ファイル・サービス
ファイル・サービスでは、Web アプリケーションは HTML などの静的ファイル・タイプを処理することができます。ファイル・サービス属性は、ファイル・サービスの動作を実装するサーブレットによって使用されます。
ファイル処理の振る舞いは、Web モジュールを構成する際に、fileservingenabled プロパティーを true に設定することによって実装されます。
属性例:
- bufferSize
- 静的ファイルへのサービス提供に使用されるバッファー・サイズを設定します。
- extendedDocumentRoot
- 提供可能な静的ファイルと Java ServerPages (JSP) ファイルがある 1 つ以上のディレクトリー・パスを使用して、アプリケーションを構成できるようにします。この属性は、Web アプリケーション・アーカイブ (WAR) ディレクトリーの外部にあるファイルへのアクセスをアプリケーションが要求したときに使用できます。例えば、複数のアプリケーションが 1 組の共通ファイルへのアクセスを要求する場合は、各アプリケーションのリンク先にできるディレクトリーを文書の拡張ルート・ディレクトリーとし、そのディレクトリーにそれらの共通ファイルを置くことができます。
contextRoot 属性に加えて、この属性を使用します。
また、この 属性を使用して、複数のノード上で適切なディレクトリーに対して WebSphere 変数を 定義することもできます。
例:<fileServingEnabled="true">
ここで、MY_CUSTOM_VARIABLE は複数のノードに対して定義する WebSphere 変数です。<fileServingAttributes xmi:id="FileServingAttribute_1" name="extendedDocumentRoot" value="${MY_CUSTOM_VARIABLE}"/>
詳しくは、『JSP エンジン構成パラメーター』を参照してください。
- file.serving.patterns.allow
- 指定されたパターンに一致するファイルのみにサービスを提供するように指定します。
- file.serving.patterns.deny
- 指定されたファイル・パターンに一致するファイルを拒否するように指定します。