ソース・コード制御下で統合コンポーネントを処理できる、ワークベンチ・ツールで使用可能なプラグインがあります。ソース・コード制御を実装すると、プロジェクトの開発者全員が、他の開発者がコンポーネントを変更する危険性を考慮しなくても統合コンポーネント・ライブラリー
(またはユーザー・プロジェクト) を
各自のワークスペースに追加し、ライブラリーのコンポーネントの作業を行うことができます。
- 注:
- ソース・コード制御によって複数の開発者が
同じコンポーネント定義を変更するのを回避できますが、複数の開発者がサーバーにコンポーネントを展開するのを回避することはできません。複数の開発者がサーバーのコンポーネントを上書きしないようにするには、1
人を展開担当者とし、InterChange Server パスワードを変更します。
このセクションでは、ClearCase プラグインを使用可能にし、ClearCase 接続用に
System Manager を使用可能にする方法について説明します。また、ClearCase
の使用方法についても一部説明しています。ただし、ClearCase
プラグインの詳細については ClearCase
の資料を参照してください。また、このセクションでは、ClearCase
クライアントのインストール、ビューの作成などの前提となるステップについては説明していません。
必要なプラグインがインストールされており、ワークベンチで使用可能なことを確認するには、以下の手順を実行します。
- Eclipse ベースのツール・フレームワーク (WSWB や WSADIE など) の
¥plugins ディレクトリーに ナビゲートします。
- com.ibm.btools.csm.ui.cc
という名前のディレクトリーを探し、存在する場合はその内容を表示させます。
- plugin.xml
という名前のファイルを探します。この名前のファイルが存在しないが
plugin.xml.off という
名前のファイルが存在する場合は、plugin.xml.off を
plugin.xml に 名前変更します。
- 以下のプラグインについても ステップ 2 から 3 を 繰り返します。
- com.rational.clearcase
- com.rational.clearcase.help
これらの必要なディレクトリーが見つからない場合、または
plugin.xml という名前のファイルが存在しない場合は、ClearCase
とともに System Manager を使用することはできません。
ファイル・システムでプラグインが使用可能になっている場合は、以下の手順を実行して
ClearCase 接続用に System Manager を構成する必要があります。
- ワークベンチを開始します。
- メニュー・バーから「パースペクティブ」>「すべて閉じる」を選択します。
- 「System Manager」パースペクティブを開きます。
- メニュー・バーから「パースペクティブ」>「カスタマイズ
(Customize)」を選択します。
- 「その他」ノードを展開します。
- 「ClearCase」チェック・ボックスを有効にします。
- 「OK」をクリックします。
「ClearCase」メニューがメニュー・バーに追加されます。
- WebSphere Business Integration System Manager
ビューのタイトル・バーにある黒い下向き矢印をクリックし、コンテキスト・メニューから「ClearCase
装飾を表示します」を選択します。
ワークベンチのリソースに、ClearCase という
コンテキスト・メニューが表示されます。このコンテキスト・メニューはソース・コード制御操作に使用でき、チェックアウトされているかどうかを示すアイコンなどが表示されます。
System Manager を ClearCase
に接続するには、メニュー・バーから「ClearCase」>「Rational ClearCase
へ接続」を選択します。
複数の開発者が同じコンポーネントにアクセスできるようにするには、最初にシステムに統合コンポーネント・ライブラリーを作成し、ClearCase
に移動する必要があります。ClearCase
にライブラリーを移動するには、以下の手順を実行します。
- 統合コンポーネント・ライブラリーを右マウス・ボタンでクリックし、コンテキスト・メニューから「ClearCase」>「プロジェクトを
ClearCase に移動」を選択します。
- ビューで、統合コンポーネント・ライブラリーを移動するディレクトリーにナビゲートし、「OK」をクリックします。
「進行状況情報 (Progress
Information)」ダイアログが表示され、プロジェクトがソース・コード制御に移動されます。
- 「要素をソース・コントロールに追加 (Add Element(s) to Source
Control)」ウィンドウで、ライブラリーに追加する統合コンポーネントを選択し、「OK」をクリックします。
複数の開発者によって共用される統合コンポーネント・ライブラリー
がある開発者によって ClearCase
に移動されると、他の開発者は、以下の手順を実行して専用のワークスペースにプロジェクトを追加できます。
- メニュー・バーから「ClearCase」>「Rational ClearCase
へ接続」を選択し、ClearCase に接続します。
- メニュー・バーから「ClearCase」>「プロジェクトをワークスペースに追加」を選択します。
- 「ClearCase プロジェクト・ロケーション (ClearCase Project
Location)」ダイアログで、ソース・コード制御下に移動した統合コンポーネント・ライブラリーの
ディレクトリーにナビゲートして選択します。
- 「OK」をクリックします。
- 「要素をソース・コントロールに追加 (Add Elements(s) to Source
Control)」ダイアログで 「OK」をクリックします。
プロジェクト・フォルダーがワークスペースに追加されます。コンポーネントをチェックインまたはチェックアウトするには、コンポーネントを右マウス・ボタンでクリックして
「ClearCase」コンテキスト・メニューを使用します。
- 注:
- プロジェクト・フォルダーを表示させるには、ワークベンチを再始動する必要があります。
System Manager は VCM
とともに使用することもできます。これを実行する方法については、VCM および VCM
プラグインの資料を参照してください。VCM 接続を使用可能にするには、プラグインがインストール済みかつ使用可能であることの確認に記載されているステップを
以下のプラグイン・ディレクトリーに適用します。
- com.ibm.btools.csm.ui.vcm
- org.eclipse.vcm.core
- org.eclipse.vcm.ui
