相互接続されるバス構成

相互接続されるサービス統合バス構成を計画するときに、考慮すべき特定の問題があります。

サービス統合バスに名前を付ける場合、バスの名前は固有である必要があることに注意してください。

バスをリンクする対象を決定する必要があります。サービス統合バス・リンクを介して直接リンクするか、間接リンクを介してリンクできます。 間接リンクには、1 つ以上の中間バスを含めることができます。 詳しくは、サービス統合バス間の直接ルーティングおよび間接ルーティングを参照してください。

ゲートウェイとしてどのメッセージング・エンジンを使用するかを決定する必要があります。 ゲートウェイ・メッセージング・エンジンは、サービス統合リンクを介して別のバスのゲートウェイ・メッセージング・エンジンに接続することに注意してください。

各バスの異なるメッセージング・エンジンで宛先を配布する方法を注意して計画します。同一バス上または外部バス上のいずれかで、異なる名前で宛先を利用できるように、別名宛先を定義することができます。 また、ある 1 つのバス上のアプリケーションが外部バス上の宛先に直接アクセスできるように、外部宛先を定義することができます。 外部宛先を定義しない場合は、使用する宛先のデフォルトを構成することができます。 別名宛先と外部宛先を結合して、トポロジーの柔軟性をさらに高めることができます。

以下のシナリオでは宛先のデフォルトを使用します。
  • 開発環境内にいて、作業を迅速に処理したい場合。
  • メッセージ本体またはヘッダーに入った宛先名を実行時に受け取るアプリケーションの場合。
以下のシナリオでは外部宛先を使用します。
  • すべてが静的に定義される環境が望ましい場合。
  • 例えばサービス品質の設定などの、特定の (外部) 宛先の宛先のデフォルトをオーバーライドする場合。
以下のシナリオでは別名宛先を使用します。
  • 別の名前で宛先を参照する場合。どのユーザーが外部バスの同じ宛先に別のアクセス権限を持っているかを制御できるようにする場合に、別の名前を使用します。 この場合、外部バス宛先の定義、または別名バス宛先の定義、あるいはその両方を使用する必要がある場合があります。
  • 1 つの宛先に対して複数の名前が必要な場合。

混合バージョンのバスを持つことから発生するセキュリティーの考慮事項があります。混合バージョンのバスでは、WebSphere® Application Server バージョン 6 または バージョン 6.1 のバス・メンバーに対してエンジン間認証別名を定義して、このバス・メンバーがそれ以降のバージョンの他のバス・メンバーとの信頼を確立できるようにする必要があります。単一バージョンのバスでは、バスの操作をセキュアにするためにエンジン間認証別名を定義する必要はありません。

さまざまな組織のバスを接続する場合、 外部バスへの接続をユーザー ID とパスワードで保護するか、 必要な場合には SSL 認証で保護するかを決定する必要があります。


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