非同期呼び出し API を使用するアプリケーションの開発
非同期呼び出し API を使用して、 Session Initiation Protocol (SIP) アプリケーション・セッションのコンテキストで処理する必要があるイベントを、 関連するアプリケーション・セッション ID に基づいてクラスター内の任意のサーバーに転送できます。 非同期呼び出し API は、イベント・タスクを適切なサーバーに転送します。
始める前に
以下の非同期作業クラスについては、
API の資料をお読みください。
- com.ibm.websphere.sip.AsynchronousWork
- com.ibm.websphere.sip.AsynchronousWorkListener
API クラスについて詳しくは、 インフォメーション・センターの「参照」セクションを参照し、 「API - アプリケーション・プログラミング・インターフェース」をクリックして、 製品の API 仕様のリストを表示してください。
このタスクについて
アプリケーション開発者は、 SIP スレッドの外部でコードを実行中に、非同期呼び出し API を使用して、オブジェクトを作成し、 そのオブジェクトを同じコンテナー内の別のスレッド、 または別のサーバー (そこにセッションがある場合) で実行するようにサーバーを構成できます。
次の例は、API の使用時に拡張される基本抽象クラスである、
AsynchronousWork クラスのクラス構造を示しています。
public abstract class AsynchronousWork implements Serializable
{
private String sessionId;
public AsynchronousWork(String sessionId)
{
this.sessionId = sessionId;
....
}
public void dispatch (AsynchronousWorkListener listener)
{
....
}
public abstract Serializable doAsyncTask();
}