バッチ・ジョブのサービス・ポリシー
バッチ・サポートでは、ルール・ベースのサービス・ポリシー方式と完了時刻サービス・ポリシーの目標タイプが提供されます。 バッチ・ジョブと OLTP ワークロードが同じ製品インストール済み環境に混在できるため、バッチ のワークロード管理が強化されます。
サービス・ポリシーを定義するには、バッチ がインストールされていることが必要です。 動的操作に関するトピックを参照してください。
サービス・ポリシー種別は、ジョブ・スケジューラーに定義されたルールのセットによって制御されます。これらのルールは、 ブール式で構成することができ、次のオペランド・タイプを含むことができます。
- 実行依頼者識別
- 実行依頼者グループ
- ジョブ名
- ジョブ・クラス
- アプリケーション名
- アプリケーション・タイプ
- プラットフォーム
- 時間
オペランドのタイプについて詳しくは、バッチ・ジョブ種別を参照してください。
目標タイプ
- 任意目標は有効な値を持たない作業を表します。 その結果として、このタイプの作業ではリソースに制約があるときパフォーマンスが低下することがあります。
- 平均応答時間目標は任意より優先度が高い作業を 表します。平均応答時間は、特定の時間目標が割り当てられます。
- 百分位数応答時間目標は、任意よりも優先度が高い作業のための 別の手段です。百分位数応答目標は特定の基準により定義されます。百分位数応答時間目標は、応答時間が T 以下の要求の比率で、これは P 以上になります。 目標には、T と P の特定値が設定されます。
デフォルトの種別ルールおよび優先順位
バッチ・サポートでは、以下の 2 つのデフォルトの種別ルールが提供されています。
- タイプが Java™ Platform, Enterprise Edition (Java EE) である任意のジョブを、指定された Java EE アプリケーションのデフォルト IIOP 作業クラスによって定義されたトランザクション・クラスに割り当てるルール
- 任意のジョブをデフォルトのトランザクション・クラス DEFAULT_TC に割り当てるルール
デフォルト・ルールは両方とも、編集および削除可能です。ルールの順序は変更可能であり、ユーザー定義の種別を追加できます。 ジョブ・スケジューラーにより、種別ルールのリストが順番に評価され、最初に一致したルールで指定されたトランザクション・クラスが割り当てられます。 1 つのセルでサポートされる種別ルール・セットは、1 つのみです。デフォルトの構成可能なトランザクション・クラス (デフォルトでは DEFAULT_TC が指定されます) は、 このセットに関連付けられています。ジョブに一致する種別ルールがない場合、 デフォルト・トランザクション・クラスがそのジョブに適用されます。ルールの作成時にリストからトランザクション・クラスを選択するためのグラフィカル・ユーザー・インターフェース (GUI) は、バッチ・サポートがインストールされている場合にのみサポートされます。バッチ のみが存在する場合には、 トランザクション・クラス名を指定するテキスト・フィールドがあります。