WebSphere Application Server データ・ソースの構成

インストール済みアプリケーションではリソースとしてデータ・ソースを使用し、リレーショナル・データベースへの接続を取得します。 アプリケーションとリレーショナル・データベースの間のこうした接続を作成するために、WebSphere® Application Server では、JDBC プロバイダーによってカプセル化されたドライバー実装クラスを使用します。このカプセル化されたドライバー実装クラスは、WebSphere Application Server に対するベンダー固有の JDBC ドライバー・クラスを表すオブジェクトです。 リレーショナル・データベースにアクセスする場合、アプリケーションは WebSphere Application Server 用に構成した JDBC ドライバーおよびデータ・ソースを使用します。

手順

  1. WebSphere Application Server の管理コンソールを開始します。
  2. セキュリティー」>「グローバル・セキュリティー」をクリックします。
  3. 「構成」パネルの「認証」の下で、「Java™ Authentication and Authorization Service」を展開し、 「J2C 認証データ」をクリックします。
  4. 新規」をクリックして、別名、ユーザー ID およびパスワードを入力します。
  5. OK」をクリックします。
  6. WebSphere Application Server 管理コンソールで、 「リソース」を展開します。「JDBC」を展開してから「 JDBC プロバイダー」をクリックします。
  7. 「有効範囲」セクションで、ドロップダウン・リストから「ノード・レベル」を選択します。
  8. 新規」をクリックして、新規の JDBC ドライバーを作成します。
  9. データベース・タイプ、プロバイダー・タイプ、実装タイプ、および名前を、この順に選択します。 名前は、選択した実装タイプに基づき、自動的に入力されます。
  10. 次へ」をクリックして、データベース・クラスパスを構成します。 「次へ」をクリックします。
  11. 「要約」ページで「終了」をクリックします。
  12. 保管」をクリックして、選択を保管します。 「JDBC プロバイダー」のページが表示されます。
  13. WebSphere Application Server 管理コンソールで、 「データ・ソース」をクリックします。
  14. 新規」をクリックして、新規データ・ソースを作成します。 データ・ソース名と JNDI 名を入力し、コンポーネント管理認証別名内のドロップダウン・リストから認証別名を選択します。 JNDI 名は、wimconfig.xml 内の datasourceName 値セットと一致する必要があります。 デフォルトでは、jdbc/wimDS です。
    注: Apache Derby v10.2 組み込みデータベースの場合は、コンポーネント管理認証別名フィールド設定を NONE のままにしておきます。
  15. 次へ」をクリックします。
  16. データベース名を入力し、チェック・ボックス「コンテナー管理パーシスタンス (CMP) 内でこのデータ・ソースを使用する」のチェックを外します。「次へ」をクリックします。
  17. 「要約」ページで「終了」をクリックします。
  18. データ・ソース・ページが表示されます。「保管」をクリックしてから、前に作成した認証別名のチェック・ボックスを選択します。 「テスト接続」をクリックします。 メッセージは、接続が正常だったことを示している必要があります。 すべての警告を無視して、「次へ」をクリックします。
  19. 新規に作成したデータ・ソースで、カスタム・プロパティー webSphereDefaultIsolationLevel = 2 を設定します。

    詳しくは、トピック「Changing the default isolation level for non-CMP applications and describing how to do so using a new custom property webSphereDefaultIsolationLevel」を参照してください。

  20. 「環境」 > 「WebSphere 変数」をクリックします。
  21. 「有効範囲」セクションで、ドロップダウン・リストから「セル」を選択します。
  22. 変数を作成する場合は、「新規」をクリックします。
  23. 「名前」フィールドに、VMM_JDBC_CLASSPATH と入力します。
  24. 「値」フィールドに、コロン (:) (UNIX または Linux の場合)、またはセミコロン (;) (Windows の場合) で区切られた JDBC ドライバー・ライブラリー・ファイルの絶対パスを入力します。 例えば、Linux または UNIX へのパスは次のとおりです。/opt/IBM/SQLLIB/java/db2jcc.jar:/opt/IBM/SQLLIB/java/db2jcc_license_cu.jar.
  25. 「OK」をクリックします。さらに、各インストール済み WebSphere Application Server ノードの ${WAS_HOME}/lib ディレクトリー内にある指定された JDBC ドライバー・ライブラリー・ファイルをコピーします。
  26. 構成を保存して、WebSphere Application Server を再始動します。
    注: クラスター環境では、デプロイメント・マネージャーおよびノード・エージェントの停止および再始動も行わなければなりません。

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