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入門チュートリアル・レッスン 3: 入門用サンプル・クライアント・アプリケーションの実行

次の手順で最初のデータ・グリッドを開始し、データ・グリッドと対話するクライアントを実行します。この例では、カタログ・サーバー、コンテナー・サーバー、およびクライアントがすべて単一のサーバー上で実行されます。

env.sh|bat: このスクリプトは、他のスクリプトから呼び出されて、必要な環境変数を設定します。 通常は、このスクリプトを変更する必要はありません。
  • [Unix][Linux] ./env.sh
  • [Windows] env.bat
アプリケーションを実行するには、まずカタログ・サービス・プロセスを 開始する必要があります。カタログ・サービスはデータ・グリッドのコントロール・センターです。カタログ・サービスは、コンテナー・サーバーの場所を追跡し、ホスト・コンテナー・サーバーへのデータの配置を制御します。 カタログ・サービスが開始したら、データ・グリッドの アプリケーション・データを保管するコンテナー・サーバーを開始できます。データのコピーを複数保管する場合は、複数の コンテナー・サーバーを開始できます。すべてのサーバーが開始したら、クライアント・アプリケーションを 実行して、データ・グリッドのデータを挿入、更新、削除、および取得できます。
  1. 端末セッションまたはコマンド行ウィンドウを開きます。
  2. 次のコマンドを使用して、gettingstarted ディレクトリーに移動します。
    cd wxs_install_root/ObjectGrid/gettingstarted
  3. 次のスクリプトを実行して、ローカル・ホストでカタログ・サービス・プロセスを開始します。
    • [Unix][Linux] ./runcat.sh
    • [Windows] runcat.bat

    カタログ・サービス・プロセス は、現行の端末ウィンドウで実行されます。

    カタログ・サービスは startOgServer コマンドを使用して開始することもできます。 startOgServerwxs_install_root/ObjectGrid/bin ディレクトリーから実行します。
    • [Unix][Linux] ./startOgServer.sh cs0 -catalogServiceEndPoints cs0:localhost:6600:6601 -listenerPort 2809
    • [Windows] startOgServer.bat cs0 -catalogServiceEndPoints cs0:localhost:6600:6601 -listenerPort 2809
  4. 別の端末セッションまたはコマンド行ウィンドウを開き、次のコマンドを実行して、コンテナー・サーバー・インスタンスを開始します。
    • [Unix][Linux] ./runcontainer.sh server0
    • [Windows] runcontainer.bat server0

    コンテナー・サーバーは、現行の端末ウィンドウで実行されます。レプリカ生成をサポートするためにさらに多くのコンテナー・サーバー・インスタンスを開始する場合、別のサーバー名を使用してこのステップを繰り返すことができます。

    コンテナー・サーバーは startOgServer コマンドを使用して開始することもできます。 startOgServerwxs_install_root/ObjectGrid/bin ディレクトリーから実行します。
    • [Unix][Linux] ./startOgServer.sh c0 -catalogServiceEndPoints localhost:2809 -objectgridFile gettingstarted¥xml¥objectgrid.xml -deploymentPolicyFile gettingstarted/xml/deployment.xml
    • [Windows] startOgServer.bat c0 -catalogServiceEndPoints localhost:2809 -objectgridFile gettingstarted¥xml¥objectgrid.xml -deploymentPolicyFile gettingstarted¥xml¥deployment.xml
  5. クライアント・コマンドを実行するため、別の端末セッションまたはコマンド行ウィンドウを開きます。
    runclient.sh|bat スクリプトは、単純な作成、検索、更新、および削除 (CRUD) クライアントを実行し、指定された操作を開始します。 runclient.sh|bat スクリプトには次のパラメーターを 指定して実行します。
    • [Unix][Linux] ./runclient.sh command value1 value2
    • [Windows] runclient.bat command value1 value2
    command には、以下のいずれかのオプションを使用します。
    • value2 を、キー value1 とともにデータ・グリッドに挿入するには、i と指定します。
    • value1 のキーのオブジェクトを value2 に更新するには、u と指定します。
    • value1 のキーのオブジェクトを削除するには、d と指定します。
    • value1 のキーのオブジェクトを検索して表示するには、g を指定します。
    1. データ・グリッドにデータを追加します。
      重要: システムで 2 バイト文字セット (DBCS) を使用している場合、runClient スクリプトを使用してデータをデータ・グリッドに挿入するときに、テキストが文字化けまたは破損して表示されることがあります。 このテキストは、出力またはキャッシュの中で表示されることがあります。 この問題を回避するには、runClient スクリプトの中の Java 呼び出しを更新して -Xargencoding 引数が含まれるようにし、Unicode 文字セットとして DBCS を指定します。 例えば、コマンド ¥u runClient i key¥u2e81 Hello¥2e84World を使用します。
      • [Unix][Linux] ./runclient.sh i key1 helloWorld
      • [Windows] runclient.bat i key1 helloWorld
    2. 値を検索して表示:
      • [Unix][Linux] ./runclient.sh g key1
      • [Windows] runclient.bat g key1
    3. 値の更新:
      • [Unix][Linux] ./runclient.sh u key1 goodbyeWorld
      • [Windows] runclient.bat u key1 goodbyeWorld
    4. 値の削除:
      • [Unix][Linux] ./runclient.sh d key1
      • [Windows] runclient.bat d key1

レッスンのチェックポイント

このレッスンでは、以下を学習しました。
  • カタログ・サーバーおよびコンテナー・サーバーを開始する方法
  • サンプル・クライアント・アプリケーションを実行する方法
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