リモート要求ディスパッチャー・キャッシュの構成

リモート要求ディスパッチャー (RRD) メッセージの作成および処理と、 このデータのネットワークによる転送では、かなりのオーバーヘッドが発生します。 パフォーマンスを改善するために、ローカル・マシンでは、 リモート・サーバーのキャッシュ・ルールを受け入れて応答がローカル側でキャッシュに入れられる時期を知り、 RRD 呼び出しを完全に阻止することができます。

このタスクについて

サポートされないルールはリモート側でキャッシュに入れられます。 ただし、リモート要求ディスパッチャーは、 ローカル・キャッシュの cachespec.xml ファイルのルール・セット全体をサポートしているわけではありません。 cachespec.xml ファイルの以下のルールは、ローカル・キャッシュでサポートされています。
パラメーター
指定されたパラメーター値を取得します。
Cookie
指定された Cookie 値を検索します。
header
指定された要求ヘッダーを検索します。
locale
要求ロケールを検索します。
requestType
要求から HTTP 要求数メソッドを検索します。
以下のステップを実行して、RRD 動的キャッシュ・サポートを使用可能にします。

手順

  1. ローカル・サーバーでサーブレットのキャッシュを使用可能にします。 詳しくは、『サーブレット・キャッシングの構成』を参照してください。
  2. RRD がサポートするルールを使用した有効な cachespec.xml ファイル・ポリシーで、アプリケーションの構成とインストールを行います。 詳しくは、『cachespec.xml ファイルによるキャッシュ可能オブジェクトの構成』を参照してください。
  3. リモート・サーバーでサーブレットのキャッシュを使用可能にします。 詳しくは、『サーブレット・キャッシングの構成』を参照してください。
  4. WebSphere® Application Server を再始動します。 詳しくは、『アプリケーション・サーバーの管理』の項目を参照してください。

タスクの結果

動的キャッシュがローカルで使用可能になっていることを確認するには、 RRD トレースを使用可能にして、適切なキャッシュ・ポリシーを持つリソースに対する複数の要求に対して CACHE HIT が出力されていることを確認します。 トレースをオンにする代わりに、CacheMonior を使用することもできます。 リモート・マシン上の CacheMonitor がキャッシュ・ヒットを受信しない場合は、応答はローカルでキャッシュに入れられます。 RRD が独自のカスタム・キャッシュを使用するため、ローカルの CacheMonitor は、ヒットを受信しません。

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http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-nd-mp&topic=rweb_rrd_dynacache
ファイル名:rweb_rrd_dynacache.html