REST データ・サービスの構成

WebSphere® eXtreme Scale REST データ・サービスは、WebSphere Application Server バージョン 7.0、WebSphere Application Server Community Edition、 および Apache Tomcat で使用できます。

このタスクについて

付属のサンプルには、区画化されたデータ・グリッドを実行するためのソース・コードおよびコンパイルされたバイナリーが含まれています。このサンプルでは、単純データ・グリッドを作成する方法と、エンティティーを使用してデータをモデル化する方法を示します。また、Java または C# を使用してエンティティーの追加および照会を可能にする 2 つのコマンド行クライアント・アプリケーションを提供します。

サンプル Java クライアントは、Java EntityManager API を使用して、データ・グリッド内のデータを永続化および照会します。このクライアントは、Eclipse またはコマンド行スクリプトを使用して実行できます。 なお、サンプル Java クライアントでは REST データ・サービスについては説明されませんが、 グリッド内のデータの更新は可能であるため、Web ブラウザーなどのクライアントでデータを読み取ることができます。

サンプル Microsoft WCF Data Services C# クライアントは、.NET Framework を使用した REST データ・サービスを介して、eXtreme Scale データ・グリッドと通信します。WCF Data Services クライアントは、データ・グリッドを更新および照会するために使用できます。

図 1. 開始用 (getting started) サンプル・トポロジー. REST データ・サービスを使用する HTTP クライアントと Java クライアントは同じ データ・グリッドにアクセスできます。
開始用 (getting started) サンプル・トポロジー: HTTP クライアントが、REST サービスと通信しています。
REST サービスは、NorthwindGrid データ・グリッドと通信しています。

手順

  1. eXtreme Scale データ・グリッドを構成および開始します。 REST データ・サービスの使用可能化を参照してください。
  2. Web ブラウザーで REST データ・サービスを構成および開始します。 REST データ・サービス用のアプリケーション・サーバーの構成を参照してください。
  3. クライアントを実行して、REST データ・サービスと対話します。 以下の 2 つのオプションを使用できます。
    1. サンプル Java クライアントを実行して、EntityManager API でグリッドにデータを追加し、Web ブラウザーおよび eXtreme Scale REST データ・サービスでグリッド内のデータを照会します。 REST データ・サービスでの Java クライアントの使用を参照してください。
    2. サンプル WCF Data Services C# クライアントを実行します。 REST データ・サービスでの Visual Studio 2008 WCF クライアントを参照してください。