SDO リポジトリー・アンインストール・スクリプト
このスクリプトを使用して、既にインストールされている、あるいは正しくインストールできなかったサービス・データ・オブジェクト (SDO) リポジトリーをアンインストールします。
SDO リポジトリーのインストールおよび構成の説明に従い、 1 つ以上のサービス統合バス対応 Web サービス・ロールに使用する予定の各サーバーまたはクラスター 上に SDO リポジトリー・アプリケーションをインストールします。
データ・ソースが既に存在している場合、あるいは前に SDO リポジトリー・アプリケーションのインストールが失敗したり部分的に行われている場合、installSdoRepository.jacl スクリプトは完了することができず、構成の変更は保管されていません。このような場合には、uninstallSdoRepository.jacl スクリプトを実行する必要があります。 このスクリプトは予期しない結果を見つけても継続しますので、 失敗したインストールまたは部分インストールをクリーンアップすることができます。
![[IBM i]](../images/iseries.gif)
このスクリプトは
app_server_root/bin ディレクトリーにあります。ここで、app_server_root は WebSphere® Application Server インストール済み環境のルート・ディレクトリーです。別のディレクトリーから wsadmin スクリプト・クライアントを実行するようにした場合は、コマンド・オプションでスクリプトへの絶対パスを指定してください。
例えば、デフォルト・プロファイル以外のプロファイルを使用する場合は
、app_server_root/profiles/profile_name/bin ディレクトリーに移動してから、スクリプトに以下のパスを指定します。![[AIX Solaris HP-UX Linux Windows]](../images/dist.gif)
![[z/OS]](../images/ngzos.gif)
![[IBM i]](../images/iseries.gif)
![[AIX Solaris HP-UX Linux Windows]](../images/dist.gif)
ここで ext
はファイル拡張子 bat
(Windows
システムの場合)、または sh
(UNIX、Linux、または
z/OS®
システムの場合) です。
![[AIX Solaris HP-UX Linux Windows]](../images/dist.gif)
![[z/OS]](../images/ngzos.gif)
wsadmin.ext -f app_server_root/bin/uninstallSdoRepository.jacl
![[IBM i]](../images/iseries.gif)
wsadmin -f app_server_root/bin/uninstallSdoRepository.jacl
![[AIX Solaris HP-UX Linux Windows]](../images/dist.gif)
![[z/OS]](../images/ngzos.gif)
SDO リポジトリー・スクリプトのインストールとアンインストールのペア
以下に、 インストールとアンインストールのコマンド・ペアを示します。 各アンインストール・コマンドは関連インストール・コマンドのアクションを取り消します。 installSdoRepository.jacl スクリプトで以前使用した引数とは異なる一連の引数を使用してアンインストールを試みると、 アンインストールによって必ずしもすべてが除去されなかったり、 存在しない設定を除去しようとして警告が表示されたりすることがあります。
![[IBM i]](../images/iseries.gif)
![[AIX Solaris HP-UX Linux Windows]](../images/dist.gif)
wsadmin -f installSdoRepository.jacl -createDb
wsadmin -f uninstallSdoRepository.jacl -removeDb
注:
- Apache Derby データベースが既に何らかの目的で構成されているために、 インストーラーで -createDb を使用しなかった場合は、 アンインストーラーで -removeDb フラグを使用しないようにしてください。
- 保持する必要があるデータの削除を回避するため、 -removeDb フラグは Apache Derby データベースを削除しません。 データベースを意図的に削除する場合は、 手動で削除することができます。Apache Derby データベースは、ファイル・システム上のディレクトリーです。 -createDb フラグを使用してインストーラーで作成されたものは、profile_root/databases/SdoRepDb ディレクトリーにあります。ここで、 profile_root は、プロファイル固有の情報が格納されているディレクトリーです。データベースを削除せず、-createDb フラグを使用して再度インストールを試みると、インストール処理は失敗し、SdoRepDb ディレクトリーが既に存在しているというメッセージが表示されます。
スタンドアロン・サーバーからの SDO リポジトリー・アプリケーションのインストールまたは削除の場合:
wsadmin -f installSdoRepository.jacl
wsadmin -f uninstallSdoRepository.jacl
WebSphere Application Server Network Deployment 環境における SDO リポジトリー・アプリケーションのインストールまたは削除の場合 (デプロイメント・マネージャーまたはクラスターの一部ではないサーバーの場合):
wsadmin -f installSdoRepository.jacl node_name server_name
wsadmin -f uninstallSdoRepository.jacl node_name server_name
WebSphere Application Server Network Deployment 環境における SDO リポジトリー・アプリケーションのインストールまたは削除の場合 (クラスターの場合):
wsadmin -f installSdoRepository.jacl -cluster cluster_name
wsadmin -f uninstallSdoRepository.jacl -cluster cluster_name