モニター
付属モニター・コンソール、API、MBean、ログ、およびユーティリティーを使用して、アプリケーション環境のパフォーマンスをモニターできます。
統計の概説
WebSphere® eXtreme Scale
での統計は、内部統計ツリーに作成されます。 内部ツリーからは、
StatsAccessor
API、Performance Monitoring Infrastructure (PMI) モジュール、および MBean API が作成されます。
Web コンソールによるモニター
Web コンソールでは、現在と過去の統計をグラフにできます。このコンソールには、概要を表示するように事前構成されたグラフがいくつか用意されているほか、使用可能な統計からグラフを作成できるカスタム・レポート・ページもあります。
WebSphere eXtreme Scale
のモニター・コンソールのグラフ機能を使用して、環境内のデータ・グリッドの全体的なパフォーマンスを表示できます。
CSV ファイルによるモニター
モニター・データを CSV ファイルに書き込むことができます。 これらの CSV ファイルには、JVM、マップ、または ObjectGrid インスタンスに関する情報を含めることができます。
統計の使用可能化
WebSphere eXtreme Scale
は、内部統計モデルを使用して、データの追跡およびフィルター処理を行います。このモデルは、すべてのデータ・ビューで統計のスナップショットを収集するために使用される基礎となる構造です。 統計モジュールから情報を取得するには、いくつかの方法を使用できます。
xscmd ユーティリティーによるモニター
xscmd
ユーティリティーは、完全にサポートされたモニターおよび管理のツールとして、
xsadmin
サンプル・ユーティリティーに取って代わります。
xscmd
ユーティリティーを使用すれば、
WebSphere eXtreme Scale
トポロジーに関するテキスト情報を表示できます。
WebSphere Application Server PMI によるモニター
WebSphere eXtreme Scale
は、
WebSphere Application Server
または
WebSphere Extended Deployment
アプリケーション・サーバーで実行されているとき、Performance Monitoring Infrastructure (PMI) をサポートします。 PMI は、ランタイム・アプリケーションでパフォーマンス・データを収集し、パフォーマンス・データをモニターするための外部アプリケーションをサポートするインターフェースを提供します。 管理コンソールまたは wsadmin ツールを使用して、モニター・データにアクセスすることができます。
管理 Bean (MBean) を使用したモニター
ご使用の環境の統計をトラッキングするために Managed Bean (MBean) を使用できます。
ベンダー・ツールによるモニター
一般的によく使われるいくつかのエンタープライズ・モニタリング・ソリューションを使用して、
WebSphere eXtreme Scale
を モニターすることができます。 パブリックにアクセス可能な管理 Bean を使用して
WebSphere eXtreme Scale
をモニターする IBM® Tivoli® Monitoring および Hyperic HQ 用に、 プラグイン・エージェントが組み込まれています。CA Wily Introscope は Java メソッドのインスツルメンテーションを使用して、統計情報を 収集します。
DB2 内での eXtreme Scale 情報のモニター
バックエンド・データベースとして DB2® を使用する JPALoader または JPAEntityLoader を使用する場合、
eXtreme Scale
固有の情報を DB2 に渡すことができます。この情報は、DB2 Performance Expert などの パフォーマンス・モニター・ツールで表示でき、データベースにアクセスしている
eXtreme Scale
アプリケーションをモニターできます。