データ・ストアのパフォーマンス

データ・ストアをメッセージング・エンジンのメッセージ・ストアとして選択した場合、 Java Database Connectivity (JDBC) データ・ソースに十分な接続数を提供するなど、いくつかの要因がデータ・ストアのパフォーマンスに影響を与えます。 データ・ストアに最適な環境を構成できるようにこの情報を使用してください。

メッセージング・エンジン がリレーショナル・データベース管理システム (RDBMS) に課すワークロードは、通常のデータベースのワークロード とは少し異なります。これは、メッセージング・エンジンが、 主に SQL INSERT および DELETE 操作を行うためです。RDBMS プロ バイダーが提供するチューニング・ガイドラインを使用する際には、 このワークロードを考慮に入れてください。以下の情報もデータベース 管理者の助けになることがあります。

各メッセージング・エンジンは、 データベースに対する多数の同時接続を要求することができます。設計上、 メッセージング・エンジンは多くのスレッドを使用して、 同時にデータベース更新を行います。データ・ストアが使用 する JDBC データ・ソースの接続プールを構成する際には、ピーク・ワークロード を処理するために十分な接続数で構成することを考慮してください。データベース管理者は、アプリケーション・サーバーからこの 数の同時接続をサポートするように、データベース構成を変更する必要がある場合があります。

データ・ストアのパフォーマンスにより、メッセージングのスループットは大きく影響を受けます。 通常、スループットはデータベース・ログの書き込み待ち時間によって制限されます。 データベース・ログは、最適の書き込みパフォーマンスが得られるように 構成された高速の専用デバイスに配置することを考慮してください。可能であれば、 ディスク回転速度とシーク待ち時間の影響が顕在化しないように、バッテリー・ バックアップのメモリー・キャッシュを備えたストレージ・コントローラーを 使用することが理想的です。エントリー・レベルのシステム以外ではすべて 、RAID コントローラーを使用します。

DB2 のヒント: 3KB から 20KB の範囲のメッセージで最適なパフォーマンスを得るには、SIBnnn テーブルを配置するテーブル・スペースを 32KB ページとして、VARCHAR 列の列幅を 32032 バイトに調整してください。

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