ALE Module は、SAP アプリケーションから受け取ったすべてのトランザクションの IDoc オブジェクトとトランザクション ID (TID) を永続的に保管します。バージョン 4.8.x 以前のコネクターのリリースでは、コネクターは IBM WebSphere コラボレーション、ビジネス・オブジェクトおよびマップを使用してデータをリポジトリーに格納していました。
コネクターをアップグレードして、ALE Module が IDoc を処理できるようにする前に、イベント・ディレクトリーおよび WIP ディレクトリー内の現在のファイルの処理を完了しておく必要があります。また、アーカイブ・ディレクトリーを調べて、失敗したイベントやアンサブスクライブされたイベントがないか確認してください。
イベント・ディレクトリーおよび WIP ディレクトリー内の現在のファイルの処理を完了するには、次の作業を行います。
$CROSSWORLDS/connectors/SAP/ale/events $CROSSWORLDS/connectors/SAP/ale/wip
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失敗したイベントやアンサブスクライブされたイベントがあった場合、この処理を完了するには、次の作業を行います。
$CROSSWORLDS/connectors/SAP/ale/archive
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ディレクトリーに処理すべきものがなくなったら、アップグレードを適用して、以下のセクションにある構成手順に従ってください。