コネクター・コンポーネント

Adapter for PeopleSoft には、コネクターと、少なくとも 1 つの PeopleSoft ビジネス・コンポーネントとコンポーネント・インターフェースが組み込まれています。図 1 に、コネクターと、PeopleSoft アプリケーションとの関連を示します。統合ブローカーは InterChange Server Express です。

図 1. コネクター・アーキテクチャー


Connector for PeopleSoft 8

Java で作成されたコネクターは、アダプター用 IBM ビジネス・インテグレーション・システム規格に準拠します。コネクターは PeopleSoft セッション・オブジェクトを確立し、標準コネクター・メソッドを使用してコンポーネントを処理します。

ビジネス・コンポーネント、コンポーネント・インターフェース、およびレコード

コネクターは、処理する階層構造の各ビジネス・オブジェクトについて PeopleSoft ビジネス・コンポーネントとコンポーネント・インターフェースを必要とします。

アダプターには、PeopleSoft 固有のビジネス・オブジェクトや、各ビジネス・オブジェクトに関連させる必要のあるコンポーネントやコンポーネント・インターフェースは組み込まれていません。これらのオブジェクトは、コネクターを実装するユーザーが作成する必要があります。ただし、ビジネス・オブジェクトの作成を支援するために、アダプターにはサンプルの PeopleSoft 固有のビジネス・オブジェクトが用意されています。このサンプルは、製品ディレクトリー内の connectors¥PeopleSoft¥samples ディレクトリーに格納されています。コンポーネント・インターフェースとそれに対応するビジネス・オブジェクトの作成の詳細については、"コンポーネント・インターフェースとビジネス・オブジェクトの関係"を参照してください。必要なクラスとメソッドの作成の詳細については、"API の生成"を参照してください。

注:
この資料では、ディレクトリー・パスに円記号 (¥) を使用します。すべてのファイルのパス名は、ご使用のシステムで製品がインストールされているディレクトリーを基準とした相対パス名です。

イベント処理コンポーネント

イベント通知を使用可能にするために、アダプターに CW_EVENT_vX プロジェクトが用意され、これには次のものが組み込まれています。

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