SWIFT データ・ハンドラーの構成

コネクターと使用するために SWIFT データ・ハンドラーを設定するには、以下の手順を実行する必要があります。

注:
SWIFT データ・ハンドラーが正常に機能するには、ビジネス・オブジェクト定義を、データ・ハンドラーをサポートするように作成または変更する必要があります。詳細については、SWIFT フィールド構造を参照してください。

コネクター・メタオブジェクトの構成

SWIFT データ・ハンドラーと対話するようにコネクターを構成するには、コネクター固有プロパティー DataHandlerClassName の値が、com.crossworlds.DataHandlers.swift.SwiftDataHandler であることを確認します。

コネクターを実行する前に、このプロパティーの値を設定する必要があります。それによって、SWIFT メッセージとビジネス・オブジェクトの間で相互変換を行う際に コネクターが SWIFT データ・ハンドラーにアクセスできるようになります。詳細については、"コネクター固有のプロパティー"を参照してください。

データ・ハンドラー子メタオブジェクトの構成

WebSphere には、SWIFT データ・ハンドラー用のデフォルト・メタオブジェクトの MO_DataHandler_Default が添付されています。このメタオブジェクトでは、タイプ MO_DataHandler_Swift の子属性が指定されています。表 26 に、子メタオブジェクト MO_DataHandler_SWIFT 内の属性を説明します。


表 26. SWIFT データ・ハンドラーの子メタオブジェクト属性
属性名 説明 添付されているデフォルト値
BOPrefix ビジネス・オブジェクト名を作成するためにデフォルトの NameHandler クラスによって使用される接頭部。デフォルト値は、ビジネス・オブジェクトのタイプに合わせて変更する必要があります。属性値は大文字小文字を区別します。 Swift
DefaultVerb ビジネス・オブジェクト作成時に使用される動詞。 Create
ClassName 指定された MIME タイプで使用するためにロードするデータ・ハンドラー・クラスの名前。トップレベルのデータ・ハンドラー・メタオブジェクトの属性は、その名前が指定された MIME タイプと一致し、そのタイプが SWIFT 子メタオブジェクトとなります。 com.crossworlds. DataHandlers.swift. SwiftDataHandler
DummyKey キー属性; データ・ハンドラーによっては使用されませんが、統合ブローカーに必要です。 1

表 26 の添付されているデフォルト値の列に、関連するメタオブジェクト属性のデフォルト値に対して WebSphere が提供する値が示されています。この子メタオブジェクトのすべての属性が、実際のシステムと SWIFT メッセージ・タイプに適切なデフォルト値を持っていることを確認する必要があります。また、少なくとも、ClassName 属性と BOPrefix 属性がデフォルト値を持っていることを確認してください。

注:
このメタオブジェクト内の属性にデフォルト値を割り当てるには、Business Object Designer Express を使用します。

Copyright IBM Corp. 2004