objectgrid.xml ファイル内で拡張ポイントとして使用する Plain Old Java Object (POJO) を宣言できます。 Bean の名前を指定し、クラス名を指定すると、eXtreme Scale は通常、指定されたクラスのインスタンスを作成し、そのインスタンスをプラグインとして使用します。WebSphere® eXtreme Scale は現在、このプラグイン・オブジェクトのインスタンスを取得するための Bean ファクトリーとして機能するように Spring に委任することができます。
void registerSpringBeanFactoryAdapter(String objectGridName, Object springBeanFactory)
上記のメソッドは、className が接頭部 {spring} で始まる拡張 Bean を eXtreme Scale が検出する場合に当てはまります。 このような拡張 Bean (ObjectTransformer、Loader、TransactionCallback など) は、名前の残り部分を Spring Bean 名として使用します。その後、Spring Bean ファクトリーを使用して Bean インスタンスを取得します。
eXtreme Scale デプロイメント環境は、デフォルトの Spring XML 構成ファイルから Spring Bean ファクトリーを作成することもできます。与えられた ObjectGrid の Bean ファクトリーが登録されていなかった場合、デプロイメントは、「/<ObjectGridName>_spring.xml」という XML ファイルを検索します。例えば、データ・グリッドの名前が GRID の場合、XML ファイルの名前は「/GRID_spring.xml」で、このファイルはルート・パッケージのクラスパスにあります。 ObjectGrid は、/<ObjectGridName>_spring.xml ファイルを使用して ApplicationContext を作成し、その Bean ファクトリーから Bean を作成します。
"{spring}MyLoaderBean"
上記のクラス名を使用すると、eXtreme Scale は Spring を使用して「MyLoaderBean」という名前の Bean を検索できます。Bean ファクトリーが登録されている場合は、任意の拡張ポイントに対して Spring が管理する POJO を指定できます。Spring 拡張は、ogspring.jar ファイルに入っています。Spring サポートのためには、この JAR ファイルがクラスパスになければなりません。WebSphere Extended Deployment で拡張された WebSphere
Application Server Network Deployment の中で J2EE アプリケーションを実行する場合、そのアプリケーションは spring.jar ファイルとその関連ファイルを EAR モジュールに入れる必要があります。
ogspring.jar も同じロケーションに置く必要があります。