アクセス・インテントのアセンブリー設定

アクセス・インテント・ポリシーには、パーシスタンス・マネージャーが 使用するデータ・アクセス設定が含まれています。 デフォルト・アクセス・インテント・ポリシーは、Entity Bean に構成されます。

これらの設定は、EJB 2.x および EJB 3.x に準拠したエンティティー Bean (EJB 2.x および EJB 3.x に準拠したモジュールにパッケージされている) にのみ適用できます。 Bean 管理パーシスタンスを持つ Bean とコンテナー管理パーシスタンスを持つ Bean が、 すべて同じアクセス・インテント・ポリシーを使用する場合には、これらの Bean 間での 接続を共有することができます。

名前

アクセス・インテント・ポリシーと 1 つ以上のメソッド間のマッピングの名前を指定します。

説明

マッピングを説明するテキストが入っています。

メソッド - 名前

エンタープライズ Bean メソッドの名前、またはアスタリスク文字 (*) を指定します。 アスタリスクは、エンタープライズ Bean のリモート・インターフェースおよび ホーム・インターフェースのすべてのメソッドを表すのに使用されます。

メソッド - エンタープライズ Bean

「名前」設定に指定されているメソッドを含むエンタープライズ Bean を指定します。

メソッド - 型

ホーム・インターフェースおよびリモート・インターフェースの両方で 定義されている、同じシグニチャーを持つメソッドを区別するために使用します。 アクセス・インテント・ポリシーが Bean のすべてのメソッドに適用される場合は、「 Unspecified」を使用します。

通知
データ型 ストリング
範囲 有効な値は「ホーム」、「リモート」、「ローカル」、「LocalHome」、または「Unspecified」です。

メソッド- パラメーター

メソッド・パラメーターの完全修飾 Java™ タイプ名のリストが含まれています。 この設定は、多重定義されたメソッド名を持つ複数のメソッドの中から 1 つのメソッドを 識別するために使用します。

適用されるアクセス・インテント

コンテナーが永続的なデータ・アクセスを管理する方法を指定します。 エンティティーのデフォルト・アクセス・インテントとしても、メソッド・レベル・アクセス・インテント・ポリシーの一部としても構成可能です。

通知
データ型 ストリング
デフォルト wsPessimisticUpdate-WeakestLockAtLoad。Oracle の場合、これは wsPessimisticUpdate と同じです。
範囲 有効な設定値は、「wsPessimisticUpdate」、「wsPessimisticUpdate-NoCollision」、「wsPessimisticUpdate-Exclusive」、「wsPessimisticUpdate-WeakestLockAtLoad」、「wsPessimisticRead」、「wsOptimisticUpdate」、または「wsOptimisticRead」です。 EJB コンテナーでクラス・レベルのキャッシングが使用可能になっている場合は、「 wsPessimisticRead」および「wsOptimisticRead」のみが有効です。

この製品は、遅延コレクションをサポートしています。コレクションの個々のセグメント では、コレクションを介して繰り返しても (next())、次のリモート参照を検索する リモート・メソッド呼び出しは起動しません。 2 つのポリシー (「wsPessimisticUpdate」と「wsPessimisticUpdate-Exclusive」) は遅延が著しいポリシーです。 アプリケーションのオーバー・ロックを回避するためには、コレクションの増分サイズを 1 に設定します。 これ以外のポリシーのコレクション増分サイズは 25 です。

エンティティーがアクセス・インテント・ポリシーを使用して構成されていない場合、ランタイム環境は、通常、デフォルトで「wsPessimisticUpdate-WeakestLockAtLoad」を使用します。ただし、「キャッシュ存続時間」プロパティーが Bean に設定されている場合は、「適用アクセス・インテント」のデフォルト値は「wsOptimisticRead」になります。更新は許可されていません。

以下は、有効な設定についての追加情報です。

表 1. アクセス・インテント・プロファイル. 以下は、有効な設定についての追加情報です。
プロファイル名 並行性制御 アクセス・タイプ トランザクション分離
wsPessimisticRead (注 1) ペシミスティック read Oracle の場合は「読み取りコミット」。それ以外の場合は「反復可能読み取り」
wsPessimisticUpdate (注 2) ペシミスティック update Oracle の場合は「読み取りコミット」。それ以外の場合は「反復可能読み取り」
wsPessimisticUpdate- 排他的 (注 3) ペシミスティック update シリアライズ可能
wsPessimisticUpdate- NoCollision (注 4) ペシミスティック update 読み取りコミット
wsPessimisticUpdate- WeakestLockAtLoad (注 5) ペシミスティック update 反復可能読み取り
wsOptimisticRead オプティミスティック read 読み取りコミット
wsOptimisticUpdate (注 6) オプティミスティック update 読み取りコミット
注:
  1. 読み取りロックは、トランザクションの期間中維持されます。
  2. 生成される SELECT FOR UPDATE 照会は、トランザクションの開始時にロックを 取り込みます。
  3. SELECT FOR UPDATE が生成されます。ロックは、トランザクションの期間中保持されます。
  4. プレーンな SELECT 照会が生成されます。ロックは保持されませんが、更新は許可されます。注意して使用してください。このインテントは、並行性を制御しないで実行することができます。
  5. バックエンドでサポートされている場合、生成される SELECT 照会には、FOR UPDATE が含まれません。 更新が行われると、ロックはストレージ時のパーシスタントな保管により段階的に拡大されます。サポートされていない場合は、wsPessimisticUpdate と同じです。
  6. 生成される過剰更新照会は、トランザクションの開始後に CMP カラムの値が 変更された場合には、失敗します。
必ず過剰更新照会の述部の形成に関する規則を検討してください。 ある特定のカラム・タイプ (例えば、BLOB など) は、過剰更新照会の述部に組み込むには不適格であるので、設計に影響を与える場合があります。

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