リポジトリーのロード

InterChange Server リポジトリーは、InterChange Server コンポーネントについてのメタデータを保持するデータベースです。リポジトリー・オブジェクト (メタデータが格納されている Java アーカイブ (.jar) ファイル) をデータベースにロードする必要があります。これらの .jar ファイルは、ProductDir ディレクトリーのさまざまなサブディレクトリーにあります。さまざまなリポジトリー・オブジェクトの場所については、表 24 を参照してください。

注:
リポジトリーをロードするためには、InterChange Server が稼働していなければなりません。

リポジトリーをロードするには、以下の手順を実行します。

  1. ロードするリポジトリー・オブジェクトが格納されているディレクトリーに移動します。
  2. repos_copy を使用してリポジトリーをロードします。このとき、次のように、引き数としてサーバー名、InterChange Server ユーザー名とパスワード、 および各入力ファイルを渡します。

    ./repos_copy -sservername -uusername -ppassword -iinput_JarFile
     

    このコマンドで、servername は InterChange Server の名前、username は InterChange Server ユーザーの名前、password は InterChange Server ユーザーのパスワード、input_JarFile はリポジトリーにロードされる .jar ファイルの完全修飾パスと名前をそれぞれ表します。

    repos_copy コマンドを実行すると、データがリポジトリー表にロードされます。リポジトリーのロードと repos_copy コマンドの詳細については、「WebSphere InterChange Server インプリメンテーション・ガイド」を参照してください。

    注:
    repos_copy コマンドに追加できる数個のオプション引き数があり、詳しくは「WebSphere InterChange Server: システム管理ガイド」で説明されています。-xmsp 引き数は、メンバーシップとセキュリティー・ポリシー情報をインポートするための新規オプション・フラグです。メンバーシップとセキュリティー・ポリシーは、ユーザーのアクセスとアクセス権を適切に制限するために使用される役割ベースのアクセス制御 (RBAC) の一部です。詳しくは、「WebSphere InterChange Server: システム管理ガイド」を参照してください。
  3. 以下のように、InterChange Server を再始動します。
    1. WebSphere InterChange Server インプリメンテーション・ガイド」の『InterChange Server のシャットダウン』というセクションの説明に従って、サーバーをシャットダウン します。
    2. InterChange Server の始動の説明に従って、サーバーを 再始動します。

    -stop オプションを使用して InterChange Server をシャットダウンします。サーバーを再始動すると、リポジトリーにロードされているすべての項目がメモリーに格納されて使用可能になります。

  4. InterChange Server を始動したら、「WebSphere InterChange Server インプリメンテーション・ガイド」の 『InterChange Server インスタンスの登録』というセクションの説明に従って、System Manager を 使用してサーバー・インスタンスに接続します。

    System Manager の InterChange Server Component Management ビューを使用して、サーバーにロードされたコンポーネントを表示することができます。

注:
repos_copy コマンドは、InterChange Server の新規インストール時に、Email.jar ファイルに対して失敗することが分かっています。Email.jar などのコンポーネントは、System Manager を使用して配置可能です。Email.jar ファイルをリポジトリーに読み込むには、以下の手順を実行します。
  1. System Manager を起動します (詳しくは、「WebSphere InterChange Server: システム管理ガイド」を参照)。
  2. Email.jar ファイルを InterChange Server にインポートします。
  3. ユーザー・プロジェクトを作成します。
  4. ユーザー・プロジェクトを配置します。

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