この章では、グローバル実行コンテキストに対して操作を行うメソッドについて説明します。グローバル実行コンテキストとは、特定のフローに関連したユーザー・アクセス可能なコンテキスト情報のホルダーです。
これは、InterChange Server Express 定義の CxExecutionContext クラスによって表されます。
現在のバージョンでは、マップ実行コンテキストとしてのマップ特定の実行情報のみが表示されます。
Map Designer は、マップ実行コンテキストにアクセスするための特殊な変数 (cwExecCtx) をマップのコード内に自動的に宣言します。しかし、コラボレーション内からマップを呼び出すときには、ユーザーが自身のグローバル実行コンテキストとマップ実行コンテキストをインスタンス化する必要があります。詳細については、"ネイティブ・マップの呼び出し"を参照してください。
表 81 に、CxExecutionContext クラスのメソッドの要約を示します。
メソッド | 説明 | ページ |
---|---|---|
CxExecutionContext() | グローバル実行コンテキストの新しいインスタンスを作成します。 | CxExecutionContext() |
getContext() | グローバル実行コンテキストから、指定した実行コンテキストを検索します。 | getContext() |
setContext() | 特定の実行コンテキストをグローバル実行コンテキストの一部となるように設定します。 | setContext() |