コンソールを使用したビジネス・レベル・アプリケーションの作成
空のビジネス・レベル・アプリケーションを作成してから、構成単位としてアセットやビジネス・レベル・アプリケーションをその空のビジネス・レベル・アプリケーションに追加することができます。
始める前に
ビジネス・レベル・アプリケーションを作成する前に、アプリケーション名を決定します。 オプションで、新規ビジネス・アプリケーションに必要なアセット、共有ライブラリー、またはビジネス・レベル・アプリケーションを決定します。
このタスクについて
以下のステップは、管理コンソールを使用して、空のビジネス・レベル・アプリケーションを作成してから、アセットを構成単位としてアプリケーションに追加する方法を説明しています。 代わりに、wsadmin ツールを使用することもできます。
アセットや共有ライブラリーの構成単位を、複数のビジネス・レベル・アプリケーションに追加できます。 ただし、同じアセットの構成単位ごとに、固有の構成単位名を付ける必要があります。 ビジネス・レベル・アプリケーションの構成単位は、複数のビジネス・レベル・アプリケーションに追加できます。
手順
- 空のビジネス・レベル・アプリケーションを作成します。
- 「アプリケーション」 > 「新規アプリケーション (New application)」 > 「新規ビジネス・レベル・アプリケーション」の順でクリックします。
- 「新規ビジネス・レベル・アプリケーション」ページで、 アプリケーションの固有名と説明を指定し、「OK」をクリックします。
- 「ビジネス・レベル・アプリケーションの設定」ページで、「保存」をクリックします。
- オプション: ビジネス・レベル・アプリケーションに、1 つ以上のアセット、非 Java EE 共有ライブラリー、またはビジネス・レベル・アプリケーションを追加します。 これらのアセットは、ご使用のビジネス・レベル・アプリケーションの構成単位として追加されます。
- アセットをインポートするか、 ビジネス・レベル・アプリケーションに追加するビジネス・レベル・アプリケーションを作成します。
- 「ビジネス・レベル・アプリケーションの設定」ページに進みます。
「アプリケーション」 > 「アプリケーション・タイプ」 > 「ビジネス・レベル・アプリケーション」 > 「application_name」とクリックします。
- 「ビジネス・レベル・アプリケーションの設定」ページで、追加する構成単位のタイプを指定します。
- アセットを追加するには、「デプロイ済みアセット (Deployed assets)」の下で、「追加」 > 「アセットの追加」の順にクリックします。
- 共有ライブラリーを追加するには、「デプロイ済みアセット (Deployed assets)」の下で、「追加」 > 「共有ライブラリーの追加 (Add Shared Library)」の順にクリックします。
- ビジネス・レベル・アプリケーションを追加するには、「ビジネス・レベル・アプリケーション」の下で、 「追加」をクリックします。
- 「追加」ページで、使用可能な単位のリストから単位を選択して、「続行」をクリックします。
1 つ以上のデプロイ可能単位アセットを追加しようとしており、複数のインポート済みアセットが使用可能な場合は、複数のデプロイ可能単位を選択することができます。
- 「オプションの設定」ページで、必要に応じて構成単位設定を変更し、「次へ」をクリックします。
このページは、Java EE アセットを共有ライブラリーとして追加する場合、またはデプロイ可能単位アセットが複数ある場合には表示されません。 アプリケーションのインストールまたは更新ウィザードが表示され、Java EE アセットを共有ライブラリーとして追加する場合は、ステップ 4 を参照してください。
- 「構成単位をターゲットにマップ 」ページで、必要に応じてデプロイメント・ターゲットを変更してから、「次へ」をクリックします。
このページは、ビジネス・レベル・アプリケーションを追加するときには表示されません。
- デプロイ可能な単位アセットを 1 つ以上追加する場合は、
構成単位関係オプションを指定します。
関係オプションの設定を参照してください。
- 「要約」ページで「終了」をクリックします。 単位がビジネス・レベル・アプリケーションに正常に追加されたかどうかを示す複数のメッセージが表示されます。フォーマット Completed
res=[WebSphere:cuname=unit_name,cuedition=version] というメッセージは、
追加が正常に完了したことを示します。「アプリケーションの管理 (Manage application)」をクリックします。
製品で単位が正常に追加されると、 その単位の名前が「構成単位をビジネス・レベル・アプリケーションに追加 (Adding composition unit to the business-level application)」ページの構成単位のリストに表示されます。
ユニットの追加が成功しない場合は、メッセージに従って再度ユニットの追加を試行してください。 メッセージに記された問題を修正してください。
- 「ビジネス・レベル・アプリケーションに合成ユニットを追加 (Adding composition unit to the business-level application)」ページで、 「保存」をクリックします。
- オプション: Java EE アプリケーションまたはモジュールをインストールし、それを構成単位としてビジネス・レベル・アプリケーションに追加します。
アプリケーション・インストール・ウィザードを使用して、エンタープライズ・アーカイブ (EAR) ファイルまたはスタンドアロン Java EE モジュールをインストールする場合は、EAR ファイルまたはモジュールの追加先となるビジネス・レベル・アプリケーションを指定できます。 また、Java EE アプリケーションやモジュールが使用する任意の共有ライブラリーとの関係を指定することもできます。 製品はそうした関係を表す構成単位を作成します。
- 「アプリケーション」 > 「新規アプリケーション (New application)」 > 「新規エンタープライズ・アプリケーション (New Enterprise Application)」の順でクリックします。
- 「アプリケーション・インストールの準備」の最初のページで、インストールする Java EE アプリケーションまたはモジュールを指定し、「次へ」をクリックします。
- 「アプリケーション・インストールの準備」の 2 番目のページで、「詳細 - すべてのインストール・オプションおよびパラメーターを表示する (Detailed - Show all installation options and parameters)」を選択して、アプリケーションまたはモジュールに対して必要に応じてデフォルトのバインディングおよびマッピングを生成するかどうかを指定し、「次へ」をクリックします。
- ウィザードの「インストール・オプションの選択」ページで、「ビジネス・レベル・アプリケーション名」に、ご使用のビジネス・レベル・アプリケーションを選択し、「次へ」をクリックします。Java EE アプリケーションまたはモジュールと同じ名前の構成単位が作成され、その単位がビジネス・レベル・アプリケーションに追加されます。
「ビジネス・レベル・アプリケーション名」の値を指定しない場合、 製品は、インストールする Java EE アプリケーションと同じ名前のデフォルトのビジネス・レベル・アプリケーションを作成します。 Java EE アプリケーションは、ステップ 1 で作成されたビジネス・レベル・アプリケーションに、構成単位として追加されることはありません。
- オプション: ウィザードの「共有ライブラリー関係をマップする (Map shared library relationship)」ページで、モジュールが Java EE アプリケーションで使用する共有ライブラリーの関係識別子と構成単位名を指定します。製品は、ビジネス・レベル・アプリケーションの共有ライブラリー関係ごとに、1 つの構成単位を作成します。
Java EE アプリケーションまたはモジュールをインストールするときに共有ライブラリー関係をマップするか、またはインストールした後で「共有ライブラリー関係をマップする (Map shared library relationship)」ページに戻って共有ライブラリー関係を指定することができます。 ステップ 4 を参照してください。
- その他のアプリケーションのインストール・ウィザードのオプションを必要に応じて実行し、Java EE アプリケーションまたはモジュールをインストールします。
- オプション: Java EE アプリケーションまたはモジュールのインストールの後に、ビジネス・レベル・アプリケーションが使用する共有ライブラリーとの関係の構成単位を指定できます。
アプリケーションのインストールまたは更新ウィザードの「共有ライブラリー関係をマップする (Map shared library relationship)」ページで、共有ライブラリーとの関係を指定します。
- 共有ライブラリー・ファイルを使用するエンタープライズ Bean (EJB)
や Web モジュール (WAR) などの Java EE アセットのインポートをまだ行っていない場合は、これをインポートします。
アセット設定ページの「アセット・タイプ・アスペクト (Asset type aspects)」に javaarchive が表示されている場合は、ステップ 4b に進みます。
アセット設定ページの「アセット・タイプ・アスペクト (Asset type aspects)」に javaarchive が表示されていない場合、そのアセットは Java EE アセットではありません。ステップ 2 で、共有ライブラリーをビジネス・レベル・アプリケーションに追加してください。
- ビジネス・レベル・アプリケーションの設定ページへ進みます。
「アプリケーション」 > 「アプリケーション・タイプ」 > 「ビジネス・レベル・アプリケーション」 > 「your_application_name」とクリックします。
- 「デプロイ済みアセット (Deployed assets)」の下で、「追加」 > 「共有ライブラリーの追加 (Add Shared Library)」の順にクリックします。
- 「構成単位の追加」ページで、インポートした Java EE アセットを選択し、「続行」をクリックします。
Java EE アプリケーションのインストールまたは更新ウィザードが表示されます。アセットを使用する Java EE アプリケーションまたはモジュールを選択し、ウィザードの各ステップを実行します。
- ウィザードの「インストール・オプションの選択」ページで、「ビジネス・レベル・アプリケーション名」に、ご使用のビジネス・レベル・アプリケーションを選択します。
- ウィザードの「共有ライブラリー関係をマップする (Map shared library relationship)」ページで、アセットの関係識別子と構成単位名を指定します。
- 必要に応じてその他のウィザードのオプションを実行します。
- 共有ライブラリー・ファイルを使用するエンタープライズ Bean (EJB)
や Web モジュール (WAR) などの Java EE アセットのインポートをまだ行っていない場合は、これをインポートします。
タスクの結果
「ビジネス・アプリケーション・レベル・アプリケーション」ページのアプリケーションのリストに、 ビジネス・レベル・アプリケーションの名前が表示されます。
次のタスク
アプリケーションを作成した後で、構成への変更を保存し、必要に応じてアプリケーションを開始します。
サブトピック
ビジネス・レベル・アプリケーション・コレクション
ビジネス・レベル・アプリケーションを表示および管理するには、このページを使用します。新規ビジネス・レベル・アプリケーション設定
このページを使用して、新規ビジネス・レベル・アプリケーションの名前と説明を設定します。共有ライブラリーの関係およびマッピングの設定
エンタープライズ・アプリケーション内のモジュールが参照する共有ライブラリーの関係 ID および構成単位名を指定するには、「共有ライブラリー関係 (Shared library relationship)」ページおよび「共有ライブラリー関係のマッピング (Shared library relationship mapping)」ページを使用します。 エンタープライズ・アプリケーションをインストールする際、本製品は、アプリケーションのインストール用ウィザードの「インストール・オプションの選択」ページで指定したビジネス・レベル・アプリケーションにある各共有ライブラリー関係の構成単位を作成します。構成単位設定の追加
このページを使用して、ビジネス・レベル・アプリケーションに追加する構成単位のオプションを指定します。値を指定しない場合は、 オプションのデフォルト値が割り当てられます。アセットの追加の設定
このページを使用して、ビジネス・レベル・アプリケーションに 1 つ以上のアセットを追加します。オプションの設定の設定
このページを使用して、ビジネス・レベル・アプリケーションに追加する構成単位のオプションを指定します。値を指定しない場合は、 オプションのデフォルト値が使用されます。ターゲットのマップ設定
このページを使用して、構成単位をデプロイメント・ターゲットにマップします。本製品は、ターゲットを指定しない場合、デフォルトのターゲットを割り当てます。関係オプションの設定
このページを使用して、ビジネス・レベル・アプリケーションの一部としてデプロイされるアセットのデプロイ可能単位または構成単位の関係オプションを指定します。関係を指定すると、同じビジネス・レベル・アプリケーション内の共有ライブラリーとしてデプロイされる別のアセットに対してデプロイ可能単位または構成単位が持つ依存関係が宣言されます。


http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-nd-mp&topic=trun_app_bla_install_console
ファイル名:trun_app_bla_install_console.html