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SMF レコード・タイプ 120: 概要
WebSphere® Application Server for z/OS® の SMF データ収集プロセスから得られた情報は、SMF レコード・タイプ 120 で保持されます。
この情報は、通常、SMF データ表示ツールを使用して表示されます。このレコード・フォーマットの記述は、ツール・プロバイダーが SMF データ表示ツールを設計できるようにするためのものです。システム管理者は、ツール・プロバイダーが表示した記述により SMF データ表示ツールを使用します。これは、システム管理者が、表示データの量を制限するための選択を適切に行う必要があるためです。例えば、特定の時間フレームと、特定のコンテナー、クラス、 およびメソッドのみを表示したい場合があります。 また、場合によっては、レコード記述を参照する必要もあります。
次の 2 種類の SMF レコードが作成できます。
すなわち、アクティビティー・レコード とインターバル・レコード です。
- アクティビティー・レコードは、サーバー内の各アクティビティーが完了した時点で収集されます。 アクティビティーとは、ビジネス機能の論理単位です。アクティビティーは、サーバーである場合も、 ユーザーが開始するトランザクションである場合もあります。
- インターバル・レコードは、インストール時に指定した間隔で収集されたデータで構成され、 キャパシティー・プランニングと信頼性の情報を提供します。
次の 8 種類のレコードを作成できます。
- サーバー・アクティビティー・レコード: サブタイプ 1
- サーバー・インターバル・レコード: サブタイプ 3
- J2EE コンテナー・アクティビティー・レコード: サブタイプ 5
- J2EE コンテナー・インターバル・レコード: サブタイプ 6
- WebContainer アクティビティー・レコード: サブタイプ 7
- WebContainer インターバル・レコード: サブタイプ 8
- 要求アクティビティー・レコード: サブタイプ 9
- アウトバウンド要求レコード: サブタイプ 10
SMF レコードの使用に関する追加情報は、「z/OS MVS™ システム管理機能 (SMF)」(SA88-8596) を参照してください。
SMF ブラウザーによるレコードの表示
製品のダウンロード・サイトで入手できる SMF ブラウザーを使用して、レコード・タイプ 120 を表示できます。SMF ブラウザーをダウンロードするには、https://www14.software.ibm.com/webapp/iwm/web/preLogin.do?source=zosos390 にアクセスしてください。
ダウンロード・パッケージと一緒に提供される資料には、このツールの使用方法が記載されています。