Web サーバー・プラグインのリモート・ユーザー情報の処理

ベンダー提供の認証モジュールを備えた Web サーバーを構成し、要求をアプリケーション・サーバーに経路指定するための Web サーバー・プラグインを構成することができます。

アプリケーションが getRemoteUser メソッドを呼び出す場合、このメソッドは、リモート・ユーザー情報を含み、このプラグインによって構文解析される専用の HTTP ヘッダーに依存します。このプラグインは、Web サーバー認証モジュールが Web サーバーのデータ構造にリモート・ユーザーを取り込むたびに、専用の HTTP ヘッダーの値を設定します。専用の HTTP ヘッダーの値が設定されていない場合、アプリケーションが getRemoteUser のメソッドを呼び出すと、ヌル値が戻されます。
  • Apache Web サーバーまたは IBM® HTTP Server の場合、このプラグインは、 関連付けられている要求レコードに含まれている情報から、専用のヘッダーを作成します。
  • Sun One Web サーバーの場合は、このプラグインは、要求に関連付けられている auth_user プロパティーに含まれている情報から、専用のヘッダーを作成します。専用のヘッダーは普通、URL 対して HTTP アクセス許可が活動化されている場合は、Web ブラウザーのローカルの HTTP ユーザーの名前に設定されます。
  • Lotus® Domino Web サーバーの場合、このプラグインは、REMOTE_USER 環境変数に含まれている情報から専用のヘッダーを作成します。このプラグインは、ログインしていないユーザーに対しては、この変数を anonymous に設定し、アプリケーションにログインしているユーザーに対しては username に設定します。
  • Internet Information Services (IIS) Web サーバーの場合は、このプラグインは、REMOTE_USER 環境変数に含まれている情報から専用のヘッダーを作成します。このプラグインは、クライアントが送信した許可ヘッダーからユーザーの名前を引き出したときに、この変数をそのユーザーの名前に設定します。
トラブルの回避 (Avoid trouble) トラブルの回避 (Avoid trouble): 専用のヘッダーが Sun One、IIS、または Lotus Domino Web サーバー・プラグインで設定されていない場合は、データを要求しているユーザーに関する情報が要求レコードに組み込まれていることを確認してください。gotcha
トラブルの回避 (Avoid trouble) トラブルの回避 (Avoid trouble): アプリケーションによる getRemoteUser メソッドへの呼び出しでヌル値が戻された場合、または正しいリモート・ユーザー情報が Web サーバー・プラグインのデータ構造に追加されていない場合は、ベンダー提供の認証モジュール内のリモート・ユーザー・パラメーターがまだ YES に設定されていることを確認してください。(サービスが適用されたときに、このパラメーターが NO に設定されることがあります。)gotcha

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ファイル名:cwsv_plugin_getuser.html