ビジネス・オブジェクト・タイプ用にコラボレーション・テンプレートのポートを構成した後で、コラボレーション・オブジェクトを作成し、そのポートを Web サービス・コネクターのインスタンスにバインドする必要があります。
新規コラボレーション・オブジェクトを作成してそのポートを Web サービス・コネクターのインスタンスにバインドするには、次のようにしてください。
- 「コラボレーション・オブジェクト (Collaboration Objects)」フォルダーを右マウス・ボタンでクリックし、「新規コラボレーション・オブジェクトの作成 (Create New Collaboration Object)」を選択します。これによって「新規コラボレーションの作成 (Create New Collaboration)」ウィンドウが現れ、テンプレートのリストが示されます (図 54 を参照)。
図 54. 「新規コラボレーションの作成 (Create New Collaboration)」ウィンドウ

- 「テンプレート名 (Template Name)」からコラボレーション・テンプレートを選択し、「コラボレーション・オブジェクト名 (Collaboration object name)」フィールドにコラボレーション・オブジェクトの名前を入力します。これにより、図 55 に示すような「ポートのバインド (Bind Ports)」ウィンドウが表示されます。
図 55. 「ポートのバインド (Bind Ports)」ウィンドウ

- ポートを選択し、「タイプ (Type)」の矢印をクリックしてポートのプルダウン・メニューを表示して、「Web サービス (WebService)」を選択します (図 55 を参照)。
Web サービス・コネクターのすべてのインスタンスは、アプリケーション固有プロパティー ConnectorType を備えています。デフォルトでは、このプロパティーは WebService に設定されています。System Manager の「コラボレーション・ポートのバインド (Bind Collaborations Port)」ウィンドウでは、どのコネクターが Web サービス・コネクターかを判別するために、ConnectorType プロパティーの値が使用されます。
- 「バインド先 (BindWith)」の矢印をクリックしてコネクター・インスタンスのリストを表示します。System Manager は、ConnectorType プロパティーの値が WebService に設定されているコネクターのインスタンスを表示します。Web サービス・コネクターのインスタンスを選択してください。(図 56 に例が示されています。)
図 56. Web サービス・コネクターのインスタンスの選択

- 「完了」をクリックします。
これで、WSDL 構成ウィザードを実行する準備ができました。
