IBM Express Runtime バージョン 2.1 Electronic Software Download README


この文書では、IBM Express Runtime 基本製品、IBM Installation Agent、および Express Runtime アプリケーション開発ツールキットをインストールする際に使用可能な電子ソフトウェア配布 (eSD) パーツを示します。 完全な Express Runtime 製品は 33 のパーツで構成されますが、標準インストールで必要とされるのはこれらのパーツの 1 サブセットのみです。 インストール・パーツの表に示される必要なパーツのみを選択することでダウンロード時間を最小限にすることができます。


必要なパーツの決定

「ターゲット・プラットフォーム・ファイル名」の列にリストされたプラットフォームは、ソース・ファイルをダウンロードして解凍するプラットフォームを示します。 「内容」の列にリストされたプラットフォームは、 その製品のパーツを使用するプラットフォームを示します。 表の「使用法」の列では、そのパーツを必要とするインストールについて説明します。

例えば、Windows コンピューター上に Express Runtime 基本インストール・ファイルをダウンロード、解凍、およびインストールして i5/OS コンピューター用のソリューションを作成する必要がある場合、次のパーツをすべてダウンロードします。

この後で、ユーザーが作成したソリューションを受け取った人は、IBM Installation Agent をダウンロードしてファイルを解凍し、ターゲット・コンピューターにインストールします。 例えば、IBM Installation Agent for i5/OS を Linux コンピューターにダウンロードしてから (Linux のパーツ 21、C82FRML.tar.gz)、『Linux プラットフォームから i5/OS または OS/400 への IBM Installation Agent のインストール』の説明にあるように IBM Installation Agent を i5/OS コンピューター上にインストールすることができます。

IBM Express Runtime インストール・パーツ

次の表に、Express Runtime 基本製品のインストール時に使用可能なすべてのパーツを示します。 パーツ 1 および 2 は必須ですが、インストールに応じて他のパーツの 1 サブセットのみをダウンロードしなければならない場合があります。 各パーツのファイルは、各プラットフォームでのネイティブ・アクセス用に Windows または Linux 版 eアセンブリーとしてパッケージされているため、必要なパーツを選択して、インストール先のプラットフォーム用のファイルを使用してください。 表の「使用法」の列では、そのパーツを必要とする場合について説明します。

パーツ 内容 ターゲット・プラットフォームのファイル名 使用法
Windows Linux
33 の 1
  • Express Runtime Developer およびデプロイメント・ウィザード
  • IBM ミドルウェア・コンポーネント
C84K2ML.zip C84EHML.tar.gz ソリューションとミドルウェアをパッケージおよびインストールする場合に必要です。
33 の 2
  • Express Runtime Developer およびデプロイメント・ウィザード
  • IBM ミドルウェア・コンポーネント
C84K3ML.zip C84EJML.tar.gz ソリューションとミドルウェアをパッケージおよびインストールする場合に必要です。
33 の 3
  • Express Runtime Developer およびデプロイメント・ウィザード
  • IBM ミドルウェア・コンポーネント
  • IBM Rational Web Developer for Windows
C84K4ML.zip C84EKML.tar.gz パッケージの作成、ソリューションやミドルウェアのインストール、および Windows Eclipse ベース環境で Express Runtime Developer Eclipse プラグインを使用する場合に必要です。
33 の 4 IBM Rational Web Developer for Windows C84K5ML.zip C84ELML.tar.gz Windows Eclipse ベース環境で Express Runtime Developer Eclipse プラグインを使用する場合に必要です。
33 の 5 IBM Rational Web Developer for Windows C84K6ML.zip C84EMML.tar.gz Windows Eclipse ベース環境で Express Runtime Developer Eclipse プラグインを使用する場合に必要です。
33 の 6 IBM Rational Web Developer for Linux C84K7ML.zip C84ENML.tar.gz Linux Eclipse ベース環境で Express Runtime Developer Eclipse プラグインを使用する場合に必要です。
33 の 7 IBM Rational Web Developer for Linux C84K8ML.zip C84EPML.tar.gz Linux Eclipse ベース環境で Express Runtime Developer Eclipse プラグインを使用する場合に必要です。
33 の 8 IBM Rational Web Developer for Linux C84K9ML.zip C84EQML.tar.gz Linux Eclipse ベース環境で Express Runtime Developer Eclipse プラグインを使用する場合に必要です。
33 の 9 Windows デプロイメント・パッケージ C82EDML.zip C82FEML.tar.gz Windows のターゲット・コンピューターにミドルウェアをデプロイするか、Windows のターゲット・コンピューターにソリューションを作成する場合に必要です。
33 の 10 Windows デプロイメント・パッケージ C84KAML.zip C84ERML.tar.gz Windows のターゲット・コンピューターにミドルウェアをデプロイするか、Windows のターゲット・コンピューターにソリューションを作成する場合に必要です。
33 の 11 Windows デプロイメント・パッケージ C84KBML.zip C84ESML.tar.gz Windows のターゲット・コンピューターにミドルウェアをデプロイするか、Windows のターゲット・コンピューターにソリューションを作成する場合に必要です。
33 の 12 Linux デプロイメント・パッケージ C82EGML.zip C82FHML.tar.gz Linux のターゲット・コンピューターにミドルウェアをデプロイするか、Linux のターゲット・コンピューターにソリューションを作成する場合に必要です。
33 の 13 Linux デプロイメント・パッケージ C84KCML.zip C84ETML.tar.gz Linux のターゲット・コンピューターにミドルウェアをデプロイするか、Linux のターゲット・コンピューターにソリューションを作成する場合に必要です。
33 の 14 Linux デプロイメント・パッケージ C84KDML.zip C84EUML.tar.gz Linux のターゲット・コンピューターにミドルウェアをデプロイするか、Linux のターゲット・コンピューターにソリューションを作成する場合に必要です。
33 の 15 i5/OS および OS/400 デプロイメント・パッケージ C84KEML.zip C84EVML.tar.gz i5/OS または OS/400 のターゲット・コンピューターにミドルウェアをデプロイするか、i5/OS または OS/400 のターゲット・コンピューターにソリューションを作成する場合に必要です。
33 の 16 i5/OS および OS/400 デプロイメント・パッケージ C82EKML.zip C82FLML.tar.gz i5/OS または OS/400 のターゲット・コンピューターにミドルウェアをデプロイするか、i5/OS または OS/400 のターゲット・コンピューターにソリューションを作成する場合に必要です。
33 の 17 Linux on POWER デプロイメント・パッケージ C82ELML.zip C82FMML.tar.gz Linux on POWER のターゲット・コンピューターにミドルウェアをデプロイするか、Linux on POWER のターゲット・コンピューターにソリューションを作成する場合に必要です。
33 の 18 Linux on POWER デプロイメント・パッケージ C84KFML.zip C84EWML.tar.gz Linux on POWER のターゲット・コンピューターにミドルウェアをデプロイするか、Linux on POWER のターゲット・コンピューターにソリューションを作成する場合に必要です。
33 の 19 Linux on POWER デプロイメント・パッケージ C84KGML.zip C84EXML.tar.gz Linux on POWER のターゲット・コンピューターにミドルウェアをデプロイするか、Linux on POWER のターゲット・コンピューターにソリューションを作成する場合に必要です。

IBM Installation Agent インストール・パーツ

次の表に、IBM Installation Agent のインストール時に使用可能なパーツを示します。 インストールに応じて、これらのパーツの 1 つのみをダウンロードしなければならない場合があります。 各パーツのファイルは、各プラットフォームでのネイティブ・アクセス用に Windows、Linux、Linux on POWER、i5/OS、または OS/400 版 eアセンブリーとしてパッケージされているため、必要なパーツを選択して、インストール先のプラットフォーム用のファイルを使用してください。 表の「使用法」の列では、そのパーツを必要とする場合について説明します。

パーツ 内容 ターゲット・プラットフォームのファイル名 使用法
Windows Linux
33 の 20 IBM Installation Agent for Windows および Linux C82EPML.zip C82FQML.tar.gz Windows または Linux コンピューターにこのエージェントをインストールして、Windows および Linux のターゲット・コンピューターへのソリューションのリモート・デプロイメントを可能にする場合に必要です。
33 の 21 IBM Installation Agent for Linux on POWER、および i5/OS または OS/400 C82EQML.zip C82FRML.tar.gz
  • IBM Installation Agent を Linux on POWER コンピューターにインストールし、Linux on POWER コンピューターへのソリューションのリモート・デプロイメントを可能にする場合に必要です。
  • IBM Installation Agent を Windows または Linux コンピューターから i5/OS または OS/400 コンピューターにリモート側でインストールし、i5/OS または OS/400 コンピューターへのソリューションのリモート・デプロイメントを可能にする場合に必要です。
33 の 22 IBM Installation Agent for i5/OS または OS/400 C82G6ML.sav C82G6ML.sav i5/OS または OS/400 コンピューターにこのエージェントをネイティブでインストールし、i5/OS または OS/400 コンピューターへのソリューションのリモート・デプロイメントを可能にする場合に必要です。


Express Runtime アプリケーション開発ツールキット・インストール・パーツ

次の表に、Express Runtime アプリケーション開発ツールキットのインストール時に使用可能なパーツを示します。 インストールに応じて、これらのパーツの 1 サブセットのみをダウンロードしなければならない場合があります。 各パーツのファイルは、各プラットフォームでのネイティブ・アクセス用に Windows または Linux 版 eアセンブリーとしてパッケージされているため、必要なパーツを選択して、インストール先のプラットフォーム用のファイルを使用してください。 表の「使用法」の列では、そのパーツを必要とする場合について説明します。

パーツ 内容 ターゲット・プラットフォームのファイル名 使用法
Windows Linux
33 の 23
  • アプリケーション開発用の IBM ツールおよびミドルウェア
  • IBM DB2 UDB Express V8.2 ツール構成
C84KHML.zip C84EYML.tar.gz Express Runtime アプリケーション開発ツールキットに含まれるコンポーネントをインストールする場合に必要です。 ツール用に構成された DB2 UDB Express をインストールする場合にも必要です。
33 の 24 IBM DB2 UDB Express V8.2 ツール構成 C82ESML.zip C82FTML.tar.gz ツール用に構成された DB2 UDB Express をインストールする場合に必要です。
33 の 25
  • IBM DB2 UDB Express V8.2 ツール構成
  • IBM WebSphere Application Server - Express ツール構成
C82EUML.zip C82FUML.tar.gz ツール用に構成された DB2 UDB Express または WebSphere Application Server - Express をインストールする場合に必要です。
33 の 26 IBM DB2 UDB Express V8.2 ツール構成 C82EVML.zip C82FVML.tar.gz ツール用に構成された DB2 UDB Express をインストールする場合に必要です。
33 の 27
  • IBM WebSphere Application Server - Express ツール構成
  • IBM Rational Web Developer for Windows ツール構成
C82EWML.zip C82FWML.tar.gz ツール用に構成された次のコンポーネントをインストールする場合に必要です。
  • WebSphere Application Server - Express
  • Rational Web Developer for Windows
33 の 28 IBM Rational Web Developer for Windows ツール構成 C82EXML.zip C82FXML.tar.gz ツール用に構成された Rational Web Developer for Windows をインストールする場合に必要です。
33 の 29 IBM Rational Web Developer for Windows ツール構成 C82EYML.zip C82FYML.tar.gz ツール用に構成された Rational Web Developer for Windows をインストールする場合に必要です。
33 の 30
  • IBM Rational Web Developer for Windows ツール構成
  • IBM Rational Web Developer for Linux ツール構成
C82EZML.zip C82FZML.tar.gz ツール用に構成された Rational Web Developer for Windows または Linux をインストールする場合に必要です。
33 の 31 IBM Rational Web Developer for Linux ツール構成 C82F0ML.zip C82G0ML.tar.gz ツール用に構成された Rational Web Developer for Linux をインストールする場合に必要です。
33 の 32 IBM Rational Web Developer for Linux ツール構成 C82F1ML.zip C82G1ML.tar.gz ツール用に構成された Rational Web Developer for Linux をインストールする場合に必要です。
33 の 33
  • IBM Rational Web Developer for Linux ツール構成
  • IBM WebSphere Application Server - Express ツール構成
C82F2ML.zip C82G2ML.tar.gz ツール用に構成された Rational Web Developer for Linux またはツール用に構成された WebSphere Application Server - Express をインストールする場合に必要です。


Windows プラットフォーム上のインストールでの eSD パーツの使用

Windows プラットフォーム用の eSD パーツ・ファイルをダウンロードしたら、次のステップに従ってください。

  1. ZIP 圧縮ユーティリティー (PKZIP、WinZip、または InfoZip) を使用して .zip ファイルを一時ディレクトリーに unzip する (例えば、C:\Downloads\ERV2-1)。
    注: スペースを含むディレクトリー名にファイルを unzip しないでください。
  2. 解凍されたら、次のいずれかのランチパッド実行可能ファイルを実行して、そのパーツのランチパッドを開始する。
  3. ランチパッドが表示されたら、「インストール」をクリックする。
  4. インストールの詳細については、製品情報を参照してください。

Linux および Linux on POWER プラットフォーム上のインストールでの eSD パーツの使用

Linux プラットフォーム用の eSD パーツ・ファイルをダウンロードしたら、次のステップに従ってください。

  1. gunzip を使用して圧縮された .gz ファイルを、次のコマンドを使用して一時ディレクトリーに解凍する。
    gunzip archivefilename.tar.gz
    ここで、archivefilename は eSD パーツ・ファイルの名前です。
  2. 解凍されたら、次のコマンドを使用して .tar アーカイブを展開する。
    tar -xvf archivefilename.tar
    ここで、archivefilename は eSD パーツ・ファイルの名前です。
  3. 解凍されたら、次のいずれかのランチパッド実行可能ファイルを実行して、そのパーツのランチパッドを開始する。

    Linux
    Linux on POWER
  4. ランチパッドが表示されたら、「インストール」をクリックする。
  5. インストールの詳細については、製品情報を参照してください。

i5/OS または 0S/400 プラットフォーム上のインストールでの eSD パーツの使用

i5/OS または OS/400 プラットフォーム上のインストールに、eSD パーツをリモート側 (Windows または Linux から) またはローカル (i5/OS または OS/400 コンピューター上) で使用できます。

Windows プラットフォームから i5/OS または OS/400 への IBM Installation Agent のインストール

グラフィカル・インターフェースを使用して IBM Installation Agent を i5/OS または OS/400 コンピューターへインストールするには、次のステップに従ってください。

  1. Windows プラットフォームの説明に従って、パーツ 33 の 21 から Windows ファイルをダウンロードして解凍する。
  2. 解凍されたら、os400 ディレクトリーから IIA_OS400Launchpad.exe ファイルを実行して、IBM Installation Agent ランチパッドを開始する。
  3. IBM Installation Agent ランチパッドが表示されたら、「インストール」をクリックする。
  4. インストールの詳細については、IBM Installation Agent 情報を参照してください。
Linux プラットフォームから i5/OS または OS/400 への IBM Installation Agent のインストール

グラフィカル・インターフェースを使用して IBM Installation Agent を i5/OS または OS/400 コンピューターへインストールするには、次のステップに従ってください。

  1. Linux プラットフォームの説明に従って、パーツ 33 の 21 から Linux ファイルをダウンロードして解凍する。
  2. 解凍されたら、os400 ディレクトリーから IIA_OS400Launchpad ファイルを実行して、IBM Installation Agent ランチパッドを開始する。
  3. IBM Installation Agent ランチパッドが表示されたら、「インストール」をクリックする。
  4. インストールの詳細については、IBM Installation Agent 情報を参照してください。
i5/OS または OS/400 での IBM Installation Agent のインストール

IBM Installation Agent を i5/OS または OS/400 コンピューターからインストールするには、C82G6ML.sav ファイルをダウンロードして、次のステップに従ってください。

  1. i5/OS または OS/400 コマンド行から、次のコマンドによって一時保管ファイルを作成する。
    CRTSAVF qgpl/iiainstall
  2. ダウンロードした .sav ファイルを、以下のコマンドを使用して i5/OS または OS/400 コンピューターに転送する。
    1. cd directory
      ここで、directory は C82G6ML.sav ファイルが含まれるコンピューターのディレクトリーです。
    2. ftp name
      ここで、name は i5/OS または OS/400 コンピューター名または IP アドレスです。
    3. User:
      i5/OS または OS/400 ユーザー・プロファイル名を入力します。
    4. Password:
      i5/OS または OS/400 パスワードを入力します。
    5. ftp>binary
    6. ftp>put C82G6ML.sav qgpl/iiainstall (replace
    7. ftp>quit
  3. i5/OS または OS/400 コンピューターでインストール・ファイルを解凍して保管ファイルを復元するために、i5/OS または OS/400 コマンド行で以下のコマンドを入力する。
    MKDIR DIR('/QIBM/userData/IIA/Install')
    RST DEV('/qsys.lib/qgpl.lib/iiainstall.file') OBJ(('/QIBM/UserData/IIA/Install/*'))
  4. インストールを開始するために、Qshell セッションで以下のコマンドを実行する。
    cd /QIBM/UserData/IIA/Install
    java -Djava.version=1.4.2 -cp IIA_OS400Setup.jar:/QIBM/ProdData/HTTP/Public/jt400/lib/jt400.jar:/QIBM/ProdData/Java400/jt400ntv.jar:DJT_install.jar run -options DJT_IIAsetup.iss
  5. Express Runtime デプロイメント・ウィザードと IBM Installation Agent 間の通信に使用されるセキュリティー・キーをセットアップするために、IBM Installation Agent 情報のポストインストールのセクションにある手順を行う。
  6. インストールの詳細については、IBM Installation Agent 情報を参照してください。

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