メディエーション・コンテキスト情報
メディエーション・コンテキスト情報を使用すると、メディエーション・ハンドラーをパラメーター化することで、メッセージが正しく処理されるようになり、構成情報を実行時に提供できます。 例えば、書き込み先のファイル名などです。
メディエーション・コンテキスト情報には、実行時に各メディエーション に渡されるプロパティー値が含まれます。プロパティー値は、メッセージ・ ヘッダー内の情報と共にメッセージのメディエーション方法に寄与します。
コンテキスト・プロパティー (名前、値、およびタイプ) は、管理コンソールを使用して、 メディエーションとバス宛先の両方に指定されます。 メディエーションはコンテキスト・プロパティーの両方のセットを使用しますが、 バス宛先のプロパティーがメディエーションのコンテキスト・プロパティーより優先されます。例えば、宛先とメディエーションに対して同じ名前のプロパティーが構成されている場合は、宛先のプロパティーが優先されます。
メッセージが仲介され、メディエーション・ハンドラーが呼び出される と、コンテキスト情報に指定した情報が getProperty() メソッドによっ てアクセスされ、メディエーション・ハンドラーの MessageContext 情報の記入項目にな ります。各メディエーション・ハンドラーの資料には、MessageContext プロ パティーに指定することが期待される情報が記載されています。
メディエーション・ハンドラー・リストに関連してメディエーション・ ハンドラーが呼び出された場合、メッセージ・コンテキストはハンドラーから 次のハンドラーへと順々に渡される場合があります。