どの前提条件がシステムに必要かは、Launchpad によって決定されました。
- コラボレーションおよびマッピング開発を実行する予定の場合は、IBM Java Development Kit 1.3.1_05 前提条件をインストールしておく必要があります。Launchpad は、このソフトウェアを自動インストールできます。詳しくは、Java Development Kit のインストールを参照してください。
- WebSphere Business Integration Server Express and Express Plus をインストールする場合は必ず WebSphere MQ 5.3.0.2 CSD06 以上の CSD レベルをインストールする必要があります。ただし、サーバーとクライアントの両方をインストールする必要があるか、クライアントのみでよいかは、インストールする予定の WebSphere Business Integration Server Express または Express Plus コンポーネントによって決まります。Launchpad は、このソフトウェアを自動インストールできます。詳しくは、WebSphere MQ のインストールを参照してください。
- WebSphere Business Integration Server Express または Express Plus の InterChange Server Express コンポーネントをインストールする予定の場合は、リポジトリー (インストールされたコンポーネントのメタデータを格納する) を保持するデータベースが必要です。Launchpad は、サポートされるデータベースを自動的にインストールして構成することも、サポートされる既存のデータベースを構成することもできます。詳細については、データベースのインストールおよび構成を参照してください。
- System Monitor または Failed Event Manager (Administrative Toolset Express のコンポーネントとしてインストールされる) を使用する予定の場合は、Web アプリケーション・サーバーをインストールする必要があります。Launchpad は、WebSphere Application Server Express v5.1 を自動インストールできます。詳しくは、WebSphere Application Server Express のインストールを参照してください。他の Web アプリケーション・サーバーもサポートされています。
- 重要:
- Express または Express Plus 製品、および WebSphere Application Server Express または WebSphere Application Server とともに使用できるように System Monitor や Failed Event Manager を構成する作業を WebSphere Business Integration Server Express または Express Plus インストーラーが自動的に行うようにしたい場合は、WebSphere Business Integration Server Express または Express Plus インストーラーを実行する前に、サポートされているいずれかのバージョンの WebSphere Application Server Express または WebSphere Application Server をインストールしておく必要があります。そうしないと、System Monitor および Failed Event Manager の手動構成で説明するように、System Monitor および Failed Event Manager を手動で構成しなければなりません。Web アプリケーション・サーバーとして Tomcat を使用している場合は、手動で構成する必要があります。詳しくは、System Monitor および Failed Event Manager の手動構成を参照してください。
WebSphere Business Integration Server Express または Express Plus インストーラーが実行する自動構成では、IBM HTTP Server などの Web サーバーはインストールされていないことが前提となっています。結果のデフォルト URL は、次のとおりです。
- System Monitor: http://hostname:7089/ICSMonitor
- Failed Event Manager: http://hostname:7089/FailedEvents
- System Monitor または Failed Event Manager (Administrative Toolset Express のコンポーネントとしてインストールされる) を使用する予定の場合は、Web ブラウザーをインストールする必要があります。Launchpad は、サポートされている Web ブラウザーを自動的にインストールすることはできませんが、インストール可能なバージョンを探すための指示を出すことができます。詳細については、Web ブラウザーのインストールを参照してください。
すべての必須ソフトウェアに関する完全な表が、ソフトウェア要件の確認のセクションにあります。前提条件の製品の適切なバージョンを以前にインストールした場合は、Launchpad によるそれらの再インストールは不要である可能性があります。特定のソフトウェアの構成に関する指示を確認してください。
IBM Java Development Kit 1.3.1_05 は、コラボレーションおよびマッピング開発を実行するのに必要です。
- 注:
- コラボレーションおよびマッピング開発の実行には、C++ コンパイラーも必要です。C++ コンパイラーのパスは、PATH システム変数に設定しておく必要があります。このコンパイラーは WebSphere Business Integration Server Express 製品または Express Plus 製品には付属していませんが、Web サイト http://msdn.microsoft.com/visualc/vctoolkit2003/ から入手できます。
IBM Java Development Kit 1.3.1_05 をインストールするには、以下の作業を行います。
- Launchpad の「ソフトウェア前提条件」画面で、「IBM Java Development Kit 1.3.1_05」を展開します。
- 「インストール」を選択して、IBM Java Development Kit 1.3.1_05 のサイレント・インストールを開始します。「ドライブの選択 (Drive Selection)」画面が表示されます。
- 重要:
- 「IBM Java Development Kit 1.3.1_05」の下の強調表示された領域内にある「インストール」というラベルのボタンを選択します。画面の下部にある「製品のインストール」というラベルのボタンではありません。
- 「ドライブの選択 (Drive Selection)」画面で、JDK のインストール先にするドライブを指定して、「OK」を選択します。JDK のサイレント・インストールが開始されます。
- 注:
- JDK は、デフォルトでは C:¥ ドライブの IBM¥Java131 ディレクトリーにインストールされます。JDK のインストール先として別のドライブを選択することもできますが、そのドライブ上の別のディレクトリーにすることはできません。例えば、「ドライブの選択 (Drive Selection)」画面でドライブ E:¥ を指定した場合、JDK は E:¥IBM¥Java131 にインストールされます。
- IBM Java Development Kit 1.3.1_05 のサイレント・インストールが完了したら、Launchpad での状況が「未インストール」から「OK」に変化したことを確認してください。
WebSphere MQ メッセージング・ソフトウェアは、WebSphere Business Integration Server Express and Express Plus 製品を実行するために必要です。サーバーとクライアントの両方のコンポーネントが必要か、クライアント・コンポーネントのみ必要かは、WebSphere Business Integration Server Express または Express Plus のどのコンポーネントをインストールするかによって決まります。
- InterChange Server Express コンポーネントをインストールする予定の場合は、WebSphere MQ サーバーおよびクライアントをインストールする必要があります。サーバーとクライアントをインストールすると、InterChange Server Express とコネクターの間の通信が可能になります。
- Toolset Express または 1 つのアダプターのみをインストールする場合は、WebSphere MQ クライアントのみをインストールする必要があります。
サーバーとクライアントが必要か、クライアントのみ必要かは、Launchpad によってすでに決定されていて、Launchpad の「ソフトウェア前提条件」画面には次のいずれかのエントリーが表示されます。
- IBM WebSphere MQ 5.3.0.2 CSD06 サーバーおよびクライアントをインストールする必要がある場合は、エントリー「IBM WebSphere MQ 5.3.0.2 CSD06」が表示されます。
- IBM WebSphere MQ 5.3.0.2 CSD06
クライアントのみをインストールする必要がある場合は、「IBM WebSphere MQ 5.3.0.2 CSD06 クライアント」という項目が表示されます。
IBM WebSphere MQ 5.3.0.2 CSD06 サーバーおよびクライアント、またはクライアントのみをインストールするには、以下の作業を行います。
- Launchpad の「ソフトウェア前提条件」画面で、「IBM WebSphere MQ 5.3.0.2 CSD06」または「IBM WebSphere MQ 5.3.0.2 CSD06 クライアント」 (システムに表示された方) を展開します。
- 「インストール」を選択して、IBM WebSphere MQ 5.3.0.2 CSD06 のサイレント・インストールを開始します。ダイアログが表示され、適切な CD をマシンに挿入して CD-ROM ドライブを指定するように求められます。
- 重要:
- 「IBM WebSphere MQ 5.3.0.2 CSD06」または「IBM WebSphere MQ 5.3.0.2 CSD06 クライアント」の下の強調表示された領域内にある「インストール」というラベルのボタンを選択してください。画面の下部にある「製品のインストール」というラベルのボタンではありません。
- IBM WebSphere MQ 5.3.0.2 CSD06 が収録された CD をマシンに挿入し、CD-ROM ドライブを指定して、「OK」を選択します。「ドライブの選択 (Drive Selection)」画面が表示されます。
- 「ドライブの選択 (Drive Selection)」画面で、WebSphere MQ のインストール先にするドライブを指定して、「OK」を選択します。WebSphere MQ のサイレント・インストールが開始します。
- 注:
- WebSphere MQ は、デフォルトでは C:¥ ドライブの IBM¥WebSphere MQ ディレクトリーにインストールされます。WebSphere MQ のインストール先として別のドライブを選択することもできますが、そのドライブ上の別のディレクトリーにすることはできません。例えば、「ドライブの選択 (Drive Selection)」画面でドライブ E:¥ を指定した場合、WebSphere MQ は E:¥IBM¥WebSphere MQ にインストールされます。
- WebSphere MQ のサイレント・インストールが完了したら、Launchpad での状況が「未インストール」から「OK」に変化したことを確認してください。
- 注:
- WebSphere MQ 5.3.0.2 CSD06 ソフトウェアには、ソフトウェアおよびネットワークに関する独自の前提条件があります。これらの前提条件が満たされないと、この製品のサイレント・インストールは失敗します。詳しくは、WebSphere MQ の文書を参照してください。
CSD06 が未適用の WebSphere MQ 5.3.0.2 の既存インストールが検出された場合、Launchpad はそのソフトウェアの自動パッチを提案します。この場合は、Launchpad の「ソフトウェア前提条件」画面で、「IBM WebSphere MQ 5.3.0.2 CSD06」 または「IBM WebSphere MQ 5.3.0.2 CSD06 クライアント」という選択肢を展開すると、「CSD06 の適用」を選択できます。パッチのサイレント・インストールが実行され、Launchpad のソフトウェア状況が「OK」に変化します。
- 重要:
- GUI を使用した WebSphere Business Integration Server Express and Express Plus のインストール の指示に従って WebSphere Business Integration Server
Express または Express Plus をインストールした後は、WebSphere MQ サービスにリスナーを追加する必要があります。方法については、WebSphere MQ サービスへのリスナーの追加のセクションを参照してください。
IBM WebSphere Business Integration Server Express と Express Plus は、IBM DB2(R) Universal Database(TM) v8.1 Express、IBM DB2 Universal Database v8.1 Enterprise、FP2 以上、および Microsoft SQL Server 2000 データベースをサポートしています。データベースをインストールまたは構成する前に、以下の作業を行います。
- 新規データベースの作成および新規ユーザーの追加を行うための管理者特権があることを確認します。
- データベースの最小必要要件の確認のセクションで、特定のデータベースの最小要件を調べます。
- 重要:
- Launchpad によってデータベースをインストールおよび作成すると、smbadmin というユーザー名が作成されます。smbadmin ユーザー・アカウントのパスワードは、デフォルトでは作成してから早くて 2 か月後に期限切れにすることができます。パスワードの有効期限が切れないようにするには、WebSphere Business Integration Server Express または Express
Plus をインストールした後、Windows のコントロール・パネルから smbadmin ユーザーのプロパティー・ダイアログにナビゲートし、「Password never expires」チェック・ボックスを選択します。
データベースが必要かどうか、および、データベースが必要な場合はデータベースのインストールや構成が適切に完了しているかどうかは、Launchpad によってすでに決定されています。データベース要件の条件に関する情報を取得するには、以下の作業を行います。
- Launchpad の「ソフトウェア前提条件」画面で、「データベース」項目を展開します。この画面の「データベース」の領域には、Launchpad がマシン上で検出したソフトウェアが表示されています。
- Launchpad がマシン上でどのソフトウェアを検出したかに応じて、以下のいずれかを実行します。
- サポートされるデータベースがインストールされていない場合は、IBM DB2 Universal Database v8.1 Express のインストールを起動するためのボタンが表示されます。この場合は、IBM DB2 Universal Database v8.1 Express の新規インストールのインストールおよび構成のセクションの説明に従ってください。
- IBM DB2 Universal Database V8.1 Express または Enterprise がインストールされている場合は、既存のインストール環境の構成を開始するためのボタンが表示されます。この場合は、IBM DB2 Universal Database v8.1 Express または Enterprise の既存インストールの構成のセクションの説明に従ってください。
- Microsoft SQL Server 2000 がインストールされている場合は、既存の Microsoft SQL Server 2000 のインストール環境を Launchpad によって構成するか、または Microsoft SQL Server 2000 の代わりに IBM DB2 Universal Database V8.1 Express をインストールして構成するかを選択できます。以下のいずれかを実行します。
- IBM DB2 Universal Database V8.1 Express または Enterprise と Microsoft SQL Server 2000 が両方とも インストールされている場合は、Launchpad によって両方のデータベースを構成することもできます。以下のいずれかを実行します。
サポートされているデータベースがインストールされていない場合や、IBM DB2 Universal Database V8.1 Express 以外のサポートされているデータベースがインストールされているかどうかに関係なく、IBM DB2 Universal Database V8.1 Express をインストールして構成する場合は、このセクションの手順に従ってください。
DB2 UDB Express をインストールする前に、次のことを確認してください。
- Windows マシンのユーザー ID と Windows ドメイン ID (使用している場合) が同一であることを確認します。Windows マシンのユーザー ID と Windows ドメイン ID が同一でない場合、DB2 のインストール処理は失敗します。
- このセクションでのインストールの説明は、今回初めて DB2 UDB Express をマシンにインストールすることを想定しています。Launchpad を通じて以前に DB2 UDB Express がインストールされていたが、標準の DB2 アンインストール手順に従ってすでにアンインストール済みで、これから Launchpad を使用して再インストールしようとする場合は、Launchpad を使用して DB2 UDB Express を再インストールする前に、まず以下の作業を行う必要があります。
- Launchpad が最初の DB2 UDB Express インストールを実行したときに自動作成され、現在残っている 2 つのユーザー ID を手動で削除します。これらの ID を削除するには、次の手順を実行します。
- 「スタート」>「設定」>「コントロール パネル」>「ユーザーとパスワード」を選択します。
- 「ユーザーとパスワード」画面の「ユーザー名」列の下で、db2admin というユーザー ID と smbadmin というユーザー ID を選択します。
- 「削除」をクリックします。
- 「適用」および「OK」をクリックして、「ユーザーとパスワード」画面を終了します。
- %TEMP% で指定したディレクトリーに存在する可能性があるファイル serverexp、OptionFile_DB2.txt、または OptionFile_MSSQL2000.txt のコピーを手動で削除します。
- DB2 エイリアス (デフォルトでは、C:¥DB2 ディレクトリーのサブディレクトリー) が格納されているディレクトリーに、以前の DB2 インストール環境からの SMB_DB エイリアスが存在しない ことを確認します。
IBM DB2 UDB Express をインストールするには、以下の作業を行います。
- まだ展開していない場合は、Launchpad の「ソフトウェア前提条件」画面で、「データベース」項目を展開します。この画面の「データベース」の領域には、Launchpad がマシン上で検出したソフトウェアが表示されています。
- 「IBM DB2 Universal Database v8.1 Express のインストール (Install IBM DB2 Universal Database v8.1 Express)」というラベルのボタンを選択します。ダイアログが表示され、適切な CD をマシンに挿入して CD-ROM ドライブを指定するように求められます。
- 重要:
- 「データベース」の下の強調表示された領域内にある「IBM DB2 Universal Database V8.1 Express のインストール (Install IBM DB2 Universal Database v8.1 Express)」というラベルのボタンを選択してください。画面の下部にある「製品のインストール」というラベルのボタンではありません。
- IBM DB2 UDB Express が収録された CD をマシンに挿入し、CD-ROM ドライブを指定して、「OK」を選択します。「ドライブの選択 (Drive Selection)」画面が表示されます。
- 「ドライブの選択 (Drive Selection)」画面で、データベースのインストール先にするドライブを指定して、「OK」を選択します。データベースのサイレント・インストールが開始します。インストールおよび構成が完了すると、ダイアログによって通知されます。
- 注:
- IBM DB2 Express は、デフォルトでは C:¥ ドライブの IBM¥SQLLIB ディレクトリーにインストールされます。データベースのインストール先として別のドライブを選択することもできますが、そのドライブ上の別のディレクトリーにすることはできません。例えば、「ドライブの選択 (Drive Selection)」画面でドライブ E:¥ を指定した場合、データベースは E:¥IBM¥SQLLIB にインストールされます。
- IBM DB2 Express のサイレント・インストールが完了したら、Launchpad での状況が「未インストール」から「OK」に変化したことを確認してください。
インストールおよび構成のプロセスでは、以下の処理が行われます。
- DB2 Administration Server のユーザー db2admin とパスワード smbP4$$word が作成される。
- SMB_DB という名前のデータベースが作成されます。
- ユーザー名が smbadmin、パスワードが smbP4$$word のユーザーが作成されます。
- SMB_DB 表の smbadmin ユーザーに適切な権限が付与されます。
IBM DB2 Universal Database v8.1 Express または Enterprise がインストール済みで、それを WebSphere
Business Integration Server Express または Express Plus とともに使用できるように構成したい場合は、以下の作業を行います。
- まだ展開していない場合は、Launchpad の「ソフトウェア前提条件」画面で、「データベース」項目を展開します。この画面の「データベース」の領域には、Launchpad がマシン上で検出したソフトウェアが表示されています。
- 「データベース」の下の領域で、「継続」というラベルの付いたボタンを選択します。
IBM DB2 Universal Database v8.1 が正常に構成されると、データベース構成が完了したというメッセージが表示されます。構成プロセスでは、以下の処理が行われます。
- SMB_DB という名前のデータベースが作成されます。
- ユーザー名が smbadmin、パスワードが smbP4$$word のユーザーが作成されます。
- SMB_DB 表の smbadmin ユーザーに適切な権限が付与されます。
- ヒント:
- DB2 Enterprise を使用している場合、DB2 Enterprise は、Windows が再始動したときにデータベース・マネージャーを再始動しません。データベース・マネージャーが稼働していないため、WebSphere Business Integration Server
Express または Express Plus のインストール中に Windows が再始動すると、次の 2 つの問題が発生する可能性があります。
- リポジトリーの作成に失敗する可能性があります。この問題によってリポジトリー作成が失敗すると、インストーラーのログには、「start database manager コマンドが発行されていません (No start database manager command was issued)」というメッセージ行が組み込まれます。
- InterChange Server Express の始動に失敗する可能性があります。これは、DB マネージャーが稼働していないので、InterChange Server Express が SMB_DB に接続できないためです。この障害が発生すると、InterchangeSystem.log ファイル・メッセージには、「start database manager コマンドが発行されていません (No start database manager command was issued)」 という行が組み込まれます。
上記のどちらの問題も、以下のステップに従うことによって対処できます。
- DB2 コントロール・センターを開きます。
- 「全カタログ・システム (All Cataloged Systems)」フォルダーを展開し、次に使用ホストのフォルダーを展開してから、「インスタンス」フォルダーを展開します。
- 「インスタンス」フォルダー内の「DB2」アイコンを右マウス・ボタンでクリックして、「開始」を選択します。DB2 メッセージ「DB2START 処理は正常に実行されました (DB2START processing was successful)」が表示されます。
これらの手順を実行したら、リポジトリーを作成して、InterChange Server Express を正常に始動できます。
Microsoft SQL Server 2000 がインストール済みで、これを WebSphere
Business Integration Server Express または Express Plus と組み合わせて使用できるように構成する場合は、次の手順を実行します。
- まだ展開していない場合は、Launchpad の「ソフトウェア前提条件」画面で、「データベース」項目を展開します。この画面の「データベース」の領域には、Launchpad がマシン上で検出したソフトウェアが表示されています。
- 「Microsoft SQL Server 2000 の使用」を選択して、「継続」を選択します。
「Microsoft SQL Server 2000 の構成 (Microsoft SQL Server 2000 Configuration)」画面が表示されます。
- 「ユーザー名」フィールドにユーザー名を入力します。
- ステップ 3 で指定したユーザー名に対応するパスワードを、「パスワード」フィールドに入力します。
- 「リポジトリー・データベースの作成」を選択します。
Microsoft SQL Server 2000 が正常に構成されると、データベースの構成が完了したというメッセージが表示されます。構成プロセスでは、以下の処理が行われます。
- SMB_DB という名前のデータベースが作成されます。
- ユーザー名が smbadmin、パスワードが smbp4$$word のユーザーが作成されます。
- SMB_DB 表の smbadmin ユーザーに適切な権限が付与されます。
- 注:
- 本書には Microsoft SQL Server 2000 のインストール手順の説明はありません。インストール手順の説明については、Microsoft 社の Web サイトを参照してください。
この前提条件は、Toolset Express のコンポーネント System Monitor および Failed Event Manager をインストールする場合に必要になります。このどちらのコンポーネントにも、サーブレット・エンジンを持つ Web アプリケーション・サーバーが必要です。WebSphere Application Server
バージョン 5.0.2 または 5.1、WebSphere Application Server Express バージョン 5.0.2 または 5.1、または Tomcat バージョン 4.1.24 または 4.1.27 がすでにインストール済みの場合は、この前提条件を満たしています。
IBM WebSphere Application Server Express をインストールするには、以下の作業を行います。
- Launchpad の「ソフトウェア前提条件」画面で、「IBM WebSphere Application Server - Express V5.1」を、まだ展開していない場合は展開します。
- 「インストール」を選択して、IBM WebSphere Application Server Express V5.1 のサイレント・インストールを開始します。ダイアログが表示され、適切な CD をマシンに挿入して CD-ROM ドライブを指定するように求められます。
- 重要:
- 「IBM WebSphere Application Server - Express V5.1」の下の強調表示された領域内にある「インストール」というラベルのボタンを選択してください。画面の下部にある「製品のインストール」というラベルのボタンではありません。
- WebSphere Application Server - Express V5.1 Components Disk 1 というラベルの CD をマシンに挿入し、CD-ROM ドライブを指定して、「OK」を選択します。「ドライブの選択 (Drive Selection)」画面が表示されます。
- 注:
- WebSphere Application Server - Express V5.1 Components Disk 2 というラベルの CD の挿入は要求されません。この CD には、WebSphere Studio Site Developer ツールが収録されています。Launchpad では、このオプショナル・ツールは自動的にはインストールされませんが、独立の製品として手動でインストールすることはできます。インストールの説明については、WebSphere Studio Site Developer ツールのインストールを参照してください。
- 「ドライブの選択 (Drive Selection)」画面で、WebSphere Application Server Express のインストール先にするドライブを指定して、「OK」を選択します。サイレント・インストールが開始します。
- 注:
- WebSphere Application Server Express は、C:¥ ドライブの IBM¥WebSphere¥Express51 ディレクトリーにデフォルトでインストールされます。WebSphere Application Server Express のインストール先として別のドライブを選択することもできますが、そのドライブ上の別のディレクトリーにすることはできません。例えば、「ドライブの選択 (Drive Selection)」画面でドライブ E:¥ を指定した場合、WebSphere Application Server
Express は E:¥IBM¥WebSphere¥Express51 にインストールされます。
- WebSphere Application Server Express のサイレント・インストールが完了したら、Launchpad での状況が「オプション」から「OK」に変化したことを確認してください。
Web ブラウザーは、Toolset Express のコンポーネント System Monitor および Failed Event Manager をインストールする場合に必要になります。サポートされる Web ブラウザーとしては、Microsoft Internet Explorer 6 Service Pack 1 以降と Netscape Navigator 4.7x があります。Launchpad は、サポートされている Web ブラウザーを自動的にインストールすることはできませんが、サポートされているバージョンを探す手順を示すことができます。
サポートされている Web ブラウザーをインストールしていない状態で、そのインストール手順を表示する場合は、Launchpad の「ソフトウェア前提条件」画面で、「Web ブラウザー」の項目を展開します。この画面には、Microsoft Internet Explorer 6 Service Pack 1 および Netscape Navigator 4.7x を入手可能な Web サイトが表示されます。
WebSphere Business Integration Server Express Plus 製品の Launchpad で表示される「ソフトウェア前提条件」画面の例を以下に示します。この画面の例は、必要な前提条件がすべてインストール済みであることを Launchpad が検出したときの結果を示しています。
図 8. 前提条件をインストールした後の「ソフトウェア前提条件」画面

