IBM HTTP Server のヘルプ : AdminRoot セクション

Administration Server のディレクティブおよびエラー・メッセージ

  • Administration Server のディレクティブ

Administration Server のディレクティブ

<AdminRoot> セクション

AdminAlias

TargetServerConfig

TargetResourceConfig

TargetAccessConfig

AdminAllowDir

構成がアクセスできるディレクトリー を更新すると、 AdminRoot の AdminAllowDir サブディレクティブが生成されます。 このディレクティブは、Administration Server GUI の中でディレクトリー・アクセスを制御します。 Administration Server は、AdminRoot の AdminAllowDir サブディレクティブの指定されたディレクトリーにある構成データへのアクセスを許可します。

Administration Server エラー・メッセージ

要求が失敗しました! ログを確認してください。

IBM HTTP Server の開始または再始動中に実行時エラーが発生しました。

  1. 考えられる原因については、Administration Server エラー・ログ (admin_error.log) をチェックします。
  2. 「ログ」>「ログの表示」に移動します。 考えられる原因については IBM HTTP Server エラー・ログ (error.log) をチェックします。
  3. プロセスとして IBM HTTP Server の開始を試行してください (apache -f <configfile>)。 サービスとして IBM HTTP Server を開始するとき (net start) 、いくつかの実行時エラーが発行されました。 追加の詳細情報はなく、「サービスを開始できませんでした」というエラーのみを受けとります。

ターゲット・サーバーの再始動に失敗しました。

サーバーから返されたメッセージを確認してください。 ディレクティブのつづりが誤っているか、 モジュールがロードされていないというメッセージが表示された場合、 ディレクティブを処理するモジュールがロードされていない可能性があります。 以下は、どのモジュールをロードする必要があるかを検出する方法です。

  1. 「構成の表示」>「ディレクティブ索引」を開き、ディレクティブ名を見つけて選択します; ディレクティブが設定されているタスクが表示されます。
  2. 返されたメッセージ (上部の拡声器のとなり) を確認し、 ページに必要なモジュールがロードされているかどうかを見てください。
  3. 返されたメッセージにロードされていないモジュールがリストされている場合、 「ヘルプ」をオンにし、ページの下にあるヘルプの部分にディレクティブ名が表示されるまで ページ上にある項目を選択してください。
  4. ディレクティブ名の後に、そのディレクティブを処理するモジュール名がリストされます。
  5. このモジュール名が返されたメッセージにリストされている場合は、次のオプションから 1 つを選択します。
  6. サーバーを再始動します。

構成ファイルは構文チェックに失敗しました。

サーバーから返されたメッセージを確認してください。 ディレクティブ名および構文エラーの特性が説明されています。 ディレクティブが設定されている場所を見つけてエラーを訂正してください。

  1. 「構成の表示」>「ディレクティブ索引」を開き、ディレクティブ名を見つけて選択します; ディレクティブが設定されているタスクが表示されます。
  2. 「ヘルプ」を開き、ページの下にあるヘルプの部分にディレクティブ名が表示されるまで、 そのページにある記入項目を選択してください。 ディレクティブ設定によっては、複数の入力フィールドに及びます。
  3. ディレクティブが設定されている場所を見つけ、必要な修正を加えてください。
  4. サーバーを再始動します。

有効範囲に無効な親有効範囲があります。

有効範囲は、無効な親有効範囲の中に含まれています。 有効範囲は 1 つの階層構造として構成されており、次の有効な階層関係をもっています。

無効なディレクトリー・パスが指定されました。

指定されたディレクトリー・パスは、ディレクトリー・パスとして位置指定または解析することができません。

ファイルをオープンしようとしてエラー・コードを受け取りました。

ファイルが存在しないかまたはアクセス許可がないため、エラーとなった可能性があります。 Administration Server に対して許可されているアクセスに加えて、 ユーザーのオペレーティング・システム (OS) はディレクトリーおよびファイルの許可が必要です。   (ファイルのアクセス許可)

Administration Server のユーザー設定は、ファイルへのアクセスを許可していません。

アクセスしようとしたファイルは、 Administration Server によるアクセスに対して指定されたディレクトリーの中に常駐していません。 「はじめに」> 「サーバーの管理」で、 Administration Server がファイル・システムの中のどのディレクトリーにアクセスできるかを指定することができます。 (注 : これらの設定は、必要である可能性のある、オペレーティング・システムのアクセス許可とは異なります。)

ファイルの書き込みエラー。 「書き込み」アクセスが許可されていない可能性があります。

Administration Server に対して許可されているアクセスに加えて、 ユーザーのオペレーティング・システム (OS) はディレクトリーおよびファイルの許可が必要です。   (ファイルのアクセス許可)

非互換のタスクと有効範囲の組み合わせ

タスクは、定義された有効範囲の中で有効な、複数の関連付けられたディレクティブ設定に編成されます。 以下では、それぞれのタスクの有効範囲をすべてリストします。 (有効範囲の制限を受けないタスクはリストされていません。)

タスク名   有効範囲
基本設定
コア設定:   <Global>、 <Virtual Host>
拡張プロパティー:   <Global>
サーバー・オプション:   <Limit> と <SNMP> を除くすべての有効範囲
ヘッダー:   <Limit> と <SNMP> を除くすべての有効範囲
キャッシュの有効期限:   <Limit> と <SNMP> を除くすべての有効範囲
モジュール順序:   <Global>
追加のファイル:   <Global>
Machine Translation:   <Limit> と <SNMP> を除くすべての有効範囲
メタ・ ヘッダー:   <Limit> と <SNMP> を除くすべての有効範囲
 
索引付け
オプション:   <Global>、<Virtual Host>、<Directory>、<Directory Match>
ファイル:   <Global>、<Virtual Host>、<Directory>、<Directory Match>
アイコン:   <Global>、<Virtual Host>、<Directory>、<Directory Match>
ファイルの記述:   <Global>、<Virtual Host>、<Directory>、<Directory Match>
アイコンの記述:   <Global>、<Virtual Host>、<Directory>、<Directory Match>
 
アクセス許可
一般アクセス:   <Directory>、<Directory Match>、<Files>、 <Files Match>、<Location>、<Location Match>、<Limit>
個別アクセス:   <Directory>、<Directory Match>、<Files>、 <Files Match>、<Location>、<Location Match>、<Limit>
グループ・アクセス:   <Directory>、<Directory Match>、<Files>、 <Files Match>、<Location>、<Location Match>、<Limit>
その他のアクセス:   <Directory>、<Directory Match>、<Files>、 <Files Match>、<Location>、<Location Match>、<Limit>
匿名アクセス:   <Directory>、<Directory Match>、<Files>、 <Files Match>、<Location>、<Location Match>、<Limit>
 
セキュリティー
サーバー・セキュリティー:   <Global>
ホスト権限:   <Virtual Host>
ディレクトリー権限:   <Directory>, <Directory Match>
 
ログ
メイン・ログ:   <Global>、 <Virtual Host>
その他のログ:   <Global>、 <Virtual Host>
ディレクトリー・ログ記録:   <Limit> と <SNMP> を除くすべての有効範囲
ログの表示:   <Global>、 <Virtual Host>
 
マッピング
メッセージ:   <Limit> と <SNMP> を除くすべての有効範囲
別名:   <Global>、 <Virtual Host>
リダイレクト:   <Global>、 <Virtual Host>
ユーザー名ディレクトリー:   <Global>、 <Virtual Host>
 
スクリプト
アクションの関連付け:   <Limit> と <SNMP> を除くすべての有効範囲
変数の定義:   <Global>、 <Virtual Host>
変数の設定解除:   <Global>、 <Virtual Host>
条件付き変数:   <Global>
ブラウザーの検出:   <Global>
 
パフォーマンス
サーバーの設定:   <Global>
キャッシュの設定:   <Global>、<Virtual Host>、<Directory>、<Directory Match>、 <Location>、<Location Match>
SNMP:   <SNMP>
 
MIME
MIME ファイル:   <Limit> と <SNMP> を除くすべての有効範囲
MIME タイプ:   <Limit> と <SNMP> を除くすべての有効範囲
MIME エンコード:   <Limit> と <SNMP> を除くすべての有効範囲
ドキュメント・ハンドラー:   <Limit> と <SNMP> を除くすべての有効範囲
ハンドラーの除去:   <Directory>、<Directory Match>、<Files>、 <Files Match>、<Location>、<Location Match>
言語ファイル:   <Limit> と <SNMP> を除くすべての有効範囲
タイプの処理:   <Directory>、<Directory Match>、<Files>、 <Files Match>、<Location>、<Location Match>
 
Fast CGI
内部サーバー:   <Global>、 <Virtual Host>
構成:   <Global>
外部サーバー:   <Global>
アクセス:   <Directory>, <Directory Match>
 
ファイル・システム
DAV を使用可能にする:   <Directory>、<Directory Match>、<Files>、 <Files Match>、<Location>、<Location Match>
DAV 設定:   <Global>、 <Virtual Host>
 
プロキシー
プロキシー・キャッシュ:   <Global>、 <Virtual Host>
プロキシー設定:   <Global>、 <Virtual Host>
 
構成の表示
構成の編集:   すべての有効範囲

ファイルのブラウズがどのディレクトリーに対しても使用可能になっていません。

Administration Server によるアクセスに対してディレクトリーが指定されていません。 「はじめに」> 「サーバーの管理」で、 Administration Server がどのファイル・システム・ディレクトリーにアクセスできるかを指定することができます。 (注 : これらの設定は、必要なオペレーティング・システムのアクセス許可とは異なります。)

ファイルのアクセス許可

Administration Server に対して許可されているアクセスに加えて、 通常の UNIX システム管理の一部として必要なディレクトリーおよびファイルの許可があります。 IBM Administration Server は、各要求に対するそのファイル許可を Administration Server 構成ファイル (admin.conf) の中の (User) および (Group) ディレクティブから得ています。

[ユーザーとグループの設定については、Administration Server フロントページ (「はじめに」)を参照してください。]

[ ユーザーおよびグループ認証ファイルの作成 を参照してください] [ AdminAllowDir を参照してください]

Setupadm スクリプト

setupadm スクリプト が入力を促すプロンプトを表示します。 以下を参照してください。