WebSphere Application Server のインストール情報

WebSphere® Application Server のインストールおよびアンインストールに関するインストールの要件、例、その他の情報。WebSphere Application Server オファリングは主力製品オファリングで、Java™ テクノロジーを使用して Web アプリケーション要求を処理するための Web サーバー機能を拡張するアプリケーション・サーバーを提供します。

WebSphere Application Server について

IBM® WebSphere Application Server Network Deployment は、アプリケーション・サーバー、Web 開発ツール、Web サーバー、および対応する追加ソフトウェアと資料を含む統合プラットフォームです。IBM WebSphere Application Server for z/OS® は、Network Deployment モデルを z/OS プラットフォームに提供します。

製品をインストールする前に、インストールする他のオプション・コンポーネントの計画を立て、各コンポーネントをインストールする場所を決定します。

アプリケーション・サーバー製品のインストール時に、共有されるコア・プロダクト・ファイルのセットがインストールされます。 その後、デプロイメント・マネージャーまたはアプリケーション・サーバーなどの、アプリケーション・サーバー・プロセスのランタイム環境を定義するファイルが含まれる別のファイル・システムであるプロファイル を少なくとも 1 つ作成します。

インストール後に、アプリケーション・サーバー・プロファイル管理プロファイルデプロイメント・マネージャーおよびフェデレーテッド・アプリケーション・サーバーを含むプロファイルのセル・セット またはカスタム・プロファイルを作成できます。 稼働中のアプリケーション・サーバー環境を持つには、少なくとも 1 つのプロファイルが存在している必要があります。 manageprofiles コマンドまたは プロファイル管理ツール を使用すると、プロファイルを作成できます。z/OS の場合、WebSphere カスタマイズ・ツールボックスの一部として分散オペレーティング・システムにインストールされるプロファイル管理ツール (z/OS のみ) を使用するか、もしくは zpmt.sh コマンドを使用してください。

要件

WebSphere Application Server オファリングをインストールするには、以下の要件に加えて、他の前提条件がシステムに必要な場合があります。

  • 移行ユーザーの方へ 移行ユーザーの方へ: IBM SDK, Java Technology Edition は、どの WebSphere Application Server オファリングにも組み込まれなくなりました。 Java SDK は、製品のインストール時にインストールしなければならない別個のオファリングとして利用可能です。IBM SDK, Java Technology Edition バージョン 8 は、WebSphere Application Server バージョン 9.0 の Java SDK バージョンです。trns
  • WebSphere Application Server には、インストールするフィーチャーの数に応じて、最大 2 GB のディスク・スペースが必要です。

リポジトリーとオファリング ID

WebSphere Application Server をオンライン・サービス・リポジトリーからインストールするには、 Installation Manager で以下のリポジトリー URL を使用します。
http://www.ibm.com/software/repositorymanager/com.ibm.websphere.zOS.v90
コマンド行または応答ファイルを使用して WebSphere Application Server のインストール、アンインストール、あるいは変更を行う場合は、メイン・オファリング ID を指定します。インストールするオプション・フィーチャーのコンマ区切りリストを追加することもできます。 オプション・フィーチャーを指定しないと、デフォルトのフィーチャー・セットがインストールされます。 必要なフィーチャーのみをインストールするには、 フィーチャーのリストを明示的に指定します。
表 1. オファリング ID およびオプション・フィーチャー ID
オファリング ID オプション・フィーチャー ID デフォルト・フィーチャー
WebSphere Application Server for z/OS
com.ibm.websphere.zOS.v90
  • core.feature: WebSphere Application Server
    以下のオプションのサブフィーチャーを指定するには、このフィーチャーの指定が必要です。
    • samples: サンプル・アプリケーション
    • thinclient: スタンドアロンのシン・クライアントおよびリソース・アダプター
    • embeddablecontainer: 埋め込み可能 EJB コンテナー
    • ejbdeploy: EJB 3.0 より前のモジュール用の EJBDeploy ツール
注: Installation Manager を使用して機能の変更、更新、またはロールバックを行い、後で core.feature を追加および削除することはできません。 追加または削除できるのは、サブフィーチャーのみです。
  • core.feature
    • thinclient
    • embeddablecontainer
    • ejbdeploy

製品リポジトリーとオファリング ID の全リストについては、 WebSphere Application Server オファリング用のオンライン製品リポジトリーおよびサポートされるオペレーティング・システム用の WebSphere Application Server の製品オファリングを参照してください。

インストールの例

すべての WebSphere Application Server オファリングは、IBM Installation Manager を使用してインストールされます。 製品オファリングをインストールするためのステップバイステップの手順については、製品オファリングのインストールを参照してください。

新規: imcl コマンドを手動で実行する代わりに、WebSphere Application Server for z/OS をインストールするサンプル・ジョブを編集してサブミットすることもできます。詳しくは、WebSphere Application Server for z/OS のインストールを参照してください。
コマンド行の例
  • imcl install com.ibm.websphere.zOS.v90 com.ibm.java.jdk.v8
      -installationDirectory /usr/lpp/WebSphere/AppServer/V9R0
      -repositories http://www.ibm.com/software/repositorymanager/com.ibm.websphere.zOS.v90 
      -sharedResourcesDirectory /InstallationManager/sharedResources 
      -acceptLicense            [-useServiceRepository -secureStorageFile  /InstallationManager/im.ssf -masterPasswordFile /InstallationManager/master.password]
      [-installFixes <all | recommended | none> ]

使用上の注意

versionInfo コマンドと historyInfo コマンドは、システム上で実行されるインストール、アンインストール、更新、および、ロールバックのすべてのアクティビティーに基づいて、WebSphere Application Server のバージョンとヒストリー情報を戻します。

製品をインストールした後、アプリケーション・サーバー・ランタイム環境を定義するプロファイルを作成します。z/OS の場合、WebSphere カスタマイズ・ツールボックスの一部として分散オペレーティング・システムにインストールされるプロファイル管理ツール (z/OS のみ) を使用するか、もしくは zpmt.sh コマンドを使用してください。アプリケーション・サービス環境のセットアップ (Setting up the application serving environment)を参照してください。

アンインストールの例

すべての WebSphere Application Server オファリングは、IBM Installation Manager を使用してアンインストールされます。

新規: imcl コマンドを手動で実行する代わりに、WebSphere Application Server for z/OS をアンインストールするサンプル・ジョブを編集してサブミットすることもできます。詳しくは、z/OS での製品のアンインストールを参照してください。
トラブルの回避 (Avoid trouble) トラブルの回避 (Avoid trouble): 製品オファリングをアンインストールすると同時に IBM SDK, Java Technology Edition (com.ibm.java.jdk.v8) をアンインストールする必要があります。gotcha
コマンド行の例
  • imcl uninstall com.ibm.websphere.zOS.v90 com.ibm.java.jdk.v8
      -installationDirectory /usr/lpp/WebSphere/AppServer/V9R0

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