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コマンド行を使用したフィックスパックのアンインストール
Installation Manager の imcl rollback コマンドを使用して、この製品を前のバージョンにロールバックすることができます。
始める前に
ロールバック処理中には、Installation Manager は、前のバージョンのパッケージのファイルにアクセスする必要があります。 デフォルトでは、これらのファイルは、パッケージのインストール時にコンピューターに保管されます。 デフォルトの設定値を変更した場合、または保存されたファイルを削除した場合、Installation Manager では、前のバージョンのインストールで使用したリポジトリーへのアクセスが必要となります。
Installation Manager の使用について詳しくは、IBM® Installation Manager の資料を参照してください。
手順
- システムにログオンします。
必ず、*ALLOBJ および *SECADM 特殊権限を持つユーザー・プロファイルを使用して IBM i システムにログオンするようにしてください。
- ロールバックする製品が実行中でないことを確認します。
- コマンド行を開始します。
CL コマンド行で STRQSH コマンドを 実行して、Qshell コマンド・シェルを開始します。
- 選択したディレクトリーにフィックスパックをインストールするために必要な権限を持っていることを確認します。
- Installation Manager をインストールしたディレクトリーの eclipse/tools サブディレクトリーに移動します。
- imcl コマンドを使用して、この製品をロールバックします。
./imcl rollback offering_ID_offering_version -repositories source_repository -installationDirectory installation_directory -preferences preference_key=value -properties property_key=value -secureStorageFile storage_file -masterPasswordFile master_password_file -acceptLicense
imcl.exe rollback offering_ID_offering_version -repositories source_repository -installationDirectory installation_directory -preferences preference_key=value -properties property_key=value -secureStorageFile storage_file -masterPasswordFile master_password_file -acceptLicense
- オプション・フィーチャーを使用したオファリングのロールバック
製品をロールバックするときには、以前の製品インストール済み環境で使用されたオプション・フィーチャーをすべて指定する必要があります。 これらのフィーチャーを指定しないと、Installation Manager によってそれらは削除されます。
以下の表に、オファリング ID、各オファリングのオプション・フィーチャー、およびデフォルト・フィーチャーを示します。表 1. オファリング ID とオプション・フィーチャー オファリング ID オプション・フィーチャー ID デフォルト・フィーチャー WebSphere® Application Server Network Deployment com.ibm.websphere.ND.v90
- core.feature: WebSphere Application Server
以下のオプションのサブフィーチャーを指定するには、このフィーチャーの指定が必要です。
- samples: サンプル・アプリケーション
- thinclient: スタンドアロンのシン・クライアントおよびリソース・アダプター
- embeddablecontainer: 埋め込み可能 EJB コンテナー
- ejbdeploy: EJB 3.0 より前のモジュール用の EJBDeploy ツール
注: Installation Manager を使用して機能の変更、更新、またはロールバックを行い、後で core.feature を追加および削除することはできません。 追加または削除できるのは、サブフィーチャーのみです。- core.feature
- thinclient
- embeddablecontainer
- ejbdeploy
Application Client for WebSphere Application Server com.ibm.websphere.APPCLIENT.v90
- samples: サンプル
- standalonethinclient.resourceadapter.runtime: スタンドアロン・シン・クライアントのランタイム
- standalonethinclient.resourceadapter.samples: スタンドアロン・シン・クライアントのサンプル
- embeddablecontainer: 埋め込み可能 EJB コンテナー
embeddablecontainer IBM WebSphere Application Server の DMZ Secure Proxy Server com.ibm.websphere.NDDMZ.v90
- core.feature: IBM WebSphere Application Server の DMZ Secure Proxy Server
以下のオプションのサブフィーチャーを指定するには、このフィーチャーの指定が必要です。
- thinclient: スタンドアロンのシン・クライアントおよびリソース・アダプター
デフォルト・フィーチャーはありません Web Server Plug-in com.ibm.websphere.PLG.v90
オプション・フィーチャーはありません 該当なし WebSphere Customization Toolbox com.ibm.websphere.WCT.v90
- zpmt: プロファイル管理ツール (z/OS のみ)
- zmmt: z/OS マイグレーション管理ツール
- pct: Web サーバー・プラグイン構成ツール
すべてのオプション・フィーチャーがデフォルトでインストールされます
- core.feature: WebSphere Application Server
- オファリングのバージョン情報
オファリング ID にアンダースコアーを付けてオプションで追加可能な offering_version は、オファリングのロールバック先の特定バージョンです (例えば、9.0.0.20160503_0200 など)。
- offering_version が指定されていない場合、インストール済み環境は前にインストールされていたバージョンのオファリングにロールバックされ、そのバージョンのすべてのインテリム・フィックスがインストールされます。
- offering_version が指定されている場合、インストール済み環境は指定された前のバージョンのオファリングにロールバックされ、そのバージョンのインテリム・フィックスはなにもインストールされません。
オファリング・バージョンは、リポジトリーに対して以下のコマンドを実行した場合に、オファリング ID の最後にアンダースコアー付きで追加されています。imcl listAvailablePackages -repositories source_repository
- オプション: 以下により、すべてのインストール済みパッケージをリストしてロールバックを確認します。
./imcl listInstalledPackages -long
imcl.exe listInstalledPackages -long


http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-nd-dist&topic=tins_rollback_cl
ファイル名:tins_rollback_cl.html