コア・グループ・ブリッジのカスタム・プロパティー
以下の拡張構成用カスタム・プロパティーは、 コア・グループおよびコア・グループ・ブリッジと通信するコア・グループに使用します。
CGB_ENABLE_602_FEATURES

コア・グループ・ブリッジ設定にこのプロパティーを 自動で追加するように設定している場合、その自動化の設定がこのバージョンの製品でも 機能します。ただし、CGB_ENABLE_602_FEATURES カスタム・プロパティーは、今後のリリースでは有効なプロパティーとして認識されない可能性があるため、CGB_ENABLE_602_FEATURES カスタム・プロパティーではなく、cgb.allowUndefinedBridges カスタム・プロパティーを追加するように自動化を更新する必要があります。
depfeatcgb.allowUndefinedBridges
構成内の他のサーバーを再始動せずに コア・グループ・ブリッジ・サーバーを構成に追加できるようにしたい場合は、 構成内のすべてのアクセス・ポイント・グループに、cgb.allowUndefinedBridges カスタム・プロパティーを 定義します。このプロパティーを使用可能にすると、 他のセルの構成を変更することなく、あるセル内のコア・グループ・ブリッジ・サーバーを追加して、 コア・グループ・ブリッジ・サーバーのピア・ポートを組み込むことができます。 最初のセルが 2 番目のセルとの通信を開始すると、 他のセルにあるコア・グループは、自動的に最初のセルのピア・ポートを 検出します。
cgb.allowUndefinedBridges プロパティーが 存在する場合、自動的にこのプロパティーが使用可能になります。したがって、 値を任意のストリング値に設定することができます。値を false に設定しても、 プロパティーは使用不可になりません。プロパティーを使用不可にするには、 定義済みカスタム・プロパティーのリストからプロパティーを除去するか、または名前を変更します。
cgb.allowUndefinedBridges カスタム・プロパティーを使用する場合は、 構成を開始する前に、リスナー・セルにするセルと、他のセルとの通信を開始するセルを 決定する必要があります。 このリスナー・セルには、構成内の他のセルのピア・アクセス・ポイントまたはピア・ポートが含まれる必要はありません。 例えば、保護されているセルおよび保護されていないセルを含む構成では、保護されていないセルをリスナーとして構成します。 保護されていないセルは、保護されているセルに関する情報にアクセスすることはできません。 最初に、リスナー・セル上にコア・グループ・ブリッジ・サービスを構成します。

cgb.rebuild.waitTime
コア・グループ・ブリッジ構成でこのプロパティーを使用して、 コア・グループ・ブリッジ・サービスがコア・グループ・ブリッジの再ビルドの完了まで待機する時間の長さを秒単位で指定します。
IBM_CS_HAM_PROTOCOL_VERSION=6.0.2.31 というコア・グループ・カスタム・プロパティーを、コア・グループ・ブリッジ構成に含まれるすべてのコア・グループに指定していない限り、このプロパティーは無視されます。
FW_PASSIVE_MEMBER
コア・グループ間にファイアウォールがあり、 ファイアウォールの保護されたサイドが listen のみに構成されている場合、 コア・グループ・ブリッジの構成でこのプロパティーを使用します。
FW_PASSIVE_MEMBER カスタム・プロパティーを設定して、 コア・グループ・アクセス・ポイント内にあるブリッジ・インターフェースをパッシブにします。 コア・グループ・ブリッジ・インターフェースがファイアウォールの保護されていないサイドからの接続を listen し、 かつ、いずれの接続も開始しないように、 ファイアウォールの保護サイドにあるコア・グループ・アクセス・ポイントの値を設定します。ファイアウォールの保護されたサイドのサーバーは パッシブです。カスタム・プロパティーは、保護されていない領域から保護された領域のみへの接続を許可する定義済みのファイアウォールのルールに対応します。
このカスタム・プロパティーを構成するには、管理コンソールで
をクリックします。このカスタム・プロパティーで構成するコア・グループ・アクセス・ポイントを参照するすべての ピア・アクセス・ポイントでもこのカスタム・プロパティーを設定する必要があります。

例えば、server_A および server_B は、core_group_1 で構成され、Server_C および server_D は、core_group_2 で 構成されるとします。Core_group_2 は、ファイアウォールを介してのみ listen するよう構成された ファイアウォールの内側にあるとします。Core_group_1 は、ファイアウォールの保護されていないサイドに あります。Core_group_1 および core_group_2 は、アクセス・ポイント・グループを介して相互に 通信可能です。server_C および server_D をパッシブになるように構成するには、以下のステップを 実行します。
- core_group_2 を含むセルの管理コンソールで、 をクリックします。
- FW_PASSIVE_MEMBER カスタム・プロパティーを追加します。任意の値を入力してプロパティーを使用可能にします。
- core_group_1 を含むセルの管理コンソールで、 をクリックします。選択したピア・アクセス・ポイントは、core_group_2 のコア・グループ・アクセス・ポイントに対応している必要があります。
- FW_PASSIVE_MEMBER カスタム・プロパティーを追加します。任意の値を入力してプロパティーを使用可能にします。
FW_PASSIVE_MEMBER カスタム・プロパティーを構成することにより、ファイアウォールの保護されたサイドの サーバー、server_C および server_D をパッシブになるように構成しました。これらのサーバーは ファイアウォールの他のサイドからの接続を listen しますが、ファイアウォールの保護されていないサイドへの接続は開始しません。
IBM_CS_LS_DATASTACK_MEG
このカスタム・プロパティーを使用して、SystemOut.log ファイルで繰り返し表示される メッセージにより報告される状態を除去します。
[9/24/04 13:28:19:497 CDT] 00000013 VSync W DCSV2005W: DCS Stack DefaultAccessPointGroup.P at Member 172.16.1.86:9353: 同期に使用可能なメモリー量が少なくなっています。 構成されているメモリー・サイズは 418816 バイトです。現在使用されている メモリー・サイズは 420307 バイトです。
メンバー IP アドレスが、ドット 10 進 IP アドレスおよびポートのフォーマットの場合、コア・グループ通信に 使用するコア・スタックに割り振られたメモリーの量を増やすことにより、これらのメッセージを除去することができます。 SystemOut.log ファイルでこのメッセージが現れなくなるまで、このプロパティーの値を 増やします。メモリーは動的に割り振られるので、必要以上の容量のスタック・サイズを設定しても、 メモリー問題は発生しません。
メッセージ内にある特定のメンバーを含むブリッジ・インターフェースの カスタム・プロパティーを設定します。アクセス・ポイント・グループまたはコア・グループ・アクセス・ポイントで カスタム・プロパティーを設定することもできます。アクセス・ポイント・グループまたはコア・グループ・アクセス・ポイント で値を設定する場合、特定のグループ内にあるすべてのブリッジ・インターフェースに影響を与えます。個々の ブリッジ・インターフェースとアクセス・ポイント・グループ、またはコア・グループ・アクセス・ポイントで 値を設定する場合、ブリッジ・インターフェースに設定された値が使用されます。アクセス・ポイント・グループ およびコア・グループ・アクセス・ポイントの両方で値が設定された場合、コア・グループ・アクセス・ポイントに設定された値が使用されます。
- 管理コンソールでカスタム・プロパティーを設定します。
- ブリッジ・インターフェースでカスタム・プロパティーを設定するには、 をクリックします。
- コア・グループ・アクセス・ポイントでカスタム・プロパティーを設定するには、 をクリックします。
- アクセス・ポイント・グループでカスタム・プロパティーを設定するには、 をクリックします。
- IBM_CS_LS_DATASTACK_MEG カスタム・プロパティーを追加します。デフォルト値の 5 MB より大きい値を入力します。
単位 | メガバイト |
---|---|
デフォルト | 5 |