ディスカバリーおよび障害の検出設定
このページを使用して、コア・グループのディスカバリーおよび障害の検出設定を構成します。これらの設定を使用すると、コア・グループ・メンバーの正常性をモニターできます。ディスカバリー・プロトコルは、コア・グループのコア・グループ・メンバー間のネットワーク接続を確立します。 障害検出プロトコルは、確立されたネットワーク接続をモニターします。 デフォルトのディスカバリー・プロトコルおよびデフォルトの障害検出プロトコルはいずれも、すべての開始したコア・グループ・メンバー上で定期的にスケジュールされた間隔で実行されます。
この管理コンソール・ページを表示するには、
とクリックします。次に、「追加プロパティー」セクションで をクリックします。デフォルトのプロトコル・プロバイダーを使用します
製品で提供されるデフォルトのディスカバリー・プロトコルおよび障害検出プロトコルを使用する場合は、このオプションを選択します。
ディスカバリー期間
デフォルトのディスカバリー・プロトコルが、未接続のコア・グループ・メンバーのセットを再計算し、 それらのメンバーへの接続のオープンを試行するまでに待機する時間を秒単位で指定します。この値を少なくすることで、コア・グループ・メンバーの検出が向上する場合があります。 ただし、この値を小さくすると、デフォルトのディスカバリー・プロトコルが他のシステム・リソースも消費するため、パフォーマンスが影響を受ける場合があります。
このプロパティーの値を指定できるのは、
を選択した場合に限ります。デフォルト値は 60 秒です。
ハートビート伝送期間
障害検出ハートビートの時間間隔を、ミリ秒単位で指定します。 デフォルトの障害検出プロトコルは、指定された制限時間内に 1 回ハートビートを送信することで、コア・グループ・メンバーがアクティブかどうかを判別します。ハートビートの時間間隔を大きくすると、CPU などのシステム・リソースの使用が減少する場合があります。しかし、ハートビートの時間間隔を短くすると、障害が発生したコア・グループ・メンバーの検出が早くなる可能性があります。
このプロパティーの値を指定できるのは、
を選択した場合に限ります。デフォルト値は 30000 ミリ秒です。
ハートビート伝送のタイムアウト期間
ハートビートのタイムアウトとなる時間を、ミリ秒単位で指定します。 この値は、
プロパティーに指定された値の整数倍でなければなりません。例えば、「ハートビート伝送期間」プロパティーを 30000 に設定した場合、「ハートビート伝送のタイムアウト期間」プロパティーに指定する値は n x 30000 である必要があります。ここで n は、正整数を示します。このプロパティーの値を指定できるのは、
を選択した場合に限ります。デフォルト値は 180000 ミリ秒です。
代替プロトコル・プロバイダーを使用します
このオプションを選択するのは、デフォルトのディスカバリー・プロトコルおよび障害検出プロトコルの代わりに、この製品で提供される代替プロトコル・プロバイダーを使用する場合です。
このオプションを選択するのは、この製品を実行するプラットフォーム上に代替プロトコル・プロバイダーがある場合に限ります。
![[z/OS]](../images/ngzos.gif)
ファクトリー・クラス名
オプションを選択すると、代替プロトコル・プロバイダーの作成に使用するファクトリーの完全修飾クラス名を指定する必要があります。
z/OS で使用できる、代替プロトコル・プロバイダーの作成に使用するファクトリーの完全修飾クラス名は、 com.ibm.ws.xcf.groupservices.LivenessPluginZoSFactory です。
z/OS® システム間カップリング・ファシリティー (XCF) ベースのプロトコル・プロバイダーを代替プロトコル・プロバイダーとして指定すると、すべてのコア・グループ・メンバーのモニター・サービスを設定し、各グループ・メンバー・アドレス・スペースをモニターするほか、メンバー・アドレス・スペースがシャットダウンまたは終了するごとに HA マネージャーに通知する XCF グループが作成されます。