メディエーションのパフォーマンス調整
管理コンソールで「sib:SkipWellFormedCheck」プロパティーの設定を行って、メディエーションのパフォーマンスを向上させることができます。プロパティーを設定してメディエーションを調整する前に、 メッセージの変更や損失を防ぐためにメディエーションの振る舞いについて検討する必要があります。
メディエーションはメッセージを変更してはなりません。または、 メディエーションは、メディエーション後に、メッセージが 適切な形式になるようにしなければなりません。 適切なフォーマットのメッセージには、シリアライズ可能なメッセージ・プロパティーの値、 およびメッセージ・フォーマットに適合したメッセージ・データグラフがあります。
これらの規則に準拠しないメディエーションの調整プロパティーを設定した場合は、
以下のイベントが発生する可能性があります。
- メッセージング・エンジン間の移動時またはメッセージ・ストアへの保存 時にメッセージが消失する。
- 変更されたメッセージが、オリジナル・メッセージの代わりに、例外 宛先に着信する。
- メディエーションまたはコンシューマー・アプリケーションがメッセージ内容を読み取っている間にメッセージが変更される。
ヒント: エンタープライズ Bean をメッセージ・プロデューサーとして使用するとき、トピックまたはキュー接続ファクトリー・プール・サイズは、エンタープライズ Bean がメッセージを生成することができる速度を制御するスロットルとして動作します。すべての環境で使用できる値はありません。したがって、アプリケーションとハードウェアの特定の組み合わせごとに、このパラメーターを調整する必要があります。