WS-ReliableMessaging の既知の制約事項

WebSphere® Application Server の WS-ReliableMessaging の実装に適用される主な既知の制約事項です。

IBM HTTP Server は、WS-ReliableMessaging 機能のあるプロキシー・サーバーとしてサポートされません

WS-ReliableMessaging が使用可能になっている場合、IBM® HTTP Server をプロキシー・サーバーとして使用して、応答をクラスター化環境の個々のサーバーに送り返すことはできません。このシナリオで IBM HTTP Server を使用すると、プロトコル・メッセージへの応答 (WS-ReliableMessaging CreateSequenceResponse メッセージなど) が元のサーバーに送り返されません。これは、WS-ReliableMessaging プロトコル・メッセージが WS-Addressing アフィニティー・ヘッダーを使用して、プロトコル応答が元のサーバーに送り返されるようにするからです。これらのアフィニティー・ヘッダーは、IBM WebSphere Application Server のプロキシー・サーバーではサポートされますが、IBM HTTP Server ではサポートされません。

メッセージを IBM HTTP Server ではなくクラスターから送信し、またそのクラスターに送り返すためには、IBM WebSphere Application Server のプロキシー・サーバーを使用します。

WS-ReliableMessaging ポリシーは、アプリケーションまたはサービス・レベルでのみ適用可能です

WS-ReliableMessaging ポリシーは、アプリケーション・レベルまたはサービス・レベルにのみ適用できます。

信頼性の高いメッセージングをサービス・レベルに適用する場合は、すべてのサービスが同じ WS-ReliableMessaging ポリシーおよびバインディング値を使用している必要があります。

操作レベルでは、任意のポリシー・セットを関連付けることができます。WS-ReliableMessaging ポリシーを含むポリシー・セットの場合は、操作レベルでの接続はポリシー・セット (WS-Security および WS-Addressing など) の他のコンポーネントを構成しますが、操作レベルのすべての WS-ReliableMessaging 構成は無視されます。

WS-SecureConversation は、WS-ReliableMessaging ヘッダーが署名済みであることを想定する必要があります

保護会話により、メッセージ・ヘッダーを未署名のままにできますが、 高信頼性メッセージング・ポリシーは、高信頼性メッセージング・ヘッダーへの署名を必要とします。 保護会話と高信頼性メッセージング・ポリシーを同じポリシー・セット内で使用する場合は、保護会話バインディングを、高信頼性メッセージング・ヘッダーへの署名を要求するように構成する必要があります。

高信頼性保護プロファイル・デフォルト・ポリシー・セット (WS-I RSP および WS-I RSP ND) は、保護会話と高信頼性メッセージングを同じポリシー・セット内で使用するように、特別に設計および構成されています。 いずれかの高信頼性保護プロファイル・デフォルト・ポリシー・セット (WS-I RSP および WS-I RSP ND) のコピーを使用する場合は、これ以上の保護会話バインディングの構成は不要です。 それ以外の場合は、WS-ReliableMessaging を使用できるように WS-SecureConversation を構成するを参照してください。


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