コマンド行の使用によるフィックスパックのアンインストール

コマンド行から IBM® Installation Manager を使用して、この製品 を前のバージョンにロールバックできます。

始める前に

制約事項: この手順を実行するには、ご使用のシステムに Installation Manager バージョン 1.5 以降がインストールされている必要があります。

ロールバック・プロセス中は、Installation Manager から前バージョンのパッケージのファイルにアクセスする必要があります。デフォルトでは、これらのファイルはパッケージのインストール時に、ご使用のコンピューターに保管されます。デフォルト設定を変更した場合や保存されたファイルを削除した場合は、前バージョンのインストールに使用したリポジトリーに Installation Manager からアクセスする必要があります。

このタスクについて

制約事項: Installation Manager を使用してインストール済み環境をロールバックしたり、完全な WebSphere® Application Server プロファイルのフィーチャーを追加または削除したりすることはできません。

手順

  1. オプション: リポジトリーでユーザー名とパスワードが必要な場合、このリポジトリーにアクセスするために鍵リング・ファイルを作成します。

    Installation Manager の鍵リング・ファイルの作成について詳しくは、IBM Installation Manager バージョン 1.5 インフォメーション・センターを参照してください。

    ヒント: 鍵リング・ファイルを作成する際、imutilsc コマンドで指定された URL が見つからない場合は、リポジトリー URL ロケーションの最後に /repository.config を追加してください。
  2. システムにログオンします。
  3. ご使用の環境で実行中のすべてのプロセスを停止します。
  4. Installation Manager をインストールしたディレクトリーの eclipse/tools サブディレクトリーに移動します。
  5. imcl コマンドを使用して、この製品をロールバックします。
    [Unix][Linux]
    ./imcl rollback offering_ID_offering_version
      -repositories source_repository 
      -installationDirectory installation_directory
      -preferences preference_key=value
      -properties property_key=value
      -keyring keyring_file -password password
      -acceptLicense
    [Windows]
    imcl.exe rollback offering_ID_offering_version
      -repositories source_repository 
      -installationDirectory installation_directory
      -preferences preference_key=value
      -properties property_key=value
      -keyring keyring_file -password password
      -acceptLicense
    ヒント:
    • offering_ID は、WebSphere eXtreme Scale product offering IDs にリストされるオファリング ID です。
    • offering_version は、アンダースコアーを使用してオファリング ID にオプションで付加することができますが、これはロールバック対象のオファリングの特定バージョンです (例: 8.5.0.20110503_0200)。
      • offering_version が指定されていない場合、インストール済み環境はそのオファリングの以前インストールされたバージョンにロールバックし、そのバージョンのすべてのインテリム・フィックスがインストールされます。
      • offering_version が指定されている場合、インストール済み環境はそのオファリングの指定された前のバージョンにロールバックし、そのバージョンのインテリム・フィックスはインストールされません

      オファリングのバージョンは、historyInfo コマンドまたは genHistoryReport コマンドを app_server_root/bin ディレクトリーから実行する際に生成されるレポートの「パッケージ」セクションで、アンダースコアーを使用してオファリング ID の最後に付加されている場合があります。

    Installation Manager の使用について詳しくは、IBM Installation Manager バージョン 1.5 インフォメーション・センターを参照してください。

  6. オプション: すべてのインストール済みパッケージをリストして、ロールバックを検証します。
    [Unix][Linux]
    ./imcl listInstalledPackages -long
    [Windows]
    imcl.exe listInstalledPackages -long