Collaboration Capacity Pack のインストール
Collaboration Capacity Pack を正常にインストールするには、次に示す前提条件を満足する必要があります。
- OS/400 の場合、ユーザー・プロファイルには *ALLOBJ および *SECADM 特殊権限が必要です。
- Collaboration Capacity Pack のインストール先にするマシンには、あらかじめ WebSphere Business Integration Server Express
Plus をインストールしておく必要があります (Collaboration Capacity Pack は、WebSphere Business Integration Server Express のインストール環境にはインストールできません)。
- Collaboration Capacity Pack は、InterChange Server Express コンポーネントのインストール先と同じマシンにインストールする必要があります。
- 既存の Collaboration Capacity Pack インストール環境を、インストール時に指定する予定のサーバー・インスタンスと同じサーバー・インスタンス上に構築することはできません。
- QWBISVR44 サブシステムは稼働している必要がありますが、InterChange
Server Express インスタンスは停止している必要があります。
Collaboration Capacity Pack のインストール GUI を使用すると、選択したコラボレーション・グループがインストールされ、インストールされた内容が InterChange Server Express に配置されます。
Launchpad を呼び出してこのインストール GUI を起動するには、次の手順を実行します。
- Launchpad で、「Capacity Pack のインストール」というラベルの付いたボタンを選択します。
2 つのボタンがある「Capacity Pack のインストール」画面が表示されます。
- 「Collaboration Capacity Pack のインストール」を選択して GUI を起動し、Collaboration Capacity Pack をインストールします。Launchpad は、最初に、WebSphere Business Integration Server Express Plus の InterChange Server Express コンポーネントがローカル・マシンにインストールされているかどうかを検査します。次に、以下のように動作します。
- InterChange Server Express コンポーネントがローカル・マシンにインストールされていない場合は、インストールが失敗する可能性があることを警告ダイアログによって警告します。「キャンセル」を選択してインストールを取り消すか、または「インストール」を選択して、インストールを継続します。インストールの継続を選択した場合は、「ようこそ」画面が表示されます。
- InterChange Server Express がローカル・マシンにインストールされている場合は、「ようこそ」画面が表示されます。
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「ようこそ」画面で、「次へ」をクリックします。
「ソフトウェア・ライセンス情報」画面が表示されます。
- ソフトウェア・ライセンス情報の条件を読み、「使用条件の条項に同意します。」という項目の横にあるラジオ・ボタンを選択して契約書の条件に同意し、「次へ」を選択します。
インストーラーは、このセクションの先頭に記載されている前提条件に適合しているかどうかを検査します。不適合条件がある場合は、「キャンセル」ボタンを選択してインストールを取り消すことを強制されます。すべての前提条件が満たされると、「RBAC 情報」画面が表示されます。
- 「RBAC 情報」画面では、InterChange Server インスタンス名の入力と、このインスタンスの Role-Based Access Control (RBAC) が使用可能になっているかを示すことを要求されます。以下のいずれかを実行します。
- RBAC が使用可能になっている場合は、「はい」の横にあるラジオ・ボタンを選択して、インストール・プロセス中に作成したユーザー名とパスワードの情報を入力します。次に、「次へ」を選択します。インストーラーにより、入力した情報が検査されます。
- RBAC が使用可能になっていない場合は、「いいえ」の横にあるラジオ・ボタンを選択して、「次へ」を選択します。インストーラーにより、RBAC が使用可能になっていないことが確認されます。RBAC が使用可能であることが確認されると、ユーザー名とパスワードを入力するよう求められます。RBAC が使用可能になっていない場合は、インストール・プロセスが継続されます。
「フィーチャー (Feature)」画面が表示されます。
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「フィーチャー (Feature)」画面で、使用可能なコラボレーション・グループのリストから、名前の横にあるラジオ・ボタンを選択して、コラボレーション・グループを 1 つ選択し、「次へ」をクリックします。この画面から選択できるコラボレーション・グループの詳細については、コラボレーションの選択項目とコンポーネントを参照してください。
「プリインストール・サマリー (Pre-installation Summary)」画面が表示されます。
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「プリインストール・サマリー (Pre-installation Summary)」画面で、選択内容とインストールの場所を見直し、「次へ」をクリックします。
インストーラーは、インストールに十分なディスク・スペースがあることを検査します。その後、インストールは次のように進行します。
- 十分なディスク・スペースがない場合は、現状のディスク・スペースではインストールを完了できないため、「次へ」ボタンが使用不可になります。この場合は、「戻る」を選択して、指定のドライブ上の不要なスペースをいくつか削除する必要があります。
- 十分なディスク・スペースが存在する場合は、インストールおよび構成が開始されます。インストールと構成が完了すると、「ポストインストール・サマリー (Post-installation Summary)」画面が表示されて、プロセスが正常に終了したか、問題が発生したかが示されます。
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「ポストインストール・サマリー (Post-installation Summary)」画面で、「終了 (Finish)」を選択して、インストール GUI を終了します。
インストール・プロセス時に、Collaboration Capacity Pack インストーラーにより、/QIBM/ProdData/WBIServer44/CollabCP/install.log というインストール・ログ・ファイルが作成されます。
コラボレーションの選択項目とコンポーネント
Collaboration Capacity Pack をインストールすると、次の中からコラボレーション・グループを 1 つ選択できます。
- Collaborations for Customer Relationship Management V1.0
- Collaborations for Financials and Human Resources V1.0
- Collaborations for Order Management V1.0
- Collaborations for Procurement V1.0
各コラボレーション・グループは、次に示す個別のコラボレーションを複数集めて構成されます。
- Collaborations for Customer Relationship Management V1.0
- Collaboration for Contact Manager
- Collaboration for Contract Sync
- Collaboration for Customer Manager
- Collaboration for Customer Credit Manager
- Collaboration for Installed Product
- Collaboration for Billing Inquiry
- Collaboration for Vendor Manager
- Collaborations for Financials and Human Resources V1.0
- Collaboration for AR Invoice Sync
- Collaboration for Department Manager
- Collaboration for Employee Manager
- Collaboration for GL Movement
- Collaboration for Invoice Generation
- Collaborations for Order Management V1.0
- Collaboration for ATP To Sales Order
- Collaboration for Available To Promise
- Collaboration for Item Manager
- Collaboration for Price List Manager
- Collaboration for Sales Order Processing
- Collaboration for Order Billing Status
- Collaboration for Order Delivery Status
- Collaboration for Order Status
- Collaboration for Return Billing Status
- Collaboration for Return Delivery Status
- Collaboration for Return Status
- Collaboration for Contact Manager
- Collaboration for Customer Manager
- Collaboration for Trading Partner Order Management
- Collaborations for Procurement V1.0
- Collaboration for Inventory Level Manager
- Collaboration for Inventory Movement
- Collaboration for BOM Manager
- Collaboration for Purchasing
- Collaboration for Vendor Manager
インストーラーは、対象のコラボレーション・グループに関連するすべてのファイルをインストールします。これには、すべてのコラボレーションが使用する一連の汎用ビジネス・オブジェクトも含まれます。個々のコラボレーションに関する資料は、http://www.ibm.com/websphere/wbiserverexpress/infocenter でダウンロード、インストール、および表示することができます。
