データ・ソースを使用するためのメッセージング・エンジンのデータ・ストアの構成

JDBC データ・ソースを構成した後で、 データ・ソースを使用するようにメッセージング・エンジンのデータ・ストアを構成することができます。

始める前に

このタスクを実行するには、バスおよびメッセージング・エンジンが選択または作成済みであり、 メッセージング・エンジンがそのメッセージ・ストア・タイプとしてデータ・ストアを指定している必要があります。

メッセージング・エンジンのデータベース、スキーマ、およびユーザー ID の作成の説明にあるように、 データ・ソースも構成しておく必要があります。

このタスクについて

メッセージング・ エンジンは、JDBC データ・ソースのインスタンスを使用して、 そのメッセージ ング・エンジン用のデータ・ストアを 含むデータベースとの対話を行う。

WebSphere® Application Server 管理コンソールを使用してデータ・ストア構成パラメーターを設定します。

手順

  1. ナビゲーション・ペインで、「「リソース」 > 「JMS」->「JMS プロバイダー (JMS providers)」」をクリックします。
  2. 「メッセージ・ストア・タイプ」「データ・ストア」であることを確認します。
  3. 「[追加プロパティー] メッセージ・ストア」をクリックします。 「データ・ストア構成の詳細 (data store configuration detail)」パネルが表示されます。
  4. 以下のデータ・ストア構成の詳細を指定します。
    データ・ソース JNDI 名
    データ・ストアを持つデータベースへのアクセスを提供するデータ・ソースの JNDI 名を入力します。
    スキーマ名
    データ・ストアが使用するテーブルを含むデータベース・スキーマの名前を入力します。
    その他のヒント: スキーマ名は通常、認証別名で宣言したユーザー ID と同じです。ある種のデータベース、(例えば DB2®) では、代替のスキーマ名を準備することができます。ユーザーとスキーマの関係について詳しくは、選択した RDBMS の資料を参照してください。
    Informix のヒント: メッセージング・エンジンが Informix® データベースを使用するように構成するときは、スキーマ名を英小文字で指定する必要があります

    始動時に、 データ・ストアを使用するメッセージング・エンジンは、そのデータ・ストアが存在 するかどうかを検査します。 構成で「テーブルの作成」オプションを選択した場合、メッセージング・エンジンは、 選択されたスキーマでテーブルを作成します。

    「スキーマ名」フィールドはオプションです。スキーマ名が必要な場合は、以下を考慮してください。
    • デフォルトのスキーマ名は IBMWSSIB です。
    • テキストを削除し、フィールドが空白になっていると、メッセージング・エンジンは認証別名で定義されているユーザー ID をスキーマ名として使用します。
    • スキーマ名を明示的に定義すると、メッセージング・エンジンはそのスキーマ名を使用します。
    • 複数のメッセージング・エンジンがある場合、各メッセージング・エンジンが固有のスキーマを使用するように構成する必要があります。 そうしないと データ・ソースが使用不可のため、接続できません! (Connection cannot be provided as Datasource has been disabled!) という FFDC エラー・メッセージが表示される場合があります。 これは特に DB2 の場合に当てはまります。
    認証別名
    データ・ソースへのアクセスを可能にする、認証別名を選択します。
    [AIX Solaris HP-UX Linux Windows][IBM i]Apache Derby のヒント: [IBM i][AIX Solaris HP-UX Linux Windows]新しい Network Attached Apache Derby データ・ストアを作成すると、デフォルトでは空の認証別名を受け取ります。 [IBM i][AIX Solaris HP-UX Linux Windows]DB2 Universal JDBC ドライバーによって Network Attached モードで Apache Derby を使用する場合は (つまり、"(DB2) Universal JDBC ドライバーを使う Derby Network Server の JDBC プロバイダー"を使用するということ)、認証別名を指定する必要があります。この要件は、Apache Derby 用データ・ソースの最小必要設定に記載されています。 [IBM i][AIX Solaris HP-UX Linux Windows]以下のトラブルシューティングのヒントも参照してください。Network Attached Apache Derby バージョン 10.3 データベースに接続する際、ユーザー ID 未サポートの例外が発生する
    テーブルの作成
    WebSphere Application Server にデータベース・テーブルを自動的に作成させる場合は、チェック・ボックスを選択します。
    注: メッセージング・エンジンがデータ・ソースに接続するために使用するユーザー ID は、データベース・テーブルと索引を作成するのに十分な権限を持っていなければなりません。
    DB2 for z/OS の制限: DB2 for z/OS を使用してる場合は、「 テーブルの作成」を選択しないでください。これを選択するとWebSphere Application Serverがテーブルを作成しようとする時に例外がスローされます。
    長期実行ロックの制限

    このパラメーターは、アクティブ・メッセージング・エンジンが、データベースの SIBOWNER 表に長期実行ロックを保持する必要があるかどうかを指定します。

    アクティブ・メッセージング・エンジンがデータベースの SIBOWNER 表で長期実行ロックを保持しないように制限する場合に、このチェック・ボックスを選択します。 このオプションが選択されると、メッセージング・エンジンは、短期間のみ、そのデータベースにロックを設定します。 アクティブ・メッセージング・エンジンがデータベースに応答しない場合は、アクティブ・メッセージング・エンジンは短期間のロックのみを保持するため、スタンバイ・メッセージング・エンジンがデータベースの所有権を取得できます。また、このオプションは、ある時点でデータベースにアクセスできるのが 1 つのアクティブ・メッセージング・エンジンのみであることを保証します。

    注: このチェック・ボックスが選択されている場合、アクティブ・メッセージング・エンジンがデータベースに通信できなくなるか、データベースに応答できなくなると、アプリケーションからの現在のすべてのトランザクションが終了し、アプリケーションからメッセージング・エンジンへの新規接続が許可されなくなります。
    永続オブジェクトのテーブルの数
    永続テーブルには、データ・ストアのパーシスタント・オブジェクトが入ります。
    注: 永続テーブルの数は増やすことはできますが、減らすことはできません。
    一時オブジェクトのテーブルの数
    一時テーブルには、メッセージング・エンジンのメモリー要件を削減するためにデータ・ストアに保存された非パーシスタント・オブジェクトが含まれます。
    注: 一時テーブルの数は増やすことはできますが、減らすことはできません。

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