このセクションでは、System Manager ウィザードを使用して新規コラボレーション・オブジェクトを作成する方法について説明します。ここでは、ウィザードの一般的な流れを説明します。また、個々のコラボレーション・オブジェクト構成については、この章内の他のセクションを参照先として示します。ウィザードを使用してコラボレーション・オブジェクトを作成するには、以下の手順を実行します。
「新規コラボレーションの作成」ウィザードが表示され、インストールされているテンプレートが「テンプレート名」列に示され、(有効な場合は)「説明」列に説明が示されます。このダイアログは、コラボレーション・オブジェクトを最初に作成して構成する手順を段階的に説明するウィザードの最初の画面です。構成値は後から変更できます。
「検索」フィールドにテキストを入力して、その文字から始まる名前をもつコラボレーション・テンプレートをダイアログに表示させることもできます。該当する名前がいくつかある場合は、上矢印と下矢印を使用して、その文字パターンを共有するテンプレート名を見ていきます。
名前の長さは、80 文字以下にします。
「ポートをバインド」画面には、コラボレーション・テンプレートで定義されているポート、各ポートによってサポートされているビジネス・オブジェクト定義、ポートがバインドされている可能性のあるコンポーネントのタイプ、および各ポートをバインドできる指定されたタイプの特定コンポーネントが表示されます。
「タイプ」列で選択するオプションに応じて、「バインド先」列に、「ビジネス・オブジェクト定義」フィールド内のビジネス・オブジェクト・タイプをサポートするコネクターまたはコラボレーションが表示されます。表示されているポートごとに、「タイプ」列から、「コラボレーション」、「コネクター」、または「Web サービス」を選択してから、「バインド先」列で、目的のコンポーネントを選択します。
外部のプログラマチック・エンティティー (サーブレットなど) からビジネス・オブジェクト要求を受信できるようにポートを構成するには、外部ポート・バインディングの構成の指示に従う必要があります。
ウィザードのこの画面では、一部またはすべてのポートをバインドしても、ポートをまったくバインドしなくてもかまいません。この時点ですべてのポートをバインドしない場合は、ウィザードの終了後、いつでもポートのバインディングを変更できます。したがって、ポートにバインドする必要がある特定のコンポーネントが必要なビジネス・オブジェクト定義をサポートしていない場合は、コラボレーション・オブジェクト・ウィザードを終了し、必要なコンポーネントにビジネス・オブジェクト定義のサポートを追加してから、コラボレーション・オブジェクトを再構成することができます。
ポートのバインディングの詳細およびポートのバインディングの変更方法については、コラボレーション・オブジェクト・ポートのバインディングを参照してください。
図 36. コラボレーション・オブジェクトの一般プロパティーの構成
各プロパティーを目的の値に設定します。
コラボレーションの一般プロパティーの詳細および既存のコラボレーション・オブジェクトの一般プロパティーの変更方法については、コラボレーション・オブジェクトの一般プロパティーの構成を参照してください。
図 37. コラボレーション・テンプレート固有のプロパティーの構成
各プロパティーの値を入力するか、デフォルト値を受け入れます。各プロパティーについては、特定のコラボレーション・テンプレートの資料を参照してください。
「完了」をクリックして、コラボレーション・オブジェクト作成のウィザードを終了します。新規コラボレーション・オブジェクトが「グラフィック表示」タブに表示されます。コラボレーション・オブジェクトのグラフィック表示およびツリー表示については、コラボレーション・オブジェクトの表示を参照してください。