cachespec.xml ファイルによるキャッシュ可能オブジェクトの構成
このタスクを使用して、Web モジュールの WEB-INF ディレクトリーまたはエンタープライズ Bean の META-INF ディレクトリーにある、cachespec.xml 内でキャッシュ可能オブジェクトを定義します。
始める前に
このタスクについて
グローバル cachespec.xml は、 アプリケーション・サーバー・プロパティー・ディレクトリーにも保存できますが、 デプロイメント・モジュールでキャッシュ構成ファイルを配置する方法をお勧めします。 cachespec.xml ファイルのルート・エレメントは <cache> であり、 これには <cache-entry> エレメントが含まれています。

<cache-entry> エレメントは、 <cache> エレメントまたは <cache-instance> エレメント内でネストすることができます。 <cache> エレメント内でネストされている <cache-entry> エレメントは、デフォルトのキャッシュ・インスタンスにキャッシュされます。 <cache-instance> エレメントにある <cache-entry> エレメントは、 <cache-instance> エレメントの「名前」属性に指定されるインスタンスにキャッシュされます。
<cache-entry> エレメント内部にあるパラメーターは、 以下のタスクを完了して、cachespec.xml ファイルを用いて動的キャッシュを使用可能にするためのものです。
手順
次のタスク
cachespec.xml の新規バージョンが検出されると、 古いポリシーは置き換えられます。 古いポリシー・ファイルによってキャッシュに入れられたオブジェクトは、 そのキャッシュ内で自動的に無効になることはありません。 これらのオブジェクトは、新規ポリシーにより再利用されるか、 あるいはその置換アルゴリズムによってキャッシュから除去されます。
キャッシュ・エントリーが生成する 3 つの ID (キャッシュ、依存関係、無効化) のそれぞれについて 、<cache-entry> は複数のエレメントを含めることができます。動的キャッシュは 、<cache-id> 規則を順番に実行します。最初に ID の生成に成功した規則が、 その出力をキャッシュするために使用されます。オブジェクトがキャッシュされる場合は、 個々の <dependency-id> エレメントが実行され、 そのキャッシュ・エントリー用の依存関係 ID のセットが作成されます。最後に、 オブジェクトがキャッシュされるかどうかに関係なく、個々の <invalidation> エレメントが実行され、動的キャッシュによって無効化される ID のリストが作成されます。