コネクターは、コネクター・フレームワークとアプリケーション固有のコンポーネントの 2 つのパーツで構成されています。
コネクター・フレームワークのコードはすべてのコネクターに共通なので、コネクター・フレームワークは、統合ブローカーとアプリケーション固有のコンポーネントとの仲介役の機能を果たします。
アプリケーション固有のコンポーネントには、特定のアプリケーションまたはテクノロジー (この場合は JDBC) に合わせて作成されたコードが含まれます。コネクター・フレームワークは、統合ブローカーとアプリケーション固有のコンポーネントの間で、以下のサービスを提供します。
Connector for JDBC を使用すると、統合ブローカーと、JDBC 2.0 以上の仕様に準拠したドライバーによってサポートされているデータベース上に構築されたアプリケーションとの間で、ビジネス・オブジェクトの交換が可能になります。このセクションでは、コネクターのアーキテクチャー、およびコネクターによるさまざまな JDBC ドライバーの使用について、概説します。
コネクターがデータベースへの接続に使用するドライバーの指定については、マルチドライバー・サポートの使用可能化を参照してください。
コネクターは、JDBC Connect 機構を使用して、アプリケーションのデータベースに接続します。コネクター固有の構成パラメーターの 1 つ (DatabaseURL) を使用して、コネクターの接続先となるデータベース・サーバーの名前を指定できます。構成パラメーターについては、コネクターの構成を参照してください。
コネクターは、開始されると、データベースとの間に接続プールを確立します。そして、データベースとの間でのトランザクション処理のすべてに、このプール内の接続を使用します。コネクターの終了時には、プール内の全接続がクローズされます。
図 1 に、コネクターのコンポーネントおよび Business Integration システムでの関係を示します。