この手順では、デプロイメント・マネージャーおよび管理対象ノードを含むマシン上での Web サーバーおよびプラグインのインストールについて説明します。
始める前に
複数のプロファイル
が存在する場合は、Web サーバー・プラグイン構成ツールで構成されるプロファイルを選択することができます。構成するプロファイルを選択する方法を決定する論理の流れについての説明は、プラグイン構成を参照してください。
複数のプロファイルが存在する場合は、Web サーバー・プラグイン構成ツールがプロファイルを選択することが可能です。構成するプロファイルを選択する方法を決定する論理の流れについての説明は、プラグイン構成を参照してください。
この手順は、マシン上のデプロイメント・マネージャー・プロファイルを構成します。常に管理対象ノード上にある Web サーバー定義を定義するには、管理対象ノードが存在する必要があります。
デプロイメント・マネージャー、および管理対象ノードのノード・エージェントを開始します。デプロイメント・マネージャーおよびそのノードは、その構成を正常に変更するために、稼働している必要があります。
このタスクについて
サポートされる構成: このツールは、AIX®、Linux、および Windows 上でのみサポートされます。Web サーバー・プラグイン構成ツールを使用する代わりに、応答ファイルを指定して pct コマンド行ツールを使用することで、Web サーバーを構成できます。詳しくは、
pct ツールを使用した Web サーバー・プラグインの構成を参照してください。
sptcfg
この手順を使用して、Web サーバー・プラグインをインストールし、Web サーバーを構成し、Web サーバー定義を作成します。
手順
- オペレーティング・システムにログオンします。
非 root ユーザーまたは管理ユーザー以外としてインストールする場合は、一定の制約があります。
![[Windows]](../images/windows.gif)
Windows オペレーティング・システムの管理ユーザーとして
インストールする場合、アプリケーション・サーバーを自動始動する Windows サービスが
自動的に作成されます。インストーラーのユーザー・アカウントが以下の上級者権限を持っている必要があります。
- オペレーティング・システムの一部として機能
- サービスとしてログオンする
例えば、一部の Windows オペレーティング・システムで、
「コントロール パネル」>「管理ツール」>「ローカル セキュリティ ポリシー」>「ローカル ポリシー」>「ユーザー権利の割り当て」をクリックして、拡張オプションを設定します。詳しくは、Windows operating
オペレーティング・システムの資料を参照してください。
アプリケーション・サーバーを Windows サービスとして実行する予定の場合は、スペースを含むユーザー ID からインストールしないでください。ユーザー ID にスペースが含まれていると、妥当性検査ができません。
このようなユーザー ID を使用すると、インストールを続行できません。
この制約を回避するには、
スペースを含まないユーザー ID を使用して、インストールを行います。
- IBM® Installation Manager をインストールします。
- Installation Manager を使用して WebSphere® Application Server
Network Deployment 製品をインストールします。
- マシン上の最初のプロファイルとして、デプロイメント・マネージャー・プロファイルを作成します。
- スタンドアロン・アプリケーション・サーバーまたはカスタム・プロファイルを作成し、ノードを統合します。
- Installation Manager を使用して、以下をインストールします。
- WebSphere Application Server の Web サーバー・プラグイン
- WebSphere Customization Toolbox
- Installation Manager を使用して、IBM HTTP Server または別のサポートされる Web サーバーをインストールします。
- WebSphere Customization Toolbox を開き、Web サーバー・プラグイン構成ツールを起動します。
- Web サーバー・プラグインのランタイム・ロケーションを選択します。
以前にインストール済みの、使用する Web サーバー・プラグインのロケーションがリストにない場合は、以下のアクションを実行してロケーションを作業セットに追加します。
- 「追加」をクリックします。
- Web サーバー・プラグイン・ロケーションの名前を入力します。
- 以下のいずれかのアクションを実行します。
- ロケーションを入力します。
- 「参照」をクリックして、ロケーションを検索し、「OK」をクリックします。
- 「作成」をクリックします。
- 構成する Web サーバーのタイプを選択し、「次へ」をクリックします。
- インストール済みのターゲット Web サーバーのアーキテクチャー (64 ビットまたは 32 ビット) を選択し、次に進むかどうかを確認された場合は、「次へ」をクリックします。
- 「参照」をクリックして、ご使用の Web サーバーの構成ファイルを選択し、Web サーバー・ポートが正しいことを確認し、終了してから「次へ」をクリックします。
ファイルのディレクトリーだけでなく、ファイルを選択します。
Web サーバーに 2 つの構成ファイルがある場合は、ファイルごとにブラウズする必要があります。
以下のリストは、サポートされる Web サーバーの構成ファイルを示します。
- Apache HTTP Server
- apache_root/config/httpd.conf
- Lotus® Domino® Web サーバー
- names.nsf and Notes.jar
ウィザードは notes.jar ファイルを求めるプロンプトを出します。
実際の名前は、Notes.jar です。
Web サーバー・プラグイン構成ツールは、ファイルの存在については検証しますが、いずれのファイルも確認しません。
- IBM HTTP
Server
IHS_root/conf/httpd.conf
IHS_profile_root/conf/httpd.conf
- Microsoft Internet
Information Services (IIS)
- Web サーバー・プラグイン構成ツールは、正しいファイルを判別して編集することができます。
- Sun Java™ System Web サーバー (旧 Sun ONE Web サーバーおよび iPlanet Web サーバー) バージョン 6.0 以降
- obj.conf および magnus.conf
- IBM HTTP Web サーバー・プラグインを構成する場合は、以下のアクションを実行します。
- オプションで、Web サーバーを管理する場合は、管理サーバーの構成をセットアップします。
重要: Web サーバー・プラグイン構成ツールを使用して IBM HTTP
Server 管理サーバーを構成する場合、Websphere Customization Toolbox を管理者/root 権限で「ローカル」アカウントとして実行する必要があります。
- 「IBM HTTP
Server 管理サーバーのセットアップ」を選択します。
- IBM HTTP 管理サーバーが通信するポート番号を指定します。
- オプションで、「IBM HTTP Server 管理サーバー認証のユーザー ID の作成」を選択し、管理コンソールから
IBM HTTP Server 管理サーバーへの認証を受けるために、ユーザー ID とパスワードを入力します。
- 「次へ」をクリックします。
![[AIX]](../images/aixlogo.gif)
IBM HTTP
Server、IBM HTTP Server
管理サーバー、および Web サーバー・プラグイン構成ファイルへの書き込みアクセス権を取得する場合は、システム・ユーザー ID とグループを指定します。必要に応じて、「クレデンシャルを使用した新規の固有のシステム・ユーザー ID およびグループの作成」を選択します。
制約事項: プラットフォームの制限を超える新規ユーザー ID または新規グループ名を指定すると、構成が失敗する場合があります。通常、制限は 8 文字で、構成できる場合もあります。
オプションで、IBM HTTP Server 管理サーバーを Windows サービスとして実行するようセットアップします。- 「IBM HTTP Server 管理サーバーを Windows サービスとして実行する」を選択します。
- 以下のいずれかのアクションを実行します。
- 「ローカル・システム・アカウントとしてログオンする」を選択します。
- 「指定されたユーザー・アカウントとしてログオンする」を選択して、そのアカウントのユーザー ID とパスワードを入力します。
このユーザー ID には、以下の拡張ユーザー権限が必要です。
- オペレーティング・システムの一部として機能
- サービスとしてログオンする
- 始動タイプが自動が手動かを選択します。
- 「次へ」をクリックします。
- Web サーバー定義の固有の名前を指定して、「次へ」をクリックします。
- 構成シナリオを選択します。
- ローカル・シナリオを選択します。
- 以下のいずれかのアクションを実行します。
- WebSphere Application Server のインストール・ロケーション (app_server_root) を入力します。
- 「参照 (Browse)」をクリックして、WebSphere Application Server
のインストール・ロケーション (app_server_root) を見つけて、「OK」をクリックします。
- 「次へ」をクリックします。
- 現在の Web サーバー・プラグインを使用して構成するプロファイルを選択し、「次へ」をクリックします。
- 要約情報を確認し、「構成 (Configure)」をクリックして、Web サーバー、Web サーバー・プラグイン、およびプロファイルの構成を開始します。
- 要約パネルでインストールが成功したことを確認し、「終了」をクリックします。
問題が発生し、インストールが失敗した場合は、plugins_root/logs ディレクトリーにあるログを調べてください。
問題を修正したら、再構成してください。
Lotus Domino Web サーバーのみ:
WAS_PLUGIN_CONFIG_FILE 環境変数を設定します。 AIX または Linux などのプラットフォームでは、スクリプトを親シェルに提供することで、エクスポートされた変数を子プロセスが継承することができます。Windows システムでは、他のコマンドを実行するのと同様にスクリプトを実行します。Windows システムでのソースは自動です。
- コマンド・ウィンドウをオープンします。
- ディレクトリーをプラグイン・インストール・ルート・ディレクトリーに変更します。
- plugins_root/bin/setupPluginCfg.sh スクリプトに適したコマンドを実行します。
![[AIX]](../images/aixlogo.gif)
![[HP-UX]](../images/hpux.gif)
. plugins_root/bin/setupPluginCfg.sh (ピリオドとインストール・ルート・ディレクトリーの間のスペースに注意してください。)
source plugins_root/bin/setupPluginCfg.sh
AIX または Linux などのオペレーティング・システムの場合、このスクリプトは lotus_root/notesdata ディレクトリーにもあります。
Lotus Domino Web サーバーを開始する前に、スクリプトに適切なコマンドを実行します。
- デプロイメント・マネージャーの管理コンソールから、「システム管理」>「変更をマスター・リポジトリーに保存」>「ノードと変更を同期化」>「保存」をクリックします。
- Snoop サーブレットを開始し、アプリケーション・サーバーからアプリケーションを検索する Web サーバーの機能を検証します。
ご使用のアプリケーション・サーバーおよび Web サーバーを開始し、IP アドレスとスヌープ・サーブレットを使用して、ご使用の環境をテストします。
- アプリケーション・サーバーを始動します。 Network Deployment 環境では、セルにアプリケーション・サーバーを追加する際に DefaultApplication を組み込んだ場合にのみ、Snoop サーブレットをそのセル内で使用することができます。addNode コマンドの -includeapps オプションにより、DefaultApplication がそのセルにマイグレーションされます。
アプリケーションが存在しない場合は、このステップはスキップしてください。
ディレクトリー
profile_root/bin に移動し、
startServer コマンドを実行します。
![[AIX]](../images/aixlogo.gif)
./startServer.sh server1
startServer server1
startServer server1
- 使用している IBM HTTP Server または Web サーバーを始動します。
2001 ページまたは STRTCPSVR SERVER(*HTTP) HTTPSVR(instance_name ) コマンドを使用して、IBM HTTP Server を始動します。
コマンド・ウィンドウを使用して、ディレクトリーを IBM HTTP Server のインストール済みイメージ、またはユーザーの Web サーバーのインストール済みイメージに変更します。IBM HTTP Server に適切なコマンドを実行して、Web サーバーを始動します。コマンドの例を以下に示します。
IBM HTTP Server をコマンド行から始動する方法は、以下のとおりです。
IBMHttpServer/bin ディレクトリーの
apache コマンドと
apachectl コマンドにアクセスします。
- ブラウザーで http://localhost:9080/snoop を参照して、アプリケーション・サーバーによって提供される内部 HTTP トランスポートをテストします。ブラウザーで http://Host_name_of_Web_server_machine/snoop を参照して、Web サーバー・プラグインをテストします。
HTTP トランスポート・ポートはデフォルトで 9080 であり、すべてのプロファイルで固有でなければなりません。このポートは、default_host という名前の仮想ホストと関連し、
その仮想ホストは、インストール済みの DefaultApplication をホストするよう構成されています。Snoop サーブレットは、DefaultApplication の一部です。ポートを変更して、実際の HTTP トランスポート・ポートに一致させます。
- スヌープが稼働していることを確認します。
どちらかの Web アドレスで「Snoop Servlet - Request/Client Information」ページが表示されるはずです。
タスクの結果
Web サーバー・プラグインをインストールすると、
Plugins ディレクトリーおよびいくつかのサブディレクトリーが作成されます。例えば、以下のディレクトリーは、Linux システムで作成されたものです。
- plugins_root/bin/32bits または plugins_root/bin/64bits には、サポートされるすべての Web サーバーのバイナリー・プラグインが含まれています。
- plugins_root/logs には、ログ・ファイルが含まれています。
- plugins_root/properties には、バージョン情報が含まれています。
Installation Manager は、plugins_root/plugin-cfg.xml ファイルを使用するよう Web サーバーを構成します。
次のタスク
ローカル Web サーバーのバイナリー・プラグインをインストールしたら、
構成スクリプトを正常に実行して Web サーバーを使用する前に、管理対象ノードを作成する必要があります。
インストール手順の概要については、プラグイン構成を参照してください。
Web サーバーの構成に関連するファイルについての詳細は、Web サーバーの構成を参照してください。
サポートされる Web サーバーの、Web サーバー・プラグイン構成ツールによる構成方法について詳しくは、Web サーバー構成ファイルの編集を参照してください。
Web サーバー・プラグインのインストールに関するその他のインストール・シナリオについては、Web サーバー・プラグインの構成を参照してください。