開発者用の新機能
このバージョンには、アプリケーション開発者用の多くの新規フィーチャーおよび変更フィーチャーが含まれています。例えば、WebSphere® Application Server traditional v9 は、デフォルト・プラットフォームとして Java™ Platform, Standard Edition 8 (Java SE 8 ) のサポートを追加します。
- 概要: IBM WebSphere Application Server Developer Tools for Eclipse Beta
WebSphere Application Server Developer Tools for Eclipse は、 Java™ EE、OSGi、Web 2.0、およびモバイルのアプリケーションを開発、アセンブルし、WebSphere Application Server Liberty および WebSphere Application Server traditional にデプロイするための軽量のツール・セットです。この文書では、 WebSphere Application Server Developer Tools for Eclipse をインストールして使用する方法と、サポートされるプログラミング・モデルおよびサーバー・タスクが説明されています。
- WebSphere Application Server traditional V9 での Java SE 8
WebSphere Application Server traditional は、デフォルト・プラットフォーム・サポートとして Java™ Platform, Standard Edition 8 (Java SE 8) のサポートを追加します。Java SE 8 の新規フィーチャーには、ラムダ式のサポート、仮想拡張メソッド、より理解しやすくなった日時 API、およびセキュリティーの向上などがあります。Java SE 8 は、WebSphere アプリケーションでの利用可能な Java フィーチャーおよび標準の使用をサポートします。
- JSP ファイルの作成
WebSphere Application Server traditional は JSP 2.3 仕様をサポートします。 これにより、ユーザー・インターフェースの構築が簡単になり、Expression Language (EL) バージョン 3.0 が使用可能になります。
- JSF ファイルの作成
WebSphere Application Server traditional は製品ランタイム・レベルで JSF 2.2 仕様をサポートして、 Java ベースの Web アプリケーションの開発を簡単にします。Apache MyFaces 2.2 を使用するか、または独自の実装を使用することができます。
- Servlet 3.1 フィーチャーの機能
WebSphere Application Server traditional は製品ランタイム・レベルで Servlet 3.1 仕様をサポートして、 Java ベースの Web アプリケーションの開発を簡単にします。新しい仕様には以下の機能が組み込まれています。
- 非同期入出力
- 読み取りまたは書き込みがブロックされたときに、アプリケーションがスレッドの制御を解放できるようにして、サーバーの効率向上を実現する機能。
- アップグレード処理
- クライアントとサーバーが、http 以外のプロトコルをクライアント/サーバー通信に一致して使用することを可能にする機能。
- 大きなポスト・データ
- アプリケーションが 2GB を超えるポスト・データを受信し、2GB を超える応答データを送信できるようにする機能。