この製品は、いくつかの Web サーバー製品およびバージョン用のプラグインを提供します。
IBM® i 以外のプラットフォームで Web サーバーを実行している場合、パフォーマンス調整について詳しくは、製品文書を参照してください。
このタスクについて
詳細については、「Performance Capabilities Reference Manual」の第 6 章を参照してください。このマニュアルは Performance Management Resource Library で入手できます。
IBM HTTP
Server (Apache で稼働) は、マルチプロセス、マルチスレッド・サーバーです。この Web サーバーを調整するには、以下を実行します。
手順
- アクセス・ログを有効にします。 アクセス・ログには、着信する HTTP 要求がすべて記録されます。ロギングは Web サーバー機能とは別のプロセスで実行されますが、ロギングによってパフォーマンスが低下する可能性があります。
デフォルトでは、アクセス・ログは無効になっています。
着信するすべての HTTP 要求の記録が必要な場合を除いて、アクセス・ログを有効にしないことをお勧めします。
アクセス・ログを有効にするには、以下を実行します。
- /QIBM/ProdData/HTTPA/conf ディレクトリーにある IBM HTTP Server httpd.conf ファイルを開きます。
- CustomLog というテキストを含む行を検索します。
- 行頭のハッシュ・マーク (#) を削除してカスタム・アクセス・ログを有効にします。
- httpd.conf ファイルを保存してクローズします。
- IBM HTTP Server を停止してから再始動します。
- ThreadsPerChild ディレクティブの設定を変更します。 ThreadsPerChild ディレクティブでは、サーバーが一度に処理できる同時クライアント要求の最大数を指定します。
Web サーバーは、処理する要求ごとに 1 つのスレッドを使用します。
このディレクティブに指定した値は、活動中クライアントの数を表しません。
ThreadsPerChild ディレクティブの設定を変更するには、以下を実行します。
- /QIBM/ProdData/HTTPA/conf ディレクトリーにある IBM HTTP Server httpd.conf ファイルを開きます。
- ThreadsPerChild ディレクティブを検索します。
- 設定を変更します。 デフォルト値は 40 です。デフォルト値を使用するか、値を大きくする (サーバーが一度に処理できる同時クライアント要求の数を増やす必要がある場合) ことをお勧めします。
このディレクティブの設定値を小さくしないでください。
- httpd.conf ファイルを保存してクローズします。
- IBM HTTP Server を停止してから再始動します。
- ListenBackLog ディレクティブの設定を変更します。 このディレクティブでは、保留接続キューの長さを指定します。
IBM HTTP Server への接続を要求するクライアントがいくつかあって、すべてのスレッドが使用中の場合は、追加のクライアント要求を保持するためのキューが作成されます。
デフォルトの Fast Response Cache Accelerator (FRCA) フィーチャーを使用する場合、FRCA は独自の内部キューを使用するため、ListenBackLog ディレクティブに指定した値は無視されます。
ListenBackLog ディレクティブの設定を変更するには、以下を実行します。
- /QIBM/ProdData/HTTPA/conf ディレクトリーにある IBM HTTP Server httpd.conf ファイルを開きます。
- ListenBackLog ディレクティブを検索します。
- 設定を変更します。 IBM HTTP Server 1.3.26 の場合、デフォルト設定は FRCA が有効であれば 1024、FRCA が無効であれば 511 です。これらのデフォルト値を使用することをお勧めします。
- httpd.conf ファイルを保存してクローズします。
- IBM HTTP Server を停止してから再始動します。