コマンド行ツールを使用したプリコンパイル
1 つ以上のスタイルシートをプリコンパイルするには CompileXSLT ツール、1 つ以上の XPath 式を プリコンパイルするには CompileXPath ツール、1 つ以上の XQuery 式をプリコンパイルするには CompileXQuery ツールを使用できます。
このタスクについて
手順
- XSLT のコンパイル
- ロケーション
- 製品には、環境をセットアップし、ツールを起動する以下のスクリプトが組み込まれています。
app_server_root¥bin¥compileXSLT.bat
app_server_root/bin/compileXSLT.sh
- 構文
compileXSLT.bat -out output -dir directory -pkg package [-func name=funcName type=funcType argtype=argType...] ... -baseURI URI -imm int -v -h { stylesheet... | -i }
./compileXSLT.sh -out output -dir directory -pkg package [-func name=funcName type=funcType argtype=argType...] ... -baseURI URI -imm int -v -h { stylesheet... | -i }
- パラメーター
- -out output
- 生成されたクラスの基底名として、名前 output を使用します
デフォルトでは、基底名は XSLTModule です。
複数のスタイルシートをコンパイルする場合、このオプションは無視されます。
- -dir directory
- 生成されたクラスの宛先ディレクトリーを指定します
デフォルトは、現行作業ディレクトリーです。
- -pkg package
- 生成されたすべてのクラスのパッケージ名プレフィックスを指定します
デフォルトは Java™ デフォルト・パッケージです。
- -func name=funcName type=funcType argtype=argType
- 関数バインディングを単一項目の静的コンテキストに追加します。
これは単に関数を宣言するものであり、実行時にはその関数のメソッド・オブジェクトも動的コンテキストにバインドされる必要があります。
- funcName
- 関数の名前を指定します (localPart,namespaceURI で表される)
- funcType
- 関数の戻りの型を指定します (localPart,namespaceURI で表される)
- argType
- 関数引数の型を指定します (localPart,namespaceURI で表される)。
これはオプションです。
このオプションは複数回使用できます。
オプションの値に空白スペースが含まれる場合は、スペースを引用符で囲んでください。
このオプションは複数回使用できます。
以下に例を示します。-func name=getId,http://example.org type=integer,http://www.w3.org/2001/XMLSchema argtype=string,http://www.w3.org/2001/XMLSchema
- -baseURI URI
- 使用するエレメントの基本 URI を指定します
- -imm int
- 整数演算モードを設定します。これは必要な精度レベルを表す定数であり、
xs:integer 値による処理の際にオーバーフローの検出が必要かどうかを示します有効な値には、次のものが含まれます。
- 1
- 値は、最小限の適合プロセッサー (18 桁) に必須の最小精度のサポートのみを必要とします
- 2
- 値は、精度について任意の桁数をサポートする必要があります。オーバーフローを起こすことはできません。
- 3
- 値は、最小限の適合プロセッサー (18 桁) に必須の最小精度のサポートのみを必要としますが、 オーバーフロー条件を検出し、エラー FOAR0002 を表示する必要があります
- -i
- 強制的にコンパイラーが標準のスタイルシートを読み込むようにします
- -v
- コンパイラーのバージョンを印刷します
- -h
- 使用法の記述を印刷します
- stylesheet
- コンパイル対象の XSL スタイルシートを含むファイルへの絶対パス
以下に、CompileXSLT ツールを使用してスタイルシートをコンパイルする基本的な例を示します。compileXSLT.bat -pkg com.examples -dir C:¥stylesheets¥output C:¥stylesheets¥simple.xml
この例では、 C:¥stylesheets¥simple.xml スタイルシートをコンパイルして、 結果ファイルを C:¥stylesheets¥output¥com¥examples に配置します。
./compileXSLT.sh -pkg com.examples -dir /var/stylesheets/output /var/stylesheets/simple.xml
これは、 /var/stylesheets/simple.xml スタイルシートをコンパイルして、 結果ファイルを /var/stylesheets/output/com/examples に配置します。
- XPath 式のコンパイル
- ロケーション
- 製品には、環境をセットアップし、ツールを起動する以下のスクリプトが組み込まれています。
app_server_root¥bin¥compileXPath.bat
app_server_root/bin/compileXPath.sh
- 構文
compileXPath.bat -out output -dir directory -pkg package -cpm mode -ns prefix=URI -schema URI [-func name=funcName type=funcType argtype=argType...] ... [-var name=varName type=varType] ... -baseURI URI -dnet URI -dnf URI -imm int -v -h { xpathfile... | -i }
./compileXPath.sh -out output -dir directory -pkg package -cpm mode -ns prefix=URI -schema URI [-func name=funcName type=funcType argtype=argType...] ... [-var name=varName type=varType] ... -baseURI URI -dnet URI -dnf URI -imm int -v -h { xpathfile... | -i }
- パラメーター
- -out output
- 生成されたクラスの基底名として、名前 output を使用します
デフォルトでは、基底は XPathModule です。
複数の式をコンパイルする場合、このオプションは無視されます。
- -dir directory
- 生成された実行可能ファイルの宛先ディレクトリーを指定します
デフォルトは、現行作業ディレクトリーです。
- -pkg package
- 生成されたすべてのクラスのパッケージ名プレフィックスを指定します
デフォルトは Java デフォルト・パッケージです。
- -cpm mode
- 代替 XPath 互換モードを指定します。
例えば、XPath バージョン 1.0 との互換用に 1.0 を使用します。
- -ns prefix=URI
- 静的処理時に使用する名前空間を指定します。
オプションの値に空白スペースが含まれる場合は、スペースを引用符で囲んでください。
このオプションは複数回使用できます。同じプレフィックスの付いた -ns 引数が複数ある場合は、最後の引数が優先されます。
- -schema URI
- 有効範囲内スキーマ定義の埋め込みに使用されるスキーマ文書を指定します。
このオプションは複数回使用できます。
- -func name=funcName type=funcType argtype=argType
- 関数バインディングを単一項目の静的コンテキストに追加します。
これは単に関数を宣言するものであり、実行時にはその関数のメソッド・オブジェクトも動的コンテキストにバインドされる必要があります。
- funcName
- 関数の名前を指定します (localPart,namespaceURI で表される)
- funcType
- 関数の戻りの型を指定します (localPart,namespaceURI で表される)
- argType
- 関数引数の型を指定します (localPart,namespaceURI で表される)。
これはオプションです。
このオプションは複数回使用できます。
オプションの値に空白スペースが含まれる場合は、スペースを引用符で囲んでください。
このオプションは複数回使用できます。
以下に例を示します。-func name=getId,http://example.org type=integer,http://www.w3.org/2001/XMLSchema argtype=string,http://www.w3.org/2001/XMLSchema
- -var name=varName type=varType
- 変数バインディングを単一項目の静的コンテキストに追加します。
これは、単に変数を宣言するものであり、実行時には値も XDynamicContext にバインドされる必要があります。
- varName
- 変数の名前を指定します (localPart[, namespaceURI] で表される)
変数が名前空間にない場合、名前空間 URI は省略する必要があります。
localpart は必須の値です。
- varType
- 変数の型を指定します (localPart,namespaceURI で表される)
オプションの値に空白スペースが含まれる場合は、スペースを引用符で囲んでください。
このオプションは複数回使用できます。
以下に例を示します。-var name=la,"http://www.ibm.com/Los Angeles" type=boolean,http://www.w3.org/2001/XMLSchema
- -baseURI URI
- 使用するエレメントの基本 URI を指定します
- -dnet URI
- エレメント名と型名のデフォルト名前空間 URI を指定します。
名前空間 URI が存在する場合、これは、エレメント名または型名が予期された位置に表示されるプレフィックスなしの QName に使用されます。
- -dnf URI
- 関数名のデフォルト名前空間 URI を指定します。
名前空間 URI が存在する場合、これは、関数名が予期された位置に表示されるプレフィックスなしの QName に使用されます。
- -imm int
- 整数演算モードを設定します。これは必要な精度レベルを表す定数であり、
xs:integer 値による処理の際にオーバーフローの検出が必要かどうかを示します有効な値には、次のものが含まれます。
- 1
- 値は、最小限の適合プロセッサー (18 桁) に必須の最小精度のサポートのみを必要とします
- 2
- 値は、精度について任意の桁数をサポートする必要があります。オーバーフローを起こすことはできません。
- 3
- 値は、最小限の適合プロセッサー (18 桁) に必須の最小精度のサポートのみを必要としますが、 オーバーフロー条件を検出し、エラー FOAR0002 を表示する必要があります
- -v
- コンパイラーのバージョンを印刷します
- -h
- 使用法の記述を印刷します
- xpathfile
- コンパイル対象の XPath 式を含むファイルへの絶対パス
- -i
- 強制的にコンパイラーが標準の XPath 式を読み込むようにします
以下に、CompileXPath ツールを使用して XPath 式をコンパイルする基本的な例を示します。compileXPath.bat -pkg com.examples -dir C:¥XPath¥output C:¥XPath¥simpleXPath.txt
この例では、 C:¥XPath¥simpleXPath.txt にある XPath 式をコンパイルして、 結果ファイルを C:¥XPath¥output¥com¥examples に配置します。
./compileXPath.sh -pkg com.examples -dir /var/XPath/output /var/XPath/simpleXPath.txt
この例では、 /var/XPath/simpleXPath.txt にある XPath 式をコンパイルして、 結果ファイルを /var/XPath/output/com/examples に配置します。
- XQuery 式のコンパイル
- ロケーション
- 製品には、環境をセットアップし、ツールを起動する以下のスクリプトが組み込まれています。
app_server_root¥bin¥compileXQuery.bat
app_server_root/bin/compileXQuery.sh
- 構文
compileXQuery.bat -out output -dir directory -pkg package [-func name=funcName type=funcType argtype=argType...] ... -baseURI URI -dnet URI -dnf URI -imm int -bsp int -csm int -cnmi int -cnmp int -eso int -ordm int -v -h { xqueryfile... | -i }
./compileXQuery.sh -out output -dir directory -pkg package [-func name=funcName type=funcType argtype=argType...] ... -baseURI URI -dnet URI -dnf URI -imm int -bsp int -csm int -cnmi int -cnmp int -eso int -ordm int -v -h { xqueryfile... | -i }
- パラメーター
- -out output
- 生成されたクラスの基底名として、名前 output を使用します
デフォルトでは、基底名は XQueryModule です。
複数の式をコンパイルする場合、このオプションは無視されます。
- -dir directory
- 生成されたクラスの宛先ディレクトリーを指定します
デフォルトは、現行作業ディレクトリーです。
- -pkg package
- 生成されたすべてのクラスのパッケージ名プレフィックスを指定します
デフォルトは Java デフォルト・パッケージです。
- -func name=funcName type=funcType argtype=argType
- 関数バインディングを単一項目の静的コンテキストに追加します。
これは単に関数を宣言するものであり、実行時にはその関数のメソッド・オブジェクトも動的コンテキストにバインドされる必要があります。
- funcName
- 関数の名前を指定します (localPart,namespaceURI で表される)
- funcType
- 関数の戻りの型を指定します (localPart,namespaceURI で表される)
- argType
- 関数引数の型を指定します (localPart,namespaceURI で表される)。
これはオプションです。
このオプションは複数回使用できます。
オプションの値に空白スペースが含まれる場合は、スペースを引用符で囲んでください。
このオプションは複数回使用できます。
以下に例を示します。-func name=getId,http://example.org type=integer,http://www.w3.org/2001/XMLSchema argtype=string,http://www.w3.org/2001/XMLSchema
- -baseURI URI
- 使用するエレメントの基本 URI を指定します
- -dnet URI
- エレメント名と型名のデフォルト名前空間 URI を指定します。
名前空間 URI が存在する場合、これは、エレメント名または型名が予期された位置に表示されるプレフィックスなしの QName に使用されます。
- -dnf URI
- 関数名のデフォルト名前空間 URI を指定します。
名前空間 URI が存在する場合、これは、関数名が予期された位置に表示されるプレフィックスなしの QName に使用されます。
- -imm int
- 整数演算モードを設定します。これは必要な精度レベルを表す定数であり、
xs:integer 値による処理の際にオーバーフローの検出が必要かどうかを示します有効な値には、次のものが含まれます。
- 1
- 値は、最小限の適合プロセッサー (18 桁) に必須の最小精度のサポートのみを必要とします
- 2
- 値は、精度について任意の桁数をサポートする必要があります。オーバーフローを起こすことはできません。
- 3
- 値は、最小限の適合プロセッサー (18 桁) に必須の最小精度のサポートのみを必要としますが、 オーバーフロー条件を検出し、エラー FOAR0002 を表示する必要があります
- -bsp int
- 境界空白文字のポリシーを指定します有効な値には、次のものが含まれます。
- 1
- 空白文字を保持します
- 2
- 空白文字をストリップします
これはデフォルト値です。
- -csm int
- コンストラクション・モードを指定します有効な値には、次のものが含まれます。
- 1
- 保持
構成されたエレメント・ノードの型は xs:anyType であり、 ノード構成時にコピーされたすべての属性ノードとエレメント・ノードはそれぞれ元の型を保持します。
これはデフォルト値です。
- 2
- ストリップ
構成されたエレメント・ノードの型は xs:untyped であり、 ノード構成時にコピーされたすべてのエレメント・ノードは xs:untyped 型を受け取り、 ノード構成時にコピーされたすべての属性ノードは xs:untypedAtomic 型を受け取ります。
- -cnmi int
- コピー用名前空間の継承部分を指定します有効な値には、次のものが含まれます。
- 1
- 継承
エレメント・コンストラクターによる既存のエレメント・ノードのコピー時に、 継承モードを名前空間バインディングの割り当てに使用する必要があります。
これはデフォルト値です。
- 2
- 非継承
エレメント・コンストラクターによる既存のエレメント・ノードのコピー時に、 非継承モードを名前空間バインディングの割り当てに使用する必要があります。
- -cnmp int
- コピー用名前空間の保持部分を指定します有効な値には、次のものが含まれます。
- 1
- 保持
エレメント・コンストラクターによる既存のエレメント・ノードのコピー時に、 保持モードを名前空間バインディングの割り当てに使用する必要があります。
これはデフォルト値です。
- 2
- 非保持
エレメント・コンストラクターによる既存のエレメント・ノードのコピー時に、 非保持モードを名前空間バインディングの割り当てに使用する必要があります。
- -eso int
- 空のシーケンス順序を指定します有効な値には、次のものが含まれます。
- 1
- 最大
- 2
- 最小
これはデフォルト値です。
- -ordm int
- 順序付けモードを指定します有効な値には、次のものが含まれます。
- 1
- 順序付けられた結果が、ある種のパス式、和集合式、積集合式、差集合式、および order by 節をもたない FLWOR 式で返されます
これはデフォルト値です。
- 2
- 順序付けられていない結果が、ある種のパス式、和集合式、積集合式、差集合式、および order by 節をもたない FLWOR 式で返されます
- -v
- コンパイラーのバージョンを印刷します
- -h
- 使用法の記述を印刷します
- xqueryfile
- コンパイル対象の XQuery 式を含むファイルへの絶対パス
- -i
- 強制的にコンパイラーが標準のスタイルシートを読み込むようにします
以下に、CompileXQuery ツールを使用して XQuery 式をコンパイルする基本的な例を示します。compileXQuery.bat -pkg com.examples -dir C:¥XQuery¥output C:¥XQuery¥simpleXQuery.txt
この例では、 C:¥XQuery¥simpleXQuery.txt にある XQuery 式をコンパイルして、 結果ファイルを C:¥XQuery¥output¥com¥examples に配置します。
./compileXQuery.sh -pkg com.examples -dir /var/XQuery/output /var/XQuery/simpleXQuery.txt
この例では、 /var/XQuery/simpleXQuery.txt にある XQuery 式をコンパイルして、 結果ファイルを /var/XQuery/output/com/examples に配置します。


http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-nd-mp&topic=txml_precompiling_cl
ファイル名:txml_precompiling_cl.html