Connector Configurator Express によって、InterChange Server Express 統合ブローカーで使用するアダプターの コネクター・コンポーネントを構成することができます。
Connector Configurator Express を使用して次の作業を行います。
コネクター構成プロパティーには、標準の構成プロパティー (すべてのコネクターがもつプロパティー) と、コネクター固有のプロパティー (特定のアプリケーションまたはテクノロジーのためにコネクターで必要なプロパティー) とが含まれます。
標準プロパティーはすべてのコネクターにより使用されるので、標準プロパティーを最初から定義する必要はありません。ファイルを作成すると、Connector Configurator Express により標準プロパティーがこの構成ファイルに挿入されます。ただし、Connector Configurator Express で各標準プロパティーの値を設定する必要があります。
標準プロパティーの範囲は、ブローカーと構成によって異なる可能性があります。特定のプロパティーに特定の値が設定されている場合にのみ使用できるプロパティーがあります。Connector Configurator Express の「標準のプロパティー」ウィンドウには、特定の構成で設定可能なプロパティーが表示されます。
ただしコネクター固有プロパティーの場合は、最初にプロパティーを定義し、その値を設定する必要があります。このため、特定のアダプターのコネクター固有プロパティーのテンプレートを作成します。システム内で既にテンプレートが作成されている場合には、作成されているテンプレートを使用します。システム内でまだテンプレートが作成されていない場合には、新規テンプレートの作成のステップに従い、テンプレートを新規に作成します。
Connector Configurator Express は、Windows 環境内でのみ実行されます。Linux 環境でコネクターを実行する場合は、Windows で Connector Configurator Express を使用して構成ファイルを変更し、このファイルを Linux 環境へコピーします。
Connector Configurator Express 内のいくつかのプロパティーはディレクトリー・パスを使用します。このパスは、Windows のディレクトリー・パスの規則がデフォルトになっています。Linux 環境で構成ファイルを使用する場合、これらのパスの Linux の規則に対応するように、ディレクトリー・パスを修正する必要があります。正しいオペレーティング・システム規則が拡張検証に使用されるように、ツールバー・ドロップ・リストでターゲット・オペレーティング・システムを選択します。