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SMF サブタイプ 3: サーバー・インターバル・レコード
サーバー・インターバル SMF レコードの目的は、WebSphere® Application Server for z/OS® 内部で実行されるアクティビティーを記録することです。このレコードは、 一定の間隔で作成され、そのインターバルの間にサーバー・インスタンス内部で実行された処理を集約します。
サーバー・インスタンスで一定間隔ごとのインターバル記録がアクティブになっていると、そのサーバー・インスタンスごとに 1 つのレコードが作成されます。 サーバーに複数のサーバー・インスタンスが構成されている場合は、各サーバー・インスタンスがそれぞれレコードを作成するので、論理サーバー内部で実行された処理をすべて見るためには、SMF レコードを表示するユーザーがすべてのサーバー・インスタンスのレコードをマージする必要があります。
このレコードは、 server_SMF_server_interval_enabled=1 (または server_SMF_server_interval_enabled=true) を設定することにより、管理コンソールを介して活動化することができます。 また、server_SMF_interval_length=n と設定すると、記録する間隔を管理コンソールをから指定できます。 この場合、n は指定する秒数です。
サーバー・インターバル・レコード・スキーマ
このセクションでは、サブタイプ 3: サーバー・インターバル・レコードについて説明します。サーバー・インターバル・セクション
オフセット (10 進数) | オフセット (16 進数) | 名前 | 長さ | フォーマット | 説明 |
---|---|---|---|---|---|
0 | 0 | SM120HN2 | 64 | EBCDIC | WebSphere Application Server for z/OS トランザクション・サーバー・ホスト名 |
64 | 40 | SM120SNI | 8 | EBCDIC | WebSphere Application Server for z/OS トランザクション・サーバー名 |
72 | 48 | SM120INI | 8 | EBCDIC | WebSphere Application Server for z/OS トランザクション・サーバー・インスタンス名 |
80 | 50 | SM120SST | 16 | S390STCK | サーバーでサンプルを開始した時刻 |
96 | 60 | SM120SET | 16 | S390STCK | サンプルが終了した時刻 |
112 | 70 | SM120NG2 | 4 | バイナリー | サーバー・インスタンスが開始したインターバルの間に、そのサーバー・インスタンスを介して実行されたグローバル・トランザクションの数。 |
116 | 74 | SM120NL2 | 4 | バイナリー | インターバルの間にサーバー・インスタンスが開始したローカル・トランザクションの数 |
120 | 78 | SM120NCS | 4 | バイナリー | 予約済み |
124 | 7C | SM120NCA | 4 | バイナリー | インターバルの間にアクティブだった通信セッションの数 |
128 | 80 | SM120NLS | 4 | バイナリー | 予約済み |
132 | 84 | SM120NLA | 4 | バイナリー | インターバルの間にサーバー・インスタンス内で接続され、アクティブになったローカル通信セッションの数 |
136 | 88 | SM120NRS | 4 | バイナリー | 予約済み |
140 | 8C | SM120NRA | 4 | バイナリー | インターバルの期にサーバー・インスタンス内で接続され、アクティブになったリモート通信セッションの数 |
144 | 90 | SM120BTS | 4 | バイナリー | 接続されたすべてのクライアントからサーバーに転送されたデータのバイト数 'FFFFFFFF'X は、4 バイト・フィールドでは小さすぎることを示しています。代わりに、8 バイト・フィールドの SM120ITS を使用します。 |
148 | 94 | SM120BFS | 4 | バイナリー | 接続されたすべてのクライアントにサーバーから送信されたデータのバイト数 'FFFFFFFF'X は、4 バイト・フィールドでは小さすぎることを示しています。代わりに、8 バイト・フィールドの SM120IFS を使用します。 |
152 | 98 | SM120BTL | 4 | バイナリー | ローカルに接続されたすべてのクライアントからサーバーに転送されたデータのバイト数 'FFFFFFFF'X は、4 バイト・フィールドでは小さすぎることを示しています。代わりに、8 バイト・フィールドの SM120ITL を使用します。 |
156 | 9C | SM120BFL | 4 | バイナリー | ローカルに接続されたすべてのクライアントにサーバーから転送されたデータのバイト数 'FFFFFFFF'X は、4 バイト・フィールドでは小さすぎることを示しています。代わりに、8 バイト・フィールドの SM120IFL を使用します。 |
160 | A0 | SM120BTR | 4 | バイナリー | リモートに接続されたすべてのクライアントからサーバーに転送されたデータのバイト数 'FFFFFFFF'X は、4 バイト・フィールドでは小さすぎることを示しています。代わりに、8 バイト・フィールドの SM120ITR を使用します。 |
164 | A4 | SM120BFR | 4 | バイナリー | リモートに接続されたすべてのクライアントにサーバーから転送されたデータのバイト数 'FFFFFFFF'X は、4 バイト・フィールドでは小さすぎることを示しています。代わりに、8 バイト・フィールドの SM120IFR を使用します。 |
168 | A8 | SM120J2 | 4 | バイナリー | J2EE サーバー |
172 | AC | SM120CL1 | 8 | EBCDIC | WebSphere Application Server for z/OS トランザクション・サーバーのセル名 |
180 | B4 | SM120ND1 | 8 | EBCDIC | WebSphere Application Server for z/OS トランザクション・サーバーのノード名 |
188 | BC | SM120NHS | 4 | バイナリー | 予約済み |
192 | C0 | SM120NHA | 4 | バイナリー | インターバルの間にサーバー・インスタンス内で接続され、アクティブになった HTTP 通信セッションの数 |
196 | C4 | SM120BTH | 4 | バイナリー | HTTP 接続されたすべてのクライアントからサーバーに転送されたデータのバイト数 'FFFFFFFF'X は、4 バイト・フィールドでは小さすぎることを示しています。代わりに、8 バイト・フィールドの SM120ITH を使用します。 |
200 | C8 | SM120BFH | 4 | バイナリー | HTTP 接続されたすべてのクライアントにサーバーから転送されたデータのバイト数 'FFFFFFFF'X は、4 バイト・フィールドでは小さすぎることを示しています。代わりに、8 バイト・フィールドの SM120IFH を使用します。 |
204 | CC | SM120TEC | 8 | バイナリー | WLM 別プログラムで累算された合計 CPU 時間。TOD クロック・フォーマット (ビット 51 = マイクロ秒)。 |
212 | D4 | SM120ITS | 8 | バイナリー | 接続されたすべてのクライアントからサーバーに転送されたデータのバイト数 |
220 | DC | SM120IFS | 8 | バイナリー | 接続されたすべてのクライアントにサーバーから送信されたデータのバイト数 |
228 | E4 | SM120ITL | 8 | バイナリー | ローカルに接続されたすべてのクライアントからサーバーに転送されたデータのバイト数 |
236 | EC | SM120IFL | 8 | バイナリー | ローカルに接続されたすべてのクライアントにサーバーから転送されたデータのバイト数 |
244 | F4 | SM120ITR | 8 | バイナリー | リモートに接続されたすべてのクライアントからサーバーに転送されたデータのバイト数 |
252 | FC | SM120IFR | 8 | バイナリー | リモートに接続されたすべてのクライアントにサーバーから転送されたデータのバイト数 |
260 | 104 | SM120ITH | 8 | バイナリー | HTTP 接続されたすべてのクライアントからサーバーに転送されたデータのバイト数 |
268 | 10C | SM120IFH | 8 | バイナリー | HTTP 接続されたすべてのクライアントにサーバーから転送されたデータのバイト数 |
276 | 114 | SM120ITP | 8 | バイナリー | SIP 接続されたすべてのクライアントからサーバーに転送されたデータのバイト数 |
284 | 11C | SM120IFP | 8 | バイナリー | SIP 接続されたすべてのクライアントにサーバーから転送されたデータのバイト数 |
292 | 124 | SM120NPA | 4 | バイナリー | インターバルの間にサーバー・インスタンス内で接続され、アクティブになった SIP 通信セッションの数 |
296 | 128 | SM120BTP | 4 | バイナリー | SIP 接続されたクライアントのクライアントからサーバーに転送されたデータのバイト数'FFFFFFFF"X は、4 バイト・フィールドでは小さすぎることを示しています。代わりに、8 バイト・フィールドの SM120ITP を使用します。 |
300 | 12C | SM120BFP | 4 | バイナリー | SIP 接続されたすべてのクライアントにサーバーから転送されたデータのバイト数 'FFFFFFFF"X は、4 バイト・フィールドでは小さすぎることを示しています。代わりに、8 バイト・フィールドの SM120IFP を使用します。 |
304 | 130 | SM120IR1 | 4 | 予約済み |
サーバー・サーバント・セクション
オフセット | オフセット | 名前 | 長さ | フォーマット | 説明 |
---|---|---|---|---|---|
0 | 0 | SM120SSA | 4 | バイナリー | サーバント・アドレス・スペース ID |
4 | 4 | SM120SNT | 4 | バイナリー | トリプレット数 |
次のトリプレットは、ヒープ ID セクションごとに 1 度、0 から n 回表示さる。 | |||||
8 | 8 | SM120SSO | 4 | バイナリー | このサーバー・サーバント・セクションの先頭からヒープ ID セクションまでのオフセット。 |
12 | C | SM120SSL | 4 | バイナリー | ヒープ ID セクションの長さ。 |
16 | 10 | SM120SSN | 4 | バイナリー | ヒープ ID セクションの数。 |
サブタイプ 3: ヒープ ID セクション
オフセット | オフセット | 名前 | 長さ | フォーマット | 説明 |
---|---|---|---|---|---|
0 | 0 | SM120HIH | 4 | バイナリー | 以下のデータが適用されるヒープ。 |
4 | 4 | SM120HIC | 4 | バイナリー | インターバルの期間の、 このヒープでの割り振り失敗の数。 |
8 | 8 | SM120HI1 | 8 | バイナリー | インターバルの間の最小バイト数。 |
16 | 10 | SM120HI2 | 8 | バイナリー | インターバルの間の最大バイト数。 |
24 | 18 | SM120HI3 | 8 | バイナリー | インターバルの間の平均バイト数。 |
32 | 20 | SM120HI4 | 8 | バイナリー | インターバルの間の最小空きバイト数。 |
40 | 28 | SM120HI5 | 8 | バイナリー | インターバルの間の最大空きバイト数。 |
48 | 30 | SM120HI6 | 8 | バイナリー | インターバルの間の平均空きバイト数。 |