このタスクは、z/OS® ターゲット・システムの WebSphere® Application Server for z/OS
アプリケーション・サービス環境を計画する際に役立ちます。
このタスクについて
WebSphere Application Server for z/OS は、機能を提供するためにアプリケーション・サービス環境を使用します。製品インストール後のこれらのアプリケーション・サービス環境の構成は、十分に計画および調整して行う必要があります。WebSphere Application Server for z/OS を以前に構成したことがない場合は、デフォルト・オプションを使用して練習のためのスタンドアロン・アプリケーション・サーバーを構成してから、実際に必要な製品構成の構成に進む必要があります。
注: WebSphere Application Server ランタイム環境に関連付けられた構成ファイルは、プロファイル と呼ばれます。
z/OS 以外のプラットフォームでは、プロファイルは manageprofiles コマンドを使用して、作成、コピー、および操作を行うことができます。
ただし、WebSphere Application
Server for z/OS では、すべてのプロファイルが、プロファイル管理ツール (z/OS のみ) または zpmt コマンドを使用して作成されます。
WebSphere Application Server for z/OS では、通常、manageprofiles コマンドを呼び出したり、他の管理コマンドで -profile オプションを使用したりする必要はありません。事実、manageprofiles.sh を直接実行してプロファイルを作成することは、z/OS 上ではサポートされていません。
プロファイル管理ツールは、WebSphere Application Server for z/OS の旧バージョンを構成するためにも使用できます。詳しくは、構成する WebSphere Application Server の特定のバージョンの資料を参照してください。
バージョン 9.0 での変更点に関する注記:- WebSphere カスタマイズ・ツールボックスまたは zpmt.sh コマンドを使用してアプリケーション・サーバーまたは管理サーバーを構成するときは、バージョン 9.0 での以下の変更点に注意してください。
- ジョブ BBOSRAC および BBOCBRAK/BBODBRAK/BBOMBRAK は、結合されて BBORACF という単一のジョブになりました。
- すべてのカスタマイズ・ジョブは、$TMPDIR が設定されている場合は /tmp ではなくこれを使用するようになりました。
WebSphere Customization Toolbox または zpmt.sh コマンドによって生成されるカスタマイズ指示をよく読んで、これに従ってください。
前のバージョンの WebSphere Application Server for z/OS で作成されたカスタマイズ・ファイルおよびデータを再利用しないようにしてください。
- IBM WebSphere Application Server for z/OS のこれまでのバージョンでは、ある種のネイティブ (非 UNIX) ファイルは SBBOJCL などの多重仮想記憶 (MVS™) 区分データ・セットとして提供されていました。
WebSphere Application for z/OS バージョン 9.0 では、これらのファイルは WebSphere Application Server for z/OS 製品ファイル・システムで配布されます。これらのファイルは、使用前に WebSphere Application Server for z/OS 製品ファイル・システムから MVS 区分データ・セットにエクスポートする必要があります。
copyZOS.sh スクリプトを使用して、MVS ネイティブ・ファイルを区分データ・セットにエクスポートしてください。
このデータ・セットは、まだ存在していなければ、
copyZOS.sh スクリプトによって割り振られます。
copyZOS.sh スクリプトは、WebSphere Application Server for z/OS 製品ファイル・システムの bin ディレクトリー (
/usr/lpp/WebSphere/AppServer/V9R0/bin) にあります。
copyZOS file_type data_set_name
copyZOS.sh スクリプトをオプションなしで実行すると、サポートされているファイル・タイプのリストと各ファイル・タイプに必要な出力データ・セット特性が表示されます。
このセクションのタスクを実行し、
アプリケーション・サービス環境の構成を選択し、構成に必要な詳細を計画します。
次のタスク
選択した構成の計画ワークシートが完了すると、
アプリケーション・サービス環境の構成の準備ができます。
詳しくは、
WebSphere Application Server for z/OS 製品のインストール後の構成を参照してください。