[z/OS]

DB2 の自動化およびリカバリーのシナリオ

この項目では、DB2® リソースの自動化およびリカバリーのシナリオを示します。

表 1. DB2 の自動化およびリカバリーのシナリオ. DB2 for z/OS® は、多くの企業で重要データ 用に選択されているデータベースです。この重要データを災害時に保護することや、 DB2 データの整合コピーを使用して、喪失を最小限にしてできるだけ迅速に再開できるように しておくことの重要性が増しています。
タスク DB2 の自動化およびリカバリーのシナリオ
開始 DB2 は、RRS の後、LDAP、NFS、および WebSphere® Application Server for z/OS の前に開始します。
シャットダウン 開始順序の逆。
障害が発生した場合の、 未完了または未確定のトランザクションの処理 RRS パネルを使用して解決します。 「z/OS MVS™ Programming: Resource Recovery」を参照してください。 RRS パネルは、未確定 DB2 の解決に推奨される方法です。 このパネルにより、トランザクションに関係するすべてのリソース・マネージャーを表示できるためです。 しかし、DB2 を使用して未確定トランザクションを解決することもできます。 コマンド
DISPLAY THREAD(*) TYPE(INDOUBT)
を実行して、 このコマンドが認識する未確定スレッドについての DB2 情報を表示できます (情報が多すぎる場合は、S.LOG を調べると参照できます)。 この表示では、「nid」と呼ばれる DB2 ID が示されます。 nid をコピーし、次のコマンドに貼り付けます。
-RECOVER INDOUBT (RRSAF) ACTION(COMMIT)
		NID(B1D379D17ED6CF900000009401010000)
ここで、nid は、ユーザーが表示コマンドから切り取ったものです。 このコマンドを実行して、トランザクションをロールバックできます。
-RECOVER INDOUBT (RRSAF) ACTION(ABORT)
		NID(B1D379D17ED6CF900000009401010000)
DB2 が実行しているかどうかを判別する方法 表示コマンドを使用して 、DB2 アドレス・スペースを表示します。
DB2 が停止した場合の WebSphere Application Server for z/OS の状態 WebSphere Application Server for z/OS は引き続き実行されます。このシナリオでは、WebSphere Application Server for z/OS を再始動する必要はありません。
DB2 が停止した場合の他のサブシステムの状態 該当なし
詳細情報の参照先 http://www.ibm.com/servers/eserver/zseries/zos/ のインターネット・サイトで、DB2 のブックを参照してください。

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タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: last_date
http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-nd-mp&topic=rtrb_db2autorec
ファイル名:rtrb_db2autorec.html