カスタム・プロパティー・ポリシーの構成

管理コンソールでポリシー・セットを処理するときに、ポリシーをカスタマイズして、他のポリシー・タイプでサポートされていない汎用プロパティーを設定することができます。 ポリシー内のすべてのポリシーはユーザー定義であるため、カスタム・プロパティーのポリシー構成はカスタマイズする必要があります。

このタスクについて

この管理コンソール・ページは、Java™ API for XML Web Services (JAX-WS) アプリケーションにのみ適用されます。

他のポリシー・タイプでサポートされない汎用プロパティーは、カスタム・プロパティー・ポリシーを使用して構成できます。 これらの追加プロパティーは、バインディングで設定されます。 カスタム・プロパティー・ポリシーは、JAX-WS プログラミング・モデルを使用して BindingProvider オブジェクトにバインディング・プロパティーを設定する代わりに、 バインディング・プロパティーを設定する代替方法になります。 CustomProperties バインディングは、サービス・クライアントでのみサポートされます。

追加されたカスタム・プロパティー・ポリシーを使用して新規ポリシー・セットを作成したら、カスタム・プロパティー・バインディングを作成し、少なくとも 1 つカスタム・プロパティーを追加してバインディングを構成する必要があります。 カスタム・プロパティー・バインディング・タイプは、汎用クライアント・バインディングかアプリケーション固有クライアント・バインディングに追加することができます。 空のカスタム・プロパティー・バインディングを作成することはできません。 バインディング内に名前と値のペアを少なくとも 1 つ定義する必要があります。

混合バージョン環境 (Mixed-version environment) 混合バージョン環境 (Mixed-version environment): 混合セル環境内では、CustomProperties ポリシーを含むポリシー・セットへの関連付けに対して、以下の制限が適用されます。
  • WebSphere® Application Server バージョン 8.0 より前のアプリケーション・サーバーにデプロイされたアプリケーションに、 CustomProperties ポリシーを含むポリシー・セットへの関連付けを作成しないでください。 CustomProperties ポリシーは、 WebSphere Application Server バージョン 8.0 以降でのみサポートされています。
  • CustomProperties ポリシーを含むポリシー・セットへの関連付けがあるアプリケーションは、 WebSphere Application Server バージョン 8.0 より前のアプリケーション・サーバーにデプロイしないでください。
  • クラスター環境にデプロイされたアプリケーションに、 CustomProperties ポリシーを含むポリシー・セットへの関連付けがある場合、 WebSphere Application Server バージョン 8.0 より前のメンバー・アプリケーション・サーバーをクラスターに追加しないでください。
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手順

  1. カスタム・プロパティー・ポリシーを作成します。
    1. アプリケーション・ポリシー・セットまたはシステム・ポリシー・セットにナビゲートします。 管理コンソールから、「サービス」>「ポリシー・セット」>「アプリケーション・ポリシー・セット」とクリックするか、あるいは「サービス」>「ポリシー・セット」>「システム・ポリシー・セット」とクリックします。
    2. 「新規...」ボタンをクリックします。
    3. 固有のポリシー・セット名を入力します。
    4. 「追加」ボタンをクリックし、「ポリシー」テーブルで「カスタム・プロパティー」ポリシーを選択します。
    5. 「適用」ボタンをクリックします。
    6. 「保存」リンクをクリックします。
    このパネルからカスタム・プロパティー・ポリシーを構成することはできません。 カスタム・プロパティーは、カスタム・プロパティー・バインディングを使用して構成する必要があります。
  2. カスタム・プロパティー・バインディングをカスタマイズします。
    1. カスタム・プロパティー・バインディングにナビゲートします。 管理コンソールで、「サービス」>「ポリシー・セット」>「汎用クライアント・ポリシー・セット・バインディング 」>「client_policy_set_binding_nameとクリックします。
    2. 「追加」>「カスタム・プロパティー」をクリックします。

      「カスタム・プロパティー (バインディング)」ウィンドウに、カスタム・プロパティー・バインディングを追加するためのオプションが表示されます。

    3. 追加するカスタム・プロパティーごとにプロパティーを指定します。 以下のフィールドは必須です。
      名前
      カスタム・プロパティーの名前を表示します。
      カスタム・プロパティーの値を表示します。

      アプリケーション固有のバインディングは、「アプリケーション・ポリシー・セットおよびバインディングの関連付け」パネルから同様にカスタマイズできます。

タスクの結果

カスタム・プロパティー・ポリシーをカスタマイズすると、関連付けられたポリシー・セットではこのポリシーを使用して、他のポリシー・タイプでサポートされない汎用プロパティーを設定します。

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ファイル名:twbs_wsspspcustomprops.html