IBM® HTTP Server インスタンスの作成および構成方法について学習します。
このタスクについて
この手順を使用して、IBM HTTP Server のインスタンスを作成および構成します。
WebSphere® Application Server で既存のインスタンスを使用する場合は、構成ステップまでスキップしてください。
手順
- IBM HTTP Server の新規インスタンスを作成します。
基本構成を持つ IBM HTTP Server (Powered by Apache) の
新規インスタンスを作成するには、IBM HTTP
Server for IBM i の構成フォームと管理フォームを使用します。
次のステップを実行します。
- Web ブラウザーを使用して、IBM HTTP Server for IBM i の構成フォームと管理フォームに進みます。
- ブラウザーで次の URL を開きます。
http://your.server.name:2001/
your.server.name 変数は、IBM i サーバーの名前です。
- IBM i サーバーの有効なユーザー ID およびパスワードを入力します。
- 「IBM i Tasks」ページで、「IBM Web Administration for IBM i」を選択します。
- 「IBM Web Administration for IBM i」ページが表示されます。
- 新規の HTTP サーバーを作成するには、「セットアップ」タブをクリックします。
- 「Common Tasks and Wizards」を展開します。
- 「Create New HTTP Server」をクリックします。
- 「HTTP server (powered by Apache)」を選択してから、「次へ」をクリックします。
- HTTP サーバー・インスタンスの名前と説明 (オプション) を入力してから、「次へ」をクリックします。
ジョブが実行されている場合は、HTTPSVR サブシステムに名前が表示されます。
HTTP サーバー・インスタンス名は、後のステップで使用しますのでメモしておいてください。
- サーバー・ルートを入力してから、「次へ」をクリック
します。
デフォルト値を使用するか、別のサーバー・ルートまたは文書ルート・ディレクトリーを指定することができます。
- 次のパネルで文書ルートを設定してから、「次へ」をクリックします。
- IP アドレスおよびポートを選択します。
- 「IP アドレス」フィールドで「All addresses」を選択します。
- HTTP サーバー・インスタンスが要求の処理に使用するポート番号として、デフォルトのポート 80 を受け入れるか、固有のポート番号を入力してから、「次へ」をクリックします。
デフォルトのポート以外のポートを指定する場合は、
仮想ホストのドメイン・ネーム・システム (DNS) の別名を、
使用するポート番号を反映するように、
管理コンソールで構成する必要があります。詳しくは、『仮想ホスト』の項目を参照してください。
内部 HTTP ポート番号は、後のステップで使用しますのでメモしておいてください。
- ロギング・オプションを選択します。
Yes を選択することをお勧めします。
ログは /server_root/logs ディレクトリーに保管されます。server_root は、以前設定したサーバー・ルートです。
- エラーおよびアクセス・ログ・ファイルの保持期間を指定してから、「次へ」をクリックします。
- 設定を確認します。
HTTP サーバー・インスタンスを作成するには、「終了」をクリックします。
変更するには、「戻る」をクリックします。
- 「終了」をクリックすると、構成が作成されます。
「Manage Apache Server」ページが表示されます。
- HTTP サーバー・インスタンスの構成
HTTP サーバー・インスタンスを作成したら、WebSphere Application Server を使用して作業を行うように、そのインスタンスを構成します。
- 「Manage」タブをクリックします。
サーバー・リストから、管理する HTTP サーバー・インスタンスを選択します。
- 使用する HTTP サーバーを選択した状態で、「サーバー・プロパティー (Server Properties)」を展開します。
「WebSphere Application Server」をクリックします。
構成する WebSphere Application Server のバージョンを選択し、デフォルトの WebSphere Application Server プロファイルを選択します。
- 「OK」をクリックして構成ファイルに変更内容を入力し、構成のメイン・ページに戻ります。
次のタスク
これで 5 ステップのうちのステップ 3 が完了しました。
IBM i での WebSphere Application Server の始動に進み、インストールを継続します。