クラス・ローダー・ビューアー設定
このページを使用して、インストール済みのエンタープライズ・アプリケーションにおいて Web モジュール (.war ファイル) またはエンタープライズ Bean (.ejb ファイル) に対して可視のクラス・ローダーを検査します。このページは、どのクラス・ローダーがモジュールのファイルをロードしたのかを判別したり、 クラス・ローダーでの問題を診断したりする場合に有用です。
この管理コンソール・ページを表示するには、
をクリックします。モジュールは現在、 リストされているすべてのノードおよびサーバー上で実行中です。
モジュールおよびそれらのクラス・ローダーで使用されるクラスについて確認するには、次のボタンをクリックしてください。
ボタン | 結果のアクション |
---|---|
エクスポート | このページのクラス・ローダー情報を XML ファイルで表示または保存することのできるダイアログを開きます。 |
テーブル・ビュー | 「テーブル・ビュー」ページを表示します。
このページには、各クラス・ローダーごとに HTML テーブル形式で、モジュールに可視のクラス・ローダー
についての情報が提供されます。情報には、以下のものがあります。
|
検索 | 「検索」ページを表示します。
このページでは、クラス・ローダーで以下について検索することができます。
|
クラス・ローダー
Web モジュールまたは EJB モジュールで使用されるクラスのロードに作用する、 クラス・ローダーの階層を表示します。「階層」タブ には、ツリー階層でクラス・ローダーが表示されます。「検索順序」タブは、ランタイム環境でクラス・ローダーを使用して、クラスを検出およびロードする順序で クラス・ローダーをリストします。
クラス・ローダーの階層を展開して、以下を表示します。
- クラス・ローダー名
- 右向きの矢印は、要求を親に委任しない特殊クラス・ローダーであることを示しています。
- クラス・ローダー名の横にある上向きの矢印は、 親クラス・ローダーにしか要求を送ることができず、 子クラス・ローダーに要求を送ることはできないことを示しています。
- クラス・ローダーによってロード済みのクラスの名前
- クラスで使用されるプロパティー・ファイルおよび .jar ファイルのパス
以下のクラス・ローダーが階層内にある場合があります。
クラス・ローダー名 | 説明 |
---|---|
JDK 拡張ローダー | JDK 拡張クラス・ローダーとは、 Java 仮想マシン (JVM) ブートストラップ・クラス・ローダー、JVM 拡張クラス・ローダー、 および JVM システム・クラス・ローダーから構成される複合クラス・ローダーのことで、 JVM クラスパス上で可視のクラスとリソースとともにコア SDK のクラスとリソースをロードします。 |
WAS 拡張クラス・ローダー | WAS 拡張クラス・ローダーは、WebSphere® Application Server クラス、 スタンドアロンのリソース・クラス、カスタム・サービス・クラス、 およびカスタム・レジストリー・クラスをロードします。このクラス・ローダーは、ブートストラップ時に ws.ext.dirs システム・プロパティーを使用して、 クラスのロードに使用するパスを決定します。ws.ext.dirs クラスパスの各ディレクトリー、 およびこれらのディレクトリー内のすべての .jar ファイルまたは圧縮 .zip ファイルは、 このクラス・ローダーが使用するクラスパスに追加されます。 |
WAS 複合クラス・ローダー | WAS 複合クラス・ローダーは、エンタープライズ・アーカイブ (EAR) モジュール、 Web (WAR) モジュール、およびサーバーに関連する共有ライブラリーのクラスとリソースをロードします。 デフォルトのクラス・ローダー・ポリシーに基づいて、WAS 複合クラス・ローダーのインスタンスは、 実行中の EAR モジュールと WAR モジュールごと、 およびサーバー構成で定義されているクラス・ローダーごとに存在します。 |
クラス・ローダーによってロードされたクラスのリストを表示するには「クラス」をクリックします。
クラスのリストを表示するためには、クラス・ローダー・ビューアー・サービスを使用可能にする必要があります。