Relationship Manager の重要な機能は、関係表に格納されている関係の実行時データにアクセスし、操作できる能力です。ここでは、Relationship Manager を使用して、実行時データにアクセスし、操作する方法について説明します。
参加者インスタンスは、さまざまな条件に基づいて検索できます。検索条件をより具体的にすることにより、1 つの重複しない参加者インスタンスまたは参加者インスタンスのグループを検索で見つけることができます。以下のように、参加者インスタンスを検索できます。
このオプションでは、そのデータ型がビジネス・オブジェクト内の属性であるインスタンスを検索します。
ビジネス・オブジェクトによるインスタンス検索を行うには、以下の手順を実行します。
Relationship Manager が、図 47 に示すような「参加者」ウィンドウを表示します。
Relationship Manager が、ダイアログ・ボックスに一致するものがあれば、そのインスタンスを表示します。
このオプションでは、その型が Data であるインスタンスを検索します。
データによるインスタンス検索を行うには、以下の手順を実行します。
Relationship Manager が、図 48 に示すような「インスタンスをデータで検索」ウィンドウを表示します。
Relationship Manager が、ダイアログ・ボックスに一致するものがあれば、そのインスタンスを表示します。
ある日付の範囲で、作成または変更した参加者のみを表示するように、参加者をフィルターに掛けることができます。表示する参加者をフィルターに掛けるには、以下の手順を実行します。
Relationship Manager が、図 64 に示すような「フィルター」ダイアログを表示します。
以下の方法を使用して、日付値を入力します。
Relationship Manager が、「結果をフィルター操作」ダイアログに、フィルター処理実行の間における活動履歴を表示します。フィルター処理結果の表示には、「アクティブでない参加者も含める」 オプション・ボックスにチェックマークが付いている場合は、非アクティブな参加者も含まれます。図 50 に、「結果をフィルター操作」ダイアログを示します。
ソース・アプリケーションまたは汎用オブジェクト内の矛盾するデータまたは壊れたデータのため、参加者をクリーンアップする場合は、以下の操作を実行します。
Relationship Manager が、図 51 に示すような「参加者をクリーンアップ」ダイアログを表示します。
以下の方法を使用して、日付値を入力します。
指定した時点から、追加、非アクティブ化、アクティブ化された参加者はすべて、データベースから削除されます。削除された参加者、またはその値が変更された参加者は、クリーンアップできません。
Relationship Manager を使用すると、関係の実行時データをに関する情報を印刷できます。Relationship Manager は、そのメインウィンドウにデータを表示する形式とほぼ同様なツリー表示形式で実行時データを作成します。この出力ツリーの印刷は、以下の印刷機能を使用して、管理することができます。
Relationship Manager の印刷機能は、メインウィンドウの関係ツリーの現在の内容をプリンターに送信します。以下の操作を実行して、関係の実行時データを印刷します。
以下の操作を実行して、印刷された場合の状態を確認するため、関係データの出力をプレビュー表示します。
Relationship Manager は、そのメインウィンドウにおける表示形式に従って、出力ツリーを印刷しようとします。出力ツリーが、幅が狭くてページに十分収まる場合は、特別なフォーマット設定作業を行う必要はありません。ただし、出力ツリーがページに収まらない場合は、フォーマット設定オプションを設定して、出力ツリーのレイアウトを変更してページに収まるようにします。
印刷フォーマットは、以下のいずれかの方法で開始できる「印刷ページ設定」機能を使用して設定できます。
上記のどのコマンドを使用しても、「印刷ページ設定」ダイアログが表示されます。
「印刷ページ設定」ダイアログから、以下のフォーマット情報を指定することができます。
列フォーマット・オプション | 説明 | |
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全ページに列見出しを出力 | このオプションを使用可能にすると、列見出し (Relation、Type、Value など) が、最初のページだけでなく、各ページにも印刷されます。 | |
全データに合わせて列のサイズを変更 | このオプションを使用可能にすると、Relationship Manager が、列自体よりも幅の広いストリングが収まるように、各列の間隔を広げようとします。結果のツリーが、印刷ページに収まらない場合は、Relationship Manager は、列内部の余分な空きを消去しようとします。このフィールドとそのサブフィールドがグレー表示されている場合、フィールドの値は、Relationship Manager が、出力ツリーをフォーマットするときに使用するデフォルト値を示します。Relationship Manager が出力ツリーを生成するたびに、ユーザーがフォーマット設定を確認する場合は、それらのフィールドをグレー表示状態のままにします。ユーザーが、ここのフィールドをアクティブすると、Relationship Manager は、生成する各 出力ツリーに対して、ユーザーが設定したオプションを使用します。 | |
| 必要に応じてフォントを縮小 | このオプションを使用可能にすると、Relationship Manager は、データがページよりもまだ大きい場合に、フォント・サイズを小さくしようとします。フォント・サイズの縮小は、3 段階で行われます。1 段階ごとに、フォント・サイズは、20% 小さくなります。 |
| 新しいフォント・サイズについて確認 | このオプションを使用可能にすると、Relationship Manager は、出力ツリーがページに収まるように、フォント・サイズを十分縮小した後、どのように操作を継続するかを、プロンプトでユーザーに選択するように要求します。以下の選択項目が用意されています。
|
| 印刷/プレビュー時に変更した場合は列幅を調整 | このオプションを使用可能にすると、Relationship Manager は、ページに収まるように出力ツリーを調節するために行った列サイズに対する変更内容を保管します。以降、出力ツリーの印刷時に、保管した設定が使用されます。 |
「Resize columns to fit data」フィールドとその関連のサブフィールドは、Relationship Manager が、出力ツリーをフォーマット設定するときに行う操作を示します。それらのフィールドは、以下の 3 つの状態のいずれかで表示されます。
表 17 に示すように、これらのフィールドは、最初は、灰色状態で表示されます。これらのフィールドは、フォーマット設定処理の間に表示される確認ダイアログから設定できます。例えば、ある列の値が、その列の現在の幅では収まらない場合、Relationship Manager は、「はい」と「いいえ」オプション、および「これをデフォルトの選択内容にする」フィールドを持つ確認ダイアログを表示します。「これをデフォルトの選択内容にする」チェック・ボックスを選択すると、Relationship Manager が、以下のように、確認ダイアログからユーザーが選択したオプションに基づいて、「Resize columns to fit data」フィールドを設定します。
余白フォーマット・オプション | 説明 |
---|---|
最大ページ領域を使用 | このオプションを使用可能にすると、Relationship Manager は、(実際のプリンター性能に従って) ページの最大印字領域を使用します。 |
以下の余白 (インチ) を使用 | このオプションを使用可能にすると、左右上下の余白を指定の値に設定できます。 |
ページ・フォーマット・オプション | 説明 |
---|---|
全ページにページ見出しを印刷 | このオプションを使用可能にすると、Relationship Manager は、最初のページだけでなく、各ページの最上部にも、関係名と時刻を印刷します。 |
ページ・フッターを印刷 | このオプションを使用可能にすると、Relationship Manager は、各ページの最下部にページ番号を印刷します。 |
印刷プレビューと文書を同期 | このオプションを使用可能にすると、Relationship Manager は、印刷プレビューに最後に表示した関係データをそのメインウィンドウに表示します。例えば、印刷のプレビュー版の 3「ページ」目まで表示した後、印刷プレビューを終了すると、Relationship Manager は、関連データをスクロールし、そのメインウィンドウに印刷のプレビュー版の 3 ページ目を表示します。このオプションを使用不可にすると、Relationship Manager は、そのメインウィンドウに印刷プレビューの実行前に表示したのと同じデータを表示します。 |
グリッド・フォーマット・オプション | 説明 |
---|---|
グリッドを印刷 (リセットするにはチェックマークを外す) | このオプションを使用可能にすると、Relationship Manager は、行と列を区分するため、出力ツリーにグリッドを表示します。このフィールドを 2 回クリックすると、出力ツリーに、縦方向と横方向のグリッド線が表示されます。 |
水平グリッドのみ | このオプションを使用可能にすると、Relationship Manager は、出力ツリーに (行を区分するため) 水平方向のグリッドのみを表示します。出力ツリーが、水平方向のグリッドを表示しない 場合、各印刷ページは、2 から 3 行のデータを余分に収めることができます。 |
垂直グリッドのみ | このオプションを使用可能にすると、Relationship Manager は、出力ツリーに (列を区分するため) 垂直方向のグリッドのみを表示します。 |