Java 仮想マシン・カウンター

Performance Monitoring Infrastructure (PMI) および Tivoli® Performance Viewer (TPV) で収集する Java™ 仮想マシン (JVM) カウンターを使用して、JVM のパフォーマンスをモニターすることができます。

合計、使用済み、および空きヒープ・サイズの各カウンターは、追加の構成設定を行うことなく使用できます。 残りのカウンターは、Java 仮想マシン・プロファイラーが有効な場合にのみ使用できます。

カウンター定義

表 1. カウンター定義. 次の表では、JVM のカウンターについて説明します。
名前 説明 細分度 タイプ レベル オーバーヘッド ID
FreeMemory jvmRuntimeModule.freeMemory JVM ランタイムの空きメモリー JVM 当たり CountStatistic 拡張 2
HeapSize jvmRuntimeModule.totalMemory JVM ランタイムの合計メモリー JVM 当たり BoundedRangeStatistic。Total memory カウンターには、upperBound および lowerBound は実装されていません。 基本 1
ProcessCpuUsage jvmRuntimeModule.cpuUsage Java 仮想マシンの CPU 使用率 (%) JVM 当たり CountStatistic 基本 5
UpTime jvmRuntimeModule.upTime JVM が稼働している時間 JVM 当たり CountStatistic 基本 4
UsedMemory jvmRuntimeModule.usedMemory JVM ランタイムの使用メモリー JVM 当たり CountStatistic 基本 3
GCcount jvmRuntimeModule.numGcCalls ガーベッジ・コレクションの呼び出し回数。 このカウンターは、JVM プロファイラーが有効にならない限り使用できません。 JVM 当たり CountStatistic すべて 最大 11
GCIntervalTime jvmRuntimeModule.avgTimeBetweenGcCalls 2 回のガーベッジ・コレクションの間の平均ガーベッジ・コレクション値 (ミリ秒)。 このカウンターは、JVM プロファイラーが有効にならない限り使用できません。 JVM 当たり TimeStatistic すべて 最大 12
GCTime jvmRuntimeModule.avgGcDuration ガーベッジ・コレクションの平均所要時間 (ミリ秒)。 このカウンターは、JVM プロファイラーが有効にならない限り使用できません。 JVM 当たり TimeStatistic すべて 最大 13
WaitsForLockCount jvmRuntimeModule.numWaitsForLock スレッドがロックを待機する回数。 このカウンターは、JVM プロファイラーが有効にならない限り使用できません。 JVM 当たり CountStatistic すべて 最大 19
WaitForLockTime jvmRuntimeModule.avgTimeWaitForLock スレッドがロックを待機する平均時間。 このカウンターは、JVM プロファイラーが有効にならない限り使用できません。 JVM 当たり TimeStatistic すべて 最大 20
ThreadStartedCount jvmRuntimeModule.numThreadsStarted 開始されたスレッドの数。 このカウンターは、JVM プロファイラーが有効にならない限り使用できません。 JVM 当たり CountStatistic すべて 最大 17
ThreadEndedCount jvmRuntimeModule.numThreadsDead 失敗したスレッドの数。このカウンターは、JVM プロファイラーが有効にならない限り使用できません。 JVM 当たり CountStatistic すべて 最大 18
ObjectAllocateCount jvmRuntimeModule.numObjectsAllocated
非推奨の機能 (Deprecated feature) 非推奨の機能 (Deprecated feature): このカウンターは、バージョン 4.0 から 6.0.x までにのみ適用されます。 バージョン 6.1 では推奨されていません。depfeat
ヒープ内に割り振られるオブジェクトの数。 このカウンターは、JVM の始動時に -XrunpmiJvmpiProfiler オプションが設定されていない限り使用できません。 JVM 当たり CountStatistic すべて 最大 14
ObjectMovedCount jvmRuntimeModule.numObjectsMoved
非推奨の機能 (Deprecated feature) 非推奨の機能 (Deprecated feature): このカウンターは、バージョン 4.0 から 6.0.x までにのみ適用されます。 バージョン 6.1 では推奨されていません。depfeat
ヒープ内のオブジェクトの数。 このカウンターは、JVM の始動時に -XrunpmiJvmpiProfiler オプションが設定されていない限り使用できません。 JVM 当たり CountStatistic すべて 最大 16
ObjectFreedCount jvmRuntimeModule.numObjectsFreed
非推奨の機能 (Deprecated feature) 非推奨の機能 (Deprecated feature): このカウンターは、バージョン 4.0 から 6.0.x までにのみ適用されます。 バージョン 6.1 では推奨されていません。depfeat
ヒープ内で解放されたオブジェクトの数。 このカウンターは、JVM の始動時に -XrunpmiJvmpiProfiler オプションが設定されていない限り使用できません。 JVM 当たり CountStatistic すべて 最大 15
トラブルの回避 (Avoid trouble) トラブルの回避 (Avoid trouble): IBM® 提供の JVM と、Solaris の Sun HotSpot JVM および HP の HP-UX 用 JVM を含む Sun HotSpot ベースの JVM では、JVM ツール・インターフェース (JVMTI) で収集される統計が異なります。gotcha

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