wsadmin スクリプトによるメッセージ・エンドポイント・ライフ・サイクルの管理

Jython スクリプト言語を使用して、wsadmin ツールによるメッセージ・エンドポイントの管理を行います。 このトピックの手順を実行して、ご使用の構成でメッセージ・エンドポイント・プロパティーを照会し、 メッセージ・エンドポイントの非活動化または再活動化を行います。

このタスクについて

Java™ EE Connector Architecture (JCA) により、アプリケーション・サーバーは、メッセージング・リソース・アダプターからのインバウンド要求をメッセージ・エンドポイントにリンクすることができます。 メッセージ・エンドポイントの Managed Bean (MBean) は、アプリケーション・サーバーがメッセージ・エンドポイント・インスタンスに関連付ける Java Management Extensions (JMX) フレームワーク MBean の 1 つです。

このトピックでは、メッセージング・プロバイダーで目的の宛先にメッセージを送信できないという状況を管理します。例えば、プロバイダーは、基底となるメッセージ駆動型 Bean によるデータベース・サーバーへのトランザクションのコミットで応答がない場合、メッセージ・エンドポイントへのメッセージの送信に失敗する可能性があります。 この問題をトラブルシューティングするには、wsadmin ツールを使用してメッセージ・エンドポイントでのメッセージ処理を一時的に使用不可に設定します。 問題をトラブルシューティングした後で、wsadmin ツールを使用してメッセージ・エンドポイントを再活動化します。

IBM MQ に接続していて、アクティベーション・スペックで WAS_EndpointInitialState カスタム・プロパティーを使用して、メッセージ・エンドポイントが非活動状態で始動するようにした場合にも、このトピックを使用してください。 メッセージ・エンドポイントを活動化する準備ができたら、wsadmin ツールを使用します。

このトピックのステップでは、AdminControl オブジェクトと wsadmin ツールを使用し、以下の目的で Message Endpoint MBean を呼び出す方法を示します。
  • メッセージ・エンドポイントのプロパティーを表示する
  • メッセージ・エンドポイントを一時的に非活動化する
  • メッセージ・エンドポイントを再活動化する
注: バージョン 7.0 以降は、AdminControl オブジェクトと wsadmin ツールを使用して、メッセージ・エンドポイントを非活動化してエンドポイントでのメッセージの受信を休止したり、メッセージ・エンドポイントを再活動化してメッセージ処理を再開したりすることができます。IBM MQ に接続している場合、IBM MQ メッセージング・プロバイダーのアクティベーション・スペックの WAS_EndpointInitialState カスタム・プロパティーを使用して、メッセージ・エンドポイントが非活動状態で始動するようにすることもできます。 以前は、アプリケーションまたはリソース・アダプターが開始または停止するときに、アプリケーション・サーバーがメッセージ・エンドポイントを活動化や非活動化するだけでした。

手順


トピックのタイプを示すアイコン タスク・トピック



タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: last_date
http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-nd-mp&topic=txml_7msgend
ファイル名:txml_7msgend.html