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ステートフル・セッション Bean がデプロイされるクラスター
シスプレックス内の複数のシステムにまたがり、トランザクション の活動化ポリシーを使用したステートフル・セッション Bean がこれらのシステムにデプロイされているサーバーのクラスターの場合、非活性化ディレクトリーは、クラスター化されたサーバーが実行されるシスプレックス内の複数のシステム間で共有されている HFS (階層ファイル・システム) 上にある必要があります。
クラスターを作成する前に、以下の点に注意してください。
- クラスターは、シスプレックス内の別のシステム上にあるクラスター・メンバーを持っていますか ?
- そうである場合、デプロイされる予定の、または既にデプロイ済みのアプリケーションのどれかが、 Stateful Session Bean を持っていますか ?
- そうである場合、Stateful Session Bean は、 トランザクションの活動化ポリシーを持っていますか ?
上記の質問への回答がすべて「はい」の場合、ステートフル・セッション Bean 用の非活性化ディレクトリーとして使用される共用 HFS (階層ファイル・システム) を定義する必要があります。
非活性化ディレクトリーの名前には、
インストール・ルートおよびクラスター名が含まれていなければなりません。
次の例では、/WebSphere/V6R0M0/AppServer は USER_INSTALL_ROOT
としても既知であり、クラスターの名前は cluster1 です。
/WebSphere/V6R0M0/AppServer/passivation/cluster1
最適なパフォーマンスを実現するには、 各クラスターごとに非活性化ディレクトリーを作成する必要があります。 また、デフォルトの非活性化ディレクトリーは、クラスター用に使用してはいけません。 これは非クラスター化サーバー、 およびトランザクション の活動化ポリシーを備えた Stateful Session Bean を保有していないサーバー用に使用される必要があります。
共有 HFS の定義について詳しくは、 「 z/OS UNIX システム・サービス 計画」を参照してください。
管理コンソールを用いた非活性化ディレクトリーの指定については、EJB コンテナーの設定に関するトピックを参照してください。