WebSphere ロゴ Classic Federation Server for z/OS バージョン 9.1
WebSphere ロゴ Classic Replication Server for z/OS バージョン 9.1
WebSphere ロゴ Classic Data Event Publisher for z/OS バージョン 9.1
WebSphere ロゴ Data Integration Classic Connector for z/OS バージョン 9.1


特権の付与とデータ・サーバーでアクションを実行するための特権

Classic Data Architect のユーザーにデータ・サーバーのメタデータ・カタログで SQL スクリプトの実行やオブジェクトの表示などのアクションを実行させる場合、これらユーザーに特権を付与する必要があります。 また、データ・サーバーでコマンドを実行する必要があるすべてのユーザーに、システム・レベルの特権を付与する必要もあります。

このタスクについて

データ設計プロジェクトのデータベースに対する「プロパティー (Properties)」ビューの「特権」ページには、特権のみがリストされます。 リストに特権を追加しても、データ・サーバーに特権が自動的に付与されるわけではありません。

特権を付与するには、「特権」ページで特権を作成して、その特権に対して GRANT ステートメントを生成し、GRANT ステートメントをデータ・サーバーで実行する必要があります。

手順

データ・サーバーのメタデータ・カタログでアクションを実行するための特権を付与するには、以下のようにします。

  1. データ設計プロジェクトでデータベースを選択します。
  2. 「プロパティー (Properties)」ビューで、「特権」タブをクリックします。 「特権」ページの表に、1 つ以上の特権を持つユーザーがリストされます。
  3. 新しい特権を作成します。 黄色のアイコン (新しい特権 (New privilege)) をクリックします。 「システム特権またはデータベース特権の付与」ウィンドウで、以下の値を指定します。
    被認可者
    特権を付与しようとするユーザーまたはグループの ID を入力します。 全ユーザーに特権を付与する場合は PUBLIC を選択します。
    タイプ
    SYSTEM、または以下のタイプから 1 つを選択します。
    $ADABAS
    データ・サーバーでの Adabas 表およびビューの作成、ドロップ、および表示を被認可者に許可します。
    $CFI
    データ・サーバーでのメタデータ・カタログの作成、ドロップ、および表示を被認可者に許可します。
    $DATACOM
    データ・サーバーでの CA-Datacom 表およびビューの作成、ドロップ、および表示を被認可者に許可します。
    $IDMS
    データ・サーバーでの CA-IDMS 表およびビューの作成、ドロップ、および表示を被認可者に許可します。
    $IMS
    データ・サーバーでの IMS™ 表およびビューの作成、ドロップ、および表示を被認可者に許可します。
    $SEQUENT
    データ・サーバーでの SEQUENTIAL 表およびビューの作成、ドロップ、および表示を被認可者に許可します。
    $SP
    データ・サーバーでのストアード・プロシージャーの作成、ドロップ、および表示を被認可者に許可します。
    $VSAM
    データ・サーバーでの CICS® VSAM およびネイティブ VSAM 表およびビューの作成、ドロップ、および表示を被認可者に許可します。
    特権 (Privilege)
    タイプ」フィールドで SYSTEM を選択した場合は、以下の特権から 1 つを選択します。
    SYSADM
    メタデータ・カタログに存在する全オブジェクトにすべての特権を付与します。 この特権を付与されたユーザーは、他のユーザーに特権を付与することができます。
    SYSOPR
    リモート・オペレーターに、データ・サーバーについてのレポートを表示し、このサーバーを管理する特権を付与します。
    DISPLAY
    リモート・オペレーターに、データ・サーバーについてのレポートを表示する特権を付与します。
  4. データ・サーバーに特権をプロモートしようとする場合は、データベースを右クリックして「DDL の生成」を選択します。 「DDL の生成」ウィザードで、以下の手順を実行します。
    1. ウィザードの「オプション」ページで「完全修飾名 (Fully qualified names)」、「引用 ID (Quoted identifiers)」、および「GRANT ステートメント」以外のすべてのチェック・ボックスを選択解除します。
    2. オブジェクト」ページで、すべてのチェック・ボックスを選択解除します。
    3. DDL の保管と実行 (Save and Run DDL)」ページで、ウィザードが作成する SQL ファイルの名前を指定します。 GRANT ステートメントが正しいかどうかを検証します。 「サーバー上で DDL を実行 (Run DDL on server)」チェック・ボックスを選択します。
    4. 接続の選択 (Select Connection)」ページで、データ・サーバーへの接続を選択するか、データ・サーバーへの新しい接続を作成します。
    5. 要約」ページで、ウィザードが実行するアクションを検証して「終了」をクリックします。
    6. 「データ出力 (Data Output)」ビュー (デフォルトで「プロパティー (Properties)」ビューの横にある) で、SQL ステートメントがデータ・サーバーで正常に実行されたことを確認します。
関連タスク
Classic Data Architect の構成
データ・サーバーでアクションを実行するための特権の取り消し
関連資料
データベースのプロパティー


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更新アイコン 最終更新日: 2007 年 7 月 11 日