プロキシー・サーバー・アクション

プロキシー・サーバー・アクションは、プロキシー・ルール式と関連して使用されます。 プロキシー・ルール式が true と評価されると、そのルール式に関連付けられたすべてのプロキシー・アクションが実行されます。 プロキシー・サーバー・アクションの一例としては、キャッシング・アクション、再書き込みアクション、圧縮アクション、ヘッダー変更アクション、およびルーティング・アクションなどがあります。

キャッシング・アクション

キャッシング・アクションは、応答をキャッシュするかどうかを決定する際に設定します。キャッシング・アクションは、最終変更要因およびデフォルト有効期限を指定して、応答をキャッシュする方法を定義します。

再書き込みアクション

再書き込みアクションは、プロキシー・サーバーが Uniform Resource Locator (URL) を再書き込みする方法を定義します。再書き込みアクションは、応答メッセージのエレメントを再書き込みするために使用します。 多くの場合、これは、当該プロキシー・サーバーの ID を使用してバックエンド・サーバー ID をマスクするために行います。 このタイプのプロキシー・アクションを使用して、以下のエレメントを再書き込みできます。
  • 絶対 URL 応答
  • リダイレクト・ロケーション・ヘッダー
  • リダイレクト状況コード
  • 相対 URL 応答
  • Set-Cookie

圧縮アクション

HTTP 圧縮アクションは、サーバーへの要求メッセージ本文またはクライアントへの応答メッセージ本文を圧縮するために設定します。 これらのプロキシー・アクションでサポートされる圧縮タイプ規格は、Deflate および Gzip です。

ヘッダー変更アクション

ヘッダー変更アクションは、指定した HTTP ヘッダーに対してヘッダー変更アクションを実行するために実装します。 使用可能なヘッダー変更アクションは次のとおりです。
  • 設定
  • 追加
  • 編集
  • 除去
ヘッダー変更アクションは、指定した値の適用時に式が一致した場合にのみ実行されます。 HTTP 要求の場合、ヘッダー変更アクションは、指定する HTTP メソッドで実行されます。HTTP 応答の場合、ヘッダー変更アクションは、指定する HTTP 状況コードで実行されます。

ルーティング・アクション

ルーティング・アクションは、特定のルール式が一致した場合に要求をルーティングするために使用します。 以下のタイプのルーティング・アクションを使用できます。
  • アプリケーション・サーバー・ルーティング

    アプリケーション・サーバー・ルーティング・アクションでは、アプリケーション・サーバーの時刻マッピングを指定できます。 これらのマッピングは、指定した時刻の要求ルーティングについて、アプリケーション・サーバーを組み込みます (または除外します)。 複数の時刻マッピングが構成されている場合、一致する順序は、アプリケーション・サーバーのルーティング構成における順序と同じです。

  • 汎用サーバー・クラスター・ルーティング

    汎用サーバー・クラスター・ルーティング・アクションの機能は、アプリケーション・サーバー・ルーティングと類似していますが、アプリケーション・サーバーではなく汎用サーバー・クラスターに適用されます。

  • 障害ルーティング

    障害ルーティング・アクションは、インバウンド要求に対して障害状況コードを返すために使用します。 障害状況コードの値は、障害ルーティング・アクション構成で指定します。

  • リダイレクト・ルーティング

    リダイレクト・ルーティング・アクションは、インバウンド要求を別の URL にリダイレクトするために使用します。要求のリダイレクト先となる URL は、リダイレクト・ルーティング・アクション構成で指定します。

  • ローカル・ルーティング

    ローカル・ルーティング・アクションは、セルのためにデプロイされたローカル Web アプリケーションが処理するインバウンド要求を渡すために使用します。

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