ポート設定の構成

WebSphere® Application Server のリソースを構成する場合、または他のアプリケーションにポート番号を割り当てる場合は、割り当て済みの他のポートと競合しないようにする必要があります。さらに、ファイアウォールを構成する際は、特定のポート番号へのアクセスを可能にする必要があります。

始める前に

ヒント:
  • 推奨されるデフォルトの動的ポート範囲内でカスタム・ポート値を割り当てた場合、ポートの競合が発生することがあります。ポート値は動的に割り当てられるため、WebSphere Application Server は、サーバーに割り当てられるポート値を事前に決定することができません。サーバー間でのポートの競合の可能性を回避するには、プロファイル管理ツールによって割り当てられているデフォルトのサーバー・ポート値を受け入れるか、デフォルトの動的ポート範囲内にないカスタム・ポート値を割り当てます。2008 年以前のオペレーティング・システムのデフォルトの動的ポート範囲は 1025 から 5000 で、それより新しいオペレーティング・システムの動的ポート範囲は 49152 から 65535 です。これらのデフォルト範囲は Internet Assigned Numbers Authority (IANA) によって推奨されているので、すべてのオペレーティング・システムで共通です。
  • さまざまなシステム上のサーバーまたはクラスターを管理するデプロイメント・マネージャーを持つ複数のシステムに WebSphere Application Server をインストールすると、ポートの競合が発生することがあります。構成サービスのポート解決 メカニズムは、複数のホスト・マシン上のクロス・プロファイルをサポートしていません。
    • 例 1:
      1. システム A で、Dmgr および AppSrv01 (Node1) を含むセル・プロファイルを作成します。
      2. システム B で、AppSrv01 を作成し、AppSrv01 (Node2) をシステム A 上の Dmgr に統合します。
      3. Node1 に server1 を、Node2 に server2 を作成します。
      4. Node1 と Node2 は別々のホスト・システム上にあるので、server1 サーバーと server2 サーバーは、serverindex.xml ファイル内 に、重複するサーバー・エンドポイント・ポートを含む可能性があります。
    • 例 2:
      1. システム A で、Dmgr および AppSrv01 (Node1) を含むセル・プロファイルを作成します。
      2. システム B で、AppSrv01 を作成し、AppSrv01 (Node2) をシステム A 上の Dmgr に統合します。
      3. システム B で、JobManager を作成します。
      4. クラスターを 1 つ作成し、2 つのサーバー (Node1 上の server1 および Node2 上の server2) を 追加します。
      5. server2 サーバーと JobManager はクロス・プロファイル内にあるので、server2 サーバー と JobManager サーバーは、serverindex.xml ファイル内に、 重複するサーバー・エンドポイント・ポートを含む可能性があります。server2 サーバー は Dmgr の下にあり、JobManager は JobManager プロファイルの下にあります。 Dmgr プロファイルと JobManager プロファイルは、別々のマシンに置かれています。

手順

  1. ポート番号設定は、特に共存を計画する際に検討してください。
  2. オプション: ポート番号設定を変更します。

    インストール後に製品を構成する際に、ポート番号を設定することができます。『製品構成の計画』で説明されている計画段階中に、ポート番号についての検討を始めてください。


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