コネクターは、現在のビジネス・オブジェクトおよび動詞の処理を失敗させるような条件を検出すると、エラー・メッセージをログに記録します。このようなエラーが発生した場合、コネクターはビジネス・プロセスからエラーを受け取ったときに、処理を失敗したビジネス・オブジェクトのテキスト表現を出力します。テキストは、コネクターの構成に応じて、コネクター・ログ・ファイルまたは標準の出力ストリームに書き込まれます。このテキストは、エラーの原因を判別する際に役立ちます。
表 17 で、各トレース・レベルでコネクターが出力する各種のトレース・メッセージを説明します。これらのメッセージは、Java コネクター実行ラッパーなどのアダプター・アーキテクチャーによるトレース・メッセージ出力に追加されます。
トレース・レベル | トレース・メッセージ |
---|---|
レベル 0 | コネクターのバージョンを識別するメッセージ。このレベルでは、これ以外のトレースは実行されません。これはデフォルト値です。 |
レベル 1 |
|
レベル 2 |
|
レベル 3 |
|
レベル 4 |
|
レベル 5 |
|
コネクターが生成するすべてのエラー・メッセージは、OracleAppsConnector.txt または OracleAppsConnector_II_TT.txt (ここで、ll は言語を指定し、TT は国または地域を指定します) という名前のメッセージ・ファイルに保管されます。各エラーはエラー番号が付けられ、その後にエラー・メッセージが表示されます。例えば、次のようになります。
20017 コネクター・インフラストラクチャーのバージョンが一致しません。 (Connector Infrastructure version does not match.)
20018 {1} からアプリケーションへの接続が失われました。'q' を押してコネクターを停止し、 問題を修正した後、再始動してください。 (Connection from {1} to the Application is lost! Please enter 'q' to stop the connector, then restart it after the problem is fixed.)
20019 エラー: pollForEvent() で ev_id が null です。 (Error: ev_id is NULL in pollForEvent().)