アプリケーションが IBM MQ ネットワーク内でキュー・マネージャーと相互運用を行うように設計するには、まずその 2 つの環境間の相違点について考慮し、Java™ EE パターンに基づいて JMS クライアントを設計し、サービス統合バスと IBM MQ 環境との間の名前処理における非互換性があればそれを識別し、それからトピック・マッピングを定義する必要があります。
始める前に
アプリケーションが相互運用を行う IBM MQ キューを特定します。正確な名前と場所は、インストールで自動指定できます。
手順
- 2 つの相互運用環境である、IBM MQ およびサービス統合バスについての重要な参照情報をよく理解してください。
参照資料には、
以下の 3 つのタイプがあります。
- 一般的な Java EE パターンに基づいて、ご使用の JMS クライアントを設計します。
- JNDI を使用して、ConnectionFactory オブジェクトを見つけます。
- JNDI を使用して、1 つ以上の Destination オブジェクトを見つけます。
- 接続ファクトリーを使用して、JMS Connection オブジェクトを作成します。
- JMS Connection を使用して、1 つ以上の JMS Session オブジェクトを作成します。
- JMS Session および宛先を使用して、MessageProducer および MessageConsumer オブジェクトを作成します。
- JMS 接続を開始して、メッセージの配信を開始します。
この時点で、クライアントには
メッセージの作成と消費に必要な基本 JMS セットアップが備わっています。
- サービス統合バスとIBM MQ 環境との間の名前処理に関する非互換性を識別します。必要に応じて、別名要件を識別し、IBM MQ アプリケーションが 48 文字より多いサービス統合バスの宛先名を処理できるようにします。
詳しくは、バス宛先および IBM MQ キューのアドレス指定の方法を参照してください。
- アプリケーションが使用する応答宛先を識別し、名前処理に関する非互換性を確認します。詳しくは、IBM MQ キュー、トピック、および宛先との間での宛先のマッピングを参照してください。
- 使用するアプリケーションで、IBM MQ ブローカーに転送するメッセージをパブリッシュする場合、管理者に連絡して、パブリッシュ/サブスクライブ・ブローカー・プロファイルに適切なトピック・マッピングを定義します。また、永続応答トピックのトピック・マッピングも定義する必要があります。詳しくは、
IBM MQ リンクを介した要求/応答メッセージングの応答先 (reply-to) トピックおよびIBM MQ リンクを介した要求/応答メッセージングを参照してください。