スクリプトと wsadmin ツールを使用して、アプリケーションのクラス・ローダー・モードを変更することができます。
始める前に
このタスクを行うには、2 つの方法があります。
このトピックの例では、AdminConfig オブジェクトを使用して、共有ライブラリーを作成および構成します。代わりの方法として、AdminResources スクリプト・ライブラリーの createSharedLibrary スクリプトを使用して、共有ライブラリーを構成することもできます。
スクリプト・ライブラリーは、最も一般的な管理機能を自動化するために、
プロシージャーのセットを提供します。
各スクリプト・プロシージャーを個別に実行するか、いくつかのプロシージャーを結合することで、新規スクリプトを迅速に開発できます。
このタスクについて
重要: アプリケーションの実行中に
アプリケーション設定を変更すると、アプリケーションは再始動されます。
スタンドアロン・サーバーでは、
変更内容を保存してからアプリケーションが再始動されます。複数サーバー製品では、
変更内容を保存してからアプリケーションが再始動され、
アプリケーションがインストールされているノード上のファイルが同期されます。マルチサーバー製品で同期が発生する時期を制御するには、「コンソール設定」ページの「変更をノードと同期する」を選択解除します。
手順
- wsadmin スクリプト・ツールを開始します。
- 変更するオブジェクトの構成 ID を検索し、それを dep 変数に設定します。以下に例を示します。
Jacl を使用:
set dep [$AdminConfig getid /Deployment:ivtApp/]
Jython の使用:
dep = AdminConfig.getid('/Deployment:ivtApp/')
- デプロイ済みオブジェクトを識別し、それを depObject 変数に設定します。
以下に例を示します。
Jacl を使用:
set depObject [$AdminConfig showAttribute $dep deployedObject]
Jython の使用:
depObject = AdminConfig.showAttribute(dep, 'deployedObject')
- クラス・ローダーを識別し、それを classldr 変数に設定します。
以下に例を示します。
Jacl を使用:
set classldr [$AdminConfig showAttribute $depObject classloader]
Jython の使用:
classldr = AdminConfig.showAttribute(depObject, 'classloader')
- showall コマンドを使用して、構成オブジェクトの現行の属性値を表示します。
以下に例を示します。
Jacl を使用:
$AdminConfig showall $classldr
出力例:
{libraries {}} {mode PARENT_FIRST}
Jython の使用:
print AdminConfig.showall(classldr)
出力例:
[libraries []] [mode PARENT_FIRST]
- modify コマンドを使用して、構成オブジェクトの属性を変更します。
以下に例を示します。
Jacl を使用:
$AdminConfig modify $classldr {{mode PARENT_LAST}}
Jython の使用:
AdminConfig.modify(classldr, [['mode', 'PARENT_LAST']])
- 構成の変更を保存します。
以下のコマンド例を使用して、構成変更を保存します。
AdminConfig.save()
- 属性値に対して行った変更を、showall コマンドを使用して確認します。
以下に例を示します。
Jacl を使用:
$AdminConfig showall $classldr
出力例:
{libraries {}} {mode PARENT_LAST}
Jython の使用:
AdminConfig.showall(classldr)
出力例:
[libraries []] [mode PARENT_LAST]