インストール済みファイルの構造

以下のセクションでは、インストール後の製品のパスとファイル名について説明します。

Windows のコネクター・ファイル構造

インストーラーは、コネクターに関連付けられた標準ファイルをご使用のシステムにコピーします。

このユーティリティーは、コネクター・エージェントを ProductDir¥connectors¥JMS ディレクトリーにインストールして、「スタート」メニューにコネクター・エージェントへのショートカットを追加します。ProductDir は、IBM WebSphere Business IntegrationServer Express Adapters 製品がインストールされているディレクトリーを表していることに注意してください。環境変数には、ProductDir ディレクトリーへのパス (デフォルト では IBM¥WebSphereAdapters) が含まれています。

表 7 に、コネクターが使用する Windows ファイル構造が記載されており、インストーラーを介したコネクターのインストールを選択した際に自動的にインストールされるファイルを示します。

表 7. コネクター用としてインストールされた Windows ファイル構造
ProductDir のサブディレクトリー 説明
connectors¥JMS¥CWJMS.jar
JMS コネクターに使用されるクラスを含みます。
connectors¥JMS¥start_JMS.bat
コネクターの始動スクリプト。
connectors¥JMS¥start_JMS_service.bat コネクター・サービスの始動スクリプト。
connectors¥messages¥JMSConnector.txt
コネクターのメッセージ・ファイル。
bin¥Data¥App¥JMSConnectorTemplate コネクター定義のためのテンプレート・ファイル。

注:
すべての製品のパス名は、使用システムで 製品がインストールされたディレクトリーを基準とした 相対パス名です。

Linux のコネクター・ファイル構造

インストーラーは、コネクターに関連付けられた標準ファイルをご使用のシステムにコピーします。

このユーティリティーは、コネクター・エージェントを ProductDir/connectors/JMS ディレクトリーにインストールします。

表 8 には、コネクターが使用する Linux ファイルの構造が説明されており、インストーラーによるコネクターのインストールを選択したときに自動的にインストールされるファイルが示されています。

表 8. コネクター用としてインストールされた Linux ファイル構造
ProductDir のサブディレクトリー 説明
connectors/JMS/CWJMS.jar
JMS コネクターに使用されるクラスを含みます。
connectors/JMS/start_JMS.sh
コネクターのシステム始動スクリプト。このスクリプトは、汎用のコネクター・マネージャー・スクリプトから呼び出されます。System Manager の「コネクター構成」画面をクリックすると、インストーラーは、このコネクター・マネージャー・スクリプト用にカスタマイズされたラッパーを作成します。コネクターの始動および停止には、このカスタマイズされたラッパーを使用してください。
connectors/messages/JMSConnector.txt
コネクターのメッセージ・ファイル。
binData/App/JMSConnectorTemplate
コネクター定義のためのテンプレート・ファイル。

注:
すべての製品のパス名は、使用システムで 製品がインストールされたディレクトリーを基準とした 相対パス名です。

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