WebSphere® Application Server で Web サーバーを使用する前に、Lotus® Domino Web サーバーの構成を更新する必要があります。
このタスクについて
IBM i サーバー上に Lotus Domino Server の各インスタンスを構成します。
手順
- アプリケーション・サーバー構成内の Web サーバーを定義します。
- Qshell を開始します。
CL コマンド行で、STRQSH を入力します。
- 構成が常駐しているディレクトリーへ移動します。
Qshell プロンプトで次のコマンドを実行します。
cd app_server_root/bin
- Lotus Domino Server の名前とポートを指定します。
Qshell プロンプトで次のコマンドを実行します。
configureOs400WebServerDefinition -webserver.name yourDominoServer ¥
-webserver.type DOMINO ¥
-webserver.port
port
yourDominoServer 変数は、ご使用の Lotus Domino Server の名前です。
port 変数は、ご使用の Lotus Domino Server の HTTP ポートです。
デフォルト以外の WebSphere Application Server プロファイルを使用するには、configureOs400WebserverDefinition スクリプトの実行時に -profileName myProfile パラメーターを指定します。
- plugin-cfg.xml ファイルを生成します。 Qshell プロンプトで次のコマンドを実行します。
GenPluginCfg -webserver.name yourDominoServer
前のステップでプロファイル名を指定した場合は、GenPluginCfg スクリプトの実行時に -profileName myProfile パラメーターを指定します。
- plugin-cfg.xml ファイルの場所をメモします。 この情報は次のステップで必要になります。
- Lotus Domino Server の notes.ini ファイルを更新します。
- CL コマンド行で Work with Lotus Domino Servers (WRKDOMSVR) コマンドを入力します。
- 通常の Lotus Domino Server インスタンスの場合は、オプション 13
(Edit NOTES.INI) を指定してサーバーの notes.ini ファイルを編集します。
- notes.ini ファイルの最後に、次の行を追加します。
WebSphereInit=plugin-file
plugin-file 変数は、前のステップで生成した plugin-cfg.xml ファイルの完全修飾パスです。
- F3 キーを 2 回押して、notes.ini ファイルを保存して終了します。
- Lotus Domino Server を始動します。
- ユーザー・プロファイルに *JOBCTL 特殊権限があることを確認します。
- CL コマンド行で、strdomsvr コマンドを入力します。
- F4 キーを押すと、サーバー名を要求するプロンプトがシステムから出されます。
- 表示されるフィールドにサーバー名を入力します。
名前が不明の場合は、F4 キーを押して、ご使用の IBM i サーバー上にある Lotus Domino Server のリストを表示します。
- Enter キーを押します。
システムが Lotus Domino Server を始動している間、サーバーの始動中であることを示すメッセージが表示されます。メッセージが 1 または 2 分より長く表示される場合は、サーバーがパスワードの入力を待っている可能性があります。サーバーがパスワードの入力を待っているかどうかを判別するには、WRKDOMCSL コマンドを使用して、サーバーのサーバー・コンソール・セッションを開始します。このコンソール・セッションでパスワードを入力することができます。
- WebSphere Application Server DSAPI フィルターを使用可能にします。
- 適切な Lotus Domino Server に接続された Lotus Notes® クライアントの場合は、Lotus Domino 文書を編集します。 この文書は Lotus Domino Server の
Lotus Domino ディレクトリーにあります。
ファイル名は names.nsf です。
例えば、ブラウザーで http://your.server.name:port/names.nsf を開きます。your.server.name 変数は IBM i サーバーの名前で、port 変数は Web サーバー・ポートです。
Lotus Domino 管理者のユーザー名とパスワードを入力します。
Lotus Domino 文書の編集に使用される追加技法については、Lotus Domino の資料を参照してください。
- サーバー文書内の「Internet Protocols」タブを選択してから、「HTTP」タブを選択します。
- 「DSAPI filter file names」に次のように入力します。
/QSYS.LIB/product_library.LIB/LIBDOMINO.SRVPGM
このコマンドの前後にスペースがないことを確認してください。スペースがあるとフィルタリングに失敗します。
- Lotus Domino Server 文書を保存して終了します。
WebSphere Application Server で Lotus Domino Web サーバーを使用する場合、Lotus Domino Server 文書内の「Java servlet support」フィールドを変更する必要はありません。
- Lotus Domino Server HTTP タスクを停止し、再始動します。
- CL コマンド行で Work with Lotus Domino Servers (WRKDOMSVR) コマンドを入力します。
- Lotus Domino Server インスタンスの場合、オプション
8 (Work console) を指定して、Lotus Domino Server コンソールを
選択します。
- Lotus Domino Server コンソールで次のコマンドを入力して、Lotus Domino Server HTTP タスクを停止します。
tell http quit
- Lotus Domino Server コンソールで次のコマンドを入力して、Lotus Domino Server HTTP タスクを開始します。
load http
次のタスク
これで 5 ステップのうちのステップ 3 が完了しました。
IBM i での WebSphere Application Server の始動に進み、インストールを継続します。