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z/OS ロケーション・サービス・デーモンの設定変更
管理コンソールでロケーション・サービス・デーモン設定を変更できます。 ロケーション・サービス・デーモンには、 Remote Method Invocation および Internet Inter-ORB Protocol (RMI/IIOP) をサポートするための CORBA ロケーション・サービスが用意されています。
始める前に
- ロケーション・サービス・デーモンの構成。
最初に、WebSphere® Application Server のカスタマイズ・ダイアログでロケーション・サービス・デーモンを構成する必要があります。デーモンを構成したら、管理コンソールからロケーション・サービス・デーモン設定の変更または表示が可能です。
- (オプション) セキュリティーの使用可能化。ロケーション・サービス・デーモンには、Secure Sockets Layer (SSL) を使用可能にするための設定は特にありません。SSL プロトコルを使用して、ロケーション・サービス・デーモンへの通信を暗号化するには、以下を行ってください。
- セルのグローバル・セキュリティーを使用可能にします。
- ロケーション・サービス・デーモンに有効なシステム SSL レパートリーを定義します。
- ロケーション・サービス・デーモンの始動済みタスクに割り当てられた z/OS® ユーザー ID を、鍵リングの作成に使用されたものと同じ z/OS ユーザー ID に設定します。
このタスクについて
ロケーション・サービス・デーモンは、WebSphere Application Server for z/OS の Remote Method Invocation and Internet Inter-ORB Protocol (RMI/IIOP) 通信機能の統合コンポーネントです。デーモンは z/OS ワークロード管理とともに機能し、セル内のアプリケーション・サーバーに RMI 要求 (エンタープライズ Bean 要求など) を分散します。
クライアントがエンタープライズ Bean に対してリモート呼び出しを実行すると、ロケーション・サービス・デーモンが、 要求を処理するのに適格なサーバーを決定します。 ロケーション・サービス・デーモンは、 z/OS ワークロード管理機能 (WLM) を使用してこの決定を行います。 次に、デーモンは、選択したサーバーにこの要求を発送し、 このサーバーはクライアントとの CORBA セッションを確立します。 同じエンタープライズ Bean に対する以降の呼び出しは、確立済みのセッションを通じてそのまま送られます。
セル内には、シスプレックス・ノード・グループごとに、 ロケーション・サービス・デーモンが 1 つ存在します。 ロケーション・サービス・デーモン・プロセスは、 シスプレックス・ノード・グループにノードを持つシステムごとに実行されます。論理区画 (LPAR) のシステムの例は、z/OS オペレーティング・システムです。
これで、管理コンソールでロケーション・サービス・デーモン設定を変更できるようになります。