wsadmin ツールを使用して、アプリケーション・サーバー・クラスター、汎用サーバー・クラスター、およびプロキシー・サーバー・クラスターを作成します。
クラスターとは、ワークロードのバランスをとる方法として一括して管理するサーバーの集合のことです。
始める前に
このタスクを実行するには、いくつかの方法があります。このトピックでは、AdminConfig オブジェクトを使用して、ご使用の環境内にクラスターを作成します。
代わりの方法として、AdminTask オブジェクトの ClusterConfigCommands コマンド・グループ、
または AdminClusterManagement スクリプト・ライブラリーの createCluster スクリプトを使用して、
クラスターを作成および構成することもできます。
手順
- wsadmin スクリプト・ツールを開始します。
- クラスターに変換するサーバーを識別します。
以下の例に示すように、対象となるサーバーの構成 ID を決定し、それをサーバー変数に割り当てます。
- 既存のサーバーをクラスターに変換します。
AdminConfig オブジェクトの convertToCluster コマンドを使用して、
既存のサーバーをクラスターに変換します。
以下の例に示すように、サーバーの名前と、クラスターに割り当てる名前を指定します。
出力例:
myCluster1(cells/mycell/cluster/myCluster1|cluster.xml#ClusterMember_1)
- 構成の変更を保存します。
以下のコマンド例を使用して、構成変更を保存します。
AdminConfig.save()
- ノードを同期します (Network Deployment 環境の場合のみ)。
以下の例に示すように、AdminNodeManagement スクリプト・ライブラリーの syncActiveNodes スクリプトを使用して、
すべてのアクティブ・ノードに変更内容を伝搬させます。
AdminNodeManagement.syncActiveNodes()