WebSphere® eXtreme Scale を Java Platform, Enterprise Edition 環境に統合する準備をするときは、バージョン、構成オプション、要件と制約、およびアプリケーションのデプロイメントと管理などを考慮します。
Java EE アプリケーションは、eXtreme Scale のリモート・アプリケーションに接続できます。 さらに、WebSphere Application Server 環境は、アプリケーションがアプリケーション・サーバーで開始するときに eXtreme Scale サーバーの始動をサポートします。
ObjectGrid インスタンスの作成に XML ファイルを使用する場合、かつ XML ファイルがエンタープライズ・アーカイブ (EAR) ファイルのモジュール内にある場合、getClass().getClassLoader().getResource("META-INF/objGrid.xml") メソッドを使用してファイルにアクセスし、ObjectGrid インスタンスの作成に使用する URL オブジェクトを取得してください。 メソッド呼び出しで使用している XML ファイルの名前に置き換えます。
アプリケーションの開始 Bean を使用して、アプリケーションが起動する際に ObjectGrid インスタンスをブートストラップし、アプリケーションが停止する際にそのインスタンスを破棄することができます。 開始 Bean は、com.ibm.websphere.startupservice.AppStartUpHome リモート・ロケーションと com.ibm.websphere.startupservice.AppStartUp リモート・インターフェースを持つ Stateless Session Bean です。 リモート・インターフェースには start メソッドと stop メソッドという 2 つのメソッドがあります。start メソッドを使用してインスタンスをブートストラップし、stop メソッドを使用してインスタンスを破棄します。 アプリケーションは ObjectGridManager.getObjectGrid メソッドを使用して、インスタンスへの参照を保持します。 詳しくは、ObjectGridManager インターフェースを使用した ObjectGrid との対話を参照してください。
別のクラス・ローダーを使用するアプリケーション・モジュールが Java EE アプリケーションの単一 ObjectGrid インスタンスを共有する場合、eXtreme Scale に保管されるオブジェクトと製品のプラグインがアプリケーションの共通ローダーにあることを確認してください。
サーブレットで ObjectGrid インスタンスのライフサイクルを管理するためには、init メソッドを使用してインスタンスを作成したり、destroy メソッドを使用してインスタンスを除去することができます。 インスタンスがキャッシュされた場合、サーブレット・コードで検索および操作を行います。 詳しくは、ObjectGridManager インターフェースを使用した ObjectGrid との対話を参照してください。