Web サーバー・プラグイン接続

Web サーバー・プラグインは、 Application Server へのパーシスタント HTTP および HTTPS 接続を確立お よび保守するために使用されます。

このプラグインは、要求をアプリケーション・サーバーに送信 できる準備ができている場合は、まず最初に、その接続プールに既存の接続がないかチェックします。既存の接続が使用可能であれば、そのプラグインはその接続状況をチェックします。接続状況に問題がなければ、プラグインはその接続を使用して、要求を送信します。接続が存在していなければ、プラグインは接続を 1 つ作成します。 接続は存在しているけれども、アプリケーション・サーバーがその接続を 閉じてしまっている場合は、プラグインはその接続を閉じて、新規の接続を開きます。

移行ユーザーの方へ 移行ユーザーの方へ: バージョン 8.5.5.0 以降では、Web サーバー・プラグインが HTTPS 要求を受け取ったが、アプリケーション・サーバーへの HTTPSトランスポートを作成できない場合は、接続が行われません。 HTTPS 接続が行われなかったときに Web サーバー・プラグインが HTTP 接続を作成できるようにしたい場合は、UseInsecure カスタム・プロパティーを指定してください。 HTTP 接続が行われなかったときに HTTPS 接続が作成されるようにすると、接続を作成しないことに比べてセキュリティーの点で劣ります。理由は、ユーザーが自分の接続がもはやセキュアでないことに気付かないことがあるからです。 デフォルトでは、WebSphere Application Server の旧バージョンでは、Web サーバー・プラグインが HTTPS 要求を受け取ったが、アプリケーション・サーバーへの HTTPS トランスポートを作成できないとき、Web サーバー・プラグインは、HTTP トランスポートが定義されていれば、HTTP トランスポートを作成します。 HTTP トランスポートが定義されていなければ、接続は行われません。trns

プラグインとアプリケーション・サーバーとの間で接続が確立してしまうと、 以下のいずれかの理由でアプリケーション・サーバーがその接続を閉じるまで、その接続は閉じられません。

アプリケーション・サーバーが接続を閉じたとしても、プラグインは、 その接続を再度使用しようとして初めて、その接続が閉じられたことがわか ります。以下のいずれかのイベントが発生すると、接続は閉じられます。
  • プラグインが新規の HTTP 要求を受け取り、既存の接続を再使用しようとする。
  • Web サーバーが新規の HTTP 要求を受信していないので、 httpd プロセスの数が減少する。IBM® HTTP Server の場合は、キープアライブ状態にある httpd プロセスの数は、 Web サーバーの MinSpareServers ディレクティブで指定されている値によって異なります。
  • Web サーバーが停止し、すべての httpd プロセスが終了して 、それぞれのプロセスに対応するソケットが閉じられる。
トラブルの回避 (Avoid trouble) トラブルの回避 (Avoid trouble): 特定のアプリケーション・サーバーで、 突然重い要求負荷が停止するか、負荷が減少した場合は、 そのアプリケーション・サーバーとのプラグインの接続の多くが、 CLOSE_WAIT 状態になることがあります。 これらの接続は、プラグインが最初にそれらの接続を再使用しようとしたときに閉じられるので、多数の接続が CLOSE-WAIT 状態にあっても、パフォーマンスに影響は出ないはずです。gotcha

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