System Manager の使用

このセクションでは System Manager の概要と、始動、シャットダウン、最新表示、およびシステム全体のフロー制御設定などの基本的な管理用タスクについて説明します。構成および配置作業で System Manager を使用する場合の詳細については、「システム・インプリメンテーション・ガイド」を参照してください。このセクションの内容は次のとおりです。

System Manager の始動手順

System Manager のシャットダウン手順

System Manager の最新表示およびコンポーネントの更新手順

システム全体のフロー制御の構成手順

System Manager の始動手順

System Manager を始動するには、以下のステップを実行します。

IBM WebSphere Studio Workbench の System Manager パースペクティブが表示されます (図 23 を参照)。

図 23. System Manager


System Manager のシャットダウン手順

System Manager をシャットダウンするには、以下のステップを実行します。

注:
System Manager をシャットダウンする前に、必ず InterChange Server Express インスタンスをシャットダウンしてください。InterChange Server Express のシャットダウン手順については、InterChange Server Express のシャットダウンを参照してください。

System Manager の最新表示およびコンポーネントの更新手順

System Manager を最新表示することにより、ローカル・リポジトリーのオブジェクトが System Manager に再ロードされますが、InterChange Server Express は更新されません。例えば、新しく作成したビジネス・オブジェクト定義を追加した後に System Manager を最新表示すると、サポートされているコネクターのビジネス・オブジェクト・リストに新しいビジネス・オブジェクトを追加することができます。そして、コネクターをコラボレーション・ポートにバインドできます。ただし、サーバーをリブートし、その結果、このビジネス・オブジェクトの仕様がリポジトリーからサーバーのキャッシュにロードされない限り、このビジネス・オブジェクトは InterChange Server Express によって認識されません。

System Manager を最新表示するには、以下のステップを実行します。

  1. System Manager でサーバー・インスタンスを右マウス・ボタンでクリックします。
  2. 「最新表示」をクリックします。

以下は、システムの実行時に更新できるコンポーネントを示します。

ビジネス・オブジェクト
実行時には更新されません。リポジトリーは、InterChange Server Express の始動時に 1 回のみ読み取られます。

コラボレーション・オブジェクトのプロパティー
実行時に更新されます。例えば、コラボレーション・オブジェクト・トレース・レベルは、設定されると同時に有効になります。

コラボレーション・オブジェクト・コードの変更
システムの実行時に更新されます。

マップ・コードの変更
システムの実行時に更新されます。マッピング・コードを更新および再コンパイルする場合、変更されたマップにコネクターを再バインドする必要があります。

システム全体のフロー制御の構成手順

フロー制御は、コネクターおよびコラボレーション・オブジェクト・キューのフローを管理できる構成可能なサービスです。フロー制御を構成するためのパラメーターは、システム全体、個々のコンポーネント、またはこれら両方について構成できます。両方を構成した場合は、個々のコンポーネント構成がシステム全体の構成より優先されます。個々のコンポーネントのフロー制御を構成する手順については、コネクターのフロー制御の構成手順または コラボレーション・オブジェクトのフロー制御の構成手順を参照してください。

注:
個々のコネクターまたはコラボレーション・オブジェクトの構成変更は動的であり、InterChange Server Express をリブートする必要はありません。フロー制御用のシステム全体の構成変更を行った場合は、InterChange Server Express をリブートする必要があります。

システム内でのフロー制御の動作をモニターするには、フロー制御モニター、および System Monitor の一部として提供されるビューを表示するか、System Manager の「InterChange Server コンポーネント管理」ビューでコラボレーション・オブジェクトまたはコネクターの統計を表示します。フロー制御モニター、および System Monitor のビューの使用方法については、デフォルト・モニターの検討手順およびデフォルト・ビューの使用手順を参照してください。「InterChange Server コンポーネント管理」ビューからフロー制御を表示する方法については、コラボレーション・オブジェクト統計の表示手順または コネクター統計の表示手順を参照してください。

システム全体のフロー制御を構成するには、以下のステップを実行します。

  1. 「InterChange Server コンポーネント管理」ビューで、フロー制御を構成したい InterChange Server Express インスタンスを右マウス・ボタンでクリックし、「構成を編集」をクリックします。System Manager 右上の区間が編集ツールに変わり、多くのシステム・プロパティーを変更できるようになります。
  2. 「各種」タブをクリックします。ダイアログ・ボックスに「フロー制御」セクションが表示されます (図 24 を参照)。

    図 24. 「構成を編集」ツールの「各種」タブ


  3. 「フロー制御」の下にある以下のフィールドに情報を入力します。
  4. 「ファイル」>「Save <ServerName>」をクリックし、InterChange Server Express 構成の変更を保管します。
  5. InterChange Server Express を再始動します。

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