時間帯設定の変更

一部のアプリケーション環境では、アプリケーション・サーバー・ コンポーネントが同じ時間帯を使用することが重要となります。管理コンソールまたは システム環境変数を使用して、アプリケーション・コンポーネントが 正しい時間帯を使用するようにできます。

始める前に

[IBM i]拡張各国語サポート (NLS) が i5/OS™ サーバーにインストールされていることを確認します。 拡張 NLS サポートがまだインストールされていない 場合は、基本オペレーティング・システム (5769-SS1) のインストール時に オプション 21 を選択してインストールします。

時間帯の値を設定する有効範囲を決定します。 時間帯の値は、セル全体、ノード全体、または特定のサーバーのみに対して適用されるように設定することができます。

時間帯 ID には、一貫性のある結果を得るために、時間差と、ほとんどの場合、 夏時間調整の時間帯名とを含める必要があることを忘れないでください。 例えば、米国東部標準時、夏時間調整時間を表すには、EST5EDT を指定します。

[HP-UX]時間帯設定に東部アフリカ時間帯 (EAT) が指定されている 場合、HP-UX オペレーティング・システムの Java™ 仮想マシン (JVM) は グリニッジ標準時 (GMT) を使用します。 したがって、ログ・ファイルのタイム・スタンプは、EAT ではなく GMT をベースにしています。 この状態により、JVM が EAT を正しく処理するオペレーティング・システムで稼働しているサーバーと同期させようとした場合、サーバーの統合で問題が発生することもあります。

[HP-UX]ある特定の機能の時間帯設定として東部アフリカ時間帯を使用する必要がある場合は、以下のプロシージャーの代わりに、-Duser.timezone=EAT パラメーターを該当の Java コマンドに追加します。例えば、アプリケーション・サーバーに、その時間帯設定として EAT を使用させる場合は、 -Duser.timezone=EAT パラメーターを startServer コマンドに追加します。

このタスクについて

一般的なケースでは、アプリケーション・サーバーの時間帯は オペレーティングに設定された時間帯から継承されます。Java は、オペレーティング・システム から時間帯を継承し、アプリケーション・サーバーは各 Java 仮想マシン (JVM) に 設定された時間帯を使用します。特定の 1 つの JVM に対して別の時間帯を構成 する必要がある場合、アプリケーション・サーバーに TZ 環境変数を設定するか、 プロパティー・ファイルを変更するか、または、その JVM の開始時にコマンド行パラメーターを 指定することができます。

[AIX Solaris HP-UX Linux Windows]TZ 環境変数 を使用して、アプリケーション・ログのタイム・スタンプを設定することができます。

[z/OS]Unix System Services (USS) TZ 変数 を環境変数として指定して、アプリケーション・ログのタイム・スタンプを設定することができます。

[IBM i]単一の アプリケーション・サーバー内で実行しているすべてのプロセスのアプリケーション・ログ、 1 つのユーザー・プロファイルの下で実行しているすべてのアプリケーション・サーバーのアプリケーション・ログ、 または、WebSphere® Application Server サブシステムで実行している すべての JVM プロセスのアプリケーション・ログについて、時間帯設定を変更することができます。

手順

タスクの結果

指定したサーバーで、新しい時間帯設定が有効になります。

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タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: last_date
http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-nd-mp&topic=trun_svr_timezones
ファイル名:trun_svr_timezones.html