デフォルトのビジネス・オブジェクト解決を使用すると、SOAP メッセージからビジネス・オブジェクトへの変換で使用されるビジネス・オブジェクトを判別するために、プラグ可能な名前ハンドラーを指定することができます。これは、MO_DataHandler_DefaultSOAPConfig を変更することによって行います。
MO_DataHandler_DefaultSOAPConfig には、string 型の属性が 2 つあり、以下を指定します。
public static SOAPNameHandler createNameHandler(Object moProps) public abstract String getBOName(Envelope msgEnv, SOAPProperty prop)
SOAP データ・ハンドラー用に書かれたすべての名前ハンドラーでは、getBOName メソッドをインプリメントする必要があります。createNameHandler メソッドに引き渡されたオブジェクトは、この名前ハンドラーのメタオブジェクト・プロパティーを設定します。getBOName メソッドに引き渡された SOAPProperty は、コネクター呼び出しで引き渡された SOAPProperty の値をデータ・ハンドラーに設定します。SOAP データ・ハンドラーは、以下のようにして、このメソッドを呼び出します。
SOAPNameHandler nh = SOAPNameHandler.createNameHandler(moProps); String boName = nh.getBOName(msgEnv, prop);
SOAPNameHandler 属性に値が指定されている場合、SOAP データ・ハンドラーは、指定された名前ハンドラーを呼び出します。この値が存在しない場合、または指定された名前ハンドラーがビジネス・オブジェクト名を入手できなかった場合には、デフォルトのビジネス・オブジェクト解決を行うために、SOAP データ・ハンドラーがデフォルトで呼び出されます。デフォルトのビジネス解決で示されたプロセスに従い、コネクターは、Body Name、Body Namespace、およびビジネス・オブジェクト名などの情報を含む、コネクターによってサポートされるビジネス・オブジェクト・コンテナーのリストを、データ・ハンドラーにデリバリーします。データ・ハンドラーは、この情報を使用して、SOAP メッセージからビジネス・オブジェクトを作成します。名前ハンドラーが失敗した場合は、デフォルトのビジネス・オブジェクト解決が発生します。