アダプターの構成プロパティーには、標準とアダプター固有という 2 つのタイプがあります。アダプターを実行する前に、Connector Configurator Express を使用してこれらのプロパティーの値を設定する必要があります。 詳細については、付録 B, Connector Configurator Expressを参照してください。
コネクターは、始動時に構成値を取得します。ランタイム・セッション中に、1 つ以上のコネクター・プロパティーの値の変更が必要になることがあります。一部のコネクター構成プロパティーへの変更は、即時に有効になります。その他のコネクター・プロパティーへの変更を有効にするには、変更後にコネクター・コンポーネントまたはシステムを再始動する必要があります。プロパティーが動的 (即時に有効になる) であるか静的 (コネクター・コンポーネントまたはシステムの再始動が必要) であるかを判別するには、System Manager の「コネクター・プロパティー」ウィンドウ内の「更新メソッド」列を参照してください。
OS/400 |
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OS/400 の場合、JDEInterop.ini ファイルはコネクターが動作するために、OS/400 固有の値で編集する必要があります。 |
標準コネクター構成プロパティーにより、すべてのアダプターによって使用される情報が提供されます。標準構成プロパティーの資料については、付録 A, コネクターの標準構成プロパティーを参照してください。
コネクター固有の構成プロパティーは、アダプターが実行時に必要とする情報を提供します。また、これらのプロパティーを使用すると、コネクターのコード変更や再ビルドを行わなくても、コネクター内の静的な情報またはロジックを変更できます。
コネクター固有のプロパティーを構成するには、Connector Configurator Express を使用します。「アプリケーション構成プロパティー」タブをクリックして、構成プロパティーを追加または変更します。詳しくは、付録 B, Connector Configurator Expressを参照してください。
表 2
に、コネクターに対するコネクター固有の構成プロパティーを示し、その説明と指定可能な値も示します。プロパティーの詳細については、以下の各セクションを参照してください。
名前 | 指定可能な値 | デフォルト値 |
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Username | JDE | なし |
Password | JDE | なし |
PoolSize | 5 | 1 |
Environment | DV7334 | なし |
ConnectorId | なし | なし |
EventStoreFactory | com.ibm.adapters.oneworld. OneWorldEventStoreFactory Instance | com.ibm.adapters. oneworld. OneWorldEventStore FactoryInstance |
InDoubtEvents | Reprocess | Reprocess |
ArchiveProcessed | True、False | True |
OneWorld アプリケーションに接続するためのユーザー名。これは必須プロパティーです。
OneWorld アプリケーションに接続するためのパスワード。これは必須プロパティーです。
接続プール内の接続の最大数。この数は、JDEInterop.ini ファイルで指定されている接続の最大許可数を超えないようにする必要があります。これは必須プロパティーです。
OneWorld 内の、接続を実行すべき環境の名前。これは必須プロパティーです。
この構造プロパティーは、本リリースではサポートされません。
このプロパティーは、イベント・ストア・ファクトリー・インスタンス・クラスの名前です。値は com.ibm.adapters.omeworld.OneWorldEventStoreFactoryInstance です。
不完全なイベントを再処理するかどうかを決定します。デフォルト値は Reprocess で、変更できません。
デフォルト値が設定されているかどうかをチェックします。ArchiveProcessed が true に設定されている場合、アーカイブ用のビジネス関数がイベントをアーカイブ表に保存します。このプロパティーが false に設定されているか、または設定されていない場合は、アーカイブ用ビジネス関数は呼び出されません。