JText コネクターは、イベント通知とビジネス・オブジェクトの要求処理の他に以下の機能を提供します。
- 異なるビジネス・オブジェクトごとに異なる構成。例えば、異なるディレクトリーおよびファイル拡張子、あるいは異なるデータ・フォーマットを使用するために異なるビジネス・オブジェクトを構成できます。
- ファイル拡張子、アーカイブ・ファイル・ストレージ用のディレクトリー・ロケーション、フォーマット・タイプ、およびファイルの順序付けのための構成機能。
- ビジネス・オブジェクトごとの出力ファイル名を動的に判別する、または生成済み出力ファイルの絶対パス名を戻すための構成機能。
- 障害リカバリー。
- カスタム・データ・ハンドラー機能。ユーザーはコネクター・コードを再コンパイルせずに新たなデータ・ハンドラーを作成できます。構成プロパティーを変更するだけで、作成済みの新規クラスを使用できるようになります。
- リモート FTP ロケーションおよびローカル・ファイル・システムのディレクトリーとのデータ交換機能。
詳細については、JText アダプターのインストール、JText コネクター・メタオブジェクトの使用、および「データ・ハンドラー・ガイド」を参照してください。
JText コネクターは、他のアダプターと同様にソース・アプリケーションから宛先アプリケーションへのデータの転送を可能にする他、以下の面で他と異なります。
- すべてのビジネス・オブジェクトを同じ方法で処理します。つまり、JText コネクターはビジネス・オブジェクトを常時ファイルに書き込むため、どの動詞が入ってきても Create 操作のみを実行します。
- 処理するビジネス・オブジェクトの内容を解釈しません。つまり、どのビジネス・オブジェクトも、ストリングまたはバイト配列に変換されるものとして読み取られます。このとき、キー値が他のデータ以上の重要性を持つことはありません。
- 構成の大部分にメタオブジェクト値を使用します。詳細については、JText コネクター・メタオブジェクトの使用を参照してください。
- イベント表を持ちません。その代わりに、コネクターは構成済みのイベント・ディレクトリーをイベント表として使用します。
