WebSphere MQ リンク上の受信側チャネルの停止

WebSphere® MQ リンク自体を実行したまま、当該リンク上の受信側チャネルを停止することができます。

始める前に

注: WebSphere MQ リンク上の受信側チャネルを停止すると、そのチャネルによるターゲット IBM MQ ネットワークとの通信は、Point-to-Point メッセージングおよびパブリッシュ/サブスクライブの両方で停止します。メッセージは、伝送ロケーションで保留されます。

IBM MQ ネットワークの管理者には、チャネルを停止する予定であることを知らせておいた方がよいでしょう。

このタスクについて

受信側チャネルを停止すると、WebSphere MQ リンク・エンジンに送信されるメッセージは受信されません。

MQ リンク受信側チャネルが停止しているときに、IBM MQ 送信側チャネルが開始されると、受信側チャネルが利用不可であることを示すエラーが発生して、要求は失敗します。

WebSphere MQ リンクとそのチャネルの停止状態について詳しくは、WebSphere MQ リンクとそのチャネルの状態を参照してください。

手順

  1. 管理コンソールを開始します。
  2. ナビゲーション・ペインで、サービス統合 ->「バス」 -> 「bus_name -> [トポロジー (Topology)]「メッセージング・エンジン (Messaging engines)」 ->「engine_name -> [追加プロパティー]「IBM MQ リンク」 ->「link_name -> [追加プロパティー]「受信側チャネル」をクリックします。
  3. 停止するチャネルの隣にあるチェック・ボックスを選択します。
  4. 「停止モード」リストで、「静止」または「強制」を選択します。
  5. 「Target state」リストで、「非アクティブ」または「停止済み」を選択します。
  6. 停止」をクリックします。

タスクの結果

受信側チャネルを停止すると、その受信側に対するすべての受信側チャネル接続が停止します。操作を実行した後の受信側チャネルの状態、および通信している IBM MQ ネットワークの送信側チャネルの状態は、選択するオプションによって異なります。
表 1. 停止モード. この表には、ターゲット状態と、それに対応する、WebSphere MQ リンク上の受信側チャネルを停止させるための停止モードに関する情報が記載されています。ターゲットの状態には、非アクティブと停止済みの 2 つがあり、 停止モードには、静止と強制の 2 つがあります。この表の行は 2 つのターゲット状態を表しており、2 つの停止モードは、各ターゲット状態の 2 つの列に記載されています。
ターゲットの状態 静止停止モード 強制停止モード
非アクティブ 受信側チャネルは停止中の状態に移行し、IBM MQ 送信側チャネルへのデータ・フローは停止します。この状態で、IBM MQ 送信側チャネルが受信側チャネルとの通信を試みると、IBM MQ 送信側チャネルは再試行中の状態になります。続いて、受信側チャネルは非アクティブの状態になります。再試行中の IBM MQ 送信側チャネルは、受信側チャネルとのセッションを再確立し、両方のチャネルが実行中の状態になります。 受信側チャネルは、ただちに非アクティブの状態になります。この状態で、IBM MQ 送信側チャネルが受信側チャネルとの通信を試みると、IBM MQ 送信側チャネルは再試行中の状態になります。再試行中の IBM MQ 送信側チャネルは、受信側チャネルとのセッションを再確立し、両方のチャネルが実行中の状態になります。
停止済み 受信側チャネルは停止中の状態に移行し、IBM MQ 送信側チャネルへのデータ・フローは停止します。この状態で、IBM MQ 送信側チャネルが受信側チャネルとの通信を試みると、IBM MQ 送信側チャネルは再試行中の状態になります。続いて、受信側チャネルは停止済みの状態になり、IBM MQ 送信側チャネルがセッションを再確立するのを防ぎます。続いて、IBM MQ 送信側チャネル自体が停止済みの状態になります。 受信側チャネルは、ただちに停止済みの状態になります。この状態で、IBM MQ 送信側チャネルが受信側チャネルとの通信を試みると、IBM MQ 送信側チャネルは再試行中の状態になり、続いて停止済みの状態になります。

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