セッション・リカバリー・サポート
セッション・リカバリー・サポートのために、WebSphere® Application Server は、 データベース・セッション およびメモリー間の複製 形式で分散セッション・サポートを提供します。サーバーの再始動中にわたり セッション・データを保守する必要がある場合や、ユーザーのセッション・データが、 予期しないサーバーの障害で失われてはならないほど貴重である場合には、セッション・リカバリー・サポートを使用できます。
セッションにおいて外部ストレージを使用する場合には、 セッションに設定されているすべての属性が、java.io.Serializable を実装する必要があります。 早急にセッション・リカバリー・サポートを必要とする予定がない場合でも、 通常はセッションに保有されているすべてのオブジェクトをシリアライズすることを検討してください。 Web サイトが大きくなり、セッション・リカバリー・サポートが必要になった場合、 セッションがシリアライズ・オブジェクトのみを保有していれば、遷移がアプリケーションに対して透過的に行われます。 オブジェクトがシリアライズされていない場合に、 セッション・リカバリー・サポートへ切り替えるには、 セッション・コンテンツをシリアライズするようなコーディングの変更が必要となります。