ブレークポイントの処理
ブレークポイントは、コラボレーション・デバッガーがコラボレーション・オブジェクトの実行を一時停止するために使用する命令です。ビジネス・プロセスで、フローのデータをインスペクションするノードにブレークポイントを設定すると、変換を監視したり、問題をトラブルシューティングできます。
ブレークポイントを設定できるノードのタイプは以下のとおりです。
- アクション・ノード
- サブダイアグラム・ノード
- イテレーター・ノード
- 終了成功ノード
- 終了障害ノード
- イテレーター・ノード
- ブレーク・ノード
ブレークポイントは決定ノードには設定できません。
コラボレーション・テンプレートに表示される各種のノードについて詳しくは、「WebSphere InterChange Server: コラボレーション開発ガイド」を参照してください。
以下のセクションでは、デバッグするコラボレーションでのブレークポイントの配置方法について説明します。
コラボレーション・オブジェクトにブレークポイントを配置したら、デバッグ操作の実行の説明に従って、フローの処理を管理します。
ブレークポイントの設定
サポートされたノードにブレークポイントを設定するには、以下のいずれかを実行します。
- ノードを右マウス・ボタンでクリックし、コンテキスト・メニューから「ブレークポイントを設定」を選択します。
- ノードを選択し、コラボレーション・デバッガーのツールバーの「ブレークポイントを設定」をクリックします。
- ノードを選択し、メニュー・バーから「コラボレーション・デバッガー」>「ブレークポイントを設定」を選択します。
- まだブレークポイントが設定されていないノードをダブルクリックします。
ブレークポイントの表示
ブレークポイントが設定されたノードを選択してフォーカスを与えるには、以下のいずれかを実行します。
- 「ブレークポイント」ビューでブレークポイントを右マウス・ボタンでクリックし、コンテキスト・メニューから「表示」を選択します。
- 「ブレークポイント」ビューでブレークポイントをダブルクリックします。
- 「ブレークポイント」ビューでブレークポイントを選択し、Enter キーを押します。
- 「ブレークポイント」ビューでブレークポイントを選択し、「ブレークポイント」ビューのツールバーの
「表示」をクリックします。
- 「ブレークポイント」ビューでブレークポイントを選択し、タイトル・バーの右上端のドロップダウン矢印をクリックして、「表示」を選択します。
- 「ブレークポイント」ビューでブレークポイントを選択し、コラボレーション・デバッガーのツールバーの「表示」をクリックします。
- 「ブレークポイント」ビューでブレークポイントを選択し、メニュー・バーから「コラボレーション・デバッガー」>「ブレークポイントを表示」を選択します。
ブレークポイントの削除
ブレークポイントを削除するには、以下のいずれかを実行します。
- 「コラボレーション・テンプレート」エディターでブレークポイントが設定されたノードを右マウス・ボタンでクリックし、コンテキスト・メニューから「ブレークポイントを削除」を選択します。
- 「ブレークポイント」ビューでブレークポイントを右マウス・ボタンでクリックし、コンテキスト・メニューから「削除」を選択します。
- 「ブレークポイント」ビューでブレークポイントを選択し、「ブレークポイント」ビューのツールバーの「削除」をクリックします。
- 「ブレークポイント」ビューでブレークポイントを選択し、タイトル・バーの右上端のドロップダウン矢印をクリックして、「削除」を選択します。
- 「コラボレーション・テンプレート」エディターでブレークポイントが設定されたノードを選択し、コラボレーション・デバッガーのツールバーの「ブレークポイントを削除」をクリックします。
- 「コラボレーション・テンプレート」エディターでブレークポイントが設定されたノードを選択し、メニュー・バーから「コラボレーション・デバッガー」>「ブレークポイントを削除」を選択します。
- ブレークポイントが設定されたノードをダブルクリックします。
ブレークポイントの使用不可化
ブレークポイントを使用不可にするには、以下のいずれかを実行します。これを行うと、今後指定したノードで実行が一時停止されなくなります。ただし、必要な場合は再度アクティブにできます。
- 「コラボレーション・テンプレート」エディターでブレークポイントが設定されたノードを右マウス・ボタンでクリックし、コンテキスト・メニューから「ブレークポイントを使用不可にする」を選択します。
- 「ブレークポイント」ビューでブレークポイントを右マウス・ボタンでクリックし、コンテキスト・メニューから「使用不可」を選択します。
- 「ブレークポイント」ビューでブレークポイントを選択し、「ブレークポイント」ビューのツールバーの「使用不可」をクリックします。
- 「ブレークポイント」ビューでブレークポイントを選択し、タイトル・バーの右上端のドロップダウン矢印をクリックして、「使用不可」を選択します。
- 「コラボレーション・テンプレート」エディターでブレークポイントが設定されたノードを選択し、コラボレーション・デバッガーのツールバーの「ブレークポイントを使用不可にする」をクリックします。
- 「コラボレーション・テンプレート」エディターでブレークポイントが設定されたノードを選択し、メニュー・バーから「コラボレーション・デバッガー」>
「ブレークポイントを使用不可にする」を選択します。
ブレークポイントの使用可能化
使用不可となっているブレークポイントを使用可能にするには、以下のいずれかを実行します。
- 「コラボレーション・テンプレート」エディターでブレークポイントが設定されているノードを右マウス・ボタンでクリックし、コンテキスト・メニューから「ブレークポイントを使用可能にする」を選択します。
- 「ブレークポイント」ビューでブレークポイントを右マウス・ボタンでクリックし、コンテキスト・メニューから「使用可能」を選択します。
- 「ブレークポイント」ビューでブレークポイントを選択し、「ブレークポイント」ビューのツールバーの「使用可能」をクリックします。
- 「ブレークポイント」ビューでブレークポイントを選択し、タイトル・バーの右上端のドロップダウン矢印をクリックして、「使用可能」をクリックします。
- 「コラボレーション・テンプレート」エディターでブレークポイントが設定されたノードを選択し、コラボレーション・デバッガーのツールバーの「ブレークポイントを使用可能にする」をクリックします。
- 「コラボレーション・テンプレート」エディターでブレークポイントが設定されたノードを選択し、メニュー・バーから「コラボレーション・デバッガー」>「ブレークポイントを使用可能にする」を選択します。
ブレークポイントのフィルタリング
「ブレークポイント」ビューをフィルタリングすることにより、特定のタイプのノードに設定されたブレークポイントのみを表示できます。「ブレークポイント」ビューを
フィルタリングするには、以下の手順を実行します。
- 「ブレークポイント・フィルター」ダイアログを表示するには、以下のいずれかを実行します。
- 「ブレークポイント」ビューのタイトル・バーの「フィルター」を選択します。
- 「ブレークポイント」ビューのタイトル・バーの右上端の下矢印をクリックし、ドロップダウン・メニューから「フィルター」を選択します。
コラボレーション・デバッガーによって、図 92 に
示すような「ブレークポイント・フィルター」ダイアログが表示されます。
- 以下の方法を使用して、フィルターの設定を構成します。
- 「すべてのノード・タイプ」チェック・ボックスを有効にし、サポートされるすべてのノード・タイプを表示します。
- 特定のノード・タイプに対応するチェック・ボックスのみを有効にし、特定のタイプのみを表示します。
- 「リセット」をクリックし、デフォルトのフィルター設定を適用します。
- 以下のラジオ・ボタンのいずれかを有効にし、フィルターの適用範囲を指定します。
- すべてのコラボレーション・オブジェクト
- 現在のコラボレーション・オブジェクトのみ
- 現在のダイアグラムのみ
- 現在のダイアグラムとその子
- 「OK」をクリックします。
