コネクター・エージェントを配布することによって、ビジネス・インテグレーション・システムのパフォーマンスを向上させることができます。コネクター・エージェントの配布によってパフォーマンスが向上する理由は、次のとおりです。
- 各 InterChange Server Express およびコネクター・エージェント・プロセスは、自身の Java 仮想マシン (JVM) 内で実行されます。コンピューター上で非常に多くの JVM インスタンスが実行されると、パフォーマンスが低下し始めます。しきい値はコンピューターの仕様によって異なりますが、コネクター・エージェントを配布することによって、1 つの JVM で InterChange Server Express をホスティングしているマシンの負荷が減少します。
- 一般的に、個々のコネクターのパフォーマンスは、ネットワーク・トポロジーに関して、コネクターが通信するアプリケーションに近いほど向上します。コネクター・エージェントは、それ自体がアプリケーション・サーバーをホストしているコンピューター上にインストールするのが理想ですが、環境によってはこのことは不可能な場合があります。ただし、アプリケーション・ホスト・コンピューターと InterChange Server Express ホスト・コンピューターが異なるサブネット上にある場合でも、アプリケーション・ホスト・コンピューターが存在するのと同じサブネット内の別のコンピューターにコネクター・エージェントがインストールされていれば、通常、コネクター・エージェントはよりよいパフォーマンスを実現します。
分散コネクター・エージェントのセットアップについては、分散アダプター環境の設定を参照してください。
