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Intelligent Management: 要求の優先順位付けの問題

予想外のフロー優先順位付けの動作が発生する場合があります。 要求フロー優先順付けが予期したとおりに機能しない場合の、いくつかの共通点について説明します。

HTTP 要求はすべて任意

ご使用の環境ですべての入力要求を同等に扱う場合、 サービス・ポリシーを定義して、 適切なアプリケーション・モジュール Uniform Resource Identifiers (URI) に 適用する必要はありません。ベスト・エフォート・アプローチは、 任意 とも呼ばれていますが、デフォルト・ポリシーです。 サービス・ポリシーが確実に構成され、適用されるように 以下のアクションを実行します。
表 1. サービス・ポリシー構成. 次の表に、 サービス・ポリシーが正しく構成されていることを確認するために必要なアクションの概要を示します。
アクション 実行内容
サービス・ポリシーが作成されていることを確認します。 管理コンソールから、「動作ポリシー」 > 「サービス・ポリシー」をクリックします。 現在定義されているサービス・ポリシーのすべてが表示されます。 サービス・ポリシーがリストに見当たらない場合は、 「新規」をクリックして、新規サービス・ポリシーを構成します。
サービス・ポリシーが適切なアプリケーション URI に適用されているか確認します。 管理コンソールから、「動作ポリシー」 > 「サービス・ポリシー」 > Select an existing service policyをクリックします。「トランザクション・クラス」フィールドの割り当て済みトランザクション・クラスを確認します。「新規」をクリックして、 トランザクション・クラスを作成できます。

探しているトランザクション・クラス・メンバーがない場合は、 ほかのサービス・ポリシーに既に割り当てられていないことを確認します。 また、サービス・ポリシーの適用対象である アプリケーションが、ご使用の環境にデプロイされていることも確認してください。

サービス・ポリシーの差異化が発生しない

応答時間の差異化は、ノード・グループがその CPU の最大使用率のしきい値に近づくに連れて明らかになります。 この差異化が発生するのは、ノード・グループ内のすべてのノードがフルに使用されているときです。 動的環境では、アプリケーション配置コントローラーは、作業要求に対応するためにより多くのアプリケーション・インスタンスを開始し、また個々のサーバーに対する負荷を低減させるように構成できます。

CPU 使用率が 1 つ以上のバックエンド・ノードで 100% に保持

ARFM は、システム上の各トランザクション・クラスの負荷を継続的に計算して、 負荷分散を絶えず最適化します。ARFM が最適化されるようにするには、 ARFM でそれ自体を微調整できるように、負荷情報の収集を一定期間可能にします。

トランザクション・クラスのグループ化を常に行っているか確認します。 例えば、短いサービス時間の URI と同じトランザクション・クラス内に、長い サービス時間の URI を加えてグループ化することは避けてください。 同一のトランザクション・クラスにあり、デマンドが大幅に変動する要求を 混合すると、ARFM が不正確な推定値を算出することになります。トランザクション・クラスを変更するには、「動作ポリシー」 > 「サービス・ポリシー」 > Select an existing service policyをクリックし、トランザクション・クラス・フィールドを検証して整合性のあるグループ化が行われるようにします。

異機種混合のセルでは、セル内のすべてのノードが同等に使用される訳ではない

システムは設計通りに稼働しています。 ロード・バランサーは、 クラスター内のすべてのバックエンド・ノードで応答時間を均一にしようとします。 1 つのノードがほかのものよりも能力が劣る場合、 ロード・バランサーは、能力の劣るノードには作業量を少なく配布して、 より高速なノードの応答時間に近い応答時間になるようにします。


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