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dumpIMPState.py スクリプト
dumpIMPState.py スクリプトを使用して、 さまざまな Intelligent Management プロセスの状態を記録します。 このスクリプトは、IBM® サポートから依頼された場合に、問題診断およびデバッグ目的に使用することができます。このスクリプトを使用すると、オンデマンド・ルーター (ODR)、デプロイメント・マネージャー、およびアプリケーション・サーバーのプロセスに関する詳細状態が表示されます。
目的
このスクリプトでは、アクティブな Intelligent Management プロセスの状態をダンプできます。
ロケーション
dumpIMPState.py スクリプトは、app_server_root¥bin ディレクトリーにあります。
使用法
dumpIMPState.py スクリプトは、wsadmin.sh を使用して、
app_server_root¥bin ディレクトリーから実行する必要があります。アクティブな Intelligent Management プロセスを自動的に検出し、ファイルにその状態情報を書き込むには、次のコマンドを使用します。
wsadmin.sh -lang jython -f dumpIMPState.py --auto > output_file_nameここで、output_file_name は、出力を保存するファイルの名前です。
オプション
- -–auto
- すべての Intelligent Management プロセスに関する情報を指定されたテキスト・ファイルにエクスポートします。 このオプションでは、大量のデータをエクスポートします。例えば、小規模なトポロジーでも 2500 キロバイトを超えるテキスト・ファイルになることがあります。
- -–dom
- ドメインを指定します。デフォルトは、「*」で、これはすべてのドメインを表しています。
- -–dmgr=deployment_manager_name
- オプションに指定するデプロイメント・マネージャーに関する情報をエクスポートします。
- -–help
- このスクリプトのヘルプを表示します。
- -–odr=odr_name
- オプションに指定する ODR に関する情報をエクスポートします。このオプションの出力は、dumpOdrState.jacl スクリプトで得られる出力と似ていますが、内部プロセスからの追加情報が含まれます。
- -–svr=server_name
- オプションに指定するサーバーに関する情報をエクスポートします。
次の例では、Intelligent Management プロセスを自動的に検出して、その状態情報を file1 ファイルに書き込みます。
wsadmin.sh -lang jython -f dumpIMPState.py --auto > file1
結果
dumpIMPState.py スクリプトは、さまざまな Intelligent Management プロセスについて、その Managed Bean (MBean) を呼び出すことにより、その状態をダンプします。ダンプされた情報は、コマンド行に指定された出力ファイル名に書き込まれます。このファイルを IBM サポートに提出して、問題の診断およびデバッグを依頼してください。