ユーザー・プロジェクトはソリューションとしてエクスポートできます。このアクションは、ショートカットの他、統合コンポーネント・ライブラリーでショートカットが参照するコンポーネント定義もユーザー・プロジェクトからコピーします。これにより、ある環境から別の環境に全インターフェースまたはビジネス・インテグレーション・システムを容易に移行できます。
参照するユーザー・プロジェクトおよび統合コンポーネントをソリューションとしてエクスポートするには、以下の手順を実行します。
- WebSphere Business Integration System Manager ビューで、「ユーザー・プロジェクト」フォルダーを展開し、「InterChange Server プロジェクト」フォルダーを右マウス・ボタンでクリックし、コンテキスト・メニューから「ソリューションをエクスポート」を選択します。
System Manager によって、「ソリューションのエクスポート」ウィザードが表示されます。
- 以下の方法で、エクスポートするコンポーネントを選択します。
- ユーザー・プロジェクトの横のチェック・ボックスを有効にして、プロジェクト内のすべてのコンポーネントを選択します。
- コンポーネント・グループの横のチェック・ボックスを有効にして、グループ内のすべてのコンポーネントを選択します。
- コンポーネント・グループを強調表示し、右側のペインで個々のコンポーネントの横にあるチェック・ボックスを有効にして、それらのコンポーネントを選択します。
- ウィザード画面の下部にあるテキスト・フィールドにソリューションのエクスポート先ディレクトリーの絶対パスおよび名前を入力するか、「参照」をクリックして所定のディレクトリーにナビゲートします。
- 「完了」をクリックします。
System Manager が以下の処理を実行し、ステップ 3 で指定したディレクトリーにソリューションをエクスポートします。
- ソリューションのエクスポート時に選択したユーザー・プロジェクトに、ショートカットを含む User ディレクトリーを作成します。
- ソリューションのエクスポート時に選択したユーザー・プロジェクトに、ショートカットによって参照される統合コンポーネント・ライブラリーのディレクトリーを含む System ディレクトリーを作成します。
- エクスポート操作が正常に完了したことがプロンプトで表示されたら、「OK」をクリックします。
ソリューションをインポートするには、以下の手順を実行します。
- WebSphere Business Integration System Manager ビューで、「ユーザー・プロジェクト」フォルダーを展開し、「InterChange Server プロジェクト」フォルダーを右マウス・ボタンでクリックし、コンテキスト・メニューから「ソリューションをインポート」を選択します。
System Manager によって、図 17 に示すような「ソリューションのインポート」ウィザードが表示されます。
図 17. ソリューションのインポート

- エクスポートされたソリューションが存在するディレクトリーの絶対パスとディレクトリー名を「ソリューション・ディレクトリー名」 フィールドに入力するか、「参照」をクリックして目的のディレクトリーまでナビゲートします。
- 「完了」をクリックします。
System Manager が、エクスポートされたソリューションで定義されている統合コンポーネント・ライブラリーおよびユーザー・プロジェクトを環境に作成します。
