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SMF サブタイプ 8: WebContainer インターバル・レコード (バージョン 2)
WebContainer インターバル SMF レコードの目的は、WebSphere® Application Server for z/OS® トランザクション・サーバー内部で実行される WebContainer 内のアクティビティーを記録することです。
Web コンテナーは、HttpSession およびサーブレットを処理する Web サーバーとして機能します。 EJB コンテナーは、WebContainer アクティビティー・レコードの目的を認識せず、 EJB がディスパッチされたことだけを記録しますが、HttpSession、サーブレット、 およびそれぞれのパフォーマンス・データなどの詳細情報は収集しません。 WebContainer レコードは、個々の Web コンテナーごとに 1 つ作成されます。
個々のアクティビティーに関連したデータに加えて、個々の要求の有効範囲外で実行される Web コンテナー作業が発生する場合があります。例えば、HTTP セッションのファイナライズと HTTP セッションの無効化の一部のインスタンスは、 非同期に実行されます。 この場合、WebContainer インターバル・レコードはこのデータを記録します。
WebContainer SMF 記録は、J2EE コンテナーの SMF 記録の活動化と非活動化に連動して活動化されたり非活動化されたりします。
WebContainer インターバル・レコード (バージョン 2) スキーマ
WebContainer インターバル・レコード (バージョン 2) スキーマ。WebContainer インターバル・セクション
オフセット (10 進数) | オフセット (16 進数) | 名前 | 長さ | フォーマット | 説明 |
---|---|---|---|---|---|
0 | 0 | SM120WIA | 64 | EBCDIC | WebSphere トランザクション・サーバー・ホスト名 |
64 | 40 | SM120WIB | 8 | EBCDIC | WebSphere トランザクション・サーバー名 |
72 | 48 | SM120WIC | 8 | EBCDIC | WebSphere トランザクション・サーバー・インスタンス名 |
80 | 50 | SM120WID | 16 | S390STCK | サンプルを開始した時刻 |
96 | 60 | SM120WIE | 16 | S390STCK | サンプルが終了した時刻 |
112 | 70 | SM120CL5 | 8 | EBCDIC | セル |
120 | 78 | SM120ND5 | 8 | EBCDIC | ノード |
HttpSessionManager セクション
オフセット | オフセット | 名前 | 長さ | フォーマット | 説明 |
---|---|---|---|---|---|
0 | 0 | SM120WIF | 4 | バイナリー | "createdSessions": 作成された HTTP セッションの数 |
4 | 4 | SM120WIG | 4 | バイナリー | "invalidatedSessions": 無効化された HTTP セッションの数 |
8 | 8 | SM120WIH | 4 | バイナリー | "activeSessions": インターバルの最後にサーバーでアクティブに参照された HTTP セッションのCurrent®現在の数 |
12 | C | SM120WII | 4 | バイナリー | "minActiveSessions": インターバル間のアクティブな HTTP セッションの最小数 |
16 | 10 | SM120WIJ | 4 | バイナリー | "maxActiveSessions": インターバルの間にアクティブな HTTP セッションの最大数 |
20 | 14 | SM120WIK | 4 | バイナリー | "sessionLifeTime": 無効化された HTTP セッションの平均存続時間 (ミリ秒単位) |
24 | 18 | SM120WIL | 4 | バイナリー | "sessionInvalidateTime": HTTP セッションの無効化処理の平均所要時間 (ミリ秒単位) |
28 | 1C | SM120WIM | 4 | バイナリー | "finalizedSessions": ファイナライズされたセッションの数 |
32 | 20 | SM120WIN | 4 | バイナリー | "liveSessions": インターバルの終了時にサーバーが追跡している HTTP セッションの総数。これには、 アクティブ・セッションと非アクティブ・セッションの両方が含まれています。 |
36 | 24 | SM120WIO | 4 | バイナリー | "minLiveSessions": そのインターバル内に実行されている HTTP セッションの最小数 |
40 | 28 | SM120WIP | 4 | バイナリー | "maxLiveSessions": そのインターバル内に実行されている HTTP セッションの最大数 |
WebApplication インターバル・セクション
オフセット | オフセット | 名前 | 長さ | フォーマット | 説明 |
---|---|---|---|---|---|
0 | 0 | SM120WIQ | 256 | Unicode | WebApplication 名。 |
256 | 100 | SM120WIR | 4 | バイナリー | "numLoadedServlets":
ロードされたサーブレットの数。 注: この値は、このレコードに含まれるサーブレット・セクションの数とは異なる場合があります。
これは、このインターバルの間に非アクティブだったサーブレットが存在することがあるためです。
|
260 | 104 | SM120WIS | 4 | バイナリー | この Web アプリケーション・セクション内のサーブレット・トリプレットの数 |
次のトリプレットは、サーブレット・セクションごとに 1 度、0 から n 回表示されます。 | |||||
264 | 108 | SM120WIT | 4 | バイナリー | この WebApplication セクションの先頭からサーブレット・セクションまでのオフセット |
268 | 10C | SM120WIU | 4 | バイナリー | サーブレット・セクションの長さ |
272 | 110 | SM120WIV | 4 | バイナリー | サーブレット・セクションの数 |
サーブレット・セクション
オフセット | オフセット | 名前 | 長さ | フォーマット | 説明 |
---|---|---|---|---|---|
0 | 0 | SM120WIW | 256 | Unicode | サーブレット名 |
256 | 100 | SM120WIX | 4 | バイナリー | "totalRequests": このインターバル内でサーブレット・サービスが要求された回数 |
260 | 104 | SM120WIY | 4 | バイナリー | "responseTime": ミリ秒単位の平均応答時間 |
264 | 108 | SM120WIZ | 4 | バイナリー | "minResponseTime": ミリ秒単位の最小応答時間 |
268 | 10C | SM120WJ1 | 4 | バイナリー | "maxResponseTime": ミリ秒単位の最大応答時間 |
272 | 110 | SM120WJ2 | 4 | バイナリー | "numErrors": サーブレットの実行中に発生したエラーの数 |
276 | 114 | SM120WJ3 | 16 | EBCDIC | "loadedSince":
サーブレットがロードされたときのタイム・スタンプ 例: Fri May 25 08:42:25 EDT 2001 |
292 | 124 | SM120WJ4 | 8 | バイナリー | 平均 CPU 時間 (マイクロ秒単位) |
300 | 12C | SM120WJ5 | 8 | バイナリー | 最小 CPU 時間 (マイクロ秒単位) |
308 | 134 | SM120WJ6 | 8 | バイナリー | 最大 CPU 時間 (マイクロ秒単位) |