このタスクを使用して、ヒープ・ダンプを検出し分析します。
始める前に
分析には非常に時間がかかるため、WebSphere® Application Server マシン上でヒープ・ダンプを分析しないでください。
分析するには、ヒープ・ダンプを専用の問題判別マシンに転送します。
このタスクについて
メモリー・リークが検出され、ヒープ・ダンプが生成されたときは、アプリケーション・サーバー上ではなく、問題判別マシン上でヒープ・ダンプを分析する必要があります。分析では、CPU およびディスク I/O が非常に多く使用されるからです。
以下の手順を実行して、ヒープ・ダンプ・ファイルを探します。
手順
- メモリー・リークが検出された物理アプリケーション・サーバーで、WebSphere Application Server ホーム・ディレクトリーに移動します。例えば、Windows オペレーティング・システムでは、ディレクトリーは profile_root¥profile_name です。
- IBM® ヒープ・ダンプ・ファイルは通常、以下のような名前になります。
heapdump.<date>..<timestamp><pid>.phd
- すべての .phd ファイルを収集して、それを分析用の問題判別マシンに転送します。
- ヒープ・ダンプの分析には、Rational® Application Developer 6.0 をはじめとする多くのツールを使用できます。WebSphere Application Server の保守を容易にするため、Memory Dump Diagnostic For Java™ と呼ばれるテクノロジー・プレビューがリリースされました。
製品ダウンロード Web サイトからこのプレビューをダウンロードすることができます。
次のタスク
複数のヒープ・ダンプがある場合には、多数のメモリー・リーク問題判別ツールを使用して、
問題を分析します。