プロパティー・ファイルを使用して、マッピング・モジュール・プロパティーの作成または変更を行えます。
始める前に
マッピング・モジュール構成またはその構成オブジェクトに行う変更を決定します。
wsadmin スクリプト・ツールを開始します。
Jython 言語を使用して wsadmin を開始する場合は、サーバー・プロファイルの bin ディレクトリーから wsadmin -lang jython コマンドを実行します。
このタスクについて
プロパティー・ファイルを使用して、マッピング・モジュール・オブジェクトおよびその構成プロパティーの作成、変更、削除を行えます。
wsadmin を使用して管理コマンドを実行し、
マッピング・モジュール・プロパティー・ファイルの作成または変更、プロパティーの検証、プロパティーの構成への適用を行います。
表 1. マッピング・モジュール・プロパティー・ファイルのアクション. マッピング・モジュール構成プロパティーは作成、変更、および削除できます。アクション |
手順 |
作成 |
プロパティーを設定し、applyConfigProperties コマンドを実行します。 |
modify |
プロパティーを編集し、applyConfigProperties コマンドを実行します。 |
delete |
#DELETE=true のコメントを外し、deleteConfigProperties コマンドを実行します。 |
オプションで、以下のコマンドを使用して、対話モードを使用することができます。
AdminTask.command_name('-interactive')
手順
- マッピング・モジュールおよびそのプロパティーを作成します。
- MappingModule オブジェクトのプロパティー・ファイルを作成します。
エディターを開き、マッピング・モジュール・プロパティー・ファイルを作成します。
このステップのプロパティー・ファイルの例をエディターにコピーして、プロパティーを状況に応じて変更できます。この例では、
MQQueueConnectionFactory の下に jndiName が myJName のマッピング・モジュールを定義します。
ファクトリーは、セル有効範囲の JMSProvider の下に定義されます。
#
# Header
#
ResourceType=MappingModule
ImplementingResourceType=JMSProvider
ResourceId=Cell=!{cellName}:JMSProvider=IBM MQ JMS Provider:MQQueueConnectionFactory=jndiName#myJName:MappingModule=
AttributeInfo=mapping
#DELETE=true
#
#Properties
#
authDataAlias=myADA
mappingConfigAlias=myMCA
EnvironmentVariablesSection
#
#
#Environment Variables
cellName=WASCell06
- applyConfigProperties コマンドを実行して、マッピング・モジュール構成を作成します。
applyConfigProperties コマンドを実行すると、構成にプロパティー・ファイルが適用されます。以下の Jython の例では、オプションの -reportFileName パラメーターによって report.txt という名前のレポートが作成されます。
AdminTask.applyConfigProperties(['-propertiesFileName myObjectType.props -reportFileName report.txt '])
- 既存のマッピング・モジュールを変更します。
- 変更するマッピング・モジュールのプロパティー・ファイルを取得します。
extractConfigProperties コマンドを使用して、MappingModule オブジェクトのプロパティー・ファイルを抽出することができます。
- エディターでプロパティー・ファイルを開き、必要に応じてプロパティーを変更します。
プロパティー・ファイル内の環境変数が、ご使用のシステムと一致していることを確認してください。
- applyConfigProperties コマンドを実行します。
- マッピング・モジュールがもう必要ない場合には、マッピング・モジュール・オブジェクト全体を削除することができます。
オブジェクト全体を削除する場合は、プロパティー・ファイルのヘッダー・セクションに DELETE=true を指定し、deleteConfigProperties コマンドを実行します。以下に例を示します。
AdminTask.deleteConfigProperties('[-propertiesFileName myObjectType.props -reportFileName report.txt]')
タスクの結果
プロパティー・ファイルを使用して、マッピング・モジュール・オブジェクトを構成および管理することができます。