既存のバス・トピック・スペースへの WS-Notification アプリケーションのアクセスの提供

Web サービス・クライアントがサービス統合バスの他のクライアントとイベント通知を共有できるようにソリューションを構成します。

始める前に

このタスクは 既存のサービス統合バスが少なくとも 1 つのバス・メンバーおよびバス・トピック・スペースで 構成されていることを前提としています。詳しくは、バスの作成を参照してください。

このタスクについて

このタスクは、「新規 WS-Notification サービス」ウィザードの一部である「永続トピック名前空間の作成」ステップに重点を置いています。

Web サービス・アプリケーションがサービス統合バスの他のクライアント (JMS クライアントなど) によって生成されたイベント通知を受信するように WS-Notification を構成することができます。 同様に、他のクライアント・タイプによって受信される 通知を Web サービス・アプリケーションが生成することができます。この構成については、サービス統合バスへのエントリーまたはエグジット・ポイントとしての WS-Notification のトポロジーで説明されています。この構成は、 バスの Web サービス・クライアントおよび非 Web サービス・クライアント間 でのメッセージ共有を可能にする永続トピック名前空間を 作成することで実現します。具体的には、メッセージング・クライアントによって使用されるサービス統合バス・トピック・スペースを WS-Notification トピック名前空間 URI にリンクする永続トピック名前空間を作成します。

クライアント・アプリケーションのプログラミングについて詳しくは、JMS メッセージ・タイプとの対話を参照してください。

手順

  1. 管理コンソールを開始します。
  2. サービス統合 ->「WS-Notification」 ->「サービス」またはサービス統合 ->「バス」 -> 「bus_name -> [サービス (Services)]「WS-Notification サービス (WS-Notification services)」というように移動します。 WS-Notification サービス [コレクション] フォームが表示されます。
  3. 「新規」をクリックします。 新規 WS-Notification サービス (New WS-Notification service)」ウィザードが表示されます。
  4. ウィザードのステップ 1 から 4 を実行します (新規のバージョン 6.1 WS-Notification サービスの作成または新規のバージョン 7.0 WS-Notification サービスの作成を参照)。.
  5. ウィザードのステップ 5: 「永続トピック名前空間の作成」で、 既存のサービス統合バス・トピック・スペースへのアクセスを提供するよう WS-Notification トピック名前空間を構成します。
    • サービス 統合バス・トピック・スペースへの参照時に WS-Notification アプリケーションで 使用するトピック名前空間 URI を入力します。これは WS-Notification サービス内で固有でなければならず、従来は組織に関連する URI です。 例えば、http://www.myorganization.com です。
    • 「既存のサービス統合バス・トピック・スペースの使用」ラジオ・ボタンを選択してから、ドロップダウン・リストから自分が選択したサービス統合バス・トピック・スペースの名前を選択します。
  6. ウィザードのステップ 6: 「要約」を完了します。

    ウィザードで行うアクションのサマリーが予想通りであることを 確認してから、「終了」を クリックします。

    処理が正常に終了すると、WS-Notification サービスのリストが更新されて、新規の WS-Notification サービスが追加されます。 正常に終了しなかった場合は、エラー・メッセージが表示されます。
  7. 変更をマスター構成に保存します。 変更を有効にするためにサーバーを再始動する必要はありません。ただし、ウィザードのステップ 4 で作成されたサービス・ポイントに関連付けられているエンドポイント・リスナーやエンタープライズ・アプリケーションを開始する必要があります。

タスクの結果

これで WS-Notification アプリケーションは、WS-Notification サービス・ポイントに 接続して、サービス統合バス・トピック・スペースからイベント通知を 挿入または受信できるようになります。

次のタスク

JAX-WS ベースのバージョン 7.0 WS-Notification サービスの場合は、NotificationBroker.wsdl ファイルで NotificationBroker アプリケーションを探して、WS-Notification アプリケーションの接続先の URL を表示できます。このファイルを表示するには、圧縮ファイルへの WS-Notification アプリケーション用 WSDL ファイルのパブリッシュを参照してください。

JAX-RPC ベースのバージョン 6.1 WS-Notification サービスの場合は、サービス統合 ->「バス」 -> 「bus_name -> [サービス (Services)]「WS-Notification サービス (WS-Notification services)」 ->「service_name -> [追加プロパティー (Additional Properties)]「WS-Notification サービス・ポイント (WS-Notification service points)」 ->「point_name ->「NotificationBroker インバウンド・ポート設定 (NotificationBroker inbound port settings)」に移動して、WS-Notification アプリケーションの接続先の URL を表示できます。


トピックのタイプを示すアイコン タスク・トピック



タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: last_date
http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-nd-mp&topic=tjwsn_task_sysa6
ファイル名:tjwsn_task_sysa6.html