[z/OS]

z/OS API 用の最適化されたローカル・アダプター

WebSphere® Application Server for z/OS® の最適化ローカル・アダプターは、一連の z/OS ネイティブ言語呼び出し可能サービス、またはアプリケーション・プログラミング・インターフェース (API)、および Java™ EE コネクター・アーキテクチャー (JCA) によってサポートされます。

これらの呼び出し可能サービスは、次のネイティブ・プログラミング言語で使用できます。
  • Cobol
  • C/C++
  • PL/I
  • 高水準アセンブラー
各呼び出し可能サービスには 31 ビット・バージョンと 64 ビット・バージョンがあります。命名規則は、31 ビット API スタブの場合は BBOA1-、 64 ビット API 呼び出し元の場合は BBGA1- になります。

AMODE 64 で実行中の呼び出し元は、そのパラメーター・リストが 2 GB 境界の下にあり、31 ビットの規則 (各パラメーターのポインターは 31 ビット・アドレス) に準じてパラメーターを渡している場合は、API の AMODE 31 バージョンを使用できます。64 ビットで実行中の呼び出し元は、C、C++、またはアセンブラーで書かれていて、64 ビット・アドレッシング・モードで実行される必要があります。 アセンブラーのアプリケーションから BBGA1* 64-bit API を使用する場合、フォーマット 4 つまり F4SA の 64 ビット保存域が必要で、これは、最適化されたローカル・アダプター・スタブが呼び出し元のレジスターの保存と復元のために使用します。 C または C++ から呼び出す場合は、<Prod_FS_root>/util/zos/OLASamples/bboaapi.h のサンプル・ヘッダーで 64 ビット API を外部 OS_NOSTACK として定義します。こうすれば、確実に、正しいリンケージと保存域の規則を使用して呼び出されるようになります。

この API 資料でローカル接続という用語を使用する場合、これは z/OS システム上の外部アドレス・スペースと、同じ z/OS システム上の WebSphere Application Server の間の通信のために作成される、クロスメモリー・リンクを指しています。クライアントのアドレス・スペースは、同じ z/OS イメージ上で実行している必要があります。 アダプター API は、一意的に登録された各呼び出し元に関連付けられた、プール内のこれらのローカル接続を管理します。 12 文字の登録名は、1 つのアドレス・スペースにつき 1 組の接続プールについてのみ使用できます。1 つのアドレス・スペース内での一意の登録数に制限はありません。 使用可能なストレージの容量のみによって制限されます。

API サービスはユーザーの目標別にリストされています。例えば、リストされている最初のセクションは『登録』です。 このセクションでは、呼び出しで使用できるように、最適化されたローカル・アダプターの登録タスクに使用される API について説明します。

登録

BBOA1REG API (31 ビットの呼び出し元用) および BBGA1REG API (64 ビットの呼び出し元用) を使用して、ローカルの WebSphere Application Server for z/OS デーモン・グループおよびサーバーに登録できます。BBOA1REG API および BBGA1REG API は、ローカルの WebSphere Application Server のデーモン・グループおよびサーバーとの最適化された接続のグループが、指定した「registername」で割り振りおよび登録されるように要求します。

表 1. BBOA1REG API (31 ビットの呼び出し元) および BBGA1REG API (64 ビットの呼び出し元) の構文. 構文はパラメーターのセクションで説明されています。
API 構文
BBOA1REG または BBGA1REG

BBOA1REG ( daemongroupname , nodename , servername , registername , minconn , maxconn , registerflags , rc, rsn )

BBGA1REG ( daemongroupname , nodename , servername , registername , minconn , maxconn , registerflags , rc, rsn )

パラメーター

daemongroupname (入力)

結合される WebSphere Application Server for z/OS デーモン・グループの名前を収容する入り口変数または入り口定数。デーモン・グループ名は、デーモン・ジョブ名ではなくセル・ショート・ネームと同じでなければなりません。

入り口変数または入り口定数は正確に 8 文字からなるヌル終了ストリングでなければなりません。また、参照によって渡さなければなりません。 WebSphere Application Server for z/OS デーモンは、ローカル・システムで稼働中であり、かつ初期化されていなければなりません。

nodename (入力)

結合される WebSphere Application Server for z/OS ノードの名前 (ショート・ネーム) を含む入り口変数または入り口定数。入り口変数または入り口定数は参照により受け渡す必要があります。 WebSphere Application Server z/OS サーバーがローカル・システム上で実行中であり初期化済みであることが必要です。この名前は、空白を埋め込んだ正確に 8 文字のストリングである必要があります。

servername (入力)

結合される WebSphere Application Server for z/OS サーバーの名前 (ショート・ネーム) を含む入り口変数または入り口定数。入り口変数または入り口定数は参照により受け渡す必要があります。 WebSphere Application Server z/OS サーバーがローカル・システム上で実行中であり初期化済みであることが必要です。この名前は、空白を埋め込んだ正確に 8 文字のストリングである必要があります。

registername (入力)

一連のローカル接続を登録するために使用される名前を収容する、入り口変数または入り口定数。 遅延呼び出しでは、使用する接続のプールを識別するためにこの名前が必要です。 この名前は、空白が埋め込まれた正確に 12 文字のストリングである必要があり、現行のアドレス・スペースで使用することはできません。

minconn (入力)
この登録に対して割り振る接続の初期最小数を収容する整数。 アダプターは、登録時に、関連付けられたサーバーとの接続をこの数だけ予約しようとします。
重要: MINCONN にゼロ (0) が指定されている場合でも、ターゲット・サーバーとバインドするために、最低でも 1 つの接続が割り振られます。0 を指定しても 1 を指定しても同じです。
maxconn (入力)

この登録に対して割り振る接続の最大数を収容する整数。 アダプターは、接続取得要求の際、最小数の接続がすべて使用中の場合には、ローカル接続プールをこの数まで拡張しようとします。

registerflags (入力)
登録フラグを収容する 32 ビット・フラグ・ワード。
  • reg_flag_trans - ビット 30

    トランザクションのリカバリーをこの登録の接続でサポートする場合は 1、トランザクションのリカバリーをサポートしない場合は 0 (ゼロ) を収容します。

    トランザクション・パラメーターが有効になっていると、アダプター API は z/OS リソース・リカバリー・サービス (RRS) への登録を試み、WebSphere Application Server と API 利用者の環境の間に、2 フェーズ・コミットをサポートするグローバル・トランザクションが作成されます。

    バージョン 8.5.0.2 からは、IMS™ 依存領域で実行していて、このフラグを 1 に設定する場合は、RRS=YES の IMS 環境およびサーバーを実行するか、あるいはノード・レベル環境変数 ola_rrs_context_propagate を構成に追加して、true (または 1) に設定するようにしてください。 IMS では、起動または要求送信 WOLA API 呼び出しが伝搬されて WebSphere Application Server for z/OS EJB コンテナーで表明されたとき、スレッドで RRS コンテキストが有効になります。

    トラブルの回避 (Avoid trouble) トラブルの回避 (Avoid trouble): ola_rrs_context_propagate 変数を構成設定に追加したり、この変数の設定を true に変更したりする必要がある場合は、この構成変更を行った後、サーバーを再始動しなければなりません。gotcha
  • reg_flag_W2Cprop - ビット 31 またはビット 64

    reg_flag_W2Cprop は、WebSphere Application Server から CICS® へのアウトバウンド・トランザクション・セキュリティー伝搬を制御します。

  • reg_flag_C2Wprop - ビット 29
    CICS から WebSphere Application Server への呼び出しタスクで ID を伝搬します。CICS から WebSphere Application Server へのインバウンド・トランザクションの場合は、登録フラグ reg_flag_C2Wprop で ID の決定方法を制御します。このビットがオン の場合、WebSphere Application Server のサーバー許可プロセスでは CICS アプリケーション・タスク ID が使用されます。このビットがオフ の場合は、CICS 領域 ID が使用されます。
    重要: WebSphere Application Server で CICS アプリケーション・レベル・セキュリティーが要求されるようにする必要があります。このタイプのセキュリティー伝搬を設定するには、管理コンソールで WebSphere 環境変数 ola_cicsuser_identity_propagate を 1 に設定します。
  • reg_flag_trcmod - ビット 0

    最適化されたローカル・アダプター・トレース設定を、要求された登録のために変更するには、reg_flag_trcmod を設定します。このフラグを設定しない場合、トレース設定は変更されず、システム・デフォルトあるいは登録名またはジョブ名に適用される事前定義トレース設定が使用されます。

  • reg_flag_trcmore - ビット 1 および reg_flag_trcsome - ビット 2

    reg_flag_trcmod が 1 に設定されており、登録の詳細トレースまたは粗いレベルのトレースが必要な場合は、reg_flag_trcmore または reg_flag_trcsome のいずれかを設定してトレース設定を指定します。reg_flag_trcmod が 1 に設定されている状態でこの両方を「off」にすると、事前定義またはデフォルトの設定に関係なく、登録のトレースは実行されません。

rc (出力)

この呼び出しの成功または失敗を示す整数の戻りコード。

rsn (出力)

この呼び出しが失敗した理由を説明する整数の理由コード。

使用上の注意:
  • この呼び出しに指定された WebSphere Application Server for z/OS のデーモン・グループおよびサーバーが始動済みであること、およびローカル・アダプターに対するサポートが使用可能になっていることを確認してください。
  • 要求された最小接続数は、WebSphere Application Server 管理コンソールを使用して構成可能なサーバーの最大接続数に照らして検証されます。最小接続数 (minconn) の値を 3 にすると、登録呼び出し時に 3 つの接続が予約されます。ある特定の時点で 3 つよりも多くの接続が要求された場合、接続プールを最大接続数 (maxconn) の値まで増やすことができます。 サーバーとの接続の合計数が許可されている最大値に達すると、以降は、maxconn 値に達していなくても、そのサーバーに対するすべての接続取得 API 要求が拒否されます。
    重要: 最小接続数の値を設定する際は注意してください。 WebSphere Application Server 制御領域のリソースは各接続用に予約されているので、特定の場合を除き、設定値は大きくしないことをお勧めします。
  • 同一のアドレス・スペース、スレッド、または顧客情報管理システム (CICS) タスクで登録 API に対する呼び出しを複数回行うことができますが、同じ登録名を共有することはできません。登録名は固有名である必要があります。
  • トランザクション・パラメーターを 1 に設定すると、この登録に対して割り振られるすべての接続の実行がトランザクション性を持つようになります。つまり、RRS は現行のアドレス・スペースから接続されます。 そのための要件およびセットアップについて詳しくは、トランザクションの伝搬に関するセクションを参照してください。トランザクション性は、WebSphere Application Server と CICS の間でのみサポートされます。他の環境から transactional(1) が要求された場合、登録呼び出し時に警告が生成され、フラグは無視されて処理が続行されます。
  • この登録を削除し、この登録に関連付けられた接続プールを解放するには、登録抹消 API 呼び出しを使用します。
  • 登録呼び出しを行うアドレス・スペースが終了すると、登録は自動的に終了し、接続が解放されます。
戻りコードと理由コード:
表 2. BBOA1REG および BBGA1REG API の戻りコードと理由コード. 以下の表は、適切なアクションも推奨しています。
戻りコード 理由コード 説明 アクション
0 - 正常  
4 - 注意 - 理由コードを参照  
  4 アダプターがグローバル・トランザクションをサポートしていない環境で、トランザクションの登録フラグが 1 に設定されました。 この設定は無視され、処理は続行されます。
8 - エラー - 理由コードを参照  
  8 登録名トークンは既に存在します。 この名前の登録 API を呼び出す前に、この名前を登録抹消する必要があります。
  10 最大接続数パラメーターが、1 回の登録で許可されている接続の最大数を超えています。 登録 API 要求が拒否されました。ターゲット・サーバーの最適化されたローカル・アダプターの最大値が、この要求およびその他すべての要求を処理できる十分な大きさであることを確認してください。 WAS_DAEMON_ONLY_adapter_max_conn 環境変数について詳しくは、『最適化されたローカル・アダプターのカスタム・プロパティー (Optimized local adapters custom properties)』トピックと、『最適化されたローカル・アダプターをサーバー環境で使用可能にする』トピックを参照してください。
  12 指定された最小接続数パラメーターが、最大値より大きくなっています。 最小接続数の設定値が、最大の設定値以下であることを確認してください。
  14 登録の作成試行中に共有メモリー不足になりました。 最適化されたローカル・アダプターに対する共有メモリーの割り振りを増やすか、登録抹消呼び出しを発行してリソース使用量を減らしてください。
  21 ローカル WebSphere Application Server との通信を試行中にエラーが発生しました。 reg_flag_C2Wprop ビット (ビット 29) を 1 に設定した場合は、WebSphere 環境変数 ola_cicsuser_identity_propagate が 1 に設定されていることを確認してください。
  25 トランザクション・マネージャーを開始できません。 IBM® サポート担当員に連絡して、支援を受けてください。
  70 接続の作成試行中に共有メモリー不足になりました。 最適化されたローカル・アダプターに対する共有メモリーの割り振りを増やしてください。
  74 入力登録名に NULL が含まれています。 登録名に空白を埋め込んでから、登録 API を開始してください。
12 4 BBOACALL モジュールの検索中にエラーが発生しました。 WebSphere Application Server BBOACALL モジュールを含むデータ・セットが STEPLIB と LNKLST で使用可能なことを確認してください。
  10 選択された WebSphere Application Server デーモン・グループが見つかりません。 WebSphere Application Server のデーモンおよびターゲット・サーバーが始動済みであること、および最適化されたローカル・アダプターのサポートがアクティブであることを確認し、再試行してください。
  14 ユーザー ID が、要求された WebSphere Application Server に対して許可されていません。 ユーザー ID が要求された WebSphere Application Server の CBIND SAF クラスに対して許可されていることを確認してください。
  16 ノード名またはサーバー名が見つかりません。 渡そうとしているノード名およびサーバー名のパラメーターが有効であること、および、サーバーがアクティブであることを確認してください。
  23 トークンの命名中にエラーが発生しました。 IBM サポート担当員に連絡して、支援を受けてください。
  24 WebSphere Application Server の初期ローカル通信接続を確立中にエラーが発生しました。 ローカル通信接続呼び出しの詳細を確認するには、WebSphere Application Server 領域のログを参照してください。
  28 この名前で識別された登録が無効です。 指定された登録名は既にありますが、RGE が欠落しています。 IBM サポート担当員に連絡して、エラーを報告してください。回避策として、登録抹消 API を呼び出してから、登録 API の呼び出しを再度試行してください。
  30 デーモン・グループが、WAS_DAEMON_ONLY_enable_adapter プロパティーが 1 に設定された状態で実行されていません。 WebSphere Application Server 管理コンソールを使用して、変数 :WAS_DAEMON_ONLY_enable_adapter=1 を追加します。
  34 IMS 環境で、64 ビット API スタブが使用されました。 IMS では、64 ビット API はサポートされていません。
  38 CICS 環境で、64 ビット API スタブが使用されました。 CICS では、64 ビット API はサポートされていません。
  68 共有メモリーへの接続が失敗しました。 IBM サポート担当員に連絡して、支援を受けてください。
  86 WebSphere Application Server for z/OS のマスター BGVT が見つかりませんでした。 WebSphere は、現在の z/OS システム・イメージ上でまだ開始されていません。WebSphere Application Server の最適化されたローカル・アダプターのクライアント・プロセスを開始する前に、デーモンおよびノード/サーバーが開始されていることを確認してください。
  88 WebSphere Application Server for z/OS のマスター・クライアント・スタブ・テーブルが見つかりませんでした。 WebSphere Application Server は、現在の z/OS システム・イメージ上で開始されていますが、最適化されたローカル・アダプターのクライアント・スタブ・テーブルがサポートされているレベルでは実行されていません。アプリケーション・サーバーの保守レベルとは互換性のない、WebSphere Application Server バージョン 8.0.0.1 の最適化されたローカル・アダプターのスタブのインターフェースを使用して実行されている可能性があります。V8.0.0.1 の最適化されたローカル・アダプターのスタブを使用するには、アプリケーション・サーバーが WebSphere Application Server バージョン 8.0.0. のレベルで実行されている必要もあります。ご使用のアプリケーションが、この z/OS システム上で、WebSphere Application Server と互換性のある最適化されたローカル・アダプターのスタブのレベルで実行されていることを確認してください。
  90 WebSphere Application Server for z/OS の最適化されたローカル・アダプターのマスター・クライアント・スタブ・テーブル・スロットが見つかりませんでした。 WebSphere Application Server は、現在の z/OS システム・イメージ上で開始されていますが、最適化されたローカル・アダプターのクライアント・スタブ・テーブルがサポートされているレベルでは実行されていません。アプリケーション・サーバーの保守レベルとは互換性のない、WebSphere Application Server バージョン 8.0.0.1 の最適化されたローカル・アダプターのスタブのインターフェースを使用して実行されている可能性があります。V8.0.0.1 の最適化されたローカル・アダプターのスタブを使用するには、アプリケーション・サーバーが WebSphere Application Server バージョン 8.0.0. のレベルで実行されている必要もあります。ご使用のアプリケーションが、この z/OS システム上で、WebSphere Application Server と互換性のある最適化されたローカル・アダプターのスタブのレベルで実行されていることを確認してください。

登録抹消

BBOA1URG API (31 ビットの呼び出し元用) と BBGA1URG API (64 ビットの呼び出し元用) を使用して、ローカルの WebSphere Application Server for z/OS デーモン・グループおよびサーバーから登録を抹消します。
表 3. BB0A1URG API (31 ビットの呼び出し元) および BBGA1URG API (64 ビットの呼び出し元) の構文. この API は、ローカルの WebSphere Application Server のデーモン・グループおよびサーバーとの最適化された接続のグループが、指定した登録名を使用して解放されるように要求します。
API 構文
BBOA1URG または BBGA1URG

BBOA1URG (registername, unregflags, rc, rsn)

BBGA1URG (registername, unregflags, rc, rsn)

パラメーター:

registername (入力)

一連のローカル接続を登録抹消するために使用される名前を収容する、入り口変数または入り口定数。 この名前は正確に 12 文字で空白を埋め込んだ、BBOA1REG で使用されているのと同じ名前である必要があります。

unregisterflags (入力)
登録抹消フラグを収容する 32 ビットのフラグ・ワード。
  • 予約済み - ビット 0 から 30
  • 0 または 1 を強制 - ビット 31 またはビット 64

    登録抹消要求を強制する必要がある場合は、1 が入ります。 デフォルトでは、すべての接続が接続プールに戻された場合に、登録抹消要求が完了します。 プールに戻されていない接続がある場合は、呼び出し元に警告が返されます。 最後の接続がプールに返された時点で、登録抹消プロセスは完了します。2 回目の登録抹消要求は、強制ビットを 1 に設定して実行できます。強制ビットを 1 に設定すると、登録抹消プロセスが完了し、その登録に対して残っているすべての接続ハンドルが無効化されます。

rc (出力)

この呼び出しの成功または失敗を示す整数の戻りコード。

rsn (出力)

この呼び出しが失敗した理由を説明する整数の理由コード。

使用上の注意:
  • この呼び出しに指定された WebSphere Application Server for z/OS のデーモン・グループおよびサーバーが始動済みであること、およびローカル・アダプターに対するサポートが使用可能になっていることを確認してください。
  • 登録抹消 API が呼び出されず、登録呼び出しを行ったアドレス・スペースが終了した場合は、登録抹消呼び出しが自動的に実行され、接続が解放されます。
  • 登録抹消呼び出しが実行された時点で、この登録の接続ハンドルがアクティブであった場合、そのハンドルは、BBOA1CNR API を使用して接続プールに戻されるまで引き続き有効です。接続ハンドルを強制的にクリーンアップするには、強制フラグを指定して 2 回目の登録抹消呼び出しを実行する必要があります。 これにより、未解決の接続ハンドルがすべて無効になります。
戻りコードと理由コード:
表 4. BBOA1URG および BBGA1URG API の戻りコードと理由コード. 以下の表は、適切なアクションも推奨しています。
戻りコード 理由コード 説明 アクション
0 - 正常  
4 - 注意 - 理由コードを参照  
  66 登録抹消呼び出しは、すべての接続がプールに戻されるまで遅延されます。 登録抹消は、最後の接続がフリー・プールに戻されると完了します。
8 - エラー - 理由コードを参照  
  8 登録トークン名が存在しません。 この名前の登録抹消 API を呼び出す前に、 この名前が登録されている必要があります。
  64 通常の登録抹消が発行されていない場合、force オプションは指定できません。 force オプションを指定しないで登録抹消 API を呼び出します。
  76 サーバーが稼働していないため、サーバーとの通信の試みが失敗しました。 サーバーを始動して通信を再試行してください。
  82 この登録を抹消する操作が既に試行されています。 以前の登録抹消要求が完了するまで待つか、または force オプションを使用してこの登録抹消を再発行してください。
  96 この API は、情報管理システム (IMS) の初期設定中、または IMS の事前初期設定出口中に駆動することはできません。 IMS の初期設定が終了した後で、この API を呼び出します。
12 34 IMS 環境で、64 ビット API スタブが使用されました。 IMS では、64 ビット API はサポートされていません。
  38 CICS 環境で、64 ビット API スタブが使用されました。 CICS では、64 ビット API はサポートされていません。
  86 WebSphere Application Server for z/OS のマスター BGVT が見つかりませんでした。 WebSphere は、現在の z/OS システム・イメージ上でまだ開始されていません。WebSphere Application Server の最適化されたローカル・アダプターのクライアント・プロセスを開始する前に、デーモンおよびノード/サーバーが開始されていることを確認してください。
  88 WebSphere Application Server for z/OS のマスター・クライアント・スタブ・テーブルが見つかりませんでした。 WebSphere Application Server は、現在の z/OS システム・イメージ上で開始されていますが、最適化されたローカル・アダプターのクライアント・スタブ・テーブルがサポートされているレベルでは実行されていません。アプリケーション・サーバーの保守レベルとは互換性のない、WebSphere Application Server バージョン 8.0.0.1 の最適化されたローカル・アダプターのスタブのインターフェースを使用して実行されている可能性があります。V8.0.0.1 の最適化されたローカル・アダプターのスタブを使用するには、アプリケーション・サーバーが WebSphere Application Server バージョン 8.0.0. のレベルで実行されている必要もあります。ご使用のアプリケーションが、この z/OS システム上で、WebSphere Application Server と互換性のある最適化されたローカル・アダプターのスタブのレベルで実行されていることを確認してください。
  90 WebSphere Application Server for z/OS の最適化されたローカル・アダプターのマスター・クライアント・スタブ・テーブル・スロットが見つかりませんでした。 WebSphere Application Server は、現在の z/OS システム・イメージ上で開始されていますが、最適化されたローカル・アダプターのクライアント・スタブ・テーブルがサポートされているレベルでは実行されていません。アプリケーション・サーバーの保守レベルとは互換性のない、WebSphere Application Server バージョン 8.0.0.1 の最適化されたローカル・アダプターのスタブのインターフェースを使用して実行されている可能性があります。V8.0.0.1 の最適化されたローカル・アダプターのスタブを使用するには、アプリケーション・サーバーが WebSphere Application Server バージョン 8.0.0. のレベルで実行されている必要もあります。ご使用のアプリケーションが、この z/OS システム上で、WebSphere Application Server と互換性のある最適化されたローカル・アダプターのスタブのレベルで実行されていることを確認してください。

接続取得

この API は、選択された登録名で作成されたプールの使用可能な接続を戻すように要求します。
表 5. BBOA1CNG API (31 ビットの呼び出し元) および BBGA1CNG API (64 ビットの呼び出し元) の構文. 構文はパラメーターのセクションで説明されています。
API 構文
BBOA1CNG および BBGA1CNG

BBOA1CNG ( registername, connectionhandle, waittime, rc, rsn )

BBGA1CNG ( registername, connectionhandle, waittime, rc, rsn )

パラメーター:

registername (入力)

接続を取得するための接続プールの検索に使用される名前を収容する、入り口変数または入り口定数。 この名前は、空白を埋め込んだ正確に 12 文字のストリングである必要があります。

connectionhandle (出力)

この接続で実行するアクションのために後の要求で渡す必要がある 12 バイトの接続ハンドル。

waittime (入力)

接続不可の理由コードを返すまでの接続完了の待機秒数を収容する整数。 値 0 を指定すると、待機時間は発生せず、API は無期限に待機します。

rc (出力)

この呼び出しの成功または失敗を示す整数の戻りコード。

rsn (出力)

この呼び出しが失敗した理由を説明する整数の理由コード。

使用上の注意:
  • この呼び出しに指定された WebSphere Application Server for z/OS のデーモン・グループおよびサーバーが始動済みであること、およびローカル・アダプターに対するサポートが使用可能になっていることを確認してください。
  • 接続取得 API を使用する前に、一致する名前を持つ登録 (BBOA1REG) 呼び出しが現行のアドレス・スペースで正常に完了していることを確認してください。
戻りコードと理由コード:
表 6. BBOA1CNG および BBGA1CNG API の戻りコードと理由コード. 以下の表は、適切なアクションも推奨しています。
戻りコード 理由コード 説明 アクション
0 - 正常  
4 - 注意 - 理由コードを参照  
8 - エラー - 理由コードを参照  
  8 登録名トークンが存在しません。 接続取得 API を使用してこの名前の呼び出しを試みる前に、この名前を登録済みであることを確認してください。
  10 接続は使用不可です。接続要求を取得する前に待機時間が期限切れになりました。 アプリケーションの動作は一定ではありません。待機してから再試行するか、この接続を強制終了してください。もう 1 つの方法として、登録 API 呼び出しで最大接続数の設定値を大きくすることができます。
  24 登録呼び出しが正常に終了した後、プールから接続を取得中にエラーが発生しました。 サーバーが始動済みであることを確認してください。始動済みでない場合は、サーバーを再始動して API 要求を再試行します。
  28 登録が見つかりましたが、アクティブではありません。  
  96 この API は、IMS の初期設定中、または IMS の事前初期設定出口中に駆動することはできません。 IMS の初期設定が終了した後で、この API を呼び出します。
12 10 WebSphere Application Server のデーモン・グループまたはサーバーが見つかりません。 WebSphere Application Server のデーモンおよびサーバーが始動済みでローカル接続のサポートがアクティブであることを確認し、再試行してください。
  34 IMS 環境で、64 ビット API スタブが使用されました。 IMS では、64 ビット API はサポートされていません。
  38 CICS 環境で、64 ビット API スタブが使用されました。 CICS では、64 ビット API はサポートされていません。
  86 WebSphere Application Server for z/OS のマスター BGVT が見つかりませんでした。 WebSphere は、現在の z/OS システム・イメージ上でまだ開始されていません。WebSphere Application Server の最適化されたローカル・アダプターのクライアント・プロセスを開始する前に、デーモンおよびノード/サーバーが開始されていることを確認してください。
  88 WebSphere Application Server for z/OS のマスター・クライアント・スタブ・テーブルが見つかりませんでした。 WebSphere Application Server は、現在の z/OS システム・イメージ上で開始されていますが、最適化されたローカル・アダプターのクライアント・スタブ・テーブルがサポートされているレベルでは実行されていません。アプリケーション・サーバーの保守レベルとは互換性のない、WebSphere Application Server バージョン 8.0.0.1 の最適化されたローカル・アダプターのスタブのインターフェースを使用して実行されている可能性があります。V8.0.0.1 の最適化されたローカル・アダプターのスタブを使用するには、アプリケーション・サーバーが WebSphere Application Server バージョン 8.0.0. のレベルで実行されている必要もあります。ご使用のアプリケーションが、この z/OS システム上で、WebSphere Application Server と互換性のある最適化されたローカル・アダプターのスタブのレベルで実行されていることを確認してください。
  90 WebSphere Application Server for z/OS の最適化されたローカル・アダプターのマスター・クライアント・スタブ・テーブル・スロットが見つかりませんでした。 WebSphere Application Server は、現在の z/OS システム・イメージ上で開始されていますが、最適化されたローカル・アダプターのクライアント・スタブ・テーブルがサポートされているレベルでは実行されていません。アプリケーション・サーバーの保守レベルとは互換性のない、WebSphere Application Server バージョン 8.0.0.1 の最適化されたローカル・アダプターのスタブのインターフェースを使用して実行されている可能性があります。V8.0.0.1 の最適化されたローカル・アダプターのスタブを使用するには、アプリケーション・サーバーが WebSphere Application Server バージョン 8.0.0. のレベルで実行されている必要もあります。ご使用のアプリケーションが、この z/OS システム上で、WebSphere Application Server と互換性のある最適化されたローカル・アダプターのスタブのレベルで実行されていることを確認してください。

接続解放

接続解放 API は、接続が取得されたプールに接続を戻し、別のリクエスターに対して使用可能にするよう要求します。
表 7. BBOA1CNR API (31 ビットの呼び出し元) および BBGA1CNR API (64 ビットの呼び出し元) の構文. 構文はパラメーターのセクションで説明されています。
API 構文
BBOA1CNR または BBGA1CNR

BBOA1CNR ( connectionhandle, rc, rsn )

BBGA1CNR ( connectionhandle, rc, rsn )

パラメーター:

connectionhandle (入力)

解放して接続プールに戻す取得済み接続を示す、12 バイトの接続ハンドル。

rc (出力)

この呼び出しの成功または失敗を示す整数の戻りコード。

rsn (出力)

呼び出しが失敗した理由を説明する整数の理由コード。

使用上の注意
  • この呼び出しに指定された WebSphere Application Server for z/OS のデーモン・グループおよびサーバーが始動済みであること、およびローカル・アダプターに対するサポートが使用可能になっていることを確認してください。
  • 接続解放 API を使用する前に、登録 (BBOA1REG または BBGA1REG API) 呼び出しが、一致する名前を持つ現行のアドレス・スペースで正常に完了しており、現在解放しようとしている接続を取得するための接続取得 (BBOA1CNG または BBGA1CNG) 呼び出しが正常に完了していることを確認してください。
表 8. BBOA1CNR および BBGA1CNR API の戻りコードと理由コード. 以下の表は、適切なアクションも推奨しています。
戻りコード 理由コード 説明 アクション
0 - 正常  
4 - WebSphere Application Server のデーモン・グループとサーバーが見つかりません。この接続に関連したリソースはクリアされました。 なし
8 - エラー - 理由コードを参照  
  36 接続状態が無効です。 この要求に使用された接続ハンドルの状態が正しくありません。 接続状態に関するルールについては、API 文書を参照してください。
  38 クライアント接続ハンドルが無効です。 この要求に使用されたクライアント接続ハンドルが無効です。 クライアント接続ハンドルについては、API 文書を参照してください。
  96 この API は、IMS の初期設定中、または IMS の事前初期設定出口中に駆動することはできません。 IMS の初期設定が終了した後で、この API を呼び出します。
12 14 指定された接続ハンドルを使用した API 呼び出しベクトルが見つからないか、検査できません。 接続ハンドルが無効であるか、または登録抹消呼び出し (BBOA1URG API) によって接続プールが無効化された可能性があります。
  34 IMS 環境で、64 ビット API スタブが使用されました。 IMS では、64 ビット API はサポートされていません。
  38 CICS 環境で、64 ビット API スタブが使用されました。 CICS では、64 ビット API はサポートされていません。
  86 WebSphere Application Server for z/OS のマスター BGVT が見つかりませんでした。 WebSphere は、現在の z/OS システム・イメージ上でまだ開始されていません。WebSphere Application Server の最適化されたローカル・アダプターのクライアント・プロセスを開始する前に、デーモンおよびノード/サーバーが開始されていることを確認してください。
  88 WebSphere Application Server for z/OS のマスター・クライアント・スタブ・テーブルが見つかりませんでした。 WebSphere Application Server は、現在の z/OS システム・イメージ上で開始されていますが、最適化されたローカル・アダプターのクライアント・スタブ・テーブルがサポートされているレベルでは実行されていません。アプリケーション・サーバーの保守レベルとは互換性のない、WebSphere Application Server バージョン 8.0.0.1 の最適化されたローカル・アダプターのスタブのインターフェースを使用して実行されている可能性があります。V8.0.0.1 の最適化されたローカル・アダプターのスタブを使用するには、アプリケーション・サーバーが WebSphere Application Server バージョン 8.0.0. のレベルで実行されている必要もあります。ご使用のアプリケーションが、この z/OS システム上で、WebSphere Application Server と互換性のある最適化されたローカル・アダプターのスタブのレベルで実行されていることを確認してください。
  90 WebSphere Application Server for z/OS の最適化されたローカル・アダプターのマスター・クライアント・スタブ・テーブル・スロットが見つかりませんでした。 WebSphere Application Server は、現在の z/OS システム・イメージ上で開始されていますが、最適化されたローカル・アダプターのクライアント・スタブ・テーブルがサポートされているレベルでは実行されていません。アプリケーション・サーバーの保守レベルとは互換性のない、WebSphere Application Server バージョン 8.0.0.1 の最適化されたローカル・アダプターのスタブのインターフェースを使用して実行されている可能性があります。V8.0.0.1 の最適化されたローカル・アダプターのスタブを使用するには、アプリケーション・サーバーが WebSphere Application Server バージョン 8.0.0. のレベルで実行されている必要もあります。ご使用のアプリケーションが、この z/OS システム上で、WebSphere Application Server と互換性のある最適化されたローカル・アダプターのスタブのレベルで実行されていることを確認してください。

要求の送信

これらの API は、処理する要求をローカル WebSphere Application Server に送信します。
表 9. BBOA1SRQ API (31 ビットの呼び出し元) および BBGA1SRQ API (64 ビットの呼び出し元) の構文. 構文はパラメーターのセクションで説明されています。
API 構文
BBOA1SRQ または BBGA1SRQ

BBOA1SRQ ( connectionhandle, requesttype, requestservicename, requestservicenamel, requestdata, requestdatalen, async(0|1), responsedatalen, rc, rsn )

BBGA1SRQ ( connectionhandle, requesttype, requestservicename, requestservicenamel, requestdata, requestdatalen, async(0|1), responsedatalen, rc, rsn )

パラメーター:

connectionhandle (入力)

この要求に使用される 12 バイトの接続ハンドル。

requesttype (入力)

処理する作業要求のタイプを示す、要求タイプを含む整数。 サポートされるタイプの値: 1 = ローカル EJB 作業要求、2 = リモート EJB 作業要求。

requestservicename (入力)

呼び出すサービスの名前を含む最長 256 バイトの EBCDIC 文字ストリング。 タイプ 1 (ローカル EJB) およびタイプ 2 (リモート EJB) の場合、これはターゲットの JNDI ホーム名です。

requestservicenamel (入力)

開始するサービスの名前の長さを収容する整数、または、サービス名がヌルで終了する場合は 0 (ゼロ)。

requestdata (入力)

送信する要求データの開始アドレスを指す 31 ビットまたは 64 ビットのポインター。

requestdatalen (入力)

送信するデータの長さを含む 31 ビット・モードの 32 ビット符号なしの値または 64 ビット・モードの 64 ビット符号なしの値。

async(0|1) (入力)

整数値。1 に設定すると、応答の長さがわかっていない場合でも直ちに呼び出し元に制御が戻ります。async(0) の場合、現行のスレッドは、WebSphere Application Server から応答が返されるまで待機することを要求し、応答の長さは、responsedatalen 出力引数で返されます。

responsedatalen (出力)

応答の長さを含む 31 ビット・モードの 32 ビット符号なしの値または 64 ビット・モードの 64 ビット符号なしの値。 この長さは、呼び出し元がコピー先のデータ取得 API を呼び出す前にストレージを獲得するのに使用できます。 async が 1 (呼び出し元に直ちに制御を戻すことを要求) に設定されている場合、応答をまだ受信していないときは、すべて 0xFF に設定されます。

rc (出力)

この呼び出しが成功したか失敗したかを示す整数の戻りコード。

rsn (出力)

この呼び出しが失敗した理由を説明する整数の理由コード。

使用上の注意:
  • この呼び出しに指定された WebSphere Application Server for z/OS のデーモン・グループおよびサーバーが始動済みであること、およびローカル・アダプターに対するサポートが使用可能になっていることを確認してください。
  • 要求送信 API を使用する前に、一致する名前を持つ登録 (BBOA1REG) 呼び出しが現行のアドレス・スペースで正常に完了していることを確認してください。
戻りコードと理由コード:
表 10. BBOA1SRQ および BBGA1SRQ API の戻りコードと理由コード. 以下の表は、適切なアクションも推奨しています。
戻りコード 理由コード 説明 アクション
0 - 正常  
4 - 注意 - 理由コードを参照  
8 - エラー - 理由コードを参照  
  8 登録名トークンは既に存在します。 渡された登録名が有効であることを確認してください。
  14 メッセージの保存中にメモリー不足の状態に陥りました。 要求送信でメッセージを処理するために十分な使用可能メモリーがありません。 現行のアドレス・スペースは専用ストレージが足りません。
  16 要求サービス名の長さが無効です。 プログラムを訂正し、再試行してください。
  18 要求の長さがシステムしきい値を超えています。 メッセージのサイズが、WebSphere Application Server のしきい値でサポートできるサイズを超えています。 メッセージのサイズが有効であることを確認してください。メッセージのサイズが有効な場合は、WebSphere Application Server のしきい値がメッセージのサイズに対応できる十分な大きさであることを確認してください。
  26 グローバル・トランザクションを開始できませんでした。  
  32 API 呼び出しの要求タイプが無効です。 要求タイプが無効です。プログラムを訂正し、呼び出しを再試行してください。
  34 ターゲット・サービスが見つかりません。 ターゲット・エンタープライズ Bean を含むアプリケーションが WebSphere Application Server のターゲット・サーバーにインストールされて始動済みであることを確認してください。
  36 接続状態が無効です。 要求に使用された接続ハンドルの状態が正しくありません。 接続状態に関するルールについては、API 文書を参照してください。
  38 クライアント接続ハンドルが無効です。 要求に使用されたクライアント接続ハンドルが無効です。 クライアント接続ハンドルについては、API 文書を参照してください。
  40 ローカル通信エラーが発生しました。 WebSphere Application Server のサーバー・ログにローカル通信のエラー・メッセージが記録されていないかを確認してください。
  44 ターゲット・エンタープライズ Bean で例外または予期しない条件が発生しました。 WebSphere Application Server のログに例外データが記録されていないかを確認してください。
  46 ローカル通信の要求送信呼び出しでエラーが発生しました。 WebSphere Application Server ログを確認して、エラーを判別してください。
  96 この API は、IMS の初期設定中、または IMS の事前初期設定出口中に駆動することはできません。 IMS の初期設定が終了した後で、この API を呼び出します。
  98 指定された要求バッファーの先頭にアクセスできませんでした。 指定された要求バッファー・アドレスおよび長さが正しいことを確認します。
  100 指定された要求バッファーの最後にアクセスできませんでした。 指定された要求バッファー・アドレスおよび長さが正しいことを確認します。
12 10 WebSphere Application Server のデーモン・グループまたはサーバーが見つかりません。 WebSphere Application Server のデーモンおよびサーバーが始動済みでローカル接続のサポートがアクティブであることを確認してください。WebSphere Application Server のデーモン・グループとサーバーの検索を再試行してください。
  14 指定された接続ハンドルを使用した API 呼び出しベクトルが見つからないか、検査できません。 接続ハンドルが無効であるか、または登録抹消呼び出し (BBOA1URG API) によって接続プールが無効化された可能性があります。
  34 IMS 環境で、64 ビット API スタブが使用されました。 IMS では、64 ビット API はサポートされていません。
  38 CICS 環境で、64 ビット API スタブが使用されました。 CICS では、64 ビット API はサポートされていません。
  86 WebSphere Application Server for z/OS のマスター BGVT が見つかりませんでした。 WebSphere は、現在の z/OS システム・イメージ上でまだ開始されていません。WebSphere Application Server の最適化されたローカル・アダプターのクライアント・プロセスを開始する前に、デーモンおよびノード/サーバーが開始されていることを確認してください。
  88 WebSphere Application Server for z/OS のマスター・クライアント・スタブ・テーブルが見つかりませんでした。 WebSphere Application Server は、現在の z/OS システム・イメージ上で開始されていますが、最適化されたローカル・アダプターのクライアント・スタブ・テーブルがサポートされているレベルでは実行されていません。アプリケーション・サーバーの保守レベルとは互換性のない、WebSphere Application Server バージョン 8.0.0.1 の最適化されたローカル・アダプターのスタブのインターフェースを使用して実行されている可能性があります。V8.0.0.1 の最適化されたローカル・アダプターのスタブを使用するには、アプリケーション・サーバーが WebSphere Application Server バージョン 8.0.0. のレベルで実行されている必要もあります。ご使用のアプリケーションが、この z/OS システム上で、WebSphere Application Server と互換性のある最適化されたローカル・アダプターのスタブのレベルで実行されていることを確認してください。
  90 WebSphere Application Server for z/OS の最適化されたローカル・アダプターのマスター・クライアント・スタブ・テーブル・スロットが見つかりませんでした。 WebSphere Application Server は、現在の z/OS システム・イメージ上で開始されていますが、最適化されたローカル・アダプターのクライアント・スタブ・テーブルがサポートされているレベルでは実行されていません。アプリケーション・サーバーの保守レベルとは互換性のない、WebSphere Application Server バージョン 8.0.0.1 の最適化されたローカル・アダプターのスタブのインターフェースを使用して実行されている可能性があります。V8.0.0.1 の最適化されたローカル・アダプターのスタブを使用するには、アプリケーション・サーバーが WebSphere Application Server バージョン 8.0.0. のレベルで実行されている必要もあります。ご使用のアプリケーションが、この z/OS システム上で、WebSphere Application Server と互換性のある最適化されたローカル・アダプターのスタブのレベルで実行されていることを確認してください。

応答送信

この API は、要求に対する応答をローカルの WebSphere Application Server に送信します。
表 11. BBOA1SRP API (31 ビットの呼び出し元) および BBGA1SRP API (64 ビットの呼び出し元) の構文. 構文はパラメーターのセクションで説明されています。
API 構文
BBOA1SRP または BBGA1SRP

BBOA1SRP ( connectionhandle, responsedata, responsedatalen, rc, rsn )

BBGA1SRP ( connectionhandle, responsedata, responsedatalen, rc, rsn )

パラメーター:

connectionhandle (入力)

この応答に使用される 12 バイトの接続ハンドル。

responsedata (入力)

送信する応答データが開始するアドレスを指す 31 ビットまたは 64 ビットのポインター。

responsedatalen (入力)

送信するデータの長さを含む 31 ビット・モードの 32 ビット符号なしの値または 64 ビット・モードの 64 ビット符号なしの値。

rc (出力)

この呼び出しが成功したか失敗したかを示す整数の戻りコード。

rsn (出力)

この呼び出しが失敗した理由を説明する整数の理由コード。

使用上の注意:
  • この呼び出しに指定された WebSphere Application Server for z/OS のデーモン・グループおよびサーバーが始動済みであること、およびローカル・アダプターに対するサポートが使用可能になっていることを確認してください。
  • 応答送信 API を使用する前に、一致する名前を持つ登録 (BBOA1REG または BBGA1REG API) 呼び出しが現行のアドレス・スペースで正常に完了していることを確認してください。
  • 接続取得 (BBOA1CNG または BBGA1CNG) 呼び出しが正常に完了していること、および該当のハンドルがこの呼び出しで入力として指定されていることを確認してください。
  • 任意要求受信、特定要求受信、またはホスト API 呼び出しが発行されて正常に終了し、接続ハンドルに対応した要求データが返されたことを確認してください。接続は、応答送信 API が有効な状態である必要があります。
戻りコードと理由コード:
表 12. BBOA1SRP および BBGA1SRP API の戻りコードと理由コード. 以下の表は、適切なアクションも推奨しています。
戻りコード 理由コード 説明 アクション
0 - 正常  
4 - 注意 - 理由コードを参照  
8 - エラー - 理由コードを参照  
  8 登録名トークンは既に存在します。 渡された登録名が有効であることを確認してください。
  14 メッセージの保存中にメモリー不足の状態に陥りました。 応答送信でメッセージを処理するために十分な使用可能メモリーがありません。 現行のアドレス・スペースは専用ストレージが足りません。
  18 応答の長さがシステムしきい値を超えています。 メッセージのサイズが、WebSphere Application Server のしきい値でサポートできるサイズを超えています。 メッセージのサイズが有効であることを確認してください。メッセージのサイズが有効な場合は、WebSphere Application Server のしきい値がメッセージのサイズに対応できる十分な大きさであることを確認してください。
  34 ターゲット・サービスが見つかりません。 ターゲット EJB を含むアプリケーションがターゲット WebSphere Application Server にインストールされて始動済みであることを確認してください。
  36 接続状態が無効です。 この要求に使用された接続ハンドルの状態が正しくありません。 接続状態に関するルールについては、API 文書を参照してください。
  38 クライアント接続ハンドルが無効です。 この要求に使用されたクライアント接続ハンドルが無効です。 クライアント接続ハンドルについては、API 文書を参照してください。
  40 ローカル通信エラーが発生しました。 WebSphere Application Server のサーバー・ログにローカル通信のエラー・メッセージが記録されていないかを確認してください。
  46 ローカル通信の要求送信呼び出しでエラーが発生しました。 WebSphere Application Server ログを確認して、エラーを判別してください。
  96 この API は、IMS の初期設定中、または IMS の事前初期設定出口中に駆動することはできません。 IMS の初期設定が終了した後で、この API を呼び出します。
  102 指定された応答バッファーの先頭にアクセスできませんでした。 指定された応答バッファー・アドレスおよび長さが正しいことを確認します。
  104 指定された応答バッファーの最後にアクセスできませんでした。 指定された応答バッファー・アドレスおよび長さが正しいことを確認します。
12 10 WebSphere Application Server のデーモン・グループまたはサーバーが見つかりません。 WebSphere Application Server のデーモンおよびサーバーが始動済みでローカル接続のサポートがアクティブであることを確認し、呼び出しを再試行してください。
  14 指定された接続ハンドルを使用した API 呼び出しベクトルが見つからないか、検査できません。 接続ハンドルが無効であるか、登録抹消呼び出し (BBOA1URG) によって接続プールが無効化されました。
  34 IMS 環境で、64 ビット API スタブが使用されました。 IMS では、64 ビット API はサポートされていません。
  38 CICS 環境で、64 ビット API スタブが使用されました。 CICS では、64 ビット API はサポートされていません。
  86 WebSphere Application Server for z/OS のマスター BGVT が見つかりませんでした。 WebSphere は、現在の z/OS システム・イメージ上でまだ開始されていません。WebSphere Application Server の最適化されたローカル・アダプターのクライアント・プロセスを開始する前に、デーモンおよびノード/サーバーが開始されていることを確認してください。
  88 WebSphere Application Server for z/OS のマスター・クライアント・スタブ・テーブルが見つかりませんでした。 WebSphere Application Server は、現在の z/OS システム・イメージ上で開始されていますが、最適化されたローカル・アダプターのクライアント・スタブ・テーブルがサポートされているレベルでは実行されていません。アプリケーション・サーバーの保守レベルとは互換性のない、WebSphere Application Server バージョン 8.0.0.1 の最適化されたローカル・アダプターのスタブのインターフェースを使用して実行されている可能性があります。V8.0.0.1 の最適化されたローカル・アダプターのスタブを使用するには、アプリケーション・サーバーが WebSphere Application Server バージョン 8.0.0. のレベルで実行されている必要もあります。ご使用のアプリケーションが、この z/OS システム上で、WebSphere Application Server と互換性のある最適化されたローカル・アダプターのスタブのレベルで実行されていることを確認してください。
  90 WebSphere Application Server for z/OS の最適化されたローカル・アダプターのマスター・クライアント・スタブ・テーブル・スロットが見つかりませんでした。 WebSphere Application Server は、現在の z/OS システム・イメージ上で開始されていますが、最適化されたローカル・アダプターのクライアント・スタブ・テーブルがサポートされているレベルでは実行されていません。アプリケーション・サーバーの保守レベルとは互換性のない、WebSphere Application Server バージョン 8.0.0.1 の最適化されたローカル・アダプターのスタブのインターフェースを使用して実行されている可能性があります。V8.0.0.1 の最適化されたローカル・アダプターのスタブを使用するには、アプリケーション・サーバーが WebSphere Application Server バージョン 8.0.0. のレベルで実行されている必要もあります。ご使用のアプリケーションが、この z/OS システム上で、WebSphere Application Server と互換性のある最適化されたローカル・アダプターのスタブのレベルで実行されていることを確認してください。

応答例外送信

この API は、ローカル WebSphere Application Server の JCA 呼び出し元に例外応答データを送信します。応答は ResourceAdapterException であり、指定された例外応答データが返されます。

表 13. BBOA1SRX API (31 ビットの呼び出し元) および BBGA1SRX API (64 ビットの呼び出し元) の構文. 構文はパラメーターのセクションで説明されています。
API 構文
BBOA1SRX または BBGA1SRX

BBOA1SRX ( connectionhandle, excresponsedata, exresponsedatalen, rc, rsn )

BBGA1SRX ( connectionhandle, excresponsedata, exresponsedatalen, rc, rsn )

パラメーター:

connectionhandle (入力)

応答に使用される 12 バイトの接続ハンドル。

excresponsedata (入力)

送信する例外応答データが開始するアドレスを指す 31 ビットまたは 64 ビットのポインターを指定します。

excresponsedatalen (入力)

送信する例外応答データの長さを指す、31 ビット・モードの 32 ビット符号なしの値または 64 ビット・モードの 64 ビット符号なしの値を指定します。 例外応答データは、エラーを説明する EBCDIC ストリングです。

rc (出力)

この呼び出しの成功または失敗を示す整数の戻りコード。

rsn (出力)

この呼び出しが失敗した理由を説明する整数の理由コード。

使用上の注意:
  • この呼び出しに指定された WebSphere Application Server for z/OS のデーモン・グループおよびサーバーが始動済みであること、およびローカル・アダプターに対するサポートが使用可能になっていることを確認してください。
  • 応答送信呼び出しを使用する前に、一致する名前を持つ現在のアドレス・スペースで、正常な登録 (BBOA1REG または BBGAREG API) 呼び出しが完了したことを確認してください。
  • 接続取得 (BBOA1CNG または BBGA1CNG API) 呼び出しが正常に完了していること、および該当のハンドルがこの呼び出しで入力として指定されていることを確認してください。
  • 任意要求受信、特定要求受信、またはホスト API 呼び出しが発行されて正常に終了し、接続ハンドルに対応した要求データが返されたことを確認してください。 接続は、応答送信 API および応答例外送信 API が有効な状態である必要があります。
戻りコードと理由コード:
表 14. BBOA1SRX および BBGA1SRX API の戻りコードと理由コード. 以下の表は、適切なアクションも推奨しています。
戻りコード 理由コード 説明 アクション
0 - 正常  
4 - 注意 - 理由コードを参照  
8 - エラー - 理由コードを参照  
  8 登録名トークンは既に存在します。 渡された登録名が有効であることを確認してください。
  10 接続ハンドルが解放済みまたは無効な状態です。 有効な接続ハンドルが渡されたことを確認してください。
  14 メッセージの保存中にメモリー不足の状態に陥りました。 応答例外送信でメッセージを処理するために十分な使用可能メモリーがありません。 現行のアドレス・スペースは専用ストレージが足りません。
  16 1 つ以上のパラメーターが無効です。 すべてのパラメーターが有効であることを確認し、呼び出しを再試行してください。
  18 応答の長さがシステムしきい値を超えています。 メッセージのサイズが、WebSphere Application Server のしきい値でサポートできるサイズを超えています。 メッセージのサイズが有効であることを確認してください。メッセージのサイズが有効な場合は、WebSphere Application Server のしきい値がメッセージのサイズに対応できる十分な大きさであることを確認してください。
  20 1 つ以上のパラメーターが無効です。 すべてのパラメーターが有効であることを確認し、呼び出しを再試行してください。
  28 接続ハンドルが関連付けられていた登録は、既にアクティブでなくなっています。 接続取得および要求送信呼び出しの前に、この登録名を持つ登録を再度呼び出してください。
  36 接続状態が無効です。 この要求に使用された接続ハンドルの状態が正しくありません。 接続状態に関するルールについては、API 文書を参照してください。
  38 クライアント接続ハンドルが無効です。 この要求に使用されたクライアント接続ハンドルが無効です。 クライアント接続ハンドルについては、API 文書を参照してください。
  40 ローカル通信エラーが発生しました。 WebSphere Application Server のサーバー・ログにローカル通信のエラー・メッセージが記録されていないかを確認してください。
  46 ローカル通信の要求送信呼び出しでエラーが発生しました。 WebSphere Application Server ログを確認して、エラーを判別してください。
  96 この API は、IMS の初期設定中、または IMS の事前初期設定出口中に駆動することはできません。 IMS の初期設定が終了した後で、この API を呼び出します。
  102 指定された応答バッファーの先頭にアクセスできませんでした。 指定された応答バッファー・アドレスおよび長さが正しいことを確認します。
  104 指定された応答バッファーの最後にアクセスできませんでした。 指定された応答バッファー・アドレスおよび長さが正しいことを確認します。
12 10 WebSphere Application Server のデーモン・グループまたはサーバーが見つかりません。 WebSphere Application Server のデーモンおよびサーバーが始動済みでローカル接続のサポートがアクティブであることを確認し、呼び出しを再試行してください。
  14 指定された接続ハンドルを使用した API 呼び出しベクトルが見つからないか、検査できません。 接続ハンドルが無効であるか、または登録抹消呼び出し (BBOA1URG API) によって接続プールが無効化された可能性があります。
  34 IMS 環境で、64 ビット API スタブが使用されました。 IMS では、64 ビット API はサポートされていません。
  38 CICS 環境で、64 ビット API スタブが使用されました。 CICS では、64 ビット API はサポートされていません。
  86 WebSphere Application Server for z/OS のマスター BGVT が見つかりませんでした。 WebSphere は、現在の z/OS システム・イメージ上でまだ開始されていません。WebSphere Application Server の最適化されたローカル・アダプターのクライアント・プロセスを開始する前に、デーモンおよびノード/サーバーが開始されていることを確認してください。
  88 WebSphere Application Server for z/OS のマスター・クライアント・スタブ・テーブルが見つかりませんでした。 WebSphere Application Server は、現在の z/OS システム・イメージ上で開始されていますが、最適化されたローカル・アダプターのクライアント・スタブ・テーブルがサポートされているレベルでは実行されていません。アプリケーション・サーバーの保守レベルとは互換性のない、WebSphere Application Server バージョン 8.0.0.1 の最適化されたローカル・アダプターのスタブのインターフェースを使用して実行されている可能性があります。V8.0.0.1 の最適化されたローカル・アダプターのスタブを使用するには、アプリケーション・サーバーが WebSphere Application Server バージョン 8.0.0. のレベルで実行されている必要もあります。ご使用のアプリケーションが、この z/OS システム上で、WebSphere Application Server と互換性のある最適化されたローカル・アダプターのスタブのレベルで実行されていることを確認してください。
  90 WebSphere Application Server for z/OS の最適化されたローカル・アダプターのマスター・クライアント・スタブ・テーブル・スロットが見つかりませんでした。 WebSphere Application Server は、現在の z/OS システム・イメージ上で開始されていますが、最適化されたローカル・アダプターのクライアント・スタブ・テーブルがサポートされているレベルでは実行されていません。アプリケーション・サーバーの保守レベルとは互換性のない、WebSphere Application Server バージョン 8.0.0.1 の最適化されたローカル・アダプターのスタブのインターフェースを使用して実行されている可能性があります。V8.0.0.1 の最適化されたローカル・アダプターのスタブを使用するには、アプリケーション・サーバーが WebSphere Application Server バージョン 8.0.0. のレベルで実行されている必要もあります。ご使用のアプリケーションが、この z/OS システム上で、WebSphere Application Server と互換性のある最適化されたローカル・アダプターのスタブのレベルで実行されていることを確認してください。

任意要求受信

任意の接続でローカル WebSphere Application Server からの要求を受信します。プール内の接続のうち、渡された登録名に対して使用可能な任意の接続で要求データおよび関連データを受信します。 要求データの長さを出力パラメーターとして返します。 接続ハンドルは、呼び出し元に返される出力パラメーターでもあります。返された接続ハンドルを使用したデータ取得 API 呼び出しは、受信したメッセージ・データを返します。

表 15. BBOA1RCA API (31 ビットの呼び出し元) および BBGA1RCA API (64 ビットの呼び出し元) の構文. 構文はパラメーターのセクションで説明されています。
API 構文
BBOA1RCA または BBGA1RCA

BBOA1RCA ( registername, connectionhandle, requestservicename, requestservicenamel, requestdatalen, waittime, rc, rsn )

BBGA1RCA ( registername, connectionhandle, requestservicename, requestservicenamel, requestdatalen, waittime, rc, rsn )

パラメーター:

registername (入力)

接続を取得するための接続プールの検索に使用される名前を収容する、入り口変数または入り口定数。 この名前は、空白を埋め込んだ正確に 12 文字のストリングである必要があります。

connectionhandle (出力)

返される 12 バイトの接続ハンドル。この接続ハンドルは、この接続で実行するアクションのために後の要求で渡す必要があります。

requestservicename (入出力)

サービスの名前を収容する最大 256 バイトの EBCDIC 文字ストリング。 これは、WebSphere Application Server アプリケーションによって InteractionSpec で指定されるターゲット・サービス名です。* の値は、現行の登録名を使用して受信されるすべてのサービス名に対する受信要求を示します。

requestservicenamel (入出力)

開始するサービスの名前の長さを収容する整数、または、サービス名がヌルで終了する場合は 0

requestdatalen (出力)

受信するデータの長さを含む 31 ビット・モードの 32 ビット符号なしの値または 64 ビット・モードの 64 ビット符号なしの値が返されます。

waittime (入力)

接続不可の理由コードを返すまでの接続完了の待機秒数を収容する整数。 値 0 を指定すると、待機時間は発生せず、API は無期限に待機します。

rc (出力)

この呼び出しの成功または失敗を示す整数の戻りコード。

rsn (出力)

この呼び出しが失敗した理由を説明する整数の理由コード。

使用上の注意:
  • この呼び出しに指定された WebSphere Application Server for z/OS のデーモン・グループおよびサーバーが始動済みであること、およびローカル・アダプターに対するサポートが使用可能になっていることを確認してください。
  • この API を使用する前に、現行のアドレス・スペースで、登録呼び出し (BBOA1REG または BBGA1REG API) が正常に完了したことを確認してください。
戻りコードと理由コード:
表 16. BBOA1RCA および BBGA1RCA API の戻りコードと理由コード. 以下の表は、適切なアクションも推奨しています。
戻りコード 理由コード 説明 アクション
0 - 正常  
4 - 注意 - 理由コードを参照  
8 - エラー - 理由コードを参照  
  8 登録名トークンは既に存在します。 渡された登録名が有効であることを確認してください。
  11 WebSphere Application Server から正しくないデータが送信されました。  
  16 要求サービス名の長さが無効です。 プログラムを訂正し、呼び出しを再試行してください。
  19 ローカル通信の既存データのエラー  
  21 ローカル通信のプレビュー・データのエラー  
  38 クライアント接続ハンドルが無効です。 この要求に使用されたクライアント接続ハンドルが無効と判断されました。 クライアント接続ハンドルについては、API 文書を参照してください。
  40 ローカル通信エラーが発生しました。 WebSphere Application Server のサーバー・ログにローカル通信のエラー・メッセージが記録されていないかを確認してください。
  46 ローカル通信の要求送信呼び出しでエラーが発生しました。 WebSphere Application Server ログを確認して、エラーを判別してください。
  76 サーバーが稼働していないため、サーバーとの通信の試みが失敗しました。 サーバーを始動して通信を再試行してください。
  96 この API は、IMS の初期設定中、または IMS の事前初期設定出口中に駆動することはできません。 IMS の初期設定が終了した後で、この API を呼び出します。
12 10 WebSphere Application Server のデーモン・グループまたはサーバーが見つかりません。 WebSphere Application Server のデーモンおよびサーバーが始動済みでローカル接続のサポートがアクティブであることを確認し、呼び出しを再試行してください。
  24 登録呼び出しが正常に終了した後、プールから接続を取得中にエラーが発生しました。 サーバーが始動済みであることを確認してください。サーバーが始動済みでない場合は、サーバーを再始動して API 要求を再試行します。
  34 IMS 環境で、64 ビット API スタブが使用されました。 IMS では、64 ビット API はサポートされていません。
  38 CICS 環境で、64 ビット API スタブが使用されました。 CICS では、64 ビット API はサポートされていません。
  44 サービス呼び出しに対する間違った CP ビルド  
  46 サービス・セルに対する間違った CP 取得  
  48 サービス・セルに対する間違った CP 解放  
  60 SRVQ ロックを取得できません  
  62 SRVQ ロックを解除できません  
  86 WebSphere Application Server for z/OS のマスター BGVT が見つかりませんでした。 WebSphere は、現在の z/OS システム・イメージ上でまだ開始されていません。WebSphere Application Server の最適化されたローカル・アダプターのクライアント・プロセスを開始する前に、デーモンおよびノード/サーバーが開始されていることを確認してください。
  88 WebSphere Application Server for z/OS のマスター・クライアント・スタブ・テーブルが見つかりませんでした。 WebSphere Application Server は、現在の z/OS システム・イメージ上で開始されていますが、最適化されたローカル・アダプターのクライアント・スタブ・テーブルがサポートされているレベルでは実行されていません。アプリケーション・サーバーの保守レベルとは互換性のない、WebSphere Application Server バージョン 8.0.0.1 の最適化されたローカル・アダプターのスタブのインターフェースを使用して実行されている可能性があります。V8.0.0.1 の最適化されたローカル・アダプターのスタブを使用するには、アプリケーション・サーバーが WebSphere Application Server バージョン 8.0.0. のレベルで実行されている必要もあります。ご使用のアプリケーションが、この z/OS システム上で、WebSphere Application Server と互換性のある最適化されたローカル・アダプターのスタブのレベルで実行されていることを確認してください。
  90 WebSphere Application Server for z/OS の最適化されたローカル・アダプターのマスター・クライアント・スタブ・テーブル・スロットが見つかりませんでした。 WebSphere Application Server は、現在の z/OS システム・イメージ上で開始されていますが、最適化されたローカル・アダプターのクライアント・スタブ・テーブルがサポートされているレベルでは実行されていません。アプリケーション・サーバーの保守レベルとは互換性のない、WebSphere Application Server バージョン 8.0.0.1 の最適化されたローカル・アダプターのスタブのインターフェースを使用して実行されている可能性があります。V8.0.0.1 の最適化されたローカル・アダプターのスタブを使用するには、アプリケーション・サーバーが WebSphere Application Server バージョン 8.0.0. のレベルで実行されている必要もあります。ご使用のアプリケーションが、この z/OS システム上で、WebSphere Application Server と互換性のある最適化されたローカル・アダプターのスタブのレベルで実行されていることを確認してください。

特定要求受信

特定の接続でローカル WebSphere Application Server からの要求を受信します。指定された入力接続ハンドルに対応した要求データおよび関連データを受信します。 要求データの長さを返します。返された接続ハンドルを使用したデータ取得 API 呼び出しは、受信したメッセージ・データを返します。
表 17. BBOA1RCS API (31 ビットの呼び出し元) および BBGA1RCS API (64 ビットの呼び出し元) の構文. 構文はパラメーターのセクションで説明されています。
API 構文
BBOA1RCS または BBGA1RCS

BBOA1RCS ( connectionhandle, requestservicename, requestservicenamel, requestdatalen, async(0|1), rc, rsn )

BBGA1RCS ( connectionhandle, requestservicename, requestservicenamel, requestdatalen, async(0|1), rc, rsn )

パラメーター:

connectionhandle (入力)

受信要求に使用される 12 バイトの接続ハンドル。

requestservicename (入出力)

サービスの名前を収容する最大 256 バイトの EBCDIC 文字ストリング。 これは、WebSphere Application Server アプリケーションによって InteractionSpec で指定されるターゲット・サービス名です。* を指定すると、現行の登録名を使用して受信されるすべてのサービス名に対するサーバーとして設定されます。

requestservicenamel (入出力)

開始するサービスの名前の長さを収容する整数、または、サービス名がヌルで終了する場合は 0

requestdatalen (出力)

受信する要求データの長さを含む 31 ビット・モードの 32 ビット符号なしの値または 64 ビット・モードの 64 ビット符号なしの値が返されます。 この長さは、呼び出し元がコピー先のデータ取得 API を呼び出す前にストレージを獲得するのに使用できます。async が 1 (呼び出し元に直ちに制御を戻すことを要求) に設定されている場合、要求データをまだ受信していないときは、すべて 0xFF に設定されます。この場合、インバウンド要求を取得するために、API を再度呼び出す必要があります。

async(0|1) (入力)

整数値。1 に設定すると、要求の長さがわかっていない場合でも直ちに呼び出し元に制御が戻ります。async が 0 に設定されている場合、この呼び出しは WebSphere Application Server からの要求を受信するまで待機します。

rc (出力)

この呼び出しが成功したか失敗したかを示す整数の戻りコード。

rsn (出力)

この呼び出しが失敗した理由を説明する整数の理由コード。

使用上の注意:
  • この呼び出しに指定された WebSphere Application Server for z/OS のデーモン・グループおよびサーバーが始動済みであること、およびローカル・アダプターに対するサポートが使用可能になっていることを確認してください。
  • この API を使用する前に、一致する名前を持つ登録 (BBOA1REG API) 呼び出しが現行のアドレス・スペースで正常に完了していることを確認してください。
戻りコードと理由コード:
表 18. BBOA1RCS および BBGA1RCS API の戻りコードと理由コード. 以下の表は、適切なアクションも推奨しています。
戻りコード 理由コード 説明 アクション
0 - 正常  
4 - 注意 - 理由コードを参照  
8 - エラー - 理由コードを参照  
  8 登録名トークンは既に存在します。 渡された登録名が有効であることを確認してください。
  10 接続ハンドルが解放済み状態か不適切な状態です。 有効な接続ハンドルが渡されたことを確認してください。
  11 WebSphere Application Server から正しくないデータが送信されました。  
  16 要求サービス名の長さが無効です。 プログラムを訂正し、呼び出しを再試行してください。
  19 ローカル通信の既存データのエラー  
  21 ローカル通信のプレビュー・データのエラー  
  28 接続ハンドルが関連付けられていた登録は、既にアクティブでなくなっています。 接続取得および特定要求受信を呼び出す前に、登録名を再度呼び出してください。
  36 接続状態が無効です。 この要求に使用された接続ハンドルの状態が正しくありません。 接続状態に関するルールについては、API 文書を参照してください。
  38 クライアント接続ハンドルが無効です。 この要求に使用されたクライアント接続ハンドルが無効です。 クライアント接続ハンドルについては、API 文書を参照してください。
  40 ローカル通信エラーが発生しました。 WebSphere Application Server のサーバー・ログにローカル通信のエラー・メッセージが記録されていないかを確認してください。
  46 ローカル通信の要求送信呼び出しでエラーが発生しました。 WebSphere Application Server ログを確認して、エラーを判別してください。
  76 サーバーが稼働していないため、サーバーとの通信の試みが失敗しました。 サーバーを始動して通信を再試行してください。
  78 内部エラーが発生し、このエラーが原因で、この接続により処理されるトランザクションに含まれない要求がこの接続で選択されました。 接続を接続プールに戻してください。問題が解決しない場合は、IBM サポートに連絡してください。
  80 この接続でアクティブなトランザクションがタイムアウトになり、別の要求を処理するために接続状態をリセットすることができませんでした。 接続を接続プールに戻してください。問題が解決しない場合は、IBM サポートに連絡してください。
  96 この API は、IMS の初期設定中、または IMS の事前初期設定出口中に駆動することはできません。 IMS の初期設定が終了した後で、この API を呼び出します。
12 10 WebSphere Application Server のデーモン・グループまたはサーバーが見つかりません。 WebSphere Application Server のデーモンおよびサーバーが始動済みでローカル接続のサポートがアクティブであることを確認し、呼び出しを再試行してください。
  14 指定された接続ハンドルを使用した API 呼び出しベクトルが見つからないか、検査できません。 接続ハンドルが無効であるか、または登録抹消呼び出し (BBOA1URG API) によって接続プールが無効化された可能性があります。
  34 IMS 環境で、64 ビット API スタブが使用されました。 IMS では、64 ビット API はサポートされていません。
  38 CICS 環境で、64 ビット API スタブが使用されました。 CICS では、64 ビット API はサポートされていません。
  44 サービス・セルに対する間違った CP ビルド  
  46 サービス呼び出しに対する間違った CP 取得  
  48 サービス・セルに対する間違った CP 解放  
  60 SRVQ ロックを取得できません  
  62 SRVQ ロックを解除できません  
  86 WebSphere Application Server for z/OS のマスター BGVT が見つかりませんでした。 WebSphere は、現在の z/OS システム・イメージ上でまだ開始されていません。WebSphere Application Server の最適化されたローカル・アダプターのクライアント・プロセスを開始する前に、デーモンおよびノード/サーバーが開始されていることを確認してください。
  88 WebSphere Application Server for z/OS のマスター・クライアント・スタブ・テーブルが見つかりませんでした。 WebSphere Application Server は、現在の z/OS システム・イメージ上で開始されていますが、最適化されたローカル・アダプターのクライアント・スタブ・テーブルがサポートされているレベルでは実行されていません。アプリケーション・サーバーの保守レベルとは互換性のない、WebSphere Application Server バージョン 8.0.0.1 の最適化されたローカル・アダプターのスタブのインターフェースを使用して実行されている可能性があります。V8.0.0.1 の最適化されたローカル・アダプターのスタブを使用するには、アプリケーション・サーバーが WebSphere Application Server バージョン 8.0.0. のレベルで実行されている必要もあります。ご使用のアプリケーションが、この z/OS システム上で、WebSphere Application Server と互換性のある最適化されたローカル・アダプターのスタブのレベルで実行されていることを確認してください。
  90 WebSphere Application Server for z/OS の最適化されたローカル・アダプターのマスター・クライアント・スタブ・テーブル・スロットが見つかりませんでした。 WebSphere Application Server は、現在の z/OS システム・イメージ上で開始されていますが、最適化されたローカル・アダプターのクライアント・スタブ・テーブルがサポートされているレベルでは実行されていません。アプリケーション・サーバーの保守レベルとは互換性のない、WebSphere Application Server バージョン 8.0.0.1 の最適化されたローカル・アダプターのスタブのインターフェースを使用して実行されている可能性があります。V8.0.0.1 の最適化されたローカル・アダプターのスタブを使用するには、アプリケーション・サーバーが WebSphere Application Server バージョン 8.0.0. のレベルで実行されている必要もあります。ご使用のアプリケーションが、この z/OS システム上で、WebSphere Application Server と互換性のある最適化されたローカル・アダプターのスタブのレベルで実行されていることを確認してください。

応答長受信

応答長受信は、事前の要求送信呼び出しからの応答データの長さを取得するために使用します。
表 19. BBOA1RCL API (31 ビットの呼び出し元) および BBGA1RCL API (64 ビットの呼び出し元) の構文. 構文はパラメーターのセクションで説明されています。
API 構文
BBOA1RCL または BBGA1RCL

BBOA1RCL ( connectionhandle, async(0|1), responsedatalen, rc, rsn )

BBGA1RCL ( connectionhandle, async(0|1), responsedatalen, rc, rsn )

パラメーター:

connectionhandle (入力)

この要求に使用される 12 バイトの接続ハンドル。

async (入力)

整数値。1 に設定すると、応答の長さが不明な場合でも直ちに呼び出し元に制御が戻ります。async が 0 に設定されている場合、この呼び出しは、WebSphere Application Server から応答が返されるまで待機し、応答の長さを responsedatalen パラメーター値で指定します。

responsedatalen (出力)

受信するデータの長さを含む 31 ビット・モードの 32 ビット符号なしの値または 64 ビット・モードの 64 ビット符号なしの値が返されます。 この長さは、呼び出し元がコピー先のデータ取得 API を呼び出す前にストレージを獲得するのに使用できます。 async が 1 の場合、応答データをまだ受信していないときは、すべて FF として返されることがあります。

rc (出力)

この呼び出しが成功したか失敗したかを示す整数の戻りコード。

rsn (出力)

この呼び出しが失敗した理由を説明する整数の理由コード。

使用上の注意:
  • この呼び出しに指定された WebSphere Application Server for z/OS のデーモン・グループおよびサーバーが始動済みであること、およびローカル・アダプターに対するサポートが使用可能になっていることを確認してください。
  • この API を使用する前に、現行のアドレス・スペースで、登録呼び出し (BBOA1REG または BBGA1REG API) が正常に完了したことを確認してください。
  • 接続取得 (BBOA1CNG または BBGA1CNG API) 呼び出しが正常に完了していること、および該当のハンドルがこの呼び出しで入力として指定されていることを確認してください。
  • この呼び出しを行う前に、正常な要求送信 (BBOA1SRQ または BBGA1SRQ API) 呼び出しが完了していることを確認してください。
戻りコードと理由コード:
表 20. BBOA1RCL および BBGA1RCL API の戻りコードと理由コード. 以下の表は、適切なアクションも推奨しています。
戻りコード 理由コード 説明 アクション
0 - 正常  
4 - 注意 - 理由コードを参照  
8 - エラー - 理由コードを参照  
  8 登録名トークンは既に存在します。 渡された登録名が有効であることを確認してください。
  11 WebSphere Application Server から正しくないデータが送信されました。  
  19 ローカル通信の既存データのエラー  
  21 ローカル通信のプレビュー・データのエラー  
  34 ターゲット・サービスが見つかりません。 ターゲット・エンタープライズ Bean を含むアプリケーションがターゲット WebSphere Application Server にインストールされて始動済みであることを確認してください。
  36 接続状態が無効です。 この要求に使用された接続ハンドルの状態は正しくないと判断されました。 接続状態に関するルールについては、API 文書を参照してください。
  38 クライアント接続ハンドルが無効です。 この要求に使用されたクライアント接続ハンドルが無効と判断されました。 クライアント接続ハンドルについては、API 文書を参照してください。
  40 ローカル通信エラーが発生しました。 WebSphere Application Server のサーバー・ログにローカル通信のエラー・メッセージが記録されていないかを確認してください。
  96 この API は、IMS の初期設定中、または IMS の事前初期設定出口中に駆動することはできません。 IMS の初期設定が終了した後で、この API を呼び出します。
12 10 WebSphere Application Server のデーモン・グループまたはサーバーが見つかりません。 WebSphere Application Server のデーモンおよびサーバーが始動済みでローカル接続のサポートがアクティブであることを確認し、呼び出しを再試行してください。
  14 指定された接続ハンドルを使用した API 呼び出しベクトルが見つからないか、検査できません。 接続ハンドルが無効であるか、または登録抹消呼び出し (BBOA1URG API) によって接続プールが無効化された可能性があります。
  34 IMS 環境で、64 ビット API スタブが使用されました。 IMS では、64 ビット API はサポートされていません。
  38 CICS 環境で、64 ビット API スタブが使用されました。 CICS では、64 ビット API はサポートされていません。
  86 WebSphere Application Server for z/OS のマスター BGVT が見つかりませんでした。 WebSphere は、現在の z/OS システム・イメージ上でまだ開始されていません。WebSphere Application Server の最適化されたローカル・アダプターのクライアント・プロセスを開始する前に、デーモンおよびノード/サーバーが開始されていることを確認してください。
  88 WebSphere Application Server for z/OS のマスター・クライアント・スタブ・テーブルが見つかりませんでした。 WebSphere Application Server は、現在の z/OS システム・イメージ上で開始されていますが、最適化されたローカル・アダプターのクライアント・スタブ・テーブルがサポートされているレベルでは実行されていません。アプリケーション・サーバーの保守レベルとは互換性のない、WebSphere Application Server バージョン 8.0.0.1 の最適化されたローカル・アダプターのスタブのインターフェースを使用して実行されている可能性があります。V8.0.0.1 の最適化されたローカル・アダプターのスタブを使用するには、アプリケーション・サーバーが WebSphere Application Server バージョン 8.0.0. のレベルで実行されている必要もあります。ご使用のアプリケーションが、この z/OS システム上で、WebSphere Application Server と互換性のある最適化されたローカル・アダプターのスタブのレベルで実行されていることを確認してください。
  90 WebSphere Application Server for z/OS の最適化されたローカル・アダプターのマスター・クライアント・スタブ・テーブル・スロットが見つかりませんでした。 WebSphere Application Server は、現在の z/OS システム・イメージ上で開始されていますが、最適化されたローカル・アダプターのクライアント・スタブ・テーブルがサポートされているレベルでは実行されていません。アプリケーション・サーバーの保守レベルとは互換性のない、WebSphere Application Server バージョン 8.0.0.1 の最適化されたローカル・アダプターのスタブのインターフェースを使用して実行されている可能性があります。V8.0.0.1 の最適化されたローカル・アダプターのスタブを使用するには、アプリケーション・サーバーが WebSphere Application Server バージョン 8.0.0. のレベルで実行されている必要もあります。ご使用のアプリケーションが、この z/OS システム上で、WebSphere Application Server と互換性のある最適化されたローカル・アダプターのスタブのレベルで実行されていることを確認してください。

メッセージ・データ取得

この API は、受信したメッセージ・データをコピーするために使用します。 この呼び出しから戻ると、メッセージはアダプター・メッセージ・キャッシュから除去されます。
表 21. BBOA1GET API (31 ビットの呼び出し元) および BBGA1GET API (64 ビットの呼び出し元) の構文. 構文はパラメーターのセクションで説明されています。
API 構文
BBOA1GET または BBGA1GET

BBOA1GET ( connectionhandle, msgdata, msgdatalen, rc, rsn, rv )

BBGA1GET ( connectionhandle, msgdata, msgdatalen, rc, rsn, rv )

パラメーター:

connectionhandle (入力)

この要求に使用される 12 バイトの接続ハンドル。

msgdata (入力)

コピー先のデータ域の先頭のアドレスを指す 31 ビットまたは 64 ビットのポインター。このポインターが指すストレージは、呼び出し元が書き込み可能なキーの中にある必要があります。

msgdatalen (入力)

コピーするデータの長さを含む 31 ビット・モードの 32 ビット符号なしの値または 64 ビット・モードの 64 ビット符号なしの値。

rc (出力)

この呼び出しの成功または失敗を示す整数の戻りコード。

rsn (出力)

この呼び出しが失敗した理由を説明する整数の理由コード。

rv (出力)

この要求のコンテキスト・バッファーのサイズを収容する 32 ビット整数の戻り値。

使用上の注意:
  • この呼び出しに指定された WebSphere Application Server for z/OS のデーモン・グループおよびサーバーが始動済みであること、およびローカル・アダプターに対するサポートが使用可能になっていることを確認してください。
  • 要求送信 API を使用する前に、現行のアドレス・スペースで、登録呼び出し (BBOA1REG または BBGA1REG API) が正常に完了したことを確認してください。
  • 接続取得 (BBOA1CNG または BBGA1CNG API) 呼び出しが正常に完了していること、および該当のハンドルがこの呼び出しで入力として指定されていることを確認してください。
  • API 呼び出し元の入力パラメーター msgdatalen が実際のメッセージ応答よりも大きい場合、戻りコードには 0 が返され、実際のメッセージ長が戻り値に返されます。
  • 重要: メッセージ・データ取得呼び出しが呼び出し元に戻ると、メッセージ・データは失われ、接続は、別の送信または受信要求呼び出しに使用できる状態に戻ります。 その後のメッセージ・データ取得または応答長受信の呼び出しは、エラーで戻ります。
戻りコードと理由コード:
表 22. BBOA1GET および BBGA1GET API の戻りコードと理由コード. 以下の表は、適切なアクションも推奨しています。
戻りコード 理由コード 説明 アクション
0 - 正常  
4 - 注意 - 理由コードを参照  
8 - エラー - 理由コードを参照  
  8 登録名トークンは既に存在します。 渡された登録名が有効であることを確認してください。
  36 接続状態が無効です。 この要求に使用された接続ハンドルの状態は正しくないと判断されました。 接続状態に関するルールについては、API 文書を参照してください。
  38 クライアント接続ハンドルが無効です。 この要求に使用されたクライアント接続ハンドルが無効と判断されました。 クライアント接続ハンドルについては、API 文書を参照してください。
  40 ローカル通信エラーが発生しました。 WebSphere Application Server のサーバー・ログにローカル通信のエラー・メッセージが記録されていないかを確認してください。
  48 ローカル通信読み取り要求でエラーが発生しました。 WebSphere Application Server ログを確認して、エラーを判別してください。
  50 WebSphere Application Server との接続が終了しました。 WebSphere Application Server ログを確認して、エラーを判別してください。
  72 応答長の入力パラメーターが、応答メッセージを収容できる十分な大きさではありません。 メッセージの一部分のみが返されます。残りは破棄されます。 メッセージ応答のサイズについては、戻り値を参照してください。
  96 この API は、IMS の初期設定中、または IMS の事前初期設定出口中に駆動することはできません。 IMS の初期設定が終了した後で、この API を呼び出します。
  98 指定された要求バッファーの先頭にアクセスできませんでした。 指定された要求バッファー・アドレスおよび長さが正しいことを確認します。
  100 指定された要求バッファーの最後にアクセスできませんでした。 指定された要求バッファー・アドレスおよび長さが正しいことを確認します。
  102 指定された応答バッファーの先頭にアクセスできませんでした。 指定された応答バッファー・アドレスおよび長さが正しいことを確認します。
  104 指定された応答バッファーの最後にアクセスできませんでした。 指定された応答バッファー・アドレスおよび長さが正しいことを確認します。
12 10 WebSphere Application Server のデーモン・グループまたはサーバーが見つかりません。 WebSphere Application Server のデーモンおよびサーバーが始動済みでローカル接続のサポートがアクティブであることを確認し、再試行してください。
12 10 WebSphere Application Server のデーモン・グループまたはサーバーが見つかりません。 WebSphere Application Server のデーモンおよびサーバーが始動済みでローカル接続のサポートがアクティブであることを確認し、呼び出しを再試行してください。
  14 指定された接続ハンドルを使用した API 呼び出しベクトルが見つからないか、検査できません。 接続ハンドルが無効であるか、または登録抹消呼び出し (BBOA1URG API) によって接続プールが無効化された可能性があります。
  34 IMS 環境で、64 ビット API スタブが使用されました。 IMS では、64 ビット API はサポートされていません。
  38 CICS 環境で、64 ビット API スタブが使用されました。 CICS では、64 ビット API はサポートされていません。
  86 WebSphere Application Server for z/OS のマスター BGVT が見つかりませんでした。 WebSphere は、現在の z/OS システム・イメージ上でまだ開始されていません。WebSphere Application Server の最適化されたローカル・アダプターのクライアント・プロセスを開始する前に、デーモンおよびノード/サーバーが開始されていることを確認してください。
  88 WebSphere Application Server for z/OS のマスター・クライアント・スタブ・テーブルが見つかりませんでした。 WebSphere Application Server は、現在の z/OS システム・イメージ上で開始されていますが、最適化されたローカル・アダプターのクライアント・スタブ・テーブルがサポートされているレベルでは実行されていません。アプリケーション・サーバーの保守レベルとは互換性のない、WebSphere Application Server バージョン 8.0.0.1 の最適化されたローカル・アダプターのスタブのインターフェースを使用して実行されている可能性があります。V8.0.0.1 の最適化されたローカル・アダプターのスタブを使用するには、アプリケーション・サーバーが WebSphere Application Server バージョン 8.0.0. のレベルで実行されている必要もあります。ご使用のアプリケーションが、この z/OS システム上で、WebSphere Application Server と互換性のある最適化されたローカル・アダプターのスタブのレベルで実行されていることを確認してください。
  90 WebSphere Application Server for z/OS の最適化されたローカル・アダプターのマスター・クライアント・スタブ・テーブル・スロットが見つかりませんでした。 WebSphere Application Server は、現在の z/OS システム・イメージ上で開始されていますが、最適化されたローカル・アダプターのクライアント・スタブ・テーブルがサポートされているレベルでは実行されていません。アプリケーション・サーバーの保守レベルとは互換性のない、WebSphere Application Server バージョン 8.0.0.1 の最適化されたローカル・アダプターのスタブのインターフェースを使用して実行されている可能性があります。V8.0.0.1 の最適化されたローカル・アダプターのスタブを使用するには、アプリケーション・サーバーが WebSphere Application Server バージョン 8.0.0. のレベルで実行されている必要もあります。ご使用のアプリケーションが、この z/OS システム上で、WebSphere Application Server と互換性のある最適化されたローカル・アダプターのスタブのレベルで実行されていることを確認してください。

呼び出す

この API は、基礎になる他のプリミティブ API 関数を使用して、ローカル WebSphere Application Server でメソッドを呼び出します。応答出力域の最大サイズが事前にわかっている場合の使用を想定して設計されています。
表 23. BBOA1INV API (31 ビットの呼び出し元) および BBGA1INV API (64 ビットの呼び出し元) の構文. 構文はパラメーターのセクションで説明されています。
API 構文
BBOA1INV または BBGA1INV

BBOA1INV ( registername, requesttype, requestservicename, requestservicenamel, requestdata, requestdatalen, responsedata, responsedatalen, waittime, rc, rsn, rv )

BBGA1INV ( registername, requesttype, requestservicename, requestservicenamel, requestdata, requestdatalen, responsedata, responsedatalen, waittime, rc, rsn, rv )

パラメーター:

registername (入力)

この呼び出しに対して接続を取得するための接続プールの検索に使用される名前を収容する、入り口変数または入り口定数。 この名前は、空白を埋め込んだ正確に 12 文字のストリングである必要があります。

requesttype (入力)

処理する作業要求のタイプを示す、要求タイプを含む整数。 サポートされるタイプの値: 1 = ローカル EJB 作業要求、2 = リモート EJB 作業要求。

requestservicename (入力)

呼び出すサービスの名前を含む最長 256 バイトの EBCDIC 文字ストリング。タイプが 1 (EJB) の場合は、これが、ターゲットの JNDI ホーム名です。

requestservicenamel (入力)

開始するサービスの名前の長さを収容する整数、または、サービス名がヌルで終了する場合は 0

requestdata (入力)

送信する要求データの開始アドレスを指す 31 ビットまたは 64 ビットのポインター。

requestdatalen (入力)

送信するデータの長さを含む 31 ビット・モードの 32 ビット符号なしの値または 64 ビット・モードの 64 ビット符号なしの値。

responsedata (入力)

コピー先の応答データ域の先頭のアドレスを指す 31 ビットまたは 64 ビットのポインター。このポインターが指すストレージは、呼び出し元が書き込み可能なキーの中にある必要があります。

responsedatalen (入力)

送信するデータの長さを含む 31 ビット・モードの 32 ビット符号なしの値または 64 ビット・モードの 64 ビット符号なしの値。

waittime (入力)

接続不可の理由コードを返すまでの接続完了の待機秒数を収容する整数。 値 0 (ゼロ) を指定すると、タイムアウトは発生せず、この API は無期限に待機します。

rc (出力)

この呼び出しの成功または失敗を示す整数の戻りコード。

rsn (出力)

この呼び出しが失敗した理由を説明する整数の理由コード。

rv (出力)

受信されて呼び出し元の応答域にコピーされたメッセージ・データのサイズを収容する 32 ビット整数の戻り値。

使用上の注意:
  • この呼び出しに指定された WebSphere Application Server for z/OS のデーモン・グループおよびサーバーが始動済みであること、およびローカル・アダプターに対するサポートが使用可能になっていることを確認してください。
  • 要求送信 API を使用する前に、現行のアドレス・スペースで、登録呼び出し (BBOA1REG または BBGA1REG API) が正常に完了したことを確認してください。
  • API 呼び出し元の入力パラメーター responsedatalen が実際のメッセージ応答よりも大きい場合、戻りコードには 0 (ゼロ) が返され、実際のメッセージ長が戻り値に返されます。
戻りコードと理由コード:
表 24. BBOA1INV および BBGA1INV API の戻りコードと理由コード. 以下の表は、適切なアクションも推奨しています。
戻りコード 理由コード 説明 アクション
0 - 正常  
4 - 注意 - 理由コードを参照  
8 - エラー - 理由コードを参照  
  8 登録名トークンは既に存在します。 渡された登録名が有効であることを確認してください。
  10 接続は使用不可です。接続要求を取得する前に待機時間が期限切れになりました。 アプリケーションの動作は一定ではありません。待機してから再試行するか、失敗した起動 API 呼び出しを受け入れます。 もう 1 つの方法として、登録 API 呼び出しで最大接続数の設定値を大きくすることができます。
  11 WebSphere Application Server から正しくないデータが送信されました。  
  14 メッセージの保存中にメモリー不足の状態に陥りました。 起動でメッセージを処理するために十分な使用可能メモリーがありません。 現行のアドレス・スペースは専用ストレージが足りません。
  16 要求サービス名の長さが無効です。 プログラムを訂正し、呼び出しを再試行してください。
  18 応答の長さがシステムしきい値を超えています。 メッセージのサイズが、WebSphere Application Server のしきい値でサポートできるサイズを超えています。 メッセージのサイズが有効であることを確認してください。メッセージのサイズが有効な場合は、WebSphere Application Server のしきい値がメッセージのサイズに対応できる十分な大きさであることを確認してください。
  19 ローカル通信の既存データのエラー。  
  21 ローカル通信のプレビュー・データのエラー。  
24 登録呼び出しが正常に終了した後、プールから接続を取得中にエラーが発生しました。 サーバーが始動済みであることを確認してください。始動済みでない場合は、サーバーを再始動して API 要求を再試行します。
  26 グローバル・トランザクションを開始できませんでした。  
  28 登録が見つかりましたが、アクティブではありません。  
  32 API 呼び出しの要求タイプが無効です。 要求タイプのパラメーターが無効です。プログラムを訂正し、呼び出しを再試行してください。
  34 ターゲット・サービスが見つかりません。 ターゲット・エンタープライズ Bean を含むアプリケーションがターゲット WebSphere Application Server にインストールされて始動済みであることを確認してください。
  36 接続状態が無効です。 この要求に使用された接続ハンドルの状態は正しくないと判断されました。 接続状態に関するルールについては、API 文書を参照してください。
  38 クライアント接続ハンドルが無効です。 この要求に使用されたクライアント接続ハンドルが無効と判断されました。 クライアント接続ハンドルについては、API 文書を参照してください。
  40 ローカル通信エラーが発生しました。 WebSphere Application Server のサーバー・ログにローカル通信のエラー・メッセージが記録されていないかを確認してください。
  44 ターゲット・エンタープライズ Bean で例外または予期しない条件が発生しました。 WebSphere Application Server のログに例外データが記録されていないかを確認してください。
  46 ローカル通信の送信要求でエラーが発生しました。 WebSphere Application Server のログを参照して、エラーを判別してください。
  48 ローカル通信読み取り要求でエラーが発生しました。 WebSphere Application Server ログを確認して、エラーを判別してください。
  50 WebSphere Application Server との接続が終了しました。 WebSphere Application Server を確認して、エラーを判別してください。
  72 応答長の入力パラメーターが、応答メッセージを収容できる十分な大きさではありません。 メッセージの一部分のみが返されます。残りは破棄されます。 メッセージ応答のサイズについては、戻り値を参照してください。
  96 この API は、IMS の初期設定中、または IMS の事前初期設定出口中に駆動することはできません。 IMS の初期設定が終了した後で、この API を呼び出します。
  98 指定された要求バッファーの先頭にアクセスできませんでした。 指定された要求バッファー・アドレスおよび長さが正しいことを確認します。
  100 指定された要求バッファーの最後にアクセスできませんでした。 指定された要求バッファー・アドレスおよび長さが正しいことを確認します。
  102 指定された応答バッファーの先頭にアクセスできませんでした。 指定された応答バッファー・アドレスおよび長さが正しいことを確認します。
  104 指定された応答バッファーの最後にアクセスできませんでした。 指定された応答バッファー・アドレスおよび長さが正しいことを確認します。
12 10 WebSphere Application Server のデーモン・グループまたはサーバーが見つかりません。 WebSphere Application Server のデーモンおよびサーバーが始動済みでローカル接続のサポートがアクティブであることを確認し、呼び出しを再試行してください。
  14 指定された接続ハンドルを使用した API 呼び出しベクトルが見つからないか、検査できません。 接続ハンドルが無効であるか、または登録抹消呼び出し (BBOA1URG API) によって接続プールが無効化された可能性があります。
  24 登録呼び出しが正常に終了した後、接続プールから接続を取得中にエラーが発生しました。 サーバーが始動済みであることを確認してください。サーバーが始動済みでない場合は、サーバーを再始動して API 要求を再試行します。
  34 IMS 環境で、64 ビット API スタブが使用されました。 IMS では、64 ビット API はサポートされていません。
  38 CICS 環境で、64 ビット API スタブが使用されました。 CICS では、64 ビット API はサポートされていません。
  86 WebSphere Application Server for z/OS のマスター BGVT が見つかりませんでした。 WebSphere は、現在の z/OS システム・イメージ上でまだ開始されていません。WebSphere Application Server の最適化されたローカル・アダプターのクライアント・プロセスを開始する前に、デーモンおよびノード/サーバーが開始されていることを確認してください。
  88 WebSphere Application Server for z/OS のマスター・クライアント・スタブ・テーブルが見つかりませんでした。 WebSphere Application Server は、現在の z/OS システム・イメージ上で開始されていますが、最適化されたローカル・アダプターのクライアント・スタブ・テーブルがサポートされているレベルでは実行されていません。アプリケーション・サーバーの保守レベルとは互換性のない、WebSphere Application Server バージョン 8.0.0.1 の最適化されたローカル・アダプターのスタブのインターフェースを使用して実行されている可能性があります。V8.0.0.1 の最適化されたローカル・アダプターのスタブを使用するには、アプリケーション・サーバーが WebSphere Application Server バージョン 8.0.0. のレベルで実行されている必要もあります。ご使用のアプリケーションが、この z/OS システム上で、WebSphere Application Server と互換性のある最適化されたローカル・アダプターのスタブのレベルで実行されていることを確認してください。
  90 WebSphere Application Server for z/OS の最適化されたローカル・アダプターのマスター・クライアント・スタブ・テーブル・スロットが見つかりませんでした。 WebSphere Application Server は、現在の z/OS システム・イメージ上で開始されていますが、最適化されたローカル・アダプターのクライアント・スタブ・テーブルがサポートされているレベルでは実行されていません。アプリケーション・サーバーの保守レベルとは互換性のない、WebSphere Application Server バージョン 8.0.0.1 の最適化されたローカル・アダプターのスタブのインターフェースを使用して実行されている可能性があります。V8.0.0.1 の最適化されたローカル・アダプターのスタブを使用するには、アプリケーション・サーバーが WebSphere Application Server バージョン 8.0.0. のレベルで実行されている必要もあります。ご使用のアプリケーションが、この z/OS システム上で、WebSphere Application Server と互換性のある最適化されたローカル・アダプターのスタブのレベルで実行されていることを確認してください。

ホスト・サービス

ローカル WebSphere Application Server のホスト・サービスです。この API は、基礎になる他のプリミティブ API 機能を使用して、ローカル WebSphere Application Server から最適化されたローカル・アダプター呼び出しを行うために、ネイティブ言語の z/OS プログラムをサーバーおよびターゲットとして設定します。要求域の最大サイズが事前にわかっている場合の使用を想定して設計されています。
表 25. BBOA1SRV API (31 ビットの呼び出し元) および BBGA1SRV API (64 ビットの呼び出し元) の構文. 構文はパラメーターのセクションで説明されています。
API 構文
BBOA1SRV または BBGA1SRV

BBOA1SRV ( registername, requestservicename, requestservicenamel, requestdata, requestdatalen, connectionhandle, waittime, rc, rsn, rv )

BBGA1SRV ( registername, requestservicename, requestservicenamel, requestdata, requestdatalen, connectionhandle, waittime, rc, rsn, rv )

パラメーター:

registername (入力)

この呼び出しに対して接続を取得するための接続プールの検索に使用される名前を収容する、入り口変数または入り口定数。 この名前は、空白を埋め込んだ正確に 12 文字のストリングである必要があります。

requestservicename (入出力)

サービスの名前を収容する最大 256 バイトの EBCDIC 文字ストリング。 これは、WebSphere Application Server アプリケーションによって InteractionSpec で指定されるターゲット・サービスの名前です。 * の値は、現行の登録名を使用して受信されるすべてのサービス名に対するサーバーとして設定することを示します。

requestservicenamel (入出力)

開始するサービスの名前の長さを収容する整数、または、サービス名がヌルで終了する場合は 0

requestdata (入力)

受信する要求データの開始アドレスを指す 31 ビットまたは 64 ビットのポインター。 このポインターが指すストレージは、呼び出し元が書き込み可能なキーの中にある必要があります。

requestdatalen (入力)

メッセージの受信先のデータ域の長さを含む 31 ビット・モードの 32 ビット符号なしの値または 64 ビット・モードの 64 ビット符号なしの値。

connectionhandle (出力)

呼び出し元に返され、この要求に対する応答を送信するために使用される 12 バイトの接続ハンドル。

waittime (入力)

接続不可の理由コードを返すまでの接続完了の待機秒数を収容する整数。 値 0 (ゼロ) を指定すると、タイムアウトは発生せず、API は無期限に待機します。

rc (出力)

この呼び出しの成功または失敗を示す整数の戻りコード。

rsn (出力)

この呼び出しが失敗した理由を説明する整数の理由コード。

rv (出力)

受信されて呼び出し元の領域にコピーされたメッセージ要求データのサイズを収容する 32 ビット整数の戻り値。

使用上の注意

  • この呼び出しに指定された WebSphere Application Server for z/OS のデーモン・グループおよびサーバーが始動済みであること、およびローカル・アダプターに対するサポートが使用可能になっていることを確認してください。
  • この API を使用する前に、現行のアドレス・スペースで、登録呼び出し (BBOA1REG または BBGA1REG API) が正常に完了したことを確認してください。
  • API 呼び出し元の入力パラメーター requestdatalen が実際のメッセージ応答よりも大きい場合、戻りコードには 0 (ゼロ) が返され、実際のメッセージ長が戻り値に返されます。
  • 返された接続ハンドルは、BBOA1SRP または BBGA1SRP API を使用して、このホスト呼び出しに対する応答があればそれに指定する必要があります。後続の BBOA1SRV 呼び出しまたは BBGA1SRVAPI 呼び出しは、同じ接続ハンドルを再利用します。このような場合、API は前の要求に対する応答がないものと見なします。
  • 重要: ホスト・サービス呼び出しが呼び出し元に戻ると、メッセージ・データは失われ、接続は、別の API 要求に使用できる状態に戻ります。
戻りコードと理由コード:
表 26. BBOA1SRV および BBGA1SRV API の戻りコードと理由コード. 以下の表は、適切なアクションも推奨しています。
戻りコード 理由コード 説明 アクション
0 - 正常  
4 - 注意 - 理由コードを参照  
8 - エラー - 理由コードを参照  
  8 登録名トークンは既に存在します。 渡された登録名が有効であることを確認してください。
  10 接続ハンドルが解放済み状態です。 正しい接続ハンドルが渡されたことを確認してください。
  12 接続ハンドルが、登録名に含まれる接続のハンドルではありません。 プログラムを訂正し、呼び出しを再試行してください。
  16 要求サービス名の長さが無効です。 プログラムを訂正し、呼び出しを再試行してください。
  18 応答の長さがシステムしきい値を超えています。 メッセージのサイズが、WebSphere Application Server のしきい値でサポートできるサイズを超えています。 メッセージのサイズが有効であることを確認してください。メッセージのサイズが有効な場合は、WebSphere Application Server のしきい値がメッセージのサイズに対応できる十分な大きさであることを確認してください。
  40 ローカル通信エラーが発生しました。 WebSphere Application Server のサーバー・ログにローカル通信のエラー・メッセージが記録されていないかを確認してください。
  46 ローカル通信の要求送信呼び出しでエラーが発生しました。 WebSphere Application Server ログを確認して、エラーを判別してください。
  48 ローカル通信読み取り要求でエラーが発生しました。 WebSphere Application Server ログを確認して、エラーを判別してください。
  50 WebSphere Application Server との接続が終了しました。 WebSphere Application Server ログを確認して、エラーを判別してください。
  72 応答長の入力パラメーターが、応答メッセージを収容できる十分な大きさではありません。 メッセージの一部分のみが返されます。残りは破棄されます。 メッセージ応答のサイズについては、戻り値を参照してください。
  76 サーバーが稼働していないため、サーバーとの通信の試みが失敗しました。 サーバーを始動して通信を再試行してください。
  96 この API は、IMS の初期設定中、または IMS の事前初期設定出口中に駆動することはできません。 IMS の初期設定が終了した後で、この API を呼び出します。
  98 指定された要求バッファーの先頭にアクセスできませんでした。 指定された要求バッファー・アドレスおよび長さが正しいことを確認します。
  100 指定された要求バッファーの最後にアクセスできませんでした。 指定された要求バッファー・アドレスおよび長さが正しいことを確認します。
12 10 WebSphere Application Server のデーモン・グループまたはサーバーが見つかりません。 WebSphere Application Server のデーモンおよびサーバーが始動済みでローカル接続のサポートがアクティブであることを確認し、再試行してください。
  14 指定された接続ハンドルを使用した API 呼び出しベクトルが見つからないか、検査できません。 接続ハンドルが無効であるか、または登録抹消呼び出し (BBOA1URG または BBGA1URG API) によって接続プールが無効化された可能性があります。
  34 IMS 環境で、64 ビット API スタブが使用されました。 IMS では、64 ビット API はサポートされていません。
  38 CICS 環境で、64 ビット API スタブが使用されました。 CICS では、64 ビット API はサポートされていません。
  44 サービス・セルに対する間違った CP ビルド。  
  46 サービス・セルに対する間違った CP 取得。  
  48 サービス・セルに対する間違った CP 解放。  
  60 SRVQ ロックを取得できません。  
  62 SRVQ ロックを解除できません。  
  86 WebSphere Application Server for z/OS のマスター BGVT が見つかりませんでした。 WebSphere は、現在の z/OS システム・イメージ上でまだ開始されていません。WebSphere Application Server の最適化されたローカル・アダプターのクライアント・プロセスを開始する前に、デーモンおよびノード/サーバーが開始されていることを確認してください。
  88 WebSphere Application Server for z/OS のマスター・クライアント・スタブ・テーブルが見つかりませんでした。 WebSphere Application Server は、現在の z/OS システム・イメージ上で開始されていますが、最適化されたローカル・アダプターのクライアント・スタブ・テーブルがサポートされているレベルでは実行されていません。アプリケーション・サーバーの保守レベルとは互換性のない、WebSphere Application Server バージョン 8.0.0.1 の最適化されたローカル・アダプターのスタブのインターフェースを使用して実行されている可能性があります。V8.0.0.1 の最適化されたローカル・アダプターのスタブを使用するには、アプリケーション・サーバーが WebSphere Application Server バージョン 8.0.0. のレベルで実行されている必要もあります。ご使用のアプリケーションが、この z/OS システム上で、WebSphere Application Server と互換性のある最適化されたローカル・アダプターのスタブのレベルで実行されていることを確認してください。
  90 WebSphere Application Server for z/OS の最適化されたローカル・アダプターのマスター・クライアント・スタブ・テーブル・スロットが見つかりませんでした。 WebSphere Application Server は、現在の z/OS システム・イメージ上で開始されていますが、最適化されたローカル・アダプターのクライアント・スタブ・テーブルがサポートされているレベルでは実行されていません。アプリケーション・サーバーの保守レベルとは互換性のない、WebSphere Application Server バージョン 8.0.0.1 の最適化されたローカル・アダプターのスタブのインターフェースを使用して実行されている可能性があります。V8.0.0.1 の最適化されたローカル・アダプターのスタブを使用するには、アプリケーション・サーバーが WebSphere Application Server バージョン 8.0.0. のレベルで実行されている必要もあります。ご使用のアプリケーションが、この z/OS システム上で、WebSphere Application Server と互換性のある最適化されたローカル・アダプターのスタブのレベルで実行されていることを確認してください。

JCA アダプター API

WebSphere Application Server からバッチ・プログラムまたはサブシステムへの呼び出しでは、WebSphere Application Server アプリケーションは標準 JCA API を使用します。このアダプター用にカスタマイズされたオブジェクトは次のとおりです。
  • ConnectionSpec
  • InteractionSpec
  • レコード入出力
インフォメーション・センターにあるこれらの標準 JCA API の詳細については、関連リンクを参照してください。

ConnectionSpec API を使用して、通信に使用する登録名を指示します。 登録名は、登録 API を使用するときに作成されます。また、接続先のサブシステムを識別します。 1 つのサブシステムが複数の登録名を持つことができます。

プログラム・リンク・トランザクション ID の名前を WebSphere Application Server から CICS に渡し、プログラム・リンク起動タスクを実行するために使用できます。この名前は 4 文字で、CICS 領域に定義される必要があります。この名前を設定するには、BBO# トランザクション (プログラム: BBOACLNK) と同じ属性およびプログラム名を使用します。setLinkTaskTranid メソッドを使用してこのトランザクション ID を渡すと、BBO# API と、BBOC を使用して LTX=xxx パラメーターで指定されたすべてのトランザクション ID がオーバーライドされます。

チャネルとコンテナーを使用して CICS にアプリケーションを送信するために、setUseCICSContainer メソッドまたは JCA MappedRecord インターフェースのいずれかを使用できます。

  • setUseCICSContainer メソッドは ConnectionSpecImpl で指定されます。 これが 1 に設定されている場合、メッセージ要求 CICS コンテナーの名前とタイプは、メソッド setLinkTaskReqContid() および setLinkTaskReqContType(0|1) を使用して (ここで、0=CHAR および 1=BIT)、CICS に受け渡すことができます。メッセージ要求 CICS コンテナーが CICS に受け渡されると、ターゲット・プログラムの指定されたコンテナーにそれ自体の入力データが受け渡されます。このコンテナーはBIT または CHAR の選択されたタイプで作成されます。

    メッセージ応答 CICS コンテナーの名前とタイプは、メソッド setLinkTaskRspContid() および setLinkTaskRspContType(bit|char) を使用して CICS に受け渡すことができます。これらを渡すと、ターゲット・プログラムの応答は、選択した BIT または CHAR のタイプを持つ指定したコンテナーから送信されると予測されます。

  • JCA MappedRecord インターフェースを使用して、1 つ以上のコンテナーをCICS に渡すことができます。JCA MappedRecord インターフェースを使用する場合、ターゲット・プログラムと通信するために指定されたチャネルが使用されます。MappedRecord インターフェースを使用する場合、UseCICSContainer を 1 に設定する必要があり、CICS チャネルの名前と種類は、メソッド setLinkTaskChanID() と setLinkTaskChanType(bit|char) を使用してCICS に渡す必要があります。
    トラブルの回避 (Avoid trouble) トラブルの回避 (Avoid trouble): CICS にコンテナーを渡すために使用される JCA MappedRecord インターフェースは、 WOLA 接続オブジェクトから取得される recordFactory を使用して、recordFactory.createMappedRecord() メソッドを呼び出すことで取得されます。JCA MappedRecord インターフェースで、setLinkTaskReqContId()、setLinkTaskReqContType()、 setLinkTaskRspContId()、または SetLinkTaskRspContType() メソッドを使用しないでください。gotcha

IMS アプリケーション・トランザクションでは、接続仕様の setOTMAMaxRecvSize(nnn) メソッドを使用して、最大メッセージ受信サイズを設定します。最大セグメント接続レベルの値を設定するには、接続仕様の setOTMAMaxSegments(nnn) メソッドを使用します。OTMA に基づく IMS での最適化されたローカル・アダプターの使用について詳しくは、トピック『OTMA を介した最適化されたローカル・アダプターを使用した、既存の IMS トランザクションの呼び出し』を参照してください。

InteractionSpec

InteractionSpec API は、ターゲットによって開始されるサービスを指定するために使用します。 開始されるサービスは、起動されるサブシステムまたはバッチ・プロセスに従属します。プロセスで特定のサービス、または任意のサービスの要求を受信するように選択できます。 CICS の場合、サービス名は CICS で開始するプログラムの名前です。

レコード入出力

アプリケーションは、JCA レコード・インターフェースを使用してアダプターにデータを渡し、アダプターからデータを受信できます。 このアダプター API は、呼び出し元が 1 つ以上のデータ構造 (COBOL コピーブックや C 構造など) を外部アドレス・スペースに渡すことができるように、索引付きレコード・インターフェースを使用することを提案します。 リストの各索引は、独立したコピーブックとして扱われ、その順序でターゲットに渡されます。

IndexedRecordImpl を、関数呼び出しからの戻りパラメーターを受け取るために使用する場合、特定数のパラメーターおよびクラス名 (個々のコピーブックと構造に対してアセンブリー・ツールによって生成) を受け取るように事前定義できます。IndexedRecordImpl は、シリアル化されたコピーブックや構造を展開して IndexedRecordImpl に取り込み、シリアル化された byte[] 表現を扱わずに取得および使用できるようにします。

この API の動作の概要を示すために、選択されたメソッドのみを示します。 インターフェースのメソッドはすべて実装されています。


トピックのタイプを示すアイコン 参照トピック



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ファイル名:cdat_olaapis.html