isOKToConvert()

値をあるデータ型から別のデータ型に変換できるかどうかを判別します。

構文

int isOKToConvert(int srcDatatype, int destDataType)
 int isOKToConvert(String srcDataTypeStr, String destDataTypeStr)
 

パラメーター

srcDataType
getType() によって戻される整数です。変換したいソース値のデータ型を表します。

destDataType
getType() によって戻される整数です。ソース値を変換したいデータ型を表します。

srcDataTypeStr
変換したいソース値のデータ型の名前を含むストリング。使用可能な値は、Boolean、boolean、DoubledoubleFloatfloatIntegerint、および String です。

destDataTypeStr
ソース値を変換したいデータ型の名前を含むストリング。使用可能な値は、Boolean、boolean、DoubledoubleFloatfloatIntegerint、および String です。

戻り値

ソース・データ型の値を宛先データ型の値に変換できるかどうかを指定する整数を戻します。次の定数の 1 つと比較することで、戻り値を解釈できます。定数は、DtpDataConversion クラスで静的および最終として宣言されます。

OKTOCONVERT
ソース・データ型から宛先データ型に変換できます。

POTENTIALDATALOSS
変換はできますが、ソース値に変換不可能な文字が含まれる場合や、宛先データ型に合わせて切り捨てる必要がある場合は、データが失われる可能性があります。

CANNOTCONVERT
ソース・データ型を宛先データ型に変換することはできません。

例外

なし。

注記

getType() メソッドは、パラメーターとして渡す値のデータ型を表す整数を戻します。2 つの属性間でデータ変換が可能かどうかを判別するには、isOKToConvert() の第 1 の形式と getType() を使用します。srcDataType パラメーターと destDataType パラメーターを生成するには、isOKToConvert() メソッドを呼び出すときに、ソース属性と宛先属性の両方で getType() を使用します。

メソッドの第 2 の形式では、ソース・データと宛先データのデータ型の名前を含む String 値を受け入れます。データ型がわかっていて、変換を実行できるかどうかを検査する場合は、この形式のメソッドを使用します。

表 131 に、ソース・データ型と宛先データ型の組み合わせごとに可能な変換を示します。表での意味は、次のとおりです。


表 131.
データ型間で可能な変換




宛 先


ソース int、 Integer String
float、 Float double、 Double boolean Boolean Date
Longtext
int Integer OK OK OK OK NO NO OK
String DL1 OK DL1 DL1 DL2 DL OK
float、 Float DL3 OK OK OK NO NO OK
double、 Double DL3 OK DL3 OK NO NO OK
boolean、 Boolean NO OK NO NO OK NO OK
Date NO OK NO NO NO OK OK
Longtext DL1 DL3 DL1 DL1 DL2 DL OK

1String または Longtext 値を数値型に変換する場合、String または LongText 値には、数値と小数のみ含めることができます。変換の前に、String または LongText 値から通貨記号などのその他の文字を除去する必要があります。除去しないと、DtpIncompatibleFormatException がスローされます。

2String または Longtext 値を Boolean に変換する場合、String または Longtext の値は 「true」または「false」でなければなりません。「true」以外のストリング (大文字小文字は関係ありません) は、false と見なされます。

3 ソース・データ型は宛先データ型より大きい精度をサポートしているため、値が切り捨てられる可能性があります。

if (DtpDataConversion.isOKToConvert(getType(mySource),
       getType(myDest))== DtpDataConversion.OKTOCONVERT)
    // map these attributes
 else
    // skip these attributes
 

参照項目

getType()

Copyright IBM Corp. 2004