メッセージ・ストア

メッセージ・ストアは、メッセージング・エンジンのオペレーションにおいて重要です。キュー・タイプ宛先をホストするため、メッセージング・エンジンにはメッセージ・ストアが含まれています。メッセージング・エンジンは、このメッセージ・ストアにより、必要であれば、コンシューマー・アプリケーションがメッセージを受信する準備ができるまでメッセージを保持したり、メッセージング・エンジンに障害が発生した場合にメッセージを保存したりすることができます。 各メッセージング・エンジンは、1 つだけメッセージ・ストアを保持しています。 これは、ファイル・ストアまたはデータ・ストアにすることができます。

メッセージ・ストアにより、メッセージング・エンジンで運用情報を保存し、障害が発生した場合にリカバリーを行うためにメッセージング・エンジンで 必要となるオブジェクトを保存することが可能になります。

メッセージング・エンジンは、揮発性データとパーシスタント・データの両方をそのメッセージ・ストア内に保持します。 揮発性データは、メッセージング・エンジンが手動で、あるいは自動的に停止すると失われます。パーシスタント・データはサーバーが再始動した後も使用できま す。詳しくは、メッセージの信頼性レベル - JMS デリバリー・モードとサービス統合のサービスの品質を参照してください。メッセージング・エンジンには、メッセージ、トランザクション状態、および通信チャネルの状態など、さまざまなタイプのデータが保管されます。

始動時に、メッセージング・エンジンは WCCM (WebSphere® Application Server Common Configuration Model) リポジトリーから構成情報を取得します。 メッセージング・エンジンは、独自のメッセージ・ストアまたはデータ・ストアから他のすべてのデータを取得します。

重要: 現在のところ、データ・ストアをファイル・ストアにマイグレーションするために使用できる機能はありません。

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