[IBM i]

ユーザー・プロファイルおよび権限

WebSphere® Application Server は、デフォルトで QEJB および QEJBSVR という 2 つの OS/400® ユーザー・プロファイルを使用します。

QEJB ユーザー・プロファイルは、オペレーティング・システムの一部として出荷されます。 このユーザー・プロファイルは、WebSphere Application Server で使用するエンコード済みパスワードを保管するために使用する、 妥当性検査リスト・オブジェクトにアクセスする場合にのみ使用されます。 エンコード済みパスワードを保管する妥当性検査リスト・オブジェクトの使用法について詳しくは、 損傷した検証リスト・オブジェクトの復元または置換を参照してください。

QEJBSVR ユーザー・プロファイルは、WebSphere Application Server のインストール時に iSeries サーバー上に作成されます。 このプロファイルは、すべてのアプリケーション・サーバーの実行に使用するデフォルト・プロファイルです。 WebSphere Application Server が使用するディレクトリーとファイルは通常、ユーザー・プロファイル QEJBSVR によって所有されます。 WebSphere Application Server ランタイム、管理ツール、および Qshell スクリプトによって、作成されたオブジェクトに所有権と権限が正しく設定されます。 WebSphere Application Server ツールの外側で手動でオブジェクトを作成する場合、 または WebSphere Application Server が使用するオブジェクトに対する権限を変更する場合は、QEJBSVR がこれらのオブジェクトに対する正しい権限を持っていることを確認する必要があります。

grtwasaut スクリプトおよび rvkwasaut スクリプトを使用して、 統合ファイル・システムのオブジェクトについての権限を変更することもできます。 WebSphere Application Server の新規ディレクトリーを作成する場合、QEJBSVR ユーザー・プロファイルは、これらのディレクトリーに対する権限 (*RX) を読み取り、実行する必要があります。

別のユーザー・プロファイルを指定してアプリケーション・サーバーを実行している場合は、 そのグループ・プロファイルに QEJBSVR を指定することをお勧めします。 詳しくは、特定のユーザー・プロファイルの下でのアプリケーション・サーバーの実行を参照してください。


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