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ワークロード管理構成の調整

いくつかのワークロード管理クライアント・プロパティーの値を設定して、 ワークロード管理ランタイムの振る舞いを調整することができます。

このタスクについて

プロパティーは、ワークロード管理クライアントが稼働している Java™ 仮想マシン (JVM) プロセスのコマンド行の引数として設定します。

注意: プロパティーの値を設定するのは、発生した問題に対処する場合のみにしてください。 ほとんどの場合、値を変更する必要はありません。 ワークロード管理が正しく機能している場合に値を変更すると、望ましくない結果を招く可能性があります。

プロパティー値を変更するには、管理コンソールの「Java 仮想マシン」ページを使用するか、 または wsadmin コマンドを使用できます。 サーブレットがエンタープライズ Bean のクライアントであるような場合に、 サーブレットが実行されているアプリケーション・サーバーの管理コンソール・ページを使用して、プロパティーを構成します。 以下のステップは、コンソールを使用して値を変更する方法を説明します。

手順

  1. 管理コンソールで「Java 仮想マシン (Java Virtual Machine)」ページにアクセスします。
  2. 「Java 仮想マシン」ページで、 以下の 1 つ以上のコマンド行引数を「汎用 JVM 引数」フィールドに指定します。
    • -Dcom.ibm.CORBA.RequestTimeout=timeout_interval
      アプリケーションでタイムアウトに関する問題が発生している場合、 この引数で、com.ibm.CORBA.RequestTimeout プロパティーの値を変更します。 このプロパティーは、クライアントから送信された要求に応答する場合のタイムアウト期間を指定します。 この引数は、-D オプションを使用します。timeout_interval は秒単位のタイムアウト期間です。 ネットワークで極端な待ち時間が発生している場合は、タイムアウトを防ぐために大きい値を指定します。 指定した値が小さ過ぎると、 ワークロード管理に関与するアプリケーション・サーバーが応答を受け取る前にタイムアウトになる可能性があります。
      トラブルの回避 (Avoid trouble) トラブルの回避 (Avoid trouble): このプロパティーを指定するときは、十分注意してください。推奨値はありません。 設定するのは、ユーザーのアプリケーションでタイムアウトの問題が発生しているときのみにしてください。gotcha
    • -Dcom.ibm.websphere.wlm.unusable.interval=interval

      クライアントのワークロード管理状態のリフレッシュが早過ぎたり遅過ぎたりする場合は、 この引数で com.ibm.websphere.wlm.unusable.interval プロパティーの値を変更します。 このプロパティーは、ワークロード管理クライアント・ランタイムが、サーバーを使用不可とマークした後、 再びそのサーバーに連絡するまで待機する時間間隔を指定します。 この引数は、-D オプションを使用します。 interval は試行と試行の間の秒単位の時間です。 デフォルト値は、300 秒です。このプロパティーが大きい値に設定されると、 サーバーは長時間使用不可であるとマークされます。 これで、ワークロード管理リフレッシュ・プロトコルが、 この時間枠が終了するまではクライアントのワークロード管理状態をリフレッシュ しないようになります。

  3. OK」および「保存」をクリックして、構成変更を保存します。
  4. アプリケーション・サーバーを停止してから再始動します。

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ファイル名:trun_wlm_tuning.html