Apache Derby 用データ・ソースの最小必要設定
次のプロパティーは、JDBC ドライバーの実装に関するデータベース・ベンダーの要件によって異なります。構成するデータ・ソースごとに適切なプロパティーを設定してください。これらの設定は Apache Derby データ・ソース用です。
- Derby JDBC Provider
Derby JDBC ドライバーは、アプリケーション・ サーバーに既に組み込まれているフレームワークを使用して、Apache Derby データベースへ の JDBC アクセスを提供します。 バージョン 4.0 データ・ソースはいずれもこのプロバイダーでは使用できません。
このプロバイダーの特徴は、以下のとおりです。- バージョン 6.0.2 以降のノードでのみ構成可能です。
- 以下のクラスがある 1 フェーズ・データ・ソースをサポートします。
org.apache.derby.jdbc.EmbeddedConnectionPoolDataSource
- JDBC ドライバー・ファイルが必要です。
- derby.jar
絶対パス名は ${DERBY_JDBC_DRIVER_PATH}/derby.jar です。 アプリケーション・サーバーを使用して接続する場合、環境変数は自動的に 設定されます。
- derby.jar
- 以下の DataStoreHelper クラスが必要です。
com.ibm.websphere.rsadapter.DerbyDataStoreHelper
- 以下のプロパティーが必要です。
- databaseName
- データ・ソースが接続を取得するデータベースの名前。完全修飾パス名を指定しない
場合、アプリケーション・サーバーは、app_server_root/derby の
デフォルトのロケーション、あるいは、AIX®、HP-UX、Linux、または Solaris システム環境の同等のデフォルトを使用します。データベースの
パス名の例は、以下のとおりです。
/tmp/sampleDB
c:¥temp¥sampleDB
- Derby JDBC Provider (XA)
Derby JDBC ドライバー (XA) は、 アプリケーション・サーバーに既に組み込まれているフレームワークを使用 して、Apache Derby データベースへの JDBC アクセスを提供します。
このプロバイダーの特徴は、以下のとおりです。- バージョン 4.0 データ・ソースの使用をサポートしません。
- バージョン 6.0.2 以降のノードでのみ構成可能です。
- 以下のクラスがある 2 フェーズ・データ・ソースをサポートします。
org.apache.derby.jdbc.EmbeddedXADataSource
- JDBC ドライバー・ファイルが必要です。
- derby.jar
絶対パス名は ${DERBY_JDBC_DRIVER_PATH}/derby.jar です。 アプリケーション・サーバーを使用して接続する場合、環境変数は自動的に 設定されます。
- derby.jar
- 以下の DataStoreHelper クラスが必要です。
com.ibm.websphere.rsadapter.DerbyDataStoreHelper
- 有効な認証別名は必要ありません。
- 以下のプロパティーが必要です。
- databaseName
- データ・ソースが接続を取得するデータベースの名前。完全修飾パス名を指定しない
場合、アプリケーション・サーバーは、app_server_root/derby の
デフォルトのロケーション、あるいは、AIX、HP-UX、Linux、または Solaris システム環境の同等のデフォルトを使用します。データベースの
パス名の例は、以下のとおりです。
/tmp/sampleDB
c:¥temp¥sampleDB
- Derby JDBC プロバイダー 40
Derby JDBC プロバイダー 40 は、 アプリケーション・サーバーに既に組み込まれているフレームワークを使用 して、Apache Derby データベースへの JDBC アクセスを提供します。
このプロバイダーの特徴は、以下のとおりです。- バージョン 7.0 以降のノードでのみ構成可能です。
- バージョン 4.0 データ・ソースはサポートされない
- 以下のクラスがある 1 フェーズ・データ・ソースをサポートします。
org.apache.derby.jdbc.EmbeddedConnectionPoolDataSource40
- JDBC ドライバー・ファイルが必要です。
- derby.jar
絶対パス名は ${DERBY_JDBC_DRIVER_PATH}/derby.jar です。 アプリケーション・サーバーを使用して接続する場合、環境変数は自動的に 設定されます。
- derby.jar
- 以下の DataStoreHelper クラスが必要です。
com.ibm.websphere.rsadapter.DerbyDataStoreHelper
- 以下のプロパティーが必要です。
- databaseName
- データ・ソースが接続を取得するデータベースの名前。完全修飾パス名を指定しない
場合、アプリケーション・サーバーは、app_server_root/derby の
デフォルトのロケーション、あるいは、AIX、HP-UX、Linux、または Solaris システム環境の同等のデフォルトを使用します。データベースの
パス名の例は、以下のとおりです。
/tmp/sampleDB
c:¥temp¥sampleDB
- Derby JDBC プロバイダー 40 (XA)
Derby JDBC プロバイダー 40 (XA) は、 アプリケーション・サーバーに既に組み込まれているフレームワークを使用 して、Apache Derby データベースへの JDBC アクセスを提供します。
このプロバイダーの特徴は、以下のとおりです。- バージョン 7.0 以降のノードでのみ構成可能です。
- バージョン 4.0 データ・ソースはサポートされない
- 以下のクラスがある 1 フェーズ・データ・ソースをサポートします。
org.apache.derby.jdbc.EmbeddedXADataSource40
- JDBC ドライバー・ファイルが必要です。
- derby.jar
絶対パス名は ${DERBY_JDBC_DRIVER_PATH}/derby.jar です。 アプリケーション・サーバーを使用して接続する場合、環境変数は自動的に 設定されます。
- derby.jar
- 以下の DataStoreHelper クラスが必要です。
com.ibm.websphere.rsadapter.DerbyDataStoreHelper
- 以下のプロパティーが必要です。
- databaseName
- データ・ソースが接続を取得するデータベースの名前。完全修飾パス名を指定しない
場合、アプリケーション・サーバーは、app_server_root/derby の
デフォルトのロケーション、あるいは、AIX、HP-UX、Linux、または Solaris システム環境の同等のデフォルトを使用します。データベースの
パス名の例は、以下のとおりです。
/tmp/sampleDB
c:¥temp¥sampleDB
- Derby Client を使用する Derby Network Server
このプロバイダーは、 アプリケーション・サーバーと同じノード上で実行される Apache Derby データベースへの アクセスにのみ使用してください。
このプロバイダーの特徴は、以下のとおりです。- バージョン 4.0 データ・ソースはサポートされない
- バージョン 6.1 以降のノードでのみ構成可能です。
- Derby Client プロバイダーを使用する Derby Network Server では、以下の 1 フェーズ
・データ・ソースを使用します。
org.apache.derby.jdbc.ClientConnectionPoolDataSource
- 次の JDBC ドライバー・ファイルが必要です。
- derbyclient.jar
- 以下の DataStoreHelper クラスが必要です。
com.ibm.websphere.rsadapter.DerbyNetworkServerDataStoreHelper
- 以下のプロパティーが必要です。
- databaseName
- データ・ソースが接続を取得するデータベースの名前。完全修飾パス名を指定しない
場合、アプリケーション・サーバーは、app_server_root/derby の
デフォルトのロケーション、あるいは、AIX、HP-UX、Linux、または Solaris システム環境の同等のデフォルトを使用します。データベースの
パス名の例は、以下のとおりです。
/tmp/sampleDB
c:¥temp¥sampleDB
- Derby Client (XA) を使用する Derby Network Server
このプロバイダーは、 アプリケーション・サーバーと同じノード上で実行される Apache Derby データベースへの アクセスにのみ使用してください。
このプロバイダーの特徴は、以下のとおりです。- バージョン 4.0 データ・ソースはサポートされない
- バージョン 6.1 以降のノードでのみ構成可能です。
- Derby Client プロバイダーを使用するこの Derby Network Server では、以下の XA データ
・ソースを使用します。
org.apache.derby.jdbc.ClientXADataSource
- 次の JDBC ドライバー・ファイルが必要です。
- derbyclient.jar
- 以下の DataStoreHelper クラスが必要です。
com.ibm.websphere.rsadapter.DerbyNetworkServerDataStoreHelper
- 以下のプロパティーが必要です。
- databaseName
- データ・ソースが接続を取得するデータベースの名前。完全修飾パス名を指定しない
場合、アプリケーション・サーバーは、app_server_root/derby の
デフォルトのロケーション、あるいは、AIX、HP-UX、Linux、または Solaris システム環境の同等のデフォルトを使用します。データベースの
パス名の例は、以下のとおりです。
/tmp/sampleDB
c:¥temp¥sampleDB
- Derby Client 40 を使用する Derby Network Server
このプロバイダーは、 アプリケーション・サーバーと同じノード上で実行される Apache Derby データベースへの アクセスにのみ使用してください。
このプロバイダーの特徴は、以下のとおりです。- バージョン 7.0 以降のノードでのみ構成可能です。
- バージョン 4.0 データ・ソースはサポートされない
- Derby Client プロバイダーを使用する Derby Network Server では、以下の 1 フェーズ
・データ・ソースを使用します。
org.apache.derby.jdbc.ClientConnectionPoolDataSource40
- 次の JDBC ドライバー・ファイルが必要です。
- derbyclient.jar
- 以下の DataStoreHelper クラスが必要です。
com.ibm.websphere.rsadapter.DerbyNetworkServerDataStoreHelper
- 以下のプロパティーが必要です。
- databaseName
- データ・ソースが接続を取得するデータベースの名前。完全修飾パス名を指定しない
場合、アプリケーション・サーバーは、app_server_root/derby の
デフォルトのロケーション、あるいは、AIX、HP-UX、Linux、または Solaris システム環境の同等のデフォルトを使用します。データベースの
パス名の例は、以下のとおりです。
/tmp/sampleDB
c:¥temp¥sampleDB
- Derby Client 40 (XA) を使用する Derby Network Server
このプロバイダーは、 アプリケーション・サーバーと同じノード上で実行される Apache Derby データベースへの アクセスにのみ使用してください。
このプロバイダーの特徴は、以下のとおりです。- バージョン 7.0 以降のノードでのみ構成可能です。
- バージョン 4.0 データ・ソースはサポートされない
- Derby Client プロバイダーを使用する Derby Network Server では、以下の 1 フェーズ
・データ・ソースを使用します。
org.apache.derby.jdbc.ClientXADataSource40
- 次の JDBC ドライバー・ファイルが必要です。
- derbyclient.jar
- 以下の DataStoreHelper クラスが必要です。
com.ibm.websphere.rsadapter.DerbyNetworkServerDataStoreHelper
- 以下のプロパティーが必要です。
- databaseName
- データ・ソースが接続を取得するデータベースの名前。完全修飾パス名を指定しない
場合、アプリケーション・サーバーは、app_server_root/derby の
デフォルトのロケーション、あるいは、AIX、HP-UX、Linux、または Solaris システム環境の同等のデフォルトを使用します。データベースの
パス名の例は、以下のとおりです。
/tmp/sampleDB
c:¥temp¥sampleDB