ビジネス・オブジェクトの XML 文書への変換

ビジネス・オブジェクトを XML 文書に変換するために、XML データ・ハンドラーはビジネス・オブジェクト定義内の属性を順にループします。ビジネス・オブジェクトとその子に現れる属性の順序に基づいて XML を再帰的に生成します。

XML データ・ハンドラーは、ビジネス・オブジェクトを次の手順で処理して XML 文書にします。

  1. データ・ハンドラーは XML データを格納する文書を作成します。
  2. データ・ハンドラーは、トップレベル・ビジネス・オブジェクト定義内のアプリケーション固有情報を調べて、子メタオブジェクト (ビジネス・オブジェクト・レベルのアプリケーション固有情報の cw_mo_label タグ内に名前がリストされている子メタオブジェクト) の有無を判断します。 データ・ハンドラーは、これらの属性を XML 文書に組み込みません
  3. データ・ハンドラーはビジネス・オブジェクト定義の残りの属性をループします。

    データ・ハンドラーは次の規則で、各属性の XML を生成します。

    注:
    属性が、単一引用符、二重引用符、あるいは「&」、「<」、または「>」文字を含む XML エレメントを表す場合、属性にはエスケープ処理が必要です。属性は、そのアプリケーション固有情報内に値 escape=true が設定されていないと、エスケープ処理されません。このアプリケーション固有情報は、他のすべてのテキストの末尾に配置する必要があります。

  4. データ・ハンドラーが変換を完了すると、XML 文書を呼び出し元に戻します。
    注:
    ビジネス・オブジェクト内の動詞情報は、XML 文書への変換で失われます。 動詞の保持の詳細については、ビジネス・オブジェクト動詞を参照してください。

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