searchGroups コマンド

グループの検索にはこのコマンドを使用します。

目的

Virtual member manager の特定の基準に合ったグループを見つけるには、searchGroups コマンドを使用します。 例えば、searchGroups コマンドを使用 して IBM で始まる cn がついたすべてのグループを見つけることができます。

正常に実行されると、 searchGroups コマンドは 検索基準と一致したすべてのグループの固有名のリストを返します。

注: ユーザー・レルム用に「グローバル・セキュリティー設定を使用する」オプションが選択されている場合、または指定されたドメインのレルム・タイプとして「グローバル統合リポジトリー」オプションが選択されている場合は、このコマンドは管理ドメインの統合リポジトリーで実行されます。ただし、ドメイン上で実行される構成の変更は、セキュリティー・ドメイン固有の構成に適用されます。

構文

searchGroups { -cn commonname –description description  [-timeLimit tlimit] 
              [-countLimit countlimit] [-clearCache clearCacheMode] [-securityDomainName domainName] }

パラメーター

-cn commonname
グループに使用される共通名を指定します。 このパラメーターは、Virtual member manager の cn プロパティーにマップされます。
-description description
グループの情報を指定します。 このパラメーターは、Virtual member manager オブジェクトの description エンティティーにマップされます。
–timeLimit tlimit
検索を実行する最大時間 (ミリ秒) を指定します。デフォルトは時間制限なしです。
–countLimit countlimit
検索で受け取りたい結果の最大数を指定します。デフォルトでは、検索で見つかった すべてのグループが返されます。
-clearCache clearCacheMode
グループの検索操作を実行する前に、リポジトリー・アダプターのキャッシュをクリアするかどうかを指定します。
有効な値は clearAll で、リポジトリー・アダプター内の キャッシュ情報をすべてクリアします。 この値では大/小文字が区別されません。 このパラメーターにはデフォルト値はありません。 値を指定しないか、clearAll 以外の 値を指定すると、エラー・メッセージが表示されます。
問題の回避: 頻繁にこのパラメーターを使用してキャッシュをクリアすると、 パフォーマンスが低下する可能性があります。 キャッシュをクリアすると、後続の操作はリポジトリーから 詳細を取得し、この新たに取得したデータでキャッシュを更新しなければなりません。そのため、 後続の操作が完了するまでにかかる時間が長くなります。
-securityDomainName domainName
セキュリティー・ドメインを一意に識別する名前を指定します。 このパラメーターが指定されていない場合、 コマンドはグローバル統合リポジトリーを使用します。

サンプル

指定した記述があるすべてのグループを検索するには、次のコマンドを実行します。
$AdminTask searchGroups {-description *}
グループの共通名に IBM が入っているすべてのグループを検索するには、次のコマンドを実行 します。
$AdminTask searchGroups {-cn *IBM*}


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