EJB 非同期メソッドの Bean 実装プログラミング・モデル

セッション Bean で非同期メソッドを構成できます。ただし、Enterprise JavaBeans (EJB) 3.1 仕様に規定されているように、非同期メソッドは、エンティティー Bean またはメッセージ駆動型 Bean で構成することはできません。

非同期メソッドの実装 では、戻りの型は void または java.util.concurrent.Future <V> 型でなければなりません。 その他の戻りの型は、この実装ではサポートされません。EJB 3.1 仕様に規定されている ように、Bean 実装メソッドの戻りの型は、インターフェース仕様と同じ でなければなりません。詳しくは、 『EJB 非同期メソッドのクライアント・プログラミング・モデル』を お読みください。

ネストされた非同期呼び出しがサポートされています。つまり、非同期メソッド内から非同期メソッド呼び出しを行うことができます。
トラブルの回避 (Avoid trouble) トラブルの回避 (Avoid trouble): 非同期メソッド呼び出しを ネストするときには、十分なリソース (スレッド最大数および作業要求キュー・サイズ) が 割り当てられるように、作業マネージャー設定を考慮してください。詳しくは、非同期メソッドの作業マネージャーに関する説明を お読みください。gotcha

各要求は異なるスレッドで起動されるため、Bean 実装者は非同期メソッドの実行に要する時間を考慮する必要があります。 もう 1 つの重要な考慮事項は、アプリケーションが並行して開始する可能性がある非同期メソッド要求の数です。 サーバー・プロセスで非同期メソッドを実行するために割り振られるスレッドの数は 限りのあるリソースであるため、これらの問題は重要です。また、 割り振られたすべてのスレッドが使用中の場合に非同期メソッド要求をキューに入れるために サーバー・プロセスで割り振られるバッファー・スペースも、 限られたリソースです。詳しくは、 『EJB 非同期メソッドのクライアント・プログラミング・モデル』を お読みください。

最後に、Bean 実装者は、EJB 非同期メソッドで許可されるトランザクション属性の設定に関する EJB 3.1 仕様の制限に従う必要があります。 詳しくは、『非同期メソッドの EJB コンテナー作業マネージャー』を お読みください。


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