例 1: MDB アプリケーションの外部リソースの計画停止を処理する

従属外部システム・リソースに問題があった場合に、エンタープライズまたはビジネス・レベル・アプリケーションが続行できるように、システムを構成することができます。

始める前に

システム・リソースが使用不可になっている間、エンタープライズまたはビジネス・レベル・アプリケーションに例外があったり、 例外宛先に後で解決が必要なメッセージがあってはなりません。

このタスクについて

エンタープライズ・アプリケーションまたはビジネス・レベル・アプリケーションの 1 つのデプロイされたメッセージ駆動型 Bean (MDB) が使用する外部システム・リソースに、保守レベルを追加 します。保守レベルを適用する動作は、 対象のシステム・リソース (例えば、データベース) が約 5 分間使用不可になっていることを必要とします。

JCA MBean は JMX 通知を発行して、MDB が停止したこと、および MDB が再開したことを示します。 JCA MBean にメッセージ・リスナーを登録して、JMX 通知を受け取ることを検討してください。

手順

  1. MDB が含まれているデプロイ済みエンタープライズ・アプリケーションまでナビゲートします。
  2. MDB からその JMS アクティベーション・スペックまでナビゲートします。 「リソース (Resources) ->「JMS」 ->「アクティベーション・スペック」 ->「activation_specification_name」をクリックし、MDB の管理パネルで「休止」をクリックします。
  3. MDB が休止したことを示す JMX 通知とログ・エントリーを受け取ったら、データベースを停止し、保守レベルを適用します。 MDB が休止している間は、例外宛先にメッセージは送信されず、停止したデータベースに関連するエラー・メッセージは何もコンソールに表示されません。
  4. データベースを再始動し、予期されるように動作していることをテストします。
  5. もう一度管理コンソールにログオンし、同じエンタープライズまたはビジネス・レベル・アプリケーションまでナビゲートし、MDB の管理パネルで「再開」をクリックします。 スクリプトおよび JCA MBean を使用して MDB を再開することもできます。 最初の JMX 通知とログ・エントリーに、どの MBean を使用して MDB を再開するのかが示されます。 宛先にあるメッセージで MDB の駆動が開始します。

タスクの結果

アプリケーションが使用する外部リソースが短時間使用不可になっている間に、アプリケーションを休止し、再開しました。

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