IBM Express Runtime アプリケーション開発ツールキット README


IBM Express Runtime アプリケーション開発ツールキットをインストールするには、LaunchPad から利用できる IBM Express Runtime アプリケーション開発ツールキットの InfoCenter を参照してください。 LaunchPad のプログラムは、デフォルトで、インストール・メディアの 1 つ目の CD または DVD にあります。
プログラムコマンド
Linux の LaunchPadIRUT_LinuxLaunchpad
Linux でのインストールIRUT_LinuxSetup
Linux on POWER(TM) の LaunchPadIRUT_LinuxPPCLaunchpad
Linux on POWER(TM) でのインストールIRUT_LinuxPPCSetup
Windows の LaunchPadIRUT_WindowsLaunchpad.exe
Windows でのインストールIRUT_WindowsSetup.exe

製品ライセンス、サード・パーティー・ライセンスおよび notice ファイルについては、インストール・パスにある license ディレクトリーを参照して下さい。


目次

開発における既知の問題
    管理者権限でのログオン
    リモート・コンピューターにミドルウェアをデプロイする場合には IBM Installation Agent が必要
    「アプリケーション (Application)」メニューの Linux ショートカット
    デプロイメント・ウィザードが Linux のターゲット・コンピューターに接続できない
    WebSphere Application Server - Express の再デプロイの失敗
    Eclipse の .log ファイルの場所

資料に関する問題
    資料の閲覧に必要な Web ブラウザー
    一部の言語では UTF-8 コード・ページを使用するように構成されたブラウザーを使用する必要がある
    Linux でサポートされるプラットフォームが正しくリストされていない
    IBM Express Runtime 情報の Web サイト

メッセージ
    IRU00129
    IRU03026
    IRU10950



開発における既知の問題

管理者権限でのログオン

IBM Express Runtime アプリケーション開発ツールキットをインストールするには、ターゲット・コンピューターに管理者権限を持つユーザーとしてログオンしていなければなりません。管理者としてログオンしていないと、インストールに失敗し、さらに問題を示すエラー・メッセージが IRU_Install.log に記録されない場合があります。 インストールに失敗し、ログ・ファイルに使用可能な情報がない場合は、インストールを終了して、管理者権限を持つユーザーとしてログインしてから、再度インストールを試行してください。

リモート・コンピューターにミドルウェアをデプロイする場合には IBM Installation Agent が必要

Express Runtime を使用してミドルウェアをリモート・コンピューターに直接インストールするには、まずそのリモート・コンピューターに IBM Installation Agent をインストールする必要があります。

ソリューションを正常にデプロイするには、ローカル・ホストを除き、ソリューションをデプロイするすべてのターゲット・コンピューターに IBM Installation Agent がインストールされており、稼動している必要があります。

インストールの方法など、IBM Installation Agent についての詳細は、IBM Installation Agent の InfoCenter を参照してください。

「アプリケーション (Application)」メニューの Linux ショートカット

Linux プラットフォーム上で、「Express Runtime」メニューのショートカットが「アプリケーション (Application)」メニュー下にも表示される場合があります。

デプロイメント・ウィザードが Linux のターゲット・コンピューターに接続できない

Linux ディストリビューションの /etc/hosts ファイルは、RMI が使用可能になるように正しく構成する必要があります。Linux ターゲット・コンピューターが正しく構成されていない場合は、デプロイメント・ウィザードが接続を試みると、以下の Java 例外が発生します。

Java.lang.NullPointerException
     at sun.rmi.transport.tcp.TCPConnection.getOutputStream(TCPConnection.java:83)
     at sun.rmi.transport.tcp.TCPChannel.createConnection(TCPChannel.java:206)
     at sun.rmi.transport.tcp.TCPChannel.newConnection(TCPChannel.java:188)

Linux ターゲット・コンピューターを構成するには、ターゲット・コンピューターの /etc/hosts ファイルを以下のように変更します。
  1. エディターで /etc/hosts ファイルを開く。
    ループバック・アドレスに次のような項目があります 127.0.0.2 localhost.localdomain localhost
  2. コンピューターの実際のホスト名がこの項目に含まれているかどうか確認する。実際のホスト名を含む項目は、次のようになっています 127.0.0.1 testmachine.ibm.com testmachine localhost. localdomain localhost。ここで testmachine.ibm.com testmachine がホスト名です。実際のホスト名が含まれている場合、項目からホスト名の完全修飾名と短縮名の両方を除去します。上記の例では、testmachine.ibm.com testmachine を除去します。
  3. ターゲット・コンピューターの実際の IP アドレスおよびホスト名が、ホストのファイルに含まれていない場合は、それらを追加する。例えば、9.42.76.1000 testmachine100.ibm.com testmachine100 を追加します。
  4. ネットワークを再始動する。

WebSphere Application Server - Express の再デプロイの失敗
WebSphere Application Server - Express をアンインストールした後で、 WebSphere Application Server - Express の再デプロイを試行する前に、ターゲット・コンピューターから AppServer ディレクトリーを除去する必要があります。

Eclipse の .log ファイルの場所

Eclipse の .log ファイルは workspace\.metadata\.log に保管されています。ここで、workspace はあるユーザーのすべてのファイルおよびプロジェクトが保管されている場所です。

資料に関する問題

資料の閲覧に必要な Web ブラウザー
この製品の資料を表示するには、Web ブラウザーが必要です。 Web ブラウザーを使用できない場合は、オンラインの資料にはアクセスできません。

一部の言語では UTF-8 コード・ページを使用するように構成されたブラウザーを使用する必要がある
プログラムのヘルプ・ファイルおよび InfoCenter を以下の言語で表示するには、UTF-8 コード・ページを使用するようにブラウザーを構成する必要があります。

Linux でサポートされるプラットフォームが正しくリストされていない

以下のプラットフォームは Express Runtime バージョン 2.1 ではサポートされていません。

SUSE LINUX Enterprise Server 8.0 は、デプロイメント用にのみサポートされています。

IBM Express Runtime 情報の Web サイト

IBM Express Runtime 製品の詳細については、http://www.ibm.com/partnerworld/isv/go/expressruntime をご覧ください。


メッセージ

以下のメッセージは新規メッセージ、または Express Runtime 2.1 InfoCenter のリリース以降に変更されたメッセージです。

IRU00129: ユーザー {0} がこのタスクを実行するには、特殊権限 *ALLOBJ、*SAVSYS、*JOBCTL、*SERVICE、*SPLCTL、*SECADM、*AUDIT、*IOSYSCFG を処理する必要があります。

説明: 十分な権限を持たないユーザーがタスクを試みました。
ユーザーの対応: ユーザー・プロファイルを更新して、メッセージに示された特殊権限が含まれるようにしてください。

IRU03026: ターゲット・コンピューターは、デプロイメント・パッケージ {0} を見つけられません。

説明: デプロイメント・ウィザードが指定されたファイルを検出できないか、あるいはターゲット・コンピューターに JAR ファイルをインストールするための十分なスペースがありません。このファイルは、ソフトウェアのインストールに必要です。
ユーザーの対応: ターゲット・コンピューターのディスク・スペースをある程度空けてください。ステージング・サーバーでデプロイメント・ウィザードを再始動し、ターゲット・コンピューターで IBM Installation Agent を再始動してから、再度インストールを開始してください。問題が解決しない場合は、ログ・ファイルを印刷して、ソリューション・プロバイダーにお問い合わせください。

IRU10950: {0} プラグインのアンインストールが失敗しました。{1} を実行してプラグインをアンインストールしてください。

説明: Express Runtime コンソール・プラグインのアンインストールに失敗しました。この失敗は、ネットワークの問題、破壊されたインストール・レジストリー、誤ったユーザー ID またはパスワードなどの、複数の問題が原因となっている可能性があります。
ユーザーの対応: メッセージにリストされたアンインストール・プログラムを、手動で実行してください。

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ご利用条件: http://www.ibm.com/legal/jp/