RNIF および PIP の文書フロー・パッケージ

RosettaNet メッセージングをサポートするために、WebSphere Business Integration Connect にはパッケージと呼ばれる 2 組の ZIP ファイルが準備されています。RNIF パッケージは、RNIF プロトコルをサポートするために必要な文書フロー定義で構成されます。これらのパッケージは B2BIntegrate ディレクトリーに格納されています。

RNIF V1.1 の場合

RNIF V02.00 の場合

各ペアの最初のパッケージは、参加者との RosettaNet 通信をサポートするために必要な文書フロー定義を提供し、2 番目のパッケージは、バックエンド・システムとの RosettaNet 通信をサポートするために必要な文書フロー定義を提供します。

2 組目のパッケージ・セットは、PIP 文書フロー・パッケージで構成されています。各 PIP 文書フロー・パッケージには、XML ファイルが格納された Packages ディレクトリー、および XSD ファイルが格納された GuidelineMaps ディレクトリーが含まれます。XML ファイルは、WebSphere Business Integration Connect が PIP を処理する方法、および交換されるメッセージや信号を定義する文書フロー定義を指定します。XSD ファイルは、PIP のメッセージ・フォーマットを指定し、メッセージ内の XML エレメントの有効値を定義します。0A1 PIP の ZIP ファイルには、0A1 文書を作成するためのテンプレートとしてハブが使用する XML ファイルも含まれています。

WebSphere Business Integration Connect が PIP 文書フロー・パッケージを提供している PIP は、次のとおりです。

PIP ごとに 4 つの PIP 文書フロー・パッケージがあります。

パッケージが WebSphere Business Integration Connect と参加者間のメッセージに対応しているのか、それとも WebSphere Business Integration Connect とバックエンド・システム間のメッセージに対応しているかを識別できるように、各 PIP 文書フロー・パッケージは特定の命名規則に従っています。この命名規則により、RNIF のバージョン、PIP、およびパッケージがサポートする PIP のバージョンも識別されます。WebSphere Business Integration Connect と参加者間のメッセージングに使用される PIP 文書フロー・パッケージのフォーマットは、次のとおりです。

BCG_Package_RNIF<RNIF version>_<PIP><PIP version>.zip

WebSphere Business Integration Connect とバックエンド・システム間のメッセージングに使用される PIP文書フロー・パッケージのフォーマットは、次のとおりです。

BCG_Package_RNSC<Backend Integration version>_RNIF<RNIF version>_<PIP><PIP version>.zip

例えば、BCG_Package_RNIF1.1_3A4V02.02.zip は、RNIF 1.1 プロトコルを使用して参加者と WebSphere Business Integration Connect 間で送信される、バージョン 02.02 の 3A4 PIP について文書を検証します。バックエンド・システムとの通信に関する PIP 文書フロー・パッケージの場合は、RosettaNet の内容をバックエンド・システムに送信するためのプロトコルも、パッケージ名で指定する必要があります。これらのメッセージに使用されるパッケージ化の詳細については、「エンタープライズ統合ガイド」を参照してください。

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