非 root ユーザーが製品のプロファイルを作成できるように、非 root ユーザーに
ファイルおよびディレクトリーへのアクセス権を付与してください。非 root ユーザー
は、root ユーザー、別の非 root ユーザー、または同じ非 root ユーザーが作成したプロファイルを拡張することもできます。
WebSphere® Application Server 環境では、非 root (非管理者) ユーザーは、それぞれの環境において可能なプロファイルの作成、および使用が制限されています。プロファイル管理ツール・プラグインでは、非 root ユーザーに対して固有名とポート値は使用不可になっています。非 root ユーザーは、プロファイル名、ノード名、セル名、およびポートの割り当てについて、プロファイル管理ツールのデフォルト・フィールド値を変更する必要があります。
各フィールドで、非 root ユーザーに一定範囲の値を割り当てることを検討してください。
非 root ユーザーに対して、適切な値の範囲を守る責任と、独自の定義の整合性を維持する責任を割り当てることができます。
用語「
インストーラー」は、root ユーザーまたは非 root ユーザーのいずれかを指します。インストーラーとして、非 root ユーザーにプロファイルを作成し、独自の製品環境を確立する許可を与えることができます。
例えば、非 root ユーザーが所有するプロファイルを持ったアプリケーション・デプロイメントをテストする製品環境を作成する場合があります。非 root ユーザーにプロファイルの作成を許可するために完了する具体的なタスクには、次の項目があります。
- 非 root ユーザーが特定のプロファイルの場合に WebSphere Application Server を開始できるように、プロファイルを作成し、プロファイル・ディレクトリーの所有権を非 root ユーザーに割り当てます。
- 非 root ユーザーに適切なファイルおよびディレクトリーの書き込み許可を与えます。これにより、非 root ユーザーはプロファイルを作成できるようになります。
このタスクで、プロファイルの作成を許可されたユーザーのグループを作成したり、個々のユーザーがプロファイルを作成できるようにすることができます。
- 製品の保守パッケージをインストールします。これには、非ユーザーにより所有されている既存のプロファイルに必要なサービスが含まれます。
インストーラーであれば、保守パッケージが作成するすべての新規ファイルの所有者です。
非 root ユーザーのプロファイルの作成について詳しくは、非 root ユーザーのプロファイルの作成を参照してください。
インストーラーとして、非 root ユーザーがプロファイルを拡張する許可を与えることもできます。
例えば、非 root ユーザーはインストーラーによって作成されたプロファイルを拡張したり、作成するプロファイルを拡張したりすることができます。 WebSphere Application Server Network Deployment 非 root ユーザー拡張プロセスに従ってください。
ただし、インストーラーによって作成されたプロファイルを非 root ユーザーが拡張する際に、非 root ユーザーは拡張前に以下のファイルを作成する必要はありません。 以下のファイルは、プロファイル作成プロセス中に作成済みです。
root 以外のユーザーが作成したプロファイルを自ら拡張する場合は、eXtreme Scale プロファイル・テンプレート内に位置する文書の権限を変更する必要があります。
重要: WebSphere Application Server の外側、スタンドアロン環境で WebSphere eXtreme
Scale の非 root (非管理者) プロファイルを使用することもできます。 ObjectGrid ディレクトリーの所有者を非 root プロファイルに変更してください。 その後、その非 root プロファイルでログインして、通常の root (管理者) プロファイルの場合と同様に eXtreme Scale を操作できます。