コミュニティー参加者やコミュニティー・マネージャーから文書を受信するのに必要なターゲットをすべて作成したら、次にハブで受信する文書のタイプを指定します。これらの指定は「文書フロー定義の管理」ページから行います。
文書フロー定義は、少なくともパッケージ、プロトコル、文書フローで構成されています。プロトコルによっては、アクティビティー、アクション、シグナルを指定できる場合もあります。
WebSphere Business Integration Connect をインストールする際には、デフォルト・パッケージ (AS、なし、バックエンド統合) のセットがこのページに表示されます。デフォルトでは、すべてのデフォルト・パッケージが使用可能になっています。パッケージを展開すると、そのパッケージで使用できるプロトコルの選択項目が表示されます。
例えば、「AS」の下には「EDI-X12」が表示されます。「AS」の下の「EDI-X12」を選択すると、WebSphere Business Integration Connect は AS2 パッケージでラップされた EDI-X12 文書を送受信できるようになります。「なし」を選択して「Web サービス」を選択すると、WebSphere Business Integration Connect は参加者の Web サービスを要求したり、Web サービスを参加者に提供したりできるようになります。
Web サービス・プロトコルで文書を送受信する場合は、パッケージのアップロードの説明に従って、Web サービスと関連付けられた WSDL ファイルをアップロードする必要があります。Web サービスの使用方法についての詳細は、付録 C, "Web サービス要求の設定" を参照してください。
Web サービスを除き、ハブ・コミュニティーでこれらのパッケージおよびプロトコルの組み合わせしか使用しない場合は、対話の作成に進みます。ただし、「文書フロー定義の管理」ページに表示されていないパッケージまたはプロトコルを使用したい場合や、Web サービスをサポートしたい場合は、以下の手順を実行してください。また、インバウンドまたはアウトバウンド・ワークフロー・ステップを変更したり、アクションの作成または変更を行う場合は、文書処理の構成を参照してください。
Business Integration Connect では、事前定義された RNIF 文書フロー定義および WSDL ファイルをインポートすることができます。RNIF 文書フロー定義は、パッケージと呼ばれる ZIP アーカイブにアップロードされます。WSDL ファイルは、個々に、あるいはまとめて ZIP アーカイブにアップロードすることができます。RosettaNet 文書の交換や Web サービスのサポートを行わない場合は、この節を省略して 文書処理の構成に進みます。
ここでは、Web サービスと関連付けられた WSDL パッケージをアップロードする方法について説明します。WebSphere Business Integration Connect で Web サービスを使用する方法についての詳細は、付録 C, "Web サービス要求の設定" を参照してください。
WSDL パッケージをアップロードするには、以下のステップを実行します。
http(s)://<target host:port>/bcgreceiver/Receiver
この URL は一般に、実動 HTTP ターゲットと同じになります。
http(s)://<target host:port>/bcgreceiver/Receiver?to=<participant business ID>
WSDL ファイルがシステムにインストールされます。
ここでは、RosettaNet 文書の送受信に使用する RNIF パッケージをアップロードする方法について説明します。WebSphere Business Integration Connect で RosettaNet 文書を使用する方法についての詳細は、付録 B, "RosettaNet 交換の設定" を参照してください。
RNIF パッケージをアップロードするには、以下のステップを実行します。
注: ZIP アーカイブに格納されたファイルは、Packages というディレクトリーに入れる必要があります (例: Packages/AS1.xml)。
パッケージがシステムにインストールされます。