バス・プロパティーの構成

バスが処理できるメッセージの数、メッセージを破棄する時期、およびバスがどのメッセージング・エンジンと通信可能かを構成することができます。 また、メッセージング・エンジンを再始動せずにバスに対して行うことができる変更を指定することもできます。

このタスクについて

バスを作成した後に、バス・プロパティーの構成を行います。 バスのプロパティーを構成するには、管理コンソールを使用して以下のステップを実行します。

手順

  1. サービス統合 ->「バス」 -> 「bus_nameをクリックします。
  2. バスの以下のプロパティーを指定します。
    説明
    内部エンジン・トランスポート・チェーン

    トランスポート・チェーンは、サーバーのメッセージング・エンジン・インバウンド・トランスポート 設定で定義したトランスポート・チェーンのいずれかと一致する必要があります。サーバーにはすべて、いくつかのトランスポート・チェーンが自動的に定義されています。 新規のトランスポート・チェーンを作成することもできます。

    トランスポート・チェーンの名前を指定する場合、バスでメッセージング・エンジンをホストするすべてのサーバーに対して、そのチェーンを定義する必要があります。 定義しないと、一部のメッセージング・エンジンがバスのピアと通信できない場合があります。

    許可されたチェーンの使用が実行されていて、プロトコルがバス間通信で指定されていない場合、InboundSecureMessaging が InboundBasicMessaging の代わりに想定されます。これをオーバーライドするには、バス構成内にプロトコル属性を設定します。 InboundSecureMessaging が許可されたチェーンでない場合は、エラーが発生します。

    メッセージを破棄する
    キューが削除された後、データ・ストアに残されているそのキューのメッセージの廃棄を指示する場合に、このオプションを選択します。
    構成の再ロードを使用可能にする
    このオプションを選択すると、 バス上のすべてのメッセージング・エンジンで構成情報の自動更新が有効になります。

    バス宛先またはメディエーションに対する変更は、宛先またはメディエーションがバスに追加されたり、バスから除去されたときに適用されます。

    外部バス接続に関する変更可能な構成情報の変更も自動的に更新されます。この変更がどの時点で有効になるかは、以下のように異なります。

    外部バス接続のプロパティー
    即時
    WebSphere® MQ リンクのプロパティー
    チャネルの再始動時 (ただし、「説明」(即時) および「初期状態」(メッセージング・エンジンの再始動時) を除く)
    MQ 送信側チャネルのプロパティー
    チャネルの再始動時 (ただし、「初期状態」(メッセージング・エンジンの再始動時または送信側チャネルの作成時) を除く)
    MQ 受信側チャネルのプロパティー
    チャネルの再始動時 (ただし、「初期状態」(メッセージング・エンジンの再始動時または受信側チャネルの作成時) を除く)
    パブリッシュ/サブスクライブ・ブローカー・プロファイル (0 から n) のプロパティー
    即時
    サービス統合バス・リンクのプロパティー
    リンクの再始動時 (ただし、「説明」(即時) および「初期状態」(メッセージング・エンジンの再始動時またはリンクの作成時) を除く)

    アプリケーション・サーバーで構成の動的更新を実行するには、 「サーバー」 ->「サーバー・タイプ(Server Types)」 ->「WebSphere Application Server (WebSphere application servers)」 -> 「server_name -> [サーバー・メッセージング (Server messaging)]「SIB サービス (SIB service)」をクリックし、「構成の再ロードを使用可能にする」を選択します。

    各ノードで構成の動的更新が行われるようにするには、 システム管理 ->「コンソール設定」をクリックして「コンソール設定」ウィンドウを表示し、 「変更をノードと同期する」を選択します。

    デフォルト・メッセージング・エンジンのメッセージの高しきい値
    メッセージング・エンジンがバス上に作成される際、メッセージング・エンジンのメッセージしきい値 (デフォルトで高くに設定されます) を設定するのにこのプロパティーの値が使用されます。
  3. 必要に応じて、バスのトポロジー、宛先リソース、Web サービス、および追加のプロパティーを指定します。 監査メッセージ数を制限するには、以下の値のうちの 1 つを指定して audit.bus.authentication というカスタム・プロパティーを追加します。
    • all (バスに対するすべての認証を監査します)
    • failure (バスに対する認証のうち、失敗したものだけを監査します)
    • none (バスに対するどの認証も監査しません)
  4. 「OK」をクリックします。
  5. 変更をマスター構成に保存します。

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