図 5 に示されているように、SWIFT には 5
種類のビジネス・オブジェクトがあります。
図 5. SWIFT メッセージ・コンポーネントへのビジネス・オブジェクト・マップ

- Message ビジネス・オブジェクト (Msg BO) これは、属性が SWIFT
メッセージ内のブロックに対応しているトップレベルのビジネス・オブジェクトです。詳細については、"トップレベル・ビジネス・オブジェクトの構造"を参照してください。
- Message block ビジネス・オブジェクト (MsgBlk BO) SWIFT
メッセージ内でブロック 1、2、3、または 5 を表すことができる Msg BO
の子オブジェクト。詳細については、"ブロック 1 ビジネス・オブジェクトの構造"を参照してください。
- Message data ビジネス・オブジェクト (MsgData BO) SWIFT
メッセージのブロック 4 を表す Msg BO の子オブジェクト。詳細については、"ブロック 4 ビジネス・オブジェクトの構造"を参照してください。
- Message sequence ビジネス・オブジェクト (MsgSeq BO) MsgData BO
または別の MsgSeq BO の子オブジェクト。MsgSeq BO は、SWIFT
メッセージのブロック 4
で発生するフィールドのシーケンスを表します。詳細については、"Sequence ビジネス・オブジェクトの構造"を参照してください。
- Message field ビジネス・オブジェクト (MsgField BO)
フィールドの内容を含む MsgData BO または MsgSeq BO
の子オブジェクト。フィールドは SWIFT
メッセージ内のタグに対応しています。詳細については、"Field ビジネス・オブジェクト定義"を参照してください。
これらのビジネス・オブジェクトはそれぞれ次のものから構成されます。
- Name ビジネス・オブジェクトの名前は、SWIFT メッセージ名、SWIFT
メッセージ・シーケンス名、または SWIFT フィールド名から構成されます。より詳細な命名規則がある場合は、以下にリストされた各種ビジネス・オブジェクトの各セクションでそれについて説明しています。例えば、次のようになります。
- Version ビジネス・オブジェクトのバージョン は
1.1.0
に設定されています。例えば、次のようになります。
Version = 1.1.0
- Attributes 各ビジネス・オブジェクトには 1 つ以上の属性があります。詳細については、"ビジネス・オブジェクト属性のプロパティー"および各種ビジネス・オブジェクトに関する以下の各セクションを参照してください。
- Verbs
各ビジネス・オブジェクトは、次の標準動詞をサポートしています。
