[z/OS]

IMS での最適化されたローカル・アダプターのサポートの有効化

WebSphere® Application Server for z/OS® の最適化されたローカル・アダプター・サポートには、いくつかの情報管理システム (IMS™) 固有のインストール要件およびセットアップ要件があります。 このタスクを使用して、ご使用の IMS 環境が、ローカルの WebSphere Application Server にデプロイされている Enterprise JavaBeans (EJB) アプリケーションへのアウトバウンド呼び出しを実行できるように準備したり、Application Server で稼働しているアプリケーションからの呼び出しのターゲットになるように準備します。

始める前に

IMS について詳しくは、IMS 製品のインフォメーション・センターを参照してください。

このタスクについて

手順

  1. 外部サブシステム IMS procilib メンバーを作成するか、既存のメンバーを更新します。 項目 WOLA,BBOA,BBOAIEMT をこの新規 proclib メンバーに組み込みます。

    この項目が活動化されると、WOLA という名前の新規外部サブシステムが IMS に定義されます。言語インターフェース・トークンは BBOA であり、外部サブシステム・テーブル・モジュール名は BBOAIEMT です。サブシステム名 WOLA は任意の 4 文字のストリングに変更できますが、BBOA と BBOAIEMT は変更できません。項目を活動化した後で、IMS /DISPLAY SUBSYS コマンドを発行すると、WOLA サブシステムおよびその現在の状況が表示されます。

  2. SSM パラメーターを IMS 始動データで渡します。 4 文字のストリングによって、DB2®、IBM MQ、WOLA など、外部サブシステムの始動に使用する IMS proclib メンバーが指定されます。 例えば、SSM=WASZ のように指定します。 この 4 文字のストリングの例は、IMS に対して、proclib 内で <IMSID>WASZ という名前のメンバーを検索し、その名前を使用して現在の IMS 環境内で外部サブシステムを活動化するように指示します。IMS に対して外部サブシステムを定義する方法について詳しくは、「IMS Customization Guide」を参照してください。
  3. 最適化されたローカル・アダプターの外部モジュール・データ・セットのコピーを作成し、そのコピーを APF リストおよび IMS 制御領域 STEPLIB と DFSESL DD に追加します。 copyZOS.sh スクリプトを使用して作成されたデータ・セットのコピーを作成することをお勧めします。APF リストおよび IMS.STEPLIB と DFSESL.DD の連結内のデータ・セットのコピーを、IMS JCL プロシージャーに追加します。このデータ・セットには、OLA IMS 外部サブシステム・インターフェース出口モジュールが含まれます。

    copyZOS.sh スクリプトは、最適化されたローカル・アダプターを使用するようにサーバー環境を活動化する場合に実行します。このスクリプトについて詳しくは、『最適化されたローカル・アダプターをサーバー環境で使用可能にする』トピックを参照してください。

  4. 最適化されたローカル・アダプターの外部モジュール・データ・セットを、メッセージ処理領域 (MPR)、ファスト・パス領域 (IFP)、またはバッチ・メッセージ処理 (BMP) JCL DFSESL の連結に追加します。 外部モジュール・データ・セットは、copyZOS.sh スクリプトを使用して作成されます。
  5. セキュリティーのセットアップ RACF® を使用する場合は、ターゲットの WebSphere サーバーの RACF に対して CBIND クラスを定義するジョブが実行済みであることを確認してください。

    RACF 以外の System Authorization Facility (SAF) 環境では、同等のコマンドまたはジョブを実行して、使用する Independent Software Vendor (IVS) セキュリティー製品用にこのサポートをセットアップします。

    詳しくは、『最適化されたローカル・アダプターを IMS で使用するときのセキュリティーの考慮事項 (Security considerations using optimized local adapters with IMS)』トピックを参照してください。

  6. これらの変更を行った後で、IMS 領域を再始動します。 新規の最適化されたローカル・アダプターの通知メッセージが IMS 制御領域ログに表示され、最適化されたローカル・アダプターの外部サブシステム・インターフェースが始動されたことを示します。nn,/DISPLAY SUBSYS WOLA を発行し、状況が CONN (接続済み) として表示されることを確認します。

タスクの結果

最適化されたローカル・アダプターのサポートが活動化されたため、IMS アプリケーションは、最適化されたローカル・アダプターの API を使用した登録や呼び出しを開始できるようになりました。

トピックのタイプを示すアイコン タスク・トピック



タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: last_date
http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-nd-mp&topic=tdat_enableconnectorims
ファイル名:tdat_enableconnectorims.html