UDDI レジストリー・アプリケーションの再インストール

既存の UDDI レジストリー・アプリケーションを除去して再インストールし、UDDI アプリケーション・コードを変更する一方で、引き続き UDDI サービスに既存の UDDI データベースを提供できます。

このタスクについて

UDDI レジストリー・ノードは、以下のエレメントで構成されています。
  • Java™ EE アプリケーション。
  • UDDI データベースと呼ばれる、データのストア。 UDDI データベースは、リレーショナル・データベース管理システムを使用します。
  • アプリケーションをデータ (データ・ソースおよび関連するエレメント) に接続する方法。
UDDI に関連するすべてのデータは UDDI データベースに格納されるため、UDDI アプリケーションに関係なく、そのデータは存在します。 そのため、データベースを削除することなくアプリケーション・サーバーから UDDI レジストリー・ノードを除去し、UDDI レジストリー・アプリケーションを再インストールできます。 これは、アプリケーションが破壊された場合や、サービス変更を適用する場合などに実行します。

手順

  1. インストール済みの UDDI アプリケーションに対して実行した、保持する必要があるすべての変更点をメモします。例えば、セキュリティー・ロールのマッピングに対する変更、v3soap.war、v3gui.war、v3soap.war、soap.war のいずれかのファイル内のデプロイメント記述子 (web.xml) に対する変更、UDDI ユーザー・インターフェース (GUI) のカスタマイズなどです。 このようなすべての変更は、再インストールの処理で失われるため、 保持が必要な変更は後で再適用する必要があります。
  2. 既存の UDDI アプリケーションを除去し、app_server_root/bin ディレクトリーから wsadmin スクリプト uddiDeploy.jacl を実行して、アプリケーションを再インストールします。 オプション default は、以前にデフォルト UDDI ノードのセットアップでこのオプションを使用していた場合でも、使用しないでください。 オプション default を使用すると、デプロイメント時にエラーが発生する場合があり、状況によっては、既存の UDDI データが上書きされる恐れもあります。

    UDDI レジストリーを WebSphere® Application Server Network Deployment 構成にデプロイする場合は、 デプロイメント・マネージャーがターゲットであることを確認してください。

    コマンド・プロンプトで以下のコマンドを入力します。

    [AIX Solaris HP-UX Linux Windows][IBM i]
    wsadmin [-conntype none] [-profileName profile_name] -f uddiDeploy.jacl
             {node_name server_name | cluster_name} 
    [z/OS]
    wsadmin.sh [-conntype none] [-profileName profile_name] -f uddiDeploy.jacl
               {node_name server_name | cluster_name} 
    各部の意味は、次のとおりです。
    • -conntype none は、オプションであり、アプリケーション・サーバーまたはデプロイメント・マネージャーが実行されていない場合にのみ必要です。
    • -profileName profile_name は、 オプションであり、UDDI アプリケーションがデプロイされるプロファイルの名前です。 プロファイルを指定しない場合は、デフォルト・プロファイルが使用されます。
    • node_name および server_name は、 WebSphere Application Server ノードの名前、および UDDI アプリケーションがデプロイされているアプリケーション・サーバーの名前です。 これらは、uddiDeploy.jacl スクリプトを実行して UDDI アプリケーションをインストールしたときに指定した名前です。
    • cluster_name は、 UDDI アプリケーションがデプロイされている WebSphere Application Server クラスターの名前です。これは、uddiDeploy.jacl スクリプトを実行して UDDI アプリケーションをインストールしたときに指定した名前です。
    注: この手順では、既存の JDBC プロバイダー、データ・ソース、およびすべての J2EE コネクター・アーキテクチャー (J2C) 認証データ・エントリーは変更されません。 UDDI エンティティー、プロパティー設定、ポリシー設定など、既存の UDDI レジストリー・データも影響を受けません。
  3. オプション: 出力をログ・ファイルに送るには、コマンドの最後に以下のオプションを追加します。 ここで、log_name.log にはログ・ファイル用に選択した任意の名前を使用できます。
    > log_name.log
  4. ステップ 1 で変更点をメモしていた場合は、 ここでそれらを再適用します。
  5. 再適用された変更を有効にするには、アプリケーション・サーバーを始動または再始動します。

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http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-nd-mp&topic=twsu_reinstall
ファイル名:twsu_reinstall.html