Java EE クライアント・アプリケーションのデプロイ

Java EE クライアント・アプリケーションを実行先のクライアント・マシンにデプロイする場合、クライアント・アプリケーション用の EAR ファイルの配布と、クライアント・アプリケーションが使用するリソース参照の構成を行います。

始める前に

デプロイ済みの Java EE クライアント・アプリケーションを実行するには、そのアプリケーションが Application Client または WebSphere® Application Server のインストール済み環境にアクセスする必要があります。

クライアント・マシンへの Application Client のインストールについては、『Application Client for WebSphere Application Server のインストール』トピックを参照してください。

このタスクについて

このトピックは、後で launchClient コマンドを使用して、Application Client インストール済み環境または WebSphere Application Server ノードで Java クライアント・アプリケーションを実行する場合にのみ使用してください。

Java™ EE クライアント・アプリケーションをダウンロードし、リモート側で実行する場合は、Java Web Start を使用すれば、クライアント・マシン上の Web ブラウザーからシングルクリックでリモート側のクライアント・マシンにアプリケーションをデプロイすることができます。 Java Web Start を使用した Java EE クライアント・アプリケーションのデプロイについては、『Java Web Start を使用した Java EE クライアント・アプリケーションのダウンロードと実行』を参照してください。

手順

  1. EAR ファイルを配布します。

    クライアント・アプリケーションを実行するように構成されたクライアント・マシンは、EAR ファイルへのアクセス権が必要です。

    • 環境内のすべてのマシンが同じイメージおよびプラットフォームを共有している場合は、アプリケーション・クライアント・リソース構成ツール (ACRCT) を単一のマシンで実行し、外部リソースを構成してから、構成済みの EAR ファイルを他のマシンに配布します。
    • ユーザーの環境が各種のクライアント・システムおよびプラットフォームでセットアップされている場合には、 それぞれの固有の構成ごとに ACRCT を実行します。
    • EAR ファイルは、正しいクライアント・マシンに配布するか、 あるいはネットワーク・ドライブ上で使用可能にすることができます。
    • EAR ファイルの配布は、システム管理者およびネットワーク管理者が担当します。
  2. アプリケーション・クライアントのリソースを構成します。 これには一般的に、アプリケーション・クライアント・リソース構成ツール (ACRCT) を使用した、アプリケーションが使用するリソース (リソース・アダプター、リソース・プロバイダー、データ・ソース、Java Message Service リソースなど) の参照の構成が含まれます。 これらの構成は、アプリケーション EAR ファイル内のクライアント JAR ファイルに 保管されます。 クライアント・ランタイムはこれらの構成を使用して、クライアント・アプリケーションのリソースのインスタンスを解決および作成します。

    一部のタイプのリソースには、他のアクションも必要となります。例えば、リソース・アダプターのインストールや、クライアント・アプリケーションの起動に必要な環境変数の定義が必要です。 異なるリソース・タイプのアクションについては、リソースの構成に関する他のトピックで説明しています。

    z/OS® にクライアント・アプリケーションをデプロイする場合は、Windows 上で ACRCT を実行します。分散プラットフォームの場合はローカルで ACRCT を実行することもできます。

    クライアント・アプリケーションがローカル・リソースを定義する場合で、リソースが別のロケーションにインストールされている場合は、ACRCT (clientConfig コマンド) をローカル・マシンで実行して、EAR ファイル内の構成を変更します。例えば、EAR ファイルには、C:¥DB2 として構成された DB2® リソースを含めることができます。 しかし、DB2 を D:¥Program Files¥DB2 ディレクトリーにインストールしている場合は、ACRCT を使用して EAR ファイルのローカル版を作成します。

  3. [z/OS]WebSphere 管理コンソールを使用して、z/OS にクライアント・アプリケーションをインストールします。

次のタスク

Java EE クライアント・アプリケーションをデプロイしたら、launchClient コマンドを使用してクライアント・アプリケーションを実行します。

トピックのタイプを示すアイコン タスク・トピック



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ファイル名:tcli_deployjava.html