外部バスへのリンクに対する例外宛先処理の構成
あるサービス統合バスから別のサービス統合バスまたは IBM MQ ネットワークへのリンクに対して、 例外宛先処理を構成することができます。 リンクが扱う配信不能メッセージをすべて例外宛先に転送するかどうかと、 システムのデフォルト例外宛先を使用するのか、それとも特定の例外宛先を 構成するのかを構成できます。
始める前に
リンク 用の特定の例外宛先を構成するには、その例外宛先が 存在している必要があります。例外宛先はキュー宛先でなければならず、 ローカル・バスと外部バスのどちらにあってもかまいません。point-to-point メッセージング用のキューの作成を参照してください。
このタスクについて
リンクに対する例外宛先は、サービス統合バス・リンクまたは IBM MQ リンクがメッセージをターゲット・バス宛先に、または、ターゲット宛先用に構成されている例外宛先に配信できない場合、あるいは、ターゲット宛先が存在しない場合の、インバウンド・メッセージの宛先です。
リンクの例外宛先は、以下のいずれかのように構成
できます。
- なし. リンクは、例外宛先を使用せず、配信不能メッセージは例外宛先に 転送されません。サービス統合バス・リンクの場合、そのようなメッセージ は、同じ宛先への配信を待っている他のメッセージの処理を ブロックします。IBM MQ リンク の場合、そのようなメッセージは、同じバスへのそのリンクを経由した配信を待っている他のメッセージの処理をブロックすることがあります。
- System. リンクは、デフォルトの例外宛先を使用します。バス宛先に送信できないメッセージ は、このリンクが割り当てられているメッセージング・エンジン のシステム・デフォルト例外宛先 _SYSTEM.Exception.Destination.messaging_engine_name に転送されます。 これはデフォルト・オプションです。
- 指定. リンクは、指定された例外宛先を使用します。リンクはこの例外宛先を使用 できない場合は、システムの例外宛先を使用します。
ベスト・エフォート・メッセージは、ターゲット宛先に配信できない場合は常に廃棄されるということに注意してください。すなわち例外宛先を利用することはありません。
メッセージ 中のプロパティーに設定されたレポート・オプションも例外宛先処理に 影響します。レポート・オプションによっては、配信されないメッセージは破棄されることがあります。