バス上での別名宛先の作成
サービス統合バス上に別名宛先を作成できます。別名宛先は、キュー宛先またはトピック・スペース宛先の代替名をマップします。設定する別名宛先のプロパティーはすべて、宛先のデフォルトをオーバーライドします。
このタスクについて
別名宛先は、別名のバス名と宛先名 (ID) を、ターゲットのバス名と宛先名 (いずれか一方が異なる、あるいはその両方が異なる) にマップします。
新規の別名宛先を定義するには、管理コンソールを使用して以下のステップを実行します。
手順
- ナビゲーション・ペインで、「サービス統合 ->「バス」」をクリックします。
- 目次ペインで、別名宛先が作成されるバスの名前をクリックします。
- 目次ペインの「宛先リソース」の下にある「宛先」をクリックします。 すべての既存バス宛先のリストが表示されます。
- 宛先を作成するには、「新規作成」をクリックします。
- 「新規宛先の作成」ページで、「別名」を選択します。
- 「次へ」をクリックします。
- 「ID」フィールドで、 別名宛先を参照する際にアプリケーションが使用する宛先の名前を入力します。
- 宛先について以下のプロパティーを指定します。
- バス
- 別名宛先を参照する際にアプリケーションが使用するバスの名前。このフィールドを空にすると、ローカル・バスの名前が使用されます。
- ターゲット ID
- この別名宛先が表すターゲット宛先の ID。
別名宛先が IBM MQ により提供されたキューをターゲットにする場合は、キュー名とキュー・マネージャー名を連結した値、queue_name@qmanager_name (例えば Queue1@Qmgr2) を入力します。
- ターゲット・バス
- ターゲット宛先をホスティングするバスの名前。これには、IBM MQ ネットワークを表すローカル・バス、外部サービス統合バス、または外部バスの名前を使用することができます。デフォルトは、「バス」プロパティー用に指定された名前です。
- オプション: 宛先について以下のプロパティーを指定します。これらは、宛先のデフォルトをオーバーライドします。
- 説明
- 管理を目的とした、宛先のオプション説明。
- プロデューサーによるデフォルトの信頼性のオーバーライドを可能にする
- プロデューサーと宛先の間のメッセージ・フローのサービスの品質を制御します。宛先に対して定義されている品質の代わりに、 プロデューサーが指定したサービスの品質を使用する場合は、このオプションを選択してください。
- デフォルトの信頼性
- INHERIT
- ターゲット宛先で構成された信頼性を使用します。
- ベスト・エフォート非パーシスタント
- メッセージング・エンジンで処理の停止または障害が起こった場合、メッセージは廃棄されます。メッセージの送信に使用されている接続が使用不可になった場合、 またはシステム・リソースに制約があった場合にも、メッセージは廃棄される可能性があります。
- 高速非パーシスタント
- メッセージング・エンジンで処理の停止または障害が起こった場合、メッセージは廃棄されます。メッセージの送信に使用されている接続が使用不可になった 場合にも、メッセージは廃棄される可能性があります。
- 高信頼性非パーシスタント
- メッセージング・エンジンで処理の停止または障害が起こった場合、メッセージは廃棄されます。
- 高信頼性パーシスタント
- メッセージング・エンジンで障害が起こった場合、メッセージは廃棄される可能性があります。
- 保証パーシスタント
- メッセージは廃棄されません。
注: 信頼性のレベルが高いほど、パフォーマンスに与える影響は大きくなります。サービス統合の信頼性レベルについて詳しくは 、メッセージの信頼性レベル - JMS デリバリー・モードとサービス統合のサービスの品質を参照してください。
- 最大信頼性
プロデューサーは、このプロパティーで指定した値よりも高い信頼性を利用してこの宛先にメッセージを送信することはできません。
- INHERIT
- ターゲット宛先で構成された信頼性を使用します。
- ベスト・エフォート非パーシスタント
- 高速非パーシスタント
- 高信頼性非パーシスタント
- 高信頼性パーシスタント
- 保証パーシスタント
サービス統合の信頼性レベルについて詳しくは 、メッセージの信頼性レベル - JMS デリバリー・モードとサービス統合のサービスの品質を参照してください。
- 送信許可
- INHERIT
- ターゲット宛先で構成された値を使用します。
- TRUE
- プロデューサーは、メッセージをこの宛先に送信できます。
- FALSE
- プロデューサーは、メッセージをこの宛先に送信できません。
- 受信許可
- INHERIT
- ターゲット宛先で構成された値を使用します。
- TRUE
- コンシューマーはメッセージをこの宛先から受信することができます。
- FALSE
- コンシューマーはメッセージをこの宛先から受信することができません。
- デフォルトの転送ルーティング・パス
- 許可検査をターゲット宛先に委任
- ユーザーが別名宛先にアクセスする
ときにチェックされる宛先アクセス・ロールを指定します。この
オプションが選択されている場合、ターゲット宛先の宛先アクセス・ロール
がチェックされます。このオプションが選択されていない場合、
別名宛先の宛先アクセス・ロールがチェックされます。
ターゲット宛先 のセキュリティーをオーバーライドしない場合は、このオプションを選択してください。
- 「次へ」をクリックします。
- 「別名宛先作成の確認」ページで、アクションの要約を検討します。
- 別名宛先を作成するには、「終了」をクリックします。
- 宛先プロパティーを変更する場合は、「戻る」をクリックし、前のページでプロパティーを変更します。
- 変更をマスター構成に保存します。
次のタスク
宛先のセキュリティー設定をオーバーライドするには、宛先ロールの管理を参照してください。
関連情報:


http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-nd-mp&topic=tjo0004_
ファイル名:tjo0004_.html