サービス統合でサポートされない IBM MQ 機能
IBM MQ ネットワークで使用できるさまざまな機能のうち、 サービス統合バスでは使用できないものがあります。
以下のリストにこれらの機能を示しますが、これは完全な定義ではなく、指針として取り上げたものです。
サポートされない機能には、以下があります。
- ネイティブ MQ クライアント (Java™ の基本 MQ クラスを使用するクライアント・アプリケーションを含む) 接続。
- メッセージ分割。
- メッセージのグループ化。
- MQMD オフセット。オリジナル長、MsgFlags、MsgSeqNumber、および GroupId フィールドはサポートされません。 これは、メッセージのグループ化および分割がサポートされないためです。
- 配布リスト。
- 参照メッセージ。
- トリガー。
- 代替ユーザー権限。
- ID コンテキストを渡す/設定する。
- プログラムにおけるキューの属性の設定 (MQSET の同等機能)。
- 送信側/受信側チャネル (およびクラスター・ワークロード出口) のクラスター化。これは、メッセージング・エンジンが IBM MQ クラスターに参加できないためです。
- サーバーおよびリクエスターのチャネル。
- API 交差出口。
- データ変換出口。
- チャネル出口。
- チャネルの MCAUSER および PUTAUTH フィールド相当。
- NetBIOS、SPX、または SNA ベースのネットワーク。
- メッセージ・ベースのコマンド・サーバー。
- PCF (Programmable Canonical Form メッセージ)。
- モデル・キュー。サービス統合では、指定された名前のモデル・キューを定義できません。 サービス統合テクノロジーでは、1 つのモデル・キュー SYSTEM.DEFAULT.MODEL.QUEUE のみサポートされます。
- 動的キュー名の接頭部長さ。サービス統合では、すべての動的キュー名の接尾部に、「_Q」と固有の ID が付加されます。オブジェクト記述子の動的キュー名フィールドに指定された名前は最大 12 文字に制限されます。この名前が 12 文字を超えた場合は、12 文字に切り捨てられます。 サービス統合では、オブジェクト記述子の動的キュー名フィールドにフルネーム を指定して動的キューを作成することはできません。
- マーク・スキップ・バックアウト・オプション。
- get 要求のシグナル・オプション。
- バージョン 3 get メッセージ・オプション構造。
- すべてのキュー・プロパティー (サービス統合宛先のプロパティーは、IBM MQ ローカル・キューなどのプロパティーと 1 対 1 にマップしない)。
- 有害メッセージ。サービス統合バスのローカル宛先定義には、最大デリバリー失敗数 (IBM MQ BackoutThreshold 値に相当) がありますが、IBM MQ バックアウト再キューイングのキュー名に相当するものはありません。 サービス統合テクノロジーでは、代わりに、有害メッセージは例外宛先にバックアウトされます。 また、サービス統合テクノロジーにおいては、アプリケーションが有害メッセージをバックアウトした回数が、 最大デリバリー失敗数に等しくなると、メッセージが自動的に例外宛先にバックアウトされます。 リカバリーの現行単位に複数のメッセージが存在する場合、有害メッセージのみが例外宛先にバックアウトされます。 リカバリー単位のその他のメッセージは、読み取り元の宛先にバックアウトされます。
- キュー名が 48 バイトに制限されます。サービス統合バス宛先名の長さは 48 バイトよりも長くできます。宛先名を IBM MQ JMS アプリケーションに戻す場合は、宛先の長さを 48 バイトにする必要があります。しかし場合によっては、 名前が 48 バイトまでの別名宛先を、48 バイトより長い名前のローカル宛先にマップするように定義できることもあります。