Entity DataObject は、Virtual member manager のエンティティーを表します。
他のすべてのエンティティー・タイプ (PersonAccount、Group、OrgContainer など) は、この Entity
DataObject から拡張されます。以下に、エンティティー・データ・オブジェクト間の継承関係を示します。
- Entity
- Geographic Location
- RolePlayer
- Party
- Person
- Group
- OrgContainer
- LoginAccount
注: RolePlayer および Party データ・オブジェクトは、Virtual member manager
の将来の拡張のためのもので、前方互換性を提供するこのリリースのスキーマの一部です。
エンティティー・データ・オブジェクトの
データ・グラフ構造は、以下から構成されます。
- ID
- 単一 IdentifierType DataObject が入ります。
- 親
- Virtual member manager の階層で、エンティティーの親へのリンクに
使用される包含プロパティーです。1 つのエンティティーは 1 つの親しか持てないので、これには単一の Entity データ・オブジェクト
のみが含まれます。また、どのエンティティーも他のエンティティーの親になることができるので、このプロパティーのデータ・オブジェクトは Entity データ・オブジェクトです。
- 子
- Virtual member manager の階層で、エンティティーの子へのリンクに
使用される包含プロパティーです。1 つのエンティティーは複数の子を持つことができるので、これには複数の Entity DataObjects が
含まれます。また、どのエンティティーも他のエンティティーの子になることができるので、このプロパティーのデータ・オブジェクトは Entity データ・オブジェクトです。
- グループ
- このエンティティーが属しているグループへのリンクに使用される
包含プロパティーです。1 つのエンティティーは複数のグループに属することができるので、これには複数の Group DataObjects が
含まれます。
XML スキーマ定義
以下は、Entity DataObject の XML スキーマ定義です。
<xsd:complexType name="Entity">
<xsd:sequence>
<xsd:element name="identifier" type="IdentifierType" minOccurs="1" maxOccurs="1"/>
<xsd:element maxOccurs="1" minOccurs="0" ref="parent"/>
<xsd:element maxOccurs="unbounded" minOccurs="0" ref="children"/>
<xsd:element maxOccurs="unbounded" minOccurs="0" ref="groups"/>
<xsd:element maxOccurs="1" minOccurs="0" ref="createTimestamp"/>
<xsd:element maxOccurs="1" minOccurs="0" ref="modifyTimestamp"/>
</xsd:sequence>
</xsd:complexType>
サンプル・データ・オブジェクト
以下は、その親として 1 つのエンティティーを含み、そのグループとして 2 つの Group エンティティーを含む
Entity データ・オブジェクトのサンプルです。
<wim:Root>
<wim:entities xsi:type="wim:PersonAccount">
<wim:identifier uniqueName="uid=persone,ou=OrgUnitA,o=OrgA,cn=users,dc=yourco,dc=com"/>
<wim:groups>
<wim:identifier uniqueName="cn=Group A,cn=groups,dc=yourco,dc=com"/>
</wim:groups>
<wim:groups>
<wim:identifier uniqueName="cn=Group B,cn=groups,dc=yourco,dc=com"/>
</wim:groups>
</wim:entities>
</wim:Root>