カタログ・サーバーおよびカタログ・サービス・ドメインの構成

カタログ・サービスは、 一般的に定常状態でアイドルになるロジックをホストします。 その結果として、カタログ・サービスがスケーラビリティーに与える影響はごくわずかです。 サービスは、同時に使用可能になる多数の コンテナー・サーバーにサービスを提供するために作成されています。高可用性のために、カタログ・サービスをカタログ・サービス・ドメインに構成します。

始める前に

カタログ・サービス・ドメインが開始されると、データ・グリッドのメンバーは相互にバインドされます。カタログ・サービス・ドメイン構成を実行時に変更することはできないので、カタログ・サービス・ドメインのトポロジーは慎重に計画してください。エラー防止のため、データ・グリッドはできるだけ広範囲に分散させてください。

カタログ・サービス・ドメインで単一障害点を回避するためのベスト・プラクティスは、3 つの異なるノード上で少なくとも 3 つのカタログ・サーバーを始動することです。

ノードを 2 つしか使用していない場合、2 つのノード上にカタログ・サーバーを 2 つずつ、合計 4 つのカタログ・サーバー・プロセスを構成します。この構成を作成すると、ノードが 1 つしか開始されない場合でも、必要な 2 台のカタログ・サーバーが実行されるようになります。 少なくとも 2 台のカタログ・サーバーを同時に始動する必要があります。カタログ・サーバーは、始動すると、構成内の他のカタログ・サーバーを探し、少なくとももう 1 つのカタログ・サーバーが検出されるまで正常に始動しません。

このタスクについて

スタンドアロン・カタログ・サーバーおよびカタログ・サービス・ドメイン

startOgServer コマンドまたは組み込みサーバー API に渡すパラメーターおよびプロパティー・ファイルを使用して、スタンドアロン・カタログ・サーバーとカタログ・サービス・ドメインを構成します。

WebSphere Application Server カタログ・サーバーおよびカタログ・サービス・ドメイン

WebSphere Application Server 内で 稼働するカタログ・サーバーは、WebSphere Application Server 管理コンソール、管理用タスク、および サーバー・プロパティー・ファイルを使用して構成します。サーバーのライフサイクルは、WebSphere Application Server 内の プロセス・ライフサイクルによって制御されます。プロセスが WebSphere Application Server 内で 開始または停止すると、そのプロセスで実行されているカタログ・サーバーも開始または停止します。