Web サービスの組み込み

WebSphere Business Integration Express は、コラボレーションでの Web サービスの使用をサポートしています。Web サービス は、パブリック・インターフェースとバインディングが XML によって定義されるモジュラー・アプリケーションで、HTTP や SOAP などのオープン・プロトコルから利用できます。Web サービスには、コラボレーション・テンプレートのアクティビティー定義に含めることができます。対応するコラボレーション・オブジェクトが実行されると、Web サービスが呼び出されます。InterChange Server Express の変更は不要です。

System Manager を使用して場所を探索し、Web サービスを登録します。登録された Web サービスは、ICL (Integration Component Library) プロジェクトの一部になります。また、Web サービスに必要なすべてのビジネス・オブジェクトは自動的に生成され、ICL プロジェクトに配置されます。System Manager を使用して Web サービスを登録および管理する方法の詳細については、「システム・インプリメンテーション・ガイド」を参照してください。

コラボレーション・テンプレートに Web サービスを組み込むには、System Manager の ICL プロジェクトから Web サービスをエクスポートする必要があります。各メソッドは、機能ブロックとして Activity Editor にエクスポートされ、そこでアクティビティー定義に配置することができます。Web サービスのエクスポートとアクティビティー定義への追加方法の詳細については、Web サービス機能ブロックを参照してください。

Web サービスのタイムアウト値を構成するには、ws_timeout と呼ばれるコラボレーションの構成プロパティーを追加します (コラボレーション構成プロパティーの定義 (「プロパティー」タブ)参照)。タイムアウト値は、ミリ秒単位で指定されます。ws_timeout のデフォルト値は 10000 (10 秒) です。

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