Common Base Event API および Java ロギング API を使用したロギング

Java™ ロギング API で生成されるイベントによって、キャプチャーする必要があるイベントを十分に記述できない場合は、 Common Base Event ファクトリー API を使用して Common Base Event を作成できます。

始める前に

Common Base Event を作成すると、データをログに記録する前に Common Base Event に追加できます。以下のダイアグラムは、アプリケーション・コードがどのように Common Base Event を作成しログに記録するかを表しています。

アプリケーション・コードがどのように Common Base Event を作成しログに記録するか

このタスクについて

WebSphere® Application Server は、生成された Common Base Event 内に WebSphere Application Server 固有の情報を自動的に取り込むイベント・ファクトリーを使用するように構成されています。 一般的には、 WebSphere Application Server デフォルトの Common Base Event ファクトリーを使用してイベントを作成するのが良い方法です。 それは、イベントを通して Common Base Event の内容の整合性を保証できるからです。 ただし、 他の Common Base Event ファクトリーを作成および使用することができます。

Common Base Event は開始され、次の順序でログインされます。
  1. アプリケーション・コードが EventFactory クラス上に createCommonBaseEvent メソッドを呼び出し、CommonBaseEvent を作成します。
  2. アプリケーション・コードは、CommonBaseEventLogRecord レコードで CommonBaseEvent イベントをラップし、 イベント固有のデータを追加します。
  3. アプリケーション・コードは、CommonBaseEvent イベントの complete メソッドを呼び出します。
  4. CommonBaseEvent イベントは、ContentHandler の completeEvent メソッドを呼び出します。
  5. ContentHandler ハンドラーによって、XML テンプレート・データが CommonBaseEvent イベントに追加されます。 すべての ContentHandler ハンドラーがテンプレートをサポートするわけではありません。
  6. ContentHandler ハンドラーによって、ランタイム・データが CommonBaseEvent イベントに追加されます。
  7. アプリケーション・コードによって、CommonBaseEventLogRecord レコードが Logger.log メソッドを使用しているロガーに受け渡されます。
  8. ロガーは、CommonBaseEventLogRecord レコードをハンドラーに受け渡します。
  9. ハンドラーはデータをフォーマットし、出力装置に書き込みます。

手順

タスクの結果

上記のステップをすべて完了した後で、ユーザーの構成設定に基づいた Common Base Event となります。


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