ある企業で、WebSphere Business Integration Server Express Adapter for XML
を使用して、XML 文書を Web サーバーから読み取ったり、Web サーバーに POST
する必要があるとします。サンプル・シナリオを以下に示します。これらのサンプル・シナリオは、簡単で、かつ
InterChange Server Express 接続を使用した XML Adapter
の機能の基本的なポイントを示すように設計されています。
このシナリオ例では、2 方向のデータ交換を表す 2 つの統合が必要です。
- 最初の統合では、まず「XML_REQUEST_Order」オブジェクトが PortConnector
から「Port_To_XML」コラボレーション・オブジェクト経由で XML Adapter
に送信されます。XML Adapter は XML
データ・ハンドラーを起動して、要求ビジネス・オブジェクトを XML
文書に変換します。この XML 文書は Web サーバーに POST されます。Web サーバーは
XML Adapter に応答し、XML Adapter はその応答 XML
を応答ビジネス・オブジェクトに変換して、InterChange Server Express
に戻します。
- 2 番目の統合では、XML Adapter は XML 文書の URL
をポーリングします。読み取ると、XML Adapter はその文書を XML
データ・ハンドラーに送信します。この文書は応答ビジネス・オブジェクトに変換されて、InterChange
Server Express に送信されます。そして、2
つのコラボレーション「XML_To_Port_Customer」または「XML_To_Port_Manifest」のいずれかによって、イベントは
Port Connector に送信されます。
