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removeMapPlatformSubject スクリプト
System Authorization Facility (SAF) で分散 ID マッピングを使用する場合は、不要な Java™ Authentication and Authorization Service (JAAS) ログイン・モジュールである MapPlatformSubject をセキュリティー構成から削除するために提供されている removeMapPlatformSubject Jython スクリプトを使用します。
removeMapPlatformSubject スクリプトは、com.ibm.ws.security.common.auth.module.MapPlatformSubject JAAS ログイン・モジュールを検索し、このモジュールをログイン項目 DEFAULT、WEB_INBOUND、RMI_INBOUND、SWAM_ZOSMAPPING から削除します。このスクリプトは、グローバル・セキュリティー構成または特定のセキュリティー・ドメインに対して実行できます。
構文
以下のコマンド構文が存在します。
wsadmin.sh -conntype NONE -lang jython -f
/path/to/script/removeMapPlatformSubject.py [options]
オプションを指定しないでこのスクリプトを実行すると、グローバル・セキュリティー構成が更新されます。
パラメーター
removeMapPlatformSubject スクリプトで使用可能なオプションは、以下のとおりです。
- -securityDomain <securityDomainName>
- 指定されたセキュリティー・ドメインのみを更新したい場合に指定します。このオプションを指定しない場合、グローバル・セキュリティー構成が更新されます。
- -scripthelp
- 構文および使用可能なオプションの説明を表示させたいことを指定します。 デバッグを目的とする場合、–trace オプションも使用できます。 デバッグ出力は stdout ストリームに送られます。
- –trace
- この機能の適用に関する問題のデバッグに使用できるトレースを作成することを指定します。 トレース出力は stdout ストリームに送られます。
使用法シナリオ
以下は、正しい構文の例です。
この例を使用して、ログイン・モジュールをグローバル・セキュリティー構成から削除します。
wsadmin.sh -conntype NONE -lang jython -f
/WebSphere/AppServer/bin/removeMapPlatformSubject.py
この例を使用して、ログイン・モジュールを server2Domain セキュリティー・ドメインから削除します。
wsadmin.sh -conntype NONE -lang jython -f
/WebSphere/AppServer/bin/removeMapPlatformSubject.py
-securityDomain server2Domain