IBM MQ リンクの送信側
IBM MQ リンクの送信側は、メッセージを IBM MQ フォーマットのメッセージに変換した後、それらのメッセージを IBM MQ ゲートウェイ・キュー・マネージャーまたは (WebSphere® MQ for z/OS® の場合) キュー共有グループ上の受信側チャネルに送信します。
IBM MQ リンクの一部である IBM MQ リンクの送信側は、IBM MQ の送信側チャネルの動作をエミュレートします。
- IBM MQ リンクを定義する際に MQ リンクの送信側の属性を定義することができます。その際には、外部バス接続ウィザードを使用すると便利です。
- MQ リンクの送信側と MQ リンクの受信側の属性の多くは、同じ管理コンソール ・パネル上でグループ化されていて共通しています。つまり、入力する値 はリンクの送信側と受信側の両方で使用されます。
- MQ リンクの送信側の初期状態が開始済みに設定されている場合、MQ リンクの送信側は IBM MQ リンクの開始時に開始します。IBM MQ リンクが停止済みに 設定されると、MQ リンクの送信側は停止します。
- MQ リンクの送信側が停止している場合、IBM MQ リンクは使用不可となり、メッセージは、MQ リンクの送信側が再始動するまでサービス統合バスで保留されます。
- MQ リンクの送信側は、長い応答先 (reply-to) 宛先名 (つまり、長すぎて IBM MQ が処理できない名前) を検出すると、そのメッセージを例外宛先に送信します。
- MQ リンクの送信側を定義するのは、メッセージを IBM MQ ネットワークに送信する場合に限ります。 着信メッセージを受信するのみであれば、MQ リンクの送信側は必要ありません。
IBM MQ リンクの送信側チャネルには、トランスポート・チェーンというフィールドがあります。このフィー ルドは、非セキュア・チャネルと通信する OutboundBasicMQLink、または セキュア SSL チャネルと通信する OutboundSecureMQLink の値を取ること ができます。非セキュア・リスナーはポート 5558 でのインバウンド要求 を listen し、セキュア・リスナーはポート 5578 でのインバウンド要求を listen します。