WebSphere Application Server Community Edition への REST データ・サービスのデプロイ

WebSphere® Application Server Community Edition バージョン 2.1.1.3 以降で eXtreme Scale REST データ・サービスを構成できます。

始める前に

手順

  1. データ・グリッドを構成および開始します。
    1. REST データ・サービスとともに使用するための eXtreme Scale データ・グリッドの構成の詳細については、REST データ・サービスのスタンドアロン・データ・グリッドの開始を参照してください。
    2. eXtreme Scale クライアントがデータ・グリッド内のエンティティーに接続およびアクセスできることを検査します。例えば、チュートリアル: WebSphere eXtreme Scale 入門を参照してください。
  2. eXtreme Scale REST サービス構成 JAR またはディレクトリーをビルドします。詳細については、 REST データ・サービスのインストールのトピックのパッケージ化とデプロイメントの情報を参照してください。
  3. WebSphere Application Server Community Edition サーバーを始動します。
    1. Java SE セキュリティーを使用可能にせずにサーバーを始動するには、以下のコマンドを実行します。

      [Unix][Linux] wasce_root/bin/startup.sh

      [Windows] wasce_root/bin/startup.bat

    2. Java SE セキュリティーを使用可能にしてサーバーを始動するには、以下のステップに従います。 [Unix][Linux]
      1. コマンド行または端末ウィンドウを開いて、以下のコピー・コマンドを実行 (または、指定したポリシー・ファイルを既存ポリシーにコピー) します。 cp restservice_home/gettingstarted/wasce/geronimo.policy wasce_root/bin
      2. wasce_root/bin/setenv.sh ファイルを編集します。
      3. WASCE_JAVA_HOME=」が含まれている行の後に、以下を追加します。export JAVA_OPTS="-Djava.security.manager -Djava.security.policy=geronimo.policy"

      [Windows]
      1. コマンド行ウィンドウを開いて、以下のコピー・コマンドを実行、または、指定したポリシー・ファイルを既存ポリシーにコピーします。

        copy restservice_home¥gettingstarted¥wasce¥geronimo.policy¥bin

      2. wasce_root¥bin¥setenv.bat ファイルを編集します。
      3. 「set WASCE_JAVA_HOME=」が含まれている行の後に、以下を追加します。

        set JAVA_OPTS="-Djava.security.manager -Djava.security.policy=geronimo.policy"

  4. 以下のように、ObjectGrid クライアント・ランタイム JAR を WebSphere Application Server Community Edition リポジトリーに追加します。
    1. WebSphere Application Server Community Edition 管理コンソールを開いてログインします。デフォルト URL は http://localhost:8080/console で、 デフォルトのユーザー ID は system、パスワードは manager です。
    2. コンソール・ウィンドウの左側で、「サービス」フォルダー内の「リポジトリー」リンクをクリックします。
    3. リポジトリーへのアーカイブの追加」セクションで、入力テキスト・ボックスに以下を入力します。
      表 1. リポジトリーへのアーカイブの追加
      テキスト・ボックス
      ファイル wxs_home/lib/ogclient.jar
      グループ com.ibm.websphere.xs
      成果物 ogclient
      バージョン 7.1
      タイプ JAR
    4. 「インストール」ボタンをクリックします。

    クラスおよびライブラリーの依存関係を構成するさまざまな方法の詳細については、技術情報 Specifying external dependencies to applications running on WebSphere Application Server Community Edition を参照してください。

  5. REST データ・サービス・モジュール wxsrestservice.war ファイルを WebSphere Application Server Community Edition サーバーにデプロイして開始します。
    1. サンプル・デプロイメント・プラン XML ファイル restservice_home/gettingstarted/wasce/geronimo-web.xml をコピーして、REST データ・サービス構成 JAR またはディレクトリーへのパス依存関係を組み込むように編集します。wxsRestService.properties ファイルおよび他の構成ファイルならびにメタデータ・クラスを組み込むようにするクラスパス設定の例については、セクションを参照してください。
    2. WebSphere Application Server Community Edition 管理コンソールを開いてログインします。
      ヒント: デフォルト URL は http://localhost:8080/console です。 デフォルト・ユーザー ID は system で、パスワードは manager です。
    3. コンソール・ウィンドウの左側にある「新規デプロイ」リンクをクリックします。
    4. 新規アプリケーションのインストール」ページで、テキスト・ボックスに以下の値を入力します。
      表 2. 新規アプリケーションのインストール
      テキスト・ボックス
      アーカイブ restservice_home/lib/wxsrestservice.war
      プラン restservice_home/gettingstarted/wasce/geronimo-web.xml
      ヒント: ステップ 3 でコピーして編集した geronimo-web.xml ファイルへのパスを使用します。
    5. 「インストール」ボタンをクリックします。コンソール・ページに、アプリケーションが正常にインストールされて開始されたことが示されます。
    6. WebSphere Application Server Community Edition システム出力ログまたはコンソールを調べて、REST データ・サービスが 正常に開始されたことを確認します。次のメッセージが表示されている必要があります。

      CWOBJ4000I: WebSphere eXtreme Scale REST データ・サービスが開始されました。

  6. 以下のコマンドを実行して、WebSphere Application Server Community Edition サーバーを始動します。
    • [Unix][Linux] wasce_root/bin/startup.sh
    • [Windows] wasce_root/bin/startup.bat
  7. 以下のように、eXtreme Scale REST データ・サービスおよび提供サンプルを WebSphere Application Server Community Edition サーバーにインストールします。
    1. 以下のように、ObjectGrid クライアント・ランタイム JAR を WebSphere Application Server Community Edition リポジトリーに追加します。
      1. WebSphere Application Server Community Edition 管理コンソールを開いてログインします。デフォルト URL は http://localhost:8080/console です。 デフォルト・ユーザー ID は system で、パスワードは manager です。
      2. コンソール・ウィンドウの左側で、「サービス」フォルダー内の「リポジトリー」リンクをクリックします。
      3. リポジトリーへのアーカイブの追加」セクションで、入力テキスト・ボックスに以下を入力します。
        表 3. リポジトリーへのアーカイブの追加
        テキスト・ボックス
        ファイル wxs_home/lib/ogclient.jar
        グループ com.ibm.websphere.xs
        成果物 ogclient
        バージョン 7.1
        タイプ JAR
      4. 「インストール」ボタンをクリックします。
        ヒント: クラスおよびライブラリーの依存関係を構成するさまざまな方法の詳細については、技術情報 Specifying external dependencies to applications running on WebSphere Application Server Community Edition を参照してください。
    2. REST データ・サービス・モジュール wxsrestservice.warWebSphere Application Server Community Edition サーバーにデプロイします。
      1. 開始用 (getting started) サンプル・クラスパス・ディレクトリーへのパス依存関係を組み込むように、サンプルの restservice_home/gettingstarted/wasce/geronimo-web.xml デプロイメント XML ファイルを編集します。
        • 2 つの開始用 (getting started) クライアント GBean の「classesDirs」を変更します。
        GettingStarted_Client_SharedLib GBean の「classesDirs」パスを restservice_home/gettingstarted/restclient/bin に設定する必要があります。

        GettingStarted_Common_SharedLib GBean の「classesDirs」パスを restservice_home/gettingstarted/common/bin に設定する必要があります。

      2. WebSphere Application Server Community Edition 管理コンソールを開いてログインします。
      3. コンソール・ウィンドウの左側にある「新規デプロイ」リンクをクリックします。
      4. 新規アプリケーションのインストール」ページで、テキスト・ボックスに以下の値を入力します。
        表 4. 新規アプリケーションのインストール
        テキスト・ボックス
        アーカイブ restservice_home/lib/wxsrestservice.war
        プラン restservice_home/gettingstarted/wasce/geronimo-web.xml
      5. インストール」ボタンをクリックします。

        コンソール・ページに、アプリケーションが正常にインストールされて開始されたことが示されます。

      6. WebSphere Application Server Community Edition システム出力ログで以下のメッセージが存在することを確認して、REST データ・サービスが正常に開始されていることを検査します。

        CWOBJ4000I: WebSphere eXtreme Scale REST データ・サービスが開始されました。

  8. 以下のように、REST データ・サービスが動作していることを確認します。

    Web ブラウザーを開いて、URL http://<host>:<port>/<context root>/restservice/<Grid Name> にナビゲートします。

    WebSphere Application Server Community Edition のデフォルト・ポートは 8080 で、/var/config/config-substitutions.properties ファイルで「HTTPPort」プロパティーを使用して定義されます。

    例: http://localhost:8080/wxsrestservice/restservice/NorthwindGrid/

タスクの結果

AtomPub サービス文書が表示されます。