ランタイム環境で xplink を使用可能にし、xplink が使用可能になっている状態でアプリケーションをコンパイルすることにより、z/OS® V1R2 のパフォーマンスが改善されます。
- 最適なパフォーマンスのために、次の例に示すように、LPALSTxx parmlib メンバーを使用し、
確実に LE および C++ ランタイムを LPA にロードするようにします。
例:
sys1.parmlib(LPALSTxx):
********************************* Top of Data ********************
USER.LPALIB,
ISF.SISFLPA, SDSF
CEE.SCEELPA,
LANGUAGE ENVIRONMENT
CBC.SCLBDLL, C++ RUNTIME
.
.
.
******************************** Bottom of Data ******************
- Language Environment®データ・セットである SCEERUN および SCEERUN2 で、xplink の有効化が許可されていることを確認します。
クライアント ORB を実行するプロセスの
場合は、JVM を開始させるために、xplink(on) によって実行させる必要があります。
最高のパフォーマンスを得るために、xplink が使用可能になっている状態で JNI サービスを使用するアプリケーションをコンパイルします。
xplink を有効にしてアプリケーションをコンパイルすることにより、z/OS V1R2 のパフォーマンスが改善されます。
z/OS V1R2 から z/OS V1R6
に移行した場合、すべての LE サービス呼び出しで xplink が有効になっていると、さらにパフォーマンスが改善されます。
- 実動中に次のオプションを使用しないでください。
- RPTSTG(ON)
- RPTOPTS(ON)
- HEAPCHK(ON)
- LE heappool をオンにします。
z/OS でクライアントを実行している場合、シェル・スクリプトで SET LEPARM='HEAPP(ON)' と設定することによって LE heappool をオンにすると、
クライアントのパフォーマンスが改善されます。
- 次を参照してください。
LE ヒープの微調整
カスタマイズの注記 : IBM® サポートに相談することなく、LE パラメーターを変更しないでください。LE パラメーターは、アドレス・スペースで実行される主な LE アプリケーションである
WebSphere Application
Server の最高のパフォーマンスを確実に実現するために、内部で設定されます。
LE パラメーターを追加または変更する必要がある場合は、
必ず IBM WebSphere サポート・チームと共同で作業し、
内部で設定されるパラメーターが漏えいしないようにしてください。これらの変更を行うのに適切なインターフェースは、開始 JCL 内の EXEC PGM=BPXBATSL ステートメントの PARM= パラメーターです。