本書の規則と用語

表記上の規則

本書では、次のような規則を使用しています。

太字

画面上の選択部分を示します。

青色のテキスト

青色のテキストは、マニュアルをオンラインで表示した場合にのみ表示され、相互参照ハイパーリンクを示します。青色のテキストをクリックすると、参照先にジャンプします。

イタリック

変数を示します。

/

本書で、スラッシュ (/) はディレクトリー・パスの規則として使用します。Windows がインストールされたシステムでは、スラッシュの代わりに円記号 (¥) が使用されます。WebSphere Business Integration Connect のすべてのパス名は、システムで製品がインストールされた先のディレクトリーからの相対パス名になります。

用語

次の用語は、この製品と文書処理に固有のものです。用語集には、さらに他の用語が記載されています。

アクション (action): ビジネス・アクションとも呼ばれる。購入注文要求、見積依頼など、ビジネス関係の内容を持つメッセージ。ビジネス・アクションとビジネス・シグナルの交換が、特定の PIP で指定されたビジネス・アクティビティーの完了に必要なメッセージのコレオグラフィーを構成する。

ビジネス・アクション (business action): 「アクション (action)」を参照。

ビジネス・プロセス (business process): ビジネスの目的を達成するために必要なステップを表す一連の定義済みビジネス・トランザクション。

参加者接続 (Participant connection): 参加者接続は、2 つの特定のコミュニティー・メンバーの環境間を結び、関連したアクションに基づき、1 つの固有のプロセスが実行される接続を定義する。

コミュニティー・コンソール (Community Console): コミュニティー・コンソールは Web ベースのツールである。このツールを使用して、WebSphere Business Integration Connect を構成し、コミュニティー・マネージャーまたは参加者と企業とのビジネス文書フローを管理できる。

文書 (document): 企業の規則に従った情報の集合。このコンテキストでは、1 つのプロセス内に複数の文書が存在する。

文書プロトコル (document protocol): 情報のフォーマットを設定し、コンピューター・ネットワークを介して情報を送信するために使用される一連の規則と命令 (プロトコル)。RosettaNet、XML、フラット・ファイル、EDI などがある。

コミュニティー・マネージャー (Community Manager): WebSphere Business Integration Connect を購入し、ハブ・コミュニティーのメンバーに配布した会社。コミュニティー・マネージャーには、管理ユーザーであるマネージャー管理者がおり、コミュニティー・マネージャー部分のコミュニティーの正常性と保守を担当する。コミュニティー・マネージャーのビューから除外されたコミュニティー・コンソール機能は、システム構成に関連する。

コミュニティー・オペレーター (Community Operator): ハブ全体のシステム構成とシステムの全体的な正常性と保守の担当者。

パッケージ (package): インターネット経由の文書伝送に使用される文書パッケージ化フォーマットを示す。例えば、RNIF、AS1、AS2。

コミュニティー参加者 (Community participant): 参加者はコミュニティー・マネージャーとの間でビジネス・トランザクションの送受信を行う。参加者はコミュニティー内での役割をサポートする機能を利用できる。

RosettaNet PIP (Partner Interface Process): 特定のサプライ・チェーン内の 2 社のパートナー間で行われるビジネス・トランザクションを履行するアクティビティー、決定、およびパートナーの役割の対話を表すモデル。(WebSphere Business Integration Connect では、パートナーは参加者と呼ばれる。) PIP に関係する各参加者は、PIP インスタンスに指定された義務を満たす必要がある。関係者が PIP インプリメンテーション・ガイドの指定どおりにサービスを実行できない場合、ビジネス・トランザクションは無効になる。

プロセス (process): プロセスは、コミュニティー・マネージャーと参加者間で実行される一連の文書またはメッセージ。文書は全体として捕らえると、1 つの完全なビジネス・プロセスを構成する。