このセクションでは、IBM CrossWorlds バージョン 4.0.0 の新しいインストール機能を示し、前回のリリース (3.1.2) 以降に本書に加えられた変更内容について説明します。
すべての IBM CrossWorlds インストール・プログラムは、現在は Java ベースで作成されています。 さらにこのリリースでは、Java ベースの構成ウィザードが導入されています。以前の Windows や UNIX のインストール・プログラムの機能は、これらの新規プログラムおよびツールにすべて組み込まれています。これにより、IBM CrossWorlds がサポートするすべてのプラットフォームで一貫性のあるユーザー・インターフェースが提供されます。InterChange Server、XML データ・ハンドラー、e-Mail アダプター、 およびその他のサポート製品のインストールを参照してください。
Serverless Trading Agent (STA) 専用のインストーラーが開発されました。
ランタイム・ファイルのみをインストールする、VisiBroker 専用のインストーラーが開発されました。
SonicMQ Java Messaging Service (JMS) は、IBM CrossWorlds 環境で使用するため、現在サポートされています。"IBM WebSphere MQ のインストール"を参照してください。
IBM CrossWorlds 4.0.0 では Java Development Kit (JDK) バージョン 1.3.1_02 を使用します。これはバージョン 1.2.2 からのアップグレードです。
IBM CrossWorlds 4.0.0 では VisiBroker バージョン 4.5 を使用します。これはバージョン 3.4.3 からのアップグレードです。このアップグレードには、以下に示す ORB プロパティー名の変更が含まれます。
VisiBroker 3.4 | VisiBroker 4.5 |
---|---|
OAipAddr | vbroker.se.iiop_tp.host |
OAport | vbroker.se.iiop_tp.scm.iiop_tp.listener.port |
OAthreadMaxIdle | vbroker.se.iiop_tp.scm.iiop_tp.dispatcher.threadMaxIdle |
OAthreadMax | vbroker.se.iiop_tp.scm.iiop_tp.dispatcher.threadMax |
ORBagentAddr | vbroker.agent.addr |
ORBagentPort | vbroker.agent.port |
ORBbackCompat | vbroker.orb.enableNullString |
この他に、OSAGENT_CLIENT_HANDLER_UDP_PORT および OSAGENT_CLIENT_HANDLER_TCP_PORT の両方が OSAGENT_CLIENT_HANDLER_PORT に変更されています。
Mercator マップを使用している場合は 4.0.0 にアップグレードすることはできません。
CrossWorlds 4.0.0 とは MQSeries 5.2 を使用します。 バージョン 5.1 は現在はサポートされていません。
本書の構成は、より使いやすくするため次のように変更されました。