SOAP コネクターおよびプロセス間通信コネクター・プロパティー・ファイル
soap.client.props ファイルを使用して SOAP コネクター用のプロパティーを設定し、ipc.client.props ファイルを使用してプロセス間通信 (IPC) コネクター用のプロパティーを設定します。ipc.client.props ファイル内のほとんどのプロパティー は、soap.client.props ファイル内のプロパティーと対応しています。
特定のプロファイル用の SOAP コネクター・プロパティー・ファイルは、以下の場所にあります。
profile_root¥properties¥soap.client.props
profile_root/properties/soap.client.props
特定のプロファイル用の IPC コネクター・プロパティー・ファイルは、以下の場所にあります。
profile_root¥properties¥ipc.client.props
profile_root/properties/ipc.client.props
次の表は、各種プロパティーに関する基本情報を説明しています。 プロパティー・ファイルを参照して、より詳細な情報を取得してください。
SOAP コネクター・プロパティー | IPC コネクター・プロパティー | 説明 |
---|---|---|
com.ibm.SOAP.securityEnabled | com.ibm.IPC.securityEnabled | コネクター用セキュリティーの使用可能化を指定します。 セキュリティーを使用可能にするには、プロパティーを true に設定します。 |
com.ibm.SOAP.authenticationTarget | com.ibm.IPC.authenticationTarget | セキュリティーが使用可能である場合、コネクターに対する認証のタイプを指定します。 基本認証には BasicAuth を指定 できます。 値が指定されない場合、基本認証が使用されます。 |
com.ibm.SOAP.loginUserid | com.ibm.IPC.loginUserid | セキュリティーが使用可能であり、コマンド・プロンプトまたは標準入力でユーザー ID を入力しない場合、コネクターに対するユーザー ID を指定します。 |
com.ibm.SOAP.loginPassword | com.ibm.IPC.loginPassword | セキュリティーが使用可能であり、コマンド・プロンプトまたは標準入力でパスワードを入力しない場合、コネクターに対するパスワードを指定します。 |
com.ibm.SOAP.loginSource | com.ibm.IPC.loginSource | prompt を指定する場合、ユーザー ID およびパスワードの自動プロンプトを指定します。 このプロパティーを使用する場合の前提条件は、特定のコネクターのプロパティー・ファイルに説明があります。 |
com.ibm.SOAP.requestTimeout | com.ibm.IPC.requestTimeout | コネクターがサーバー応答を待機する時間を秒単位で指定します。 SOAP コネクターのプロパティーおよび IPC コネクターのプロパティーは、それぞれのプロパティー・ファイルでそれぞれ初期設定で 180 に設定されています。 |
com.ibm.ssl.alias | com.ibm.ssl.alias | このプロパティーは、クライアント接続の Secure Sockets Layer (SSL) 構成に使用する別名を指定します。 別名の値は、任意に設定できます。 |
timeToExpiration | 接続が接続プールでアイドルであることが可能な時間を秒単位で指定します。 この時間を超えると、接続はパージされます。 このプロパティーの初期設定は 360 です。 |
注: 多くのシステム管理コマンドには、暗黙的なサーバーの停止操作が含まれています。これらのコマンドの大部分は IPC コネクターのプロパティー構成を使用しています。ただし、一部のコマンド (例えば、stopServer、stopNode、
stopManager などのコマンド) では、互換性の理由から SOAP コネクター
のプロパティー構成が引き続き使用されています。したがって、
ユーザー ID およびパスワード情報のプロンプトが余分に出されないようにするため、
soap.client.props ファイルと ipc.client.props ファイルの両方に、ユーザー ID とパスワードを指定してください。