SDO データ・オブジェクトおよびデータ・グラフは、XML スキーマで表されたモデルによって制御されます。このモデルは、wimdomain.xsd、wimextension.xsd、wimschema.xsd、wimdatagraph.xsd の 4 つの XSD ファイルと、
wimxmlextension.xml という 1 つの XML ファイルに保管されます。
- Virtual member manager のドメイン・
オブジェクト
- ドメイン・オブジェクトは、
エンティティー・タイプと、Virtual member manager によってサポートされるそれらに関連したプロパティーを定義します。これらのドメイン・オブジェクトは、wimdomain.xsd ファイルに
保管されます。
- Virtual member manager のスキーマ・オブジェクト
- スキーマ・オブジェクトは、
実行時に作成された新しいプロパティー・タイプまたはエンティティー・タイプの XML スキーマを定義します。スキーマ・オブジェクトは、wimschema.xsd
ファイルに保管されます。
- Virtual member manager のデータ・グラフ・オブジェクト
- データ・グラフ・オブジェクトは、Virtual member manager API
の振る舞いを制御するために使用できるオプションを定義する制御オブジェクトです。これらのオブジェクトは、wimdatagraph.xsd ファイルに保管されます。wimdatagraph.xsd ファイルには、
wimdomain.xsd および wimschema.xsd ファイルが含まれます。
- Virtual member manager のカスタム拡張オブジェクト
- これらのオブジェクトは、カスタム拡張を定義します。
オブジェクトは、wimxmlextension.xml と呼ばれる XML ファイルまたは
1 つ以上のカスタム拡張 XSD ファイル (例えば、Virtual member manager が提供するサンプル・ファイルの wimextension.xsd)
で定義できます。ファイル wimxmlextension.xml カスタム拡張オブジェクトを XML 形式で定義します。カスタム拡張 XSD ファイル
は、wimdatagraph.xsd ファイルをインポートする必要があります。
最初の 3 つの XSD ファイル (wimdomain.xsd、wimschema.xsd、および wimdatagraph.xsd) は組み込み
Virtual member manager のデータ・グラフ・スキーマを定義し、
同じ名前空間 URI http://www.ibm.com/websphere/wim の下にあります。
カスタム拡張 XSD ファイルは、Virtual member manager
の名前空間以外の別の名前空間を使用する必要があります。
wimxmlextension.xml ファイルは、Virtual member manager
の名前空間とカスタム・ネームスペースの両方でスキーマを定義します。