SIP コンテナーのカスタム・プロパティー

以下のカスタム・プロパティーをセッション開始プロトコル (SIP) コンテナーの構成設定に追加できます。

特定の SIP コンテナーのカスタム・プロパティーを指定するには、カスタム・プロパティーのページへナビゲートしてから、カスタム・プロパティーの値を指定します。
重要: カスタム・プロパティーは、構成のプライマリー・メソッドとして サポートされます。そのため、カスタム・プロパティーが設定されており、管理コンソール内でそれに対応する設定を行う場合は、カスタム・プロパティー値が使用されます。
  1. 管理コンソールで、「サーバー」>「サーバー・タイプ」>「WebSphere Application Servers」>server_name」と展開して、サーバーの構成タブを開きます。
  2. 「コンテナー設定」「SIP コンテナー設定」 を展開し、「SIP コンテナー」 をクリックします。
  3. 「追加プロパティー」で、「カスタム・プロパティー」 > 「新規」を選択します。
  4. 設定ページで、構成するカスタム・プロパティーを「名前」フィールドに入力してから、カスタム・プロパティーの値を「」フィールドに入力します。
  5. 適用」または「OK」をクリックします。
  6. コンソール・タスクバーの「保存」をクリックして、変更した構成を保存します。
  7. サーバーを再始動します。
製品で提供されている SIP コンテナーの次のカスタム・プロパティーを定義することができます。これらのプロパティーは、コンテナーの設定ページには表示されません。

auth.int.enable

ダイジェスト認証の保護の品質 (QOP) auth-int を指定します。 ダイジェスト認証は、2 つのタイプの QOP auth および auth-int を定義します。 デフォルトでは、auth が使用されています。このカスタム・プロパティーが True に設定されているとき、最高水準の保護である auth-int QOP が使用されます。

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データ型 ストリング
デフォルト False

com.ibm.sip.sm.lnm.size

アプリケーション・サーバーの論理名の数を指定します。 SIP セッションなどの複製できる各 SIP オブジェクトは、論理名に関連しています。 同じ論理名のすべてのオブジェクトは、同じバックアップ・コンテナーに複製されます。 プロキシーは、メッセージにある論理名を使用して、メッセージを正しいコンテナーに送付できます。 値は 1 より大きくなければなりません。

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データ型 ストリング
デフォルト 10

com.ibm.webspehere.sip.security.digest.ldap.cachecleanperiod

クリーンな Lightweight Directory Access Protocol(LDAP) キャッシュ時間を分単位で指定します。

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データ型 ストリング
デフォルト 120

com.ibm.websphere.sip.security.tai.usercachecleanperiod

クリーンなセキュリティー・サブジェクトのキャッシュ時間を分単位で指定します。

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データ型 ストリング
デフォルト 15

com.ibm.ws.sip.key.set

SIP フロー・トークン・セキュリティーで使用するキーを指定します。 このプロパティーに値が指定されている場合、SIP フロー・トークン・セキュリティーは 自動的に使用可能になります。

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データ型 ストリング
デフォルト デフォルト値はありません

com.ibm.ws.sip.tai.DisableSIPBasicAuth

SIP の基本的な認証を許可するかどうかを指定します。

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データ型 ストリング
デフォルト False

comma.separated.headers

ヘッダー・フィールドの値を区切る方法および出力メッセージをシリアライズする方法を、SIP コンテナーに対して指定します。 各ヘッダー値が別々の行に配置されるように、またはヘッダー値がコンマで区切って同じ行に配置されるように、いずれかの行区切りでヘッダー・フィールド値の区切りを指定できます。 ヘッダーの区切りが重要となるのは、独自のヘッダー拡張の形式が SIP コンテナーで正しく認識されない場合です。 この場合は、非標準のヘッダーの構文解析とシリアライズの方法をコンテナーが認識できるように追加の構成が必要です。 ヘッダーの区切りは、個々のヘッダーを複数の行に分離するかコンマで区切ることにより、出力メッセージの標準ヘッダーおよびヘッダー拡張をフォーマット設定して、より読みやすくしたり、メッセージのサイズをコンパクトにすることに役立ちます。

このカスタム・プロパティーは、拡張ヘッダー・フィールドの構文解析、および標準ヘッダー・フィールドと拡張ヘッダー・フィールドの両方のシリアライゼーションに影響を与えます。

SIP コンテナーのデフォルトの動作は、まず行区切りを使用するためにすべての拡張ヘッダー・フィールドを構文解析し、次に、行区切りを使用するためにすべてのヘッダー・フィールドをシリアライズします (ただし、コンマで区切るように指定された一連のヘッダー・フィールドは除きます)。

このカスタム・プロパティーの値の構文を次に示します。
header_name_1:on/off/in/out,header_name_2:on/off/in/out,...header_name_n:on/off/in/out
ヘッダー名のエレメント数は 1 つ以上であり、処理が変更中であるヘッダーの名前を反映しています。 :on/off/in/out の指定はオプションです。指定しない場合、値はデフォルトで on に設定されます。ヘッダー・エントリーごとに 1 つのみオプションの値を指定します。 各値の定義を次に示します。
  • On - インバウンド・メッセージとアウトバウンド・メッセージの両方で、ヘッダー値をコンマで区切ることを指定します。
  • Off - インバウンド・メッセージとアウトバウンド・メッセージの両方で、ヘッダー値を行で区切ることを指定します。
  • In - ヘッダー値をインバウンド・メッセージではコンマで区切り、アウトバウンド・メッセージでは行で区切ることを指定します。
  • Out - ヘッダー値をインバウンド・メッセージでは行で区切り、アウトバウンド・メッセージではコンマで区切ることを指定します。
また、特別なワイルドカード値 * を使用するように header_name を指定することもできます (これは、このカスタム・プロパティー設定がすべてのヘッダーに適用されることを意味します)。

アプリケーション・サーバーの初期化時に comma.separated.headers カスタム・プロパティーが設定されていた場合は、 カスタム・プロパティー値が構文解析される前に、このカスタム・プロパティーに指定された値がデフォルト値に追加されます。 カスタム・プロパティー値に重複した項目があり、定義が競合している場合は、カスタム・プロパティー値の最後の定義が使用されます。 ヘッダー・フィールド名として * を指定すると、デフォルトの区切りが適用され、以前の定義がすべてオーバーライドされます。

例えば、comma.separated.headers カスタム・プロパティーに *:off,My-Header-Field:on を設定すると、次の SIP コンテナー・ストリング値が生成されます。
Accept,Accept-Encoding,Accept-Language,Allow,In-Reply-To,Proxy-Require,Require,Supported,Unsupported,*:off,My-Header-Field:on
この設定により、デフォルトを含めたすべてのヘッダー・フィールドが行で区切られます (ただし、コンマで区切られる My-Header-Field は除きます)。
  • インバウンド・メッセージの構文解析、およびアウトバウンド・メッセージのネットワークへのシリアライズのために header1 をコンマで区切り、header2 を行で区切ることを指定するには、次の comma.separated.headers カスタム・プロパティー値を使用します。
    comma.separated.headers=header1:on,header2:off 
    このシナリオでは、SIP メッセージが次の値と共に受信されたとします。
    header1: aaa, bbb,ccc
    header2: aaa, bbb,ccc
    この場合、header1 は、次のように、 名前が同じで aaa, bbb, ccc の各値を持つ、3 つに区切られたヘッダーとして構文解析されます。
    header1: aaa
    header1: bbb
    header1: ccc
    header2 は、aaa, bbb, ccc の各値をコンマで区切った 1 つのストリングとして構文解析されます。
    SIP コンテナーがネットワークへのメッセージをシリアライズまたは送信するときに、アプリケーションが値 aaa, bbb, ccc を各ヘッダーに追加した場合、header1 に対しては出力メッセージは以下のようにシリアライズされます。
    header1: aaa, bbb,ccc
    header2 は、次のようにシリアライズされます。
    header2: aaa
    header2: bbb
    header2: ccc
  • header1 を、着信メッセージを構文解析するときはコンマで区切り、出力メッセージをシリアライズするときは行で区切り、さらに、header2 を、着信メッセージを構文解析するときは行で区切り、出力メッセージをシリアライズするときはコンマで区切ることを指定するには、次の comma.separated.headers カスタム・プロパティー値を使用します。
    comma.separated.headers=header1:in,header2:out 
    このシナリオでは、SIP メッセージが次の値と共に受信されたとします。
    header1: aaa, bbb,ccc
    header2: aaa, bbb,ccc
    この場合、header1 は、次のように、 名前が同じで aaa, bbb, ccc の各値を持つ、3 つに区切られたヘッダーとして構文解析されます。
    header1: aaa
    header1: bbb
    header1: ccc
    header2 は、aaa, bbb, ccc の各値をコンマで区切った 1 つのストリングとして構文解析されます。
    SIP コンテナーがネットワークへのメッセージをシリアライズするときに、アプリケーションが値 aaa, bbb, ccc を各ヘッダーに追加した場合、header1 に対しては出力メッセージは以下のようにシリアライズされます。
    header1: aaa
    header1: bbb
    header1: ccc
    header2 は、次のようにシリアライズされます。
    header2: aaa, bbb, ccc
  • 着信メッセージの構文解析、およびネットワークへの出力メッセージのシリアライズのために、すべてのヘッダーを行で区切ることを指定するには、次の comma.separated.headers カスタム・プロパティー値を使用します。
    comma.separated.headers=*:in 

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データ型 ストリング
デフォルト Accept,Accept-Encoding,Accept-Language,Allow,In-Reply-To,Proxy-Require,Require,Supported,Unsupported

DigestPasswordServerClass

サポートされているユーザー・レジストリーのタイプを指定します (LDAP 以外)。LDAP ユーザー・レジストリーなしで DigestTAI を構成するには、以下のステップを実行します。

  1. 次のインターフェースを実装するクラスを作成します。com.ibm.ws.sip.security.digest.DigestPasswordServer
  2. 次のプロパティーを SIP コンテナーのカスタム・プロパティーに追加します。
    • Default LdapPasswordServer
  3. impl クラスで宣言されたすべてのユーザーが、製品セキュリティーのユーザー・レジストリー構成で宣言されることを確認してください。
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データ型 ストリング
デフォルト impl

disable.failover.suicide

SIP フェイルオーバー・メカニズムがアクティブかどうかを指定します。 このメカニズムがアクティブの場合、SIP コンテナーは、すべてのプロキシー接続がダウンしていることを検出した時点で、自身をシャットダウンします。 このプロパティーを true に設定した場合、SIP フェイルオーバー・メカニズムが使用不可になり、すべてのプロキシー・サーバー接続がダウンしている場合でも、SIP コンテナーは自身をシャットダウンしません。

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データ型 ストリング
デフォルト false

enable.system.headers.modify

アプリケーションに、それ以外の場合は制限されたヘッダーにアクセスがあるかどうかを指定します。

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データ型 ストリング
デフォルト False

end.of.service.replication

siplet のスレッドの終了間近まで、変更をバッファーに入れるかどうかを指定します。この値を true に設定すると、siplet のスレッドが終了する直前まで、各変更はバッファーに入れられます。

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データ型 ブール
デフォルト true

ignore.ucf.messages.from.proxy

UCF 経由のプロキシー検出を使用不可にすることを指定します。これにより、SIP コンテナーは、UCF 経由で到着する SIP プロキシー・メッセージを listen しません。 このプロパティーを true に設定すると、 SIP 始動メッセージ (フロントエンド・プロキシー・サーバーが稼働中であることを示す) と、 SIP プロキシー・サーバーと SIP コンテナー間の SIP 通信ラインの正常性をモニターする SIP メッセージだけが、 SIP プロキシー・サーバーとの通信のモニターに使用されます。

DMZ にインストールされているプロキシー・サーバーを使用している場合は、DMZ にインストールされているプロキシー・サーバーに対して、UCF 経由で到着したメッセージが信頼できないため、このプロパティーを true に設定してください。

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データ型 ストリング
デフォルト false

immediate.replication

各変更を即時にデータ複製サービスに送信するかどうかを指定します。このプロパティーを true に設定した場合、SIP 以外のコンテナー・スレッドから複製が発行されると、即時にその複製が呼び出し側スレッドで実行されます。このプロパティーを false に設定した場合、変更はバッファーに入れられ、すべての変更が完了するまで複製は作成されません。

このプロパティーを true に設定すると、パフォーマンスに悪影響を与える可能性があります。

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データ型 ブール
デフォルト false

javax.servlet.sip.ar.dar.configuration

デフォルトのアプリケーション・ルーター (DAR) プロパティー・ファイルの場所を指定します。このプロパティー・ファイルでは、JSR 289 仕様の付録 C で説明されているように、アプリケーション・ルーターがアプリケーションに SIP 要求を送信する順序が定義されています。

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データ型 ストリング
デフォルト Null

javax.servlet.sip.ar.spi.SipApplicationRouterProvider

JSR 289 仕様のセクション 15.4.2 で説明されている、カスタム・アプリケーション・ルーターの実装の完全修飾クラス名を指定します。カスタム・アプリケーション・ルーターの実装クラスは、アプリケーション・ルーターが SIP 要求をアプリケーションに送信する順序を定義しています。

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データ型 ストリング
デフォルト Null

javax.sip.bind.retries

サーバーの始動時に別のプロセスが SIP ポートを使用中の場合、SIP チャネルの開始の試行間隔の時間をミリ秒単位で指定します。

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データ型 ストリング
デフォルト 60

javax.sip.bind.retry.delay

サーバーの始動時に別のプロセスが SIP ポートを使用中の場合、SIP チャネルの開始の試行間隔の遅延をミリ秒単位で指定します。

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データ型 ストリング
デフォルト 5000

javax.sip.detect.pre.escaped.params

アプリケーションにより事前にエスケープされた URI パラメーターを、コンテナーが再エスケープするのを防止するどうかを指定します。

このプロパティーを使用可能にすると、javax.servlet.sip.SipFactory.createURI() パラメーターおよび javax.servlet.sip.SipURI.setParameter() パラメーターを呼び出す際に、アプリケーションが URI パラメーターのエスケープをより詳細に制御できるようになります。

デフォルトでは、コンテナーは RFC 3261 25.1 仕様に従ってエンコードする必要のある文字のみエスケープします。 ただし、場合によっては、他の文字のエスケープが必要になることがあります。 JSR 116 (5.2.1) 仕様の制限のため、アプリケーションはアプリケーション自体のエスケープを実行できません。この制限のために、アプリケーションが URI パラメーターのエンコードをしようとすると、コンテナーが % 記号を再エンコードします。 このプロパティーの値が true に設定されている場合、コンテナーは % 記号を再エンコードできません。

値を true に設定することは、JSR 116 (5.2.1) 仕様に準拠しませんが、アプリケーションは URI パラメーターのエスケープをさらに制御できるようになります。APAR PK37192 では、問題および次善策を説明します。

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データ型 ストリング
デフォルト False

javax.sip.force.connection.reuse

アウトバウンド要求に対して、インバウンド接続の再使用を強制するかどうかを指定します。 このカスタム・プロパティーは、TCP プロトコル (TCP) およびトランスポート層セキュリティー (TLS) など、ストリーム・トランスポートにのみ関連があります。 このプロパティーを使用不可にすると、同じピア・アドレスに既存の接続が既に確立されていても、コンテナーがアウトバウンド要求への別個の接続を作成することがあります。 インバウンド要求の Via ヘッダー上部に別名パラメーターがあると、接続は自動的に再使用されます。 (http://www.ietf.org/internet-drafts/draft-ietf-sip-connect-reuse-07.txt)

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データ型 ストリング
デフォルト False
非推奨の機能 (Deprecated feature) 非推奨の機能 (Deprecated feature): このカスタム・プロパティーは推奨されません。 バージョン 7.0 とバージョン 6.x のプロセスが混合しているコア・グループを 1 つ以上含んでいる混合セル環境で実行しているのでない限り、このカスタム・プロパティーは使用しないでください。depfeat
混合バージョン環境 (Mixed-version environment) 混合バージョン環境 (Mixed-version environment): 混合セル環境で実行しており、バージョン 7.0 とバージョン 6.x のプロセスが混合しているコア・グループを使用している場合は、このカスタム・プロパティーを使用し続ける必要があります。mixv

javax.sip.hide.message.body

ログのメッセージ内容を非表示に指定します。このプロパティーの値を true に設定すると、 ログ・ファイルに出力された SIP メッセージからメッセージの本文テキストが除去されます。このプロパティーは、ログ・ファイル内のメッセージの表示にのみ影響します。

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データ型 ストリング
デフォルト False
非推奨の機能 (Deprecated feature) 非推奨の機能 (Deprecated feature): このカスタム・プロパティーは推奨されません。 バージョン 7.0 とバージョン 6.x のプロセスが混合しているコア・グループを 1 つ以上含んでいる混合セル環境で実行しているのでない限り、このカスタム・プロパティーは使用しないでください。depfeat
混合バージョン環境 (Mixed-version environment) 混合バージョン環境 (Mixed-version environment): 混合セル環境で実行しており、バージョン 7.0 とバージョン 6.x のプロセスが混合しているコア・グループを使用している場合は、このカスタム・プロパティーを使用し続ける必要があります。mixv

javax.sip.hide.message.headers

ログ・ファイルで、指定したメッセージ・ヘッダー・フィールド名を非表示にします。このプロパティーの値は、ヘッダー・フィールド名をコンマで区切ったリストで、これらのフィールド名はログ・ファイルに出力された SIP メッセージから除去される名前です。 このプロパティーは、ログ・ファイル内のメッセージの表示にのみ影響します。

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データ型 ストリング
デフォルト なし

javax.sip.hide.request.uri

ログ・ファイル内の要求 URI を非表示にするよう指定します。 このプロパティーの値を true に設定すると、 ログ・ファイルに出力された SIP メッセージから要求 URI が除去されます。このプロパティーは、ログ・ファイル内のメッセージの表示にのみ影響します。

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データ型 ブール
デフォルト False

javax.sip.OUTBOUND_PROXY

すべてのアウトバウンド SIP メッセージを転送するための修正アドレスを指定します。 フォーマットは address:port/transport (1.2.3.4:5065/tcp など) です。

注: コンテナーがアプリケーション・サーバー SIP プロキシーを介して動作する場合、このプロパティーを使用しないでください。
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データ型 ストリング
デフォルト null
非推奨の機能 (Deprecated feature) 非推奨の機能 (Deprecated feature): このカスタム・プロパティーは推奨されません。 バージョン 7.0 とバージョン 6.x のプロセスが混合しているコア・グループを 1 つ以上含んでいる混合セル環境で実行しているのでない限り、このカスタム・プロパティーは使用しないでください。depfeat
混合バージョン環境 (Mixed-version environment) 混合バージョン環境 (Mixed-version environment): 混合セル環境で実行しており、バージョン 7.0 とバージョン 6.x のプロセスが混合しているコア・グループを使用している場合は、このカスタム・プロパティーを使用し続ける必要があります。mixv

javax.sip.PATH_MTU

アウトバウンドのユーザー・データグラム・プロトコル (UDP) 要求の最大送信単位をバイト単位で指定します。 SIP スタックは、UDP チャネルで要求を送信する前に、要求のサイズを測ります。 PATH_MTU-200 に指定された値 (デフォルトでは 1300 バイト) よりも要求が大きい場合、トランスポートは、送信前に UDP から TCP に切り替わります。UDP チャネルでより大きな要求を送信するにはこの値を大きくしますが、メッセージが切り捨てられたり、除去されたりすることがあります。詳しくは、RFC 3261-18.1.1 仕様書を参照してください。

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データ型 ストリング
デフォルト 1500
非推奨の機能 (Deprecated feature) 非推奨の機能 (Deprecated feature): このカスタム・プロパティーは推奨されません。 バージョン 7.0 とバージョン 6.x のプロセスが混合しているコア・グループを 1 つ以上含んでいる混合セル環境で実行しているのでない限り、このカスタム・プロパティーは使用しないでください。depfeat
混合バージョン環境 (Mixed-version environment) 混合バージョン環境 (Mixed-version environment): 混合セル環境で実行しており、バージョン 7.0 とバージョン 6.x のプロセスが混合しているコア・グループを使用している場合は、このカスタム・プロパティーを使用し続ける必要があります。mixv

javax.sip.quoted.parameters

値を引用符で囲む必要のあるヘッダー・パラメーターのリスト (デフォルトのリストに対し変更または追加を行うもの) を指定します。

このプロパティー値の形式は、以下のようなコンマ区切りのリストです。
parameter_name[=off]
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データ型 ストリング
デフォルト off
以下に、引用符を必要とするデフォルト・パラメーターのリストを示します。
  • actor
  • application
  • audio
  • automata
  • class
  • cnonce
  • control
  • data
  • description
  • ドメイン
  • duplex
  • イベント
  • extensions
  • isfocus
  • language
  • メソッド
  • mobility
  • nextnonce
  • nonce
  • opaque
  • priority
  • qop
  • realm
  • 応答
  • rspauth
  • schemes
  • テキスト
  • type
  • uri
  • username
  • video

javax.sip.stat.report.interval

system.out ファイルにディスパッチ統計およびタイマー統計を報告する時間をミリ秒単位で指定します。 値ゼロは報告がないことを示します。

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データ型 ストリング
デフォルト 0

javax.sip.trace.msg.in

着信メッセージを system.out ファイルに出力するかどうかを指定します。

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データ型 ストリング
デフォルト False

javax.sip.trace.msg.out

アウトバウンド・メッセージを system.out ファイルに出力するかどうかを指定します。

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データ型 ストリング
デフォルト False

javax.sip.transaction.invite.auto100

100 Trying 応答で、要求の送信勧誘に自動的に応答するかどうかを指定します。このプロパティーを使用不可にすると、再送信の送信勧誘の数が増える可能性があります。

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データ型 ストリング
デフォルト true
非推奨の機能 (Deprecated feature) 非推奨の機能 (Deprecated feature): このカスタム・プロパティーは推奨されません。 バージョン 7.0 とバージョン 6.x のプロセスが混合しているコア・グループを 1 つ以上含んでいる混合セル環境で実行しているのでない限り、このカスタム・プロパティーは使用しないでください。depfeat
混合バージョン環境 (Mixed-version environment) 混合バージョン環境 (Mixed-version environment): 混合セル環境で実行しており、バージョン 7.0 とバージョン 6.x のプロセスが混合しているコア・グループを使用している場合は、このカスタム・プロパティーを使用し続ける必要があります。mixv

javax.sip.transaction.timer.a

RFC 3261 仕様に従って、タイマー A の送信勧誘要求を再送信するまでの時間をミリ秒単位で指定します (UDP 向けのみ)。このプロパティーは、送信勧誘クライアント・トランザクションに関連しています。

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データ型 ストリング
デフォルト javax.sip.transaction.timer.t1
非推奨の機能 (Deprecated feature) 非推奨の機能 (Deprecated feature): このカスタム・プロパティーは推奨されません。 バージョン 7.0 とバージョン 6.x のプロセスが混合しているコア・グループを 1 つ以上含んでいる混合セル環境で実行しているのでない限り、このカスタム・プロパティーは使用しないでください。depfeat
混合バージョン環境 (Mixed-version environment) 混合バージョン環境 (Mixed-version environment): 混合セル環境で実行しており、バージョン 7.0 とバージョン 6.x のプロセスが混合しているコア・グループを使用している場合は、このカスタム・プロパティーを使用し続ける必要があります。mixv

javax.sip.transaction.timer.b

RFC 3261 仕様に従って、送信勧誘クライアント・トランザクション・タイムアウトのタイマー (タイマー B) の時間をミリ秒単位で指定します。

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データ型 ストリング
デフォルト 64*javax.sip.transaction.timer.t1
非推奨の機能 (Deprecated feature) 非推奨の機能 (Deprecated feature): このカスタム・プロパティーは推奨されません。 バージョン 7.0 とバージョン 6.x のプロセスが混合しているコア・グループを 1 つ以上含んでいる混合セル環境で実行しているのでない限り、このカスタム・プロパティーは使用しないでください。depfeat
混合バージョン環境 (Mixed-version environment) 混合バージョン環境 (Mixed-version environment): 混合セル環境で実行しており、バージョン 7.0 とバージョン 6.x のプロセスが混合しているコア・グループを使用している場合は、このカスタム・プロパティーを使用し続ける必要があります。mixv

javax.sip.transaction.timer.cancel

RFC 3261 9.1 仕様に従って、キャンセル済みトランザクションを完了する前に、タイマーがキャンセル済みクライアント・トランザクションを進行中の状態に保持する時間をミリ秒単位で指定します。 このプロパティーは、送信勧誘クライアント・トランザクションに関連しています。

通知
データ型 ストリング
デフォルト 64*javax.sip.transaction.timer.t1

javax.sip.transaction.timer.d

RFC 3261 仕様に従って、タイマー D の送信勧誘応答を再送信するまでの待機時間をミリ秒単位で指定します。 このプロパティーは、送信勧誘クライアント・トランザクションに関連しています。

通知
データ型 ストリング
デフォルト 32000
非推奨の機能 (Deprecated feature) 非推奨の機能 (Deprecated feature): このカスタム・プロパティーは推奨されません。 バージョン 7.0 とバージョン 6.x のプロセスが混合しているコア・グループを 1 つ以上含んでいる混合セル環境で実行しているのでない限り、このカスタム・プロパティーは使用しないでください。depfeat
混合バージョン環境 (Mixed-version environment) 混合バージョン環境 (Mixed-version environment): 混合セル環境で実行しており、バージョン 7.0 とバージョン 6.x のプロセスが混合しているコア・グループを使用している場合は、このカスタム・プロパティーを使用し続ける必要があります。mixv

javax.sip.transaction.timer.e

RFC 3261 仕様に従って、タイマー E の初期の非送信勧誘要求を再送信するまでの時間をミリ秒単位で指定します (UDP 向けのみ)。 このプロパティーは、非送信勧誘クライアント・トランザクションに関連しています。

通知
データ型 ストリング
デフォルト javax.sip.transaction.timer.t1
非推奨の機能 (Deprecated feature) 非推奨の機能 (Deprecated feature): このカスタム・プロパティーは推奨されません。 バージョン 7.0 とバージョン 6.x のプロセスが混合しているコア・グループを 1 つ以上含んでいる混合セル環境で実行しているのでない限り、このカスタム・プロパティーは使用しないでください。depfeat
混合バージョン環境 (Mixed-version environment) 混合バージョン環境 (Mixed-version environment): 混合セル環境で実行しており、バージョン 7.0 とバージョン 6.x のプロセスが混合しているコア・グループを使用している場合は、このカスタム・プロパティーを使用し続ける必要があります。mixv

javax.sip.transaction.timer.f

RFC 3261 仕様に従って、非送信勧誘トランザクション・タイムアウトのタイマー (タイマー F) の時間をミリ秒単位で指定します。 このプロパティーは、非送信勧誘クライアント・トランザクションに関連しています。

通知
データ型 ストリング
デフォルト 64*javax.sip.transaction.timer.t1
非推奨の機能 (Deprecated feature) 非推奨の機能 (Deprecated feature): このカスタム・プロパティーは推奨されません。 バージョン 7.0 とバージョン 6.x のプロセスが混合しているコア・グループを 1 つ以上含んでいる混合セル環境で実行しているのでない限り、このカスタム・プロパティーは使用しないでください。depfeat
混合バージョン環境 (Mixed-version environment) 混合バージョン環境 (Mixed-version environment): 混合セル環境で実行しており、バージョン 7.0 とバージョン 6.x のプロセスが混合しているコア・グループを使用している場合は、このカスタム・プロパティーを使用し続ける必要があります。mixv

javax.sip.transaction.timer.g

RFC 3261 仕様に従って、タイマー G の初期の送信勧誘応答を再送信するまでの時間をミリ秒単位で指定します。 このプロパティーは、送信勧誘サーバー・トランザクションに関連しています。

通知
データ型 ストリング
デフォルト javax.sip.transaction.timer.t1
非推奨の機能 (Deprecated feature) 非推奨の機能 (Deprecated feature): このカスタム・プロパティーは推奨されません。 バージョン 7.0 とバージョン 6.x のプロセスが混合しているコア・グループを 1 つ以上含んでいる混合セル環境で実行しているのでない限り、このカスタム・プロパティーは使用しないでください。depfeat
混合バージョン環境 (Mixed-version environment) 混合バージョン環境 (Mixed-version environment): 混合セル環境で実行しており、バージョン 7.0 とバージョン 6.x のプロセスが混合しているコア・グループを使用している場合は、このカスタム・プロパティーを使用し続ける必要があります。mixv

javax.sip.transaction.timer.h

RFC 3261 仕様に従って、タイマー H の肯定応答 (ACK) 受信の待機時間をミリ秒単位で指定します。 このプロパティーは、送信勧誘サーバー・トランザクションに関連しています。

通知
データ型 ストリング
デフォルト 64*javax.sip.transaction.timer.t1
非推奨の機能 (Deprecated feature) 非推奨の機能 (Deprecated feature): このカスタム・プロパティーは推奨されません。 バージョン 7.0 とバージョン 6.x のプロセスが混合しているコア・グループを 1 つ以上含んでいる混合セル環境で実行しているのでない限り、このカスタム・プロパティーは使用しないでください。depfeat
混合バージョン環境 (Mixed-version environment) 混合バージョン環境 (Mixed-version environment): 混合セル環境で実行しており、バージョン 7.0 とバージョン 6.x のプロセスが混合しているコア・グループを使用している場合は、このカスタム・プロパティーを使用し続ける必要があります。mixv

javax.sip.transaction.timer.i

RFC 3261 仕様に従って、タイマー I の ACK を再送信するまでの待機時間をミリ秒単位で指定します。 このプロパティーは、送信勧誘サーバー・トランザクションに関連しています。

通知
データ型 ストリング
デフォルト javax.sip.transaction.timer.t4
非推奨の機能 (Deprecated feature) 非推奨の機能 (Deprecated feature): このカスタム・プロパティーは推奨されません。 バージョン 7.0 とバージョン 6.x のプロセスが混合しているコア・グループを 1 つ以上含んでいる混合セル環境で実行しているのでない限り、このカスタム・プロパティーは使用しないでください。depfeat
混合バージョン環境 (Mixed-version environment) 混合バージョン環境 (Mixed-version environment): 混合セル環境で実行しており、バージョン 7.0 とバージョン 6.x のプロセスが混合しているコア・グループを使用している場合は、このカスタム・プロパティーを使用し続ける必要があります。mixv

javax.sip.transaction.timer.invite.server

タイマーが送信勧誘サーバー・トランザクションを完全な状態に保持する時間をミリ秒単位で指定します。 このタイマーは RFC 仕様では定義されていません。

クライアントが送信勧誘要求を再送信する際に新規のサーバー・トランザクションを作成しないようにするには、送信勧誘の再送信を除去する前に、完了済みサーバー・トランザクションを一定の時間保持します。 このタイマーは、トランザクションが終了状態に変わったときに開始します。 タイマーが完了すると、トランザクションは除去されます。

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データ型 ストリング
デフォルト 32000

javax.sip.transaction.timer.j

RFC 3261 仕様に従って、タイマー J の 非送信勧誘要求を再送信するまでの待機時間をミリ秒単位で指定します。 このプロパティーは、非送信勧誘サーバー・トランザクションに関連しています。

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データ型 ストリング
デフォルト 64*javax.sip.transaction.timer.t1
非推奨の機能 (Deprecated feature) 非推奨の機能 (Deprecated feature): このカスタム・プロパティーは推奨されません。 バージョン 7.0 とバージョン 6.x のプロセスが混合しているコア・グループを 1 つ以上含んでいる混合セル環境で実行しているのでない限り、このカスタム・プロパティーは使用しないでください。depfeat
混合バージョン環境 (Mixed-version environment) 混合バージョン環境 (Mixed-version environment): 混合セル環境で実行しており、バージョン 7.0 とバージョン 6.x のプロセスが混合しているコア・グループを使用している場合は、このカスタム・プロパティーを使用し続ける必要があります。mixv

javax.sip.transaction.timer.k

RFC 3261 仕様に従って、タイマー K の非送信勧誘応答を再送信するまでの待機時間をミリ秒単位で指定します。 このプロパティーは、非送信勧誘クライアント・トランザクションに関連しています。

通知
データ型 ストリング
デフォルト javax.sip.transaction.timer.t4
非推奨の機能 (Deprecated feature) 非推奨の機能 (Deprecated feature): このカスタム・プロパティーは推奨されません。 バージョン 7.0 とバージョン 6.x のプロセスが混合しているコア・グループを 1 つ以上含んでいる混合セル環境で実行しているのでない限り、このカスタム・プロパティーは使用しないでください。depfeat
混合バージョン環境 (Mixed-version environment) 混合バージョン環境 (Mixed-version environment): 混合セル環境で実行しており、バージョン 7.0 とバージョン 6.x のプロセスが混合しているコア・グループを使用している場合は、このカスタム・プロパティーを使用し続ける必要があります。mixv

javax.sip.transaction.timer.non.invite.server

アプリケーションが非送信勧誘要求に応答する、アプリケーション・プログラミング・インターフェース (API) タイマーの時間をミリ秒単位で表示します。 このプロパティーは、非送信勧誘サーバー・トランザクションに関連しています。

このタイマーは RFC 仕様では定義されていません。 アプリケーションが要求の最終応答を生成しない場合、このプロパティーはトランザクションを停止するのに必要です。 タイマーは、要求がスタックに到着したとき始動し、アプリケーションが応答を生成したとき停止します。 タイマーが停止する前に応答が生成されない場合、トランザクションは完了します。

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データ型 ストリング
デフォルト 34000

javax.sip.transaction.timer.t1

RFC 3261 仕様に従って、タイマー T1 の往復ネットワーク遅延時間をミリ秒単位で指定します。値は、一部のタイマーを計算する基本として使用され、クライアント、サーバー、送信勧誘、および非送信勧誘のトランザクションなど、すべてのトランザクション・タイプに関連しています。

通知
データ型 ストリング
デフォルト 500
非推奨の機能 (Deprecated feature) 非推奨の機能 (Deprecated feature): このカスタム・プロパティーは推奨されません。 バージョン 7.0 とバージョン 6.x のプロセスが混合しているコア・グループを 1 つ以上含んでいる混合セル環境で実行しているのでない限り、このカスタム・プロパティーは使用しないでください。depfeat
混合バージョン環境 (Mixed-version environment) 混合バージョン環境 (Mixed-version environment): 混合セル環境で実行しており、バージョン 7.0 とバージョン 6.x のプロセスが混合しているコア・グループを使用している場合は、このカスタム・プロパティーを使用し続ける必要があります。mixv

javax.sip.transaction.timer.t2

RFC 3261 仕様に従って、タイマー T2 の非送信勧誘要求および送信勧誘応答を再送信するまでの最大時間をミリ秒単位で指定します。

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データ型 ストリング
デフォルト 4000
非推奨の機能 (Deprecated feature) 非推奨の機能 (Deprecated feature): このカスタム・プロパティーは推奨されません。 バージョン 7.0 とバージョン 6.x のプロセスが混合しているコア・グループを 1 つ以上含んでいる混合セル環境で実行しているのでない限り、このカスタム・プロパティーは使用しないでください。depfeat
混合バージョン環境 (Mixed-version environment) 混合バージョン環境 (Mixed-version environment): 混合セル環境で実行しており、バージョン 7.0 とバージョン 6.x のプロセスが混合しているコア・グループを使用している場合は、このカスタム・プロパティーを使用し続ける必要があります。mixv

javax.sip.transaction.timer.t4

メッセージがネットワークに残る最大時間をミリ秒単位で指定します。 この値は、RFC 3261 仕様に従って、タイマー T4 用に他のタイマーを計算する際の基本として使用されます。

通知
データ型 ストリング
デフォルト 5000
非推奨の機能 (Deprecated feature) 非推奨の機能 (Deprecated feature): このカスタム・プロパティーは推奨されません。 バージョン 7.0 とバージョン 6.x のプロセスが混合しているコア・グループを 1 つ以上含んでいる混合セル環境で実行しているのでない限り、このカスタム・プロパティーは使用しないでください。depfeat
混合バージョン環境 (Mixed-version environment) 混合バージョン環境 (Mixed-version environment): 混合セル環境で実行しており、バージョン 7.0 とバージョン 6.x のプロセスが混合しているコア・グループを使用している場合は、このカスタム・プロパティーを使用し続ける必要があります。mixv

max.content.length

メッセージの本文の最大 content-length をバイト単位で指定します。

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データ型 ストリング
デフォルト

65536 (64 K バイト)

message.arrival.time.attribute

このプロパティーを true に設定すると、SIP コンテナーによって属性 sip.message.arrival.time が着信メッセージに追加されます。メッセージの到着時間はミリ秒単位です。

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データ型 ストリング
デフォルト true

message.queue.burst.factor

メッセージ・キューのバースト係数を指定します。

バースト係数は、SIP コンテナー管理過負荷保護 (CMOP) が高トラフィックのバーストに対してどれだけ許容されるかを制御します。 メッセージ・キュー・サイズの最大しきい値に達すると、キューは過負荷となります。 キューが過負荷になると、最大メッセージ・キュー・サイズにバースト係数が掛けられ、メッセージを除去しなくてもさらにメッセージの送受信が可能になります。

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データ型 整数
デフォルト 10

number.of.parse.errors.allowed

いくつの構文解析エラーがあったら信頼できる接続を閉じるのかを示す最大許容数を指定します。

  • -1 は、構文解析エラーがあっても、信頼できる接続を閉じないことを示します。
  • 0 は、構文解析エラーがあれば、信頼できる接続を閉じることを示します。
  • 1 は、2 つ以上の構文解析エラーがあれば、信頼できる接続を閉じることを示します。

一般に、(n) は、(n+1) 個の構文解析エラーがあれば、信頼できる接続を閉じることを示します。

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データ型 ストリング
デフォルト 0

on.outgoing.message.replication

siplet が request.send() 呼び出しまたは response.send() 呼び出しを実行するまで、変更をバッファーに入れるかどうかを指定します。この値を true に設定すると、siplet によって request.send() または response.send() 呼び出しが発行されるまで、変更はバッファーに入れられます。

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データ型 ブール
デフォルト false

parse.errors.timer.interval

信頼できる接続ごとの構文解析エラーがカウントされる間隔をミリ秒単位で指定します。

0 以下は、構文解析エラーが、信頼できる接続ごとにグローバルにカウントされることを示します。指定した間隔が終わると、信頼できる接続ごとの構文解析エラーの数は初期化されます。

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データ型 ストリング
デフォルト 0

pmi.time.granularity.of.timer.service

SIP コンテナーがシステム時刻を読み取る頻度を設定するためのタイマー・サービスの時間間隔の細分度を、ミリ秒単位で指定します。

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データ型 整数
デフォルト 10 ミリ秒

pws_atr_name

ユーザーのパスワードを保管する LDAP 属性名を指定します。

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データ型 ストリング
デフォルト userpassword

replicate.with.confirmed.dialog.only

ダイアログが確認されていないときでも、アプリケーション・セッションを複製するかどうかを指定します。 値が false に設定されている場合には、セッションが作成された直後にアプリケーション・セッションが複製されます。 そうでない場合、アプリケーション・セッションは、関連付けられたダイアログが確認されたときにのみ複製されます。

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データ型 ストリング
デフォルト False

sip.container.heartbeat.enabled

SIP コンテナーに対して、SIP ネットワーク停止検出が使用可能かどうかを指定します。 このプロパティーの値が true に設定されている場合は、SIP ネットワーク停止検出を使用すると、SIP プロキシーが SIP コンテナーに対してキープアライブ・メッセージを送信できるようになります。

SIP コンテナーに対して値が false に設定されている場合、このプロパティーは SIP プロキシーに影響を与えません。 ただし、SIP コンテナーに対して値が true に設定されている場合は、キープアライブ・メッセージが SIP コンテナーで応答され、アプリケーションに対して表示されないようにするため、SIP プロキシーに対しても値を true に設定する必要があります。

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データ型 ストリング
デフォルト true

sip.jsr289.parse.address

createRequest() メソッドおよび createAddress() メソッド用に必要な SIP サーブレット仕様 1.1、JSR 289 フォーマットを使用するよう指定します。

移行ユーザーの方へ 移行ユーザーの方へ: JSR 289 API では、アドレス・パラメーターを含む SIP URI の場合、SIP URI を不等号括弧で囲むことが必要になります。 sip.jsr289.parse.address プロパティーのデフォルトの動作は、 JSR 289 に準拠しており、SIP アドレスに属しているかのようにアドレス・パラメーターを正しく解析します。例えば、 プロパティーが false に設定されている場合、SIP アドレス sip:fred@acme.com;param1=1 は、 <sip:fred@acme.com;param1=1> に変換されます。 プロパティーが true に設定されている場合、SIP アドレス sip:fred@acme.com;param1=1 は、 <sip:fred@acme.com;>param1=1 に変換されます。trns
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データ型 ストリング
デフォルト true

SIP_RFC3263_nameserver

ドメイン・ネーム・システム (DNS) で、SIP URI を、IP アドレス、ポート、およびネクスト・ホップのトランスポート・プロトコルに解決できるようにするか指定します。

プロパティーの値は、1 つまたは 2 つのアドレスおよびポート・タプルを含むストリングで、そこでは 2 つのタプルがスペースで分離されています。 以下の例では、1 つのアドレスとポート・タプルまたは 2 つのアドレスとポート・タプルを指定します。
  • dottedDecimalAddress@.port
  • hostname.domain@port
  • IPV6address@port
以下の例の値が単一タプルを表します。
  • 1.2.3.4@53
  • example.com@53
  • a:b:c::d@53
以下の例の値がスペースで分離される 2 つのタプルを表します。
  • 1.2.3.4@53 example.com@53
  • a:b:c::d@53 9.32.211.14@53
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データ型 ストリング
デフォルト null
非推奨の機能 (Deprecated feature) 非推奨の機能 (Deprecated feature): このカスタム・プロパティーは推奨されません。 バージョン 7.0 とバージョン 6.x のプロセスが混合しているコア・グループを 1 つ以上含んでいる混合セル環境で実行しているのでない限り、このカスタム・プロパティーは使用しないでください。depfeat
混合バージョン環境 (Mixed-version environment) 混合バージョン環境 (Mixed-version environment): 混合セル環境で実行しており、バージョン 7.0 とバージョン 6.x のプロセスが混合しているコア・グループを使用している場合は、このカスタム・プロパティーを使用し続ける必要があります。mixv

thread.message.queue.max.size

コンテナー・スレッド・キューで許可されるイベントの最大数を指定します。 この数が超過したとき、コンテナーが過負荷で新規セッションの要求は受け入れられないことがプロキシー・サーバーに通知されます。 代わりにコンテナーは、コンテナーが一時的に使用不可であることを示すエラー・メッセージを返します。

この値は、すべてのキューのメッセージの合計数を表し、CPU の状態を反映します。 CPU が 100% に近づくと、このカスタム・プロパティーはすぐに最大値に達します。 キュー・サイズを制限するようにシステムを構成して、キューがこのしきい値に達しないようにしてください。

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データ型 ストリング
デフォルト 1000

weight.overload.watermark

コンテナーによって計算される 内部重みのしきい値を指定します。コンテナーで内部ウェイトが、指定された値より高く計算された場合、過負荷のコンテナーが再度、サービスに使用可能になります。

デフォルト値が設定されている場合、このカスタム・プロパティーは、最大内部ウェイトのパーセント (例えば 30 % など) を表します。 最高水準点、すなわち最大しきい値を超えた場合、コンテナーは、ウェイトが最大ウェイトを下回るまで待機します。 この値は、10 を超えることはできません。

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データ型 ストリング
デフォルト 3

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