Adapter Capacity Pack に付属のインストール GUI は、最大 3 つのアダプターを InterChange Server Express にインストールして登録します。この 3 つのアダプターは、インストールするアダプターの決定のセクションに記載のリストから選択できます。インストーラーによってインストールおよび登録されるアダプターは、一度に 1 つのみです (したがって、Adapter Capacity Pack のインストーラーは、インストールするアダプターごとに別個に実行する必要があります)。
インストール GUI の処理内容は次のとおりです。
Adapter Capacity Pack に付属のアダプターを正常にインストールするには、次に示す前提条件を満足する必要があります。
- OS/400 の場合、ユーザー・プロファイルに *ALLOBJ および *SECADM 特殊権限が必要です。
- WebSphere Business Integration Server Express は、アダプターのインストール先マシンと同じマシンにはインストールできません。(Adapter Capacity Pack に付属のアダプターと組み合わせて使用できるのは、既存の WebSphere Business Integration Server Express Plus インストール環境のみです。)
- アダプターのライセンスを正常に登録するため、InterChange Server Express は稼動している必要があります。また、リモート・マシンにインストールされている場合は、稼動状態で、かつ到達可能である必要があります。
- アダプターを InterChange Server Express と同じマシンにインストールしない場合は、アダプターのインストール先と同じマシンに WebSphere MQ 5.3 CSD6 のインストール環境が存在する必要があります。
Launchpad を呼び出してインストール GUI を起動するには、次の手順を実行します。
- Launchpad で、「Capacity Pack のインストール」というラベルの付いたボタンを選択します。2 つのボタンがある「Capacity Pack のインストール」画面が表示されます。
- 「Capacity Pack のインストール」を選択して GUI を起動し、Adapter Capacity Pack をインストールします。「ようこそ」画面が表示されます。
- 「ようこそ」画面で、「次へ」をクリックします。「ソフトウェアご使用条件 (Software License Agreement)」画面が表示されます。
- ソフトウェアご使用条件の条件を読み、「ご使用条件に同意します (I accept the terms in the license agreement)」という項目のそばにあるラジオ・ボタンを選択して契約書の条件に同意し、「次へ」を選択します。
インストーラーは、このセクションの先頭に記載されている前提条件に適合しているかどうかを検査します。不適合条件がある場合は、「キャンセル」ボタンを選択してインストールを取り消すことを強制されます。すべての前提条件が適合していた場合は、次のようにインストールが進行します。
- WebSphere Business Integration Server Express Plus がローカルの OS/400 マシンにインストールされていることをインストーラーが検出すると、「InterChange Server Express パスワード」画面が表示されます。この画面には、「InterChange Server インスタンス名」、InterChange Server Express に接続するための Administrator のパスワード、「ORB ポート番号」の各フィールドがあります。
- WebSphere Business Integration Server Express Plus がローカルの OS/400 マシンにインストールされていないことをインストーラーが検出すると、「InterChange Server Express パスワード」画面が表示されます。この画面には、InterChange Server が稼動中のシステム名、「InterChange Server インスタンス名」、InterChange Server Express に接続するための Administrator のパスワード、「ORB ポート番号」の各フィールドがあります。
- 「フィーチャー (Feature)」画面が表示されます。「フィーチャー (Feature)」画面で、使用可能なアダプターのリストから、名前の横にあるラジオ・ボタンを選択して、アダプターを 1 つ選択し、「次へ」をクリックします。どのアダプターを選択するかの詳細については、インストールするアダプターの決定のセクションを参照してください。
- 「プリインストール・サマリー (Pre-installation Summary)」画面が表示されます。「プリインストール・サマリー (Pre-installation Summary)」画面で、選択内容とインストールの場所を見直し、「次へ」をクリックします。
インストーラーは、インストールに十分なディスク・スペースがあることを検査します。その後、インストールは次のように進行します。
- 十分なディスク・スペースがない場合は、現状のディスク・スペースではインストールを完了できないため、「次へ」ボタンが使用不可になります。この場合は、「戻る」を選択して、指定のドライブ上の不要なスペースをいくつか削除する必要があります。
- 十分なディスク・スペースが存在する場合は、インストールおよび構成が開始されます。インストールと構成が完了すると、インストーラーは、このアダプターのライセンスを登録するためにサーバーへ接続しようとします。ライセンス登録が正常に実行されたか、または失敗したかがメッセージ・ダイアログによって通知されます。
「OK」を選択して、このダイアログを終了します。「ポストインストール・サマリー (Post-installation Summary)」画面が表示され、プロセスが正常に実行されたか、または問題が検出されたことが示されます。
- 「ポストインストール・サマリー (Post-installation Summary)」画面で、「完了」を選択します。
インストール処理時に、Adapter Capacity Pack インストーラーは、/QIBM/ProdData/WBIServer43/AdapterCapacityPack/install.log というインストール・ログ・ファイルを作成します。
Adapter Capacity Pack インストーラーを実行すると、次の中からアダプターのコンポーネントを 1 つ選択できます。
- Adapter for JD Edwards OneWorld
- Adapter for mySAP.com
- Adapter for Oracle Applications
- Adapter for Telcordia
- Adapter for WebSphere Commerce
- 注:
- 一部のアダプターには対応する Object Discovery Agents (ODA) があり、それらのアダプターが選択されると、その ODA がインストールされます。いずれのアダプターを選択した場合も、次のコンポーネントがインストールされます。
- e-Mail アダプター
- XML データ・ハンドラー
- アダプター・フレームワーク
個々のアダプターの説明については、Web サイト http://www.ibm.com/websphere/wbiserverexpress/infocenter にあるアダプターの資料を参照してください。
Adapter Capacity Pack のインストーラーおよびアンインストーラーは、アダプターがインストールまたはアンインストールされるたびに、WebSphere Business Integration Server Express Plus の InterChange Server Express コンポーネントにあるアダプター・ライセンス・ファイルを更新します。このようにして、ライセンス・ファイルは常に最新の状態に維持されます。InterChange Server Express には、最大で 3 つのアダプターを登録できます。
インストーラーおよびアンインストーラーは、InterChange Server Express の接続パスワードを、インストール処理時やアンインストール処理時に「InterChange Server Express パスワード」画面から取得します。インストール処理およびアンインストール処理の終了間際になると、メッセージ・ダイアログにより、アダプターが正常に登録されたか、または登録が抹消されたかが通知されます。別のメッセージ・ダイアログからは、登録したアダプターの数が最大の制限値に到達したかどうかが通知されます。
