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アプリケーションで作成されるファイルについての許可の設定
サーバントで実行されているアプリケーションによって作成されるファイルには、 デフォルトの umask に従って許可ビットが設定されます。 サーバントに対するデフォルトの umask を変更するには、そのサーバントの _BPX_BATCH_UMASK 環境変数を指定します。デプロイメント・マネージャーおよびアプリケーション・サーバーには 、config root にあるデータへのグループ読み取り/書き込みアクセス権が必要です。
始める前に
このタスクについて
デプロイメント・マネージャーおよびアプリケーション・サーバーには 、config root にあるデータへのグループ読み取り/書き込みアクセス権が必要です。システム管理機能を サポートするためには、サーバーを 007 umask で実行しなければなりません。 この umask の設定は変更しないでください。変更しなければ、サーバーは正しく機能します。
サーバントの _BPX_BATCH_UMASK 環境変数を使用して、umask を 007 に設定します。管理コンソールを使用して、新規環境変数として _BPX_BATCH_UMASK を定義します。
管理コンソール・ページを表示するには、
とクリックします。管理コンソールを使用して、この新しい変数を定義するには、使用可能なオプションのリストから適切な有効範囲を選択して、
をクリックし、 名前 _BPX_BATCH_UMASK を作成し、希望する値を指定します。_BPX_BATCH_UMASK 設定を有効にするために、サーバーを再始動する必要があります。
- umask 値を 007 に設定すると、アプリケーションは、 許可ビットが 770 に設定されたディレクトリーと許可ビットが 660 に設定されたファイルを作成します。これは IBM® の推奨値です。
- BPXBATSL (BPXBATA2) は、_BPX_BATCH_UMASK 環境変数に値が指定されている場合、 その値に基づいて umask を設定します。LE は、C ライブラリー初期設定時に、_EDC_UMASK_DFLT に指定された値がある場合、 その値から umask を設定します。_BPX_BATCH_UMASK 環境変数に値が指定されていない場合、umask は 007 に設定され、 _EDC_UMASK_DFLT を使用して設定される値を置き換えます。従って、_EDC_UMASK_DFLT を使用して umask を設定するべきではありません。
注: 詳しくは、以下のステップにリストされている文書を参照してください。
手順
- ENVAR について詳しくは、「z/OS 言語環境プログラム・プログラミング・リファレンス」を参照してください。
- UMASK のデフォルトの変更方法について詳しくは、「z/OS C/C++ Programming Guide」を参照してください。
- z/OS UNIX システム・サービス コマンド解説書