WebSphere Business Integration Connect の運用効率を維持するには、次の手順を使用して、ファイル・システム・ログ・ファイルおよびデータベース・ログ・ファイルをアーカイブまたはパージします。
アプリケーション・ログ・ファイルは、$INSTALLATION_DIRECTORY/<Receiver、コンソール、ルーター>/was/logs/server1 の 3 つの領域に置かれています。
否認防止ファイルおよびディレクトリーは、$COMMON_DIRECTORY/non_rep/ に配置されています。ディレクトリー内の 0 から始まるに最も古いファイルのアーカイブから始めて、番号を加算してより新しいファイルをアーカイブしていきます。
必要に応じて特定のデータベース・テーブルをパージできますが、適切なシステム機能性を維持するために、他のテーブルは変更しないでください。BP_ および LG_ で始まるテーブルはパージできますが、次の 2 つの例外があります。つまり、_QUE および _HIST で終わる BP_ テーブルは RosettaNet エンジンで継続して保守されるので、変更しないでください。_QUE で終わる BP_ テーブルはキュー・テーブルで、_HIST で終わる BP_ テーブルはアーカイブに使用されるヒストリー・テーブルです。例えば、BP_RNSTATEHDR_QUE テーブルは BP_RNSTATEHDR_HIST テーブルにアーカイブされます。
CG_ または PR_ で始まるテーブルには、構成データまたはプロファイル・データが格納されています。システムの機能を適正に維持するため、これらのテーブルも未変更の状態を保つ必要があります。
テーブル・データのパージ条件は、データをオンライン状態で保持する日数に基づいています。_HIST で終わるテーブル内のデータは、日次でアーカイブされ、パージされます。また、ログ情報もすべて毎日切り捨てられます。
パージ条件には、p_days という入力パラメーターが 1 つ含まれています。このパラメーターは、データがオンラインで保持される日数を表します。DBA が入力パラメーターを設定すると、このプロシージャーは次のように機能します。
テーブル | ヒストリー・テーブル | アクション |
---|---|---|
RosettaNet
|
|
|
BP_rnStateHdr
|
BP_rnStateHdr_Hist
|
パージ
|
BP_rnStateDtl
|
BP_rnStateDtl_Hist
|
パージ
|
BP_Sponsor_State
|
BP_Sponsor_State_Hist
|
パージ
|
BP_rnStateHdrAuditLog
|
なし
|
切り捨て
|
AS1/AS2
|
|
|
BP_State_Hdr
|
BP_State_Hdr_Hist
|
パージ
|
BP_AS_State_Hdr
|
BP_AS_State_Hdr_Hist
|
パージ
|
BP_AS_State_Dtl
|
BP_AS_State_Dtl_Hist
|
パージ
|
プロシージャーは、ヘッダーのレコード作成日と p_days 入力パラメーターとの組み合わせに基づいて、データをパージします。TPA がヘッダーに保管した実行時間は考慮されません。p_days の値が最大値 (実行時間/1440) より大きいことを確認するのは DBA です。実行時間は分単位で保管されます。
BP_ テーブルのデータは、p_days または ((実行時間/1440) + 1 日) のいずれか長い方の期間、オンライン上に保持することをお勧めします。BP_DupCheck および BP_RnMsgDigest テーブルのデータは、7 日間保持してください。BP_Process_Log のデータは、2 日間保持してください。
DB で始まる名前のテーブルは、DB_ProcAuditLog 以外はメタデータ・テーブルです。DB_ProcAuditLog をオンにした場合、このログを毎日切り捨てるか、またはユーザーの必要に応じて切り捨てる必要があります。このログは、主に開発環境や QA 環境で使用するため、通常は実動環境ではオフにします。
LG_ で始まる名前のテーブルは、ログ・テーブルおよびサマリー・テーブルで、その拡張子は LG_EventCd、LG_Media、および LG_media_Cfg です。これらはメタデータ・テーブルで、システムの機能を適正に維持するために、未変更の状態を保つ必要があります。LG_Access_ で始まるテーブルは、4.2.1 および 4.2.2 では使用されません。
次のログ・テーブルのアーカイブおよびパージは、アクティビティー ID に基づいて実行できます。駆動テーブルは LG_Activity になります。createdate または RcvDocTS を使用して、データをオンライン上に保持する日数を指定できます。RcvDocTS は索引付きの列であるため、選択した方がよいオプションです。データがオンライン上に保持される期間は、7 日間か ((実行時間/1440) + 1 日) のいずれか長い方になります。
次のログ・テーブルは、作成日に基づいてパージできます。
次のサマリー・テーブルは、システムの機能を適正に維持するために、未変更の状態を保つ必要があります。