z/OS® システムでアプリケーション・エディション・マネージャーを使用していて、デプロイメント・マネージャーのタイムアウトが発生する場合は、デプロイメント・マネージャーのタイムアウト値を増やすか、このタイムアウト値をゼロに設定する必要があります。
始める前に
アプリケーション・エディションを構成します。
このタスクについて
デプロイメント・マネージャーのタイムアウトを回避するために、システム応答およびサイト環境に基づいてシステム・タイムアウト値を増やすか、タイムアウトを使用不可にできます。デプロイメント・マネージャーのタイムアウトを使用不可にすると、タイムアウトの発生を防止し、デプロイメント・マネージャーのサーバント領域を停止して再始動するという作業を回避できます。
手順
- オブジェクト・リクエスト・ブローカー (ORB) でワークロード・マネージャー (WLM) のタイムアウト値をゼロに変更します。
- 管理コンソールで、をクリックします。
- ワークロード・マネージャーのタイムアウト値を 0 に変更します。 デフォルト値は 300 秒です。
この設定は、サーバントによる処理のためにキューに入れられた Internet Inter-ORB Protocol(IIOP) 作業に影響します。
- ConnectionResponseTimeout カスタム・プロパティーを変更します。
このプロパティーは、Java™ Platform,
Enterprise Edition (Java EE) サーバーが Hypertext Transfer Protocol (HTTP) 要求に対するアプリケーション・コンポーネントの応答を待機する時間を指定します。
- Web コンテナー・トランスポート・チェーンでタイムアウト値を更新します。
- 管理コンソールで、をクリックします。
- WCInboundAdmin 変数を変更します。 以下のトランスポート・チャネルを変更します。
- 「TCP インバウンド・チャネル (TCP_1)」 をクリックし、「非アクティブ・タイムアウト」を 0 秒に設定します。
- 「HTTP インバウンド・チャネル (HTTP_1) (HTTP inbound channel (HTTP_1))」をクリックし、「読み取りタイムアウト」、「書き込みタイムアウト」、および「パーシスタント・タイムアウト」値を 0 秒に設定します。
「Web コンテナー・インバウンド・チャネル (WCC_1)」は、変更する必要ありません。
- WCInboundAdminSecure 変数を変更します。 以下のトランスポート・チャネルを変更します。
- 「TCP インバウンド・チャネル (TCP_3) (TCP inbound channel (TCP_3))」 をクリックし、「非アクティブ・タイムアウト」を 0 秒に設定します。
- 「HTTP インバウンド・チャネル (HTTP_2) (HTTP inbound channel (HTTP_2))」をクリックし、「読み取りタイムアウト」、「書き込みタイムアウト」、および「パーシスタント・タイムアウト」値を 0 秒に設定します。
「SSL インバウンド・チャネル (SSL_1)」および「Web コンテナー・インバウンド・チャネル (WCC_2)」は、変更する必要ありません。
次のタスク
アプリケーション・エディション・マネージャーのその他のフィーチャーを構成します。