ターゲット特定アプリケーション状況

このページを使用して、 デプロイしたアプリケーションまたはモジュールの、 サーバーへのマッピングを表示します。

マルチサーバー製品では、 ターゲットをクラスターにすることもできますし、 サーバーにすることもできます。

また、アプリケーションが常駐しているサーバーを始動する際の、 そのアプリケーションの自動開始を使用可能または使用不可にする場合も、このページを使用します。

この管理コンソール・ページを表示するには、「アプリケーション」 > 「アプリケーション・タイプ」 > 「WebSphere エンタープライズ・アプリケーション」 > application_name > 「ターゲット特定アプリケーション状況」とクリックします。

セキュリティーが使用可能になっている場合、管理ロールごとに個別のアプリケーション・リストが表示されます。 サポートされるロールには、モニター、コンフィギュレーター、オペレーター、管理者、デプロイヤー、および管理セキュリティー・マネージャーが含まれます。 例えば、ロールが管理者である場合は、「次のリソースを管理できます (You can administer the following resources)」というステートメントに続いて、管理できるサーバーのリストが表示されます。

ターゲット

アプリケーションまたはモジュールのマップ先となる、 ターゲット・サーバーの名前を指定します。 ターゲットは、アプリケーションの設定からアクセスする「モジュールの管理」ページで指定します。

ノード

ターゲットがサーバーの場合、ノード名を指定します。

バージョン

ターゲットのバージョン・レベルを指定します。ターゲットは、バージョン 9.x、8.x または 7.x デプロイメント・ターゲットのいずれかになります。

デプロイメント・ターゲット は、すべてのメンバーが WebSphere® Application Server 製品上にあるサーバーになります。例えば、8.5 デプロイメント・ターゲット は、すべての メンバーが WebSphere Application Server バージョン 8.5 製品上に存在するサーバーになります。

以下のいずれかの条件の下では、アプリケーション、エンタープライズ Bean (EJB) モジュール、Session Initiation Protocol (SIP) アーカイブ (SAR)、Web モジュール、またはクライアント・モジュールをバージョン 9.x ターゲットにインストールする必要があります。

  • 9.x で追加された Java™ Platform, Enterprise Edition (Java EE) 7 テクノロジーをモジュールがサポートしている。
  • モジュールが 9.x ランタイム・アプリケーション・プログラミング・インターフェース (API) を呼び出す。
  • モジュールが 9.x 製品フィーチャーを使用する。

以下のいずれかの条件の下では、アプリケーション、EJB、SAR、または Web モジュールをバージョン 9.x、8.x、または 7.x のターゲットにインストールする必要があります。

  • モジュールが Java EE 5 をサポートしている。
  • モジュールが 7.x ランタイム API を呼び出す。
  • モジュールは、7.x 製品フィーチャーを使用します。

モジュールが Java EE 6 をサポートしている場合、そのモジュールは、バージョン 9.x または 8.5.x のデプロイメント・ターゲットにインストールできます。 8.x API を呼び出すモジュール、または 8.x フィーチャーを使用するモジュールは、9.x または 8.x のデプロイメント・ターゲットにインストールできます。 モジュールが Java 2 Platform, Enterprise Edition (J2EE) 1.4 をサポートしている場合は、バージョン 9.x、8.x、または 7.x のデプロイメント・ターゲットにそのモジュールをインストールできます。7.x API を呼び出すモジュール、または 7.x フィーチャーを使用するモジュールは、9.x、8.x、または 7.x のデプロイメント・ターゲットにインストールできます。 7.x フィーチャー・パックの機能を必要とするモジュールは、9.x または 8.x デプロイメント・ターゲット、またはそのフィーチャー・パックで使用可能になっている 7.x デプロイメント・ターゲットにインストールできます。

JavaServer Pages (JSP) プリコンパイル、EJB デプロイメント (ejbdeploy)、Web サービス・デプロイメント (wsdeploy) が使用可能の場合、 製品バージョンがデプロイメント・マネージャーと同じになっているターゲットに限り、アプリケーションをデプロイできます。 デプロイメント・マネージャーよりも古いバージョンを使用するサーバーがアプリケーションのターゲットになっている場合、これらのターゲットにはデプロイできません。

自動始動

サーバーの始動時に、ターゲット・サーバーにインストールした アプリケーション・モジュールを開始する (つまり使用可能にする) かどうかを指定します。 この設定により、アプリケーション・モジュールの初期状態が指定されます。 Yes 値を指定すると、サーバーの始動時に、対応するモジュールが使用可能 (つまりアクセス可能) になります。 No 値を指定すると、サーバーの始動時に、 対応するモジュールが使用不可 (つまりアクセス不可) になります。

デフォルトでは、「自動始動」は使用可能になっています。そのため、デフォルトでは、インストールされているアプリケーションは、そのアプリケーションが配置されているサーバーの開始時に自動的に開始します。

管理ロールがモニターより上の権限である場合は、アプリケーションの自動開始を使用可能および使用不可にすることができます。アプリケーションの自動開始を使用不可にするには、 ターゲット・サーバーの「選択」チェック・ボックスを有効にし、「自動始動を使用不可にする」をクリックします。 自動開始を使用不可にすると、アプリケーションはサーバーの始動時に開始されません。アプリケーションの自動開始を使用可能にするには、 ターゲットを選択して「自動始動を使用可能にする」をクリックします。

アプリケーションの状況

アプリケーション・サーバーにデプロイされているアプリケーションが、開始済み、停止済み、不明のいずれであるのかを示します。

表 1. アプリケーションの状況. アプリケーションが実行中であるかどうかを示します。
アイコン アプリケーションの状況 説明
開始済み 開始済み アプリケーションは実行中です。
部分始動 部分始動 アプリケーションは、停止済み状態から開始済み状態に変更される途中のプロセスにあります。 アプリケーションは実行され始めていますが、まだ完全には実行されていません。 アプリケーション・サーバーが開始していないため、アプリケーションは、部分始動状態になっている可能性があります。
停止済み 停止済み アプリケーションは実行されていません。
部分停止 部分停止 アプリケーションは、開始済み状態から停止済み状態に変更される途中のプロセスにあります。 アプリケーションは、まだ実行を停止していません。
不明 不明 状況を判別できません。
保留中 保留中 状況が一時的に不明で、ユーザーによって開始されなかったイベントが保留されています (非同期呼び出しの保留など)。
該当なし 該当なし アプリケーションが、実行中かどうかについての情報を提供していません。

Web サーバー上のアプリケーションの状況は常に「不明」です。


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