メンバーを別のコア・グループに移動する場合は、個々のプロセスはそれぞれ 1 つのコア・グループのメンバーにしかなれないこと、および所定のクラスターのすべてのメンバーは同一のコア・グループに属する必要があることに注意してください。
始める前に
- トピック『コア・グループ (高可用性ドメイン)』の内容を確認します。
- 移動するコア・グループのメンバー、およびその移動先のコア・グループを決定します。
- 1 つのクラスター・メンバーを移動すると、そのクラスターの他のすべてのメンバーが、新しいコア・グループに自動的に再配置されます。
このタスクについて
以下のような場合、1 つ以上のコア・グループ・メンバーを移動する必要があります。
- 新規に作成されたコア・グループを取り込む場合。
- 既存のコア・グループを再バランスする場合。
アプリケーション・サーバー、
デプロイメント・マネージャー、ノード・エージェントを移動するための手順は、若干異なります。移動する対象 (アプリケーション・サーバー、デプロイメント・マネージャー、またはノード・エージェント) に応じて、以下のいずれかのステップを完了します。
トラブルの回避 (Avoid trouble): 一般的に、デプロイメント・マネージャーは移動する必要がありません。
gotcha
手順
- 1 つ以上のアプリケーション・サーバーを別のコア・グループに移動します。
- 移動するアプリケーション・サーバーを停止します。
- 管理コンソールで、とクリックして、トポロジーにコア・グループのリストを表示します。
- 移動するアプリケーション・サーバーを含んでいるコア・グループの名前をクリックします。
- このコア・グループの構成パネルで、「追加プロパティー」の下の
「コア・グループ・サーバー」をクリックして、このコア・グループのメンバー・リストを
表示します。 このリストには、このコア・グループのメンバーであるアプリケーション・サーバー、
ノード・エージェント、デプロイメント・マネージャーがすべて含まれています。
- 「選択」列で、新しいコア・グループに移動するアプリケーション・サーバーを選択します。
選択したアプリケーション・サーバーの移動先となるターゲット・コア・グループは、1 つしか指定できません。
このリストのアプリケーション・サーバーの一部を他の複数のコア・グループに移動する
必要がある場合は、コア・グループごとに、このステップと次のステップを
繰り返す必要があります。
- 「移動」をクリックします。 管理コンソール・パネルが表示されます。このパネルには、
移動を選択したアプリケーション・サーバーと、そのアプリケーション・サーバーが現在所属している
コア・グループがリストされています。
- アプリケーション・サーバーの移動先となるコア・グループを選択します。 「移動先コア・グループ」のプルダウンに、システムで使用可能な
コア・グループがリストされます。
- 「適用」をクリックしてから、「保存」をクリックします。
- をクリックし、実行中のノードをすべて選択してから「同期化」をクリックして、実行中のすべてのノードで構成変更を同期化します。
- 移動したアプリケーション・サーバーを再始動します。
- 1 つ以上のノード・エージェントを別のコア・グループに移動します。
- 移動するノード・エージェントを停止します。
- 管理コンソールで、とクリックして、トポロジーにコア・グループのリストを表示します。
- 移動するノード・エージェントを含んでいるコア・グループの名前をクリックします。
- このコア・グループの構成パネルで、「追加プロパティー」の下の
「コア・グループ・サーバー」をクリックして、このコア・グループのメンバー・リストを
表示します。 このリストには、このコア・グループのメンバーであるアプリケーション・サーバー、
ノード・エージェント、デプロイメント・マネージャーがすべて含まれています。
- 「選択」列で、新しいコア・グループに移動するノード・エージェントを選択します。
選択したノード・エージェントの移動先となるターゲット・コア・グループは、1 つしか指定できません。
このリストのノード・エージェントの一部を他の複数のコア・グループに移動する
必要がある場合は、コア・グループごとに、このステップと次のステップを
繰り返す必要があります。
- 「移動」をクリックします。 パネルが表示されます。このパネルには、
移動を選択したノード・エージェントと、そのノード・エージェントが現在所属している
コア・グループがリストされています。
- ノード・エージェントの移動先となるコア・グループを選択します。 「移動先コア・グループ」のプルダウンに、システムで使用可能な
コア・グループがリストされます。
- 「適用」をクリックしてから、「保存」をクリックします。
- profile_root/node_agent_profile/bin ディレクトリーで syncNode コマンドを
発行して、更新済みの構成をノードに手動で同期します。
トラブルの回避 (Avoid trouble): この同期は、移動したノード・エージェントを再始動する前に実行する必要があります。
gotcha
- 移動したノード・エージェントを再始動します。
- デプロイメント・マネージャーを別のコア・グループに移動します。
- デプロイメント・マネージャーを停止します。
- デプロイメント・マネージャー・プロファイルの下でローカル・モードのスクリプト・セッションを開始します。 profile_root/deployment_manager_profile/bin ディレクトリーから、以下のコマンドを使用します。
wsadmin –conntype NONE –lang jython
- ローカル・モードのスクリプト・セッションで、デプロイメント・マネージャーを移動します。 次のコマンドを使用します。
AdminTask.moveServerToCoreGroup("-source <source_Core_Group> - target <target_Core_Group> -nodeName <node_name> -serverName <server_name>")
- 構成の変更を保存します。 次のコマンドを使用します。
AdminConfig.save()
- デプロイメント・マネージャーを再始動します。
- をクリックし、実行中のノードをすべて選択してから「同期化」をクリックして、実行中のすべてのノードで構成変更を同期化します。
タスクの結果
再始動がすべて完了すると、移動したアプリケーション・サーバー、
ノード・エージェント、デプロイメント・マネージャーはすべて、それぞれ新しいコア・グループに属しているはずです。
次のタスク
- サーバーが正しいコア・グループに属しているか検査できます。
それぞれのコア・グループごとに管理コンソールで、とクリックし、表示されたコア・グループ・メンバーのリストを確認します。
- コア・グループのいずれかが互いに通信する必要がある場合、コア・グループ・ブリッジを設定できます。
詳しくは、『コア・グループ・ブリッジ・サービスを使用したコア・グループ通信』トピックを参照してください。