このコマンドを使用して、リポジトリー・アダプターのキャッシュからユーザーをクリアします。
目的
clearIdMgrUserFromCache
コマンドを使用して、指定したユーザーがキャッシュに存在する場合に、リポジトリー・アダプターのキャッシュからそのユーザーをクリアします。
注: ユーザーのグループ・メンバーシップ詳細は、clearIdMgrUserFromCache コマンドによってクリアされません。
ユーザーのグループ・メンバーシップ情報をキャッシュから
クリアするには、-clearCache パラメーターを指定して getMembershipOfUser wsadmin コマンドを使用してください。
詳しくは、
getMembershipOfUser コマンドを参照してください。
構文
clearIdMgrUserFromCache { -principalName loginID [-securityDomainName domainName] }
パラメーター
- -principalName login_ID
- このパラメーターを使用して、キャッシュからクリアするユーザーの
ログイン ID を指定します。ユーザーが LDAP リポジトリー内に存在する場合、principalName は、そのエントリーの識別名 (DN) でなければなりません。
ユーザーが存在するリポジトリーのアダプターのキャッシュから、ユーザーが削除されます。
同一のプリンシパル名について複数のユーザーが見つかった場合は、それらすべてがキャッシュからクリアされます。
そのユーザーがキャッシュに見つからない場合、キャッシュはクリアされず、エラー・メッセージも表示されません。
- -securityDomainName domainName
- セキュリティー・ドメインを一意に識別する名前を指定します。
このパラメーターが指定されていない場合、
コマンドはグローバル統合リポジトリーを使用します。
サンプル
キャッシュからユーザーをクリアするには、次のコマンドを実行します。
$AdminTask clearIdMgrUserFromCache {-principalName login_ID}