com.ibm.websphere.management.application.AppManagementProxy クラスは、WebSphere® Application Server がインストールされていない場合にサーバー・プロセス、管理クライアント・プロセス、スタンドアロン Java™ プログラムからアプリケーション管理機能にアクセスするかどうかに関係なく、この機能に一様にアクセスできるようにします。また、コードの抜粋を使用して、さまざまな場合における AppManagementProxy インスタンスの取得方法を理解することができます。
始める前に
このタスクでは、WebSphere Application Server プログラミング・インターフェースおよび MBean プログラミングに関する基本的な知識があることを前提としています。アプリケーション・プログラミング・インターフェースの資料の WebSphere Application Server プログラミング・インターフェースと MBean プログラミングに関する項目をお読みください。
このタスクについて
以下のタスクを実行して、プログラミングを通してアプリケーション管理機能にアクセスします。
手順
- WebSphere Application Server コードから (例えばカスタム・サービスとして) アプリケーション管理機能にアクセスするには、AppManagementProxy クラスを作成します。
AppManagement appMgmt =
AppManagementProxy.getJMXProxyForServer();
- 外部の WebSphere Application Server から AppManagement MBean を通してアプリケーション管理機能にアクセスするには、管理クライアントを作成して WebSphere Application Server との接続を確立し、AppManagementProxy クラスを作成します。
AdminClient adminClient = ....
// create AppManagement proxy object
AppManagement appMgmt = AppManagementProxy.getJMXProxyForClient (adminClient);
- WebSphere Application Server が実行されていない (ローカル・モードの) 場合に、アプリケーション管理機能にアクセスするには、AppManagementProxy クラスを作成します。
AppManagement appMgmt = AppManagementProxy.getLocalProxy ();
- ローカル・モードで実行している場合は、com.ibm.ws.management.standalone システム・プロパティーを true に設定します。デフォルト以外の場所にある構成文書を変更する場合は、was.repository.root システム・プロパティーを通して構成ディレクトリーのロケーションを設定します。
- WebSphere Application Server が実行中かどうかに関係なく、アプリケーション管理機能を使用できますが、ローカル・モードおよび AppManagement MBean を通してアプリケーション管理機能に同時にアクセスしないでください。そうしないと、これらのモードを使用して行われた更新が競合して、WebSphere Application Server 構成の整合性が損なわれることがあります。
タスクの結果
AppManagementProxy クラスを正常に作成したら、アプリケーション管理機能にアクセスすることができます。
次のタスク
インストール、アンインストール、編集などのさまざまな管理タスクを実行することができます。