InterChange Server の始動

注:
InterChange Server を始動するには、WebSphere Business Integration 管理者 (デフォルトでは admin) の特権が必要です。WebSphere Business Integration 管理者ではない場合は、su コマンドを使用して管理者になるか、または WebSphere Business Integration 管理者としてログインし直します。
要確認:
DB2 Server を使用している場合は、InterChange Server を始動する前に EXTSHM=ON を設定します。これを設定する場所については、インストール情報を参照してください。

InterChange Server を始動するには、以下の手順を実行します。

  1. 次のコマンドを入力して ics_manager スクリプトを始動します。
    ics_manager -start
     

    注:
    InterChange Server が実動モードで開始されます。InterChange Server を設計モードで始動する場合は、コマンド行の最後に -design 引き数 を追加します。例えば、次のようになります。
    ics_manager -start -design
     
    注:
    統合テスト環境 (ITE) には、コマンド行の最後に -test 引き数を付加することによってアクセスできるようになりました。例えば、次のようになります。
    ics_manager -start -test
     

    ITE の詳しい使用法については、「WebSphere InterChange Server インプリメンテーション・ガイド」を参照してください。

    サーバーを初めて始動するときに InterChange Server によってデータベースに リポジトリー・スキーマが作成され、InterChange Server が起動します。スキーマにデータを取り込むため、"リポジトリーのロード"の 説明のとおりにリポジトリーをロードする必要があります。

    要確認:
    国際化対応の環境で InterChange Server を使用しており、リポジトリー に SQL Server を使用している場合は、ストリング・データを保持しているリポジトリー・ スキーマ内のすべての列で、国際化対応のデータ型が使用されている ことを確認してください。使用されるデータ型は、nchar (char の場合)、nvarchar (varchar の場合)、および ntext (text の場合) です。
  2. InterchangeSystem.log ファイルを含むディレクトリーに移動して ログ・ファイルを調べ、リポジトリー・スキーマが正常に作成されたこと、および InterChange Server が 作動可能であることを確認します。

    デフォルトの InterChange Server ログ・ファイル は ProductDir/InterchangeSystem.log です。 InterChange Server 構成 GUI の「InterChange Server」タブにある 「ログ・ファイル」パラメーターを変更した場合、 メッセージは、変更後の場所に記録されます。

    次のコマンドを使用すると、デフォルトのログ・ファイルをリアルタイムで見られます。

    tail -f log_file_name 
     

    ここで、log_file_name は InterChange Server ログ・ファイル のパスと名前です。

    次のメッセージは、サーバーが稼働していることを示します。

    InterChange Server server_name is ready
     

    ここで、server_name は指定された InterChange Server の 名前です。

    InterChange Server を登録するとき (この後の手順で説明する) に server_name を使用します。

始動スクリプトのログ・ファイル (ics_manager.log) も ProductDir/logs ディレクトリーに入っています。 このファイルには、次の内容が記録されます。

ics_manager スクリプトを使用して、以下のような作業を実行することもできます。

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