[z/OS]

複数のサーバント

ワークロード管理 (WLM) を使用して、実行中のサーバント数およびそのパフォーマンスを制御することができます。 WLM は、割り当てられたサービス・クラス、関連付けられたパフォーマンス目標、 およびシステム・リソースの可用性に応じて、トランザクションの応答時間とスループットを管理します。 これらの目標を満たすためには、WLM がアクティブなサーバントの数を制御またはオーバーライドする必要がある場合があります。

製品のアプリケーションは汎用 サーバー 内でデプロイされます。1 つ以上のサーバー・インスタンスが 1 つのノード 内の 1 つ以上のシステム上に定義済みである必要があります。 各サーバー・インスタンスは、 コントローラー と 1 つ以上のサーバント で構成されています。 コントローラーは MVS™ によって始動済みタスク として開始され、サーバントは必要に応じて WLM によって開始されます。

z/OS® リリース 2 (APAR OW54622 のサービス更新適用済み) で実行しているか、 より上位レベルの z/OS システムで実行している場合、その z/OS システムで WLM 動的アプリケーション環境を使用可能にすることができます。 ご使用のシステムで WLM 動的アプリケーション環境が使用可能である場合、WLM はサーバント数の指定を受け入れます。静的アプリケーション環境 (WLM ISPF パネルを使用して指定された設定) を使用している場合には、WLM ISPF パネルで No limit を指定して、複数のサーバントを使用可能にすることも必要です。

トラブルの回避 (Avoid trouble) トラブルの回避 (Avoid trouble): 複数のサーバントを使用する場合は、以下のことに留意してください。
  • 管理コンソールおよびデプロイメント・マネージャーには、単一の Java™ 仮想マシン (JVM) でのみ機能するシリアライゼーション要件がなくなりました。そのため、これらのアプリケーションを複数のサーバントを持つサーバー内で実行することができます。
  • インスタンスの最大数を指定した場合、ワークロード管理 (WLM) は、このサーバー・インスタンスに対して指定した数を超えるサーバントを開始することはできません。
  • サーバントの最大数は、サーバー内で実行されるトランザクションによって使用される可能性がある、異なるサービス・クラスの数以上でなければなりません。 この数は、デフォルトの CB タイプ・サービス・クラス、および製品のサーバー以外から発信され、IBM® HTTP Server (IHS) などほかの分類規則によって分類される別プログラムもカウントする必要があります。
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ファイル名:crun_servants.html