DtpConnection クラス

DtpConnection クラスは、Data Transformation Package (DTP) の一部です。このクラスは、リレーションシップ・データベースで SQL 照会を実行するためのメソッドを提供します。このクラスをインスタンス化するには、BaseDLM クラスで getRelConnection() を呼び出す必要があります。すべてのマップは BaseDLM から派生またはサブクラス化されるため、getRelConnection() へのアクセス権があります。

要確認:
DtpConnection クラスとそのメソッドは、後方互換性のためにのみ サポートされています。これらの使用すべきでないメソッド によりエラーが生成されることはありませんが、これらのメソッドを使用せずに、既存のコードを新しいメソッドに移行することを推奨します。

使用すべきでないメソッドは、今後のリリースで除外されることがあります。新しいマップ開発では、CwDBConnection クラスとそのメソッドを使用して、データベース接続を確立します。

表 129 に、DtpConnection クラスのメソッドについて要約します。

表 129.
DtpConnection メソッドの要約
メソッド 説明 ページ
beginTran() リレーションシップ・データベースに対して SQL トランザクションを開始します。 beginTran()
commit() リレーションシップ・データベースで現行のトランザクションをコミットします。 commit()
executeSQL() CALL ステートメントを指定することで、リレーションシップ・データベースで SQL 照会を実行します。 executeSQL()
execStoredProcedure() 名前とパラメーター配列を指定して、リレーションシップ・データベースで SQL ストアード・プロシージャーを実行します。 execStoredProcedure()
getUpdateCount() リレーションシップ・データベースへの最後の書き込み操作によって影響された行の数を戻します。 getUpdateCount()
hasMoreRows() 照会結果に、処理する必要のある行がさらに存在するかどうかを判別します。 hasMoreRows()
inTransaction() リレーションシップ・データベースでトランザクションが進行中かどうかを判別します。 inTransaction()
nextRow() 照会結果ベクトルの次の行を検索します。 nextRow()
rollBack() リレーションシップ・データベースで現行のトランザクションをロールバックします。 rollBack()

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