zpmt コマンドによる z/OS アプリケーション・サービス提供環境の構成

zpmt コマンドを使用すると、z/OS® ターゲット・システムの WebSphere® Application Server for z/OS アプリケーション・サービス提供環境を構成できます。 zpmt コマンドは、ワークステーション・ベースのプロファイル管理ツールと同じバッチ・ジョブおよびデータ・ファイルを作成しますが、コマンドはワークステーションではなく z/OS の下で実行されます。

始める前に

このタスクについて

zpmt コマンドは、WebSphere Customization Toolbox から起動するワークステーション・ベースの プロファイル管理ツールに代わる方法です。WebSphere Customization Toolbox を実行するための Windows または Linux ワークステーションがない場合、または WebSphere for z/OS カスタマイズ・ジョブを自動生成する必要がある場合に、このコマンドを使用できます。このコマンドは、シェル・スクリプトを使用して、構成する必要のある z/OS システム上で起動します。

WebSphere Application Server for z/OS アプリケーション・サービス環境の構成では、 環境用の WebSphere Application Server for z/OS 構成ディレクトリーのセットアップ、 特定のアプリケーション・サービス環境に付随する z/OS ターゲット・システムに必要な変更、 および構成を検査するための新規環境の開始を行います。 製品インストール後のこれらのアプリケーション・サービス環境の構成は、十分に計画および調整して行う必要があります。WebSphere Application Server for z/OS を以前に構成したことがない場合は、サンプル応答ファイルを使用して練習用のスタンドアロン・アプリケーション・サーバーを構成する必要があります。次に、必要な実際の製品構成を行ってください。 詳しくは、下記のサンプル・ファイル関連リンクを参照してください。

WebSphere Application Server for z/OS アプリケーション・サービス提供環境ノードは、プロファイル管理ツールまたは zpmt コマンドでビルドされたバッチ・ジョブを使用して作成されます。ノードを構成して実行したら、管理コンソールまたはスクリプト・ツールを使用して、 さらに変更を加えます。

WebSphere Application Server for z/OS 製品のインストール、z/OS ターゲット・システムの準備、 WebSphere Application Server for z/OS 環境の計画が完了したら、このセクションのタスクを実行して必要な応答ファイルを構成します。

手順

  1. 構成したい応答ファイルのタイプ別の指示に従います。 既に応答ファイルが準備されている場合は、次のステップに進みます。
  2. ターゲット z/OS システム上で、準備した応答ファイルを使用して zpmt.sh シェル・スクリプトを実行します。 このツールで、必要なジョブを実行するのに必要な .CNTL ファイルと .DATA ファイルが作成されます。 応答ファイルは UNIX (USS) ファイル・システムに配置する必要があります。 コマンド構文については、zpmt.sh シェル・スクリプト・ファイル (zpmt コマンド) を参照してください。
  3. .CNTL データの xxxxxINS メンバー内の指示に従って、アプリケーション・サービス提供環境を作成します。

次のタスク

アプリケーション・サービス提供環境が稼働状態になったら、アプリケーションをインストールしてテストすることができます。 WebSphere Application Server for z/OS と相互作用するように、Web サーバーを構成することもできます。
ヒント: 注: 英語の zpmt コマンドを使用して WebSphere Application Server for z/OS を構成している場合、ご使用の環境で日本語文字を正しく表示できるようにするには、いくつかのスクリプト・ファイルを変更する必要があります。
  1. setupCmdLine.sh ファイルを編集します。

    編集前: CONSOLE_ENCODING="-Dws.input.encoding=cp1047 -Dws.output.encoding=cp1047"

    編集後: CONSOLE_ENCODING="-Dws.input.encoding=cp1399 -Dws.output.encoding=cp1399"

  2. wsadmin.sh ファイルを編集します。

    編集前: EXTRA_D_ARGS="-Dfile.encoding=ISO8859-1

    編集後: EXTRA_D_ARGS="-Dfile.encoding=IBM-932

これら 2 つの変更を加えることにより、日本語メッセージを正しく表示できるようになります。

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タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: last_date
http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-nd-zos&topic=tins_confpmt_cmdl
ファイル名:tins_confpmt_cmdl.html