このセクションでは、以下について説明します。
OracleAppsODA をインストールするには IBM WebSphere Business Integration Server Express and Express Plus 用のインストーラーを使用します。Windows 版、OS/400 版、または Linux 版の「WebSphere Business Integration Server Express インストール・ガイド」の説明に従ってください。
インストールが完了すると、この製品のインストール先のディレクトリーに以下のファイルがインストールされます。
OracleAppsODA を実行する前に、以下の作業を行う必要があります。
表 13. Windows のシェル・ファイルとバッチ・ファイルの構成変数
変数 | 説明 | 例 |
---|---|---|
AGENTNAME | ODA の名前 |
Windows および Linux:
set AGENTNAME=OracleAppsODA
|
AGENT | ODA の jar ファイルの名前 |
Windows:
set AGENT=%CROSSWORLDS%¥ODA¥OracleApps¥ OracleAppsODA.jar
Linux:
set AGENT=%CROSSWORLDS%/ODA/OracleApps/ OracleAppsODA.jar
|
DRIVERPATH | JDBC ドライバー・ライブラリーのパス: OracleAppsODA は、ドライバー・クラスを使用して、指定されたデータベースへの接続を確立します。 |
Windows: set DRIVERPATH=%CROSSWORLDS%¥lib¥ xwutil.jar;%CROSSWORLDS%¥lib¥ xwbase.jar;%CROSSWORLDS%¥lib¥ xwsqlserver.jar;%CROSSWORLDS%¥lib¥ spy¥lib¥spy.jar
Linux: DRIVERPATH=${CROSSWORLDS}/ lib/xwutil.jar:${CROSSWORLDS}/lib/ xwbase.jar:${CROSSWORLDS}/lib/ xwsqlserver.jar:${CROSSWORLDS}/lib/ xworacle.jar:${CROSSWORLDS}/lib/ spy/lib/spy.jar:${CROSSWORLDS}/lib/ db2java.zip
|
DRIVVERLIB | JDBC ドライバーによって使用されるネイティブ・ライブラリーのパス。 |
Windows: DRIVERLIB=%CROSSWORLDS%¥bin¥db2jdbc.dll
Linux: DRIVERLIB=${CROSSWORLDS}/bin
|
JDBC ドライバーのインストールを終え、シェルまたはバッチ・ファイルで構成値を設定したのち、以下のことを行ってビジネス・オブジェクトを生成する必要があります。
このステップについては、以下のセクションで詳しく説明します。
OracleAppsODA を起動するには、ご使用のオペレーティング・システムに応じた始動スクリプトを使用します。
pathToODAStartScript jobDescriptionName
ここで、pathToODAStartScript は ODA の始動スクリプトのパスおよび名前であり、jobDescriptionName は、QWBISVR43 ライブラリーで使用するジョブ記述の名前です (OracleAppsODA 用に発送されるジョブ記述は QWBIOCLODA)。
コンソール機能を使用して OS/400 の ODA を始動するには、以下のステップを実行します。WebSphere Business Integration Server Express Console がインストールされている Windows マシンで以下の手順を実行します。
OracleAppsODA を構成して実行するには、Business Object Designer Express を使用します。Business Object Designer Express は、各スクリプト・ファイルまたはバッチ・ファイルの AGENTNAME 変数に指定された名前により各 ODA を見つけます。デフォルト ODA の名前は、OracleAppsODA です。
OracleAppsODA の停止: OS/400 の場合は、ODA を始動した方法によって、ODA を停止する方法が決まります。
ODA の複数のインスタンスを実行するときには、ODA の名前を変更することをお勧めします。固有の名前を持つ追加 OracleAppsODA インスタンスを作成する手順は、次のとおりです。
ODA インスタンスを別個のマシン上で実行するときには、それぞれのインスタンス名の先頭にホスト・マシンの名前を付けることをお勧めします。ODA をオブジェクト活動化デーモン (OAD) に登録した場合、ORB ファインダー (osfind) を実行して、ネットワーク上にある既存の CORBA オブジェクト名を検索できます。
図 6 に、実行する ODA を選択する Business Object Designer Express のウィンドウを示します。
エラーおよびトレース・メッセージ・ファイル (デフォルト・ファイルは OracleAppsODAAgent.txt) は、製品ディレクトリー配下の ¥ODA¥messages¥ に置かれます。これらのファイルには、次の命名規則が使用されます。
AgentNameAgent.txt
ODA スクリプト・ファイルまたはバッチ・ファイルの複数のインスタンスを作成し、各インスタンスに対応する ODA に固有の名前を指定した場合には、各 ODA インスタンスに対応するメッセージ・ファイルを持つことができます。異なる名前の付いた ODA インスタンスが複数存在しても、メッセージ・ファイルは共通にすることも可能です。有効なメッセージ・ファイルを指定する方法は 2 つあります。
重要 |
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ODA の構成時にメッセージ・ファイルの名前を正しく指定できなかった場合には、ODA はメッセージなしに稼働します。メッセージ・ファイル名の指定の詳細については、"初期化プロパティーの構成"を参照してください。 |
構成プロセスの間に、以下の項目を指定します。
表 14 で、各トレース・レベルの値を説明します。
トレース・レベル | 説明 |
0 | すべてのエラーを記録します |
1 | メソッドのすべての開始メッセージおよび終了メッセージをトレースします |
2 | ODA のプロパティーとそれらの値をトレースします |
3 | すべてのビジネス・オブジェクトの名前をトレースします |
4 | 作成されたすべてのスレッドの詳細をトレースします |
5 |
|
これらの値の構成方法については、"初期化プロパティーの構成"を参照してください。