プロパティーの説明

次の表は、Cview から設定できるプロパティーをタイプ別にまとめたものです。
表 0-1 データベース・プロパティー
タイプ プロパティー 説明
データベース classpath クラス・ローダーによって使用される 1 つまたは複数の完全修飾 JAR ファイル名。 ('schema.jarfile')。複数のファイル名の場合、コロンで区切ります。例:

APP.ToursLogic:APP.GUILogic

defaultConnectionMode データベースのデフォルト接続モード (noAccessreadOnlyAccess 、または fullAccess )。
fullAccessUsers 読み取り/書き込みアクセス権があるユーザーのコンマ区切りリスト。 ('user1,user2')
noAutoBoot true に設定すると、bootAll プロパティーがオンにされた場合に、 このデータベースの自動ブートが抑止されます。bootAll が設定されていない、 または false に設定されている場合、noAutoBoot は無効です。
propertiesOnly true に設定すると、 このデータベースに設定されたデータベース対象プロパティーが、システム対象プロパティーによってオーバーライドされなくなります。 デフォルトは false です。
readOnlyAccessUsers 読み取り専用アクセス権があるユーザーのコンマ区切りリスト。 ('user1,user2')
認証 ldap.searchAuthDN LDAP ユーザー検索の識別名 (DN) を指定します。 ('uid=uname')。次に示す searchAuthPW と共に使用します。
ldap.searchAuthPW searchAuthDN によって構成されたユーザーのパスワード。('passwd')。
ldap.searchBase ゲストまたはユーザー DN 検索で検索を開始するルート DN。('uid=uname')。
ldap.searchFilter ユーザー認証時に使用する DN 検索フィルターを指定します。 db2j.user.UserName プロパティーで定義されたすべてのユーザーを検索する場合は、
db2j.user という値に設定します。
( (&(objectClass=person)(uid=uname)) または (db2j.user) )。
provider Cloudscape ユーザー認証に使用する認証プロバイダーを指定します。 値としては、LDAPNIS+ BUILTIN 、または完全な Java クラス名があります。 LDAP または NIS+ を設定する場合、次に示す server プロパティーも設定する必要があります。
server provider プロパティーによって定義された、 ユーザー認証の外部ディレクトリー・サービスの場所。LDAP の場合は、hostname:portnumber を指定します。 NIS+ の場合は、nisServerName および nisDomainName を指定します。
言語 bulkFetchDefault 表または索引を読み取る時に、 Cloudscape が一度に取り出す行数。デフォルト値は、16 です。
defaultIsolationLevel データベースのデフォルトの分離レベル。 正しい値は、SERIALIZABLEREPEATABLE_READREAD_COMMITTED、および、READ_UNCOMMITTED です。
logStatementText true に設定されると、 ステートメント実行の最初にテキストおよびパラメーター値が情報ログに書き込まれます。 デフォルトは false です。
preloadClasses true に設定すると、 データベースのブートアップ時にコンパイル・クラスがプリロードされます。 この設定により、ブートは遅くなりますが、照会コンパイル時間はずっと速くなります。 デフォルトは false です。
spsCacheSize データベースにあらかじめ設定する保管ステートメント・キャッシュのサイズ。 デフォルト値は、32 です。
stalePlanCheckInterval ステートメントが失効しているかどうかを確認せずにそのステートメントを実行する回数。この回数実行されると失効確認が行なわれます。 デフォルト値は、100 、最小値は 5 です。
statementCacheSize データベースあたりの、キャッシュに入れられるステートメント数。デフォルト値は、100 です。
triggerMaximumRecursionLevel トリガー起動に使用する最大再帰レベル。 デフォルト値は、16 です。値 -1 は、再帰限度がないことを示します。 値 0 は、トリガーが起動されないことを示します。
ロック deadlockTimeout 待機トランザクションが何もせずに待機する時間 (秒)。 この時間が経過すると、デッドロックの検出が行なわれます。デフォルトは 60 です。 この値が waitTimeout より長い場合は、デッドロックの検出は行なわれません。
deadlockTrace true に設定されると、 デッドロックに関係するすべてのスレッドのスタック・トレースがエラー・ログに書き込まれます。 このプロパティーが有効なのは、monitor プロパティーが true に設定されている場合に限られます。
escalationThreshold コンパイル時に、最適化プログラムがロックできる最大行数。 この行数に達すると、表全体がロックされます。実行時、Cloudscape では、このプロパティーを使用して 他のコンパイル判断と独立してロック・エスカレーションを決定します。デフォルト値は、5000 、最小値は 100 です。
monitor true に設定されると、 すべてのデッドロック・エラーがエラー・ログに記録されます。デフォルト値は、false です。
waitTimeout ロックを待機するトランザクションの待機時間 (秒)。 この時間が経過するとそのトランザクションはアボートされます。
0 を指定すると、 ロック待機になった時点でただちにトランザクションがアボートされます。負の値を指定すると、 期限なく待ち続けることになります。デフォルト値は、180 です。
その他 user.UserName パスワード (providerbuiltin に設定されている場合)、 またはユーザー DN (providerldap に設定され、かつ searchFilterdb2j.user に設定されている場合)。 UserName をユーザー名に、値を passwd または userDSN に置換します。
connection.requireAuthentication true に設定されると、 すべての接続要求に有効なユーザー名とパスワードが必要になります。この場合、provider プロパティーによって ユーザー認証のタイプが決まります。デフォルト値は、false です。
encryptionAlgorithm encryptionProvider これらはデータベース接続 URL 属性で、 ここでは設定できません。これらを Cview で使用する場合、データベースを作成する前に「接続」タブでこれらのプロパティーを指定します。 これらの属性の詳細は、Cloudscape リファレンス・マニュアル を参照してください。
ストレージ minimumRecordSize 表作成時に使用する最小行サイズ (バイト) を指定します。 デフォルト値は、12 バイトです。
pageReservedSpace 表更新用に確保しておくスペース率 (%)。 デフォルト値は、20 % です。
pageSize 表または索引作成時に使用される表または索引のページ・サイズ (バイト)。 この値は 2 の累乗で設定します。デフォルト値は 4096 です。
rowLocking false に設定されると、 行レベルのロックが使用不可になります。デフォルト値は、true です。
tempDirectory 一時ファイルを作成するディレクトリーを指定します。 デフォルトでは、このプロパティーはデータベース・ディレクトリーの下の tmp ディレクトリーに設定されます。 このプロパティーに指定する値は、引用符で囲む必要はありません。(c:\dirname)