エラー・メッセージは STDOUT または指定したファイルに記録されます。ログ・ファイルの指定方法は、使用する InterChange Server Express によって異なります。メッセージの記録先を変更する方法については、「システム・インプリメンテーション・ガイド」の資料を参照してください。
アダプターにより生成される一般的なエラーと推奨される解決方法を表 8 に示します。この表の「xxx」と「yyy」は、実際に生成されるメッセージのストリングを表します。
エラー番号 | エラー・メッセージ | 説明/推奨される解決方法 |
---|---|---|
4001 | 例外が xxx でキャッチされました。: yyy (Exception caught in xxx: yyy) | 例外がメソッド xxx でキャッチされました。例外のテキストは yyy に示され、メッセージ ID と NotesException クラスから抽出したテキストを含んでいます。 |
4006 | 構成プロパティー xxx の値がありません。デフォルト値 yyy が使用されます。(No value for configuration property xxx. Using default value : yyy) | 必要に応じて、Connector Configurator Express を使用してプロパティーに適切な値を設定します。 |
4008 | 構成プロパティー xxx の値がありません。(No value for configuration property xxx.) | 必要に応じて、Connector Configurator Express を使用してプロパティーに適切な値を設定します。 |
4034 | 文書 BO を InterChange Server Express へ配信できませんでした。イベント番号 xxx、状況 yyy (Failed to deliver the Document BO to InterChange Server Express event # xxx, status yyy) | この状況は、障害の原因を示します。問題を訂正すると、状況を「ready for poll」に変更することができます。 |
4036 | 試行された BO 配信のサブスクリプションが見つかりません (イベント番号
xxx、状況 yyy)。
(No Subscription found for the attempted BO delivery, event # xxx, status yyy.) | コラボレーションとコネクターが開始していることを確認します。 |
4049 | NoteID xxx の文書の検索に失敗しました (イベント番号 yyy)。(Failed to Retrieve Document with NoteID : xxx, event # yyy) | 指定のイベントで指定された文書の検索時に問題が発生しました。指定されているイベントの発生後に文書が削除されている可能性があります。 |
4050 | イベント・レコード (番号: xxx) の検索に失敗しました。(Failed to Retrieve Event Record # : xxx) | BIALD_EventTable.nsf データベースが使用可能であることと、コネクター構成に指定されているユーザーにデータベースの文書を読み取る権限が付与されていることを確認します。 |
4051 | ポーリングできるイベントが EventTable にありません。(No more events to poll from the EventTable.) | イベント表にイベントがリストされていません。処置は不要です。 |
4052 | イベント・ビュー xxx の検索に失敗しました。(Failed to retrieve the Event View : xxx) | BIALD_EventTable.nsf データベースのイベント表ビューの読み取り時に問題が発生しました。BIALD_EventTable.nsf データベースが使用可能であることと、Connector Configurator Express に指定されているユーザーにデータベースの文書を読み取る権限が付与されていることを確認します。 |
4059 | 認識できない項目タイプです。(Item Type is not recognized.) | アダプターにより処理されていた文書に、サポートされていない項目タイプがありました。この項目は DominoDocument ビジネス・オブジェクトには現れません。サポートされるアイテム・タイプについては、『Lotus Domino ビジネス・オブジェクト定義』を参照してください。 |
4064 | Lotus Domino イベントに対しデータベース xxx をオープンできませんでした (文書 NoteID: yyy、イベント番号 zzz)。(Failed to open Database : xxx for Domino event, Document NoteID= yyy, event # zzz) | データベースが使用可能であることと、コネクター構成に指定されているユーザーにデータベースの文書を読み取る権限が付与されていることを確認します。 |
4072 | IN_PROGRESS イベントが検出されました (イベント番号 xxx)。エラーをログに記録するようにコネクターが構成されています。(Encountered an IN_PROGRESS Event, event number # xxx. Connector has been configured to Log Error.) | コネクター構成に基づいて、In Progress イベントがエラーとしてログに記録されます。構成されているアクションが正しくない場合には、Connector Configurator Express を使用して更新してください。 |
4073 | IN_PROGRESS イベントが検出されました (イベント番号 xxx)。致命的エラーをログに記録するようにコネクターが構成されています。(Encountered an IN_PROGRESS Event, event number # xxx. Connector has been configured to Log Fatal Error.) | コネクター構成に基づいて、In Progress イベントが致命的エラーとしてログに記録されます。構成されているアクションが正しくない場合には、Connector Configurator Express を使用して更新してください |
4074 | IN_PROGRESS イベントが検出されました。このイベントを無視するようにコネクターが構成されています。(Encountered an IN_PROGRESS Event. Connector has been configured to Ignore Event.) | コネクター構成に基づき、In-Progress イベントは無視されます。構成されているアクションが正しくない場合には、Connector Configurator Express を使用して更新してください。 |
4075 | IN_PROGRESS イベントが検出されました。このイベントを再処理するようにコネクターが構成されています。(Encountered an IN_PROGRESS Event. Connector has been configured to Reprocess Event.) | コネクター構成に基づいて、In Progress イベントが再処理されます。構成されているアクションが正しくない場合には、Connector Configurator Express を使用して更新してください。 |
4076 | メソッド xxx でセッション検証に失敗しました。(Failed to validate session in method xxx.) | Lotus Domino Server が開始していることを確認します。また、コネクター構成でサーバー、ユーザー名、およびパスワードが正しく構成されていることを確認します。 |
4077 | メソッド xxx でイベント表データベース/ビューへの接続確立に失敗しました。(Failed to establish connection to event table database/view in method xxx.) | Lotus Domino Server が開始していることを確認します。また、コネクター構成でサーバー、ユーザー名、およびパスワードが正しく構成されていることを確認します。 |
4081 | イベント番号 xxx の文書データベース・パスが無効です。(Invalid document database path for event # xxx) | このメッセージは、構成されているパスにデータベースが存在しないことを示します。イベント表へのイベント送信後、アダプターがそのイベントの処理を試みる前に、データベースが削除されていた可能性があります。 |
4084 | Lotus Domino セッションが無効です。(Domino Session is no longer valid.) | Lotus Domino Server が開始していることを確認します。また、コネクター構成またはビジネス・オブジェクトでサーバー、ユーザー名、およびパスワードが正しく構成されていることを確認します。 |
5001 | Lotus Domino Server へのアクセス中にエラーが発生しました (サーバー: xxx、ユーザー名: yyy、エラー・テキスト: zzz)。(Error accessing Domino server Server: xxx Username: yyy Error text: zzz) | Lotus Domino Server へのアクセス中にエラーが発生しました。サーバーが開始していることを確認します。 |
5002 | データベース xxx へのアクセス中にエラーが発生しました。エラー・テキスト: yyy (Error accessing database: xxx. Error text: yyy) | 構成されているユーザーに、データベースへのアクセス権限が付与されていることを確認します。 |
5003 | データベース xxx が見つかりません。(Database xxx not found.) | ビジネス・オブジェクトに指定されているデータベースが見つかりませんでした。ビジネス・オブジェクトに指定されているデータベースのパスと名前を確認してください。 |
5005 | データベース xxx のオープン中にエラーが発生しました。エラー・テキスト: yyy (Error opening database: xxx Error text: yyy) | 詳細については、エラー・テキストを参照してください。構成されているユーザーに、データベースへのアクセス権限が付与されていることを確認します。 |
5006 | 動詞: xxx がサポートされていません。(Unsupported verb: xxx) | コネクターが、着信ビジネス・オブジェクトで指定されている動詞をサポートしていません。サポートされる動詞は、Create、Retrieve、Update、Delete、および Exist です。 |
5007 | 文書のオープン中にエラーが発生しました (NoteID: xxx、エラー・テキスト: yyy)。(Error opening document. NoteID=xxx. Error text: yyy) | ビジネス・オブジェクト・ハンドラーは、指定されたデータベースに存在しない NoteID を持つビジネス・オブジェクトを受信しました。この NoteID を持つ文書は削除された可能性があります。NoteID が正しくない場合は、それを訂正し、ビジネス・オブジェクトを再送します。 |
5008 | 文書のオープン中にエラーが発生しました (NoteID: xxx)。データベースに文書がありません。(Error opening document. NoteID=xxx. Document not found in database.) | データベースで、指定の NoteID を持つ文書が見つかりませんでした。 |
5009 | 文書の作成中にエラーが発生しました。エラー・テキスト: xxx (Error creating document. Error text: xxx) | 指定されたデータベース内で文書を作成するために必要な権限が、ユーザーに付与されていない可能性があります。権限レベルを変更するか、または異なるユーザー・ログイン情報を使用してください。 |
5010 | 文書の NoteID の検索中にエラーが発生しました。(Error retrieving NoteID from Document.) | Create 動詞の処理で、データベース内に作成された文書の NoteID を検索中にエラーが発生しました。この NoteID はビジネス・オブジェクトには追加されません。NoteID が必要な場合には、Notes Client を使用して文書を参照してください。 |
5011 | 文書の削除中にエラーが発生しました (NoteID: xxx、エラー・テキスト: yyy)。(Error deleting document. NoteID=xxx. Error text: yyy) | ユーザーに文書を削除する権限が付与されていない可能性があります。権限を変更するか、または異なるユーザー・ログイン情報を使用してください。 |
5012 | 文書の検証中にエラーが発生しました (NoteID: xxx、エラー・テキスト: yyy)。(Error validating document. NoteID=xxx. Error text: yyy) | 指定された文書の検証中にエラーが発生しました。詳しくは、エラー・テキストを参照してください。 |
5013 | 文書の保管中にエラーが発生しました。エラー・テキスト: xxx (Error saving document. Error text: xxx) | 説明: 指定された文書の保管中にエラーが発生しました。詳しくは、エラー・テキストを参照してください。 |
5014 | 文書は保管されませんでした。(The Document was not saved.) | 原因: 要求、または ForceSave プロパティーと MakeResponse プロパティーの設定により文書が変更されませんでした。文書が保管されませんでした。これは、文書が変更されなかったか、またはコネクター・プロパティーの設定に基づいています。コネクターのアプリケーション固有のプロパティー (ForceSave および MakeResponse) を必要に応じて設定します。詳しくは、表 5 または Lotus Domino の資料を参照してください。 |
5015 | ビジネス・オブジェクト yyy に属性 xxx がありません。(Attribute xxx not found in Business Object yyy.) | 指定の必須属性がビジネス・オブジェクトで見つかりませんでした。使用されているビジネス・オブジェクトのバージョンが正しいことを確認してください。 |
5016 | 属性 xxx は、ビジネス・オブジェクト yyy の String 型属性ではありません。(Attribute xxx is not String type in Business Object yyy) | アダプターにより String 型属性が予期されていましたが、指定された属性が、指定のビジネス・オブジェクトの String 型属性ではありません。使用されているビジネス・オブジェクトのバージョンが正しいことを確認してください。 |
5017 | 属性 xxx は、ビジネス・オブジェクト yyy の Boolean 型属性ではありません。(Attribute xxx is not boolean type in Business Object yyy) | アダプターにより Boolean 型属性が予期されていましたが、指定された属性が、指定のビジネス・オブジェクトの Boolean 型属性ではありません。使用されているビジネス・オブジェクトのバージョンが正しいことを確認してください。 |
5018 | 属性 xxx は、ビジネス・オブジェクト yyy の Business Object 型属性ではありません。(Attribute xxx is not Business Object type in Business Object yyy) | アダプターにより Business Object 型属性が予期されていましたが、指定された属性が、指定のビジネス・オブジェクトの Business Object 型属性ではありません。使用されているビジネス・オブジェクトのバージョンが正しいことを確認してください。 |
5019 | 項目 xxx を文書へ追加中にエラーが発生しました。エラー・テキスト: yyy (Error adding Item xxx to document. Error text: yyy) | ユーザーに権限が付与されていない可能性があります。権限レベルを変更するか、または異なるユーザー・ログイン情報を使用してください。 |
5020 | 文書の親データベースの検索中にエラーが発生しました。エラー・テキスト: yyy (Error retrieving Document parent Database. Error text: yyy) | 文書の親データベースの検索中にエラーが発生しました。詳しくは、エラー・テキストを参照してください。 |
5021 | データベースでの現行セッションの検索中にエラーが発生しました。エラー・テキスト: xxx (Error retrieving current Session from the Database. Error text: xxx) | データベースでの現行セッションの検索中にエラーが発生しました。詳しくは、エラー・テキストを参照してください。 |
5022 | ストリング xxx から DateTime オブジェクトの作成中にエラーが発生しました。エラー・テキスト: yyy (Error creating DateTime object from the String xxx. Error text: yyy) | 説明: 指定されたストリングから DateTime オブジェクトの作成中にエラーが発生しました。日付ストリングは、java.text.SimpleDateFormat API で指定されているパターンに準拠する必要があります。詳細については、アプリケーション固有の構成プロパティーを参照してください。 |
5023 | 型 xxx に対して ItemHandler が定義されていません。有効な型は「Double」、「String」 および「Date」です。(No ItemHandler defined for type: xxx. Valid types include "Double", "String," and "Date.") | DominoItem.type 属性に指定されている型に対して ItemHandler が定義されていません。DominoItem.type 属性にサポートされている型が設定されていることを確認してください。 |
5024 | 項目 yyy でフラグ xxx の設定中にエラーが発生しました。例外テキスト: zzz (Error setting flag xxx in Item yyy. Exception text: zzz) | 指定の項目で指定されたフラグを設定中にエラーが発生しました。詳しくは、エラー・テキストを参照してください。 |
5025 | ストリング xxx を Double オブジェクトへ変換中にエラーが発生しました。(Error converting String xxx to a Double.) | 指定されたストリングを Double オブジェクトへ変換中にエラーが発生しました。DominoItemValue.value が着信ビジネス・オブジェクトでの有効な Double 値であることを確認してください。 |
5026 | Lotus Domino 文書をビジネス・オブジェクトへ変換中にエラーが発生しました (NoteID: xxx、エラー・テキスト: yyy)。(Error converting Domino Document to a Business Object. NoteID=xxx Error text: yyy) | 文書をビジネス・オブジェクトへ変換中にエラーが発生しました。詳しくは、エラー・テキストを参照してください。 |
5029 | 文書からアイテム xxx の除去中にエラーが発生しました (NoteID: yyy、エラー・テキスト: zzz)。(Error removing Item xxx from Document. NoteID=yyy Error text: zzz) | 文書から指定の項目を除去中にエラーが発生しました。詳しくは、エラー・テキストを参照してください。 |
5030 | ビジネス・オブジェクト属性の初期化および検証中にエラーが発生しました (ビジネス・オブジェクト名: xxx、エラー・テキスト: yyy)。(Error initializing and validating Business Object attributes. BO Name: xxx Error text: yyy) | IsRequired が Yes に設定されている属性について、着信ビジネス・オブジェクト内で値が指定されていることを確認してください。 |
5031 | サブ動詞 xxx は、DominoItem 名 yyy でサポートされていないサブ動詞です。(Unsupported subverb: xxx for DominoItem Name=yyy) | 指定されているサブ動詞はコネクターによりサポートされていません。DominoItem ビジネス・オブジェクトに対し、サポートされているサブ動詞 (Create、 Update、または Delete) が指定されていることを確認してください。 |
5032 | ロケールのデフォルト形式を使用して日付ストリングを解析中にエラーが発生しました (日付: xxx、ロケール: yyy)。(Error parsing Date String using default format for locale. Date: xxx Locale: yyy) | 指定のロケールのシステム・デフォルト形式を使用して指定の日付ストリングを解析中にエラーが発生しました。日付ストリングとビジネス・オブジェクトのロケールのシステム・デフォルト形式が一致しているかどうかを確認してください。一致していない場合には、コネクターのアプリケーション固有プロパティー DateFormats に必要な日付形式を指定してください。詳しくは、『アプリケーション固有の構成プロパティー』を参照してください。 |
5033 | 構成されている形式を使用して日付ストリングを解析中にエラーが発生しました (日付: xxx、ロケール: yyy、形式: zzz)。(Error parsing Date String using configured format. Date: xxx Locale:yyy Format: zzz.) | 指定の形式とロケールを使用して指定の日付ストリングを解析中にエラーが発生しました。日付ストリングが、コネクターのアプリケーション固有プロパティー DateFormats に指定されている形式の 1 つに一致しているかどうかを確認してください。詳しくは、『アプリケーション固有の構成プロパティー』を参照してください。 |
5034 | 構成されている日付形式ストリングを使用して Date オブジェクトを生成できませんでした (日付: xxx、ロケール: yyy)。(Unable to generate Date object using configured Date Format strings. Date: xxx Locale: yyy.) | エラーを記録する前にすべての日付形式を使用した生成操作が試行されます。Date 生成操作がすべて失敗しているかどうかを確認してください。失敗している場合には、必要な日付形式をコネクターのアプリケーション固有プロパティー DateFormats に指定します。詳しくは、『アプリケーション固有の構成プロパティー』を参照してください。 |
5035 | ビジネス・オブジェクトに NoteID が指定されていませんでした。(The NoteID was not specified in the Business Object.) | 着信ビジネス・オブジェクトに NoteID が常に指定されていることを確認します。 |
5038 | Name 属性に指定されている値が無効です (Name=xxx、BO=yyy)。(Invalid value specified for Name attribute. Name=xxx, BO=yyy.) | この属性に CxIgnore 値または CxBlank 値が指定されていないことを確認します。 |