DB2 Universal JDBC Driver を使用した DB2 for z/OS へのアクセス
z/OS® オペレーティング・システムでは、インターオペラビリティーを確実にするために、DB2® Universal JDBC Driver およびデータベースを構成することが必要です。WebSphere® Application Server 内 で Java™ Database Connectivity (JDBC) プロバイダー・オブジェクト およびデータ・ソース・オブジェクトを構成して、アプリケーション用のドライバー機能を実装します。
始める前に
- DB2 UDB for z/OS バージョン 8 の DB2 Universal JDBC Driver。 このバージョンは、ドライバー・タイプ 2 と 4 の両方をサポートします。
- APAR PQ80841 で文書化された、DB2 Universal JDBC Driver for DB2 UDB for OS/390® および z/OS バージョン 7。このバージョンは、ドライバー・タイプ 2 および 4 の両方をサポートします。
- タイプ 4 接続のみを提供する、DB2 for z/OS への z/OS アプリケーション接続 機能を持つ DB2 Universal JDBC Driver。 ドライバーのこのバージョンをインストールする場合、リモートの DB2 データベースにアクセスするために DB2 Universal JDBC Driver プロバイダー (XA) を構成する必要があります。
手順
- 使用可能な HFS ディレクトリー内へ、ドライバー・クラス・ファイルおよび必要なネイティブ・ファイルをインストールします。
ネイティブ・ファイルは、 一部のバージョンの DB2 Universal JDBC Driver が z/OS オペレーティング・システム上での稼働のために 必要とするクラス・ファイルです。
- インターオペラビリティーのためにドライバーとデータベースを構成します。
- 必要な DB2 パッケージをバインドします。
DB2 for z/OS で SQL ステートメントを実行するアプリケーション では、Universal JDBC ドライバーは最初に、実行される SQL ステートメントを表す DB2 パッケージと バインドする必要があります。
バインド・ユーティリティーおよびバインド・プロセスの具体的な詳細に ついては、インストールされた DB2 Universal JDBC Driver に添付の README ファイルに記載されています。必要な バインディングのセットアップおよび実行方法について詳しくは、この README ファイルを 参照してください。
このユーティリティーは、ターゲット DB2 のサーバー名または IP アドレス、 ポート番号、およびデータベース名 (z/OS 上のデータベースのロケーション) を必要とします。この情報を取得するには、 ターゲット DB2 システム上で DB2 -DISPLAY DDF コマンドを実行します。この コマンドで表示される IPADDR (IP アドレス)、SQL DOMAIN (サーバー名)、 TCPPORT 番号、および LOCATION (データベース名/ロケーション) を ユーティリティーの入力に使用します。
DB2 Universal JDBC Driver を使用してアクセスされる 各ターゲット DB2 に対して、バインド・プロセスを実行する必要があります。
- 未確定トランザクションを処理するようにセットアップします
DB2 Universal JDBC Driver タイプ 4 XA サポートを使用してアクセスされる 各ターゲット DB2 for z/OS バージョン 7 ロケーションに 対して、このセットアップを 1 回ずつ実行してください。
DB2 for z/OS バージョン 7 は Java Platform, Enterprise Edition (Java EE) XA サポートを実装しないため、 タイプ 4 ドライバー XA 処理は DB2 V7 の 2 フェーズ・コミット・プロトコル、 および各ロケーション (データベース) のテーブルを使用して、未確定 (終了したが、コミット済みでない) の グローバル・トランザクションのリストを保管します。
このテーブルは、アクセス先の各 DB2 V7 ロケーションでセットアップする必要があります。このセットアップを 行うには、インストールされた DB2 Universal JDBC Driver の一部として組み込まれている In-Doubt ユーティリティーを使用します。このユーティリティー は、未確定グローバル・トランザクションについての情報を保管する SYSIBM.INDOUBT テーブルを 作成します。このユーティリティーは、パッケージ T4XAIndbtPkg もバインドします。これには、SYSIBM.INDOUBT テーブルに挿入する、または SYSIBM.INDOUBT テーブルから削除する SQL ステートメントが含まれています。T4XAIndbtPkg パッケージは、SQLJ を使用して記述されています。
このインストール・プロセス では、着信 TCP/IP 接続用に DDF を使用可能にしてターゲット DB2 サブシステムが構成 されている必要があります。- ターゲット DB2 で DDF を使用可能にするには、そのシステムで DB2 -START DDF コマンドを実行します。
- このユーティリティーでは、 ターゲット DB2 V7 のサーバー名または IP アドレス、およびポート番号が必要です。 この情報を取得するには、ターゲット DB2 V7 システム上で DB2 -DISPLAY DDF コマンドを実行します。これによって表示される IPADDR (IP アドレス)、SQL DOMAIN (サーバー名)、 および TCPPORT 番号を、ユーティリティーの入力に使用できます。
未確定ユーティリティーについて詳しくは、「DB2 Universal Database™ for z/OS Version 7 Application Programming Guide and Reference for JavaTM」の資料を参照してください。この資料は、 DB2 Universal Database for z/OS バージョン 7 製品 情報 Web ページのライブラリー・セクションからダウンロードできます。この資料内で、DB2T4XAIndoubtUtil (未確定ユーティリティーの正式名) でユーティリティーについて言及している箇所を探してください。
注: DB2 FOR z/OS バージョン 8 は、 もともと DRDA® 上で XA コマンドをサポートしており、 未確定グローバル・トランザクションを内部的に管理するため、事前に説明した未確定トランザクションの セットアップは DB2 FOR z/OS バージョン 8 サーバーの要件ではありません。 - db2.jcc.propertiesFile を定義します
WebSphere Application Server for z/OS の下で、DB2 Universal JDBC Driver タイプ 2 の処理に使用する db2.jcc.propertiesFile は、 ドライバーへの入力として作成および指定することができます。このランタイム・プロパティー・ファイルは 、DB2 Universal JDBC Driver がタイプ 2 接続用に使用する さまざまなランタイム・オプションを指定する際に使用されます。これらのオプションは 、parameter=value の形式で、プロパティーとして指定されます。各プロパティーの詳細説明については、 インストール済みの DB2 Universal JDBC Driver とともに パッケージされている README ファイルを参照してください。
このファイルは必須ではありませんが、 これが提供されていない場合、Universal Driver のデフォルトの処理が実行されます。
db2.jcc.ssid プロパティーは、特に注目すべきプロパティーです。このプロパティーは DB2 サブシステム ID (ロケーション名ではない) を 指定し、それが DB2 Universal JDBC Driver タイプ 2 処理によって、接続する先のローカル・サブシステム名として 使用されます。このプロパティーが提供されていない場合、ドライバーは、DSNHDECP ロード・モジュールで検索したサブシステム ID を使用します。インストールしたドライバーが DSNHDECP ロード・モジュールを 使用してサブシステム ID を指定するようにしたい場合は、 サブシステム ID で識別される DB2 を使用する各サーバーと関連付けられたサーバント領域 PROC 内 で steplib データ・セットにこのロード・モジュールが含まれている必要が あります。このロード・モジュールの使用について詳しくは、Universal Driver と 一緒にパッケージされている README ファイルを参照してください。その DSNHDECP ロード・モジュールが、 必要なサブシステムを正確に反映していない場合、または、複数の サブシステムが 1 つの汎用 DSNHDECP を使用する可能性がある場合、db2.jcc.ssid プロパティー の指定が必要です。
db2.jcc.propertiesFile は必須ではありません が、このファイルを定義することを選択する場合は、次のように、 JVM システム・プロパティーとして完全修飾 HFS ファイル名を指定する必要があります。- db2.jcc.propertiesFile = <fully-qualified-hfs-filename>
ドライバー汎用プロパティーは、一般的に、 JDBC プロバイダーを使用するすべてのサーバーではなく、特定のドライバー・ロード (例えば、サーバー) に固有である ため、この JVM プロパティーはサーバー・レベルで設定するのが 最も適しています。WebSphere Application Server for z/OS 管理コンソールを使用して、db2.jcc.propertiesFile= プロパティーを サーバー・レベルで定義するには、次のようにします。- WebSphere Application Server for z/OS 管理コンソール で、「サーバー」>「Application Servers」と進み、 この JVM プロパティーを追加したいサーバーをクリックします。
- 選択したサーバーのページで、「Java および Process 管理」を展開し、「プロセス定義」>「Servant」とクリックします。
- 「サーバント」ページで、「追加プロパティー」をクリックし、次に「Java 仮想マシン」をクリックします。
- 「Java 仮想マシン」ページで、「追加プロパティー」をクリックし、 次に「カスタム・プロパティー」をクリックします。
- 「カスタム・プロパティー」ページで、スクロールダウンして「新規」をクリックし、選択したサーバーの新規 JVM プロパティーを構成します。 プロパティーの名前は db2.jcc.propertiesFile です。 このプロパティーの値は、DB2 Universal JDBC ドライバーの プロパティーを使用して作成および初期化した完全修飾 HFS ファイル名です。タイプ 2 ドライバーは、選択されたサーバーに対してこれらのプロパティー を使用します。
- 「OK」をクリックします。
- 「保存」をクリックして新規 JVM プロパティーを保存します。
- 必要な DB2 パッケージをバインドします。
- DB2 Universal JDBC Driver 用の JDBC プロバイダーを定義します。 JDBC プロバイダー・オブジェクトは、
ドライバー・クラスを実装のために WebSphere Application Server 内にカプセル化します。
- WebSphere Application Server for z/OS 管理 コンソールで、「リソース」>「JDBC」>「JDBC プロバイダー」をクリックします。
- アプリケーションが JDBC プロバイダーを使用できる有効範囲 を選択します。この有効範囲が、 このプロバイダーと関連付けるデータ・ソースの有効範囲になります。 セル、ノード、クラスター、またはサーバーを選択することができます。詳しくは、 『管理コンソールの有効範囲設定』トピックを参照してください。
- 「新規」をクリックします。 このアクションによって、「新規の JDBC プロバイダーを作成」ウィザードが起動します。
- 最初のドロップダウン・リストを使用して、 データベース・タイプとして DB2 for z/OS を選択します。
- 2 番目のドロップダウン・リストで、ご使用の JDBC プロバイダー・タイプとして、DB2 Universal JDBC Driver プロバイダーを選択します。
- 3 番目のドロップダウン・リストから、
ご使用のアプリケーションに必要な実装タイプを選択します。 アプリケーションで、接続が 2 フェーズ・コミット・トランザクションをサポートする必要がなく、タイプ 4 接続を使用する場合は、「Connection Pool Data Source」を選択してください。ただし、 タイプ 2 接続で接続プール・データ・ソースを使用する場合は、z/OS 上の Application Server は RRS を使用して、1 フェーズ・トランザクションおよび 2 フェーズ・トランザクションの両方 を処理します。制約事項: ご使用の インストール・システムが、WebSphere Application Server for z/OS に対して定義された DB2 for z/OS フィーチャーへの z/OS Application Connectivity を持つ場合、 「接続プール・データ・ソース」を選択しないでください。 DB2 Universal JDBC Driver の XA 実装のみが このフィーチャーをサポートします。
ドライバー・タイプ 4 を使用し、アプリケーションに 2 フェーズ・コミット・トランザクションをサポートする接続が必要な場合は、「XA データ・ソース」を選択します。 XA データ・ソースの場合は、driverType 4 接続のみを使用します。
実装タイプを選択すると、JDBC プロバイダーの名前および説明のフィールドはウィザードによって入力されます。これらのフィールドに別の値を入力することもできます。 これらは管理目的でのみ存在します。
- データベース・タイプ、プロバイダー・タイプ、および実装タイプを定義したら、
「次へ」をクリックします。 これで、ウィザード・ページ「データベース・クラスパス情報を入力」が表示されます。
通常は、既にフィールドを取り込んでいるクラスパスを変更する必要はありません。 (このクラスパスは、このページに ${DATABASE_JDBC_DRIVER_PATH} の書式で表示される WebSphere 環境変数の値です。)ほとんどの場合、ネイティブ・ライブラリー・パスまたはデータ・ソース実装クラス名を変更する必要もありません。
- 「次へ」をクリックして JDBC プロバイダー設定の要約を表示します。
- JDBC プロバイダー構成の全体を見て問題がなければ「終了」をクリックします。 「JDBC プロバイダー・コレクション」ページが表示され、 同じ有効範囲に対して構成されている他のプロバイダーと共に新しい JDBC プロバイダーが 入った表が示されます。
- データ・ソースを定義します。 WebSphere Application
Server はデータ・ソース・オブジェクトを使用してデータベース接続を入手し、
これらの接続を管理します。
- WebSphere Application
Server for z/OS 管理コンソール
で、アプリケーションが必要とするデータ・ソース・バージョンのページに
アクセスします。 2 フェーズ・トランザクションのサポートが必要な場合は、最新の標準バージョンのデータ・ソースのみを使用します。
バージョン 4 データ・ソースは、2 フェーズ・トランザクションに参加する接続をサポートしません。
次の 2 つの方法のどちらかで、適切なページに進みます。
- 「リソース」>「JDBC」>「データ・ソース」、または「Data sources (WebSphere Application Server Version 4)」とクリックします。
- 「リソース」>「JDBC」>「JDBC プロバイダー」>「JDBC_provider」>「データ・ソース 」、または「Data sources (WebSphere Application Server Version 4)」とクリックします。
- アプリケーションがデータ・ソースを使用できる有効範囲 を選択します。 セル、ノード、クラスター、またはサーバーを選択することができます。詳しくは、
『管理コンソールの有効範囲設定』トピックを参照してください。
バージョン 4 のみ : この点以降、データ・ソース作成手順 (WebSphere Application Server バージョン 4) は、 最新の標準バージョンのデータ・ソース作成手順と異なります。バージョン 4 データ・ソースを構成するには、以下のステップを実行します。
- 「新規」をクリックして、必須プロパティーを定義するためのコンソール・ページへ進みます。
- このプロパティー・ページで、「構成」という見出しでグループにまとめられたフィールドに値を指定します。 アプリケーション・サーバーは JDBC ドライバー・クラスを実装するために、これらのプロパティーを必要とします。許容値について詳しくは、『ベンダーによる、データ・ソースの最小必要設定』トピックを参照してください。
- 「OK」をクリックして構成を保存します。 これで、基本のデータ・ソース構成タスクが終了しました。
- オプション: DB2 Universal JDBC プロバイダーがサポートする追加プロパティーを定義します。これらは、アプリケーション・サーバーによってカスタム・プロパティー と呼ばれ、データ・ソース上にも設定する必要があります。 管理コンソール・ページ上で現在表示されている「カスタム・プロパティー」リンクをクリックして開始します。 ご使用のバージョンの DB2 for z/OS の「Application Programming Guide and Reference for Java」で、オプションのデータ・ソース・プロパティーについて学ぶことができます。
- 「新規」をクリックします。 このアクションによって、「データ・ソースの作成」ウィザードが起動し、「基本データ・ソース情報の入力」ページが表示されます。 最初のフィールドは、読み取り専用の有効範囲フィールドです。 このフィールドには、直前の有効範囲選択が表示されます。
- 「データ・ソース名」フィールドにデータ・ソース名を入力します。 この名前は、管理目的でのみデータ・ソースを識別します。
- 「JNDI 名」フィールドに Java Naming and Directory Interface (JNDI) 名を入力します。 WebSphere Application Server は、JNDI 名を使用して、 アプリケーション・リソース参照をこのデータ・ソースとバインドします。 JNDI について詳しくは、『ネーミング』トピックを参照してください。
- driverType 4 接続を DB2 Universal JDBC Driver で実装する場合は、データ・ソースを保護するため、コンポーネント管理別名を構成します。 driverType 2 接続を使用する場合は、別名を設定する必要はありません。
このケースでは、接続マネージャーは、スレッドが getConnection 要求を配信するとき、そのスレッドのユーザー ID であるデフォルトの認証別名を使用します。
コンポーネント管理別名は、データ・ソース認証用にアプリケーションに指定された、ID とパスワードで構成されます。 したがって、データ・ソースに対して設定する別名は、そのアプリケーション・コード内の別名と同一である必要があります。Java 2 コネクター (J2C) セキュリティーについて詳しくは、『Java 2 コネクター・アーキテクチャー認証データ・エントリー の管理』トピックを参照してください。
コンポーネント管理別名を設定するには、既存の別名を選択するか、新規の別名を作成します。
- ドロップダウン・リストを使用して、既存のコンポーネント管理認証別名を選択します。
- 別名を作成する場合は、「create a new one」リンクをクリックします。このアクションによりデータ・ソース・ウィザードが終了し、管理コンソールが起動して J2C 認証データ・コレクション・ページが表示されます。 新規別名を定義する場合は、「新規」をクリックします。「OK」をクリックして、設定を保存し、J2C 認証データ・コレクション・ページで新規別名を表示します。 データ・ソース・コレクション・ページに戻り、適切な有効範囲を設定して「新規」をクリックすることで、データ・ソース・ウィザードを再開します。
- 「次へ」をクリックして、ウィザード・ページ「JDBC プロバイダーを選択」を表示します。
- 既存の JDBC プロバイダーを選択するか、プロバイダーを作成します。 既存の JDBC プロバイダーを選択するには、以下のようにします。
- 「既存 JDBC プロバイダーを選択」をクリックします。
- ドロップダウン・リストから JDBC ドライバーを選択します。
- 「次へ」をクリックします。これにより、「データ・ソースのデータベース特定プロパティーを入力」というタイトルのページが表示されます。
JDBC プロバイダーを作成するには、以下のようにします。- 「新規 JDBC プロバイダーの作成」をクリックします。
- 「次へ」をクリックして、「Create JDBC provider」ページを表示します。
- 最初のドロップダウン・リストを使用して、 データベース・タイプとして DB2 for z/OS を選択します。
- 2 番目のドロップダウン・リストで、ご使用の JDBC プロバイダー・タイプとして、DB2 Universal JDBC Driver プロバイダーを選択します。
- 3 番目のドロップダウン・リストから、
ご使用のアプリケーションに必要な実装タイプを選択します。アプリケーションで、接続が 2 フェーズ・コミット・トランザクションをサポートする必要がない場合は、 「接続プール・データ・ソース」を選択してください。DB2 Universal JDBC Driver の driverType 2 接続実装および driverType 4 接続実装の両方が、 接続プール・データ・ソースをサポートします。制約事項: ご使用の インストール・システムが、WebSphere Application Server for z/OS に対して定義された DB2 for z/OS フィーチャーへの z/OS Application Connectivity を持つ場合、 このプロバイダーを選択しないでください。 DB2 Universal JDBC Driver の XA 実装のみが このフィーチャーをサポートします。
ご使用のアプリケーションに 2 フェーズ・コミット・トランザクションをサポートする接続が必要な場合は、「XA データ・ソース」を選択します。 このデータ・ソース構成を使用するアプリケーションには、 コンテナー管理トランザクション・リカバリーという利点があります。XA 実装の場合は、driverType 4 接続のみを使用します。
実装タイプを選択すると、JDBC プロバイダーの名前および説明のフィールドはウィザードによって入力されます。これらのフィールドに別の値を入力することもできます。 これらは管理目的でのみ存在します。
- データベース・タイプ、プロバイダー・タイプ、および実装タイプを定義したら、
「次へ」をクリックします。
これで、ウィザード・ページ「データベース・クラスパス情報を入力」が表示されます。
通常は、既にフィールドを取り込んでいるクラスパスを変更する必要はありません。 (このクラスパスは、このページに ${DATABASE_JDBC_DRIVER_PATH} の書式で表示される WebSphere 環境変数の値です。)ほとんどの場合、ネイティブ・ライブラリー・パスまたはデータ・ソース実装クラス名を変更する必要もありません。
- 「次へ」をクリックします。これにより、「データ・ソースのデータベース特定プロパティーを入力」というタイトルのページが表示されます。
- コンテナー管理パーシスタンス (CMP) エンタープライズ Bean が、このデータ・ソースにアクセスする必要がある場合は、「コンテナー管理パーシスタンス (CMP) 内でこのデータ・ソースを使用する」をクリックします。
- DB2 Universal JDBC Driver の実装に必要かどうかに応じて、残りのプロパティーのすべてを指定します。 これらのプロパティーには、以下が含まれています。
- このデータ・ソースを使用して接続を確立するときに使用されるターゲット・データベースのロケーション名であるデータベース名。
- データ・ソースが使用する JDBC 接続タイプである driverType
- Distributed Relational Database Architecture™ (DRDA) サーバーの TCP/IP アドレスまたはホスト名であるサーバー名。
このプロパティーは、driverType が 4 に設定される場合のみ必要です。 このプロパティーは、driverType が 2 に設定される場合には使用されません。
- DRDA サーバーが常駐する TCP/IP ポート番号であるポート番号。
driverType が 4 に設定されている場合のみ、 このプロパティーに値を提供します。driverType が 2 に設定されている場合は、このプロパティーは設定しません。
- 「終了」をクリックして構成を保存し、ウィザードを終了します。 「データ・ソース・コレクション」ページが 表示され、同じ有効範囲に対して構成されている他のデータ・ソースと共に新しい構成が 入った表が示されます。
- WebSphere Application
Server for z/OS 管理コンソール
で、アプリケーションが必要とするデータ・ソース・バージョンのページに
アクセスします。 2 フェーズ・トランザクションのサポートが必要な場合は、最新の標準バージョンのデータ・ソースのみを使用します。
バージョン 4 データ・ソースは、2 フェーズ・トランザクションに参加する接続をサポートしません。
次のタスク
サブトピック
拡張データ・ソース・プロパティー
このページを使用して、DB2 データベースの拡張データ・ソース・プロパティーを設定します。 これらのプロパティーを使用すると、アプリケーションでデータ・ソースのカスタム・プロパティーを拡張することや、そのデータ・ソースに既存の非コア・プロパティーをオーバーライドすることができます。同じデータ・ソースで 2 つのリソース参照ファイルを構成する
同じデータ・ソースで 2 つのリソース参照ファイルを構成することができます。これにより、データ・ソースのカスタム・プロパティーを拡張して、アプリケーション・サーバーの能力を活用するための 2 つの異なるスキーマ名 (z/OS では currentSQLId、カスタム・プロパティーでは currentSchema 名) を含めることができます。拡張データ・ソース・プロパティー
このページを使用して、DB2 データベースの拡張データ・ソース・プロパティーを設定します。 これらのプロパティーを使用すると、アプリケーションでデータ・ソースのカスタム・プロパティーを拡張することや、そのデータ・ソースに既存の非コア・プロパティーをオーバーライドすることができます。同じデータ・ソースで 2 つのリソース参照ファイルを構成する
同じデータ・ソースで 2 つのリソース参照ファイルを構成することができます。これにより、データ・ソースのカスタム・プロパティーを拡張して、アプリケーション・サーバーの能力を活用するための 2 つの異なるスキーマ名 (z/OS では currentSQLId、カスタム・プロパティーでは currentSchema 名) を含めることができます。


http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-nd-mp&topic=tdat_jdbcdb2cfg
ファイル名:tdat_jdbcdb2cfg.html