物理データ・モデルとは、データ・ソースのデータにマップするために作成する表を含むスキーマの集合です。
スキーマには、表およびストアード・プロシージャーにあるビューも含めることができます。
これらを使用して、照会の結果セットに対する操作を実行することもできます。
物理データ・モデルを作成するには、以下のようにします。
- データ・プロジェクト・エクスプローラーで、「チュートリアル (Tutorial)」フォルダーを右クリックして、「新規作成 (New)」>「物理データ・モデル (Physical Data Model)」の順に選択します。
「新規物理データ・モデル (New Physical Data Model)」ウィザードが表示されます。
- 「ファイル名」フィールドで、「Database Model」というデフォルト値を削除して「First Model」と入力します。
- 「データベース」フィールドで、「クラシック・インテグレーション (Classic Integration)」を選択します。
- 「バージョン」フィールドで、「V9」を選択します。
- 「終了」をクリックします。
「
チュートリアル (Tutorial)」プロジェクトの「
データ・モデル (Data Models)」フォルダーに新しい物理データ・モデルが表示されます。
図 1. 「チュートリアル (Tutorial)」プロジェクトの 「最初のモデル (First Model)」物理データ・モデル
データ・プロジェクト・エクスプローラーにいくつかのオブジェクトが表示されることに注意してください。
- 「データ・モデル」フォルダーの新規オブジェクト
- First Model.dbm
- このオブジェクトはモデルを表します。
- 新規データベース
- 物理データ・モデルは、表、ビュー、ストアード・プロシージャーの集合であるため、データベースに似ています。
- 「SQL ステートメント」フォルダー
- このフォルダーには、SQL ビルダーまたは SQL エディターで作成した SQL ステートメントが入れられます。
このチュートリアルの後の方で SELECT ステートメントを作成し、そのステートメントに基づいてビューを作成します。
- スキーマ
- このオブジェクトは、リレーショナル・データベースのスキーマまたは所有者に似ています。
これは、オブジェクトのグループを収集するときに使用する名前です。
スキーマの名前は変更できます。
例えば、スキーマの名前を、そのスキーマの下にグループ化されている表を作成したユーザーの ID に変更することができます。
このチュートリアルでは、デフォルトの名前を使用します。
- 「ダイアグラム (Diagrams)」フォルダー
- このフォルダーは無視しても問題ありません。
ダイアグラムとは Eclipse の一部である機能です。
Eclipse は、Classic Data Architect の基になる開発環境です。
- Diagram1
- このオブジェクトは無視しても問題ありません。
- 「チュートリアル (Tutorial)」プロジェクトの新規フォルダー
- 以下のフォルダーには、表の基になるデータ定義が入っています。
- COBOL サンプル集
- CA-Datacom、CICS® VSAM、IMS™、VSAM、および順次データ・ソース用。
このフォルダーには COBOL サンプル集が入っています。
- CA-IDMS 参照 (CA-IDMS References)
- CA-IDMS データベース用。
このフォルダーには、スキーマおよびサブスキーマの各ファイルが入っています。
- IMS 参照 (IMS References)
- IMS データベース用。
このフォルダーには、データベース定義 (DBD) ファイルが入っています。
このチュートリアルでは、サンプル集を「COBOL サンプル集」フォルダーにインポートします。これらのフォルダーが物理データ・モデルの一部ではないことに注意してください。
これらは、モデルよりも上位に位置しています。
これらのフォルダーにインポートしたファイルは、1 つのワークスペースの中のデータ設計プロジェクト内部に作成する物理データ・モデルに使用することができます。