System Monitor でビジネス・ルール状態をモニターおよび管理する手順

ビジネス・ルールにより、ユーザーは、コラボレーション・テンプレートを完全に再定義および再配置しなくても実行時の振る舞いを変更することができます。ビジネス・ルールを配備したあとは、System Monitor を使用してビジネス・ルールの状態をモニターおよび管理できます。System Monitor では、InterChange Server Express のコンポーネントすべての実行状態をリストします。

ビジネス・ルールの詳細については、「システム・インプリメンテーション・ガイド」および「コラボレーション開発ガイド」を参照してください。

System Monitor でビジネス・ルールの状態を管理するには、以下の手順を実行します。

  1. System Monitor を始動します。
  2. 選択可能なビューから「システム概要」を選択し、システムのコンポーネントを表示します。
  3. 左側のチェック・ボックスを選択してビジネス・ルールを 1 つ選択します。
  4. ビューの左上隅にあるアイコン・グループから、以下の状態のいずれかを選択します。

ビジネス・ルールの役割ベース・アクセス制御

ビジネス・ルールの役割ベース・アクセス制御 (RBAC) を使用可能にすると、役割を使用してシステムにアクセスするユーザーに権限を付与することができます。役割ベース・アクセス制御の設定方法の詳細については、役割ベース・アクセス制御 (RBAC) の管理を参照してください。

役割ベース・アクセス制御では、以下の操作が使用可能です。

ビジネス・オブジェクト・プローブの照会制限

ビジネス・オブジェクト・プローブは、実行時にビジネス・オブジェクト・インスタンスの値をモニターします。System Monitor によってビジネス・オブジェクト・プローブのデータを照会する場合は、一定の制限が適用されます。これらの制限は、1 つの属性がビジネス・オブジェクトを含むことができ、そのビジネス・オブジェクトが子ビジネス・オブジェクトを含み、さらにその子ビジネス・オブジェクトを含んでいるような、主に階層型のビジネス・オブジェクトに関するものです。

ビジネス・オブジェクト・プローブの詳細については、「コラボレーション開発ガイド」を参照してください。ビジネス・オブジェクト・プローブの依存関係の詳細については、「システム・インプリメンテーション・ガイド」を参照してください。

System Monitor によってビジネス・オブジェクト・プローブを正確に照会する場合には、以下の制限が適用されます。

System Monitor でのフィルター操作されたビジネス・オブジェクト・プローブ・データの表示

System Monitor を使用して、ビジネス・オブジェクト・プローブ・データの表示をフィルター操作できます。結果にフィルター操作を応用すると、ビジネス・オブジェクト・プローブ・データがより正確に表示されます。

ビジネス・オブジェクト・プローブ・データをフィルター操作するには、「プローブ・モニター (Probe Monitor)」ビューから以下の手順を実行します。

  1. 「属性名」ドロップダウン・ボックスを使用して、例えば CustomerOrder.ZipCode など、検索する属性を選択します。図 34 を参照してください。
  2. 「フィルター」フィールドを使用して、例えば郵便番号 950 など、フィルター操作する情報を入力します。特定の情報をフィルター操作すると、他のすべての情報もフィルター操作されます。
    注:
    フィルタリング処理のときには、% 記号をワイルドカードとして使用できます。例えば、上の手順で 950% と指定すると、950 で始まる郵便番号がすべてフィルタリングされます。また、アンダースコアー (_) 文字を使用して、フィルタリング処理のときに 1 文字だけを一致させることもできます。詳細については、SQL の資料を参照してください。
    図 34. ビジネス・オブジェクト・プローブ・フィルター

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