タスクの概説: 動的キャッシュ・サービスの使用によるパフォーマンスの向上

サーブレット、コマンドおよび JavaServer Pages (JSP) の出力のキャッシングであり、 アプリケーションのパフォーマンスを改善します。 WebSphere® Application Server は、サーブレット、Web サービス、WebSphere コマンドなどの複数のキャッシング・アクティビティーを、動的キャッシュ という 1 つのサービスにまとめています。 これらのキャッシング・アクティビティーをまとめることでアプリケーションのパフォーマンスは向上し、アプリケーション・サーバーの動的キャッシュ・サービスで設定する、多くの構成パラメーターを共有することができます。 動的キャッシュを使用すれば、 要求があるときにメモリー内のキャッシュから取り出して処理できることにより、 サーブレットおよび JSP ファイルのパフォーマンスを向上させることができます。 キャッシュ・エントリーには、サーブレットの出力、サーブレットの実行結果、 およびメタデータが含まれます。

このタスクについて

動的キャッシュ・サービスは、アプリケーション・サーバー Java™ 仮想マシン (JVM) 内で 動作し、キャッシュ可能なオブジェクトへの呼び出しをインターセプトします。例えば、サーブレットの service メソッドやコマンドの execute メソッドを通じて呼び出しをインターセプトし、 キャッシュへオブジェクトの出力を格納したり、動的キャッシュからオブジェクトのコンテンツを提供したりします。

手順

  1. デフォルトでは、動的キャッシュ・サービスは使用可能となっています。 デフォルトのキャッシュ・インスタンスは、管理コンソールで構成することができます。 詳しくは、『動的キャッシュ・サービスの使用』を参照してください。
  2. 使用しているキャッシングのタイプを構成します。
    • サーブレット・キャッシングを構成します。
    • ポートレット・フラグメントのキャッシュを構成します。
    • Edge Side Include キャッシングを構成します。
    • コマンド・キャッシングを構成します。
    • 例: Web サービスをキャッシングします。
    • JAX-RPC Web サービス・クライアント・キャッシュを構成します。
  3. 動的キャッシュ・モニターを使用して、構成結果をモニターします。 動的キャッシュ・モニターについて詳しくは、『キャッシュ情報の表示』を参照してください。

次のタスク

動的キャッシュに DistributedMap インターフェースおよび DistributedObjectCache インターフェースを使用する場合は、 『動的キャッシュ用の DistributedMap および DistributedObjectCache インターフェースの使用』を参照してください。

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