WebSphere Application Server ロガーの構成
いくつかの方法で、WebSphere® Application Server ロガーを使用するようにアプリケーションを構成できます。
アプリケーションに最も適した構成のタイプは、以下により異なります。
- アプリケーションのクラス・ローダーの順序 設定は、「最初に親クラス・ローダーを ロードしたクラス」(親が最初) または 「最初にアプリケーション・クラス・ローダーを ロードしたクラス」(親が最後) になります。 クラス・ローダー委任モードは、コンソールのクラス・ロードと更新検出ページで、設定できます。
- Jakarta Commons Logging が、アプリケーション構成でバンドルされているかどうか
- Jakarta Commons Logging が、アプリケーション内で提供されているかどうか
次の表に、アプリケーションが WebSphere Application Server ロガーを使用できるようにするために必要な条件を示します。
クラス・ローダー・モードは親が最初で、 Jakarta Commons Logging がアプリケーションにバンドルされている
Jakarta Commons Logging の構成 | LogFactory インスタンス | Log インスタンス | コメント |
---|---|---|---|
アプリケーションは、以下のいずれかによって、構成を提供します。
親クラス・ローダーが WebSphere プロパティー・ファイルを最初に検出するため、 アプリケーション・クラスパス内のプロパティー・ファイル commons-logging.properties は、 LogFactory によって読み取られません。 クラス名は、次のファイルから読み取られます。
|
構成がアプリケーションまたはモジュールの META-INF ファイルで提供されない場合、使用さ れるログ・ファクトリーは、WebSphere Application Server デフォルト構成で指定される LogFactory 実装です。 | 使用されるログは、以下のいずれかです。 WebSphere Application Server デフォルト構成 で指定される Log 実装。 異なる Log 実装をインスタンス化する、アプリケーション固有の LogFactory が使用される場合は、アプリケーション固有の Log 実装。 |
アプリケーション親クラス・ローダーは、
Jakarta Commons Logging コードをロードするための最初のクラス・ローダーです。Jakarta Commons Logging をサポートする WebSphere バンドルは、
LogFactory 構成属性を検索する LogFactory 静的コード提供します。
静的 LogFactory コートが、アプリケーション構成で指定される LogFactory インスタンスをインスタンス化するには、 LogFactory インスタンスは、親クラス・ローダーのクラスパス上になければなりません。 |
アプリケーションで提供されていない | 使用されるログ・ファクトリーは、WebSphere デフォルト構成で指定される LogFactory 実装です。 | 使用されるログは、WebSphere デフォルト構成で指定される Log 実装です。 | アプリケーションでバンドルされる Jakarta Commons Logging は使用されません。 |
クラス・ローダー・モードは親が最初で、 Jakarta Commons Logging がアプリケーションにバンドルされていない
Jakarta Commons Logging の構成 | LogFactory インスタンス | Log インスタンス | コメント |
---|---|---|---|
アプリケーションは、以下のいずれかによって、構成を提供します。
親クラス・ローダーが WebSphere Application Server プロパティー・ファイルを最初に検出するため、アプリケーション・クラスパス内のプロパティー・ファイル commons-logging.properties は、LogFactory によって読み取られません。 クラス名は、次のファイルから読み取られます。
|
構成がアプリケーションまたはモジュールの META-INF ファイルで提供されない場合、使用さ れるログ・ファクトリーは、WebSphere Application Server デフォルト構成で指定される LogFactory 実装です。 | 使用されるログは、以下のいずれかです。 WebSphere Application Server デフォルト構成 で指定される Log 実装。 異なる Log 実装をインスタンス化する、アプリケーション固有の LogFactory が使用される場合は、アプリケーション固有の Log 実装。 |
アプリケーション親クラス・ローダーは、
Jakarta Commons Logging コードをロードするための最初のクラス・ローダーです。Jakarta Commons Logging をサポートする WebSphere バンドルは、
LogFactory 構成属性を検索する LogFactory 静的コード提供します。
静的 LogFactory コートが、アプリケーション構成で指定される LogFactory インスタンスをインスタンス化するには、 LogFactory インスタンスは、親クラス・ローダーのクラスパス上になければなりません。 |
アプリケーションで提供されていない | 使用されるログ・ファクトリーは、 WebSphere Application Server デフォルト構成で指定される LogFactory 実装です。 | 使用されるログは、WebSphere Application Server デフォルト 構成で指定される Log 実装です。 | 前の行と同じ |
クラス・ローダー・モードは親が最後で、 Jakarta Commons Logging がアプリケーションにバンドルされている
Jakarta Commons Logging の構成 | LogFactory インスタンス | Log インスタンス | コメント |
---|---|---|---|
アプリケーションは、以下のいずれかによって、構成を提供します。
クラス・ローダーがアプリケーション・プロパティー・ファイルを最初に検出するため、アプリケーション・クラスパス内のプロパティー・ファイル commons-logging.properties は、LogFactory によって読み取られます。 •
クラス名は、次のファイルから読み取られます。
|
使用されるログ・ファクトリーは、以下のいずれかです。 デフォルトの Jakarta Commons Logging LogFactory アプリケーション構成で指定される LogFactory |
使用されるログは、アプリケーション構成で指定される Log 実装。
使用されるログ・ファクトリーがデフォルトの Jakarta Commons Logging LogFactory である場合、Log 実装はアプリケーション・クラス・ローダーの クラスパス上になければなりません。 |
アプリケーション・クラス・ローダーは、
Jakarta Commons Logging コードをロードするための最初のローダーです。Jakarta Commons Logging をサポートするアプリケーション・バンドルは、
LogFactory 構成属性を検索する LogFactory 静的コードを提供します。
静的 LogFactory コードが、アプリケーション構成で指定される LogFactory インスタンスをインスタンス化するには、 LogFactory インスタンスは、アプリケーション・クラス・ローダーのクラスパス上になければなりません。 |
アプリケーションで提供されていない | 使用されるログ・ファクトリーは、 WebSphere Application Server デフォルト構成で指定される LogFactory 実装です。 | 使用されるログは、WebSphere Application Server デフォルト 構成で指定される Log 実装です。 |
クラス・ローダー・モードは親が最後で、 Jakarta Commons Logging がアプリケーションにバンドルされていない
Jakarta Commons Logging の構成 | LogFactory インスタンス | Log インスタンス | コメント |
---|---|---|---|
アプリケーションは、以下のいずれかによって、構成を提供します。
クラス・ローダーがアプリケーション・プロパティー・ファイルを最初に検出するため、アプリケーション・クラスパス内のプロパティー・ファイル commons-logging.properties は、LogFactory によって読み取られます。 •
クラス名は、次のファイルから読み取られます。
|
使用されるログ・ファクトリーは、以下のいずれかです。 デフォルトの Jakarta Commons Logging LogFactory アプリケーション構成で指定される LogFactory |
使用されるログは、アプリケーション構成で指定される Log 実装。
使用されるログ・ファクトリーがデフォルトの Jakarta Commons Logging LogFactory である場合、Log 実装はアプリケーション・クラス・ローダーの クラスパス上になければなりません。 |
アプリケーション・クラス・ローダーには Jakarta Commons Logging コードはありません。
したがって、Jakarta Commons
Logging をサポートする WebSphere バンドルは、LogFactory 構成属性を検索する
LogFactory 静的コードを提供します。 静的 LogFactory コートが、アプリケーション構成で指定される LogFactory インスタンスをインスタンス化するには、 LogFactory インスタンスは、親クラス・ローダーのクラスパス上になければなりません。 |
アプリケーションで提供されていない | 使用されるログ・ファクトリーは、 WebSphere Application Server デフォルト構成で指定される LogFactory 実装です。 | 使用されるログは、WebSphere Application Server デフォルト 構成で指定される Log 実装です。 |