複合アプリケーション統合環境では、多くのシステムやソフトウェアを構成するうえで、特定のアクセス権を割り当てるユーザー・アカウントが必要になります。InterChange
Server をインストールする前に、必要なユーザー・アカウントの計画を立てます。表 10 に必要となるユーザー・アカウントを示します。
インストール・ステップの中には、root 特権が必要なステップ、すなわち root ユーザーが実行しなければならないステップがあります。root ユーザー・アカウントは、最高の特権レベルを持つ UNIX システム管理アカウントです。root になるには 、root ユーザー・アカウントのパスワードが必要です。したがって、このアカウントのパスワードは通常は UNIX システム管理者によって厳重に管理されています。
この「システム・インストール・ガイド (UNIX 版)」では、WebSphere Business Integration 管理者 (WebSphere Business Integration システム をインストールする人) が root パスワードを使用できないものと想定しています。プリインストールに関する管理タスクでは、root 特権を持つユーザー (通常は UNIX システム管理者) が実行する必要のある作業について説明します。 この資料で説明されている以外のインストール手順に関しては、root 特権は不要です。