このタスクを実行し、ご使用のアプリケーションが、
DistributedMap または DistributedObjectCache インターフェースで動的キャッシュ・オブジェクトのキャッシュ・インスタンスにアクセスできるようにします。
このタスクについて
オブジェクト・キャッシュ・インスタンスを使用すると、
頻繁に使用されるオブジェクトをプログラマチックに保管および共有することができるため、
ご使用のアプリケーションのパフォーマンスを向上させることができます。
また、オブジェクト・キャッシュ・インスタンスを使用することによって、
アプリケーション・サーバーで複数のアプリケーションを実行している際に動的キャッシュに対する必要な制御が得られます。
詳しくは、
キャッシュ・インスタンスを参照してください。
手順
- 1 つ以上のキャッシュ・インスタンスを構成します。
- 管理コンソールで、「リソース」>「キャッシュ・インスタンス」>「オブジェクト・キャッシュ・インスタンス」とクリックします。
- キャッシュ・インスタンスの有効範囲を指定します。
セルの有効範囲を指定すると、
キャッシュ・インスタンスはそのセル内のすべてのサーバーで使用可能になります。
ノードの有効範囲を指定すると、
キャッシュ・インスタンスは特定のノード上のすべてのサーバーで使用可能になります。
クラスターの有効範囲を指定すると、
キャッシュ・インスタンスはその特定のクラスター内のすべてのメンバーで使用可能になります。
サーバーの有効範囲を指定すると、
キャッシュ・インスタンスは選択したサーバーからのみ使用可能になります。
必要な場合は、有効範囲を混合指定できます。
ノードの有効範囲を指定すると、
キャッシュ・インスタンスは特定のノード上のすべてのサーバーで使用可能になります。
サーバーの有効範囲を指定すると、
キャッシュ・インスタンスは選択したサーバーからのみ使用可能になります。
必要な場合は、有効範囲を混合指定できます。
注: 別の有効範囲に、同じキャッシュ名または JNDI 名を持つキャッシュ・インスタンス (オブジェクトまたはサーブレット) を作成することはできません。
- 有効範囲を変更したら、「適用」をクリックします。
- 「新規」をクリックします。
- このキャッシュ・インスタンスの Java™ Naming and Directory Interface
(JNDI) 名を入力します。
これは、アプリケーションから InitialContext lookup() メソッドに渡す名前です。
例えば、services/cache/instance_one です。
- 必要に応じて、他のプロパティー値を入力または変更します。
- アプリケーションを更新します。 オブジェクト・キャッシュ・インスタンスにオブジェクトを保管したり、
ここからオブジェクトを検索したりするには、
名前付きオブジェクト・キャッシュ・インスタンスに対する DistributedMap または DistributedObjectCache 参照が必要です。
詳しくは、
動的キャッシュ用の DistributedMap および DistributedObjectCache インターフェースの使用
を参照してください。
タスクの結果
DistributedMap および DistributedObjectCache インターフェースでプログラマチックにアクセスできるオブジェクト・キャッシュ・インスタンスを構成しました。
次のタスク
DistributedMap または DistributedObjectCache インターフェースについての詳細は、
追加のアプリケーション・プログラミング・インターフェース (API)を
参照してください。