IBM ビジネス・オブジェクトの生成

Siebel 統合オブジェクトは、Siebel ビジネス・オブジェクトの統合メタデータを表します。XML は、Siebel EAI インフラストラクチャーが認識する共通の構造です。これらの統合オブジェクトは一連の構造規則を順守するため、Siebel eScript オブジェクト、メソッド、および関数を使用して、プログラマチックに全探索や変換を行うことができます。あるいは、Siebel Data Mapper を用いて、宣言によって変換することができます。詳細については、「Siebel eBusiness Application Integration, volume IV」を参照してください。

Siebel ツールには、統合オブジェクト用のスキーマまたは DTD を生成する機能が用意されています。生成された DTD は、WebSphere Business Integration Server Express Plus ユーティリティー 、XMLborgen または XMLODA 用の入力となります。WebSphere Business Integration Server Express Plus システムのビジネス・オブジェクトは XMLborgen および XMLODA DTD から生成されます。XMLborgen の実行中に、トップレベルのオブジェクトの名前に、ストリング ListOf が接頭部として付加されている名前を 指定します。

例えば、DTD の ListOfChargesData は、ファイル ListofChargerData.dtd にあります。このファイルは、ディレクトリー %ProductDir%connectors/Siebel/Siebel/SiebelEAIAdapter/Samples にあり ます。

注:
スキーマまたは DTD の生成についての 詳細は、「Siebel Integration Platform Technologies」を 参照してください。

XMLborgen によって生成されたビジネス・オブジェクトは、ディレク トリー %ProductDir%connectors/Siebel/SiebelEAIAdapter/Samples にあります。

注:
DTD を生成する際には、Siebel メッセージ・エンベロープは使用しないことに注意してください。ただし、これには「エンベロープ なし (No Envelope)」オプションを選択する必要があります。実際のデータを保持するプロパティー・セットを渡す際には、Siebel メッセージ・タグ <SiebelMessage> と </SiebelMessage>、および <?Siebel-Property-Set...> タグとともにプロパティー・セットを送信する必要があります。

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