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エンタープライズ Bean のバックアップとリカバリーのベスト・プラクティス

エンタープライズ Bean を使用する際のバックアップに関しては、以下の項目を検討する必要があります。

データベース・データ

エンタープライズ Bean は、バックエンド・パーシスタンスにデータベースをよく使用します。 コンテナー管理パーシスタンス (CMP) エンティティー Bean は、バックエンド・パーシスタンスにデータベースを常時使用します。 このデータは、すべてのビジネス・データと同じようにバックアップする必要があります。

コンテナー管理エンティティー Bean パーシスタンスのコレクションは、デプロイメント時に指定されるスキーマ名、またはエンタープライズ Bean に関連付けられたデータ・ソースで指定されるスキーマ名のどちらかによって決定されます。 セッション Bean および Bean 管理下の Bean によって保管されるすべてのパーシスタントは、Bean 実装によって定義されます。 データベース表では、以下のコマンドでそれぞれ示されるように、コレクション全体、または個別の表を保存することを選択できます。
SAVLIB LIB(EJB) DEV(*SAVF) SAVF(WSALIB/WSASAVF)
SAVOBJ OBJ(MYBEANTBL) LIB(EJB) DEV(*SAVF) OBJTYPE(*FILE) SAVF(WSALIB/WSASAVF)

保存操作でデータ・ストアのスナップショットを取得できる場合は、製品がアクティブな状態でデータベース・オブジェクトを保存することができます。スナップショットを取得できない場合は、シャットダウンしてください。このような問題が発生するのは、ロックを取得する要求がある場合、または保存しようとしているデータベースに対して open トランザクションを実行する要求がある場合などです。

Enterprise JavaBeans (EJB) ソース・コード、クラス・ファイル、およびデプロイメント・コード

エンタープライズ Bean をデプロイすると、エンタープライズ Bean の WebSphere® Application Server 固有の実装が生成されます。 これらのデプロイ済み Java(TM) アーカイブ (JAR) ファイルは、再デプロイを回避するために、またアプリケーションのインストール中に指定されたすべてのバインディング情報を保持するために保存してください。 JAR ファイル、アプリケーション・コード、および構成 (バインディングなど) は、デフォルトでは profile_root/installedApps ディレクトリーにあります。 このディレクトリーを保存することによって、HTML や、サーブレット、JavaServer Pages(TM) (JSP(TM)) ファイル、エンタープライズ Bean などのインストール済みアプリケーションを保存します。 通常、各アプリケーションは、別個のサブディレクトリーにあるため、すべてのアプリケーションを保存することも、サブセットを保存することもできます。

注: 以下のコマンドは、表示の都合上、折り返されています。 それぞれ、単一のコマンドとして入力してください。
次のコマンドはすべてのインストール済みアプリケーションを保存します。
SAV DEV('/QSYS.lib/wsalib.lib/wsasavf.file')
 OBJ(('/profile_root/installedApps'))
次のコマンドは sampleApp アプリケーションのみを保存します。
SAV DEV('/QSYS.lib/wsalib.lib/wsasavf.file')
 OBJ(('/profile_root/installedApps/cellName/sampleApp.ear'))

ユーティリティーまたは汎用クラスを /profile_root/lib/app または /profile_root/lib/ext などの他のディレクトリーに配置している場合は、必ずそれらのロケーションもバックアップ計画に含めてください。

管理構成

詳しくは、トピック『概要: 管理構成データ 』を参照してください。


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ファイル名:tejb_snrejb_is.html