DataPower アプライアンスの置き換え

ある問題が原因で DataPower アプライアンスが正しく機能しなくなった場合、DataPower® アプライアンス・マネージャーを使用して、そのアプライアンスの構成を別のアプライアンスにコピーできます。

始める前に

置き換える DataPower アプライアンスが次の条件を満たしているかどうかを確認します。
  • 装置タイプ、モデル・タイプ、およびライセンス交付を受けたフィーチャーが、このアプライアンスによって置き換えられる DataPower アプライアンスと一致している。DataPower アプライアンス・マネージャーは、管理対象セットのすべてのアプライアンスが均一であることを要求します。
  • DataPower アプライアンス・マネージャーに追加されている。

このタスクについて

トラブルの回避 (Avoid trouble) トラブルの回避 (Avoid trouble): 除去する DataPower アプライアンスが、その管理対象セットの唯一のアプライアンスである場合、そのアプライアンスを除去する前に、代わりのアプライアンスを追加してください。管理対象セットの最後のアプライアンスを除去すると、管理対象セット自体が削除され、共有可能な設定およびドメインのすべてのバージョンが DataPower アプライアンス・マネージャーから除去されます。除去されたバージョンを復旧する方法はありません。gotcha

セキュリティー上の理由により、DataPower アプライアンス・マネージャーでは、鍵や証明書などの Crypto 資料は、作成される共有可能な設定およびドメイン・バージョンには含まれません。 このため、次の手順には Crypto 資料の修復手順は含まれません。アプライアンスを置き換えたら、代わりのアプライアンス用の Crypto 資料を手動で追加する必要があります。

手順

  1. 管理コンソールから、「サーバー」>「DataPower」>「管理対象セット」>とクリックします。
  2. 置き換える DataPower アプライアンスが属する管理対象セットの名前をクリックし、「メンバーシップの編集」をクリックします。
  3. 代わりのアプライアンスを選択し、「追加」をクリックします。
  4. 「同期化」をクリックし、 その管理対象セット全体でファームウェア、共有アプライアンス設定、および管理対象ドメインを手動で同期化します。

    アプライアンス・マネージャーは、管理対象セット内のアプライアンス全体で常にファームウェア、共有アプライアンス設定、および管理対象ドメインが同期されているようにします。 ただし、「同期化」をクリックできる場合は、即時同期を強制的に発生させます。

  5. 「メンバーシップの編集」をクリックし、置き換えるアプライアンスを選択して、「除去」をクリックします。

タスクの結果

代わりのアプライアンスが管理対象セットに追加され、元のアプライアンスが管理対象セットから除去されます。

次のタスク

「サーバー」 > 「DataPower」 > 「タスク」をクリックして、代わりのアプライアンスの管理対象セットへの追加、および元のアプライアンスの管理対象セットからの除去の進捗状況をモニターします。


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