AdminTask オブジェクトの PolicySetManagement コマンド・グループ

Jython または Jacl スクリプト言語を使用すると、wsadmin ツールでポリシー・セット構成を管理することができます。PolicySetManagement グループのコマンドおよびパラメーターを使用して、ポリシー・セット、ポリシー、およびポリシー・セットの関連付けに関する構成を作成、削除、および管理することができます。

このトピックのコマンドを使用する前に、ご使用の wsadmin ツールが最新のものであることを確認してください。プロパティー・オブジェクトを attributes または bindingLocation パラメーターの値として受け入れるポリシー・セット管理コマンドは、以前のバージョンの wsadmin ツールではサポートされていません。例えば、 これらのコマンドは、バージョン 6.1.0.x ノードでは実行できません。

ポリシー・セット構成を管理するには、以下のコマンドを使用します。
ポリシー設定を管理するには、以下のコマンドを使用します。
ポリシー・セット・バインディングを管理するには、以下のコマンドを使用します。

listPolicySets

listPolicySets コマンドは、既存のすべてのポリシー・セットのリストを返します。管理セキュリティーが有効になっている場合、各ユーザー・ロールはこのコマンドを使用できます。

ターゲット・オブジェクト

なし。

オプション・パラメーター

-policySetType
ポリシー・セットのタイプを指定します。アプリケーション・ポリシー・セットを表示するには、application を指定します。トラスト・サービスまたは WS-MetadataExchange の関連付けのシステム・ポリシー・セットを表示するには、system を指定します。 トラスト・サービスのポリシー・セットを表示するには、system/trust を指定します。デフォルト・ポリシー・セットを表示するには、default を指定します。このパラメーターのデフォルト値は application です。(ストリング、オプション)
-fromDefaultRepository
デフォルトのリポジトリーを使用するかどうかを指定します。(ブール値、オプション)

戻り値

このコマンドは、既存のすべてのポリシー・セットのリストを返します。リスト内の各エントリーは、ポリシー・セットの名前です。

バッチ・モードの使用例

  • Jython ストリングを使用:
    AdminTask.listPolicySets('[-policySetType system/trust]')
  • Jython リストを使用:
    AdminTask.listPolicySets(['-policySetType', 'system/trust'])

対話モードの使用例

  • Jython の使用:
    AdminTask.listPolicySets('-interactive')

getPolicySet

getPolicySet コマンドは、指定されたポリシー・セットの説明やデフォルトのインディケーターなどの一般属性を戻します。管理セキュリティーが有効になっている場合、各ユーザー・ロールはこのコマンドを使用できます。

ターゲット・オブジェクト

なし。

必須パラメーター

-policySet
ポリシー・セット名を指定します。すべてのポリシー・セット名をリストする場合は、listPolicySets コマンドを使用します。 (ストリング、必須)

オプション・パラメーター

-isDefaultPolicySet
デフォルト・ポリシー・セットを表示するかどうかを指定します。デフォルト値は false です。(ブール値、オプション)
-fromDefaultRepository
デフォルトのリポジトリーを使用するかどうかを指定します。(ブール値、オプション)

戻り値

このコマンドは、指定されたポリシー・セット名の属性のリストを戻します。

バッチ・モードの使用例

  • Jython ストリングを使用:
    AdminTask.getPolicySet('[-policySet SecureConversation]')
  • Jython リストを使用:
    AdminTask.getPolicySet(['-policySet', 'SecureConversation'])

対話モードの使用例

  • Jython の使用:
    AdminTask.getPolicySet('-interactive')

createPolicySet

createPolicySet コマンドは、新規ポリシー・セットを作成します。 ポリシーはポリシー・セットでは作成されません。 デフォルトのインディケーターは、false に設定されます。

管理セキュリティーが有効になっている場合は、管理者ロールを使用してポリシー・セットを作成する必要があります。

ターゲット・オブジェクト

なし。

必須パラメーター

-policySet
ポリシー・セットの名前を指定します。(ストリング、必須)

オプション・パラメーター

-description
ポリシー・セットの説明を追加します。(ストリング、必須)
-policySetType
ポリシー・セットのタイプを指定します。値が application の場合、このコマンドはアプリケーション・ポリシー・セットを作成します。 値が system の場合、このコマンドは、トラスト・サービスまたは WS-MetadataExchange の関連付けに使用可能なポリシー・セットを作成します。値が system/trust の場合、このコマンドはトラスト・サービスのポリシー・セットを作成します。 このパラメーターのデフォルト値は application です。(ストリング、オプション)

戻り値

コマンドは、成功または失敗のメッセージを戻します。

バッチ・モードの使用例

  • Jython ストリングを使用:
    AdminTask.createPolicySet('[-policySet myCustomPS -description [my new custom policy
     set] -policySetType system/trust]')
  • Jython リストを使用:
    AdminTask.createPolicySet(['-policySet', 'myCustomPS', '-description',  '[my new custom
     policy set]', '-policySetType', 'system/trust'])

対話モードの使用例

  • Jython の使用:
    AdminTask.createPolicySet('-interactive')

copyPolicySet

copyPolicySet コマンドは、既存のポリシー・セットのコピーを作成します。 デフォルトでは、ポリシー・セットの関連付けは新規のポリシー・セットに転送されます。

管理セキュリティーが有効な場合は、管理者ロールを使用してポリシー・セットをコピーする必要があります。

ターゲット・オブジェクト

なし。

必須パラメーター

-sourcePolicySet
コピーする既存のポリシー・セットの名前を指定します。 (ストリング、必須)
-newPolicySet
作成中の新規ポリシー・セットの名前を指定します。 (ストリング、必須)
-newDescription
新規ポリシー・セットの説明を指定します。 (ストリング、必須)

オプション・パラメーター

-transferAttachments
このパラメーターが true に設定されていると、すべての接続はソース・ポリシー・セットから新規ポリシー・セットに転送されます。 デフォルト値は false です。(ブール値、オプション)

戻り値

コマンドは、成功または失敗のメッセージを戻します。

バッチ・モードの使用例

  • Jython ストリングを使用:
    AdminTask.copyPolicySet('[-sourcePolicySet SecureConversation -newPolicySet 
     CustomSecureConversation -newDescription [my new copied policy set] -transferAttachments true]')
  • Jython リストを使用:
    AdminTask.copyPolicySet(['-sourcePolicySet', 'SecureConversation', '-newPolicySet', 
     'CustomSecureConversation', '-newDescription', '[my new copied policy set]',  '-transferAttachments',
     'true'])

対話モードの使用例

  • Jython の使用:
    AdminTask.copyPolicySet('-interactive')

deletePolicySet

deletePolicySet コマンドは、指定されたポリシー・セットを削除します。 ポリシー・セットに関連付けが存在する場合、このコマンドは失敗メッセージを戻します。

管理セキュリティーが有効な場合は、管理者ロールを使用してポリシー・セットを削除する必要があります。

ターゲット・オブジェクト

なし。

必須パラメーター

-policySet
削除するポリシー・セットの名前を指定します。 (ストリング、必須)

戻り値

コマンドは、成功または失敗のメッセージを戻します。

バッチ・モードの使用例

  • Jython ストリングを使用:
    AdminTask.deletePolicySet('[-policySet customSecureConversation]')
  • Jython リストを使用:
    AdminTask.deletePolicySet(['-policySet', 'customSecureConversation'])

対話モードの使用例

  • Jython の使用:
    AdminTask.deletePolicySet('-interactive')

updatePolicySet

updatePolicySet コマンドは、属性リストを入力してポリシー・セットの更新を可能にします。 このコマンドを使用して、ポリシー・セットのすべての属性、または属性のサブセットを更新することができます。

管理セキュリティーが有効な場合は、管理者ロールを使用してポリシー・セット構成を更新する必要があります。

ターゲット・オブジェクト

なし。

必須パラメーター

-policySet
更新するポリシー・セットの名前を指定します。 (ストリング、必須)
-attributes
指定したポリシー・セットの更新用の属性を含むプロパティー・オブジェクトを指定します。 (プロパティー、必須)

戻り値

コマンドは、成功または失敗のメッセージを戻します。

バッチ・モードの使用例

  • Jython ストリングを使用:
    AdminTask.updatePolicySet('-policySet policySet1 -attributes [[type application]
     [description [my policy set description]]]')
  • Jython リストを使用:
    AdminTask.updatePolicySet(['-policySet', 'policySet1', '-attributes', '[[type
     application] [description [my policy set description]]]'])

対話モードの使用例

  • Jython の使用:
    AdminTask.updatePolicySet('-interactive')

addPolicyType

addPolicyType コマンドは、 指定されたポリシー・セットのポリシーをデフォルト値で追加します。 追加されたポリシーを使用可能にするか使用不可にするかを指示してください。

管理セキュリティーが有効になっている場合は、管理者ロールを使用してポリシーを追加する必要があります。

ターゲット・オブジェクト

なし。

必須パラメーター

-policySet
更新するポリシー・セットの名前を指定します。 (ストリング、必須)
-policyType
ポリシー・セットに追加するポリシーの名前を指定します。(ストリング、必須)
-enabled
このパラメーターが true に設定されていると、新規ポリシーはポリシー・セットで有効になります。 このパラメーターが false に設定されていると、構成はポリシー・セットに組み込まれますが、システムには影響を与えません。 (ブール、必須)

戻り値

コマンドは、成功または失敗のメッセージを戻します。

バッチ・モードの使用例

  • Jython ストリングを使用:
    AdminTask.addPolicyType('[-policySet customPolicySet -policyType WSTransaction -enabled true]')
  • Jython リストを使用:
    AdminTask.addPolicyType(['-policySet', 'customPolicySet', '-policyType', 'WSTransaction', '-enabled', 'true'])

対話モードの使用例

  • Jython の使用:
    AdminTask.addPolicyType('-interactive')

deletePolicyType

deletePolicyType コマンドは、ポリシー・セットからポリシーを削除します。

管理セキュリティーが有効な場合は、管理者ロールを使用してポリシーを構成から除去する必要があります。

ターゲット・オブジェクト

なし。

必須パラメーター

-policySet
更新するポリシー・セットの名前を指定します。 (ストリング、必須)
-policyType
ポリシー・セットから削除するポリシーの名前を指定します。(ストリング、必須)

戻り値

コマンドは、成功または失敗のメッセージを戻します。

バッチ・モードの使用例

  • Jython ストリングを使用:
    AdminTask.deletePolicyType('[-policySet customPolicySet -policyType WSTransaction]')
  • Jython リストを使用:
    AdminTask.deletePolicyType(['-policySet', 'customPolicySet', '-policyType', 'WSTransaction'])

対話モードの使用例

  • Jython の使用:
    AdminTask.deletePolicyType('-interactive')

validatePolicySet

validatePolicySet コマンドは、ポリシー・セットの構成を検証します。

管理セキュリティーが有効な場合は、管理者ロールを使用してポリシー・セットを検証する必要があります。

ターゲット・オブジェクト

なし。

必須パラメーター

-policySet
更新するポリシー・セットを指定します。(ストリング、必須)

戻り値

コマンドは、成功または失敗のメッセージを戻します。

バッチ・モードの使用例

  • Jython ストリングを使用:
    AdminTask.validatePolicySet('[-policySet customSecureConversation]')
  • Jython リストを使用:
    AdminTask.validatePolicySet(['-policySet', 'customSecureConversation'])

対話モードの使用例

  • Jython の使用:
    AdminTask.validatePolicySet('-interactive')

exportPolicySet

exportPolicySet コマンドは、クライアント環境にコピー可能なアーカイブとしてポリシー・セットをエクスポートします。

管理セキュリティーが有効な場合は、管理者ロールを使用してポリシー・セットをエクスポートする必要があります。

ターゲット・オブジェクト

なし。

必須パラメーター

-policySet
エクスポートするポリシー・セットを指定します。(ストリング、必須)
-pathName
作成するアーカイブ・ファイルのパス名を指定します。 (ストリング、必須)

戻り値

コマンドは、成功または失敗のメッセージを戻します。

バッチ・モードの使用例

  • Jython ストリングを使用:
    AdminTask.exportPolicySet('[-policySet customSecureConversation -pathName 
     C:/IBM/WebSphere/AppServer/PolicySets/customSC.zip]')
  • Jython リストを使用:
    AdminTask.exportPolicySet(['-policySet', 'customSecureConversation;, '-pathName', '
     C:/IBM/WebSphere/AppServer/PolicySets/customSC.zip'])

対話モードの使用例

  • Jython の使用:
    AdminTask.exportPolicySet('-interactive')

importPolicySet

importPolicySet コマンドは、圧縮されたアーカイブ・ファイルから、または選択したデフォルト・ポリシー・セットからポリシー・セットをサーバー環境にインポートします。

管理セキュリティーが有効になっている場合は、管理者ロールを使用してポリシー・セットをインポートする必要があります。

ターゲット・オブジェクト

なし。

オプション・パラメーター

-importFile
インポートするアーカイブ・ファイルのパス名を指定します。 (ストリング、オプション)
-defaultPolicySet
インポートするデフォルト・ポリシー・セットの名前を指定します。 (ストリング、オプション)
-policySet
新規ポリシー・セットに割り当てる名前を指定します。このパラメーターを指定しない場合、システムはポリシー・セットのオリジナルの名前を使用します。(ストリング、オプション)
-verifyPolicySetType
インポートするポリシー・セットのタイプが特定のタイプと一致するように指定します。 インポートするポリシー・セットが、システム・ポリシー・セット (トラスト・サービスのポリシー・セットを含む) のタイプであるかどうかを検証するには、system または system/trust を指定します。ポリシー・セットがアプリケーション・ポリシー・セットであるかどうかを検証するには、application を指定します。(ストリング、オプション)

戻り値

コマンドは、成功または失敗のメッセージを戻します。

バッチ・モードの使用例

  • Jython ストリングを使用:
    AdminTask.importPolicySet('[-importFile C:/IBM/WebSphere/AppServer/PolicySets/customSC.zip]')
  • Jython リストを使用:
    AdminTask.importPolicySet(['-importFile', 'C:/IBM/WebSphere/AppServer/PolicySets/customSC.zip'])

対話モードの使用例

  • Jython の使用:
    AdminTask.importPolicySet('-interactive')

listPolicyTypes

listPolicyTypes コマンドは、システムで構成されたポリシーの名前のリストを戻します。 入力パラメーターで、システムで構成される各ポリシー・タイプ、ポリシー・セットで構成されるポリシー・タイプ、およびバインド中のポリシー・タイプをリストできます。

管理セキュリティーが有効になっている場合、各管理ロールはポリシー・タイプをリストできます。

ターゲット・オブジェクト

なし。

オプション・パラメーター

-policySet
ポリシーを照会するポリシー・セットの名前を指定します。 ポリシー・セットを指定しない場合、このコマンドは構成で定義されているすべてのポリシーをリストします。 (ストリング、オプション)
-bindingLocation
バインディングのロケーションを指定します。 この値は、セル全体デフォルト・バインディング、サーバー固有デフォルト・バインディング、または接続固有バインディングです。 次のガイドラインに沿って、bindingLocation パラメーターをプロパティー・オブジェクトとして指定します。
  • セル全体デフォルト・バインディングの場合は、NULL または空のプロパティーを使用します。
  • サーバー固有デフォルト・バインディングの場合は、ノード名およびサーバー名をプロパティーに指定します。 プロパティー名は、node および server です。 サーバー固有のデフォルト・バインディングは推奨されていません。
  • 接続固有バインディングの場合は、アプリケーション名および接続 ID をプロパティーに指定します。 プロパティー名は、application および attachmentId です。
  • システムおよびトラスト・バインディングの場合は、systemType プロパティーを trustService に設定します。
  • トラスト・クライアント・バインディングの場合は、systemType プロパティーを trustClient に指定します。さらに、接続 ID を指定します。 特定アプリケーションのバインディングの場合は、application プロパティーも指定します。
  • WSNClient バインディングの場合は、バス名、サービス名、および接続 ID をプロパティーで指定します。プロパティー名は、busWSNService、 および attachmentId です。
(プロパティー、オプション)
-attachmentType
接続タイプがアプリケーション・バインディング、クライアント・バインディング、トラスト・サービス・バインディング、 トラスト・クライアント・バインディング 、または WS-Notification クライアント・バインディングのいずれであるのかを指定します。(ストリング、オプション)
移行ユーザーの方へ 移行ユーザーの方へ: たとえ、-attachmentType パラメーターに application 値を指定することができるとしても、 関連付けは、アプリケーションだけでなく、トラスト・サービスに対するシステムの関連付けなどに使用されるので、application 値の代わりに provider 値を使用してください。 システム・ポリシー・セットの関連付けの場合、 attachmentType パラメーターに provider 値を指定して、 -attachmentProperties パラメーターに "[systemType trustService]" 値を指定します。 WSNClient の関連付けの場合、 attachmentType パラメーターに client 値を指定して、 -attachmentProperties パラメーターに bus および WSNService プロパティーを指定します。trns
-bindingName
特定の汎用バインディングを指定します。このパラメーターを指定すると、その特定のバインディング内のポリシー・タイプがシステムによって表示されます。(ストリング、オプション)
-fromDefaultRepository
デフォルトのリポジトリーを使用するかどうかを指定します。(ブール値、オプション)

戻り値

このコマンドは、ポリシー・セットのリストを返します。

バッチ・モードの使用例

  • Jython ストリングを使用:
    AdminTask.listPolicyTypes('[-policySet customSecureConversation]')
  • Jython リストを使用:
    AdminTask.listPolicyTypes(['-policySet', 'customSecureConversation'])

対話モードの使用例

  • Jython の使用:
    AdminTask.listPolicyTypes('[-interactive]')

getPolicyType

getPolicyType コマンドは、指定したポリシーの属性を戻します。

管理セキュリティーが有効になっている場合、各管理ロールはポリシーの属性を照会できます。

ターゲット・オブジェクト

なし。

必須パラメーター

-policySet
照会するポリシー・セットの名前を指定します。 (ストリング、必須)
-policyType
対象のポリシーの名前を指定します。 (ストリング、必須)

オプション・パラメーター

-attributes
表示する特定の属性を指定します。 このパラメーターを使用しない場合、このコマンドは指定したポリシーのすべての属性を戻します。 (String[]、オプション)
-fromDefaultRepository
デフォルトのリポジトリーを使用するかどうかを指定します。(ブール値、オプション)

戻り値

このコマンドは、ポリシー属性が含まれているプロパティー・オブジェクトを戻します。

バッチ・モードの使用例

  • Jython ストリングを使用:
    AdminTask.getPolicyType('[-policySet customSecureConversation -policyType SecureConversation]')
  • Jython リストを使用:
    AdminTask.getPolicyType(['-policySet', 'customSecureConversation', '-policyType', 'SecureConversation'])

対話モードの使用例

  • Jython の使用:
    AdminTask.getPolicyType (['-interactive'])

setPolicyType

setPolicyType コマンドは、指定したポリシーの属性を更新します。
トラブルの回避 (Avoid trouble) トラブルの回避 (Avoid trouble): 管理コンソールのコマンド支援は、setPolicyType コマンドについては誤った Jython 構文を表示します。Username WSSecurity ポリシー・セットの応答メッセージ部分を保護するための XPath 式では、各 XPath プロパティー値の中に単一引用符 (') が含まれていますが、これは Jython ではサポートされていません。 管理コンソールのコマンド支援からこのコマンドを修正するには、それぞれの単一引用符の前に円記号 (¥) を追加して、単一引用符をエスケープします。

また、 属性を更新するために Jython スクリプトを使用する場合、ストリングのリスト ではなくエレメントのリストを取得したいのであれば、大括弧を含めないようにする必要があります。

gotcha

管理セキュリティーが有効になっている場合は、管理者ロールを使用してポリシーを構成する必要があります。

ターゲット・オブジェクト

なし。

必須パラメーター

-policySet
対象のポリシー・セットの名前を指定します。 (ストリング、必須)
-policyType
対象のポリシーの名前を指定します。 (ストリング、必須)
-attributes
更新する特定の属性を指定します。 プロパティーには、すべてのポリシー属性または属性のサブセットを組み込むことができます。 (プロパティー、必須)

オプション・パラメーター

-replace
既存のポリシー属性をコマンドで指定した新規属性で置き換えるかどうかを指示します。 複素数データのポリシーの場合、必要に応じて、構成からオプション部分を除去することができます。 このパラメーターは、すべての属性を取得する場合、編集を実行する場合、およびバインディング構成を編集したデータで置換する場合に使用します。 デフォルト値は false です。(ブール値、オプション)

戻り値

コマンドは、成功または失敗のメッセージを戻します。

バッチ・モードの使用例

  • Jython ストリングを使用:
    AdminTask.setPolicyType('[-policySet customSecureConversation -policyType 
     SecureConversation -attributes [[type application] [description [my new description]]]]')
  • Jython リストを使用:
    AdminTask.setPolicyType(['-policySet', 'customSecureConversation', '-policyType', 'SecureConversation', '-attributes',
     '[[type application] [description [my new description]]]'])

対話モードの使用例

  • Jython の使用:
    AdminTask.setPolicyType('-interactive')

getPolicyTypeAttribute

getPolicyTypeAttribute コマンドは、指定したポリシー属性の値を戻します。

管理セキュリティーが有効になっている場合、各管理ロールはポリシー・タイプ属性の値を照会できます。

ターゲット・オブジェクト

なし。

必須パラメーター

-policySet
対象のポリシー・セットの名前を指定します。 (ストリング、必須)
-policyType
対象のポリシーの名前を指定します。 (ストリング、必須)
-attributeName
対象の属性の名前を指定します。 (ストリング、必須)
-fromDefaultRepository
デフォルトのリポジトリーを使用するかどうかを指定します。(ブール値、オプション)

オプション・パラメーター

-fromDefaultRepository
デフォルトのリポジトリーを使用するかどうかを指定します。(ブール値、オプション)

戻り値

このコマンドは、指定した属性の値を含むストリングを返します。

バッチ・モードの使用例

  • Jython ストリングを使用:
    AdminTask.getPolicyTypeAttribute('[-policySet customSecureConversation  -policyType
     SecureConversation -attributeName type]')
  • Jython リストを使用:
    AdminTask.getPolicyTypeAttribute(['-policySet', 'customSecureConversation',  '-policyType',
     'SecureConversation', '-attributeName', 'type'])

対話モードの使用例

  • Jython の使用:
    AdminTask.getPolicyTypeAttribute('-interactive')

setPolicyTypeAttribute

setPolicyTypeAttribute コマンドは、指定したポリシー属性の値を設定します。

管理セキュリティーが有効な場合は、管理者ロールを使用してポリシー属性を構成する必要があります。

ターゲット・オブジェクト

なし。

必須パラメーター

-policySet
対象のポリシー・セットの名前を指定します。 (ストリング、必須)
-policyType
対象のポリシーの名前を指定します。 (ストリング、必須)
-attributeName
対象の属性の名前を指定します。 (ストリング、必須)
-attributeValue
対象の属性の値を指定します。(ストリング、必須)

戻り値

属性がポリシーに正しく追加された場合、このコマンドは true ストリング値を戻します。

バッチ・モードの使用例

  • Jython ストリングを使用:
    AdminTask.setPolicyTypeAttribute('[-policySet customPolicySet  -policyType
     WSReliableMessaging -attributeName specLevel  -attributeValue 1.0]')
  • Jython リストを使用:
    AdminTask.setPolicyTypeAttribute(['-policySet', 'customPolicySet',  '-policyType',
     'WSReliableMessaging', '-attributeName', 'specLevel',  '-attributeValue', '1.0'])

対話モードの使用例

  • Jython の使用:
    AdminTask.setPolicyTypeAttribute('-interactive')

getPolicySetAttachments

getPolicySetAttachments コマンドは、指定したアプリケーションで構成されたすべてのポリシー・セット関連付けのプロパティーをリストします。

管理セキュリティーが有効になっている場合、各管理ロールはポリシー・セット関連付けを照会できます。

ターゲット・オブジェクト

なし。

オプション・パラメーター

-applicationName
ポリシー・セット関連付けを照会するアプリケーションの名前を指定します。 アプリケーションとクライアントを接続する場合、このパラメーターは必須です。 トラスト・サービス接続を照会する場合、このパラメーターは必要ありません。 (ストリング、オプション)
-attachmentType
ポリシー・セット関連付けのタイプを指定します。(ストリング、オプション)
移行ユーザーの方へ 移行ユーザーの方へ: たとえ、-attachmentType パラメーターに application 値を指定することができるとしても、 関連付けは、アプリケーションだけでなく、トラスト・サービスに対するシステムの関連付けなどに使用されるので、application 値の代わりに provider 値を使用してください。 システム・ポリシー・セットの関連付けの場合、 attachmentType パラメーターに provider 値を指定して、 -attachmentProperties パラメーターに "[systemType trustService]" 値を指定します。 WSNClient の関連付けの場合、 attachmentType パラメーターに client 値を指定して、 -attachmentProperties パラメーターに bus および WSNService プロパティーを指定します。trns
-expandResources
各リソースの接続プロパティーに関する詳細な拡張情報を提供します。 このパラメーターをサービスの名前に設定すると、その Web サービスのリソースだけが戻されます。アスタリスク文字 (*) を指定すると、すべての Web サービスの拡張情報が戻されます。このパラメーターは、-attachmentType パラメーターの値が provider または client に設定されている場合に有効です。 (ストリング、オプション)
-attachmentProperties
接続の場所を識別するのに必要な情報を指定します。WSNClient の関連付けの場合、 attachmentType パラメーターに client を指定して、 -attachmentProperties パラメーターを使用して bus および WSNService プロパティーを指定します。システム・ポリシー・セットの関連付けの場合、 attachmentType パラメーターに provider を指定し、 -attachmentProperties パラメーターを使用して systemType プロパティー値を trustService に 設定します。 トラスト・クライアントの関連付けが指定されている場合、-attachmentProperties パラメーターには、値 trustClient を持つ systemType プロパティーが含まれます。 (プロパティー、オプション)
-serviceRef
接続が戻されるサービス参照の名前を指定します。 指定されると、サービス参照の接続だけが戻されます。このパラメーターは、expandResources パラメーター値がサービス名であり、attachmentType パラメーターがクライアントに設定されている場合に限って有効です。(ストリング、オプション)

戻り値

このコマンドは、ポリシー・セット名、接続 ID、リソース・リストなど、アプリケーション内の各接続のプロパティーのリストを返します。 expandResources パラメーターを指定すると、このコマンドは、resource、attachmentId、policySet、binding、および directAttachment プロパティーを返します。リソースがポリシー・セットに接続されていない場合は、resource プロパティーのみが表示されます。 binding プロパティーが存在するのは、接続にカスタム・バインディングが存在している場合のみです。

バッチ・モードの使用例

  • Jython ストリングを使用:
    AdminTask.getPolicySetAttachments('[-attachmentType provider -attachmentProperties "[systemType trustService]"]')
  • Jython リストを使用:
    AdminTask.getPolicySetAttachments(['-attachmentType', 'provider', '-attachmentProperties',
     '[systemType trustService]'])
以下の例では、指定されたサービス参照、myServiceRef に対するポリシー・セットの関連付け情報が戻されます。この例では、-expandResource パラメーターが指定されているため、各サービス参照の論理エンドポイントまたは操作に対する詳細なリソース情報が戻されます。
  • Jython ストリングを使用:
    AdminTask.getPolicySetAttachments('[-attachmentType client -applicationName application1 -expandResources {http://www.ibm.com}myService -serviceRef myServiceRef]') 
  • Jython リストを使用:
    AdminTask.getPolicySetAttachments(['-attachmentType', 'client', '-applicationName', 'application1', '-expandResources', '{http://www.ibm.com}myService', -serviceRef', 'myServiceRef'])

対話モードの使用例

  • Jython リストを使用:
    AdminTask.getPolicySetAttachments('-interactive')

createPolicySetAttachment

createPolicySetAttachment コマンドは、アプリケーションの新規ポリシー・セット関連付けを作成します。

管理セキュリティーが有効な場合は、次の表に説明されている、適切な管理ロールを使用していることを確認してください。
表 1. 管理ロール. この表は、管理セキュリティーが有効な場合の管理ロールおよび関連する許可について説明しています。
管理ロール 許可
管理者 管理者ロールには、ポリシー・セット関連付けを作成するための、セル全体でのアクセス権が必要です。特定のリソースのみへのアクセス権を持つ場合は、アクセス権を持つリソースに対してポリシー・セットの関連付けを作成できます。
コンフィギュレーター コンフィギュレーター・ロールには、ポリシー・セット関連付けを作成するための、セル全体でのアクセス権が必要です。特定のリソースのみへのアクセス権を持つ場合は、アクセス権を持つリソースに対してポリシー・セットの関連付けを作成できます。
デプロイヤー セル全体にわたるアクセス権またはリソース固有のアクセス権を持つデプロイヤー・ロールは、アプリケーション・リソースのポリシー・セット関連付けしか作成できません。
オペレーター オペレーター・ロールは、ポリシー・セットの関連付けを作成できません。
モニター モニター・ロールは、ポリシー・セットの関連付けを作成できません。

ターゲット・オブジェクト

なし。

必須パラメーター

-resources
ポリシー・セットに接続するアプリケーション・リソースの名前を指定します。(String[]、必須)

オプション・パラメーター

-applicationName
ポリシー・セット関連付けの対象のアプリケーション名を指定します。 アプリケーションとクライアントを接続する場合、このパラメーターは必須です。 トラスト・サービス接続の場合、このパラメーターは必要ありません。 (ストリング、オプション)
-attachmentType
ポリシー・セット関連付けのタイプを指定します。(ストリング、オプション)
移行ユーザーの方へ 移行ユーザーの方へ: たとえ、-attachmentType パラメーターに application 値を指定することができるとしても、 関連付けは、アプリケーションだけでなく、トラスト・サービスに対するシステムの関連付けなどに使用されるので、application 値の代わりに provider 値を使用してください。 システム・ポリシー・セットの関連付けの場合、 attachmentType パラメーターに provider 値を指定して、 -attachmentProperties パラメーターに "[systemType trustService]" 値を指定します。 WSNClient の関連付けの場合、 attachmentType パラメーターに client 値を指定して、 -attachmentProperties パラメーターに bus および WSNService プロパティーを指定します。trns
-dynamicClient
このパラメーターを true に設定すると、システムはクライアント・リソースを認識しません。 このオプションを指定することにより、クライアント・リソースは検証されません。 (ブール値、オプション)
-attachmentProperties
接続の場所を識別するのに必要な情報を指定します。WSNClient の関連付けの場合、 attachmentType パラメーターに client を指定して、 -attachmentProperties パラメーターを使用して bus および WSNService プロパティーを指定します。システム・ポリシー・セットの関連付けの場合、 attachmentType パラメーターに provider を指定し、 -attachmentProperties パラメーターを使用して systemType プロパティー値を trustService に 設定します。 トラスト・クライアントの関連付けが指定されている場合、-attachmentProperties パラメーターには、値 trustClient を持つ systemType プロパティーが含まれます。 (プロパティー、オプション)
-inheritFromService
サービス参照のリソースが、関連付けられたサービスのポリシー・セットの関連付けを継承するかどうかを指定します。このパラメーターは、サービス参照接続だけに使用します。このパラメーターのデフォルト値は true です。(ブール値、オプション)
-policySet
接続するポリシー・セットの名前を指定します。 このパラメーターは、リソースがサービス参照を指定しておらず、inheritFromService パラメーターが指定されていない限り必須です。policySet パラメーターが指定されておらず、inheritFromService パラメーターが false の場合、サービス参照のすべての接続が除去され、サービス参照にポリシー・セットの関連付けがなくなります。policySet パラメーターが指定されておらず、inheritFromService パラメーターが true の場合、サービス参照のすべての接続が除去され、サービス参照はサービスのポリシーを継承します。(ストリング、オプション)

戻り値

このコマンドは、新規接続の ID を含むストリングを返します。

バッチ・モードの使用例

  • Jython ストリングを使用:
    AdminTask.createPolicySetAttachment('[-policySet policyset1 -resources "WebService:/" -applicationName WebService -attachmentType provider]')
  • Jython リストを使用:
    AdminTask.createPolicySetAttachment(['-policySet', 'policyset1', '-resources', '"WebService:/"', '-applicationName', 'WebService',
     '-attachmentType', 'provider'])

対話モードの使用例

  • Jython の使用:
    AdminTask.createPolicySetAttachment('-interactive')
混合バージョン環境 (Mixed-version environment) 混合バージョン環境 (Mixed-version environment): 混合セル環境では、WebSphere® Application Server バージョン 8.0 より前のアプリケーション・サーバーにデプロイされたアプリケーションに対して、名前と値のペア形式で指定されたサービス参照接続またはリソース接続を作成しないでください。 サービス参照関連付けは WebSphere Application Server バージョン 8.0 以降でのみサポートされます。

混合セル環境では、 WebSphere Application Server バージョン 8.0 より前のアプリケーション・サーバー にデプロイされたアプリケーションについて、CustomProperties ポリシーを含むポリシー・セットへの 関連付けを作成してはなりません。 CustomProperties ポリシーは、 WebSphere Application Server バージョン 8.0 以降でのみサポートされています。

mixv

updatePolicySetAttachment

updatePolicySetAttachment コマンドは、ポリシー・セット関連付けに適用するリソースを更新します。

管理セキュリティーが有効な場合は、次の表に説明されている、適切な管理ロールを使用していることを確認してください。
表 2. 管理ロール. この表は、管理セキュリティーが有効な場合の管理ロールおよび関連する許可について説明しています。
管理ロール 許可
管理者 管理者ロールには、ポリシー・セット関連付けを構成するための、セル全体にわたるアクセス権限が必要です。所有しているのが特定のリソースへのアクセス権限のみの場合は、アクセス権限のあるリソースに対してポリシー・セット関連付けを構成できます。
コンフィギュレーター コンフィギュレーター・ロールには、ポリシー・セット関連付けを構成するための、セル全体にわたるアクセス権限が必要です。所有しているのが特定のリソースへのアクセス権限のみの場合は、アクセス権限のあるリソースに対してポリシー・セット関連付けを構成できます。
デプロイヤー セル全体にわたるアクセス権限またはリソース固有のアクセス権限を持つデプロイヤー・ロールは、アプリケーション・リソースのポリシー・セット関連付けしか構成できません。
オペレーター オペレーター・ロールは、ポリシー・セット関連付けを構成できません。
モニター モニター・ロールはポリシー・セット関連付けを構成できません。

ターゲット・オブジェクト

なし。

必須パラメーター

-attachmentId
更新する接続の名前を指定します。 (ストリング、必須)
-resources
ポリシー・セットに接続するアプリケーション・リソースの名前を指定します。サービス参照のリソースは、サービスのリソースと同じ接続に含めることはできません。(ストリング、必須)

オプション・パラメーター

-applicationName
ポリシー・セット関連付けの対象のアプリケーション名を指定します。 アプリケーションとクライアントを接続する場合、このパラメーターは必須です。 トラスト・サービス接続の場合、このパラメーターは必要ありません。 (ストリング、オプション)
-attachmentType
ポリシー・セット関連付けのタイプを指定します。(ストリング、オプション)
移行ユーザーの方へ 移行ユーザーの方へ: たとえ、-attachmentType パラメーターに application 値を指定することができるとしても、 関連付けは、アプリケーションだけでなく、トラスト・サービスに対するシステムの関連付けなどに使用されるので、application 値の代わりに provider 値を使用してください。 システム・ポリシー・セットの関連付けの場合、 attachmentType パラメーターに provider 値を指定して、 -attachmentProperties パラメーターに "[systemType trustService]" 値を指定します。 WSNClient の関連付けの場合、 attachmentType パラメーターに client 値を指定して、 -attachmentProperties パラメーターに bus および WSNService プロパティーを指定します。trns
-dynamicClient
このパラメーターを true に設定すると、システムはクライアント・リソースを認識しません。 このオプションを指定することにより、クライアント・リソースは検証されません。 (ブール値、オプション)
-attachmentProperties
接続の場所を識別するのに必要な情報を指定します。WSNClient の関連付けの場合、 attachmentType パラメーターに client を指定して、 -attachmentProperties パラメーターを使用して bus および WSNService プロパティーを指定します。システム・ポリシー・セットの関連付けの場合、 attachmentType パラメーターに provider を指定し、 -attachmentProperties パラメーターを使用して systemType プロパティー値を trustService に 設定します。 トラスト・クライアントの関連付けが指定されている場合、-attachmentProperties パラメーターには、値 trustClient を持つ systemType プロパティーが含まれます。 (プロパティー、オプション)

戻り値

コマンドは、成功または失敗のメッセージを戻します。

バッチ・モードの使用例

  • Jython ストリングを使用:
    AdminTask.updatePolicySetAttachment('[-attachmentId 123 -resources "WebService:/"]')
  • Jython リストを使用:
    AdminTask.updatePolicySetAttachment(['-attachmentId', '123', '-resources', '"WebService:/"'])

対話モードの使用例

  • Jython の使用:
    AdminTask.updatePolicySetAttachment ('-interactive')
混合バージョン環境 (Mixed-version environment) 混合バージョン環境 (Mixed-version environment): 混合セル環境では、バージョン 8.0 より前のアプリケーション・サーバーにデプロイされたアプリケーションに対して、名前と値のペア形式で指定されたサービス参照接続またはリソース接続を作成しないでください。 サービス参照接続は バージョン 8.0 以降でのみサポートされます。

混合セル環境では、 WebSphere Application Server バージョン 8.0 より前のアプリケーション・サーバー にデプロイされたアプリケーションについて、CustomProperties ポリシーを含むポリシー・セットへの 関連付けを作成してはなりません。 CustomProperties ポリシーは、 WebSphere Application Server バージョン 8.0 以降でのみサポートされています。

mixv

addToPolicySetAttachment

addToPolicySetAttachment コマンドは、ポリシー・セット関連付けに適用するその他のリソースを追加します。

管理セキュリティーが有効な場合は、次の表に説明されている、適切な管理ロールを使用していることを確認してください。
表 3. 管理ロール. この表は、管理セキュリティーが有効な場合の管理ロールおよび関連する許可について説明しています。
管理ロール 許可
管理者 管理者ロールには、ポリシー・セット関連付けにリソースを追加するための、セル全体にわたるアクセス権限が必要です。所有しているのが特定のリソースへのアクセス権限のみの場合は、アクセス権限のあるリソースのポリシー・セット関連付けにリソースを追加できます。
コンフィギュレーター コンフィギュレーター・ロールには、ポリシー・セット関連付けにリソースを追加するための、セル全体にわたるアクセス権限が必要です。所有しているのが特定のリソースへのアクセス権限のみの場合は、アクセス権限のあるリソースのポリシー・セット関連付けにリソースを追加できます。
デプロイヤー セル全体にわたるアクセス権限またはリソース固有のアクセス権限を持つデプロイヤー・ロールは、アプリケーション・リソースのポリシー・セット関連付けにしかリソースを追加できません。
オペレーター オペレーター・ロールは、ポリシー・セットの関連付けにリソースを追加できません。
モニター モニター・ロールは、ポリシー・セットの関連付けにリソースを追加できません。

ターゲット・オブジェクト

なし。

必須パラメーター

-attachmentId
更新する接続の名前を指定します。 (ストリング、必須)
-resources
ポリシー・セットに接続するアプリケーション・リソースの名前を指定します。サービス参照のリソースは、サービスのリソースと同じ接続に含めることはできません。(ストリング、必須)

オプション・パラメーター

-applicationName
ポリシー・セット関連付けの対象のアプリケーション名を指定します。 アプリケーションとクライアントを接続する場合、このパラメーターは必須です。 トラスト・サービス接続の場合、このパラメーターは必要ありません。 (ストリング、オプション)
-attachmentType
ポリシー・セット関連付けのタイプを指定します。(ストリング、オプション)
移行ユーザーの方へ 移行ユーザーの方へ: たとえ、-attachmentType パラメーターに application 値を指定することができるとしても、 関連付けは、アプリケーションだけでなく、トラスト・サービスに対するシステムの関連付けなどに使用されるので、application 値の代わりに provider 値を使用してください。 システム・ポリシー・セットの関連付けの場合、 attachmentType パラメーターに provider 値を指定して、 -attachmentProperties パラメーターに "[systemType trustService]" 値を指定します。 WSNClient の関連付けの場合、 attachmentType パラメーターに client 値を指定して、 -attachmentProperties パラメーターに bus および WSNService プロパティーを指定します。trns
-dynamicClient
このパラメーターを true に設定すると、システムはクライアント・リソースを認識しません。 このオプションを指定することにより、クライアント・リソースは検証されません。 (ブール値、オプション)
-attachmentProperties
接続の場所を識別するのに必要な情報を指定します。WSNClient の関連付けの場合、 attachmentType パラメーターに client を指定して、 -attachmentProperties パラメーターを使用して bus および WSNService プロパティーを指定します。システム・ポリシー・セットの関連付けの場合、 attachmentType パラメーターに provider を指定し、 -attachmentProperties パラメーターを使用して systemType プロパティー値を trustService に 設定します。 トラスト・クライアントの関連付けが指定されている場合、-attachmentProperties パラメーターには、値 trustClient を持つ systemType プロパティーが含まれます。 (プロパティー、オプション)

戻り値

コマンドは、成功または失敗のメッセージを戻します。

バッチ・モードの使用例

  • Jython ストリングを使用:
    AdminTask.addToPolicySetAttachment('[-attachmentId 123 -resources 
     "WebService:/webapp1.war:{http://www.ibm.com}myService"]')
  • Jython リストを使用:
    AdminTask.addToPolicySetAttachment(['-attachmentId', '123', '-resources', 
     '"WebService:/webapp1.war:{http://www.ibm.com}myService"'])

対話モードの使用例

  • Jython の使用:
    AdminTask.addToPolicySetAttachment('-interactive')
混合バージョン環境 (Mixed-version environment) 混合バージョン環境 (Mixed-version environment): 混合セル環境では、バージョン 8.0 より前のアプリケーション・サーバーにデプロイされたアプリケーションに対して、名前と値のペア形式で指定されたサービス参照接続またはリソース接続を作成しないでください。 サービス参照接続は バージョン 8.0 以降でのみサポートされます。

混合セル環境では、 WebSphere Application Server バージョン 8 より前のアプリケーション・サーバー にデプロイされたアプリケーションについて、CustomProperties ポリシーを含むポリシー・セットへの 関連付けを作成してはなりません。CustomProperties ポリシーは、 WebSphere Application Server バージョン 8.0 以降でのみサポートされています。

mixv

removeFromPolicySetAttachment

removeFromPolicySetAttachment コマンドは、ポリシー・セット関連付けに適用するリソースを除去します。

管理セキュリティーが有効な場合は、次の表に説明されている、適切な管理ロールを使用していることを確認してください。
表 4. 管理ロール. この表は、管理セキュリティーが有効な場合の管理ロールおよび関連する許可について説明しています。
管理ロール 許可
管理者 管理者ロールには、ポリシー・セット関連付けからリソースを除去するための、セル全体にわたるアクセス権限が必要です。所有しているのが特定のリソースへのアクセス権限のみの場合は、アクセス権限のあるリソースを除去できます。
コンフィギュレーター コンフィギュレーター・ロールには、ポリシー・セット関連付けからリソースを除去するための、セル全体にわたるアクセス権限が必要です。所有しているのが特定のリソースへのアクセス権限のみの場合は、アクセス権限のあるリソースを除去できます。
デプロイヤー セル全体にわたるアクセス権限またはリソース固有のアクセス権限を持つデプロイヤー・ロールは、アプリケーション・リソースのポリシー・セット関連付けからしかリソースを除去できません。
オペレーター オペレーター・ロールは、ポリシー・セットの関連付けからリソースを除去できません。
モニター モニター・ロールは、ポリシー・セットの関連付けからリソースを除去できません。

ターゲット・オブジェクト

なし。

必須パラメーター

-attachmentId
除去する接続の名前を指定します。 (ストリング、必須)
-resources
ポリシー・セットに接続するアプリケーション・リソースの名前を指定します。(ストリング、必須)

オプション・パラメーター

-applicationName
ポリシー・セット関連付けの対象のアプリケーション名を指定します。 アプリケーションとクライアントを接続する場合、このパラメーターは必須です。 トラスト・サービス接続の場合、このパラメーターは必要ありません。 (ストリング、オプション)
-attachmentType
ポリシー・セット関連付けのタイプを指定します。(ストリング、オプション)
移行ユーザーの方へ 移行ユーザーの方へ: たとえ、-attachmentType パラメーターに application 値を指定することができるとしても、 関連付けは、アプリケーションだけでなく、トラスト・サービスに対するシステムの関連付けなどに使用されるので、application 値の代わりに provider 値を使用してください。 システム・ポリシー・セットの関連付けの場合、 attachmentType パラメーターに provider 値を指定して、 -attachmentProperties パラメーターに "[systemType trustService]" 値を指定します。 WSNClient の関連付けの場合、 attachmentType パラメーターに client 値を指定して、 -attachmentProperties パラメーターに bus および WSNService プロパティーを指定します。trns
-attachmentProperties
接続の場所を識別するのに必要な情報を指定します。WSNClient の関連付けの場合、 attachmentType パラメーターに client を指定して、 -attachmentProperties パラメーターを使用して bus および WSNService プロパティーを指定します。システム・ポリシー・セットの関連付けの場合、 attachmentType パラメーターに provider を指定し、 -attachmentProperties パラメーターを使用して systemType プロパティー値を trustService に 設定します。 トラスト・クライアントの関連付けが指定されている場合、-attachmentProperties パラメーターには、値 trustClient を持つ systemType プロパティーが含まれます。 (プロパティー、オプション)

戻り値

コマンドは、成功または失敗のメッセージを戻します。

バッチ・モードの使用例

  • Jython ストリングを使用:
    AdminTask.removeFromPolicySetAttachment('[-attachmentId 123 -resources 
     "WebService:/webapp1.war:{http://www.ibm.com}myService"]')
  • Jython リストを使用:
    AdminTask.removeFromPolicySetAttachment(['-attachmentId', '123', '-resources', 
     '"WebService:/webapp1.war:{http://www.ibm.com}myService"'])

対話モードの使用例

  • Jython の使用:
    AdminTask.removeFromPolicySetAttachment('-interactive')

deletePolicySetAttachment

deletePolicySetAttachment コマンドは、アプリケーションからポリシー・セット関連付けを除去します。

管理セキュリティーが有効な場合は、次の表に説明されている、適切な管理ロールを使用していることを確認してください。
表 5. 管理ロール. この表は、管理セキュリティーが有効な場合の管理ロールおよび関連する許可について説明しています。
管理ロール 許可
管理者 管理者ロールには、ポリシー・セット関連付けを削除するための、セル全体にわたるアクセス権限が必要です。所有しているのが特定のリソースへのアクセス権限のみ場合は、アクセス権限のあるリソースのポリシー・セット関連付けを削除できます。
コンフィギュレーター コンフィギュレーター・ロールには、ポリシー・セット関連付けを削除するための、セル全体にわたるアクセス権限が必要です。所有しているのが特定のリソースへのアクセス権限のみ場合は、アクセス権限のあるリソースのポリシー・セット関連付けを削除できます。
デプロイヤー セル全体にわたるアクセス権限またはリソース固有のアクセス権限を持つデプロイヤー・ロールは、アプリケーション・リソースのポリシー・セット関連付けしか削除できません。
オペレーター オペレーター・ロールは、ポリシー・セット関連付けを削除できません。
モニター モニター・ロールはポリシー・セット関連付けを削除できません。

ターゲット・オブジェクト

なし。

必須パラメーター

-attachmentId
削除する接続の名前を指定します。 (ストリング、必須)

オプション・パラメーター

-applicationName
ポリシー・セット関連付けの対象のアプリケーション名を指定します。 アプリケーションとクライアントを接続する場合、このパラメーターは必須です。 トラスト・サービス接続の場合、このパラメーターは必要ありません。 (ストリング、オプション)
-attachmentType
ポリシー・セット関連付けのタイプを指定します。(ストリング、オプション)
移行ユーザーの方へ 移行ユーザーの方へ: たとえ、-attachmentType パラメーターに application 値を指定することができるとしても、 関連付けは、アプリケーションだけでなく、トラスト・サービスに対するシステムの関連付けなどに使用されるので、application 値の代わりに provider 値を使用してください。 システム・ポリシー・セットの関連付けの場合、 attachmentType パラメーターに provider 値を指定して、 -attachmentProperties パラメーターに "[systemType trustService]" 値を指定します。 WSNClient の関連付けの場合、 attachmentType パラメーターに client 値を指定して、 -attachmentProperties パラメーターに bus および WSNService プロパティーを指定します。trns
-attachmentProperties
接続の場所を識別するのに必要な情報を指定します。WSNClient の関連付けの場合、 attachmentType パラメーターに client を指定して、 -attachmentProperties パラメーターを使用して bus および WSNService プロパティーを指定します。システム・ポリシー・セットの関連付けの場合、 attachmentType パラメーターに provider を指定し、 -attachmentProperties パラメーターを使用して systemType プロパティー値を trustService に 設定します。 トラスト・クライアントの関連付けが指定されている場合、-attachmentProperties パラメーターには、値 trustClient を持つ systemType プロパティーが含まれます。 (プロパティー、オプション)

戻り値

コマンドは、成功または失敗のメッセージを戻します。

バッチ・モードの使用例

  • Jython ストリングを使用:
    AdminTask.deletePolicySetAttachment('[-attachmentId 123]')
  • Jython リストを使用:
    AdminTask.deletePolicySetAttachment(['-attachmentId', '123'])

対話モードの使用例

  • Jython の使用:
    AdminTask.deletePolicySetAttachment('-interactive')

listAssetsAttachedToPolicySet

listAssetsAttachedToPolicySet コマンドは、特定のポリシー・セットが関連付けられたアプリケーションまたは WS-Notification サービス・クライアントをリストします。

管理セキュリティーが有効になっている場合、各管理ロールはポリシー・セットに接続されているアプリケーションをリストできます。

ターゲット・オブジェクト

なし。

必須パラメーター

-policySet
対象のポリシー・セットの名前を指定します。 (ストリング、必須)

オプション・パラメーター

-attachmentType
ポリシー・セット関連付けのタイプを指定します。このパラメーターの値は、providerclientWSNClientWSMexcuProvidercuClientbinding または all でなければなりません。 デフォルト値は all です。(ストリング、オプション)

戻り値

このコマンドは、各アセットを記述するプロパティーのリストを返します。各プロパティーのオブジェクトには、アセットのタイプを指定する assetType プロパティーが含まれています。

バッチ・モードの使用例

  • Jython ストリングを使用:
    AdminTask.listAssetsAttachedToPolicySet('[-policySet SecureConversation]')
  • Jython リストを使用:
    AdminTask.listAssetsAttachedToPolicySet(['-policySet', 'SecureConversation'])

対話モードの使用例

  • Jython の使用:
    AdminTask.listAssetsAttachedToPolicySet('-interactive')

listAttachmentsForPolicySet

listAttachmentsForPolicySet コマンドは、特定のポリシー・セットが関連付けられたアプリケーションをリストします。

管理セキュリティーが有効になっている場合、各管理ロールはポリシー・セット関連付けを照会できます。

ターゲット・オブジェクト

なし。

必須パラメーター

-policySet
対象のポリシー・セットの名前を指定します。 (ストリング、必須)

オプション・パラメーター

-attachmentType
ポリシー・セット関連付けのタイプを指定します。このパラメーターの値は applicationclient、または system/trust でなければなりません。 デフォルト値は application です。(ストリング、オプション)

戻り値

このコマンドは、アプリケーション名のリストを戻します。

バッチ・モードの使用例

  • Jython ストリングを使用:
    AdminTask.listAttachmentsForPolicySet('[-policySet SecureConversation]')
  • Jython リストを使用:
    AdminTask.listAttachmentsForPolicySet(['-policySet', 'SecureConversation'])

対話モードの使用例

  • Jython の使用:
    AdminTask.listAttachmentsForPolicySet('-interactive')

deleteAttachmentsForPolicySet

deleteAttachmentsForPolicySet コマンドは、特定のポリシー・セットのすべての関連付けを除去します。

管理セキュリティーが有効な場合は、次の表に説明されている、適切な管理ロールを使用していることを確認してください。
表 6. 管理ロール. この表は、管理セキュリティーが有効な場合の管理ロールおよび関連する許可について説明しています。
管理ロール 許可
管理者 管理者ロールには、ポリシー・セット関連付けを削除するための、セル全体にわたるアクセス権限が必要です。所有しているのが特定のリソースへのアクセス権限のみ場合は、アクセス権限のあるリソースのポリシー・セット関連付けを削除できます。
コンフィギュレーター コンフィギュレーター・ロールには、ポリシー・セット関連付けを削除するための、セル全体にわたるアクセス権限が必要です。所有しているのが特定のリソースへのアクセス権限のみ場合は、アクセス権限のあるリソースのポリシー・セット関連付けを削除できます。
デプロイヤー セル全体にわたるアクセス権限またはリソース固有のアクセス権限を持つデプロイヤー・ロールは、アプリケーション・リソースのポリシー・セット関連付けしか削除できません。
オペレーター オペレーター・ロールは、ポリシー・セット関連付けを削除できません。
モニター モニター・ロールはポリシー・セット関連付けを削除できません。

ターゲット・オブジェクト

なし。

必須パラメーター

-policySet
接続を除去するポリシー・セットの名前を指定します。 (ストリング、必須)

オプション・パラメーター

-applicationName
対象のアプリケーションの名前を指定します。 このパラメーターを指定すると、コマンドは対象のアプリケーションの接続のみを削除します。 (ストリング、オプション)
-attachmentProperties
接続の場所を識別するのに必要な情報を指定します。 bus プロパティーおよび WSNService プロパティーの値を指定することができます。 (プロパティー、オプション)

戻り値

コマンドは、成功または失敗のメッセージを戻します。

バッチ・モードの使用例

  • Jython ストリングを使用:
    AdminTask.deleteAttachmentsForPolicySet('[-policySet customSecureConversation 
     -applicationName newApp1]')
  • Jython リストを使用:
    AdminTask.deleteAttachmentsForPolicySet(['-policySet', 'customSecureConversation', 
     '-applicationName', 'newApp1'])

対話モードの使用例

  • Jython の使用:
    AdminTask.deleteAttachmentsForPolicySet('-interactive')

transferAttachmentsForPolicySet

transferAttachmentsForPolicySet コマンドは、特定のポリシー・セットのすべての関連付けを別のポリシー・セットへ転送します。

管理セキュリティーが有効な場合は、次の表に説明されている、適切な管理ロールを使用していることを確認してください。
表 7. 管理ロール. この表は、管理セキュリティーが有効な場合の管理ロールおよび関連する許可について説明しています。
管理ロール 許可
管理者 管理者ロールには、ポリシー・セット関連付けを転送するための、セル全体にわたるアクセス権限が必要です。所有しているのが特定のリソースへのアクセス権限のみの場合は、アクセス権限のあるリソースのポリシー・セット関連付けを転送できます。
コンフィギュレーター コンフィギュレーター・ロールには、ポリシー・セット関連付けを転送するための、セル全体にわたるアクセス権限が必要です。所有しているのが特定のリソースへのアクセス権限のみの場合は、アクセス権限のあるリソースのポリシー・セット関連付けを転送できます。
デプロイヤー セル全体にわたるアクセス権限またはリソース固有のアクセス権限を持つデプロイヤー・ロールは、アプリケーション・リソースのポリシー・セット関連付けしか転送できません。
オペレーター オペレーター・ロールは、ポリシー・セット関連付けを転送できません。
モニター モニター・ロールは、ポリシー・セット関連付けを転送できません。

ターゲット・オブジェクト

なし。

必須パラメーター

-sourcePolicySet
接続のコピー元のソース・ポリシー・セットを指定します。 (ストリング、必須)
-destinationPolicySet
接続のコピー先のポリシー・セットの名前を指定します。 (ストリング、必須)

オプション・パラメーター

-applicationName
対象のアプリケーションの名前を指定します。 このパラメーターを指定すると、コマンドは対象のアプリケーションの接続のみを転送します。 (ストリング、オプション)
-attachmentProperties
接続の場所を識別するのに必要な情報を指定します。 bus プロパティーおよび WSNService プロパティーの値を指定することができます。 (プロパティー、オプション)

戻り値

コマンドは、成功または失敗のメッセージを戻します。

バッチ・モードの使用例

  • Jython ストリングを使用:
    AdminTask.transferAttachmentsForPolicySet('[-sourcePolicySet SecureConversation 
     -destinationPolicySet customSecureConversation -applicationName newApp1]')
  • Jython リストを使用:
    AdminTask.transferAttachmentsForPolicySet(['-sourcePolicySet', 'SecureConversation', 
     '-destinationPolicySet', 'customSecureConversation', '-applicationName', 'newApp1'])

対話モードの使用例

  • Jython の使用:
    AdminTask.transferAttachmentsForPolicySet('-interactive')

listSupportedPolicySets

listSupportedPolicySets コマンドは、Web サービス・リソースに関連付ける、サポートされているポリシー・セットのリストを戻します。管理セキュリティーが有効になっている場合、各ユーザー・ロールはこのコマンドを使用できます。

ターゲット・オブジェクト

なし。

必須パラメーター

-assetProps
対象のアセットの名前を指定します。application プロパティーの値として、アプリケーションの名前を指定します。 (プロパティー、必須)
このパラメーター用にサポートされているプロパティーと値のペアは、以下のとおりです。
プロパティー
application myApplication などのアプリケーション名
WS-Notification サービス・クライアント:
  • bus
  • WSNService
サービス・クライアント名:
  • bus1 などのバス名
  • service1 などのサービス名
トラスト・サービス・リソース:
  • systemType
サービス・リソース名:
  • trustService

戻り値

このコマンドは、サポートされているポリシー・セットのリストを返します。リスト内の各エントリーは、ポリシー・セットの名前です。

バッチ・モードの使用例

  • Jython ストリングを使用:
    AdminTask.listSupportedPolicySets ('[-assetProps [[application myApplication]]]')
  • Jython リストを使用:
    AdminTask.listSupportedPolicySets (['-assetProps', '[[bus bus1] [WSNService service1]]'])

対話モードの使用例

  • Jython の使用:
    AdminTask.listSupportedPolicySets('-interactive')

getBinding

getBinding コマンドは、指定したポリシーと有効範囲のバインディング構成を戻します。 getBinding コマンドを使用して、接続で参照されるバインディングと参照されないバインディングのいずれをも含む、使用可能なカスタム・バインディングのリストを戻すことができます。

管理セキュリティーが有効になっている場合、各管理ロールはバインディング構成情報を照会できます。

移行ユーザーの方へ 移行ユーザーの方へ: WebSphere Application Server バージョン 7.0 以降では、セキュリティー・モデルが、サーバー・ベースのセキュリティー・モデルではなくドメイン中心のセキュリティー・モデルに拡張されました。 本製品のこのバージョンでは、デフォルトのグローバル・セキュリティー (セル) レベルおよびデフォルトのサーバー・レベルのバインディングの構成も変更されています。WebSphere Application Server V6.1 Feature Pack for Web Services では、 セルに対して一組のデフォルト・バインディングを構成することができ、 オプションで、各サーバーに対して一組のデフォルト・バインディングを構成することができます。 バージョン 7.0 以降では、1 つ以上の汎用サービス・プロバイダー・バインディングおよび 1 つ以上の汎用サービス・クライアント・バインディングを構成できます。汎用バインディングの構成後、どのバインディングをグローバル・デフォルト・バインディングにするか 指定することができます。 また、オプションで、アプリケーション・サーバーまたはセキュリティー・ドメインのデフォルトとして 使用する汎用バインディングも指定できます。trns

複合セル環境をサポートするために、WebSphere Application Server は、バージョン 7.0 およびバージョン 6.1 のバインディングをサポートします。セル・レベルの 汎用バインディングは、バージョン 7.0 以降に特化したものですが、アプリケーション固有のバインディングは、そのアプリケーションに必要なバージョンのままです。 ユーザーがアプリケーション固有のバインディングを作成すると、 アプリケーション・サーバーは、そのアプリケーションで使用する必要があるバインディング・バージョンを 判別します。

ターゲット・オブジェクト

なし。

必須パラメーター

-policyType
該当するポリシーを指定します。(ストリング、必須)
-bindingLocation
バインディングのロケーションを指定します。 (プロパティー、必須)
次のガイドラインに沿って、bindingLocation パラメーターをプロパティー・オブジェクトとして指定します。
  • WebSphere Application Server バージョン 7.0 以降のサーバーのデフォルト・バインディングの場合は、ヌルまたは空のプロパティーを指定します。 バインディング・ロケーションを確認するには、bindingName パラメーターを使用します。
  • 接続固有のバインディングの場合は、アプリケーション名および接続 ID をプロパティーに指定します。 プロパティー名は、application および attachmentId です。
  • WSNClient バインディングの場合は、プロパティーにバス名、サービス名、および接続 ID を指定します。プロパティー名は、busWSNService、 および attachmentId です。接続 ID としてアスタリスク文字 (*) を指定すると、このコマンドは、対象の接続タイプに対応するバインディング名のリストを返します。
  • システムおよびトラスト・バインディングの場合は、systemType プロパティーを trustService に指定します。

オプション・パラメーター

-attachmentType
ポリシー・セット関連付けのタイプを指定します。このパラメーターを使用して、接続のカスタム・バインディングのタイプを識別します。 (ストリング、オプション)
移行ユーザーの方へ 移行ユーザーの方へ: たとえ、-attachmentType パラメーターに application 値を指定することができるとしても、 関連付けは、アプリケーションだけでなく、トラスト・サービスに対するシステムの関連付けなどに使用されるので、application 値の代わりに provider 値を使用してください。 システム・ポリシー・セットの関連付けの場合、 attachmentType パラメーターに provider 値を指定して、 -attachmentProperties パラメーターに "[systemType trustService]" 値を指定します。 WSNClient の関連付けの場合、 attachmentType パラメーターに client 値を指定して、 -attachmentProperties パラメーターに bus および WSNService プロパティーを指定します。trns
-attributes
戻す属性の名前を指定します。 このパラメーターを使用しない場合、コマンドはすべての属性を戻します。 (ストリング、オプション)
-bindingName
該当するバインディング名を指定します。汎用セル・レベルのバインディング、またはカスタム接続バインディングを表示する場合は、このパラメーターを指定します。(ストリング、オプション)

戻り値

このコマンドは、ポリシー・バインディングに要求される構成属性を含むプロパティー・オブジェクトを戻します。

バッチ・モードの使用例

  • Jython ストリングを使用:
    次の例は、アプリケーション・バインディングのリストを戻します。
    AdminTask.getBinding('[-policyType WSAddressing -attachmentType provider
     -bindingLocation [[application application_name] [attachmentId *]]]')
    次の例は、クライアント・バインディングのリストを戻します。
    AdminTask.getBinding('[-policyType WSAddressing -attachmentType client
     -bindingLocation [[application application_name] [attachmentId *]]]')
    次の例は、システム・バインディングのリストを戻します。
    AdminTask.getBinding('[-policyType WSAddressing -attachmentType provider
     -bindingLocation [[systemType trustService] [application application_name] [attachmentId *]]]')
  • Jython リストを使用:
    AdminTask.getBinding(['-policyType', 'WSAddressing', '-bindingLocation', '""'])

対話モードの使用例

  • Jython の使用:
    AdminTask.getBinding('-interactive')

setBinding

setBinding コマンドは、指定したポリシーのバインディング構成を更新します。 このコマンドを使用して、サーバー固有バインディングの追加、カスタム・バインディングを使用するための接続の更新、バインディング属性の編集、またはバインディング構成の除去を行います。

管理セキュリティーが有効な場合は、次の表に説明されている、適切な管理ロールを使用していることを確認してください。
表 8. 管理ロール. この表は、管理セキュリティーが有効な場合の管理ロールおよび関連する許可について説明しています。
管理ロール 許可
管理者 管理者ロールには、バインディングを構成するための、セル全体でのアクセス権が必要です。所有しているのが特定のリソースへのアクセス権限のみの場合は、アクセス権限のあるリソースにカスタム・バインディングを構成できます。管理者ロールは、バインディング構成を変更できる唯一のロールです。
コンフィギュレーター コンフィギュレーター・ロールには、バインディングの割り当て、および割り当て解除のための、セル全体にわたるアクセス権限が必要です。所有しているのが特定のリソースへのアクセス権限のみ場合は、アクセス権限のあるリソースにバインディングを割り当てる、および割り当てを解除することができます。
デプロイヤー セル全体にわたるアクセス権限またはリソース固有のアクセス権限を持つデプロイヤー・ロールは、アプリケーション・リソースのバインディングを割り当てる、または割り当てを解除することしかできません。
オペレーター オペレーター・ロールは、バインディングを構成できません。
モニター モニター・ロールは、バインディングを構成できません。
移行ユーザーの方へ 移行ユーザーの方へ: WebSphere Application Server バージョン 7.0 以降では、セキュリティー・モデルが、サーバー・ベースのセキュリティー・モデルではなくドメイン中心のセキュリティー・モデルに拡張されました。 本製品のこのバージョンでは、デフォルトのグローバル・セキュリティー (セル) レベルおよびデフォルトのサーバー・レベルのバインディングの構成も変更されています。WebSphere Application Server V6.1 Feature Pack for Web Services では、 セルに対して一組のデフォルト・バインディングを構成することができ、 オプションで、各サーバーに対して一組のデフォルト・バインディングを構成することができます。 バージョン 7.0 以降では、1 つ以上の汎用サービス・プロバイダー・バインディングおよび 1 つ以上の汎用サービス・クライアント・バインディングを構成できます。汎用バインディングの構成後、どのバインディングをグローバル・デフォルト・バインディングにするか 指定することができます。 また、オプションで、アプリケーション・サーバーまたはセキュリティー・ドメインのデフォルトとして 使用する汎用バインディングも指定できます。trns

複合セル環境をサポートするために、WebSphere Application Server は、バージョン 7.0 およびバージョン 6.1 のバインディングをサポートします。セル・レベルの 汎用バインディングは、バージョン 7.0 以降に特化したものですが、アプリケーション固有のバインディングは、そのアプリケーションに必要なバージョンのままです。 ユーザーがアプリケーション固有のバインディングを作成すると、 アプリケーション・サーバーは、そのアプリケーションで使用する必要があるバインディング・バージョンを 判別します。

ターゲット・オブジェクト

なし。

必須パラメーター

-bindingLocation
バインディングのロケーションを指定します。 (プロパティー、必須)
次のガイドラインに沿って、bindingLocation パラメーターをプロパティー・オブジェクトとして指定します。
  • WebSphere Application Server バージョン 7.0 以降のサーバーのデフォルト・バインディングの場合は、ヌルまたは空のプロパティーを指定します。 バインディング・ロケーションを確認するには、bindingName パラメーターを使用します。
  • 接続固有の場合は、アプリケーション名および接続 ID をプロパティーに指定します。 プロパティー名は、application および attachmentId です。
  • WSNClient バインディングの場合は、プロパティーにバス名、サービス名、および接続 ID を指定します。プロパティー名は、busWSNService、 および attachmentId です。接続 ID としてアスタリスク文字 (*) を指定すると、このコマンドは、対象の接続タイプに対応するバインディング名のリストを返します。
  • システムおよびトラスト・バインディングの場合は、systemType プロパティーを trustService に設定します。
-policyType
該当するポリシーを指定します。(ストリング、必須)

オプション・パラメーター

-attachmentType
ポリシー・セット関連付けのタイプを指定します。このパラメーターを使用して、接続のカスタム・バインディングのタイプを識別します。 (ストリング、オプション)
移行ユーザーの方へ 移行ユーザーの方へ: たとえ、-attachmentType パラメーターに application 値を指定することができるとしても、 関連付けは、アプリケーションだけでなく、トラスト・サービスに対するシステムの関連付けなどに使用されるので、application 値の代わりに provider 値を使用してください。 システム・ポリシー・セットの関連付けの場合、 attachmentType パラメーターに provider 値を指定して、 -attachmentProperties パラメーターに "[systemType trustService]" 値を指定します。 WSNClient の関連付けの場合、 attachmentType パラメーターに client 値を指定して、 -attachmentProperties パラメーターに bus および WSNService プロパティーを指定します。trns
-attributes
更新する属性値を指定します。このパラメーターには、ポリシーのすべてのバインディング属性や、更新するサブセットを組み込むことができます。 attributes パラメーターを指定しない場合、コマンドは指定した接続が使用するバインディング・ロケーションのみを更新します。 (プロパティー、オプション)
-bindingName
バインディングの名前を指定します。 接続バインディングまたはセル・レベルのバインディングに新しい名前を割り当てる場合は、このパラメーターを指定します。これが指定されていない場合は、名前が生成されます。 (ストリング、オプション)
-domainName
バインディングのドメイン名を指定します。 このコマンドを使用してバインディングを作成し、それを管理セキュリティー・ドメイン以外の特定のドメインに限定する場合は、このパラメーターが必要です。デフォルト値は global です。 (ストリング、オプション)
-replace
既存のすべてのバインディング属性を、コマンドで指定した属性で置換するかどうかを指定します。 このパラメーターを使用して、複素数データを持つポリシーの構成からオプション部分を除去します。 デフォルト値は false です。(ブール値、オプション)
-remove
サーバー固有のデフォルト・バインディングまたはカスタム・バインディングのどちらを接続から除去するかを指定します。 セル・レベル・デフォルト・バインディングを除去することはできません。デフォルト値は false です。(ブール値、オプション)

戻り値

コマンドは、成功または失敗のメッセージを戻します。

バッチ・モードの使用例

  • Jython ストリングを使用:
    AdminTask.setBinding('[-policyType WSAddressing -bindingLocation [[application myApplication] [attachmentId 123]] -attributes "[preventWLM false]"
     -attachmentType provider]')
  • Jython リストを使用:
    AdminTask.setBinding(['-policyType', 'WSAddressing', '-bindingLocation', '[[application myApplication] [attachmentId 123]]', '-attributes', '[preventWLM
     false]', '-attachmentType', 'provider'])

対話モードの使用例

  • Jython の使用:
    AdminTask.setBinding('-interactive')

getDefaultBindings

getDefaultBindings コマンドは、プロバイダーおよびクライアントのデフォルト・バインディングが設定されている場合に、そのバインディングを表示します。このコマンドが出力を返さない場合は、システムのデフォルト・バインディングが現行のデフォルトになります。

管理セキュリティーが有効になっている場合、各管理ロールはデフォルト・バインディングを照会できます。

ターゲット・オブジェクト

なし。

オプション・パラメーター

-bindingLocation
バインディングのロケーションを指定します。 bindingLocation パラメーターをプロパティー・オブジェクトとして指定し、node プロパティーおよび server プロパティーの値を付加します。 (プロパティー、オプション)
-domainName
該当するバインディングのドメイン・ネームを指定します。 このパラメーターは、該当するドメインがグローバル・セキュリティー・ドメイン内に存在せず、かつ bindingLocation パラメーターを指定しなかった場合に必要です。bindingLocation パラメーターおよび domainName パラメーターは、互いに排他的です。デフォルト値は global です。 (ストリング、オプション)

戻り値

このコマンドは、プロバイダーおよびクライアントのデフォルト・バインディングが設定されている場合に、そのバインディングの名前が含まれているプロパティー・オブジェクトを戻します。

バッチ・モードの使用例

  • Jython ストリングを使用:
    AdminTask.getDefaultBindings('[-bindingLocation [[node myNode] [server myServer]]]')
  • Jython リストを使用:
    AdminTask.getDefaultBindings(['-bindingLocation', '[[node myNode] [server myServer]]'])

対話モードの使用例

  • Jython の使用:
    AdminTask.getDefaultBindings('-interactive')

getRequiredBindingVersion

getRequiredBindingVersion コマンドは、特定アプリケーションのバインディングのバージョン番号を表示します。

ターゲット・オブジェクト

なし。

オプション・パラメーター

-assetProps
対象のアプリケーションの名前を指定します。 (プロパティー、オプション)

戻り値

このコマンドは、バインディングのバージョン番号を、7.0.0.0 または 6.1.0.0 などの番号で戻します。

バッチ・モードの使用例

  • Jython ストリングを使用:
    AdminTask.getRequiredBindingVersion('[-assetProps [[application myApplication]]]')
  • Jython リストを使用:
    AdminTask.getRequiredBindingVersion(['-assetProps', '[[application myApplication]]'])

対話モードの使用例

  • Jython の使用:
    AdminTask.getRequiredBindingVersion('-interactive')

setDefaultBindings

setDefaultBindings コマンドは、バインディングをデフォルト・バインディングとして設定します。

管理セキュリティーが有効な場合は、セル全体にわたるアクセス権限を持つ管理者ロールを使用して、バインディングを構成する必要があります。管理者ロールを使用しているが、セル全体にわたるアクセス権限は所有していない場合は、アクセス権限のあるリソースにしかバインディングを構成できません。

ターゲット・オブジェクト

なし。

必須パラメーター

-defaultBindings
プロバイダー、クライアント、またはその両方のデフォルト・バインディングの名前を指定します。(プロパティー、必須)

オプション・パラメーター

-bindingLocation
バインディングのロケーションを指定します。 bindingLocation パラメーターをプロパティー・オブジェクトとして指定し、node プロパティーおよび server プロパティーの値を付加します。 (プロパティー、オプション)
-domainName
該当するバインディングのドメイン・ネームを指定します。 このパラメーターは、該当するドメインがグローバル・セキュリティー・ドメイン内に存在せず、かつ bindingLocation パラメーターを指定しなかった場合に必要です。bindingLocation パラメーターおよび domainName パラメーターは、互いに排他的です。デフォルト値は global です。 (ストリング、オプション)

戻り値

このコマンドは、コマンドによってデフォルト・バインディングが正常に設定された場合に、値 true を戻します。

バッチ・モードの使用例

  • Jython ストリングを使用:
    AdminTask.setDefaultBindings('[-defaultBindings [[provider myDefaultProviderBinding] 
    [client myDefaultClientBinding]] -bindingLocation [[node myNode] [server myServer]]]')
  • Jython リストを使用:
    AdminTask.setDefaultBindings(['-defaultBindings', '[[provider myDefaultProviderBinding' [client myDefaultClientBinding]]', '-bindingLocation', '[[node 
     myNode] [server myServer]]'])

対話モードの使用例

  • Jython の使用:
    AdminTask.setDefaultBindings('-interactive')

exportBinding

exportBinding コマンドは、汎用のセル・レベル・バインディングをアーカイブ・ファイルにエクスポートします。このファイルをクライアント環境にコピーすることも、アーカイブをサーバー環境にインポートすることもできます。

管理セキュリティーが有効な場合は、セル全体にわたるアクセス権限を持つ管理者ロールを使用してバインディングをエクスポートする必要があります。

ターゲット・オブジェクト

なし。

必須パラメーター

-bindingName
デフォルト・バインディングとして割り当てるバインディングの名前を指定します。このパラメーターを指定しない場合、システムはデフォルト・バインディングとしてシステムのデフォルトを指定します。(ストリング、必須)
-pathName
作成するアーカイブ・ファイルのファイル・パスを指定します。(ストリング、必須)

戻り値

コマンドは、成功または失敗のメッセージを戻します。

バッチ・モードの使用例

  • Jython ストリングを使用:
    AdminTask.exportBinding('[-bindingName myDefaultBinding -pathName 
     C:/IBM/WebSphere/AppServer/PolicySets/Bindings/]')
  • Jython リストを使用:
    AdminTask.exportBinding(['-bindingName', 'myDefaultBinding', '-pathName', 'C:/IBM/WebSphere/AppServer/PolicySets/Bindings/'])

対話モードの使用例

  • Jython の使用:
    AdminTask.exportBinding('-interactive')

importBinding

importBinding コマンドは、圧縮されたアーカイブ・ファイルからサーバー環境に、汎用のセル・レベル・バインディングをインポートします。

管理セキュリティーが有効な場合は、セル全体にわたるアクセス権限を持つ管理者ロールを使用してバインディングをインポートする必要があります。

ターゲット・オブジェクト

なし。

必須パラメーター

-pathName
インポートするアーカイブ・ファイルのファイル・パスを指定します。(ストリング、必須)

オプション・パラメーター

-bindingName
インポートされるバインディングとして割り当てるバインディングの名前を指定します。このパラメーターを指定しない場合、システムはアーカイブ・ファイル内のバインディング名を指定します。(ストリング、オプション)
-domainName
インポートするバインディングのドメインの新規名を指定します。 このパラメーターを指定しない場合、コマンドではアーカイブ・ファイルで指定されているドメインが使用されます。(ストリング、オプション)
-verifyBindingType
インポートするバインディングのタイプが、特定のバインディング・タイプと一致しているかどうかを検証します。インポートするバインディングがプロバイダー・バインディングであるかどうかを検証するには provider を指定し、クライアント・バインディングであるかどうかを検証するには client を指定します。(ストリング、オプション)

戻り値

コマンドは、成功または失敗のメッセージを戻します。

バッチ・モードの使用例

  • Jython ストリングを使用:
    AdminTask.importBinding('[-bindingName myDefaultBinding -pathName 
     C:/IBM/WebSphere/AppServer/PolicySets/Bindings/myBinding.ear]')
  • Jython リストを使用:
    AdminTask.importBinding(['-bindingName', 'myDefaultBinding', '-pathName', 'C:/IBM/WebSphere/AppServer/PolicySets/Bindings/myBinding.ear'])

対話モードの使用例

  • Jython の使用:
    AdminTask.importBinding('-interactive')

copyBinding

copyBinding コマンドは、汎用の新規のセル・レベル・バインディングを既存のバインディングから作成します。

管理セキュリティーが有効になっている場合は、セル全体にわたるアクセス権限を持つ管理者ロールを使用してバインディングをコピーする必要があります。

ターゲット・オブジェクト

なし。

必須パラメーター

-sourceBinding
新規のバインディングを作成するためにシステムが使用する既存のバインディングの名前を指定します。(ストリング、必須)
-newBinding
作成するバインディングの名前を指定します。(ストリング、必須)

オプション・パラメーター

-newDescription
新規バインディングの説明テキストを指定します。(ストリング、オプション)
-domainName
バインディングのドメイン名を指定します。 このパラメーターは、ソース・バインディングのドメイン以外のドメインにバインディングの有効範囲を限定する場合にのみ必要です。 (ストリング、オプション)

戻り値

コマンドは、成功または失敗のメッセージを戻します。

バッチ・モードの使用例

  • Jython ストリングを使用:
    AdminTask.copyBinding('[-sourceBinding mySourceBinding -newBinding mySourceCopyBinding]')
  • Jython リストを使用:
    AdminTask.copyBinding(['-sourceBinding', 'mySourceBinding', '-newBinding', 'mySourceCopyBinding'])

対話モードの使用例

  • Jython リストを使用:
    AdminTask.copyBinding('-interactive')

upgradeBindings

upgradeBindings コマンドは、特定のアセットのアプリケーション・バインディングを、最新のバージョンにアップグレードします。

管理セキュリティーが有効な場合は、セル全体にわたるアクセス権限を持つ管理者ロールを使用してバインディングをインポートする必要があります。

ターゲット・オブジェクト

なし。

必須パラメーター

-assetProps
対象のアセットの名前を指定します。application プロパティーの値として、アプリケーションの名前を指定します。 (プロパティー、必須)

オプション・パラメーター

なし

戻り値

コマンドは、成功または失敗のメッセージを戻します。

バッチ・モードの使用例

  • Jython ストリングを使用:
    AdminTask.upgradeBindings('[-assetProps [[application myApplication]]]')
  • Jython リストを使用:
    AdminTask.upgradeBindings(['-assetProps', '[[application myApplication]]'])

対話モードの使用例

  • Jython の使用:
    AdminTask.upgradeBindings('-interactive')

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