WebSphere ロゴ Classic Federation Server for z/OS バージョン 9.1
WebSphere ロゴ Classic Replication Server for z/OS バージョン 9.1
WebSphere ロゴ Classic Data Event Publisher for z/OS バージョン 9.1
WebSphere ロゴ Data Integration Classic Connector for z/OS バージョン 9.1


「新規 CA-IDMS 表」ウィザード

「新規 CA-IDMS 表」ウィザードを使って、スキーマから新しい表へ情報をマップします。 このウィザードは、SQL 列定義のスキーマおよびサブスキーマ・レポートからレコード・レイアウトを変換するのに便利です。

次の 2 つの方法のうち 1 つを使って、表の基礎となる情報を提供できます。
  • CA-IDMS ディクショナリーから出力され、FTP 経由でワークステーションに転送されたスキーマおよびサブスキーマ・ファイルをインポートできます。 これらのファイルは、データ・プロジェクトの「CA-IDMS 参照 (CA-IDMS References)」フォルダーに入っている必要があります。
  • Classic Data Architect を使用すると、必要なサブスキーマにリストされているすべてのレコード、セット、および領域に関連したスキーマ情報を、CA-IDMS ディクショナリーから直接取得することができます。

CA-IDMS スキーマおよびサブスキーマ・コンパイラーを実行し、出力されたものを z/OS® データ・セットにキャプチャーすることによって、CA-IDMS スキーマおよびサブスキーマ・レポートを作成できます。 SAMPLIB データ・セットのメンバー CACIDPCH の中に、これらのレポートを出力するのに使用できるサンプル JCL が入っています。

CA-IDMS の表が複数の CA-IDMS レコードにマップする場合、クライアント・アプリケーションがデータに対して行なったすべての更新は PATH 文節の最後のレコードにのみ適用されます。 パスの異なるレコードにも更新を実施する必要がある場合、そのレコードがパスの最後のレコードになるように別の表を作成しなければなりません。

各表は CA-IDMS スキーマ経由の単一のレコードまたはパスを表します。 単一レコードで開始し、それからスキーマの追加のレコードにセットをナビゲートすることによって、パスを定義します。

「CA-IDMS ディスカバリー (CA-IDMS Discovery)」ページ

このページでは、プロジェクトに表を作成しようとしているデータ・モデルおよびスキーマを選択します。

またこのページを使用することにより、表の基礎となるデータが存在する場所を指定します。

データベース・モデル
表を作成するデータベース・モデルのパスと名前を入力します。 例えば、プロジェクトの名前が MyProject で、データベース・モデルの名前が MyModel である場合、¥MyProject¥MyModel と入力します。 「参照」をクリックすると、データベース・モデルを選択できます。
スキーマ名
表を作成するスキーマを選択するか、新しいスキーマを入力します。
リモート CA-IDMS ディスカバリー (Remote CA-IDMS discovery)
Classic Data Architect を使って、CA-IDMS ディクショナリーから直接与えられたサブスキーマにリストされているすべてのレコード、セット、エリアに関連付けられているスキーマ情報を取得する場合に指定します。
サブスキーマ名
必要なレコード、セット、および領域情報を取得するためにアクセスする CA-IDMS サブスキーマの ID を入力します。 スキーマ情報は、CA-IDMS ディクショナリー内で定義されたサブスキーマとスキーマの内部関連から取得されます。 サブスキーマは、1 つのスキーマ・バージョンにのみ関連付けることができます。 サブスキーマ名は CA-IDMS 命名規格に従ったものでなければならず、先行スペースが含まれていてはなりません。
データベース名
データ・サーバーがランタイム時にアクセスするデータを含む CA-IDMS データベースの名前を 1 から 8 文字の範囲で入力します。
アクセス・モジュール (Access module)
ロードして、指定したサブスキーマを含むディクショナリーのある CA-IDMS セントラル・バージョンに接続するのに使うアクセス・ロード・モジュールの ID を入力します。 ID を指定しなかった場合、デフォルトの IDMS ロード・モジュールがロードされます。 このため、デフォルトの SYSCTL DD 名に関連付けられたセントラル・バージョンにアクセスすることになります。
ローカル (Local)
IDMS ディクショナリーから出力された後、FTP を使ってユーザーのワークステーションに転送されたスキーマおよびサブスキーマ・ファイルをインポートする場合に指定します。
サブスキーマ・ファイル
マップするサブスキーマが含まれるファイルのパスおよび名前を入力します。 また、「ブラウズ」をクリックして、ファイル・システムのファイルを検索することもできます。 ファイルの拡張子は sub でなければなりません。 既にスキーマを選択している場合、サブスキーマはそのスキーマに属している必要があります。
スキーマ・ファイル
マップするサブスキーマに対応するスキーマが含まれるファイルのパスおよび名前を入力します。 また、「ブラウズ」をクリックして、ファイル・システムのファイルを検索することもできます。 ファイルの拡張子は sch でなければなりません。 既にサブスキーマを選択している場合、スキーマはそのサブスキーマに対応している必要があります。

「CA-IDMS 情報 (CA-IDMS information)」ページ

このページでは、CA-IDMS 内のデータ構造のロケーションに関する情報、および表の使い方を指定します。

サブスキーマ名
CA-IDMS データベースへのリモート接続経由で取得したサブスキーマ名、または指定したローカル・サブスキーマ・ファイルから取得したサブスキーマ名を表示します。
スキーマ名
CA-IDMS データベースへのリモート接続経由で取得したスキーマ名、または指定したローカル・スキーマ・ファイルから取得したスキーマ名を表示します。
スキーマ・バージョン
スキーマ名と共に、CA-IDMS スキーマを一意的に識別する有効な 4 桁の整数 (0 以上 9999 以下) を入力します。 スキーマ・バージョンは CA-IDMS スキーマ・バージョンの命名規則に従います。
ディクショナリー・データベース (Dictionary database)
スキーマおよびサブスキーマ定義を含むディクショナリーの CA-IDMS データベースの名前を 1 文字以上 8 文字以下の範囲で入力します。 データ・サーバーは、このディクショナリーをバインドすることにより、論理表の作成時にスキーマおよびサブスキーマから情報を収集します。 ID は CA-IDMS データベースの命名規則に従います。
データ・データベース
データ・サーバーが実行時にアクセスするユーザー・データが含まれる CA-IDMS データベース名の ID を、1 文字以上 8 文字以下の範囲で入力します。
アクセス・ロード・モジュール
ユーザー・データをホストする CA-IDMS Central Version との通信に使用される CA-IDMS バッチ・アクセス・モジュールの ID を、1 文字以上 8 文字以下の範囲で入力します。 CA-IDMS ID は z/OS ロード・モジュールの命名規則に従います。
表の使用法を選択してください
表の使用方法を指定します。
照会
クラシック・フェデレーションによるデータ検索のために表を使用することを指定します。
更新
クラシック・フェデレーションによるデータ更新のために表を使用することを指定します。
挿入
クラシック・フェデレーションによるデータの挿入のために表を使用することを指定します。
キャプチャーの変更
パブリケーションまたはサブスクリプションのソース表として表を使用することを指定します。
ビューの作成
以下のコントロールは、ビューを表に作成するかどうかを指定するのに使用します。
いいえ
ビューを作成しないことを指定します。
はい
表にビューを作成することを指定します。 このオプションを使用することにより、クラシック・フェデレーションのビューを作成できます。 このビューを使用することによりレコード・タイプのフィルター処理を実行したり、行と列のフィルター処理を実行したりできます。
はい (変更キャプチャーあり) (Yes with change capture)
表にビューを作成することを指定します。 このオプションによって、変更キャプチャーのビューを作成できます。 このビューを使って、レコード・タイプおよび行をフィルターに掛けることができます。 このビューはこの表にあるすべての列を参照していなければなりません。

「CA-IDMS パス情報 (CA-IDMS Path Information)」ページ

このページでは、表の名前を指定します。 表の列を構成するエレメントの選択元となる、最大 10 個のレコードおよびセットのパスを指定します。

最初の「レコード (セット)」フィールドには、サブスキーマのすべてのレコードが取り込まれます。 初期または開始レコードを指定した後、ページの残りの部分にあるコントロールの振る舞いは、作成中の表を使用する方法によって異なります。

表を照会または照会と更新に使用する場合
最初の「レコード (セット)」フィールドで選択を行なって、パスに初期のまたは開始レコードを指定した後、次の行の「レコード (セット)」フィールドには、すべてのレコードまたはセットのデータが追加されます。例外は、以前のレコードおよびセットで、以前のレコードが所有者またはメンバーのいずれかである場合です。 この処理は 10 行 (サポートされている最大行数) まで続けることができます。
表を挿入に使用する場合
複数の自動セットに属する CA-IDMS レコードを挿入するのに表をマップしている場合、前段落で説明されている処理に加えて、「セットなし (No set)」を使います。 このオプションはパスにセットの所有者レコードを含めますが、これは挿入されたレコードがこれらのセットに接続できるか確認しながら実行されます。 挿入に使う表にのみ、「セットなし (No set)」オプションを使用できます。 これらの表を照会することはできますが、結果セットはデカルト積になります。

CA-IDMS データへの挿入に関する詳細は、../../com.ibm.websphere.ii.federation.classic.sqlref.doc/reference/iiyfcsqluptcmsupt.ditaを参照してください。

表を変更キャプチャーに使用する場合
最初の「レコード (セット)」フィールドで選択することにより、初期または開始レコードをパスで指定すると、次の行の「レコード (セット)」には、前のレコードが所有するセットのすべてのレコードが取り込まれます。 レコードおよびセットを選択すると、次の行が自動的に有効になり、次の「レコード (セット)」フィールドには、以前のレコードが所有しているセットのすべてのレコードのデータが追加されます。 この処理は 10 行 (サポートされている最大行数) まで続けることができます。

レコードおよびセットの選択を変更した場合、または「セットなし」チェック・ボックスを選択解除した場合、ウィザードは、それ以降になされた選択をすべて消去します。 例えば、5 つのレコードがあるパスをマップし、リレーションシップを設定し、それから 2 番目の行の選択を変更した場合、3 つめから 5 つめの行に行なった選択はクリアされ、4 つめの行と 5 つめの行は無効になります。

レコードに複数の役割がある場合など、複数回レコードを指定することが必要になる場合があります。 例えば、管理者とその管理者の従業員はどちらも従業員です。 この関係を説明するのに、別名 Manager を使って雇用者の役割を明らかにして、雇用者レコードの 2 つのインスタンスを使うかもしれません。 このような場合は、少なくとも 1 つのレコードのインスタンスに別名を付けて、それぞれのインスタンスを区別できるようにする必要があります。

次の例では、サブスキーマが次の表に表示されているように定義されていることを想定しています。

表 1. この例で使用されているサブスキーマの定義
セットの名前 セットの所有者 セットのメンバー
COVERAGE-CLAIMS COVERAGE HOSPITAL-CLAIM NON-HOSP-CLAIM DENTAL-CLAIM
DEPT-EMPLOYEE DEPARTMENT EMPLOYEE
EMP-EMPOSITION EMPLOYEE EMPOSITION
EMP-EXPERTISE EMPLOYEE EXPERTISE
JOB-EMPOSITION JOB EMPOSITION
MANAGES EMPLOYEE STRUCTURE
OFFICE-EMPLOYEE OFFICE EMPLOYEE
REPORTS-TO EMPLOYEE STRUCTURE
SKILL-EXPERTISE SKILL EXPERTISE

最初のレコードとして EMPLOYEE を選択した場合、次の行の「レコード (セット)」フィールドには、作成中の表の使用方法に基づいて以下のようにデータが取り込まれます。

表を照会または照会と更新に使用する場合
EMPLOYEE が所有するセットおよび EMPLOYEE がメンバーであるセット内のすべてのレコードがフィールドに表示されます。
  • DEPARTMENT (DEPT-EMPLOYEE)
  • EMPOSITION (EMP-EMPOSITION)
  • EXPERTISE (EMP-EXPERTISE)
  • OFFICE (OFFICE-EMPLOYEE)
  • STRUCTURE (MANAGES)
  • STRUCTURE (REPORTS-TO)
表を挿入に使用する場合
次の行の「セットなし」チェック・ボックスにもチェック・マークを付けている場合、セットの関連付けられていないサブスキーマ中のすべてのレコードがフィールドに表示されます。
  • COVERAGE
  • HOSPITAL-CLAIM
  • NON-HOSP-CLAIM
  • DENTAL-CLAIM
  • DEPARTMENT
  • EMPLOYEE
  • EMPOSITION
  • OFFICE
  • EXPERTISE
  • STRUCTURE
  • JOB SKILL
表を変更キャプチャーに使用する場合
EMPLOYEE が所有するセット内のすべてのレコードがフィールドに表示されます。
  • EMPOSITION (EMP-EMPOSITION)
  • EXPERTISE (EMP-EXPERTISE)
  • STRUCTURE (MANAGES)
  • STRUCTURE (REPORTS-TO)

このページの最後の 3 つのコントロールは以下のとおりです。

RRDS
サブスキーマのレコードについて、モードが VSAM であり、VSAM 索引セットのメンバーではないことを指定します。
KSDS
サブスキーマのレコードについて、モードが VSAM で VSAM キー順データ・セットのメンバーであるか、またはモードが VSAM CALC であるかのいずれかであることを指定します。
ESDS
サブスキーマのレコードについて、モードが VSAM で VSAM 入力順データ・セットのメンバーであるか、またはモードが VSAM CALC であるかのいずれかであることを指定します。

「CA-IDMS レコード record-name の表 table-name へのマップ (Map CA-IDMS record record-name to Table table-name)」ページ

ユーザーがパスに含める各レコードおよびセットごとにウィザード・ページが存在します。 これらのウィザード・ページでは、表の列にマップするエレメントを選択します。

DBKey 列名
オプション: このページで選択されたレコードの CA-IDMS データベース・キーにマップする列に付ける名前を入力します。
RRN 列名
オプション: レコードが VSAM RRDS レコードである場合、VSAM データ・セット内のレコードの相対レコード番号にマップする列に付ける名前を入力します。
デフォルトの OCCURS 処理オプション
レコード配列をマップする方法を指定します。 ここでの選択内容は表全体のレコード配列に適用されます。 OCCURS ステートメントを選択して、「選択した配列の OCCURS 処理の変更」をクリックすると、このデフォルトをオーバーライドできます。
レコード配列の作成
これを指定すると、レコード配列を配列としてマップします。 このオプションは、データの変更でも変更キャプチャーでもなく、照会のみに表を使用することを選択した場合に使用できます。
各オカレンスの拡張
すべての配列を列セットとしてマップすることを指定します。 配列用にマップされるセットの数は、その配列の OCCURS ステートメントで指定された最大数によって異なります。 例えば、3 つのエレメントおよび最大 5 つのオカレンスからなる配列は、15 列 (3 つの列が 5 セット) にマップされます。
最初のオカレンスの拡張 (Expand first occurrence)
すべての配列の最初のオカレンスのみを列セットとしてマップすることを指定します。 例えば、3 つのエレメントおよび最大 5 つのオカレンスからなる配列は、1 つの列セットにのみマップされます。
現行レコード
パス内のすべてのレコードを表示し、ツリー・ビュー内のエレメントが属するレコードを強調表示します。 強調表示されたレコードへのエレメントのマップが完了したなら、「次へ」をクリックして、次のレコードのエレメントをマップします。
検索
ツリー・ビューでテキストを検索できます。
検索フラッシュライト
「検索」フィールドに入力したテキストを検索する場合にクリックします。
(ツリー・ビュー (Tree view))
選択したレコードのエレメントを表示します。列にマップするエレメントを選択します。
すべて展開表示 (すべて展開表示)
ツリー・ビューに表示されているすべてのノードを展開します。
すべて省略表示 (すべて省略表示)
ツリー・ビューに表示されているすべてのノードを縮小表示します。
選択されたグループ・エレメントのマップ (選択されたグループ・エレメントのマップ)
エレメント・グループの親エレメントを強調表示し、このアイコンをクリックして、親エレメントを列にマップします。
選択した配列の OCCURS 処理の変更(選択した配列の OCCURS 処理の変更)
ツリー・ビューで強調表示されているレコード配列の OCCURS 処理オプションを指定します。
選択されたエレメントの名前変更 (選択されたエレメントの名前変更)
名前変更」ウィンドウを表示します。 そこで、ツリー・ビューで強調表示されたエレメントを名前変更できます。
全エレメントの名前変更 (全エレメントの名前変更)
「全エレメントの名前変更」ウィンドウを表示します。 ここでは、すべてのエレメントの名前に接頭部や接尾部を追加したり除去したりできます。

「ビューの検索条件の指定 (Specify Search Condition for View)」ページ

ビューの作成を選択した場合、このページでビューのサブ選択 (sub-select) の WHERE 文節の検索条件を作成します。

ビュー名
ビューの名前を指定します。
表に、検索条件に作成するパラメーターがリストされます。
クリックして WHERE 文節に基準を追加します。
検索条件にパラメーターを追加します。
クリックして WHERE 文節から基準を削除します。
検索条件からパラメーターを削除します。
基準を上に移動します。
パラメーターを上に移動します。
基準を下に移動します。
パラメーターを下に移動します。

「要約」ページ

このページでは、DDL を生成して実行する際に作成される表の列を検証します。

表のビューを作成している場合は、Classic Data Architect がビューの基礎として使用する SELECT ステートメントを表示できます。

「終了」をクリックすると、表のモデルが生成されます。



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更新アイコン 最終更新日: 2006 年 12 月 15 日