コマンド行ツールの使用

この製品には、コマンド行から呼び出すことができる多くのツールが用意されています。

このタスクについて

アプリケーション・サーバーのプロセスとノードの始動、停止、 およびモニターを行うためには、いくつかのコマンド行ツールを使用できます。 これらのツールは、ローカルのサーバーとノードでのみ作動します。 これらは、リモートのサーバーやノードでは作動しません。 リモート・サーバーを管理する場合は、 ターゲットのサーバーまたはノードが構成されるセル用のデプロイメント・マネージャーに接続されている、wsadmin スクリプト・プログラムを使用することができます。

各コマンドに共通する情報は、以下のとおりです。
  • 特に指定されていない限り、すべてのアプリケーション・サーバー・コマンドは、 app_server_root/bin ディレクトリーにあります。
  • サーバー名、ノード名またはセル名を指定するパラメーター値は、大/小文字を区別します。 例えば、プロファイル・テストのためにアプリケーション・サーバー MyServer を始動したい場合は、startServer MyServer -profileName test を呼び出します。 サーバー名として myserver を指定した場合は、startServer スクリプトは失敗します。
[AIX Solaris HP-UX Linux Windows]
[Windows Vista][Windows 2008 Server][Windows 7]Microsoft Windows Vista 以降の Microsoft オペレーティング・システムでのコマンド行ツールの実行: Windows Vista、Windows Server 2008、および Windows 7 のオペレーティング・システムでは、管理者または非管理者のいずれであっても WebSphere Application Server をインストールすることができます。管理者としてインストールする場合、 特定の操作 (Windows サービスに関連したもの) には管理者特権が必要です。 WebSphere Application Server コマンド行ツールが十分な特権を持つようにするには、Windows ユーザー・アカウント制御 (UAC) の「管理者承認モードですべての管理者を実行する」のポリシーが有効になっているシステムで、昇格された管理者権限でそれらのツールを実行します。 これらのコマンド行ツールをコマンド・プロンプトから実行する場合は、 以下のアクションを実行することによって起動する、「コマンド プロンプト」ウィンドウから実行します。
  • コマンド・プロンプトのショートカットを右クリックします。
  • 管理者として実行」をクリックします。

    コマンド・プロンプト・ウィンドウを管理者として開くと、続行するかどうかを尋ねるオペレーティング・システム・ダイアログが表示されます。 「継続」をクリックして処理を進めます。

これらのツールの例は、startServer コマンド、stopServer コマンド、startManager コマンド、stopManager コマンド、startNode コマンド、stopNode コマンド、firststeps コマンド、およびプロファイル管理ツールです。

Windows Server 2008 の Windows Server Core インストールを使用している場合、Windows Server Core システムにはグラフィカル・ユーザー・インターフェースがないため、グラフィカル・インターフェースを必要とする WebSphere Application Server のコマンドはいずれもサポートされません。 このため、launchpad.exeifgui.bat などのコマンドは、その種の Windows Server 2008 インストール環境ではサポートされません。

以下のステップを使用して、コマンドを実行します。

手順

  1. [AIX Solaris HP-UX Linux Windows][z/OS]システム・コマンド・プロンプトを開きます。
  2. [IBM i]IBM® i コマンド行から STRQSH CL コマンドを発行して、Qshell セッションを開始します。
  3. プロファイルまたはアプリケーション・サーバー・ルート・ディレクトリーのいずれからスクリプトを実行するかを決定します。
    特定の プロファイルに関連するほとんどのコマンド行ツール機能。 コマンドが -profileName パラメーターを必要とするかどうかを判別するには、そのコマンドの資料を参照してください。 app_server_root/bin ディレクトリーからコマンドを実行する際に -profileName パラメーターを指定しない場合は、 製品のデフォルト・プロファイルが、プロファイル固有の変数を設定します。 異なるプロファイルを指定するには、以下のいずれかのオプションを使用します。
    • app_server_root/bin ディレクトリーにナビゲートして、 該当するプロファイルを profileName パラメーターの値として指定して、次のコマンドを実行します。
      startServer server1 -profileName AppServerProfile
    • プロファイルが作成されると、 アプリケーション・サーバーは、 app_server_root/bin ディレクトリー内の各スクリプトごとに、作成されたプロファイルのタイプに適したプロキシー・スクリプトを profile_root/bin ディレクトリー内に作成します。 プロキシー・スクリプトが起動されると、そのスクリプトに関するプロファイル固有の変数が、 スクリプトの起動元プロファイルを基にして設定されます。 特定のプロファイル用のコマンドを実行するには、コマンドを実行したいプロファイルの profile_root/bin ディレクトリーにナビゲートします。
  4. 該当するコマンドを実行します。

タスクの結果

このコマンドは、要求された機能を実行し、その結果を画面に表示します。

追加情報については、コマンドのログ・ファイルを参照してください。コマンドに -trace オプションを使用すると、コマンド・ログ・ファイルに追加のトレース・データが取り込まれます。 ログ・ファイルのディレクトリーのロケーションは、デフォルトのシステム・ログのルート・ディレクトリーの下です。ただし、特定のサーバー・インスタンスに関連するコマンドを除きます。この場合は、そのサーバーの log ディレクトリーが使用されます。コマンドに -logfile オプションを使用して、コマンド・ログ・ファイルのデフォルトのロケーションをオーバーライドすることができます。

次のタスク

[AIX Solaris HP-UX Linux Windows][IBM i]プロファイル・リストの入手方法を含む、プロファイルの使用について詳しくは、 manageprofiles コマンドのトピックに関する情報を参照してください。


トピックのタイプを示すアイコン タスク・トピック



タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: last_date
http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-nd-mp&topic=txml_command
ファイル名:txml_command.html