[AIX Solaris HP-UX Linux Windows]

分散オペレーティング・システムでのフィーチャーのインストール

Installation Manager GUI を使用して、製品フィーチャーをインストールおよび削除できます。

始める前に

Installation Manager 設定で、製品を含む適切な Web ベース・リポジトリーまたはローカル・リポジトリーを指すようにします。

このタスクについて

注: 他の Installation Manager の操作と同様に、以下のいずれかの手順を使用してフィーチャーを変更することもできます。
  • サイレント応答ファイルの使用

    GUI および Installation Manager の記録モードを使用してこの応答ファイルを記録できます。または、必要に応じて手動で応答ファイルを作成したり変更したりすることができます。

  • imcl コマンド行ツールの使用

    IBM® Installation Manager の資料を参照してください。

手順

  1. 変更対象の WebSphere® Application Server インストール済み環境で、すべてのサーバーおよびアプリケーションを停止します。
  2. Installation Manager を開始します。
  3. 「変更」をクリックします。
  4. 変更するパッケージ・グループを選択します。
  5. 「次へ」をクリックします。
    注: 認証のプロンプトが出されたら、プログラム の Web サイトで登録した IBM ID とパスワードを使用してください。
  6. 「IBM WebSphere Application Server Network Deployment」を展開します。
  7. フィーチャーをインストールするには該当するチェック・ボックスを選択します。またはインストール済みのフィーチャーを除去する場合は該当するチェック・ボックスを選択解除します。
    • EJB 3.0 より前のモジュール用の EJBDeploy ツール

      このオプションでは、EJB 3.0 より前のモジュール用の EJBDeploy ツールがインストールされます。

      アプリケーションをサーバーにデプロイする前に、EJB 3.0 より前の仕様をベースにした EJB モジュールが含まれるアプリケーションで EJBDeploy ツールを実行する必要があります (その EJB モジュールが Java EE 7 アプリケーションに含まれる場合を除く)。EJBDeploy ツールを実行すると、アプリケーション内にエンタープライズ Bean 用のデプロイメント・コードが生成されます。EJB 3.0 仕様からは、WebSphere Application Server は JITDeploy という新規フィーチャーを使用するため、EJBDeploy ツールは不要となりました。この新規フィーチャーは、アプリケーションの開始時にコードを自動的に生成します。Java EE 7 アプリケーションに含まれる EJB モジュールは、EJB 3.0 より前の仕様をベースにしている場合でも、JITDeploy を使用します。

      ヒント: 例と同様に、IBM WebSphere Application Server で提供されるアプリケーションで EJB 3.0 より前のモジュール用のオプションの EJBDeploy ツールが必要で、このフィーチャーがインストールされていない場合、予期しないエラーが発生する可能性があります。EJB 3.0 より前のモジュールを必要とするアプリケーションをデプロイおよび使用する場合、EJB 3.0 より前のアプリケーションを実行するサーバーで使用されるすべての WebSphere Application Server に、オプションの EJBDeploy フィーチャーが含まれている必要があります。
    • スタンドアロン・シン・クライアント、リソース・アダプター、および組み込み可能コンテナー

      IBM シン・クライアントおよびリソース・アダプターは、JAX-WS、JAX-RPC、JAX-RS、XML、EJB、JPA、JMS などのさまざまなテクノロジー用に 1 組のクライアントおよびリソース・アダプターを提供します。組み込み可能コンテナーは、スタンドアロンの Java™ Platform, Standard Edition (Java SE) 環境で稼働します。例えば、組み込み可能 EJB コンテナーを使用すると、アプリケーション・サーバーの外でエンタープライズ Bean を実行できます。

      • スタンドアロンのシン・クライアントおよびリソース・アダプター

        このオプションでは、スタンドアロンの IBM シン・クライアントおよびリソース・アダプターがインストールされます。

        IBM シン・クライアントは、JAX-WS、JAX-RPC、JAX-RS、XML、EJB、JPA、JMS などのさまざまなテクノロジー用に 1 組のクライアントを提供します。IBM リソース・アダプターは、JMS 用のリソース・アダプターを提供します。

      • 埋め込み可能 EJB コンテナー

        このオプションは、組み込み可能 EJB コンテナーをインストールします。

        組み込み可能 EJB コンテナーは、スタンドアロンの Java SE 環境でエンタープライズ Bean を実行する際に使用できる Java Archive (JAR) ファイルです。この組み込み可能コンテナーを使用して、アプリケーション・サーバーの外部でエンタープライズ Bean を実行できます。組み込み可能 EJB コンテナーは、EJB 仕様の一部であり、主に単体テストのエンタープライズ Bean のビジネス・ロジックに使用されます。

    • サンプル・アプリケーション

      このオプションは、学習環境およびデモンストレーション環境のサンプル・アプリケーションをインストールします。

      これらのサンプルには、一部の最新 Java Platform, Enterprise Edition (Java EE) および WebSphere テクノロジーを例示するソース・コード・ファイルと統合エンタープライズ・アプリケーションの両方が含まれます。これらのサンプルは、開発環境などの学習環境およびデモンストレーション環境にインストールする場合に推奨されます。ただし、実動アプリケーション・サーバー環境へのインストールには推奨されません。

  8. 「次へ」をクリックします。
  9. 要約情報を検討して、「変更」をクリックします。
    • 正常に変更された場合は、プログラムにより、インストールが正常に行われたことを示すメッセージが 表示されます。
    • 変更が正常に行われなかった場合は、「ログ・ファイルの表示」を クリックして、問題のトラブルシューティングを行います。
  10. 「終了」をクリックします。
  11. 「ファイル」 > 「終了」とクリックして、Installation Manager を閉じます。

フィーチャーの変更:
次のリストで、オプション・フィーチャー・オファリング名は括弧で囲まれています。
  • EJB 3.0 より前のモジュール用の EJBDeploy ツール (ejbdeploy)
  • アプリケーションをサーバーにデプロイする前に、EJB 3.0 より前の仕様をベースにした EJB モジュールが含まれるアプリケーションで EJBDeploy ツールを実行する必要があります (その EJB モジュールが Java EE 7 アプリケーションに含まれる場合を除く)。EJBDeploy ツールを実行すると、アプリケーション内にエンタープライズ Bean 用のデプロイメント・コードが生成されます。EJB 3.0 仕様からは、WebSphere Application Server は JITDeploy という新規フィーチャーを使用するため、EJBDeploy ツールは不要となりました。この新規フィーチャーは、アプリケーションの開始時にコードを自動的に生成します。Java EE 7 アプリケーションに含まれる EJB モジュールは、EJB 3.0 より前の仕様をベースにしている場合でも、JITDeploy を使用します。

  • スタンドアロン・シン・クライアント、リソース・アダプター、および組み込み可能コンテナー
    • スタンドアロンのシン・クライアントおよびリソース・アダプター (thinclient)
    • 組み込み可能 EJB コンテナー (embeddablecontainer)
  • サンプル・アプリケーション (samples)
[Windows]以下は、あるインストールでのフィーチャーを変更するための応答ファイルの例です。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<agent-input clean='true' temporary='true'>
<server>
<repository location="http://www.ibm.com/software/repositorymanager/com.ibm.websphere.ND.v90" />
</server>
<install modify='true'>
<offering id='com.ibm.websphere.ND.v90' 
  profile='IBM WebSphere Application Server V9.0' 
  features='samples'/>
</install>
<uninstall modify='true'>
<offering id='com.ibm.websphere.ND.v90' 
  profile='IBM WebSphere Application Server V9.0' 
  features='thinclient,ejbdeploy,embeddablecontainer'/>
</uninstall>
<profile id='IBM WebSphere Application Server V9.0' 
  installLocation='C:¥Program Files¥IBM¥WebSphere¥AppServer'>
<data key='eclipseLocation' value='C:¥Program Files¥IBM¥WebSphere¥AppServer'/>
<data key='user.import.profile' value='false'/>
<data key='cic.selector.nl' value='en'/>
</profile>
</agent-input>
[Windows]以下は、imcl コマンドを使用して、あるインストール済み環境のフィーチャーを変更するための例です。
imcl.exe modify com.ibm.websphere.ND.v90
  -addFeatures samples
  -removeFeatures thinclient,ejbdeploy,embeddablecontainer
  -repositories http://www.ibm.com/software/repositorymanager/com.ibm.websphere.ND.v90
  -installationDirectory C:¥Program Files¥IBM¥WebSphere¥AppServer
  -secureStorageFile C:¥IM¥credential.store -masterPasswordFile C:¥IM¥master_password.txt
言語の変更:

インストールされている言語を変更するには、imcl コマンドで -properties 引数を cic.selector.nl プロパティーと共に使用して、インストール済み環境で必要な言語を指定します。

[Windows]以下に例を示します。
imcl.exe modify com.ibm.websphere.ND.v90_9.0.0.20160503_0200
  -repositories http://www.ibm.com/software/repositorymanager/com.ibm.websphere.ND.v90
  -installationDirectory C:¥Program Files¥IBM¥WebSphere¥AppServer
  -properties cic.selector.nl=en,,hu,,ko,,pl,,es 
  -secureStorageFile C:¥IM¥credential.store -masterPasswordFile C:¥IM¥master_password.txt

この例を使用すると、英語、ハンガリー語、韓国語、ポーランド語、およびスペイン語がインストールされます。 英語のみのインストール済み環境で始めた場合、これにより他の各言語が追加されます。 指定した言語よりも多くの言語を含むインストール済み環境で始めた場合、指定した言語以外の他の各言語は削除されます。

インストールされている言語を確認するには、imcl コマンドで listInstallationDirectories を使用して、-long または -verbose のいずれかを指定します。
[Windows]以下に例を示します。
imcl.exe listInstallationDirectories -long

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