カスタム PMI API

カスタム PMI API を使用して、 モニター対象として最も適合する特定の統計を作成できます。

カスタム PMI API を使用して、PMI を拡張してアプリケーション固有の統計を作成することができます。例えば、株式取引アプリケーションはカスタム PMI API を使用して"「株式販売トランザクション数」""「株式購入トランザクション数」"などのビジネス固有の統計を作成することができます。

PMI は、さまざまなランタイムおよびアプリケーション・コンポーネントに関する詳細なパフォーマンス・データを提供することに注意してください。WebSphere® Application Server バージョン 6.0 以降では、PMI は約 180 以上のパフォーマンス統計を提供しています。新規統計を作成する前に、同じデータが PMI によって既に取り込まれていないことを確認することが重要です。

WebSphere PMI を使用すると、アプリケーション開発者は、独自のアプリケーション固有の計測機能を追加できます。 カスタム PMI API は、使いやすい API を提供することにより、アプリケーションの「PMI 使用可能化」のプロセスを単純化します。カスタム PMI によって作成された統計には、Tivoli® Performance Viewer を含むモニター・ツールによって使用される標準 PMI および JMX インターフェースを介してアクセスできます。

PMI 計測機能は、Java™ Platform, Enterprise Edition (Java EE) 1.4 規格に基づいています。この結果、カスタム PMI は、JSR-77 パフォーマンス・データ・フレームワークに定義されたすべての統計タイプ (CountStatistic、TimeStatistic、RangeStatistic、および BoundedRangeStatistic) をサポートします。 カスタム PMI はユーザー定義の統計タイプをサポートしません。

必要な知識

PMI はランタイム・アプリケーションに関するパフォーマンス・データを収集し、外部アプリケーションがパフォーマンス・データをモニターすることができるインターフェースを提供します。

サーバー・サイドの PMI を使用すると、アプリケーション開発者は独自の計測機能をそのアプリケーションに追加し、 独自の定義済みパフォーマンス・メトリックのモニターに役立てることができます。

カスタム PMI の主な機能:

PMI はアプリケーション・サーバー・パフォーマンスのモニターに使用されるものです。PMI が収集したデータを使って、アプリケーション・サーバーのリソース (プール、キュー、キャッシュなど) を調整します。 パフォーマンスの計測および統計は、アプリケーション・サーバーのパフォーマンスに大きな影響を与える場合があるので、カスタム PMI を介して追加された統計はすべて、必然的にパフォーマンスの問題の解決と関係することになります。 統計を作成する際は、以下の問題を考慮してください。


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ファイル名:cprf_pmi_custom.html