JAX-WS ハンドラー・クラスのロード

JAX-WS ハンドラーは、JAX-WS ベースのバージョン 7.0 の WS-Notification サービス・ポイント (インバウンド呼び出し処理の場合) または WS-Notification サービス (アウトバウンド呼び出し処理の場合) を介して、メッセージと対話します。このため、モニターしたい WS-Notification サービス・ポイントまたはサービスをホストするサーバーまたはクラスターで、ハンドラー・クラスを使用できるようにしてください。

始める前に

このタスクは、既にハンドラーを作成していることを前提としています。 これは、IBM® Rational® Application Developer または同様のツールを使用して実行できます。

このタスクについて

WS-Notification と共に使用するために JAX-WS ハンドラーを構成するには、 その前に、モニターしたい WS-Notification サービス・ポイントまたはサービスをホストする サーバーまたはクラスターに対して、ハンドラー・クラスを使用可能にする必要があります。そのためには、クラスの共有ライブラリーを作成し、その共有ライブラリーをサーバーのクラス・ローダーに追加します。

手順

  1. ハンドラーのクラス・ファイルを JAR ファイルとして圧縮し、 JAR ファイルを任意のディレクトリーにコピーします。
    以下のいずれかの方法で、ハンドラー・クラスをアプリケーション・サーバーで使用できるようにします。
    • 個々のクラス・ファイルを、クラスのパッケージ名に一致する app_server_root/classes の下のディレクトリー構造にコピーします。ここで、app_server_root は、 WebSphere® Application Server のインストール済み環境のルート・ディレクトリーです。例えば、ハンドラー・クラス com.ibm.jaxws.handler.TestHandler は、 app_server_root/classes/com/ibm/jaxws/handler ディレクトリーにコピーされます。
    • すべてのハンドラーのクラス・ファイルを JAR ファイルとして圧縮して、app_server_root/lib/app ディレクトリーにコピーします。
  2. 管理コンソールを開始します。
  3. JAR ファイルの共有ライブラリーを作成します。
    1. 環境 ->「共有ライブラリー」の順に進みます。
    2. 新規ライブラリーを表示するスコープを設定するには、「新規」をクリックします。
    3. 新規ライブラリー名を入力します。
    4. ディレクトリーにクラス・パスを、ハンドラー JAR ファイルにファイル名を設定します。
    5. 変更をマスター構成に保存します。

    詳しくは、共有ライブラリーの作成を参照してください。

  4. JAR ファイルを使用可能にするサーバーまたはクラスターのクラス・ローダーを作成します。
    1. 「サーバー」 ->「サーバー・タイプ(Server Types)」 ->「WebSphere Application Server (WebSphere application servers)」 -> 「server_name -> [サーバー・インフラストラクチャー (Server Infrastructure)]「Java およびプロセス管理 (Java and Process Management)」 ->「クラス・ローダー」の順に進みます。
    2. 「新規」をクリックします。
    3. 「OK」をクリックします。
    4. 変更をマスター構成に保存します。
    詳しくは、サーバーのクラス・ローダーの構成を参照してください。
  5. 共有ライブラリーをサーバーのクラス・ローダーに追加します。
    1. 「サーバー」 ->「サーバー・タイプ(Server Types)」 ->「WebSphere Application Server (WebSphere application servers)」 -> 「server_name -> [サーバー・インフラストラクチャー (Server Infrastructure)]「Java およびプロセス管理 (Java and Process Management)」 ->「クラス・ローダー」 ->「class_loader_name > [追加プロパティー]「共有ライブラリー参照」の順に進みます。
    2. 追加」をクリックします。
    3. 新規ライブラリー名をクリックして、「OK」をクリックします。
    4. 変更をマスター構成に保存します。
    詳しくは、共有ライブラリーとサーバーの関連付けを参照してください。

次のタスク

これで、管理コンソールを使用するか、createJAXWSHandler コマンドを使用して、 新規 JAX-WS ハンドラー構成を作成できます。

トピックのタイプを示すアイコン タスク・トピック



タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: last_date
http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-nd-mp&topic=tjwsn_jaxws_handler_class
ファイル名:tjwsn_jaxws_handler_class.html