文書の受信

WBI-C 提供またはユーザー提供の受信側は、開始パートナーから要求を受信します。以下を行います。

次に、WBI-C 固有のヘッダー (BCGHeaders) を作成し、ヘッダーごとに setAttribute メソッドを呼び出すことにより、要求文書でこれらのヘッダーを設定します。

受信側は受信側フレームワークで preProcess を呼び出します。フレームワークは、コンソールを介してターゲットに指定されている Connect 提供またはユーザー定義のハンドラーを、コンソール構成画面に表示されている順に実行します。要求文書が入力として最初のハンドラーに渡され、戻された処理済みの文書が入力として次のハンドラーに渡される、という流れです。文書が処理されます。

受信側は受信側フレームワークで syncCheck を呼び出します。フレームワークは、このトランスポートおよびターゲットで定義された (WBI-C 提供またはユーザー提供の) ハンドラーのリスト内を繰り返します。文書を管理できるハンドラーが見つかると、同期検査を実行します。ブロッキング同期要求の場合、'true' が戻されます。

受信側はフレームワークで、ターゲット・タイプ、要求文書、および作成した空の応答文書を渡すことにより、process を呼び出します。

フレームワークは 2 つの属性を、要求文書 (RESPONSE_URL および REPLY_TO_MSG_ID) の BCG ヘッダーに追加します。RESPONSE_URL には WBI-C 内部同期応答サーブレット URL が含まれ、REPLY_TO_MSG_ID には要求文書の UUID が含まれます。

フレームワークは sync_in ディレクトリーに、必要な BPE 入力ファイルを作成します。次に、SyncEngine の waitForSyncResponse を呼び出すことにより、同期サーブレットが DeliveryManger (送信側を含むコンポーネント) から応答を受信すると、通知を受信するようになります。

WBI-C 内部処理では、sync_in ディレクトリーからファイルを読み取り、ビジネス文書オブジェクトを作成し、データを受け入れます。文書および関連情報をアクティビティー・テーブルに記録し、ビジネス文書を BPE 同期インバウンド・キューに書き込みます。

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