UDDI バージョン 3 クライアント
UDDI バージョン 3 Client for Java™ を使用すると、Java クライアント・コードから、 UDDI バージョン 3 アプリケーション・プログラミング・インターフェース (API) にアクセスできます。
UDDI バージョン 3 Client for Java は、Java API for XML-based RPC (JAX-RPC) クラス・ライブラリーであり、クライアント・プログラムがバージョン 3 UDDI レジストリーとの対話に使用できる API を提供します。 このクラス・ライブラリーを使用すると、UDDI JAX-RPC オブジェクトを構成し、UDDI バージョン 3 の Web サービスを呼び出すことができます。
このクライアントには、SignatureUtilities という XML デジタル署名ユーティリティー・クラスも含まれています。これは、デジタル署名を UDDI エレメント上で構成したり検証したりするためのものです。
複数言語エンコードのサポート
UDDI バージョン 3 API は、 UTF-8 と UTF-16 の両方のエンコードをサポートします。UTF-16 文字は、 内部では UTF-8 文字として保管されます。この動作は、ユーザー・アプリケーションには認識されません。
クライアント JAR ファイル
WebSphere® Application Server は uddiv3client.jar クラス・ライブラリーを提供します。このライブラリーには、JAX-RPC UDDI バージョン 3 タイプと UDDI WebService 呼び出しクラスが含まれています。この Java アーカイブ (JAR) ファイルは app_server_root/UDDIReg/clients にあります。
UDDI バージョン 3 クライアントは、UDDI バージョン 3 SOAP 照会、公開、保有転送、およびセキュリティーの各 API 上にマップするポート・タイプを提供します。これらの API は、アクセス制御メカニズム (例えば、ロールのマッピング) によって保護されます。UDDI バージョン 3 クライアントを使用するクライアント・プログラムは、出される要求に対して適切なポート・タイプ (save_business 要求に対して UDDI_Publication_PortType など) を取得します。ロール・マッピングによって、要求に WebSphere Application Server の認証済みユーザー ID が必要になる場合は、そのポートの JAX-RPC スタブ上で関連プロパティーを設定することにより、クライアント・プログラムがユーザー ID とパスワードを渡します。
UDDI バージョン 3 クライアントのサンプル
- UDDIv3ClientBindingSample.java
- バインディング・テンプレートの保存および検出方法の例。
- UDDIv3ClientBusinessSample.java
- ビジネス・エンティティーの保存および検出方法の例。
- UDDIv3ClientServiceSample.java
- ビジネス・サービスの保存および検出方法の例。
- UDDIv3ClientSignedBusinessSample.java
- ビジネス・エンティティーの署名および検証方法の例。
- UDDIv3ClientTModelSample.java
- tModel エンティティーの保存および検出方法の例。
- UDDIv3ClientSignedTModelSample.java
- TModel エンティティーの署名および検証方法の例。
これらのクラスには、サンプルのコンパイルおよび 実行方法に関する詳細が含まれています。