アプリケーション・クライアントの IBM MQ プロバイダーのトピック接続ファクトリー設定

このパネルを使用して、IBM MQ Java™ Message Service (JMS) プロバイダーで使用するために、選択されたトピック接続ファクトリーの構成プロパティーを表示または変更します。これらの構成プロパティーは、JMS プロバイダーと IBM MQ との間に接続を作成する方法を制御します。

この「アプリケーション・クライアント・リソース構成ツール (ACRCT)」ページを表示するには、「ファイル」>「オープン」とクリックします。EAR ファイルのブラウズ後、「オープン」をクリックします。 選択した JAR ファイルを展開して、「メッセージング・プロバイダー」>「IBM MQ プロバイダー」とクリックします。 「Topic Connection Factories」を右マウス・ボタン・クリックして、「新規」をクリックします。

注:
  • 指定するプロパティー値は、IBM MQ 製品 JMS リソースを構成する際に指定した値と一致していなければなりません。IBM MQ の JMS リソースの構成について詳しくは、 IBM MQ インフォメーション・センターの『Java の使用』セクションを参照してください。
  • IBM MQ では、名前に最大 48 文字まで使用できますが、チャネルの場合は例外で、最大 20 文字までになります。
MA0C ブローカー: MA0C ブローカー用の WebSphere® Application Server バージョン 6 トピック接続ファクトリーを作成する場合は、以下の属性値を検討してください。
BrokerControlQueue
この値は、MA0C ブローカーの SYSTEM.BROKER.CONTROL.QUEUE に固定されており、 ブローカーが読み込むキューを示します。
BrokerVersion
この値を MA0C ブローカーの BASIC に設定します。
ClientID
この値は MA0C ブローカーの任意の値に設定します (値はストリングであり、 ご使用のクライアント・アプリケーションの単なる ID です)。
XA 使用可能
MA0C ブローカーの場合はこの値を TRUE または FALSE に設定します (ここで使用する設定は、パフォーマンス向上フラグです。ほとんどの場合、この値は「TRUE」に設定します)。
BrokerMessage Selection
ブローカーはクライアント側のメッセージ選択に依存するため、 この値は、MA0C ブローカーの CLIENT に固定されています。
直接ブローカー許可タイプ
この値は MA0C ブローカーでは必要ありません。

IBM MQ JMS プロバイダーのトピック接続ファクトリーには以下のプロパティーがあります。

名前

WebSphere Application Server 内で、このトピック接続ファクトリーを管理目的で使用する際の名前。この名前は、JMS プロバイダー内で固有でなければなりません。

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データ型 ストリング

説明

WebSphere Application Server 内で管理目的で使用する、このトピック接続ファクトリーの説明。

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データ型 ストリング

JNDI 名

トピック接続ファクトリーをアプリケーション・サーバーの 名前空間にバインドする際に使用される Java Naming and Directory Interface (JNDI) 名。

規則として、完全修飾の JNDI 名を使用します。例えば、jms/Name の形式です。ここで、Name はリソースの論理名です。

この名前は、プラットフォームのバインディング情報をリンクするために使用されます。 バインディングにより、モジュールのデプロイメント記述子で定義されているリソースと、 プラットフォーム別に JNDI にバインドされている実際の (物理的な) リソースとの関連付けが行われます。

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データ型 ストリング
単位 En_US ASCII 文字
範囲 1 から 45 の ASCII 文字

ユーザー ID

呼び出し側のアプリケーションがユーザー ID とパスワードを明示的に指定しない場合に、認証で「パスワード」プロパティーと一緒に使用するユーザー ID です。

「ユーザー ID」プロパティーに値を指定する場合は、「パスワード」プロパティーにも値を指定する必要があります。

呼び出し側のアプリケーションがユーザー ID とパスワードを明示的に指定しない場合 (例えば、呼び出し側のアプリケーションがメソッド createTopicConnection() を使用する場合) は、接続ファクトリーの「ユーザー ID」プロパティーと「パスワード」プロパティーが使用されます。JMS クライアントは、ユーザー ID とパスワードを JMS サーバーに渡します。

通知
データ型 ストリング

Password

呼び出し側のアプリケーションがユーザー ID とパスワードを明示的に提供していない場合、認証のために「ユーザー ID」プロパティーとともにこのパスワードを使用します。

「ユーザー ID」プロパティーに値を指定する場合は、「パスワード」プロパティーにも値を指定する必要があります。

通知
データ型 ストリング

再入力パスワード

パスワードを確認します。

キュー・マネージャー

この接続ファクトリー用の IBM MQ キュー・マネージャーの名前。この接続ファクトリーによって作成された接続は、このキュー・マネージャーに接続します。

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データ型 ストリング

ホスト名およびポート情報の入力

このラジオ・ボタンはデフォルトで選択されます。これが選択されている場合は、ホスト・プロパティーおよびポート・プロパティーが使用可能になり、接続名リスト・プロパティーが使用不可になります。

通知
データ型 ラジオ・ボタン
デフォルト 選択

ホスト

クライアント接続専用で IBM MQ キュー・マネージャーが実行されているホストの名前。

通知
データ型 ストリング
範囲 有効な TCP/IP ホスト名

Port

IBM MQ キュー・マネージャーへの接続に使用される TCP/IP ポート番号 (クライアント接続の場合のみ)。

このポートは、IBM MQ キュー・マネージャー上で構成する必要があります。

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データ型 整数
範囲 IBM MQ キュー・マネージャー上で構成された有効な TCP/IP ポート番号。

接続名リスト情報の入力

このラジオ・ボタンを選択すると、接続名リスト・プロパティーが使用可能になり、ホスト名プロパティーおよびポート名プロパティーが使用不可になります。このラジオ・ボタンは、マルチインスタンス・キュー・マネージャーに接続する場合に選択します。

通知
データ型 ラジオ・ボタン
デフォルト クリア

接続名リスト

マルチインスタンス・キュー・マネージャーへの接続に使用できるホスト情報とポート情報のコンマ区切りリスト。

リストの形式は、次のとおりです。
host[(port)],[host[(port)]]
ここで、port はオプションで、設定されていない場合はデフォルトで 1414 に設定されます。以下に例を示します。
hostname1,hostname2(1415)

マルチインスタンス・キュー・マネージャーについて詳しくは、IBM MQ インフォメーション・センターを参照してください。

このプロパティーは、マルチインスタンス・キュー・マネージャーに接続する場合にのみ使用する必要があります。個別のキュー・マネージャーのリストへの接続には使用しないでください。使用すると、トランザクションの整合性問題が発生する可能性があります。

チャネル

IBM MQ キュー・マネージャーへのクライアント接続に使用されるチャネルの名前 (クライアント接続の場合のみ)。

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データ型 ストリング
範囲 1 から 20 文字の ASCII 文字

トランスポート・タイプ

IBM MQ クライアント接続または JNDI バインディングが、IBM MQ キュー・マネージャーとの接続に使用されるかどうか。

通知
データ型 列挙型
デフォルト BINDINGS
範囲
CLIENT
IBM MQ クライアント接続を使用して、IBM MQ キュー・マネージャーに接続します。
BINDINGS
JNDI バインディングは、IBM MQ キュー・マネージャーに接続するために使用されます。

クライアント ID

IBM MQ キュー・マネージャーへの接続に使用される JMS クライアント ID。

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データ型 ストリング

CCSID

IBM MQ キュー・マネージャーで使用するコード化文字セット ID。

このコード化文字セット ID (CCSID) は、IBM MQ がサポートする CCSID の 1 つでなければなりません。詳しくは、トピック宛先のプロパティーを参照してください。

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データ型 ストリング
単位 整数
範囲 1 から 65535

ブローカー・コントロール・キュー

すべてのコマンド・メッセージの送信先となる (パブリケー ションおよびパブリケーションの削除要求は除く) ブローカー・コントロール・キューの名前。

通知
データ型 ストリング
単位 En_US ASCII 文字
範囲 1 から 48 文字の ASCII 文字

ブローカー・キュー・マネージャー

Publisher and Subscriber メッセージ・ブローカーを提供する IBM MQ キュー・マネージャーの名前。

通知
データ型 ストリング
単位 En_US ASCII 文字
範囲 1 から 48 文字の ASCII 文字

ブローカー・パブリッシュ・キュー

デフォルト・ストリームのすべてのパブリケーション・メッセージを受信するブローカーの入力キューの名前。

デフォルト・ストリームのすべてのパブリケーション・メッセージを受信するブローカーの入力キュー (ストリーム・キュー) の名前。 アプリケーションは、このキューに対して、 デフォルト・ストリーム上のパブリケーションの削除要求を送信することもできます。

通知
データ型 ストリング
単位 En_US ASCII 文字
範囲 1 から 48 文字の ASCII 文字

ブローカー・サブスクリプション・キュー

耐久性のないサブスクリプション・メッセージの検索元となるブローカー・キューの名前。

耐久性のないサブスクリプション・メッセージの検索元となるブロー カー・キューの名前。 サブスクライバーは、サブスクリプションの登録時にキューの名前を指定します。

通知
データ型 ストリング
単位 En_US ASCII 文字
範囲 1 から 48 文字の ASCII 文字

ブローカー CCSubQ

ConnectionConsumer 要求の耐久性のないサブスクリプション・メッセージの 検索元となるブローカー・キューの名前。 このプロパティーは、Web コンテナーを使用する場合にのみ適用されます。

通知
データ型 ストリング
単位 En_US ASCII 文字
範囲 1 から 48 文字の ASCII 文字

ブローカー・バージョン

メッセージ・ブローカーが IBM MQ MA0C SupportPac またはより新しいバージョンの WebSphere ファミリーのメッセージ・ブローカー製品のいずれによって提供されるかを指定します。

通知
データ型 列挙型
デフォルト 拡張
範囲
拡張
メッセージ・ブローカーは、より新しいバージョンの WebSphere ファミリー・メッセージ・ブローカー製品 (IBM MQ Integrator および IBM MQ Publish and Subscribe) によって提供されます。
基本
メッセージ・ブローカーは、IBM MQ MA0C SupportPac (IBM MQ - Publish and Subscribe) によって提供されます。

クリーンアップ・レベル

パブリッシュまたはサブスクライブのクリーンアップ・ユーティリティーにより提供されるクリーンアップのレベル。

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データ型 列挙型
デフォルト SAFE
範囲
ASPROP
NONE
STRONG

クリーンアップ間隔

パブリッシュ/サブスクライブ・クリーンアップ・ユーティリティーのバックグラウンド実行の間隔 (ミリ秒)。

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データ型 整数
単位 ミリ秒
デフォルト 6000

メッセージの選択

ブローカー・メッセージ選択を行う場所。

通知
データ型 列挙型
デフォルト BROKER
範囲
BROKER
メッセージ選択はブローカー・ロケーションで行います。
Message CLIENT
メッセージ選択はクライアント・ロケーションで行います。

パブリッシュ肯定応答間隔

ブローカーからの肯定応答が必要なパブリッシュ要求間の間隔 (メッセージ数)。

通知
データ型 整数
デフォルト 25

疎サブスクリプション

疎サブスクリプションを使用可能にします。

通知
データ型 チェック・ボックス
デフォルト クリア

状況のリフレッシュ間隔

パブリッシュおよびサブスクライブの状況をリフレッシュするトランザクションのミリ秒単位の間隔。

通知
データ型 整数
デフォルト 6000

サブスクリプションの保管

IBM MQ がアクティブ JMS サブスクリプションに関するデータを保管する場所。

通知
データ型 列挙型
デフォルト MIGRATE
範囲
MIGRATE
QUEUE
BROKER

マルチキャスト

この接続ファクトリーがマルチキャスト・トランスポートを使用するかどうか。

通知
データ型 列挙型
デフォルト NOT USED
範囲
NOT USED
この接続ファクトリーは、マルチキャスト・トランスポートを使用しません。
ENABLED
この接続ファクトリーは常にマルチキャスト・トランスポートを使用します。
ENABLED_IF_AVAILABLE
この接続ファクトリーはマルチキャスト・トランスポートを使用します。
ENABLED_RELIABLE
この接続ファクトリーは、信頼性のあるマルチキャスト・トランスポートを使用します。
ENABLED_RELIABLE_IF_AVAILABLE
この接続ファクトリーは使用可能であれば、信頼性の高いマルチキャスト・トランスポートを使用します。

直接認証

直接ブローカー許可を使用するかどうか。

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データ型 列挙型
デフォルト NONE
範囲
NONE
直接ブローカー許可は使用しません。
PASSWORD
直接ブローカー許可はパスワードで認証されます。
CERTIFICATE
直接ブローカー許可は証明書で認証されます。

プロキシー・ホスト名

IBM MQ との通信に使用されるプロキシーのホスト名。

通知
データ型 ストリング

プロキシー・ポート

IBM MQ との通信に使用されるプロキシーのポート番号。

通知
データ型 整数
デフォルト 0

静止の場合に失敗

キュー・マネージャーが制御された失敗状態になった場合に、アプリケーションがメソッド呼び出しから戻されるかどうか。

通知
データ型 チェック・ボックス
デフォルト 選択

ローカル・サーバー・アドレス

ローカル・サーバー・アドレス。

通知
データ型 ストリング

ポーリング間隔

非同期メッセージ配信中のすべての受信側のスキャンの間隔 (ミリ秒)。

通知
データ型 整数
単位 ミリ秒
デフォルト 5000

再スキャン間隔

トピックに順不同で追加されたメッセージを探すために、トピックをスキャンする間隔 (ミリ秒)。

この再スキャン間隔は、トピックに順不同で追加されたメッセージの IBM MQ ブラウズ・カーソルを考慮したスキャンを制御します。

通知
データ型 整数
単位 ミリ秒
デフォルト 5000

SSL 暗号スイート

IBM MQ への SSL 接続に使用する暗号スイート。

このプロパティーは、ご使用の JSSE プロバイダーで提供されている有効な暗号スイートに設定してください。 この値は SVRCONN チャネル (「チャネル」プロパティー) で指定された CipherSpec と一致していなければなりません。

「SSL ピア名」プロパティーを設定する場合は、 このプロパティーを設定する必要があります。

SSL 証明書ストア

SSL 証明書の失効をチェックするために使用される、ゼロ個以上の証明書失効リスト (CRL) サーバーのリスト。このプロパティーに値を指定する場合は、Java 2 バージョン 1.4 の IBM MQ JVM を使用する必要があります。

この値は、スペースで区切られた項目のリストで、次のような形式になります。
ldap://hostname:[port]

シングル・スラッシュ (/) がこの値に続きます。port を省略した場合は、デフォルトの LDAP ポートである 389 が想定されます。接続時に、サーバーから提示された SSL 証明書が、指定された CRL サーバーと照合されます。 CRL セキュリティーについて詳しくは、IBM MQ インフォメーション・センターの『セキュリティー』セクションの『証明書失効リストの取り扱い (Working with Certificate Revocation Lists)』を参照してください。

SSL ピア名

SSL の場合は、識別名スケルトンです。これは、IBM MQ キュー・マネージャーによって提供された名前に一致している必要があります。この識別名は、接続時にサーバーによって提示された識別証明書を検査するために使用されます。

このプロパティーが設定されていない場合、このような証明書の検査が行われます。

「SSL 暗号スイート」プロパティーが指定されていない場合は、SSL ピア名プロパティーは無視されます。

このプロパティーは、コンマまたはセミコロンで区切られた、属性名と値の対のリストです。以下に例を示します。
CN=QMGR.*, OU=IBM, OU=WEBSPHERE

この例では、接続時にサーバーによって提示される識別証明書が検査されます。 正常に接続するためには、証明書は QMGR で始まり、少なくとも 2 つの組織単位名 (最初が IBM®、2 つ目が WEBSPHERE) で構成される共通名を持っている必要があります。検査では、大/小文字が区別されません。

識別名、および IBM MQ での識別名の使用方法について詳しくは、IBM MQ インフォメーション・センターの『セキュリティー』セクションにある「識別名」に関する情報を参照してください。

接続プール

接続プール設定のオプション・セット。

接続プール・プロパティーは、すべての J2C コネクターに共通です。

アプリケーション・サーバーは、JMS プロバイダーとの接続とセッションをプールすることで、 パフォーマンスを向上させます。 この接続プールは、IBM MQ 接続プールとは無関係です。ご使用のアプリケーションに合わせて接続およびセッションのプールのプロパティーを構成する必要があります。 そうしないと、接続およびセッションが期待どおりの動作をしない場合があります。

JMS リソースへのサーバー・サイド・アクセスが並行して行われ、それがデフォルト値を超える場合は、接続プールのサイズを変更してください。接続プールのサイズは、キューごと、あるいはトピックごとに設定されます。

通知
データ型 チェック・ボックス
デフォルト 選択

クライアント再接続オプション

通信またはキュー・マネージャーの障害が発生した場合に、クライアント・モード接続の再接続を自動的に実行するかどうかを指定します。このプロパティーは、接続ファクトリーがシン・クライアント環境または管理対象クライアント環境で使用されている場合でない限り、無視されます。

通知
データ型 ドロップダウン・リスト
デフォルト DISABLED
範囲
DISABLED
クライアント再接続は自動的に実行されません。
ASDEF
クライアント構成ファイルのチャネル・スタンザの DefRecon 属性からの値が使用されます。DefRecon 値が指定されていない場合、この設定の効果は、DISABLED の値の場合と同じになります。
RECONNECT
再接続は、キュー・マネージャー属性の値と一致するすべてのキュー・マネージャーに対して実行されます。これは、接続の最初の確立先のキュー・マネージャーとは異なる場合があります。
QMGR
再接続は、接続の最初の確立先のキュー・マネージャーに対してのみ実行されます。

自動クライアント再接続について詳しくは、IBM MQ インフォメーション・センターを参照してください。

クライアント再接続タイムアウト

通信またはキュー・マネージャーの失敗の後で、クライアント・モード接続がキュー・マネージャーに自動的に再接続しようと費やす最大秒数。シン・クライアント環境または管理対象クライアント環境で接続ファクトリーが使用されていない限り、このパラメーターは無視されます。 このパラメーターが使用されるかどうかは、クライアント再接続オプション・パラメーターの値によって決まります。

通知
データ型 整数
単位
デフォルト 1800
範囲 ゼロより大きく 2147483647 以下の値。

自動クライアント再接続について詳しくは、IBM MQ インフォメーション・センターを参照してください。


トピックのタイプを示すアイコン 参照トピック



タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: last_date
http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-nd-mp&topic=ucli_ptcfm
ファイル名:ucli_ptcfm.html