コラボレーション・メッセージ・ファイルの内容は、コラボレーション・テンプレートの一部として保管されます。コラボレーションをコンパイルし配置する場合、Process Designer Express によりメッセージの内容が抽出されて、実行時に使用するメッセージ・ファイルが作成または更新されます。コンパイル後、メッセージ・ファイルは System Manager の統合コンポーネント・ライブラリー・プロジェクトの ¥Templates¥messages ディレクトリーに格納されます。配置後、メッセージ・ファイルはコピーされて productDir¥collaborations¥messages ディレクトリーに配置されます。
メッセージ・ファイルの名前のフォーマットは、以下のとおりです。
CollaborationName.txt
例えば、SampleHello というコラボレーション・テンプレートをコンパイルし配置すると、Process Designer Express は SampleHello.txt というメッセージ・ファイルを作成して、それを collaborations¥messages サブディレクトリーに格納します。
コラボレーション・メッセージ・ファイルには、コラボレーションで使用されるすべてのテキスト・ストリングが含まれます。これらのストリングには、ロギング、例外処理、および E メール操作に関するストリングが含まれます。
国際化コラボレーションの場合、このメッセージ・ファイルを翻訳できるように、これらのテキスト・ストリングがコラボレーション・メッセージ・ファイル内で分離されている必要があります。翻訳されたコラボレーション・メッセージ・ファイルの名前に、関連するロケールの名前 (CollaborationName_ll_TT.txt) が含まれている必要があります。
前の行の ll は、ロケールの 2 文字の省略形 (小文字で表記) で、TT は 2 文字の地域の省略形 (大文字で表記) です。例えば、米国英語メッセージを含む SampleHello コラボレーションのメッセージ・ファイルのバージョンは、SampleHello_en_US.txt という名前です。
実行時に、コラボレーション・ランタイム環境が collaborations¥messages サブディレクトリーからコラボレーション・ロケール (InterChange Server から継承) に該当するメッセージ・ファイルを探します。例えば、コラボレーション・ロケールが米国英語 (en_US) の場合、コラボレーション・ランタイム環境により CollaborationName_en_US.txt ファイルからメッセージが検索されます。
コラボレーションのテキスト・ストリングの国際化の方法の詳細については、国際化対応コラボレーションを参照してください。