RosettaNet ビューアー

RosettaNet は、e-ビジネス・トランザクションの業界標準を作成した企業グループです。PIP (Participant Interface Process) には、ハブ・コミュニティーのメンバー間のビジネス・プロセスが定義されます。各 PIP では、特定のビジネス文書と、コミュニティー・マネージャーと参加者間のビジネス文書の処理方法が定められています。

RosettaNet ビューアーは、ビジネス・プロセスを構成する文書の振り付けを表示します。RosettaNet ビューアーを使用して表示できる値には、プロセスの状況、詳細、ロー文書、関連するプロセス・イベントなどがあります。

RosettaNet ビューアーは、特定の検索条件に基づいてプロセスを表示します。

RosettaNet ビューアーのタスクの実行


表 24. RosettaNet ビューアーのタスク
実行する作業 参照先

RosettaNet プロセスの検索

"RosettaNet プロセスの検索"

RosettaNet プロセスの詳細の表示

"RosettaNet プロセスの詳細の表示"

ロー文書の表示

"ロー文書の表示"

RosettaNet プロセスの検索

  1. 「ビューアー」>「RosettaNet ビューアー」の順にクリックします。「RosettaNet ビューアー検索」画面が表示されます。
  2. ドロップダウン・リストから検索条件を選択します。

    表 25.
    RosettaNet の検索条件

    説明

    開始日および開始時刻 (Start Date and Time)

    処理が開始された日時。

    終了日および終了時刻 (End Date and Time)

    処理が完了した日時。

    ソース参加者およびターゲット参加者

    ソース (開始) 参加者とターゲット (受取) 参加者 (コミュニティー・マネージャーのみ)。

    参加者

    検索の適用範囲をすべての参加者にするか、コミュニティー・マネージャー (参加者のみ) にするかを指定します。

    役割 (My role is the)

    検索する文書の参加者がターゲットかソースか (参加者のみ) を指定します。

    開始ビジネス ID

    開始参加者のビジネス識別番号 (例: DUNS)。

    ゲートウェイ・タイプ

    実動またはテスト。テストが使用できるのは、テスト・ゲートウェイ・タイプをサポートするシステムのみです。

    プロトコル

    参加者に対して使用できるプロトコル。

    文書フロー

    特定のビジネス・プロセス。

    プロセス・インスタンス ID

    プロセスに割り当てられた固有の識別番号。検索条件には、アスタリスク (*) のワイルドカードを使用できます。

    ソート基準

    例えば、受信時刻のタイム・スタンプなどで結果をソートします。

    降順または昇順 (Descend or Ascend)

    昇順 (Ascend) - 最も古いタイム・スタンプまたはアルファベットの最後を最初に表示します。

    降順 (Descend) - 最新のタイム・スタンプまたはアルファベットの先頭を最初に表示します。

    ページごとの結果件数

    1 ページ当たりの結果の数を表示します。

  3. 「検索」をクリックします。検索条件に一致した RosettaNet プロセスが表示されます。

RosettaNet プロセスの詳細の表示

  1. 「ビューアー」>「RosettaNet ビューアー」の順にクリックします。「RosettaNet ビューアー検索」画面が表示されます。
  2. ドロップダウン・リストから検索条件を選択します。
  3. 「検索」をクリックします。検索結果が表示されます。

    表 26.
    文書処理の詳細
    説明

    参加者

    ビジネス・プロセスに関与している参加者。

    タイム・スタンプ

    最初の文書の処理が開始された日時。

    文書フロー

    特定のビジネス・プロセス (例: RosettaNet (1.1): 3A7)。

    ゲートウェイ・タイプ

    例えば、実動など。

    プロセス・インスタンス ID

    開始コミュニティー・メンバーごとにプロセスに割り当てられる固有の番号。

    文書 ID

    送信参加者によって割り当てられる専有文書 ID。このフィールドの保管場所は固定されておらず、文書タイプによって異なります。

    ソース参加者

    開始参加者。

    ターゲット参加者

    受取参加者。

  4. 表示する RosettaNet プロセスの横にある アイコンをクリックします。選択したプロセスの詳細と関連文書が表示されます。
  5. 表示する文書の横にある アイコンをクリックします。文書とその関連イベントの詳細が表示されます。

ロー文書の表示

  1. 「ビューアー」>「RosettaNet ビューアー」の順にクリックします。「RosettaNet ビューアー検索」画面が表示されます。
  2. ドロップダウン・リストから検索条件を選択します。
  3. 「検索」をクリックします。プロセスのリストが表示されます。
  4. 表示するプロセスの横にある アイコンをクリックします。選択したプロセスの詳細と関連文書が表示されます。
  5. 「文書フロー」の横にある をクリックして、ロー文書を表示します。
制約事項:
ロー文書のうち、100K を超える部分は切り捨てられます。例えば、署名がロー文書 (.rno ファイル) の末尾にあり、ロー文書のサイズが 100K を超えるか、または署名が .rno ファイルの先頭から 100K 以降に存在する場合、署名は文書ビューアーに表示されません。
ヒント:

Copyright IBM Corp. 1997, 2004