このチュートリアルでは、WebSphere® eXtreme
Scale セキュリティーを WebSphere Application Server と統合します。まず、現行スレッドからの認証ユーザー資格情報を使用して ObjectGrid に接続する単純な Web アプリケーションの認証を構成します。
次に、Transport Layer Security でクライアントとサーバー間を転送されるデータの暗号化を詳細に調べます。ユーザーにさまざまなレベルの許可を与えるために、Java 認証・承認サービス (JAAS) を構成できます。構成が終了すると、xscmd ユーティリティーを使用して、データ・グリッドとマップをモニターできます。
このチュートリアルでは、すべての WebSphere eXtreme
Scale クライアント、コンテナー・サーバー、およびカタログ・サーバーは、WebSphere Application Server 環境にデプロイされていると想定しています。
学習目標
このチュートリアルの学習目標は次のとおりです。
- WebSphere Application Server 認証プラグインを使用するための WebSphere eXtreme
Scale の構成
- WebSphere Application Server CSIv2 構成を使用するための WebSphere eXtreme
Scale トランスポート・セキュリティーの構成
- WebSphere Application Server での Java 認証・承認サービス (JAAS) 許可の使用
- グループ・ベースの JAAS 許可のカスタム・ログイン・モジュールの使用
- WebSphere Application Server 環境での WebSphere eXtreme
Scale xscmd ユーティリティーの使用
所要時間
このチュートリアルは、開始してから終了するまで約 4 時間かかります。
スキル・レベル
中級。
対象者
WebSphere eXtreme
Scale と WebSphere Application Server の間のセキュリティーの統合に関心のある開発者および管理者。
システム要件およびトポロジー
このチュートリアルでは、4 つのアプリケーション・サーバー (
WebSphere Application Server) と
1 つのデプロイメント・マネージャーを使用してサンプル・デモを行います。
前提条件
このチュートリアルを開始するにあたって、次の項目についての基本的な知識があると便利です。
- WebSphere eXtreme
Scale プログラミング・モデル
- 基本的な WebSphere eXtreme
Scale セキュリティーの概念
- 基本的な WebSphere eXtreme
Scale セキュリティーの概念
WebSphere eXtreme
Scale と
WebSphere Application Server のセキュリティー統合の
バックグラウンド情報については、
WebSphere Application Server とのセキュリティー統合を参照してください。