Java™
API for XML-based remote procedure call (JAX-RPC) ハンドラーは、一定範囲の処理タスク
を実行する
Java
クラスです。 例えば、メッセージのロギング、コンテンツの変換、着信要求の終了などを実行します。 ハンドラーはポートでメッセージをモニターして、各メ
ッセージの送信者と内容に応じて適切な処置を取ります。JAX-RPC ハンドラーの構成詳細を変更します。
これは、
サービス統合バスがデプロイ済みの Web サービスでハンドラー・リストの一部として使用するために構成されたものです。
始める前に
ハンドラー・クラスを変更するが、クラス名は変更しない場合、ハンドラー構成をこのトピックで説明されているように変更する必要はありません。
このハンドラーが監視するポートをホストするサーバーまたはクラスターを停止後に再始動することのみが必要です。
このタスクについて
ハンドラーをリストし、構成詳細を表示および変更するには、以下のステップを実行します。
手順
- 管理コンソールを開始します。
- ナビゲーション・ペインで、「」をクリックします。 ハンドラーのリストが、JAX-RPC ハンドラー・コレクション・フォームに表示されます。
- このリスト内でハンドラーの名前をクリックします。 そのハンドラーの、現在の JAX-RPC ハンドラー設定が表示されます。
- 以下の一般プロパティーを変更します。
- 名前
- ハンドラーの名前を変更します。
この名前は固有である必要があり、以下の
構文規則に従っている必要があります。
- 「.」(ピリオド) で開始しないようにする必要があります。
- スペースで開始または終了しないようにする必要があります。
- ¥/ , # $ @ : ; " * ? < > | = + & % ' のいずれも含まないようにする必要があります。
注: ハンドラー名を変更すると、システムによって、このハンドラーを参照するすべてのオブジェクトが検索され、名前が更新されます。
- 説明
- ハンドラーの説明 (オプション) を変更します。
- クラス名
- インスタンス化するクラスの名前を変更します。クラス名を変更する場合は、JAX-RPC ハンドラー・クラスのロードで詳しく説明されるように、新規クラスを、このハンドラーが監視するポートをホストするサーバーまたはクラスターが使用できるようにする必要もあります。
- 以下の追加プロパティーを変更します。
- SOAP ロール
- このハンドラーが果たす SOAP ロールのリストから、
SOAP アクター定義を追加、変更、または除去します。
詳しくは、
SOAP 仕様を参照してください。
- JAX-RPC ヘッダー
- このハンドラーが動作を制御する JAX-RPC ヘッダーのリストから、
JAX-RPC ヘッダー定義 (名前空間 URI とローカル・パート) を追加、変更、または除去します。
JAX-RPC ヘッダーとは、JAX-RPC ハンドラーで処理される SOAP ヘッダーのことです。
- カスタム・プロパティー
- カスタム・プロパティー (名前と値のペア。
名前はプロパティー・キー、値は内部システム構成プロパティーの設定に使用できるストリング値) を追加、変更、
または除去します。
- 変更をマスター構成に保存します。
タスクの結果
処理が正常に終了すると、ハンドラーのリストが再度表示されます。正常に終了しなかった場合は、エラー・メッセージが表示されます。