このトピックでは、WebSphere® Application Server または WebSphere Application Server Network Deployment バージョン 6.1.0.25 以上で WebSphere eXtreme
Scale REST データ・サービスを構成する方法について説明します。
これらの説明は、WebSphere eXtreme
Scale が WebSphere Application Server デプロイメントに
統合されるデプロイメントにも適用されます。
始める前に
WebSphere eXtreme
Scale の REST データ・サービスを構成およびデプロイするには、システムに以下の環境のいずれかが必要です。
- スタンドアロン WebSphere eXtreme
Scale クライアントを備えた WebSphere Application Server:
- REST データ・サービスが付属した WebSphere eXtreme
Scale 試用版バージョン 7.1 をダウンロードして解凍するか、累積フィックス 2 を適用した WebSphere eXtreme
Scale バージョン 7.1.0.0 製品をスタンドアロン・ディレクトリーにインストールします。
- WebSphere Application Server バージョン 6.1.0.25 または 7.0.0.5 以上をインストールして実行します。
- WebSphere eXtreme
Scale と統合された WebSphere Application Server。
累積フィックス 2 以上を適用した WebSphere eXtreme
Scale バージョン 7.1.0.0 を WebSphere Application Server バージョン 6.1.0.25 または 7.0 以上の上にインストールします。
ヒント: WebSphere eXtreme
Scale REST データ・サービスには、WebSphere eXtreme
Scale クライアント・オプションのインストールのみが必要です。プロファイルを拡張する必要はありません。
WebSphere Application Server インフォメーション・センターで、Java 2 セキュリティーを使用可能にする方法について参照してください。
手順
- データ・グリッドを構成および開始します。
- REST データ・サービスとともに使用するためのデータ・グリッドの構成の詳細については、WebSphere Application Server での REST データ・サービスのデータ・グリッドの開始を参照してください。
- クライアントがデータ・グリッド内のエンティティーに接続およびアクセスできることを検査します。例えば、チュートリアル: WebSphere eXtreme Scale 入門を参照してください。
- eXtreme Scale REST サービス構成 JAR またはディレクトリーをビルドします。REST データ・サービスのインストールの REST サービスのパッケージ化およびデプロイに関する情報を参照してください。
- REST データ・サービス構成 JAR またはディレクトリーをアプリケーション・サーバー・クラスパスに追加します。
- WebSphere Application Server 管理コンソールを開きます。
- にナビゲートします。
- 「新規」をクリックします。
- 以下の項目を該当するフィールドに追加します。
- 名前: extremescale_rest _configuration
- クラスパス: <REST サービス構成 JAR またはディレクトリー>
- 「OK」をクリックします。
- 変更をマスター構成に保存します。
- 以下のように、WebSphere eXtreme
Scale クライアント・ランタイム JAR の wsogclient.jar および REST データ・サービス構成 JAR またはディレクトリーをアプリケーション・サーバー・クラスパスに追加します。WebSphere eXtreme
Scale が
WebSphere Application Server インストール済み環境と統合されている場合、このステップは必要ありません。
- WebSphere Application Server 管理コンソールを開きます。
- にナビゲートします。
- 「新規」をクリックします。
- 以下の項目をフィールドに追加します。
- 名前: extremescale_client_v71
- クラスパス: wxs_home/lib/wsogclient.jar
要確認: それぞれのパスを別個の行に追加します。
- 「OK」をクリックします。
- 変更をマスター構成に保存します。
- 管理コンソールを使用して、REST データ・サービスの EAR ファイル wxsrestservice.ear を WebSphere Application Server にインストールします。
- WebSphere Application Server 管理コンソールを開きます。
- をクリックします。
- ファイル・システム上の /lib/wxsrestservice.ear ファイルを参照して選択し、「次へ」をクリックします。
- WebSphere Application
Server バージョン 7.0 を使用している場合は、「次へ」をクリックします。
- WebSphere Application
Server バージョン 6.1 を使用している場合は、名前 /wxsrestservice でコンテキスト・ルート値を入力して、次のステップに進みます。
- 詳細インストール・オプションを選択して、「次へ」をクリックします。
- アプリケーション・セキュリティー警告画面で、「続行」をクリックします。
- デフォルト・インストール・オプションを選択して、「次へ」をクリックします。
- アプリケーションのマップ先サーバーを選択して、「次へ」をクリックします。
- JSP 再ロード・ページで、デフォルトを使用し、「次へ」をクリックします。
- 共有ライブラリー・ページで、wxsrestservice.war モジュールを、以下の定義済み共有ライブラリーにマップします。
- extremescale_rest_configuration
- extremescale_client_v71
ヒント: この共有ライブラリーは、WebSphere eXtreme
Scale が WebSphere Application Server と統合されていない場合にのみ必要です。
- マップ共有ライブラリー・リレーションシップ・ページで、デフォルトを使用し、「次へ」をクリックします。
- マップ仮想ホスト・ページで、デフォルトを使用し、「次へ」をクリックします。
- マップ・コンテキスト・ルート・ページで、コンテキスト・ルートを wxsrestservice に設定します。
- 要約画面で、「終了」をクリックして、インストールを完了します。
- 変更をマスター構成に保存します。
- wxsrestservice REST データ・サービス・アプリケーションを開始します。
- 管理コンソールで、アプリケーションに移動します。
- WebSphere Application Server バージョン 7.0:
管理コンソールで、をクリックします。
- WebSphere Application Server バージョン 6.1:
管理コンソールで、をクリックします。
- wxsrestservice アプリケーションの隣にあるチェック・ボックスにチェック・マークを付け、「開始」をクリックします。
- アプリケーション・サーバー・プロファイルの SystemOut.log を確認します。
REST データ・サービスが正常に開始すると、サーバー・プロファイルの SystemOut.log ファイル内に、以下のメッセージが表示されます。
CWOBJ4000I: WebSphere eXtreme Scale REST データ・サービスが開始されました。
- 以下のように、REST データ・サービスが動作していることを確認します。 ポート番号は、アプリケーション・サーバー・プロファイル・ログ・ディレクトリー内にある SystemOut.log ファイルで、
メッセージ ID の SRVE0250I で表示されている最初のポートを見ることで確認できます。
デフォルト・ポートは 9080 です。
例: http://localhost:9080/wxsrestservice/restservice/NorthwindGrid/
結果: AtomPub サービス文書が表示されます。
例: http://localhost:9080/wxsrestservice/restservice/NorthwindGrid/$metadata。
Entity Model Data Extensions (EDMX) 文書が表示されます。
- データ・グリッド・プロセスを停止するには、それぞれのコマンド・ウィンドウで CTRL+C を使用します。