バッチ・ジョブおよびその環境

productには、グリッド・コンピューティング環境でバックグラウンド・アクティビティーのスケジューリングおよび実行制御を管理するための方法が複数用意されています。

バッチ環境は、さまざまな方法で管理できます。例えば、ジョブ管理コンソールを使用したり、ジョブ・ログを分析したり、ジョブ・クラスを指定したり、種別ルールを使用したりして管理できます。

ジョブ管理コンソールでは、以下のことを実行できます。
  • ジョブのサブミット
  • ジョブ実行のモニター
  • ジョブに対する操作アクションの実行
  • ジョブ・ログの表示
  • ジョブ・リポジトリーの管理
  • ジョブ・スケジュールの管理

ジョブ・ログ

ジョブ・ログは、ジョブの実行詳細の明細レコードが含まれたファイルです。 これは、システム・メッセージおよびアプリケーション・メッセージの両方から構成されています。 ジョブ・ログは、ジョブの実行場所であるエンドポイント、およびジョブ・スケジューラーをホストするアプリケーション・サーバーに保管されます。

ジョブ・ログは、ジョブ管理コンソールおよびコマンド行から表示できます。

ジョブ・クラス

ジョブ・クラスにより、一連のバッチ・ジョブがリソースを使用する際のポリシーが設定されます。このポリシーにより、実行時間、並行ジョブの数、ジョブ・ログ、およびジョブ出力キュー・ストレージを制御できます。 それぞれのジョブは、1 つのジョブ・クラスに割り当てられます。 クラスを指定していないジョブに対しては、デフォルトのジョブ・クラスが提供されます。

ジョブ種別

種別のルールは、WebSphere® Application Server の構成ディレクトリーの下の構成ファイル gridclassrules.xml に保存されます。バッチ では、セルごとに 1 つの gridclassrules.xml ファイルが存在します。 ルールは、priority エレメントを基に順序付けされます。

監査ストリング

監査ストリングを使用して、適切にジョブをリポジトリーに保存できます。監査ストリングはデータベースに格納されていますが、ジョブ管理コンソールでは表示されません。標準データベース・レポート機能により監査ストリングを取得できます。ヒストリーを作成するため、ジョブをリポジトリーに保存するたびに監査ストリングが保存されます。

データベースには、1 から N のバージョンの監査ストリングが入っています。N は保存が最も古い監査ストリングで、1 は保存が最新の監査ストリングです。


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