RESTful アプリケーションの HTTP ヘッダーおよび応答コードの定義
HTTP ヘッダーおよび状況コードは、仲介プログラムおよびクライアント・プログラムがアプリケーションの要求と応答に関する情報を理解するのに役立ちます。HTTP ヘッダーにはメタデータ情報が含まれます。HTTP 状況コードは、応答に関する状況情報を含みます。
始める前に
HTTP ヘッダーおよび HTTP 状況コードについて理解を深めるには HTTP 1.1 仕様を参照してください。
このタスクについて
HTTP ヘッダーには、セキュリティー認証情報、使用されているユーザー・エージェント、およびキャッシュ制御メタデータなどのメタデータ情報が含まれます。標準 HTTP ヘッダーは HTTP 仕様で定義されていますが、必要に応じてカスタム HTTP ヘッダーを使用できます。
要求の HTTP ヘッダーを読み取り、応答でヘッダーを設定できます。一連の一般的な要求ヘッダーと応答ヘッダーがありますが、固有の要求ヘッダーと固有の応答ヘッダーもあります。JAX-RS は、HTTP ヘッダーを読み取るための HttpHeaders 注入可能インターフェースおよび @HeaderParam パラメーター・アノテーションを提供します。 javax.ws.rs.core.Response オブジェクトがリソース・メソッドから戻された場合、応答で HTTP ヘッダーを設定できます。また、MessageBodyWriter インターフェースを使用してエンティティーに書き込む場合にも HTTP ヘッダーを設定できます。
HTTP 応答状況コードを設定すると、クライアント・プログラムが応答を理解するのに役立ちます。応答には XML や他の形式のエラー・コードを含めることができるため、クライアント・プログラムは HTTP 応答状況コードを迅速そしてより簡単に理解できます。HTTP 仕様は、通常クライアントが理解できる複数の状況コードを定義します。
手順
タスクの結果
HTTP ヘッダーを使用して、JAX-RS Web アプリケーションの要求ヘッダーを読み取り、応答状況コードおよびヘッダーを設定できました。