セキュリティー・パフォーマンスの調整
以下の手順を使用して、セキュリティー設定を損ねることなくパフォーマンスを調整します。
このタスクについて
重要: アンチウィルス・ソフトウェアを実行しているプラットフォームでは、パフォーマンスの低下が起こる可能性があります。パフォーマンスの低下は、使用可能になっているアンチウィルス・ソフトウェアのベンダーまたはフィーチャー (あるいはその両方) によって異なる可能性があります。WebSphere® Application Server には、アンチウィルス・ソフトウェアの使用に際して、固有の依存関係も特別な要件もありません。この影響を軽減する方法については、アンチウィルス・ベンダーにお問い合わせください。
セキュリティーを使用可能にすると、パフォーマンスが低下します。
以下のチューニング・パラメーターは、このパフォーマンスの影響を最小限に抑える方法を提供します。
セキュリティーを有効にせずに WebSphere Application
Server for z/OS® を実行することは現実的ではありませんが、特定の調整技法を実行して、Application Server が z/OS でより効率的に稼働するよう設定することは可能です。
これらの技法は、セキュリティーの調整ヒントに詳しく説明されています。
手順
セキュリティーを必要としない アプリケーション・サーバーでセキュリティーを使用不可にします。 セキュリティーを使用不可にするには、管理コンソールで 「セキュリティー 」>「グローバル・セキュリティー」をクリックし、 「管理セキュリティーを使用可能にする」オプションを選択解除します。
- 管理コンソールの「認証メカニズムおよび有効期限」パネルで 「認証キャッシュ・タイムアウト」値を微調整します。 詳しくは、グローバル・セキュリティーの設定トピックを参照してください。
- セキュリティー・キャッシュ・プロパティーを構成します。 詳しくは、認証キャッシュ設定トピックを参照してください。
- 管理コンソールの「セッション管理」パネルで「SSL ID トラッキングを使用可能にする」オプションを使用可能にします。
暗号化の強度に関する制限がない Java™ Cryptography Extension (JCE) 無制限管轄権ポリシー・ファイルをダウンロードすることによって、Web Services Security のパフォーマンスを改善します。 詳しくは、バージョン 8.0 アプリケーション用の Web Services Security の調整に関する情報を参照してください。
セキュリティーの調整ヒントの項目で説明されているように、RACF® セキュリティー設定を変更します。
詳しくは、Secure Sockets Layer のパフォーマンス・ヒントおよびセキュリティー構成の調整の項を参照してください。
詳しくは、セキュリティー構成の調整 の項目を参照してください。