JavaServer Pages を使用したポートレットの集約
集約タグ・ライブラリーは、ポートレット集約フレームワークを生成して、 1 つのページ上にある 1 つ以上のポートレットに対応します。 JavaServer Pages を作成する場合は、集約タグ・ライブラリーを使用して、1 つのページ上にある複数のポートレットを集約できます。 このタグ・ライブラリーによって、完全な機能を備えたポータル集約の実装が提供されるわけではありませんが、 集約するサーブレットと JavaServer Pages が既に存在し、ポートレットに切り替える場合には、マイグレーションが 容易 になります。
- ポートレットのアクション・メソッドの呼び出し
- 1 つのページ上の複数のポートレットのレンダリング
- ポートレットのモードまたはウィンドウの状態を変更するための、リンクの提供
- ポートレットのタイトルの表示
- ポートレットの Cookie の状態の保持
集約タグ・ライブラリーおよび集約タグ・ライブラリーを使用する JavaServer Pages は、 WebSphere® Application Server ポートレット・コンテナー実装でのみ連動します。 これは、タグとコンテナーの間のプロトコルが標準化されていないためです。
HTML ページの外見と、
そのページの作成に使用されているタグを、次の図で紹介します。
集約タグ・ライブラリーの属性については、『集約タグ・ライブラリーの属性』の項目を参照してください。
- portletUrlPrefix 属性が、統合機能ページで次のように設定されていることを確認します。
"http://" + <server_address> + ":" + <server_port> + "/" + <aggregator context> + "/" <aggregator mapping>
- /* で終わるサーブレットのマッピングを介して、 web.xml ファイル内の集約 JSP ページを参照します。 例えば、/aggregation/* のようになります。
単一のページ上にある複数のポートレットを集約する場合は、 ポートレット内のフォーム属性名の命名規則に特に注意する必要があります。 ポートレットは、すべて同じページ上にあるため、すべてのポートレットが同じ HttpServletRequest を共有します。 1 つのポートレットが表示されると、ページ全体が更新され、フォーム・データが再度掲載されます。 したがって、単一のページ上に集約されるポートレットが複数あり、フォーム属性名が同じである場合に、 フォーム・データが再度掲載されると、ロジックが破壊する可能性があります。