ソフトウェア前提条件

「標準」インストールの場合、以下のコンポーネントは事前に指定されています。「カスタム」インストールの場合、必要なソフトウェア前提条件は、インストールするコンポーネントに基づきます。Launchpad によって、一部またはすべての前提条件ソフトウェアがシステムにインストールされているかどうかが判別され、その分析結果が「ソフトウェア前提条件」画面に送られます。

ご使用の OS/400 または i5/OS システムに OS/400 または i5/OS ライセンス・プログラム前提条件をインストールするように指示されます。Launchpad によって自動的にインストールできるのは、WebSphere MQ および OS/400 および i5/OS 向けの WebSphere Application Server Express ライセンス・プログラムのみです。その他のライセンス・プログラムの CD は、OS/400 または i5/OS オペレーティング・システム CD とともに出荷されます。これらのライセンス・プログラムのインストール手順を使用して、その他のライセンス・プログラムを OS/400 または i5/OS にインストールする必要があります。

表 1 に、前提条件ソフトウェアを示します。画面に表示される表に含まれる項目がすべてになるか一部になるかは、選択したインストール・オプションに応じて異なります。

表 1. 考えられる前提条件ソフトウェア
前提条件ソフトウェア 説明
Java Development Kit 1.4.2 (Windows システム) コラボレーション開発およびマッピング開発に必要です。
Windows システムでは、WebSphere MQ 5.3.0.2 CSD07 以降の CSD。OS/400 または i5/OS システムでは、MQ 5.3.0.2 CSD09 以降の CSD。 WebSphere Business Integration Server Express および Express Plus のインストールごとに必要です。
IBM DB2 Universal Database for iSeries InterChange Server のリポジトリーで必要です。OS/400 または i5/OS オペレーティング・システムで提供されます。
OS/400 または i5/OS システムでは、WebSphere Application Server 5.1.1 か 6.0、または WebSphere Application Server Express 5.1.1 か 6.0。 System Monitor、Failed Event Manager、Web Deployment のいずれかをインストールする予定の場合に必要です。詳細については、第 8 章を参照してください。
Web ブラウザー (Windows システム) System Monitor、Failed Event Manager、Web Deployment のいずれかを使用する予定の場合に必要です。
IBM Toolbox for Java すべてのコンポーネントで必要です。OS/400 または i5/OS で提供されます。
AC3 Crypto Access Provider (5722AC3) アダプターに必要です。OS/400 または i5/OS で提供されます。
QShell Interpreter OS/400 または i5/OS システムでコマンドを入力するのに必要です。OS/400 または i5/OS で提供されます。
IBM HTTP Server for OS/400 または IBM HTTP Server for i5/OS Web ベース・ツールで必要です。OS/400 または i5/OS で提供されます。
注:
IBM Toolbox for Java、AC3 Crypto Access Provider (5722AC3)、QShell Interpreter、および IBM HTTP Server for OS/400 は、OS/400 または i5/OS システムに付属の CD で提供される OS/400 ライセンス・プログラム製品です。OS/400 または i5/OS システムにこれらのプログラムがインストールされていない場合は、Launchpad により、これらの CD を探してインストールするよう要求されます。

事前に適切なデータベース・バージョンがインストールされている場合、IBM DB2 Universal Database セクションに示すように、データベースが正しく構成されていることを確認してください。

このシステムに前提条件ソフトウェアの旧バージョンが既にインストールされている場合、Launchpad の動作の詳細と、バージョンに応じた必要な処理の詳細については、ソフトウェア前提条件のアップグレードを参照してください。

前提条件のいずれかが損傷している場合は、Launchpad にエラー状況が表示されます。

データベースのインストールおよび構成

このセクションでは、データベースをインストールまたは構成するときに必要な場合がある追加情報を示します。

WebSphere Business Integration Server Express および Express Plus 4.4 for OS/400 and i5/OS では、OS/400 V5R2 または i5/OS V5R3 オペレーティング・システムで提供される IBM DB2 Universal Database (UDB) for iSeries との併用が保証されています。

IBM DB2 Universal Database

以下の情報は、IBM DB2 Universal Database for iSeries に関連するものです。

データベースの最小要件

データベースは以下のように構成する必要があります。

Launchpad を使用したデータベースのインストール

以下の情報は、Launchpad を使用してデータベースをインストールするときに役立ちます。WebSphere Business Integration Express は、ローカルまたはリモートの OS/400 または i5/OS システム上にある IBM DB2 Universal Database をサポートします。このデータベースはオペレーティング・システムで提供されます。 「ソフトウェア前提条件」画面から「データベース」を選択すると、追加の選択項目が表示され、リモート・データベースかローカル・データベースのどちらかを指定できます。

注:
リモート・データベースを使用している場合、Launchpad からデフォルト・インスタンスをインストールする前に、リモート・システム上に QWBIDFT44 という名前のコレクションを作成する必要があります。このコレクションは、デフォルト・インスタンスのリポジトリーとして使用されます。Launchpad によって、Launchpad のリモート構成セクションに指定したユーザー ID とパスワードを使用してリモート QWBIDFT44 データベースに接続できることが検査されます。リモート・コレクションにアクセスできないか、またはアクセスがエラーになる場合、エラー・メッセージを受け取ります。また、オプションで Launchpad から入力した情報を変更することもできます。このリモート・コレクションは、検査された後、インストール・プロセス時に InterChange Server Express リポジトリーとして使用されます。InterChange Server Express はこのリモート・データベースを使用するように構成されます。

使用されるデータベースが前に指定した OS/400 または i5/OS システム上にある場合、「ローカル・データベースを使用」を選択します。ローカル・データベースを使用する場合、ローカル・システムに QWBIDFT44 という名前のコレクションが作成されます。データベースが異なる OS/400 または i5/OS システムにある場合、「リモート・データベースを使用」を選択してから「継続」を選択します。追加のシステムのホスト名、ユーザー名、およびパスワードを入力して、「継続」を選択します。

Web ブラウザーのインストール

Toolset Express のコンポーネントである System Monitor、Failed Event Manager、および Web Deployment をインストールする場合、Windows クライアント上に Web ブラウザーが必要です。Launchpad は、サポートされている Web ブラウザーを自動的にインストールすることはできませんが、サポートされているバージョンを検索する手順を示します。

サポートされている Web ブラウザーをインストールしていない状態で、そのインストール手順を表示する場合は、Launchpad の「ソフトウェア前提条件」画面で、「Web ブラウザー」の項目を展開します。この画面には、サポートされているブラウザーの入手先 Web サイトが表示されます。

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