BAPI モジュールではカスタム・ビジネス・オブジェクト・ハンドラーを使用できます。カスタム・ビジネス・オブジェクト・ハンドラーを作成する理由は以下のとおりです。
カスタム・ビジネス・オブジェクト・ハンドラーの作成には、生成されたビジネス・オブジェクト・ハンドラーを変更する方法と、最初からビジネス・オブジェクト・ハンドラーを作成する方法の 2 つがあります。
デフォルトでは、SAP ODA は、ビジネス・オブジェクトの生成時にビジネス・オブジェクト・ハンドラーを生成します。ODA は、コンパイル済みクラス・ファイルのほか、ビジネス・オブジェクト・ハンドラー用の Java ソース・ファイルも生成します。生成された Java ソースをカスタマイズすると、独自のビジネス・オブジェクト・ハンドラーを作成できます。
この方法はお勧めしません。生成されたビジネス・オブジェクト・ハンドラーではユーティリティー・メソッドの呼び出しが提供されるため、この方法を採用しなければならない場合は、生成されたビジネス・オブジェクト・ハンドラーをテンプレートとして使用してください。
以下のテンプレートを使用すると、カスタム・ビジネス・オブジェクト・ハンドラーをコンパイルするための Windows プラットフォーム用のバッチ・ファイルを作成できます。
REM @echo off
REM call "%CROSSWORLDS%"\bin\CWODAEnv.bat
setlocal
set WBIA="%CROSSWORLDS%"\lib\WBIA\4.2.0\WBIA.jar
set CWLIB="%CROSSWORLDS%"\lib\CrossWorlds.jar
set AGENT="%CROSSWORLDS%"\ODA\SAP\SAPODA.jar
set
JCO_JAR="%CROSSWORLDS%"\ODA\SAP\jCO.jar;"%CROSSWORLDS%"\
ODA\SAP\sapjco.jar
set JCLASSES=%AGENT%;%JCO_JAR%;%CWLIB%;%WBIA%
echo classpath = %JCLASSES%
javac -classpath %JCLASSES% %1
endlocal
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