サイド・キャッシュ

WebSphere® eXtreme Scale をサイド・キャッシュとして使用する場合は、データ・グリッドと一緒にバックエンドが使用されます。

サイド・キャッシュ

アプリケーションのデータ・アクセス層のサイド・キャッシュとしてこの製品を構成できます。 このシナリオの場合、WebSphere eXtreme Scale は、通常であれば バックエンド・データベースから取得されるオブジェクトを一時的に保管するために使用されます。 アプリケーションは、データがデータ・グリッドに 含まれているかどうかチェックします。データがデータ・グリッドにあった場合、そのデータが呼び出し元に返されます。 データがない場合、データがバックエンド・データベースから取得されます。そして、次の要求がキャッシュ・コピーを 使用できるように、データがデータ・グリッドに挿入されます。次の 図は、OpenJPA や Hibernate などの任意のデータ・アクセス層で WebSphere eXtreme Scale をサイド・キャッシュとして 使用する方法を示しています。

Hibernate および OpenJPA 向け サイド・キャッシュ・プラグイン

図 1. サイド・キャッシュ
サイド・キャッシュ: アプリケーションが OpenJPA または Hibernate を含むデータ・アクセス層を使用している。
WebSphere eXtreme Scale に は、この製品を自動サイド・キャッシュとして使用できるようにする、OpenJPA 用と Hibernate 用のどちらのキャッシュ・プラグインも組み込まれています。WebSphere eXtreme Scale を キャッシュ・プロバイダーとして使用すると、データの読み取りおよび照会時のパフォーマンスが高まり、 データベースへの負荷が軽減されます。WebSphere eXtreme Scale ではキャッシュが自動的にすべてのプロセス間で複製される ので、組み込みキャッシュ実装をしのぐ利点 があります。あるクライアントが値をキャッシュに入れると、他のすべてのクライアントがキャッシュに入れられた値を使用できるようになります。