文書分析

文書分析ツールを使用すると、特定の期間内に状態別にシステムの文書数の詳細な概要が取得できます。

処理が失敗した文書を探し出し、失敗の理由を調べるには、検索条件を使用します。

「文書分析」画面には、アラームが付いています。プロセスが失敗すると、失敗したプロセスが入った行が赤色に明滅します。

文書の状態

次の表に、文書のさまざまな状態を示します。

表 30. 文書の状態

状態 説明

受信

文書はシステムによって受信され、処理を待っています。

進行中

現在、文書は次のいずれかの処理ステップにあります。

  • 未完了。例えば、システムはほかの文書を待っています。
  • データ妥当性検査。例えば、システムは文書内容をチェックしています。
  • 変換。例えば、システムは文書を別のプロトコルに変換しています。
  • キュー。例えば、文書は参加者またはコミュニティー・マネージャーへの経路指定を待っています。

失敗

文書処理はシステムのエラー、データ妥当性検査、または重複によって中断されました。

正常終了

文書処理を完了する最終メッセージが、システムからターゲット参加者に送信されました。

システムの文書の表示

  1. 「ツール」 > 「文書分析」をクリックします。「文書分析の検索」画面が表示されます。
  2. ドロップダウン・リストから検索条件を選択します。

    表 31.

    文書の検索条件
    説明

    開始日および開始時刻 (Start Date & Time)

    処理が開始された日時。

    終了日および終了時刻 (End Date & Time)

    処理が完了した日時。

    ソース参加者

    ビジネス・プロセスを開始した参加者 (コミュニティー・マネージャーのみ)。

    ターゲット参加者

    ビジネス・プロセスを受信した参加者 (コミュニティー・マネージャーのみ)。

    検索場所:

    文書フローの「元 (From)」または「宛先 (To)」を検索します。

    ゲートウェイ・タイプ

    例えば、実働またはテスト。テストが使用できるのは、テスト・ゲートウェイ・タイプをサポートするシステムのみです。

    パッケージ

    文書フォーマット、パッケージ化、暗号化、およびコンテンツ・タイプ識別番号について説明します。

    プロトコル

    参加者が使用可能な文書プロトコル。

    文書フロー

    特定のビジネス・プロセス。

    ソート順

    「元参加者名 (From Participant Name)」または「宛先参加者名 (To Participant Name)」の順に結果をソートします。

    最新表示

    検索結果を定期的に更新するかどうかを制御します (コミュニティー・マネージャーのみ)。

    最新表示頻度

    検索結果の更新頻度を制御します (コミュニティー・マネージャーのみ)。

  3. 「検索」をクリックします。「文書分析の要約」が表示されます。

プロセスとイベントの詳細の表示

  1. 「ツール」 > 「文書分析」をクリックします。「文書分析の検索」画面が表示されます。
  2. ドロップダウン・リストから検索条件を選択します。
  3. 「検索」をクリックします。「文書分析の要約」が表示されます。
  4. 表示するソース参加者とターゲット参加者の隣にある をクリックします。選択した参加者のすべての文書のリストが表示されます。文書の数量は文書処理状態別に列に並べられます。
  5. 「受信」、「進行中」、「失敗」、「成功」のいずれかの列で数量リンクを選択します。文書分析レポートには、文書処理の詳細が記載されます。「失敗」を選択した場合、レポートには文書イベント要約も記載されます。