別名宛先プロパティーの構成

このタスクを使用して、サービス統合バス上の別名宛先 の構成プロパティーを表示または変更します。別名宛先は、バス名と宛先名 (ID) を、バス名または宛先名、あるいはその両方が異なるターゲットにマップします。設定する別名宛先のプロパティーはすべて、宛先のデフォルトをオーバーライドします。

このタスクについて

別名宛先のプロパティーをブラウズまたは変更するには、 管理コンソールを使用して以下のステップを実行します。

手順

  1. ナビゲーション・ペインで、「サービス統合 ->「バス」」をクリックします。
  2. 目次ペインで、別名宛先が作成されたバスの名前を クリックします。
  3. 目次ペインの「宛先リソース」の下にある「宛先」をクリックします。 既存バス宛先のリストが表示されます。
  4. 構成する別名宛先を選択します。
  5. 別名宛先の以下のプロパティーを表示または変更できます。
    説明
    ターゲット ID
    ターゲット・バス
    すべてのターゲット・キュー・ポイントを使用する
    このプロパティーが表示されるのは、ターゲット ID プロパティーおよびターゲット・バス・プロパティー で示される宛先に複数のキュー・ポイントが構成されていて (つまり宛先が、メッセージング・エンジンが複数存在するクラスター・バス・メンバー上にある)、かつ、ターゲット・バスがローカルなバスである場合のみです。 「すべてのターゲット・キュー・ポイントを使用するかどうか」は、 ターゲット・キューのすべてのキュー・ポイント (別名が構成された後に作成されたキュー・ポイントも含む) が使用できるかどうかを 示します。選択すると、「ターゲット・キュー・ポイント」メニューが無効になります。
    選択解除されたキュー・ポイント
    別名定義によってアドレスできないキュー・ポイントのリスト。 リストは、このキューのキュー・ポイントで構成された完全なリストから生成されます。 このリストは、「すべてのターゲット・キュー・ポイントを使用 (Use all target queue points)」がチェック解除されている場合にのみ使用可能です。
    選択されたキュー・ポイント
    別名定義によってアドレスできるキュー・ポイントのリスト。 このリストは、「すべてのターゲット・キュー・ポイントを使用 (Use all target queue points)」がチェック解除されている場合にのみ使用可能です。
  6. 必要に応じて、別名宛先の以下のプロパティーを 変更できます。これらの値は、宛先のデフォルトをオーバーライドします。
    プロデューサーによるデフォルトの信頼性のオーバーライドを可能にする
    プロデューサーと宛先の間のメッセージ・フローのサービスの品質を制御します。宛先に対して定義されている品質の代わりに、 プロデューサーが指定したサービスの品質を使用する場合は、このオプションを選択してください。
    デフォルトの信頼性
    INHERIT
    ターゲット宛先で構成された信頼性を使用します。
    ベスト・エフォート非パーシスタント
    メッセージング・エンジンで処理の停止または障害が起こった場合、メッセージは廃棄されます。メッセージの送信に使用されている接続が使用不可になった場合、 またはシステム・リソースに制約があった場合にも、メッセージは廃棄される可能性があります。
    高速非パーシスタント
    メッセージング・エンジンで処理の停止または障害が起こった場合、メッセージは廃棄されます。メッセージの送信に使用されている接続が使用不可になった 場合にも、メッセージは廃棄される可能性があります。
    高信頼性非パーシスタント
    メッセージング・エンジンで処理の停止または障害が起こった場合、メッセージは廃棄されます。
    高信頼性パーシスタント
    メッセージング・エンジンで障害が起こった場合、メッセージは廃棄される可能性があります。
    保証パーシスタント
    メッセージは廃棄されません。
    注: 信頼性のレベルが高いほど、パフォーマンスに与える影響は大きくなります。

    サービス統合の信頼性レベルについて詳しくは 、メッセージの信頼性レベル - JMS デリバリー・モードとサービス統合のサービスの品質を参照してください。

    最大信頼性

    プロデューサーは、このプロパティーで指定した値よりも高い信頼性を利用してこの宛先にメッセージを送信することはできません。

    INHERIT
    ターゲット宛先で構成された信頼性を使用します。
    ベスト・エフォート非パーシスタント
    高速非パーシスタント
    高信頼性非パーシスタント
    高信頼性パーシスタント
    保証パーシスタント

    サービス統合の信頼性レベルについて詳しくは 、メッセージの信頼性レベル - JMS デリバリー・モードとサービス統合のサービスの品質を参照してください。

    デフォルト優先順位
    ターゲット宛先に送信される、範囲が 0 (最低) から 9 (最高)、または -1 のメッセージのデフォルト優先順位。値 -1 は、メッセージが、ターゲット宛先上で定義されたデフォルト優先順位を使用する必要があることを示します。デフォルト優先順位は、メッセージが独自の優先順位を指定しない場合にのみ使用されます。
    送信許可
    INHERIT
    ターゲット宛先で構成された値を使用します。
    TRUE
    プロデューサーは、メッセージをこの宛先に送信できます。
    FALSE
    プロデューサーは、メッセージをこの宛先に送信できません。
    受信許可
    INHERIT
    ターゲット宛先で構成された値を使用します。
    TRUE
    コンシューマーはメッセージをこの宛先から受信することができます。
    FALSE
    コンシューマーはメッセージをこの宛先から受信することができません。
    応答宛先
    応答宛先バス
    デフォルトの転送ルーティング・パス
    許可検査をターゲット宛先に委任
    ユーザーが別名宛先にアクセスする ときにチェックされる宛先アクセス・ロールを指定します。この オプションが選択されている場合、ターゲット宛先の宛先アクセス・ロール がチェックされます。このオプションが選択されていない場合、 別名宛先の宛先アクセス・ロールがチェックされます。
    WebSphere MQ にメッセージを送信するときに RFH2 メッセージ・ヘッダーを組み込む
    IBM MQ に送信されるメッセージに RFH2 ヘッダーが組み込まれるかどうかを示します。 RFH2 ヘッダーは、IBM MQ メッセージ・ヘッダーに保管される追加情報を保管します。このプロパティーは、ターゲット・バスが IBM MQ キュー・マネージャーの場合に適用されます。
  7. 「OK」をクリックします。
  8. 変更をマスター構成に保存します。

次のタスク

メッセージの正しい処理を使用可能に設定したい場合、「追加プロパティー」の 下の「コンテキスト・プロパティー」をクリックします。この情報は、メッセージ・ヘッダーの処理から派生したコンテキスト情報に追加されます。

現行の宛先を直接または間接に参照するすべてのアプリケーションおよびメッセージング・リソースが 拡張可能なツリー表示で表示されるようにしたい場合、 「関連項目」の下の「アプリケーション・リソース・トポロジー」をクリックします。 可能な限り多くの参照が、参照されるオブジェクト用の関連する構成パネルへのリンクで 解決されます。


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