IBM MQ リンクを介した要求 - 応答メッセージングのための応答先 (Reply-to) キュー
応答先 (reply-to) キューは、応答の送信先の受信アプリケーションに指示します。応答先 (reply-to) キューは、Point-to-Point 要求メッセージ (キュー) とパブリッシュ/サブスクライブ要求メッセージに対して使用することができます。
応答先 (reply-to) キューは、 事前定義キュー、あるいは動的作成の一時キューまたは永続キューのいずれ かになります。動的キューの場合、IBM MQ で生成された固有の名前を持つ ことができます。WebSphere® Application Server メッセージング・テクノロジーは応答用の一時キューと同じ概念を持ち、IBM MQ のキュー名の長さ制限に適合するように最長 48 文字のキュー名を生成します。
応答先 (reply-to) キューを使用するかどうかは、アプリケーションの設計時に判断してください (IBM MQ との相互運用を行うアプリケーションの設計を参照)。送信アプリケーションには、 応答の送信先の定義が含まれている必要があり、また、 その応答メッセージに送信定義情報を添付する必要があります。応答アプリケーションは、 受信したメッセージのこのデータを使用して、応答先のキューの名前を発見します。
JMS API には、メッセージの送信先である宛先 (JMSDestination) と、 応答の送信先である宛先 (JMSReplyTo) に関する情報を共有するために使用される 2 つのフィールドがあります。 JMSReplyTo フィールドを使用すると、 必要に応じて、応答メッセージを戻すことができるようになります。 この中には、受信するアプリケーションが目的のキューまたはトピックに応答メッセージを送信するための十分な詳細が含まれており、その詳細を要求の送信側に関連したアプリケーションが読み取れるようになっています。 サービス統合バスから IBM MQ に (または IBM MQ からサービス統合バスに) 受け渡される JMS メッセージの JMSReplyTo フィールドは、IBM MQ のコンシューマー・アプリケーションがオリジナルの WebSphere Application Server アプリケーションに応答できるように自動的にマップされます。