Locality DataObject

Locality は地理的な領域です。

Locality DataObject は、抽象データ・オブジェクト GeographicLocation から拡張されます。 Locality は地理的位置を表します。

Locality データ・オブジェクトの構造は、以下のものから構成されます。
identifier
単一の IdentifierType DataObject を含みます。
localityName
市区町村など、地域の名前を指定します。
parent
Virtual member manager の階層で、エンティティーの親へのリンクに使用される包含プロパティーです。1 つのエンティティーは 1 つの親しか持てないので、これには単一の Entity データ・オブジェクト のみが含まれます。また、どのエンティティーも他のエンティティーの親になることができるので、このプロパティーのデータ・オブジェクトは Entity データ・オブジェクトです。
children
Virtual member manager の階層で、エンティティーの子へのリンクに使用される包含プロパティーです。エンティティーの子は複数あってもよいので、複数の Entity データ・オブジェクトを含みます。 また、どのエンティティーも他のエンティティーの子になることができるので、このプロパティーのデータ・オブジェクトは Entity データ・オブジェクトです。
changeType
は、変更済みエンティティーの検索に対する応答としてのみ設定されるオプションのプロパティーです。このプロパティーは、発生した変更のタイプを示します。変更には、新規エンティティーの追加、既存のエンティティーの変更、エンティティーの削除、エンティティーの名前変更があります。changeType プロパティーの有効な値とストリング定数は、add (CHANGETYPE_ADD)、delete (CHANGETYPE_DELETE)、modify (CHANGETYPE_MODIFY)、および rename (CHANGETYPE_RENAME) です。

XML スキーマ定義

次に、Locality DataObject の XML スキーマ定義を示します。
<xsd:complexType name="Locality">
 <xsd:complexContent>
  <xsd:extension base="GeographicLocation">
    <xsd:sequence>
      <xsd:element maxOccurs="1" minOccurs="0" ref="localityName"/>
		 <xsd:element maxOccurs="unbounded" minOccurs="0" ref="stateOrProvinceName"/>
		 <xsd:element maxOccurs="unbounded" minOccurs="0" ref="street"/>
    </xsd:sequence>
   </xsd:extension>
  </xsd:complexContent>
</xsd:complexType>

サンプル・データ・オブジェクト

次に、Locality DataObject のサンプルを示します。 l プロパティーは、localityName の簡略形式です。
<wim:Root>
    <wim:entities xsi:type="wim:Locality">
      <wim:identifier externalName="l=Toronto,c=CA"
                      repositoryId="LDAP1" 
                      uniqueId="eeee9201-1dd111b2-80d5f611-4d759b2b" 
                      uniqueName="l=Toronto,c=CA"/>
      <wim:l>Toronto</wim:l>
    </wim:entities>
  </wim:Root>


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