カスタム・エラー・ページ・ポリシーの概要

カスタム・エラー・ページ・ポリシーは、プロキシー・サーバーが アプリケーションを使用して HTTP エラー応答を生成できるようにする機能です。管理者は、この機能を使用して、 プロキシー・サーバーがエラーを生成したとき、またはコンテンツ・サーバーが失敗の応答を戻したときに、 polished エラー・ページを戻すことができます。

以下のアクションは、エラー・ページ・ポリシーが構成される場合に、どのように使用されるかについての シナリオを説明します。
  • 内部エラー
    1. クライアントは、以下の要求をプロキシー・サーバーに送信します: GET /house/rooms/kitchen.jpg HTTP/1.1
    2. 要求にマップするサーバーがないため、プロキシー・サーバーは内部エラーを生成します (HTTP 404 - ファイルが見つかりません)。
    3. エラー・ポリシーは、HTTP 404 応答を処理するように構成されるため、 エラー・ページ・アプリケーションに要求を送信して、クライアントに送信するエラー・コンテンツを検索します。 要求 URI および HTTP 応答コードは、エラー・ページ・アプリケーションに対する要求内に、 照会パラメーターとして含まれます。構成済みエラー・ページ・アプリケーション URI が /ErrorPageApp/ErrorPage である場合、 エラー・ページ・アプリケーションに対する要求 URI は /ErrorPageApp/ErrorPage?responseCode=404&uri=/house/rooms/kitchen.jpg となります。 照会パラメーター「responseCode」および「uri」は、デフォルトで、エラー・ページ・アプリケーションに送信されます。
    4. プロキシー・サーバーは、エラー・ページ・アプリケーションが戻す応答コードと内容を戻します。 エラー・ページ・アプリケーションは、responseCode 照会パラメーターによって受け渡される応答コードを戻すようにセットアップすることもできます。
  • リモート・エラー
    1. クライアントは、以下の要求をプロキシー・サーバーに送信します: GET /house/rooms/kitchen.jpg HTTP/1.1
    2. プロキシー・サーバーは、この要求を homeserver.companyx.com コンテンツ・サーバーに転送します。
    3. homeserver.companyx.com コンテンツ・サーバーは、 /house/rooms/kitchen.jpg ファイルを見つけることができず、HTTP 404 応答 (File not found) をプロキシー・サーバーに送信します。
    4. エラー・ポリシーは、HTTP 404 応答を処理するように構成されるため、 エラー・ページ・アプリケーションに要求を送信して、クライアントに送信するエラー・コンテンツを検索します。 要求 URI および HTTP 応答コードは、エラー・ページ・アプリケーションに対する要求内に、 照会パラメーターとして含まれます。構成済みエラー・ページ・アプリケーション URI が /ErrorPageApp/ErrorPage である場合、 エラー・ページ・アプリケーションに対する要求 URI は /ErrorPageApp/ErrorPage?responseCode=404&uri=/house/rooms/kitchen.jpg となります。 照会パラメーター「responseCode」および「uri」は、デフォルトで、エラー・ページ・アプリケーションに送信されます。
    5. プロキシー・サーバーは、エラー・ページ・アプリケーションが戻す応答コードと内容を戻します。 エラー・ページ・アプリケーションは、responseCode 照会パラメーターによって受け渡される応答コードを戻すようにセットアップすることもできます。
<WAS_INSTALL_ROOT>/installableApps/HttpErrorHandler.ear ファイルにサンプル・エラー・アプリケーションが入っています。
トラブルの回避 (Avoid trouble) トラブルの回避 (Avoid trouble): カスタム・エラー処理アプリケーションを使用するようにオンデマンド・ルーターを構成する際、html ページの <Head> セクションで次のタグを入力します。
<Base href="http://<Server>/<ErrorPageAppContextRoot>/" />
<Server> には、ご使用のトポロジーに固有の値を使用します。 ほとんどの場合、<Server> はオンデマンド・ルーターです。 この情報はサーブレット API から入手できます。

<ErrorPageAppConextRoot> には、エラー処理アプリケーションのコンテキスト・ルートを入力します。

この構成は、エラー情報の表示に際して問題を防止するのに役立ちます。

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