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Micro-Partition 環境の Intelligent Management
Intelligent Management は、Micro-Partition 環境で使用することができます。Intelligent Management では共有プロセッサー区画を使用できます。
POWER AIX システムでのサーバー仮想化の用語
POWER® AIX® システム上
で Intelligent Management を使用する場合、以下の用語を検討してください。
- 論理区画化
- システムのリソースを分割して複数の別個のサーバーを作成できること。各サーバーは、独自のオペレーティング・システムを稼働させます。
- Micro-partitioning
- 物理プロセッサーのプールを複数の論理区画で共有できること。物理プロセッサーは、0.1 プロセッサー単位で区画に割り振ることができます。
- 共有プロセッサー区画
- 共有プロセッサー・プールを使用するように構成された区画。共有プロセッサー区画は、Micro-Partition の 1 タイプです。
- 許可容量
- 区画に付与されるプロセッサー使用量のパーセンテージ。0.01 プロセッサー単位で指定します。
- 上限付き区画
- 区画の構成された許可容量を超えて処理単位を付与できない区画。
- 上限なし区画
- リソースで許されている場合は、必要な場合にその構成された許可容量を超えて拡張できる区画。
許可容量
共有プロセッサー区画には、許可容量パーセンテージと呼ばれるメトリックがあります。このメトリックは、一定時点で区画がその許可容量の何パーセントを使用しているかを示します。このメトリックは、lparstat コマンド、nmon コマンド、topas コマンドなど、一般的な AIX システム・モニター・ツールで表示することができます。
上限なし共有プロセッサー区画には、その許可容量を超えて処理容量を割り当てることができます。処理容量が許可容量をどの程度上回るのかは、 共有プール内のプロセッサーの可用性と、 仮想プロセッサー構成で許可される最大量によって決まります。
Intelligent Management および共有プロセッサー区画
Intelligent Management は、 共有プロセッサー区画がある環境、または、物理ハードウェア上に動的に共有されるプロセッサー・プールがある環境で 使用できます。
共有プロセッサー区画の統計が使用可能 です。これらの統計は、共有プロセッサー区画の使用率や共有プロセッサー・プールの動的容量を把握するのに 役立ちます。統計は、Micro-Partition 環境でモニターする Intelligent Management の役に立ちます。