スケジューラー・タスクと Java EE コンテキスト
スケジューラー API の create() メソッドを使用してタスクを作成した場合、 作成者の Java™ Platform, Enterprise Edition (Java EE) スレッドのコンテキストは、 スケジュール済みタスクと一緒に保管されます。タスクが実行されると、お客様の TaskInfo インスタンスを呼び出す前に、元の Java EE スレッド・コンテキストがスレッドに再適用されます。
スケジューラー・サービスは、その実行時に Concurrency Utilities for Java EE の据え置き始動メカニズムを利用して、Java EE サービス・コンテキスト情報をタスクに伝搬します。伝搬されるサービス・コンテキスト情報の量は、スケジューラーが参照する WorkManager 構成オブジェクトのサービス・コンテキストの設定値によって制御されます。 例えば、セキュリティーおよび国際化対応サービス・コンテキストを使用可能にできます。 これらのサービス・コンテキストを伝搬するためのアプリケーション・サーバーの構成方法について詳しくは、並行性に関する説明を参照してください。