zpmt コマンドを使用してアプリケーション・サーバーを統合するための変数
zpmt コマンドは、応答ファイルに定義した変数に指定された値を使用して、 アプリケーション・サーバーを統合するためのカスタマイズ・データと命令を作成します。
アクション
- 実行するアクション
統合情報
- プロファイル名は default です。
- プロファイル・パス
- テンプレート・パス
- ターゲット・オペレーティング・システム
- 生成されたジョブと命令を含む z/OS
ターゲット・データ・セットの高位修飾子カスタマイズ定義が z/OS ターゲット・システムにアップロードされる場合、カスタマイズのジョブとファイルは 区分データ・セットのペアに書き込まれます。 これらのデータ・セットは再利用することが できますが、WebSphere Application Server for z/OS の構成ごとに別々のデータ・セットを作成するのが最も安全です。 ベスト・プラクティスは、 カスタマイズ・データ・セット名プレフィックス (config_hlq とも呼ばれます) を使用して、 WebSphere Application Server for z/OS のバージョンおよびリリース、実行するタスク、 および構成するセル (および場合によってはノード名) を示す方法です。 例えば、バージョン 9.0 用の、TESTCELL という名前のスタンドアロン WebSphere Application Server セルを構成する場合、次のデータ・セット名プレフィックスを使用することができます。
この例 では、カスタマイズ定義がターゲット z/OS システムにアップロードされるときに、 次の 2 つのデータ・セットが作成されます。SYSPROG1.WAS90.TESTCELL.APPSERV
CNTL データ・セットは 80 バイト固定ブロック・レコードをもつ区分データ・セット (PDS) で、 カスタマイズ・ジョブを含みます。 DATA データ・セットは、可変長データをもつ PDS で、その他のカスタマイズ・データを含みます。SYSPROG1.WAS90.TESTCELL.APPSERV.CNTL SYSPROG1.WAS90.TESTCELL.APPSERV.DATA
規則: 高位修飾子は複数の修飾子 (39 文字まで) で構成できます。生成 されたバッチ・ジョブと命令は次の 2 つの z/OS 区分データ・セットに アップロードされます。- 80 バイト固定ブロック・レコードをもつ区分データ・セットで、 カスタマイズ・ジョブを含む
- 可変長データをもつ区分データ・セットで、 カスタマイズ定義に含まれている他のデータを含む
ヒント: データ・セットの高位修飾子として、マルチレベルの 高位修飾子を指定することができます。 - WebSphere Application Server 構成グループのグループ名
- 構成ファイル・システムを所有するユーザー ID
- アプリケーション・データおよび環境ファイルが書き込まれる、読み取り/書き込みファイル・システム・ディレクトリー・マウント・ポイント。
このマウント・ポイントがまだ存在していない場合は、 カスタマイズ・プロセスがそれを作成します。
- インストールの後、WebSphere® Application Server for z/OS® ファイルが
常駐するディレクトリーの名前
詳しくは、製品ファイル・システムを参照してください。
- Network Deployment セル用のデプロイメント・マネージャーの TCP/IP ノード名
- RMI 接続を使用してデプロイメント・マネージャーに接続
- SOAP 接続を使用してデプロイメント・マネージャーに接続します
- 「ノードの追加」要求が、デプロイメント・マネージャーに接続するために
使用する JMX (Java 管理拡張) SOAP (Simple Object Access Protocol) コネクター・ポート
これによって提供される統合プロセスにより、統合のターゲットになるデプロイメント・マネージャーがわかります。
- Network Deployment セルおよびデプロイメント・マネージャー上で管理セキュリティーを使用可能にする場合は、true を指定します。
- Network Deployment セルに関する完全な管理特権を備えているユーザー ID
これは、セキュリティー・ドメイン管理者のユーザー ID で、変更することはできません。
- ユーザー ID のパスワード
- これは、統合されるノードが含まれているセル上でグローバル・セキュリティーが使用可能になっている場合に必要です。
- アプリケーション・サーバーを含んだセルに対する全管理特権が付与されたユーザー ID。
- ユーザー ID のパスワード
- アプリケーションをデプロイメント・マネージャー・ノードに組み込む場合は、true を指定します。このオプションを使用可能にすると、ノードからアプリケーションを組み込むように、addNode プログラムに指示が出されます。使用可能にしない場合は、統合の前にアプリケーションが除去されます。
アプリケーションが既にセルに存在する場合、
警告が印刷され、アプリケーションはそのセルへインストールされません。注: すべてのアプリケーションを新しいセルにマイグレーションする場合は、 このオプションを使用する必要があります。 addNode コマンドを使用してノードをセルに統合する場合、 virtualHost からの情報を含むセル・レベルの構成情報はマージされません。
- ノードを配置するノード・グループ
ノードがデプロイメント・マネージャーと同じシスプレックス内にある場合は、 DefaultNodeGroup を指定します。
- サーバーの ORB が着信 IIOP 要求を listen する IP アドレス
デフォルトは * です。これは、ORB に、使用可能なすべての IP アドレスを listen するよう指示します。
- IIOP 要求用のポート。サーバーのブートストラップ・ポートとして機能し、また ORB が IIOP 要求の受信に使用するポートとしても機能します。
規則: 値は 0 であってはなりません。
- セキュア IIOP 要求用のポート
デフォルトは 0 です。 これにより、システムはこのポートを選択できます。
- ノード・エージェント・サーバーの名前
これは、MVS™ START コマンドの JOBNAME パラメーターで指定された、サーバーのジョブ名です。この値は、SAF などの z/OS 機能に対してサーバーを識別します。
規則: 通常、名前は 7 文字以下で、すべて大文字にする必要があります。 - ノード・エージェントの名前で、ノード・エージェント・サーバーの 1 次外部 ID
この名前は、管理コンソールを通して表示されるサーバーを示しています。 ノード・エージェント・サーバーのロング・ネームは nodeagent の固定値に設定されます。
- SOAP プロトコルに基づく、このサーバーへの JMX HTTP 接続のためのポート番号
JMX は、リモート管理機能のために使用され、 wsadmin.sh などのスクリプトによって呼び出されます。
規則: 値は 0 であってはなりません。 - デプロイメント・マネージャーから発信されたディスカバリー要求の場合に、 ノード・エージェントが listen する TCP/IP ポートを定義します。
- ノード・エージェントがその管理対象サーバーにディスカバリー要求を送信する際に使用するマルチキャスト・ポートを定義します。
ディスカバリー・ポートが開いているマルチキャスト IP アドレスは、WebSphere Application Server for z/OS では、デフォルトで 232.133.104.73 に設定されています。このデフォルト・アドレスは、 管理コンソールを使用して変更することができます。これは、CLASS D アドレスです。有効な IP の範囲は、 224.0.0.0 から 239.255.255.255 です。
- ノード・エージェントがその管理対象サーバーにディスカバリー要求を送信する際に使用する IPv6 マルチキャスト・ポートを定義します (NODE_IPV6_MULTICAST_DISCOVERY_ADDRESS)
- Loopback Adapter を listen する JMX コネクターのポート (IPC_CONNECTOR_ADDRESS)
コネクターは、local comm (ローカル通信) 通信プロトコルを使用します。 つまり、ポートは、z/OS システム・イメージ (またはシスプレックス) のローカル通信のみに使用されます。
- HA マネージャーが listen するポート (DCS_UNICAST_ADDRESS)
- WebSphere Extended Deployment 管理機能用通信ポート (NODE_XDAGENT_PORT)
- WebSphere Extended Deployment 管理機能用 UDP 通信ポート (NODE_OVERLAY_UDP_LISTENER_ADDRESS)
- WebSphere Extended Deployment 管理機能用 TCP 通信ポート (NODE_OVERLAY_TCP_LISTENER_ADDRESS)
- ノードの統合後にノード・エージェントを自動的に開始させたい場合は、true を指定します。それ以外の場合は、false を指定します。
- IIOP 要求に対するポート。このサーバーのブートストラップ・ポートとして機能し、
また ORB が IIOP 要求の受信に使用するポートとしても機能します規則: 値は 0 であってはなりません。注: ノード追加操作により、 ノード・エージェント管理サーバーが作成されます。 このサーバーのデフォルト ORB リスナー・ポートは、 INS CosNaming デフォルト・ブートストラップ・ポートと等しくなります。この同じポートは、以前、ノードの初期スタンドアロン・サーバーによって使用されたため、 初期スタンドアロン・サーバーの ORB リスナー・ポートを新規ポート値に変更する必要があります。アプリケーション・サーバーの ORB リスナー・ポートに 設定されるデフォルト値は 9810 です。同じシステムを交差して複数のセルを構成する場合、 デフォルト値を使用すると、これらのセル間でポートの競合が起こります。 このオプションは、ポート 9810 が以前に割り当てられていたような場合にポート番号を設定する際に役立ちます。
- このノード上に存在するサービス統合バスを統合する場合は、true を指定します。それ以外の場合は、false を指定します。