createSIBus コマンド

新規のサービス統合バスを作成するには、createSIBus コマンドを使用します。

コマンドを実行するには、wsadmin スクリプト・クライアントAdminTask オブジェクトを使用します。

[IBM i][IBM i]wsadmin スクリプト・クライアントは Qshell から実行されます。. [IBM i]詳しくは、wsadmin スクリプトを使用した WebSphere スクリプトを実行するための Qshell の構成.

サービス統合バスのコマンドには、コマンド行ヘルプが用意されています。
  • Jython で使用可能なサービス統合バス・コマンドのリストと、各コマンドの簡単な説明を見るには、wsadmin プロンプトで以下のコマンドを入力します。

    print AdminTask.help('SIBAdminCommands')

  • 特定のコマンドの概要ヘルプの場合は、wsadmin プロンプトで以下のコマンドを入力します。

    print AdminTask.help('command_name')

コマンドの使用後に、マスター構成に変更を保存します。次のコマンドを使用します。

AdminConfig.save()

目的

このコマンドは、新規サービス統合バスを作成します。

ターゲット・オブジェクト

なし

必須パラメーター

-bus busname
サービス統合バスを認識させるために使用する名前。固有の名前を選択します。

条件付きパラメーター

なし。

オプション・パラメーター

-description text
管理を目的とした、バスの説明 (オプション)。
-secure TRUE | FALSE
このバージョンでは、このパラメーターは推奨されません。
interEngineAuthAlias name
バス上のメッセージング・エンジン間の通信を許可するために使用される認証別名の名前。

バスに WebSphere® Application Server バージョン 6.x バス・メンバーが含まれる場合は、エンジン間認証別名を指定する必要があります。バス・セキュリティーが使用可能であれば、 バスはエンジン間認証別名を使用して、他のメッセージング・エンジンからの着信接続を認証します。 認証されていないメッセージング・エンジンはバスに接続できません。

-mediationsAuthAlias name
-securityGroupCacheTimeout timeout_value
timeout_value は、0 から 99999 までの範囲とすることができます。デフォルト値は 120 です。

タイムアウトの時間を長くすると、 ユーザー・レジストリーへの負荷が減り、パフォーマンスが向上しますが、 ユーザーのグループ・メンバーシップでの変更に対するシステムの反応が悪くなります。 グループ・キャッシュを最適な設定値に調整するには、 レジストリーの負荷と反応性の要求のバランスを取る必要があります。例えば、ユーザーのグループ・メンバーシップでの変更にシステムが素早く応答する必要がある場合は、タイムアウトを 15 分に指定します。 夜間の変更に翌日応答するなど、システムに求める応答の頻度がより低い場合は、タイムアウトを 1440 分 (24 時間) に指定します。 設定値を 0 にすると、 キャッシュ内のエントリーはタイムアウトしないため、サーバーが次に再始動されるまで保持されます。

この値への変更は即時に有効になり、 構成が変更されたバスのグループ・キャッシュにのみ影響します。

-protocol protocol

トランスポート・チェーンは、 サーバーのメッセージング・エンジン・インバウンド・トランスポート設定で定義したトランスポート・チェーンのいずれかと一致する必要があります。 サーバーにはすべて、いくつかのトランスポート・チェーンが自動的に定義されています。 新規のトランスポート・チェーンを作成することもできます。

デフォルトのトランスポート・チェーンは、 InboundBasicMessaging です。

-discardOnDelete TRUE | FALSE
削除されるメッセージ・ポイントのメッセージを廃棄する場合は、このオプションを TRUE に設定します。 削除されるメッセージ・ポイントのメッセージをシステム例外宛先に保存する場合は、このオプションを FALSE に設定します。
highMessageThreshold number
バス上のメッセージング・エンジンが、そのメッセージ・ポイントに配置できるメッセージの総数の最大値。

この値は、メッセージング・エンジンが作成される際にデフォルトで設定される、そのメッセージング・エンジンの高いメッセージしきい値として使用されます。

configurationReloadEnabled TRUE | FALSE
このバスのための構成ファイルを動的に再ロードするには、このオプションを TRUE に設定します。

このオプションが TRUE の場合、メッセージング・エンジンを再始動しなくても、バス構成に対する特定の変更が適用されます。これらの変更は、宛先またはメディエーションがバスに追加されたり、バスから除去されたりしたときに適用されます。 このオプションは、バス上のすべてのメッセージング・エンジンで、自動更新を行うかどうかも制御します。

-busSecurity TRUE | FALSE
このバスの許可ポリシーを強制するには、このオプションを TRUE に設定します。管理セキュリティーも使用可能にしておく必要があります。 バス・セキュリティーを常に使用不可にしておく場合は、 このオプションを FALSE に設定します。管理セキュリティーが使用不可になっている場合、バスは保護されていません。
-bootstrapPolicy SIBSERVICE_ENABLED | MEMBERS_AND_NOMINATED | MEMBERS_ONLY
3 つのオプションのうちのいずれかを設定して、バスのバス・メンバー・ポリシーを実施します。
SIBSERVICE_ENABLED
SIB サービスが使用可能であるセル内のいずれのサーバーでも、ブートストラップ要求を処理できます。
MEMBERS_AND_NOMINATED
バス・メンバーまたは指定されたブートストラップ・サーバーのみが、ブートストラップ要求を処理することができます。
MEMBERS_ONLY
バス・メンバーのみが、ブートストラップ要求を処理できます。
-useServerIdForMediations TRUE | FALSE
バスで単一のサーバー ID を使用してメディエーションを実行する場合には、このオプションを TRUE に設定します。 このオプションによって、ドメインごとにメディエーション認証別名を指定せずに、 複数のセキュリティー・ドメインでメディエーションを実行できます。 サーバー ID を使用して、グローバル・ドメインでメディエーションを実行することができます。 メディエーション認証別名を使用してメディエーションを実行する場合には、このオプションを FALSE に設定します。
-auditAllowed TRUE | FALSE
バスのセキュリティー監査を使用可能にするには、このオプションを TRUE に設定します。バスのセキュリティー監査を使用不可にするには、このオプションを FALSE に設定します。デフォルト値は TRUE です。このパラメーターを使用するには、監査管理者の権限が必要です。

AdminTask.createSIBus('[-bus bus1 -description [A new bus] -busSecurity false ]')
'bus1(cells/cell01/buses/bus1|sib-bus.xml#SIBus_1213019988044)'

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http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-nd-mp&topic=rjj_cli_bus_create
ファイル名:rjj_cli_bus_create.html