プロキシー・サーバーのセッション・フェイルオーバー

プロキシー・サーバーは、セッションが切断された場合に、セッション・フェイルオーバーを使用してセッションを維持することができます。

アプリケーション・サーバーでメモリー間の複製を使用可能にすると、 複数のサーバーでセッション状態を保守することができます。 この場合は、セッションのバックアップ・サーバーを識別する応答にプライベート・ヘッダーが追加されます。 プロキシー・サーバーは、このヘッダーを読み取り、セッションのバックアップ・サーバーのリストを保守します。 プロキシー・サーバーは、1 次サーバーへの経路指定に失敗すると、 バックアップ・サーバーへの経路指定を試みます。 使用可能なバックアップ・サーバーがない場合は、 決定論アルゴリズムによって、使用可能なサーバーのうち 1 つが選択されます。 その結果、複数のプロキシー・サーバーが同じサーバーに経路指定されます。

セッションをホスティングしている一連のサーバーが変更された場合、 プライベート応答ヘッダーによってプロキシー・サーバーがそのセッション用サーバーのリストを更新します。 一連のサーバーが更新されていても、プロキシー・サーバーが更新された応答ヘッダーを受信していないことが あります。 この場合、プロキシー・サーバーは、セッション・データが含まれていないサーバーに経路指定します。 このような状況になった場合は、バックエンド・サーバーが、 セッション・データが含まれているサーバーからセッション・データを取得します。 この場合、機能上の違いはありませんが、別のサーバーからセッション・データを取得する手間がかかるため、 パフォーマンスに差が生じます。


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