ネットワーク・トポロジー: WebSphere MQ メッセージング・プロバイダーを使用した相互運用
WebSphere® Application Server が IBM MQ を外部 JMS メッセージング・プロバイダーとして使用して、IBM MQ と相互運用を行うことを可能にするいくつかの (クラスター化されている、およびクラスター化されていない) ネットワーク・トポロジーがあります。高可用性を提供するためには、その目的により適したトポロジーがあります。
完全を期すために、このトピックでは幅広いトポロジー (クラスター化されたトポロジーや、可用性の高いトポロジーを含む) について説明しています。 クラスター化や高可用性に対応するには、製品の Network Deployment バージョンか z/OS バージョンを使用する必要があります。
WebSphere Application Server 高可用性フレームワークは、Single Point of Failure を除去し、WebSphere Application Server 内で稼働するアプリケーションおよびプロセスに対してピアツーピアのフェイルオーバーを提供します。さらに、このフレームワークを使用することにより、WebSphere Application Server 以外のリソースを管理するために WebSphere Application Server を、例えば High Availability Cluster Multi-Processing (HACMP™) などの他の高可用性フレームワークを使用する環境に統合することもできます。
以降の例では、IBM MQ メッセージング・プロバイダーを使用して IBM MQ と相互運用を行うための主要なネットワーク・トポロジーを示します。 4 つの例それぞれで、アプリケーション・サーバーおよびキュー・マネージャーの場所が異なる、2 つのネットワーク・トポロジーについて説明しています。
- WebSphere アプリケーション・サーバーも IBM MQ キュー・マネージャーもクラスター化されていない場合の相互運用
- アプリケーション・サーバーとキュー・マネージャーがそれぞれ異なるホストで稼働する
- アプリケーション・サーバーとキュー・マネージャーが同じホストで稼働する
- WebSphere アプリケーション・サーバーはクラスター化されているが、IBM MQ キュー・マネージャーはクラスター化されていない場合の相互運用
- キュー・マネージャーがどのアプリケーション・サーバーとも異なるホストで稼働する
- アプリケーション・サーバーがいくつかのホスト (そのうちの 1 つはキュー・マネージャーをホストする) で稼働する
- WebSphere アプリケーション・サーバーも IBM MQ キュー・マネージャーもクラスター化されている場合の相互運用
- キュー・マネージャーがアプリケーション・サーバーとは異なるホストで稼働する
- キュー・マネージャーがアプリケーション・サーバーと同じホストで稼働する
- キュー共有グループを使用した IBM MQ for z/OS への WebSphere アプリケーション・サーバーの接続
- アプリケーション・サーバーとキュー・マネージャーが同じ論理区画 (LPAR) で稼働する
- アプリケーション・サーバーとキュー・マネージャーが異なる論理区画 (LPAR) で稼働する