Web アプリケーション・デプロイメントのトラブルシューティングのヒント
ブラウザーに URL を入力してアプリケーションにアクセスできる場合、 あるいは、以下のリンクによってアプリケーションにアクセスできる場合、 Web アプリケーションのデプロイメントは正常に行われています。 アプリケーションにアクセスできない場合は、 以下のステップに従って、マイグレーションまたはデプロイメント中に発生する可能性がある共通のエラーを除去してください。
バージョン 4.x からマイグレーションされた Web モジュールが WebSphere Application Server の以降のバージョンで動作しない
症状 | 問題 | 推奨される対応 |
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バージョン 8.0 以降の製品にマイグレーションするとバージョン 4.x Web モジュールが動作しません。 | バージョン 4.x では、可視性に影響を与えたクラスパス設定は、モジュールの可視性モードでした。 バージョン 6.0 では、クラス・ローダー・ポリシーを使用して可視性を設定する必要があります。 | 既存のモジュールを再アセンブルするか、
またはクラス・ローダー・ポリシー内の可視性設定を変更します。 詳しくは、『クラス・ローダー』および『クラス・ロード』の項目を参照してください。 |
「ようこそ」ページが表示されない。
症状 | 問題 | 推奨される対応 |
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次の Web パスを使用してアプリケーションにアクセスできない。/webapp/myapp |
Web アプリケーションのデフォルトの「ようこそ」ページは、index.html と想定されています。index.html という名前になっていない場合、myapp アプリケーションのデフォルト・ページにアクセスすることはできません。 | 別の「ようこそ」ページを識別するには、アセンブル中に Web モジュールのプロパティーを変更します。 詳しくは、『Web アプリケーションのアセンブリー』の項目を参照してください。 |
HTML ファイルが見つからない。
症状 | 問題 | 推奨される対応 |
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Web アプリケーションが前のバージョンでは正常に実行されても、
現在は、以下のように、「ようこそ」ページ (通常は index.html)、または参照される HTML ファイルを検出できないというエラーが起こる。
Error 404: File not found: Banner.html Error 404: File not found: HomeContent.html |
セキュリティーと整合性を考慮して、現在すべてのオペレーティング・システム上で、
Web アプリケーションの URL に大/小文字の区別があります。 インデックス・ページの内容が、以下のとおりであるとします。 <!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 5.0 Frameset//EN"> <HTML> <TITLE> Insurance Home Page </TITLE> <frameset rows="18,80"> <frame src="Banner.html" name="BannerFrame" SCROLLING=NO> <frame src="HomeContent.html" name="HomeContentFrame"> </frameset> </HTML> しかし、 アプリケーションがデプロイされる ¥WebSphere¥AppServer¥installedApps¥... ディレクトリーでの実際のファイル名は次のとおりです。 banner.html homecontent.html |
この問題を訂正するには、index.html ファイルを変更してデプロイしたアプリケーション内のファイルの名前に一致するように、 名前 Banner.html および HomeContent.html を、 banner.html および homecontent.html に変更します。 |
プロキシー・サーバーが Web モジュールにアクセスできない
同じ Web モジュールを持つ 2 つのアプリケーションをインストールする場合に同じコンテキスト・ルートを使用していて、アプリケーションの 1 つが使用不可になっている場合、プロキシー・サーバーを使用して Web モジュールにアクセスすることができません。この状態が発生すると、エラー・メッセージ「503 サービスを使用できません」が SystemOut および SystemErr のログに記録されます。

IBM サポートから入手可能な既知の問題およびその解決法に関する最新の情報については、IBM サポート・ページを参照してください。
IBM サポートの資料を利用すると、 この問題の解決に必要な情報収集の時間を節約できます。 PMR を開く前に、IBM サポート・ページを参照してください。