レプリカ生成は、BackingMap をマップ・セットに関連付けることで使用可能になります。
マップ・セットは、区画キーによってカテゴリー化されるマップの集まりです。 この区画キーは、個別マップのキーから、そのハッシュ・モジュロを取って区画数とすることで派生します。マップ・セット内の 1 つのマップ・グループが区画キー X を持つとすると、それらのマップはデータ・グリッド内の対応する区画 X に保管されます。別のグループが区画キー Y を持つとすると、それらのマップはすべて区画 Y に保管されます。以下同様です。また、マップ内のデータは、マップ・セットに定義されたポリシーに基づいて複製されます。これは、分散 eXtreme Scale トポロジーのみに使用されます (ローカル・インスタンスの場合は不要です)。
詳しくは 、区画化 を参照してください。
マップ・セットは、それらが持つ区画の数およびレプリカ生成ポリシーを割り当てられます。マップ・セット・レプリカ生成構成は、マップ・セットがプライマリー断片に加えて持つことになる同期および非同期のレプリカ断片の数を示すだけです。例えば、1 つの同期レプリカと 1 つの非同期レプリカが存在することになる場合、マップ・セットに割り当てられたすべての BackingMap は、それぞれ eXtreme Scale の使用可能なコンテナー・セット内に自動的に配布されるレプリカ断片を持ちます。また MapSet レプリカ生成構成により、クライアントは同期複製されたサーバーからデータを読み取れるようになります。これにより、読み取り要求の負荷を eXtreme Scale 内のその他のサーバーにも分散することができます。レプリカ生成は、BackingMap のプリロード時にプログラミング・モデルに影響するだけです。