wsdbgen コマンド

このコマンドは、Java™ Persistence API (JPA) アプリケーションでの pureQuery 機能の利用をサポートします。

このコマンドは、Feature Pack for OSGi Applications and JPA 2.0 およびこれ以降のリリースで wsdbgen という名前に変更されました。このコマンドは、wsdb2gen コマンドと同じ方法で使用されます。コマンド wsdb2gen (DB2® 専用であることがその名前に示されています) は、WebSphere® Application Server V7.0 での DB2 データベースでのみ機能します。このリリースでは、このコマンドを DB2、Informix® および Oracle データベースに対して使用できます。このため、シノニムの wsdbgen コマンドが導入されました。

JPA コマンド (Windows では .bat、UNIX では .sh) は、ご使用のリリース用の最新バージョンのコマンドを確実に使用するために、app_server_root/bin ディレクトリーではなく、profile_root/bin ディレクトリーから実行されます。

構文

コマンド構文は次のようになります。

[AIX][HP-UX][Linux][Solaris][z/OS]
wsdbgen.sh [parameters]
[IBM i]
wsdbgen [parameters]
[Windows]
wsdbgen.bat [parameters]

このコマンドを実行する前に、persistence.xml ファイルを META-INF ディレクトリーに配置し、META-INF ディレクトリーをクラスパスに含める必要があります。

パラメーター

  • -help : このパラメーターはヘルプ情報を表示します。
  • -pu : persistence.xml ファイルに定義されているパーシスタンス・ユニットの名前です。
  • -collection : パッケージ名に割り当てられたコレクション ID です。 デフォルトは NULLID です。
  • -url : ターゲット・データベースの URL です。

    これは、生成された SQL の検証に使用されます。 URL を persistence.xml ファイル内に指定するか、コマンド・オプションとして指定する必要があります。両方とも指定した場合は、コマンド・オプションで指定した URL が使用されます。

  • -user : ユーザー ID
  • -pw : ターゲット・データベースに接続するための対応パスワード。

    このパラメーターを指定しない場合、persistence.xml ファイル内で検出された値が使用されます。

  • -package: このパラメーターを指定した場合は、-package パラメーターがストリング値のパッケージ名を受け取り、指定された名前を持つ単一のデータベース・パッケージが生成されます。-package パラメーターを指定しない場合は、エンティティー・クラスごとに 1 つのパッケージが生成されます。 -package オプションが指定されていない場合、エンティティー名がパッケージ名として使用されます。名前の長さ制限は、データベース制限から 1 を引いたものになります (例:128 - 1 = 127)。

使用法

persistence.xml ファイルはアプリケーション Java アーカイブ (JAR) ファイルに含まれている必要があり、また、DB2 パッケージを作成するときに DB2 バインドの入力として使用されます。 このコマンドでは、生成された SQL を検証するためにデータベースに接続する必要があります。データベースは実行時データベースと同じである必要はありませんが、バージョンとリリース・レベルが実行時データベースと同じである必要があります。

クラスパスに以下の JAR ファイルが確実に含まれるようにします。
  • pdq.jar
  • pdqmgmt.jar
  • db2jcc.jar
  • db2jcc_licence_cu.jar
データベース URL で DB2 for z/OS® データベースを指定している場合、JAR ファイル db2jcc_licence_cisuz.jar もクラスパスに配置する必要があります。
重要: IBM® Optim™ PureQuery Runtime に 必要な DB2 JAR レベルの整合性の詳細については、IBM サポート Web サイトで 「System requirements for IBM Optim PureQuery Runtime for Linux, UNIX, and Windows」を参照してください。
重要: pureQuery StaticBinder についてレビューするには、Data Studio インフォメーション・センターでトピック『pureQuery StaticBinder ユーティリティー』をお読みください。

DB2
[AIX][HP-UX][Linux][Solaris][z/OS]
wsdbgen.sh  -pu payroll -collection prod1 -url jdbc:db2://myhostname:50000/proddb  -user produser -pw secret
[IBM i]
wsdbgen  -pu payroll -collection prod1 -url jdbc:db2://myhostname:50000/proddb  -user produser -pw secret
[Windows]
wsdbgen.bat  -pu payroll -collection prod1 -url jdbc:db2:¥¥myhostname:50000¥proddb  -user produser -pw secret 
Informix
[AIX][HP-UX][Linux][Solaris][z/OS]
wsdbgen.sh  -pu payroll -collection prod1 -url jdbc:ids://myhostname:9089/proddb  -user produser -pw secret
[IBM i]
wsdbgen  -pu payroll -collection prod1 -url jdbc:ids://myhostname:9089/proddb  -user produser -pw secret
[Windows]
wsdbgen.bat  -pu payroll -collection prod1 -url jdbc:ids:¥¥myhostname:9089¥proddb  -user produser -pw secret 

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タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: last_date
http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-nd-mp&topic=rejb_wsdbgen
ファイル名:rejb_wsdbgen.html