統合コンポーネント・ライブラリーの処理

統合コンポーネント・ライブラリーは、開発するコンポーネントを格納する際に使用します。このセクションでは、新規統合コンポーネント・ライブラリーの作成方法について説明します。

統合コンポーネント・ライブラリーを作成したときには、通常、以下の作業も行います。

統合コンポーネント・ライブラリーの概念的な情報については、統合コンポーネント・ライブラリーを参照してください。

統合コンポーネント・ライブラリーの作成

ウィザードを使用して System Manager で 新規統合コンポーネント・ライブラリーを作成するには、以下の手順を実行します。

  1. 以下のいずれかの操作を実行し、「新規統合コンポーネント・ライブラリー」ウィザードを開始します。

    図 7 に、「新規統合コンポーネント・ライブラリー」ウィザードを示します。

    図 7. 統合コンポーネント・ライブラリーの作成

    この図は、「新規統合コンポーネント・ライブラリー」ダイアログを示しており、ここで統合ライブラリーを作成することができます。 最初のフィールドは「プロジェクト名 (Project name)」フィールドであり、ここにプロジェクトの名前を入力します。次のフィールドは「プロジェクト内容: (Project contents:)」フィールドであり、その下の「デフォルトを使用」チェック・ボックスは選択状態になっています。このダイアログでは、「デフォルトを使用」チェック・ボックスが選択されているため、ディレクトリーを選択する領域は灰色で表示されています。独自のディレクトリーを選択したい場合は、パス名を入力することも、右側の「ブラウズ」ボタンをクリックして、そこからパスを選択することもできます。その次は「サーバーからコンポーネントをインポート」プルダウン・メニューであり、その下には「新規サーバーを登録」ボタンがあります。画面下部には、「戻る」ボタン、「次へ」ボタン、「完了 (Finish)」ボタン、および「キャンセル」ボタンがあります。

  2. 「プロジェクト名」フィールドに 統合コンポーネント・ライブラリーの名前を入力します。

    プロジェクト名には英数字および下線のみが使用でき、英語で指定します。

    推奨される統合コンポーネント・ライブラリーの命名方法については、統合コンポーネント・ライブラリーの作成を参照してください。

  3. デフォルトのロケーション (ワークスペース) にライブラリー用フォルダーを作成し、ライブラリーに指定した名前と同じ名前を付けるには、「デフォルト・ロケーションの使用」チェック・ボックスを有効にしておきます。

    ライブラリー・フォルダーの名前およびロケーションを指定する場合は、以下の手順を実行します。

    1. 「デフォルト・ロケーションの使用」チェック・ボックスをクリアします。
    2. ライブラリーに使用するディレクトリーの絶対パスおよび名前を 「ロケーション」フィールドに入力するか、「ブラウズ」をクリックして既存のディレクトリーを選択します。
    注:
    「デフォルト・ロケーションの使用」チェック・ボックスを 使用して System Manager で作成する以外に、ワークスペースのパスに ライブラリー用フォルダーを作成する方法はありません。
  4. この時点でサーバーのリポジトリーからライブラリーに コンポーネントをインポートしない場合は、ステップ 5 に進みます。

    実行中のサーバーのリポジトリーからライブラリーに コンポーネントをインポートする場合は、以下の手順を実行します。

    1. 以下のいずれかを実行して、コンポーネントのインポート元のサーバーを指定します。
      • 「サーバーからコンポーネントをインポート」ドロップダウン・メニューでサーバーを選択します。

        サーバーが実行されており、System Manager がサーバーに接続されていなければ、サーバーはドロップダウン・メニューに表示されません。

      • 「新規サーバーを登録」をクリックし、ウィザードを使用してリストにサーバーを追加します。詳細については、InterChange Server インスタンスの登録を参照してください。
    2. 「次へ」をクリックします。

      図 8 に、サーバーからコンポーネントをインポートする場合の画面を示します。

      図 8. サーバーからライブラリーへのコンポーネントのインポート

      この図は、「新規統合コンポーネント・ライブラリー」ダイアログを示しており、ここでサーバーからプロジェクトにインポートする必要があるコンポーネントを選択できます。「サーバー名」フィールドがあり、ここにサーバー名を入力します。サーバー名の下にはすべてのコンポーネントのリストが表示され、ここでインポートするコンポーネントにチェック・マークを付けることができます。リストの下には「ディープ」チェック・ボックスがあります。 リストの下には「ディープ」チェック・ボックスがあります。画面下部には、「戻る」ボタン、「次へ」ボタン、「完了 (Finish)」ボタン、および「キャンセル」ボタンがあります。

    3. ウィザードの次の画面で、サーバー・インスタンスの横にあるチェック・ボックスを有効にして リポジトリーにあるコンポーネントをすべて追加するか、サーバー・フォルダーを展開してコンポーネント・グループの横にあるチェック・ボックスを有効にするか、グループのフォルダーを展開して個々のコンポーネントのチェック・ボックスを有効にします。
    4. 「ディープ」チェック・ボックスを有効にし、選択したコンポーネントの依存関係をすべて追加します。依存関係については、依存関係および参照を参照してください。
  5. 「完了」をクリックして、ウィザードを終了します。

    System Manager が、「統合コンポーネント・ライブラリー」フォルダーの下に指定の名前でフォルダーを作成します。

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