クライアントによるデータ・ソース使用の可能化

Java EE クライアント・アプリケーションがデータベースに直接アクセスしている場合は、クライアント・マシンにデータベース・ドライバーを提供し、データ・ソース・プロバイダー (JDBC プロバイダー) とデータ・ソースを構成する必要があります。 クライアント・アプリケーションでは、データベースに直接 アクセスするのではなく、エンタープライズ Bean を通してデータベースにアクセスすることをお勧めします。

このタスクについて

WebSphere Application Server および Application Client for WebSphere Application Server は、Java EE クライアント・アプリケーションから直接使用されるクライアント・データベース・ドライバーを提供していません。 このために、データベース・ベンダーに連絡して、クライアント・データベース・ドライバーの コードとライセンスを入手する必要がある場合があります。

サーバーで構成され、クライアントで検索されたデータ・ソースは、グローバル・トランザクションに参加しません。

クライアント・アプリケーションでは、データベースに直接 アクセスするのではなく、エンタープライズ Bean を通してデータベースにアクセスすることをお勧めします。この手法を使用すると、WebSphere® Application Server で 実行されるエンタープライズ Bean によってデータベースへのアクセスが処理されるため、 クライアント・マシン上にデータベース・ドライバーを設定する必要がなくなります。 これはまた、サーバーから提供されるプール機能や追加のデータベース機能を、クライアント・アプリケーションが活用できるようにします。

WebSphere Application Server で現在サポートされているデータ・ソース・プロバイダーのリストについては、WebSphere Application Server 前提条件の Web サイトを参照してください。

手順

  1. クライアントからデータベースに直接アクセスするには、クライアント・マシンにクライアント・データベース・ドライバーをインストールします。 データベース・ドライバーのインストールについては、ご使用のデータベースのベンダーから提供される資料を参照してください。
  2. クライアント・アプリケーション用にデータ・ソース・プロバイダーとデータ・ソースを構成します。 アプリケーション・クライアント・リソース構成ツール (ACRCT) を使用して、そのクライアント・アプリケーション用の EAR ファイルでデータ・ソース・プロバイダーとデータ・ソースを定義します。 クライアント・アプリケーションは、この構成を使用して、データ・ソース・プロバイダーとデータ・ソースのインスタンスを解決および作成します。
    1. 新規のデータ・ソース・プロバイダーを構成します このプロバイダーは、 クライアント・アプリケーションの JDBC データベース実装を記述します。
    2. 新規のデータ・ソースを構成します。 これは、 クライアント・アプリケーションが使用するデータベースのクライアント・プロパティーを記述します。

トピックのタイプを示すアイコン タスク・トピック



タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: last_date
http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-nd-mp&topic=tcli_datasor
ファイル名:tcli_datasor.html