外部の高可用性フレームワークとサービス統合
外部の高可用性フレームワーク (IBM® HACMP™ など) を構成して、メッセージング・エンジンが外部の高可用性フレームワークのリソース・グループ内のリソースであるかのように管理することができます。
メッセージング・エンジンを外部の高可用性フレームワークで管理できるようにするには、 メッセージング・エンジンに対して「ノーオペレーション」ポリシーを構成します。 これを行うと、HAManager は、 外部の高可用性フレームワークから指示があった場合に限り、メッセージング・エンジンを活動化したり非活動化したりします。
- メッセージング・エンジンのデータ・ストアとして外部データベースを使用する場合。 この場合、 メッセージング・エンジンを実行しているサーバーが、データベースにアクセスできる必要があります。 この構成を実現するには、データベースとメッセージング・エンジンを同一の外部クラスター・リソース・グループに組み込んで、 データベースとメッセージング・エンジンが関連付けられるようにします。
- IBM MQ リンクを使用した IBM MQ へのメッセージング・エンジンの接続。
高可用性が必要な場合、IP アドレスの変更のサポートを追加する必要があります。IBM MQ のゲートウェイ・キュー・マネージャーは、1 つの IP アドレスを使用して、WebSphere® Application Server ゲートウェイのメッセージング・エンジンに到達し、WebSphere Application Server のゲートウェイ・メッセージング・エンジンは、1 つの IP アドレスを使用して、IBM MQ ゲートウェイ・キュー・マネージャーに到達します。高可用性の構成では、ゲートウェイ・メッセージング・エンジンが別のアプリケーション・サーバーにフェイルオーバーする場合、またはゲートウェイ・キュー・マネージャーに障害が発生して、フェイルオーバー・ゲートウェイ・キュー・マネージャーによって置き換えられた場合、障害が発生したコンポーネントに対する元の IP アドレスへの接続は失われます。 両方の製品が、新しい場所のコンポーネントへの接続を復元できるようにする必要があります。
WebSphere Application Server のフェイルオーバー・ゲートウェイ・メッセージング・エンジンへの接続を確実に復元するために選択可能なオプションについて詳しくは、IBM MQ に接続されたメッセージング・エンジンの高可用性を参照してください。
注: WebSphere Application Server に接続されている IBM MQ キュー・マネージャーに高可用性を提供するために、IBM MQ リンクの送信側チャネルに対して、WebSphere Application Server 定義で複数の接続名を指定できます。アクティブ・ゲートウェイ・キュー・マネージャーが失敗した場合、サービス統合バスは、この情報を使用して、スタンバイ・ゲートウェイ・キュー・マネージャーに再接続することができます。