IBM WebSphere Business Integration Server Express および Express Plus 製品には、Launchpad と呼ばれるグラフィカル・ユーザー・インターフェース (GUI) ベースのセットアップ・プログラムが組み込まれています。Launchpad は、前提条件ソフトウェアと製品ソフトウェアのインストールおよび構成の方法をステップバイステップに示します。
インストールは、製品を OS/400 または i5/OS システムにリモート側でインストールする Windows システムを使用して行われます。したがって、OS/400 または i5/OS システムは、インストールに使用する予定の Windows システムとネットワークで接続されている必要があります。製品には、Windows ベースのシステム上でのみ稼働するコンポーネントが含まれています。これらのコンポーネントは、ソフトウェア・ツール (「Tools Express」)、および製品のセットアップ、構成、カスタマイズ、および管理に使用できる「First Steps」アプリケーションで構成されています。必要に応じて、インストール・プログラムによって、OS/400 または i5/OS システムと Windows システムの両方にファイルがインストールされます。
Launchpad を使用すると、デフォルトのコンポーネント一式を自動的にインストールする「標準」インストールか、またはインストールするコンポーネントを選択できる「カスタム」インストールを実行できます。いずれの場合も、Launchpad は、システムにその他の必要な前提条件ソフトウェアが既にインストールされているかどうかを検出し、この情報を表示します。前提条件ソフトウェアがインストールされると、Launchpad は、インストールが完了するまで引き続き手順を示します。
本書では、IBM WebSphere Business Integration Server Express または Express Plus を動作させるために必要な、インストールや初期構成のプロセスの各手順について詳細に説明します。主な手順は次のとおりです。
本書のその他の章では、以下について説明します。