wsadmin スクリプトを使用する AdminTask オブジェクトの ConfigArchiveOperations コマンド・グループ
Jython または Jacl スクリプト言語を使用すると、ご使用の環境でサーバーを構成できます。 ConfigArchiveOperations グループのコマンドおよびパラメーターは、サーバー構成やセル全体の構成のエクスポートまたはインポートに使用できます。
exportProxyProfile
exportProxyProfile は、 セキュアなプロキシー・サーバーのセル構成全体を構成アーカイブにエクスポートする場合 に使用するコマンドです。 exportProxyProfile コマンドは、分散プラットフォームと z/OS® オペレーティング・システムの間では機能しません。
ターゲット・オブジェクト
なし。
必須パラメーター
- -archive
- エクスポートされる構成アーカイブの完全修飾ファイル・パスを指定します。 (ストリング、必須)
戻り値
このコマンドは出力を返しません。
バッチ・モードの使用例
Jython ストリングを使用:
AdminTask.exportProxyProfile('[-archive "c:/myCell.car"]')
Jython ストリングを使用:
AdminTask.exportProxyProfile('-archive c:/myCell.car')
Jython リストを使用:
AdminTask.exportProxyProfile(['-archive', 'c:/myCell.car'])
Jython リストを使用:
AdminTask.exportProxyProfile(['-archive', 'c:/myCell.car'])
対話モードの使用例
- Jython を使用:
AdminTask.exportProxyProfile('-interactive')
exportProxyServer
exportProxyServer コマンドは、セキュアなサーバー構成を、構成アーカイブ内で定義済みのノードにエクスポートする場合に 使用します。 このコマンドは、サーバーが存在するノードのメタデータ・ファイルをエクスポートします。 この情報は後で、ターゲット・ノードと、 サーバーのエクスポート元であるノードとの間の互換性の有無を確認するために 構成アーカイブをインポートするときに使用します。
exportProxyServer コマンドは、サーバー構成を仮想化して、 サーバーを構成アーカイブにエクスポートします。 このプロセスにより、 構成アーカイブ内のサーバー構成とシステム内の構成間の既存の関連がすべて断ち切られます。
ターゲット・オブジェクト
なし必須パラメーター
- -archive
- エクスポートされる構成アーカイブの完全修飾パスを指定します。 (ストリング、必須)
- -serverName
- セキュアなプロキシー・サーバー名を指定します。(ストリング、必須)
オプション・パラメーター
- -nodeName
- セキュアなプロキシー・サーバーのノード名を指定します。このパラメーターは、 セキュアなプロキシー・サーバー名がセル内で固有でない場合にのみ必要です。 (ストリング、オプション)
戻り値
このコマンドは出力を返しません。
例
バッチ・モードの使用例:
- Jython ストリングを使用:
AdminTask.exportProxyServer('[-archive c:/myProxyServer.car -nodeName node1 -serverName server1]')
- Jython リストを使用:
AdminTask.exportProxyServer(['-archive', 'c:/myProxyServer.car', '-nodeName', 'node1', '-serverName', 'server1'])
- Jython ストリングを使用:
AdminTask.exportProxyServer('[-archive /myProxyServer.car -nodeName node1 -serverName server1]')
- Jython リストを使用:
AdminTask.exportProxyServer(['-archive', '/myProxyServer.car', '-nodeName', 'node1', '-serverName', 'server1'])
対話モードの使用例:
- Jython を使用:
AdminTask.exportServer ('-interactive')
exportServer
exportServer コマンドは、サーバー構成を、 構成アーカイブ内で定義済みのノードにエクスポートする場合に使用します。 exportProxyServer コマンドを使用して、プロキシー・サーバー構成をエクスポート します。
exportServer コマンドは、サーバー構成を仮想化して、 サーバーを構成アーカイブにエクスポートします。 このプロセスにより、 構成アーカイブ内のサーバー構成とシステム内の構成間の既存の関連がすべて断ち切られます。 このプロセスにより、指定するサーバーからアプリケーションが除去され、指定のサーバーと、サーバー、クラスター、またはサービス統合バス・メンバーからなるコア・グループの間の関係も断ち切られます。
exportServer コマンドは、 サーバーが存在するノードのメタデータ・ファイルをエクスポートします。 この情報は後で、ターゲット・ノードと、 サーバーのエクスポート元であるノードとの間の互換性の有無を確認するために 構成アーカイブをインポートするときに使用します。
ターゲット・オブジェクト
なしパラメーターおよび戻り値
- -archive
- エクスポートされる構成アーカイブの完全修飾パスを指定します。 (ストリング、必須)
- -nodeName
- サーバーのノード名を指定します。このパラメーターは、サーバー名がセル内で固有でない場合にのみ必要です。 (ストリング、オプション)
- -serverName
- サーバー名を指定します。(ストリング、必須)
例
バッチ・モードの使用例:
- JACL を使用:
$AdminTask exportServer {-archive c:/myServer.car -nodeName node1 -serverName server1}
- Jython ストリングを使用:
AdminTask.exportServer('[-archive c:/myServer.car -nodeName node1 -serverName server1]')
- Jython リストを使用:
AdminTask.exportServer(['-archive', 'c:/myServer.car', '-nodeName', 'node1', '-serverName', 'server1'])
対話モードの使用例:
- JACL を使用:
$AdminTask exportServer {-interactive}
- Jython ストリングを使用:
AdminTask.exportServer ('[-interactive]')
- Jython リストを使用:
AdminTask.exportServer (['-interactive'])
exportWasprofile
ターゲット・オブジェクト
なしパラメーターおよび戻り値
- -archive
- エクスポートされる構成アーカイブの完全修飾ファイル・パスを指定します。 (ストリング、必須)
例
バッチ・モードの使用例:- JACL を使用:
$AdminTask exportWasprofile {-archive c:/myCell.car}
- Jython ストリングを使用:
AdminTask.exportWasprofile('[-archive c:/myCell.car]')
- Jython リストを使用:
AdminTask.exportWasprofile(['-archive', 'c:/myCell.car'])
- JACL を使用:
$AdminTask exportWasprofile {-interactive}
- Jython ストリングを使用:
AdminTask.exportWasprofile ('[-interactive]')
- Jython リストを使用:
AdminTask.exportWasprofile (['-interactive'])
importApplicationsFromWasprofile
このスクリプトでは、 指定されたアプリケーション・サーバーの Java EE アプリケーションを、 AdminTask exportWasprofile コマンドで生成された構成アーカイブ・ファイル (.car ファイル) からターゲットのセル構成にインポートします。
共有ライブラリーに依存する Java EE アプリケーションをインポートする場合は、 インポートしたアプリケーションを正常始動するために、その前に、ターゲット・ノードに共有ライブラリーが構成されて存在していなければなりません。 指定されたターゲット・セルに既にデプロイされている Java EE アプリケーションは、インポートすることができません。
ターゲット・オブジェクト
なし。
パラメーターおよび戻り値
- -archive
- 構成アーカイブの完全修飾ファイル・パスを指定します。 (ストリング、必須)
- -targetNodeName
- アプリケーション・インポート元のターゲット・アプリケーション・サーバーのノード名を指定します。 指定するノードは、ターゲット・システムに存在しなければなりません。 targetClusterName パラメーターの値を指定する場合は、このパラメーターを指定しないでください。 (ストリング、targetClusterName パラメーターが指定されない場合には必須)
- -targetServerName
- アプリケーション・インポート先のターゲット・アプリケーション・サーバーの名前を指定します。 指定するサーバーは、ターゲット・システムに存在しなければなりません。 targetClusterName パラメーターの値を指定する場合は、このパラメーターを指定しないでください。 (ストリング、targetClusterName パラメーターが指定されない場合には必須)
- -targetClusterName
- アプリケーション・インポート先のターゲット・クラスターの名前を指定します。 指定するクラスターは、ターゲット・システムに存在しなければなりません。 targetNodeName パラメーターと targetServerName パラメーターの値を指定する場合は、このパラメーターを指定しないでください。 (ストリング、targetNodeName パラメーターと targetServerName パラメーターが指定されない場合には必須)
- -sourceServerName
- アプリケーション・インポート元のソース・サーバーの名前を指定します。
指定するサーバーは、構成アーカイブ・ファイルに存在しなければなりません。
このパラメーターは、以下のいずれかの環境で必須です。
- 構成アーカイブ・ファイルに複数のサーバーが存在し、かつ、ソースとターゲットのサーバー名が異なる。
- targetClusterName パラメーターが指定されている。
(ストリング、オプション)
出力例
このコマンドは出力を返しません。
例
バッチ・モードの使用例:
- Jacl を使用:
$AdminTask importApplicationsFromWasprofile {-archive c:/myCell.car -targetNodeName myNodeName -targetServerName myServerName -sourceServerName mySourceServerName}
$AdminTask importApplicationsFromWasprofile {-archive c:/myCell.car -targetClusterName myClusterName -sourceServerName mySourceServerName}
- Jython ストリングを使用:
AdminTask.importApplicationsFromWasprofile('[-archive c:/myCell.car -targetNodeName myNodeName -targetServerName myServerName -sourceServerName mySourceServerName]')
AdminTask.importApplicationsFromWasprofile('[-archive c:/myCell.car -targetClusterName myClusterName -sourceServerName mySourceServerName]')
- Jython リストを使用:
AdminTask.importApplicationsFromWasprofile(['-archive', 'c:/myCell.car', '-targetNodeName', 'myNodeName', '-targetServerName', 'myServerName', '-sourceServerName', 'mySourceServerName'])
AdminTask.importApplicationsFromWasprofile(['-archive', 'c:/myCell.car', '-targetClusterName', 'myClusterName', '-sourceServerName', 'mySourceServerName'])
対話モードの使用例:
- Jacl を使用:
$AdminTask importApplicationsFromWasprofile {-interactive}
- Jython ストリングを使用:
AdminTask.importApplicationsFromWasprofile ('[-interactive]')
- Jython リストを使用:
AdminTask.importApplicationsFromWasprofile (['-interactive'])
importProxyProfile
importProxyProfile コマンドは、 構成アーカイブ内のセル構成をシステムにインポートする場合に使用します。このコマンドでは、 基本シングル・サーバー構成のみがサポートされています。importProxyProfile コマンドは、分散プラットフォームと z/OS プラットフォームの間では機能しません。
ターゲット・オブジェクト
なし。
必須パラメーター
- -archive
- エクスポートされる構成アーカイブの完全修飾ファイル・パスを指定します。 (ストリング、必須)
オプション・パラメーター
- -deleteExistingServers
- プロファイル内の既存のセキュアなプロキシー・サーバーを、インポートされた プロキシー・プロファイル内のサーバーで置き換えるかどうかを指定します。 既存のサーバーを上書きする場合は、true を指定します。(ブール値、オプション)
戻り値
このコマンドは出力を返しません。
バッチ・モードの使用例
Jython ストリングを使用:
AdminTask.importProxyProfile('-archive c:/myCell.car -deleteExistingServers true')
Jython ストリングを使用:
AdminTask.importProxyProfile('-archive /myCell.car -deleteExistingServers true')
Jython リストを使用:
AdminTask.importProxyProfile('-archive', 'c:/myCell.car', '-deleteExistingServers', 'true')
Jython リストを使用:
AdminTask.importProxyProfile('-archive', '/myCell.car', '-deleteExistingServers', 'true')
対話モードの使用例
- Jython を使用:
AdminTask.importProxyProfile('-interactive')
importProxyServer
importProxyServer コマンドを使用して、構成アーカイブにあるセキュアなプロキシー・サーバーをシステムにインポートします。 このコマンドは、構成アーカイブで定義されたすべてのサーバー・スコープ構成をシステム構成にインポートします。
ターゲット・オブジェクト
なし必須パラメーター
- -archive
- インポートする構成アーカイブの完全修飾パスを指定します。 (ストリング、必須)
オプション・パラメーター
- -nodeInArchive
- 構成アーカイブで定義されているサーバーのノード名を指定します。複数のノードが 構成アーカイブに存在する場合は、このパラメーターの値を指定します。(ストリング、オプション)
- -serverInArchive
- 構成アーカイブ内で定義されているセキュアなプロキシー・サーバーの名前 を指定します。複数のセキュアなプロキシー・サーバーが 構成アーカイブに存在する場合は、このパラメーターの値を指定します。(ストリング、オプション)
- -deleteExistingServer
- インポートするサーバーと既存のサーバーが同じ名前である場合に、既存のサーバーを 削除して置き換えるかどうかを指定します。既存のサーバーを同じ名前で上書きするには、 このコマンドの値を true に設定します。(ストリング、オプション)
- -nodeName
- セキュアなプロキシー・サーバーがインポートされるノードの名前を指定します。このパラメーターは、 セキュアなプロキシー・サーバー名がセル内で固有でない場合にのみ必要です。 (ストリング、オプション)
- -serverName
- セキュアなプロキシー・サーバー名を指定します。指定する サーバー名がノードの既存サーバー名に一致する場合、 例外が作成されます。(ストリング、オプション)
- -coreGroup
- セキュアなプロキシー・サーバーが属するコア・グループ名を指定します。 (ストリング、オプション)
戻り値
このコマンドは出力を返しません。
例
バッチ・モードの使用例:
- Jython ストリングを使用:
AdminTask.importProxyServer('[-archive c:/myProxyServer.car -nodeName node1 -serverInArchive server1 -deleteExistingServer true]')
- Jython リストを使用:
AdminTask.importProxyServer(['-archive', 'c:/myProxyServer.car', '-nodeName', 'node1', '-serverInArchive', 'server1', '-deleteExistingServer', 'true'])
- Jython ストリングを使用:
AdminTask.importProxyServer('[-archive /myProxyServer.car -nodeName node1 -serverInArchive server1 -deleteExistingServer true]')
- Jython リストを使用:
AdminTask.importProxyServer(['-archive', '/myProxyServer.car', '-nodeName', 'node1', '-serverInArchive', 'server1', 'server1', '-deleteExistingServer', 'true'])
対話モードの使用例:
- Jython を使用:
AdminTask.importProxyServer('-interactive')
importServer
importServer コマンドを使用して、構成アーカイブにあるサーバーをシステムにインポートします。 このコマンドは、構成アーカイブで定義されたすべてのサーバー・スコープ構成をシステム構成にインポートします。importProxyServer コマンドを使用 して、セキュアなプロキシー・サーバー構成をインポートします。
ターゲット・オブジェクト
なしパラメーターおよび戻り値
- -archive
- 構成アーカイブの完全修飾パスを指定します。 (ストリング、必須)
- -nodeInArchive
- 構成アーカイブで定義されているサーバーのノード名を指定します。(ストリングは、構成アーカイブに定義された ノードが 1 つだけの場合はオプションですが、複数定義されている場合は必須)
- -serverInArchive
- 構成アーカイブ内で定義されているサーバーの名前を指定します。(ストリングは 指定された nodeInConfiguration アーカイブで定義されたサーバー が 1 つのみある場合は、オプション。 指定された nodeInConfiguration アーカイブで定義されたサーバーが複数ある場合は必須。)
- -nodeName
- サーバーがインポートされるノード名を指定します。(ノードが 1 つだけある場合、ストリングはオ プション。)
- -serverName
- サーバーがインポートされるサーバー名を指定します。指定する サーバー名がノードの既存サーバー名に一致する場合、 例外が作成されます。(ストリング、オプション、デフォルト: serverInArchive)
- -coreGroup
- サーバーが属するコア・グループ名を指定します。(ストリング、オプション)
例
バッチ・モードの使用例:
- JACL を使用:
$AdminTask importServer {-archive c:/myServer.car -nodeInArchive node1 -serverInArchive server1}
- Jython ストリングを使用:
AdminTask.importServer('[-archive c:/myServer.car -nodeInArchive node1 -serverInArchive server1]')
- Jython リストを使用:
AdminTask.importServer(['-archive', 'c:/myServer.car', '-nodeInArchive', 'node1', '-serverInArchive', 'server1'])
対話モードの使用例:
- JACL を使用:
$AdminTask importServer {-interactive}
- Jython ストリングを使用:
AdminTask.importServer ('[-interactive]')
- Jython リストを使用:
AdminTask.importServer (['-interactive'])
importWasprofile
importWasprofile コマンドは、 構成アーカイブ内のセル構成をシステムにインポートする場合に使用します。このコマンドでは、シングル・ノードの基本サーバー構成のみがサポートされています。importProxyProfile コマンドを使用して、セキュアなプロキシー・サーバー・プロファイルをインポートします。
importWasprofile コマンドは、分散プラットフォームと z/OS オペレーティング・システムの間では機能しません。
ターゲット・オブジェクト
なしパラメーターおよび戻り値
- -archive
- 構成アーカイブの完全修飾ファイル・パスを指定します。 (ストリング、必須)
- -deleteExistingServers
- true に設定すると、ターゲット・プロファイルから既存のサーバーを削除して、構成アーカイブをターゲット・プロファイルにインポートするよう指定します。(ブール値、オプション)
デフォルト値は false で、サーバーを置き換えないよう指定します。
例
- JACL を使用:
$AdminTask importWasprofile {-archive c:/myCell.car}
$AdminTask importWasprofile { -archive profile.car -deleteExistingServers true}
- Jython ストリングを使用:
AdminTask.importWasprofile('[-archive c:/myCell.car]')
AdminTask.importWasprofile('[-archive profile.car -deleteExistingServers true]')
- Jython リストを使用:
AdminTask.importWasprofile(['-archive', 'c:/myCell.car'])
AdminTask.importWasprofile(['-archive', 'profile.car', '-deleteExistingServers', true])
- JACL を使用:
$AdminTask importWasprofile {-interactive}
- Jython ストリングを使用:
AdminTask.importWasprofile ('[-interactive]')
- Jython リストを使用:
AdminTask.importWasprofile (['-interactive'])