1 つ上の実行レベルに例外を生成するためにコラボレーション例外を準備します。この機能ブロックは、指定された例外タイプとメッセージ・ストリングを持つ新規の例外オブジェクトを作成します。ストリングとして保管された例外メッセージを渡すには、この形式を使用します。
Raise Collaboration Exception 機能ブロックは、1 つ上の実行レベルに例外を生成するために、コラボレーション例外を準備します。コラボレーション・ランタイム環境で Raise Collaboration Exception 機能ブロックを実行すると、コラボレーションの実行が例外状態に変更され、アクティビティー・ダイアグラムのロジックが続行されます。生成された例外に対するアクティビティー・ダイアグラムの応答方法は、実行経路の終端ノードによって以下のように異なります。
この親ダイアグラムの次ノードが決定ノードの場合、コラボレーション・ランタイム環境で、生成された例外を処理するこの決定ノード内の実行分岐が検査されます。この親ダイアグラムは、currentException システム変数を使用して生成された例外にアクセスできます。
コラボレーション・ランタイム環境により未解決のフローが、生成された例外が含む任意の例外テキストと関連付けされます。この例外に例外テキストが含まれていない場合、コラボレーション・ランタイム環境はデフォルトのメッセージを使用します。
Scenario failed.
障害が発生したときには、単に失敗として終了させるのではなく、例外を明示的に生成させることを推奨します。コードによりコラボレーション・ランタイム環境に明示的に例外を生成すると、管理者は Flow Manager を使用して、未解決のフローの一部として例外テキストを表示できます。詳細については、例外の発生を参照してください。
Raise Collaboration Exception 機能ブロックはシリーズで存在し、それぞれが若干異なるタスクを実行します。Raise Collaboration Exception 1、Raise Collaboration Exception 2、Raise Collaboration Exception 3、Raise Collaboration Exception 4、および Raise Collaboration Exception 5 機能ブロックにより、例外メッセージ・テキストに 5 つまでのメッセージ・パラメーター値を指定できます。Raise Collaboration Exception with Parameters 機能ブロックにより、メッセージ・パラメーター値の配列を指定できます。
この機能ブロックは、BaseCollaboration.sendEmail() メソッドを基にしています。詳細については、sendEmail()を参照してください。