アプリケーションにリソース・アダプターをインストールして、
データ・ソースの外部にアクセスできるようにします。
始める前に
JCA バージョン 1.6 仕様では、RAR モジュール内の Java アノテーションの
サポートが追加されました。アノテーションのサポートについて詳しくは、『JCA 1.6 での RAR モジュール内のアノテーションのサポート』トピックを参照してください。
手順
- 内部に RAR モジュールがあるアプリケーションをアセンブルします。詳しくは、
『アプリケーションのアセンブル』トピックを参照してください。
- アプリケーションをインストールします。『新規アプリケーションのインストール』トピックに記述されているステップに従ってください。
「モジュールをサーバーにマップ」ステップで、
RAR ファイルごとにターゲット・サーバーまたはクラスターを指定します。
RAR モジュールに定義されているリソース・アダプターを使用するその他のモジュールはすべて、
必ず同じターゲットにマップしてください。
また、このアプリケーションに対する要求のルーターとして機能するターゲットとして、Web サーバーを指定します。
各 Web サーバーのプラグイン構成ファイル (plugin-cfg.xml) は、Web サーバーを経由して経路指定されるアプリケーションに基づいて生成されます。
アプリケーションのインストールの「モジュールのメタデータ」ステップで、
『JCA 1.6 での RAR モジュール内のアノテーションのサポート』トピックに説明されている
ように、metadata-complete フラグを設定または設定解除できます。
注: RAR ファイルをサーバーにインストールする際、
アプリケーション・サーバーは、コネクター・モジュールのマニフェスト (MANIFEST.MF) を
探します。アプリケーション・サーバーは最初に RAR ファイルの
connectorModule.jar ファイルを
探し、マニフェストを
connectorModule.jar ファイルからロードします。
connectorModule.jar ファイルからのマニフェストにクラスパス項目が
ある場合、RAR はそのクラスパスを使用します。
インストールされたコネクター・モジュールが必要なクラスおよび
リソースを確実に検出できるように、
管理コンソールを使用して RAR のクラスパス設定をチェックします。この設定のチェック方法
について詳しくは、トピック『リソース・アダプター設定』と
『WebSphere relational リソース・アダプター設定』を参照してください。
- 「終了」>「保存」とクリックして変更内容を保存します。
- 新規にインストールされたアプリケーションの接続ファクトリーを作成します。
このステップを実行する手順については、
『アプリケーション内のリソース・アダプターの接続ファクトリーの構成』トピックを参照してください。
タスクの結果
注: 所定のネイティブ・ライブラリーは、
Java™
仮想マシン (JVM) の各インスタンスごとに 1 度だけロードできます。アプリケーションごとに独自のクラス・ローダーがあるため、
組み込み RAR ファイルを持つ異なるアプリケーション同士が同じネイティブ・ライブラリーを使用することはできません。
2 番目のアプリケーションは、ライブラリーをロードしようとすると例外を受け取ります。
アプリケーション・サーバーにデプロイされているアプリケーションが、
ネイティブ・パス・エレメントを含む組み込み RAR ファイルを使用する場合、
未解決のトランザクションがない状態で、
アプリケーション・サーバーが完全にシャットダウンしたことを必ず確認する必要があります。
アプリケーション・サーバーが完全にシャットダウンしない場合は、
サーバーの再始動時にリカバリー を実行し、
必要な RAR ファイルおよびネイティブ・ライブラリーをロードします。
リカバリーが完了したら、アプリケーションに関する作業は行わないようにしてください。
サーバーをシャットダウンして、再始動します。
この再始動時にアプリケーション・サーバーによってこれ以上リカバリーが行われることはなく、
通常のアプリケーション処理を続行できます。