コネクターの標準およびコネクター固有のコネクター構成プロパティーを構成してから、コネクターを実行する必要があります。コネクターのプロパティーを構成するには、次のものを使用します。
System Manager からこのツールにアクセスします。
構成値を入力すると、値はリポジトリーに保管されます。
標準の構成プロパティーにより、すべてのコネクターによって使用される情報が提供されます。これらのプロパティーの詳細については、付録 A, コネクターの標準構成プロパティーを参照してください。
表 3
に、付録にある構成プロパティーについての、このコネクターに固有の情報を示します。
プロパティー | 注 |
---|---|
AgentConnections | このコネクターは単一スレッドなので、このプロパティーのデフォルト値を変更しないでください。 |
CharacterEncoding | このコネクターはこのプロパティーを使用しません。 |
Locale | このコネクターは国際化対応されているため、このプロパティーの値は変更することができます。現在サポートされているロケールを調べるには、アダプターのリリース情報を参照してください。 |
このセクションでは、実行時にこのコネクターに固有の構成プロパティーについて説明します。コネクター固有のプロパティーには、コネクター内の静的情報やロジックを、コード変更したり再ビルドしたりする必要なしに、変更する手段が用意されています。
表 4
に、コネクターのコネクター固有構成プロパティーを示します。プロパティーの説明については、以下の各セクションを参照してください。
名前 | 指定可能な値 | デフォルト値 | 必要 |
---|---|---|---|
AppServerMachineNameOrIP |
| n/a | はい |
ApplicationPassword | コネクターのユーザー・アカウントのパスワード | PS | はい |
ApplicationUserName | コネクターのユーザー・アカウントの名前 | PS | はい |
ConnectorID | イベント分散用のコネクター名 | null | いいえ |
ConvertToPrimitiveFloat | true または false | false | いいえ |
EventKeyDelimiter | <NameValueChar><DelimiterChar> 注: 実際の文字の間にスペースを指定しないでください。 | =: | いいえ |
PingCompInterface | < CHANGEME > を、既存のコンポーネント・インターフェース名に置き換えます。 | CHANG
ME | はい |
PollQuantity | 1 から 500 までの値 | 1 | いいえ |
PortNumber | Jolt ポート番号 | 9000 | はい |
ReconnectSessionOnGetFail | true または false | false | いいえ |
| 1 以上の値 | 1 | いいえ |
SetLangCode | true または false | false | いいえ |
UseDefaults | true または false | false | はい |
Version | PeopleTools バージョン番号 | 8.15 | はい |
アプリケーション・サーバーを実行しているマシンの名前または IP アドレス。コネクターは、アプリケーションに接続する場合にのみこの値を使用します。
PeopleSoft アプリケーションのコネクターのユーザー・アカウントのパスワード。
デフォルト値はありません。
PeopleSoft アプリケーションのコネクターのユーザー・アカウントの名前。
デフォルト値はありません。
このプロパティーの値は、cweventci を使用して CW_EVENT_TBL 内のイベント検索するのに使用されます。特定のイベントを検索するために複数のコネクターが使用される場合に、イベント分散のために使用されます。この値がブランクまたはnull の場合、このプロパティーは、イベント・コンポーネント・インターフェースで Find() メソッドを呼び出す前に設定されません。
浮動オブジェクトをプリミティブ浮動オブジェクトに変換するかどうかを指定します。
デフォルト値は false です。
名前と値を区切る文字 (NameValue 文字) と、対をお互いに区切る文字 (Delimiter 文字) の名前と値の対で 2 文字を指定します。次の例は、デフォルトの等号 (=) を NameValue 文字に、デフォルトのコロン (:) を Delimiter 文字に使用します。
SETID=1234:DEPTID=5678
デフォルト値は =: です。
ネットワーク接続/セッションの妥当性をテストするため、コンポーネント・インターフェースに対し ping を実行します。セッションまたは接続が無効な場合には FAIL が戻されます。コンポーネント・インターフェース名が指定されている場合に、無効なセッションまたはネットワーク接続の問題が原因でセッション・インスタンスがこのインターフェースを取得できないと、コネクター・エージェントが終了します。
コネクターがポーリング間隔ごとに検索するデータベース表の行数。許容値は 1 から 500 です。
デフォルトは、1 です。
アプリケーション・サーバー上の Jolt ポート番号 (Tuxedo ポート番号ではありません)。コネクターは JSL に接続します。WSL ではありません。
デフォルト値は 9000 です。
true に設定すると、コネクターは自動的に新しいセッション・オブジェクトを作成して、PeopleSoft アプリケーションに再接続します。コネクターは、コンポーネント・インターフェースの Get() メソッドがコネクターのセッション・オブジェクトを終了させる重要でないエラーまたは警告メッセージを戻す場合にのみ、このプロパティーを使用します。通常、この問題はインスタンスのキーがコネクターが使用するキーと異なる場合に発生します。
デフォルト値は false です。
コネクターで複数の PeopleSoft セッション・インスタンスを実行できます。このプロパティーには、実行するセッション・インスタンスの数を設定します。インバウンド・オブジェクトに対してのみマルチスレッド化が可能です。フリー・セッションのプールから各インバウンド・オブジェクト・スレッドにセッション・インスタンスが割り振られ、そのセッション・インスタンスはビジー・プールに移動します。トランザクションが終了すると、セッション・インスタンスは自由プールにリリースされます。
コネクターをマルチスレッドで実行している場合、単一スレッドの順次実行ポーリング用に 1 つ、セッション・インスタンスが予約されます。
コネクターが PeopleSoft アプリケーションに接続後、ただちに基本言語を設定するかどうかを指定します。true に設定すると、コネクターは回避策を使用して、言語表ではなく基本表の基本言語を正しく更新します。このプロパティーを false に設定すると、基本表が正しく更新されないことがあります。
デフォルト値は false です。
UseDefaults が true に設定されているかまたは設定されていない場合、コネクターは必要な各ビジネス・オブジェクト属性について有効な値やデフォルト値が設定されているかどうかを検査します。値が設定されていると、Create は成功します。設定されていない場合は、失敗します。
UseDefaults が false に設定されている場合、コネクターは必要な各ビジネス・オブジェクト属性について有効な値が設定されているかどうかのみを検査します。有効な値が設定されていないと、Create 操作は失敗します。
デフォルト値は false です。
アプリケーションが実行する PeopleTools の現行バージョンを指定します。値は、使用可能な最新の番号を 10 進小数点で指定します。