管理者用の新機能
このトピックでは、WebSphere® Application Server traditional を使用している実動サーバー環境をカスタマイズ、管理、モニター、および調整するユーザー用の新機能または変更された機能を中心に説明します。また、アプリケーションのデプロイおよび操作を行うユーザーにも対応しています。
- 並行性の管理
非推奨の機能 (Deprecated feature): 非同期 Bean および CommonJ Timer and WorkManager は、単一タスクを複数タスクとして実行することによってリソース集約型タスクのパフォーマンスを強化できる非同期スケジューリング機能ですが、非推奨になりました。非推奨になったこれらのスケジューリング機能は Concurrency Utilities for Java EE によって置き換えられました。depfeat
Concurrency Utilities for Java EE 1.0 仕様にあるこの機能を使用するように作業マネージャーを構成できます。
管理コンソールのナビゲーションは、
から、 に変更されました。詳しくは、並行性を参照してください。
- Java EE デフォルト・リソースの構成
Java EE 仕様は、製品がそのデフォルト構成内に提供する 6 つのデフォルトのリソースを定義しています。デフォルト・リソースの Java Naming and Directory Interface (JNDI) 名を、構成されたリソースの JNDI 名にバインドすることによって、 Java EE デフォルト・リソース・プロバイダーを構成します。
管理コンソールで、Java EE デフォルト・リソースのバインディングを表示および設定できます。「Java EE デフォルト・リソース」ページにアクセスするには、 をクリックします。
JavaEEDefaultResources グループの wsadmin コマンドおよびパラメーターを使用することでも、 Java EE デフォルト・リソースのバインディングの取得および設定を行うことができます。それらのコマンドおよびパラメーターについては、AdminTask オブジェクトの JavaEEDefaultResources コマンド・グループに説明されています。
- AdminTask オブジェクトの Utility コマンド・グループ
renameCell コマンドを使用して、スタンドアロン・アプリケーション・サーバー、デプロイメント・マネージャー、管理エージェント、ジョブ・マネージャー、および統合ノードのプロファイルのセル名を変更します。
- JPA 仕様レベルの識別および変更
wsadmin ツールまたは管理コンソールを使用して、 サポートされる JPA 仕様レベルおよび JPA プロバイダーについての情報を知ることができます。
製品でサポートされる JPA 仕様レベルおよびデフォルト JPA プロバイダーをリストするには、 wsadmin AdminTask listSupportedJPASpecifications コマンドを実行します。サーバーによって使用される JPA 仕様レベルを識別するには、 AdminTask showJPASpecLevel コマンドを実行します。サーバーによって使用されている JPA 仕様レベルを変更するには、AdminTask modifyJPASpecLevel コマンドを実行します。
管理コンソールで、「デフォルト Java Persistence API 設定」ページの リストから、プロバイダーに使用する JPA 仕様レベルを選択します。