ビジネス・レベル・アプリケーションのデプロイと管理
ビジネス・レベル・アプリケーションのデプロイは、バージョン 7.0 以降のサーバー上でビジネス・レベル・アプリケーションを作成することで構成されます。
始める前に
ビジネス・レベル・アプリケーションは、ビジネスにとって意味があるアプリケーションの定義全体を提供する管理モデルです。 これは製品構成リポジトリーに保管される、サーバーまたはクラスターに似た、WebSphere® 構成の成果物です。 ビジネス・レベル・アプリケーションには、Java™ Platform, Enterprise Edition (Java EE) のアプリケーションやモジュール、共有ライブラリー、データ・ファイル、およびその他のビジネス・レベル・アプリケーションなどの成果物を含めることができます。 ビジネス・レベル・アプリケーションを使用して、関連する成果物のグループ化を行ったり、機能を既存のアプリケーションに追加することができます。 例えば、Java アーカイブ (JAR) で提供される機能を、製品サーバー上に既にデプロイされている Java EE アプリケーションに追加するとします。 この機能は、新規のビジネス・レベル・アプリケーションを作成して、JAR ファイルとデプロイ済み Java EE アプリケーションをそのビジネス・レベル・アプリケーションに追加することによって、追加可能です。デプロイ済み Java EE アプリケーションの構成を変更して、機能を追加する必要のない場合もあります。
ビジネス・レベル・アプリケーションを作成する前に、アプリケーションで実行する成果物を開発し、ターゲット・サーバーまたはクラスターを構成する必要があります。アプリケーションのデプロイメント・ターゲットを選択する前に、ターゲット・バージョンが 7.0 以降であることを確認してください。
このタスクについて
ビジネス・レベル・アプリケーションを作成するときに、アプリケーションを十分に構成して、サーバーで実行できるようにすることができます。 後で、アプリケーションとそのコンテンツをより詳細に構成したり、アプリケーションを開始または停止したり、 アプリケーションのアクティビティーを管理することができます。
このセクションのトピックでは、管理コンソールを使用してビジネス・レベル・アプリケーションやそのコンテンツをデプロイし、管理する方法を説明します。 プログラミングまたは wsadmin スクリプトを使用することもできます。wsadmin の使用について詳しくは、wsadmin スクリプトによるアプリケーションの管理を参照してください。プログラミングの使用について詳しくは、Administering business-level applications using programming を参照してください。
手順
- リポジトリーにアセットをインポートします。
- アセットを表示、削除、更新、エクスポートします。
- ビジネス・レベル・アプリケーションを作成します。
- アプリケーションを開始します。
- アプリケーションを停止します。
- アプリケーションを更新し、その構成制御装置も更新します。
- アプリケーションを削除します。
次のタスク
管理コンソールでアプリケーションの管理構成を変更した後、 必ず変更を保存してください。