変換コードの検査

宛先属性に関連した変換コードの作成が終了したら、コードに対して限定的な構文チェックを実行できます。

検査しながら作業を進めることで、マップ開発過程の最後に必要なデバッグ時間を短縮できます。属性コードの検査には、対応しない区切り文字を検索する技法を使用できます。

注:
コンパイル・エラーが発生し、エラー・メッセージからすぐに原因を判別できない場合にも、この技法が役立ちます。

対応しない区切り文字の検索

Map Designer Express は、対応しない区切り文字の検査機能を提供しています。この機能は、非常に検出が難しいプログラム・エラーの 1 つを解決するために役立ちます。この機能では、属性の変換コードの中で対応しない区切り文字を検査します。Map Designer Express では、( )、[ ]、{ }、" "、および ' ' の対のトークンを検査します。

対応しない区切り文字の検索手順

属性の変換コードに対してこの構文チェックを実行するには、次の操作を行います。

  1. Activity Editor を Java モードで起動します。

    Activity Editor の表示方法については、"Activity Editor の始動"を参照してください。

  2. Activity Editor で「対応しない区切り文字を検査」オプションを使用します。右マウス・ボタンをクリックし、コンテキスト・メニューから「対応しない区切り文字を検査」を選択します。
    注:
    区切り文字の 1 つが対にならずに片方しか存在しない場合、出力ウィンドウにメッセージが表示され、エラーが解決できなかった行番号が示されます。この行番号は、区切り文字が実際に欠落している行であるとは限りません。
  3. 対応しない区切り文字がある位置に移動するには、ウィンドウ下部に表示された行番号に注意してください。

    ヒント: この行に移動するには、Activity Editor の「編集」メニューまたはコンテキスト・メニューから「行に移動」オプションを使用します。 行番号を入力して、問題が発生した行に移動します。

注:
ストリング・リテラルの一方の端に対応しない引用符があるために問題が発生した場合、ストリングは所定のピンク色で表示されません。欠落している引用符を追加すると、ストリング全体がピンク色になります。

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