WebSphere eXtreme Scale を使用した SIP セッション管理

Session Initiation Protocol (SIP) セッション・レプリカ生成用のデータ・レプリカ生成サービス (DRS) の代わりに、WebSphere® eXtreme Scale を、 信頼できる SIP レプリカ生成メカニズムとして使用できます。

SIP セッション管理の構成

WebSphere eXtreme Scale を SIP レプリカ生成 メカニズムとして使用するには、com.ibm.sip.ha.replicator.type カスタム・プロパティーを設定します。 このカスタム・プロパティーを追加する各サーバーごとに、管理コンソールで、「アプリケーション・サーバー」 > my_application_server > 「SIP コンテナー」 > 「カスタム・プロパティー」を選択します。 「名前」には com.ibm.sip.ha.replicator.type と入力し、「値」には OBJECTGRID と入力します。

以下のプロパティーを使用して、SIP セッションの保管に使用する ObjectGrid の振る舞いをカスタマイズします。このカスタム・プロパティーを追加する各サーバーごとに、管理コンソールで、「アプリケーション・サーバー」 > my_application_server > 「SIP コンテナー」 > 「カスタム・プロパティー」をクリックします。 「名前」および「」を入力します。 各サーバーは、機能のプロパティーに設定されているものと同じプロパティーを所有する必要があります。
表 1. ObjectGrid を使用した SIP セッション管理のためのカスタム・プロパティー
プロパティー デフォルト

com.ibm.sip.ha.replicator.type

OBJECTGRID: SIP セッション・ストアとして ObjectGrid を使用

min.synchronous.replicas

同期レプリカの最小数

0

max.synchronous.replicas

同期レプリカの最大数

0

max.asynchronous.replicas

非同期レプリカの最大数

1

auto.replace.lost.shards

詳しくは、分散デプロイメントの構成を参照してください。

true

development.mode

  • true - プライマリーと同じノード上でレプリカをアクティブにできる
  • false - レプリカはプライマリーと異なるノード上になければならない

false