System Manager の使用

このセクションでは、System Manager パースペクティブの 始動方法および使用方法について説明します。

System Manager の始動

ワークベンチおよび System Manager を始動するには、以下の手順を実行します。

  1. 「スタート」>「プログラム」>「IBM WebSphere Business Integration Express」>「Toolset Express」>「管理」>「 System Manager」を選択します。
  2. メニュー・バーから「ウィンドウ」>「パースペクティブを開く」>「その他」を選択します。
  3. パースペクティブのリストから「System Manager」を選択し、「OK」をクリックします。

    WebSphere Studio Workbench が始動し、表示されます。図 10 に System Manager の パースペクティブを示します。このインターフェースおよびエレメントについては、System Manager インターフェースで説明します。

System Manager インターフェース

System Manager パースペクティブを開くときのデフォルト構成には、いくつかのビューおよびエディターがあります。図 10 に System Manager パースペクティブを示します。

図 10. System Manager パースペクティブ

表 2 に、System Manager パースペクティブの インターフェース・エレメントを示します。番号は 図 10 と 対応しています。

表 2. System Manager パースペクティブのインターフェース・エレメント
インターフェース・エレメント番号 インターフェース・エレメント名
1 メニュー・バーおよびツールバー
2 パースペクティブのショートカット・バー
3 WebSphere Business Integration System Manager ビュー
4 InterChange Server Express コンポーネント管理ビュー
5 エディター・ビュー
6 コンソール・ビュー

以下のセクションでは、System Manager のインターフェース・エレメントの 詳細について説明します。

メニュー・バーおよびツールバー

メニュー・バーおよびツールバーを使用して、Eclipse ベースのツール・フレームワークの処理 および WebSphere Business Integration Server Express コンポーネントの処理を行うことができます。多くのメニュー・バー項目にはツールバーにも対応する機能があるため、以下のセクションでは、メニュー・バーとメニュー・バー項目についてのみ説明します。

「ファイル」メニュー

これは Eclipse 標準のメニューであり、リソースを処理するために使用します。主に、新規統合コンポーネント・ライブラリーおよび ユーザー・プロジェクトの作成に使用します。

統合コンポーネント・ライブラリーおよび ユーザー・プロジェクトの作成方法ついては、統合コンポーネント・ライブラリーの処理および ユーザー・プロジェクトの処理を参照してください。

「編集」メニュー

これは Eclipse 標準のメニューであり、切り取り、コピー、貼り付けなどの標準的な項目が多数あります。

作成するコンポーネントの切り取り、コピー、貼り付け、および削除については、統合コンポーネント・ライブラリー内のコンポーネントの処理を参照してください。

「ナビゲート」メニュー

これは Eclipse 標準のメニューであり、ワークベンチ内のリソース間をナビゲートするために使用できます。このメニューの詳細については、ワークベンチの文書を参照してください。

「検索」メニュー

これは Eclipse 標準のメニューであり、リソースの検索とリソース内の検索を行うために使用できます。このメニューの詳細については、ワークベンチの文書を参照してください。

「プロジェクト」メニュー

これは Eclipse 標準のメニューであり、ワークベンチ内のプロジェクト・リソースを処理するためのメニュー項目があります。このメニュー項目は、System Manager パースペクティブの処理中には使用されません。このメニューの詳細については、ワークベンチの文書を参照してください。

「コンポーネント」メニュー

このメニューは System Manager パースペクティブで提供されます。このメニューは、作成する統合コンポーネントの処理に役立ちます。このメニューの項目は、このガイド全体および特定のタスクを説明するセクションにおいて記述されています。

「ツール」メニュー

このメニューは System Manager パースペクティブで提供されます。このメニューは、統合コンポーネントの作成に使用するツールの起動に使用します。

詳細については、統合コンポーネント・ライブラリー内のコンポーネントの処理 を参照してください。

「サーバー」メニュー

このメニューには「サーバーを登録」項目があります。このメニュー項目を使用すると、InterChange Server Express インスタンスを登録できます。

詳細については、InterChange Server Express インスタンスの登録を参照してください。

「実行」メニュー

このメニューには、外部プログラム、バッチ・ファイル、およびビルド・スクリプトを実行するため、外部ツールを構成する項目があります。詳細については、ワークベンチの文書を参照してください。

「ウィンドウ」メニュー

このメニューには、パースペクティブ、ビュー、エディター、および設定を操作するための項目があります。

これらのメニュー項目は、ワークベンチの文書およびこのガイドのさまざまなセクションで説明されています。

「ヘルプ」メニュー

このメニューには、ワークベンチ文書を紹介する項目や、ワークベンチとパースペクティブのバージョン情報を取得できる項目があります。

パースペクティブのショートカット・バー

パースペクティブのショートカット・バーは、パースペクティブ間をナビゲートするのに便利です。パースペクティブ・ショートカット・ツールバーの各ワークスペース・アイコンをクリックして パースペクティブを切り替えることができます。

また、「ウィンドウ」メニューを使用して 他のパースペクティブにアクセスすることもできます。

WebSphere Business Integration System Manager ビュー

このビューには、ユーザー・プロジェクト・ノードおよび統合コンポーネント・ライブラリー・ノードがあります。これらは InterChange Server Express プロジェクトの一種です。

これらのタイプのプロジェクトの処理方法については、統合コンポーネント・ライブラリーの処理および ユーザー・プロジェクトの処理を参照してください。

InterChange Server Express コンポーネント管理ビュー

このビューを使用して、InterChange Server Express インスタンスおよびその内部コンポーネントを操作します。InterChange Server Express インスタンスを登録すると、行と記入項目が、サーバーごとに、「サーバー・インスタンス」ノードの下に作成されます。ノードを展開すると、そのインスタンス のリポジトリー内のコンポーネントを表示でき、右マウス・ボタン・クリックで表示されるメニュー項目 を使用して、それらのコンポーネントを操作できます。

InterChange Server Express インスタンスの登録および処理については、InterChange Server Express インスタンスの処理を参照してください。

エディター・ビュー

これは、ファイルおよび統合コンポーネント定義などの フレームワークの各リソースを処理するビューです。処理対象のリソースのタイプに応じて異なるエディターが開きます。例えば、テキスト・ファイルはテキスト・エディターで開きますが、コラボレーション・オブジェクト定義は InterChange Server Express 固有のエディターで開きます。

コンソール・ビュー

このビューには、「コンソール」および「ログ出力」の 2 つのタブがあります。System Manager でマップまたはコラボレーション・テンプレートを コンパイルすると、各コンポーネントのコンパイルが正常に完了したかどうかを示すメッセージが 「コンソール」タブに表示され、「ログ出力」タブに 検出されたエラーまたは警告が表示されます。

注:
ここで参照するコンソール・ビューは System Manager の一部であり、OS/400 システムに製品をインストールするときに InterChange Server Express の特定の管理機能を実行できるコンソール・インターフェースとは別のツールです。OS/400 に製品をインストールするときに提供されるコンソール・インターフェースの詳細については、「WebSphere Business Integration Express インストール・ガイド (OS/400 版)」および「システム管理ガイド」を参照してください。特に明記されていない限り、このガイドでコンソールと記述する場合はコンソール・ビューを意味します。

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