デプロイメント・マネージャーの構成

WebSphere® Application Server 分散セルのすべてのエレメント用の管理制御の単一の中心点を、デプロイメント・マネージャーを構成して提供します。

始める前に

[AIX Solaris HP-UX Linux Windows][IBM i]システム・クロックを変更する場合は、まずすべてのアプリケーション・サーバー、ノード・エージェント・サーバー、デプロイメント・マネージャー・サーバー、管理エージェント・サーバー、ジョブ・マネージャー・サーバーを停止します。それらのサーバーを停止したら、システム・クロックを変更して、それらのサーバーを再始動します。1 つのシステムでシステム・クロックを変更する場合は、WebSphere Application Server がインストールされており相互に通信するすべてのシステムでクロックが同期化されていることを確認する必要があります。これを行わないと、セキュリティー・トークンが有効でなくなるなどのエラーが発生する 場合があります。

[z/OS]システム・クロックを変更する場合は、まずすべてのアプリケーション・サーバー、ノード・エージェント・サーバー、デプロイメント・マネージャー・サーバー、管理エージェント・サーバー、ジョブ・マネージャー・サーバー、ロケーション・サービス・デーモンを停止します。それらのサーバーとロケーション・サービス・デーモンを停止したら、システム・クロックを変更して、それらのサーバーとロケーション・サービス・デーモンを再始動します。 1 つのシステムでシステム・クロックを変更する場合は、WebSphere Application Server がインストールされており相互に通信するすべてのシステムでクロックが同期化されていることを確認する必要があります。これを行わないと、セキュリティー・トークンが有効でなくなるなどのエラーが発生する 場合があります。

このタスクについて

デプロイメント・マネージャー は、エディションによっては、 1 つまたはいくつかのノードにわたってクラスターの管理およびアプリケーション・サーバーのワークロード・バランシングを行うだけでなく、 セル内のすべてのノードの集中管理ビューも提供する、 管理エージェントです。 各セルには 1 つのデプロイメント・マネージャーが含まれます。

[z/OS]WebSphere Application Server for z/OS® では、 ワークロード・バランシングの主な手段として、ワークロード管理 (WLM) を使用します。

デプロイメント・マネージャーは、管理コンソールをホストします。

[z/OS]デプロイメント・マネージャー用の Java™ 仮想マシン (JVM) は、デフォルトでは 64 ビット・アドレッシング・モードで稼働します。 しかし、各 JVM で使用可能な仮想メモリーの量は、製品の要件により若干少なくなります。 デプロイメント・マネージャー・サーバー、 または他のサーバー用の仮想メモリーを増やすには、 サーバーを 64 ビット・アドレッシング・モードで実行してください。 仮想メモリーを大量に必要とするアプリケーションに ついては、64 ビット・アドレッシング・モード用に構成されたサーバーで実行する必要があります。

デプロイメント・マネージャー・プロファイルを作成すると、デプロイメント・マネージャーが作成されます。 デプロイメント・マネージャーは、 そのデフォルト設定を用いて実行できます。ただし、デプロイメント・マネージャーの構成設定 (プロセスで使用するポート、カスタム・サービス、ロギングおよびトレースの設定など) を変更することができます。 デプロイメント・マネージャーの管理についての情報を表示するには、デプロイメント・マネージャーの設定ページを使用します。

手順

  1. 管理コンソールのナビゲーション・ツリーで「システム管理」 > 「デプロイメント・マネージャー」を クリックして、デプロイメント・マネージャーの設定ページにアクセスします。
  2. カスタム・サービス」などのプロパティーをクリックし、設定を指定して、デプロイメント・マネージャーを構成します。
  3. [z/OS]サーバー・ショート・ネームを 8 文字に指定する場合は、デフォルトの 7 文字のショート・ネームを 8 文字に変換するための指示に従ってください。
  4. オプションで、ジョブ・マネージャーに対してデプロイメント・マネージャーの登録または登録抹消を行います。

    ジョブ・マネージャーを使用すると、デプロイメント・マネージャーおよび管理エージェントに登録されたアプリケーション・サーバーに管理ジョブを非同期的にサブミットすることができます。 「システム管理」 > 「デプロイメント・マネージャー」をクリックします。「追加プロパティー」の下で、「ジョブ・マネージャー」 > 「ジョブ・マネージャーへの登録または登録抹消 (Register/unregister with job manager)」をクリックします。

タスクの結果

選択されたオプションでデプロイメント・マネージャーが構成されました。

次のタスク

セルの構成、ノード、ノード・エージェント、およびノード・グループの管理などのタスクを 行うことにより、引き続き製品を管理することができます。

デプロイメント・マネージャーの診断プロバイダーを使用して、デプロイメント・マネージャーとノード・エージェントの間の接続をテストすることができます。管理コンソールのナビゲーションから、「トラブルシューティング」 > 「診断プロバイダー」 > 「テスト」 > 「dmgr」>「DeploymentManagerDP」 > 「ping.-*」とクリックします。 診断プロバイダーを実行してから、メッセージ・テキストをクリックしてノード・エージェント状況を示す詳細ページを表示します。 ノード・エージェントの値フィールドに j2ee.state.stopped と表示されている場合、その値は通常、ノード・エージェントが停止していることを意味します。 ただし、この値は、デプロイメント・マネージャーとノード・エージェントとのネットワーク接続が失われたことを意味する場合もあります。 デプロイメント・マネージャーでは、これらの 2 つの状態を区別することはできません。


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