アダプターの動作方法

ここでは、アダプターでビジネス・オブジェクトがどのように処理されるかについて説明します。

ビジネス・オブジェクトの処理

アダプターは、InterChange Server Express からビジネス・オブジェクト要求を受信すると、ILE プログラムのパラメーター・リストを作成し、iSeries システムまたは OS/400 システムとの接続を確立して、ILE プログラムを実行します。

着信したビジネス・オブジェクトには、接続関連の子属性が含まれています。この属性の情報は、OS/400 システムへの接続に使用されます。

コネクターの動作

コネクターは、InterChange Server Express とビジネス・オブジェクト・ハンドラーの間で、ビジネス・オブジェクトを受け渡します。ビジネス・オブジェクトは、以下の手順で処理されます。

  1. コネクターがフレームワークに BOHandler を登録します。
  2. フレームワークから BOHandler に BO 要求が送信されます。
  3. BOHandler で、着信ビジネス・オブジェクトの属性の情報に基づいて RPG プログラムのパラメーター・リストが作成されます。
  4. BOHandler から、OS/400 システムで実行される ILE プログラムが呼び出されます。

    注:
    基本的には OS/400 システム上のプログラムを実行するための呼び出しで、呼び出しの後、成功または失敗を通知するメッセージを戻します。
  5. BOHandler が RPG プログラムの実行結果をアダプター・フレームワークに戻します。また、戻されたパラメーターをビジネス・オブジェクトに取り込みます。

アダプターは、Java で作成されており、次の 2 つのコンポーネントで構成されています。

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