このトピックでは、管理コンソールを提供する仮想ホストをプラグイン構成ファイルに追加し、Web サーバーから管理コンソールにアクセスできるようにする方法を説明します。
始める前に
WebSphere Application Server 製品、Web サーバー、Web サーバー・プラグイン、および WebSphere Customization Toolbox をインストールします。
Web サーバー・プラグイン構成ツールは、同じマシン上にあるときは直接、またはリモート・シナリオのスクリプトによって、
アプリケーション・サーバー・システムに Web サーバー定義を作成します。
Web サーバー・プラグインを構成すると、Web サーバー定義は、アプリケーション・サーバー・システム上に作成されます。これは、同じマシン上にあるときは直接に、またリモート・シナリオの場合にはスクリプトによって作成されます。
Web サーバー定義の作成後、プラグイン構成ファイルは Web サーバー定義内にあります。
デプロイメント・マネージャーの同期操作、GenPluginCfg スクリプトなどの、ファイルを再生成するメソッドによって、plugin-cfg.xml ファイルを上書きすることができます。
plugin-cfg.xml ファイルに変更を加え、それらの変更内容を保持したい場合は、そのファイルのコピーを別のロケーションに作成することをお勧めします。
そのファイルが別のプロセスによって自動的に更新されるたびに、手動更新してください。
このタスクについて
このタスクでは、admin_host を構成するオプションを提供し、Web サーバーが管理コンソールにアクセスできるようにします。
Web サーバー・プラグイン構成ファイルが生成されても、仮想ホストのリストに admin_host は含まれていません。
手順
- 管理コンソールを使用して、仮想ホスト・グループ admin_host を変更し、Web サーバーのポート (デフォルトでは 80) に組み込みます。
- 「環境」>「仮想ホスト」>「admin_host」>「ホスト別名」>「新規」とクリックします。
プロファイル作成中に異なるポートを指定しない限り、表示されるデフォルトのポートは 80 です。
- IP アドレス、または HTTP サーバーをホストするマシンの名前を指定します。
例えば、WebSphere Application Server 製品を
waslwaj.rtp.ibm.com という名前のマシンにインストールした場合は、この名前をフィールドに指定します。
- 「適用」>「保存」をクリックします。
- アプリケーション・サーバーを停止して再始動します。
例えば、スタンドアロン・アプリケーション・サーバーの管理コンソールにアクセスするには、server1 プロセスを停止して、再始動します。
![[AIX Solaris HP-UX Linux Windows]](../images/dist.gif)
server1 を停止するには、コマンド・ウィンドウを開き、
profile_root/bin ディレクトリーにナビゲートします。
次に、以下のコマンドを実行します。
./stopServer.sh server1
![[IBM i]](../images/iseries.gif)
Qshell セッションを開始して次のコマンドを実行します。
cd profile_root/bin
stopServer server1
次に、以下のコマンドを発行してアプリケーション・サーバーを停止します。
stopServer -profileName myProfile server1
以下のメッセージを受信した後で、アプリケーション・サーバーを再始動できます。
Server server1 stop completed.
アプリケーション・サーバーを始動するには、以下のコマンドを実行します。
![[AIX Solaris HP-UX Linux Windows]](../images/dist.gif)
./startServer.sh server1
![[IBM i]](../images/iseries.gif)
startServer server1
![[AIX Solaris HP-UX Linux Windows]](../images/dist.gif)
以下のメッセージと同様のメッセージを受信した場合、server1 プロセスは実行中です。
Server server1 open for e-business; process id is 1719
アプリケーション・サーバーの実行中は、そのプロセスが実行中であることを示すメッセージが表示されます。
このメッセージには、iSeries のジョブ ID と管理コンソール・ポートが含まれています。
- デプロイメント・マネージャーを停止して再始動します。
例えば、デプロイメント・マネージャーの管理コンソールにアクセスするには、デプロイメント・マネージャーを停止して、再始動します。
![[AIX Solaris HP-UX Linux Windows]](../images/dist.gif)
デプロイメント・マネージャーを停止するには、コマンド・ウィンドウを開き、
profile_root/bin ディレクトリーにナビゲートします。
その後、次のコマンドを実行します。
./stopManager.sh
![[IBM i]](../images/iseries.gif)
Qshell セッションを開始して次のコマンドを実行します。
cd profile_root/bin
次に、以下のコマンドを発行してデプロイメント・マネージャーを停止します。
![[AIX Solaris HP-UX Linux Windows]](../images/dist.gif)
./stopManager.sh
![[IBM i]](../images/iseries.gif)
stopManager
以下のメッセージを受信した後、デプロイメント・マネージャーを再始動できます。
Server dmgr stop completed.
デプロイメント・マネージャーを開始するには、以下のコマンドを発行します。
![[AIX Solaris HP-UX Linux Windows]](../images/dist.gif)
./startManager.sh
![[IBM i]](../images/iseries.gif)
startManager
![[AIX Solaris HP-UX Linux Windows]](../images/dist.gif)
以下のメッセージと同様のメッセージを受信した場合、デプロイメント・マネージャーは実行中です。
Server dmgr open for e-business; process id is 1720
デプロイメント・マネージャーの実行中は、そのプロセスが実行中であることを示すメッセージが表示されます。
このメッセージには、iSeries のジョブ ID と管理コンソール・ポートが含まれています。
- plugin-cfg.xml ファイルを編集して、以下のエントリーを組み込みます。
![[AIX Solaris HP-UX Linux Windows]](../images/dist.gif)
<VirtualHostGroup Name="admin_host">
<VirtualHost Name="*:9060"/>
<VirtualHost Name="*:80"/>
<VirtualHost Name="*:9043"/>
</VirtualHostGroup>
...
...
...
<ServerCluster Name="server1_SERVER1HOSTserver1_Cluster">
<Server LoadBalanceWeight="1" Name="SERVER1HOSTserver1_dmgr">
<Transport Hostname="SERVER1HOST" Port="9060" Protocol="http"/>
</Server>
<PrimaryServers>
<Server Name="SERVER1HOSTserver1_dmgr"/>
</PrimaryServers>
</ServerCluster>
...
...
...
<UriGroup Name="admin_host_server1_SERVER1HOSTserver1_Cluster_URIs">
<Uri AffinityCookie="JSESSIONID"
AffinityURLIdentifier="jsessionid" Name="/ibm/console/*"/>
</UriGroup>
<Route ServerCluster="server1_SERVER1HOSTserver1_Cluster"
UriGroup="admin_host_server1_SERVER1HOSTserver1_Cluster_URIs" VirtualHostGroup="admin_host"/>
![[IBM i]](../images/iseries.gif)
<VirtualHostGroup Name="admin_host">
<VirtualHost Name="*:13060"/>
</VirtualHostGroup>
...
...
...
<ServerCluster Name="my60Profile.dmgr_muiSeries_Cluster">
<Server LoadBalanceWeight="1" Name="myiSeries_my60Profile.dmgr">
<Transport Hostname="myiSeries" Port="11060" Protocol="http"/>
</Server>
<PrimaryServers>
<Server Name="myiSeries_my60Profile.dmgr"/>
</PrimaryServers>
</ServerCluster>
...
...
...
<UriGroup Name="admin_host_my60Profile.dmgr_myiSeries_Cluster_URIs">
<Uri AffinityCookie="JSESSIONID"
AffinityURLIdentifier="jsessionid" Name="/ibm/console/*"/>
</UriGroup>
<Route ServerCluster="my60Profile.dmgr_myiSeries_Cluster"
UriGroup="admin_host_my60Profile.dmgr_myiSeries_Cluster_URIs" VirtualHostGroup="admin_host"/>
HTTP サーバーの HTTP ポートが 80 以外の場合は、次のように VirtualHostGroup にエントリーを追加してください。
<VirtualHost Name="*:port"/>
port 変数は、ご使用の HTTP サーバーのポートです。
タスクの結果
デプロイメント・マネージャーまたはスタンドアロン・アプリケーション・サーバーの管理コンソール・アプリケーションにアクセスするように、サポート対象の Web サーバーを構成することができます。