サービス統合バス間のメッセージ・フロー

アプリケーションはバスに接続し (ローカル・バス)、同じバスに接続される他のアプリケーションとメッセージを交換できます。異なるバス (外部バス) に接続されたアプリケーションとメッセージを交換するには、そのローカル・バスを外部バスに接続するサービス統合バス・リンクが必要です。

ローカル・バスに接続されたアプリケーションは、外部バス上の宛先にメッセージを送信します。ローカル・バス上にあるメッセージング・エンジンが、メッセージをリンク送信側キューに入れます。point-to-point メッセージングを使用するアプリケーションの場合、送信側バスのメッセージング・エンジンごとに 1 つのリンク送信側キューと 1 つのリンク送信側があります。パブリッシュ/サブスクライブ・メッセージングを使用するアプリケーションの場合、外部バスのトピック・スペース宛先にマップされるトピック・スペース宛先ごとに 1 つのリンク送信側キューと 1 つのリンク送信側があります。

それぞれのリンク送信側キューは、外部バス上のゲートウェイ・メッセージング・エンジンにあるリンク受信側キューと対応しています。各リンク受信側キューへは、リンク受信側がサービス提供します。

メッセージは、リンク送信側からサービス統合バス・リンク経由でリンク受信側キューに送信されます。リンク受信側は、メッセージをリンク受信側キューから削除し、ターゲットのリモート・キュー・ポイント (外部バスのゲートウェイ・メッセージング・エンジン上にある) に配置します。サービス統合の point-to-point メッセージングおよび パブリッシュ/サブスクライブ・メッセージングのいずれでも、リンク送信側キューが使用されます。

次の図に、サービス統合バス 1 からサービス統合バス 2 の外部宛先への、サービス統合バス・リンクを介したメッセージ・フローの例を示します。1 つのアプリケーションはメッセージング・エンジン ME1 に接続され、もう 1 つのアプリケーションはメッセージング・エンジン ME2 に接続されています。 これらのアプリケーションは、外部バス上の Q1 に送信するメッセージを作成します。メッセージは、各メッセージング・エンジンのリンク送信側キューに入れられてからゲートウェイ・メッセージング・エンジンおよびサービス統合バス・リンク経由で、外部バス上のゲートウェイ・メッセージング・エンジンのリンク受信側キューに送信されます。 ここから、メッセージはターゲット宛先 Q1 に配置されます。 ターゲット・キュー Q1 はメッセージング・エンジン ME5 上にあります。ゲートウェイ・メッセージング・エンジン ME4Gateway のリンク受信側は、リモート・キュー・ポイントを使用してメッセージを ME5 にルーティングします。

図 1. 2 つのサービス統合バス間のメッセージ・フロー
この図は、
2 つのサービス統合バス間のメッセージ・フローを示しています。

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