Adapter Capacity Pack を正常にインストールするには、次に示す前提条件を満足する必要があります。
- WebSphere Business Integration Server Express は、アダプターのインストール先マシンと同じマシンにはインストールできません。 (Adapter Capacity Pack に付属のアダプターと組み合わせて使用できるのは、既存の WebSphere Business Integration Server Express Plus インストール環境のみです。)
- アダプターを InterChange Server Express と同じマシンにインストールしない場合は、アダプターのインストール先と同じマシンに WebSphere MQ
5.3.0.2 CSD06 Client のインストール環境が存在する必要があります。
- アダプターのライセンスを正常に登録するため、InterChange Server Express は稼動している必要があります。また、リモート・マシンにインストールされている場合は、稼動状態で、かつ到達可能である必要があります。
Adapter Capacity Pack に付属のインストール GUI は、最大 3 つのアダプターを InterChange Server Express にインストールして登録します。この 3 つのアダプターは、インストールするアダプターの決定のセクションに記載のリストから選択できます。インストーラーによってインストールおよび登録されるアダプターは、一度に 1 つのみです (したがって、Adapter Capacity Pack のインストーラーは、インストールするアダプターごとに別個に実行する必要があります)。
Launchpad を呼び出してインストール GUI を起動するには、次の手順を実行します。
- Launchpad の左側の列から、「Capacity Pack のインストール」というラベルの付いたボタンを選択します。
2 つのボタンがある「Capacity Pack のインストール」画面が表示されます。
- 「Adapter Capacity Pack のインストール」を選択します。
「ユーザーの選択」画面が表示されます。
- 「ユーザーの選択」画面で、Adapter Capacity Pack をインストールするユーザーの名前を入力して、「製品のインストール」を選択します。ダイアログが表示され、該当の CD をマシンに挿入するよう要求されます。
- 該当の CD をマシンに挿入して、「OK」を選択します。(Launchpad がインストール・プログラムを検出しない場合は、「開く」ダイアログ・ボックスが表示されるので、その中で CD がマウントされているロケーションを選択する必要があります。)
GUI が起動して Adapter Capacity Pack のインストールが開始され、「ようこそ」画面が表示されます。
- 「ようこそ」画面で、「次へ」をクリックします。
「ソフトウェアご使用条件 (Software License Agreement)」画面が表示されます。
- ソフトウェアご使用条件の条件を読み、「ご使用条件に同意します (I accept the terms in the license agreement)」という項目のそばにあるラジオ・ボタンを選択して契約書の条件に同意し、「次へ」を選択します。
インストーラーは、このセクションの先頭に記載されている前提条件に適合しているかどうかを検査します。不適合条件がある場合は、「キャンセル」ボタンを選択してインストールを取り消すことを強制されます。すべての前提条件が適合していた場合は、「フィーチャー (Feature)」画面が表示されます。
- 注:
- 英語以外のロケールでインストーラーを実行している場合は、「英語」というラベルのボタンが「ソフトウェアご使用条件 (Software License Agreement)」画面に表示されます。ソフトウェアご使用条件を英語で表示するには、このボタンを選択します。このボタンを選択すると、ボタンのテキストは、インストーラーに使用されていた英語以外の言語に変更されます。ソフトウェアご使用条件を、インストーラーに使用されている英語以外の言語で表示するには、このボタンをもう一度選択します。
- 「フィーチャー (Feature)」画面で、使用可能なアダプターのリストから、名前の横にあるラジオ・ボタンを選択して、アダプターを 1 つ選択し、「次へ」をクリックします。どのアダプターを選択するかの詳細については、インストールするアダプターの決定のセクションを参照してください。
次のいずれかの画面が表示されます。
- InterChange Server Express がローカル・マシンにインストールされている場合は、「InterChange Server Express パスワード」画面が表示されます。この場合は、ステップ 10 に進んでください。
- InterChange Server Express がリモート・マシンに存在する場合は、「サーバー IP アドレスの構成」画面が表示されます。この場合は、ステップ 8 に進んでください。
- 「サーバー IP アドレスの構成」画面で、InterChange Server Express コンポーネントをインストールしたコンピューターの IP アドレスを入力します。InterChange Server
Express が OS/400 マシンにインストールされている場合は、「InterChange Server Express は OS/400 上にあります。」という項目のそばにあるチェック・ボックスを選択します。次に、「次へ」を選択します。次のいずれかの画面が表示されます。
- 「InterChange Server Express は OS/400 上にあります。」という項目のそばにあるチェック・ボックスを選択しなかった場合は、「InterChange Server Express パスワード」画面が表示されます。この場合は、ステップ 10 に進んでください。
- 「InterChange Server Express は OS/400 上にあります。」という項目のそばにあるチェック・ボックスを選択した場合は、「サーバー名の構成」画面が表示されます。この場合は、ステップ 9 に進んでください。
- 「サーバー名の構成」画面で、次の手順を実行します。
- OS/400 マシンの InterChange Server Express インスタンスの名前を入力します。 (デフォルトは QWBIDFT です。インスタンスに別の名前を付けた場合は、その名前を入力します。)
- ORB ポート番号を入力します。 (デフォルトは 14500 です。別のポート番号を使用した場合は、その番号を入力します。)
次に、「次へ」を選択します。
「InterChange Server Express パスワード」画面が表示されます。
- 「InterChange Server Express パスワード」画面で、InterChange Server Express のユーザー admin のパスワードを入力して、「次へ」を選択します。
「プリインストール・サマリー (Pre-installation Summary)」画面が表示されます。
- 「プリインストール・サマリー (Pre-installation Summary)」画面で、選択内容とインストールの場所を見直し、「次へ」をクリックします。
インストーラーは、インストールに十分なディスク・スペースがあることを検査します。その後、インストールは次のように進行します。
- 十分なディスク・スペースがない場合は、現状のディスク・スペースではインストールを完了できないため、「次へ」ボタンが使用不可になります。この場合は、「戻る」を選択して、指定のファイル・システム上の不要なスペースをいくつか削除する必要があります。
- 十分なディスク・スペースが存在する場合は、インストールおよび構成が開始されます。インストールと構成が完了すると、インストーラーは、このアダプターのライセンスを登録するためにサーバーへ接続しようとします。メッセージ・ダイアログにより、アダプターが正常に登録されたかどうかが通知されます。登録が正常に完了しなかった場合や、InterChange Server Express に登録できるアダプターの最大数を超えていた場合は、エラー・ダイアログによって警告されます。「OK」を選択して、ダイアログを終了します。システムがライセンス・ファイルを更新する仕組みの詳細については、ライセンス・ファイルの更新を参照してください。「ポストインストール・サマリー (Post-installation Summary)」画面が表示され、プロセスが正常に実行されたか、または問題が検出されたことが示されます。
- 「ポストインストール・サマリー (Post-installation Summary)」画面で、「終了 (Finish)」を選択して、インストール GUI を終了します。
Adapter Capacity Pack インストーラーを実行すると、次の中からアダプターのコンポーネントを 1 つ選択できます。
- Adapter for mySAP.com
- Adapter for Oracle Applications
- Adapter for Telcordia
- Adapter for WebSphere Commerce
注:
- 一部のアダプターには対応する Object Discovery Agents (ODA) があり、それらのアダプターが選択されると、その ODA がインストールされます。いずれのアダプターを選択した場合も、次のコンポーネントがインストールされます。
- e-Mail
アダプター
- XML データ・ハンドラー
- アダプター・フレームワーク
- Adapter for MetaSolv Applications、Adapter for JD Edwards
OneWorld、Adapter for Siebel eBusiness Applications、Adapter for
i2、および Adapter for PeopleSoft は、Windows 2000 および Windows 2003 プラットフォーム上でのみサポートされます。ただし、これらのアダプターのそれぞれは、Linux プラットフォームにインストールされている InterChange Server Express と通信するための分散アダプターとして構成できます。分散アダプターの構成については、「システム・インプリメンテーション・ガイド」を参照してください。
個々のアダプターの説明については、Web サイト http://www.ibm.com/websphere/wbiserverexpress/infocenter にあるアダプターの資料を参照してください。
Adapter Capacity Pack のインストーラーおよびアンインストーラーは、アダプターがインストールまたはアンインストールされるたびに、WebSphere Business Integration Server Express Plus の InterChange Server Express コンポーネントにあるアダプター・ライセンス・ファイルを更新します。このようにして、ライセンス・ファイルは常に最新の状態に維持されます。Adapter Capacity Pack からインストールされるアダプターは、InterChange Server Express に 3 つまで登録できます。これらの 3 つのアダプターは、WebSphere Business Integration
Server Express Plus のインストール時にインストールされた 5 つのアダプターとは別に登録できます。
インストーラーおよびアンインストーラーは、InterChange Server Express の接続パスワードを、インストール処理時やアンインストール処理時に「InterChange Server Express パスワード」画面から取得します。インストール処理およびアンインストール処理の終了間際になると、メッセージ・ダイアログにより、アダプターが正常に登録されたかどうかが通知されます。登録が正常に完了しなかった場合や、InterChange Server Express に登録できるアダプターの最大数を超えていた場合は、エラー・ダイアログによって警告されます。
- 注:
- アダプターは、必要な数だけインストールできます。ただし、InterChange Server Express に登録できるアダプターの数は、最大で 8 つ です。この数は、WebSphere Business Integration Server Express Plus のインストール時に選択したアダプターの数 (最大 5 つ) と、Adapter Capacity Pack インストーラーを実行してインストールしたアダプターの数を加えた 合計です。
