Relationship Manager の使用

Relationship Manager を使用すると、参加者とそのデータを含み、関係の実行時データに対する操作の表示、実行を行うことができます。関係に関する背景情報については、「マップ開発ガイド」を参照してください。

関係定義は、Relationship Designer Express を使用して作成します。実行時に、関係のインスタンスに対して、さまざまなアプリケーションからの情報を関連付けるデータが読み込まれます。この関係インスタンス・データは、関係を使用するマップが実行されるときに作成されます。このデータは、関係定義に指定されている関係表に格納されます。Relationship Manager には、データベース・ベンダーに関係なく、関係表と連携動作するグラフィカル・インターフェースが用意されています。

関係インスタンスごとに、Relationship Manager は、関係インスタンスの参加者定義と、キー属性と非キー属性の集合である参加者インスタンスの階層リストを表示します。関係ツリーには、関係インスタンス内の各参加者に関する詳細情報、エンティティーのタイプ、その値、および最終変更日付などが表示されます。関係インスタンス ID は、関係インスタンスが関係表に保管されるときに自動的に生成されます。Relationship Manager は、関係ツリーの最上位レベルにこのインスタンス ID を表示します。

図 46 に、Relationship Manager における同一関係に対する関係ツリーの例を示します。

図 46. Relationship Manager

Relationship Manager を使用すると、すべてのレベル (関係インスタンス・レベル、参加者インスタンス・レベル、および属性レベル) でエンティティーを操作することができます。例えば、以下のことを行うために、Relationship Manager を使用できます。

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