BIDI を使用可能にするためのコラボレーション・オブジェクトの配置

ポータル・サーバーのサポートの導入により、WebSphere Integration Business Implementation Server Express では、アクセス・インターフェース・レベルでの (またはアクセス・インターフェースでの) 双方向スクリプト言語がサポートされます。

Process Designer を使用すると、コラボレーション・テンプレートを開発するときに BiDi_AI_Application プロパティーと BiDi_<portname>_AI_Application プロパティーを割り当てることができます。これらの新しいプロパティーには、実行時環境のパラメーターを示す正しい値を、コラボレーション・テンプレートの配置時に設定する必要があります。

実行時には、アクセス・インターフェースでこれらのプロパティーが検査され、コラボレーション・オブジェクトに移動するビジネス・オブジェクト・インスタンスに BIDI 変換が適用されます。ビジネス・オブジェクト・インスタンスのデータは、ポータル・サーバーなどの外部アプリケーションからコラボレーションに送信されるときには、外部アプリケーションの BIDI フォーマット (BIDI プロパティーに指定されています) から Interchange Server の標準の BIDI フォーマットに変換されます (これは方向が左から右の論理 BIDI フォーマットであり、Windows BIDI フォーマットとも呼ばれています)。データがコラボレーションから外部アプリケーションに返送されるときには、これとは逆方向のデータ変換処理が行われます。

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