各ノードでコンピューティング・パワーが異なる動的クラスターの垂直スタッキングは、各ノードのカスタム・プロパティーを構成することにより構成できます。
始める前に
- 動的クラスター・ノードのそれぞれに対してスタッキング数を決定します。
詳しくは、このタスクについてお読みください。アプリケーション・プロファイルの実行時に、アプリケーションに内部ボトルネックがないことが判別された場合、垂直スタッキングは使用可能に設定しないでください。
このタスクについて
ノードが異種であるグループに動的クラスターがデプロイされている場合は、個々のノードのそれぞれにスタッキング数を構成する必要があります。
各ノードにスタッキング数を構成するには、動的クラスターにカスタム・プロパティーを作成します。
手順
- 動的クラスターで垂直スタッキングを使用可能に設定します。
- 管理コンソールで、をクリックします。
- 垂直スタッキングを使用可能にするには、「同一ノードで複数のノードを開始することを許可する」を
クリックします。
- 同じノードで開始するインスタンス数を入力します。 この値は、各ノードで決定した最大のスタッキング数に設定します。
各ノードのカスタム・プロパティーで個々のスタッキング数を定義する場合、この値はオーバーライドされます。
ただし、カスタム・プロパティー値が指定されていないと、ノードでは管理コンソール・ページで定義されたインスタンス数の値を使用します。
- ノードうちの 1 つのスタッキング数のためにカスタム・プロパティーを作成します。 管理コンソールで、をクリックします。
- カスタム・プロパティーの名前を入力します。 名前は、
numVerticalInstances.node_name で、node_name はノード名です。
例: ノードの名前が node1 である場合、カスタム・プロパティーの名前は numVerticalInstances.node1 です。
- カスタム・プロパティーの値を入力します。 このカスタム・プロパティーの値は、指定したノードのために計算したスタッキング数です。
- 動的クラスター内の各ノードのそれぞれに対してスタッキング数を定義するカスタム・プロパティーを追加します。
例
動的クラスターで 3 つのノードを実行すると決定し、各ノードのスタッキング数が異なるとします。
表 1. 異種ノードのスタッキング数のシナリオノード名 |
スタッキング数 |
node_1 |
3 |
node_2 |
5 |
node_3 |
8 |
管理コンソールで上記のスタッキング数を構成するには、以下の構成を使用します。
- 動的クラスターの「インスタンスの数」の値を 8 に設定します。インスタンスの数の値は、最大のスタッキング数以上にする必要があります。
- 以下のカスタム・プロパティーを指定します。
- numVerticalInstances.node_1 = 3
- numVerticalInstances.node_2 = 5
- numVerticalInstances.node_3 = 8
次のタスク
アプリケーション配置構成を調整し、モニターします。