RARUpdate コマンド・グループ
リソース・アダプター・アーカイブ (RAR) 更新ウィザードを使用して、J2C リソース・アダプターの RAR モジュールとプロパティー構成をアップグレードします。アプリケーション・サーバーは、 リソース・アダプター・アーカイブを構成するクラスおよびその他のコードを使用して、 構成されるリソース・アダプターをサポートします。
問題を回避するために、管理コンソールの RAR 更新ウィザードを使用してください。 詳しくは、トピック『リソース・アダプター・アーカイブの更新』を参照してください。
RARUpdate コマンド・グループには、以下のコマンドが含まれています。
compareResourceAdapterToRAR
compareResourceAdapterToRAR コマンドは、リソース・アダプターが新規の RAR ファイルと互換性があるかどうかを判別します。リソース・アダプターは、これらの 2 つの間に互換性がある場合にのみ RAR を使用して更新できます。
ターゲット・オブジェクト
リソース・アダプター・オブジェクト ID - 更新がないか比較されるリソース・アダプターの構成オブジェクト。結果
リソース・アダプターが、指定された RAR と互換性がある場合、このコマンドは true を戻します。このコマンドは、リソース・アダプターと新規の RAR ファイルのバージョンも表示します。リソース・アダプターと指定された RAR の間に互換性がない場合、このコマンドは false を戻し、互換性がない理由を説明するメッセージを表示します。必須パラメーター
- RAR ファイルの絶対パス。(ストリング、必須)
例
バッチ・モードの使用例:
AdminTask.compareResourceAdapterToRAR("Test Resource Adapter(cells/cell/nodes/node|resources.xml#J2CResourceAdapter_1169157308943"),
'[-rarPath "c:¥tra¥rar¥TRA.rar"]')
getNewRAObjectProperties
getNewRAObjectProperties コマンドは、リソース・アダプターの更新時に構成できる、RAR ファイル内の新規プロパティーのリストを取得します。
ターゲット・オブジェクト
リソース・アダプター・オブジェクト ID - 更新されるリソース・アダプターの構成オブジェクト。結果
RAR の更新時にリソース・アダプターに構成できる新規プロパティーのリストを受け取ります。必須パラメーター
- RAR ファイルの絶対パス。(ストリング、必須)
- 戻り値の型であり、String または Hashtable です。returnType が String の場合、このコマンドは、updateRAR コマンドへの入力を目的としたストリングを戻します。 returnType が Hashtable の場合、このコマンドは、管理コンソールでの使用を目的とした java.util.Hashtable を戻します。returnType のデフォルトは String です。(ストリング、オプション)
例
バッチ・モードの使用例:
findOtherRAsToUpdate
findOtherRAsToUpdate コマンドは、更新されるリソース・アダプターに類似している他のリソース・アダプターを構成内で見つけます。検出されたリソース・アダプターも更新する必要があります。
ターゲット・オブジェクト
リソース・アダプター・オブジェクト ID - 更新のために比較されるリソース・アダプターの構成オブジェクト。結果
このコマンドは、RARUpdate コマンドのターゲット・オブジェクトとして入力できる、リソース・アダプターのオブジェクト ID ストリングのリストを戻します。例
バッチ・モードの使用例:
updateRAR
updateRAR コマンドは、特定のスコープにあるリソース・アダプターの RAR と構成を更新します。
ターゲット・オブジェクト
リソース・アダプター・オブジェクト ID - 更新されるリソース・アダプターの構成オブジェクト。結果
このコマンドは、完了時に成功または失敗のメッセージを戻します。必須パラメーター
- 新規の RAR ファイルの絶対パス。(ストリング、必須)
オプション・パラメーター
- ResourceAdapter 実装クラスに設定する新規プロパティーの [名前 値] のペアのリスト。このステップの場合は、以下のパラメーターを指定できます。
- リソース・アダプター・プロパティーの名前。(ストリング、オプション)
- リソース・アダプター・プロパティーの値。(ストリング、オプション)
- リソース・アダプター構成内の接続ファクトリーに設定する新規プロパティーの [ID 名前 値] トリプレットのリスト。このステップの場合は、以下のパラメーターを指定できます。
- 接続ファクトリーの Java Naming and Directory Interface (JNDI) 名。(ストリング、オプション)
- 接続ファクトリー・プロパティーの名前。(ストリング、オプション)
- リソース・アダプター・プロパティーの値。(ストリング、オプション)
- リソース・アダプター構成内のアクティベーション・スペックに設定する新規プロパティーの [ID 名前 値] トリプレットのリスト。このステップの場合は、以下のパラメーターを指定できます。
- アクティベーション・スペックの Java Naming and Directory Interface (JNDI) 名。(ストリング、オプション)
- アクティベーション・スペック・プロパティーの名前。(ストリング、オプション)
- アクティベーション・スペック・プロパティーの値。(ストリング、オプション)
- リソース・アダプター構成内の管理対象オブジェクトに設定する新規プロパティーの [ID 名前 値] トリプレットのリスト。このステップの場合は、以下のパラメーターを指定できます。
- アクティベーション・スペックの Java Naming and Directory Interface (JNDI) 名。(ストリング、オプション)
- 管理対象オブジェクト・プロパティーの名前。(ストリング、オプション)
- 管理対象オブジェクト・プロパティーの値。(ストリング、オプション)
例
バッチ・モードの使用例:
対話モードの使用例: