プロキシー・サーバー内のキャッシングのセットアップ

管理者は、プロキシー・サーバー内の静的コンテンツと動的コンテンツの両方に対してキャッシングを使用可能にすることができます。

このタスクについて

以下のステップを実行して、静的および動的コンテンツをキャッシュできるようにプロキシー・サーバーを構成します。

手順

  1. 管理コンソールで、サイズ、ディスク・オフロード・ロケーション、およびその他の機能について、オブジェクト・キャッシュ・インスタンスを構成します。 「サーバー」>「サーバー・タイプ」>「WebSphere プロキシー・サーバー」>proxy_server_name>「HTTP プロキシー・サーバー設定」>「プロキシー・キャッシュ・インスタンス構成」とクリックします。 プロキシー・サーバーが設定されたすべてのノードで、上記の手順を繰り返します。
  2. プロキシー・キャッシュ・ストア・インスタンスを選択し、キャッシュ・サイズ、ディスク・オフロード、およびキャッシュ複製のような構成属性を使用可能にします。 ディスク・オフロードに対しては、ロケーションを専用ディスク区画に設定するようにお勧めします。
  3. 管理コンソールで、プロキシー・サーバーでのキャッシングを有効にします。 管理コンソールで、「サーバー」>「サーバー・タイプ」>「WebSphere プロキシー・サーバー」>proxy_server_name>「HTTP プロキシー・サーバー設定」>「プロキシー設定」ページをクリックします。
  4. Enable caching」を選択して、ドロップダウン・ボックスからキャッシュ・インスタンスを選択します。
    1. 動的コンテンツをプロキシー・サーバーでキャッシュ可能にするには、管理コンソール内で、「サーバー」>「サーバー・タイプ」>「WebSphere プロキシー・サーバー」>proxy_server_name>「HTTP プロキシー・サーバー設定」>「プロキシー設定」をクリックして、「動的コンテンツのキャッシング」を選択します。 アプリケーション・サーバーのサーブレットのキャッシュを使用可能にし、またアプリケーションと関連した cachespec.xml ファイルのキャッシュ基準を指定すると、動的コンテンツのキャッシュを使用可能にしたり無効化したりすることができます。無効化は、アプリケーション・サーバー・クラスター上でホストされた無効化サーブレットに関連したキャッシュ更新 URI と接続することによって受信されます。

      動的コンテンツ は、アプリケーション・サーバーでホストされるアプリケーションにより生成されるコンテンツです。動的コンテンツは、アプリケーションの cachespec.xml ファイルでコンテンツがエッジ・キャッシュ可能と示されている場合にのみ、プロキシー・サーバーでキャッシュされます。 また、cachespec.xml ファイルでは、キャッシュで使用する ID、無効化の依存関係 ID、および有効期限の時間など、キャッシュについて記述したすべての情報も定義されます。 プロキシー・サーバーは、ESI プロトコルを使用して、このファイルから情報を取得します。

      キャッシュされた動的コンテンツは、アプリケーション・サーバーのイベントにより無効化される可能性があります。 これらの無効化イベントは、DynacacheEsi.ear アプリケーションに含まれる ESI Invalidation Servlet により、アプリケーション・サーバーからプロキシー・サーバーに伝搬されます。 DynacacheEsi.ear は、製品とともに出荷されており、これが正しく機能するには、プロキシー・サーバーで動的キャッシュ用の動的コンテンツを生成するアプリケーションを使用してクラスターにデプロイする必要があります。

    2. 静的キャッシュは、キャッシュがプロキシー・サーバーで使用可能である場合、デフォルトで使用可能です。 静的コンテンツ は、公開される Web コンテンツであり、応答をキャッシュできる時間を記述する EXPIRES や LAST_MODIFIED_TIME などの HTTP 応答ヘッダーがあります。 プロキシー・サーバーは HTTP 1.1 RFC (2616) を使用しますが、これはコンテンツの扱い方を指定し、また、同じリソースの Uniform Resource Identifier (URI) のバリアントをキャッシュするための VARY ヘッダー・サポートのような機能を含んでいます。

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