アプリケーション・エディションのインストールは、アプリケーションのインストールと類似しています。
アプリケーションの新しいエディションをインストールするときには、エディションを指定する必要があります。
始める前に
- アプリケーション・エディションをインストールする前に、そのアプリケーション用のデプロイメント・ターゲットを作成します。
- モニターまたはオペレーターのロールを持つユーザーの場合、表示できるのはアプリケーション・エディション・マネージャー情報のみです。コンフィギュレーターまたは管理者のロールを持つユ
ーザーの場合は、アプリケーション・エディション・マネージャーのすべて
の構成特権があります。
このタスクについて
作成時に共有ライブラリーのバージョンに異なる名前を付けた場合は、同じ共有ライブラリーの複数のバージョンをインストールします。共有ライブラリーの名前にバージョン番号を追加するネーミング方式を使用します。例えば、Production Library 1.0 や、Production Library 2.0 などです。
アプリケーションの各エディションは、個別のバージョンの共有ライブラリーを使用するよう更新されます。その場合は、該当するライブラリーでそのエディションをビルドします。また、既存エディションのクローンを作成することも可能です。
手順
- アプリケーションをインストールします。 管理コンソールで、またはを選択します。ウィザード・パネルに以下の情報を入力します。
- アプリケーションのタイプを指定します。
- アップロードおよびインストールする EAR、WAR、JAR、または SAR モジュールを指定します。
- オプション: エンタープライズ・アプリケーションの場合: アプリケーションの別のエディションから作業クラスを複製する場合、「すべてのインストール・オプションおよびパラメーターを表示する (Show me all installation options and parameters)」を選択します。
- 「アプリケーション・エディション」フィールドで、ご使用のエディションの情報を指定します。 例えば、1.0 と入力します。 エディションの ID は数値だけではなく、文字、数字、および特定の特殊文字 (~!@#$%.- など) の任意の組み合わせを使用できます。
Session Initiation Protocol (SIP)、 Java™ EE アプリケーション: エディション ID は、アプリケーションのインストール先ディレクトリーの名前の一部になります。ご使用のシステムにおいてファイル名に使用する任意の文字もエディションの ID に使用できます。
PHP Hypertext Preprocessor (PHP)、WebSphere® Application Server Community Edition、非管理対象 Web アプリケーション: エディション ID は、リポジトリー内の構成属性になり、任意の文字を受け入れます。
注: エディションの値を必ず入力してください。そうしないと、アプリケーションの新しいエディションを作成できません。
- インストール・オプションを指定します。「アプリケーションの説明 (Application description)」フィールドで、インストールするエディションのタイプを指定します。 例えば、First edition と入力します。
- アプリケーションのデプロイメント・ターゲットを指定します。
- エンタープライズ・アプリケーション、Session Initiation Protocol (SIP) アプリケーション: エンタープライズ・アプリケーションをインストールしている場合は、分割デプロイメントを使用できます。 分割デプロイメントの場合は、モジュールを単一の Java EE アプリケーション・アーカイブにデプロイし、そのモジュールを複数のデプロイメント・ターゲットに分割します。例えば、web アプリケーション・モジュールを含むエンタープライズ・アーカイブ (EAR) ファイルをデプロイすると、エンタープライズ Bean モジュールは Intelligent Management 環境にインストールされます。結果として、Web アプリケーション・モジュールがサーバーにインストールされ、エンタープライズ Bean モジュールがクラスターにデプロイされます。
- 非管理対象 Web アプリケーション: アプリケーションのデプロイメント・プロパティーを定義します。
アプリケーションのモジュール、コンテキスト・ルート、および仮想ホスト情報を指定します。デプロイメント・ターゲットを選択して、アプリケーションのデプロイ先のサーバーおよびクラスターを選択します。
- PHP、WebSphere Application Server Community Edition アプリケーション: デプロイメント・ターゲットを選択することにより、アプリケーションを実行するサーバーおよびクラスターを選択します。PHP アプリケーション用に PHP サーバーまたは PHP 動的クラスターを選択します。WebSphere Application Server Community Edition アプリケーション用に WebSphere Application Server Community Edition サーバーまたは動的クラスターを選択します。
- オプション: エンタープライズ・アプリケーションをインストールする場合: 時間を節約し、作業クラスを再利用するため、アプリケーションの既存のエディションを選択してクローンを作成することもできます。 アプリケーションのインストールの最初の管理コンソール・パネルで、「すべてのインストール・オプションおよびパラメーターを表示する (Show me all installation options and parameters)」オプションを選択し、「作業クラスの複製 (clone work classes)」オプションを表示する必要があります。「このアプリケーション・エディションから既存の作業クラスのクローンを作成」リストから作業クラスを選択し、「次へ」をクリックします。 作業クラスにより、そのアプリケーション・エディションに対するデフォルトのルーティング・ルールが設定されます。
アプリケーションの作業クラスはそのアプリケーションのルーティング・ポリシーを構成します。
既存のアプリケーション・エディションを選択した場合、そのすべての作業クラスは、新規のアプリケーション・エディション名で適切に名前変更されたデフォルトを使用して複製されます。
アプリケーション・エディションが選択されない場合は、デフォルトが作成されます。
- Web モジュール用の仮想ホストのロケーションを指定し、デプロイメント記述子ファイルに定義されているコンテキスト・ルートを編集します。
- 保存し、ノードを同期します。
- アプリケーションを開始します。
- エンタープライズ・アプリケーション: 管理コンソールで
、を選択します。
- PHP アプリケーション: 管理コンソールで、「すべてのアプリケーション」を選択します。
開始する PHP アプリケーションを選択します。
「開始」アクションを選択し、「サブミット」をクリックします。このアクションにより、このアプリケーションに関連付けられたすべての PHP サーバーが開始されます。
サーバーを個々に開始するには、を選択します。
- 非管理対象 Web アプリケーション: アプリケーションがデプロイされたサーバーが開始されると、アプリケーションは開始済みと表示されます。
- WebSphere Application Server Community Edition アプリケーション: アプリケーション・エディションを個別に開始します。管理コンソールで、を選択します。
次のタスク
これで、アプリケーション・エディションがインストール済みになり、ロールアウト、バックアウト、並行したアクティブ化、および妥当性検査を実行できます。