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レッスン 3.1: SQL ビルダーで物理データ・モデルの中のビューを作成する

このレッスンでは、従業員が社内イントラネット上のディレクトリー・サービスを通じてアクセスするためのビューを作成します。 EMPLOYEE 表の一部の列には、ABC_SALARY 列などの機密情報が含まれているため、それらの列を除外するためのビューを作成します。

SQL ビルダーによって作成される SELECT ステートメントに基づいて簡単なビューを作成するには、

  1. データ・プロジェクト・エクスプローラーで、ツリー First Model.dbmNew DatabaseSQL Statements を展開します。 「SQL ステートメント (SQL Statements)」フォルダーを右クリックして、「新規 SQL ステートメント (New SQL Statement)」を選択します。
  2. 「新規 SQL ステートメント (New SQL Statement)」ウィンドウで、以下の手順を実行します。
    1. 「ステートメント名 (Statement name)」フィールドに EMP_VIEW と入力します。 SQL Statements フォルダーにステートメントが表示される際には、この名前になります。
    2. 「ステートメント・テンプレート (Statement template)」フィールドで、SELECT が選択されていることを確認します。
    3. 「SQL ビルダー (SQL builder)」ラジオ・ボタンが選択されていることを確認します。
    4. 「OK」をクリックします。

    SQL ビルダーが、Classic Data Architect 中の新しいビューとして表示されます。

    図 1. SQL ビルダー
    SQL ビルダー

    物理データ・モデル・エディターの占めていたスペースにビューが表示されます。 どちらのビューにも、先頭にタブが表示されています。 SQL ビルダーのタブの名前は、作成するステートメントの名前です。

    SQL ビルダーの上部

  3. データ・プロジェクト・エクスプローラーで EMPLOYEE 表をクリックして SQL ビルダーの中央ペインにドラッグすることにより、EMPLOYEE 表を SELECT ステートメントに追加します。
    ヒント: 表を追加するには、SQL ビルダーの中央ペインを右クリックして、「表の追加 (Add Table)」を選択するという方法もあります。

    SQL ビルダーは次のようになります。

    図 2. EMPLOYEE 表追加後の SQL ビルダー
    EMPLOYEE 表追加後の SQL ビルダー
  4. SQL ビルダーの中央ペインの EMPLOYEE 表のうち、以下の列を選択します。
    • ABC_ENAME
    • ABC_PHONE
    • ABC_MAILID
    • ABC_DEPARTMENT

    列の名前が SQL ビルダーの「列 (Columns)」ページに表示されます。

    図 3. SQL ビルダーの「列 (Columns)」ページ
    SQL ビルダーの「列 (Columns)」ページ

    SELECT ステートメントは、次のようになっているはずです。

    SELECT ABC_ENAME, ABC_PHONE, ABC_MAILID, ABC_DEPARTMENT
      FROM SCHEMA.EMPLOYEE
  5. ビューを作成する前に、次のようにして SELECT ステートメントをテストします。
    1. SQL ビルダーの上側ペインを右クリックして、「SQL の実行 (Run SQL)」を選択します。
    2. 「接続の選択 (Connection Selection)」ウィンドウで、「既存の接続を使用 (Use an existing connection)」ラジオ・ボタンを選択します。 データ・サーバーとの接続が自動的に選択されます。
    3. 「終了」をクリックします。

    「データ出力 (Data Output)」ビューに、ステートメントが正常に実行されたことが示されるはずです。 戻された行が「結果 (Results)」表に表示されます。

    図 4. SELECT ステートメントのテストが正常に実行された後の「データ出力 (Data Output)」ビュー
    SELECT ステートメントのテスト実行後の「データ出力 (Data Output)」ビュー

    SELECT ステートメントが動作することがわかったなら、それに基づくビューを作成できます。

  6. 「First Model.dbm」タブをクリックして Ctrl+S を押すことにより、物理データ・モデルを保管します。
  7. データ・プロジェクト・エクスプローラーの SQL Statements フォルダーで、EMP_VIEW を右クリックし、「生成 (Generate)」「ビュー」を選択します。

    First モデル物理データ・モデルの中の SCHEMA オブジェクトの下に、ビューが表示されます。

    図 5. データ・プロジェクト・エクスプローラーの VIEW1
    データ・プロジェクト・エクスプローラー の VIEW1
  8. ビュー名を変更します。 VIEW1 をゆっくりとダブルクリックしてから、EMP_VIEW と入力します。
これで、ビューの DDL を生成してデータ・サーバー上にビューを作成するための準備ができました。


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更新アイコン 最終更新日: 2006 年 12 月 15 日


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