ジョブ・マネージャーを使用した Liberty サーバーの停止

「Liberty プロファイル・サーバーの停止」ジョブをサブミットして、1 つ以上のターゲット・ホストの Liberty・サーバーを停止できます。

始める前に

ジョブ・マネージャーがまだ始動していない場合は、始動します。

停止したい Liberty・サーバーは稼働中である 必要があります。『ジョブ・マネージャーを使用した Liberty サーバーの始動』を参照してください。

ジョブをサブミットするには、ジョブ・マネージャーで使用する ID に、管理者ロール またはオペレーター・ロールの権限が付与されている必要があります。

ターゲット・ホストをジョブ・マネージャーに登録する際、オペレーティング・システムのセキュリティー情報を保存することができます。 セキュリティー情報を保存していない 1 つ以上のターゲットにジョブをサブミットする場合、許可されたオペレーティング・システム・ユーザー名と、そのユーザー名に対するパスワードまたは公開/秘密鍵情報のいずれかを指定する必要があります。 セキュリティー・クレデンシャルは、すべてのジョブ・ターゲットで有効でなければなりません。

Liberty サーバーでは、このジョブを実行するのに、Java Development Kit (JDK) または Java ランタイム環境 (JRE) が必要です。以下のいずれかのアクションを実行して、JDK または JRE のロケーションを設定してください。
  • サーバー・ディレクトリーにある server.env ファイル内で、 JAVA_HOME プロパティーを JDK または JRE のロケーションに設定します。ジョブは JAVA_HOME プロパティーを読み取り、 それをターゲット環境に設定した後で、サーバーを開始するコマンドを実行します。ただし、ユーザーがサーバーを手動で開始する場合、Liberty サーバー・コマンド はこのプロパティーを使用しません。

    [z/OS]server.env ファイルは EBCDIC エンコードである必要があります。

  • [AIX][HP-UX][Linux][Solaris][z/OS]ユーザーの .bashrc ファイル内で JAVA_HOME プロパティー を JDK または JRE のロケーションに設定します。
  • [AIX][HP-UX][Linux][Solaris][z/OS]JDK または JRE のパス を PATH 環境変数に追加します。
  • [Windows]JAVA_HOME プロパティーをシステム環境変数として JDK または JRE の ロケーションに設定します。
  • [Windows]JDK または JRE のパスを PATH システム変数に追加します。

JAVA_HOME が server.env とユーザー環境のどちらにも指定されていない場合は、ジョブ・マネージャーはユーザー検索パスで JDK または JRE を探します。

[AIX][HP-UX][Linux][Solaris][z/OS]ジョブ・マネージャーは、 ユーザーの環境全体にはアクセスできません。追加の環境変数を指定する には、それらの変数を SSH exec channel に設定してください。
  1. root としてログインします。
  2. /etc/ssh/sshd_config ファイル内で、PermitUserEnvironmentyes に設定します。
  3. sshd を再始動します。stopsrc -s ssh を実行し、次に startsrc -s ssh を実行します。
  4. Liberty サーバーを実行するユーザーとしてログインします。
  5. ユーザーのホームの下にある .ssh ディレクトリーに 移動します。environment という名前のプロパティー・ファイルを 作成し、そのファイル内に JAVA_HOME=absolute_path_to_the_Java_home を設定します。

このタスクについて

ジョブ・マネージャーまたはデプロイメント・マネージャーの管理コンソールを使用して、1 つ以上のターゲット・ホスト上の Liberty サーバーを停止できます。コンソールから 「Liberty サーバーの停止 (Stop Liberty server)」ジョブを選択し、サーバーおよびジョブ・オプションを指定し、サマリーを確認し、ジョブをサブミットします。

コンソールを使用する代わりに、AdministrativeJobs コマンド・グループ内の stopLibertyProfileServer ジョブ・スクリプトを実行することもできます。管理ジョブのタイプに関するトピックを参照してください。

手順

  1. 管理コンソールのナビゲーション・ツリーから、「ジョブ」 > 「サブミット」の順でクリックします。
  2. Libertyを停止するジョブを選択します。
    1. リストから「Liberty プロファイル・サーバーの停止」ジョブ・タイプ を選択します。
    2. オプションでジョブの説明を指定します。
    3. 「次へ」をクリックします。
  3. ジョブ・ターゲットを選択します。
    1. リストからターゲットのグループを選択するか、または「ターゲット名」を選択します。

      選択したジョブ・タイプに有効なターゲットのグループのみが、ターゲット・グループの リストに表示されます。

    2. ターゲット名」を選択した後は、ターゲット名を指定して「追加」をクリックするか、「検索」をクリックして、「ターゲットの検索」ページで選択したターゲットを指定します。
    3. ジョブ・マネージャーへのターゲット・ホストの登録の際に、セキュリティー認証情報を保存することを選択しなかった場合は、ターゲット・ホストへのアクセスのために、オペレーティング・システム・ユーザー名と、パスワードまたは公開/秘密鍵情報のいずれかを指定します。 セキュリティー・クレデンシャルは、すべてのジョブ・ターゲットで有効でなければなりません。
    4. 「次へ」をクリックします。
  4. Liberty・サーバーの停止ジョブのパラメーターを指定します。
    1. 「停止するサーバー」に、停止する Liberty・サーバーの完全修飾リソース ID を指定します。 例えば、wlp ランタイムの defaultServer サーバーを停止したい場合は、以下のリソース ID を指定します。
      runtime/wlp/liberty_server/defaultServer
    2. 「次へ」をクリックします。
  5. ジョブをスケジュールします。

    指定する日時は ジョブ・マネージャーに関連しています。

    1. オプションで、ジョブの終了時に通知を送信する宛先の電子メール・アドレスを 1 つ以上指定します。

      複数の電子メール・アドレスを指定する場合は、コンマで区切ります。

    2. ジョブがサブミットに対して利用可能になる時間を選択します。
    3. ジョブの有効期限を選択します。
    4. オプションで、ジョブが再帰する間隔、間隔の開始日時、および間隔の 終了日時を指定します。
    5. 「次へ」をクリックします。
  6. サマリーを確認して「終了」をクリックし、ジョブをサブミットします。

タスクの結果

ターゲットがジョブを実行し、サーバーの停止を試行します。

次のタスク

「ジョブ状況」ページで、「Liberty プロファイル・サーバーの停止」ジョブの ID をクリックして、ジョブ状況を表示します。 状況のリフレッシュ・アイコン ジョブ状況の「クリックすると表示を更新できます」アイコン をクリックして、表示されている状況をリフレッシュします。

ジョブが正常に完了していない場合は、ジョブの実行の結果発生したエラー・メッセージを確認して、エラー条件を修正し、ジョブを再度サブミットします。

ジョブが正常に 実行されると、サーバーの「ターゲット・リソース」ページで状況が停止済みになります。 リソースの状況を表示するには、「ジョブ」 > 「ターゲット・リソース」 > resource_name とクリックします。


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