イベント通知ビジネス・オブジェクトの構造は、要求ビジネス・オブジェクトの構造と似ています。どちらも、URL、MIME
タイプ、BOPrefix、応答ビジネス・オブジェクト、および要求ビジネス・オブジェクトに対応する属性が必要です。ビジネス・オブジェクトの処理における唯一の相違は、コネクターが応答ビジネス・オブジェクトの内容を取り扱う方法です。イベント通知の場合、コネクターは、応答ビジネス・オブジェクトに、イベントを表す子ビジネス・オブジェクトが格納されていると想定しています。
イベント通知ビジネス・オブジェクトを定義するときには、次の点に留意してください。
- トップレベルのビジネス・オブジェクトには、要求と応答の両方の属性が必要です。要求と応答の属性は両方とも必須にする必要があり、異なるタイプの属性にする必要があります。
- 要求ビジネス・オブジェクトは応答ビジネス・オブジェクトの前に置きます。
- 応答ビジネス・オブジェクトは、同じタイプの複数の子ビジネス・オブジェクトを戻すことができます。例えば、顧客イベントのみを戻す応答ビジネス・オブジェクトを設計できます。
- 応答ビジネス・オブジェクトは、異なるタイプの複数の子ビジネス・オブジェクトを戻すことができます。例えば、注文イベントと顧客イベントのみを戻す応答ビジネス・オブジェクトを設計できます。
- アンサブスクライブされた子ビジネス・オブジェクトはすべてアーカイブ・ディレクトリーにアーカイブされます。
- ビジネス・オブジェクトでは、その定義のアプリケーション固有情報列に指定されたデフォルトの動詞の他に、サポートされている動詞の列に、'DefaultVerbName'
動詞が追加されている必要があります。デフォルトの動詞は、サブスクリプションが正しくチェックできるように、イベント通知のために使用される動詞です。InterChange
Server Express
に送られるビジネス・オブジェクトごとに、動詞を設定することが必要です。
図 7 に、ビジネス・オブジェクト定義における DefaultVerbName
の配置を示します。
図 7. ビジネス・オブジェクト定義における DefaultVerbName の配置

