ABAP Handler のテスト

ABAP Handler をテストするには、最初にビジネス・オブジェクト入力ファイルを生成する必要があります。ファイルを修正して、属性値および適切なアプリケーション固有情報を挿入する必要が生じる場合があります。準備が完了したら、テスト・ファイルを入力として指定して、テスト・プログラムを実行します。

テスト・ファイルの作成

テスト・ファイルを作成するには、以下の手順を行います。

  1. IBM CrossWorlds Station に移動し (トランザクション /n/CWLD/HOME)、「Tools」タブをクリックします。
  2. 「Test Tools」の下にある「Create Test File」ボタンをクリックします。
  3. ビジネス・オブジェクトの名前と、テストする動詞を入力します。
  4. 入力ファイルの基礎にするソース定義を選択します。テスト・ファイル・オプションの説明は、表 17 を参照してください。
  5. ソースに必要な追加データを入力します。
  6. 「Generate」ボタンをクリックします。

    テスト・ファイルを変更するかどうかを質問するダイアログ・ボックスが表示されます。この時点で、テスト・ファイルを SAP のエディターで編集できます。この時点で編集しない場合は「No」をクリックします。編集する場合は「Yes」をクリックし、終了したら「Back」矢印 (F3) をクリックします。

  7. ファイル名と、テスト・ファイルを保管する場所を入力します。命名規則 Object_verb.in を使用することをお勧めします。
  8. 生成したテスト・ファイルを保管したら、そのファイルをテスト・エディターで開き、以下の作業を行う必要があります。

テスト・ファイルの使用

テスト・ファイルの作成が完了したら、それを使用してビジネス・オブジェクトをテストできます。テスト・ファイルを使用するには、以下の手順を行います。

  1. IBM CrossWorlds Station に移動し (トランザクション /n/CWLD/HOME)、「Tools」タブをクリックします。
  2. 「Test Tools」の下にある「Test Program」ボタンをクリックします。
  3. 入力ファイル・フィールドに、入力ファイルの場所とファイル名を入力します。
  4. 出力データを生成する場合は、出力データのファイル名と場所を入力します。ファイル名は、入力ファイル名と同じにすることができますが、その場合は入力データが上書きされます。このステップはオプションです。
  5. 「Execute」ボタンをクリックします。

完了すると、プログラムには処理中に生成された最後のメッセージが表示されます。また、画面には処理済みデータが検証のために表示されます。これは、ステップ 4 の出力ファイルに生成される情報と同じ情報です。

アダプターの ABAP ログで、追加の詳細を参照できます。

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