ビジネス・オブジェクト設計上のかぎは、ビジネス・インテグレーション・システムのコンポーネント間での転送の必要なデータが可能な限り詳細に (かつ効率的に) モデル化されるようにビジネス・オブジェクト定義を作成することにあります。
これらのエンティティーは、特定のアプリケーションによって使用されるデータ構造またはテクノロジー規格、あるいは Web サーバーによって使用される特定のテクノロジー規格に対応すると考えられます。
コラボレーション・オブジェクトがアプリケーションと情報をやり取りする際には、汎用ビジネス・オブジェクトとアプリケーション固有のビジネス・オブジェクトの間でデータがマップ変換されます。
この章では、WebSphere Business Integration システムのビジネス・オブジェクトの構造について説明したうえで、アプリケーション固有のビジネス・オブジェクトと汎用ビジネス・オブジェクトの両方の設計に関する推奨事項を紹介します。この資料は、読者が「システム・インプリメンテーション・ガイド」に記載されている基本的なオブジェクトの概念を理解していることを前提にしています。
この章の主な内容は次のとおりです。