コネクターの構成ファイルを作成するには、コネクター固有プロパティーのテンプレートとシステム提供の標準プロパティーが必要です。
コネクター固有プロパティーのテンプレートを新規に作成するか、または既存のファイルをテンプレートとして使用します。
このセクションでは、テンプレートでプロパティーを作成し、プロパティーの一般特性および値を定義し、プロパティー間の依存関係を指定する方法について説明します。次にそのテンプレートを保管し、新規コネクター構成ファイルを作成するためのベースとして使用します。
テンプレートは以下のように作成します。
このテンプレートが使用されるコネクター (またはコネクターのタイプ) を表す固有の名前を入力します。テンプレートから新規構成ファイルを作成するためのダイアログ・ボックスを開くと、この名前が再度表示されます。
「テンプレート名」表示に、現在使用可能なすべてのテンプレートの名前が表示されます。
ご使用のコネクターで使用するコネクター固有のプロパティーが表示されるテンプレートが見つからない場合は、自分で作成する必要があります。
「次へ」をクリックしてテンプレートを選択すると、「プロパティー: コネクター固有プロパティー・テンプレート」ダイアログ・ボックスが表示されます。このダイアログ・ボックスには、定義済みプロパティーの「一般」特性のタブと「値」の制限のタブがあります。「一般」表示には以下のフィールドがあります。
プロパティーの一般特性の選択を終えたら、「値」タブをクリックします。
「値」タブを使用すると、プロパティーの最大長、最大複数値、デフォルト値、または値の範囲を設定できます。値の編集も可能です。これを行うには、以下のステップを実行します。
「値」の列には、「プロパティー値」ダイアログ・ボックスで入力した値と、以前に作成した値が表示されます。
「デフォルト値」の列では、値のいずれかをデフォルトとして指定することができます。
「値の範囲」の列には、「プロパティー値」ダイアログ・ボックスで入力した範囲が表示されます。
値が作成されて、グリッドに表示されると、そのテーブルの表示内から編集できるようになります。テーブルにある既存の値の変更を行うには、その行の行番号をクリックして行全体を選択します。次に「値」フィールドを右マウス・ボタンでクリックし、「値の編集 (Edit Value)」をクリックします。
「一般」タブと「値」タブで変更を行ったら、「次へ」をクリックします。「依存関係: コネクター固有プロパティー・テンプレート」ダイアログ・ボックスが表示されます。
依存プロパティーは、別のプロパティーの値が特定の条件に合致する場合にのみ、テンプレートに組み込まれて、構成ファイルで使用されるプロパティーです。例えば、テンプレートに
PollQuantity が表示されるのは、トランスポート機構 が JMS
であり、DuplicateEventElimination が True に設定されている場合のみです。
プロパティーを依存プロパティーとして指定し、依存する条件を設定するには、以下のステップを実行します。
== (等しい)
!= (等しくない)
> (より大)
< (より小)
>= (より大か等しい)
<= (より小か等しい)