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workclassoperations.py スクリプト

workclassoperations.py スクリプトを使用すると、作業クラスを作成、更新、および管理することができます。

目的

workclassoperations.py スクリプトを使用して、以下のアクションを実行できます。
  • エンタープライズ・アプリケーションおよび汎用サーバー・クラスターの作業クラスの作成と更新を行う。
  • 作業クラスのルールをリストする。
  • 作業クラスのメンバーをリストする。
  • さまざまなポリシーおよび通信プロトコルに対する作業クラスを削除する。
  • デフォルトのアクションを設定する。
  • デフォルトのアクションを変更する。
  • デフォルトのアクションをフェッチする。
  • ルールを追加する。
  • ルールを削除する。
  • メンバーを削除する。

ロケーション

workclassoperations.py スクリプトは、app_server_root/bin ディレクトリーにあります。

使用法

一般ヘルプのスクリプトの使用法は、以下のとおりです。
./wsadmin.sh -lang jython -f workclassoperations.py
オペレーション固有ヘルプのスクリプトの使用法は、以下のとおりです。
./wsadmin.sh -lang jython -f workclassoperations.py operation --help
コマンドを発行する場所に応じて、workclassoperation.py スクリプトへのパスを指定する必要がある場合があります。 例えば、c:¥app_server_root¥profiles¥Dmgr01¥bin ディレクトリーにある Dmgr01 という名前のプロファイルを作成します。
./wsadmin.sh -lang jython -f ../../../bin/workclassoperations.py
デプロイメント・マネージャーが開始していない場合は、追加のパラメーター -conntype NONE を組み込む必要がありますので注意してください。
./wsadmin.sh -lang jython -conntype NONE workclassoperations.py 

オペレーション

listWorkClasses
作業クラスをタイプごとにリストします。リストの形式は workclassname type appname/odrname deploymentname です。
  • --type: リストする作業クラスのタイプを指定します。
    • ASP: アプリケーション・サービス・ポリシー
    • ARP: アプリケーション・ルーティング・ポリシー
    • GSP: 汎用サーバー・サービス・ポリシー
    • GRP: 汎用サーバー・ルーティング・ポリシー
  • --appname: アプリケーションの名前を指定します。--type パラメーターを ASP または ARP に指定した場合は必須になります。
  • --odrname: オンデマンド・ルーター (ODR) の名前を指定します。--type パラメーターを GSP または GRP に指定した場合は必須になります。
createWorkClass
作業クラスを作成します。新規のサービス・ポリシーには、アプリケーション・モジュールまたは種別ルールは含まれません。アプリケーション・モジュールと種別ルールは個別に作成し、関連付ける必要があります。
  • :
    • --type: リストする作業クラスのタイプを指定します。
      • ASP: アプリケーション・サービス・ポリシー
      • ARP: アプリケーション・ルーティング・ポリシー
      • GSP: 汎用サーバー・サービス・ポリシー
      • GRP: 汎用サーバー・ルーティング・ポリシー
    • --appname: アプリケーションの名前を指定します。--type パラメーターを ASP または ARP に指定した場合は必須になります。
    • --odrname: オンデマンド・ルーター (ODR) の名前を指定します。--type パラメーターを GSP または GRP に指定した場合は必須になります。
    • --nodename: ノードの名前を指定します。--type パラメーターを GSP または GRP に指定した場合は必須になります。
    • --wcname: 指定されたタイプ内の作業クラスの固有の名前を指定します。
    • --protocol: 要求を伝送する通信プロトコルを指定します。現在サポートされているプロトコルは、HTTP、IIOP、SOAP、JMS です。
    • --wcaction: 指定された作業クラスのメンバーに要求を突き合わせるときに行うデフォルトのアクションを指定します。
    • --module: メンバーを関連付けるアプリケーション・モジュールを指定します。--appname および --members パラメーターを指定する場合は必須です。
    • --members: プロトコル固有のパターンを指定します。
      • HTTP: /test1?/test2/*
      • IIOP: ejbName:ejbMethod?ejbName:ejbMethod
      • SOAP: webService:operationName?webService:operationName
      • JMS: bus:destination?bus:destination
    • --rule: 種別ルールを「priority?rule?action」の形式で指定します。
    • --virtualhost: 仮想ホストを指定します。--type パラメーターを GSP または GRP に指定した場合は必須になります。
  • removeWorkClass: 作業クラスを削除します。
    • --type: 削除する作業クラスのタイプを指定します。
      • ASP: アプリケーション・サービス・ポリシー
      • ARP: アプリケーション・ルーティング・ポリシー
      • GSP: 汎用サーバー・サービス・ポリシー
      • GRP: 汎用サーバー・ルーティング・ポリシー
    • --appname: アプリケーションの名前を指定します。--type パラメーターを ASP または ARP に指定した場合は必須になります。
    • --odrname: オンデマンド・ルーター (ODR) の名前を指定します。--type パラメーターを GSP または GRP に指定した場合は必須になります。
    • --wcname: 指定されたタイプ内の作業クラスの固有の名前を指定します。
  • addMembers: 作業クラスにメンバーを追加します。 ODR は、新規メンバーを使用して着信要求を突き合わせます。
    • --type: 削除する作業クラスのタイプを指定します。
      • ASP: アプリケーション・サービス・ポリシー
      • ARP: アプリケーション・ルーティング・ポリシー
      • GSP: 汎用サーバー・サービス・ポリシー
      • GRP: 汎用サーバー・ルーティング・ポリシー
    • --appname: アプリケーションの名前を指定します。--type パラメーターを ASP または ARP に指定した場合は必須になります。
    • --odrname: オンデマンド・ルーター (ODR) の名前を指定します。--type パラメーターを GSP または GRP に指定した場合は必須になります。
    • --wcname: 指定されたタイプ内の作業クラスの固有の名前を指定します。
    • --protocol: 要求を伝送する通信プロトコルを指定します。現在サポートされているプロトコルは、HTTP、IIOP、SOAP、JMS です。
    • --module: メンバーを関連付けるアプリケーション・モジュールを指定します。--appname および --members パラメーターを指定する場合は必須です。
    • --members: プロトコル固有のパターンを指定します。
      • HTTP: /test1?/test2/*
      • IIOP: ejbName:ejbMethod?ejbName:ejbMethod
      • SOAP: webService:operationName?webService:operationName
      • JMS: bus:destination?bus:destination
    • --ejbname: EJB の名前を指定します。--protocol パラメーターを JMS に指定し、--module パラメーターを IIOP に指定した場合にのみ必須になります。
  • removeMembers: 作業クラスからメンバーを削除します。メンバーは、ODR によって使用されなくなります。
    • --type: 変更する作業クラスのタイプを指定します。
      • ASP: アプリケーション・サービス・ポリシー
      • ARP: アプリケーション・ルーティング・ポリシー
      • GSP: 汎用サーバー・サービス・ポリシー
      • GRP: 汎用サーバー・ルーティング・ポリシー
    • --appname: アプリケーションの名前を指定します。--type パラメーターを ASP または ARP に指定した場合は必須になります。
    • --odrname: オンデマンド・ルーター (ODR) の名前を指定します。--type パラメーターを GSP または GRP に指定した場合は必須になります。
    • --wcname: 指定されたタイプ内の作業クラスの固有の名前を指定します。
    • --protocol: 要求を伝送する通信プロトコルを指定します。現在サポートされているプロトコルは、HTTP、IIOP、SOAP、JMS です。
    • --module: メンバー関連付けを解除するアプリケーション・モジュールを指定します。--appname および --members パラメーターを指定する場合は必須です。
    • --members: プロトコル固有のパターンを指定します。
      • HTTP: /test1?/test2/*
      • IIOP: ejbName:ejbMethod?ejbName:ejbMethod
      • SOAP: webService:operationName?webService:operationName
      • JMS: bus:destination?bus:destination
  • listMembers: 作業クラスのメンバーをリストします。
    • --type: リストする作業クラスのタイプを指定します。
      • ASP: アプリケーション・サービス・ポリシー
      • ARP: アプリケーション・ルーティング・ポリシー
      • GSP: 汎用サーバー・サービス・ポリシー
      • GRP: 汎用サーバー・ルーティング・ポリシー
    • --appname: アプリケーションの名前を指定します。--type パラメーターを ASP または ARP に指定した場合は必須になります。
    • --odrname: オンデマンド・ルーター (ODR) の名前を指定します。--type パラメーターを GSP または GRP に指定した場合は必須になります。
    • --nodename: ノードの名前を指定します。--type パラメーターを GSP または GRP に指定した場合は必須になります。
    • --wcname: 指定されたタイプ内の作業クラスの固有の名前を指定します。
    • --protocol: 要求を伝送する通信プロトコルを指定します。現在サポートされているプロトコルは、HTTP、IIOP、SOAP、JMS です。
  • addRules: ODR によって使用される種別ルールを作業クラスに追加します。このコマンドを LIKE ワイルドカード「%」と共に UNIX オペレーティング・システムで発行した場合、エスケープ・シーケンス (¥%%) を (¥%) に置き換えます。
    • --type: 変更する作業クラスのタイプを指定します。
      • ASP: アプリケーション・サービス・ポリシー
      • ARP: アプリケーション・ルーティング・ポリシー
      • GSP: 汎用サーバー・サービス・ポリシー
      • GRP: 汎用サーバー・ルーティング・ポリシー
    • --appname: アプリケーションの名前を指定します。--type パラメーターを ASP または ARP に指定した場合は必須になります。
    • --odrname: オンデマンド・ルーター (ODR) の名前を指定します。--type パラメーターを GSP または GRP に指定した場合は必須になります。
    • --nodename: ノードの名前を指定します。--type パラメーターを GSP または GRP に指定した場合は必須になります。
    • --wcname: 指定されたタイプ内の作業クラスの固有の名前を指定します。
    • --rule: 種別ルールを「priority?rule?action」の形式で指定します。
  • removeRule: 作業クラスから種別ルールを削除します。ルールは、ODR によって使用されなくなります。
    • --type: 変更する作業クラスのタイプを指定します。
      • ASP: アプリケーション・サービス・ポリシー
      • ARP: アプリケーション・ルーティング・ポリシー
      • GSP: 汎用サーバー・サービス・ポリシー
      • GRP: 汎用サーバー・ルーティング・ポリシー
    • --appname: アプリケーションの名前を指定します。--type パラメーターを ASP または ARP に指定した場合は必須になります。
    • --odrname: オンデマンド・ルーター (ODR) の名前を指定します。--type パラメーターを GSP または GRP に指定した場合は必須になります。
    • --wcname: 指定されたタイプ内の作業クラスの固有の名前を指定します。
    • --expression: ルール式を指定します。
    • --priority: 突き合わせを行うルールの優先順位を指定します。優先順位の小さいルールが先に突き合わせられます。
  • listRules: 種別ルールをリストします。
    • --type: 変更する作業クラスのタイプを指定します。
      • ASP: アプリケーション・サービス・ポリシー
      • ARP: アプリケーション・ルーティング・ポリシー
      • GSP: 汎用サーバー・サービス・ポリシー
      • GRP: 汎用サーバー・ルーティング・ポリシー
    • --appname: アプリケーションの名前を指定します。--type パラメーターを ASP または ARP に指定した場合は必須になります。
    • --odrname: オンデマンド・ルーター (ODR) の名前を指定します。--type パラメーターを GSP または GRP に指定した場合は必須になります。
    • --wcname: 指定されたタイプ内の作業クラスの固有の名前を指定します。
  • modifyDefaultAction: 作業クラスのデフォルトのアクションを編集します。
    • --type: 変更する作業クラスのタイプを指定します。
      • ASP: アプリケーション・サービス・ポリシー
      • ARP: アプリケーション・ルーティング・ポリシー
      • GSP: 汎用サーバー・サービス・ポリシー
      • GRP: 汎用サーバー・ルーティング・ポリシー
    • --appname: アプリケーションの名前を指定します。--type パラメーターを ASP または ARP に指定した場合は必須になります。
    • --odrname: オンデマンド・ルーター (ODR) の名前を指定します。--type パラメーターを GSP または GRP に指定した場合は必須になります。
    • --wcname: 指定されたタイプ内の作業クラスの固有の名前を指定します。
    • --wcaction: 指定された作業クラスのメンバーに要求を突き合わせるときに行うデフォルトのアクションを指定します。
  • getDefaultAction: 作業クラスのデフォルトのアクションを指定します。
    • --type: リストする作業クラスのタイプを指定します。
      • ASP: アプリケーション・サービス・ポリシー
      • ARP: アプリケーション・ルーティング・ポリシー
      • GSP: 汎用サーバー・サービス・ポリシー
      • GRP: 汎用サーバー・ルーティング・ポリシー
    • --appname: アプリケーションの名前を指定します。--type パラメーターを ASP または ARP に指定した場合は必須になります。
    • --odrname: オンデマンド・ルーター (ODR) の名前を指定します。--type パラメーターを GSP または GRP に指定した場合は必須になります。
    • --wcname: 指定されたタイプ内の作業クラスの固有の名前を指定します。
  • modifyVirtualHost: 作業クラスの仮想ホストを編集します。
    • --type: 変更する作業クラスのタイプを指定します。有効なタイプは、GSPGRP です。
    • --odrname: オンデマンド・ルーター (ODR) の名前を指定します。--type パラメーターを GSP または GRP に指定した場合は必須になります。
    • --wcname: 指定されたタイプ内の作業クラスの固有の名前を指定します。
    • --virtualhost: 仮想ホストを指定します。--type パラメーターを GSP または GRP に指定した場合は必須になります。
  • getVirtualHost: 作業クラスの仮想ホストをリストします。
    • --type: リストする作業クラスのタイプを指定します。有効なタイプは、GSPGRP です。
    • --odrname: オンデマンド・ルーター (ODR) の名前を指定します。--type パラメーターを GSP または GRP に指定した場合は必須になります。
    • --wcname: 指定されたタイプ内の作業クラスの固有の名前を指定します。

すべての作業クラスをリストする場合は、次のとおり。
./wsadmin.sh -lang jython -f workclassoperations.py listWorkClasses
アプリケーション Trade のすべての作業クラスをリストする場合は、次のとおり。
./wsadmin.sh -lang jython -f workclassoperations.py listWorkClasses 
--appname Trade
アプリケーション Trade の HTTP アプリケーション・ルーティング・ポリシー作業クラスを、デフォルト・アクション reject およびリジェクト・コード 404 で作成する場合は、次のとおり。
./wsadmin.sh -lang jython -f workclassoperations.py createWorkClass 
--type ARP --wcname CustomWorkClass --protocol HTTP --wcaction "reject?404" --appname Trade 
--module myModule.war --members "/test1?/test2"
アプリケーション Trade のすべてのルーティング・ポリシー作業クラスをリストする場合は、次のとおり。
./wsadmin.sh -lang jython -f workclassoperations.py listWorkClasses 
--type ARP --appname Trade
アプリケーション Trade の HTTP アプリケーション・ルーティング・ポリシー作業クラスのデフォルト・アクションを表示する場合は、次のとおり。
./wsadmin.sh -lang jython -f workclassoperations.py getDefaultAction 
--type ARP --wcname CustomWorkClass --appname Trade
アプリケーション Trade-edition1.0 の HTTP アプリケーション・サービス・ポリシーの作業クラス内の Default_TC に対するデフォルト・アクションを変更します。
./wsadmin.sh -lang jython -f workclassoperations.py modifyDefaultAction --type ASP --wcname Default_HTTP_WC 
--wcaction Default_TC --appname Trade-edition1.0
DayTrader アプリケーションのエディション 1.2 のデフォルトの HTTP 作業クラスをサービス・ポリシー GOLD のデフォルトのトランザクション・クラスにマップします。
import java.lang.System as System

wasinstallroot=System.getProperty("was.install.root")
execfile(wasinstallroot+"/bin/IMPPYModules.py")
import java.lang.System as System

wasinstallroot=System.getProperty("was.install.root")
execfile(wasinstallroot+"/bin/IMPPYModules.py")

#application with name DayTrader installed with edition 1.2
appName="DayTrader-edition1.2"
#Default_TC_GOLD is the default transaction class mapped to service policy GOLD
modifyAppSLADefaultAction("Default_HTTP_WC", appName, tcName, 0)

AdminConfig.save()
移行ユーザーの方へ 移行ユーザーの方へ: IMPPYModules.py と等価の WebSphere® Virtual Enterprise コマンドは XDPYModules.py です。 WebSphere Virtual Enterprise から移行する場合、IMPPYModules.py コマンド と同じように作動する XDPYModules.py コマンドを使用し続けることができます。trns
アプリケーション Trade のアプリケーション・サービス・ポリシー作業クラスの種別ルールを表示する場合は、次のとおり。
./wsadmin.sh -lang jython -f workclassoperations.py addRules --wcname CustomWorkClass 
--appname Trade --type ARP --rule "1?clienthost=\'localhost\' and serverhost like \'\%%.ibm.com\'?permit?Trade"
アプリケーション Trade のアプリケーション・サービス・ポリシー作業クラスから優先順位によって種別ルールを除去する場合は、次のとおり。
./wsadmin.sh -lang jython -f workclassoperations.py removeRule --wcname 
CustomWorkClass --appname Trade --type ARP --priority 1
アプリケーション Trade の HTTP アプリケーション・ルーティング・ポリシー作業クラスを除去する場合は、次のとおり。
./wsadmin.sh -lang jython -f workclassoperations.py removeWorkClass --type ARP 
--wcname CustomWorkClass --appname Trade

トピックのタイプを示すアイコン 参照トピック



タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: last_date
http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-nd-mp&topic=rwve_odwcscript
ファイル名:rwve_odwcscript.html