既存の表のレコードの選択を変更するには、「CA-IDMS 表の変更」ウィザードを使用します。
以下の方法のいずれかで、表をベースとする情報を提供します。
- CA-IDMS ディクショナリーから出力され、FTP を使用してご使用のワークステーションに転送されたスキーマおよびサブスキーマ・ファイルをインポートすることができます。
これらのファイルは、データ・プロジェクトの「CA-IDMS 参照 (CA-IDMS References)」フォルダーに入っている必要があります。
- Classic Data Architect を使用すると、必要なサブスキーマにリストされているすべてのレコード、セット、および領域に関連したスキーマ情報を、CA-IDMS ディクショナリーから直接取得することができます。
選択するサブスキーマおよびスキーマのレポートは、表の作成時に使用したレポートと同じでなければなりません。
ただし、これらのレポートが入っているファイルの名前は、最初に使用したファイルの名前と異なっていても問題ありません。
CA-IDMS スキーマおよびサブスキーマ・コンパイラーを実行し、出力されたものを z/OS® データ・セットにキャプチャーすることによって、CA-IDMS スキーマおよびサブスキーマ・レポートを作成できます。
SAMPLIB データ・セットのメンバー CACIDPCH の中に、これらのレポートを出力するのに使用できるサンプル JCL が入っています。
「CA-IDMS ディスカバリー (CA-IDMS Discovery)」ページ
表を別のデータ・モデルおよびスキーマに移動する場合、このページを使用してプロジェクト内の表のデータ・モデルおよびスキーマを選択します。
またこのページを使用することにより、表の基礎となるデータが存在する場所を指定します。
- データベース・モデル (Database model)
- プロジェクト内の表が存在するデータベース・モデルのパスおよび名前を表示します。
表を移動する場合は、別のデータベース・モデルを選択することができます。
- スキーマ名 (Schema name)
- 表が存在するスキーマを表示します。
表を移動する場合は、別のスキーマを選択することができます。
- リモート CA-IDMS ディスカバリー (Remote CA-IDMS discovery)
- Classic Data Architect が、指定されたサブスキーマにリストされているすべてのレコード、セット、および領域に関連したスキーマ情報を、CA-IDMS ディクショナリーから直接取得することを指定します。
- サブスキーマ名 (Subschema name)
- 必要なレコード、セット、および領域情報を取得するためにアクセスする CA-IDMS サブスキーマの ID を入力します。
スキーマ情報は、CA-IDMS ディクショナリー内で定義されたサブスキーマとスキーマの内部関連から取得されます。
サブスキーマは、1 つのスキーマ・バージョンにのみ関連付けることができます。
サブスキーマ名は CA-IDMS 命名規格に従ったものでなければならず、先行スペースが含まれていてはなりません。
- データベース名 (Database name)
- データ・サーバーが実行時にアクセスするデータが含まれる CA-IDMS データベース用の 8 文字以下の ID を入力します。
- アクセス・モジュール (Access module)
- 指定したサブスキーマが含まれるディクショナリーを使用して、CA-IDMS Central Version に接続するためにロードおよび使用するアクセス・ロード・モジュールの ID を入力します。
ID を指定しなかった場合、デフォルトの IDMS ロード・モジュールがロードされます。
このため、デフォルトの SYSCTL DD 名に関連付けられたセントラル・バージョンにアクセスすることになります。
- ローカル (Local)
- IDMS ディクショナリーから出力された後、FTP を使ってユーザーのワークステーションに転送されたスキーマおよびサブスキーマ・ファイルをインポートする場合に指定します。
- サブスキーマ・ファイル (Subschema file)
- マップするサブスキーマが含まれるファイルのパスおよび名前を入力します。
また、「ブラウズ」をクリックして、ファイル・システムのファイルを検索することもできます。
ファイルの拡張子は sub でなければなりません。
既にスキーマを選択している場合、サブスキーマはそのスキーマに属している必要があります。
- スキーマ・ファイル (Schema file)
- マップするサブスキーマに対応するスキーマが含まれるファイルのパスおよび名前を入力します。
また、「ブラウズ」をクリックして、ファイル・システムのファイルを検索することもできます。
ファイルの拡張子は sch でなければなりません。
既にサブスキーマを選択している場合、スキーマはそのサブスキーマに対応している必要があります。
「CA-IDMS 情報 (CA-IDMS information)」ページ
このページでは、CA-IDMS 内のデータ構造を見つけるための情報および表の使用方法を指定します。
- サブスキーマ名 (Subschema name)
- CA-IDMS データベースへのリモート接続経由で取得したサブスキーマ名、または指定したローカル・サブスキーマ・ファイルから取得したサブスキーマ名を表示します。
- スキーマ名 (Schema name)
- CA-IDMS データベースへのリモート接続経由で取得したスキーマ名、または指定したローカル・スキーマ・ファイルから取得したスキーマ名を表示します。
- スキーマ・バージョン (Schema version)
- スキーマ名と共に、CA-IDMS スキーマを一意的に識別する有効な 4 桁の整数 (0 以上 9999 以下) を入力します。
スキーマ・バージョンは CA-IDMS スキーマ・バージョンの命名規則に従います。
- ディクショナリー・データベース (Dictionary database)
- スキーマおよびサブスキーマ定義が含まれるディクショナリーの CA-IDMS データベース用の 8 文字以下の ID を入力します。
データ・サーバーは、このディクショナリーをバインドすることにより、論理表の作成時にスキーマおよびサブスキーマから情報を収集します。
ID は CA-IDMS データベースの命名規則に従います。
- データ・データベース (Data database)
- データ・サーバーが実行時にアクセスするユーザー・データが含まれる CA-IDMS データベース名の ID を、1 文字以上 8 文字以下の範囲で入力します。
- アクセス・ロード・モジュール (Access load module)
- ユーザー・データをホストする CA-IDMS Central Version との通信に使用される CA-IDMS バッチ・アクセス・モジュールの ID を、1 文字以上 8 文字以下の範囲で入力します。
CA-IDMS ID は z/OS ロード・モジュールの命名規則に従います。
- 表の使用法の選択 (Select table usage)
- 表の使用方法を指定します。
- 照会のみ (Query only) (クラシック・フェデレーション)
- クラシック・フェデレーションによるデータ検索のために表を使用することを指定します。
- 更新 (Update)
- クラシック・フェデレーションによるデータ更新のために表を使用することを指定します。
- 挿入 (Insert)
- クラシック・フェデレーションによるデータの挿入のために表を使用することを指定します。
- キャプチャーの変更
- パブリケーションまたはサブスクリプションのソース表として表を使用することを指定します。
「CA-IDMS パス情報 (CA-IDMS Path Information)」ページ
このページでは、表の名前を指定します。
表の列を構成するエレメントの選択元となる、最大 10 個のレコードおよびセットのパスを指定します。
最初の「レコード (セット)」フィールドには、サブスキーマのすべてのレコードが取り込まれます。
初期または開始レコードを指定した後、ページの残りの部分にあるコントロールの振る舞いは、作成中の表を使用する方法によって異なります。
- 表を照会または照会と更新に使用する場合
- 最初の「レコード (セット)」フィールドで選択を行って、初期または開始レコードをパスで指定すると、次の行の「レコード (セット)」フィールドには、以前のレコードが所有者またはメンバーのいずれかである前のセットを除く、すべてのセットが取り込まれます。このプロセスは、サポートされる行の最大数である 10 行まで継続します。
- 表を挿入に使用する場合
- 複数の自動セットに属する CA-IDMS レコードを挿入するために表をマップする場合、前の段落で説明されているプロセスに加えて「セットなし」オプションを使用します。
このオプションはパスにセットの所有者レコードを含めますが、これは挿入されたレコードがこれらのセットに接続できるか確認しながら実行されます。
挿入に使う表にのみ、「セットなし」オプションを使用できます。
これらの表を照会することはできますが、結果セットはデカルト積になります。
CA-IDMS データへの挿入に関する詳細は、../../com.ibm.websphere.ii.federation.classic.sqlref.doc/reference/iiyfcsqluptcmsupt.ditaを参照してください。
- 表を変更キャプチャーに使用する場合
- 最初の「レコード (セット)」フィールドで選択することにより、初期または開始レコードをパスで指定すると、次の行の「レコード (セット)」には、前のレコードが所有するセットのすべてのレコードが取り込まれます。
レコードおよびセットを選択すると、次の行が自動的に有効になり、次の「レコード (セット)」フィールドには、以前のレコードが所有しているセットのすべてのレコードのデータが追加されます。
この処理は 10 行 (サポートされている最大行数) まで続けることができます。
レコードおよびセットの選択を変更した場合、または「セットなし」チェック・ボックスを選択解除した場合、ウィザードは、それ以降になされた選択をすべて消去します。
例えば、5 つのレコードがあるパスをマップし、リレーションシップを設定し、それから 2 番目の行の選択を変更した場合、3 つめから 5 つめの行に行なった選択はクリアされ、4 番目の行と 5 番目の行は使用できなくなります。
レコードに複数の役割がある場合など、複数回レコードを指定することが必要になる場合があります。
例えば、管理者とその管理者の従業員はどちらも従業員です。
この関係を説明するのに、別名 Manager を使って雇用者の役割を明らかにして、雇用者レコードの 2 つのインスタンスを使うかもしれません。
このような場合は、少なくとも 1 つのレコードのインスタンスに別名を付けて、それぞれのインスタンスを区別できるようにする必要があります。
次の例では、サブスキーマが次の表に表示されているように定義されていることを想定しています。
表 1. この例で使用されているサブスキーマの定義セットの名前 |
セットの所有者 |
セットのメンバー |
COVERAGE-CLAIMS |
COVERAGE |
HOSPITAL-CLAIM NON-HOSP-CLAIM DENTAL-CLAIM |
DEPT-EMPLOYEE |
DEPARTMENT |
EMPLOYEE |
EMP-EMPOSITION |
EMPLOYEE |
EMPOSITION |
EMP-EXPERTISE |
EMPLOYEE |
EXPERTISE |
JOB-EMPOSITION |
JOB |
EMPOSITION |
MANAGES |
EMPLOYEE |
STRUCTURE |
OFFICE-EMPLOYEE |
OFFICE |
EMPLOYEE |
REPORTS-TO |
EMPLOYEE |
STRUCTURE |
SKILL-EXPERTISE |
SKILL |
EXPERTISE |
最初のレコードとして EMPLOYEE を選択した場合、次の行の「レコード (セット)」フィールドには、作成中の表の使用方法に基づいて以下のようにデータが取り込まれます。
- 表を照会または照会と更新に使用する場合
- EMPLOYEE が所有するセットおよび EMPLOYEE がメンバーであるセット内のすべてのレコードがフィールドに表示されます。
- DEPARTMENT (DEPT-EMPLOYEE)
- EMPOSITION (EMP-EMPOSITION)
- EXPERTISE (EMP-EXPERTISE)
- OFFICE (OFFICE-EMPLOYEE)
- STRUCTURE (MANAGES)
- STRUCTURE (REPORTS-TO)
- 表を挿入に使用する場合
- 次の行の「セットなし」チェック・ボックスにもチェック・マークを付けている場合、セットの関連付けられていないサブスキーマ中のすべてのレコードがフィールドに表示されます。
- COVERAGE
- HOSPITAL-CLAIM
- NON-HOSP-CLAIM
- DENTAL-CLAIM
- DEPARTMENT
- EMPLOYEE
- EMPOSITION
- OFFICE
- EXPERTISE
- STRUCTURE
- JOB SKILL
- 表を変更キャプチャーに使用する場合
- EMPLOYEE が所有するセット内のすべてのレコードがフィールドに表示されます。
- EMPOSITION (EMP-EMPOSITION)
- EXPERTISE (EMP-EXPERTISE)
- STRUCTURE (MANAGES)
- STRUCTURE (REPORTS-TO)
このページの最後の 3 つのコントロールは以下のとおりです。
- RRDS
- サブスキーマのレコードについて、モードが VSAM であり、VSAM 索引セットのメンバーではないことを指定します。
- KSDS
- サブスキーマのレコードについて、モードが VSAM で VSAM キー順データ・セットのメンバーであるか、またはモードが VSAM CALC であるかのいずれかであることを指定します。
- ESDS
- サブスキーマのレコードについて、モードが VSAM で VSAM 入力順データ・セットのメンバーであるか、またはモードが VSAM CALC であるかのいずれかであることを指定します。
「表 table-name にマップされたレコード (Mapped Records for Table table-name)」ページ
このページでは、DDL を生成して実行する際に作成される表の列を検証します。
「終了」をクリックすると、表のモデルが生成されます。