ODA の名前付け

この章では、ODA の開発で使用されるファイルおよびディレクトリー用の推奨される命名規則について説明します。命名規則は、ODA のコードの配置および識別を容易にする手段になります。表 63 は、ODA 用の推奨される命名規則に関する要約です。

表 63. ODA 用の推奨される命名規則
ODA 名 ODA パッケージとクラス名 ODA 始動スクリプト ODA ライブラリー・ファイル ODA ランタイム・ディレクトリー
srcDataNameODA com.ibm.oda.

srcDataName.
ODAname

start_ODAname ODAname.jar ODA¥srcDataName

各 ODA には、WebSphere Business Integration システム内部で一意に識別される名前を付ける必要があります。命名規則では、ODA 名 (ODAname) は以下の形式をとります。

srcDataNameODA
 

ここで、srcDataName は、ODA により変換されるソース・データを識別する一意の文字列です。例えば、ODA が HTML オブジェクトをビジネス・オブジェクト定義に変換した場合、そのソース・データは HTML 形式になるため、ODA 名は HTMLODA になります。また、この ODA 名で、ODA が関連付けられているアダプターを識別することもできます。例えば、WebSphere Business Integration Adapter for PeopleSoft 用のビジネス・オブジェクト定義を生成する ODA は、PeopleSoftODA のような名前になります。

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