アダプターをインストール、構成、使用する前に、環境要件を理解しておく必要があります。
アダプターの規格は JMS 1.0.2 規格に記載されています。その他のバージョンの規格については、サポートは検証されていませんが、現在、サポートを妨げる既知の問題はありません。
アダプターは、JMS 規格で定義された point-to-point (PTP) メッセージングおよび パブリッシュ/サブスクライブ (Pub/Sub) メッセージングの両方のインターフェースをサポートします。これらのスタイルは一般に、それぞれ、キュー・ベース・メッセージングおよびトピック・ベース・メッセージングと呼ばれています。アダプターの 1 つのインスタンスは、同時に 1 つのメッセージング・スタイルしかサポートしません (つまり、トピックとキューを混合して構成することはできません)。ただし、PTP または Pub/Sub のいずれかに構成されたインスタンスを使用し、アダプターの複数のインスタンスを平行して実行することにより、両方のメッセージング・スタイルをサポートすることはできます。
アダプターは、以下のプラットフォームでサポートされます。
アダプターは、データベースを使用しません。また、データベースに依存しません。JMS プロバイダーおよび JNDI プロバイダーが必要とするすべてのクライアント・ライブラリーは、アダプター・クラスパスに入れる必要があります。これらのライブラリーはプロバイダーによって異なります。
コネクターは国際化され、2 バイト文字セットをサポートし、特定の言語でメッセージ・テキストを配信できるようになっています。コネクターは、1 つの文字コードを使用する場所から別のコード・セットを使用する場所にデータを転送するとき、データの意味を保存するように文字変換を実行します。
Java 仮想マシン (JVM) 内での Java ランタイム環境は、Unicode 文字コード・セットでデータを表します。Unicode には、最も広く知られている文字コード・セット (単一バイトおよびマルチバイトの両方) の文字のエンコードが含まれています。WebSphere Business Integration システムのほとんどのコンポーネントは Java で記述されています。したがって、ほとんどの統合コンポーネントの間でデータが転送されても、文字変換の必要はありません。
エラー・メッセージや通知メッセージを個々の国や地域に合った適切な言語で記録するには、個々の環境に合わせて Locale 標準構成プロパティーを構成する必要があります。構成プロパティーの詳細については、付録 A, コネクターの標準構成プロパティーを参照してください。