「データベース」タブ

データベース・タブからは、以下の操作を実行できます。

サポートされている SQL-J ステートメントについては、 Cloudscape リファレンス・マニュアル の「SQL-J Grammar Index」のセクションを参照してください。

SQL ウィンドウ

SQL ウィンドウは、データベース・ノードが左パネルで強調表示されたときに、右パネルに表示されます。

SQL ウィンドウからのステートメントの実行

データベースに対して SQL-J ステートメントを実行するには、次のようにします。

  1. 左パネルのデータベースを強調表示にします。 ステートメントが送られるのは、ここで選択されたデータベースに対してだけです。
  2. 必要に応じて、SQL ウィンドウをクリアします。 「クリア」アイコン をクリックするとウィンドウがクリアされます。
  3. 右パネルの上部ウィンドウに、SQL-J ステートメントを入力します。 サポートされている SQL-J コマンドであれば、DDL ステートメントも含め、どのようなものでも入力できます。 複数のステートメントを入力する場合は、セミコロンで区切ります。

    Cloudscape リファレンス・マニュアル の「SQL-J Grammar Index」に、 Cloudscape 製品でサポートされているすべての SQL-J ステートメントが記載されています。

  4. 「実行」アイコンをクリックするか、<Ctrl-e> を押します。

    結果は、下部ペインに表示されます。

結果は、各ステートメントの実行ごとに表示されます。 現在実行されているステートメントが強調表示されます。ステートメントの実行中に「停止」ボタンをクリックすると、 実行停止時に実行されていたステートメントの部分的な結果が表示されます。 実行を停止しないと、最後のステートメントの結果だけが実行完了後に表示されます。

データベースまたはデータを変更する SQL-J ステートメントを実行すると、 すべての変更が自動的に保管されます。Cview は常に自動コミット・モードで処理を実行します。

注: Cview ウィンドウを 2 つ開いて、 1 つを「詳細のみ」モードにしておくと便利です。そのようにすれば、SQL-J ステートメントを実行するたびに SQL ウィンドウに戻ることなく、簡単にデータベースを参照できます。

スクリプト・ファイルからの実行

SQL-J ステートメントをファイルから実行するには、次のようにします。

  1. SQL ウィンドウの上の「スクリプト」アイコンをクリックし、続いて「オープン」をクリックします。
  2. ファイル・ブラウザーを使ってファイルを選択し、「オープン」をクリックします。

    ファイルの内容が SQL ウィンドウに表示されます。

  3. オプションで、SQL-J ステートメントを編集します。
  4. 「実行」アイコンをクリックします。

    照会が実行されると、結果が下部ウィンドウに表示されます。

SQL-J ステートメントのファイルへの保管

SQL ウィンドウに表示された SQL-J バッチを新規ファイルに保管するには、次のようにします。

  1. 「スクリプト」アイコンをクリックし、続けて「保管」をクリックします。
  2. ファイル・ブラウザーを使って、保管したいディレクトリーにナビゲートします。
  3. ファイル名フィールドにファイル名を入力します。
  4. 「保管」をクリックします。

同じファイルにバッチを保管する場合は、「スクリプト」アイコンをクリックしてから「保管」をクリックします。 指定したファイルは、SQL-J バッチを保管するたびに上書きされます。バッチを別のファイルに保管する場合は、 「スクリプト」アイコンから「別名保管」を選択し、別のファイル名を指定します。

自動テキストの使用

自動テキストを使用すると、表、ビュー、または列名を 簡単に検索でき、それらを自分が作成した SQL-J ステートメントに組み込むことができます。

自動テキスト機能を使用するには、次のようにします。

  1. SQL ウィンドウで「自動テキスト」アイコン をクリックします。
  2. ポップアップ・メニューからまたはビューを選択します。

    メニューが展開され、現行データベース内にある、選択されたタイプのすべてのオブジェクトの名前が表示されます。

  3. 特定オブジェクトの列名リストを表示する場合は、 メニューから表またはビュー名を選択します。
  4. 使用する名前を選択します。選択したオブジェクトが、 現行カーソル位置で SQL ウィンドウに自動的に表示されます。

統計の使用

ランタイム統計を使用すると、ステートメントの Cloudscape 内における処理状況に関する情報を確認できます。

統計を生成するには、次のようにします。

  1. データベース・ノードが左側ペインで強調表示されると表示される、データベース・タブの統計を使用するボックスにチェックを入れます。
  2. 統計を表示する場合は、SQL-J ステートメント実行後に統計タブを選択します。

Cview におけるランタイム統計の使用に関する情報は、 Tuning Cloudscape を参照してください。

ステートメントの停止

実行中にステートメントを停止するには、下部ウィンドウの「停止」ボタンをクリックします。 ステートメントは、次の行を取り出す直前で停止されます。ステータス・バーに、停止されたステートメントで 停止までに結果に取り出された行数、コンパイルおよび実行時間が表示されます。

以前のステートメントの表示

現行データベースで以前に実行されたステートメントを表示するには、 SQL ウィンドウにある順方向および逆方向の矢印を使用します。

複数のステートメントをバッチで発行し、それから矢印を使用した場合は、 そのバッチ全体がウィンドウに表示されます。

別のデータベースで以前に実行されたステートメントを実行するには、次のようにします。

  1. ステートメントを当初実行したデータベースを選択します。
  2. 当該ステートメントを強調表示し、クリップボードにコピーします。 強調表示、コピーについては、使用しているオペレーティング・システムの手順に従ってください。
  3. 当該ステートメントを実行する対象データベースを選択します。
  4. ステートメントを SQL ウィンドウに貼り付けます。 貼り付けについては、使用しているオペレーティング・システムの手順に従ってください。
  5. 「実行」アイコンをクリックします。

SQL ウィンドウにおける大文字小文字の区別

デフォルトでは、Cloudscape で作成されたデータベース要素は大文字小文字が区別されず、 内部的にはすべて大文字で保管されます。要素の大文字小文字の区別を保持するには、 SQL ウィンドウでその項目を二重引用符 (") でくくります。

たとえば、SQL ウィンドウの次のステートメントでは、 大文字小文字を区別しない表が作成され、MYTABLE として保管、および表示されます。

CREATE TABLE MyTable (counter INT)

これに対し、次のステートメントでは、大文字小文字を区別する表が作成され、 MyTable として保管、および表示されます。

CREATE TABLE "MyTable" (counter INT)

次のステートメントでは、大文字小文字が区別されない扱いになるため、 MyTable ではなく MYTABLE からデータが検索されます。

SELECT * FROM MyTable

SQL-J における大文字小文字の区別に関する詳細は、Cloudscape リファレンス・マニュアル を参照してください。

SQL ウィンドウで要素を作成した場合と、 直接 Cview ツールで作成した場合とでは、大文字小文字の扱いは異なります。 詳細については、表および列名における大文字小文字の区別を参照してください。