順次ファイル内のデータを照会または更新するには、そのファイルにマップされるリレーショナル表を作成する必要があります。
さらに、レコード・タイプ、行、列をフィルターに掛けるために、その表のビューを作成することもできます。
表、およびオプションでビューを作成するには、「新規順次表」ウィザードを使用します。
制約事項
- 順次データ・セットを更新することはできません。
- 順次データ・セットには固有の索引定義やキーが存在しないため、順次データ・セットへのアクセス要求が出されるたびに、表が走査されます。
順次データ・セットにマップされる表の索引を作成するために Data Architect を使用することはできません。
- パーティション順次データ・セットをマップする場合、表はパーティション・データ・セット内の単一のメンバーにマップされなければなりません。
- 拡張されたパーティション・データ・セットへの SQL アクセスはサポートされません。
- 表が直接アクセス・データ・セットを参照する場合、そのようなデータ・セットを BDAM (基本直接アクセス方式) データ・セットといいます。
BDAM データ・セットにアクセスするには、(トラック・アドレス、ブロック番号、または両者の組み合わせから成る)「キー」を使用できます。
Classic Data Architect はこれらの技法を使って直接アクセス・データ・セットにアクセスしません。
Classic Data Architect は、いずれか 1 つの直接アクセス・データ・セットに保管されているレコードを順次に取り出すことができます。
このタスクについて
クラシック・フェデレーションは、以下の 2 つの方式で順次ファイルに物理的にアクセスします。
- 表定義で、データ・セット名を参照することができます。
この方式の場合、ファイルを物理的に開く前に、データ・サーバーが動的割り振り要求を出す必要があります。
クラシック・フェデレーションで動的割り振りを使用するには、ファイルがカタログされていなければなりません。
- 表定義で、DD (ステートメント) 名によってファイルを参照することができます。
DD 名によってファイルにアクセスする場合、ファイルが静的かつ永続的にサーバー・アドレス・スペースに割り振られる必要があります。
これは、参照される DD ステートメントがサーバー JCL に追加される必要があり、DD ステートメントの DSN パラメーターがアクセス対象の物理ファイルを識別するためです。
順次ファイルにアクセスするには、動的割り振りを使用する技法が推奨されます。
ファイルが動的に割り振られた場合、ファイル処理は共有モードになるため、他のアプリケーションがそのファイルに同時にアクセスできます (アプリケーションが排他モードでファイルにアクセスしようとしない限り)。
順次ファイルにマップされる表およびビューの作成について、詳しくは、順次構文図とビューの関連リンクを参照してください。
手順
クラシック・フェデレーション用の順次表 (および、オプションでビュー) を作成する方法