出力宛先
さまざまなサーバー DD ステートメントを使用して、 コンソール出力、トレース出力、およびダンプ出力などの システム出力のアドレス指定を行います。
WebSphere® Application Server のコントローラーとサーバントは、z/OS® で開始されたタスクのアドレス・スペースであるため、以下のようなさまざまな出力が生成されます。
この出力は、以下のようなさまざまな宛先に書き込むことができます。
redirect_server_output_dir の WebSphere 環境変数を使用して、Unix Systems Services (USS) ファイル・システムにあるファイルに出力を転送することもできるようになりました。この変数に指定される値は、 出力の転送先にしたいファイルを含んでいる既存ディレクトリーの絶対パス です。この変数に値が指定されていない場合、 出力は引き続き DD ステートメントに送られます。WebSphere 環境変数の指定方法についての説明は、トピック『z/OS 用のアプリケーション・サーバーのカスタム・プロパティー』を参照してください。
USS リダイレクトを使用すると決めた場合、標準出力および標準エラーの新規ファイル命名方式は次のようになります。
cellName.nodeName.serverName.jobName.jobId.asType.date.time
この後に、それぞれ .SYSPRINT.txt または .SYSOUT.txt を続けて指定します。
modify コマンドの ROLL_LOGS パラメーターを使用して、redirect_server_output_dir の使用を自動化できます。以下の modify コマンドを発行すると、指定されたサーバーおよびそのサーバーの各サーバント用に、
出力ファイルの新しいセットが作成されます。その後、メッセージは、
前の出力ファイルの末尾と新規ファイルの先頭に付加
されるようになり、それによって両者がリンクされます。
f <server>, ROLL_LOGS