[Windows]

Windows システムのインストール準備

IBM® WebSphere® Application Server 製品を Windows システムにインストールするには、その前に以下のステップによってオペレーティング・システムを準備する必要があります。

このタスクについて

オペレーティング・システムの準備作業には、ディスク・スペースの割り振りやパッチのオペレーティング・システムへのインストールなどが含まれます。 IBM は WebSphere Application Server 製品を各オペレーティング・システム・プラットフォームでテストします。このようなテストによって、 WebSphere Application Server 製品が正常に実行されるようにするためにオペレーティング・システムの変更が 必要かどうかを確認しています。必要な変更を行わなければ、WebSphere Application Server 製品は正常には実行されません。

手順

  1. 管理者グループに所属するユーザー ID にログオンします。

    製品を正常にインストールするには、管理者グループのメンバーとしてログオンします。 管理者グループに属していないユーザー ID から Windows サービスを作成することはできません。 Windows サービスを作成するには、ユーザーは拡張ユーザー権限 「オペレーティング・システムの一部として機能」 および「サービスとしてログオン」を備えている必要があります。

    この手順中に、別の ID またはインストールに使用している ID を、Windows サービスに ログオンするユーザーとして割り当てることができます。 そのユーザーには、「サービスとしてログオン」という拡張ユーザー権限が必要です。

    ただし、ユーザーにこの拡張ユーザー権限がない場合、または Windows サービスにログオンする予定のユーザー ID に拡張ユーザー権限がない場合、Installation Manager はユーザーに拡張権限を割り当てます。

  2. オプション: Web ブラウザーをダウンロードしてインストールします。

    システムにデフォルトのブラウザーがないか、またはブラウザーが破損しているか正しくインストールされていない場合は、インストール・パネルでさまざまなリンクを開こうとするとエラーが発生することがあります。

  3. 製品をインストールするマシン上で、WebSphere Application Server 関連のすべての Java™ プロセスを停止します。
  4. IBM HTTP Server などの Web サーバー・プロセスはすべて停止します。
  5. process_spawner.exe プログラムのインスタンスをすべて停止します。 このステップは、process_spawner.exe が存在しない場合はスキップできます。
    注: process_spawner.exe は、WebSphere Application Server が正しく機能するための必須のバイナリー・ファイルです。 process_spawner.exe は、直接呼び出されることは意図されていない、Windows 上の WebSphere Application Server のコア機能です。
  6. 十分なディスク・スペースを提供します。

    必要なディスク・スペース量は、インストールされているフィーチャーおよび製品の数によって異なります。 製品を Installation Manager を使用してインストールする場合、「インストールの要約」パネルに、選択したフィーチャーおよび製品に基づいて、必要なディスク・スペース量の概算値が表示されます。

    すべてのフィーチャーおよび製品をインストールする場合は、約 2 GB のディスク・スペースが必要です。 ディスク・スペースの見積もりには、下記の製品、コンポーネント、およびフィーチャーが含まれます。
    • メイン・アプリケーション・サーバー製品のインストール
    • プロファイル
    • サンプル・アプリケーション
    • IBM HTTP Server
    • Web Server Plug-in
    • Application Client for WebSphere Application Server

    アプリケーションおよび構成を以前のバージョンからマイグレーションする計画がある場合は、アプリケーション・オブジェクトに十分なディスク・スペースがあることを検証します。 以下の場合に大まかなガイドラインとして、アプリケーションのサイズの 110% に相当するスペースを見込んでおいてください。

  7. 前提条件および相互前提条件が、必要なリリース・レベルであることを確認します。

    Installation Manager は前提条件となるオペレーティング・システム・パッチを検査しますが、前提条件をまだ検討していない場合は、「Supported hardware and software」の Web サイトで前提条件を参照してください。

    サポートされているバージョンへのマイグレーションの方法については、IBM 以外の前提条件および相互に必要な製品の資料を参照してください。

タスクの結果

この手順によって、オペレーティング・システムに製品をインストールする準備が整います。

次のタスク

前提条件の検証、製品ディスクの検証、およびインストール目的の設定後に、 インストールを開始することができます。 以下のリンクの 1 つを使用して、必要なインストール手順を開きます。

トピックのタイプを示すアイコン タスク・トピック



タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: last_date
http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-nd-dist&topic=tins_winsetup
ファイル名:tins_winsetup.html