WebSphere eXtreme Scale カタログ・サービス、コンテナー・サーバー、および クライアントは、WebSphere Application Server プロセス内で実行されるとき、プロセスに 既に定義されているポートとサービスを使用します。
次のセクションでは、デプロイメント内でのポートの使用についての 詳細を説明します。
WebSphere eXtreme Scale カタログ・サービスは、WebSphere Application Server プロセス内で 稼働し、管理コンソールまたは管理用タスクを使用して構成されます。ポートはすべてプロセスから 継承しますが、クライアント・ポートは例外で、このポートは明示的に構成されます。カタログ・サービスが使用する ポートについて詳しくは、ネットワーク・ポートの計画を参照してください。カタログ・サービス・ドメインの 構成について詳しくは、高可用性カタログ・サービスを参照してください。
WebSphere eXtreme Scale コンテナー・サーバーは、Java EE モジュール内で ホスティングされます。コンテナー・サーバーは、アプリケーション・サーバー・プロセス用に定義されているポートを 使用します。コンテナー・サービスが使用する ポートについて詳しくは、ネットワーク・ポートの計画を参照してください。Enterprise JavaBeans™ (EJB) や Web モジュールなどの Java EE モジュール内で コンテナーを開始する方法について詳しくは、コンテナー・サーバーの自動始動のための WebSphere Application Server アプリケーションの構成を参照してください。
WebSphere eXtreme Scale クライアントは、Java EE Web モジュールまたは EJB モジュール内でホスティングされます。
クライアントは、ObjectGridManager.connect() API を 使用してカタログ・サービス・ドメインにプログラマチックに接続します。接続先が同一セル内で ホスティングされるカタログ・サービス・ドメインである場合、クライアント接続は、ObjectGridManager に対し 次の API 呼び出しを使用して、デフォルトのカタログ・サービス・ドメインを自動的に検出します。
connect(securityProps, overRideObjectGridXML)
デフォルトのカタログ・サービス・ドメインが リモート側 (セルの外部) でホスティングされている場合は、ObjectGridManager API の 次のメソッドを使用して、カタログ・サービス・エンドポイントを指定する必要があります。
connect(catalogServerEndpoints, securityProps, overRideObjectGridXml)
デフォルトのカタログ・サービス・ドメインが セル内に定義されている場合は、CatalogServerProperties API を使用して、カタログ・サーバーのアドレスを 取得できます。XSDomainManagement 管理用タスクを使用しても、構成済みカタログ・サービス・ドメイン・エンドポイントを 取得できます。