ファイル・アダプターの構成

ファイル・アダプターの構成は、WebSphere Application Server の管理コンソールまたは wsadmin コマンドを使用して行います。 WebSphere Application Server 管理コンソールの資料を参照してください。

このタスクについて

ファイル・アダプターの構成情報は、wimconfig.xml に定義されています。 Virtual member manager の初期化時に、RepositoryManager は、FileAdapter.initialize() メソッドを呼び出し、 リポジトリー DataObject を渡します。 Virtual member manager 内では、ファイル・アダプターはデフォルトのユーザー・レジストリーとして構成されています。
パラメーター名 定義 指定可能な値 デフォルト値
id Virtual member manager インスタンスで定義された固有のリポジトリー ID。    
baseDirectory ファイルが作成されるベース・ディレクトリー。 あらかじめこのディレクトリーが存在している必要があります。  

グローバル・レベル: profile_root/config/cells/$CellName

ドメイン・レベル: profile_root/config/waspolicies/$PolicyName/securitydomains/$DomainName

注: 新規ドメインの場合、ソース・ドメインに fileRegistry.xml が含まれている場合にのみ、このファイルがコピーされます。
       
caseSensitive ファイル・アダプターで大/小文字の区別があるかどうかを指定します。 true または false false
saltLength パスワード・ハッシュ用にランダムに生成される salt の長さ。   12
messageDigestAlgorithm パスワードのハッシュに使用される messageDigestAlgorithm。   SHA-1
fileName リポジトリーのファイル名。   fileRegistry.xml

次のコード・サンプルは、ファイル・リポジトリー InternalFileRepository を使用するように構成されている基本的な wimconfig.xml ファイルの例です。 イタリック で示された該当する値を変更することができます。

<config:repositories xsi:type="config:FileRepositoryType" 
       adapterClassName="com.ibm.ws.wim.adapter.file.was.FileAdapter"
       id="InternalFileRepository" 
       messageDigestAlgorithm="SHA-1">
       <config:baseEntries name="o=defaultWIMFileBasedRealm"/>
</config:repositories>


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