wsadmin スクリプトによる管理ジョブの管理
wsadmin ツールおよび AdministrativeJobs コマンド・グループのコマンドを使用して、 柔軟な管理環境で管理ジョブを管理します。
始める前に
ジョブ・マネージャーと管理エージェントを構成し、管理対象ノードをジョブ・マネージャーに登録して、柔軟な管理環境をセットアップします。
このタスクについて
このトピックの手順に従って、ジョブ・マネージャーにサブミットする管理ジョブを管理します。
手順
- ジョブの状況を表示します。 getOverallJobStatus コマンドを使用して、特定のジョブまたは対象のジョブ・リストの全体的なジョブ状況を表示します。次のコマンド例は、特定のジョブのジョブ状況を表示します。
AdminTask.getOverallJobStatus(['-jobTokenList [myJobToken]]')
次のコマンド例は、複数ジョブの全体的なジョブ状況を表示します。AdminTask.getOverallJobStatus('-jobTokenList [myJobToken myJobToken2 myJobToken3]')
このコマンドは、対象のジョブ (複数可) のジョブ状況情報を戻します。 システムは、ジョブ状況全体の以下の情報を表示します。- STATE 属性にはジョブの現在の状態を指定します。
- TOTAL_RESULTS 属性にはジョブの合計数を指定します。
- DISTRIBUTED 属性には分散ジョブの数を指定します。
- ASYNC_IN_PROGRESS 属性には進行中の非同期ジョブの数を指定します。
- SUCCEEDED 属性には正常に完了したジョブの数を指定します。
- PARTIALLY_SUCCEEDED 属性には部分的に成功したジョブの数を指定します。部分的な成功は、例えば、複数のサーバーを表す 1 つのノードで一部のサーバーのみが正常に終了した場合に発生する可能性があります。
- FAILED 属性には失敗したジョブの数を指定します。
- REJECTED 属性には拒否されたジョブの数を指定します。
- NOT_ATTEMPTED 属性にはシステムが試行していないジョブの数を指定します。
- ジョブを中断します。 以下のコマンド例に示すように、suspendJob コマンドを使用してジョブ・マネージャーのジョブを中断します。
AdminTask.suspendJob('-jobToken myToken')
- ジョブを再開します。 以下のコマンド例に示すように、resumeJob コマンドを使用して中断したジョブを再開します。
AdminTask.resumeJob('-jobToken myToken')
- ジョブを削除します。 deleteJob コマンドを使用して、ジョブ・マネージャーから既存のジョブを削除します。このコマンドを呼び出したときにジョブが実行中の場合でも、 システムはそのジョブが削除されたかどうかに関係なく、ジョブ結果を戻します。以下のコマンド例は、ジョブ・マネージャーからジョブを削除します。
AdminTask.deleteJob('-jobToken myToken -deleteResults true')
関連タスク:
関連資料:


http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-nd-mp&topic=txml_7managejobs
ファイル名:txml_7managejobs.html