コラボレーション・オブジェクトおよびコネクター・コントローラーは、イベントにより 起動される複数のフローを同時に処理するよう構成できます。これによって、イベント により起動されるインターフェースのパフォーマンスが大幅に向上します。
コラボレーションは、イベントにより起動される複数のフローを並行して処理 するように構成できます。並行イベント処理を適切に行うと、システムのスループット およびイベント処理への応答時間が改善されます (下のヒントを参照)。デフォルトでは、コラボレーションはイベントにより起動されるフローを一度に 1 つずつ処理します。
コラボレーションがイベントにより起動されるフローを並行処理しているとき、コラボレーションはこれらのフローの依存関係を識別し、それらがコネクター・コントローラー から送信された順に処理します。イベントにより起動されるフローの並行処理は、データの競合がないフローで実行されますが、データの競合があるフローは、受信された 順に処理されます。
コラボレーションがイベントにより起動される複数のフローを処理するよう 構成するには、並行イベントの最大数を参照してください。
コラボレーションのインバウンド・ポートが、Server Access Interface を介する外部呼び出し を受信するためだけにバインドされていて、他のコネクターにバインドされていない 場合、「並行イベントの最大数」の値を 0 に設定すると パフォーマンスを向上させることができます。しかし、コラボレーションがコネクターとの双方向交換に使用されている場合は、この値を 0 に設定しないでください。
コラボレーション・オブジェクト・グループ内の各コラボレーションは、イベントにより起動される多数の並行フローを処理するために個々に構成できます。グループ内のすべてのコラボレーションには、イベントにより起動される 並行フローの数を同じ値に設定して、並行率の低いコラボレーションがボトルネックに ならないようにすることをお勧めします。
コネクター・コントローラーは、イベントにより起動される複数のフローを並行して処理 するように構成できます。
コネクターがイベントにより起動されるフローを並行処理するよう構成すると、イベント・フローの処理パフォーマンスが向上します。これは、複数のビジネス・オブジェクト を同時にマッピングに変換できるためです。
コネクター・コントローラーがイベントにより起動されるフローを並行処理する よう構成するには、「ConcurrentEventTriggeredFlows」プロパティー を、並行処理するフローの最大数に設定します。このプロパティーの詳細については、ConcurrentEventTriggeredFlowsを参照してください。Connector Configurator を 使用してコネクター・プロパティーを設定する方法の詳細については、コネクターの構成の概要を参照してください。
コネクターが宛先としてのみ使用されている場合、「ConcurrentEventTriggeredFlows」の 値を 0 に設定すると、パフォーマンスが向上します。しかし、コネクターが コラボレーションとの双方向交換に使用されている場合は、この値を 0 に設定しないでください。