このタスクは、UDDI レジストリー・データ用のデータベース・ストアとして DB2® for z/OS® を使用する場合に実行します。
始める前に
分散オペレーティング・システムが稼働するマシンから、z/OS オペレーティング・システムのリモート DB2 データベースに接続するには、DB2 バージョン 8.2 以降を使用する必要があります。
また、DB2 Connect™ ライセンスも必要になります (詳しくは、DB2 の資料を参照してください)。
リモート・データベースを作成する場合、最初に、製品に関連する機能についてのデータベース製品文書を参照してください。
このタスクについて
このタスクは、UDDI レジストリーの設定およびデプロイの一環として、UDDI レジストリーごとに 1 回のみ実行します。
DB2 for zSeries バージョン 7 では、以下の制約事項があります。
- 公開ストリングおよび照会ストリングは、255 文字までです。詳しくは、
UDDI レジストリー・クライアント・プログラミングに関するトピックを参照してください。
- UDDI 照会要求が複雑なユニコード文字を含む discoveryURL を使用する場合、要求は必要なエンティティーを戻すのに失敗することがあります。
DB2 のこのバージョンをご使用の場合は、discoveryURL エレメントでユニコード文字を使用しないでください。
手順
- app_server_root/UDDIReg/rexx で提供された createddl.sh スクリプトを、希望する一時的ディレクトリーにコピーします。
- UNIX システム・サービス (USS) のコマンド・プロンプトを使用して、createddl.sh スクリプトのコピーを以下のように編集します。
- テキスト Define some constants を検索します。
- WebSphere® Application
Server がデフォルトのロケーションにインストールされていない場合は、
そのロケーションを反映するように定数 root_dir を更新してください。
UDDIReg ディレクトリーがパスの末尾に残存している必要があります。
- デフォルトの一時ディレクトリーを使用しない場合は、temp_dir 定数を更新して、必要な一時ディレクトリーを指定します。
- USS コマンド・プロンプトを使用し、次のコマンドを入力して createddl.sh スクリプトのコピーを実行します。
createddl.sh database_name tablespace_name hlq
パラメーターは、以下のとおりです。- database_name
- 必要な DB2 テーブルおよび他のコンポーネントを定義する際に使用する名前です。デフォルトは UDDI30 です。
- tablespace_name
- データベース表が定義されるテーブル・スペースです。
デフォルトは UDDI30TS です。
- hlq
- SQL およびジョブ制御言語 (JCL) の区分データ・セット (PDS) が作成される、高位修飾子です。デフォルトは IBMUSER です。
このスクリプトは、後続のステップで必要なメンバーを含む、区分データ・セット hlq.UDDI.SQL および hlq.UDDI.JCL を生成します。
デフォルトのパラメーターを使用してスクリプトが正常に実行されると、以下の結果が出力されます。
database.tablespace = UDDI30.UDDI30TS
HLQ = IBMUSER
( 14) /WebSphere/V8R0M0/AppServer/UDDIReg/databaseScripts/uddi30crt_10_prereq_db2.sql
( 436) /WebSphere/V8R0M0/AppServer/UDDIReg/databaseScripts/uddi30crt_20_tables_generic.sql
( 136) /WebSphere/V8R0M0/AppServer/UDDIReg/databaseScripts/uddi30crt_25_tables_db2udb.sql
( 452) /WebSphere/V8R0M0/AppServer/UDDIReg/databaseScripts/uddi30crt_30_constraints_generic.sql
( 14) /WebSphere/V8R0M0/AppServer/UDDIReg/databaseScripts/uddi30crt_35_constraints_db2udb.sql
( 559) /WebSphere/V8R0M0/AppServer/UDDIReg/databaseScripts/uddi30crt_40_views_generic.sql
( 94) /WebSphere/V8R0M0/AppServer/UDDIReg/databaseScripts/uddi30crt_45_views_db2udb.sql
( 329) /WebSphere/V8R0M0/AppServer/UDDIReg/databaseScripts/uddi30crt_50_triggers_db2udb.sql
( 16) /WebSphere/V8R0M0/AppServer/UDDIReg/databaseScripts/uddi30crt_60_insert_initial_static_
data.sql
( 39) /WebSphere/V8R0M0/AppServer/UDDIReg/databaseScripts/uddi30crt_70_insert_default_database_
indicator.sql
Conversion complete
/tmp/udditmp/makedb71.jcl ===> IBMUSER.UDDI.JCL(MAKEDB71)
/tmp/udditmp/makedb81.jcl ===> IBMUSER.UDDI.JCL(MAKEDB81)
/tmp/udditmp/table.sql ===> IBMUSER.UDDI.SQL(TABLE)
/tmp/udditmp/table7.sql ===> IBMUSER.UDDI.SQL(TABLE7)
/tmp/udditmp/index.sql ===> IBMUSER.UDDI.SQL(INDEX)
/tmp/udditmp/view.sql ===> IBMUSER.UDDI.SQL(VIEW)
/tmp/udditmp/trigger.sql ===> IBMUSER.UDDI.SQL(TRIGGER)
/tmp/udditmp/alter.sql ===> IBMUSER.UDDI.SQL(ALTER)
/tmp/udditmp/initial.sql ===> IBMUSER.UDDI.SQL(INITIAL)
/tmp/udditmp/insert.sql ===> IBMUSER.UDDI.SQL(INSERT)
- ご使用の DB2 のセットアップ、およびデフォルトまたはカスタマイズされた UDDI ノードのいずれを使用するかに応じて、
該当する MAKEDB メンバーのテンプレートを変更します。 JCL ライブラリーには、DB2 データベースを作成する 2 つのサンプル・ジョブがあります。
1 つは DB2 バージョン 7 用であり、もう 1 つは DB2 バージョン 8 用です。
これらのジョブの JCL スクリプトは、hlq.UDDI.JCL 区分データ・セットのメンバー MAKEDB71 および MAKEDB81 にそれぞれあります。
これらの JCL スクリプトは、変更可能なテンプレートです。
- 必要に応じて、ジョブ・アカウンティング情報を追加または変更できます。
- 上記のステップでのスクリプトの実行時にデフォルトとは異なる高位修飾子を使用した場合は、
出現するすべての IBMUSER が指定した修飾子に変更されていることを確認してください。
- デフォルトの UDDI ノードとしてデータベースを使用しない場合は、
SQL PDS の INSERT メンバーを指定しているジョブの行をコメント化します。
この行は、通常はジョブの最終行です。
- LIB パラメーターのすべてのオカレンスが、DB2 をインストールしたディレクトリーを正確に反映していることを確認します。
- タイム・シェアリング・オプション (TSO) を使用して、前のステップで変更したジョブをサブミットします。
このジョブにより、DB2 データベースが作成されます。
次のタスク
UDDI レジストリー・ノードのセットアップとデプロイを継続します。