必要なサービス品質 (QoS) に応じてセル内の別々のサーバー上で、
複数の WS-Notification サービスを作成し、WS-Notification サービス・ポイントを
インスタンス化します。
このタスクについて
WS-Notification により、
一部のサーバーが、さまざまな状況のカスタマーが使用できる異なるサービスの品質を
提供する区分化されたトポロジーが可能になります。例えば、拡張された
HA 機能を提供したり、応答時間を改善したりするために、特定のカスタマーが
使用できるようサーバーのクラスターを構成しなければならないことがあります。
手順
- QoS 要件をサポートすることができる複数のサーバーを含むセルを構成します。
- セル内で 1 つ以上のサービス統合バス
を構成します。
- メッセージング・リソースへのアクセスを区分化して、オーバーラップしていない WS-Notification サービスを
定義するためのオプションについて学習します。
- 単一の
サービス統合バスで複数の WS-Notification サービスを定義できます。
2 つ (またはそれ以上) のサービスによって定義されたトピック名前空間が
同じサービス統合バス・トピック・スペースを使用しないようにすることで、
それぞれの WS-Notification サービスのクライアント間での通信を確実に不可能
にすることができます。
- また、
複数のサービス統合バスを定義して、それぞれのバスで単一の WS-Notification サービスを
構成することもできます。これらの 2 つのオプションのどちらを使用するかの選択は、
既存のメッセージング・インフラストラクチャー、および複数のサービス統合バスを
作成するためのエンタープライズのポリシーによって決まります。
- 必要な速さで要求に応答できるようにするため、セル内の適切なサーバーに、サービス統合バス・メンバーおよび WS-Notification
サービス・ポイントを割り振ります。例えば、応答時間を短くする場合は、エレメントをより高速な (または負荷の少ない)
ハードウェアにデプロイする必要があります。
- セキュリティーや信頼性など他の QoS 要件を満たすため、
WS-Notification サービス・ポイントに関連した適切な拡張設定を
構成します。
- JAX-WS ベースのバージョン 7.0 WS-Notification サービス・ポイントの場合、サービス・ポイントに関連したアプリケーションにポリシー・セットを接続することで、
これらの他の QoS 要件に対応します。例えば、
信頼できるセキュアなプロファイルのデフォルトのポリシー・セット (WS-I RSP および WS-I
RSP ND) には、一緒に機能するよう構成された、セキュアな会話と信頼できるメッセージング・ポリシーのインスタンスが
含まれています。
- JAX-RPC ベースのバージョン 6.1 WS-Notification サービス・ポイントの場合、サービス・ポイントに関連したインバウンド・ポート
を構成することで、これらの他の QoS 要件に対応します。