アダプターの概要

この章では、WebSphere Business Integration Server Express Plus の Adapter for WebSphere Commerce コンポーネントについて説明します。

このアダプターを使用すると、IBM WebSphere Business Integration Server Express Plus と WebSphere Commerce Business Edition バージョン 5.4 (Fix Pack 6 以上を適用) または WebSphere Commerce Business Edition バージョン 5.5 (Fix Pack 4 以上を適用) との間でメッセージ交換を行えるようになります。この章は、次のトピックから構成されます。

WebSphere Commerce ソフトウェアは、さまざまなコマース統合の役割を果たすことができる、フレキシブルなプラットフォームです。Adapter for WebSphere Commerce は、統合ブローカーを使用して、WebSphere Commerce と、すでに適切なアダプターがインストールされているその他のエンタープライズ情報システム・アプリケーションとの間のビジネス・データ交換を統合するソリューションで使用することができます。

コネクターは、アプリケーション固有のコンポーネントとコネクター・フレームワークから構成されています。アプリケーション固有のコンポーネントには、特定のアプリケーションに合わせたコードが格納されています。アダプター・フレームワークは、コードがすべてのアダプターに共通なので、統合ブローカーとアプリケーション固有のコンポーネントとの仲介役の機能を果たします。アダプター・フレームワークが、統合ブローカーとアプリケーション固有のコンポーネント間で提供するサービスは、以下のとおりです。

本書では、アダプター・フレームワークとコネクターについて説明します。これらのコンポーネントのいずれも、アダプターと呼ばれます。統合ブローカーとアダプターの関係の詳細については、「WebSphere Business Integration Server Express システム管理ガイド」を参照してください。

注:
すべての WebSphere Business Integration Server Express Plus アダプターは、InterChange Server Express Integration Broker と動作します。InterChange Server Express Integration Broker については、「システム・インプリメンテーション・ガイド」を参照してください。

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