[IBM i]

損傷した検証リスト・オブジェクトの復元または置換

検証リスト・オブジェクトは、WebSphere® Application Server が使用する他の構成データ・オブジェクトとともに定期的に保存する必要があります。損傷した検証リスト・オブジェクトを復元または置換する必要がある場合は、このタスクを使用します。

このタスクについて

複数の WebSphere Application Server プロファイル間で、検証リストを共有できます。 例えば、WebSphere Application Server に default および prod の 2 つのプロファイルがある場合には、両方のプロファイルで /QSYS.LIB/QUSRSYS.LIB/EJSADMIN.VLDL 検証リストを使用できます。

損傷した検証リスト・オブジェクトを復元または置換するには、以下のステップを完了します。

手順

  1. 検証リスト・オブジェクトを使用するすべての WebSphere Application Server プロファイルについて、エンコードされたパスワードをそのパスワードのエンコードが解除された値で置換します。 パスワード値を置換するには、以下のステップを完了します。
    1. それぞれのサーバーを停止します。
    2. すべてのサーバーに対して、os400.security.password.validation.list.object プロパティーを使用する新規検証リストの絶対名に設定します。 既存検証リスト・オブジェクトを使用するか、または新規オブジェクトを指定します。 新規検証リスト・オブジェクトの場合は、手動で作成するか、 サーバーの再始動時に自動的に作成されるオブジェクトを使用します。 妥当性検査リスト・オブジェクトの手動作成について詳しくは、プロパティー・ファイルでの手動によるパスワードのエンコードを参照してください。
    3. 構成ファイルを編集し、それぞれのエンコード化パスワードを適切な平文値に設定します。
  2. sas.client.props および soap.client.props ファイルを編集し、 手動でパスワードをエンコードする前に、それぞれのエンコード化パスワードを適切なエンコード解除された値に設定します。
  3. 検証リスト・オブジェクトが置換されるすべての WebSphere Application Server プロファイルについて、サーバーを再始動します。

タスクの結果

損傷した検証リスト・オブジェクトは、サーバーを再始動後に正常に置換されます。

次のタスク

データ・オブジェクトのバックアップについて詳しくは、 セキュリティー構成ファイルのバックアップを参照してください。

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