UDDI レジストリー・アプリケーションのデプロイ

UDDI ノードをセットアップする一環として、UDDI レジストリー・アプリケーションをデプロイします。 提供スクリプト、管理コンソール、または wsadmin スクリプト・コマンドを使用できます。

始める前に

UDDI レジストリー・アプリケーションをデプロイする前に、 UDDI レジストリー用のデータベースとデータ・ソースを作成する必要があります。

UDDI レジストリー・アプリケーションをクラスターにデプロイする場合には、 クラスターが単一 UDDI ノードとして表示されるように、クラスターのすべてのメンバーに対して単一のデータベースが使用されると想定されます。

このタスクについて

このタスクは、デフォルトの UDDI ノードのセットアップ、またはカスタマイズされた UDDI ノードのセットアップの一部として使用します。 UDDI レジストリー・アプリケーションは、以下の 2 つの方法でデプロイできます。
  • 必要なすべてのステップを実行するスクリプトを使用できます。

    このスクリプトは、 UDDI レジストリーをユーザーが指定したサーバーまたはクラスターにデプロイします。

  • 管理コンソールを使用することができます。 UDDI レジストリー・アプリケーションの uddi.ear ファイルをデプロイし、 このトピック内で後述する追加のステップを行います。 あるいは、wsadmin スクリプト・コマンドを使用して同じ手順に従うこともできます。

手順

  1. オプション: 提供されているスクリプトを使用して UDDI レジストリー・アプリケーションをデプロイするには、以下のようにします。
    1. [IBM i]IBM® i コマンド行から STRQSH コマンドを入力して、Qshell セッションを開始します。
    2. app_server_root/bin ディレクトリーから、 以下に示すように wsadmin スクリプト uddiDeploy.jacl を実行します。
      [AIX][HP-UX][Linux][Solaris]注: UNIX オペレーティング・システムまたは Linux オペレーティング・システムの場合は、wsadmin コマンドに .sh サフィックスを追加してください。
      [AIX Solaris HP-UX Linux Windows][IBM i]
      wsadmin [-conntype none] [-profileName profile_name] -f uddiDeploy.jacl
              {node_name server_name | cluster_name} 
      [z/OS]
      wsadmin.sh [-conntype none] [-profileName profile_name] -f uddiDeploy.jacl
                 {node_name server_name | cluster_name} 
      コマンドの属性は以下のとおりです。
      • -conntype none は、オプションであり、アプリケーション・サーバーまたはデプロイメント・マネージャーが実行されていない場合にのみ必要です。
      • -profileName profile_name は、 デプロイメント・マネージャー・プロファイルです。 プロファイルを指定しない場合は、デフォルト・プロファイルが使用されます。
      • node_name は、ターゲット・サーバーが稼働する WebSphere® Application Server ノードの名前です。 ノード名には、大文字小文字の区別があります。
      • server_name は、UDDI レジストリーをデプロイするターゲット・サーバーの名前 (例: server1) です。 サーバー名には、大文字小文字の区別があります。
      • cluster_name は、 UDDI レジストリーのデプロイ先にするターゲット・クラスターの名前です。 クラスター名には、大文字小文字の区別があります。
      [AIX Solaris HP-UX Linux Windows]例えば、Windows システム上のノード MyNode およびサーバー server1 に UDDI をデプロイするには、 server1 が既に始動されていることを前提に、以下のようにします。
      wsadmin -f uddiDeploy.jacl MyNode server1
      [AIX Solaris HP-UX Linux Windows]Windows システム上のクラスター MyCluster に UDDI をデプロイするには、以下のようにします。
      wsadmin -f uddiDeploy.jacl MyCluster
      [IBM i]例えば、ノード MyNode およびサーバー server1 に UDDI をデプロイするには、 server1 が既に始動されていることを前提に、以下のようにします。
      wsadmin -f uddiDeploy.jacl MyNode server1
      [IBM i]クラスター MyCluster に UDDI をデプロイするには、以下のようにします。
      wsadmin -f uddiDeploy.jacl MyCluster
      [z/OS]例えば、ノード MyNode およびサーバー server1 に UDDI をデプロイするには、 server1 が既に始動されていることを前提に、以下のようにします。
      wsadmin.sh -f uddiDeploy.jacl MyNode server1
      [z/OS]クラスター MyCluster に UDDI をデプロイするには、以下のようにします。
      wsadmin.sh -f uddiDeploy.jacl MyCluster
  2. オプション: 管理コンソールを使用して UDDI レジストリー・アプリケーションをデプロイするには、以下の手順を使用します。
    1. UDDI アプリケーション (uddi.ear ファイル) を必要なサーバーまたはクラスターにインストールします。
    2. 「アプリケーション」 > 「アプリケーション・タイプ」 > 「WebSphere エンタープライズ・アプリケーション」 > uddi_application > 「[詳細プロパティー] クラス・ロード および更新の検出」とクリックします。
    3. クラス・ローダー順序」が「最初にローカル・クラス・ローダーでロードしたクラス (親は最後)」に設定されていることを確認します。
    4. 「WAR class loader policy」「Single class loader for application」に設定されていることを確認します。
    5. 適用」をクリックした後、変更をマスター構成に保存します。

タスクの結果

これで UDDI アプリケーションがデプロイされました。 以下のエラー・メッセージが表示された場合は、デプロイメント・マネージャー・プロファイルを使用して uddiDeploy.jacl スクリプトを実行したことを確認してください。
WASX7017E: Exception received while running file "uddiDeploy.jacl"; exception
information: com.ibm.ws.scripting.ScriptingException: WASX7070E: The
configuration service is not available.

次のタスク

UDDI ノードのセットアップを継続します。

UDDI レジストリー・アプリケーションをクラスターにデプロイした場合には、 共有データベースに正しくアクセスできるようにするために、 個別クラスター・メンバー上の Java™ Database Connectivity (JDBC) プロバイダーおよびデータ・ソースなどのリソースの更新が必要なことがあります。

WebSphere Application Server が値を listen するポートが、デフォルト (9080 および 9443) から変更された場合、 UDDI アプリケーションの仮想ホストのホスト別名の更新が必要なことがあります。どの構成でもこれを行う必要がある可能性がありますが、 クラスター環境では、高い可能性でポートが変更されます。


トピックのタイプを示すアイコン タスク・トピック



タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: last_date
http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-nd-mp&topic=twsu_uddi_deploy
ファイル名:twsu_uddi_deploy.html