コア・グループの構成
サブトピック
コア・グループ優先コーディネーターの構成
HA マネージャーは、コーディネーターをホストするためのサーバーを選択する際に、 優先コア・グループ・サーバーの優先順位リストを使用します。 デフォルトのリストが不適切な場合は、他のサーバーがコーディネーターとして選択されようにこのリストを変更することができます。コア・グループ・コーディネーター数の変更
大規模なセルの場合、複数のコーディネーターを使用することをお勧めします。コア・グループに対するデフォルトのディスカバリー・プロトコルの構成
コア・グループに対するデフォルトのディスカバリー・プロトコルにより、 新規コア・グループ・メンバーとそのコア・グループの他のメンバーとの間のネットワーク接続が確立されます。このタスクは、コア・グループに対するデフォルトのディスカバリー・プロトコルの動作を調整する場合に実行します。デフォルト値の 60 秒は製品のインストール・プロセスで設定され、多くの場合、受け入れ可能なプロセス検出時間となります。コア・グループの代替プロトコル・プロバイダーの選択
このタスクは、デフォルトのディスカバリー・プロトコルおよび障害検出プロトコルの代わりに、代替プロトコル・プロバイダーを使用して、コア・グループ・メンバー間の通信をモニターおよび管理する場合に実行します。通常、z/OS® システム間カップリング・ファシリティー (XCF) ベースのプロバイダーなどの代替プロトコル・プロバイダーは、デフォルトのディスカバリー・プロトコルおよび障害検出プロトコルほどシステム・リソースを使用しません。これは、特にコア・グループ・メンバーがアイドル状態の場合に当てはまります。通常、代替プロトコル・プロバイダーはシステム・リソースをあまり使用しません。 これは、デフォルトのプロトコル・プロバイダーが使用するメンバー間の TCP/IP ping を実行して、コア・グループ・メンバーがまだアクティブであるかどうかを判別しないためです。コア・グループに対するデフォルトの障害検出プロトコルの構成
デフォルトの障害検出プロトコルは、デフォルトのディスカバリー・プロトコルにより確立された コア・グループ・ネットワーク接続をモニターし、接続障害が発生していないかどうかを デフォルトのディスカバリー・プロトコルに通知します。コア・グループ・プロトコルのバージョンの選択
HA マネージャー・プロトコルには、2 つの主要なカテゴリーまたはグループがあります。これらのプロトコル・グループは、より新しいバージョンのプロトコルを使用するために、いずれも独立して構成することができます。コア・グループ・メモリー使用率の構成
管理コンソールを使用して、基本コア・グループ・トランスポートで割り振ることができるヒープ・メモリーの最大量を制御できます。コア・グループ・トランスポートの構成
コア・グループを構成する場合、HA マネージャーによりネットワーク通信で使用される ネットワーク・トランスポートのタイプを指定できます。コア・グループ IP キャッシングの構成
名前と IP アドレスの情報のキャッシングは、 ネットワーク通信ソフトウェア・スタック内の多くのレベルで実行できます。これらのレベルには、オペレーティング・システム内のレベル、Java™ 仮想マシンのレベル、およびコア・グループなどの製品コンポーネント内のレベルなどがあります。 コア・グループでは、 キャッシングを使用して、IP アドレス名検索に関連するオーバーヘッドを 削減できます。コア・グループ IP キャッシュがクリアされる間隔を調整できます。コア・グループ・ソケット・バッファーの構成
多くのオペレーティング・システムでは、 ソケットを介したデータの送受信を含むオペレーションを実行するためのプログラム・インターフェースが提供されます。また、 多くのオペレーティング・システムでは、データ・バッファーとして使用されるソケットごとに割り振られるメモリー量を制御する 管理機能が提供されます。HA マネージャーの通信用 IP アドレスのセットアップ
HA マネージャーがコア・グループ内での通信に使用する優先 IP アドレス、または IP アドレスの範囲を選択する必要がある場合があります。メッセージング要求に対する優先サーバーの指定
コア・グループにアプリケーション・サーバーのクラスターが組み込まれており、 そのクラスターに対してメッセージング・エンジンが構成されている場合、そのクラスター内のどのサーバーも、 そのメッセージング・エンジンの作業項目を処理することができます。製品のデフォルトのメッセージ・プロバイダーは、サービス統合バス (SIB) テクノロジーを基にしており、N ポリシーの 1 つであるデフォルト SIBus ポリシーによって管理されています。 このポリシーによって、同時にアクティブとなるアプリケーション・サーバーは、 クラスター内でただ 1 つとなります。HA グループ・ポリシーを変更して、特定のクラスター・メンバーがメッセージング処理を行うように 指定できます。


http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-nd-mp&topic=container_highavail_configuring_core_groups
ファイル名:container_highavail_configuring_core_groups.html