wsadmin ツールによる構成変更の保存
wsadmin ツールとスクリプトを使用して、マスター構成リポジトリーへ構成変更を保存します。
このタスクについて
wsadmin ツールは、ワークスペースを使用して構成変更を保持します。 変更を保存して、更新をマスター構成リポジトリーに転送する必要があります。 スクリプト・プロセスを終了する際に変更を保存しなかった場合には、変更は破棄されます。
手順
エレメント | 説明 |
---|---|
$ | 変数名を値で置換する Jacl 演算子です。 |
AdminConfig | 製品の構成を表すオブジェクトです。 |
save | AdminConfig コマンドです。 |
wsadmin ツールで対話モードを使用している場合は、 変更を破棄する前に保存するようにプロンプトが出されます。
wsadmin ツールで -c オプションを使用している場合には、変更は自動的に保存されます。
wsadmin -c オプションを使用してドル記号文字 ($) を含むコマンドを起動すると、コマンド行は変数の置換を試みます。
この問題を回避するには、円記号 (¥) を使用してドル記号をエスケープします。
例えば、wsadmin -c "¥$AdminConfig
save" のようにします。
スクリプト・プロセスを終了する際に保存を実行しなかった場合には、前回の保存以降に行った構成変更の内容は破棄されます。 同時に構成を更新している複数のクライアント (スクリプトまたはブラウザー・クライアント) がある場合は、スクリプトにより要求される変更が保存されない可能性があります。 その場合、例外が表示され、ユーザーは更新を再度行う必要があります。 保存が失敗した場合、構成への更新は保存されません。 保存に成功すると、すべての更新が保存されます。保存の失敗を防ぐため、各構成の更新後、save コマンドを呼び出すことができます。
AdminConfig オブジェクトの reset コマンドを使用して、 最後の保存以降に構成に対して行った変更を元に戻すことができます。