以下は、ユーザー出口の設定で頻繁に発生する 5 つの一般的なエラー・タイプと、これらのエラーを訂正するためのステップです。
WBI-C システムがユーザー出口クラスを検索できることは重要です。以下の場合に、いずれかのログに Class Not Found (クラスが見つかりません) 例外が発生する可能性があります。
または
マルチボックスの分割トポロジー・セットアップで、適切なユーザー出口が受信側またはルーターの必要なすべてのインスタンスと一緒に配置されない場合は、追加のファイル・ロケーション問題が発生する可能性があります。
解決策: クラス・ファイルがクラスパスに正しくロードされ、ユーザー出口のクラス・ファイルの名前とロケーションが、XML 記述子ファイルのコンソールへのアップロードにおいて指定された詳細と完全に一致することを確認してください。該当するファイルがすべて適切な場所に存在することを確認してください。
受信側コンポーネントの前処理ハンドラーの失敗、送信側コンポーネントのいずれかのタイプの失敗、またはルーター・コンポーネントのハンドラーのアンパック、プロトコル処理、パッケージ化の失敗により、該当するログおよびコンソールにエラーが生成されます。デバッグ・モードをオンにすると、エラー・レポートの詳細が生成されます。エラーが発生すると、メッセージまたはビジネス文書はそれ以上処理されず、HTTP 受信側の前処理の失敗の場合は、500 応答コードが開始ホストに戻されます。
解決策: ユーザー出口コード内の問題を訂正し、クラス・ファイルを再ロードし、コンポーネントを再始動してください。
文書プロトコルが同期処理をサポートする場合、定義されたターゲットは指定された同期検査ハンドラーを 持つ 必要があります。プロトコルが同期処理をサポートしない場合は、後処理ハンドラーを指定してはなりません。
解決策: 指定したユーザー出口が、定義されている処理モードに適していることを確認してください。
システムでユーザー出口情報を更新する 2 つの方法があります。
クラス・ファイルを更新する場合は、変更を確実に有効にするために、該当するコンポーネントを再始動する必要があります。既存のユーザー出口の新規 XML 記述子ファイルを更新すると (ファイルに同じ名前があり、同じクラスを指定すると仮定した場合)、設定された属性および属性値は即座に変更されます。この場合は、新規記述子ファイルがアップロードされた後に処理された文書は、これらの新規ファイルの指定どおりに処理されます。
解決策: クラス・ファイルの更新を有効にするためにはコンポーネントの再始動を行ってください。XML 記述子ファイルの更新は即座に有効になります。
ユーザー定義の受信側 (トランスポート) をターゲット定義で使用した後は、たとえそのターゲットが削除されても、この受信側を削除することはできません。ユーザー定義の送信側 (トランスポート) を使用するゲートウェイが定義された後は、たとえそのゲートウェイがオフラインまたは使用不可状態に設定されていても、この送信側を削除することはできません。一方、固定ワークフロー・ハンドラーは、これが特定のワークフローの一部であっても、削除できます。ハンドラーが削除されると、構成済みリストからも即時に除去されます。このハンドラーに従属している文書フローは、ハンドラーの削除後に処理されると失敗します。
解決策: ターゲットまたはゲートウェイの定義に使用されたトランスポートを削除しないようにしてください。固定ワークフローのハンドラーがどこからも使用されていないことを確信している場合を除いては、これらのハンドラーを削除しないようにしてください。