接続のプールのカスタム・プロパティー

「カスタム・プロパティー」ページを使用して、次の接続プールのカスタム・プロパティーを定義することができます。

defaultConnectionTypeOverride

defaultConnectionTypeOverride 接続プール・カスタム・プロパティーを特定の接続ファクトリーまたはデータ・ソースに使用して、接続の共有を制御することができます。

defaultConnectionTypeOverride プロパティーは、接続プールの共有に関するデフォルト値を変更します。このプロパティーを使用することで、接続の共有を制御し、直接検索を行うことができます。データ・ソースまたは接続ファクトリー用にリソース参照が構成されている場合は、それらのリソース参照がこのプロパティーよりも優先され、そのリソース参照の設定が使用されます。例えば、アプリケーションが直接検索を行う場合に、共有接続を使用しないのであれば、このプロパティーを unshared に設定します。

情報
データ型 ストリング
unshared、shared
[z/OS]

failureNotificationActionCode

failureNotificationActionCode プロパティーは、通知機能を使用可能にするために使用します。このプロパティーは、指定されているいずれかの有効な整数値を設定する必要があります。プロパティーに以下のいずれかの値を設定しない場合、通知機能は使用不可になります。
情報
データ型 整数
1、2、3
特定の接続ファクトリーまたはデータ・ソースが、指定された障害しきい値またはデフォルトの障害しきい値に達した場合、通知が z/OS ランタイムに送付されます。障害通知には、ランタイムがこの障害通知に どのように応答するのかを判別する、構成されたアクション・コード が含まれます。アクション・コードの説明は、以下のとおりです。
  • 1 = BBOJ0130I メッセージがハードコピーに出力されます (このリソースが利用不可になったことを示します)。リソースが使用可能になると、BBOJ0131I メッセージがハードコピーに出力され、リソースが再度使用可能になったことを示します。これ以上の自動アクションは実行されません。アクション・コード 1 は WebSphere® Application Server 管理者への通知を行うように設計されているため、アプリケーション・サーバーの外部に手動または自動で軽減アクションを構成できます。
  • 2 = pause listeners コマンドがサーバーに発行され、サーバーで新規の着信作業が受信できなくなります。リソースが使用可能になると、resume listeners コマンドが発行されて、サーバーが着信作業を再度受信できるようになります。高可用性をサポートするフロントエンド・ルーター (プロキシー・サーバー、オンデマンド・ルーターなど) と組み合わせると、このサーバーの処理はクラスター内の他のサーバーに転送されます。
  • 3 = このリソースを使用し、モジュールがローカルにインストールされているアプリケーションすべてが、このサーバーで停止します。リソースが使用可能になると、これらのアプリケーションは再始動されます。リソース障害が発生したサーバーにあるアプリケーションのみが停止されるため、アプリケーションがクラスターにインストールされている場合は、クラスター内のその他のサーバーではそのまま稼働します。
[z/OS]

failureThreshold

failureThreshold プロパティーは、failureNotificationActionCode プロパティーに有効な値が設定されている場合にのみ読み取られます。通知が有効になっている場合に、failureThreshold プロパティーが設定されていないか、または無効な数値が設定されていると、デフォルト値の 5 が使用されます。failureThreshold に指定される整数値は、特定のリソースにおいてリソース例外が発生した際に通知が送信される条件となる、連続発生回数を表します。例えば、データ・ソース B の failureThreshold プロパティーが 5 に設定されている場合、接続を確立しようとした時にデータ・ソース B でリソース例外を 5 回連続で受け取ると、障害通知が送信されます。 接続の確立を 6 回目に試みた後に、通知が送信されます。
重要: リソース例外のカウンターは、リソース間で共有されていません。
重要: 障害しきい値に達するには、リソース例外が連続で発生する必要があります。
情報
データ型 整数
> 0

globalConnectionTypeOverride

globalConnectionTypeOverride 接続プール・カスタム・プロパティーを使用して、特定の接続ファクトリーまたはデータ・ソースについて、接続の共有をグローバルに制御することができます。

globalConnectionTypeOverride カスタム・プロパティーに指定される値は、他のすべての接続共有設定よりも優先されます。例えば、このプロパティーを unshared に設定すると、直接検索とリソース参照検索の両方で、すべての接続要求が非共有になります。

このプロパティーを使用すると、特定のデータ・ソースまたは接続ファクトリーのすべての接続を非共有または共有に変更した場合の結果を、リソース参照設定を変更せずに簡単にテストできます。

defaultConnectionTypeOverride プロパティーと globalConnectionTypeOverride プロパティーの両方の値を指定した場合、接続の共有タイプの決定には globalConnectionTypeOverride プロパティーで指定した値のみが使用されます。

情報
データ型 ストリング
unshared、shared

maxNumberOfMCsAllowableInThread

maxNumberOfMCsAllowableInThread プロパティーは、スレッド上の管理対象接続数の使用量が予期された使用量を超えた場合の検出を支援します。

情報
データ型 整数
1-30

これらのプロパティーの使用方法について詳しくは、『接続プールの調整』トピックを参照してください。


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ファイル名:rdat_conpoolcustprops.html