開始時の動作設定

このページは、アプリケーションを他のアプリケーションやサーバーと比較していつ開始するかを構成する場合や、 アプリケーションの開始時にリソース用の MBean を作成するかどうかを構成する場合に使用します。

この管理コンソール・ページを表示するには、「アプリケーション」 > 「アプリケーション・タイプ」 > 「WebSphere エンタープライズ・アプリケーション」 > application_name > 「始動の動作」とクリックします。

重要: アプリケーションの実行中に アプリケーション設定を変更すると、アプリケーションは再始動されます。 スタンドアロン・サーバーでは、 変更内容を保存してからアプリケーションが再始動されます。複数サーバー製品では、 変更内容を保存してからアプリケーションが再始動され、 アプリケーションがインストールされているノード上のファイルが同期されます。マルチサーバー製品で同期が発生する時期を制御するには、「コンソール設定」ページの「変更をノードと同期する」を選択解除します。

始動の順序

サーバーの始動時に、アプリケーションが始動される順序を指定します。始動順序は開始ウェイトのようなものです。開始ウェイトが最も小さいアプリケーションが最初に始動します。

トラブルの回避 (Avoid trouble) トラブルの回避 (Avoid trouble): 以下の制限に注意してください。
  • アプリケーション・サーバーが始動順序で次のアプリケーションの開始を試みる前に、最初のアプリケーションが完全に始動していないことがあります。 2 番目のアプリケーションが最初のアプリケーションに依存している場合には、このシナリオにより、予期しない結果が発生する可能性があります。
  • Session Initiation Protocol (SIP) アプリケーションの場合、sip.xml ファイルの <load-on-startup> タグは、アプリケーション内のサーブレットが開始される順序に影響を与えます。 この「始動の動作」コンソール・ページの「始動順序」に設定する値は、SIP アプリケーションの構成内のアプリケーションの重要性またはウェイトを決定します。 例えば、 SIP アプリケーション構成内で最も重要な SIP アプリケーションに対して、「始動 順序」1 を指定します。その構成内で次に重要な SIP アプリケーションに対しては、 「始動順序」2 を指定します。以下同様です。詳しくは、JSR 116 仕様を参照してください。
gotcha
通知
データ型 整数
デフォルト 1
範囲 0 から 2147483647

サーバーが始動を完了する前にアプリケーションを起動する

サーバーの始動前にアプリケーションを完全に初期化するかどうかを指定します。

デフォルト設定は false で、これは、 アプリケーションが開始するまではサーバーの始動が完了しないことを意味します。

true に設定すると、製品には、アプリケーションがバックグラウンド・スレッドで開始するため、アプリケーションの開始を待たずにサーバーの始動が続行される可能性があることが通知されます。 したがって、アプリケーション・サーバーが始動しても、 アプリケーションの準備ができていない可能性があります。

トラブルの回避 (Avoid trouble) トラブルの回避 (Avoid trouble): この始動動作設定を指定することは、z/OS プラットフォームで稼働するアプリケーション・サーバーにマップされたアプリケーションには無効です。gotcha
通知
データ型 ブール
デフォルト false

リソース用の MBeans の作成 (Create MBeans for resources)

アプリケーションの開始時に、サーブレットや JavaServer Pages (JSP) ファイルなどのアプリケーション内のさまざまなリソースに MBean を作成するかどうかを指定します。 デフォルトでは、MBean を作成します。

通知
データ型 ブール
デフォルト true

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http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-nd-mp&topic=urun_rapp_startup_behavior
ファイル名:urun_rapp_startup_behavior.html