ビジネス・オブジェクトに、直列化入力データから抽出した値を取り込みます。
構文
public abstract void getBO(Reader serializedData, BusinessObjectInterface theBusObj, Object config);
public abstract BusinessObjectInterface getBO(Reader serializedData, Object config);
パラメーター
戻り値
このメソッドの最初の形式には戻り値はありません。2 番目の形式はビジネス・オブジェクトを戻します。
注記
この getBO() メソッドは、データ・ハンドラーのためにストリングからビジネス・オブジェクトへの変換を実行する抽象メソッドです。つまりこのメソッドは、(Reader オブジェクト によってアクセスされる) 汎用直列化データをビジネス・オブジェクトに変換する方法 を定義します。 このメソッドには次の 2 つの形式があります。
Java Reader オブジェクトとして、直列化データを getBO() へ渡します。ただし、Reader は基本クラスであるため、実際には、Reader クラスのいくつかのサブクラスのうち 1 つのインスタンスを渡します。 一部の Reader サブクラスは mark() 操作のインプリメンテーションを提供しますが、それ以外は提供しません。mark() 操作を使用すると、呼び出し元は、ストリーム内の特定の位置にマークを付け、後からその位置に戻ることができます。
データ・ハンドラーに、メタオブジェクトに含まれているよりも多くの構成情報を提供する必要がある場合は、config オプションを使用して、そのような情報が含まれたオブジェクトを渡すことができます。 例えば、config は、ビジネス・オブジェクトからの XML 文書を作成するために使用されるスキーマの、テンプレート・ファイルまたは URL へのストリングである可能性があります。
config がビジネス・オブジェクト・タイプである場合は、getBO() メソッドをインプリメントして、setupOptions(config) を呼び出すことができます。 setupOptions() メソッドは、DataHandler 基本クラスに定義されます。このメソッドは、ビジネス・オブジェクト内の属性名をプロパティー名として使用し、デフォルト値をそれらのプロパティーの値として使用します。データ・ハンドラーが使用できるように、オブジェクトの構成プロパティーの値を設定します。
抽象 getBO()
メソッドをインプリメントすると、データ・ハンドラーを呼び出すコンポーネントは、表 56 に示すパブリック・ストリングからビジネス・オブジェクトへの変換メソッドのいずれかを呼び出すことができます。
表 56. パブリック・ストリングからビジネス・オブジェクトへの変換メソッド
パブリック・ストリングからビジネス・オブジェクトへの変換メソッド | 説明 |
---|---|
getBO(Object serializedData, Object config) | 汎用 Object 内の直列化データをビジネス・オブジェクトに変換します。 |
getBO(String serializedData, Object config) | Object 内の直列化データをビジネス・オブジェクトに変換します。 |
getBO(InputStream serializedData, Object config) | InputStream 内の直列化データをビジネス・オブジェクトに変換します。 |
getBO(byte[] serializedData, Object config) | バイト配列内の直列化データをビジネス・オブジェクトに変換します。 |
参照