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pct ツールを使用した Web サーバー・プラグインの構成
WCT コマンドは、-tool パラメーターによって指定されるコマンド行ツールを起動します。 WCT コマンドを使用し、pct ツールを指定して、Web サーバーでアプリケーション・サーバーをホスティング・サーバーとして使用するよう構成できます。
手順
- 製品には、環境をセットアップし、WCT コマンドを起動する以下のスクリプトが組み込まれています。
wctcmd.bat -tool pct -defLocPathname definition_location_pathname -defLocName definition_location_name -importDefinitionLocation -removeDefinitionLocation definition_location_name -listDefinitionLocations -createDefinition -deleteDefinition webserver_definition_name -listDefinitions -response response_file
./wctcmd.sh -tool pct -defLocPathname definition_location_pathname -defLocName definition_location_name -importDefinitionLocation -removeDefinitionLocation definition_location_name -listDefinitionLocations -createDefinition -deleteDefinition webserver_definition_name -listDefinitions -response response_file
- WCT コマンドに登録されており、起動するツールの名前を指定します。
このパラメーターは必須です。
- プラグイン・ランタイム・ルート・ロケーションの論理名を指定します。
このパラメーターは、定義を作成または削除する場合に必要です。
- 既存のプラグイン・ランタイム・ルート・ロケーションの絶対パス名を指定します。
このパラメーターは、定義を作成または削除する場合に必要です。
- ツール・レジストリーに Web サーバー・プラグイン・ランタイム・ロケーションをインポートすることを指定します。
このオペレーションでは、新しい定義が作成されます。
使用例:
wctcmd.bat -tool pct -importDefinitionLocation -defLocPathname C:¥data¥IBM¥WebSphere¥Plugins -defLocName DefinitionLocationName -response C:¥IBM¥WebSphere¥tools¥WCT¥responsefile.txt
./wctcmd.sh -tool pct -importDefinitionLocation -defLocPathname /opt/IBM/WebSphere/Plugins -defLocName DefinitionLocationName -response /opt/IBM/WebSphere/tools/WCT/responsefile.txt
- すべての定義ロケーションのリストを生成することを指定します。
使用例:
wctcmd.bat -tool pct -listDefinitionLocations
./wctcmd.sh -tool pct -listDefinitionLocations
- pct ツールが定義ロケーションを削除するよう指定します。
このパラメーターは、定義ロケーションを削除する場合に使用します。
使用例:
wctcmd.bat -tool pct -removeDefinitionLocation -defLocPathname C:¥data¥IBM¥WebSphere¥Plugins
または./wctcmd.sh -tool pct -removeDefinitionLocation -defLocPathname /opt/IBM/WebSphere/Plugins
wctcmd.bat -tool pct -removeDefinitionLocation -defLocName DefinitionLocationName
./wctcmd.sh -tool pct -removeDefinitionLocation -defLocName DefinitionLocationName
- Web サーバー定義を新規に作成することを指定します。
使用例:
wctcmd.bat -tool pct -createDefinition -defLocName DefinitionLocationName -response C:¥IBM¥WebSphere¥tools¥WCT¥responsefile.txt
./wctcmd.sh -tool pct -createDefinition -defLocName DefinitionLocationName -response /opt/IBM/WebSphere/tools/WCT/responsefile.txt
- 削除対象の固有の Web サーバー・プラグイン定義を指定します。
このパラメーターは、既存の定義を削除する場合に使用します。
definition_name は必須です。以下のパラメーターのいずれか 1 つも必須です。使用例:
wctcmd.bat -tool pct -defLocPathname C:¥data¥IBM¥WebSphere¥Plugins -defLocName DefinitionLocationName -deleteDefinition WebServerDefinitionName
./wctcmd.sh -tool pct -defLocPathname /opt/IBM/WebSphere/Plugins -defLocName DefinitionLocationName -deleteDefinition WebServerDefinitionName
- すべての定義のリストを生成することを指定します。
使用例:
wctcmd.bat -tool pct -listDefinitions -defLocName DefinitionLocationName
./wctcmd.sh -tool pct -listDefinitions -defLocName DefinitionLocationName
- ツールの引数を含む応答ファイルを指定します
このパラメーターは、定義を作成する場合に必要です。
注:- WCT コマンドに登録されており、起動するツールの名前を指定します。
- ログ出力の細分度を指定します。有効な引数値は 1 から 7 までの整数で、7 が最も詳細なログ・レベルです。
- 汎用パラメーター
パラメーター 値 - 構成タイプを指定します。
- WebSphere® Application Server と Web サーバーが同じマシンにあります。
- WebSphere Application Server と Web サーバーが異なるマシンにあります。
- WebSphere Application Server 上のプロファイルが、デプロイメント・マネージャーに統合されます。
- WebSphere Application
Server のインストール・ホーム・ディレクトリーのロケーションを指定します。
このオプションは、ローカル構成タイプでのみ有効です。
WebSphere Application Server のインストール・ホーム・ディレクトリーのロケーション
- 構成する Web サーバーを指定します。
構成する Web サーバーを 1 つのみ指定します。
- Apache Web Server バージョン 2.2
- Lotus® Domino Web Server バージョン 7.0
HP-UX および Solaris x64 (x86_64) ではサポートされていません。
- Lotus Domino Web Server バージョン 8.0
HP-UX および Solaris x64 (x86_64) ではサポートされていません。
- IBM® HTTP Server バージョン 7.0
- Microsoft Internet
Information Services バージョン 6
Windows でサポートされています。
- Microsoft Internet
Information Services バージョン 7
Windows でサポートされています。
- Microsoft Internet
Information Services バージョン 8
Windows でサポートされています。
- Sun Java™ System Web Server バージョン 6.1 または Sun Java System Web Server バージョン 7.0
- HTTP 管理ポート番号を指定します。
この値は、IHS を構成する場合にのみ指定します。
HTTP 管理ポート番号
- IHS 管理サーバーの IHS 管理者ユーザー ID を指定します。
この値は、IHS を構成する場合にのみ指定します。
IHS 管理サーバーの IHS 管理者ユーザー ID
- IHS 管理サーバーのユーザー・グループを指定します。
この値は、IHS を構成する場合にのみ指定します。
IHS 管理サーバーのユーザー・グループ
- 1 番目の Web サーバー構成ファイルを指定します。
存在しているファイルを指定する必要があります。
- httpd.conf制約事項: サーバーを正常に構成するためには、構成ファイルの名前を httpd.conf として保持しなければなりません。
- notes.jar
- notes.jar
- httpd.conf制約事項: サーバーを正常に構成するためには、構成ファイルの名前を httpd.conf として保持しなければなりません。
- magnus.conf
- 2 番目の Web サーバー構成ファイルを指定します。
存在しているファイルを指定する必要があります。
- names.jar
- names.jar
- obj.conf
- 構成する Web サーバーの Web サーバー・ポートを指定します。
構成する Web サーバーの Web サーバー・ポート
- Lotus Domino バージョン 7.0 または 8.0 のユーザー ID を指定します。
Domino バージョン 7.0 または 8.0 のユーザー ID
- Web サーバー定義名を指定します。
Web サーバー定義名にはスペースを含めないでください。
スペースを含まない Web サーバー定義名
- WebSphere Application
Server マシンのホスト名を指定します。
local_standalone インストール・タイプの場合はこの指定を省略できます。
- "hostname"
インストールではマシンの hostname ホスト名が使用されます。
- ""
ターゲット・インストール・マシンのホスト名が使用されます。
重要: WCT コマンドを使用して複数の Web サーバーを作成し、必要に応じてそれらの Web サーバー・マシンで WCT を実行した場合、各 Web サーバーのホスト名は、そのホスト名のオペレーティング・システムを照会した際のタイプと同じタイプに基づく派生ホスト名になります。このように WCT を実行すると、ノードと serverIndex.xml ファイルを作成するために使用されるホスト名と同じ名前を持つ 2 つのスクリプト・ファイルが作成されます。
同じマシンに 2 つの Web サーバーがあると、ネットワーク IP アドレスを 2 つ持つことになり、これらの IP アドレスに対して固有のホスト名を持つことが必要になる場合があります。
ホスト名が派生したものであったために、Web サーバー・ホスト名を要求するプロンプトを受け取らなかったので、WCT ツールと関連 configurewebserverx.bat/sh スクリプトがノードと serverIndex.xml ファイルを同じホスト名で作成します。
同じマシンで作成した 2 つの Web サーバーに 2 つの異なるネットワーク IP アドレスが割り当てられるようにするには、管理コンソールに移動して以下のことを行います。- サーバー > Web サーバー > webserverName
- 「ポート」をクリックします
- 管理対象ノードの場合は WEBSERVER_ADDRESS をクリックします。 非管理対象ノードの場合は、WEBSERVER_ADMIN_ADDRESS をクリックします
- IP アドレス (ホスト名) を変更します。
- 「OK」をクリックしてから「保存」をクリックします。
- 拡張パラメーター (サイレント・インストールでのみ使用可能)
パラメーター 値 - 既存のデプロイ済みアプリケーションをすべて Web サーバーにマップするかどうかを指定します。
有効なオプションが設定されていない場合、インストーラーはこれを true に設定してインストールを続行します。
- Web サーバー定義は、既存のデプロイ済みアプリケーション (snoop または hit count など) に対しターゲットとしてマップされます。(推奨)
- Web サーバー定義にアプリケーションがマップされません。
- ユーザーが 1 つのマシンで複数の Web サーバー・ホスト名を使用している拡張シナリオでは、構成に使用する Web サーバー・ホスト名を指定します。
- インストール時にマシンで検出されたホスト名に解決されます。 (推奨)
- インストールではマシンの hostname ホスト名が使用されます。
- Web サーバー・インストール・アーキテクチャーを指定します。
- 32 ビット Web サーバー・インストールの場合に有効です。
- 64 ビット Web サーバー・インストールの場合に有効です。
- Web サーバー・マシンのアーキテクチャーが使用されます。
- 構成する WebSphere Application Server プロファイルの名前を指定します。
- 既存の WebSphere Application Server プロファイルの名前を入力する必要があります。
ストリングを空のままにすると、インストーラーはデフォルト・プロファイルを使用します。
このオプションは、ローカル・インストール・シナリオでのみ有効です。
- 構成する IHS 管理サーバーのユーザー・パスワードを指定します。
この値は、IHS を構成する場合にのみ指定します。
- IHS 管理サーバーの構成に使用するユーザーのパスワードを入力する必要があります。
- IHS 管理サーバーを構成するかどうかを指定します。
この値は、IHS を構成する場合にのみ指定します。
- サポートが使用可能になり、IHS 管理サーバーが構成されます。
- サポートは使用可能にならず、IHS 管理サーバーは構成されません。
- ユーザー ID とパスワードを資格情報として使用して IHS 管理サーバーを構成するためのサポートを有効にするかどうかを指定します。
この値は、IHS を構成する場合にのみ指定します。
- 特定のユーザー ID とパスワードを使用した IHS 管理サーバーの構成のサポートが使用可能になります。
追加の関連資格情報を指定する必要があります。
- 特定のユーザー ID とパスワードを使用した IHS 管理サーバーの構成のサポートが使用可能になりません。
追加の値は不要です。
- 構成する Web サーバーのタイプを指定します。
構成する Web サーバーを 1 つのみ指定します。
- Apache Web Server バージョン 2.2
- Lotus Domino Web Server バージョン 7.0 または 8.0
HP-UX および Solaris x64 (x86_64) ではサポートされていません。
- IBM HTTP Server バージョン 7.0
- Microsoft Internet Information Services バージョン 6、バージョン 7、またはバージョン 8
Windows でサポートされています。
- Sun Java System Web Server バージョン 6.1 または バージョン 7.0
- Windows で作成する IHS 管理サービスの開始タイプを指定します。
この値は、IHS を構成する場合にのみ指定します。
Windows オペレーティング・システムでのみ使用します。
- システムのブート後にサービスが自動的に開始します。
- サービスは要求された場合にのみ開始します。
- Windows で IHS 管理サーバーの構成に使用するユーザーの ID を指定します。
この値は、IHS を構成する場合にのみ指定します。
Windows オペレーティング・システムでのみ使用します。
- IHS 管理サーバーの構成に使用する名前を入力する必要があります。
- Windows で IHS 管理サーバーの構成に使用するユーザーのパスワードを指定します。
この値は、IHS を構成する場合にのみ指定します。
Windows オペレーティング・システムでのみ使用します。
- IHS 管理サーバーの構成に使用するユーザーのパスワードを入力する必要があります。
- IHS 管理サーバーを Windows サービスとして実行するように構成するかどうかを指定します。
この値は、IHS を構成する場合にのみ指定します。
Windows オペレーティング・システムでのみ使用します。
- IHS 管理サーバーを Windows サービスとして構成するためのサポートが使用可能になります。
- IHS 管理サーバーを Windows サービスとして構成するためのサポートが使用可能になりません。
注: WCT コマンドを実行した後、Web サーバーは、アプリケーション・サーバーをホスティング・サーバーとして使用するよう構成されます。また、WCT コマンドは、構成ファイルを含むディレクトリー内に新規の応答ファイルを作成します。この応答ファイルには、文書化されていない 2 つのエントリー defLocPathname と profilePath が含まれている可能性があります。これらの機能は、製品ではサポートされていません。新規の応答ファイルには、Web サーバー構成の作成に使用される情報が含まれています。 - 既存のデプロイ済みアプリケーションをすべて Web サーバーにマップするかどうかを指定します。
以下に、IHS ローカル・プラグイン構成用の応答ファイルの内容例を示します。Web サーバーのオペレーティング・システムを指定するために使用される webServerOS パラメーターの有効値は、Windows、Linux、Solaris、AIX®、HPUX、OS390、および OS400 です。
configType=local_standalone enableAdminServerSupport=true enableUserAndPass=true enableWinService=false ihsAdminCreateUserAndGroup=true ihsAdminPassword=****** ihsAdminPort=8008 ihsAdminUnixUserGroup=grp101 ihsAdminUnixUserID=user1 mapWebServerToApplications=true profileName=AppSrv01 wasExistingLocation=/opt/IBM/WebSphere/AppServer85 webServerConfigFile1=/opt/IBM/HTTPServer/conf/httpd.conf webServerDefinition=webserver1 webServerHostName=local.ibm.com webServerOS=operating_system_value webServerPortNumber=80 webServerSelected=ihs
configType=local_standalone enableAdminServerSupport=true enableUserAndPass=true enableWinService=true ihsAdminPassword=****** ihsAdminPort=8008 ihsAdminUserID=admin1 ihsWindowsPassword=****** ihsWindowsStartupType=auto ihsWindowsUserID=user1 mapWebServerToApplications=true profileName=AppSrv01 wasExistingLocation=D:¥¥IBM¥¥WebSphere¥¥AppServer85 webServerConfigFile1=D:¥¥IBM¥¥HTTPServer¥¥conf¥¥httpd.conf webServerDefinition=webserver1 webServerHostName=local.ibm.com webServerInstallArch=32 webServerPortNumber=80 webServerSelected=ihs
以下に、IHS リモート・プラグイン構成の応答ファイルの内容例を示します。Web サーバーのオペレーティング・システムを指定するために使用される webServerOS パラメーターの有効値は、Windows、Linux、Solaris、AIX、HPUX、OS390、および OS400 です。
configType=remote enableAdminServerSupport=true enableUserAndPass=true enableWinService=false ihsAdminCreateUserAndGroup=true ihsAdminPassword=****** ihsAdminPort=8008 ihsAdminUnixUserGroup=grp101 ihsAdminUnixUserID=user1 mapWebServerToApplications=true wasMachineHostname=192.168.1.2 webServerConfigFile1=/opt/IBM/HTTPServer/conf/httpd.conf webServerDefinition=webserver1 webServerHostName=remote.ibm.com webServerOS=operating_system_value webServerPortNumber=80 webServerSelected=ihs
configType=remote enableAdminServerSupport=true enableUserAndPass=true enableWinService=true ihsAdminPassword=****** ihsAdminPort=8008 ihsAdminUserID=admin1 ihsWindowsPassword=****** ihsWindowsStartupType=auto ihsWindowsUserID=user1 mapWebServerToApplications=true wasMachineHostname=192.168.1.2 webServerConfigFile1=D:¥IBM¥HTTPServer¥conf¥httpd.conf webServerDefinition=webserver1 webServerHostName=remote.ibm.com webServerInstallArch=32 webServerOS=windows webServerPortNumber=80 webServerSelected=ihs
次のタスク

- 「ポート」をクリックします。
- 「WEBSERVER_ADDRESS」をクリックします。 非管理対象ノードの場合は、「WEBSERVER_ADMIN_ADDRESS」をクリックします。
- ホスト名を変更します。
- 「OK」をクリックして保存します。