汎用 PriceRecord ビジネス・オブジェクトには、会社が設定する有効な価格および割引タイプを指定する情報が含まれます。 カスタマー・インタラクション・マネージメント (CIM) および エンタープライズ・リソース・プランニング (ERP) アプリケーションでは、このビジネス・オブジェクトを使用して企業が設定した価格構造を同期します。
汎用 PriceRecord ビジネス・オブジェクトには、特定の価格リスト ID 情報、品目に関する情報、品目の組織属性、およびこの価格リストの作成対象である特定の顧客、通貨、取引または販売促進の入る属性が含まれます。 PriceRecord ビジネス・オブジェクトは価格リスト全体ではなく、価格リストの特定品目を同期するために使用されます。
このビジネス・オブジェクトを使用するにあたっての前提は、単価および単位原価の計測単位と通貨単位の両方が CIM システムと ERP システム間で同一であることです。
PriceRecord ビジネス・オブジェクトには、1 つの子ビジネス・オブジェクト PriceRecordPriceBreak が含まれます。この子ビジネス・オブジェクトは、指定品目内で価格ブレークが発生する場所を指定します。
PriceRecord のすべてのレコードで数多くの特性を設定できるため、PriceRecord と PriceRecordPriceBreak ビジネス・オブジェクト間の 0 対多の関係により、各 PriceRecord のすべての価格ブレークにアクセスできます。 これにより、異なる特性を使用して 1 つの品目に複数の価格ブレークを設定できます。
次の図は PriceRecord ビジネス・オブジェクトの関係を示しています。
図 1. PriceRecord ビジネス・オブジェクトの関係
図 1 は、ARInvoice ビジネス・オブジェクトと、その子ビジネス・オブジェクトとの関係を示しています。
汎用 PriceRecord ビジネス・オブジェクトは、次の動詞をサポートします。
汎用 PriceRecord ビジネス・オブジェクトまたはそのいずれかの子について属性を調べるには、System Manager または Process Designer Express を使用してください。