文書ビューアー

プロセスを構成する個々の文書を表示するには、文書ビューアーを使用します。検索条件を使用すると、ロー文書や関連の文書処理の詳細およびイベントを表示できます。

cXML 文書の詳細を表示する場合、選択した要求または応答に関連するすべての文書は、「関連した文書」ヘッダーの下に表示されます。拡大鏡アイコンは、最初の文書には表示されなくなります。このアイコンは、前出の詳細で現在表示されている文書を表しています。


表 24. 文書ビューアーのタスク

実行する作業 参照先

文書の検索

"イベントの検索" ページ

文書の詳細、イベント、およびロー文書の表示

"文書の詳細、イベント、およびロー文書の表示" ページ

データ検証エラーの表示

"データ検証エラーの表示" ページ

「プロセスの停止」機能の使用

"「プロセスの停止」機能の使用" ページ

文書の検索

  1. 「ビューアー」 > 「文書ビューアー」の順にクリックします。「文書ビューアー検索」画面が表示されます。
  2. ドロップダウン・リストから検索条件を選択します。

    表 25.

    文書ビューアーの検索条件

    説明

    開始日および開始時刻 (Start date and time)

    処理が開始された日時。

    終了日および終了時刻 (End date and time)

    処理が完了した日時。

    参加者

    参加者を識別します (コミュニティー・マネージャーのみ)。

    自分の役割

    参加者がソース (開始元) とターゲット (受信側) のいずれであるのかを指定します。

    検索場所:

    文書フローの「元 (From)」または「宛先 (To)」を検索します。

    ゲートウェイ・タイプ

    実動またはテスト。テストが使用できるのは、テスト・ゲートウェイ・タイプをサポートするシステムのみです。

    文書の状況 (Document status)

    システム内での現在の文書の状況。「進行中」、「成功」、または「失敗」を選択できます。デフォルトは「すべて」です。

    パッケージ

    文書フォーマット、パッケージ化、暗号化、およびコンテンツ・タイプ識別番号について説明します。

    プロトコル

    参加者に対して使用できるプロセス・プロトコルの種類。

    文書フロー

    特定のビジネス・プロセス。

    文書 ID

    ソースの参加者によって作成されます。条件には、アスタリスク (*) のワイルドカードを使用できます。

    参照 ID

    文書状況の追跡のためにシステムで作成される ID 番号。

    ソース IP アドレス

    ソース参加者の IP アドレス。

    フィルター

    同期モードで受信した文書を検索します。これは、イニシエーターと Document Manager との接続は、要求と確認通知または要求と応答などのトランザクションが完了するまで開通状態を維持するという意味です。

    ソート順

    結果をソートするときに使用する値。

    ページごとの結果件数

    1 ページに表示されるレコードの数。

    降順

    降順または昇順で結果をソートします。

    注:
    警告イベントはデフォルトで表示されます。すべてのイベントを参照するには、「デバッグ」を選択します。
  3. 「検索」をクリックします。検索条件に合致する文書のリストが表示されます。

    表 26.

    文書ビューアーによって使用可能な文書情報

    説明

    参加者

    ビジネス・プロセスに関与するソース (「元 (From)」) の参加者とターゲット (「宛先 (To)」) の参加者。

    タイム・スタンプ

    文書の処理が開始された日時および終了した日時。

    文書フロー

    トランザクションが実行されているビジネス・プロセス。

    ゲートウェイ・タイプ

    実動またはテスト。テストが使用できるのは、テスト・ゲートウェイ・タイプをサポートするシステムのみです。

    同期

    同期モードで受信した文書を識別します。これは、イニシエーターと Document Manager との接続は、要求と確認通知または要求と応答などのトランザクションが完了するまで開通状態を維持するという意味です。

文書の詳細、イベント、およびロー文書の表示

  1. 「ビューアー」 > 「文書ビューアー」の順にクリックします。「文書ビューアー検索」画面が表示されます。
  2. ドロップダウン・リストから検索条件を選択します。
  3. 「検索」をクリックします。文書のリストが表示されます。

文書の詳細を表示すると、次に示す文書処理情報が表示されます。

表 27.

文書ビューアーによって使用可能な文書処理の値

説明

参照 ID

システムによって文書に割り当てられた固有の識別番号。

文書 ID

ソースの参加者によって文書に割り当てられた固有の識別番号。

文書のタイム・スタンプ

参加者によって文書が作成された日時。

ゲートウェイ

文書が通過するゲートウェイ。

接続文書フロー

参加者間のビジネス要件との文書の互換性を確保するために、システムによって文書に実行されるアクション。

ソースとターゲット (Source and Target)

ビジネス・プロセスに関与しているソースとターゲットの参加者。

入力タイム・スタンプ

システムが参加者から文書を受信した日時。

終了状態タイム・スタンプ

システムがターゲットの参加者へ文書を正常に転送した日時。

ソースとターゲットのビジネス ID (Source and Target Business ID)

ソースとターゲットの参加者のビジネス識別番号 (例: DUNS)。

ソースとターゲットの文書フロー (Source and Target Document Flow)

ソースとターゲットの参加者との間でトランザクションが行われる特定のビジネス・プロセス。

制約事項:
ロー文書のうち、100K を超える部分は切り捨てられます。
ヒント:
「文書が重複しています」イベントが表示されている場合は、「文書が重複しています」イベントの隣にある青色の矢印アイコンを選択して、以前送信された元の文書を表示し、 を選択します。
ヒント:
処理できなかった文書のトラブルシューティングを行うには、"データ検証エラーの表示"を参照してください。

データ検証エラーの表示

検証エラーが含まれている XML フィールドで、色分けされたテキストを使用すると、処理できなかった文書をすばやく検索できます。検証エラーが含まれるフィールドは、赤色で表示されます。ネストされた XML フィールド内で、異なる検証エラーが最大 3 種類発生した場合、エラー・フィールドを区別するために次の色が使用されます。

表 28. 色分けされた文書検証エラー


説明

赤色 (Red)

第 1 の検証エラー

オレンジ色 (Orange)

第 2 の検証エラー

緑色 (Green)

第 3 の検証エラー

ネストされた XML 検証エラーの例を次に示します。




ネストされていない XML 検証エラーの例は次のとおりです。




ロー文書の検証エラーを表示するには、"ロー文書の表示"を参照してください。

制約事項:
コンソールに表示される内容は、ロー文書の先頭の 100KB のみです。100KB を超える検証エラーは表示できません。

「プロセスの停止」機能の使用

現在進行中の文書の処理を途中で停止させるには、「プロセスの停止」をクリックします。この機能はハブ管理者ユーザーに対してのみ使用可能になります。

注:
文書の処理を途中で停止させるには、最大で 1 時間かかります。この間、文書ビューアーは文書の状況を進行中として表示し続けます。