ファイル・システム・ログとデータベース・ログのアーカイブおよびパージ

WebSphere Business Integration Connect の運用効率を維持するには、次の手順を使用して、ファイル・システム・ログ・ファイルおよびデータベース・ログ・ファイルをアーカイブまたはパージします。

アプリケーション・ログ・ファイルのパージ

アプリケーション・ログ・ファイルは、$INSTALLATION_DIRECTORY/<Receiver、コンソール、ルーター>/was/logs/server1 の 3 つの領域に置かれています。

  1. $INSTALLATION_DIRECTORY/<Receiver、コンソール、および ルーター>/was/bin/stopServer.sh server1 に置かれている停止スクリプトを実行して、最初に適切なアプリケーションを停止します。
  2. 必要に応じてログ・ファイルを削除します。

否認防止ディレクトリーのパージ

否認防止ファイルおよびディレクトリーは、$COMMON_DIRECTORY/non_rep/ に配置されています。ディレクトリー内の 0 から始まるに最も古いファイルのアーカイブから始めて、番号を加算してより新しいファイルをアーカイブしていきます。

  1. $INSTALLATION_DIRECTORY/router/was/bin/stopServer.sh server1 というスクリプトを使用してルーター・サービスを停止します。
  2. UNIX の tar コマンドまたは WinZip を使用して、ファイルを圧縮します。
  3. 必要に応じて、オフサイトで保管するためにファイルを外部メディアに移動します。

データベース・テーブルのパージ

必要に応じて特定のデータベース・テーブルをパージできますが、適切なシステム機能性を維持するために、他のテーブルは変更しないでください。BP_ および LG_ で始まるテーブルはパージできますが、次の 2 つの例外があります。つまり、_QUE および _HIST で終わる BP_ テーブルは RosettaNet エンジンで継続して保守されるので、変更しないでください。_QUE で終わる BP_ テーブルはキュー・テーブルで、_HIST で終わる BP_ テーブルはアーカイブに使用されるヒストリー・テーブルです。例えば、BP_RNSTATEHDR_QUE テーブルは BP_RNSTATEHDR_HIST テーブルにアーカイブされます。

CG_ または PR_ で始まるテーブルには、構成データまたはプロファイル・データが格納されています。システムの機能を適正に維持するため、これらのテーブルも未変更の状態を保つ必要があります。

RosettaNet および AS1/AS2 状態エンジンのアーカイブ機能およびパージ機能

テーブル・データのパージ条件は、データをオンライン状態で保持する日数に基づいています。_HIST で終わるテーブル内のデータは、日次でアーカイブされ、パージされます。また、ログ情報もすべて毎日切り捨てられます。

パージ条件には、p_days という入力パラメーターが 1 つ含まれています。このパラメーターは、データがオンラインで保持される日数を表します。DBA が入力パラメーターを設定すると、このプロシージャーは次のように機能します。
テーブル ヒストリー・テーブル アクション

RosettaNet



BP_rnStateHdr

BP_rnStateHdr_Hist

パージ

BP_rnStateDtl

BP_rnStateDtl_Hist

パージ

BP_Sponsor_State

BP_Sponsor_State_Hist

パージ

BP_rnStateHdrAuditLog

なし

切り捨て

AS1/AS2



BP_State_Hdr

BP_State_Hdr_Hist

パージ

BP_AS_State_Hdr

BP_AS_State_Hdr_Hist

パージ

BP_AS_State_Dtl

BP_AS_State_Dtl_Hist

パージ

データ保存期間

プロシージャーは、ヘッダーのレコード作成日と p_days 入力パラメーターとの組み合わせに基づいて、データをパージします。TPA がヘッダーに保管した実行時間は考慮されません。p_days の値が最大値 (実行時間/1440) より大きいことを確認するのは DBA です。実行時間は分単位で保管されます。

BP_ テーブルのデータは、p_days または ((実行時間/1440) + 1 日) のいずれか長い方の期間、オンライン上に保持することをお勧めします。BP_DupCheck および BP_RnMsgDigest テーブルのデータは、7 日間保持してください。BP_Process_Log のデータは、2 日間保持してください。

DB で始まる名前のテーブルは、DB_ProcAuditLog 以外はメタデータ・テーブルです。DB_ProcAuditLog をオンにした場合、このログを毎日切り捨てるか、またはユーザーの必要に応じて切り捨てる必要があります。このログは、主に開発環境や QA 環境で使用するため、通常は実動環境ではオフにします。

ログ・テーブルとサマリー・テーブル

LG_ で始まる名前のテーブルは、ログ・テーブルおよびサマリー・テーブルで、その拡張子は LG_EventCd、LG_Media、および LG_media_Cfg です。これらはメタデータ・テーブルで、システムの機能を適正に維持するために、未変更の状態を保つ必要があります。LG_Access_ で始まるテーブルは、4.2.1 および 4.2.2 では使用されません。

次のログ・テーブルのアーカイブおよびパージは、アクティビティー ID に基づいて実行できます。駆動テーブルは LG_Activity になります。createdate または RcvDocTS を使用して、データをオンライン上に保持する日数を指定できます。RcvDocTS は索引付きの列であるため、選択した方がよいオプションです。データがオンライン上に保持される期間は、7 日間か ((実行時間/1440) + 1 日) のいずれか長い方になります。

テーブル

LG_ACTIVITY

LG_ACTIVITY_DTL

LG_ACTIVITY_ENDSTATE

LG_ACTIVITY_RNDTL

LG_ACTIVITY_RNHDR

LG_AS_DTL

LG_AS_HDR

LG_ACTIVITY_EVENT
LG_Activity を LG_event にリンクします。

LG_EVENT

LG_EVENT_EVENTSUMMARY
LG_Event を LG_EventSummary および LG_EventSummary にリンクします。DRILLDOWNFLG を使用して、ドリルダウンが使用できないことを指定できます (4.2.1 および 4.2.2 のプロシージャーには実装されていません)。

LG_ACTIVITY_SUMMARY
LG_Activity を LG_Summary および LG_Summary にリンクします。DRILLDOWNFLG を使用して、ドリルダウンが使用できないことを指定できます (4.2.1 および 4.2.2 のプロシージャーには実装されていません)。

次のログ・テーブルは、作成日に基づいてパージできます。

テーブル

LG_Delivery_Log
createdate から 1 日以上経過したレコードをパージできます。

LG_DM_Doc_Lock
createdate から 1 日以上経過したレコードをパージできます。

LG_Msg_Archive
createdate から 7 日以上経過したレコードをパージできます。

LG_STACKTRACE
createdate から 7 日以上経過したレコードをパージできます。

LG_SYNCH_REQ_RESP
createdate から 7 日または (TimeToPerform/1440)+1 日) のいずれか長い期間が経過したレコードをパージできます。

LG_VALIDATION
createdate から 7 日以上経過したレコードをパージできます。

LG_VTP_STATUS
createdate から 7 日以上経過したレコードをパージできます。

次のサマリー・テーブルは、システムの機能を適正に維持するために、未変更の状態を保つ必要があります。

テーブル

イベント・サマリー・テーブル

LG_EVENTSUMMARY

LG_EVENTSUMMARY_XREF

プロセス・サマリー・テーブル

LG_PROCESSSUMMARY_AS

LG_PROCESSSUMMARY_AS_MI

LG_PROCESSSUMMARY_AS_XREF

LG_PROCESSSUMMARY_RN

LG_PROCESSSUMMARY_RN_MI

LG_PROCESSSUMMARY_XREF

文書サマリー・テーブル

LG_DOCPROCESSING_SUMLG_MSGLENGTH_SUMMARY

LG_SUMMARY

LG_SUMMARY_MI

LG_SUMMARY_PROCESSSUMMARY
LG_Sum_Xref_Lnk を LG_ProcessSummary_Xref にリンクします。

LG_SUMMARY_RN

LG_SUMMARY_RN_MI

LG_SUM_XREF_LNK
LG_SUM_XREF_PART および LG_SUM_XREF_PRCS を LG_Summary にリンクします。

LG_SUM_XREF_PART

LG_SUM_XREF_PRCS

メッセージ長サマリー

LG_MSGLENGTH_SUMMARY

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