メディエーションのプロパティーの変更

このタスクを使用して、既存のメディエーションのランタイム動作のいくつかの特徴を制御するプロパティーを設定します。

始める前に

メディエーションが存在することを確認する必要があります。新規のメディエーションを構成する場合は、新規メディエーションの構成を参照してください。

このタスクについて

管理コンソールを使用して、選択したメディエーションに以下のオプションを指定できます。
  • メディエーションによって処理される各メッセージはグローバル・トランザクション内で実行する。
  • メディエーションはメッセージを並行して処理する。
  • メディエーションは、いくつかの選択基準を満たすメッセージのみ処理する。

手順

  1. サービス統合 ->「バス」 -> 「bus_name -> [宛先リソース (Destination resources)]「メディエーション (Mediations)」 ->「mediation_nameをクリックします。
  2. メディエーションの以下のプロパティーのいずれかを選択します。
    説明
    オプションで、メディエーション用に指定されたプロパティーを考慮して、メディエーションの振る舞いの説明を入力します。
    ハンドラー・リスト名
    メディエーションがデプロイされた際に定義されたハンドラー・リストの名前を入力します。ハンドラー・リスト名は、大文字で始まる、サービス統合バス内で固有の名前です。
    グローバル・トランザクション
    オプションで、メディエーションで仲介された各メッセージに対してグローバル・トランザクションを開始する場合、このオプション (「true」に設定) を選択します。

    デフォルトでは、グローバル・トランザクションは「false」に設定され、メッセージが仲介されているときはグローバル・トランザクションは開始されません。

    並行メディエーションを許可
    オプションで、仲介された宛先で複数のメッセージを仲介する場合、このオプション (「true」に設定) を選択します。
    デフォルトでは、並行メディエーションを許可は「false」に設定され、同時仲介することはできません。
    注: メッセージ順序が重要なときは、同時仲介は許可しないでください。
    セレクター
    オプションで、どのメッセージをメディエーションで仲介するかを制御するメッセージ・セレクターを入力します。セレクターはメッセージ・ヘッダーの内容を操作します。メッセージ・セレクターの構文は JMS 仕様で定義されます。

    メッセージがセレクターの条件を満たしていれば、メッセージは仲介されます。それ以外の場合は、メッセージは仲介されません。

    セレクターで使用できるプロパティーについて詳しくは、メッセージ・プロパティーはメディエーションをサポートするを参照してください。

    判別プログラム
    オプションで、どのメッセージをメディエーションで仲介するかを制御するメッセージ判別プログラムを入力します。メッセージ判別プログラムはパブリッシュ/サブスクライブ・トピック・スペース構文に準拠しています。

    メッセージが判別プログラムの条件を満たしていれば、メッセージは仲介されます。それ以外の場合は、メッセージは仲介されません。

  3. オプション: 任意の追加プロパティーを指定します。
  4. 「OK」をクリックします。
  5. 変更をマスター構成に保存します。

タスクの結果

選択したメディエーションのプロパティーが変更されました。

次のタスク


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