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copyZOS.sh スクリプト・ファイル
copyZOS.sh スクリプトは、選択した WebSphere® Application Server 製品ファイルを、製品ファイル・システムから MVS™ 区分データ・セットにコピーするために使用します。
copyZOS.sh スクリプト・ファイルを使用するには、その前に、WebSphere Application Server for z/OS® V8.0 をインストールする必要があります。
copyZOS.sh スクリプトは、ファイルの指定されたグループを区分データ・セットにコピーします。このデータ・セットが存在しない場合、copyZOS.sh スクリプトは、正しい仕様に基づいてデータ・セットを SMS 管理ボリュームに作成します。各出力データ・セットのデータ・セット仕様を確認するには、引数を指定せずに copyZOS.sh スクリプト・ファイルを実行します。
ロケーション
copyZOS.sh スクリプト・ファイルは、製品ファイル・システムの bin ディレクトリー (例えば /usr/lpp/zWebSphere/V8R0/bin など)、および各ノードの WAS_HOME/bin ディレクトリーに配置されています。
構文
copyZOS.sh file_type dsname
パラメーター
file_type
- EXEC
WebSphere Application Server のサンプルの CLIST スクリプトおよび REXX exec を区分データ・セットに取り込みます。出力データ・セットには、LRECL=255 が指定された可変長レコードが含まれます。
- JCL
WebSphere Application Server のサンプル・ジョブおよび parmlib メンバーをデータ・セットに取り込みます。出力データ・セットには、LRECL=80 が指定された固定長レコードが含まれます。
- NLS
WebSphere Application Server の NLS メッセージ・ファイルをデータ・セットに取り込みます。出力データ・セットには、LRECL=255 が指定された可変長レコードが含まれます。
- OLAMODS
クライアント・プログラムが WebSphere Application Server の最適化されたローカル・アダプターを使用するために必要なロード・モジュールをデータ・セットに取り込みます。出力データ・セットはロード・モジュール PDS-E になるはずです。
- OLASAMPS
WebSphere Application Server の最適化されたローカル・アダプターのサンプル・ジョブおよび入力ファイルをデータ・セットに取り込みます。出力データ・セットには、LRECL=80 が指定された固定長レコードが含まれます。
dsname
ファイルのコピー先の区分データ・セットを指定します。データ・セットが存在しない場合は、ジョブの実行時に作成されます。
例
# cd /usr/lpp/zWebSphere/V8R0/bin
# copyZOS.sh EXEC WAS.V8R0.EXEC