Java EE Application Deployment API 仕様 (JSR-88) に従って
、Java™ Platform, Enterprise Edition (Java EE) モジュールを
、WebSphere® Application Server 製品によって提供されたアプリケーション・サーバー上にインストールできます。
始める前に
非推奨の機能 (Deprecated feature): Java EE Application Deployment API 仕様 (JSR-88) を使用するアプリケーション・インストールは、
WebSphere Application Server バージョン 8.0 では非推奨になっていました。別のオプションを使用して、アプリケーションをサーバーにデプロイしてください。Java EE Deployment API の使用に最も近いオプションは、Java Management Extensions (JMX) MBean プログラミングを使用するオプションです。デプロイメント・オプションについては、『エンタープライズ・アプリケーションまたはモジュールのインストール方法』を参照してください。
depfeat
JSR-88 では標準アプリケーション・プログラミング・インターフェース (API) が定義されており、これによって Java EE 製品プラットフォームへの Java EE アプリケーションおよびスタンドアロンのモジュールのデプロイメントが可能になります。
Java EE Application Deployment Specification バージョン 1.1 は、http://www.oracle.com/technetwork/java/index.html から、Java 2 Platform, Enterprise Edition (J2EE) 1.4 Application Server Developer Release の一部として入手可能です。
このタスクについて
JSR-88 は、ツール・プロバイダーとプラットフォームの間の規約を定義します。この規約に従って、複数のベンダーのツールを使用して、任意の Java EE 製品プラットフォーム上でアプリケーションを構成、デプロイ、および管理することができます。ツール・プロバイダーは通常
、Java EE アプリケーション・モジュールの開発およびアセンブリー用に
ソフトウェア・ツールおよび統合開発環境 (IDE) を提供します。
Java EE プラットフォームは、Java EE アプリケーションをデプロイ、アンデプロイ、開始、停止、またはその他の方法で管理するためのアプリケーション管理機能を提供します。
WebSphere Application Server は、JSR-88 API を実装する Java EE 仕様に準拠するプラットフォームです。
以下のステップを実行して、WebSphere Application Server プラットフォームによって
提供されるアプリケーション・サーバー上に Java EE モジュールをデプロイ (インストール) します。
手順
- 本製品の JSR-88 DeploymentManager クラスにアクセス可能な Java プログラムをコーディングします。
- JAR マニフェスト属性 J2EE-DeploymentFactory-Implementation-Class を検索するコードを記述します。
JSR-88 では、コードは JAR マニフェスト属性 J2EE-DeploymentFactory-Implementation-Class を使用して DeploymentFactory を検索します。以下の
製品アプリケーション管理 JAR ファイルはこの属性を含み、以下を
サポートしています。
表 1. マニフェスト属性を含む JAR ファイル. コードで、JAR マニフェスト属性を使用して DeploymentFactory を検出できるようにします。環境 |
マニフェスト属性を含む JAR ファイル |
アプリケーション・サーバー |
app_server_root/plugins/com.ibm.ws.admin.services.jar |
アプリケーション・クライアント |
app_client_root/plugins/com.ibm.ws.j2ee.client.jar |
シン・アプリケーション・クライアント |
app_client_root/runtimes/com.ibm.ws.admin.client_9.0.jar |
コードが DeploymentFactory を検索した後、デプロイメント・ツールは WebSphere DeploymentFactory のインスタンスを作成し、DeploymentFactoryManager を使用してそのインスタンスを登録できます。
以下に、アプリケーション・サーバー環境の場合の
コード例を示します。コード例では、
本製品に添付された開発キットを使用するか、スタンドアロン・モジュールのデプロイメント用プラグ可能クライアントを使用する必要があります。
サポートされた開発キットについて詳しくは、
WebSphere Application Server detailed system requirements (アクセス先: http://www.ibm.com/support/docview.wss?rs=180&uid=swg27006921)
を参照してください。
import javax.enterprise.deploy.shared.factories.DeploymentFactoryManager;
import javax.enterprise.deploy.spi.DeploymentManager;
import javax.enterprise.deploy.spi.factories.DeploymentFactory;
import java.util.jar.JarFile;
import java.util.jar.Manifest;
// Get the DeploymentFactory implementation class from the MANIFEST.MF file.
File jsr88Jar = new File(wasHome + "/plugins/com.ibm.ws.admin.services.jar");
JarFile jarFile = new JarFile(jsr88Jar);
Manifest manifest = jarFile.getManifest();
Attributes attributes = manifest.getMainAttributes();
String key = "J2EE-DeploymentFactory-Implementation-Class";
String className = attributes.getValue(key);
// Get an instance of the DeploymentFactoryManager
DeploymentFactoryManager dfm = DeploymentFactoryManager.getInstance();
// Create an instance of the WebSphere Application Server DeploymentFactory.
Class deploymentFactory = Class.forName(className);
DeploymentFactory deploymentFactoryInstance =
(DeploymentFactory) deploymentFactory.newInstance();
// Register the DeploymentFactory instance with the DeploymentFactoryManager.
dfm.registerDeploymentFactory(deploymentFactoryInstance);
// Provide WebSphere Application Server URI, user ID, and password.
// For more information, see the step that follows.
wsDM = dfm.getDeploymentManager(
"deployer:WebSphere:myserver:8880", null, null);
- 本製品の DeploymentManager インスタンスに
アクセスするコードを作成します。
デプロイメント用の本製品の URI には、以下のフォーマットを使用します。
"deployer:WebSphere:host:port"
前のステップの
例で使用した "deployer:WebSphere:myserver:8880" は、デフォルトの SOAP コネクターを使用して
ポート 8880 でホスト myserver への接続を試行します。
デプロイメント用の URI の host エレメントに、
Internet Protocol Version 6 (IPv6) アドレスを指定できます。IPv6 アドレスは、大括弧 ([]) で囲みます。
例えば、以下のように指定します。
"deployer:WebSphere:[IPv6_address]:port"
また、デプロイメント用の URI にオプション・パラメーター connectorType を追加できます。
例えば、RMI コネクターを使用して myserver にアクセスするには、以下のように URI をコーディングします。
"deployer:WebSphere:myserver:2809?connectorType=RMI"
- オプション: 本製品によって提供される JSR-88 サポートを使用して Java EE アプリケーションまたはモジュールをカスタマイズ、あるいはデプロイすることができる Java プログラムをコーディングします。
- アプリケーションまたはモジュールを開始するのに使用される JSR-88 API を用いて、
デプロイ済み Java EE アプリケーションまたはスタンドアロン Java EE モジュールを開始します。
次のタスク
デプロイ済みアプリケーションまたはモジュールをテストします。例えば、デプロイ済みのアプリケーションの URL を Web ブラウザーで参照し、
アプリケーションのパフォーマンスを調べます。
必要に応じて、アプリケーションを更新してください。