データベース・リポジトリーに存在する有効なログイン ID でログインできない場合は、以下の手順に従ってトラブルシューティングを行ってください。
トレースに、ログイン失敗の原因が示されます。
com.ibm.websphere.wim.exception.EntityNotFoundException:
CWWIM4001E エンティティー 'o=default organization/null' が見つかりませんでした。
ログイン失敗の主な 2 つの原因を以下に説明します。
次の例では、データベース・リポジトリーのセットアップ時に dn 値として o=database.org が指定されていることを示しています。次の例は、わかりやすくするために複数行に分割されています。
wsadmin>$AdminTask setupIdMgrDBTables
{-schemaLocation "$WAS_HOME¥etc¥wim¥setup"
-dbPropXML "$WAS_HOME¥etc¥wim¥setup¥wimdbproperties.xml"
-databaseType db2
-dbURL jdbc:db2:wimDB
-dbDriver com.ibm.db2.jcc.DB2Driver
-dbAdminId <db2User>
-dbAdminPassword <db2UserPwd>
-dn o=database.org
-reportSqlError true}
ただし、データベース・リポジトリーを Virtual member manager に追加するときに、以下のように異なるベース・エントリーが指定されましたが、これが正しくありません。
wsadmin>$AdminTask addIdMgrRepositoryBaseEntry {-id DB2Repos -name "o=default organization"}
wsadmin>$AdminTask addIdMgrRepositoryBaseEntry {-id DB2Repos -name "o=default organization" -nameInRepository="o=database.org" }
この例では、データベース・リポジトリー用の –name と nameInRepository の両方の値が同じでなければなりません。
データベース・リポジトリーの -name と -nameInRepository の両方の値が同じになるように、wimconfig.xml ファイルで誤った構成を修正します。
<config:baseEntries name="o=database.org"/>