DB2 Universal Database™ for IBM i に対するデータ・ソースの最小必須設定
次のプロパティーは、JDBC ドライバーの実装に関するデータベース・ベンダーの要件によって異なります。構成するデータ・ソースごとに適切なプロパティーを設定してください。 これらの設定は DB2® UDB データ・ソース用のものです。
![[AIX Solaris HP-UX Linux Windows]](../images/dist.gif)
![[IBM i]](../images/iseries.gif)
AIX®、HP-UX、IBM i、Linux、Solaris、または Windows 対応のアプリケーション・サーバーでの DB2 UDB for iSeries
- DB2 UDB for iSeries (ネイティブ)
iSeries DB2 Call Level Interface (CLI) ネイティブ・ライブラリーの上に構築される このタイプ 2 JDBC ドライバーは、iSeries Developer Kit for Java™ に含まれています。
このプロバイダーの特徴は、以下のとおりです。- iSeries でのローカル DB2 接続用です。このドライバーの リモート・アクセスへの使用はお勧めできません。
- 以下の 1 フェーズ・データ・ソースをサポートします。
com.ibm.db2.jdbc.app.UDBConnectionPoolDataSource
- 以下の JDBC ドライバー・ファイルが必要です。
- db2_classes16.jar - バージョン 7.0 以降で実行されるノード用。 jar ファイルのロケーション は、/QIBM/Proddata/java400/jdk6/lib/ext/db2_classes16.jar です。
- db2_classes.jar - バージョン 6.1 以前で実行されるノード用。 jar ファイルのロケーション は、/QIBM/ProdData/Java400/ext/db2_classes.jar です。
- 以下の DataStoreHelper クラスが必要です。
com.ibm.websphere.rsadapter.DB2AS400DataStoreHelper
- 認証別名は必要ありません。
- 以下のプロパティーが必要です。
- databaseName - データ・ソースとの接続が確立されるリレーショナル・データベースの名前。この名前は、iSeries リレーショナル・データベース・ディレクトリー内 に収めておく必要があります。 デフォルトは *LOCAL です。
- DB2 UDB for iSeries (ネイティブ XA)
iSeries DB2 Call Level Interface (CLI) ネイティブ・ライブラリーの上に構築される この XA 準拠のタイプ 2 JDBC ドライバーは、iSeries Developer Kit for Java に含まれています。
このプロバイダーの特徴は、以下のとおりです。- iSeries でのローカル DB2 接続用です。このドライバーの リモート・アクセスへの使用はお勧めできません。
- 以下の 2 フェーズ・データ・ソースをサポートします。
com.ibm.db2.jdbc.app.UDBXADataSource
- 以下の JDBC ドライバー・ファイルが必要です。
- db2_classes16.jar - バージョン 7.0 以降で実行されるノード用。 jar ファイルのロケーション は、/QIBM/Proddata/java400/jdk6/lib/ext/db2_classes16.jar です。
- db2_classes.jar - バージョン 6.1 以前で実行されるノード用。 jar ファイルのロケーション は、/QIBM/ProdData/Java400/ext/db2_classes.jar です。
- 以下の DataStoreHelper クラスが必要です。
com.ibm.websphere.rsadapter.DB2AS400DataStoreHelper
- 認証別名は必要ありません。
- 以下のプロパティーが必要です。
- databaseName - データ・ソースとの接続が確立されるリレーショナル・データベースの名前。この名前は、iSeries リレーショナル・データベース・ディレクトリー内 に収めておく必要があります。 デフォルトは *LOCAL です。
- DB2 UDB for iSeries (Toolbox)
iSeries Toolbox for Java のドライバーとしても知られているこの JDBC ドライバーは 、DB2 for iSeries データベース・サーバーの中に用意されています。
このプロバイダーの特徴は、以下のとおりです。- iSeries でのリモート DB2 接続用です。IBM® Developer Kit for Java JDBC ドライバーではなく、 このドライバーを使用して、リモート DB2 UDB for iSeries システムにアクセスしてください。
- 以下の 1 フェーズ・データ・ソースをサポートします。
com.ibm.as400.access.AS400JDBCConnectionPoolDataSource
- 以下の JDBC ドライバー・ファイルが必要です。
- jt400.jar
- 以下の DataStoreHelper クラスが必要です。
com.ibm.websphere.rsadapter.DB2AS400DataStoreHelper
- アプリケーション・サーバーと DB2 UDB for iSeries が同じサーバーにインストール されている場合には、認証別名は必要ありません。 これらが異なるサーバーにインストールされている場合は、 ユーザー ID とパスワードが必要です。
- 以下のプロパティーが必要です。
- serverName - データ・ソースが接続を取得するサーバーの名前。例: myserver.mydomain.com
- DB2 UDB for iSeries (Toolbox XA)
iSeries Toolbox for Java の XA 準拠ドライバーとしても知られているこの XA 準拠 JDBC ドライバーは 、DB2 for iSeries データベース・サーバーの中に用意されています。
このプロバイダーの特徴は、以下のとおりです。- iSeries でのリモート DB2 接続用です。IBM Developer Kit for Java JDBC ドライバーではなく、 このドライバーを使用して、リモート DB2 UDB for iSeries システムにアクセスしてください。
- 以下の 2 フェーズ・データ・ソースをサポートします。
com.ibm.as400.access.AS400JDBCXADataSource
- 以下の JDBC ドライバー・ファイルが必要です。
- jt400.jar
- 以下の DataStoreHelper クラスが必要です。
com.ibm.websphere.rsadapter.DB2AS400DataStoreHelper
- アプリケーション・サーバーと DB2 UDB for iSeries が同じサーバーにインストール されている場合には、認証別名は必要ありません。 これらが異なるサーバーにインストールされている場合は、 ユーザー ID とパスワードが必要です。
- 以下のプロパティーが必要です。
- serverName - データ・ソースが接続を取得するサーバーの名前。例: myserver.mydomain.com
![[z/OS]](../images/ngzos.gif)
z/OS 上のアプリケーション・サーバーに接続する DB2 UDB for iSeries
z/OS® 用アプリケーション・サーバー上で稼働するアプリケーションに JDBC 接続を 提供するために、iSeries 上の DB2 UDB に接続する必要がある場合 は、iSeries Toolbox driver for Java、iSeries Toolbox XA 準拠の Java 用 ドライバー、または DB2 JDBC Universal ドライバー XA を使用できます。
- DB2 UDB for iSeries (Toolbox)
iSeries Toolbox for Java のドライバーとしても知られているこの JDBC ドライバーは 、DB2 for iSeries データベース・サーバーの中に用意されています。IBM Developer Kit for Java JDBC ドライバーではなく、 このドライバーを使用して、リモート DB2 UDB for iSeries システムにアクセスしてください。
このプロバイダーの特徴は、以下のとおりです。- iSeries でのリモート DB2 接続用です。
- 以下の 1 フェーズ・データ・ソースをサポートします。
com.ibm.as400.access.AS400JDBCConnectionPoolDataSource
- 以下の JDBC ドライバー・ファイルが必要です。
- jt400.jar
- 以下の DataStoreHelper クラスが必要です。
com.ibm.websphere.rsadapter.DB2AS400DataStoreHelper
- 認証別名が必要です。
- 以下のプロパティーが必要です。
- serverName - データ・ソースが接続を取得するサーバーの名前。例: myserver.mydomain.com
- DB2 UDB for iSeries (Toolbox XA)
Java の iSeries Toolbox XA 準拠のドライバー としても知られているこの XA 準拠 JDBC ドライバーは 、DB2 for iSeries データベース・サーバーの中に用意されています。IBM Developer Kit for Java JDBC ドライバーではなく、 このドライバーを使用して、リモート DB2 UDB for iSeries システムにアクセスしてください。
このプロバイダーの特徴は、以下のとおりです。- iSeries でのリモート DB2 接続用です。
- 以下の 2 フェーズ・データ・ソースをサポートします。
com.ibm.as400.access.AS400JDBCXADataSource
- 以下の JDBC ドライバー・ファイルが必要です。
- jt400.jar
- 以下の DataStoreHelper クラスが必要です。
com.ibm.websphere.rsadapter.DB2AS400DataStoreHelper
- 認証別名が必要です。
- 以下のプロパティーが必要です。
- serverName - データ・ソースが接続を取得するサーバーの名前。例: myserver.mydomain.com
- DB2 Universal JDBC ドライバー・プロバイダー (XA)このプロバイダー は、DB2 Universal JDBC Driver を使用 して DB2 データベース へのアクセスを提供する XA DB2 Universal JDBC Driver のプロバイダーです。 Universal JDBC Driver は、Java 通信ベースの接続 (ドライバー・タイプ 4) をサポートします。この接続によって、DB2 への分散アクセスが可能になります。 z/OS 用 アプリケーション・サーバーを実行しており、DB2 UDB for iSeries に接続 している場合、このプロバイダーとの、Java Native Interface (JNI) ベースの接続 (ドライバー・タイプ 2) を使用できません。
トラブルの回避 (Avoid trouble): このプロバイダーを使用するには、DB2 Universal JDBC ドライバー for DB2 バージョン 7 または DB2 バージョン 8 がインストール済みで、 アプリケーション・サーバー向けに構成されている必要があります。または、DB2 for z/OS への z/OS アプリケーション接続の機能がインストール済みで、z/OS 用アプリケーション・サーバー向けに構成されている必要があります。トピック『DB2 Universal JDBC Driver を使用した DB2 for z/OS へのアクセス』を参照してください。gotcha
このプロバイダーの特徴は、以下のとおりです。- アプリケーションは 、DB2 データベース への、JDBC アクセスと SQLJ (Structured Query Language in Java) アクセスの両方を使用することができます。SQLJ の CMP での使用もサポートされています。
- バージョン 4.0 データ・ソースの作成をサポートしません。
- 以下の 2 フェーズ・データ・ソースをサポートします。
com.ibm.db2.jcc.DB2XADataSource
- データ・ソース定義の名前を指定する必要があります。
- 以下の JDBC ドライバー・ファイルが必要です。
- db2jcc.jar - これは、DB2 Universal JDBC ドライバーの jar ファイルです。
DB2 のインストール後、この jar ファイルは DB2 のインストール・ディレクトリーに入れられます。この jar の完全修飾パスは、
DB2UNIVERSAL_JDBC_DRIVER_PATH 環境変数の値として指定する必要があります。
${DB2UNIVERSAL_JDBC_DRIVER_PATH}/db2jcc.jar
- db2jcc_license_cu.jar - これは、DB2 Universal JDBC ドライバーのライセンス・ファイルです。
このファイルを使用することで、ワークステーションのもとで DB2 Universal データベースへのアクセスが可能になります。
このファイルは、z/OS 用アプリケーション・サーバーでは使用されません
が、z/OS 用アプリケーション・サーバーとその他のオペレーティング・システムの間
でプロバイダー定義を共通化するために組み込まれています。
クラスパスは、以下のとおりです。
${UNIVERSAL_JDBC_DRIVER_PATH}/db2jcc_license_cu.jar
- db2jcc_license_cisuz.jar - これは、DB2 Universal JDBC ドライバーのライセンス・ファイルです。
このファイルを使用することで、ワークステーションおよび z/OS のもとで DB2 Universal データベースへのアクセスが可能になります。
DB2 のインストール後は、この jar ファイルは db2jcc.jar と同じ DB2 ディレクトリーの中から見つけることができます。クラスパス:
${DB2UNIVERSAL_JDBC_DRIVER_PATH}/db2jcc_license_cisuz.jar
- z/OS 用アプリケーション・サーバーで DB2 Universal JDBC Driver が必要とするネイティブ・ファイル
(.so タイプのファイル)。
次のライブラリー・パスを使用します。
(ネイティブ・ファイルを必要としない場合は、 DB2UNIVERSAL_JDBC_DRIVER_NATIVEPATH を NULL に設定します。)${DB2UNIVERSAL_JDBC_DRIVER_NATIVEPATH}
- db2jcc.jar - これは、DB2 Universal JDBC ドライバーの jar ファイルです。
DB2 のインストール後、この jar ファイルは DB2 のインストール・ディレクトリーに入れられます。この jar の完全修飾パスは、
DB2UNIVERSAL_JDBC_DRIVER_PATH 環境変数の値として指定する必要があります。
- 以下の DataStoreHelper クラスが必要です。
com.ibm.websphere.rsadapter.DB2UniversalDataStoreHelper
- 有効な認証別名が必要です。
- 以下のプロパティーが必要です。
- databaseName - ローカルでカタログされたデータベースの名前です。
- driverType - データ・ソースの JDBC 接続タイプです。z/OS 用 アプリケーション・サーバーを実行しており、DB2 UDB for iSeries に接続している場合は、このプロパティーをタイプ 4 に設定します。
- serverName - Distributed Relational Database Architecture™ (DRDA®) サーバーの TCP/IP アドレスまたはホスト名。driverType が 4 に設定されている場合のみ、このプロパティーに値を指定します。driverType が 2 に設定されている場合、このプロパティーは不要です。
- portNumber - DRDA サーバーが存在している TCP/IP ポート番号。 driverType が 4 に設定されている場合のみ、このプロパティーに値を指定します。 driverType が 2 に設定されている場合、このプロパティーは不要です。