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共通ストレージに再配置される、最適化されたローカル・アダプターのクライアント・サイド・コード
WebSphere® Application Server バージョン 8.0.0.1 を使用すると、最適化されたローカル・アダプター API に代わって、外部クライアントのアドレス・スペースにロードする必要のある最適化されたローカル・アダプター・コードの量が、大幅に削減されます。
WebSphere Application Server バージョン 8.0.0.1 より前のバージョンでは、最適化されたローカル・アダプター API 呼び出しベクトル・モジュールを含む、最適化されたローカル・アダプター OLAMODS データ・セットが、ジョブの STEPLIB DD あるいは、z/OS® システム・リンク・リストの連結に存在していなければなりませんでした。WebSphere Application Server バージョン 8.0.0.1 の最適化されたローカル・アダプターでは、この必要はなくなりました。 最適化されたローカル・アダプターの BBOA1* および BBGA1* API 呼び出しスタブが拡張されて、WebSphere Application Server グローバル BGVT とは別の場所にある、最適化されたローカル・アダプターの呼び出しベクトルを z/OS 共通ストレージに配置するようになりました。 アプリケーションが最適化されたローカル・アダプター API スタブを一度バインドすれば、BBOACALL 最適化されたローカル・アダプター転送ベクトル・モジュールは STEPLIB に必要でなくなります。
最初の WebSphere Application Server バージョン 8.0.0.1 セル、ノード、またはサーバーが開始され、最適化されたローカル・アダプター・モジュールのベクトルが共通ストレージにロードされると、V8.0.0.1 呼び出しスタブを使用するアプリケーションは、この新しい機能を活用することができます。WebSphere Application Server z/OS 初期化コードは、共通ストレージ・ベースの最適化ローカル・アダプター・モジュールのベクトルが既にアクティブになっているベクトルより高レベルであることを検知したときのみ、そのベクトルの新しいコピーをロードするように拡張されています。
V8.0.0.1 より前のバージョンで出荷された最適化されたローカル・アダプター API スタブ (BBOA1* モジュール) の使用は、V8.0.0.1 でもサポートされています。 ただし、V8.0.0.1 スタブを WebSphere Application Server の V8.0.0.1 より前のバージョンで使用することはサポートされていません。V8.0.0.1 の最適化されたローカル・アダプター呼び出しスタブを使用するに際しては、このスタブを WebSphere Application Server バージョン 8.0.0.1 以降のサーバーとの相互作用のみに使用するようにしてください。
最適化されたローカル・アダプターの新しい軽量スタブが、バッチ環境、顧客情報管理システム (CICS®) 環境、IMS™ 環境、および USS 環境でサポートされるようになりました。 CICS の場合、OLAMODS データ・セットを CICS DFHRPL DD 連結に配置しなければならないことに変わりはありません。IMS の場合も、OLAMODS データ・セットを DFSESL DD 連結に配置しなければならないことに変わりはありません。