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最適化されたローカル・アダプターのサンプル
本製品には、z/OS® 用の最適化ローカル・アダプターをサポートするサンプル・ファイルが用意されています。
- .jclsamp ファイル
- olarar.py および olararupdate.py ファイル
- ヘッダー・ファイル bboaapi.h、および bboaapip.include
- EAR サンプル・ファイル
ola_apis.jar ファイルは製品ディレクトリー /lib にあります。
サンプルの説明
サンプルの名前とその処理内容を記載した登録簿が、ネイティブ・ファイル・セットの @@README メンバーのディレクトリーにあります。 これらのサンプルは <install_root>/util/zos/OLASamples にあり、以下のものがあります。
- BBOAAPI - OLA API を使用する C/C++ サンプルをコンパイルするのに必要な C ヘッダー・ファイル (bboaapi.h)
- BBOAAPIC - OLA API を COMMAREA の CICS® LINK BBOACNTL と共に使用する C/C++ サンプルをコンパイルするのに必要な C ヘッダー・ファイル (bboaapic.h)
- BBOAAPIP - OLA API を使用する PL/I アプリケーションをコンパイルするのに必要な PL/I インクルード・ファイル (bboaapip.include)
- BBOACPLT - CICS 始動中に OLA TRUE を有効にする方法を示す CICS PLT 初期化ルーチンのアセンブラー・サンプル・ソース (BBOACPLT.cicsasm)
- BBOACPL2 - CICS 始動中に CICS 始動パラメーターから OLA INITPARMS を取得する方法および BBOC STRT_SRVR を発行する方法を示す CICS PLT 初期化ルーチンのアセンブラー・サンプル・ソース (BBOACPL2.cicsasm)
- BBOACPL3 - CICS 始動中に複数の BBOC コマンドを BBOACNTL に渡す方法を示す CICS PLT 初期化ルーチンのアセンブラー・サンプル・ソース (BBOACPL3.cicsasm)
- BBOACPLS - CICS シャットダウン中に稼働中 WOLA リンク・サーバーのリストを取得する方法およびそれらを停止する方法を示す CICS PLT シャットダウン・ルーチンのアセンブラー・サンプル・ソース (bboacpls.cicsasm)
- CSDUPDAT - CICS の下で OLA に必要なすべてのリソース定義を定義する CICS DFHCSDUP ユーティリティー・ジョブ (CSDUPDAT.jclsamp)
- DFHPLTOL - OLA を使用して TRUE 出口プログラムを使用可能にするサンプル PLT (BBOACPLT) と OLA BBOC コマンド・プロセッサー PLT (BBOACPL2) をアセンブルするための JCL/ソース (dfhpltol.jclsamp)
- OLABATCH - サンプルの 1 つをバッチで実行する JCL。これは WebSphere z/OS が稼働しているのと同じ LPAR で実行する必要があります (OLABATCH.jclsamp)
- OLACB01 - COMMAREA を使用するサンプル COBOL プログラムへの CICS リンクの JCL/ソース。これは、OLA CICS リンク・サーバーを使用する場合のサンプルのターゲット・プログラムです。送信されたメッセージをエコーして戻します (OLACB01.jclsamp)
- OLACB02 - コンテナーを使用するサンプル COBOL プログラムへの CICS リンクの JCL/ソース。これは、OLA CICS リンク・サーバーを使用する場合のサンプルのターゲット・プログラムです。送信されたメッセージをエコーして戻します (OLACB02.jclsamp)
- OLACB03 - Host Service API を使用して CICS タスクを OLA サーバー内に作成する方法を示す CICS サンプル COBOL プログラムの JCL/ソース (OLACB03.jclsamp)
- OLACB04 - Receive Request API および Get Data API を使用して CICS タスクを OLA サーバー内に作成する方法を示す CICS サンプル COBOL プログラムの JCL/ソース (OLACB04.jclsamp)
- OLACB05 - 各種 API を使用した、登録 (Register を使用)、接続の取得 (Connection Get を使用)、EJB の起動 (Send Request を使用)、応答の取得 (Get Data を使用)、 接続の解放 (Connection Release を使用)、および登録抹消 (Unregister を使用) の方法を示す CICS サンプル COBOL プログラムの JCL/ソース (OLACB05.jclsamp)
- OLACB06 - 各種 API を使用した、登録 (Register を使用)、EJB の起動 (Invoke を使用)、および登録抹消 (Unregister を使用) の方法を示す CICS サンプル COBOL プログラムの JCL/ソース (OLACB06.jclsamp)
- OLACB10 - 複数のコンテナーを使用してデータを EJB から CICS に渡す CICS サンプル COBOL プログラムの JCL/ソース。これは、OLA CICS リンク・サーバーを使用する場合のサンプル・ターゲット・プログラムです (OLACB10.jclsamp)
- OLACB11 - 複数のコンテナーを使用してデータを EJB から CICS に渡す CICS サンプル COBOL プログラムの JCL/ソース。これは、OLA CICS リンク・サーバーを使用する場合のサンプルのターゲット・プログラムです。データはターゲット・プログラム内で変更されます (OLACB11.jclsamp)
- OLACB12 - 複数のコンテナーを使用してデータを EJB から CICS に渡す CICS サンプル COBOL プログラムの JCL/ソース。これは、OLA CICS リンク・サーバーを使用する場合のサンプルのターゲット・プログラムです。データはターゲット・プログラム内で削除されます (OLACB12.jclsamp)
- OLACC01 - 登録/起動/登録抹消を行う C プログラムの JCL/ソース。 これは、バッチ/USS/CICS の下で実行できます (OLACC01.jclsamp)
- OLACC02 - Host Service/Send Request/Send Response/Get Data API 呼び出しを行う C プログラムの JCL/ソース。このプログラムは実質的にはそれ自体を起動します。 つまり、このプログラムが EJB を呼び出し、次に、その EJB がこのプログラムを呼び戻します。これは、バッチ/USS/CICS の下で実行できます (OLACC01.jclsamp)
- OLACC10 - 複数のコンテナーを使用してデータを EJB から CICS に渡す CICS サンプル C プログラムの JCL/ソース。これは、OLA CICS リンク・サーバーを使用する場合のサンプル・ターゲット・プログラムです (OLACC10.jclsamp)
- OLAMAP - CICS BMS 画面マップ定義の JCL/ソース。これは、WebSphere と CICS の間で要求を受け渡すための 3270 テスト駆動画面です (OLAMAP.jclsamp)
- OLAPL01 - IMS™ Fast Path メッセージ・トランザクションとして実行される PL/I プログラムの JCL/ソース。 IMS 環境でこれを生成する方法についての情報は、サンプル・メンバー STAGE1 および PSBOLA2 を参照してください (OLAPL01.jclsamp)
- OLAPL02 - IMS メッセージ処理プログラムのトランザクションとして実行される PL/I プログラムの JCL/ソース。 IMS 環境でこれを生成する方法についての情報は、サンプル・メンバー STAGE1 および PSBOLA2 を参照してください (OLAPL02.jclsamp)
- OLAUTIL - COBOL CICS テスト・アプリケーション・ユーティリティーの JCL/ソース。このパネルから、API (Register、Invoke、Host Service、 Send Response) をテストし、実行に使用するデーモン・グループ/サーバー/ノードの名前、およびサービス名を更新できます。このユーティリティーは、両方向での呼び出しのテストに使用できます。ここからのコードを、これらの API を使用するためのサンプルとして使用できます (OLAUTIL.jclsamp)
- PSBOLA2 - OLAPL01 および OLAPL02 用の IMS PSB 生成のサンプル JCL/ソース (PSBOLA2.jclsamp)
- OTMAINIT - システム上で IMS OTMA 呼び出し可能インターフェース SVC を開始する方法を示すサンプル JCL (OTMAINIT.jclsamp)
- STAGE1 - OLAPL01 および OLAPL02 用の IMS STAGE1 のサンプル・ソース (STAGE1.jclsamp)
サンプルのインストール
- JCL ソースを保持する区分データ・セット (PDS) または区分データ・セット拡張 (PDSE) を割り振ります。サンプル JCL では、このデータ・セットは BOSS.OLA.SAMPLES.SRC という名前です。
このデータ・セットは、RECFM=FB、DSORG=PO、LRECL=80、BLKSIZE=9040、TRKS=40 として割り振る必要があります。<Prod_FS_root>/util/zos/OLASamples ディレクトリーからこのデータ・セットに「jclsamp」というファイル・タイプのファイルをコピー (例えば OGET) します。また、ヘッダー・ファイル bboaapi.h は、このデータ・セットに BBOAAPI として組み込まれます。
- リソース・アダプター (ola.rar) をセットアップし、Java™ Naming and Directory Interface (JNDI) 名 eis/ola を使用して接続ファクトリーを定義した後、ただちにインストールできるエンタープライズ・アーカイブ (EAR) ファイルがあります。EAR ファイルはディレクトリー <Prod_FS_root>/util/zos/OLASamples にあります。重要: V8.0 を使用している場合は OLASample2.ear ファイルを使用します。
- 顧客情報管理システム (CICS) BMS マップ・ビルド・ジョブ OLAMAP によって作成される COBOL COPYBOOK を保持するために、別の PDS または PDSE を割り振ります。
このデータ・セットは、RECFM=FB、DSORG=PO、LRECL=80、BLKSIZE=9040、TRKS=15 として割り振る必要があります。 サンプル JCL では、このデータ・セットは BOSS.OLA.SAMPLES.COPYBOOK という名前です。
- 最適化されたローカル・アダプターのサンプル・ロード・モジュールが格納されているロード・モジュール・ライブラリーを割り振るか、または選択します。
これは、PDS ではなく LIBRARY として割り振る必要があります。
- 以下のステップを使用して、z/OS バッチ・サンプルをビルドし、実行します。
これらの手順で更新するすべてのメンバーについて、使用するプロシージャー・ライブラリー (この場合は C コンパイル用) を指すように JCLLIB ステートメントを変更する必要があります。この変更は、この情報がシステム上のどの場所にあるかについて理解しているユーザーが行う必要があります。 また、テスト・ケースのソースにはデーモン・グループ (セルのショート・ネーム)、ノードのショート・ネーム、およびサーバーのショート・ネームが組み込まれており、これらの名前は、ご使用のシステムで機能するように、コンパイル前に変更する必要があります。
- メンバー OLACCnn (ここで、nn はテスト・ケース番号) を編集します。この JCL を更新して、C コンパイラーでのサイトのデータ・セット命名規則に適合するようにし、出力ロード・モジュールが配置される SYSLMOD データ・セットを設定します。
- メンバー OLACCnn で、デーモン・グループ名 (セルのショート・ネーム)、ノード名、およびサーバー名を更新し、ジョブをサブミットしてテスト・ケースのロード・モジュールをビルドします。
- ターゲット・アプリケーション・サーバーが始動済みであること、および最適化されたローカル・アダプターのサポートが使用可能になっていることを確認します。 最適化されたローカル・アダプターのサポートを使用可能にするには、WAS_DAEMON_ONLY_enable_adapter を true に設定します。 また、ola.rar ファイルがインストールされていること、および接続ファクトリーが eis/ola という JNDI 名で作成されていることを確認します。
- OLA サンプル EAR ファイルがターゲット・アプリケーション・サーバーにインストールされていることを確認します。 重要: V8.0 を使用している場合は OLASample2.ear ファイルを使用します。
- OLACCnn バッチ・サンプルを実行するためのテンプレートとして OLABATCH を使用します。
一部のサンプル・ジョブは BOSS.OLA90902.SBBOLOAD という名前のデータ・セットを参照しています。これは、copyZOS.sh スクリプトを使用してオンライン・アダプター・モジュールをコピーした先のデータ・セットを表します。
- z/OS バッチ・サンプルを CICS の下で実行することもできます。 『CICS での最適化ローカル・アダプター・サポートの使用可能化』のトピックに従い、サンプル・ロード・モジュール・ライブラリーをステップ 4 から CICS DFHRPL DD 連結に追加します。
- 以下のステップを使用して、最適化ローカル・アダプター CICS サンプル・テスト・ユーティリティー・パネルをビルドし、実行します。
このプロセスで更新するすべてのメンバーについて、該当するプロシージャー・ライブラリー (この場合は COBOL コンパイラーおよび CICS トランザクション) を指すように JCLLIB ステートメントを変更する必要があります。この処理は、この情報がシステム上のどの場所にあるかを把握しているユーザーが行う必要があります。
- メンバー OLAMAP を編集し、HLASM アプリケーションに関するサイトのデータ・セット命名規則に一致するように JCL を更新します。MAPLIB および DSCTLIB パラメーターを独自のデータ・セット名に変更する必要があります。MAPLIB は、ステップ 4 で割り振ったサンプル・ロード・モジュール・ライブラリーを指している必要があります。DSCTLIB は、ステップ 3 で割り振った COPYBOOK データ・セットを指している必要があります。注: このパネルで、デフォルトの登録名を CICSTEST から別の名前に変更できます。また、デフォルトのデーモン・グループ名 (セルのショート・ネーム)、ノード名、およびサーバー名を設定できます。 ここで入力した値は、CICS で OLAUトランザクションを実行するときに、パネル上に表示されます。
- OLAMAP ジョブをサブミットして、CICS マップ・セット・モジュールをビルドします。
- メンバー OLAUTIL を編集し、内容を確認します。
これは、COBOL の複数の最適化されたローカル・アダプター API を示すサンプルの COBOL アプリケーションです。 これは CICS BMS マップ OLAMAP を送受信し、任意のローカル接続アプリケーション・サーバー内の任意のターゲット・エンタープライズ Bean にメッセージを送信できます。また、BBOA1SRV API を使用して、CICS タスクを最適化ローカル・アダプター・ターゲット・サービスに組み込む方法を示す例としても使用できます。ローカル・データ・セット命名規則に準拠するように JCL を更新した後、ジョブをサブミットすると、PROGLIB シンボルが指すデータ・セットに OLAUTIL ロード・モジュールが保存されます。
- 最適化ローカル・アダプター・ロード・モジュール・ライブラリーおよび最適化ローカル・アダプター・サンプル・ロード・モジュール・ライブラリーが、CICS カタログ式プロシージャーの CICS DFHRPL DD 連結に入っていることを確認します。
- サンプル・ジョブ CSDUPDAT が実行されたことと、CICS の下で最適化ローカル・アダプターをインストールするステップが完了していることを確認します。
- ターゲット・アプリケーション・サーバーが始動済みであること、および最適化されたローカル・アダプターのサポートが使用可能になっていることを確認します。 最適化されたローカル・アダプターを使用可能にするには、WAS_DAEMON_ONLY_enable_adapter を true に設定します。 また、ola.rar ファイルがインストールされていること、および接続ファクトリーが eis/ola という JNDI 名で作成されていることを確認します。これらの手順について詳しくは、『最適化されたローカル・アダプターをサーバー環境で使用可能にする』トピックを参照してください。
- OLA サンプル EAR ファイルがターゲット・アプリケーション・サーバーにインストールされていることを確認します。 重要: V8.0 を使用している場合は OLASample2.ear ファイルを使用します。
- CICS を開始します。
最適化ローカル・アダプター・サポートが有効であることを確認し、BBOC および OLAU トランザクションを実行する権限があるユーザー ID で CICS にログオンし、画面を消去します。BBOC START_TRUE を入力して、最適化ローカル・アダプター CICS タスクに関連したユーザー出口 (TRUE) を開始します。出口が正常に開始されていることを示すメッセージが戻されます。 このメッセージが戻されない場合は、どのような種類のエラーが発生したかを示すメッセージが戻されます。より詳細なメッセージについては、CICS ジョブ出力を参照し、ファイル BBOOUT を調べてください。CICS 始動時に、最適化されたローカル・アダプターのプログラム・リスト・テーブル初期化後処理 (PLTPI) プログラムを使用して、最適化されたローカル・アダプターの TRUE を開始する場合は、このプロセスについて説明している下記のセクションを参照してください。
- 画面を再度クリアし、OLAU と入力してテスト・パネルを開始します。
すべてが正常に機能している場合、パネルには「* Optimized Local Adapters WAS z/OS Testing *」という見出しが表示されます。値「Y」が設定されている Register を先頭に、値「CICSTEST」が設定されている Register name、および値 「ejb/com/ibm/ola/olasample1_echoHome」が設定されている Service name の順に実行パラメーターがパネルに表示されます。 「実行するテストの数 (Number of Tests to run)」フィールドには値 00001 が表示されます。
- 「送信メッセージ・データ (Send message data)」フィールドに、WebSphere Application Server のサービスに送信するメッセージを入力します。
- エンタープライズ Bean の呼び出し先となるサーバーの WebSphere Application Server サーバーのショート・ネーム、WebSphere Application Server ノードのショート・ネーム、および WebSphere Application Server セルのショート・ネーム (デーモン・グループ名) を入力します。
- 残りのフィールドはそのままにすることができます。表示されたサービス名は、OLA サンプル EAR ファイルにあるサンプル・ターゲット・エンタープライズ Bean の JNDI ホーム名です。 重要: V8.0 を使用している場合は OLASample2.ear ファイルを使用します。
- 「PF4」をクリックしてメッセージを EJB olasample1_echoHome に送信します。 メッセージは「受信したメッセージ・データ (Received message data)」フィールドに戻されます。
- CICS COBOL プログラムから WebSphere Application Server EJB アプリケーションへの呼び出しのデモンストレーションは、以上で完了です。
これで、パネル表示が変更されました。 「最初に登録? (Register First?)」フィールドが「Y」から「N」に変わります。 この登録名を使用して要求を再実行すると最初に登録呼び出しを行う必要がないため、「N」の値に変わります。登録で戻りコード 8 (RC8) および理由コード 8 (RSN8) が戻される場合は、既に登録が済んでいるため再度登録する必要はありません。 いったん OLAU から離れた後で OLAU に戻った場合、その登録はまだアクティブです。したがって、その名前で再度登録する必要がないため、そのフィールドを値「N」に設定します。
- この同じパネルを使用して、WebSphere Application Server から CICS への呼び出しをテストできます。
サービス名フィールドを、ターゲット・サービス名として識別する名前に更新する必要があります。その後、「PF5」をクリックします。これにより、OLAUTIL は要求されたサービス名および登録名を使用して BBOA1SRV API を呼び出すため、画面が x-wait 状態になります。 パネルには CICSTEST という登録および myserv というサービス名が表示されます。パネルに値が表示される他のパラメーターには、WAS サーバーのショート・ネーム、WAS ノードのショート・ネーム、WAS セルのショート・ネーム (デーモン・グループ名)、実行するテストの数、および完了したテストの数があります。
- OLAU がユーザーの要求したサービス名を待機している状態にある場合、ブラウザーでサンプル Web アプリケーションを開始します。
URL http://nn.nn.nn.nn:nnnn/OLA_Sample1_Web/ を使用し (IP およびポート番号はサイトに合わせて更新する)、nnnn ポート番号を SSL 非対応の WebSphere Application Server アプリケーション・ポートに変更します。
- Web ページには、外部アドレス・スペースに送信するデータ、外部アドレス・スペースから戻される応答、OLA 登録名、OLA サービス名、CICS リンク・サーバー固有のデータ、CICS リンク要求コンテナー ID、CICS リンク応答コンテナー ID、および CICS リンク・トランザクション ID の各フィールドが表示されます。OLAU のパネルで入力した際と同様に、送信するメッセージ、登録名とサービス名を入力し、「WAS の実行 (Run WAS)」>「外部アドレス・スペース・テスト (External address space test)」とクリックします。
- この時点で、CICS 3270 パネルのブラウザー表示で入力したメッセージが「Received message data」フィールドに表示されます。
- 「送信メッセージ・データ (Send message data)」フィールドに応答メッセージを入力し、「PF6」をクリックして WebSphere Application Server に応答を送信します。応答がブラウザーに表示されます。
- WebSphere Application Server サーブレットから CICS COBOL プログラムへの呼び出しのデモンストレーションは、以上で完了です。
- メンバー OLAMAP を編集し、HLASM アプリケーションに関するサイトのデータ・セット命名規則に一致するように JCL を更新します。
- 最適化されたローカル・アダプターの CICS リンク・サーバーを使用した WebSphere Application Server アプリケーションから CICS COBOL プログラムへの呼び出しをデモンストレーションするには、以下の手順を実行します。
- メンバー OLACB01 を編集し、内容を確認します。
これは、COMMAREA を使用した EXEC CICS LINK のターゲットとなるサンプル COBOL アプリケーションです。渡された COMMAREA メッセージ・データをデフォルトの COBOL 標準出力 (CEEMSG) に書き込み、メッセージをエコーします。ローカル・データ・セットを指すように JCL を更新し、サブミットします。このモジュールが保存されるロード・ライブラリーは、CICS DFHRPL 連結に入っている必要があります。
- メンバー OLACB02 を編集し、内容を確認します。
これは、CONTAINER を使用した EXEC CICS LINK のターゲットとなるサンプル COBOL アプリケーションです。このアプリケーションは CONTAINER の内容を読み取り、読み取った内容を同じコンテナーに書き戻します。 ローカル・データ・セットを指すように JCL を更新し、サブミットします。このモジュールが保存されるロード・ライブラリーは、CICS DFHRPL 連結に入っている必要があります。
- サンプル・ジョブ CSDUPDAT が実行されたことと、CICS の下で最適化ローカル・アダプターをインストールするステップが完了していることを確認します。
- CICS を開始します。
BBOC、BBO#、および BBO$ トランザクションを実行する権限があるユーザー ID で CICS にログオンし、画面を消去します。
BBOC START_TRUE を入力して、最適化ローカル・アダプター CICS TRUE を開始します。
出口が正常に開始されていることを示すメッセージが戻されます。 このメッセージが戻されない場合は、どのような種類のエラーが発生したかを示すメッセージが戻されます。 より詳細なメッセージについては、CICS ジョブ出力を参照し、ファイル BBOOUT を調べてください。最適化ローカル・アダプターの PLTPI プログラムを使用して CICS 始動時に最適化ローカル・アダプター TRUE を開始したい場合は、このプロセスについて説明したこのトピック内のセクションを参照してください。
- 画面を再度クリアし、次のように入力して、最適化されたローカル・アダプターの CICS リンク・サーバー・タスクを開始します。bboc start_srvr rgn=olaserver
svn=<serverName> dgn=<cellName> ndn=<nodeName>
mnc=1 mxc=5 sec=n svc=*
これにより、BBO$ タスクが登録名 OLASERVER で開始され、指定したアプリケーション・サーバーに接続します。 サーバーに関して、サーバーのショート・ネーム、セルのショート・ネーム、およびノードのショート・ネームを必ず指定してください。
- これで、既存の CICS プログラムにリンクするための要求を送信する準備ができました。テスト Web ページ (http://nn.nn.nn.nn:nnnn/OLA_Sample1_Web/ ) を開きます。登録名として OLASERVER を、サービス名として OLACB01 を入力します。
- 「WAS の実行」>「外部アドレス・スペース・テスト (Run WAS->External address space test)」をクリックします。CICS に送信された同じメッセージが戻り、ページが再び表示されます。CICS CEEMSG DD (実行中の CICS ジョブ内) を見ると、UTF-8 のメッセージ・データが表示されます。
- COMMAREA でデータを受け渡す、WebSphere Application Server 内のサーブレットから CICS COBOL プログラム OLACB01 への呼び出しのデモンストレーションは、以上で完了です。
- ブラウザー・パネルを再度表示し、サービス名を OLACB02 に変更して、「コンテナーの使用 (Use Containers)」チェック・ボックスをクリックします。重要: 「コンテナーの使用 (Use Containers)」チェック・ボックスにチェック・マークを付ける必要があります。
- 「WAS の実行」>「外部アドレス・スペース・テスト (Run WAS->External address space test)」をクリックします。入力メッセージがエコーされて表示されます。
- CONTAINER を使用してデータを引き渡す、WebSphere Application Server のサーブレットから CICS COBOL プログラム OLACB02 への呼び出しのデモンストレーションは、以上で完了です。
- 実行内容を詳細に追跡する場合は、リンク・サーバーを停止し、トレースを設定して再始動することができます。 TRC=2 を設定すると、CICS ジョブ BBOOUT ファイル内のトレース・メッセージを表示できます。リンク・サーバーを停止するには、bboc stop_srvr rgn=olaserver と入力します。 トレースを設定してリンク・サーバーを再始動するには、以下のように入力します。bboc start_srvr rgn=olaServer svn=<serverName> dgn=<cellName> ndn=<nodeName> mnc=1 mxc=5 sec=n svc=* trc=2
- メンバー OLACB01 を編集し、内容を確認します。
- CICS の始動時に最適化ローカル・アダプター TRUE が自動的に開始されるように CICS をセットアップしたい場合は、以下のステップを使用します。
- BBOC START_TRUE¥ を CICS 順次端末 (TYPE=SDSCI) 内にコーディングして、最適化ローカル・アダプター TRUE を開始できます。または、
- CICS 領域のプログラム・リスト・テーブル初期化後処理 (PLTPI) を作成し、それを CICS 領域の始動時に呼び出させることができます。
サンプル・ジョブ DFHPLTOL では、接尾部 OL を付けて PLTPI が作成されます。このサンプルを実行して、結果のモジュール DFHPLTOL を DFHRPL 連結内のロード・モジュール・ライブラリーに置き、CICS 領域に指定された SIT PLTPI に OL を追加します (例えば、PLTPI=OL)。
この例については、サンプル・ファイル DFHPLTOL を参照してください。 PLTPI を実行すると、最適化ローカル・アダプター TRUE が正常に始動した場合は、以下のメッセージが CICS ジョブ・ログに存在します。+BBOA9920I WAS z/OS OLA CICS PLT init start. +BBOA9921I WAS z/OS OLA CICS TRUE enabled. +BBOA9925I WAS z/OS OLA CICS PLT init ending.