コネクター固有のプロパティー

コネクター固有の構成プロパティーは、コネクターが実行時に必要とする情報を提供します。また、これらのプロパティーを使用すると、コネクターのコード変更や再ビルドを行わなくても、コネクター内の静的な情報またはロジックを変更できます。

コネクター固有のプロパティーを構成するには、Connector Configurator Express を使用します。「アプリケーション構成プロパティー」タブをクリックして、構成プロパティーを追加または変更します。詳しくは、付録B. Connector Configurator Expressを参照してください。

表 2 に、コネクターに対するコネクター固有の構成プロパティーを示し、その説明と指定可能な値も示します。プロパティーの詳細については、以下の各セクションを参照してください。

表 2. コネクター固有のプロパティー
名前 指定可能な値 デフォルト値
Username JDE なし
Password JDE なし
PoolSize 5 5
Environment DV7334 なし
ServerName JDEDEV1 なし
PortNo 6010 なし
PollQuantity 任意の数値。 1
EventStoreFactory com.ibm.adapters.oneworld. OneWorldEventStoreFactory Instance com.ibm.adapters. oneworld. OneWorldEventStore FactoryInstance
InDoubtEvents Reprocess、Fail on startup、Log error、Ignore Ignore
ArchiveProcessed True、False True
UseDefaults True True

Username

OneWorld アプリケーションに接続するためのユーザー名。これは必須プロパティーです。

Password

OneWorld アプリケーションに接続するためのパスワード。これは必須プロパティーです。

PoolSize

接続プール内の接続の最大数。この数は、JDEInterop.ini ファイルで指定されている接続の最大許可数を超えないようにする必要があります。これは必須プロパティーです。i5/OS の場合、JDEInterop.ini ファイルは i5/OS 固有の値で編集する必要があります。

Environment

OneWorld 内の、接続を実行すべき環境の名前。これは必須プロパティーです。

ServerName

OneWorld サーバーを実行しているマシンの名前。これは、XML リスト・ビジネス・オブジェクトを使用する場合は必須プロパティーです。

PortNo

OneWorld サーバーが listen しているポート番号。これは、XML リスト・ビジネス・オブジェクトを使用する場合は必須プロパティーです。

PollQuantity

それぞれのポーリング・サイクルごとにアプリケーションから取り出されるイベントの数。

EventStoreFactory

このプロパティーは、イベント・ストア・ファクトリー・インスタンス・クラスの名前です。値は com.ibm.adapters.omeworld.OneWorldEventStoreFactoryInstance です。

InDoubtEvents

不完全なイベントを処理するかどうかを決定します。デフォルト値は Ignore です。

ArchiveProcessed

デフォルト値が設定されているかどうかをチェックします。ArchiveProcessedtrue に設定されている場合、アーカイブ用の ビジネス関数がイベントをアーカイブ表に保存します。このプロパティーが false に設定されているか、または設定されていない場合は、アーカイブ用ビジネス関数は呼び出されません。デフォルト値は true です。

UseDefaults

デフォルト値が設定されているかどうかを検査します。デフォルト値は true です。これは必須プロパティーです。

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