パフォーマンスおよび診断アドバイザー
このトピックを使用して、パフォーマンスおよび診断アドバイザーの機能を理解します。
パフォーマンスおよび診断アドバイザーにより、 パフォーマンスを最適にするためにシステムを調整する際に役立つアドバイスが提供されます。 これは、WebSphere® Application Server 管理コンソールまたは wsadmin ツールを使用して構成されます。 Java™ 仮想マシン (JVM) で実行すると、パフォーマンスおよび診断アドバイザーは、非効率な設定がないかどうかを定期的に検査し、標準の製品警告メッセージとして勧告を出します。 これらの勧告は、管理コンソールの「WebSphere Application Server Status」パネルの「ランタイム・メッセージ」の下に警告として表示され、 アプリケーション・サーバーの SystemOut.log ファイルにテキストとしても表示されます。 パフォーマンスおよび診断アドバイザーを使用可能にすると、 システムのパフォーマンスに与える影響を最小にすることができます。
パフォーマンスおよび診断アドバイザーは、 最適なパフォーマンスを得るためにシステムをチューニングしたり、 システムの正常性を理解する際にも役立つ、パフォーマンスに関するアドバイスと診断アドバイスを提供します。 これは、WebSphere Application Server 管理コンソールまたは wsadmin ツールを使用して構成されます。 アプリケーション・サーバーの Java 仮想マシン (JVM) で実行すると、パフォーマンスおよび診断アドバイザーは、非効率な設定がないかどうかを定期的に検査し、標準の製品警告メッセージとして勧告を出します。 これらの勧告は、管理コンソールの「WebSphere Application Server Status」パネルの「ランタイム・メッセージ」の下に警告として表示され、 さらにアプリケーション・サーバーの SystemOut.log ファイルにテキストとして表示されます。 また、Java Management Extensions (JMX) 通知としても表示されます。 パフォーマンスおよび診断アドバイザーを使用可能にすると、システムのパフォーマンスに与える影響を最小にすることができます。
WebSphere Application Server バージョン 6.0.2 以降では、 パフォーマンスおよび診断アドバイザーを使用して、単純なメモリー・リーク検出を使用可能にすることができます。 これは、テスト環境および実稼働環境でメモリー問題を初期検出することを目的としています。
パフォーマンスおよび診断アドバイザーが提供するアドバイスは、すべてサーバー・レベルのものです。 WebSphere Application Server Network Deployment 環境で実行している場合の唯一の違いは、ノードまたはセルのレベルで宣言され、サーバー・レベルで使用されるリソースにおいて、相反するアドバイスを受け取る場合があることです。
例えば、データ・ソースの接続プール・サイズが {10,50} になるようにノード・レベルで宣言され、 2 つのサーバー (server1 および server2) がデータ・ソースを使用する場合、2 つのセットのアドバイスが提供されます。 負荷のピーク時に server1 が 2 つの接続のみを使用し、 server2 が 50 のすべての接続を使用する場合、最適な接続プール・サイズが 2 つのサーバーで異なります。 そのため、パフォーマンスおよび診断アドバイザーは、 アドバイスを 2 セット (server1 用と server2 用) 提供します。 データ・ソースはノード・レベルで宣言されています。両方に適応できる 1 つのサイズを設定するか、 サーバーごとに適切なレベルの異なる 2 つのデータ・ソースを宣言することによって、 適切な判断を行う必要があります。
スタートアップ・ステップと構成ステップについては、パフォーマンスおよび診断アドバイザーの使用方法に関する情報を参照してください。