アプリケーション・サーバー・クラスターでの単純な RAC 構成

Oracle Real Application Cluster (RAC) は、 高可用性およびロード・バランシングを提供できる「全共有型」データベース・アーキテクチャーです。Oracle RAC 用の標準的な構成には、クラスター化され、同じ記憶域を共有する 2 つ以上の Oracle RAC ノードがあります。

このタスクについて

この図は、アプリケーション・サーバー向けクラスター環境での標準的な RAC の物理トポロジーを 示しており、フェイルオーバーとロード・バランシングの両方とも有効になっています。

Oracle RAC を備えたアプリケーション・サーバー環境

アプリケーション・サーバー・クラスターは、2 つのメンバー cluster-member1 と cluster-member2 から構成されています。Oracle RAC 物理構成には、 2 つのノード rac-node1 と rac-node2 があります。RAC ノードは、 クラスター・メンバーを備えた同じ物理マシンに配置することも、 完全に別々のマシンに配置することもできます。実際の配置は、 RAC によって提供されるサービスの基本的な品質には影響しません。高可用性および ロード・バランシングを達成するには、アプリケーション・サーバー内の 両方のクラスター・メンバー用に、必須プロパティーを備えた Oracle データ・ソース URL を指定します。

手順

  1. Oracle データ・ソースにナビゲートします。 「リソース」 > 「JDBC」 > 「データ・ソース」 > oracle_data_sourceとクリックします。Oracle データ・ソースがない場合は、 「新規」をクリックしてウィザードを実行し、 新規データ・ソースを作成します。URL については、次のステップでプロパティーを 置換します。
  2. Oracle データベース用の URL に、 必須の構成パラメーターを設定します。
    jdbc:oracle:thin:@(DESCRIPTION=(ADDRESS_LIST= 
                      (ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)(HOST=rac-node1)(port=1521))
                      (ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)(HOST=rac-node2)(port=1521)))
                      (FAILOVER=on)(LOAD_BALANCE=on) 
                      (CONNECT_DATA=(SERVER=DEDICATED) 
                      (SERVICE_NAME=<service_name>))) 
    注: 以下の構成オプションに注意してください。
    • Oracle サービスを使用しない場合、service_name は、 例にあるデータベース名にします。Oracle サービスを使用する場合は、service_name は、 サービスの名前にします。
    • 例では、FAILOVER および LOAD_BALANCE がオンになっています。これらの機能の一方または 両方をオフにするには、例の onoff に 変更します。
  3. 適用」または「OK」をクリックします。

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