Activity Editor はアクティビティー定義 の作成に使用されますが、このアクティビティー定義は、コラボレーション・テンプレート内の各アクション・ノードのビジネス・ロジックを指定します。各アクション・ノードには、関連するアクティビティー定義が 1 つあります。
アクティビティー定義は機能ブロック を基にしています。機能ブロックは、アクティビティー定義の個別のパーツを表しており、例えば定数、変数、あるいは特定の機能部分 (プログラミング・メソッドなど) があります。Activity Editor の機能ブロックの多くは、コラボレーション API の個々のメソッドに対応します。
機能ブロックは、ライブラリー・ウィンドウまたはコンテンツ・ウィンドウからドラッグ・アンド・ドロップして、編集キャンバスに置きます。機能ブロックを編集キャンバスに一度ドロップすれば、その機能ブロックを必要に応じて移動させることができます。キャンバス上で機能ブロック・アイコンをクリックして選択し、希望する場所にドラッグしてください。
機能ブロックには入力、出力、またはその両方があります。機能ブロックごとに入力と出力が事前定義され、その指定された値タイプのみが受け入れられます。機能ブロックが編集キャンバスにドロップされると、その入力ポートと出力ポートは、図 48 に示すような矢印で表されます。
これらのポートは、その機能ブロックと他のコンポーネントをリンクする接続点になります。デフォルトでは、各入出力の名前は、接続ポートの隣に表示されます (「表示」 --> 「設定」オプションを使って、名前を非表示にできます)。
登録済みの Web サービスは、System Manager からエクスポートして Activity Editor で使用できます。エクスポート処理では、Web サービスの各メソッドが機能ブロックに変換され、変換された機能ブロックは、My Library¥Web Services フォルダーに配置されます。Web サービス・メソッドがエクスポートされ、機能ブロックに変換されれば、機能ブロックをアクティビティー定義で使用できます。他の機能ブロック同様、編集キャンバスでドラッグ・アンド・ドロップして、必要な入出力を指定できます。
Web サービスをエクスポートして、そのメソッドを機能ブロックに変換するには、以下の手順を実行します。
機能ブロックは接続リンク によって接続されます。接続リンクは、アクティビティー定義におけるさまざまなコンポーネント間のアクティビティーの流れを定義します。接続リンクは、ある機能ブロックの出力ポートを別の機能ブロックの入力ポートに接続します。
2 つの機能ブロック間に接続リンクを追加する手順は、以下のとおりです。
入力ポートにすでに既存の接続リンクがある場合は、より新しい接続リンクに置き換わります。
Activity Editor には New Constant 機能があります。この機能を編集キャンバス上にドラッグ・アンド・ドロップし、他の機能ブロックへの入力として設定し使用する定数値を定義することができます。
New Constant 機能ブロックは、ライブラリー・ウィンドウおよびコンテンツ・ウィンドウの「System」フォルダーにあります。図 49 は、編集キャンバスにドロップされたときの New Constant 機能ブロックの表示を示します。
定数の値を入力するためのテキスト編集ボックスが機能ブロックの上部に表示されます。(値を編集する必要がある場合は、Constant 機能ブロックの内側をクリックして、新しい値を入力します。) 定数には単一の出力ポートが含まれる点に注意してください。
「System」フォルダー (ライブラリー・ウィンドウおよびコンテンツ・ウィンドウ内にある) には、コメント、記述、ラベル、および処理待ちタグをアクティビティー定義に追加する機能ブロックが含まれています。これらのタグは、各アクティビティーまたはサブアクティビティーの識別に役立ちます。また、実施すべき事項の覚え書にもなります。これらの機能ブロックを、他の機能ブロックと同様に編集キャンバス上にドラッグ・アンド・ドロップします。ただし、入出力ポートはありません。
新規タグを編集するには、タグの中心をシングルクリックします。カーソルが I ビームに変わり、テキストを入力できます。タグでは、長すぎるテキスト行は自動的に折り返されます。Enter を押して、新しい行にテキストを入力することもできます。
タグのサイズを変更する場合は、タグの右下の隅を左マウス・ボタンでクリックし、マウス・ボタンを押したまま、タグを希望のサイズにドラッグします。タグには最小サイズ要件があるため、最小サイズよりも小さいサイズには変更できません。
編集キャンバス上の機能ブロックのセットは、一つにまとめて保管し、後で別のアクティビティー定義に再使用することができます。この保管されたコンポーネント・グループは、実際には機能ブロックとして動作します。
希望するアクティビティー・フローを編集キャンバス上に作成した後に、そのフローの全部または一部を再使用可能なコンポーネント・グループとして保管する手順は、以下のとおりです。
ライブラリー・ウィンドウおよびコンテンツ・ウィンドウの「My Collection」フォルダーに新しいコンポーネント・グループ・アイコンが追加されます。このアイコンは、編集キャンバス上にある、コラボレーション・シナリオ内の任意のアクティビティー定義にドラッグ・アンド・ドロップできます。