![[z/OS]](../images/ngzos.gif)
ワークロード種別ファイル
ワークロード種別文書は、z/OS® ワークロード・マネージャーのインバウンド HTTP、IIOP、メッセージ駆動型 Bean (MDB)、Session Initiation Protocol (SIP)、最適化されたローカル・アダプター、およびメディエーション作業を分類する共通 XML ファイルです。
使用上の注意
このトピックには、Reliability Availability and Serviceability (RAS) 属性を使用する場合と使用しない場合のワークロード種別ファイルの例があります。RAS 属性により、HTTP 要求、IIOP 要求、MDB 要求、および最適化されたローカル・アダプター要求の要求レベル RAS 細分性を実現することができます。こうした属性はワークロード種別ファイルの http_classification_info element エレメント、iiop_classification_info エレメント、classificationentry エレメント、sib_classification_info エレメント、wmqra_classification_info エレメント、および ola_classification_info エレメントに指定します。
z/OS ワークロードを分類するか、要求レベル RAS 細分性を使用可能にするためのタスクを完了したら、ワークロード種別ファイルを使用します。
必須エレメント
- <?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
- アプリケーション・サーバーで処理するにはワークロード分類文書を ASCII で保存する必要があることを示します。 このステートメントは必須です。
- <!DOCTYPE Classification SYSTEM "Classifications.dtd">
- XML パーサーに DTD 文書の名前を提供します。これは、製品に付属する名前で、ワークロード分類文書を検証するのに使用されます。 ワークロード分類文書を書き込む場合、この DTD に記述されているルールに従う必要があります。このステートメントをワークロード分類文書に追加する必要があります。
- Classification
- <Classification schema_version="1.0">
ワークロード分類文書のルートを示します。 すべてのワークロード分類文書は、このエレメントで開始および終了する必要があります。schema_version 属性は必須です。 サポートされている schema_version は 1.0 のみです。種別エレメントは、1 つ以上の InboundClassification エレメントを含んでいます。 インバウンド・サービス統合作業の場合は、種別エレメントはまた 2 つの SibClassification エレメントまで含むことができます。 WebSphere® MQ メッセージング・プロバイダー・アクティベーション・スペックを使用してメッセージ駆動型 Bean に送達するインバウンド・メッセージを分類すると、1 つ以上の WMQRAClassification エレメントを Classification エレメントに含めることができます。
- InboundClassification
<InboundClassification type="iiop" schema_version="1.0" default_transaction_class="iiopdflt" default_iiop_application_name="application" default_iiop_module_name="module" default_iiop_component_name="component"> </InboundClassification>
InboundClassification エレメントを使用する場合は、以下のルールを使用してください。
- type 属性は必須です。値は internal、iiop、http、mdb、sip、または ola とする必要があります。それぞれのタイプの文書内で、InboundClassification エレメントの出現が 1 回だけ起こります。 1 つの文書内で 5 つの InboundClassification まで可能です。タイプは、 種別文書内で特定の順番で指定する必要はありません。
- schema_version 属性は必須です。値は 1.0 に設定する必要があります。
- default_transaction_class 属性を指定する必要があります。 また、指定したタイプのワークフローのデフォルトのトランザクション・クラスを定義してください。ストリングの値は、有効な WLM トランザクション・クラス、ヌル・ストリング ("" など)、 または 8 個以下のブランク (" " など) を含んだストリングである必要があります。
- InboundClassification エレメントをネストすることはできません。 それぞれの InboundClassification エレメントは、次の InboundClassification エレメントまたは SibClassification エレメントが開始する前に終了しなければなりません。
- default_iiop_application_name 属性はオプションであり、アプリケーション名、モジュール名、またはコンポーネント名を持たない IIOP ワークフローのデフォルト・アプリケーション名を定義します。
- default_iiop_module_name 属性はオプションであり、アプリケーション名、モジュール名、またはコンポーネント名を持たない IIOP ワークフローのデフォルト・モジュール名を定義します。
- default_iiop_component_name 属性はオプションであり、アプリケーション名、モジュール名、またはコンポーネント名を持たない IIOP ワークフローのデフォルト・コンポーネント名を定義します。
- CORBA 要求は、アプリケーション名、モジュール名、またはコンポーネント名を持たない IIOP ワークフローです。
- SibClassification
- <SibClassification type="jmsra | destinationmediation" schema_version="1.0"
default_transaction_class="value">
SibClassification エレメントを使用する場合は、以下のルールを使用してください。
- type 属性は必須です。値には jmsra または destinationmediation を指定する必要があります。これらは、 それぞれのタイプの文書で最大で 1 つの SibClassification エレメントにすることができます。タイプは、 種別文書内で特定の順番で指定する必要はありません。
- schema_version 属性は必須です。値は 1.0 に設定する必要があります。
- default_transaction_class 属性を指定する必要があります。 また、指定したタイプのワークフローのデフォルトのトランザクション・クラスを定義してください。ストリングの値は、有効な WLM トランザクション・クラス、ヌル・ストリング ("" など)、 または 8 個以下のブランク (" " など) を含んだストリングである必要があります。
- SibClassification エレメントはネストすることができません。それぞれの SibClassification エレメントは、次の InboundClassification エレメントまたは SibClassification エレメントが開始する前に終了する必要があります。
- WMQRAClassification
- <WMQRAClassification schema_version=”1.0”
default_transaction_class=”value”>WMQRAClassification エレメントには、以下のルールが適用されます。
- schema_version 属性は必須です。値は 1.0 に設定する必要があります。
- default_transaction_class 属性を指定する必要があります。 また、指定したタイプのワークフローのデフォルトのトランザクション・クラスを定義してください。ストリング値は有効な WLM トランザクション・クラスでなければなりません。
- WMQRAClassification エレメントはネストすることができません。各 WMQRAClassification エレメントを終了させてからでなければ、別の種別エレメントを開始させることはできません。
異なるタイプの作業を分類するためのルールおよび XML ステートメントは似ていますが、それぞれのタイプに対して、わずかに異なる構文があります。 それぞれのタイプの作業に対する構文についての詳細は、以下のセクションを参照してください。- InboundClassification
- SibClassification
- WMQRAClassification
internal 種別
属性 type="internal" を持つ InboundClassification エレメントは、 サーバントでディスパッチされる要求など、所有側のコントローラーで発生する内部作業に適用される文書のセクションを定義します。 このエレメントの例は、以下のとおりです。
<InboundClassification type="internal" schema_version="1.0"
default_transaction_class="value1">
type="internal" 属性を持つ InboundClassification エレメントが指定されない場合、 内部作業は IIOP の作業に指定されたルールを使用して分類されます。
IIOP 種別
属性タイプ="iiop" を持つ InboundClassification エレメントは、IIOP 種別に適用可能な文書のセクションを定義します。 このエレメントの例は、以下のとおりです。
<InboundClassification type="iiop" schema_version="1.0"
default_transaction_class="value1">
- アプリケーション名
エンタープライズ Bean を含むアプリケーションの名前。 これはアプリケーションの表示名であり、すべての成果物を含む .ear ファイルの名前ではない可能性があります。
- モジュール名
1 つ以上の エンタープライズ Bean を含む Enterprise JavaBeans(EJB) .jar ファイルの名前。.ear ファイル内には、複数の EJB .jar ファイルがある場合があります。
- コンポーネント名
モジュール (または EJB .jar ファイル) 内に含まれている EJB の名前。 1 つ以上の エンタープライズ Bean が .jar ファイル内に含まれている場合があります。
- メソッド名
EJB 上のリモート・メソッドの名前。
iiop_classification_info エレメントを使用して、これらのどのレベルにおいても、さまざまなアプリケーション内で IIOP 作業をクラス分けします。
- iiop_classification_info
<iiop_classification_info transaction_class="value1" application_name="value2" module_name="value3" component_name="value4" method_name="value5" description="value6" dispatch_timeout="value7" queue_timeout_percent ="value8" request_timeout="value9" stalled_thread_dump_action="traceback" cputimeused_limit="value11" cputimeused_dump_action="traceback" dpm_interval="value13" dpm_dump_action="traceback" SMF_request_activity_enabled="1" SMF_request_activity_timestamps="1" SMF_request_activity_security="1" SMF_request_activity_CPU_detail="1" classification_only_trace="1" message_tag="value20">
iiop_classification_info エレメントを使用すると、TCLASS 値、RAS 属性、またはその両方をインバウンド要求に割り当てるアプリケーション、モジュール、コンポーネント、およびメソッドの名前に基づいたフィルターを構築することができます。 iiop_classification_info エレメントを使用する場合は、以下のルールを使用してください。
- transaction_class
- transaction_class 属性はオプションです。この属性を定義しない場合、その親のトランザクション・クラスが継承されます。ストリングの値は、有効な WLM トランザクション・クラス、ヌル・ストリング ("" など)、 または 8 個以下のブランク (" " など) を含んだストリングである必要があります。 ヌルまたは空白ストリングを指定することによって、デフォルトの TCLASS 設定、あるいは高水準フィルターによって割り当てられた TCLASS 設定をオーバーライドすることができます。 ヌルまたは空白ストリングを指定するということは、要求に対する TCLASS 値を持たないということです。
- application_name、module_name、component_name、および method_name
- 必要な場合は、属性 application_name、module_name、component_name、および method_name を使用することができます。
これらの属性は、トランザクション・クラスを割り当てるか、
あるいはネストされた iiop_classification_info エレメントがトランザクション・クラスを
割り当てられるようにする、セレクターまたはフィルターとして機能します。
これらの属性の値を以下の方法で指定することができます。
- アプリケーション、モジュール、コンポーネント、またはメソッドの正確な名前。
- ワイルドカード値。アスタリスク (*) は、ストリングの任意の場所に置くことができます。アスタリスクの前のストリングで始まるストリング、およびアスタリスクの後のストリングで終わるストリングは、一致と見なされます。アスタリスクをストリングの最後に置くと、アスタリスクの前のストリングから始まるどのストリングも一致と見なされます。例:
- ストリング Mar*61 は、Mar61、March61、および Mar20early61 には一致しますが、March81 と MAR61 には一致しません。
- ストリング MAR* は、MARCH、MAR61 および MARS には一致しますが、Mar61 または MAY61 には一致しません。
トラブルの回避 (Avoid trouble): 実行される値の比較では、大/小文字が区別されます。gotcha
これらの属性の任意の組み合わせを使用して、フィルターをクラス分けします。 ただし、要求される細分度を使用するだけです。 例えば、アプリケーション・サーバー上にアプリケーションが 1 つしかない場合、application_name 属性を指定するためのクラス分けルールは必要ありません。
RAS 属性
iiop_classification_info エレメントで、以下の RAS 属性を指定することができます。 ネストされたエレメントは、親エレメントの RAS 属性を継承します。ネストされたエレメントは、親エレメントの RAS 属性をオーバーライドすることができます。 RAS 属性はすべてオプションです。
- dispatch_timeout
要求を WLM キューにディスパッチした後に、制御領域が待機する時間を指定します。制御領域は、指定された時間内に応答を受け取らない場合、タイムアウトを発行します。 要求とは、種別エレメントがクラス分けした要求を指します。
この属性は、control_region_wlm_dispatch_timeout サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- queue_timeout_percent
WLM キュー・タイムアウトを、ディスパッチ・タイムアウトの割合として指定します。割合の範囲は、0 から 99 です。キュー・タイムアウトは、要求がタイムアウトになるまでにディスパッチされずに WLM キューに残留する時間です。要求とは、種別エレメントがクラス分けした要求を指します。
この属性は、control_region_iiop_queue_timeout_percent サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- request_timeout
ディスパッチ要求から発生するアウトバウンド要求に適用するタイムアウト値 (秒) を指定します。ディスパッチ要求とは、種別エレメントがクラス分けした要求を指します。
この属性は、com.ibm.CORBA.RequestTimeout サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- stalled_thread_dump_action
要求が dispatch_timeout 属性で指定されたディスパッチ・タイムアウトを超過したときにサーバーが実行する、ダンプ・アクションを指定します。要求とは、種別エレメントがクラス分けした要求を指します。有効な値は、svcdump、javacore、heapdump、traceback、javatdump、および none です。
この属性は、server_region_iiop_stalled_thread_dump_action サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- cputimeused_limit
CPU タイムアウト (ミリ秒) を指定します。CPU タイムアウトは、要求がタイムアウトになるまでに要求に許可された CPU 時間です。要求とは、種別エレメントがクラス分けした要求を指します。
この属性は、server_region_request_cputimeused_limit サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- cputimeused_dump_action
要求が cputimeused_limit 属性で指定された CPU タイムアウトを超過したときにサーバーが実行する、ダンプ・アクションを指定します。 要求とは、種別エレメントがクラス分けした要求を指します。
有効な値は、svcdump、javacore、heapdump、traceback、javatdump、および none です。
この属性は、server_region_cputimeused_dump_action サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- dpm_interval
ディスパッチ進捗モニター (DPM) の間隔 (秒) を指定します。 DPM モニターは、種別エレメントがクラス分けした要求に対し、間隔ごとに DPM ダンプ・アクションをトリガーします。DMP ダンプ・アクションは、dpm_dump_action 属性で指定します。
この属性は、どのサーバー・プロパティーもオーバーライドしません。サーバー全体の DPM 間隔を有効にするには、変更コマンドを使用する必要があります。
- dpm_dump_action
種別エレメントがクラス分けする要求に対して DPM 間隔ごとに実行する、DPM ダンプ・アクションを指定します。DPM 間隔は dpm_interval 属性で指定します。
有効な値は、svcdump、javacore、heapdump、traceback、javatdump、および none です。
この属性は、server_region_dpm_dump_action サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- SMF_request_activity_enabled
種別エレメントがクラス分けする要求に対し、システム管理機能 (SMF) 120 サブタイプ 9 レコードを収集するかどうかを指定します。
有効な値は、0 (いいえ) および 1 (はい) です。
この属性は、server_SMF_request_activity_enabled サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- SMF_request_activity_timestamps
要求の SMF 120 サブタイプ 9 レコードで、タイム・スタンプを人間が読み取れる形式にフォーマットするかどうかを指定します。要求とは、種別エレメントがクラス分けした要求を指します。
有効な値は、0 (いいえ) および 1 (はい) です。
この属性は、server_SMF_request_activity_timestamps サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- SMF_request_activity_security
要求に対し、SMF 120 サブタイプ 9 レコードのセキュリティー・データのセクションを収集するかどうか指定します。要求とは、種別エレメントがクラス分けした要求を指します。
有効な値は、0 (いいえ) および 1 (はい) です。
この属性は、server_SMF_request_activity_security サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- SMF_request_activity_CPU_detail
要求に対し、SMF 120 サブタイプ 9 レコードの CPU 使用量明細のセクションを収集するかどうかを指定します。要求とは、種別エレメントがクラス分けした要求を指します。
有効な値は、0 (いいえ) および 1 (はい) です。
この属性は、server_SMF_request_activity_CPU_detail サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- classification_only_trace
種別エレメントがクラス分けする要求に対し、トレース・レコードを生成するかどうかを指定します。
有効な値は、0 (いいえ) および 1 (はい) です。
この属性は、どのサーバー・プロパティーもオーバーライドしません。TRACERECORD 変更コマンドは、classification_only_trace をオーバーライドします。
classification_only_trace が 1 に設定されている種別エレメントが存在する場合、アプリケーション・サーバーのクラス分けレベルのトレースは有効になります。トレース・レコードは、種別エレメントがクラス分けする要求を処理するスレッドによってのみ生成されます。その種別エレメントは、classification_only_trace="1" と定義されている必要があります。種別エレメントがクラス分けする要求を処理しないスレッドは、トレース収集が無効になっており、トレース・レコードを生成しません。
classification_only_trace="1" と定義された種別エレメントが存在しない場合、アプリケーション・サーバーのクラス分けレベルのトレースは無効になります。サーバーのトレース収集は、すべてのスレッドに対して有効であり、無効になることはありません。 トレース仕様に規定されているとおり、すべてのトレース・レコードが出力に書き込まれます。
classification_only_trace 属性は、トレース仕様がどのように定義され活動化されるかには影響しません。この属性は、どのスレッドがトレース・レコードを書き込むのかにのみ影響します。
- message_tag
種別エレメントがクラス分けする要求に対して生成される、すべてのトレース・レコード、ログ・メッセージ、およびシステム・メッセージに印刷する、ストリング・トークンを指定します。
この属性は、最大 8 文字です。
この属性は、どのサーバー・プロパティーもオーバーライドしません。
分類フィルター- iiop_classification_info エレメントは、階層的な方法でネストすることができます。
エレメントをネストすることで、属性値に基づいた分類フィルターを作成することができます。
以下のフィルターは、MyAPP1 アプリケーション内の EJB1 および EJB2 エンタープライズ Bean 上で要求をクラス分けします。
<iiop_classification_info transaction_class="FAST" application_name="MyAPP1" component_name="EJB1" /> <iiop_classification_info transaction_class="SLOW" application_name="MyAPP1" component_name="EJB2" />
以下のフィルターもまた MyAPP1 アプリケーション内の EJB1 および EJB2 上の要求をクラス分けしますが、アプリケーション内の他のどの EJB 上でも要求もクラス分けします。
<iiop_classification_info transaction_class="MEDIUM" application_name="MyAPP1"> <iiop_classification_info transaction_class="FAST" component_name="EJB1" /> <iiop_classification_info transaction_class="SLOW" component_name="EJB2" /> </iiop_classification_info>
- 親のエレメントの属性値と競合する属性値を指定した場合は、下位レベル・フィルターが否定されます。親のエレメントの属性値と競合する子の値の例は以下のとおりです。
<iiop_classification_info transaction_class="FAST" application_name="MyAPP1"> <iiop_classification_info transaction_class="SLOW" application_name="MyAPP2" /> </iiop_classification_info>
この例では、MyAPP2 内の EJB 要求は決してトランザクション・クラス「SLOW」に割り当てられません。高水準フィルターが application_name="MyAPP1" に対する IIOP 要求のみを下位レベル・フィルターへパススルーすることを許可するからです。
- 要求の属性と一致した特定レベルにある最初のフィルターが使用されます。最良のあるいは最も限定されたフィルターではありません。
従って、フィルターを指定する順序は重要です。
<iiop_classification_info transaction_class="FAST" application_name="MyAPP" /> <iiop_classification_info transaction_class="SLOW" component_name="*" /> <iiop_classification_info transaction_class="MEDIUM" component_name="MySSB" /> </iiop_classification_info>
前の例で、MyAPP アプリケーション内で エンタープライズ Bean によって処理されたすべての IIOP 要求は、SLOW の TCLASS 値に割り当てられます。 この割り当ては、MySSB エンタープライズに対するすべての要求にも実行されます。 MySSB がトランザクション・クラスを割り当てられた場合でも、フィルターは適用されません。最初のフィルターが適用され、SLOW の TCLASS 値が割り当てられたからです。 同じレベルのフィルターの残存リストは、無視されます。
- 説明フィールドはオプションです。 しかし、すべての iiop_classification_info エレメントに説明を使用しなければなりません。 説明ストリングは、オペレーター・コマンド・サポートのパーツとして表示され、使用されているクラス分けルールを識別することができます。 説明は MVS™ コンソールに表示されるので、適切な長さにしてください。
HTTP クラス分け
属性 type="http" を持つ InboundClassification エレメントは、HTTP 種別に適用可能な文書のセクションを定義します。 このエレメントの例は、以下のとおりです。
<InboundClassification type="http"
schema_version="1.0"
default_transaction_class="value1">
- 仮想ホスト名
インバウンド要求が送信されている HTTP ヘッダーのホスト名を指定します。
- ポート番号
HTTP キャッチャーが listen しているポートを指定します。
- URI (Uniform Resource Identifier)
Web アプリケーションを識別するストリング。
<http_classification_info transaction_class="value1"
host="value2"
port="value3"
uri="value4"
description="value5"
dispatch_timeout="value6"
queue_timeout_percent ="value7"
request_timeout="value8"
stalled_thread_dump_action="traceback"
cputimeused_limit="value10"
cputimeused_dump_action="traceback"
dpm_interval="value12"
dpm_dump_action="traceback"
SMF_request_activity_enabled="1"
SMF_request_activity_timestamps="1"
SMF_request_activity_security="1"
SMF_request_activity_CPU_detail="1"
classification_only_trace="1"
message_tag="value19"
timeout_recovery="value20">
http_classification_info エレメントを使用すると、ホスト、ポート、および URI に基づいてフィルターを構築し、TCLASS 値、RAS 属性、またはその両方をインバウンド要求に割り当てることができます。 http_classification_info エレメントを使用する場合は、以下のルールを使用してください。
- transaction_class
- transaction_class 属性はオプションです。この属性を定義しない場合、その親のトランザクション・クラスが継承されます。ストリングの値は、有効な WLM トランザクション・クラス、ヌル・ストリング ("" など)、 または 8 個以下のブランク (" " など) を含んだストリングである必要があります。 ヌルまたは空白ストリングを指定することによって、デフォルトの TCLASS 設定、あるいは高水準フィルターによって割り当てられた TCLASS 設定をオーバーライドすることができます。 ヌルまたは空白ストリングを指定するということは、要求に対する TCLASS 値を持たないということです。
- host、port、および uri
- host、port、および uri という属性は、必要に応じて使用できます。これらの属性は、トランザクション・クラスを割り当てるかまたはトランザクション・クラスを割り当てるためにネストされた http_classification_info エレメントを許可するセレクターまたはフィルターとして振る舞います。
これらの属性の値を以下の方法で指定することができます。
- ホスト、ポート、または URI の正確な名前。
- 任意の値。すべての値に対する一致を指定するには、アスタリスク (*) 記号を使用します。
- ワイルドカード値。アスタリスク (*) は、ストリングの任意の場所に置くことができます。アスタリスクの前のストリングで始まるストリング、およびアスタリスクの後のストリングで終わるストリングは、一致と見なされます。アスタリスクをストリングの最後に置くと、アスタリスクの前のストリングから始まるどのストリングも一致と見なされます。例:
- ストリング Mar*61 は、Mar61、March61、および Mar20early61 には一致しますが、March81 には一致しません。
- ストリング MAR* は、MARCH、MAR61 および MARS には一致しますが、Mar61 または MAY61 には一致しません。
トラブルの回避 (Avoid trouble): 実行される値の比較では、大/小文字が区別されます。gotcha
これら属性のいずれかまたはすべてを使用して、分類フィルターを作成します。 要求される細分度を使用するだけです。 例えば、アプリケーション・サーバー上にアプリケーションが 1 つしかない場合、URI 属性を指定するためのクラス分けルールは必要ありません。
RAS 属性:
以下の RAS 属性は、http_classification_info エレメントに指定できます。 ネストされたエレメントは、親エレメントの RAS 属性を継承します。ネストされたエレメントは、親エレメントの RAS 属性をオーバーライドすることができます。 RAS 属性はすべてオプションです。
- dispatch_timeout
要求を WLM キューにディスパッチした後に、制御領域が待機する時間を指定します。制御領域は、指定された時間内に応答を受け取らない場合、タイムアウトを発行します。 要求とは、種別エレメントがクラス分けした要求を指します。
この属性は、以下のサーバー・プロパティーをオーバーライドします。- HTTP
- protocol_http_timeout_output
- HTTPS
- protocol_https_timeout_output
- queue_timeout_percent
WLM キュー・タイムアウトを、ディスパッチ・タイムアウトの割合として指定します。割合の範囲は、0 から 99 です。キュー・タイムアウトは、要求がタイムアウトになるまでにディスパッチされずに WLM キューに残留する時間です。要求とは、種別エレメントがクラス分けした要求を指します。
この属性は、以下のサーバー・プロパティーをオーバーライドします。- HTTP
- control_region_http_queue_timeout_percent
- HTTPS
- control_region_https_queue_timeout_percent
- request_timeout
ディスパッチ要求から発生するアウトバウンド要求に適用するタイムアウト値 (秒) を指定します。ディスパッチ要求とは、種別エレメントがクラス分けした要求を指します。
この属性は、com.ibm.CORBA.RequestTimeout サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- stalled_thread_dump_action
要求が dispatch_timeout 属性で指定されたディスパッチ・タイムアウトを超過したときにサーバーが実行する、ダンプ・アクションを指定します。要求とは、種別エレメントがクラス分けした要求を指します。有効な値は、svcdump、javacore、heapdump、traceback、javatdump、および none です。
この属性は、以下のサーバー・プロパティーをオーバーライドします。- HTTP
- server_region_http_stalled_thread_dump_action
- HTTPS
- server_region_https_stalled_thread_dump_action
- cputimeused_limit
CPU タイムアウト (ミリ秒) を指定します。CPU タイムアウトは、要求がタイムアウトになるまでに要求に許可された CPU 時間です。要求とは、種別エレメントがクラス分けした要求を指します。
この属性は、server_region_request_cputimeused_limit サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- cputimeused_dump_action
要求が cputimeused_limit 属性で指定された CPU タイムアウトを超過したときにサーバーが実行する、ダンプ・アクションを指定します。 要求とは、種別エレメントがクラス分けした要求を指します。
有効な値は、svcdump、javacore、heapdump、traceback、javatdump、および none です。
この属性は、server_region_cputimeused_dump_action サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- dpm_interval
ディスパッチ進捗モニター (DPM) の間隔 (秒) を指定します。 DPM モニターは、種別エレメントがクラス分けした要求に対し、間隔ごとに DPM ダンプ・アクションをトリガーします。DMP ダンプ・アクションは、dpm_dump_action 属性で指定します。
この属性は、どのサーバー・プロパティーもオーバーライドしません。サーバー全体の DPM 間隔を有効にするには、変更コマンドを使用する必要があります。
- dpm_dump_action
種別エレメントがクラス分けする要求に対して DPM 間隔ごとに実行する、DPM ダンプ・アクションを指定します。DPM 間隔は dpm_interval 属性で指定します。
有効な値は、svcdump、javacore、heapdump、traceback、javatdump、および none です。
この属性は、server_region_dpm_dump_action サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- SMF_request_activity_enabled
種別エレメントがクラス分けする要求に対し、システム管理機能 (SMF) 120 サブタイプ 9 レコードを収集するかどうかを指定します。
有効な値は、0 (いいえ) および 1 (はい) です。
この属性は、server_SMF_request_activity_enabled サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- SMF_request_activity_timestamps
要求の SMF 120 サブタイプ 9 レコードで、タイム・スタンプを人間が読み取れる形式にフォーマットするかどうかを指定します。要求とは、種別エレメントがクラス分けした要求を指します。
有効な値は、0 (いいえ) および 1 (はい) です。
この属性は、server_SMF_request_activity_timestamps サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- SMF_request_activity_security
要求に対し、SMF 120 サブタイプ 9 レコードのセキュリティー・データのセクションを収集するかどうか指定します。要求とは、種別エレメントがクラス分けした要求を指します。
有効な値は、0 (いいえ) および 1 (はい) です。
この属性は、server_SMF_request_activity_security サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- SMF_request_activity_CPU_detail
要求に対し、SMF 120 サブタイプ 9 レコードの CPU 使用量明細のセクションを収集するかどうかを指定します。要求とは、種別エレメントがクラス分けした要求を指します。
有効な値は、0 (いいえ) および 1 (はい) です。
この属性は、server_SMF_request_activity_CPU_detail サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- classification_only_trace
種別エレメントがクラス分けする要求に対し、トレース・レコードを生成するかどうかを指定します。
有効な値は、0 (いいえ) および 1 (はい) です。
この属性は、どのサーバー・プロパティーもオーバーライドしません。TRACERECORD 変更コマンドは、classification_only_trace をオーバーライドします。
classification_only_trace が 1 に設定されている種別エレメントが存在する場合、アプリケーション・サーバーのクラス分けレベルのトレースは有効になります。トレース・レコードは、種別エレメントがクラス分けする要求を処理するスレッドによってのみ生成されます。その種別エレメントは、classification_only_trace="1" と定義されている必要があります。種別エレメントがクラス分けする要求を処理しないスレッドは、トレース収集が無効になっており、トレース・レコードを生成しません。
classification_only_trace="1" と定義された種別エレメントが存在しない場合、アプリケーション・サーバーのクラス分けレベルのトレースは無効になります。サーバーのトレース収集は、すべてのスレッドに対して有効であり、無効になることはありません。 トレース仕様に規定されているとおり、すべてのトレース・レコードが出力に書き込まれます。
classification_only_trace 属性は、トレース仕様がどのように定義され活動化されるかには影響しません。この属性は、どのスレッドがトレース・レコードを書き込むのかにのみ影響します。
- message_tag
種別エレメントがクラス分けする要求に対して生成される、すべてのトレース・レコード、ログ・メッセージ、およびシステム・メッセージに印刷する、ストリング・トークンを指定します。
この属性は、最大 8 文字です。
この属性は、どのサーバー・プロパティーもオーバーライドしません。
- timeout_recovery
classification エレメントが分類した要求がそのディスパッチ・タイムアウトを上回った場合に、サーバーが実行するアクションを指定します。 ディスパッチ・タイムアウトは、dispatch_timeout 属性に指定します。
有効な値は servant および session です。
属性が servant に設定されていると、要求を処理するサーバント・アドレス・スペースが ABEND EC3 および理由コード 04130007 で終了します。コントローラー・アドレス・スペースは失敗応答をクライアントに送信し、要求に関連したソケットを閉じます。
属性が session に設定されていると、コントローラー・アドレス・スペースは失敗応答をクライアントに送信し、要求に関連したソケットを閉じます。サーバント・アドレス・スペースは終了しません。要求は破壊されず、完了まで実行できます。
この属性は、以下のサーバー・プロパティーをオーバーライドします。- HTTP
- protocol_http_timeout_output_recovery
- HTTPS
- protocol_https_timeout_output_recovery
種別フィルター:
- http_classification_info エレメントを、階層的方法でネストすることができます。
属性名に基づいたフィルターを構成することが可能です。
以下の 2 つのフィルターを考えてみましょう。
<http_classification_info transaction_class="FAST" host="MyVHost1.com" uri="/MyWebApp1/*" /> <http_classification_info transaction_class="SLOW" host="MyVHost2.com" uri="/MyWebApp2/*" />
<http_classification_info transaction_class="MEDIUM" host="MyVHost1.com"> <http_classification_info transaction_class="FAST" uri="/MyWebApp1/*" /> <http_classification_info transaction_class="SLOW" uri="/MyWebApp2/*" /> </http_classification_info>
両方のフィルターとも、仮想ホスト MyVHost1.com に対して Web アプリケーションをホストしているアプリケーション・サーバー内で、コンテキスト・ルート /MyWebApp1 and /MyWebApp2 によって識別されている Web アプリケーションへの要求をクラス分けします。 しかし、2 番目のフィルターはまた、アプリケーション・サーバー内の他のどのコンテキスト・ルート上の要求もクラス分けします。
- 親エレメントの属性値と異なる属性名を指定すると、実際上、下位レベルのフィルターが否定されます。
以下に例を示します。
<http_classification_info transaction_class="FAST" uri="/MyWebApp1/*"> <http_classification_info transaction_class="SLOW" uri="/MyWebApp2"> </http_classification_info> </http_classification_info>
この例は、トランザクション・クラス SLOW に割り当てられている /MyWebApp2 のコンテキスト・ルートを用いて Web アプリケーション内で結果を生じることはありません。 上位フィルターは、/MyWebApp1/* のコンテキスト・ルートを使用した HTTP 要求のみを下位レベル・フィルターへパスすることを許可します。
- 特定レベルにある最初のフィルターが使用されます。最良のあるいは最も限定されたフィルターではありません。 そのため、それぞれのレベルにあるフィルターの順序は重要です。
以下に例を示します。
<http_classification_info transaction_class="FAST" host="MyVHost.com" /> <http_classification_info transaction_class="SLOW" uri="*" /> <http_classification_info transaction_class="MEDIUM" uri="/MyWebAppX/*" /> </http_classification_info>
この例では、仮想ホスト "MyVHost.com" によるアプリケーション・サーバーによって処理された HTTP 要求は、SLOW の TCLASS 値に割り当てられます。 コンテキスト・ルート /MyWebAppX を使用した Web アプリケーションへの要求でも、フィルターが適用されていないので、SLOW の TCLASS 値に割り当てられます。 最初の一致したフィルターが TCLASS 割り当てに使用され、同じレベルにある残りのフィルターは無視されます。
- 説明フィールドはオプションですが、すべての http_classification_info エレメント上で使用すべきです。 MVS コンソールでトランザクション・クラスをモニターする場合、説明が表示されます。
MDB クラス分け
<InboundClassification type="mdb"
schema_version="1.0"
default_transaction_class="qrs">
<endpoint type="messagelistenerport"
name="IPVListenerPort"
defaultclassification="MDBX"
description="ABC">
- タイプ属性は常時、messagelistenerport と等しくなければなりません。
- 名前属性は、エンドポイント・エレメントのリスナーと対応します。 名前属性の値は、サーバーの管理コンソール内で指定されているリスナー・ポートの名前でなければなりません。
- defaultclassification エレメントは、メッセージ駆動型 Bean と関連したデフォルト・トランザクション・クラスです。 この属性の値は、デフォルトのトランザクション・クラス分け値をオーバーライドします。
- 説明フィールドはオプションですが、すべてのエンドポイント・エレメント上で使用すべきです。 MVS コンソールでトランザクション・クラスをモニターする場合、説明が表示されます。
<classificationentry selector="Location='East'"
classification="MDB2"
description="XYZ"
dispatch_timeout="value1"
queue_timeout_percent ="value2"
request_timeout="value3"
stalled_thread_dump_action="traceback"
cputimeused_limit="value5"
cputimeused_dump_action="traceback"
dpm_interval="value7"
dpm_dump_action="traceback"
SMF_request_activity_enabled="1"
SMF_request_activity_timestamps="1"
SMF_request_activity_security="1"
SMF_request_activity_CPU_detail="1"
classification_only_trace="1"
message_tag="value14"/>
- selector
- classificationentry エレメントの selector 属性を使用して、トランザクション・クラスを、デプロイメント記述子内にセレクター文節を持つメッセージ駆動型 Bean へ割り当てます。 classificationentry エレメントを定義する場合は、以下のルールを使用してください。
- selector 属性の値は、正確に MDB デプロイメント記述子内のセレクター文節と一致しなければなりません。
- selector 属性の値は、XML 文書の正しい構文で指定する必要があります。< 記号を < エンティティー参照で置き換え、> 記号を > エンティティー参照で置き換える必要があります。 同様に、アポストロフィまたは引用符を使用する場合、' および " エンティティー参照を使用します。
- classification
classification 属性はオプションです。この属性を定義しない場合、その親の種別が継承されます。ストリングの値は、有効な WLM トランザクション・クラス、ヌル・ストリング ("" など)、 または 8 個以下のブランク (" " など) を含んだストリングである必要があります。 ヌルまたは空白ストリングを指定することによって、デフォルトの TCLASS 設定、あるいは高水準フィルターによって割り当てられた TCLASS 設定をオーバーライドすることができます。 ヌルまたは空白ストリングを指定するということは、要求に対する TCLASS 値を持たないということです。
RAS 属性:
以下の RAS 属性は、classificationentry エレメントに指定できます。 ネストされたエレメントは、親エレメントの RAS 属性を継承します。ネストされたエレメントは、親エレメントの RAS 属性をオーバーライドすることができます。 RAS 属性はすべてオプションです。
- dispatch_timeout
要求を WLM キューにディスパッチした後に、制御領域が待機する時間を指定します。制御領域は、指定された時間内に応答を受け取らない場合、タイムアウトを発行します。 要求とは、種別エレメントがクラス分けした要求を指します。
この属性は、control_region_mdb_request_timeout サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- queue_timeout_percent
WLM キュー・タイムアウトを、ディスパッチ・タイムアウトの割合として指定します。割合の範囲は、0 から 99 です。キュー・タイムアウトは、要求がタイムアウトになるまでにディスパッチされずに WLM キューに残留する時間です。要求とは、種別エレメントがクラス分けした要求を指します。
この属性は、control_region_mdb_queue_timeout_percent サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- request_timeout
ディスパッチ要求から発生するアウトバウンド要求に適用するタイムアウト値 (秒) を指定します。ディスパッチ要求とは、種別エレメントがクラス分けした要求を指します。
この属性は、com.ibm.CORBA.RequestTimeout サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- stalled_thread_dump_action
要求が dispatch_timeout 属性で指定されたディスパッチ・タイムアウトを超過したときにサーバーが実行する、ダンプ・アクションを指定します。要求とは、種別エレメントがクラス分けした要求を指します。有効な値は、svcdump、javacore、heapdump、traceback、javatdump、および none です。
この属性は、server_region_mdb_stalled_thread_dump_action サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- cputimeused_limit
CPU タイムアウト (ミリ秒) を指定します。CPU タイムアウトは、要求がタイムアウトになるまでに要求に許可された CPU 時間です。要求とは、種別エレメントがクラス分けした要求を指します。
この属性は、server_region_request_cputimeused_limit サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- cputimeused_dump_action
要求が cputimeused_limit 属性で指定された CPU タイムアウトを超過したときにサーバーが実行する、ダンプ・アクションを指定します。 要求とは、種別エレメントがクラス分けした要求を指します。
有効な値は、svcdump、javacore、heapdump、traceback、javatdump、および none です。
この属性は、server_region_cputimeused_dump_action サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- dpm_interval
ディスパッチ進捗モニター (DPM) の間隔 (秒) を指定します。 DPM モニターは、種別エレメントがクラス分けした要求に対し、間隔ごとに DPM ダンプ・アクションをトリガーします。DMP ダンプ・アクションは、dpm_dump_action 属性で指定します。
この属性は、どのサーバー・プロパティーもオーバーライドしません。サーバー全体の DPM 間隔を有効にするには、変更コマンドを使用する必要があります。
- dpm_dump_action
種別エレメントがクラス分けする要求に対して DPM 間隔ごとに実行する、DPM ダンプ・アクションを指定します。DPM 間隔は dpm_interval 属性で指定します。
有効な値は、svcdump、javacore、heapdump、traceback、javatdump、および none です。
この属性は、server_region_dpm_dump_action サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- SMF_request_activity_enabled
種別エレメントがクラス分けする要求に対し、システム管理機能 (SMF) 120 サブタイプ 9 レコードを収集するかどうかを指定します。
有効な値は、0 (いいえ) および 1 (はい) です。
この属性は、server_SMF_request_activity_enabled サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- SMF_request_activity_timestamps
要求の SMF 120 サブタイプ 9 レコードで、タイム・スタンプを人間が読み取れる形式にフォーマットするかどうかを指定します。要求とは、種別エレメントがクラス分けした要求を指します。
有効な値は、0 (いいえ) および 1 (はい) です。
この属性は、server_SMF_request_activity_timestamps サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- SMF_request_activity_security
要求に対し、SMF 120 サブタイプ 9 レコードのセキュリティー・データのセクションを収集するかどうか指定します。要求とは、種別エレメントがクラス分けした要求を指します。
有効な値は、0 (いいえ) および 1 (はい) です。
この属性は、server_SMF_request_activity_security サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- SMF_request_activity_CPU_detail
要求に対し、SMF 120 サブタイプ 9 レコードの CPU 使用量明細のセクションを収集するかどうかを指定します。要求とは、種別エレメントがクラス分けした要求を指します。
有効な値は、0 (いいえ) および 1 (はい) です。
この属性は、server_SMF_request_activity_CPU_detail サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- classification_only_trace
種別エレメントがクラス分けする要求に対し、トレース・レコードを生成するかどうかを指定します。
有効な値は、0 (いいえ) および 1 (はい) です。
この属性は、どのサーバー・プロパティーもオーバーライドしません。TRACERECORD 変更コマンドは、classification_only_trace をオーバーライドします。
classification_only_trace が 1 に設定されている種別エレメントが存在する場合、アプリケーション・サーバーのクラス分けレベルのトレースは有効になります。トレース・レコードは、種別エレメントがクラス分けする要求を処理するスレッドによってのみ生成されます。その種別エレメントは、classification_only_trace="1" と定義されている必要があります。種別エレメントがクラス分けする要求を処理しないスレッドは、トレース収集が無効になっており、トレース・レコードを生成しません。
classification_only_trace="1" と定義された種別エレメントが存在しない場合、アプリケーション・サーバーのクラス分けレベルのトレースは無効になります。サーバーのトレース収集は、すべてのスレッドに対して有効であり、無効になることはありません。 トレース仕様に規定されているとおり、すべてのトレース・レコードが出力に書き込まれます。
classification_only_trace 属性は、トレース仕様がどのように定義され活動化されるかには影響しません。この属性は、どのスレッドがトレース・レコードを書き込むのかにのみ影響します。
- message_tag
種別エレメントがクラス分けする要求に対して生成される、すべてのトレース・レコード、ログ・メッセージ、およびシステム・メッセージに印刷する、ストリング・トークンを指定します。
この属性は、最大 8 文字です。
この属性は、どのサーバー・プロパティーもオーバーライドしません。
最適化されたローカル・アダプターの種別
属性 type="ola" を持つ InboundClassification エレメントは、最適化されたローカル・アダプターの種別に適用可能な文書のセクションを定義します。このエレメントの例は、以下のとおりです。
<InboundClassification type="ola" schema_version="1.0"
default_transaction_class="value1"
>
サービス名または Java Naming and Directory Interface (JNDI) ホーム名を使用する各 EJB アプリケーションのセクションを追加すると、最適化されたローカル・アダプターの作業を分類できます。JNDI ホーム名にはワイルドカードを使用できます。
こうしたレベルのさまざまなアプリケーションでの最適化されたローカル・アダプターの作業を分類するには、ola_classification_info エレメントを使用します。
- ola_classification_info
<ola_classification_info transaction_class="value1" propagate_transaction_name="value2" service_name="value3" description="value4" dispatch_timeout="value5" queue_timeout_percent ="value6" request_timeout="value7" stalled_thread_dump_action="traceback" cputimeused_limit="value9" cputimeused_dump_action="traceback" dpm_interval="value11" dpm_dump_action="traceback" SMF_request_activity_enabled="1" SMF_request_activity_timestamps="1" SMF_request_activity_security="1" SMF_request_activity_CPU_detail="1" classification_only_trace="1" message_tag="value18">
ola_classification_info エレメントを使用すると、サービス名または JNDI 名に基づいてフィルターを構築できます。この名前を使用して、TCLASS 値、RAS 属性、またはその両方をインバウンド要求に割り当てることができます。ola_classification_info エレメントを使用する場合は、以下のルールを使用してください。
- transaction_class
- transaction_class 属性はオプションです。この属性を定義しない場合、その親のトランザクション・クラスが継承されます。ストリングの値は、有効な WLM トランザクション・クラス、ヌル・ストリング ("" など)、 または 8 個以下のブランク (" " など) を含んだストリングである必要があります。 ヌルまたは空白ストリングを指定することによって、デフォルトの TCLASS 設定、あるいは高水準フィルターによって割り当てられた TCLASS 設定をオーバーライドすることができます。 ヌルまたは空白ストリングを指定するということは、要求に対する TCLASS 値を持たないということです。
- propagate_transaction_name
- propagate_transaction_name 属性はオプションです。この属性を指定する場合、ストリング値は true または false でなければなりません。 値 true を使用すると、顧客情報管理システム (CICS®) の WLM サービス・クラスが、各要求、または service_name フィルターが指定されている場合は一致する各要求でアプリケーション・サーバーに伝搬されます。最適化されたローカル・アダプターを通じてアプリケーション・サーバーでディスパッチされた作業は、クライアント要求と同じサービス・クラスの下で実行されます。
- service_name
- service_name 属性はオプションです。この属性は、トランザクション・クラスを割り当てるか、ネストされた ola_classification_info エレメントでトランザクション・クラスを割り当てられるようにするセレクターまたはフィルターとして機能します。以下を使用して、この属性の値を指定できます。
- 駆動される EJB アプリケーションの正確なサービス名または JNDI ホーム名。
- ワイルドカード値。アスタリスク (*) は、ストリングの任意の場所に置くことができます。アスタリスクの前のストリングで始まるストリング、およびアスタリスクの後のストリングで終わるストリングは、一致と見なされます。アスタリスクをストリングの最後に置くと、アスタリスクの前のストリングから始まるどのストリングも一致と見なされます。例:
- service_name="ejb/mySecondBean"
- service_name="ejb/my*Bean"
- service_name="ejb/my*"
- service_name="ejb/security/*"
注意:アプリケーション・サーバーが実行する値の比較では、大/小文字が区別されます。
RAS 属性
ola_classification_info エレメントには以下の RAS 属性を指定できます。ネストされたエレメントは、親エレメントの RAS 属性を継承します。ネストされたエレメントは、親エレメントの RAS 属性をオーバーライドすることができます。 RAS 属性はすべてオプションです。
- dispatch_timeout
要求を WLM キューにディスパッチした後に、制御領域が待機する時間を指定します。制御領域は、指定された時間内に応答を受け取らない場合、タイムアウトを発行します。 要求とは、種別エレメントがクラス分けした要求を指します。
この属性は、control_region_wlm_dispatch_timeout サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- queue_timeout_percent
WLM キュー・タイムアウトを、ディスパッチ・タイムアウトの割合として指定します。割合の範囲は、0 から 99 です。キュー・タイムアウトは、要求がタイムアウトになるまでにディスパッチされずに WLM キューに残留する時間です。要求とは、種別エレメントがクラス分けした要求を指します。
この属性は、control_region_iiop_queue_timeout_percent サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- request_timeout
ディスパッチ要求から発生するアウトバウンド要求に適用するタイムアウト値 (秒) を指定します。ディスパッチ要求とは、種別エレメントがクラス分けした要求を指します。
この属性は、com.ibm.CORBA.RequestTimeout サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- stalled_thread_dump_action
要求が dispatch_timeout 属性で指定されたディスパッチ・タイムアウトを超過したときにサーバーが実行する、ダンプ・アクションを指定します。要求とは、種別エレメントがクラス分けした要求を指します。有効な値は、svcdump、javacore、heapdump、traceback、javatdump、および none です。
この属性は、server_region_iiop_stalled_thread_dump_action サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- cputimeused_limit
CPU タイムアウト (ミリ秒) を指定します。CPU タイムアウトは、要求がタイムアウトになるまでに要求に許可された CPU 時間です。要求とは、種別エレメントがクラス分けした要求を指します。
この属性は、server_region_request_cputimeused_limit サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- cputimeused_dump_action
要求が cputimeused_limit 属性で指定された CPU タイムアウトを超過したときにサーバーが実行する、ダンプ・アクションを指定します。 要求とは、種別エレメントがクラス分けした要求を指します。
有効な値は、svcdump、javacore、heapdump、traceback、javatdump、および none です。
この属性は、server_region_cputimeused_dump_action サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- dpm_interval
ディスパッチ進捗モニター (DPM) の間隔 (秒) を指定します。 DPM モニターは、種別エレメントがクラス分けした要求に対し、間隔ごとに DPM ダンプ・アクションをトリガーします。DMP ダンプ・アクションは、dpm_dump_action 属性で指定します。
この属性は、どのサーバー・プロパティーもオーバーライドしません。サーバー全体の DPM 間隔を有効にするには、変更コマンドを使用する必要があります。
- dpm_dump_action
種別エレメントがクラス分けする要求に対して DPM 間隔ごとに実行する、DPM ダンプ・アクションを指定します。DPM 間隔は dpm_interval 属性で指定します。
有効な値は、svcdump、javacore、heapdump、traceback、javatdump、および none です。
この属性は、server_region_dpm_dump_action サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- SMF_request_activity_enabled
種別エレメントがクラス分けする要求に対し、システム管理機能 (SMF) 120 サブタイプ 9 レコードを収集するかどうかを指定します。
有効な値は、0 (いいえ) および 1 (はい) です。
この属性は、server_SMF_request_activity_enabled サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- SMF_request_activity_timestamps
要求の SMF 120 サブタイプ 9 レコードで、タイム・スタンプを人間が読み取れる形式にフォーマットするかどうかを指定します。要求とは、種別エレメントがクラス分けした要求を指します。
有効な値は、0 (いいえ) および 1 (はい) です。
この属性は、server_SMF_request_activity_timestamps サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- SMF_request_activity_security
要求に対し、SMF 120 サブタイプ 9 レコードのセキュリティー・データのセクションを収集するかどうか指定します。要求とは、種別エレメントがクラス分けした要求を指します。
有効な値は、0 (いいえ) および 1 (はい) です。
この属性は、server_SMF_request_activity_security サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- SMF_request_activity_CPU_detail
要求に対し、SMF 120 サブタイプ 9 レコードの CPU 使用量明細のセクションを収集するかどうかを指定します。要求とは、種別エレメントがクラス分けした要求を指します。
有効な値は、0 (いいえ) および 1 (はい) です。
この属性は、server_SMF_request_activity_CPU_detail サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- classification_only_trace
種別エレメントがクラス分けする要求に対し、トレース・レコードを生成するかどうかを指定します。
有効な値は、0 (いいえ) および 1 (はい) です。
この属性は、どのサーバー・プロパティーもオーバーライドしません。TRACERECORD 変更コマンドは、classification_only_trace をオーバーライドします。
classification_only_trace が 1 に設定されている種別エレメントが存在する場合、アプリケーション・サーバーのクラス分けレベルのトレースは有効になります。トレース・レコードは、種別エレメントがクラス分けする要求を処理するスレッドによってのみ生成されます。その種別エレメントは、classification_only_trace="1" と定義されている必要があります。種別エレメントがクラス分けする要求を処理しないスレッドは、トレース収集が無効になっており、トレース・レコードを生成しません。
classification_only_trace="1" と定義された種別エレメントが存在しない場合、アプリケーション・サーバーのクラス分けレベルのトレースは無効になります。サーバーのトレース収集は、すべてのスレッドに対して有効であり、無効になることはありません。 トレース仕様に規定されているとおり、すべてのトレース・レコードが出力に書き込まれます。
classification_only_trace 属性は、トレース仕様がどのように定義され活動化されるかには影響しません。この属性は、どのスレッドがトレース・レコードを書き込むのかにのみ影響します。
- message_tag
種別エレメントがクラス分けする要求に対して生成される、すべてのトレース・レコード、ログ・メッセージ、およびシステム・メッセージに印刷する、ストリング・トークンを指定します。
この属性は、最大 8 文字です。
この属性は、どのサーバー・プロパティーもオーバーライドしません。
種別フィルター:- ola_classification_info エレメントは、階層的な方法でネストすることができます。エレメントをネストすることで、属性値に基づいた分類フィルターを作成することができます。
<ola_classification_info transaction_class="MEDIUM" service_name="ejb/my*Bean"> <ola_classification_info transaction_class="FAST" service_name="ejb/myFastBean" /> <ola_classification_info transaction_class="SLOW" service_name="ejb/mySlowBean" /> </ola_classification_info>
- 説明フィールドはオプションです。 ただし、すべての ola_classification_info エレメントでは説明を使用します。説明ストリングは、オペレーター・コマンド・サポートのパーツとして表示され、使用されているクラス分けルールを識別することができます。 説明は MVS コンソールに表示されるので、適切な長さにしてください。
SIP 種別
属性 type="sip" を持つ InboundClassification エレメントは、Session Initiation Protocol (SIP) 要求のデフォルト・トランザクション・クラスを設定する文書セクションを定義します。 このエレメントの例は、以下のとおりです。
<InboundClassification type="sip" schema_version="1.0"
default_transaction_class="value1">
JMS RA 種別
<SibClassification type="jmsra"
schema_version="1.0"
default_transaction_class="a">
<sib_classification_info
transaction_class="sibb"
selector="user.Location='East'"
bus="bigrred"
destination="abusqueue"
description="Some words"
discriminator="XPath Expression"
dispatch_timeout="value1"
queue_timeout_percent ="value2"
request_timeout="value3"
stalled_thread_dump_action="traceback"
cputimeused_limit="value5"
cputimeused_dump_action="traceback"
dpm_interval="value7"
dpm_dump_action="traceback"
SMF_request_activity_enabled="1"
SMF_request_activity_timestamps="1"
SMF_request_activity_security="1"
SMF_request_activity_CPU_detail="1"
classification_only_trace="1"
message_tag="value14"/>
- selector
- sib_classification_info
エレメントの selector 属性を使用して、デプロイメント記述子にセレクター文節があるメッセージ駆動型 Bean にトランザクション・クラスを割り当てます。sib_classification_info エレメントを定義する場合、以下のルールを使用してください。
- selector 属性の値は、メッセージ・プロパティーの値に従ってメッセージを選択する SQL 式です。 構文は、JMS 1.1 仕様のメッセージ・セレクターの構文ですが、(JMS メッセージだけではなく) SIMessage メッセージ上で作動可能です。構文では、 システム・プロパティー (JMS ヘッダー、JMSX プロパティー、および JMS_IBM_properties など) およびユーザー・プロパティー (先頭に ".user" を付ける必要があり、例えば、ユーザー・プロパティー "Location" の場合、 セレクターは、先の例で示したように "user.Location" を指定します) を選択することができます。詳しくは、メッセージ・プロパティーの使用に関するトピックを参照してください。
- selector 属性の値は、XML 文書の正しい構文で指定する必要があります。< 記号を < エンティティー参照で置き換え、> 記号を > エンティティー参照で置き換える必要があります。 同様に、アポストロフィまたは引用符を使用する場合、' および " エンティティー参照を使用します。
- bus
- ターゲット宛先が割り当てられているサービス統合バスの名前です。 種別は、このプロパティーにより命名されたバスに適用されます。 このプロパティーを指定しない場合、いずれかのバスに適用されます。種別が適用される宛先は、 使用する宛先プロパティーによって決まります。
- destination
- メッセージが配信されたターゲット・バス宛先の名前です。これは、キューまたはトピック・スペースの名前です。 種別は、このプロパティーで名前が指定された宛先に適用されます。 このプロパティーを指定しない場合、いずれかの宛先に適用されます。種別が適用されるサービス統合バスは、 使用するバス・プロパティーによって決まります。
- discriminator
- プロパティーは、宛先プロパティーによりトピック・スペースに名前が付けられる場合にかぎり適用されます。 この判別プログラムの値は、XPath 式となり、トピック・スペース内の 1 つ以上のトピックを選択します。
- description
- 「description」フィールドはオプションですが、すべての sib_classification_info エレメントで使用する必要があります。 MVS コンソールでトランザクション・クラスをモニターする場合、説明が表示されます。
RAS 属性
sib_classification_info エレメントには以下の RAS 属性を指定できます。ネストされたエレメントは、親エレメントの RAS 属性を継承します。ネストされたエレメントは、親エレメントの RAS 属性をオーバーライドすることができます。 RAS 属性はすべてオプションです。
- dispatch_timeout
要求を WLM キューにディスパッチした後に、制御領域が待機する時間を指定します。制御領域は、指定された時間内に応答を受け取らない場合、タイムアウトを発行します。 要求とは、種別エレメントがクラス分けした要求を指します。
この属性は、control_region_wlm_dispatch_timeout サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- queue_timeout_percent
WLM キュー・タイムアウトを、ディスパッチ・タイムアウトの割合として指定します。割合の範囲は、0 から 99 です。キュー・タイムアウトは、要求がタイムアウトになるまでにディスパッチされずに WLM キューに残留する時間です。要求とは、種別エレメントがクラス分けした要求を指します。
この属性は、control_region_iiop_queue_timeout_percent サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- request_timeout
ディスパッチ要求から発生するアウトバウンド要求に適用するタイムアウト値 (秒) を指定します。ディスパッチ要求とは、種別エレメントがクラス分けした要求を指します。
この属性は、com.ibm.CORBA.RequestTimeout サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- stalled_thread_dump_action
要求が dispatch_timeout 属性で指定されたディスパッチ・タイムアウトを超過したときにサーバーが実行する、ダンプ・アクションを指定します。要求とは、種別エレメントがクラス分けした要求を指します。有効な値は、svcdump、javacore、heapdump、traceback、javatdump、および none です。
この属性は、server_region_iiop_stalled_thread_dump_action サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- cputimeused_limit
CPU タイムアウト (ミリ秒) を指定します。CPU タイムアウトは、要求がタイムアウトになるまでに要求に許可された CPU 時間です。要求とは、種別エレメントがクラス分けした要求を指します。
この属性は、server_region_request_cputimeused_limit サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- cputimeused_dump_action
要求が cputimeused_limit 属性で指定された CPU タイムアウトを超過したときにサーバーが実行する、ダンプ・アクションを指定します。 要求とは、種別エレメントがクラス分けした要求を指します。
有効な値は、svcdump、javacore、heapdump、traceback、javatdump、および none です。
この属性は、server_region_cputimeused_dump_action サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- dpm_interval
ディスパッチ進捗モニター (DPM) の間隔 (秒) を指定します。 DPM モニターは、種別エレメントがクラス分けした要求に対し、間隔ごとに DPM ダンプ・アクションをトリガーします。DMP ダンプ・アクションは、dpm_dump_action 属性で指定します。
この属性は、どのサーバー・プロパティーもオーバーライドしません。サーバー全体の DPM 間隔を有効にするには、変更コマンドを使用する必要があります。
- dpm_dump_action
種別エレメントがクラス分けする要求に対して DPM 間隔ごとに実行する、DPM ダンプ・アクションを指定します。DPM 間隔は dpm_interval 属性で指定します。
有効な値は、svcdump、javacore、heapdump、traceback、javatdump、および none です。
この属性は、server_region_dpm_dump_action サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- SMF_request_activity_enabled
種別エレメントがクラス分けする要求に対し、システム管理機能 (SMF) 120 サブタイプ 9 レコードを収集するかどうかを指定します。
有効な値は、0 (いいえ) および 1 (はい) です。
この属性は、server_SMF_request_activity_enabled サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- SMF_request_activity_timestamps
要求の SMF 120 サブタイプ 9 レコードで、タイム・スタンプを人間が読み取れる形式にフォーマットするかどうかを指定します。要求とは、種別エレメントがクラス分けした要求を指します。
有効な値は、0 (いいえ) および 1 (はい) です。
この属性は、server_SMF_request_activity_timestamps サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- SMF_request_activity_security
要求に対し、SMF 120 サブタイプ 9 レコードのセキュリティー・データのセクションを収集するかどうか指定します。要求とは、種別エレメントがクラス分けした要求を指します。
有効な値は、0 (いいえ) および 1 (はい) です。
この属性は、server_SMF_request_activity_security サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- SMF_request_activity_CPU_detail
要求に対し、SMF 120 サブタイプ 9 レコードの CPU 使用量明細のセクションを収集するかどうかを指定します。要求とは、種別エレメントがクラス分けした要求を指します。
有効な値は、0 (いいえ) および 1 (はい) です。
この属性は、server_SMF_request_activity_CPU_detail サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- classification_only_trace
種別エレメントがクラス分けする要求に対し、トレース・レコードを生成するかどうかを指定します。
有効な値は、0 (いいえ) および 1 (はい) です。
この属性は、どのサーバー・プロパティーもオーバーライドしません。TRACERECORD 変更コマンドは、classification_only_trace をオーバーライドします。
classification_only_trace が 1 に設定されている種別エレメントが存在する場合、アプリケーション・サーバーのクラス分けレベルのトレースは有効になります。トレース・レコードは、種別エレメントがクラス分けする要求を処理するスレッドによってのみ生成されます。その種別エレメントは、classification_only_trace="1" と定義されている必要があります。種別エレメントがクラス分けする要求を処理しないスレッドは、トレース収集が無効になっており、トレース・レコードを生成しません。
classification_only_trace="1" と定義された種別エレメントが存在しない場合、アプリケーション・サーバーのクラス分けレベルのトレースは無効になります。サーバーのトレース収集は、すべてのスレッドに対して有効であり、無効になることはありません。 トレース仕様に規定されているとおり、すべてのトレース・レコードが出力に書き込まれます。
classification_only_trace 属性は、トレース仕様がどのように定義され活動化されるかには影響しません。この属性は、どのスレッドがトレース・レコードを書き込むのかにのみ影響します。
- message_tag
種別エレメントがクラス分けする要求に対して生成される、すべてのトレース・レコード、ログ・メッセージ、およびシステム・メッセージに印刷する、ストリング・トークンを指定します。
この属性は、最大 8 文字です。
この属性は、どのサーバー・プロパティーもオーバーライドしません。
それぞれの sib_classification_info エレメントには、必要に応じてこれらのプロパティーを 1 つ以上含めて、メッセージの作業を分類することができます。 sib_classification_info エレメントには、 それぞれのプロパティーの複数のインスタンスを含めることはできません。
<sib_classification_info bus="MyBus" transaction_class="a" />
<sib_classification_info destination="MyDest" transaction_class="b" />
サービス統合バス MyBus から宛先 MyDest に到着したメッセージは、種別 "a" に割り当てられます。その他のバスから MyDest に到着したメッセージは、種別 "b" に割り当てられます。
囲んでいる SibClassification エレメント内のいずれの sib_classification_info エレメントにもメッセージが一致しない場合、そのメッセージには、SibClassification エレメントのデフォルトの種別が割り当てられます。
メッセージが、すべての SibClassification エレメントでいずれの sib_classification_info エレメントにも一致しない場合、または SibClassification エレメントが定義されていない場合、すべての作業は、値が "SIBUS" と指定された組み込みのデフォルト種別を受信します。 z/OS ワークロードの分類 で説明されているように、TCLASS 値 "SIBUS" を使用するために必要な z/OS ワークロード・マネージャー・アクションを実行しなければなりません。
メディエーション種別
<SibClassification type="destinationmediation"
schema_version="1.0"
default_transaction_class="b">
<sib_classification_info
transaction_class="e"
selector="user.Location='East'"
bus="bigrred"
destination="themoon"
discriminator="sides/dark"
description="n"
dispatch_timeout="value1"
queue_timeout_percent ="value2"
request_timeout="value3"
stalled_thread_dump_action="traceback"
cputimeused_limit="value5"
cputimeused_dump_action="traceback"
dpm_interval="value7"
dpm_dump_action="traceback"
SMF_request_activity_enabled="1"
SMF_request_activity_timestamps="1"
SMF_request_activity_security="1"
SMF_request_activity_CPU_detail="1"
classification_only_trace="1"
message_tag="value14"/>
- selector
- sib_classification_info
エレメントの selector 属性を使用して、デプロイメント記述子にセレクター文節があるメディエーションにトランザクション・クラスを割り当てます。sib_classification_info エレメントを定義する場合、以下のルールを使用してください。
- selector 属性の値は、メッセージ・プロパティーの値に従ってメッセージを選択する SQL 式です。
構文は、JMS 1.1 仕様のメッセージ・セレクターの構文ですが、(JMS メッセージだけではなく) SIMessage メッセージ上で作動可能です。構文では、
システム・プロパティー (JMS ヘッダー、JMSX プロパティー、および JMS_IBM_properties など)
およびユーザー・プロパティー
(先頭に ".user" を付ける必要があり、例えば、ユーザー・プロパティー "Location" の場合、
セレクターは、先の例で示したように "user.Location" を指定します) を選択することができます。
詳しくは、メッセージ・プロパティーの使用に関するトピックを参照してください。
- selector 属性の値は、XML 文書の正しい構文で指定する必要があります。< 記号を < エンティティー参照で置き換え、> 記号を > エンティティー参照で置き換える必要があります。 同様に、アポストロフィまたは引用符を使用する場合、' および " エンティティー参照を使用します。
- selector 属性の値は、メッセージ・プロパティーの値に従ってメッセージを選択する SQL 式です。
構文は、JMS 1.1 仕様のメッセージ・セレクターの構文ですが、(JMS メッセージだけではなく) SIMessage メッセージ上で作動可能です。構文では、
システム・プロパティー (JMS ヘッダー、JMSX プロパティー、および JMS_IBM_properties など)
およびユーザー・プロパティー
(先頭に ".user" を付ける必要があり、例えば、ユーザー・プロパティー "Location" の場合、
セレクターは、先の例で示したように "user.Location" を指定します) を選択することができます。
- bus
- ターゲット宛先が割り当てられているサービス統合バスの名前です。 種別は、このプロパティーにより命名されたバスに適用されます。 このプロパティーを指定しない場合、いずれかのバスに適用されます。種別が適用される宛先は、 使用する宛先プロパティーによって決まります。
- destination
- メッセージが配信されたターゲット・バス宛先の名前です。これは、キューまたはトピック・スペースの名前です。 種別は、このプロパティーで名前が指定された宛先に適用されます。 このプロパティーを指定しない場合、いずれかの宛先に適用されます。種別が適用されるサービス統合バスは、 使用するバス・プロパティーによって決まります。
- discriminator
- プロパティーは、宛先プロパティーによりトピック・スペースに名前が付けられる場合にかぎり適用されます。 この判別プログラムの値は、XPath 式となり、トピック・スペース内の 1 つ以上のトピックを選択します。
- description
- 「description」フィールドはオプションですが、すべての sib_classification_info エレメントで使用する必要があります。 MVS コンソールでトランザクション・クラスをモニターする場合、説明が表示されます。
RAS 属性
sib_classification_info エレメントには以下の RAS 属性を指定できます。ネストされたエレメントは、親エレメントの RAS 属性を継承します。ネストされたエレメントは、親エレメントの RAS 属性をオーバーライドすることができます。 RAS 属性はすべてオプションです。
- dispatch_timeout
要求を WLM キューにディスパッチした後に、制御領域が待機する時間を指定します。制御領域は、指定された時間内に応答を受け取らない場合、タイムアウトを発行します。 要求とは、種別エレメントがクラス分けした要求を指します。
この属性は、control_region_wlm_dispatch_timeout サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- queue_timeout_percent
WLM キュー・タイムアウトを、ディスパッチ・タイムアウトの割合として指定します。割合の範囲は、0 から 99 です。キュー・タイムアウトは、要求がタイムアウトになるまでにディスパッチされずに WLM キューに残留する時間です。要求とは、種別エレメントがクラス分けした要求を指します。
この属性は、control_region_iiop_queue_timeout_percent サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- request_timeout
ディスパッチ要求から発生するアウトバウンド要求に適用するタイムアウト値 (秒) を指定します。ディスパッチ要求とは、種別エレメントがクラス分けした要求を指します。
この属性は、com.ibm.CORBA.RequestTimeout サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- stalled_thread_dump_action
要求が dispatch_timeout 属性で指定されたディスパッチ・タイムアウトを超過したときにサーバーが実行する、ダンプ・アクションを指定します。要求とは、種別エレメントがクラス分けした要求を指します。有効な値は、svcdump、javacore、heapdump、traceback、javatdump、および none です。
この属性は、server_region_iiop_stalled_thread_dump_action サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- cputimeused_limit
CPU タイムアウト (ミリ秒) を指定します。CPU タイムアウトは、要求がタイムアウトになるまでに要求に許可された CPU 時間です。要求とは、種別エレメントがクラス分けした要求を指します。
この属性は、server_region_request_cputimeused_limit サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- cputimeused_dump_action
要求が cputimeused_limit 属性で指定された CPU タイムアウトを超過したときにサーバーが実行する、ダンプ・アクションを指定します。 要求とは、種別エレメントがクラス分けした要求を指します。
有効な値は、svcdump、javacore、heapdump、traceback、javatdump、および none です。
この属性は、server_region_cputimeused_dump_action サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- dpm_interval
ディスパッチ進捗モニター (DPM) の間隔 (秒) を指定します。 DPM モニターは、種別エレメントがクラス分けした要求に対し、間隔ごとに DPM ダンプ・アクションをトリガーします。DMP ダンプ・アクションは、dpm_dump_action 属性で指定します。
この属性は、どのサーバー・プロパティーもオーバーライドしません。サーバー全体の DPM 間隔を有効にするには、変更コマンドを使用する必要があります。
- dpm_dump_action
種別エレメントがクラス分けする要求に対して DPM 間隔ごとに実行する、DPM ダンプ・アクションを指定します。DPM 間隔は dpm_interval 属性で指定します。
有効な値は、svcdump、javacore、heapdump、traceback、javatdump、および none です。
この属性は、server_region_dpm_dump_action サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- SMF_request_activity_enabled
種別エレメントがクラス分けする要求に対し、システム管理機能 (SMF) 120 サブタイプ 9 レコードを収集するかどうかを指定します。
有効な値は、0 (いいえ) および 1 (はい) です。
この属性は、server_SMF_request_activity_enabled サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- SMF_request_activity_timestamps
要求の SMF 120 サブタイプ 9 レコードで、タイム・スタンプを人間が読み取れる形式にフォーマットするかどうかを指定します。要求とは、種別エレメントがクラス分けした要求を指します。
有効な値は、0 (いいえ) および 1 (はい) です。
この属性は、server_SMF_request_activity_timestamps サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- SMF_request_activity_security
要求に対し、SMF 120 サブタイプ 9 レコードのセキュリティー・データのセクションを収集するかどうか指定します。要求とは、種別エレメントがクラス分けした要求を指します。
有効な値は、0 (いいえ) および 1 (はい) です。
この属性は、server_SMF_request_activity_security サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- SMF_request_activity_CPU_detail
要求に対し、SMF 120 サブタイプ 9 レコードの CPU 使用量明細のセクションを収集するかどうかを指定します。要求とは、種別エレメントがクラス分けした要求を指します。
有効な値は、0 (いいえ) および 1 (はい) です。
この属性は、server_SMF_request_activity_CPU_detail サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- classification_only_trace
種別エレメントがクラス分けする要求に対し、トレース・レコードを生成するかどうかを指定します。
有効な値は、0 (いいえ) および 1 (はい) です。
この属性は、どのサーバー・プロパティーもオーバーライドしません。TRACERECORD 変更コマンドは、classification_only_trace をオーバーライドします。
classification_only_trace が 1 に設定されている種別エレメントが存在する場合、アプリケーション・サーバーのクラス分けレベルのトレースは有効になります。トレース・レコードは、種別エレメントがクラス分けする要求を処理するスレッドによってのみ生成されます。その種別エレメントは、classification_only_trace="1" と定義されている必要があります。種別エレメントがクラス分けする要求を処理しないスレッドは、トレース収集が無効になっており、トレース・レコードを生成しません。
classification_only_trace="1" と定義された種別エレメントが存在しない場合、アプリケーション・サーバーのクラス分けレベルのトレースは無効になります。サーバーのトレース収集は、すべてのスレッドに対して有効であり、無効になることはありません。 トレース仕様に規定されているとおり、すべてのトレース・レコードが出力に書き込まれます。
classification_only_trace 属性は、トレース仕様がどのように定義され活動化されるかには影響しません。この属性は、どのスレッドがトレース・レコードを書き込むのかにのみ影響します。
- message_tag
種別エレメントがクラス分けする要求に対して生成される、すべてのトレース・レコード、ログ・メッセージ、およびシステム・メッセージに印刷する、ストリング・トークンを指定します。
この属性は、最大 8 文字です。
この属性は、どのサーバー・プロパティーもオーバーライドしません。
それぞれの sib_classification_info エレメントには、必要に応じてこれらのプロパティーを 1 つ以上含めて、メッセージの作業を分類することができます。 sib_classification_info エレメントには、 それぞれのプロパティーの複数のインスタンスを含めることはできません。
<sib_classification_info transaction_class="e" destination="themoon" description="n" />
<sib_classification_info transaction_class="f" description="n" />
仲介された宛先 themoon に到着したメッセージは、種別 "e" に割り当てられます。その他の仲介された宛先に到着したメッセージは、種別 "f" に割り当てられます。
囲んでいる SibClassification エレメント内のいずれの sib_classification_info エレメントにもメッセージが一致しない場合、そのメッセージには、SibClassification エレメントのデフォルトの種別が割り当てられます。
メッセージが、すべての SibClassification エレメントでいずれの sib_classification_info エレメントにも一致しない場合、または SibClassification エレメントが定義されていない 場合、すべての作業は、値が "SIBUS" と指定された組み込みのデフォルト種別を受信します。z/OS ワークロードの分類 で説明されているように、TCLASS 値 "SIBUS" を使用するために必要な z/OS ワークロード・マネージャー・アクションを実行しなければなりません。
WebSphere MQ メッセージング・プロバイダーの分類
<WMQRAClassification default_transaction_class="TC99" schema_version="1.0">
<wmqra_classification_info transaction_class="TC_4"
destination="topic://a/b/*"
description="Any topics starting with a/b/ map to TC_4"/>
<wmqra_classification_info transaction_class="TC_3"
selector="JMSPriority>3 AND JMSPriority<8"
destination="queue://QMGR1/Q1"
queue_manager="QMGR1"
description="medium priorities with a queue manager name of QMGR1 and
a queue name of Q1 map to TC_3"
dispatch_timeout="value1"
queue_timeout_percent ="value2"
request_timeout="value3"
stalled_thread_dump_action="traceback"
cputimeused_limit="value5"
cputimeused_dump_action="traceback"
dpm_interval="value7"
dpm_dump_action="traceback"
SMF_request_activity_enabled="1"
SMF_request_activity_timestamps="1"
SMF_request_activity_security="1"
SMF_request_activity_CPU_detail="1"
classification_only_trace="1"
message_tag="value14"/>
- selector
- wmqra_classification_info エレメントの selector 属性を使用して、メッセージのプロパティーに基づいてトランザクション・クラスをそのメッセージに割り当てます。この属性は、デプロイメント記述子内にセレクター文節があるメッセージ駆動型 Bean にトランザクション・クラスを割り当てるためにも使用できます。
- selector 属性の値は、メッセージ・プロパティーの値に従ってメッセージを選択する SQL 式です。 構文は、JMS 1.1 仕様のメッセージ・セレクターの構文です。
- selector 属性の値は、XML 文書の正しい構文で指定する必要があります。< 記号を < エンティティー参照で置き換え、> 記号を > エンティティー参照で置き換える必要があります。 同様に、アポストロフィまたは引用符を使用する場合、' および " エンティティー参照を使用します。
- destination
- メッセージの配信先 WebSphere MQ 宛先を表す URI です。 種別は、このプロパティーで名前が指定された宛先に適用されます。このプロパティーを指定しない場合、任意の宛先に適用されます。URI がキュー・タイプの宛先を表している場合、オプションでキュー・マネージャー名を含めることができますが、分類の場合はその名前は無視され、使用されません。URI がトピック・タイプの宛先を表している場合、URI でワイルドカードを使用することができます。 WebSphere MQ によるワイルドカード・サポートについて詳しくは、WebSphere MQ インフォメーション・センターを参照してください。
- queue_manager
- メッセージが送信された WebSphere MQ キュー・マネージャーの名前。 種別は、このプロパティーで指定されたキュー・マネージャーに適用されます。このプロパティーを指定しない場合、任意のキュー・マネージャーに適用されます。キュー・マネージャー名は WebSphere MQ の命名規則に従っていなければなりません。
- このフィールドは、グループを共有する WebSphere MQ キューの名前に設定することはできません。代わりに、キュー共有グループ内のすべてのキュー・マネージャーの wmqra_classification_info エレメントを作成するか、分類を宛先属性などに基づいたものにする必要があります。
- description
- 「description」フィールドはオプションですが、すべての wmqra_classification_info エレメントで使用する必要があります。
RAS 属性:
wmqra_classification_info エレメントには以下の RAS 属性を指定できます。 ネストされたエレメントは、親エレメントの RAS 属性を継承します。ネストされたエレメントは、親エレメントの RAS 属性をオーバーライドすることができます。 RAS 属性はすべてオプションです。
- dispatch_timeout
要求を WLM キューにディスパッチした後に、制御領域が待機する時間を指定します。制御領域は、指定された時間内に応答を受け取らない場合、タイムアウトを発行します。 要求とは、種別エレメントがクラス分けした要求を指します。
この属性は、control_region_wlm_dispatch_timeout サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- queue_timeout_percent
WLM キュー・タイムアウトを、ディスパッチ・タイムアウトの割合として指定します。割合の範囲は、0 から 99 です。キュー・タイムアウトは、要求がタイムアウトになるまでにディスパッチされずに WLM キューに残留する時間です。要求とは、種別エレメントがクラス分けした要求を指します。
この属性は、control_region_iiop_queue_timeout_percent サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- request_timeout
ディスパッチ要求から発生するアウトバウンド要求に適用するタイムアウト値 (秒) を指定します。ディスパッチ要求とは、種別エレメントがクラス分けした要求を指します。
この属性は、com.ibm.CORBA.RequestTimeout サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- stalled_thread_dump_action
要求が dispatch_timeout 属性で指定されたディスパッチ・タイムアウトを超過したときにサーバーが実行する、ダンプ・アクションを指定します。要求とは、種別エレメントがクラス分けした要求を指します。有効な値は、svcdump、javacore、heapdump、traceback、javatdump、および none です。
この属性は、server_region_iiop_stalled_thread_dump_action サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- cputimeused_limit
CPU タイムアウト (ミリ秒) を指定します。CPU タイムアウトは、要求がタイムアウトになるまでに要求に許可された CPU 時間です。要求とは、種別エレメントがクラス分けした要求を指します。
この属性は、server_region_request_cputimeused_limit サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- cputimeused_dump_action
要求が cputimeused_limit 属性で指定された CPU タイムアウトを超過したときにサーバーが実行する、ダンプ・アクションを指定します。 要求とは、種別エレメントがクラス分けした要求を指します。
有効な値は、svcdump、javacore、heapdump、traceback、javatdump、および none です。
この属性は、server_region_cputimeused_dump_action サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- dpm_interval
ディスパッチ進捗モニター (DPM) の間隔 (秒) を指定します。 DPM モニターは、種別エレメントがクラス分けした要求に対し、間隔ごとに DPM ダンプ・アクションをトリガーします。DMP ダンプ・アクションは、dpm_dump_action 属性で指定します。
この属性は、どのサーバー・プロパティーもオーバーライドしません。サーバー全体の DPM 間隔を有効にするには、変更コマンドを使用する必要があります。
- dpm_dump_action
種別エレメントがクラス分けする要求に対して DPM 間隔ごとに実行する、DPM ダンプ・アクションを指定します。DPM 間隔は dpm_interval 属性で指定します。
有効な値は、svcdump、javacore、heapdump、traceback、javatdump、および none です。
この属性は、server_region_dpm_dump_action サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- SMF_request_activity_enabled
種別エレメントがクラス分けする要求に対し、システム管理機能 (SMF) 120 サブタイプ 9 レコードを収集するかどうかを指定します。
有効な値は、0 (いいえ) および 1 (はい) です。
この属性は、server_SMF_request_activity_enabled サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- SMF_request_activity_timestamps
要求の SMF 120 サブタイプ 9 レコードで、タイム・スタンプを人間が読み取れる形式にフォーマットするかどうかを指定します。要求とは、種別エレメントがクラス分けした要求を指します。
有効な値は、0 (いいえ) および 1 (はい) です。
この属性は、server_SMF_request_activity_timestamps サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- SMF_request_activity_security
要求に対し、SMF 120 サブタイプ 9 レコードのセキュリティー・データのセクションを収集するかどうか指定します。要求とは、種別エレメントがクラス分けした要求を指します。
有効な値は、0 (いいえ) および 1 (はい) です。
この属性は、server_SMF_request_activity_security サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- SMF_request_activity_CPU_detail
要求に対し、SMF 120 サブタイプ 9 レコードの CPU 使用量明細のセクションを収集するかどうかを指定します。要求とは、種別エレメントがクラス分けした要求を指します。
有効な値は、0 (いいえ) および 1 (はい) です。
この属性は、server_SMF_request_activity_CPU_detail サーバー・プロパティーをオーバーライドします。
- classification_only_trace
種別エレメントがクラス分けする要求に対し、トレース・レコードを生成するかどうかを指定します。
有効な値は、0 (いいえ) および 1 (はい) です。
この属性は、どのサーバー・プロパティーもオーバーライドしません。TRACERECORD 変更コマンドは、classification_only_trace をオーバーライドします。
classification_only_trace が 1 に設定されている種別エレメントが存在する場合、アプリケーション・サーバーのクラス分けレベルのトレースは有効になります。トレース・レコードは、種別エレメントがクラス分けする要求を処理するスレッドによってのみ生成されます。その種別エレメントは、classification_only_trace="1" と定義されている必要があります。種別エレメントがクラス分けする要求を処理しないスレッドは、トレース収集が無効になっており、トレース・レコードを生成しません。
classification_only_trace="1" と定義された種別エレメントが存在しない場合、アプリケーション・サーバーのクラス分けレベルのトレースは無効になります。サーバーのトレース収集は、すべてのスレッドに対して有効であり、無効になることはありません。 トレース仕様に規定されているとおり、すべてのトレース・レコードが出力に書き込まれます。
classification_only_trace 属性は、トレース仕様がどのように定義され活動化されるかには影響しません。この属性は、どのスレッドがトレース・レコードを書き込むのかにのみ影響します。
- message_tag
種別エレメントがクラス分けする要求に対して生成される、すべてのトレース・レコード、ログ・メッセージ、およびシステム・メッセージに印刷する、ストリング・トークンを指定します。
この属性は、最大 8 文字です。
この属性は、どのサーバー・プロパティーもオーバーライドしません。
それぞれの wmqra_classification_info エレメントには、必要に応じてこれらのプロパティーを 1 つ以上含めて、メッセージの作業を分類することができます。 wmqra_classification_info エレメントには、それぞれのプロパティーのインスタンスを複数含めることはできません。
<wmqra_classification_info queue_manager="QMGR1" transaction_class="TC_1" />
<wmqra_classification_info destination="queue:///Q1" transaction_class="TC_2" />
キュー・マネージャー QMGR1 にある宛先 Q1 に到着したメッセージには、種別「TC_1」が割り当てられます。別のキュー・マネージャーから宛先 Q1 に到着したメッセージには、種別「TC_2」が割り当てられます。
囲んでいる WMQRAClassification エレメント内のいずれの wmqra_classification_info エレメントにもメッセージが一致しない場合、そのメッセージには、WMQRAClassification エレメントのデフォルトの種別が割り当てられます。複数の WMQRAClassification エレメントがある場合、最初の WMQRAClassification エレメントのデフォルトのトランザクション・クラスが使用されます。
WMQRAClassification エレメントが定義されていない場合、すべての作業にはデフォルト種別「WMQRA」が割り当てられます。TCLASS 値 "WMQRA" を使用するために必要な z/OS ワークロード・マネージャー・アクションを実行する必要があります。z/OS ワークロードの分類を参照してください。
RAS 属性のない z/OS ワークロード種別文書のサンプル:
z/OS ワークロード種別文書のサンプルには、z/OS ワークロード・マネージャーのインバウンド HTTP、IIOP、Session Initiation Protocol (SIP)、およびメッセージ駆動型 Bean (MDB) 作業要求を分類するための属性が含まれています。このサンプルには、RAS 属性が含まれていません。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <!DOCTYPE Classification SYSTEM "Classification.dtd" > <Classification schema_version="1.0"> <!-- Internal Classification Rules --> <InboundClassification type="internal" schema_version="1.0" default_transaction_class="value1"/> <!-- IIOP Classification Rules --> <InboundClassification type="iiop" schema_version="1.0" default_transaction_class="A0"> <iiop_classification_info transaction_class="A1" application_name="IIOPStatelessSampleApp" module_name="StatelessSample.jar" component_name="Sample20" description="Sample20 EJB Classification"> <iiop_classification_info transaction_class="" method_name="echo" description="No TCLASS for echo()" /> <iiop_classification_info transaction_class="A1B" method_name="ping" description="Ping method" /> </iiop_classification_info> <iiop_classification_info application_name="*" module_name="*" component_name="*" transaction_class="A2" description="TCLASS the rest to A2"> <iiop_classification_info transaction_class="A2A" method_name="resetFilter" description="Sp1 case resetFilter()" /> </iiop_classification_info> </InboundClassification> <!-- HTTP Classification Rules --> <InboundClassification type="http" schema_version="1.0" default_transaction_class="M"> <http_classification_info transaction_class="N" host="yourhost.yourcompany.com" description="Virtual Host yourhost"> <http_classification_info transaction_class="O" port="9080" description="Def yourhost HTTP reqs"> <http_classification_info transaction_class="Q" uri="/gcs/admin" description = "Gcs" /> <http_classification_info transaction_class="S" uri="/gcs/admin/1*" description="GCS login" /> <http_classification_info transaction_class="P" port="9081" description=" Def yourhost HTTPS reqs "/> <http_classification_info transaction_class="" uri="/gcss/mgr/*" description="GCSS Mgr" /> </http_classification_info> </http_classification_info> </InboundClassification> <!-- SIP Classification Rules --> <InboundClassification type="sip" schema_version="1.0" default_transaction_class="value1"/> <!-- MDB Classification Rules --> <InboundClassification type="mdb" schema_version="1.0" default_transaction_class="qrs"> <endpoint type="messagelistenerport" name="IVPListenerPort" defaultclassification="MDBX" description="ABC"> <classificationentry selector="Location='East'" classification="MDB1" description="DEF"/> <classificationentry selector="Location<>'East'" classification="MDB2" description="XYZ" /> </endpoint> <endpoint type="messagelistenerport" name="SimpleMDBListenerPort" defaultclassification="MDBX" description="GHI" /> </InboundClassification> <SibClassification type="jmsra" schema_version="1.0" default_transaction_class="a"> <sib_classification_info transaction_class="b" selector="user.Location='East'" bus="magic" destination="nowhere" description="n" /> <sib_classification_info transaction_class="c" selector="user.Location='West'" bus="omni" description="n" /> </SibClassification> <SibClassification type="destinationmediation" schema_version="1.0" default_transaction_class="b"> <sib_classification_info transaction_class="e" selector="user.Location='East'" destination="themoon" discriminator="sides/dark" description="n" /> <sib_classification_info transaction_class="f" selector="user.Location='West'" description="n" /> </SibClassification> <WMQRAClassification default_transaction_class="TC99" schema_version="1.0"> <wmqra_classification_info transaction_class="TC_1" queue_manager="GOLD" description="gold queue manager maps to TC_1"/> <wmqra_classification_info transaction_class="TC_2" selector="JMSPriority>7" description="high priorities maps to TC_2"/> <wmqra_classification_info transaction_class="TC_3" selector="JMSPriority>3 AND JMSPriority<8" description="medium priorities maps to TC_3"/> </WMQRAClassification> <!-- OLA Classification Rules --> <InboundClassification type="ola" schema_version="1.0" default_transaction_class="A0"> <ola_classification_info transaction_class="FAST1" service_name="ejb/InteractiveTransactionBean" description="EJB classification for quick turnaround"/> <ola_classification_info transaction_class="SLOW1" service_name="ejb/BackgroundBean" description="EJB classification for low priority" /> <ola_classification_info propagate_transaction_name="true" service_name="ejb/CalledFromCICSBean" description="use same service class as client" /> </InboundClassification> <!-- Workload Classification Document for P5SR01x servers Change History _______________________________________________________ Activity Date Author Created 01-28-2005 IPL --> </Classification>
RAS 属性を含む z/OS ワークロード種別文書のサンプル:
z/OS ワークロード種別文書のこのサンプルには、z/OS ワークロード・マネージャーのインバウンド HTTP、IIOP、および MDB 作業要求を分類するための属性が含まれています。このサンプルには、RAS 属性が含まれています。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <!DOCTYPE Classification SYSTEM "Classification.dtd" > <Classification schema_version="1.0"> <!-- IIOP Classification Rules --> <InboundClassification type="iiop" schema_version="1.0" default_transaction_class="TC"> <!-- アプリケーションの「EJBApp1」の IIOP 種別情報。The classification element defines a transaction_class of "TC1". This value overrides the default_transaction_class of the InboundClassification element ("TC"). The classification element also specifies a message_tag, which is applied to all requests that are classified underneath this classification element. --> <iiop_classification_info application_name="EJBApp1" transaction_class="TC1" message_tag="EJBApp1"> <!-- EJBApp1 には、「MyEJBClass」という名前の EJB を持つ「MyEJB.jar」という名前の jar モジュールが含まれています。 The transaction_class is not defined for this element; thus the element inherits the transaction_class from its parent node, "TC1". This element also inherits the message_tag attribute from its parent node, "EJBApp1". In general, a classification element inherits all the RAS attributes from all its ancestor nodes, with nearer ancestor nodes (for example, direct parents) taking precedence over ancestor nodes further up the chain (for example, grandparents). --> <iiop_classification_info module_name="MyEJB.jar" component_name="MyEJBClass"> <!-- MyEJBClass には「helloWorld」および「goodbyeWorld」というメソッド名が 含まれています。helloWorld is assigned a dispatch_timeout of 30 seconds and a queue_timeout_percent of 90, meaning that the queue timeout value is 90% of the dispatch_timeout value. The classification element also specifies SMF_request_activity_enabled=1, meaning SMF 120 subtype 9 records are collected for all requests targeted against the helloWorld method. Also note that this classification element does not define a transaction_class; therefore it inherits the transaction_class from the nearest ancestor element that defines one. In this case, the nearest ancestor element that defines a transaction_class is the grandparent element, "TC1". Note: if no ancestor elements define a transaction_class, then the classification element inherits the default_transaction_class of the InboundClassification element. The default_transaction_class on the InboundClassification is required. This classification element also inherits the message_tag attribute from its grandparent element, "EJBApp1". --> <iiop_classification_info method_name="helloWorld" dispatch_timeout="30" queue_timeout_percent="90" SMF_request_activity_enabled="1" /> <!-- goodbyeWorld メソッドは。60 秒の dispatch_timeout を指定します。The classification element also defines a transaction_class, "TC1gbye", which overrides the transaction_class defined by its ancestry. This element inherits the message_tag of its ancestry, "EJBApp1". --> <iiop_classification_info method_name="goodbyeWorld" transaction_class="TC1gbye" dispatch_timeout="60" /> </iiop_classification_info> </iiop_classification_info> <!-- アプリケーション「EJBApp2」の IIOP 種別情報。The classification element defines a dispatch_timeout of 15 seconds and a message_tag of "EJBApp2". The transaction_class is inherited from the default_transaction_class on the InboundClassification, "TC". All requests that are classified under this classification element have a 15 second dispatch timeout, and all trace records and log messages generated by those requests are tagged with the message_tag attribute value, "EJBApp2". --> <iiop_classification_info application_name="EJBApp2" dispatch_timeout="15" message_tag="EJBApp2"> <!-- EJBApp2 には、「MyEJB2a.jar」と「MyEJB2b.jar」という 2 つの jar モジュールが 含まれます。次の two classification elements define a transaction_class for each jar module. No other attributes are defined. Both elements inherit the attributes of their ancestor nodes (dispatch_timeout="15" and message_tag="EJBApp2"). --> <iiop_classification_info module_name="MyEJB2a.jar" transaction_class="TC2a" /> <iiop_classification_info module_name="MyEJB2b.jar" transaction_class="TC2b" /> </iiop_classification_info> <!-- The following classification element defines attributes for a specific module, component, and method of the application "EJBApp3". The module is "MyEJB3.jar", component is "MyEJB3Class", and method is "method3". The transaction_class, dispatch_timeout queue_timeout_percent, SMF_request_activity_enabled, and SMF_request_activity_timestamps are all defined for this specific method in the EJBApp3 application. No other method on no other EJB within this application are assigned these attributes. --> <iiop_classification_info application_name="EJBApp3" module_name="MyEJB3.jar" component_name="MyEJB3Class" method_name="method3" transaction_class="TC3" dispatch_timeout="40" queue_timeout_percent="90" SMF_request_activity_enabled="1" SMF_request_activity_timestamps="1" /> </InboundClassification> <!-- Internal Classification Rules --> <InboundClassification type="internal" schema_version="1.0" default_transaction_class="internal" /> <!-- HTTP Classification Rules --> <InboundClassification type="http" schema_version="1.0" default_transaction_class="HTC"> <!-- The following classification element defines a transaction_class, "HTC8080", for all HTTP requests received on host "my.server.com" and port "8080". The classification element also defines RAS attributes dispatch_timeout, queue_timeout_percent, timeout_recovery, and stalled_thread_dump_action. All child elements underneath this element inherit these RAS attributes. --> <http_classification_info host="my.server.com" port="8080" transaction_class="HTC8080" dispatch_timeout="100" queue_timeout_percent="98" timeout_recovery="session" stalled_thread_dump_action="javacore"> <!-- The following classification element applies to all HTTP requests with a URI that begins with "/PlantsByWebSphere/". Every HTTP request received on host my.server.com and port 8080 with a URI that begins with /PlantsByWebSphere fall under this classification (note: host and port inherited from the parent element). The classification element also defines the message_tag attribute, "plantsbw", which are added to every trace record and log message generated by any /PlantsByWebSphere/* request. --> <http_classification_info uri="/PlantsByWebSphere/*" message_tag="plantsbw"> <!-- The following classification element applies to all HTTP requests with a URI that matches "/PlantsByWebSphere/*.jpg (for example, /PlantsByWebSphere/mypic.jpg, /PlantsByWebSphere/some/path/anotherpic.jpg). Again, this filter applies only to requests received on host my.server.com and port 8080 (as designated by an ancestor node). The classification element defines a transaction_class, "HTCPjpg" and a dispatch_timeout, "10". It inherits the remaining attributes from its ancestor nodes. --> <http_classification_info uri="*.jpg" transaction_class="HTCPjpg" dispatch_timeout="10" /> <!-- The following classification element applies to all HTTP requests with a URI that matches "/PlantsByWebSphere/*.html (for example, /PlantsByWebSphere/index.html, /PlantsByWebSphere/some/path/afile.html). --> <http_classification_info uri="*.html" transaction_class="HTChtml" /> </http_classification_info> </http_classification_info> <!-- The following classification element defines a transaction_class, "HTC80", for all HTTP requests received on port "80". The host attribute is not defined; thus, this element matches any host. --> <http_classification_info port="80" transaction_class="HTC80" dispatch_timeout="60" timeout_recovery="servant" message_tag="vanilla" /> </InboundClassification> <!-- MDB Classification Rules --> <InboundClassification type="mdb" schema_version="1.0" default_transaction_class="mdbdflt"> <!-- Endpoint for LP 1414, skLP1, for MDB Plan 'A' Test --> <endpoint type="messagelistenerport" name="skLP1" defaultclassification="lp1dft" description="Endpoint for LP 1414, skLP1, for MDB Plan 'A' Test"> <classificationentry selector="JMSCorrelationID='TestCase1'" classification="lp1s1" description="New MDB Sample, TestCase1" cputimeused_limit="200101" request_timeout="20" dispatch_timeout="30" dpm_interval="0" queue_timeout_percent="20" stalled_thread_dump_action="traceback" /> </endpoint> </InboundClassification> <!-- SIB Classification Rules --> <SibClassification type="jmsra" schema_version="1.0" default_transaction_class="Dclass"> <sib_classification_info transaction_class="Tclass" bus="testbus" destination="themoon" description="test1" dispatch_timeout="30" queue_timeout_percent="20" request_timeout="20" stalled_thread_dump_action="traceback" cputimeused_limit="200101" cputimeused_dump_action="traceback" dpm_interval="0" dpm_dump_action="traceback" classification_only_trace="1" message_tag="sibreqst" /> </SibClassification> </Classification>
DTD:
以下の DTD は、前記のワークロード種別文書のサンプルで使用されたエレメントおよび属性を定義します。
<?xml version='1.0' encoding="UTF-8"?> <!ELEMENT Classification (InboundClassification|SibClassification|WMQRAClassification)+> <!ATTLIST Classification schema_version CDATA #REQUIRED> <!ELEMENT InboundClassification ((iiop_classification_info*|http_classification_info*|endpoint*|ola_classification_info*))> <!ATTLIST InboundClassification type (iiop|mdb|http|internal|sip|ola) #REQUIRED> <!ATTLIST InboundClassification default_transaction_class CDATA #REQUIRED> <!ATTLIST InboundClassification schema_version CDATA #REQUIRED> <!ATTLIST InboundClassification default_iiop_application_name CDATA #IMPLIED> <!ATTLIST InboundClassification default_iiop_module_name CDATA #IMPLIED> <!ATTLIST InboundClassification default_iiop_component_name CDATA #IMPLIED> <!ELEMENT iiop_classification_info (iiop_classification_info*)> <!-- inputs --> <!ATTLIST iiop_classification_info activity_workload_classification CDATA #IMPLIED> <!ATTLIST iiop_classification_info application_name CDATA #IMPLIED> <!ATTLIST iiop_classification_info component_name CDATA #IMPLIED> <!ATTLIST iiop_classification_info description CDATA #IMPLIED> <!ATTLIST iiop_classification_info method_name CDATA #IMPLIED> <!ATTLIST iiop_classification_info module_name CDATA #IMPLIED> <!-- outputs --> <!ATTLIST iiop_classification_info transaction_class CDATA #IMPLIED> <!ATTLIST iiop_classification_info dispatch_timeout CDATA #IMPLIED> <!-- control_region_wlm_dispatch_timeout --> <!ATTLIST iiop_classification_info queue_timeout_percent CDATA #IMPLIED> <!-- control_region_iiop_queue_timeout_percent --> <!ATTLIST iiop_classification_info request_timeout CDATA #IMPLIED> <!-- com.ibm.CORBA.RequestTimeout --> <!ATTLIST iiop_classification_info stalled_thread_dump_action (none|svcdump|javacore|heapdump|traceback|javatdump) #IMPLIED> <!-- server_region_iiop_stalled_thread_dump_action --> <!ATTLIST iiop_classification_info cputimeused_limit CDATA #IMPLIED> <!-- server_region_request_cputimeused_limit --> <!ATTLIST iiop_classification_info cputimeused_dump_action (none|svcdump|javacore|heapdump|traceback|javatdump) #IMPLIED> <!-- server_region_cputimeused_dump_action --> <!ATTLIST iiop_classification_info dpm_interval CDATA #IMPLIED> <!-- MODIFY [JOBNAME],DPM,IIOP= --> <!ATTLIST iiop_classification_info dpm_dump_action (none|svcdump|javacore|heapdump|traceback|javatdump) #IMPLIED> <!-- server_region_dpm_dump_action --> <!ATTLIST iiop_classification_info SMF_request_activity_enabled (0|1) #IMPLIED> <!-- server_SMF_request_activity_enabled --> <!ATTLIST iiop_classification_info SMF_request_activity_timestamps (0|1) #IMPLIED> <!-- server_SMF_request_activity_timestamps --> <!ATTLIST iiop_classification_info SMF_request_activity_security (0|1) #IMPLIED> <!-- server_SMF_request_activity_security --> <!ATTLIST iiop_classification_info SMF_request_activity_CPU_detail (0|1) #IMPLIED> <!-- server_SMF_request_activity_CPU_detail --> <!ATTLIST iiop_classification_info classification_only_trace (0|1) #IMPLIED> <!ATTLIST iiop_classification_info message_tag CDATA #IMPLIED> <!ELEMENT endpoint (classificationentry*)> <!ATTLIST endpoint defaultclassification CDATA #REQUIRED> <!ATTLIST endpoint name CDATA #REQUIRED> <!ATTLIST endpoint type (messagelistenerport) #REQUIRED> <!ATTLIST endpoint description CDATA #IMPLIED> <!ELEMENT classificationentry EMPTY> <!-- inputs --> <!ATTLIST classificationentry selector CDATA #REQUIRED> <!ATTLIST classificationentry description CDATA #IMPLIED> <!-- outputs --> <!ATTLIST classificationentry classification CDATA #REQUIRED> <!ATTLIST classificationentry dispatch_timeout CDATA #IMPLIED> <!-- control_region_mdb_request_timeout --> <!ATTLIST classificationentry queue_timeout_percent CDATA #IMPLIED> <!-- control_region_mdb_queue_timeout_percent --> <!ATTLIST classificationentry request_timeout CDATA #IMPLIED> <!-- com.ibm.CORBA.RequestTimeout --> <!ATTLIST classificationentry stalled_thread_dump_action (none|svcdump|javacore|heapdump|traceback|javatdump) #IMPLIED> <!-- server_region_mdb_stalled_thread_dump_action --> <!ATTLIST classificationentry cputimeused_limit CDATA #IMPLIED> <!-- server_region_request_cputimeused_limit --> <!ATTLIST classificationentry cputimeused_dump_action (none|svcdump|javacore|heapdump|traceback|javatdump) #IMPLIED> <!-- server_region_cputimeused_dump_action --> <!ATTLIST classificationentry dpm_interval CDATA #IMPLIED> <!-- MODIFY [JOBNAME],DPM,IIOP= --> <!ATTLIST classificationentry dpm_dump_action (none|svcdump|javacore|heapdump|traceback|javatdump) #IMPLIED> <!-- server_region_dpm_dump_action --> <!ATTLIST classificationentry SMF_request_activity_enabled (0|1) #IMPLIED> <!-- server_SMF_request_activity_enabled --> <!ATTLIST classificationentry SMF_request_activity_timestamps (0|1) #IMPLIED> <!-- server_SMF_request_activity_timestamps --> <!ATTLIST classificationentry SMF_request_activity_security (0|1) #IMPLIED> <!-- server_SMF_request_activity_security --> <!ATTLIST classificationentry SMF_request_activity_CPU_detail (0|1) #IMPLIED> <!-- server_SMF_request_activity_CPU_detail --> <!ATTLIST classificationentry classification_only_trace (0|1) #IMPLIED> <!ATTLIST classificationentry message_tag CDATA #IMPLIED> <!ELEMENT http_classification_info (http_classification_info*)> <!-- inputs --> <!ATTLIST http_classification_info host CDATA #IMPLIED> <!ATTLIST http_classification_info port CDATA #IMPLIED> <!ATTLIST http_classification_info uri CDATA #IMPLIED> <!ATTLIST http_classification_info description CDATA #IMPLIED> <!ATTLIST http_classification_info transaction_class CDATA #IMPLIED> <!-- outputs --> <!ATTLIST http_classification_info dispatch_timeout CDATA #IMPLIED> <!-- protocol_http_timeout_output --> <!ATTLIST http_classification_info queue_timeout_percent CDATA #IMPLIED> <!-- control_region_http_queue_timeout_percent --> <!ATTLIST http_classification_info request_timeout CDATA #IMPLIED> <!-- com.ibm.CORBA.RequestTimeout --> <!ATTLIST http_classification_info stalled_thread_dump_action (none|svcdump|javacore|heapdump|traceback|javatdump) #IMPLIED> <!-- server_region_http_stalled_thread_dump_action --> <!ATTLIST http_classification_info cputimeused_limit CDATA #IMPLIED> <!-- server_region_request_cputimeused_limit --> <!ATTLIST http_classification_info cputimeused_dump_action (none|svcdump|javacore|heapdump|traceback|javatdump) #IMPLIED> <!-- server_region_cputimeused_dump_action --> <!ATTLIST http_classification_info dpm_interval CDATA #IMPLIED> <!-- MODIFY [JOBNAME],DPM,HTTP= --> <!ATTLIST http_classification_info dpm_dump_action (none|svcdump|javacore|heapdump|traceback|javatdump) #IMPLIED> <!-- server_region_dpm_dump_action --> <!ATTLIST http_classification_info SMF_request_activity_enabled (0|1) #IMPLIED> <!-- server_SMF_request_activity_enabled --> <!ATTLIST http_classification_info SMF_request_activity_timestamps (0|1) #IMPLIED> <!-- server_SMF_request_activity_timestamps --> <!ATTLIST http_classification_info SMF_request_activity_security (0|1) #IMPLIED> <!-- server_SMF_request_activity_security --> <!ATTLIST http_classification_info SMF_request_activity_CPU_detail (0|1) #IMPLIED> <!-- server_SMF_request_activity_CPU_detail --> <!ATTLIST http_classification_info classification_only_trace (0|1) #IMPLIED> <!ATTLIST http_classification_info message_tag CDATA #IMPLIED> <!ATTLIST http_classification_info timeout_recovery (servant|session) #IMPLIED> <!-- protocol_http_timeout_output_recovery --> <!ELEMENT ola_classification_info (ola_classification_info*)> <!ATTLIST ola_classification_info transaction_class CDATA #IMPLIED> <!ATTLIST ola_classification_info propagate_transaction_name (true|false) #IMPLIED> <!ATTLIST ola_classification_info service_name CDATA #IMPLIED> <!ATTLIST ola_classification_info description CDATA #IMPLIED> <!ATTLIST ola_classification_info dispatch_timeout CDATA #IMPLIED> <!-- control_region_wlm_dispatch_timeout --> <!ATTLIST ola_classification_info queue_timeout_percent CDATA #IMPLIED> <!-- control_region_iiop_queue_timeout_percent --> <!ATTLIST ola_classification_info request_timeout CDATA #IMPLIED> <!-- com.ibm.CORBA.RequestTimeout --> <!ATTLIST ola_classification_info stalled_thread_dump_action (none|svcdump|javacore|heapdump|traceback|javatdump) #IMPLIED> <!-- server_region_iiop_stalled_thread_dump_action --> <!ATTLIST ola_classification_info cputimeused_limit CDATA #IMPLIED> <!-- server_region_request_cputimeused_limit --> <!ATTLIST ola_classification_info cputimeused_dump_action (none|svcdump|javacore|heapdump|traceback|javatdump) #IMPLIED> <!-- server_region_cputimeused_dump_action --> <!ATTLIST ola_classification_info dpm_interval CDATA #IMPLIED> <!-- MODIFY [JOBNAME],DPM,IIOP= --> <!ATTLIST ola_classification_info dpm_dump_action (none|svcdump|javacore|heapdump|traceback|javatdump) #IMPLIED> <!-- server_region_dpm_dump_action --> <!ATTLIST ola_classification_info SMF_request_activity_enabled (0|1) #IMPLIED> <!-- server_SMF_request_activity_enabled --> <!ATTLIST ola_classification_info SMF_request_activity_timestamps (0|1) #IMPLIED> <!-- server_SMF_request_activity_timestamps --> <!ATTLIST ola_classification_info SMF_request_activity_security (0|1) #IMPLIED> <!-- server_SMF_request_activity_security --> <!ATTLIST ola_classification_info SMF_request_activity_CPU_detail (0|1) #IMPLIED> <!-- server_SMF_request_activity_CPU_detail --> <!ATTLIST ola_classification_info classification_only_trace (0|1) #IMPLIED> <!ATTLIST ola_classification_info message_tag CDATA #IMPLIED> <!ELEMENT SibClassification (sib_classification_info+)> <!ATTLIST SibClassification type (jmsra|destinationmediation) #REQUIRED> <!ATTLIST SibClassification default_transaction_class CDATA #REQUIRED> <!ATTLIST SibClassification schema_version CDATA #REQUIRED> <!ELEMENT sib_classification_info EMPTY> <!-- inputs --> <!ATTLIST sib_classification_info selector CDATA #IMPLIED> <!ATTLIST sib_classification_info bus CDATA #IMPLIED> <!ATTLIST sib_classification_info destination CDATA #IMPLIED> <!ATTLIST sib_classification_info discriminator CDATA #IMPLIED> <!ATTLIST sib_classification_info description CDATA #IMPLIED> <!-- outputs --> <!ATTLIST sib_classification_info transaction_class CDATA #REQUIRED> <!ATTLIST sib_classification_info dispatch_timeout CDATA #IMPLIED> <!-- control_region_wlm_dispatch_timeout --> <!ATTLIST sib_classification_info queue_timeout_percent CDATA #IMPLIED> <!-- control_region_iiop_queue_timeout_percent --> <!ATTLIST sib_classification_info request_timeout CDATA #IMPLIED> <!-- com.ibm.CORBA.RequestTimeout --> <!ATTLIST sib_classification_info stalled_thread_dump_action (none|svcdump|javacore|heapdump|traceback|javatdump) #IMPLIED> <!-- server_region_iiop_stalled_thread_dump_action --> <!ATTLIST sib_classification_info cputimeused_limit CDATA #IMPLIED> <!-- server_region_request_cputimeused_limit --> <!ATTLIST sib_classification_info cputimeused_dump_action (none|svcdump|javacore|heapdump|traceback|javatdump) #IMPLIED> <!-- server_region_cputimeused_dump_action --> <!ATTLIST sib_classification_info dpm_interval CDATA #IMPLIED> <!-- MODIFY [JOBNAME],DPM,IIOP= --> <!ATTLIST sib_classification_info dpm_dump_action (none|svcdump|javacore|heapdump|traceback|javatdump) #IMPLIED> <!-- server_region_dpm_dump_action --> <!ATTLIST sib_classification_info SMF_request_activity_enabled (0|1) #IMPLIED> <!-- server_SMF_request_activity_enabled --> <!ATTLIST sib_classification_info SMF_request_activity_timestamps (0|1) #IMPLIED> <!-- server_SMF_request_activity_timestamps --> <!ATTLIST sib_classification_info SMF_request_activity_security (0|1) #IMPLIED> <!-- server_SMF_request_activity_security --> <!ATTLIST sib_classification_info SMF_request_activity_CPU_detail (0|1) #IMPLIED> <!-- server_SMF_request_activity_CPU_detail --> <!ATTLIST sib_classification_info classification_only_trace (0|1) #IMPLIED> <!ATTLIST sib_classification_info message_tag CDATA #IMPLIED> <!ELEMENT WMQRAClassification (wmqra_classification_info+)> <!ATTLIST WMQRAClassification default_transaction_class CDATA #REQUIRED> <!ATTLIST WMQRAClassification schema_version CDATA #REQUIRED> <!ELEMENT wmqra_classification_info EMPTY> <!-- inputs --> <!ATTLIST wmqra_classification_info selector CDATA #IMPLIED> <!ATTLIST wmqra_classification_info queue_manager CDATA #IMPLIED> <!ATTLIST wmqra_classification_info destination CDATA #IMPLIED> <!ATTLIST wmqra_classification_info description CDATA #IMPLIED> <!-- outputs --> <!ATTLIST wmqra_classification_info transaction_class CDATA #REQUIRED> <!ATTLIST wmqra_classification_info dispatch_timeout CDATA #IMPLIED> <!-- control_region_wlm_dispatch_timeout --> <!ATTLIST wmqra_classification_info queue_timeout_percent CDATA #IMPLIED> <!-- control_region_iiop_queue_timeout_percent --> <!ATTLIST wmqra_classification_info request_timeout CDATA #IMPLIED> <!-- com.ibm.CORBA.RequestTimeout --> <!ATTLIST wmqra_classification_info stalled_thread_dump_action (none|svcdump|javacore|heapdump|traceback|javatdump) #IMPLIED> <!-- server_region_iiop_stalled_thread_dump_action --> <!ATTLIST wmqra_classification_info cputimeused_limit CDATA #IMPLIED> <!-- server_region_request_cputimeused_limit --> <!ATTLIST wmqra_classification_info cputimeused_dump_action (none|svcdump|javacore|heapdump|traceback|javatdump) #IMPLIED> <!-- server_region_cputimeused_dump_action --> <!ATTLIST wmqra_classification_info dpm_interval CDATA #IMPLIED> <!-- MODIFY [JOBNAME],DPM,IIOP= --> <!ATTLIST wmqra_classification_info dpm_dump_action (none|svcdump|javacore|heapdump|traceback|javatdump) #IMPLIED> <!-- server_region_dpm_dump_action --> <!ATTLIST wmqra_classification_info SMF_request_activity_enabled (0|1) #IMPLIED> <!-- server_SMF_request_activity_enabled --> <!ATTLIST wmqra_classification_info SMF_request_activity_timestamps (0|1) #IMPLIED> <!-- server_SMF_request_activity_timestamps --> <!ATTLIST wmqra_classification_info SMF_request_activity_security (0|1) #IMPLIED> <!-- server_SMF_request_activity_security --> <!ATTLIST wmqra_classification_info SMF_request_activity_CPU_detail (0|1) #IMPLIED> <!-- server_SMF_request_activity_CPU_detail --> <!ATTLIST wmqra_classification_info classification_only_trace (0|1) #IMPLIED> <!ATTLIST wmqra_classification_info message_tag CDATA #IMPLIED>
HTTP インバウンド要求の分類例:
RAS 属性を含む前記の z/OS ワークロード種別文書のサンプルでは以下の HTTP 要求を使用します。
http://my.server.com:8080/PlantsByWebSphere/plants/newOrder.html
この要求は HTTP 要求であるため、アプリケーション・サーバーは、http_classification_info エレメントのみをスキャンします。アプリケーション・サーバーは、ワークロード種別ファイル内での順序でエレメントをスキャンします。
<http_classification_info
host="my.server.com"
port="8080"
transaction_class="HTC8080"
dispatch_timeout="100"
queue_timeout_percent="98"
timeout_recovery="session"
stalled_thread_dump_action="javacore">
このエレメントには、host="my.server.com" と port="8080" という入力属性と値があります。これらの属性はインバウンド HTTP 要求と一致するため、アプリケーション・サーバーはこのエレメントに下降して、子のノードを比較します。アプリケーション・サーバーは、以下の子エレメントを見つけます。 <http_classification_info
uri="/PlantsByWebSphere/*"
message_tag="plantsbw">
この子エレメントは、uri="/PlantsByWebSphere/*" という入力属性と値を定義します。これは、インバウンド要求の URI と一致します。アプリケーション・サーバーは、このエレメントの子をスキャンします。アプリケーション・サーバーは、次のような最初の子エレメントを検出します。
<http_classification_info
uri="*.jpg"
transaction_class="HTCPjpg"
dispatch_timeout="10"
/>
この子エレメントには、uri="*.jpg" の属性と値が含まれています。この属性/値のペアは入力 URI と一致しないため、アプリケーション・サーバーは次の子エレメントに移動します。アプリケーション・サーバーは、以下の 2 番目の子エレメントを見つけます。 <http_classification_info
uri="*.html"
transaction_class="HTChtml"
/>
この子エレメントには、uri="*.html" の属性と値が含まれています。これは入力 URI と一致します。dispatch_timeout="100"
queue_timeout_percent="98"
timeout_recovery="session"
stalled_thread_dump_action="javacore"
message_tag="plantsbw"
transaction_class="HTChtml"
アプリケーション・サーバーは、ワークロード種別ファイルに定義されていないすべての RAS 属性をサーバー全体の構成から読み取り、それらを要求に割り当てます。関係するサーバー全体の構成プロパティーは、種別データをオーバーライドしたものを含めて、以下のリストに示しています。 protocol_http_timeout_output -- overridden by dispatch_timeout
control_region_http_queue_timeout_percent -- overridden by queue_timeout_percent
com.ibm.CORBA.RequestTimeout
server_region_http_stalled_thread_dump_action -- overridden by stalled_thread_dump_action
server_region_request_cputimeused_limit server_region_cputimeused_dump_action
server_region_dpm_dump_action server_SMF_request_activity_enabled server_SMF_request_activity_timestamps server_SMF_request_activity_CPU_detail protocol_http_timeout_output_recovery -- overridden by timeout_recovery
種別データでオーバーライドされないサーバー全体の構成プロパティーの場合、要求にサーバー全体のプロパティー値が継承されます。IIOP インバウンド要求の分類例:
RAS 属性を含む前記の z/OS ワークロード種別文書のサンプルでは以下の IIOP 要求を使用します。
アプリケーション EJBApp2 からのモジュール MyEJB2b.jar 内の MyEJB2bBean.someMethod() に対する IIOP インバウンド要求。
<iiop_classification_info
application_name="EJBApp1"
transaction_class="TC1"
message_tag="EJBApp1">
このエレメントには application_name="EJBApp1" という入力属性と値があります。application_name 属性のアプリケーション名 EJBApp1 は、インバウンド要求のアプリケーション名 EJBApp2 と一致しません。したがって、アプリケーション・サーバーはこの classification エレメントとその子エレメントをすべてスキップして、次のエレメントに移ります。アプリケーション・サーバーは、以下に示す次のエレメントを見つけます。 <iiop_classification_info
application_name="EJBApp2"
dispatch_timeout="15"
message_tag="EJBApp2">
このエレメントには application_name="EJBApp2" という入力属性と値があります。この属性/値のペアはインバウンド要求のアプリケーション名を一致するため、スキャナーはこのエレメントに下降します。アプリケーション・サーバーは、次のような最初の子エレメントを検出します。
<iiop_classification_info
module_name="MyEJB2a.jar"
transaction_class="TC2a"
/>
このエレメントには、module_name="MyEJB2a.jar" という入力属性と値があります。この属性/値のペアはインバウンド要求の MyEJB2b.jar モジュール名と一致しないため、アプリケーション・サーバーは次の子エレメントをスキャンします。<iiop_classification_info
module_name="MyEJB2b.jar"
transaction_class="TC2b"
/>
このエレメントには、module_name="MyEJB2b.jar" という属性と値があります。module_name 属性のモジュール名 MyEJB2b.jar は、インバウンド要求のモジュール名と一致します。それ以上子エレメントが存在しないため、アプリケーション・サーバーは、要求をこのエレメントに分類します。この要求では、このエレメントとそのすべての祖先エレメントからすべての出力属性が継承されます。以下の属性/値のペアは、アプリケーション・サーバーが要求に割り当てる出力属性/値のペアの完全なリストです。 dispatch_timeout="15"
message_tag="EJBApp2"
transaction_class="TC2b"
アプリケーション・サーバーは、ワークロード種別ファイルに定義されていないすべての RAS 属性をサーバー全体の構成から読み取り、それらを要求に割り当てます。関係するサーバー全体の構成プロパティーは、種別データをオーバーライドしたものを含めて、以下のリストに示しています。 control_region_wlm_dispatch_timeout -- overridden by dispatch_timeout
control_region_iiop_queue_timeout_percent
com.ibm.CORBA.RequestTimeout
server_region_iiop_stalled_thread_dump_action
server_region_request_cputimeused_limit server_region_cputimeused_dump_action
server_region_dpm_dump_action server_SMF_request_activity_enabled server_SMF_request_activity_timestamps server_SMF_request_activity_CPU_detail
種別データでオーバーライドされないサーバー全体の構成プロパティーの場合、要求にサーバー全体のプロパティー値が継承されます。