アクティビティー・ダイアグラムの各実行経路は、成功と失敗のいずれかで終了する必要があります。
コラボレーションの成功での終了とは、アクティビティー・ダイアグラムの実行経路によってトリガー・イベントが正常に処理される状況を意味します。つまり、すべての実行が成功で終了したか、または実行時にアクティビティー・ダイアグラムで例外が発生し、このコラボレーションが成功で終了する方法でこの例外が処理されています。詳細については、例外処理を参照してください。
成功での終了を示すには、実行経路の終端に終了成功シンボルを配置します。コラボレーション・ランタイム環境で終了成功が実行されると、現在の実行経路が終了され、上位の実行レベル (親ダイアグラム) がある場合にはこの実行レベルへ制御が渡されます。サブダイアグラムまたはイテレーターが終了成功ノードに到達すると、制御が親ダイアグラムに渡されます。
アクティビティー・メインダイアグラムが終了成功ノードに到達すると、コラボレーション・ランタイム環境に制御が渡され、環境固有のエラー処理アクションが実行されます。
実行経路を成功で終了するには、アクティビティー・ダイアグラムに終了成功シンボルを配置し、これを接続します。終了成功シンボルをアクティビティー・ダイアグラムに追加する手順は、以下のとおりです。
終了成功シンボルがアクティビティー・ダイアグラムに表示されたら、「End Success Properties」ダイアログでシンボルのプロパティーを定義できます。
終了成功シンボルのプロパティーは、そのラベルおよび説明です。
これらのプロパティーを使用するかどうかは任意です。
終了成功プロパティーを定義する手順は、以下のとおりです。
このダイアログは、以下のいずれかの方法で表示できます。
「End Success Properties」ダイアログが表示されます。
UID より詳しいテキストを使用して終了成功シンボルにラベルを付けることにより、アクティビティー・ダイアグラムがよりわかりやすくなります。
「説明」フィールドは、終了成功シンボルの目的を示すコメント用フィールドです。
コラボレーションが失敗で終了する場合、アクティビティー・ダイアグラムが適切に実行できなくなるので、実行を停止する必要があります。失敗での終了を示すには、終了障害シンボルを実行経路の終端に配置します。
コラボレーション・ランタイム環境は終了障害の実行時に、コラボレーション全体を終了します。サブダイアグラムまたはイテレーターが終了障害ノードに到達すると、サブダイアグラムまたはイテレーターと、すべての親ダイアグラムが終了します。
コラボレーション・ランタイム環境は、固有のエラー処理アクションを実行します。
実行経路を失敗で終了するには、アクティビティー・ダイアグラムに終了障害シンボルを配置してこれを接続します。終了障害シンボルをアクティビティー・ダイアグラムに追加する手順は、以下のとおりです。
終了障害シンボルがアクティビティー・ダイアグラムに表示されたら、「End Failure Properties」ダイアログでシンボルのプロパティーを定義できます。
これらのプロパティーを使用するかどうかは任意です。
終了障害プロパティーを定義する手順は、以下のとおりです。
このダイアログは、以下のいずれかの方法で表示できます。
UID より詳しいテキストを使用して終了障害シンボルにラベルを付けることにより、アクティビティー・ダイアグラムがよりわかりやすくなります。
「説明」フィールドは、終了障害シンボルの目的を示すコメント用フィールドです。