インバウンド・サービスで使用するために構成されたエンドポイント・リスナー用の構成詳細追加プロパティーを変更します。
始める前に
このタスクを使用して既存のエンドポイント・リスナーの一般プロパティーを変更することはできません。
これは、新規エンドポイント・リスナーを作成するときに、
関連するエンドポイント・リスナー・アプリケーションが自動的にインストールされ、これが同じ一般プロパティーの値を使用するためです。
したがって、その後に一般プロパティーを変更すると、その構成と基礎となるアプリケーションとの関連を切断してしまうことになります。一般プロパティーを変更する必要がある場合は、エンドポイント・リスナー構成を削除してから再作成する必要があります。
このタスクについて
エンドポイント・リスナーをリストし、構成詳細を表示および変更するには、以下のステップを実行します。
手順
- 管理コンソールを開始します。
- ナビゲーション・ペインで、以下のパスのいずれかをクリックします。
エンドポイント・リスナーのリストはエンドポイント・リスナー・コレクション・フォームに表示されます。
- このリスト内のエンドポイント・リスナーの名前をクリック
します。 このエンドポイント・リスナー用の
現行のエンドポイント・リスナー設定が表示されます。
- 以下の一般プロパティーを表示します。
WebSphere® Application Server で提供されるエンドポイント・リスナーを変更する場合は、エンドポイント・リスナー構成の値の例に示されている値を使用できます。
- 名前
- エンドポイント・リスナーの識別に使用する名前を表示します。
これが WebSphere Application Server に用意されているものではなく、ユーザー独自のエンドポイント・リスナーである場合、この名前は、インストールしたエンドポイント・リスナー・アプリケーションで指定されている名前 (つまり、エンドポイント・アプリケーションの EAR ファイル内のエンドポイント・モジュールの表示名) と一致していなければなりません。
- 説明説明
- エンドポイント・リスナーの説明 (オプション) を表示します。
- URL ルート
- 外部クライアントがエンドポイント・リスナーのエンドポイントにアクセスするアドレスを表示します。 URL ルートは、エンドポイント・リスナー・アプリケーションのコンテキスト・ルートであり、Web アドレスのルートを提供します。これは、WSDL ファイル内でエンドポイント・アドレスを構築して、このエンドポイント・リスナーにリクエスターを送信するために使用されます。
- 外部クライアントがデフォルトのポート 80 を使用して、HTTP サーバーまたはサーバー・クラスターからエンドポイント・リスナーにアクセスする場合は、HTTP サーバー名を指定してください (ポート番号の指定は必要ありません)。 以下に例を示します (SOAP over HTTP エンドポイント・リスナー 1 の場合)。
http://www.yourcompany.com/wsgwsoaphttp1
ただし、外部クライアントがアプリケーション・サーバーに (例えばそれがスタンドアロン・サーバーであったり、開発またはテスト環境内であったりするために) 直接接続できるようにする場合は、アプリケーション・サーバー・ホスト名およびポート番号を指定します。 以下に例を示します (SOAP over HTTP エンドポイント・リスナー 1 の場合)。http://your.server.name:9080/wsgwsoaphttp1
- WSDL サービス用の HTTP URL ルート
- このエンドポイント・リスナーで使用可能なインバウンド・サービスの WSDL ファイルの Web アドレスのルートを表示します。
このアドレスは、外部クライアントがエンドポイント・リスナー・アプリケーションにアクセスする HTTP アドレスのルートの後に /sibws が続きます。
外部クライアントが通常のデフォルト・ポート 80 を使用して
HTTP サーバーまたはサーバー・クラスターからエンドポイント・リスナーに
アクセスする場合は、この URL ルートにはポート番号ではなく HTTP サーバー名が含まれます。以下に例を示します。
http://www.yourcompany.com/sibws
ただし、外部クライアントがアプリケーション・サーバーに直接接続できるようにする (例えば開発環境またはテスト環境で) 場合、この URL ルートにはアプリケーション・サーバーのホスト名およびポート番号が含まれています。
以下に例を示します。
http://your.server.name:9080/sibws
注: HTTP URL ルートにサービスを提供する WSDL は WebSphere Application Server (特に IBM UDDI レジストリー) の他のコンポーネントによって、内部でのみ使用されます。その他すべての使用については、
インバウンド・サービスのエンドポイント・リスナー・エンドポイントから WSDL ファイルにアクセスします。 特定のインバウンド・サービス WSDL ファイルのロケーションの詳細については、既存インバウンド・サービス構成の変更に記載されているように、WSDL ファイルを圧縮ファイルとして発行して、エクスポートした WSDL ファイル内でロケーションを検索します。
- 「追加プロパティー」の見出しの下の、「接続プ
ロパティー」をクリックします。 現在このエンドポイント・リスナーに接続されているサービス統合バスのリストすべてが、サービス統合バスの接続プロパティー・コレクション・フォームで表示されます。
現在接続中バスのリストで、バスを追加、変更、または削除します。新規バスを追加するには、以下のステップを実行します。
- 「新規」をクリックします。 サービス統合バス接続プロパティー設定フォームが表示されます。
- 「一般プロパティー」の見出しの下のドロップダウン・リストから、使用可能なサービス統合バスを選択します。 バスが選択され、そのバスの追加プロパティーが表示されます。
注: バスの接続プロパティーの下に、カスタム・プロパティーがあります。これらのカスタム・プロパティーは、名前と値のペアで、内部システム構成プロパティーの設定に使用できます。各ペア内の名前はプロパティー・キーで、値はストリング値です。カスタム・プロパティーを使用して、エンドポイント・リスナーのこのバスへの接続方法を定義します。
このセットに含まれるのはプロパティー名
com.ibm.ws.sib.webservices.replyDestination
であり、エンドポイント・リスナーにより使用される応答の宛先名を定義します。このプロパティーは、変更または除去しないでください。
サービス統合バスがエンドポイント・リスナーに関連付けられると、このプロパティーが自動的に設定されます。
- 「追加プロパティー」の見出しの下の、「関連アプリケーション」をクリックします。 このエンドポイント・リスナーの要求を処理するアプリケーションについて詳しくは、エンタープライズ・アプリケーション設定フォームに表示されます。
- 変更をマスター構成に保存します。
タスクの結果
処理が正常に完了すると、このエンドポイント・リスナーと接続
しているサービス統合バスのリストが更新され、エンドポイント・リスナーのリストが再表示されます。正常に終了しなかった場合は、エラー・メッセージが表示されます。
次のタスク
これで、
内部でホスティングされるサービスを Web サービスとして使用可能にするで説明されているように、インバウンド・サービスで使用するために、このエンドポイント・リスナーを選択する準備ができました。