InterChange Server Express からのマップのインポートとエクスポート

repos_copy ユーティリティーで -e オプションを使用すると、リポジトリーで指定したマップ定義をロードしたりアンロードしたりできます。 マップ・リポジトリー・ファイル は、repos_copy ユーティリティーがリポジトリーから .jar ファイルにマップ定義を抽出するときに作成するファイルです。 このファイルには IBM WebSphere Business Integration Server Express 定義の .jar 形式でマップ定義が格納されます。

推奨: マップ・リポジトリー・ファイル には .jar ファイル拡張子を使用してください。

例: 次の repos_copy コマンドは、ClCwCustomer (ClarifyBusOrg から汎用 Customer への) マップ定義を、WebSphereICS という InterChange Server Express のリポジトリーからマップ・リポジトリー・ファイルにアンロード (エクスポート) します。

repos_copy -eMap:ClCwCustomer+BusObj:Customer+BusObj:Clarify_Customer 
 -oNM_ClCwCustomer.jar -sWebSphereICS -pnull -uadmin
 

次のものを含め、すべてのマップ定義ファイルが入った 1 つのリポジトリー・ファイルを作成できます。

例: ClarifyBusOrg/Customer マッピングのすべての関連マップ定義をマップ・リポジトリー・ファイルにコピーするには、次の repos_copy コマンドを使用します。

repos_copy -eMap:ClCwCustomer+Map:CwClCustomer 
 -oNM_ClCwCustomer_and_CwClCustomer.jar -sWebSphereICS -pnull -uadmin
 

複数のマップでサブマップを再使用する場合、メイン・テキスト・ファイルに入れずに、異なる repos_copy ファイルを作成してください。

また、repos_copy を使用して、マップ・リポジトリー・ファイルからリポジトリーにマップ定義をロード (インポート) することもできます。

例: 次の repos_copy コマンドは、ClCwCustomer マップ定義を WebSphereICS という InterChange Server Express のリポジトリーにロードします。

repos_copy -iNM_ClCwCustomer.jar -sWebSphereICS -uadmin -pnull
 

この repos_copy コマンドでは、マップ定義 ClCwCustomerCwClCustomer が現在リポジトリーに存在しない ことを想定しています。存在する場合、このコマンドはこれらの新規マップ定義のロードに失敗します。repos_copy-a オプションの 1 つを使用すると、重複するマップ定義を処理する方法を選択できます。
-ai ロード中、重複したマップ定義はスキップします。
-ar 重複するマップ定義をマップ・リポジトリー・ファイルのマップ定義で上書きします。
-arp 重複するマップ定義をマップ・リポジトリー・ファイルのマップ定義で上書きするかどうか、ユーザーに対話的に照会します。

注:
実動モードでは、マップは自動的にコンパイルされます。

また、repos_copy を使用して、リポジトリーの関係定義のロードとアンロードを行うこともできます。詳細については、関係のロードとアンロードを参照してください。

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