このタスクについて
WebSphere Application
Server Community Edition などの
WebSphere Application Server を実行していない他のアプリケーション・サーバーで HTTP セッション・マネージャーを使用できます。
データ・グリッドを使用するように他のアプリケーション・サーバーを構成するには、
アプリケーションを接合して、
WebSphere eXtreme
Scale Java アーカイブ (JAR) ファイルをアプリケーションに取り込む必要があります。
次のタスク
アプリケーションの装備時にセッション・マネージャーの構成属性の大多数を変更して、セッション・マネージャーを使用するようにすることができます。
これらの属性には、レプリカ生成タイプ (同期または非同期) のバリエーション、メモリー内セッション・テーブルのサイズなどがあります。
アプリケーションの装備時に変更できる属性を別にすれば、アプリケーションのデプロイメント後に変更できるその他の構成属性は、
WebSphere eXtreme
Scale サーバー・クラスター・トポロジーと、それらのクラスターのクライアント (セッション・マネージャー) がそれらのクラスターに接続する方法に関係する属性のみです。
リモート・シナリオの動作: アプリケーション・セッション・データを
ホスティングしている全データ・グリッドに Web コンテナー・クライアントから到達できない場合、クライアントは、
代わりにアプリケーション・サーバーの基本 Web コンテナーをセッション管理に使用します。
次のようなシナリオでは、データ・グリッドに到達できないことがあります。
- Web コンテナーとリモート・コンテナー・サーバー間のネットワークの問題
- リモート・コンテナー・サーバーのプロセスが停止した場合
sessionTableSize パラメーターによって
指定される、メモリー内に保持されるセッション参照の数は、セッションが基本 Web コンテナー内に
保管されている場合、そのまま維持されます。
セッション数が
sessionTableSize の値を超えると、最長未使用時間を基にセッションが
Web コンテナー・セッション・キャッシュで無効化されます。リモート・データ・グリッドが使用可能になると、Web コンテナー・キャッシュで
無効化されたセッションは、リモート・データ・グリッドからデータを取得し、データを
新規セッションにロードできます。リモート・データ・グリッド全体が使用不可なまま、セッションが
セッション・キャッシュで無効化されると、ユーザー・セッション・データは失われます。このような問題があるため、負荷の下で
システムを実行する場合、実動リモート・データ・グリッド全体をシャットダウンすることはしないでください。