バックエンド・データベースとして DB2® を使用する JPALoader または JPAEntityLoader を使用する場合、eXtreme Scale 固有の情報を
DB2 に渡すことができます。この情報は、DB2 Performance Expert などの
パフォーマンス・モニター・ツールで表示でき、データベースにアクセスしている eXtreme Scale アプリケーションをモニターできます。
始める前に
トレースを設定するために使用できる各種方式の詳細については、トレースの収集を参照してください。
このタスクについて
バックエンド・データベースとして DB2 を使用するようにローダーが構成されているとき、以下の eXtreme Scale 情報をモニターのために DB2 に渡すことができます。
- ユーザー: eXtreme Scale で認証を受けるユーザーの名前を指定します。基本認証を使用しない場合は、認証からのプリンシパルを使用します。
- ワークステーション名: ホスト名、eXtreme Scale コンテナー・サーバーの IP を指定します。
- アプリケーション名: ObjectGrid の名前、パーシスタンス・ユニット名 (設定されている場合) を指定します。
- アカウント情報: スレッド ID、トランザクション・タイプ、トランザクション ID、および接続ストリングを指定します。
データベース・アクセスをモニターする方法については、
DB2 Performance Expert を参照してください。
手順
タスクの結果
トレース機能をオンにすると、DB2 Performance Expert などの
パフォーマンス・モニター・ツールにデータが表示されます。
例
次の例では、ユーザー
bob は
eXtreme Scale ユーザーとして
認証されています。アプリケーションは、
DB2Hibernate パーシスタンス・ユニットを使用して
mygrid データ・グリッドに
アクセスしています。コンテナー・サーバーの名前は
XS_Server1 です。
結果の情報は次のようになります。
- ユーザー=bob
- ワークステーション名=XS_Server1,192.168.1.101
- アプリケーション名=mygrid,DB2Hibernate
- アカウント情報=1, DEFAULT,FE7954BD-0126-4000-E000-2298094151DB,com.ibm.db2.jcc.t4.b@71787178
次の例の場合、ユーザー
bob は
WebSphere® Application Server トークンを使用して認証されています。
アプリケーションは、
DB2OpenJPA パーシスタンス・ユニット名を使用して
mygrid データ・グリッドに
アクセスしています。コンテナー・サーバーの名前は
XS_Server2 です。
結果の情報は次のようになります。