[z/OS]

WebSphere 変数を使用したトラブルシューティング

ご使用のアプリケーション環境でいくつかの変数を変更することで、 問題のトラブルシューティングを行うことができます。

始める前に

WebSphere® Application Server for z/OS® には、サーバー動作を制御する構成変数が用意されています。
  • 構成変数は、セル、ノード、またはサーバー・レベルに設定されます。
    • ノードまたはサーバー・レベルで、同じ変数に異なる値が設定されていない限り、セル・レベルで設定された変数値は、そのセル内のすべてのノードにある全サーバーに適用されます。ノードまたはサーバー・レベルで変数を設定すると、セル・レベルで設定された同じ変数値をオーバーライドされます。
    • サーバー・レベルで同じ変数に異なる値が設定されていない限り、ノード・レベルで設定された変数は、ノード内のすべてのサーバーに適用されます。 サーバー・レベルで変数を設定すると、ノードまたはセル・レベルで設定された同じ変数値をオーバーライドされます。
    • サーバー・レベルで設定された変数は、同じノードまたはセル内の他のサーバーではなく、特定のサーバーにだけ適用されます。
    注: 特定の問題を診断する場合には、ほとんどの場合、特定のサーバーについて、サーバー・レベルで変数値を変更します。 サーバー・レベルで変数値を指定すると、コントローラーおよびサーバント領域の両方に影響します。
  • 管理コンソールの代わりに、スクリプト記述インターフェースを使用 して、構成変数の値を変更することができます。
  • これらの変数により以下の制御が可能になります。
    • エラー・ログ、CTRACE バッファー、データ・セット、および外部書き出しプログラムの出力宛先および特性。
    • トレース・バッファー、データ・セット、およびトレース・データの内容。
    • 必要なダンプのタイプ。
    • システムおよびアプリケーション動作のタイムアウト値。

このタスクについて

生じる問題の種類に応じて、WebSphere Application Server の動作を制御する構成変数の値セットを変更することが必要になる場合があります。 一般に、デフォルト値は、実稼働環境での通常操作用に設計されています。その他の以下のような環境では、別の値が必要になる場合があります。
  • WebSphere Application Server for z/OS システムを最初にカスタマイズおよび検証する場合、または
  • テスト環境でアプリケーションの作業負荷をテストする場合、または
  • 問題の発生時に、さらに多くの診断データの収集が必要な場合。
以下の手順で、管理コンソールの使用方法を説明しており、コンソール設定値として一般的に知られている構成変数値を変更します。

手順

  1. コンソールのナビゲーション・ツリーで、「環境」->「WebSphere 変数の管理」とクリックします。
  2. WebSphere 変数」ページで、変数設定値の有効範囲として「 サーバー」を選択し、「適用」をクリックします。
  3. WebSphere 変数」ページで、「新規」をクリックします。
  4. 変数」ページで、変数の名前と値を指定します。 そうすることで他のユーザーがこの変数の使用目的を理解でき、また、変数に説明を指定することもできます。次に「OK」をクリックします。
  5. 指定した変数が、変数のリストに表示されていることを確認します。
  6. 構成を保存します。
  7. 構成を有効にするには、サーバーを停止してから、サーバーを再始動します。

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