![[z/OS]](../images/ngzos.gif)
RMF ワークロード・アクティビティー・レポートと RMF Monitor III
パフォーマンス・メトリックには、トランザクション速度と応答時間が含まれます。 リソース使用効率には、CPU、I/O (チャネル)、およびストレージ使用効率が含まれます。
- トランザクション/秒
- これは、AVG、MPL、および AVG ENC フィールドに表示され、RMF™ Monitor 期間内の別プログラムの平均数に等しくなります。
- 応答時間
- WLM トランザクションの実際の応答時間は、RMF Monitor の 'TRANS.-TIME SS.TTT' 列に表示され、ミリ秒で測定されます。(これには、WLM キューでの待ち時間も含まれます。)
- サービス率
- CPU サービス単位におけるリソース使用率、および 1 秒あたりのサービス単位数 APPL% フィールドには、 サービス (レポート) クラス内の作業を駆動するのに必要なプロセッサー・エンジン (CP) の数が表示されます。
コントローラー領域の例: 以下に、
開始クラスのジョブ名に基づく STC 分類規則に従って特定のレポート・クラスが割り当てられたすべての WebSphere® コントローラー領域のレポートを示します。
システム内でアクティブなトランザクションは 1 つだけであり、応答時間の数値はありません。
また、その作業をサポートするにはプロセッサー・エンジンの 37.2% が必要となっています。
TRANSACTIONS TRANS.-TIME SS.TTT ---SERVICE-- --SERVICE RATES-- AVG 1.00 ACTUAL 0 IOC 0 ABSRPTN 89615 MPL 1.00 EXECUTION 0 CPU 522567 TRX SERV 89615 ENDED 0 QUEUED 0 MSO 10159K TCB 39.9 END/S 0.00 R/S AFFINITY 0 SRB 61728 SRB 4.7 #SWAPS 0 INELIGIBLE 0 TOT 10743K RCT 0.0 EXCTD 0 CONVERSION 0 /SEC 89630 IIT 0.0 AVG ENC 0.00 STD DEV 0 HST 0.0 REM ENC 0.00 APPL % 37.2
サーバント領域の例: これは、開始クラスのジョブ名に基づいて、STC 分類規則に従って特定のレポート・クラスが割り当てられたすべての WebSphere サーバント領域についてのレポートです。
システム内でアクティブなトランザクションは 2 つだけで (2 つのサーバント領域があったことを意味します)、
応答時間の数値はありません。
また、その作業をサポートするにはプロセッサー・エンジンの 10% が必要となっています。
TRANSACTIONS TRANS.-TIME SS.TTT ---SERVICE-- --SERVICE RATES-- AVG 2.00 ACTUAL 0 IOC 0 ABSRPTN 122075 MPL 2.00 EXECUTION 0 CPU 143957 TRX SERV 122075 ENDED 0 QUEUED 0 MSO 29113K TCB 11.0 END/S 0.00 R/S AFFINITY 0 SRB 12460 SRB 1.0 #SWAPS 0 INELIGIBLE 0 TOT 29270K RCT 0.0 EXCTD 0 CONVERSION 0 /SEC 244192 IIT 0.0 AVG ENC 0.00 STD DEV 0 HST 0.0 REM ENC 0.00 APPL % 10.0
WebSphere トランザクション (別プログラム) の例: これは、この特定のレポート・クラスで別プログラムとして稼働する実際の WebSphere トランザクション作業に関するレポートです。システムでアクティブなこれらのタイプのトランザクションの平均数は 241.52 で、平均応答時間は 276 ミリ秒であり、この作業をサポートするには 2.129 のプロセッサー・エンジンが必要となっています。
TRANSACTIONS TRANS.-TIME SS.TTT ---SERVICE-- --SERVICE RATES-- AVG 241.52 ACTUAL 276 IOC 0 ABSRPTN 115 MPL 241.52 EXECUTION 272 CPU 3343K TRX SERV 115 ENDED 106717 QUEUED 4 MSO 0 TCB 255.5 END/S 890.32 R/S AFFINITY 0 SRB 0 SRB 0.0 #SWAPS 0 INELIGIBLE 0 TOT 3343K RCT 0.0 EXCTD 0 CONVERSION 0 /SEC 17 IIT 0.0 AV ENC 241.52 STD DEV 66 HST 0.0 REM ENC 0.00 APPL % 212.9
遅延の例: 次のレポートの QMPL フィールドは、
サーバー領域が WLM キューから作業を選択するのをサーバーが待機していることを意味します。
以下に、作業が CPU の処理を待機する時間の 23.5%、
およびサーバント領域の処理を待機する時間の 12.6% 遅延していることを示すキュー遅延レポートを示します。
EX PERF AVG --USING%-- ----- EXECUTION DELAYS % ----- VEL INDX ADRSP CPU I/O TOTAL CPU QMPL GOAL 40.0% ACTUALS 45.3% .89 13.4 0.1 0.0 36.1 23.5 12.6
開始クラスの種別の例: 以下は、WebSphere サーバー領域内の別プログラム以外の時間の分類に使用できる WLM の STC 分類規則/パネルの例です。
ジョブ名 WSPRODC を持つ WebSphere 実働コントローラー領域にはサービス・クラス STCCR およびレポート・クラス RCTLREG が割り当てられ、ジョブ名 WSPRODC を持つ実動コントローラー領域にはサービス・クラス STCSR およびレポート・クラス RSRVREG が割り当てられ、
WSTare で始まるジョブ名を持つテスト領域 (サーバントおよびコントローラー) にはサービス・クラス STCWSTST およびレポート・クラス RWSTST が割り当てられています。
Subsystem Type . . . . . . . : STC Description . . . . . . . . . All started tasks -------Qualifier------------- -------Class-------- Type Name Start Service Report Type Name Start Service Report DEFAULTS: STCMED__ RSTCMED_ 1 TNG WSPRODC ___ STCCR___ RCTLREG_ 1 TNG WSPRODS ___ STCSR___ RSRVREG_ 1 TNG WST* ___ STCWSTST RWSTST__