オブジェクト・キャッシング・プロパティー
オブジェクト・キャッシュは、拡張属性を含むすべての Tivoli® Access Manager オブジェクトをキャッシュするために使用されます。 これにより、各リソース要求で Tivoli Access Manager 許可サーバーを照会する必要性がなくなります。
これらのプロパティーは、profile_root/etc/tam/amwas.node_name_server_name.amjacc.properties ファイルにあります。
profile_root ディレクトリーは、プロファイル作成時の profilePath パラメーターの値です。
これらのオブジェクト・キャッシュ・プロパティーは構成後に変更することができません。 どれか変更が必要な場合は、セルのノードの構成前に行う必要があります。 構成アクションを実行する前に、テンプレート・プロパティー・ファイルで変更する必要があります。 構成後に変更されたプロパティーでは、アクセス判断が失敗することがあります。
com.tivoli.pd.as.cache.EnableObjectCaching=true
このプロパティーは、オブジェクト・キャッシングを使用可能、または使用不可に設定します。 デフォルト値は true です。
com.tivoli.pd.as.cache.ObjectCache=com.tivoli.pd.as.cache.ObjectCacheImpl
このプロパティーは、オブジェクト・キャッシングを実行するのに使用されるクラスです。必要な場合は独自のオブジェクト・キャッシュを実装することができます。 これは、com.tivoli.pd.as.cache.IObjectCache インターフェースを実装することによって実行されます。 デフォルトは com.tivoli.pd.as.cache.ObjectCacheImpl です。
com.tivoli.pd.as.cache.ObjectCache.NumBuckets=20
このプロパティーは、基礎的なハッシュ・テーブルでオブジェクト・キャッシュ・エントリーを保管するのに使用されるバケット数を指定します。 デフォルトは 20 です。
com.tivoli.pd.as.cache.ObjectCache.MaxResources=10000
このプロパティーはキャッシュ中のすべてのバケットの合計エントリー数を指定します。 NumBuckets によって分割されたこの数値は、各バケットの最大サイズを決定します。 デフォルトは 10000 です。
com.tivoli.pd.as.cache.ObjectCache.ResourceLifeTime=20
このプロパティーはオブジェクトがオブジェクト・キャッシュにとどまっている時間の長さを分単位で指定します。 デフォルトは 20 です。