InterChange Server Express のセットアップ

InterChange Server Express を効率的に管理するには、InterChange Server Express を System Manager に登録し、System Manager を通じて InterChange Server Express に接続する必要があります。以下のセクションでは、これらのタスクを実行する方法について説明します。

リモートの Windows マシンで System Manager を始動する

System Manager は、InterChange Server Express およびリポジトリーとの GUI です。これは、Windows XP および Windows 2003 プラットフォームでのみ稼働します。

System Manager を始動するには、リモートの Windows マシン上で、「スタート」 > 「プログラム」 > 「IBM WebSphere Business Integration Express」 > 「Toolset Express」 > 「管理」 > 「System Manager」を選択します。

注:
System Manager パースペクティブがデフォルトで表示されます。表示されない場合は、IBM Eclipse SDK メニュー・バーで「ウィンドウ」 > 「パースペクティブを開く」 > 「その他」を選択して、「System Manager」をダブルクリックすれば、System Manager が始動します。

InterChange Server Express を System Manager に登録する

System Manager では、InterChange Server Express のインスタンスを管理できます。管理したいインスタンスは、System Manager に登録する必要があります。サーバーを登録すると、その名前は、サーバーが削除されない限り常に System Manager に表示されます。

InterChange Server Express インスタンスを登録するには、以下のステップに従います。

  1. System Manager をホスティングする Windows クライアントがネーム・サーバーに正しくアクセスできるようにするため、ProductDir¥bin¥CWSharedEnv.bat ファイルの ORB_HOST プロパティーが、InterChange Server Express を稼働しているマシンの IP アドレスに設定されていることを確認します。このように設定されていない場合は、この値を設定するため、Windows クライアントのコマンド行で次のコマンドを入力してください。
    set ORB_HOST=IP_address
    注:
    あるいは、ORB_HOST=machine_name と設定して、%windir%¥system32¥drivers¥etc¥hosts ファイルに IP_address machine_name 行を追加します。この例では、IP_address は InterChange Server Express をホスティングするマシンの IP アドレスで、machine_name は InterChange Server Express をホスティングするマシンの名前です。
  2. ネーム・サーバーが Linux マシン上の InterChange Server Express を名前で正しく検索できるようにするため、Linux マシン上の /etc/hosts ファイルに次のようなエントリーがあることを確認します。
    ip_address localhost.localdomain localhost
  3. System Manager で、左ペインの「InterChange Server インスタンス」を右マウス・ボタンでクリックして、「サーバーを登録」を選択します。
  4. 「新規サーバーを登録」ダイアログ・ボックスで、InterChange Server Express の名前をブラウズするか、入力します。
    注:
    統合テスト環境でサーバーを使用する予定の場合は、「テスト・サーバー」チェック・ボックスを選択します。統合テスト環境は、ローカル・テスト・サーバーとして登録されたサーバーとのみ通信します。
  5. ユーザー名とパスワードを入力して、「ユーザー ID およびパスワードを保管」チェック・ボックスを選択します。このユーザー名とパスワードは、Launchpad インストール・プロセス中に「RBAC」画面で入力したユーザー名とパスワードと同じにする必要があります。
  6. 「OK」を選択します。

    サーバー名が System Manager ウィンドウの左ペインに表示されます。表示されない場合は、「InterChange Server インスタンス」フォルダーを展開してください。

InterChange Server Express への接続

登録された InterChange Server Express が稼働していることを、接続によって検証します。System Manager を使用して InterChange Server Express に接続するには、以下のステップに従います。

  1. System Manager で、左ペインにある InterChange Server Express の名前を右マウス・ボタンでクリックして、「接続」を選択します。
  2. 「サーバー・ユーザー ID およびパスワード」確認画面で「OK」を選択します。

ヒント:
System Manager の左ペインにある InterChange Server Express の名前の横のアイコンが緑色であれば、InterChange Server Express はすでに System Manager に接続しています。

InterChange Server Express のパスワードの変更

InterChange Server Express は、InterChange Server Express 管理者だけが知っているパスワードによって保護されます。このパスワードは、インストール時に「RBAC」画面で作成されました。セキュリティーのためにパスワードを変更したい場合は、システムのセットアップ後に変更できます。

InterChange Server Express のパスワードを変更するには、以下のステップに従います。

  1. System Manager で、左ペインの InterChange Server Express 名を右マウス・ボタンでクリックして、「パスワードのリセット」を選択します。
  2. ダイアログが開くので、その中でユーザー名を選択して、旧パスワードおよび新規パスワードを入力し、確認のために新規パスワードを再入力して、「OK」を選択します。

InterChange Server Express の再始動

パスワードの変更を有効にするには、InterChange Server Express をシャットダウンして再始動する必要があります。その手順は以下のとおりです。

  1. System Manager で、左ペインにある稼動中の InterChange Server Express 名を右マウス・ボタンでクリックして、「シャットダウン」を選択します。
  2. 「サーバーをシャットダウン」ダイアログ・ボックスで、現在の作業を終了した後にサーバーを正常にシャットダウンするか、あるいはクリーンアップを実行しないで即時にシャットダウンします。

    「正常」を選択して、「OK」を選択します。

    注:
    待たずにサーバーをシャットダウンする必要がある場合のみ、「即時に」を選択してください。
  3. 次のコマンドを入力して、InterChange Server Express を再始動します。
    ProductDir/bin/ics_manager -start
  4. System Manager で InterChange Server Express 名を右マウス・ボタンでクリックして、InterChange Server Express に接続します。ダイアログが開くので、その中でサーバーのユーザー名とパスワードを入力して、「OK」を選択します。

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