このガイドでは、以下の用語が使用されています。
- ASI (アプリケーション固有の情報)
特定のアプリケーションまたはテクノロジーに合わせて作成されたメタデータ。ASI
は、ビジネス・オブジェクトの属性レベル、動詞レベル、およびビジネス・オブジェクト・レベルに存在します。動詞
ASI も参照してください。
- BF (ビジネス関数)
特定のタスクの実行用に論理的にグループ化された、C
関数および関連データ構造の集合。レギュラー・ビジネス関数は、税額計算やアカウント番号検証などの単純なタスクを実行します。マスター・ビジネス関数は、さらに複雑なタスクを実行するもので、レギュラー・ビジネス関数をいくつか呼び出すことができます。
- BO (ビジネス・オブジェクト) ビジネス・エンティティー (Employee
など) およびデータへのアクション (create または update 操作など)
を表す属性のセット。WebSphere Business Integration
システムのコンポーネントは、ビジネス・オブジェクトを使用して情報を交換し、アクションを起動します。
- BO (ビジネス・オブジェクト) ハンドラー
アプリケーションと対話し、要求ビジネス・オブジェクトをアプリケーションのオペレーションに変換するメソッドを格納するコネクター・コンポーネント。
- コネクター・エージェント InterChange Server Express
からのサービス呼び出し要求および OneWorld
からのイベント通知を処理するコネクターのコンポーネント。
- 接続オブジェクト
接続とは、状態情報を格納することができるアプリケーションへの参照です。アダプター側の接続のすべてのインスタンスについて、JD
Edwards OneWorld 側に対応するオブジェクトが存在します。BO
ハンドラーは必要に応じて、pool size
プロパティーで指定された最大サイズまでの接続を作成します。新規接続はプールで維持され、複数のビジネス・オブジェクトの実行で再利用されます。
- 接続プール
接続オブジェクトの保管と検索に使用されるリポジトリー。
- GenJava JD Edwards OneWorld
が提供するユーティリティー。OneWorld
サーバーの一部として実行されるビジネス関数のための Java
ラッパーを生成します。GenJava
は、インターフェース・クラスおよび関連データ構造の Java
クラス・ファイルを作成し、生成された Java ファイルをコンパイルし、Java
文書を生成し、それらを 2 つの JAR ファイルにパッケージします。1 つは Java
クラス用、もう 1 つは Java 文書用です。
- インターオペラビリティー・フレームワーク
さまざまに異なるソフトウェア・アプリケーション間で機能と情報のシームレスな共有を実現します。大小のビジネス関数にアクセスする単一のポイントを提供するビジネス関数ラッパーが含まれています。マスター・ビジネス関数ラッパーも含まれています。
- Java オブジェクト OneWorld
ビジネス関数およびデータ構造を囲む、Java でインプリメントされたラッパー。Java
オブジェクトは、OneWorld ビジネス関数と 1 対 1 対応しています。
- ODA (Object Discovery Agent)
アプリケーション内部の指定されたエンティティーを調べ、ビジネス・オブジェクト属性に対応するこれらのエンティティーの要素を「検出」することによって、自動的にビジネス・オブジェクト定義を生成するツール。アダプターをインストールすると、ODA
も自動的にインストールされます。
- 動詞 ASI (アプリケーション固有の情報)
指定された動詞について、その動詞がアクティブであるときにコネクターがビジネス・オブジェクトを処理する方法を指定します。現在の要求ビジネス・オブジェクトを処理するために呼び出すメソッドの名前を格納することもできます。
