RFC Server Module のビジネス・オブジェクトの開発

この章では、RFC Server Module のために必要なビジネス・オブジェクトおよびビジネス・オブジェクト・ハンドラーについて説明します。また、背景情報を提供し、ビジネス・オブジェクト生成ユーティリティーの SAPODA が定義を生成する方法についても説明します。この章の読者は、コネクターがビジネス・オブジェクトを処理する方法について十分な知識を持っていることが想定されています。RFC Server Module での ビジネス・オブジェクト処理の詳細については、RFC Server Module の概要を参照してください。

この章の内容は以下のとおりです。

RFC Server Module 用のビジネス・オブジェクト開発は、アプリケーション固有ビジネス・オブジェクト定義と、それに関連付けられた、サポートする必要のある各 RFC 対応機能用 の RFC Server 固有ビジネス・オブジェクト・ハンドラーの作成から成り立っています。SAPODA では、SAP アプリケーションのネイティブ定義を、これらについての定義を生成する際のテンプレートとして使用するため、これらの定義を生成する場合には SAPODA を使用することをお勧めします。

注:
SAP は、コネクターがサポートする標準の動詞 (Create、Update、Delete、および Retrieve) にマップできる、多数のメソッドをサポートします。RFC 対応機能で使用される任意のメソッドをサポートする、ビジネス・オブジェクトや RFC Server 固有ビジネス・オブジェクト・ハンドラーを開発できます。

注:
ビジネス・オブジェクトおよび RFC Server 固有ビジネス・オブジェクト・ハンドラーを作成したら、必ず RFC Server Module を SAP Gateway に登録してください。詳細については、RFC Server Module の SAP gateway への登録を参照してください。

Copyright IBM Corp. 2004, 2005