プログラミング使用によるインストール用のアプリケーションの準備

製品アプリケーション管理アーキテクチャーは、アプリケーション開発者が WebSphere® Application Server 固有のデプロイメント情報 (以下、バインディング情報) を収集し、その情報をアプリケーション EAR ファイルに保管する際に使用する、クラスのセットを提供しています。この EAR ファイルは、アプリケーション管理インターフェースを使用して、WebSphere Application Server 構成にインストールできます。アプリケーション管理インターフェースについては、『プログラミングによるアプリケーションのインストール』のトピックに記載されています。このトピックでは、プログラミング例を使用して、バインディング情報がどのように EAR ファイルに取り込まれるかを説明しています。

始める前に

このタスクでは、WebSphere Application Server プログラミング・インターフェースおよび MBean プログラミングに関する基本的な知識があることを前提としています。アプリケーション・プログラミング・インターフェースの資料の WebSphere Application Server プログラミング・インターフェースと MBean プログラミングに関する項目をお読みください。

このタスクについて

以下のタスクを実行して、プログラミングを使用して、インストール用のアプリケーションを準備してください。

手順

  1. AppDeploymentController を作成します。
    AppDeploymentController は EAR ファイルを引数として取得し、AppDeploymentTask オブジェクト (以下、タスク) で表される一連のステップを作成します。 タスクは、通常、バインディング情報を収集するためにデプロイヤーに対して提示されるか、またはプログラムによって操作されます。以下のコードの抜粋は、AppDeploymentController インスタンスの作成方法を示しています。
    // create preferences to pass in the locale information 
    Hashtable prefs = new Hashtable();
    prefs.put(AppConstants.APPDEPL_LOCALE, Locale.getDefault());
    
    
    // create a controller instance for EAR file 
    // specified by a fully-qualified path in earName 
    AppDeploymentController flowController =
    AppManagementFactory.readArchive (earName, prefs); 
  2. AppDeploymentTask インスタンスを取得します。 AppDeploymentController を作成したら、作成したタスク・オブジェクトを繰り返すことができます。各タスクは、アプリケーション内のさまざまなモジュール、またはアプリケーションそれ自体に関する、特定の種類のバインディング情報を収集します。 タスクは、以下の属性を保有することができ、また必要に応じて対応する getter と setter を保有できます。これらの属性について詳しくは、AppDeploymentTask API の javadoc を参照してください。
    表 1. タスク属性. 以下の表は、AppDeploymentController タスクが保有できる属性を示しています。
    名前 説明
    appController タスクを管理するコントローラー・インスタンス。 AppDeploymentController
    colNames タスクの列名 java.lang.String[]
    hasHiddenColumns タスクに非表示の列があるかどうかを示します。 ブール
    HiddenColumns これらの列が、タスクをエンド・ユーザーに対して表示するツールによって表示してはいけない列であることを示す、ブール値の配列。 boolean[]
    HIGHEST_VERSION public static final java.lang.String HIGHEST_VERSION static java.lang.String
    isSufficientlyDone タスクに、指定されていない必須データがあるかどうかを示します。 ブール
    isTaskDisabled タスクを表示または変更する必要があるかどうかを示します。 ブール
    isTaskEmpty タスク内に何らかのデータがあるかどうかを示します。 ブール
    isValidationEnabled タスクを妥当性検査する必要があるかどうかを示します。 ブール
    mutables アプリケーションをデプロイしているユーザーが、特定の列索引内のタスク・データを変更できるかどうかを示す、ブール値の配列。 boolean[]
    name 固有のタスク名 java.lang.String
    requiredColumns タスクの列がヌル以外の値を保有する必要があることを示すブール値の配列。 boolean[]
    taskData ストリングの 2 次元配列 (テーブル)。テーブルの 1 行目にはタスクの列見出しが含まれます (モジュール名、モジュール URI、JNDI 名など)。それ以外の行は、アプリケーション固有の情報を表します。 java.lang.String[]
    taskValidateErrorMessages タスクの妥当性検査が行われるときに生成されるエラー・メッセージ。 java.lang.String[]
    VERSION_HIGHEST public static final int VERSION_HIGHEST static int

    以下の表は、J2EE 1.2、J2EE 1.3、または Java™ EE 5 以降のアプリケーションで、通常 AppDeploymentController によって作成される、さまざまなタスク名をリストしています。 アプリケーションに WebSphere Application Server エンタープライズ拡張が含まれている場合、作成されるタスクがより多くなります。

    表 2. J2EE 1.2、J2EE 1.3、または Java EE 5 以降のアプリケーションで、通常 AppDeploymentController によって作成されるタスク名. 以下の表は、J2EE 1.2、J2EE 1.3、または Java EE 5 以降のアプリケーションで、通常 AppDeploymentController によって作成される、タスクの名前リストしています。 この表では、各タスクの説明およびタスクの列名も示しています。
    AppDeploymentTask 名 説明 タスクの列名
    MapRolesToUsers ユーザーまたはグループにセキュリティー・ロールを指定できます。アプリケーションまたはモジュールで定義されている各ロールを、 ドメイン・ユーザー・レジストリーのユーザーまたはグループにマップする必要があります。タスク・データの各行は、単一のセキュリティー・ロールを表しています。引用符 (") で区切ることによって、複数のユーザーまたはグループに単一のロールを指定できます。
    • ロール- ユーザーに付与された具体的な機能をリストします。 ロール特権によって、ユーザーおよびグループは、指定されたとおりに稼働する許可が与えられます。例えば、ユーザー Joe を管理者のロールにマップする場合、ユーザー Joe は、管理者ロールに関連したすべてのタスクを実行できるようになります。許可ポリシーは、グローバル・セキュリティーが使用可能になっている場合にのみ有効です。
    • everyone - 指定されたロールに全員をマップするかどうかを指定します。
    • allAuthenticatedUsers - レルムに関係なく、すべての認証済みユーザーを指定されたロールにマップするかどうかを指定します。
    • mappedUsers - このアプリケーション内の指定したロールにマップされるユーザーをリストします。
    • mappedGroups - このアプリケーション内のこの指定したロールにマップされるグループをリストします。
    • AllAuthenticatedInTrustedRealms - 指定したロールにトラステッド・レルム内のすべてのユーザーをマップするかどうかを指定します。
    • userAccessIds - WebSphere Application Server のデフォルト許可エンジンの使用時に、Java Platform, Enterprise Edition 許可で使用されるユーザー情報を指定します。userAccessIds の形式は user:realm/uniqueUserID です。
    • groupAccessIds - グループ情報を指定します。この groupAccessIds のフォーマットは、group:realm/uniqueGroupID です。
    • Mapped users access ids - マップされたユーザーのアクセス ID を示します。
    • Mapped groups access ids - マップされたグループのアクセス ID を示します。
    MapRunAsRolesToUsers Run-As ロールのクレデンシャルを指定することができます。インストールするエンタープライズ Bean には、事前定義されている RunAs ロールが含まれています。 別のエンタープライズ Bean との対話中に認識される特定のロールとして実行する必要のあるエンタープライズ Bean は、RunAs ロールを使用します。 タスク・データの各行は、単一の Run-As ロールを表しています。
    • ロール - ユーザーに具体的な機能をマップします。許可ポリシーは、グローバル・セキュリティーが使用可能になっている場合にのみ有効です。
    • ユーザー名 - RunAs ロールを持つユーザーのユーザー名を指定します。このユーザーは、MapRolesToUsers タスクで指定されたロールに既にマップされています。 ユーザーを適切なロールにマップするには、ユーザーを直接そのロールにマップするか、またはユーザーの属するグループをそのロールにマップします。
    • パスワード - RunAs ユーザーのパスワードを指定します。
    BindJndiForEJBNonMessageBinding Enterprise Java Bean (EJB) の JNDI 名を指定することができます。この JNDI 名は、クライアント・プログラムから EJB ホームを検索するのに使用されます。タスク・データの行には、JNDI 名を指定できる単一の EJB が指定されています。
    • EJBModule - JNDI 名にバインドするエンタープライズ Bean が含まれている EJB モジュールを指定します。
    • EJB - モジュールに含まれるエンタープライズ Bean の名前を指定します。
    • URI - Uniform Resource Identifier (URI) は、アプリケーション EAR のルートに関連した、モジュール・アーカイブのロケーションを指定します。
    • JNDI - EJB モジュール内のエンタープライズ Bean に関連付けられている JNDI 名を指定します。
    BindJndiForEJBMessageBinding メッセージ駆動型 Bean (MDB) の、リスナー・ポート名、またはアクティベーション・スペックの JNDI を指定することができます。 アプリケーションまたはモジュール内の各の MDB が、リスナー・ポート名またはアクティベーション・スペックの JNDI に確実にバインドされるようにしてください。タスク・データの各行は、単一のメッセージ駆動型 Bean を表しています。
    • EJBModule - エンタープライズ Bean を含む JavaBeans モジュールの名前を指定します。
    • EJB - アプリケーション内の MDB の名前を指定します。
    • URI - Uniform Resource Identifier (URI) は、アプリケーション EAR のルートに関連した、モジュール・アーカイブのロケーションを指定します。
    • listenerPort -MDB のリスナー・ポート名を指定します。
    • actSpecJNDI - MDB のアクティベーション・スペック JNDI 名を指定します。MDB がアクティベーション・スペック JNDI 名とバインドされている場合は、宛先 JNDI 名と認証別名も指定できます。
    • actSpecDestinationJNDI - アクティベーション・スペックの宛先 JNDI 名を指定します。
    • actSpecAuth - 構成済みの J2C アクティベーション・スペックに設定されたユーザー名およびパスワードにアクセスするために使用される認証別名を指定します。
    BindJndiForEJBBusiness EJB モジュール内のビジネス・インターフェースを持つ各エンタープライズ Bean に JNDI 名バインディングを指定することができます。EJB モジュール内のビジネス・インターフェースを持つ各エンタープライズ Bean を JNDI 名にバインドする必要があります。 タスク・データの行には、JNDI 名を指定できる単一のエンタープライズ Bean が指定されています。
    • EJBModule - JNDI 名にバインドするエンタープライズ Bean が含まれている EJB モジュールを指定します。
    • EJB - JNDI 名にバインドするエンタープライズ Bean の名前を指定します。
    • URI - Uniform Resource Identifier (URI) は、アプリケーション EAR のルートに関連した、モジュール・アーカイブのロケーションを指定します。
    • businessInterface - EJB モジュール内のエンタープライズ Bean ビジネス・インターフェースを指定します。
    • JNDI - EJB モジュール内のエンタープライズ Bean ビジネス・インターフェースに関連付けられている JNDI 名を指定します。
    MapEJBRefToEJB ejb-ref にバインドされる EJB の JNDI 名を指定することができます。タスク・データの各行は、モジュール内に定義されている単一の ejb-ref を表しています。

    EJB 3.0 モジュールはコンテナー管理または Bean 管理パーシスタンス・エンティティー Bean を含むことはできません。 コンテナー管理または Bean 管理パーシスタンス・エンティティー Bean が Java EE アプリケーションの EJB 3.0 モジュールにパッケージされている場合、インストールは失敗します。コンテナー管理または Bean 管理パーシスタンスは EJB 2.1 またはそれより前のモジュールにのみパッケージできます。

    EJB 参照が EJB 3.0、Web 2.4、または Web 2.5 モジュールからのものである場合、JNDI 名の指定はオプションです。 「EJB 参照ターゲットの自動解決の許可」オプションが有効である場合は、すべてのモジュールについて JNDI 名はオプションです。バインディングが提供されない場合は、ランタイムによってコンテナーのデフォルトが提供されるか、または EJB 参照が自動的に解決されます。

    • EJB - モジュールに含まれるエンタープライズ Bean の名前を指定します。
    • URI - Uniform Resource Identifier (URI) は、アプリケーション EAR のルートに関連した、モジュール・アーカイブのロケーションを指定します。
    • referenceBinding - エンタープライズ Bean で使用される EJB 参照の名前を指定します。
    • クラス - このエンタープライズ Bean と関連付けられる Java クラスの名前を指定します。
    • JNDI - EJB モジュール内のエンタープライズ Bean に関連付けられている JNDI 名を指定します。
    MapResRefToEJB resource-ref にバインドされている WebSphere Application Server 構成で定義されている、リソースの JNDI 名を指定することができます。タスク・データの各行は、モジュール内に定義されている単一の resource-ref を表しています。
    • AppVersion - アプリケーションのバージョンを指定します。
    • ModuleVersion - モジュールのバージョンを指定します。
    • モジュール - アプリケーションのモジュールの名前を指定します。
    • EJB - リソース参照を含むエンタープライズ Bean の名前を指定します。(EJB モジュールにのみ適用可能)
    • URI - Uniform Resource Identifier (URI) は、アプリケーション EAR のルートに関連した、モジュール・アーカイブのロケーションを指定します。
    • referenceBinding - モジュールに含まれるリソース参照の名前を指定します。
    • targetResourceJNDI - リソース参照のマッピング・ターゲットであるリソースの JNDI 名を指定します。
    • ログイン構成 - この列は、データ・ソースおよび接続ファクトリーのみに適用されます。 また、リソースを保護するための認証メソッドを参照します。

      Java 2 コネクター (J2C) は、ユーザーを J2C 認証データ・エントリーに定義されたプリンシパルにマップするために、DefaultPrincipalMapping ログイン構成を使用します。 login.config.name を DefaultPrincipalMapping に設定すると、 com.ibm.mapping.authDataAlias という名前のプロパティーが作成されます。このプロパティーの値は、authentication.props によって設定されます。login.config name を DefaultPrincipalMapping に設定しない場合、authentication.props は複数のプロパティーを指定することができます。

    • 認証プロパティー - ログイン構成で使用するプロパティーを指定します。ストリング・フォーマットは、次のとおりです。
      websphere:name= <name1>,value=
      <value1>,description=<desc1>

      正符号 (+) を使用して、複数のプロパティーを指定できます。

    • リソース許可 - リソースを保護するための許可タイプを指定します。
    • DB2 データベースの拡張データ・ソース・プロパティーを設定します。これらのプロパティーを使用すると、アプリケーションでデータ・ソースのカスタム・プロパティーを拡張したり、データ・ソースのために既に存在するコア以外のプロパティーをオーバーライドしたりすることができます。
    MapResEnvRefToRes resource-env-ref にバインドされている WebSphere Application Server 構成で定義されている、リソースの JNDI 名を指定することができます。 タスク・データの各行は、モジュール内に定義されている単一の resource-env-ref を表しています。
    • モジュール - アプリケーションのモジュールの名前を指定します。
    • EJB - リソース環境参照を含むエンタープライズ Bean の名前を指定します。(EJB モジュールにのみ適用可能)。
    • URI - Uniform Resource Identifier (URI) は、アプリケーション EAR のルートに関連した、モジュール・アーカイブのロケーションを指定します。
    • referenceBinding - リソース環境参照の名前を指定します。この参照は、アプリケーション・サーバーの JNDI 名前空間にリソース環境エントリーとしてバインドされるリソースに対応します。
    • resEnvRef.type - リソース環境参照に関連付けられたタイプを指定します。
    • JNDI- リソース環境参照のマッピング・ターゲットであるリソース環境エントリーの JNDI 名を指定します。
    MapSharedLibForMod 定義済みの共有ライブラリーをアプリケーション Web モジュールに関連付けることができます。共有ライブラリーは、1 つ以上のアプリケーションで使用される外部 Java アーカイブ (JAR) ファイルです。共有ライブラリーを使用すると、サーバーにデプロイされた複数のアプリケーションは、 同一ライブラリーの複数のコピーを使用するだけでなく、単一のライブラリーを使用できます。 共有ライブラリーをアプリケーションまたはモジュールに関連付けたあと、アプリケーションまたはモジュールの クラス・ローダーは、共有ライブラリーによって示されるクラスをロードし、 さらにそれらのクラスをそのアプリケーションまたはモジュールに使用可能にします。タスク・データの各行は、単一のアプリケーションまたは Web モジュールを表しています。
    • アプリケーション - インストールするアプリケーションの名前を指定します。
    • モジュール - 共有ライブラリーと関連付けるモジュールの名前を指定します。
    • URI - Uniform Resource Identifier (URI) は、アプリケーション EAR のルートに関連した、モジュール・アーカイブのロケーションを指定します。
    • sharedLibraries - アプリケーションまたはモジュールと関連付ける共有ライブラリー・ファイルの名前を指定します。
    SharedLibRelationship エンタープライズ・アプリケーション内のモジュールが参照する共有ライブラリーの関係識別子と構成単位名を指定できます。エンタープライズ・アプリケーションをインストールする際、本製品では、指定したビジネス・レベル・アプリケーションの共有ライブラリーの関係ごとに、1 つの構成単位が作成されます。 タスク・データの各行は、単一のアプリケーションまたは Web モジュールを表しています。
    • モジュール - 共有ライブラリーと関連付けるモジュールの名前を指定します。
    • URI - Uniform Resource Identifier (URI) は、アプリケーション EAR のルートに関連した、モジュール・アーカイブのロケーションを指定します。
    • relationshipIdentifiers - モジュールの共有ライブラリー関係の、共有ライブラリー・アセットまたは構成単位の ID を指定します。 ストリング・フォーマットは、次のとおりです。
      assetname=<assetName> or cuname=<cuName>

      正符号 (+) を使用して、複数の関係を指定できます。

    • compositionUnit - 共有ライブラリー関係の構成単位名を指定します。本製品は、この値を使用して、ビジネス・レベル・アプリケーション内の共有ライブラリー関係に対して作成する構成単位に名前を付けます。構成単位名は、関係フィールドに指定されているアセットの名前または構成単位の ID と位置的に一致します。
    • matchTarget - 本製品が、共有ライブラリー関係の構成単位を、ビジネス・レベル・アプリケーションと同じデプロイメント・ターゲットにマップするかどうかを指定します。この列で有効な値は、以下のとおりです。
      • AppConstants.YES_KEY。本製品で、共有ライブラリー関係の構成単位を、ビジネス・レベル・アプリケーションと同じデプロイメント・ターゲットにマップすることを示します。
      • AppConstants.NO_KEY。本製品で、共有ライブラリー関係の構成単位を、ビジネス・レベル・アプリケーションと同じデプロイメント・ターゲットにマップしないことを示します。
    CtxRootForWebMod アプリケーションの WebSphere Application Server デプロイメント・ターゲットへのインストール時またはインストール後に Web モジュールのコンテキスト・ルートを指定することができます。タスク・データの各行は、単一の Web モジュールを表しています。
    • モジュール - インストール中のアプリケーションか、またはインストール後に表示しているアプリケーションの Web モジュールの名前を指定します。
    • URI - Uniform Resource Identifier (URI) は、アプリケーション EAR のルートに関連した、モジュール・アーカイブのロケーションを指定します。
    • contextRoot - Web アプリケーション (WAR) のコンテキスト・ルートを指定します。各 Web モジュール用のコンテキスト・ルートは、アプリケーションのアセンブリー中に、 アプリケーションのデプロイメント記述子内に定義されます。コンテキスト・ルートは、(WAR ファイルからの) 定義済みのサーブレット・マッピングと組み合わされて、ユーザーがサーブレットへのアクセス時に入力する完全 URL を構成します。 例えば、 コンテキスト・ルートが /gettingstarted でサーブレット・マッピングが MySession の場合、 URL は http://host:port/gettingstarted/MySession となります。
    MapInitParamForServlet アプリケーションの WebSphere Application Server デプロイメント・ターゲットへのインストール時またはインストール後に Web モジュール内のサーブレットの初期パラメーター値を指定することができます。Web モジュールの web.xml ファイル内の <init-param> ステートメントに指定された <param-value> 値が、デフォルトで使用されます。タスク・データの各行は、単一のサーブレットを表しています。
    • モジュール - インストール中のアプリケーションか、またはインストール後に表示しているアプリケーションのモジュールの名前を指定します。
    • URI - Uniform Resource Identifier (URI) は、アプリケーション EAR のルートに関連した、モジュール・アーカイブのロケーションを指定します。
    • サーブレット - アプリケーション内のサーブレットの固有名を指定します。アプリケーション・サーバーへのデプロイメントの場合、サーブレットは、 Web アーカイブ (WAR) ファイルまたは Web モジュールにパッケージする必要があります。 アプレットがブラウザー上で動作しブラウザーの機能を拡張するのと同様に、 サーブレットは Java の使用が可能な Web サーバーで動作しその Web サーバーの機能を拡張します。
    • 名前 - Web モジュールのサーブレット・フィルターの init メソッドに渡される初期パラメーターの名前を指定します。以下の例の web.xml ファイル内のサーブレット・フィルターのステートメントは、attribute の初期パラメーター名を指定しています。
      <init-param>
         <param-name>attribute</param-name>
         <param-value>tests.Filter.
      DoFilter_Filter.SERVLET_MAPPED
      </param-value>
      			</init-param>
    • 値 - Web モジュールのサーブレット・フィルターの init メソッドに渡される初期パラメーターに割り当てる値を指定します。以下の例の web.xml ファイル内のサーブレット・フィルターのステートメントは、初期パラメーター attribute の tests.Filter.DoFilter_Filter.SERVLET_MAPPED の初期パラメーター値を指定しています。
      <init-param>
         <param-name>attribute</param-name>
         <param-value>tests.Filter.
      DoFilter_Filter.SERVLET_MAPPED
      </param-value>
      			</init-param>
    • 説明 - 初期パラメーターに関する情報を指定します。
    MapEnvEntryForEJBMod エンティティー、セッション、またはメッセージ駆動型 Bean などの Enterprise JavaBeans™ (EJB) モジュールの環境エントリーを構成することができます。タスク・データの各行は、EJB モジュール内の単一の環境エントリーを表しています。
    • モジュール - EJB モジュールの名前を指定します。
    • URI - Uniform Resource Identifier (URI) は、アプリケーション EAR のルートに関連した、モジュール・アーカイブのロケーションを指定します。
    • EJB - モジュールに含まれるエンタープライズ Bean の名前を指定します。
    • 名前 - 編集または表示中の環境エントリーの名前を指定します。この環境エントリーは、EJB モジュール内の env-entry プロパティーです。
    • タイプ - EJB モジュール内の env-entry プロパティーにより定義された環境エントリーのデータ・タイプを指定します。
    • 説明 - 環境エントリーに関する情報を指定します。
    • 値 - EJB モジュール内の env-entry プロパティーにより定義された環境エントリーの編集可能な値を指定します。
    MapEnvEntryForWebMod サーブレットや JavaServer Pages (JSP) ファイルなどの Web モジュールの環境エントリーを構成することができます。 タスク・データの各行は、Web モジュール内の単一の環境エントリーを表しています。
    • モジュール - Web モジュールの名前を指定します。
    • URI - Uniform Resource Identifier (URI) は、アプリケーション EAR のルートに関連した、モジュール・アーカイブのロケーションを指定します。
    • 名前 - 編集または表示中の環境エントリーの名前を指定します。この環境エントリーは、Web モジュール内の env-entry プロパティーです。
    • タイプ - Web モジュール内の env-entry プロパティーにより定義された環境エントリーのデータ・タイプを指定します。
    • 説明 - 環境エントリーに関する情報を指定します。
    • 値 - Web モジュール内の env-entry プロパティーにより定義された環境エントリーの編集可能な値を指定します。
    MapMessageDestinationRefToEJB J2C 管理対象オブジェクトの JNDI 名を指定して、メッセージ駆動型 Bean に対してメッセージ宛先参照をバインドできます。タスク・データの各行は、モジュール内の単一のメッセージ宛先参照を表しています。
    • モジュール - EJB モジュールの名前を指定します。
    • EJB - モジュールに含まれるメッセージ駆動型 Bean (MDB) の名前を指定します。
    • URI - Uniform Resource Identifier (URI) は、アプリケーション EAR のルートに関連した、モジュール・アーカイブのロケーションを指定します。
    • messageDestinationObject - メッセージ宛先参照またはメッセージ宛先リンク (宛先リンクが提供されている場合) の名前を指定します。
    • JNDI - 参照されたメッセージ宛先 Bean のターゲット JNDI を指定します。メッセージ宛先リンクが提供されている場合、このフィールドはデフォルトで、メッセージ宛先リンクが参照するメッセージ駆動型 Bean の宛先 JNDI に設定されます。
    DataSourceFor10EJBModules EJB1.x Bean を含む EJB モジュールで使用されるデフォルト・データ・ソースの JNDI 名を指定できます。タスク・データの各行は、単一の EJB モジュールを表しています。
    • EJBModule - 1.x エンタープライズ Bean を含むモジュールの名前を指定します。
    • URI - Uniform Resource Identifier (URI) は、アプリケーション EAR のルートに関連した、モジュール・アーカイブのロケーションを指定します。
    • JNDI - EJB モジュールのデフォルトのデータ・ソースの JNDI 名を指定します。
    • ユーザー名 - パスワードとともにデータ・ソースを保護するための認証別名を構成する、ユーザー名を指定します。
    • パスワード- ユーザー名とともにデータ・ソースを保護するための認証別名を構成する、パスワードを指定します。
    • ログイン構成 - データ・ソースを保護するための認証メソッドを指定します。
    • 認証プロパティー - ログイン構成で使用するプロパティーを指定します。ストリング・フォーマットは、次のとおりです。
      websphere:name= <name1>,value=<value1>,
      description=<desc1>

      正符号 (+) を使用して、複数のプロパティーを指定できます。

    DataSourceFor20EJBModules EJB2.x Bean を含む EJB モジュールで使用されるデフォルトの接続ファクトリーの JNDI 名を指定できます。タスク・データの各行は、単一の EJB モジュールを表しています。
    • EJBModule - 1.x エンタープライズ Bean を含むモジュールの名前を指定します。
    • URI - Uniform Resource Identifier (URI) は、アプリケーション EAR のルートに関連した、モジュール・アーカイブのロケーションを指定します。
    • JNDI - EJB モジュールのデフォルトのデータ・ソースの JNDI 名を指定します。
    • リソース許可 - リソースを保護するための許可タイプを指定します。 有効な値は以下のとおりです。
      AppConstants.APPDEPL_CMPBINDING_
      RESAUTHTYPE_CONTAINER
      および
      AppConstants.APPDEPL_CMPBINDING_
      RESAUTHTYPE_PER_CONNECTION_FACTORY
      .
    • ログイン構成 - データ・ソースを保護するための認証メソッドを指定します。
    • 認証プロパティー - ログイン構成で使用するプロパティーを指定します。ストリング・フォーマットは、次のとおりです。
      websphere:name= <name1>,value=<value1>,
      description=<desc1>

      正符号 (+) を使用して、複数のプロパティーを指定できます。

    • DB2 データベースの拡張データ・ソース・プロパティーを設定します。

      これらのプロパティーを使用すると、アプリケーションでデータ・ソースのカスタム・プロパティーを拡張したり、データ・ソースのために既に存在するコア以外のプロパティーをオーバーライドしたりすることができます。

    DataSourceFor10CMPBeans コンテナー管理パーシスタンスを備えた EJB1.x Bean で使用されるデータ・ソースの JNDI 名を指定できます。 タスク・データの各行は、単一の EJB を表しています。
    • EJBModule - 1.x エンタープライズ Bean を含むモジュールの名前を指定します。
    • EJB - モジュールに含まれるエンタープライズ Bean の名前を指定します。
    • URI - Uniform Resource Identifier (URI) は、アプリケーション EAR のルートに関連した、モジュール・アーカイブのロケーションを指定します。
    • JNDI - EJB モジュールのデフォルトのデータ・ソースの JNDI 名を指定します。
    • ユーザー名 - パスワードとともにデータ・ソースを保護するための認証別名を構成する、ユーザー名を指定します。
    • パスワード- ユーザー名とともにデータ・ソースを保護するための認証別名を構成する、パスワードを指定します。
    • ログイン構成 - データ・ソースを保護するための認証メソッドを指定します。
    • 認証プロパティー - ログイン構成で使用するプロパティーを指定します。ストリング・フォーマットは、次のとおりです。
      websphere:name= <name1>,value=<value1>,
      description=<desc1>

      正符号 (+) を使用して、複数のプロパティーを指定できます。

    DataSourceFor20CMPBeans コンテナー管理パーシスタンスを備えた EJB2.x Bean で使用される接続ファクトリーの JNDI 名を指定できます。 タスク・データの各行は、単一の EJB を表しています。
    • EJBModule - 1.x エンタープライズ Bean を含むモジュールの名前を指定します。
    • EJB - モジュールに含まれるエンタープライズ Bean の名前を指定します。
    • URI - Uniform Resource Identifier (URI) は、アプリケーション EAR のルートに関連した、モジュール・アーカイブのロケーションを指定します。
    • JNDI - EJB モジュールのデフォルトのデータ・ソースの JNDI 名を指定します。
    • リソース許可 - リソースを保護するための許可タイプを指定します。 有効な値は以下のとおりです。
      AppConstants.APPDEPL_CMPBINDING_
      RESAUTHTYPE_CONTAINER
      および
      AppConstants.APPDEPL_CMPBINDING_
      RESAUTHTYPE_PER_CONNECTION_FACTORY
      .
    • ログイン構成 - データ・ソースを保護するための認証メソッドを指定します。
    • 認証プロパティー - ログイン構成で使用するプロパティーを指定します。ストリング・フォーマットは、次のとおりです。
      websphere:name= <name1>,value=<value1>,
      description=<desc1>

      正符号 (+) を使用して、複数のプロパティーを指定できます。

    • DB2 データベースの拡張データ・ソース・プロパティーを設定します。

      これらのプロパティーを使用すると、アプリケーションでデータ・ソースのカスタム・プロパティーを拡張したり、データ・ソースのために既に存在するコア以外のプロパティーをオーバーライドしたりすることができます。

    MapWebModToVH Web モジュールの仮想ホストを指定することができます。タスク・データの各行は、仮想ホスト情報を収集する対象のアプリケーション内の Web モジュールを表しています。Web モジュールは、同一の仮想ホストにインストールするか、いくつかの仮想ホストに分散させることができます。タスク・データの各行は、単一の Web モジュールを表しています。
    • モジュール - インストール中のアプリケーションか、またはインストール後に表示しているアプリケーションの Web モジュールの名前を指定します。
    • URI - Uniform Resource Identifier (URI) は、アプリケーション EAR のルートに関連した、モジュール・アーカイブのロケーションを指定します。
    • virtualHost - Web モジュールが現在マップされている仮想ホストの名前を指定します。

      異なる Web モジュールが同じコンテキスト・ルートを持ち、 かつ同じノードに属するターゲットにデプロイされているような場合には、 たとえそれらが異なるアプリケーションに含まれていても、同じ仮想ホストを指定しないでください。 同じ仮想ホストを指定すると、妥当性検証エラーが発生します。

    EnsureMethodProtectionFor10EJB EJB1.x モジュールのすべての無保護メソッドをアクセス不能にするかどうかを指定できます。タスクの各行は、単一の EJB1.x モジュールを表しています。
    • EJBModule - EJB2.x Bean を含むモジュールの名前を指定します。
    • URI - Uniform Resource Identifier (URI) は、アプリケーション EAR のルートに関連した、モジュール・アーカイブのロケーションを指定します。
    • method.denyAllAccessPermission - 以下のいずれか 1 つのアクセス権を指定します。
      • AAppConstants.YES_KEY。ユーザーのアクセス許可にかかわらず EJB モジュールをユーザーからアクセス不能に設定することにより、この EJB モジュールを保護することを示します。
      • AppConstants.NO_KEY。適切なアクセス許可を持つユーザーがこの EJB モジュールにアクセスできるようにすることを示します。
    EnsureMethodProtectionFor20EJB EJB モジュールの EJB2.x Bean の無保護メソッドの保護レベルを指定することができます。タスク・データの各行は、EJB モジュールごとのメソッド保護を指定します。
    • EJBModule - EJB2.x Bean を含むモジュールの名前を指定します。
    • URI - Uniform Resource Identifier (URI) は、アプリケーション EAR のルートに関連した、モジュール・アーカイブのロケーションを指定します。
    • method.protectionType - 以下のいずれか 1 つの保護メソッドを指定します。
      • AppConstants.APPDEPL_METHOD_PROTECTION_UNCHECK。アプリケーション・サーバーが EJB モジュールのアクセス許可を検証しないようにすることを示します。全員が EJB モジュールにアクセスできるようになります。
      • AppConstants.APPDEPL_METHOD_PROTECTION_EXCLUDE。ユーザーのアクセス許可にかかわらず EJB モジュールをユーザーからアクセス不能に設定することにより、この EJB モジュールを保護することを示します。
    AppDeploymentOptions さまざまなデプロイメント固有のオプションを指定することができます。このタスクには 2 行しかありません。1 行目はオプション名、2 行目は対応するオプション値を示します。オプションの説明で特に説明がない限り、これらのオプションの有効値は、以下のとおりです。
    • AppConstants.YES_KEY。このデプロイメント・オプションを使用することを示します。
    • AppConstants.NO_KEY。このデプロイメント・オプションを使用しないことを示します。
    指定できるオプション名は以下のとおりです。
    • preCompileJSPs - JavaServer Pages ファイルがプリコンパイルされるかどうかを示します。
    • installed.ear.destination - エンタープライズ・アーカイブ (EAR) ファイルのインストール先のディレクトリーを指定します。このオプションの値は、profile_root/installedApps/mycell/myapp.ear など、完全修飾ディレクトリー・パスです。
    • distributeApp - アプリケーション管理コンポーネントがアプリケーション・バイナリーを配布するかどうかを示します。
    • useMetaDataFromBinary - 実行時に EAR ファイルのメタデータ (例えば、デプロイメント記述子、 バインディング、拡張機能など) を使用するかどうかを示します。
    • deployejb - インストール時に EJBDeploy ツールを実行するかどうかを指定します。
    • appname - これらのオプションを使用してデプロイするアプリケーションの名前を指定します。
    • createMBeansForResources - デプロイメント・ターゲットでアプリケーションが開始される際に、アプリケーションに定義されるすべてのリソース (サーブレット、JavaServer Pages (JSP) ファイル、エンタープライズ Bean など) について MBean を作成するかどうかを示します。
    • reloadEnabled - アプリケーションのファイル・システムの更新済みファイルをスキャンして、変更が動的に再ロードされるかどうかを示します。
    • reloadInterval - アプリケーションのファイル・システムの更新済みファイルをスキャンする時間の長さ (秒単位) を指定します。 このオプションに指定される値は、0 より大きい整数です。
    • eployws - デプロイメント時に wsdeploy ツールを実行するかどうかを指定します。
    • validateinput - 製品が、アプリケーションのインストールまたは更新中に指定されたアプリケーション参照を検査するかどうか、また、妥当性検査を使用可能にする場合は、誤った参照をユーザーに警告するのか、オペレーションを失敗させるのかを指定します。有効な値は、AppConstants.APPDEPL_VALIDATE_INSTALL_OFFAppConstants.APPDEPL_VALIDATE_INSTALL_WARM、および AppConstants.APPDEPL_VALIDATE_INSTALL_FAIL です。
    • processEmbeddedConfig - 組み込み構成を処理するかどうかを指定します。組み込み構成は、resource.xml および variables.xml などのファイルで構成されています。
    • filepermission - 指定されたディレクトリーに展開されている、インストール済みアプリケーションのアプリケーション・バイナリーに対するアクセス権を指定します。
    • blaname - 本製品が、インストールしようとしているエンタープライズ・アプリケーションを使用して新規のビジネス・レベル・アプリケーションを作成するか、それとも、そのエンタープライズ・アプリケーションを既存のビジネス・レベル・アプリケーションの構成単位にするかを指定します。
    • autolink - 不完全な EJB 参照ターゲットがある場合に、本製品によりデフォルトの JNDI 値を割り当てるか、それとも自動的に不完全な EJB 参照ターゲットを解決するかを指定します。
    JSPReloadForWebMod JavaServer Pages (JSP) ファイルなどの Web モジュールのクラスの再ロードを構成し、このアプリケーションで使用する JSF 実装を選択することができます。タスク・データの各行は、単一の Web モジュールを表しています。
    • モジュール - インストール中のアプリケーションか、またはインストール後に表示しているアプリケーションの Web モジュールの名前を指定します。
    • URI - Uniform Resource Identifier (URI) は、アプリケーション EAR のルートに関連した、モジュール・アーカイブのロケーションを指定します。
    • enableJSPClassReloading - JSP ファイルの更新時に、クラスの再ロードを可能にするかどうかを指定します。
    • JSPReloadInterval - 本製品がアプリケーションのファイル・システムをスキャンして更新済みの JSP ファイルがないか検査する頻度 (秒単位) を指定します。
    EJBDeployOptions エンタープライズ Bean (EJB) デプロイメント・ツールのオプションを指定できます。このツールは、エンタープライズ Bean ファイルの実行に必要なコードを生成します。 EJB デプロイメント・ツールの実行時に使用する、追加のクラスパス、リモート・メソッド呼び出しコンパイラー (RMIC) オプション、データベース・タイプ、およびデータベース・スキーマ名を指定できます。
    • deployejb.classpath - インストールされている Java アーカイブ (JAR) ファイルまたは EAR ファイルが依存する 1 つ以上の ZIP ファイルまたは JAR ファイルのクラスパスを指定します。
    • deployejb.rmic - EJB デプロイメント・ツールが RMIC オプションをリモート・メソッド呼び出しコンパイラーに渡すかどうかを指定します。このオプションについての情報は、RMI ツールの資料を参照してください。 この列で有効な値は、以下のとおりです。
      • AAppConstants.YES_KEY。EJB デプロイメント・ツールが RMIC オプションをリモート・メソッド呼び出し (RMI) コンパイラーに渡すようにします。
      • AppConstants.NO_KEY。EJB デプロイメント・ツールが RMIC オプションをリモート・メソッド呼び出し (RMI) コンパイラーに渡さないようにします。
    • deployejb.dbtype - データベースの列タイプ、マッピング情報、Table.sql、およびその他の情報の判別に使用するデータベース・ベンダーの名前を指定します。データベース・タイプを指定すると、すべての EJB モジュールに対して以前に定義したバックエンド ID が選択したデータベース・タイプによって上書きされます。 個々の EJB モジュールのバックエンド ID を使用可能にするには、この列に値を指定しないでください。
    • deployejb.dbschema - 作成したいスキーマの名前を指定します。EJB デプロイメント・ツールは、データベースの情報を JAR ファイルまたは EAR ファイルのスキーマ文書に保管します。これはつまり、各オプションを再度指定する必要がないということです。また、JAR や EAR が生成されるときには、データベースの変更が後ではできないので、その時点で正しいデータベースを定義する必要があることも意味します。 スキーマの名前にスペースが含まれている場合は、名前全体を二重引用符で囲む必要があります。 以下に例を示します。
      "my schema"
    • deployejb.dbaccesstype - Structured Query Language for Java (SQLJ) をサポートする DB2® データベースのデータベース・アクセス・タイプを指定します。SQLJ を使用して、DB2 データベースに接続するデータ・アクセス・アプリケーションを開発できます。 SQLJ は、Java プログラム言語の使用をサポートして SQL (Structured Query Language) データベース要求を実行するステートメントを組み込めるようにする、プログラミングの拡張機能セットです。
    • deployejb.SQLJclasspath -DB2 SQLJ ツール sqlj.zip ファイルのクラスパスを指定します。本製品は、このクラス・パスを使用して、アプリケーションのインストール中に DB2 SQLJ ツールを実行し、SQLJ プロファイル (.ser ファイル) を生成します。
    • deployejb.JDKcompliancelevel - コンパイル用にアプリケーションのソース・ファイルを組み込む際の、Java Developer Kit コンパイラーの準拠レベルを指定します。
    JSPCompileOptions JavaServer Pages (JSP) コンパイラーで使用するさまざまなオプションを指定することができます。
    • webModule - アプリケーションの Web モジュールの名前を指定します。
    • URI - Uniform Resource Identifier (URI) は、アプリケーション EAR のルートに関連した、モジュール・アーカイブのロケーションを指定します。
    • JSPclasspath - アプリケーションのインストール中に JSP ファイルをコンパイルする際に使用する JSP コンパイラーの一時クラスパスを指定します。このクラスパスは、アプリケーションのインストールが完了し、アプリケーションが稼働しているときに使用されていない場合には保存されません。このクラスパスは、アプリケーションがインストールされた後で他の手段 (共有ライブラリーなど) で識別される、JSP のコンパイルに必要なアプリケーション以外のリソースを識別するためにのみ、使用されます。

      ネットワーク・デプロイメント構成では、このクラスパスはデプロイメント・マネージャー・マシンに固有です。

    • useFullPackageNames - JSP エンジンが完全パッケージ名を使用して JSP クラスを生成およびロードするかどうかを指定します。完全なパッケージ名を使用する場合、プリコンパイルした JSP クラス・ファイルは、jsp-file 属性を使用する必要なく web.xml ファイルでサーブレットとして構成できます。完全なパッケージ名が使用されない場合は、すべての JSP クラスが同じパッケージで生成されます。これには、ファイル・システム・パスが少なくてすむという利点があります。
    • JDKSourceLevel - Java コンパイラーが JSP Java ソースをコンパイルするソース・レベルを指定します。この列に値を指定する際、レベル番号の小数点は省略してください。 例えば、JDK レベル 1.5 の場合は、15 を指定します。
    • disableJSPRuntimeCompilation - .class ファイルが存在しない場合であっても、実行時に JSP ファイルが変換されたりコンパイルされたりしないようにするかを指定します。この列で有効な値は、以下のとおりです。
      • AAppConstants.YES_KEY。JSP ランタイム・コンパイルを使用不可にすることを示します。
      • AppConstants.NO_KEY。JSP ランタイム・コンパイルを使用不可にしないことを示します。
    MapModulesToServers アプリケーション内のモジュールに、ターゲット・サーバーまたはクラスターを指定することができます。タスク・データの各行は、アプリケーション内の 1 つのモジュールを表しています。サーバー・ターゲットは、WebSphere:cell=cellName,node=nodeName,server=serveName で指定され、クラスター・ターゲットは、WebSphere:cell=cellName,cluster=clusterName で指定されます。1 つの該当モジュールに対して、「+」で区切ることで、複数のターゲットを指定できます。タスク・データの各行は、単一のモジュールを表しています。
    • モジュール - アプリケーションのモジュールの名前を指定します。
    • URI - Uniform Resource Identifier (URI) は、アプリケーション EAR のルートに関連した、モジュール・アーカイブのロケーションを指定します。
    • サーバー - このモジュールのターゲット・サーバーまたはクラスターを指定します。
    CorrectUseSystemIdentity アプリケーション内の Enterprise JavaBeans™ (EJB) メソッドのシステム ID プロパティーを管理することができます。
    • ロール - この EJB メソッドに使用される RunAs ロールを指定します。
    • ユーザー名 - RunAs ロールを持つユーザーのユーザー名を指定します。ユーザー名は、そのロールに対して選択した RunAs ロールと共に使用されます。
    • パスワード - ユーザー・レジストリー内のユーザー名に関連付けられたパスワードを指定します。
    CorrectOracleIsolationLevel バックエンド処理を行う Oracle データベースを使用するリソースにマップされるリソース参照がある場合に、Oracle タイプのプロバイダーに分離レベルを指定することができます。 各行は、Oracle データベース・リソースにマップされる 1 つのリソース参照を表しています。
    • モジュール - アプリケーションのモジュールの名前を指定します。
    • resourceRef - リソース参照の名前を指定します。
    • JNDI - リソース参照のマッピング・ターゲットであるリソースの JNDI 名を指定します。
    • isolationLevel - Oracle タイプのプロバイダーで使用する分離レベルを指定します。この列に指定できる値は、次の 2 つです。
      • rc。JDBC 読み取りコミット分離レベルを示します。
      • s。JDBC シリアライズ可能分離レベルを示します。
    ActSpecJNDI 組み込みリソース・アダプター・モジュールの JCA オブジェクトの JNDI 名を指定することができます。
    • モジュール - アプリケーションのモジュールの名前を指定します。
    • URI - Uniform Resource Identifier (URI) は、アプリケーション EAR のルートに関連した、モジュール・アーカイブのロケーションを指定します。
    • JCA オブジェクト - J2C 接続ファクトリー、管理対象オブジェクト、またはアクティベーション・スペックの JCA オブジェクトの名前を指定します。
    • JNDI- JCA オブジェクトの JNDI 名を指定します。
    BackendIdSelection コンテナー管理パーシスタンス (CMP) Bean を持つエンタープライズ Bean Java アーカイブ (JAR) モジュールの、バックエンド ID を変更することができます。 エンタープライズ Bean JAR モジュールは、 アプリケーション・アセンブリー・ツールを使用して指定された複数のバックエンド構成をサポートできます。このタスクは、アセンブリー・ツールを使用して複数のバックエンド・データベース用にデプロイメント・コードが生成された EJB モジュールがアプリケーションにある場合に、役立ちます。
    • モジュール - アプリケーションの EJB モジュールの名前を指定します。
    • URI - Uniform Resource Identifier (URI) は、アプリケーション EAR のルートに関連した、モジュール・アーカイブのロケーションを指定します。
    • ID - バックエンド・データベースを表す、既存のバックエンド ID を指定します。
    • currentID - 使用するバックエンド・データベースを表す、新規のバックエンド ID を指定します。
    MetadataCompleteForModules EJB 3.0 または Web 2.5 の各モジュールで、アノテーションのデプロイメント情報を含む完全なデプロイメント記述子を記述できます。システムはモジュールのデプロイメント記述子を完全なものとしてマークします。 タスク・データの各行は、単一のモジュールを表しています。
    • モジュール - EJB 3.0 モジュールまたは Web 2.5 モジュールの名前を指定します。
    • URI - Uniform Resource Identifier (URI) は、アプリケーション EAR のルートに関連した、モジュール・アーカイブのロケーションを指定します。
    • metadataComplete- アノテーションからのデプロイメント情報を含む、完全なモジュール・デプロイメント記述子を、XML フォーマットに書き込むかどうかを指定します。モジュールの metadataComplete を true に設定すると、WebSphere は、アノテーションのデプロイメント情報を含む完全なデプロイメント記述子を書き込みます。この列で有効な値は、以下のとおりです。
      • AppConstants.YES_KEY。EJB 3.0 モジュールまたは Web 2.5 モジュールで、アノテーションのデプロイメント情報を含む完全なデプロイメント記述子を記述できることを示します。
      • AppConstants.NO_KEY。EJB 3.0 モジュールまたは Web 2.5 モジュールで、アノテーションのデプロイメント情報を含む完全なデプロイメント記述子を記述できないことを示します。

    さまざまなタスクの URI 列は、フォーマットを値として使用し、アプリケーション内のモジュールを一意に識別します。ここで、moduleURI は、アプリケーションのデプロイメント記述子に定義されたモジュール・ファイル名です。ddURI は、モジュール内のデプロイメント記述子の URI (標準デプロイメント記述子の場合)、またはアプリケーションのデプロイメント記述子に定義されている、モジュールの代替デプロイメント記述子の URI です。例えば、MyWeb.war 内に Web モジュールを持つアプリケーションで、そのモジュールが標準デプロイメント記述子を使用している場合、このモジュールのさまざまなタスクにおける URI 列の値は、MyWeb.war,WEB-INF/web.xml になります。 このように、URI 列の値は、常にモジュールの固有の ID を示します。

    以下のコードの抜粋は、AppDeploymentController からタスクを取得する方法を示しています。

    AppDeploymentTask task =flowController.getFirstTask(); 
    while (task != null)
    {
    // manipulate task data as necessary
    task = flowController.getNextTask();
    } 
  3. タスク・データを操作します。

    バインディング情報を指定する対象のタスク名、タスクの列名、および J2EE 成果物を使用して、対応する列が可変としてマークが付いている場合に、タスク・データを変更できます。以下のサンプル・コードは、特定のタスクにどのようにしてバインディング情報を指定するかを示しています。この例では、次のようにユーザーをセキュリティー・ロールに指定しています。アプリケーションに Role1 という名前のセキュリティー・ロールがあり、User1 および User2 のユーザーをそのロールに割り当てる必要があるとします。

    if (task.getName().equals ("MapRolesToUsers") && !task. isTaskDisabled())
    { 
    // find out column index for role and user column
    // refer to the table to find the column names 
    int roleColumn = -1;
    int userColumn = -1;
    String[] colNames = task.getColumnNames();
    for (int i=0; i < colNames.length; i++)
    { 
    if (colNames[i].equals ("role"))
    	roleColumn = i;
    else if (colNames[i].equals ("role.user"))
    userColumn = i;
    } 
    
    // iterate over task data starting at row 1 as row0 is
    // column names
    String[][]data = task.getTaskData();
    for (int i=1; i < data.length; i++)
    {
    if (data[i][roleColumn].equals ("Role1"))
    {
    	data[i][userColumn]="User1|User2";
    break;
    }
    } 
    
    // now that the task data is changed, save it back
    task.setTaskData (data);
    } 
    

    同じロジックを使用して、EJB の JNDI 名や、Web モジュールの仮想ホスト名など、他のすべてのタイプのバインディング情報をさまざまなタスクで指定できます。タスク情報とサンプル・コードを使用して、アプリケーション・クライアント・モジュールのバインディング情報を収集することはできません。アプリケーション・クライアントを構成するには、WebSphere Application Server に付属しているクライアント構成ツールを使用する必要があります。

  4. EAR ファイルを保存し、インストール・オプションを取得します。

    必要なすべてのバインディング情報をさまざまなタスクで指定した後、タスク・データを EAR ファイル内に戻して保存する必要があります。これにより、取り込まれた EAR ファイルを WebSphere Application Server 構成にインストールできるようになります。EAR ファイルに保管されたバインディング情報だけでなく、タスクによって収集された他のいくつかのデプロイメント・オプション (AppDeploymentOptions、EJBDeployOptions、および MapModulesToServers など) も必要です。これらのオプションは EAR ファイルに保存されませんが、アプリケーションを WebSphere Application Server 構成にインストールする際に渡す必要があります。タスク・データが必要に応じて操作され、EAR ファイルが保存されると、これらのオプションは AppDeploymentController からハッシュ・テーブルとして取得できます。あるいは、これらのオプションは、アプリケーションのインストール時に直接渡すこともできます (『アプリケーションのインストール』セクション、または com.ibm.websphere.management.application.AppManagement インターフェースの installApplication API の javadoc の説明を参照してください)。

    以下のコードは、タスク・データを EAR ファイルに保存し、生成されたインストール・オプションを取得する方法を示しています。

    // the following line of code saves the task data
    // in the EAR file specified as earName in step 1
    flowController.saveAndClose();
    
    
    // get the installation options
    Hashtable options = flowController.getAppDeploymentSavedResults();

次のタスク

プログラミングを使用して、アプリケーションをインストールします。


トピックのタイプを示すアイコン タスク・トピック



タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: last_date
http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-nd-mp&topic=tjmx_prepappforinstall
ファイル名:tjmx_prepappforinstall.html