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レッスン 4.1: WebSphere eXtreme Scale 許可を使用可能にする

WebSphere® eXtreme Scale で許可を使用可能にするには、特定の ObjectGrid のセキュリティーを使用可能にする必要があります。

ObjectGrid で許可を使用可能にするには、 XML ファイルで、その特定の ObjectGrid の securityEnabled 属性を true に設定する必要があります。 このチュートリアルでは、既に objectGrid.xml ファイルの中でセキュリティーが設定されている、samples_home/WASSecurity ディレクトリー内の XSDeployment_sec.ear ファイルを使用するか、既存の objectGrid.xml ファイルを編集してセキュリティーを使用可能に設定するかのどちらかを行うことができます。このレッスンでは、ファイルを編集してセキュリティーを使用可能にする方法を例示します。
  1. XSDeployment.ear ファイル内のファイルを抽出してから、XSDeploymentWeb.war ファイルを unzip します。
  2. objectGrid.xml ファイルを開いて、ObjectGrid レベルで securityEnabled 属性を true に設定します。次のサンプルでこの属性の例を参照してください。
    <?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
    
    <objectGridConfig xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"
     xsi:schemaLocation="http://ibm.com/ws/objectgrid/config ../objectGrid.xsd"
     xmlns="http://ibm.com/ws/objectgrid/config">
    
        <objectGrids>
            <objectGrid name="Grid" securityEnabled="true">
                <backingMap name="Map1" />
            </objectGrid>
        </objectGrids>
    
    </objectGridConfig>
    複数の ObjectGrid が定義されている場合は、各データ・グリッドでこの属性を設定する必要があります。
  3. XSDeploymentWeb.war ファイルと XSDeployment.ear ファイルを パッケージ化し直して、変更を組み込みます。オリジナル・パッケージを上書きしないように、当該ファイルに XSDeployment_sec.ear という名前を付けます。
  4. 既存の XSDeployment アプリケーションをアンインストールし、XSDeployment_sec.ear ファイルをインストールします。 アプリケーションのデプロイについて詳しくは、レッスン 2.4: サンプルのインストールと実行を参照してください。

レッスンのチェックポイント

ObjectGrid のセキュリティーを使用可能にすることで、データ・グリッドの許可も使用可能にしました。

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