IBM Administration Server
Apache Web server では、ユーザーが構成ファイルを手動で構成する必要があります。
IBM HTTP Server v.1.3.12 には、IBM HTTP Server ディレクトリーに別にインストールされるコンポーネントとして
IBM Administration Server が含まれています。
Web サーバー管理者は、ブラウザー (Netscape 4.06 または Microsoft Internet Explorer 4.0 以上) で
IBM Administration Server (Web server とは別のポートにインストールされている) を指定することにより
IBM HTTP Server を構成します。たとえば IBM HTTP Server のインストール先が
http://user.raleigh.ibm.comの場合、
IBM Administration Server のインストール先は http://user.raleigh.ibm.com:8008 になります。
IBM Administration Server ポートを示すブラウザーには、3 つのペイン (左にナビゲーション・ペイン、
右に目次ペイン、上部に小さなメッセージ・ペイン) をもつページが表示されます。
ナビゲーション・ペインの中のタスクを選択する (例:「基本設定」->「コア設定」) と、
入力フィールドをもつフォームが目次ペインに表示されます。
IBM HTTP Server は始動時に構成ファイルを読み取り、サーバーが再始動されるまではその構成ファイルを再び参照することはありません。
したがって、IBM Administration Server は IBM HTTP Server の実行を邪魔することなく、構成ファイルを変更することができます。
たとえば、IBM HTTP Server のエラー・ログの場所を変更するには、ユーザーは「エラー・ログ」
フィールドに新しい値を入力し、ページ下部の「実行依頼」をクリックします。「実行依頼」ボタンが押されるとすぐに、
構成ファイルの中の ErrorLog ディレクティブの値が新しいものに変更されます。
ユーザーがその他の変更を終了してページの一番上にある「再始動」アイコン
(青いバナー上の円に縦棒が入ったもの ) をクリックすると、
IBM HTTP Server は変更された構成ファイルを使って再始動されます。
IBM Administration Server のフォームで行われた変更は、
すべて特定のリソース・セット (構成ファイルのコンテナーと呼ばれる場合がある) に適用されます。
変更の適用先のリソース・セットを示すには、ユーザーは各フォームの最上部にある
「有効範囲」フィールドの「有効範囲」を選択します。
有効範囲はたとえば、virtual host、directory、location であり、
あるいは変更をリソース・セット全体に適用する場合には "Global" です。