アダプターをインストール、構成、および使用する前に、アダプターの環境要件を理解しておく必要があります。
Connector for HTTP をインストールする前に、以下の前提事項およびソフトウェア要件を確認してください。
アダプターは以下のプラットフォーム上で稼働します (オペレーティング・システム)。
さまざまな規格や技術により、ネットワークを介してほかの Web サービスの機能にアクセスできるようになります。
アダプターが使用する規格は、以下のとおりです。
アダプターが使用する API は、以下のとおりです。
構成によっては、追加のソフトウェアをインストールする必要がある場合もあります。構成別の要件については、以下のセクションで説明します。
SSL の使用を計画している場合は、鍵ストア、証明書、および鍵生成を管理するために、サード・パーティーのソフトウェアを使用する必要があります。鍵ストア、証明書のセットアップ、または鍵生成用のツールは提供されていません。Keytool (IBM JRE に同梱) の使用を選択して、自己署名証明書を作成し、鍵ストアを管理することもできます。詳しくは、SSLを参照してください。
コネクターは、2 バイト文字セットをサポートできるようにグローバル化対応されています。ある文字コードを使用するロケーションから別のコード・セットを使用するロケーションへ、コネクターがデータを転送するとき、コネクターはデータの意味を保存するため、文字変換を実行します。
Java 仮想マシン (JVM) 内の Java ランタイム環境では、データは Unicode 文字コード・セットで表現されます。Unicode には、ほとんどの既知の文字コード・セット (1 バイト系とマルチバイト系をいずれも含む) に対応できるエンコード方式が組み込まれています。WebSphere Business Integration システムのコンポーネントの大部分は Java で作成されています。したがって、ほとんどのインテグレーション・コンポーネント間で、文字変換を行わずにデータを転送できます。
このセクションでは、グローバリゼーションとコネクターについて説明します。
コネクターは、プラグ可能なプロトコル・リスナーを使用してイベント通知を行います。 プロトコル・リスナーは、トランスポートからメッセージを抽出し、メッセージ・メタデータで指定されたデータ・ハンドラーを呼び出します。リスナー処理の詳細については、HTTP および HTTPS プロトコル・リスナー処理を参照してください。
コネクターは、プラグ可能 HTTP-HTTPS プロトコル・ハンドラー・フレームワークを使用して 要求処理を行います。プロトコル・ハンドラーはデータ・ハンドラーを呼び出します。詳細については、HTTP-HTTPS プロトコル・ハンドラー処理を参照してください。
HTTP アダプターは、任意のデータ・ハンドラーを使用して構成できます。データ・ハンドラー構成 の概要については、データ・ハンドラーの構成を参照してください。