JavaServer Faces マイグレーション
WebSphere® Application Server バージョン 8.0 以降では、デフォルトの JavaServer Faces (JSF) 実装が MyFaces に変更されました。
適切な JSF 実装の選択
WebSphere Application Server バージョン 9 へ更新した後、すべてのアプリケーションの初期状態は MyFaces 2.2 JSF 実装用となります。サード・パーティーの構成を選択する場合は、『JavaServer Faces 2.2 用の構成 (Configuring for JavaServer Faces 2.2)』を参照してください。
IBM JavaServer Faces ウィジェット・ライブラリー
JSF 2.0 実装の変更との互換性を有効にするには、ウィジェット・ライブラリーをバージョン 3.1.6 以上に更新する必要があります。 JWL の互換バージョンを入手するには、IBM® Rational® Application Developer for WebSphere を 7.5.5.2 以降のものにアップグレードするか、または IBM Rational Application Developer for WebSphere V8.0 以降をインストールしてください。
重要: JWL は非推奨であり、facelets ベースの JSF ページを処理しません。JavaServer Pages (JSP) テクノロジーを使用して作成された JSF ページのみを処理します。
JSF 2.0 例外処理
JSF ライフサイクル処理中に予期しない例外が発生した場合の JSF のデフォルトの動作が変更されました。JSF 2.0 より前では、ライフサイクル処理中に予期しない例外が発生しても、ランタイム環境によって非表示にされていました。この動作は、JSF 2.0 で変更されました。JSF 2.0 仕様のセクション 6.2 に記載されているように、例外は新しい ExceptionHandler API に発行されるようになりました。
faces-config.xml ファイルの <factory> セクション内の以下のコード・スニペットを、前もって定義された動作を必要とするすべてのアプリケーションに追加してください。
<exception-handlerfactory>
javax.faces.webapp.PreJsf2ExceptionHandlerFactory
</exception-handlerfactory>