このタスクは、タイマーを使用する Enterprise JavaBeans (EJB) アプリケーションを実装するときに使用します。
このタスクについて
WebSphere® Application Server では、EJB タイマー・サービスが EJB タイマーを新しいスケジューラー・サービス・タスクとして実装します。
デフォルトでは、これらのタスクを管理するために内部 (または事前構成) スケジューラー・インスタンスが使用され、これらのタスクはサーバー・プロセスに関連した Apache Derby データベースに存続します。
タイマー・オブジェクトの作成および取り消しは、トランザクションであり、パーシスタントです。
すなわち、タイマー・オブジェクトがトランザクション内で作成され、そのトランザクションがその後ロールバックされると、タイマー・オブジェクトの作成もロールバックされます。
同様の規則がタイマー・オブジェクトの取り消しに適用されます。タイマー・オブジェクトはまた、アプリケーション・サーバーのシャットダウンや再始動の間でも残ります。
また、特定の EJB コンテナー用の EJB タイマー・サービスを構成して管理することもできます。
手順
- エンタープライズ Bean コードをマイグレーションします。
- サポートされている仕様に従ってエンタープライズ Bean コードをマイグレーションします。
- タイマー・サービス用のエンタープライズ Bean を開発します。
- WebSphere Application Server では、EJB タイマー・サービスが EJB タイマーを新しい種類のスケジューラー・サービス・タスクとして実装します。
デフォルトでは、内部の (または事前に構成された) スケジューラー・インスタンスを使用して、これらのタスクを管理し、タスクはサーバー処理に関連する Apache Derby データベースに存続します。
- エンタープライズ Bean アプリケーションの EJB モジュールをアセンブルします。
- EJB モジュールを
アセンブルして、エンタープライズ Bean および関連するコードの成果物を含めます。
Web コンポーネント、クライアント・コード、およびリソース・アダプター・
コードを別々のモジュールにグループ化します。
EJB モジュールは、アセンブルされた後、スタンドアロン・アプリケーションとしてインストールするか、または他のモジュールと組み合わせて 1 つのエンタープライズ・アプリケーションを作成します。
- EJB モジュールをデプロイします。
- EJB モジュールをデプロイする際には、デプロイされたモジュールをサポートするように構成されたサーバーにそのモジュールをインストールします。
1 つ以上の EJB モジュールをアセンブルし、1 つ以上の Web モジュールをアセンブルして、それらを Java™ EE アプリケーションにアセンブルします。
- タイマー・サービスを管理します。
- WebSphere Application Server の管理コンソールを通じて、特定の EJB コンテナー用の EJB タイマー・サービスを構成し、管理することができます。
複数のサーバーで同じデータベースを共有するようにタイマー・サービスを構成する方法は 2 つあります。
- EJB 3 アプリケーションを保護します。
- エンタープライズ Bean メソッドは、セキュリティー・ロールを割り当てることによって
保護できます。セキュリティー・ロールを割り当てる前に、保護が必要な EJB メソッドとその保護方法について知る必要があります。
- EJB アプリケーションをチューニングします。
- EJB コンテナー・キャッシュのサイズに影響を与えるアプリケーションを使用した場合は、誤ったサイズ設定により、アプリケーションのパフォーマンスが影響を受けることがあります。
EJB 3.0 モジュールではエンティティー Bean がサポートされないことを認識しておくことが重要です。
EJB コンテナーを最適パフォーマンス・レベルにチューニングする手順の 1 つに、EJB キャッシュの微調整があります。
- EJB 3.x アプリケーションをトラブルシューティングします。
- 以下のトラブルシューティングのヒントは、エンタープライズ
Bean へのアクセスに関連する問題に使用してください。
タスクの結果
タイマーを使用する EJB アプリケーションを実装する作業は完了しました。