Relationship Manager の起動、InterChange Server Express への接続を終了すると、Relationship Manager を使用して、以下のセクションの説明に従って、関係データを処理できるようになります。
Relationship Manager がサーバーに接続された後、以下のいずれかの操作を実行して、Relationship Manager の関係定義を開きます。
図 48 に、「関係を開く」ウィンドウを示します。
関係を開くと、Relationship Manager が、関係インスタンスの検索に説明する、「関係を検索」ウィンドウを表示します。
Relationship Manager のメニュー・バーから、「ファイル」>「関係を検索」を選択して、関係インスタンスを検索するか、ある関係に対して存在するインスタンスの数を取得します。この操作で、「関係を検索」ウィンドウが表示されます。
図 49 に、「関係を検索」ウィンドウを示します。
「関係を検索」ウィンドウは、関係を開くか、InterChange Server Express への接続後に開く対象の関係を指定した場合にも表示されます。
「関係を検索」ウィンドウでは、以下の操作を実行できます。
関係定義内の参加者の個数および各関係インスタンス内の参加者のインスタンスの個数に応じて、上記の検索クエリーは、時間が相当かかる場合があります。
以下の操作を実行して、関係の最初の 500 個のインスタンスを検索します。
Relationship Manager が、この関係の最初の 500 個のインスタンスを表示します。
以下の操作を実行して、ある範囲のインスタンスを最高 500 個まで検索します。
Relationship Manager により、指定した ID の範囲内のインスタンスが、最高 500 個まで表示されます。
以下の操作を実行して、選択した参加者のキー属性または非キー属性の値に基づき、関係インスタンスを検索します。
同一関係の場合、ドロップダウン・メニューには、参加者の名前、続いて参加者が関係付けられているビジネス・オブジェクト定義が表示されます。
ルックアップ関係の場合、ドロップダウン・メニューには、参加者の名前、続いてワード「Data」が表示されます。
値 | 説明 |
---|---|
参加者データ | 選択されている参加者のデータ
例えば、関係が同一関係である場合は、参加者インスタンスがその中に存在する関係インスタンスを発見するため、既知の参加者インスタンスの ID を指定することが考えられます。 関係が、ルックアップ関係の場合は、参加者インスタンスの非キー・データ値を指定することが考えられます。 |
% |
任意の文字ストリングです。このオプションでは、大文字小文字が区別され、数字も文字セット内に含まれます。 例えば、アメリカの短縮名を格納する参加者に対して、%A を指定すると、CA、GA、IA、LA、MA、PA、VA、WA という値が戻ってきます。 |
_ |
任意の単一文字です。 例として、_00 の場合は、100、200、a00、b00 などが取得されます。 |
指定した値に一致する最初の 500 個の関係インスタンスが、Relationship Manager によって表示されます。
検索条件を満たす関係インスタンスの個数を取得するには、すべてのインスタンスの検索、関係 ID による検索、または参加者データによる検索の説明に従って、検索条件用のオプションを選択してから、「関係を取得」ではなく、「カウントを取得」をクリックします。
以下の操作を実行して、関係の新規インスタンスを作成します。
Relationship Manager が、新規の関係インスタンスを表示します。
階層関係ツリーの先頭で強調表示され、関係アイコンの入力行上には、関係インスタンス ID のプレースホルダー があり、3 つの疑問符 (???) を表示します。関係インスタンスまたはその任意の参加者を保管すると、InterChange Server は自動的に、新規の関係インスタンス ID を生成し、Relationship Manager が、3 つの疑問符をその関係インスタンス ID で置き換えます。
関係ツリーには、関係インスタンスの下に参加者定義、参加者インスタンス、および参加者キーと非キー属性が降順に表示されます。
この時点で、表 22 におけるいずれのタスクでも実行できます。
タスク | 操作 |
---|---|
参加者インスタンスを保管 | 新規の参加者インスタンスを保管するには、その参加者インスタンスを右マウス・ボタンで右クリックし、コンテキスト・メニューから「参加者を保管」を選択します。Relationship Manager が、その参加者のデータを該当する関係表に保管します。参加者インスタンスの「変更」列には、この場合は、作成日になりますが、参加者保管日付が表示されます。
注:
参加者データの保管が完了すると、変更できなくなります。参加者データを変更するには、参加者を削除してから、再度作成する必要があります。 |
さらに参加者インスタンスを追加 | 前のリストのステップ 3 を繰り返します。
注:
同一関係を処理している場合は、参加者定義に対して、1 つの参加者インスタンスしか作成できません。 |
参加者を削除 | 必要な場合、保管した参加者インスタンスは、参加者インスタンスを右マウス・ボタンでクリックし、コンテキスト・メニューから、[参加者を削除」を選択して削除することができます。Relationship Manager が、関係表から参加者インスタンスを除去します。データベースから参加者インスタンスを除去しない場合は、「参加者を非アクティブ化」オプションを使用します (参加者の非アクティブ化とアクティブ化を参照)。非アクティブ化された参加者は、参加者の値とそのインスタンス ID を持ち続けます。 |
関係インスタンスを保管 | 以下のいずれかのタスクを実行して、関係インスタンスを保管します。
注:
関係インスタンスを保管する前に、少なくとも 1 つの参加者インスタンスとすべてのキー属性データを作成しておく必要があります。 |
すべての関係インスタンスを保管 | メニュー・バーから、「ファイル」>「すべて保管」を選択します。関係インスタンス ID を持たない関係インスタンスがあれば、InterChange Server Express がその関係インスタンスに対して、関係インスタンス ID を生成します。Relationship Manager が、新規の ID で "???" プレースホルダーを置き換えます。Relationship Manager は、すべての保管された参加者インスタンスの変更日付を今日の日付に更新します。 |
関係表から関係インスタンスを削除するには、削除する関係インスタンスを選択してから、以下の操作のいずれかを実行します。
関係インスタントとそのデータが、現在の関係に対する複数の関係表から削除されます。
参加者インスタンスは、非活動化すなわち非アクティブ化することができます。参加者インスタンスを非アクティブ化すると、関係インスタンスから参加者インスタンスが除去され、Relationship Manager ウィンドウに表示されなくなりますが、そのレコードは関係表に残るため、後日、再アクティブ化することが可能です。
参加者インスタンスを非アクティブ化するには、非アクティブ化する参加者インスタンスを右マウス・ボタンで右クリックし、コンテキスト・メニューから「参加者を非アクティブ化」を選択します。参加者は、Relationship Manager 表示から除去されますが、関係表からは除去されません。
参加者インスタンスをアクティブ化するには、以下の手順を実行します。
図 50 に示すような、「非アクティブ化された参加者」ウィンドウが表示されます。
アクティブ化された参加者インスタンスが、Relationship Manager ウィンドウで、その関係インスタンス内に表示されます。
新規参加者インスタンスは、既存の参加者インスタンスをコピーして作成できます。参加者インスタンスをコピーするには、以下の手順を実行します。
同じタイプのビジネス・オブジェクト・ファイルを参加者にロードすることができます。参加者にビジネス・オブジェクト・データ・ファイルをロードするには、以下の手順を実行します。
「参加者ウィンドウ」ウィンドウには、図 51 に示すように、クリックした参加者インスタンスに関連するビジネス・オブジェクトが表示されます。