問題の診断 (診断ツールを使用)
さまざまな診断ツールが提供されており、アプリケーション・サービス提供環境で発生する問題の原因と影響を判別するのに役立ちます。
このタスクについて
本セクションは、エンタープライズ・アプリケーション、アプリケーション・サーバー、 または WebSphere® Application Server が機能しない理由を解明したり、 問題を解決したりする際に役立つことを目的としています。 処理の遅さやパフォーマンスが最適化されないことに関する問題の解決に重点を置くパフォーマンス・チューニングとは異なり、 問題の判別は、機能上の問題に対する解決法の発見に焦点を合わせています。
手順
- アプリケーションのデプロイまたは実行をすると、ClassNotFoundException のような例外が発生する場合、クラス・ローダー・ビューアーの使用を実行し、クラス・ローダーの問題を診断します。
- 既にエラー・メッセージを受け取っていて、すぐにその説明や推奨される対応を調べる必要がある場合は、インフォメーション・センターで「参照」>「メッセージ」にあるメッセージのセクションを展開して、メッセージを検索します。
- 基本または従来のログおよびトレース・インフラストラクチャーを使用していて、エラー・メッセージおよび警告メッセージの検索、メッセージの解釈、ログ・ファイルの構成についてヘルプが必要な場合、基本的または従来のメッセージ・ログの使用によるアプリケーションのトラブルシューティングを参照してください。
- High Performance Extensible Logging (HPEL) のログおよびトレースのインフラストラクチャーを使用していて、エラー・メッセージおよび警告メッセージの検索、メッセージの解釈、ログ・ファイルの構成についてヘルプが必要な場合、High Performance Extensible Logging (HPEL) を使用したアプリケーションのトラブルシューティングを参照してください。
- 難しい問題についてはトレースの使用が必要になる場合があります。 トレースにより、コンポーネント間の下位レベルの制御フローと相互作用が明らかになります。 トレースの理解と使用のヘルプについては、トレースの使用を参照してください。
ダンプ、エラー・ログ、および CTRACE 情報などの診断情報を表示するためのヘルプについては、 診断情報の表示を参照してください。
設定値またはツールを使用して問題の診断に役立てる場合のヘルプについては、 トラブルシューティング・ツールによる処理を参照してください。 これらのツールの中には本製品にバンドルされているツールもあり、無料でダウンロード可能なツールもあります。
- 診断プロバイダーの使用方法を学習するには、診断プロバイダーでの 作業を参照してください。
- WebSphere Application Server の公開 Web サイトで、問題の記述、よくある間違い、WebSphere Application Server の前提条件、 およびその他の問題判別情報の検索方法を見つけたり、IBM からの技術サポートを受けるには、IBM からのヘルプの取得を参照してください。
IBM developer kits: Diagnosis documentation では、 Java™ 関連の問題の解決に役立つ、デバッグ技術と 診断ツールについて説明しています。また、問題を IBM に依頼する方法についても説明しています。 ガイドは、http://www.ibm.com/developerworks/java/jdk/diagnosis/ にあります。
Troubleshoot IBM Developer Kit for Java では、Java 関連の問題の解決に役立つ、デバッグ技術と診断ツールについて説明しています。 また、問題を IBM に依頼する方法についても説明しています。
- 既知の問題とその解決策に関して IBM サポートから入手可能な最新情報については、 WebSphere Application Server Product support ページを参照してください。 最新の更新情報や、制限事項および既知の問題については、リリース情報を参照してください。
- PMR を開く前に、IBM サポートに送信するために収集する必要のある MustGather 情報があります。この情報は、IBM サポートが問題を特定し、解決するために役立ちます。IBM Support Assistant データ・コレクターを使用して、ご使用のシステムから MustGather 情報を自動的に収集することができます。
- ご使用のシステムから Must Gather タイプの情報を自動的に収集するには、『IBM Support Assistant データ・コレクター』を参照してください。