[AIX Solaris HP-UX Linux Windows]

製品をインストールするための応答ファイルの記録

Installation Manager GUI を使用して、製品をインストールするために使用できる応答ファイルを記録することができます。

始める前に

製品インストールのためのオペレーティング・システムの準備に 記載されているように、製品をインストールするシステムを準備してください。

IBM Installation Manager をインストールし、製品リポジトリーにアクセスできることを確認します。Installation Manager のインストールおよびInstallation Manager での製品リポジトリーの構成を参照してください。

製品をインストールするには、IBM Installation Manager バージョン 1.8.5 以降が必要です。

このタスクについて

応答ファイルを記録すると、Installation Manager で行った選択が XML ファイルに保管されます。Installation Manager をサイレント・モードで実行すると、Installation Manager は XML 応答ファイル内のデータを使用してパッケージをインストールします。認証リポジトリーの場合、 インストールを記録すると、認証情報を保管するクレデンシャル保管ファイルも作成されます。

応答ファイルについて詳しくは、IBM Installation Manager の資料を参照してください。

手順

  1. オプション: 認証済みリモート・リポジトリーからインストールし、クレデンシャルを保護する場合は、マスター・パスワード・ファイルを作成します。

    マスター・パスワード・ファイルは、「This text is the master password」のようなパスフレーズが含まれたテキスト・ファイルです。このファイルは、認証クレデンシャルを保護するために使用されます。

    マスター・パスワード・ファイルを作成し、 クレデンシャルの作成時にそれを使用する場合は、常にそのマスター・パスワード・ファイルを指定してください。

    ヒント: このファイルを保護するには、ご使用のオペレーティング・システムに合わせてこのファイルへのアクセスを制限するように許可を設定してください。
  2. コマンド行で、Installation Manager をインストールしたディレクトリー の eclipse サブディレクトリーに移動します。
  3. -record オプションを使用して、コマンド行から Installation Manager を開始します。
    重要: 認証リポジトリーの場合は、 -secureStorageFile オプションと、クレデンシャル保管ファイルを作成するロケーションを指定します。 この保管ファイルは、リモート・リポジトリーなど、認証を必要とする URL のクレデンシャルを保管します。このクレデンシャル保管ファイルは、オプションのマスター・パスワード・ファイルを使用して保護されます。
    以下に例を示します。
    • [Windows]管理者または非管理者:
      IBMIM.exe -skipInstall "C:¥temp¥imRegistry"
        -secureStorageFile C:¥IM¥credential.store -masterPasswordFile C:¥IM¥master_password.txt
        -record C:¥temp¥install_response_file.xml
    • [AIX][HP-UX][Linux][Solaris]管理者:
      ./IBMIM -skipInstall /var/temp/imRegistry
        -secureStorageFile /var/IM/credential.store -masterPasswordFile /var/IM/master_password.txt
        -record /var/temp/install_response_file.xml
    • [AIX][HP-UX][Linux][Solaris]非管理者:
      ./IBMIM -skipInstall user_home/var/temp/imRegistry
        -secureStorageFile user_home/var/IM/credential.store -masterPasswordFile user_home/var/IM/master_password.txt
        -record user_home/var/temp/install_response_file.xml
    ヒント: -skipInstall パラメーターを指定すると、実際に製品をインストールせずに応答ファイルが記録されるため、記録にかかる時間が短縮します。

    -skipInstall パラメーターを指定して一時データ・ロケーションを使用すると、Installation Manager は、記録する際に、インストール・レジストリーを指定されたデータ・ロケーションに書き込みます。-skipInstall パラメーターを指定せずに Installation Manager を再度開始すると、応答ファイルを使用して実際のインストール・レジストリーにインストールすることができます。

    Installation Manager によって使用される実際のエージェント・データ・ロケーションに対して -skipInstall 操作を使用しないでください。これはサポートされていません。クリーンで書き込み可能なロケーションを使用し、今後の記録セッションの際にはこのロケーションを再利用してください。

  4. 認証済みリモート・リポジトリーを使用するためのクレデンシャルを要求するウィンドウが開いたら、正しいクレデンシャルを入力して、 「パスワードの保存」を選択して「OK」をクリックします。
  5. GUI を使用した分散オペレーティング・システムでの製品オファリングのインストールの説明に従います。

タスクの結果

以下のファイルが作成されました。
  • 製品オファリングをインストールする応答ファイル (install_response_file.xml など)
  • リポジトリーの認証情報を保管するためのクレデンシャル保管ファイル (credential.store など)
  • クレデンシャル保管ファイルを保護するためのマスター・パスワード・テキスト・ファイル (master_password.txt など)

次のタスク

応答ファイルを使用した製品のインストール。詳しくは、応答ファイルを使用した製品オファリングのインストールを参照してください。


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タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: last_date
http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-nd-dist&topic=tins_installation_silent_record
ファイル名:tins_installation_silent_record.html