この項では、サーバーのパフォーマンスを向上させるための調整のヒントを説明します。 ここにあげるヒントはすべてテスト済みというわけではなく、その効果も環境によって異なります。 ご使用のサーバーでどのヒントを使用するかについては、ユーザーの判断です。 構成ファイルを変更する場合は、その前にバックアップ・コピーを取っておくことをお勧めします。
キャッシュ・アクセラレーターを使うと、テキストやイメージ・ファイルを表示する際に HTTP Server のパフォーマンスを改善することができます。 ダイナミック・コンテンツや保護されたページはキャッシュされません。
キャッシュ・アクセラレーターのキャッシュはサーバー操作中に自動的にロードされるため、 キャッシュするファイルをサーバーの構成ファイルにリストする必要はありません。 またサーバーは、変更されたページを自動的に再キャッシュし、古くなったページをキャッシュから除去します。
キャッシュ・アクセラレーターは、複数の Web サーバー、 および多重 IP アドレスをもつサーバーでのキャッシングをサポートしています。 現在のところ、プロキシー・ サーバーにおけるキャッシュ・アクセラレーターの実行はサポートされていません。
デフォルトでは、キャッシュ・アクセラレーターは使用可能になっていません。 これを使用可能にするには、 Administration Server にある AfpaEnable および AfpaCache ディレクティブを設定してください。
デフォルトでは HTTP Server は、 Web ブラウザーがアクセスしたファイルをサーバーのディスク・ログに記録します。 このアクセスのログ記録が必要ない場合は、ロギングをオフにした方がサーバーのパフォーマンスが向上します。 ロギングをオフにするには、httpd.conf 構成ファイルを編集して、 AccessLog 行の先頭にコメント文字 (#) を挿入してください。
ダイナミック・キャッシングのために高速応答キャッシュ・アクセラレーターを使っている場合は、 アクセス・ロギングをオフにし、 キャッシュ・アクセラレーターのアクセス・ログ を使って、 キャッシュ・アクセラレーター・キャッシュから提供される要求だけをログ記録することができます。