このタスクについて
アプリケーションが接続ファクトリーを参照し、接続ファクトリーがリモート・データ・グリッドへの接続を確立します。
各接続ファクトリーは単一の
eXtreme Scale クライアント接続をホストし、この接続がすべてのアプリケーション・コンポーネントに対して再利用されます。
重要: eXtreme Scale クライアント接続にはニア・キャッシュが含まれることがあるため、アプリケーションが接続を共有しないことが重要です。
アプリケーション間でオブジェクトを共有する問題を回避するためには、単一のアプリケーション・インスタンスに対して接続ファクトリーが存在する必要があります。
資格情報生成プログラムは、API を使用するか、クライアント・プロパティー・ファイルの中で設定できます。クライアント・プロパティー・ファイルの中で、securityEnabled プロパティーと credentialGenerator プロパティーが使用されます。以下のコード例は、印刷の都合上、複数行で表示されています。
securityEnabled=true
credentialGeneratorClass=com.ibm.websphere.objectgrid.security.plugins.builtins.
UserPasswordCredentialGenerator
credentialGeneratorProps=operator XXXXXX
クライアント・プロパティー・ファイルの中の資格情報生成プログラムと資格情報は、eXtreme Scale 接続操作と、デフォルトの J2C 資格情報に使用されます。
したがって、API で指定された資格情報は、J2C の接続時に、J2C 接続のために使用されます。ただし、J2C 接続時に資格情報が指定されなければ、クライアント・プロパティー・ファイルの中の資格情報生成プログラムが使用されます。
タスクの結果
カタログ・サービス・ドメインで構成したクライアント・セキュリティー・プロパティーが、デフォルト値として
使用されます。ユーザーが指定する値は、
client.properties ファイルに定義されているプロパティーをオーバーライドします。
次のタスク
eXtreme Scale データ・アクセス API を使用して、トランザクションに使用するクライアント・コンポーネントを開発します。