ジョブ・マネージャーがデプロイメント・マネージャーの統合ノードおよびそのリソースを
管理できるためには、前もってデプロイメント・マネージャーがジョブ・マネージャーに
登録されている必要があります。また、デプロイメント・マネージャーをジョブ・マネージャー
に登録すると、ジョブ・マネージャーのジョブをデプロイメント・マネージャー・コンソール
から実行できるようになります。
始める前に
デプロイメント・マネージャーのバージョン番号は、
デプロイメント・マネージャーを登録するどのジョブ・マネージャーのバージョン番号よりも新しいものではないようにしてください。
このタスクについて
デプロイメント・マネージャーを登録するには、デプロイメント・マネージャー・コンソールまたは
wsadmin registerWithJobManager コマンドを使用することができます。
手順
- デプロイメント・マネージャー管理コンソールを使用して、デプロイメント・マネージャーを登録します。
- とクリックします。
- 「ジョブ・マネージャーに登録」ページで、
デプロイメント・マネージャー・ノード名を指定します。
オプションで、ユーザー名およびパスワードなど他のパラメーターを指定し、「OK」をクリックします。
「ポート」に指定する値は、デプロイメント・マネージャーのジョブを
実行するのに、デプロイメント・マネージャー管理コンソールと、
独立したジョブ・マネージャー・コンソールのどちらで、「ジョブ」メニュー選択項目
からジョブを実行したいのかによって決まります。デフォルトは 9943 で、
セキュアなジョブ・マネージャー管理コンソールのデフォルト・ポートです。独立した
セキュアなジョブ・マネージャー・コンソールで「ジョブ」選択項目
を使用しない場合は、別のポート番号を指定する必要があります。
- wsadmin registerWithJobManager コマンドを使用して、デプロイメント・マネージャーを登録します。
このコマンドは ManagedNodeAgent コマンド・グループ内にあります。
- デプロイメント・マネージャー・プロファイルの bin ディレクトリーでコマンド・ウィンドウを開きます。
- wsadmin コマンドを実行して wsadmin ツールを開始し、オプションで Jython 言語を使用します。
wsadmin -lang jython
- registerWithJobManager コマンドを実行して、
デプロイメント・マネージャーをジョブ・マネージャーの管理対象ターゲット・ノードにします。
AdminTask.registerWithJobManager('[-host jobmgr_host -port console_port -managedNodeName deployment_manager_node_name]')
jobmgr_host
は、ジョブ・マネージャーのホスト名です。デフォルト値は localhost です。
console_port は、
デプロイメント・マネージャー管理コンソールのポート番号か、または、ジョブ・マネージャー管理コンソールの
ポート番号を指定します。console_port に指定する値は、
デプロイメント・マネージャー・ノードでジョブを実行するのに、
デプロイメント・マネージャーにおいて使用可能なジョブ・マネージャー機能から実行するのか、それとも独立したジョブ・マネージャーから実行するのかによって決まります。
deployment_manager_node_name
は、デプロイメント・マネージャーのホスト名です。一般的には、ホスト名は
ノード名です。
例えば、デプロイメント・マネージャー・ノードでジョブを実行するのに、
デプロイメント・マネージャーにおいて使用可能なジョブ・マネージャー機能から実行する場合、
デプロイメント・マネージャー・コンソール・ポートが
9065、
デプロイメント・マネージャー・ノード名が
MyHostCellManager02 であるとすると、
次のようにコマンドを指定します。
AdminTask.registerWithJobManager('[-host localhost -port 9065 -managedNodeName MyHostCellManager02]')
デプロイメント・マネージャー・ノードでジョブを実行するのに、
ジョブ・マネージャー・コンソールから実行する場合、
ジョブ・マネージャー・コンソール・ポートが
9961、デプロイメント・マネージャー・ノード
名が
MyHostCellManager02 であるとすると、
次のようにコマンドを指定します。
AdminTask.registerWithJobManager('[-host localhost -port 9961 -managedNodeName MyHostCellManager02]')
この例
では、ジョブ・マネージャー・プロファイルは、デプロイメント・マネージャー・プロファイル
と同じインストール済み環境にあります。したがって、host 値は
localhost にすることができます。
あるいは、対話モードで
registerWithJobManager コマンドを実行することも可能です。
AdminTask.registerWithJobManager('-interactive')
コマンドが正常終了すると、
wsadmin により、ジョブ・マネージャーの固有 ID (UUID) が表示されます。
以下に例を示します。
'JobMgr01-JOB_MANAGER-74cdda0c-68f6-4970-a959-6f6800b9f22d'
詳しくは、スクリプトを使用したターゲットのジョブ・マネージャーへの登録に関するトピックを参照してください。
次のタスク
デプロイメント・マネージャー・ターゲットがジョブ・マネージャーに
登録されていて、そのデプロイメント・マネージャーの統合ノードがターゲット・リソース中にリストされていることを
検証します。
デプロイメント・マネージャー・コンソールからジョブを
実行するために、デプロイメント・マネージャー・コンソール・ポートを指定した場合、デプロイメント・マネージャー・コンソールでを
クリックします。ジョブ・マネージャー・コンソールからジョブを
実行するために、ジョブ・マネージャー・コンソール・ポートを指定した場合、ジョブ・マネージャー・コンソールでを
クリックします。
デプロイメント・マネージャーが正常に登録されると、
デプロイメント・マネージャー・ノード名がターゲット名のリスト中に含まれるようになります。