WS-Notification: サポートされるバインディング
この WS-Notification 実装は、HTTP および JMS の両方のバインディングをサポートします。どちらを選択するかは、ビジネス・ニーズおよびパフォーマンス要件によって異なります。所定のトピックに関するメッセージをフィルタリングするために、 XPath バージョン 1.0 セレクターがサポートされます。
WebSphere® Application Server は、WS-Notification サービス・ポイントへの接続のために、以下の Web サービス・バインディングをサポートします。
- SOAP over HTTP 文書リテラル - WS-I 基本プロファイル - SOAP1.1
- SOAP over HTTP 文書リテラル - WS-I 基本プロファイル - SOAP1.2 (バージョン 7.0 WS-Notification サービスのみ)
- SOAP over HTTPS 文書リテラル
- SOAP over JMS 文書リテラル (バージョン 6.1 WS-Notification サービスのみ)
使用するバインディングの選択は、既存の Web サービス・インフラストラクチャーおよび要件に基づいてのビジネス判断となります。バージョン 6.1 WS-Notification サービスで信頼性の高いメッセージングが必要な場合は、 SOAP over JMS バインディングを使用します。バージョン 7.0 WS-Notification サービスで信頼性の高いメッセージングが必要な場合は、 SOAP over HTTP バインディングを使用して、WS-ReliableMessaging でサービスを構成します。
SOAP over JMS を介した呼び出しには、イベント通知がサービス統合バス・トピック・スペースに挿入される前に、メッセージング・プロバイダーを介した往復がさらに必要です。ビジネス上の要請がない状態では、Web サービス要求によって取られるパスを最小化するために、SOAP over JMS よりも HTTP または HTTPS バインディングを使用してください。
以下の図では、SOAP over HTTP 通知メッセージは、エンドポイントで受信され、関連する通知ブローカーを介してメッセージング・エンジン内のトピック・スペースにルーティングされます。 SOAP over JMS 通知メッセージは、メッセージング・エンジンによって受信され、メッセージング・エンジンからメッセージ駆動型 Bean に戻されて、通知ブローカーや同じメッセージング・エンジン内のトピック・スペースにルートされます。
