ログ・ファイルとトレース・ファイルの使用

アダプター・コンポーネントは、いくつかのレベルのメッセージの ロギングとトレースを提供します。

コネクターはエラー・メッセージ、通知メッセージ、およびトレース・メ ッセージを記録するために、アダプター・フレームワークを使用します。エラー・メッセージと通知メ ッセージは外部ログ・ファイルに記録され、トレース・メッセージとトレー ス・レベル (0 から 5) はトレース・ファイルに記録されます。デフォルトの メッセージ・ファイル名は eMatrixConnector.txt です。

表 5 には、各トレース・レベ ルで記録されるメッセージのタイプが記載されています。

表 5. トレース・ファイルのトレース・レベル
トレース・レベル 説明
0
  • eMatrix ODA からのエラーと致命的エラーを記録します。
  • システム管理者の対応が必要な警告を記録します。
  • アプリケーションからの重要なメッセージを記録します。
1 メソッドのすべての開始メッセージおよび終了メッセージをトレースします。
2 ODA のプロパティーとそれらの値をトレースします。
3 すべてのビジネス・オブジェクトの名前をトレースします。
4 ビジネス・オブジェクトのプロパティーと、受信した値をトレースし ます。
5
  • すべての ODA プロパティーの ODA 初期化値を示します。
  • ビジネス・オブジェクト定義のダンプをトレースします。

ログ・ファイルとトレース・ファイルの名前、およびトレース・レベルを Connector Configurator Express で構成してください。 詳細については、付録B. Connector Configurator Expressを参照してください。

ODA にはロギング機能はなく、エラー・メッセー ジは直接ユーザー・インターフェースに送られます。トレース・ファイルとトレース・レベルは、Business Object Designer Express で構成されます。 このプロセスについては、エージェントの構成を参照してください。ODA トレース・レベルはコネクター・トレース・レベルと同一であり、上記の表 5 に記載されています。

エラー処理とトラブルシューティングの詳細については、トラブルシューティングおよびエラー処理を参照してください。

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