wsadmin スクリプトによる wsadmin ツールの監査呼び出し

次の wsadmin スクリプトを、環境セットアップの一部として実行します。クラスター定義の作成、データ・ソースおよび JMS オブジェクト構成の作成、またはアプリケーション・サーバー上でホストされたソフトウェアを含む、1 つ以上の EAR ファイルのインストールを行います。 wsadmin および非 wsadmin のいずれのスクリプトも、スクリプト実行時に実行されるアクティビティーのログの取り込み機能をサポートしている必要があります。

このタスクについて

アプリケーション・サーバー環境をセットアップするためには、複数のタスクを実行する必要があります。 例えば、パーシスタント・セッション・データベースの作成、システム上でのデータベース用 JDBC ドライバーの インストール、システム上での MQ のセットアップと MQ キューの作成、 または、アプリケーション構造の一部として必要な特定のロケーションへの PDF ファイル の配置といった、非 wsadmin スクリプトを実行する必要があります。また、次の wsadmin スクリプトも、環境セットアップの一部として実行する必要があります。 クラスター定義の作成、データ・ソースおよび JMS オブジェクトの作成、または製品上のホストされたソフトウェアを含む、1 つ以上の EAR ファイルをインストールします。 wsadmin および非 wsadmin のいずれのスクリプトも、スクリプト実行時に実行されるアクティビティーのログの取り込み機能をサポートしている必要があります。スクリプトからのすべてのログは、環境が作成されるたびに保存する特定のディレクトリー内に書き込まれます。

環境をセットアップするときは常に、プロセスの全体が 1 つのジョブと見なされ、それぞれのジョブは関連した ID を持っています。 ID は、日付、環境名、マシン名、オペレーター、および会社のポリシーによって示された承認コードを含むストリングです。

環境のプロビジョニングが完了したあとでログを調べ、wsadmin および非 wsadmin スクリプトのすべてのログ・ファイルが特定のジョブのために実行したスクリプトの実際の出力を反映していることを検証し、このジョブからのログ以外のほかのジョブが混合していないことを検証するには、以下のステップを実行します。

手順

  1. –jobid string–appendTrace string、 または -tracefile string の各オプションを使用して、wsadmin ツールを開始します。

    -tracefile オプションを使用して、実行したいスクリプトによって実行されるアクティビティーを基にしたログに名前を付け、ジョブ用の特定のディレクトリー内にそのログ・ファイルを配置します。

    -appendtrade true オプションを使用して、(既に存在する場合は) 既存のログ・ファイルに追加します。

    -jobid オプションを使用して、ログ・ファイル内に ID を組み込み、すべてのログが同じ特定のプロビジョニング・アクティビティーの結果であって、何かほかのジョブの結果ではないことを検証できるようにします。

    ファイルの名前とロケーションを変更することができます。 ログ・ファイルのコンテンツの変更は、困難であることが証明できます。 また、異なるログ・ファイルが同じジョブ ID を持つことができて、それぞれのログ・ファイルには固有の名前が必要です。 したがって、-jobid オプションは、-tracefile オプションが提供できない重要な監査および相関の機能を提供します。

    これらのオプションについて詳しくは、『wsadmin ツール』トピックを参照してください。wsadmin ツールの開始について詳しくは、『wsadmin スクリプト・クライアントの開始』トピックを参照してください。

  2. 指定したジョブ ID のログ・ファイルを調べます。 ログ・ファイルを使用して、wsadmin ツールを監査または相関します。

以下の例では、-jobid string パラメーターが使用されたときに、wsadmin ツールのログに出力されます。

[5/16/05 15:45:49:449 CDT] 0000000a AbstractShell A   JobID= scriptTest1

トピックのタイプを示すアイコン タスク・トピック



タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: last_date
http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-nd-mp&topic=txml_auditinvocation
ファイル名:txml_auditinvocation.html