[z/OS]

ローカル・オペレーティング・システム・レジストリーを使用したパスワードの大/小文字の区別

パスワードの解釈で 大/小文字が区別されているかどうかによって、 ローカル・オペレーティング・システム・レジストリーの 使用方法が直接的に変わってくる場合があります。 WebSphere® Application Server では、Resource Access Control Facility (RACF®) の 大/小文字混合のパスワード・オプションを活用して、 大/小文字を区別するパスワードが使用できるようになっています。

z/OS® バージョン 1.7 以降、 RACF では、大/小文字混合パスワードのオプションをサポートしています。 この RACF オプションを選択する には、SETROPTS PASSWORD(MIXEDCASE) コマンドを使用してください。 WebSphere Application Server の ローカル・オペレーティング・システム・レジストリーで、 大/小文字を区別するパスワードを使用するには、 以下のすべての要件に準拠している必要があります。
  • z/OS バージョン 1.7 以降を使用する。
    注: z/OS の Liberty プロファイル機能を使用するには、バージョン 1.11 以降を使用する必要があります。
  • ローカル・オペレーティング・システム・レジストリーを使用する。
  • SETROPTS PASSWORD(MIXEDCASE) コマンドを使用して、RACF の大/小文字混合オプションをオンにする。
重要: これら 3 つの要件は、すべて満たされる必要があります。いずれか 1 つでも満たされなかった場合、WebSphere Application Server のパスワードは大/小文字の区別がなくなります。

Lightweight Directory Access Protocol (LDAP) 構成を使用している場合は、大/小文字混合パスワードが使用できます。

z/OS バージョン 1.7 における 大/小文字混合パスワード・フィーチャーについて詳しくは、「Z/OS V1R7.0 Security Server RACF Security Administrator's Guide」を参照してください。 このガイドは、「Security Server and Integrated Security Services」で入手できます。このガイドのセクション 5.2.1 を参照してください。

LDAP の場合、SDBM 代替セットアップがあります。 詳しくは、z/OS V1R11 インフォメーション・センターで 『Tivoli® Directory Server for z/OS』のセクションのトピック『SDBM authorization』を参照してください。


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