システムを静止状態にしてバックアップを作成したら、アップグレード手順を安全に開始できます。Launchpad は、WebSphere Business Integration Server Express V4.3 から WebSphere
Business Integration Server Express V4.3.1 へのアップグレードをガイドする GUI インストーラーを起動するための方法を示します。GUI インストーラーの処理内容は次のとおりです。
- WebSphere Business Integration Server Express V4.3.1
製品のコンポーネントをインストールし、サービスとして構成します。
- 選択した新規アダプターすべてをインストールし、サービスとして構成します。
- 既存のデータベースを削除しません。
- 既存のリポジトリーを保存しますが、再配置はしません。
Launchpad を呼び出して GUI インストーラーを起動するには、次の手順を実行します。
- Launchpad の左側の列にある「製品のインストール」というラベルの付いたボタンを選択します。
「製品のアップグレード」画面が表示されます。
- 「製品のアップグレード」画面で、「次へ」をクリックします。
「サーバーのインストール」画面が表示されます。
- 「サーバーのインストール」画面で、次のいずれかを実行します。
- バージョン 4.3 の InterChange Server Express コンポーネントをインストール済みの場合は、「InterChange Server Express」という項目のそばにあるチェック・ボックスが選択され、使用不可になっています。「次へ」を選択します。
- バージョン 4.3 の InterChange Server Express コンポーネントをインストールしていない 場合は、「InterChange Server Express」という項目のそばにあるチェック・ボックスが選択され、使用可能になっています。次の 2 つのうち、いずれか一方の方法を選択して次に進むことができます。
- 前述の項目を選択した状態で維持し、その他のインストール済みコンポーネントのアップグレード時にバージョン 4.3.1 の InterChange
Server Express コンポーネントをインストールする。
- チェック・ボックスを選択解除して、バージョン 4.3.1 の InterChange
Server Express コンポーネントがインストールされていない状態を維持する。
「次へ」を選択します。
「ツールのインストール」画面が表示されます。
- 「ツールのインストール」画面で、次のいずれかを実行します。
- バージョン 4.3 の Toolset Express 管理ツールと開発ツールがインストールされている場合は、「管理ツール」項目と「開発ツール」項目の横にあるチェック・ボックスが選択されて使用不可になっています。「次へ」を選択します。
- バージョン 4.3 の Toolset Express 管理ツールのみがインストールされている場合、「管理ツール」項目の横にあるチェック・ボックスは選択されて使用不可になり、「開発ツール」項目の横にあるチェック・ボックスは選択されて使用可能になっています。次の 2 つのうち、いずれか一方の方法を選択して次に進むことができます。
- 「開発ツール」項目を選択された状態のままにし、その他のインストール済みコンポーネントのアップグレード時にバージョン 4.3.1 の開発ツールをインストールする。
- チェック・ボックスを選択解除して、バージョン 4.3.1 の開発ツールがインストールされないようにする。
「次へ」を選択します。
- 注:
- 開発ツールのみをインストールすることはできません。開発ツールをインストールするには、管理ツールもインストールする必要があります。
- バージョン 4.3 の Toolset Express 管理ツールと開発ツールがインストールされていない 場合は、「管理ツール」項目と「開発ツール」項目の横にあるチェック・ボックスが選択されて使用可能になっています。次の 3 つのうち、いずれか一方の方法を選択して次に進むことができます。
- 両方のチェック・ボックスが選択された状態のままにし、その他のインストール済みコンポーネントのアップグレード時にバージョン 4.3.1 の管理ツールと開発ツールをインストールする。
- 「管理ツール」項目の横にあるチェック・ボックスを選択された状態のままにし、「開発ツール」項目の横にあるチェック・ボックスは選択解除して、バージョン 4.3.1 の管理ツールのみをインストールする。
- 注:
- 開発ツールのみをインストールすることはできません。開発ツールをインストールするには、管理ツールもインストールする必要があります。
- 両方のチェック・ボックスを選択解除して、バージョン 4.3.1 の管理ツールと開発ツールがどちらもインストールされないようにする。
- ヒント:
- 最初に「開発ツール」項目の横にあるチェック・ボックスを選択解除します。これにより、「管理ツール」項目の横にあるチェック・ボックスが使用可能になり、チェック・ボックスを選択解除できるようになります。
「次へ」を選択します。
「アダプターのインストール」画面が表示されます。
- 「アダプターのインストール」画面で、バージョン 4.3 のアダプターをインストール済みの場合は、各インストール済みアダプターのそばにあるチェック・ボックスが選択され、使用不可の状態になっています。さらに、Adapter for JText をまだインストールしていない場合、このアダプターは System Test サンプルを実行するときに必要であるため、このアダプターはデフォルトで選択されています。(System Test サンプルは、ステップ 6 で説明した、「サンプルのインストール」画面から選択できるサンプル・コンポーネントの一部です)。以下のいずれかを実行します。
- すでにインストールされているアダプター以外にはアダプターをインストールしない場合は、「Adapter for JText」のそばにあるチェック・ボックスを選択解除 (解除が必要な場合) して、「次へ」を選択します。
- すでにインストールされているアダプター以外にインストールするアダプターを Adapter for JText のみにする場合は、「Adapter for JText」のそばにあるチェック・ボックスを選択した状態のまま、「次へ」を選択します。
- Adapter
for JText およびインストール済みのアダプターに加えてその他のアダプターをインストールする場合は、「Adapter for JText」の横にあるチェック・ボックスを選択した状態のまま、追加する他のアダプターの横にあるチェック・ボックスを選択して、「次へ」を選択します。
「サンプルのインストール」画面が表示されます。
- 重要:
- アダプターは、必要な数だけインストールできます。ただし、WebSphere Business Integration Server Express をインストールする場合、InterChange Server Express に登録できるアダプターの数は、最大で 3 つ です。
- 「サンプルのインストール」画面で、次のいずれかを実行します。
- バージョン 4.3 のサンプル・コンポーネントをインストール済みの場合は、「サンプル」という項目のそばにあるチェック・ボックスが選択され、使用不可になっています。「次へ」を選択します。
- バージョン 4.3 のサンプル・コンポーネントをインストールしていない 場合は、「サンプル」という項目のそばにあるチェック・ボックスが選択され、使用可能になっています。次の 2 つのうち、いずれか一方の方法を選択して次に進むことができます。
- 前述の項目を選択した状態で維持し、その他のインストール済みコンポーネントのアップグレード時にバージョン 4.3.1 のサンプル・コンポーネントをインストールする。
- チェック・ボックスを選択解除して、バージョン 4.3.1 のサンプル・コンポーネントがインストールされていない状態を維持する。
「次へ」を選択します。
- 注:
- サンプル・コンポーネントをインストールするには、InterChange Server Express、Toolset Express、および JText Adapter のインストールが必要です。そのため、サンプル・コンポーネントのインストールを選択すると、InterChange Server Express、Toolset Express、および JText Adapter は、ユーザーが前の画面でこれらのインストールを選択したかどうかにかかわらず、インストールされます。
「ソフトウェア前提条件」画面が表示されます。
- 「ソフトウェア前提条件」画面では、インストーラーによって必要な前提条件が通知されます。以下のいずれかを実行します。
- 「ソフトウェア前提条件」の下部にある「製品のインストール」というラベルの付いたボタンを選択します。
「ソフトウェアご使用条件 (Software License Agreement)」画面が表示されます。
- ソフトウェアご使用条件の条件を読み、「ご使用条件に同意します (I accept the terms in the license agreement)」という項目のそばにあるラジオ・ボタンを選択して契約書の条件に同意し、「次へ」を選択します。
「Upgrade Check」画面が表示されます。
- 「Upgrade Check」画面で、「次へ」を選択します。
次のいずれかの処理が実行されます。
- InterChange Server Express コンポーネントがすでにインストールされており、アップグレードされる予定であるか、またはアップグレード時に InterChange Server Express コンポーネントをインストールする場合、インストーラーは、適切な前提条件が存在し、正常に構成されていることと、InterChange Server Express コンポーネントがアップグレードまたはインストールされる対象のマシン上に 2 つ以下のプロセッサーが存在することを確認します。
- 前提条件が満たされていない場合は、エラー・メッセージが表示され、インストールは強制的に取り消されます。
- 前提条件が満たされた場合は、製品のインストールが開始します。この場合、ステップ 12 から手順を続行します。
- InterChange Server Express コンポーネントがインストールされておらず、アップグレード時にはインストールされない予定の場合は、「ネーム・サーバー構成」画面が表示されます。この場合、ステップ 11 から手順を続行します。
- 「ネーム・サーバー構成」画面で、InterChange Server Express コンポーネントをインストールした (またはインストールする予定の) コンピューターの IP アドレスを入力して、「次へ」を選択します。これにより、インストール・プロセスが開始します。ネーム・サーバーの詳細については、ネーム・サーバーの構成を参照してください。
- インストール・プロセスが開始すると、インストーラーは、インストール用に十分なディスク・スペースがあるかどうかを検査します。
- 十分なディスク・スペースがない場合は、現状のディスク・スペースではインストールを完了できないため、「次へ」ボタンが使用不可になります。この場合は、「戻る」を選択していくつかの機能またはサブ機能を選択解除するか、指定したドライブの不要なスペースを削除します。
- 十分なディスク・スペースが存在する場合は、インストールおよび構成が開始されます。多数の通知画面が表示されます。インストールと構成が完了すると、「ポストインストール・サマリー (Post-installation Summary)」画面が表示されて、プロセスが正常に終了したか、問題が発生したかが示されます。「終了 (Finish)」を選択して、GUI を終了します。
