クラスターからのメッセージング・エンジンの除去
クラスター・バス・メンバー用に構成されているメッセージング・エンジンの数を減らすには、メッセージング・エンジンを除去します。
始める前に
クラスターからメッセージング・エンジンを除去する前に、そのメッセージング・エンジンからメッセージを排出し、以後メッセージがそのメッセージング・エンジンに送信されないようにしてください。 そうしないと、メッセージング・エンジンが除去されたとき、そのメッセージング・エンジンに現在格納されているメッセージはすべて削除されてしまいます。 除去されたメッセージング・エンジンに転送途中であるメッセージは、送信側メッセージング・エンジンのリモート・キュー・ポイントに残ることがあるため、その場合は、手動でクリーンアップする必要があります。
クラスターからメッセージング・エンジンを削除する場合は、001 や 002 という番号のメッセージング・エンジンはあるが 000 という番号のものはない、というような状況を避けるために、番号の大きい順に削除してください。このようにするのは、クラスター内の最初に作成されたメッセージング・エンジンに特別な重要度を置く WS-Notification を使用する際に、問題が起きないようにするためです。詳しくは、WS-Notification のトラブルシューティングのヒントである管理サブスクライバーとメッセージング・エンジンを削除するときに問題が発生することがあるを参照してください。
クラスターからメッセージング・エンジンを除去すると、 すべてのメッセージ・ポイントおよびそのメッセージが削除されるため、 クラスターにキュー宛先が構成されていれば、そのキューに保管されているいくつかのメッセージが失われる場合があります。
このタスクについて
手順
- ナビゲーション・ペインで、「 」をクリックします。
- 目次ペインで、メッセージング・エンジンを除去するクラスターをクリックします。 「バス・メンバーの詳細 (Bus member detail)」パネルが表示されます。
- 目次ペインの「追加プロパティー」の下にある「メッセージング・エンジン」をクリックします。 クラスターのメッセージング・エンジンのリストが表示されます。
- 目次ペインで、除去するメッセージング・エンジンを選択します。
- 「Remove messaging engine」をクリックします。
- 変更をマスター構成に保存します。
タスクの結果
deleteSIBEngine コマンドを使用して、クラスターからメッセージング・エンジンを除去することもできます。
次のタスク
- データ・ストアでは、同じメッセージング・エンジンを再作成する必要がある場合、まず以前のテーブルのセットを削除しなければなりません。 メッセージング・エンジンを作成して既存のテーブルを使用する場合、メッセージング・エンジンが正しく作動するためには、それらのテーブルが空になっていなければなりません。 テーブルの削除方法については、選択したリレーショナル・データベース管理システム (RDBMS) の資料を参照してください。 ただし、デフォルトの設定値を使用してデータ・ストアを作成した場合、以前のテーブルを削除する必要はありません。
- ファイル・ストアでは、ディスク・スペースを再利用するために、ファイル・ストアのファイルの削除が必要になる場合があります。