EJB 非同期メソッド設定
Enterprise JavaBeans 非同期メソッドのサポートにより使用される作業マネージャーの設定を変更するには、このページを使用します。
この管理コンソール・ページを表示するには、
とクリックします。「内部作業マネージャー・インスタンスの使用」オプションと「カスタム作業マネージャー・インスタンスの使用」オプションは、互いに排他的です。
非同期メソッドにこの作業マネージャーを使用する
デフォルトの作業マネージャー・インスタンスを指定します。
本製品には、EJB 非同期メソッドをサポートするための内部作業マネージャー・インスタンスが用意されています。内部作業マネージャー・インスタンスは、基本的な EJB 非同期メソッド機能のために事前構成されていて、限定された構成設定を提供します。
このボタンをクリックすると、非同期メソッド呼び出しの管理に内部作業マネージャー・インスタンスを使用するように指定されます。 これを選択すると、「カスタム作業マネージャー・インスタンスの使用」オプションが使用できなくなります。
「内部作業マネージャー・インスタンスの使用」オプションがデフォルトです。代わりに、カスタム定義の作業マネージャー・インスタンスを使用することもできます。
カスタム作業マネージャー・インスタンスの使用
カスタム定義作業マネージャー・インスタンスを指定します。
カスタム作業マネージャー・インスタンスを定義すると、EJB 非同期メソッドの構成をより高度なものにすることができます。
これを選択すると、環境に最適な方法で既に定義し、構成してある作業マネージャー・インスタンスを使用できます。
これを選択すると、「内部作業マネージャー・インスタンスの使用」オプションが使用できなくなります。
最大スレッド数
非同期 EJB メソッドの実行で使用されるスレッドの最大数を指定します。デフォルトは 5 です。
作業要求キュー・サイズ
作業要求キューのサイズを指定します。作業要求キューは、要求された非同期メソッドに対してスレッドが実行可能になるまで、そうした非同期メソッドを保持するバッファーです。デフォルトは 0 です。この場合、初期サイズは、スレッドの最小数と最大数の中間となります。
スレッドの最大数属性と作業要求キュー・サイズ属性の合計は、同時実行が可能なメソッド要求の合計数です。
例えば、スレッドの最大数が 5 スレッド、作業要求キュー・サイズが 50 に設定されている場合、同時実行が可能なメソッド要求の合計数は 55 です。
デフォルト値は 0 です。この場合、キューのサイズは、ランタイム環境によって管理されます。ランタイムでは現在、maxThreads と 20 のうち、 より大きい値をキュー・サイズとして使用しています。
作業要求キュー・フル・アクション
スレッド・プールが使い尽くされて、作業要求キューがフルになった場合にとるアクションを指定します。 デフォルトは BLOCK です。
FAIL に設定した場合、スレッド (またはキュー内の場所) が使用可能になるのを待機するのではなく、例外が発生します。
開発段階でこのオプションを使用すると、非同期メソッドが長時間実行することで発生するエラーを特定するのに役立ちます。また構成するスレッドの数とキュー・サイズを決定する際にも役立ちます。
BLOCK に設定した場合、非同期メソッドの実行を要求するスレッドは、スレッド (またはキュー内の場所) が使用可能になるまで待機します。
作業マネージャー JNDI 名
名前空間でカスタム定義の作業マネージャーを検索するために使用される Java™ Naming and Directory Interface (JNDI) 名を指定します。
リモート・フューチャー・オブジェクトの存続時間
サーバーが、応答結果必要送信の非同期メソッドの各呼び出しのフューチャー・オブジェクトを保持する時間を指定します。指定された時間内にアプリケーションが結果を取り出さない場合、メモリー・リークおよび可能性のある OutOfMemory 例外を防止するために、サーバーはそのメソッド呼び出しの結果を消去します。0 を指定すると、オブジェクトが消去されることはありません。ただし、0 の値を指定すると、フューチャー・オブジェクトがタイムアウトになることがなくなり、不適切に作成されたプログラムにより、参照された OutOfMemory 例外が発生する可能性があっても、そのプログラムから保護することができなくなります。 デフォルト値は 86400 秒 (24 時間) です。

