標準コネクター・プロパティーの概要

コネクターには 2 つのタイプの構成プロパティーがあります。

これらのプロパティーで、アダプター・フレームワークとエージェントの実行時の動作が決まります。

このセクションでは、Connector Configurator Express の始動方法と、すべてのプロパティーに共通の特性について説明します。コネクター固有の構成プロパティーについては、該当するアダプターのユーザーズ・ガイドを参照してください。

Connector Configurator Express の始動

コネクター・プロパティーの構成は Connector Configurator Express から行います。Connector Configurator Express には、System Manager からアクセスします。Connector Configurator Express の使用法の詳細については、本書の Connector Configurator Express に関するセクションを参照してください。

Connector Configurator Express と System Manager は、Windows システム上でのみ動作します。コネクターを Linux システム上で稼動している場合でも、これらのツールがインストールされた Windows マシンが必要です。

Linux 上で動作するコネクターのコネクター・プロパティーを 設定する場合は、Windows マシン上で System Manager を起動し、Linux の統合ブローカーに接続してから、コネクター用の Connector Configurator Express を開く必要があります。

構成プロパティー値の概要

コネクターは、以下の順序に従ってプロパティーの値を決定します。

  1. デフォルト
  2. InterChange Server Express 統合ブローカーのリポジトリー
  3. ローカル構成ファイル
  4. コマンド行

プロパティー・フィールドのデフォルトの長さは 255 文字です。STRING プロパティー・タイプの長さの制限はありません。INTEGER タイプの長さは、アダプターが実行しているサーバーによって決まります。

コネクターは、始動時に構成値を取得します。実行時セッション中に 1 つ以上のコネクター・プロパティーの値を変更する場合は、プロパティーの更新メソッドによって、変更を有効にする方法が決定されます。

プロパティーの更新特性、つまり、コネクター・プロパティーの変更を有効にする方法および条件は、プロパティーの性質により異なります。

標準コネクター・プロパティーには、以下の 4 種類の更新メソッドがあります。

特定のプロパティーの更新方法を確認するには、「Connector Configurator Express」ウィンドウ内の「更新メソッド」列を参照するか、表 9 の「更新メソッド」列を参照してください。

標準プロパティーを常駐できる場所は、次の 3 箇所あります。一部のプロパティーは、複数の場所に常駐できます。

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