生成される定義の内容

SiebelODA が生成するビジネス・オブジェクト定義には、以下の内容が含まれています。

注:
SiebelODA が Siebel ビジネス・オブジェクトまたはコンポーネントのビジネス・オブジェクトを生成する場合、アプリケーション固有の情報はコンテナー属性に対して生成される場合とされない場合があります。生成されたビジネス・オブジェクトをチェックし、アプリケーション固有の情報が含まれるかどうかを確認する必要があります。

SiebelODA が Siebel 統合オブジェクト、コンポーネント、またはビジネス・サービスのビジネス・オブジェクトを生成する場合は、生成されるビジネス・オブジェクトには、コンテナー属性を含むすべての属性のアプリケーション固有情報が含まれます。

このセクションでは、以下のことについて説明します。

ビジネス・オブジェクト ・レベルのプロパティー

SiebelODA は、ビジネス・オブジェクト・レベルで以下の情報を生成します。

ビジネス・オブジェクト・レベルのアプリケーション固有の情報には、対応する Siebel ビジネス・オブジェクトまたはビジネス・コンポーネントの名前が含まれています。

属性プロパティー

ここでは、SiebelODA が属性ごとに生成するプロパティーについて説明します。

重要:
以降のセクションで説明するユーザー・エディットとは、ビジネス・オブジェクトの変換でなく、ビジネス・オブジェクトの生成だけを指します。

Name プロパティー

SiebelODA は、Siebel ビジネス・コンポーネント内の対応する属性から属性の名前の値を取得します。

Data Type プロパティー

属性の型を設定する際、表 11 に示すよ うに、SiebelODA は Siebel ビジネス・コンポーネント内の属性のデータ型を対応するデータ型に変換します。これはビジネス・オブジェクトの生成の場合に限られます。その理由は、ビジネス・オブジェクトの変換が既存のビジネス・オブジェクトのためのものであるためです。

表 11. データ型の対応関係
アプリケーション WebSphere Business Integration システム 長さ
DTYPE_BOOL

BOOLEAN


DTYPE_ID、DTYPE_PHONE

STRING

Siebel アプリケーション・サーバー内の対応する属性の長さ
DTYPE_TEXT DTYPE_NOTE



DTYPE_DATE DTYPE_TIME DTYPE_DATETIME DTYPE_UTCDATETIME

DATE


DTYPE_INTEGER DTYPE_NUMBER

INTEGER


DTYPE_CURRENCY

DOUBLE


注:
属性のデータ型が 表 11 に示されているものでない場合、SiebelODA は列をスキップし、列を処理できないことを示すメッセージを表示します。

Cardinality プロ パティー

SiebelODA は、すべての単純属性のカーディナリティーを 1 に設定し、コンテナー属性を n に設定します。ユーザーは、必要に応じて、コンテナー属性のカーディナリティーを変更する必要があります。例えば、コンテナー属性がピック・リストであることが判明した場合、ユーザーはカーディナリティーを 1 に設定する必要があります。

MaxLength プロパ ティー

SiebelODA は、Siebel アプリケーション・サーバーから属性の長さを取得します。

IsKey プロパティ ー

列がテーブルまたはビューの 1 次キーである場合、SiebelODA はその列をキー属性としてマークします。ビジネス・オブジェクトの生成の場合は、ID 属性が、デフォルトで key としてマークされる唯 一の属性です。

IsRequired プロパ ティー

フィールドがテーブルまたはビューで非ヌルに指定されている場 合、SiebelODA はそのフィールドを必須属性としてマークします。ただし、SiebelODA はキー・フィールドを必須属性としてマークしません。これは、Siebel アプリケーションがレコード作成時に独自の ID 値を生成するためです。

AppSpecificInfo プ ロパティー

ユーザーは、コンテナー属性が生成されていない場合にはこのプロパティーを編集する必要があり、また、コンテナー属性が生成されている場合にはその正確性を確認する必要があります。

PollQuantity

コネクターがポーリング間隔ごとに検索するデータベース表の行数。指定可能な値は 1 から 500 です。

デフォルトは、1 です。

動詞

SiebelODA は、「BO プロパティー」ウィンドウで指定された動詞を生成します。各動詞の AppSpecificInfo プロパティーを作成しますが、その取り込みは行いません。

Copyright IBM Corp. 2004