分散セッション

分散環境では、データベースにセッションを保存することができます。データベース・セッション・パーシスタンスを使用して、メモリー間のセッション複製を使用し、複数の WebSphere® Application Server インスタンスにセッションを保存、または WebSphere eXtreme Scale を使用して、ObjectGrid にセッションを保存します。

WebSphere Application Server は、分散環境において、以下のセッション・メカニズムを提供します。
  • データベース・セッション・パーシスタンス。 この場合、セッションは指定されたデータベースに保管されます。
  • [AIX Solaris HP-UX Linux Windows][z/OS][IBM i]メモリー間セッションの複製。 この場合、指定された 1 つ以上の WebSphere Application Server インスタンスまたはプロファイルにセッションが保管されます。
  • WebSphere eXtreme Scale セッションの複製。 この場合、セッションはデータ・グリッドに保管されます。

セッションに HttpSessionActivationListener を実装する属性が含まれる場合、 セッションが活動化される (つまり、セッションがメモリー・キャッシュに読み取られる) か、 非活性化される (つまり、セッションがメモリー・キャッシュを離れる) と、通知がなされます。 非活性化は、サーバー・シャットダウンによってか、または、セッション・メモリー・キャッシュがいっぱいで、 新しいセッション用のスペースを作るために、古いセッションをメモリー・キャッシュから除去する場合にも起こります。 あるアプリケーションでセッションが活動化される前に、 別のアプリケーション・サーバーで非活性化されるとは限りません。


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ファイル名:cprs_persistent_sessions.html