サーブレット・キャッシュ・インスタンスの使用

このタスクを使用して、サーブレット・キャッシュ・インスタンスを構成します。

始める前に

開始する前に、動的キャッシュ・サービスを使用可能にします。

このタスクについて

このタスクを実行し、ご使用のアプリケーションが、 動的キャッシュ・サーブレット・キャッシュ・インスタンスにアクセスできるようにします。 サーブレット・キャッシュ・インスタンスを使用すると、 呼び出されるサーブレットの出力および副次作用を保管することができるため、 ご使用のアプリケーションのパフォーマンスを向上させることができます。 また、サーブレット・キャッシュ・インスタンスからは、アプリケーショ ン・サーバーで実行している複数のアプリケーションのキャッシュに必要な 制御権を取得することができます。 詳しくは、『キャッシュ・インスタンス』を参照してください。

手順

  1. サーブレットのキャッシュを使用可能にしてください。 詳しくは、『サーブレット・キャッシングの構成』を参照してください。
  2. 1 つ以上のキャッシュ・インスタンスを構成します。
    1. 管理コンソールで、「リソース」>「キャッシュ・インスタンス」>「サーブレット・キャッシュ・インスタンス」とクリックします。
    2. キャッシュ・インスタンスの有効範囲を指定します。 セルの有効範囲を指定して、キャッシュ・インスタンスをセル内にあるすべてのサーバーに対して使用可能にします。 ノードの有効範囲を指定すると、 キャッシュ・インスタンスはノードのすべてのサーバーで使用可能になります。 サーバーの有効範囲を指定すると、 キャッシュ・インスタンスは選択したサーバーでのみ使用可能になります。 必要に応じて、有効範囲を混用することができます。
      注: 同じキャッシュ名と JNDI 名を使用して、異なる有効範囲のキャッシュ・インスタンス (オブジェクトまたはサーブレット) を作成することはできません。
    3. 適用」をクリックして、有効範囲を保存します。
    4. キャッシュ・インスタンスの設定を指定します。 「名前」および「 Java™ Naming and Directory interface (JNDI) 名」フィールドが必要です。「JNDI 名」は、cachepec.xml ファイルの <cache-instance> エレメントに指定される名前属性です。 cachespec.xml ファイルに指定される JNDI 名の例は、以下のとおりです。
      <cache-instance name="services/cache/instance_one">
      この例では、 services/cache/instance_one を JNDI 名として指定します。
  3. アプリケーションを更新します。サーブレット・キャッシュ・インスタンスを使用するには、 このキャッシュ・インスタンスの JNDI 名と同じ名前をもつ <cache-instance> エレメントを指定する必要があります。

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http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-nd-mp&topic=tdyn_servletcacheinstance
ファイル名:tdyn_servletcacheinstance.html