Java クライアント・アプリケーションは eXtreme Scale EntityManager API を使用して、データをグリッドに挿入します。
このタスクについて
前のセクションでは、
eXtreme Scale データ・グリッドを作成して、
eXtreme Scale REST データ・サービスを構成および開始する方法について説明しました。Java クライアント・アプリケーションは
eXtreme Scale EntityManager API を使用して、データをグリッドに挿入します。REST インターフェースの使用方法については説明されていません。
このクライアントの目的は、EntityManager API を使用して
eXtreme Scale データ・グリッドと対話して、グリッド内のデータを変更できるようにする方法を説明することです。
REST データ・サービスを使用してグリッド内のデータを表示するには、
Web ブラウザーを使用するか、
Visual Studio 2008 クライアント・アプリケーションを使用します。
手順
eXtreme Scale データ・グリッドにコンテンツを迅速に追加するには、以下のコマンドを実行します。
- コマンド行または端末ウィンドウを開いて、以下のように、JAVA_HOME 環境変数を設定します。
![[Linux]](./icons/nglinux.gif)
export JAVA_HOME=java_home
set JAVA_HOME=java_home
- cd restservice_home/gettingstarted
- グリッドに何らかのデータを挿入します。挿入したデータは、後から Web ブラウザーおよび REST データ・サービスを使用して取得します。
eXtreme Scale セキュリティーなしで データ・グリッドを始動した場合には、以下のコマンドを使用します。
![[Unix]](./icons/ngunix.gif)
./runclient.sh load default
runclient.bat load default
eXtreme Scale セキュリティーありで データ・グリッドを始動した場合には、以下のコマンドを使用します。
![[Unix]](./icons/ngunix.gif)
./runclient_secure.sh load default
runclient_secure.bat load default
Java クライアントの場合は、以下のコマンド構文を使用します。
![[Unix]](./icons/ngunix.gif)
runclient.sh command
runclient.bat command
以下のコマンドが使用可能です。
- load default
Customer、Category、および Product の各エンティティーの事前定義セットをデータ・グリッドにロードして、顧客ごとに Orders のランダム・セットを作成します。
- load category categoryId categoryName firstProductId num_products
製品 Category および固定数の Product エンティティーをデータ・グリッドに作成します。
firstProductId パラメーターには、最初の製品の ID 番号を指定し、指定数の製品が作成されるまで、それ以降の製品に次の ID を割り当てます。
- load customer companyCode contactNamecompanyName numOrders firstOrderIdshipCity maxItems discountPct
新規 Customer をデータ・グリッドにロードして、現在グリッドにロードされている任意のランダム製品の Order エンティティーの固定セットを作成します。
Order の数は、<numOrders> パラメーターを設定することで決定します。
各 Order には、ランダム数の OrderDetail エンティティーが含まれます (最大数は <maxItems>)。
- display customer companyCode
Customer エンティティー、および関連付けられた Order エンティティーと OrderDetail エンティティーを表示します。
- display category categoryId
製品 Category エンティティーおよび関連付けられた Product エンティティーを表示します。
タスクの結果
- runclient.bat load default
- runclient.bat load customer IBM "John Doe" "IBM Corporation"
5 5000 Rochester 5 0.05
- runclient.bat load category 5 "Household Items" 100
5
- runclient.bat display customer IBM
- runclient.bat display category 5
Eclipse でのサンプル・データ・グリッドおよび Java クライアントの実行およびビルド
REST データ・サービスの開始用 (getting started) サンプルは、Eclipse を使用して更新および拡張できます。
Eclipse 環境のセットアップ方法の詳細については、テキスト資料 restservice_home/gettingstarted/ECLIPSE_README.txt を参照してください。
WXSRestGettingStarted プロジェクトを Eclipse をインポートして正常にビルドすると、サンプルが自動的に再コンパイルされて、コンテナー・サーバーおよびクライアントを開始するために使用するスクリプト・ファイルでクラス・ファイルおよび XML ファイルが自動的に選択されます。Web サーバーが Eclipse ビルド・ディレクトリーを自動的に読み取るように構成されているため、変更が行われると、REST データ・サービスでもその変更が自動的に検出されます。
重要: ソースまたは構成ファイルを変更する際には、eXtreme Scale コンテナー・サーバーと REST データ・サービス・アプリケーションの両方を再始動する必要があります。eXtreme Scale コンテナー・サーバーは、REST データ・サービス Web アプリケーションの前に始動する必要があります。