Connector for mySAP.com と関連ファイルのインストール
コネクターは、コネクターのアプリケーション固有コンポーネントと SAP の RFC ライブラリーの 2 つの部分から成り、これらをインストールする必要があります。
必要なコネクター・ファイルをインストールした後、Java コネクター (SAP JCo) ファイルをダウンロードおよびインストールすることが必要です。SAP JCo ファイルのダウンロードとインストールの詳細については、SAP の Java コネクター (SAPJCo) のインストール を参照してください。
注:
インストーラーは、コネクターのアプリケーション固有コンポーネントに対応するメニュー・オプションをアダプター・メニューに追加します。コネクターをすばやく始動するには、このコンポーネントへのショートカットをデスクトップに作成してください。
リモート・マシンへのコネクターのインストール
コネクターは、リモート・マシン上にインストールして実行することができます。1 つのマシンに統合ブローカーを、別のマシンにコネクターをインストールします。両方のマシンを同じサブネット上に置くことをお勧めしますが、必須ではありません。
複数のコネクター・インスタンスの作成
コネクターの複数インスタンスの作成は、多くの点でカスタム・コネクターの作成と似ています。以下に示すステップを実行することによって、コネクターの複数のインスタンスを作成して実行するように、ご使用のシステムを設定することができます。それには、以下の作業を行う必要があります。
- コネクター・インスタンスの新規ディレクトリーを作成する
- 必要なビジネス・オブジェクト定義が存在することを確認する
- 新規コネクター定義ファイルを作成する
- 新規始動スクリプトを作成する
新規ディレクトリーの作成
- Windows プラットフォームの場合:
ProductDir\connectors\connectorInstance
コネクターに、コネクター固有のメタオブジェクトがある場合は、コネクター・インスタンス用のメタオブジェクトを作成する必要があります。メタオブジェクトをファイルとして保管する場合は、次のディレクトリーを作成して、ファイルをそこに格納します。
ProductDir\repository\connectorInstance
ここで connectorInstance は、コネクター・インスタンスを一意的に示します。
InterChange Server Express サーバー名を
start_SAP.bat のパラメーターとして指定できます。例えば、start_SAP.bat connName serverName などです。
- i5/OS プラットフォームの場合:
/QIBM/UserData/WBIServer44/WebShereICSName/connectors/connectorInstance
ここで、connectorInstance はコネクター・インスタンスを一意的に示し、WebSphereICSName はコネクターの実行に使用する Interchange Server Express インスタンスの名前です。
コネクターに、コネクター固有のメタオブジェクトがある場合は、コネクター・インスタンス用のメタオブジェクトを作成する必要があります。メタオブジェクトをファイルとして保管する場合は、次のディレクトリーを作成して、ファイルをそこに格納します。
/QIBM/UserData/WBIServer44/WebSphereICSName/repository
/connectorInstance。ここで WebSphereICSName
はコネクターの実行に使用する Interchange Server Express
インスタンスの名前です。
- Linux プラットフォームの場合:
ProductDir/connectors/connectorInstance。ここで connectorInstance は、コネクター・インスタンスを一意的に示します。コネクターに、コネクター固有のメタオブジェクトがある場合は、コネクター・インスタンス用のメタオブジェクトを作成する必要があります。メタオブジェクトをファイルとして保管する場合は、ディレクトリー ProductDir/repository/connectorInstance を作成し、ファイルをここに格納します。InterChange Server Express のサーバー名を connector_manager のパラメーターとして指定することができます。例: connector_manager -start connName WebSphereICSName
[-cConfigFile]
ビジネス・オブジェクト定義の作成
プロジェクト内にコネクター・インスタンスごとのビジネス・オブジェクト定義が存在しない場合は、ビジネス・オブジェクト定義を作成する必要があります。
- 初期コネクターに関連付けられているビジネス・オブジェクト定義を変更する必要がある場合は、適切なファイルをコピーし、Business Object Designer Express を使用してそれらのファイルをインポートします。初期コネクターの任意のファイルをコピーできます。変更を加えた場合は、名前を変更してください。
- 初期コネクターのファイルは、次のディレクトリーに入っていなければなりません。
ProductDir\repository\initialConnectorInstance
作成した追加ファイルは、ProductDir¥repository の適切な connectorInstance サブディレクトリー内に存在している必要があります。
コネクター定義の作成
次の手順を使用して、Connector Configurator Express 内のコネクター・インスタンスの構成ファイル (コネクター定義) を作成します。
- 初期コネクターの構成ファイル (コネクター定義) をコピーし、名前変更します。
- 各コネクター・インスタンスが、サポートされるビジネス・オブジェクト (および関連メタオブジェクト) を正しくリストしていることを確認します。
- 必要に応じて、コネクター・プロパティーをカスタマイズします。
始動スクリプトの作成
始動スクリプトは以下のように作成します。
- 初期コネクターの始動スクリプトをコピーし、コネクター・ディレクトリーの名前を含む名前を付けます。
dirname
- この始動スクリプトを、ビジネス・オブジェクト定義の作成で作成したコネクター・ディレクトリーに格納します。
- (Windows の場合のみ) 始動スクリプトのショートカットを作成します。
- (Windows の場合のみ) 初期コネクターのショートカット・テキストをコピーし、新規コネクター・インスタンスの名前に一致するように (コマンド行で) 初期コネクターの名前を変更します。
- (i5/OS の場合のみ) 次の情報を使用して、コネクターのジョブ記述を作成します。
CRTDUPOBJ(QWBISAP) FROMLIB(QWBISVR44)OBJTYPE(*JOBD)TOLIB
(QWBISVR44) NEWOBJ(newemailname)。ここで、newemailname は新規コネクターのジョブ記述で使用する 10 文字の名前です。
- (i5/OS の場合のみ) 新規コネクターを WebSphere Business
Integration Server Express Console に追加します。WebSphere
Business Integration Server Express Console の詳細については、コンソールに付属のオンライン・ヘルプを参照してください。
