JACC のプロバイダー実装クラスの登録
JACC 仕様 では、javax.security.jacc.policy.provider および javax.security.jacc.PolicyConfigurationFactory.provider システム・プロパティーを使用して、 それぞれのプロバイダーにプラグインできることをうたっています。
javax.security.jacc.policy.provider プロパティーはプロバイダーのポリシー・オブジェクトの設定に使用され、javax.security.jacc.PolicyConfigurationFactory.provider プロパティーはプロバイダーの PolicyConfigurationFactory 実装の設定に使用されます。
どちらのシステム・プロパティーも WebSphere® Application Server でサポートされていますが、提供されている構成モデルの使用を強くお勧めしています。 これらの値は JACC 構成パネル (詳しくは、Tivoli Access Manager を使用した Java EE リソースへのアクセスの許可 を参照) か、wsadmin スクリプトを使用して設定できます。 システム・プロパティーの代わりにこの構成モデルを使用する利点の 1 つは、情報がセル・レベルで 1 箇所に入力でき、同期中にすべてのノードに伝搬されることです。 また、構成モデルの一部として、JACC 構成パネルで説明したように、追加プロパティーを入力できます。
構成モデルの使用は、構成内に複数のアプリケーション・サーバーが存在する WebSphere Application Server Network Deployment (ND) 環境で特にお勧めします。 システム・プロパティーを使用する場合、構成内の各 Java 仮想マシン (JVM) プロセスでこれらのプロパティーを設定するようにしなければなりません。 構成モデルが使用される場合は、アプリケーション・サーバーの同期プロセスを通じて、情報はすべてのプロセスに伝搬されます。