Web サービス対応クライアント WAR ファイルの EAR ファイルへのアセンブル
アプリケーション成果物が生成されたので、次はこれらの成果物をアセンブルして、Web サービス・アプリケーションで使用するエンタープライズ・アーカイブ (EAR) ファイルを作成する必要があります。
始める前に
WebSphere® Application Server と共に提供されるアセンブリー・ツールを使用して、Java ベースの Web サービス・モジュールをアセンブルできます。
制約事項: アプリケーション・アーカイブ内にパッケージされるファイルの名前には、ポンド記号 (#) を含めないでください。
内部処理の関係で、アプリケーション・アーカイブ内のファイル名にポンド記号が含まれている場合には、アプリケーション・サーバーはアプリケーションを正しくデプロイできません。
この障害が発生したときには、アプリケーションの処理中に例外が発生することがあります。
また、アプリケーションのデプロイ後にアプリケーションの一部が欠落する可能性があります。
この問題に対処するには、アプリケーション・アーカイブ内のファイル名を変更して、ポンド記号が含まれないようにしてください。
このタスクについて
次の手順に従って、アプリケーション・クライアントが Web サービスにアクセスできるようにするクライアント・コードと成果物をアセンブルします。
手順
- アセンブリー・ツールを開始します。 Rational® Application Developer の文書にある、 アセンブリー・ツールの開始に関する情報を参照してください。
- Java EE モジュールで機能するようにアセンブリー・ツールをまだ構成していない場合は、 ここで構成します。Java EE および Web カテゴリーが 使用可能になっていることを確認する必要があります。 Rational Application Developer の文書にある、 アセンブリー・ツールの構成に関する情報を参照してください。
- Rational Application Developer アセンブリー・ツールに、アセンブリー・ツールキット、アプリケーション・アセンブリー・ツール (AAT)、またはその他のツールで作成した WAR ファイルをマイグレーションします。ファイルをマイグレーションするには、 アセンブリー・ツールに WAR ファイルをインポートします。 Rational Application Developer 文書にある、アセンブリー・ツールを使用した Web アーカイブ (WAR) ファイルのインポートに関する情報を参照してください。
タスクの結果
例
アセンブリー・プロセスのこの例では、次のような AddressBookWeb.war WAR
ファイルおよび AddressBook.ear EAR ファイルを使用します。
WEB-INF/MANIFEST.MF
WEB-INF/web.xml
WEB-INF/wsdl/AddressBook.wsdl
WEB-INF/AddressBook_mapping.xml
WEB-INF/ibm-webservicesclient-ext.xmi (optional)
WEB-INF/ibm-webservicesclient-bnd.xmi
com/ibm/websphere/samples/webservices/addr/Address.class
com/ibm/websphere/samples/webservices/addr/AddressBook.class
com/ibm/websphere/samples/webservices/addr/AddressBookClient.class
com/ibm/websphere/samples/webservices/addr/AddressBookService.class
...other generated classes...
AddressBookWeb.war ファイルを
AddressBook.ear ファイルにアセンブルすると、AddressBook.ear ファイルには、
次のファイルが含まれるようになります。
META-INF/MANIFEST.MF
AddressBookWeb.war
META-INF/application.xml
次のタスク
Java™ API for XML-Based Web Services (JAX-WS) アプリケーションでは、Web サービス・クライアント・アプリケーションをデプロイする準備ができています。
Java API for XML-based RPC (JAX-RPC) アプリケーションでは、サーバーにデプロイされる Web サービスと、クライアントが通信できるようにするために、クライアント・デプロイメント記述子バインディングをアセンブリー・ツールで構成する必要があります。