データ・ストア
データ・ストアは、リレーショナル・データベースを使用するメッセージ・ストアです。メッセージング・エンジンは、データ・ストアを使用して、 データベースに運用情報を保管し、障害の際のリカバリーのためにメッセージング・エンジンが必要とする 重要なオブジェクトを保持します。
データ・ストアは、メッセージング・エンジンがデータベース内にパーシスタント・データを保管するために使用するテーブルのセットから構成されています。 データ・ストアを構成するテーブルのリストについては 、データ・ストア・テーブルを参照してください。 データ・ストアのすべてのテーブルは、 同じデータベース・スキーマで保持されます。データ・ストアごとに異なるスキーマ名を使用すると、 同じデータベースに複数のデータ・ストアを作成できます。
メッセージング・エンジンとデータ・ストアとの間に 1 対 1 の関係を設けた場合、メッセージング・エンジンごとに独自のデータ・ストアが必要になります。 メッセージング・ エンジンは、JDBC データ・ソースのインスタンスを使用して、 そのメッセージ ング・エンジン用のデータ・ストアを 含むデータベースとの対話を行う。図 1に、これらの関係を示します。

データ・ストアのすべてのテーブルは、 同じスキーマで保管されていなければなりません。データ・ストアごとに異なるスキーマ名を使用すると、 データベースに複数のデータ・ストアを作成できます。すべてのメッセージング・エンジン が同じテーブル名を使用しますが、各メッセージング・エンジンは、スキーマとの関係によって、それ独自のテーブルを排他的に使用できます。
データ・ストア・トポロジー
データ・ストアと そのメッセージング・エンジンの相対的ロケーション については、いくつかのオプションがあります。トポロジーも、 あるデータ・ストアと他のデータ・ストアの間の関係を定義します。
- データ・ストアは、 そのメッセージング・エンジンと同じノード上、 あるいはリモート・ノード上のいずれかで実行できる。
- データ・ストアは専用データベース
を持つことができる、あるいは、他のデータ・ストアと
データベースを共有できる。ヒント: Informix® RDBMS を使用している場合は、各メッセージング・エンジンごとに別個のデータベース・インスタンスを構成してください。