WebSphere Business Integration Server Express and Express Plus バージョン 4.4 リリース情報 (Linux 版)

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(c) Copyright IBM Japan 2005

目次

本リリースについて 既知の問題および予備手段
修正と更新の履歴 資料
インストール要件 IBM ソフトウェア・サポート
制限事項

本リリースについて

本リリースでは、次のオペレーティング・システムでの InterChange Server Express のサポートが追加されています。

このリリースで提供される新機能を以下に示します。

WebSphere Business Integration Server Express および WebSphere Business Integration Server Express Plus に、次のアダプターが新たに組み込まれました。

Adapter for eMatrix は、Adapter Capacity Pack for WebSphere Business Integration Server Express Plus に組み込まれています。

修正と更新の履歴

リリース 4.3.1 から 4.4 までに、お客様から報告された事例に基づき、以下の問題が修正されました。

コンポーネント トラッキング番号 説明
サーバー WebSphere InterChange Server フィックスパック 422.3、422.4、および 422.5 がこのリリースにマージされました。
インストーラー (Adapter Capacity Pack) 44001 Windows 2000 マシン上で Adapter for Metasolv のリモートまたはローカルの Capacity Pack インストールを実行した後、アダプターを起動すると、入力行が長すぎるというエラーが発生して、アダプターが強制終了します。これは、Windows 2000 上のコマンド行の長さの問題が原因で起こります。Adapter for Oracle Applications でも、Capacity Pack をリモート側でインストールしたときに同じ問題が起こります。
インストーラー 46851 ファイル転送中に、リソース・バンドルからの未解決テキストがウィンドウに表示されることがあります。特に、次のようなテキストが表示されることがあります。
$L(com.ibm.wbi.install.common.i18n.WBIProductResources, businessIntegrationServerExpressPlusProduct.
displayName)
正しいテキストは、「WebSphere Business Integration Server Express Plus V4.3.1」です。
System Monitor 42481 System Monitor では、同じロケールでの Web アプリケーション・サーバーおよびクライアントの稼働がサポートされています。サーバーとクライアントのロケールが異なる場合、テキストは両方の言語で表示されます。サーバーをクライアントと同じロケールで稼働できない場合は、JVM のロケールをクライアントと同じロケールに設定してください。
System Monitor 42705 Activity Editor に Web サービスをエクスポートする間、エクスポート・ウィザードのダイアログ・ボックスのチェック・ボックス・ツリーが正しく機能しません。リーフ・ノードを選択する場合は、そのノードの親ノードが選択されていない可能性があります。親ノードが選択されていなくても、エクスポート機能に影響はありません。
System Monitor 43360 「ビューの構成と作成」ページから、モニター数が 20 を超えるビューを作成した場合、そのビューを選択すると例外が発生する可能性があります。
Web ベースの Failed Event Manager 43509 WebSphere Application Server では役割名は小文字である必要があります。
DB2 Enterprise 35380 DB2 Enterprise では、Windows が再始動してもデータベース・マネージャーは再始動しません。 WebSphere Business Integration Server Express または Express Plus のインストール中に Windows を再始動した場合は、データベース・マネージャーが稼働していないために、次の 2 つの問題が発生します。
  • リポジトリーの作成に失敗する可能性があります。この問題が発生すると、インストーラーのログに「start database manager コマンドが発行されていません (No start database manager command was issued)」というメッセージ行が組み込まれます。
  • InterChange Server Express の始動に失敗する可能性があります。これは、データベース・マネージャーが稼働しておらず、InterChange Server Express が SMB_DB に接続できないためです。この問題が発生すると、InterchangeSystem ログ・ファイルのメッセージに「start database manager コマンドが発行されていません (No start database manager command was issued)」という行が組み込まれます。

対応策: この 2 つの問題の対応策を以下に示します。

  1. DB2 コントロール・センターを開きます。
  2. 「全カタログ・システム (All Cataloged Systems)」フォルダーを展開し、次に使用ホストのフォルダーを展開してから、「インスタンス」フォルダーを展開します。
  3. 「インスタンス」フォルダー内の DB2 アイコンを右マウス・ボタンでクリックして、「開始」をクリックします。
    DB2 メッセージ「DB2START 処理は正常に実行されました (DB2START processing was successful)」が表示されます。

上記のステップを実行したら、リポジトリーを作成して、InterChange Server Express を正常に始動できます。

DB2 Enterprise および DB2 Express のアンインストーラー 35380 DB2 Enterprise または DB2 Express と WebSphere Business Integration Server Express (または Express Plus) を以前にインストールし、その後アンインストールしている場合は、WebSphere Business Integration Server Express または Express Plus の再インストール時にリポジトリーの作成に失敗します。これは、DB2 Enterprise および DB2 Express のアンインストール・プロセスではディレクトリー aliases_directory からデータベースの別名が削除されないことが原因です。

このため、InterChange Server Express リポジトリーの別名 SMB_DB (WebSphere Business Integration Server Express または Express Plus の最初のインストール時に作成された) は、DB2 のアンインストール後も残ります。この別名が存在しても DB2 Enterprise または DB2 Express の再インストールには影響しませんが、WebSphere Business Integration Server Express または Express Plus を再インストールするときに、古い SMB_DB 別名が検出されるため、リポジトリーの作成に失敗します。

対応策: DB2 Enterprise または DB2 Express をアンインストールおよび再インストールする前に、SMB_DB データベースを手動で削除します。実際のデータベースを削除すれば、その別名も除去されます。

アダプターおよびデータ・ハンドラー トラッキング番号 説明
すべてのアダプター 43586 JMS デリバリー・トランスポートを通じて稼働し、ローカル・コネクター構成 (-c コマンド行オプションで指定された) を使用しているコネクターの AgentTraceLevel プロパティーは、そのコネクターの存続時間中に System Manager を介して 1 回だけ動的に更新できます。その後にこのプロパティーを動的に更新しようとすると、失敗します。
Adapter for e-Mail 25099 このアダプターでは、UseDefault プロパティーはサポートされません。これは、XML ビジネス・オブジェクトがコネクターに送信されるときに発生する問題であり、コネクターが正しい XML を生成しません ("<?xml version" タグを生成しません)。
Adapter for e-Mail 29753 メールの送信中に SMTP サーバーの認証が必要です。
Adapter for e-Mail 30751 コネクターの SMTP ポートの修正が必要です。
Adapter for e-Mail 36801 RFC 822 標準インターネット (E メール) アドレスのサポートが追加されました。
Adapter for iSeries 58761 ビジネス・オブジェクトに変更のある要求が、相手側で応答として送信されません
Adapter for iSeries 59167 一部の CALLRPG 要求でプログラムが 2 度呼び出されていました。
Adapter for iSeries 60331 アダプター・テンプレートのアダプター固有の UseDefaults プロパティーを Boolean に設定し、「true/false」の値を含むリストから選択する必要があります。
Adapter for JDBC 28594 ODA に DeltaUpdate 動詞のサポートを追加する必要があります。
Adapter for JDBC 29080 アダプターの呼び出しがタイムアウトに応じません。
Adapter for JDBC 29375 DB2(R) のシーケンスをサポートする必要があります。
Adapter for JDBC 29822 コネクターが、サポートされない ObjectEventID 形式を生成します。
Adapter for JDBC 31569 アダプターは、結果セットが「true」および空の場合でも、出力パラメーターを戻す必要があります。
Adapter for JDBC 32392 データベースで障害が起こると、Event Monitor でポーリング接続が更新されません。
Adapter for JDBC 32473 ODA がニックネームを公開する必要があります。
Adapter for JDBC 34612 コネクターのコミット数を減らす必要があります。
Adapter for JDBC 35078 SPBeforePoll 呼び出しが使用可能に設定されていると、アダプターはポーリングに失敗したときにシャットダウンしません。
Adapter for JDBC 35258 アダプターの主要イベントでキャッチされた例外のスタック・トレースを印刷する機能が追加されました。
Adapter for JDBC 60212

アプリケーション固有の情報内に UID=AUTO のキー属性を持つ親オブジェクトに、親キーを外部キーとして参照する属性を持つ子オブジェクトが存在する場合、作成操作中に、子オブジェクトの外部キーに親の新規識別列値が読み込まれません。

Adapter for JDBC および Adapter for Oracle Applications 28588 トレース機能が使用可能な場合にのみ、トレース可能な SQL メッセージが作成されます。
Adapter for JDBC および Adapter for Oracle Applications 28591 トレース・メカニズムが改善されました。
Adapter for JDBC および Adapter for Oracle Applications 28868 DeltaUpdate 動詞に対して、ストアード・プロシージャーをサポートする必要があります。
Adapter for JDBC および Adapter for Oracle Applications 30436 イベントまたはアーカイブ時刻がブランクの場合、NULL ポインター例外が発生します。
Adapter for JDBC および Adapter for Oracle Applications 30774 アダプターのパフォーマンスの向上が必要です。
Adapter for JDBC および Adapter for Oracle Applications

31759

アンサブスクライブされたイベントで、E メール通知を送信する際に適切な重大度のメッセージが生成されるようになりました。 サブスクライブ中のコラボレーションが停止したときに発生します。
Adapter for JDBC および Adapter for Oracle Applications 32390 依存関係のサブディレクトリー内の SQL スクリプトに問題があります。
Adapter for JDBC および Adapter for Oracle Applications 32484 コネクターの日付フィールドの取り扱い方法を変更する必要があります。
Adapter for JDBC および Adapter for Oracle Applications 32508/14585 オブジェクト・キーが名前/値ペアを使用する場合、JDBC コネクターはポーリングのデフォルト値を使用します。
Adapter for JDBC および Adapter for Oracle Applications 35078 SPBeforePoll 呼び出しが失敗した場合、アダプターが APPRESPONSE TIMEOUT を戻す必要があります。
Adapter for JDBC および Adapter for Oracle Applications 35455

Delete 動詞で、親ビジネス・オブジェクトがラッパー・ビジネス・オブジェクトである場合、ラッパー・ビジネス・オブジェクトの複数カーディナリティーの子が削除されません。

Adapter for JDBC および Adapter for Oracle Applications 35954

コピー属性を使用してビジネス・オブジェクトの階層に値を伝搬させている場合は、値はカーディナリティーが N の子ビジネス・オブジェクトには伝搬されていませんでした。

Adapter for JDBC および Adapter for Oracle Applications 36188 コネクター・プロパティー RetryCountAndInterval が、子ビジネス・オブジェクト・データでは機能しません。
Adapter for JDBC および Adapter for Oracle Applications 43390 ストアード・プロシージャーのパラメーターとして、大型の CLOB オブジェクト検索のサポートが必要です。
Adapter for JDBC および Adapter for Oracle Applications 58660 ストアード・プロシージャーの出力パラメーターが RS (ResultSet) の場合、アダプターはエラー・メッセージを戻します。
Adapter for JDBC および Adapter for Oracle Applications 59112 ping 照会に失敗した後、アダプターは新しいデータベース接続を開くことができません。
Adapter for JDBC および Adapter for Oracle Applications 59609 アダプターが、AfterRetrieveByContentSP に関連付けられたストアード・プロシージャーを実行できませんでした。
Adapter for JDBC および Adapter for Oracle Applications 59817 コンテナーの retrieveSP の結果セットがヌルまたは空のときに作成されたダミー・ビジネス・オブジェクトが戻されていませんでした。
Adapter for JMS 35855 イベント通知中には、 WebSphereMQ は、異なる JMS プロバイダーによって生成された MessageID を WebSphere MQ メッセージの CorrelationID フィールドにコピーできません。
Adapter for JMS 60609 BIDI 使用可能化のサポートが追加されました。
Adapter for JMS および Adapter for WebSphere MQ 33728 構成メタオブジェクトで固有の変換プロパティーが構成されていないと、アダプターがイベントをビジネス・オブジェクトに不適切にマップします。
Adapter for JMS および Adapter for WebSphere MQ 36128 InputQueue コネクター・プロパティーが構成されていないと、アダプターは初期化されません。
Adapter for JMS および Adapter for WebSphere MQ 36438 リリース 2.5.x のアダプターから、静的および動的メタオブジェクトの変換プロパティー名に大/小文字の区別があります。
Adapter for JMS および Adapter for WebSphere MQ 37094 アダプターに複数の入力キューが構成されている場合、進行中のメッセージの処理時に、変換プロパティーの検索メカニズムに障害が起こります。
Adapter for JText  27291 Log Viewer を使用してメッセージを表示する場合、JText ログ・メッセージの改行文字が原因で問題が発生します。
Adapter for JText  35432 SortFilesOnTimestamp プロパティーの使用時に多数の入力ファイルが存在する場合、JText がこれらのファイルを処理するのに時間がかかります。
Adapter for JText  37132 プロパティー FTPKeepConnectionOpen が「true」に設定されたサービス呼び出しにリモートとして出力ディレクトリーが指定されている場合、例外が発生します。
Adapter for JText 43454 JText 構成メタオブジェクト MO_JTextConnector_Default の EventExt 属性をブランクに設定してアダプターをポーリングすると、ポーリングが失敗し、アダプターは強制終了します
Adapter for JText 44014 アダプターが、Windows のコントロール・パネルからサービスとして始動しません。
Adapter for JText 46046 イベントの処理中、またはサービス呼び出し中に大型のオブジェクト (およそ 5 MB) が送信されると、OutOfMemory エラーとなります。
Adapter for JText 46499 JText は、区分データ・セット (PDS) システム内で、ファイル・マスクと一致する複数のファイルをアーカイブしません。
Adapter for JText 46569 MVS 順次データ・セット (SDS) に FTPArchiveDir プロパティーおよび FTPRenameExt プロパティーが指定された場合、コネクターがファイルをアーカイブできません。
Adapter for JText 46570 イベントの処理中に、 MVS システム上で同じ名前の入力ファイルが再度ポーリングされた場合、ファイルは正常にアーカイブされません。
Adapter for mySAP 33314 要求の処理中に、ObjectEventId が応答オブジェクトにドロップされます。 この状態が訂正されました。拡張モジュールでは、ObjectEventId の値は要求の処理のために保存されます。
Adapter for mySAP 34205

SAP サーバーが不意にシャットダウンした場合、要求の処理中でも要求イベントが失われなくなりました。

Adapter for mySAP 34614

ObjectEventId の値が、要求の処理のために保存されます。

Adapter for mySAP 35192

Request ディレクトリーが ALE 要求処理用の多数の状況ファイルでいっぱいになると、パフォーマンスが低下していました。

Adapter for mySAP 35387

SAP にセグメントを送信するときにセグメント内のフィールドを埋めるスペース文字の設定を訂正する必要があります。

Adapter for mySAP 35673

SAP R/3 4.7 システムから IDOC ファイルを使用する場合、ビジネス・オブジェクト内に生成されるアプリケーション固有の情報が誤っていました。

Adapter for mySAP 36006

アダプターが Request フォルダーを作成する際に、AleEventDir の構成済みコネクター・プロパティー値を使用していませんでした。Request フォルダーには、TID 管理を使用した ALE 要求処理用の状況メッセージ・ファイルが格納されます。

Adapter for mySAP 37005

ABAP BAPI_Handler の使用時に、子ビジネス・オブジェクトを正しく処理する必要があります。

Adapter for mySAP 37323

コネクターが一時停止したときに送信されるイベントが、状況 3 ではアーカイブ・テーブルに送信されなくなりました。このイベントは、状況 Q でポーリング可能なイベント・テーブル内に存続します。この変更により、4_Delivery.zip ファイルおよび 4_Utilities.zip ファイルからトランスポートをインポートする必要があります。

Adapter for mySAP 37455

空のテキスト・セグメントでの IDOC の処理時に、アダプターが MQ エラーで障害を起こさなくなりました。

Adapter for mySAP 42920

RFC ノードの BAPI/RFC 記述での検索で、対応するビジネス・オブジェクトが正しく生成されていませんでした。

Adapter for mySAP 44080

アダプターが一時停止すると、一部のイベントが消失しました。この修正により、すべてのイベントがイベント・キュー内に現れます。

Adapter for mySAP 44697

MS932 日本語文字がサポートされるようになりました。構成プロパティー PartnerCharset を使用して、PartnerCharset エンコードを指定する必要があります。

Adapter for mySAP 45003

コネクターが一時停止すると、イベントがエラー・キューに送信されていました。この修正により、イベントはコネクターが再開したときに再処理されるように、イベント・キュー内に存続します。

Adapter for mySAP 58492

再始動/再試行機能で、コネクターが正しく再始動されませんでした。

Adapter for mySAP 58858

制御レコード・データ (SAP ALE) が不正な場合に、アダプターが NullPointerException をスローしなくなりました。

Adapter for mySAP 58954

ビジネス・オブジェクトがサポートされない場合は、アダプターを終了できません。 その代わりに、エラーをログに記録し、アダプターをアクティブのままにしておく必要があります。

Adapter for mySAP 59037

ビジネス・オブジェクトに Dummy_key 属性が存在しない場合、アダプターが障害を起こしました。この修正により、アダプターは dummy_key マッピングなしでイベントを正常に処理します。

Adapter for mySAP 59080 WebSphere Message Broker から無効な応答メッセージを受信したときに、RfcServer が終了しなくなりました。
Adapter for mySAP 60038

この修正により、SAP 4.7 システム上で、イベント結合メカニズムが機能します。 この変更により、トランスポートを 47_EventTriggering.zip ファイルにインポートする必要があります。

Adapter for mySAP 60078

CR LF 文字を含むビジネス・オブジェクトの送信後に、アダプターがハングしなくなりました。

Adapter for mySAP 60220

ODA が、インポート・フィールドとエクスポート・フィールドに同じ構造を含むビジネス・オブジェクトの作成に失敗していました。 この修正により、各構造が一意的に名前変更され、オブジェクトが正常に作成されます。

Adapter for Web Services 28828 必要な属性が含まれたプロトコル構成メタオブジェクトをインスタンス化するときに、コネクターで障害が起こります。
Adapter for Web Services 30117 Adapter for Web Services の正常終了中に、ポーリング・サイクルが開始された場合、またはアダプターを手動で終了した場合、アダプターはリソースを解放せずに即時に終了します。
Adapter for Web Services 30302 アプリケーション固有情報プロパティー ws_prop_name が、ユーザー定義のプロトコル・プロパティーの伝搬に使用されません。
Adapter for Web Services 30580 Web サービス記述言語 (WSDL) ODA は、循環スキーマ参照を検出すると、接続を切断します。
Adapter for Web Services 30816 HTTP ハンドラーが、応答からコンテンツの長さのサイズを超えないペイロードを読み取る必要があります。
Adapter for Web Services 36663 SOAP データ・ハンドラーは、属性のみを持ち、子エレメントを持たないエレメントに対応するビジネス・オブジェクトにデータを取り込みません。
Adapter for Web Services 37217 SOAP データ・ハンドラーは、ビジネス・オブジェクトに、属性を持つが子を持たないエレメントを取り込みません。
Adapter for Web Services 47158

アダプターは、子データ・ハンドラーの呼び出しから戻された内容の先頭に改行を付加します。SOAP DataHandler メタオブジェクトが、値 true または false を指定可能な新規プロパティー UseNewLine をサポートするようになりました。 値が true の場合は、子データ・ハンドラーの呼び出しから取得された結果の先頭に改行が付加されます。値が false の場合は、エレメントの開始タグに内容が付加されます。デフォルト値は、後方互換性を確保するための true です。 例:

- UseNewLine を true に設定
<ParentElement>
子データ・ハンドラーから取得された内容</ParentElement>
- UseNewLine を false に設定
<ParentElement>子データ・ハンドラーから取得された内容</ParentElement>
Adapter for Web Services 59943

SOAP/JMS プロトコル・ハンドラーは、構成済みの ResponsetWaitTimeout 値の中に応答のない要求に失敗しません。

Adapter for Web Services 60193

SOAP/HTTP(S) ハンドラーは、 HTTP ヘッダー Content-Length が指定されていない場合、同期応答ペイロードを無視します。

Adapter for WebSphere Commerce 該当なし バージョン 5.6 の WebSphere Commerce Business Edition のサポートが追加されました。
Adapter for WebSphere Commerce JR20054/CR36128 コネクター固有のプロパティー InputQueue が構成されていないと、初期化中にアダプターが障害を起こす原因となっていたアダプターの問題が修正されました。
Adapter for WebSphere Commerce JR20054/CR36438 メタオブジェクトのアプリケーション固有の情報および属性名に大/小文字の区別を強制したアダプターの問題が修正されました。
Adapter for WebSphere Commerce JR20054/CR33728 静的メタオブジェクト属性に、固有でない InputFormat/InputQueue 値が構成されていると、変換プロパティーの不適当なキャッシングが可能となったアダプターの問題が修正されました。
Adapter for WebSphere Commerce JR20054/CR37094 アダプター用に構成された複数の入力キューで未確定のイベントが処理されると、アダプターが不正に変換プロパティーをイベント・メッセージにマップさせる原因となっていたアダプターの問題が修正されました。
Adapter for WebSphere MQ 34969 同期イベントの処理中に、アダプターがレポート・メッセージにデータ・ハンドラー・エラーを送信しません。
Adapter for WebSphere Commerce 44680 RestartRetry 構成の使用中に、アダプターが再始動できませんでした。
Adapter for WebSphere Commerce 59006 カスタム・セキュリティー出口のサポートが追加されました。
Adapter for XML 6526
  • 非同期プロトコル・ハンドラーは、ビジネス・オブジェクトから HTTP メッセージへの変換を行う前に、必要に応じて、MIME タイプをチェックし、切り捨てます。
  • 非同期プロトコル・ハンドラーに、追加のタイムアウト/再試行機能が組み込まれています。
  • 非同期プロトコル・ハンドラーに、Base64 エンコードを実行するオプションがあります。
Adapter for XML 32205 同期 HTTP プロトコル・ハンドラーを使用しているコネクターに要求を送信する場合、宛先サイトがビジーであると、アダプターが無期限に待機し、これにより、コラボレーション・スレッドも無期限に待機することになります。待機中のスレッドの数が、コラボレーション内の同時イベント・プロパティーの数値まで増えると、それ以上イベントが処理されなくなります。InterChange Server をリブートする必要があります。
Adapter for XML 59588 ビジネス・オブジェクトに日本語文字が含まれていると、Web サーバーでそのビジネス・オブジェクトを受信したときに文字が破壊されます。
XML データ・ハンドラー 31537 このデータ・ハンドラーは、一部のビジネス・オブジェクト定義との後方互換性がありません
XML データ・ハンドラー 32710 ビジネス・オブジェクトの xml:lang 属性にデータが取り込まれません。
XML データ・ハンドラー 35141 文書タイプ宣言または処理命令が欠落していると、データ・ハンドラーが、XML からビジネス・オブジェクトへの変換中にエラーを戻します。
XML データ・ハンドラー 35148 データ・ハンドラーは、UTF-16 の文書をサポートしません。
XML データ・ハンドラー 42671 データ・ハンドラーは、一組の大括弧 (「[ ]」) をエレメント・データとして含んでいる XML 文書を正しく変換しません。
XML データ・ハンドラー 44470 XML ODA は、他のスキーマを別のネーム・スペースにインポートするスキーマや、同じ名前の複合タイプまたはエレメントを持つスキーマを処理しません。ODA は、このエラーが発生すると、ビジネス・オブジェクトの生成中に、「core.setAgentProperties 呼び出しでのエラー: タイプ QuoteSubLine のスキーマが見つかりません。(Error in call core.setAgentProperties: schema for type QuoteSubLine not found:)」というメッセージを出力します。

インストール要件

CD からソフトウェアをインストールする場合も、パスポート・アドバンテージからソフトウェアをダウンロードした後ローカル・ディレクトリーからインストールする場合も、「WebSphere Business Integration Server Express インストール・ガイド (Linux 版) 」を参照してください。

制限事項

WebSphere Business Integration Connect - Express 製品は、次に示す日付までは、WebSphere Business Integration Server Express Plus バージョン 4.4 で利用できません、

WebSphere Business Integration Server Express Plus バージョン 4.4 のメディアをこれらの日付の前に受け取っている場合は、以下のようにします。

既知の問題および予備手段

このリリースで判明している問題を以下に示します。

コンポーネント トラッキング番号 説明
サーバー 45170/45175 WebSphere Business Integration Server バージョン 4.4 では、複合識別関係 (親ビジネス・オブジェクトと子ビジネス・オブジェクトを関連付けるための識別関係) 機能が機能しません。
サーバー 45460 WebSphere InterChange Server Express またはアダプター、あるいはこの両方をシャットダウンしてから、ネーミング・サーバーを再始動せずに、何度も (場合により、長期にわたって何千回も) 再始動した場合、ネーミング・サーバーがメモリーを解放しません。

対応策: この問題が発生した場合は、WebSphere InterChange Server Express およびアダプターをシャットダウンし、ネーミング・サーバーをシャットダウンしてから、サーバーとアダプターを再始動します。

インストーラー 43593 タイトルのテキストは、長すぎるとメッセージのダイアログ・ボックス上で切り捨てられることがありますが、そのメッセージの意図する内容は表示されます。
インストーラー 45860 WebSphere Business Integration Server Express をフィックスパック 4.3.1.1 からバージョン 4.4 にアップグレードした場合、マシン上の install_location¥_uninst ディレクトリーに 4.3.1.1 のアンインストール・プログラムが存続します。

対応策: バージョン 4.4 へのアップグレードのために、install_location¥_uninst ディレクトリーにあるアンインストール・プログラムを実行しないでください。これを実行するとインストールに影響を与えます。 このディレクトリーは手動で除去できます。ただし、ディレクトリーが同じ場所に残ったままでも、製品の機能に影響はありません。

ADK 66604 アダプターと WebSphere InterChange Server Express が稼働中に サーバーをシャットダウンして再始動すると、アダプターは、そのアダプターに指定された RestartRetryCount プロパティーおよび RestartRetryInterval プロパティーに基づいてサーバーに接続しようとします。ただし、再試行カウントを使い切ったためにその回数内にサーバーが再始動されなかった場合、アダプターは再始動せず、例外が発生します。この状態は、JMS がトランスポートである場合にのみ発生します。この例外が発生した後にサーバーを再始動した場合、アダプターは依然としてサーバーに接続できません。アダプターを手動で停止してから再始動して、サーバーに接続する必要があります。
Launchpad 37017 CD から Launchpad を実行すると、最初のウィンドウで、Launchpad のスプラッシュ画面がハングします。DVD Multi Player & CD-RW High Speed というラベルの CD ドライブ (この両方の機能を持つドライブ) を使用すると、インストール時に Express Plus CD がハングすることがあります。また、スプラッシュ画面は無期限にハングします。

この問題を回避するには、可能であれば、インストール中は High Speed 機能を削除するように CD ドライブを構成します。それが不可能な場合は、ESD (Electronic Software Delivery) イメージからインストールを実行します。すべての CD のコンテンツをハード・ディスクにコピーすることもできます。
System Monitor 43759 Netscape 4.7x を 2 バイト文字の言語で使用している場合は、Netscape に文字が表示されないことがあります。2 バイト文字セットの文字を表示できるように Netscape を構成するには、以下のステップに従います。
  1. Netscape 内の「表示」メニューから、「文字セット」 > 「Unicode (UTF-8)」を選択します。
  2. 「表示」メニューから、「文字セット」 > 「デフォルト文字セットの設定 (Set Default Character Set)」を選択します。
  3. 「編集」メニューから、「設定」を選択します。
  4. 「設定」ウィンドウで、「表示」 > 「フォント」を選択します。
  5. 「エンコード対象 (For the Encoding)」フィールドで、「Unicode」を選択します。
  6. 「プロポーショナル・フォント (Variable Width Font)」フィールドで、「Lucida Sans Unicode」を選択します。
  7. 「ユーザーのデフォルト・フォントを使用して、ドキュメント固有のフォントをオーバーライドする (Use my default fonts, overriding document-specified fonts)」を選択します。
  8. 「OK」をクリックします。
Web ベースの配置 45346 WebSphere Application Server 5.1.1 を Web 配置用のアプリケーション・サーバーとして使用した場合、Web Deployment Tool が HTTPS を使用して WebSphere Business Integration Server Express に接続できません。この問題は、WebSphere Application Server バージョン 5.1.1 のデフォルト・システム・プロパティー java.protocol.handler.pkgs (com.ibm.net.ssl.internal.www.protocol に設定される) が原因で起こります。 HTTPS を正しく機能させるためには、このプロパティーを com.ibm.net.ssl.www.protocol に設定する必要があります。 このプロパティーを再設定するには、以下の手順を実行します。
  1. 「スタート」 > 「プログラム」を選択して、 WebSphere Application Server 5.1.1 のショートカットを探します。
  2. 「アプリケーション・サーバーの始動 (Start Application Server)」をクリックします。
  3. 管理コンソール (ローカル) を開きます。
  4. コンソールにログインします (ユーザー ID として ibm を使用します)
  5. 左側のパネルで「サーバー」をクリックします。
  6. 「アプリケーション・サーバー」をクリックします。
  7. 「ICSMonitor」をクリックします。
  8. 「プロセス定義」をクリックします。
  9. 「Java 仮想マシン」をクリックします。
  10. スクロールして、「一般」JVM 引数を探し、既存の引数の末尾に以下を付加します。

    -Djava.protocol.handler.pkgs=com.ibm.net.ssl.www.protocol
国際化対応 70964 ソリューションの開発のための診断援助機能として、InterChange Server Express によりメッセージ・セットを生成することができます。これらのメッセージは変換されず、英語のみのメッセージが提供されます。これらのメッセージの中には、製品の通常の操作中に表示されるものもあります。

アダプター トラッキング番号 説明
Adapter for eMatrix 66617 アダプター文書には、「ArchiveProcessed」プロパティーが正しく指定されませんが、構成テンプレートでは「ArchivedProcessed」が正しく指定されます。
Adapter for iSeries 45275 iSeries 用の ODA の 3 つのプロパティー (TracefileName、Messagefilename、および Tracelevel) は、 Adapter Framework バージョン 2.6 に付属の XML ファイルからそれぞれのデフォルト値を取り、Business Object Designer ツールでは表示されません。
Adapter for iSeries 45475 iSeries ODA では、IFS ファイルの選択時に次の対応策が必要です。

対応策: iSeriesFilePath プロパティーに iSeries IFS ファイルの絶対パス (例: /QSYS.LIB/PNPLIB.LIB/SRCPF.FILE/) を指定してください。このパスを設定すると、ODA がこのフォルダーの下のファイルをリストします。ビジネス・オブジェクトの生成用の適切なファイルを選択してください。詳しくは、http://www-1.ibm.com/support/docview.wss?rs=695&context=SSMKUK&dc=DB520&q1=iseries&uid=swg21188205&loc=en_US&cs=utf-8&lang=enにある技術情報を参照してください。

Adapter for JDBC 該当なし WebSphere Business Integration Adapters および InterChange Server Express では、ビジネス・オブジェクトおよびビジネス・オブジェクト属性名の一部として双方向文字がサポートされません。

対応策: 列名に双方向文字が含まれるデータベース・テーブルを基にビジネス・オブジェクト・テンプレートが生成された後に、ローマ字以外の文字を含むすべてのビジネス・オブジェクト名と属性名を、ローマ字文字のみを含むように名前変更します。

Adapter for JDBC 該当なし JDBC ODA では、DB2 OS/390 IBM Universal JDBC driver 用のヘブライ語テーブル名および列名により、SQL 照会の一部としてローマ字以外の文字を指定する方法に制限があります。 特に、テーブル名および列名が括弧で囲まれていない場合は、双方向文字がテーブル名および列名の一部として含まれている SQL 照会が正しく処理されません。

対応策: JDBC ODA が生成するビジネス・オブジェクト・テンプレートでは、アプリケーション固有の情報 (ASI) 内で、テーブル名および列名を括弧で囲まないため、IBM Universal JDBC driver を介した OS/390 DB2 との通信にこのようなテンプレートを使用する場合は、ビジネス・オブジェクト・テンプレートのテーブル名および列名を次のように変更します。  

  • ビジネス・オブジェクト・レベルの ASI 内にあるすべての TN=<table name> を TN="<table name>" に置き換えます
  • ビジネス・オブジェクト属性レベルの ASI 内にあるすべての CN=<column name> を CN="<column name>" に置き換えます
Adapter for JDBC 該当なし DB2 OS/400 IBM Universal JDBC driver の制限により、双方向文字が含まれているテーブル列名は、生成されるビジネス・オブジェクト・テンプレートから除外されます。その結果、ビジネス・オブジェクト・テンプレートの生成時に、ローマ字名を含む列のみが対象となります。テーブルにローマ字の列がない場合は、ビジネス・オブジェクト・テンプレートは生成されません。
Adapter for JDBC 43503 ODA を使用して、Linux 上で稼働する DB2 データベース・サーバーからビジネス・オブジェクトを生成すると、Business Object Designer がハングします。これは、DB2 JDBC アプレット・サーバーが始動していないために起こります。

対応策: DB2 サーバーにログインして、コマンド db2jstrt LISTENPORT を実行します。

Adapter for JDBC および Adapter for Oracle Applications 41966 Oracle シン・ドライバーの使用時には、このドライバーが StoredProcedures の同義語の分析をサポートしないため、JDBC ODA はストアード・プロシージャーのニックネームからビジネス・オブジェクトを生成できません。

対応策: 実際のストアード・プロシージャー名を使用して ODA を使用するビジネス・オブジェクトを生成するか、またはビジネス・オブジェクトを手動で構成します。

Adapter for JDBC および Adapter for Oracle Applications 41967 Adapter Framework は、 ODA 構成プロパティーを表示するとき、またはビジネス・オブジェクト定義固有のプロパティーを求めたプロンプトを表示するときに、20,000 を超えるプロパティー値を処理できません。ドロップダウン・リストに戻される値が 10,000 を超えないようにしてください。超えた場合、ODA がハングします。
Adapter for JDBC および Adapter for Oracle Applications 43246 Oracle Applications ODA の始動スクリプトの DRIVERPATH には xworacle.jar ファイルが含まれますが、ここには、Oracle データベースのすべての表が予想どおりにリストされているとは限りません。

対応策: データベースの表をすべてリストするには、Oracle 提供のネイティブ JDBC ドライバー classes12.zip ファイルを使用します。

Adapter for JDBC および Adapter for Oracle Applications 43888 JDBC ODA は、SQL サーバー・データベースの分析時に「;1」のサフィックスを持つストアード・プロシージャー・ノード名を表示します。 これは、フィックスのない SQL サーバー・データベースで起こる問題です。

対応策: 生成されたビジネス・オブジェクト内のストアード・プロシージャー属性用に生成されたアプリケーション固有の情報から「;1」を手動で除去します。

Adapter for JMS および Adapter for WebSphere MQ 45751 WebSphere MQ メッセージ・ファイルからメッセージ・キー 21021 が欠落しています。これは、 「処理を完了できませんでした。詳しくは、直前のエラー・メッセージを参照してください。(Failed to complete processing. See previous error message(s) for details.)」という一般エラー・メッセージです。
Adapter for JText 該当なし

このリリースには、アダプターに以下の制限があります。

  • JText には、テキスト (通常モード) とバイナリーの 2 つの処理モードがあります。バイナリー・モードでは、適切なデータ・ハンドラーを接続する必要があります。
  • JText では、MVS 命名規則を使用するデータ・セットを名前変更できません。
  • MVS へのロジックのアーカイブは、MVS の制限のため、UNIX(R) 環境および Windows(R) 環境でのアーカイブとは異なります。
  • FTP サーバーが変更日時 (mdtm) コマンドをサポートする場合に限って、JText は FTP からのタイム・スタンプに基づいて、リモート・ファイルをポーリングできます。 この機能を使用可能にすると、特にイベント・ディレクトリー内に多数のイベント・ファイルが存在する場合に、パフォーマンスが低下する可能性があります。
  • JText アダプターの LargeObject メタオブジェクト属性が true に設定されている場合、アダプターは別のアーカイブ方法を実行します。この方法では、イベント・ファイルに複数のビジネス・オブジェクトがある場合、そのイベント・ファイルのすべてのビジネス・オブジェクトが処理された後にのみアーカイブが実行されます。 また、そのイベント・ファイルのすべてのビジネス・オブジェクトの処理の結果が失敗であるか、またはアンサブスクライブの状況である場合、元のファイルはアーカイブされません。イベント・ファイルのビジネス・オブジェクト処理の結果が、成功と失敗の組み合わせなどの混合状況になる場合に限って、元のファイルがアーカイブされます。
  • このリリースでは、以下の制限のため、FTPFileEventMask プロパティーの双方向言語サポートは提供されません。
    • VM オペレーティング・システムでのみ、双方向文字を含むファイル名の定義が可能です。
    • JText Connector の FTP サポートでは、VM FTP との通信はできません。
Adapter for JText 33378 多数の要求呼び出しが行われた場合、JText は n 個の呼び出しが行われると、n-1 個のファイルしか書き込みません。
Adapter for JText 34834 JText ではセキュア FTP サポートが必要です。パスワード・フィールドは、JText システム管理者が見ることができますが、セキュア FTP を使用すると誰にも見えません。
Adapter for JText 35571 バイナリー処理モードでは、 EndBODelimiter に値として EOF を指定する措置が必要です。

対応策: EndBODelimiter に EOF のみが指定されているすべてのファイルについて、16 進エディターを使用して 2 バイト (例: FF02) を区切り文字として組み込み、その 2 バイトを EndBODelimiter として指定します。

Adapter for JText 58964 ファイル・パスにローマ字以外の文字がある FTP サーバーでは、JText が次のエンコード規則を使用します。
  • ロケールがヘブライ語の場合、ISO-8859-8。
  • ロケールがアラビア語の場合、ISO-8859-6。
  • その他の場合、ISO-8859-1。
Adapter for Lotus Domino 31633 UNIX 環境では、インストーラーによって connector_manager_adapter スクリプトが生成されます。このスクリプトは、バージョン 2.4.0 の Adapter Framework で導入された adapterEnv.sh を参照します。旧バージョンの Adapter Framework を稼働している場合は、adapterEnv は使用できません。このバージョンのアダプターを旧バージョンの Framework と共に稼働するには、connector_manager_adapter スクリプトの参照を adapterEnv.sh から CWSharedEnv.sh へ変更します。
Adapter for mySAP 70689 Adapter for mySAP は、大規模な IDOC の処理時に OutOfmemory 例外をスローします。

対応策: 「Memory utilization for the IBM WebSphere Business Integration Adapter for mySAP.com v6.0.0 (ALE module)」の技術情報を参照してください。

Adapter for Oracle Applications 41977 Oracle Applications ODA は、DataDirect SQL ドライバーの使用時に、結果セットを戻すストアード・プロシージャーの適切なアプリケーション固有の情報を生成しません。このドライバーは、ストアード・プロシージャーが結果セットを戻すとき、戻りの型の分析をサポートしません。例えば、ストアード・プロシージャーは @RETURNVALUE を戻しますが、ODA はこれを使用して属性を生成できません。

対応策: ビジネス・オブジェクト定義に手動で属性を追加します。

Adapter for Oracle Applications (Adapter Framework) 66615 Adapter for Oracle が動詞レベルのアプリケーション固有の情報を使用するとき、retrieve 操作または retrieveall 操作が「java.sql.SQLException: ORA-00933: SQL コマンドが正しく終了しませんでした (SQL command not properly ended)」というエラーで失敗に終わります。 この問題の原因は Adapter Framework の問題であり、JMS を DeliveryTransport として使用する場合にのみ発生します。

対応策: DeliveryTransport 標準プロパティーをIDL に設定します。

Adapter for Web Services 該当なし XML ODA では、ビジネス・オブジェクトおよびビジネス・オブジェクト属性名の一部として、双方向文字がサポートされません。

対応策: 属性/エレメント名に双方向文字が含まれる XML/XSD ファイルを基にビジネス・オブジェクト・テンプレートが生成された後に、ローマ字以外の文字を含むすべてのビジネス・オブジェクト名と属性名を、ローマ字文字のみを含むように名前変更します。

Adapter for Web Services 23993

WSDL ODA は、スキーマ・ロケーションを提供せずに相互にインポートし合う複数のインライン・スキーマを検出すると、警告またはエラーをログに記録しますが、ビジネス・オブジェクトは適切に生成されます。

対応策: 各スキーマを個々のファイルに分離して、インポート/ インクルードを、適切なファイルの場所を含むように更新してください。これらの個々のスキーマ・ファイルを、適切なファイルの場所が指定されたインポート・ステートメントを使用して、WSDL 文書にインポートします。

Adapter for Web Services 24662

WebSphere MQ 5.3 CSD03 を JMS プロバイダーとして使用する場合、メッセージを入力キューから進行中キューへ移動した後、アダプターの JMS リスナーがメッセージ本文を読み取ることができません。これは、WebSphere MQ アプリケーションで起こる問題です。

Adapter for Web Services 59428 宛先 URL が非エンコード形式で指定されている場合、Web サービス記述言語 (WSDL) ODA は、英語以外の文字が含まれた URL を使用して WSDL ファイルにアクセスできません。ただし、WSDL ODA は、ローカル・パスに国際文字が含まれているファイルは正常に処理できます。

対応策: エンコードされた URL を使用するか、または WSDL ファイルをローカル・ストレージに保管して HTTP URL の代わりにローカル・パスを使用します。

Adapter for Web Services 59584 宛先 URL が非エンコード形式で指定指定されている場合、アダプターは英語以外の文字が含まれた URL に HTTP(S) 要求を送信できません。

対応策: エンコードされた URL を使用します。

Adapter for Web Services 59634 アダプターは、TLO (トップレベル・ビジネス・オブジェクト) 以外のオブジェクトを使用する同期リスナー要求に対する応答を生成できません。
Adapter for WebSphere Commerce 42516 WebSphere Commerce Business Edition バージョン 5.5 フィックスパック 4 (またはそれ以前のバージョン) がコマース・サーバーで使用される場合は、Adapter for WebSphere Commerce を使用してストア・ユーザーを適切に作成できません。ストア・ユーザーは、権限が不適切であるため、ストアにログインできません。この問題を修正するには、Websphere Commerce 緊急修正プログラムが必要です。この緊急修正プログラムは、WebSphere Commerce 5.5 フィックスパック 4 の JR20090 です。
Adapter for WebSphere MQ 34688 WebSphere MQ バージョン 5.3 (CSD06以下) では、JMSCorrelationID フィールドで双方向データがサポートされないため、アダプターの双方向機能を十分活用するには、WebSphere MQ バージョン 5.3 (CSD07) を使用する必要があります。
Adapter for WebSphere MQ 58988 アダプターを Linux(TM) マルチプロセッサー・システム上に配置すると、アダプターがハングします。 この問題は、ガーベッジ・コレクション中にハングを発生させる Linux JDK 1.4.2 の既知の問題が原因で起こります。 (この JDK の問題に対して公開されている PMR 番号は、27182.001.866 です。)

対応策: アダプター始動スクリプトを変更して、次の例に示すように、JVMArgs 変数をオプション「-Xgcthreads1」で設定してください。
JVMArgs="-Xgcthreads1 %JVMArgs%"

資料

製品資料は、CD または電子製品配布のいずれの場合も、製品パッケージの一部としては含まれません。 この製品の文書は、IBM WebSphere Business Integration Server Express InfoCenter で検索できます。

アダプター・ユーザーズ・ガイド 該当なし

このリリースでは、以下にリストする一部のアダプター・ガイドで、製品名と、WebSphere Business Integration Server Express および Express Plus のリリースに固有のプラットフォーム・サポート、および機能の制限情報についての改訂が行われていません。代わりに、IBM WebSphere Business Integration Adapters 製品リリースから、最新バージョンのガイドが提供されています。これは、以下のガイドに適用されます。

Adapter for eMatrix ユーザーズ・ガイド
Adapter for Healthcare Data Protocols ユーザーズ・ガイド
Adapter for HTTP ユーザーズ・ガイド
Adapter for iSeries ユーザーズ・ガイド
Adapter for JMS ユーザーズ・ガイド
Adapter for Lotus Domino ユーザーズ・ガイド
Adapter for mySAP.com (for SAP R/3 V. 3.x) User Guide
Adapter for Oracle Applications ユーザーズ・ガイド
Adapter for SWIFT ユーザーズ・ガイド
Adapter for TCP/IP ユーザーズ・ガイド
Adapter for Web Services ユーザーズ・ガイド
Adapter for WebSphere Commerce ユーザーズ・ガイド
Adapter for WebSphere MQ ユーザーズ・ガイド

これらのガイドには、IBM WebSphere Business Integration Adapters 製品リリースで提供されるアダプターの機能についての最新の情報が記載されています。これらのガイドに記載されている特定のツールで使用する名前と、IBM WebSphere Business Integration Server Express および Express Plus 製品用に提供されているツールで使用する名前に違いがある場合があります。また、これらのガイドに記載されている可能性のある以下の機能の説明は、WebSphere Business Integration Server Express および Express Plus のリリースでは有効ではありません。

  • InterChange Server Express 以外の統合ブローカーの説明
  • デリバリー・トランスポート・メカニズムとしての MQ の説明
  • MQ インターネット・パススルーを使用したコネクター・エージェントの実装 (これにより、インターネット・ファイアウォールの反対側にインストールされた InterChange Server Express でのコネクター・エージェントの実装が可能になる) の説明
  • コネクター・エージェントの並列性の説明
  • ITLM シグニチャー・サポートの説明

さらに、Linux プラットフォーム対応の記述の詳細は、『本リリースの新機能』にあります。上記のガイドのアダプター・プラットフォームのセクションは最新ではありません。 Linux 対応として記載されている本リリースのアダプターの場合、対応する Linux バージョンは次のとおりです。

  • Red Hat Enterprise Linux WS/AS/ES 3.0 Update 2、Intel (IA32)
  • SuSE Linux ES 8.1 SP3、Intel (IA32)、および SuSE Linux ES 9.0、 Intel (IA32)
一般に、プラットフォーム固有の情報は、各ガイドの以下のセクションに該当します。
  • プラットフォーム・サポート・ステートメント
  • パス名およびファイル名の説明
  • 始動スクリプトの作成および使用
  • コネクターの開始と停止についての説明
  • 構成ファイルの新規作成についての説明
  • Connector Configurator でのセキュリティー・プロパティーの設定についての説明

Windows、Linux、または OS/400 および i5/OS プラットフォームでサポートされるすべてのアダプターに関連する実装および管理用タスクに関する情報は、「システム・インプリメンテーション・ガイド 」および「システム管理ガイド 」で提供されています。各アダプターの詳細および機能の制限に関する質問については、 WebSphere Business Integration Server Express のサポート Web サイトを参照してください。

以下のユーザー・ガイド:
Adapter for eMatrix
Adapter for iSeries
Adapter for JDBC
Adapter for mySAP
Adapter for Oracle Applications
Adapter for Web Services
66473 これらのガイドでは、ビジネス・オブジェクト・ウィザードのステップ 2 で選択可能な ODA 初期化プロパティーを記載しています。ガイドには、次の ODA 初期化プロパティーが記載されていますが、ビジネス・オブジェクト・ウィザードからデフォルトとしては使用できません。
  • TraceFileName
  • TraceLevel
  • MessageFile
メッセージ・ファイルに BIA_ またはこの他のこのようなプレフィックスがある ODA では、ODA/adapterNameODA フォルダーに oda.dd.xml ファイルが存在するようにしてください。 また、メッセージ・ファイルのエントリーが oda.dd.xml ファイルに設定された対応するプレフィックスを含むようにしてください。次に例を示します。
<messagefile prefix="BIA_">></messagefile>

これにより、ODA は適切なメッセージ・ファイルのロード後に正常に開始します。

IBM ソフトウェア・サポート

この製品のサポート情報は、 WebSphere Business Integration Server Express のサポート Web サイトにあります。

IBM 製品のフィックスやその他のニュースについての E メール通知を週 1 回受け取るには、次の手順を実行してください。

  1. 「Support」サイトから、サポート・ページの右上の領域にある 「My support」をクリックします。
  2. 「My support」にすでに登録済みの場合は、次のステップに進みます。 登録していない場合は、「My support」のサインイン・ページで、「register now」をクリックします。E メール・アドレスを IBM ID として使用します。
  3. 「My support」にサインインします。
  4. 「Edit profile」タブで、「Add Products」をクリックします。
  5. 「Products」ドロップダウン・リストから、「Software」またはその他の製品カテゴリーを選択します。これにより、2 番目のドロップダウン・リストが生成されます。
  6. 2 番目のドロップダウン・リストから、製品セグメント (例: 「Application servers」) を選択します。3 番目のドロップダウン・リストが生成されます。
  7. 3 番目のドロップダウン・リストから、製品のサブセグメント (例: 「Distributed Application & Web Servers」) を選択します。該当する製品のリストが表示されます。
  8. 更新を受け取りたい製品 (IBM HTTP ServerWebSphere Application Server など) の横にあるボックスにチェック・マークを付けます。
  9. 「Add products」をクリックします。

IBM ソフトウェア・サポートへのお問い合わせ

IBM ソフトウェア・サポートは、製品の障害についてのサポートを提供します。IBM ソフトウェア・サポートに連絡するには、会社が有効なソフトウェア保守契約を結び、IBM に問題を提出する許可があることが必要です。必要なソフトウェア保守契約のタイプは、ご使用の製品のタイプによって異なります。

必要なソフトウェア保守契約のタイプが分からないとき、 米国の場合は 1-800-IBMSERV (1-800-426-7378) にお問い合わせください。その他の国からは、Web 上の IBM Software Support Handbook (techsupport.services.ibm.com/guides/contacts.html) の連絡先のページにアクセスして、お住まいの地域名をクリックして、その地域のサポート窓口の電話番号をお探しください。

IBM ソフトウェア・サポートに問い合わせる場合は、このトピックの次の手順に従ってください。

  1. 発生した問題のビジネス・インパクトを判別する。
  2. 問題を説明し、背景情報を収集する。
  3. IBM ソフトウェア・サポートに問題を提出する。

発生した問題のビジネス・インパクトの判別

IBM に問題を報告する際に、重大度レベルを尋ねられます。このため、報告する問題のビジネス・インパクトを把握し、これを評価する必要があります。以下を基準としてください。

重大度 1 重大なビジネス・インパクト : プログラムを使用することができないため、運用に重大な影響があります。 この状態では、速やかな解決策が要求されます。
重大度 2 大きなビジネス・インパクト : プログラムは使用可能ですが、大幅に制限されます。
重大度 3 何らかのビジネス・インパクト: プログラムは使用可能ですが、重要でない (運用にとって重大でない) 機能が使用できません。
重大度 4 わずかなビジネス・インパクト: 問題は運用にほとんど影響を与えません。あるいは、問題に対して妥当な回避策が実装済みです。

問題の説明と背景情報の収集

IBM に問題を説明するときは、できる限り具体的に説明してください。 IBM ソフトウェア・サポートのスペシャリストが問題を効率よく解決できるように、関係のあるすべての背景情報をお知らせください。時間節約のため、次の質問に対する答えをご用意ください。

IBM ソフトウェア・サポートへの問題の提出

次の 2 通りの方法で問題を提出することができます。

提出する問題がソフトウェアの障害に関するものである場合や、資料の欠落や誤りに関するものである場合は、IBM ソフトウェア・サポートが APAR (Authorized Program Analysis Report) を作成します。APAR に、その問題が詳しく記述されます。 IBM ソフトウェア・サポートは、可能であればいつでも、APAR が解決され、フィックスが配布されるまで、ユーザーが実施できる対応策を提供します。

IBM は、同じ問題をお持ちの他のユーザーが同じ解決策を役立てることができるように、IBM 製品サポートの Web ページ上で毎日解決済みの APAR を公表しています。

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