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汎用サーバー・クラスターを持つ外部ノードに対する要求のルーティング

このタスクを使用して、オンデマンド・ルーター (ODR) からの要求を 外部ノードに送付します。

始める前に

注: 他のミドルウェア・サーバー・タイプの 動的操作サポートを構成するために、ご使用のミドルウェア・サーバーを動的クラスターのメンバーとして 定義することができます。ミドルウェア・サーバーの定義について詳しくは、 『ミドルウェア・サーバーの構成への追加』を参照してください。

Intelligent Management を実行していない 1 つ以上のノードが 必要です。このタスクを実行するとき、汎用サーバー・クラスター・ポートとして Intelligent Management を 実行していないノードを追加します。

汎用サーバー・クラスターを 作成および編集するには、管理者またはコンフィギュレーターの管理特権が必要です。

外部ノードに要求を送信するための ODR を構成する前に、 次のタスクを完了する必要が あります。
  1. ODR を作成してください。
  2. ODR 用サービス・クラスとトランザクション・クラスを構成してください。

このタスクについて

ODR は、そのローカル・セルがコア・グループ・ブリッジでリモート・セルと接続されている場合、リモート・セル内のノードへの自動ルーティングをサポートします。インストール済み の Intelligent Management を持たないノードに送付するには、汎用サーバー・クラスターを 構成します。汎用サーバー・クラスターは、ODR ルーティング・ルールのターゲットとして使用できる トランスポート・エンドポイントのコレクションです。サーバーとノードは、 汎用サーバー・クラスター・エンドポイントとプロパティーから推測されます。 推測されたサーバーは、外部サーバーまたは汎用サーバーです。汎用サーバーは WebSphere® Application Server ノード・エージェント で停止と開始を行うことができます。外部サーバーも WebSphere Application Server ノード・エージェントによって 停止および開始できます。外部サーバーには Apache Tomcat または JBoss Application Server などがあります。

手順

  1. オプション: 1 つ以上の非管理対象ノードを作成してください。 以下の構成状態ではどの場合も、非管理対象ノードを作成する必要が あります。
    • デフォルト・ポートの 9980 以外のポートからの要求を、リモート・エージェントに listen させたい 場合。
    • 作業プロファイラーのノード速度と平均 CPU 使用効率を改善するために カスタム統計コレクター・プラグインを使用している場合。
    • ご使用のノードがマルチホーム、すなわち複数のネットワーク・インターフェース・カード または複数のホスト名を持つ場合。
    管理コンソールで、「システム管理」 > 「ノード」 > 「ノードの追加」をクリックし、非管理対象ノードを作成します。
  2. オプション: リモート・エージェントがデフォルト・ポートの 9980 以外のポート からの着信要求を listen する場合、非管理対象ノードに stats.collector.remote.agent.port カスタム・プロパティーを指定します。
    1. 「システム管理」 > 「ノード」 > node_name > 「カスタム・プロパティー」 > 「新規」とクリックします。
    2. 「名前」に、stats.collector.remote.agent.port と入力します。
    3. 「値」に、リモート・エージェントが要求を listen するポートの番号を 入力します。
    要確認: このポートの値を記録してください。非管理対象ノードで リモート・エージェントを開始するとき、ポート値を使用します。
  3. オプション: 作業プロファイラーのノード速度と平均 CPU 使用効率を改善するために カスタム統計コレクター・プラグインを使用している場合、 クラスの名前を非管理対象ノードのカスタム・プロパティーとして定義してください。この場合、 プラグインはリモート・エージェントを使用することも、使用しないこともあります。 この カスタム・プロパティーを構成する前に、lib ディレクトリーでコード化されてインストールされた カスタム統計コレクター・プラグインを持つ必要があります。
    1. 「システム管理」 > 「ノード」 > node_name > 「カスタム・プロパティー」 > 「新規」とクリックします。
    2. 「名前」に、stats.collector.implementation.class と入力します。
    3. 「値」に、カスタム統計コレクター・プラグイン・クラス の名前を入力します。デフォルトは com.ibm.ws.externalnode.plugins.DefaultStatsCollector クラスです。
    4. 非管理対象ノードに stats.collector.config カスタム・プロパティーを 追加して、追加構成パラメーターを指定できます。 カスタム・プラグインのプロバイダーは、ユーザーに情報を提供する必要があります。 デフォルトの com.ibm.ws.externalnode.plugins.DefaultStatsCollector を使用している場合、 stats.collector.config クラスは必要ありません。
  4. 汎用サーバー・クラスターを作成してください。
    1. 管理コンソールで、「サーバー」 > 「クラスター」 > 「汎用サーバー・クラスター」 > 「新規」をクリックします。
    2. 名前を入力し、ご使用の汎用サーバー・クラスターに 応じて「プロトコル」を選択します。
    3. 適用」をクリックします。
    4. 汎用クラスター・サーバー・エンドポイントまたはポートを指定してください。 汎用クラスター・サーバー設定ページで、「ポート」をクリックします。
    5. 新規」をクリックし、汎用サーバー・クラスターにエンドポイントを追加します。
  5. オプション: 前のステップでデフォルト以外のポートに listen するリモート・エージェントを 構成済みの場合で、カスタム統計コレクター・プラグインを使用している場合、 ご使用のノードがマルチホーム、すなわち複数のネットワーク・インターフェース・カード または複数のホスト名を持つ場合、汎用サーバー・クラスター・エンドポイントでノード・カスタム・プロパティーを定義する必要があります。
    1. 管理コンソールで、「サーバー」 > 「クラスター」 > 「汎用サーバー・クラスター」 > cluster_name > 「追加プロパティー」 > 「ポート」 > host_name > 「追加プロパティー」 > 「カスタム・プロパティー」 > 「新規」をクリックします。
    2. カスタム・プロパティーを定義してください。 カスタム・プロパティーの 名前を node と入力してください。カスタム・プロパティーのは、 汎用サーバー・クラスター・ポートに関連した非管理対象ノードの 名前です。
    3. 適用」をクリックします。
  6. 定義したポート番号を使用して外部ノードにご使用のアプリケーションを インストールします。
  7. ご使用のすべての外部ノードのリモート・エージェントを使用可能化して、 外付けモニターを使用可能にします。
  8. 汎用サーバー・クラスターのルーティング・ポリシーを定義します。

    ルーティング・ルールを作成する前に、 適切な仮想ホストを作成する必要があります。仮想ホストは、コンソールで「環境」 > 「仮想ホスト」とクリックして定義します。

  9. 汎用サーバー・クラスターのサービス・ポリシーを定義します。

タスクの結果

作業プロファイラーは、外部ノードから平均 CPU 使用効率とノード速度 を取得し、トラフィックを外部ノードへ送付することができます。

次のタスク

オンデマンド・ルーターとオートノミック要求フロー・マネージャーの構成を 続けてください。

トピックのタイプを示すアイコン タスク・トピック



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ファイル名:twve_odrnonxd.html