インストール済みファイルの構造

以下のセクションでは、Windows、OS/400、および Linux プラットフォーム上でのアダプターのインストール済みファイルの構造について説明します。

コネクターが使用する Windows のファイル構造を表 7 に、Linux のファイル構造を 表 8 に、OS/400 のファイル構造を 表 9 に示します。

コネクター・コンポーネントのインストール方法については、以下のガイドを参照してください。

Windows のコネクター・ファイル構造

インストーラーは、コネクターに関連付けられた標準ファイルをご使用のシステムにコピーします。

このユーティリティーは、コネクター・エージェントを ProductDir¥connectors¥JMS ディレクトリーにインストールして、「スタート」メニューにコネクター・エージェントへのショートカットを追加します。ProductDir は、アダプター製品がインストールされているディレクトリーを表していることに注意してください。環境変数には、ProductDir ディレクトリーへのパス (デフォルト では IBM¥WebSphereServer) が含まれています。

表 7 に、コネクターが使用する Windows ファイル構造が記載されており、インストーラーを介したコネクターのインストールを選択した際に自動的にインストールされるファイルを示します。

表 7. コネクター用としてインストールされた Windows ファイル構造
ProductDir のサブディレクトリー 説明
connectors¥JMS¥CWJMS.jar
 
JMS コネクターに使用されるクラスを含みます。
connectors¥JMS¥jms.jar
 
コネクターが必要とするサード・パーティーのライブラリー。
connectors¥JMS¥start_JMS.bat
 
コネクター (Windows 2000/2003) の始動スクリプト。
connectors¥JMS¥start_JMS_service.bat サービスとしてコネクターの始動スクリプト。
connectors¥messages¥JMSConnector.txt
 
コネクターのメッセージ・ファイル。
repository¥JMS¥CN_JMS.txt
 
コネクターのリポジトリー定義。
connectors¥JMS¥Samples¥WebSphereICS¥JMSSample.jar サンプル成果物を収容する JAR ファイル

注:
すべての製品のパス名は、使用システムで製品がインストールされたディレクトリーを基準とした 相対パス名です。

Windows の場合、インストーラーによって、「プログラム」>「IBM WebSphere Business Integration Express」>「アダプター」>「コネクター」を選択することにより表示可能なコネクター・ファイルのアイコンが追加されます。

Linux コネクターのファイル構造

インストーラーは、コネクターに関連付けられた標準ファイルをご使用のシステムにコピーします。

このユーティリティーは、コネクター・エージェントを ProductDir/connectors/JMS ディレクトリーにインストールされます。

表 8 には、コネクターが使用する Linux ファイルの構造が説明されており、インストーラーによるコネクターのインストールを選択したときに自動的にインストールされるファイルが示されています。

表 8. コネクター用としてインストールされた Linux ファイル構造
ProductDir のサブディレクトリー 説明
connectors/JMS/CWJMS.jar
 
JMS コネクターに使用されるクラスを含みます。
connectors/JMS/jms.jar
 
コネクターが必要とするサード・パーティーのライブラリー。

connectors/JMS/start_JMS.sh
 
コネクターのシステム始動スクリプト。
connectors/messages/JMSConnector.txt
 
コネクターのメッセージ・ファイル。
repository/JMS/CN_JMS.txt
 
コネクターのリポジトリー定義。
connectors/JMS/Samples/WebSphereICS/JMSConnector.cfg コネクター構成ファイルのサンプル

注:
すべての製品のパス名は、使用システムで製品がインストールされたディレクトリーを基準とした 相対パス名です。

Linux の場合は、「connector_manager」コマンドによってコネクターを始動する必要があります。command.

OS/400 コネクターのファイル構造

インストーラーは、コネクターに関連付けられた標準ファイルをご使用のシステムにコピーします。

このユーティリティーは、コネクター・エージェントを /QIBM/ProdData/WBIServer43/product ディレクトリーにインストールされます。

表 9 に、コネクターが使用する OS/400 ファイル構造が記載されており、インストーラーを介したコネクターのインストールを選択した際に自動的にインストールされるファイルを示します。

表 9. コネクター用としてインストールされた OS/400 ファイルのファイル構造
ProductDir のサブディレクトリー 説明
connectors/JMS/CWJMS.jar
 
JMS コネクターに使用されるクラスを含みます。
connectors/JMS/jms.jar
 
コネクターが必要とするサード・パーティーのライブラリー。

connectors/JMS/start_JMS.sh
 
コネクターのシステム始動スクリプト。
connectors/messages/JMSConnector.txt
 
コネクターのメッセージ・ファイル。
repository/JMS/CN_JMS.txt
 
コネクターのリポジトリー定義。
connectors/JMS/Samples/WebSphereICS/JMSConnector.cfg コネクター構成ファイルのサンプル

注:
すべての製品のパス名は、使用システムで製品がインストールされたディレクトリーを基準とした 相対パス名です。

OS/400 の場合にコネクターをすばやく始動するには、WebSphere Business Integration Console 機能を使用します。コンソールの詳細については、コンソールに付属のオンライン・ヘルプを参照してください。

Copyright IBM Corp. 2004