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HA 環境でのプラグイン構成の生成
HA 環境で、プラグイン構成を生成するよう Web サーバーを構成できます。そのように構成することにより、使用可能になっていない可能性のあるその他のプロセスに関係なく、その構成がセル内の 1 つのプロセスで生成されるようにすることができます。
始める前に
- HA 環境を確立します。詳しくは、『HA 環境のセットアップ』を参照してください。
- 高可用性 plugin-cfg 生成サービスを使用しても、オンデマンド・ルーター (ODR) plugin-cfg 生成が使用可能になっていれば、これが自動的に使用不可になるわけではありません。この 2 つのサービスは独立したサービスです。両方のサービスを使用可能にすると、サービス余剰になります。このため、高可用性 plugin-cfg 生成サービスを使用可能にする際には、以前に構成した ODR plugin-cfg 生成があればそれを使用不可にしてください。 詳しくは、Web サーバー・プラグイン構成を動的に更新するための ODR の構成に関する説明をお読みください。
- Web サーバーの Intelligent Management を有効にする場合、その Web サーバーの plugin-cfg.xml ファイルを動的に生成するオプションは使用しないでください。plugin-cfg.xml ファイルを動的に生成すると、plugin-cfg.xml ファイル内の Intelligent Management 設定が上書きされます。
このタスクについて
- 生成する plugin-cfg.xml ファイルごとにセル・レベルで 1 セットのカスタム・プロパティーを定義します。カスタム・プロパティーは、ODCPluginCfg<property>_<definitionID>=value としてフォーマットされます。ここで、<property> は、以下のエレメントの 1 つです。
- OdrList
- OutputPath
- UpdateScript
- OdrClusterList
- Disabled
- 必要に応じて HAPluginCfgGeneration 定義を生成するには、以下のようにします。
- 自動生成を使用不可にします。セル・カスタム・プロパティー ODCPluginCfgDisabled_<definitionID> を true に設定します。
- 新規プラグインを生成するために、次のコマンドを実行します。
各部の意味は、次のとおりです。<WAS_HOME>/bin/wsadmin.sh -lang jython -f <WAS_HOME>/bin/manageODC.py generateHAPluginCfgs <generationDefinitionIDs> <nodeName> <serverName>
- generationDefinitionIDs
- ODCPluginCfg_<definitionID> の形式のコンマで区切られた HAPluginCfgGeneration ID のリストです。
- nodeName
- 生成を実行するノードの名前です。
- serverName
- 生成を実行するプロセスの名前です。Intelligent Management 拡張プロセスは XDAGENT プロセスを除き、必要に応じて、HAPluginCfgs 構成を生成することができます。以下に例を示します。
<WAS_HOME>/bin/wsadmin.sh -lang jython -f <WAS_HOME>/bin/manageODC.py generateHAPluginCfgs ODCPluginCfg_1,ODCPluginCfg_2 dmgrNodeName dmgr
- HAPluginCfgGeneration 定義を再生成する頻度を制限して、可能な生成の時間を分単位で表した値を使用し、セル・カスタム・プロパティー ODCPluginCfgMinGenerationDelay を設定します。
以下に例を示します。
構成された HAPluginCfgGeneration 定義は、最大で 10 分ごとに再生成されます。pluginCfgs を再作成する通知を生成プログラムが受け取った場合、過去 10 分間に書き込まれた pluginCfgsの生成を遅延します。ODCPluginCfgMinGenerationDelay = 10
- ODR がplugin-cfg.xml ファイルを再生成する頻度を制限するために、JVM プロパティー com.ibm.ws.odr.plugincfg.minGenerationDelay を、生成が可能な間隔を分単位で表す値に設定してから、ODR を循環します。
- デフォルトで、構成された静的ランタイム・ウェイト値は、生成された plugin-cfg.xml ファイルに停止された ODR プロセスを組み込むために使用されます。
- 現在のランタイム・ウェイト値 (常に 0) に基づいて生成された plugin-cfg.xml ファイルに停止された ODR プロセスを組み込むには、以下の設定を構成します。
- HAPluginCfgGenerator で、セル・カスタム・プロパティーODCPluginCfgOdrIncludeStoppedStatic を false に設定します。
- ODR が生成された plugin-cfg.xml ファイルでは、JVM プロパティー com.ibm.ws.odr.plugincfg.odrIncludeStoppedStatic を false に設定して、ODR を循環させます。
手順
プロパティー名 | プロパティー値 | 説明 |
---|---|---|
ODCPluginCfgOdrList_1 |
myCell:*:* |
「myCell」セル内のすべての ODR にルーティングするプラグイン構成を生成します。 |
ODCPluginCfgOutputPath_1 |
/tmp/plugin-cfg1.xml |
生成されたプラグイン構成を /tmp/plugin-cfg1.xml ファイルに書き込みます。 |
ODCPluginCfgUpdateScript_1 |
/root/bin/pluginCfgUpdate1 |
/tmp/plugin-cfg1.xml ファイルが更新されるたびに起動されるスクリプトへのパス。 |
プロパティー名 | プロパティー値 | 説明 |
---|---|---|
ODCPluginCfgOdrClusterList_2 |
myCell:myOdrCluster |
「myCell」セル内の「myOdrCluster」クラスターのすべての ODR にルーティングするプラグイン構成を生成します。 |
ODCPluginCfgOutputPath_2 |
/tmp/plugin-cfg2.xml |
生成されたプラグイン構成を /tmp/plugin-cfg2.xml ファイルに書き込みます。 |
ODCPluginCfgUpdateScript_2 |
/root/bin/pluginCfgUpdate2 |
/tmp/plugin-cfg2.xml ファイルが更新されるたびに実行されるスクリプトへのパス。 |
ODCPluginCfgOdrIncludeStopped_2 |
true または false |
停止された ODR を組み込むか、もしくは除外します。 |
次のタスク
plugin-cfg.xml ファイルの生成は、セル内のいずれのノードでも起こり得るので、生成サービスが実行されている特定のロケーションを判別できます。
管理コンソールで、
をクリックします。テーブルに HAPluginCfgGenerator が表示されていることを確認してください。