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Intelligent Management: VMware のカスタム・プロパティー

カスタム・プロパティーを使用すると、製品を VMware Infrastructure SDK (VI SDK) Web サービス・エンドポイントに接続するように構成することができます。

cpuLimitForCappedVMs

cpuLimitForCappedVMs カスタム・プロパティーは、仮想マシンで実行される Intelligent Management プロセスのターゲット・プロセッサー使用率を定義します。このカスタム・プロパティー値は、定義されたプロセッサー使用率限度が設定された仮想マシンに対して管理されます。

セルに対する cpuLimitForCappedVMs カスタム・プロパティーは、0 から 95% の間のパーセント値で指定できます。100% を指定すると、限度が、VMware ソフトウェアの仮想マシンに設定された限度に等しくなります。

このカスタム・プロパティー値は、プロセッサー使用率限度の設定された仮想マシンに対して Intelligent Management が維持する目標の使用率です。この値は、仮想マシンおよびシステム安定度を維持する最高値です。

仮想マシンが常に過負荷になる場合は、cpuLimitForCappedVMs 値を減らします。仮想マシンが過負荷かどうかを判別するには、環境内で以下の状態になっていないかを確認してください。
  • 長時間にわたり、仮想マシンが、プロセッサー使用率限度の 100% で稼働している。
  • 要求の平均サービス時間が上昇し、アプリケーション・サーバーの要求がキューに入れられていることを示している。

vmware.service.unique_id.url

vmware.service.unique_ID.url カスタム・プロパティーは、VMware Web サービス・エンドポイントの Uniform Resource Locator (URL) を指定します。

このプロパティーには、例えば、次のような値を入力します。
https://myserver.ibm.com/sdk

カスタム・プロパティー名の unique_id の値はオプションです。各 VMware サーバーにカスタム・プロパティーの複数のセットを指定する場合は、unique_id 値を指定できます。例えば、このカスタム・プロパティーに vmware.service.vmwareserver1.url などという名前を設定できます。 慣例として、unique_id 値に vCenter または ESX サーバーのホスト名を指定することができます。

vmware.service.unique_id.userid

vmware.service.unique_id.userid カスタム・プロパティーは、vCenter または ESX サーバーにアクセスするためのユーザー ID を指定します。

vmware.service.unique_id.userid カスタム・プロパティーの場合、 特定のプロパティーを読み取り、さまざまな操作を実行するために、Intelligent Management によって次の特権が必要とされます。
  • System.Anonymous
  • System.Read
  • System.View
  • Sessions.TerminateSession
このプロパティーには、例えば、次のような値を入力します。
root

カスタム・プロパティー名の unique_id の値はオプションです。各 vCenter または ESX サーバーにカスタム・プロパティーの複数のセットを指定する場合は、unique_id 値を指定できます。例えば、 このカスタム・プロパティーに vmware.service.vmwareserver1.userid などという名前を設定できます。 慣例として、unique_id 値に vCenter または ESX サーバーのホスト名を指定することができます。

terminateSession 特権が必要な理由は、シムが特定のエンドポイント上のアクティブ・ログイン・セッションのリストを獲得できるように、VMware SDK がこの特権を必要とするためです。また、あるログイン・セッションが別のセッションを終了する場合も、terminateSession 特権が必要です。ただし、この特権が持つそのような性質は、2 つの別々のオブジェクトが同じエンドポイントに接続されるといった構成上の誤りがないようにするために、Intelligent Management が複数回ログインされていないかどうかをチェックするために使用されるに過ぎません。

vmware.service.unique_id.password

vmware.service.unique_id.password カスタム・プロパティーは、vCenter または ESX サーバーにアクセスするためのパスワードを指定します。

このプロパティーには、例えば、次のような値を入力します。
myPassword
この値は、エンコードされたパスワードにすることもできます。 パスワードをエンコードする場合は、wve_encodePassword.sh|bat スクリプトを使用してください。 このスクリプトは、app_server_root/bin ディレクトリーにあります。

カスタム・プロパティー名の unique_id の値はオプションです。各 vCenter または ESX サーバーにカスタム・プロパティーの複数のセットを指定する場合は、unique_id 値を指定できます。例えば、このカスタム・プロパティーに vmware.service.vmwareserver1.password などという名前を設定できます。 慣例として、unique_id 値に vCenter または ESX サーバーのホスト名を指定することができます。

vmware.service.unique_id.importMachinesWithWASNodesOnly

vmware.service.unique_ID.importMachinesWithWASNodesOnly カスタム・プロパティーが true に設定されている場合、Intelligent Management により、リンクされている WebSphere® Application Server ノードがある仮想マシンに対してのみデータがインポートされます。これにより、リンクされているノードがない多数の仮想マシンがある大規模な VMware 環境で、メモリー使用量を削減できます。uniqueID 値は必須であり、他のプロパティーで使用される uniqueID 値と一致する必要があります。


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ファイル名:rwve_vmcustprop.html