Message Processing フレームワークは、着信イベントのデータを使用可能なビジネス・オブジェクトへ変換する操作、および発信サービス要求ビジネス・オブジェクトを、TCP/IP を介して送信可能な、さまざまなサポートされるメッセージ構造へ変換する操作を管理します。Message Processing フレームワークは、PIMO フレームワーク、PIMO マップまたはメッセージ・ハンドラー、およびデータ・ハンドラーの 3 つの部分で構成されています。Request Pool から着信するイベント・データは、PIMO フレームワークを介して実行されますが、ここでは、メッセージ・ハンドラーに存在する機能を使用して特定の前処理操作が実行されます。データは、次に、さまざまなアダプターが使用する独立したプラグインであるデータ・ハンドラーに渡され、WBI が使用可能なビジネス・オブジェクトに組み込まれます。データ・ハンドラーの選択は、DataHandlerMimeType と、CFG における関連のプロパティーが基準になります。ビジネス・オブジェクトは、ブローカーに渡されます。ビジネス・オブジェクトの構造は、すべてがデータ・ハンドラーによって決定されるため、TCP/IP アダプターは、関連のデータ・ハンドラーが存在するあらゆる種類のメッセージ・データを処理できます。
サービス呼び出し要求処理は、同じ段階を逆方向にたどります。つまり、データ・ハンドラーがビジネス・オブジェクトを適切なメッセージ構造に変換し、PIMO フレームワークがメッセージ・ハンドラーを使用して後処理を実行します。その後、メッセージは接続マネージャーの Protocol Handler フレームワークに渡され、ここからサービス要求がリモート・ホストに送出されます。