[Linux]

製品インストール済み環境間でのプロファイルのスイング

複数の製品のインストール済み環境に関連付けられている共通プロファイル・セットを使用するように環境を構成することで、サービス・レベル間でプロファイルをスイングできます。

このタスクについて

プロファイルではランタイム環境を定義します。プロファイルには、サーバーがランタイム環境で処理する変更可能なすべてのファイルが含まれています。 標準インストールでは、プロファイルは、単一の WebSphere® Application Server インストール済み環境に関連付けられます。その結果、インストール済み環境のサービス・レベルを変更すると、そのプロファイルのサービス・レベルも変更されます。

複数のインストール済み環境に関連付ける共通プロファイル・セットを使用するように環境を構成できます。プロファイルはどの特定のインストール済み環境からも切り離されているため、 別のアプリケーション・サーバー・インストール済み環境にプロファイルを関連付ける、つまりプロファイルをスイング することが可能です。 例えば、実稼働環境で特定のサービス・レベルに更新し、予期しない動作が発生した場合、ほとんど中断することなく、プロファイルを別の安定したサービス・レベルのインストール済み環境にスイングできます。 プロファイルをスイングすることで、インストール済み環境を新しいサービス・レベルに更新したり、以前にインストールしたサービス・レベルに、または同じサービス・レベルでロールバックしたりすることができます。

通常のセットアップとスイング・プロファイル・セットアップの比較

WebSphere Application Server は V.R.M.F の命名体系に従っており、ここで、 各文字はバージョンリリースモディフィケーション、およびフィックスパック を表します。 プロファイルのスイングは、1 つのリリース内でのみ (異なるフィックスパックまたはインテリム・フィックスの製品インストール済み環境の間など) 行えます。 例えば、V8.5.5.9 とそれ以降のフィックスパックの間でプロファイルをスイングできますが、V8.5.5.9 とバージョン 9.0 の間でプロファイルをスイングすることはできません。

プロファイルのスイング用に構成された環境は、フィックスパックまたはインテリム・フィックスからのサービスを適用するインストール済み環境である 1 つ以上のマスター・インストール済み環境に依拠します。マスター・インストール済み環境を使用して、実動で使用するためのアプリケーション・サーバー・コピーを作成します。また、アプリケーション・サーバー・プロファイルはシンボリック・リンクでサービス・レベルを変更できるように作成されます。

初期インストールおよびスイング・プロファイルによる更新

手順

  1. スイング・プロファイル環境をインストールして構成します。
  2. プロファイルをスイングすることで、製品サービス・レベルを変更します。

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ファイル名:tins_sp_overview.html