トレースの概要
トレースはオプションのデバッグ機能で、オンにするとコネクターの動作を詳細にトレースできます。デフォルトでは、トレース・メッセージは STDOUT に書き込まれます。トレース・メッセージの構成の詳細については、第 2 章のコネクター構成プロパティーについての説明を参照してください。トレースの使用可能化や設定方法などの詳細については、「コネクター開発ガイド (Java 用)」を参照してください。
コネクターのトレース・メッセージに推奨される内容を以下に示します。
- レベル 0
- コネクターのバージョンを確認するトレース・メッセージに使用します。
- レベル 1
- 処理される各ビジネス・オブジェクトについての重要な情報を提供するトレース・メッセージや、ポーリング・スレッドが入力キュー内で新しいメッセージを検出するたびに記録されるトレース・メッセージに使用します。
- レベル 2
- ビジネス・オブジェクトが gotApplEvent() または executeCollaboration() から InterChange Server に通知されるたびに記録されるトレース・メッセージに使用します。
- レベル 3
- データ・フォーマット (例えば XML) からビジネス・オブジェクトへの変換およびビジネス・オブジェクトからデータ・フォーマットへの変換に関する情報を提供するトレース・メッセージや、出力キューへのメッセージのデリバリーに関する情報を提供するトレース・メッセージに使用します。
- レベル 4
- コネクターが動作を開始または終了した時間を記録するトレース・メッセージに使用します。
- レベル 5
- コネクターの初期化を示すトレース・メッセージ、アプリケーション内で実行されるステートメントを表すトレース・メッセージ、メッセージが除去されるかキューに送出されるたびに記録されるトレース・メッセージ、または、ビジネス・オブジェクトのダンプを記録するトレース・メッセージに使用します。
このレベルを使用して、アダプターによってキャッチされた例外で printStackTrace() をダンプします。
