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manageODC.py スクリプト

manageODC.py は、オンデマンド構成 (ODC) ツリー との相互作用を許可します。ODC ツリーは、WebSphere® Application Server セルの状態のメモリー内表現です。

目的

manageODC.py スクリプト は、オンデマンド・ルーター (ODR) 問題のトラブルシューティングに役立ちます。また、 このスクリプトは、ODC ツリーを変更するためにも使用できます。
注: ODC ツリーに 対して変更が強制された場合、不注意による ODC ツリー破壊を訂正するためにセルの再始動が必要な場合があります。
移行ユーザーの方へ 移行ユーザーの方へ: manageODC.py と等価の WebSphere Virtual Enterprise コマンド は ve_manageODC.py です。 WebSphere Virtual Enterprise から移行する場合、manageODC.py コマンド と同じように作動する ve_manageODC.py コマンドを使用し続ける ことができます。trns

ロケーション

manageODC.py スクリプトは、app_server_root/bin ディレクトリーにあります。

使用法

manageODC.py の使用法に 関する情報を取得するには、次を実行します。
./wsadmin.sh -lang jython -f manageODC.py
または
./wsadmin.sh -lang jython -f manageODC.py operation --help

target.xml ファイルを生成して、スクリプトに入れる ODC 名を設定します。

オペレーション

manageODC.py スクリプトを使用して、次のオペレーションを行うことができます。
  • getTargetTree: ターゲット・ツリーを取得します。
    • nodeName: ツリーを取得する元のサーバーを 含んでいる WebSphere ノードの名前を 指定します。
    • serverName: ツリーを取得する元のサーバーの名前を指定します。
  • getP2PMemberData: ピアツーピア (P2P) メンバーについてのデータを取得します。
    • nodeName: P2P メンバーのデータを 取得する元のサーバーを含んでいる WebSphere ノードの 名前を指定します。
    • serverName: P2P メンバーの データを取得する元のサーバーの名前を指定します。
  • generateHAPluginCfgs: plugin-cfg.xml ファイルを生成します。
    • generationDefinitionNames: ODCPluginCfg 形式のセル・カスタム・プロパティー を使用して構成される生成名のコンマ区切りリストです。例えば、ODCPluginCfg_1, ODCPluginCfg_2 です。
    • nodeName: plugin-cfg.xml を 生成するサーバーを含んでいる WebSphere ノードの名前を指定します。
    • serverName: plugin-cfg.xml ファイル を生成するサーバーの名前を指定します。

スクリプトに含まれる ODC 名を設定する target.xml ファイルを生成します。 以下のコード例は、短縮バージョンの target.xml ファイルを示しています。スクリプトで使用するセル、ノード、およびサーバーのパラメーターが含まれています。
cellGroup name="target"> 
 !-- cell section -->
    <cell name="Cell1">
     !--  node section  --> 
       <node name="metis07">
        !--  server section --> 
         <server name="odr">
         <property name="state" priority="1" value="STOPPED" /> 

ODC ツリーからサーバー名 odr を削除するには、次のコマンドを入力します。

./wsadmin.sh -lang jython -f manageODC.py removeODCNode /cell/Cell1/node/metis07/server/odr <myNode> <myServer>

/cellGroup/target は、パスの一部としては決して指定されませんので注意してください。

この例では、プロパティー ODC オブジェクトは state という名前であり、値は STOPPED、優先順位は 1 になっています。このプロパティーを STARTED に変更するには、次のコマンドを使用します。

./wsadmin.sh -lang jython -f manageODC.py modifyODCProperty /cell/Cell1/node/metis07/server/odr state 
 1::STARTED <mynode> <myserver>

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ファイル名:rwve_odcmanage.html