IBM MQ リソース・アダプターのプロパティーの構成

IBM MQ メッセージング・プロバイダー・アクティベーション・スペックで使用される、接続プールに影響する IBM MQ リソース・アダプター・プロパティーを構成することができます。

このタスクについて

IBM MQ メッセージング・プロバイダーが使用する IBM MQ リソース・アダプターの構成で使用されるプロパティーには次のものがあります。
  • maxConnections
  • connectionConcurrency (このプロパティーを設定すると、WebSphere® Application Server 7 のノードのみに影響します。このプロパティーは、WebSphere Application Server バージョン 8 以降のノードには影響しません。)
  • reconnectionRetryCount
  • reconnectionRetryInterval
  • startupRetryCount
  • startupRetryInterval
これらのプロパティーは、IBM MQ メッセージング・プロバイダーのアクティベーション・スペックが使用する接続プールに影響します。IBM MQ メッセージング・プロバイダーのキュー、トピック、および接続ファクトリーには影響しません。

これらのプロパティーについて詳しくは、IBM MQ インフォメーション・センターのResourceAdapter オブジェクトの構成を参照してください。

IBM MQ リソース・アダプター・プロパティーを構成するには、管理コンソールを使用して以下のステップを実行します。

手順

  1. ナビゲーション・ペインで「「リソース」 > 「JMS」->「JMS プロバイダー (JMS providers)」」をクリックして、JMS プロバイダーのリストを目次ペインに表示します。
  2. オプション: 異なる範囲設定で定義される JMS リソースを管理する場合は、「有効範囲」の設定を必要なレベルに変更します。
    注: これらのプロパティーは、設定先のメッセージング・プロバイダーおよびリソース・アダプターと同じ有効範囲で定義されている IBM MQ メッセージング・プロバイダー・オブジェクトにのみ影響を与えます。したがって、例えば、「最大接続数」プロパティーをサーバーの有効範囲で特定の設定値に設定した場合、この設定値が影響するのは、サーバーを有効範囲とする IBM MQ メッセージング・プロバイダー・アクティベーション・スペックのみです。
  3. 表示された JMS プロバイダーのリストの「プロバイダー」列で、 操作する IBM MQ メッセージング・プロバイダーの名前をクリックします。
  4. 目次ペインの「追加プロパティー」で、「リソース・アダプター・プロパティー (Resource adapter properties)」をクリックして、そのプロパティーの構成ページを表示します。
  5. 以下のプロパティーに必要な値を指定します。
    最大接続数
    IBM MQ キュー・マネージャーへの最大接続数。
    接続並行性
    各接続によって提供できるメッセージ駆動型 Bean の最大数。このプロパティーを設定すると、WebSphere Application Server 7 のノードのみに影響します。このプロパティーは、WebSphere Application Server バージョン 8 以降のノードには影響しません。
    再接続再試行カウント
    接続が失敗した場合に IBM MQ メッセージング・プロバイダー・アクティベーション・スペックが IBM MQ キュー・マネージャーへの再接続を試行する最大回数。
    再接続再試行間隔
    IBM MQ キュー・マネージャーへの再接続を再試行するまでの IBM MQ メッセージング・プロバイダー・アクティベーション・スペックによる待機時間 (ミリ秒単位)。
    startupRetryCount
    開始時に MDB への接続を試行するデフォルトの回数 (アプリケーション・サーバーの始動時に IBM MQ キュー・マネージャーが実行されていない場合)。
    startupRetryInterval
    次の接続開始を試行するまでのデフォルトのスリープ時間 (ミリ秒)。
  6. 「適用」をクリックします。これにより、WebSphere Application Server にプロパティーが定義され、追加プロパティーを参照または変更できるようになります。
  7. マスター構成に対する変更をすべて保存します。
  8. 変更した構成を有効にするには、アプリケーション・サーバーを停止してから再始動してください。

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ファイル名:tmm_wmqra_propconfig.html