トンネル・ピア・アクセス・ポイントの設定
このページを使用して、トンネル・ピア・アクセス・ポイントを構成します。トンネル・ピア・アクセス・ポイントは、異なるセルにあるコア・グループ間の通信を確立するため に使用されます。この場合、セルの 1 つは IBM® WebSphere® Application Server の DMZ Secure Proxy Server に、もう 1 つのセルはファイアウォールの内側にそれぞれあります。トンネル・ピア・アクセス・ポイントは、 ピア・セル内のコア・グループ・アクセス・ポイントに相当します。トンネル・ピア・アクセス・ポイントの通信設定は、 1 つ以上のピア・エンドポイント、またはプロキシー・ピアを使用して指定されます。
トンネル・ピア・アクセス・ポイントには、ピア・ポートかプロキシー・ピア・アクセス・ポイントのいずれかが含まれている必要がありますが、両方は必要ありません。トンネル・ピア・アクセス・ポイントがそのトンネル・アクセス・ポイント・グループ内で直接アクセス可能な場合は、ピア・ポートを指定します。トンネル・ピア・アクセス・ポイントに 間接的にしか到達できない場合は、プロキシー・トンネル・ピア・アクセス・ポイントを使用してください。プロキシー・トンネル・ピア・アクセス・ポイントは、 直接アクセスできないトンネル・ピア・アクセス・ポイントの通信設定を確認する場合に使用されます。 プロキシー・トンネル・ピア・アクセス・ポイントは、適切な宛先コア・グループと通信できるピア・アクセス・ポイントを指定します。 指定されるプロキシー・トンネル・ピア・アクセス・ポイントは、定義済みのポートを持つトンネル・ピア・アクセス・ポイントでなければなりません。
この管理コンソール・ページを表示するには、
をクリックします。名前
トンネル・ピア・アクセス・ポイントの名前を指定します。この名前は、 ローカル・セル内で固有でなければなりません。
セル
トンネル・ピア・アクセス・ポイントが存在するセルを指定します。

再試行の遅延
ブリッジの再接続を試みるまでコア・グループ・ブリッジ・サービスに待機させる時間を秒単位で指定します。デフォルト値は 30 です。
SSL 構成
セキュア接続の確立に SSL を使用するかどうかを指定します。
- 製品でセキュア接続を管理する場合は「中央管理対象」。
- セキュア接続の確立に使用する特定 SSL 構成を指定する場合は「このエンドポイント固有」。このオプションを選択した場合は、セキュア接続の確立に使用する SSL 構成も選択する必要があります。
セル・レベルのアクセス
別のセルからのサーバーがこのアクセス・ポイントを使用して ローカル・セルとの通信を確立する場合、ローカル・セルに対するそのサーバーの アクセス・レベルを指定します。
- 「フル・アクセス」を選択すると、通信サーバーはローカル・セルからデータを読み取ることも、ローカル・セルにデータを書き込むこともできます。 ローカル・セルへの 読み取りアクセスおよび書き込みアクセスを制限する理由がない場合は、 このアクセス・レベルを指定します。
- 「読み取り専用」を選択すると、通信サーバーはローカル・セルから データを読み取ることはできますが、ローカル・セルにデータを書き込むことはできません。 他のコア・グループで実行しているアプリケーションがローカル・セル内のデータに アクセスできるようにする必要はあるが、ローカル・セルに保管されているデータを変更されたくない場合は、 このアクセス・レベルを指定します。
- 「書き込み専用」を選択すると、通信サーバーはローカル・セルにデータを 書き込むことはできますが、ローカル・セルからデータを読み取ることはできません。このアクセス・レベルは、他のコア・グループで実行されているアプリケーションがローカル・セルにデータを書き込めるようにする必要はあるが、ローカル・セルに保管されているデータが機密性の高いものである場合に適しています。 例えば、ローカル・セルに顧客の顧客番号が含まれており、ローカル・セルの外部に配置されているアプリケーション にこの情報を読み取られないようにする場合などです。