マップのコンパイル

Map Designer Express はマップをコンパイルすると、マップの変換用 Java コードを保持する .java ファイルから .class ファイルを生成します。 この .java ファイルはプロジェクトのマップ定義の一部として保管された変換コードから生成されます。

要確認:
マップをコンパイルできるようにするには、Java コンパイラー (javac) がシステムに存在し、そのパスが PATH システム変数に設定されている必要があります。 詳細については、"開発環境の設定"を参照してください。

Map Designer Express からのマップのコンパイル手順

Map Designer Express 内から、次のいくつかの方法でマップのコンパイルを開始できます。

デフォルトでは、Map Designer Express はマップをプロジェクトに保管した後にマップをコンパイルし、.java ファイルと .class ファイルに Java コードを生成します。メッセージ・ファイルが必要な場合は、メッセージ・ファイルも生成されます。

注:
マップのコンパイル前に自動的にマップをプロジェクトに保管するかどうかを指定するには、「マップをコンパイル: コンパイル前にマップを保管」オプションを使用します。デフォルトでは、このオプションは使用可能です。このオプションの設定は、「設定」ダイアログの「一般」タブで変更できます。 詳細については、"一般的な設定の指定"を参照してください。

コンパイルするには、Map Designer Express はマップの Java ソース・コード (.java ファイル) に対して Java コンパイラーを呼び出します。 その後の動作は、コンパイルが成功するかどうかによって異なります。

System Manager からのマップのコンパイル手順

また、System Manager もマップをコンパイルするいくつかの方法を提供しています。

マップのコンパイルの成功

マップのコンパイルが成功するとき、Map Designer Express は次の手順に従います。

マップのコンパイルの失敗

コンパイル中にエラーが発生すると、Map Designer Express はエラー・メッセージを生成し、画面下部の出力ウィンドウに表示します。 出力ウィンドウがまだ開いていない場合、Map Designer Express ではマップ・タブの下部に出力ウィンドウを開き、コンパイル・エラー・メッセージを表示します。

コンパイル・エラーが発生すると、出力ウィンドウにエラー・メッセージおよび問題となる属性名と行番号が青色で表示されます。ハイパーリンクをクリックすると、Activity Editor の Java 表示に問題箇所が表示されます。

ヒント:「表示」メニューから「出力をクリア」を選択すると、出力ウィンドウからメッセージをクリアできます。

エラーには、検出が簡単なものもあり、難しいものもあります。

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