リソース・アダプター・コレクション
このパネルを使用して、スタンドアロン・リソース・アダプター に関する操作を実行します。すなわち、リソース・アダプター・インスタンスのリスト表示、 追加のリソース・アダプター・アーカイブ (RAR) のインストール、インストールされた RAR からの追加のリソース・アダプター・インスタンス の作成、およびリソース・アダプター・インスタンスの削除を行います。
リソース・アダプターは、スタンドアロン・アダプターである場合と、 アプリケーションの一部である場合 (この場合は組み込みアダプターと呼ばれます) があります。組み込みリソース・アダプターについて詳しくは、関連タスク『アプリケーション内のリソース・アダプターのインストール』を参照してください。リソース・アダプターは、Java™ Platform, Enterprise Edition (Java EE) Connector Architecture (JCA) 仕様の実装です。エンタープライズ・アプリケーションは、リソース・アダプターを使用して、アプリケーション・サーバーの外部にあるリソースにアクセスすることができます。アクセスできるリソースは、DB2® などのリレーショナル・データベース、CICS® などのオンライン・トランザクション処理 (OLTP) システム、SAP および PeopleSoft などのエンタープライズ情報システム (EIS) です。 リソース・アダプターは、サーバー上で構成されているメッセージ駆動型 Bean (MDB) と通信する機能を EIS に提供することができます。 リソース・アダプターは IBM® またはサード・パーティー・ベンダーから提供されます。リソース・アダプターの実装は、リソース・アダプター・アーカイブ・ファイルに用意されています。このファイルは拡張子が .rar です。
この管理コンソール・ページを表示するには、
をクリックします。特定の有効範囲のために定義されているすべてのリソース・アダプターのリストを表示するには、その有効範囲を選択します。
アプリケーション・サーバーと共に提供されるスタンドアロン・リソース・アダプターを表示するには、「設定」セクションで「組み込みリソースの表示」チェック・ボックスを選択します。
特定のリソース・アダプターに関する追加情報を表示したり、特定のリソース・アダプターの設定を変更したりするには、そのリソース・アダプター名をクリックします。
特定のリソース・アダプターに対してアクションを実行するには、そのリソース・アダプター名のチェック・ボックスを選択し、以下の説明に従って適切なボタンをクリックします。
RAR のインストール
リソース・アダプター・アーカイブをインストールします。RAR に関連付けられたファイル を、有効範囲メニューで指定されるノードにインストールします。それに加えて、 ノード有効範囲で RAR からリソース・アダプター・インスタンスが作成されます。
ローカル・ファイル・システムから RAR ファイルをアップロードするか、またはリモート・ファイル・システム上の RAR ファイルを指定することができます。RAR ファイルはノード・レベルでインストールする必要があります。
新規
インストール済みの RAR から新規リソース・アダプター・インスタンスを作成します。
ノード以外の有効範囲で追加リソース・アダプター・インスタンスを作成 するため、適切な有効範囲を新規リソース・アダプターに対して選択し、 「新規」をクリックします。後続の画面で、 新規リソース・アダプターの名前を入力し、このアダプターの作成元にするインストール済み RAR を 選択します。必要に応じて、オプションのフィールドに 入力します。ノード有効範囲で新規リソース・アダプター・インスタンスを作成することはできません。
削除
選択されたリソース・アダプターを削除します。
RAR の更新
選択したリソース・アダプターを更新します。リソース・アダプター・アーカイブ (RAR) ファイルの更新は、 リソース・アダプターまたはリソース・アダプターのセットを 別のバージョンまたは実装で更新する必要があると判断したときに行います。
リソース・アダプターのバージョンまたは実装環境ごとに異なる設定を含むことができるため、構成オプションの特定のセットが必要である場合はアダプターの更新が役立つ場合があります。 セル内のすべてのノード、またはクラスター内のすべてのノードのリソース・アダプターを更新することができます。バージョン 7.0 より前のノードがあると、そのノードがバージョン 7.0 以降にマイグレーションされるまで、RAR の更新はサポートされません。
名前
リソース・アダプターの名前を指定します。
説明
リソース・アダプターを説明するテキストを指定します。
この説明は、リソース・アダプターとその目的を説明するフリー・フォームの テキスト・ストリングです。
有効範囲
このリソース・アダプターが可視になるレベルを指定します。 一般的な情報については、管理コンソールの有効範囲設定を参照してください。
- 有効範囲の変更によって、そのレベルでどのリソース・アダプター定義が存在するかを確認することができます。
- 有効範囲の変更は、インストールには影響を与えません。 有効範囲の設定内容にかかわらず、常にノードの有効範囲に基づいてインストールは行われます。
- このパネルから新規リソース・アダプターを作成するときは、「新規」をクリックする前に、設定したい有効範囲に変更します。