xsLogAnalyzer ツールおよびこのツールで生成されるレポートに
関する問題を診断し、修正する場合、次のトラブルシューティング情報を使用してください。
手順
- 問題: xsLogAnalyzer ツールを使用してレポートを生成中、メモリー不足状態が発生する。
発生する可能性があるエラーの例は、次のとおりです: java.lang.OutOfMemoryError:
GC overhead limit exceeded。
解決策: xsLogAnalyzer ツールは Java 仮想マシン (JVM) 内で実行されます。
xsLogAnalyzer ツールの実行時に、ある設定を
指定することで、ヒープ・サイズを大きくするよう JVM を構成してから、ツールを
実行することができます。ヒープ・サイズを大きくすることで、より多くの
イベント・レコードを JVM メモリー内に保管できるようになります。
オペレーティング・システムに十分なメイン・メモリーがあれば、最初は 2048M を設定して
はじめてください。
xsLogAnalyzer ツールを実行するのと同じコマンド行インスタンスで、
次のように最大 JVM ヒープ・サイズを設定します。
java -XmxHEAP_SIZEm
HEAP_SIZE 値は、任意の
整数にでき、JVM ヒープに割り振られるメガバイト数を表します。
例えば、java -Xmx2048m を実行できます。 メモリー不足メッセージが続く場合、または 2048m 以上のメモリーを割り振るための
リソースがない場合は、ヒープ内に保持するイベントの数を制限してください。-maxRecords パラメーターを
xsLogAnalyzer コマンドに渡すと、ヒープ内のイベントの数を制限できます。
- 問題: xsLogAnalyzer ツールで生成されたレポートを開くと、ブラウザーが
ハングするか、ページが読み込まれない。
原因: 生成された HTML ファイルが大きすぎるため、ブラウザーが読み込むことができません。
これらのファイルが大きい理由は、分析対象のログ・ファイルの範囲が広すぎるためです。
解決策: xsLogAnalyzer ツールを実行するときに -startTime、-endTime、
および -maxRecords パラメーターを使用して、スキャンするログ・エントリーの数を
制限することを検討してください。レポートを実行するときにこれらのパラメーターを使用すると、レポートが見やすくなるうえ、レポートをより効率的に実行できます。同一セットのログ・ファイルを対象に複数のレポートを実行できます。