バージョン 6.0.1.2 プロセスとの相互運用
HA マネージャーはマルチホーム・ホストをサポートしています。つまり、製品プロセスは、異なる製品バージョン上で実行中の場合でも、相互通信することができます。 相互通信する必要があるバージョン 6.0.1.2 プロセスを実行中の場合は、 HA マネージャーに関する問題を考慮する必要があります。
始める前に
このタスクについて
バージョン 6.0.1 フィックスパック 2 のインストール後、 アスタリスクは DCS_UNICAST_ADDRESS ホスト名フィールドで有効な値として認識されます。 このフィールドにアスタリスクが設定された場合、 マルチホーム・サポートによって、HA マネージャーはそのホストで使用可能なすべての IP アドレスに対して 接続を開いたり、受け付けたりすることが可能となります。
バージョン 6.0.1 のフィックスパック 2 が導入済みの場合、
プロセスは 3 つの個別カテゴリーに分類することができます。
- タイプ 1
- 単一 IP モードでのみ操作可能なプロセス。このカテゴリーには、 バージョン 6.0.1 のフィックスパック 2 がインストールされていない、バージョン 6.0 ノード またはバージョン 6.0.1 ノード上のプロセスが含まれます。
- タイプ 2
- バージョン 6.0.1 のフィックスパック 2 はインストール済みだが、 プロセスの DCS_UNICAST_ADDRESS ホスト名フィールドにアスタリスクが設定されていない、 バージョン 6.0.1 ノード上のプロセス。
- タイプ 3
- バージョン 6.0.1 のフィックスパック 2 がインストール済みで、 プロセスの DCS_UNICAST_ADDRESS ホスト名フィールドにアスタリスクが設定されている、 バージョン 6.0.1 ノード上のプロセス。
次のインターオペラビリティー・ルールは、
これらのタイプのプロセスに適用されます。
- タイプ 1 およびタイプ 2 プロセスは相互運用可能。
- タイプ 2 およびタイプ 3 プロセスも相互運用可能。
- タイプ 1 およびタイプ 3 プロセスは相互運用不可能。
したがって、 プロセスをタイプ 3 プロセスに変換する前に、慎重に計画する必要があります。
バージョン 6.0.1.2 プロセスと相互運用を可能にするには、以下を実行します。
手順
タスクの結果
次のタスク
ご使用の構成にタイプ 1 およびタイプ 3 のプロセスを混在させることはできません。
有効な構成を確認するには、以下を実行します。
- タイプ 1 プロセスを確認します。タイプ 1 プロセスは、以下のメッセージをログに記録します。
このメッセージは、コア・グループ内の別プロセスのホスト名がアスタリスクであることを示しています。
HMGR0024W: コア・グループ・メンバーのホスト名に対する IP アドレスを検索中に エラーが検出されました。 ホスト名は * で、サーバー名は myCell01¥myCellManager01¥dmgr です。メンバーはコア・グループから 除外されます。
- タイプ 3 プロセスを確認します。タイプ 3 プロセスはタイプ 1 プロセスと一緒にはビューに表示
されませんが、さまざまなプロセスがログに記録する HMGR0218 メッセージを調べることで検出できます。
プロセスが接続すると、すべてのプロセスで同じメッセージがログに記録されます。
具体的には、接続したプロセスは、ビューの中でビュー ID およびプロセス数が同じになります。
HMGR0218I: 新規のコア・グループ・ビューがインストールされました。コア・グループは defaultCoreGroup です。 ビュー ID は (8:0.spoletoCell01¥spoletoCellManager01¥dmgr) です。新規ビューのメンバー数は 2 です。