管理コンソールを使用して、Session Initiation Protocol (SIP) アプリケーションをデプロイすることができます。
始める前に
SIP アプリケーションは Java 2 Platform Enterprise Edition (J2EE) アプリケーションとしてデプロイされます。要求を処理するために、SIP アプリケーションをデプロイするときに、仮想ホストを定義する必要があります。
構成済みの SIP コンテナー listen ポートに対して仮想ホストが定義されていない場合は、インストールされたアプリケーションにアクセスできません。
手順
- 管理コンソールを開きます。
ブラウザーで、URL http://hostname:9090/admin に進みます。ここで、hostname はホスト・コンピューターの名前です。適切なログイン情報を入力して、「OK」をクリックします。
- とクリックします。
- ブラウズして SAR ファイルを選択します。「コンテキスト・ルート」フィールドで、スラッシュ (/) で開始するコンテキスト・ルートを指定します。 例えば、アプリケーションの名前が ThisApplication の場合は、/ThisApplication と入力します。
- 「次へ」 (「WebSphere 状況」タイトルの横ではなく、「コンテキスト・ルート」フィールドの下) をクリックします。
SAR ファイルが適切にアセンブルされた場合でも、画面にはタイトル「"アプリケーション・インストールの準備"」が表示されますが、内容は変わります。
エラー・メッセージが表示された場合は、SAR ファイルの内容をチェックします。特に、web.xml ファイルの内容を確認して、SAR ファイルを再ロードします。
- 「次へ」をクリックします。
「"アプリケーション・セキュリティー警告"」を示す画面が表示されたら、「継続」をクリックします。
- 「新規アプリケーションのインストール」画面が表示され、「"Step 1: Select application options"」が強調表示されます。必要なオプションを選択して、「次へ」をクリックします。
- 「"Step 2: Map modules to servers"」が強調表示されます。
アプリケーション・モジュールをインストールするクラスターまたはサーバーを選択します。
- スタンドアロン・システムにアプリケーションをインストールする場合は、「次へ」をクリックします。
- クラスター化システムにアプリケーションをインストールする場合は、「クラスターおよびサーバー」フィールドで WebSphere:cell=cellname,cluster=cluster_name を選択し、インストールする Web モジュールのチェック・ボックスを選択して「適用」をクリックし、「次へ」をクリックします。
- 「"Step 3: Map virtual hosts for Web modules"」が強調表示されます。
アプリケーション名の横に、「仮想ホスト」というラベルのドロップダウンが表示されます。
- スタンドアロン・システムにアプリケーションをインストールする場合は、ドロップダウンの値を default_host に設定して、「次へ」をクリックします。
- クラスター化システムにアプリケーションをインストールする場合は、ドロップダウンの値を、セットアップ中に選択された仮想ホストの名前に設定して、「次へ」をクリックします。
要確認: 構成された SIP コンテナー listen ポートの仮想ホストを定義します。そうしないと、アプリケーションにアクセスできません。
- 「"Step 4: Summary"」が強調表示されます。パネルに、選択したオプションおよび値の詳細を示す「インストール・オプションの要約」テーブルが表示されます。オプションを変更する必要がある場合は、「戻る」をクリックして、選択画面に戻り、変更します。
「終了」をクリックして、アプリケーションおよび設定をインストールします。 画面には「Application appname_sar
installed successfully」と表示されます。appname はアプリケーションの名前です。
- 「マスター構成に保管」リンクをクリックします。 「マスター構成に保存」ウィンドウが表示されます。
- 「マスター構成に保管」ウィンドウで、「保管」をクリックします。 これで、アプリケーションが現在の構成に保存されました。
- インストールが成功したことを確認するには、とクリックします。 新規にインストールされたアプリケーションが、インストールされたアプリケーションのリストに appname_sar の名前で表示されます。
- アプリケーションを始動して、SIP 要求を処理できるようにするには、appname_sar のボックスにチェック・マークを付け、「始動」をクリックします。
ログを調べて正常な始動メッセージが記録されていることを確認することもできます。
タスクの結果
これでアプリケーションは SIP 要求を処理できます。