ユーザーの管理

ユーザーの作成後に追加の権限が必要になった場合、ユーザー設定を手動で変更する必要があります。 また、この手順は、情報が変わった場合に、ユーザーを変更するためにも使用できます。

始める前に

以下の手順を実行するには、アプライアンス管理権限が割り当てられている必要があります。

このタスクについて

ユーザーを作成した時点では、デフォルト権限のみが割り当てられています。 ユーザー・アカウントに追加の権限が必要である場合は、最初のユーザー作成後に、これらの権限を手動で 追加する必要があります。 ユーザー・アカウントが自己登録機能を使用して作成された場合は、ユーザー情報のサブセットのみが使用可能になります。 残りの情報は、アプライアンス管理権限が割り当てられているユーザーが追加する必要があります。 WebSphere® DataPower® XC10 アプライアンス ユーザー・インターフェースを使用してユーザーを変更するには、以下の手順に従ってください。

手順

  1. ユーザー」パネルにナビゲートします。
    • WebSphere DataPower XC10 アプライアンス ユーザー・インターフェース上部の メニュー・バーで、「集合」 > 「ユーザー」に ナビゲートします。
    • 「ホーム」パネルで、「ステップ 1: アプライアンスのセットアップ」セクションにある「ユーザーの作成」リンクをクリックします。
  2. 変更するユーザーの「ユーザー名」をクリックします。 ユーザーの作成後は、表示名およびユーザー名を変更できません。
  3. ユーザーのパスワードおよび E メール・アドレスを編集することができます。 パスワードを変更するには、フィールドの [編集] をクリックします。 新規パスワードを入力し、パスワードを変更します。
  4. ユーザー・アクティビティーを表示します。 以下のユーザーの活動状況をユーザー・アカウント画面に表示できます。
    • 現在の状況: このフィールドには、ユーザーの状況が示されます。以下のリストには、起こり得るユーザー状況が含まれています。
      • アクティブ・ユーザー・アイコン: 最近 5 分間はアクティブ
      • 非アクティブ・ユーザー・アイコン: 5 分を超えて非アクティブ
      • 非アクティブ・ユーザー・アイコン: ユーザーがまだログインしていません
    • ユーザー・グループ: このフィールドには、ユーザーがメンバーになっているすべてのユーザー・グループがリストされます。

      グループ名を入力し、ユーザーをグループに追加します。ユーザー・グループ名を入力すると、入力内容に一致するユーザー・グループのリストが表示されます。 ユーザーをグループに追加するには、ユーザー・グループ名をクリックしてください。 ユーザー・グループ名を入力するだけでは、ユーザーはグループに追加されません。 ユーザーをユーザー・グループに追加すると、ユーザー・グループの権限がユーザーに割り当てられます。 ユーザーに割り当てられていた以前の権限レベルは保持されません。 ユーザーをユーザー・グループから除去する場合は、ユーザーを除去するグループの隣にある [除去] リンクをクリックします。 ユーザーは、(Everyone グループ以外の) すべてのグループから除去されると、最後に除去されたグループに割り当てられていた権限を保持します。

  5. このユーザーの権限を変更します。 ユーザーに割り当てられるアクセス・レベルを制御するために、権限を選択またはクリアできます。 ユーザーがグループ (Everyone グループは含めません) のメンバーの場合は、ユーザー権限は変更できません。 ユーザーがグループのメンバーの場合、そのグループで定義された権限をユーザーは持ちます。 ユーザーが複数グループのメンバーの場合、それらのグループで定義された権限の合計をユーザーは持ちます。 グループに定義されている権限を変更すると、その変更は、そのグループのすべてのメンバーに伝搬します。 ユーザーごとに選択可能な権限は、以下のとおりです。
    • アプライアンス管理
    • アプライアンス・モニター
    • データ・グリッドの作成
    これらの権限設定について詳しくは、『ユーザー・アクセス権』を参照してください。

タスクの結果

ユーザー・アカウントは正常に変更されています。

次のタスク

ユーザーの変更後、このユーザーをユーザー・グループに追加できます。 ユーザー・グループの作成方法、およびユーザーをユーザー・グループに追加する方法に ついては、『ユーザー・グループの作成』および『ユーザー・グループの管理』を参照してください。 Lightweight Directory Access Protocol (LDAP) サーバーを認証用に使用して、 セキュリティーのレイヤーをアプライアンスに追加できます。 LDAP サーバーによるアプライアンスの保護について詳しくは、『IBM WebSphere DataPower XC10 アプライアンスのユーザー・インターフェース・セキュリティーの構成』を参照してください。