IBM MQ メッセージング・プロバイダー・アクティベーション・スペックのブローカー・プロパティー

このパネルを使用して、IBM MQ メッセージング・プロバイダーで使用する選択済みアクティベーション・スペックのブローカー設定を表示または変更します。 これらのブローカー設定によって、メッセージのパブリッシュおよびトピックに対するサブスクライブを行うために、IBM MQ メッセージング・プロバイダーがブローカーと対話する方法が決定されます。 設定の更新は、サーバーが再始動されたときに有効となります。

IBM MQ アクティベーション・スペックのブローカー・プロパティーを表示するには、管理コンソールを使用して以下のステップを実行します。
  1. ナビゲーション・ペインで、「「リソース」 > 「JMS」->「アクティベーション・スペック」」をクリックして、既存のアクティベーション・スペックを表示します。
  2. 適宜、目次ペインで、「有効範囲」設定を、アクティベーション・スペックが定義されているレベルに変更します。 これにより、表示されるアクティベーション・スペックのセットが制限されます。
  3. 作業の対象となるアクティベーション・スペックの名前を選択します。
  4. 目次ペインで、「追加プロパティー」の下にある「ブローカー・プロパティー」をクリックして、IBM MQ アクティベーション・スペックのブローカー・プロパティーのリストを表示します。
「一般プロパティー」の下に以下の 4 つのプロパティー・グループがあります。
  • キュー
  • 機能
  • チューニング
  • 追加情報

これらのグループに、必要な変更を加えてから、「適用」をクリックして、アクティベーション・スペックに戻ります。

注: IBM MQ プロパティーを指定する際には、以下の制限が適用されます。
  • 名前には最大 48 文字を使用できます。ただし、チャネルは例外で、最大 20 文字となります。
  • 指定するプロパティー値は、 IBM MQ の JMS リソースを構成する際に指定した値と一致していなければなりません。 IBM MQ の JMS リソースの構成について詳しくは、IBM MQ ライブラリーの『IBM MQ Java™ の使用』セクションを参照してください。

IBM MQ アクティベーション・スペックには、以下のブローカー・プロパティーがあります。

ブローカー・コントロール・キュー

ブローカー制御メッセージを送信する先のキュー。

通知
データ型 ストリング
デフォルト SYSTEM.BROKER.CONTROL.QUEUE

ブローカー・サブスクライバー・キュー

サブスクリプション・メッセージを受信する元のキュー。

通知
データ型 ストリング
デフォルト SYSTEM.JMS.ND.SUBSCRIBER.QUEUE

ブローカー接続コンシューマー・サブスクリプション・キュー

接続コンシューマーのサブスクリプション・メッセージを受信する元のキュー。

通知
データ型 ストリング
デフォルト SYSTEM.JMS.ND.CC.SUBSCRIBER.QUEUE

ブローカー接続コンシューマー永続サブスクリプション・キュー

永続接続コンシューマーのサブスクリプション・メッセージを受信する元のキュー。

通知
データ型 ストリング
デフォルト SYSTEM.JMS.D.CC.SUBSCRIBER.QUEUE

バージョン

使用されるブローカーのバージョン。これによって、 ブローカーが持つと想定される機能の一部が決まります。例えば、 パブリケーションで RFH バージョン 1 ヘッダーを使用するのか、あるいはバージョン 2 ヘッダーを使用するのかなどです。

通知
データ型 ラジオ・ボタン
デフォルト バージョン 1 ブローカー
範囲
バージョン 1 ブローカー
メッセージ選択は指定できません。
バージョン 2 ブローカー
メッセージ選択を指定できます。このオプションを選択した場合、「メッセージ選択が発生する場所を指定」も実行する必要があります。

メッセージ選択が発生する場所を指定

メッセージ選択が実行されるプロセス。このプロパティーが 使用可能なのは、「バージョン 2 ブローカー」が選択された場合のみです。

通知
データ型 ドロップダウン・リスト
デフォルト CLIENT
範囲
CLIENT
メッセージ選択はアプリケーション・サーバー・プロセスで実行されます。
BROKER
メッセージ選択はブローカー・プロセスで実行されます。

サブスクリプションの保管

サブスクリプションを追跡するためのプロセス。

通知
データ型 ドロップダウン・リスト
デフォルト MIGRATE
範囲
MIGRATE
キューで保持されている情報はすべて、サブスクリプション情報を永続化するために ブローカー機構にマイグレーションされます。ブローカー機構を使用してサブスクリプション情報が既に永続化されている場合、 値 Migrate を指定することは、 値 Broker を指定するのと同等です。
BROKER
サブスクリプション情報をトラッキングするのに内部ブローカー機構が使用されます。
QUEUE
現行のサブスクリプションに関する情報を記録するために、指定された IBM MQ キューが使用されます。

永続サブスクリプション状況の最新表示間隔

一部のバージョンのキュー・マネージャーで、長期実行トランザクションを再作成して、永続サブスクリプションのクリーンアップに使用する頻度。

通知
データ型 整数
デフォルト 60000
範囲 任意の正の整数

サブスクリプション・クリーンアップ・レベル

メッセージをコンシュームすると期待されているサブスクライバーが予期せず終了した場合に、どの程度積極的にメッセージがクリーンアップされるのかを示します。

通知
データ型 ドロップダウン・リスト
デフォルト SAFE
範囲
SAFE
サブスクリプションをクリーンアップするために従来のアルゴリズムが使用されます。
ASPROP
クリーンアップ・アルゴリズムはシステム・プロパティーによって判別されます。
NONE
サブスクリプションのクリーンアップは実行されません。
STRONG
サブスクリプションをクリーンアップするために積極的なアルゴリズムが使用されます。

サブスクリプション・クリーンアップ間隔

孤立サブスクリプションの有無を検査し、メッセージをクリーンアップする頻度。

通知
データ型 整数
デフォルト 3600000
範囲 任意の正の整数

サブスクリプション・ワイルドカード・フォーマット

トピック階層の複数のトピックにサブスクライブするときに使用するワイルドカード・フォーマット。

通知
データ型 ドロップダウン・リスト
デフォルト ワイルドカード文字
範囲
ワイルドカード文字
トピック名では、アスタリスク (*) または疑問符 (?) を使用して文字または文字ストリングを表すことができます。
* は、一致する多数の文字として解釈されます。
? は、一致する単一文字として解釈されます。
トピック・レベルのワイルドカード
マルチレベル・トピック階層では、正符号 (+) または番号記号 (#) を使用してトピックを表すことができます。
+ は、一致する単一トピック名として解釈されます。
# は、階層内にある多数の一致するトピックとして解釈されます。/ は、トピックを区切るために使用します。

疎サブスクリプション・パターンの最適化

このアクティベーション・スペックがその選択基準に一致する メッセージを高い比率で受信することが期待されているかどうかを 指定するオプションです。この情報は、メッセージ送達の最適化に使用できます。

通知
データ型 チェック・ボックス
デフォルト クリア
範囲
クリア
サブスクリプションは一致するメッセージを頻繁に受信します。
選択
サブスクリプションは一致するメッセージを頻繁に受信しません。

ブローカー・キュー・マネージャー

ブローカーを実行しているキュー・マネージャーの名前 (このキュー・マネージャーが、アクティベーション・スペックの接続先キュー・マネージャーと同じでない場合)。

通知
データ型 ストリング
デフォルト アクティベーション・スペックに指定されたキュー・マネージャー名。

トピックのタイプを示すアイコン 参照トピック



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