ALE Module の TID の管理のためのコネクターのアップグレード

ALE Module は、SAP アプリケーションから受け取ったすべてのトランザクションの IDoc オブジェクトとトランザクション ID (TID) を永続的に保管します。バージョン 4.8.x 以前のコネクターのリリースでは、コネクターは IBM WebSphere コラボレーション、ビジネス・オブジェクトおよびマップを使用してデータをリポジトリーに格納していました。

重要: ALE Module が SAP アプリケーションとの間でやりとりされる IDoc を処理できるようにするには、コネクターをアップグレードする必要があります。ただし、コネクターをアップグレードする前に、現在の IDoc の処理サイクルを最後まで実行できるようにすることが不可欠です。

コネクターをアップグレードして、ALE Module が IDoc を処理できるようにする前に、イベント・ディレクトリーおよび WIP ディレクトリー内の現在のファイルの処理を完了しておく必要があります。また、アーカイブ・ディレクトリーを調べて、失敗したイベントやアンサブスクライブされたイベントがないか確認してください。

イベント・ディレクトリーおよび WIP ディレクトリー内の現在のファイルの処理を完了するには、次の作業を行います。

失敗したイベントやアンサブスクライブされたイベントがあった場合、この処理を完了するには、次の作業を行います。

注:
トランザクション SM58 の使用時に SAP システムで正常に処理されない IDoc が見つかった場合、コネクターがアップグレードされるまで待って、その IDoc を再サブミットしてください。コネクターのアップグレードが完了したら、エラーを訂正して IDoc を再サブミットし、新しい TID 管理で処理されるようにしてください。

ディレクトリーに処理すべきものがなくなったら、アップグレードを適用して、以下のセクションにある構成手順に従ってください。

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