findEJBTimers コマンド
以下の例では、findEJBTimers コマンドを使用して Enterprise JavaBeans (EJB) のタイマーを検索する方法を示し、また出力ステートメントについて説明します。 関連するパラメーターと構文については、『タイマー・サービス・コマンド』を参照してください。
server1 というサーバーですべての EJB タイマーを検出するには、profile_root/bin ディレクトリーで次のコマンドを入力します。
findEJBTimers server1 -all
DefaultApplication で 増分 Bean に関連付けられた、server1 上のすべての EJB タイマーを検出するには、profile_root/bin ディレクトリーで次のコマンドを入力します。
findEJBTimers server1 -app DefaultApplication.ear -mod Increment.jar -bean Increment
フィルター基準に一致する EJB タイマーが検出されると、次のような出力が表示されます。
EJB Timer : 252 Expiration: 5/25/10 10:53 AM Single EJB : TimerPtestApp, TimerPtestEJB.jar, NoMoreTimeoutsBean Info : Single Programmatic timer EJB Timer : 253 Expiration: 5/25/10 11:47 AM Calendar EJB : TimerPtestApp, TimerPtestEJB.jar, NoMoreTimeoutsBean Automatic timer Calendar expression: [start=null, end=null, timezone=null, seconds="52", minutes="47", hours="11", dayOfMonth="25", month="5", dayOfWeek="*", year="2010"] 2 EJB Timer tasks found
この出力には、以下のエレメントがあります。
- EJB Timer は、そのタイマーの固有 ID です。
- Expiration は、次回タイマーが実行されると予想される時間です。
- Calendar expression は、タイマーの有効期限が ScheduleExpression で定義されていた場合に、タイマーの有効期限の間隔と頻度を定義するカレンダーの式です。 すべての自動タイマーには、ScheduleExpression で定義された有効期限があります。
- EJB Key は、エンティティー Bean 用 1 次キーの toString() メソッドの出力です。 他の EJB タイプの場合、Not Available が出力されます。
- Info は、EJB タイマーの作成時にアプリケーションによって受け渡されたオブジェクトの toString() メソッドの出力です。
toString() 出力の最初の 40 バイトのみが、1 次キーとタイマー情報に表示されます。 この情報は、アプリケーションがこれらのオブジェクトの toString() メソッドをオーバーライドする場合にのみ役に立ちます。