チュートリアル用の環境を準備するには、WebSphere® Application Server セキュリティーを 構成する必要があります。 ユーザー・アカウント・レジストリーとして内部ファイル・ベースの統合リポジトリーを使用して、管理およびアプリケーション・セキュリティーを構成します。
このチュートリアルでは、セキュリティーを使用可能に設定したサンプル・アプリケーションを使用してデモンストレーションする 4 つの WebSphere Application Server アプリケーション・サーバーを作成します。 これらのアプリケーション・サーバーは、それぞれ 2 つのサーバーが入った、2 つのクラスターにグループ化されます。
デフォルトでは、カタログ・サーバーがデプロイメント・マネージャー・プロセスでデプロイされます。このチュートリアルは、デフォルトの振る舞いを使用します。デプロイメント・マネージャー内でカタログ・サーバーをホストすることは、実稼働環境ではお勧めしません。実稼働環境では、カタログ・サーバーの始動場所を定義するカタログ・サービス・ドメインを作成する必要があります。詳しくは、WebSphere Application Server でのカタログ・サービス・ドメインの作成を参照してください。
代替の構成: すべてのアプリケーション・サーバーを、単一のクラスター内で (例えば appCluster クラスター内で) ホストすることができます。 この構成では、クラスター内のすべてのサーバーがクライアントとコンテナー・サーバーの両方を兼ねます。 このチュートリアルでは、2 つのクラスターを使用して、クライアントをホストしているアプリケーション・サーバーとコンテナー・サーバーをホストしているアプリケーション・サーバーを区別しています。
objectGrid.xml ファイルと objectGridDeployment.xml ファイルは、アプリケーション・データを保管するデータ・グリッドとマップを作成します。
これらの構成ファイルには、objectGrid.xml と objectGridDeployment.xml という名前を付ける必要があります。 アプリケーション・サーバーが始動すると、eXtreme Scale は、EJB および Web モジュールの META-INF ディレクトリーで、これらのファイルを検出します。 これらのファイルが検出された場合、Java 仮想マシン (JVM) は構成ファイルの中に定義されたデータ・グリッドのコンテナー・サーバーとして機能するとみなされます。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<objectGridConfig xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"
xsi:schemaLocation="http://ibm.com/ws/objectgrid/config ../objectGrid.xsd"
xmlns="http://ibm.com/ws/objectgrid/config">
<objectGrids>
<objectGrid name="Grid" txTimeout="15">
<backingMap name="Map1" />
</objectGrid>
</objectGrids>
</objectGridConfig>
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<deploymentPolicy xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"
xsi:schemaLocation="http://ibm.com/ws/objectgrid/deploymentPolicy ../deploymentPolicy.xsd"
xmlns="http://ibm.com/ws/objectgrid/deploymentPolicy">
<objectgridDeployment objectgridName="Grid">
<mapSet name="mapSet" numberOfPartitions="5" minSyncReplicas="0" maxSyncReplicas="1" >
<map ref="Map1"/>
</mapSet>
</objectgridDeployment>
</deploymentPolicy>
このレッスンでは、チュートリアル用のトポロジーについて学習し、構成ファイルと サンプル・アプリケーションを環境に追加しました。