フォーム・ログイン処理のためのサーブレット・フィルターの構成

IBM® Rational® Application Developer またはアセンブリー・ツールを使用して、サーブレット・フィルターを構成できます。 サーブレット・フィルターの構成は 2 つのステップからなります。

手順

  1. サーブレット・フィルターに名前を付け、対応する 実装クラスをサーブレット・フィルターに割り当てます。

    オプションで、サーブレット・フィルターの init メソッドに渡される 初期パラメーターを割り当てることもできます。

    サーブレット・フィルターを構成すると、 web.xml アプリケーションのデプロイメント記述子には、 次の例のようなサーブレット・フィルター構成が含まれるようになります。
    <filter id="Filter_1">
    			<filter-name>LoginFilter</filter-name>
    						<filter-class>LoginFilter</filter-class>
    						<description>Performs pre-login and post-login 
            operation</description>
    						<init-param>// optional
    										<param-name>ParameterName</param-name>
    										<param-value>ParameterName</param-value>
    			</init-param>
    	</filter>
  2. サーブレット・フィルターを URL またはサーブレットにマップします。

    サーブレット・フィルターを URL またはサーブレットにマップすると、web.xml アプリケーションのデプロイメント記述子には、次の例のようなサーブレット・マッピングが含まれるようになります。

    <filter-mapping>
    			<filter-name>LoginFilter</filter-name>
    						<url-pattern>/j_security_check</url-pattern> 
                   // can be servlet <servlet>servletName</servlet>
    	</filter-mapping>

CustomLoginServlet サーブレットの代わりにサーブレット・フィルターを使用して、 追加の認証、監査、およびロギングを実行することができます。

WebSphere® Application Server のサンプルは、 WebSphere Application Server ログイン機能を使用してフォーム・ログイン手順の実装と構成を行う方法を示す、フォーム・ログイン・サンプルを提供します。 このサンプルは、以下のテクノロジーを統合して、WebSphere Application Server および Java™ Platform, Enterprise Edition (Java EE) のログイン機能を説明しています。
  • Java EE フォーム・ベース・ログイン
  • ログインでの Java EE サーブレット・フィルター
  • IBM 拡張: フォーム・ベースのログイン
フォーム・ログイン・サンプルは、Technology Samples パッケージの一部です。
トラブルの回避 (Avoid trouble) トラブルの回避 (Avoid trouble): プログラム制御が有効な z/OS システムにアプリケーション・サーバーをインストールすると、フォーム・ベースの Web アプリケーションへのログイン時に、以下のエラー・メッセージがシステム・ログ・ファイルに出力される可能性があります。
ICH420I PROGRAM BBORSMCT FROM LIBRARY WAS.SBBOLD2 CAUSED THE ENVIRONMENT TO BECOME UNCONTROLLED.
BPXP014I ENVIRONMENT MUST BE CONTROLLED FOR DAEMON (BPX.DAEMON)
PROCESSING.
プログラム制御は z/OS システムで有効ですが、アプリケーション・サーバーのネイティブ・モジュールに対して、プログラム制御の拡張制御ビットは有効になりません。この問題を回避または解決するには、SMP/E HTTP サーバー・ファイル・システム (HFS) にあるすべてのネイティブ・ロード・モジュールに対して、プログラム制御ビットを有効にします。
  1. 以下のように、必要な属性をモジュールに追加します。
    cd install_root/usr/lpp/install_root/V7R0/lib/modules
    extattr +p *
  2. 以下のように、lib ディレクトリー内の *.so ファイルと bbo* ファイルに属性を追加します。
    cd install_root/usr/lpp/install_root/V7R0/lib
    extattr +p *.so
    extattr +p bbo*
gotcha

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http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-nd-mp&topic=tsec_configservlet
ファイル名:tsec_configservlet.html