拡張ファイルの比較

ここでは、カスタム拡張 XSD ファイルと wimxmlextension.xml ファイルとの違いについて、要約して説明します。

カスタム拡張 XSD ファイルと wimxmlextension.xml ファイルは、いずれもカスタム拡張を定義するために使用されますが、それぞれ使用目的が異なります。

wimxmlextension.xml ファイルは、新しいプロパティー・タイプを、Virtual member manager に組み込まれている既存のエンティティー・タイプ (PersonAccount や Group など) に追加するために使用できます。 wimxmlextension.xml に定義されているエンティティー・タイプとプロパティー・タイプは、常に動的モデルとしてロードされます。 静的モデル・コードを生成する必要がある場合は、これらの新しいタイプをカスタム拡張 XSD ファイルで定義する必要があります。

カスタム拡張 XSD ファイルは、新しいプロパティー・タイプを新しいエンティティー・タイプに追加するために使用できます。 新しいコントロール・タイプはコード変更 (カスタム・アダプター) が必要であり、実行時にはこれを行えないため、新しいコントロール・タイプはカスタム拡張 XSD ファイルで定義する必要があります。

次の表は、これらの拡張ファイル間の違いを要約したものです。
表 1. カスタム拡張 XSD ファイルの使用と wimxmlextension.xml の使用との比較
  カスタム拡張 XSD ファイル wimxmlextension.xml
形式 XSD XML
いつ使用するか デプロイメント時
  • 実行時
  • デプロイメント時
新しいエンティティー・タイプを定義できる はい はい
新しいプロパティー・タイプを定義できる はい はい
新しいコントロール・タイプを定義できる はい いいえ
新しいプロパティー・タイプを新しいエンティティー・タイプに追加できる はい はい
新しいプロパティー・タイプを Virtual member manager 組み込みのエンティティー・タイプに追加できる いいえ はい
静的モデル・コードの生成に使用できる はい いいえ


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