IBM MQ メッセージング・プロバイダーのキュー接続ファクトリーの拡張プロパティー

このパネルを使用して、IBM MQ メッセージング・プロバイダーで使用する選択済みキュー接続ファクトリーの拡張プロパティーを表示または変更します。これらの拡張プロパティーによって、IBM MQ メッセージング・プロバイダー宛先に行われる接続の動作を制御します。

IBM MQ キュー接続ファクトリーの拡張プロパティーを表示するには、管理コンソールを使用して以下のステップを実行します。
  1. ナビゲーション・ペインで、「「リソース」 > 「JMS」->「キュー接続ファクトリー」」をクリックして、既存のキュー・ファクトリーを表示します。
  2. 適宜、目次ペインで、「有効範囲」の設定を、 キュー接続ファクトリーが定義されているレベルに変更します。 有効範囲をこのように設定することにより、表示されるキュー接続ファクトリーのセットが制限されます。
  3. 作業の対象となるキュー接続ファクトリーの名前を選択します。
  4. 目次ペインで、「追加プロパティー」の下にある「拡張プロパティー」をクリックして、IBM MQ キュー接続ファクトリーの拡張プロパティーのリストを表示します。
「一般プロパティー」下には、次の 6 つの拡張プロパティー・グループがあります。
  • クライアント再接続
  • メッセージの圧縮 (Message compression)
  • 一時宛先
  • 接続コンシューマー (Connection consumer)
  • メッセージ・フォーマット
  • 追加情報

これらのグループに、必要な変更を加えてから、「適用」をクリックして、キュー接続ファクトリーに戻ります。

注: IBM MQ プロパティーを指定する場合には、以下の制限が適用されます。
  • 名前には最大 48 文字まで使用できます。ただし、チャネルは例外で、最大 20 文字とします。
  • 指定するプロパティー値は、IBM MQ 用に JMS リソースを構成する際に指定した値と一致していなければなりません。 IBM MQの JMS リソースの構成について詳しくは、IBM MQ インフォメーション・センターの「Java™ の使用」セクションで、JMS リソースの構成を参照してください。

IBM MQ キュー接続ファクトリーには、以下の拡張プロパティーがあります。

クライアント再接続オプション

このプロパティーでは、通信またはキュー・マネージャーの障害が発生した場合に、クライアント・モード接続の再接続を自動的に実行するかどうかを指定します。シン・クライアント環境または管理対象クライアント環境で接続ファクトリーが使用されていない限り、このパラメーターは無視されます。

通知
データ型 ドロップダウン・リスト
デフォルト DISABLED
範囲
DISABLED
クライアントの再接続は自動的には実行されません。
ASDEF
クライアント構成ファイルのチャネル・スタンザの DefRecon 属性からの値が使用されます。クライアント構成ファイルで DefRecon 値が指定されていない場合、ASDEF は DISABLED と同じ効果があります。
QMGR
再接続は、接続の最初の確立先のキュー・マネージャーに対してのみ実行されます。
RECONNECT
再接続は、キュー・マネージャー属性の値と一致するすべてのキュー・マネージャーに対して実行されます。 このキュー・マネージャーは、最初に接続が確立されていたキュー・マネージャーとは異なっている可能性があります。

自動クライアント再接続について詳しくは、IBM MQ インフォメーション・センターを参照してください。

クライアント再接続タイムアウト

通信またはキュー・マネージャーの失敗の後で、クライアント・モード接続がキュー・マネージャーに自動的に再接続しようと費やす最大秒数。シン・クライアント環境または管理対象クライアント環境で接続ファクトリーが使用されていない限り、このパラメーターは無視されます。このパラメーターが使用されるかどうかは、クライアント再接続オプションのパラメーターの値によって異なります。

通知
データ型 整数
単位
デフォルト 1800 (30 分)
範囲 ゼロより大きく 2147483647 以下の値。

自動クライアント再接続について詳しくは、IBM MQ インフォメーション・センターを参照してください。

メッセージ・ヘッダーの圧縮

メッセージ・ヘッダーの圧縮を使用可能にするオプション。

通知
データ型 チェック・ボックス
デフォルト クリア
範囲
クリア
メッセージ・ヘッダーを圧縮しません。
選択
メッセージ・ヘッダーの圧縮

メッセージ・ペイロードの圧縮アルゴリズム

メッセージ・ペイロードの圧縮に使用する圧縮アルゴリズム。

通知
データ型 ドロップダウン・リスト
デフォルト NONE
範囲
RLE
ラン・レングス・エンコードを使用してメッセージ・データ圧縮を実行します。
ZLIBFAST
速度優先の ZLIB エンコードを使用してメッセージ・データ圧縮を実行します。
ZLIBHIGH
圧縮優先の ZLIB エンコードを使用してメッセージ・データ圧縮を実行します。
NONE
メッセージ・データ圧縮は実行されません。

IBM MQ モデル・キュー名

一時キューの定義にベースとして使用するモデル・キュー。

通知
データ型 ストリング
デフォルト SYSTEM.DEFAULT.MODEL.QUEUE

一時キュー接頭部

一時キューで生成される名前の先頭に付加される接頭部。

通知
データ型 ストリング

一致するコンシューマーがない場合でもメッセージを保持

一致するコンシューマーがないメッセージを、入力キューに保存するか、またはそれらの後処理オプションに従って処理するかどうかを決定するオプション。

通知
データ型 チェック・ボックス
デフォルト 選択
範囲
クリア
メッセージを保存しません。
選択
メッセージを保存します。

ポーリング間隔

この設定は、クライアント・コンテナーにのみ適用できます。 IBM MQ バージョン 6 キュー・マネージャー (または IBM MQ for z/OS® バージョン 5.3) を使用する場合、この設定は JMS 非同期コンシューマーにメッセージをディスパッチするのに使用するメカニズムを構成します。

非同期にコンシュームされている IBM MQ のキュー・セットが、IBM MQ キューからのメッセージを内部で同期的に取得可能な スレッドの数を超えた場合、この設定が使用されます。セット内の別の IBM MQ キューをポーリングする前に、IBM MQ キューへのメッセージ到着をスレッドが待機する時間の長さを、この設定によって決定します。

通知
データ型 整数
単位 ミリ秒
デフォルト 5000
範囲 ゼロより大きい値。

再スキャン間隔

IBM MQ バージョン 6 キュー・マネージャー (または IBM MQ for z/OS バージョン 5.3) を使用する場合、この設定は JMS 非同期コンシューマーにメッセージをディスパッチするのに使用するメカニズムを構成します。

非同期にコンシュームされている IBM MQ のキュー・セットが、IBM MQ キューからのメッセージを内部で同期的に取得可能な スレッドの数を超えた場合、この設定が使用されます。この設定により、セット内の別の IBM MQ キューからのメッセージの使用に切り替えるまで、スレッドが IBM MQ キューからメッセージを取得する時間を指定します。

通知
データ型 整数
単位 ミリ秒
デフォルト 5000
範囲 ゼロより大きい値。

最大バッチ・サイズ

非同期コンシューマーに少なくとも 1 つ送達する前に、キューから除去できるメッセージの最大数。

通知
データ型 整数
デフォルト 10
範囲 ゼロより大きい値。

コード化文字セット ID

メッセージ内のストリングをエンコードするときに使用する文字セット。

通知
データ型 整数
デフォルト 819
範囲 ゼロより大きい値。コード化文字セット ID (CCSID) は、IBM MQ でサポートされている CCSID のいずれかである必要があります。

サポートされる CCSID、およびコード化文字セット間のメッセージ・データ変換について詳しくは、IBM MQ インフォメーション・センターの『システム管理』および『アプリケーション・プログラミング・リファレンス』の各セクションを参照してださい。

応答メッセージに RFH バージョン 2 ヘッダーを付加

メッセージから取得した応答先キューに応答メッセージを送信するとき、 このオプションを選択して、元のメッセージに RFH バージョン 2 ヘッダーが含まれていたかどうかに 関わらず、RFH バージョン 2 ヘッダーを応答メッセージに付加します。

通知
データ型 チェック・ボックス
デフォルト クリア
範囲
選択
元のメッセージに RFH バージョン 2 ヘッダーがあるかどうかに関係なく、応答メッセージに RFH バージョン 2 ヘッダーを付加します。
クリア
元のメッセージに RFH バージョン 2 ヘッダーがある場合にのみ、応答メッセージに RFH バージョン 2 ヘッダーを付加します。

IBM MQ キュー・マネージャーが静止した場合に JMS メソッド呼び出しを失敗させる

キュー・マネージャーが静止状態になった場合に、選択した JMS 操作が失敗するようにするオプション。 このオプションを選択すると、キュー・マネージャーが正常に静止したり、シャットダウンしたりできるようになります。

通知
データ型 チェック・ボックス
デフォルト 選択
範囲
クリア
キュー・マネージャーが静止した場合に JMS 操作を失敗させません。
選択
キュー・マネージャーが静止した場合に JMS 操作を失敗させます。

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