zpmt コマンド

zpmt コマンドは、 応答ファイルに定義された変数に指定された値を使用して、WebSphere® Application Server for z/OS® 製品の構成用のカスタマイズ・データおよび指示を作成します。

シェル・スクリプトのロケーション

zpmt.sh シェル・スクリプトは smpe_install_root/bin ディレクトリーまたは was_home/bin ディレクトリーにあります。

シェル・スクリプト構文の説明

-responseFile
応答ファイルへのパスを指定します
-profilePath
生成された一連の既存ジョブの完全修飾パス名を指定します

このパラメーターは、-responsefile オプションと組み合わせて使用できません。

-workspace
Eclipse ワークスペース・ディレクトリーを指定します
-transfer
生成されたジョブを UNIX System Services (USS) ファイル・システムから区分データ・セットのペアにコピーします。

zpmt コマンドは、 最初にカスタマイズ・ジョブを USS ファイル・システムに書き込みます。

-replace
指定した profilePath にジョブ一式が既に存在している場合、それらを上書きすることを指定します

このパラメーターは、-workspace と -responseFile の両方の引数を指定した場合にのみ使用できます。

-allocate
ターゲット・データ・セットの割り振りを試みます。

このパラメーターは、-transfer オプションなしでは使用できません。

-installExtension
フィーチャー・パックまたは累積された製品拡張機能をインストールします。

これには、 累積された製品またはフィーチャー・パック用の SMP/E インストール・ルートの絶対パス名を含める必要があります。 このパラメーターを使用すると、指定されたインストール・ファイル・システム内に含まれる WebSphere 構成ツールのアーカイブ・ファイルの内容が抽出され、 その内容が Eclipse ワークスペース・ディレクトリーにインストールされます。

-listExtensions
指定された Eclipse ワークスペース・ディレクトリーに現在インストールされている拡張をリストします。
-uninstallExtension
指定された Eclipse ワークスペース・ディレクトリーから指定の拡張機能を除去します。
-version
アンインストールする拡張のバージョン番号

このパラメーターを使用して、 特定のバージョンの拡張機能をアンインストールします。

データ・セットは、コピー元のジョブを含むプロファイルの zTargetHLQ 値に、値 .CNTL および値 .DATA を付加することで判別されます。このオペレーションは、これらのデータ・セット内の同じ名前の既存ファイルを上書きします。

デフォルト値

すべてのカスタマイズ・テンプレート・タイプ (zos-federate を除く) で、zDaemonHomePath 引数を削除する必要があります。 以前のバージョンでは、この値は zConfigMountPoint/Daemon に設定されていました。 zConfigMountPoint の値の指定後には zDaemonHomePath の値を判別できるため、デーモン・ホーム・パスの値を指定する必要はありません。

zpmt.sh コマンドでは、以下のデフォルト値が使用可能です。

  • zos-appserver
    • zDaemonRegisterWlmDns=false
    • zEnableSslOnDaemon=true
    • zEnableWritableKeyring=false
    • zInstallAdminConsole=true
    • zInstallDefaultApp=true
    • zInstallIVTApp=true
  • zos-cell
    • zDaemonRegisterWlmDns=false
    • zEnableSslOnDaemon=true
    • zEnableWritableKeyring=false
  • zos-federate
    • zFederateFederateSib=false
    • zFederateIncludeApps=true
    • zFederateNodeAgentAfterFederation=true
  • zos-managed
    • zEnableWritableKeyring=false
    • zFederateNodeAgentAfterFederation=true
    • zGenerateCaCertificate=false
  • zos-management
    • zDaemonRegisterWlmDns=false
    • zEnableSslOnDaemon=true
    • zEnableWritableKeyring=false

サンプル構文

以下の例では、 zpmt コマンドの属性を指定した標準的なコマンド行を説明しています。以下の例で /xxx には、zpmt.sh スクリプトを呼び出すユーザーが読み取り権限と書き込み権限を持つ任意のディレクトリーを指定することができます。
  • zpmt.sh -workspace /xxx -transfer -allocate -responseFile /xxx/ZCellcmd.responseFile
    これは以下のことを行います。
    • 応答ファイルの profilePath で指定されたロケーションにカスタマイズ・ジョブを生成します。
    • 応答ファイルの targetHLQ で指定された高位修飾子を使用して、ターゲット CNTL および DATA データ・セットを割り振ります。
    • ジョブをファイル・システムから CNTL および DATA データ・セットに転送します。
  • zpmt.sh -workspace /xxx -responseFile /xxx/ZAppSrvcmd.responseFile

    これは、応答ファイルの profilePath が指定したロケーションにカスタマイズ・ジョブを生成します。

  • zpmt.sh -workspace /xxx -allocate -transfer -profilePath /xxx/ZAppSrvcmd
    これは以下のことを行います。
    • 応答ファイルの targetHLQ で指定された高位修飾子を使用して、ターゲット CNTL および DATA データ・セットを割り振ります。
    • -profilePath で指定されたロケーションにある生成済みジョブを、そのデータ・セットに転送します。
    注: この使用法では、前の zpmt.sh の起動でジョブが既に生成済みであることを想定しています。
  • zpmt.sh -workspace /xxx -transfer -responseFile /xxx/ZDmgrcmd.responseFile

    このコマンドは、応答ファイルの profilePath ロケーションから生成済み CNTL および DATA データ・セットに生成済みジョブを転送します。

    注: この使用法では、前の zpmt.sh の起動でジョブが既に生成済みであり、ターゲット CNTL および DATA データ・セットが既に割り振られていることを想定しています。
  • zpmt.sh -workspace eclipse_workspace_dir -responseFile response_file -allocate -transfer -replace -installExtension stacked_product_or_feature_pack_install_root
    これは以下のことを行います。
    • 指定されたスタック製品またはフィーチャー・パック・インストール・イメージから拡張をインストールします。
    • 応答ファイルの profilePath で指定されたロケーションにカスタマイズ・ジョブを生成します (このロケーションにある既存のカスタマイズ・ジョブは、すべて置き換えられます)
    • 応答ファイルの targetHLQ で指定された高位修飾子を使用して、ターゲット CNTL および DATA データ・セットを割り振ります。
    • 生成されたジョブをファイル・システムから CNTL および DATA データ・セットに転送します。
  • zpmt.sh -workspace eclipse_workspace_dir -listExtensions

    これは、指定された Eclipse ワークスペース・ディレクトリーに現在インストールされている 拡張機能のリストを生成します。

  • zpmt.sh -workspace eclipse_workspace_dir -uninstallExtension extension_name -version extension_version

    これは、指定された Eclipse ワークスペース・ディレクトリーから指定のバージョンの指定の拡張機能を除去します。


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