SIP アプリケーションの開発
SIP アプリケーションは、SIP アプリケーション・アーカイブ・ファイル (SAR) にパッケージされている SIP サーブレットのセットです。
このタスクについて
SIP サーブレットは、SIP コンテナーによって管理され、SIP シグナリングを実行するアプリケーション・コンポーネントです。 プログラミング・モデルとデプロイメント・モデルは、Web サーブレットに類似しており、したがって WebSphere 管理モデルに適宜マップされます。いわゆる集中アプリケーションを作成する際に、Web サーブレットを (必要な web.xml デプロイメント記述子と一緒に) SAR ファイルに含めることができます。SIP アプリケーション、サーブレット、集中アプリケーション、および状況コードについて詳しくは、JSR 116 を参照してください。
サブトピック
PRACK をサポートする SIP アプリケーションの開発
INVITE 要求に対する SIP 応答は、最終または暫定となります。最終応答は常に確実に送信されますが、暫定応答は確実に送信されているとは限りません。信頼性のある暫定応答を送信する必要がある場合には、 PRACK (Provisional response acknowledgement) メソッドを使用します。
SIP アプリケーション構成の設定
SIP アプリケーションの JSR 116 標準の 2.4 節には、同じ SIP 要求に対して複数のアプリケーションを起動できることが示されています。 この標準に準拠するようにアプリケーションを設定するプロセスは、アプリケーション構成と呼ばれています。
SIP サーブレット
Session Initiation Protocol (SIP) サーブレットは、SIP サーブレット・コンテナーによって管理され、SIP シグナリングを実行する、Java ベースのアプリケーション・コンポーネントです。SIP サーブレットは、サーブレット・コンテナーを介して要求メッセージと応答メッセージを交換することにより、クライアントと対話します。
非同期呼び出し API を使用するアプリケーションの開発
非同期呼び出し API を使用して、 Session Initiation Protocol (SIP) アプリケーション・セッションのコンテキストで処理する必要があるイベントを、 関連するアプリケーション・セッション ID に基づいてクラスター内の任意のサーバーに転送できます。 非同期呼び出し API は、イベント・タスクを適切なサーバーに転送します。
関連概念
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SIP IBM Rational Application Developer for WebSphere フレームワーク
関連タスク
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すべての SIP トピックを参照
カスタム・トラスト・アソシエーション・インターセプターの開発
関連資料
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SIP 業界標準コンプライアンス
SIP アプリケーション開発者のためのランタイム考慮事項