開発者の効率を高め、最新のパラダイムと互換であるようにするため、
JSF 2.2 を使用するように WebSphere® Application Server traditional
バージョン 9.0 を構成できます。
始める前に
アプリケーションが、選択した実装向けの固有の
web.xml コンテキスト・パラメーターを使用して、JavaServer Faces (JSF) 用に構成されていることを確認します。
重要: バージョン 8.0 以降のノードの場合、JSF 実装はサーバー全体の構成設定です。
複数のアプリケーションがあり、必要な JSF 実装がそれぞれ異なる場合には、それらのアプリケーションを別々のアプリケーション・サーバーまたはクラスターに分けて、
アプリケーション・サーバーまたはクラスターごとに実装を指定する必要があります。バージョン 7.0 ノードの場合、JSF 実装はアプリケーション構成設定です。バージョン 9.0 以降のノードの場合、
Sun Reference 1.2 JSF 実装はサポートされません。代わりに、MyFaces JSF 実装を使用してください。別の方法として、独立した共有ライブラリーを使用することもできます (サード・パーティーの JSF 実装についての説明を参照してください)。
このタスクについて
製品ランタイムからは Apache MyFaces 2.2 が使用されます。Apache MyFaces 2.2 または独自の実装を使用することができます。また、アプリケーションのインストール・ウィザードおよび更新ウィザードの「Web モジュールの JSP 再ロードオプションを指定」パネルで JSF 実装を構成することもできます。
必要な JSF 実装を使用するように、サーバーまたはクラスターを構成します。
このタスクは、管理コンソールまたは wsadmin ツールを使用して行います。
手順
- 管理コンソール・パネルで、とクリックします。
- デフォルトの MyFaces JSF 実装を使用するには、「MyFaces 2.2」を選択します。 wsadmin ツールを使用する場合、MyFaces 2.2 JSF 実装を使用するようクラスターを設定する以下の例を参考にしてください。
wsadmin>set cluster [$AdminConfig list ServerCluster]
cluster1(cells/myNode01Cell/nodes/myNode01/clusters/cluster1|cluster.xml#ServerCluster_1173916133721)
wsadmin>$AdminConfig modify $cluster {{jsfProvider MyFaces}}
wsadmin>$AdminConfig save
MyFaces 2.2 JSF 実装を使用するためのクラスターの設定例wsadmin>set cluster [$AdminConfig list ServerCluster]
cluster1(cells/myNode01Cell/nodes/myNode01/clusters/cluster1|cluster.xml#ServerCluster_1173916133721)
wsadmin>$AdminConfig modify $cluster {{jsfProvider MyFaces}}
wsadmin>$AdminConfig save
注:: 製品に組み込まれていないサード・パーティーの JSF 実装を使用する場合は、以下の手順を実行します。
- サード・パーティーのリスナーを、web.xml ファイルに追加します。
- サード・パーティー JSF 実装の Java™ アーカイブ
(JAR) ファイルとそれに必要な依存 JAR ファイルを、独立した共有ライブラリーとしてアプリケーションに追加し、これを
アプリケーションに関連付けます。
- JSF JAR ファイルと、それらの JSF JAR ファイルおよび UI コンポーネント・プラグイン (例えば、PrimeFaces) によって参照されるすべてのサード・パーティー・ライブラリーをアプリケーション外部のディレクトリーに移動します。
- 独立した共有ライブラリーを作成します。共有ライブラリーの作成方法については、『共有ライブラリー
の作成』トピックを参照してください。
- クラス・ローダーがデフォルト値の PARENT_FIRST に設定されていることを確認します。管理コンソール・パネルで現在の構成内容を表示するには、とクリックします。
次のタスク
FlowBuilder アノテーションでフローを作成するために FlowBuilder API を使用するには、関連する CDI プロデューサー・メソッドが Managed Bean クラスまたはセッション Bean クラス内で宣言される必要があります。クラスが CDI によって正しく管理されることを確実にするには、プロデューサー・メソッド・クラスにスコープを付与して Managed Bean として定義するか、
または、CDI bean-discovery-mode を
all に設定します。Web アーカイブの
beans.xml ファイル内で CDI bean-discovery-mode を
all に設定できます。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<beans xmlns="http://xmlns.jcp.org/xml/ns/javaee"
xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"
xsi:schemaLocation="http://xmlns.jcp.org/xml/ns/javaee http://xmlns.jcp.org/xml/ns/javaee/beans_1_1.xsd"
bean-discovery-mode="all">
</beans>