IBM HTTP Server バージョン 9.0 を手動で構成できます。
始める前に
IBM HTTP Server バージョン 9.0 は、IBM® i ではサポートされていません。
プラグイン構成ツール (PCT) は、WebSphere Application Server Web サーバー・プラグインをロードするように IBM HTTP Server を構成する主要な方法です。
プラグイン構成ツール (PCT) は IBM HTTP Server を自動的に構成します。以下のステップは、IBM HTTP Server を構成するための手動の手順です。その他のサポート対象の Web サーバーの構成については、Web サーバー構成ファイルの編集のその他の手順で説明しています。
このタスクについて
例およびメッセージは、わかりやすくするために複数行で表示されています。Web サーバー構成ファイル内の各ディレクティブは、1 行で入力します。
製品のインストール・パスは単なる例です。
Web サーバー・プラグイン構成ツール (PCT) は、インストール中にダミーの plugin-cfg.xml ファイルをインストールしますが、このファイルはアプリケーション・サーバーの実ファイルから定期的な伝搬を必要とします。
手順
- Web サーバーのアーキテクチャーを判別して、ロードする適切な Web サーバー・プラグイン・モジュール (通常は Windows では 32 ビットであり、それ以外は 64 ビット) を決定します。
![[AIX]](../images/aixlogo.gif)
![[HP-UX]](../images/hpux.gif)
![[Linux]](../images/linux.gif)
![[Solaris]](../images/solaris.gif)
/opt/IBM/HTTPServer/bin/versionInfo.sh | grep Architecture
![[Windows]](../images/windows.gif)
c:¥IBM¥HTTPServer¥bin¥versionInfo.bat | findstr Architecture
- パスで指定するアーキテクチャーに注意し、以下の行を httpd.conf ファイルに追加して Web サーバー・プラグインをロードします。
![[AIX]](../images/aixlogo.gif)
![[Linux]](../images/linux.gif)
![[Solaris]](../images/solaris.gif)
LoadModule
was_ap24_module /opt/IBM/WebSphere/Plugins/bin/<arch>/mod_was_ap24_http.so
![[HP-UX]](../images/hpux.gif)
LoadModule
was_ap22_module /opt/IBM/WebSphere/Plugins/bin/<arch>/mod_was_ap24_http.sl
![[Windows]](../images/windows.gif)
LoadModule was_ap24_module
c:/IBM/WebSphere/Plugins/bin/<arch>/mod_was_ap24_http.dll
これらの例では、<arch> は、Web サーバーのアーキテクチャーに応じて 32bits または 64bits です。
- 必要なディレクトリーを作成し、一時構成ファイルをコピーします。
![[AIX]](../images/aixlogo.gif)
![[Solaris]](../images/solaris.gif)
![[HP-UX]](../images/hpux.gif)
![[Linux]](../images/linux.gif)
mkdir -p /opt/IBM/WebSphere/Plugins/{logs,config}/webserver1
cp /opt/IBM/WebSphere/Plugins/etc/plugin-key* /opt/IBM/WebSphere/Plugins/config/webserver1/
cp /opt/IBM/WebSphere/Plugins/config/templates/plugin-cfg.xml /opt/IBM/WebSphere/Plugins/config/webserver1/
![[Windows]](../images/windows.gif)
mkdir c:¥IBM¥WebSphere¥Plugins¥logs¥webserver1
mkdir c:¥IBM¥WebSphere¥Plugins¥config¥webserver1
copy c:¥IBM¥WebSphere¥Plugins¥etc¥plugin-key* c:¥IBM¥WebSphere¥Plugins¥config¥webserver1¥
copy c:¥IBM¥WebSphere¥Plugins¥config¥templates¥plugin-cfg.xml c:¥IBM¥WebSphere¥Plugins¥config¥webserver1¥
- Web サーバーをアプリケーション・サーバーに登録します。
plugin-cfg.xml 構成ファイルが正しく機能するには、このファイルは、アプリケーション・サーバー環境で生成して、構成するサーバーおよびデプロイするアプリケーションを反映する必要があります。デプロイメント・ マネージャーまたはスタンドアロン・アプリケーション・サーバーの管理コンソールで定義を作成できます。
Web サーバー定義を参照してください。
登録が完了すると、管理コンソールは plugin-cfg.xml ファイルを生成して Web サーバーに伝搬し、初期の plugin-cfg.xml ファイルを置き換えることができます。
WebSphere Liberty と一緒に使用する Web サーバーについては、「 Configuring a web server plug-in for Liberty」を参照してください。
- plugin-cfg.xml ファイルのパスを識別するもう 1 つのディレクティブを httpd.conf ファイルに追加します。
WebSphere 管理プロセスと同じ場所にないリモート Web サーバー、または WebSphere Liberty と一緒に使用する Web サーバー:
WebSpherePluginConfig /opt/IBM/WebSphere/Plugins/config/webserver1/plugin-cfg.xml
スタンドアロンのアプリケーション・サーバー (traditional) に登録する Web サーバー:
WebSpherePluginConfig profile_root/standalone/config/cells/standalone/nodes/standalone/servers/webserver1/plugin-cfg.xml
同じ場所にあるデプロイメント・マネージャーに登録する Web サーバー:
WebSpherePluginConfig profile_root/config/cells/<var>dmgrcell</var>/nodes/managednode/servers/webserver1/plugin-cfg.xml
タスクの結果
この手順によって、IBM HTTP Server が編集および再構成されます。
次のタスク
プラグインが、バックエンド WebSphere Application Server への暗号化接続をサポートするように構成されている場合、mod_was_ap24_http プラグイン・モジュールには、GSKIT Secure Sockets Layer (SSL) 暗号化ライブラリーが必要です。
GSKIT SSL 暗号化ライブラリーがインストールされていない場合は、Web サーバー・プラグインをインストールすると、GSKIT SSL 暗号化ライブラリーも必要なレベルでインストールされます。このプラグインを新規ワークステーションに手動でコピーする場合、暗号化されているバックエンド接続に必要な GSKIT ライブラリーがないことがあります。
Web サーバーを構成したら、この Web サーバー上にアプリケーションをインストールできます。詳しくは、Knowledge Center のアプリケーション・セクションを参照してください。
ヒント: Web サーバーを構成解除するには、手動ステップを逆に実行し、この手順で手動で追加したものを除去します。