ジョブ・ポーリング間隔の調整

ポーリング間隔を調整することができます。各デプロイメント・マネージャーまたは管理エージェントは、このポーリング間隔を使用して、ジョブがないかジョブ・マネージャーをポーリングします。 デフォルトのポーリング間隔 は 30 秒です。ポーリング間隔が大きいと、デプロイメント・マネージャーまたは管理エージェントがジョブ・マネージャーに接続する割合が減少し、高いプロセッサー使用率 が軽減されます。 ポーリング間隔が小さいほど、より早くジョブが実行され始めます。

始める前に

デプロイメント・マネージャーのポーリング間隔を構成するには、デプロイメント・マネージャーが実行されている必要があります。

管理エージェントのポーリング間隔を構成するには、管理エージェントが実行されている必要があります。

このタスクについて

ジョブ・マネージャーに登録されるノードまたはデプロイメント・マネージャーの数が多くなるほど、ジョブ・マネージャーのプロセッサー使用率は高くなります。この増加は、ジョブ・マネージャーにジョブをサブミットしていなくても発生します。ジョブ・マネージャーは、登録されるターゲットの数が多くなるに従い、最終的に 100 パーセントのプロセッサー使用率で実行されるようになります。プロセッサー使用率を上げずにジョブ・マネージャーに登録できるターゲット数のしきい値は、実行されるマシンのハードウェア能力により異なります。

このトピックでは、管理コンソールを使用してデプロイメント・マネージャーまたは管理エージェントのポーリング間隔を変更する方法について説明します。

手順

  1. プロセッサーの使用率を低くするか、ジョブ処理を向上するために、ポーリング間隔を決定します。

    デフォルトのポーリング間隔 は 30 秒です。ジョブ・マネージャーに登録されるノードまたはデプロイメント・マネージャーの数が増加するにつれて、ジョブ・マネージャーのプロセッサー使用率が高くならないように、ポーリング間隔を大きくする必要があります。実際の値は、ジョブ・マネージャーが実行されているハードウェアにより異なります。ただし、ケースバイケースで値を決定する必要があります。ジョブ・マネージャーに登録されているノードまたはデプロイメント・マネージャーの数が 100 個以内の場合は、ポーリング間隔は 20 分間必要であると考えられます。

  2. 必要に応じて、デプロイメント・マネージャーのポーリング間隔を変更します。
    1. 「システム管理」 > 「デプロイメント・マネージャー」 > 「ジョブ・マネージャー」 > 「UUID」とクリックします。
    2. ポーリング間隔の設定値を変更します。
    3. 変更を保存し、デプロイメント・マネージャーを再始動します。
  3. 必要に応じて、管理エージェントが管理する各ノードのポーリング間隔を変更します。
    1. 「システム管理」 > 「管理 エージェント」 > 「ノード」 > node_name > 「ジョブ・マネージャー」 > 「ジョブ・マネージャー UUID」とクリックします。
    2. ポーリング間隔の設定値を変更します。
    3. 管理エージェントが管理するすべてのノードの設定を変更した後、変更を保存して管理エージェントを再始動します。

タスクの結果

これでポーリング間隔が構成されました。

次のタスク

ジョブ・マネージャーのプロセッサー使用率をモニターします。プロセッサー使用率がまだ高い場合は、ポーリング間隔を大きくします。ジョブの開始までに時間がかかり過ぎる場合は、ポーリング間隔を小さくします。


トピックのタイプを示すアイコン タスク・トピック



タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: last_date
http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-nd-mp&topic=tagt_jobmgr_polling_interval
ファイル名:tagt_jobmgr_polling_interval.html