表 90 は、InputCondition クラスのメンバー変数についての要約です。
表 90. InputCondition クラスのメンバー変数
メンバー変数 | 説明 | ページ |
---|---|---|
isDynamic | 入力条件の比較の前にビジネス・オブジェクト・ウィザードによる特定値プロパティー値のチェックが必要かどうかを指定します。 | isDynamic |
operatorType | 入力条件の演算子タイプを指定します。 | operatorType |
specificValue | エージェント・プロパティーの値と比較する値を指定します。 | specificValue |
typeOfSpecificValue | 入力条件となる特定の値のデータ型を指定します。 | typeOfSpecificValue |
入力条件の比較の前にビジネス・オブジェクト・ウィザードによる特定値プロパティー値のチェックが必要かどうかを指定します。
タイプ
public boolean isDynamic
注記
isDynamic メンバー変数が true の場合、specificValue メンバー変数がエージェント・プロパティーの値との比較を行う前に 指定したプロパティーの値が、ビジネス・オブジェクト・ウィザードによって取得されます。specificValue に定数が含まれている場合、isDynamic を false に設定する必要があります。
タイプ
public String operatorType
注記
operatorType には、ビジネス・オブジェクト・ウィザードによって行われるエージェント・プロパティー値と specificValue 間の比較の種類を指定します。operatorType 変数に有効な値は、CompleteCondition クラスに定義されている演算子定数です。詳しくは、表 76 を参照してください。
タイプ
public String specificValue
注記
specificValue には、ビジネス・オブジェクト・ウィザードがエージェント・プロパティーの値と比較する、入力条件の値が保持されます。比較の種類は、operatorType 変数によって決定されます。特定値は、以下のいずれかです。
例えば、ある入力条件に operatorType として Less Than 演算子 (CompleteCondition.OP_LESS_THAN) が指定されていて、specificValue として値 5 が指定されている場合、関連する従属条件はエージェント・プロパティーの値が 5 未満のときに適用されます。
例えば、ある入力条件に operatorType として Greater Than 演算子 (CompleteCondition.OP_GREATER_THAN) が指定されていて、specificValue として「Property1」プロパティーの名前が指定されている場合、関連する従属条件はエージェント・プロパティーの値が 「Property1」プロパティーの値より大きいときに適用されます。
specificValue 変数を String 型で宣言しておくと、この変数にどのような種類の値も保持されるようになります。ただし、比較を正しく行うには、typeOfSpecificValue メンバー変数に格納される特定値の実際のデータ型が、ビジネス・オブジェクト・ウィザードに認識されなければなりません。
タイプ
public int typeOfSpecificValue
注記
typeOfSpecificValue には、入力条件となる特定の値のデータ型が保持されます。 specificValue 変数を String 型で宣言しておくと、この変数にどのような種類の値も保持されるようになります。ただし、正確に比較を行うには、特定値の実際のデータ型がビジネス・オブジェクト・ウィザードに認識されていなければなりません。 typeOfSpecificValue 変数に有効な値は、AgentProperty クラスに定義されているプロパティー・タイプ定数です。詳しくは、表 67 を参照してください。
例えば、入力条件の特定値が 5 の整定数である場合は、以下のようになります。