ビジネス・オブジェクトのキー値がデータベース内にブランク値またはヌル値を持っている場合は、「=」演算子タイプではなく「is null」タイプの where 文節を構築してください。
IBM では、ビジネス・オブジェクトに対して、ブランク値を持たないキー属性を 1 つ以上定義することをお勧めします。
以下は、1 つのキーを持ち、このキーがヌル値を持っている親オブジェクトのシナリオです。このような条件に当てはまるシナリオは不合格です。
属性 | 型 |
---|---|
cid | Integer (キー) |
name | String |
comments | String |
以下は、2 つのキーを持ち、そのうちの 1 つがヌル値を持っている親オブジェクトのシナリオです。このような条件に当てはまるシナリオは合格です。
属性 | 型 |
---|---|
cid | Integer (キー) |
name | String |
comments | String |
2 つ目の例では、cid=1000 かつ name がヌルに設定されているという条件で customer から cid、name、および comments を選択することにより、retrieve 照会を構築します。
以下は、コンテナー・オブジェクト内に 1 つの外部キー参照を持つ子オブジェクトを 1 つ持っている親オブジェクトのシナリオです。このような条件に当てはまるシナリオは不合格です。
属性 | 型 |
---|---|
cid | Integer (キー) |
name | String (キー) |
comments | String |
Address | Address |
Aid | Integer (キー) ASI:FK=cid |
Acity | String |
Azip | String |
cid にヌル値が含まれている場合は、address から Aid、Acity、および Azip を選択することにより、retrieve 照会を構築します。Aid の値はヌルに設定してください。
以下は、コンテナー・オブジェクト内に 2 つの外部キー参照を持つ子オブジェクトを 1 つ持っている親オブジェクトのシナリオです。このような条件に当てはまるシナリオは合格です。
属性 | 型 |
---|---|
cid | Integer (キー) |
name | String |
comments | String |
Address | Address |
Aid | Integer (キー) ASI:FK=cid |
Acity | String (キー) ASI:FK=name |
Azip | String |
name にヌル値が含まれている場合は、Aid=Cid と Acity がヌル値を持っているという条件で address から Aid、Acity、および Azip を選択することにより、Retrieve 照会を構築します。