永続サブスクリプションの使用

永続サブスクリプションはパブリッシュ/サブスクライブ・メッセージングに使用します。 永続サブスクリプションを使用すると、サブスクライバーがアクティブでない場合に、トピックでパブリッシュされるメッセージを保存することができます。

このタスクについて

永続的サブスクリプションのアクティブ・サブスクライバーがない場合、JMS は、サブスクリプションのメッセージを、サブスクライバーが受信するまで、あるいはメッセージの有効期限が切れるまで、あるいは永続サブスクリプションが削除されるまで保管します。 これによって、サブスクライバー・アプリケーションは、一定時間 JMS プロバイダーから切断された後、プロバイダーに再接続して、プロバイダーがなかった間にパブリッシュされたメッセージを処理します。

各 JMS 永続サブスクリプションは、サブスクリプション名 (subName) によって識別されます。これは、永続サブスクリプションが作成されるときに定義されます。また、JMS 接続には、クライアント ID (clientID) が関連付けられています。これは、クライアントの JMS プロバイダーが保守している (永続サブスクリプションの) メッセージのリストに、接続とそのオブジェクトを関連付けるために使用されます。永続サブスクリプションに割り当てられた subName は、指定のクライアント ID 内で固有のものである必要があります。

サブスクライバーが非アクティブなときに、アプリケーションがトピックにパブリッシュされたメッセージを受信する必要がある場合、永続サブスクライバーを使用します。

通常の操作では、永続サブスクリプションのアクティブな (接続された) サブスクライバーは同時に 1 つしかありません。ただし、アプリケーション・サーバー内で稼働する場合、フェイルオーバーとロード・バランシングのために、アプリケーション・サーバーをクローンすることができます。この場合は、クローンされた永続サブスクリプションは同時に複数のコンシューマーを持つことができます。

永続サブスクリプションについては、JMS 1.1 仕様を参照してください (例えば、セクション 9.3.3『Using Durable Subscriptions』)。

永続サブスクリプションの以下の操作は、接続ファクトリーおよび JMS 宛先を最初に検索したり、接続およびセッションを作成するなどの、通常の JMS 操作に追加されたものです。

以下に永続サブスクリプションを使用するための主な操作を示します。
  • 新規永続サブスクリプションの作成
  • 既存の永続サブスクリプションへの再接続
  • 永続サブスクリプションのアンサブスクライブ (削除)

手順


トピックのタイプを示すアイコン タスク・トピック



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