非同期要求ディスパッチャーを使用したサーブレット・アプリケーションの開発

Web モジュールは、別個のスレッド上で要求を同時にディスパッチできます。 要求は、サーバーまたはクライアントがディスパッチできます。

始める前に

AsyncRequestDispatcherConfig インターフェースと AsyncRequestDispatcher インターフェースについて詳しくは、 アプリケーション・プログラミング・インターフェース (API) 文書の『com.ibm.websphere.webcontainer.async パッケージ』を参照してください。 生成済み API 文書は、インフォメーション・センターの目次で「参照」>「API - アプリケーション・プログラミング・インターフェース」とナビゲートして参照できます。

以下のステップを実行する前に、 非同期要求ディスパッチャー・アプリケーション (ARD) 設計上の考慮事項のトピックを参照してください。

このタスクについて

同時ディスパッチングにより、サーブレットの応答時間を改善することができます。操作が相互依存している場合は、非同期要求ディスパッチングを使用可能にしません。したがって、「無効」を選択します。 同時ディスパッチングを行うと、操作が相互依存している場合、エラーを起こす可能性があります。 「サーバー・サイド」を選択すると、同時にディスパッチされた要求をサーバーが集約できるようになります。 「クライアント・サイド」を選択すると、 同時にディスパッチされた要求をクライアントが集約できるようになります。

手順

  1. リソースを多用するオペレーションを、論理的に分離します。
  2. これらのオペレーションを含めるために非同期要求ディスパッチャーを使用するサーブレットを開発します。
  3. アプリケーション・サーバーで非同期要求のディスパッチングを使用可能にします。
  4. 非同期要求のディスパッチングを使用可能にしているアプリケーション・サーバーにアプリケーションをデプロイします。
  5. ARD を必要とするアプリケーションに集約タイプを選択します。
  6. オプション: 要求ディスパッチ・スレッドに使用される AsyncRequestDispatcherWorkManager 作業マネージャーを構成します。
  7. アプリケーション・サーバーを再始動します。

次のタスク

既にインストールされている場合は、変更されたアプリケーションを再始動し、あるいは新規にインストールされたアプリケーションを開始して、各アプリケーション上で ARD を使用可能にします。

トピックのタイプを示すアイコン タスク・トピック



タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: last_date
http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-nd-mp&topic=tweb_ard
ファイル名:tweb_ard.html