柔軟な管理環境では、「アプリケーション・サーバーの作成」ジョブをサブミットして、サーバーを作成することができます。このジョブは、スタンドアロン・ノード上またはデプロイメント・マネージャーの統合ノード上のアプリケーション・サーバーを作成できます。
始める前に
ジョブ・マネージャーおよびターゲットを開始します。
ターゲットがスタンドアロンのアプリケーション・サーバーの場合は、管理エージェントも開始します。
ジョブをサブミットするには、ジョブ・マネージャーで使用する ID に、管理者ロール
またはオペレーター・ロールの権限が付与されている必要があります。ジョブをサブミットするときに、ターゲットでの認証および許可のためにユーザー名とパスワードを指定できます。
複数のターゲットにジョブをサブミットする場合は、そのユーザー名とパスワード、またはサブミットする者のクレデンシャルを、すべてのジョブ・ターゲットに適用できる必要があります。
このタスクについて
ジョブ・マネージャーまたはデプロイメント・マネージャーの管理コンソールを使用して、1 つ以上の管理対象ターゲットにアプリケーション・サーバーを作成することができます。
コンソールから「アプリケーション・サーバーの作成」ジョブを選択し、サーバー・オプションおよびジョブ・オプションを指定し、サマリーを確認して、ジョブをサブミットします。
コンソールを使用する代わりに、AdministrativeJobs コマンド・グループ内の createApplicationServer ジョブ・スクリプトを実行することもできます。管理ジョブのタイプに関するトピックを参照してください。
手順
- 管理コンソールのナビゲーション・ツリーから、の順でクリックします。
- サーバーを作成するジョブを選択します。
- リストから「アプリケーション・サーバーの作成」ジョブ・タイプを選択します。
- オプションでジョブの説明を指定します。
- 「次へ」をクリックします。
- サーバーを追加するジョブ・ターゲットを選択します。
- リストからターゲットのグループを選択するか、または「ターゲット名」を選択します。
選択したジョブ・タイプに有効なターゲットのグループのみが、ターゲット・グループの
リストに表示されます。
- 「ターゲット名」を選択した後は、ターゲット名を指定して「追加」をクリックするか、「検索」をクリックして、「ターゲットの検索」ページで選択したターゲットを指定します。
- ユーザー認証が必要な場合は、ユーザー名、パスワード、またはその他必要な認証値を指定します。
- 「次へ」をクリックします。
- サーバーの作成ジョブのパラメーターを指定します。
- 「サーバー名」に、そのターゲット内で固有のサーバー名を指定します。
トラブルの回避 (Avoid trouble): サーバー名にブランク文字を含めることはできません。
gotcha
ターゲットにある既存サーバーの名前を参照するには、「ジョブ・パラメーターの指定」ページで「検索」をクリックします。
「ノード・リソースの検索」ページでターゲットを指定し、「検索」をクリックします。
例えば、管理対象ターゲット nodeA に、単一のサーバー server1 が存在するとします。次のように、nodeA 内で固有の名前を指定します。server2
- ターゲットが WebSphere® Application Server Network Deployment セル内にある場合は、「ノード名 (Node
name)」に対して、そのセル内の、サーバーを作成するターゲットの名前を指定します。
基本 (スタンドアロン) ノードのターゲット名を指定する必要はありません。
例えば、管理対象ノード nodeA は WebSphere Application Server Network Deployment セル内の統合ノードであるとします。以下のノード名を指定します。
nodeA
- デフォルトのサーバー・テンプレート以外のテンプレートを使用するには、使用するテンプレートの名前とロケーションを指定します。
- 特定のポート番号を使用し、製品によって生成された固有のポート番号を使用しないようにするには、「固有ポートの生成 (Generate unique ports)」を選択解除指定します。
- z/OS ターゲットにサーバーを作成する場合は、オプションで、ショート・ネームおよびビット・モードを指定します。
この値を指定しない場合は、製品によって固有のショート・ネームが生成され、デフォルトのビット・モードが使用されます。
- 「次へ」をクリックします。
- ジョブをスケジュールします。
指定する日時は
ジョブ・マネージャーに関連しています。
- オプションで、ジョブの終了時に通知を送信する宛先の電子メール・アドレスを 1 つ以上指定します。
複数の電子メール・アドレスを指定する場合は、コンマで区切ります。
- ジョブがサブミットに対して利用可能になる時間を選択します。
- ジョブの有効期限を選択します。
- オプションで、ジョブが再帰する間隔、間隔の開始日時、および間隔の
終了日時を指定します。
- 「次へ」をクリックします。
- サマリーを確認して「終了」をクリックし、ジョブをサブミットします。
タスクの結果
ターゲットがジョブを実行し、アプリケーション・サーバーの作成を試行します。
次のタスク
「ジョブ状況」ページでアプリケーション・サーバーの作成ジョブの ID をクリックし、ジョブ状況を表示します。状況のリフレッシュ・アイコン
をクリックして、表示されている状況をリフレッシュします。
ジョブが正常に完了していない場合は、ジョブの実行の結果発生したエラー・メッセージを確認して、エラー条件を修正し、ジョブを再度サブミットします。
ジョブが正常に実行された場合は、の順にクリックし、リソースのリストに新しいアプリケーション・サーバーが表示されていることを確認します。
サーバーを作成した後は、サーバーを始動するジョブを実行できます。