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z/OS 用のアプリケーション・サーバーのカスタム・プロパティー
製品とともに提供されるアプリケーション・サーバーのカスタム・プロパティーには、z/OS® でしか使用できないものがあります。このトピックでは、これらのプロパティーの使用方法について説明します。

これらのカスタム・プロパティーの 1 つを、アプリケーション・サーバーまたはデプロイメント・マネージャーに対して設定するには、管理コンソールで、
とクリックし、使用可能なサーバー、ノード、およびセルのリストから適切なノードまたはセルを選択して、 をクリックします。- adjunct_jvm_direct_options
- adjunct_region_start_sib_abend
- adjunct_region_start_sib_waittime
- adjunct_region_start_synchronized
- allow_large_SAF_groups
- com.ibm.ws.sib.ra.inbound.impl.MessageLockExpiry
- control_region_confirm_recovery_on_ no_srs
- condense_java_trace
- control_region_dreg_on_no_srs
- control_region_http_queue_timeout_percent
- control_region_https_queue_timeout_percent
- control_region_http_requeue_enabled
- control_region_iiop_queue_timeout_percent
- control_region_mdb_queue_timeout_percent
- control_region_mdb_request_timeout
- control_region_sip_queue_timeout_percent
- control_region_sips_queue_timeout_percent
- control_region_thread_pool_maximum_size
- control_region_timeout_delay
- control_region_timeout_dump_action
- control_region_timeout_dump_action_session
- control_region_timeout_save_last_servant
- controller_jvm_direct_options
- DAEMON_ras_trace_ctraceParms
- default_internal_work_transaction_class
- dynapplenv_wlm_select_policy
- iiop_max_msg_megsize
- iiop_max_send_queue_megsize
- internal_work_thread_pool_size
- local_comm_max_msg_megsize
- ola_cicsuser_identity_propagate
- pause_listeners_include_cra
- protocol_accept_http_work_after_min_srs
- protocol_accept_iiop_work_after_min_srs
- protocol_bboc_log_response_failure
- protocol_bboc_log_return_exception
- protocol_giop_level_highest
- protocol_http_backlog
- protocol_http_large_data_inbound_buffer_64bit
- protocol_http_large_data_response_buffer
- protocol_http_resolve_foreign_hostname
- protocol_http_timeout_output_recovery
- protocol_https_backlog
- protocol_https_cert_mapping_file
- protocol_https_default_cert_label
- protocol_https_timeout_output_recovery
- protocol_iiop_backlog
- protocol_iiop_backlog_ssl
- protocol_iiop_enable_wlm_routing
- protocol_iiop_local_propagate_wlm_enclave
- protocol_iiop_resolve_foreign_hostname
- protocol_iiop_resolve_object_url_local
- protocol_jfap_queue_limit
- protocol_sip_timeout_output_recovery
- protocol_sips_timeout_output_recovery
- ras_debugEnabled
- ras_default_msg_dd
- ras_dumpoptions_dumptype
- ras_dumpoptions_ledumpoptions
- ras_enable_buffer_overflow_ffdc_logging
- ras_enhanced_serviceability_level
- ras_error_log_version=n
- ras_hardcopy_msg_dd
- ras_java_oom_action
- ras_java_oom_interval
- ras_log_logstreamName
- ras_max_string_buffer_size
- ras_message_routing_console
- ras_message_routing_copy_console
- ras_message_routing_copy_errorlog
- ras_message_routing_copy_hardcopy
- ras_message_routing_errorlog
- ras_message_routing_none
- ras_minorcode_action
- ras_stderr_ff_interval
- ras_stderr_ff_line_interval
- ras_stdout_ff_interval
- ras_stdout_ff_line_interval
- ras_tag_wto_messages=n
- ras_time_local
- ras_trace_basic
- ras_trace_BufferCount
- ras_trace_BufferSize
- ras_trace_defaultTracingLevel
- ras_trace_detail
- ras_trace_exclude_specific
- ras_trace_log_version=n
- ras_trace_outputLocation
- ras_trace_specific
- redirect_server_output_dir
- register_ifaedreg_also
- security_SMF_record_first_auth_user
- servant_jvm_direct_options
- servant_region_custom_thread_count
- server_dlls_in_hfs
- server_region_connect_to_wlm_early
- server_region_cputimeused_dump_action
- server_region_dpm_dump_action
- server_region_http_stalled_thread_dump_action
- server_region_https_stalled_thread_dump_action
- server_region_iiop_stalled_thread_dump_action
- server_region_jvm_localrefs
- server_region_jvm_logfile
- server_region_mdb_stalled_thread_dump_action
- server_region_recycle_count
- server_region_request_cputimeused_limit
- server_region_sip_stalled_thread_dump_action
- server_region_sips_stalled_thread_dump_action
- server_region_stalled_thread_threshold_percent
- server_SMF_outbound_enabled
- server_SMF_request_activity_async
- server_SMF_request_activity_CPU_detail
- server_SMF_request_activity_enabled
- server_SMF_request_activity_security
- server_SMF_request_activity_timestamps
- server_start_wait_for_initialization_Timeout
- server_use_wlm_to_queue_work
- server_work_distribution_algorithm
- server_wto_on_write_error
- suppress_hung_thread_abend
- suppress_hung_thread_dump
- transaction_recoveryTimeout
- WAS_DAEMON_ONLY_adapter_max_conn
- WAS_DAEMON_ONLY_adapter_max_serv
- WAS_DAEMON_ONLY_adapter_max_shremem
- WAS_DAEMON_ONLY_enable_adapter
- wlm_enclavecreate_exstartdefer
- wlm_ae_spreadmin
- wlm_classification_file
- wlm_health_increment
- wlm_health_interval
- wlm_servant_start_parallel
- wlm_stateful_session_placement_on
- wsadmin_dumpthreads_enable_heapdump
- wsadmin_dumpthreads_enable_javatdump
adjunct_jvm_direct_options
付属内の Java 仮想マシン (JVM) 起動に直接渡す必要があるオプションを指定します。 このプロパティーは、通常の場合、 JVM がオプション・ファイル (control_region_jvm_properties_file プロパティーの値として指定される) から読み取ることができない JVM オプションに使用されます。 例えば、JVM は、オプション・ファイルの -memorycheck オプションに指定されている値を読み取ることはできません。
複数のオプションを指定する場合は、オプションを分離するためにセミコロンを使用します。
servant_jvm_direct_options と control_jvm_direct_options のカスタム・プロパティーを使用して、サーバントとコントローラー内の JVM 起動に直接渡す必要があるオプションを指定します。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | ストリング |
デフォルト | 空ストリング |
デーモンによる使用 | いいえ |
adjunct_region_start_sib_abend
重要なメッセージング・エンジンの開始に時間がかかりすぎるときに行われるアクションを指定します。
このプロパティーを 0 に設定すると、警告メッセージ BBOO0418W が出されます。
このプロパティーを 1 に設定すると、アプリケーション・サーバー全体が異常終了します。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | 整数 |
有効な値 | 1 または 0 |
デフォルト | 0 |
デーモンによる使用 | いいえ |
adjunct_region_start_sib_waittime
重大メッセージング・エンジンがアクティブになるまでにサーバー始動プロセスが待機する時間 (秒) を指定します。
この変数は、adjunct_region_start_synchronized 環境変数が 1 に設定されている場合にのみ適用されます。このプロパティーは、始動プロセスが、付属領域と重大メッセージング・エンジンの両方が開始されるまで待機する時間を制御します。値 0 を指定すると、タイムアウトは無効となり、始動プロセスは付属領域と重大メッセージング・エンジンが開始されるまで無期限に待機します。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | 整数 |
デフォルト | 300 |
デーモンによる使用 | いいえ |
adjunct_region_start_synchronized
開始プロセスが、e-business に対してオープンになるまですべての重要なメッセージング・エンジンが開始するまで待機するかどうかを指定します。
このプロパティーを 1 に設定すると、開始プロセスは、 e-business アプリケーションの処理を開始するまですべての重要なメッセージング・エンジンが開始するまで待機します。
このプロパティーを 0 に設定すると、開始プロセスは、重要なメッセージング・エンジンが開始するのを待機しません。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | 整数 |
有効な値 | 1 または 0 |
デフォルト | 0 |
デーモンによる使用 | いいえ |
allow_large_SAF_groups
アプリケーション・サーバーで大規模な SAF グループを検索できるようにすることを指定します。
このプロパティーを 1 に設定すると、検索に使用するバッファーのサイズが 8192 バイトから 3 倍の 24576 バイトになります。
また、このプロパティーは、2147483647 までの特定のバイト数に設定できます。このプロパティーの値として 1 以外の整数を指定すると、バッファー・サイズはその数値のバイト数になります。 例えば、allow_large_SAF_groups=21400000 と指定すると、SAF グループの検索に使用されるバッファー・サイズは 21400000 バイトになります。
このプロパティーに値を指定しない場合、または値として 0 を指定した場合には、バッファー・サイズは 8192 バイトになります。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | 整数 |
範囲 | 1 から 2147483647 |
デフォルト | 0 |
com.ibm.ws.sib.ra.inbound.impl.MessageLockExpiry
メッセージ駆動型 Bean (MDB) のコンシューム元であるキューにメッセージが到着すると、そのメッセージはロックされ、サーバント領域の MDB に渡されます。このプロパティーでは、サーバント領域が使用不可になっている場合、またはサーバント領域でのメッセージ処理でエラーが発生した場合に、メッセージのロックが解除されて再送信できるようになるまで、メッセージ・エンジンが待機する時間を定義します。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | 整数 |
単位 | ミリ秒 |
デフォルト | 300000 |
範囲 | 正の整数。値 0 は、メッセージのロックの有効期限が切れることはなく、サーバント領域でメッセージが処理されアンロックされるまで無期限にメッセージング・エンジンが待機することを意味します。 |
condense_java_trace
Java トレースを圧縮するか、またはカテゴリー情報を含む古い形式で表示するかを指定します。デフォルトでは、トレースを圧縮します。
このプロパティーが 1 に設定されると、Java トレースが圧縮されます。
このプロパティーが 0 に設定されると、Java トレースが展開されます。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | ブール |
許容値 | 0 または 1 |
デフォルト | 1 |
control_region_confirm_recovery_on_ no_srs
サーバントが存在しない状態が検出された後に要求をサーバントにディスパッチするかどうかを指定します。control_region_dreg_on_no_srs カスタム・プロパティーが 0 に設定されている場合、 このプロパティーは無視されます。
このプロパティーが 1 に設定されている場合、コントローラーは、メッセージ BBOO0297A への応答を受信するまで、サーバントに対して要求をディスパッチしません。このメッセージは、 必要な最小数のサーバントがプロセス要求に対して使用可能であることがサーバーによって検出された場合、 サーバントが存在しない状態に従って出されます。
このプロパティーが 0 (ゼロ) に設定されている場合、 コントローラーは、サーバントが存在しない状態が検出された後でサーバントに対する要求のディスパッチをいつ許可するのかを決定します。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | 整数 |
許容値 | 0 または 1 |
デフォルト | 0 |
control_region_dreg_on_no_srs
要求の処理に使用できるサーバントが存在しないことが検出された場合、 コントローラーにサーバント内のディスパッチに対する要求を拒否させるかどうかを指定します。
このプロパティーが 1 に設定されている場合、 コントローラーにより要求の処理に使用できるサーバントが存在しないことが検出されると、 サーバント内でのディスパッチに対する要求は拒否されます。 また、ワークロード管理 (WLM) が作業の割り当てに使用するサーバーのレジストリーからアプリケーション・サーバーが除去され、 HTTP およびメッセージ駆動型 Bean (MDB) のリスナーも停止されます。 このプロパティーが 0 に設定されている場合、この機能は使用することができません。
最小数のサーバントが使用可能になった場合、 コントローラーは WLM にアプリケーション・サーバーを再登録し、HTTP および MDB のリスナーを開始して、 要求をサーバントにディスパッチできるようにします。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | 整数 |
許容値 | 0 または 1 |
デフォルト | 0 |
control_region_http_queue_timeout_percent
HTTP ディスパッチ時間制限のパーセンテージを指定します。この時間制限は、 HTTP 要求がワークロード管理 (WLM) キューで消費できる最大時間として使用されます。 protocol_http_timeout_output カスタム・プロパティーは、HTTP 要求がキューに入ってからディスパッチされるまでの最大時間を指定する場合に使用します。この時間が過ぎると、HTTP ディスパッチ・タイムアウトが発生したことを示すエラー・メッセージが発行されます。
queue_timeout_percent 要求レベルの Reliability Availability and Serviceability (RAS) 属性は、HTTP 要求の control_region_http_queue_timeout_percent カスタム・プロパティーをオーバーライドします。 要求レベル RAS 属性は、ワークロード分類ファイルで定義します。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | 整数 |
範囲 | 0 - 99 |
デフォルト | 0 |
control_region_https_queue_timeout_percent
HTTPS ディスパッチ時間制限のパーセンテージを指定します。 この時間制限は、HTTPS リクエストがワークロード管理 (WLM) キューで消費できる最大時間として使用されます。 protocol_https_timeout_output カスタム・プロパティーは、HTTPS リクエストがキューに入ってからディスパッチされるまでの最大時間を指定する場合に使用します。この時間が過ぎると、HTTPS ディスパッチ・タイムアウトが発生したことを示すエラー・メッセージが発行されます。
queue_timeout_percent 要求レベル RAS 属性は、HTTPS 要求の control_region_https_queue_timeout_percent カスタム・プロパティーをオーバーライドします。要求レベル RAS 属性は、ワークロード分類ファイルで定義します。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | 整数 |
範囲 | 0 - 99 |
デフォルト | 0 |
control_region_http_requeue_enabled
このプロパティーは、サーバントによって構成された WebSphere Application Server にのみ適用されます。このプロパティーは、WLM キュー上の HTTP 要求が、使用可能ないずれかのサーバントに再キューイング可能かどうかを指定します。
このプロパティーが 1 に設定されていると、WLM キュー上で待機していて、かつ終了のためにマークされているサーバントにアフィニティーを持つ HTTP 要求は、アフィニティーを持つこのサーバントが終了すると、使用可能なサーバーのいずれかに再キューイングできるようになります。
このプロパティーが 0 (ゼロ) に設定されている場合、WLM キュー上にあって、かつ即時終了のためにマークされているサーバントにアフィニティーを持つどの HTTP 要求も失敗とします。また、サーバーは、正常でないサーバントにアフィニティーを持つ新規 HTTP 要求も失敗とします。
データ型 | 整数 |
---|---|
許容値 | 0 または 1 |
デフォルト | 0 |
control_region_iiop_queue_timeout_percent
IIOP 要求をワークロード管理 (WLM) キューに保持できる最大時間として使用される IIOP ディスパッチ制限時間の割合を指定します。
このプロパティーは、要求が WLM キューで消費する時間にのみ適用されます。要求が WLM キューとディスパッチの両方で消費する時間を制限する場合は、 control_region_wlm_dispatch_timeout カスタム・プロパティーを使用します。
queue_timeout_percent 要求レベル RAS 属性は、IIOP 要求の control_region_iiop_queue_timeout_percent カスタム・プロパティーをオーバーライドします。要求レベル RAS 属性は、ワークロード分類ファイルで定義します。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | 整数 |
範囲 | 0 - 99 |
デフォルト | 0 |
control_region_mdb_queue_timeout_percent
MDB 要求をワークロード管理 (WLM) キューに保持できる最大時間として使用される MDB ディスパッチ制限時間の割合を指定します。
このプロパティーは、要求が WLM キューで消費する時間にのみ適用されます。要求が WLM キューとディスパッチの両方で消費する時間を制限する場合は、 control_region_mdb_request_timeout カスタム・プロパティーを使用します。
queue_timeout_percent 要求レベル RAS 属性は、MDB 要求の control_region_mdb_queue_timeout_percent カスタム・プロパティーをオーバーライドします。要求レベル RAS 属性は、ワークロード分類ファイルで定義します。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | 整数 |
範囲 | 0 - 99 |
デフォルト | 0 |
control_region_mdb_request_timeout
メッセージ駆動型 Bean (MDB) 要求が応答を受け取るのをサーバーが待機する時間を、 秒単位で指定します。指定時間内に応答が受信されない場合、サーバーは MDB 要求を除去し、MDB ディスパッチ・タイムアウトが発生したことを示すエラー・メッセージを発行します。
request_timeout 要求レベル RAS 属性は、MDB 要求の control_region_mdb_request_timeout カスタム・プロパティーをオーバーライドします。要求レベル RAS 属性は、ワークロード分類ファイルで定義します。
この値を 0 に設定すると、この機能が使用不可になります。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | 整数 |
単位 | 秒 |
デフォルト | 120 |
control_region_sip_queue_timeout_percent
Session Initiation protocol (SIP) ディスパッチ時間制限のパーセンテージを指定します。この時間制限は、 SIP 要求がワークロード管理 (WLM) キューで消費できる最大時間として使用されます。
このプロパティーは、要求が WLM キューで消費する時間にのみ適用されます。要求が WLM キューとディスパッチの両方で消費する時間を制限する場合は、 protocol_sip_timeout_output カスタム・プロパティーを使用します。
queue_timeout_percent 要求レベル RAS 属性は、MDB 要求の control_region_sip_queue_timeout_percent カスタム・プロパティーをオーバーライドします。要求レベル RAS 属性は、ワークロード分類ファイルで定義します。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | 整数 |
範囲 | 0 - 99 |
デフォルト | 0 |
control_region_sips_queue_timeout_percent
SIP Secure Sockets Layer (SSL) 要求をワークロード管理 (WLM) キューに保持できる最大時間として使用される SIP SSL ディスパッチ制限時間の割合を指定します。
このプロパティーは、要求が WLM キューで消費する時間にのみ適用されます。要求が WLM キューとディスパッチの両方で消費する時間を制限する場合は、 protocol_sips_timeout_output カスタム・プロパティーを使用します。
queue_timeout_percent 要求レベル RAS 属性は、MDB 要求の control_region_sips_queue_timeout_percent カスタム・プロパティーをオーバーライドします。要求レベル RAS 属性は、ワークロード分類ファイルで定義します。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | 整数 |
範囲 | 0 - 99 |
デフォルト | 0 |
control_region_thread_pool_maximum_size
コントローラー領域ワーカー・スレッド・プールをどこまで大きくできるのかを示す最大スレッド数を指定します。
プールは control_region_thread_pool_size から始めて、control_region_thread_pool_maximum_size まで大きくなります。control_region_thread_pool_maximum_size が 0 に設定されている場合、 ワーカー・スレッドの最大数は、サーバントの数と、各サーバント内のスレッドの数に基づいて計算されます。
計算値が control_region_thread_pool_size より小さい場合、 control_region_thread_pool_size が最大値として使用されます。計算値が 100 よりも大きい場合、100 が最大値として使用されます。 最大値を指定するときには、指定した最大値をサポートするのに十分なリソースが使用可能であることを確認してください。考慮する必要のあるリソースの例には、JVM ヒープ・サイズがあります。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | 整数 |
範囲 | 0 - 100 |
デフォルト | 0 |
デーモンによる使用 | いいえ |
control_region_timeout_delay
コントローラーがタイムアウトを検出した後で、 サーバントを強制終了するまでに待機する秒数を指定します。この時間の遅延により、サーバントが強制終了される前に、サーバント内で実行中の作業を完了することができます。
タイムアウトが発生した時点から、指定した時間をカウントします。サーバント・スレッドは、その現行作業項目を完了し、サーバントが終了中であると判断すると、 新規の作業項目を選択せずに、指定された時間待機します。
このフィールドが 0 に設定されている場合、 タイムアウトが検出されるとすぐに、コントローラーによってサーバントは強制終了されます。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | 整数 |
単位 | 秒 |
デフォルト | 0 |
- server_use_wlm_to_queue_work プロパティーが 1 に設定されていると、control_region_timeout_delay プロパティーで指定した時間中は、タイムアウトになった時点でアイドル状態の個々のサーバント・ワーカー・スレッドが処理できる新規要求は、それぞれ 1 つだけです。
処理される新規要求は 1 つだけです。タイムアウト発生時には、アイドル状態のサーバント・ワーカー・スレッドは休止して、WLM から新しい要求がそれぞれ割り当てられるのを待機するためです。WLM がこれらのスレッドのいずれかに新規作業を割り当てると、 スレッドは活動中になり、作業を処理してから静止します。 したがって、WLM はこのスレッドに追加の作業を割り当てることができません。
- server_use_wlm_to_queue_work プロパティーが 0 に設定されている場合、control_region_timeout_delay プロパティーに指定された時間枠内では、まだディスパッチされてはいなかったが、強制終了中のサーバントとのアフィニティーを指定せずにキューに入れられた作業要求は、サーバントの強制終了プロセスが完了した後で、再度、使用可能な別のサーバントへのキューに入れられます。
control_region_timeout_dump_action
サーバントに対してディスパッチされた作業にタイムアウトが発生した場合に実行されるダンプのタイプを指定します。このプロパティーは、control_region_timeout_delay カスタム・プロパティーがゼロ以外の値に設定されている場合にのみ適用されます。
このプロパティーに有効な値は、SVCDUMP、JAVACORE、 HEAPDUMP、TRACEBACK、JAVATDUMP、および NONE です。 JAVACORE は Java コア・ダンプを生成します。SVCDUMP は SVC ダンプを生成します。JAVATDUMP は JVM の TDUMP を生成します。
通知 | 値 |
---|---|
デフォルト | TRACEBACK |
control_region_timeout_dump_action_session
サーバントにディスパッチされた HTTP、HTTPS、SIP、または SIPS 要求のタイムアウトが発生するたびに実行されるダンプのタイプを指定します。
このプロパティーが適用されるのは、次に示す対応する変数が SESSION に設定されている場合のみです。
- protocol_http_timeout_output_recovery
- protocol_https_timeout_output_recovery
- protocol_sip_timeout_output_recovery
- protocol_sips_timeout_output_recovery
このプロパティーに有効な値は、SVCDUMP、JAVACORE、 HEAPDUMP、TRACEBACK、JAVATDUMP、および NONE です。 JAVACORE は Java コア・ダンプを生成します。SVCDUMP は SVC ダンプを生成します。JAVATDUMP は JVM の TDUMP を生成します。
通知 | 値 |
---|---|
デフォルト | TRACEBACK |
control_region_timeout_save_last_servant
タイムアウト状態が発生した場合に、コントローラーが最後の有効サーバントを強制終了するかどうかを指定します。 タイムアウト状態の発生時にコントローラーが最後の有効サーバントを強制終了しない場合、 その他の作業は、新規サーバントが初期化されるまで引き続き処理されます。 ただし、最後の有効サーバントを強制終了しないと、 タイムアウト状態が発生したディスパッチ済みサーバント・スレッドがループを続けるか機能を停止する場合、 システム・リソースの損失をもたらすことがあります。 例えば、タイムアウト状態の発生が続いた場合、システムは有効サーバント・スレッドの大部分を消費してしまいます。
- このプロパティーが 1 に設定されていて、 wlm_minimumSRCount カスタム・プロパティーが 1 より大きい値に設定されている場合は、 タイムアウト状況が発生すると、コントローラーは、新規サーバントが初期化されるまで待機してから 最後の使用可能サーバントを強制終了します。
- このプロパティーが 0 に設定されている場合は、 タイムアウト状況が発生すると、コントローラーは最後の使用可能サーバントを強制終了します。コントローラーは、別のサーバントの初期化を待機しません。
- wlm_dynapplenv_single_server カスタム・プロパティーが 1 に設定されている場合、 このプロパティーに指定されている値は無視されます。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | ブール |
デフォルト | 0 |
controller_jvm_direct_options
コントローラー内の JVM 起動に直接渡す必要があるオプションを指定します。 このプロパティーは、通常の場合、 JVM がオプション・ファイル (control_region_jvm_properties_file プロパティーの値として指定される) から読み取ることができない JVM オプションに使用されます。 例えば、JVM は、オプション・ファイルの -memorycheck オプションに指定されている値を読み取ることはできません。
複数のオプションを指定する場合は、オプションを分離するためにセミコロンを使用します。
servant_jvm_direct_options を使用して、 サーバント内の JVM 起動に直接渡す必要があるオプションを指定できます。 adjunct_jvm_direct_options カスタム・プロパティーを使用して、 付属内の JVM 起動に直接渡す必要があるオプションを指定できます。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | ストリング |
デフォルト | 空ストリング |
デーモンによる使用 | いいえ |
DAEMON_ras_trace_ctraceParms
CTRACE PARMLIB メンバーの ID を指定します。この値は、 PARMLIB メンバーの名前を形成するために CTIBBO ストリングに追加される 2 文字のサフィックスか、または、 PARMLIB メンバーの完全指定名であってもかまいません。例えば、 システムが CTIBBO01 に解決するサフィックス 01 を使用することができます。 完全指定名は、 CTRACE PARMLIB メンバーのネーミング要件に準拠している必要があります。詳しくは、 「z/OS MVS 診断: ツールと保守援助プログラム (GA88-8561)」を参照してください。
指定された PARMLIB メンバーが見つからない場合、 トレースは CTRACE に定義されますが、CTRACE 外部書き出しプログラムに使用できる接続がありません。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | ストリング |
デフォルト | 空ストリング |
デーモンによる使用 | はい |
default_internal_work_transaction_class
サーバー内で内部処理される作業のデフォルト・トランザクション・クラスを指定します。
内部分類エレメントが wlm_classification_file にリストされていない場合、 または wlm_classification_file が指定されていない場合は、default_internal_work_transaction_class 設定が使用されます。 wlm_classification_file にリストされた内部分類設定に値が指定されている場合、default_internal_work_transaction_class カスタム・プロパティーに指定された値は無視されます。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | ストリング |
デフォルト | null (空ストリング) |
デーモンによる使用 | いいえ |
dynapplenv_wlm_select_policy
IWMAEDEF サービスの SELECT_POLICY パラメーター として z/OS ワークロード・マネージャー (WLM) に渡す値を指定します。
IWMAEDEF サービスは、WLM キューからの作業の選択用に動的アプリケーション環境 を作成するのに使用されます。このサービスについて詳しくは、 ご使用のバージョンの z/OS オペレーティング・システムの z/OS WLM 資料を 参照してください。
- 値 0 を指定した場合、サービス・クラス・キューまたは サーバー・アドレス・スペース・キューのいずれかにある最も古い要求が最初に選択されます。
- 値 1 を指定した場合、サーバー・アドレス・スペース・キュー にある要求が常に最初に選択されます。
- 値 2 を指定した場合、サービス・クラス・キュー にある要求が常に最初に選択されます。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | 整数 |
デフォルト | 1 |
デーモンによる使用 | いいえ |
iiop_max_msg_megsize
IIOP 要求の最大サイズをメガバイト単位で指定します。 例えば、このプロパティーを 35 に設定した場合、35 MB を超える要求はすべて拒否されます。 このプロパティーの最小値は 10 で、最大値は 2048 です。 IIOP 要求のサイズを制限したくない場合は、値を 0 に設定するか、 またはこのプロパティーを省略します。

通知 | 値 |
---|---|
データ型 | 整数 |
デフォルト | 0 |
デーモンによる使用 | いいえ |
iiop_max_send_queue_megsize
単一の IIOP 接続で非同期に送信するためにキューに入れることができるデータの最大量を メガバイトで指定します。キューに入れられたデータの量が指定された値を超えると、 それ以降のこの接続での IIOP 要求は C9C26A4D マイナー・コードで失敗します。 このプロパティーの最小値は 0 で、 送信するためにキューに入れることができるデータ量に制限がないことを示します。 最大値は 2048 です。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | 整数 |
デフォルト | 0 |
デーモンによる使用 | いいえ |
internal_work_thread_pool_size
サーバント領域の内部作業スレッド・プールで使用できるスレッドの数を指定します。 このプロパティーを、サーバント領域の内部作業スレッド・プールで使用するスレッドの数に設定してください。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | 整数 |
範囲 | 1-100 |
デフォルト | 3 |
デーモンによる使用 | いいえ |
local_comm_max_msg_megsize
ローカルで接続された通信要求の最大サイズをメガバイト単位で指定します。 例えば、このプロパティーを 35 に設定した場合、35 MB を超える要求はすべて拒否されます。 このプロパティーの最小値は 10 で、最大値は 2048 です。 ローカル接続された通信要求のサイズを制限したくない場合は、値を 0 に設定するか、 またはこのプロパティーを省略します。

通知 | 値 |
---|---|
データ型 | 整数 |
デフォルト | 0 |
デーモンによる使用 | いいえ |
ola_cicsuser_identity_propagate
登録要求を行うときの認証に使用する CICS アプリケーション・レベルの ID に対するアクセス権を指定します。
最適化されたローカル・アダプターの登録をアプリケーションで要求する場合、プログラマーは登録フラグ構造の 2 つのセキュリティー関連ビットを使用して、ID の伝搬を制御できます。CICS から WebSphere Application Server へのインバウンド・トランザクションの場合、ビット 29 (x'00',x'00',x'00',x'04') によって ID の識別方法が制御されます。このプロパティーがオン の場合は、CICS アプリケーション ID が WebSphere サーバー認証に使用されます。このプロパティーがオフ の場合は、CICS 領域 ID が使用されます。
WebSphere Application Server 管理者は、登録要求を行うときに認証に使用される CICS アプリケーション・レベルの ID を許可する環境変数を設定する必要があります。この値を 1 に設定すると、CICS タスク・レベルの ID を使用できます。定義しない場合、または 0 (ゼロ) に設定した場合、登録要求では CICS 領域レベルの認証のみが要求されます。それ以外の場合は、登録フラグ・ビット 29 が 1 に設定されていると、BBOA1REG 登録要求は、戻りコード 8 および理由コード 21 で失敗します。ビット 21 (x'00',x'00',x'00',x'01') によって、アウトバウンド・トランザクション・セキュリティー伝搬を制御します。詳しくは、アウトバウンド・トランザクションを参照してください。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | 整数 |
デフォルト | |
デーモンによる使用 |
pause_listeners_include_cra
MODIFY コマンドの PAUSELISTENERS および RESUMELISTENERS が起動された時にアクティベーション・スペック・リスナーを一時停止して再開するかどうかを指定します。
この包含は、リスナーを一時停止する他の手段 (自動一時停止など) にも適用されます。デフォルトでは、リスナーを一時停止する時にアクティベーション・スペック・リスナーを含めません。
このプロパティーを 1 に設定すると、アクティベーション・スペック・リスナーは一時停止リスナーに含められます。
このプロパティーを 0 に設定すると、アクティベーション・スペック・リスナーは一時停止リスナーに含められません。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | ブール |
許容値 | 0 または 1 |
デフォルト | 0 |
protocol_accept_http_work_after_min_srs
この設定によって、アプリケーション・サーバーで、最小数のサーバントによる作業の受け入れ準備が整うまで 待機してから HTTP トランスポート・チャネルを開始するかどうかが指定されます。 このプロパティーが true に設定すると、 最小数のサーバントによる作業準備が整った時点で、HTTP トランスポート・チャネルは作業の受け入れを開始します。 このプロパティーを false に設定すると、 HTTP トランスポート・チャネルは、コントローラーが始動するときに開始されます。
このプロパティーが true に設定された場合は、「最小インスタンス数」プロパティーに指定された値によって、HTTP トランスポート・チャネルの開始前に作動可能になっていなければならないサーバントの数が決まります。アプリケーション・サーバーの「最小インスタンス数」プロパティーの設定を変更するには、管理コンソールで、
とクリックします。 デプロイメント・マネージャーのこのプロパティーの設定を変更するには、管理コンソールで、 とクリックします。ジョブ出力は、以下のとおりです。 protocol_accept_http_work_after_min_srs: 1 (このプロパティーが true に設定されている場合)、 または protocol_accept_http_work_after_min_srs: 0 (このプロパティーが false に設定されている場合)。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | ブール |
デフォルト | true |
デーモンによる使用 | いいえ |
protocol_accept_iiop_work_after_min_srs
デーモンが IIOP トランスポート・チャネルへの要求の送信 をいつ開始するのかを決定します。このプロパティーが true に設定されている場合、デーモンは、「最小インスタンス数」プロパティーに指定された最小数のサーバントが作業を受け入れる準備ができたら IIOP トランスポート・チャネルへの要求の送信を開始します。 このプロパティーが false に設定されている場合、デーモンは、コントローラーが開始したら IIOP トランスポート・チャネルへの要求の送信を開始します。

アプリケーション・サーバーの「最小インスタンス数」プロパティーの設定を変更するには、管理コンソールで、「アプリケーション・サーバー」>「サーバー」 >「Java およびプロセス管理」>「サーバー・インスタンス」 とクリックします。
デプロイメント・マネージャーのこのプロパティーの設定を変更するには、管理コンソールで、「システム管理」>「デプロイメント・マネージャー」>「Java およびプロセス管理」>「サーバー・インスタンス」とクリックします。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | ブール |
デフォルト | 0 |
デーモンによる使用 | いいえ |
protocol_bboc_log_response_failure
メッセージ BBOO0168W が発行される場合に、クライアントへの応答の送信を試行したときに検出された失敗を記録するように指定します。このメッセージは、エラー・ログに送信されます。メッセージ・テキストには、要求メソッド名、応答状況、 およびクライアントを識別するルーティング情報が含まれています。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | ブール |
デフォルト | false |
デーモンによる使用 | はい |
protocol_bboc_log_return_exception
メッセージ BBOO0169W が発行される場合に、 SystemException を含む応答を記録するように指定します。 このメッセージは、エラー・ログに送信されます。メッセージ・テキストには、例外 ID とマイナー・コード、 要求メソッド名、およびクライアントを識別するルーティング情報が含まれます。

通知 | 値 |
---|---|
データ型 | ブール |
デフォルト | false |
デーモンによる使用 | はい |
protocol_giop_level_highest
アプリケーション・サーバーのオブジェクト・リクエスト・ブローカー (ORB) で使用される、 CORBA General Inter-ORB Protocol (GIOP) プロトコルのバージョン・レベルを指定します。 有効な値は、1.1 および 1.2 です。 このサーバーからエクスポートされる相互運用オブジェクト参照 (IOR) では、 ここで指定する GIOP レベルが使用されます。
製品の一部として出荷されていない、以前のバージョンの CORBA 標準をサポートするクライアント ORB を使用する場合は、 このプロパティーの設定をデフォルト値から変更する必要が生じることもあります。 例えば、1.2 CORBA 標準ではなく 1.1 CORBA 標準をサポートするクライアント ORB をサポートするには、 デフォルト・プロトコル・バージョン・レベルの 1.2 から 1.1 に変更する必要があります。

通知 | 値 |
---|---|
データ型 | ストリング |
デフォルト | 1.2 |
デーモンによる使用 | はい |
protocol_http_backlog
HTTP を使用した保留接続のキューの最大長を指定します。ユーザーが指定する値は、 TCP/IP プロファイル内の SOMAXCONN ステートメントの仕様によって制限される可能性があります。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | 整数 |
デフォルト | 10 |
デーモンによる使用 | いいえ |
protocol_http_large_data_inbound_buffer_64bit
インバウンド HTTP チャンク化が使用不可である場合、 着信 HTTP 要求のサイズ制限をメガバイト単位で指定します。 例えば、このプロパティーの値を 35 に設定すると、 35 MB を超える HTTP 要求はすべて拒否されます。 チャンク化されていない HTTP 要求のサイズを制限する場合は、このプロパティーに 0 を指定します。

通知 | 値 |
---|---|
データ型 | 整数 |
デフォルト | 0 |
デーモンによる使用 | いいえ |
protocol_http_large_data_response_buffer
HTTP 要求に使用される応答バッファーの最大長を、バイト単位で指定します。 この値を超える応答は拒否されます。HTTP 応答のすべてが 10 MB 未満のために大容量の応答バッファーを必要としない場合は、 0 の値を指定します。

通知 | 値 |
---|---|
データ型 | 整数 |
デフォルト | 104857600 |
デーモンによる使用 | いいえ |
protocol_http_resolve_foreign_hostname
設定された HTTP セッションごとのドメイン・ネーム・サーバー (DNS) 登録済みホスト名に対し、 外部クライアントの IP アドレスの DNS 解決を実行するかどうかを指定します。このプロパティーが 1 に設定されている場合、DNS ホスト名解決が実行されます。このプロパティーが 0 に設定されている場合、DNS ホスト名解決は実行されず、外部クライアントの IP アドレスのテキスト表記が、DNS ホスト名の代わりに使用されます。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | ブール |
デフォルト | 0 |
デーモンによる使用 | はい |
protocol_http_timeout_output_recovery
HTTP 要求が指定された時間内に完了しない場合に行うリカバリー・アクションを指定します。 このプロパティーを SERVANT に設定すると、タイムアウト発生時にサーバントが強制終了されます。 タイムアウト値の到達時に、サーバント内で HTTP 要求がディスパッチの途中にある場合、 そのサーバントは ABEND EC3 RSN=04130007 で強制終了されます。 HTTP 要求とソケットはクリーンアップされます。 このプロパティーを SESSION に設定すると、 サーバント内にディスパッチされた HTTP 要求の処理を中断するための試行は何も行われません。 ただし、HTTP 要求とソケットはこれまでどおりクリーンアップされます。 SESSION 設定を使用すると、 ディスパッチされた HTTP 要求がループしたり非アクティブになったりした場合に、 リソースの損失につながる可能性があります。
timeout_recovery 要求レベル RAS 属性は、HTTP 要求の protocol_http_timeout_output_recovery カスタム・プロパティーをオーバーライドします。要求レベル RAS 属性は、ワークロード分類ファイルで定義します。
通知 | 値 |
---|---|
デフォルト | SERVANT |
デーモンによる使用 | いいえ |
protocol_https_backlog
HTTPS を使用した保留接続のキューの最大長を指定します。ユーザーが指定する値は、 TCP/IP プロファイル内の SOMAXCONN ステートメントの仕様によって制限される可能性があります。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | 整数 |
デフォルト | 10 |
デーモンによる使用 | いいえ |
protocol_https_cert_mapping_file
IP アドレスをサーバー証明書ラベルにマップするエントリーを含むファイルの名前を指定します。このプロパティーはセル、ノード、またはサーバーの各レベルで設定することができます。

HTTP SSL 接続要求を受信すると、アプリケーション・サーバーは、IP アドレスをこのプロパティーに対して指定したファイル内のエントリーに照らし合わせて検査します。アプリケーション・サーバーが一致を検出すると、IP アドレスにマップされている証明書が接続に使用されます。アプリケーション・サーバーが一致を検出しないと、証明書の名前に対して protocol_https_default_cert_label プロパティーを検査します。 証明書の名前が指定されていると、アプリケーション・サーバーはその証明書を使用して接続を確立します。 証明書の名前が指定されていない場合、アプリケーション・サーバーが所有する、RACF® SSL 鍵リングで指定されたデフォルトのサーバー証明書を使用して HTTP SSL 接続が確立されます。
protocol_https_default_cert_label
アプリケーション・サーバーがアプリケーション・サーバーとの HTTP SSL 接続を確立する際に使用するサーバー証明書のラベルを指定します。このプロパティーはセル、ノード、またはサーバーの各レベルで設定することができます。

このプロパティーに対して証明書の名前が指定されていない場合、アプリケーション・サーバーが所有する RACF SSL 鍵リングで指定されたデフォルトのサーバー証明書を使用して HTTP SSL 接続が確立されます。
protocol_https_timeout_output_recovery
HTTPS リクエストが指定された時間内に完了しない場合に行うリカバリー・アクションを指定します。 このプロパティーを SERVANT に設定すると、タイムアウト発生時にサーバントが強制終了されます。 タイムアウト値の到達時に、サーバント内で HTTPS リクエストがディスパッチの途中にある場合、 そのサーバントは ABEND EC3 RSN=04130007 で強制終了されます。 HTTPS リクエストとソケットはクリーンアップされます。 このプロパティーを SESSION に設定すると、 サーバント内にディスパッチされた HTTPS リクエストの処理を中断するための試行は何も行われません。 ただし、HTTPS リクエストとソケットはこれまでどおりクリーンアップされます。 SESSION 設定を使用すると、 ディスパッチされた HTTPS リクエストがループしたり非アクティブになったりした場合に、 リソースの損失につながる可能性があります。
timeout_recovery 要求レベル RAS 属性は、HTTPS 要求の protocol_https_timeout_output_recovery カスタム・プロパティーをオーバーライドします。要求レベル RAS 属性は、ワークロード分類ファイルで定義します。
通知 | 値 |
---|---|
デフォルト | SERVANT |
デーモンによる使用 | いいえ |
protocol_iiop_backlog
CORBA Internet Inter-ORB Protocol (IIOP) を使用した保留接続のキューの最大長を指定します。ユーザーが指定する値は、 TCP/IP プロファイル内の SOMAXCONN ステートメントの仕様によって制限される場合があります。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | 整数 |
デフォルト | 10 |
デーモンによる使用 | はい |
protocol_iiop_backlog_ssl
IIOP Secure Sockets Layer (SSL) を使用した保留接続のキューの最大長を指定します。ユーザーが指定する値は、 TCP/IP プロファイル内の SOMAXCONN ステートメントの仕様によって制限される可能性があります。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | 整数 |
デフォルト | 10 |
デーモンによる使用 | はい |
protocol_iiop_enable_wlm_routing
IIOP ルーティング決定を行うためにワークロード・マネージャー (WLM) からの入力の受信を可能にするプロセスを WebSphere Application Server が有効にするかどうかを指定します。
このプロパティーが有効になっている場合、WLM は、WebSphere Application Server が IIOP ルーティング決定を行うために使用する WebSphere Application Server 入力を送信します。
BBOO0037E Function IWMSRCRR failed with RC=8, REASON=00000868
.通知 | 値 |
---|---|
データ型 | ブール |
デフォルト | 1 |
デーモンによる使用 | いいえ |
protocol_iiop_local_propagate_wlm_enclave
ローカルなアドレス内スペース通信プロトコルを介して、 同じ z/OS システムの別のサーバーに送信されたアウトバウンド IIOP 要求に関して、 現在ディスパッチされている要求に関連付けられたワークロード管理 (WLM) 別プログラムを伝搬するかどうかを指定します。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | ブール |
デフォルト | 1 |
デーモンによる使用 | いいえ |
protocol_iiop_resolve_foreign_hostname
設定された IIOP セッションごとのドメイン・ネーム・サーバー (DNS) 登録済みホスト名に対し、 外部クライアントの IP アドレスの DNS レゾリューションを実行するかどうかを指定します。 このプロパティーが 1 に設定されている場合、DNS ホスト名解決が実行されます。 このプロパティーが o に設定されている場合、DNS ホスト名レゾリューションは実行されず、外部クライアントの IP アドレスのテキスト表記が、DNS ホスト名の代わりに使用されます。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | ブール |
デフォルト | 1 |
デーモンによる使用 | はい |
protocol_iiop_resolve_object_url_local
可能な場合に、アプリケーション・サーバーが、オブジェクト URL を LPAR に対してローカルなサーバーに解決するかどうかを指定します。デフォルトでは、 オブジェクト URL は順に処理され、到達可能な最初のサーバーが選択されます。このプロパティーを 1 に設定すると、 LPAR にローカルなサーバーが最初にチェックされ、それらのサーバーのいずれも到達不能な場合にのみ、リモート・サーバーへの解決が試行されます。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | 整数 |
デフォルト | 0 |
許容値 | 0 または 1 |
protocol_jfap_queue_limit
サーバント・プロセスに関連付けられた JFAP プロトコル・メッセージ・キューに格納できるメッセージ数を指定します。 このキューは、サーバント・プロセスとコントローラーの間で送信中の保留メッセージを保持するために使用されます。
このプロパティーの値として任意の正整数を指定できます。 ただし、可能な場合は常にデフォルト値 0 を使用してください。値 0 は、JFAP プロトコル・メッセージ・キューに格納できるメッセージ数が、サーバントのディスパッチ・スレッド数の 4 倍であることを示します。つまり、この値にするとワークロードに基づいて制限が計算され、このプロパティーに特定の値を指定することで課せられる固定値による制限がなくなります。
サーバントのディスパッチ・スレッドの数は、ORB サービスの「ワークロード・プロファイル (Workload profile)」設定によって制御されます。 この設定について詳しくは、『z/OS プラットフォームでの ORB サービスの拡張設定』を参照してください。
また、メッセージ駆動型 Bean を調整する方法について、『デフォルト・メッセージング・プロバイダーの MDB スロットルの構成』のトピックの説明も確認してください。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | 整数 |
デフォルト | 0 |
デーモンによる使用 | いいえ |
protocol_sip_timeout_output_recovery
SIP 要求が指定された時間内に完了しない場合に行うリカバリー・アクションを指定します。 このプロパティーを SERVANT に設定すると、タイムアウト発生時にサーバントが強制終了されます。 タイムアウト値の到達時に、サーバント内で SIP 要求がディスパッチの途中にある場合、 そのサーバントは ABEND EC3 RSN=04130007 で強制終了されます。 SIP 要求とソケットはクリーンアップされます。このプロパティーを SESSION に設定すると、 サーバント内にディスパッチされた SIP 要求の処理を中断するための試行は何も行われません。 ただし、SIP 要求とソケットはこれまでどおりクリーンアップされます。 SESSION 設定を使用すると、 ディスパッチされた SIP 要求がループしたり非アクティブになったりした場合に、 リソースの損失につながる可能性があります。
timeout_recovery 要求レベル RAS 属性は、SIP 要求の protocol_sip_timeout_output_recovery カスタム・プロパティーをオーバーライドします。要求レベル RAS 属性は、ワークロード分類ファイルで定義します。
通知 | 値 |
---|---|
デフォルト | SERVANT |
デーモンによる使用 | いいえ |
protocol_sips_timeout_output_recovery
SIPS 要求が指定された時間内に完了しない場合に行うリカバリー・アクションを指定します。 このプロパティーを SERVANT に設定すると、タイムアウト発生時にサーバントが強制終了されます。 タイムアウト値の到達時に、サーバント内で SIPS 要求がディスパッチの途中にある場合、 そのサーバントは ABEND EC3 RSN=04130007 で強制終了されます。 SIPS 要求とソケットはクリーンアップされます。このプロパティーを SESSION に設定すると、 サーバント内にディスパッチされた SIPS 要求の処理を中断するための試行は何も行われません。 ただし、SIPS 要求とソケットはこれまでどおりクリーンアップされます。 SESSION 設定を使用すると、 ディスパッチされた SIPS 要求がループしたり非アクティブになったりした場合に、 リソースの損失につながる可能性があります。
timeout_recovery 要求レベル RAS 属性は、SIPS 要求の protocol_sips_timeout_output_recovery カスタム・プロパティーをオーバーライドします。要求レベル RAS 属性は、ワークロード分類ファイルで定義します。
通知 | 値 |
---|---|
デフォルト | SERVANT |
デーモンによる使用 | いいえ |
ras_debugEnabled
クライアントおよびサーバー・アプリケーション・コンポーネント (JavaServer Pages (JSP) ファイル、サーブレット、エンタープライズ Bean など) のトレースおよびデバッグに際して、 アプリケーション・サーバーと外部デバッガー・ツールを併用するように指定します。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | ブール |
デフォルト | false |
デーモンによる使用 | はい |
ras_default_msg_dd
SYSPRINT へのデフォルト・ルーティングを使用するオペレーター宛メッセージ (WTO) をリダイレクトするかどうかを指定します。 これらのメッセージは、 サーバーの JCL 開始プロシージャーで DD カードを使用して識別されたロケーションにリダイレクトされます。 これらの WTO メッセージは通常、初期化中に発行されます。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | ストリング |
デフォルト | 空ストリング |
デーモンによる使用 | はい |
ras_dumpoptions_dumptype
シグナル・ハンドラーによって使用されるデフォルト・ダンプを指定します。 このプロパティーは、IBM サポート担当員の指示がない限り、変更しないでください。
通知 | 値 |
---|---|
0 | ダンプは生成されません。 |
1 | ctrace ダンプが取られます。 |
2 | cdump ダンプが取られます。 |
3 | csnap ダンプが取られます。 |
4 | CEE3DMP ダンプが取られます。 |
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | 整数 |
デフォルト | 3 |
デーモンによる使用 | はい |
ras_dumpoptions_ledumpoptions
CEE3DMP ダンプで使用するダンプ・オプションを指定します。複数のオプションが必要な場合には、 各オプションをブランク・スペースで分離してください。 このプロパティーは、IBM サービス技術員の指示がない限り、変更しないでください。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | ストリング |
デフォルト | THREAD(ALL) BLOCKS |
デーモンによる使用 | はい |
ras_enable_buffer_overflow_ffdc_logging
トレース・サイズがトレースを作成する内部バッファーの長さを超えたため、トレースが切り捨てられた時に、FFDC ログを生成するかどうかを指定します。
ログ内の切り捨てられたトレース項目には、トレースの最後に BUFFER_OVERFLOW メッセージが表示されます。デフォルトでは、 切り捨てられたトレースが書き込まれると、トレースのすべての情報にアクセスする方法を提供するため、対応する FFDC ログが生成されます。
この値を 0 に設定すると、FFDC ログの作成が無効になります。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | long |
デフォルト | 1 |
デーモンによる使用 | いいえ |
ras_enhanced_serviceability_level
アプリケーション・サーバーが収集する診断情報のレベルを指定します。 このプロパティーの値を減らすと、アプリケーション・サーバーのパフォーマンスが向上します。 ただし、 問題を診断するときに IBM サポート担当員が使用できるデータの量が少なく なります。このプロパティーの値を増やすと、その逆になります。 デフォルト値 5 は、パフォーマンスと診断情報をバランス良く両立しています。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | 整数 |
範囲 | 0 から 11 |
デフォルト | 5 |
デーモンによる使用 | はい |
ras_error_log_version=n
表示するトレース・ログのバージョンを指定します。有効な値は 1 から 3 です。バージョン 3 では、エラー発生時にアプリケーション要求が現行スレッドと関連している場合、前のバージョンで表示されていた 情報のほかに、種別ファイルに定義されているメッセージ・タグが表示されます。バージョン 2 では、基本情報のほかにサーバー名、クラスター名、およびセル名が表示されます。例えば、ras_error_log_version=2 などです。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | ストリング |
デフォルト | 3 |
デーモンによる使用 | はい |
ras_hardcopy_msg_dd
ハードコピーにルーティングされる、 オペレーター宛メッセージ (WTO) をリダイレクトするように指定します。これらのメッセージは、 サーバーの JCL 開始プロシージャーで DD カードを使用して識別されるロケーションにリダイレクトされます。 これらの WTO メッセージは、主に初期化中に Java コードから発行される監査メッセージです。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | ストリング |
デフォルト | 空ストリング |
デーモンによる使用 | はい |
ras_java_oom_action
Java 仮想マシンのメモリー不足状態が発生したときに実行される診断アクションのタイプを指定します。
- NONE
- 実行される診断アクションはありません。
- WTO
- BBOO0404E エラー・メッセージがハードコピーに書き込まれます。
- SVCDUMP
- マイナー・コード C9C2704B で、影響を受けるアドレス・スペースの SVCDUMP が取得されます。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | ストリング |
デフォルト | NONE |
デーモンによる使用 | はい |
ras_java_oom_interval
ras_java_oom_action 環境変数で指定された診断アクションが繰り返されない時間の長さを秒単位で指定します。このプロパティーを使用すると、関連するメモリー不足状態について実行される診断アクションの数を制限できます。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | 整数 |
範囲 | 0 - 65535 |
デフォルト | 600 |
デーモンによる使用 | はい |
ras_log_logstreamName
本製品がエラー情報に使用するログ・ストリームを指定します。 指定したログ・ストリームが見つからない、または指定したログ・ストリームにアクセスできない場合には、 メッセージが発行され、サーバーのジョブ・ログにエラーが書き込まれます。 この変数を指定しなかった場合、製品は SYSOUT ストリームを使用します。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | ストリング |
デフォルト | 空ストリング |
デーモンによる使用 | はい |
ras_max_string_buffer_size
トレース処理に使用されるバッファー・サイズを指定します。バッファー・サイズのデフォルト値 16384 は、許可される最小バッファー・サイズでもあります。設定値よりもトレースが大きい場合、切り捨てられたトレースの最後に BUFFER_OVERFLOW メッセージが出力されます。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | long |
デフォルト | 16384 |
デーモンによる使用 | いいえ |
ras_message_routing_console
オペレーター・コンソール (経路コード 2) に転送される WebSphere Application Server メッセージ ID のコンマ区切りリストを指定します。各メッセージは、デフォルトのロケーションではなく、 オペレーター・コンソールに表示されます。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | ストリング |
デフォルト | なし |
デーモンによる使用 | はい |
ras_message_routing_copy_console
オペレーター・コンソールにコピーされる WebSphere Application Server メッセージ ID のコンマ区切りのリストを指定します。各メッセージは、オペレーター・コンソールとデフォルト・ロケーションの両方に表示されます。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | ストリング |
デフォルト | なし |
デーモンによる使用 | はい |
ras_message_routing_copy_errorlog
エラー・ログにコピーされる WebSphere Application Server メッセージ ID のコンマ区切りのリストを指定します。各メッセージは、エラー・ログとデフォルトのロケーションの両方に表示されます。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | ストリング |
デフォルト | なし |
デーモンによる使用 | はい |
ras_message_routing_copy_hardcopy
ハードコピー (経路コード 11) に転送される WebSphere メッセージ ID のコンマ区切りのリストを指定します。 各メッセージは、ハードコピーとそのデフォルト・ロケーションに表示されます。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | ストリング |
デフォルト | なし |
デーモンによる使用 | はい |
ras_message_routing_errorlog
エラー・ログに転送される WebSphere Application Server メッセージ ID のコンマ区切りのリストを指定します。各メッセージは、デフォルトのロケーションではなく、 エラー・ログに表示されます。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | ストリング |
デフォルト | なし |
デーモンによる使用 | はい |
ras_message_routing_hardcopy
ハードコピー (経路コード 11) に転送される WebSphere メッセージ ID のコンマ区切りのリストを指定します。 各メッセージは、デフォルトのロケーションではなく、ハードコピーに示されます。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | ストリング |
デフォルト | なし |
デーモンによる使用 | はい |
ras_message_routing_none
無視される WebSphere Application Server メッセージ ID のコンマ区切りのリストを指定します。各メッセージは、1 つ以上の標準出力ロケーションで非表示になります。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | ストリング |
デフォルト | なし |
デーモンによる使用 | はい |
ras_minorcode_action
システム例外マイナー・コードについての資料を収集する際の、 デフォルトの振る舞いを指定します。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | ストリング |
デフォルト | NODIAGNOSTICDATA |
デーモンによる使用 | はい |
以下の値を指定することもできます。
通知 | 値 |
---|---|
CEEDUMP | コールバックおよびオフセットを収集します。CEE ダンプを取るプロセスには長時間を要するため、 このプロセス中にトランザクション・タイムアウトが発生する可能性があります。 |
TRACEBACK | Language Environment® および z/OS オペレーティング・システムの UNIX トレースバック・データを収集します。 |
SVCDUMP | MVS ダンプを収集しますが、クライアント内にはダンプを生成しません。 |
ras_stderr_ff_interval
標準エラー (SYSOUT) に次の用紙送り文字を書き込むまでに待機する時間間隔を分単位で指定します。
z/OS バージョン 1.13 以降で稼働していて、JES2 を使用している場合、JES2 DD キーワードを使用して、用紙送り文字を出力ストリームへ周期的に書き込むことにより出力をセグメント化できます。
z/OS バージョン 1.12 以降 で稼働していて、JES2 を使用している場合、出力をセグメント化するには、 この環境設定と一緒に、SEGMENT= パラメーターを SYSPRINT DD ステートメント に組み込みます。SEGMENT= パラメーターの値は、最初のセグメントが終了して、新規セグメントが割り振られる前に必要となる、書式送りの数です。SEGMENT= パラメーターは、JES3 ではサポートされていません。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | 整数 |
デフォルト | 0 |
デーモンによる使用 | はい |
ras_stderr_ff_line_interval
標準エラー (SYSOUT) に用紙送り文字を書き込むまでの間に書き込まれる出力行数を指定します。
行折り返しなどの制御できない要因があるため、製品では、書き込んだ出力行数を概算することしかできません。 そのため、用紙送り文字の書き込みの間に実際に書き込まれた行数は、このプロパティーに指定した値に上下 5 % の誤差が出る可能性があります。
z/OS バージョン 1.13 以降で稼働していて、JES2 を使用している場合、JES2 DD キーワードを使用して、用紙送り文字を出力ストリームへ周期的に書き込むことにより出力をセグメント化できます。
z/OS バージョン 1.12 以降 で稼働していて、JES2 を使用している場合、出力をセグメント化するには、 この環境設定と一緒に、SEGMENT= パラメーターを SYSPRINT DD ステートメント に組み込みます。SEGMENT= パラメーターの値は、最初のセグメントが終了して、新規セグメントが割り振られる前に必要となる、書式送りの数です。SEGMENT= パラメーターは、JES3 ではサポートされていません。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | 整数 |
デフォルト | 0 |
デーモンによる使用 | はい |
ras_stdout_ff_interval
標準出力 (SYSPRINT) への用紙送り文字の書き込み時間間隔 (分) を指定します。
z/OS バージョン 1.13 以降で稼働していて、JES2 を使用している場合、JES2 DD キーワードを使用して、用紙送り文字を出力ストリームへ周期的に書き込むことにより出力をセグメント化できます。
z/OS バージョン 1.12 以降 で稼働していて、JES2 を使用している場合、出力をセグメント化するには、 この環境設定と一緒に、SEGMENT= パラメーターを SYSPRINT DD ステートメント に組み込みます。SEGMENT= パラメーターの値は、最初のセグメントが終了して、新規セグメントが割り振られる前に必要となる、書式送りの数です。SEGMENT= パラメーターは、JES3 ではサポートされていません。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | 整数 |
デフォルト | 0 |
デーモンによる使用 | はい |
ras_stdout_ff_line_interval
標準出力 (SYSPRINT) への用紙送り文字の書き込みの間に書き込まれる出力の行数を指定します。
行折り返しなどの制御できない要因があるため、製品では、書き込んだ出力行数を概算することしかできません。 そのため、用紙送り文字の書き込みの間に実際に書き込まれた行数は、このプロパティーに指定した値に上下 5 % の誤差が出る可能性があります。
z/OS バージョン 1.13 以降で稼働していて、JES2 を使用している場合、JES2 DD キーワードを使用して、用紙送り文字を出力ストリームへ周期的に書き込むことにより出力をセグメント化できます。
z/OS バージョン 1.12 以降 で稼働していて、JES2 を使用している場合、出力をセグメント化するには、 この環境設定と一緒に、SEGMENT= パラメーターを SYSPRINT DD ステートメント に組み込みます。SEGMENT= パラメーターの値は、最初のセグメントが終了して、新規セグメントが割り振られる前に必要となる、書式送りの数です。SEGMENT= パラメーターは、JES3 ではサポートされていません。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | 整数 |
デフォルト | 0 |
デーモンによる使用 | はい |
ras_tag_wto_messages=n
該当する場合には、オペレーター・コンソールに書き込まれるメッセージにタグを付けるかどうかを指定します。有効な値は 0 および 1 です。例えば、ras_tag_wto_messages=0 などです。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | 整数 |
デフォルト | 1 |
デーモンによる使用 | はい |
ras_time_local
エラー・ログのタイム・スタンプ表示が、 現地時間かグリニッジ標準時 (GMT) かを指定します。 このプロパティーが false に設定されていると、 タイム・スタンプは GMT で表示されます。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | ブール |
デフォルト | false |
デーモンによる使用 | はい |
ras_trace_basic
特定の製品サブコンポーネントのトレース・オーバーライドを指定します。 番号で指定されたサブコンポーネントは、基本トレースおよび例外トレースを受け取ります。複数のサブコンポーネントを指定するよう指示された場合には、括弧を使用し、コンマで数値を区切ってください。 このプロパティーは、IBM サービス技術員の指示がない限り、変更しないでください。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | ストリング |
デフォルト | 空ストリング |
デーモンによる使用 | はい |
ras_trace_BufferCount
割り振るトレース・バッファーの数を指定します。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | 整数 |
有効な値 | 4 - 8 |
デフォルト | 4 |
デーモンによる使用 | はい |
ras_trace_BufferSize
単一のトレース・バッファーのサイズをバイト単位で指定します。 使用できる文字は、 K (キロバイト) または M (メガバイト) です。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | ストリング |
有効な値 | 128K から 4M |
デフォルト | 1M |
デーモンによる使用 | はい |
ras_trace_defaultTracingLevel
本製品のデフォルト・トレース・レベルを指定します。 この変数は、製品のサブコンポーネントのトレース・レベルを設定するために、ras_trace_basic および ras_trace_detail 変数とともに使用します。 IBM サポート担当員の指示がない限り、このプロパティーは変更しないでください。
通知 | 値 |
---|---|
0 | トレースなし |
1 | 例外トレース |
2 | 基本および例外トレース |
3 | 基本および例外トレースを含む、詳細トレース |
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | 整数 |
デフォルト | 1 |
デーモンによる使用 | はい |
ras_trace_detail
特定の製品サブコンポーネントのトレース・オーバーライドを指定します。 番号で指定されたサブコンポーネントは、詳細トレースを受け取ります。複数のサブコンポーネントを指定するよう指示された場合には、括弧を使用し、コンマで数値を区切ってください。 このプロパティーは、IBM サポート担当員の指示がない限り、変更しないでください。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | ストリング |
デフォルト | 空ストリング |
デーモンによる使用 | はい |
ras_trace_exclude_specific
製品のトレース・ポイントを指定して、トレース・アクティビティーから除外します。
トレース・ポイントは、8 桁の 16 進数で指定します。 このプロパティーは、IBM サービス技術員の指示がない限り、使用しないでください。 IBM サービス技術員によって複数のトレース・ポイントを指定するよう指示された場合には、括弧を使用し、コンマで数値を区切ってください。名前を単一引用符で囲んで、変数名を指定することもできます。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | ストリング |
デフォルト | 空ストリング |
デーモンによる使用 | はい |

ras_trace_log_version=n
表示するトレース・ログのバージョンを指定します。有効値は 1 と 2 です。バージョン 2 では、トレース実行時にアプリケーション要求が現行スレッドに関連付けられる場合、分類ファイルに定義されたメッセージ・タグが表示されます。例えば、ras_trace_log_version=1 などです。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | ストリング |
デフォルト | 2 |
デーモンによる使用 | はい |
ras_trace_outputLocation
トレース・レコードの送信先を指定します。以下を指定できます。
- SYSPRINT
- BUFFER (メモリー・バッファーにトレース・レコードを送信します。 その内容は、後で CTRACE データ・セットに書き込まれます)。
- TRCFILE (サーバーの開始プロシージャーの TRCFILE DD ステートメントで指定されるトレース・データ・セットに、 トレース・レコードを送信します)。
サーバーでは、1 つ以上の値をスペースで区切って指定することができます。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | ストリング |
デフォルト | SYSPRINT BUFFER |
デーモンによる使用 | はい |
ras_trace_specific
特定の製品トレース・ポイントのトレース・オーバーライドを指定します。 トレース・ポイントは、8 桁の 16 進数で指定します。 複数のトレース・ポイントを指定するには、括弧を使用し、コンマで数値を区切ります。 名前を単一引用符で囲んで使用することによって、特定の環境変数でトレースを指定することもできます。このプロパティーは、IBM サポート担当員の指示がない限り、 使用しないでください。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | ストリング |
デフォルト | 空ストリング |
デーモンによる使用 | はい |
redirect_server_output_dir
リダイレクトされたサーバント出力ファイルが書き込まれる、UNIX Systems Services (USS) ファイル・システム上の出力ディレクトリーを指定します。
この値は、適切な書き込みアクセス権を持つ既存のディレクトリーへの絶対パスでなければなりません。 この変数に有効な値が指定されないと、デフォルトによって、出力は DD カードにリダイレクトされます。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | ストリング |
デフォルト | 空ストリング |
デーモンによる使用 | はい |
register_ifaedreg_also
SMF タイプ 89 サブタイプ 1 レコードのほかに、 z/OS に SMF タイプ 89 サブタイプ 2 レコードを作成させるかどうかを指定します。 製品の前のリリースでは、製品が z/OS に登録された後、 z/OS は、SMF タイプ 89 サブタイプ 2 レコードを作成して、製品の使用量データを収集しました。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | ブール |
デフォルト | 0 |
デーモンによる使用 | いいえ |
security_SMF_record_first_auth_user
システム管理機能 (SMF) サーバー・アクティビティー・レコードの SM120CRE フィールド内での要求ディスパッチの下で、最初の認証ユーザーを記録するかどうかを指定します。
このプロパティーが 1 に設定されている場合、 要求ディスパッチの下の最初の認証ユーザーが SM120CRE フィールドに書き込まれます。このプロパティーが 0 に設定されている場合、 サーバー・アクティビティーが開始されたユーザー ID が SM120CRE フィールドに書き込まれます。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | ブール |
デフォルト | 0 |
デーモンによる使用 | いいえ |
servant_jvm_direct_options
サーバント内の JVM 起動に直接渡す必要があるオプションを指定します。 このプロパティーは、通常の場合、 Java 仮想マシン (JVM) がオプション・ファイル (control_region_jvm_properties_file プロパティーの値として指定される) から読み取ることができない JVM オプションに使用されます。 例えば、JVM は、オプション・ファイルの -memorycheck オプションに指定されている値を読み取ることはできません。
複数のオプションを指定する場合は、オプションを分離するためにセミコロンを使用します。
controller_jvm_direct_options と adjunct_jvm_direct_options のカスタム・プロパティーを使用して、コントローラーと付属内の JVM 起動に直接渡す必要があるオプションを指定します。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | ストリング |
デフォルト | 空ストリング |
デーモンによる使用 | いいえ |
servant_region_custom_thread_count
アプリケーション・サーバー内で稼働する各サーバントで使用されるアプリケーション・スレッドの数を指定します。
このカスタム・プロパティーの値を指定する場合は、この設定が有効になる前に、 管理コンソールの ORB サービスの「z/OS 追加設定」ページにある「ワークロード・プロファイル (Workload profile)」プロパティーを CUSTOM に設定する必要があります。 このページにナビゲートするには、管理コンソールで、
とクリックします。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | 整数 |
範囲 | 1 - 500 |
デーモンによる使用 | いいえ |
server_dlls_in_hfs
製品 DLL のロード元として、階層ファイル・システム (HFS) にするか、それとも STEPLIB、LPA、またはリンク・リストにするかを指定します。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | ブール |
デフォルト | 1 |
デーモンによる使用 | はい |
このプロパティーを 1 (デフォルト) に設定すると、DLL が HFS からロードされることを示します。このプロパティーを 0 に設定した場合、DLL が STEPLIB、LPA、またはリンク・リストに置かれていることを示します。
server_region_connect_to_wlm_early
サーバントが、サーバント初期化の開始時または終了時にワークロード・マネージャー (WLM) に接続するかどうかを指定します。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | ブール |
デフォルト | 0 |
デーモンによる使用 | いいえ |
このプロパティーを 1 に設定すると、サーバントは、 サーバント初期化の最初に WLM に接続できるようになります。サーバントが WLM に接続すると、WLM ではサーバント初期化の残りのプロセスで開始される非同期作業を分類できます。サーバントがサーバント初期化の開始時に WLM に接続できるようにすると、複数のサーバントが定義されている場合に、これらすべてのサーバントがほとんど同時に開始されるようになります。複数のサーバントを同時に初期化すると、CPU 使用量が増大する可能性があることを考慮する必要があります。
このプロパティーを 0 に設定すると、サーバントの初期化中に 開始される非同期作業が WLM によって分類されることがなくなります。サーバントが WLM に 接続するのは、初期化プロセスの終了後になるためです。
server_region_cputimeused_dump_action
要求が server_region_request_cputimeused_limit カスタム・プロパティーで指定された CPU タイムアウトを超過したときにサーバーが実行するダンプ・アクションを指定します。
通知 | 値 |
---|---|
有効な値 | SVCDUMP、JAVACORE、HEAPDUMP、TRACEBACK、JAVATDUMP、および NONE |
範囲 | TRACEBACK |
デーモンによる使用 | いいえ |
cputimeused_dump_action 要求レベル RAS 属性は、 HTTP、IIOP、SIP、MDB、および最適化されたローカル・アダプター要求の server_region_cputimeused_dump_action カスタム・プロパティーをオーバーライドします。要求レベル RAS 属性は、ワークロード分類ファイルで定義します。
server_region_dpm_dump_action
要求に対するディスパッチ進捗モニター (DPM) 間隔の有効期限が切れた時に実行されるダンプのタイプを指定します。ダンプが実行された後、DPM 間隔はリセットされます。
dpm_dump_action 要求レベル RAS 属性は、server_region_dpm_dump_action カスタム・プロパティーをオーバーライドします。要求レベル RAS 属性は、ワークロード分類ファイルで定義します。
通知 | 値 |
---|---|
有効な値 | none、svcdump、javacore、heapdump、javatdump、および traceback |
デフォルト | traceback |
デーモンによる使用 | いいえ |
server_region_http_stalled_thread_dump_action
要求に応答がないと判断された場合に実行されるダンプのタイプを指定します。 ダンプが実行された後、コントローラーは応答のない要求について通知を受けます。その後、コントローラーは、server_region_stalled_thread_threshold_percent、control_region_timeout_delay、および control_region_timeout_save_last_servant などの、その他のカスタム・プロパティーに指定された値に基づいて、サーバントを強制終了する場合があります。
stalled_thread_dump_action 要求レベル RAS 属性は、server_region_http_stalled_thread_dump_action カスタム・プロパティーをオーバーライドします。要求レベル RAS 属性は、ワークロード分類ファイルで定義します。
通知 | 値 |
---|---|
有効な値 | none、svcdump、javacore、heapdump、および traceback。 |
デフォルト | traceback |
デーモンによる使用 | いいえ |
server_region_https_stalled_thread_dump_action
要求に応答がないと判断された場合に実行されるダンプのタイプを指定します。 ダンプが実行された後、コントローラーは応答のない要求について通知を受けます。その後、コントローラーは、server_region_stalled_thread_threshold_percent、control_region_timeout_delay、および control_region_timeout_save_last_servant などの、その他のカスタム・プロパティーに指定された値に基づいて、サーバントを強制終了する場合があります。
stalled_thread_dump_action 要求レベル RAS 属性は、server_region_ https_stalled_thread_dump_action カスタム・プロパティーをオーバーライドします。要求レベル RAS 属性は、ワークロード分類ファイルで定義します。
通知 | 値 |
---|---|
有効な値 | none、svcdump、javacore、heapdump、および traceback。 |
デフォルト | traceback |
デーモンによる使用 | いいえ |
server_region_iiop_stalled_thread_dump_action
要求に応答がないと判断された場合に実行されるダンプのタイプを指定します。 ダンプが実行された後、コントローラーは応答のない要求について通知を受けます。その後、コントローラーは、server_region_stalled_thread_threshold_percent、control_region_timeout_delay、および control_region_timeout_save_last_servant などの、その他のカスタム・プロパティーに指定された値に基づいて、サーバントを強制終了する場合があります。
stalled_thread_dump_action 要求レベル RAS 属性は、server_region_ iiop_stalled_thread_dump_action カスタム・プロパティーをオーバーライドします。要求レベル RAS 属性は、ワークロード分類ファイルで定義します。
通知 | 値 |
---|---|
有効な値 | none、svcdump、javacore、heapdump、および traceback。 |
デフォルト | traceback |
デーモンによる使用 | いいえ |
server_region_jvm_localrefs
このプロパティーは、IBM サポート担当員の指示がない限り、 使用しないでください。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | 整数 |
デフォルト | 128 |
デーモンによる使用 | いいえ |
server_region_jvm_logfile
Java 仮想マシン (JVM) からの Java Native Interface (JNI) およびクラス・デバッグ・メッセージが記録されている、 階層ファイル・システム (HFS) ファイルを指定します。 この変数は、シングル・サーバー環境でのみ使用します。 このプロパティーを複数サーバー環境で使用すると、すべてのサーバーが同じファイルに書き込み、診断目的でファイルを使用することが困難な場合があります。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | ストリング (ファイル名) |
デフォルト | 空ストリング |
デーモンによる使用 | いいえ |
server_region_mdb_stalled_thread_dump_action
要求に応答がないと判断された場合に実行されるダンプのタイプを指定します。 ダンプが実行された後、コントローラーは応答のない要求について通知を受けます。その後、コントローラーは、server_region_stalled_thread_threshold_percent、control_region_timeout_delay、および control_region_timeout_save_last_servant などの、その他のカスタム・プロパティーに指定された値に基づいて、サーバントを強制終了する場合があります。
stalled_thread_dump_action 要求レベル RAS 属性は、MDB 要求の server_region_mdb_stalled_thread_dump_action カスタム・プロパティーをオーバーライドします。要求レベル RAS 属性は、ワークロード分類ファイルで定義します。
通知 | 値 |
---|---|
有効な値 | none、svcdump、javacore、heapdump、および traceback。 |
デフォルト | traceback |
デーモンによる使用 | いいえ |
server_region_recycle_count
サーバント・プロセスがリサイクルされるまでに、 そのサーバント・プロセスによって処理されるトランザクション数を指定します。 すべてのアフィニティー要件が満たされると、ワークロード管理 (WLM) はサーバントを終了します。 リサイクルを使用可能にするには、ゼロ以外の値を指定します。
実行時間が延びたらメモリー不足例外が起こるようなアプリケーションの場合は、 リサイクルを使用可能にすることをお勧めします。 メモリー不足例外は、アプリケーションによるメモリー・リークが原因で生じる場合があります。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | 整数 |
デフォルト | 0 |
デーモンによる使用 | いいえ |
server_region_request_cputimeused_limit
アプリケーション要求が消費できる CPU 時間を、ミリ秒単位で指定します。
server_region_request_cputimeused_limit カスタム・プロパティーは、 使用可能な CPU 時間が単一のアプリケーション要求で独占されないようにする場合に役立ちます。 これは、このプロパティーによって、単一の要求が使用できる CPU 時間を制限できるためです。 要求がディスパッチされると、CPU モニターが起動します。 要求が使用した CPU 時間が指定された時間を超過すると、コントローラーはその要求を応答不可とみなします。コントローラーはメッセージ BBOO0327 を出して、要求元のアプリケーションに、その要求が応答不可であることを通知します。
要求が使用している CPU 時間を監視するモニターは、通常、使用された CPU 時間が指定された時間を超過すると、ディスパッチ済みのスレッドにシグナルを送信します。しかし、このシグナルを配信できず、要求が保留されたままになる場合があります。例えば、スレッドがネイティブになり、PC ルーチンを呼び出すと、シグナルはその PC ルーチンが戻されるまで保留されます。
cputimeused_limit 要求レベル RAS 属性は、 HTTP、IIOP、SIP、MDB、および最適化されたローカル・アダプター要求の server_region_request_cputimeused_limit カスタム・プロパティーをオーバーライドします。要求レベル RAS 属性は、ワークロード分類ファイルで定義します。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | 整数 |
デフォルト | 0 |
デーモンによる使用 | いいえ |
server_region_sip_stalled_thread_dump_action
要求に応答がないと判断された場合に実行されるダンプのタイプを指定します。 ダンプが実行された後、コントローラーは応答のない要求について通知を受けます。その後、コントローラーは、server_region_stalled_thread_threshold_percent、control_region_timeout_delay、および control_region_timeout_save_last_servant などの、その他のカスタム・プロパティーに指定された値に基づいて、サーバントを強制終了する場合があります。
stalled_thread_dump_action 要求レベル RAS 属性は、server_region_sip_stalled_thread_dump_action カスタム・プロパティーをオーバーライドします。要求レベル RAS 属性は、ワークロード分類ファイルで定義します。
通知 | 値 |
---|---|
有効な値 | none、svcdump、javacore、heapdump、および traceback。 |
デフォルト | traceback |
デーモンによる使用 | いいえ |
server_region_sips_stalled_thread_dump_action
要求に応答がないと判断された場合に実行されるダンプのタイプを指定します。 ダンプが実行された後、コントローラーは応答のない要求について通知を受けます。その後、コントローラーは、server_region_stalled_thread_threshold_percent、control_region_timeout_delay、および control_region_timeout_save_last_servant などの、その他のカスタム・プロパティーに指定された値に基づいて、サーバントを強制終了する場合があります。
stalled_thread_dump_action 要求レベル RAS 属性は、server_region_sips_stalled_thread_dump_action カスタム・プロパティーをオーバーライドします。要求レベル RAS 属性は、ワークロード分類ファイルで定義します。
通知 | 値 |
---|---|
有効な値 | none、svcdump、javacore、heapdump、および traceback。 |
デフォルト | traceback |
デーモンによる使用 | いいえ |
server_region_stalled_thread_threshold_percent
コントローラーがサーバントを強制終了する前に、応答しなくなる可能性のあるスレッドの割合を指定します。
0 が指定されている場合、コントローラーは、 少なくとも 1 つのスレッドが応答しなくなったと判断すると、直ちにサーバントを強制終了します。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | 整数 |
デフォルト | 0 |
デーモンによる使用 | いいえ |
server_SMF_outbound_enabled
WebSphere Optimized Local Adapter アウトバウンド要求に対して z/OS システム管理機能 (SMF) 120 サブタイプ 10 レコードを作成するかどうかを指定します。
このプロパティーに 1 を指定すると、SMF 120 サブタイプ 10 レコードが作成されます。
このレコードのデータを収集するとパフォーマンスに影響が出る可能性があるため、このレコードに含まれているデータを収集する特別な理由がない限り、このプロパティーを使用可能にしないでください。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | ブール |
デフォルト | 0 |
デーモンによる使用 | いいえ |
server_SMF_request_activity_async
作成される SMF 120 サブタイプ 9 レコードに非同期データ・セクション を含めるかどうかを指定します。
このプロパティーが true に設定されている場合、非同期作業 中に作成されるどの SMF 120 サブタイプ 9 レコードにも非同期データ・セクションが 含まれます。
server_SMF_request_activity_enabled プロパティーが false に設定されている場合、このプロパティーの設定は無視されます。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | ブール |
デフォルト | 0 |
デーモンによる使用 | いいえ |
server_SMF_request_activity_CPU_detail
作成する SMF 120 サブタイプ 9 レコードに CPU 使用率明細セクションを含めるかどうかを指定します。
このプロパティーが true に設定されている場合、 作成する任意の SMF 120 サブタイプ 9 レコードに CPU 使用率明細セクションが含まれます。
server_SMF_request_activity_enabled プロパティーが false に設定されている場合、このプロパティーの設定は無視されます。
SMF_request_activity_CPU_detail 要求レベル RAS 属性は、HTTP 要求および IIOP 要求の server_SMF_request_activity_CPU_detail カスタム・プロパティーをオーバーライドします。要求レベル RAS 属性は、ワークロード分類ファイルで定義します。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | ブール |
デフォルト | 0 |
デーモンによる使用 | いいえ |
server_SMF_request_activity_enabled
z/OS システム管理機能 (SMF) による SMF 120 サブタイプ 9 レコードの作成が必要かどうかを指定します。
このプロパティーに true を指定すると、SMF 120 サブタイプ 9 レコードが作成されます。 レコードが比較的大きく、このレコードのデータを収集するとパフォーマンスに影響が出る可能性があるため、このレコードに含まれているデータを収集する特別の理由がない限り、このプロパティーを使用可能にしないでください。
- server_SMF_request_activity_async
- server_SMF_request_activity_CPU_detail
- server_SMF_request_activity_security
- server_SMF_request_activity_timestamps
SMF_request_activity_enabled 要求レベル RAS 属性は、HTTP 要求および IIOP 要求の server_SMF_request_activity_enabled カスタム・プロパティーをオーバーライドします。要求レベル RAS 属性は、ワークロード分類ファイルで定義します。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | ブール |
デフォルト | 0 |
デーモンによる使用 | いいえ |
server_SMF_request_activity_security
作成するいずれかの SMF 120 サブタイプ 9 レコードにセキュリティー・データ・セクションを含めるかどうかを指定します。
このプロパティーが true に設定されている場合、 作成する SMF 120 サブタイプ 9 レコードにセキュリティー・データ・セクションが含まれます。
server_SMF_request_activity_enabled プロパティーが false に設定されている場合、このプロパティーの設定は無視されます。
SMF_request_activity_security 要求レベル RAS 属性は、HTTP 要求および IIOP 要求の server_SMF_request_activity_security カスタム・プロパティーをオーバーライドします。要求レベル RAS 属性は、ワークロード分類ファイルで定義します。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | ブール |
デフォルト | 0 |
デーモンによる使用 | いいえ |
server_SMF_request_activity_timestamps
作成するいずれかの SMF 120 サブタイプ 9 レコードに z/OS フォーマット済みタイム・スタンプ・セクションを含めるかどうかを指定します。
このプロパティーが true に設定されている場合、 作成されるいずれかの SMF 120 サブタイプ 9 レコードに z/OS フォーマット済みタイム・スタンプ・セクションが含まれます。
server_SMF_request_activity_enabled プロパティーが false に設定されている場合、このプロパティーの設定は無視されます。
SMF_request_activity_timestamps 要求レベル RAS 属性は、HTTP 要求および IIOP 要求の server_SMF_request_activity_timestamps カスタム・プロパティーをオーバーライドします。要求レベル RAS 属性は、ワークロード分類ファイルで定義します。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | ブール |
デフォルト | 0 |
デーモンによる使用 | いいえ |
server_start_wait_for_initialization_Timeout
startServer.sh コマンド処理が製品の初期化プロセスの完了を待機する時間を指定します。デフォルトでは、startServer.sh コマンド処理は 初期化が完了するまで無期限に待機します。
- 他の従属サーバーが始動するまでの、アプリケーション・サーバーの待ち時間を制御する場合。
- アプリケーションの初期化における問題をデバッグするための待ち時間を制限する場合。例えば、自動開始の Web アプリケーションが、予想外に通常よりも長い待ち状態に入り、待機の中断が必要になった場合などです。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | 整数 |
デフォルト | 0 |
デーモンによる使用 | いいえ |
server_use_wlm_to_queue_work
WLM をワークロード・キューイングに使用するかどうかを指定します。
ステートレス・アプリケーション・モデルを使用している場合、 このプロパティーを 1 に設定します。 このようなモデルでは、Enterprise JavaBeans (EJB) および HTTP セッション といったアプリケーション・オブジェクトは、 個々の要求が有効な間のみ、メモリーに常駐します。この場合、WLM に個々の要求のバランスを動的に取らせます。 この構成によって、 リニア・スケーラビリティーと、一貫した、反復可能な応答時間が得られます。
会話型アプリケーション・モデルを使用している場合、 このプロパティーを 0 に設定します。これらのモデルの場合、クライアントは、個々の要求の継続時間よりも長い時間 JVM の 1 つのメモリーに留まるステートフル・オブジェクトへの参照を保持し、定期的に対話することが可能です。例えばクライアントは要求と要求との間に、ステートレス・アプリケーシ ョン・モデルでそうであるようにデータベースまたはファイル・システムに ストアされるのではなく、メモリーに維持されている HTTP セッション、 Stateful Session Bean、または Entity Bean を使用できます。
会話型アプリケーション・モデルを使用した場合、クライアントは特定の JVM とアフィニティーを持つため、WLM はクラスター環境で個々の要求を動的にルーティングしなくなります。 この場合、ラウンドロビン・アルゴリズムを使用して、 クライアントからの初期要求を処理します。 このアルゴリズムは、長期的なアフィニティーを均等に作成するものであると同時に、 この種の環境でバランスのとれたシステム・リソースの使用効率を実現するための最良の技術です。 会話型アプリケーション・モデルに対してこのプロパティーを 0 に設定する場合、server_work_distribution_algorithm プロパティーを 1 に設定する必要もあります。
必要に応じて、製品のラウンドロビン機能の代わりに WLM が提供するラウンドロビン機能を使用できます。WLM が提供するラウンドロビン機能と製品のラウンドロビン機能との違いは、以下のシナリオで説明します。
server_use_wlm_to_queue_work プロパティーを 0 に設定すると、 wlm_minimumSRCount と wlm_maximumSRCount プロパティーは同じ値に設定されます。 作業は WLM を経由しないため、WLM は wlm_minimumSRCount プロパティーに指定した数のサーバントしか開始しません。
通知 | 値 |
---|---|
0 | z/OS WLM 機能は使用しません。 |
1 | z/OS WLM 機能を使用します。 |
デフォルト | 1 |
デーモンによる使用 | いいえ |
server_work_distribution_algorithm
アプリケーション・サーバーがワークロード・バランシングに使用する作業分散アルゴリズムのタイプを指定します。 このプロパティーは server_use_wlm_to_queue_work プロパティーが 0 に設定されている場合にのみ使用されます。 server_use_wlm_to_queue_work プロパティーが 1 に設定されている場合、このプロパティーに指定されている値は無視されます。
通知 | 値 |
---|---|
0 | ホット・スレッド・アルゴリズムが使用されます。 ホット・スレッド・アルゴリズムが 使用されると、新しい各作業要求は、要求を処理できるスレッドを持つ最初のサーバントに 割り当てられます。どのサーバントにも使用可能な スレッドがない場合、 要求はすべてのサーバントで共有されるグローバル作業キュー に入れられます。その要求は、次のスレッドが 使用可能になると、そのスレッドを所有するサーバントに関係なく、グローバル作業キューから選択されます。 ホット・スレッド・アルゴリズムの目標は、要求をできる限り少数のサーバント数に送付することです。 同時要求の数がサーバントのスレッド数以下である場合は、すべての要求が同じサーバントで処理されます。 |
1 | ラウンドロビン・アルゴリズムが使用されます。 ラウンドロビン・アルゴリズムが 使用されると、新しい作業要求はすべてのサーバントにわたって均等に分散されます。 すべてのサーバント・スレッドが既に他の作業要求の処理中である場合、新しい要求は特定の サーバントの要求キューに追加されます。キューに入れられた要求は、そのサーバントのスレッドが 使用可能になり、そのサーバントのキューで先頭の要求になると選択されます。 |
2 | ホット・ロビン・アルゴリズムが使用されます。 ホット・ロビン・アルゴリズムが 使用されると、新しい作業要求はすべてのサーバントにわたって均等に分散されます。 割り当てられたサーバントに要求を処理するために使用可能なスレッドがない場合、 要求は使用可能なスレッドを持つ別のサーバントに再度割り当てられます。 使用可能なスレッドを持つサーバントがない場合、 新しい要求は、すべてのサーバントで共有されるグローバル作業キューに入れられます。その要求は、次のスレッドが 使用可能になると、そのスレッドを所有するサーバントに関係なく、グローバル作業キューから選択されます。 |
デフォルト | 0 |
デーモンによる使用 | いいえ |
server_wto_on_write_error
SYSPRINT または SYSOUT への書き込みでエラーが発生した場合に、エラー・メッセージ BBOO0384I ERROR OCCURRED WRITING TO {0} を SYSLOG に書き込むかどうかを示します。
このプロパティーを 0 または 1 に設定することができます。 このプロパティーを 1 に設定した場合、このエラー・メッセージが SYSLOG に書き込まれます。 このプロパティーを 0 に設定した場合、メッセージは出されません。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | 整数 |
デフォルト | 0 |
デーモンによる使用 | いいえ |
suppress_hung_thread_abend
サーバーの停止処理中にハング・スレッドが検出された場合に、 ABENDDC3 コードまたは ABENDSDC3 コードを発行するかどうかを制御します。このプロパティーにより、 ハング・スレッドの検出を使用不可にします。
サーバーに対して STOP コマンドが発行された場合、ハング・スレッドの停止は失敗します。この状態が検出されると、遅延を防ぎシャットダウン・プロセスの早い段階で診断ダンプを提供するために、アプリケーション・サーバーは、デフォルトで、理由コードが 000C000B の ABENDDC3 コードまたは ABENDSDC3 コードを発行します。 このプロパティーを 1 に設定すると、アプリケーション・サーバーは、この理由ではアドレス・スペースを異常終了させません。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | ブール |
デフォルト | 0 |
デーモンによる使用 | いいえ |
suppress_hung_thread_dump
ハング・スレッドが STOP コマンドに応答して終了しなかったことによって ABENDDC3 または ABENDSDC3 が発生した場合に、ダンプが実行されるかどうかを制御します。
サーバーに対して STOP コマンドが発行された場合、ハング・スレッドの停止は失敗し、これにより ABENDDC3 または ABENDSDC3 が理由コード 000C000B で発生します。このプロパティーを 1 に設定すると、この異常終了が発生した場合にダンプが実行されません。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | ブール |
デフォルト | 0 |
デーモンによる使用 | いいえ |
transaction_recoveryTimeout
このコントローラーが要応答オペレーター宛メッセージ (WTOR) をコンソールに発行して、以下のオプションのいずれかを完了するかどうかを要求する前に、すべての再始動済みトランザクションの完了の試行に使用する時間を分単位で指定します。
- リカバリー・プロセスを継続する。
- すべての再始動トランザクションの解決の停止
- トランザクション関連情報のジョブ・ログまたはハードコピー・ログへの書き込み
- 終了する。
オペレーターがリカバリー・プロセスを続行するように応答すると、コントローラーは、指定された時間だけリカバリーを試行した後に、オペレーター宛メッセージを再発行します。すべてのトランザクションが解決されると、コントローラーは終了します。 この変数は、ピアの再始動およびリカバリー・モードで稼働しているコントローラーにのみ適用されます。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | 整数 |
デフォルト | 15 |
デーモンによる使用 | いいえ |
WAS_DAEMON_ONLY_adapter_max_conn
デーモン・グループでサポートされる最大接続数を指定します。接続は、そのデーモン・グループ内のクライアント・アドレス・スペースとサーバーとの間のローカル通信接続として定義されます。
最適化されたローカル・アダプター API を使用してクライアント・アドレス・スペースが登録されるとき、クライアント・アドレス・スペースと WebSphere アドレス・スペースとの間に確立される物理接続数が定義されます。コネクターによって WebSphere Application Server で処理される要求数を制限するために、adapter_max_conn 変数を指定して、デーモン・グループ全体の接続数の最大数を設定することができます。
サブシステムが WebSphere サーバーに接続し、要求した接続数がそのデーモン・グループの最大数である場合、その登録要求は、接続の最大数に達したことを示す理由コードで失敗します。
WebSphere Application Server と外部アドレス・スペース間の最大物理接続数が、接続ファクトリーに対して設定されています。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | 整数 |
デフォルト | |
デーモンによる使用 | はい |
WAS_DAEMON_ONLY_adapter_max_serv
最適化されたローカル・アダプターのサポートを指定します。この変数を使用してデーモンを開始した場合に、サポートが有効になります。
WebSphere デーモンは、WebSphere サーバーおよび関連アドレス・スペースによって使用される共有ストレージを管理しているため、最適化されたローカル・アダプターをこのデーモン・グループがサポートするかどうかを認識する必要があります。すべてのデーモン構成はデーモンの was.env ファイル内に存在します。 このデーモンには JVM がないため、WCCM モデルにアクセスできません。
この変数によって、単一の登録に関してアクティブになるアダプター・アウトバウンド・サービスの最大数が設定されます。この値を指定しない場合は、デフォルトの 100 が設定されます。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | 整数 |
デフォルト | 100 |
デーモンによる使用 | はい |
WAS_DAEMON_ONLY_adapter_max_shremem
最適化されたローカル・アダプターのサポートを指定します。この変数を使用してデーモンを開始した場合に、サポートが有効になります。
WebSphere デーモンは、WebSphere サーバーおよび関連アドレス・スペースによって使用される共有ストレージを管理しているため、最適化されたローカル・アダプターをこのデーモン・グループがサポートするかどうかを認識する必要があります。すべてのデーモン構成はデーモンの was.env ファイル内に存在します。 このデーモンには JVM がないため、WCCM モデルにアクセスできません。
この変数によって、デーモン・グループのアダプター制御構造に使用するアダプター共有 64 ビット・メモリーの最大サイズが設定されます。値を指定しない場合は、デフォルトの 32M (33554432) が設定されます。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | 整数 |
デフォルト | 32M |
デーモンによる使用 | はい |
WAS_DAEMON_ONLY_enable_adapter
最適化されたローカル・アダプターのサポートを指定します。この変数を使用してデーモンを開始した場合に、サポートが有効になります。
WebSphere デーモンは、WebSphere サーバーおよび関連アドレス・スペースによって使用される共有ストレージを管理しているため、最適化されたローカル・アダプターをこのデーモン・グループがサポートするかどうかを認識する必要があります。すべてのデーモン構成はデーモンの was.env ファイル内に存在します。 このデーモンには JVM がないため、WCCM モデルにアクセスできません。
この変数を使用してデーモンを開始し、最適化されたローカル・アダプターに対するサポートを有効にする場合は、このプロパティーを true に設定します。この変数を使用することなくデーモンを開始し、最適化されたローカル・アダプターのサポートを有効にしない場合は、このプロパティーを false に設定します。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | ブール |
デフォルト | false |
デーモンによる使用 | はい |
wlm_ae_spreadmin
サーバント・アドレス・スペースに使用する、IWM4SLIP サービスの AE_SPREADMIN パラメーター の設定を指定します。IWM4SLIP サービスは、z/OS システム上にあるワークロード管理 (WLM) のアプリケーション環境制限サービスです。 AE_SPREADMIN パラメーターは、WLM が、サーバントの最小数を作業要求の処理に使用されるサービス・クラス間に分散する方法を示します。
- このプロパティーに 1 を指定すると、 アプリケーション・サーバーは AE_SPREADMIN パラメーターを YES に設定します。 WLM は、「最小インスタンス数」フィールドに指定されたサーバント数を、作業要求の実行に使用されるすべてのサービス・クラスにできる限り均等に分散します。
- このプロパティーに 0 を指定すると、アプリケーション・サーバーは AE_SPREADMIN パラメーターを NO に設定します。WLM は、「最小インスタンス数」に指定されているサーバントの数を、目標達成に必要なサービス・クラスに分散します。
「最小インスタンス数」フィールドの設定について詳しくは、 サーバントの最大数および最小数の制御に関するトピックを参照してください。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | ブール |
デフォルト | 1 |
デーモンによる使用 | いいえ |
wlm_classification_file
ワークロード分類文書のロケーションを指定します。 このプロパティーはセル、ノード、またはサーバーの各レベルで設定することができます。
ワークロード分類文書は、インバウンド HTTP、IIOP、およびメッセージ駆動型 Bean (MDB) 作業を分類する共通 XML ファイルです。この XML ファイルで定義されているすべてのルールは古いフォーマットの HTTP 分類をオーバーライドします。共通 XML ファイルのルールではまた、endpoint_config_file プロパティーによって定義される MDB 分類ファイルのすべてのルールをオーバーライドします。
wlm_enclavecreate_exstartdefer
IWMECREA ワークロード管理サービスを使って別プログラムを作成する際、ワークロード管理サービス EXSTARTDEFER パラメーターに使用する値を指定します。
- YES を指定した場合、最初の IWMSTBGN または IWMEJOIN の実行時に、別プログラムの実行開始時間が始まることを示します。
- NO を指定した場合、最初の IWMSTBGN または IWMEJOIN の実行時に、別プログラムの実行開始時間が始まらないことを示します。
IWMECREA ワークロード管理サービスおよび EXSTARTDEFER パラメーターについて詳しくは、ご使用のシステムで稼働している z/OS バージョンに対応する z/OS インフォメーション・センターを参照してください。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | ストリング |
デフォルト | YES |
デーモンによる使用 | いいえ |
wlm_health_increment
wlm_health_interval カスタム・プロパティーに指定された間隔で、z/OS Workload Managers Health API (IWM4HLTH) に与えられる増分を指定します。
wlm_health_interval カスタム・プロパティーに指定された値が 0 の場合、wlm_health_increment カスタム・プロパティーには値として 100 が使用されます。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | 整数 |
有効な値 | 1 - 100 |
デフォルト | 10 |
デーモンによる使用 | いいえ |
wlm_health_interval
z/OS Workload Managers Health API (IWM4HLTH) を呼び出す時間間隔を秒単位で指定します。
指定されたヘルス値は、WLM health API を呼び出すごとに wlm_health_increment カスタム・プロパティーに指定された値で増えていきます。wlm_health_interval カスタム・プロパティーの値が 0 の場合、 サーバー・ヘルス値を更新するときに、増分の値として 100 が使用されます。 サーバーの初期ヘルス値は、初期化中、0 に設定されます。 サーバー・ヘルス値は、wlm_health_interval カスタム・プロパティーに指定された値によって定義される間隔で更新されます。最初の間隔が開始するのは、サーバーの据え置きリスナーが開始されるときです。 追加情報については、protocol_accept_http_work_after_min_srs カスタム・プロパティーの説明を参照してください。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | 整数 |
単位 | 秒 |
デフォルト | 0 |
デーモンによる使用 | いいえ |
wlm_servant_start_parallel
複数のサーバント・アドレス・スペースを開始するように構成されているサーバーが、 これらのアドレス・スペースをどのように開始するかを指定します。
- このプロパティーに 1 を指定すると、 サーバーは最初のサーバント・アドレス・スペースを開始します。 最初のサーバントが初期化されると、次にサーバーは残りのアドレス・スペースを並行して開始します。つまり、これらの残りのサーバント・アドレス・スペースはすべて同時に開始されます。
- このプロパティーに 0 を指定すると、サーバーはすべてのアドレス・スペースを順に開始します。つまり、1 つのサーバント・アドレス・スペースは、次のサーバント・アドレス・スペースが開始する前に初期化される必要があります。

通知 | 値 |
---|---|
データ型 | ブール |
デフォルト | 0 |
デーモンによる使用 | いいえ |
wlm_stateful_session_placement_on
サーバント間で HTTP セッションのラウンドロビン・キューイングを使用可能にするかどうかを指定します。 このプロパティーはセル、ノード、またはサーバーの各レベルで設定することができます。
サーバント間での HTTP セッションのラウンドロビン・キューイングを使用可能にする場合は、 このプロパティーを true に設定します。サーバント間での HTTP セッションのラウンドロビン・キューイングを使用可能にしない場合は、このプロパティーを false に設定します。
wlm_stateful_session_placement_on を使用する場合の効果について詳しくは、カスタム・プロパティー WLMStatefulSession の使用を参照してください。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | ブール |
デフォルト | false |
デーモンによる使用 | いいえ |
wsadmin_dumpthreads_enable_heapdump
wsadmin dumpThreads コマンドを発行する場合は、Java コア・ダンプ以外に、Java ヒープ・ダンプが生成されたかどうかを指定します。
wsadmin dumpThreads コマンドを実行したときに Java ヒープ・ダンプを生成する場合は、このプロパティーを 1 に設定します。wsadmin dumpThreads コマンドを実行したときに Java ヒープ・ダンプを生成しない場合は、このプロパティーを 0 に設定します。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | ブール |
デフォルト | 1 |
デーモンによる使用 | いいえ |
wsadmin_dumpthreads_enable_javatdump
wsadmin dumpThreads コマンドを実行した場合、Java コア・ダンプのほかに、システム TDUMP を生成するかどうかを指定します。
wsadmin dumpThreads コマンドを実行したときにシステム TDUMP を生成する場合は、このプロパティーを 1 に設定します。wsadmin dumpThreads コマンドを実行したときにシステム TDUMP を生成しない場合は、このプロパティーを 0 に設定します。
通知 | 値 |
---|---|
データ型 | ブール |
デフォルト | 1 |
デーモンによる使用 | いいえ |