リスナー・ポートでメッセージ駆動型 Bean デプロイメントをサポートするための一時ディレクトリーへの書き込みアクセス権限の指定
リスナー・ポートに対してメッセージ駆動型 Bean (MDB) をデプロイしたとき、アプリケーション・サーバーのユーザー ID がオペレーティング・システムの一時ディレクトリーへの書き込みアクセス権限を持っていないと、例外エラーを受け取ることがあります。
このタスクについて
![[AIX Solaris HP-UX Linux Windows]](../images/dist.gif)
![[IBM i]](../images/iseries.gif)
リスナー・ポートに対して MDB をデプロイするには、アプリケーション・サーバーが、ご使用のシステム上の一時ディレクトリーへの書き込みアクセス権限を持っていることを確認する必要があります。アプリケーション・サーバーがこの権限を持っていないと、以下の例外が発生する可能性があります。
[6/23/03 22:45:58:232 CDT] 673106a8 MsgListenerPo W WMSG0049E:
Failed to start MDB PSSampleMDB against listener port SamplePubSubListenerPort
[6/23/03 22:47:58:289 CDT] 673106a8 FreePool E J2CA0046E:
Method createManagedConnectionWithMCWrapper caught an exception
during creation of the ManagedConnection for resource
JMS$SampleJMSQueueConnectionFactory, throwing ResourceAllocationException.
オリジナルの例外: javax.resource.spi.ResourceAdapterInternalException: createQueueConnection failed
com.ibm.mq.MQException: MQJE001: An MQException occurred:
Completion Code 2, Reason 2009
MQJE003: IO error transmitting message buffer at
com.ibm.mq.MQManagedConnectionJ11.(MQManagedConnectionJ11.java:239)
この例外エラーが返された場合は、以下のステップを実行して、一時ディレクトリーへの書き込みアクセス権限をアプリケーション・サーバーに与えることができます。
手順
- すべてのアプリケーション・サーバーが、一時ディレクトリーへの書き込みアクセス権限を持っていることを確認します。必要に応じて、/tmp ディレクトリーで chmod 1777 コマンドを使用します。
- 一時ディレクトリーの下に、別のサブディレクトリーを作成します。例えば、UNIX システムの場合は /tmp/mydir を作成し、Windows システムの場合は ¥Temp¥mydir を作成します。このディレクトリーを Jacl スクリプトの「作業ディレクトリー」として使用します。
- サーバーを停止して再始動します。