WebSphere Application Server または WebSphere Application Server Express を使用するための Web ベース・ツールの構成

このセクションでは、Web ベース・ツールを構成して、WebSphere Application Server または WebSphere Application Server Express を使用する方法について説明します。Tomcat を使用する手順の説明については、Tomcat を使用するための Web ベース・ツールの構成を参照してください。

Web ベース・ツールを構成して WebSphere Application Server または WebSphere Application Server Express を使用するには、WebSphere Business Integration Server Express および Express Plus に付属のスクリプトを実行します。このスクリプトは CWDashboard.bat このスクリプトは ProductDir¥bin に置かれています (ProductDir は、デフォルトではディレクトリー C:¥IBM¥WebSphereServer を表します)。このスクリプトを実行すると、IBM HTTP Web Server などの Web サーバーとツールを連動させるかどうかを構成できます。

先に進む前に、WebSphere Application Server または WebSphere Application Server Express バージョン 5.1.1 以上がインストール済みであることを確認します。(WebSphere Application Server Express バージョン 6 は、WebSphere Business Integration Server Express または Express Plus の Launchpad からインストールできます。) 次に、使用環境で Web サーバーを使用するかしないかに応じて、次のいずれかのセクションに進みます。

Web サーバー使用時の Web ベース・ツールの構成

WebSphere Application Server には、Web サーバーが付属しています。しかし、WebSphere Application Server Express には付属していません。WebSphere Application Server Express を使用していて、Web サーバーを使用する場合は、IBM HTTP Server (IBM Web サイトから無料で入手可能) および WebSphere Application Server Express の Web サーバー・プラグインを入手してインストールする必要があります。詳細については、WebSphere Application Server Express の資料を参照してください。

Web ベース・ツールを構成して Web サーバーを使用するには、以下の手順を実行します。

  1. 以下のパラメーターを指定して CWDashboard.bat を実行します。

    コマンド例を 2 つ示します。

    重要:
    この手順中のいくつかのステップでは、1 つ以上の行でコマンドが改行され、その部分がスラッシュ (/) で示されています。これらの改行が挿入されたのは、ページ内にテキストが収まるようにするためです。実際にコマンドを入力する場合は、これらの箇所に改行ではなくスペースを挿入してください。
  2. WebSphere 管理者のコンソールから左ナビゲーション・ペインの「環境」を展開し、「Web サーバー・プラグインの更新」リンクをクリックし、「OK」をクリックします。
  3. ICSMonitor Application Server が始動している場合は、コマンド行から停止します。
    C:¥Program Files¥IBM¥WebSphere¥Express60¥AppServer¥bin¥stopServer.bat  /
     ICSMonitor
  4. 以下のようにコマンド行から ICSMonitor Application Server を始動します。
    C:¥Program Files¥IBM¥WebSphere¥Express60¥AppServer¥bin¥startServer.bat  /
     ICSMonitor
  5. System Monitor または Failed Event Manager にアクセスするには、次の URL を入力します。
    http://hostname/ICSMonitor
    ここで、hostname は、WebSphere Application Server または WebSphere Application Server Express がインストールされているコンピューターの名前です。
  6. Web Deployment にアクセスするには、次の URL を入力します。
    http://hostname/WebDeployment
    ここで、hostname は、WebSphere Application Server または WebSphere Application Server Express がインストールされているコンピューターの名前です。

Web サーバー不使用時の Web ベース・ツールの構成

インストール環境で Web サーバーを使用していない場合は、異なるポート番号を使用するように Web ベース・ツールを構成する必要があります。以下の手順を実行します。

  1. 以下のパラメーターを指定して、ProductDir¥bin¥CWDashboard.bat を実行します。

    コマンド例を 2 つ示します。

    重要:
    この手順中のいくつかのステップでは、1 つ以上の行でコマンドが改行され、その部分がスラッシュ (/) で示されています。これらの改行が挿入されたのは、ページ内にテキストが収まるようにするためです。実際にコマンドを入力する場合は、これらの箇所に改行ではなくスペースを挿入してください。
  2. コマンド行から ICSMonitor Application Server を停止します。
    C:¥Program Files¥IBM¥WebSphere¥Express60¥AppServer¥bin¥stopServer.bat  /
     ICSMonitor
  3. 以下のようにコマンド行から ICSMonitor Application Server を始動します。
    C:¥Program Files¥IBM¥WebSphere¥Express60¥AppServer¥bin¥startServer.bat  /
     ICSMonitor
  4. System Monitor および Failed Event Manager にアクセスするには、次の URL を入力します。
    http://hostname:portnumber/ICSMonitor
    ここで、hostname は、WebSphere Application Server または WebSphere Application Server Express がインストールされているコンピューターの名前です。
  5. Web Deployment にアクセスするには、次の URL を入力します。
    http://hostname:portnumber/WebDeployment
    ここで、hostname は、WebSphere Application Server または WebSphere Application Server Express がインストールされているコンピューターの名前です。

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