ここでは、以下のことについて説明します。
SiebelODA をインストールするには、アダプター・インストーラーを使用します。「システム・インストール・ガイド(Windows(R)版)」に示す指示に従ってください。インストールが完了すると、システムの製品をインストールしたディレクトリーに以下のファイルがインストールされます。
SiebelODA を実行する前に、必要な Siebel アプリケーションの .jar ファ イルを %ProductDir%/connectors/Siebel/dependencies ディレ クトリーにコピーしてください。以下のファイルをこのディレクトリーにコピーしてください。
SiebelJI_enu.jar Siebel.jar
SiebelJI_enu.jar SiebelJI_Common.jar
Siebel のデフォルト・バージョンは 7.x に設定されています。以下の行の REM が除去されていないことを確認してください。
REM set SIEBELVERSION="6.x"
SiebelDataBean.jar SiebelTC_enu.jar SiebelTcCommon.jar SiebelTcOM.jar
start_SiebelODA.bat ファイルを編集して以下の行の REM を除去しなければなりません。
REM set SIEBELVERSION ="6.X"
SiebelODA をインストールした後、以下のことを行ってビジネス・オブジェクトを生成してください。
以降のセクションで、これらのステップについて詳しく説明します。
以下の表は、Siebel アプリケーションのデータ型、および対応する WBI ビジネス・オブジェクト定義のデータ型を示しています。これらのデータ型は WBI Adapter for Siebel ODA でのみ使用されます。アプリケーションはすべての属性値をストリングと見なします。
Siebel のデータ型 | WBI Adapter for Siebel のデータ型 |
DTYPE_BOOL |
Boolean |
DTYPE_ID |
String |
DTYPE_PHONE |
String |
DTYPE_TEXT |
String |
DTYPE_NOTE |
String |
DTYPE_DATE |
Date |
DTYPE_TIME |
Date |
DTYPE_DATETIME |
Date |
DTYPE_UTCDATETIME |
Date |
DTYPE_INTEGER |
Integer |
DTYPE_NUMBER |
Float |
DTYPE_CURRENCY |
Double |
以下のデータ型マッピングは、「ビジネス・サービス (Business Services)」オプションを使用してビジネス・オブジェクト定義を作成するときに使用されます。 | |
Hierarchy | Container または String。「統合オブジェクト (Integration Object)」フィールドに取り込まれた内容によって異なります。 |
Integration object | Container または String。「統合オブジェクト (Integration Object)」フィールドに取り込まれた内容によって異なります。 |
Number | Integer |
String | String |
Date | Date |
SiebelODA は、オペレーティング・システムに応じた適切な始動スクリプトで起動できます。
start_SiebelODA.bat
Business Object Designer Express を使用して SiebelODA を構成し、実行します。Business Object Designer Express はビジネス・オブジェクト・ウィザードを起動します。ビジネス・オブジェクト・ウィザードは、各スクリプトまたはバッチ・ファイルの AGENTNAME 変数で 指定された名前で各 ODA を探し出します。このコネクターのデフォルト ODA 名は SiebelODA です。
ネットワーク内のローカル・ホストまたはリモート・ホストの いずれかで、ODA の複数インスタンスを実行することができます。各インスタンスは、固有のポートで実行されます。
エラー・メッセージ・ファイルおよびトレース・メッセージ・ファイル (デフォルトでは SiebelODAAgent.txt) は、製品ディレクトリーの下の ¥ODA¥messages サブディレクトリーにあります。これらのファイルには、次の命名規則が使用されます。
AgentNameAgent.txt
ODA スクリプト・ファイルまたはバッチ・ファイルの複数のインスタンスを作成し、各インスタンスに対応する ODA に固有の名前を指定した場合には、各 ODA インスタンスに対応するメッセージ・ファイルを持つことができます。異なる名前の付いた ODA インスタンスが複数存在しても、メッセージ・ファイルは共通にすることも可能です。有効なメッセージ・ファイルを指定する 2 つの方法があります。
構成処理中は、以下の項目を指定します。
表 7 で、これらの値を説明します。
トレース・レベル | 説明 |
0 | すべてのエラーを記録する |
1 | メソッドのすべての開始メッセージおよび終了メッセージをトレースする |
2 | ODA のプロパティーとそれらの値をトレースする |
3 | すべてのビジネス・オブジェクトの名前をトレースする |
4 | 作成されたすべてのスレッドの詳細をトレースする |
5 | * ODA のすべてのプロパティーの初期値を示す * SiebelODA により作成された各スレッドの詳細状況をトレースする * ビジネス・オブジェクト定義ダンプをトレースする |
これらの値を設定する場所については、表 8 を参照してください。