[Windows]

WASServiceHelper ユーティリティーを使用したアプリケーション・サーバーの Windows サービスの作成

wasservicehelper.batWASService.exe のフロントエンドとして使用して、Windows オペレーティング・システム上の WebSphere® Application Server サービスを追加、更新、または削除できます。

始める前に

WASServiceHelper ユーティリティーを使用して、Windows オペレーティング・システム上にある WebSphere Application Server サービスを追加、更新、または削除するには、WASService.exewasservicehelper.bat はそれぞれのデフォルト・ディレクトリー内にある必要があります。
app_server_root¥bin

このタスクについて

Windows オペレーティング・システム上で WASService コマンドを使用して WebSphere Application Server サービスを追加または削除するのは、混乱を招き、エラーが発生しやすくなります。WASServiceHelper ユーティリティーによって、WebSphere Application Server に対する Windows サービスの追加、更新、または削除にかかる時間は大幅に削減され、エラーの可能性も削減されます。

WASServiceHelper ユーティリティーのサポートされている管理機能には、次の機能が含まれます。
  • 最小限の必須パラメーターを使用した新規 Windows サービスの追加または既存の Windows サービスの更新
  • 使用可能なすべてのパラメーターを使用した新規 Windows サービスの追加または既存の Windows サービスの更新
  • サービスの削除
  • サービスの状況の表示
  • 問題判別のために WASService トレースを使用可能化
注: 操作を進めるにつれてヒントと警告が表示され、一般的な問題の回避に役立ちます。
以下の手順は、WASServiceHelper ユーティリティーで最小数のパラメーターを使用してサービスを作成する例です。

手順

  1. 次のディレクトリーに移動します。
    app_server_root¥bin
  2. WASServiceHelper ユーティリティーを起動します。
    wasservicehelper.bat
  3. メインメニューの「オプションの隣で数を選択 (Select number next to the options)」に対する応答として 1 を選択して、最小数のパラメーターを使用してサービスを作成します。
  4. プロファイルの隣で数を選択 (Select number next to the profile)」に対する応答として、サービスを作成する対象となるプロファイルに関連付けられる数を選択します。
  5. サーバーの隣で数を選択 (Select number next to server)」に対する応答として、サーバーに関連付けられる数を選択します。
  6. ご使用のサービスのサービス名を入力します。
  7. 次のステップでは、Enter を押してデフォルト値を受け入れるか、必要に応じて変更します。
    1. 追加の start 引数を入力します。
      -startArgs–stopArgs は必須指定のオプションではありません。これらのオプションは、JVM プロセスの開始と停止に使用される追加パラメーターを指定するために使用します。例えば、次のようにユーザー名とパスワードを追加できます。
      -stopArgs “-username myname –password passw0rd”
      これらの追加パラメーターは、Windows サービスが JVM プロセスを停止するために使用するスクリプトに自動的に渡されます。

      デフォルトは、追加引数を提供せず、Enter を押してこのオプションをスキップできます。

    2. ログのルート・パスを入力します。

      Enter を押してデフォルトの場所を受け入れるか、ログ・ルート・ディレクトリーへの絶対パスを入力することができます。

    3. ログ・ファイル名を入力します。

      Enter を押してデフォルトの場所を受け入れるか、ログ・ファイル・ディレクトリーへの絶対パスを入力することができます。

    4. 構成ルートの場所を入力します。

      Enter を押してデフォルトの場所を受け入れるか、構成ルート・ディレクトリーへの絶対パスを入力することができます。

    5. 再始動ポリシーを指定します。

      このサービスが失敗した場合に、自動的にサービスを再始動するには 1 を入力します。サービスが失敗した場合に、手動で再始動するには 2 を入力します。

      Enter を押す場合、デフォルト値 1 が想定されます。

    6. 始動タイプを指定します。

      オペレーティング・システムが始動するとき、またはサービスが最初に呼び出されたときに、このサービスを自動的に始動する場合は、1 を入力します。「Windows サービス (Windows Services)」パネルを使用して手動でサービスを再始動する必要がある場合は、2 を入力します。

      Enter を押す場合、デフォルト値 1 が想定されます。

  8. 最終コマンドを表示しているパネルですべてのパラメーターを検討し、「今すぐコマンドを実行しますか (Execute command now?)」に Y (はい) または N (いいえ) で応答します。

    Y を入力する場合、WASServiceHelper ユーティリティーは WASService コマンドを実行し、選択されているパラメーターをすべて呼び出します。

    注: これは、サービスを追加、更新、または削除するために使用されている実際の WASService コマンドを含む現在のディレクトリー内の WASServiceHelper.log ファイル内にエントリーも作成します。以下に例を示します。
    WASService.exe -add "Deployment Mgr01" -serverName "dmgr"
    -profilePath "C:¥Program Files¥IBM¥WebSphere¥AppServer¥profiles¥Dmgr01"
    -logRoot "C:¥Program Files¥IBM¥WebSphere¥AppServer¥profiles¥Dmgr01¥logs¥dmgr"
    -logFile "C:¥Program Files¥IBM¥WebSphere¥AppServer¥profiles¥Dmgr01¥logs¥dmgr¥WS_startdmgr.log" 
    -encodeParams -stopArgs "-username vanno -password ****** "
    -startType manual
    -restart false

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ファイル名:tins_wasservicecmd.html