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ODR メモリー不足防止の構成

オンデマンド・ルーター (ODR) に送信される同時要求数が増加したときに ODR がメモリー不足にならないように、セル・レベルのカスタム・プロパティーを作成することができます。

このタスクについて

ODR は完全に非同期であるため、非常に大きい同時接続数に拡大することがあります。 アプリケーション・サーバー・スレッドが何らかの条件 (データベースが遅い、など) によりスローダウンし始めるか、ハングすると、 1 つの ODR を経由する同時要求数が劇的に増加する可能性があります。 このシナリオにおいて ODR で接続数が増えることでメモリー不足が発生しないようにするために、 ヒープ使用率が最大しきい値を超えると、ODR は自動的に要求の拒否を開始して、接続をクローズします。

手順

  1. 以下のカスタム・プロパティーを設定して、ODR がどんなヒープ使用量に達すると要求を拒否するかを決定するパーセンテージの値を構成します。 ヒープ使用量が 90% を超えると、ODR はすべての着信要求を拒否し、 エラー・コード 503 が戻されます。
    1. 管理コンソールで、「システム管理」 > 「セル」 > 「カスタム・プロパティー」 > 「新規」を選択します。
    2. カスタム・プロパティーの名前を ODR.heapUsage.max と指定します。
    3. カスタム・プロパティーの値を指定します。 デフォルト値は 90 です。このフィーチャーを使用不可にするには、値を 100 に設定します。
  2. 以下のカスタム・プロパティーを設定して、要求が受け取られ、ヒープ使用量が最大しきい値を超えたときに返されるエラー・コードのタイプを構成します。
    1. 管理コンソールで、「システム管理」 > 「セル」 > 「カスタム・プロパティー」 > 「新規」を選択します。
    2. カスタム・プロパティーの名前を ODR.heapUsage.errorCode と指定します。
    3. カスタム・プロパティーの値を指定します。 デフォルト値は 503 です。

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ファイル名:twve_odrmemory.html