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Intelligent Management: バイナリー・トレース機能のカスタム・プロパティー

セル・カスタム・プロパティーを設定することで、トレースを動的および永続的に変更できます。

次の名前と値の形式で、セル・カスタム・プロパティーを設定します。

表 1. トレース・カスタム・プロパティー
説明
有効範囲 セル
名前 trace.<scopeName>
有効な値 [<condition>;;;]<traceSpec>

トレースの動的な変更の例

セル・カスタム・プロパティーを設定することで、トレースを動的および永続的に変更できます。例えば 、HTTP アフィニティー・プロセッシングおよびロード・バランシングをトレースするには、 次の設定を使用します。

表 2. HTTP アフィニティー・プロセッシングおよびロード・バランシングのトレース
説明
有効範囲 セル
名前 trace.http
有効な値 http.requst.affinity,http.request.loadBalance

または、サーバーの重みの変化 (デフォルトでトレースされる) をトレースするには、 次の設定を指定します。

表 3. HTTP アフィニティー・プロセッシングおよびロード・バランシングのトレース
説明
有効範囲 セル
名前 trace.ODCEvent
有効な値 propertyType = 'server:weight';;;ODC.event

ODC 言語は、nodeType オペランド、propertyType オペランド (<nodeTypeName>:<propertyName> を返す)、および edgeType オペランド (<parentNodeType>:<childNodeType> を返す) をサポートします。すべての ODC イベントは、 グループ ODC.event の中にあります。そのため、条件テストをパスする限り、ODC イベントはトレースされます。

ロード・バランシングを除くすべての HTTP トレースを使用可能にするには、 すべての HTTP トレースをオンにし、次の表に示すように、トレース・レベルを 0 にして、http.request.loadBalance トレースを オフにします。

表 4. ロード・バランシングを含まない HTTP のトレース
説明
有効範囲 セル
名前 trace.http
有効な値 http,http.request.loadBalance=0

オンデマンド・ルーター (ODR) による処理が 100 ミリ秒より長くかかる、すべての SIP メッセージをトレースするには、 次の設定を指定します。

表 5. ロード・バランシングを含まない HTTP のトレース
説明
有効範囲 セル
名前 trace.sip
有効な値 sip.message.slow=100

これらの設定を指定すると、ODR による処理が 100 ミリ秒より長くかかる、 すべての SIP メッセージがトレースされます。この場合、トレース・レベル・フィールドは、 メッセージがトレースされる時点を制御する 時間しきい値フィールドとして使用されることに注意してください。レコード記述は、この場合にレベル値がどのように使用されるかを 記述します。SIP メッセージは、ODR により処理されるレベル (ミリ秒) よりも長くかかりました。 デフォルトのレベルは 300 です。レコード記述によって、レベルの使用方法と、 レコードに対するそれぞれのレベルの意味が明確にされる必要があります。


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ファイル名:rwve_tracecustprop.html