バッチの概要
一般に製品がホストする Java™ Platform, Enterprise Edition (Java EE) アプリケーションは、実行時間が短く軽量で トランザクション型の作業単位を実行します。 ほとんどの場合、個々の要求は、数秒のプロセッサー時間および比較的少量のメモリーで完了できます。 しかし、多くのアプリケーションでは、計算主体かつリソース集中のバッチ作業を完了する必要があります。
バッチ 機能は、次の図に示すように、トランザクション・アプリケーションと同時に バッチ作業 を実行する必要があるアプリケーションに対応するようアプリケーション・サーバーを拡張します。バッチ作業 は、終了するのに数時間から数日かかる場合があり、実行中に大量のメモリーまたは処理能力を使用します。
バッチ のサポートには、ジョブ管理コンソールと呼ばれる、ジョブの管理のための Web ベース・アプリケーションが含まれます。このコンソールを使用して、ジョブのサブミット、ジョブの実行のモニター、ジョブに対する操作アクションの実行、およびジョブ・ログの表示を行うことができます。
ジョブは、バッチ作業 の単位を表現します。 ジョブは、作業を記述すると共に、その作業を実行するアプリケーションを指定します。また、ジョブには、製品がその作業を効果的かつ効率的に処理するのに役立つ追加情報を含めることができます。ジョブを xJCL と呼ばれる XML の方言で指定してプログラマチックにサブミットするか、コマンド行インターフェースを通してサブミットすることができます。 ジョブのサブミットの一部として、ジョブは外部データベースに残され、ジョブ・スケジューラーに提供されます。 ジョブ・スケジューラー は待機中のジョブを実行可能な グリッド・エンドポイント に配布します。