インストールの概要

IBM WebSphere Business Integration Server Express および Express Plus 製品には、Launchpad と呼ばれるグラフィカル・ユーザー・インターフェース (GUI) ベースのセットアップ・プログラムが組み込まれています。Launchpad は、前提条件ソフトウェアと製品ソフトウェアのインストールおよび構成の方法をステップバイステップに示します。

インストールは、製品を OS/400 または i5/OS システムにリモート側でインストールする Windows システムを使用して行われます。したがって、OS/400 または i5/OS システムは、インストールに使用する予定の Windows システムとネットワークで接続されている必要があります。製品には、Windows ベースのシステム上でのみ稼働するコンポーネントが含まれています。これらのコンポーネントは、ソフトウェア・ツール (「Tools Express」)、および製品のセットアップ、構成、カスタマイズ、および管理に使用できる「First Steps」アプリケーションで構成されています。必要に応じて、インストール・プログラムによって、OS/400 または i5/OS システムと Windows システムの両方にファイルがインストールされます。

Launchpad を使用すると、デフォルトのコンポーネント一式を自動的にインストールする「標準」インストールか、またはインストールするコンポーネントを選択できる「カスタム」インストールを実行できます。いずれの場合も、Launchpad は、システムにその他の必要な前提条件ソフトウェアが既にインストールされているかどうかを検出し、この情報を表示します。前提条件ソフトウェアがインストールされると、Launchpad は、インストールが完了するまで引き続き手順を示します。

本書では、IBM WebSphere Business Integration Server Express または Express Plus を動作させるために必要な、インストールや初期構成のプロセスの各手順について詳細に説明します。主な手順は次のとおりです。

  1. この製品をインストールする予定のシステムが、ハードウェア要件およびソフトウェア要件を満たしていることを確認します。固有の要件については、http://www.ibm.com/software/integration/wbiserverexpress を参照してください。
  2. Launchpad を始動し、そこから製品のインストールを開始します。(第 2 章)
  3. 「標準」インストールと「カスタム」インストールのどちらにするかを決定します。標準インストールとカスタム・インストールの違いについては、3 章を参照してください。Launchpad により、サポートされている前提条件ソフトウェアが検査されます。サポートされている前提条件ソフトウェアのリストについては、http://www.ibm.com/software/integration/wbiserverexpress を参照してください。次に、残りの Launchpad インストール・プロセスに進みます。(第 3 章)
  4. 必要な追加構成手順がある場合は、それを実行します。(第 3 章)
  5. システムを始動して、初期管理を実行します。(第 4 章)
  6. (オプションですが実行を推奨します。) First Steps 内にある「Quick Validate」プロシージャーを使用して、システムがインストールされ、正しく動作していることを確認します。(第 5 章)
  7. (WebSphere Business Integration Server Express Plus の場合のみオプション) Adapter Capacity Pack をインストールします。(第 6 章)
  8. (WebSphere Business Integration Server Express Plus の場合のみオプション) Collaboration Capacity Pack をインストールします。(第 7 章)

本書のその他の章では、以下について説明します。

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