[AIX Solaris HP-UX Linux Windows][IBM i]

コマンド行ツールの問題

コマンド行ツールの使用に関連するさまざまな問題をトラブルシューティングします。

[AIX Solaris HP-UX Linux Windows][IBM i]

addNode.sh スクリプトまたは BBOWADDN ジョブがノードの統合中に失敗する

このエラーは、カスタマイズ中に BBODCFGW ジョブをデプロイメント・マネージャーで実行した場合のみ発生します。 BBODCFGW は Web サーバーが存在する非管理対象ノードをデプロイメント・マネージャーに追加するため、基本サーバーからのノードの統合が失敗します。

この問題を修正するには、すべてのノードがセル内に統合されるまで、デプロイメント・マネージャーで BBODCFGW ジョブを構成しないようにします。また、すべてのノードが統合されるまで、セル内に非管理対象ノードを追加しないようにしてください。 Web サーバーは、管理対象ノード上で問題なく構成できます。

[AIX Solaris HP-UX Linux Windows][IBM i]

Red Hat Linux マシンで DEBUG を使用可能にしてアプリケーション・サーバーを始動すると、Just-in-time (JIT) コンパイラーが使用不可になる

Red Hat Linux マシンで Software Developer Kit (SDK) の DEBUG を使用可能にしてアプリケーション・サーバーを始動すると、JIT が使用可能に設定されていても、JIT コンパイラーが使用不可になります。この設定を検証するには、SystemOut.log または startServer.log ファイルを確認します。

管理コンソールを使用して、Java プロセス定義の以下の DEBUG オプションを除去します。 -Xdebug -Xnoagent

注: このトピックでは、 1 つ以上のアプリケーション・サーバー・ログ・ファイルを参照します。推奨される代替案として、分散システムや IBM® i システムの SystemOut.logSystemErr.logtrace.logactivity.log ファイルではなく、High Performance Extensible Logging (HPEL) ログおよびトレース・インフラストラクチャーを使用するようにサーバーを構成できます。また HPEL は、ネイティブ z/OS® ロギング機能と連携させて使用することができます。HPEL を使用する場合、LogViewer コマンド・ライン・ツールを サーバー・プロファイルの bin ディレクトリーから使用して、すべてのログ・ファイルにアクセスし、 情報をトレースできます。HPEL の使用について詳しくは、HPEL を使用してのアプリケーションの トラブルシューティングに関する情報を参照してください。
[AIX Solaris HP-UX Linux Windows][IBM i]

サーバー定義が構成リポジトリーの一部である場合に、startServer.sh または stopServer.sh コマンドでサーバーを始動または停止しようとすると失敗する

この問題は、startServer.sh または stopServer.sh コマンドが非 Java プロセスを開始または停止しようとする場合に起こります。この問題を解決するには、-nowait オプションを使用してサーバーを開始または停止します。例えば、以下のようにします。
startServer.sh webserver1 -nowait
stopServer.sh webserver1 -nowait
[IBM i][Windows]

サーバーが既に Windows で始動済みであることが示されない

既に始動済みのサーバーをコマンド行から始動させようとした場合に、サーバーが始動済みであり、実行中であることは表示されません。 Windows で startManager.bat を実行中の場合、コマンドが戻る前に以下の出力が表示されます。

ADMU7701I: dmgr は Windows サービスとして実行すると登録されているので、このサーバーを開始する要求は、関連する Windows サービスを開始することによって実行されます。

startServer.bat を実行中の場合、コマンドが戻る前に以下の出力が表示されます。

ADMU7701I: server1 は Windows サービスとして実行すると登録されているので、このサーバーを開始する要求は、関連する Windows サービスを開始することによって実行されます。

WASService.exe を実行中の場合、コマンドが戻る前に以下の出力が表示されます。

Starting Service: service name

サーバーが始動しているかどうか、またはサービスが実行中であるかどうかを確認するには、serverStatus server_name コマンド、または WASService -status service_name コマンドを使用します。

[Windows]

パラメーターの値の一部として 1 つ以上の % 文字を使用する

% 文字は、Microsoft Windows オペレーティング・システムによって使用される特殊文字です。Microsoft Windows オペレーティング・システムを実行している場合、次のようになります。
  • profile_root ディレクトリーからコマンドまたは stopServer.bat などの .bat ファイルを呼び出し、そのコマンドまたは .bat ファイルに installation_root ディレクトリー内の .bat ファイルの呼び出しが含まれている
  • パラメーターの値の一部として 1 つ以上の % 文字を使用する

パラメーター値に含まれる各 % 文字には 2 つの % 文字 (%%) を使用して、パラメーター値の一部となっている % 文字がオペレーティング・システムによって消費されないようにする必要があります。

例えば、 -password パラメーターの値として was%admin を使用したい場合、以下のコマンドを指定する必要があります。

wsadmin.bat -username wsadmin -password was%%admin

以下は使用しないでください。

wsadmin.bat -username wsadmin -password was%admin

ADMU0125E: 新規ノードのクロックがデプロイメント・マネージャーのクロックの {0} 分以内になるように変更してください。

この問題の解決策は、ノード上の時刻を調整して、デプロイメント・マネージャーの推奨される値の範囲内にすることです。 タイム・ゾーンおよびタイム・ゾーン内の時刻が正確であるか検証します。 AIX システムの場合、ノード・システム上の時刻がデプロイメント・マネージャーの 5 分以内である場合は、/etc/environment ファイル内の timezone 設定を確認してください。TZ= プロパティーが正しく設定されているか検証します。 例えば、中部標準時では、TZ=CST6CDT になります。 詳しくは、Files Reference Web サイトの環境ファイルのセクションを参照してください。

システムが無効なホスト名へのコネクターを作成できないため、stopServer コマンドがサーバーの停止に失敗する

システムが無効なホスト名へのコネクターを作成できないために stopServer コマンドがサーバーの停止に失敗した場合、以下のいずれかのメソッドを使用してサーバーを停止することができます。
  • オペレーティング・システム上でサーバー・プロセスを停止します (例えば、AIX、HP-UX、Linux、Solaris コンピューターでは、kill コマンドを実行します)。

    または

  • サーバーのコネクター・ポートに対する wsadmin ツール接続を直接開き、 サーバーの MBean の stop メソッドを呼び出します。継続中の作業を支障なくシャットダウンすることができるため、このメソッドの使用を推奨しています。
    1. 以下のコマンドを発行してサーバーに接続します。
      wsadmin -host host_name  -port connector_port  -conntype [SOAP | RMI ] 
      -user user_ID -password password
    2. サーバーの MBean で stop メソッドを呼び出します。例えば、Jython では以下を使用できます。
      serverMBean = AdminControl.completeObjectName("*,type=Server")
         AdminControl.invoke(serverMBean, "stop")
[Windows][AIX]

コマンド行にパスワードを入力する

環境変数を指定するとき、およびディレクトリー表記に関して、オペレーティング・システムの違いがあります。 Windows のコマンド行を使用するときは、環境変数で $variable を %variable% に置き換え、 ディレクトリー・パスでそれぞれのスラッシュ (/) を円記号 (¥) に置き換えます。 Windows システムで bash シェルを使用する場合は、UNIX 規則を使用できます。

Unix タイプのオペレーティング・システムでは、いずれかのタグに関連付けられたストリング値を、常に二重引用符 ("") で囲んでカプセル化するのが通常は最善です。 また、 ストリング値に「!」、「¥」、「"」、「`」が含まれる場合、それらの文字を「¥」を 使用してエスケープすることも必要です。これは、 一部のコマンド・ライン・シェルがこれらの値に含まれる特定の文字を 解釈するのを防止します。

以下にいくつかの使用例を示します。
gsk7capicmd -keydb -create -db "/tmp/key.kdb" -pw "j¥!jj" 
注: 値 (例えばパスワード) を入力するよう gsk7capicmd によってプロンプトが出されたときには、シェルはもうこの入力には影響しないため、ストリングを引用符で囲んだり、エスケープ文字を追加したりしないでください。
[Windows]
stopserver server1 -username fn_wasadmin -password $mypass35%% -trace 
[AIX]
stopserver server1 -username fn_wasadmin -password '$mypass35%' -trace 
トラブルの回避 (Avoid trouble) トラブルの回避 (Avoid trouble): 一般的には、ws_ant.sh スクリプトの場合、以下のように特殊文字を含むストリングには単一引用符を使用します。
  • 単一引用符または二重引用符を含むストリングの場合、どちらか使用されていない方の引用符を使用してストリングを囲みます。例えば、bin/ws_ant.sh -f ant.xml -Dsystem.property='"a quoted String"' と指定した場合、プロパティーは "a quoted string" に設定されます。同様に、bin/ws_ant.sh -f ant.xml -Dsystem.peoperty="'a quoted string'" と指定した場合、プロパティーは 'a quoted string' に設定されます。

    単一引用符と二重引用符の両方を同じストリングに含めることはできません。

  • 逆引用符を含むストリングの場合、単一引用符でストリングを囲み、円記号を使用して逆引用符をエスケープします。例えば、bin/ws_ant.sh -f ant.xml -Dsystem.property='\`a quoted string\`' と指定した場合、プロパティーは `a quoted string` に設定されます。
  • 円記号を含むストリングの場合、単一引用符でストリングを囲み、円記号で円記号をエスケープします。例えば、 bin/ws_ant.sh -f ant.xml -Dsystem.property='c:\\Program Files\\IBM' と指定したとします。この場合プロパティーは c:\Program Files\IBM に設定されます。
  • ドル記号を含むストリングの場合、単一引用符でストリングを囲み、円記号でドル記号をエスケープします。例えば、bin/ws_ant.sh -f ant.xml -Dsystem.property='\$3.99' と指定した場合、プロパティーは $3.99 に設定されます。
gotcha

[AIX Solaris HP-UX Linux Windows][IBM i]これらのステップのいずれでも問題をフィックスできない場合は、使用可能なオンライン・サポート (ヒント、 技術情報、およびフィックス) で、問題が確認され、文書化されているかどうかを調べます。問題がリストされていない場合は、IBM サポートに連絡してください。


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http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-nd-mp&topic=rtrb_commandprobs
ファイル名:rtrb_commandprobs.html