同一トランザクション内での 1 フェーズ・コミットおよび 2 フェーズ・コミットのリソースを使用するアプリケーションのアセンブル

このタスクを使用して、同一トランザクション内での 1 フェーズ・コミット・リソース および 2 フェーズ・コミット・リソースを使用するためのアプリケーションをアセンブルします。

始める前に

このタスクの説明では、WebSphere® Application Server にデプロイ可能な、 アプリケーション・コンポーネントの EAR ファイルがあることを前提としています。アプリケーションのアセンブルについて詳しくは、アプリケーションのアセンブルに関するトピックを参照してください。

このタスクについて

アプリケーションで同一のトランザクション内の 1 フェーズ・コミット対応リソース および 2 フェーズ・コミット対応リソースを使用できるようにするには、ヒューリスティック障害を受け入れるように、 すなわちヒューリスティックな結果のリスクが増大することを受け入れるように、アプリケーションのデプロイメント属性を 構成する必要があります。アプリケーションのデプロイメント属性は、アセンブリー・ツールを使用して構成することができます。

管理コンソールや「最終参加者サポート拡張設定」を使用して、 アプリケーションがデプロイメント後にヒューリスティック障害を受け入れるように 構成することもできます。あるいは、アプリケーション・サーバーのトランザクション・サービスを、 ヒューリスティック障害を受け入れるように構成することもできます。

このトピックでは、Rational® Application Developer を使用してアプリケーションのデプロイメント属性を構成する方法を説明します。

ヒューリスティックの結果のリスクの増大を受け入れるようにアプリケーションを 構成するには、以下のステップを実行します。

手順

  1. アセンブリー・ツールを始動します。 詳しくは、 Rational Application Developer の 情報を参照してください。
  2. アプリケーション EAR ファイルを作成または編集します。
    注: 必ずターゲット・サーバー として WebSphere Application Server バージョン 7.0 を 設定してください。

    例えば、既存のアプリケーションの属性を変更するには、インポート・ウィザードを使用して EAR ファイルをアセンブリー・ツールにインポートします。 インポート・ウィザードを開始するには、次のようにします。

    1. 「ファイル」 > 「インポート」 > 「EAR ファイル」とクリックします。
    2. 次へ」をクリックして EAR ファイルを選択します。
    3. 「ターゲット・サーバー」フィールドで、「WebSphere Application Server v7.0」を選択します。
    4. 「終了」をクリックします。
  3. Java EE パースペクティブの「Project Explorer」ビューで、 以下のステップを実行します。
    1. Enterprise Application インスタンスを展開します。
    2. デプロイメント記述子を右クリックします。
    3. 「アプリケーションから開く」 > 「デプロイメント記述子エディター」とクリックします。
    コンポーネントのプロパティー・ダイアログ・ノートブックがプロパティー・ペインに表示されます。
  4. 以下のステップを実行して、「拡張サービス」タブを表示します。
    1. エンタープライズ・アプリケーションのデプロイメント記述子エディターを閉じます。
    2. ツールバーで、「Windows」 > 「設定」の順で選択します。
    3. 「機能」を選択します。
    4. 「Advanced Java EE」を展開し、 「WebSphere PME 開発」オプションを選択します。
    5. 適用」をクリックします。
    6. エンタープライズ・アプリケーションのデプロイメント記述子エディターを開きます。
  5. 「拡張サービス」タブの「最終参加者サポート」セクションで、 「最終参加者サポート」チェック・ボックスを選択します。
  6. デプロイメント記述子の変更を保存します。
    1. デプロイメント記述子エディターを閉じます。
    2. プロンプトが出された場合は、「はい」をクリックして デプロイメント記述子に変更を保存します。
  7. アーカイブ・ファイルを検査します。 Rational Application Developer を使用したファイルの検査について詳しくは、Rational Application Developer の情報を参照してください。
  8. プロジェクトのポップアップ・メニューの「デプロイ」をクリックして、EJB デプロイメント・コードを生成します。
  9. オプション: 完成したモジュールを WebSphere Application Server インストール済み環境でテストします。 モジュールを右クリックして、 「サーバー上で実行」をクリックし、 表示されるウィザードの指示に従います。
    重要: 「サーバー上で 実行」は、単体テストのみに使用してください。アセンブリー・ツールは、WebSphere Application Server の インストール環境を制御し、アプリケーションがリモート側で公開されると、アセンブリー・ツールは 当該サーバーのサーバー構成ファイルを上書きします。実動サーバーでは、「サーバー上で実行」オプションを使用しないでください。

次のタスク

アプリケーションのアセンブルが完了したら、システム管理ツールを使用して、アプリケーションを実行するアプリケーション・サーバーに EAR ファイルをデプロイします。例えば、エンタープライズ・アプリケーションのデプロイおよび管理に関するトピックの説明に従って、管理コンソールを使用して行います。

トピックのタイプを示すアイコン タスク・トピック



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