wsadmin スクリプト・ツールによるアプリケーション構成の編集

wsadmin ツールを使用して、アプリケーションの設定を構成します。

このタスクについて

AdminApp edit または editInteractive コマンドを使用して、 アプリケーション全体または単一アプリケーション・モジュールを変更することができます。

オプションをバッチ・モードで使用して、構成値を設定または更新することができます。 どの構成オブジェクトを設定または更新するかを識別するために、読み取り専用フィールドの値を使用して、対応する構成オブジェクトが検索されます。読み取り専用フィールドの値はすべて、既存の構成オブジェクトと一致する必要があります。一致しない場合、コマンドは失敗します。

パターン・マッチングを使用して、特定の複雑なオプションに必要な値を提供するタスクを単純化させることができます。 パターン・マッチングは、必要なフィールドまたは読み取り専用フィールドにのみ適用されます。

重要: アプリケーションの実行中に アプリケーション設定を変更すると、アプリケーションは再始動されます。 スタンドアロン・サーバーでは、 変更内容を保存してからアプリケーションが再始動されます。複数サーバー製品では、 変更内容を保存してからアプリケーションが再始動され、 アプリケーションがインストールされているノード上のファイルが同期されます。マルチサーバー製品で同期が発生する時期を制御するには、「コンソール設定」ページの「変更をノードと同期する」を選択解除します。

手順

  1. wsadmin スクリプト・ツールを開始します。
  2. アプリケーション全体または単一アプリケーション・モジュールを編集します。 以下のコマンドの 1 つを使用します。
    • 以下のコマンドは、インストール済みのアプリケーションとコマンド・オプション情報を使用して、アプリケーションを編集します。

      • Jacl を使用:
        $AdminApp edit appname {options}
      • Jython リストを使用:
        AdminApp.edit('appname', ['options'])
      • Jython ストリングを使用:
        AdminApp.edit('appname', '[options]')
      表 1. AdminApp edit コマンドの説明. アプリケーションまたはモジュールの名前を指定して edit コマンドを実行します。
      エレメント 説明
      $ 変数名を値で置換する Jacl 演算子です。
      AdminApp アプリケーション・オブジェクト管理をサポートするオブジェクトです。
      edit AdminApp コマンドです。
      appname 編集するアプリケーション、または アプリケーション・モジュールの名前です。 アプリケーション・モジュール名の場合には、listModules コマンドから値として戻されたモジュール名を使用します。
      {options} install コマンド用のオプションやタスクに類似した、編集オプションおよびタスクのリストです。
    • 以下のコマンドを使用すると、一連の編集タスクを通して プロンプトが出され、それによってアプリケーション情報を変更します。

      • Jacl を使用:
        $AdminApp editInteractive appname
      • Jython の使用:
        AdminApp.editInteractive('appname')
      表 2. AdminApp editInteractive コマンドの説明. アプリケーションまたはモジュールの名前を指定して editInteractive コマンドを実行します。
      エレメント 説明
      $ 変数名を値で置換する Jacl 演算子です。
      AdminApp アプリケーション・オブジェクト管理をサポートするオブジェクトです。
      editInteractive AdminApp コマンドです。
      appname 編集するアプリケーション、または アプリケーション・モジュールの名前です。 アプリケーション・モジュール名の場合には、listModules コマンドから値として戻されたモジュール名を使用します。
  3. 構成の変更を保存します。
    以下のコマンド例を使用して、構成変更を保存します。
    AdminConfig.save()
  4. ノードを同期します (Network Deployment 環境の場合のみ)。
    AdminNodeManagement スクリプト・ライブラリーの syncActiveNode または syncNode スクリプトを使用して、 構成変更をノード (複数可) に伝搬します。
    • syncActiveNodes スクリプトを使用して、以下の例に示すように、変更をセルの各ノードに 伝搬します。
      AdminNodeManagement.syncActiveNodes()
    • syncNode スクリプトを使用して、以下の例に示すように、変更を特定のノードに 伝搬します。
      AdminNodeManagement.syncNode("myNode")

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タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: last_date
http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-nd-mp&topic=txml_editapp
ファイル名:txml_editapp.html