eXtreme Scale 接続ファクトリーの構成

[Version 8.5 and later] eXtreme Scale 接続ファクトリーは、Java EE アプリケーションがリモート WebSphere® eXtreme Scale データ・グリッドに接続できるようにします。 カスタム・プロパティーを使用してリソース・アダプターを構成してください。

始める前に

接続ファクトリーを作成する前に、リソース・アダプターをインストールする必要があります。

このタスクについて

リソース・アダプターをインストールした後、リモート・データ・グリッドへの eXtreme Scale クライアント接続を表す 1 つ以上のリソース・アダプター接続ファクトリーを作成することができます。 以下のステップを実行して、リソース・アダプター接続ファクトリーを構成し、アプリケーション内でこれを使用するようにします。

スタンドアロン・リソース・アダプターの場合はノード・スコープに、組み込みリソース・アダプターの場合はアプリケーション内に、eXtreme Scale 接続ファクトリーを作成することができます。 WebSphere Application Server 内に接続ファクトリーを作成する方法については、関連トピックを参照してください。

手順

  1. WebSphere Application Server 管理コンソールを使用して、eXtreme Scale クライアント接続を表す eXtreme Scale 接続ファクトリーを作成します。 「管理コンソールにおける Java EE コネクター接続ファクトリーの構成」を参照してください。「一般プロパティー」パネルで接続ファクトリーのプロパティーを指定した後、「適用」をクリックして、「カスタム・プロパティー」リンクをアクティブにする必要があります。
  2. 管理コンソールの「カスタム・プロパティー」をクリックします。 以下のカスタム・プロパティーを設定して、リモート・データ・グリッドへのクライアント接続を構成します。
    表 1. 接続ファクトリーを構成するためのカスタム・プロパティー.
    プロパティー名 タイプ 説明
    ConnectionName ストリング eXtreme Scale クライアント接続の名前。

    ConnectionName は、Managed Bean として公開されたとき、接続を識別するのに役立ちます。 このプロパティーはオプションです。ConnectionName は、指定されないと未定義になります。

    CatalogServiceEndpoints ストリング カタログ・サービス・ドメインのエンドポイントで、形式は次のとおりです。<host>:<port>[,<host><port>]。 詳しくは、カタログ・サービス・ドメイン設定を参照してください。

    このプロパティーは、カタログ・サービス・ドメインが設定されない場合に必須となります。

    CatalogServiceDomain ストリング WebSphere Application Server で定義されるカタログ・サービス・ドメイン名。 詳しくは、カタログ・サーバーおよびカタログ・サービス・ドメインの構成を参照してください。

    このプロパティーは、CatalogServiceEndpoints プロパティーが設定されない場合に必須となります。

    ObjectGridName ストリング (オプション) この接続ファクトリーの接続先であるデータ・グリッドの名前。 このプロパティーが指定されない場合は、アプリケーションが、接続ファクトリーから接続を取得するときに、名前を提供する必要があります。
    ObjectGridURL ストリング (オプション) クライアント・データ・グリッド・オーバーライド XML ファイルの URL。 このプロパティーは、同時に ObjectGridResource が指定された場合には無効となります。 詳しくは、クライアントの構成を参照してください。
    ObjectGridResource ストリング クライアント・データ・グリッド・オーバーライド XML ファイルのリソース・パス。 このプロパティーはオプションであり、同時に ObjectGridURL が指定された場合は無効となります。 詳しくは、クライアントの構成を参照してください。
    ClientPropertiesURL ストリング (オプション) クライアント・プロパティー・ファイルの URL。 このプロパティーは、同時に ClientPropertiesResource が指定された場合には無効となります。 詳しくは、クライアント・プロパティー・ファイルを参照してください。
    ClientPropertiesResource ストリング (オプション) クライアント・プロパティー・ファイルのリソース・パス。 このプロパティーは、同時に ClientPropertiesURL が指定された場合には無効となります。 詳しくは、クライアント・プロパティー・ファイルを参照してください。

    WebSphere Application Server では、接続プールを調整したりセキュリティーを管理したりする、その他の構成オプションを使用することもできます。 WebSphere Application Server インフォメーション・センターのトピックへのリンクについては、関連情報を参照してください。

次のタスク

アプリケーション内に eXtreme Scale 接続ファクトリー参照を作成します。 詳しくは、eXtreme Scale に接続するためのアプリケーションの構成を参照してください。