プロセスを構成する個々の文書を表示するには、文書ビューアーを使用します。検索条件を使用すると、ロー文書や関連の文書処理の詳細およびイベントを表示できます。
cXML 文書の詳細を表示する場合、選択した要求または応答に関連するすべての文書は、「関連した文書」ヘッダーの下に表示されます。拡大鏡アイコンは、最初の文書には表示されなくなります。つまり、前述した詳細に現在表示されている文書のことです。
表 27. 文書ビューアーのタスク
- 「ビューアー」>「文書ビューアー」の順にクリックします。「文書ビューアー検索」画面が表示されます。
- ドロップダウン・リストから検索条件を選択します。
表 28.
文書ビューアーの検索条件
値
| 説明
|
開始日および開始時刻 (Start date and time)
|
処理が開始された日時。
|
終了日および終了時刻 (End date and time)
|
処理が完了した日時。
|
ソース参加者およびターゲット参加者
|
ソース (開始) 参加者とターゲット (受取) 参加者 (コミュニティー・マネージャーのみ)。
|
参加者
|
検索の適用範囲をすべての参加者にするか、コミュニティー・マネージャー (参加者のみ) にするかを指定します。
|
役割 (My role is the)
|
検索する文書の参加者がターゲットかソースか (参加者のみ) を指定します。
|
検索 (Search on)
|
開始または受取の文書フローを検索します。
|
ゲートウェイ・タイプ
|
実動またはテスト。テストが使用できるのは、テスト・ゲートウェイ・タイプをサポートするシステムのみです。
|
文書状況
|
システムにおける現在の文書の状況。失敗、正常、進行中、またはすべて。
|
パッケージ
|
文書フォーマット、パッケージ化、暗号化、およびコンテンツ・タイプ識別番号について説明します。
|
プロトコル
|
参加者に対して使用できるプロセス・プロトコルのタイプ。
|
文書フロー
|
特定のビジネス・プロセス。
|
文書 ID
|
ソース参加者によって作成されます。検索条件には、アスタリスク (*) のワイルドカードを使用できます。
|
同期フィルター (Synchronous Filter)
|
同期モードで受信した文書を検索します。これは、イニシエーターと文書マネージャーとの接続が、トランザクション (要求と肯定応答、要求と応答など) が完了するまでオープンの状態で維持されることを意味します。
|
ソート基準
|
結果をソートするのに使用する値。
|
ページごとの結果件数
|
1 ページに表示されるレコードの数。
|
降順
|
降順でソートするか昇順でソートするかの指定。
|
- 注:
- 警告イベントはデフォルトで表示されます。すべてのイベントを参照するには、「デバッグ」を選択します。
- 「検索」をクリックします。検索条件に一致する文書のリストが表示されます。
表 29.
文書ビューアーによって使用可能な文書情報
値
| 説明
|
参加者
|
ビジネス・プロセスに関与するソース (開始) 参加者とターゲット (受取) 参加者。
|
タイム・スタンプ
|
文書の処理が開始された日時および終了した日時。
|
文書フロー
|
トランザクション処理中のビジネス・プロセス。
|
ゲートウェイ・タイプ
|
実動またはテスト。テストが使用できるのは、テスト・ゲートウェイ・タイプをサポートするシステムのみです。
|
同期
|
同期モードで受信した文書を識別します。これは、イニシエーターと文書マネージャーとの接続が、トランザクション (要求と肯定応答、要求と応答など) が完了するまでオープンの状態で維持されることを意味します。
|
- 「ビューアー」>「文書ビューアー」の順にクリックします。「文書ビューアー検索」画面が表示されます。
- ドロップダウン・リストから検索条件を選択します。
- 「検索」をクリックします。文書のリストが表示されます。
- 文書の詳細やイベントを表示するには、その文書の横にある
アイコンをクリックします。選択した文書のプロセスの詳細とイベントが表示されます。イベントの詳細を表示するには、青色の矢印アイコンをクリックしてください。
- HTTP ヘッダー付きのロー文書を表示するには、文書の横にある
をクリックします。ロー文書の内容が表示されます。
文書の詳細を表示すると、次に示す文書処理情報が表示されます。
表 30.
文書ビューアーによって使用可能な文書処理の値
値
| 説明
|
参照 ID
|
システムによって文書に割り当てられた固有の識別番号。
|
文書 ID
|
ソース参加者によって文書に割り当てられた固有の識別番号。
|
文書のタイム・スタンプ
|
参加者によって文書が作成された日時。
|
ゲートウェイ
|
文書が通過するゲートウェイ。
|
接続文書フロー
|
参加者のビジネス要件と文書との互換性を確保するために、システムによって文書に実行されるアクション。
|
ソースおよびターゲット (Source and Target)
|
ビジネス・プロセスに関与しているソース参加者およびターゲット参加者。
|
入力タイム・スタンプ
|
システムが参加者から文書を受信した日時。
|
終了状態タイム・スタンプ
|
システムがターゲット参加者に対して文書を正常に送信した日時。
|
ソースおよびターゲットのビジネス ID (Source and Target Business ID)
|
ソース参加者およびターゲット参加者のビジネス識別番号 (例: DUNS)。
|
ソースおよびターゲットの文書フロー (Source and Target Document Flow)
|
ソース参加者とターゲット参加者との間でトランザクションが処理される特定のビジネス・プロセス。
|
- 制約事項:
- ロー文書のうち、100K を超える部分は切り捨てられます。例えば、署名がロー文書 (.rno ファイル) の末尾にあり、ロー文書のサイズが 100K を超えるか、または署名が .rno ファイルの先頭から 100K 以降に存在する場合、署名は文書ビューアーに表示されません。
- ヒント:
- 重複文書のイベントが表示されている場合は、重複文書イベントの横にある青色の矢印アイコンを選択して、以前送信された元の文書を表示し、
を選択します。
- ヒント:
- 処理できなかった文書のトラブルシューティングを行なうには、"データ検証エラーの表示"を参照してください。
検証エラーが含まれている XML フィールドで色分けされたテキストを使用すると、処理できなかった文書をすばやく検索できます。検証エラーが含まれるフィールドは、赤色で表示されます。ネストされた XML フィールド内で異なる検証エラーが最大 3 種類発生した場合、エラー・フィールドを区別するために次の色が使用されます。
表 31. 色分けされた文書検証エラー
値
| 説明
|
赤色
|
第 1 の検証エラー
|
オレンジ色
|
第 2 の検証エラー
|
緑色
|
第 3 の検証エラー
|
ネストされた XML 検証エラーの例を次に示します。

ネストされていない XML 検証エラーの例は次のとおりです。

ロー文書の検証エラーを表示するには、"ロー文書の表示"を参照してください。
- 制約事項:
- コンソールに表示される内容は、ロー文書の先頭の 100KB のみです。100KB を超える検証エラーは表示できません。
現在進行中の文書の処理を途中で停止させるには、「プロセスの停止 (Stop Process)」をクリックします。この機能はハブ管理者ユーザーのみ使用可能です。
- 注:
- 文書の処理を途中で停止させるには、最大で 1 時間かかります。この間、文書ビューアーは文書の状況を進行中として表示し続けます。
