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WebSphere ロゴ Classic Federation Server for z/OS バージョン 9.1
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WebSphere ロゴ Classic Data Event Publisher for z/OS バージョン 9.1
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レッスン 2.1: 物理データ・モデル内部への表の作成

表はモデル内に作成しますが、表の用意ができたら、それをデータ・サーバーへプロモートします。 このレッスンでは、物理データ・モデル内部に表を作成する方法を説明します。

表をデータ構造にマッピングする (このチュートリアルでは、表を COBOL サンプル集で説明されているレコードのグループにマッピングする作業) には、以下の作業が必要です。

サンプル・データに表をマップするには、以下のようにします。

  1. 「新規 VSAM 表」ウィザードを開きます。 「最初のモデル (First Model)」データ・モデルの「スキーマ (SCHEMA)」を右クリックし、「クラシック・オブジェクトの追加」>「VSAM 表」の順に選択します。 「新規 VSAM 表」ウィザードが開きます。 「データベース・モデル」フィールドには、この表が「チュートリアル (Tutorial)」プロジェクトの「最初のモデル (First Model)」データ・モデルの中に作成されることが示されています。 「スキーマ名」フィールドに、テーブルの作成先となる「最初のモデル (First Model)」内部のスキーマが表示されます。 独自の表を作成する場合は、既存のスキーマを選択する方法と、このフィールドに新しいスキーマ名を入力して作成する方法があります。
  2. ウィザードの最初のページで以下の情報を指定して、「次へ」をクリックします。
    1. サンプル集」フィールドの隣にある「参照」ボタンをクリックして、サンプル集 (CACEMPFD.CPY) を選択します。
    2. 表の使用法を選択してください」の下で「照会」チェック・ボックスを選択して、表を使用してクライアント・アプリケーションによる照会をサポートすることを指定します。
    3. ビューの作成」で、「いいえ」が選択されていることを確認します。 ビューが参照する表を作成するのと同時にビューも作成することは可能ですが、このレッスンでは表のみを作成します。
  3. ウィザードの 2 ページ目で、以下の手順を実行して「次へ」をクリックします。
    1. 01 レベルの選択」フィールドで、サンプル集の 01 レベルのみ選択されていることに注意します。 サンプル集に他の 01 レベルも含まれている場合は、マッピングするデータ・セットに対応するレベルを選択する必要があります。
    2. 表名」フィールドで、デフォルトの名前が 01 レベルの名前から取られていることに注意します。 このチュートリアルでは、このフィールドを変更しないでください。
    3. デフォルトで「DS」ラジオ・ボタンが選択されていることに注意します。 これが選択されていることにより、サンプル集が参照するレコードを含む VSAM ファイルがデータ・セット内にあると指定されます。 「DD」ラジオ・ボタンにより、DD 名を持つデータ・セット内に VSAM ファイルがあると指定されます。 「DS」ラジオ・ボタンは選択された状態のままにしておきます。
    4. 名前」フィールドで、サンプル VSAM ファイル (CACEMPFD) が存在するデータ・セットの名前を入力します。 このファイルが存在するデータ・セットの名前は high-level-qualifier.VSAM.EMPLOYEE です。 high-level-qualifier は、CACPOST ジョブによりファイルが作成されたときに使用された修飾子です。
  4. ウィザードの次のページで、作成中のリレーショナル表の列としてマップしようとするレコードを選択します。
    1. 01 EMPLOYEES の横にあるチェック・ボックスを選択します。 このチェック・ボックスを選択すると、Classic Data Architect 列のすべてのレコードについて、表に列が作成されると指定することになります。
    2. 次へ」をクリックします。 次のページには、「終了」をクリックしたときに Classic Data Architect によって作成される表の説明が表示されます。
    図 1. 「新規 VSAM 表」ウィザードの「要約」ページ
    「新規 VSAM 表」ウィザードの「要約」ページ

    「要約」ページでは、選択されたレコードごとに、作成中の表に列が用意されることが示されます。 このページでは、ネイティブ・データ・タイプの SQL データ・タイプへの変換方法も示されます。

  5. 表を変更します。 プロジェクトの命名ガイドラインに適合させるために、列の名前を変更する必要があるとします。 各列の名前に接頭部を追加する必要があります。 また、表には FILL_0 および FILL_1 の各列は含めないことにします。 これらの変更を行うには、以下のようにします。
    1. 戻る」をクリックして、前のページに戻ります。
    2. FILL_0 および FILL_1 の各列の横にあるチェック・ボックスを選択解除します。
    3. すべての列の名前に接頭部 ABC_ を追加するには、「全エレメントの名前変更」ボタンをクリックします。全エレメントの名前変更」ウィンドウが表示されます。 「接頭部の追加」フィールドに「ABC_」と入力します。 次に、「OK」をクリックします。 レコードのリストが、次のように表示されます。
      図 2. ABC_ という接頭部が付けられたレコードのリスト
      ABC_ という接頭部が付けられたレコードのリスト
    4. 次へ」をクリックして、Classic Data Architect が表の中に作成する列のリストを表示します。 「終了」をクリックします。
データ・プロジェクト・エクスプローラーの「SCHEMA」の下に EMPLOYEE 表が表示されます。
図 3. データ・プロジェクト・エクスプローラーの EMPLOYEE 表
データ・プロジェクト・エクスプローラーの EMPLOYEE 表
VSAM も表の名前に合わせることに注意してください。物理データ・モデルに表を作成すると、表の名前の後に必ず VSAM、IMS™、CA-IDMS などのデータ・ソースのタイプが続きます。

また、表の横に正符号が表示されることにも注意してください。 この記号をクリックすると、表に含まれる列のリストが表示されます。

最後に、First Model.dbm フォルダーの横にあるアスタリスクに注意してください。 このアスタリスクは、モデルの変更が未保管であることを示します。 変更を保管するには、CTRL+S キーを押します。



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更新アイコン 最終更新日: 2007 年 7 月 11 日


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