サービス統合バス・リンク [設定]

このペインは、 このメッセージング・エンジンと、外部サービス統合バスのメッセージング・エンジンとの間のリンクを表示します。

コンソールのこのページを表示するには、以下の順序でクリックします。

サービス統合 ->「バス」 -> 「bus_name -> [トポロジー (Topology)]「外部バス接続 (Foreign bus connections)」 ->「foreign_bus_name -> [関連項目 (Related Items)]「サービス統合バス・リンク (Service integration bus links)」 ->「link_name

外部バスのメッセージング・エンジンは、ローカル・バスに対するサービス統合バス・リンクも持つ必要があります。 接続をアクティブにするには、両端でサービス統合バス・リンクを開始する必要があります。

「構成」タブ

「構成」タブには、このオブジェクトの構成プロパティーが表示されます。 これらのプロパティーの値は、ランタイム環境を停止してから再始動しても保持されています。ランタイム環境に構成変更を適用する方法については、インフォメーション・センターのタスクの説明を参照してください。

一般プロパティー

名前

通知
必須 はい
データ型 ストリング

UUID

通知
必須 いいえ
データ型 ストリング

説明

このプロパティーに対する動的更新は即時に有効になります。

通知
必須 いいえ
データ型 テキスト域

UUID

通知
必須 はい
データ型 ドロップダウン・リスト

ローカル・メッセージング・エンジン

通知
必須 はい
データ型 ドロップダウン・リスト

外部メッセージング・エンジン

このバス・リンクの接続先の外部バスにあるメッセージング・エンジン。

通知
必須 はい
データ型 ストリング

初期状態

リンクの初期状態。これはメッセージング・エンジンの開始時にこのリンクが自動的に開始するかどうかを示します。

このプロパティーに対する動的な更新は、メッセージング・エンジンを再始動するか、 サービス統合バス・リンクを作成すると、有効になります。現在の状態を確認するには、「ランタイム」タブを使用します。
通知
必須 いいえ
データ型 ドロップダウン・リスト
範囲
停止済み
関連付けられているメッセージング・エンジンの開始時に、ゲートウェイ・リンクは停止状態にあり、新規の接続要求を処理できません。

始動済み
関連付けられているメッセージング・エンジンの開始時に、ゲートウェイ・リンクは始動済み状態にあり、新規の接続要求を処理できます。

例外宛先

このプロパティーに対する動的更新は即時に有効になります。

必要に 応じてラジオ・ボタンを選択し、このサービス統合バス・リンクが使用する例外宛先を 構成します。
  • サービス統合バス・リンクが例外宛先を使用しないことを指定するには、「なし」を 選択します。配信不能メッセージは例外宛先に転送されず、 同じ宛先への配信を待っている他のメッセージの処理を ブロックします。このオプションを使用して、メッセージの順序を保持することができます。
  • デフォルトの例外宛先を使用するには、「System」を 選択します。バス宛先に配信できないメッセージは、このリンクが割り当てられている メッセージング・エンジンのシステム・デフォルト 例外宛先 _SYSTEM.Exception.Destinationmessaging_engine_name に転送されます。
  • 例外宛先を指定してそれを使用させるには、指定」を選択し、例外宛先を入力します。サービス統合バス・リンクは、この例外宛先を 使用できない場合はシステム例外宛先を使用します。
通知
必須 いいえ
データ型 ラジオ・ボタン
デフォルト System

このリンクのメッセージング・エンジンに対してローカルのキュー・ポイントを優先

このチェック・ボックスを選択すると、リンクがホストされているメッセージング・エンジン上にあるターゲット宛先の使用可能なキュー・ポイントに、リンクが優先的にインバウンド・メッセージを送信するようになります。

このチェック・ボックスが選択されない場合、またはターゲット宛先用の使用可能なローカル・キュー・ポイントがない場合、このリンクは、ターゲット宛先のすべての使用可能キュー・ポイント全体でメッセージのワークロード・バランシングを行います。デフォルトでは、このチェック・ボックスは選択されています。

このオプションは、WebSphere® Application Server バージョン 7.0 以降 で実行されるリンクでサポートされます。それより前のバージョンで実行している場合、優先ローカル・キュー・ポイントのデフォルトの動作が適用されます。

通知
必須 はい
データ型 ブール

「ランタイム」タブ

「ランタイム」タブには、このオブジェクトのランタイム・プロパティーが表示されます。 これらのプロパティーは、現在のランタイム環境に直接影響しますが、そのランタイム環境を停止すると、これらのプロパティーは保持されなくなります。ランタイム・プロパティー値を保持するには、「構成」タブで相当するプロパティー値を変更してください。ランタイム環境に構成変更を適用する方法については、インフォメーション・センターのタスクの説明を参照してください。

一般プロパティー

Status

「状況」は、以下の値を取ることができます。
表 1. 状況値および定義. 表の最初の列には、サービス統合バス・リンクの状況値がリストされます。2 列目には、状況の簡単な定義が示されます。
Status 定義
Starting サービス統合バス・リンクはローカル・メッセージング・エンジンで開始されていますが、外部バスに接続していません。 サービス統合バス・リンクは外部バスとの接続のアクティブ化を試行しています。 外部バスのサービス統合バス・リンクは、 バス間での接続を正常にアクティブにする場合にも開始される必要があります。
Started サービス統合バス・リンクはローカル・メッセージング・エンジンで開始されており、外部バスとのアクティブな接続が確立されています。
Stopped サービス統合バス・リンクはローカル・メッセージング・エンジンで停止されており、外部バスに接続していません。
不明 デプロイメント・マネージャーが状況を判別するためにリモート・サーバーと連絡を取ることができません。
通知
必須 いいえ
データ型 ストリング

ターゲット・インバウンド・トランスポート・チェーン

トランスポート・チェーン名は、 ターゲット・メッセージング・エンジンがホストされているサーバーで定義されている トランスポート・チェーンの名前でなければなりません。

このプロパティーに対する動的更新は、リンクの再始動時に有効になります。現在の状態を確認するには、「ランタイム」タブを使用します。

通知
必須 いいえ
データ型 ストリング

ブートストラップ・エンドポイント

このプロパティーは、JMS 接続ファクトリー設定の「Provider endpoint」プロパティーと同じ方法で設定されます。

ブートストラップ・エンドポイントのポートは、 外部バスのターゲット・アプリケーション・サーバーで構成されたサービス統合バスのエンドポイント・アドレスに定義されたポートです。

このプロパティーに対する動的更新は、リンクの再始動時に有効になります。現在の状態を確認するには、「ランタイム」タブを使用します。

このプロパティーを変更する必要があるのは、 アプリケーション・サーバーの外側でクライアント・アプリケーションが実行されているか、 アプリケーションが別のセル内のサーバー上にあり、この接続ファクトリーを 使用して、接続ファクトリーで指定されたターゲットのサービス統合バスに 接続したい場合のみです。

デフォルトのメッセージング・プロバイダーの JMS 宛先を使用するために、アプリケーションは、宛先が割り当てられているターゲット・サービス統合バスのメッセージング・エンジンに接続します。例えば、JMS キューがサービス統合バスのキュー宛先に割り当てられます。

アプリケーション・サーバー外で実行中のクライアント・アプリケーション (例えば、クライアント・コンテナー内あるいは WebSphere Application Server 環境外で実行中のもの) は、接続する適切なメッセージング・エンジンをターゲット・バスで直接見つけることはできません。同様に、 セル内のサーバー上で稼働するアプリケーションが別のセル内のターゲット・ バスに接続する場合、このアプリケーションは、ターゲット・バス内で接続 する適切なメッセージング・エンジンを直接見つけることはできません。

これらのシナリオでは、クライアント (または別のバス内のサーバー) が、 ターゲット・バスのメンバーであるブートストラップ・サーバー を介してブートストラップ・プロセスを完了する必要があります。 ブート ストラップ・サーバーは SIB サービスを実行するアプリケーション・サーバーですが、 メッセージング・エンジンを実行する必要はありません。ブートストラップ・サーバーは、必要なターゲット・トランスポート・チェーンをサポートするアプリケーション・サーバーで稼働するメッセージング・エンジンを選択します。ブートストラップ・プロセスを可能にするには、クライアントが使用する接続ファクトリー内に、1 つ以上のプロバイダー・エンドポイント を構成する必要があります。

ブートストラップ・サーバーは、特定のポートと ブートストラップ・トランスポート・チェーンを使用します。このポートは、 リンクのリモート・エンドをホストするメッセージング・エンジンの SIB_ENDPOINT_ADDRESS (またはセキュリティーが使用可能になっている場合は SIB_ENDPOINT_SECURE_ADDRESS) です。これらは、ホスト名とともにブートストラップ・サーバーのエンドポイント・アドレス となります。

アプリケーションが使用する JMS 接続ファクトリーのプロパティーは、適切なメッセージング・エンジンの選択および選択されたメッセージング・エンジンへのアプリケーションの接続方法を管理します。
  • セキュリティー・クレデンシャルが指定されていない場合、デフォルトでは次のようになります。
    • ホストが指定されていない場合、localhost が使用されます。
    • ポートが指定されていない場合、ポート 7276 が使用されます。
    • ブートストラップ・チャネル・チェーンが指定されていない場合、BootstrapBasicMessaging と呼ばれるブートストラップ・トランスポート・チェーンが使用されます。
  • セキュリティー・クレデンシャルが指定されている場合、デフォルトでは次のようになります。
    • ホストが指定されていない場合、localhost が使用されます。
    • ポートが指定されていない場合、ポート 7286 が使用されます。
    • ブートストラップ・チャネル・チェーンが指定されておらず、ポート番号が 7286 以上である場合、BootstrapSecureMessaging と呼ばれるブートストラップ・トランスポート・チェーンが使用されます。
    • ブートストラップ・チャネル・チェーンが指定されておらず、ポート番号が 7276 から 7285 の範囲内である場合、BootstrapBasicMessaging と呼ばれるブートストラップ・トランスポート・チェーンが使用されます。
[IBM i]注: IBM® i プラットフォームの場合は、(少なくとも) デフォルト・ホスト名を localhost から your.server.name に変更する必要があります。

アプリケーションにエンドポイント・アドレスの異なるブートストラップ・サーバーを使用させたい場合は、クライアント・アプリケーションが使用する JMS 接続ファクトリーの「プロバイダー・エンドポイント」プロパティー で、必要なエンドポイント・アドレスを指定する必要があります。ブートストラップ・サーバーのエンドポイント・アドレスは 1 つ以上指定できます。

ブートストラップ・サーバーのエンドポイント・アドレスを、アプリケーション・サーバーの外側のアプリケーションが使用する各 JMS 接続ファクトリーで指定する必要があります。 ブートストラップ・サーバーの長いリストを指定しなくても済むように、 少数の高可用性サーバーを専用ブートストラップ・サーバーとして提供 することができます。これにより、各接続ファクトリーに短いブートストラップ・サーバーのリストを指定するだけですみます。

注: デフォルト以外のブートストラップ・サーバーへの接続を構成する場合は、エンドポイント・アドレスに必要な値を指定して、 コロンを区切り文字として使用します。
例えば、 ホスト boothost1 の非セキュア・ポート 7278 が割り当てられたサーバーで、 デフォルトのトランスポート・チェーン BootstrapBasicMessaging を使用する場合は、 次のように指定します。
boothost1:7278:BootstrapBasicMessaging
or 
boothost1:7278
また、ホスト boothost2 でセキュア・ポート 7289 が割り当てられたサーバーで、定義済みのトランスポート・チェーン BootstrapTunneledSecureMessaging を使用する場合は、次のように指定します。
boothost2:7289:BootstrapTunneledSecureMessaging
エンドポイント・アドレスの構文は次のとおりです。
[ [host_name] [ ":" [port_number] [ ":" chain_name] ] ]
各部の意味は、次のとおりです。
host_name
サーバーが稼働するホストの名前です。IP アドレスに することができます。IPv6 アドレスの場合は、以下の例に示すように、host_name を 大括弧 ([]) で囲みます。
[2002:914:fc12:179:9:20:141:42]:7276:BootstrapBasicMessaging
. 値を指定しない場合のデフォルトは、localhost です。
[IBM i]注: IBM i プラットフォームの場合は、(少なくとも) デフォルト・ホスト名を localhost から your.server.name に変更する必要があります。
port_number
指定されている場合、リンクのリモート・エンドをホストするメッセージング・ エンジンの次のいずれかのアドレスです。
  • セキュリティーが使用可能になっていない場合は、SIB_ENDPOINT_ADDRESS
  • セキュリティーが使用可能になっている場合、セキュア接続には、SIB_ENDPOINT_SECURE_ADDRESS

port_number を指定しない場合のデフォルトは 7276 です。

管理コンソールを使用してこれらの値のいずれかを見つけるには、「サーバー」 ->「サーバー・タイプ(Server Types)」 ->「WebSphere Application Server (WebSphere application servers)」 -> 「server_name -> [通信 (Communications)]「ポート (Ports)」をクリックします。

chain_name
ブートストラップ・サーバーへの接続に使用される、定義済みのブートストラップ・トランスポート・チェーンの名前です。指定しない場合のデフォルトは BootstrapBasicMessaging です。

以下の定義済みブートストラップ・トランスポート・チェーンが提供されています。

BootstrapBasicMessaging
これは、サーバー・トランスポート・チェーン InboundBasicMessaging (JFAP-TCP/IP) に対応します。
BootstrapSecureMessaging
これは、サーバー・トランスポート・チェーン InboundSecureMessaging (JFAP-SSL-TCP/IP) に対応します。
BootstrapTunneledMessaging
このブートストラップ・トランスポート・チェーンを使用する前に、ブートストラップ・サーバーで対応するサーバー・トランスポート・チェーンを定義する必要があります。(「サーバー」 ->「サーバー・タイプ(Server Types)」 ->「WebSphere Application Server (WebSphere application servers)」 -> 「server_name -> [サーバー・メッセージング (Server messaging)]「メッセージング・エンジン・インバウンド・トランスポート (Messaging engine inbound transports)」を参照してください。) このトランスポート・チェーンは、JFAP をトンネルし、HTTP ラッパーを使用します。
BootstrapTunneledSecureMessaging
このブートストラップ・トランスポート・チェーンを使用する前に、ブートストラップ・サーバーで対応するサーバー・トランスポート・チェーンを定義する必要があります。(「サーバー」 ->「サーバー・タイプ(Server Types)」 ->「WebSphere Application Server (WebSphere application servers)」 -> 「server_name -> [サーバー・メッセージング (Server messaging)]「メッセージング・エンジン・インバウンド・トランスポート (Messaging engine inbound transports)」を参照してください。)このトランスポート・チェーンは、JFAP をトンネルし、HTTP ラッパーを使用します。

host_name : : chain_name (2 つのコロンを使用) ではなく host_name : chain_name と指定するのは誤りです。 なにも入力しないか、「a」、「a:」、「:7276」、「::chain」などのいずれかを入力することができます。 デフォルト値は、値を指定しない場合に適用されますが、 フィールドを「:」で区切る必要があります。

複数のブートストラップ・サーバーを提供したい場合は、必要なすべてのエンドポイント・アドレスを確認してください。それぞれの エンドポイント・アドレスをコンマ文字で区切ります。例えば、前の例でサーバーを 使用するには、次のようになります。
boothost1:7278:BootstrapBasicMessaging, 
  boothost2:7289:BootstrapTunneledSecureMessaging, 
  [2002:914:fc12:179:9:20:141:42]:7276:BootstrapBasicMessaging
通知
必須 いいえ
データ型 テキスト域

認証別名

Java Platform Enterprise Edition (Java EE) コネクター・アーキテクチャー (JCA) 認証別名を 事前定義しておく必要があります。

このプロパティーに対する動的更新は、リンクの再始動時に有効になります。現在の状態を確認するには、「ランタイム」タブを使用します。

変更された別名を表示するには、 サーバーを再始動する必要があります。

通知
必須 いいえ
データ型 ドロップダウン・リスト

トピックのタイプを示すアイコン 参照トピック



タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: last_date
http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-nd-mp&topic=SIBGatewayLink_DetailForm
ファイル名:SIBGatewayLink_DetailForm.html