Adapter for Siebel eBusiness Applications の Siebel 接続 DLL
コンポーネントは、以下の場合にエラーを戻します。
- InterChange Server Express に接続できない。
- ログまたはトレース・ファイルに書き込もうとしてもオープンできない。
- XML 入力メッセージから WebSphere Business Integration Server Express Plus
システムの ビジネス・オブジェクトを作成すると、エラーが発生する。 これは、着信
XML データのデータ形式が誤っていることが原因である可能性があります。要求の中でデータ・エラーが発生しても、ワークフローはバッチ要求の処理を停止しません。障害が発生した要求を見付けるには、ワークフロー・ログを調べて失敗した要求を検索する必要があります。エラーを修正したら、もう一度要求を送信します。このシナリオは、要求の処理中に
InterChange Server Express で障害が発生した場合にも発生します。ユーザーはワークフロー・ログを調べて、一連の要求が失敗したかどうかを確認する必要があります。その後、ユーザーは
InterChange Server Express
が稼働しているか検査して、失敗した要求を再送信する必要があります。
- コラボレーションの実行中に発生したエラーの原因は、誤った動詞の設定、誤った形式の属性値、または外部アプリケーションまたは
InterChange Server Express で障害が発生していることなどが考えられます。これは、コラボレーションが存在していない、あるいは稼働していない場合にも発生します。ユーザーは、エラーの原因を分析する前に、外部アプリケーションおよび
InterChange Server Express が稼働していることを確認する必要があります。その後、ユーザーは DLL
ログおよびトレース・ファイルを調べて、エラーの原因を突き止め、エラーを修正して、要求を再送信する必要があります。
- ログまたはトレース・ファイルに書き込もうとしてもオープンできない。
- エラーのシナリオとして、Siebel 接続 DLL が制御できないという場合があります。例えば、WebSphere Business Integration Server Express Plus
システムのビジネス・オブジェクトが作成されて処理を行うためにコラボレーションに送信され、その結果が
DLL に戻された際に、ワークフローを起動する Siebel
アプリケーションで障害が発生している、という場合などです。ここではさらに、要求がすでに送信されており、外部アプリケーションによって処理されています。この場合、ユーザーは、アプリケーションがシャットダウンする前に、処理された要求を検査しなければなりません。また、ユーザーは外部アプリケーションでの要求処理が正常に行われたかどうかも検査する必要があります。バッチ処理において何かを再送信する必要がある場合は、それを個別の要求単位で処理してください。
最後のケースを除く上記のすべてのケースで、接続 DLL
によってエラー・メッセージが XML
メッセージとして戻されます。エラー・メッセージは、<Error> および
</Error> タグで囲まれています。汎用ビジネスに よって Siebel
固有のタグがエラー・メッセージに追加され、XML コンバーター・サービスを呼び出すことによって、このメッセージがプロパティー・セットに変換されます。汎用ビジネス・サービスからのエラー・メッセージはすべて、そのサービスの呼び出し元のワークフローによって処理される必要があります。
Siebel 接続 DLL は、Siebel¥Client¥bin フォルダーに 作成された
SiebelConnectivityTrace.txt
ファイルに、トレースおよびエラー・メッセージを記録します。
