ビジネス・オブジェクトのサンプルの使用

ビジネス・オブジェクトのサンプルには、アダプターのコネクター・コンポーネントが含まれています。すべてのオブジェクトは、ポーリング用の Siebel トリガーが設定されていなければなりません。場合によっては、オブジェクトを Siebel Tools でカスタマイズする必要があります。以下のオブジェクトは、これらの作業の実行方法を示すサンプルです。

Siebel_BCAccount

  1. 以下の Siebel VB ファイルを見つけます。

    Siebel 6

    Account_Write.svb、Account_PreDelete.svb、Business_Address_PreDelete.sbv、および
     Business_Address_Write.svb
     

    Siebel 7

    Account.sbl または Account.js
     

    Siebel VB ファイルは、Common/Siebel/Dependencies/Siebel_VB ディレクトリー内にあります。

  2. ファイルを一時ディレクトリーに保存します。例えば、ディレクトリー名として Temp を使用します。
  3. CWCONN アカウントに Siebel 内のシステム管理者責任を与えます。
  4. Siebel Tools 環境で、Account および Contact プロジェクトをチェックアウトし、ロックします。
  5. 以下のように、VB スクリプトを Account ビジネス・コンポーネントに追加します。
    1. Account ビジネス・コンポーネントを右マウス・ボタン・クリックし、メニューから「Basic スクリプトの編集 (Edit Basic Scripts)」を選択します。スクリプト・エディターが起動されます。
    2. 「ファイル」メニューから「インポート」を選択して Temp ディレクトリーを選択し、Account_Write.svb をピックして Bus Comp オブジェクトおよび BusComp_WriteRecord プロシージャーに VB コードをインポートします。
    3. 「ファイル」メニューから「インポート」を選択して Temp ディレクトリーを選択し、Account_PreDelete.svb をピックして Bus Comp オブジェクトおよび BusComp_PreDeleteRecord プロシージャーに 2 番目の VB コードをインポートします。
    4. オブジェクトに対する変更を保存します。
  6. 以下のように、スクリプトを Business Address ビジネス・コンポーネントに追加します。
    1. Business Address ビジネス・コンポーネントを右マウス・ボタン・クリックし、メニューから「Basic スクリプトの編集 (Edit Basic Scripts)」を選択します。スクリプト・エディターが起動されます。
    2. 「ファイル」メニューから「インポート」を選択して Temp ディレクトリーを選択し、Business_Address_Write.svb をピックして Bus Comp オブジェクトおよび BusComp_WriteRecord プロシージャーに VB コードをインポートします。
    3. 「ファイル」メニューから「インポート」を選択して Temp ディレクトリーを選択し、Business_Address_PreDelete.svb をピックして Bus Comp オブジェクトおよび BusComp_PreDeleteRecord プロシージャーに 2 番目の VB コードをインポートします。
    4. オブジェクトに対する変更を保存します。
    5. Account Id 属性の Business Address ビジネス・コンポーネントで、Force Active フィールドを TRUE に設定します。
      注:
      ビューが使用されているために、このフィールドが取り込まれないことがあります。
  7. すべてのオブジェクトを保存し、結果をコンパイルするまでは、オブジェクトをテストすることはできません。

Siebel_BCQuote

  1. 以下の Siebel VB ファイルを見つけます。

    Siebel 6

    Quote_Write.svb、Contact_PreDelete.svb
     

    Siebel 7

    Quote.sbl、Quote.js
     

    Siebel VB ファイルは、Common/Siebel/Dependencies/Siebel_VB ディレクトリー内にあります。

  2. ファイルを一時ディレクトリーに保存します。例えば、ディレクトリー名として Temp を使用します。
  3. CWCONN アカウントに Siebel 内のシステム管理者責任を与えます。
  4. Siebel Tools 環境で、Quote プロジェクトをチェックアウトし、ロックします。
  5. 以下のように、スクリプトを Quote ビジネス・コンポーネントに追加します。
    1. Quote ビジネス・コンポーネントを右マウス・ボタン・クリックし、メニューから「Basic スクリプトの編集 (Edit Basic Scripts)」を選択します。スクリプト・エディターが起動されます。
    2. 「ファイル」メニューから「インポート」を選択して Temp ディレクトリーを選択し、Quote_Write.svb をピックして Bus Comp オブジェクトおよび BusComp_WriteRecord プロシージャーに VB コードをインポートします。
    3. オブジェクトに対する変更を保存します。
  6. すべてのオブジェクトを保存し、結果をコンパイルするまでは、オブジェクトをテストすることはできません。

Siebel_BCContact

  1. 以下の Siebel VB ファイルを見つけます。

    Siebel 6

    Contact_Write.svb、Contact_PreDelete.svb
     

    Siebel 7

    Contact.sbl、Contact.js
     

    Siebel VB ファイルは、Common/Siebel/Dependencies/Siebel_VB ディレクトリー内にあります。

  2. Siebel VB ファイルを一時ディレクトリーに保存します。例えば、ディレクトリー名として Temp を使用します。
  3. CWCONN アカウントに Siebel 内のシステム管理者責任を与えます。
  4. Siebel Tools 環境で、Contact プロジェクトをチェックアウトし、ロックします。
  5. 以下のように、Siebel VB スクリプトを Contact ビジネス・コンポーネントに追加します。
    1. Contact ビジネス・コンポーネントを右マウス・ボタン・クリックし、メニューから「Basic スクリプトの編集 (Edit Basic Scripts)」を選択します。スクリプト・エディターが起動されます。
    2. 「ファイル」メニューから「インポート」を選択して VB コードをインポートし、一時ディレクトリーを選択して、Bus Comp オブジェクトおよび BusComp_WriteRecord プロシージャーにインポートするために Contact_Write.svb をピックします。
    3. 「ファイル」メニューから「インポート」を選択して Temp ディレクトリーを選択し、Contact_PreDelete.svb をピックして Bus Comp オブジェクトおよび BusComp_PreDeleteRecord プロシージャーに 2 番目の VB コードをインポートします。
    4. オブジェクトに対する変更を保存します。
  6. すべてのオブジェクトを保存し、結果をコンパイルするまでは、オブジェクトをテストすることはできません。

Siebel_BCInternalProduct

  1. InternalProduct_Write.svb ファイルを見つけます。Siebel VB ファイルは、Common/Siebel/Dependencies/Siebel_VB ディレクトリー内にあります。
  2. ファイルを一時ディレクトリーに保存します。例えば、ディレクトリー名として Temp を使用します。
  3. CWCONN アカウントに Siebel 内のシステム管理者責任を与えます。
  4. Siebel Tools 環境で、Product プロジェクトをチェックアウトし、ロックします。
  5. Siebel VB スクリプトを Internal Product ビジネス・コンポーネントに追加します。
    1. Internal Product ビジネス・コンポーネントを右マウス・ボタン・クリックし、メニューから「Basic スクリプトの編集 (Edit Basic Scripts)」を選択します。スクリプト・エディターが起動されます。
    2. 「ファイル」メニューから「インポート」を選択して Temp ディレクトリーを選択し、InternalProduct_Write.svb をピックして Bus Comp オブジェクトおよび BusComp_WriteRecord プロシージャーに VB コードをインポートします。
    3. オブジェクトに対する変更を保存します。
  6. 以下のように、ビジネス・コンポーネントのプロパティーを変更します。
    1. ツールバーで、「表示 (View)」>「プロパティー・ウィンドウ (Property Window)」と選択します。
    2. 「Business Component/Internal Product」に移動します。
    3. 以下の属性を False に変更します。
      No Insert = False 
       No Merge = False 
       No Update = False 
       
      注:
      上記プロパティーを変更する目的は、Com Data Server Interface を使用して Siebel に対してインバウンドで製品の作成と更新を行えるようにすることです。
  7. すべてのオブジェクトを保存し、結果をコンパイルするまでは、オブジェクトをテストすることはできません。

Siebel_BCAsset

  1. Siebel VB ファイル Asset_Write.svb を見つけます。Siebel VB ファイルは、Common/Siebel/Dependencies/Siebel_VB ディレクトリー内にあります。
  2. Siebel VB ファイルを一時ディレクトリーに保存します。例えば、ディレクトリー名として Temp を使用します。
  3. CWCONN アカウントに Siebel 内のシステム管理者責任を与えます。
  4. Siebel Tools 環境で、Asset Management プロジェクトをチェックアウトし、ロックします。
  5. 以下のように、Siebel VB スクリプトを Asset Mgmt - Asset ビジネス・コンポーネントに追加します。
    1. Asset Mgmt - Asset ビジネス・コンポーネントを右マウス・ボタン・クリックし、メニューから「Basic スクリプトの編集 (Edit Basic Scripts)」を選択します。スクリプト・エディターが起動されます。
    2. 「ファイル」メニューから「インポート」を選択して Temp ディレクトリーを選択し、Asset_Write.svb をピックして Bus Comp オブジェクトおよび BusComp_WriteRecord プロシージャーに Write VB コードをインポートします。
    3. オブジェクトに対する変更を保存します。
  6. 以下のように、ビジネス・コンポーネントのプロパティーを変更します。
    1. ツールバーで、「表示 (View)」>「プロパティー・ウィンドウ (Property Windows)」と選択します。
    2. 「Business Component/Asset Mgmt - Asset」に移動します。
    3. フィールドに移動します。
    4. 以下のように、フィールド・プロパティー値を変更します。
      • 「Account Id」を選択し、「Inactive」の値を「False」に設定します。(このフィールドは、WebSphere Business Integration Server Express Plus システム・オブジェクトで必要となります。)
      • 「Name」を選択し、値を「Not Required」に設定します。
      • 「Product Id」を選択し、値を「Required」に設定します。
      注:
      WebSphere Business Integration Server Express Plus コンポーネントが製品をトラッキングする際には、製品の名前ではなく、製品 ID を使用します。
  7. すべてのオブジェクトを保存し、結果をコンパイルするまでは、オブジェクトをテストすることはできません。

Copyright IBM Corp. 2004