プロパティー・ファイルを使用したシステム構成の管理
wsadmin ツールとプロパティー・ファイルを使用して、管理アーキテクチャーとランタイム設定を管理します。
このタスクについて
プロパティー・ファイルを使用して、環境および構成オブジェクトの管理を行えます。 構成オブジェクトを単純なプロパティー・ファイル・フォーマットで抽出し、抽出したプロパティー・ファイルを変更し、 変更したプロパティー・ファイルを適用してシステム構成を更新します。
システム・プロパティーの更新のほかに、以下が可能です。
- 管理コマンドの実行に必要なプロパティーを抽出します。
- 抽出したプロパティー・ファイルを使用して管理コマンドを実行します。
- 任意の WCCM オブジェクト・タイプのプロパティーを抽出または変更します。
- 特定オブジェクト・タイプのすべてのプロパティーを抽出または変更します。
- 単一のプロパティー・ファイルを使用してプロパティーを削除および変更します。
- プロパティーの作成または変更に使用された同じプロパティー・ファイルで構成オブジェクトを削除します。
構成から抽出されたプロパティー・ファイルには、構成に関する以下の情報が含まれます。
- 任意のタイプの新しいオブジェクトを作成するために必要なプロパティー。
- プロパティーのデフォルト値。
- プロパティーの値の範囲。
プロパティー・ファイルは移植可能です。あるセルからプロパティー・ファイルを抽出し、 抽出したプロパティー・ファイルにある環境固有の変数を変更し、 変更したプロパティー・ファイルを別のセルに適用することができます。
プロパティー・ファイル内で英語以外の、 ローカライズされた特殊文字を使用するには、プロパティー・ファイルを UTF-8 エンコードを使用して保存します。他のエンコードを使用すると、 プロパティー・ファイル検証中に英語以外のリソースを製品が解決するときにエラーが発生したり、 あるいは、プロパティー・ファイルを適用した後で、構成ファイル内に不正な値変更が 発生することがあります。
手順
- プロパティー・ファイルを使用して環境構成を管理します。
- プロパティー・ファイルを抽出します。
- プロパティー・ファイルの妥当性検査を行います。
- プロパティー・ファイルを適用します。
- プロパティー・ファイルを使用して管理コマンドを実行します。
- WCCM オブジェクト・タイプのプロパティーを抽出または変更します。
- 複数環境で移植可能プロパティー・ファイルを適用します。
- プロパティー・ファイルを使用して特定構成オブジェクトを管理します。
次のタスク
構成の変更を保存します。