このタスクは、Lotus® Domino の構成設定を変更する方法について説明します。
始める前に
Web サーバー・プラグイン構成ツールは、Web サーバー・プラグインを構成します。
Domino Web Server を IBM® i 上で実行している場合、IBM Web Administration for IBM i GUI を使用します。
その他のサポート対象の Web サーバーの構成については、Web サーバー構成ファイルの編集のその他の手順で説明しています。
このタスクについて
以下の手順に従うと、Web サーバー・プラグインが Lotus Domino と連動可能になります。
プラグインを root としてインストールするようにしてください。Domino は root としてのみインストール可能で、構成ファイルは root に属します。
ベスト・プラクティス: プラグインをローカルとしてインストールし、WebSphere® Application
Server を非 root としてインストールした場合、WebSphere Application Server で Web サーバーの
管理 (Web サーバー定義の生成、伝搬、削除など) を行えません。
これは
plugin-cfg.xml ファイルを root としてインストールする必要があるためです。
bprac
手順
- Domino サーバーを始動します。
- Web ブラウザーからファイル names.nsf
にアクセスします (例えば
、http://tarheels2.raleigh.ibm.com/names.nsf)。ブラウザーから、パスワードを求めるプロンプトが出されます。
- 管理者名とパスワードを入力します。
- をクリックします。
- をクリックします。
- をクリックします。
- 製品を使用するサーバーをクリックします。
- をクリックします。
- をクリックします。
- DSAPI セクションで Domino プラグインへのパスを追加します。
IBM i での DSAPI フィルターのロケーションは、/QSYS.LIB/QWAS9.LIB/LIBDOMINOH.SRVPGM です。この
プラグインは、Web サーバー・プラグインの bin ディレクトリーにインストールされています。
Domino Server アプリケーション・プログラミング・インターフェース (DSAPI) 用の
フィルター・ファイルの仕様が存在する場合は、スペースを使用して、WebSphere Application
Server 用の Web サーバー・プラグインを区切ります。
- をクリックします。
- plugin-cfg.xml 構成ファイルのロケーションを定義します。
このロケーションは、システムの構成によって変わります。
Web サーバーとアプリケーション・サーバーが別々のマシンにある場合は、
リモート・インストールです。
2 つのサーバーが同じマシン上にある場合は、ローカル・インストールです。
2 つのサーバーが同じマシン上にあり、
Application Server ノードまたはカスタム・ノードが統合されている場合は、ローカル分散インストールです。
以下の例で、webserver1 は Web サーバー定義名です。
![[AIX]](../images/aixlogo.gif)
![[HP-UX]](../images/hpux.gif)
![[Linux]](../images/linux.gif)
![[Solaris]](../images/solaris.gif)
![[AIX]](../images/aixlogo.gif)
![[HP-UX]](../images/hpux.gif)
![[Linux]](../images/linux.gif)
![[Solaris]](../images/solaris.gif)
表 1. プラグイン構成ファイルへのパスの設定. この表のパスのいずれかを使用して、WAS_PLUGIN_CONFIG_FILE 環境変数にプラグイン構成ファイルのロケーションを設定します。インストール・タイプ |
環境変数の設定に使用するコマンド |
リモート |
WAS_PLUGIN_CONFIG_FILE=/opt/IBM/WebSphere/Plugins/config/webserver1/plugin-cfg.xml |
ローカル・スタンドアロン |
WAS_PLUGIN_CONFIG_FILE=profile_root/config/cells/sa_cell/nodes/webserver1_node/servers/webserver1/plugin-cfg.xml |
ローカル分散 |
WAS_PLUGIN_CONFIG_FILE=profile_root/config/cells/dmgrcell/nodes/managednode/servers/webserver1/plugin-cfg.xml |
setupPluginCfg.sh ファイルは、以下の 2 箇所に作成されます。
- plugins_root/bin ディレクトリー
- lotus_root/notesdata ディレクトリー
いずれかのロケーションからスクリプトを実行して、WAS_PLUGIN_CONFIG_FILE 環境変数を設定します。ただし、Web サーバーを再構成している場合は、
前出のテーブルのパスで環境変数の値を設定することによって、ユーザー自身でパスを設定することがあります。
setupPluginCfg.sh スクリプトは、ファイル・
パス値を、Web サーバー・プラグインが元々構成していたファイル・パスに設定します。
Web サーバーを再構成して、元のファイル・パスを変更する場合は、このスクリプトを使用しないでください。
![[Windows]](../images/windows.gif)
![[Windows]](../images/windows.gif)
表 2. プラグイン構成ファイルへのパスの設定. ご使用の lotus_domino_root¥notes.ini ファイルに適切なステートメントを追加します。インストール・タイプ |
WebSpherePluginCfg 変数の設定に使用するコマンド |
リモート |
WebSpherePluginCfg=C:¥Program Files¥IBM¥WebSphere¥Plugins¥config¥webserver1¥plugin-cfg.xml |
ローカル・スタンドアロン |
WebSpherePluginCfg=profile_root¥config¥cells¥sa_cell¥nodes¥webserver1_node¥servers¥webserver1¥plugin-cfg.xml |
ローカル分散 |
WebSpherePluginCfg=profile_root¥config¥cells¥dmgrcell¥nodes¥managednode¥servers¥webserver1¥plugin-cfg.xml |
ファイル・パスにスペースがある場合を除き、以下のファイル・パスを引用符で区切らないでください。区切った場合、plugin-cfg.xml ファイルが正しくロードされない場合があります。
![[IBM i]](../images/iseries.gif)
![[IBM i]](../images/iseries.gif)
プラグイン構成ファイルへのパスの設定 notes.ini ファイルを編集します。
- CL コマンド・プロンプトから、Work with Domino Servers (WRKDOMSVR) コマンドを入力します。
- 該当する Domino Server の横に「13」と入力して、 を押します。
- WebSphereInit プロパティーを追加または編集します。(以下のテーブルを参照してください。)
新しい行を追加するには、挿入先の行の横に「i」と入力して、 を押します。
- 保存して終了するには、F3 を押します。
表 3. notes.ini ファイルの編集. notes.ini ファイルを編集するときにこの表を使用します。インストール・タイプ |
環境変数の設定に使用するコマンド |
リモート |
WebSpherePluginConfig profile_root/config/webserver1/plugin-cfg.xml |
ローカル・スタンドアロン |
WebSpherePluginConfig profile_root/config/cells/my_cell/nodes/webserver1_node/servers/webserver1/plugin-cfg.xml |
ローカル分散 |
WebSpherePluginConfig profile_root/config/cells/my_cell/nodes/my_managednode/servers/webserver1/plugin-cfg.xml |
setupPluginCfg.sh ファイルは、以下の 2 箇所に作成されます。
- plugins_root/bin ディレクトリー
- lotus_root/notesdata ディレクトリー
いずれかのロケーションからスクリプトを実行して、WAS_PLUGIN_CONFIG_FILE 環境変数を設定します。ただし、Web サーバーを再構成している場合は、
前出のテーブルのパスで環境変数の値を設定することによって、ユーザー自身でパスを設定することがあります。
- 64 ビット・バージョンの Domino バージョン 7 以降の Web サーバーを構成する場合は、plugin_root¥bin¥64bit/domino5.dllファイルを指すように notes.ini ファイルを変更します。
- Domino サーバーを再始動します。 サーバーが始動すると、次の例のような情報が表示されます。
01/21/2005 01:21:51 PM JVM: Java virtual machine initialized
WebSphere Application Server DSAPI filter loaded
01/21/2005 01:21:52 PM HTTP Web Server started
タスクの結果
この手順によって、Lotus Domino バージョン 6.x が再構成されます。
次のタスク
Web サーバーを構成したら、この Web サーバー上にアプリケーションをインストールできます。詳しくは、インフォメーション・センターのアプリケーション・セクションを参照してください。
WebSphere Application Server と連動するように Lotus Domino を構成する方法について詳しくは、Lotus Support Services Web サイトを検索してください。
キーワード検索フィールドに検索語 WebSphere を入力してください。
ヒント: Web サーバーを構成解除するには、手動ステップを逆に実行し、この手順で手動で追加したものを除去します。