コラボレーションを インストールするときは、コラボレーション・テンプレートをインストールします。
コラボレーション・テンプレートにはコラボレーションのすべての実行ロジックが含まれますが、テンプレートを実行することはできません。コラボレーションを実行するためには、まずテンプレートからコラボレーション・オブジェクトを作成 する必要があります。
コラボレーション・オブジェクトは、コネクターまたは他のコラボレーション・オブジェクトにバインドし、その他の構成プロパティーを指定することによって構成すると、実行可能になります。
1 つのコラボレーション・テンプレートを使用して、複数のコラボレーション・オブジェクトを作成することができます。例えば、Contact Manager コラボレーションを使用して、フロント・オフィスとバック・オフィスのアプリケーションを統合するとします。企業内でフロント・オフィス・アプリケーションに Clarify を使用している部門と Siebel を使用している部門があり、両部門ともバック・オフィス・アプリケーションに SAP を使用している場合、ContactManager コラボレーション・テンプレートから 2 つのコラボレーション・オブジェクトを作成できます。
図 17. テンプレートからのコラボレーション・オブジェクトの作成
これで、2 つのコラボレーション・オブジェクトがそれぞれのソース・アプリケーションのコネクターにバインドされていながら、宛先アプリケーションの同一コネクターにバインドされるように構成できます。