HPEL トレース構成の設定
このページを使用して、High Performance Extensible Logging (HPEL) トレース設定を構成します。

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とクリックします。トレースをディレクトリーに書き込む
トレース・レコードがサーバーによって作成されたら、トレース・システムがそれらのトレース・レコードを トレース・ディレクトリーに書き込むことを指定します。
ログ・レコードのバッファリングを使用可能にする
トレース・レコードが作成されるたびにトレース・システムがそのレコードを ディスクに書き込まないことを指定します。トレース・システムは、 多数のトレース・レコードを保持できるバッファーを作成し、そのバッファーが満杯になったらバッファーに入れられたイベントを書き込みます。また、トレース・システムは、バッファーが満杯でなくても、数秒の経過後にも、バッファーに入れられたイベントを書き込みます。
この設定を選択すると、トレースのパフォーマンスが大幅に向上します。 ただし、予期しないサーバー停止があると、内容がトレース・リポジトリーに 書き込まれない可能性があります。

毎日 <time> 時に新規ログ・ファイルを開始する
指定された時刻にトレース・フレームワークがトレース・ファイルをクローズし、 新しいファイルを開始することを指定します。ファイルをクローズすることによって、 そのファイルをアーカイブにコピーすることが簡単になります。

最も古いレコードのクリーンアップを開始する
トレース・クリーンアップ設定が使用されて、最も古いトレース・レコード、または、構成されたスペースに収まらなくなったトレース・レコード がトレース・リポジトリーから自動的に消去されることを指定します。
「ログ・サイズが最大サイズに近づいたとき」を選択すると、 構成された最大サイズにトレース・リポジトリーの全体サイズが近づいたら トレース・ファイルの自動クリーンアップが開始するよう構成されます。
「最も古いレコードが存続期間限度に達したとき」を選択すると、 指定された存続期間限度をトレース内容が超えたら トレース・ファイルの自動クリーンアップが開始するよう構成されます。
「存続期間またはサイズ制限のどちらかの条件が満たされたとき」を 選択すると、上記の条件のうちのどちらかが満たされたら トレース・ファイルの自動クリーンアップが開始するよう構成されます。
どれを選択するのかに関わらず、レコードはトレース・リポジトリーに書き込まれた順序でトレース・リポジトリーから 削除されます。
ログ・レコード存続期間限度
トレース・レコードがトレース・リポジトリー内に存在可能な存続期間を時間数で指定します。 これを過ぎると、トレース・レコードは自動的にサーバーによって削除 できるようになります。トレース・リポジトリー内の最も古いレコードが、指定された 存続期間限度よりも長く存在している場合、それらのレコードは サーバーによる削除の対象になります。
最大ログ・サイズ
サーバーがトレース・リポジトリーに許容する全体サイズの最大値を メガバイトで指定します。トレース・リポジトリーがこのサイズ限度に 近づいたら、新しいトレース・レコード用のスペースを作るため、サーバーは最も古いレコードをトレース・リポジトリー から削除します。
スペース不足時の処置
トレース・リポジトリーへ内容を追加できなくなった場合に サーバーがどのような処置を実行するのかを指定します。
「サーバーを停止する」を選択すると、 サーバーがトレース・リポジトリーに書き込めない場合はサーバーを停止することが指定されます。
「古いレコードを消去する」を選択すると、 サーバーは実行を継続し、サーバーがトレース・リポジトリーに書き込めない場合 は即時に最も古いレコードを削除することが指定されます。
「ロギングを停止する」を選択すると、 サーバーは実行を継続するが、サーバーがトレース・リポジトリーに書き込めない 場合はトレースへの書き込みを継続できないことが指定されます。
トレースをメモリー・バッファーに書き込む
トレース・システムがトレース・レコードを メモリー・バッファーに書き込むことを指定します。
ランタイム・タブから、メモリー・バッファーの内容をトレース・ディレクトリー に書き込むことができます。
メモリー・バッファー・サイズ
トレース・レコードを収容するためにサーバー内でトレース・システムが 割り振るメモリーの量を指定します。
新しいトレース・レコードが作成されたときにメモリー・バッファーが満杯の 場合、スペースを作るために最も古いエントリーが 削除されます。
「ダンプ」ボタン
トレース・メモリー・バッファーの内容 をトレース・ディレクトリーに書き込むには、このボタンを使用します。
ダンプ後、トレース・システムはメモリー・バッファーをリセットします。 メモリー・バッファーのダンプ後、トレース・システムはトレース・バッファーへの トレース・レコードの書き込みを続けます。
トレースおよびメモリー・バッファーのダンプに使用するディレクトリー
トレース・ファイルを書き込むディレクトリーを指定します。サブディレクトリー (トレース・データ) がこのディレクトリー内に作成され、 そこにトレース・ファイルが書き込まれます。

ランタイム変更も構成に保存する
稼働中のサーバーの動的状態と、サーバー構成の 両方に変更が加えられることを指定します (サーバー構成への変更は次に再始動したときに 有効になります)。このチェック・ボックスが選択されていない場合、 サーバーはサーバー構成に設定をコピーしません。