デフォルト・アプリケーション
WebSphere® Application Server は、デフォルトの構成を提供します。管理者は、この構成を使用すると、 Application Server が稼働していることの確認を容易に行えます。 製品をインストールすると、この製品には server1 と呼ばれるアプリケーション・サーバーと Default Application と呼ばれるエンタープライズ・アプリケーションが組み込まれます。
Default Application には、Web モジュール DefaultWebApplication およびエンタープライズ Bean Java™ アーカイブ (JAR) ファイル Increment が含まれています。Default Application は、いくつかのサーブレットを提供します。これらのサーブレットは、製品で使用することができます。
Snoop サーブレット
- サーブレット初期化パラメーター
- サーブレット・コンテキスト初期化パラメーター
- URL 呼び出し要求パラメーター
- 設定されたクライアント・ロケール
- コンテキスト・パス
- ユーザー・プリンシパル
- 要求ヘッダーとその値
- 要求パラメーター名とその値
- HTTPS プロトコル情報
- サーブレット要求属性とその値
- HTTP セッション情報
- セッション属性とその値
Snoop サーブレットには、セキュリティー構成が組み込まれています。そのため、WebSphere セキュリティーが使用可能になっている場合、クライアントがサーブレットを開始するためには ユーザー ID とパスワードを指定する必要があります。
Snoop サーブレットの URL は、
http://your.server.name:9080/HitCount.jsp です。
Snoop サーブレットの URL は http://localhost:9080/snoop/ です。
HelloHTML サーブレット
HelloHTML パーベイシブ・サーブレットは、WebSphere Web コンテナーによって提供される PageList サポートを実行するために使用します。このサーブレットは、API を提供する PageListServlet を拡張します。これらの API を使用すると、サーブレットは、その他の Web リソースを名前で呼び出したり、クライアント・タイプ検出 サポートを使用してタイプで呼び出せるようになります。
Hello サーブレットは、
URL: http://your.server.name:9080/HitCount.jsp を使用して、HTML ブラウザー、スピーチ・クライアント、
またはほとんどの Wireless Application Protocol (WAP) 対応ブラウザーから呼び出すことができます。
Hello サーブレットは、URL: http://localhost:9080/HelloHTML.jsp を使用して、
HTML ブラウザー、スピーチ・クライアント、
またはほとんどの Wireless Application Protocol (WAP) 対応ブラウザーから呼び出すことができます。
HitCount アプリケーション
- サーブレット・インスタンス変数
- HTTP セッション
- エンタープライズ Bean
サーブレットに対して、コミットまたはロールバックが可能なトランザクション内で、 これらの方式のいずれかを実行するよう指示できます。 トランザクションがコミットされると、カウンターは増分されます。 トランザクションがロールバックされると、 カウンターは増分されません。
エンタープライズ Bean 方式は、Apache Derby データベースへのカウンター値を持続させるコンテナー管理パーシスタンス・エンタープライズ Bean を使用します。 このエンタープライズ Bean は、DefaultApp Datasource (これは、DefaultDB データベースに設定されている) を使用するように構成されています。
エンタープライズ Bean 方式を使用する場合、 WebSphere グローバル名前空間またはアプリケーションに対してローカルな名前空間のいずれかで エンタープライズ Bean を検索するよう、サーブレットに指示することができます。
HitCount アプリケーションの URL は、http://your.server.name:9080/HitCount.jsp です。
HitCount アプリケーションの URL は http://localhost:9080/HitCount.jsp です。