オブジェクト・リクエスト・ブローカーの管理
オブジェクト・リクエスト・ブローカー (ORB) は、Internet InterORB Protocol (IIOP) を使用して、クライアントとサーバーの間の対話を管理します。 ORB を管理するには、いくつかの方法があります。 例えば、ORB カスタム・プロパティー設定またはシステム・プロパティー設定を使用して ORB を構成したり、ORB の初期化中にオブジェクトを指定したりすることができます。
このタスクについて
製品が始動して、ORB サービスが初期化される際に、デフォルト ORB プロパティー値が設定されます。 これらのプロパティーは、ORB のランタイム動作を制御し、セキュリティーなどの ORB と密接に統合されている製品のコンポーネントの動作に影響を与えます。システム要件に合わせるために、いくつかの ORB 設定を変更する必要がある場合があります。
ORB インスタンスがプロセスにおいて確立された後では、ORB プロパティーに対して行われた変更が、実行中の ORB インスタンスの動作に影響を及ぼすことはありません。 変更された設定が有効になる前に、プロセスを停止して再始動する必要があります。
ORB を管理する際に考えられるタスクのリストは以下のとおりです。