[IBM i]

grtwasaut コマンド

grtwasaut コマンドは、プロファイルおよびそれに関連するオブジェクトに対するユーザー権限を付与します。

使用法の説明と例に関しては、『プロファイルへの権限の認可』を参照してください。このスクリプトを実行するには、ユーザー・プロファイルに *ALLOBJ 権限が必要です。

構文

コマンド構文は次のようになります。
grtwasaut [-profileName profile] {-user usrprf | -authlist authlist}
 {-dtaaut dataAuth | -objaut objectAuth} [-object path]
 [-recursive] [-verbose] [-help]
grtwasaut コマンドを実行するときには、以下のパラメーターを指定する必要があります。
  • -user、-authlist、または両方
  • -dtaaut、objaut、または両方

パラメーター

grtwasaut コマンドで使用可能なオプションは、以下のとおりです。

-profileName
これはオプション・パラメーターです。値 profile には、権限を認可する対象となるプロファイルの名前を指定します。 デフォルト値は default です。
-user
usrprf には、権限を認可する対象となるユーザー・プロファイルを指定します。 複数のユーザー・プロファイルに権限を認可するには、単一の -user パラメーターですべてのユーザー・プロファイルを指定します。 プロファイルのリストを二重引用符 (") で囲みます。 例えば、usrprf1 と usrprf2 に権限を認可するには、-user "usrprf1 usrprf2" を指定します。 -user か -authlist、または両方を指定する必要があります。
-authlist
authlist には、権限を認可する対象となる許可リストを指定します。 -user か -authlist、または両方を指定する必要があります。
-dtaaut
dataAuth には、-user パラメーターによって指定されたユーザーに認可されるデータ権限を指定します。 有効な値は none、rwx、rx、rw、wx、r、w、x、exclude、autl、および same です。 オブジェクトに対するユーザーの現在のデータ権限は、指定された値によって置き換えられます。 -dtaaut、-objaut、または両方を指定する必要があります。このパラメーターの値に関する詳細については、CHGAUT (変更権限) コマンドの説明を参照してください。
-objaut
objAuth には、-user パラメーターで指定されたユーザーに認可されるオブジェクト権限を指定します。 有効な値は none、all、objexist、objmgt、objalter、objref、および same です。オブジェクトに対するユーザーの現在のオブジェクト権限は、指定された値によって置き換えられます。 -dtaaut、-objaut、または両方を指定する必要があります。このパラメーターの値に関する詳細については、CHGAUT (変更権限) コマンドの説明を参照してください。
-object
これはオプション・パラメーターです。値 path には、権限を認可する対象となるサブディレクトリーまたは部分的に修飾されたオブジェクト名を指定します。 プロファイル・ルートが値の先頭に付加され、完全修飾パスが得られます。 このパラメーターを指定しない場合のデフォルト値は、プロファイル・ルートです。 複数のオブジェクトに権限を認可するには、各オブジェクトごとにスクリプトを実行する必要があります。
-recursive
このオプション・パラメーターは、すべてのサブディレクトリーに権限を認可するかどうかを指定します。 このパラメーターを指定しない場合、権限は -object パラメーターで指定されたオブジェクトにのみ付与され、また、-object パラメーターを指定しない場合はプロファイル・ルート・ディレクトリーに付与されます。 このパラメーターは、-object パラメーターで指定されたすべてのオブジェクトに適用されます。
-verbose
このオプション・パラメーターは冗長メッセージをオンにします。スクリプトをデバッグする必要がある場合、冗長メッセージが役に立つことがあります。
-help
このオプション・パラメーターはヘルプ・メッセージを表示します。このパラメーターを指定した場合、 スクリプトは他のすべてのパラメーターを無視します。

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ファイル名:rxml_grtwasaut.html