コラボレーション・オブジェクトはコラボレーション・テンプレートのインスタンスです。コラボレーションを構成するには、以下の手順に従います。
内部バインドを作成するとき、コラボレーション・ポートによって予期されるビジネス・オブジェクトをサポートするコネクターまたはコラボレーションにのみバインドできます。これによってバインドされたコンポーネント間での通信が可能となり、コラボレーションは、コラボレーション・ビジネス・オブジェクトを送受信できるだけでなく、要求への応答も受信できるようになります。ポートをすべてバインドするまで、コラボレーションは実行されません。
1 つのコラボレーション・テンプレートから複数のコラボレーション・オブジェクトを作成できます。例えば、同じテンプレートから作成された 2 つのコラボレーションによって、サイトにある 2 セットのアプリケーション上で同じロジックを実装できます。
コラボレーション・オブジェクト・グループは、それぞれが相互にバインドされた 2 つ以上のコラボレーション・オブジェクトのセットです。
別のコラボレーション・オブジェクトからの着信ビジネス・オブジェクトの受信や 別のコラボレーション・オブジェクトへの発信ビジネス・オブジェクトの送信 ができるようコラボレーション・オブジェクトのポートを構成するときに、これらのコラボレーション・オブジェクトの組み合わせが コラボレーション・オブジェクト・グループとなります。任意の数のコラボレーション・オブジェクトを 1 つのグループにバインドできます。
あるコラボレーション・オブジェクト・グループのメンバーであるコラボレーション・オブジェクト の振る舞いは、グループのメンバーでないコラボレーション・オブジェクトの振る舞いとは異なります。グループのメンバーであるコラボレーション・オブジェクトに start、pause、または stop などのコマンドを適用すると、コマンドはグループのすべてのメンバーに対して有効となります。
コラボレーション・オブジェクト・グループの 1 つのメンバーをトランザクションとして実行するには、そのグループのすべてのメンバーが同じトランザクション・レベルをサポートしている必要があります。 トランザクション・レベルが「なし」のコラボレーション・オブジェクトをトランザクション・レベルが「最大限の努力」のコラボレーション・オブジェクトにバインドする場合には、両方のコラボレーション・オブジェクトともレベル「なし」で実行します。