メッセージ・リスナー・サービスのカスタム・プロパティー
このパネルを使用して、メッセージ・リスナー・サービスのカスタム・プロパティーを表示または変更します。
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- DYNAMIC.CONFIGURATION.ENABLED
ENABLE.ZOS.LP.RECOVERY
- MAX.RECOVERY.RETRIES
- MDB.THROTTLE.THRESHOLD.LOW.EQUALS.HIGH
- MQJMS.POOLING.THRESHOLD
- MQJMS.POOLING.TIMEOUT
- NON.ASF.RECEIVE.TIMEOUT
- NON.ASF.BMT.ROLLBACK.ENABLED
- RECOVERY.RETRY.INTERVAL
- SERVER.SESSION.POOL.REAP.TIME
- SERVER.SESSION.POOL.UNUSED.TIMEOUT
- SERVER.SESSION.POOL.UNUSED.TIMEOUT.<LP 名>
DYNAMIC.CONFIGURATION.ENABLED
このプロパティーは、リスナー・ポートが作成されるアプリケーション・サーバーを再始動する必要があるかどうかを制御します。 このプロパティーを True に設定すると、動的構成が使用可能になります。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | ブール |
デフォルト | False (選択されていない) |
![[z/OS]](../images/ngzos.gif)
ENABLE.ZOS.LP.RECOVERY
このプロパティーは、アプリケーション・サーバーが WebSphere MQ for z/OS に接続される場合のリスナー・ポートの振る舞いを制御します。
- キュー・マネージャーが停止した場合など、アプリケーション・サーバーと WebSphere MQ の間の接続が失われた場合に、リスナー・ポートが復旧処理を試行する。 このプロパティーを使用可能に設定していないと、キュー・マネージャーの停止後にリスナー・ポートが復旧処理を試行しません。
- リスナー・ポートに対して複数のワークロード管理分類を構成する。 このプロパティーを使用可能に設定していないと、リスナー・ポートに対して複数のワークロード管理分類を構成した場合に、メッセージが WebSphere MQ キュー上に残ります。
プロパティーの追加後には、サーバーを再始動してください。
バインディング接続を通じて WebSphere MQ for z/OS に接続する場合は、WebSphere MQ バージョン 6.0.2.4 に用意されている WebSphere MQ APAR PK53912 を適用する必要もあります。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | ブール |
デフォルト | True (使用可能) |
MAX.RECOVERY.RETRIES
このサービスによって管理されるリスナー・ポート が断念して停止するまでに障害からリカバリーしようとする最大 回数。停止すると、関連したリスナー・ポートが停止状態に 変更されます。再試行の間隔は、RECOVERY.RETRY.INTERVAL プロパティーによって定義されます。
- リスナー・ポートが JMS プロバイダーからのメッセージの取得を試みた際に、 予期しないエラーが発生した。
- アプリケーション・サーバーと JMS プロバイダー間の接続が失われた (通常、ネットワーク・エラーが原因)。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | 整数 |
単位 | 再試行の回数 |
デフォルト | 5 |
範囲 | 0 (再試行しない) から 2147483647 |
MDB.THROTTLE.THRESHOLD.LOW.EQUALS.HIGH
下限メッセージしきい値に達したときにコントローラーがメッセージ処理を続行することを許可するスロットル指標。メッセージ・リスナー・サービスがカスタム・プロパティー MDB.THROTTLE.THRESHOLD.LOW.EQUALS.HIGH を値 true に設定して構成されていると、 下限しきい値は上限しきい値 (これは、外部で設定される、リスナー・ポートの最大セッション数プロパティーです) に内部的に設定されます。
通知 | 値 |
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データ型 | ストリング |
デフォルト | true |
MQJMS.POOLING.THRESHOLD
プール内の未使用接続の最大数。
MQSimpleConnectionManager は、直前に使用された接続から割り振り、 使用されない最も古い接続から破棄していきます。 デフォルトでは、プール内にある未使用接続数が 10 を超えた場合に、接続が 1 つ破棄されます。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | 整数 |
単位 | 接続数 |
デフォルト | 10 |
MQJMS.POOLING.TIMEOUT
プール内の未使用の接続が破棄されるまでのミリ秒数。
MQSimpleConnectionManager は、直前に使用された接続から割り振り、 使用されない最も古い接続から破棄していきます。 デフォルトでは、5 分間続けて使用されなかった接続は破棄されます。
通知 | 値 |
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データ型 | 整数 |
単位 | ミリ秒 |
デフォルト | 5 分間 |
NON.ASF.RECEIVE.TIMEOUT
同期メッセージが受信するタイムアウト (ミリ秒) は、非 ASF モードの操作でメッセージ指向の Bean リスナー・セッションによって実行されます。
- ASF モードは、アプリケーションに並行性とトランザクションのサポートを提供します。 パブリッシュ/サブスクライブ・メッセージ駆動型 Bean の場合には、ASF モードによって、 より良いスループットおよび並行性が得られます。これは、非 ASF モードでは、リスナーは単一スレッドになっているためです。
- 非 ASF モードは、主に JMS ASF をサポートしていないサード・パーティーのメッセージング・プロバイダーで使用します。JMS ASF は、JMS 仕様に対するオプションの拡張機能です。 非 ASF モードはトランザクション指向でもあります。ただし、パス長が ASF モードの場合より短いため、通常はパフォーマンスが向上します。
アプリケーション・サーバー上のすべてのメッセージ駆動型 Bean リスナーに対して、非 ASF モードの操作を使用可能にするには、このプロパティーにゼロ以外の値を設定してください。
z/OS システムでは、非 ASF モードを選択できないため、このプロパティーにゼロ以外の値を設定しないでください。
メッセージング・システムが非 ASF モードで稼働している場合は、 不要なトランザクション・タイムアウトが発生しないように、合計トランザクション存続時間タイムアウトに達する前に処理が完了できる十分な時間を割り当ててください。 そのため、必ず、 NON.ASF.RECEIVE.TIMEOUT メッセージ・リスナー・サービス・カスタム・プロパティーに指定した値が、 トランザクション・サービス・プロパティーの「合計トランザクション存続時間タイムアウト」に指定した値より小さく、 かつ、この 2 つのプロパティーの値の差が、メッセージ駆動型 Bean (MDB) の onMessage() メソッドでメッセージの処理にかかる時間より大きくなるようにしてください。
例えば、ユーザーのメッセージ駆動型 Bean の onMessage() メソッドの所要時間が通常最大 10 秒で、トランザクション・タイムアウトが 120 秒に設定されている場合、NON.ASF.RECEIVE.TIMEOUT プロパティーは 110000 ミリ秒 (つまり 110 秒) 以下に設定できます。
通知 | 値 |
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データ型 | 整数 |
単位 | ミリ秒 |
デフォルト | ASF モード (カスタム・プロパティーは作成されません) |
範囲 | 0 以上のミリ秒
|
NON.ASF.BMT.ROLLBACK.ENABLED
非アプリケーション・サーバー機能 (非 ASF) モードの操作が (NON.ASF.RECEIVE.TIMEOUT プロパティーをゼロ以外の値に設定したため) 使用中であり、Bean 管理トランザクションを使用するメッセージ駆動型 Bean が実行時例外を生成する場合、NON.ASF.BMT.ROLLBACK.ENABLED プロパティーによりメッセージが宛先に戻されるかどうかが決定されます。
- ASF モードは、アプリケーションに並行性とトランザクションのサポートを提供します。 パブリッシュ/サブスクライブ・メッセージ駆動型 Bean の場合には、ASF モードによって、 より良いスループットおよび並行性が得られます。これは、非 ASF モードでは、リスナーは単一スレッドになっているためです。
- 非 ASF モードは、主に JMS ASF をサポートしていないサード・パーティーのメッセージング・プロバイダーで使用します。JMS ASF は、JMS 仕様に対するオプションの拡張機能です。 非 ASF モードはトランザクション指向でもあります。ただし、パス長が ASF モードの場合より短いため、通常はパフォーマンスが向上します。
z/OS システムでは、非 ASF モードは選択できません。
このプロパティーが False に設定されている (デフォルト) 場合、メッセージはメッセージ駆動型 Bean に渡される前に自動的に応答されます。
このプロパティーを True に設定すると、メッセージがメッセージ駆動型 Bean によって正常に処理された後に、メッセージ・リスナー・サービスがクライアントに対してメッセージの確認応答を送信します。Bean がメッセージに対して例外を生成した場合、メッセージ・リスナー・サービスはそのメッセージのリカバリーを要求します。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | ブール |
デフォルト | False |
RECOVERY.RETRY.INTERVAL
リスナー・ポートによる、障害からのリカバリー の再試行の間隔を示す秒数。再試行の最大数は 、MAX.RECOVERY.RETRIES プロパティーによって定義 されます。
- リスナー・ポートが JMS プロバイダーからのメッセージの取得を試みた際に、 予期しないエラーが発生した。
- アプリケーション・サーバーと JMS プロバイダー間の接続が失われた (通常、ネットワーク・エラーが原因)。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | 整数 |
単位 | 秒 |
デフォルト | 60 |
範囲 | 1 から 2147483647 |
SERVER.SESSION.POOL.REAP.TIME
サーバー・セッション・プールの検査間隔秒数。 サーバー・セッション・プールのモニターを使用可能にするには、このプロパティーを負以外の値に設定します。
メッセージング・システムを非 ASF モードで実行している場合、SERVER.SESSION.POOL.REAP.TIME カスタム・プロパティーは適用されません。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | 整数 |
単位 | 秒 |
デフォルト | -1 (使用不可) |
範囲 | -2147483648 から 2147483647 まで |
SERVER.SESSION.POOL.UNUSED.TIMEOUT
デフォルトのサーバー・セッション・プール・タイムアウト (秒)。
このプロパティーが負以外の値に設定されている場合、サーバー・セッションが使用されてから経過した時間と比較されます。 タイムアウト値が経過時間より小さい場合、サーバー・セッションはサーバー・セッション・プールから除去され、JMS セッションは JMS セッション・プールに返されます。例えば、タイムアウト値が 1 秒の場合、特定のサーバー・セッションが使用されてから 2 秒経過すると、そのサーバー・セッションはサーバー・セッション・プールから除去され、JMS セッションは JMS セッション・プールに返されます。
SERVER.SESSION.POOL.UNUSED.TIMEOUT カスタム・プロパティーは、メッセージング・システムが非 ASF モードで実行されている場合は適用されません。
通知 | 値 |
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データ型 | 整数 |
単位 | 秒 |
デフォルト | -1 (使用不可) |
範囲 | -2147483648 から 2147483647 まで |
SERVER.SESSION.POOL.UNUSED.TIMEOUT.<LP 名>
このプロパティーは、<LP 名> に定義された名前のリスナー・ポートのデフォルトの SERVER.SESSION.POOL.UNUSED.TIMEOUT 値をオーバーライドします。 この値は、指定されたリスナー・ポートを使用して、すべてのメッセージ駆動型 Bean に適用されます。
SERVER.SESSION.POOL.UNUSED.TIMEOUT プロパティーが負の値に設定されていても、このオーバーライドが負以外の値に設定されていると、SERVER.SESSION.POOL.UNUSED.TIMEOUT プロパティーをオーバーライドします。
このオーバーライドが負の値に設定されている場合、指定されたリスナー・ポートのサーバー・セッション・プールのモニターを使用不可にします。
SERVER.SESSION.POOL.UNUSED.TIMEOUT.lpname カスタム・プロパティーは、メッセージング・システムが非 ASF モードで実行されている場合は適用されません。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | 整数 |
単位 | 秒 |
デフォルト | 設定なし |
範囲 | -2147483648 から 2147483647 まで |