UDDI レジストリーへの Web サービスの公開

インバウンドまたはアウトバウンド・サービスを構成すると、サービスを UDDI 参照と関連付け、(操作の目的に応じて)、サービスを UDDI レジストリーで表示させる UDDI ビジネス・カテゴリーを識別するビジネス・キー と、UDDI レジストリーがサービスに割り当てるサービス・キー のサービス特定部分のいずれかまたは両方の情報を関連付けることによって UDDI 対話を使用可能化できます。 ここでは、UDDI のビジネス・キーとサービス・キーがどのようなものであり、これらが UDDI レジストリーの どこにあるのかを理解できるよう、Web サービスを UDDI レジストリーに公開する方法について 説明します。

このタスクについて

サービス統合テクノロジーは、UDDI レジストリー: バス対応 Web サービスによって参照できる Web サービス・ディレクトリーで説明されているように、UDDI レジストリーと対話します。Web サービスを UDDI レジストリーに公開するときは、以下を行います。
  • Web サービスがサポートするビジネスのタイプを指定します。通常、リストから既存のビジネス・タイプを選択しますが、新規のビジネス・タイプを作成することもできます。 ビジネスのそれぞれのタイプごとに関連するビジネス・キーがあります。サービス統合バス対応 Web サービスでは、 このキーをサービス・キーと組み合わせて使用して、レジストリー内の Web サービスを検出します。
  • テクニカル・モデルを追加します。テクニカル・モデルは、汎用カテゴリーです。これらのモデルを使用すると、UDDI レジストリー・ユーザーは、特定のサービスへのアクセスの詳細を把握していなくとも、サービスのタイプを検索できます。バス対応 Web サービスは、個々の Web サービスのレベルで UDDI レジストリーと対話するため、 テクニカル・モデルは使用しません。
  • Web サービスを追加します。UDDI レジストリーにより、サービスにサービス・キーが割り当てられ、このサービスが公開されます。バス対応 Web サービスでは、このキーをビジネス・キーと組み合わせて使用して、レジストリー内の Web サービスを検出します。

以下のステップで、IBM® WebSphere® UDDI レジストリーに Web サービスを公開する方法について説明します。別の UDDI レジストリーを使用している場合は、具体的なナビゲーションは異なりますが、基本的な原則は同じです。

手順

  1. ビジネスを指定します。
    1. 有効なビジネス・キーのリストを取得にするには、 UDDI レジストリー内の businesses を検索してください。 UDDI ビジネス・キーは、例えば次のような形式になっています。
      08A536DC-3482-4E18-BFEC-2E2A23630526
      .
    2. UDDI レジストリー内に適切な既存ビジネスがない場合は、パブリッシュ・ペインの「Advanced Publish」セクションにある「Add a business」オプションを使用して、新規ビジネスを追加します。
  2. テクニカル・モデルを追加します。
    1. パブリッシュ・ペインの「Advanced Publish」セクションにある「Add a technical model」を選択します。
    2. バインディング (またはインターフェース) WSDL ファイルのターゲット名前空間に指定されている名前を入力し、説明を追加します (必要な場合)。
    3. タイプ unspsc および値 wsdlSpec のカテゴリーを追加します (「キー名」フィールドは、 ブランクのままでかまいません)。
    4. バインディング WSDL ファイルの Web アドレスを指定する概要 URL を追加し、説明を追加します (必要な場合)。
      注: Web サービスのバインディング定義およびサービス定義は別の WSDL ファイルに保管されている場合があるため、バインディング が定義されている WSDL ファイルの Web アドレスを入力することに注意してください。
    5. Publish Technical Model」をクリックします。
  3. サービスを追加します。
    1. パブリッシュ・ペインの「Advanced Publish」セクションにある「Show owned entities」を選択します。
    2. ビジネスの「Add a Service」を選択します。
    3. WSDL ファイルのターゲット・サービスに指定されている名前を入力し、説明を追加します (必要な場合)。
    4. Access point」では、 正しい Web アドレス・タイプが選択されていることを確認し (例えば、HTTP アクセス・ポイントの場合は http)、 サービス定義 WSDL ファイル内の soap:address ロケーションの値 (またはこれに相当する値) を入力します (例えば、 http://yourhost:80/SimpleTest/servlet/rpcrouter)。
    5. Technical model」の場合は、「追加」を選択し、適切なプレフィックスを入力して「Find technical models」を選択し、必要なテクニカル・モデルを検索します。次に、このテクニカル・モデルのチェック・ボックスを選択して、「更新」をクリックします。
    6. Publish Service」をクリックします。

タスクの結果

UDDI レジストリーにより、サービスにサービス・キーが割り当てられ、このサービスがパブリッシュされます。

次のタスク

サービスが パブリッシュされた後で、サービス・キーをターゲット UDDI レジストリーから取得することができます。

フル UDDI サービス・キーは、例えば次のような形式になっています。
uddi:blade108node01cell:blade108node01:server1:default:6e3d106e-5394-44e3-be17-aca728ac1791
このキーのサービス固有部分は、次の最終部分です。
6e3d106e-5394-44e3-be17-aca728ac1791

トピックのタイプを示すアイコン タスク・トピック



タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: last_date
http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-nd-mp&topic=tjw_uddi_pub
ファイル名:tjw_uddi_pub.html