COBOL 呼び出しスタブの生成
COBOL 呼び出しスタブ・ジェネレーターを使用して、COBOL プログラムを起動するための Java™ 呼び出しスタブを作成できます。その呼び出しスタブを Java ベースのバッチ・アプリケーションに追加します。
始める前に
『COBOL コンテナーの概要』のトピックをお読みください。
COBOL 呼び出しスタブ・ジェネレーターを使用するのに必要な以下の製品をインストールしてください。
- IBM® Rational® Application Developer for WebSphere® Software バージョン 7.5 以降 (これにより、J2EE コネクター (J2C) ツールが提供されます)
- Java ランタイム環境 (JRE) バージョン 1.6.0 以降
Java EE コネクター (J2C) ツールが使用可能であることを検証するには、Rational Application Developer を開始し、Java EE パースペクティブを選択し、 を選択します。J2C ウィザードが使用可能であれば、J2C プロジェクトを作成でき、J2C ツールが使用可能です。
Rational Application Developer インストール済み環境に Java EE コネクター (J2C) ツールがない場合、Installation Manager を使用して、Rational Application Developer インストール済み環境を変更し、J2C ツールをインストールしてください。
- Installation Manager を開始します。
- 「パッケージの変更」ページで、 を選択します。
- J2C ツールのインストールを実行します。
このタスクについて
COBOL 呼び出しスタブ・ジェネレーターは、コマンド行から、Ant タスクから、または Rational Application Developer 製品のグラフィカル・インターフェースから実行できます。
COBOL 呼び出しスタブ・ジェネレーターは、以下のステップを実行します。
- COBOL ソース・プログラムを構文解析します。
- COBOL プログラムを起動する呼び出しスタブの Java コードを生成します。
- COBOL プログラムが使用するパラメーター入力および戻り値用のデータ・バインディングの Java コードを生成します。ソース・プログラムは、COBOL コンパイラーによる構文解析とコンパイルが完了している有効な COBOL プログラムであると想定されます。
COBOL パラメーターおよび戻り値用の Java データ・バインディング・クラスは、J2C データ・バインディング・ツールによって生成されます。このツールは、Rational Application Developer 製品の Java EE コネクター・ツール群の一部です。COBOL 呼び出しスタブ・ジェネレーターをコマンド行から実行すると、呼び出しスタブ・ジェネレーターおよびデータ・バインディング・ツールはヘッドレス Eclipse セッションで稼働します。ヘッドレス Eclipse セッションは、独立した Java プロセスとして起動されます。COBOL 呼び出しスタブ・ジェネレーターをグラフィカル・インターフェースから実行すると、呼び出しスタブ・ジェネレーターおよびデータ・バインディング・ツールは、アクティブな Rational Application Developer セッション内で稼働します。
手順
タスクの結果
呼び出しスタブ・ジェネレーター起動が成功すると、呼び出しスタブ・ジェネレーターは、COBOL プログラムを起動する Java 呼び出しスタブを作成します。
- workspace_path/.metadata/.log
- このログでは、Eclipse ベースのツールでの問題 (ヘッドレス起動が開始しなかったなど) がエラーの原因かどうかを識別できます。
- user_home/.eclipse/ibm.software.delivery.platform_7.5.0/configuration
- ヘッドレス起動ごとに、configuration ディレクトリーにログ・ファイルが作成される場合があります。ログ・ファイルが存在する場合、エラーに関するトラブルシューティング情報が含まれている場合があります。
次のタスク
生成された Java 呼び出しスタブを使用して、COBOL プログラムを起動します。