コネクターは、コネクター始動スクリプトを使用して明示的に始動する必要があります。始動スクリプトは、次に示すようなコネクターのランタイム・ディレクトリーに存在していなければなりません。例えば、Windows の場合、次のようになります。
ProductDir¥connectors¥connName
ここで、connName はコネクターを示します。始動スクリプトの名前は、表 4 に示すように、オペレーティング・システム・プラットフォームによって異なります。
オペレーティング・システム | 始動スクリプト |
---|---|
Windows | start_connName.bat |
OS/400 | start_connName.sh |
Linux | 始動スクリプトを実行する前に、環境変数を設定する必要があります。次のコマンドにより、これらの変数が設定されて、始動スクリプト start_connName.sh が自動的に実行されます。
connector_manager -start connName WebSphereICSName [-cConfigFile ] |
コマンド行の始動オプションなどのコネクターの始動方法の詳細については、「システム管理ガイド」を参照してください。
Windows プラットフォームでは、以下の方法でコネクターの始動スクリプトを起動できます。
デフォルトでは、プログラム名は「IBM WebSphere Business Integration Express」となっています。ただし、これはカスタマイズすることができます。あるいは、ご使用のコネクターへのデスクトップ・ショートカットを作成することもできます。
start_connName connName WebSphereICSName [-cConfigFile ]
ここで、connName はコネクターの名前であり、WebSphereICSName は InterChange Server Express インスタンスの名前です。デフォルトでは、InterChange Server Express インスタンスの名前は WebSphereICS です。
OS/400 プラットフォームでは、以下の方法でコネクターの始動スクリプトを起動できます。
「プログラム」>「IBM WebSphere Business Integration Console」>「コンソール」を選択します。その後 OS/400 システム名または IP アドレスと、*JOBCTL 特殊権限を持つユーザー・プロファイルとパスワードを指定します。アダプターのリストから connName アダプターを選択し、「アダプターを始動」ボタンを選択します。
CL コマンド QSH を実行して、QSHELL 環境から次のコマンドを実行します。
/QIBM/ProdData/WBIServer43/bin/submit_adapter.sh connName WebSphereICSName pathToConnNameStartScript jobDescriptionName
ここで、connName はコネクター名であり、WebSphereICSName は InterChange Server Express サーバー名 (デフォルトは QWBIDFT)、 pathToConnNameStartScript はコネクターの始動スクリプトの絶対パス、jobDescriptionName は QWBISVR43 ライブラリーで使用するジョブ記述の名前です。
CL コマンド QSH を実行して、QSHELL 環境から次のコマンドを実行します。
/QIBM/UserData/WBIServer43/WebSphereICSName/connectors/connName/ start_connName.sh connName WebSphereICSName [-cConfigFile ]
ここで、connName はコネクターの名前であり、WebSphereICSName は InterChange Server Express インスタンスの名前です。
/QIBM/ProdData/WBIServer43/bin/add_autostart_adapter.sh connName WebSphereICSName pathToConnNameStartScript jobDescriptionName
ここで、connName はコネクター名であり、WebSphereICSName は InterChange Server Express インスタンスの名前で、pathToConnNameStartScript はコネクター始動スクリプトへの絶対パスで、jobDescriptionName はアダプターのジョブ記述の名前です。
Linux プラットフォームでは、以下の方法でコネクターの始動スクリプトを起動できます。
connector_manager -start connName WebSphereICSName [-cConfigFile ]
ここで、connName はコネクターの名前であり、WebSphereICSName は InterChange Server Express インスタンスの名前です。