SIMessageContext
パブリック・インターフェース SIMessageContext は、 javax.xml.rpc.handler.MessageContext を拡張します。 これは、メディエーション・ハンドラーのインターフェース上で必要なオブジェクトです。 あるハンドラーから別のハンドラーに渡されるコンテキスト情報に加えて、 これは SIMessage および SIMediationSession への参照を戻すことができます。
SIMessage は、MediationHandler によって処理されているメッセージの サービス統合テクノロジー表現です。 SIMediationSession は、ランタイム・リソースに対するハンドルです。
MessageContext インターフェースは、ハンドル・メソッドでハンドラーによって処理されるメッセージ・コンテキストを抽出します。MessageContext インターフェースは、 プロパティー・セットを管理するためのメソッドを提供します。MessageContext プロパティーは、ハンドラーをハンドラー・チェーンで使用可能にし、関連した状態の処理を共有します。
メディエーション・ランタイム環境によって起動されるメソッドを 定義するのと同様に、インターフェースは Enterprise JavaBeans ネーミング・パターンに続いて、もしくは BeanInfo クラスを提供することによりプロパティーも指定することがあります。Bean の各プロパティーは、このプロパティーと同一の名前で単一環境エントリーから初期化されます。シンプル・タイプの Bean プロパティーは、 Java™ Platform, Enterprise Edition (Java EE) env-entry を使用して指定されます。 ハンドラーが、非シンプル・タイプ のプロパティーである場合、他の環境定義が使用されることがあります。
- 仲介されているメッセージのサービス統合バス表現を取得するための getSIMessage メソッド。 SIMessage API についての詳細は、SIMessageを参照してください。
- ランタイム環境に対するハンドルである SIMediationSession オブジェクトを取得するための getSession メソッド。 SIMediationSession API についての詳細は、SIMediationSessionを参照してください。