Data Access Bean
Data Access Bean には、強固な機能とフィーチャーのセットが用意されながらも、 リレーショナル・データベースへのアクセスに伴う複雑さはほとんど表に出ていません。
Data Access Bean は、Enterprise JavaBeans 仕様に従って作成された Java™ クラスです。
Data Access Bean は、JavaBeans に準拠したツール (IBM® Rational® Application Developer など) で使用できます。 また、Data Access Bean は Java クラスでもあるため、 通常のクラスと同様に使用することができます。
Data Access Bean (パッケージ com.ibm.db の中にあります) には、 次のような機能があります。
- フィーチャー
- 詳細
- 照会結果のキャッシング
- SQL 照会の結果を一度に検索し、その結果をキャッシュに入れることができます。
結果セットを使用するプログラムは、キャッシュ内を前後に移動することができ、
キャッシュの中のどの結果の行にも直接ジャンプすることができます。
結果セットが大規模な場合、 Data Access Bean には、 パケット (完全な結果セットのサブセット) を検索および管理する方法が用意されています。
- 結果キャッシュによる更新
- プログラムでは、(SQL ステートメントではなく) 標準 Java ステートメントを使用して、 結果キャッシュ内の行を変更、追加、または削除することができます。 キャッシュに対する変更は、 基底にあるリレーショナル表に伝搬することができます。
- 照会パラメーターのサポート
- 基本 SQL 照会は、実際の値のいくつかが置換されるパラメーターを持つ Java ストリングとして定義されます。 照会の実行時に、Data Access Bean は、 実行時に使用可能になった値にパラメーターを置き換える方法を提供します。 共通のデータ型のデフォルト・マッピングは提供されますが、 ご使用の Java プログラムやデータベースで必要な設定は指定することができます。
- メタデータのサポート
- StatementMetaData オブジェクトには、基本 SQL 照会が含まれています。
照会 (メタデータ) に関する情報を使用すると、オブジェクトがパラメーターを Java データ型として照会に渡すことができるようになります。
オブジェクト・マップ内のメタデータは、Java データ型を SQL データ型にマップします (逆も可能です)。 照会の実行時に、Java データ型のパラメーターは、 メタデータ・マッピングに指定されている SQL データ型に自動的に変換されます。
結果が返されると、 メタデータ・オブジェクトは、SQL データ型を自動的に変換して、 メタデータ・マッピングに指定されている Java データ型に戻します。