この例は、要求処理およびイベント通知という 2 つのアクティビティーについてシナリオを提供します。
要求処理のシナリオでは、設計で使用されるコンポーネントの 1 つが利用可能になったことを、調達システムが eMatrix システムに通知します。システムは、更新されたシステム・コンポーネントを示すビジネス・オブジェクトを送信します。
次のコマンドを実行して、Adapter for eMatrix を始動します。
%WBIA%¥connectors¥eMatrix¥start_eMatrix.bat eMatrix wmqi -c%SAMPLE_FOLDER%¥EmatrixConnector.cfg
"wmqi" の値を、英数字の任意の組み合わせ (先頭は英字) で置き換えることができます。
eMatrix コラボレーション・サーバーを始動します。eMatrix システムが存在する Oracle のインスタンスが稼働していることを確認します。次に、「MQL コマンド (MQL Command)」ウィンドウを開きます。
MQL コマンド行で、次のコマンドを入力します。
expand bus "computer" "gamer deluxe" 1 select bus "attribute[in stock]";
超音波サウンド・カードは在庫がないことに注意してください。
これを行うには、以下のステップを実行します。
MQL コマンド行で、次のように入力します。
expand bus "computer" "gamer deluxe" 1 select bus "attribute[in stock]";
ここで超音波サウンド・カードの在庫があることに注意してください。
このシナリオを再度実行するには、超音波サウンド・カードをリセットして、在庫がないようにする必要があります。これを行うには、次の MQL コマンドを実行します。
modify bus "sound card" "super sonic" 1 "in stock" false;
このシナリオでは、コンピューター・メーカーが、コンピューター・システムの 1 つの構成を変更します。この変更がトリガーとなって、調達システムへ通知が転送されます。
コンピューター構成が変更されました。コンピューター・メーカーはコンピューターにネットワーク・カードを追加します。MQL コマンド行で、次のコマンドを実行します。
connect bus "computer" "gamer deluxe" 1 relationship "computer to pci component' to "network card" "net connector" 1 slot 3;
Adapter for eMatrix を含むコマンド・ウィンドウに移動します。ウィンドウの下部で、'p' と入力します。これにより、アダプターがポーリングを行います。
アダプターは、新規のコンピューター構成を記録し、調達システム (この場合は Visual Test Connector) に転送します。
Visual Test Connector の右側のウィンドウ・ペインを調べます。テキスト 'wbi_computer.Update' を含む行が表示されています。これは、WebSphere ビジネス・オブジェクトとして表される新規のコンピューター構成です。ここでダブルクリックすると、その内容を見ることができます。
このシナリオを再度実行するには、eMatrix ビジネス・オブジェクトを切断する必要があります。これを行うには、次のコマンドを実行します。
disconnect bus "computer" "gamer deluxe" 1 relationship "computer to pci component" to "network card" "net connector" 1;
これにより、サンプル・シナリオのインストールおよびテストが完了します。上述のすべてのステップが正常に実行されると、Adapter for eMatrix を使用可能にする適切なサンプルができます。