拡張 EAR ファイルのディレクトリーの指定
Manifest.mf クライアント Java™ アーカイブ (JAR) ファイルは、アプリケーション終了後に自動的にクリーンアップせずに、保存できます。
始める前に
launchClient ツールを呼び出すと、そのたびにエンタープライズ・アーカイブ (EAR) ファイルを抽出し、 ハード・ディスク上の一時ディレクトリーにランダムなディレクトリー名で保管します。 次に、このツールはスレッド ClassLoader をセットアップして、 抽出した EAR ファイル・ディレクトリー、および Manifest.mf クライアント Java アーカイブ (JAR) ファイルに含まれている JAR ファイルを使用します。標準の J2EE Java クライアントでは、これらのファイルは、アプリケーションが終了すると、 自動的にクリーンアップされます。このクリーンアップは、クライアント・コンテナーのシャットダウン・フックが呼び出されたときに行われます。 launchClient ツールが呼び出されるたびに EAR ファイルを抽出する (および一時ディレクトリーを削除する) ことを 回避するには、以下のステップを実行してください。
手順
- com.ibm.websphere.client.applicationclient.archivedir Java システム・プロパティーを設定することにより、 EAR ファイルの抽出先のディレクトリーを指定します。ディレクトリーが存在しなかったり、空であったりする場合、EAR ファイルは通常どおり抽出されます。 EAR ファイルが事前に抽出されている場合は、launchClient ツールはそのディレクトリーを再利用します。
- EAR ファイルを更新する必要がある場合は、 launchClient ツールを再度実行する前に、ディレクトリーを削除します。 launchClient コマンドを呼び出すと、 新しい EAR ファイルをそのディレクトリーに抽出します。ディレクトリーを削除しなかった場合、 または別のディレクトリーを指すようにシステム・プロパティー値を変更しなかった場合 、launchClient ツールは現在抽出されている EAR ファイルを再利用します。 変更された EAR ファイルは使用されません。 com.ibm.websphere.client.applicationclient.archivedir プロパティーを指定する場合、 指定したディレクトリーが、使用する各 EAR ファイルごとに必ず一意となるようにしてください。 例えば、同じディレクトリーに対して MyEar1.ear および MyEar2.ear ファイルをポイントしてはいけません。