補正サービスのカスタム・プロパティー
カスタム・プロパティーを設定することによって、 補正サービスのための追加の設定を指定できます。
補正サービスのためのカスタム・プロパティーを設定するには、以下のステップを完了してください。
- 管理コンソールを開始します。
- ナビゲーション・ペインで、 とクリックします。
- 「新規」をクリックします。
- 設定ページで、構成するプロパティーを「名前」フィールドに入力し、 設定する値を「値」フィールドに入力します。
- 「適用」または「OK」をクリックします。
- 「保存」をクリックして、マスター構成に対して行った変更を保存します。
- サーバーを再始動します。
カスタム・プロパティー・ページを使用して、以下の補正サービス・カスタム・プロパティーを定義できます。
補正サービスの抑止
すべての Web サーバーが、CoordinationContext エレメントを含む SOAP メッセージを処理するように構成されているわけではありません。WebSphere® Application Server を使用して、Web サービス要求で CoordinationContext が送信されない Enterprise Java Bean の事前定義リストを処理する、補正サービスのカスタム・プロパティーを構成することができます。
補正サービスが使用されると、CoordinationContext エレメントが送信 SOAP ヘッダーに組み込まれます。以下に例を示します。
<wscoor:CoordinationContext soapenv:mustUnderstand="1"
...
</wscoor:CoordinationContext>
CoordinationContext エレメントを処理するように構成されていない Web サーバーがそのような SOAP メッセージを受信すると、例外メッセージが生成されます。以下の例を参照してください。Header block local name 'CoordinationContext' is not defined.
Web サービス要求で CoordinationContext エレメントを送信してはならない、すべての Enterprise Java Bean のリストを含むファイルを作成することができます。このファイルはプレーン・テキスト形式で、以下のように各行に 1 つの項目を含む必要があります。
application_name#module#bean
application_name#module#bean
application_name#module#bean
ここで、application_name は、サーバー上で認識されているアプリケーションの名前、module は、Enterprise Java Bean jar の名前、bean は、Enterprise Java Bean の名前です。注: このファイルには、補正サービスを使用しないように構成されている Bean の項目のみ含まれるようにしなければなりません。
このカスタム・プロパティーは、ファイルにリストされていて、補正サービス・メタデータに関連付けられている Bean に対しては無効です。
名前 | 値 |
---|---|
SUPPRESS_CSCOPE_ON_WS_CALLS | 完全修飾ファイル名 |