ローカル・バスと外部バスの間の既存の外部バス接続のルーティング定義を表示または変更することができます。
ルーティング定義は、メッセージの交換を可能にする、2 つのバスの間の仮想リンクを定義します。
ルーティング定義は、仮想サービス統合バス・リンク、仮想 WebSphere® MQ リンク、または間接外部バス接続のプロパティーを定義できます。
このタスクについて
ルーティング定義の作成は、外部バス接続の作成時に行います。
直接外部バス接続の場合、ルーティング定義 (つまり仮想リンク) の対応する物理リンクは、メッセージング・エンジン上にあります。
ルーティング定義のプロパティーを変更するには、管理コンソールを使用して以下のステップを実行します。
手順
- ナビゲーション・ペインで、「」をクリックします。 サービス統合バスのリストが表示されます。
- 「バス」ペインで、別のバスに接続されているサービス統合バス、つまり、必要なローカル・バスをクリックします。
- 目次ペインの「トポロジー」の下にある「外部バス接続」をクリックします。 ローカル・バスからの外部バス接続があるバスのリストが表示されます。
- 必要な外部バスを選択します。
- 目次ペインの「追加プロパティー」で、ルーティング・プロパティー・オプションをクリックします。 ルーティング・プロパティー・オプションは、ルーティング定義のタイプによって異なります。以下のうちの 1 つです。
- サービス統合バス・リンクのルーティング・プロパティー
- WebSphere MQ リンクのルーティング・プロパティー
- 間接ルーティング・プロパティー
- オプション: 新しいルーティング・プロパティーを指定します。
- 仮想サービス統合バス・リンクまたは仮想 WebSphere MQ リンクでは、
以下のようにプロパティーを指定します。
- インバウンド・ユーザー ID
ローカル・バスがセキュアになっている場合、外部バスからローカル・バスに送信されるメッセージ内のユーザー ID がインバウンド・ユーザー ID によって置き換えられ、これらのメッセージがその宛先にアクセスできるかどうかの判定を行う際に使用されます。
次の場合には、ローカル・サービス統合バスのインバウンド・ユーザー ID を指定します。
- 外部バスが異なるセキュリティー・ドメイン内にあるため、外部バスのユーザー ID がローカル・バスで認識されない場合。
- ローカル・バスへのインバウンド・メッセージへのアクセスをローカル側で制御したい場合。
ローカル・バスがセキュアでない場合、インバウンド・ユーザー ID は、メッセージに影響しません。ローカル・バスがセキュアであって、外部バスがセキュアでない場合に、インバウンド・ユーザー ID が設定されていないと、外部バスからのインバウンド・メッセージは、非認証ユーザーのアクセスを許可する宛先に対してのみ許可されます。
- アウトバウンド・ユーザー ID
外部バスに送信されるすべてのメッセージのソースを識別するユーザー ID は、アウトバウンド・ユーザー ID に置き換えられます。
これを定義すると、ローカル・バスから外部バスに送信されたメッセージ内のユーザー ID は、アウトバウンド・ユーザー ID に置き換えられます。
ローカル・バスと外部バスの両方がセキュアであり、外部バスが独自のインバウンド・ユーザー ID でこのユーザー ID をオーバーライドしなかった場合、外部バスは、その宛先へのメッセージを許可する際にもこのアウトバウンド・ユーザー ID を使用します。
- 間接外部バス接続の場合、中間バスのチェーン内の次に必要になる外部バスの名前を選択します。
あるバスを選択可能にするためには、そのバスにローカル・バスからの直接外部バス接続が既になければなりません。
- 「OK」をクリックします。
- 変更をマスター構成に保存します。