スクリプトおよび wsadmin ツールを使用して、ノード変更を伝搬できます。
始める前に
このタスクを行うには、2 つの方法があります。
このトピックでは、ノードを同期化するのに AdminControl オブジェクトを使用しています。
このほかに、AdminNodeManagement スクリプト・ライブラリーのノード管理スクリプトを使用することで、
特定のノードの同期化やすべてのアクティブ・ノードの同期化を行うことができます。
このタスクについて
ノードの同期は、構成の変更を、影響のあるノード (複数可) へ伝搬するために必要です。
デフォルトでは、この状態はノードとデプロイメント・マネージャーとの通信が
可能である限り、定期的に発生します。構成を同期化するコマンドを実行することによって、変更を明示的に伝搬させることができます。
手順
- ノード同期化の変数を設定します。
Jacl を使用:
set Sync1 [$AdminControl completeObjectName type=NodeSync,process=nodeagent,node=myNodeName,*]
Jython の使用:
Sync1 = AdminControl.completeObjectName('type=NodeSync,process=nodeagent,node=myNodeName,*')
表 1. AdminControl completeObjectName コマンドの説明. wsadmin コマンド行からコマンドを実行します。属性 |
定義 |
set |
Jacl コマンドです。 |
Sync1 |
変数名です。 |
$ |
変数名を値で置換する Jacl 演算子です。 |
AdminControl |
製品プロセスで稼働する MBean の操作を
使用可能にするオブジェクトです。 |
completeObjectName |
AdminControl コマンドです。 |
type=NodeSync,process=nodeagent,node=myNodeName |
オブジェクト名のフラグメントです。完全な名前は、このコマンドによって戻されます。
このフラグメントはマッチングするオブジェクト名を検索するために使用され、この場合はノード myNodeName の SyncNode オブジェクトです。ここで、myNodeName は、構成の変更を同期するために使用するノードの名前です。
例えば、type=Server, name=serv1 のようにします。
ドメインとキー・プロパティーの任意の有効な組み合わせを使用することができます。例えば、
タイプ、名前、セル、ノード、プロセスなどです。 |
出力例:
WebSphere:platform=common,cell=myNetwork,version=5.0,name=node
Sync,mbeanIdentifier=nodeSync,type=NodeSync,process=nodeagent,node=myBaseNode,
process=nodeagent
- 以下のコマンドを発行して、ノードを同期します。
表 2. AdminControl invoke コマンドの説明. wsadmin コマンド行からコマンドを実行します。属性 |
定義 |
$ |
変数名を値で置換する Jacl 演算子です。 |
AdminControl |
製品プロセスで稼働する MBean の操作を
使用可能にするオブジェクトです。 |
invoke |
AdminControl コマンドです。 |
Sync1 |
ステップ 1 で指定したサーバーの ID を評価します。 |
sync |
modify コマンドの属性です。 |
出力例:
true
同期化が完了すると、
true という出力値を受け取ります。
タスクの結果
同期が完了すると、デプロイメント・マネージャーの config ディレクトリーに作成されたファイルが、app_server_root/config ディレクトリー内の mynode ノードに既に存在しています。