統合リポジトリー のカスタム・アダプターの設定

すぐに使用できる統合リポジトリー のアダプターは、 ユーザーが使用できるファイル、LDAP、およびデータベース・アダプターを提供します。 これらのアダプターは、com.ibm.wsspi.wim.Repository ソフトウェア・プログラミング・インターフェース (SPI) を実装します。 統合リポジトリー のカスタム・アダプターも、同じ SPI を実装する必要があります。

始める前に

統合リポジトリー SPI のカスタム・アダプターについては、 関連リファレンスのリポジトリー SPI 実装情報を参照してください。

vmmsampleadapter.jar ファイルで入手できるカスタム・アダプターのサンプル・コードを参照してください。 この JAR ファイルの src/ ディレクトリーには、カスタム・アダプターのサンプル・コードが含まれています。 vmmsampleadapter.jar は、次のサイトでダウンロードできます。 http://www.ibm.com/developerworks/websphere/library/samples/vmmsampleadapter.html
注:
  • 提供されるサンプルは、統合リポジトリー のカスタム・アダプターのフィーチャーの習熟と、 各種タイプのデータ・オブジェクトの処理を目的としています。 このサンプルは、 実稼働環境では使用しないでください。
  • 変更を行う前に、AbstractAdapterImpl クラスをコピーして、名前変更します。 新規名がご使用のアダプターに適したものであることを確認してください。

統合リポジトリーのカスタム・アダプターは、WebSphere® Application Server コンポーネント (データ・ソースやエンタープライズ Bean など) に依存するものであってはなりません。 これらの WebSphere Application Server コンポーネントでは、始動前にセキュリティーが初期化されて使用可能になっている必要があります。 ご使用の仮想メンバー・マネージャーのカスタム・アダプターの実装で、 データ・ソースを使用してデータベースに接続することが必要な場合は、 Java™ Database Connectivity (JDBC) を使用して、サーバー始動時に接続を行う必要があります。 そして、後でデータ・ソースが使用可能になったときに、データ・ソースを使用するように切り替えます。

手順

  1. 実装をビルドします。
    注: EMF JAR ファイルには、 名前にバージョン番号が含まれています (v200607270021 など)。 必ず、ご使用のインストール済み環境を反映するように、バージョン番号を変更してください。
    コードをコンパイルするには、 クラスパスに以下の JAR ファイルが必要です。 以下に例を示します。 [AIX Solaris HP-UX Linux Windows][z/OS]
    app_server_root/java/bin/javac -classpath
    app_server_root/plugins/com.ibm.ws.runtime_6.1.0.jar;
    app_server_root/plugins/org.eclipse.emf.commonj.sdo_2.1.0.
    v200607270021.jar;app_server_root
    /plugins/org.eclipse.emf.ecore_2.2.1.v200607270021.jar;
    app_server_root/plugins/org.eclipse.emf.common_2.2.1.
    v200607270021.jar;app_server_root/plugins/org.
    eclipse.emf.ecore.xmi_2.2.0.v200607270021.jar;
    app_server_root/plugins/org.eclipse.emf.ecore.sdo_2.2.0.v200607270021.jar
    your_implementation_file.java
    [IBM i]
    "${java.home}/bin/javac -classpath
    app_server_root/plugins/com.ibm.ws.runtime_6.1.0.jar;app_server_root/plugins/org.eclipse.emf.commonj.sdo_2.1.0.
    v200607270021.jar;app_server_root/plugins/org.eclipse.emf.ecore_2.2.1.v200607270021.jar;
    app_server_root/plugins/org.eclipse.emf.
    common_2.2.1.v200607270021.jar;app_server_root/plugins/org.eclipse.emf.ecore.xmi_2.2.0.v200607270021.jar;
    app_server_root/plugins/org.eclipse.emf.
    ecore.sdo_2.2.0.v200607270021.jar your_implementation_file.java"
  2. 生成されたクラス・ファイルまたはパッケージされた JAR ファイルを製品のクラスパスにコピーします。 設定済みロケーションは、app_server_root/lib/ext ディレクトリーです。 これは、すべての製品プロセス (セルとすべてのノード・エージェント) のクラスパスにコピーする必要があります。
  3. wsadmin を使用した統合リポジトリー のカスタム・アダプターの構成のステップを実行して、カスタム・アダプターを構成します。
  4. 統合リポジトリー のカスタム・アダプターの使用のステップを実行して、カスタム・アダプターをテストします。

次のタスク

wsadmin ツールによるカスタム・アダプターの構成について詳しくは、 wsadmin を使用した統合リポジトリー のカスタム・アダプターの構成を参照してください。

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タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: last_date
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ファイル名:twim_est_vmmca.html