WebSphere Application Server への REST データ・サービスのデプロイ

このトピックでは、WebSphere® Application Server または WebSphere Application Server Network Deployment バージョン 6.1.0.25 以上で WebSphere eXtreme Scale REST データ・サービスを構成する方法について説明します。 これらの説明は、WebSphere eXtreme ScaleWebSphere Application Server デプロイメントに 統合されるデプロイメントにも適用されます。

始める前に

WebSphere eXtreme Scale の REST データ・サービスを構成およびデプロイするには、システムに以下の環境のいずれかが必要です。

手順

  1. データ・グリッドを構成および開始します。
    1. REST データ・サービスとともに使用するためのデータ・グリッドの構成の詳細については、WebSphere Application Server での REST データ・サービスのデータ・グリッドの開始を参照してください。
    2. クライアントがデータ・グリッド内のエンティティーに接続およびアクセスできることを検査します。例えば、チュートリアル: WebSphere eXtreme Scale 入門を参照してください。
  2. eXtreme Scale REST サービス構成 JAR またはディレクトリーをビルドします。REST データ・サービスのインストールの REST サービスのパッケージ化およびデプロイに関する情報を参照してください。
  3. REST データ・サービス構成 JAR またはディレクトリーをアプリケーション・サーバー・クラスパスに追加します。
    1. WebSphere Application Server 管理コンソールを開きます。
    2. 「環境」 > 「共有ライブラリー」にナビゲートします。
    3. 新規」をクリックします。
    4. 以下の項目を該当するフィールドに追加します。
      • 名前: extremescale_rest _configuration
      • クラスパス: <REST サービス構成 JAR またはディレクトリー>
    5. OK」をクリックします。
    6. 変更をマスター構成に保存します。
  4. 以下のように、WebSphere eXtreme Scale クライアント・ランタイム JAR の wsogclient.jar および REST データ・サービス構成 JAR またはディレクトリーをアプリケーション・サーバー・クラスパスに追加します。WebSphere eXtreme ScaleWebSphere Application Server インストール済み環境と統合されている場合、このステップは必要ありません。

    1. WebSphere Application Server 管理コンソールを開きます。
    2. 「環境」 > 「共有ライブラリー」にナビゲートします。
    3. 新規」をクリックします。
    4. 以下の項目をフィールドに追加します。
      • 名前: extremescale_client_v71
      • クラスパス: wxs_home/lib/wsogclient.jar
      要確認: それぞれのパスを別個の行に追加します。
    5. OK」をクリックします。
    6. 変更をマスター構成に保存します。
  5. 管理コンソールを使用して、REST データ・サービスの EAR ファイル wxsrestservice.earWebSphere Application Server にインストールします。
    1. WebSphere Application Server 管理コンソールを開きます。
    2. 「アプリケーション」 > 「新規アプリケーション」をクリックします。
    3. ファイル・システム上の /lib/wxsrestservice.ear ファイルを参照して選択し、「次へ」をクリックします。
      • WebSphere Application Server バージョン 7.0 を使用している場合は、「次へ」をクリックします。
      • WebSphere Application Server バージョン 6.1 を使用している場合は、名前 /wxsrestservice でコンテキスト・ルート値を入力して、次のステップに進みます。
    4. 詳細インストール・オプションを選択して、「次へ」をクリックします。
    5. アプリケーション・セキュリティー警告画面で、「続行」をクリックします。
    6. デフォルト・インストール・オプションを選択して、「次へ」をクリックします。
    7. アプリケーションのマップ先サーバーを選択して、「次へ」をクリックします。
    8. JSP 再ロード・ページで、デフォルトを使用し、「次へ」をクリックします。
    9. 共有ライブラリー・ページで、wxsrestservice.war モジュールを、以下の定義済み共有ライブラリーにマップします。
      • extremescale_rest_configuration
      • extremescale_client_v71
      ヒント: この共有ライブラリーは、WebSphere eXtreme ScaleWebSphere Application Server と統合されていない場合にのみ必要です。
    10. マップ共有ライブラリー・リレーションシップ・ページで、デフォルトを使用し、「次へ」をクリックします。
    11. マップ仮想ホスト・ページで、デフォルトを使用し、「次へ」をクリックします。
    12. マップ・コンテキスト・ルート・ページで、コンテキスト・ルートを wxsrestservice に設定します。
    13. 要約画面で、「終了」をクリックして、インストールを完了します。
    14. 変更をマスター構成に保存します。
  6. wxsrestservice REST データ・サービス・アプリケーションを開始します。
    1. 管理コンソールで、アプリケーションに移動します。
      • WebSphere Application Server バージョン 7.0: 管理コンソールで、「アプリケーション」 > 「アプリケーション・タイプ」 > 「WebSphere アプリケーション」をクリックします。
      • WebSphere Application Server バージョン 6.1: 管理コンソールで、「アプリケーション」 > 「エンタープライズ・アプリケーション」をクリックします。
    2. wxsrestservice アプリケーションの隣にあるチェック・ボックスにチェック・マークを付け、「開始」をクリックします。
    3. アプリケーション・サーバー・プロファイルの SystemOut.log を確認します。 REST データ・サービスが正常に開始すると、サーバー・プロファイルの SystemOut.log ファイル内に、以下のメッセージが表示されます。

      CWOBJ4000I: WebSphere eXtreme Scale REST データ・サービスが開始されました。

  7. 以下のように、REST データ・サービスが動作していることを確認します。 ポート番号は、アプリケーション・サーバー・プロファイル・ログ・ディレクトリー内にある SystemOut.log ファイルで、 メッセージ ID の SRVE0250I で表示されている最初のポートを見ることで確認できます。 デフォルト・ポートは 9080 です。

    例: http://localhost:9080/wxsrestservice/restservice/NorthwindGrid/ 結果: AtomPub サービス文書が表示されます。

    例: http://localhost:9080/wxsrestservice/restservice/NorthwindGrid/$metadata。 Entity Model Data Extensions (EDMX) 文書が表示されます。

  8. データ・グリッド・プロセスを停止するには、それぞれのコマンド・ウィンドウで CTRL+C を使用します。