このタスクを使用して、2 つのコア・グループがピア・ポートを通じて直接通信できないときの、そのコア・グループ間の通信を構成します。
始める前に
ピア・ポートが使用できない場合には、コア・グループとの通信用にプロキシー・ピア・アクセス・ポイントを構成します。
通信するコア・グループに対するピア・ポートを持つピア・アクセス・ポイントが構成されたコア・グループを使用します。
このタスクを完了する前に、直接通信することができないコア・グループと通信できるコア・グループにアクセスできることを確認してください。
このタスクについて
プロキシー・ピアを使用して、直接アクセスすることができないコア・グループと通信します。このタスクは、それぞれ異なるセル内にある 3 つのコア・グループを持つプロキシー・ピアの構成方法を説明します。
core_group_x および core_group_y コア・グループは、ピア・ポートを通じて直接相互通信することができます。core_group_y および core_group_z コア・グループも、ピア・ポートを通じて相互通信することができます。
ただし、core_group_x コア・グループは core_group_z コア・グループと通信することができません。
その通信を確立するには、core_group_x コア・グループがプロキシー・ピアのピア・アクセス・ポイントを持っている必要があります。
プロキシー・ピアは、core_group_y コア・グループへのピア・アクセス・ポイントです。
以下のアクションを完了して、プロキシー・ピア・アクセス・ポイントを使用したコア・グループ通信を構成します。
手順
- アクセス・ポイント・グループを作成することによって、core_group_x および core_group_y コア・グループを、相互通信するように構成します。
- 別のアクセス・ポイント・グループを作成することによって、core_group_y および core_group_z コア・グループを、相互通信するように構成します。
このステップを行うときには、
セル 2 内に 2 番目のアクセス・ポイント・グループを作成します。
core_group_2 コア・グループは、2 つの異なるネットワークを介して、cell_x および cell_z の両方と通信します。
- プロキシー・ピアを持つピア・アクセス・ポイントを構成します。
core_group_x および core_group_y コア・グループの間に作成したアクセス・ポイント・グループ内に、新規のピア・アクセス・ポイントを作成します。
- 管理コンソールで、「access_point_group_name」とクリックします。 新規のピア・アクセス・ポイントを作成するか、あるいは既存のアクセス・ポイントを選択します。
- ピア・アクセス・ポイント用に、固有の名前を入力します。
他方のセル、コア・グループ、およびコア・グループ・アクセス・ポイントの値については、
core_group_z コア・グループのプロパティーを使用します。
- 「Use a proxy peer access point」をクリックします。 cell_y セル内のコア・グループ・アクセス・ポイントを参照する、cell_x セル内に作成したピア・アクセス・ポイントである、プロキシー・ピア・アクセス・ポイントを選択します。
タスクの結果
core_group_x コア・グループは、プロキシー・ピアを使用することによって、
core_group_z コア・グループと通信することができます。
例
以下の例は、プロキシー・ピア・アクセス・ポイントを使用して cell_x と cell_z セルの間の通信を構成するときの、各セル内の構成を示しています。
図 1. プロキシー・ピア構成の例
次のタスク
このタスクを完了することで、
core_group_x と
core_group_z コア・グループの間の単方向通信を使用可能にします。
両方向の通信を構成する場合は、これらのステップを繰り返して、プロキシー・ピアを含む
core_group_z コア・グループ内のピア・アクセス・ポイントを構成する必要があります。