統合ブローカーと Lotus Domino Server 間の通信を可能にするアダプター・コンポーネントを以下に示します。
Lotus Domino アダプターには、上記のコンポーネントを含むすべてのアダプター・コンポーネントが装備されています。アダプターをセットアップするには、アダプターをインストールして構成するだけです。
コネクターは、Lotus Domino と統合ブローカー間の通信を可能にする以下のコンポーネントで構成されています。
コネクターのアプリケーション固有コンポーネントは、以下のタスクを実行します。
ビジネス・オブジェクト・ハンドラーは、アプリケーション固有のコンポーネントに属しています。 統合ブローカーからアダプターに送信されたビジネス・オブジェクトを処理します。
コネクター・フレームワークは、コネクターのアプリケーション固有のコンポーネントと統合ブローカーの間の対話を管理します。ビジネス・オブジェクトを送受信し、始動メッセージや管理メッセージの交換を管理します。また、コネクターが必要とするメタデータをリポジトリーから検索します。
イベント表は、構成ビュー、イベント・ビュー、およびアーカイブ・ビューという 3 つのデータ・セット (ビュー) からなります。 構成ビューには、アダプターの構成時にイベント・リスナーが検出するイベントとして選択した Lotus Domino Server イベントのタイプに関する情報が格納されます。 イベント・ビューには、実際のサーバー・イベントの情報が格納されます。 アーカイブ・ビューには、処理されたイベントの状況情報が格納されます。
イベント・リスナーは、Lotus Domino Extension Manager 実行可能ライブラリーです。イベント・リスナーは Lotus Domino Server の拡張機能としてインストールします。Lotus Domino Server で発生したイベントを検出し、指定のイベントに関する情報をイベント表に保管します。アダプターのセットアップ時に、情報を格納するイベント、つまり、統合ブローカー (および最終的には別のアプリケーション) へ渡すイベントのタイプを構成します。これにより、指定されたタイプの Lotus Domino Server イベントをリスナーが検出し、イベント表に記録します。イベント・リスナーの名前をサーバーの NOTES.INI ファイルに追加する必要があります。これにより、サーバーの始動時にイベント・リスナーも始動されます。(NOTES.INI ファイルの変更方法の詳細については、アダプターのインストールと構成を参照してください。)