プロパティー・ファイルを使用して、Secure Sockets Layer (SSL) 構成プロパティーの作成、変更、削除を行えます。
始める前に
SSL 構成オブジェクトまたはそのプロパティーに行う変更を決定します。
wsadmin スクリプト・ツールを開始します。
Jython 言語を使用して wsadmin を開始する場合は、サーバー・プロファイルの bin ディレクトリーから wsadmin -lang Jython コマンドを実行します。
このタスクについて
プロパティー・ファイルを使用して、SSL 構成オブジェクトの作成、変更、削除を行えます。
wsadmin を使用して管理コマンドを実行し、
SSL 構成プロパティー・ファイルの作成または変更、プロパティーの検証および適用を行います。
表 1. SSL 構成プロパティー・ファイルのアクション. SSL 構成プロパティーは作成、変更、および削除できます。アクション |
手順 |
作成 |
必要に応じてプロパティーを設定し、applyConfigProperties コマンドを実行します。 |
modify |
プロパティーを編集し、applyConfigProperties コマンドを実行します。 |
delete |
SSLConfig オブジェクト全体を削除するには、
#DELETE=true のコメントを外し、deleteConfigProperties コマンドを実行します。 |
プロパティーの作成 |
該当なし |
プロパティーの削除 |
該当なし |
オプションで、以下のコマンドを使用して、対話モードを使用することができます。
AdminTask.command_name('-interactive')
手順
- SSL 構成オブジェクトのプロパティー・ファイルを作成します。
- 必要に応じて SSLConfig プロパティーを設定します。
エディターで SSLConfig プロパティー・ファイルを開きます。
ご使用のシステムと一致するよう環境変数セクションを変更し、変更が必要なプロパティー値を設定します。以下は、SSLConfig プロパティー・ファイルの例です。
#
# Header
#
ResourceType=SSLConfig
ImplementingResourceType=Security
ResourceId=Cell=!{cellName}:Security=:SSLConfig=alias#CellDefaultSSLSettings,managementScope#
"Cell=!{cellName}:Security=:ManagementScope=scopeName#"(cell):!{cellName}""
#DELETE=true
#
#
#Properties
#
managementScope=Cell=!{cellName}:Security=:ManagementScope=scopeName#"(cell):!{cellName}"
#ObjectName(ManagementScope)
alias=CellDefaultSSLSettings #required
type=JSSE #ENUM(SSSL|JSSE),default(JSSE)
#
EnvironmentVariablesSection
#Environment Variables
cellName=myCell
- applyConfigProperties コマンドを実行して、SSL 構成オブジェクトを作成または変更します。
applyConfigProperties コマンドを実行すると、構成にプロパティー・ファイルが適用されます。以下の Jython の例では、オプションの -reportFileName パラメーターによって report.txt という名前のレポートが作成されます。
AdminTask.applyConfigProperties(['-propertiesFileName myObjectType.props -reportFileName report.txt '])
- 既存のプロパティー・ファイルを変更します。
- 変更する SSL 構成オブジェクトのプロパティー・ファイルを取得します。
extractConfigProperties コマンドを使用して、SSLConfig オブジェクトのプロパティー・ファイルを抽出することができます。
- エディターでプロパティー・ファイルを開き、必要に応じてプロパティーを変更します。
プロパティー・ファイル内の環境変数が、ご使用のシステムと一致していることを確認してください。
- applyConfigProperties コマンドを実行します。
- SSL 構成オブジェクトがもう必要ない場合には、SSL オブジェクト全体を削除することができます。
オブジェクト全体を削除する場合は、プロパティー・ファイルのヘッダー・セクションに DELETE=true を指定し、deleteConfigProperties コマンドを実行します。以下に例を示します。
AdminTask.deleteConfigProperties('[-propertiesFileName myObjectType.props -reportFileName report.txt]')
タスクの結果
プロパティー・ファイルを使用して、SSL 構成オブジェクトとそのプロパティーを構成および管理することができます。