コネクターの構成

Adapter for iSeries の構成には、次のセクションで説明する標準コネクター・プロパティーを使用します。また、その次のセクションで説明するコネクター固有のプロパティーも使用します。

標準コネクター・プロパティー

標準構成プロパティーにより、すべてのコネクターによって使用される情報が提供されます。標準構成プロパティーの資料については、付録 A, コネクターの標準構成プロパティーを参照してください。

コネクターを実行する前に、少なくとも以下の標準コネクター構成プロパティーを設定しておく必要があります。

コネクター固有のプロパティー

コネクター固有の構成プロパティーは、コネクターが実行時に必要とする情報を提供します。また、コネクター固有の構成プロパティーを使用すれば、コネクター・エージェント内の静的な情報やロジックを、エージェントの再コーディングや再ビルドを行わずに変更することができます。

表 4 に、コネクターのコネクター固有の構成プロパティーを示します。各プロパティーの説明については、以降のセクションを参照してください。

表 4. コネクター固有のプロパティー
名前 指定可能な値 デフォルト値 必須
ExecutionTimeout
なし はい
UseDefaults デフォルト値 なし はい
PollQuantity 1 より大きい整数 1 いいえ

ExecutionTimeout

コネクターが iSeries システムの pgm プログラムを呼び出す場合のタイムアウトです。

UseDefaults

通常、プログラムの入力パラメーターの一部は、値が一定です。これらを表す属性は、デフォルト値を持つように設計することができます。UseDefaults プロパティーが true に設定されている場合、デフォルト値が指定されていなければ、アダプターはエラーにより停止し、VerbProcessingFailedException をスローします。UseDefaults が設定されていない場合や false に設定されている場合は、デフォルト値が指定されていなければ、MaxLength に指定されている長さになるようにスペースを埋め込んだストリングが属性の値としてアダプターで作成されます。

PollQuantity

コネクターがポーリングする項目数を指定します。アダプターにコネクター固有のポーリング数設定プロパティーがある場合、標準プロパティーの値は、このコネクター固有のプロパティーの設定値によりオーバーライドされます。

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