データ・ハンドラー・メタオブジェクトを使用するカスタム・データ・ハンドラーを作成する場合は、次のことを行う必要があります。
子メタオブジェクトには、データ・ハンドラーの構成情報が含まれています。createHandler() メソッドは、この情報を使用して、新たにインスタンス化されたデータ・ハンドラーを初期化します。このプロセスの詳細情報については、MIME タイプの使用を参照してください。
カスタム・データ・ハンドラー用の子メタオブジェクトを作成するには、次のようにします。
この子メタオブジェクトを作成するときは、Business Object Designer Express ツールを使用できます。この子メタオブジェクトには、データ・ハンドラーに必要な構成情報を定義するための属性が含まれている必要があります。最低でも、子メタオブジェクトには ClassName 属性が必要 です。
com.crossworlds.DataHandlers.MimeTypeString
ただし、ClassName 属性のデフォルト値に、データ・ハンドラーのクラス名を指定できます。
呼び出し元が MIME タイプを createHandler() メソッドに提供すると、createHandler() は、以下のステップでインスタンス化するデータ・ハンドラーを判別します。
このプロセスの詳細説明については、MIME タイプの使用を参照してください。この処理を正常に実行するため、createHandler() は、データに関連付けられている MIME タイプを探し出すことができる必要があります。したがって、トップレベルのデータ・ハンドラー・メタオブジェクトを編集して、データ・ハンドラーが変換するデータの MIME タイプに応じた属性を設定することが必要です。この属性には、次のものを含める必要があります。
MIME タイプの名前に使用できるのは、英数字と下線 (_) のみ です。 そのほかの特殊文字は無効です。MIME タイプにピリオド (.) がある場合は、下線に置き換えてください。
例として、図 37 に、カスタム HTML データ・ハンドラー用に構成されているトップレベルのコネクター・メタオブジェクトを示します。
図 37. カスタム・データ・ハンドラーのトップレベル・コネクター・メタオブジェクトの例
図 37 では、コネクター用のデフォルト・トップレベル・メタオブジェクト (MO_DataHandler_Default) を、新しい MIME タイプである HTML をサポートするように変更してあります。この MIME タイプのサポートでは、MO_DataHandler_Default メタオブジェクトに、次の属性プロパティーが含まれています。
Attribute Name = text_html Attribute Type = MO_DataHandler_HTMLConfig
データ・ハンドラー・メタオブジェクトを作成した場合、以下のように、WebSphere Business Integration システムにこれらのメタオブジェクトをセットアップする必要があります。