z/OS マイグレーション管理ツールを使用してスタンドアロン・アプリケーション・サーバーをマイグレーションするための構成変数

WebSphere® Application Server for z/OS® バージョン 7.0 以降 ノードをバージョン 9.0 にマイグレーションする前に、実際のマイグレーション中に z/OS で実行するジョブ制御言語 (JCL) ジョブ (CNTL および DATA データ・セット) を作成する必要があります。z/OS マイグレーション管理ツールを使用して、マイグレーション定義を作成し、該当するマイグレーション・ジョブをアップロードすることができます。 z/OS マイグレーション管理ツールでは、スタンドアロン・アプリケーション・サーバーのマイグレーション定義を作成する際に一連の構成変数を提供します。

サポートされる構成 サポートされる構成:

この項目では、プロファイル構成マイグレーションについて説明します。アプリケーションを最新バージョンにマイグレーションするには、WebSphere Application Server Migration Toolkit を使用します。詳しくは、WASdev の Migration Toolkit を参照してください。

sptcfg

マイグレーション・ノード・タイプの選択

マイグレーション・ノード・タイプ
マイグレーションする WebSphere Application Server ノードのタイプ

マイグレーション定義名

このセクションでは、WebSphere Application Server for z/OS ノードをマイグレーションするのに使用されるバッチ・ジョブと命令を含めるマイグレーション定義名とディレクトリー・パスを識別します。
マイグレーション定義名
z/OS マイグレーション定義の名前

この名前は、生成されるマイグレーションのジョブと命令を識別するため、ワークステーションで単独で使用されます。 選択した名前は WebSphere Application Server for z/OS の構成には影響しません。

応答ファイル・パス名 (オプション)
ツールでプリロードされるデフォルト値を含む応答ファイルの絶対パス名

応答ファイルは、z/OS マイグレーション定義が作成されるたびに書き込まれます。 応答ファイルには、マイグレーション定義を作成するのに使用するすべての変数データが含まれ、同様のマイグレーション定義を定義する際にデフォルト値をプリロードするのに使用することができます。 指定されたマイグレーション定義のための応答ファイルは、マイグレーション定義のルート・ディレクトリー内の migration_definition_name.responseFile ファイルに書き込まれます。

通常、定義しようとするマイグレーション定義と同じタイプのマイグレーション定義から応答ファイルを指定する必要があります。

注: 応答ファイルのコピーは、z/OS ターゲット・システムにアップロードするマイグレーション定義に含まれるデータ・セット .DATA に組み込まれます。 この応答ファイルは z/OS システムでは使用されませんが、参照用に z/OS システム内に存在します。 データ・セットのメンバー名は ZMMTBASE です。

ターゲット・データ・セット

高位修飾子 (HLQ)
生成されたジョブと命令を含む z/OS ターゲット・データ・セットの高位修飾子
z/OS マイグレーション定義が z/OS ターゲット・システムにアップロードされる場合、マイグレーションのジョブとファイルは区分データ・セットのペアに書き込まれます。 これらのデータ・セットは再利用することができますが、マイグレーションされる各 z/OS システムごとに別々のデータ・セットを作成するのが最も安全です。
  • HLQ.CNTL - マイグレーション・ジョブを含める、80 バイト固定ブロック・レコードをもつ区分データ・セット。
  • HLQ.DATA - マイグレーション定義に含まれる他のデータを含める、可変長データをもつ区分データ・セット。
注: データ・セットの高位修飾子として、マルチレベルの高位修飾子を指定することができます。

データ・セット名および製品ディレクトリー

JCL プロシージャー・ライブラリーのデータ・セット名
WebSphere Application Server for z/OS カタログ式プロシージャーのコピー先となる既存のプロシージャー・ライブラリー。
WebSphere Application Server 製品ディレクトリー
WebSphere Application Server バージョン 9.0 のインストール済み製品のファイル・システムがあるロケーション。
中間シンボリック・リンク
中間シンボリック・リンクをセットアップできるようにする場合にこのオプションを選択します。選択した場合は、該当リンクのパス名を指定します

中間シンボリック・リンクを指定すると、構成ファイル・システムから中間シンボリック・リンクへのシンボリック・リンクが作成されます。中間シンボリック・リンクを指定しない場合、製品ファイル・システムへのシンボリック・リンクが直接作成されます。

このオプションを選択すると、 中間シンボリック・リンクのパス名を指定することができます。このリンクは、カスタマイズ・ジョブによって作成され、製品ファイル・システム・ディレクトリーを指します。
中間シンボリック・リンクのパス名
中間シンボリック・リンクのパス名

構成ファイル・システム

構成ファイル・システムは、マイグレーションされるノードの構成が物理的に保管される場所です。マイグレーションされるノード上に既に適切なファイル・システムがある場合は、 既存のバージョン 9.0 ファイル・システムの使用を選択できます。 既存のバージョン 9.0 ファイル・システムの使用を選択する場合、このツールを使用して作成されるマイグレーション・ユーティリティー (BBOWMG1B、BBOWMG2B など) を実行する前に、ここで指定するマウント・ポイントが存在していることを確認する必要があります。マイグレーションされるノード上にバージョン 9.0 ファイル・システムを新規作成する場合、実際のマイグレーション・プロセス中にオプションのジョブ BBOMBHFS または BBOMBZFS を実行するまで、新規のファイル・システムは実際には作成されません。 いずれの場合にも、ここで、マウント・ポイントの正確な値を指定する必要があります。

構成マウント・ポイントでの正確な所有権および権限の設定に関する具体的な情報については、このツールにより生成されるカスタマイズ命令を参照してください。これら変数の指定について詳しくは、生成される命令とz/OS オペレーティング・システムでのスタンドアロン・アプリケーション・サーバーのマイグレーションを参照してください。

マウント・ポイント
アプリケーション・データおよび環境ファイルが書き込まれる、読み取り/書き込みファイル・システム・ディレクトリー・マウント・ポイント

このマウント・ポイントがまだ存在していない場合、マイグレーション・プロセスはオプションのジョブ BBOMBHFS または BBOMBZFS を実行する際にマウント・ポイントを作成します。

名前
上記のマウント・ポイントで作成してマウントするファイル・システム・ データ・セット
SMS のボリュームまたは「*」
上記のデータ・セットを格納する DASD ボリューム通し番号または「*」のどちらかを指定して、SMS にボリュームを選択させます。

「*」を使用する場合は、 ボリュームを選択できるように SMS 自動クラス選択 (ACS) ルーチンが準備されている必要があります。 SMS がデータ・セット割り振りを自動的に処理するようにセットアップされていない場合は、 ボリュームを明示的にリストしてください。

シリンダーの 1 次割り振り
構成ファイル・システムのデータ・セットに対するシリンダーでの 初期サイズ割り振り

アプリケーション・サーバーでは、このデータ・セットに必要な総スペースは、 インストールされたアプリケーションのサイズと数に従って増えます。

推奨: 推奨される最小サイズは 420 シリンダーです。
シリンダーの 2 次割り振り
シリンダーの個々の 2 次エクステントのサイズ
推奨: 推奨される最小サイズは 100 シリンダーです。
ファイル・システムのタイプ
階層ファイル・システム (HFS)
HFS を使用して、構成ファイル・システムのデータ・セットを割り振ってマウントします。
zSeries ファイル・システム (ZFS)
ZFS を使用して、構成ファイル・システムのデータ・セットを割り振ってマウントします。

サーバーのカスタマイズ (パート 1)

構成ロケーションから
マウント・ポイント
マイグレーション元の構成のマウント・ポイント。
ホーム・ディレクトリー
マイグレーション元の構成のホーム・ディレクトリー。
構成ロケーションへ
マウント・ポイント
マイグレーション先の構成のマウント・ポイント。

これは、先に「構成ファイル・システム」パネルで指定したものです。

ホーム・ディレクトリー
マイグレーション先の構成のホーム・ディレクトリー。
デーモン・プロシージャー名
マイグレーションされたデーモンを開始するのに使用する JCL 開始済みプロシージャーの名前。

バージョン 9.0 にマイグレーションする場合、JCL 開始済みプロシージャーをアップグレードする必要があります。 新規の開始済みプロシージャーは、マイグレーション中に生成されます。デーモン・プロシージャーに新しい名前を指定するか、または古いデーモン・プロシージャーを使用することができます。

コントローラー・プロシージャー名
マイグレーションされたコントローラーを開始するのに使用する JCL 開始済みプロシージャーの名前。

バージョン 9.0 にマイグレーションする場合、JCL 開始済みプロシージャーをアップグレードする必要があります。 新規の開始済みプロシージャーは、マイグレーション中に生成されます。コントローラー・プロシージャーに新しい名前を指定するか、または古いコントローラー・プロシージャーを使用することができます。

サーバント・プロシージャー名
マイグレーションされたサーバントを開始するのに使用する JCL 開始済みプロシージャーの名前。

バージョン 9.0 にマイグレーションする場合、JCL 開始済みプロシージャーをアップグレードする必要があります。 新規の開始済みプロシージャーは、マイグレーション中に生成されます。サーバント・プロシージャーに新しい名前を指定するか、または古いサーバント・プロシージャーを使用することができます。

付属プロセス・プロシージャー名
マイグレーションされた付属プロセスを開始するのに使用する JCL 開始済みプロシージャーの名前。

バージョン 9.0 にマイグレーションする場合、JCL 開始済みプロシージャーをアップグレードする必要があります。 新規の開始済みプロシージャーは、マイグレーション中に生成されます。付属プロセス・プロシージャーに新しい名前を指定するか、または古い付属プロセス・プロシージャーを使用することができます。

開始済みプロシージャーのコマンド名の置き換え
JCL プロシージャーに新しい名前を指定した場合は、WebSphere Application Server 構成内の対応する START コマンドを、新しいプロシージャー名と一致するように更新する必要があります。 構成の更新を実行するにはこのオプションを選択します。

同じプロシージャー名を使用する場合は、このオプションを選択しないでください。 マイグレーション中のノードの特定プロセス・タイプ (例えば、すべてのサーバント) のすべてのサーバーに一貫して同じプロシージャー名を使用しない場合は、このオプションを選択しないことをお勧めします。この場合、同じ START コマンドのままで、マイグレーション中にテンプレートとして生成されたプロシージャーを使用して、 手動でプロシージャーを置き換える必要があります。

注:
  • バージョン 9.0 の構成では、バージョン 7.0 以降 の構成で使用したものとは別の JCL プロシージャーを使用する必要があります。マイグレーション・プロセスは、 ここで指定したプロシージャー名を使用して、新規バージョン 9.0 JCL プロシージャーを作成します。
  • バージョン 7.0 以降 の構成で使用したものと同じ名前を使用する場合、マイグレーション・プロセスは既存のプロシージャーをオーバーレイします。同じ名前を使用している場合は、後でロールバックが必要となる場合に備えて、マイグレーション・ジョブを実行する前に、バージョン 7.0 以降 の既存のプロシージャーを必ずバックアップするようにしてください。
オプション・アプリケーションのデプロイメント
デフォルト・アプリケーションのデプロイ
デフォルト・アプリケーションをデプロイするかどうかを指定します。
サンプル・アプリケーションのデプロイ
サンプル・アプリケーションをデプロイするかどうかを指定します。
注: これらのアプリケーションは、 WebSphere Application Server Network Deployment セル内ではサポートされません。

アプリケーション・サーバーを使用して最新の技術的進歩を評価するには、サンプル・アプリケーションをインストールしてください。 サンプル・アプリケーションを実動アプリケーション・サーバー環境にデプロイすることは推奨されていません。

サーバーのカスタマイズ (パート 2)

アプリケーションのマイグレーション設定
インストール済みのアプリケーションのマイグレーション方法を指定します。
注: WebSphere Application Server システム・アプリケーションは、ここで設定された値に関係なくマイグレーションされます。
アプリケーションをマイグレーションし、デフォルトのアプリケーション・インストール・ディレクトリーを使用します
マイグレーションの一部として、ユーザー・エンタープライズ・アプリケーションをデフォルトのアプリケーション・インストール・ディレクトリーにインストールします。
アプリケーションをマイグレーションし、指定されたアプリケーション・インストール・ディレクトリーを使用します
マイグレーションの一部として、ユーザー・エンタープライズ・アプリケーションを指定されたアプリケーション・インストール・ディレクトリーにインストールします。
アプリケーションのインストール・ディレクトリー
WebSphere Application Server がエンタープライズ・アプリケーションをインストールするロケーション。

アプリケーションをアプリケーションのマイグレーション設定に従ってマイグレーションおよびインストールしたいことを指定する際にこのロケーションを使用します。カスタマイズ環境に特定したロケーションを選択するか、またはデフォルト・ロケーションを使用するかをオプションで選択することができます。

アプリケーションを後でインストールするための管理スクリプトのマイグレーションと生成
ユーザー・エンタープライズ・アプリケーションをマイグレーション時に実際にインストールすることなく、WebSphere Application Server バージョン 9.0installableApps ディレクトリーにインストールできるように準備します。
これらのアプリケーションをインストールする際に使用できるスクリプトが生成され、マイグレーション・バックアップ・ディレクトリーに保存されます。 WebSphere Application Server for z/OS の場合、このバックアップ・ディレクトリーのロケーションは、この同じパネルで指定する一時ディレクトリーに対して相対的な位置関係にあります。バックアップ・ディレクトリーのロケーションは、派生マイグレーション ID およびマイグレーションされるノードのタイプによって決定されます。 例えば、一時ディレクトリーとして /tmp/migrate を指定したとき、派生したマイグレーション ID が 55449 だとすれば、生成されたスクリプトのロケーションは次のようになります。
/tmp/migrate/55449/nodetype_backup/
ここで、nodetype は、マイグレーションされるノードのタイプによって、dmgr、fed、または base です。

これらのファイルは、 マイグレーション完了後に任意の時点および任意の組み合わせで実行することができます。 また、アプリケーションのインストールをより効率的に行うために、これらのファイルを再編成して結合することもできます。 追加情報については、資料の『wsadmin ツール』の項目を参照してください。

アプリケーションをマイグレーションし、前のアプリケーション・インストール・ディレクトリーを使用します
マイグレーションの一部として、ユーザー・エンタープライズ・アプリケーションをインストールして、以前のバージョンと同じアプリケーション・インストール・ディレクトリーを保持します。
制約事項: このオプションを選択すると、このロケーションは WebSphere Application Server バージョン 7.0 以降 の既存のインストールとバージョン 9.0 のインストールによって共有されます。 マイグレーションされたアプリケーションを以前のバージョンのアプリケーションと同じロケーションに保持する場合は、以下の制約事項が適用されます。
  • WebSphere Application Server バージョン 9.0 バージョン 6.1 混合ノードのサポート制限に従う必要があります。 つまり、wsadmin コマンドを呼び出す場合に以下のサポートは使用できません。
    • JSP のプリコンパイル
    • バイナリー構成の使用
    • EJB のデプロイ
  • バージョン 7.0 以降 インストール・システムを管理 (例えばアンインストール) する際に、 後でこれらのロケーションからアプリケーションを削除する場合、 マイグレーション済みのアプリケーションが意図せず失われる危険性があります。
  • バージョン 7.0 以降 の変数に相対してインストールされたすべてのアプリケーションは、バージョン 9.0 でのその変数に割り当てられるロケーションに相対してインストールされます。すなわち、絶対ロケーションは保持されず、新しい バージョン 9.0 環境内の相対ロケーションに、アプリケーションがマイグレーションされることになります。
    マイグレーションされるアプリケーションの deployment.xml ファイル内にある binariesURL が、WebSphere Application Server に相対的なパスを持っている (すなわち、$(APP_INSTALL_ROOT)$(WAS_INSTALL_ROOT) などで始まっている場合)、アプリケーションが新規のロケーションにインストールされる際に、WebSphere Application Server の新しい変数値を使用してパスを解決します。このオプションを選択する場合は、以下の結果になります。
    • WebSphere Application Server 変数に相対的なディレクトリー・ロケーションにインストールされたアプリケーションは、いずれもバージョン 9.0 のその変数値の下にインストールされます。
    • WebSphere Application Server 変数に相対的でないディレクトリー・ロケーションにインストールされたアプリケーションは、いずれもその同じディレクトリーにマイグレーションされ、上書きされます。 例えば、アプリケーションが /employee_records/retrieval_Apps ディレクトリー内にインストールされた場合、アプリケーションは /employee_records/retrieval_Apps ディレクトリーにマイグレーションされ、上書きされます。
アプリケーションをマイグレーションしない
ユーザー・エンタープライズ・アプリケーションに関して何も行いません。
管理コンソール・カスタマイズの「マイ・タスク」設定のマイグレーション
「マイ・タスク」は WebSphere Application Server バージョン 7.0 以降でのみサポートされます。
デフォルトのワークスペース・ユーザー・ルート・ロケーション (wstemp) に保存されている「マイ・タスク」の設定のマイグレーション
ユーザー定義のワークスペース・ルート・ロケーションに保存されている「マイ・タスク」の設定のマイグレーション
ユーザー定義のワークスペース・ルート・ロケーション

マイグレーション・プロセスのオプション

マイグレーション・トレースのオプション

トレースの使用可能化を選択する場合、 すべてのマイグレーション・プロセスの間、トレースは使用可能のままです。

スクリプトのトレースを使用可能にする
Home の作成、プロファイルおよびマイグレーション・ツールの呼び出し、およびマイグレーションの最終処理段階のトレースを使用可能にするかどうかを指定します。
プロファイル作成のトレースを使用可能にする
プロファイル作成中のトレースを使用可能にするかどうかを指定します。
アップグレード前のトレースを使用可能にする
WASPreUpgrade プロセス中のトレースを使用可能にするかどうかを指定します。
アップグレード後のトレースを使用可能にする
WASPostUpgrade プロセス中のトレースを使用可能にするかどうかを指定します。
マイグレーション・プロセスの JVM オプション
初期ヒープ・サイズ (MB)
JVM ヒープ用に割り振られる初期メモリー。
最大ヒープ・サイズ (MB)
JVM ヒープ用に割り振ることができる最大ヒープ・サイズ。
一時ディレクトリーの位置
前の構成のバックアップとマイグレーション・トレースが書き込まれるディレクトリー。

マイグレーション中に、前バージョンの構成のバックアップ・コピーが必要になります。このバックアップのデフォルト・ロケーションは /tmp/migrate です。/tmp ファイル・システムに、バックアップ構成を保管するのに十分なスペースがない場合は、別のロケーションを指定することができます。 バックアップ・コピーのデフォルト・ロケーションの オーバーライドを選択する場合のベスト・プラクティスは、同じ命名規則を保持し、 /tmp 部分を /myTemp/migrate などの別のパスに 置き換えることです。

マイグレーション定義 ID
一時ディレクトリーの下にディレクトリーを作成する際に使用される ID。 作成されるディレクトリーには、一時的なマイグレーション・データ・セットとバックアップ構成データが格納されます。
Java 一時ディレクトリー
マイグレーション中に一時ファイルの作成と保管のために Java 仮想マシンによって使用される Java 一時ディレクトリーを指定できます。
Java 一時ディレクトリーの設定
Java 一時ディレクトリー・ロケーション

ポート値

新しいプロファイルで使用するポート値と、ポート競合をどのように処理するのかを定義します。古いプロファイルからのポート値を再使用する場合、 ポート競合のため、新しいプロファイルを古いプロファイルと同時に実行することはできません。同時に両方のプロファイルを実行する予定の場合、 各プロファイルが異なるポートを使用するようにしてください。

古いプロファイルが使用していたのと同じポートを使用する (Use the same ports that the old profile used)
ソース・プロファイルに定義されているポート値を再使用します。
手動でポートを選択する (Select ports manually)
次のパネルでターゲット・プロファイル中の各ポートに対してカスタム値を設定します。
共通の開始ポート値から増分して新しいポートを生成する (Generate new ports, incrementing from a common starting port value)
指定したポート値から新規ポートを生成します。競合するポートは自動的に解決されます。
ポートの競合解決
ポート競合をどのように解決するのかを選択します。
競合ポート値から増分する (Increment from the conflicted port value)
ポートの競合が検出された場合、競合するポートから始めて、次に使用可能なポート値になるまでポート値が増やされます。
共通開始ポート値から増分する (Increment from a common starting port value)
ポートの競合が検出された場合、指定された値から始めて、次に使用可能なポート値になるまでポート値が増やされます。

管理エージェント登録

ソース・プロファイルが管理エージェントに登録されている場合、管理エージェントをマイグレーションした後で、 登録されているプロファイルをマイグレーションしてください。ソース管理エージェントからソース・プロファイルを登録抹消する場合は、以下の情報を指定します。登録されているすべてのプロファイルをマイグレーションした後、 ソース管理エージェントを停止します。最後に、マイグレーションされた各プロファイルをターゲット管理エージェントに手動で登録します (ターゲット管理エージェントは、マイグレーションされたプロファイル以上のバージョン・レベルでなければなりません)。
管理エージェントに登録済み
ソース・プロファイルが管理エージェントに登録されるかどうかを指定します。
ソース管理エージェント
管理エージェントからの設定
プロファイル・パス
ソース管理エージェントのファイル・システム・パス。
SOAP ポート
ソース管理エージェントが SOAP 接続のために使用するポート。
ユーザー名
セキュリティーが有効になっている場合、ソース管理エージェントのユーザー名。
パスワード
セキュリティーが有効になっている場合、ソース管理エージェントの管理セキュリティー・パスワード。

JOB ステートメント定義

調整されるすべてのマイグレーション・ジョブでは JOB ステートメントが必要となります。

インストール済み環境に有効な JOB ステートメントを入力します。マイグレーションの作成プロセスによって、すべての生成されたジョブでジョブ名が更新されます。そのため、JOB ステートメントのその部分に関して気にかける必要はありません。 継続行が必要であれば、コメント行を継続行で置き換えます。


トピックのタイプを示すアイコン 概念トピック



タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: last_date
http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-nd-zos&topic=cmig_zmmt_sappservar
ファイル名:cmig_zmmt_sappservar.html