構成ファイルの動的再ロード
構成ファイルの動的再ロードを使用すると、構成情報の更新は動的にサーバーに渡されます。 これらの更新は、始動していないメッセージング・エンジンでも使用できます。
サービス統合バス (リンクされているすべての外部バス接続を含む) および そのリソースの構成を定義する情報は、一連の構成ファイル内に保存されます。サーバーは、始動時にそれらの構成ファイルからサービス統合に関する最新情報を読み取ります。メッセージング・エンジンは、始動時に、そのエンジンが稼働しているサーバー内の情報を使用します。
サーバーの実行中に構成ファイルの情報が変更された場合は、その更新済みの情報を使用するため、 サーバーを動的に更新するか再始動する必要があります。
- アプリケーション・サーバーではなくバスで動的再ロードを使用可能にすると、更新を有効にするにはサーバーを再始動する必要があります。
- バスではなくサーバーで動的再ロードを使用可能にすると、更新を有効にするにはメッセージング・エンジンのみを再始動する必要があります。
- バスとサーバーの両方で動的再ロードを使用可能にすると、すべての更新が自動的に実行されるため、再始動の必要がありません。
アプリケーション・サーバーで構成ファイルの動的再ロードを使用可能にするには、 「アプリケーション・サーバー」->「server_name」->「SIB サービス」とクリックして「アプリケーション・サーバー」ウィンドウを表示し、 「構成の再ロードを使用可能にする」を選択します。各ノードで構成の動的更新が行われるようにするには、「システム管理」->「コンソール設定」をクリックして「コンソール設定」ウィンドウを表示し、「変更をノードと同期する」を選択します。
サービス統合バス用の構成ファイルの動的再ロードを使用可能にするには、 「サービス統合」->「バス」->「bus_name」とクリックして バスの詳細を表示し、「構成の再ロードを使用可能にする」を選択します。
構成ファイルの動的再ロードを使用可能にしない場合、 構成ファイルへの変更を反映させるためにサーバーを再始動する必要があります。
フェイルオーバー機能を備えたクラスター・デプロイメントでは、多くの場合、 メッセージング・エンジンを初期化して始動するまでの間に、構成情報が更新されます。(メッセージング・エンジンはサーバーの始動時に初期化されますが、その後始動するまでにしばらく時間がかかります)。構成の変更を反映させるためにサーバーを再始動するとフェイルオーバーが発生するため、フェイルオーバー機能を備えたクラスター・デプロイメントでは、構成ファイルの動的再ロードを使用可能にすることをお勧めします。フェイルオーバー時の 動作を予測可能なものにするには、待機 (非アクティブ) サーバーの更新とリサイクルを行った後で、 アクティブ・サーバーの更新とリサイクルを行うようにしてください。