WebSphere® eXtreme
Scale 動的キャッシュ・プロバイダーは、パフォーマンスのチューニングのために以下の構成パラメーターをサポートします。
このタスクについて
- com.ibm.websphere.xs.dynacache.ignore_value_in_change_event: 動的キャッシュ・プロバイダーで変更イベント・リスナーを登録し、ChangeEvent インスタンスを生成すると、
値が ChangeEvent 内に入るようにするためのキャッシュ・エントリーのデシリアライズに関連したオーバーヘッドがあります。キャッシュ・インスタンスでこのオプション・パラメーターを true に設定すると、ChangeEvents の生成時にキャッシュ・エントリーのデシリアライゼーションがスキップされます。返される値は、削除操作の場合は NULL で、それ以外はシリアライズされた形式のオブジェクトを含むバイト配列になります。InvalidationEvent インスタンスには、同じようなパフォーマンスに不利な条件があり、これは com.ibm.ws.cache.CacheConfig.ignoreValueInInvalidationEvent を true に設定することで回避できます。
- com.ibm.websphere.xs.dynacache.enable_compression: デフォルトで、eXtreme Scale 動的キャッシュ・プロバイダーは、
メモリー内のキャッシュ・エントリーを圧縮して、キャッシュ密度を上げます。これは、サーブレット・キャッシュなどの
アプリケーションで大幅なメモリーの節約になります。キャッシュ・データのほとんどが圧縮可能でないことが分かっている場合には、この値を false に設定することを検討してください。