インストール済みファイルの構造

以下のサブセクションでは、Windows、OS/400、および Linux プラットフォーム上でのアダプターのインストール済みファイルの構造について説明します。

これらのシステムにアダプターをインストールする方法の詳細については、Windows 版、Linux 版、または OS/400 版の「WebSphere Business Integration Server Express インストール・ガイド」を参照してください。表 1 ではコネクターが使用する Windows ファイル構造を説明し、表 2 では OS/400 ファイル構造を、表 3 では Linux ファイル構造をそれぞれ説明します。

コネクター・コンポーネントのインストール方法の詳細については、以下のガイドを参照してください。

インストール済みファイルの構造 (Windows の場合)


表 1. コネクター用としてインストールされた Windows ファイル構造
%ProductDir% のサブディレクトリー 説明
connectors¥XML コネクターの CWXML.jar、 CWProtocolHandler.jar、start_XML.bat および start_XML_service.bat ファイルが格納されます。
connectors¥XML¥Dependencies¥Sun https 接続に必要な jcert.jar、jnet.jar、および jsse.jar ファイルが含まれています。
connectors¥messages XMLConnector.txt ファイルが含まれています。
repository¥XML CN_XML.txt ファイルが含まれています。
connectors¥XML¥Samples テストで使用される Java および XML ファイル、およびサンプル・ビジネス・オブジェクトが含まれています。
¥lib WBIA. jar ファイルが含まれています。
¥bin CWConnEnv.bat ファイルが含まれています。

インストール済みファイルの構造 (OS/400 の場合)


表 2. コネクター用としてインストールされた OS/400 ファイルのファイル構造
%ProductDir% のサブディレクトリー 説明
connectors/XML コネクターの CWXML.jar、CWProtocolHandler.jar および start_XML.sh ファイルが格納されます。
connectors/XML/Dependencies/Sun mail.jar ファイルが含まれています。
/QIBM/UserData/WBIServer43 https 接続に必要な jcert.jar、jnet.jar、および jsse.jar ファイルのロケーションです。
OS/400 システムで Adapter for XML を使用するには、IBM OS/400 V5R2、V5R3 で使用する適切な jsse.jar、jnet.jar、および jcert.jar ファイルを入手して、このディレクトリーに追加する必要があります。これらのファイルは、Sun Web サイト
http://java.sun.com/products/jsse/ からダウンロードできます。
これらのファイルをセットアップするには、この表に続くステップを参照してください。
connectors/messages XMLConnector.txt ファイルが含まれています。
repository/XML CN_XML.txt ファイルが含まれています。
connectors/XML/Samples テストで使用される Java および XML ファイル、およびサンプル・ビジネス・オブジェクトが含まれています。
/lib WBIA. jar ファイルが含まれています。
/bin CWConnEnv.sh ファイルが含まれています。

OS/400 で XML アダプターを暗号化して使用するには、この製品には付属していない数個の jar ファイルを手動でインストールする必要があります。

OS/400 でアダプターを使用するには、以下のステップを実行して、jar ファイルを /QIBM/UserData/WBIServer43 にインストールします。

  1. IBM OS/400 V5R2、V5R3 で使用する適切な jsse.jar、jnet.jar、および jcert.jar ファイルを、次の Sun Web サイトから入手します。
    http://java.sun.com/products/jsse/
  2. jsse jar をハード・ディスクに unzip します。jsse 製品のディレクトリーが作成されます。jsse ディレクトリーの下には、アダプターを実行するために必要な jsse jar ファイルを格納した /lib ディレクトリー (¥jsse1.0.3_03¥lib¥ など) があります。
  3. /lib ディレクトリーにある 3 つの jar ファイルを、次のロケーションにある OS/400 IFS にコピーします。
    /QIBM/UserData/WBIServer43
    (Windows のエクスプローラーを使用して IFS マップされたドライブにコピーできます)。
  4. jar ファイルを IFS にコピーしたら、以下の CL コマンドを使用して jar ファイルの所有者を QWBISVR43 に変更してください。

    CHGOWN OBJ('/QIBM/UserData/WBIServer43/jnet.jar') NEWOWN(QWBISVR43) RVKOLDAUT(*YES)

    CHGOWN OBJ('/QIBM/UserData/WBIServer43/jcert.jar') NEWOWN(QWBISVR43) RVKOLDAUT(*YES)

    CHGOWN OBJ('/QIBM/UserData/WBIServer43/jsse.jar') NEWOWN(QWBISVR43) RVKOLDAUT(*YES)

  5. start_XML.sh スクリプトを編集し、クラスパスに jar ファイルを組み込む必要があります。

    以下のファイルを編集します。
    /QIBM/UserData/WBIServer43/<ICSName>/connectors/
    <XMLBasedConnector>/start_XML.sh
    - ここで、<ICSName> は OS/400 の ICS サーバーの名前で、これに合わせてアダプターが構成されている
    - ここで、<XMLBasedConnector> は XML コネクター

    例:「XMLConnector」(デフォルトの場合)、または「MyXMLConnector」(ユーザーが MyXMLConnector という名前のカスタム XML を作成した場合)

    行 30 のコメントを外して (行の先頭のハッシュ「#」文字を除去)、次のようにします。
    export JAVA_JSSE=/QIBM/UserData/WBIServer43/jcert.jar:/QIBM/UserData/
    WBIServer43/jnet.jar:/QIBM/UserData/WBIServer43/jsse.jar

    行 43 のコメントを外して次のようにします。
    export JCLASSES=${JCLASSES}:${JAVA_JSSE}

インストール済みファイルの構造 (Linux の場合)


表 3. コネクター用としてインストールされた Linux ファイル構造
%ProductDir% のサブディレクトリー 説明
connectors/XML コネクターの CWXML.jar、CWProtocolHandler.jar および start_XML.sh ファイルが格納されます。
connectors/XML/Dependencies/Sun https 接続に必要な jcert.jar、jnet.jar、および jsse.jar ファイルが含まれています。
connectors/messages XMLConnector.txt ファイルが含まれています。
repository/XML CN_XML.txt ファイルが含まれています。
connectors/XML/Samples テストで使用される Java および XML ファイル、およびサンプル・ビジネス・オブジェクトが含まれています。
/lib WBIA. jar ファイルが含まれています。
/bin CWConnEnv.sh ファイルが含まれています。

インストーラーは、コネクター・ファイルのアイコンを IBM WebSphere Business Integration Adapters メニューに追加します。コネクターをすばやく始動するには、このファイルへのショートカットをデスクトップに作成してください。

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