ゾーンの作成および変更

ゾーンを使用して、アプライアンスの物理的な場所を指定できます。この物理的な場所は同じデータ・センター内の電源グリッドの 2 つの異なる エリアの場合や、おそらくは国内の別々の場所である、まったく異なるデータ・センターにあるアプライアンスの場合が考えられます。

始める前に

ゾーンを作成および構成する前に、ご使用のアプライアンスを集合にインストールし、構成、および アセンブルする必要があります。その後、集合内のアプライアンスを特定のゾーンに存在するように選択します。ゾーンの作成後に 追加のアプライアンスを集合に追加する場合は、アプライアンスの追加の際にゾーンを指定できます。

このタスクについて

アプライアンスのロケーションの物理的な境界を定めるためにゾーンを指定することにより、データ・グリッド内に保管されているデータを適切なロケーションに配置できます。 DataPower® XC10 アプライアンス は、ゾーンを使用して キャッシュのためにプライマリーおよびレプリカの情報をどこに配置するかを決定します。例えば、 プライマリー データ・グリッド がゾーン 1 にある場合、 その データ・グリッド のレプリカはゾーン 2 に配置されます。 1 つのゾーンしかない場合には、レプリカは作成されません。

初めてアプライアンスが初期化されるときに 、DefaultZone と呼ばれるデフォルト・ゾーンに追加されます。作成したゾーンにアプライアンスを 追加するときに、アプライアンスは DefaultZone ゾーンから除去されます。 アプライアンスが DefaultZone ゾーンから除去された後は、そのアプライアンスを 再び DefaultZone ゾーンに戻すことはできません。

手順

  1. ユーザー・インターフェースで、「集合」 > 「ゾーン」をクリックします。
  2. ゾーンを追加します。 「ゾーンの追加」をクリックします。 追加するゾーンの名前を指定します。ゾーン名がコンソール・ページに表示されます。複数のゾーンを作成する場合は、 これらの手順を繰り返します。
  3. ゾーンにアプライアンスを追加します。 ゾーン名を展開して、ゾーンに追加するアプライアンスを選択します。集合内のすべてのアプライアンスがゾーンに追加されるまで、これらの 手順を繰り返します。すべてのアプライアンスをゾーンに配置する必要があります。 単一のゾーンには、異なる集合のアプライアンスを含めることはできません。
  4. ゾーンの変更を適用します。 ゾーンの変更内容は、「ゾーンの変更をアクティブにする」をクリックするまで有効になりません。 ゾーンの情報を変更する場合は、削除アイコン (削除アイコン) をクリックしてゾーンを除去するか、「ゾーンの変更をリセットする」をクリックして ゾーンをアクティブにした最後の構成にリセットします。

タスクの結果

DataPower XC10 アプライアンス は、定義した物理ロケーション、即ちゾーンに基づいて、プライマリーおよびレプリカのデータ・キャッシュを作成できます。ユーザー・インターフェースで、「集合」 > 「ゾーン」をクリックすれば、いつでもゾーンのトポロジーの表示が変更を行うことができます。

次のタスク

ご使用のアプリケーションおよびデータ・グリッドを作成し、構成します。