ビジネス・ルールのアクションとプロパティー
System Manager でビジネス・ルールを定義するときには、検出タイプ、有効時間、イベント、および関連プロパティーの組み合わせを同時に定義します。また、ビジネス・ルールの起動条件も定義します。さらに、ビジネス・ルールが実行されるときにアクティブ化するアクションを選択して構成します。実行時、ルール・エンジンがビジネス・ルールを検出して起動すると、ルールのアクションが実行されます。
選択可能なアクションは、以下のとおりです。
- コラボレーションの呼び出し
- コラボレーションのプロパティーの変更
- ロギング
- E メール
- 失敗したイベント
コラボレーションの呼び出し
起動するコラボレーションは、外部クライアントのコラボレーションなどの外部インターフェースにバウンドする必要があります。コラボレーションを呼び出すには、以下の情報が必要です。
- コラボレーション・オブジェクト名
- ポート名
- ビジネス・オブジェクトのキー属性の名前
- ビジネス・オブジェクト・プローブのキー属性
- ビジネス・オブジェクト・タイプ
- ビジネス・オブジェクトの動詞
キー属性値を入力するには、以下のいずれかの操作を実行します
- コンボ・ボックスからビジネス・オブジェクト・プローブ属性を選択します。
この場合、選択したビジネス・オブジェクト・プローブ属性の値は、ビジネス・オブジェクトのキー属性値として使用されます。
- キー値を直接入力します。
コラボレーションのプロパティーの変更
コラボレーションのプロパティーを変更するには、以下の情報が必要です。
- コラボレーション・オブジェクト名
- プロパティー名
- プロパティー値
ロギング
InterChange Server Express のログ・ファイルにメッセージを書き込むには、以下の情報が必要です。
- ログ・レベル (情報、警告、エラー、または致命的)
- ログ・メッセージ
E メール
ユーザーや管理者に対して通知や確認を送信するには、以下の情報が必要です。
以下の情報は、通知や確認を送信する上で必須ではありませんが、設定する情報に含めることをお勧めします。
- メール・サーバーのアドレス
- リターン・アドレス
- メッセージの件名
注:
メール・サーバーのアドレスを設定すると、メッセージは JavaMail を使用して送信されます。このプロパティーが設定されていない場合、メッセージは、JavaMail か Email Connector を使用して送信されます。メールを送信するには、サーバーを構成する必要があります。この構成を行わないと、送信は失敗し、サーバー・ログにエラー・メッセージが記録されます。
失敗したイベント
ビジネス・ルールの機能には、一連の失敗イベント API が組み込まれています。ルールが「同期」に設定されている場合、ルール・エンジンの失敗イベント・アクションも組み込まれています。
注:
ビジネス・ルールがビジネス・オブジェクト・プローブ・イベントの検出に関係する場合は、「失敗イベント」アクションを使用すれば、ビジネス・オブジェクト・プローブ・イベントを作成するコラボレーション・フローを失敗にすることができます。ビジネス・ルールでこのアクションが使用されると、ビジネス・オブジェクト・プローブを作成するコラボレーション・フローは一時停止し、そのビジネス・ルールのトリガー結果を待ってから処理を継続します。
このプローブが「失敗イベント」アクションを含むビジネス・ルールをトリガーする場合は、コラボレーション例外が表示され、コラボレーション・フローは失敗します。
このアクションには、ユーザー指定プロパティーを設定する必要はありません。
