オブジェクトの生成
ユーザーが、WSDL 文書ソースを確認すると、起動する必要のある Web サービスまたは Web サービスとして公開する必要のあるコラボレーション用に、ビジネス・オブジェクトとメタオブジェクトが、WSDL ODA によって生成されます。
オブジェクトの保管については、図 67 を参照し、以下のステップを実行してください。
注:
WSDL ODA は、トップレベルのビジネス・オブジェクトのキー属性を自動的に選択することはできません。それ以外のレベルのビジネス・オブジェクトでは、WSDL ODA は最初の属性をキーに設定します。したがって、Business Object Designer Express で WSDL ODA が生成したオブジェクトを保管すると、トップレベルのオブジェクトにキー属性が欠落していることを知らせるエラー・メッセージが出されます。ビジネス・データとビジネス・オブジェクトの要件を満たすキー属性を割り当ててから、オブジェクトを再度保管してください。キー属性を選択する際は注意が必要です。キー属性はイベントの順序付けに使用されるので、慎重に選択しないと、パフォーマンス上の問題が発生します。
- 「ビジネス・オブジェクトをファイルに保管」、または「別のウィンドウで新規ビジネス・オブジェクトを開く」にチェックマークを付けます。後者を選択すると、Business
Object Designer Express が立ち上がり、そのアプリケーションでビジネス・オブジェクトが開きます。
- ODA の実行を続けたくない場合は、「ODA をシャットダウン」にチェック・マークを付け、「完了」をクリックします。それ以外の場合は、単に「完了」をクリックします。ODA は次のビジネス・オブジェクトを生成できる状態になります。
要求処理の場合、Web サービスに対する呼び出しには、要求を設定する必要があり、また、同期処理では、応答メッセージと障害メッセージも設定する必要があります。イベント処理の場合、公開されるコラボレーションには要求を設定する必要があり、また、同期処理では、応答メッセージと障害メッセージも設定する必要があります。WSDL ODA は、これらのそれぞれについて、各レベルのアプリケーション固有情報 (ASI)、SOAP データ・ハンドラー、およびプロトコル構成 MO を含む、ビジネス・オブジェクトを生成します。WSDL 文書における SOAP バインディングにより、SOAP メッセージの構造が決定します。ビジネス・オブジェクト構造の詳細については、ビジネス・オブジェクトの要件を参照してください。
