XML DTD またはスキーマ文書に基づくビジネス・オブジェクト

XML DTD またはスキーマ文書に基づいて要求ビジネス・オブジェクトと応答ビジネス・オブジェクトを作成する場合、処理される XML 文書のタイプごとに、ビジネス・オブジェクト定義を作成する必要があります。ビジネス・オブジェクト定義には、XML 文書の DTD またはスキーマ文書に含まれる構造情報が含まれています。例えば、1 つの要求ストリーム (1 つの DTD またはスキーマ文書) があり、一方 4 つの応答ストリーム・タイプ (4 つの異なる DTD またはスキーマ文書) が存在する可能性がある場合、5 つのビジネス・オブジェクト定義を作成する必要があります。これに対し、要求ストリームと応答ストリームが同じスキーマを使用する場合には、必要なビジネス・オブジェクト定義は 1 つのみです。XML Object Discovery Agent (ODA) を使用すると、DTD またはスキーマ文書に基づいてビジネス・オブジェクト定義を生成することができます。

注:
DTD またはスキーマの読み取り中は、XML ODA は FIXED 属性を無視します。これは、XML インスタンスにおいてこれらの属性の値はオプションであり、値が常に固定されているためです。ビジネス・オブジェクトより作成され、ビジネス・オブジェクトに読み込まれる XML インスタン ス内にこれらの FIXED 値が含まれるようにするには、FIXED 属性をビジネス・オブジェクト属性として手動で追加する必要があります。実行時にこれらの値が変更されないよう、確認する必要があります。

XML ODA を介してまたは手動で XML 文書用のビジネス・オブジェクト定義を生成する方法の詳細については、「データ・ハンドラー・ガイド」を参照してください。

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