コネクターは、コネクター始動スクリプトを使用して明示的に始動する必要があります。始動スクリプトは、次に示すようなコネクターのランタイム・ディレクトリーに存在していなければなりません。例えば、Windows の場合は以下を使用します。
%ProductDir%¥connectors¥connName
ここで、connName はコネクターを示します。始動スクリプトの名前は、表 7 に示すように、オペレーティング・システム・プラットフォームによって異なります。
オペレーティング・システム | 始動スクリプト |
---|---|
Windows | start_connName.bat |
OS/400 | start_connName.sh |
Linux | 「connector_manager -start connName [-cConfigFile]」により、環境変数が設定され、start_connName.sh 始動スクリプトが自動的に開始されます。始動スクリプトを手動で実行する必要はありません。 |
コマンド行の始動オプションなどのコネクターの始動方法の詳細については、「システム管理ガイド」を参照してください。
Windows
プラットフォームでは、以下の方法でコネクターの始動スクリプトを起動できます。
このツールを使用して、コネクターのロード、アクティブ化、非アクティブ化、休止、シャットダウン、または削除を行うことができます。
「プログラム」>「IBM WebSphere Business Integration Express」>「アダプター」>「コネクター」>「ご使用のコネクター名」を選択します。
デフォルトでは、プログラム名は「IBM WebSphere Business Integration Express」となっています。ただし、これはカスタマイズすることができます。あるいは、ご使用のコネクターへのデスクトップ・ショートカットを作成することもできます。
Windows システムでは、Windows サービスとして始動するようにコネクターを構成することができます。この場合、Windows システムがブートしたとき (自動サービスの場合)、または Windows サービス・ウィンドウを通じてサービスを始動したとき (手動サービスの場合) に、コネクターが始動します。
start_connName connName WebSphereICSName [-cconfigFile ]
ここで、connName はコネクターの名前であり、WebSphereICSName は InterChange Server Express インスタンスの名前です。デフォルトでは、InterChange Server Express インスタンスの名前は WebSphereICS です。
OS/400
プラットフォームでは、以下の方法でコネクターの始動スクリプトを起動できます。
WebSphere Business Integration Server Express Console がインストールされているマシンから、「プログラム」>「IBM WebSphere Business Integration Console」>「コンソール」を選択します。次に、OS/400 システム名または IP アドレスと、*JOBCTL 特殊権限を持つユーザー・プロファイルおよびパスワードを指定します。アダプターのリストから connName アダプターを選択し、「アダプターを始動」ボタンを選択します。
バッチ・モード: CL コマンド QSH を実行し、QSHELL 環境から以下のコマンドを実行します。
/QIBM/ProdData/WBIServer43/bin/submit_adapter.sh connName WebSphereICSName pathToConnNameStartScript jobDescriptionName
ここで、connName はコネクター名であり、WebSphereICSName は InterChange Server Express サーバー名 (デフォルトは QWBIDFT)、pathToConnNameStartScript はコネクターの始動スクリプトの絶対パス、jobDescriptionName は QWBISVR43 ライブラリーで使用するジョブ記述の名前です。
対話モード: CL コマンド QSH を実行し、QSHELL 環境から以下のコマンドを実行します。
/QIBM/UserData/WBIServer43/WebSphereICSName/connectors
/connName/start_connName.sh connName WebSphereICSName [-cConfigFile]
ここで、connName はご使用のコネクターの名前であり、WebSphereICSName は Interchange Server Express インスタンスの名前です。
Linux プラットフォームでは、以下の方法でコネクターの始動スクリプトを起動できます。
connector_manager -start connName WebSphereICSName [-cConfigFile]
ここで、connName はコネクターの名前であり、WebSphereICSName は WebSphereICS です。