cacheinstances.properties ファイル

この文書に収められている情報は、cacheinstances.properties ファイルで使用できる名前、値、 および説明の参照として使用してください。

以下のリストには、cacheinstance.properties ファイルのプロパティー名、 関連付けられた値、および説明が記載されています。

プロパティー名 - x は、0 で始まるインスタンス番号です。 バージョン 有効範囲 指定可能な値 説明
         
キャッシュ・コア・プロパティー        
cache.instance.x
5.1.x 以降 キャッシュ・インスタンス当たり 任意のストリング (デフォルト設定なし) キャッシュ・インスタンス名または JNDI 名を指定します。
cache.instance.x.
cacheSize
5.1.x 以降 キャッシュ・インスタンス当たり > 0 (デフォルトは 2000) メモリー・キャッシュ内に保持されるエントリーの最大数を指定します。
cache.instance.x.
disableDependencyId
6.0.2.x 以降 キャッシュ・インスタンス当たり true または false (デフォルトは false) 動的キャッシュ・サービスがキャッシュ・エントリーの依存関係 ID をサポートすることを指定します。 依存関係 ID を使用する必要がない場合は、このオプションを使用不可に設定します。 依存関係 ID は追加のキャッシュ・グループ ID を指定します。この ID は、複数のキャッシュ・エントリーをキャッシュ・ポリシー内の同じグループ ID に関連付けます。
cache.instance.x.
disableTemplates
サポート
6.0.2.x 以降 キャッシュ・インスタンス当たり true または false (デフォルトは false) テンプレートのサポート機能を有効にするかどうかを指定します。
cache.instance.x.
useListenerContext 
5.1.x 以降 キャッシュ・インスタンス当たり true または false (デフォルトは false) 登録済み無効化リスナーに無効化イベントを送信するには、この値を true に設定します。その場合、リスナーの Java™ Platform, Enterprise Edition (Java EE) コンテキストを使用します。 コールバック用のリスナー Java EE コンテキストを使用する場合は、 この値を true に設定します。 コールバック用の呼び出し側スレッド・コンテキストを使用する場合は、この値を false に設定します。
cache.instance.x.
enableNioSupport
6.0.2.x 以降 キャッシュ・インスタンス当たり true または false (デフォルトは false) DistributedMap または DistributedNioMap のいずれを使用するかを指定します。
cache.instance.x.
memoryCacheSizeInMB
7.0 キャッシュ・インスタンス当たり > 0 (デフォルト: -1 制限は存在しません) 最大メモリー・キャッシュ・サイズの値をメガバイト (MB) 単位で指定します。
cache.instance.x.
memoryCacheHigh
Threshold
7.0 キャッシュ・インスタンス当たり > 0 % (デフォルトは 95) 除去ポリシーがいつ実行されるのかを指定します。しきい値は、MB 単位の メモリー・キャッシュ・サイズに対するパーセンテージで表されます。 メモリー・キャッシュ・サイズの制限値 (MB 単位) が指定された場合は、大きい方の値が 使用されます。
cache.instance.x.
memoryCacheLow
Threshold
7.0 キャッシュ・インスタンス当たり > 0 % (デフォルトは 80) 除去ポリシーがいつ実行されるのかを指定します。しきい値は、MB 単位の メモリー・キャッシュ・サイズに対するパーセンテージで表されます。 メモリー・キャッシュ・サイズの制限値 (MB 単位) が指定された場合は、小さい方の値が使用されます。
cache.instance.x.
createCacheAt
ServerStartup
7.0 キャッシュ・インスタンス当たり true または false (デフォルトは false) 構成されたキャッシュ・インスタンスが、サーバーの始動時に作成されるかどうかを指定します。 これは、キャッシュ複製機能を使用するときに便利です。 ただし、サーバーの起動時間が長くなります。
         
キャッシュ・サーブレット/JavaServer Pages (JSP) キャッシング・プロパティー        
cache.instance.x.
cascadeCachespec
プロパティー
6.0.2.19、6.1.0.9 以降 キャッシュ・インスタンス当たり true または false (デフォルトは false) 子ページおよびフラグメントが 親ページおよびフラグメントのキャッシュ仕様プロパティーを継承できるようにするための、 キャッシュ動作の構成可能な変更。フラグメントの要求が 定義済みキャッシュ・ポリシーに一致しない場合、フラグメントは save-attributes および store-cookies プロパティーを親フラグメントから継承します。値を true に設定することによって、save-attributes および store-cookies プロパティーのこのカスケードを有効にします。
cache.instance.x.
disableStoreCookies  
6.0.2.9、6.1.x 以降 キャッシュ・インスタンス当たり "none"、"ALL"、"All"、キャッシュ・インスタンス名、コンマ区切りの Cookie (クッキー) 名 のリスト (デフォルトは "none") Cookie の保管を使用不可を NONE または ALL のどちらにするかを指定しますcachespec.xml ファイル内に要求ごとの別の構成がない限り、 デフォルトで応答の一部として Cookie が保管されます。ユーザー間で Cookie が共有される危険性があります。 これはセキュリティー違反になります。
cache.instance.x.
enableServlet
サポート
6.0.2.x 以降 キャッシュ・インスタンス当たり true または false (デフォルトは false) キャッシュ・インスタンスがサーブレット・キャッシュかオブジェクト・キャッシュかを指定します。
         
キャッシュ・ディスク・オフロード・プロパティー        
cache.instance.x.
enableDiskOffload 
5.1.x 以降 キャッシュ・インスタンス当たり true または false (デフォルトは false) ディスク・オフロードを使用可能にするかどうかを指定します。
cache.instance.x.
diskOffload
ロケーション
5.1.x 以降 キャッシュ・インスタンス当たり ストリング - 例:
. $(app_server_root)
/diskOffload
ディスク・オフロードを使用可能にした場合にキャッシュ・エントリーを保存する、 ディスク上のロケーションを指定します。
cache.instance.x.
diskCacheSize
5.1.1.13、6.0.2.17、6.1.x 以降 キャッシュ・インスタンス当たり >= 0 (0 = 制限は存在しません) 最大ディスク・キャッシュ・サイズの値をエントリー数で指定します。
cache.instance.x.
diskCacheSizeInGB
5.1.1.13、6.0.2.17、6.1.x 以降 キャッシュ・インスタンス当たり 0 または > 2 (GB 単位) (0 = 制限は存在しません) 最大ディスク・キャッシュ・サイズの値をギガバイト (GB) 単位で指定します。
cache.instance.x.
diskCacheEntrySize
InMB
5.1.1.13、6.0.2.17、6.1.x 以降 キャッシュ・インスタンス当たり >= 0 (MB 単位) (0 = 制限は存在しません) 個別のキャッシュ・エントリーの最大サイズの値をメガバイト (MB) 単位で 指定します。これより大きいキャッシュ・エントリーは、メモリーから除去されるときに、 ディスクにオフロードされません。
cache.instance.x.
flushToDiskOnStop
5.1.x 以降 キャッシュ・インスタンス当たり true または false (デフォルトは false) サーバーが停止した場合に、メモリー内のキャッシュ・オブジェクトをディスクに 保存するかどうかを指定します。
cache.instance.x.
diskCache
PerformanceLevel
5.1.1.13、6.0.2.17、6.1.x 以降 キャッシュ・インスタンス当たり 0=low 1=balance 2=custom 3=high (デフォルトは 1) ディスク・キャッシュのパフォーマンスを調整するパフォーマンス・レベルを 指定します。
cache.instance.x.
htodCleanup
Frequency
5.1.1.2 以降 キャッシュ・インスタンス当たり 0 <= x <= 1440 (分単位) (0 = 深夜 12 時にクリーンアップ) ディスク・キャッシュ・クリーンアップの頻度を分単位で指定します。 値を 0 に設定した場合、クリーンアップが実行されるのは 深夜 12 時のみです。この設定は、 ディスク・オフロードのパフォーマンス・レベルが low、balanced、または custom の場合にのみ適用されます。 ハイパフォーマンス・レベルでは、ディスクのクリーンアップが必要とならないため、この値は無視されます。
cache.instance.x.
htodDelayOffload
DepIdBuckets
5.1.1.13、6.0.2.17、6.1.x 以降 キャッシュ・インスタンス当たり > 0 (デフォルトは 1000) メモリー内のディスク・キャッシュ・メタデータの依存 ID バケットの最大数の値を指定します。 この制限を超える場合、情報は、ディスクにオフロードされます。 この設定は、ディスク・キャッシュのパフォーマンス・レベルが custom の場合にのみ適用されます。
cache.instance.x.
htodDelayOffload
TemplateBuckets
5.1.1.13、6.0.2.17、6.1.x 以降 キャッシュ・インスタンス当たり > 0 (デフォルトは 100) メモリー内のディスク・キャッシュ・メタデータに存在するテンプレート・バケットの最大数の値を指定します。 この制限を超える場合、情報は、ディスクにオフロードされます。 この設定は、ディスク・キャッシュのパフォーマンス・レベルが custom の場合にのみ適用されます。
cache.instance.xhtodDelayOffload
EntriesLimit
5.1.1.2 以降 キャッシュ・インスタンス当たり > 0 (デフォルトは 1000) メモリー内のディスク・キャッシュ・メタデータの、個々の依存 ID または テンプレートに保管される、キャッシュ ID の最大数の値を指定します。 この制限を超える場合、情報は、ディスクにオフロードされます。 この設定は、ディスク・オフロードのパフォーマンス・レベルが「custom」の場合にのみ適用されます。
cache.instance.x.
diskCacheEviction
ポリシー
5.1.1.13、6.0.2.17、6.1.x 以降 キャッシュ・インスタンス当たり 0=disable 1=random 2:size (デフォルトは 0) 上限しきい値に達した場合に、エントリーを除去するためにディスク・キャッシュが使用する除去アルゴリズムを指定します。
cache.instance.x.
diskCacheHigh
Threshold
5.1.1.13、6.0.2.17、6.1.x 以降 キャッシュ・インスタンス当たり > 0 % (デフォルトは 80) 除去ポリシーがいつ実行されるのかを指定します。しきい値は、GB 単位、またはエントリー数でのディスク・キャッシュ・サイズに対するパーセンテージで表されます。 ディスク・キャッシュ・サイズの制限 (GB 単位)、 およびディスク・キャッシュ・サイズの制限 (エントリー数) が指定されているときには、 高い値を使用します。
cache.instance.x.
diskCacheLow
Threshold
5.1.1.13、6.0.2.17、6.1.x 以降 キャッシュ・インスタンス当たり > 0 % (デフォルトは 70) 除去ポリシーがいつ実行されるのかを指定します。しきい値は、GB 単位、またはエントリー数でのディスク・キャッシュ・サイズに対するパーセンテージで表されます。 ディスク・キャッシュ・サイズの制限 (GB 単位)、またはディスク・キャッシュ・サイズの制限 (エントリー数) が指定されているときには、低い値を使用します。
         
キャッシュ複製プロパティー        
cache.instance.x.
enableCache
複製
6.0.2.x 以降 キャッシュ・インスタンス当たり true または false (デフォルトは false) キャッシュ複製を使用可能にするかどうかを指定します。 キャッシュ複製を使用して、同じ複製ドメイン内に構成されている複数の アプリケーション・サーバーにキャッシュ・エントリーをコピーします。
cache.instance.x.
replicationType
5.1.x 以降 キャッシュ・インスタンス当たり 1 (共有しない)、2 (プッシュ)、4 (プッシュおよびプル) このアプリケーション・サーバーのグローバル共用ポリシーを指定します。
cache.instance.x.
replicationDomain
6.0.2.x 以降 キャッシュ・インスタンス当たり ストリング - 例: DynamicCacheDomain データの複製元となる複製ドメインを指定します。
cache.instance.x.
useServer
ClassLoader
5.1.1.9、6.0.2.9、6.1.x 以降 キャッシュ・インスタンス当たり true または false (デフォルトは false) サーバーのクラス・ローダーの使用を有効にするかどうかを指定します。この値を true に設定すると、 障害が発生した場合に、システムのクラス・ローダーを最初に使用してから、 アプリケーションのクラス・ローダーを使用して、InvalidationEvent を非直列化します。これにより、パフォーマンスが向上します。
cache.instance.x.
cacheEntryWindow
5.1.1.13、6.0.2.17、6.1.0.7 以降 キャッシュ・インスタンス当たり > 0 (デフォルトは 50) データ複製サービス (DRS) によって送信されるキャッシュ・エントリーの合計数の制限をエントリー数で指定します。
cache.instance.x.
cachePercentage
Window
5.1.1.13、6.0.2.17、6.1.0.7 以降 キャッシュ・インスタンス当たり > 0 % (デフォルトは 2) DRS によって送信されるキャッシュ・エントリーの数の制限を メモリーの合計キャッシュのパーセントで指定します。
cache.instance.x.
cacheInvalidate
EntryWindow
5.1.1.14、6.0.2.19、6.1.0.7 以降 キャッシュ・インスタンス当たり > 0 (デフォルトは 50) DRS によって送信される無効化イベントの合計数の制限を エントリー数で指定します。
cache.instance.x.
cacheInvalidate
PercentWindow
5.1.1.14、6.0.2.19、6.1.0.7 以降 キャッシュ・インスタンス当たり > 0 % (デフォルトは 2) DRS によって送信される無効化イベントの数の制限を メモリーの合計キャッシュのパーセントで指定します。
cache.instance.x.
filterTimeOut
Invalidation
6.0.2.13、6.1.x 以降 キャッシュ・インスタンス当たり true または false (デフォルトは false) タイムアウトの除去による無効化の送信を使用可能にするかどうかを指定します。
cache.instance.x.
filterLRU
Invalidation
6.0.2.13、6.1.x 以降 キャッシュ・インスタンス当たり true または false (デフォルトは false) LRU の除去による無効化の送信を使用可能にするかどうかを指定します。
cache.instance.x.
ignoreValueIn
InvalidationEvent
5.1.1.13、6.0.2.17、6.1.x、またはそれ以降 キャッシュ・インスタンス当たり true または false (デフォルトは false) 無効化イベントのキャッシュの値が無視されるかどうかを指定します。 true の場合は、コードが呼び出し元に返されるときに、 無効化イベントのキャッシュの値が NULL に設定されます。

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ファイル名:rdyn_cacheinstances.html