Web サーバーで管理コンソールにアクセスできるようにする

このトピックでは、管理コンソールを提供する仮想ホストをプラグイン構成ファイルに追加し、Web サーバーから管理コンソールにアクセスできるようにする方法を説明します。

始める前に

[AIX][HP-UX][Linux][Solaris]注: Web サーバーが構成内にある場合、 非 root のノード・エージェントを 使用するためには、そのポートが 1023 より大きくなければなりません。 そうでない場合、デプロイメント・マネージャーの管理コンソールが、管理対象ノード内の Web サーバー・プロセスを開始または停止できるように、ノード・エージェントを root として実行する必要があります。

WebSphere Application Server 製品、Web サーバー、Web サーバー・プラグイン、および WebSphere Customization Toolbox をインストールします。

[AIX Solaris HP-UX Linux Windows]Web サーバー・プラグイン構成ツールは、同じマシン上にあるときは直接、またはリモート・シナリオのスクリプトによって、 アプリケーション・サーバー・システムに Web サーバー定義を作成します。

[IBM i]Web サーバー・プラグインを構成すると、Web サーバー定義は、アプリケーション・サーバー・システム上に作成されます。これは、同じマシン上にあるときは直接に、またリモート・シナリオの場合にはスクリプトによって作成されます。

Web サーバー定義の作成後、プラグイン構成ファイルは Web サーバー定義内にあります。

デプロイメント・マネージャーの同期操作、GenPluginCfg スクリプトなどの、ファイルを再生成するメソッドによって、plugin-cfg.xml ファイルを上書きすることができます。 plugin-cfg.xml ファイルに変更を加え、それらの変更内容を保持したい場合は、そのファイルのコピーを別のロケーションに作成することをお勧めします。 そのファイルが別のプロセスによって自動的に更新されるたびに、手動更新してください。

このタスクについて

このタスクでは、admin_host を構成するオプションを提供し、Web サーバーが管理コンソールにアクセスできるようにします。 Web サーバー・プラグイン構成ファイルが生成されても、仮想ホストのリストに admin_host は含まれていません。

手順

  1. 管理コンソールを使用して、仮想ホスト・グループ admin_host を変更し、Web サーバーのポート (デフォルトでは 80) に組み込みます。
    1. 「環境」>「仮想ホスト」>「admin_host」>「ホスト別名」>「新規」とクリックします。

      プロファイル作成中に異なるポートを指定しない限り、表示されるデフォルトのポートは 80 です。

    2. IP アドレス、または HTTP サーバーをホストするマシンの名前を指定します。

      例えば、WebSphere Application Server 製品を waslwaj.rtp.ibm.com という名前のマシンにインストールした場合は、この名前をフィールドに指定します。

  2. 「適用」>「保存」をクリックします。
  3. アプリケーション・サーバーを停止して再始動します。

    例えば、スタンドアロン・アプリケーション・サーバーの管理コンソールにアクセスするには、server1 プロセスを停止して、再始動します。

    [AIX Solaris HP-UX Linux Windows] server1 を停止するには、コマンド・ウィンドウを開き、profile_root/bin ディレクトリーにナビゲートします。 次に、以下のコマンドを実行します。
    ./stopServer.sh server1
    [IBM i]Qshell セッションを開始して次のコマンドを実行します。
    cd profile_root/bin
    stopServer server1
    次に、以下のコマンドを発行してアプリケーション・サーバーを停止します。
    stopServer -profileName myProfile server1
    以下のメッセージを受信した後で、アプリケーション・サーバーを再始動できます。
    Server server1 stop completed.

    アプリケーション・サーバーを始動するには、以下のコマンドを実行します。

    [AIX Solaris HP-UX Linux Windows]
    ./startServer.sh server1
    [IBM i]
    startServer server1
    [AIX Solaris HP-UX Linux Windows]以下のメッセージと同様のメッセージを受信した場合、server1 プロセスは実行中です。
    Server server1 open for e-business; process id is 1719

    [IBM i]アプリケーション・サーバーの実行中は、そのプロセスが実行中であることを示すメッセージが表示されます。 このメッセージには、iSeries のジョブ ID と管理コンソール・ポートが含まれています。

  4. デプロイメント・マネージャーを停止して再始動します。

    例えば、デプロイメント・マネージャーの管理コンソールにアクセスするには、デプロイメント・マネージャーを停止して、再始動します。

    [AIX Solaris HP-UX Linux Windows]デプロイメント・マネージャーを停止するには、コマンド・ウィンドウを開き、profile_root/bin ディレクトリーにナビゲートします。 その後、次のコマンドを実行します。
    ./stopManager.sh
    [IBM i]Qshell セッションを開始して次のコマンドを実行します。
    cd profile_root/bin

    次に、以下のコマンドを発行してデプロイメント・マネージャーを停止します。

    [AIX Solaris HP-UX Linux Windows]
    ./stopManager.sh
    [IBM i]
    stopManager
    以下のメッセージを受信した後、デプロイメント・マネージャーを再始動できます。
    Server dmgr stop completed.

    デプロイメント・マネージャーを開始するには、以下のコマンドを発行します。

    [AIX Solaris HP-UX Linux Windows]
    ./startManager.sh
    [IBM i]
    startManager
    [AIX Solaris HP-UX Linux Windows]以下のメッセージと同様のメッセージを受信した場合、デプロイメント・マネージャーは実行中です。
    Server dmgr open for e-business; process id is 1720

    [IBM i]デプロイメント・マネージャーの実行中は、そのプロセスが実行中であることを示すメッセージが表示されます。 このメッセージには、iSeries のジョブ ID と管理コンソール・ポートが含まれています。

  5. plugin-cfg.xml ファイルを編集して、以下のエントリーを組み込みます。
    [AIX Solaris HP-UX Linux Windows]
    <VirtualHostGroup Name="admin_host">
            <VirtualHost Name="*:9060"/>
            <VirtualHost Name="*:80"/>
            <VirtualHost Name="*:9043"/>
        </VirtualHostGroup>
        ...
        ...
        ...
        <ServerCluster Name="server1_SERVER1HOSTserver1_Cluster">
            <Server LoadBalanceWeight="1" Name="SERVER1HOSTserver1_dmgr">
                <Transport Hostname="SERVER1HOST" Port="9060" Protocol="http"/>
            </Server>
            
            <PrimaryServers>
                <Server Name="SERVER1HOSTserver1_dmgr"/>
            </PrimaryServers>
        </ServerCluster>
        ...
        ...
        ...
        <UriGroup Name="admin_host_server1_SERVER1HOSTserver1_Cluster_URIs">
            <Uri AffinityCookie="JSESSIONID"
                AffinityURLIdentifier="jsessionid" Name="/ibm/console/*"/>
        </UriGroup>
        <Route ServerCluster="server1_SERVER1HOSTserver1_Cluster"
            UriGroup="admin_host_server1_SERVER1HOSTserver1_Cluster_URIs" VirtualHostGroup="admin_host"/>
            
    [IBM i]
    <VirtualHostGroup Name="admin_host">
            <VirtualHost Name="*:13060"/>
       </VirtualHostGroup>
        ...
        ...
        ...
        <ServerCluster Name="my60Profile.dmgr_muiSeries_Cluster">
            <Server LoadBalanceWeight="1" Name="myiSeries_my60Profile.dmgr">
                <Transport Hostname="myiSeries" Port="11060" Protocol="http"/>
            </Server>
            
            <PrimaryServers>
                <Server Name="myiSeries_my60Profile.dmgr"/>
            </PrimaryServers>
        </ServerCluster>
        ...
        ...
        ...
        <UriGroup Name="admin_host_my60Profile.dmgr_myiSeries_Cluster_URIs">
            <Uri AffinityCookie="JSESSIONID"
                AffinityURLIdentifier="jsessionid" Name="/ibm/console/*"/>
        </UriGroup>
        <Route ServerCluster="my60Profile.dmgr_myiSeries_Cluster"
            UriGroup="admin_host_my60Profile.dmgr_myiSeries_Cluster_URIs" VirtualHostGroup="admin_host"/>
    HTTP サーバーの HTTP ポートが 80 以外の場合は、次のように VirtualHostGroup にエントリーを追加してください。
    <VirtualHost Name="*:port"/>
    

    port 変数は、ご使用の HTTP サーバーのポートです。

タスクの結果

デプロイメント・マネージャーまたはスタンドアロン・アプリケーション・サーバーの管理コンソール・アプリケーションにアクセスするように、サポート対象の Web サーバーを構成することができます。


トピックのタイプを示すアイコン タスク・トピック



タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: last_date
http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-nd-mp&topic=tins_configACAccess
ファイル名:tins_configACAccess.html