メッセージング・エンジンをクラスター・バス・メンバーに追加して、追加の非同期メッセージング・サービスを、クラスターのメンバーであるサーバーに提供することができます。
一般にこれは、クラスターにワークロードの共有またはスケーラビリティーを備えるために実行します。
始める前に
メッセージング・エンジン用のメッセージ・ストアの場所が定義されているようにします。
各メッセージング・エンジンは、メッセージ・ストアを使用して運用情報およびリカバリー情報を保存します。
- ファイル・ストアを使用するには、ファイルの場所が必要です。
- データ・ストアを使用するには、JDBC データ・ソースを介してアクセスするリレーショナル・データベースなど、適切なデータ・ソースが必要です。
デフォルトの JDBC データ・ソースおよび
Derby JDBC プロバイダーをそのデータ・ストアに使用できます。
デフォルトのデータ・ソース構成を使用しない場合は、別のデータ・ソースを使用することもできますし、別の JDBC プロバイダーを使用するようにデータ・ストアを構成することもできます。
クラスター内のメッセージング・エンジンが別のサーバーにフェイルオーバーするようにする必要がある場合は、
各メッセージング・エンジンをホスト可能なすべてのサーバーに、そのメッセージング・エンジンのメッセージ・ストアに対するアクセス権限が必要です。
このタスクについて
この手順は、既存のクラスター・バス・メンバーにメッセージング・エンジンを追加する必要がある場合に実行してください。
あるいは、クラスターをバスのメンバーとして追加する際に、1 つ以上のメッセージング・エンジンを追加することができます。
メッセージング・エンジンの作成および構成のガイドとなるメッセージング・エンジン・ポリシー・アシスタンスを使用することができます。
手順
- ナビゲーション・ペインで、「 」をクリックします。
- 目次ペインで、メッセージング・エンジンを追加するクラスターの名前をクリックします。 「バス・メンバーの詳細 (Bus member detail)」ペインが表示されます。
- 目次ペインの「追加プロパティー」の下にある「メッセージング・エンジン」をクリックします。 クラスターのメッセージング・エンジンのリストが表示されます。
- 目次ペインで、「メッセージング・エンジンの追加」をクリックします。
- 既に定義済みのメッセージ・ストアのタイプを選択します。
- メッセージ・ストアの詳細を入力します。
- ファイル・ストアを使用する場合は、ログ・ファイル、永続ファイル・ストア、および一時的ファイル・ストアのディレクトリー・パスを指定します。
デフォルトのパスは使用しないでください。また、それぞれのメッセージング・エンジンごとに固有のパスを使用するようにしてください。
- データ・ストアを使用する場合は、データ・ストアを保持するデータベースへのアクセスを可能にするデータ・ソースの JNDI 名を指定します。
- ウィザードが終了したら、マスター構成に変更を保存します。
タスクの結果
メッセージング・エンジンがクラスターに追加されます。これで、必要に応じて、メッセージング・エンジンを構成することができます。