SIP コンテナーのトレース

Session Initiation Protocol (SIP) コンテナーを 即時にまたは次のサーバーの始動後にトレースすることができます。このトレースによって、SIP イベントのレコードがログ・ファイルに書き込まれます。

このタスクについて

以下のステップに従い、SIP コンテナーのトレースを開始します。

手順

  1. 管理コンソールを開きます。
  2. 管理コンソールで、「トラブルシューティング」 > 「ログおよびトレース」をクリックします。
  3. SIP コンテナーのサーバー名を選択します。
  4. 「一般プロパティー」セクションから、 「診断トレース・サービス」をクリックします。
  5. 「追加プロパティー」セクションの下の、 「ログ詳細レベルの変更」をクリックします。
  6. 以下のオプションのいずれかを選択します。
    オプション 説明
    「構成」 次のサーバー始動の後にトレースを開始するには
    「ランタイム」 直ちにトレースを開始するには
  7. トレース仕様のコンテンツを以下のコードで置換します。 com.ibm.ws.sip.*=all=enabled
    注: SIP コンテナーの特定部分のみをモニターしたい場合、「com.ibm.ws.sip」セクションを展開し、トレースしたい個々の項目を選択します。
  8. 「Enable trace with following specification」 チェック・ボックスがチェックされていることを確認します。
  9. 「適用」 > 「保存」とクリックします。

次のタスク

変更が有効になると (ステップ 6 を参照)、WASProductDir/logs/serverName/trace.log に SIP レベル・トレース・メッセージが表示されます。ここで、WASProductDir は製品がインストールされているディレクトリーの完全修飾パス名で、serverName はトレースされる SIP コンテナーを実行しているアプリケーション・サーバーの特定のインスタンス名です。これらのメッセージには、SIP 要求および応答の解析や SIP サーブレット呼び出し、およびアプリケーション・ロード・イベントが含まれています。
注: このトピックでは、 1 つ以上のアプリケーション・サーバー・ログ・ファイルを参照します。推奨される代替案として、分散システムや IBM® i システムの SystemOut.logSystemErr.logtrace.logactivity.log ファイルではなく、High Performance Extensible Logging (HPEL) ログおよびトレース・インフラストラクチャーを使用するようにサーバーを構成できます。また HPEL は、ネイティブ z/OS® ロギング機能と連携させて使用することができます。HPEL を使用する場合、LogViewer コマンド・ライン・ツールを サーバー・プロファイルの bin ディレクトリーから使用して、すべてのログ・ファイルにアクセスし、 情報をトレースできます。HPEL の使用について詳しくは、HPEL を使用してのアプリケーションの トラブルシューティングに関する情報を参照してください。

トピックのタイプを示すアイコン タスク・トピック



タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: last_date
http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-nd-mp&topic=tsip_admtrac
ファイル名:tsip_admtrac.html