概要

NameValue データ・ハンドラーは、データ変換モジュールで、主な役割はビジネス・オブジェクトと名前と値のペア形式のストリングまたはストリーム間の変換を行います。NameValue 形式のストリングおよびストリームは、text/namevalue MIME タイプの直列化データです。 NameValue データ・ハンドラーは、テスト目的でビジネス・オブジェクト・ファイルを生成するために使用できます。

データ・ハンドラーは、名前が付いたフィールドを基にして、直列化データを解析します。例えば、このデータ・ハンドラーのテキスト・ファイルに、ビジネス・オブジェクト・タイプ (BusinessObject=BOname)、動詞 (Verb=verbName)、属性の数 (AttributeCount=numericValue)、および属性値 (AttributeName=Value) を識別するフィールドが含まれています。データ・ハンドラーは、データを解析するために名前と値の情報を使用します。

デフォルトのトップレベル・コネクター・メタオブジェクト (MO_DataHandler_Default) は、text/namevalue MIME タイプをサポートします。したがって、MO_DataHandler_Default メタオブジェクトを使用するように構成されたコネクターは、NameValue データ・ハンドラーを呼び出すことができます。アクセス・クライアントがこのデータ・ハンドラーを呼び出すことができるようにするためには、text/namevalue MIME タイプをサポートするように MO_Server_DataHandler メタオブジェクトを変更する必要があります。詳細については、トップレベルのメタオブジェクトの変更を参照してください。

NameValue データ・ハンドラーは、表 42 にリストされている操作を実行します。


表 42. NameValue データ・ハンドラーのデータ操作
データ・ハンドラー操作 詳細
呼び出し元からビジネス・オブジェクトを受け取り、ビジネス・オブジェクトを NameValue ストリングまたはストリームに変換し、直列化データを呼び出し元へ渡します。 ビジネス・オブジェクトの NameValue データへの変換
呼び出し元からストリングまたはストリームを受け取り、ビジネス・オブジェクトを作成し、そのビジネス・オブジェクトを呼び出し元に返します。 NameValue データのビジネス・オブジェクトへの変換

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