パブリッシュ/サブスクライブ・メッセージングおよびトピック・スペース
パブリッシュ/サブスクライブ・メッセージングは、1 つのメッセージを複数のサブスクライバーにパブリッシュする場合に使用できます。プロデューサー・アプリケーションは、所定のサブジェクト・エリアまたはトピックに関するメッセージをパブリッシュします。 特定のメッセージ (パブリケーション) のトピックは、メッセージのプロパティーです。そのトピックにサブスクライブしているそれぞれのコンシューマー・アプリケーションは、そのメッセージのコピーを受け取ります。 トピック・ スペースはパブリッシュ/サブスクライブ・トピックの階層です。これらのトピックでは、関連するサービス統合バスの各メッセージング・エンジンで公開ポイントが自動的に定義されています。
サービス統合のトピック・スペース宛先は、特定のバス・メンバーでローカライズされません。サービス統合は、トピック・スペース内にサブスクリプションのリストを保持し、そのリストに対してそれぞれのパブリケーションをマッチングします。新規パブリケーションがトピック・スペース内の 1 つ以上のサブスクリプションと一致する場合、サービス統合は、それぞれのサブスクライバーにパブリケーションのコピーを送信します。必要であれば、サブスクライバーがパブリケーション・メッセージを受信する準備ができるまで、サービス統合は、パブリケーション・メッセージをキューに入れることができます。新規パブリケーションがどのサブスクリプションとも一致しない場合、サービス統合は、そのパブリケーションを廃棄します。
トピック・スペースには、階層内のすべてトピックに対する一連のデフォルトのパブリッシュ/サブスクライブの許可が与えられています。 管理者は特定の許可およびメディエーションを持った個々のパブリッシュ/サブスクライブ・トピックを構成することができます。 パブリッシュ/サブスクライブ・トピックは、トピック・スペース階層内の高位のパブリッシュ/サブスクライブ・トピック、およびトピック・スペース自体から、そのような構成を継承します。
- ライブラリー
- 文書管理のトピック
- 販売
- マーケティングおよび販売の追跡トピック
プロデューサー・アプリケーションはバス内の任意のメッセージング・エンジンに接続することができます。 メッセージは、プロデューサーの接続先メッセージング・エンジンのメッセージ・ストアに保管されます。このため、1 つのトピック・スペースには、バス内の各種の (プロデューサー) メッセージング・エンジンにおける複数のメッセージ・ストアにメッセージを保管できます。パブリッシュ/サブスクライブ・トピックのメッセージは公開ポイントにパブリッシュされ、そのトピックのサブスクライバーが存在する他のすべての公開ポイントへと自動的に転送されます。

デフォルトのメッセージング・プロバイダーは、パブリッシュ/サブスクライブ・トピックに対する永続サブスクリプションをサポートします。 これにより、サブスクライバーは、サーバーに接続されていない間に公開されたメッセージでも、トピックに公開されたすべてのメッセージのコピーを受け取ることができます。所定の JMS 接続ファクトリーまたはアクティベーション・スペックについて、永続サブスクリプションに配信されるすべてのパブリッシュ/サブスクライブ・メッセージは、永続サブスクリプション・ホーム・プロパティーによって指定されたメッセージング・エンジンの公開ポイントに保管されます。 したがって、そのメッセージング・エンジンが使用不可である場合、サブスクライバーはメッセージを取得できません。 これらの未配布メッセージは、保存された後、メッセージング・エンジンの再始動後に永続サブスクリプションに送信されます。