管理エージェントの計画

複数のスタンドアロンのアプリケーション・サーバーを管理するための単一のインターフェースを提供する管理エージェント。

始める前に

管理エージェントに管理させたいノードに管理エージェントと同じ製品がインストールされ、その両方の製品が同じバージョン・レベルであることを確認してください。登録されたノードのすべての管理機能を処理するには、管理エージェントに一致する環境が必要なため、この条件が適用されます。ノードは、同じバージョンの同じ製品がインストールされていない限り、管理エージェントに登録できません。

注: 前にバージョン 7.0.0.11 以前で実行していて、管理エージェントと管理対象ノードの製品またはバージョンが一致しない場合、バージョン 9.0 にマイグレーションすると、その管理エージェントは、不一致のノードについてはサブシステムを始動できなくなります。これらのノードを管理エージェントと同じ製品とバージョンになるように更新し、ノードでサーバーを再始動してから、管理エージェントを再始動しない限り、管理エージェントは、これらの登録されたノードの管理を再開することはできません。

このタスクについて

管理エージェントは、1 つ以上のノード上で複数のアプリケーション・サーバーのモニターおよび制御を行うことができます。 単一のインターフェースを使用して、アプリケーション・サーバーを管理することによって、すべてのアプリケーション・サーバーにおいて、管理サービス実行のオーバーヘッドが削減されます。

WebSphere カスタマイズ・ツールボックスまたは zpmt コマンドと、それらが生成するカスタマイズ・ジョブを使用して、z/OS 上に管理エージェントを構成します。管理エージェントは、管理対象のアプリケーション・サーバー・ノードと同じ z/OS システムで実行し、 管理対象のノードと同じ SAF 構成グループを使用する必要があります。

管理エージェントが稼働状態になった後で、次のコマンドを使用すると、管理エージェントでノードの登録および登録抹消を実行できます。
  • registerNode

    registerNode コマンドを実行して、ノードを管理エージェントに登録します。 コマンドを実行すると、スタンドアロン・ノードは、管理エージェントが管理するノードに変換されます。 管理エージェントおよび登録するノードは、同じシステム上にある必要があります。 コマンドは、統合されていないノード上でのみ実行できます。コマンドが統合ノード上で実行されると、コマンドはエラーで終了します。

    管理エージェントに登録されたすべてのノードは、自動的にジョブ・マネージャーに登録できるようになります。

  • deregisterNode

    deregisterNode コマンドを使用して、ノードを管理エージェントから登録解除します。これにより、そのノードをスタンドアロンで使用したり、そのノードを別の管理エージェントに登録したりすることができるようになります。ノードは、管理エージェントに既に登録済みである必要があります。 ノードを登録解除すると、そのノード構成は保存されますが、管理エージェントには登録されていないとしてマークを付けられます。

管理エージェントは、ジョブ・マネージャーで管理しているすべてのプロファイルを登録できます。

詳しくは、Information Center の『Administering nodes using the administrative agent』の項目を参照してください。

手順

  1. カスタマイズ・ワークシートを一部印刷します。
  2. z/OS カスタマイズ変数: 管理エージェントで説明されているように、ワークシートに記入します。
  3. 管理エージェントのカスタマイズ時に使用するために、ワークシートを保存します。

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