JText アダプターの概要

この章では、WebSphere Business Integration Server Express Adapter for JText について説明します。アダプターは、統合ブローカーがテキスト・ファイルまたはバイナリー・ファイルの交換によりアプリケーションと通信できるようにしますこのコネクターは API を持たないアプリケーションとのデータの統合を容易にします。

アダプターは、コネクター・フレームワークとアプリケーション固有のコンポーネントの 2 つのパーツで構成されています。コネクター・フレームワークは統合ブローカーとアプリケーション固有のコンポーネントの間の仲介役として機能し、そのコードはどの コネクターにも共通です。アプリケーション固有の コンポーネントには、特定のアプリケーション用に調整されたコードが組み込まれています。コネクター・フレームワークは、統合ブローカーとアプリケーション固有のコンポーネントの間で、以下のサービスを提供します。

本書には、コネクター・フレームワークとアプリケーション固有のコンポーネント に関する情報が含まれています。本書では、これらのコンポーネントの両方を アダプターとして参照します。

この章には以下のトピックが含まれます。

統合ブローカーとコネクターの関係の詳細については、「システム管理ガイド」を参照してください。

JText アダプターは、次の場合に使用します

上記の事例でアプリケーションを大容量のシステムに統合する場合には、JText コネクターを介してストリング・ファイルまたはバイナリー・ファイルを交換するのが最も簡単な 方法です。

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