System Monitor のインストール

ここでは、WebSphere Application Server (WAS) 5.0.2.4 および 5.1 を Web サーバーとして使用する System Monitor (WBSM) のインストール方法を説明します。Tomcat 4.1.24 または 4.1.27 を使用する System Monitor のインストール方法については、Tomcat を使用する System Monitor のインストールを参照してください。

WAS 5.0.2.4 または WAS 5.1 での System Monitor のインストール

ICS インストーラーを実行する前に、WebSphere Application Server 5.0.2.4 または 5.1 がインストール済みの場合、インストーラー・プログラムは自動的に System Monitor をインストールおよび構成します。インストーラーが作成したアプリケーション・サーバーは、ICSMonitor と呼ばれます。

WebSphere Application Server で System Monitor を手動でインストールするには、次のステップを行います。

  1. 以下のパラメーターを用いて、ディレクトリー WebSphereICS¥bin¥ にある CWDashboard.bat スクリプトを実行します。
  2. 以下のようにコマンド行から ICSMonitor Application Server を始動します。

    C:¥IBM¥WebSphere¥AppServer¥bin¥startServer.bat ICSMonitor

    注:
    WAS セットアップを行うため、サーバーがすでに稼働中の場合はサーバーを停止します。HTTP を使用している場合は HTTP サーバーも停止してください。
  3. HTTP サーバーを始動します。
  4. URL を入力して System Monitor にアクセスします。

    例えば、次のようになります。

    http://HostName/ICSMonitor

    ここで、HostName は WebSphere Application Server がインストールされているコンピューターの名前です。

Tomcat を使用する System Monitor のインストール

Tomcat を使用する System Monitor のインストール手順を以下に説明します。

  1. Tomcat_home¥webapps の下に ICSMonitor ディレクトリーを作成します。

    Tomcat_home は、ご使用の環境で Tomcat がインストールされている位置のパスです。

  2. WAR ファイルの内容を ICSMonitor ディレクトリーへ解凍します。

    CWDashboard.war ファイルは product_dir¥WBSM ディレクトリーにあります。

  3. Tomcat_home¥bin の中にある setclasspath.bat ファイルを編集します。

    Tomcat では、IBM JDK 1.4.2 がインストール済みで JAVA_HOME のプロパティーが設定されている必要があります。JAVA_HOME が設定されていない場合、Tomcat は始動しません。このプロパティーを Tomcat 用にローカルに設定するには、setclasspath.bat の先頭行として次の行を追加します。

    set JAVA_HOME=<path to jdk>
     

    例えば、次のようになります。

    set JAVA_HOME=C:¥jdk1.4.2 
     

    JAVA_OPTS プロパティーを以下のように設定します。

    -DDASHBOARD_HOME=Tomcat_home¥webapps¥ICSMonitor
     

    -DORBNamingProvider=CosNaming
     

    -Dorg.omg.CORBA.ORBClass=com.ibm.CORBA.iiop.ORB
     

    -Dorg.omg.CORBA.ORBInitialPort=ORB_PORT
     

    -Dorg.omg.CORBA.ORBInitialHost=ORB_HOST
     

    -Dcom.ibm.CORBA.Debug.Output=stdout
     

    注:
    JAVA_OPTS パラメーターの値は 1 つの連続行で、個々の -D オプションをスペースで区切る必要があります。 本書では、書式設定のために値に復帰 (CR) があるように見えますが、System Monitor を構成する場合には、単一行として指定する必要があります。

    ORB_PORT および ORB_HOST は、モニターする ICS の ProductDir/bin/CWSharedEnv.bat ファイルで検索された値で置換する必要があります。

    ICS リポジトリーに DB2 を使用している場合、setclasspath.bat 内のクラスパスに db2java.zip ファイルへのパスを追加します。db2java.zip ファイルは、デフォルトでは DB2_Installation_Dir¥java ディレクトリーにあります。

    注:
    これは、ICS リポジトリーが DB2 上にある場合のみ必要です。
  4. (オプション) Tomcat_home¥conf¥server.xml ファイルのポート番号を変更します。

    デフォルトのポート番号は 8080 です。

  5. 重要 Tomcat_home¥bin¥startup.bat をダブルクリックして、Tomcat を起動する必要があります。デフォルトの Start Tomcat ショートカットを使用して Tomcat を起動すると、WBSM は稼働しません。それは、デフォルトの Start Tomcat は Tomcat_home¥bin¥setclasspath.bat ファイルに設定されている環境変数を読み込まないためです。

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