インベントリー・データを収集するジョブのサブミット

柔軟な管理環境では、「インベントリー」ジョブをサブミットして、ジョブ・タイプおよびジョブ・マネージャーの管理対象リソースが保有するデータをリフレッシュすることができます。ターゲットがホストの場合、 収集されるデータには、ホストに関する情報 (オペレーティング・システム名、バージョン、Installation Manager、 パッケージ・グループ、パッケージ、プロファイル、およびその他のリソース) が含まれます。ジョブ・タイプを追加する製品を管理対象ターゲットにインストールした場合は、「インベントリー」ジョブを実行して、ジョブ・タイプおよびターゲット・リソースが保有するデータをリフレッシュします。リフレッシュしたデータは、ジョブ・マネージャー・コンソールまたは wsadmin スクリプトを使用することで参照できます。

始める前に

データを保有するターゲットがジョブ・マネージャーに登録されていることを確認してください。

  • スタンドアロン・アプリケーション・サーバーをジョブ・マネージャーに登録するには、まず管理エージェントの registerNode コマンドを使用して、スタンドアロン・アプリケーション・サーバーを管理エージェントに登録します。 次に、管理エージェント・コンソールまたは registerWithJobManager コマンドを使用してスタンドアロン・アプリケーション・サーバー・ターゲットをジョブ・マネージャーに登録します。
  • デプロイメント・マネージャーをジョブ・マネージャーに登録するには、デプロイメント・マネージャー・コンソールまたは registerWithJobManager コマンドを使用します。
  • ホスト・コンピューターをジョブ・マネージャーに登録するには、ジョブ・マネージャー・コンソール、 デプロイメント・マネージャー・コンソール、または registerHost コマンド を使用します。

ジョブ・マネージャーおよびターゲットを開始します。 ターゲットがスタンドアロンのアプリケーション・サーバーの場合は、管理エージェントも開始します。

「インベントリー」ジョブ が、インストール済みの Liberty・リソースを検出するように したい場合、WLP_WORKING_DIR、WLP_SHARED_DIR、または WLP_ADDITIONAL_DIRS の変数 を定義する必要があります。Liberty サーバー用の変数の設定についての説明を参照してください。

このタスクについて

ジョブ・マネージャーまたはデプロイメント・マネージャーの管理コンソールを使用して、ジョブ・タイプが保有するデータ、および管理対象ターゲットのアプリケーションやサーバーが保有するデータをリフレッシュするジョブをサブミットすることができます。コンソールから「インベントリー」ジョブを選択し、ターゲットを指定、ジョブをスケジュールし、サマリーを確認して、ジョブをサブミットします。

ジョブ・タイプを追加する製品を管理対象ターゲットにインストールしない限り、「インベントリー」ジョブを実行する必要はありません。「状況 (Status)」ジョブを実行して、ジョブ・タイプ・データを再収集しないで管理対象リソースに対して同じデータを取得できます。

コンソールを使用する代わりに、AdministrativeJobs コマンド・グループ内の submitJob コマンドの inventory 管理ジョブを実行できます。 管理ジョブ・タイプに関するトピックを参照してください。

サポートされる構成 サポートされる構成:インベントリー (Inventory)」ジョブは、IBM i システム上では Plugin プロファイルおよび Appclient プロファイルを収集できません。sptcfg

手順

  1. 管理コンソールのナビゲーション・ツリーから、「ジョブ」 > 「サブミット」の順でクリックします。
  2. インベントリー」ジョブを選択して、「次へ」をクリックします。
  3. ジョブ・ターゲットを選択します。
    1. リストからターゲットのグループを選択するか、または「ターゲット名」を選択します。
    2. ターゲット名」を選択した後は、ターゲット名を指定して「追加」をクリックするか、「検索」をクリックして、「ターゲットの検索」ページで選択したターゲットを指定します。
    3. ユーザー認証が必要な場合は、ユーザー名、パスワード、またはその他必要な認証値を指定します。
    4. 「次へ」をクリックします。
  4. 「ジョブ・パラメーターの指定」ページで、ターゲットがホストの場合、ジョブ・パラメーターを指定します。「インベントリー」ジョブにジョブ・パラメーターがあるのは、ホストだけです。

    ターゲットがホストの場合、オペレーティング・システム名、バージョン、Installation Manager パス、パッケージ・グループ、パッケージ、およびプロファイルなどのホストに関する情報を提供するジョブ・パラメーターを指定します。

    「次へ」をクリックします。

  5. ジョブをスケジュールして、「次へ」をクリックします。
  6. サマリーを確認して「終了」をクリックし、ジョブをサブミットします。

タスクの結果

ジョブ・マネージャーがジョブを実行し、ジョブ・タイプが保有するデータ、およびターゲットのアプリケーションとサーバーが保有するデータをリフレッシュします。

次のタスク

「ジョブ状況」ページでジョブの ID をクリックし、ジョブ状況を表示します。ジョブが正常に完了していない場合は、ジョブの実行の結果発生したエラー・メッセージを確認して、エラー条件を修正し、ジョブを再度サブミットします。

ジョブが正常に実行されると、「ターゲット・リソース」ページのデータが更新されます。リソースの状況を表示するには、「ジョブ」 > 「ターゲット・リソース」とクリックします。


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