システム・プロパティーを設定して、リモート EJB クライアントが、ネストされたまたはルートに起因する例外を受信できるようにします。
ある種の例外が障害の根本原因であり、例外内でネストされている場合に、 アプリケーションをコーディングして特定のアクションを実行したい場合があります。 製品でのデフォルトの動作は、アプリケーションでネストされた例外または根本原因の例外をマスクすることがあります。
このタスクについて
製品の管理コンソールを介して、 Java 仮想マシン (JVM) システム・プロパティー com.ibm.websphere.ejbcontainer.includeRootExceptionOnRollback を true に設定することができます。 この変更により、リモート・クライアントは、ロールバックの発生時にネストされた例外を受信することができます。
注: このプロパティーは、Bean メソッドが実行されているトランザクションがこの特定のメソッド起動に対するコンテナーによって開始されたシナリオにのみ適用可能です。
その他のすべてのシナリオは、EJB 仕様に従って TransactionRollBackException 例外という結果になります。
手順
- 管理コンソールを開きます。
- 「サーバー」を選択します。
- 「サーバー」>「アプリケーション・サーバー」>「server_name」と選択します。
- 「サーバー・インフラストラクチャー」の下で、「Java およびプロセス管理」>「プロセス定義」と選択します。
- 「追加プロパティー」の下で、「Java 仮想マシン」>「カスタム・プロパティー」>「新規」と選択します。
- 「名前」入力フィールドに、com.ibm.websphere.ejbcontainer.includeRootExceptionOnRollback と入力します。
- 「値」入力フィールドに true と入力します。
- 「OK」を選択します。