データ・ハンドラー基本クラスの拡張

カスタム・データ・ハンドラーを作成するには、データ・ハンドラー基本クラス (DataHandler) を拡張して、独自のデータ・ハンドラー・クラス を作成します。 DataHandler クラスには、開発支援のためのユーティリティー・メソッドのほか、変換 (ストリングからビジネス・オブジェクトへ、およびビジネス・オブジェクトからストリングへ) を 実行するメソッドが含まれます。EDK には、カスタム・データ・ハンドラー用のスタブ・コードと makefile が含まれています。 スタブ・ファイルには、空のクラスを定義する Java コードが含まれています。この空のクラスには、インプリメントする必要がある全メソッドがリストされています。このスタブ・ファイルをテンプレートとして使用して、カスタム・データ・ハンドラーを作成することができます。

スタブ・ファイルを使用してデータ・ハンドラーのソース・ファイルを作成するには、次のようにします。

  1. StubDataHandler.java ファイルをコピーし、その名前が定義するデータ・ハンドラー・クラスの名前と一致するように、名前を変更します。

    スタブ・ファイルは、製品ディレクトリー内の DevelopmentKits¥edk¥DataHandler サブディレクトリー内にあります。これには、データ・ハンドラー・パッケージ com.crossworlds.DataHandlers をインポートする import ステートメントが含まれています。 また、Java Connector Development Kit からもいくつかのクラスをインポートします。

  2. StubDataHandler キーワードを、カスタム・データ・ハンドラーをインプリメントするクラスの名前に変更します。

    例えば、次の行では、DataHandler クラスを拡張して、HtmlDataHandler という名前のカスタム・データ・ハンドラー・クラスを作成します。

    public class HtmlDataHandler extends DataHandler
     

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