リソース・リカバリー・サービス (RRS)
WebSphere® Application Server for z/OS® では、 リソース・リカバリー・サービス (RRS) を使用してグローバル・トランザクション処理をサポートするリソース・アダプターをサポートしています。RRS は JCA リソース・アダプター仕様の z/OS の拡張機能です。
WebSphere Application Server for z/OS は Java™ Platform, Enterprise Edition (Java EE) コネクター・アーキ テクチャー (JCA) 1.0 をサポートしており、そのため、Java EE コネクター・ アーキテクチャー (JCA) 1.0 レベルを使用するように設計されたすべてのリソース・アダプターがサポートされます。
JCA によって定義された 3 つのタイプのトランザクション・サポート に加え、WebSphere Application Server for z/OS は 4 つ目のタイプ として、アーキテクチャーに対する z/OS 固有の拡張である RRSTransactional をサポートしています。 RRS が使用可能で、WAS z/OS に対して RRSTransactional であることを適切に示す リソース・アダプターは、RRS 準拠リソース・アダプターとしてサポートされます。
- IMS™ Connector for Java
- CICS® CTG ECI Java EE Connector
- IMS JDBC Connector
- DB2® for z/OS Local JDBC コネクター (WebSphere リレーショナル・リソース・アダプター (RRA) の下で JDBC プロバイダーとして使用される場合)
- IBM MQ アダプター
java.lang.Boolean.RRSTransactional=true;
java.lang.Boolean getRRSTransactional(){
// Determine if the adapter can run RRSTransactional based
// on it's configuration, and set the RRSTransactional property
// appropriately to true or false.
return RRSTransactional;
}
RRS サポートはローカル環境内でのみ適用可能であり、バックエンドはそのシステム上にある必要があります。CICS および IMS のリソース・アダプターは、バックエンド・リソース・マネージャーに対してローカル・インターフェースを使用するように構成されている場合にのみ、RRSTransactional サポートを使用できます。このバックエンド・リソース・マネージャーは、IBM® WebSphere Application Server for z/OS と同じシステム上に存在していなければなりません。 これらのアダプターは、バックエンド・リソース・マネージ ャーのリモート・インスタンスに対して構成することもできます。このケースでは、アダプターは getRRSTransactional() メソッドの呼び出し時に「false」を返し、 RRSTransactional として実行される代わりにサポートするように選択した 3 つのタイプの Java EE トランザクション・サポートのいずれかを使用します。