ビジネス・オブジェクトの属性値が null かどうかを確認します。
構文
boolean isNull(String attribute)
パラメーター
戻り値
属性値が null の場合は true を戻し、null でない場合は false を戻します。
注記
null は、ゼロ長ストリングと異なり、値がないことを示します。ゼロ長ストリングは isBlank() を呼び出すことによって検出されます。オブジェクトが null であると操作が失敗することがあるため、オブジェクトは、使用する前に isNull() によってテストしてください。
以下の状況では、属性値が null であることがあります。
属性値は、set() メソッドを使用して null に設定できます。
コラボレーションが new() メソッドを使用して新規ビジネス・オブジェクトを作成すると、すべての属性値は null に初期化されます。ビジネス・オブジェクトの作成後に isNull() を呼び出すまでに属性値が設定されないと、値は null のままです。
コネクターから受け取ったビジネス・オブジェクトをコラボレーションが処理するときに、マッピング処理で null 値が挿入されることがあります。マッピング処理では、コネクターから受け取ったアプリケーション固有のビジネス・オブジェクトは、コラボレーションによって処理される汎用ビジネス・オブジェクトに変換されます。汎用ビジネス・オブジェクトの属性のうち、アプリケーション固有のオブジェクトにおいて等価な属性のない属性については、それぞれマッピングによって null 値が挿入されます。
例
次の例では、sourcePaperClip ビジネス・オブジェクトの Material 属性に null 値があるかどうかを検査します。
boolean key = sourcePaperClip.isNull("Material");
次の例では、contract1 ビジネス・オブジェクトの CustAddr 属性が、検索の前の時点で null であるかどうかを検査します。isNull() 検査が false である、つまり属性が null でない場合にのみ属性の検索が行われます。
if (! contract1.isNull("CustAddr")) { BusObj customerAddress = contract1.getBusObj("CustAddr"); // do something with the "customerAddress" business object }