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レッスン 2.5: 表の変更

データ・サーバーの中のメタデータ・カタログにプロモートした表を表示することは可能ですが、データ・サーバー上の表を直接変更することはできません。 ほとんどの場合、既にデータ・サーバー上にある表を変更するには、物理データ・モデルの中で表に修正を加え、データ・サーバーからその表をドロップした後、再びその表をデータ・サーバーにプロモートすることになります。

例外は、表に対するデータ・キャプチャー・フラグを変更する場合です。 たとえば、データ・キャプチャー・フラグを NONE から CHANGES に変更すると、「DDL の生成」ウィザードを使用することによって ALTER ステートメントを生成できます。 そのステートメントにより、データ・サーバー上の表が変更されます。

このレッスンでは、EMPLOYEE 表に対して、COBOL サンプル集からは選択しなかった 2 つの列を追加するという変更を加えます。

EMPLOYEE 表に列を追加するには、

  1. データ・プロジェクト・エクスプローラーで EMPLOYEE 表を右クリックし、「変更する列の選択」を選択します。 「変更する列の選択」ウィザードが表示されます。
  2. ウィザードの最初のページで、以下の情報を指定します。
    1. 「サンプル集」フィールドでは、デフォルト値を使用します。 デフォルトではサンプル集のサンプルが指定されます。
    2. 「既存の列に付加」ラジオ・ボタンが選択されていることを確認します。 この設定値により、このウィザードで選択する列は表の最後の列の後に追加されます。
    3. 「開始オフセットの計算」チェック・ボックスが選択されていることを確認します。 この設定値は、このウィザードで選択する最初の列の追加先オフセットを指定します。
    4. 「次へ」をクリックします。
    このウィザードには、以下のコントロールが含まれています。
    すべての列を置換
    表の中のすべての列を、このウィザードで選択する列で置き換えることを指定します。
    既存の列に付加
    このウィザードで選択する列を、表の最後の列の後に追加することを指定します。
    開始オフセットの計算
    このウィザードで選択する最初の列の追加先オフセットを指定する場合に選択します。
    オフセットの使用
    このウィザードで選択する最初の列の追加先オフセットを入力します。

    ウィザードの次のページは、表作成時に列としてマップするレコードを選択した際に使用したのと同じページです。

  3. FILL_0FILL_1 を追加します。
    1. FILL_0FILL_1 の横にあるチェック・ボックスを選択します。

      これらの列の名前は、表作成時に使用した命名規則に従ったものではありません。 このモジュールで名前に接頭部を追加した際に、Classic Data Architect によってサンプル集の中の名前は変更されず、「VSAM 表のマップ (Map VSAM Table)」ウィザードのそのインスタンスについてのみ名前が変更されました。

      そのため、この表に追加する 2 つの列に接頭部を追加する必要があります。

    2. FILL_0 レコードをクリックしてそれを選択します。

      ウィザードにより、そのレコードが強調表示されます。 「名前変更」ボタンが有効になります。

    3. 「名前変更」ボタンをクリックします。

      「名前変更」ウィンドウが表示されます。

    4. 「新規名」フィールドで、ABC_FILL_0 と入力し、「OK」をクリックします。
    5. FILL_1 レコードの名前を変更し、「次へ」をクリックします。

      ウィザードの「要約」ページで、EMPLOYEE 表に既存の列の後に 2 個の列が追加表示されます。 そのそれぞれの横に正符号 (+) が表示され、それらの列が追加されることが示されます。

  4. 「終了」をクリックします。

    データ・プロジェクト・エクスプローラーで EMPLOYEE 表の下に、2 個の新しい列が表示されます。

    図 1. 更新後の EMPLOYEE 表
    更新後の EMPLOYEE 表
  5. データ・ソースで DROP および CREATE ステートメントを実行します。
    1. EMPLOYEE 表を右クリックし、「DDL の生成」を選択します。
    2. 「DDL の生成」ウィザードの最初のページで、「DROP ステートメント (DROP statements)」チェック・ボックスを選択します。 それ以外のチェック・ボックスは、すべて選択された状態にします。

      オブジェクトを作成するための DDL を生成するのと同じステップの中で、そのオブジェクトをドロップするための DDL ステートメントを生成できます。 「DDL の生成」ウィザードにより、まず DROP ステートメントが生成され、次に CREATE ステートメントが生成されます。

    3. DDL のプレビューが表示されるまで、「次へ」をクリックします。
    4. 「ファイル名」フィールドに script.sql と入力します。

      この表について生成した元の DDL が含まれている既存のファイルが上書きされることになります。 元のファイルを保持する必要はありません。

    5. サーバー上で DDL を実行 (Run DDL on server)」チェック・ボックスを選択して「次へ」をクリックします。
    6. データ・サーバーとの接続を選択してから、「次へ」をクリックします。
    7. 「終了」をクリックします。
「データ出力 (Data Output)」ビューに、DDL が正常に実行されたことが示されるはずです。 また、データベース・エクスプローラーの中に表を表示することが可能であるはずです。
図 2. 変更後の EMPLOYEE 表とその列
変更後の EMPLOYEE 表とその列

テスト照会を実行して、期待どおりの行が表から戻されるかどうかを確認してください。



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更新アイコン 最終更新日: 2007 年 7 月 11 日


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