wsadmin スクリプト・ツールに関連する管理の問題
wsadmin ツールを開始または使用する際に問題が発生する場合は、この情報を使用します。
- WASX7016E、WASX7017E、または WASX7209I: Jython スクリプト言語エラー
- wsadmin コマンド行ユーティリティーを立ち上げようとすると、「WASX7023E: ホストへの "SOAP" 接続の作成エラー」のようなエラーが発生する。
- wsadmin コマンドから、「com.ibm.bsf.BSFException: Jacl 式の評価中のエラー: クラス com.ibm.ws.scripting.AdminConfigClient にメソッド "<command name>" がありません」が戻される。
- 「wsadmin -c ..」コマンドを実行すると、無効なコマンドを示す WASX7022E が戻される。
- com.ibm.ws.scripting.ScriptingException: WASX7025E: ストリング "" の形式が誤りです。ObjectName を作成できません。
Windows プラットフォームの wsadmin コマンドから「入力行が長すぎます」というエラーが戻される。
- WASX701E: "scriptName.jacl" の実行中に 例外を受け取りました。例外情報: com.ibm.bsf.BSFException: error while evaluating Jacl expression: missing close-bracket
WASX7015E: コマンド "source c: ..." を実行中に例外が発生しました。例外情報: com.ibm.bsf.BSFException: error while evaluating Jacl expression: couldn't read file "c: ..."
- アウトバウンド・サービスの削除後に予期しないエラー CWSIV0806E が WebSphere ログに表示される
- 分離文字例外
- ファイル転送サービスでの認証の使用可能化
- 「$AdminConfig list」の出力フォーマットが V6.0 で変更された
- 既存の 6.0 プロファイルを使用している場合、V6.0.2 サービスの適用後にユーザー ID とパスワードを求めるプロンプトが出されない
- $AdminApp searchJNDIReferences コマンドをメッセージ宛先の Java Naming and Directory Interface (JNDI) 名を使用して実行すると、メッセージ宛先参照が戻されない
- AWXJR0006E: ファイル {0} が検出されませんでした。
WASX7022E: コマンド "import sys" の実行エラー。例外情報: com.ibm.bsf.BSFException: unable to load language
WASX7017E: ファイル "<application stopping script>" の実行中に例外を受け取りました。例外情報: javax.management.MBeanException com.ibm.ws.exception.RuntimeWarning: アプリケーション <appname> は始動していません
wsadmin コマンド・モードに入ることができない場合は、wsadmin -c "$Help wsadmin" を実行してヘルプを表示し、コマンドが正しく入力されているかどうかを確認してください。
wsadmin コマンド・モードに入ることができない場合は、wsadmin -c "\¥Help wsadmin" を実行してヘルプを表示し、コマンドが正しく入力されているかどうかを確認してください。
- wsadmin コマンド・プロンプトを表示できたら、$Help help を入力して、特定のコマンドを正しく使用しているかどうかを確認してください。
- wsadmin コマンドは、Jacl (Java コマンド言語) のスーパーセットです。これは、Tcl コマンド言語の Java ベースの実装になっています。 wsadmin コマンドを超えた Jacl 構文の詳細については、Tcl developers' Xchange を参照してください。 Tcl の Java の実装に関する特定の詳細については、The Tcl/Java Project を参照してください。
- install_dir/profiles/profile_name/logs/wsadmin.traceout ファイルを参照して、手掛かりを探します。
- 新規の wsadmin セッションが開始すると、wsadmin.traceout がリフレッシュ (既存のログ・レコードが削除) される点に留意してください。
- wsadmin から戻されたエラーが入力したコマンドに該当しない場合 (例えば、コマンド行で「-host myhost」と指定していないのに、ホスト「myhost」への接続の作成エラーを示す WASX7023E を受け取った場合など) は、wsadmin の使用したプロパティー・ファイルを調べて、指定されたプロパティーを判別してください。 ロードされたプロパティー・ファイルがわからない場合は、wsadmin.traceout ファイルで WASX7326I メッセージを探してください。ロードされたプロパティー・ファイルごとに、これらのメッセージが 1 つあります。
これらのステップのいずれも問題を修正できない場合は、使用可能なオンライン・サポート (ヒント、技術文書、およびフィックス) を見て、問題が判別され、文書化されているかどうかを確認します。問題がリストされていない場合は、IBM サポートに連絡してください。
WASX7016E、WASX7017E、または WASX7209I: Jython スクリプト言語エラー
以下のエラーは、この Jython スクリプトを実行すると発生する場合があります。
Jython スクリプト
"profile_root/bin/wsadmin.sh
-lang jython -profile profile_name -host host_name -f
script_file.py"
エラー・メッセージ
WASX7209I: ノード node_name のプロセス "server1" に、SOAP コネクターを使って接続しました。
プロセスのタイプは UnManagedProcess です。
WASX7016E: Exception received while reading file
"script_file.py"; exception information:
sun.io.MalformedInputException
WASX7017E: Exception received while running file
"script_file.py"; exception information:
com.ibm.bsf.BSFException: exception from Jython: Traceback
(innermost last): File "<string>" line 89, in ? NameError: log
- ファイルで新規テキスト・リーダーを開きます。
- 一度に 1 つの文字を読み取ります。
- 無効な文字を印刷します。
- バック文字を押すと、例外を受け取り、エラーを引き起こしている文字が判明します。
- 無効な文字をすべて除去し、スクリプトを再度実行します。
wsadmin コマンド行ユーティリティーを立ち上げようとすると、「WASX7023E: ホストへの "SOAP" 接続の作成エラー」のようなエラーが発生する
デフォルトでは wsadmin ユーティリティーは、始動時にアプリケーション・サーバーに接続しようとします。これは、実行中のアプリケーション・サーバーに作用するコマンドがあるためです。このエラーは、その接続が確立できなかったことを示します。
アプリケーション・サーバーが稼働中であるかどうかが不明な場合は、コマンド・プロンプトから startserver servername と入力して、アプリケーション・サーバーを始動します。アプリケーション・サーバーが既に稼働している場合は、「ADMU3027E: An instance of the server is already running」のようなエラーが表示されます。
アプリケーション・サーバーが稼働中であるかどうかが不明な場合は、コマンド・プロンプトから startserver.sh server short name と入力して、アプリケーション・サーバーを始動します。アプリケーション・サーバーが既に稼働している場合は、「ADMU3027E: An instance of the server is already running」のようなエラーが表示されます。
WebSphere Application Server Network Deployment の構成を実行する場合は、 まず install_dir/bin ディレクトリーから startManager または startManager.sh を実行して、デプロイメント・マネージャーを開始する必要があります。 これにより、即時に wsadmin を起動してデプロイメント・マネージャーに接続するか、 または接続先のノードとアプリケーション・サーバーを開始できます。
z/OS の構成を実行している場合は、 最初に MVS コンソール上でコマンド・プロンプトから次のコマンドを実行して、 デプロイメント・マネージャーを開始する必要があります。
START dmgr_proc_name,JOBNAME=server_short_name, ENV=cell_short_name.node_short_name.server_short_name
注: このコマンドは 1 行で入力する必要があります。ここでは、表示の都合上、複数行 に分けて示してあります。これにより、即時に wsadmin を起動してデプロイメント・マネージャーに接続するか、 または接続先のノードとアプリケーション・サーバーを開始できます。
- アプリケーション・サーバーが稼働中で、まだこのエラーを受け取る場合は、以下のようにしてください。
- リモート側 (つまり、WebSphere Application Server を稼働しているマシンとは異なるマシン) で実行している場合は、wsadmin コマンドで -host hostname オプションを使用して、wsadmin に正しい物理サーバーを指示する必要があります。
- -host オプションを使用している場合は、wsadmin を起動しようとしているマシンのコマンド行からサーバー・マシンを ping し、ファイアウォールなどの接続に問題がないことを確認してください。
- 正しいポート番号を使用して、WebSphere Application Server プロセスに接続していることを確認します。
- wsadmin ツールの起動時に (-port オプションを使用して) ポート番号を指定しない場合、wsadmin ツールは、install_dir/profiles/profile_name/properties/wsadmin.properties ファイルの property name=com.ibm.ws.scripting.port (デフォルト値 =8879) で指定されたデフォルトのポートを使用します。
wsadmin が送信時に使用するポートは、wsadmin が接続しようとしているサーバー・プロセスによって異なります。
単一サーバーのインストール・システムの場合、 wsadmin は、デフォルトではアプリケーション・サーバー・プロセスに接続しようとします。ポート番号を検査するには、以下のようにします。- profile_root/config/cells/"cell_name"/nodes/node_name/serverindex.xml ファイルで、serverType="APPLICATION_SERVER" プロパティーを含むタグを探します。
- そのタグ内で、プロパティー endPointName="SOAP_CONNECTOR_ADDRESS" のあるエントリーを探します。
- そのタグ内で、"port" プロパティーを探します。これが、wsadmin が送信時に使用するポートです。
WebSphere Application Server Network Deployment のインストールで、WebSphere Application Server Network Deployment インストール時に bin ディレクトリーから起動された wsadmin は、 デフォルトではデプロイメント・マネージャーに要求を送信しようとします。ポート番号を検査するには、以下のようにします。- デプロイメント・マネージャーがインストールされているノードのホスト名を取得します。
- そのホスト名を使用して、profile_root/config/cells/cell_name/nodes/node_name/serverindex.xml ファイルを調べ、serverType="DEPLOYMENT_MANAGER" プロパティーを含むタグを探します。
- そのタグ内で、プロパティー endPointName="SOAP_CONNECTOR_ADDRESS" を持つエントリーを探します。
- そのタグ内で、"port" プロパティーを探します。これが、wsadmin ツールが送信時に使用するポートです。
セキュリティーを使用可能にする場合、スクリプト・クライアントを呼び出す TSO または telnet ユーザー ID に、ssl.client.props ファイルに指定された名前別の鍵リングがあることを確認してください。SSL 接続を設定するためには、鍵リングが正しくなければなりません。鍵リングのデフォルト名は WASKeyring です。この鍵リングには、管理サーバーの認証局証明書が含まれます。
wsadmin コマンドから、"com.ibm.bsf.BSFException: error while eval'ing Jacl expression: no such method command name in class com.ibm.ws.scripting.AdminConfigClient" が戻される。
このエラーは、通常、コマンド名のミススペルが原因です。$AdminConfig help コマンドを使用して、使用できるコマンドについての情報を入手してください。コマンド名には大/小文字の区別があることに注意してください。
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「wsadmin -c ...」コマンドを実行すると、無効なコマンドを示す WASX7022E が戻される
-c の後のコマンドが有効である場合は、UNIX 環境で、wsadmin -c を使用してドル記号を含むコマンドを起動したため、シェルが変数置換を行おうとしたことが問題の原因である可能性があります。これが問題になっていることを確認するには、そのコマンドにエスケープしていないドル記号が含まれているかどうか (例えば wsadmin -c "$AdminApp install ....") を確認します。
この問題を訂正するには、円記号を使ってドル記号をエスケープします。例えば、wsadmin -c "¥$AdminApp install ..."のようにします。
![[z/OS]](../images/ngzos.gif)
「"wsadmin -c ..."」コマンドを実行すると、無効なコマンドを示す WASX7022E が戻される
-c の後のコマンドが有効である場合は、 シェルが変数置換を行おうとしたことが問題の原因である可能性があります。 変数置換が発生する可能性があるのは、Unix システム・サービスで wsadmin -c が、ドル記号を含み、 二重引用符で囲まれたコマンドを呼び出した場合です。 これが問題になっていることを確認するには、そのコマンドにエスケープしていないドル記号が含まれているかどうか (例えば wsadmin -c "$AdminApp install ....") を確認します。
com.ibm.ws.scripting.ScriptingException: WASX7025E: ストリング """" の形式が誤りです。ObjectName を作成できません
このエラーの原因の 1 つとして、オブジェクト名に空のストリングが指定されたことが考えられます。あるスクリプト・ステートメントを使用してオブジェクト名を作成し、次のステートメント (「invoke」コマンドまたは「getAttribute」コマンドなど) でその名前を使用したが、最初のステートメントで実際にオブジェクト名が戻されたかどうかをチェックしなかった場合に、このエラーが発生することがあります。 例えば、次のような場合です (次のサンプルでは、サンプル・スクリプトを作成するために、wsadmin Jacl 拡張だけでなく、基本の Jacl コマンドも使用しています)。
#let's misspell "Server"
set serverName [$AdminControl queryNames type=Srever,*]
$AdminControl getAttributes $serverName
このエラーを訂正するには、 オブジェクト名のストリングを使用する前に、それに値が指定されていることを確認します。 以下に例を示します。
set serverName[$AdminControl queryNames node=mynode,type=Server,name=server1,*]
if {$serverName == """"} {puts "queryNames returned empty - check query argument"}
else {$AdminControl getAttributes $serverName}
wsadmin コマンドを超えた Jacl 構文の詳細については、Tcl 開発者サイト、http://www.tcl.tk を参照してください。
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Windows プラットフォームの wsadmin コマンドから「入力行が長すぎます」というエラーが戻される
このエラーは、wsadmin.bat コマンドに使用しているプロファイルのパスが長いために、Windows コマンド行の限界である 2048 文字を超えたことを示します。このエラーは、Windows コマンド・プロンプトで wsadmin を実行中、または .bat ファイル、ant ビルド・ファイル、またはプロファイル管理ツールから wsadmin を呼び出しているときに発生します。 このエラーが、wsadmin をプロファイル管理ツール以外の方法で実行したときに発生した場合、Windows の subst コマンドを使用して問題を回避します。このコマンドを実行すると、パス全体を仮想ドライブにマップできます。 subst コマンドの構文を確認するには、Windows のコマンド・プロンプトから help subst と入力します。
SET CUR_DIR=%cd%
cd /d "%~dp0.."
SET WAS_HOME=%cd%
cd /d "%CUR_DIR%"
@REM add the following two lines to workaround Windows 2K command line length limit
subst w: %WAS_HOME%
set WAS_HOME=w:
...
...
SET WAS_USER_PROFILE=...
SET USER_INSTALL_ROOT=...
SET WAS_HOME=app_server_root
SET JAVA_HOME=app_server_root¥java
@REM add the following three lines to workaround Windows 2K command line length limit
subst w: %WAS_HOME%
set WAS_HOME=w:
set JAVA_HOME=%WAS_HOME%¥java
...
...
プロファイル管理ツールを実行中にこのエラーが発生した場合、プロファイル管理ツールを再実行して、より短いプロファイル名のより短いプロファイル・パスを指定する必要があります。 この処置で問題が修正されない場合は、WebSphere Application Server インストール済み環境の bin ディレクトリーにある setupCmdLine.bat ファイルを編集する手順と同じ手順を実行してください。 ファイルを編集後に、プロファイル管理ツールを再実行します。 問題が解決しない場合は、より短いインストール・ルート・ディレクトリー・パスを使用して、WebSphere Application Server を再インストールしてください。
IBM サポートの資料を利用すると、 この問題の解決に必要な情報収集の時間を節約できます。 PMR を開く前に、IBM サポート・ページを参照してください。
WASX701E: ファイル"scriptName.jacl"の実行中に例外を受け取りました。例外情報: com.ibm.bsf.BSFException: error while evaluating Jacl expression: missing close-bracket
このエラーは、スクリプト・クライアントに参照されるコード・ページと Jacl スクリプトが書き込まれているコード・ページの混同が原因で発生します。
- スクリプトが、OEDIT エディターを使用して OMVS インターフェースに書かれている場合、コード・ページは IBM-037 です。この場合、-Dscript.encoding=Cp037 にオプションを設定します。
- スクリプトが、VI エディターを使用して OMVS インターフェースへの Telnet セッションで書かれている場合、コード・ページは IBM-1047 です。この場合、-Dscript.encoding=Cp1047 にオプションを設定します。
- スクリプトがパーソナル・コンピューター上、またはその他 ASCII マシン上に書かれ、テキスト・ファイルとしてホストへ転送される場合、コード・ページは IBM-1047 です。この場合、-Dscript.encoding=Cp1047 にオプションを設定します。
- スクリプトがパーソナル・コンピューター上、またはその他 ASCII マシン上に書かれ、バイナリー・フォーマットでホストへ転送される場合、コード・ページは ISO-8859-1 (ASCII) です。この場合、デフォルトが ASCII なので、オプションを設定する必要はありません。このエラーに関しては、他に考えられる原因を検討する必要があります。
![[AIX Solaris HP-UX Linux Windows]](../images/dist.gif)
![[IBM i]](../images/iseries.gif)
WASX7015E: コマンド "source c: ..." を実行中に例外が発生しました。例外情報: com.ibm.bsf.BSFException: error while evaluating Jacl expression: couldn't read file "c: ..."
このエラーは、Windows® 環境で、wsadmin コマンドを実行して Jacl スクリプトをソースとする場合に、 スラッシュ ( / ) の代わりに円記号 ( ¥ ) を使用すると発生します。 このファイル・パスには、例えば、
のように円記号 (¥) を含めることができません。このファイル・パスでは、例えば、 のように、 スラッシュ ( / ) を分離文字として使用する必要があります。この問題を修正するには、Windows 環境で Jacl スクリプトの場所を指定するために wsadmin コマンドを使用する際に、次のように、ファイル・パスでスラッシュ ( / ) を使用します。
app_server_root\bin>wsadmin
WASX7209I: Connected to process "dmgr" on node sunCellManager01
using SOAP connector; The type of process is:
DeploymentManager WASX7029I: For help, enter: "$Help help"
wsadmin>source c:/temp/test.jacl
アウトバウンド・サービスの削除後に予期しないエラー CWSIV0806E が WebSphere ログに表示される
このエラーは、エンドポイントのアクティブ化のバス FVTSIBus01 のメッセージング・エンジン trueliesNode01.server1-FVTSIBus01 の宛先 MPOutBoundServicePortDestination に対して例外が発行された場合に発生します。
com.ibm.websphere.sib.exception.SINotPossibleInCurrentConfigurationException: CWSIP0111E: 名前 MPOutBoundServicePortDestination の宛先は、メッセージング・エンジン {1} で削除されています。
このエラーは無害なため、無視してもかまいません。
Separator exception
パス区切り文字にはスラッシュ (/) を使用する必要があります。円記号 (¥) は機能しません。
ファイル転送サービスでの認証の使用可能化
ファイル転送サービスは、ロール・ベースの認証を提供します。2 つのバージョンのファイル転送 Web アプリケーションが提供されています。 デフォルトでは、その呼び出し元を認証しないバージョンがインストールされています。 このデフォルトを使用すると、 WebSphere Application Server Network Deployment バージョン 5.0 と バージョン 5.0.1 以降との間の互換性がサポートされます。 ファイル転送アプリケーションの無許可使用を防止するため、 ファイル転送の認証をオンにしておくことをお勧めします。 ただし、WebSphere Application Server Network Deployment 環境内に バージョン 5.0 クライアントが存在している場合、グローバル・セキュリティーがオンになっていると、 バージョン 5.0 クライアントは、保護されたファイル転送アプリケーションと通信することができません。
WebSphere Application Server バージョン 6.x では、 混合セルがサポートされ、ファイル転送はシステム・アプリケーションとなりました。 セル内のすべてのノードがバージョン 5.0.1 以降である場合、 デプロイメント・マネージャーでファイル転送アプリケーションを再デプロイすることによって、 ファイル転送サービスにおける認証をアクティブにすることができます。 互換性のあるバージョンは、${app_server_root}/systemApps/filetransfer.ear ディレクトリーに用意されています。 セキュア・バージョンは、${app_server_root}/systemApps/filetransferSecured.ear ディレクトリーに用意されています。
ファイル転送の再デプロイを支援するために、wsadmin Jacl スクリプトが用意されています。 このスクリプトは redeployFileTransfer.jacl で、${app_server_root}/bin ディレクトリー内にあります。 デプロイメント・マネージャーとすべてのノードを バージョン 5.0.1 以降にした後、このスクリプトを実行することにより、保護ファイル転送サービスをデプロイできます。 このスクリプトを bin ディレクトリーから実行するための構文は、次のとおりです。
wsadmin -profile redeployFileTransfer.jacl -c "fileTransferAuthenticationXxx cell_name node_name server_name
ここで、"Xxx" は "On" または "Off" です。
wsadmin -profile redeployFileTransfer.jacl -c
"fileTransferAuthenticationOn managedCell managedCellManager dmgr"
またはwsadmin -profile redeployFileTransfer.jacl -c
"fileTransferAuthenticationOn baseCell base server1"
wsadmin -profile redeployFileTransfer.jacl -c
"fileTransferAuthenticationOff managedCell managedCellManager dmgr"
またはwsadmin -profile redeployFileTransfer.jacl -c
"fileTransferAuthenticationOff baseNodeCell baseNode server1"
「$AdminConfig list」の出力フォーマットが V6.0 で変更された
$AdminConfig list Node のように、 $AdminConfig list の出力を構文解析するスクリプトがある場合、「Node not found」などのエラーを受け取る場合があります。スクリプトは、$AdminConfig; の出力を構文解析しないようにする必要があります。ただし、この構文解析を行うスクリプトがある場合は、出力フォーマットに変更を反映させるために、 そのスクリプトを WebSphere Application Server V6.0 用に更新する必要があります。
既存の 6.0 プロファイルを使用している場合、V6.0.2 サービスの適用後にユーザー ID とパスワードを求めるプロンプトが出されない
セキュリティーが有効な場合、.bat ファイルの実行にはユーザー ID とパスワードが必要です。V6.0.2 では、ユーザー ID とパスワードがコマンド行で指定されなかった場合に、それらを求めるプロンプトを出す新しいフィーチャーが導入されました。 ただし、このフィーチャーは、6.0 レベルで作成されたプロファイルでは使用できません。
V6.0 レベルで作成されたプロファイルのプロパティー・ファイルは、V6.0.2 リフレッシュ・パックを適用しても更新されません。
- V6.0.2 サービスの適用後に新規プロファイルを作成します。 この新規プロファイルには、更新されたすべてのプロパティー・ファイルが含まれているため、ユーザー ID とパスワードを求めるプロンプトが出されます。
- 既存の V6.0 プロファイルを保持しながら、新しいプロンプトのフィーチャーを使用する場合は、以下の 3 つのファイルを手動で更新する必要があります。
- app_server_root/properties/soap.client.props に、以下の行を追加します。
com.ibm.SOAP.loginSource=prompt
- app_server_root/properties/wsjaas_client.conf に、以下の行を追加します。
WSAdminClientLogin { com.ibm.ws.security.common.auth.module.proxy.WSLoginModuleProxy required del egate=com.ibm.ws.security.common.auth.module.WSAdminClientLoginModuleImpl; };
- app_server_root/bin/setupCmdLine.bat に、以下の行を追加します。
SET JAASSOAP=-Djava.security.auth.login.config=app_server_root/properties/wsjaas_client.conf
- app_server_root/properties/soap.client.props に、以下の行を追加します。
$AdminApp searchJNDIReferences コマンドをメッセージ宛先の Java Naming and Directory Interface (JNDI) 名を使用して実行すると、メッセージ宛先参照が戻されない
この問題は、コマンド $AdmnApp searchJNDIReferences を、メッセージ宛先の JNDI 名を使用して実行すると発生します。 このコマンドは、アプリケーションのデプロイメント記述子で定義されているメッセージ宛先参照を収集できません。 アプリケーション・サーバーに対して構成したメッセージ宛先は、1 つのエレメントではなく、メッセージ駆動型 Bean (MDB) およびメッセージ宛先参照の 2 つのエレメント上のメッセージ宛先リンクで定義されています。
現在、この問題に対する予備手段はありません。 $AdmnApp searchJNDIReferences コマンドは、2 つのエレメント上に定義されているメッセージ宛先の参照を戻すことができません。
AWXJR0006E: ファイル {0} が検出されませんでした。
[12/7/05 17:09:51:266 CST] 0000000a SystemOut O AWXJR0006E ファイル
C:¥cc_was602¥WebSphere¥AppServer¥profiles¥AppSrv01¥etc¥tam¥amwas.t54Node01_.amjacc.pr
operties が見つかりませんでした。
[12/7/05 17:09:51:266 CST] 0000000a distSecurityC E SECJ0391E: ポリシー・オブジェクトを
プロバイダーのポリシー実装 {0} に設定していてエラーが発生しました。例外は {1} です。
[12/7/05 17:09:51:281 CST] 0000000a distSecurityC E SECJ0324E: Java 2 セキュリティーと
動的ポリシーの初期化中のエラー。
wsadmin.bat -user wsadmin -password pw1 -f enableTAM.jacl "*" TAMHostName:7135
""TAMHostName:7136:1"" "cn=wsadmin,o=ibm,c=us" "o=ibm","c=us sec_master"
sec_master pw1 "9990:9999"
![[AIX HP-UX Solaris]](../images/unix.gif)
WASX7022E: コマンド "import sys" の実行エラー。例外情報: com.ibm.bsf.BSFException: unable to load language
この問題は、Jython 言語を使用しようとした場合に、Linux などの UNIX プラットフォームにおける制限が原因で発生します。
- マシン上で許可されているオープン・ファイルの数を確認します。例えば、ulimit -a と指定します。
- マシン上で設定したオープン・ファイルの数を確認します。 デフォルト値は 1024 です。
- これを、より多くの数に変更します。例えば、ulimit -n 2048 と指定します。
- wsadmin ツールを Jython 言語で使用してみてください。
![[z/OS]](../images/ngzos.gif)
WASX7017E: ファイル「<application stopping script>」の実行中に例外を受け取りました
WASX7017E:ファイル「<application stopping script>」の実行中に例外を受け取りました。例外情報: javax.management.MBeanException com.ibm.ws.exception.RuntimeWarning: Application <appname> not started
スクリプトの使用中に、既に停止済みのアプリケーションを停止するか、既に実行中のアプリケーションを開始すると、このエラーが発生します。