非同期メソッドの EJB コンテナー作業マネージャー
非同期メソッドをディスパッチするために Enterprise JavaBeans (EJB) コンテナーによって使用されるデフォルトの作業マネージャーは、構成可能ではありません。 この作業マネージャーによって課される制限を理解する参考として、次の構成情報を参照してください。 アプリケーション・サーバー・プロセス内で実行されているすべての非同期メソッドに対して、1 つの EJB コンテナー作業マネージャーが存在することに注意してください。
EJB コンテナー作業マネージャーのスレッド・プール設定は以下のとおりです。
- スレッドの最小数 = 1
- スレッドの最大数 = 5
- 作業要求キュー・サイズ = 0 作業オブジェクト
- バッファー・オーバーフロー時に実行されるアクション = ブロック
- リモート・フューチャー・オブジェクトの存続期間 = 86400 秒

さらに、EJB コンテナー作業マネージャーには、非同期メソッドを実行する作業マネージャー・スレッドにクライアント・スレッドからどのサービス・コンテキストが伝搬されるかを指定する構成設定があります。 グローバル・トランザクション・サービス・コンテキストとアクティビティー・セッション・サービス・コンテキストは伝搬されません。 セキュリティー・コンテキストと、作業域、国際化対応などのすべての WebSphere® 拡張コンテキストは、伝搬されて実行スレッドで使用されます。