Adabas データベースの変更をキャプチャーするには、そのデータベースにマップされるリレーショナル表を作成する必要があります。
さらに、その表のビューを作成することもできます。
表およびビューを作成するには、「新規 Adabas 表」ウィザードを使用します。
始める前に
- Adabas データベースからの変更データを処理する相関サービスの実行を計画している場所で、データ・サーバーを構成します。
- メタデータ・カタログを作成します。
- データベース内のどのデータ構造をマップするかを決定します。
- データ・サーバーと Adabas データベースとの接続を構成します。
- 予測を使用する場合、予測ディクショナリーの Adabas ファイル番号、およびマップ先のビューの名前を知っておく必要があります。
Predict を使用しない場合は、マップ先の Adabas ファイルの番号を知っておく必要があります。
制約事項
- 作成する表の各列は、ファイル内のフィールド、スーパーディスクリプター、またはサブディスクリプターに関連付けられなければなりません。
- Predict フォーマットを使用できる場合、以下の予測フォーマットがサポートされます。
- 文字 (A、AL、AV)
- 長さ 2 または 4 のバイナリー (B)
- 日付 (D、DS、DT)
- 浮動小数点 (F)
- 整数 (I)
- 論理 (L)
- 数値パックおよびアンパック (N、NS、P、PS、U、US)
- 時刻 (T、TS)
Adabas フィールド・フォーマットだけを使用できる場合、以下のフォーマットがサポートされます。- 英数字 (A)
- 長さ 2 または 4 のバイナリー (B)
- 固定小数点 (F)
- 浮動小数点 (G)
- パック 10 進数 (P) およびアンパック 10 進数 (U)
このタスクについて
Adabas データベースにマップされる表およびビューの作成について、詳しくは Adabas 構文図とビューの関連リンクを参照してください。
手順
変更キャプチャー用の Adabas 表を (および、オプションでビューを) 作成する方法
- オプション: 「設定」ウィンドウの「Adabas」ページを使って、以下のデフォルト値を設定します。
- 使用する 予測ディクショナリー (Predict dictionary) の名前。
- Classic Data Architect によって日付が変換された後の日付形式。
- Classic Data Architect によって時刻が変換された後の時刻形式。
- VARCHAR データの最大長。
- LVARCHAR データの最大長。
- 1 つの Adabas ファイル内で複数回出現するすべてのフィールドの最大出現回数。
- 予測ディクショナリー (Predict dictionary) の「ユーザー・シノニム (User Synonym)」フィールドが定義済みの場合、このフィールドを使用するかどうか。
- 「新規 Adabas 表」ウィザードを使用して、Adabas データベースをリレーショナル表にマップします。
- データ設計プロジェクト内のデータベース、またはデータベース内のいずれかのスキーマを右クリックして、このウィザードを開きます。
「クラシック・オブジェクトの追加」 >「Adabas 表」を選択します。
- 表を作成する際のモデルとスキーマを選択します。
- 表のビューを作成するかどうかを選択します。
- データ・サーバーへの既存の接続を使って Adabas データベースに接続するか、それともデータ・サーバーへの新しい接続を作成するかを選択します。 Adabas データベースにアクセスするよう、いずれかのデータ・サーバーを構成する必要があります。
- 日時の形式、VARCHAR および LVARCHAR データ・タイプの長さ、および最大出現数を指定します。 表示されるデフォルト値は、Adabas データベースに関して設定されるグローバル・デフォルト、または「設定」ウィンドウの「Adabas」ページで設定されるデフォルトです。
- 表およびビュー (作成する場合) を変更キャプチャー用として使用することを指定します。
- ディスカバリー・プロセスで必要な予測または Adabas の情報を提供します。
- リレーショナル表の列にマップさせる Adabas フィールドを選択します。
- オプション: ISN 名フィールドに、Adabase 内部シーケンス番号 (ISN) にマップする列の名前を入力します。
デフォルトの列名は、ISN です。
- ビューを作成する場合、WHERE 文節の条件を指定します。
- 列の名前を変更して、NULL 値を提供します。
ウィザードが完了すると、選択されたスキーマの下に新しい表が表示されます。
ビューを作成した場合には、選択されたスキーマの下にビューも表示されます。
- オプション: 表のプロパティーを変更するか、または特権を追加します。
表を選択して、「プロパティー」ビュー内で適切な変更を加えてください。
- オプション: 表の DDL を生成します。 ここで DDL を生成しない場合には、後でそれを生成することもできます。
また、同じスキーマ内のすべてのオブジェクトの DDL を生成することもできます。
『DDL の生成』を参照してください。
- 表を右クリックして、「DDL の生成」を選択します。
- 「DDL の生成」ウィザードで、以下の手順を実行します。
- CREATE ステートメントの生成を選択します。
- 表の DDL の生成を選択します。
- プロジェクト内で DDL を保管するファイルの名前を指定します。
- データ・サーバーに対して DDL を実行するかどうかを選択します。
DDL を実行した後、「データ出力」ビューを調べて、DDL が正常に実行されたかどうかを判別してください。
- 編集用に DDL を開くかどうかを選択します。
- オプション: データ・サーバーに対して DDL が正常に実行された場合には、テスト照会を Adabas データベースに対して実行することにより、表を検証します。
データ・サーバーがそのデータベースに接続済みであることを確認してください。
- データベース・エクスプローラーで、表の作成に使用したスキーマをデータ・サーバーから検索します。
スキーマを展開して、「表」フォルダーを展開します。
- 表を右クリックして、「データ (Data)」>「サンプル・コンテンツ (Sample Contents)」を選択します。
- 「データ出力」ビューを調べて、テスト照会が正常に実行されたかどうかを判別します。
- オプション: ビューを作成した場合には、ビューの DDL を生成します。 後で DDL を生成することもできます。
また、同じスキーマ内のすべてのオブジェクトの DDL を生成することもできます。
『DDL の生成』を参照してください。
- ビューを右クリックして、「DDL の生成」を選択します。
- 「DDL の生成」ウィザードで、以下の手順を実行します。
- CREATE および ALTER ステートメントの生成を選択します。
- ビューの DDL の生成を選択します。
- プロジェクト内で DDL を保管するファイルの名前を指定します。
- データ・サーバーに対して DDL を実行するかどうかを選択します。
DDL を実行した後、「データ出力」ビューを調べて、DDL が正常に実行されたかどうかを判別してください。
- 編集用に DDL を開くかどうかを選択します。
- オプション: データ・サーバーに対して DDL が正常に実行された場合には、テスト照会を Adabas データベースに対して実行することにより、ビューを検証します。
データ・サーバーがそのデータベースに接続済みであることを確認してください。
- データベース・エクスプローラーで、ビューの作成に使用したスキーマをデータ・サーバーから検索します。
スキーマを展開して、「ビュー」フォルダーを展開します。
- ビューを右クリックして、「データ (Data)」>「サンプル・コンテンツ (Sample Contents)」を選択します。
- 「データ出力」ビューを調べて、テスト照会が正常に実行されたかどうかを判別します。