プロパティー・ファイルを使用した管理コマンドの実行

プロパティー・ファイル・ベースの構成を使用して既存の管理コマンドを実行するには、wsadmin ツールを使用します。 このコマンドには、複合データ型のパラメーターを含めないでください。 サポートされるパラメーター・タイプは、 String、Long、Integer、Float、Double、Boolean、Character、Short、Byte、URL、および ObjectName、ならびに複合タイプ (基本タイプの配列、Properties、DownLoadFile、および UpLoadFile など) です。

始める前に

実行する管理コマンドを決定します。 コマンド内のすべてのパラメーターが、必ず、サポートされているデータ・タイプのみを使用するようにしてください。

このタスクについて

createPropertiesFileTemplates コマンドを使用して、コマンドの実行に必要なプロパティーを抽出することができます。 configType パラメーターに GenericType を指定し、commandName オプションを指定します。

コマンドのプロパティー・ファイルを抽出したら、 必要に応じてプロパティー・ファイルを編集し、確認して適用します。

このトピックの各コマンドは、interactive パラメーターを指定することで、対話モードで実行できます。
AdminTask.command_name('-interactive')
トラブルの回避 (Avoid trouble) トラブルの回避 (Avoid trouble): applyConfigProperties コマンドを使用すると、 プロパティー・ファイルに示されたコマンドは (デフォルトで) 2 回実行されます。 最初のコマンド実行は検証中に行われ、2 回目のコマンド実行は検証が成功した場合に行われます。

即時にパスワードを更新するコマンドなど、2 回正常に実行できないコマンドもあります。 この条件により、それらのコマンドを 2 回実行した場合エラーが発生します。applyConfigProperties コマンドを実行して -validate false オプションを使用することで、このエラーが発生しないようにすることができます。

gotcha

手順

  1. wsadmin スクリプト・ツールを開始します。
    Jython 言語を使用して wsadmin を開始する場合は、サーバー・プロファイルの bin ディレクトリーから以下のコマンドを実行します。
    wsadmin -lang jython
  2. 管理コマンドの実行に必要なプロパティーを抽出します。

    コマンドの実行に必要なプロパティーを抽出する場合は、createPropertiesFileTemplates コマンドを使用します。 configType パラメーターに GenericType を指定し、options パラメーターに commandName command_name を指定します。

    例えば、createSIBus コマンドのプロパティーをファイル createSIBus.props に抽出するには、 次のコマンドを実行します。

    AdminTask.createPropertiesFileTemplates('[-propertiesFileName createSIBus.props
      -configType GenericType -options [[commandName createSIBus]] ]')

    結果の createSIBus.props ファイルには、抽出された以下のプロパティーが含まれます。

    #
    CreateDeleteCommandProperties=true
    #SKIP=true
    commandName=createSIBus
    #
    
    #
    #Properties
    #
    busSecurity=false #Boolean
    highMessageThreshold=null #Long
    bus=myBus #String,required
    …
  3. 抽出したプロパティー・ファイルをエディターで開き、必要に応じて変更します。

    抽出したプロパティー・ファイルで、必須パラメーターに適切な値が指定されるようにします。

  4. applyConfigProperties コマンドを使用してプロパティー・ファイルを適用します。

    例えば、createSIBus.props プロパティー・ファイルを適用するには、次の wsadmin コマンドを実行します。

    AdminTask.applyConfigProperties('[-propertiesFileName createSIBus.props]')

タスクの結果

管理コマンドが実行され、プロパティー・ファイルが適用されます。

次のタスク

構成の変更を保存します。


トピックのタイプを示すアイコン タスク・トピック



タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: last_date
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