ログ・ビューアー設定

このページを使用して、High Performance Extensible Logging (HPEL) ログ、 トレース、System.out、および System.err の内容を表示します。

サポートされる構成 サポートされる構成: このページには、サーバーが HPEL ログおよびトレース・モードを使用するよう構成されている場合のみアクセスできます。sptcfg

この管理コンソール・ページを表示するには、「トラブルシューティング」 > 「ログおよびトレース」 > server_name > 「HPEL ログ およびトレースの表示」とクリックします。

HPEL が使用可能になっていない場合、使用可能にする必要があります。詳しくは、 基本モードから HPEL ロギングおよびトレースへの変更についての説明をお読みください。

このページには、サーバーが HPEL ログおよびトレース・モードを使用するよう構成されている場合のみアクセスできます。ノード・エージェントまたは管理エージェントが同じマシン上で実行中であり、エージェントが HPEL を使用するよう構成されている場合に、現在停止されているサーバーのログおよびトレース・データを表示することもできます。

ログ・ビューの表

ログ、トレース、System.out、および System.err のレコードを表示します。

ログ・ビュー・セクションにレコードが表示されます。「先頭ページ」、「前のページ」、「次のページ」、および「最後のページ」のボタンを使用して、レコードのリストを移動するか、または「コンテンツとフィルター処理の詳細 (Content and Filtering Details)」セクションでフィルター条件を指定して、表示される行を制限します。レコードは常にサーバーによって記録された順序で 表示されます。 以下の表に示すように、 ログ・ビューにはデフォルトで 5 つの列があります。

表 1. ログ・ビュー表の列. 表の列に、ログ・レコードに関する情報が示されます。
説明
タイム・スタンプ イベントが記録された時刻。
スレッド ID 16 進表記で表した、イベントを記録したスレッドの ID。
ロガー イベントを記録したロガー。
レベル 記録されたイベントのタイプ。
メッセージ 記録されたイベントからのメッセージ。このメッセージがメッセージ ID を持っている場合、 そのメッセージ ID が下線付きで示されます。メッセージ ID をクリックすると、 メッセージの説明および推奨されるユーザー処置が表示されます。

ログ・ビューでは、使用可能なボタンを使用して以下の 操作を実行できます。

表 2. ログ・ビュー表のボタン. 表のボタンは、ログ設定の構成に役立ちます。
ボタン 結果のアクション
ビューの最新表示 ビューアーの内容をクリアし、サーバーからのレコードを使用してビューを 再初期化します。ログ・ビューアーが開始した後で作成された追加行に ついての情報を取得するには、このボタンを使用してください。
選択したスレッドのみを表示 選択領域で選択した 1 つのスレッド以外のスレッドが作成した レコードをフィルタリングします。このボタンをクリックすると、「すべてのスレッドを表示」ボタン が使用可能になります。
すべてのスレッドを表示 「選択したスレッドのみを表示」をクリックしたときにフィルタリングされた レコードをすべて表示します。このボタンは、「選択したスレッドのみを表示」ボタンを 使用してビューを制限した場合のみ使用可能です。
列を選択 表示する列をビューアー内で選択できるようにします。
エクスポート 基本、拡張、またはバイナリー (HPEL) のいずれかの形式で、ログを ローカル・ワークステーションにエクスポートします。
クリップボードにコピー 選択領域で強調表示されているレコードを オペレーティング・システムのクリップボードにコピーします。
サーバー・インスタンス情報 選択されたサーバー・インスタンス・プロセスの属性を表示します。この表を使用して、サーバー・インスタンス・プロセス環境の属性および対応する 値を見つけることができます。これらのプロパティーは、基本モード・ログのヘッダーにあるプロパティーと似ています。

コンテンツとフィルター処理の詳細

どのコンテンツ・ソースが包含され、どのコンテンツがフィルターに掛けられてログ・ビューから除外 されるのかを指定するための選択オプションを提供します。

表に表示されるコンテンツ・ソースを変更するか、 または、表示される内容をフィルタリングするには、「コンテンツとフィルター処理の詳細」セクションを展開します。

サーバー・インスタンス

ログ・レコードの取得元にするサーバー・インスタンスを変更 します。

サーバー・インスタンスとは、サーバー・プロセスの 1 回の実行を表すものです。サーバーが 再始動されるたびに、新しいサーバー・インスタンスが作成されます。デフォルトでは、 ログ・ビュー表に示されるのは、最新のサーバー・インスタンスで生成された ログ・レコードです。異なるサーバー開始時刻を選択するには、 適切な開始タイム・スタンプを持つサーバー・インスタンスを選択してください。表示されるタイム・スタンプ は、各サーバー・インスタンスに書き込まれた最初のレコードの タイム・スタンプです。

ビューのコンテンツ

ログ・ビューに表示されるコンテンツ・ソースを 制御します。

システム出力

System.out 出力ストリームに記録されたコンテンツ がログ・ビューに含まれることを指定します。

システム・エラー

System.err 出力ストリームに記録されたコンテンツ がログ・ビューに含まれることを指定します。

ログおよびトレース

ログ・レコードおよびトレース・レコードがログ・ビューに 含まれることを指定します。

最小レベルまたは最大レベルを含むよう、ログおよびトレースの項目をさらに細かく 指定できます。例えば特定のレベルのトレースのみが表示されるよう、 最大と最小の両方を指定することもできます。「ログおよびトレース」が 選択されていない場合、どの重大度のログ・レコードもトレース・レコードも表示されません。

ログおよびトレースのフィルター処理の例を以下に示します。
  • 「ログおよびトレース」を選択し、「最小レベル」フィールドと「最大レベル」フィールドをクリア すると、ログ・ビューには、すべてのログ・レベルまたはトレース・レベルのレコード が表示されます。
  • 「ログおよびトレース」を選択し、最小レベルを WARNING に設定 すると、ログ・ビューには、レベルが WARNING、FATAL、または SEVERE の ログ・レコードが表示されます。
  • 「ログおよびトレース」を選択し、最大レベルを FINE に設定すると、 ログ・ビューには、レベルが FINE、FINER、または FINEST のトレース・レコード が表示されます。
  • 「ログおよびトレース」を選択し、最小レベルを DETAIL に、 最大レベルを AUDIT に設定すると、ログ・ビューには、 レベルが DETAIL、CONFIG、INFO、または AUDIT のログ・レコードが表示されます。

フィルタリング

どのレコードがログ・ビューに包含され、どのレコードがログ・ビューから除外 されるのかを制御します。

このセクションにあるすべてのフィルターで、コロン (:) を分離文字として使用して、複数の 項目を指定できます。正規表現文字の制限されたセットを 使用できます。詳細については、コンソール資料を参照してください。複数のフィルター設定が 指定されている場合、ログ・ビューにレコードが表示されるには、それらのフィルター条件がすべて true でなければなりません。

包含ロガー

ログ・ビューに含めるレコードのロガーのリストを 指定します。

除外ロガー

ログ・ビューから除外するレコードのロガーのリストを 指定します。

メッセージの内容

ログ・ビューに含まれる各レコードに組み込まれている必要があるメッセージ内容を 指定します。

イベントのタイミング

どのレコードがログ・ビューに表示されるのかを、 開始日時と終了日時に基づいて制御します。

開始

レコード作成時刻がこれ以降の場合のみログ・ビューに レコードが表示される時刻を指定します。

時刻は、24 時間クロックを使用して HH:mm:ss.SSS で指定する必要があります。「開始」値が指定されていない場合、デフォルト値 00:00:00.000 が使用されます。
  • HH は時を表します。有効な値は 0 から 23 です。
  • mm は分を表します。有効な値は 0 から 59 です。
  • ss は秒を表します。有効な値は 0 から 59 です。
  • SSS はミリ秒を表します。 有効な値は 000 から 999 です。

日付 (最初のオカレンス)

レコード作成日がこれ以降の場合のみログ・ビューに レコードが表示される日付を指定します。

終了

レコード作成時刻がこれ以前の場合のみログ・ビューに レコードが表示される時刻を指定します。

時刻は、24 時間クロックを使用して HH:mm:ss.SSS で指定する必要があります。「終了」値が指定されていない場合、デフォルト値 23:59:59.999 が使用されます。
  • HH は時を表します。有効な値は 0 から 23 です。
  • mm は分を表します。有効な値は 0 から 59 です。
  • ss は秒を表します。有効な値は 0 から 59 です。
  • SSS はミリ秒を表します。 有効な値は 000 から 999 です。

日付 (2 番目のオカレンス)

レコード作成日がこれ以前の場合のみログ・ビューに レコードが表示される日付を指定します。


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