サービス統合の「ノーオペレーション」ポリシーの構成

メッセージング・エンジンの新規の「ノーオペレーション」コア・グループ・ポリシーを作成した後、外部の高可用性 (HA) フレームワークによって管理されるメッセージング・エンジンの構成を続行することができます。 また、メッセージング・エンジンのモニターの頻度を構成することもできます。

始める前に

ポリシー・タイプが「ノーオペレーション」であるコア・グループ・ポリシーが存在しており、最初にメッセージング・エンジンのコア・グループ・ポリシーの構成にあるステップを完了している必要があります。

このタスクについて

「ノーオペレーション」ポリシーは、 いつどこでメッセージング・エンジンが稼働するのかを外部 HA クラスターが制御するのを可能にします。

手順

  1. HA クラスター・リソースを作成することにより、メッセージング・エンジンと外部管理対象リソース・グループを関連付けることができます。ご使用の外部 HA 製品のドキュメンテーションを参照してください。
  2. 外部 HA フレームワークのスクリプトを書き込み、HAManager を使用してメッセージング・エンジンの開始と停止を使用可能に設定してください。 スクリプトはサーバー上で HAManager MBean のオペレーションを起動します。このサーバーはメッセージング・エンジンに相当するリソースの所有権を所持します。 [IBM i]
    [IBM i]注: [IBM i]wsadmin スクリプト・クライアントは Qshell から実行されます。. [IBM i]詳しくは、wsadmin スクリプトを使用した WebSphere スクリプトを実行するための Qshell の構成.
  3. メッセージング・エンジンが、常にそのデータ・ストアに 接続できることを確認します。 メッセージング・エンジンがフェイルオーバーするように構成されている場合、 実行される可能性のあるクラスター内のどのサーバーからも、 そのデータ・ストアにアクセス可能である必要があります。可能なサーバーのセットは、ユーザーが外部 HA リソース・グループをどのように構成したかに依存します。標準構成は、データ・ストアを外 部 HA クラスターによる管理下のリソース・グループ中に、追加リ ソースとして組み込みます。その後、HA クラスターはデータ・ストアとメッセージング・エンジンが共にフェイルオーバーし、 フェイルオーバー後に連結されたままであることを確認します。 これに当てはまる場合でも、 またはデータ・ストアを使用可能にするためにネットワーク・サーバーが使用される場合でも、 データ・ストアは、メッセージング・エンジンを稼働する可能性のある すべてのサーバーからアクセス可能である必要があります。
  4. メッセージング・エンジンが常時同じ IP アドレスを通じてアクセス可能である必要がある場合、一例としてそれが WebSphere® MQ リンクの受信側終端である場合などには、ユーザーは IP アドレスをメッセージング・エンジンと連結し続けるように調整する必要があります。 これを実現するには、メッセージング・エンジンを表すリソースと同じ外部 HA リソース・グループ中で、IP アドレス・リソースを作成します。
  5. オプション: 必要に応じて、「稼働タイマー」フィールドに値を入力します。 この値は、HA マネージャー (HAManager) がメッセージング・エンジンが適正に稼働していることを検査する時間間隔 (秒単位) を指定します。 この値が 0 (ゼロ) の場合、デフォルト値の 120 秒が使用されます。

    「ノーオペレーション」ポリシーは、主に IBM HACMP などの外部の高可用性フレームワークを使用する場合を意図しています。 この状況では、外部フレームワークが定期的に呼び出すモニター・スクリプトを作成できます。 「稼働タイマー」の値を 0 以上に設定すると、HAManager はヘルス・モニターを実行して、外部モニター・スクリプトが HAManager MBean から状態を取得できるようにします。 代わりに、「稼働タイマー」の値を -1 に設定すると、HAManager によるモニターは使用不可にされ、外部モニター・スクリプトがメッセージング・エンジン MBean から状態を取得できるようになります。

  6. OK」をクリックします。
  7. 変更をマスター構成に保存します。

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