複数のワークベンチ・リソースで使用可能な標準の操作

ワークベンチで行う多くの作業は 処理している特定のリソースまたは作業している状況に依存しますが、すべてのリソースに同じように影響を及ぼす多くの操作も用意されています。このセクションでは、ワークベンチで実行可能な作業のうち、すべてのリソースに対して同様に機能するものについて説明します。

リソースの切り取り、コピー、および貼り付け

リソースの切り取り、コピー、および貼り付けは、System Manager とファイル・システムの両方で可能です。

System Manager でユーザー・プロジェクト、統合コンポーネント・ライブラリー、統合コンポーネント、ショートカット、またはフォルダーの 切り取り、コピー、または貼り付けを行うには、リソースを右マウス・ボタンでクリックし、所定のメニュー項目を選択します。統合コンポーネントをコピーする場合は、同じライブラリーに貼り付ける (例えば、ビジネス・オブジェクト定義をコピーして同じライブラリーに貼り付け、別の名前を指定してテンプレートとして使用する) ことはできません。ただし、Designer ツールでコンポーネント定義を開き、「別名保管」操作を実行して 新しい名前で同じライブラリーに保管することはできます。

ファイル・システムで統合コンポーネントまたは ショートカットの切り取り、コピー、および貼り付けを行うには、Windows のエクスプローラーを起動し、プロジェクト・ディレクトリーの 該当するサブディレクトリーにナビゲートし、コンポーネントの名前を共用するファイルをコピーし、宛先プロジェクト・ディレクトリーを含む適切なサブディレクトリーに貼り付けます。

ファイル・システムで切り取り、コピー、および貼り付けを行う場合は、必ず System Manager で統合コンポーネント・ライブラリーまたは ユーザー・プロジェクトを最新表示させ、新しく追加したリソースが表示されるようにしてください。詳細については、リソースの最新表示を参照してください。

存在するユーザー・プロジェクトおよびライブラリーを指定する メタデータ参照がワークベンチで管理されているため、ユーザー・プロジェクト全体または 統合コンポーネント・ライブラリー全体の切り取り、コピー、および貼り付けを行うことはできません。ワークスペース・ディレクトリーにフォルダーをコピーしても、メタデータ参照は更新されません。ただし、System Manager で メタデータ・エントリーを満たすように新規ユーザー・プロジェクトまたはライブラリーを作成してから、新規ライブラリーまたはユーザー・プロジェクトに対応するディレクトリーに コンポーネント定義のフォルダーを貼り付けることはできます。

リソースの最新表示

ファイル・システムでの貼り付けの切り取り、コピー、および貼り付けによってコンポーネント定義をライブラリーに追加したり ショートカットをユーザー・プロジェクトに追加したりする場合は (統合コンポーネント・ライブラリーにおけるオブジェクト・プロパティーの変更を参照)、必ず System Manager でライブラリーを最新表示させ、変更内容を反映させてください。

統合コンポーネント・ライブラリーまたはユーザー・プロジェクトを 最新表示させるには、System Manager で右マウス・ボタンをクリックし、コンテキスト・メニューから「最新表示」を選択します。

リソースの削除

ワークベンチ・リソースを削除するには、以下の手順を実行します。

  1. System Manager でリソースを右マウス・ボタンでクリックして コンテキスト・メニューから「削除」を選択するか、System Manager でリソースを選択して Delete キーを押します。
  2. 「コンポーネントの削除」ダイアログが表示された場合は、「OK」をクリックします。

注:
コンポーネントに依存関係が存在する場合は 削除できません。

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