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pluginMerge スクリプト
pluginMerge スクリプトを使用 して、ブリッジされていない複数のセルからの plugin-cfg.xml ファイルをマージすることによって、定義されたモードに従って IBM® HTTP Server プラグイン がすべてのセルにルーティングを行えるようにできます。
目的
pluginMerge.bat|.sh スクリプト は、複数のセルにまたがるロード・バランシング、定義された (バックアップ) セルへの フェイルオーバー、または、優先順位に従ったすべてのセルへのルーティングを、IBM HTTP Server プラグイン が実行できるように、ブリッジされていない複数のセルからの plugin-cfg.xml ファイルを 結合します。
ロケーション
pluginMerge スクリプト は、app_server_root/bin ディレクトリーにあります。 このスクリプトを実行する前に、環境変数が WebSphere® のインストール・ディレクトリーをポイントするように構成されているようにしてください。
使用法
デフォルトのスクリプトの使用法は、次のようになっています。
pluginMerge.sh [MODE] plugin-cfg1.xml plugin-cfg2.xml [...] outputfile.xml
ヘルプ を表示するには、引数を渡さずにスクリプトを実行します。
モード
- -l
- ロード・バランス・マージ。マージ出力によって、セル間のロード・バランシングが可能になります。
- -f
- フェイルオーバー・マージ。マージ出力によって、バックアップ・サーバーへのフェイルオーバーが 可能になります。入力 plugin-cfg.xml ファイルの順序 に基づいて、特定の URI に対してどのサーバーが 1 次サーバーまたはバックアップ・サーバーと見なされる のかが決まります。共有 URI が検出された場合、 一致する一番左の plugin-cfg.xml ファイル内の URI に対応するサーバーが、1 次サーバーです。 他のすべてのサーバーはバックアップとしてリストされます。URI が特定の plugin-cfg.xml ファイルに 固有の場合、対応するサーバーが、その固有 URI の 1 次サーバーとしてマークされます。
- -p
- 優先順位マージ。優先順位ランキングは、 入力 plugin-cfg.xml ファイルの順序によって決まります。マージ出力 によって、共有 URI に対する要求のルーティングが、 一致する一番左の入力 plugin-cfg.xml ファイル内に含まれるサーバーのみに限定されます。 ある URI が、入力の一連の plugin-cfg.xml ファイルにわたって 固有である場合、その URI に対応するサーバーが、ルーティング先のサーバーです。
注: ブリッジされていない 2 つのセル間で URI が
共有されていると見なされるのは、その URI および対応する仮想ホスト定義
が plugin-cfg.xml ファイル間で同じである場合です。
以下の例
では、plugin-cfg-merged.xml に含まれるマージ出力
は、IBM HTTP Server プラグインが、
入力 plugin-cfg.xml ファイル (plugin-cfg-cell1.xml、plugin-cfg-cell2.xml、plugin-cfg-cell3.xml) 内に
含まれているすべてのサーバー間で要求のロード・バランスを取ることを可能にします。app_server_root/bin/pluginMerge.sh -l /tmp/plugin-cfg-cell1.xml /tmp/plugin-cfg-cell2.xml
/tmp/plugin-cfg-cell3.xml /tmp/plugin-cfg-merged.xml