IBM WebSphere SNMP Capability のアクセス
IBM® WebSphere® Simple Network Management Protocol (SNMP) Capability の始動または停止、およびパフォーマンス・メトリックの表示を行います。
始める前に
IBM WebSphere SNMP Capability にアクセスする前に、まず、そのインストール、構成、および使用可能化を行っておく必要があります。 詳しくは、トピック『IBM WebSphere SNMP Capability のインストールおよび構成』および『IBM WebSphere SNMP Capability のセキュリティーの有効化』を参照してください。
このタスクについて
SNMP モニター・ソフトウェアと通信するには、IBM WebSphere Snmp Agent を開始します。 エラーが発生した場合に構成を変更するには、WebSphere Snmp Agent を停止します。 タスクによっては、変更を有効にするために WebSphere Snmp Agent の再始動が必要な場合があります。
手順
次のタスク
IBM WebSphere Snmp Agent を開始すると、メトリックを表示できます。
- コレクション・テーブル。ご使用の環境でアクティブな Performance Monitoring Infrastructure (PMI) モジュールがリストされます。 このテーブル内の各エントリーは、索引に関連付けられています。
- 制御テーブル。jmxConfig.xml ファイル内の MBean 構成が反映されます。 MBean 定義内の各エントリーには、制御テーブルのエントリーがあります。
- カウンター・テーブル。IBM WebSphere Snmp Agent がモニターする PMI カウンターがリストされます。
- データ・テーブル。モニター対象の PMI カウンターの PMI データが示されます。
- トラップ宛先 テーブル。トラップ宛先のリストが示されます。
取得するテーブルのタイプ | OID |
---|---|
CollectionTable | SNMP GETNEXT (1.3.6.1.4.1.1977.22.10.10.1.2:Null) |
ControlTable | SNMP GETNEXT 1.3.6.1.4.1.1977.22.10.11.1.2:Null, |
CounterTable | SNMP GETNEXT(1.3.6.1.4.1.1977.22.10.12.1.2:Null) |
DataTable | SNMP GETNEXT(1.3.6.1.4.1.1977.22.10.13.1.1:Null, |
trapDestinations | SNMP GETNEXT(1.3.6.1.2.1.16.19.13.1.2:Null) |
テーブル・データの解釈:
- カウンター・テーブルのエントリーには、WsControlIndex というサフィックスの付いたカウンター・テーブル OID、および索引があります。 WsControlIndex は、制御テーブル内で索引付けされ、カウンターがどの正規表現に属すかを示します。索引は、特定の制御索引下のすべてのカウンターを単に列挙しただけのものです。
- データ・テーブルのエントリーには、WsControlIndex、WsCounterIndex、および WsCollectionIndex というサフィックスの付いたデータ・テーブル OID があります。
WsControlIndex - カウンター・テーブルのものと同じ
WsCounterIndex - カウンター・テーブルの索引列
WsCollectionIndex - コレクション・テーブル内で索引付けされ、属性がどの Mbean に属すかを示しますデータ・テーブルには、以下のデータの 2 つのセットが含まれます。- type - 統計のタイプ。long、load、および stat という 3 つのタイプがあります。
- 通常、long はカウント統計に使用され、単位はありません。
- load は、範囲統計に使用されます。load タイプの値は、その統計の現行値です。
- stat は、時間統計または平均統計に使用されます。stat タイプの値は、その統計の合計値です。時間統計の単位は、ミリ秒です。
- value - その統計の数値。
- type - 統計のタイプ。long、load、および stat という 3 つのタイプがあります。
トラップは、SNMP モニター・ソフトウェアで表示できます。 IBM WebSphere Snmp Agent と SNMP モニター・ソフトウェア間の接続が確立された場合は、トラップの宛先情報を取得または変更することもできます。 ほとんどの SNMP モニター・ユーティリティーは、トラップ宛先リスナーとして機能することができ、トラップ宛先を表示することもできます。