単純なトランザクション・バッチ・アプリケーションの開発

バッチ・ジョブ・コントローラーと Enterprise JavaBeans (EJB) データ・ストリーム、コマンド行、または Apache ANT ツールを使用して、単純なバッチ・アプリケーションを作成することができます。

このタスクについて

トラブルの回避 (Avoid trouble) トラブルの回避 (Avoid trouble): バッチ・ステップで使用するバッチ・データ・ストリーム (BDS) のデータが、バッチ・アプリケーションのデプロイ先のアプリケーション・サーバーのファイル・システムに対してローカルである場合は、特定のステップに従ってジョブ再開シナリオをサポートする必要があります。このようなバッチ・アプリケーションが複数のアプリケーション・サーバーにデプロイされ、それらのサーバーが複数のマシン上で稼動している可能性がある場合は、そのバッチ・ジョブが最初に実行されたマシンでリスタート要求が受け入れられるという保証はありません。この問題は、バッチ・アプリケーションがクラスターにデプロイされているときに、このようなアプリケーションに対して実行されているバッチ・ジョブを取り消してから再開すると発生します。このシナリオでは、別のマシンで実行されているアプリケーション・サーバーに、デプロイメントによってリスタート要求が送信される可能性があります。したがって、ファイルを基にしたアフィニティーが必要な場合、ジョブの再始動シナリオをサポートする ために以下の解決策を適用できます。
  • バッチ・アプリケーションが開始される可能性があるすべてのマシンでデータを同等に使用できるようにします。例えば、ネットワーク・ファイル・システムを使用します。この処置では、アプリケーションのパフォーマンスが低下することがあります。
  • ローカル・データが存在するマシン上でのみ稼動できるアプリケーション・サーバーにアプリケーションをデプロイします。この処置を実行するには、ノード・グループ内のメンバー・ノードが 1 つのみであるクラスターにアプリケーションをデプロイします。
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トラブルの回避 (Avoid trouble) トラブルの回避 (Avoid trouble): バッチ・アプリケーション開発者は、バッチ・ステップ・コールバック・メソッドで実行されるトランザクション処理が、グリッド・エンドポイントによって開始されるグローバル・トランザクションを確実に継承するようにしなければなりません。この処置により、バッチ・ステップで実行された作業はすべてのチェックポイントでコミットされ、ステップが失敗した場合にのみロールバックされるようになります。gotcha

コマンドは、表示の都合上、複数行に分割されています。

手順

タスクの結果

バッチ・ジョブ・コントローラーと Enterprise JavaBeans (EJB) データ・ストリーム、コマンド行、または ANT ツールを使用して、単純なトランザクション・バッチ・アプリケーションを開発しました。

次のタスク

数値計算アプリケーションをインストールして、WebSphere® グリッド・エンドポイントを構成します。

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