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マルチセル・パフォーマンス管理の構成: スター型トポロジー

CPU やメモリー使用率などのリソースのオーバープロビジョンを回避するため、ご使用の環境でマルチセル・パフォーマンスを構成し、管理します。スター型トポロジーのセルの追加または削除は完全に動的です。 しかし、CenterCell=true カスタム・プロパティーを設定した後は、センター・セルを再始動する必要があります。

始める前に

互いに通信するセルを作成し、構成します。参加しているすべてのセル (中央セルおよびポイント・セル) でシステム・クロックが同期するようにしてください。

このタスクについて

マルチセル・パフォーマンス管理を構成する際、複数のセルは、共通のリソースを共有するため、単一のユニットとして管理されます。同じハードウェアの 複数セルでのパフォーマンス管理 (動的クラスターや過負荷防止など) は、 機能的な観点からは単一セルの場合と同じように 作動します。このフィーチャーはアプリケーション配置コントローラーに直接適用され、トポロジー全体で動的配置と Elasticity を使用した管理を可能にします。

スター型トポロジーでは、単一のセルがセンター・セルとして指定され、その他のセルはポイント・セルとして指定されます。センター・セルは、ODR やアプリケーション・サーバーの組み込みなどの処理を行えます。また、アプリケーション・サーバーを始動または停止する自律的な決定を行うことができるのはセンター・セルのみです。

スター型トポロジーには、以下の特徴があります。
  • ODR の統合のために、単一センター・セル内の ODR が、複数のポイント・セル内のアプリケーション・サーバーにルーティングできます。
  • スター型トポロジーは、複数のセルが同じハードウェア・リソースを共有しているサーバー仮想化環境でのパフォーマンス管理に役立てることができます。 センター・セル内の単一のアプリケーション配置コントローラー (APC) が、現在の要求に応じてポイント・セル内のアプリケーション・サーバーを始動または停止することで、スター型トポロジー内のすべてのセルのパフォーマンスを管理できます。

以下の手順は、処理要求がセルをまたがって ODR から動的クラスター・メンバーへルーティングされるよう、マルチセル・パフォーマンス管理をスター型トポロジー環境で構成する、サンプル・シナリオを説明しています。ODR は、センター・セルである CellA にインストールされ、実行されます。CellBCellC の 2 つのポイント・セルには、動的クラスターとアプリケーションが含まれます。

トラブルの回避 (Avoid trouble) トラブルの回避 (Avoid trouble): 自動または手動のどちらかの手順を実行して、マルチセル・パフォーマンス管理 を構成してください。 手順を両方とも実行することがないようにしてください。gotcha

手順

タスクの結果

ご使用の環境でマルチセル・パフォーマンス管理を構成することによって、 セルを単一のユニットとして管理できるようにしました。この構成を、 自動または手動のいずれかの手順を使用して行いました。

トピックのタイプを示すアイコン タスク・トピック



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http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-nd-mp&topic=twve_mcpconfig
ファイル名:twve_mcpconfig.html