1 つ以上の構成済みリポジトリーが停止している場合、WebSphere Application Server を認証または停止することができません。
バックエンド・リポジトリーへの接続が確立できないことを示す以下の例外または類似する例外が発生することがあります。
CWWIM4520E 処理中に命名例外 'javax.naming.CommunicationException:
Extdomain1.altext.ibm.com:389 [Root exception is java.net.ConnectException: Connection refused: connect]'
naming exception occurred during processing.
at com.ibm.ws.wim.adapter.ldap.LdapConnection.reCreateDirContext(LdapConnection.java:613)
at com.ibm.ws.wim.adapter.ldap.LdapConnection.search(LdapConnection.java:2419)
バックエンド・リポジトリーが稼働しており、このリポジトリーに接続できることを確認します。複数のリポジトリーが構成されている場合は、構成されているリポジトリーがすべて稼働中である必要があります。
問題が解決しない場合は、Virtual member manager のセキュリティー機能が原因です。1 つ以上の構成済みリポジトリーが停止している場合は、そのリポジトリーに特定の ID が格納されているかどうかに関係なく、WebSphere Application Server へのログイン (admin の場合も含む)、または WebSphere Application Server の停止を実行できません。Virtual member manager は常に、認証前にすべてのリポジトリーを検査します。
このセキュリティー機能を使用不可にするには、wsadmin コマンド createIdMgrRealm または updateIdMgrRealm を使用して、–allowOperationIfReposDown パラメーターに true を設定します。allowOperationIfReposDown パラメーターのデフォルト値は false です。このセキュリティー機能を使用不可にした後は、構成済みリポジトリーの 1 つが停止している場合でも、Virtual member manager は他のアクティブなリポジトリーを処理します。ログイン・ユーザー ID とパスワードがアクティブなリポジトリーに格納されている限り、正常にログインできます。
allowOperationIfReposDown パラメーターの値を true に設定した場合、次の動作が予期されます。
allowOperationIfReposDown パラメーターと createIdMgrRealm または updateIdMgrRealm の各 wsadmin コマンドについて詳しくは、WebSphere Application Server インフォメーション・センターの「 AdminTask オブジェクトの IdMgrRealmConfig コマンド・グループ」を参照してください。(WebSphere Application Server バージョン 6.1 を使用している場合にこのセキュリティー機能を使用不可にするには、最初に PK78677パッチを適用するかまたは WebSphere Application Server フィックスパック 6.1.0.23 以上を適用してから、構成を適宜変更します。)