BAPI Module のビジネス・オブジェクトの開発

この章では、BAPI Module によって処理される 3 種類のビジネス・オブジェクト (単一の BAPI 呼び出し用のビジネス・オブジェクト、BAPI トランザクション用のビジネス・オブジェクト、および BAPI ResultSet オブジェクト) について説明します。

また、ビジネス・オブジェクト生成ユーティリティーの SAPODA が定義を生成する方法についても説明します。この章の読者は、コネクターがビジネス・オブジェクトを処理する方法について十分な知識を持っていることが想定されています。BAPI Module でのビジネス・オブジェクト処理の詳細については、BAPI Module の概要 を 参照してください。

この章の内容は以下のとおりです。

BAPI Module 用のビジネス・オブジェクトを 開発するには、ビジネス・オブジェクト・レベルでアプリケーション固有の情報を構成する必要があります。1 つのビジネス・オブジェクト・ハンドラーですべての BAPI をサポートします。 SAPODA では、SAP アプリケーションのネイティブ定義を、統合ブローカー用のビジネス・オブジェクト定義を生成する際のテンプレートとして使用します。

SAP は、コネクターがサポートする標準の動詞 (Create、Update、Delete、および Retrieve) にマップできる、多数のメソッドをサポートします。BAPI で使用される任意のメソッドをサポートする、ビジネス・オブジェクトやビジネス・オブジェクト・ハンドラーを開発できます。

注:
SAPODA は、BAPI インターフェースを検索するために、SAP システム内の BAPI にアクセスできる必要があります。

この章では BAPI をサポートするビジネス・オブジェクトを説明しますが、BAPI Module を使用すると、任意の RFC 対応機能をサポートすることができます。

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