統合テスト環境を使用したテストの実行

この章のほとんどでは、統合テスト環境パースペクティブのテストまたは特定のインターフェース・エレメントの一部として実行するサブタスクを説明しますが、このセクションでは、テストを実行するために、通常従うワークフローを説明します。ここではほとんどのサブタスクとインターフェース・エレメントが関連します。サブタスクを完了するのに複数の方法がある場合は、最も効果的で効率的な手法を推奨します。統合テスト環境を使用してインターフェースをテストするには、以下の手順を実行します。

  1. 統合テスト環境を使用して InterChange Server Express インスタンスにコンポーネントを配置できますが、次の理由により、前もってすべての配置アクティビティーを実行することをお勧めします。

    System Manager を使用したコンポーネントの配置の詳細については、サーバーへのコンポーネントの展開を参照してください。

    repos_copy を使用したコンポーネントの配置の詳細については、repos_copy の使用を参照してください。

    統合テスト環境を使用したコンポーネントの配置 (これはお勧めしません) の詳細については、以下のいずれかを参照してください。

  2. インターフェースのテストに必要なすべてのコンポーネントがアクティブ状態であることを確認します。

    コンポーネントを開始するには、次のインターフェースのいずれかを使用します。

  3. テストに使用する InterChange Server Express を、「ローカル・テスト・サーバー」として登録します。詳しくは、InterChange Server Express インスタンスの登録を参照してください。
  4. 統合テスト環境パースペクティブを始動します。詳しくは、統合テスト環境の始動を参照してください。
  5. テストに使用するサーバーを選択します。詳しくは、サーバー構成の選択を参照してください。

    使用するサーバー・インスタンスがダイアログにリストされない場合、サーバー・インスタンス・ビューから削除して再登録してください。

  6. 環境の RMI 設定を構成します。詳しくは、RMI 設定の構成を参照してください。これを適切に構成しないと、統合テスト環境を使用してインターフェースをテストできません。
  7. テスト・ユニットを含むテスト・プロジェクトを作成します。詳細については、テスト・プロジェクトの作成を参照してください。
  8. テストするインターフェースのテスト・ユニットを作成します。詳細については、統合テスト環境でのテスト・ユニットの作成を参照してください。
  9. 統合テスト環境を使用してテストするインターフェース内にコンポーネントを配置する場合は、以下の手順を実行します。
  10. IBM Java オブジェクト・リクエスト・ブローカーが始動していることを確認します。詳しくは、「システム・インストール・ガイド (Windows 版) または (UNIX 版)」を参照してください。
  11. タスク・マネージャー・ビューを使用して、サーバーの始動、統合テスト環境エージェントのサーバーへのバインド、および統合テスト環境のサーバーへの接続を行います。詳しくは、タスク・マネージャー・ビューの使用を参照してください。
  12. サーバー・コンテキスト・オーバーレイを使用可能にします。詳しくは、サーバー・コンテキスト・オーバーレイを使用可能および使用不可にするを参照してください。
  13. インターフェース内のクライアントのクライアント・シミュレーター・ビューを表示します。

    ユーザーに適した方式にクライアント・シミュレーター・ビューを編成することをお勧めします。例えば、パースペクティブの位置 1 にソース・コネクターを配置し (統合テスト環境ナビゲーター・ビューと共用)、パースペクティブの位置 4 に宛先コネクターのビューを配置 (プロパティー・ビューと共用) するのが最も容易である場合があります。

    インターフェースのクライアント・シミュレーター・ビューを表示および編成するには、次のいずれかを実行します。

  14. サーバーへのクライアント・シミュレーター・ビューの接続の説明に従って、クライアント・シミュレーター・ビューをサーバーに接続します。

    クライアントがサーバーに正常に接続したことを確認します。詳しくは、サーバーへのクライアントの接続の確認を参照してください。

    クライアントがサーバーに正常に接続したことを確認後、ソース・コネクターのクライアント・シミュレーター・ビューでは入力ペインを使用するように構成し (詳しくは入力ペインの使用を参照)、宛先コネクターのクライアント・シミュレーター・ビューでは結果ペインを使用するように構成します (詳しくは結果ペインの使用を参照)。

  15. ビジネス・オブジェクト・トレースを使用する場合は、この時点で開始して、次ステップでビジネス・オブジェクトの送信を開始したらデータを取り込むようにします。ビジネス・オブジェクト・トレース・タスクの開始の詳細については、表 23 を参照してください。
  16. アウトライン・ビューを使用して、インターフェースのテストの準備ができていることを確認します。詳しくはアウトライン・ビューを使用したテスト作動可能の検証を参照してください。
  17. ソース・コネクターからビジネス・オブジェクト要求を作成および送信するには、以下を実行します。
    1. ビジネス・オブジェクト・インスタンスを作成して、要求として送信します。詳しくは、要求ビジネス・オブジェクトの作成を参照してください。
    2. ビジネス・オブジェクト・インスタンスの属性の値を設定します。詳しくはビジネス・オブジェクト属性の値の設定を参照してください。
    3. ファイルにビジネス・オブジェクト・インスタンスを保管し、以後のテストで使用できるようにします。詳しくは、ビジネス・オブジェクトの保管を参照してください。
    4. ビジネス・オブジェクト・インスタンスを要求として送信します。詳しくは、要求ビジネス・オブジェクトの非同期送信かまたは要求ビジネス・オブジェクトの同期送信の適切な方を参照してください。
  18. InterChange Server Express コンソール・ビューを使用して、ビジネス・オブジェクトの処理を監視します。詳しくは、統合テスト環境コンソール・ビューおよび InterChange Server Express コンソール・ビューの使用を参照してください。
  19. 各種コンポーネントが処理を完了する際にビジネス・オブジェクトを調べるには、以下を実行します。
  20. 宛先クライアント・シミュレーター・ビューの結果ペイン内の応答ビジネス・オブジェクトを編集します。詳しくは、応答ビジネス・オブジェクトの編集を参照してください。
  21. 応答としてビジネス・オブジェクト応答を送信します。詳しくは、応答ビジネス・オブジェクトの送信を参照してください。
  22. ステップ 17 から 21 まで繰り返して、インターフェースを再度テストするか、またはステップ 7 から 21 まで繰り返して別のインターフェースをテストします。

Copyright IBM Corp. 2004