IBM® Installation
Manager のグループ・モードを使用すると、複数のユーザーが Installation Manager の 1 つのインスタンスを使用してソフトウェア・パッケージを管理できるようなります。
このタスクについて
制約事項: グループ・モードは、Windows または IBM i オペレーティング・システムでは使用できません。
手順
- グループを作成します。
- 複数のユーザー ID を作成します。
- 作成したグループを、作成したユーザー ID の 1 次グループにします。
- 製品すべてのインストール先になるファイル・システムを作成します。
- このファイル・システムへの書き込みアクセス権限を、作成したすべてのユーザー ID に与えます。
- 作成したユーザー ID の 1 つを使用して、作成したファイル・システムに Installation Manager をグループ・モードでインストールします。
例えば、
installadmin を使用して、GUI からグループ・モードで Installation Manager をインストールします。
groupinst -dataLocation /WASProducts/IMAppData -installationDirectory /WASProducts/IM_Home
- 作成したユーザー ID の 1 つを使用して、Installation Manager を開始し、作成したファイル・システムに
WebSphere Application Server 製品をインストールします。
例えば、
installadmin を使用して、
/WASProducts/WASV90/ND
に Network Deployment 製品を Samples フィーチャーと共にインストールします。
- Installation Manager を終了します。
- 作成した別のユーザー ID の 1 つを使用して、製品のインストール済み環境を保守することができます。
例えば、imuser を使用して、追加のオプション・フィーチャー付きの Network Deployment 製品を更新したり、フィーチャーを削除したり、フィックスパックを追加したりできます。imuser ユーザー ID で Installation Manager を開始して、そのインストール済み環境に必要な変更を実行します。
次のタスク
グループ・モードでのアンインストールに関する注記: WebSphere Application Server がグループ・モードでインストールされている場合、そのアンインストールを実行するユーザーは、そのインストールに関連したすべてのプロファイルを削除するために、適切なグループ許可を持つ必要があります。適切なグループ許可を持たない場合は、プロセスによってプロファイルの削除が試みられたときに、
許可の問題によってアンインストールが失敗します。