既存の Java EE データ・ソース・リソースへのアクセス

WebSphere® Application Server の管理対象データ・ソース (スクリプトまたは Integrated Solutions Console で定義されます) にアクセスするために使用するのと同じ DataSource MBean および JDBCProvider MBean プログラミング・モデルを使用すると、DataSourceDefinition アノテーション、またはデプロイメント記述子の <data-source> エレメントを含むアプリケーションによって定義されている、Java™ Platform Enterprise Edition (Java™ EE) のデータ・ソース・リソースにアクセスできます。 このフィーチャーにより、既存のスクリプトとの互換性が維持され、リソースの管理が簡単になります。

このタスクについて

このタスクは、いくつかの例を用いて、MBean が Java EE データ・ソース・リソースをどのように表現するのかを示しています。

DataSource MBean の使用

以下に示しているように、DataSource MBean の name フィールドを、特殊文字を含む Java Naming and Directory Interface (JNDI) 名として使用します。
JNDI name =  java:module/env/jdbc/myDataSource
name = java.module/env/jdbc/myDataSource
適用可能な場合は常に、アプリケーション、モジュール、およびコンポーネント用の追加フィールドが組み込まれます。以下に例を示します。
WebSphere:type=DataSource,name=java.module/env/jdbc/myDataSource,application=MyApp,module=MyModule,*
これらの値を使用して、以下のように、特定のアプリケーション用の MBean を照会することができます。
WebSphere:type=DataSource,name=java.app/env/myDataSource,application=MyApp,*
または、以下のように、同じ名前の java:app JNDI 名を別のアプリケーションで照会できます。
WebSphere:type=DataSource,name=java.app/env/myDataSource,application=MyOtherApp,*
application フィールドが省略されている照会は、以下のように両方の MBean を返します。
WebSphere:type=DataSource,name=java.app/env/myDataSource,*

Java EE 仕様は、Web モジュールでは java:comp は java:module と同じ名前空間であると定義しています。 そのため、Web モジュールで定義されているデータ・ソースに関する MBean 照会には、component フィールドを含めないでください。

Web モジュールで定義されている java:comp/env/ds1 を照会するには、以下を使用します。
WebSphere:type=DataSource,name=java.comp/env/ds1,application=MyApp,module=MyModule,*
Enterprise JavaBeans (EJB) モジュールで定義されている java:comp/env/ds2 を照会するには、以下を使用します。
WebSphere:type=DataSource,name=java.comp/env/ds2,application=MyApp,module=MyModule,component=MyBean,*
MyApp という名前のアプリケーションによって定義されている java:app/env/myDataSource を照会するには、以下を使用します。
WebSphere:type=DataSource,name=java.app/env/myDataSource,application=MyApp,*
MyOtherApp という名前の別のアプリケーション内の同じ名前の java:app JNDI 名を照会するには、以下を使用します。
WebSphere:type=DataSource,name=java.app/env/myDataSource,application=MyOtherApp,*
また、アプリケーション、モジュール、およびコンポーネントのパラメーターを使用すると、特定のアプリケーションによって定義されているすべてのデータ・ソースに関する一般照会を実行することもできます。以下に例を示します。
WebSphere:type=DataSource,application=MyApp,*
Java EE データ・ソースごとの DataSource MBean の他に、JDBCProvider MBean もあります。JDBCProvider MBean の名前は、JDBCProvider_ という接頭部が付いた DataSource MBean の名前です。以下に例を示します。
WebSphere:type=JDBCProvider,name=JDBCProvider_java.module/env/datasource3,application=MyApp,module=MyModule,*
JDBCProvider MBean には、次の例で示しているように、1 つのデータ・ソースが関連付けられています。
WebSphere:type=DataSource,name=java.module/env/datasource3,application=MyApp,module=MyModule,*

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