versionInfo コマンド

versionInfo コマンドは、インストールされている フィックスパックおよびインテリム・フィックスのリストが含まれたレポートを生成します。

製品バージョン情報

versionInfo ツールは、 製品および製品にインストールされたフィックスパックおよびインテリム・フィックスに関する 重要なデータ (ビルド・バージョンおよびビルド日付など) を表示します。 このツールは特に、問題の原因を判別するためのサポート要員と作業する場合に役立ちます。

製品バージョン・レポート:

以下のレポート生成スクリプトは、インストールされた製品情報を表示します。
  • versionInfo script

    パラメーターを使用して、バージョン・レポートを作成することができます。

  • genVersionReport スクリプト

    versionReport.html レポート・ファイルを 現行作業ディレクトリーに作成します。通常は、app_server_root/bin ディレクトリーです。

コマンド・ファイルのロケーション

[IBM i]app_server_root/bin/versionInfo

[AIX][HP-UX][Linux][Solaris]app_server_root/bin/versionInfo.sh

[Windows]app_server_root¥bin¥versionInfo.bat

[z/OS]app_server_root/bin/versionInfo.sh

versionInfo コマンドの構文

コマンド構文は次のとおりです。

[IBM i]
./versionInfo [ -format text | html ]
            [ -file file_name]
            [ -long ]
            [ -fixpacks ]
            [ -fixpackDetail ]
            [ -ifixes ]
            [ -ifixDetail ] 
            [ -maintenancePackages (deprecated)]
            [ -maintenancePackageDetail (deprecated)]
            [ -components ] (deprecated and performs no action)
            [ -componentDetail ] (deprecated and performs no action)

versionInfo [ -help | /help | -? | /? | -usage ]
[AIX][HP-UX][Linux][Solaris]
./versionInfo.sh [ -format text | html ]
               [ -file file_name]
               [ -long ]
               [ -fixpacks ]
               [ -fixpackDetail ]
               [ -ifixes ]
               [ -ifixDetail ] 
               [ -maintenancePackages (deprecated)]
               [ -maintenancePackageDetail (deprecated)]
               [ -components ] (deprecated and performs no action)
               [ -componentDetail ] (deprecated and performs no action)

versionInfo [ -help | /help | -? | /? | -usage ]
[Windows]
versionInfo [ -format text | html]
            [ -file file_name]
            [ -long ]
            [ -fixpacks ]
            [ -fixpackDetail ]
            [ -ifixes ]
            [ -ifixDetail ] 
            [ -maintenancePackages (deprecated)]
            [ -maintenancePackageDetail (deprecated)]
            [ -components ] (deprecated and performs no action)
            [ -componentDetail ] (deprecated and performs no action)

versionInfo [ -help | /help | -? | /? | -usage ]
[z/OS]
versionInfo.sh [ -format text | html ]
            [ -file file_name]
            [ -long ]
            [ -fixpacks ]
            [ -fixpackDetail ]
            [ -ifixes ]
            [ -ifixDetail ] 
            [ -maintenancePackages (deprecated)]
            [ -maintenancePackageDetail (deprecated)]
            [ -components ] (deprecated and performs no action)
            [ -componentDetail ] (deprecated and performs no action)

versionInfo [ -help | /help | -? | /? | -usage ]

このコマンドは、app_server_rootbin ディレクトリーから実行します。

パラメーター

-? または /?
コマンド構文を表示します。
-components
このパラメーターは推奨されておらず、何のアクションも実行しません。
-componentDetail
このパラメーターは推奨されておらず、何のアクションも実行しません。
-file file_name
出力ファイルの名前を指定します。 デフォルトでは、レポートは標準出力 (stdout) に出力されます。
-fixpacks
適用されたフィックスパックのリストをレポートに追加します。
-fixpackDetail
適用されたフィックスパックに関する詳細をレポートに追加します。
-format text | html
レポートのフォーマットを選択します。 デフォルトは text です。
-help または /help
コマンド構文を表示します。
-ifixes
適用されたインテリム・フィックスのリストをレポートに追加します。
-ifixDetail
適用されたインテリム・フィックスに関する詳細をレポートに追加します。
-long
レポートを長いバージョンで生成します。
-maintenancePackageDetail
このオプションは推奨されません。このオプションは、 -fixpackDetail と -ifixDetail を合わせたものと同じアクションを実行します。
-maintenancePackages
このオプションは推奨されません。このオプションは、 -fixpacks と -ifixes を合わせたものと同じアクションを実行します。
-usage
コマンド構文を表示します。

レポート説明

versionInfo コマンドは、以下の情報を報告します。

インストール情報

現行のインストールについての以下の一般情報を表示します。
  • レポート日時 - レポートが生成された日時。 タイム・スタンプは現行ロケールに従ってフォーマットされています。
  • 製品ディレクトリー - WAS_HOME 環境変数によって定義されたインストール・ルート・ディレクトリーへのファイル・パス。
  • バージョン・ディレクトリー - 現在の IBM® WebSphere® Application Server - ND インストール済み環境の version ディレクトリーのファイル・パス。
  • DTD ディレクトリー - 現在の IBM WebSphere Application Server - ND インストール済み環境の DTD ディレクトリーのファイル・パス。
  • ログ・ディレクトリー - 現在の IBM WebSphere Application Server - ND インストール済み環境の log ディレクトリーのファイル・パス。フィックスパックおよびインテリム・フィックスのログ・ファイルはこの log ディレクトリー内にあります。

製品リスト情報

インストールされた WebSphere 製品のリストを表示します。
  • 製品 ID - インストールされた製品の製品 ID。
  • 状況 - インストールされたかまたはアンインストールされた製品の状況。

インストールされた製品情報

この情報およびその他の情報の説明は、インストールされた製品、インストールされたフィックス・パックおよびインテリム・フィックス、組み込み APAR のそれぞれについて階層的になっています。

レポートのこのセクションは、以下の情報を表示します。
  • 名前 - インストールされた製品の名前。
  • バージョン - 製品の現行バージョン。 フィックスパックまたは更新パックの、インストールまたはアンインストールは、このバージョンを変更します。
  • ID - インストールされた製品の製品 ID。例えば、BASE、ND、IHS、XD、PLG、CLIENT など。
  • ビルド・レベル - インストールされた製品のビルド・レベル。
  • ビルド日付 - インストールされた製品のビルド日付。
  • アーキテクチャー - インストールされた製品のアーキテクチャー。
  • インストールされたフィーチャー - 製品にインストールされたフィーチャー。

インストールされたフィックスパック情報

その他のフィックスパック情報を表示します。
  • 製品 ID - このフィックスパックが適用される製品の ID。
  • バージョン - このフィックスパックのバージョン。
  • Installation Manager Offering ID - Installation Manager を使用してインストールされたオファリングまたは製品の ID。
  • ビルド・レベル - このフィックスパックのビルド・レベル。
  • ビルド日付 - このフィックスパックのビルド日付。
インストールされたインテリム・フィックス情報
その他のインテリム・フィックス情報を表示します。
  • インテリム・フィックス ID - このインテリム・フィックスの ID。
  • 製品 ID - このインテリム・フィックスが適用される製品の ID。
  • 適用可能なレベル - このインテリム・フィックスがビルドされるフィックスパックのレベル。
  • Installation Manager Offering ID - Installation Manager を使用してインストールされたオファリングまたは製品の ID。
  • ビルド・レベル - このインテリム・フィックスのビルド・レベル。
  • ビルド日付 - このインテリム・フィックスのビルド日付。
組み込み APARs 情報

このフィックスパックまたはインテリム・フィックスによってフィックスされた APAR のリストを表示します。


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http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-nd-mp&topic=rins_versionInfo
ファイル名:rins_versionInfo.html