IBM WebSphere BI Station ツールを使用すると、アーカイブ表を表示して、アーカイブされたイベントの状況を判別できます。この表では、統合ブローカーがサブスクライブされた際に、ポーリングの再実行を依頼する必要のあるイベントを識別できます。
アーカイブ表を表示するには、以下の手順を行います。
表示されるアーカイブ・エントリーの数を制限するには、「Archived Event Selection」セクションの該当するフィールドに入力します。例えば、特定のビジネス・オブジェクトについて表示されるエントリーを制限するには、「Object Name」フィールドにビジネス・オブジェクト名を入力します。ビジネス・オブジェクト名の正確な構文が不明な場合は、「Object Name」フィールドをクリックし、矢印ボタンをクリックしてから、適切なビジネス・オブジェクト名を選択します。
イベントの詳細について表示するには、イベント・フィールドをダブルクリックします。アーカイブ表の、可能なイベント状況値のリストを次に示します。
0 -- 成功 | コネクターはイベントを正常に処理し、ビジネス・オブジェクトを統合ブローカーに送信しました。 |
1 -- SAP 内でエラー検出 | コネクターは、このイベントに関して SAP 内でビジネス・オブジェクトを検索している間にエラーを検出しました。 |
2 -- サブスクライブなし | このイベント用のビジネス・オブジェクトと動詞の組み合わせには、いずれの統合ブローカーもサブスクライブされませんでした。 |
3 -- Java でエラー検出 | コネクターは、次のいずれかを実行している間にエラーを検出しました。
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4 -- 再キューイングの最大回数 | イベントが、再キューイング定数 c_maximum_requeue で指定された最大回数 (通常は 100) を超えて再キューイングされました。イベントは、そのビジネス・オブジェクトがロックされている場合に再キューイングされます。 |
5 -- 複数イベント | 一部のビジネス・オブジェクトでは、イベント表内の単一イベントによって検索時に複数のイベントが作成されます。元の単一イベントはビジネス・オブジェクトを作成しないため、このイベント状況を使用してアーカイブされます。 |
6 -- イベント削除 | ユーザーがイベントを手動でイベント表から削除しました。 |
イベントは、再処理するためにアーカイブ表からイベント・キューに再サブミットすることができます。アーカイブ表でのイベントの処理方法に応じて、単一イベントを再サブミットするか、複数のイベントを再サブミットするかを選択できます。イベントを再サブミットすると、イベントはアーカイブ表からイベント表に移動されるのみで、イベント分配、イベント制限、あるいはイベント優先順位による処理は行われないことに注意する必要があります。「Archived Events」ウィンドウで、以下のステップを実行します。
状況メッセージが表示されます。イベントとその新しい状況を調べるには、コネクター・ログを表示します。
アーカイブ・イベントは、手動で削除したり、自動的に削除されるようにスケジュールすることができます。
手動でアーカイブ・イベントを削除するには以下の操作を実行します。
アーカイブ・イベントの自動削除をスケジュールするには、BASIS 管理者に連絡し、レポート /CWLD/TRUN_EVENT_ARCHIVE_TAB をスケジュールします。