XML アダプターの概要

この章では、IBM WebSphere Business Integration Server Express Adapter for XML のコネクター・コンポーネントについて説明します。統合ブローカー InterChange Server Express は、コネクターにより、HTTP および HTTPS プロトコルを使用して URL とのビジネス・オブジェクトの交換を実現できます。URL は、リモート・アプリケーションや Web サーバー上のサーブレットなど、どのような宛先でも差し支えありません。

コネクターは、アプリケーション固有のコンポーネントとコネクター・フレームワークから成り立っています。アプリケーション固有のコンポーネントには、特定のアプリケーションに応じて調整されたコードが含まれています。コネクター・フレームワークのコードは、すべてのコネクターに共通です。コネクター・フレームワークは、InterChange Server Express とアプリケーション固有のコンポーネントの間を中継します。コネクター・フレームワークは、InterChange Server Express とアプリケーション固有のコンポーネントの間で以下のサービスを提供します。

本書では、アプリケーション固有のコンポーネントとコネクター・フレームワークについての情報を提供します。本書では、この 2 つのコンポーネントをまとめてコネクターと呼びます。

InterChange Server Express とコネクターとの関係の詳細については、「システム管理ガイド」を参照してください。

注:
XML 環境で作業するときには、製品が提供するコネクターを使用するか、カスタム・モジュールを作成するかを選択できます。どちらを使用するかを決定するガイドラインについては、コネクターの実装計画を参照してください。

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