アプライアンスの使用を開始する前に、アプライアンスのラックへのインストール、
アクセスのためのアプライアンスの構成、ユーザー・インターフェースの開始、およびアプライアンスの
操作状態の確認を行う必要があります。
手順
- アプライアンスを物理的にラックに取り付けます。
- アプライアンスを箱から丁寧に取り出します。付属の電源コードおよびシリアル・ケーブルをすべて確認します。インストール後も
シリアル・ケーブルを廃棄しないでください。後で問題の識別や保守のために必要になる可能性があります。
- アプライアンスを取り付けるラックの位置を決め、アプライアンス保守のため、
アプライアンスの上側および下側に、空気の流れを確保する十分なスペースがあることを確認します。
- マウント・レールを取り付けます。
- アプライアンスをスライドさせて配置し、前部の角ブラケットを
取り付けます。
- ネットワーク・ケーブルを使用して、アプライアンス正面の MGMT ポートをネットワークに接続します。
イーサネット・ケーブルは付属していません。
- アプライアンス背面で、付属の電源コードを使用し、
電源機構 1 および電源機構 2 を電源コンセントに接続します。
- シリアル・コンソールを、デバイス正面の CONSOLE コネクターに接続します。
接続構成は、9600 ボー、8N1 (キャラクター長 8 ビット、パリティーなし、1 ストップ・ビット)、およびフロー制御なしです。 この接続には、付属のシリアル・ケーブルを使用してください。 シリアル・コンソールにシリアル・ポートがなく、USB ポートのみがある場合は、
USB シリアル・アダプターを使用してください。シリアル・コンソールに推奨される端末エミュレーションは、VT100 です。
- アプライアンスの背面で、電源スイッチをオンの位置に切り替えます。緑色の電源 LED ライトが点灯し、シリアル・コンソールが表示されます。
- シリアル・コンソールでのアクセス用にアプライアンスを構成します。 詳しくは、IBM WebSphere DataPower XC10 アプライアンス の初期設定および構成を参照してください。
- ユーザー・インターフェースを開始します。
以下のいずれかのブラウザーを使用して、ユーザー・インターフェースにアクセスします。
- Mozilla Firefox、バージョン 3.5.x 以降
- Mozilla Firefox、バージョン 3.6.x 以降
- Microsoft Internet
Explorer バージョン 7 または 8
ネットワークに接続されたワークステーションで、Web ブラウザーを開いて以下のプロシージャーを実行します。
- アドレス・バーに、デバイスの初期設定時に定義した URL およびポート情報を入力します。
定義した IP アドレスか、例えば https://myXC10.ibm.com のように、その IP アドレスに対応する ホスト名が使用できます。
セキュア HTTP プロトコル (HTTPS) を使用してください。
- 「ユーザー」フィールドに xcadmin を入力します。
- 「パスワード」フィールドに対応するパスワードを入力します。このパスワードの初期設定は xcadmin です。
- 「ログイン」をクリックします。
(ログアウトするには、「ログアウト」をクリックします。)
- アプライアンスの動作状態を確認します。
以下の動作状態であることを確認してください。
- アプライアンス正面の緑色の電源 LED が点灯している。
- アプライアンス正面の黄色のエラー・アラーム LED が点灯していない。
- アプライアンス正面の緑色のキャッシング LED が点灯している。
- アプライアンス正面の琥珀色のキャッシング・エラー LED が点灯していない。
これらの各ライトのアプライアンス上の場所を示した図については、アプライアンス・ハードウェアの仕様を参照してください。
アプライアンスが上記の状態ではない場合は、
WebSphere DataPower XC10 アプライアンス のトラブルシューティングおよびサポートを参照してください。
- ご使用のアプライアンス・ファームウェアを最新のバージョンに更新してください。 詳しくは、ファームウェアの更新を参照してください。