エンドポイント WebSphere 変数

エンドポイントの構成を 変更するには、WebSphere® 変数を 使用します。ユーザー・クレデンシャルの下でジョブを実行できるようにしたり、 グリッド・エンドポイント・データベースのスキーマ名を 構成したりすることができます。

RUN_JOBS_UNDER_USER_CREDENTIAL

この WebSphere 変数を定義すると、 ユーザー・クレデンシャルの下でジョブを実行できます。

表 1. RUN_JOBS_UNDER_USER_CREDENTIAL. 表には有効範囲、有効な値、および WebSphere 変数のデフォルトが含まれます。
有効範囲 有効な値 デフォルト
セル、エンドポイント・ノード、またはエンドポイント・サーバー・レベル
  • true

    ジョブがユーザー・クレデンシャルの下で実行されます

  • false

    ジョブがサーバー・クレデンシャルの下で実行されます

false

GRID_ENDPOINT_HEART_BEAT_INTERVAL

グリッド・エンドポイントからジョブ・スケジューラーへの ハートビート転送の時間間隔を構成するには、 この WebSphere 変数を 定義します。

表 2. GRID_ENDPOINT_HEART_BEAT_INTERVAL. 表には有効範囲、有効な値、および WebSphere 変数のデフォルトが含まれます。
有効範囲 有効な値 デフォルト
セル、エンドポイント・ノード、またはエンドポイント・サーバー・レベル 時間 (ミリ秒) 30 秒

GRID_ENDPOINT_DATABASE_SCHEMA

グリッド・エンドポイント・データベースのスキーマがスケジューラーのスキーマと異なる場合、この WebSphere 変数を定義します。この変数が定義されていない場合、エンドポイント・スキーマは、「システム管理」 > 「ジョブ・スケジューラー」 > 「データベース・スキーマ名」で指定された値にデフォルト設定されます。スケジューラー・データベース・スキーマ名はデフォルトで LRSSCHEMA に設定されます。

表 3. GRID_ENDPOINT_DATABASE_SCHEMA. 表には有効範囲、有効な値、および WebSphere 変数のデフォルトが含まれます。
有効範囲 有効な値 デフォルト
セル、エンドポイント・ノード、またはエンドポイント・サーバー・レベル グリッド・エンドポイント・データベース・スキーマ名 「システム管理」 > 「ジョブ・スケジューラー」 > 「データベース・スキーマ名」

GRID_ENDPOINT_DATASOURCE

グリッド・エンドポイント・データ・ソースの JNDI (Java™ Naming and Directory Interface) 名を構成するには、この WebSphere 変数を 定義します。

表 4. GRID_ENDPOINT_DATASOURCE. 表には有効範囲、有効な値、および WebSphere 変数のデフォルトが含まれます。
有効範囲 有効な値 デフォルト
セル、エンドポイント・ノード、またはエンドポイント・サーバー・レベル グリッド・エンドポイント・データ・ソースの JNDI 名 jdbc/pgc
[AIX Solaris HP-UX Linux Windows]

GRID_ENDPOINT_USE_DAEMON_THREAD

バッチ・エンドポイントがバッチ関連作業の非同期実行のために使用する WorkManager スレッドのタイプを制御するには、この WebSphere 変数を定義します。

true (デフォルト) の場合はデーモン・スレッドが使用され、これは WorkManager のスレッド・プール制限に反していないかを確認するためのカウント対象にはなりません。値 false の場合はプールに入れられたスレッドが使用され、これはスレッドの可用性が WorkManager 構成に依存することを意味します。要求はスレッドが使用可能になるのを待機するのを妨げることがあります。

表 5. GRID_ENDPOINT_USE_DAEMON_THREAD. 表には有効範囲、有効な値、および WebSphere 変数のデフォルトが含まれます。
有効範囲 有効な値 デフォルト
セル、エンドポイント・ノード、またはエンドポイント・サーバー・レベル true、false true

GRID_ENDPOINT_USE_SHARED_CONNECTIONS

バッチ・エンドポイントが WebSphere 接続マネージャーから取得する JDBC 接続のタイプ (共有または非共有) を制御するには、この WebSphere 変数を定義します。

true の場合は、共有可能な接続です。 値 false (デフォルト) の場合、共有できない接続です。

表 6. GRID_ENDPOINT_USE_SHARED_CONNECTIONS. 表には有効範囲、有効な値、および WebSphere 変数のデフォルトが含まれます。
有効範囲 有効な値 デフォルト
セル、エンドポイント・ノード、またはエンドポイント・サーバー・レベル true、false false

GRID_MEMORY_OVERLOAD_PROTECTION

この WebSphere 変数は、 エンドポイント・サーバーのメモリー過負荷保護を使用可能にするために定義します。ジョブの実行に十分な Java ヒープ・メモリーが使用できない場合、メモリー過負荷保護により、エンドポイント・サーバーでのジョブの実行が遅延されます。 現在実行している他のジョブが終了して、十分なメモリーが解放されるまで、ジョブは遅延されます。

エンドポイント・サーバーは、Java 仮想マシン (JVM) を照会して、サーバー内で現在実行中のすべてのアクティブなジョブのメモリー要件を計算することによって使用可能メモリー量を決定します。

ジョブのメモリー要件は、xJCL のジョブ・エレメントのメモリー属性を定義することによって指定できます。 メモリー属性を指定しない場合は、GRID_MEMORY_OVERLOAD_PROTECTION WebSphere 変数の値がデフォルトとして使用されます。GRID_MEMORY_OVERLOAD_PROTECTION WebSphere 変数を ? と定義すると、 エンドポイント・サーバーは、現在アクティブなジョブ数および現在使用中のメモリー量を計算することによって、 平均のジョブ・メモリー要件を見積もります。

GRID_MEMORY_OVERLOAD_PROTECTION WebSphere 変数を定義しない場合、 メモリー過負荷保護は使用不可になります。

表 7. GRID_MEMORY_OVERLOAD_PROTECTION. 表には有効範囲、有効な値、および WebSphere 変数のデフォルトが含まれます。
有効範囲 有効な値 デフォルト
セル、エンドポイント・ノード、またはエンドポイント・サーバー・レベル
  • KB (キロバイト)、MB (メガバイト)、または GB (ギガバイト) 単位の整数値。 例えば、100MB25KB と指定します。
  • ?。 エンドポイント・サーバーは、 xJCL でメモリー属性を定義していないジョブのメモリー要件を見積もります。この見積もりは、 現在アクティブなジョブ数および現在使用中のメモリー量を計算することによって算出されます。
なし

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