SIP 集中プロキシー
WebSphere® Application Server の SIP によって、集中プロキシーが提供されます。
SIP 集中プロキシーは、以下を行います。
- SIP と HTTP を処理します。
- プロトコルとは関係なく、アプリケーション・レベルのセッション・フェイルオーバーを提供します。
- コンテナーのクラスター、SIP、または HTTP を代表します。
- 高度にスケーラブルな I/O 集中を提供します。
- セッション・アフィニティーを処理します。
- プロキシー・フローとの整合性を持つ API (プロキシー・フィルター層) を使用して、プロキシーの基本機能を拡張するためのフレームワークを提供します。
- フェイルオーバーおよびロード・バランシングに対するサポートが組み込まれています。
- 最初のパス・プロトコルの妥当性検査を提供します。
- 保護プロキシー・サーバー機能 (SSL 終了、アウトバウンド SSL、クライアント・サイド証明書など) のためのフレームワークを提供します。
- WebSphere Extended Deployment などの弊社の他の製品による拡大が可能です。
- IBM® WebSphere Application Server の DMZ Secure Proxy Serverをサポートしています。
SIP プロキシーのセットアップに関する考慮事項
- 単一の SIP プロキシー・サーバーによって、複数の SIP クラスターを代表することができます。
- 複数の SIP プロキシーを単一のセルにデプロイする場合は、 ロード・バランシングのための IP スプレイヤーが必要です。
- 各 SIP プロキシー・サーバーは、デフォルト・クラスターを使用して構成する必要があります。 このデフォルト・クラスターは、クラスター・ルーティング・ルールに一致しないインバウンド・メッセージをルーティングするのに使用されます。
- 集中アプリケーションをデプロイする場合は、プロキシー・サーバー上で HTTP と SIP の 両方を使用可能にする必要があります。
- SIP プロキシー・サーバーはクラスター化できます。
SIP ポート・リレーションシップ
複数のアプリケーション・サーバーまたはプロキシー・サーバーが同じホスト上にある場合、各サーバーをその独自のポートで構成する必要があります。
SIP クラスター・ルーティングおよびデフォルト・クラスター
- 単一の SIP プロキシー・サーバーによって、複数の SIP クラスターを代表することができます。
- 各 SIP プロキシー・サーバーは、デフォルト・クラスターで構成する必要があります。このクラスターは、関連したクラスター・ルーティング・ルールを持たない、すべてのメッセージをルーティングするために使用されます。
- 各プロキシー・サーバーにクラスター・ルーティング・ルールを定義できます。これらのルールは、代表されているさまざまなバックエンド・クラスターに、メッセージを経路指定する方法を規定します。
- デフォルト・クラスターを変更すると、SIP プロキシー・サーバーは、アップグレード・バージョンのデプロイ済みアプリケーションが入っている新規のクラスターにメッセージを転送することができます。