WebSphere Application Server での JMS 用シン・クライアントのインストールおよび構成

WebSphere® Application Server での JMS 用シン・クライアントを使用するには、アプリケーション・サーバーまたはアプリケーション・クライアントの %WAS_HOME%/runtimes ディレクトリーから com.ibm.ws.sib.client.thin.jms_8.5.0.jar およびその他の必要なすべてのファイルをコピーします。

このタスクについて

WebSphere Application Server での JMS 用シン・クライアントは、WebSphere Application Server バージョン 6.0.2 以降のデフォルト・メッセージング・プロバイダー・メッセージング・エンジンで使用できます。 このメッセージング・エンジンへの接続では、TCP または SSL のいずれかを使用できます。 HTTP 接続はサポートされていません。

OSGi 環境におけるクライアントのインストールと構成は異なり、OSGi 環境における WebSphere Application Server での JMS 用シン・クライアント のインストールおよび構成 に説明されています。

このクライアントは任意の場所にインストールすることが可能で、サポートされているすべての Java™ 2 Platform, Standard Edition 1.5.0 (別名 5.0) 以降の Java ランタイム環境 (JRE) で実行することができます。 このクライアントでは、以下の JRE がサポートされています。
  • IBM® JRE 1.5.0 以降
  • Sun JRE 1.5.0 以降
  • HP-UX JRE 1.5.0 以降
  • Lotus® Expeditor バージョン 6.1 以降 (J2SE 5.0 以降の Device Runtime Environment を使用)。 jclDesktop プロファイルおよび jclDevice プロファイルはサポートされていません。

インストール後に、このクライアントでは、jar ファイル (複数可) をクライアント・アプリケーションのクラスパスに追加すること以外の構成作業は必要ありません。 JMS 接続ファクトリーをプログラマチックに作成するか、 Java Naming and Directory Interface (JNDI) を使用することができます。必要に応じて Secure Sockets Layer (SSL) 設定を構成することによって、セキュア接続を使用することができます。

手順

  1. 任意の場所にクライアントをインストールします。 クライアントは常に WebSphere Application Server インストール済み環境の /runtimes ディレクトリーにインストールされます。また、オプションで、別の WebSphere Application Server 提供品である WebSphere Application Server 用 Application Client によってインストールすることができます。クライアントは、以下の 3 つのファイルとして出荷されます。
    • com.ibm.ws.sib.client.thin.jms_8.5.0.jar - 通常の JMS クライアントです。
    • com.ibm.ws.sib.client_ExpeditorDRE_8.5.0.jar - Lotus Expeditor 用にパッケージされた JMS クライアントです。
    • sibc.nls.zip - 言語固有のリソース・バンドルです。 これらのファイルを任意の組み合わせで解凍することができます。 クライアントにはあらかじめ米国英語が含まれています。 したがって、米国英語以外の言語を使用する場合に必要になるのは、sibc.nls.zip にある追加の言語ファイルのみです。
  2. クライアント・アプリケーションのクラスパスに当該 jar ファイル (複数可) を組み込みます。
    1. JMS コードをコンパイルするには、javac コマンドの CLASSPATH 設定にクライアントの jar ファイルを組み込みます。
    2. JMS コードを実行するには、java コマンドの CLASSPATH 設定に、クライアントの jar ファイルのほか、sibx.nls.zip から解凍した必要なすべてのオプション言語ファイルを組み込みます。
  3. WebSphere Application Server での JMS 用シン・クライアントによる JMS リソースの使用の説明に従って、必要な JMS リソースを構成します。
  4. セキュア接続が必要な場合には、JMS クライアントおよび JMS リソース・アダプターの接続の保護の説明に従って SSL を構成します。

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タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: last_date
http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-nd-mp&topic=tjj_jmsthcli_dev
ファイル名:tjj_jmsthcli_dev.html