- アクション (action)
- ビジネス・プロセスでの単一ステップを示す、アクティビティー・ダイアグラムのシンボル。アクション・ノードにはコード・フラグメントが含まれる。
- アクティビティー・ダイアグラム (activity diagram)
- コラボレーションのシナリオ用の制御フローを定義する。アクティビティー・ダイアグラムは、ビジネス・プロセスに必要なアクションを指定する一連のシンボルと、アクションの実行順序を決定するロジックから構成される。
- 属性 (attribute)
- ビジネス・オブジェクト内のデータ項目。
- BaseCollaboration
- 他のすべてのコラボレーション・クラスの派生元となる InterChange Server Express 定義クラス。BaseCollaboration クラスには、コラボレーションを操作するメソッドが含まれる。
- バインディング (binding)
- ビジネス・オブジェクトを提供できる、またはビジネス・オブジェクトを受け取ることができるオブジェクトに、コラボレーション・オブジェクトを付加すること。コラボレーションを付加できるオブジェクトは、コネクターまたはその他のコラボレーション・オブジェクトである。
- ブレーク (break)
- 反復を強制的に早期終了するために、イテレーターのアクティビティー・ダイアグラムに置かれるシンボル。
- ビジネス・オブジェクト (business object)
- データへのアクションを示す動詞と、ビジネス・エンティティーを表すデータのセット。
- ビジネス・オブジェクト定義 (business object definition)
- ビジネス・オブジェクトに含まれるフォーマットおよびデータの説明。ビジネス・オブジェクト定義には、名前、バージョン、サポートされる動詞のセット、および順序付き属性のセットが含まれる。
- ビジネス・オブジェクト・プローブ (business object probe)
- 指定されたビジネス・オブジェクトの属性の値を、実行時にモニターおよび報告する。ビジネス・オブジェクト・プローブは、任意の遷移リンクに置くことができる (決定ノードの受信遷移リンクおよびサービス呼び出しリンクを除く)。
- BusObj
- ビジネス・オブジェクトを表す InterChange Server Express 定義クラス。
- BusObjArray
- ビジネス・オブジェクトの配列を表す InterChange Server Express 定義クラス。BusObjArray は、値が子ビジネス・オブジェクトの配列への参照となるビジネス・オブジェクト属性に使用される。
- コード・フラグメント (code fragment)
- コラボレーション API または他の Java コードを使用するコード・ステートメントのセットを通じてのアクションの指定。
- コラボレーション (collaboration)
- 汎用分散ビジネス・プロセスを説明するビジネス・ロジック。コラボレーションは個々のアプリケーションと対話し、これらの異なるアプリケーションのイベントとデータを 1 つにまとめて機能を拡張する。
- コラボレーション・グループ (collaboration group)
- コラボレーション・オブジェクトの実行可能セット。コラボレーション・オブジェクトをバインドすることによって形成される。
- コラボレーション・オブジェクト (collaboration object)
- コラボレーション・テンプレートから作成されるオブジェクト。コラボレーション・オブジェクトは、構成およびアプリケーション (コネクターまたは他のコラボレーションによって表される) にバインド後実行可能になる。
- コラボレーション構成プロパティー (collaboration configuration property)
- InterChange Server Express オブジェクトに関する構成可能な情報。コラボレーション・テンプレートには、標準プロパティーとコラボレーション固有プロパティーが含まれる。コラボレーション開発者は、コラボレーション固有プロパティーを作成することで、コラボレーション・オブジェクトの実行時動作のいくつかの性質を管理者が指定できるようにする。
- コラボレーション・テンプレート (collaboration template)
- コラボレーションのロジックおよびフレームワーク。コラボレーション・テンプレートはコラボレーションの定義を提供する。このテンプレートからコラボレーション・オブジェクトをインスタンス化できるが、コラボレーション・テンプレート自体は実行できない。
- CollaborationException
- InterChange Server Express 定義の例外オブジェクト。
- 差し戻し (compensation)
- コラボレーションがトランザクションのロールバック中に、直前に実行済みのサービス呼び出しを取り消すアクション。
- 制御フロー (control flow)
- ビジネス・プロセス・ロジックのフロー。コラボレーションにおいて、アクティビティー・ダイアグラムは特定のシナリオの制御フローを定義し、ビジネス・プロセスに必要なアクションを指定する。決定ノードとイテレーターをアクティビティー・ダイアグラム内で使用して、アクション・ノードの実行順序を指定する。
- 相関属性 (correlation attribute)
- コラボレーションが長期存続ビジネス・プロセスとして使用される場合に、2 つのビジネス・プロセス間の会話を示す。相関属性は、開始ノードまたはアウトバウンド・サービス呼び出しによって初期化される。次に、会話の参加者がその相関属性を使用して、外部呼び出しを行ったり外部ソースからマッチング・イベントを受け取ったりすることができる。
- currentException
- 先行する例外の値を保持する InterChange Server Express 定義変数。currentException の有効範囲は、前のアクション、サブアクティビティー、またはイテレーター内に設定される。
- 決定ノード (decision node)
- シナリオ内の決定分岐を処理するノード。決定ノードは、複数の可能性のある結果 (アクション、サブダイアグラム、またはイテレーター・ノード) が存在する場合に使用する。決定ノードの各分岐には条件があり、制御フローは条件が true と評価される分岐に移動する。
- 宣言 (declaration)
- 使用する変数の名前と型。コンパイラーは使用される各変数の宣言を必要とする。
- イベント分離 (event isolation)
- 複数のコラボレーションが、同一のビジネス・オブジェクト・データに関連する複数のイベントを並行処理しないという保証。
- イベント順序付け (event sequencing)
- 同一のビジネス・オブジェクトに関連する複数のイベントは、イベントが到着した順序で一度に 1 つずつコラボレーションによって処理されるという InterChange Server の保証。
- 例外 (exception)
- エラーを処理できる他のエンティティーに実行時エラーを渡すために使用されるオブジェクト。アクティビティー・ダイアグラムでは、例外は例外遷移リンク上でキャッチされる。
- 失敗イベント (failed event)
- この用語は変更済み。『未解決のフロー (unresolved flow)』を参照。
- 完全な値を持つビジネス・オブジェクト (full-valued business object)
- 基本キー属性のみでなく、それ以外の属性のデータ値を持つビジネス・オブジェクト。
- import ステートメント (import statement)
- クラスまたはクラスのパッケージをコラボレーション・クラスに含める Java ステートメント。
- イテレーター (iterator)
- ループ操作を実装するネストされたダイアグラムへの参照を組み込んだアクティビティー・ダイアグラムのシンボル、およびループ動作を含むダイアグラムでもある。イテレーターは、ビジネス・オブジェクトのすべての属性、またはビジネス・オブジェクト配列のすべての要素を通じてループできる。
- キー値 (key values)
- 一般にはビジネス・オブジェクトまたは関連するアプリケーション・エンティティーの固有の識別を含む属性の値。
- 長期存続ビジネス・プロセス (long-lived business process)
- 複数のビジネス・プロセス間の非同期通信を可能にする、コラボレーションの構成および配置メソッド。長期存続ビジネス・プロセスでは、サービス呼び出しの期間を通してイベント・フロー・コンテキストが存続する。
- 最小トランザクション・レベル (minimum transaction level)
- コラボレーション・テンプレートの開発者により設定されたトランザクション・レベル。そのテンプレートから作成されたコラボレーション・オブジェクトを実行するために必要なトランザクション・サービスのレベルを示す。
- パッケージ (package)
- 関連する Java クラスのグループ。コラボレーション・テンプレートをパッケージの一部とすることができる。また、他のパッケージをインポートすることもできる。
- ポート (port)
- コラボレーションと、InterChange Server Express システム内の他のオブジェクトとの間のインターフェース。コラボレーション・オブジェクトとコネクターまたは別のコラボレーション・オブジェクトとのバインドは、ポートを介して行われる。
- 参照値を持つビジネス・オブジェクト (reference-valued business object)
- キー属性のみの値を持つビジネス・オブジェクト。このビジネス・オブジェクトには、非キー属性の値は含まれない。
- シナリオ (scenario)
- 1 つ以上の受信イベントを処理するコード。シナリオを使用することで、コラボレーションのロジックを区画に分割することができる。
- シナリオ・ツリー (scenario tree)
- 階層的に表示されるシナリオのセット。複合シナリオ、サブダイアグラム、およびイテレーターを含む。
- シナリオ変数 (scenario variable)
- シナリオ内のすべてのダイアグラムのすべての部分を有効範囲とする変数。
- サービス呼び出し (service call)
- コネクターや別のコラボレーションなど、コラボレーション外の InterChange Server Express オブジェクトへの要求を表す、アクティビティー・ダイアグラムのシンボル。
- サブダイアグラム (subdiagram)
- 別のネストされたアクティビティー・ダイアグラムを表すアクティビティー・ダイアグラムのシンボル、およびネストされたダイアグラム自身。
- テンプレート変数 (template variable)
- コラボレーション・テンプレート内のすべてのシナリオを有効範囲とする変数。
- テンプレート・ツリー・ビュー (template tree view)
- コラボレーション・テンプレートのテンプレート定義、シナリオ・ツリー、およびメッセージ・ファイルを表示するツリー・ビューアー。テンプレート・ツリー・ビューの表示はオプション。
- トランザクション・コラボレーション (transactional collaboration)
- データベース・トランザクション・モデルに従い、ビジネス・プロセスのデータ整合性を提供するコラボレーション。トランザクション・コラボレーションは、実行時エラーが原因でコラボレーション・オブジェクトが失敗する場合にロールバックすることができる。トランザクション・コラボレーションでは、サービス呼び出しには差し戻しが定義される。
- 遷移リンク (transition link)
- アクティビティー・ダイアグラムの他のシンボル間の制御フローを示す、アクティビティー・ダイアグラムのシンボル。
- トランザクション動詞 (transactional verb)
- Create、Update、または Delete など、データ変更を示すビジネス・オブジェクト動詞。Retrieve はデータを変更しないので、トランザクション動詞ではない。
- トリガー・イベント (triggering event)
- アプリケーション・イベントが発生したときに、コネクターがサブスクライブしているコラボレーションに送信するビジネス・オブジェクト。
- triggeringBusObj
- シナリオのトリガー・イベントを含む、Designer 宣言変数で、シナリオが開始されると実行される。
- UID
- シナリオのアクティビティー・ダイアグラム内の各シンボルの固有 ID。
- 未解決のフロー (unresolved flow)
- それを受信すると、コラボレーションが不成功に終了するシナリオを実行することになるビジネス・オブジェクト。未解決のフローには、失敗したフロー (アプリケーションまたはロジックの問題が原因で失敗したフロー)、据え置きフロー (リカバリーが遅延されたフロー)、転送中フロー (Service Call In-Transit 永続性に対応するように構成されたコラボレーション内で、サービス呼び出し伝送中にサーバーが破損したときに作成されるフロー)、または重複の可能性があるフロー (コラボレーションによって受信されている可能性があるフロー) などがある。
