createWMQActivationSpec コマンド

createWMQActivationSpec コマンドを使用して、特定の有効範囲で IBM MQ メッセージング・プロバイダーのアクティベーション・スペックを作成します。

コマンドを実行するには、wsadmin スクリプト・クライアントの AdminTask オブジェクトを使用します。

[IBM i]wsadmin スクリプト・クライアントは、Qshell から実行されます。 詳しくは、『WebSphere® Application Server スクリプトを実行するための Qshell の構成』のトピックを参照してください。

このコマンドは、WebSphere Application Server バージョン 7 以降のアプリケーション・サーバーで使用した場合にのみ有効です。 これより前のバージョンでは使用しないでください。

使用可能な IBM MQ メッセージング・プロバイダー管理コマンドと、各コマンドの概要については、wsadmin プロンプトで次のコマンドを入力してください。

print AdminTask.help('WMQAdminCommands')

特定のコマンドの概要ヘルプの場合は、wsadmin プロンプトで以下のコマンドを入力します。

print AdminTask.help('command_name')

コマンドの使用後に、変更をマスター構成に保存します。 例えば、以下のコマンドを使用します。

AdminConfig.save()

目的

createWMQActivationSpec コマンドを使用して、特定の有効範囲で IBM MQ メッセージング・プロバイダーのアクティベーション・スペックを作成します。

次の状況では、IBM MQ メッセージング・プロバイダーのアクティベーション・スペックを作成できません。
  • 同じ有効範囲に同じ名前の IBM MQ メッセージング・プロバイダー・アクティベーション・スペックが既に存在している。
  • JNDI 名が、WebSphere Application Server JNDI 内の別の項目と競合している。
以下のパラメーターを指定することで、CCDT に基づくアクティベーション・スペックを作成します。
  • -ccdtUrl
  • -ccdtQmgrName
以下のパラメーターを指定しない場合は、汎用アクティベーション・スペックを作成します。
  • -ccdtUrl
  • -ccdtQmgrName

ターゲット・オブジェクト

IBM MQ メッセージング・プロバイダー・アクティベーション・スペックを作成する IBM MQ メッセージング・プロバイダーの有効範囲。

必須パラメーター

-name
この IBM MQ メッセージング・プロバイダー・アクティベーション・スペックに割り当てる管理名。
-jndiName
このオブジェクトを WebSphere Application Server JNDI にバインドするために使用する名前およびロケーション。
-destinationJndiName
IBM MQ メッセージング・プロバイダー・キューまたはトピック・タイプ宛先の JNDI 名。 このアクティベーション・スペックを使用して MDB がデプロイされると、MDB に対するメッセージは この宛先で消費されます。
-destinationType
-destinationJndiName パラメーターを使用して指定された宛先のタイプ。
以下のいずれかの値を指定します。
  • javax.jms.Queue
  • javax.jms.Topic

デフォルト値はありません。

オプション・パラメーター

-description
アクティベーション・スペックに割り当てられる管理説明。
-ccdtUrl
IBM MQ に接続するときに、このアクティベーション・スペックで使用するクライアント・チャネル定義テーブルの URL。

このパラメーターを使用して、ccdtURL アクティベーション・スペックを作成します。

このパラメーターは、-qmgrName-qmgrType-qmgrHostname-qmgrPortNumber-qmgrSvrconnChannel、または -localAddress パラメーターと一緒に指定しないでください。

-ccdtQmgrName
クライアント・チャネル定義テーブルから 1 つ以上の項目を選択する際に使用する、キュー・マネージャー名。

-transportTypeclient または bindingsThenClient に指定されている場合、このパラメーターを指定する必要があります。

このパラメーターは、-qmgrName-qmgrType-qmgrHostname-qmgrPortNumber-qmgrSvrconnChannel、または -localAddress パラメーターと一緒に指定しないでください。

-qmgrName
IBM MQ に接続するときに、このアクティベーション・スペックで使用するキュー・マネージャーの名前。

このパラメーターを使用して、汎用アクティベーション・スペックを作成します。

このパラメーターは、-ccdtUrl または -ccdtQmgrName パラメーターと一緒に指定しないでください。

-wmqTransportType
このパラメーターは、このアクティベーション・スペックで IBM MQ への接続を確立する方法を決定します。

このパラメーターを使用して、汎用アクティベーション・スペックを作成します。

以下のいずれかの値を指定します (大/小文字が区別されます)。
  • BINDINGS
  • BINDINGS_THEN_CLIENT
  • CLIENT

BINDINGS_THEN_CLIENT はデフォルト値です。

このパラメーターは、-ccdtUrl または -ccdtQmgrName パラメーターと一緒に指定しないでください。

トランスポート・タイプ bindings then client または bindings の構成について詳しくは、ネイティブ・ライブラリー情報による IBM MQ メッセージング・プロバイダーの構成を参照してください。

-qmgrHostname
IBM MQ へのクライアント・モード接続を試行する際に、このアクティベーション・スペックで使用するホスト名。この名前は、有効な TCP/IP ホスト名、または IPv4 アドレスか IPv6 アドレスである必要があります。

デフォルト値はローカル・ホストです。

このパラメーターは、-ccdtUrl または -ccdtQmgrName パラメーターと一緒に指定しないでください。

-connectionNameList パラメーターと併せた -qmgrHostname パラメーターの設定については、 -connectionNameList パラメーターの説明を参照してください。

-qmgrPortNumber
IBM MQ へのクライアント・モード接続を試行する際に、このアクティベーション・スペックで使用するポート番号。

1 から 65536 までの範囲の整数値 (1 と 65536 を含む) を入力します。

デフォルト値は 1414 です。

このパラメーターは、-ccdtUrl または -ccdtQmgrName パラメーターと一緒に指定しないでください。

-connectionNameList パラメーターと併せた -qmgrPortNumber パラメーターの設定については、 -connectionNameList パラメーターの説明を参照してください。

-connectionNameList
アクティベーション・スペックでマルチ・インスタンスのキュー・マネージャーに接続する場合に、使用するホスト名とポート詳細を指定する接続名リスト。
注: -connectionNameList パラメーターは、マルチ・インスタンスのキュー・マネージャーへの接続のみに使用してください。 マルチ・インスタンスのキュー・マネージャー以外への接続に -connectionNameList パラメーターを使用すると、 トランザクションの整合性が損なわれる可能性があります。

-connectionNameList パラメーターには、ホスト名とポートを次の形式のコンマ区切りリストで入力してください。

host(port),host(port)

host には、有効な TCP/IP ホスト名、IPv4、または IPv6 アドレスを入力します。

port には、1 から 65536 までの整数値 (1 と 65536 を含む) を入力します。 port 値の指定はオプションです。 値を指定しないと、port はデフォルトで 1414 になります。

以下に例を示します。localhost(1234),remotehost(1234),remotehost2

-connectionNameList パラメーターを指定すると、 接続名リストで最初の項目のホスト名とポート番号が、-qmgrHostname パラメーターと -qmgrPortNumber パラメーターに自動的に設定されます。 これは、-qmgrHostname パラメーターと -qmgrPortNumber パラメーターに以前指定した値をオーバーライドします。

上の例では、-qmgrHostnamelocalhost になり、-qmgrPortNumber1234 になります。

-connectionNameList パラメーターは、WebSphere Application Server 8.0 以降で使用する場合に限って有効です。

バージョン 8.0 より前のバージョンの WebSphere Application Server で実行されているサーバーまたはノードの有効範囲で定義された IBM MQ メッセージング・プロバイダー・アクティベーション・スペックで -connectionNameList パラメーターを指定すると、以下のコマンドを実行したときにエラー・メッセージが出ます。
  • createWMQActivationSpec
  • modifyWMQActivationSpec
セルまたはクラスターを有効範囲とする IBM MQ アクティベーション・スペックで -connectionNameList パラメーターを指定した場合、WebSphere Application Server バージョン 7.0 を実行するノードにそれを使用できます。 詳細な振る舞いは、ノードのフィックスパック・レベルによって以下のように決まります。
  • WebSphere Application Server バージョン 7.0 フィックスパック 7 以降で実行されるノードの場合、 アクティベーション・スペックは、-connectionNameList パラメーターを使用してマルチ・インスタンスのキュー・マネージャーに接続します。
  • WebSphere Application Server バージョン 7.0 フィックスパック 7 より前の フィックスパック・レベルで稼動しているノードの場合、以下の例のような 警告メッセージが出力されます。
    [29/09/10 12:15:27:468 BST] 00000018 J2CUtilityCla W   J2CA0008W: Class com.ibm.mq.connector.inbound.ActivationSpecImpl used by resource cells/L3A3316Node01Cell/resources.xml#J2CResourceAdapter_1284547647859 did not contain method setConnectionNameList. Processing continued.
    このメッセージは無視することができます。

-connectionNameList パラメーターは、 -ccdtUrl パラメーターまたは -ccdtQmgrName パラメーターと一緒に指定しないでください。

注: 中央管理対象の SSL 構成で -connectionNameList パラメーターを使用すると、 適切な SSL 構成の選択に使用されるホスト名とポート番号の情報は、リスト内でキュー・マネージャーへの接続に実際に使用される項目に関係なく、 -connectionNameList の最初の項目に基づくものになります。 これは、マルチ・インスタンスのキュー・マネージャーの各インスタンスが、特定のサーバー接続チャネルについて、実際に実行されているインスタンスに関係なく、 同じ SSL 構成を使用するためです。

マルチインスタンス・キュー・マネージャーの使用について詳しくは、IBM MQ インフォメーション・センターを参照してください。

-authAlias
IBM MQ への接続の確立にこのアクティベーション・スペックに必要なクレデンシャルを取得するために使用する認証別名を指定します。
-clientId
このアクティベーション・スペックを使用して開始される接続に使用するクライアント ID。
-providerVersion
このパラメーターは、キュー・マネージャーの最小バージョンおよび機能を決定します。
以下のいずれかのフォーマットで値を指定します。
  • n
  • n.n
  • n.n.n
  • n.n.n.n

n はゼロ以上の整数です。

例えば、6.0.0.0 などです。

-sslCrl
このパラメーターは、このアクティベーション・スペックが IBM MQ に対する SSL ベースの接続を確立する際に証明書の失効情報を提供するために使用する LDAP サーバーのリストを指定します。
-sslResetCount
このパラメーターは、アクティベーション・スペックがキュー・マネージャーへの SSL 接続を確立する際に使用されます。 このパラメーターは、SSL セッションに使用する対称暗号鍵をリセットする前に転送されるバイト数を決定します。

0 から 999,999,999 の範囲で値を指定します。

デフォルト値は 0 です。

-sslPeerName
このパラメーターは、アクティベーション・スペックがキュー・マネージャーへの SSL 接続を確立する際に使用されます。 この値は、ピアの証明書にある識別名と比較されます。
-rcvExit
受信出口クラス名のコンマ区切りのリスト。
-rcvExitInitData
受信出口に渡す初期化データ。

-rcvExit パラメーターを指定する場合を除き、このパラメーターを指定しないでください。

-sendExit
送信出口クラス名のコンマ区切りのリスト。
-sendExitInitData
送信出口に渡す初期化データ。

-sendExit パラメーターを指定する場合を除き、このパラメーターを指定しないでください。

-secExit
セキュリティー出口クラス名。
-secExitInitData
セキュリティー出口に渡す初期化データ。

-secExit パラメーターを指定する場合を除き、このパラメーターを指定しないでください。

-compressHeaders
このパラメーターは、メッセージ・ヘッダーを圧縮するかどうかを決定します。
以下のいずれかの値を指定します。
  • NONE
  • SYSTEM

デフォルト値は NONE です。

-compressPayload
このパラメーターは、メッセージ・ペイロードを圧縮するかどうかを決定します。
以下のいずれかの値を指定します。
  • NONE
  • RLE
  • ZLIBFAST
  • ZLIBHIGH

デフォルト値は NONE です。

-msgRetention
このパラメーターは、接続コンシューマーが不要なメッセージを入力キュー内に保持するかどうかを決定します。
以下のいずれかの値を指定します。
  • YES
  • NO

ここで、YES は、接続コンシューマーが不要なメッセージを入力キュー内に保持することを指定します。NO は、処理オプションに従ってメッセージを処理することを指定します。

デフォルト値は YES です。

-rescanInterval
point-to-point ドメイン内のメッセージ・コンシューマーが、メッセージ・セレクターを使用して受信するメッセージを選択する場合、JMS クライアントは、キューの MsgDeliverySequence 属性により決定される順序で、IBM MQ キューを検索して該当するメッセージを見つけます。 クライアントが適切なメッセージを特定してコンシューマーに送信すると、クライアントは、キュー内の現在位置から次の適切なメッセージの検索を再開します。 クライアントは、キューの末尾に達するまで、またはミリ秒単位の間隔 (この -rescanInterval パラメーターの値により決定) が経過するまで、このようにキューの検索を続行します。いずれの場合でも、クライアントはキューの先頭に戻って検索を続行し、新たな時間間隔が開始されます。

このパラメーターは、正の整数値である必要があります。

デフォルト値は 5000 です。

-ccsid
接続で使用されるコード化文字セット ID (CCSID)。

このパラメーターの値は、正整数でなければならず、IBM MQ でサポートされる CCSID でなければなりません。詳しくは、IBM MQ メッセージング・プロバイダー ・アクティベーション・スペックの拡張プロパティーを参照してください。

デフォルト値は 819 です。

-failIfQuiescing
このパラメーターは、キュー・マネージャーが静止状態になる場合の、キュー・マネージャーに対する特定の呼び出しの動作を決定します。

このパラメーターの値は true または false である必要があります。

true は、キュー・マネージャーが静止状態にある場合に特定のメソッドの呼び出しが失敗することを指定します。 キュー・マネージャーが静止していることをアプリケーションが検出した場合、このアプリケーションはその即時タスクを完了して接続を終了することができます。これにより、キュー・マネージャーを停止できます。

false は、キュー・マネージャーが静止状態にある場合にメソッド呼び出しが失敗しないことを指定します。この値を指定した場合、アプリケーションは、キュー・マネージャーが静止していることを検出できません。 アプリケーションは、このキュー・マネージャーに対してオペレーションを実行し続けることができるため、キュー・マネージャーを停止できません。

デフォルト値は true です。

-brokerCtrlQueue
このアクティベーション・スペックがトピックにサブスクライブする場合に使用するブローカー・コントロール・キューの名前。

デフォルト値は SYSTEM.BROKER.CONTROL.QUEUE です。

-brokerSubQueue
このアクティベーション・スペックがトピックにサブスクライブする場合に、サブスクリプション・メッセージを取得するために使用するキューの名前。

デフォルト値は SYSTEM.JMS.ND.SUBSCRIBER.QUEUE です。

-brokerCCSubQueue
ConnectionConsumer の非永続サブスクリプション・メッセージの取得元となるキューの名前。

デフォルト値は SYSTEM.JMS.ND.CC.SUBSCRIBER.QUEUE です。

-brokerVersion
このパラメーターの値は、パブリッシュ/サブスクライブ操作に必要な機能レベルを決定します。

有効な値は、1 および 2 です。

デフォルト値は 1 です。

-msgSelection
このパラメーターは、メッセージ選択が行われる場所を決定します。

有効な値は、CLIENT および BROKER です。

デフォルト値は CLIENT です。

-subStore
このパラメーターは、アクティブなサブスクリプションに関連する永続データを IBM MQ メッセージング・プロバイダーが保管する場所を決定します。

有効な値は、MIGRATEQUEUE、および BROKER です。

デフォルト値は MIGRATE です。

-stateRefreshInt
サブスクライバーがキュー・マネージャーへの接続を失うタイミングを検出する長期実行トランザクションのリフレッシュ間隔 (ミリ秒)。 このパラメーターは、-subStore パラメーターの値が QUEUE である場合にのみ関係します。

このパラメーターの値は正整数である必要があります。

デフォルト値は 60,000 です。

-cleanupLevel
BROKER または MIGRATE サブスクリプション・ストアのクリーンアップ・レベルです。

有効な値は、SAFENONEASPROP、および STRONG です。

デフォルト値は SAFE です。

-cleanupInterval
パブリッシュ/サブスクライブ・クリーンアップ・ユーティリティーのバックグラウンド実行間隔。

このパラメーターの値は正整数である必要があります。

デフォルト値は 3,600,000 です。

-wildcardFormat
このパラメーターは、トピック・ワイルドカードとして解釈される文字セットを決定します。

有効な値は Topic または Char です。

デフォルト値は Char です。

-sparseSubs
このパラメーターは、TopicSubscriber オブジェクトのメッセージ取得ポリシーを制御します。

このパラメーターの値は true または false である必要があります。

デフォルト値は false です。

-brokerQmgr
ブローカーが実行されているキュー・マネージャーの名前。
-clonedSubs
このパラメーターは、同じ永続トピック・サブスクライバーの複数のインスタンスを同時に実行できるかどうかを決定します。

このパラメーターの値は ENABLED または DISABLED でなければなりません。

デフォルト値は DISABLED です。

-qmgrSvrconnChannel
IBM MQ への接続時に使用する SVRCONN チャネル。

このパラメーターを使用して、明示的に定義されたアクティベーション・スペックを作成します。

デフォルト値は SYSTEM.DEF.SVRCONN です。

このパラメーターは、-ccdtUrl または -ccdtQmgrName パラメーターと一緒に指定しないでください。

-brokerCCDurSubQueue
接続コンシューマーが永続サブスクリプション・メッセージを受け取るキューの名前。

デフォルト値は SYSTEM.JMS.D.CC.SUBSCRIBER.QUEUE です。

-maxPoolSize
接続コンシューマーにより使用される、サーバー・セッション・プール内のサーバー・セッションの最大数。

このパラメーターの値は正整数である必要があります。

デフォルト値は 10 です。

-messageSelector
送信されるメッセージを指定するメッセージ・セレクター式。

このパラメーターの値は、空ストリングか、または有効な SQL 92 ステートメントである必要があります。

-poolTimeout
未使用のサーバー・セッションが、非活動状態であるために閉じられるまでに、サーバー・セッション・プール内で開かれている時間 (ミリ秒)。

このパラメーターの値は正整数である必要があります。

デフォルト値は 300,000 です。

-startTimeout
メッセージ送達の作業がスケジュールされてから、MDB へのメッセージ送達を開始する必要がある制限時間 (ミリ秒)。 この時間を経過すると、メッセージはキューにロールバックされます。

このパラメーターの値は正整数である必要があります。

デフォルト値は 10,000 です。

-subscriptionDurability
このパラメーターは、トピックにサブスクライブしている MDB へのメッセージ送信に、 永続サブスクリプションまたは非永続サブスクリプションのどちらを使用するかを決定します。

このパラメーターの値は、Durable または Nondurable である必要があります。

デフォルト値は Nondurable です。

-subscriptionName
永続サブスクリプションの名前。
-customProperties
このパラメーターは、IBM MQ メッセージング・プロバイダーのアクティベーション・スペック実装に渡されるカスタム・プロパティーを指定します。 通常、カスタム・プロパティーは、WebSphere 管理インターフェースで直接的にはサポートされないアクティベーション・スペックの属性を設定するために使用します。
各カスタム・プロパティーは、name および value テーブル・ステップ・パラメーターを使用して指定します。 これらはテーブル・ステップであるため、2 つのパラメーターの順序は固定であり、必ず name を最初に、value を 2 番目に指定する必要があります。
  • Jython の場合: [name value]
  • Jacl の場合: {name value}

例えば、-WAS_EndpointInitialState-customProperties パラメーターと一緒に使用できるカスタム・プロパティーです。 -WAS_EndpointInitialState の値は ACTIVE または INACTIVE である必要があります。-WAS_EndpointInitialState は、エンドポイントが登録されるときに、そのエンドポイントをアクティブ化するかどうかを決定します。 アクティブ化するようにこのパラメーターを設定すると、メッセージ駆動型 Bean が宛先と接続するためにこのアクティベーション・スペックが使用されるとすぐに、 その JMS 宛先からメッセージ消費が開始します。

このパラメーターは、J2CMessageEndpoint MBean を介した後続のアクティブ化または非アクティブ化では無視する必要があります。

-localAddress
このパラメーターは、以下のいずれか、または両方を指定します。
  • ローカル・ネットワーク・インターフェース
  • ローカル・ポートまたはローカル・ポートの範囲

このパラメーターは、-ccdtUrl または -ccdtQmgrName パラメーターと一緒に指定しないでください。

-sslType
このパラメーターは、SSL 暗号化をキュー・マネージャーへのネットワーク接続に適用する場合に使用する構成を決定します (存在する場合)。

このパラメーターの値は、CENTRALSPECIFIC、または NONE である必要があります。

このパラメーターが SPECIFIC に設定されていない限り、-sslConfiguration パラメーターは無効です。

デフォルト値は NONE です。

-sslConfiguration
SSL を使用してキュー・マネージャーへのネットワーク接続をセキュアにする場合に使用する SSL 構成の名前。

パラメーター -sslType に値 SPECIFIC が割り当てられていない限り、このパラメーターを指定しないでください。

このパラメーターの値は、SSL 構成に対応している必要があります。

デフォルト値はありません。

-stopEndpointIfDeliveryFails
このパラメーターは、メッセージの送達が、failureDeliveryCount プロパティーに指定されている回数を失敗した場合に、エンドポイントを停止するかどうかを示します。

このパラメーターの値は true または false である必要があります。

デフォルト値は true です。

-failureDeliveryCount
このパラメーターは、送達に関して許容される連続失敗回数を指定します。この回数を超えると、エンドポイントは中断状態になります。 この値は、stopEndpointIfDeliveryFailstrue である場合にのみ使用されます。

このパラメーターの値は、ゼロ以上の整数である必要があります。

デフォルト値は 0 です。これは、最初の失敗時にエンドポイントが停止されるということです。

最小のアクティベーション・スペック定義

注: 以下の例では、 wsadmin> で始まるコード・ブロックは、ユーザーが入力するコードを示しています。 wsadmin> で始まっていない行は、コンソールによって戻された コードを示しています。

以下の例では、最低限のパラメーターを指定してアクティベーション・スペックを作成しています。 パラメーターが指定されない場合に使用されるデフォルト値により、このアクティベーション・スペックを使用してデプロイされた MDB は、同じノードにインストールされた汎用キュー・マネージャーと同じ場所に存在します。

  • Jython の使用:
    wsadmin>AdminConfig.getid("/Node:9994GKCNode01")
    9994GKCNode01(cells/9994GKCNode01Cell/nodes/9994GKCNode01|node.xml#Node_1) 
     
    wsadmin>AdminTask.createWMQActivationSpec("9994GKCNode01(cells/9994GKCNode01Cell/
    nodes/9994GKCNode01|node.xml#Node_1)", ["-name spec1 -jndiName jms/as/spec1
     -destinationJndiName jms/queues/q1 -destinationType javax.jms.Queue"])
    spec1(cells/9994GKCNode01Cell/nodes/9994GKCNode01|resources.xml#
    J2CActivationSpec_1098737234986)
  • Jacl を使用:
    wsadmin>$AdminConfig getid /Node:9994GKCNode01 
    9994GKCNode01(cells/9994GKCNode01Cell/nodes/9994GKCNode01|node.xml#Node_1) 
     
    wsadmin>$AdminTask createWMQActivationSpec 
    9994GKCNode01(cells/9994GKCNode01Cell/nodes/9994GKCNode01|node.xml#Node_1)   
    {-name spec1 -jndiName jms/as/spec1 -destinationJndiName jms/queues/q1
    -destinationType javax.jms.Queue}
    spec1(cells/9994GKCNode01Cell/nodes/9994GKCNode01|resources.xml#
    J2CActivationSpec_1098737234986)
  • 以下は、Jython を使用し、WAS_EndpointInitialState オプション・パラメーターをアクティブにした、アクティベーション・スペックの作成例です。
    wsadmin>attrs = '[[name "WAS_EndpointInitialState"] [required "false"] [type "java.lang.String"] [value "ACTIVE"]]'
    wsadmin>AdminConfig.getid("/Node:myNode01")
    myNode01(cells/myCell01/nodes/myNode01|node.xml#Node_1)'
    wsadmin>theActSpec = AdminTask.createWMQActivationSpec("myNode01(cells/myCell01/nodes/myNode01|node.xml#Node_1)", 
    '-name testas -jndiName testas -destinationJndiName testq -destinationType javax.jms.Queue 
    -customProperties [[WAS_EndpointInitialState Active]]')

明示的なアクティベーション・スペック定義

以下の例では、IBM MQ への接続確立に使用するすべてのパラメーターをユーザーが指定および保守する必要がある、アクティベーション・スペックを作成しています。

  • Jython の使用:
    wsadmin>AdminConfig.getid("/Node:9994GKCNode01")
    9994GKCNode01(cells/9994GKCNode01Cell/nodes/9994GKCNode01|node.xml#Node_1) 
    wsadmin>AdminTask.createWMQActivationSpec("9994GKCNode01(cells/9994GKCNode01Cell/
    nodes/9994GKCNode01|node.xml#Node_1)", ["-name spec2 -jndiName 'jms/as/spec2'
     -destinationJndiName 'jms/topics/t2' -destinationType javax.jms.Topic
     -description 'Must remember to keep each of these activation specifications in
     sync with the IBM MQ queue manager to which they refer' -qmgrName QM1
     -qmgrHostname 192.168.0.22 -qmgrPort 1415 -qmgrSvrconnChannel QM1.SVRCONN"])
    spec2(cells/9994GKCNode01Cell/nodes/9994GKCNode01|resources.xml#
    J2CActivationSpec_1098737234987)
  • Jacl を使用:
    wsadmin>$AdminConfig getid /Node:9994GKCNode01
    9994GKCNode01(cells/9994GKCNode01Cell/nodes/9994GKCNode01|node.xml#Node_1) 
    wsadmin>$AdminTask createWMQActivationSpec 
    9994GKCNode01(cells/9994GKCNode01Cell/nodes/9994GKCNode01|node.xml#Node_1)   
    {-name spec2 -jndiName "jms/as/spec2" -destinationJndiName "jms/topics/t2"
    -destinationType javax.jms.Topic -description "Must remember to keep each
    of these activation specifications in sync with the IBM MQ queue manager 
    to which they refer" -qmgrName QM1 -qmgrHostname 192.168.0.22 -qmgrPort 1415
    -qmgrSvrconnChannel QM1.SVRCONN}
    spec2(cells/9994GKCNode01Cell/nodes/9994GKCNode01|resources.xml#
    J2CActivationSpec_1098737234987)

CCDT を指定するアクティベーション・スペック定義

以下の例では、CCDT を使用して接続先のキュー・マネージャーを特定するアクティベーション・スペックを作成しています。

  • Jython の使用:
    wsadmin>AdminConfig.getid("/Node:9994GKCNode01/")
    Node01(cells/9994GKCNode01Cell/nodes/9994GKCNode01|node.xml#Node_1)")
    wsadmin>AdminTask.createWMQActivationSpec("9994GKCNode01(cells/9994GKCNode01Cell/
    nodes/9994GKCNode01|node.xml#Node_1)", ["-name spec3 -jndiName 'jms/as/spec3'
     -destinationJndiName 'jms/queue/q3' -destinationType javax.jms.Queue
     -ccdtUrl 'http://myccdt:9080/ccdt/amqclchl.tab' -ccdtQmgrName QM3"])
    spec3(cells/9994GKCNode01Cell/nodes/9994GKCNode01|resources.xml#
    J2CActivationSpec_1098737234988)
  • Jacl を使用:
    wsadmin>$AdminConfig getid /Node:9994GKCNode01 
    9994GKCNode01(cells/9994GKCNode01Cell/nodes/9994GKCNode01|node.xml#Node_1) 
    wsadmin>$AdminTask createWMQActivationSpec 
    9994GKCNode01(cells/9994GKCNode01Cell/nodes/9994GKCNode01|node.xml#Node_1) 
    {-name spec3 -jndiName "jms/as/spec3" -destinationJndiName "jms/queue/q3"
    -destinationType javax.jms.Queue -ccdtUrl "http://myccdt:9080/ccdt/
    amqclchl.tab" -ccdtQmgrName QM3}
    spec3(cells/9994GKCNode01Cell/nodes/9994GKCNode01|resources.xml#
    J2CActivationSpec_1098737234988)

-WAS_EndpointInitialState カスタム・プロパティーを Active に設定したアクティベーション・スペックの作成

  • 以下の例では、Jython を使用して WAS_EndpointInitialState カスタム・プロパティーをアクティブ化したアクティベーション・スペックを作成します。
    wsadmin>attrs = '[[name "WAS_EndpointInitialState"] [required "false"] [type "java.lang.String"] [value "Active"]]'
    wsadmin>AdminConfig.getid("/Node:myNode01")
    myNode01(cells/myCell01/nodes/myNode01|node.xml#Node_1)'
    wsadmin>theActSpec = AdminTask.createWMQActivationSpec("myNode01(cells/myCell01/nodes/myNode01|node.xml#Node_1)", 
    '-name testas -jndiName testas -destinationJndiName testq -destinationType javax.jms.Queue 
    -customProperties [[WAS_EndpointInitialState Active]]')

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ファイル名:rmj_wmq_jmsas_create.html