このセクションでは、アダプターのモジュールの始動時または実行 時に発生する可能性のある問題について説明します。以下のトラブルシューティングの項目について説明し ます。
以下のサブセクションでは、共通の始動時の問題に関する推奨事項を示します。
コネクターの始動時に障害が発生した場合には、以下のように対処します。
コネクターが SAP アプリケーションにログオンできない場合には、次のように対処します。
コネクターが SAP アプリケーションに正常にログオンし、その直後にセッションがクローズする場合は、データベースに問題がある可能性があります。PSAPUSER1D および PSAPUSER1I 表スペースに対して十分なスペースが割り振られているかどうかを確認します。デフォルトでは、SAP システムは、これら 2 つの表スペースに対して最小のスペースを割り振ります。コネクターは、デフォルトのスペースよりも大きなスペースを必要とします。詳細については、ログ表スペース・サイズの拡張を参照してください。
コネクターが「connection to the SAP application is lost」というメッセージを表示してダウンしたり、RFC システム例外が発生した場合には、ネットワークに問題がある可能性があります。コネクター・ユーザー向けの短いダンプ、またはエラーが発生した時刻を検査してください。IBM WebSphere BI Station ツールを使用するか、またはトランザクション ST22 に移動します。さらに情報が必要な場合は、トランザクション SM21 に移動して、システム・ログを検査します。
ビジネス・オブジェクトではデフォルト値が設定されていても、コネクターがその値を取り出していません。これは構成の問題です。デフォルト値を 使用するには、UseDefaults コネクター・プロパティーを true に設定し、デフォルト値を必要とする各属性を、ビジネス・オブジェクト定義で 必須としてマークする必要があります。
InterChange Server Express で、コラボレーションが特定のビジネス・オブジェクトにサブスクライブされていない場合には、以下のように対処します。