JRas 拡張

JRas 拡張 は、WebSphere® Application Server 環境への JRas 統合をサポートする、実装クラスの集合です。

JRas 拡張

このタスクおよびそのサブタスクで説明されている JRas フレームワークは、 推奨されません。ただし、Java™ ロギングを使用して、同様の結果を得ることができます。

スタンドアロンの JRas ロギング・ツールキットは、 インターフェースを定義し、 これらのインターフェースを実装するさまざまな具象クラスを提供します。 スタンドアロンの JRas ロギング・ツールキットは、 汎用のツールキットとして開発されたため、実装クラスには、 WebSphere Application Server 製品で使用するために必要な構成インターフェースとメソッドが含まれていません。 加えて、多くの実装クラスは、Java 2 Platform, Enterprise Edition (J2EE) 環境での使用に適するように作成されていません。 これらの欠点を克服するために、WebSphere Application Server には、 WebSphere Application Server 環境への統合をサポートする適切な実装クラスが提供されています。これらの実装クラスの集合を JRas 拡張 と呼びます。

使用モデル

以下の、3 つの別個の動作モードで、拡張機能を使用することができます。
統合
このモードでは、メッセージ・レコードおよびトレース・レコードは、 WebSphere Application Server ランタイムが定義および保守を行うログへのみ書き込まれます。 このモードは、デフォルトの操作モードであり、WebSphere Application Server V4.0 の操作モードと同等です。
スタンドアロン
このモードでは、メッセージ・レコードおよびトレース・レコードは、 ユーザーが定義および保守を行うスタンドアロン・ログへのみ書き込まれます。 ユーザーは、どのカテゴリーのイベントをどのログに書き込むか、およびエントリーを書き込む際の フォーマットを指定できます。 ユーザーは、ログの構成および保守に対して責任を負います。 メッセージ項目およびトレース項目は、WebSphere Application Server ランタイム・ログには書き込まれません。
結合
このモードでは、メッセージ・レコードおよびトレース・レコードは、 WebSphere Application Server ランタイム・ログと、 ユーザーが定義、制御、および保守を行うスタンドアロン・ログの両方へ書き込まれます。 フィルター制御は、どのカテゴリーの メッセージおよびトレースをどのログに書き込むかを判断する場合に使用できます。

JRas 拡張機能は、特に、統合操作モードを対象にしています。 統合操作モードは、一部の使用シナリオには適していますが、 これらの拡張機能が十分に対応しないシナリオが数多くあります。 多くの使用シナリオは、統合操作モードではなく、 スタンドアロンまたは結合操作モードを必要とします。 JRas 拡張機能をスタンドアロン・モードまたは結合操作モードのどちらかでサポートする、 ユーザー拡張ポイントのセットが定義されています。


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