ファイル転送およびファイル同期のためのリモート・ファイル・サービス

構成文書には、使用可能なアプリケーション・サーバーと、その構成および内容が記述されています。 2 つのファイル・サービスで、構成文書を管理します。 それは、ファイル転送サービスおよびファイル同期サービスです。

次の表は、ファイル・サービスの機能についての説明です。

ファイル転送サービス
ファイル転送サービスにより、ファイルをデプロイメント・マネージャーとノードとの間で、さらに、wsadmin スクリプト・プロセスと、デプロイメント・マネージャーまたはアプリケーション・サーバーとの間でも移動できます。 ファイル転送サービスは、ファイルの転送に HTTP プロトコルを使用します。 WebSphere® Application Server 製品のセキュリティーを使用可能にすると、ファイル転送サービスで証明書ベースの相互認証が使用されます。 テスト環境内のデフォルト鍵ファイルを使用できます。 ご自分のシステムを保護するため、デフォルトの鍵ファイルを必ず変更してください。

ファイル転送に使用されるポートは、HTTP_Transport ポート、HTTPS トランスポート・ポート、管理コンソール・ポート、および管理コンソール・セキュア・ポートです。 [AIX Solaris HP-UX Linux Windows][IBM i]詳しくは、 WebSphere Application Server の各バージョンのポート番号設定に関するトピックを参照してください。[z/OS]詳しくは、 デフォルトのポート割り当てに関するトピックを参照してください。

ファイル同期サービス
ファイル同期サービスにより、 各ノード上のファイル・セットはデプロイメント・マネージャー・ノード上のファイル・セットと必ず一致します。 このサービスは、1 つのセル全体で構成データの一貫性を促進します。 いくつかの構成設定値を調整して、個々のノード上およびシステム全体でのファイルの同期を制御できます。

このサービスは、デプロイメント・マネージャーおよびノード・エージェント内で稼働し、 セル・リポジトリーに対して行われた構成の変更が、該当するノードのリポジトリーに確実に伝搬するようにします。 セル・リポジトリーは、マスター・リポジトリーで、 ノード・リポジトリーに対して行われた構成の変更はこのセルまで伝搬されません。 同期操作中、ノード・エージェントは、デプロイメント・マネージャーを使用して、ノードに適用される構成文書が更新されたかどうかを調べます。新規または更新済み文書はノード・リポジトリーにコピーされ、 削除された文書はノード・リポジトリーから除去されます。

使用可能になっているデフォルトの振る舞いは、 ノード・エージェントごとに定期的に同期操作を実行することです。 操作の間隔を構成するか、または定期的な振る舞いを使用不可にすることができます。 同期サービスを構成して、 ノード・リポジトリーを同期化してから、 ノード上のサーバーを始動することもできます。

トラブルの回避 (Avoid trouble) トラブルの回避 (Avoid trouble):
  • 管理コンソールまたは wsadmin スクリプトのいずれかを使用して、ノードを同期化する必要があります。 この操作を行うには、2 つの方法のうち、管理コンソールを使用する方法をお勧めします。 管理コンソールの「ノード」パネルには、「同期化」操作があります。

    wsadmin スクリプトを使用してノードを同期化する必要がある場合は、NodeSync Mbean の sync() コマンドを使用してください。

  • ノード同期化プロセスの一部としてノード・エージェントを再始動しないでください。 ノード・エージェントがアプリケーション・サーバーをディスカバーするまで、アプリケーション・デプロイメントのためのノードの同期化、ノード・エージェントの開始時に行われる更新、ノード・エージェントによる更新、アプリケーション・サーバーに影響を与える更新などの管理操作が失敗します。
gotcha

トピックのタイプを示すアイコン 概念トピック



タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: last_date
http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-nd-mp&topic=cagt_fileservices
ファイル名:cagt_fileservices.html