呼び出し元は、認証に使用するトークンまたはメッセージ・パーツを指定します。
始める前に
このタスクを完了するには、新規ポリシー・セットを作成し、それをサービスに組み込むか、サンプルのシステム・ポリシー・セットの 1 つをコピーして編集する必要があります。
詳細は、『管理コンソールを使用したポリシー・セットの作成』および『サービス成果物へのポリシー・セットの関連付け』トピックを参照してください。
このタスクについて
呼び出し元は、着信メッセージのどのトークンが要求の呼び出し元であるかを示すために使用されます。
この情報を使用して、認証クレデンシャルが作成されます。
管理コンソールを使用して、トークンおよびメッセージ・パーツに対する呼び出し元設定のアクセス、表示、および構成を行うことができます。この製品で
は複数の呼び出し元がサポートされています。認証に使用される呼び出し元トークンは、優先度の降順に基づいて、最も優先順位が高いものが選ばれます。
『トークンまたはメッセージ・パーツの呼び出し元の順序の変更』トピックで説明されているように、呼び出し元の順序を変更することができます。
手順
- 新規ポリシー・セットを作成して、それをサービスに組み込むか、またはサンプルのシステム・ポリシー・セットをコピーして編集します。 『管理コンソールを使用したポリシー・セットの作成』トピックで説明されているように、WS-Security ポリシーを追加します。
- WS-Security ポリシーの汎用またはデフォルト・バインディングを編集します。
- WebSphere® Application Server
バージョン 7.0 以降の汎用プロバイダー・バインディングを編集するには、とクリックします。呼び出し元は、プロバイダー・バインディングについてのみ指定され、クライアント・バインディングについては指定されません。
- WebSphere Application Server バージョン
6.x のデフォルト・バインディングを編集するには、とクリックします。
- 「WS-Security」 ポリシーをクリックして「呼び出し元」パネルに移動し、「呼び出し元」リンクをクリックします。
- 「新規」をクリックして新しい呼び出し元を作成します。
- 新規呼び出し元の「名前」および「呼び出し元識別」のローカル・パーツ情報を入力します。 詳しくは、呼び出し元の設定を参照してください。
- 呼び出し元の構成情報を入力してから、「適用」をクリックして、呼び出し元を保存します。
- 呼び出し元が、ポリシー・セットについて最初に作成されたものである場合は、その呼び出し元は、順位 1 位の最も優先順位が高い呼び出し元として、自動的に割り当てられます。 その他の呼び出し元が既に定義されている場合、新規呼び出し元は番号付きリストの最後に加えられ、最も低い優先順位が自動的に割り当てられます。
「上へ移動」および「下へ移動」ボタンを使用して、呼び出し元の順序を変更することができます。
タスクの結果
マイグレーションされたバインディングの呼び出し元に順序を割り当てる場合、呼び出し元は最初に、順序属性なしで表示されます。
すべての呼び出し元に順序属性を割り当てるまで、そのバインディングを保存することはできません。
呼び出し元が正しい順序になるように、「上へ移動」および「下へ移動」ボタンを使用して、呼び出し元の順序を変更してください。