Business Object Designer Express からのビジネス・オブジェクト定義のオープン

Business Object Designer Express を開くと、ファイルに格納されているオブジェクト定義を開くことができます。System Manager から Business Object Designer Express を実行している場合は、統合コンポーネント・ライブラリーに格納されているビジネス・オブジェクト定義を開くこともできます。

このセクションで説明する内容は次のとおりです。

プロジェクトからのビジネス・オブジェクト定義のオープン

Business Object Designer Express が既に開いている場合、プロジェクトからビジネス・オブジェクト定義を開くには以下のいずれかの操作を実行します。

注:
System Manager から Business Object Designer Express を実行している場合は、プロジェクトは ICL ベースのプロジェクトです。それ以外の場合は、プロジェクトはローカル・プロジェクトであり、インポートされているビジネス・オブジェクト定義のみが含まれます。Business Object Designer Express のプロジェクトについては、プロジェクトの処理を参照してください。
  1. プロジェクト内のビジネス・オブジェクト定義のリストから、開きたい定義の名前を強調表示します。
  2. 複数のビジネス・オブジェクト定義を選択するには、以下の手順のいずれかを実行します。
  3. 開きたい定義を選択した後、右マウス・ボタンでクリックしてから「開く」をクリックします。

    Business Object Designer Express は、選択された定義ごとに 1 つのウィンドウを表示します。

ファイルからの定義のオープン

ローカル・ディレクトリーに格納されているビジネス・オブジェクト定義を開くには、以下の手順を実行します。

  1. 「ファイル」->「ファイルから開く」をクリックします。

    「インポート」ダイアログ・ボックスが開きます。

    このダイアログ・ボックスのデフォルト設定では、タイプ XML スキーマ定義 (拡張子 .xsd を持ちます) のファイルをフィルターに掛けます。「ファイルのタイプ」リストから別のファイル・タイプを選択することも、全ファイル・タイプを選択することもできます。

  2. 「インポート」ダイアログ・ボックスで、ファイルを検索して選択し、「開く」をクリックします。図 24 に、このダイアログ・ボックスを示します。
    注:
    System Manager から Business Object Designer Express を実行していない場合は、ダイアログ・ボックスの「プロジェクトに」リストは省略されます (このリストが表示された場合は、ICL ベースのプロジェクトを指定し、インポートされているビジネス・オブジェクト定義を受信できます)。代わりに、ビジネス・オブジェクト定義はローカル・プロジェクトにインポートされます。

    図 24. 「ファイルからビジネス・オブジェクトをインポート」ダイアログ・ボックス


「インポートしたビジネス・オブジェクトを開く」チェック・ボックスを選択すると、Business Object Designer Express はビジネス・オブジェクト定義も編集用に開きます。それ以外の場合、ビジネス・オブジェクト定義はプロジェクトにインポートされますが、編集用に開かれることはありません。詳しくは、"ビジネス・オブジェクト定義の処理"を参照してください。

名前の重複の防止

Business Object Designer Express では、同じ名前を持つ 2 つのビジネス・オブジェクトを同じプロジェクトに置くことはできません。このようにすると、以下のいずれかの状態が発生します。

ファイルから定義を開こうとしたときに、同じ名前の定義がローカル・プロジェクトまたは ICL ベースのプロジェクトに既に存在する場合は、図 25 に示すように、Business Object Designer Express で「インポート結果」ダイアログ・ボックスが表示されます。

図 25. 名前の重複の防止: ローカルまたはインポートを保持


「インポート結果」ダイアログ・ボックスで、名前が重複していると報告された各ビジネス・オブジェクト定義について以下の手順を実行します。

  1. 「アクション」をクリックして、リストからアクションを選択します。各アクションの説明は以下のとおりです。
  2. 「インポートを保持/ローカルの名前を変更」または「ローカルを保持/インポートの名前を変更」を選択した場合は、図 25 に示すように、「名前」列にビジネス・オブジェクト定義の新しい名前を入力します。

また、「すべての BO アクションを次のものとして選択」を使用し、名前が重複していると報告されたすべてのビジネス・オブジェクト定義について 2 つのアクションのいずれかを指定できます。プロジェクトのすべてのビジネス・オブジェクト定義をインポートしている定義で上書きするには、「ローカルを上書き」を選択します。名前が重複しているビジネス・オブジェクト定義をインポートしないようにするには、「インポートしない」を選択します。

「インポート結果」ダイアログ・ボックスの 「処置」リストには以下のオプションがあります。

Copyright IBM Corp. 2004