wsadmin スクリプト・ツールの使用
wsadmin ツールはスクリプトを実行します。wsadmin ツールを使用して、アプリケーション・サーバー、構成、アプリケーション・デプロイメント、サーバーのランタイム・オペレーションを管理することができます。
wsadmin コマンドは、分散プラットフォーム上の WebSphere® Application Server から実行できます。
また、その分散コマンドによって、z/OS オペレーティング・システム上の WebSphere Application Server を管理することができます。
個々のユーザー権限に特定のプロファイルを使用する。
個々のユーザー権限に個別のインストールを使用する。
- 同じユーザーが、プロファイル内のすべてのコマンドを実行する必要がある。
- 特定のプロファイルのユーザーがすべて同じグループに属するようにする。 さらに、グループの各ユーザーが、同じプロファイル内の他のメンバーが作成したファイルに対する読み取りおよび書き込み権限を持っていることを確認する。

- wsadmin 対話型シェルでは、wsadmin コマンドを 1 行で入力してください。 つまり、コマンドは複数行に分割せずに、続けて入力してください。 長い wsadmin コマンドを複数行に分割することは、サポートされていません。 wsadmin 対話型シェルで複数行に分割された wsadmin コマンドを実行しようとすると、構文エラーになります。
- wsadmin ツールは、ユーザー・エラーを回避するために、ストリングを解析しているときに、¥n、¥r、¥t、¥f およびスペースを含む先頭の空白文字と末尾の空白文字を削除します。例えば、ユーザーが間違ってスペース・バー・キーやタブ・キーを押し、空白文字をコマンド・ストリングに追加する可能性があります。この空白文字は、コマンドまたはスクリプトが失敗する原因になる可能性があります。 コマンドに空白文字を含める必要がある場合は、ストリング構文の代わりにリスト構文を使用するか、または空白文字を含むストリングを [ ] (ブラケット) で囲みます。
wsadmin スクリプト・クライアントのコマンド行呼び出し構文は、次のとおりです。
![[AIX Solaris HP-UX Linux Windows]](../images/dist.gif)
![[IBM i]](../images/iseries.gif)
wsadmin [-h(help)]
![[z/OS]](../images/ngzos.gif)
wsadmin.sh [-h(help)]
[-?]
[-c command]
[-p properties_file_name]
[-profile profile_script_name]
[-profileName profile_name]
[-f script_file_name]
[-javaoption java_option]
[-lang language]
[-wsadmin_classpath classpath]
[-conntype SOAP [-host host_name] [-port port_number] [-user userid] [-password password]
[-conntype RMI [-host host_name] [-port port_number] [-user userid] [-password password]
[-conntype JSR160RMI [-host host_name] [-port port_number] [-user userid] [-password password]
[-conntype IPC [-ipchost host_name] [-port port_number] [-user userid] [-password password]
[-jobid jobid_string]
[-tracefile trace_file]
[-appendtrace true/false]
[script parameters]
要素 script parameters は、上に挙げたもの以外のすべての引数を表します。argc 変数には引数の数が、argv 変数には引数のリスト (コード化された順) が、それぞれ格納されています。
オプション
- -c
- 単一のコマンドを実行するように指定します。-c オプションの後には、コマンドが必要です。
コマンド行では複数の -c オプションを指定することができます。これらのオプションは、
指定した順に実行されます。
-c オプションを指定して wsadmin ツールを呼び出すと、構成に対して行ったすべての変更内容が自動的に保存されます。構成を変更しても -c オプションを使用していない場合は、AdminConfig オブジェクトの save コマンドを使用して 変更内容を保存する必要があります。詳細については、wsadmin ツールによる構成変更の保存に関する情報を参照してください。
- -Dwsadmin.script.libraries=dir1;dir2;...
- パッケージを使用する Jython スクリプトの検索パスを指定します。dir1 および dir2 は、 Jython パッケージが含まれているライブラリーのディレクトリー検索パスを表します。
- -f
- 実行するスクリプトを指定します。-f オプションの後には、ファイル名が必要です。
コマンド行では、-f オプションは 1 つしか指定できません。
-f オプションを使用すると、ネストした Jython スクリプトを含むスクリプトを実行できます。次の例では、test2 スクリプトで test1 スクリプトをインポートしています。#test1.py def listServer(): print AdminConfig.list("Server")
#test2.py import test1 test1.listServer()
呼び出し元スクリプトを実行するには、app_server_root/bin ディレクトリーから次のコマンドを実行します。wsadmin -lang jython -f test2.py
スクリプトの実行が終わると、システムは次のサンプル・コマンド出力を返します。server1(cells/myCell/nodes/myNode/servers/myServer|server.xml#Server_1183122130078)
- -javaoption
- 有効な Java 標準オプションまたは Java 標準外オプションを指定します。
コマンド行では、複数の -javaoption オプションを指定できます。
wsadmin -javaoption java_option -javaoption java_option
wsadmin.sh -javaoption java_option -javaoption java_option
コマンドの長さを短くするために、コマンドを次のように入力できます。
wsadmin -javaoption "java_option java_option"
wsadmin.sh -javaoption "java_option java_option"
遷移: 短縮したコマンドの wsadmin -javaoption "java_option java_option" は、使用できません。 長い形式の wsadmin.sh -javaoption java_option -javaoption java_option を使用してください。 バージョン 8 の製品では以前のバージョンと異なり、Windows オペレーティング・システムにおいて、1 つの -javaoption オプションで複数の Java オプションをサポートしません。
Windows オペレーティング・システムにおいて、等号 (=) またはセミコロン (;) がオプションに含まれる場合には、 そのオプションを二重引用符 (") で囲んでください。例えば、次のようにします。
Windows オペレーティング・システムは、コマンド行の引数に含まれる等号 (=) またはセミコロン (;) をブランク・スペースとして扱います。 wsadmin ツールでは、ブランク・スペースを含む引数を二重引用符で囲むことが必要です。wsadmin -javaoption "-Da.b.c=3"
移行ユーザーの方へ: For WebSphere Application Server バージョン 8.5 では、wsadmin.bat 内の %javaoption% および wsadmin.sh 内の $javaOption は、JAVA_EXE 引数の最後に位置します。これにより、 CLIENTSOAP や CLIENTSAS プロパティーなどの Java システム・プロパティーを上書きすることができます。trns
- -lang
- スクリプト・ファイル、コマンド、あるいは対話式シェルの言語を指定します。
指定可能な言語は、Jacl および Jython です。
これらの言語オプションは、jacl および jython として表されます。
このオプションは、 スクリプト・ファイル名、プロファイル・スクリプト・ファイル名または com.ibm.ws.scripting.defaultLang プロパティーに基づく言語の判別をオーバーライドします。 -lang 引数にはデフォルト値はありません。-lang 引数内に指定された言語が -f script_file_name 引数内にある判別の元となる言語と一致しない場合、wsadmin ツールはスクリプト・ファイル名に基づいて言語を判別します。
-lang 引数を指定せず、 -f script_file_name 引数を指定した場合、wsadmin ツールはターゲットの スクリプト・ファイル名に基づいて言語を決定します。-lang 引数も -f 引数も指定しない場合、 wsadmin ツールは、-profile profile_script_name 引数が指定されていると プロファイル・スクリプト・ファイル名に基づいて言語を決定します。 コマンド行またはプロパティーでスクリプトの言語が指定されないと、 wsadmin ツールはその言語を判別できず、エラー・メッセージが生成されます。
- -p
- プロパティー・ファイルを指定します。-p オプションの後には、ファイル名が必要です。
-p の後にリストされるファイルは、スクリプト・プロセスが読み取る Java プロパティー・ファイルを表します。 3 つのレベルのデフォルト・プロパティー・ファイルが、 ユーザーがコマンド行で指定されたプロパティー・ファイルより先にロードされます。
- 第 1 レベルは、インストール時のデフォルトの wsadmin.properties で、 本製品の properties ディレクトリーにあります。
- 第 2 のレベルはユーザー・デフォルトの wsadmin.properties で、ホーム・ディレクトリーにあります。
- 第 3 のレベルは、環境変数 WSADMIN_PROPERTIES が参照するプロパティー・ファイルです。
コマンド行では、複数の -p オプションを指定することができます。これらのオプションは、 指定した順に起動します。
このオプションを指定して com.ibm.ws.scripting.noechoParamNo カスタム・プロパティーを使用することもできます。このカスタム・プロパティーを使用して、トレース・ファイルや標準出力に表示しないスクリプト・パラメーターを指定します。 このカスタム・プロパティーを使用可能にするには、noecho.prop などのテキスト・ファイルを作成します。 このテキスト・ファイルでは、トレース・ファイルや標準出力に表示しない機密データ (パスワードなど) を含む wsadmin コマンド内の位置を指定します。テキスト・ファイルには、単一の番号、またはコンマで区切られた複数のパラメーターの番号を含めることができます。例えば、テキスト・ファイルに以下の情報が含まれる場合があります。
このテキスト・ファイルを wsadmin コマンドで参照した場合、3 番目と 5 番目のパラメーターの値は、トレース・ファイルや標準出力に表示されません。カスタム・プロパティーを使用するには、wsadmin コマンドを実行し、-p オプションを指定してテキスト・ファイルを渡します。以下に例を示します。com.ibm.ws.scripting.noechoParamNo=3,5
Jacl を使用:wsadmin -f script_file script_arguments -p text_file
Jython の使用:wsadmin -lang jython -f script_file script_arguments -p text_file
以下に例を示します。
wsadmin -f text.py server1 dbuser dbpassword user1 userpassword -p noecho.prop
wsadmin -f c:/text.py server1 dbuser dbpassword user1 userpassword -p c:/noecho.prop
wsadmin.sh -f text.py server1 dbuser dbpassword user1 userpassword -p noecho.prop
dbpassword および userpassword は、トレース・ファイルまたは標準出力に表示されない 3 番目と 5 番目のパラメーターです。
- -profile
- プロファイル・スクリプトを指定します。
プロファイル・スクリプトは、他のコマンドまたはスクリプトより先に実行されます。 -c を指定すると、このコマンドの呼び出し前にプロファイル・スクリプトが実行されます。 -f を指定すると、スクリプトの実行前にプロファイル・スクリプトが実行されます。 対話モードでは、プロファイル・スクリプトを使用すれば必要な標準の初期化をどれでも実行できます。コマンド行には複数の -profile オプションを指定することが可能で、これらは指定した順に呼び出されます。
- -profileName
- wsadmin ツールの実行元プロファイルを指定します。
このオプションは、次のいずれかの理由が適用される場合にのみ指定してください。
- wsadmin ツールを app_server_root/bin ディレクトリーから実行する際に、デフォルト・プロファイルがない場合、あるいはデフォルト・プロファイル以外のプロファイルで実行したい場合。
- 現在は、あるプロファイルの bin ディレクトリーにいるが、
別のプロファイルから wsadmin ツールを実行したい場合。
重要: z/OS オペレーティング・システム上で稼働する WebSphere Application Server は、ユーザーが作成するプロファイルをサポートしません。使用されるのはデフォルト・プロファイルのみです。
- -?
- 構文のヘルプを表示します。
- -help
- 構文のヘルプを表示します。
- -conntype
- 使用する接続のタイプを指定します。
この引数はタイプを決定するストリング (例えば SOAP) と、 その接続タイプ固有のオプションとで構成されています。 指定できるタイプは、SOAP、RMI、JSR160RMI、IPC、および NONE です。各接続タイプに対して、接続に関する追加の属性を指定できます。
SOAP 接続タイプに指定できる属性は、以下の通りです。表 1. -conntype SOAP 接続タイプ属性の説明. この属性を使用して SOAP 接続タイプを指定します。 属性 説明 [-host host_name] 接続に使用するホスト名を指定します。デフォルトはローカル・ホストです。 [-port port_number] 接続に使用するポート番号を指定します。 [-user userid] 接続の確立に使用するユーザー ID を指定します。 [-password password] 接続の確立に使用するパスワードを指定します。 RMI 接続タイプに指定できる属性は、以下の通りです。表 2. -conntype RMI 接続タイプ属性の説明. この属性を使用して RMI 接続タイプを指定します。 属性 説明 [-host host_name] 接続に使用するホスト名を指定します。デフォルトはローカル・ホストです。 [-port port_number] 接続に使用するポート番号を指定します。 [-user userid] 接続の確立に使用するユーザー ID を指定します。 [-password password] 接続の確立に使用するパスワードを指定します。 JSR160RMI 接続タイプに指定できる属性は、以下の通りです。表 3. -conntype JSR160RMI 接続タイプ属性の説明. この属性を使用して JSR160RMI 接続タイプを指定します。 属性 説明 [-host host_name] 接続に使用するホスト名を指定します。 [-port port_number] 接続に使用するポート番号を指定します。 [-user userid] 接続の確立に使用するユーザー ID を指定します。 [-password password] 接続の確立に使用するパスワードを指定します。 IPC 接続タイプに指定できる属性は、以下の通りです。表 4. -conntype IPC 接続タイプ属性の説明. この属性を使用して IPC 接続タイプを指定します。 属性 説明 [-ipchost host_name] 接続に使用するホスト名を指定します。この属性は、wsadmin.properties プロパティー・ファイルの com.ibm.ws.scripting.ipchost プロパティーに指定されているホスト名をオーバーライドします。 [-port port_number] 接続に使用するポート番号を指定します。 [-user userid] 接続の確立に使用するユーザー ID を指定します。 [-password password] 接続の確立に使用するパスワードを指定します。 ローカル・モードで実行するには、-conntype NONE オプションを使用します。 この結果、スクリプト・クライアントは稼働中のサーバーに接続されません。 アプリケーション・サーバーが稼働していなくても、 サーバー構成、アプリケーションのインストールおよびアンインストールを管理することができます。
非推奨の機能 (Deprecated feature): 最終的には、リモート・メソッド呼び出し (RMI) コネクターから JSR160RMI コネクターに切り替える必要があります。これは、RMI コネクターのサポートが推奨されないためです。depfeat
- -wsadmin_classpath
- このオプションを使用すれば、追加のクラスがスクリプト処理で使用可能になります。
次のオプションをクラスパス・ストリングで使用します。
/MyDir/Myjar.jar;/yourdir/yourdir.jar
/home/MyDir/Myjar.jar;/yourdir/yourdir.jar
c:/MyDir/Myjar.jar;d:/yourdir/yourdir.jar
これにより、クラスパスがスクリプト処理のためにクラス・ローダーに追加されます。
また、wsadmin ツールによって使用されるプロパティー・ファイルにこのオプションを指定することもできます。 プロパティーは、com.ibm.ws.scripting.classpath です。コマンド行で -wsadmin_classpath と指定すると、 このプロパティーの値は、プロパティー・ファイルで指定された値をオーバーライドします。 クラスパス・プロパティーとコマンド行オプションは、連結されません。
- -host
- wsadmin が接続を試行するホスト名を指定します。このオプションを指定しない場合、 各プロファイルの properties ディレクトリーにある wsadmin.properties ファイルは、 ホスト・プロパティーの値として localhost を提供します。
- -password
- サーバーのセキュリティーが使用可能になっている場合に、コネクターがそのサーバーに接続する際に使用するパスワードを指定します。
重要: UNIX システムでは、-password オプションを使用すると機密漏れが生じる場合があります。 これは、システム状況プログラムでパスワード情報が表示されるためです。 例えば、すべての実行中プロセスを表示するために他のユーザーが呼び出すことができる ps コマンドを使用したときに、この情報が漏れる可能性があります。 機密漏れの恐れがある場合には、このオプションは使用しないでください。 機密漏れを防止するには、以下の方法があります。
- SOAP コネクターの場合は soap.client.props ファイルに、JSR160RMI コネクターまたはリモート・メソッド呼び出し (RMI) コネクターの場合は sas.client.props ファイルに、Inter-Process Connector (IPC) コネクターの場合は ipc.client.props ファイルに、ユーザー情報およびパスワード情報を指定します。soap.client.props、sas.client.props、および ipc.client.props ファイルは、アプリケーション・サーバー・プロファイルのプロパティー・ディレクトリーにあります。
- wsadmin ツールにおいて、プロパティー・ファイル内のログイン情報を提供する代わりに、ユーザーに対してログイン情報を求めるプロンプトが表示されるまで待機します。
- -user または -username
- サーバーでセキュリティーが有効になっている場合に、コネクターがサーバーに接続する際に使用するユーザー名を指定します。
- -port
- コネクターが使用するポートを指定します。各アプリケーション・サーバー・プロファイルの properties ディレクトリーにあるデフォルトの wsadmin.properties ファイルでは、ポート・プロパティーでローカル・サーバーへの接続に使用する値を提供します。
- -jobid
- 監査目的で wsadmin ツールの各呼び出しをトラッキングできるように、ジョブ ID ストリングを指定します。 ジョブ ID ストリング (jobID=xxxx) は、wsadmin ログ・ファイルの先頭に表示されます。
- -tracefile
- ログ出力が指示されている、ログ・ファイルの名前およびロケーションを指定します。 このオプションは wsadmin.properties ファイルの com.ibm.ws.scripting.traceFile プロパティーをオーバーライドします。
- -appendtrace
- トレースが、既存のログ・ファイルの終わりに追加されるのか既存のログ・ファイルをオーバーライドするのかを決定します。
true を指定すると、ログ・ファイルの終わりにトレースが追加され、false を指定すると、それぞれの wsadmin 呼び出しのたびにログ・ファイルがオーバーライドされます。
デフォルト値は false です。
以下の例では、ジョブ ID オプションでログのロケーションを指定し、トレースをログ・ファイルに追加します。
wsadmin -jobid wsadmin_test_1 -tracefile /temp/wsadmin_test_1.log -appendtrace true
wsadmin -jobid wsadmin_test_1 -tracefile c:/temp/wsadmin_test_1.log -appendtrace true
wsadmin.sh -jobid wsadmin_test_1 -tracefile /temp/wsadmin_test_1.log -appendtrace true
以下の構文例で、mymachine は com.ibm.ws.scripting.port プロパティーで指定された wsadmin.properties ファイル内のホストの名前です。
- ローカル・ホストへの SOAP 接続
- wsadmin.properties ファイルで定義されたオプションを使用します。
- mymachine ホストへの SOAP 接続
- Jacl を使用して、以下のサンプル・コードを入力します。
wsadmin -f test1.jacl -profile setup.jacl -conntype SOAP -port mymachine_soap_portnumber -host mymachine
wsadmin.sh -f test1.jacl -profile setup.jacl -conntype SOAP -port mymachine_soap_portnumber -host mymachine
Jython の使用:
wsadmin -lang jython -f test1.py -profile setup.py -conntype SOAP -port mymachine_soap_portnumber -host mymachine
wsadmin.sh -lang jython -f test1.py -profile setup.py -conntype SOAP -port mymachine_soap_portnumber -host mymachine
- 初期および最大の Java ヒープ・サイズの変更
Jacl を使用:
wsadmin -javaoption -Xms128m -javaoption -Xmx256m -f test.jacl
複数の Java オプションをまとめて指定したり個別に指定したりするには、それぞれ以下のようにします。
またはwsadmin -javaoption "-Xms128m -Xmx256m" -f test.jacl
wsadmin -javaoption -Xms128m -javaoption -Xmx256m -f test.jacl
wsadmin.sh -javaoption "-Xms128m -Xmx256m" -f test.jacl
Jython の使用:
wsadmin -lang jython -javaoption -Xms128m -javaoption -Xmx256m -f test.py
複数の Java オプションをまとめて指定したり個別に指定したりするには、それぞれ以下のようにします。
またはwsadmin -lang jython -javaoption "-Xms128m -Xmx256m" -f test.py
wsadmin -lang jython -javaoption -Xms128m -javaoption -Xmx256m -f test.py
wsadmin.sh -lang jython -javaoption "-Xms128m -Xmx256m" -f test.py
- システム・プロパティー値の変更
- Jacl を使用:
wsadmin -javaoption "-Dcom.ibm.websphere.management.application.client.jspReloadEnabled=true"
wsadmin.sh -javaoption "-Dcom.ibm.websphere.management.application.client.jspReloadEnabled=true"
Jython の使用:
wsadmin -lang jython -javaoption "-Dcom.ibm.websphere.management.application.client.jspReloadEnabled=true"
wsadmin.sh -lang jython -javaoption "-Dcom.ibm.websphere.management.application.client.jspReloadEnabled=true"
Java システム・プロパティーを二重引用符 ("") で囲みます。
複数の Java オプションを二重引用符 ("") で囲みます。例えば、次のようになります。
wsadmin -javaoption "-Dcom.ibm.websphere.management.application.client.jspReloadEnabled=true -Dcom.ibm.websphere.management.application.enableDistribution=true"
- セキュリティー使用の JSR160RMI 接続
- Jacl を使用:
wsadmin -conntype JSR160RMI -port JSR160rmiportnumber -user userid -password password
wsadmin.sh -conntype JSR160RMI -port JSR160rmiportnumber -user userid -password password
Jython の使用:
wsadmin -lang jython -conntype JSR160RMI -port JSR160portnumber -user userid -password password
wsadmin.sh -lang jython -conntype JSR160 -port JSR160rmiportnumber -user userid -password password
接続の rmiportnumber 要素は、管理コンソールでは BOOTSTRAP_ADDRESS と表示されます。
重要: UNIX システムでは、-password オプションを使用すると機密漏れが生じる場合があります。 これは、他のユーザーが呼び出して実行中のすべてのプロセスを表示できるシステム状況プログラム (ps コマンドなど) で、パスワード情報が可視になるためです。 機密漏れの恐れがある場合には、このオプションは使用しないでください。機密漏れを防止するには、以下の方法があります。- SOAP コネクターの場合は soap.client.props ファイルに、JSR160RMI コネクターまたはリモート・メソッド呼び出し (RMI) コネクターの場合は sas.client.props ファイルに、Inter-Process Connector (IPC) コネクターの場合は ipc.client.props ファイルに、ユーザー情報およびパスワード情報を指定します。soap.client.props、sas.client.props、および ipc.client.props ファイルは、アプリケーション・サーバー・プロファイルのプロパティー・ディレクトリーにあります。
- wsadmin ツールにおいて、プロパティー・ファイル内のログイン情報を提供する代わりに、ユーザーに対してログイン情報を求めるプロンプトが表示されるまで待機します。
- セキュリティー使用の RMI 接続
- Jacl を使用:
wsadmin -conntype RMI -port rmiportnumber -user userid -password password
wsadmin.sh -conntype RMI -port rmiportnumber -user userid -password password
Jython の使用:
wsadmin -lang jython -conntype RMI -port rmiportnumber -user userid -password password
wsadmin.sh -lang jython -conntype RMI -port rmiportnumber -user userid -password password
接続の rmiportnumber 要素は、管理コンソールでは BOOTSTRAP_ADDRESS と表示されます。
重要: UNIX システムでは、-password オプションを使用すると機密漏れが生じる場合があります。 これは、他のユーザーが呼び出して実行中のすべてのプロセスを表示できるシステム状況プログラム (ps コマンドなど) で、パスワード情報が可視になるためです。 機密漏れの恐れがある場合には、このオプションは使用しないでください。機密漏れを防止するには、以下の方法があります。- SOAP コネクターの場合は soap.client.props ファイルに、JSR160RMI コネクターまたはリモート・メソッド呼び出し (RMI) コネクターの場合は sas.client.props ファイルに、Inter-Process Connector (IPC) コネクターの場合は ipc.client.props ファイルに、ユーザー情報およびパスワード情報を指定します。soap.client.props、sas.client.props、および ipc.client.props ファイルは、アプリケーション・サーバー・プロファイルのプロパティー・ディレクトリーにあります。
- wsadmin ツールにおいて、プロパティー・ファイル内のログイン情報を提供する代わりに、ユーザーに対してログイン情報を求めるプロンプトが表示されるまで待機します。
- 単一コマンドを実行する操作のローカル・モード
- Jacl を使用:
wsadmin -conntype NONE -c "$AdminApp uninstall app"
またはwsadmin.sh -conntype NONE -c "¥$AdminApp uninstall app"
wsadmin.sh -conntype NONE -c '$AdminApp uninstall app'
Jython の使用:
wsadmin -lang jython -conntype NONE -c "AdminApp.uninstall('app')"
またはwsadmin.sh -lang jython -conntype NONE -c "¥AdminApp.uninstall('app')"
wsadmin.sh -lang jython -conntype NONE -c 'AdminApp.uninstall('app')'