URL 呼び出しキャッシュの調整

URL 呼び出しキャッシュには、要求の URL を サーブレット・リソースにマッピングするための情報が保持されます。このキャッシュは、Web コンテナー・ベースで、すべての Web コンテナー・スレッドで共有されます。 Web コンテナー・スレッドごとに要求されたサイズのキャッシュが作成され、要求の処理に使用できるようになります。 呼び出しキャッシュのデフォルト・サイズは 500 です。500 を超える固有の URL が活動状態で使用されている場合は (各 JavaServer Pages は固有の URL です)、呼び出しキャッシュのサイズを増やす必要があります。

始める前に

キャッシュのサイズを大きくすると、 使用される Java™ ヒープが増すため、 最大 Java ヒープ・サイズも増やす必要があります。 例えば、各キャッシュ・エントリーに 2 KB が必要で、最大スレッド・サイズが 25 に設定され、URL 呼び出しキャッシュ・サイズが 100 の場合、5 MB の Java ヒープが必要になります。

このタスクについて

呼び出しキャッシュのサイズを変更するには、以下のようにします。

手順

  1. 管理コンソールで、「サーバー (Servers)」>「サーバー・タイプ (Server types)」>「WebSphere アプリケーション・サーバー (WebSphere application servers)」をクリックし、調整するアプリケーション・サーバーを選択します。
  2. Java およびプロセス管理」をクリックします。
  3. [AIX Solaris HP-UX Linux Windows][IBM i]「追加プロパティー」の下にある「プロセス定義」をクリックします。
  4. [z/OS]「追加プロパティー」の下にある「プロセス定義」をクリックして、「コントロール」または「サーバント」のどちらの中でこのプロパティーを定義したいかによって、「コントロール」または「サーバント」のいずれかを選択します。
  5. 「追加プロパティー」の下で「Java 仮想マシン」をクリックします。
  6. 「追加プロパティー」の下にある「カスタム・プロパティー」をクリックします。
  7. 「名前」フィールドに invocationCacheSize を指定し、「値」フィールドにキャッシュのサイズを指定します。 呼び出しキャッシュのデフォルト・サイズは 500 エントリーです。 もう、呼び出しキャッシュがスレッド・ベースではないので、以前のリリースから同じ機能を提供するために、ユーザーによって指定された呼び出しキャッシュ・サイズは 10 倍になっています。 例えば、呼び出しキャッシュ・サイズ 50 を指定している場合は、Web コンテナーはキャッシュ・サイズ 500 を作成します。
  8. 適用」をクリックしてから、「保存」をクリックして、変更を保存します。
  9. アプリケーション・サーバーを停止して再始動します。

タスクの結果

この新規キャッシュ・サイズが、URL 呼び出しキャッシュに使用されます。

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