バッチ のポート番号設定

さまざまな構成プロセスで使用されるデフォルトのポート番号を識別して、 ポートの競合を回避します。

デプロイメント・マネージャーとノード・エージェント・サーバー・プロセス間で稼働中の ファイアウォールにおいて特定のポートをオープンし、リソースの構成中、 または他のアプリケーションに対するポート番号の割り当て中に、 他の割り当て済みポートと競合しないようにします。また、ファイアウォールを構成するときに、 特定のポート番号に対するアクセスを使用可能に設定します。

ポートを変更する場合、 または割り当て済みのポートを確認する場合は、app_install_root/config/cells/cell_name/nodes/node_name/serverindex.xmlファイル内の ポート割り当てを確認してください。複数のノードが存在する場合は、 各ノードについてポート割り当てを確認する必要があります。

以下の表は、 ノード・エージェント・サーバーがデフォルトで使用するポート割り当てのリストです。アプリケーション・サーバー・ノードをデプロイメント・マネージャー・セルに統合する場合、デプロイメント・マネージャーは、アプリケーション・サーバー・ノード上でノード・エージェント・サーバー・プロセスをインスタンス化します。ノード・エージェント・サーバーは、デフォルトでは以下のポート割り当てを使用します。複数のプロセスが同一のノード上で 1 つのポートを共有している場合、 その構成は、追加されるプロセスに対して次の番号を順番に使用します。例えば、3 つのプロセスが実行中の場合、 各プロセスの BOOTSTRAP_ADDRESS ポートは、2809、2810、および 2811 となります。

デフォルトのポート定義の詳細なリストについては、 ポート設定に関するトピックを参照してください。 セキュリティー・ポートについては、インバウンド・ポートに関するトピックを参照してください。

表 1. ノード・エージェント・サーバー・プロセスのデフォルト・ポート定義. 次の表に、ポート名と、ポートの説明およびデフォルト値を示します。
ポート名 説明 デフォルト値 (複数のプロセスの場合増分)
BOOTSTRAP_ADDRESS ネーム・サービスが listen する TCP/IP ポート。 このポートは、RMI コネクター・ポートにもなっています。このポートの指定は、管理コンソール[IBM i]または chgwassvr スクリプトで行います。 2809
ORB_LISTENER_ADDRESS アプリケーション・サーバーのオブジェクト・リクエスト・ブローカー (ORB) が要求がないか listen する TCP/IP ポート。ノードのロケーション・サービス・デーモンもこのポートを listen します。このポートの指定は、管理コンソール[IBM i]または chgwassvr スクリプトで行います。 9100
SAS_SSL_SERVERAUTH_LISTENER_ADDRESS Secure Association Services (SAS) がインバウンド認証要求を listen する TCP/IP ポート。このポートの指定は、管理コンソール[IBM i]または chgwassvr スクリプトで行います。 9901
CSIV2_SSL_MUTUALAUTH_LISTENER_ADDRESS Common Secure Interoperability バージョン 2 (CSIV2) サービスがインバウンド・クライアント認証要求を listen する TCP/IP ポート。このポートの指定は、管理コンソール[IBM i]または chgwassvr スクリプトで行います。 9202
CSIV2_SSL_SERVERAUTH_LISTENER_ADDRESS Common Secure Interoperability バージョン 2 (CSIV2) サービスがインバウンド・サーバー認証要求を listen する TCP/IP ポート。このポートの指定は、管理コンソール[IBM i]または chgwassvr スクリプトで行います。 9201
NODE_DISCOVERY_ADDRESS ノード・エージェントのノード・ディスカバリー・サービスが listen する TCP/IP ポート。このポートの指定は、管理コンソール[IBM i]または chgwassvr スクリプトで行います。 7272
NODE_MULTICAST_DISCOVERY_ADDRESS ノード・エージェントが listen するマルチキャスト・ディスカバリー・サービスの TCP/IP ポート。このポートの指定は、管理コンソール[IBM i]または chgwassvr スクリプトで行います。 5000
SOAP_CONNECTOR_ADDRESS このポートは、wsadmin スクリプトを使用する時に JMX 呼び出しの SOAP 接続を使用可能するために、すべての WebSphere® プロセスで必要とされます。 8879
OVERLAY_UDP_LISTENER_ADDRESS ピアツーピア (P2P) 通信に使用されます。ODC (オンデマンド構成) および非同期 PMI コンポーネントがトランスポートに P2P を使用します。このポートは、すべての WebSphere Extended Deployment プロセスで必要とされます。 11001
OVERLAY_TCP_LISTENER_ADDRESS P2P 通信に使用されます。ODC (オンデマンド構成) および非同期 PMI コンポーネントがトランスポートに P2P を使用します。このポートは、すべての WebSphere Extended Deployment プロセスで必要とされます。 11002
XD_AGENT_PORT デプロイメント・マネージャー、ノード・エージェント、およびミドルウェア・エージェントに、それぞれ 1 つの XD_AGENT_PORT があります。 OVERLAY ポートと異なり、アプリケーション・サーバーは XD_AGENT_PORT ポートでは構成されません。 デプロイメント・マネージャー、ノード・エージェント、およびミドルウェア・エージェントの間の通信を使用可能にするために使用されます。ODR では、このポートを使用して、ノード・エージェントを含む他のサーバーから情報を収集します。このポートは、Intelligent Management ODR が管理しているすべてのサーバーから必ず使用可能になるようにしてください。 7061
DRS_CLIENT_ADDRESS
非推奨: このポートは推奨されておらず、この製品の現行バージョンでは使用されなくなっています。
7873

addNode コマンドの操作中、filetransfer アプリケーションは、 デフォルトでポート 9090 を使用します。filetransfer アプリケーションは、 管理コンソールが使用するものと同じ HTTP トランスポート・ポートを使用します。セキュリティーが有効になっている場合、デフォルトの保護された ポート 9043 が、ファイアウォール内でオープンされている必要があります。ポートを変更する場合、 または割り当て済みのポートを確認する場合は、app_install_root/config/cells/cell_name/nodes/node_name/servers/dmgr/server.xmlファイル内の ポート割り当てを確認してください。

表 2. filetransfer アプリケーションのデフォルト・ポート定義. 次の表に、ポート番号とそのデフォルト値を示します。
ポート名 デフォルト値
デフォルトの filetransfer アプリケーション・ポート 9090
保護されている場合 - デフォルトの filetransfer アプリケーション・ポート 9043

組み込みメッセージング・サーバーのフィーチャーを備えたアプリケーション・サーバー・ノードをデプロイメント・マネージャー・セルに統合と、 デプロイメント・マネージャーは、アプリケーション・サーバー・ノード上に、Java™ Message Service (JMS) のサーバー・プロセスである jmsserver のインスタンスを生成します。以下の表は、JMS サーバーがデフォルトで使用するポート割り当てのリストです。

表 3. JMS サーバーのデフォルト・ポート定義. 次の表に、ポート番号とそのデフォルト値を示します。
ポート名 デフォルト値
JMSSERVER_DIRECT_ADDRESS 5559
JMSSERVER_QUEUED_ADDRESS 5558
SOAP_CONNECTOR_ADDRESS 8879
JMSSERVER SECURITY PORT 5557

トピックのタイプを示すアイコン 参照トピック



タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: last_date
http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-nd-mp&topic=rgrid_portnumbers
ファイル名:rgrid_portnumbers.html