Installation Manager GUI を使用して、製品フィーチャーをインストールおよび削除できます。
始める前に
Installation Manager 設定で、製品を含む適切な Web ベース・リポジトリーまたはローカル・リポジトリーを指すようにします。
このタスクについて
注: 他の Installation Manager の操作と同様に、以下のいずれかの手順を使用してフィーチャーを変更することもできます。
手順
- 変更対象の WebSphere® Application Server インストール済み環境で、すべてのサーバーおよびアプリケーションを停止します。
- Installation Manager を開始します。
- 「変更」をクリックします。
- 変更するパッケージ・グループを選択します。
- 「次へ」をクリックします。
注: 認証のプロンプトが出されたら、プログラム の Web サイトで登録した IBM ID とパスワードを使用してください。
- 「IBM WebSphere Application Server Network Deployment」を展開します。
- フィーチャーをインストールするには該当するチェック・ボックスを選択します。またはインストール済みのフィーチャーを除去する場合は該当するチェック・ボックスを選択解除します。
- EJB 3.0 より前のモジュール用の EJBDeploy ツール
このオプションでは、EJB 3.0 より前のモジュール用の EJBDeploy ツールがインストールされます。
アプリケーションをサーバーにデプロイする前に、EJB 3.0 より前の仕様をベースにした EJB モジュールが含まれるアプリケーションで EJBDeploy ツールを実行する必要があります (その EJB モジュールが Java EE 7 アプリケーションに含まれる場合を除く)。EJBDeploy ツールを実行すると、アプリケーション内にエンタープライズ Bean 用のデプロイメント・コードが生成されます。EJB 3.0 仕様からは、WebSphere Application Server は JITDeploy という新規フィーチャーを使用するため、EJBDeploy ツールは不要となりました。この新規フィーチャーは、アプリケーションの開始時にコードを自動的に生成します。Java EE 7 アプリケーションに含まれる EJB モジュールは、EJB 3.0 より前の仕様をベースにしている場合でも、JITDeploy を使用します。
ヒント: 例と同様に、IBM WebSphere Application Server で提供されるアプリケーションで EJB 3.0 より前のモジュール用のオプションの EJBDeploy ツールが必要で、このフィーチャーがインストールされていない場合、予期しないエラーが発生する可能性があります。EJB 3.0 より前のモジュールを必要とするアプリケーションをデプロイおよび使用する場合、EJB 3.0 より前のアプリケーションを実行するサーバーで使用されるすべての WebSphere Application Server に、オプションの EJBDeploy フィーチャーが含まれている必要があります。
- スタンドアロン・シン・クライアント、リソース・アダプター、および組み込み可能コンテナー
IBM シン・クライアントおよびリソース・アダプターは、JAX-WS、JAX-RPC、JAX-RS、XML、EJB、JPA、JMS などのさまざまなテクノロジー用に 1 組のクライアントおよびリソース・アダプターを提供します。組み込み可能コンテナーは、スタンドアロンの Java™ Platform, Standard Edition (Java SE) 環境で稼働します。例えば、組み込み可能 EJB コンテナーを使用すると、アプリケーション・サーバーの外でエンタープライズ Bean を実行できます。
- スタンドアロンのシン・クライアントおよびリソース・アダプター
このオプションでは、スタンドアロンの IBM シン・クライアントおよびリソース・アダプターがインストールされます。
IBM シン・クライアントは、JAX-WS、JAX-RPC、JAX-RS、XML、EJB、JPA、JMS などのさまざまなテクノロジー用に 1 組のクライアントを提供します。IBM リソース・アダプターは、JMS 用のリソース・アダプターを提供します。
- 埋め込み可能 EJB コンテナー
このオプションは、組み込み可能 EJB コンテナーをインストールします。
組み込み可能 EJB コンテナーは、スタンドアロンの Java SE 環境でエンタープライズ Bean を実行する際に使用できる Java Archive (JAR) ファイルです。この組み込み可能コンテナーを使用して、アプリケーション・サーバーの外部でエンタープライズ Bean を実行できます。組み込み可能 EJB コンテナーは、EJB 仕様の一部であり、主に単体テストのエンタープライズ Bean のビジネス・ロジックに使用されます。
- サンプル・アプリケーション
このオプションは、学習環境およびデモンストレーション環境のサンプル・アプリケーションをインストールします。
これらのサンプルには、一部の最新 Java Platform, Enterprise Edition (Java EE) および WebSphere テクノロジーを例示するソース・コード・ファイルと統合エンタープライズ・アプリケーションの両方が含まれます。これらのサンプルは、開発環境などの学習環境およびデモンストレーション環境にインストールする場合に推奨されます。ただし、実動アプリケーション・サーバー環境へのインストールには推奨されません。
- 「次へ」をクリックします。
- 要約情報を検討して、「変更」をクリックします。
- 正常に変更された場合は、プログラムにより、インストールが正常に行われたことを示すメッセージが
表示されます。
- 変更が正常に行われなかった場合は、「ログ・ファイルの表示」を
クリックして、問題のトラブルシューティングを行います。
- 「終了」をクリックします。
- とクリックして、Installation Manager を閉じます。
例
- フィーチャーの変更:
次のリストで、オプション・フィーチャー・オファリング名は括弧で囲まれています。
![[Windows]](../images/windows.gif)
以下は、あるインストールでのフィーチャーを変更するための応答ファイルの例です。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<agent-input clean='true' temporary='true'>
<server>
<repository location="http://www.ibm.com/software/repositorymanager/com.ibm.websphere.ND.v90" />
</server>
<install modify='true'>
<offering id='com.ibm.websphere.ND.v90'
profile='IBM WebSphere Application Server V9.0'
features='samples'/>
</install>
<uninstall modify='true'>
<offering id='com.ibm.websphere.ND.v90'
profile='IBM WebSphere Application Server V9.0'
features='thinclient,ejbdeploy,embeddablecontainer'/>
</uninstall>
<profile id='IBM WebSphere Application Server V9.0'
installLocation='C:¥Program Files¥IBM¥WebSphere¥AppServer'>
<data key='eclipseLocation' value='C:¥Program Files¥IBM¥WebSphere¥AppServer'/>
<data key='user.import.profile' value='false'/>
<data key='cic.selector.nl' value='en'/>
</profile>
</agent-input>
![[Windows]](../images/windows.gif)
以下は、
imcl コマンドを使用して、あるインストール済み環境のフィーチャーを変更するための例です。
imcl.exe modify com.ibm.websphere.ND.v90
-addFeatures samples
-removeFeatures thinclient,ejbdeploy,embeddablecontainer
-repositories http://www.ibm.com/software/repositorymanager/com.ibm.websphere.ND.v90
-installationDirectory C:¥Program Files¥IBM¥WebSphere¥AppServer
-secureStorageFile C:¥IM¥credential.store -masterPasswordFile C:¥IM¥master_password.txt
- 言語の変更:
インストールされている言語を変更するには、imcl コマンドで -properties 引数を cic.selector.nl プロパティーと共に使用して、インストール済み環境で必要な言語を指定します。
![[Windows]](../images/windows.gif)
以下に例を示します。
imcl.exe modify com.ibm.websphere.ND.v90_9.0.0.20160503_0200
-repositories http://www.ibm.com/software/repositorymanager/com.ibm.websphere.ND.v90
-installationDirectory C:¥Program Files¥IBM¥WebSphere¥AppServer
-properties cic.selector.nl=en,,hu,,ko,,pl,,es
-secureStorageFile C:¥IM¥credential.store -masterPasswordFile C:¥IM¥master_password.txt
この例を使用すると、英語、ハンガリー語、韓国語、ポーランド語、およびスペイン語がインストールされます。
英語のみのインストール済み環境で始めた場合、これにより他の各言語が追加されます。
指定した言語よりも多くの言語を含むインストール済み環境で始めた場合、指定した言語以外の他の各言語は削除されます。
インストールされている言語を確認するには、imcl コマンドで listInstallationDirectories を使用して、-long または -verbose のいずれかを指定します。
![[Windows]](../images/windows.gif)
以下に例を示します。
imcl.exe listInstallationDirectories -long