IBM® i 用の製品スクリプトを実行するように QShell を構成することができます。
このタスクについて
デフォルトのインストールでは、特に指定されていない限り、すべての WebSphere® Application Server スクリプトは app_server_root/bin ディレクトリー内にあります。
スクリプトは、Qshell から実行されなければなりません。
正しいバージョンとディレクトリーを使用していることを確認するには、以下のメソッドを使用して QShell
コマンドを実行します。
手順
- スクリプトの完全修飾パス名を起動します。
app_server_root/bin/script_name parameters
ここで、script_name はスクリプト名、parameters はスクリプトに渡されるパラメーターを表します。
- IBM i コマンド行または IBM i 制御言語プログラムからスクリプトを呼び出します。このメソッドを使用するには、STRQSH コマンドを実行し、そのスクリプトの完全修飾パス名を指定します。
STRQSH CMD('app_server_root/bin/script_name parameters')
ここで、script_name はスクリプト名、parameters はスクリプトに渡されるパラメーターを表します。
- ディレクトリーを app_server_root/bin
ディレクトリーに変更して、以下のスクリプトを実行します。
cd app_server_root/bin
script_name parameters
ここで、script_name はスクリプト名、parameters はスクリプトに渡されるパラメーターを表します。
- 実行するときに自動的にスクリプトの場所が見つけられるように、PATH 環境変数を更新します。
PATH 変数を更新したあとは、どのディレクトリーからでもこれらのスクリプトを実行できます。
PATH 環境変数を更新するには、以下のステップを実行します。
- /home/user_profile_name ディレクトリー内で .profile ファイルを編集します。ここで、user_profile_name は、IBM i ユーザー・プロファイルの名前です。
このファイルが存在しない場合は、このディレクトリー内で作成します。
IBM i コマンド行から EDTF コマンドを実行するか、またはワークステーションからエディターを使用することができます。また、.profile はファイルのフルネームであることにも注意してください。
Qshell を始動するとき、Qshell は .profile ファイルを検索し、その中でリストされているコマンドを実行します。
.profile ファイルを使用して、Qshell セッションのパーシスタント環境変数を設定します。
- 以下の行を .profile ファイルに追加します。
export PATH=app_server_root/bin:$PATH
- ファイルを保存します。
次のタスク
.profile への更新は、Qshell を再始動する (セッションを開いていた場合) か、または ./home/user_profile_name/.profile コマンドを使用して
.profile を開始するまで有効になりません。
すべての Qshell セッションのデフォルト・パスを変更する代わりに単一の Qshell のパスを変更するには、Qshell
セッション中に最後のステップに表示される export コマンドを実行し、.profile の編集は行いません。