コネクターは、コネクター始動スクリプトを使用して明示的に開始する必要があります。始動スクリプトは、次に示すようなコネクターのランタイム・ディレクトリーに存在していなければなりません。例えば、Windows の場合、次を使用します。
ProductDir¥connectors¥connName
ここで、connName
はコネクターを示します。始動スクリプトの名前は、表 20
に示すように、オペレーティング・システム・プラットフォームによって異なります。
オペレーティング・システム | 始動スクリプト |
---|---|
Windows | start_connName.bat |
OS/400 | start_connName.sh |
Linux | 始動スクリプトの実行前に、環境変数を設定しておく必要があります。以下のコマンドが、環境変数を設定し、始動スクリプト
start_connName.sh を自動的に実行します。
connector_manager -start connName WebSphereICSName [-cConfigFile ] |
コマンド行の始動オプションなどのコネクターの始動方法の詳細については、「システム管理ガイド」を参照してください。
Windows プラットフォームでは、コネクター始動スクリプトは、以下の方法で起動することができます。
デフォルトでは、プログラム名は「IBM WebSphere Business Integration Express」となっています。ただし、これはカスタマイズすることができます。あるいは、ご使用のコネクターへのデスクトップ・ショートカットを作成することもできます。
start_connName connName WebSphereICSName [-cConfigFile ]
ここで、connName はコネクターの名前、および WebSphereICSName は InterChange Server Express インスタンスの名前となります。デフォルトでは、InterChange Server Express インスタンスの名前は Web SphereICS です。
OS/400 プラットフォームでは、コネクター始動スクリプトは、以下の方法で起動することができます。
「プログラム」>「IBM WebSphere Business Integration Console」>「コンソール」を選択します。その後、OS/400 システム名または IP アドレス、およびユーザー・プロファイルと *JOBCTL 特殊権限をもつパスワードを指定します。アダプターのリストから、connName アダプターを選択してから、「アダプターを始動」ボタンを選択します。
CL Command QSH を実行し、QSHELL 環境から、次を実行します。
/QIBM/ProdData/WBIServer43/bin/submit_adapter.sh connName WebSphereICSName pathToConnNameStartScript jobDescriptionName
ここで、connName はコネクター名、WebSphereICSName は InterChange Server Express サーバー名 (デフォルトは、QWBIDFT)、pathToConnNameStartScript はコネクター始動スクリプトの絶対パス、および jobDescriptionName は QWBISVR43 ライブラリーで使用するジョブ記述の名前となります。
CL Command QSH を実行し、QSHELL 環境から、次を実行します。
/QIBM/UserData/WBIServer43/WebSphereICSName/connectors/connName/ start_connName.sh connName WebSphereICSName [-cConfigFile ]
ここで、connName はコネクターの名前、および WebSphereICSName は InterChange Server Express インスタンスの名前となります。
/QIBM/ProdData/WBIServer43/bin/add_autostart_adapter.sh connName WebSphereICSName pathToConnNameStartScript jobDescriptionName
ここで、connName はコネクターの名前、WebSphereICSName は InterChange Server Express インスタンスの名前、pathToConnNameStartScript はコネクター始動スクリプトの絶対パス、および jobDescriptionName は、アダプターのジョブ記述の名前となります。
Linux プラットフォームでは、コネクター始動スクリプトは、以下の方法で起動することができます。
connector_manager -start connName WebSphereICSName [-cConfigFile ]
ここで、connName はコネクターの名前、および WebSphereICSName は InterChange Server Express インスタンスの名前となります。