製品の概要

WebSphere® Application Server について学習します。

サーバー

アプリケーション・サーバーは、ユーザー・アプリケーションを実行する Java™ 仮想マシン (JVM) です。 アプリケーション・サーバーは、Java テクノロジーを使用して Web サーバー機能を拡張し、Web アプリケーション要求を処理します。 アプリケーション・サーバーでは、サーバーがクライアントの要求に対して動的でカスタマイズされた応答を生成できます。 WebSphere Application Server は、アプリケーション・サーバーを提供します。

[AIX Solaris HP-UX Linux Windows][IBM i]概要については、概要: アプリケーション・サーバーを参照してください。

[AIX Solaris HP-UX Linux Windows]汎用サーバー。分散プラットフォームの場合、汎用サーバー・フィーチャーにより 、製品管理内でアプリケーション・サーバー・インスタンスとして汎用サーバーを作成し、 そのサーバーを WebSphere 以外のサーバーまたはプロセスに関連付けることができます。 汎用サーバーは、アプリケーション・サーバー環境をサポートするために必要な任意のサーバーまたはプロセスと 関連付けることができます。

詳しくは、サーバー・コレクションを参照してください。

Web サーバー。アプリケーション・サーバーは、Web サーバーと連動して Web アプリケーションに対する要求を処理します。アプリケーション・サーバーと Web サーバーは、Web サーバー用の HTTP プラグインを使用して通信します。

詳しくは、Web サーバー・プラグインの実装を参照してください。

クラスター

クラスターWebSphere Application Server Network Deployment 製品では、クラスターとクラスター・メンバーは、アプリケーション・サーバーをモニターし、サーバーのワークロードを管理するのに役立ちます。

[AIX Solaris HP-UX Linux Windows][IBM i]詳しくは、ワークロードのバランシングを参照してください。

コア・グループ

コア・グループ設定。コア・グループは、HA マネージャーの、静的に定義されたコンポーネントです。 HA マネージャーは、アプリケーション・サーバー環境をモニターする製品機能であり、 アプリケーション・サーバー・コンポーネントのピアツーピア・フェイルオーバーを提供します。

コア・グループ・ブリッジ設定。コア・グループ・ブリッジは、コア・グループ間の通信用として構成可能なサービスです。

詳しくは、コア・グループ (高可用性ドメイン)を参照してください。

リソース

JMS プロバイダー。本製品は、JMS 仕様に準拠しているさまざまな Java Message Service (JMS) プロバイダーを提供することによって、メッセージングをサポートしています。 構成できる JMS プロバイダーには、主要な 3 つのタイプがあります。 WebSphere Application Server デフォルト・メッセージング・プロバイダー (サービス統合をプロバイダーとして使用する)、 WebSphere MQ メッセージング・プロバイダー (WebSphere MQ システムをプロバイダーとして使用する)、 およびサード・パーティーのメッセージング・プロバイダー (別企業の製品をプロバイダーとして使用する) の 3 つです。

詳しくは、概要: メッセージング・リソースを参照してください。

環境

セル全体の設定により、セルと呼ばれる論理管理ドメイン内の Web アプリケーション、Web コンテナー、およびアプリケーション・サーバー間の要求が処理されます。

仮想ホスト。仮想ホストとは、単一のホストを、複数の論理ホストに見せかけて使用できるようにする構成です。 個々の仮想ホストには 1 つの論理名と、1 つ以上の DNS 別名からなるリストがあります。 仮想ホストはこの別名によって認識されます。DNS 別名は、サーブレットを要求する際に使用される TCP/IP ホスト名およびポート番号です (例: hostname:80)。DNS 別名は、アプリケーション・サーバーに経路指定する Web サーバーのホスト名およびポートか、あるいはアプリケーション・サーバーが listen している実際のホスト名およびポートである可能性があります。 Java Platform, Enterprise Edition (Java EE) Web モジュールは、インストール時に仮想ホストにマップされます。同じ仮想ホストを使用する Web モジュールは、要求を互いのリソースにディスパッチできます。

詳しくは、仮想ホストを参照してください。

WebSphere 変数。 変数は、サーバー環境についての設定およびプロパティーを制御する場合に使用します。 WebSphere 変数は、JAVA_HOME などの製品パス名、セル全体のカスタマイズ値、および WebSphere Application Server for z/OS® ロケーション・サービスを構成するために使用します。

詳しくは、WebSphere 変数を参照してください。

共有ライブラリー。 共有ライブラリーとは、複数のアプリケーションによって使用されるファイルです。 共有ライブラリーは、セル、ノード、またはサーバーの各レベルで定義できます。 共有ライブラリーによって表わされるクラスが、サーバー全体またはアプリケーション固 有のどちらかのクラス・ローダーにロードされるように、ライブラリーをアプリケーシ ョンまたはサーバーに関連付けることができます。

詳しくは、共有ライブラリーの管理を参照してください。

複製ドメイン。 複製は、アプリケーション・サーバー間でデータ、オブジェクト、またはイベントを転送するサービスです。データ複製サービス (DRS) が、データを複製する WebSphere Application Server 内部のコンポーネントです。 複製ドメインを使用して、 クラスター内のアプリケーション・サーバー間で、セッション・マネージャー、 動的キャッシュ、またはステートフル・セッション Bean の、データ、オブジェクト、またはイベントを転送します。

詳しくは、データ複製を参照してください。

システム管理

管理コンソール。管理コンソールは WebSphere Application Server traditional 用のグラフィカル・インターフェースであり、 デプロイメントおよびシステム管理タスクの実行をガイドするための多くの機能を備えています。これを使用すると、使用できる管理オプションを調べることができます。

概要については、概要: 管理コンソールを参照してください。

スクリプト・クライアント (wsadmin)。WebSphere 管理 (wsadmin) スクリプト・プログラムは、強力な非グラフィカル・コマンド・インタープリター環境です。 これにより、スクリプト言語で管理操作を実行できます。 また、スクリプト言語プログラムをサブミットすることもできます。 wsadmin ツールは、実稼働環境および無人操作に向いています。

概要については、概要: 管理スクリプト (wsadmin)を参照してください。

管理プログラム (Java Management Extensions)。この製品は、管理プログラムを開発するための Java プログラミング・インターフェースをサポートしています。 この製品で提供されているすべての管理ツールは、API に従って作成されています。この API は、業界標準の Java Management Extensions (JMX) 仕様に基づいています。

概要については、概要: 管理プログラムを参照してください。

コマンド行ツール。コマンド行ツールは、オペレーティング・システムのコマンド行プロンプトから実行する簡単なプログラムであり、汎用の管理ではなく、特定のタスクを実行するものです。 これらのツールを使用して、アプリケーション・サーバーの開始と停止、サーバー状況の確認、ノードの追加と除去、および同様のタスクを実行することができます。

概要については、概要: 管理コマンドを参照してください。

構成ファイル。製品構成データは、前に言及した管理クライアントが取り扱う XML ファイルにあります。

概要については、概要: 管理構成データを参照してください。

ドメイン (セル、ノード)。サーバー、ノードとノード・エージェント、セル、およびデプロイメント・マネージャーは、この製品の管理領域の基本概念です。 管理トポロジー、およびプロセスを適用する稼働環境におけるさまざまなプロセスを理解することも重要です。

概要については、基本管理アーキテクチャーにようこそを参照してください。

モニターおよびチューニング

モニター・ツール。パフォーマンスのモニターは、アプリケーションとその環境のパフォーマンスについてのデータを収集し、分析するアクティビティーです。パフォーマンス・モニター・ツールには、以下のものがあります。

チューニング・ツール。 製品をチューニングすると、Web サイトから最高のパフォーマンスを得やすくなります。製品のチューニングには、パフォーマンス・データの分析と最適なサーバー構成の決定が含まれています。最適なサーバー構成を決定するためには、アプリケーション・サーバーのさまざまなコンポーネント およびそのパフォーマンス特性に関する豊富な知識が必要です。 パフォーマンス・アドバイザーはこの知識をカプセル化して、パフォーマンス・データを分析し、 アプリケーション・サーバーのパフォーマンスを向上させるための構成に関する推奨事項を提供します。 したがって、パフォーマンス・アドバイザーは、アプリケーション・サーバー調整プロセスの開始点を提供します。ユーザーはエキスパートになる必要はありません。

詳しくは、アドバイザーからのアドバイスの取得を参照してください。

トラブルシューティング

診断ツール。診断ツールにより問題の原因を特定することができます。この製品に対して多くの診断ツールが使用可能です。

[AIX Solaris HP-UX Linux Windows][IBM i]詳しくは、トラブルシューティング・ツールによる処理を参照してください。

[z/OS]詳しくは、問題の診断 (診断ツールを使用)を参照してください。

サポートおよび自己支援 IBM サポートは診断ツールの出力の暗号解読を支援します。既知の問題およびその解決に関する現在の情報については、WebSphere Application Server のテクニカル・サポート Web サイトを参照してください。このサイトの文書により、問題を解決するために必要な情報を収集する時間を節約することができます。

詳しくは、WebSphere Application Server サポート・ページを参照してください。


トピックのタイプを示すアイコン 概念トピック



タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: last_date
http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-nd-mp&topic=covr_arch
ファイル名:covr_arch.html