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論理プールの配布

Logical Pool Distribution (LPD) スレッド・プール・メカニズムは、 実行時間が比較的短い要求のパフォーマンスを向上させるためのストラテジーを実装するものです。 前のリリースの製品で既に構成しているのでない限り、LPD を構成しないでください。

非推奨の機能 (Deprecated feature) 非推奨の機能 (Deprecated feature): LPD は推奨されない機能であり、製品の将来のバージョンでは除去される予定です。depfeat

要求タイプによって実行時間が異なる Enterprise JavaBeans (EJB) 要求を混在させると LPD が必要となり、 パフォーマンス上の理由から ORB スレッド・プールの使用を制限する必要があります。 この場合、スレッド・プール内スレッドへの適切なアクセスを拒否することで、実行時間の長い要求は、 実行時間の短い要求の応答時間を引き延ばすことになりがちです。 LPD は、短い要求によってスレッドへのアクセスを拡大することを可能にするメカニズムを提供します。

LPD は、com.ibm.websphere.threadpool.strategy.* で始まる ORB カスタム・プロパティーを使用して管理者が構成したように、オブジェクト・リクエスト・ブローカー (ORB) スレッド・プールを複数の論理プールに分割します。各プールのサイズは、ORB スレッドの最大数のパーセンテージです。論理プールのパーセンテージの合計は 100 となる必要があります。

LPD がアクティブであるときに、 着信 ORB 要求は、 要求タイプごとの実行時間の履歴を基にして決められたプールに送られる、またはポイントされます。 要求タイプは、 各コンポーネント固有のものとして内部的に限定されるメソッドによって決まります。 LPD メカニズムは、実行時にプール・ターゲットを調整して、 論理プール間での要求の分散を最適化します。

使用可能になると、LPD メカニズムを調整することができます。 LPD メカニズムによって作成された応答時間、スループット測定、および統計によって、チューニング・プロセスは機能します。


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ファイル名:corb_lpd.html