付録B. コネクター固有のプロパティー

コネクター固有の構成プロパティーには、コネクターが実行時に必要とする情報が用意されています。コネクター固有のプロパティーを使用すると、エージェントの再コード化と再構築をしなくても、コネクター内で静的な情報または論理を変更することもできます。

以下の表に、コネクターのコネクター固有の構成プロパティーを示します。プロパティーの説明については、以下の各セクションを参照してください。

表 15. コネクター固有の構成プロパティー
名前 意味 指定可能な値 デフォルト値
ApplicationPassword Siebel ユーザー・アカウントのパスワード CWCONN
ApplicationUserName Siebel アプリケーションのユーザー・アカウント CWCONN
ArchiveProcessed 現行のサブスクリプションがないイベントをコネクターがアーカイブするかどうかを指定します。 True または False True
ConnectErrors Siebel から戻され、コネクター内で検査される一連の エラー。これらは重大な エラーと見なされ、検出されると、コネクターは終了します。 ネットワーク障害ネットワークまたは接続障害メッセージ。これらの メッセージは、「;」区切り文字で区切られます。
ConnectorID システムが複数のコネクターを処理するように構成されている場合に使用されます。 コネクターを示す整数値。
ConnectString Siebel Object Manager に接続するために Siebel Java(TM) Data Bean が使用するストリング。 protocol://machinename/ enterprisename/objectmanager/ servername なし
ConnectString
(Siebel バージョン 7.5 用)
Siebel Object Manager に接続するために Siebel Java Data Bean が使用するストリング。 protocol://machinename/ enterprisename/objectmanager/ servername なし
ConnectString
(Siebel バージョン 7.7 用)
Siebel Object Manager に接続するために Siebel Java Data Bean が使用するストリング。 protocol://machinename :portno/enterprisename/ objectmanager なし
DataBeanPoolSize データ Bean プール内の最大 Bean 数を示します。 Bean プール・サイズを決定する整数。
DataBeanRefreshInterval この値は、コネクターが Siebel 6.2.x に対して動作しているときに Siebel データ Bean リソースをリフレッシュするために使用します。コネクターは、処理された要求がこの値に等しくなった後にログオフし、再度ログインします。 リフレッシュされるまでにコネクターで処理される要求数に対応する DataBeanRefreshInterval を示す整数値。
EventProcessingSupport アダプターがイベントを処理するかどうかを示します。必要に応じて、サブスクリプション・サービスをオフに切り替えるために使用できます。 Boolean True
PollAttributeDelimiter オブジェクト・キー内の複数の名前値ペアの場合、この 値によりキー間の区切り文字が決定されます。この値を設定しない場合のデフォルトは ; (セミコロン) です。 文字 ;
PollQuantity pollForEvents 呼び出しで処理されるイベント数を決定します。 pollForEvents 呼び出しで処理されるイベントの数を表す整数。 1
ResonateSupport Resonate が Siebel サーバーにインストールされてい るかどうかを示します。コネクター Bean プールは、Resonate がインストールされている場合のみ、Attach/Detach 呼び出し (Siebel7) を使用します。 Resonate がインストールされていない場合、このプールは特定の数の要求 を処理した後にログオフします。 ブール値 (Bean からのログオフは DataBeanRefreshInterval で決定される) の設定。 false
SiebelLanguageCode サポートされる言語に対して Siebel で使用される 3 文字の NLS 文字セット・コード。デ フォルトは米国英語で、NLS 表記では ENU となります。 Siebel 7 の言語コードでサポートされている言語は、次のとおりです。Italian (Std) -- ITA Japanese -- JPN Korean -- KOR Norwegian -- NOR (Bokmal) Polish -- POL Portuguese -- PTB (Brazil) Portuguese -- PTG (Portugal) Russian -- RUS Spanish -- ESN (Modern Sort) Swedish -- SVE Turkish -- TUR English (US) -- ENU および NLS によってサポートされている他のすべての言語
SiebelVersion SchemeVersion Siebel ビジネス・オブジェクトにアクセスしてバージョンを取得しなくても、指定されたバージョンの Siebel に対してアダプターを実行できます。デフォルト値の使用を推奨します。 6、7、なし なし
SupportNameValuePair イベントのオブジェクト・キーのフォーマットを決定す るために使用します。この値が設定されていないか、true に設定されている場合、オブジェクト・キー値は名前と値の間に「=」を持つ名前値ペアでなければなりません。 False に設定されている場合は、rowId を 1 つのみ指定可能です。 True または False False
UseDefaults Create 操作において、コネクターが必要な各ビジネス・オブジェクト属性について有効な値やデフォルト値が設定されているかを検査するかどうかを決定します。 True または False False
ViewMode 後方互換性を保つために維持されています。ユーザーのアクセス権を決定する整数値。VM ASI タグがビジネス・オブジェクト・レベルで指定されていなければ、このプロパティーに指定された値が使用されます。 整数値。詳細については、VM asi を参照してください。

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