Windows 上でのダイナミック・モジュールの作成と構築
Windows NT のサーバーで作動するモジュールを作成するには、
サーバーのインストール中にソース・コードをインストールする必要があります。
これは、「カスタム」インストールを選択し、「Apache ソース」を選択すると実行できます。
インストールに含まれるソース
ソースをインストールすると、サーバーのルート・ディレクトリーに
src ディレクトリーが作成されます。
このディレクトリーには、次のディレクトリーが含まれます。
- include - Web サーバーの IBM バイナリー配布の作成に使用する、
ほとんどのヘッダー・ファイル。
- os\win32 - Web サーバーの Windows NT プラット
フォーム配布のための、プラットフォーム固有の include。
- CoreR - ApacheCore.lib が入っています。
これは、IBM HTTP Server のバイナリー配布でモジュールを実行するためにリンクする必要のあるライブラリーです。
- modules\example -
モジュールの構築方法を案内するためのサンプル・モジュールとプロジェクト・ファイルが入っています。
プロジェクト・ファイル (.dsp) は、Microsoft Visual C++ 6.0 (c) を使って作成されました。
さらに、サーバー・ルートに apachesrc というディレクトリーがあります。
このディレクトリーには、IBM HTTP Server の基盤となった、
元の Apache のソース・コードの .zip ファイルが入っています。
このソース・コードを使って IBM から配布されるバイナリーは構築できないのでご注意ください。
IBM バイナリーに含まれたテクノロジーの一部に対して法的制限があるため、ソース・コードは提供できません。
モジュールの構築方法
IBM HTTP Server で稼働するモジュールを正常に構築するには、次のことを実行する必要があります。
- include パスのリストに src\include ディレクトリーを追加します。
- src\CoreR ディレクトリーの中にある
ApacheCore.lib ファイルにリンクします。
IBM HTTP Server で稼働するモジュールを構築する場合は、次のような制約事項に注意してください。
- src\CoreR ディレクトリーのサーバー・プログラムによってインストールされた
ApacheCore.lib バイナリーに対してリンクします。
- src\include および os\win32
ディレクトリーのサーバー・インストール・プログラムによって提供されたヘッダー・ファイルを使用します。
- src\include または os\win32
ディレクトリーの中のヘッダー・ファイルにフィールドを追加したり、
既存のフィールドを変更することはできません。