管理対象オブジェクト・メタデータ
オペレーティング・システム・プラットフォームおよび製品フィーチャーなどのノードに関する情報は、 プロパティーの形で構成リポジトリーで保守されます。 製品フィーチャーがノードにインストールされると、新規プロパティー設定が追加されます。
WebSphere® Application Server
システム管理は、以下の目的で、管理対象オブジェクト・メタデータ・プロパティーを使用します。
- 管理コンソールでノード・バージョンを表示する
- 新規の構成タイプまたは属性が作成されていないか、または旧リリースの ノードで設定されていないことを確認します。
- 新規リソース・タイプが旧リリース・ノードで作成されていないことを確認します。
- 旧ランタイムは新規アプリケーションをサポートできないため、新規アプリケーションが旧リリースのノードでインストールされていないことを確認します。
以下の基本プロパティー・キーが WebSphere Application Server 用に定義されています。
com.ibm.websphere.baseProductVersion: インストールされている WebSphere Application Server のバージョン
com.ibm.websphere.nodeOperatingSystem: ノードが稼働するオペレーティング・システム・プラットフォーム
com.ibm.websphere.deployed.features: プロファイルを拡張する機能のリスト。機能の一例としては、 管理コンソール・プラグインが挙げられます。
com.ibm.websphere.nodeSysplexName: z/OS® オペレーティング・システム上の SYSPLEX 名
以下に、メタデータ・プロパティー値の例を示します。com.ibm.websphere.deployed.features メタデータ・プロパティー値は、印刷目的のために複数行に分割されています。![[AIX]](../images/aixlogo.gif)
![[Linux]](../images/linux.gif)
![[HP-UX]](../images/hpux.gif)
![[Solaris]](../images/solaris.gif)
![[Windows]](../images/windows.gif)
![[IBM i]](../images/iseries.gif)
![[z/OS]](../images/ngzos.gif)
com.ibm.websphere.baseProductVersion=7.0.0.0
com.ibm.websphere.deployed.features=
com.ibm.ws.base_6.0.0.0,com.ibm.ws.j2ee_6.0.0.0,
com.ibm.ws.uddi_6.0.0.0,com.ibm.ws.wsgateway_6.0.0.0
![[AIX]](../images/aixlogo.gif)
com.ibm.websphere.nodeOperatingSystem=aix
![[Linux]](../images/linux.gif)
com.ibm.websphere.nodeOperatingSystem=linux
![[HP-UX]](../images/hpux.gif)
com.ibm.websphere.nodeOperatingSystem=hpux
![[Solaris]](../images/solaris.gif)
com.ibm.websphere.nodeOperatingSystem=solaris
![[Windows]](../images/windows.gif)
com.ibm.websphere.nodeOperatingSystem=windows
![[IBM i]](../images/iseries.gif)
com.ibm.websphere.nodeOperatingSystem=os400
![[z/OS]](../images/ngzos.gif)
com.ibm.websphere.nodeSysplexName=PLEX1
com.ibm.websphere.nodeOperatingSystem=os390
メタデータ・プロパティーの詳細については、アプリケーション・プログラミング・インターフェースの文書にある ManagedObjectMetadataHelper クラスを参照してください。管理者は、wsadmin ツールまたは Application Server API を介して管理対象オブジェクト・メタデータを照会できます。これらはさらに、「ノード・インストール・プロパティー」管理コンソール・ページ上で表示することができます。この資料では Application Server API メソッドの詳細について提供します。
アクセサー・クラスを使用して、管理対象オブジェクト・メタデータ・プロパティーを取得します。
アクセサー・インスタンスが、そのファクトリーを介して作成されます。ヘルパー・クラスはアクセサー・インスタンスを
使用して、基本メタデータ・プロパティーを簡単に照会します。
これらのクラスは、すべて Application Server API 文書の com.ibm.websphere.management.metadata パッケージの一部です。これらのクラスの特定の名前は以下のとおりです。
- com.ibm.websphere.management.metadata.ManagedObjectMetadataHelper
- com.ibm.websphere.management.metadata.ManagedObjectMetadataAccessor
- com.ibm.websphere.management.metadata.ManagedObjectMetadataAccessorFactory