ポート設定の構成
WebSphere® Application Server のリソースを構成する場合、または他のアプリケーションにポート番号を割り当てる場合は、割り当て済みの他のポートと競合しないようにする必要があります。さらに、ファイアウォールを構成する際は、特定のポート番号へのアクセスを可能にする必要があります。
始める前に
ご使用の IBM i システムが現在使用しているポート番号の詳細については、コマンド行で NETSTAT *CNN コマンドを入力してください。F14 を押して、割り当てられているポート番号を表示します。
ポート・バリデーター・ツールを使用して、WebSphere Application Server のさまざまなプロファイル、製品、およびサーバー間でのポートの競合を検出することもできます。詳しくは、『ポート・バリデーター・ツール』を参照してください。
ヒント:
- 推奨されるデフォルトの動的ポート範囲内でカスタム・ポート値を割り当てた場合、ポートの競合が発生することがあります。ポート値は動的に割り当てられるため、WebSphere Application Server は、サーバーに割り当てられるポート値を事前に決定することができません。サーバー間でのポートの競合の可能性を回避するには、プロファイル管理ツールによって割り当てられているデフォルトのサーバー・ポート値を受け入れるか、デフォルトの動的ポート範囲内にないカスタム・ポート値を割り当てます。2008 年以前のオペレーティング・システムのデフォルトの動的ポート範囲は 1025 から 5000 で、それより新しいオペレーティング・システムの動的ポート範囲は 49152 から 65535 です。これらのデフォルト範囲は Internet Assigned Numbers Authority (IANA) によって推奨されているので、すべてのオペレーティング・システムで共通です。
- さまざまなシステム上のサーバーまたはクラスターを管理するデプロイメント・マネージャーを持つ複数のシステムに WebSphere Application Server をインストールすると、ポートの競合が発生することがあります。構成サービスのポート解決
メカニズムは、複数のホスト・マシン上のクロス・プロファイルをサポートしていません。