WebSphere Application Server と IBM MQ メッセージングの比較
WebSphere® Application Server または IBM MQ のユーザーをまだ設定していない場合に、サービス統合・プラットフォームまたは IBM MQ のほうがメッセージングの要件を適切に満たすと考えられる場合には、この表を使用して 2 つのプラットフォームの主要フィーチャーを比較してください。
サービス統合 (WebSphere Application Server のデフォルトのメッセージング・プロバイダー) | IBM MQ |
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WebSphere Application Server と密接に統合されていて、また Java™ Platform, Enterprise Edition (Java EE) とも十分に結合されている | ほとんどすべてのプラットフォームに接続可能で、異機種混合の環境をサポートする |
XMS クライアントを介して複数の言語をサポートし、また複数のプラットフォームもサポートする | 複数の言語および複数のプラットフォームをサポートする |
WebSphere Application Server で提供されたもの以外の、限定されたツール・サポート | 多数の独立系ソフトウェア・ベンダー (ISV) のツールが存在する |
JMS 用のパーシスタント・メッセージと非パーシスタント・メッセージの両方に優れたパフォーマンスを提供する | JMS および非 JMS のメッセージング・インターフェースをサポートし、非 JMS アプリケーションに優れたパフォーマンスを提供する |
32 ビット・オペレーティング・システム上で最大メッセージ・サイズが約 40 MB (ヒープの使用量に依存) で設計されている | 最大約 100 MB までの、サイズの大きいメッセージをサポートする |
WebSphere Enterprise Service Bus および WebSphere Process Serverを補強する | IBM MQ および IBM MQ File Transfer Editionを補強する |
WebSphere Application Server、WebSphere Enterprise Service Bus、および WebSphere Process Serverの単一管理モデルに組み込まれている | 既存のインフラストラクチャーおよびアプリケーション (例えば、CICS®) を統合することが可能 |
クラスター化が高可用性とスケーラビリティーを目的として、WebSphere Application Server のクラスター化と統合されている | IBM MQ クラスター化は、クラスター化されたキューを選択的に並列処理することができます。 |
注: 既存のメッセージング環境または計画しているメッセージング環境に IBM MQ システムと WebSphere Application Server システムの両方が含まれている場合、必ずしも特定のタスクに対して選択したメッセージング・プラットフォームによって、使用すべき JMS メッセージング・プロバイダーが決まるわけではありません。詳しくは、混合環境でのメッセージング・プロバイダーの選択を参照してください。