考えられるすべての状況ごとに別のメッセージを作成する必要はありません。代わりに、パラメーターを使って実行時に変化する値を表します。パラメーターを使うことにより、1 つのメッセージで複数の状況に対処することが可能になり、メッセージ・ファイルの増大を防ぐことができます。
パラメーターは常に、中括弧で囲まれた数値 ({number}) として表示されます。メッセージに追加したいパラメーターごとに、中括弧で囲んだ数字を、メッセージのテキストに挿入してください。次に例を示します。
message text {number} more message text.
メッセージのロギングのために呼び出される API メソッドは、各パラメーターに値を設定する必要があります。例えば、以下のメッセージを例に取ります。
6 Update failed. Destination application missing entry for {1} {2}
このメッセージを送信するコード・フラグメントには、次のようなコードがあります。
logWarning(6, " CustomerID" , fromCust.getString("CustomerID"));
InterChange Server Express は、logWarning() メソッド呼び出しで指定されたパラメーター値をログ・ファイル内のメッセージと組み合わせ、メッセージを形成します。メッセージをログ・ファイルに書き込む前に、サーバーはメッセージ・パラメーターを以下の値で置換します。
メッセージは、以下のようにログ・ファイルに表示されます。
Update failed. Destination application missing entry for CustomerID 101961
メッセージ・テキストでは、欠落したエントリーの説明およびその ID がパラメーターとして使用されます。そのため、ハードコーディングされたストリングとしてこれらを組み込む代わりに、欠落した属性の任意のペアに対して同じメッセージを使用できます。