ほとんどのキャッシュ製品では、マップ・ベースの API を使用して、データをキーと値のペアとして保管していました。特に ObjectMap API および WebSphere® Application Server の動的キャッシュでは、この方法を使用しています。ただし、マップ・ベースの API には、制限があります。 EntityManager API は、 関連したオブジェクトからなる複雑なグラフを宣言したり、そのようなグラフと対話するための 簡単な方法を提供することにより、データ・グリッドとの対話を単純化します。
WebSphere Application Server の動的キャッシュや ObjectMap API などのマップ・ベースの API を使用している場合、以下のような制限を考慮します。
EntityManager API は、既存のマップ・ベースのインフラストラクチャーを使用しますが、マップへの保管またはマップからの読み取りの前に、エンティティー・オブジェクトとタプル間の変換を行います。エンティティー・オブジェクトはキー・タプルおよび値タプルに変換され、キーと値のペアとして保管されます。タプルとは、画素属性の配列です。
この API の集合は、ほとんどのフレームワークで採用されている Plain Old Java Object (POJO) スタイルのプログラミングに従っています。