z/OS カスタマイズ変数: 管理対象 (カスタム) ノード
プロファイル管理ツールの変数の値を指定して、管理対象 (カスタム) ノードの構成に使用できるカスタマイズ・データと命令を作成します。
このカスタマイズ・タスク中に、 (一時的) セル構成、ノード構成、および (一時的) ロケーション・サービス・デーモンを作成します。
カスタマイズ定義名
- カスタマイズ定義を識別する名前
この名前は、作成されるカスタマイズ・データと命令を識別するため、ワークステーションで使用されます。選択した名前は WebSphere Application Server for z/OS の構成には影響しません。
- 使用されるデフォルト値を含む、応答ファイルの
絶対パス名
この値が指定された場合、入力フィールドは、応答ファイル内の値でプリロードされます。
ヒント: 応答ファイルはカスタマイズ定義 が作成されるたびに書き込まれます。この応答ファイルには カスタマイズ定義の作成に使用されたすべての変数データが含まれており、 同様のカスタマイズ定義を定義する際に、デフォルト値をプリロードするのに使用 することができます。通常は、定義しようとするものと同じタイプのカスタマイズ定義 から応答ファイルを指定する必要がありますが、タイプが似ている場合は 異なるタイプのカスタマイズ定義の応答ファイルを使用して、デフォルト値の 大部分をプリロードすることができます。
デフォルト値
このカスタマイズ定義のデフォルト値を生成するためのオプション
詳しくは、z/OS 用の構成計画スプレッドシートを参照してください。
デフォルト値の設定に応答ファイルを指定した場合、ここで選択されたデフォルトが、対応する応答ファイルの値をオーバーライドします。
- それぞれのデフォルトの GID および UID 値を設定して、オペレーティング・システム・セキュリティーで未使用値を割り当てることを指示します
このオプションが選択された場合、それぞれの GID および UID 値は、オペレーティング・システム・セキュリティーが未使用値を割り当てられるように、デフォルトで設定されます。 このオプションが選択されなかった場合、それぞれの GID および UID 値は、IBM 提供のデフォルトの数値に設定されます。
- セル ID とシステム ID
に基づき、デフォルトの名前とユーザー ID を設定する
このオプションが選択された場合、デフォルトのセル名、ノード名、サーバー名、プロシージャー名、グループ名、およびユーザー ID は、 セル ID およびシステム ID に基づいて設定されます。
- デフォルトの名前およびユーザー ID を作成するために使用される 2 文字のセル ID (このノードの統合先の Network Deployment セル)
規則: 先頭文字は、英字にする必要があり、2 番目の文字は、英数字にする必要があります。 英字の入力は、小文字でも大文字でも構いません。英字の大/小文字は、 生成されたそれぞれのデフォルト値に応じて適切に調整されます。
- デフォルトの名前およびユーザー ID を作成するために使用される単一文字のシステム ID
規則: 文字は、英数字にする必要があります。 英字の入力は、小文字でも大文字でも構いません。 英字の大/小文字は、 生成されたそれぞれのデフォルト値に応じて適切に調整されます。
- デフォルトの名前およびユーザー ID を作成するために使用される 2 文字のセル ID (このノードの統合先の Network Deployment セル)
- 次のポートの範囲から
デフォルトのポート値を選択する
ポートの範囲には、少なくとも 10 ポートが含まれていることが必要です。
このオプションが選択されなかった場合、各ポート値は、IBM 提供のデフォルトの数値に設定されます。 このオプションが選択された場合、各ポートのデフォルト値は、以下のポート番号の範囲から選択されます。
- デフォルト・ポート番号として割り当てることができる最も小さな番号
- デフォルト・ポート番号として割り当てることができる最も大きな番号
ターゲット・データ・セット
- 生成されたジョブと命令を含む z/OS
ターゲット・データ・セットの高位修飾子カスタマイズ定義が z/OS ターゲット・システムにアップロードされる場合、カスタマイズのジョブとファイルは 区分データ・セットのペアに書き込まれます。 これらのデータ・セットは再利用することが できますが、WebSphere Application Server for z/OS の構成ごとに別々のデータ・セットを作成するのが最も安全です。 ベスト・プラクティスは、 カスタマイズ・データ・セット名プレフィックス (config_hlq とも呼ばれます) を使用して、 WebSphere Application Server for z/OS のバージョンおよびリリース、実行するタスク、 および構成するセル (および場合によってはノード名) を示す方法です。 例えば、バージョン 9.0 用の、TESTCELL という名前のスタンドアロン WebSphere Application Server セルを構成する場合、次のデータ・セット名プレフィックスを使用することができます。
この例 では、カスタマイズ定義がターゲット z/OS システムにアップロードされるときに、 次の 2 つのデータ・セットが作成されます。SYSPROG1.WAS90.TESTCELL.APPSERV
CNTL データ・セットは 80 バイト固定ブロック・レコードをもつ区分データ・セット (PDS) で、 カスタマイズ・ジョブを含みます。 DATA データ・セットは、可変長データをもつ PDS で、その他のカスタマイズ・データを含みます。SYSPROG1.WAS90.TESTCELL.APPSERV.CNTL SYSPROG1.WAS90.TESTCELL.APPSERV.DATA
規則: 高位修飾子は複数の修飾子 (39 文字まで) で構成できます。生成 されたバッチ・ジョブと命令は次の 2 つの z/OS 区分データ・セットに アップロードされます。- 80 バイト固定ブロック・レコードをもつ区分データ・セットで、 カスタマイズ・ジョブを含む
- 可変長データをもつ区分データ・セットで、 カスタマイズ定義に含まれている他のデータを含む
ヒント: データ・セットの高位修飾子として、マルチレベルの 高位修飾子を指定することができます。
共通グループの構成
- WebSphere Application Server 管理者ユーザー ID およびすべてのサーバー・ユーザー ID 用のデフォルト・グループ名
- RACF が未使用の GID 値を割り当てるようにするには、このオプションを選択します。
- GID 値を指定するには、このオプションを選択します。
- WebSphere Application Server 構成グループの UNIX システム・サービス GID 番号
規則: GID 値は、1 から 2,147,483,647 までの一意の数値でなければなりません。
- WebSphere Application Server 構成グループの UNIX システム・サービス GID 番号
- WebSphere Application Server 管理者ユーザー ID およびすべてのサーバー・ユーザー ID 用のデフォルト・グループ名
- すべてのサーバント・ユーザー ID をこのグループに接続
ユーザーは、このグループを使用して、DB2 許可などのサブシステム・アクセス権を、セキュリティー・ドメイン内のすべてのサーバントに割り当てることができます。
- RACF が未使用の GID 値を割り当てるようにするには、このオプションを選択します。
- GID 値を指定するには、このオプションを選択します。
- サーバント・グループの UNIX システム・サービス GID 番号規則: GID 値は、1 から 2,147,483,647 までの一意の数値でなければなりません。
- サーバント・グループの UNIX システム・サービス GID 番号
- すべてのサーバント・ユーザー ID をこのグループに接続
- ローカル・クライアントおよび無許可ユーザー ID のグループ
- RACF が未使用の GID 値を割り当てるようにするには、このオプションを選択します。
- GID 値を指定するには、このオプションを選択します。
- ローカル・ユーザー・グループの UNIX システム・サービス GID 番号規則: GID 値は、1 から 2,147,483,647 までの一意の数値でなければなりません。
- ローカル・ユーザー・グループの UNIX システム・サービス GID 番号
- ローカル・クライアントおよび無許可ユーザー ID のグループ
共通ユーザーの構成
- すべての制御領域およびデーモンと関連したユーザー ID
このユーザー ID は、すべての構成ファイル・システムも所有します。
IBM 以外のセキュリティー・システムを使用している場合は、 このユーザー ID がプロシージャー名と一致しなければならない場合があります。 ご使用のセキュリティー・システムの資料を参照してください。
- RACF が未使用の UID 値を割り当てるようにするには、このオプションを選択します。
- 特定の UID 値を指定するには、このオプションを選択します。
- 制御領域ユーザー ID に関連付けられたユーザー ID規則: UID は、システム内で固有の数字 (1 から 2,147,483,647) でなければなりません。
- 制御領域ユーザー ID に関連付けられたユーザー ID
- すべての制御領域およびデーモンと関連したユーザー ID
- サーバントおよび制御付属領域に関連付けられたユーザー ID
IBM 以外のセキュリティー・システムを使用している場合は、 このユーザー ID がプロシージャー名と一致しなければならない場合があります。 ご使用のセキュリティー・システムの資料を参照してください。
- RACF が未使用の UID 値を割り当てるようにするには、このオプションを選択します。
- ユーザー指定の ID を許可するには、このオプションを選択します。
- サーバント領域ユーザー ID に関連付けられたユーザー ID規則: UID は、システム内で固有の数字 (1 から 2,147,483,647) でなければなりません。
- サーバント領域ユーザー ID に関連付けられたユーザー ID
- サーバントおよび制御付属領域に関連付けられたユーザー ID
- 最初の WebSphere Application Server 管理者のユーザー ID
これには、WebSphere Application Server 構成グループがデフォルト UNIX システム・サービス・グループとして含まれている必要があります。
- RACF が未使用の UID 値を割り当てるようにするには、このオプションを選択します。
- ユーザー指定の ID を許可するには、このオプションを選択します。
- 管理者ユーザー ID に関連付けられたユーザー ID規則: UID は、システム内で固有の数字 (1 から 2,147,483,647) でなければなりません。
- 管理者ユーザー ID に関連付けられたユーザー ID
- 最初の WebSphere Application Server 管理者のユーザー ID
- カスタマイズ・プロセスによって WebSphere Application Server for z/OS
ユーザー ID のホーム・ディレクトリーが作成される、新規または
既存のファイル・システム・ディレクトリー
このディレクトリーは、WebSphere Application Server セルの z/OS システム間で共有する必要はありません。
追加ユーザーの構成
このパネルは、WebSphere カスタマイズ・ツールボックスで「ウィンドウ」>「設定」>「プロファイル管理ツール」をクリックし、「デーモンおよび付属に固有のユーザー ID を使用可能にする」を選択して、「適用」をクリックした場合にのみ表示されます。- 制御付属に関連付けられたユーザー ID
- RACF が未使用の UID 値を割り当てるようにするには、このオプションを選択します。
- 特定の UID 値を指定するには、このオプションを選択します。
- 制御付属ユーザー ID に関連付けられたユーザー ID規則: UID は、システム内で固有の数字 (1 から 2,147,483,647) でなければなりません。
- 制御付属ユーザー ID に関連付けられたユーザー ID
- 制御付属に関連付けられたユーザー ID
- デーモンと関連したユーザー ID
- RACF が未使用の UID 値を割り当てるようにするには、このオプションを選択します。
- ユーザー指定の ID を許可するには、このオプションを選択します。
- デーモン・ユーザー ID に関連付けられたユーザー ID規則: UID は、システム内で固有の数字 (1 から 2,147,483,647) でなければなりません。
- デーモン・ユーザー ID に関連付けられたユーザー ID
- デーモンと関連したユーザー ID
システム名およびデータ・セット名
- WebSphere Application
Server for z/OS を構成するターゲット z/OS システムのシステム名ヒント: システム名 (&SYSNAME) が分からない場合は、ターゲット z/OS システムでコンソール・コマンド D SYMBOLS を使用して表示してください。
- WebSphere Application
Server for z/OS を構成するターゲット z/OS システムのシスプレックス名
ヒント: シスプレックス名 (&SYSPLEX) が分からない場合は、ターゲット z/OS システムでコンソール・コマンド D SYMBOLS を使用して表示してください。
- WebSphere Application Server for z/OS カタログ式 プロシージャーの追加先となる、既存のプロシージャー・ライブラリー
ノード名
- SAF などの z/OS 機能に対してノードを識別する名前規則:
- この WebSphere Application Server for z/OS ノードの 1 次外部識別
この名前は、管理コンソールを通して表示されるノードを示しています。
規則:
- SAF などの z/OS 機能に対してノードを識別する名前
構成ファイル・システム
- アプリケーション・データおよび環境ファイルが書き込まれる、読み取り/書き込みファイル・システム・ディレクトリー・マウント・ポイント。
このマウント・ポイントがまだ存在していない場合は、 カスタマイズ・プロセスがそれを作成します。
- 構成が存在する構成ファイル・システム内のディレクトリーの相対パス名
- 上記のマウント・ポイントで作成してマウントするファイル・システム・
データ・セット規則: データ・セット名に指定できるのは、44 文字までです。
- WebSphere for z/OS 構成ファイル・システムの
作成時に使用されるファイル・システムのタイプ
- これは、HFS を使用して構成ファイル・システムのデータ・セットを割り当てて マウントします。
- これは、ZFS を使用して構成ファイル・システムのデータ・セットを割り当てて マウントします。
- 上記データ・セットを格納する DASD ボリューム通し番号。「*」を指定すると、SMS がボリュームを選択します
* を使用する場合は、ボリュームを選択できるように SMS 自動クラス選択 (ACS) ルーチンが準備されている必要があります。 SMS がデータ・セット割り振りを自動的に処理 するようにセットアップされていない場合は、ボリュームを明示的にリストしてください。
- 構成ファイル・システムのデータ・セットに対するシリンダーでの
初期サイズ割り振りヒント: 推奨される最小サイズは 300 シリンダーです。
- シリンダーの個々の 2 次エクステントのサイズヒント: 推奨される最小サイズは 100 シリンダーです。
WebSphere Application Server 製品ファイル・システム
- インストールの後、WebSphere Application Server for z/OS ファイルが
常駐するディレクトリーの名前
詳しくは、製品ファイル・システムを参照してください。
- 中間シンボリック・リンクをセットアップできるようにする場合にこのオプションを選択します。選択した場合は、該当リンクのパス名を指定します
中間シンボリック・リンクを指定した場合、 シンボリック・リンクは構成ファイル・システムから中間シンボリック・リンクに作成されます。 指定しない場合は、製品ファイル・システムに直接作成されます。
このオプションを選択すると、 中間シンボリック・リンクのパス名を指定することができます。このリンクはカスタマイズ・ジョブによって作成され、製品ファイル・システム・ディレクトリーを参照します。- 中間シンボリック・リンクのパス名
エラー・ログ・ストリームおよび CTRACE parmlib メンバー
このパネルは、「ウィンドウ」>「設定」>「プロファイル管理ツール」をクリックし、「エラー・ログ・ストリームおよび CTRACE parmlib メンバーを使用可能にする」を選択して、「適用」をクリックした場合にのみ表示されます。 または、管理コンソールを使用して、これらの値を設定できます。- 作成するエラー・ログ・ストリームの名前。
規則:
- 作成するエラー・ログ・ストリームの名前。
- 関連付けされた WebSphere Application Server for z/OS デーモンで使用する、CTRACE parmlib メンバー名を作成するときに CTIBBO に追加される値。
SBBOJCL データ・セットの BBOCTIOO サンプル parmlib メンバーを使用して、この CTRACE parmlib メンバーを作成できます。
- 関連付けされた WebSphere Application Server for z/OS デーモンで使用する、CTRACE parmlib メンバー名を作成するときに CTIBBO に追加される値。
プロセス定義
- 制御領域を開始するための、プロシージャー・ライブラリー内のメンバーの名前規則: 名前は 7 文字以下でなければなりません。
- 制御領域を開始するための、プロシージャー・ライブラリー内のメンバーの名前
- 制御領域付加属性を開始するプロシージャー・ライブラリー内のメンバー
の名前規則: 名前は 7 文字以下でなければなりません。
- 制御領域付加属性を開始するプロシージャー・ライブラリー内のメンバー
の名前
- サーバント領域を開始するための、プロシージャー・ライブラリー内のメンバーの名前規則: 名前は 7 文字以下でなければなりません。
- サーバント領域を開始するための、プロシージャー・ライブラリー内のメンバーの名前
ロケーション・サービス・デーモンの定義
ロケーション・サービス・デーモンは、WebSphere Application Server for z/OS におけるクライアントとの最初の接点です。 サーバーには、セッションをセルに配置する 、CORBA ベースのロケーション・サービス・エージェントが含まれています。 すべての RMI/IIOP IOR (エンタープライズ Bean 用など) は、 まずロケーション・サービス・デーモンへの接続を確立してから、 それらの接続をターゲット・アプリケーション・サーバーへ転送します。
- ロケーション・サービス・デーモンが常駐するディレクトリー
これは、構成ファイル・システム・マウント・ポイント/デーモンに対して設定され、変更することはできません。
- ロケーション・サービス・デーモンのジョブ名を指定します。このジョブ名は、ロケーション・サービス・デーモンを開始するために使用された MVS™ 開始コマンドの JOBNAME パラメーターで指定されたものです
注意: 新規ノードを構成する際には、 必ず、新しいデーモン・ジョブ名の値を選択してください。注: サーバーは、ロケーション・サービス・デーモンがまだ実行されていなければ、 それを自動的に開始します。
- ロケーション・サービス・デーモンを開始するプロシージャー・ライブラリー内の
メンバーの名前規則: 名前は 7 文字以下でなければなりません。
- ドメイン・ネーム・サーバー (DNS) に登録済みで、
ロケーション・サービス・デーモンが使用する完全修飾 IP 名
デフォルト値は、ご使用のノード・ホスト名です。注:
- デーモンが listen するアドレス
この値には、「*」またはドット 10 進 IP アドレスを選択します。
デフォルト値は * です。
この値は注意深く選択してください。 カスタマイズ中であっても変更は困難です。
- ロケーション・サービス・デーモンが listen するポート番号注: ロケーション・サービス・デーモンに対するポート番号は、 慎重に選択してください。 どのような値を選んでも構いませんが、一度選択すると、 カスタマイズ中であっても変更は困難です。
- ロケーション・サービス・デーモンが SSL 接続を listen するポート番号
- WLM DNS (接続の最適化) を使用する場合は、
このオプションを選択して、ご使用のロケーション・サービス・デーモンを WLM DNS に登録する必要があります。登録しないと、WLM DNS を選択しません。
注: LPAR ごとに 1 つのロケーション ・サービス・デーモンのみが、WLM DNS でドメイン名を登録することができます。 同じ LPAR 内に複数のセルがあり、1 つのロケーション・サービス・デー モンを登録し、それから 2 番目の登録を行うと、2 番目のものは開始に失敗します。
- ドメイン・ネーム・サーバー (DNS) に登録済みで、
ロケーション・サービス・デーモンが使用する完全修飾 IP 名
SSL カスタマイズ
- サーバー証明書の生成に使用する認証局 (CA) を識別する鍵ラベルの名前
- WebSphere Application
Server for z/OS サーバー用に生成される個人証明書の有効期限とともに、X509 認証局証明書に使用される有効期限
認証局 (CA) 証明書を生成するオプションを選択しなかった場合でも、これを指定する必要があります。
- WebSphere Application
Server for z/OS が使用する RACF® 鍵リングに指定するデフォルト名
レパートリー用に作成される鍵リング名は、セル内ではすべて 同一です。
管理対象ノードの SAF 鍵リング名を、統合先の Network Deployment セルの場合と同じ名前に設定する必要がある場合があります。
- 各ユーザーがこの WebSphere Application Server ノードに接続されている WebSphere Application Server 鍵リングまたは WebSphere Application Server CA 証明書を要求されることなく、この WebSphere Application Server ノードに接続するために、SAF 仮想鍵リングを使用して z/OS SSL クライアントを使用可能にする場合は、このオプションを選択します。
管理セキュリティーの選択
- z/OS システムの
SAF 準拠セキュリティー・データベースを使用して、WebSphere Application Server ユーザーを定義します
SAF セキュリティー・データベースを WebSphere Application Server ユーザー・レジストリーとして使用する場合、 または許可検査のために ID を SAF ユーザー ID にマップする、LDAP またはカスタム・ユーザー・レジストリーをセットアップする場合には、このオプションを選択します。
- WebSphere Application Server の組み込み機能を使用して、ユーザー、グループ、および許可ポリシーを管理します
ID を SAF ユーザー ID にマップせずに LDAP またはカスタム・ユーザー・レジストリーを使用する場合には、このオプションを選択します。 簡易ファイル・ベースのユーザー・レジストリーは、実動使用では推奨されません。
- 管理セキュリティーを構成せず、使用可能にもしません。
すべてのユーザーが WebSphere Application Server 構成を変更できるようになってしまうため、このオプションは推奨されません。
ご使用の WebSphere Application Server 環境は、ユーザーが手動でセキュリティーを構成し、使用可能にするまで、保護されません。
統合アプリケーション・サーバー
- ホーム・ディレクトリー
- アプリケーション・データおよび環境ファイルが書き込まれる、読み取り/書き込みファイル・システム・ディレクトリー・マウント・ポイント
- アプリケーション・サーバー構成が存在する構成ファイル・システム内のディレクトリーの相対パス名
- ホーム・ディレクトリー
- デプロイメント・マネージャー・サーバーが構成されているシステムの IP 名またはアドレス
この値は、addNode.sh 内のセル・ホストと同じ値で、指定されたノードをデプロイメント・マネージャー・セルに統合するために、WebSphere Application Server for z/OS の他の機能によって、このサーバーに接続するときに使用されます。
ノード・ホスト名は常に、 デプロイメント・マネージャーが稼働しているシステム上の IP スタックに対して解決する必要があります。 ノード・ホスト名は、 要求を複数のシステムに送る原因となる DVIPA または DNS 名であってはなりません。
- RMI 接続を使用してデプロイメント・マネージャーに接続
- SOAP 接続を使用してデプロイメント・マネージャーに接続します
- 「ノードの追加」要求が、デプロイメント・マネージャーに接続するために
使用する JMX (Java 管理拡張) SOAP (Simple Object Access Protocol) コネクター・ポート
これによって提供される統合プロセスにより、統合のターゲットになるデプロイメント・マネージャーがわかります。
- デプロイメント・マネージャーに接続するために、全管理特権を持つ
ユーザーのクレデンシャルが必要かどうかを示します。
RMI コネクターが使用 される一部のケースを除いて、Network Deployment セルでグローバル・セキュリティーが 有効になっている場合は、ユーザー ID とパスワードが必要です。
- Network Deployment セルに関する完全な管理特権を備えているユーザー ID
- Network Deployment セルに対する全管理特権が付与されたユーザー ID のパスワード。
- デプロイメント・マネージャー・サーバーが構成されているシステムの IP 名またはアドレス
- ノード・エージェント・サーバーの名前これは、MVS START コマンドの JOBNAME パラメーターで指定された、サーバーのジョブ名です。この値は、WebSphere Application Server for z/OS で使用される、特定の z/OS 機能 (SAF など) に対して、サーバーを識別します。規則: 名前は 7 文字以下で、すべて大文字にする必要があります。
- ノード・エージェントの名前で、ノード・エージェント・サーバーの 1 次外部 ID
この名前は、管理コンソールを通して表示されるサーバーを示しています。 ノード・エージェント・サーバーのロング・ネームは nodeagent の固定値に設定されます。
- ノードが存在するシステムの IP アドレスまたはホスト名。
- SOAP プロトコルに基づく、このサーバーへの JMX HTTP 接続のためのポート番号 (SOAP_CONNECTOR_ADDRESS)
JMX は、リモート管理機能のために使用され、wsadmin.sh などのスクリプトによって呼び出されます。
規則: 値は 0 であってはなりません。 - サーバーの ORB が着信 IIOP 要求を listen する IP アドレス
デフォルトは * です。これは、ORB に、使用可能なすべての IP アドレスを listen するよう指示します。
- IIOP 要求に対するポート。このサーバーのブートストラップ・ポートとして機能し、
また ORB が IIOP 要求の受信に使用するポートとしても機能します (BOOTSTRAP_ADDRESS
および ORB_LISTENER_ADDRESS)規則: 値は 0 であってはなりません。
- セキュア IIOP 要求に対するポート (ORB_SSL_LISTENER_ADDRESS)
- IIOP 要求に対するポート。このサーバーのブートストラップ・ポートとして機能し、
また ORB が IIOP 要求の受信に使用するポートとしても機能します (BOOTSTRAP_ADDRESS
および ORB_LISTENER_ADDRESS)
- デプロイメント・マネージャーから発信されたディスカバリー要求をノード・エージェントが listen する TCP/IP ポートを定義します (NODE_DISCOVERY_ADDRESS)。
- ノード・エージェントがその管理対象サーバーにディスカバリー要求を送信する際に使用するマルチキャスト・ポートを定義します (NODE_MULTICAST_DISCOVERY_ADDRESS)。
ディスカバリー・ポートが開いているマルチキャスト IP アドレスは、WebSphere Application Server for z/OS では、デフォルトで 232.133.104.73 に設定されています。このデフォルト・アドレスは、 管理コンソールを使用して変更することができます。これは、CLASS D アドレスです。有効な IP の範囲は、 224.0.0.0 から 239.255.255.255 です。
- ノード・エージェントがその管理対象サーバーにディスカバリー要求を送信する際に使用する IPv6 マルチキャスト・ポートを定義します (NODE_IPV6_MULTICAST_DISCOVERY_ADDRESS)
- Loopback Adapter を listen する JMX コネクターのポート (IPC_CONNECTOR_ADDRESS)
コネクターは、local comm (ローカル通信) 通信プロトコルを使用します。 つまり、ポートは、z/OS システム・イメージ (またはシスプレックス) のローカル通信のみに使用されます。
- HA マネージャーが listen するポート (DCS_UNICAST_ADDRESS)
- WebSphere Extended Deployment 管理機能用通信ポート (NODE_XDAGENT_PORT)
- WebSphere Extended Deployment 管理機能用 UDP 通信ポート (NODE_OVERLAY_UDP_LISTENER_ADDRESS)
- WebSphere Extended Deployment 管理機能用 TCP 通信ポート (NODE_OVERLAY_TCP_LISTENER_ADDRESS)
- ノード・エージェント・サーバーの名前
- ノードを配置するノード・グループ
ノードがデプロイメント・マネージャーと同じシスプレックス内にある場合は、 DefaultNodeGroup を指定します。
- ノードの統合後にノード・エージェントを自動的に開始するかどうかを指定します。
- 書き込み可能な SAF 鍵リングのサポートを使用可能にする場合は、このオプションを選択します
セキュリティー証明書
- 個人証明書の ID必要な場合は、カスタマイズできます。 識別名のデフォルト構文は、次のとおりです。
cn=<host>,ou=<cell>,ou=<node>,o=<company>,c=<country>
- ルート署名証明書の ID必要な場合は、カスタマイズできます。 識別名のデフォルト構文は、次のとおりです。
cn=<host>,ou=Root Certificate,ou=<cell>,ou=<node>, o=<company>,c=<country>
- デフォルトの個人証明書は 1 年間有効です。 最長有効期間は 10 年です。
- 個人証明書の ID
- デフォルトの署名 (ルート) 証明書は自己署名証明書です。デフォルトの有効期間は 20 年です。 最長有効期間は 25 年です。
- すべての鍵ストアのデフォルト・パスワード
鍵ストア・ファイルと SSL 構成のセキュリティーを保護するために、これを変更する必要があります。
2 バイト文字、およびアスタリスク (*) やアンパーサンド (&) などの特定の ASCII 文字は、鍵ストアのパスワードでは無効文字です。
ジョブ情報
- 調整されるすべてのカスタマイズ・ジョブ
には JOB ステートメントが必要となります。 インストール済み環境に有効な JOB ステートメントを入力します。カスタマイズのプロセスによって、すべての
生成されたジョブでジョブ名が更新されます。そのため、JOB
ステートメントのその部分はユーザーの懸念事項にはなりません。継続行が必要であれば、コメント行を継続行で置き換えます。