変数の処理

「変数」ビューには、コラボレーション・テンプレート定義の「宣言」タブで宣言されたすべての変数の値が表示されます。これには、Process Designer Express によって自動的に宣言され、「ポートおよびトリガー・イベント」タブで作成した各ポートに関連付けられたビジネス・オブジェクトのほかに、ユーザー自身が「宣言」タブに追加したすべての変数が含まれます。

イベントを表示 (詳しくは、イベントの表示を参照) するか、フローを管理 (詳しくは、デバッグ操作の実行を参照) すると、「変数」ビュー内に表示される変数情報が更新されます。BusObj 型の変数を展開すると、その属性を表示できます。

現時点では、triggeringBusObj 変数を表示することはできません。この変数は、コラボレーション・オブジェクトの実行を起動した元のフローを参照する、システムで宣言された変数であり、通常は非常に重要な変数とされています。triggeringBusObj 変数の値のレコードを保守する場合は、コラボレーション・テンプレートの「宣言」セクションで新しい BusObj 変数を宣言し、それをシナリオの最初のノードで triggeringBusObj 変数の値に初期設定します。

さらに、作成した複数のコラボレーション・テンプレートで、processingBusObj という名前の変数を操作します。ただし、triggeringBusObj 変数はそのままにしておきます。processingBusObj 変数は、通常、テンプレート・レベルではなく、シナリオ・レベルで宣言されます。ただし、「変数」ビューには表示されません。「変数」ビューで processingBusObj 変数を使用可能にするには、変数の宣言をシナリオ定義からテンプレート定義に移動します。

「変数」ビューをフィルタリングすると、特定のタイプの変数のみを表示できます。「変数」ビューをフィルタリングするには、以下の手順を実行します。

  1. 「変数フィルター」ダイアログを表示するには、以下のいずれかを実行します。

    コラボレーション・デバッガーによって、図 90 に示すような「変数フィルター」ダイアログが表示されます。

    図 90. 変数フィルター


  2. 以下の方法を使用して、フィルターの設定を構成します。
  3. 「OK」をクリックします。

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