組織エンティティーを管理するための単一モデル

Virtual member manager によって提供される単一モデルは、IBM® のカスタマーが独自のカスタマー・データの単一ビューを実現するのを支援します。

Virtual member manager は、組織エンティティーのデータを共有するために WebSphere およびカスタマー・アプリケーションの共通 API を提供します。共有するためのキーは、共通 API を使用できるほど多くはありませんが、代わりにデータの共通モデルを使用 することができます。共通モデルとは、同じデータを使用し、そのデータを同じ方法で解釈することを意味します。 Virtual member manager は、さまざまなアプリケーションをサポートする必要があります。現在多くのアプリケーションは、組織エンティティーを 管理するための独自のコンポーネントを持ち、その結果として組織エンティティーのそれら独自のモデルを持っています。 Virtual member manager からの共通モデルは、このようなさまざまなアプリケーションによって使用されるモデルを収束します。

Virtual member manager は、 適応や変換の実行を、主としてリポジトリー・アダプターに依存しています。しかし、 リポジトリー・アダプターの機能には制限があります。 例えば、業務上または技術上の理由で既存のリポジトリーが Virtual member manager のモデルのエンティティー・タイプをサポートできないときに、Virtual member manager のアプリケーションがそのエンティティー・タイプを必要としている場合には、 そのリポジトリー・アダプターは新しいエンティティー・タイプのエントリーを保管するために使用可能な追加のリポジトリーを持つ必要があります。同じ制限はプロパティー・レベルで適用されます。既存のリポジトリーで 一部のプロパティーが使用できない場合には、既存のリポジトリーを補うために別のリポジトリーを使用できなければなりません。 既存のリポジトリーには、次の 2 種類のデータ・カテゴリーが存在します。


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