[IBM i]

ポート・バリデーター・ツール

ポート・バリデーター・ツールは、WebSphere® Application Server のプロファイルと製品の間にポートの競合がないことを確認するために WebSphere Application Server 構成を検査します。

サポートされる構成 サポートされる構成:

この項目では、プロファイル構成マイグレーションについて説明します。アプリケーションを最新バージョンにマイグレーションするには、WebSphere Application Server Migration Toolkit を使用します。詳しくは、WASdev の Migration Toolkit を参照してください。

sptcfg

ポート・バリデーター・ツールは servicetools スクリプトで使用可能なツールの 1 つです。

構文

servicetools [ parameters ] -portconflict [ -products product_list ]
  [ -ports port_list ] [ -comparetoproduct compare_prod ]
  [ -comparetoprofile compare_inst ] [ -xmloutput output_file ]

パラメーター

parameters
このオプション・パラメーターのリストでは、servicetools スクリプトのパラメーターを指定します。

-portconflict パラメーターの前に servicetools パラメーターを指定しなければなりません。

-portconflict
ポート・バリデーター・ツールを起動するには、このパラメーターを指定します。
-products
これはオプション・パラメーターです。値 product_list には、ポート競合の有無を調べたい 1 つまたは複数の製品を指定します。 複数の製品を指定する場合、コロン (:) でそれらを区切ります。 有効な製品は、WAS61Base、WAS70ND、WAS70Express、WAS70Base、WAS61ND、WAS61Express、WAS60Base、WAS60ND、WAS60Express、WAS51Base、WAS51ND、WAS51Express、WAS51PME、WAS51PMEND、WAS50Base、WAS50ND、WAS50Express、WAS40Adv、WAS40AEs、および ALL です。

ポート・バリデーター・ツールは、競合の有無を調べるポートのセットを決定するために、-products パラメーターおよび -profiles パラメーターを使用します。 このツールは、指定された製品およびプロファイルによって使用されるポートを含む、デフォルトのポートのセットを生成します。 このパラメーターを指定しない場合、ポート・バリデーター・ツールは servicetools の -products パラメーターで指定された 製品でポート競合の有無を調べます。

このパラメーターと servicetools の -products パラメーターを指定すると、ポート・バリデーター・ツールは -portconflict -products パラメーターに指定する製品のみを確認します。 servicetools スクリプトまたはポート・バリデーター・ツールのどちらか、あるいはその両方に -product パラメーターを指定する必要があります。

-ports
これはオプション・パラメーターです。値 port_list は、競合の有無を検査したいポートのリストです。 このパラメーターを指定すると、ツールは値 port_list に基づいてポートのセットを生成します。 このツールは、ポートのこのセットと -products パラメーターおよび -profiles パラメーターに基づいて生成されたデフォルト・セットとの競合を検査します。

個々のポートを指定することも、ポート・ブロックを指定することもできます。 ポートまたはポート・ブロックはコロン (:) で区切ります。例えば、ポート 6680、7600-7610、および 13320 で競合がないかを検査するには、-ports 6680:7600-7610:13320 パラメーターを指定します。このパラメーターを指定しない場合、ポート・バリデーター・ツールは -products、-profiles、-comparetoproduct、および -comparetoprofile パラメーターによって指定された値を使用して、競合の有無を検査します。 -ports パラメーターは、-comparetoproduct パラメーターまたは -comparetoprofile パラメーターとともに指定することはできません。

-comparetoproduct
これはオプション・パラメーターです。ポート・バリデーター・ツールは、compare_prod によって指定された製品と、-products および -profiles によって指定された製品およびプロファイルとの間でポートの使用法を比較します。 このパラメーターを指定すると、ポート・バリデーター・ツールは、指定された製品に基づいてポートのセットを生成します。 このツールは、ポートのこのセットと -products パラメーターおよび -profiles パラメーターに基づいて生成されたデフォルト・セットとの競合を検査します。

-ports パラメーターは、-comparetoproduct パラメーターとともに指定することはできません。

-comparetoprofile
これはオプション・パラメーターです。ポート・バリデーター・ツールは、compare_inst によって指定されたプロファイルと、-products および -profiles によって指定された製品およびプロファイルとの間でポートの使用法を比較します。 このパラメーターを指定すると、ポート・バリデーター・ツールは、指定されたプロファイルに基づいてポートのセットを生成します。 このツールは、ポートのこのセットと -products パラメーターおよび -profiles パラメーターに基づいて生成されたデフォルト・セットとの競合を検査します。

-comparetoprofile パラメーターは、-ports パラメーターとともに指定することはできません。

-xmloutput
これはオプション・パラメーターです。値 output_file は、XML ファイルの完全修飾パスです。 このパラメーターを指定すると、ポート・バリデーター・ツールは、モニターに出力を書き込み、さらに指定されたファイルに XML フォーマットで出力を書き込みます。

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タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: last_date
http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-nd-mp&topic=rxml_portvalidator
ファイル名:rxml_portvalidator.html