ODA が適切なコンテンツを生成した後、ビジネス・オブジェクト・ウィザードは「ビジネス・オブジェクトの保管」ダイアログ・ボックス (ステップ 6) を表示します。このダイアログ・ボックスでは、生成したコンテンツの保管方法をユーザーが指定できます。このステップの一環として、ビジネス・オブジェクト・ウィザードは ODA を終了します。ODA ランタイムは、terminate() メソッドを呼び出してクリーンアップ・タスクを実行し、ODA のリソースを解放します。
例えば、ODA が init() メソッドでデータ・ソースに接続した場合、このソースから切断するには terminate() メソッドを使用する必要があります。
ODK API における ODA の terminate() メソッドは、低レベル ODA 基底クラス (ODKAgentBase) に含まれています。このクラスは、ODA 基底クラスの ODKAgentBase2 からユーザーの ODA クラスへと順に継承されます。
図 75 は、データベース接続を閉じ、データベースにアクセスしたオブジェクトをクリーンアップする ODA のサンプル terminate() メソッドを示しています。
図 75. サンプルの ODA terminate() メソッド
public void terminate() { specList = null;
//close connection if(db != null) db.disconnect();
if(dbAnalizer != null) dbAnalizer.cleanup(); }