Tomcat を使用するための Web ベース・ツールの構成

このセクションでは、Tomcat を使用するように Web ベース・ツールを構成する方法について説明します。Tomcat ではなく、WebSphere Application Server または WebSphere Application Server Express を Web アプリケーション・サーバーとして使用する場合の手順については、WebSphere Application Server または WebSphere Application Server Express を使用するための Web ベース・ツールの構成を参照してください。先に進む前に、Tomcat バージョン 4.1.24 または 4.1.27 がシステムにインストールされていることを確認してください。

注:
Tomcat 4.1.24 および 4.1.27 は、2 バイト文字セット (DBCS) の言語環境ではサポートされていません。

System Monitor および Failed Event Manager の構成による Tomcat の使用

System Monitor および Failed Event Manager を構成して Tomcat を使用するには、以下の手順に従います。

  1. ICSMonitor ディレクトリーを Tomcat_home/webapps ディレクトリーに作成します (Tomcat_home は、ご使用の環境における Tomcat のインストール先へのパスを表します)。
  2. .war ファイルの内容を ICSMonitor ディレクトリーに解凍します。
    注:
    WebSphere Business Integration Server Express または Express Plus のインストーラーを使用して製品をインストールした場合、CWDashboard.war ファイルは ProductDir/WBSM ディレクトリーに置かれています。
  3. 次の手順を実行して、Tomcat_home/bin ディレクトリーにある setclasspath.sh ファイルを編集します。
    1. JAVA_OPTS プロパティーを次のように設定します。

      -DDASHBOARD_URL=http://HostName[:PortNumber]/ICSMonitor
       -DDASHBOARD_HOME=Tomcat_home/webapps/ICSMonitor
       -DFEM_HOME=Tomcat_home¥webapps¥ICSMonitor
       -DORBNamingProvider=CosNaming
       -Dorg.omg.CORBA.ORBClass=com.ibm.CORBA.iiop.ORB
       -Dorg.omg.CORBA.ORBInitialPort=ORB_PORT 
       -Dorg.omg.CORBA.ORBInitialHost=ORB_HOST
       -Dcom.ibm.CORBA.Debug.Output=stdout

      要確認:
      文字 -D で始まる行は、ページ内に収まるようにすべて別個の行として表示してあります。-D で始まる行の間は、改行ではなく、必ずスペースを挿入してください。
    2. db2java.zip ファイルへのパスを setclasspath.sh のクラス・パスに追加します。db2java.zip ファイルは、デフォルトでは DB2_Installation_Dir/java ディレクトリーにあります。
  4. (オプショナル) Tomcat_home/conf/server.xml ファイルのポート番号を変更します。

    デフォルト・ポート番号は 8080 です。

  5. 次のように入力して、Tomcat を開始します。
    Tomcat_home/bin/startup.sh

Tomcat を使用するための Web Deployment の構成

Web Deployment を構成して Tomcat を使用するには、以下の手順に従います。

  1. Tomcat_home/webapps の下に Web Deployment ディレクトリーを作成します (Tomcat_home は、ご使用の環境における Tomcat のインストール先へのパスを表します)。
  2. .war ファイルの内容を WebDeployment ディレクトリーに解凍します。

    WebDeployment.war ファイルは、ProductDir/WBWD ディレクトリーにあります。

    注:
    WebSphere Business Integration Server Express または Express Plus のインストーラーを使用して製品をインストールした場合、WebDeployment.war ファイルは ProductDir¥WBWD ディレクトリーに置かれています。
  3. 次の手順を実行して、Tomcat_home/bin ディレクトリーにある setclasspath.bat ファイルを編集します。
    1. JAVA_OPTS プロパティーを次のように設定します。

      DWD_HOME=Tomcat_home/webapps/WebDeployment
    2. InterChange Server Express リポジトリーに DB2 を使用している場合、setclasspath.bat 内のクラスパスに db2java.zip ファイルへのパスを追加します。db2java.zip ファイルは、デフォルトでは DB2_Installation_Dir/java ディレクトリーにあります。
    注:
    ステップ 5b は、リポジトリーが DB2 上にある場合のみ必要です。
  4. (オプショナル) Tomcat_home/conf/server.xml ファイルのポート番号を変更します。

    デフォルト・ポート番号は 8080 です。

  5. 次のように入力して、Tomcat を開始します。
    Tomcat_home/bin/startup.sh

デフォルトでは、Web Deployment の Tomcat 4.1.24 バージョンのセキュリティー機能が使用可能になっています。管理者がアプリケーションに対する全アクセス権限を取得できるように、管理者の役割を持つユーザーを Tomcat_home/conf/server.xml ファイルに作成する必要があります。Web Deployment での役割の作成方法やセキュリティー機能の使用方法の詳細については、「システム管理ガイド」を参照してください。

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