チェックポイントのアーカイブまたは削除
ディスク・スペースの乱雑さを軽減し、空き領域を確保するため、 古いチェックポイントを定期的にアーカイブまたは削除することが必要な場合があります。自動チェックポイント が使用可能にされ、チェックポイント深さが大きい場合は特に、 ディスクに保管されるチェックポイントの数が多くなります。デルタ・チェックポイントは、チェックポイントの 数がチェックポイント深さに達すると、自動的に削除 されます。デルタ・チェックポイントを保存したい場合は、 自動的に削除される前にチェックポイントをアーカイブする必要があります。
始める前に
フル・チェックポイントおよびデルタ・チェックポイント がファイル・システム・ロケーションに既に保管されていて、構成を保存するためにチェックポイントを アーカイブするか、または、もう必要ないチェックポイントを削除したいという要望があります。
このタスクについて
製品が自動的にアーカイブを行う機能はありません。 しかし、チェックポイント・ディレクトリーを別のディスクまたはロケーションに移動することによって、 必要に応じて簡単にチェックポイントをアーカイブすることができます。
構成リポジトリー・チェックポイントの情報は、 製品インストール済み環境の以下の 2 つのロケーションに保持されます。
- プロファイル cell_name/repository/checkpoints のサブディレクトリー は、チェックポイントのメタデータを保持します
- チェックポイントのメタデータは、プロファイル構成ディレクトリーの相対パス cell_name/repository/checkpoints の下 に置かれます。構成ルートのデフォルトのパス は profile_root/config です。 したがって、標準的なロケーションは profile_root/config/cells/cell_name/repository/checkpoints です。
- プロファイル /checkpoints のサブディレクトリーが、 チェックポイントの内容を保持します。
- チェックポイントの内容は、デフォルトでは、profile_root/checkpoints ディレクトリーの下に置かれます。
これらのロケーションには、各チェックポイントごとに 1 つ のサブディレクトリーが含まれます。フル・チェックポイント用のサブディレクトリーの名前は、 ユーザーが指定するチェックポイント名です。デルタ・チェックポイント用のサブディレクトリーの名前は、Delta-sequence_number です。 名前に含まれるシーケンス番号は、作成ごとに増加していきます。デルタ・チェックポイント のシーケンス番号は、古いものほど小さく、新しいものほど大きい 番号になります。
後で復元できるようにチェックポイントを 保管するには、チェックポイントのメタデータと内容の両方のディレクトリーをアーカイブする必要があります。 同様に、チェックポイントを削除するには、チェックポイントのメタデータと内容の 両方のディレクトリーを削除する必要があります。
チェックポイントの 削除は、管理コンソールの「リポジトリー・チェックポイント」ページで「削除」オプション を使用して行うことができます。このページにアクセスするには、 をクリックします。
また、 wsadmin deleteCheckpoint コマンドを使用してチェックポイントを削除することもできます。 AdminTask オブジェクトの RepositoryCheckpointCommands コマンド・グループに 関するトピックを参照してください。
手順
次のタスク
アーカイブ・ロケーションからデルタ・チェックポイントをリカバリーするときには、最後にアーカイブされたデルタ・チェックポイントから開始してください。 チェックポイントのディレクトリーを、 それぞれの元の場所に移動または unzip します。変更のリカバリーまたはトラッキングのためにデルタ・チェックポイントを使用するには、連続した一連のデルタ・チェックポイントが必要です。 アーカイブされたチェックポイントがすべて失われないようにし、アーカイブされたときとは逆の順序でのみリカバリーしてください。