コネクター・コンポーネント

コネクターを利用すると、統合ブローカーは、JDBC 2.0 以上の規格に従う Oracle データベース用の JDBC ドライバーを使用して、Oracle アプリケーションとビジネス・オブジェクトを交換することができます。このセクションでは、コネクターのアーキテクチャーおよび Oracle データベース用のさまざまな JDBC ドライバーの使用について、概要を説明します。

コネクターがデータベースへの接続のために使用するドライバーの指定方法については、マルチドライバー・サポートを使用可能にするを参照してください。

コネクターは、JDBC Connect 機構を使用して、アプリケーション・データベースに接続します。1 つのコネクター固有の構成パラメーター (DatabaseURL) によって、コネクターが接続するデータベース・サーバーの名前を指定できます。構成パラメーターについては、コネクターの構成を参照してください。

コネクターは、始動時にデータベースとの接続プールを確立します。コネクターは、このプールからの接続を使用して、データベースとのすべてのトランザクション処理を行います。コネクターの終了時には、プール内のすべての接続がクローズされます。

コネクター・アーキテクチャー

図 1 に、WebSphere Business Integration Server Express Adapter システム内部のコネクター・コンポーネントとその関係を示します。

図 1. InterChange Server Express 環境におけるビジネス・オブジェクト要求アーキテクチャー

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