診断プロバイダーを使用するには、アプリケーション・サーバーとクライアント・アプリケーションからのデータを処理するのに必要なメソッドおよび属性を用いて MBean を構成する必要があります。
始める前に
このタスクでは、MBeans の作成に関するプログラミング上の知識がユーザーに備わっていると想定しています。MBeans と WebSphere® Application
Server の相互作用について詳しくは、『標準、動的、およびオープン・カスタム
MBean の作成および登録』トピックを参照してください。
このタスクについて
以下のステップでは、診断プロバイダー (DP) を実装する一般的なプロセスの概要を示します。
手順
- MBean の記述子 Extensible Markup Language (XML) を変更します。 診断プロバイダーを実装するには、MBean が必要です。MBean の記述子 XML 内に、MBean エレメントの直接の子として以下のステートメントを組み込む必要があります。
<parentType type="DiagnosticProvider"/>
このステートメントは、MBean を診断プロバイダーにするために必要な処理、属性、および統合サービスを定義します。この DP が z/OS® コントローラー内になくてもかまわない場合は、この
XML を組み込むことによって、MBean のすべての z/OS 特性が処理されます。
- MBean 実装を変更します。 MBean には、MBean をインスタンス化し、Java™ Management
Extensions (JMX) サーバーに登録するクラスが既に含まれていなければなりません。
1 番目の違いは、登録に渡される (および
ObjectName の一部になる)
Properties クラス内にプロパティーを定義する必要があることです。このプロパティーは
diagnosticProvider=true であり、以下のようなコード行を使用して追加することができます。
MyProps.setProperty(DiagnosticProvider.DIAGNOSTIC_PROVIDER_KEY, DiagnosticProvider.DIAGNOSTIC_PROVIDER_VALUE) ;
2 番目の違いは、このクラスがこの診断プロバイダーを診断サービスに登録する必要があることです。この作業には、Helper メソッドを使用することができます。
DiagnosticProviderHelper.registerMBeanWithDiagnosticService(DiagnosticProviderPName, DiagnosticProviderId) ;
ObjectName を取得して
DiagnosticProviderId ストリングに設定する場合は、明らかにこの作業を登録後に実行する必要があります。
- Diagnostic Provider メソッド を実行します。