InterChange Server Express を効率的に管理するには、InterChange Server Express を System Manager に登録し、System Manager を通じて InterChange Server Express に接続する必要があります。以下のセクションでは、これらのタスクを実行する方法について説明します。
System Manager は、InterChange Server Express およびリポジトリーとの GUI です。これは、Windows 2000 および Windows XP プラットフォームでのみ稼働します。
System Manager を始動するには、リモートの Windows マシン上で、「スタート」 > 「プログラム」 > 「IBM WebSphere Business Integration Express」 > 「Toolset Express」 > 「管理」 > 「System Manager」を選択します。
- 注:
- System Manager パースペクティブがデフォルトで表示されます。表示されない場合は、WebSphere WorkBench メニュー・バーで「ウィンドウ」 > 「パースペクティブを開く」 > 「その他」を選択して、「System Manager」をダブルクリックすれば、System Manager が始動します。
System Manager では、InterChange Server Express のインスタンスを管理できます。管理したいインスタンスは、System Manager に登録する必要があります。サーバーを登録すると、その名前は、サーバーが削除されない限り常に System Manager に表示されます。
InterChange Server Express インスタンスを登録するには、以下のステップに従います。
- System Manager をホスティングする Windows クライアントがネーム・サーバーに正しくアクセスできるようにするため、ProductDir¥bin¥CWSharedEnv.bat ファイルの ORB_HOST プロパティーが、InterChange Server Express を稼働しているマシンの IP アドレスに設定されていることを確認します。このように設定されていない場合は、この値を設定するため、Windows クライアントのコマンド行で次のコマンドを入力してください。
set ORB_HOST=IP_address
- 注:
- あるいは、ORB_HOST=machine_name と設定して、%windir%¥system32¥drivers¥etc¥hosts ファイルに IP_address machine_name 行を追加します。この例では、IP_address は InterChange Server Express をホスティングするマシンの IP アドレスで、machine_name は InterChange Server Express をホスティングするマシンの名前です。
- ネーム・サーバーが Linux マシン上の InterChange Server Express を名前で正しく検索できるようにするため、Linux マシン上の /etc/hosts ファイルに次のようなエントリーがあることを確認します。
ip_address localhost.localdomain localhost
- System Manager で、左ペインの「InterChange Server インスタンス」を右マウス・ボタンでクリックして、「サーバーを登録」を選択します。
- 「新規サーバーを登録」ダイアログ・ボックスで、InterChange Server Express の名前をブラウズするか、入力します。
- 注:
- 統合テスト環境でサーバーを使用する予定の場合は、「テスト・サーバー」チェック・ボックスを選択します。統合テスト環境は、ローカル・テスト・サーバーとして登録されたサーバーとのみ通信します。
- ユーザー名とパスワードを入力して、「ユーザー ID およびパスワードを保管」チェック・ボックスを選択します。デフォルトのユーザー名は admin で、パスワードは null です。
- 「OK」を選択します。
サーバー名が System Manager ウィンドウの左ペインに表示されます。表示されない場合は、「InterChange Server インスタンス」フォルダーを展開してください。
登録された InterChange Server Express が稼働していることを、接続によって検証します。System Manager を使用して InterChange Server Express に接続するには、以下のステップに従います。
- System Manager で、左ペインにある InterChange Server Express の名前を右マウス・ボタンでクリックして、「接続」を選択します。
- 「サーバー・ユーザー ID およびパスワード」確認画面で「OK」を選択します。
- ヒント:
- System Manager の左ペインにある InterChange Server Express の名前の横のアイコンが緑色であれば、InterChange Server Express はすでに System Manager に接続しています。
InterChange Server Express は、InterChange Server Express 管理者だけが知っているパスワードによって保護されます。サーバーの出荷時のデフォルト・パスワードは null ですが、セキュリティーのためにパスワードを変更したい場合は、システムのセットアップ後に変更できます。
InterChange Server Express のパスワードを変更するには、以下のステップに従います。
- System Manager で、左ペインの InterChange Server Express 名を右マウス・ボタンでクリックして、「パスワードの変更」を選択します。
- ダイアログが開くので、その中で旧パスワードおよび新規パスワードを入力し、確認のために新規パスワードを再入力して、「OK」を選択します。
パスワードの変更を有効にするには、InterChange Server Express をシャットダウンして再始動する必要があります。その手順は以下のとおりです。
- System Manager で、左ペインにある稼動中の InterChange Server Express 名を右マウス・ボタンでクリックして、「シャットダウン」を選択します。
- 「サーバーをシャットダウン」ダイアログ・ボックスで、現在の作業を終了した後にサーバーを正常にシャットダウンするか、あるいはクリーンアップを実行しないで即時にシャットダウンします。
「正常」を選択して、「OK」を選択します。
- 注:
- 待たずにサーバーをシャットダウンする必要がある場合のみ、「即時に」を選択してください。
- 次のコマンドを入力して、InterChange Server Express を再始動します。
ProductDir/bin/ics_manager -start
- System Manager で InterChange Server Express 名を右マウス・ボタンでクリックして、InterChange Server Express に接続します。ダイアログが開くので、その中でサーバーのユーザー名とパスワードを入力して、「OK」を選択します。
