このチュートリアルでは、混合環境内の WebSphere® eXtreme
Scale セキュリティーを統合します。コンテナー・サーバーは WebSphere Application Server 内で稼働し、カタログ・サービスは
スタンドアロン・モードで稼働します。カタログ・サーバーはスタンドアロン・モードであるため、外部オーセンティケーターを
構成しなければなりません。
学習目標
このチュートリアルの学習目標は次のとおりです。
- WebSphere eXtreme
Scale を構成して、KeyStoreLoginAuthenticator プラグインを使用する。
- WebSphere eXtreme
Scale トランスポート・セキュリティーを構成して、WebSphere Application Server CSIv2 構成と WebSphere eXtreme
Scale プロパティー・ファイルを使用する。
- WebSphere Application Server の Java 認証・承認サービス (JAAS) 許可を使用する。
- xscmd ユーティリティーを使用して、チュートリアルで作成したデータ・グリッドやマップをモニターする。
所要時間
このチュートリアルは、開始してから終了するまで約 4 時間かかります。
スキル・レベル
中級
対象者
WebSphere eXtreme
Scale と WebSphere Application Server 間の
セキュリティー統合および外部オーセンティケーターの構成に関心がある開発者および管理者
システム要件
- WebSphere Application Server バージョン 6.1 または
次のフィックスが適用されたバージョン 7.0.0.11 以上: インテリム・フィックス PM20613 およびインテリム・フィックス PM15818。
- カタログ・サーバーは、WebSphere Application Server と統合されるインストール環境でなく、スタンドアロン・インストール環境で実行しなければなりません。
- 次のフィックスを適用して、Java ランタイムを更新してください。IZ79819: IBMJDK FAILS TO READ PRINCIPAL STATEMENT
WITH WHITESPACE FROM SECURITY FILE
- カタログ・サービスを実行するスタンドアロン・ノードは IBM Software Development Kit バージョン 1.6 J9 を
使用する必要があります。この Software Development Kit は WebSphere Application Server インストールに組み込まれています。
WebSphere Application Server 上の WebSphere eXtreme
Scale インストール済み環境内では
startOgServer コマンドを実行できないため、カタログ・サーバー・ノードはスタンドアロン・インストールに
しなければなりません。
このチュートリアルでは、4 つのアプリケーション・サーバー (
WebSphere Application Server) と
1 つのデプロイメント・マネージャーを使用してサンプル・デモを行います。
前提条件
このチュートリアルを開始するにあたって、次の項目についての基本的な知識があると便利です。
- WebSphere eXtreme
Scale プログラミング・モデル
- 基本的な WebSphere eXtreme
Scale セキュリティーの概念
- 基本的な WebSphere eXtreme
Scale セキュリティーの概念
WebSphere eXtreme
Scale と
WebSphere Application Server のセキュリティー統合の
バックグラウンド情報については、
WebSphere Application Server とのセキュリティー統合を参照してください。