メッセージ・エンジンのチューニング
このタスクを使用して、サービス統合環境の調整のプロパティーを設定します。
このタスクについて
サービス統合環境には、メッセージング・エンジンのパフォーマンス、またはデータ・ストアを管理するメッセージング・エンジンのコンポーネントのパフォーマンスを向上させるために設定可能なプロパティーが含まれています。これらのプロパティーは、集合的に「調整のプロパティー」と呼ばれます。これらのプロパティーの設定は、
WebSphere® Application Server
管理コンソールを利用するか、
sib.properties
ファイルを編集して、行うことができます。
ヒント:
管理コンソールで設定されたプロパティーは、
sib.properties
ファイルで設定されたプロパティーよりも優先されます。
手順
管理コンソールを使用して、調整のプロパティーを設定します。
メッセージング・エンジンの調整プロパティーの設定
メッセージング・エンジンによって使用されるメモリー・バッファーの制御
管理コンソールを使用して、
データ・ソースの調整
を行います。
sib.properties ファイル
を編集して、メッセージング・エンジン・コンポーネントの調整プロパティーを設定します。
大規模なメッセージング・エンジン・トポロジーのパフォーマンスを向上させるには、 IBM_CLUSTER_ENABLE_ACS_DELAY_POSTING プロパティーを使用可能にします。 このプロパティーの値を
true
に設定すると、更新の公開を遅延します。 プロパティーについて詳しくは、
セルのカスタム・プロパティー
を参照してください。
サブトピック
メッセージング・エンジンの調整のプロパティーの設定
メッセージング・エンジンの調整のプロパティーを設定して、パフォーマンスを改善できます。
メッセージング・エンジンによって使用されるメモリー・バッファーの制御
各メッセージング・エンジンは、メッセージとメッセージ関連データを持つ 2 つのメモリー・バッファーを管理します。この 2 つのバッファーのサイズを設定するプロパティーを調整することによって、メッセージング・エンジンとそのデータ・ストアとの対話を向上させることができます。
メッセージング・エンジンの JDBC データ・ソースの調整
サービス統合バスでのメッセージング・パフォーマンスを実現するには、メッセージング・エンジンの JDBC データ・ソースを正しく構成する必要があります。
sib.properties ファイルの編集による調整のプロパティーの設定
このタスクでは、
sib.properties
ファイルを編集して、サービス統合環境の調整のプロパティーを設定します。