マップはソース・ビジネス・オブジェクトと宛先ビジネス・オブジェクトを関連付けます。また、変換される属性それぞれに 1 つずつ、一連の変換ステップが含まれます。各変換ステップには、属性の値を計算する Java コードが含まれます。
データ・マップでは、ソース属性から宛先属性への変換が単純な場合と、等価だが異なって表され、直接変換できないデータ・エンティティー間で、関係の確立および維持を要求できる場合があります。
単純なデータ変換の場合、属性の構造が異なるとしても、ソース属性と宛先属性の値は明確に対応し、類似の意味を持ちます。
単純なマッピングには、次のアクションが含まれます。
図 37 に、これらの操作のいくつかを行う単純なマッピングの例を示します。
属性の中には、単純な変換を実行できないものもあります。異なるアプリケーションが、等価で類似する目的の情報を含むが、形式または値に互換性のない属性を持っている場合があります。例えば、Country 属性に、あるアプリケーションは 2 文字コード (US、FR、EG など) を使用し、別のアプリケーションは数表示 (1、2、3 など) を使用していることがあります。
異なるアプリケーション間でこのような属性を関連付けるには、関係定義を作成して、ソース属性と宛先属性のデータを関連付けます。
関係定義を作成するときには、関係に含まれる参加者 (ビジネス・オブジェクトまたはその他のデータ・エンティティー) をリストし、各参加者のタイプ (ビジネス・オブジェクト定義の名前または Data) を指定します。定義に関連している参加者のタイプと各参加者のインスタンス数に基づいて、関係は次のカテゴリーに分類されます。