DtpDataConversion クラス

ビジネス・オブジェクト・マッピングで最も一般的なタスクの 1 つは、属性値をあるデータ型から別のデータ型に変換することです。このプロセスは、データ変換 と呼ばれます。 DtpDataConversion クラスは、データ変換を実行するための単純な方法を提供します。

java.lang パッケージのデータ型クラスには変換メソッドが含まれていますが、可能な変換がすべてサポートされているわけではありません。 DtpDataConversion クラスは、多数のデータ変換メソッドを 1 つのクラスに集約して、マップで実行される最も一般的な変換をサポートします。getType() メソッドと isOKToConvert() メソッドにより、特定の変換が可能かどうかが簡単に判別できます。

このクラスのメソッドはすべて、静的として宣言されます。表 130 に、DtpDataConversion クラスのメソッドについて要約します。

表 130.
DtpDataConversion メソッドの要約
メソッド 説明 ページ
getType() 値のデータ型を判別します。 getType()
isOKToConvert() 値をあるデータ型から別のデータ型に変換できるかどうかを判別します。 isOKToConvert()
toBoolean() Java オブジェクトを Boolean オブジェクトに変換します。 toBoolean()
toDouble() オブジェクト・データ型または基本データ型を Double オブジェクトに変換します。 toDouble()
toFloat() オブジェクト・データ型または基本データ型を Float オブジェクトに変換します。 toFloat()
toInteger() オブジェクト・データ型または基本データ型を Integer オブジェクトに変換します。 toInteger()
toPrimitiveBoolean() String オブジェクトまたは Boolean オブジェクトを基本的な boolean データ型に変換します。 toPrimitiveBoolean()
toPrimitiveDouble() オブジェクト・データ型または基本データ型を基本的な double データ型に変換します。 toPrimitiveDouble()
toPrimitiveFloat() オブジェクト・データ型または基本データ型を基本的な float データ型に変換します。 toPrimitiveFloat()
toPrimitiveInt() オブジェクト・データ型または基本データ型を基本的な int データ型に変換します。 toPrimitiveInt()
toString() オブジェクト・データ型または基本データ型を String オブジェクトに変換します。 toString()

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