスト・レイアウトの特性を定義するには、一連の属性が必要です。双方向属性は、テキストの実際のレイアウトおよび変換方法を確定するために 必要です。これらの属性は、通常テキストの外部に存在し、外部リソース・ファイルに格納されます。双方向属性には次の 5 つの属性があります。
双方向レイアウト属性に指定可能な値として一般的な 組み合わせというものはありません。既存のアプリケーションは、これらの値のさまざまな組み合わせでデータを処理します。したがって、双方向データ・ストリームをアプリケーションに渡す場合は、アプリケーションが関連したテキスト属性を認識できることが重要です。
双方向テキストは、さまざまな環境 (プラットフォーム) やさまざまなレイアウトで 格納および処理されます。レイアウト間の変換を作成するには、レイアウト変換機能が必要です。WebSphere Business Integration 製品は、Unicode BiDi アルゴリズムに基づくレイアウト変換機能を使用します。このアルゴリズムについては下記を参照してください。
http://www.unicode.org/reports/tr9/)
また、下記の IBM Java SDK 1.4.1 で実装されています。
http://www-106.ibm.com/developmentworks/java/jdk/bidirectional/JAVABIDI.htm