AdminTask オブジェクトの VariableConfiguration コマンド・グループ
Jython または Jacl スクリプト言語を使用すると、wsadmin ツールでサーバーを構成することができます。VariableConfiguration グループの コマンドおよびパラメーターは、システムから変数定義を除去する場合、 変数の値を設定する場合、または特定の有効範囲を持つ変数値を照会する場合に 使用できます。
AdminTask オブジェクトの VariableConfiguration コマンド・グループには、以下のコマンドが含まれます。
removeVariable
removeVariable コマンドは、 システムから変数定義を除去する場合に使用します。 変数は、システム内のいくつかの値にパラメーターを提供するために使用できる構成プロパティーです。
ターゲット・オブジェクト
なし
パラメーターおよび戻り値
- -variableName
- 変数の名前。(ストリング、必須)
- -scope
- 変数定義の有効範囲。デフォルトはセルです。(ストリング、オプション)
- 範囲パラメーターの構文は Type=value です。
- サポートされるタイプは、セル、ノード、サーバー、アプリケーションおよびクラスターです。例えば、次のとおりです。
- Node=node1
- Node=node1, Server=server1
- Application=app1
- Cluster=cluster1
- Cell=cell1
- -node
- ノードの名前。このパラメーターは、ノード全体で固有の名前を持っていないサーバー有効範囲にのみ必要です。 (ストリング、オプション)
例
対話モードの使用例:
- Jacl を使用:
$AdminTask removeVariable {-interactive}
- Jython ストリングを使用:
AdminTask.removeVariable ('[-interactive]')
- Jython リストを使用:
AdminTask.removeVariable (['-interactive'])
setVariable
setVariable コマンドは、変数の値を設定する場合に使用します。 変数は、システム内のいくつかの値にパラメーターを提供するために使用できる構成プロパティーです。
ターゲット・オブジェクト
なし
パラメーターおよび戻り値
- -variableName
- 変数の名前。(ストリング、必須)
- -scope
- 変数定義の有効範囲。デフォルトはセルです。(ストリング、オプション)
- 範囲パラメーターに構文は Type=value です。例えば、次のとおりです。
- Node=node1
- Node=node1,Server=server1
- Application=app1
- Cluster=cluster1
- Cell=cell1
- -node
- ノードの名前。このパラメーターは、ノード全体で固有の名前を持っていないサーバー有効範囲にのみ必要です。 (ストリング、オプション)
- -variableValue
- 変数の値。(ストリング、オプション)
- -variableDescription
- 変数の記述。(ストリング、オプション)
例
バッチ・モードの使用例:
- Jacl を使用:
$AdminTask setVariable {-variableName varname1 -scope Cell=localhostNode01Cell,Node=localhostNode01}
- Jython ストリングを使用:
AdminTask.setVariable('[-variableName varname1 -scope Cell=localhostNode01Cell,Node=localhostNode01]')
- Jython リストを使用:
AdminTask.setVariable(['-variableName', 'varname1', '-scope', 'Cell=localhostNode01Cell,Node=localhostNode01'])
対話モードの使用例:
- Jacl を使用:
$AdminTask setVariable {-interactive}
- Jython ストリングを使用:
AdminTask.setVariable ('[-interactive]')
- Jython リストを使用:
AdminTask.setVariable (['-interactive'])
showVariables
showVariables コマンドは、 有効範囲にある変数値をリストする場合に使用します。
ターゲット・オブジェクト
なし
パラメーターおよび戻り値
- - scope
- 変数定義の有効範囲。デフォルトはセルです。(ストリング、オプション)
- 範囲パラメーターの構文は Type=value です。
- サポートされるタイプは、セル、ノード、サーバー、アプリケーションおよびクラスターです。例えば、次のとおりです。
- Node=node1
- Node=node1, Server=server1
- Application=app1
- Cluster=cluster1
- Cell=cell1
- -node
- ノードの名前。このパラメーターは、ノード全体で固有の名前を持っていないサーバー有効範囲にのみ必要です。 (ストリング、オプション)
- -variableName
- 変数の名前。このパラメーターを指定した場合、この変数の値が戻されます。 このパラメーターを指定しない場合、有効範囲のもとで定義されたすべての変数が、変数名と値の組からなるリストのフォーマットで戻されます。 (ストリング、オプション)
例
対話モードの使用例:
- Jacl を使用:
$AdminTask showVariables {-interactive}
- Jython ストリングを使用:
AdminTask.showVariables ('[-interactive]')
- Jython リストを使用:
AdminTask.showVariables (['-interactive'])