標準コネクター・プロパティーの概要

コネクターには 2 つのタイプの構成プロパティーがあります。

これらのプロパティーによって、アダプターのフレームワークと エージェントの実行時の振る舞いが決まります。

このセクションでは、Connector Configurator Express の始動方法について説明し、すべてのプロパティーに共通する特性について説明します。コネクター固有の構成プロパティーについては、該当するアダプターのユーザーズ・ガイドを参照してください。

Connector Configurator Express の始動

コネクター・プロパティーの構成は Connector Configurator Express から行います。Connector Configurator Express には、System Manager からアクセスします。Connector Configurator Express の使用法の詳細については、本書の Connector Configurator Express に関するセクションを参照してください。

構成プロパティー値の概要

コネクターは、以下の順序に従ってプロパティーの値を決定します。

  1. デフォルト
  2. InterChange Server Express 統合ブローカー用のリポジトリー
  3. ローカル構成ファイル
  4. コマンド行

プロパティー・フィールドのデフォルトの長さは 255 文字です。 STRING プロパティー・タイプには長さの制限はありません。 INTEGER タイプの長さは、アダプターが稼働しているサーバーによって決められます。

コネクターは、始動時に構成値を取得します。実行時セッション中に 1 つ以上のコネクター・プロパティーの値を変更する場合は、プロパティーの更新メソッドによって、変更を有効にする方法が決定されます。

プロパティーの更新特性、つまり、コネクターのプロパティーへの変更を有効にする方法とタイミングは、プロパティーの性質によって異なります。

標準コネクター・プロパティーには、以下の 4 種類の更新メソッドがあります。

特定のプロパティーの更新方法を確認するには、「Connector Configurator Express」ウィンドウ内の「更新メソッド」列を参照するか、表 9 の「更新メソッド」列を参照してください。

標準プロパティーが存在できるロケーションは 3 つあります。複数のロケーションにあるプロパティーもあります。

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