自動再始動管理 (ARM) の活動化

この手順に従って、自動再始動管理を (ARM) 活動化します。

始める前に

SYS1.MIGLIB 内の結合データ・セット・フォーマット・ユーティリティー IXCL1DSU に アクセスできる必要があります。自動再始動管理ポリシーの変更を計画している場合、SYS1.MIGLIB の 管理データ・ユーティリティー、IXCMIAPU にアクセスできる必要があり、RACF® FACILITY クラス MVSADMIN.XCF.ARM への UPDATE 権限を持っている必要があります。ポリシーを開始するには、RACF FACILITY クラス MVSADMIN.XCF.ARM への READ 権限を持っている必要があります。

このタスクについて

サーバーは自動的に自動再始動管理を登録しますが、arm コンポーネントを活動化する必要があります。 すなわち、以下を実行する必要があります。
  1. ARM 結合データ・セットの割り振り。
  2. 自動再始動管理ポリシーの開始。
自動再始動管理がアクティブではない場合、WebSphere® Application Server for z/OS® は ハードコピー・ログにエラー・メッセージを発行します。

自動再始動管理ポリシーを 変更する必要はありません。ただし、カスタム再始動グループを作成する場合は、 このポリシーを変更する必要があります。例えば、別のシステムのノード・エージェントまたは デプロイメント・マネージャー・サーバーを開始する必要はなく、 また、推奨もされません。これらのサーバーには、 実行するトランザクションのリカバリーはありません。したがって、 所定の再始動をセットアップするだけで構いません。ポリシーの変更についての詳細情報は、「z/OS MVS™ シスプレックスのセットアップ」 (SA88-8591) を参照してください。

以下の手順は、 自動再始動管理を実行するための情報を十分に提供することを目的としています。自動再始動管理ポリシーを定義するには、 上記の z/OS マニュアルが必要です。

手順

  1. ポリシーの結合データ・セットをまだフォーマットしていない場合は、 ここでフォーマットしてください。 詳しくは、「z/OS MVS シスプレックスのセットアップ」を参照してください。
  2. ジョブをサブミットして、ARM 結合データ・セットをフォーマットします。
  3. オプション: 自動再始動管理ポリシーを変更します。 始めるにあたって、ポリシーを変更する必要はありません。自動再始動管理ポリシーを変更する場合は、 「 z/OS MVS Setting Up a Sysplex」に進み、マニュアルの指示に従います。
  4. 以下のオペレーター・コマンドを発行して、自動再始動管理ポリシーを開始します。
    SETXCF COUPLE,TYPE=ARM,PCOUPLE=(dsname,vvvvvv)
    SETXCF START,POLICY,TYPE=ARM
    ここで、
    dsname
    結合データ・セットのデータ・セット名です。
    vvvvvv
    結合データ・セットが入っているボリュームのボリューム通し番号です。

タスクの結果

SETXCF コマンドが正常に終了したら、操作は完了です。


トピックのタイプを示すアイコン タスク・トピック



タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: last_date
http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-nd-zos&topic=tins_activearm
ファイル名:tins_activearm.html