JMS 構成を使用して構成された外部キューにイベントを送達するよう、ハブを構成することができます。
デフォルトの JMS 構成は、ハブのインストール時に設定されます。これらの値の一部は、「イベント・パブリッシュ・プロパティー」ページで確認できます。
図 31. 「イベント・パブリッシュ・プロパティー」ページ

「プロバイダー URL パッケージ」または「JMS プロバイダー URL」フィールドに値を指定しなかった場合は、ファイル <router-root-dir>/was/wbic/config/bcg.properties の MQ Propertiesセクションにあるデフォルトが使用されます。このデフォルトは、インストール時に生成された JMS バインディングを使用します。デフォルトを使用する場合、JMS バインディングは、インストール時に指定した MQ サーバーのポート 9999 を使用します。
JMS バインディングの別のセットを指すには、自分で作成した JMS バインディング・ファイルを含むディレクトリーを指すように、「プロバイダー URL パッケージ」変更します。また、「キュー接続ファクトリー」の名前および
「キュー名」も、JMS バインディングで選択した名前と一致するように変更します。この変更は、インストール時に指定した MQ サーバーとは異なる MQ サーバーのキューにイベントをパブリッシュする場合に行います。
API イベントの送達先を指定するには、以下のステップを実行します。
- メインメニューから、「システム管理」>「イベント処理」>「イベント送達情報 (Event Delivery Information)」をクリックします。
- 「イベント送達の使用可能化 (Enable Event Delivery)」の横にある
をクリックします。
- 「イベント送達の使用可能化 (Enable Event Delivery)」チェック・ボックスにチェック・マークを付け、イベントのパブリッシュをアクティブにします。
- デフォルト値がご使用のシステムに対して適切である場合は、そのままにしておきます。デフォルト値は、インストール時に構成した JMS サーバーで提供されるキュー DeliveryQ へのイベント送達をサポートします。
イベントの送達先を変更する場合は、以下の情報を参照しながらフィールドを更新します。
- キューにアクセスするときにユーザー ID とパスワードが必要な場合は、「ユーザー ID」および「パスワード」の値を入力します。
- 「JMS キュー・ファクトリー名」に、使用している JMS .bindings ファイルの JMS キュー接続ファクトリーの名前を入力します。
- 「JMS メッセージ・タイプ」に、送達されるメッセージのタイプを入力します。選択項目は、バイトまたはテキストです。
- 「JMS キュー名」に、イベントがパブリッシュされる JMS キューの名前を入力します。このキューは、WebSphere MQ で使用している JMS .bindings ファイルにすでに定義されている必要があります。
- 「JNDI ファクトリー名」に、.bindings ファイルにアクセスするときに使用する名前を入力します。デフォルト値は、ファイル・システムのデフォルトのバインディングへのアクセスを提供します。
- 「プロバイダー URL パッケージ」に、JMS バインディング・ファイルにアクセスするための URL を入力します。この URL は、「JNDI ファクトリー名」と整合している必要があります。このフィールドはオプションであり、入力しなかった場合は、JMS バインディングのデフォルトのファイル・システム・ロケーション <router-root-dir>/was/jndi/WBIC が使用されます。
- 「メッセージの文字セット」に、JMS キューに対するバイト・メッセージを作成するときに使用される文字セットを入力します。デフォルト値は、UTF-8 です。このフィールドは、バイト・メッセージにのみ関連します。
- 「JMS プロバイダー URL」に、JMS プロバイダーの URL を入力します。このフィールドはオプションであり、入力しなかった場合は、インストール時に指定されたデフォルトの JMS プロバイダーが使用されます。
- 「保管」をクリックします。
