柔軟な管理環境では、「IBM Installation Manager のインストール」ジョブをサブミットして、ジョブ・マネージャーの登録済みホストに Installation
Manager をインストールすることができます。
始める前に
ジョブ・マネージャーおよびターゲットを開始します。Installation Manager をインストールするターゲットがジョブ・マネージャーに登録されていることを確認してください。
ジョブをサブミットするには、ジョブ・マネージャーで使用する ID に、管理者ロール
またはオペレーター・ロールの権限が付与されている必要があります。ジョブのサブミット時には、ターゲットでの認証および許可用に、ユーザー名とパスワードを指定することができます。複数のターゲットにジョブをサブミットする場合は、そのユーザー名とパスワード、または実行依頼者のクレデンシャルが、すべてのジョブ・ターゲットに適用される必要があります。
多数のターゲットに対してジョブを実行するには、オプションでターゲットのグループを作成し、そのグループに対してジョブをサブミットします。
Installation Manager の既存のインスタンスを更新する方法については、リモート・ホスト上の Installation Manager を更新するジョブのサブミットの項を参照してください。
注: Installation Manager をインストール、アンインストール、および更新する CIM ジョブは z/OS® ターゲット上ではサポートされていません。
CIM 管理オファリング・ジョブを使用する前に、まずは z/OS ターゲット上に Installation Manager をインストールする必要があります。
このタスクについて
ジョブ・マネージャーまたはデプロイメント・マネージャーの管理コンソールを使用して、ジョブをサブミットすることができます。コンソールから、
「IBM Installation Manager のインストール」ジョブを選択し、ターゲットを指定し、ジョブをスケジュールに入れ、サマリーを確認して、ジョブをサブミットします。
コンソールを使用する代わりに、AdministrativeJobs コマンド・グループ内の installIM ジョブ・スクリプトを実行することもできます。
管理ジョブのタイプのトピックを参照してください。
Windows ターゲットの場合、CIM は、unzip.exe をターゲットに送信して Installation Manager の zip ファイルを unzip します。CIM の
unzip.exe を使用しない場合は、次の JVM パラメーターを設定することができます。
com.ibm.ws.admin.cimjm.unzipOnTheFly=true/TRUE"
このパラメーターを
true に設定すると、
CIM はジョブ・マネージャーからの zip ファイルを unzip して、個々のファイルをターゲットに送信します。
このパラメーターを変更してからサーバーを再始動する必要があります。
Linux/UNIX ターゲットの場合、CIM は unzip のインスタンスを検出すると zip ファイルをターゲットに送信してから、zip ファイルを unzip します。
CIM が unzip のインスタンスを検出しない場合は、CIM はジョブ・マネージャーからの zip ファイルを unzip して、個々のファイルをターゲットに送信します。
通常、ファイルを個別に送信することは、ターゲットで unzip する場合よりも時間がかかります。
IBM i ターゲットの場合、CIM は、IBM i ターゲット上にある jar コマンドを使用して zip ファイルを unzip します。
集中インストール・マネージャーは、
リモート・ノードでインストール・プロセスを正常に完了した後で、
インストール・プロセス中に指定された一時ロケーションにある
インストール・イメージ・ファイルを削除します。インストールが失敗した場合、
これらのファイルは一時ロケーションに残され、
インストール・エラーとなった原因をユーザーが判別する際に使用できます。
ただし、ファイルを削除しても問題はありません。
サポートされる構成: IBM Installation Manager 1.8.5 以降が必要です。sptcfg
手順
- 管理コンソールのナビゲーション・ツリーから、の順でクリックします。
- 「IBM Installation Manager のインストール」ジョブを選択して、「次へ」をクリックします。
- ジョブ・ターゲットを選択します。
- リストからターゲットのグループを選択するか、または「ターゲット名」を選択します。
- 「ターゲット名」を選択した後は、ターゲット名を指定して「追加」をクリックするか、「検索」をクリックして、「ターゲットの検索」ページで選択したターゲットを指定します。
- ユーザー認証が必要な場合は、ユーザー名、パスワード、または必要に応じてその他の認証値を指定します。
- 「次へ」をクリックします。
- 「ジョブ・パラメーターの指定」ページで、インストールする Installation Manager インスタンスのロケーションを指定します。
注: IBM Installation Manager インストール・キットのパスを指定しないと、installIM ジョブは、ターゲット・プラットフォームに合った最新の IBM Installation Manager インストール・キットを
ジョブ・マネージャー上のインストール・キット・リポジトリーから検索します。デフォルトのインストール・キット・リポジトリーは <profile_home>/IMKits です。
ジョブ・マネージャーから、このロケーションを変更することができます。をクリックしてから、「Installation Manager インストール・キットのロケーション」を別のロケーションに変更します。
コマンド行を使用している場合、次のファイルでリポジトリー・ロケーションを確認できます。 <profile_home>/properties/cimjm/CIMJMMetadata.xml。
オプション・パラメーター:
- Installation Manager エージェント・データのロケーション: Installation Manager エージェント・データのロケーションを指定します。
トラブルの回避 (Avoid trouble): このデータ・ロケーションを、インストール・ロケーションのサブディレクトリーにすることはできません。
gotcha
- Installation Manager インストール・ディレクトリー: Installation Manager インストール・ディレクトリーのロケーションを指定します。
「前提条件検査のスキップ」チェック・ボックスを選択すると、
Installation Manager のインストール時に前提条件検査を実行しないこと、および Installation Manager のディスク・スペースの検査を使用不可にすることを指定することになります。
ジョブが正常に実行されるようにするには、「使用条件の条項に同意します」を選択する必要があります。「次へ」をクリックします。Installation
Manager ライセンスを確認するには、以下のステップを実行します。
トラブルの回避 (Avoid trouble): Installation Manager インストール・キットで install コマンドを実行します。
gotcha
- グラフィカル・ユーザー・インターフェース (GUI) を使用している場合は、以下のコマンドを実行し、その指示に従ってください。
- コマンド行を使用している場合は、以下のコマンドを実行し、その指示に従ってください。
Installation Manager をユーザー・グループで使用できるようにインストールするには、
installType オプション・パラメーターを指定します。
このパラメーターの値には、以下のものがあります。
- 単一: 非管理者モードで単一ユーザー・インストールを実行します。
このオプションは、サポートされるすべての CIM プラットフォームで使用可能です。
- 自動: 非管理ユーザーの場合は、このコマンドにより、非管理者モードで単一ユーザー・インストールが開始されます。
管理者の場合は、このアクションは管理インストールを実行します。
- ジョブをスケジュールに入れ、「次へ」をクリックします。
- サマリーを確認して「終了」をクリックし、ジョブをサブミットします。
タスクの結果
ジョブが実行されて、選択したターゲット上に Installation Manager がインストールされます。
次のタスク
「ジョブ状況」ページでジョブ ID をクリックし、ジョブ状況を表示します。状況の最新表示アイコン
をクリックすると、表示されたジョブ状況が最新表示されます。
ジョブが正常に実行されていない場合は、そのジョブの実行結果として出されたエラー・メッセージを表示し、エラー状態を修正して、再度ジョブをサブミットします。