UDDI レジストリー・ノードをセットアップまたはマイグレーション後に初期化する場合には、このトピックに従います。
始める前に
UDDI レジストリー・ノードが、新規ノードとして、または UDDI レジストリー・バージョン 2 ノードのマイグレーション用にセットアップされている必要があります。
このタスクについて
UDDI レジストリー・ノードは、初期化する前に、一部のプロパティーが設定されている必要があります。
UDDI レジストリー・ノードのプロパティーには、以下の 2 つのカテゴリーがあります。
- UDDI ノードを初期化する前に設定する必要がある必須のノード・プロパティー。
これらのプロパティーは、初期化前に必要に応じて何回も設定できます。
ただし、UDDI ノードを初期化すると、その UDDI ノードの存続期間は、それらのプロパティーが読み取り専用となります。
これらのプロパティーを正しく設定することは非常に重要です。
- すべてのその他のプロパティー。これらのプロパティーは、初期化の前後で設定できます。
UDDI 管理コンソールまたは Java™ Management
Extensions (JMX) 管理インターフェースを使用して、これらのプロパティーを構成し、ノードを初期化することができます。
手順
- とクリックし、
UDDI レジストリー・ノードのプロパティー・ページを表示します。
- 必須ノード・プロパティーに適切で有効な値を設定します。
これらのプロパティーは、入力フィールドの横にアスタリスク (*) が付いて示されます。
以下に、各プロパティーの要約がリストされています。
各プロパティーについて詳しくは、管理コンソールのコンテキスト・ヘルプを参照してください。
- UDDI ノード ID
- このプロパティーは、この UDDI ノードに固有の、uddi: で始まるテキスト・ストリングにする必要があります。
デフォルト値が適切であると考えられますが、使用する前にそれが UDDI ノードで固有であることを確認してください。
- UDDI ノード記述
- このプロパティーは、ノードを説明するテキスト・ストリングです。
- ルート・キー・ジェネレーター
- このプロパティーは、この UDDI ノードに固有の、uddi: で始まるテキスト・ストリングにする必要があります。
デフォルト値が適切であると考えられますが、
ご使用のシステムに合わせて変更する必要がある keyspace_id などのテキストが含まれている場合があります。
デフォルト値を使用する場合は、それがこの UDDI ノードで固有であることを確認してください。
- 生成済み discoveryURLs の接頭部
- このプロパティーは、有効な Uniform Resource Locator (URL) にする必要があります。
- バージョン 2 の UDDI レジストリーからマイグレーションしている場合は、
次の表を使用して以下のステップを実行します。
- バージョン 2 と同じにする必要がある、uddi.properties ファイルからのすべてのプロパティーを設定します。
- dbMaxResultCount などの同じ値を保持する uddi.properties ファイルから任意のプロパティーを設定します。
表 1. バージョン 2 およびバージョン 3 の UDDI プロパティー. この表では、バージョン 2 およびバージョン 3 のさまざまな UDDI プロパティーを、それぞれに関する追加情報とともにリストします。バージョン 2 UDDI プロパティー (uddi.property ファイル内で設定) |
バージョン 3 の UDDI プロパティー (管理コンソールまたは UDDI 管理インターフェースを使用して設定されます) |
推奨されるバージョン 3 の UDDI プロパティー設定 |
dbMaxResultCount |
照会応答セットの最大サイズ |
バージョン 2 からの値の保持、値の変更、またはデフォルトの使用が可能です。 |
persister |
同等値なし |
該当なし。 |
defaultLanguage |
デフォルトの言語コード |
バージョン 2 からの値を保持 |
operatorName |
UDDI ノード ID |
UDDI ノード ID に有効な値を使用する必要があります。この値は、マイグレーション時にバージョン 2 のデータに適用されます。 |
maxSearchKeys |
検索キーの最大数 |
バージョン 2 からの値の保持、値の変更、またはデフォルトの使用が可能です。 |
getServletURLprefix |
生成済み discoveryURLs の接頭部 |
ご使用の構成に、バージョン 2 で使用した値と同じ有効な値を入力します。 |
getServletName |
同等値なし |
該当なし。 |
- ポリシー値など、デフォルト設定から変更するその他のプロパティーを設定します。
ポリシーおよびプロパティーについて詳しくは、UDDI ノード設定に関するトピックを参照してください。 これらのプロパティーは後で変更することもできることに注意してください。
- 「適用」をクリックして、変更内容を保存します。
重要: 必須のノード・プロパティーは初期化後には変更できないため、それらが適切な値に設定され、保存されていることを確認してください。
初期化のステップに進む前に変更を保存しない場合、データベースを削除し再作成する必要があります。
- 変更内容を保存した後に、ペインの先頭にある「初期化」をクリックして UDDI ノードを初期化します。
UDDI レジストリーのバージョン 2 から
マイグレーションする場合は、バージョン 2 のデータがこのときにマイグレーションされます。
初期化が完了するまでに多少時間がかかる場合があります。
進行状況を把握するには、「ノード・コレクション」ページに戻り、
「状況」列の先頭にある最新表示アイコンをクリックします。または、管理コンソール・ウィンドウをもう 1 つ開き、同様の方法で最新表示のアイコンを使用します。
UDDI ノードは、以下の状態を通過します。
- 初期化の保留
- 初期化が進行中
- マイグレーションが進行中。この状態は、マイグレーション時にのみ発生します。
- 値セットの作成が進行中
- 活動状態
次のタスク
以前のバージョンからノードをマイグレーションした場合は、
バージョン 3 の UDDI レジストリーへマイグレーションする手順のステップに戻り、
そのマイグレーションが正常に終了していることを確認します。
新規のノードを作成した場合は、
UDDI レジストリー・インストール検査テスト (IVT) の使用のステップに従って、
UDDI ノードが正常にセットアップされていることを確認します。