![[z/OS]](../images/ngzos.gif)
エラー・ダンプおよびクリーンアップ・インターフェース
エラー・ダンプおよびクリーンアップ (BBORLEXT) インターフェースが 備わっているので、WebSphere® Application Server for z/OS® をリカバリー環境で呼び出し、それによるダンプの要求とリソースのクリーンアップを可能にすることができます。
このインターフェースは以下のことを行います。
- 障害のある z/OS コンポーネントの機能 および DLL 名を SDWA に保存します。
- 時間障害環境と関係のある場合は、SDUMP を発行するかどうかを判別します。
- z/OS 内部 構造および接続をクリーンアップします。
プログラム要件: このインターフェースは、WebSphere Application Server for z/OS ロケーション・ サービス・デーモン、コントローラー (領域)、またはサーバント (領域) 内から 呼び出す必要があります。ESTAE ま たは FRR ルーチンなどの、呼び出し側が常駐しなければならないリカバリー環境に対する制約事項はありません。
一般情報
インターフェース | BBORLEXT への BALR |
ルーチンのアドレス | (ECVT+'234'x)+'20'x |
アドレス・モード | AMODE 31, RMODE any |
状態 | 問題のプログラム状態、タスク・モードの許可 |
クロスメモリー・モード | PASN=HASN=SASN (クロスメモリー以外) |
戻りコード | 戻りコードはなし |
機能 | さまざまな WebSphere for z/OS リソース をクリーンアップし、現行アドレス・スペースに SVC ダンプを出します。 |
入力レジスター情報
1 | SDWA のアドレスが入っています。 |
14 | リターン・アドレスが入っています。 |
15 | BBORLEXT のエントリー・ポイント・アドレスが入っています。 |
出力レジスター情報
制御が呼び出し側に戻ったとき、 レジスターの内容は以下のとおりです。0-1 | システムが作業レジスターとして使用します。 |
2-14 | 変更されていません。 |
15 | システムが作業レジスターとして使用します。 |
注: 呼び出し側の中には、サービスを出す前と出した後のレジスター内容が同じである
ことを前提とするものもあります。呼び出し側が依存するレジスターの内容を
システムが変更する場合には、呼び出し側は、サービスを出す前に、レジスターの内容
を保存し、システムが制御を戻した後に、その内容を復元する必要があります。
注: X22 異常終了または 0D6、052、067、CC3、および DC3 異常終了からの特定の理由コードの場合にはダンプは発生しません。ダンプを作成しない、他のエラー条件が発生する可能性もあります。
以下に、アセンブラーでこのルーチンを呼び出す方法の例を示します。
LA 1,SDWA Load SDWA@ in Reg 1
L 15,(0,16) Load CVT address
L 15,140(,15) Load ECVT address
L 15,564(,15) Load address of z/OS structure
L 15,32(,15) Load address of z/OS routine
BALR 14,15 Invoke z/OS routine