キューの Uniform Resource Identifiers (URI)

URI はキューを一意的に識別します。キューの URI は、シーケンス queue:// で始まり、それに以下の項目が続きます。

例えば、次の URI を指定すると、キュー・マネージャー crossworlds.queue.manager に存在するキュー IN に接続し、すべてのメッセージが優先順位 5 の SWIFT メッセージとして送信されます。

queue://crossworlds.Queue.manager
 /MQCONN.IN?targetClient=1&priority=5
 

表 13 に、キュー URI のプロパティー名を示します。

表 13. キューの URI に対する SWIFT 固有のコネクター・プロパティー名
プロパティー名 説明
expiry ミリ秒で表した、メッセージの存続時間 0 = 無制限。

正整数 = タイムアウト (ミリ秒)。

priority メッセージの優先順位。 0-9。1 が最高の優先順位。値 -1 は、このプロパティーがキューの構成によって決定されることを意味します。値 -2 は、コネクターが自分のデフォルト値を使用できることを意味します。
persistence メッセージを永続メモリーに保存するかどうか。 1 = 非永続

2 = 永続

値 -1 は、このプロパティーがキューの構成によって決定されることを意味します。値 -2 は、コネクターが自分のデフォルト値を使用することを意味します。

CCSID1 宛先の文字セット。 整数 - 有効値は、WebSphere MQ の基本資料にリストされています。
targetClient 受信アプリケーションが JMS 準拠であるかどうか。 1 = MQ (MQMD ヘッダーのみ) この値は、SWIFTAlliance を表す 1 に設定する必要があります。
encoding 数値フィールドの表示方法。 WebSphere MQ の基本資料に記載されている整数値。

注:

  1. コネクターは、MQMessages 内のデータの文字セット (CCSID) やエンコード属性を制御しません。コネクターを適切に動作させるには、WebSphere MQ キューで ASCII 文字集合を使用し、MQSA で適切に構成する必要があります。データ変換は、データがメッセージ・バッファーから検索されるか、あるいはメッセージ・バッファーに送達されるときに行われるため、コネクターはデータ変換を、IBM WebSphere MQ にインプリメントされている JMS に依存します (IBM WebSphere MQ Java クライアント・ライブラリーの資料を参照してください)。したがって、これらの変換は、ネイティブの WebSphere MQ API がオプション MQGMO_CONVERT を使用して実行する変換と、双方向で等しくなければなりません。コネクターは、変換プロセスにおける差異または失敗を制御できません。これは、追加の変更 (MQSA によって課される変更など) なしに、任意の CCSID や WebSphere MQ によってサポートされるエンコードのメッセージ・データを検索できます。特定の CCSID またはエンコードのメッセージを送達するには、出力キューが完全修飾の URI で、CCSIDencoding の値を指定している必要があります。コネクターはこの情報を WebSphere MQ に渡し、WebSphere MQ は MQMessage を送達するためにデータをエンコードするときに、この情報を使用します (JMS API を介して)。CCSID およびエンコードがサポートされていない場合は、IBM の Web サイトから最新バージョンの IBM WebSphere MQ Java クライアント・ライブラリーをダウンロードすると、多くの場合、サポートされるようになります。MQSA 要件の詳細については、MQSA の資料を参照してください。CCSID およびエンコードに固有の問題がそれでも解決されない場合は、IBM ソフトウェア・サポートに連絡を取り、別の Java 仮想マシンを使用してコネクターを実行する可能性を検討してください。

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