[z/OS]

z/OS® での CICS にアクセスするアプリケーションの調整

アプリケーションが CICS にアクセスする場合は、ログ遅延間隔値の調整を検討したほうがよい場合があります。

このタスクについて

この情報は、CICS® にアクセスする WebSphere® アプリケーションにのみ適用されます。

LGDFINT システム初期化パラメーターは、MVS™ システム・ロガーを呼び出す前に、CICS ログ・マネージャーが強制ジャーナル書き込み要求の遅延時間を決定するときに使用するログ据え置きインターバルを指定します。値はミリ秒単位で指定します。

通常の CICS トランザクション・ワークロードのパフォーマンス評価は、デフォルトの設定値である 5 ミリ秒で、応答時間と中央処理装置コストとのバランスが最適になることを示しています。 ログ据え置きインターバル値を変更すると、CICS パフォーマンスに悪影響が及ぶ可能性があること に注意してください。 値が高すぎると、MVS システム・ロガーを呼び出す前の待機が増加するため、CICS トランザクション・スループットが遅延します。

ログ据え置きインターバルを減らすことが CICS トランザクション全体に対して効果を発揮し得るというシナリオ例では、多くの強制ログ書き込みが発行されている場合でも、 タスク・アクティビティーが同時に発生することはほとんどありません。 このようなタスクは、ログ据え置き期間の期限が切れるまで、非常に長い時間待機します。そのような状態では、他のログ・レコードは遅延期間中にバッファーにほとんど追加されないため、 ログ・バッファーを書き出すための MVS システム・ロガーへの呼び出しが遅延することの利点は限られています。

CICS について詳しくは、「CICS Performance Guide」を参照してください。

手順

  1. LGDFINT システム初期化パラメーターを 5 に設定します。 CICS 実行中は、 CEMT SET SYSTEM[LOGDEFER(value)] コマンドを使用して LGDFINT 設定値を動的に変更することができます。
  2. システム上のすべての同時 EXCI パイプを処理できるよう、CICS RECEIVECOUNT の値を十分高い値に設定します。 デフォルト値は 4 です。この値を EXCI セッション・リソース定義で設定します。

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