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Intelligent Management: サービス・ポリシーのカスタム・プロパティー

サービス・ポリシーのカスタム・プロパティーを使用すると、 トランザクション・クラス・ベースでパーシスタント・サービス・ポリシーの違反に警報を出すサービス・ポリシーを指定できます。違反が報告されると、Intelligent Management 内のランタイム・コンポーネントによってランタイム・タスクが生成されます。タスクによって提供された情報から、推奨されるアクション計画を受け入れる、または拒否することができます。

disableResponseTimeGoals

複数のサービス・ポリシーが構成され、 どのサービス・ポリシーについても応答時間の目標を正確に確定できない場合は 、disableResponseTimeGoals カスタム・プロパティーを使用して 応答時間の目標のないサービス・ポリシーを構成します。

正しい応答時間の目標を指定するには、妥当な値を判別するために 負荷テストを行う必要があります。しかし、応答時間の目標のないサービス・ポリシーを構成して、パフォーマンス・テストを実施しなくても済むようにすることができます。応答時間の目標がない場合の 新規動的クラスター・インスタンスの開始時点を決定するために、 要求の待機時間に基づいてユーティリティー値を計算します。ユーティリティー値は、-1 から +1 までの値で、 サービス・クラスの重要度に基づきます。待機時間がゼロの要求は +1 のユーティリティー値を取得し、待機時間がほとんどすべてである要求は -1 のユーティリティー値を取得します。待機時間が要求サービス・クラスの相対重要度と 同じであれば、0 のユーティリティー値を取得します。 ここで、相対重要度は、重要度が非常に高い場合は 0 で、非常に低い場合は 1 です。

表 1. disableResponseTimeGoals カスタム・プロパティー
説明
有効範囲 セル
true

detectTxcViolations

detectTxcViolations カスタム・プロパティーは、パーシスタント・サービス・ポリシー違反がトランザクション・クラス・レベルで表示されるようにする場合に使用します。

オートノミック要求フロー・マネージャー (ARFM) では、このカスタム・プロパティーを使用して指定するプロパティーを使用します。トランザクション・クラス (サービス・クラス内に定義される) によるパーシスタント・サービス・ポリシー違反のモニターおよびレポートを使用可能にするには、detectTxcViolations カスタム・プロパティーを true に設定します。ランタイム・タスクが生成され、モニターに対して使用可能になるようにするには、このカスタム・プロパティーを true に設定し、管理コンソールによってサービス・ポリシーを使用可能にする必要があります。

表 2. detectTxcViolations カスタム・プロパティー
説明
有効範囲 セル
true
デフォルト false

detectSvcViolations

detectSvcViolations カスタム・プロパティーは、パーシスタント・サービス・ポリシー違反がサービス・クラス・レベルで表示されるようにする場合に使用します。サービス・クラス・レベルでのパーシスタント・サービス・ポリシー違反のランタイム・タスクを使用不可にし、detectTxcViolations を true に設定してトランザクション・レベルでの違反に対するランタイム・タスクを使用可能にする場合は、detectSvcViolations の値を false に設定できます。

オートノミック要求フロー・マネージャー (ARFM) は、このカスタム・プロパティーを使用して指定するプロパティーを使用します。そうでない場合は、サービス・クラス違反のみをモニターします。サービス・クラス内のサービス・ポリシー違反のモニターおよびレポートを使用可能にするには、detectSvcViolations カスタム・プロパティーを true に設定するか、デフォルト値の true のままにします。ランタイム・タスクが生成され、モニターに対して使用可能になるようにするには、このカスタム・プロパティーを true に設定し、管理コンソールによってサービス・ポリシーを使用可能にする必要があります。

表 3. detectSvcViolations カスタム・プロパティー
説明
有効範囲 セル
true
デフォルト true

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