Adapter for WebSphere MQ の環境

アダプターをインストール、構成、および使用する前に、アダプターの環境要件を理解しておく必要があります。

アダプター・プラットフォーム

ブローカーのほかに、このアダプターでは以下のオペレーティング・システムのいずれかが必要です。

アダプターの依存関係

このアダプターには、以下のソフトウェア前提条件と、その他の依存関係があります。

注:
このアダプターは、WebSphere MQ 5.3 環境で SSL (Secure Socket Layer) をサポートしていません。 アダプター・フレームワークと統合ブローカーの通信に適切な WebSphere MQ ソフトウェア・バージョンについては、Windows、Linux、または i5/OS 用の「WebSphere Business Integration Server Express インストール・ガイド」を参照してください。

ロケール依存データ

コネクターは国際化され、2 バイト文字セットをサポートし、特定の言語でメッセージ・テキストを配信できるようになっています。コネクターが、ある文字コード・セットを使用する場所から別の文字コード・セットを使用する場所にデータを転送する場合、文字変換を実行してデータの意味を保持します。

このアダプターは、アラビア語、ヘブライ語、ウルドゥー語、ペルシア語、およびイディッシュ語などの言語に対して、双方向スクリプト・データの処理をサポートします。双方向の能力を使用するには、標準の双方向プロパティーを構成する必要があります。詳しくは、付録 A の『コネクターの標準構成プロパティー』を参照してください。

Java 仮想マシン (JVM) 内での Java ランタイム環境は、Unicode 文字コード・セットでデータを表します。 Unicode には、ほとんどの既知の文字コード・セット (1 バイト系とマルチバイト系をいずれも含む) に対応できるエンコード方式が組み込まれています。WebSphere Business Integration システム の大部分のコンポーネントは Java で作成されています。したがって、ほとんどの統合コンポーネントの間でデータが転送されても、文字変換の必要はありません。

エラー・メッセージや通知メッセージを個々の国や地域に合った適切な言語で記録するには、個々の環境に合わせて Locale 標準構成プロパティーを構成する必要があります。構成プロパティーの詳細については、付録A. コネクターの標準構成プロパティーを参照してください。


1.
ご使用の環境で文字セット変換に convert-on-the-get 方法を実装している場合は、最新の MA88 (JMS クラス) を IBM からダウンロードしてください。パッチ・レベルは最低でも 5.2.2 である必要があります (WebSphere MQ バージョン 5.2 の場合)。これにより、サポートされないエンコード・エラーを避けることができます。

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