WebSphere eXtreme Scale バージョン 8.5 へのマイグレーション

WebSphere eXtreme Scale インストーラーでは、前のインストール済み環境をアップグレードすることも変更することもできません。 新しいバージョンをインストールする前に前のバージョンをアンインストールする必要があります。 構成ファイルは後方互換性があるため、マイグレーションする必要はありません。 ただし、製品に付属のスクリプト・ファイルのいずれかを変更した場合には、更新したスクリプト・ファイルにその変更を再適用する必要があります。

始める前に

ご使用のシステムが、マイグレーションおよびインストールしようとしている製品バージョンの最小限の要件を満たしていることを確認してください。 詳細については、ハードウェアおよびソフトウェア要件を参照してください。

このタスクについて

変更済みの製品スクリプト・ファイルを /bin ディレクトリーにある新規の製品スクリプト・ファイルとマージして、変更の保守を行います。
ヒント: 製品にインストールされているスクリプト・ファイルを変更しなかった場合は、以下のマイグレーション・ステップを実行する必要はありません。 代わりに、以前のバージョンをアンインストールしてから同じディレクトリーに新規バージョンをインストールすることで、バージョン 8.5 にアップグレードできます。

手順

  1. eXtreme Scale を使用しているすべてのプロセスを停止します。
    • スタンドアロンの eXtreme Scale 環境で実行されているすべてのプロセスを停止します。詳しくは、スタンドアロン・サーバーの停止を参照してください。
    • WebSphere Application Server または WebSphere Application Server Network Deployment 環境で実行しているすべてのプロセスを停止するには、 コマンド行ユーティリティーを参照してください。
  2. 現行インストール・ディレクトリーから変更済みのすべてのスクリプトを一時ディレクトリーに保存します。
  3. 製品をアンインストールします。 詳しくは、[Version 8.5 and later] IBM Installation Manager の使用による 製品 のアンインストールを参照してください。
  4. eXtreme Scale バージョン 8.5 をインストールします。
    詳しくは、インストールを参照してください。
  5. 一時ディレクトリーにあるファイルから、/bin ディレクトリーにある新規の製品スクリプト・ファイルに必要な変更をマージします。
  6. すべての eXtreme Scale プロセスを開始して、製品の使用を開始します。 詳しくは、管理を参照してください。