管理コンソールを使用したクライアント情報トレースの使用可能化

このタスクで概要が示されたいずれかの方法を使用して、データベース接続に関するクライアント情報の受け渡しおよびトレースを使用可能にします。

このタスクについて

トピック『暗黙的に設定されるクライアント情報』を参照して、クライアント情報の受け渡しおよびトレースの 2 つの使用可能なレベルのうち、どちらがご使用の構成に適しているかを判別します。レベルを選択すると、それを使用可能にする方法が 2 つあります。
  • WebSphere® Application Server トレース・グループ (WAS.clientinfo または WAS.clientinfopluslogging) のいずれかを使用可能にする。 これらのトレース・グループのいずれかを使用可能にすると、アプリケーション・サーバーのすべてのデータ・ソースにおけるクライアント情報の受け渡しが使用可能になります。特定のデータ・ソースでのみクライアント情報が必要な場合は、以下の方法の使用を検討してください。
  • データ・ソースのカスタム・プロパティーを作成して、クライアント情報トレースを使用可能にする。この方法は、指定されたデータ・ソースでのみ使用可能になる点を除いて、WAS.clientinfo の使用可能化と機能的に等価です。WAS.clientinfopluslogging トレース・グループと同等の機能を提供する、データ・ソースのカスタム・プロパティーは存在しません。そのレベルのトレースが必要な場合は、代わりに、そのトレース・グループ設定を使用してください。

手順

  1. 管理コンソールを開きます。
  2. トレース・グループを使用して、クライアント情報の受け渡しおよびトレースを使用可能にする場合は、以下のようにします。
    1. 「トラブルシューティング」を選択します。
    2. Log and Trace」を選択します。
    3. 使用するサーバーを選択します。
    4. 「診断トレース」を選択します。
    5. ログ詳細レベルの変更」を選択します。
    6. 「構成」タブまたは「ランタイム」タブを選択します。 「構成」に対する変更は、サーバーの再始動後に適用されます。「ランタイム」に対する変更は、即時に適用されます。
    7. 「トレース仕様」入力フィールドに、WAS.clientinfo=all または WAS.clientinfopluslogging=all と入力します。 いずれかのトレースを非活動化する場合は、=all=off (文字間にスペースなし) に置き換えるか、トレース・ストリング・エントリーを削除します。
  3. データ・ソースのカスタム・プロパティーを使用して、クライアント情報の受け渡しを使用可能にする場合は、以下のようにします。
    1. 「リソース」を選択します。
    2. 「JDBC」 > 「データ・ソース」と選択します。
    3. クライアント情報トレースを使用可能にするデータ・ソースを選択します。
    4. 「追加プロパティー」セクションの「カスタム・プロパティー」を選択します。
    5. 「新規...」を押します。
    6. 「名前」フィールドに enableClientInformation と入力します。
    7. 」フィールドに「true」を入力します。
    8. オプション: 必要に応じて、「説明」フィールドに説明を入力します。
    9. 「タイプ」フィールドで java.lang.Boolean を選択します。
  4. 「OK」を押します。
  5. 構成の変更を保存するように求めるプロンプトが出されたら、保存します。

トピックのタイプを示すアイコン タスク・トピック



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