DtpDate クラス

DtpDate クラスは、時刻と日付の値を比較して、形式を指定し、時刻と日付の値のコンポーネントを戻します。

静的 (クラス) メソッドは、クラス名に対して操作を行います。静的メソッドは、ビジネス・オブジェクトのセットを取得して、最も早い/最も遅い日付または最も早い/最も遅い日付を含むビジネス・オブジェクトを戻します。

インスタンス・メソッドは、日付オブジェクトに対して操作を行います。DtpDate コンストラクターに日付値を渡すと、その結果の日付オブジェクトを操作できます。インスタンス・メソッドにより、日付に関連付けられた値を検索、形式設定、および変更できます。日付を処理したい形式を設定することもできます。

データ変換メソッドは、あるアプリケーションがある形式で日付を保管し、別のアプリケーションが別の形式で日付を保管する場合に有効です。例えば、SAP は日付を 26/8/1999 15:23:20 の形式で送信しますが、Clarify は August 26, 1999 15:23:20 の形式で日付を送信する必要があります。

DtpDate クラスに渡される値は、次の規則に従う必要があります。


1 から 30 までの数値。日付と時刻のストリングに、月、年、日付の間の分離文字がなく、日付が数値形式の場合、単一の文字の前には、01 のようにゼロ (0) を付ける必要があります。
1 から 12 までの数値、January や February などの名前、または Jan や Feb などの省略形の (3 文字の) 月の名前。日付と時刻のストリングに、月、年、日付の間の分離文字がなく、日付が数値形式の場合、単一の文字の前には、01 のようにゼロ (0) を付ける必要があります。
4 桁の数値。
時間 01 から 23 までの値。24 時間形式を表します。AM または PM は指定できません。
01 から 59 までの数値。
01 から 59 までの数値。

表 132 に、DtpDate クラスのメソッドについて要約します。この表では、静的メソッドとインスタンス・メソッドは分かれていますが、章全体ではアルファベット順になっています。

表 132.
DtpDate メソッドの要約
メソッド 説明 ページ
コンストラクター

DtpDate() 指定した形式に従って、日付を解析します。 DtpDate()
静的メソッド

getMaxDate() ビジネス・オブジェクトのリストから、最も遅い日付を DtpDate オブジェクトとして戻します。 getMaxDate()
getMinDate() ビジネス・オブジェクトのリストから、最も早い日付を DtpDate オブジェクトとして戻します。 getMinDate()
getMaxDateBO() ビジネス・オブジェクトのリストから、最も遅い日付を含むビジネス・オブジェクトを戻します。 getMaxDateBO()
getMinDateBO() ビジネス・オブジェクトのリストから、最も早い日付を含むビジネス・オブジェクトを戻します。 getMinDateBO()
インスタンス・メソッド

addDays() 指定した日数をこの日付に加算します。 addDays()
addWeekdays() 指定した平日の数をこの日付に加算します。 addWeekdays()
addYears() 指定した年数をこの日付に加算します。 addYears()
after() この日付が、入力パラメーターとして渡された日付に従っているかどうかを検査します。 after()
before() この日付が、パラメーターとして渡された日付より前かどうかを検査します。 before()
calcDays() この日付から別の日付までの日数を計算します。 calcDays()
calcWeekdays() この日付から別の日付までの平日の数を計算します。 calcWeekdays()
get12MonthNames() この日付について、12 か月の現在の短縮名の表記を戻します。 get12MonthNames()
get12ShortMonthNames() この日付について、12 か月の現在の正式名の表記を戻します。 get12ShortMonthNames()
get7DayNames() この日付について、曜日の現在の名前を戻します。 get7DayNames()
getCWDate() この日付を、IBM 汎用の日付形式に再設定します。 getCWDate()
getDayOfMonth() この日付の日を戻します。 getDayOfMonth()
getDayOfWeek() この日付の曜日を戻します。 getDayOfWeek()
getHours() この日付の時間の値を戻します。 getHours()
getIntDay() この日付の曜日を整数として戻します。 getIntDay()
getIntDayOfWeek() この日付の曜日を戻します。 getIntDayOfWeek()
getIntMilliSeconds() この日付からミリ秒の値を戻します。 getIntMilliSeconds()
getIntMinutes() この日付の分の値を整数として戻します。 getIntMinutes()
getIntMonth() この日付の月を整数として戻します。 getIntMonth()
getIntSeconds() この日付の秒を整数として戻します。 getIntSeconds()
getIntYear() この日付の年を整数として戻します。 getIntYear()
getMSSince1970() 1970 年 1 月 1 日 00:00:00 からこの日付までのミリ秒数を戻します。 getMSSince1970()
getMinutes() この日付から分の値を戻します。 getMinutes()
getMonth() この日付の月の正式名表記を戻します。 getMonth()
getNumericMonth() この日付から月の値を数値形式で戻します。 getNumericMonth()
getSeconds() この日付から秒の値をストリングとして戻します。 getSeconds()
getShortMonth() この日付から月名の短縮名表記を戻します。 getShortMonth()
getYear() この日付の年の値を戻します。 getYear()
set12MonthNames() この日付の 12 か月の名前の正式名表記を変更します。 set12MonthNames()
set12MonthNamesToDefault() この日付の 12 か月の名前の正式名表記を、デフォルト値に復元します。 set12MonthNamesToDefault()
set12ShortMonthNames() この日付の 12 か月の名前の短縮名表記を変更します。 set12ShortMonthNames()
set12ShortMonthNamesToDefault() この日付の 12 か月の名前の短縮名表記を、デフォルト値に復元します。 set12ShortMonthNamesToDefault()
set7DayNames() この日付の曜日の名前を変更します。 set7DayNames()
set7DayNamesToDefault() この日付について、曜日の名前をデフォルト値に復元します。 set7DayNamesToDefault()
toString() 日付を指定した形式またはデフォルトの形式で戻します。 toString()

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