インストールのための z/OS オペレーティング・システムの準備

このタスクを使用して、WebSphere® Application Server for z/OS® 用の z/OS ターゲット・システムを準備します。

始める前に

WebSphere Application Server for z/OS の実行を計画する z/OS システムを確認します。詳しくは、製品インストールの計画を参照してください。

このタスクについて

WebSphere Application Server for z/OS 製品は、セキュリ ティー、信頼性、およびパフォーマンスのため、基本 z/OS オペレーテ ィング・システム・サービスを広範囲に使用します。

WebSphere Application Server for z/OS 製品コードをインストールした後、このセクションのタスクを実行して、WebSphere Application Server for z/OS を実行するように、z/OS ターゲット・システムを準備します。
注: ターゲット・システムは、 WebSphere Application Server for z/OS が実際に稼働するシステムです。 WebSphere Application Server for z/OS 製品コード・インストールが実行される駆動システムがターゲット・システムである場合と、 そうでない場合があります。

手順

  1. WebSphere Application Server for z/OS アプリケーション・サービス環境の作成を計画する 最初の z/OS ターゲット・システムを確認します。
  2. チェックリスト: 基本 z/OS オペレーティング・システムの準備を一部印刷します。 このワークシートを使用して、 ターゲット・システム、および製品の構成中に必要となるレコード情報について、 以下のどのステップが完了しているかを確認します。
  3. z/OS オペレーティング・システム設定を準備します。 詳細な指示については、WebSphere Application Server を実行するための z/OS の準備を参照してください。
  4. z/OS シスプレックス設定を準備します。 詳細な指示については、z/OS でのシスプレックスの準備を参照してください。
  5. z/OS ジョブ入力サブシステム (JES2 または JES3) を準備します。 詳細な指示については、JES2 または JES3 の準備を参照してください。
  6. 使用したい TCP/IP リソースを識別し、ネットワークを準備します。 詳しくは、z/OS での TCP/IP の準備を参照してください。
  7. リソース・リカバリー・サービス (Resource Recovery Services) (RRS) をセットアップします。 詳しくは、 リソース・リカバリー・サービス (Resource Recovery Services) (RRS) の準備 を参照してください。
  8. SAF 準拠のセキュリティー・パッケージをセットアップします。 z/OS セキュリティー・サーバーを使用する場合、セキュリティー・サーバー (RACF) の準備を参照してください。 別の SAF 準拠セキュリティー製品を使用する場合、その製品の製造者に連絡して、支援を受けてください。
  9. DB2 データベースを使用している場合は、並行性制御管理用に DB2 をセットアップします。
    インストールの際に、U ロック管理およびロック・サイズについて標準的な DB2 デフォルトを使用する場合は、コンテナー管理エンタープライズ Bean (CMP Bean) を使用する特定の WebSphere Application Server アプリケーションにデッドロックが発生する場合があります。デッドロックが発生する可能性は、そのアプリケーションの設計と実行パターンにより異なります。 デッドロックの可能性は、DB2 データベースの同じ領域を更新する並行トランザクションを駆動しているアプリケーションの数と頻度により、高くなります。ご使用のアプリケーションのワークロードで、 デッドロックの可能性が高い場合は、次の DB2 設定を使用することを考えてください。
    RRULOCK(YES) 
    LOCKSIZE(ROW)
    追加の詳細については、DB2 インストール・ガイドの内部リソース・ロック・マネージャー (IRLM) の設定情報を参照してください。

    ご使用のアプリケーションは、並行性制御管理へのオプティミスティック・アプローチの対象である場合があります。ご使用のアプリケーションでオプティミスティック並行性制御が使用できるかどうか判別するには、WebSphere Application Server インフォメーション・センターの z/OS ビューの、並行性制御に関する項目を参照してください。

  10. WebSphere Application Server for z/OS の実行を計画している z/OS ターゲット・システムごとに、以下のステップを繰り返します。
  11. 製品構成中に、ワークシートに記録した情報の一部が必要になるため、 記入したワークシートは保持してください。

次のタスク

各 z/OS ターゲット・システムに対してこのタスクを完了すると、 これらのターゲット・システム上で WebSphere Application Server for z/OS アプリケーション・サービス環境を計画する 準備が整います。詳しくは、z/OS での製品構成の計画を参照してください。

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