Express Runtime コンソール README


Express Runtime コンソールをインストールするには、Express Runtime コンソールの InfoCenter を参照してください。


目次

開発における既知の問題
    コンソール・モジュールの再インストールの失敗
    IBM DB2 UDB Express の管理がうまくいかない場合はリブートが必要
    Windows プラットフォームのみ: 1 つのコンピューターでの複数の IBM HTTP Server インストールの管理
    別の WebSphere Application Server - Express プロファイルを作成した後はコンソール・エージェントの再始動が必要

資料の問題
    資料の閲覧に必要な Web ブラウザー
    言語に応じて別々に表示されるコンソール・モジュールのヘルプ
    資料を表示するには Eclipse 構成の再生成が必要

メッセージ
    IRU10950


開発における既知の問題

コンソール・モジュールの再インストールの失敗

コンソール・モジュール (例えば DB2 UDB Express) をアンインストールして、Express Runtime デプロイメント・ウィザードを使用して再インストールすると、失敗することがあります。ログ・メッセージに Integrated Solution Console からの戻りコードが示されます。これらの戻りコードおよびその意味について、以下の表に要約しています。 戻りコード 104 の場合は、ユーザー ID およびパスワードが正しく指定されていることを確認し、タスクを再始動します。 その他すべての戻りコードの場合は、IBM サポート担当員にお問い合わせください。

ISCDeploy (INSTALL)

戻りコード 説明および推奨処置
0 Integrated Solutions Console のコンポーネントが正常にデプロイされました (IscDeploy)、あるいは前提条件の確認が正常に行われました (IscPrereqChk)。
1 構文エラーが発生しました。
2 指定された WAR ファイルが見つかりませんでした。 正しいファイル・パスとファイル名を指定してください。
3 指定されたプロトコルまたはコンテキスト URL が正しくありません。URL に正しいプロトコル (http:// または https://) が含まれていることを確認してください。コンテキスト URL として deploy/deploy を指定してください。
4 指定されたホスト名が無効であるか、Integrated Solutions Console サーバーが稼働していません。URL に正しいホスト名が含まれていることを確認してください。 deploy コマンドを発行する前にサーバーを開始します。
10 正しいパラメーターが指定されませんでした。
70 プロセス (デプロイメントまたは前提条件の検査) が正常に完了しました。
71 プロセス (デプロイメントまたは前提条件の検査) が正常に完了しませんでした。このメッセージは、通常、コンポーネント WAR ファイル内のポートレットに問題があることを示します。your_isc_root\PortalServer\log\wps_date_time.log を見て、この戻りコードが表示される前に記録されたメッセージを調べてください。該当のメッセージは、ファイルのタイム・スタンプを使用して探し出すことができます。
81 コンポーネントのヘルプ・ファイルのデプロイしているときにエラーが発生しました。ヘルプ・ファイルをシステムにコピーしようとして、失敗しました。
100 このコンポーネントはすでにデプロイされているため、デプロイできません。 コンポーネントを再度デプロイしたい場合は、IscReplace を使用してコンポーネントを更新できます。
101 このコンポーネントは、このコンポーネントの前提条件コンポーネントがデプロイされていないため、デプロイできません。 前提コンポーネントをデプロイしてから、このコンポーネントをデプロイしてください。
102 このコンポーネントには、前提コンポーネントがありますが、不適切なバージョンの前提コンポーネントがデプロイされています。正しいバージョンの前提コンポーネントをデプロイしてから、このコンポーネントをデプロイしてください。
104 Integrated Solutions Console の管理者ユーザー ID、パスワードのいずれかまたは両方が正しくありません。正しい値を指定してください。
105 内部エラーが発生しました。 サーバー・サイドのファイルが見つかりませんでした。 必ず完全修飾ファイル・パス、または相対ファイル・パスおよび WAR ファイル名を指定します。 問題が解決しない場合は、サービス技術員に連絡してください。
106 WAR ファイルの component.xml ファイルが無効です。ファイルを訂正し、WAR ファイルを再パッケージしてください。
108 内部エラーが発生しました。 サービス技術員に連絡してください。

 

ISCRemove (UNINSTALL)

戻りコード 説明および推奨処置
0 Integrated Solutions Console コンポーネントが正常にデプロイされました (IscRemove)、あるいは前提条件の確認が正常に行われました (IscDependencyChk)。
1 構文エラーが発生しました。
3 指定されたプロトコルまたはコンテキスト URL が正しくありません。URL に正しいプロトコル (http:// または https://) が含まれていることを確認してください。コンテキスト URL として deploy/deploy を指定してください。
4 指定されたホスト名が無効であるか、Integrated Solutions Console サーバーが稼働していません。URL に正しいホスト名が含まれていることを確認してください。 remove コマンドを発行する前にサーバーを開始します。
84 このコンポーネントのヘルプ・プラグインの除去中に、エラーが発生しました。アクションは不要です。
200 このコンポーネントはデプロイされていないため、除去できません。 デプロイされているコンポーネントについてコンポーネント UID を指定してください。
201 このコンポーネントは、1 つ以上のコンポーネントの前提条件となっているため、除去できません。このコンポーネントを除去する前に、依存コンポーネントを除去してください。

 

ISCReplace (REINSTALL)
戻りコード 説明および推奨処置
0 Integrated Solutions Console コンポーネントが正常に置き換えられました。
1 構文エラーが発生しました。
2 指定された WAR ファイルが見つかりませんでした。 正しいファイル・パスとファイル名を指定してください。
3 指定されたプロトコルまたはコンテキスト URL が正しくありません。URL に正しいプロトコル (http:// または https://) が含まれていることを確認してください。コンテキスト URL として deploy/deploy を指定してください。
4 指定されたホスト名が無効であるか、Integrated Solutions Console サーバーが稼働していません。URL に正しいホスト名が含まれていることを確認してください。 deploy コマンドを発行する前にサーバーを開始します。
10 正しいパラメーターが指定されませんでした。
70 置換処理が正常に完了しました。
71 置換処理が正常に完了しませんでした。 このメッセージは、通常、コンポーネント WAR ファイル内のポートレットに問題があることを示します。この戻りコードが表示される前に記録されたメッセージを、ログ・ファイル wps_date_time.log で確認してください。該当のメッセージは、ファイルのタイム・スタンプを使用して探し出すことができます。
81 コンポーネントのヘルプ・ファイルのデプロイしているときにエラーが発生しました。ヘルプ・ファイルをシステムにコピーしようとして、失敗しました。
102 このコンポーネントには、前提コンポーネントがありますが、不適切なバージョンの前提コンポーネントがデプロイされています。正しいバージョンの前提コンポーネントをデプロイしてから、このコンポーネントをデプロイしてください。
104 Integrated Solutions Console の管理者ユーザー ID、パスワードのいずれかまたは両方が正しくありません。正しい値を指定してください。
105 内部エラーが発生しました。 サーバー・サイドのファイルが見つかりませんでした。 必ず完全修飾ファイル・パス、または相対ファイル・パスおよび WAR ファイル名を指定します。 問題が解決しない場合は、サービス技術員に連絡してください。
106 WAR ファイルの component.xml ファイルが無効です。ファイルを訂正し、WAR ファイルを再パッケージしてください。
108 内部エラーが発生しました。 サービス技術員に連絡してください。
200 同じコンポーネント UID を持つコンポーネントがまだデプロイされていないため、コンポーネントを置き換えることができません。 すでにデプロイされているコンポーネントの WAR ファイルを指定するか、IscDeploy を使用してこのコンポーネントを最初にデプロイします。

 

IBM DB2 UDB Express の管理がうまくいかない場合はリブートが必要

Express Runtime のコンソールを使用して IBM DB2 UDB Express を管理す るには、サーバーをリブートする必要がありま す。 リモート側で管理する場合、Windows サーバーのオペレーティング・システムはリブートするまで正しく環境変数を選出しないので、データベース・タスクの多くを実行できません。

データベース・タスクを完了できない場合は、IBM DB2 UDB Express がインストールされているサーバーをリブートしてから、再試行してください。

Windows プラットフォームのみ: 1 つのコンピューターでの複数の IBM HTTP Server インストールの管理

IBM HTTP Server がすでにインストールされているシステムに IBM HTTP Server をインストールする場合、Express Runtime コンソールで管理できるのは最後にインストールされたものだけです。

同じシステム上で複数の IBM HTTP Server のインストールを管理したい場合は、IBM HTTP Server の追加コピーのサービスを定義することによって行うことができます。 これは、IBM HTTP Server がインストールされているディレクトリーで次のコマンドを実行することによって行います。

\bin\apache -k install -n

これにより、コンソールは、この IBM HTTP Server を管理可能な Web サーバーとして指定することを許可するようになります。

別の WebSphere Application Server - Express プロファイルを作成した後はコンソール・エージェントの再始動が必要

システムのコンソール・エージェントが始動してから WebSphere Application Server - Express プロファイルが作成される場合、 この新規 WebSphere Application Server - Express プロファイルは、コンソール・エージェントを停止して再始動するまで認識されません。 コンソール・エージェントの再始動の説明については、コンソールの InfoCenter を参照してください。

資料の問題

資料の閲覧に必要な Web ブラウザー

この製品に関する資料を表示するには、Web ブラウザーが必要です。 Web ブラウザーを使用できない場合は、オンラインの資料にはアクセスできません。

言語に応じて別々に表示されるコンソール・モジュールのヘルプ

オプションのコンソール・モジュール (たとえば IBM HTTP Server) のヘルプが、コンソールの InfoCenter 内でなく、ヘルプ・ナビゲーション・ペインで目次のトップレベル項目として表示されることがあります。 このヘルプは動作しますし、ヘルプ・ページと InfoCenter 間のリンクも正しく機能します。 ただし、コンソール・モジュールのヘルプ・トピックを見つけるには 、ナビゲーション・ペインで目次の項目を開く必要があります。

資料を表示するには Eclipse 構成の再生成が必要

Eclipse ヘルプで資料が表示されない場合は、構成情報を除去してから Eclipse を再始動する必要があります。
  1. <ISC_install_dir>\PortalServer\ISCEclipse\configuration\org.eclipse.osgi ディレクトリーの内容を削除する。
  2. Eclipse を再始動する。

メッセージ

IRU10950: {0} プラグインのアンインストールが失敗しました。 {1} を実行してプラグインをアンインストールしてください。

説明: Express Runtime コンソール・プラグインのアンインストールに失敗しました。 失敗の原因となる問題はさまざまで、ネットワークの問題、破壊されたインストール・レジストリー、誤ったユーザー ID やパスワード、その他の理由があります。
ユーザーの対応: メッセージにリストされたアンインストール・プログラムを手動で実行してください。


(C) Copyright IBM Corporation 2003, 2005
ご利用条件: http://www.ibm.com/legal/jp/