プロキシー・サーバーへ要求を送付するために Web サーバー・プラグインをセットアップすることができます。
このタスクについて
管理者が、Web サーバー・プラグインをプロキシー・サーバーへのフロントエンドとして使用して、IBM® HTTP Server のような Web サーバーをセットアップすることを選択する場合があります。このようなトポロジーのためのプラグイン構成ファイルは、要求がプロキシー・サーバーを介して送付される場合、通常のプラグイン構成の生成メカニズムを使用することができません。
プロキシー・サーバーを介して送付するために Web サーバー・プラグインで使用する plugin-cfg.xml ファイルを生成するには、以下のステップに従います。
手順
- 管理コンソールから、proxy_server_nameとクリックします。
- 「プラグイン構成の生成」ドロップダウン・メニューで、適切な有効範囲を選択します。
- オプション: ノードからプラグインのインストール場所に plugin-cfg.xml ファイルを手動でコピーするスクリプトが存在する場合は、「プラグイン構成変更スクリプト」フィールドにスクリプトのパスを入力します。
- 「Trusted Security Proxy」フィールドで、プロキシー・サーバーで信頼できる中継として機能するプラグインに、ホスト名またはノードの IP アドレスを追加します。
- 「OK」をクリックします。
- リモート管理に IBM HTTP Server を使用している場合は、プラグインの自動伝搬を使用不可にします。 管理コンソールから、
「web_server_name」とクリックします。「プラグイン構成ファイルの自動伝搬」を選択解除します。このようにすると、WebSphere® Application Server はプロキシー・サーバーの plugin-cfg.xml ファイルに従来の plugin-cfg.xml ファイルを上書きコピーしなくなります。
- 変更を保存します。
- プロキシー・サーバーを停止して再始動します。 サーバーの有効範囲に対してプラグインが生成された場合以外は、plugin-cfg.xml ファイルは {WAS_ROOT}/profiles/profilename/etc ディレクトリーに格納されます。サーバー有効範囲に対してプラグインを生成した場合は、plugin-cfg.xml ファイルは {WAS_ROOT}/profiles/profilename/etc/server_name ディレクトリーに格納されます。「プラグイン構成変更スクリプト」フィールドにスクリプトを指定しない場合は、plugin-cfg.xml
ファイルをプラグインに手動でコピーします。
トラブルの回避 (Avoid trouble): plugin-cfg.xml 生成プロセスの間に、plugin-cfg-
xxxx.xml 一時ファイルが作成されます。 plugin-cfg.xml ファイルと同じディレクトリーにこれらの一時ファイルのいずれかが存在する場合は、無視しても、手動で削除してもかまいません。
gotcha
タスクの結果
plugin-cfg.xml ファイルは、最初に生成された後、オンデマンド構成 (ODC) が変更するたびに、自動で再生成されます。例えば、アプリケーションがインストールまたはアンインストールされたり、1 つ以上のプロキシー・サーバー・クラスター・メンバーに割り当てられたウェイトが変更されたりするたびに、plugin-cfg.xml が再生成されます。
次のタスク
管理コンソールの「プロキシー設定」ページにある
「トラステッド・セキュリティー・プロキシー」セクションに Web サーバーのホスト名またはアドレスを追加して、プロキシー・サーバーがその Web サーバーを確実に信頼するようにします。このページを開くには、proxy_server_nameとクリックします。
これにより、その前の仲介サーバーによって設定されるプライベート・ヘッダーを、プロキシー・サーバーが受け入れるようになります。