- [ア行]
- アクション (Action)
- ビジネス・アクションとも呼ばれる。購入注文要求、見積依頼など、ビジネス関係の内容を持つメッセージ。ビジネス・アクションとビジネス・シグナルの交換が、特定の PIP で指定されたビジネス・アクティビティーの完了に必要なメッセージの動作を構成する。
- [カ行]
- ゲートウェイ (Gateway)
- ゲートウェイは、Document Manager がコミュニティー・マネージャーや別の参加者に文書を送信する際に必要な宛先情報を指定する。ゲートウェイは、ゲートウェイ定義 で定義される。ゲートウェイ定義には、ゲートウェイの宛先 URI、オプションのログイン情報、およびトランスポート・レベルの設定が含まれる。
- コミュニティー参加者 (Community participant)
- 参加者、パートナー、取引パートナーとも呼ばれる。コミュニティー参加者は、コミュニティー・マネージャーとの間でビジネス文書を送受信する。参加者は、取引コミュニティーとの専用の対話をサポートする機能にアクセスできる。参加者のビューから外されている機能としては、Community Console の機能 (システム構成など) がある。
- コミュニティー・オペレーター (Community operator)
- ハブ規模のシステム構成や、システムの全体的な正常性および保守に責任を持つ責任者 (ハブ管理者)。ハブ管理者はすべての機能にアクセスできる。
- コミュニティー・マネージャー (Community Manager)
- Business Integration Connect を購入し、それを取引パートナーに配布して、ハブ・コミュニティーとして機能する企業。コミュニティー・マネージャーには、マネージャー管理者と呼ばれる一人の管理ユーザーがいる。マネージャー管理者は、コミュニティーにおけるコミュニティー・マネージャーの部分の正常性およびメンテナンスの責任を持つ。
- [サ行]
- 参加者接続 (Participant connection)
- 参加者接続では、特定の参加者と別の参加者 (コミュニティー・マネージャーなど) との間で特定の文書を交換する際に必要な情報が保持される。例えば、参加者名、実行する対話、使用するゲートウェイなどである。新しい文書を受信すると、システムは、使用すべき正しい参加者接続を判別する。その文書に対する参加者接続が見つかると、文書の処理が可能になる。対話 (Interaction) も参照。
- 参加者プロファイル (Participant profile)
- 参加者プロファイルには、参加者名や参加者のビジネス ID (例: 参加者の DUNS 番号)、Community Console へのアクセス権を持つユーザー ID など、参加者に関する情報が含まれている。
- [タ行]
- ターゲット (Target)
- ターゲットは、Receiver のインスタンスである。
Business Integration Connect に入力される文書の入り口点の URI を示す。また、Document Manager が文書を取得するリポジトリー・ロケーションを指定する。各ターゲットは、単一のトランスポート・タイプを使用して送信された文書をサポートする。なお、特定のトランスポート・タイプに対しては複数のターゲットが存在でき、各文書形式に対しては単一のターゲットが存在できる。
- 対話 (Interaction)
- 対話には、文書フロー定義で定義された文書を Business Integration Connect で受信、処理、および転送するのに必要な情報がすべて含まれる。文書フロー定義 (Document flow definition) も参照。
- [ハ行]
- パッケージ (Package)
- インターネットを通じて文書を送信する際に使用する文書パッケージ形式を示す。例えば、RNIF、AS1、AS2 などがある。
- ビジネス・アクション (Business action)
- アクション (Action) を参照。
- ビジネス・プロセス (Business process)
- ビジネスの目的を達成するために必要とされるステップを表す、定義済みのビジネス・トランザクション。
- ビジネス・プロトコル (Business protocol)
- コンピューター・ネットワークを経由する情報のフォーマット設定および送信に使用される一連の規則および手順 (プロトコル)。例としては、RosettaNet、XML、バイナリー・ファイル、EDI などがある。
- 否認防止データ・リポジトリー (Non-repudiation data repository)
- 否認防止リポジトリーは、文書が送受信されたことをどちらの当事者も否定 (否認) できないようにする文書 (および認証情報) のコピーを Business Integration Connect が保管する場所である。
- プロセス (Process)
- プロセスは、ビジネス・トランザクションを実行する際に Community Manager と参加者間で交換する一連の文書またはメッセージを示す。
- 文書 (Document)
- 組織の規則に従った情報の集合体。1 つのプロセスに複数の資料が存在する。
- 文書フロー定義 (Document flow definition)
- 文書フロー定義では、コミュニティー・マネージャーが処理できる特定のビジネス文書を定義する。コミュニティー・マネージャーと参加者間で交換する文書は、文書フロー定義を使用してそれぞれ定義する必要がある。ビジネス文書をシステムで受信、処理、および転送するには、2 つ以上の文書フロー定義 (例: 1 つはインバウンド文書用、もう 1 つはアウトバウンド文書用) をリンクして対話を作成する必要がある。対話 (Interaction) も参照。
- 文書プロトコル (Document protocol)
- ビジネス・プロトコル (Business protocol) を参照。
- C
- Community Console
- Community Console は、Business Integration Connect を構成し、コミュニティー・マネージャーと参加者間のビジネス文書フローを管理するために使用する Web ベースのツールである。コミュニティー・マネージャーはコミュニティー全体についての情報を参照できるが、参加者は自分のプロファイルを編集したり自分の文書のフローをモニターすることしかできない。
- D
- Document Manager
- Document Manager は、永続共用ストレージに文書がないかポーリングし、ユーザーが構成した処理 (検証、ディジタル署名の検査、変換など) を実行した後、文書をその最終宛先に配信する。
- P
- PIP
- RosettaNet PIP を参照。
- R
- Receiver
- Receiver コンポーネントは、コミュニティー参加者とバックエンド・アプリケーションからの文書を受け入れ、それをファイル・システムに保管して Document Manager に処理を依頼する。具体的には、サポートされるトランスポート・プロトコルを通じて文書を受信し、その文書とその文書に関連するメタデータを共用ファイル・システムに書き込み、トランスポート固有のデータをメタデータ・ファイルに記録して、トランスポート固有のテクニカルな肯定応答を完了する。
- RosettaNet PIP (Partner InterfaceProcess)
- RosettaNet PIP では、取引パートナー間のビジネス・プロセスを定義する。
PIP は、XML をベースにした専用のシステム間ダイアログである。PIP は、特定のサプライ・チェーンにおいて 2 つのパートナー間のビジネス・トランザクションを実行するアクティビティー、決定、およびパートナーの役割の対話を表す (Business Integration Connect では、パートナーは参加者と呼ばれる)。PIP に関係する各参加者は、PIP インスタンスに指定された債務を果たす必要がある。当事者のいずれかが PIP インプリメンテーション・ガイドの指定どおりにサービスを実行できない場合は、ビジネス・トランザクションが空になり無効となる。
