HTTP トランスポート・チャネルの設定

このページを使用して、HTTP トランスポート・チャネルの表示および構成を行います。 このタイプのトランスポート・チャネルは、リモート・クライアントからの HTTP 要求を処理します。

HTTP トランスポート・チャネルは HTTP 要求を解析し、その要求を処理して応答を送信するのに適切なアプリケーション・チャネルを見つけます。

この管理コンソール・ページを表示するには、「サーバー」 > 「サーバー・タイプ」 > 「WebSphere Application Server」 > server_name > 「ポート」とクリックします。設定を表示または構成したい HTTP チャネルのポートを見つけて、「関連トランスポートの表示」をクリックします。 この HTTP トランスポートを組み込んでいる トランスポート・チェーンの名前をクリックしてから、HTTP トランスポート・チャネルの名前をクリックします。

トランスポート・チャネル名

HTTP トランスポート・チャネルの名前を指定します。

次の文字を名前フィールドに含めることはできません。 # \ / , : ; " * ? < > | = + & % '

この名前は、ご使用のシステム内の全チャネルで固有である必要があります。例えば、HTTP トランスポート・チャネルと TCP トランスポート・チャネルは、同一のシステム内では同じ名前を持つことができません。

情報
データ型 ストリング

判断ウェイト

このトランスポート・チェーンの他のチャネルに関連してこのチャネルが有する優先順位を指定します。 このプロパティーが使用されるのは、ポート共有が使用可能に設定されており、 かつデータを転送する複数のチャネルがトランスポート・チェーンに含まれている場合に限ります。 チェーン内の判断ウェイトの最も低いチャネルは、着信データを見て、 そのデータを所有するかどうかを判断する最初のチャネルです。

情報
データ型 正整数
デフォルト 0
移行ユーザーの方へ 移行ユーザーの方へ: 前のバージョンでは、HTTP チャネルでの「判断失敗」例外は、 応答コード 403 で応答します。このバージョンの製品では、サーバーは応答コード 500 で応答します。trns

読み取りタイムアウト

最初の読み取りが発生してから、HTTP トランスポート・チャネルが、 ソケット上で読み取り要求が完了するのを待つ時間を秒数で指定します。 待機中の読み取りは、読み取り要求の本文の一部 (POST など) であることや、ヘッダーの一部 (ソケット上でのこの読み取り要求の最初の読み取りの中で、すべてのヘッダーが読み取られなかった場合) であることがあります。

遷移: このプロパティーに指定した値は、「書き込みタイムアウト」プロパティーに指定した値とともに、 前のリリースの ConnectionIOTimeout カスタム・プロパティーで提供されていたタイムアウト機能を提供します。
情報
データ型 整数
デフォルト 60 秒

書き込みタイムアウト

HTTP トランスポート・チャネルがソケット上で、応答データの各部分が送信されるのを待つ時間を秒数で指定します。 このタイムアウトは通常、新規要求に対応できず、書き込みが遅れている状況でのみ発生します。 この状態は、クライアントのデータ速度が遅い場合か、 あるいはサーバーのネットワーク・インターフェース・カード (NIC) が I/O で飽和状態になっている場合に発生する可能性があります。

遷移: このプロパティーに指定した値は、「読み取りタイムアウト」プロパティーに指定した値とともに、 前のリリースの ConnectionIOTimeout カスタム・プロパティーで提供されていたタイムアウト機能を提供します。

一部のクライアントで、そのクライアントに書き込まれるデータの受信に 300 秒より 長くかかる場合は、「書き込みタイムアウト」パラメーターに指定された値を変更してください。 一部のクライアントは遅いため、送信されるデータを受信するのに 300 秒より長い時間が必要です。 クライアントがすべてのデータを確実に取得できるようにするには、 このパラメーターの値を、すべてのデータを受信するのに十分な時間 (秒) に変更します。 この設定の値を変更する場合は、必ず、その新しい値でも、悪意のあるクライアントからサーバーが保護されるようにしてください。

情報
データ型 整数
デフォルト 60 秒

パーシスタント・タイムアウト

HTTP トランスポート・チャネルが、ソケットを要求間にアイドル状態にしておく時間を秒数で指定します。

遷移: このプロパティーに値を指定することで、前のリリースの ConnectionKeepAliveTimeout カスタム・プロパティーで提供されていたタイムアウト機能が提供されます。
情報
データ型 整数
デフォルト 30 秒

パーシスタント (キープアライブ) 接続の使用

選択すると、要求の間で HTTP トランスポート・チャネル接続を開いたままにするように指定します。 接続を開いたままにすると、ワークロードのクライアントが複数の要求を送信する場合に、 ソケットのセットアップと除去にかかるコストを節約することができます。

クライアントがかなり長い時間をかけて 単一の要求のみを送信する場合は、HTTP トランスポート・チャネルに後から接続をクローズするようタイムアウトを セットアップするよりも、このオプションを使用不可にし、すぐに接続をクローズすることをお勧めします。

デフォルト値は true で、通常はこれが最適な設定値です。

トラブルの回避 (Avoid trouble) トラブルの回避 (Avoid trouble): 「最大のパーシスタント要求数」プロパティーに 0 以外の値を指定すると、 「パーシスタント (キープアライブ) 接続の使用」プロパティーの設定は無視されます。gotcha

接続当たりの無制限のパーシスタント要求数

選択すると、接続当たりのパーシスタント要求数が無制限になることが指定されます。

接続当たりの最大のパーシスタント要求数

これを選択すると、接続当たりのパーシスタント要求数が、 「パーシスタント要求の最大数」プロパティーで指定した数に 制限されることが指定されます。このプロパティー設定は、「パーシスタント (キープアライブ) 接続の使用」プロパティーが使用可能でない場合、無視されます。

「最大のパーシスタント要求数」パラメーターに指定された値を変更し、 接続のクローズ前に接続を介して流すことができる要求数を増やします。 「Use persistent connections」オプションを使用可能にすると、 「最大のパーシスタント要求数」パラメーターは、接続のクローズ前に接続を介して流すことができる要求数を制御します。 デフォルト値は 100 です。 この値は、ほとんどのクライアント (すべてでない場合) が同じセッション中に複数の要求を行うときに、 クライアントの接続が常にオープンになるような値に設定する必要があります。 このパラメーターを適切に設定することによって、ソケットの不必要なセットアップと取り壊しを 除去することができます。

クライアントが決してソケットをクローズしないテスト・シナリオ、またはソケットが常に アプリケーション・サーバーの前のプロキシーまたは Web サーバーであるテスト・シナリオでは、 値 -1 を指定すると、単一接続上の要求数を制限する処理を使用不可にします。 それでも、パーシスタント・タイムアウトが、一部のアイドル状態ソケットをシャットダウンして、 サーバーでのオープン・ソケットがなくならないようにします。

関連情報: パーシスタンスの動作は、HTTP トランスポートのキープアライブ接続と同じです。 すべての HTTP トランスポートにおけるキープアライブ (パーシスタント) 接続の同時最大数を指定する MaxKeepAliveConnections 設定、およびスレッド・プール・サイズは、パーシスタンスに直接関係しません。 パーシスタンスは、MaxKeepAliveConnections 設定およびスレッド・プール・サイズの設定からは独立して機能します。

接続当たりの最大のパーシスタント要求数

単一の HTTP 接続で許可されるパーシスタント要求の最大数を指定します。 このフィールドに値を追加できるのは、「接続当たりの最大のパーシスタント要求数」プロパティーを選択した場合のみです。

「Use persistent connections」オプションを使用可能にすると、 「最大のパーシスタント要求数」パラメーターは、接続のクローズ前に接続を介して流すことができる要求数を制御します。 デフォルト値は 100 です。 この値は、ほとんどのクライアント (すべてでない場合) が同じセッション中に複数の要求を行うときに、 クライアントの接続が常にオープンになるような値に設定する必要があります。 このパラメーターを適切に設定することによって、ソケットの不必要なセットアップと取り壊しを 除去することができます。

クライアントが決してソケットをクローズしないテスト・シナリオ、またはソケットが常に アプリケーション・サーバーの前のプロキシーまたは Web サーバーであるテスト・シナリオでは、 値 -1 は単一の接続を介した要求数を制限する処理を使用不可にします。 パーシスタント・タイムアウトは、一部のアイドル状態ソケットをシャットダウンして、 サーバーでのオープン・ソケットがなくならないようにします。

0 または 1 を指定すると、 接続当たり 1 つの要求のみ許可されます。

情報
データ型 整数
デフォルト 100

ヘッダー・フィールドの最大サイズ

HTTP 要求に組み込むことのできるヘッダーの最大サイズを バイト単位で指定します。

このプロパティーをアプリケーションにとって現実的なサイズに設定すると、 HTTP 要求内で大きなヘッダーを使用してシステム・リソース (例えば、HTTP 要求を処理するアプリケーションなど) を本来のユーザーが事実上使用できないようにしようとする サービス妨害 (DoS) アタックを防ぐことができます。

このプロパティーのデフォルトは、32768 バイトです。

最大ヘッダー

単一の HTTP 要求に組み込むことのできるヘッダーの最大数を指定します。

このプロパティーをアプリケーションにとって現実的な数に設定すると、 HTTP 要求内に多数のヘッダーを入れてシステム・リソース (HTTP 要求を処理する アプリケーションなど) を本来のユーザーが事実上使用できないようにしようとする サービス妨害 (DoS) アタックを防ぐことができます。

このプロパティーのデフォルトは 50 です。

トラブルの回避 (Avoid trouble) トラブルの回避 (Avoid trouble): このプロパティーの値を変更しない場合でも、この管理コンソール・ページを使用して他の HTTP トランスポート・チャネル設定を変更すると、保存時にこのプロパティーに指定した値は、server.xml ファイル内の対応するプロパティーに自動的に保存されます。この変更によって、server.xml ファイルでこのプロパティーの現行値を更新するつもりがなかった場合でも、server.xml ファイルでこのプロパティーに以前に設定した値はすべて指定変更されます。gotcha

要求本体の制限バッファー・サイズ

選択した場合、HTTP 要求の本体のサイズを 制限することが指定されます。

このプロパティーを使用すると、大きな HTTP 要求を使用してシステム・リソース (例えば、HTTP 要求を処理するアプリケーションなど) を本来のユーザーが事実上使用できないようにしようとする サービス妨害 (DoS) アタックを防ぐことができます。

要求本体の最大バッファー・サイズ

HTTP 要求の本体の最大サイズ制限をバイト単位で指定します。 このサイズを超えると、要求は処理されません。

このフィールドに値を追加できるのは、「要求本体の制限バッファー・サイズ」プロパティーを選択した場合のみです。

ロギング

このセクションの設定を使用すると、National Center for Supercomputing Applications (NCSA) のアクセス・ロギング、または HTTP エラー・ロギングを構成し、使用可能にすることができます。製品を z/OS® で実行している場合は、このセクションを使用して、 Fast Response Cache Accelerator (FRCA) ロギングを構成し、使用可能にすることもできます。これらのいずれのロギング・サービスを使用可能にした場合も、サーバーのパフォーマンスが低下します。

使用可能に設定したロギング・サービスをサーバーの始動時に開始させたい場合は、「サーバー」 > 「サーバー・タイプ」 > 「WebSphere Application Server」 > server_name とクリックします。次に「トラブルシューティング」セクションで、「HTTP エラー、NCSA アクセス、および FRCA ロギング」をクリックし、「サーバー始動時にロギング・サービスを使用可能にする」を選択します。 このオプションを選択すると、使用可能に設定されている HTTP エラー、NCSA、 または FRCA のロギング・サービスがサーバーの始動時に自動的に開始されます。

トラブルの回避 (Avoid trouble) トラブルの回避 (Avoid trouble): 製品を z/OS で実行している場合、HTTP エラー、NCSA アクセス、および FRCA のロギング設定をコントローラーで指定する必要があります。これらの設定は、 サーバントや付属のもので指定しても無視されます。gotcha

NCSA アクセス・ロギング

デフォルトでは、NCSA アクセス・ロギングについて「グローバル・ロギング・サービスの使用」オプションが選択されます。 この設定の意味は、NCSA アクセス・ロギングの設定が、管理コンソールの「HTTP エラー、NCSA アクセス、および FRCA ロギング」ページで NCSA アクセス・ロギングについて指定された設定に、デフォルトで設定されるということです。この特定 HTTP トランスポート・チャネルについてこれらの設定内容を変更する場合は、 「NCSA アクセス・ロギング」セクションを展開して、「チェーン固有のロギングを使用」オプションを選択します。

チェーン固有のロギングを使用」オプションを選択した後、 次の構成変更を行うことができます。
  • NCSA アクセス・ロギングを明示的に使用可能または使用不可にする。
  • デフォルト・パスとは別のアクセス・ログのファイル・パスを指定する。
  • デフォルトの最大サイズとは異なる、アクセス・ログ・ファイルの最大サイズを指定する。
  • NCSA アクセス・ログ・ファイルのフォーマットを明示的に選択する。

アクセス・ロギングを使用可能にする

選択すると、HTTP トランスポート・チャネルが処理するインバウンド・クライアント要求のレコードが NCSA アクセス・ログ・ファイルに保持されます。

チェーン固有のロギングの使用不可化

指定したチェーンで NCSA、FRCA、およびエラー・ロギングを使用不可にするには、HTTP トランスポート・チャネルのカスタム・プロパティー loggingDisable を設定します。このカスタム・プロパティーが設定されるか、その値が変更された場合は、変更を有効にするためにサーバーを再始動する必要があります。

アクセス・ログのファイル・パス

NCSA アクセス・ログ・ファイルのディレクトリー・パスと名前を指定します。ディレクトリー・パスを指定するときに、$(SERVER_LOG_ROOT) などの標準の変数置換を使用できます。

[z/OS]z/OS で本製品を実行している場合、ログ・ファイル名の競合を防止するため、$(SERVER_LOG_ROOT) などのサーバー固有の変数を使用してください。

アクセス・ログの最大サイズ

NCSA アクセス・ログ・ファイルの最大サイズをメガバイト単位で指定します。 この最大サイズに達すると、アーカイブ・ログ・ファイル logfile_name が作成されます。 ただし、元のログ・ファイルがオーバーフローするごとに、このアーカイブ・ファイルは、 元のログ・ファイルの現行バージョンで上書きされます。

ヒストリー・ファイルの最大数

今後の参照用に保持する NCSA アクセス・ログ・ファイルの ヒストリカル・バージョンの最大数を指定します。

NCSA アクセス・ログ・フォーマット

NCSA ログ・ファイルでのクライアント・アクセス情報の表示フォーマットを指定します。 「共通」を選択した場合、ログ・エントリーには要求されたリソース、およびその他いくつかの情報が 含まれますが、参照、ユーザー・エージェント、および Cookie 情報は含まれません。「結合」を 選択した場合、参照、ユーザー・エージェント、および Cookie 情報が含まれます。

[z/OS]

FRCA ロギング

デフォルトでは、FRCA ロギングについて「グローバル・ロギング・サービスの使用」オプションが選択されます。 この設定の意味は、FRCA ロギングの設定が、管理コンソールの 「HTTP エラー、NCSA アクセス、および FRCA ロギング (HTTP error, NCSA access and FRCA logging)」ページで FRCA ロギングについて指定された 設定に、デフォルト設定されるということです。この特定 HTTP トランスポート・チャネルについてこれらの設定値を変更したい場合は、 「FRCA ロギング」セクションを展開して、「チェーン固有のロギングを使用」オプションを選択します。

このフィールドは、本製品を z/OS で実行している場合にのみ表示されます。

チェーン固有のロギングを使用」オプションを選択した後、 次の構成変更を行うことができます。
  • FRCA ロギングを明示的に使用可能または使用不可にする。
  • デフォルト・パスとは別のアクセス・ログのファイル・パスを指定する。
  • デフォルトの最大サイズとは異なる、アクセス・ログ・ファイルの最大サイズを指定する。
  • FRCA ログ・ファイルのフォーマットを明示的に選択する。
[z/OS]

FRCA ロギングを使用可能にする

選択すると、HTTP トランスポート・チャネルが処理するインバウンド・クライアント要求のレコードが FRCA ログ・ファイルに保持されます。

このフィールドは、本製品を z/OS で実行している場合にのみ表示されます。

[z/OS]

FRCA ログ・ファイル・パス

FRCA ログ・ファイルのディレクトリー・パスと名前を指定します。ログ・ファイル名の競合を防止するため、$(SERVER_LOG_ROOT) などのサーバー固有の変数を使用してください。

このフィールドは、本製品を z/OS 上で実行している場合に表示されるだけです。

[z/OS]

FRCA ログの最大サイズ

FRCA ログ・ファイルの最大サイズをメガバイト単位で指定します。 この最大サイズに達すると、アーカイブ・ログ・ファイル logfile_name が作成されます。 ただし、元のログ・ファイルがオーバーフローするごとに、このアーカイブ・ファイルは、 元のログ・ファイルの現行バージョンで上書きされます。

このフィールドは、本製品を z/OS 上で実行している場合に表示されるだけです。

[z/OS]

ヒストリー・ファイルの最大数

今後の参照用に保持する FRCA ログ・ファイルのヒストリカル・バージョンの最大数を指定します。

このフィールドは、本製品を z/OS 上で実行している場合に表示されるだけです。

[z/OS]

FRCA ログ・フォーマット

FRCA ログ・ファイルでのクライアント・アクセス情報の表示フォーマットを指定します。 「共通」を選択した場合、ログ・エントリーには要求されたリソース、およびその他いくつかの情報が 含まれますが、参照、ユーザー・エージェント、および Cookie 情報は含まれません。「結合」を 選択した場合、参照、ユーザー・エージェント、および Cookie 情報が含まれます。

このフィールドは、本製品を z/OS 上で実行している場合に表示されるだけです。

エラー・ロギング

デフォルトでは、エラー・ロギングについて「グローバル・ロギング・サービスの使用」オプションが選択されます。 この設定の意味は、エラー・ロギングの設定が、管理コンソールの 「HTTP エラー、NCSA アクセス、および FRCA ロギング (HTTP error, NCSA access and FRCA logging)」ページでエラー・ロギングについて指定された 設定に、デフォルト設定されるということです。この特定 HTTP トランスポート・チャネルについてこれらの設定値を変更したい場合は、 「エラー・ロギング」セクションを展開して、「チェーン固有のロギングを使用」オプションを選択します。

チェーン固有のロギングを使用」オプションを選択した後、 次の構成変更を行うことができます。
  • HTTP エラー・ロギングを明示的に使用可能または使用不可にする。
  • アクセス・ログのファイル・パスを指定する。このパスには、デフォルトとは別のパスを指定できます。
  • エラー・ログ・ファイルの最大サイズを指定する。この値には、デフォルトの最大サイズより大きい値か、 または小さい値を指定できます。
  • HTTP エラー・ログ・ファイルに組み込むエラー・メッセージのタイプを指定します。

エラー・ロギングを使用可能にする

選択すると、HTTP チャネルがクライアント要求を処理するときに発生する HTTP エラーが、HTTP エラー・ログ・ファイルに記録されます。

エラー・ログのファイル・パス

HTTP エラー・ログ・ファイルのディレクトリー・パスと名前を指示します。ディレクトリー・パスを指定するときに、$(SERVER_LOG_ROOT) などの標準の変数置換を使用できます。

[z/OS]z/OS で本製品を実行している場合、ログ・ファイル名の競合を防止するため、$(SERVER_LOG_ROOT) などのサーバー固有の変数を使用してください。

エラー・ログの最大サイズ

HTTP エラー・ログ・ファイルの最大サイズを、メガバイト単位で示しています。この最大サイズに達すると、アーカイブ・ログ・ファイル logfile_name が作成されます。 ただし、元のログ・ファイルがオーバーフローするごとに、このアーカイブ・ファイルは、 元のログ・ファイルの現行バージョンで上書きされます。

ヒストリー・ファイルの最大数

今後の参照用に保持する HTTP エラー・ログ・ファイルのヒストリカル・バージョンの最大数を指定します。

エラー・ログ・レベル

HTTP エラー・ログ・ファイルに含まれるエラー・メッセージのタイプを指定します。

以下を選択可能です。
クリティカル
アプリケーション・サーバーが正常に機能しなくなる重大な障害のみが記録されます。
Error
クライアントへの応答で発生したエラーが記録されます。これらのエラーがサーバー構成設定 によって発生した場合は、アプリケーション・サーバー管理者の介入が必要です。
警告
クライアント要求を処理する際に発生する、一般エラー (ソケット例外など) に関する情報が記録されます。通常、これらのエラーには、 アプリケーション・サーバー管理者の介入は必要ありません。
情報
クライアント要求を処理する際に実行されるさまざまなタスクの状況が記録されます。
デバッグ
さらに詳細なタスク状況の情報が記録されます。このレベルのロギングは、 問題をデバッグするための RAS ロギングに置き換わるものではありませんが、 個々のクライアント要求の進行に関する継続的な状況報告を提供します。このレベルのロギングを選択する場合、 記録されるすべての情報が含まれるように、「エラー・ログの最大サイズ」フィールドで十分に大きいログ・ファイル・サイズを指定する必要があります。

トピックのタイプを示すアイコン 参照トピック



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ファイル名:urun_chain_typehttp.html