統合リポジトリー構成における LDAP リポジトリーのパフォーマンスの向上
統合リポジトリー構成で LDAP リポジトリーのパフォーマンスを向上させるには、ここに示すステップに従います。
始める前に
手順
- 管理コンソールで、「セキュリティー」>「グローバル・セキュリティー」とクリックします。
- 「ユーザー・アカウント・リポジトリー」において、「使用可能なレルム定義」フィールドから「統合リポジトリー」を選択し、「構成」をクリックします。複数のセキュリティー・ドメイン環境内の特定のドメインを構成するには、「セキュリティー・ドメイン」>「domain_name」をクリックします。「セキュリティー属性」の下で、「ユーザー・レルム」を展開し、「このドメイン用にカスタマイズする」をクリックします。レルム・タイプとして「統合リポジトリー」を選択して、「構成」をクリックします。
- 「関連項目」の下で「リポジトリーの管理」>「repository_name」とクリックします。
- 「追加プロパティー」の下の「パフォーマンス」をクリックします。
- オプション: 「Limit search time」オプションを選択し、 Application Server が Lightweight Directory Access Protocol (LDAP) エントリーの検索に 使用できる最大のミリ秒数を入力します。
- オプション: 「Limit search returns」オプションを選択し、 検索条件に一致する、戻すべきエントリーの最大数を入力します。
- オプション: 「接続プールの使用」オプションを選択し、 Application Server が、再利用のために LDAP サーバーへの個別の接続を保管するかどうかを 指定します。
- オプション: 「Enable context pool」オプションを選択し、 複数のアプリケーションが、LDAP サーバーに同じ接続を使用するかどうかを指定します。 このオプションを選択する場合は、同じ接続を使用できる最初のエントリー、優先エントリー、 およびエントリーの最大数を指定します。 「Enable context pool」オプション は、「接続プールの使用」オプションと一緒に使用可能にすることも、 別々に使用可能にすることもできます。このオプションを使用不可にすると、 各コンテキストごとに新規の接続が作成されます。「Context pool times out」オプション を選択し、コンテキスト・プールのエントリーの有効期限が切れる秒数を指定することもできます。
- オプション: コンテキスト・プールの「最大サイズ」の値をゼロ (0) に設定します。
- オプション: 「Cache the attributes」オプション を選択し、検索属性エントリーの最大数を指定します。 このオプションにより、 WebSphere Application Server は、LDAP サーバーに複数の呼び出し を行わずにローカル側でエントリーを検索できるようにするために、LDAP エントリーを保管できます。 「Cache the attributes」オプションに関連した「キャッシュのタイムアウト数」オプション をクリックして、Application Server がこれらのエントリーを保管できる最大秒数を指定します。クラスター環境内の動的属性キャッシュ用の「配布ポリシー」を、「共有しない」、共有される「プッシュ」、または共有される「プッシュおよびプル」として指定します。この設定は、アダプターの始動プロセス時に読み取られ、それに応じてキャッシュ・ポリシーが設定されます。
- オプション: 「Cache the search results」オプション を選択し、検索結果エントリーの最大数を指定します。 このオプションにより、 WebSphere Application Server は、LDAP サーバーに複数の呼び出し を行ってその検索結果を検索せずに、検索照会の結果を保管できます。 「検索結果のキャッシュ」オプションに関連付けられた「キャッシュのタイムアウト数」オプションをクリックして、Application Server が結果を保存できる最大秒数を指定します。クラスター環境内の動的属性キャッシュ用の「配布ポリシー」を、「共有しない」、共有される「プッシュ」、または共有される「プッシュおよびプル」として指定します。この設定は、アダプターの始動プロセス時に読み取られ、それに応じてキャッシュ・ポリシーが設定されます。
- オプション: com.ibm.websphere.wim.ServiceProvider.createRootDataObject メソッドではなく、com.ibm.websphere.wim.util.SDOHelper.createRootDataObject メソッドを使用して、 ルートの DataObject オブジェクトをローカルに作成します。