Web モジュールへの仮想ホストのマッピング
仮想ホストは、デプロイされたアプリケーションの各 Web モジュールにマップされる必要があります。 Web モジュールは、同一の仮想ホストにインストールするか、いくつかの仮想ホストに分散させることができます。
始める前に
コンソールを使用したアプリケーションのインストール 中または後に、Web モジュールに仮想ホストをマップすることができます。このトピックでは、Web モジュールが既にサーバー上にインストールされ、マッピングを変更する予定であることを前提としています。
マッピングを変更する前に、仮想ホスト定義を確認してください。 任意の定義済み仮想ホストに Web モジュールをインストールすることができます。以前に定義した仮想ホストに関する情報を表示するには、管理コンソールで、
をクリックします。仮想ホストによって、固有のポートと、モジュールまたはアプリケーションを関連付けることができます。 仮想ホストの別名は、その仮想ホストに定義されるポート番号を識別します。 仮想ホストのエイリアスで指定されたポート番号は、 Web モジュール内のサーブレットや JavaServer Pages (JSP) ファイルなどの成果物にアクセスする場合に URL で使用されます。 例えば、別名 myhost:8080 は、URL http://myhost:8080/servlet/snoop の host_name:port_number 部分です。このタスクについて
アプリケーションのインストール中に、ご使用の Web モジュールにマップしたい仮想ホスト以外の仮想ホストが指定されることがあります。
デフォルトの仮想ホスト設定値は通常 default_host で、その別名を介していくつかのポート番号を提供します。
- 80
- ポート番号が指定されていないときに使用される内部の非セキュア・ポート
- 9080
- 内部ポート
- 9443
- 外部のセキュア・ポート
ご使用の Web モジュールを同じノード (物理マシン) 上のその他のモジュールまたはリソースから分離しない限り、default_host がご使用の Web モジュールに適した仮想ホストです。
default_host のほかに、製品は admin_host を提供します。これは管理コンソール・システム・アプリケーションの仮想ホストです。admin_host はポート 9060 にあります。そのセキュア・ポートは 9043 です。Web モジュールがシステム管理に関係するものでないかぎり、admin_host は選択しないでください。
管理コンソールの「仮想ホスト」ページを使用して、マッピングを表示および変更します。このページは、コンソールを使用したエンタープライズ・アプリケーションのインストール時に表示され、アプリケーションのインストール後は、 「エンタープライズ・アプリケーション設定」ページからアクセスできます。
「仮想ホスト」ページで、各 Web モジュールの仮想ホストを指定します。アプリケーションの Web モジュールは、同一の仮想ホストにインストールするか、または 異なる仮想ホストにインストールすることができます。
手順
タスクの結果
アプリケーションまたは Web モジュール構成が変更されます。アプリケーションまたはスタンドアロンの Web モジュールを再始動すると、 変更が有効になります。
次のタスク
仮想ホストをマッピング後、以下の手順を実行します。
- アプリケーションまたはモジュールがクラスターにデプロイされ、ほかに構成の変更を行わない場合は、 「エンタープライズ・アプリケーション」ページの「更新のロールアウト」をクリックして、 アプリケーションまたはモジュールがデプロイされているクラスターの全クラスター・メンバーに変更済み構成を伝搬します。「更新のロールアウト」により、クラスター・メンバーが含まれるノード上で構成が順次更新されます。
- プラグイン構成ファイルを再生成します。
- をクリックします。
- プラグイン生成の対象の Web サーバーを選択します。
- 「プラグインの生成」をクリック します。
- 管理構成の変更を保存します。
複数サーバー製品では、デプロイメント・マネージャーの構成変更がアプリケーションが稼働する個々のノード構成と同期する際に、アプリケーション・バイナリーがノードに転送されます。