Web コンテナー・トランスポート・チェーンのカスタム・プロパティー

このページを使用して、Web コンテナー・トランスポート・チャネルのカスタム・プロパティーを設定します。

Web コンテナー・トランスポート・チェーンの特定のトランスポートのカスタム・プロパティーを指定するには、 次のようにします。

  1. 管理コンソールで、「サーバー」 > 「サーバー・タイプ」 > 「WebSphere Application Server」 > 「server_name」 > 「Web コンテナー設定」 > 「Web コンテナー・トランスポート・チェーン」の順でクリックします。
  2. トランスポート・チェーンを選択します。
  3. トランスポート・チャネル」の下で、「Web コンテナー・インバウンド・チャネル (channel_name)」を選択します。
  4. 「追加プロパティー」の下の「カスタム・プロパティー」を選択します。
  5. 「カスタム・プロパティー」ページで、「新規」をクリックします。
  6. 設定ページで、構成するプロパティーを「名前」フィールドに入力し、設定する値を「値」フィールドに入力します。
  7. 適用」または「OK」をクリックします。
  8. コンソール・タスクバーの「保存」をクリックして、構成の変更を保存します。
  9. サーバーを再始動します。
以下に、アプリケーション・サーバーに用意されているカスタム・プロパティーのリストを示します。 これらのプロパティーは、 Web コンテナー・トランスポートの設定ページには表示されません。 カスタム・プロパティー・ページを使用して、以下のカスタム・プロパティーを 定義できます。

disableRequestMessageChunking

このカスタム・プロパティーを true に設定すると、要求メッセージのチャンク化が使用不可になります。 protocol_http_large_data_inbound_buffer までの要求本体はすべて、メモリー内のバッファーに入れられます。

WCInboundAdmin および WCInboundAdminSecure トランスポート・チェーンの場合、管理コンソールを使用して大きな EAR ファイルをインストールできるように、デフォルトでチャンク化が有効です。 例えば、これらのチェーンの設定は disableRequestMessageChunking=false です。 チャンク化が使用可能な場合、HTTP 要求全体はコントローラーにバッファーされないため、protocol_http_large_data_inbound_buffer 値は無視されます。

チャンク化が使用不可の場合、HTTP 要求 全体がコントローラーにバッファーされるため、protocol_http_large_data_inbound_buffer 値が使用されます。

通知
プロパティー名 disableRequestMessageChunking
データ型 ストリング
true または false
デフォルト デフォルトでは、管理チェーンの disableRequestMessageChunking カスタム・プロパティーは明示的に true に設定されています。

maxRequestMessageBodySize

disableRequestMessageChunking が false の場合、これは、 次のチャンクをサーバントに送信する前にメモリーのバッファーに入れられる要求本体の最大量を表します。 maxRequestMessageBodySize カスタム・プロパティーが有効なのは、 disableRequestMessageChunking カスタム・プロパティーが false に設定されている 場合のみです。

通知
プロパティー名 maxRequestMessageBodySize
デフォルト 32 キロバイト (KB)

最小値は 32 です。最大値は 8192 で 8 MB に相当します。

sslCustomApplicationBufferSize

このプロパティーを使用して、SSL チャネルの バッファー・サイズをキロバイト単位で指定できます。

このプロパティーを SSL チャネルのトランスポート・チェーン構成設定に追加するには、トランスポート・チェーンの名前をクリックし、「ssl_channel_name」>「カスタム・プロパティー」>「新規」をクリックします。

通知
プロパティー名 sslCustomApplicationBufferSize
デフォルト -1。これは、SSL エンジン・アプリケーション・バッファー・サイズ (16660 キロバイト) が SSL チャネル のバッファーのサイズとして使用されることを意味します。

useStrictSSLConnectTimeout

このプロパティーが true に設定されている場合、クライアントとのハンドシェーク中に、SSL チャネルは TCP チャネルでのソケット・タイムアウトの設定に基づき、TCP タイムアウトになるまでの時間を計算します。 そのため、このプロパティーが true に設定されている場合、ハンドシェークが TCP チャネルでのソケット・タイムアウトに指定された時間よりも長く実行されることはありません。

このプロパティーは、セキュアな Web コンテナー・トランスポート・チェーンの SSL チャネルのみに適用され、トランスポート・チェーンの名前をクリックして、「SSL インバウンド・チャネル」>「カスタム・プロパティー」>「新規」 とクリックすると、構成設定に追加されます。

通知
プロパティー名 useStrictSSLConnectTimeout
デフォルト false

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ファイル名:rweb_transportprops.html