管理コンソールを使用したポリシー・セットの作成

管理コンソールを使用して、すべての必要な情報を指定したり、 既存のポリシー・セットをコピーして名前変更したりすることによって、ポリシー・セットを作成できます。 ポリシー・セット、すなわちサービスを定義するアサーションを使用することで、Web サービスの構成を簡素化することができます。これは、ポリシー・セットによって、セキュリティーおよびその他の Web サービス設定が、再使用可能なユニットにグループ化されるためです。

始める前に

新規ポリシー・セットを作成する場合は、 情報を指定して新規ポリシー・セットを作成することも、 既存のポリシー・セットをコピーしてその名前を変更することもできます。 いずれの方式を使用する場合も、作成するポリシー・セットに関する基本情報 (名前、説明、組み込むポリシー、 ポリシーの詳細、関連付け、バインディング構成など) が必要です。 既存のポリシー・セットをコピーしてポリシー・セットを作成する場合は、 既存のポリシー・セットを表示して、作成するポリシー・セットに最も類似するプロパティーを持つものを選択する必要があります。

このタスクについて

新規ポリシー・セットを作成する場合、または既存のポリシー・セットをコピーして名前を変更する場合のどちらの操作も、管理コンソールの「アプリケーション・ポリシー・セット (Applications policy sets)」コレクションから行います。

手順

  1. 管理コンソールから、「サービス」>「ポリシー・セット」>「アプリケーション・ポリシー・セット (Application policy sets)」とクリックするか、または「サービス」>「ポリシー・セット」>「システム・ポリシー・セット」とクリックします。
  2. 作成するポリシー・セットとそれに対する処置は、以下のとおりです。
    • 新規ポリシー・セットの場合は「新規」をクリックします。
    • 既存のポリシー・セットをコピーして名前を変更する場合は、「名前」列で、コピーするポリシー・セット名の「選択」ボックスをクリックし、「コピー」をクリックします。
    いずれの方式を使用する場合でも、このアクションにより、 作成中またはコピー中のポリシー・セットに関する必要な情報を指定するための、 「ポリシー・セットの設定 (Policy set settings)」ビューが開きます。
  3. 名前」フィールドに、作成またはコピーするポリシー・セットの名前を入力します。
  4. ポリシー・セットの簡単な説明を「説明」フィールドに入力します。 これは、「アプリケーション・ポリシー・セット」コレクションまたは「システム・ポリシー・セット」コレクションに表示される説明であるため、このポリシー・セットを使用する可能性のある他のユーザーにとっても、分かりやすいものでなければなりません。
    注: ポリシー・セットを新規作成した場合、 そのポリシー・セットにはポリシーを追加するまで、編集できるポリシーは含まれていません。 ポリシー・セットは最初は空の状態です。

タスクの結果

ポリシー・セットを作成するための基本情報を提供しました。

ご使用の Web サービスを参照した後で、 WS-I RSP デフォルト・ポリシー・セットが最もニーズに合っていることがわかる場合もあります。 管理コンソールに移動し、 「サービス」>「ポリシー・セット」>「アプリケーション・ポリシー・セット (Application policy sets)」とクリックして、 「アプリケーション・ポリシー・セット (Application policy sets)」コレクションにアクセスします。 テーブルの「名前」列で WS-I RSP のデフォルトを見つけ、そのボックス (「選択」列内) をクリックします。 「コピー」をクリックします。これにより、「ポリシー・セットの設定 (Policy set settings)」ウィンドウが開きます。 ユーザーの企業または部署でポリシー・セットに名前を付ける必要がある場合は、 「名前」フィールドに ABC WS-I RSP などの名前を入力します。 組織内の他の社員がそのポリシー・セットにアクセスして使用する場合もあるので、 それらの社員にも分かりやすい名前を付けます。 この WS-I RSP ポリシーのコピーの使用目的をすべての人が正確に理解できるようにするため、 「説明」フィールドにその内容についての説明を追加します。 次に、ポリシー・セットをカスタマイズします。 ポリシーの名前をクリックして、ポリシー情報を編集します。

ご使用の Web サービスの要件を識別したときに、 デフォルト・ポリシー・セットが十分にニーズを満たさないため、 それらをテンプレートとして使用できないと判断されることがあります。 そのような場合には、ユーザー独自のポリシー・セットを作成することになります。 まず、選択した名前の付いたポリシー・セットを作成します。 既存のテンプレートを再使用する場合と同様に、 管理コンソールに移動して、「サービス」>「ポリシー・セット」>「アプリケーション・ポリシー・セット (Application policy sets)」とクリックして、 「新規」をクリックします。 「ポリシー・セットの設定 (Policy set settings)」ウィンドウが開きますが、 「ポリシー・セット名」フィールドは空であることに注意してください。 また、テーブル内には関連するポリシーはまだありません。 名前を入力して、必要なポリシーを追加します。

ポリシーをポリシー・セットに追加した場合、そのポリシーはデフォルト値に設定されます。その後、ポリシーを編集して、変更する必要のある属性値を変更し、設定を保存することができます。

次のタスク

既存のポリシー・セットをコピーせずに新規ポリシー・セットを作成する場合は、 ポリシー情報を指定する必要があります。 既存のポリシー・設定をコピーする場合は、ポリシー・セットに関連したデフォルト・ポリシーを受け入れることも、 ポリシーを変更することもできます。

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