メッセージング・エンジンの新規の「ノーオペレーション」コア・グループ・ポリシーを作成した後、外部の高可用性 (HA) フレームワークによって管理されるメッセージング・エンジンの構成を続行することができます。
また、メッセージング・エンジンのモニターの頻度を構成することもできます。
このタスクについて
「ノーオペレーション」ポリシーは、
いつどこでメッセージング・エンジンが稼働するのかを外部 HA クラスターが制御するのを可能にします。
手順
- HA クラスター・リソースを作成することにより、メッセージング・エンジンと外部管理対象リソース・グループを関連付けることができます。ご使用の外部 HA 製品のドキュメンテーションを参照してください。
- 外部 HA フレームワークのスクリプトを書き込み、HAManager を使用してメッセージング・エンジンの開始と停止を使用可能に設定してください。 スクリプトはサーバー上で HAManager MBean のオペレーションを起動します。このサーバーはメッセージング・エンジンに相当するリソースの所有権を所持します。
- メッセージング・エンジンが、常にそのデータ・ストアに
接続できることを確認します。 メッセージング・エンジンがフェイルオーバーするように構成されている場合、
実行される可能性のあるクラスター内のどのサーバーからも、
そのデータ・ストアにアクセス可能である必要があります。可能なサーバーのセットは、ユーザーが外部 HA リソース・グループをどのように構成したかに依存します。標準構成は、データ・ストアを外
部 HA クラスターによる管理下のリソース・グループ中に、追加リ
ソースとして組み込みます。その後、HA クラスターはデータ・ストアとメッセージング・エンジンが共にフェイルオーバーし、
フェイルオーバー後に連結されたままであることを確認します。 これに当てはまる場合でも、
またはデータ・ストアを使用可能にするためにネットワーク・サーバーが使用される場合でも、
データ・ストアは、メッセージング・エンジンを稼働する可能性のある
すべてのサーバーからアクセス可能である必要があります。
- メッセージング・エンジンが常時同じ IP アドレスを通じてアクセス可能である必要がある場合、一例としてそれが WebSphere® MQ リンクの受信側終端である場合などには、ユーザーは IP アドレスをメッセージング・エンジンと連結し続けるように調整する必要があります。
これを実現するには、メッセージング・エンジンを表すリソースと同じ外部
HA リソース・グループ中で、IP アドレス・リソースを作成します。
- オプション: 必要に応じて、「稼働タイマー」フィールドに値を入力します。 この値は、HA マネージャー (HAManager) がメッセージング・エンジンが適正に稼働していることを検査する時間間隔 (秒単位) を指定します。
この値が 0 (ゼロ) の場合、デフォルト値の 120 秒が使用されます。
「ノーオペレーション」ポリシーは、主に IBM HACMP などの外部の高可用性フレームワークを使用する場合を意図しています。
この状況では、外部フレームワークが定期的に呼び出すモニター・スクリプトを作成できます。
「稼働タイマー」の値を 0 以上に設定すると、HAManager はヘルス・モニターを実行して、外部モニター・スクリプトが HAManager MBean から状態を取得できるようにします。
代わりに、「稼働タイマー」の値を -1 に設定すると、HAManager によるモニターは使用不可にされ、外部モニター・スクリプトがメッセージング・エンジン MBean から状態を取得できるようになります。
- 「OK」をクリックします。
- 変更をマスター構成に保存します。