AS パッケージ化に関する特別な考慮事項

文書のパッケージ化を AS と指定した場合、Business Integration Connect は、何らかの追加処理を実行します。

インバウンド文書のルーティング

EDI 文書をコミュニティー参加者から受信した場合の処理は、次のとおりです。

  1. Business Integration Connect は、最初に AS1 または AS2 のヘッダー情報を検査します。特に、送信側と受信側の情報を検査して、これらが有効なコミュニティー参加者の ID と一致するかどうかを判別します。

    ヘッダー・フィールドの値が有効な ID と一致しない場合、Business Integration Connect は文書を送付しません。

  2. Business Integration Connect は、次に、EDI ルーティングの概要で説明されている手順を実行します。

アウトバウンド文書のルーティング

バックエンド・システムから EDI 文書を受信すると、Business Integration Connect は、AS BusinessID 属性がソース・パッケージ化 (None) とターゲット・パッケージ化 (AS) の両方に指定されているかどうかを調べます。

参加者プロファイルの 2 つの ID の設定

Business Integration Connect は、EDI 文書から得られた情報だけでなく、AS1 と AS2 の 2 つのヘッダー情報を使用するため、同じ参加者の ID が異なる形式で表現されることがあります。例えば、送信側の AS ヘッダー情報は 123456789 でも、EDI 文書から得られる情報は AB-12345678 になります。

コミュニティー参加者のプロファイルに両方の ID が登録されていることを確認してください。詳細については、「管理者ガイド」を参照してください。

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