トランスポート・プロトコル機構の作成

Business Integration Connect とバックエンド・システムを通信させるためには、これらのバックエンド統合コンポーネントがどちらもサポート可能なトランスポート・プロトコルを選択する必要があります。表 13 で、サポートされるトランスポート・プロトコルについて本書が提供する情報を要約しています。

表 13. サポートされるトランスポート・プロトコルに関する情報の入手先
バックエンド統合コンポーネント 詳細の参照先
Business Integration Connect Business Integration Connect の構成
バックエンド・システム バックエンド・アプリケーションへのアクセス方法 にリストされているように、本書の適切な章を参照してください。

これら 2 つのバックエンド統合コンポーネントを通信させるには、確実にトランスポート・プロトコル機構が存在するようにしなければなりません。すなわち、これら 2 つのコンポーネントが所望のトランスポート・プロトコルで通信するためには、適切なソフトウェアおよびハードウェアのエンティティーが存在している必要があります。このセクションでは、以下のトランスポート・プロトコル用のトランスポート・プロトコル機構の作成について要約しています。

HTTP/S トランスポート・プロトコル機構

Business Integration Connect およびバックエンド・システムが、HTTP または HTTPS トランスポート・プロトコルで通信するには、それぞれがアクセス可能な URL アドレスが必要です。そのため、URL アドレスを、これらのコンポーネントのそれぞれに提供する必要があります。このアドレスには、次のフォーマットを使用する必要があります。

bcgreceiver
 

JMS トランスポート・プロトコル機構

Business Integration Connect およびバックエンド・システムが、JMS トランスポート・プロトコルで通信するには、通信のそれぞれの 方向について JMS キューが必要です。そのため、以下の手順を実行して適切な JMS キューを提供する必要があります。

JMS キュー・マネージャーは、以下をはじめとする任意のマシンに置くことができます。

さらには、バックエンド・システムがあるマシンと Business Integration Connect があるマシンの両方 にキュー・マネージャーを置くこともできます。この場合は、セットアップ・チャネルを使用して、2 つのキュー・マネージャーを結合してください。この方法を使用した場合、どちらの側もネットワーク上でクライアント接続する必要はありません。

WebSphere MQ バージョン 5.3 を使用して JMS トランスポート・プロトコル機構を構成する手順については、付録 A, WebSphere MQ による JMS プロトコルの構成に記載されています。

注:
LDAP または WebSphere Application Server を JNDI プロバイダーとして使用することも可能です。

Copyright IBM Corp. 1997, 2004