WebSphereTransactionCallback プラグインを
使用すると、WebSphere® Application Server 環境で実行している
エンタープライズ・アプリケーションは ObjectGrid トランザクションを管理できます。このプラグインは推奨されません。代わりに、WebSphere eXtreme
Scale リソース・アダプターを使用してください。
WebSphereTransactionCallback インターフェースは、Java Transaction API (JTA) トランザクション管理を可能にする WebSphere eXtreme
Scale リソース・アダプターで置き換えられました。
このリソース・アダプターは、WebSphere Application Server または他の Java Platform, Enterprise Edition (Java EE) アプリケーション・サーバーにインストールすることができます。
WebSphereTransactionCallback プラグインは登録済みの JTA API ではありません。したがって、このプラグインは、コミットが失敗したときに JTA トランザクションをロールバックするようには設計されていません。
コンテナー管理トランザクションを使用するよう構成されているメソッド内で ObjectGrid セッションを使用して いる場合、エンタープライズ・コンテナーが ObjectGrid トランザクションを 自動的に、開始、コミットまたはロールバックします。 Java Transaction API (JTA) UserTransaction オブジェクトを使用していると、ObjectGrid トランザクションは UserTransaction オブジェクトによって自動的に管理されます。
このプラグインの実装について詳しくは、外部トランザクション・マネージャーを参照してください。
プログラマチック構成または XML 構成によって ObjectGrid 構成への WebSphereTransactionCallback を使用可能にすることができます。 以下のコード・スニペットは、アプリケーションを使用して WebSphereTransactionCallback オブジェクトを作成し、それを ObjectGrid に追加します。
ObjectGridManager objectGridManager = ObjectGridManagerFactory.getObjectGridManager();
ObjectGrid myGrid = objectGridManager.createObjectGrid("myGrid", false);
WebSphereTransactionCallback wsTxCallback= new WebSphereTransactionCallback ();
myGrid.setTransactionCallback(wsTxCallback);
以下の XML 構成は、WebSphereTransactionCallback オブジェクトを作成して、ObjectGrid に追加するものです。 以下のテキストは、myGrid.xml ファイルに存在しなければなりません。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<objectGridConfig xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"
xsi:schemaLocation="http://ibm.com/ws/objectgrid/config ../objectGrid.xsd"
xmlns="http://ibm.com/ws/objectgrid/config">
<objectGrids>
<objectGrid name="myGrid">
<bean id="TransactionCallback" className=
"com.ibm.websphere.objectgrid.plugins.builtins.WebSphereTransactionCallback" />
</objectGrid>
</objectGrids>
</objectGridConfig>