書き込み頻度の構成
セッション管理機能では、データベース分散セッションまたはメモリー間複製のどちらを使用しているかに応じて、セッション・データをデータベースまたは WebSphere® インスタンスに書き込む頻度を構成できます。 セッション・データは、サービス・サーブレットの終わり、手動更新、または時間基準の 更新オプションを使用して書き込めます。
このタスクについて
この柔軟性によって、 異なる度合いのフェイルオーバー・サポートに対するセッション・パフォーマンス向上を評価できるようになります。 セッション管理機能では、 書き込み頻度を調整するために、以下のオプションが使用できます。
- サービス・サーブレットの終わり - セッション・データをサーブレットの service メソッド呼び出しの終わりに書き込みます。
- 手動更新 - サーブレットが IBMSession.sync メソッドを呼び出すときのみ、セッション・データを書き込みます。
- 時間基準 (デフォルト) - 周期的間隔 (秒単位) (書き込み間隔 と呼ばれます) で、セッション・データを書き込みます。
セッションが最初に作成されるときは、 セッション情報は常に service 呼び出しの終わりに書き込まれます。
サーバーがシャットダウンしたときに時間基準の書き込みオプションを使用している場合、通常、サーバーではシャットダウン・プロセスの一部として、最新のセッション・データ (セッション・キャッシュ内) のパーシスタント・ストアへの書き込みが試行されます。
時間基準の書き込み、または手動更新オプションを使用すると、フェイルオーバーした場合データが失われる結果になることがあります。これは、パーシスタント・ストア (データベースや他の JVM など) のセッションのバックアップ・コピーが、セッション・キャッシュのセッションと同期していないためです。
手順
- セッション管理の該当レベルに進みます。
- 「分散環境設定」をクリックします。
- 「カスタム・チューニング・パラメーター」をクリックします。
- 「カスタム設定」をクリックします。
- 使用する書き込み頻度のメソッドを選択します。
- 「OK」をクリックします。