グローバル Web サーバー・プラグイン構成ファイルの作成および更新

セルのすべてのアプリケーション・サーバーが同じ Web サーバーを使用して、 Web アプリケーションからアプリケーション・サーバーへの動的コンテンツ (サーブレットなど) の要求経路を定める場合、そのセルに対してグローバル Web サーバー・プラグイン構成ファイル を作成することができます。その結果作成された plugin-cfg.xml ファイルは、 profile_root/config/cells ディレクトリーにあります。

始める前に

非推奨の機能 (Deprecated feature) 非推奨の機能 (Deprecated feature): トポロジー中心 (または グローバルとも呼ばれる) 構成は 推奨されません。代わりに、より柔軟で、Intelligent Management などの動的機能の支援を提供するアプリケーション中心構成を使用してください。詳しくは、Web サーバー・プラグインの実装を参照してください。depfeat
トラブルの回避 (Avoid trouble) トラブルの回避 (Avoid trouble): トポロジー中心 (すなわちグローバル) プラグイン構成は推奨されません。 代わりに、 Web サーバー・プラグインの実装に記載されているアプリケーション中心の構成を使用します。既存のトポロジー中心の構成に対しては、管理コンソールを使用するか、GenPluginCfg コマンドをセル内のすべてのクラスターに対して実行して、グローバル plugin-cfg.xml ファイルを更新できます。ただし、グローバルな plugin-cfg.xml ファイルを更新する前に、config/cells/plugin-cfg.xml ファイルを削除する必要があります。config/cells/plugin-cfg.xml ファイルを削除しない場合、新しいプロパティーとその値のみがグローバルな plugin-cfg.xml ファイルに追加されます。既存のプラグイン・プロパティー値に対する更新は、グローバルな plugin-cfg.xml ファイルに追加されません。gotcha

このタスクについて

以下のうちいずれかのアクションを実行するときは必ず、 グローバル Web サーバー・プラグイン構成ファイルを更新しなければなりません。
  • セル内のアプリケーション・サーバー、クラスター、仮想ホスト、または Web コンテナー・トランスポートの構成設定を変更する場合。
  • セルに新規のアプリケーション・サーバー、クラスター、仮想ホスト、または Web コンテナー・トランスポートを追加する場合。

グローバル Web サーバー・プラグイン (global Web server plug-in) の構成設定を更新するには、管理コンソールの「グローバル Web サーバー・プラグイン構成の更新」ページを使用するか、または以下のコマンドを実行することができます。

%was_profile_home%/config/cells/GenPluginCfg.sh|bat

グローバル Web サーバー・プラグイン構成を再生成するための方法はどちらも、 plugin-cfg.xml ファイルを ASCII フォーマットで作成します。

管理コンソールの「グローバル Web サーバー・プラグイン構成の更新」ページを使用するには、以下のステップに従います。

手順

  1. 「環境」 > 「グローバル Web サーバー・プラグイン構成の更新」をクリックします。
  2. OK」をクリックして、plugin-cfg.xml ファイルを更新します。
  3. オプション: このファイルの現行バージョンを表示またはダウンロードする場合は、「現行の Web サーバー・プラグイン構成ファイルを表示またはダウンロードします」をクリックします。
    以下のような場合、このオプションを選択できます。
    • ファイルの更新前に、現行バージョンを表示します。
    • 更新後にファイルを表示します。
    • このファイルのコピーをリモート・マシンにダウンロードします。

タスクの結果

構成の再生成は、完了までに時間がかかる場合があります。これが終了すると、管理セル内のすべてのオブジェクトはそれぞれの最新の 設定を使用しますが、Web サーバーはそれらの設定にアクセスすることができ ます。手動で起動するか自動的に実行するかによらず、アプリケーション・サーバーが Web サーバーと物理的に同一のマシン (ノード) 上にある場合、プラグインの再生成は、完了までに 30 から 60 秒かかります。 それ以外の場合には、さらに時間がかかります。

新規プラグイン構成がどのくらいで反映するかを決定するので、遅延は重要です。 例えば、サーブレットに新規の実行済みパス (served path) を追加してから、プラグイン構成を再生成します。再生成には 40 秒かかり、その後ユーザーは新規の実行済みパス (served path) でサーブレットにアクセスできるようになります。

HTTP プラグインの場合、遅延の長さは plugin-cfg.xml ファイル内の構成エレメントの最新表示間隔の属性によって決定されます。 プラグインは、この間隔でディスクまたはファイル・システムにポーリングし、構成が変更されたかを確認します。 デフォルトの間隔は 60 秒です。プラグイン構成を再生成するには、最新表示間隔の 2 倍の時間が必要です。

管理コンソールの設定を頻繁に変更する開発環境では、最新表示間隔を 3 秒から 5 秒に設定することを推奨します。

実稼働環境では、変更の頻度に応じて、30 分程度のより長い最新表示間隔を設定します。

次のタスク

プラグイン構成の変更を有効にする前に、セルのアプリケーション・サーバーを停止して、再度アプリケーション・サーバーを開始する必要があります。

リモート・マシン上で Web サーバーが実行している場合には、「現行の Web サーバー・プラグイン構成ファイルを表示またはダウンロードします」をクリックして、そのマシンに plugin-cfg.xml ファイルのコピーをダウンロードします。

デプロイメント・マネージャーが本製品のインストール先とは異なるマシンにインストールされる場合は、 以下のいずれかのソリューションを実装して、plugin-cfg.xml ファイルが、 アプリケーション・サーバー・ディレクトリー構造を保持するようにし、プラグインが再生成され、 完全同期した後にデプロイメント・マネージャーのディレクトリー構造を前提としないようにする必要があります。

  • コマンド行:
    [AIX Solaris HP-UX Linux Windows][IBM i]コマンド・プロンプトで、 以下のコマンドを入力して、DeploymentManager/bin ディレクトリーに移り、 デプロイメント・マネージャーがインストールされているマシンを入力します。 このコマンドは plugin-cfg.xml ファイルを作成および更新し、 さらに plugin-cfg.xml ファイルのすべてのディレクトリーを app_server_root ディレクトリーに変更します。
    GenPluginCfg -destination.root <app_server_root>
    [z/OS]コマンド・プロンプトで以下のコマンドを入力して、 DeploymentManager/bin ディレクトリーに移り、 デプロイメント・マネージャーがインストールされているマシンを入力します。このコマンドは plugin-cfg.xml ファイルを作成および更新し、 さらに plugin-cfg.xml ファイルのすべてのディレクトリー を WAS_HOME/AppServer ディレクトリーに変更します。
    GenPluginCfg.sh -destination.root WAS_HOME/AppServer

    例えば、DeploymentManager/bin ディレクトリーから 以下のコマンドを実行します。

    [AIX Solaris HP-UX Linux Windows][IBM i]
    GenPluginCfg -destination.root "E:¥WebSphere¥AppServer"
    [z/OS]
    GenPluginCfg -destination.root "/WebSphere/V5R0M0/AppServer"
  • plugin-cfg.xml ファイル:

    plugin-cfg.xml ファイルを編集して、 ログ・ファイル、鍵リングおよび stash ファイルの正しいディレクトリー構造を指定します。

    完全同期を実行して、plugin-cfg.xml ファイルが すべてのノードで複製されるようにします。 スクリプト記述または管理コンソールを使用して、セルのノードを同期できます。

    デプロイメント・マネージャーの plugin-cfg.xml ファイルは、競合を起こさずアプリケーション・サーバー・ディレクトリーを指定できます。


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タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: last_date
http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-nd-mp&topic=twsv_plugin_regen
ファイル名:twsv_plugin_regen.html