Java EE デフォルト・リソースの設定
このページを使用して、Java™ Platform, Enterprise Edition (Java EE) デフォルト・リソースがバインドされる先のリソースを指定します。
この管理コンソール・ページを表示するには、
とクリックします。有効範囲
構成されるリソースの有効範囲を指定します。この値は、構成ファイルの場所を示します。
各 Java EE デフォルト・リソースには、 セル有効範囲、ノード有効範囲、およびサーバー有効範囲ごとに、1 つのバインディングが構成可能です。デフォルトでは、 各デフォルト・リソースのバインディングはセル有効範囲でのみ設定されます。構成可能な有効範囲のすべてでデフォルト・リソース・バインディングを構成するか、一部の有効範囲で構成するか、あるいは、どの有効範囲でも構成しないことが可能です。
1 つのデフォルト・リソースに対して複数のバインディングがある場合、それらのバインディングは次の優先順位で解決されます。
- サーバー有効範囲
- ノード有効範囲
- セル有効範囲
Default Datasource
デフォルト・データ・ソースにバインドする Java Database Connectivity (JDBC) データ・ソースを指定します。
デフォルト構成内のデフォルト・データ・ソースは、実稼働環境ではサポートされない Derby 組み込みデータ・ソースです。サポートされているデフォルト・データ・ソースを実稼働環境で使用するには、 デフォルト・データ・ソースのバインディングを再構成して、サポートされるデータ・ソースを参照するようにする必要があります。
デフォルト ContextService
デフォルト ContextService リソースにバインドする作業マネージャー・リソースを指定します。ContextService リソースは、典型的には Java EE 環境で稼働するアプリケーション用のコンテキストで、動的プロキシー・オブジェクトを作成するためのメソッドを提供します。
デフォルト ManagedExecutorService
デフォルト ManagedExecutorService リソースにバインドする作業マネージャー・リソースを指定します。 ManagedExecutorService リソースは、Java EE 環境で稼働するタスクをサブミットするためのメソッドを提供します。
デフォルト ManagedScheduledExecutorService
デフォルト ManagedScheduledExecutorService リソースにバインドする作業マネージャー・リソースを指定します。ManagedScheduledExecutorService リソースは、 Java EE 環境で稼働する遅延タスクまたは定期的タスクをサブミットするためのメソッドを提供します。
デフォルト ManagedThreadFactory
デフォルト ManagedThreadFactory リソースにバインドする作業マネージャー・リソースを指定します。ManagedThreadFactory リソースは、Java EE 環境で稼働するスレッドを作成するためのメソッドを提供します。
デフォルト JMS ConnectionFactory
デフォルト接続ファクトリー・リソースにバインドする Java Message Service (JMS) 接続ファクトリー・リソースを指定します。
デフォルト JMS 接続ファクトリーはセル有効範囲でのみ使用可能であり、 defaultBus という名前の SIBus を参照します。デフォルト JMS 接続ファクトリーを使用するには、 defaultBus という名前のサービス統合バスを作成するか、または、 管理コンソールで、デフォルト JMS 接続ファクトリーの「バス名」プロパティーを、 適切な SIBus を参照するように変更します。どちらの場合も、バスにメンバー (アプリケーション・サーバー) を追加し、 永続性のためのメッセージ・ストアのタイプ (ファイル・ストアまたはデータ・ストア) を選択して、メッセージング・エンジン・ランタイムを取得する必要があります。