XML サポートの概要

この製品とともに提供される XML のサポートを使用すると、Extensible Stylesheet Language Transformations (XSLT)、XML パス言語 (XPath)、および XML Query Language (XQuery) などの標準の XML テクノロジーを使用してデータを処理する Web アプリケーションと連携できます。

XML 構造化データは、現在では、データ交換の一般的な形式となっています。XML データは、 既存のほとんどすべての WebSphere® アプリケーションで ナビゲート、照会、または変換に使用されています。

最初に標準化されて以来、アプリケーション開発環境における XML の使用は、 多数のシナリオに対応するために急速に普及しました。WebSphere Application Server は、 XML を含む最新のアプリケーション開発標準の主要なプラットフォームです。

注: IBM® WebSphere Application Server は、以下の World Wide Web Consortium (W3C) XML 標準のサポートをアプリケーション開発者に提供します。
  • Extensible Stylesheet Language Transformations (XSLT) 2.0
  • XML Path Language (XPath) 2.0
  • XML Query Language (XQuery) 1.0
これらの W3C XML 標準は、XML アプリケーションを作成するための多数の機能をアプリケーション開発者に提供します。XPath 2.0、XSLT 2.0、および XQuery 1.0 標準で提供される具体的な利点は、次のとおりです。
  • より簡単な XML アプリケーション開発と開発者の生産性の向上
  • XQuery 1.0 による、データベースの外部の XML に保管されている大量のデータを照会する機能の向上
  • 従来の欠点に対処するために W3C 仕様に導入された新しいフィーチャーによる、XML アプリケーション のパフォーマンスの向上
  • XML スキーマ認識処理および妥当性検査に関する新しいサポートによる、XML アプリケーションの信頼性の向上
注: XPath 1.0 または XSLT 1.0 を (後方互換モードとしてではなく) 使用したい場合は、 引き続き Java™ 2 Platform, Standard Edition (J2SE) 6.0 および 7.0 で Java API for XML Processing (JAXP) を使用してください。

これらの W3C XML 標準について詳しくは、XQuery 1.0、XSLT 2.0、XPath 2.0 の各仕様群の公開について (W3C 勧告) を参照してください。

同製品は、これらの標準のサポートにおいて、IBM XML Application Programming Interface を提供します。 このアプリケーション・プログラミング・インターフェースは、 XPath 2.0、XSLT 2.0、および XQuery 1.0 を実行し、返された XML データを処理できる 実行時エンジンを起動します。

同製品には、IBM Thin Client for XML with WebSphere Application Server も組み込まれています。シン・クライアントにより、完全製品で使用可能な、 同じ XML API および実行時機能 (XPath 2.0、XSLT 2.0、および XQuery 1.0) に アクセスすることができます。シン・クライアントは、WebSphere Application Server インストールのサポートを得て Java SE を実行する複数のクライアントにコピーできます。


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ファイル名:cins_xml_overview.html