WebSphere MQ メッセージ・キューの構成

InterChange Server では、DELIVERY_TRANSPORT 構成パラメーターが WebSphere MQ となっているアクティブ・コネクターごとに 1 つの WebSphere MQ メッセージ・キューが必要です。WebSphere MQ キューは、メッセージをコネクターから InterChange Server に送信します。configure_mq ファイルは、キュー・マネージャーを作成し、crossworlds_mq.tst ファイルで指定されたすべてのキューを作成します。 これらのファイルは、ProductDir/mqseries に入っています。

メッセージ・キューが多数のメッセージを処理できない場合は、WebSphere MQ の追加構成が必要になります。WebSphere MQ メッセージ・キューは、デフォルトでは 5000 メッセージを保留できるように設定されています。トラフィック量が大きいときや InterChange Server の初期変換中は、このデフォルト値を超過することがあります。メッセージ・キューが過負荷になるとエラーが発生し、コネクターはメッセージを InterChange Server に通知できなくなります。

メッセージ・キューを変更するには、以下の手順に従って crossworlds_mq.tst ファイルを変更します。

  1. メッセージ・キューのキュー最大長を設定します。

    MAXDEPTH パラメーターを設定するため、各キュー定義の後に以下の行を追加します。

    ALTER QLOCAL (QUEUENAME) MAXDEPTH (DEPTH_DESIRED

    変換中は、キューの最大長を 20,000 メッセージ以上に設定してください。

  2. 個々のメッセージのサイズを再構成します。

    デフォルトのメッセージ・サイズは 4194304 (4 MB) です。MAXMSGL パラメーターは、 キュー、キュー・マネージャー、およびチャネルのいずれのオブジェクトについても設定できます。

    ALTER QUEUE(QUEUENAME) MAXMSGL(SIZE_DESIRED)
      
     ALTER QMGR MAXMSGL (SIZE_DESIRED)
      
     ALTER CHANNEL(CHANNELNAME) CHLTYPE(TYPE) MAXMSGL(SIZE_DESIRED)
     
  3. キュー全体で標準以上のアンコミット・メッセージを処理できるようにします。

    MAXUMSGS パラメーターを設定するため、各キュー定義の後に以下の行を追加します。

    ALTER QMGR MAXUMSGS (NUMBER

    許可されるアンコミット・メッセージの数は、各キューの最大メッセージ数 (MAXDEPTH) の合計になります。アンコミット・メッセージ数を増やさないと、InterChange Server が使用するメモリーは増加しません。

これらの WebSphere MQ コマンドの詳細については、WebSphere MQ 資料またはオンライン WebSphere MQ Information Center を参照してください。

KEEPALIVE オプションの設定

KEEPALIVE オプションを設定すると、孤立したチャネルを TCP/IP が周期的にチェックして除去するようにできます。TCP/IP は、接続の相手側がまだオープンしているかをチェックします。オープンしていなければ、そのチャネルはクローズされます。

このオプションを使用するには、キュー・マネージャー構成ファイル (QM.INI) に以下のエントリーを追加します。

TCP: ;TCP entries
  
 KEEPALIVE=Yes ;Switch TCP/IP KEEPALIVE on
 

KEEPALIVE メカニズムが孤立したチャネルをクローズする時間間隔は、通常は 2 時間です。

これらの WebSphere MQ コマンドの詳細については、WebSphere MQ 資料またはオンライン WebSphere MQ Information Center を参照してください。

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