このアップグレード手順では、新規のバージョンに対して、同一バージョンの MQSeries キュー・マネージャー構成を含め、同一環境を使用することを前提にしています。また、Business Integration Connect の同じエディション (例えば、エンタープライズ・バージョン 4.2.x からエンタープライズ・バージョン 4.2.x へ) についてアップグレードを行うものとします。
Business Integration Connect を最新バージョンにアップグレードするには、以下のようにします。
旧バージョンを次のようにシャットダウンします。
{WBIC INSTALL DIR}/receiver/was/bin
Console の Document Viewer を検査して、進行中の文書が処理を終了していることを確認します。
{WBIC INSTALL DIR}/router/was/bin
{WBIC INSTALL DIR}/console/was/bin/stopServer.* server1
旧バージョンを次のようにバックアップします。
代替方法として、以下のステップを繰り返して、指定された構成データのみをバックアップすることもできます。
DBLoader インストーラーを実行します。
{WBIC INSTALL DIR}/DBLoader/_uninst/uninstall
{CD_ROM/MEDIA DIR}/DBLoader/setup*
以下のガイドラインに従ってください。
DB2
以下のコマンドを実行します。
Windows: DB2CLP を開始します
db2 -td! -f BCGUpgrade_420_421.sql -z /tmp/WBIConnect/logs/BCGUpgrade_420_421.log
4.2.1.0 から 4.2.1 まで (Fix Pack 1 は未インストール):
db2 -td! -f BCGUpgrade_421_421FP1.sql -z /tmp/WBIConnect/logs/BCGUpgrade_421_421FP1.log
4.2.1.1 から 4.2.2 まで:
db2 -td! -f BCGUpgrade_421FP1_422.sql -z /tmp/WBIConnect/logs/BCGUpgrade_421FP1_422.log
db2 -td! -f save_inputs.sql -z /tmp/WBIConnect/logs/save_inputs.log
Oracle
以下のコマンドを実行します。
sqlplus -L bcgapps/password @BCGUpgrade_421_421FP1.sql >/tmp/WBIConnect/logs/BCGUpgrade_421_421FP1.log
4.2.1.1 から 4.2.2 まで:
sqlplus -L bcgapps/password @BCGUpgrade_421FP1_422.sql >/tmp/WBIConnect/logs/BCGUpgrade_421FP1_422.log
sqlplus -L bcgapps/password @save_inputs.sql >/tmp/WBIConnect/logs/save_inputs.log
MQSeries/JMS キュー構成を更新します。
runmqsc bcg.queue.manager < {CD_ROM/MEDIA DIR} /Tools/MQSeries/BCGUpgrade_Queues_v422.mqsc
bcg.queue.manager が MQSeries キュー・マネージャー名である場合。
旧バージョンの Business Integration Connect をアンインストールします。
{WBIC INSTALL DIR}/_uninst/uninstaller
アンインストールの対象として、すべての機能を選択します。「このシステム上にファイルが存在し、インストール後に変更されました。このファイルを除去しますか。(a file exists on this system and it has been modified since installation. Do you want to remove this file?) 」というメッセージのプロンプトが出されたら、「いいえ」をクリックします。
Business Integration Connect をインストールします。
Windows の管理者ユーザーまたは UNIX の root ユーザーとして、ご使用のオペレーティング・システムに対応する setup* ランチャーを使用して、Business Integration Connect をインストールします。例: CD_ROM/MEDIA DIR}/hub/setup*
カスタム構成の復元:
アップグレード前のバージョンでカスタマイズした構成を復元します。バージョン 4.2.2 の Receiver と Document Manager の構成ファイルには変更点があります。新しい 4.2.2 構成ファイルを使用する必要があります。バックアップ・ディレクトリーからの旧バージョンで、4.2.2 バージョンの構成ファイルを置き換えないでください。
ご使用の 4.2.1 バージョンに加えられた可能性のある構成ファイルの変更点を確認するには、4.2.1 バックアップ・ディレクトリーと 4.2.2 インストール・ディレクトリーにあるそれぞれの構成ファイルの内容を比較します。変更点がある場合は、手動で 4.2.2 ファイルにマージしてください。
以下のディレクトリーに配置されているファイルの内容を比較します。
console/was/wbic/config
receiver/was/wbic/config
router/was/wbic/config
router/was/wbic/config/bcg.properties ファイルには、bcg.alertNotifications.mail* プロパティー、および bcg.A01.from* プロパティーに配置される RosettaNet 連絡先情報が記述されています。4.2.2 ハブのインストール時にこれらの値が正しく入力されなかった場合は、4.2.1 の bcg.properties ファイルから新しい 4.2.2 の router/was/wbic/config/bcg.properties ファイルに値をコピーできます。
Business Integration Connect を始動します。
UNIX の場合は、Business Integration Connect の開始を参照してください。
Windows の場合は、Business Integration Connect の開始を参照してください。