フラットな構造に新しいビジネス・オブジェクト・データが再び取り込まれると、/CWLD/RFC_DO_VERB_NEXTGEN はそのビジネス・オブジェクト・データを呼び出し側のコネクターに戻します。コネクターは単一スレッドのため、一度に 1 つのビジネス・オブジェクトのみを渡すことに注意してください。コネクターはこの時点で、ビジネス・オブジェクト・データをフラットな構造からビジネス・オブジェクトに変換する必要があります。フラットな構造のデータをビジネス・オブジェクトへと処理する場合、コネクターは以下の処理を行う必要があります。
コネクターは、統合ブローカーから受け取った元のビジネス・オブジェクトを、値を取り込む前に初期化します。ビジネス・オブジェクトを初期化する際、コネクターはトップレベル・ビジネス・オブジェクトのすべての属性をヌルに設定します。オブジェクト・タイプ属性については、このアクションは包含されているすべてのビジネス・オブジェクトを再帰的に削除し、トップレベル・ビジネス・オブジェクトのみが残されます。
コネクターが元のビジネス・オブジェクトを初期化した後には、ビジネス・オブジェクト名とビジネス・オブジェクト動詞を含んだトップレベル・ビジネス・オブジェクトのみが残され、属性値データは残されません。属性値データは、ABAP Handler からのフラットな構造から転送される必要があります。戻されたデータを転送するためのロジックは単純ですが、データはコネクターが予期する正確な順序で転送される必要があります。
コネクターは、戻されたデータ内のアプリケーション固有情報を、ビジネス・オブジェクト定義にある属性のアプリケーション固有情報と突き合わせます。コネクターは、戻されたビジネス・オブジェクト・データにあるすべての属性を設定します。どのような属性も設定されていないと、コネクターはそのコネクター・インフラストラクチャーに FAIL を戻します。
戻されたデータの転送を正常に実行するために、コネクターは戻されたデータについて、以下の項目が真であることを予期します。
コネクターは、アプリケーション固有ビジネス・オブジェクトを再作成する際に、トップレベルのビジネス・オブジェクトを開始位置として、そのビジネス・オブジェクトを 2 回通してループします。
ビジネス・オブジェクトが新しいビジネス・オブジェクト・データを使用して正常に再作成されると、コネクターはそのオブジェクトを統合ブローカーに戻します。