WebSphere ロゴ Classic Federation Server for z/OS バージョン 9.1
WebSphere ロゴ Classic Replication Server for z/OS バージョン 9.1
WebSphere ロゴ Classic Data Event Publisher for z/OS バージョン 9.1
WebSphere ロゴ Data Integration Classic Connector for z/OS バージョン 9.1


再定義データの表およびビューのマッピング

再定義データは、同じストレージ域に対して、レコード・タイプに基づいて代替レコード・レイアウトを使用します。

再定義データを読み取るには、レコードの各タイプごとに関連するビューを持つ表を定義します。再定義データの挿入、更新、削除、またはその変更のキャプチャーをするには、各レコード・タイプごとに個別の表を定義します。

再定義データ用にマップする各表には、共通のキー情報を識別する列およびタイプ・コード・フィールド用の 1 つの列が含まれている必要があります。これらの列の後ろには、タイプ固有の列が続きます。

以下の PL/I の例では、UNION 属性が同じストレージ域に対して 2 つの代替レコード・マッピングを定義します。RECORD_TYPE 変数は、続くデータが従業員情報を記述するのかそれともアドレス情報を記述するのかを指定します。

DCL  01  EMPLOYEE_ADDRESS_RECORD,
         05 EMP_ID            CHAR(6),
         05 RECORD_TYPE       CHAR(1),
         05 RECORD_INFO UNION,
           	10 EMPLOYEE_INFORMATION,
              15 LAST_NAME      CHAR(20),
              15 FIRST_NAME     CHAR(20),
              15 DATE_OF_BIRTH  PIC '(8)9',
              15 MONTHLY_SALARY DECIMAL(7,2),
              15 FILLER         CHAR(48),
           	10 ADDRESS_INFORMATION,
              15 ADDRESS_LINE_1 CHAR(30),
              15 ADDRESS_LINE_2 CHAR(30),
              15 ADDRESS_CITY   CHAR(20),
              15 ADDRESS_STATE  CHAR(2),
              15 ADDRESS_ZIP    PIC '(5)9';
  1. それぞれ関連するビューのある 2 つの表をマップします。

    例では、従業員情報用の 1 つの基本表およびビューを定義し、アドレス情報用の別の基本表およびビューを定義します。

  2. データを照会するのかそれとも更新するのかに応じて、ビューまたは表を使用します。
    1. 再定義データを照会するには、表をマップするときに、ビュー定義にあるフィルタリング情報を指定します。このようにすると、照会で WHERE 文節のフィルタリングを必要としないため、クライアント・アプリケーションの照会が簡略化されます。
      制約事項: ビューを更新することはできません。
    2. 再定義データを挿入、更新、または削除するには、アプリケーションでは基本表名を使用し、WHERE フィルタリングを行う必要があります。

      WHERE 文節を指定し、タイプ・コード値を使用してレコードをフィルタリングします。

ヒント: 再定義データで変更キャプチャーを実行するには、表をマップするときに、変更キャプチャーのビューにマークを付けます。

再定義データの処理の追加例については、レコード・タイプおよび COBOL の例を参照してください。

関連概念
フェデレーションおよび変更キャプチャーのレコード配列定義


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更新アイコン 最終更新日: 2007 年 7 月 11 日