Java Management Extensions V1.0 Java Management Extensions V1.2 への マイグレーション
Application Server 以外の製品によって提供されるカスタム MBean は、 完全な互換性を得るために、バージョン 5 からバージョン 6.0 以降にマイグレーションする必要がある場合があります。
WebSphere® Application Server の各 Java™ 仮想マシン (JVM) には、 Java Management Extensions (JMX) の組み込み実装が含まれています。 Application Server バージョン 5 では、JVM には、JMX 1.0 仕様の実装が含まれています。 Application Server バージョン 6.0 以降では、JVM には JMX 1.2 仕様の実装 が含まれています。 バージョン 5 で使用される JMX 1.0 実装は、IBM® Tivoli® 製品が提供する TMX4J パッケージです。 バージョン 6.0 以降で使用される JMX 1.2 仕様は、オープン・ソース mx4j パッケージです。リリース間の JMX 実装の変更は、Application Server の JMX MBeans の動作に影響しません。 Application Server の管理アプリケーション・プログラミング・インターフェース (API) は、 JMX V1.0 仕様から JMX V1.2 仕様への変更によって変更されません。
JMX V1.2 仕様は、それより前の JMX V1.0 仕様と互換性があります。 ただし、Application Server 以外の製品によって提供されるカスタム MBean の場合は、バージョン 5 からバージョン 6.0 以降へのマイグレーションを必要とします。これらのカスタム MBean で最も大事なことは、MBean の JMX ObjectName クラスの鍵プロパティーに使用される値に関連しています。オープン・ソース mx4j 実装は、JMX 1.2 仕様に従って、 より厳密にプロパティー検証を実行します。 互換性を確実にするには、バージョン 5 でデプロイしたカスタム MBean を バージョン 6.0 以降でテストします。JMX V1.0 仕様から JMX V1.2 仕様への変更の詳細については、JMX 1.2 仕様で使用可能です。