WebSphere® eXtreme
Scaleを実稼働環境で使用する前に、デプロイメントを最適化するための以下の問題を検討してください。
キャッシング・トポロジーに関する考慮事項
キャッシュ・トポロジーのタイプごとに利点と欠点があります。
実装するキャッシング・トポロジーは、環境とアプリケーションの要件によって異なります。各種キャッシング・トポロジーについて詳しくは、
トポロジーの計画を参照してください。
データ・キャパシティーに関する考慮事項
次のリストに、検討項目を示します。
- システムおよびプロセッサーの数: 環境内には物理マシンとプロセッサーがいくつ必要ですか?
- サーバーの数: いくつの eXtreme Scale サーバーが eXtreme Scale マップをホストしますか?
- 区画の数: マップ内に保管されるデータの量は、必要な区画の数を決定する 1 つの要因です。
- レプリカの数: ドメイン内の各プライマリーに対してレプリカがいくつ必要ですか?
- 同期または非同期レプリカ生成: データがきわめて重要であるため、同期レプリカ生成が必要ですか? それとも、パフォーマンスに高い優先度を置くため、非同期レプリカ生成が適切な選択ですか?
- ヒープ・サイズ: 各サーバーには、どれほどのデータが保管されますか?
上記の個々の考慮事項について詳しくは、環境キャパシティーの計画を参照してください。
インストールの注意点
WebSphere eXtreme
Scale は、スタンドアロン環境にインストールできます。あるいは、そのインストールを
WebSphere Application Server と統合できます。将来、サーバーをシームレスにアップグレードできるようにするには、そのように環境を計画する必要があります。最良のパフォーマンスのために、カタログ・サーバーは、コンテナー・サーバーと異なるマシンで実行してください。カタログ・サーバーとコンテナー・サーバーを同じマシン上で実行しなければならない場合は、カタログ・サーバーとコンテナー・サーバーで別個の
WebSphere eXtreme
Scale のインストールを使用してください。2 つのインストールを使用することにより、最初にカタログ・サーバーを実行しているインストールをアップグレードできます。
eXtreme Scale サーバーの更新を参照してください。