IBM WebSphere DataPower XC10 アプライアンス インストールの前提条件

IBM® WebSphere® DataPower® XC10 アプライアンスをインストールおよび構成するには、特定のハードウェア、ソフトウェア、 ラック、およびツールの要件を満たす必要があります。 この前提条件一式を使用して、IBM WebSphere DataPower XC10 アプライアンス のインストール、構成、 および使用の計画を立てます。

必要なスキル

アプライアンスをセットアップおよび管理するには、ネットワーク管理のスキルが必要です。

必要な情報

DataPower XC10 アプライアンス の基本構成を定義するためには、 以下のデータを収集する必要があります。

ラック要件

DataPower XC10 アプライアンスをインストールするには、以下の基準を満たす、最小で 25 インチ (63.5 cm) の 奥行きがある標準の 19 インチ (48.26 cm) ラックが必要です。
  • 背面に取り付け用のカラムがある
  • 正面取り付けと背面取り付けの両方がサポートされている
  • 背面に取り付け用のカラムがある
  • 正面取り付けと背面取り付けの両方がサポートされている
ラックの内部と周囲に以下の必要なスペースが確保されている状態にしてください。
  • ラックの背後に 30 インチ (76.20 cm) 以上の空き領域がある
  • アプライアンスの上下が 2 インチ (5.1 cm) 以上空いている
  • イーサネット・ケーブルおよびシリアル・コンソール・ケーブル用に正面に十分な空きスペースがある

アプライアンスを取り付ける環境内の気温は、104°F (40°C) を超えてはいけません。

ツールおよびサプライ

DataPower XC10 アプライアンス をインストールするために、以下のサプライを揃えておいてください。
  • 中型のプラス・ドライバー
  • 2 本の標準ラックねじ (アプライアンスに同梱)
  • 1 本から 4 本のネットワーク・ケーブル
  • シリアル・ケーブルまたは PL-2303 USB シリアル・ケーブル
    重要: PL-2303 USB シリアル・ケーブルを使用する場合は、先に進む前に、ケーブル用のドライバーをダウンロードしてインストールする必要があります。
    注: アプライアンスのインストール後も、ケーブルを 廃棄しないでください。今後、問題判別や保守に必要となる場合があります。
  • オス DB9 コネクター付きシリアル・コンソール。 このコンソールには、VT100 スタイルのコンソールなどの専用ハードウェア・デバイス、 またはハイパーターミナルや Minicom などのエミュレーターが稼働する PC が考えられます。

ユーザー・インターフェースの要件

Web ユーザー・インターフェースを使用するには、以下のブラウザーのいずれかが使用できます。
  • Mozilla Firefox、バージョン 3.5.x 以降
  • Microsoft Internet Explorer バージョン 7 以降