このコマンドを使用すると、あるグループが所属するグループのリストを表示できます。
目的
getMembershipOfGroup コマンドは、あるグループが所属するグループのリストを表示するために使用します。
成功すると、getMembershipOfGroup コマンドは、このグループがメンバーとなっているグループの固有名のリストを戻します。
注: ユーザー・レルム用に「グローバル・セキュリティー設定を使用する」オプションが選択されている場合、または指定されたドメインのレルム・タイプとして「グローバル統合リポジトリー」オプションが選択されている場合は、このコマンドは管理ドメインの統合リポジトリーで実行されます。ただし、ドメイン上で実行される構成の変更は、セキュリティー・ドメイン固有の構成に適用されます。
構文
getMembershipOfGroup { -uniqueName uniqueName [-clearCache clearCacheMode] [-securityDomainName domainName] }
パラメーター
- -uniqueName uniqueName
- 表示するグループ・メンバーシップのグループの固有の名前値を指定します。
このパラメーターは、Virtual member manager の uniqueName プロパティーにマップされます。
- -clearCache clearCacheMode
- 指定されたグループの情報を取得する前に、リポジトリー・アダプター・キャッシュを
クリアするかどうかを指定します。
- 有効な値は以下のとおりです。
- clearEntity: 指定されたグループがキャッシュ内に存在する場合、そのグループの
キャッシュをクリアします。
- clearAll: 指定されたグループが存在するリポジトリーのアダプター内にある
すべてのエンティティーのキャッシュ情報をクリアします。
これらの値では大/小文字が区別されません。
このパラメーターにはデフォルト値はありません。
値を指定しないか、
clearEntity または clearAll 以外の値を指定すると、
エラー・メッセージが表示されます。
問題の回避: 頻繁にこのパラメーターを使用してキャッシュをクリアすると、
パフォーマンスが低下する可能性があります。
キャッシュをクリアすると、後続の操作はリポジトリーから
詳細を取得し、この新たに取得したデータでキャッシュを更新しなければなりません。
clearAll モードを使用するとキャッシュ全体が無効になるため、パフォーマンスへの影響はさらに顕著になり、後続の操作を完了するのにかかる時間が長くなります。
- -securityDomainName domainName
- セキュリティー・ドメインを一意に識別する名前を指定します。
このパラメーターが指定されていない場合、
コマンドはグローバル統合リポジトリーを使用します。
サンプル
operators というグループがメンバーとなっているグループを表示するには、次のコマンドを実行します。
$AdminTask getMembershipOfGroup {-uniqueName cn=operators,cn=groups,dc=yourco,dc=com}