このトピックでは、wsadmin ツールを使用して構成からセキュリティー・ドメインを削除します。ご使用のセキュリティー構成で不要なセキュリティー・ドメインを除去してください。
始める前に
管理者ロールに割り当てられたユーザーは、セキュリティー・ドメインを構成できます。
セキュリティー・ドメインを構成する前に、適切な管理ロールを持っていることを確認してください。ご使用の構成に、セキュリティー・ドメインが存在している必要があります。
手順
- wsadmin スクリプト・ツールを開始します。
- 削除するセキュリティー・ドメインを決定します。
listSecurityDomains を使用して、ご使用の構成内のセキュリティー・ドメイン・リストを表示します。
以下の Jython 例に示すように、オプションの -listDescription パラメーターに
true を指定して、
各セキュリティー・ドメインの説明をリストします。
print AdminTask.listSecurityDomains('-listDescription true')
コマンドは次の例の出力を戻します。
{{name myDomain}
{description {security domain for administrative applications}}}
{{name domain2}
{description {new domain for cell123}}}
- 削除するセキュリティー・ドメインに割り当てられているリソースがないことを確認します。
このステップを実行して、対象のセキュリティー・ドメインからリソースを手動で除去できます。セキュリティー・ドメインと各割り当てリソースを削除しない場合は、このステップを実行する必要はありません。以下の Jython 例に示すように、listResourcesInSecurityDomain コマンドを使用して、対象のセキュリティー・ドメインにマップされているリソースのリストを表示します。
print AdminTask.listResourcesInSecurityDomain('-securityDomainName domain2')
コマンドがリソースの名前を戻した場合は、removeResourceFromSecurityDomain
コマンドを使用してセキュリティー・ドメインからリソースを除去します。例えば、以下の Jython コマンドを使用して、
domain2 セキュリティー・ドメインから
Cell01 セル・リソースを除去します。
"AdminTask.removeResourceFromSecurityDomain('-securityDomainName domain2 -resourceName Cell=myhostCell01')"
- 構成からセキュリティー・ドメインを削除します。
deleteSecurityDomain コマンドを使用してセキュリティー・ドメインを削除します。そのドメインに関連付けられているリソースがシステムから削除されても、マッピングがドメインから削除されなかった場合は、以下の Jython 例に示すように、オプションの -force パラメーターを指定してそのドメインを除去します。
AdminTask.deleteSecurityDomain('-securityDomainName domain2 -force true')
- 構成の変更を保存します。
以下のコマンド例を使用して、構成変更を保存します。
AdminConfig.save()