メタオブジェクトは、構成情報を格納しているビジネス・オブジェクトです。データ・ハンドラーのメタオブジェクトには、データ・ハンドラーを構成するために情報が格納されています。コネクターは、データ・ハンドラー・メタオブジェクト内の情報を使用して、XML データ・ハンドラーのインスタンスを作成します。
コネクターを起動する前に、データ・ハンドラー・メタオブジェクトを設定し、これにより、コネクターが MIME タイプに基づいてどのデータ・ハンドラーを使用するかを指定する必要があります。コネクターは、ビジネス・オブジェクト要求を受け取ると、メタオブジェクト内の情報を使用して、適切なデータ・ハンドラーのインスタンスを動的に作成します。
コネクターは、コネクター構成プロパティー DataHandlerConfigMO からトップレベルのデータ・ハンドラー・メタオブジェクトの名前を取得します。トップレベルのメタオブジェクトは、階層構造をもつビジネス・オブジェクトであり、ここに複数の子オブジェクトを格納することができます。各子オブジェクトは、特定のデータ・ハンドラー・インスタンスを表すフラット (階層構造を持たない) オブジェクトです。子メタオブジェクトには属性があり、属性に指定された構成値により、データ・ハンドラー・インスタンスはその機能を実現することができます。データ・ハンドラーのタイプが異なれば、必要な構成プロパティーも異なります。したがって、特定のハンドラーをサポートしている子メタオブジェクトも属性がそれぞれ異なります。
XML コネクターは、XML データ・ハンドラーを使用することにより、ビジネス・オブジェクトと XML 文書間の変換を実行します。コネクターのために XML データ・ハンドラーを構成する手順は次のとおりです。
XML コネクターの場合は、text/xml MIME タイプに対応する属性がトップレベルのメタオブジェクトに格納されていることを確認します。この属性には、XML データ・ハンドラーに対応する子メタオブジェクトの名前も設定されていることが必要です。
XML データ・ハンドラーに対応する子メタオブジェクトに、適切なデフォルト属性値を設定します。
個別データ・ハンドラーに対応するメタオブジェクトの設定の詳細については、「データ・ハンドラー・ガイド」を参照してください。