トランザクションの区画ごとの CPU 見積もり

eXtreme Scale の主要な機能は、その弾力的なスケーリングですが、拡大のための CPU のサイズ変更の考慮および理想的な CPU 数の調整も重要です。

プロセッサーのコストには、 以下が含まれます。

サーバーごとの Java 仮想マシン

サーバーは 2 台使用し、サーバーごとに最大の JVM 数を開始します。前の セクションで計算した区画数を使用します。その後、それら 2 台のコンピューターに 収まるだけの十分なデータと Java 仮想マシンを プリロードします。クライアントには別のサーバーを 使用してください。この 2 台のサーバーからなるデータ・グリッドに対し、現実的なトランザクション・シミュレーションを 実行します。

ベースラインを計算するには、プロセッサー使用が飽和状態になるように してください。プロセッサーを飽和状態にできない場合は、ネットワークが飽和している 可能性があります。ネットワークが飽和している場合は、ネットワーク・カードをさらに追加し、 複数のネットワーク・カードで Java 仮想マシンを ラウンドロビンさせてください。

プロセッサー使用量 60% でコンピューターを実行し、 作成、取得、更新、および削除トランザクションの速度を 測定します。この測定により、2 台のサーバーでのスループットがわかります。この数値は、 サーバー 4 台で倍になり、サーバー 8 台でさらにその倍になり、 以降も同様の割合で大きくなります。この拡張の前提は、ネットワーク容量とクライアントのキャパシティーも 同様に拡大可能であることです。

結果的に、eXtreme Scale 応答時間は、 サーバーの数が増しても安定しています。トランザクション・スループットは、 データ・グリッドにコンピューターが追加されるにつれて直線的に増加します。