取引コミュニティーは、通常、ハブ (コミュニティー管理者として機能する企業) を中心に回転します。さまざまな規模の企業 (コミュニティー参加者) が、インターネットを通じてハブに接続します。さらに、参加者自体は、ハブとして機能できます。
図 1 は、コミュニティー・マネージャーと一連の参加者からなる取引コミュニティーを示しています。
図 1. コミュニティー・マネージャーとコミュニティー参加者で構成される取引コミュニティー

Business Integration Connect は、取引コミュニティーの参加者のタイプごとにソリューションを提供します。
- WebSphere Business Integration Connect Enterprise Edition は、さまざまなトランスポートやメッセージ・フォーマットを使用して取引先の数に制限のない接続を実現したい、比較的大規模の企業に適しています。この企業はコミュニティー管理者として機能し、コミュニティーの確立、取引先の参加、コミュニティーの全参加者の活動のモニターを実行します。
- WebSphere Business Integration Connect Advanced Edition は、トランスポートやメッセージ・フォーマットに柔軟性を求める一方で、取引先の数がより制限されている顧客に適しています。この種の企業は、(その企業独自の小規模なコミュニティーの) コミュニティー管理者として機能できるだけでなく、大規模なコミュニティーでのコミュニティー参加者としても機能できます。前出の図の右側には、(コミュニティー管理者に対する)コミュニティー参加者であり、独自のコミュニティーに対するハブでもあるクライアントの例を示します。
- WebSphere Business Integration Connect - Express は、手軽に少数のコミュニティー参加者に接続して、ビジネス文書を交換したいと考えている小規模の企業向けに設計されています。このタイプの企業は、コミュニティー参加者としてのみ機能し、コミュニティー・マネージャーとしては機能しません。
この資料の残り部分では、Business Integration Connect Enterprise and Advanced Edition に重点を置いています。
Business Integration Connect - Express の詳細については、WebSphere Business Integration Connect - Express の InfoCenter を参照してください。
