新しいメタオブジェクトでも以前のバージョンと同じ構成データが使用されるため、アップグレードで構成値を変更する必要はありません。ただし、新しいメタオブジェクトは以前より数がかなり少なくなったメタオブジェクトの中に違った名前の属性でデータを格納するため、アップグレードには以下の操作が必要です。
IBM WBIS サポートには、上記の操作を自動で行うユーティリティーがあります。これらの操作を手動で実行する場合は、以下の手順を実行してください。
repos_copy -oInterChangeRepository.out -sServer1 -pmypassword
表 12 に、元の属性と新しい属性との対応を、元のメタオブジェクトの名前と共に示します。元の属性を持つのが複数のメタオブジェクトであったのに対して、MO_JTextConnector_Default メタオブジェクトが新しい属性すべてを持ちます。
元のメタオブジェクトの名前 | 元の属性名 | 新しい属性名 |
---|---|---|
MO_JTextConnector_BOName_Connector | DummyKey | 該当なし |
MO_JTextConnector_BOName_ArchiveDir | ディレクトリー | ArchiveDir |
MO_JTextConnector_BOName_ArchiveFileExt | Success | SuccessArchiveExt |
PartialArchiveExt | ||
Fail | FailArchiveExt | |
UnsubscribedArchiveExt | ||
MO_JTextConnector_BOName_EventDir | ディレクトリー | EventDir |
FileExt | EventExt | |
MO_JTextConnector_BOName_OutputDir | ディレクトリー | OutputDir |
FileExt | OutputExt | |
FileSequencingEnabled | FileSeqEnabled | |
MO_JTextConnector_BOName_FormatType | 該当なし | |
MO_JTextConnector_BOName_ServicePolicy | OutputFileName | OutputFileName |
EndBODelimiter | EndBODelimiter | |
MO_JTextConnector_BOName_FormatService | EventService | EventFormat |
OutputService | OutputFormat |
表 12 には、以下の情報は含まれていません。
以前のバージョンのコネクターでは、MO_JTextConnector_BOname_FormatType メタオブジェクトに可能なフォーマットをすべてリストしてから、イベント・ファイルや出力ファイルに使用するフォーマットを構成する必要がありました。新しいメタオブジェクトの構造では、イベント・ファイルや出力ファイルに使用できるようにフォーマットを構成するだけで済みます。 表 12 で、MO_JTextConnector_BOname_FormatType メタオブジェクトに対応する属性がないことが、この変更を示しています。
トップレベル・メタオブジェクトは、フォーマッター・メタオブジェクトを収容する 2 つの属性を持っています。フォーマッター・メタオブジェクトは、元のメタオブジェクトの構造と同じ属性を持ち、同じように使用されます。4 つのフォーマッターのうちの 3 つが使用すべきでないものとなったので、該当するフォーマッター・メタオブジェクトは MO_JTextConnector_BOname__DHFormatter のみです。