jobrecovery.bat|.sh バッチ・スクリプト
jobrecovery スクリプトを使用して、1 次サイトに障害が発生した場合に、2 次サイトが引き継げるようにすることができます。
目的
このシナリオでは、各サイトに個別の WebSphere® セルがあり、そこではアクティブなジョブが 1 次サイトで実行されており、停止したジョブまたはジョブ・スケジューラーが 2 次サイトにあります。1 次サイトと 2 次サイトの バッチ セルは、同じトポグラフィーと同じ名前を持つ互いの複製であることが必要とされます。これらは、データベースのレプリカではなく、同じデータベースを共有しています。
ロケーション
jobrecovery スクリプトは、app_server_root/bin ディレクトリーか、指定された LRS バックアップ・サーバーの app_server_root/profiles/{LRS_profiles}/bin ディレクトリーのいずれかにあります。スクリプトが、app_server_root/bin ディレクトリーから実行される場合、profileName オプションを指定する必要があります。それ以外の場合は、profileName オプションを指定しないでください。LRS が実行されるサーバーでセキュリティーが有効になっている場合、ユーザー名とパスワードのオプションは必須です。1 次セルがシャットダウンされた後に、バックアップ・セルで実行してください。スクリプトの実行後、バックアップ・セルを始動することができます。
使用法
1 次サイトが失敗した場合、引き継ぎ手順に従うように指示されます。引き継ぎ手順には以下のステップが含まれます。
- 1 次サイトのすべての バッチ サーバーが停止していることを確認します。
- 2 次サイトで jobrecovery スクリプトを実行します。
- 2 次サイトでジョブ・スケジューラーを開始します。
./jobRecovery.sh server [options]
オプション
- -profileName profile
- app_server_root/bin ディレクトリーからスクリプトを実行する場合、このオプション・パラメーターを使用して、スタンドアロン・アプリケーション・サーバーのプロファイル名を指定します。
- -username authentication username
- このオプション・パラメーターは、ユーザー名を指定する場合に使用します。
- -password authentication password
- このオプション・パラメーターは、ユーザー名の認証パスワードを指定する場合に使用します。
例
./jobRecovery.sh server1 -profileName AppSrv01 -username wsadmin -password wspassword