コネクターの始動
コネクターは、コネクター始動スクリプトを使用して明示的に始動する必要があります。Windows システムでは、始動スクリプトはコネクターのランタイム・ディレクトリー ProductDir¥connectors¥connName に存在していなければなりません。ここで、connName はコネクターを示します。
Linux システムでは、始動スクリプトは ProductDir/bin ディレクトリーに存在していなければなりません。
i5/OS システムでは、始動スクリプトは、コネクターの実行に使用する /QIBM/UserData/WBIServer44/<instance>/connectors/<ConnInstance/ に存在しなければなりません。
始動スクリプトの名前は、表 7 に示すように、オペレーティング・システム・プラットフォームによって異なります。
表 7. コネクターの始動スクリプト
オペレーティング・システム |
始動スクリプト |
Linux ベース・システム |
connector_manager |
i5/OS |
start_connName.sh |
Windows |
start_connName.bat |
始動スクリプトが実行されると、デフォルトで構成ファイルは Productdir にあることが要求されます (下記のコマンドを参照)。ここに構成ファイルを格納します。
注:
アダプターが JMS トランスポートを使用している場合は、ローカル構成ファイルが必要です。
Windows システムでのコネクターの開始
- 「スタート」メニューから、「プログラム」>「IBM WebSphere Business Integration Server Express」>「アダプター」>「コネクター」を選択します。
デフォルトでは、プログラム名は「IBM WebSphere Business Integration
Server Express」となっています。ただし、これはカスタマイズすることができます。あるいは、ご使用のコネクターへのデスクトップ・ショートカットを作成することもできます。
- Windows コマンド行から、次を入力します: start_connName connName brokerName
{-cconfigFile}
- Windows システムでは、Windows サービスとして始動するようにコネクターを構成することができます。この場合、Windows システムがブートしたとき (自動サービスの場合)、または Windows サービス・ウィンドウを通じてサービスを始動したとき (手動サービスの場合) に、コネクターが始動します。
Linux ベース・システムでのコネクターの開始
i5/OS システムでのコネクターの開始
- WebSphere Business Integrations Server Express Console がインストールされている Windows システムから、「IBM WebSphere Business Integration Server Express」>「Toolset Express」>「管理」>「コンソール」を選択します。次に、OS/400 または i5/OS システム名または IP アドレスと、*JOBCTL 特殊権限を持つユーザー・プロファイルおよびパスワードを指定します。コネクターのリストからコネクターを選択して、「開始」をクリックします。
- コンソールを使用してアダプターを自動的に開始するには、submit_adapter.sh スクリプトを使用します。これが、サーバーの自動開始ジョブ・エントリー内のサブシステムを使用してアダプターが開始する唯一の方法です。
- バッチ・モードでは、i5/OS コマンド行から CL コマンド QSH を実行し、QSHELL 環境から /QIBM/ProdData/WBIServer44/bin/submit_adapter.sh connName WebSphereICSName pathToConnNameStartScript jobDescriptionName を実行する必要があります。ここで、connName はコネクター名、WebSphereICSName は Interchange Server Express サーバー名 (デフォルトは QWBIDFT44)、pathToConnNameStartScript はコネクター始動スクリプトの絶対パス、jobDescriptionName は QWBISVR44 ライブラリーで使用するジョブ記述の名前です。
- 対話モードでは、CL コマンド QSH を実行し、QSHELL 環境から /QIBM/UserData/WBIServer44/WebSphereICSName/connectors/connName/
start_connName.sh connNameWebsphereICSName [-cConfigFile] を実行する必要があります。ここで、connName はコネクターの名前であり、WebSphereICSName は InterChange Server Express インスタンスの名前です。
コマンド行の始動オプションなどのコネクターの始動方法の詳細については、「システム管理ガイド」を参照してください。
