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Application Client for IBM WebSphere Application Server のインストール計画

Application Client for IBM WebSphere Application Server の標準トポロジーおよび使用法を調べ、このトポロジーの使用方法を決定します。

始める前に

トラブルの回避 (Avoid trouble) トラブルの回避 (Avoid trouble): 複数の WebSphere Application Client のインストール済み環境またはインスタンスを同じマシン上に保持することは、不可能でありサポートされません。gotcha

このタスクについて

従来のクライアント/サーバーの環境では、クライアントはサービスを要求し、サーバーはその要求を満たします。複数のクライアントが単一のサーバーを使用します。 クライアントは、いくつかの別々のサーバーにアクセスすることもできます。 このモデルは Java™ クライアントでも使用されていますが、 違うところは、現在ではクライアントの要求がクライアントのランタイム環境を使用するという点です。

このモデルでは、クライアント・アプリケーションはエンタープライズ Bean と通信するためのサー ブレットが必要であり、 サーブレットはアプリケーション・サーバーと同じマシン上に存在している必要があります。

以下のグラフィックに、アプリケーション・クライアントのインストール、およびクライアント・アプリケーションの使用のための トポロジーを示します。

単一サーバー・トポロジー

この例は、マシン A 上のアプリケーションおよび データにアクセスするためにクライアント・アプリケーションを使用するトポロジーにインストールされた 2 種類の アプリケーション・クライアントを示しています。
  • マシン B 上の ActiveX アプリケーション・クライアントは Windows 専用クライアントで、 これは、Java 仮想マシン (JVM) API にプログラマチックにアクセスするために Java Native Interface (JNI) アーキテクチャーを使用します。 JVM コードは、ActiveX アプリケーション (Visual Basic、VBScript、または Active Server Pages (ASP) ファイル) と同じプロセス・スペースに存在し、プロセスが終了するまでプロセスに接続されたままの状態になります。
  • マシン C 上の J2EE アプリケーション・クライアントは、 エンタープライズ Bean、Java Database Connectivity (JDBC) API、 および Java Message Service のメッセージ・キューへアクセスする Java アプリケーション・プログラムです。 アプリケーション・プログラムは、 Java EE アプリケーション・クライアントの実行環境を構成し、Java Naming and Directory Interface (JNDI) 名前空間を使用してリソースにアクセスする必要があります。

アプリケーション・クライアントをインストールする例として、以下の手順を使用します。

手順

  1. マシン A に IBM Installation Manager をインストールします。
  2. Installation Manager を使用して、WebSphere® Application Server 製品をマシン A にインストールしてコア製品ファイルを設定します。
  3. プロファイル管理ツール または manageprofiles コマンドを使用して両方のスタンドアロンのアプリケーション・サーバー・プロファイルを作成します。
  4. 各アプリケーション・サーバーの管理コンソールを使用して、ユーザー・アプリケーションをデプロイします。
  5. 各アプリケーション・サーバーの管理コンソールを使用して、Web サーバーの Web サーバー構成を作成します。
  6. 各アプリケーション・サーバーの管理コンソールを使用して、ローカル Web サーバー構成で各 plugin-cfg.xml ファイルを再生成します。
  7. オプション: Installation Manager を使用して、 IBM® HTTP Server をマシン A にインストールします。
  8. オプション: Installation Manager を使用して、WebSphere カスタマイズ・ツールボックスをマシン A にインストールします。
  9. オプション: WebSphere カスタマイズ・ツールボックスを開きます。その後、Web サーバー・プラグイン構成ツールを起動して、Web サーバー・プラグインを構成し、マシン A に Web サーバー定義を作成します。
  10. アプリケーション・クライアントをインストールします。

    ダイアグラムは、2 つの異なるオペレーティング・システム上の 2 つの異なるタイプのアプリケーション・クライアントを表示します。 この例では 2 つのアプリケーション・クライアントを示していますが、作業システムを持つために 2 つのアプリケーション・クライアントをインストールする必要はありません。 それぞれのアプリケーション・クライアントは完全に機能し、もう一方と独立に作業します。

    オプションで、IBM Installation Manager をインストールし、これを使用して Application Client をマシン B にインストールします。

    オプションで、IBM Installation Manager をインストールし、これを使用して Application Client をマシン C にインストールします。

タスクの結果

この項目は、クライアント・アプリケーションのランタイム環境を計画する際に役立ちます。

次のタスク

クライアント・アプリケーションの作成方法については、WebSphere Application Server のアプリケーション・クライアントを参照してください。


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