ユーザー・インターフェースでのデータ・グリッドのモニター

WebSphere® DataPower® XC10 アプライアンス のグラフ機能を使用して、ご使用の環境における データ・グリッド の全体的なパフォーマンスを表示することができます。

始める前に

データ・グリッドを作成し、アプリケーションで データ・グリッドを使用するように構成したら、 統計が使用可能になるまで少し時間を置きます。 例えば、動的キャッシュ データ・グリッド (data grid)を使用する場合、 動的キャッシュを実行する WebSphere Application Server がアプライアンス上の動的キャッシュ データ・グリッド (data grid) に接続するまで、統計は使用できません。集合を使用している場合は、 統計が使用可能になる前に、集合の初期設定が完了していなければなりません。一般的には、統計における変化を見るために、主要な構成変更の後で 1 分ほど待ちます。

このタスクについて

グラフの性質
日、週、および月の一連のデータは、長期間保持されます。しかし、 「最終時刻」の一連のデータは、メモリー内にのみ保管されます。最終時刻データは、 次の場所に保管されます。
  • データ・グリッドのメモリー内
  • コンソール・キャッシュのメモリー内

これらのメモリー内のどちらかの場所でのみ統計データの部分が逸失した場合、 そのデータはまだ使用可能です。しかし、両方の場所でデータが逸失した場合は、 グラフの中にデータは表示されません。

メモリー内のデータ損失の条件:
  • データ・グリッドが移動された場合、統計が集計されていないときに期間が発生します。
  • アプライアンスが再始動したとき、データ・グリッドとコンソール・キャッシュの両方のメモリー・データが消去されます。
  • コンソール・キャッシュのメモリーがいっぱいになると、 最長未使用時間データはコンソール・キャッシュから除去されます。コンソール・キャッシュは、2048 の統計項目を保持します。
  • コンソールが 30 分間非アクティブの場合、コンソール・プロセスが再始動し、メモリーは消去されます。

統計の収集では、 最終時刻の一連のデータの再集計を続行します。

ヒント: グラフ内の任意のデータ・ポイントに関するより具体的な情報を表示するには、 そのデータ・ポイントの上にマウス・ポインターを移動させてください。

手順