アプリケーション・アセンブリーとエンタープライズ・アプリケーション

アプリケーション・アセンブリーは、 アプリケーションに関連したすべてのファイルを含む エンタープライズ・アーカイブ (EAR) ファイルを作成するプロセスです。 この構成およびパッケージ化により、 アプリケーション・サーバーにデプロイメントするためのアプリケーションを準備します。

EAR ファイルは、次のアーカイブで構成されています。

モジュールは、サーバー上にデプロイできるようにするため、 必ず EAR ファイルに含まれるようにしてください。 例外は WAR モジュールです。 このモジュールは個別にデプロイすることができます。 WAR モジュールには通常の Java™ アーカイブ (JAR)・ファイルを含めることができますが、 前述のその他のモジュール・タイプを含めることはできません。

アセンブリー・プロセスでは以下のことを行います。

アセンブリー・プロセスの一部として、環境固有のバインディング情報を設定することもできます。 これらのバインディングは、管理者が管理コンソールを介してアプリケーションをインストールする際に使用するデフォルトです。 さらに、Java Platform, Enterprise Edition (Java EE) 仕様に対する IBM® 拡張 (サーブレットをクラス名で提供するなど) を定義できます。 別のアプリケーション・サーバーに移植できるようにするには、 これらの拡張を標準のアノテーションまたはデプロイメント記述子とは別の XML ファイルに保存します。

制約事項: アプリケーション・アーカイブ内にパッケージされるファイルの名前には、ポンド記号 (#) を含めないでください。 内部処理の関係で、アプリケーション・アーカイブ内のファイル名にポンド記号が含まれている場合には、アプリケーション・サーバーはアプリケーションを正しくデプロイできません。 この障害が発生したときには、アプリケーションの処理中に例外が発生することがあります。 また、アプリケーションのデプロイ後にアプリケーションの一部が欠落する可能性があります。 この問題に対処するには、アプリケーション・アーカイブ内のファイル名を変更して、ポンド記号が含まれないようにしてください。

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ファイル名:catk_app.html