コア・グループに対するデフォルトのディスカバリー・プロトコルの構成

コア・グループに対するデフォルトのディスカバリー・プロトコルにより、 新規コア・グループ・メンバーとそのコア・グループの他のメンバーとの間のネットワーク接続が確立されます。このタスクは、コア・グループに対するデフォルトのディスカバリー・プロトコルの動作を調整する場合に実行します。デフォルト値の 60 秒は製品のインストール・プロセスで設定され、多くの場合、受け入れ可能なプロセス検出時間となります。

始める前に

  • トピック『コア・グループのディスカバリーおよび障害検出プロトコル』で説明されている概念を理解してください。
  • デフォルトのディスカバリー・プロバイダーおよび障害検出プロバイダーを使用していることを確認してください。 代替プロトコル・プロバイダーを使用している場合は、このタスクのステップを実行しないでください。 これらのステップが適用されるのは、デフォルトのディスカバリー・プロバイダーおよび障害検出プロバイダーを使用している場合に限ります。
  • デフォルトのディスカバリー・プロトコルが、未接続のコア・グループ・メンバーのセットを再計算し、 それらのメンバーへの接続のオープンを試行するまでに待機する時間を決定します。

このタスクについて

バージョン 7.0 とバージョン 6.x のプロセスの混合が含まれているコア・グループなど、混合セル環境で実行中の場合を除き、ご使用の環境に適切でない場合は、管理コンソールまたは wsadmin ツールを使用してこの設定を調整してください。

混合バージョン環境 (Mixed-version environment) 混合バージョン環境 (Mixed-version environment): 混合セル環境において実行中で、バージョン 7.0 とバージョン 6.x のプロセスの混合が含まれているコア・グループがある場合は、IBM_CS_UNICAST_DISCOVERY_INTERVAL_SECS コア・グループ・カスタム・プロパティーを引き続き使用して、デフォルトのディスカバリー・プロトコルによる新規ネットワークのオープン試行頻度を調整する必要があります。 このカスタム・プロパティーは以下の手順で指定します。
  1. 管理コンソールで、「サーバー」>「コア・グループ」>「コア・グループ設定」>core_group_name」とクリックします。 次に、「追加プロパティー」セクションで、「カスタム・プロパティー」>「新規」とクリックします。
  2. 「名前」フィールドに、「IBM_CS_UNICAST_DISCOVERY_INTERVAL_SECS」を指定し、 「値」フィールドに新規の時間間隔を指定します。
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デフォルトのディスカバリー・プロトコルの待機間隔を変更するには、管理コンソールを使用して以下のステップを実行します。

手順

  1. 管理コンソールで、「サーバー」>「コア・グループ」>「コア・グループ設定」>core_group_name」とクリックします。
  2. 「追加プロパティー」セクションで、「ディスカバリーおよび障害の検出 (Discovery and failure detection)」をクリックします。 「デフォルトのプロトコル・プロバイダーの使用 (Use the default protocol providers)」オプションが選択済みでなければなりません。このオプションが選択されていない場合は、このタスクのステップをこれ以上実行しないでください。
  3. 「ディスカバリー期間 (Discovery period)」プロパティーに新規の値を指定してください。

    この時間間隔を少なくすることで、コア・グループ・メンバーの検出が向上する場合があります。

  4. OK」をクリックしてから「検討」をクリックします。
  5. 変更をノードと同期する」を選択し、「保存」をクリックします。
  6. コア・グループのすべてのメンバーを再始動します。

タスクの結果

サーバーが再始動した後、コア・グループ・メンバーはすべて、新規ディスカバリー・プロトコル設定で実行されます。

トピックのタイプを示すアイコン タスク・トピック



タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: last_date
http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-nd-mp&topic=trun_ha_cfg_discovery
ファイル名:trun_ha_cfg_discovery.html