トランザクションのトラブルシューティング
この概説タスクを活用して、トランザクション・サービスに関連すると思われる問題を解決してください。
このタスクについて
トランザクションに関連する問題を識別して解決するには、標準 WebSphere® Application Server RAS 機構を使用します。トランザクションに関連すると思われる問題を検出した場合、以下の手順を実行します。
手順
- 管理コンソールに表示されるトランザクション・メッセージを調べます。
トランザクション・サービスは、接頭部が「CWWTR」である診断メッセージを生成します。エラー・メッセージは、問題の性質を示し、何らかの詳細を示しています。関連付けられたメッセージ情報は、説明と問題を解決するためのユーザー処置を示しています。
- トランザクション・メッセージを確認してください。
アクティビティー・ログを確認します。
エラー・ログを確認します。
- 追加された場所にその他のメッセージがないかチェックします。
アプリケーション・サーバーの stdout.log を確認します。問題の詳細については、アプリケーション・サーバーの stdout.log ファイルを調べます。このファイルには、その他のエラー・メッセージと、問題についての補足説明が含まれているはずです。
その他の潜在的なメッセージ出力リポジトリーにさらにメッセージがないか調べます。問題の詳細については、管理者が構成した標準出力ファイルを調べます。このファイルには、その他のエラー・メッセージと、問題についての補足説明が含まれています。
- 問題発生時のアプリケーション・サーバーのトランザクション・ログ・ディレクトリーに関連するメッセージを調べます。 注: トランザクション・ログ・ディレクトリーを変更しており、問題が発生して (トランザクションが実行途中の状態で) アプリケーション・サーバーがエラーを生じ、正しく再始動できなかった場合、このサーバーが次に始動するときには新規のログ・ディレクトリーが使われるため、古いログ・ディレクトリーに記録される実行途中のトランザクションを自動的に解決できなくなります。 これを解決するためには、トランザクション・ログを新規のディレクトリーにコピーして、アプリケーション・サーバーを停止した後、再始動します。
RRS 準拠リソースを含む任意のトランザクション・アクティビティーの RRS ログを確認します。 IBM® WebSphere Application Server for z/OS® は、XA と RRS リソース・マネージャーの両方をサポートし、同一のグローバル・トランザクション内の RRSTransactional リソース・マネージャーと XA 対応リソース・マネージャーを合わせて調整することが可能です。 ご使用のシステムが XA リソース・マネージャー、RRS リソース・マネージャー、またはその両方を使用している場合、管理コンソールを使用して、すべてのトランザクションについての情報が含まれるトランザクション・ログを表示することができます。 RRS トランザクションについてのその他の情報は、RRS パネルを使用して検索することができます。
- トランザクションのトラブルシューティングに関するヒントを確認してください。
テストおよびユーザー経験に基づく、トラブルシューティングのヒントの現行コレクションについては、トランザクションのトラブルシューティングのヒントに関するトピックを参照してください。他のヒントについて提案がある場合は、IBM WebSphere の執筆チームにご連絡ください。
サブトピック
トランザクションのトラブルシューティングのヒント
これらのヒントを WebSphere Application Server トランザクション・サービスが関係する問題のトラブルシューティングに役立てることができます。トランザクション・サービス例外
WebSphere Application Server トランザクション・サービスがスローする例外が、各例外の要約とともにリストされます。


http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-nd-mp&topic=tjta_probd
ファイル名:tjta_probd.html