このセクションでは、以下について説明します。
OracleAppsODA をインストールするには、インストーラーを使用します。「WebSphere Business Integration Server Express インストール・ガイド (Windows 版)」、「WebSphere Business Integration Server Express インストール・ガイド (Linux 版)」、または「WebSphere Business Integration Server Express インストール・ガイド (i5/OS 版)」の説明に従ってください。インストールが完了すると、この製品のインストール先のディレクトリーに以下のファイルがインストールされます。
OracleAppsODA を実行する前に、以下の作業を行う必要があります。
変数 | 説明 | 例 |
---|---|---|
AGENTNAME | ODA の名前 |
Linux: AGENTNAME=OracleAppsODA Windows の場合: set AGENTNAME=OracleAppsODA |
AGENT | ODA の jar ファイルの名前 |
Linux: AGENT=$CROSSWORLDS/ODA/OracleApps/ OracleAppsODA.jar Windows の場合: set AGENT=%CROSSWORLDS%¥ODA¥OracleApps¥ OracleAppsODA.jar |
DRIVERPATH | JDBC ドライバー・ライブラリーのパス: OracleAppsODA は、ドライバー・クラスを使用して、指定されたデータベースへの接続を確立します。Oracle データベースのドライバーへのパスを追加します。 |
Linux: DRIVERPATH=$CROSSWORLDS/lib/ xwutil.jar:$CROSSWORLDS/lib/ xwbase.jar:$CROSSWORLDS/lib/ xwsqlserver.jar:$CROSSWORLDS/lib/ spy/lib/spy.jar Windows: set DRIVERPATH=%CROSSWORLDS%¥lib¥ xwutil.jar;%CROSSWORLDS%¥lib¥ xwbase.jar;%CROSSWORLDS%¥lib¥ xwsqlserver.jar;%CROSSWORLDS%¥lib¥ spy¥lib¥spy.jar |
DRIVVERLIB | JDBC ドライバーによって使用されるネイティブ・ライブラリーのパス。 |
Linux: DRIVERLIB=$CROSSWORLDS/bin/libdb2jdbc.dll Windows: DRIVERLIB=%CROSSWORLDS%¥bin¥db2jdbc.dll |
JDBC ドライバーのインストールを終え、シェルまたはバッチ・ファイルで構成値を設定したのち、以下のことを行ってビジネ ス・オブジェクトを生成する必要があります。
このステップについては、以下のセクションで詳しく説明します。
OracleAppsODA を起動するには、ご使用のオペレーティング・システムに応じた始動スクリプトを使用します。
Linux:
start_OracleAppsODA.sh
i5/OS: ODA を始動する場合に優先される方法は次のとおりです。
コンソール機能を使用して i5/OS の ODA を始動するには、以下のステップを実行します。WebSphere Business Integration Server Express Console がインストールされている Windows マシンで以下の手順を実行します。
OracleAppsODA を構成して実行するには、Business Object Designer Express を使用します。Business Object Designer Express は、各スクリプト・ファイルまたはバッチ・ファイルの AGENTNAME 変数に指定された名前により各 ODA を見つけます。このコネクターのデフォルトの ODA 名は OracleAppsODA です。
OracleAppsODA の停止: i5/OS の場合は、ODA を始動した方法によって、ODA を停止する方法が決まります。
Windows:
start_OracleApps.bat
OracleAppsODA を構成して実行するには、Business Object Designer Express を使用します。Business Object Designer Express は、各スクリプト・ファイルまたはバッチ・ファイルの AGENTNAME 変数に指定された名前により各 ODA を見つけます。デフォルト ODA の名前は、OracleAppsODA です。
ODA の複数のインスタンスを実行するときには、ODA の名前を変更することをお勧めします。固有の名前を持つ追加 OracleAppsODA インスタンスを作成する手順は、次のとおりです。
ODA インスタンスを別個のマシン上で実行するときには、それぞれのインスタンス名の先頭にホスト・マシンの名前を付けることを お勧めします。ODA をオブジェクト活動化デーモン (OAD) に登録した場合、ORB ファインダー (osfind) を実行して、ネットワーク上にある既存の CORBA オブジェクト名を検索できます。
エラーおよびトレース・メッセージ・ファイル (デフォルト・ファイルは OracleAppsODAAgent.txt) は、製品ディレク トリー配下の ¥ODA¥messages¥ に置かれます。これらのファイルには、次の命名規則が使用されます。
AgentNameAgent.txt
ODA スクリプト・ファイルまたはバッチ・ファイルの複数のインスタンスを作成し、各インスタンスに対応する ODA に固有の名前を指定した場合には、各 ODA インスタンスに対応するメッセージ・ファイルを持つことができます。異なる名前の付いた ODA インスタンスが複数存在しても、メッセージ・ファイルは共通にすることも可能です。有効なメッセージ・ファイルを指定する方法は 2 つあります。
ODA の構成時にメッセージ・ファイルの名前を正しく指定できなかった場合には、ODA はメッセージなしに稼働します。メッセージ・ファイル名の指定の詳細については、初期化プロパティーの構成を参照してください。
構成プロセスの間に、以下の項目を指定します。
表 14 で、各トレース・レベルの値を説明します。
トレース・レベル | 説明 |
0 | すべてのエラーを記録します |
1 | メソッドのすべての開始メッセージおよび終了メッセージをトレースします |
2 | ODA のプロパティーとそれらの値をトレースします |
3 | すべてのビジネス・オブジェクトの名前をトレースします |
4 | 作成されたすべてのスレッドの詳細をトレースします |
5 |
|
これらの値の構成方法については、初期化プロパティーの構成を参照してください。