以下のステップは、接続ファクトリーの手動構成に役立ちます。
始める前に
eim.jar ファイルおよび
jt400.jar ファイルを構成します。
このタスクについて
eim.jar ファイルおよび
jt400.jar ファイルを構成すると、
接続ファクトリーを手動で構成するか、または自動的に構成するかを選択することができます。
接続ファクトリーの自動構成を選択する場合、
詳しくは、
接続ファクトリーの自動構成を選択してください。以下のステップを実行して、Java
2 Connector (J2C) 認証データ、リソース・アダプター、および接続ファクトリーを手動で構成します。
手順
- Java 2 Connector (J2C) 認証データを構成します。
- WebSphere® Application Server 管理コンソールで、「セキュリティー」>「グローバル・セキュリティー」とクリックします。
- 「Java Authentication
and Authorization Service」の下の「J2C 認証データ」>「新規」とクリックします。
- 各必須フィールドに値を指定します。 ユーザー ID (cn=administrator など) およびパスワード
の値は、接続ファクトリーにより使用され、Enterprise Identity Mapping (EIM) データを含む Lightweight Directory Access
Protocol (LDAP) サーバーにバインドされます。
- 「OK」をクリックします。
- リソース・アダプターを構成します。
- WebSphere Application Server
管理コンソールで、「リソース」>「リソース・アダプター」>「リソース・アダプター」とクリックします。
- リソース・アダプターをインストールするノードを選択します。
- 「適用」をクリックします。
- 「RAR のインストール」をクリックします。
- ドライブを iSeries サーバーにマップしてある場合は「ローカル・パス (Local path)」を選択します。
そうでない場合は、「サーバー・パス」を選択します。
- パス名を指定するか、idTokenRA.JCA15.rar RAR ファイルのパス名をブラウズします。
- 「次へ」をクリックします。
- 「名前」フィールドで、アダプターの名前を指定します。 例えば、identitytoken のように指定します。
- 「OK」をクリックします。
- 接続ファクトリーを構成します。
- 「リソース・アダプター」パネルで、新規に作成したリソース・アダプターの名前をクリックします。
- 「追加プロパティー」の下の「J2C 接続ファクトリー」>「新規」とクリックします。
- 「名前」フィールドで、接続ファクトリーの名前を指定します。 例えば、idtokenconnection のように指定します。
- 「Java
Naming and Directory Interface (JNDI) 名
(Java Naming
and Directory Interface (JNDI) name)」フィールドで、eis/IdentityToken を指定します。 この名前は、サンプル・アプリケーションのデプロイメント中に使用した JNDI 名と一致する必要があります。この名前は、参照バインディングに使用されます。
- 「コンポーネント管理認証別名」フィールドおよび「コンテナー管理認証別名」フィールドで、以前に作成した認証データを選択します。
- 「Mapping-configuration alias」フィールドで、DefaultPrincipalMapping を選択します。
- 「適用」をクリックします。
- 「追加プロパティー」の下の「カスタム・プロパティー」をクリックします。 カスタム・プロパティーは接続ファクトリーにより使用され、EIM コントローラーと通信します。カスタム・プロパティーの記述を参照して、
プロパティーが必須か、または任意かを判別します。詳しくは、Enterprise Identity Mapping 識別トークン接続ファクトリーのパラメーターを参照してください。
このプロパティー値を設定するには、
以下のステップを実行します。
- カスタム・プロパティーの名前をクリックします。
- 「値」フィールドにプロパティーの値を入力します。
- 「OK」をクリックします。
- 構成の変更を保存します。
- 「System administration」を展開して、「Save Changes to Master Repository」をクリックします。
- 「保存」をクリックします。
タスクの結果
接続ファクトリーを手動で構成しました。
次のタスク
構成の変更を保存すると、EIM サンプル・アプリケーションを WebSphere Application Server 環境にデプロイすることができます。サンプル・アプリケーション内で使用されているソース・コード・ファイルは、
独自のアプリケーションを作成するためのモデルとして使用することができます。詳しくは、
Enterprise Identity Mapping サンプル・アプリケーションのデプロイを参照してください。