[AIX Solaris HP-UX Linux Windows][z/OS]

Web サーバーからバックエンド・アプリケーション・サーバーに直接に要求をルーティング

新規カスタム・プロパティーを定義して、Web サーバーからバックエンド・アプリケーション・サーバーに直接に要求をルーティングするように Web サーバー・プラグイン構成を設定します。 一定の要求を、オンデマンド・ルーター (ODR) を経由してルーティングするよう構成し、その他の要求を、バックエンド・アプリケーション・サーバーに直接ルーティングするよう構成することができます。

このタスクについて

一般的に ODR は、Web サーバーからバックエンド・アプリケーション・サーバーに送られる要求を中継するゲートウェイとして機能します。plugin-cfg.xml ファイルに ODR_Module_Routing_Policy カスタム・プロパティーを定義し、ODR 経由でルーティングしない特定の要求をリダイレクトできます。代わりに、要求は、Web サーバーからバックエンド・サーバーに直接ルーティングされます。あるいは、このカスタム・プロパティーをリセットして、ODR が要求のインターセプトを再開するようにすることができます。

このカスタム・プロパティー値の形式は、モジュール・パス (cell_name/app_name/edition/module_name=value など) のコンマ区切りリストです。

手順

  1. 管理コンソールで、「システム管理」 > 「セル」 > 「カスタム・プロパティー」 > 「新規」をクリックします。
  2. カスタム・プロパティーの名前として ODR_Module_Routing_Policy を入力します。
  3. カスタム・プロパティーの値を入力します。
    • 要求をバックエンド・サーバーに直接ルーティングする場合には、値に cell_name/app_name/edition/module_name=direct を設定します。
    • 要求を ODR 経由でバックエンド・サーバーにルーティングする場合には、値に cell_name/app_name/edition/module_name=ODR を設定します。
    例えば、値を cell/app/edition/module=direct,cell/app2/edition/module=ODR に設定した場合、各モジュールがそのモジュールへの要求を ODR 経由で送信するか、バックエンド・サーバーに直接送信するかに関して個別に構成されます。 変数の app_name、edition、および module_name の代わりにワイルドカード (*) を使用できます。
  4. 「適用」をクリックして、変更を保存します。

以下の例では、カスタム・プロパティーは、要求をバックエンド・アプリケーション・サーバーにルーティングするよう設定されています。変数の app_name、edition、および module_name の代わりにワイルドカードを使用します。
myCell/*/*/*=direct

トピックのタイプを示すアイコン タスク・トピック



タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: last_date
http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-nd-mp&topic=twve_odrdirect
ファイル名:twve_odrdirect.html