showWSNAdministeredSubscriber コマンド
showWSNAdministeredSubscriber コマンドを使用して、管理サブスクライバーのプロパティーを表示します。
コマンドを実行するには、wsadmin スクリプト・クライアントの AdminTask オブジェクトを使用します。
wsadmin スクリプト・クライアントは Qshell から実行されます。.
詳しくは、wsadmin スクリプトを使用した WebSphere スクリプトを実行するための Qshell の構成.
サービス統合バスのコマンドには、コマンド行ヘルプが用意されています。
- 使用可能な WS-Notification コマンドのリストと、各コマンドの簡単な説明を見るには、wsadmin プロンプトで以下のコマンドを入力します。
print AdminTask.help('WSNotificationCommands')
- 特定のコマンドの概要ヘルプの場合は、wsadmin プロンプトで以下のコマンドを入力します。
print AdminTask.help('command_name')
目的
このコマンドは、読解可能な形式で WS-Notification 管理サブスクライバー・オブジェクトのプロパティーを表示します。このコマンドには、2 つの使用パターンがあります。
- 必要な管理サブスクライバーがターゲットの WSNAdministeredSubscriber オブジェクトにより決まる。
- 必要な管理サブスクライバーがターゲットの WS-Notification サービス・ポイントの組み合わせにより決まり、endpoint、topic、topicNamespace および dialect がパラメーターとして指定される。
ターゲット・オブジェクト
このコマンドのターゲットの型には 2 つの選択肢があります。
- WSNAdministeredSubscriber (表示する管理サブスクライバーを明示的に指定します)。
- WSNServicePoint (必要な WS-Notification サービス・ポイントを決定します。条件付きパラメーターと組み合わせて使用する必要があります)。
必須パラメーター
なし。
条件付きパラメーター
- -endpoint
- リストのフィルター基準となるリモート Web サービス・エンドポイント。 つまり、通知プロデューサーまたは通知ブローカー・アプリケーションのエンドポイント参照 (Web アドレス) です。例えば、http://remoteproducer.com です。 ターゲット・タイプが WSNServicePoint の場合には、 このパラメーターを指定する必要があり、WSNAdministeredSubscriber ターゲットが指定されている場合は、 このパラメーターを指定しないでください。
- -topic
- リストのフィルター基準となる通知メッセージのクラスを説明するトピック表現。 これは、WS-Notification サービス・ポイントに送信される通知メッセージのクラスを記述したものです。 例えば、stock/IBM です。このプロパティーには、 ユーザーが選択するトピック・ダイアレクトでサポートされる場合に、ワイルドカードを含めることができます。 ターゲット・タイプが WSNServicePoint の場合には、 このパラメーターを指定する必要があり、WSNAdministeredSubscriber ターゲットが指定されている場合は、 このパラメーターを指定しないでください。
- -topicNamespace
- リストのフィルター基準となる名前空間 URI。 ターゲット・タイプが WSNServicePoint の場合には、 このパラメーターを指定する必要があり、WSNAdministeredSubscriber ターゲットが指定されている場合は、 このパラメーターを指定しないでください。
- -dialect
- すなわち、WS-Topics 規格で定義されている、選択したトピック・ダイアレクト名です。。これにより、リストをフィルタリングします。 このパラメーターの値は、SIMPLE、CONCRETE、FULL です。詳しくは、WS-Topicsを参照してください。ターゲット・タイプが WSNServicePoint の場合には、 このパラメーターを指定する必要があり、WSNAdministeredSubscriber ターゲットが指定されている場合は、 このパラメーターを指定しないでください。
オプション・パラメーター
なし。
例
トピック「wsadmin ツールを使用した新規 WS-Notification 管理サブスクライバーの作成」の例で作成された管理サブスクライバー newAdminSub のプロパティーを表示します。
- Jython の使用:
AdminTask.showWSNAdministeredSubscriber(newAdminSub)
- Jacl を使用:
$AdminTask showWSNAdministeredSubscriber $newAdminSub
WSNServicePoint ターゲットのパターンを使用して、トピック「wsadmin ツールを使用した新規 WS-Notification 管理サブスクライバーの作成」の例で
作成された管理サブスクライバー newAdminSub のプロパティーを表示します。
- Jython の使用:
AdminTask.showWSNAdministeredSubscriber(newServicePoint, ["-topic", "stock"])
- Jacl を使用:
$AdminTask showWSNAdministeredSubscriber $newServicePoint {-topic stock}