ジョブ使用情報の使用可能化

ジョブ・スケジューラーは、管理コンソールから有効化されたときに、 チャージバック・アカウンティングの使用データを記録します。この機能は、 すべてのオペレーティング・システムで使用可能であり、 構成設定から有効と無効とを切り替えることができます。ジョブ使用情報は、デフォルトでは使用可能になっていません。

始める前に

ジョブ・スケジューラーを構成します。

[z/OS]SMF レコード・タイプ 120 に 関するトピックをお読みください。また、SMF レコードの使用について詳しくは、マニュアル「z/OS MVS™ システム管理機能 (SMF)」 (資料番号 SA88-8596) を 参照してください。

手順

  1. 管理コンソールで、「システム管理」 > 「ジョブ・スケジューラー」をクリックします。

    「ジョブ・スケジューラー」ページには、ジョブ使用に関する構成設定があります。

  2. ジョブ使用情報をジョブ使用データベース表に記録するため、「スケジューラー・データベース内の使用データの記録」を選択します。
  3. [z/OS]システム管理機能 (SMF) データ・セットにジョブ使用情報を記録することを選択します。

    SMF 記録は、Java™ Platform, Enterprise Edition (Java EE) コンテナーの SMF 記録のアクティブ化と非アクティブ化に連動してアクティベーションされたり非アクティブ化されたりします。

    ジョブ使用データは、SMF 120 サブタイプ 9 レコードまたは SMF 120 サブタイプ 20 レコードで記録できます。 優先されるサブタイプを指示するには、RECORD_SMF_SUBTYPES ジョブ・スケジューラー・カスタム・プロパティーを使用します。

    1. SMF 120 サブタイプ 9 レコードを収集する場合は、SMF 要求アクティビティーを有効にするプロパティーを設定します。

      SMF 要求アクティビティーを有効にするプロパティーは、管理コンソールまたは MVS Modify コマンドを使用して設定することができます。

      • 管理コンソールの使用:
        1. 「サーバー」 > 「サーバー・タイプ」 > 「WebSphere Application Server」 > server_name > 「Java およびプロセス管理」 > 「プロセス定義」 > 「環境エントリー」 > 「新規」とクリックします。
        2. 環境エントリー・プロパティーを 2 つ作成します。
          • 一方のプロパティーに対しては、名前 server_SMF_request_activity_enabled と、値 1 (または true) を指定します。
          • もう一方のプロパティーに対しては、名前 server_SMF_request_activity_async と、値 1 (または true) を指定します。
      • MVS Modify コマンドを使用して、これらのプロパティーに on を設定します。
        • f server_name,smf,request,on
        • f server_name,smf,request,async,on
    2. 管理コンソールの「ジョブ・スケジューラー」ページで、「SMF の使用データの記録 (z/OS のみ)」を選択します。
    3. 「カスタム・プロパティー」をクリックして、「ジョブ・スケジューラー・カスタム・プロパティー (Job scheduler custom property)」ページを表示します。 サブタイプ 9 レコードの場合は、RECORD_SMF_SUBTYPES カスタム・プロパティーに 9、サブタイプ 20 レコードの場合は、20 を設定します。

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