tsx:dbconnect タグ JavaServer Pages 構文 (非推奨)
<tsx:dbconnect> タグを使用して、 Java™ DataBase Connectivity (JDBC) または Open Database Connectivity (ODBC) テクノロジーによるデータベース接続に必要な情報を指定します。
JavaServer Pages (JSP) エンジンの tsx タグのサポートは、 WebSphere® Application Server バージョン 6.0 では推奨されません。 tsx タグを使用する代わりに、JavaServer Pages 標準タグ・ライブラリー (JSTL) の同等のタグを使用してください。
<tsx:dbconnect> 構文は接続を確立しません。 代わりに <tsx:dbquery> および <tsx:dbmodify> 構文を使用して、 同じ JavaServer Pages (JSP) ファイルの中の <tsx:dbconnect> タグを参照して接続を確立します。
JSP ファイルがコンパイルされてサーブレットになると、 Java プロセッサーは <tsx:dbconnect> 構文の Java コーディングを サーブレットの service() メソッドに追加します。 これは、JSP ファイルの各要求に対して 新しいデータベース接続が作成されることを意味します。
このセクションでは、<tsx:dbconnect> タグの構文について説明します。
<tsx:dbconnect id="connection_id" userid="db_user" passwd="user_password" url="jdbc:subprotocol:database" driver="database_driver_name" jndiname="JNDI_context/logical_name"> </tsx:dbconnect >
各部の意味は、次のとおりです。
- id
必須 ID を表します。 有効範囲は JSP ファイルです。 この ID は、<tsx:dbquery> タグの connection 属性によって参照されます。
- userid
アクセスするデータベースの有効なユーザー ID を指定するオプションの属性を表します。 この属性を指定して、属性とその値をリクエスト・オブジェクトに追加します。
userid 属性はオプションですが、 ユーザー ID は指定しなければなりません。 JSP ファイルにこの情報をハードコーディングする別の方法については、 <tsx:userid> および <tsx:passwd> を参照してください。
- passwd
userid 属性のユーザー・パスワードを指定するオプションの属性を表します。 (この属性は、userid 属性が指定されている場合はオプションではありません。) この属性を指定すると、属性とその値がリクエスト・オブジェクトに追加されます。
passwd 属性はオプションですが、 パスワードは指定しなければなりません。 JSP ファイルにこの属性をハードコーディングする別の方法については、 <tsx:userid> および <tsx:passwd> を参照してください。
- url および driver
データベース接続を確立する場合の必須属性を表します。 URL およびドライバーを指定する必要があります。
アプリケーション・サーバーは、JDBC データベースおよび ODBC データベースへの接続をサポートします。
- JDBC データベースの場合、URL はコロンで区切られた複数のエレメント、
すなわち jdbc、サブプロトコル名、およびアクセスするデータベースの名前というエレメントから構成されます。
次に示すのは、IBM® DB2® に含まれているサンプル・データベースへの接続の例です。
url="jdbc:db2:sample" driver="com.ibm.db2.jdbc.app.DB2Driver"
- ODBC データベースの場合は、Java2 Software Developers Kit (SDK) または他のベンダーの ODBC ドライバーに含まれている Sun JDBC から ODBC へのブリッジ・ドライバーを使用してください。
url 属性はデータベースの場所を指定します。 driver 属性は、データベース接続を確立するために使用するドライバーの名前を指定します。
データベースが ODBC データベースである場合は、ODBC ドライバーまたは Sun JDBC-to-ODBC ブリッジを使用することができます。 ODBC ドライバーを使用したい場合は、 データベースの場所 (url 属性) とドライバー名の指定方法について、 ドライバーの資料を参照してください。
このブリッジを使用する場合、url 構文は jdbc:odbc:database となります。 次に例を挙げます。
url="jdbc:odbc:autos" driver="sun.jdbc.odbc.JdbcOdbcDriver"
注: アプリケーション・サーバーで ODBC データベースにアクセスできるようにするには、「 ODBC データ・ソース アドミニストレーター」を使用して ODBC データ・ソースを「システム DSN」構成に追加します。 「ODBC アドミニストレーター」にアクセスするには、Windows NT のコントロール パネルにある ODBC アイコンをクリックしてください。
- JDBC データベースの場合、URL はコロンで区切られた複数のエレメント、
すなわち jdbc、サブプロトコル名、およびアクセスするデータベースの名前というエレメントから構成されます。
次に示すのは、IBM® DB2® に含まれているサンプル・データベースへの接続の例です。
- jndiname
アプリケーション・サーバー Java Naming and Directory Interface (JNDI) ネーミング・コンテキストの中の有効なコンテキストと、 そのコンテキストの中のデータ・ソースの論理名を識別するオプションの属性を表します。 Web 管理者は、WebSphere Administrative Console などの管理クライアントを使用して、コンテキストを構成します。
jndiname 属性が指定されると、 JSP プロセッサーは <tsx:dbconnect> タグの driver 属性と url 属性を無視します。
空のエレメント (<url></url> など) は有効です。