[IBM i]

QWAS85 サブシステム開始時のアプリケーション・サーバーの自動始動の構成

WebSphere® Application Server は、QWAS8 というそれ自身の サブシステム内で稼働します。QWAS85 は製品と共にインストールされます。以下のステップに従って、QWAS85 サブシステムの始動時に、アプリケーション・サーバーが自動的に始動するように構成します。

手順

  1. ユーザー・プロファイルの権限を QWAS85/QWASJOBD ジョブ記述および QWAS85/QWAS85 サブシステム記述に付与します。 各 プロファイルでは、以下のようにします。
    1. WebSphere Application Server プロファイルが使用する ジョブ記述の複製を作成します。 例えば、CL コマンド行で 以下のコマンドを発行します。
      CRTDUPOBJ OBJ(QWASJOBD) FROMLIB(QWAS85) OBJTYPE(*JOBD) TOLIB(mywasjobd) 
           NEWOBJ(myserv)
    2. 同じユーザーにジョブ記述が複数にならないように、複製したジョブ記述 (jobd) のユーザーを *RQD から QEJBSVR に変更します。 例えば、CL コマンド行で 以下のコマンドを発行します。
      CHGJOBD JOBD(mywasjobd/myserv) USER(QEJBSVR)
    3. CHGJOBD コマンドを使用して、新しく作成されたジョブ記述 を変更し、要求データまたはコマンド (RQSDTA) フィールドが新しいサーバー を始動するようにします。 例えば、サブシステムの開始時にアプリケーション・サーバー (server1) のデフォルト・プロファイルを開始するようにするには、「RQSDTA」フィールドを以下のように設定します。
      'QSYS/CALL PGM(product_library/QWASSTRSVR) PARM(''-profilePath'' 
             ''user_data_root/profiles/default'' 
             ''-server'' ''server1'')'
      重要: スタンドアロンのアプリケーション・サーバーが WebSphere Application Server Network Deployment セルに フェデレーテッドまたは追加されている場合、ノード・エージェント・サーバーを指定します。 ノード・エージェントがアクティブ でない場合は、アプリケーション・サーバーを始動できません。
  2. ノード・エージェントによって自動的に始動 されるようにアプリケーション・サーバーを構成します。 WebSphere Application Server Network Deployment セルのアプリケーション・サーバーを、 アプリケーション・サーバーが含まれるノードに対してノード・エージェント を開始するときに自動的に開始するように構成するには、以下のようにします。
    1. 管理コンソールで、「サーバー」>「サーバー・タイプ」>「WebSphere Application Server」とクリックします。
    2. 自動的に始動するアプリケーション・サーバーをクリック します。
    3. 「サーバー・インフラストラクチャー」の下で、「Java およびプロセス管理」>「モニター・ポリシー」とクリックして、「Node Restart」プロパティーの設定を「RUNNING」に変更します。
    4. 「適用」をクリックしてから、「保存」をクリックし、構成の変更を保存します。
  3. 自動開始ジョブ・エントリーを QWAS85/QWAS85 サブシステム に追加します。 CL コマンド行から以下のコマンドを入力します。
    ADDAJE SBSD(QWAS85/QWAS85) JOB(myserv) JOBD(mywasjobd/myserv)
  4. オプション: QWAS85 サブシステムがシステムの始動時に 開始するようシステムを構成します。 自動始動を有効にする には、システム始動プログラムに以下の行を追加します。
    STRSBS QWAS85/QWAS85
    注:
    • システム始動プログラムは、QSTRUPPGM システム値によって定義されます。
    • 製品サブシステムを開始するためには、TCP/IP がアクティブになっている必要があります。 始動プログラムまたは自動開始ジョブで STRSBS QWAS85/QWAS85 コマンドの前に、STRTCP コマンドが実行されるようにします。
    • QSTRUPPGM システム値について詳しくは、「実行管理の手引き」(SD88-5009) を参照してください。

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