WebSphere の拡張機能を使用したサーブレットの開発
このタスクでは、サーブレットの開発に使用できる WebSphere® Application Server の拡張機能の要約を示します。
このタスクについて
手順
- サポートされている仕様を検討します。
サーブレット仕様を参照して、Java™ コンポーネントを作成します。
アプリケーション・サーバーには、Java サーブレットのアプリケーション・プログラミング・インターフェース (API) を拡張し、機能強化する独自のパッケージが組み込まれています。 これらの拡張と追加により、セッション状態の管理や個別設定された Web ペ ージの作成、わかりやすいサーブレット・エラー・レポートの生成、およびデータベースへのアクセスがより簡単になります。アプリケーション・サーバー API の API 文書は、デフォルト・インストール用の
install_root¥web¥apidocs
app_server_root/web/apidocs ディレクトリー内に配置します。public Application Server API は、すべて com.ibm.websphere パッケージに収録されていますが、com.ibm.websphere.servlet パッケージは 製品のサーブレット API に固有のものです。
- 好みの統合開発環境 (IDE)、またはテキスト・エディターを使用して、仕様に合ったコード成果物を開発またはマイグレーションします。
- コード成果物をテストします。
次のタスク
アプリケーション・サーバーにコードをデプロイする前提条件として、アセンブリー・ツールを使用して Web モジュールにコード成果物をアセンブルします。
サブトピック
ページ・リスト・サーブレット・クライアント構成の構成
PageListServlet 構成情報は、IBM Web 拡張ファイルに定義することができます。 IBM Web 拡張ファイルは、アセンブリー・ツールによって作成されて、Web アプリケーション・アーカイブ (WAR) ファイルに保管されます。client_types.xml ファイル
client_types.xml ファイルは、 PageListServlet を拡張するサーブレットに対し、クライアント・タイプの検出をサポートします。 サーブレットは、client_types.xml ファイル内の構成データを使用して、 呼び出し側クライアントが応答に必要な言語のタイプを判別できます。Java Servlet に関する考慮事項
WebSphere Application Server traditionalバージョン 9.0 は Servlet 3.1 仕様をサポートします。 Servlet 3.1 のフィーチャーおよび動作の変更について説明します。リスナー、フィルター、およびサーブレットのプログラマチック構成
Servlet 3.0 仕様で導入された構成メソッド、addListener、addFilter、および addServlet について説明します。ServletContext インターフェースの一部であるこれらのメソッドは、ServletContainerInitializer または ServletContextListener から呼び出すことができます。サーブレットの初期パラメーターの設定
このページを使用して、 Web モジュールのサーブレット・フィルターの init メソッドに渡される初期パラメーターを指定します。 アプリケーションの WebSphere Application Server デプロイメント・ターゲットへのインストール時またはインストール後に、Web モジュール内のサーブレットの初期パラメーター値を指定することができます。Web モジュールの web.xml ファイル内の <init-param> ステートメント内に指定された <param-value> 値が、デフォルトで使用されます。サーブレット・フィルター
サーブレット・フィルターは、要求を変換したり、応答を変更したりすることができるフィルターと呼ばれる 新規タイプのオブジェクトを提供します。自動要求エンコード (autoRequestEncoding) および 自動応答エンコード (autoResponseEncoding)
WebSphere Application Server バージョン 5 以降、Web コンテナーは、要求と応答のエンコード、および応答のコンテンツ・タイプを自動的に設定しなくなっています。これらの値は、プログラマーがサーブレット 2.3 仕様以降で使用可能なメソッドを用いて設定することになっています。 プログラマーが文字エンコード方式を使用しないことを選択した場合、 自動要求エンコード (autoRequestEncoding) および 自動応答エンコード (autoResponseEncoding) 拡張機能を指定できます。 この拡張機能を使用すると、アプリケーション・サーバーはエンコード値とコンテンツ・タイプを設定することができます。アプリケーション・ライフサイクルのリスナーとイベント
アプリケーション・ライフサイクルのリスナーとイベント (現在はサーブレット API の一部) を使用すると、 サーブレットのコンテキストやセッションに変更があった場合に、 関係のあるリスナーに通知できます。 例えば、属性に変更があった場合や、セッションまたはサーブレット・コンテキストが作成または破棄された場合に、 ユーザーに通知できます。


http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-nd-mp&topic=tweb_aov3servlet
ファイル名:tweb_aov3servlet.html