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7 文字のサーバー・ショート・ネームの 8 文字への変換
製品では、デフォルトでアプリケーション・サーバーとデプロイメント・マネージャーに 7 文字のショート・ネーム (JOBNAME) を使用することを前提としています。 使用しているネーミング規格で 8 文字が必要とされる場合、7 文字のサーバーのショート・ネームを 8 文字に延長することができます。
始める前に
- Resource Recovery Service (RRS) ログ名は、サーバーのショート・ネームに基づいています。
サーバーのショート・ネームを変更すると、RRS に対するサーバーの ID が変更されます。
これにより、既存のトランザクションおよびパートナー・ログが
中止されるか、または新規名に一致しなくなり、これらの状況に応じて再始動時に問題が
発生する可能性があります。
このような問題は、未解決の RRS リカバリー単位 (UR) が
なくなった後に名前を変更することで回避できます。
RRS のパネルを使用して UR に関する情報を表示する手順については、「z/OS® MVS™ プログラミング: リソース・リカバリー」を参照してください。
サーバーで 8 文字のショート・ネームを安全に使用する唯一の方法は、サーバーを最初に始動する前に指定する方法であることに注意してください。
- 7 文字のサーバーのショート・ネームを 8 文字に変換するには、 サーバントの開始コマンドで使用される JOBNAME を変更する必要があります。これにより、以前このジョブに 一致していた System Authorization Facility (SAF) の始動済みのクラスが 一致しなくなる可能性があります。SAF STARTED クラス・プロファイルを確認して、必要に応じて新規クラスを定義してください。
- JOBNAME は、開始コマンドの引数の一部のように見えるため、COMMNDxx PARMLIB メンバー、およびサーバーを始動するための開始コマンドを発行する、他の自動化の形式を調べる必要があります。
- ワークロード管理 (WLM) の静的 APPLENV 定義の開始パラメーターを確認します。
これらのパラメーターは、サーバント・プロセス (サーバー領域) を始動する場合に使用されます。
静的 APPLENV を使用する場合、サーバー用に WLM が使用する開始パラメーター・ストリングは、JOBNAME=BBOS001S,ENV=... のようになります。
この JOBNAME をそのまま使用するのか、それとも以下のステップで指定する新規 JOBNAME に変更するのかを決定する必要があります。
元の JOBNAME でも十分です。
この考慮事項は、WLM 動的 APPLENV を使用している場合には該当しません。
- 必要なリソース・アクセス管理機能 (RACF®) プロファイルを確認し、サーバーのこれらのショート・ネームをサポートするように更新します。 詳しくは、『RACF サーバー・クラス・プロファイルによるアプリケーション環境の制御』の説明を参照してください。
このタスクについて
7 文字のサーバー・ショート・ネームを 8 文字へ延長するには、以下の手順を実行します。