Expression Language 3.0 フィーチャーの機能
Expression Language (EL) 3.0 フィーチャーは、EL 3.0 仕様に対する完全サポートを提供します。
EL 3.0 機能の説明は、EL 3.0 仕様に記載されているため、ここでは詳細には記載しません。ただし、以下に、いくつかの重要な機能強化を示します。
- EL 3.0 は、個別のフィーチャーとして使用可能になったため、JavaServer Pages (JSP) 2.3 から独立して構成できます。
- ラムダ式 (パラメーターが含まれた値式) のサポートが追加されています。 詳しくは、EL 3.0 仕様のセクション 1.20 を参照してください。
- コレクション・オブジェクトでの操作が追加されています。詳しくは、EL 3.0 仕様の 2.0 章を参照してください。
- 新規演算子:
- ストリング連結。詳しくは、EL 3.0 仕様のセクション 1.8 を参照してください。
- 代入。詳しくは、EL 3.0 仕様のセクション 1.13 を参照してください。
- セミコロン。詳しくは、EL 3.0 仕様のセクション 1.14 を参照してください。
- フィールドおよびメソッド。詳しくは、EL 3.0 仕様のセクション 1.22 を参照してください。
重要: EL 3.0 フィーチャーには、既存のアプリケーションが機能しなくなる可能性がある変更が含まれています。ヌルから非基本型 (String を除く) へのデフォルト強制変換では、ヌルが返されます。例えば、ヌルが Boolean に強制変換された場合、false ではなく、ヌル値が返されるようになっています。以下のコード例でこのシナリオを説明します。
Integer number=null;
factory.coerceToType(number, java.lang.Double.class)
詳細については、JSR-000341 Expression Language 3.0 Specification を参照してください。