README


IBM(R) WebSphere(R) Commerce
Professional Edition
Business Edition
for Solaris (TM) オペレーティング環境ソフトウェア

バージョン 5.4


最終更新日: 2002 年 4 月 15 日

内容


README に含まれる内容

この README ファイルには製品に関する既知の問題についての情報が含まれています。 この README ファイルの更新情報は WebSphere Commerce Business Edition テクニカル・ライブラリー・ページおよび WebSphere Commerce Professional Edition テクニカル・ライブラリー・ページでご覧いただけます。 また、WebSphere Commerce Business Edition サポート・ページおよび WebSphere Commerce Professional Edition サポート・ページの Technote データベースでもレポートされた問題、その他製品サポートについてご覧いただけます。


文書

  1. WebSphere Commerce Business Edition テクニカル・ ライブラリー・ページおよび、WebSphere Commerce Professional Edition テクニカル・ライブラリー・ページにて最新のオンライン・ヘルプおよびインストール・ガイドをご覧いただけます。 また、CD に同梱されていない製品追加情報もご覧いただけます。
     
  2. WebSphere Commerce オンライン・ヘルプの検索機能を英語以外の地域設定でご利用になる場合、 国別文字が正しく表示されない、または検索結果が得られないなどの問題が発生する場合があります。 Java(TM) Runtime Environment を更新することでこの問題を修正できる場合があります。 最新バージョンを入手するには、java.sun.com にアクセスして Java 2 Runtime Environment を検索してください。Java Runtime Environment の更新後、 オンライン・ヘルプを再始動する前に、すべての Internet Explorer ウィンドウを閉じてください。
     

インストール

  1. インストール中に多くの警告メッセージが表示されます。これを回避するには、 WebSphere Commerce docs パッケージを追加する前に次の作業を行います。
    1. プロパティー・メニューをクリックします。
    2. パッケージ管理メニューをクリックします。
    3. 既存ファイルに対するデフォルト・オプションは "確認する"になっています。 "上書きする" に変更してください。
    4. OK をクリックします。
    5. docs ページの追加を進めます。

  2. /opt および /export/home にファイル・システムを割り振っていないマシンの場合、 wc54sunpreq.sh スクリプトは次のエラーを返します。

    1 K ブロックの空きハード・ディスク・スペース:
    /opt ディレクトリーは検出されませんでした  失敗
    /export/home ディレクトリーは検出されませんでした  失敗

    /opt および /export/home ディレクトリーに合計 5GB のフリー・スペースが必要です。
  3. このエラー・メッセージは 5 GB のフリー・スペースの有無にかかわらず表示されますのでご注意ください。 フリー・スペースが 5 GB ある場合は、このメッセージを無視してください。

  4. 構成マネージャーを開始するのに使用したスクリプトを流した場合以下のエラー・メッセージが出る場合があります。"whoami not found"。 次の 2 行が root および wasuser の両方の .profile に含まれていることを確認してください。

    PATH=$PATH:/usr/ucb
    export PATH

    構成マネージャーを立ち上げるためにもう一度スクリプトを流してください。

  5. WebSphere Application Server (WAS) をルート以外のユーザーとして開始するには、 /tmp ディレクトリーでファイル許可が 777 に設定されていなければなりません。なぜなら、WAS はこのファイルに書き込みを行うからです。
     
  6. wcpostinstall.sh の実行中に、デフォルト以外の既存のユーザー ID を使用して WebSphere Application Server を実行する場合、そのユーザー ID のホーム・ディレクトリーは /export/home/userID でなければなりません。新規のユーザー ID を作成する場合、 そのユーザー ID のホーム・ディレクトリーはスクリプトによって正しく作成されます。
     
  7. WebSphere Commerce は以下のコード・セットをサポートします。
    言語 LANG 変数値
    ドイツ語 de_DE.ISO8859-1
    英語 en_US.ISO8859-1
    スペイン語 es_ES.ISO8859-1
    フランス語 fr_FR.ISO8859-1
    イタリア語 it_IT.ISO8859-1
    ブラジル・ポルトガル語 pt_BR.ISO8859-1
    日本語 ja_JP.eucJP
    韓国語 ko_KR.EUC
    中国語 (簡体字) zh_CN.GBK
    中国語 (繁体字) zh_TW.BIG5

    ロケールに適合していてしかもサポートされているコード・セットが Solaris マシンにインストールされていることを確認してください。 インストール済みのコード・セットを検査するには、locale -a を実行します。
    ロケール関連の環境変数 (LANG、LC_ALL) はすべて、WebSphere Commerce でサポートされているロケールを組み込むよう設定されていることを確認してください。 それを検査するには、locale を実行してから、LANG および LC_ALL 変数を実行します。 ロケールが、サポートされているコード・セットに設定されていない場合、 ルート・ユーザーとして以下のコマンドを実行してロケールのプロパティーを変更してください。

    LANG=xx_XX.XXXX
    export LANG
    LC_ALL=xx_XX.XXXX
    export LC_ALL

    以下に例を示します。
    LANG=en_US.ISO8859-1
    export LANG
    LC_ALL=en_US.ISO8559-1
    export LC_ALL

    wcpostinstall.sh の実行の前に、ルートとしてこれらの値が正しく設定されていることを確認する必要があります。 ルート以外で構成した場合、 wcpostinstall.sh の実行後に /export/home/wasuser/.profile ファイルを編集する必要があります。 .profile ファイル内の LANG 値を、サポートされているコード・セットに設定しなければなりません。 コード・セット拡張を追加します。たとえば、LANG=en_US から LANG=en_US.ISO8559-1 に設定し直します。
     

  8. インスタンス作成ウィザードの データベース管理者 ホーム・ディレクトリーは必須フィールドです。入力されていない場合、インスタンス作成に失敗します。
     
  9. 前提条件の検査スクリプト (wc54sunpreq.sh) は、 WebSphere Application Server の e-fix PQ57446 を見つけ出せないという事態が起きます。 この e-fix は PQ58443 に置き換えられているからです。 この e-fix がシステム上にあることを確認するには、 WebSphere Application Server 用の product.xml がインストールされているかどうかを調べてください。 付属の WebSphere Application Server の e-fix インストーラーを使えば、 上記の 2 つの e-fix が正しくインストールされるはずです。<WC>/logs または /tmp ディレクトリーに置かれているログ・ファイル wc54efixunix.log を調べてください。

WebSphere Application Server 

  1. 日本語環境では、WebSphere Application Server 4.0 FixPak2 に対して e-fix PQ57024 が必要です。 FixPak を適用後、e-fix PQ57024 をインストールして、日本語翻訳上の問題を修正してください。 e-fix は次の Web site からダウンロードできます。

    WebSphere Application Server サポート

    e-fix による問題修正の詳細については、e-fix と同梱の README を参照してください。
     
  2. Sun Solaris マシン上に WebSphere Application Server Advanced Single Server Edition をインストールしている場合、 ページで文字化け発生を回避するために converter.properties で GB2312 鍵を GBK に変更してください。 converter.properties ファイルは次のディレクトリーにあります。 WebSphere/AppServer/properties。 

カスタマイズしたコードのデプロイメント

新規のエンタープライズ Bean および変更後の WebSphere Commerce 一般公開エンティティー Bean を展開する場合、 WebSphere Commerce エンタープライズ・アプリケーションの各 Bean を記述する XML ファイルを生成してください。 このファイルは XMLConfig ツールの "エクスポート" オプションを使用して作成されます。

この XML ファイルには、各エンタープライズ bean の絶対パス名の指定の際にも、 改行文字を含めないでください。 この修正作業適用時に、アプリケーション・サーバー絶対パス名が、 正しい XML ファイルにフォーマット済みであるかを確認してください。 (正しいフォーマットには改行文字が含まれません。)

WebSphere Commerce プログラマーズ・ガイドに記述されている次のいずれかのタスクを実行した場合、 次の作業を必ず行ってください。

上記の各タスクは、エンタープライズ・アプリケーションで、エンタープライズ Bean に構成情報を提供する XML ファイルを作成するための XMLConfig -export コマンドを使用します。 このファイルは 正しくフォーマットされていません。特に、アプリケーション・サーバーの名前は、 複数行にわたって記述されています。 もし、この文が一行に記述されるようにフォーマットされていない場合、 ファイルが、XMLConfig -import コマンドのインプット・ファイルとして使用されたときに、 アプリケーション・サーバーが見つかりませんというエラーが発生します。

XMLConfig -export コマンドが生成した XML ファイルのように正しくフォーマットするには、 次のステップを実行してください。

  1. テキスト・エディターを使用して、OutputFile.xml ファイルを開く。 OutputFile は、XMLConfig -export コマンドによって生成されたファイルの名前です。
  2. <application-server-full-name> のタグから </application-server-full-name> のタグに、 はさまれたそれぞれの値の中に改行文字がないことを確認してください。 この値に改行が含まれている場合は、それを削除し、アプリケーション・サーバー名が一行に記述されるように指定してください。
  3. このファイルを保管します。
  4. 続けて、WebSphere Commerce プログラマーズ・ガイドに記述されている次のステップを行います。

コマンド

他の HTTP 要求にリダイレクトしている、任意のコマンドの応答プロパティー・オブジェクト (たとえば、JavaServer Page にリダイレクトしている)  のサイズが 4KB より大きい場合、エラーが生成されます。 このエラーを回避するには、リダイレクトする前に、応答プロパティー・オブジェクトに含まれるデータを 4KB 以下にする必要があります。 応答プロパティー・オブジェクトのサイズを削減する一つの方法は、 URL ストリングから不要なパラメーターを除去することです。この方法についての情報は、 WebSphere Commerce プログラマーズ・ガイドの「長さが制限されたリダイレクト URL の処理」を参照してください。


ストアの発行

ストアの発行に失敗した場合、次の java システム・プロパティーは、 適切なエラー処理を確認するために必要です。

WebSphere Application Server 管理コンソールを使用してこのプロパティーを追加します。

  1. WebSphere Application Server 管理コンソールを開く。
  2. ノードを開く。
  3. your_node を開く。
  4. Application Servers を開く。
  5. instance_name をクリックする。
  6. JVM Settings をクリックし、以下を追加する。
    com.ibm.wcm.ErrorReporterDir = /opt/WebSphere/CommerceServer/temp/instance_name/tools/devtools
  7. 適用をクリックし、インスタンスを再始動します。

Catalog Manager およびローダー

  1. Text Transformer および XSL Editor のオンライン・ヘルプが起動しません。ツールが ヘルプを起動せず、.hlp ファイルを参照するエラー・メッセージが表示されます。 Text Transformer の Web ページは、 opt/WebSphere/CommerceServer/web/doc/locale/f1_fs/fdpttt.htm ファイルにあります。XSL Editor については、同じディレクトリーの fdpxtt.htm という名前の ファイルを参照してください。
     
  2. コミットが失敗すると、ローダーはレコードをロールバックしないことがあります。このことが起きた場合、 データベース内のレコードを手動で削除することができます。また、Load コマンドの -method delete オプションを指定して、 データベースからレコードを削除することもできます。このオプションを使用する際に、ローダー用の入力ファイルには、 削除する必要のあるレコードが含まれていなければなりません。詳細については、Catalog Manager ユーザーズ・ガイドを参照してください。

商標

以下は、IBM Corporation の商標です。
IBM      WebSphere   AIX

Java およびすべての Java 関連の商標およびロゴは、Sun Microsystems, Inc. の米国およびその他の国における商標または登録商標です。

Microsoft、Windows、Windows NT および Windows ロゴは、Microsoft Corporation の米国およびその他の国における商標です。

他の会社名、製品名およびサービス名などはそれぞれ各社の商標または登録商標です。

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** COPYRIGHT INTERNATIONAL BUSINESS MACHINES CORPORATION 2002

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** COPYRIGHT IBM JAPAN 2002

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