マップ・プロパティー情報の指定

「マップ・プロパティー」ダイアログ (図 25 を参照) を使用して、マップのプロパティー情報を表示および指定します。「マップ・プロパティー」ダイアログを表示するには、次のいずれかの処置を実行します。

「マップ・プロパティー」ダイアログには次のタブがあります。

図 25 は「マップ・プロパティー」ダイアログの「一般」タブを示しています。

図 25. 「マップ・プロパティー」ダイアログの「一般」タブ

一般プロパティー情報の定義

「マップ・プロパティー」ダイアログの「一般」タブには、表 19 に示す一般プロパティー情報が表示されます。

表 19. 一般マップ・プロパティー情報
一般マップ・プロパティー 説明 詳細情報の参照先
マップ名
ダイアログに表示されているプロパティーを持つマップを識別します。このフィールドは新規マップの作成時に初期設定され、編集はできません。 該当なし

マッピングの役割

マップの目的を識別します。マッピングの役割に指定できる値は、次のとおりです。

  • アプリケーション固有から汎用
  • 汎用からアプリケーション固有
  • その他 (特定のマッピングの方向が関連付けられていないマップの場合)

注:
以前定義され、このプロパティー情報がないマップの場合、コンボ・ボックスは空になります。関係変換規則を使用しない限りは問題ありません。最初に関係変換規則を作成した場合、この値が空であると、Map Designer Express はユーザーにこの値の入力を求めます。

ランタイム・プロパティー
マップ・プロパティー (トレース・レベル、データ検証レベル、暗黙的なデータベース・トランザクション、および無効なデータの場合は失敗) を指定し、実行時にマップ・インスタンスに適用されます。これらのプロパティーは、Map Designer Express の「マップ・プロパティー」ダイアログの「一般」タブで指定でき、また System Manager の「マップ・プロパティー」ウィンドウでも指定できます。

変更はローカル・ファイル・システムに対して行われます。マップをサーバーに配置しても、ランタイム・インスタンスは更新されません。

注:
これらのマップ・プロパティーをサーバー・コンポーネント管理ビューから動的に更新するには、マップを右クリックして、コンテキスト・メニューからプロパティーを選択します。変更が自動的にサーバーに更新されます。

トレース・レベル マップのトレース・レベルを設定します。 "トレース・メッセージの追加"

データ検証レベル マップの各操作を検査し、受信ビジネス・オブジェクトのデータが変換できないときにエラーをログに記録できるようにします。 "カスタム・データ検証レベルの作成"

暗黙的なデータベース・トランザクション InterChange Server Express がその接続でトランザクションに暗黙的なトランザクション・ブラケット処理を使用するかどうかを決定します。

無効なデータの場合は失敗 データが無効な場合にマップの実行を失敗させるかどうかを決定します。 "カスタム・データ検証レベルの作成"
変数宣言 ユーザー独自の Java 変数を宣言して自分の変換コードで使用できます。詳細については、"変数の使用"を参照してください。

マップ・ファイル宣言ブロック Java パッケージ (MapUtils など) をマップにインポートして変換コード内で使用できるようにします。 "Java パッケージと他のカスタム・コードのインポート"

マップ・ローカル宣言ブロック Map Designer Express の外側で開発されたカスタム Java コードをマップにインポートし、変換コード内で使用できるようにします。 "Java パッケージと他のカスタム・コードのインポート"

ビジネス・オブジェクトの定義

「マップ・プロパティー」ダイアログの「ビジネス・オブジェクト」タブは、マップのビジネス・オブジェクトに関する情報を表示します。ソース・ビジネス・オブジェクトと宛先ビジネス・オブジェクト、および定義されている一時ビジネス・オブジェクトがリストされます。 詳細については、"ビジネス・オブジェクト変数の変更手順"を参照してください。

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