この章では、コネクターとその動作の概要について説明しました。覚えておくべき重要な点は次のとおりです。
- コネクターには 2
つの主要な役割があります。それは、アプリケーション・イベントをコラボレーションに通知することと、コラボレーションに代わってアプリケーション要求を実行することです。
- イベント通知の役割では、コネクターはアプリケーションと対話して、アプリケーション内の変更の検出、およびそれらの変更に関連するデータの処理を実行します。
- コラボレーション要求の実装者としての役割では、コネクターは自身がサポートする
ビジネス・オブジェクト動詞を実装するという固有の機能を使用します。
- コネクター・エージェントがアプリケーション・イベントを構築したり、ビジネス・オブジェクトを破棄してアプリケーション要求を作成するとき、コネクター・エージェントはビジネス・オブジェクト定義内のアプリケーション固有情報およびその他のメタデータによって駆動されます。
次の章では、マッピングの仕組みについて詳しく説明します。
