サーバー照会スクリプト

スクリプト・ライブラリーでは、サーバーの構成を自動化する複数のスクリプト・プロシージャーが利用可能です。アプリケーション・サーバー構成を照会するスクリプトの使用法を参照してください。各スクリプトを個別に実行することも、いくつかのプロシージャーを組み合わせて、ご使用の環境に合わせたカスタム自動化スクリプトを作成することもできます。

すべてのサーバー管理スクリプト・プロシージャーは、app_server_root/scriptLibraries/servers/V70 ディレクトリーにあります。 以下のスクリプト・プロシージャーを使用して、アプリケーション・サーバーの構成を照会します。

checkIfServerExists

このスクリプトは、対象のサーバーが構成内に存在しているかどうかを確認します。 スクリプトを実行するには、以下の表に定義されているとおりに、ノード名とサーバー名の引数を指定します。
表 1. checkIfServerExists 引数の説明. サーバーが存在するかどうかをチェックするには、このスクリプトを実行します。
引数 説明
nodeName 対象のノードの名前を指定します。
serverName 対象のサーバーの名前を指定します。

構文

AdminServerManagement.checkIfServerExists(nodeName, serverName)

使用例

AdminServerManagement.checkIfServerExists("myNode", "myServer")

checkIfServerTemplateExists

このスクリプトは、対象のサーバー・テンプレートが構成内に存在しているかどうかを確認します。 このスクリプトを実行するには、以下の表に定義されているとおりに、テンプレート名の引数を指定します。
表 2. checkIfServerTemplateExists 引数の説明. テンプレートが存在するかどうかをチェックするには、このスクリプトを実行します。
引数 説明
templateName 対象のサーバー・テンプレートの名前を指定します。

構文

AdminServerManagement.checkIfServerTemplateExists(templateName)

使用例

AdminServerManagement.checkIfServerTemplateExists("newServer")

getJavaHome

このスクリプトは、Java™ ホームの値を表示します。スクリプトを実行するには、以下の表に定義されているとおりに、ノード名とサーバー名の引数を指定します。
表 3. getJavaHome 引数の説明. Java ホームの値をチェックするには、このスクリプトを実行します。
引数 説明
nodeName 対象のノードの名前を指定します。
serverName 対象のサーバーの名前を指定します。

構文

AdminServerManagement.getJavaHome(nodeName, serverName)

使用例

AdminServerManagement.getJavaHome("myNode", "myServer")

getServerProcessType

このスクリプトは、特定のサーバーのサーバー・プロセスのタイプを表示します。 このスクリプトを実行するには、以下の表に定義されているとおりに、対象となるサーバーのノード名とサーバー名の引数を指定します。
表 4. getServerProcessType 引数の説明. サーバー・プロセスのタイプをチェックするには、このスクリプトを実行します。
引数 説明
nodeName 対象のノードの名前を指定します。
serverName 対象のサーバーの名前を指定します。

構文

AdminServerManagement.getServerProcessType(nodeName, serverName)

使用例

AdminServerManagement.getServerProcessType("myNode", "server1")

getServerPID

このスクリプトは、特定のターゲットの実行中のサーバー・プロセス ID を表示します。 このスクリプトを実行するには、以下の表に定義されているとおりに、対象となるサーバーのノード名とサーバー名の引数を指定します。
表 5. getServerPID 引数の説明. 実行中のサーバー・プロセス ID をチェックするには、このスクリプトを実行します。
引数 説明
nodeName 対象のノードの名前を指定します。
serverName 対象のサーバーの名前を指定します。

構文

AdminServerManagement.getServerPID(nodeName, serverName)

使用例

AdminServerManagement.getServerPID("myNode", "server1")

help

このスクリプトは、 AdminServerManagement スクリプト・ライブラリーがサポートしているスクリプト・プロシージャーを表示します。 特定のスクリプトの詳細なヘルプを表示するには、以下の表に定義されているとおりに、対象のスクリプトの名前を指定します。
表 6. help 引数の説明. ヘルプを参照するには、このスクリプトを実行します。
引数 説明
scriptName 対象のスクリプトの名前を指定します。

構文

AdminServerManagement.help(scriptName)

使用例

AdminServerManagement.help("getServerProcessType")

listJVMProperties

このスクリプトは、Java 仮想マシン (JVM) の構成に関連付けられているプロパティーを表示します。 このスクリプトを実行するには、以下の表に定義されているとおりに、ノード名、サーバー名、および対象の JVM プロパティー (省略可) を指定します。
表 7. listJVMProperties 引数の説明. JVM プロパティーをチェックするには、このスクリプトを実行します。
引数 説明
nodeName 希望に応じて、対象のノードの名前を指定します。
serverName 希望に応じて、対象のサーバーの名前を指定します。
JVMProperty オプションで、照会する JVM プロパティーを指定します。

構文

AdminServerManagement.listJVMProperties(nodeName, serverName, JVMProperty)

使用例

AdminServerManagement.listJVMProperties("myNode", "myServer", "")

listServers

このスクリプトは、構成内に存在しているサーバーを表示します。 希望に応じて、以下の表に定義されているとおりに、特定の有効範囲について、照会するノード名またはサーバー・タイプを指定できます。
表 8. listServers 引数の説明. どんなサーバーが存在するかをチェックするには、このスクリプトを実行します。
引数 説明
serverType 照会するサーバーの名前を指定します。
nodeName 照会するノードの名前を指定します。

構文

AdminServerManagement.listServers(serverType, nodeName)

使用例

AdminServerManagement.listServers("APPLICATION_SERVER", "myNode")

listServerTemplates

このスクリプトは、ご使用の構成のサーバー・テンプレートを表示します。 このスクリプトを実行するには、以下の表に定義されているとおりに、テンプレート・バージョン、サーバー・タイプ、およびテンプレート名を指定します。
表 9. listServerTemplates 引数の説明. どんなテンプレートが存在するかをチェックするには、このスクリプトを実行します。
引数 説明
templateVersion 希望に応じて、対象のテンプレートのバージョンを指定します。
serverType 希望に応じて、サーバーのタイプを指定します。 有効なサーバー・タイプの値は、GENERIC_SERVERWEB_SERVERAPPLICATION_SERVER、および PROXY_SERVER です。
templateName オプションで、対象のテンプレートの名前を指定します。

構文

AdminServerManagement.listServerTemplates(templateVersion, serverType, templateName)

使用例

AdminServerManagement.listServerTemplates("", "APPLICATION_SERVER", "default")

listServerTypes

このスクリプトは、対象のノード上で使用できるサーバー・タイプを表示します。 このスクリプトを実行するには、以下の表に定義されているとおりに、ノード名を指定します。
表 10. listServerTypes 引数の説明. サーバー・タイプをチェックするには、このスクリプトを実行します。
引数 説明
nodeName 希望に応じて、対象のノードの名前を指定します。

構文

AdminServerManagement.listServerTypes(nodeName)

使用例

AdminServerManagement.listServerTypes("myNode")

queryMBeans

このスクリプトは、アプリケーション・サーバーで Managed Bean (MBean) を照会します。 アプリケーション・サーバー・プロセスの開始または初期化にコマンド行情報を定義することで、 アプリケーション・サーバーのオペレーションを拡張します。 プロセス定義の設定により、実行するプログラム、プログラムを実行させる引数、 および作業ディレクトリーなどのランタイム・プロパティーを定義します。

表 11. queryMBeans 引数の説明. このスクリプトは、ノード名およびサーバー名の引数を指定して実行します。
引数 説明
nodeName 対象のノードの名前を指定します。
serverName 対象のサーバーの名前を指定します。
mbeanType 照会する MBean のタイプを指定します。

構文

AdminServerManagement.queryMBeans(nodeName, serverName, mbeanType)

使用例

AdminServerManagement.queryMBeans("myNode", "server1", "Server")

showServerInfo

このスクリプトは、対象のサーバーのサーバー構成プロパティーを表示します。 このスクリプトは、セル名、サーバー・タイプ、製品バージョン、ノード名、およびサーバー名を表示します。
表 12. showServerInfo 引数の説明. ノード名およびサーバー名の引数を指定して、このスクリプトを実行します。
引数 説明
nodeName 対象のノードの名前を指定します。
serverName 対象のサーバーの名前を指定します。

構文

AdminServerManagement.showServerInfo(nodeName, serverName)

使用例

AdminServerManagement.showServerInfo("myNode", "myServer")

viewProductInformation

このスクリプトは、アプリケーション・サーバーの製品バージョンを表示します。

構文

AdminServerManagement.viewProductInformation()

使用例

AdminServerManagement.viewProductInformation()

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