この章では、BusObjArray クラスのオブジェクトに対して操作を行うメソッドについて説明します。これらのメソッドは、InterChange Server Express 定義の BusObjArray クラスで定義されています。BusObjArray クラスは、ビジネス・オブジェクトの配列をカプセル化します。
階層ビジネス・オブジェクトでは、属性のカーディナリティーが n に等しいときに、属性は子ビジネス・オブジェクトの配列への参照になります。BusObjArray クラスに対して操作を実行すると、BusObjArray オブジェクトまたはビジネス・オブジェクトの実配列のいずれかが戻されることがあります。
表 77 に、この章で説明するメソッドをリストします。
メソッド | 説明 | ページ |
---|---|---|
addElement() | ビジネス・オブジェクトをビジネス・オブジェクト配列に追加します。 | addElement() |
duplicate() | ビジネス・オブジェクト配列 (BusObjArray オブジェクト) とまったく同じビジネス・オブジェクト配列を作成します。 | duplicate() |
elementAt() | ビジネス・オブジェクト配列内に位置を指定して単一ビジネス・オブジェクトを検索します。 | elementAt() |
equals() | ビジネス・オブジェクト配列を別のビジネス・オブジェクト配列と比較します。 | equals() |
getElements() | ビジネス・オブジェクト配列の内容を検索します。 | getElements() |
getLastIndex() | ビジネス・オブジェクト配列から、最後の有効な指標を検索します。 | getLastIndex() |
max() | ビジネス・オブジェクト配列のすべての要素のうち、指定した属性の最大値を検索します。 | max() |
maxBusObjArray() | 指定した属性の最大値を持つビジネス・オブジェクトをビジネス・オブジェクト配列 (BusObjArray オブジェクト) として戻します。 | maxBusObjArray() |
maxBusObjs() | 指定した属性の最大値を持つビジネス・オブジェクトを BusObj オブジェクトの配列として戻します。 | maxBusObjs() |
min() | 配列の中のビジネス・オブジェクトのうち、指定した属性の最小値を検索します。 | min() |
minBusObjArray() | 指定した属性の最小値を持つビジネス・オブジェクトを BusObjArray オブジェクトとして戻します。 | minBusObjArray() |
minBusObjs() | 指定した属性の最小値を持つビジネス・オブジェクトを BusObj オブジェクトの配列として戻します。 | minBusObjs() |
removeAllElements() | ビジネス・オブジェクト配列からすべての要素を除去します。 | removeAllElements() |
removeElement() | ビジネス・オブジェクト配列から 1 つの要素を削除します。 | removeElement() |
removeElementAt() | ビジネス・オブジェクト配列内の特定の位置にある要素を除去します。 | removeElementAt() |
setElementAt() | ビジネス・オブジェクト配列内のビジネス・オブジェクトの値を設定します。 | setElementAt() |
size() | ビジネス・オブジェクト配列内の要素の数を戻します。 | size() |
sum() | ビジネス・オブジェクト配列内のすべてのビジネス・オブジェクトの、指定した属性の値を合計します。 | sum() |
swap() | ビジネス・オブジェクト配列内の 2 つのビジネス・オブジェクトの位置を逆にします。この場合、配列の最初の要素が 0、2 番目が 1、3 番目が 2 であり、以下同様となることを念頭に置いてください。 | swap() |
toString() | ビジネス・オブジェクト配列内の値を検索し、それらの値を単一ストリングで戻します。 | toString() |