例外の管理
さまざまな例外が発生する可能性があります。別の指示がない限り、すべての例外は RuntimeException を継承するため、未チェックになります。
手順
- XProcessException を管理します。
各言語ごとに仕様に記述されているように、この例外は、式、照会、またはスタイルシートを作成または実行するときにプロセッサーがリカバリー不能エラーを検出した場合に発生します。
作成時に複数のエラーがあると、プロセッサーはすべてのエラーの報告を試みます。さらに、作成の終了時、あるいは続行不可能なポイントに達した場合に XProcessException のみを生成します。 一方、実行時では、最初のエラーによって XProcessException が生じ、実行が終了します。
一般に、式、照会、またはスタイルシートが構文的にも 意味的にも有効であり、また処理を行うという意味でさまざまな型の入力文書に対しても有効である場合、 XProcessExceptions は発生するべきではありません。
XProcessException は、終了属性の結果が "yes" の場合に XSLT メッセージの説明にも表示されます。
これは、処理エラーとその他のメッセージを取り扱うためのデフォルトの動作です。 作成時または実行時のいずれでも、アプリケーションはこのデフォルトの動作を変更するように XMessageHandler インターフェースの実装を登録できます。
- XViewException を管理します。
この例外は、あるアトミックな項目に対して XNodeView メソッドの 1 つを呼び出すなど、XML API 自体の使用に誤りがある場合に表示されます。
この例外が起こりうる時機について、詳しくは API 資料を参照してください。
- NullPointerException を管理します。
この例外は、例えば XStaticContext declareNamespace メソッドにヌルのプレフィックスまたは名前空間を渡すなど、ヌルが許可されていない API メソッドにヌル値が渡されたときに表示されます。
この例外が起こりうる時機について、詳しくは XML API 資料を参照してください。
- IllegalArgumentException を管理します。
この例外は、 定義済みの設定値以外の値を使用して XStaticContext setXPathCompatibilityMode メソッドを呼び出すなど、 無効値が API メソッドに渡されたときに表示されます。
この例外が起こりうる時機について、詳しくは XML API 資料を参照してください。
- XFactory.newInstance によって生成された例外を管理します。 XFactory クラスの newInstance メソッドは、XFactory 実装をロードし、 新規インスタンスを作成します。そのため、以下のいずれかのチェック例外が発生する可能性があります。
- ClassNotFoundException
- IllegalAccessException
- InstantiationException


http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-nd-mp&topic=txml_exceptions
ファイル名:txml_exceptions.html