システムを管理するためのログインで使用する WebSphere Business Integration 管理アカウントに加えて、InterChange Server 環境では次の 3 種類の許可が必要です。
図 11 に、ログイン要件を示します。
図 11. InterChange Server 許可の要件
次のセクションでは、図 11 に示した各タイプの許可について説明します。
役割ベースのアクセス制御 (RBAC) がアクティブの場合、アダプターなどのアプリケーション・クライアント・プログラムは、アプリケーションと対話するためにユーザー名とパスワードを指定しなければなりません。InterChange Server 環境をセットアップするには、実行するすべての IIOP および MQ アダプターのアプリケーション・アカウントが必要です。デフォルトでは、このようなすべてのアダプターには、ユーザー名 guest、パスワード guest のアプリケーション・アカウントがあります。RBAC が非アクティブの場合、すべてのアダプターのログイン・アカウントは使用されません。認証は IIOP および MQ アダプターに対してのみサポートされ、他のタイプのアダプターは、RBAC の状況に関係なく、ログイン検証は必要ありません。
アダプターを構成するときに、アプリケーション・アカウント名とパスワードを標準コネクター・プロパティーの ApplicationUserName および ApplicationPassword の値として指定します。コネクターの構成の詳細については、「システム管理ガイド」を参照してください。
パスワードは、RBAC がオンの場合にのみ、各 InterChange Server を無許可アクセスから保護します。RBAC がオンの場合、パスワードが必要です。
デフォルトのログイン・アカウントは存在せず、InterChange Server に最初にアクセスする前にアカウントとパスワードを作成する必要があります。図 12 に、InterChange Server パスワードを示します。
図 12. InterChange Server パスワード
DBMS に InterChange Server アカウントをセットアップするときは、デフォルトの ユーザー名とパスワードを使用することも、独自のものを選択することもできます。データベース・パスワードの変更手順については、「システム管理ガイド」を参照してください。