メッセージング・エンジンの JDBC データ・ソースの調整

サービス統合バスでのメッセージング・パフォーマンスを実現するには、メッセージング・エンジンの JDBC データ・ソースを正しく構成する必要があります。

始める前に

メッセージング・パフォーマンスのユーザーの要求を満たすために、JDBC データ・ソースの接続プールを構成する必要があるかどうか検討します。

このタスクについて

メッセージング・エンジンは接続プールを使用して、データベースへの接続を取得します。作業負荷が大きいと、メッセージング・エンジンは、プール内で接続が使用可能になるのを待機することによる遅延を避けるため、多数の同時接続が必要になる可能性があります。例えば、非常に負荷の大きいメッセージング・エンジンには 50 以上の接続が必要になる可能性があります。以下のステップを実行して、パフォーマンスの要求を満たす接続プールを構成します。

手順

  1. ご使用のリレーショナル・データベース管理システム (RDBMS) の構成が、必要とする接続数を許可することを確認します。 詳しくは、ご使用の RDBMS の資料を参照してください。
  2. 管理コンソールを使用して、データ・ソースの接続プール・パラメーターを設定します。 リソース (Resources) ->「JDBC」 ->「データ・ソース」 ->「data_source_name -> [追加プロパティー]「接続プール・プロパティー」の順に進みます。
    1. 「最大接続数」を必要な接続数 (例えば、最低 50) に設定します。 接続数のデフォルトは 10 です。
      ヒント: データベースへの接続を要求しているときにメッセージング・エンジンがタイムアウトになった場合、エラー・ログをチェックします。エラー・ログにエラー・メッセージ CWSIS1522E が含まれていれば、接続数を増やし、RDBMS の構成がその接続数を許可することを確認します。
    2. 「パージ・ポリシー」EntirePool に設定します。 このポリシーはメッセージング・エンジンが停止したときに、接続プールがすべての接続を解放できるようにします。
      重要: メッセージング・エンジンがクラスター内でフェイルオーバーする可能性があれば、この値を設定する必要があります。

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