GenPluginCfg コマンド

GenPluginCfg コマンドは、WebSphere® Web サーバーのプラグイン構成ファイル plugin-cfg.xml を再生成するために使用します。

このコマンドを実行する状況について詳しくは、 コマンド・ツールの使用の項を参照してください。

注意:
プラグイン構成を再生成すると、保持しておきたい手動の構成変更の内容が上書きされてしまう場合があります。 このタスクを実行する前に、Web サーバー・プラグインの実装で説明されているタスクの意味を理解しておいてください。
トラブルの回避 (Avoid trouble) トラブルの回避 (Avoid trouble): トポロジー中心 (すなわちグローバル) プラグイン構成は推奨されません。 代わりに、 Web サーバー・プラグインの実装に記載されているアプリケーション中心の構成を使用します。既存のトポロジー中心の構成に対しては、管理コンソールを使用するか、GenPluginCfg コマンドをセル内のすべてのクラスターに対して実行して、グローバル plugin-cfg.xml ファイルを更新できます。ただし、グローバルな plugin-cfg.xml ファイルを更新する前に、config/cells/plugin-cfg.xml ファイルを削除する必要があります。config/cells/plugin-cfg.xml ファイルを削除しない場合、新しいプロパティーとその値のみがグローバルな plugin-cfg.xml ファイルに追加されます。既存のプラグイン・プロパティー値に対する更新は、グローバルな plugin-cfg.xml ファイルに追加されません。gotcha
注: GenPluginCfg コマンドは、WebSphere Application Server JVM ではなく、自身の Java™ 仮想マシン (JVM) 内で実行されるため、 他のクラス・ファイルにアクセスできないことがあります。 GenPluginCfg コマンドの実行時にこの問題が発生した場合は、 代わりに httpPluginManagement.py スクリプトを実行して、アプリケーション中心のプラグイン構成を生成できます。 このスクリプトでは、wsadmin を使用してプラグイン生成を開始します。 詳しくは、httpPluginManagement.py スクリプトを参照してください。

構文

プラグイン構成を再生成するには、以下の方法を使用します。
  • [AIX Solaris HP-UX Linux Windows]管理コンソールで「サーバー」 > 「サーバー・タイプ」 > 「Web サーバー」とクリックして、Web サーバーを選択してから「プラグインの生成」をクリックします。
  • 以下のコマンドを発行します。
    [AIX Solaris HP-UX Linux Windows]
    app_server_root/bin/GenPluginCfg.sh|bat
    プラグイン構成を再生成するための方法はどちらも、 plugin-cfg.xml ファイルを、 分散環境での実行に適したフォーマットである ASCII フォーマットで生成します。
    [IBM i]
    app_server_root/bin/GenPluginCfg
    プラグイン構成を再生成するためのこの方法は、IBM i 環境での実行に適したフォーマットである ASCII フォーマットで plugin-cfg.xml ファイルを作成します。
    [z/OS]
    app_server_root/bin/GenPluginCfg.sh
    プラグイン構成を再生成するためのこの方法は、 z/OS® 環境での実行に適したフォーマットである UTF-8 フォーマットで plugin-cfg.xml ファイルを作成します。

[AIX Solaris HP-UX Linux Windows][IBM i]-profileName オプションを使用すると、マルチプロファイル・システムで、 アプリケーション・サーバー・プロセスのプロファイルを定義することができます。 -profileName オプションは、単一プロファイル環境で実行する場合は必要ありません。このオプションのデフォルトは、 デフォルト・プロファイルです。

オプション -webserver.name webservrName を指定して GenPluginCfg コマンドを実行すると、wsadmin は、Web サーバー用のプラグイン構成ファイルを生成します。 生成されたプラグイン構成ファイルの設定は、Web サーバーにデプロイされるアプリケーションのリストに基づいています。 このコマンドを、オプション -webserver.name webservrName を指定しないで実行すると、 プラグイン構成ファイルはトポロジーに基づいて生成されます。

パラメーター

GenPluginCfg コマンドで使用可能なオプションは、以下のとおりです。

-config.root configroot_dir
デフォルトは CONFIG_ROOT です。setupCmdLine コマンドを呼び出して、この環境変数を取得します。
[AIX Solaris HP-UX Linux Windows][IBM i] -profileName
[AIX Solaris HP-UX Linux Windows][IBM i]マルチプロファイル・システムで、アプリケーション・サーバー・プロセスのプロファイルを定義します。 -profileName オプションは、単一プロファイル環境で実行する場合は必要ありません。このオプションのデフォルトは、 デフォルト・プロファイルです。
-cell.name cell
デフォルトは WAS_CELL です。setupCmdLine コマンドを呼び出して、この環境変数を取得します。
-node.name node
デフォルトは WAS_NODE です。setupCmdLine コマンドを呼び出して、この環境変数を取得します。
-webserver.name webserver1
指定した Web サーバー用のプラグイン構成ファイルを作成するのに必要です。
-propagate yes/no
webserver.name オプションが指定されていて、Web サーバーがローカルに存在するかリモートの非管理対象ノードに存在する場合にのみ適用されます。それ以外は、plugin-cfg.xml ファイルを app_server_root/profiles/profile_name/config/cells/cell_name/nodes/node_name/servers/web_server_name からリモート Web サーバーの plugins ディレクトリーの plugins_root/config/web_server_name に手動でコピーする必要があります。デフォルト値は no です。
-propagateKeyring yes/no
オプション webserver.name が指定されていて、Web サーバーがローカルである場合にのみ適用されます。デフォルトは no です。
-cluster.name cluster1,cluster2 | ALL
クラスターのオプション・リスト。オプション webserver.name が指定されている場合は無視されます。
-server.name server1,server2
サーバーのオプション・リスト。単一サーバー・プラグインの生成に必要です。 オプション webserver.name が指定されている場合は無視されます。
-output.file.name file_name
デフォルトは configroot_dir/plugin-cfg.xml ファイルです。オプション webserver.name が指定されている場合は無視されます。
-destination.root root
構成が使用されるマシンのインストール・ルート。 オプション webserver.name が指定されている場合は無視されます。
-destination.operating.system windows/unix
構成が使用されるマシンのオペレーティング・システム。オプション webserver.name が指定されている場合は無視されます。
-force yes
セル全体のファイル生成用にコマンドが発行された場合に、既存の構成とのマージを試みずに新しい構成を作成します。
-debug yes/no
デフォルトは no です。
-help
使用ステートメントを出力します。
-?
使用ステートメントを出力します。

使用のシナリオ

セル内のクラスターのすべてに対してプラグイン構成を生成する場合、次のように指定します。

[AIX Solaris HP-UX Linux Windows]
GenPluginCfg -cell.name NetworkDeploymentCell
[IBM i][z/OS]
GenPluginCfg.sh -cell.name NetworkDeploymentCell

単一サーバーに対してプラグイン構成を生成する場合、次のように指定します。

[AIX Solaris HP-UX Linux Windows]
GenPluginCfg -cell.name BaseApplicationServerCell -node.name appServerNode -server.name appServerName
[IBM i][z/OS]
GenPluginCfg.sh -cell.name BaseApplicationServerCell -node.name appServerNode -server.name appServerName

Web サーバーに対してプラグイン構成ファイルを生成する場合、次のように指定します。

[AIX Solaris HP-UX Linux Windows]
GenPluginCfg -cell.name BaseApplicationServerCell -node.name webserverNode -webserver.name webserverName
[IBM i][z/OS]
GenPluginCfg.sh -cell.name BaseApplicationServerCell -node.name webserverNode -webserver.name webserverName

トピックのタイプを示すアイコン 参照トピック



タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: last_date
http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-nd-mp&topic=rxml_genplugincfg1
ファイル名:rxml_genplugincfg1.html