概要

Connector for SWIFT は、WebSphere Business Integration Server Express and Express Plus Adapter for SWIFT のランタイム・コンポーネントです。このコネクターを使用すると、WebSphere InterChange Server Express 統合ブローカーと、SWIFT 対応のビジネス・プロセスとの間で、ビジネス・オブジェクトを交換できます。

注:
特に明記しない限り、本書全体を通じて、SWIFT メッセージは SWIFT FIN メッセージを意味します。

コネクターは、アプリケーション固有のコンポーネントとコネクター・フレームワークから成り立っています。アプリケーション固有のコンポーネントには、特定のアプリケーションに応じて調整されたコードが含まれます。コネクター・フレームワークは統合ブローカーとアプリケーション固有のコンポーネントの間の仲介役として機能し、そのコードはどのコネクターにも共通です。コネクター・フレームワークは、統合ブローカーとアプリケーション固有のコンポーネントとの間で以下のようなサービスを提供します。

本書では、アプリケーション固有のコンポーネントおよびコネクター・フレームワークについて説明します。本書では、この 2 つのコンポーネントを まとめてコネクターと呼びます。

統合ブローカーとコネクターの関係の詳細については、「システム・インプリメンテーション・ガイド」を参照してください。

すべての WebSphere Business Integration Server Express アダプターでは、統合ブローカーとして WebSphere InterChange Server Express を使用できます。

Connector for SWIFT を使用すると、InterChange Server Express は SWIFT メッセージの形式でデータを送受信するアプリケーションとビジネス・オブジェクトを交換できます。

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