ノード管理スクリプト

スクリプト・ライブラリーでは、サーバーの構成を自動化する複数のスクリプト・プロシージャーが利用可能です。 ノード構成の照会、構成、および管理を行うスクリプトの使用法を参照してください。各スクリプトを個別に実行することも、いくつかのプロシージャーを組み合わせて、ご使用の環境に合わせたカスタム自動化スクリプトを作成することもできます。

すべてのノード管理スクリプト・プロシージャーは、app_server_root/scriptLibraries/system/V70 ディレクトリーにあります。 以下のスクリプト・プロシージャーを使用して、ノード構成の照会、構成、および管理を行います。

configureDiscoveryProtocolOnNode

このスクリプトは、対象のノードのディスカバリー・プロトコルを構成します。 ノードによって使用されるディスカバリー・プロトコルがこのノードに適合しない場合は、適合するプロトコルが使用されるように構成を変更してください。

スクリプトを実行するには、以下の表で定義されているように、対象のノードとプロトコルを指定します。
表 1. configureDiscoveryProtocolOnNode 引数の説明. ノードを構成するには、このスクリプトを実行します。
引数 説明
nodeName ノードの名前を指定します。ノード名はセル内で固有でなければなりません。 ノード名は通常、コンピューターのホスト名と同じです。 すなわち、ノードは通常、 固有の IP ホスト・アドレスを持つ、物理的なコンピューター・システムに対応しています。
discoveryProtocol ノードがネットワークから情報を検索するために従うプロトコルを指定します。 「ディスカバリー・プロトコル」設定は、管理対象ノードに対してのみ有効です。 伝送制御プロトコル (TCP) または User Datagram Protocol (UDP) を指定します。UDP は TCP よりも高速ですが、UDP は宛先へのデータグラムのデリバリーを保証しないため、 TCP の方が UDP より信頼性があります。これらの 2 種類のプロトコルのうちでは、TCP のデフォルトが推奨されます。

構文

AdminNodeManagement.configureDiscoveryProtocolOnNode(nodeName, discoveryProtocol)

使用例

AdminNodeManagement.configureDiscoveryProtocolOnNode("myNode", "UDP")

doesNodeExist

このスクリプトは、対象のノードが存在する場合には値 1 を表示し、対象のノードが存在しない場合には値 -1 を表示します。このスクリプトを実行するには、以下の表に定義されているとおりに、ノードの名前を指定します。
表 2. doesNodeExist 引数の説明. ノードが存在するかどうかをチェックするには、このスクリプトを実行します。
引数 説明
nodeName 照会するノードの名前を指定します。ノード名はセル内で固有でなければなりません。 ノード名は通常、コンピューターのホスト名と同じです。 すなわち、ノードは通常、 固有の IP ホスト・アドレスを持つ、物理的なコンピューター・システムに対応しています。

構文

AdminNodeManagement.doesNodeExist("nodeName")

使用例

AdminNodeManagement.doesNodeExist("myNode")

isNodeRunning

このスクリプトは、指定されたノードが実行している場合は値 1 を表示し、指定されたノードが実行していない場合は値 -1 を表示します。このスクリプトを実行するには、以下の表に定義されているとおりに、ノードの名前を指定します。
表 3. isNodeRunning 引数の説明. ノードが実行中かどうかをチェックするには、このスクリプトを実行します。
引数 説明
nodeName 対象のノードの名前を指定します。 ノード名はセル内で固有でなければなりません。 ノード名は通常、コンピューターのホスト名と同じです。 すなわち、ノードは通常、 固有の IP ホスト・アドレスを持つ、物理的なコンピューター・システムに対応しています。

構文

AdminNodeManagement.isNodeRunning(nodeName)

使用例

AdminNodeManagement.isNodeRunning("myNode")

listNodes

このスクリプトは、ご使用の環境にあるノードのリストを表示します。

構文

AdminNodeManagement.listNodes()

使用例

AdminNodeManagement.listNodes()

restartActiveNodes

このスクリプトは、ご使用の環境でノード・エージェントの状態が始動済みになっているノードを再始動します。

構文

AdminNodeManagement.restartActiveNodes()

使用例

AdminNodeManagement.restartActiveNodes()

restartNodeAgent

このスクリプトは、対象のノード・エージェントを再始動します。ノード・エージェントは、ホスト・システム上のアプリケーション・サーバーをモニターし、 管理要求をサーバーに発送する管理エージェントです。 ノード・エージェントは、WebSphere® Application Server Network Deployment 環境のノードを表す稼働中のサーバーです。

スクリプトを実行するには、以下の表で定義されているように、対象のノードを指定します。
表 4. restartNodeAgent 引数の説明. ノード・エージェントを再始動するには、このスクリプトを実行します。
引数 説明
nodeName 再始動するノードの名前を指定します。ノード名はセル内で固有でなければなりません。 ノード名は通常、コンピューターのホスト名と同じです。 すなわち、ノードは通常、 固有の IP ホスト・アドレスを持つ、物理的なコンピューター・システムに対応しています。

構文

AdminNodeManagement.restartNodeAgent(nodeName)

使用例

AdminNodeManagement.restartNodeAgent("myNode")

stopNode

このスクリプトは、指定されたノードを停止します。このスクリプト では、デプロイメント・マネージャーおよび指定されたノードが実行中であることが 必要です。通常、HTTP サーバーも実行中である必要があります。

以下の 表に、このスクリプトに指定する引数についての説明を示します。
表 5. stopNode 引数の説明. ノードを停止するには、このスクリプトを実行します。
引数 説明
nodeName 停止するノードの名前を指定します。ノード名はセル内で固有でなければなりません。 ノード名は通常、コンピューターのホスト名と同じです。 すなわち、ノードは通常、 固有の IP ホスト・アドレスを持つ、物理的なコンピューター・システムに対応しています。

構文

AdminNodeManagement.stopNode(nodeName)

使用例

AdminNodeManagement.stopNode("myNode")

stopNodeAgent

このスクリプトは、対象のノード・エージェントを停止します。ノード・エージェントは、ホスト・システム上のアプリケーション・サーバーをモニターし、 管理要求をサーバーに発送する管理エージェントです。 ノード・エージェントは、WebSphere Application Server Network Deployment 環境のノードを表す稼働中のサーバーです。

スクリプトを実行するには、以下の表で定義されているように、対象のノードを指定します。
表 6. stopNodeAgent 引数の説明. ノード・エージェントを停止するには、このスクリプトを実行します。
引数 説明
nodeName ノードの名前を指定します。ノード名はセル内で固有でなければなりません。 ノード名は通常、コンピューターのホスト名と同じです。 すなわち、ノードは通常、 固有の IP ホスト・アドレスを持つ、物理的なコンピューター・システムに対応しています。

構文

AdminNodeManagement.stopNodeAgent(nodeName)

使用例

AdminNodeManagement.stopNodeAgent("myNode")

syncActiveNodes

このスクリプトは、構成変更をご使用の環境内の各アクティブ・ノードに伝搬させます。 デフォルトでは、この状態はノードとデプロイメント・マネージャーとの通信が 可能である限り、定期的に発生します。

構文

AdminNodeManagement.syncActiveNodes()

使用例

AdminNodeManagement.syncActiveNodes()

syncNode

このスクリプトは、構成変更を対象のノードに伝搬させます。 デフォルトでは、この状態はノードとデプロイメント・マネージャーとの通信が 可能である限り、定期的に発生します。

スクリプトを実行するには、以下の表で定義されているように、対象のノードを指定します。
表 7. syncNode 引数の説明. ノードを同期するには、このスクリプトを実行します。
引数 説明
nodeName ノードの名前を指定します。ノード名はセル内で固有でなければなりません。 ノード名は通常、コンピューターのホスト名と同じです。 すなわち、ノードは通常、 固有の IP ホスト・アドレスを持つ、物理的なコンピューター・システムに対応しています。

構文

AdminNodeManagement.syncNode(nodeName)

使用例

AdminNodeManagement.syncNode("myNode")

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