JAX-RS ランタイム環境の使用不可化
Java™ API for RESTful Web Services (JAX-RS) ランタイム環境の使用不可化が必要な場合があります。JAX-RS ランタイム環境を使用不可にすると、JAX-RS フィーチャー (基本 JAX-RS ランタイム機能、Enterprise JavaBeans (EJB) ランタイム統合、Java Contexts and Dependency Injection (JCDI) ランタイム統合、および Servlet 3.0 Web コンテナー統合など) が使用不可になります。
このタスクについて
JAX-RS ランタイム環境を使用不可にすると、アプリケーションの JAX-RS 関連処理 (スキャンされた JAX-RS アノテーションが付けられたクラス、EJB メタデータ、および JCDI Bean 使用可能化の処理など) を実行できなくなります。JAX-RS ランタイム環境は、Web コンテナーへの要求および Web コンテナーからの応答を処理する目的では使用されません。

IBM® JAX-RS ランタイム環境を指す明示プラグ・ポイントは、com.ibm.websphere.jaxrs.server.IBMRestServlet サーブレット・クラスおよび com.ibm.websphere.jaxrs.server.IBMRestFilter フィルター・クラスです。Web モジュールの web.xml ファイルでこれらのクラスを servlet-class または servlet-filter として指定すると、IBM JAX-RS ランタイム環境がそのサーブレットに対する要求の処理に使用されます。
JAX-RS ランタイム環境が使用されないように使用不可に設定するには、これらのクラスを、サーブレットに対して予期された要求を処理できる他のサーブレットまたはフィルター・クラスで置き換えるか、または web.xml ファイルからサーブレット全体を除去します。

com.ibm.websphere.jaxrs.server.IBMRestServlet または com.ibm.websphere.jaxrs.server.IBMRestFilter クラスを明示的に使用しない場合でも、JAX-RS 統合ランタイム環境でアプリケーションの処理が引き続き行われることがあります。 例えば、Web モジュールの web.xml ファイルが Servlet 3.0 ベースであり、JSR-311 仕様に従った適切な条件に適合する場合は、JAX-RS 統合ランタイム環境で JAX-RS アノテーションが付けられたスキャン済みクラスが処理され、アプリケーションで JAX-RS リソースに対する要求を処理できるサーブレットが注入されることがあります。
この機能およびその他の機能 (例えば、EJB、JCDI 統合など) を使用不可にするには、アプリケーション・サーバーでカスタム Java 仮想マシン (JVM) プロパティーの com.ibm.websphere.jaxrs.server.DisableIBMJAXRSEngine に値 true を設定します。
手順
タスクの結果
アプリケーションを処理しないように JAX-RS ランタイム環境を使用不可にしました。