EJB 2.x エンティティー Bean のアクセス・インテント・ポリシー

アクセス・インテント・ポリシーは、Enterprise JavaBeans (EJB) パーシスタンスのデータ・アクセスを管理する、 指定された一連のプロパティーまたはアクセス・インテントです。 アセンブリー中にエンティティー Bean、およびエンティティー Bean のホーム、 リモート、 またはローカル・インターフェース上の個々のメソッドにポリシーを割り当てることができます。 アクセス・インテントは、CMP バージョン 2.x を使用するエンティティー Bean の EJB バージョン 2.x 準拠以降のモジュール内でのみ設定できます。

本製品は、読み取りインテントと並行性制御の順列を指定する多数のアクセス・インテント・ポリシーを提供します。 ペシミスティック・ポリシーおよび更新ポリシーは、さらに限定することができます。 選択されたポリシーは、 ランタイム環境が使用する適切な分離レベルとロックのストラテジーを決定します。

遷移: アクセス・インテント・ポリシーは、EJB バージョン 1.1 エンタープライズ Bean の拡張デプロイメント記述子にある、分離レベルおよびアクセス・インテントのメソッド・レベルの修飾子の使用を補うものとして、特別に設計されています。 EJB バージョン 2.x 以降のエンタープライズ Bean について、分離レベルおよび読み取り専用の修飾子を指定することはできません。
エンティティーを基に構成されたアクセス・インテント・ポリシーは、当該エンティティーのデフォルトのアクセス・インテントを定義します。 メソッド・レベル構成またはアプリケーション・プロファイルのいずれかを基にして、別のアクセス・インテント・ポリシーを指定しない限り、デフォルトのアクセス・インテントがエンティティーを制御します。
非推奨の機能 (Deprecated feature) 非推奨の機能 (Deprecated feature): メソッド・レベルのアクセス・インテントは、バージョン 6.x では推奨されません。depfeat

アプリケーション・プロファイルまたはメソッド・レベルのアクセス・インテント・ポリシーを使用して、 アクセス・インテントをさらに正確に制御できます。 メソッド・レベルのアクセス・インテント・ポリシーは、 モジュール・レベルで指定され、定義されます。 モジュールは、ポリシーを 1 つ以上持つことができます。 ポリシーは、エンティティー Bean の宣言されたインターフェースおよびエンティティー Bean に関連するホーム・イン ターフェースの個々のメソッドに割り当てられ、適用されます。 メソッド・ベースのポリシーは、 メソッドによってエンティティーがロードされる際に、 EJB コンテナーとパーシスタンス・マネージャーの組み合わせによって実行されます。

ヌル可能列を持つ表で補強されているエンティティー Bean の場合は、慎重にオプティミスティック・ポリシーを使用してください。 トップダウン・デフォルト・マッピングは、ヌル可能フィールドを除外します。 これは、meet-in-the-middle マッピングを実行する際に、オーバーライドすることができます。過剰更新で使用される フィールドは、ejb-rdb マッピングで指定されます。過剰更新列としてヌル可能列を選択する場合、部分的更新も選択する必要があります。
[AIX Solaris HP-UX Linux Windows][z/OS]注: DB2 for z/OS バージョン 8 を使用する場合、 ヌル可能列 OCC に問題は生じません。 これは、JDBC および SQLJ デプロイ・オプション、部分的および完全更新の場合に当てはまります。

Bean をアクティブ化する読み取り専用ポリシーによって構成されるエンティティーは、 同じトランザクション内で更新が試行された場合に、問題を発生させる可能性があります。 それらの変更はコミットされません。また、データ保全性が損なわれている可能性があるため、プロセスによって例外が表示されます。


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