wsadmin ツールを使用して、ユーザー・レジストリーをグローバル・セキュリティーまたはセキュリティー・ドメイン構成から除去できます。このトピックのステップを実行して、
ご使用のグローバル・セキュリティーまたはセキュリティー・ドメイン構成から Lightweight Directory Access Protocol (LDAP)、ローカル・オペレーティング・システム、カスタム、または統合リポジトリーのユーザー・レジストリーを除去します。
始める前に
ローカル・オペレーティング・システムのユーザー・レジストリーを構成する前に、以下の要件を満たしている必要があります。
- 管理者ロールまたは新規の管理ロールを所有している必要があります。
- ご使用の環境で、グローバル・セキュリティーを使用可能にします。
手順
- Jython スクリプト言語を使用する wsadmin スクリプト・ツールを起動します。詳しくは、『wsadmin スクリプト・クライアントの開始』を参照してください。
- 除去するレジストリーを決定します。
getUserRegistryInfo
コマンドを使用して、グローバル・セキュリティー構成またはセキュリティー・ドメインのユーザー・レジストリーについての情報を表示します。
対象のユーザー・レジストリーのタイプを指定する必要があります。
有効な値は、
LDAPUserRegistry、
WIMUserRegistry、
CustomUserRegistry、および
LocalOSUserRegistry です。以下の Jython 例に示すように、次のコマンドは
domain2 セキュリティー・ドメインのローカル・オペレーティング・システムのユーザー・レジストリー・オブジェクトにある値のリストを戻します。
AdminTask.getUserRegistryInfo('-securityDomainName domain2 -userRegistryType LocalOSUserRegistry')
- 対象のレジストリーがアクティブ・ユーザー・レジストリーかどうかを判別します。
アクティブ・ユーザー・レジストリーを除去することはできません。
ユーザー・レジストリーを除去する前に、getActiveSecuritySettings コマンドを使用して、そのユーザー・レジストリーがアクティブ・ユーザー・レジストリーかどうかを確認してください。
- 対象のレジストリーを除去します。
unconfigureUserRegistry
コマンドを使用して、対象のレジストリーを除去します。ユーザー・レジストリーをグローバル・セキュリティー構成から除去すると、このコマンドはレジストリー・オブジェクトをその構成の最小値に変更します。ユーザー・レジストリーをセキュリティー・ドメインから除去すると、このコマンドは構成オブジェクトをセキュリティー・ドメインから除去します。次の Jython 例では、ローカル・オペレーティング・システムのユーザー・レジストリー構成を
domain2 セキュリティー・ドメインから除去します。
AdminTask.unconfigureUserRegistry('-securityDomainName domain2 -userRegistryType LocalOSUserRegistry')
- 構成の変更を保存します。
以下のコマンド例を使用して、構成変更を保存します。
AdminConfig.save()