SIP IP スプレイヤー

WebSphere® の SIP によって、IP スプレイヤーが提供されます。

複数の SIP プロキシーを組み込むようにデプロイメントをスケーリングするには、 フロントエンド・ロード・バランサーが必要です。WebSphere Application Server Edge Components Load Balancer は この機能を備えています。これは、障害を検出するとメッセージを正常な SIP プロキシーにのみ送信する SIP アドバイザーという機能を提供します。正常な状況を検出するには、 SIP OPTIONS メッセージを TCP を介して SIP プロキシーに送信し、 応答を探します。SIP プロキシーは、ロード・バランサーのホスト情報で構成されているため、 正常性検査のために OPTIONS メッセージが 送信されたことを検出できます。エラー応答があった場合、応答がない場合、 または TCP 接続が失敗した場合、SIP プロキシーは、ロード・バランサーのアクティブ・リストから 除去されます。SIP アドバイザーは、障害後も引き続き SIP プロキシーを探します。

IP スプレイヤー

  • MAC 転送は、SIP プロキシーのロード・バランシングを行うために使用されます。
  • SIP アドバイザーを開始しておく必要があります。
  • 正常性検査要求の間隔は構成可能です (デフォルトは 7 秒)。

SIP プロキシーの構成

  • IP スプレイヤーの構成では、ロード・バランサーのホスト名とポートが 設定されます。これらは発信 SIP メッセージに使用されます。この情報は、構成済みの チャネル・チェーンから直接収集されます。ユーザーは追加の設定を構成する必要はありません。
  • SIP プロキシー上のループバック・デバイスは、 ロード・バランサーが listen しているアドレス (クラスター・アドレス、仮想 IP アドレス) を使用して 構成する必要があります。
  • SIP プロキシー・トランスポート・チェーンは、ループバック・アドレスで listen するように 構成する必要があります。

SIP プロキシーは、 クライアントに面したホスト・インターフェースの 情報を、それらの SIP プロキシーが代表している コンテナーに、WLM を介して公開します。 IP スプレイヤーが代表となっている場合、 このプロキシーは、独自のホスト情報の代わりに、 IP スプレイヤー情報を公開します。 この情報は、コンテナーによって、 そのコンテナー上で稼働しているプロキシー・アプリケーション用に、 レコード経路ヘッダーに挿入されます。 SIP プロキシーは、アウトバウンド要求用に、 その VIA ヘッダーにもこの情報を挿入します。


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