アプリケーション・プロファイルのインターオペラビリティー

5.x 互換モードにおいてアプリケーション・プロファイルを使用した場合と、 製品バージョンが混合し、プラットフォームが混合しているようなクラスター環境でアプリケーション・プロファイルを使用した場合とでは、 振る舞いに与える影響が異なります。

5.x 互換モードの影響

アプリケーション・プロファイルは、前方 互換性をサポートします。 以前のバージョンの WebSphere Application Server (Enterprise Edition 5.0 または WebSphere Business Integration Server Foundation 5.1) で作成されたアプリケーション・プロファイルは、 アプリケーション・プロファイル 5.x 互換モード属性がオンになっている場合のみ、WebSphere Application Server バージョン 6 またはそれ以降のバージョンで実行できます。 5.x 互換モード属性がオフになっている場合は、バージョン 5 のアプリケーション・プロファイルは、予期しない振る舞いを示す可能性があります。

[AIX Solaris HP-UX Linux Windows][z/OS]5.x 互換モードについて詳しくは、『アプリケーション・プロファイルのサービス設定』トピックを参照してください。

同様に、WebSphere Application Server の最新バージョンを使用して作成したアプリケーション・プロファイルは、 バージョン 5 またはそれよりも前のバージョンとは互換性がありません。 バージョン 6.x のサーバーで実行されるアプリケーション・プロファイルを使用して構成されたアプリケーションが、 アプリケーション・プロファイル 5.x 互換モード属性をオンにしている場合でも、 バージョン 5 のサーバーで実行されるプロファイルを使用して構成されたアプリケーションと対話することはできません。

注: アプリケーション・プロファイル・サービスのコンソール・ページで 5.x 互換モード属性を選択した場合、J2EE 1.3 アプリケーションで構成されたタスクは、必ずしも作業単位に関連付けられてはおらず、 任意に適用し、指定変更することができます。 これは、推奨される操作モードではなく、データベース・アクセス中に予期しないデッドロックが発生する場合があります。 タスクは、 アプリケーション・プロファイル 5.x 互換モードで稼働するアプリケーションと、 互換モードで稼働しないアプリケーションとの間の要求で通信は行いません。

バージョン 6.x クライアントが、アプリケーション・プロファイル 5.x 互換モードで実行するアプリケーションと対話するためには、クライアント・プロセスで appprofileCompatibility システム・プロパティーを true に設定する必要があります。 これは、launchClient コマンドを呼び出すときに -CCDappprofileCompatibility=true オプションを指定することにより可能になります。

クラスター化された環境に関する考慮事項

製品のバージョンおよびプラットフォームが混在しているようなクラスター環境では、 アプリケーション・プロファイルで構成されたアプリケーションは、予期しない振る舞いを示すことがあります。 これは、前のバージョンのサーバー・メンバーが、バージョン 6.x のアプリケーション・プロファイルを サポートできないためです。

クラスター化された環境に、バージョン 5.x および 6.x のサーバー・メンバーが含まれており、 アプリケーションがアプリケーション・プロファイルで構成されている場合は、 バージョン 6 のサーバー・メンバーでアプリケーション・プロファイル 5.x 互換モード属性をオンにする必要があります。 この場合でも、このクラスターは、バージョン 5 のアプリケーション・プロファイルの振る舞いしかサポートできません。 クラスター環境でバージョン 6 のアプリケーション・プロファイルで構成されたアプリケーションをサポートするには、 クラスター内のすべてのサーバー・メンバーをバージョン 6.x レベルにする必要があります。

WebSphere Application Server Enterprise Edition バージョン 5.0.2

WebSphere Application Server Enterprise Edition 5.0.2 を使用している場合は、WebSphere Application Server バージョン 5 サービス・パック 7 またはそれ以降のサービス・パックを適用して、 アプリケーション・プロファイル・インターオペラビリティーを使用可能にする必要があります。


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