JDBCODA によって生成されたビジネス・オブジェクト定義には、次のものが含まれます。
このセクションで説明する内容は次のとおりです。
JDBCODA は、ビジネス・オブジェクト・レベルでは、次の情報を生成します。
ビジネス・オブジェクト・レベルのアプリケーション固有情報により、次のことが可能になります。
ビジネス・オブジェクト・レベルでは、アプリケーション固有情報の形式は、セミコロン (;) によって区切られた複数のパラメーターで構成されています。パラメーター名とその値は、コロン (:) で区切られます。次の構文、
TN=TableName; SCN=StatusColumnName:StatusValue
では、TableName はデータベース表を示します。また、StatusColumnName は論理削除の実行に使用されるデータベース列の名前であり、StatusValue はビジネス・オブジェクトが非アクティブまたは削除済みであることを示す値です。
JDBCODA がこのレベルで生成する AppSpecificInfo には、データベース表名またはビュー名に専用の値も含まれています。状況列の値の指定については、ビジネス・オブジェクト・レベルのアプリケーション固有情報を参照してください。
このセクションでは、JDBCODA が属性ごとに生成するプロパティーについて説明します。属性の詳細については、ビジネス・オブジェクトの属性プロパティーを参照してください。
JDBCODA は、データベース表またはビュー内の列名に基づいて、属性名の値を取得します。
属性の型の設定時に、JDBCODA は表またはビューの列のデータ型を、対応する IBM WebSphere Business Integration Adapter ビジネス・オブジェクト・タイプに変換します。この変換は 2 つのステップで実行されます。まず、データベース内のデータ型が JDBC 型に変換されます。最初の変換はご使用の JDBC ドライバーによって実行されます。JDBC 型への個々のデータベース・タイプのマッピングの詳細については、JDBC 仕様 (2.0 以上) を参照してください。表 17は、JDBC 型からの型変換を示しています。
JDBC 型 | WebSphere Business Integration Adapter ビジネス・オブジェクト・タイプ |
---|---|
BIT |
BOOLEAN |
CHAR |
STRING |
VARCHAR |
STRING |
LONGVARCHAR |
STRING |
INTEGER |
INTEGER |
NUMERIC |
INTEGER |
SMALLINT |
INTEGER |
TINYINT |
INTEGER |
BIGINT |
INTEGER |
DATE |
DATE |
TIME |
DATE |
TIMESTAMP |
DATE |
DECIMAL |
STRING |
DOUBLE |
DOUBLE |
FLOAT |
DOUBLE |
REAL |
FLOAT |
BINARY |
STRING,
BYTEARRAY=TRUE を以下に追加 AppSpecificInfo |
VARBINARY |
STRING,
BYTEARRAY=TRUE を以下に追加 AppSpecificInfo |
JDBCODA は、どの単純属性についても、カーディナリティーを 1 に設定します。
JDBCODA は、varchar、char、または text データ型で指定された長さからストリングの長さを取得します。
列が表の基本キーである場合、JDBCODA はその列をキー属性としてマークします。ただし、Business Objects を生成するソース・ノードとして表ではなくビューが選択されている場合は、JDBCODA はその列をキー属性としてマークしません。この場合、キー属性を手動で設定する必要があります。
JDBCODA は IsForeignKey プロパティーを設定しません。このプロパティーは、Business Object Designer Express で設定することができます。
表またはビューに非 null に指定されているフィールドがある場合、JDBCODA は、そのフィールドを必須属性としてマークします。ただし、JDBCODA はキー・フィールドを必須属性としてマークしません。これは、そのフィールドに関連付けられているシーケンスが存在する場合や、そのフィールドが ID 列である場合があるためです。
JDBCODA によって属性レベルで組み込まれる AppSpecificInfo プロパティーのパラメーターは、2 つあります。指定パラメーターの構文は、次のとおりです。
CN=ColumnName
では、ColumnName は、この構文が使用されている属性に関連付けられている、データベース表またはビューの列名です。
BYTEARRAY=true|false
JDBCODA はバイナリー・データを含む列を認識し、AppSpecificInfo プロパティーが BYTEARRAY=true の String 型の属性を作成します。
JDBCODA は、「BO プロパティー」ウィンドウで指定された動詞を生成します。各動詞の AppSpecificInfo プロパティーを作成しますが、設定は行いません。詳細については、動詞のアプリケーション固有情報形式を参照してください。