メッセージング・エンジン・ポリシー・アシスタンス
メッセージング・エンジン・ポリシー・アシスタンスは、 必要な動作を提供するためのクラスターでのメッセージング・エンジンの作成および構成に関するガイドを提示します。 また、メッセージング・エンジン・ポリシー・アシスタンスは、関連するコア・グループ・ポリシーとその他の設定も自動的に作成します。 メッセージング・エンジン・ポリシー・アシスタンスは、バス・メンバーとしてクラスターを追加するとき、またはクラスター内のメッセージング・エンジンを管理するときに使用できます。
例えば、メッセージング・エンジン・ポリシーを作成して、 高可用性、スケーラビリティー、またはその 2 つを組み合わせて提供するように構成できます。
3 つの事前定義メッセージング・エンジン・ポリシー・タイプの中から 1 つを選択できます。
これらは、頻繁に使用されるクラスター構成をサポートします。管理コンソールに、
選択したクラスターおよび選択したメッセージング・エンジン・ポリシー・タイプの結果の図が表示されます。
ポリシーを正しく使用するためにさらに変更が必要であれば、
問題を引き起こすおそれのあるコンポーネントに三角形の警告が表示され、解決策を提案するメッセージが表示されます。事前定義メッセージング・エンジン・ポリシーは、以下のとおりです。
- 高可用性。クラスターには、 クラスター内にある他のいずれかのサーバーにフェイルオーバーするように単一のメッセージング・エンジンが構成されています。
- スケーラビリティー。クラスター内のサーバーごとに 1 つのメッセージング・エンジンがあります。 各メッセージング・エンジンは特定のサーバーに制限されていて、フェイルオーバーは構成されていません。
- 高可用性およびスケーラビリティー。クラスター内のサーバーごとに 1 つのメッセージング・エンジンがあります。 各メッセージング・エンジンは、クラスター内のほかの 1 台のサーバーにフェイルオーバーすることができます。 各サーバーは最大 2 つまでのメッセージング・エンジンをホスティングできます。
メッセージング・エンジン・ポリシー・アシスタンスを使用して、カスタム構成を作成することもできます。 この構成で、作成するメッセージング・エンジンの数およびメッセージング・エンジンの動作を制御できます。 このとき、構成の一部を自分で行いますが、 関連するコア・グループ・ポリシーは自動的に作成されます。
メッセージング・エンジン・ポリシー・アシスタンスを使用しない場合、
以下のことを行う必要があります。
- メッセージング・エンジンを作成する
- メッセージング・エンジンのためのメッセージ・ストアを構成する
- メッセージング・エンジンのためのコア・グループ・ポリシーを作成する
- 必要なメッセージング・エンジンの動作を提供するようにコア・グループ・ポリシーを構成する
- マッチング基準を使用してポリシーとメッセージング・エンジンを関連付ける
この手順を理解していて、これまでに使用したことがある場合を除いて、 メッセージング・エンジン・ポリシー・アシスタンスを使用することが推奨されます。