Map Designer Express はタブ・ウィンドウ内で一度に 1
つのマップを表示します。
このマップは現行マップ と呼びます
(「現在開いているマップ」と呼ぶこともあります)。
次の Map Designer Express
の手順を使用して、現行マップをどのマップにするかを制御できます。
マップは Map Designer Express
で開いた後、マップ・タブに情報を表示したり、その情報を変更する必要があります。
Map Designer Express
でマップを開くとき、「開くときにマップを検証」設定が使用可能になっていると、はじめにマップに対して一連の検証が実行されます。
- 注:
- Map Designer Express
でマップを開くときにマップを検証するかどうかを指定するには、「マップを開く:
開く時にマップを検証」オプションを使用します。デフォルトでは、このオプションは使用可能です。
大きなビジネス・オブジェクト (数千の属性を持つ)
を使用するマップを開くときにこの設定が使用可能になっていると、Map Designer
Express によるマップのオープンに時間がかかることがあります。このオプションの設定は、「設定」ダイアログの「一般」タブで変更できます。
詳細については、"一般的な設定の指定"を参照してください。
Map Designer Express はマップに次のような検証を行います。
- マップが使用する各ビジネス・オブジェクト定義が System Manager
のプロジェクトに定義されていることを確認する。
- マップのすべての属性が、System Manager
のプロジェクトに定義されているように、指定されたビジネス・オブジェクト定義に存在していることを確認する。
- マップの各属性のタイプが、System Manager
のプロジェクトに定義されているように、指定されたビジネス・オブジェクト定義のタイプと一致していることを確認する。
- 変換を検証する。
- 実行順序が正しいこと、つまり実行順序が一意であり、正であり、連続していることを確認する。
- 属性が相互に循環依存関係になっていないかどうかを確認する。
循環変換が見つかった場合、Map Designer Express
は出力ウィンドウに循環規則を表示する。
- 変換情報を検査する。
「移動」変換: 1 つのソース属性のみ関係する。
「結合」変換: 複数のソース属性が関係する。
「分割」変換: 1 つのソース属性のみ関係する。分割インデックスは 0
以上になる。分割区切り文字は空ではない。
「値を設定」変換: ソース属性は関係しない。値が指定されている。
「サブマップ」変換: 少なくとも 1
つのソース属性が関係する。サブマップ名が指定されている。
「相互参照」変換: 1 つのソース属性のみ関係する。
Map Designer Express では次の方法でマップを開きます。
System Manager
のプロジェクトからマップを開くには、次のステップを実行します。
-
次のいずれかの方法で「Open a Map from a Project」ダイアログを開きます。
- 「ファイル」>「開く」>「プロジェクトから」をクリックします。
- Ctrl + O のキーボード・ショートカットを使用する。
- 標準ツールバーで「マップをプロジェクトから開く」ボタンをクリックする。
結果: 「マップを開く」ダイアログが表示されます。

図 24. 「マップを開く」ダイアログ
- プロジェクトを選択します。
- System Manager
のプロジェクトに現在定義されているマップのリストからマップの名前を選択します。
ヒント:
特定のマップ名を探し出すには、「検索」フィールドにその名前を入力します。上下矢印を使用すると、マップ・リストの中をスクロールします。
- 「開く」ボタンをクリックします。プロジェクトからマップが開きます。
マップ定義はマップ定義ファイル
と呼ばれるオペレーティング・システム・ファイルに XML
形式で保管できます。マップ定義ファイルを作成するには、Map Designer Express
でマップ設計ファイル (.cwm) としてマップを保管します。
詳細については、"マップのファイルへの保管"を参照してください。
マップ定義ファイルを開くときは、Map Designer Express でマップを開きます。
マップ定義ファイルを開くには、次のステップを実行します。
- 次のいずれかの方法で「Open a Map from a File」ダイアログを開きます。
- 「ファイル」>「開く」>「ファイルから」をクリックします。
- Ctrl + I のキーボード・ショートカットを使用する。
- 標準ツールバーで「マップをファイルから開く」ボタンをクリックする。
結果:
「マップを含むファイルを開く」ダイアログ・ボックスが表示されます。
- 開きたいマップ定義ファイルを選択します。ファイルは Map Designer Express
で作成された .cwm ファイルでなければなりません。
結果: Map Designer Express
でマップ定義ファイルが開きます。マップ・タブにマップ情報が表示されます。
- 要確認:
- Map Designer Express
でマップを開いても、マップは自動的にはプロジェクトに保管されません。このマップをプロジェクトに保管するには、ステップ
3 に進んでください。
- System Manager
でプロジェクトにマップを保管します。詳細については、"マップのプロジェクトへの保管"を参照してください。
規則: マップをコンパイルするには、System Manager
でプロジェクトにマップを保管する必要があります。マップをコンパイルするには、「ファイル」メニューから「コンパイル」を選択します。
詳細については、マップのテストを参照してください。
タブ・ウィンドウに表示されている現行マップを閉じるには、次のいずれか 1
つの処置を行います。
- "マップのオープン"で説明しているいずれかの方法で新しいマップを開く。
結果: Map Designer Express
は現行マップを閉じた後に新規マップを開きます。
- 「ファイル」メニューから「閉じる」を選択する。
結果: Map Designer Express
は現行マップを閉じ、タブ・ウィンドウを消去します。新しいマップを現行マップにするには、新規マップを作成するか、既存のマップを開きます。
- 次のいずれかの方法で Map Designer Express を終了する。
- 「ファイル」メニューから「終了」を選択する。
- Alt + F4 のキーボード・ショートカットを使用する。
結果: Map Designer Express
は現行マップを閉じた後に終了します。
- 注:
- 現行マップを最後に保管した後に変更を加えた場合、Map Designer Express
は確認ボックスを表示してマップのクローズを確認します。
