コマンド行によるコンポーネントのインストール

Business Integration Connect には、コマンド行を使用してコンポーネントをインストールする方法もあります。この機能では、すべてのインストール・オプションの値を提供するオプション・ファイルが必要です。提供されたサンプル ISS ファイルを変更するか、GUI を使用してインストールを実行し、選択項目を記録して、カスタム・オプション・ファイルを作成するかのいずれかを行うことができます。オプション・ファイルの生成を参照してください。

Database Loader のサンプル・ファイルは、CD の Database Loader ディレクトリーか、アーカイブされていないインストール・イメージ内にあります。また、Business Integration Connect サンプル・ファイルは、CD のハブ・ディレクトリーか、アーカイブされていないインストール・イメージ内にあります。

ファイルの各オプションは別の行に表示されています。また、それらの前には、設定を説明し、オプション例を示すコメントが付いています。サンプル・ファイルのオプション値は、GUI に示されるデフォルト値です。パスワードやホスト名などのいくつかの設定では、ローカル構成に関する情報が必要です。

インストールまたはアンインストールのプログラムを実行しているときに、ユーザー独自のオプション・ファイルを生成することもできます。したがって、このファイルを使用して、インストールおよびアンインストールを繰り返すことができます。詳しくは、次のセクションの "サイレント・インストールの実行"を参照してください。

コマンド行を使用して Database Loader または Business Integration Connect をインストールするには、以下のようにします。

  1. root 管理者としてログインします。
  2. コードをインストールするマシン上で、コマンド行を開きます。
  3. インストール実行可能プログラムのロケーションに移動します。例えば、次のようになります。
    cd DBLoader

    または
    cd hub

  4. ユーザーのオペレーティング・システムに固有の、下記コマンドを入力します。

    Linux の場合は、次のように入力します。
    ./setupLinux -options <options file name>

    AIX の場合は、次のように入力します。
    ./setupAIX -options <options file name>

    Solaris の場合は、次のように入力します。
    ./setupSunOS -options <options file name>

    <options file name> は、インストーラーが使用するオプション値を含むファイルを示します。

    このコマンドを使用すると、インストーラーに標準の GUI インストールに表示されるすべての画面が表示され、それぞれの画面のフィールドすべてには、オプション・ファイルにリストされている値が入力されています。

オプション・ファイルの生成

ユーザーのインストール・システムに固有の設定を含むオプション・ファイルを生成するには、以下のステップに従います。

  1. root 管理者としてログインします。
  2. コードをインストールするマシン上で、コマンド行を開きます。
  3. インストール実行可能プログラムのロケーションに移動します。例えば、次のようになります。
    cd DBLoader
     

    または

    cd hub
     
  4. ユーザーのプラットフォームに固有の、下記コマンドを入力します。

    Linux の場合は、次のように入力します。

    ./setupLinux -options-record "<options file name>"
     

    AIX の場合は、次のように入力します。

    ./setupAIX -options-record "<options file name>"
     

    Solaris の場合は、次のように入力します。

    ./setupSolaris -options-record "<options file name>"
     

    <options file name> は、インストーラーが使用するオプション値を含むファイルを示します。options-record パラメーターの後にディレクトリー名を指定することもできます。

インストーラーは、GUI を使用して実行されます。インストーラーは、Database Loader または Business Integration Connect をインストールし、指定されたオプション・ファイルをインストール・ディレクトリー (デフォルト値を使用した場合は {WBIC INSTALL DIR}/IBM/WBIConnect/DBLoader または {WBIC INSTALL DIR}/IBM/WBIConnect/) に置きます。テキスト・エディターでこのファイルを編集するか、それを変更せずに使用して、製品をもう一度インストールすることができます。または、別のマシンに重複のインストール・システムを作成することもできます。

製品をインストールせずにオプション・ファイルだけを生成するには、options-record パラメーターを、-options-template コマンドに置き換えます。このコマンドは、製品のインストールに必要なすべての記入項目を含んだオプション・ファイルを作成します。ただし、これらの各記入項目は、ユーザーに固有のインストール設定に変更する必要があります。

Copyright IBM Corp. 1997, 2004