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z/OS 上の DB2、および z/OS 上のアプリケーション・サーバーのデータ・ソース最小必要設定
次のプロパティーは、JDBC ドライバーの実装に関するデータベース・ベンダーの要件によって異なります。構成するデータ・ソースごとに適切なプロパティーを設定してください。これらの設定は、z/OS® で実行され、同様に z/OS 上で実行されているアプリケーション・サーバー内のアプリケーションによってアクセスされる DB2® データ・ソース用です。
- DB2 Using IBM JCC Driver
このプロバイダーは、IBM Data Server Driver for JDBC and SQLJ を使用する DB2 用 1 フェーズ・コミット JCC プロバイダーです。 IBM Data Server Driver for JDBC and SQLJ は、次世代の DB2 Universal JDBC ドライバーです。このプロバイダーで作成する データ・ソースは、z/OS 用アプリケーション・サーバーでタイプ 2 JDBC ドライバーを使用しない場合は、1 フェーズ・コミット処理 のみをサポートします。タイプ 2 ドライバーを使用して z/OS 上でアプリケーション・サーバーを実行する場合、 ドライバーは RRS を使用し、2 フェーズ・コミット処理をサポートします。
このプロバイダーの特徴は、以下のとおりです。- バージョン 7.0 以降のノードで構成可能です。
- 以下の 1 フェーズ・データ・ソースをサポートします。
com.ibm.db2.jcc.DB2ConnectionPoolDataSource
- 以下の JDBC ドライバー・ファイルが必要です。
- db2jcc4.jar - これは、IBM Data Server Driver for JDBC and SQLJ の .jar ファイルです。DB2_JCC_DRIVER_PATH パス変数を db2jcc4.jar ファイルを指すように設定してください。DB2 のインストール 後は、この .jar ファイルは DB2 java ディレクトリー にあります。 DB2 がインストールされていないクライアント・マシン からのタイプ 4 JDBC ドライバー・サポートの場合は、このファイルをローカル・マシンに コピーします。何らかのフィックスまたは DB2 への アップグレードをインストールする場合には、このファイルも更新する必要があります。
- db2jcc_license_cu.jar - これは、DB2 データベースへのアクセスを許可する IBM Data Server Driver for JDBC and SQLJ のライセンス・ファイルです。 この .jar ファイルまたは次の .jar ファイルを使用して、 データベースにアクセスします。この .jar ファイルは、アプリケーション・サーバーとともに出荷され、UNIVERSAL_JDBC_DRIVER_PATH 環境変数で定義 されたディレクトリーの中に入っています。
- db2jcc_license_cisuz.jar - これは、以下のデータベースへのアクセスを許可する IBM Data Server for JDBC and SQLJ のライセンス・ファイルです。
- DB2 Database for Linux, UNIX and Windows
- DB2 for iSeries
- DB2 for z/OS
- DB2 (VM および VSE 版)
db2jcc_license_cisuz.jar は、アプリケーション・サーバーとともに出荷されてはいません。 このファイルを db2jcc4.jar ファイルと同じディレクトリーに置くことで、DB2_JCC_DRIVER_PATH が両方のファイルを指すようにします。
- アプリケーション・サーバーで IBM Data Server Driver for JDBC and SQLJ が必要とするネイティブ・ファイル。 これらは、driverType が 2 に設定されている場合にのみ必要です。
- 以下のクラスパスを使用します。
${DB2_JCC_DRIVER_PATH}/db2jcc4.jar ${UNIVERSAL_JDBC_DRIVER_PATH}/db2jcc_license_cu.jar ${DB2_JCC_DRIVER_PATH}/db2jcc_license_cisuz.jar ${PUREQUERY_PATH}/pdq.jar ${PUREQUERY_PATH}/pdqmgmt.jar
トラブルの回避 (Avoid trouble): ${DB2_JCC_DRIVER_PATH}、 ${UNIVERSAL_JDBC_DRIVER_PATH}、および ${DB2_JCC_DRIVER_PATH} のディレクトリー・パスを指定する場合、「RFC 2396: Uniform Resource Identifiers (URI): Generic Syntax」のセクション 2.4.3 で特定されている特殊文字を含むパスを指定しないでください。gotcha
重要: ${PUREQUERY_PATH}/pdq.jar および ${PUREQUERY_PATH}/pdqmgmt.jar は便宜上クラスパスに追加されていますが、pureQuery アプリケーションが JDBC プロバイダーを使用する場合にのみ必要です。この JDBC プロバイダーを pureQuery アプリケーションで使用している場合は、PUREQUERY_PATH 変数を IBM Optim™ pureQuery Runtime JAR ファイルが格納されているディレクトリーに設定してください。 - 以下のネイティブ・ライブラリー・パスを使用します。
driverType を 2 に設定している場合、DB2_JCC_DRIVER_NATIVEPATH 変数は DB2 クライアント・インストール済み環境で、ネイティブ・ドライバー・ライブラリーが含まれるディレクトリーに設定する必要があります。 driverType を 4 に設定している場合、ネイティブ・パスは使用されません。${DB2_JCC_DRIVER_NATIVEPATH}
- 以下の DataStoreHelper クラスが必要です。
com.ibm.websphere.rsadapter.DB2UniversalDataStoreHelper
- 有効な認証別名が必要です。
- 以下のプロパティーが必要です。
- databaseName - driverType が 4 に設定されている場合は、実際のデータベース名です。また、driverType が 2 に設定されている場合は、ローカルでカタログされたデータベース名です。
- driverType - データ・ソースの JDBC 接続タイプ。 許可されている値は、2 と 4 の 2 つの値です。 タイプ 2 ドライバーを使用する場合は、この値を 2 に設定してください。 タイプ 4 を使用する場合は、この値を 4 に設定してください。
- serverName - Distributed Relational Database Architecture™ (DRDA®) サーバーの TCP/IP アドレスまたはホスト名。driverType が 4 に設定されている場合のみ、このプロパティーに値を指定します。driverType が 2 に設定されている場合、このプロパティーは不要です。
- portNumber - DRDA サーバーが存在している TCP/IP ポート番号。 driverType が 4 に設定されている場合にのみ、このプロパティーの値を指定して ください。 driverType が 2 に設定されている場合は、このプロパティーは不要です。
- useTransactionRedirect - バックエンドが、Database Partitioning Feature (DPF) を使用し、区分化キーがトランザクションを通じて一定である場合には、このプロパティーをデータ・ソース・カスタム・プロパティーとして構成します。このプロパティーを有効にすると、IBM Data Server Driver for JDBC and SQLJ が
DB2 とのトランザクションを開始する個々の接続要求を送信する方法に影響があります。この JDBC ドライバーを起動すると、トランザクション内に送信可能なステートメントが存在する場合、
その最初のステートメントのターゲット・データを含む DPF ノードへの接続要求が送信されます。
その後、DB2 は必要に応じて別の区画に SQL ステートメントを送信します。
アプリケーション・サーバーから見れば、トランザクションは正常に進行しています。
useTransactionRedirect は、 driverType 2 のデータ・ソースにも driverType 4 のデータ・ソースにも使用できます。このプロパティーを構成するには、wsadmin スクリプト・ツールまたは管理コンソール・ページ「Java™ EE リソース・プロバイダーまたは接続ファクトリーのカスタム・プロパティー・コレクション」のいずれかを使用します。プロパティーに値 true を割り当てます。
- DB2 Using IBM JCC Driver (XA)IBM JCC ドライバー (XA) を使用した DB2 は、IBM Data Server Driver for JDBC and SQLJ を使用する DB2 用 2 フェーズ・コミット JCC プロバイダーです。 IBM Data Server Driver は、次世代の DB2 Universal JDBC ドライバーです。このプロバイダーで作成するデータ・ソース は、2 フェーズ・コミット処理を実行するための XA の使用をサポートします。
トラブルの回避 (Avoid trouble): z/OS 用アプリケーション・サーバー上で、 タイプ 2 JDBC ドライバーを使用しないでください。gotcha
このプロバイダーの特徴は、以下のとおりです。- バージョン 7.0 以降のノードで構成可能です。
- 以下の 2 フェーズ・データ・ソースをサポートします。
com.ibm.db2.jcc.DB2XADataSource
- 以下の JDBC ドライバー・ファイルが必要です。
- db2jcc4.jar - これは、IBM Data Server Driver for JDBC and SQLJ の .jar ファイルです。DB2_JCC_DRIVER_PATH パス変数を db2jcc4.jar ファイルを指すように設定してください。DB2 のインストール 後は、この .jar ファイルは DB2 Java ディレクトリー にあります。 DB2 がインストールされていないクライアント・マシン からのタイプ 4 JDBC ドライバー・サポートの場合は、このファイルをローカル・マシンに コピーします。何らかのフィックスまたは DB2 への アップグレードをインストールする場合には、このファイルも更新する必要があります。 db2jcc4.jar の完全修飾パスを DB2_JCC_DRIVER_PATH 環境変数の値として指定する必要もあります。
- db2jcc_license_cu.jar - これは、DB2 データベースへのアクセスを許可するライセンス・ファイルです。 この .jar ファイルまたは次の .jar ファイルを使用して、 データベースにアクセスします。この .jar ファイルは、アプリケーション・サーバーとともに出荷され、UNIVERSAL_JDBC_DRIVER_PATH 環境変数で定義 されたディレクトリーの中に入っています。
- db2jcc_license_cisuz.jar - これは、以下のデータベースへのアクセスを許可するライセンス・ファイルです。
- DB2 Database for Linux, UNIX and Windows
- DB2 for iSeries
- DB2 for z/OS
- DB2 (VM および VSE 版)
db2jcc_license_cisuz.jar は、アプリケーション・サーバーとともに出荷されてはいません。 このファイルを db2jcc4.jar ファイルと同じディレクトリーに置くことで、DB2_JCC_DRIVER_PATH が両方のファイルを指すようにします。
- アプリケーション・サーバーで IBM Data Server Driver for JDBC and SQLJ が必要とするネイティブ・ファイル。 これらは、driverType が 2 に設定されている場合にのみ必要です。
- 以下のクラスパスを使用します。
${DB2_JCC_DRIVER_PATH}/db2jcc4.jar ${UNIVERSAL_JDBC_DRIVER_PATH}/db2jcc_license_cu.jar ${DB2_JCC_DRIVER_PATH}/db2jcc_license_cisuz.jar ${PUREQUERY_PATH}/pdq.jar ${PUREQUERY_PATH}/pdqmgmt.jar
トラブルの回避 (Avoid trouble): ${DB2_JCC_DRIVER_PATH}、 ${UNIVERSAL_JDBC_DRIVER_PATH}、および ${DB2_JCC_DRIVER_PATH} のディレクトリー・パスを指定する場合、「RFC 2396: Uniform Resource Identifiers (URI): Generic Syntax」のセクション 2.4.3 で特定されている特殊文字を含むパスを指定しないでください。gotcha
重要: ${PUREQUERY_PATH}/pdq.jar および ${PUREQUERY_PATH}/pdqmgmt.jar は 便宜上クラスパスに追加されていますが、pureQuery アプリケーションが JDBC プロバイダーを使用する場合にのみ必要です。 この JDBC プロバイダーを pureQuery アプリケーションで使用している場合は、PUREQUERY_PATH 変数を IBM Optim pureQuery Runtime JAR ファイルが格納されているディレクトリーに設定してください。 - 以下のネイティブ・ライブラリー・パスを使用します。
driverType を 2 に設定している場合、DB2_JCC_DRIVER_NATIVEPATH 変数は DB2 クライアント・インストール済み環境で、ネイティブ・ドライバー・ライブラリーが含まれるディレクトリーに設定する必要があります。 driverType を 4 に設定している場合、ネイティブ・パスは使用されません。${DB2_JCC_DRIVER_NATIVEPATH}
- 以下の DataStoreHelper クラスが必要です。
com.ibm.websphere.rsadapter.DB2UniversalDataStoreHelper
- 有効な認証別名が必要です。
- 以下のプロパティーが必要です。
- databaseName - driverType が 4 に設定されている場合は、実際のデータベース名です。また、driverType が 2 に設定されている場合は、ローカルでカタログされたデータベース名です。
- driverType - データ・ソースの JDBC 接続タイプ。 許可されている値は、2 と 4 の 2 つの値です。 タイプ 2 ドライバーを使用する場合は、この値を 2 に設定してください。 タイプ 4 を使用する場合は、この値を 4 に設定してください。
- serverName - Distributed Relational Database Architecture (DRDA) サーバーの TCP/IP アドレスまたはホスト名。driverType が 4 に設定されている場合のみ、このプロパティーに値を指定します。driverType が 2 に設定されている場合、このプロパティーは不要です。
- portNumber - DRDA サーバーが存在している TCP/IP ポート番号。 driverType が 4 に設定されている場合にのみ、このプロパティーの値を指定して ください。 driverType が 2 に設定されている場合は、このプロパティーは不要です。
- useTransactionRedirect - バックエンドが、Database Partitioning Feature (DPF) を使用し、区分化キーがトランザクションを通じて一定である場合には、このプロパティーをデータ・ソース・カスタム・プロパティーとして構成します。このプロパティーを有効にすると、IBM Data Server Driver for JDBC and SQLJ が
DB2 とのトランザクションを開始する個々の接続要求を送信する方法に影響があります。この JDBC ドライバーを起動すると、トランザクション内に送信可能なステートメントが存在する場合、
その最初のステートメントのターゲット・データを含む DPF ノードへの接続要求が送信されます。
その後、DB2 は必要に応じて別の区画に SQL ステートメントを送信します。
アプリケーション・サーバーから見れば、トランザクションは正常に進行しています。
useTransactionRedirect は、 driverType 2 のデータ・ソースにも driverType 4 のデータ・ソースにも使用できます。このプロパティーを構成するには、wsadmin スクリプト・ツールまたは管理コンソール・ページ「Java EE リソース・プロバイダーまたは接続ファクトリーのカスタム・プロパティー・コレクション」のいずれかを使用します。プロパティーに値 true を割り当てます。
- DB2 Universal JDBC Driver プロバイダーDB2 Universal JDBC ドライバーは、 分散されたローカル DB2 アクセス に対してアーキテクチャー中立な JDBC ドライバーです。 DB2 Universal ドライバーのアーキテクチャーは、特定の JDBC ドライバー接続または ターゲット・プラットフォームに左右されないため、Java 接続 (タイプ 4) または Java Native Interface (JNI) ベースの接続 (タイプ 2) の両方が、DB2 に対する単一ドライバー・インスタンスで使用できます。 DB2 Universal JDBC ドライバー・プロバイダーは、DB2 データベースへの、JDBC アクセス と Structured Query Language in Java (SQLJ) アクセスの両方をサポートするほかに、CMP での SQLJ の使用もサポート します。
トラブルの回避 (Avoid trouble): このプロバイダーを使用するには、DB2 Universal JDBC Driver for DB2 がインストールされていて、z/OS のアプリケーション・サーバー用に構成されている必要があります。トピック『DB2 Universal JDBC Driver を使用した DB2 for z/OS へのアクセス』を参照してください。gotcha
このプロバイダーの特徴は、以下のとおりです。- 以下のデータ・ソースをサポートします。
このデータ・ソースを 使用して、2 フェーズ・トランザクションをサポートできます (z/OS プラットフォーム上のアプリケーション・サーバーの場合のみ)。タイプ 2 接続 に対して DB2 Universal JDBC ドライバーを設定した 場合、z/OS 上で実行中のアプリケーション・サーバーは、RRS を使用 して、2 フェーズ・コミット・トランザクションを含むトランザクションを処理します。ドライバー・タイプ 4 の接続を使用している場合は、このデータ・ソースの実装によるサポートは 1 フェーズ・トランザクションのみになります。com.ibm.db2.jcc.DB2ConnectionPoolDataSource
- 以下の JDBC Driver ファイルを必要とします。
- db2jcc.jar - DB2 Universal JDBC ドライバーの .jar ファイル です。DB2 インストール・ ディレクトリーにあります。変数 DB2UNIVERSAL_JDBC_DRIVER_PATH の値に この .jar ファイルの完全修飾パスを指定します。
- db2jcc_license_cisuz.jar - この DB2 Universal
JDBC ドライバーのライセンス・ファイルは DB2 に
組み込まれています。DB2 のインストール・プログラムによって、このライセンス・ファイルは、db2jcc.jar と同じ DB2 ディレクトリーの中に入れられています。
したがって、変数 DB2UNIVERSAL_JDBC_DRIVER_PATH は両方のファイルを指していることになります。注: ドライバー・ ファイル db2jcc_license_cu.jar は、app_server_root/universalDriver/lib ディレクトリー内に収められて、アプリケーション・サーバーとともに出荷されます。 これは、UNIVERSAL_JDBC_DRIVER_PATH 変数に自動的に設定されます。 このドライバー・ファイルで DB2 for z/OS にアクセスすることはできませんが、 変数定義の一部にしておくことができます。
- z/OS 用 アプリケーション・サーバーの DB2 Universal JDBC ドライバーには、.so タイプのネイティブ・ファイルが必要です。 ライブラリーの path 変数 DB2UNIVERSAL_JDBC_DRIVER_NATIVEPATH をネイティブ・ファイルを含むディレクトリーに設定してください。ネイティブ・ファイル を必要としない場合は、DB2UNIVERSAL_JDBC_DRIVER_NATIVEPATH を NULL に設定します。
- 以下のクラスパスを使用します。
${DB2UNIVERSAL_JDBC_DRIVER_PATH}/db2jcc.jar ${UNIVERSAL_JDBC_DRIVER_PATH}/db2jcc_license_cu.jar ${DB2UNIVERSAL_JDBC_DRIVER_PATH}/db2jcc_license_cisuz.jar ${DB2UNIVERSAL_JDBC_DRIVER_NATIVEPATH}
トラブルの回避 (Avoid trouble): ${DB2_JCC_DRIVER_PATH}、 ${UNIVERSAL_JDBC_DRIVER_PATH}、および ${DB2_JCC_DRIVER_PATH} のディレクトリー・パスを指定する場合、「RFC 2396: Uniform Resource Identifiers (URI): Generic Syntax」のセクション 2.4.3 で特定されている特殊文字を含むパスを指定しないでください。gotcha
- 以下の DataStoreHelper クラスが必要です。
com.ibm.websphere.rsadapter.DB2UniversalDataStoreHelper
- driverType プロパティーが 4 に設定されている場合、有効な認証別名が必要です。
driverType プロパティーが 2 に設定されている場合、res-auth APPLICATION でデータ・ソースを使用するためのコンポーネント管理認証別名を指定する必要があります。
driverType 2 が指定されていて、データ・ソースが res-auth CONTAINER で使用されている場合は、 コンテナー管理認証別名を指定できますが、それは必要ありません。 コンテナー管理エイリアスを指定しない場合、 データ・ソースによって作成された接続に関連したユーザー ID は、 その接続が取得された時点で現行のスレッドに関連したユーザー ID になります。
- 以下のプロパティーが必要です。
- databaseName - driverType が 4 に設定されている場合は、 実際のデータベース名です。また、driverType が 2 に設定されている場合は、 ローカルでカタログされたデータベース名です。
- driverType - データ・ソースの JDBC 接続タイプ。 許可されている値は、2 と 4 の 2 つの値です。 Universal JDBC Driver タイプ 2 を使用する場合は、この値を 2 に設定してください。 Universal JDBC Driver タイプ 4 を使用する場合は、この値を 4 に設定してください。
- serverName - Distributed Relational Database Architecture (DRDA) サーバーの TCP/IP アドレスまたはホスト名。driverType が 4 に 設定されている場合のみ、このプロパティーに値を指定します。driverType が 2 に設定されている場合、このプロパティーは不要です。
- portNumber - DRDA サーバーが存在している TCP/IP ポート番号。
driverType が 4 に設定されている場合にのみ、このプロパティーの値を指定して
ください。driverType が 2 に設定されている場合は、このプロパティーは不要です。注: DB2 は DB2 Universal JDBC ドライバーの追加接続プロパティーをサポートします。これらのプロパティーをデータ・ ソースにカスタム・プロパティーとして設定してください。 オプション のデータ・ソース・プロパティーについて詳しくは、 ご使用のバージョンの DB2 for z/OS に対応する 「アプリケーション・プログラミング・ガイドおよびリファレンス (Java 用)」を参照してください。
- 以下のデータ・ソースをサポートします。
- DB2 Universal JDBC プロバイダー (XA)XA DB2 Universal JDBC プロバイダーは、DB2 Universal JDBC Driver を使用して DB2 データベースへのアクセスを提供します。Universal JDBC Driver は、Java 通信ベースの接続 (ドライバー・タイプ 4) を サポートします。 XA トランザクションの場合、z/OS 用アプリケーション・サーバーでは、 ドライバー・タイプ 2 の接続は DB2 Universal JDBC ドライバーによってサポートされません。
トラブルの回避 (Avoid trouble): このプロバイダーを使用するには、DB2 Universal JDBC Driver for DB2 がインストールされていて、z/OS のアプリケーション・サーバー用に構成されているか、z/OS Application Connectivity to DB2 for z/OS フィーチャーがインストールされていて、z/OS のアプリケーション・サーバー用に構成されている必要があります。トピック『DB2 Universal JDBC Driver を使用した DB2 for z/OS へのアクセス』を参照してください。gotcha
このプロバイダーの特徴は、以下のとおりです。- アプリケーションは 、DB2 データベース への、JDBC アクセスと SQLJ (Structured Query Language in Java) アクセスの両方を使用することができます。SQLJ の CMP での使用もサポートされています。
- バージョン 4.0 データ・ソースの作成をサポートしません。
- 2 フェーズ・データ・ソースをサポートします。
com.ibm.db2.jcc.DB2XADataSource
- 以下の JDBC ドライバー・ファイルが必要です。
- db2jcc.jar - DB2 Universal JDBC ドライバーの .jar ファイル です。DB2 インストール・ ディレクトリーにあります。WebSphere 変数 DB2UNIVERSAL_JDBC_DRIVER_PATH の値に この .jar ファイルの完全修飾パスを指定します。 Application Server は、この値を使用して JDBC プロバイダーを定義します。
- db2jcc_license_cisuz.jar - この DB2 Universal
JDBC ドライバーのライセンス・ファイルは DB2 に
組み込まれています。DB2 のインストール・プログラムによって、このライセンス・ファイルは、db2jcc.jar と同じ DB2 ディレクトリーの中に入れられています。
したがって、変数 DB2UNIVERSAL_JDBC_DRIVER_PATH は両方のファイルを指していることになります。注: ドライバー・ ファイル db2jcc_license_cu.jar は、app_server_root/universalDriver/lib ディレクトリー内に収められて、アプリケーション・サーバーとともに出荷されます。 UNIVERSAL_JDBC_DRIVER_PATH 変数は、デフォルトでは、このディレクトリーの場所に設定されています。このドライバー・ファイルで DB2 for z/OS にアクセスすることはできませんが、 変数定義の一部にしておくことができます。
- z/OS のアプリケーション・サーバーの DB2 Universal JDBC ドライバーでは、サーバーでタイプ 4 ドライバーのみを使用する場合は、.so タイプのネイティブ・ファイルは不要です。この場合は、DB2UNIVERSAL_JDBC_DRIVER_NATIVEPATH の値を null に設定できます。
ベスト・プラクティス: タイプ 2 とタイプ 4 の両方のドライバーを実行しているか、将来両方のタイプを使用する可能性があるサーバーがある場合、ネイティブ・ファイルの有効なファイル・パスにこの値を設定できます。 この変数はタイプ 2 ドライバー用に使用されますが、ネイティブ・ファイルが不要な場合に、DB2UNIVERSAL_JDBC_DRIVER_NATIVEPATH の値は有害になりません。bprac
- 以下のクラスパスを使用します。
${DB2UNIVERSAL_JDBC_DRIVER_PATH}/db2jcc.jar ${UNIVERSAL_JDBC_DRIVER_PATH}/db2jcc_license_cu.jar ${DB2UNIVERSAL_JDBC_DRIVER_PATH}/db2jcc_license_cisuz.jar ${DB2UNIVERSAL_JDBC_DRIVER_NATIVEPATH}
トラブルの回避 (Avoid trouble): ${DB2_JCC_DRIVER_PATH}、 ${UNIVERSAL_JDBC_DRIVER_PATH}、および ${DB2_JCC_DRIVER_PATH} のディレクトリー・パスを指定する場合、「RFC 2396: Uniform Resource Identifiers (URI): Generic Syntax」のセクション 2.4.3 で特定されている特殊文字を含むパスを指定しないでください。gotcha
- 以下の DataStoreHelper クラスが必要です。
com.ibm.websphere.rsadapter.DB2UniversalDataStoreHelper
- 有効な認証別名が必要です。
- 以下のプロパティーが必要です。
- databaseName - ローカルでカタログされたデータベースの名前です。
- driverType - データ・ソースの JDBC 接続タイプです。DB2 V8.1 FP6 より前の DB2 のバージョンを実行している場合は、タイプ 2 ドライバーのみ に使用が制限されます。
- serverName - Distributed Relational Database Architecture (DRDA) サーバーの TCP/IP アドレスまたはホスト名。driverType が 4 に 設定されている場合のみ、このプロパティーに値を指定します。driverType が 2 に設定されている場合、このプロパティーは不要です。
- portNumber - DRDA サーバーが存在している TCP/IP ポート番号。
driverType が 4 に設定されている場合にのみ、このプロパティーの値を指定して
ください。driverType が 2 に設定されている場合は、このプロパティーは不要です。注: DB2 は DB2 Universal JDBC ドライバーの追加接続プロパティーをサポートします。これらのプロパティーをデータ・ ソースにカスタム・プロパティーとして設定してください。 オプション のデータ・ソース・プロパティーについて詳しくは、 ご使用のバージョンの DB2 for z/OS に対応する 「アプリケーション・プログラミング・ガイドおよびリファレンス (Java 用)」を参照してください。