クラスター・メンバー・コレクション
このページを使用して、クラスターに属するアプリケーション・サーバーを表示および管理します。また、このページを使用して、リストしたいずれかのアプリケーション・サーバーのウェイトを変更できます。
クラスターの一部であるアプリケーション・サーバーは、クラスター・メンバーと呼ばれます。 ユーザーが作成する最初のクラスター・メンバーのコピーは、クラスター・データの一部として保管され、 作成するすべての追加クラスター・メンバーのテンプレートになります。
このページを使用して、 リストされたクラスター・メンバーに以下のアクションを実行できます。
- クラスター・メンバーを始動します。クラスター・メンバーを始動するには、 始動したいサーバーを選択します。 次に「開始」をクリックします。
- クラスター・メンバー再始動します。クラスター・メンバーを再始動するには、 再始動したいサーバーを選択します。 次に「再始動」をクリックします。クラスター・メンバーを再始動すると、 選択したクラスター・メンバーは停止し、通常のサーバー静止プロセスの後で再び始動します。
- クラスター・メンバーを停止します。クラスター・メンバーを停止するには、
停止したいサーバーを選択し、以下のボタンの 1 つをクリックします。
- 停止
- このボタンをクリックすると、通常のサーバー静止プロセスが後に続きます。 このプロセスにより、処理中の要求は、サーバー・プロセス全体がシャットダウンする前に完了することができます。
- 即時停止
- このボタンをクリックすると、選択したサーバーは停止しますが、通常のサーバー静止プロセスは後に続きません。 このシャットダウン・モードは、 通常のサーバー停止処理よりも迅速ですが、 サーバー・プロセスがシャットダウンする前に処理中の要求が完了しない場合、 一部のアプリケーション・クライアントが例外を受け取ることがあります。
- 終了
- 「終了」をクリックする必要がある場合は、 「停止」または「即時停止」をクリックするか、 Stop または ImmediateStop コマンドを実行したときに、クラスター・メンバーが応答しない場合に限られます。 アプリケーション・クライアントによっては例外が受信されることがあります。 したがって、「終了」をクリックする前に、必ず即時停止を試みる必要があります。
- アイドル状態
- このボタンをクリックすると、クラスター・メンバーがアイドル状態になります。
- クラスター・メンバーを削除します。クラスター・メンバーを削除するには、 削除したいクラスター・メンバーを選択します。 次に「削除」をクリックします。
クラスター・メンバーに対して行う個々の構成変更は、 クラスター・メンバーのテンプレートの構成設定には影響しません。このテンプレートを変更するには、wsadmin コマンドを使用する必要があります。また、 テンプレートに対して行ういずれの変更も、 既存のクラスター・メンバーには影響しません。
この管理コンソール・ページを表示するには、
とクリックします。メンバー名
クラスター内のサーバーの名前を指定します。ほとんどのプラットフォームでは、 サーバーの名前はプロセス名です。名前は、アプリケーション・サーバーの (オブジェクトの) 名前に一致していなければなりません。
ノード
クラスター・メンバーのノードの名前を指定します。
ホスト名
クラスター・メンバーの IP アドレス、完全なドメイン・ネーム・システム (DNS) ホスト名 (ドメイン・ネーム接尾部付き)、または短い DNS ホスト名を指定します。
バージョン
クラスター・メンバーが稼働している製品のバージョンを指定します。
構成済みウェイト
クラスター・メンバーで現在構成されているウェイトを指定します。 ウェイトは、クラスター・メンバーに送られる作業の量を決定します。 サーバーのウェイト値がクラスター内の他のサーバーに割り当てられたウェイト値よりも大きい場合、 そのサーバーのクラスター・ワークロードは他のサーバーより大きくなります。
クラスター・メンバーの構成済みウェイトを変更する場合には、「構成済みウェイト」フィールドで新規のウェイトを指定して「構成済みウェイト 」列で「更新」ボタンをクリックするか、クラスター・メンバーの名前をクリックしてください。クラスター・メンバーの名前をクリックすると、そのクラスター・メンバーのあらゆる構成設定の変更が行えるページに移動します。
ランタイム・ウェイト
残りのクラスター・メンバーのランタイム・ウェイトとの比較に基づき、現在そのクラスター・メンバーに送られている ワークロードの比率を指定します。ランタイム・ウェイトは、Remote Method Invocation over Internet Inter-ORB Protocol (RMI-IIOP) 要求、Enterprise JavaBeans (EJB) 要求、および WebSphere® プロキシー・サーバーから受信した HTTP 要求のみに適用されます。
「ランタイム・ウェイト」プロパティーを使用すると、特定のクラスター・メンバーを停止して再始動する必要なく、そのクラスター・メンバーに与えられたウェイトを動的に調整することができます。 この比率を変更するには、「ランタイム・ウェイト」プロパティーの新規ウェイトを指定してから、「ランタイム・ウェイト」列の「更新」ボタンをクリックします。 ランタイム・ウェイトの変更はすぐに有効になります。

状況
このフィールドは、クラスター・メンバーが始動済み、停止済み、一部が停止済み、または使用不可であるかを示します。 状況が使用不可となっている場合は、ノード・エージェントがそのノードにおいて実行されていないため、 ノード・エージェントを再始動してから、サーバーを始動する必要があります。
アイコン | 状況 | 説明 |
---|---|---|
![]() |
開始済み | サーバーは実行中です。 |
![]() |
一部が停止済み | サーバーは、始動済み状態から停止済み状態に変更中です。 |
![]() |
停止済み | サーバーは実行されていません。 |
![]() |
Unknown | サーバーの状況を判別できません。 |