sib: URL 構文
sib: URL の構文は次のとおりです。
sib:/[destination|path]?property_1=value_1&property_2=value_2&...
各部の意味は、次のとおりです。- 大括弧 ("[ ]") はパラメーターがオプション・パラメーターであることを示します。
- トランスポート・タイプは sib: で、その後に宛先タイプを指定する /destination、または転送ルーティング・パスを指定する /path のいずれかが続き、1 つ以上のプロパティーを含む"照会ストリング"が後続します。許可されたプロパティーは、このトピックの以降のセクションで説明します。
必須プロパティー
以下のプロパティーが必要です。これらは要求の宛先を指定するために使用されます。
注: すべての宛先名は完全修飾名でなければなりません。すなわち、サービス統合バスの名前およびそれ自体の宛先名を含んでいる必要があります。構文 bus:destination を使用してください。
バス名または宛先名にコロンまたはコンマが含まれている場合は、二重引用符で名前を囲みます。("")二重引用符が含まれている場合は、引用符を繰り返します。
- destinationName
- 宛先名。
- path
- 転送ルーティング・パスです。一連の宛先名をコンマで区切って指定します。
- replyDestinationName
- 応答に使用する宛先の名前。
- inboundService
- 要求元アプリケーションが使用する特定の接続を識別するインバウンド・サービスの名前。宛先が関連したアウトバウンド・サービス構成を持つサービス宛先である場合、この値を省略することができます。その理由は、この場合、要求者はサービス宛先を介してアウトバウンド・サービスに接続するからです。
- timeout
- 要求元が応答を待つ時間。デフォルト値は 60 秒です。値ゼロは待ち時間が無制限であることを指示します。
サービス統合テクノロジー関連プロパティー
以下のプロパティーはオプションです。プロパティーに値を指定しない場合は、デフォルト値が使用されます。 これらのプロパティーで許可された値の詳細については、SIMessage インターフェース用の生成された API 情報を参照してください。
- reliability
- 要求メッセージの信頼性。
- timeToLive
- 要求がタイムアウトするまでの時間量 (単位: ミリ秒)。値ゼロは要求が決してタイムアウトしないことを指示します。注: timeout プロパティー (必須プロパティーを参照) は時間遅延を示し、この時間の経過後、要求元アプリケーションは、 要求および応答操作への応答を待つアプリケーション・スレッドをブロックします。 time to live および replyTimeToLive optional プロパティーは、要求および応答メッセージをメッセージング・エンジンが処理する時間を指示します。これにはサービス実装時の処理時間は含まれません。したがって、通常、タイムアウトは有効な要求時間と応答時間の合計に、サービス処理時間としての相当な時間を加えた時間に設定します。
- priority
- 要求メッセージの優先順位。
- user
- 要求宛先にアクセスするために必要なユーザー ID。
- password
- 要求宛先にアクセスするために必要なパスワード。
- replyReliability
- 応答メッセージの信頼性。
- replyTimeToLive
- 応答がタイムアウトするまでの時間量 (単位: ミリ秒)。値ゼロは応答が決してタイムアウトしないことを指示します。
- replyPriority
- 応答メッセージの優先順位。
その他のプロパティー
URL にはユーザー定義のプロパティーを含めることができます。
これらのプロパティーは名前に user. プレフィックスを付ける必要があります。以下に例を示します。
sib:/destination?destinationName=myBus:myDestination & reliability=assured & user.customData=XYZ
要求が送信された後、URL 自体は、inbound.url という名前のメッセージ・プロパティー内で使用可能になっています。