![[IBM i]](../images/iseries.gif)
ヒープ・モニターのデフォルト操作
ヒープ・モニターは、このファイルで説明されるように、デフォルト操作の振る舞いに従います。
通常、アクティブなヒープ・モニターは、WebSphere® Application
Server のプロファイルの開始時に、QSYSOPR メッセージ・キューにメッセージを送信します。例えば、メッセージ表示コマンド (DSPMSG QSYSOPR) は、次のメッセージを表示します。
HEAP MONITOR STARTED FOR 012500/QEJBSVR/SERVER1 IN SUBSYSTEM qwas85 IN POOL
*BASE POOL ID=2 POOLSIZE(B)=1687994368 RESERVED(B)=778240 HEAP
TOTAL(B)=202276864 FREE(B)=67037600 USEDHEAP=135239264
OS400.GC.HEAP.SIZE.MAX(KB) =240000000
デフォルト操作では、WebSphere Application
Server のプロファイルの終了時に、同じ様なメッセージに STARTED ではなく ENDED が表示されます。以下に例を示します。
HEAP MONITOR ENDED FOR 012500/QEJBSVR/SERVER1 IN SUBSYSTEM
qwas85 IN POOL *BASE POOL ID=2 POOLSIZE(B)=6662139904 RESERVED(B)=5165056
HEAP TOTAL(B)=312999936 FREE(B)=168637264 USEDHEAP=144362672
OS400.GC.HEAP.SIZE.MAX(KB) =240000000
ログ表示コマンド (DSPLOG LOG(QHST) MSGID(CPI8859)) は、
すべての STARTED および ENDED メッセージをヒストリー・ログに表示します。デフォルト操作では、以下の項目について、Java™ 仮想マシン (JVM) のガーベッジ・コレクション (GC) ヒープのサイズをモニターします。
- 有効なメモリー・プールのサイズ。
- メモリー・プールのサイズから予約済みサイズを引いたサイズ。
このコマンドはまた、有効なメモリー・プール・サイズが 85、90、95、
または 100 % を超えた場合に、メッセージを発行します。 以下に例を示します。
048241/QEJBSVR/SERVER1 GC HEAP USES 95% OF THE NON-RESERVED POOL. JVM GC
HEAP SIZE(KB) EFFECTIVE POOLSIZE(KB):840282 882444.
048241/QEJBSVR/SERVER1 GC HEAP USES 110% OF THE NON-RESERVED POOL. JVM GC
HEAP SIZE(KB) EFFECTIVE POOLSIZE(KB):974601 882392.
最初の数値は、ヒープのサイズ (840282 または 974601 など) です。
2 番目の数値は、有効なプール・サイズ (または未予約のプール・サイズ) (882444 または 882392 など) です。
ログ表示コマンド (DSPLOG LOG(QHST) MSGID(CPF9898)) は、ヒストリー・ログに警告メッセージを表示します。最大ガーベッジ・コレクション・ヒープ・サイズの場合、
デフォルト操作は、JVM ガーベッジ・コレクション・ヒープのサイズをモニターすることです。
この場合は、そのサイズが最大値の 85、90、または 95 % を超えないようにします。
以下に例を示します。
048358/QEJBSVR/USER JAVA USED 88% OF THE GC HEAP. USED HEAP SIZE(KB)
AND MAX HEAP(KB):909088 1024001.
最大ヒープ・サイズは 1024001 K バイト (-Xmx1000m) で、
使用ヒープ・サイズは 909088 K バイトです。