![[AIX Solaris HP-UX Linux Windows]](../images/dist.gif)
![[IBM i]](../images/iseries.gif)
応答ファイルを使用したフィックスパックのアンインストール
この製品は、Installation Manager の応答ファイルを使用して前のバージョンにロールバックすることができます。
始める前に
ロールバック処理中には、Installation Manager は、前のバージョンのパッケージのファイルにアクセスする必要があります。 デフォルトでは、これらのファイルは、パッケージのインストール時にコンピューターに保管されます。 デフォルトの設定値を変更した場合、または保存されたファイルを削除した場合、Installation Manager では、前のバージョンのインストールで使用したリポジトリーへのアクセスが必要となります。
Installation Manager の使用について詳しくは、IBM® Installation Manager の資料を参照してください。
手順
例
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<agent-input>
<server>
<repository location='https://www.ibm.com/software/repositorymanager/com.ibm.websphere.ND.v90'/>
</server>
<profile id='IBM WebSphere Application Server V9.0' installLocation='C:¥Program Files¥IBM¥WebSphere¥AppServer'>
<data key='eclipseLocation' value='C:¥Program Files¥IBM¥WebSphere¥AppServer'/>
</profile>
<rollback>
<offering profile='IBM WebSphere Application Server V9.0' id='com.ibm.websphere.ND.v90' version='9.0.0.20161025_2108'/>
</rollback>
</agent-input>
- プロファイル ID の検索
- プロファイル ID (<profile . . . id='profile_ID' . . . .> および <offering . . . profile='profile_ID' . . . .>) を検索するには、Installation Manager をインストールしたディレクトリーの eclipse/tools サブディレクトリーから、次のコマンドを実行します。プロファイル名は、パッケージ・グループ名と同じです。
imcl listInstallationDirectories -verbose
- オプション・フィーチャーを使用したオファリングのロールバック
インストール済みのオファリング ID (<offering . . . id='offering_ID' . . . .>) を検索するには、app_server_root/bin ディレクトリーから historyInfo コマンドまたは genHistoryReport コマンドを実行します。
製品をロールバックするときには、以前の製品インストール済み環境で使用されたフィーチャーが応答ファイルに含まれる必要があります。 これらのフィーチャーを応答ファイルに追加しないと、Installation Manager によってそれらは削除されます。
以下の表に、オファリング ID、各オファリングのオプション・フィーチャー、およびデフォルト・フィーチャーを示します。表 1. オファリング ID とオプション・フィーチャー オファリング ID オプション・フィーチャー ID デフォルト・フィーチャー WebSphere Application Server Network Deployment com.ibm.websphere.ND.v90
- core.feature: WebSphere Application Server
以下のオプションのサブフィーチャーを指定するには、このフィーチャーの指定が必要です。
- samples: サンプル・アプリケーション
- thinclient: スタンドアロンのシン・クライアントおよびリソース・アダプター
- embeddablecontainer: 埋め込み可能 EJB コンテナー
- ejbdeploy: EJB 3.0 より前のモジュール用の EJBDeploy ツール
注: Installation Manager を使用して機能の変更、更新、またはロールバックを行い、後で core.feature を追加および削除することはできません。 追加または削除できるのは、サブフィーチャーのみです。- core.feature
- thinclient
- embeddablecontainer
- ejbdeploy
Application Client for WebSphere Application Server com.ibm.websphere.APPCLIENT.v90
- samples: サンプル
- standalonethinclient.resourceadapter.runtime: スタンドアロン・シン・クライアントのランタイム
- standalonethinclient.resourceadapter.samples: スタンドアロン・シン・クライアントのサンプル
- embeddablecontainer: 埋め込み可能 EJB コンテナー
embeddablecontainer IBM WebSphere Application Server の DMZ Secure Proxy Server com.ibm.websphere.NDDMZ.v90
- core.feature: IBM WebSphere Application Server の DMZ Secure Proxy Server
以下のオプションのサブフィーチャーを指定するには、このフィーチャーの指定が必要です。
- thinclient: スタンドアロンのシン・クライアントおよびリソース・アダプター
デフォルト・フィーチャーはありません Web Server Plug-in com.ibm.websphere.PLG.v90
オプション・フィーチャーはありません 該当なし WebSphere Customization Toolbox com.ibm.websphere.WCT.v90
- zpmt: プロファイル管理ツール (z/OS のみ)
- zmmt: z/OS マイグレーション管理ツール
- pct: Web サーバー・プラグイン構成ツール
すべてのオプション・フィーチャーがデフォルトでインストールされます
- core.feature: WebSphere Application Server
- オファリング・バージョンの指定
オファリング ID にアンダースコアーを付けてオプションで追加可能な offering_version は、オファリングのロールバック先の特定バージョンです (例えば、9.0.0.20160503_0200 など)。
オファリング・バージョンは、リポジトリーに対して以下のコマンドを実行した場合に、オファリング ID の最後にアンダースコアー付きで追加されています。imcl listAvailablePackages -repositories source_repository