[z/OS]

APPC の自動化およびリカバリーのシナリオ

このページには、APPC の自動化およびリカバリーに関する シナリオおよび情報が含まれています。

表 1. APPC の自動化とリカバリーに関するシナリオと情報. 以下の表を使用して、APPC のさまざまな問題を診断できます。
タスク APPC の自動化およびリカバリーのシナリオ
開始 WebSphere® Application Server for z/OS® の前に APPC を開始する必要があります。 理論上では、WebSphere Application Server for z/OS は APPC よりも前に開始することもできますが、それは IMS™ APPC LRMI が関連付けられたコンテナー内にディスパッチされるオブジェクトが存在しない場合に限ります。APPC が WebSphere Application Server for z/OS よりも前に開始されず、かつ IMS との対話に APPC コネクターを使用する場合は、 接続されません。 CICS® の場合は、APPC/MVS が稼働している必要はありません。 APPC を VTAM® の後に開始する必要はありません。
シャットダウン 開始手順の逆に実行します。 WebSphere Application Server for z/OS、APPC、VTAM の順にシャットダウンします。
障害が発生した場合の、 未完了または未確定のトランザクションの処理 通信に APPC を使用していて、 それに障害が発生した場合は、以下のことを行います。
  1. APPC 接続のあるすべてのサーバーをシャットダウンします。
  2. APPC を再始動します (APPC が完全に失敗した場合)。
  3. WebSphere Application Server for z/OS サーバーを再始動します。
注: APPC は自分自身で再同期します。 トランザクションが未確定である場合、APPC がユーザーによって再始動されるまで IMS は待機します。 IMS はリカバリーに関して RRS に依存しています。 RRS は、 ダウンする前に通信していたあらゆるサブシステムとハンドシェークを行うことで、 未確定のトランザクションを解決します。 CICS を使用している場合、CICS には独自のコーディネーターが存在するので注意してください。
APPC が稼働しているかどうかの判別方法 DISPLAY APPC,LU,ALL コマンドを実行します。 APPC がアクティブでない場合、該当するものを表示します。 さらに、WebSphere Application Server for z/OS および/または IMS によって使用される論理装置の状況がアクティブになっている必要があります。 それ以外の場合、APPC 作業は正常に実行されません。
APPC がダウンすると WebSphere for z/OS はどうなるのか ? IMS APPC PAA を使用しようとするオブジェクトはいずれも機能しません。 APPC を使用しようとするコンテナーのために稼働しているサーバー領域で 、C9C24C05 エラーが発生する可能性があります。 これは、APPC ALLOCATE 要求を実行しようとして失敗したということです。 この領域に関連するログには、APPC の問題を特定できるようにするための APPC エラー診断情報もさらに含まれています。
APPC がダウンするとその他のサブシステムはどうなるのか ? 該当なし
詳細情報の参照先
  • z/OS MVS™ 計画: 操作
  • z/OS MVS 計画: APPC/MVS 管理
  • z/OS MVS プログラミング: リソース・リカバリー

トピックのタイプを示すアイコン 参照トピック



タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: last_date
http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-nd-mp&topic=rtrb_appcautorec
ファイル名:rtrb_appcautorec.html