参加者との接続の作成

次のプロセスは、バックエンド・システムと参加者との間の接続を作成する方法について説明しています。送信する PIP および受信する PIP ごとに、接続を 1 つ作成する必要があることに注意してください。

始める前に、次の条件が適用されていることを確認してください。

特定の PIP 用の接続を作成するには、以下の手順を実行します。

  1. 接続用の対話を作成します。
    1. 「ハブ管理」>「ハブ構成」>「文書フロー定義」の順にクリックします。
    2. 「対話の管理」をクリックします。
    3. 「対話の作成」をクリックします。
    4. ソース文書フロー定義ツリーおよびターゲット文書フロー定義ツリーを、それぞれアクション・レベルまで展開します。
    5. ツリー内で、ソース・コンテキストおよびターゲット・コンテキストに使用する文書フロー定義を選択します。例えば、参加者が 3C6 PIP (1 アクション PIP) を開始する場合は、ツリー内で次の文書フロー定義を選択します。

      表 1. 参加者が開始する 3C6 PIP
      ソース ターゲット

      パッケージ: RNIF (V02.00)

      プロトコル: RosettaNet (V02.00)

      文書フロー: 3C6 (V01.00)

      アクティビティー: 送金通知の通知

      アクション: 送金通知の通知アクション

      パッケージ: バックエンド統合 (1.0)

      プロトコル: RNSC (1.0)

      文書フロー: 3C6 (V01.00)

      アクティビティー: 送金通知の通知

      アクション: 送金通知の通知アクション

      バックエンド・システムが 3C6 PIP を開始する場合は、ツリー内で次の文書フロー定義を選択します。


      表 2. バックエンド・システムが開始する 3C6 PIP
      ソース ターゲット

      パッケージ: バックエンド統合 (1.0)

      プロトコル: RNSC (1.0)

      文書フロー: 3C6 (V01.00)

      アクティビティー: 送金通知の通知

      アクション: 送金通知の通知アクション

      パッケージ: RNIF (V02.00)

      プロトコル: RosettaNet (V02.00)

      文書フロー: 3C6 (V01.00)

      アクティビティー: 送金通知の通知

      アクション: 送金通知の通知アクション

      参加者が 3A4 などの 2 アクション PIP を開始する場合は、最初のアクションに次の文書フロー定義を選択します。


      表 3. 参加者が開始する 3A4 PIP
      ソース ターゲット

      パッケージ: RNIF (V02.00)

      プロトコル: RosettaNet (V02.00)

      文書フロー: 3A4 (V02.02)

      アクティビティー: 仕入れ注文の要求

      アクション: 仕入れ注文の要求アクション

      パッケージ: バックエンド統合 (1.0)

      プロトコル: RNSC (1.0)

      文書フロー: 3A4 (V02.02)

      アクティビティー: 仕入れ注文の要求

      アクション: 仕入れ注文の要求アクション

      バックエンド・システムが 2 アクション 3A4 PIP を開始する場合は、最初のアクションに次の文書フロー定義を選択します。


      表 4. バックエンド・システムが開始する 3A4 PIP
      ソース ターゲット

      パッケージ: バックエンド統合 (1.0)

      プロトコル: RNSC (1.0)

      文書フロー: 3A4 (V02.02)

      アクティビティー: 仕入れ注文の要求

      アクション: 仕入れ注文の要求アクション

      パッケージ: RNIF (V02.00)

      プロトコル: RosettaNet (V02.00)

      文書フロー: 3A4 (V02.02)

      アクティビティー: 仕入れ注文の要求

      アクション: 仕入れ注文の要求アクション

    6. 「アクション」フィールドで、「RosettaNet と RosettaNet サービス・コンテンツの間の双方向変換 (検証あり)」を選択します。
    7. 「保管」をクリックします。
    8. 2 アクション PIP を設定する場合は、ステップ c から g を繰り返して、2 番目のアクション用の対話を作成します。例えば、参加者が開始する 3A4 PIP の 2 番目のアクションに対して、次の文書フロー定義を選択します。このアクションで、バックエンド・システムは応答を送信します。

      表 5. 参加者が開始する 3A4 PIP (2 番目のアクション)
      ソース ターゲット

      パッケージ: バックエンド統合 (1.0)

      プロトコル: RNSC (1.0)

      文書フロー: 3A4 (V02.02)

      アクティビティー: 仕入れ注文の要求

      アクション: 仕入れ注文の確認アクション

      パッケージ: RNIF (V02.00)

      プロトコル: RosettaNet (V02.00)

      文書フロー: 3A4 (V02.02)

      アクティビティー: 仕入れ注文の要求

      アクション: 仕入れ注文の確認アクション

      バックエンド・システムが開始する 3A4 PIP の 2 番目のアクションに対して、次の文書フロー定義を選択します。


      表 6. バックエンド・システムが開始する 3A4 PIP (2 番目のアクション)
      ソース ターゲット

      パッケージ: RNIF (V02.00)

      プロトコル: RosettaNet (V02.00)

      文書フロー: 3A4 (V02.02)

      アクティビティー: 仕入れ注文の要求

      アクション: 仕入れ注文の確認アクション

      パッケージ: バックエンド統合 (1.0)

      プロトコル: RNSC (1.0)

      文書フロー: 3A4 (V02.02)

      アクティビティー: 仕入れ注文の要求

      アクション: 仕入れ注文の確認アクション

  2. 参加者に関する参加者プロファイルが存在しない場合は、これを作成します。これを行う方法については、参加者の作成を参照してください。バックエンド・システムに関するコミュニティー・マネージャー・タイプの参加者プロファイルも設定する必要があります。
  3. 参加者と Business Integration Connect の間、またはバックエンド・システムと Business Integration Connect の間でサポートされるプロトコルを使用するゲートウェイが配置されていない場合は、ゲートウェイを作成します。これを行う方法については、ゲートウェイの作成を参照してください。参加者と Business Integration Connect 間の RosettaNet メッセージでサポートされるプロトコルは、HTTP および HTTPS です。バックエンド・システムと Business Integration Connect 間の RosettaNet メッセージでサポートされるプロトコルは、HTTP、HTTPS、および JMS です。
  4. PIP を処理するために Business Integration Connect が使用する文書フロー定義をアクティブにします。そのためには、PIP のパッケージ、プロトコル、および文書フローに関する参加者およびバックエンド・システムの定義をアクティブにします。メッセージの方向によって、ソースとターゲットが決まります。親定義フローをアクティブにすると、Business Integration Connect によってアクティビティー、アクション、およびシグナルが自動的にアクティブになります。文書フロー定義をアクティブにする方法については、B2B 機能の設定を参照してください。

    参加者

    バックエンド・システム

  5. 「参加者の接続」画面でソースおよびターゲットを設定して、接続をアクティブにします。参加者が PIP を開始する場合は、ソースを参加者のプロフィルに、ターゲットをコミュニティー・マネージャーのプロファイルに設定します。バックエンド・システムが開始側の場合は、ソースをコミュニティー・マネージャーのプロファイルに、ターゲットを参加者のプロファイルに設定します。接続の検索およびアクティブ化の詳細については、対話の作成を参照してください。PIP が 2 アクション PIP の場合、PIP の 2 番目のアクションをサポートするために、逆の方向の接続もアクティブにする必要があります。そのためには、2 番目のアクションのソースおよびターゲットを最初のアクションのソースおよびターゲットと反対にします。
  6. Business Integration Connect でプロトコルごとにターゲットが定義されていない場合は、ターゲットを作成します。これを行う方法については、ターゲットの設定を参照してください。

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