UDDI の Java API for XML Registries (JAXR) プロバイダー
Java™ API for XML Registries (JAXR) は、 UDDI (バージョン 2 のみ) および ebXML レジストリーの両方にアクセスするための Java クライアント API です。 この API は、Java Platform, Enterprise Edition (Java EE) 仕様の一部です。

JAXR API は、Java EE パッケージ javax.xml.registry と javax.xml.registry.infomodel で構成されています。 Java EE API の資料は、Web Services Reference にあります。
- UDDI4J バージョン 2、UDDI バージョン 2 用
- UDDI バージョン 3 Client for Java、UDDI バージョン 3 用
JAXR プロバイダー
現行 JAXR 仕様 (バージョン 1.0) は、 JAXR プロバイダーを JAXR API の実装として定義しています。 一般に、JAXR プロバイダーは、UDDI 用 JAXR プロバイダー、ebXML 用 JAXR プロバイダー、または UDDI および ebXML の両方をサポートするプラグ可能プロバイダーのいずれであってもかまいません。 UDDI 用 JAXR プロバイダーは、UDDI 専用のプロバイダーです。
UDDI バージョン
UDDI 用 JAXR プロバイダーは、 UDDI バージョン 2 SOAP API のみを使用して UDDI レジストリーにアクセスします。WebSphere Application Server のこのバージョンにおける UDDI バージョン 3 の UDDI レジストリーは、UDDI バージョン 1、2、および 3 の SOAP API をサポートしています。従って、UDDI 用 JAXR プロバイダーを使用してこのレジストリーにアクセスできます。 また、JAXR プロバイダーを使用して、WebSphere Application Server バージョン 5.x における UDDI バージョン 2 の UDDI レジストリーにアクセスすることもできます。
UDDI バージョン 3 SOAP API を操作するには、UDDI バージョン 3 Client for Java を使用してください。JAXR は使用できません。
機能レベル
JAXR 仕様は、機能レベル 0 と機能レベル 1 の 2 つの機能プロファイルを定義しています。JAXR API 資料は、各 JAXR メソッドをレベル 0 かレベル 1 のいずれかに分類しています。一般に、UDDI 用 JAXR プロバイダーは機能レベル 0 を持ち、レベル 0 のすべてのメソッドをサポートするのに対し、ebXML 用 JAXR プロバイダーは機能レベル 1 を持ち、レベル 0 とレベル 1 のすべてのメソッドをサポートします。UDDI 用 JAXR プロバイダーは機能レベル 0 プロバイダーであり、レベル 0 メソッドのみをサポートします。
認証とセキュリティー
javax.xml.registry.authenticationMethod 接続プロパティーにより、JAXR プロバイダーが UDDI レジストリーを使用して認証する方法が決まります。
JAXR プロバイダーは、UDDI バージョン 2 SOAP 照会 API およびパブリッシュ API を使用します。これらの API は保護されています。これについては、『UDDI レジストリー・インターフェースのアクセス制御』トピックで説明しています。
Secure Sockets Layer (SSL) を使用すると、UDDI 用の JAXR プロバイダーと UDDI レジストリーの間の HTTP トラフィックを暗号化できます。