メンバー変数

表 108 は、TreeNode クラスのメンバー変数についての要約です。

表 108. TreeNode クラスのメンバー変数
メンバー変数 説明 ページ
description ツリー・ノードの説明が含まれています。 description
isExpandable ツリー・ノードを展開可能に (現在のレベルより下に要素が配置されるように) するかどうかを指定します。 isExpandable
isGeneratable ツリー・ノードが生成可能であること、すなわちノードがビジネス・オブジェクト定義に変換可能であることを指定します。 isGeneratable
name ツリー・ノードの名前が含まれています。 name
nodes 展開されたツリー・ノードの階層が含まれています。 nodes
polymorphicNature ノードの種類、つまりそのノードが「標準」(展開可能またはリーフ) であるか「ファイル」であるかを定義します。 polymorphicNature

description

ツリー・ノードの説明が含まれています。

タイプ

public String description
 

注記

description メンバー変数は、「ソースの選択」ダイアログ・ボックスの「説明」列に表示されます。

isExpandable

ツリー・ノードを展開可能に (現在のレベルより下にノードが配置されるように) するかどうかを指定します。

タイプ

public boolean isExpandable
 

注記

表 109 に示すように、isExpandable メンバー変数は、ノードが展開可能であるかどうかを示します。

表 109. ノードのタイプ
ノードのタイプ 説明 isExpandable の値
展開可能 下位ノードを持つノード。 true
リーフ (終端) 下位ノードを持たないノードですが、ソース・ノード階層のブランチの終端ポイントとなっています。 false

isExpandabletrue に設定できるのは、標準の種類のノード (polymorphicNature メンバー変数が NODE_NATURE_NORMAL に設定されたノード) のみです。

isGeneratable

ツリー・ノードを生成可能にするかどうか (ODA がコンテンツを生成するノードとしてこのノードを選択できるようにするかどうか) を指定します。

タイプ

public boolean isGeneratable
 

name

ツリー・ノードの名前が含まれています。

タイプ

public String name
 

注記

name メンバー変数は、「ソースの選択」ダイアログ・ボックスの「名前」列に表示されます。

nodes

展開された子ツリー・ノードの階層が含まれています。

タイプ

public TreeNode[] nodes
 

注記

nodes メンバー変数には TreeNode オブジェクト (この親ノードの子ごとに 1 つのオブジェクト) の配列が含まれています。下位ノードには、さらにその下位ノード (この親ノードの孫) を含めることができます。このメンバー変数が使用されるのは、ノードが展開可能である (リーフではない) 場合、つまり isExpandable メンバー変数が true のときのみです。

polymorphicNature

ツリー・ノードに対してユーザーが行える有効な操作を示します。

タイプ

public int polymorphicNature
 

注記

ビジネス・オブジェクト・ウィザードの「ソースの選択」ダイアログ・ボックスにノードが表示されたときにそのノードに対してユーザーが実行できる操作は、polymorphicNature メンバー変数で示されます。

この変数には、ツリー・ノードの種類を示す、整数のノード種類定数が含まれています。

表 110 に示すように、これらのノード種類定数は ODKConstant インターフェースに定義されています。

表 110. ツリー・ノードの種類
ツリー・ノードの種類

説明 ノード種類定数
標準

ユーザーは以下のいずれの操作も行うことができます。

  • ノードがリーフ (終端) ノードである場合、そのノードを選択することができます。

    リーフ・ノードに限り、コンテンツ内に生成するノードとして選択できます。

  • ノードを展開すれば、さらにその他のノードも表示することができます。

    ビジネス・オブジェクト・ウィザードの展開可能ノードの名前の左側には、プラス記号 (+) が表示されます。


NODE_NATURE_NORMAL
ファイル

ユーザーがローカル・ファイル・システムからのファイルをノードに関連付けることができます。

ノード名を右クリックしたときに表示されるコンテキスト・メニューの中のメニュー項目「関連付けられたファイル」は、ビジネス・オブジェクト・ウィザードによってアクティブ化されます。このメニュー項目を選択すると、システム・ファイルを参照するためのウィンドウが開きます。このウィンドウから、ノードに関連付けるファイルを選択することができます。

ファイル・ノード種類を持つツリー・ノードの場合、ODA は getClientFile() メソッド (ODKUtility クラスに定義済み) を使用して、ユーザーにより選択されたファイルの内容を取得できます。

NODE_NATURE_FILE

注:
TreeNode クラスは ODKConstant インターフェースを実装するため、ノード種類定数を ODKConstant 名で修飾しなくても polymorphicNature メンバー変数に使えるようになります。

ノード種類について詳しくは、ツリー・ノードの組み立てを参照してください。

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