ビジネス・オブジェクトの NameValue データへの変換

ビジネス・オブジェクトをストリングまたはストリームへ変換するために、NameValue データ・ハンドラーは、ビジネス・オブジェクトの属性を順番にループします。また、ビジネス・オブジェクト内での属性とその子の出現順に、名前と値のペアを再帰的に生成します。ビジネス・オブジェクトの名前は、変換メソッドに引き数として渡されます。

NameValue データ・ハンドラーは、ビジネス・オブジェクトを次のように処理して、NameValue データへ変換します。

  1. データ・ハンドラーは、ビジネス・オブジェクト内のデータを含むストリングを作成します。
  2. ビジネス・オブジェクト名を指定するために、データ・ハンドラーは BusinessObject=Name をストリングへ追加します。
  3. 動詞を指定するために、データ・ハンドラーは Verb=Verb をストリングへ追加します。
  4. メタオブジェクト属性 ValidateAttrCounttrue に設定されている場合、データ・ハンドラーは、AttributeCount=Count をストリングへ追加します。

    この名前と値のペアは、ビジネス・オブジェクト・データ内の属性の数を指定します。

  5. データ・ハンドラーは、ビジネス・オブジェクト定義のアプリケーション固有情報を調べて、子メタオブジェクト (ビジネス・オブジェクトのアプリケーション固有情報の cw_mo_ タグ内に名前がリストされているもの) があるかどうかを判断します。データ・ハンドラーは、NameValue データにこれらの属性を含めませんcw_mo_ タグの詳細については、ビジネス・オブジェクトからの変換のインプリメントを参照してください。
  6. データ・ハンドラーは、残りのビジネス・オブジェクト属性を順にループし、単純な各属性ごとに名前と値のペアをストリングへ追加します。コンテナー属性の場合、データ・ハンドラーは次のことを行います。
  7. データ・ハンドラーが変換を完了したら、直列化データが呼び出し元へ戻されます。データ・ハンドラーは、呼び出し元が要求した形式 (String または InputStream) でデータを戻します。

子メタオブジェクト属性 ValidateAttrCounttrue に設定されている場合、データ・ハンドラーは、ビジネス・オブジェクト内の属性のカウントが含まれているトークンを出力データへ追加します。 データ・ハンドラーは、復帰を出力データへ追加します。終了結果は 図 32 (図 32 ページ) のようになります。

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