デフォルトの WSIF SOAP プロバイダーの変更

WSIF デフォルト SOAP プロバイダー (IBM® Web サービス SOAP プロバイダー) は、JAX-RPC 準拠 Web サービスと完全に相互運用するように設計されているため、デフォルトのプロバイダーは、以前の (Apache SOAP) プロバイダーで稼働するサービスと完全に相互運用されるわけではありません。既存のサービスを再度稼働させるには、Web サービスを変更して現行の IBM Web サービス SOAP プロバイダーを使用するか、またはこのトピックに記載されているように、WSIF デフォルト・プロバイダーを Apache SOAP に戻して変更することができます。

このタスクについて

WSIF は wsif.properties という名のプロパティー・ファイルを使用して、SOAP プロバイダーが使用するものを選択します。 SOAP プロバイダーはノード全体の設定のため、ノード上のすべてのサーバーは変更を有効にするために再始動される必要があります。 wsif.properties ファイルは、app_server_root/plugins ディレクトリーにある com.ibm.ws.runtime.jar ファイルに同梱されており (app_server_root は IBM WebSphere® Application Server のインストール用ルート・ディレクトリー)、 "as shipped" プロパティー・ファイルはクラスパスに置かれることによってこのロケーションでアクセスされます。 ただし、ファイルに変更を加える場合は、com.ibm.ws.runtime.jar ファイルのオリジナル・コピーを置換しないでください。 その代わり、app_server_root/lib/properties ディレクトリーに変更したバージョンを保存します。

WSIF デフォルト SOAP プロバイダーを Apache SOAP に変更するには、次のステップを実行します。

手順

  1. app_server_root/plugins ディレクトリーにある com.ibm.ws.runtime.jar ファイルから wsif.properties ファイルを抽出します (ここで、app_server_root は IBM WebSphere Application Server のインストール用ルート・ディレクトリーです)。
  2. テキスト・エディターで wsif.properties ファイルを開きます。
  3. 先頭の "#" 文字を次の行から除去します。
    # wsif.provider.default.org.apache.wsif.providers.soap.ApacheSOAP.WSIFDynamicProvider_ApacheSOAP=1
    # wsif.provider.uri.1.org.apache.wsif.providers.soap.ApacheSOAP.WSIFDynamicProvider_ApacheSOAP=¥
    # http://schemas.xmlsoap.org/wsdl/soap/
    #
    更新後、先行する行は以下のようにみえる必要があります。
    wsif.provider.default.org.apache.wsif.providers.soap.ApacheSOAP.WSIFDynamicProvider_ApacheSOAP=1
    wsif.provider.uri.1.org.apache.wsif.providers.soap.ApacheSOAP.WSIFDynamicProvider_ApacheSOAP=¥
    http://schemas.xmlsoap.org/wsdl/soap/
    #
  4. 更新した wsif.properties ファイルを app_server_root/lib/properties ディレクトリーに保存します。
  5. ノード上のすべてのアプリケーション・サーバーを停止し、再始動します。


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http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-nd-mp&topic=twsf_soap_io_chdefp
ファイル名:twsf_soap_io_chdefp.html