zpmt コマンドを使用して管理対象 (カスタム) ノードを構成するための変数

zpmt コマンドは、応答ファイルに定義した変数に指定された値を使用して、管理対象 (カスタム) ノードの構成のためのカスタマイズ・データと命令を作成します。

ヒント: app_server_root/zOS-config/zpmt/samples ディレクトリーのサンプル応答ファイルを参照してください。
推奨: WebSphere® Application Server for z/OS® を初めてインストールするときには、IBM® デフォルト名を使用すると、 インストールの指示に従いやすくなります。

アクション

作成
実行するアクション

プロファイル情報

プロファイル名 (profileName)
プロファイル名は default です。
プロファイル・パス (profilePath)
プロファイル・パス
テンプレート・パス (templatePath)
テンプレート・パス

ターゲット・データ・セット情報

ターゲット・オペレーティング・システム (targetOS)
ターゲット・オペレーティング・システム
高位修飾子 (zTargetHLQ)
生成されたジョブと命令を含む z/OS ターゲット・データ・セットの高位修飾子
カスタマイズ定義が z/OS ターゲット・システムにアップロードされる場合、カスタマイズのジョブとファイルは 区分データ・セットのペアに書き込まれます。 これらのデータ・セットは再利用することが できますが、WebSphere Application Server for z/OS の構成ごとに別々のデータ・セットを作成するのが最も安全です。 ベスト・プラクティスは、 カスタマイズ・データ・セット名プレフィックス (config_hlq とも呼ばれます) を使用して、 WebSphere Application Server for z/OS のバージョンおよびリリース、実行するタスク、 および構成するセル (および場合によってはノード名) を示す方法です。 例えば、バージョン 9.0 用の、TESTCELL という名前のスタンドアロン WebSphere Application Server セルを構成する場合、次のデータ・セット名プレフィックスを使用することができます。
SYSPROG1.WAS90.TESTCELL.APPSERV
この例 では、カスタマイズ定義がターゲット z/OS システムにアップロードされるときに、 次の 2 つのデータ・セットが作成されます。
SYSPROG1.WAS90.TESTCELL.APPSERV.CNTL
SYSPROG1.WAS90.TESTCELL.APPSERV.DATA
CNTL データ・セットは 80 バイト固定ブロック・レコードをもつ区分データ・セット (PDS) で、 カスタマイズ・ジョブを含みます。 DATA データ・セットは、可変長データをもつ PDS で、その他のカスタマイズ・データを含みます。
規則: 高位修飾子は複数の修飾子 (39 文字まで) で構成できます。
生成 されたバッチ・ジョブと命令は次の 2 つの z/OS 区分データ・セットに アップロードされます。
HLQ.CNTL
80 バイト固定ブロック・レコードをもつ区分データ・セットで、 カスタマイズ・ジョブを含む
HLQ.DATA
可変長データをもつ区分データ・セットで、 カスタマイズ定義に含まれている他のデータを含む
ヒント: データ・セットの高位修飾子として、マルチレベルの 高位修飾子を指定することができます。

共通グループ構成

構成グループ (zConfigurationGroup)
OS セキュリティーによる GID の割り当てを許可 (zConfigurationGroupGID)
* を指定して、オペレーティング・システム・セキュリティーがグループ ID を割り当てられるようにします。
ユーザー指定の GID の割り当て (zConfigurationGroupGID)
ID を指定して、特定の ID を使用します。
規則: GID 値は、1 から 2,147,483,647 までの一意の数値でなければなりません。
サーバント・グループ (zServantGroup)
OS セキュリティーが GID を割り当てることを許可する (zServantGroupGID)
* を指定して、オペレーティング・システム・セキュリティーがグループ ID を割り当てられるようにします。
ユーザー指定の GID の割り当て (zServantGroupGID)
ID を指定して、特定の ID を使用します。
規則: GID 値は、1 から 2,147,483,647 までの一意の数値でなければなりません。
ローカル・ユーザー・グループ (zLocalUserGroup)
OS セキュリティーが GID を割り当てることを許可する (zLocalUserGroupGID)
* を指定して、オペレーティング・システム・セキュリティーがグループ ID を割り当てられるようにします。
ユーザー指定の GID の割り当て (zLocalUserGroupGID)
ID を指定して、特定の ID を使用します。
規則: GID 値は、1 から 2,147,483,647 までの一意の数値でなければなりません。

システム・ロケーション

システム名 (zSystemNane)
WebSphere Application Server for z/OS を構成するターゲット z/OS システムのシステム名
シスプレックス名 (zSysplexName)
WebSphere Application Server for z/OS を構成するターゲット z/OS システムのシスプレックス名
ヒント: システム名 (&SYSNAME) およびシスプレックス名 (&SYSPLEX) がわからない場合は、コンソール・コマンド D SYMBOLS をターゲット z/OS システム上で使用して、それらを表示してください。
PROCLIB (zProclibName)
WebSphere Application Server for z/OS カタログ式 プロシージャーの追加先となる、既存のプロシージャー・ライブラリー

構成ファイル・システムのカスタマイズ

マウント・ポイント (zConfigMountPoint)
アプリケーション・データおよび環境ファイルが書き込まれる、読み取り/書き込みファイル・システム・ディレクトリー・マウント・ポイント。

このマウント・ポイントがまだ存在していない場合は、 カスタマイズ・プロセスがそれを作成します。

名前 (zConfigHfsName)
上記のマウント・ポイントで作成してマウントするファイル・システム・ データ・セット
規則: データ・セット名に指定できるのは、44 文字までです。
マウント・ポイントに相対するディレクトリー・パス名 (zWasServerDir)
インストールの後、WebSphere Application Server for z/OS ファイルが 常駐するディレクトリーの名前

詳しくは、製品ファイル・システムを参照してください。

SMS のボリューム、または「*」(zConfigHfsVolume)
上記のデータ・セットを格納する DASD ボリューム通し番号または「*」のどちらかを指定して、SMS にボリュームを選択させます。 * を使用する場合は、ボリュームを選択できるように SMS 自動クラス選択 (ACS) ルーチンが準備されている必要があります。 SMS がデータ・セット割り振りを自動的に処理 するようにセットアップされていない場合は、ボリュームを明示的にリストしてください。
シリンダーの 1 次割り振り (zConfigHfsPrimaryCylinders)
上記データ・セットに対するシリンダー内での初期サイズ割り振り
推奨: 推奨される最小サイズは 300 シリンダーです (3390)。
シリンダーの 2 次割り振り (zConfigHfsSecondaryCylinders)
シリンダーの個々の 2 次エクステントのサイズ
推奨: 推奨される最小サイズは 100 シリンダーです。
ファイル・システムのタイプ (HFS または ZFS) (zFilesystemType)
これは、WebSphere for z/OS 構成ファイル・システムの作成時に使用されるファイル・システムのタイプです。 デフォルトは ZFS です。

製品ファイル・システム情報のカスタマイズ

製品ファイル・システム・ディレクトリー (zSmpePath)
インストールの後、WebSphere Application Server for z/OS ファイルが 常駐するディレクトリーの名前

詳しくは、製品ファイル・システムを参照してください。

中間シンボリック・リンク (zEnableIntermediateSymlink)
中間シンボリック・リンクをセットアップするには、「true」を指定します。選択した場合は、そのリンクのパス名を指定します。

中間シンボリック・リンクを指定した場合、 シンボリック・リンクは構成ファイル・システムから中間シンボリック・リンクに作成されます。 指定しない場合は、製品ファイル・システムに直接作成されます。

zEnableIntermediateSymlink のデフォルト値は true です。

中間シンボリック・リンク (zIntermediateSymlink)
zIntermediateSymlink のデフォルト値は、/wasInstall により追加された zConfigMountPoint 値です。

サーバーのカスタマイズ

ショート・ノード名 (zNodeShortName)
SAF などの z/OS 機能に対してノードを識別する名前
規則:
  • 名前は 8 文字以下で、すべて大文字でなければなりません。
  • 名前は、シスプレックス内のその他すべてのセル内で固有でなければなりません。
ロング・ノード名 (nodeName)
この WebSphere Application Server for z/OS ノードの 1 次外部識別

この名前は、管理コンソールを通して表示されるノードを示しています。

規則:
  • 名前は 50 文字以下でなければなりません。
  • 名前は大/小文字混合にすることができます。
  • 名前は、シスプレックス内のその他すべてのセル内で固有でなければなりません。
WebSphere Application Server ユーザー ID のホーム・ディレクトリー (zUserIDHomeDirectory)
カスタマイズ・プロセスによって WebSphere Application Server for z/OS ユーザー ID のホーム・ディレクトリーが作成される、新規または 既存のファイル・システム・ディレクトリー

サーバー・アドレス・スペース情報のカスタマイズ

規則: 以下では、 別途指定されない限り、名前は 8 文字以下にしてください。
コントローラー情報
プロシージャー名 (zControlProcName)
コントローラーを開始するための、プロシージャー・ライブラリー内のメンバーの名前
規則: 通常、名前は 7 文字以下で、すべて大文字にする必要があります。
ユーザー ID (zControlUserid)
コントローラーと関連したユーザー ID
注: IBM 以外のセキュリティー・システムを使用している場合は、 このユーザー ID がプロシージャー名と一致しなければならない場合があります。 ご使用のセキュリティー・システムの資料を参照してください。
UID (zControlUid)
このユーザー ID と関連付けられたユーザー ID
規則: UID は、システム内で固有の数字 (1 から 2,147,483,647) でなければなりません。
サーバント情報
プロシージャー名 (zServantProcName)
サーバントを開始するための、プロシージャー・ライブラリー内のメンバーの名前
規則: 通常、名前は 7 文字以下で、すべて大文字にする必要があります。
ユーザー ID (zServantUserid)
サーバントと関連したユーザー ID
注: IBM 以外のセキュリティー・システムを使用している場合は、 このユーザー ID がプロシージャー名と一致しなければならない場合があります。 ご使用のセキュリティー・システムの資料を参照してください。
UID (zServantUid)
このユーザー ID と関連付けられたユーザー ID
規則: UID は、システム内で固有の数字 (1 から 2,147,483,647) でなければなりません。
制御領域付加属性の情報
プロシージャー名 (zAdjunctProcName)
制御領域付加属性を開始するプロシージャー・ライブラリー内のメンバー の名前
規則: 通常、名前は 7 文字以下で、すべて大文字にする必要があります。
ユーザー ID (zAdjunctUserid)
ノード内のアプリケーション・サーバー制御領域従属と関連付けられたユーザー ID
UID (zAdjunctUid)
このユーザー ID と関連付けられたユーザー ID
規則: UID は、システム内で固有の数字 (1 から 2,147,483,647) でなければなりません。

ノード TCP/IP 情報のカスタマイズ

注: 既に使用されているポート値は 選択できません。
ノード・ホスト名 (hostName)
サーバーが構成されているシステムの IP 名またはアドレス

この値は、WebSphere Application Server for z/OS の他の機能によってこのサーバーに接続するために使用されます。

注: ノード・ホスト名は常に、 アプリケーション・サーバーが稼働しているシステム上の IP スタックに対して解決する必要があります。 ノード・ホスト名は、 要求を複数のシステムに送る原因となる DVIPA または DNS 名であってはなりません。

ロケーション・サービス・デーモンのカスタマイズ

ロケーション・サービス・デーモンは、WebSphere Application Server for z/OS におけるクライアントとの最初の接点です。 サーバーには、セッションをセルに配置する 、CORBA ベースのロケーション・サービス・エージェントが含まれています。 すべての RMI/IIOP IOR (エンタープライズ Bean 用など) は、 まずロケーション・サービス・デーモンへの接続を確立してから、 それらの接続をターゲット・アプリケーション・サーバーへ転送します。
デーモン・ホーム・ディレクトリー (zDaemonHomePath)
ロケーション・サービス・デーモンが常駐するディレクトリー

これは、構成ファイル・システム・マウント・ポイント/デーモンに対して設定され、変更することはできません。

デーモンのジョブ名 (zDaemonJobname)
ロケーション・サービス・デーモンのジョブ名。これは、ロケーション・サービス・デーモンの開始に使用する MVS™ 開始コマンドの JOBNAME パラメーターで指定します。

注意: 新規セルを構成する際には、 必ず、新しいデーモン・ジョブ名の値を選択してください。

注: サーバーは、ロケーション・サービス・デーモンがまだ実行されていなければ、 それを自動的に開始します。
プロシージャー名 (zDaemonProcName)
ロケーション・サービス・デーモンを開始するプロシージャー・ライブラリー内の メンバーの名前
規則: 通常、名前は 7 文字以下で、すべて大文字にする必要があります。
ユーザー ID (zDaemonUserid)
ロケーション・サービス・デーモンと関連付けられるユーザー ID
UID (zDaemonUid)
このユーザー ID と関連付けられたユーザー ID
規則: UID は、システム内で固有の数字 (1 から 2,147,483,647) でなければなりません。
ターゲット・デプロイメント・マネージャーは、同一のシスプレックスに常駐しない (zInterPlexManagedNode)
ターゲット・デプロイメント・マネージャーが同一のシスプレックスに常駐しない場合は、true を選択し、以下のパラメーターを指定します。 それ以外の場合は、false を選択します。
IP 名 (zDaemonIPName)
ドメイン・ネーム・サーバー (DNS) に登録済みで、 ロケーション・サービス・デーモンが使用する完全修飾 IP 名
注:
  • シスプレックスでは、ロケーション・サービス・デーモン IP 名に対して 仮想 IP アドレス (VIPA) の使用を検討する必要があります。
  • ロケーション・サービス・デーモンに対する IP 名は、 慎重に選択してください。 一度名前を選択すると、カスタマイズ中であっても変更は困難です。
Listen IP (zDaemonListenIP)
デーモンが listen するアドレス

この値には、「*」またはドット 10 進 IP アドレスを選択します。

デフォルト値は * です。

この値は注意深く選択してください。 カスタマイズ中であっても変更は困難です。

ポート (zDaemonPort)
ロケーション・サービス・デーモンが listen するポート番号
注: ロケーション・サービス・デーモンに対するポート番号は、 慎重に選択してください。 どのような値を選んでも構いませんが、一度選択すると、 カスタマイズ中であっても変更は困難です。
SSL ポート (zDaemonSSLPort)
ロケーション・サービス・デーモンが SSL 接続を listen するポート番号
WLM DNS へのデーモンの登録 (zDaemonRegisterWlmDns)
WLM DNS (接続の最適化) を使用する場合は、true を選択して、ご使用のロケーション・サービス・デーモンを WLM DNS に登録する必要があります。 それ以外の場合は、false を選択します。
注: LPAR ごとに 1 つのロケーション ・サービス・デーモンのみが、WLM DNS でドメイン名を登録することができます。 同じ LPAR 内に複数のセルがあり、1 つのロケーション・サービス・デー モンを登録し、それから 2 番目の登録を行うと、2 番目のものは開始に失敗します。

SSL カスタマイズ

推奨されているように、ある時点で管理セキュリティーを 使用可能にする場合は、以下の SSL 値を入力します。
認証局鍵ラベル (zSSLCaKeylabel)
サーバー証明書の生成に使用する認証局 (CA) を識別する鍵ラベルの名前
証明書の有効期限 (zCaAuthorityExpirationDate)
WebSphere Application Server for z/OS サーバー用に生成される個人証明書の有効期限と同様に、すべての X509 認証局証明書に使用される有効期限

認証局 (CA) 証明書の生成に対して false を選択した場合であっても、 この値を指定する必要があります。

デフォルトの SAF 鍵リング名 (zDefaultSAFKeyringName)
WebSphere Application Server for z/OS が使用する RACF® 鍵リングに指定するデフォルト名

レパートリー用に作成される鍵リング名は、セル内ではすべて 同一です。

z/OS SSL クライアントに仮想鍵リングを使用 (zUseVirtualKeyring)
各ユーザーがこの WebSphere Application Server ノードに接続されている WebSphere Application Server 鍵リングまたは WebSphere Application Server CA 証明書を要求されることなく、この WebSphere Application Server ノードに接続するために、SAF 仮想鍵リングを使用して z/OS SSL クライアントを使用可能にする場合は、true を選択します。

セキュリティーのカスタマイズ

管理セキュリティーに、次の 3 つのオプションのうち 1 つを選択できます。

オプション 1: z/OS 管理対象セキュリティー (zAdminSecurityType=websphereForZos)
z/OS システムの SAF 準拠セキュリティー・データベースを使用して、WebSphere Application Server ユーザーを定義します。 アプリケーションへのロール・ベースのアクセスを制御するために EJBROLE プロファイルが使用されます。 セキュリティー・データベース内に管理者ユーザー ID と非認証ユーザー ID が作成され、定義されます。 WebSphere Application Server 環境が、共有 SAF 準拠 (ローカル OS) ユーザー・レジストリーを持つ z/OS 上で全面的に実行されるか、ユーザー ID へのマップを持つ非ローカル OS ユーザー・レジストリー (LDAP など) を実装する計画である場合は、このオプションを選択します。
オプション 2: 製品管理対象セキュリティー (zAdminSecurityType=websphereFamily)
単純なファイル・ベースのレジストリーを使用して、WebSphere Application Server ユーザーを定義します。 ファイル・ベースのレジストリーに管理者ユーザー ID が作成され、定義されます。
オプション 3: セキュリティーなし (zAdminSecurityType=none)
管理セキュリティーを使用可能にしません。このオプションは推奨されません。

ご使用の WebSphere Application Server 環境は、ユーザーが手動でセキュリティーを構成し、使用可能にするまで、保護されません。

セキュリティー・カスタマイズ - z/OS 管理対象セキュリティー

この セキュリティー・オプションの場合は、SAF プロファイル・プレフィックスを設定するかどうかを決め、 非認証 (ゲスト) ユーザー ID と同様に管理者ユーザー ID を選択する必要が あります。

RACF プロファイル内の SAF プロファイル接頭部を使用 (zSecurityDomainId)
特定の SAF セキュリティー・チェック (APPL、CBIND、EJBROLE) に SAF プロファイル・プレフィックスを含めたい場合は、これを true に設定します。
SAF プロファイル・プレフィックス (zSAFProfilePrefix)
有効な SAF プロファイル・プレフィックス
規則: プレフィックスは 8 文字以下でなければなりません。
管理者ユーザー ID (zAdminUserid)
管理者ユーザー ID には、最初のセル管理者になる有効な SAF ユーザー ID を入力します。 このユーザー ID が既存の場合は、デフォルトの UNIX システム・サービス・グループとして、このセルに WebSphere Application Server 構成グループが 必要です。
管理者 UID (zAdminUid)
このユーザー ID に有効な UID
規則: UID は、システム内で固有の数字 (1 から 2,147,483,647) でなければなりません。
非認証ユーザー ID (zAdminUnauthenticatedUserid)
非認証クライアント要求と関連付けられる、有効な SAF ユーザー ID を入力します。
非認証 UID (zAdminUnauthenticatedUid)
このユーザー ID に有効な UID
規則: UID は、システム内で固有の数字 (1 から 2,147,483,647) でなければなりません。
書き込み可能 SAF 鍵リング・サポートを使用可能にする (zEnableWritableKeyring)
書き込み可能 SAF 鍵リング・サポートを使用可能にするには、true を選択します

セキュリティー・カスタマイズ - 製品で管理されるセキュリティー

このセキュリティー・オプションには、管理者ユーザー ID とパスワードを選択する必要があります。

管理者ユーザー ID (adminUserName)
管理コンソールにログオンし、管理タスクを実行するために使用する、英数字のユーザー ID を入力します。 このユーザー ID とそのパスワードは、ファイル・ベースのユーザー・レジストリーで当初唯一のエントリーになります。
管理者パスワード (adminPassword)
このパスワードは空にはできません。

セキュリティー・カスタマイズ - セキュリティーなし

このセキュリティー・オプションには、他に選択するものはありません。 ご使用の WebSphere Application Server 環境は、ユーザーが手動でセキュリティーを構成し、使用可能にするまで、保護されません。

統合情報

ノード・ホスト名または IP アドレス (zFederateDmaNodeHostname)
Network Deployment セル用のデプロイメント・マネージャーの TCP/IP ノード名
デプロイメント・マネージャー JMX 接続タイプ (zFederateDmaPortType)
RMI
RMI 接続を使用してデプロイメント・マネージャーに接続
SOAP
SOAP 接続を使用してデプロイメント・マネージャーに接続します
デプロイメント・マネージャーの JMX ポート (zFederateDmaPort)
「ノードの追加」要求が、デプロイメント・マネージャーに接続するために 使用する JMX (Java 管理拡張) SOAP (Simple Object Access Protocol) コネクター・ポート

これによって提供される統合プロセスにより、統合のターゲットになるデプロイメント・マネージャーがわかります。

デプロイメント・マネージャー・セキュリティーが有効 (zFederateDmaSecurity)
Network Deployment セルおよびデプロイメント・マネージャー上で管理セキュリティーを使用可能にする場合は、true を指定します。
ユーザー ID (zFederateDmaSecurityUserID)
Network Deployment セルに関する完全な管理特権を備えているユーザー ID

これは、セキュリティー・ドメイン管理者のユーザー ID で、変更することはできません。

パスワード (zFederateDmaSecurityPassword)
ユーザー ID のパスワード
ノード・グループ名 (zNodeGroupName)
ノードを配置するノード・グループ

ノードがデプロイメント・マネージャーと同じシスプレックス内にある場合は、 DefaultNodeGroup を指定します。

ORB リスナー IP 名 (zFederateOrbListenerHostName)
サーバーの ORB が着信 IIOP 要求を listen する IP アドレス

デフォルトは * です。これは、ORB に、使用可能なすべての IP アドレスを listen するよう指示します。

ORB リスナー・ポート (zFederateOrbPortName)
IIOP 要求用のポート。サーバーのブートストラップ・ポートとして機能し、また ORB が IIOP 要求の受信に使用するポートとしても機能します。
規則: 値は 0 であってはなりません。
ORB SSL リスナー・ポート (zFederateOrbSslPortName)
セキュア IIOP 要求用のポート

デフォルトは 0 です。 これにより、システムはこのポートを選択できます。

短いノード・エージェント・サーバー名 (zFederateServerShortName)
ノード・エージェント・サーバーの名前

これは、MVS START コマンドの JOBNAME パラメーターで指定された、サーバーのジョブ名です。この値は、SAF などの z/OS 機能に対してサーバーを識別します。

規則: 通常、名前は 7 文字以下で、すべて大文字にする必要があります。
ロング・ノード・エージェント・サーバー名 (zFederateServerName)
ノード・エージェントの名前で、ノード・エージェント・サーバーの 1 次外部 ID

この名前は、管理コンソールを通して表示されるサーバーを示しています。 ノード・エージェント・サーバーのロング・ネームは nodeagent の固定値に設定されます。

JMX SOAP コネクター・ポート (zFederateJmxSoapConnectorPort)
SOAP プロトコルに基づく、このサーバーへの JMX HTTP 接続のためのポート番号

JMX は、リモート管理機能のために使用され、 wsadmin.sh などのスクリプトによって呼び出されます。

規則: 値は 0 であってはなりません。
ノード・ディスカバリー・ポート (zFederateNodeDiscoveryPort)
デプロイメント・マネージャーから発信されたディスカバリー要求の場合に、 ノード・エージェントが listen する TCP/IP ポートを定義します。
ノード・マルチキャスト・ディスカバリー・ポート (zFederateNodeMulticastDiscoveryPort)
ノード・エージェントがその管理対象サーバーにディスカバリー要求を送信する際に使用するマルチキャスト・ポートを定義します。

ディスカバリー・ポートが開いているマルチキャスト IP アドレスは、WebSphere Application Server for z/OS では、デフォルトで 232.133.104.73 に設定されています。このデフォルト・アドレスは、 管理コンソールを使用して変更することができます。これは、CLASS D アドレスです。有効な IP の範囲は、 224.0.0.0 から 239.255.255.255 です。

ノード IPv6 マルチキャスト・ディスカバリー・ポート (zFederateNodeIPv6MulticastDiscoveryPort)
ノード・エージェントがその管理対象サーバーにディスカバリー要求を送信する際に使用する IPv6 マルチキャスト・ポートを定義します (NODE_IPV6_MULTICAST_DISCOVERY_ADDRESS)
管理ローカル・ポート (zFederateAdminLocalPort)
Loopback Adapter を listen する JMX コネクターのポート (IPC_CONNECTOR_ADDRESS)

コネクターは、local comm (ローカル通信) 通信プロトコルを使用します。 つまり、ポートは、z/OS システム・イメージ (またはシスプレックス) のローカル通信のみに使用されます。

HA マネージャー通信ポート (zFederateHamCommPort)
HA マネージャーが listen するポート (DCS_UNICAST_ADDRESS)
ノード・ミドルウェア・エージェント RPC ポート (zMiddlewareAgentPort)
WebSphere Extended Deployment 管理機能用通信ポート (NODE_XDAGENT_PORT)
ノード管理用オーバーレイ UDP ポート (zAdminOverlayUDPPort)
WebSphere Extended Deployment 管理機能用 UDP 通信ポート (NODE_OVERLAY_UDP_LISTENER_ADDRESS)
ノード管理用オーバーレイ TCP ポート (zAdminOverlayTCPPort)
WebSphere Extended Deployment 管理機能用 TCP 通信ポート (NODE_OVERLAY_TCP_LISTENER_ADDRESS)
ノード統合後のノード・エージェントの起動 (zFederateNodeAgentAfterFederation)
ノードの統合後にノード・エージェントを自動的に開始させたい場合は、true を指定します。それ以外の場合は、false を指定します。

セキュリティー証明書のカスタマイズ

デフォルトの個人証明書
識別名に対して発行されます (personalCertDN)
個人証明書の ID
識別名による発行 (signingCertDN)
ルート署名証明書の ID
有効期限 (年) (personalCertValidityPeriod)
デフォルトの個人証明書は 1 年間有効です。 最長有効期間は 10 年です。
ルート署名証明書
有効期限 (年) (signingCertValidityPeriod)
デフォルトの署名 (ルート) 証明書は自己署名証明書です。デフォルトの有効期間は 20 年です。 最長有効期間は 25 年です。
デフォルトの鍵ストア・パスワード (keyStorePassword)
鍵ストア・ファイルおよび SSL 構成のセキュリティーを保護するために、鍵ストア・パスワードのデフォルト値を変更する必要があります。

ジョブ情報

ジョブ・ステートメント
調整されるすべてのカスタマイズ・ジョブ には JOB ステートメントが必要となります。 インストール済み環境に有効な JOB ステートメントを入力します。カスタマイズのプロセスによって、すべての 生成されたジョブでジョブ名が更新されます。そのため、JOB ステートメントのその部分はユーザーの懸念事項にはなりません。継続行が必要であれば、コメント行を継続行で置き換えます。
JOB ステートメント 1 (zJobStatement1)
JOB ステートメント 2 (zJobStatement2)
JOB ステートメント 3 (zJobStatement3)
JOB ステートメント 4 (zJobStatement4)

トピックのタイプを示すアイコン 参照トピック



タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: last_date
http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-nd-zos&topic=rins_defvar4def_cmdl
ファイル名:rins_defvar4def_cmdl.html