IBM MQ との相互運用を行うアプリケーションの設計

アプリケーションが IBM MQ ネットワーク内でキュー・マネージャーと相互運用を行うように設計するには、まずその 2 つの環境間の相違点について考慮し、Java™ EE パターンに基づいて JMS クライアントを設計し、サービス統合バスと IBM MQ 環境との間の名前処理における非互換性があればそれを識別し、それからトピック・マッピングを定義する必要があります。

始める前に

アプリケーションが相互運用を行う IBM MQ キューを特定します。正確な名前と場所は、インストールで自動指定できます。

手順

  1. 2 つの相互運用環境である、IBM MQ およびサービス統合バスについての重要な参照情報をよく理解してください。
    参照資料には、 以下の 3 つのタイプがあります。
  2. 一般的な Java EE パターンに基づいて、ご使用の JMS クライアントを設計します。
    1. JNDI を使用して、ConnectionFactory オブジェクトを見つけます。
    2. JNDI を使用して、1 つ以上の Destination オブジェクトを見つけます。
    3. 接続ファクトリーを使用して、JMS Connection オブジェクトを作成します。
    4. JMS Connection を使用して、1 つ以上の JMS Session オブジェクトを作成します。
    5. JMS Session および宛先を使用して、MessageProducer および MessageConsumer オブジェクトを作成します。
    6. JMS 接続を開始して、メッセージの配信を開始します。
    この時点で、クライアントには メッセージの作成と消費に必要な基本 JMS セットアップが備わっています。
  3. サービス統合バスとIBM MQ 環境との間の名前処理に関する非互換性を識別します。必要に応じて、別名要件を識別し、IBM MQ アプリケーションが 48 文字より多いサービス統合バスの宛先名を処理できるようにします。 詳しくは、バス宛先および IBM MQ キューのアドレス指定の方法を参照してください。
  4. アプリケーションが使用する応答宛先を識別し、名前処理に関する非互換性を確認します。詳しくは、IBM MQ キュー、トピック、および宛先との間での宛先のマッピングを参照してください。
  5. 使用するアプリケーションで、IBM MQ ブローカーに転送するメッセージをパブリッシュする場合、管理者に連絡して、パブリッシュ/サブスクライブ・ブローカー・プロファイルに適切なトピック・マッピングを定義します。また、永続応答トピックのトピック・マッピングも定義する必要があります。詳しくは、 IBM MQ リンクを介した要求/応答メッセージングの応答先 (reply-to) トピックおよびIBM MQ リンクを介した要求/応答メッセージングを参照してください。

トピックのタイプを示すアイコン タスク・トピック



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