Adapter for JMS の概要

Connector for JMS は、Adapter for JMS のランタイム・コンポーネントです。 コネクターを使用することにより、InterChange Server Express 統合ブローカーは、JMS メッセージ形式でデータを送受信するアプリケーションとの間でビジネス・オブジェクトを交換することができます。

JMS は、企業メッセージング・システムにアクセスするためのオープン・スタンダード API です。 これは、ビジネス・アプリケーションがビジネス・データとイベントを送受信できるように設計されています。

コネクターは、アプリケーション固有のコンポーネントおよび コネクター・フレームワークから構成されます。アプリケーション固有のコンポーネントには、特定のアプリケーションに合わせて作成されたコードが含まれます。コネクター・フレームワークは統合ブローカーとアプリケーション固有のコンポーネントの間の仲介役として機能し、そのコードはどのコネクターにも共通です。 コネクター・フレームワークは、統合ブローカーとアプリケーション固有のコンポーネントの間で、以下のサービスを提供します。

本書では、アプリケーション固有のコンポーネントおよび コネクター・フレームワークについて説明します。ここでは、これらの両方のコンポーネントを「コネクター」と呼んでいます。

注:
すべてのアダプターは、統合ブローカーと連携して動作します。Connector for JMS は、InterChange Server Express 統合ブローカーと連携して動作します。InterChange Server Express 統合ブローカーについては、「システム・インプリメンテーション・ガイド」を参照してください。

Copyright IBM Corp. 2004, 2005