表 84に、DependentCondition クラスのメンバー変数について要約します。
表 84. DependentCondition クラスのメンバー変数
メンバー変数 | 説明 | ページ |
---|---|---|
isDynamic | ビジネス・オブジェクト・ウィザードにおいて、従属条件の比較の前に特定値プロパティーの値の検査が必要になるかどうかを指定します。 | isDynamic |
operatorType | 従属条件の演算子タイプを指定します。 | operatorType |
propertyName | 表示する従属プロパティーの名前を指定します。 | propertyName |
specificValue | 従属プロパティーの値と比較する値を指定します。 | specificValue |
typeOfSpecificValue | 従属条件の特定値のデータ型を指定します。 | typeOfSpecificValue |
ビジネス・オブジェクト・ウィザードにおいて、従属条件の比較の前に特定値プロパティーの値の検査が必要になるかどうかを指定します。
タイプ
public boolean isDynamic
注記
isDynamic メンバー変数が true である場合、ビジネス・オブジェクト・ウィザードは、従属プロパティーの値に関する比較を実行する前 に、specificValue メンバー変数に指定されているプロパティーの値を取得します。specificValue に定数が格納される場合、isDynamic は false に設定されなければなりません。
タイプ
public String operatorType
注記
operatorType は、ビジネス・オブジェクト・ウィザードによって行われる従属プロパティー (propertyName メンバー変数に指定されたプロパティー) の値と specificValue の値の比較の種類を指定します。operatorType 変数に有効な値は、CompleteCondition クラスに定義されている演算子定数です。詳しくは、表 76 を参照してください。
タイプ
public String propertyName
注記
propertyName メンバー変数には、従属プロパティーの名前が格納されます。従属条件によって制限されるのは、この従属プロパティーの値です (関連する入力条件が true であると評価された場合に制限されます)。
タイプ
public String specificValue
注記
specificValue には、従属条件の値が保持されます。この値は、ビジネス・オブジェクト・ウィザードによって、従属プロパティー (propertyName メンバー変数に指定されたプロパティー) の値と比較されます。比較の種類は、operatorType 変数によって決定されます。この変数に保持される特定値は次のいずれかです。
例えば、従属条件として Less Than 演算子 (CompleteCondition.OP_LESS_THAN) が operatorType に指定され、値 5 が specificValue に指定されているときに、関連する入力条件が true であると評価された場合、従属プロパティーの値は 5 よりも小さくなければなりません。
例えば、従属条件として Greater Than 演算子 (CompleteCondition.OP_GREATER_THAN) が operatorType に指定され、「Property1」プロパティーの名前が specificValue に指定されているときに、関連する入力条件が true であると評価された場合、従属プロパティーの値は Property1 エージェント・プロパティーの値よりも大きくなければなりません。
specificValue 変数は、どの種類の値でも保持できるように、String 型の変数として宣言されます。ただし、比較を正しく行うには、typeOfSpecificValue メンバー変数に格納される特定値の実際のデータ型が、ビジネス・オブジェクト・ウィザードに認識されなければなりません。
タイプ
public int typeOfSpecificValue
注記
typeOfSpecificValue には、従属条件の特定値のデータ型が保持されます。specificValue 変数は、どの種類の値でも保持できるように、String 型の変数として宣言されます。ただし、比較が正常に実行されるためには、ビジネス・オブジェクト・ウィザードが特定値の実際のデータ型を認識していることが必要です。typeOfSpecificValue 変数の値として有効な値は、AgentProperty クラスに定義されているプロパティー・タイプ定数です。詳しくは、表 67 を参照してください。
例えば、従属条件の特定値が整数定数 5 である場合、以下のようになります。