スタンドアロン・シン・クライアント
単独 (スタンドアロン) で使用することも、他の機能を提供するために他の 1 つ以上のスタンドアロン・シン・クライアントとともに使用することもできる、小規模で組み込み可能な Java SE クライアント。
スタンドアロン・シン・クライアントは、Application Client インストールまたは WebSphere® Application Server インストールの %WAS_HOME%/runtimes ディレクトリーに、組み込み可能 JAR ファイルとして提供されます。
- IBM Thin Client for Java Messaging Service (JMS)
- Thin Client for JMS は、IBM®、Sun および HP の Java™ ランタイム環境 (JRE) で、Java SE アプリケーション内の組み込み可能クライアントとして実行するように設計された、Java サービス統合バス JMS クライアントです。 このクライアントは、トランザクションなしモデルおよびローカル・トランザクション・モデルをサポートします。
- IBM Thin Client for Enterprise JavaBeans (EJB)
- Thin Client for EJB を使用すると、Java SE アプリケーションは、Java Naming and Directory Interface (JNDI) 検索を介して、サーバー上のリモート Enterprise Java Bean にアクセスできます。 IBM、Sun、または HP の JRE で稼働している Java SE アプリケーションに組み込むことができます。
- IBM Thin Client for Java API for XML-based Web Services (JAX-WS)
- Thin Client for JAX-WS では、Java SE クライアント・アプリケーションは JAX-WS を使用して、アプリケーション・サーバーによりホストされる Web サービスを呼び出すことができます。 このような非管理対象クライアント・アプリケーションは、JAX-WS API を使用して WSDL ファイルを直接検査し、Web サービスの呼び出しを作成できます。
- IBM Thin Client for Java API for XML-based RPC (JAX-RPC)
- Thin Client for JAX-RPC では、Java SE クライアント・アプリケーションは JAX-RPC を使用して、アプリケーション・サーバーによりホストされる Web サービスを呼び出すことができます。このような非管理対象クライアント・アプリケーションは、Web サービス・プロバイダーが別の場所にあったとしても、Web サービスがあたかもクライアントのアドレス・スペースにマップされたローカル・オブジェクトであるかのように、Web サービスにアクセスすることができます。
- IBM Thin Client for Java API for RESTful Web Services (JAX-RS)
- Thin Client for JAX-RS はスタンドアロンの Java SE 6 クライアント環境で、管理対象外の JAX-RS RESTful Web サービス・クライアント・アプリケーションを WebSphere 以外の環境で実行し、アプリケーション・サーバーでホストされる JAX-RS RESTful Web サービスを呼び出すことができます。
- IBM Thin Client for Java Persistence API (JPA)
- Thin Client for JPA により、Java SE クライアント・アプリケーションは、アプリケーション・サーバーを使用することなく、Java Persistence API (JPA) を使用してパーシスタント・データを保管したり検索したりすることができるようになります。
これらのスタンドアロン・シン・クライアントを複数一緒に実行する場合は、使用するすべてのクライアントを、同じ Application Client for WebSphere Application Server のインストール済み環境、同じ WebSphere Application Server 製品のインストール済み環境、または同じサービス・リフレッシュから入手する必要があります。
スタンドアロン・シン・クライアント同士は共存することができますが、WebSphere Application Server 用の Administration Thin Client とは共存できません。
WebSphere Application Server および IBM Application Client for WebSphere Application Server は、JMS 用のリソース・アダプターも提供しています。このアダプターを使用すると、サード・パーティーのアプリケーション・サーバーを WebSphere Application Server のスタンドアロン JMS クライアントにすることができます。
- IBM Resource Adapter for JMS with WebSphere Application Server
- サポートされている Java EE V1.4 準拠アプリケーション・サーバーで実行される、Java EE Connector Architecture (JCA) V1.5 準拠のリソース・アダプター。 リソース・アダプターは、XA インターフェースを介して完全な 2 フェーズ・トランザクション・サポートを提供し、メッセージ駆動型 Bean (MDB) を介してインバウンド・メッセージをサポートし、遅延関連による接続プールをサポートします。