WebSphere Application Server での JMS 用リソース・アダプター の構成プロパティー

WebSphere® Application Server での JMS 用リソース・アダプター のデプロイ時に、デプロイされるリソース・アダプター・インスタンスがサポートする JMS リソース・セットを構成する必要があります。

次の表は、JMS プロパティーとその値をリストしています。

注: WebSphere Application Server 環境内で実行されているアプリケーションで使用可能なプロパティーのすべてがサード・パーティー環境で使用可能であるとは限りません。 WebSphere Application Server 環境外では意味を持たないプロパティーもあれば、リモート側で接続されたクライアントでは意味を持たないものもあります。
表 1. 接続ファクトリーのプロパティー. 表の第 1 列は、接続ファクトリーのプロパティー名をリストしています。 第 2 列は、プロパティーの説明を示しています。第 3 列には、プロパティーの許容値 (使用可能な場合) が示されます。第 4 列には、デフォルト値 (そのプロパティーで使用可能な場合) が含まれます。
プロパティー名 説明 許可値 デフォルト
BusName 接続先のサービス統合バスの名前。    
ClientID この接続ファクトリーを使用して作成されたすべての接続上の永続トピック・サブスクリプションに必要な JMS クライアント ID。    
UserName      
Password      
NonPersistentMapping この接続ファクトリーを使用して送信される非パーシスタント JMS メッセージに適用される信頼性。 BestEffortNonPersistent、ExpressNonPersistent、ReliableNonPersistent ExpressNonPersistent
PersistentMapping この接続ファクトリーを使用して送信されるパーシスタント JMS メッセージに適用される信頼性。 ReliablePersistent、AssuredPersistent ReliablePersistent
DurableSubscriptionHome この JMS 接続ファクトリーから作成されたオブジェクトの永続サブスクリプションに配信されるメッセージを保管するために使用される、メッセージング・エンジンの名前。    
ReadAhead 先読みは、コンシューマーにメッセージを先制して割り当てる最適化です。これにより、コンシューマーの要求に応えるためにかかる時間が改善されます。 AlwaysOn、AlwaysOff、Default デフォルト
ターゲット メッセージング・エンジンのグループを識別するターゲットの名前。「TargetType」プロパティーを使用してターゲットのタイプを指定します。    
TargetType ターゲット・プロパティーで指定されたターゲットのタイプ。 BusMember、Custom、ME BusMember
TargetSignificance ターゲット・グループの重要度。 Required、Preferred 必須
TargetTransportChain メッセージング・エンジンのグループに解決されるプロトコルの名前。    
ProviderEndpoints ブートストラップ・サーバーへの接続に使用されるコンマ区切りのエンドポイントのリスト。    
ConnectionProximity 接続要求を受け入れることができるメッセージング・エンジンの、ブートストラップ・メッセージング・エンジンに関連した接近性。 Server、Cluster、Host、Bus バス
TemporaryQueueNamePrefix この接続ファクトリーを使用するアプリケーションが作成した一時キューの名前に使用される 12 文字までの接頭部。    
TemporaryTopicNamePrefix この接続ファクトリーを使用してアプリケーションが作成した一時トピックの開始時に使用される接頭部。    
ShareDurableSubscriptions 永続サブスクリプションが、接続を越えてサーバー・クラスターのメンバーとの間で共有されるかどうかを制御します。 InCluster、AlwaysShared、NeverShared InCluster (クライアントが常に WebSphere Application Server クラスター・サーバーの外部にある場合は、必ず AlwaysOff に解決されます)

ProducerDoesNotModify
PayloadAfterSet

有効にすると、この接続ファクトリーを使用してバスに接続されているメッセージ・プロデューサー・アプリケーションが送信したオブジェクト・メッセージまたはバイト・メッセージのデータは、設定時にコピーされず、必要不可欠な場合のみ、システムによってメッセージ・データがシリアライズされます。 そのようなメッセージを送信するアプリケーションは、メッセージに設定されたデータを変更できません。 true、false false
表 2. キュー接続ファクトリーのプロパティー. 表の第 1 列は、キュー接続ファクトリーのプロパティー名をリストしています。 第 2 列は、プロパティーの説明を示しています。第 3 列には、プロパティーの許容値 (使用可能な場合) が示されます。第 4 列には、デフォルト値 (そのプロパティーで使用可能な場合) が含まれます。
プロパティー名 説明 許可値 デフォルト
BusName 接続先のサービス統合バスの名前。    
UserName      
Password      
NonPersistentMapping この接続ファクトリーを使用して送信される非パーシスタント JMS メッセージに適用される信頼性。 BestEffortNonPersistent、ExpressNonPersistent、ReliableNonPersistent ExpressNonPersistent
PersistentMapping この接続ファクトリーを使用して送信されるパーシスタント JMS メッセージに適用される信頼性。 ReliablePersistent、AssuredPersistent ReliablePersistent
ReadAhead 先読みは、コンシューマーにメッセージを先制して割り当てる最適化です。これにより、コンシューマーの要求に応えるためにかかる時間が改善されます。 AlwaysOn、AlwaysOff、Default デフォルト
Target メッセージング・エンジンのグループを識別するターゲットの名前。「TargetType」プロパティーを使用してターゲットのタイプを指定します。    
TargetType ターゲット・プロパティーで指定されたターゲットのタイプ。 BusMember、Custom、ME BusMember
TargetSignificance ターゲット・グループの重要度。 Required、Preferred 必須
TargetTransportChain メッセージング・エンジンのグループに解決されるプロトコルの名前。    
ProviderEndpoints ブートストラップ・サーバーへの接続に使用されるコンマ区切りのエンドポイントのリスト。    
ConnectionProximity 接続要求を受け入れることができるメッセージング・エンジンの、ブートストラップ・メッセージング・エンジンに関連した接近性。 Server、Cluster、Host、Bus バス
TemporaryQueueNamePrefix この接続ファクトリーを使用するアプリケーションが作成した一時キューの名前に使用される 12 文字までの接頭部。    

ProducerDoesNotModify
PayloadAfterSet

有効にすると、この接続ファクトリーを使用してバスに接続されているメッセージ・プロデューサー・アプリケーションが送信したオブジェクト・メッセージまたはバイト・メッセージのデータは、設定時にコピーされず、必要不可欠な場合のみ、システムによってメッセージ・データがシリアライズされます。 そのようなメッセージを送信するアプリケーションは、メッセージに設定されたデータを変更できません。 true、false false
表 3. トピック接続ファクトリーのプロパティー. 表の第 1 列は、トピック接続ファクトリーのプロパティー名をリストしています。 第 2 列は、トピック接続ファクトリーのプロパティーの説明を示しています。第 3 列には、プロパティーの許容値 (使用可能な場合) が示されます。第 4 列には、デフォルト値 (そのプロパティーで使用可能な場合) が含まれます。
プロパティー名 説明 許可値 デフォルト
BusName 接続先のサービス統合バスの名前。    
ClientID この接続ファクトリーを使用して作成されたすべての接続上の永続トピック・サブスクリプションに必要な JMS クライアント ID。    
UserName      
Password      
NonPersistentMapping この接続ファクトリーを使用して送信される非パーシスタント JMS メッセージに適用される信頼性。 BestEffortNonPersistent、ExpressNonPersistent、ReliableNonPersistent ExpressNonPersistent
PersistentMapping この接続ファクトリーを使用して送信されるパーシスタント JMS メッセージに適用される信頼性。 ReliablePersistent、AssuredPersistent ReliablePersistent
DurableSubscriptionHome この JMS 接続ファクトリーから作成されたオブジェクトの永続サブスクリプションに配信されるメッセージを保管するために使用される、メッセージング・エンジンの名前。    
ReadAhead 先読みは、コンシューマーにメッセージを先制して割り当てる最適化です。これにより、コンシューマーの要求に応えるためにかかる時間が改善されます。 AlwaysOn、AlwaysOff、Default デフォルト
Target メッセージング・エンジンのグループを識別するターゲットの名前。「TargetType」プロパティーを使用してターゲットのタイプを指定します。    
TargetType ターゲット・プロパティーで指定されたターゲットのタイプ。 BusMember、Custom、ME BusMember
TargetSignificance ターゲット・グループの重要度。 Required、Preferred 必須
TargetTransportChain メッセージング・エンジンのグループに解決されるプロトコルの名前。    
ProviderEndpoints ブートストラップ・サーバーへの接続に使用されるコンマ区切りのエンドポイントのリスト。    
ConnectionProximity 接続要求を受け入れることができるメッセージング・エンジンの、ブートストラップ・メッセージング・エンジンに関連した接近性。 Server、Cluster、Host、Bus バス
TemporaryTopicNamePrefix この接続ファクトリーを使用してアプリケーションが作成した一時トピックの開始時に使用される接頭部。    
ShareDurableSubscriptions 永続サブスクリプションが、接続を越えてサーバー・クラスターのメンバーとの間で共有されるかどうかを制御します。 InCluster、AlwaysShared、NeverShared InCluster (クライアントが常に WebSphere Application Server クラスター・サーバーの外部にある場合は、必ず AlwaysOff に解決されます)

ProducerDoesNotModify
PayloadAfterSet

有効にすると、この接続ファクトリーを使用してバスに接続されているメッセージ・プロデューサー・アプリケーションが送信したオブジェクト・メッセージまたはバイト・メッセージのデータは、設定時にコピーされず、必要不可欠な場合のみ、システムによってメッセージ・データがシリアライズされます。 そのようなメッセージを送信するアプリケーションは、メッセージに設定されたデータを変更できません。 true、false false
表 4. キューのプロパティー. 表の第 1 列は、キューのプロパティー名をリストしています。 第 2 列は、キューのプロパティーの説明を示しています。第 3 列には、プロパティーの許容値 (使用可能な場合) が示されます。第 4 列には、デフォルト値 (そのプロパティーで使用可能な場合) が含まれます。
プロパティー名 説明 許可値 デフォルト
QueueName サービス統合バス上の関連キューの名前。    
DeliveryMode この宛先に送信されるメッセージのデリバリー・モード。これによって、この宛先に対するメッセージのパーシスタンスが制御されます。 Application、Persistent、NonPersistent  
TimeToLive この宛先に送信されたメッセージをシステムが保存しておく必要のある、ディスパッチ時刻からのデフォルトの時間 (ミリ秒)。    
Priority この宛先に送信されるメッセージの相対優先順位。0 から 9 の範囲で指定します。この場合の優先順位は、0 が最も低く、9 が最も高くなります。    
ReadAhead 先読みは、コンシューマーにメッセージを先制して割り当てる最適化です。これにより、コンシューマーの要求に応えるためにかかる時間が改善されます。 AlwaysOn、AlwaysOff、AsConnection、Default AsConnection
BusName 接続先のサービス統合バスの名前。    
ScopeToLocalQP このキューによって識別されたサービス統合バス・キュー宛先が、アプリケーションの接続先のメッセージング・エンジンに単一のキュー・ポイントが存在する場合、 そのキュー・ポイントに動的に範囲指定されるかどうかを設定します。 オン、オフ オフ
ProducerPreferLocal このキューの MessageProducer が、サービス統合バス・キュー宛先のローカル側で接続されたキュー・ポイントを他のキュー・ポイントより優先するかどうかを設定します。 オン、オフ オン
ProducerBind 単一の MessageProducer によってこのキューに送信されたメッセージが、同じサービス統合バス・キュー・ポイントに向けられるか、そのような制限を適用せず、別のメッセージを別のキュー・ポイントに送信するかを設定します。 オン、オフ オフ
GatherMessages このキューを使用するメッセージ・コンシューマーおよびキュー・ブラウザーから可視な範囲を、すべてのサービス統合バス・キュー・ポイントのメッセージにするか、単一のキュー・ポイントのみのメッセージにするかを設定します。 オン、オフ オフ
表 5. トピックのプロパティー. 表の第 1 列は、トピックのプロパティー名をリストしています。 第 2 列は、トピックのプロパティーの説明を示しています。第 3 列には、プロパティーの許容値 (使用可能な場合) が示されます。第 4 列には、デフォルト値 (そのプロパティーで使用可能な場合) が含まれます。
プロパティー名 説明 許可値 デフォルト
TopicSpace BusName プロパティーで定義されているサービス統合バス上の、トピックを含むトピック・スペースの名前。   Default.Topic.Space
TopicName TopicSpace プロパティーで定義されているトピック・スペース内の、この JMS トピックの割り当て先のトピックの名前。    
DeliveryMode この宛先に送信されるメッセージのデリバリー・モード。これによって、この宛先に対するメッセージのパーシスタンスが制御されます。 Application、Persistent、NonPersistent  
TimeToLive この宛先に送信されたメッセージをシステムが保存しておく必要のある、ディスパッチ時刻からのデフォルトの時間 (ミリ秒)。    
Priority この宛先に送信されるメッセージの相対優先順位。0 から 9 の範囲で指定します。この場合の優先順位は、0 が最も低く、9 が最も高くなります。    
ReadAhead 先読みは、コンシューマーにメッセージを先制して割り当てる最適化です。これにより、コンシューマーの要求に応えるためにかかる時間が改善されます。 AlwaysOn、AlwaysOff、AsConnection、Default AsConnection
BusName 接続先のサービス統合バスの名前。    
表 6. アクティベーション構成のプロパティー. 表の第 1 列は、アクティベーション構成のプロパティー名をリストしています。 第 2 列は、アクティベーション構成プロパティーの説明を示しています。第 3 列には、プロパティーの許容値 (使用可能な場合) が示されます。第 4 列には、デフォルト値 (そのプロパティーで使用可能な場合) が含まれます。
プロパティー名 説明 許可値 デフォルト 必須/オプション
宛先 サービス統合バス上の宛先の名前。     必須
ProviderEndpoints ブートストラップ・サーバーへの接続に使用されるコンマ区切りのエンドポイントのリスト。     必須
DestinationType メッセージ駆動型 Bean がキューまたはトピックのいずれの宛先を使用するかを指定します。 javax.jms.Queue、javax.jms.Topic   必須
BusName 接続先のサービス統合バスの名前。     必須
MessageSelector メッセージ駆動型 Bean が受信するメッセージを決定するために使用される JMS メッセージ・セレクター。この値は、使用可能なメッセージのサブセットを選択するために使用されるストリングです。この構文は、JMS 仕様で説明されているように、SQL 92 条件式構文のサブセットに基づいています。     オプション
AcknowledgeMode セッションが受信したメッセージに応答する方法。 Auto-acknowledge、Dups-ok-acknowledge 自動応答 オプション
SubscriptionDurability JMS トピック・サブスクリプションが永続的か非永続的かを指定します。 Durable、Nondurable 非永続 オプション
SubscriptionName 永続トピック・サブスクリプションに必要なサブスクリプション名。永続トピック・サブスクリプションを使用する際の必須フィールド。     オプション
MaxBatchSize メッセージング・エンジンから単一バッチで受信するメッセージの最大数。 1 から 2147483647 1 オプション
MaxConcurrency メッセージが同時に配信されるエンドポイントの最大数。 1 から 2147483647 10 オプション
RetryInterval メッセージング・エンジンへの接続を試行するときの試行と試行との間の遅延 (秒)。 1 から 2147483647 30 オプション
UserName       オプション
Password       オプション
DurableSubscriptionHome この JMS 接続ファクトリーから作成されたオブジェクトの永続サブスクリプションに配信されるメッセージを保管するために使用される、メッセージング・エンジンの名前。     オプション
ShareDurableSubscriptions 永続サブスクリプションが、接続を越えてサーバー・クラスターのメンバーとの間で共有されるかどうかを制御します。 InCluster、AlwaysShared、NeverShared InCluster (クライアントが常に WebSphere Application Server クラスター・サーバーの外部にある場合は、必ず AlwaysOff に解決されます) オプション
ClientID この接続ファクトリーを使用して作成されたすべての接続上の永続トピック・サブスクリプションに必要な JMS クライアント ID。     オプション
TargetTransportChain メッセージング・エンジンのグループに解決されるプロトコルの名前。     オプション
ReadAhead 先読みは、コンシューマーにメッセージを先制して割り当てる最適化です。これにより、コンシューマーの要求に応えるためにかかる時間が改善されます。 AlwaysOn、AlwaysOff、Default デフォルト オプション
Target メッセージング・エンジンのグループを識別するターゲットの名前。「TargetType」プロパティーを使用してターゲットのタイプを指定します。     オプション
TargetType ターゲット・プロパティーで指定されたターゲットのタイプ。 BusMember、Custom、ME BusMember オプション
TargetSignificance このプロパティーは、ターゲット・グループの重要度を指定します。 Required、Preferred 必須 オプション
TopicSpace BusName プロパティーで定義されているサービス統合バス上の、トピックを含むトピック・スペースの名前。   Default.Topic.Space オプション

ForwarderDoesNotModify
PayloadAfterSet

有効にすると、ペイロードが変更されたこのアクティベーション・スペックを介して転送されたオブジェクト・メッセージまたはバイト・メッセージのデータは、メッセージへの設定時にコピーされず、必要不可欠な場合のみ、システムによってメッセージ・データがシリアライズされます。 そのようなメッセージを送信するアプリケーションは、メッセージに設定されたデータを変更できません。 true、false false オプション

トピックのタイプを示すアイコン 参照トピック



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ファイル名:rjj_sibra_props.html