アプリケーション開発入門

WebSphere® eXtreme Scale アプリケーションの開発を開始するには、Eclipse で 開発環境をセットアップします。

このタスクについて

WebSphere eXtreme Scale アプリケーションを開発するときは、組み込みサーバー API を 使用して、サーバーと ObjectGrid インスタンスを作成および開始したり、データをデータ・グリッドに 挿入したりできます。アプリケーションおよび関連した構成の単体テストは、直接 Eclipse 環境内で 実行できます。

アプリケーションをより大きな環境に移す準備ができたら、構成 XML ファイルを作成し、そのファイルを インポートしてデプロイメントを作成できます。

手順

  1. Eclipse で開発環境をセットアップします。

    WebSphere eXtreme Scale Java アーカイブ (JAR) ファイルを開発環境に 追加することで、API を使用してアプリケーションの開発を開始できます。

    詳細情報: スタンドアロン開発環境のセットアップ

  2. サーバーを開始し、ObjectGrid インスタンスを作成し、データをデータ・グリッドに挿入する シンプルなアプリケーションを作成します。
    1. サーバーを開始または停止するには、ServerFactory API を使用します。

      詳細情報: 組み込みサーバー API を使用したサーバーの開始と停止

    2. 作成した ObjectGrid インスタンスを取得するには、ObjectGridManager API を使用します。

      詳細情報: ObjectGridManager インターフェースを使用した ObjectGrid との対話

    3. データをデータ・グリッドに挿入するには、ObjectMap API を使用します。

      詳細情報: リレーションシップを含まないオブジェクトのキャッシング (ObjectMap API)

      ObjectMap API は データ・グリッドにアクセスしたり、データをデータ・グリッドに書き込むための最もシンプルな方法です。オブジェクトが 複雑なリレーションシップを含んでいる場合は、次の API を使用してデータの読み取り、書き込み、および更新ができます。 さまざまな API の選択の詳細については、アプリケーションの開発を参照してください。
  3. アプリケーションを単体テストします。

    xscmd ユーティリティーを使用して、実行中のサーバー、レプリカなどに関する 情報を表示することもできます。詳しくは、xscmd ユーティリティーによる管理を参照してください。

  4. 開発環境内でアプリケーションの確認が完了したら、XML 構成ファイルを作成し、その構成を使用するように アプリケーションを更新します。 入門用サンプル・アプリケーションには、そのような構成ファイルのサンプルと構成ファイルを 使用するシンプルな Java アプリケーションが用意されています。

    詳細情報: チュートリアル: WebSphere eXtreme Scale 入門

  5. XML 構成ファイルを使用してアプリケーションを実行します。 サーバーを開始する方法は、使用する環境によって異なります。

    アプリケーションは、次のいずれかのコンテナー内で実行できます。