スクリプトおよび Java Management Extensions を使用した スケジューラー・テーブルの作成

スクリプトおよび Java™ Management Extensions を使用して スケジューラー・テーブルを作成するには、データベース、Java DataBase Connectivity (JDBC) プロバイダー、 およびデータ・ソースが必要です。

始める前に

重要: Oracle XA データベースの制限

Oracle XA ではグローバル・トランザクション環境で必要なスキーマ・オペレーションを禁止しています。 ローカル・トランザクションはサポートされません。 Oracle XA データ・ソースを使用するスケジューラーがある場合は、 一時的にスケジューラー構成を非 XA Oracle データ・ソースを使用するように変更するか、提供された DDL ファイルを使用して手動でテーブルを作成します。 管理コンソールを使用して、Oracle XA データ・ソースを使用するように構成されたスケジューラーのスケジューラー・テーブルを作成または除去すると、 SchedulerDataStoreException エラー・メッセージを受け取り、その操作は失敗します。

重要: DB2® z/OS® データベースの制限

DB2 z/OS データベースでは、 管理コンソールを使用したテーブルの作成および除去はサポートされていません。 データベース管理者は一般に、DB2 z/OS システムの データベースの定義および管理に関与しています。 管理インターフェースは、スケジューラー・データベースの設定の詳細は知らなくてもいいと考えているデータベース管理者以外の人または開発者を対象としています。 スケジューラーには、データベース管理者が必要なテーブルを作成する際に利用できる DDL ファイルがあります。

手順

  1. このスケジューラー用のデータベースが使用可能であり、アプリケーション・サーバーからアクセス可能であることを 確認します。 データベースの作成に関する説明については、トピック『スケジューラー・データベースとテーブルの作成』を参照してください。残りのステップでは、既存のデータベースにスケジューラー・テーブルを作成する方法について説明します。
  2. wsadmin ツールを起動し、デプロイメント・マネージャーまたはアプリケーション・サーバーに接続します。このプロセスには使用可能なアクティブなサーバーが必要で、サーバーから切断されている場合は失敗します。
  3. スケジューラー・データベースを参照する JDBC データ・ソースを作成します。
  4. データ・ソース接続をテストします。
  5. スケジューラーを作成します。 この構成オブジェクトには、JDBC データ・ソースの任意のテーブル・プレフィックスおよび JNDI 名が含まれています。 次のステップに進む前に、新規スケジューラーを構成に保存することを確認します。
  6. createTables MBean 操作を実行します。
    1. SchedulerConfiguration オブジェクトを検索するか、前のステップで作成したオブジェクトを使用します。
    2. WASSchedulerConfiguration MBean を探します。
    3. WASSchedulerConfiguration オブジェクト上で createTables MBean 操作の 1 つを実行して、 指定した SchedulerConfiguration オブジェクトのテーブルをその関連データベースに作成します。 作成したテーブルおよびインデックスは、スケジューラー構成で指定したテーブル・プレフィックスとデータ・ソースを反映しています。
  7. サーバーを再始動するか、ポーリング・デーモンを開始して、スケジューラー・タスクを実行します。

タスクの結果

スケジューラー・テーブルとスキーマが作成されます。

トピックのタイプを示すアイコン タスク・トピック



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http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-nd-mp&topic=tsch_datascript
ファイル名:tsch_datascript.html