図 47 に、Activity Editor の標準画面を示します。
図 47. Activity Editor

Activity Editor のグラフィック表示には、Activity Workbook ウィンドウ、ライブラリー・ウィンドウ、コンテンツ・ウィンドウ、およびプロパティー・ウィンドウという 4 つのメイン・ウィンドウがあります。
- Activity Workbook ウィンドウ: このウィンドウ (通常は、編集キャンバスと呼ばれる) 上で、アクション・ノードのビジネス・ロジックを構成する機能ブロックをドラッグ・アンド・ドロップします。
- ライブラリー・ウィンドウ: このウィンドウには、使用可能な機能ブロックのツリー表示が含まれます。オプションで、名前付きのグループも表示されます。機能ブロックは、用途別にフォルダーに分類されています (詳細は、サポートされる機能ブロックを参照してください)。さらに、このウィンドウには以下のフォルダーがあります。
- 「System」: このフォルダーには、編集キャンバスに追加可能なシステム要素が含まれます。システム要素には、コメント、記述、ラベル、処理待ちタグ、および定数があります。(これらのコンポーネントの使用については、New Constant 機能ブロックおよびアクティビティー定義のタグを参照してください。)
- 「Library」: このフォルダーを使用すれば、ライブラリー・ウィンドウをカスタマイズできます。このフォルダーには、System Manager の「Activity Settings」ビューで指定されたユーザー定義の機能ブロックが含まれます。このフォルダーには、System Manager からエクスポートされた Web サービス機能ブロックも保管されています。
- 「My Collection」: このフォルダーを使用すれば、頻繁に使用するコンポーネントのコレクションを作成できます。いつも使用する機能ブロックをこのフォルダーに置くことも、あるいは再使用可能なコンポーネント・グループを独自に作成することもできます (詳細は、コンポーネント・グループを参照してください)。
- 「Variables」: このフォルダーには、現在のアクティビティーで使用可能なグローバル変数が含まれます。一般的には、ポートのビジネス・オブジェクト変数や、シナリオに定義されたその他のすべてのビジネス・オブジェクトおよび変数が入っています。
- コンテンツ・ウィンドウ: このウィンドウには、ライブラリー・ウィンドウで現在選択されているフォルダー内で使用可能な機能ブロックの大アイコンのリストが表示されます。機能ブロックを選択すると、その説明とプロパティーがプロパティー・ウィンドウに表示されます。また、機能ブロック・アイコンを編集キャンバスにドラッグ・アンド・ドロップすれば、アクティビティー・フローの一部を作成できます。
- プロパティー・ウィンドウ: このウィンドウには、現在選択されている機能ブロックのプロパティーが表示されます。プロパティーは、このウィンドウにグリッドで表示されます。一部のプロパティーはプロパティー・ウィンドウで直接編集できますが、その他のプロパティーは読み取り専用です。
以降のセクションでは、Activity Editor インターフェースの一部であるビュー、メニュー、ツールバー、およびキーボード・ショートカットについて説明します。
Activity Editor には、グラフィック表示と Java 表示という 2 つの表示方法があります。図 47 に示されるようなグラフィック表示により、機能ブロックをドラッグ・アンド・ドロップして、アクティビティー定義を作成できます。
Java 表示を使用すると、アクティビティー定義に従来の Java コードを追加できます。グラフィックで表現する代わりにコードを記述する場合、またはグラフィック表示の機能ブロックにはアクティビティー定義のための十分な機能が備わっていない場合は、この表示を使用します。グラフィック表示でアクティビティー定義を作成した場合は、Java 表示にグラフィック機能ブロックに相当する Java コードが表示されます。
要確認 |
---|
Java 表示でコードを入力または変更すると、グラフィック表示は使用できなくなります。アクティビティー定義に関するその他の作業すべては、Activity Editor の Java 表示で実行するか、「Action Properties」ダイアログ・ボックスの「コード・フラグメント」ウィンドウで直接実行する必要があります。 |
このセクションでは、Activity Editor のメニューから使用できる機能について説明します。
Activity Editor の「ファイル」メニューには、以下のオプションがあります。
- 「保管」--アクティビティーを Process Designer Express に保管します。
- 「印刷設定」--印刷オプションを指定する「印刷設定」ダイアログ・ボックスを開きます。
- 「印刷プレビュー」--エディターを印刷プレビュー・モードに切り替えます。このメニュー・オプションは、Java 表示でのみ使用可能です。
- 「印刷」--現在のアクティビティーを印刷する「印刷」ダイアログ・ボックスを開きます。このメニュー・オプションは、Java 表示でのみ使用可能です。
- 「閉じる」--Activity Editor を閉じます。
Activity Editor の「編集」メニューには、以下のオプションがあります。
- 「元に戻す」--Java コードに対する最後の変更を取り消し、その前の状態に復元します。このメニュー・オプションは、Java 表示でのみ使用可能です。
- 「やり直し」--「元に戻す」コマンドによって以前に削除された変更を復元します。このメニュー・オプションは、Java 表示でのみ使用可能です。
- 「切り取り」--選択した項目を削除します。この項目は、クリップボードにコピーされます。
- 「コピー」--選択した項目をクリップボードにコピーします。
- 「貼り付け」--現在クリップボード内にあるオブジェクトを、カーソルが置かれている場所にあるアクティビティーに貼り付けます。
- 「削除」--選択したオブジェクトを削除します。
- 「すべて選択」--アクティビティー内のオブジェクトをすべて選択します。
- 「検索」--指定されたテキストを編集域で検索します。このメニュー・オプションは、Java 表示でのみ使用可能です。
- 「置換」--指定されたテキストを検索し、指定された新しいテキストで置き換えます。このメニュー・オプションは、Java 表示でのみ、また「ツール」-->「コードを編集」を選択した後でのみ使用可能です。
- 「行に移動」--指定された行にカーソルを移動します。このメニュー・オプションは、Java 表示でのみ使用可能です。
Activity Editor の「表示」メニューには、以下のオプションがあります。
- 「デザイン・モード」--「デザイン・モード」と「クイック表示モード」を切り替えます。
- 「クイック表示モード」--「クイック表示モード」と「デザイン・モード」を切り替えます。
- 「移動」--アクティビティー内をナビゲートするために以下のサブメニューを開きます。
- 「戻る」--ナビゲーション・ヒストリーを後方に移動します。
- 「進む」--ナビゲーション・ヒストリーを前方に移動します。
- 「1 レベル上へ」--ダイアグラムを 1 レベル上から表示します。
- 「ホーム」--グラフィック表示のトップレベルのダイアグラムに移動します。
- 「ズームイン」--エディターの内容を拡大します。
- 「ズームアウト」--エディターの内容を最小化します。
- 「倍率指定ズーム」--特定のズーム・レベルを指定する「ズーム」ダイアログ・ボックスを開きます。
- 「ライブラリー・ウィンドウ」--ライブラリー・ウィンドウのオン/オフを切り替えます。
- 「コンテンツ・ウィンドウ」--コンテンツ・ウィンドウのオン/オフを切り替えます。
- 「プロパティー・ウィンドウ」--プロパティー・ウィンドウのオン/オフを切り替えます。
- 「ツールバー」--ツールバーを表示および終了するために以下のサブメニューを開きます。
- 「標準」--標準ツールバーのオン/オフを切り替えます。
- 「グラフィックス」--グラフィックス・ツールバーのオン/オフを切り替えます。
- 「Java」--Java ツールバーのオン/オフを切り替えます。
- 「ステータス・バー」--ステータス・バーのオン/オフを切り替えます。
- 「設定」--Activity Editor のデフォルトの振る舞いを指定する「設定」ダイアログ・ボックスを開きます。
Activity Editor の「ツール」メニューには、以下のオプションがあります。
- 「変換」--現在のアクティビティーを Java コードに変換して、Java 表示を開きます。このウィンドウに表示される Java コードは、「ツール」-->「コードを編集」をクリックするまで読み取り専用です。
- 「コードを編集」--Java 表示でのコードの編集を使用可能にします。このオプションが選択されるまで、表示されるコードは読み取り専用です。このメニュー・オプションは、Java 表示でのみ使用可能です。
- 「対応しない区切り文字を検査」--Java コード内の対応しない区切り文字を検出します。このメニュー・オプションは、Java 表示でのみ使用可能です。
- 「式ビルダー」--式ビルダー・ツールを起動します。
Activity Editor の「ヘルプ」メニューには、以下のオプションがあります。
- 「ヘルプ・トピック」--ヘルプ・トピックを開きます。
- 「文書」--WebSphere
Business Integration Express 文書を開きます。
Activity Editor の「コンテキスト」メニューにアクセスするには、編集キャンバス上で右マウス・ボタンをクリックします。このメニューには、以下のオプションがあります。
- 「新規定数」--新しい定数コンポーネントを編集キャンバス上に作成します。
- 「ラベルを追加」--新しいラベル・コンポーネントを編集キャンバス上に作成します。
- 「記述を追加」--新しい記述コンポーネントを編集キャンバス上に作成します。
- 「コメントを追加」--新しいコメント・コンポーネントをキャンバス上に作成します。
- 「予定を追加」--新しいメモ・コンポーネントをアクティビティーに作成します。
- 「ユーザー・コレクションに追加」--再利用のための新しいコンポーネント・グループをライブラリー・ウィンドウに作成します。
Activity Editor には、標準ツールバー、グラフィックス・ツールバー、および Java ツールバーの 3 つのツールバーがあります。
標準ツールバーには、アクティビティーの保管と印刷、アクティビティー内の要素の切り取り、コピー、貼り付け、削除、およびヘルプ表示の機能があります。
グラフィックス・ツールバーには、アクティビティー内をナビゲートする機能があります。このボタンは、「表示」 --> 「ズーム」、および「表示」 --> 「移動」メニュー項目に相当します。
Java ツールバーには、Java コードを編集するための機能が表示され、コードをすばやく検出および置換し、対応しない区切り文字を検査し、式ビルダーを開くことができます。
表 41 に、Activity Editor メニュー項目と、それに関連付けられたキーボード・ショートカットを示します。
表 41. Activity Editor のキーボード・ショートカット
メニュー
| メニュー項目
| キーボード・ショートカット
|
「ファイル」メニュー
| 保管
| Ctrl+S
|
印刷設定
| Ctrl+Shift+P
|
印刷プレビュー
| 使用可能なショートカットなし
|
印刷
| Ctrl+P
|
閉じる
| 使用可能なショートカットなし
|
編集
| 元に戻す
| Ctrl+Z
|
やり直し
| Ctrl+Y
|
切り取り
| Ctrl+X
|
コピー
| Ctrl+C
|
貼り付け
| Ctrl+P
|
削除
| Del
|
すべて選択
| Ctrl+A
|
検索
| Ctrl+F
|
置換
| Ctrl+H
|
行に移動
| Ctrl+G
|
表示
| デザイン・モード
| 使用可能なショートカットなし
|
クイック表示モード
| 使用可能なショートカットなし
|
移動/戻る
| Alt+左矢印
|
移動/進む
| Alt+右矢印
|
移動/1 レベル上へ
| 使用可能なショートカットなし
|
移動/ホーム
| Alt+Home
|
ズームイン
| Ctrl++
|
ズームアウト
| Ctrl+ -
|
倍率指定ズーム
| Ctrl+M
|
ライブラリー・ウィンドウ
| 使用可能なショートカットなし
|
コンテンツ・ウィンドウ
| 使用可能なショートカットなし
|
プロパティー・ウィンドウ
| 使用可能なショートカットなし
|
ツールバー
| 使用可能なショートカットなし
|
ステータス・バー
| 使用可能なショートカットなし
|
設定
| Ctrl+U
|
ツール
| 変換
| Ctrl+T
|
コードを編集
| Ctrl+E
|
対応しない区切り文字を検査
| 使用可能なショートカットなし
|
式ビルダー
| 使用可能なショートカットなし
|
ヘルプ
| ヘルプ・トピック
| F1
|
文書
| 使用可能なショートカットなし
|
