CompileXPath、CompileXQuery、CompileXSLT コマンドの代用として、それぞれ TaskCompileXPath、TaskCompileXQuery、TaskCompileXSLT ANT タスクを使用できます。
このタスクについて
ANT タスク・エレメント:
- argType
- このエレメントは、localpart および namespaceURI について表される関数引数の型を指定します。
ネストされたエレメントとして指定されるパラメーター:- localpart
- ネストされた localpart エレメントは、修飾名の local 部分を示すために指定される必要があります。
- namespaceURI
- ネストされた namespaceURI エレメントは、namespaceURI を示すために指定できます。
例:
<argType>
<localpart>boolean</localpart>
<namespaceURI>"http://www.w3.org/2001/XMLSchema"</namespaceURI>
</argType>
- baseURI
- このエレメントは、使用するエレメントの基本 URI を指定します。
例:
<baseURI>"http://www.ibm.com/Los Angeles"</baseURI>
- bsp
- このエレメントは、境界空白文字のポリシーを指定します。
有効な値には、次のものが含まれます。
- 1 = 空白文字を保持
- 2 = 空白文字をストリップ
デフォルト値は 2 (空白文字をストリップ) です。
- cnmi
- このエレメントは、コピー用名前空間の継承部分を指定します。
有効な値には、次のものが含まれます。
デフォルトは 1 (継承) です。
- cnmp
- このエレメントは、コピー用名前空間の保持部分を指定します。
有効な値には、次のものが含まれます。
デフォルトは 1 (保持) です。
- cpm
- このエレメントは、代替 XPath 互換モードを指定します。
有効な値は以下のとおりです。
例: XPath バージョン 1.0 との互換用に 1.0 を使用します。
デフォルトは 2.0 です。
- csm
- このエレメントは、コンストラクション・モードを指定します。
有効な値には、次のものが含まれます。
- 1 = 保持
構成されたエレメント・ノードの型は xs:anyType であり、
ノード構成時にコピーされたすべての属性ノードとエレメント・ノードはそれぞれ元の型を保持します。
- 2 = ストリップ
構成されたエレメント・ノードの型は xs:untyped であり、
ノード構成時にコピーされたすべてのエレメント・ノードは xs:untyped 型を受け取り、
ノード構成時にコピーされたすべての属性ノードは xs:untypedAtomic 型を受け取ります。
デフォルト値は 1 (保持) です。
- dir
- このエレメントは、実行可能ファイルの宛先ディレクトリーを指定します。
デフォルトは、現行作業ディレクトリーです。
この値に空白スペースが含まれる場合は、スペースを引用符で囲んでください。
例:
<dir>C:/precompiledXSLT</dir>
- dnet
- このエレメントは、エレメント名と型名のデフォルト名前空間 URI を指定します。
名前空間 URI が存在する場合、これは、エレメント名または型名が予期された位置に表示されるプレフィックスなしの QName に使用されます。
例:
<dnet>http://example.org/ibm</dnet>
- dnf
- このエレメントは、関数名のデフォルト名前空間 URI を指定します。
名前空間 URI が存在する場合、これは、関数名が予期された位置に表示されるプレフィックスなしの QName に使用されます。
例:
<dnf>http://my.org</dnf>
- eso
- このエレメントは、空シーケンスの順序を指定します。
有効な値には、次のものが含まれます。
デフォルト値は 2 (空シーケンスは最小) です。
- function
- CompileXSLT、CompileXPath、および CompileXQuery タスクの場合、
このエレメントは、単一の項目の静的コンテキストに関数を定義し、バインドします。
これは、単に関数を宣言するものであり、その関数のメソッド・オブジェクトも動的コンテキストにバインドされる必要があるので注意してください。
注:
このエレメントは複数回指定できます。
ネストされたエレメントとして指定されるパラメーター:
- name
- ネストされた name エレメントは、関数の名前を示すために指定される必要があります。
- type
- ネストされた type エレメントは、関数の型を示すために指定される必要があります。
- argType
- ネストされた argType エレメントは、関数引数の型を示すために指定できます。
このエレメントはオプションであり、複数回指定できます。
例:
<function>
<name>
<localpart>la</localpart>
<namespaceURI>"http://www.ibm.com/Los Angeles"</namespaceURI>
</name>
<type>
<localpart>boolean</localpart>
<namespaceURI>http://www.w3.org/2001/XMLSchema</namespaceURI>
</type>
</function>
- imm
- このエレメントは整数演算モードを設定します。これは必要な精度レベルを表す定数であり、
xs:integer 値による処理の際にオーバーフローの検出が必要かどうかを示します。
有効な値には、次のものが含まれます。
- 1 = 値は、最小限の適合プロセッサー (18 桁) に必須の最小精度のサポートのみを必要とします
- 2 = 値は、精度について任意の桁数をサポートする必要があります。オーバーフローを起こすことはできません
- 3 = 値は、最小限の適合プロセッサー (18 桁) に必須の最小精度のサポートのみを必要としますが、
オーバーフロー条件を検出し、エラー FOAR0002 を表示する必要があります
- inputfile
- このエレメントは、コンパイル対象の XSL、XPath、または XQuery を含むファイルへの絶対パスを指定します。
例:
<inputfile>C:/XSLT/simple.xsl</inputfile>
- localpart
- このエレメントは、修飾名の local 部分を指定します。
例:
<localpart>la</localpart>
- name
- このエレメントは、関数または変数 (localpart および namespaceURI について表される) の名前を指定します。
名前空間にない変数の場合、名前空間 URI は省略する必要があります。
ネストされたエレメントとして指定されるパラメーター:
- localpart
- ネストされた localpart エレメントは、修飾名の local 部分を示すために指定される必要があります。
- namespaceURI
- ネストされた namespaceURI エレメントは、namespaceURI を示すために指定できます。
例:
<name>
<localpart>la</localpart>
<namespaceURI>"http://www.ibm.com/Los Angeles"</namespaceURI>
</name>
- namespaceURI
- このエレメントは、修飾名の namespaceURI 部分を指定します。
この値に空白スペースが含まれる場合は、スペースを引用符で囲んでください。
例:
<namespaceURI>"http://www.ibm.com/Los Angeles"</namespaceURI>
- ns
- このエレメントは、静的処理時に使用する名前空間を指定します。
値は、prefix=URI として指定される必要があります。
この値に空白スペースが含まれる場合は、スペースを引用符で囲んでください。
このエレメントは複数回使用できます。
例:
<ns>my=http://www.example.com/examples</ns>
- ordm
- このエレメントは、順序付けモードを指定します。
有効な値には、次のものが含まれます。
- 1 = 順序付けられた結果が、ある種のパス式、和集合式、積集合式、差集合式、および order by 節をもたない FLWOR 式で返されます
- 2 = 順序付けられていない結果が、ある種のパス式、和集合式、積集合式、差集合式、および order by 節をもたない FLWOR 式で返されます
デフォルト値は 1 (順序付けられる) です。
- out
- このエレメントは、生成された実行可能ファイルの名前を指定します。
デフォルトの実行可能ファイル名は、対応するタスクに応じて、XSLTModule、XPathModule、または XQueryModule となります。
複数ファイルをコンパイルする場合、このオプションは無視されます。
- dir
- このエレメントは、実行可能ファイルの宛先ディレクトリーを指定します。デフォルトは、現行作業ディレクトリーです。
この値に空白スペースが含まれる場合は、スペースを引用符で囲んでください。
例:
<pkg>com.mycompany.precompiled</pkg>
- スキーマ (schema)
- このエレメントは、有効範囲内スキーマ定義の埋め込みに使用されるスキーマ文書を指定します。
このエレメントは複数回使用できます。
例:
<schema>C:/samples/xpath/variousTypesNodeTest.xsd</schema>
- type
- このエレメントは、localpart および namespaceURI について表される関数または変数の型を指定します。
ネストされたエレメントとして指定されるパラメーター:
- localpart
- ネストされた localpart エレメントは、修飾名の local 部分を示すために指定される必要があります。
- namespaceURI
- ネストされた namespaceURI エレメントは、namespaceURI を示すために指定できます。
例:
<type>
<localpart>boolean</localpart>
<namespaceURI>"http://www.w3.org/2001/XMLSchema"</namespaceURI>
</type>
- 変数 (variable)
- このエレメントは、単一の項目の静的コンテキストに変数を定義し、バインドします。
これは、単に変数を宣言するものであり、値は動的コンテキストにバインドされる必要があります。
このエレメントは複数回指定できます。
ネストされたエレメントとして指定されるパラメーター:
- name
- ネストされた name エレメントは、変数の名前を示すために指定される必要があります。
- type
- ネストされた type エレメントは、変数の型を示すために指定される必要があります。
例:
<variable>
<name>
<localpart>booleanVar</localpart>
</name>
<type>
<localpart>boolean</localpart>
<namespaceURI>http://www.w3.org/2001/XMLSchema</namespaceURI>
</type>
</variable>
手順
- TaskCompileXPath の使用
このタスクは、1 つ以上の XPath 式をプリコンパイルするために使用できます。
出力には Java™ クラスのセットが示されます。このセットは、動的コンパイルのパフォーマンス・オーバーヘッドなしで式を実行するために引き続き使用できます。
ネストされたエレメントとして指定されるパラメーター:
- out
- ネストされた out は、生成された実行可能ファイルの名前を指定します。
デフォルトの実行可能ファイル名は XPathModule です。
- dir
- ネストされた dir は、実行可能ファイルの宛先ディレクトリーを指定します。
デフォルトは、現行作業ディレクトリーです。
- pkg
- ネストされた pkg は、生成されたすべてのクラスのパッケージ名プレフィックスを指定します。
デフォルトは Java デフォルト・パッケージです。
- cpm
- ネストされた cpm は、代替 XPath 互換モードを指定します。
- ns
- ネストされた ns は、静的処理時に使用する名前空間を指定します。
- スキーマ (schema)
- ネストされた schema は、有効範囲内スキーマ定義の埋め込みに使用されるスキーマ文書を指定します。
- function
- ネストされた function 定義を指定できます。
これは、単一項目の静的コンテキストに関数バインディングを作成します。
- 変数 (variable)
- ネストされた variable 定義を指定できます。
これは、変数バインディングを単一の項目の静的コンテキストに追加します。
- baseURI
- ネストされた baseURI は、使用するエレメントの基本 URI を指定します。
- dnet
- ネストされた dnet は、エレメント名と型名のデフォルト名前空間 URI を指定します。
- dnf
- ネストされた dnf は、関数名のデフォルト名前空間 URI を指定します。
- imm
- ネストされた imm は整数演算モードを設定します。これは必要な精度レベルを表す定数であり、
xs:integer 値による処理の際にオーバーフローの検出が必要かどうかを示します。
- inputfile
- ネストされた inputfile は、コンパイル対象の XPath 式を含むファイルへの絶対パスを指定します。
注: このエレメントは必須であり、複数回使用できます。
例:<target name="testXPath">
<taskdef name="compileXPath" classname="com.ibm.xml.xapi.ant.TaskCompileXPath"/>
<compileXPath>
<out>sample</out>
<dir>"C:/precompiledXPath"</dir>
<pkg>com.mycompany.precompiled</pkg>
<variable>
<name>
<localpart>booleanVar</localpart>
</name>
<type>
<localpart>boolean</localpart>
<namespaceURI>http://www.w3.org/2001/XMLSchema</namespaceURI>
</type>
</variable>
<inputfile>C:/XPath/xpath.txt</inputfile>
</compileXPath>
</target>
- TaskCompileXQuery の使用
このタスクは、1 つ以上の XQuery 式をプリコンパイルするために使用できます。
出力には Java クラスのセットが示されます。このセットは、動的コンパイルのパフォーマンス・オーバーヘッドなしで式を実行するために引き続き使用できます。
ネストされたエレメントとして指定されるパラメーター:
- out
- ネストされた out は、生成された実行可能ファイルの名前を指定します。
デフォルトの実行可能ファイル名は XQueryModule です。
- dir
- ネストされた dir は、実行可能ファイルの宛先ディレクトリーを指定します。
デフォルトは、現行作業ディレクトリーです。
- pkg
- ネストされた pkg は、生成されたすべてのクラスのパッケージ名プレフィックスを指定します。
デフォルトは Java デフォルト・パッケージです。
- function
- ネストされた function 定義を指定できます。
これは、単一項目の静的コンテキストに関数バインディングを作成します。
- baseURI
- ネストされた baseURI は、使用するエレメントの基本 URI を指定します。
- dnet
- ネストされた dnet は、エレメント名と型名のデフォルト名前空間 URI を指定します。
- dnf
- ネストされた dnf は、関数名のデフォルト名前空間 URI を指定します。
- imm
- ネストされた imm は整数演算モードを設定します。これは必要な精度レベルを表す定数であり、
xs:integer 値による処理の際にオーバーフローの検出が必要かどうかを示します。
- bsp
- ネストされた bsp は、境界空白文字のポリシーを指定します。
- csm
- ネストされた csm は、コンストラクション・モードを指定します。
- cnmi
- ネストされた cnmi は、コピー用名前空間の継承部分を指定します。
- cnmp
- ネストされた cnmp は、コピー用名前空間の保持部分を指定します。
- eso
- ネストされた eso は、空シーケンスの順序を指定します。
- ordm
- ネストされた ordm は、順序付けモードを指定します。
- inputfile
- ネストされた inputfile は、コンパイル対象の XQuery 式を含むファイルへの絶対パスを指定します。
注: このエレメントは必須であり、複数回使用できます。
例:<target name="testXQuery">
<taskdef name="compileXQuery" classname="com.ibm.xml.xapi.ant.TaskCompileXQuery"/>
<compileXQuery>
<out>sample</out>
<dir>"C:/precompiledXQuery"</dir>
<pkg>com.mycompany.precompiled</pkg>
<inputfile>C:/XQuery/xquery.sq</inputfile>
</compileXQuery>
</target>
- TaskCompileXSLT の使用
このタスクは、1 つ以上のスタイルシートをプリコンパイルするために使用できます。
出力には Java クラスのセットが示されます。このセットは、動的コンパイルのパフォーマンス・オーバーヘッドなしで変換を実行するために引き続き使用できます。
ネストされたエレメントとして指定されるパラメーター:
- out
- ネストされた out は、生成された実行可能ファイルの名前を指定します。
デフォルトの実行可能ファイル名は XSLTModule です。
複数のスタイルシートをコンパイルする場合、このエレメントは無視されます。
- dir
- ネストされた dir は、実行可能ファイルの宛先ディレクトリーを指定します。
デフォルトは、現行作業ディレクトリーです。
- pkg
- ネストされた pkg は、生成されたすべてのクラスのパッケージ名プレフィックスを指定します。
デフォルトは Java デフォルト・パッケージです。
- function
- ネストされた function 定義を指定できます。
これは、単一項目の静的コンテキストに関数バインディングを作成します。
- baseURI
- ネストされた baseURI は、使用するエレメントの基本 URI を指定します。
- imm
- ネストされた imm は整数演算モードを設定します。これは必要な精度レベルを表す定数であり、
xs:integer 値による処理の際にオーバーフローの検出が必要かどうかを示します。
- inputfile
- ネストされた inputfile は、コンパイル対象の XSL スタイルシートを含むファイルへの絶対パスを指定します。
注: このエレメントは必須であり、複数回使用できます。
例:<target name="testXSLT">
<taskdef name="compileXSLT" classname="com.ibm.xml.xapi.ant.TaskCompileXSLT"/>
<compileXSLT>
<out>sample</out>
<dir>"C:/precompiledXSLT"</dir>
<pkg>com.mycompany.precompiled</pkg>
<function>
<name>
<localpart>la</localpart>
<namespaceURI>"http://www.ibm.com/Los Angeles"</namespaceURI>
</name>
<type>
<localpart>boolean</localpart>
<namespaceURI>http://www.w3.org/2001/XMLSchema</namespaceURI>
</type>
</function>
<inputfile>C:/XSLT/simple.xsl</inputfile>
</compileXSLT>
</target>