既存のプロキシー・サービス構成の変更

プロキシー・サービスの構成詳細を変更します。

このタスクについて

プロキシー・サービスには実際のターゲット・サービスがないため、ゲートウェイがサービス呼び出しの構成に使用できる WSDL はありません。汎用テンプレート WSDL ファイルを使用して、起動呼び出し用の基本パラメーターを構成することができますが、 それと同等の独自のテンプレートを提供して、指定するプロキシー・サービスのデフォルトをオーバーライドすることもできます。

プロキシー・オペレーションの概要については、JAX-RPC ハンドラーおよびプロキシー・オペレーションを参照してください。既存のプロキシー・サービス構成を変更するには、以下のステップを実行します。

手順

  1. 管理コンソールを開始します。
  2. ナビゲーション・ペインで、「サービス統合 ->「バス」 -> 「bus_name -> [追加プロパティー (Additional Properties)]「Web サービス・ゲートウェイ・インスタンス (Web service gateway instances)」 ->「instance_name ->「プロキシー・サービス (Proxy Services)」」をクリックします。 プロキシー・サービスのリストが、プロキシー・サービス・コレクション・フォームで表示されます。
  3. このリスト内でプロキシー・サービスの名前をクリックします。 その プロキシー・サービスの現在の設定が表示されます。
  4. 一般プロパティーを変更します。これらの各プロパティーの詳細については、プロキシー・サービスの設定を参照してください。
    注:
    • サービス名や、要求および応答宛先名を変更することはできません。
    • 使用可能なメディエーションのリストには、 現在サービス統合バスにデプロイされているすべてのメディエーションが含まれます。 メディエーションを作成し、それをバスにデプロイすると、両方のリストで選択できるようになります。このプロキシー・サービスでメディエーションを使用しない場合は、 選択リストのどちらか、または両方から none を選択します。
    • バス・メンバーは、このバスに追加されるアプリケーション・サーバーまたはクラスターです。 要求 Mediation バス・メンバー、および応答 Mediation バス・メンバー・プロパティーは、対応するメディエーションの割り当て先のバス・メンバーを 定義します。要求 Mediation、または応答 Mediation プロパティー値を (none) に変更した場合は、対応するバス・メンバー・プロパティー値も (none) に変更する必要があります。 メディエーションを使用するには、メディエーションをバス・メンバーに割り当てます。これを行わないと、管理コンソールがエラー・メッセージを表示します。
    • 起動呼び出し用の基本パラメーター (使用するバインディングなど) を構成する場合は汎用のプロキシー WSDL ファイルを使用しますが、 「プロキシー WSDL オーバーライド URL」フィールドに代わりの汎用 WSDL ファイルのロケーションを入力して、 デフォルトをオーバーライドすることもできます。
  5. 追加プロパティー・セクションで、「インバウンド Web サービスの使用可能化」をクリックし、プロキシー・サービスのインバウンドの局面の Web サービスとして構成を変更します。 プロキシー・サービスは、インバウンド・サービスとして構成されることによって、Web サービスの要求および応答を送受信します。インバウンド・サービスの構成についての詳細は、既存のインバウンド・サービス構成の変更を参照してください。
  6. 追加プロパティー・セクションで、「アウトバウンド Web サービスの使用可能化」をクリックし、プロキシー・サービスのアウトバウンドの局面の構成を変更します。 アウトバウンド・サービスの構成についての詳細は、既存のアウトバウンド・サービス構成の変更を参照してください。ただし、プロキシー・サービスの場合、実際のアウトバウンド・サービスは存在しないため、アウトバウンド・サービス構成は、プロキシー・サービスのテンプレート WSDL で定義されたとおりになります。
  7. 変更をマスター構成に保存します。

タスクの結果

処理が正常に終了すると、 プロキシー・サービスのリストが再度表示されます。正常に終了しなかった場合は、エラー・メッセージが表示されます。

次のタスク

すべてのサービス要求元が、プロキシー・サービスの アドレスに、operationMode クエリー・ストリング・パラメーターを付加することを確認します。 このパラメーターの値は、oneway または requestResponse のいずれかで、デフォルトは requestResponse です。以下に例を示します。
  • HTTP の操作で、プロキシー・サービスの Web アドレスが以下の場合
    http://host_name:port_number/wsgwsoaphttp1/soaphttpengine
    /your_bus/ProxyService/ProxyServiceInboundPort
    要求側クライアントは、以下の URL を使用して片方向要求を送信していることを示します。
    http://host_name:port_number/wsgwsoaphttp1/soaphttpengine
    /your_bus/ProxyService/ProxyServiceInboundPort?operationMode=oneway
  • JMS の操作で、プロキシー・サービスの JMS アドレスが以下の場合
    jms:/queue?destination=jndi_queue&connectionFactory=
    jndi_factory&targetService=your_bus/ProxyService/ProxyServiceInboundPort
    要求側クライアントは、以下の URL を使用して片方向要求を送信していることを示します。
    jms:/queue?destination=jndi_queue&connectionFactory=
    jndi_factory&targetService=
    your_bus/ProxyService/ProxyServiceInboundPort&operationMode=oneway

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http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-nd-mp&topic=twsg_proxy_config
ファイル名:twsg_proxy_config.html