DataGrid エージェントとエンティティー・ベースのマップ

マップは、キー・オブジェクトと値オブジェクトを保持します。キー・オブジェクトは生成済みタプルであり、値オブジェクトもそうです。通常エージェントにはアプリケーションによって指定されたキー・オブジェクトが与えられます。

キー・オブジェクトは生成済みタプルであり、値オブジェクトもそうです。通常エージェントにはアプリケーションによって指定されたキー・オブジェクトが与えられます。このキー・オブジェクトが、アプリケーション、またはアプリケーションがエンティティー・マップの場合はタプルによって使用されるキー・オブジェクトになります。エンティティーを使用する アプリケーションがタプルを直接操作することはあまりなく、エンティティーにマップされた Java オブジェクトを使用して作業するほうが一般的です。

したがって、Agent クラスは EntityAgentMixin インターフェースを実装できます。これにより、Agent クラスは強制的にもう 1 つのメソッドである getClassForEntity() を実装します。このメソッドは、サーバー・サイドのエージェントとともに使用されるエンティティー・クラスを返します。キーは、process メソッドおよび reduce メソッドを呼び出す前に、このエンティティーに変換されます。

これは、これらのメソッドにキーのみが与えられている非 EntityAgentMixin エージェントとは異なるセマンティックです。EntityAgentMixin を実装しているエージェントは、1 つのオブジェクトにキーと値を組み込んでいるエンティティー・オブジェクトを受け取ります。
注: エンティティーがサーバー上に存在しない場合、 キーは、管理対象エンティティーではなく、キーの未加工のタプル・フォーマットになります。