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集中ロギングを使用した問題診断
集中ロギングを使用すると、mustGather トレースを簡単に使用可能にし、ODR 層およびアプリケーション・サーバー層の両方を経由する要求のフローをたどることができます。
始める前に
- 集中ロギングは、問題のトラブルシューティングと診断に必要なデータを収集するためのツールです。ただしパフォーマンス上の理由から、集中ロギングの機能は常に使用可能であるわけではありません。したがって、特定の問題をキャプチャーすることが予測される場合は、集中ロギング機能を使用可能にしておく必要があります。
- mustgather.py スクリプトを実行すると、トレースの仕様が上書きされます。トレースの仕様を復元したい場合には、このスクリプトを実行する前にトレース・ストリングを保存してください。
- mustgather.py スクリプトのリモート・ログ収集機能を使用する場合は、収集したログ・ファイルを保管するために必要な量のスペースがターゲット・ファイル・システムにあることを確認してください。
このタスクについて
集中ロギングを使用する場合は、発生した問題のタイプ (503 HTTP 応答コードなど) に基づいてトレースを使用可能にできます。集中ロギングを使用する 場合、mustGather 文書の具体的なタイプは事前定義ストリングによって特定できます。事前定義の mustGather の例としては、アプリケーション・エディション管理、 404 エラー・コード、503 応答コード、ヘルス・モニターなどがあります。
ルール・ベースのトレースを使用可能にすることもでき、 これを使用すると、要求が到着したときに要求の内容に基づいてトレース・ストリングを設定できます。
手順
mustgather.py スクリプトを実行してトレースを使用可能にし、
mustGather 文書を収集し、トレースを使用不可にします。mustgather タイプに基づいて、異なるトレース・ストリングがセル内の適切なサーバーに設定されます。このスクリプトによってログが収集されると、スクリプトが実行されるシステムがそれらのログを取得します。 サポートされているコマンドを以下のリストに示します。
- enable [mustgatherType]
- トレースを使用可能にする
- collect [mustgatherType] [destination]
- 特定のタイプの mustGather 文書を収集する
- disable [mustgatherType]
- トレースを使用不可にする