デフォルトの分散プラットフォーム用 IBM® HTTP Server 構成では、
最大の高速キャッシュ・アクセラレーター動的キャッシュ・サイズは物理
(ピン可能な) メモリーの 1/8 として計算されます。
このタスクについて
384 MB の RAM を搭載したマシンでは、高速応答キャッシュ・アクセラレーター動的キャッシュとして、最大で約 50 MB が使用可能です。
この制限に達すると、キャッシュ・アクセラレーターは、
新しいエントリーをキャッシュするために古いエントリーを削除します。
手順
分散プラットフォームの AfpaDynaCacheMax ディレクティブ用に IBM HTTP Server を使用して、
最大許容キャッシュ・サイズを調整してください。 - このディレクティブは、その他のデフォルトの高速応答キャッシュ・アクセラレーターのディレクティブと一緒に、
グローバル・サーバー構成の有効範囲内に配置します。
- 高速応答キャッシュ・アクセラレーターを使用可能にします。 IBM HTTP Server の httpd.conf ファイルにある
以下のディレクティブを更新して、高速キャッシュ・アクセラレーターを使用可能にします。
AfpaEnable
AfpaCache on
AfpaLogFile "c:/Program Files/IBM HTTP Server/logs/afpalog" V-ECLF
AfpaDynaCacheMax 10
これらの設定では、動的キャッシュ・サイズが 10 MB までに制限されます。
これらのディレクティブを使用してキャッシュ・サイズを拡張する場合、
キャッシュがすべての物理メモリーを消費しないように注意してください。
すべてのアプリケーションが実行しているときの使用可能なメモリーのサイズは、Windows Task Manager
を使用して判別してください。
動的キャッシュには、使用可能な物理メモリーの 50% 以下を割り当てるようにしてください。
指定したキャッシュが大きすぎると、
他のアプリケーションのパフォーマンスが低下するだけでなく、
メモリーが完全に消費されてしまうリスクを招くことにもなります。
デフォルトの構成には、
キャッシュ・サイズが自動的に物理メモリーの 1/8 として計算される AfpaDynaCacheMax ディレクティブは含まれません。