point-to-point メッセージング用のキューの作成

キューを作成します。このキューは、メッセージ・キューを示し、point-to-point メッセージングに使用される バス宛先となります。

始める前に

このタスクでは、バス宛先が割り当てられるバス・メンバーの名前を指定する必要があります。そのバス・メンバーは新規のバス宛先のキュー・ポイントをホスティングし、既に構成されていなければなりません。

このタスクについて

point-to-point メッセージング用の新規キューを定義するには、最小限のプロパティー・セットのみを指定します。 このタスクの完了後に、これらのプロパティーを変更、およびさらに構成することができます。

キューを定義するには、管理コンソールを使用して以下のステップを実行します。

手順

  1. ナビゲーション・ペインで、「サービス統合 ->「バス」」をクリックします。
  2. 目次ペインで、キューのメッセージ・ポイントを提供するバスの名前をクリックします。
  3. 目次ペインの「宛先リソース」の下にある「宛先」をクリックします。 すべての既存バス宛先のリストが表示されます。
  4. 宛先を作成するには、「新規作成」をクリックします。
    1. 「新規宛先の作成」ページで「キュー」が選択されていることを確認します。
    2. 次へ」をクリックします。
    3. 「ID」フィールドで、管理目的で、キュー宛先につける名前を入力します。名前は 48 文字以下に制限し、使用できる文字セットは、数字 (0–9)、ピリオド (.)、スラッシュ (⁄)、下線 (_)、パーセント記号 (%)、大文字 A–Z、小文字 a–z に制限してください (ただし、z/OS® コンソールのサポートのためには、小文字の使用には制限があります)。 EBCDIC Katakana を使用するシステムでは、小文字は使用できません。
  5. オプション: 説明」フィールドに、管理用に宛先の説明を入力します。
  6. 次へ」をクリックします。
  7. 「キューのバス・メンバーへの割り当て」ページで、宛先のキュー・ポイント を提供するバス・メンバーを選択します。 キュー・ポイントは、キューのメッセージが保留される場所です。

    サーバー・クラスターであるバス・メンバーを選択する場合、クラスター内のサーバーをまたいで区画に分割されたキューを作成するようにします。この場合、キュー・ポイント がクラスター内の各サーバーに対して作成されます。

  8. 次へ」をクリックします。
  9. オプション: バス・メンバーが WebSphere® MQ サーバーである場合は、以下のように WebSphere MQ キュー・ポイント属性を設定します。
    1. WebSphere MQ キュー名フィルター」フィールドに値を指定し、「実行」をクリックします。

      ウィザードは、使用可能な IBM MQ キューを自動的に検出します。ただし 、一部の IBM MQ トポロジーには、キュー・マネージャーに対して定義されたキューが何千個もあります。このフィルターを使用 して、リストされるキューの数を制限してください。

      デフォルトのフィルター値はアスタリスク (*) です。この値 (または値なし) が設定されると、すべてのキューまたは特定タイプのすべてのキュー (設定された 任意のキュー・タイプのカスタム・プロパティーに基づいたもの) がリストされます。指定する その他の値はすべて、以下の条件を満たす必要があります。
      • 1 文字以上 48 文字以下である必要があります。
      • IBM MQ キュー命名規則 (IBM MQ インフォメーション・センターのトピック『IBM MQ オブジェクトの命名規則』を参照) に準拠する必要があります。

      ワイルドカード文字 (*) をその他のテキストと使用することもできます。例えば、PAYROLL* という値を入力すると、PAYROLL で始まる名前を持つ使用可能なキューがすべて表示されます。

    2. IBM MQ キュー名 を指定します。

      フィルタリングされたリストからキュー名を選択します。リストに希望するキューが含まれていない場合、other, please specify というラベルが 付いた、リスト末尾のエントリーを選択してください。テキスト・エントリー・ボックスが、ドロップダウン・リストの隣に表示されます。テキスト・エントリー・ボックスにキュー名を入力します。

      キューがリモートの IBM MQ システムで検出された場合 、IBM MQ 内で定義されているとおりのキューのプロパティーが、読み取り専用フィールドとして表示されます。これは、希望するキューを 検出したこと、および、それが意図したとおりに構成されていることを確認する場合に便利です。キューが検出されない場合、これらの読み取り専用フィールドは、ビューから除去されます。

    3. インバウンド非パーシスタントおよびインバウンド・パーシスタントの IBM MQ メッセージを サービス統合フォーマット・メッセージに変換するときに必要とする信頼性レベルを指定します。 アプリケーションは、指定された IBM MQ キューからメッセージを直接受け取ります。そのため、メッセージが既に正常に配信されているという理由から、通常、メッセージの信頼度レベルは受信側にとって重要ではありません。ただし、 メッセージは受信時にサービス統合フォーマット・メッセージ (通常は JMS フォーマットのサービス統合メッセージ) に 変換され、このオプションはサービス統合フォーマット・メッセージの信頼度レベルを指定します。使用可能な信頼性レベルについては、IBM MQ キュー・ポイント [設定]を参照してください。
    4. キューにメッセージを送信するときに IBM MQ で MQRFH2 メッセージ・ヘッダーを含めるかどうかを指定します。

      MQRFH2 ヘッダーは、対応する IBM MQ メッセージ・ヘッダー・フィールドのないサービス統合メッセージング情報を保管します。メッセージが宛先に送信されるときに、サービス統合は、キューへのメッセージを作成するよう に IBM MQ に指示します。このオプションは、サービス統合が IBM MQ に MQRFH2 ヘッダーを使用してメッセージを書き込むように指示するかどうかを指定します。

      メッセージのコンシューマーが IBM MQ またはサービス統合で実行中の JMS アプリケーション 、IBM MQ XMS アプリケーション、あるいは、MQRFH2 ヘッダーを予期している IBM MQ MQI アプリケーションである場合は、このオプションを選択します。コンシューマーが MQRFH2 ヘッダーを予期していない IBM MQ MQI アプリケーションである場合は、このオプションを選択しません。

    5. 次へ」をクリックします。
  10. 「キュー作成の確認」ページで、アクションの要約を検討します。
    • キューを作成するには、「終了」をクリックします。
    • 指定したプロパティーを変更したい場合は、「戻る」をクリックし、前のページでプロパティーを変更します。
  11. 変更をマスター構成に保存します。

次のタスク

キューのプロパティーをさらに構成できます。例えば、メッセージ信頼性設定です。バス宛先プロパティーの構成を参照してください。メッセージ信頼性設定を構成するときは、信頼性レベルを高くすればするほど、パフォーマンスへの影響が大きくなることを忘れないでください。

デフォルトでは、キューに配信できないメッセージは、キュー・ポイントをホスティングするメッセージング・エンジン のデフォルト例外宛先に送信されます。このキュー宛先に配信できないメッセージに対して、特定の例外宛先を使用する場合は、事前にその例外宛先を定義しておく必要があります。例外宛先の構成について詳しくは、『例外バス宛先の構成』を参照してください。

キューを JMS point-to-point メッセージング用に使用する場合は、デフォルトのメッセージング・プロバイダーのキューの構成で説明されているように、JMS キュー上でキュー ID を指定します。


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