新規コア・グループ (高可用性ドメイン) の作成

セルごとにデフォルトのコア・グループ (DefaultCoreGroup) が作成されます。何度か言及しているとおり、 ほとんどの構成では、このデフォルトのコア・グループまたは高可用性ドメインで十分です。 ただし、環境によってはセルに追加のコア・グループを作成する必要がある状況があります。

始める前に

既存のセルを複数のコア・グループへセグメント化する方法を決定します。 ガイドラインとして以下の規則を使用します。

  • クラスターのすべてのメンバーは、同じコア・グループに属していなければなりません。 コア・グループには複数のクラスターを含めることができます。
  • コア・グループ・メンバーは、ファイアウォールの境界をまたぐことはできません。
  • 直接的な関係のあるクラスターを同一のコア・グループに配置します。直接的な関係の例には、 以下のものがあります。
    • 単一のアプリケーションが複数のクラスター上にデプロイされる場合。
    • 特定のクラスター上のアプリケーションが別のクラスター上のアプリケーションを呼び出す場合。
ベスト・プラクティス ベスト・プラクティス: コア・グループは、同種のものとなるように保持してください。インストール済み環境のトポロジーで、混合プロセスをセットアップする必要があり、 HA マネージャーを使用しない場合は、以下のことが可能です。
  • 新規のコア・グループを作成し、HA マネージャーが使用不可になっているすべてのアプリケーション・サーバーをこのコア・グループに移動します。HA マネージャーに管理されていないコア・グループには、サイズの限度がありません。
  • HA マネージャー・サービスを要求する残りのアプリケーション ・サーバーは、デフォルトのコア・グループに残しておきます。デフォルトのコア・グループに残っているアプリケーション・サーバーの数が多すぎることにより HA マネージャーが効率的に処理できない場合、別のコア・グループを作成して、これらのアプリケーション・サーバーの一部をそのコア・グループに移動します。
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このタスクについて

セル内のサーバー数を増やす場合、別のコア・グループをセルに追加することができます。 大規模なセルの場合、複数のコア・グループをお勧めします。

新規コア・グループを作成するには、以下のようにします。

手順

  1. 管理コンソールで、「サーバー」>「コア・グループ」>「コア・グループ設定」 > 「新規」をクリックします。
  2. 「名前」フィールドで、新規コア・グループに固有の名前を指定します。 名前には、以下の特殊文字を除く、英字と数字を含めることができます。
    #  \  /  ,  :  ;  "  *  ?  <  >  |  =  +  &  %  ' 
    また、名前の先頭にピリオド (.) または空白スペースを使用することはできません。 空白スペースではエラーは生成されません。ただし、先頭および末尾の空白スペースは名前から自動的に削除されます。
  3. このコア・グループの説明を追加します。そうすることで、 他の管理者にもこのコア・グループの目的がわかります。
  4. OK」をクリックしてから「検討」をクリックします。
  5. 変更をノードと同期する」を選択し、「保存」をクリックします。

タスクの結果

セルには別のコア・グループが含まれます。

次のタスク

ここで、以下のことを行う必要があります。
  • コア・グループの構成を完成させます。コア・グループの初期設定とポリシーは、 テンプレートから取得されます。デフォルト・テンプレートからの設定が要件を満たさない場合は、以下のことが実行できます。
    • このコア・グループ用のコーディネーター数を変更できます。
    • このコア・グループ用のトランスポート・タイプを変更できます。
    • このコア・グループにポリシーを追加できます。
  • メンバーを新しいコア・グループに移動します。
  • コア・グループ間にブリッジを作成します。 直接的な関係があるクラスターが同一のコア・グループ内にない場合は、 コア・グループ・ブリッジを設定して、関連する各コア・グループを結合します。
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