新規のバス・メンバーとしてのサーバーの追加

サービス統合バスのメンバーは、そのバスのメッセージング・エンジンが作動可能なアプリケーション・サーバーおよびクラスターです。 新規のバス・メンバーを追加する際にそのメッセージ・ストアの構成を行いますが、これはファイル・ストアまたはデータ・ストアです。

このタスクについて

サーバーがバス・メンバーとして追加されると、 WebSphere® Application Server はそのサーバー用のメッセージング・エンジンを作成します。デフォルトでは、メッセージング・エンジンはファイル・ストアを使用するように構成されています。 データ・ストアを選択する場合には、デフォルトの JDBC データ・ソースおよび Derby JDBC プロバイダーをそのデータ・ストアに使用するように選択することができます。デフォルトのデータ・ソース構成を使用しない場合は、別のデータ・ソースを選択して使用することもできますし、別の JDBC プロバイダーを使用するようにデータ・ストアを構成することもできます。

後でバス・メンバーを削除して再作成する場合は、ファイル・ストアまたはデータ・ストアのライフサイクルを理解するようにしてください。 詳細は、データ・ストアのライフサイクルおよびバスからのメッセージング・エンジンの除去を参照してください。

混合バージョン・セルを扱っている場合、製品のこのバージョンで稼働しているサービス統合バスは、以下に挙げる製品バージョンで稼働している WebSphere Application Server バージョン 6 バス・メンバーのみを含むことができます。
  • 6.0.2 (フィックスパック 23 以降)
  • 6.1.0 (フィックスパック 13 以降)

セキュリティーが使用可能で、バスに混合バージョンのバス・メンバーが存在する場合、バス・メンバーはエンジン間認証別名を使用することによって信頼を確立します。 サーバーを、WebSphere Application Server バージョン 6 のバス・メンバーとして追加したときに、 このサーバーがこのレベルの最初のバス・メンバーであれば、このタスクで認証別名を選択または作成する必要があります。 このアクションでは、エンジン間認証別名を設定します。

[AIX Solaris HP-UX Linux Windows][IBM i]オプションとして、Java™ 仮想マシン (JVM) の初期および最大ヒープ・サイズを調整することができます。 ヒープ・サイズを正しく調整すれば、1 つ以上のメッセージング・エンジンをホストするアプリケーション・サーバーに、必要なメッセージ・スループットに合ったメモリー量を提供することができます。

手順

  1. ナビゲーション・ペインで、「サービス統合 ->「バス」 -> 「bus_name -> [トポロジー (Topology)]「バス・メンバー (Bus members)」」をクリックします。 バスのメンバーのリストが表示されます。
  2. 追加」をクリックします。
  3. 新規バス・メンバーの有効範囲を選択します。 「サーバー」、「クラスター」、または「WebSphere MQ サーバー」のいずれかです。 デフォルトでは、「サーバー」が選択されています。 サーバー・クラスターをサポートする WebSphere Application Server 環境でのみ、「クラスター」有効範囲を選択します。
  4. 選択を行って、「次へ」をクリックします。
  5. メッセージ・ストアのタイプを選択します。ファイル・ストアまたはデータ・ストアを選択できます。 詳しくは、ファイル・ストアおよびデータ・ストアを参照してください。デフォルトでは、「ファイル・ストア」が選択されています。
  6. 次へ」をクリックします。
    オプション: ファイル・ストアを使用する際にデフォルト値を変更する場合は、ここで変更することができます。 詳しくは、ファイル・ストア構成の変更を参照してください。
    オプション: データ・ストアを使用していて、バス・メンバー内のメッセージング・エンジンでデフォルト以外のデータ・ソースを使用したい場合、「既存データ・ソースの使用」を選択してから、既存のデータ・ソースの JNDI 名と、使用するスキーマ名および認証別名を入力します。 詳しくは、メッセージング・エンジンの構成によるデータ・ストアの使用を参照してください。複数のメッセージング・エンジンがある場合、各メッセージング・エンジンが固有のスキーマを使用するように構成する必要があります。 そうしないと データ・ソースが使用不可のため、接続できません! (Connection cannot be provided as Datasource has been disabled!) という FFDC エラー・メッセージが表示される場合があります。 これは特に DB2 の場合に当てはまります。
  7. [AIX Solaris HP-UX Linux Windows][IBM i]次へ」をクリックします。
    オプション: Java 仮想マシン (JVM) の初期および最大ヒープ・サイズの現在の設定を表示できます。 この現在の設定を変更することでパフォーマンスを調整したい場合は、「ヒープ・サイズの変更」チェック・ボックスを選択し、必要な変更値をそれぞれの「提案ヒープ・サイズ」フィールドに入力します。
  8. 次へ」をクリックします。
  9. セキュリティーが有効で、 このサーバーを追加することで混合バージョンのバスが作成される場合、 ウィザードから認証別名に対してのプロンプトが出されます。 以下のいずれかを行います。
    • 既存の認証別名を選択します。
    • 新規の認証別名を作成します。固有の別名およびパスワードを指定します。
    このアクションでは、エンジン間認証別名を設定します。
  10. バス・メンバーの作成を確認するために、「終了」をクリックします。
  11. 変更をマスター構成に保存します。 変更を有効にするには、サーバーを再始動する必要があります。

タスクの結果

バスにメンバーが追加され、そのメンバーに対してメッセージング・エンジンが作成されます。

次のタスク

次に、メッセージング・エンジンを構成することができます。 メッセージング・エンジンおよびそれらのメッセージ・ストアについて詳しくは、関連タスクを参照してください。

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