SIP プロキシー・サーバーのトレース

Session Initiation Protocol (SIP) プロキシー・サーバーを即時または次のサーバーの始動後に開始すると、トレースすることができます。

このタスクについて

デフォルトでは、トレース・メッセージに Authorization ヘッダーおよび Proxy-Authorization ヘッダーは含まれません。その他の SIP メッセージ・ヘッダーも トレース・ログに表示しないようにするには、SIP UDP トランスポート・チャネルのカスタム・プロパティー hideMessageHeaders を SIP インバウンド・チャネル (SIP 1) の設定に追加し、プロパティーを true に 設定してください。メッセージ本体もトレース・メッセージに含めないようにする場合は、hideMessageBody カスタム・プロパティーを このチャネルの設定に追加して、それも true に設定します。

注: このトピックでは、 1 つ以上のアプリケーション・サーバー・ログ・ファイルを参照します。推奨される代替案として、分散システムや IBM® i システムの SystemOut.logSystemErr.logtrace.logactivity.log ファイルではなく、High Performance Extensible Logging (HPEL) ログおよびトレース・インフラストラクチャーを使用するようにサーバーを構成できます。また HPEL は、ネイティブ z/OS® ロギング機能と連携させて使用することができます。HPEL を使用する場合、LogViewer コマンド・ライン・ツールを サーバー・プロファイルの bin ディレクトリーから使用して、すべてのログ・ファイルにアクセスし、 情報をトレースできます。HPEL の使用について詳しくは、HPEL を使用してのアプリケーションの トラブルシューティングに関する情報を参照してください。

SIP プロキシー・サーバーをトレースするには、以下のステップを完了します。

手順

  1. 製品を始動して、管理コンソールを開きます。
  2. 管理コンソールで、「トラブルシューティング」 > 「ログおよびトレース」をクリックします。
  3. SIP プロキシー・サーバー用に、サーバーの名前を選択します。
  4. 「一般プロパティー」セクションから、 「診断トレース・サービス」をクリックします。
  5. 以下のオプションのいずれかを選択します。
    オプション 説明
    「構成」 次のサーバー始動の後にトレースを開始するには
    「ランタイム」 直ちにトレースを開始するには
  6. トレース仕様のコンテンツを以下のコードで置換します。 *=info:com.ibm.ws.sip.*=all:com.ibm.ws.proxy.*=all.
  7. 「Enable trace with following specification」 チェック・ボックスがチェックされていることを確認します。
  8. 「適用」 > 「保存」とクリックします。

次のタスク

変更が有効になると、SIP プロキシー・サーバー・トレース・メッセージが SIP プロキシー・サーバー・ノード上の WASProductDir/logs/serverName/trace.log に表示されます。ここで、WASProductDir は、製品がインストールされているディレクトリーの完全修飾パス名で、serverName は、トレースされる SIP プロキシー・サーバーを実行しているアプリケーション・サーバーの特定インスタンスの名前です。

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ファイル名:tjpx_admtras.html