[z/OS]

ログ・ブラウズ・ユーティリティー (BBORBLOG) の使用

ログ・ブラウズ・ユーティリティー (BBORLOG) を使用して、ログ・ストリーム・ファイルを表示します。

このタスクについて

このブラウザーには、次のパラメーターがあります。
表 1. ログ・ブラウズ・ユーティリティーのパラメーター. WebSphere® Application Server ログ・ストリームに 保管されたデータは、BBORBLOG Rexx Exec ルーチンを使用してフォーマットされる必要があります。デフォルトでは、BBORBLOG は、3270 ディスプレイに適合するようにエラー・レコードをフォーマットします。
パラメーター 説明
ログ・ストリーム名 ログ・ストリーム名。 ログ・ストリームの名前については、ジョブ・メッセージを参照してください。
フォーマット・オプション

80。デフォルトです。 ログ・ストリーム・レコードは 80 文字の LRECL 長にフォーマットされます。追加の行は折り返されます。

NOFORMAT。フォーマットをオフにします。エラー・ログ・メッセージは、ブラウズ・ファイルの 1 つのログ・メッセージ・ストリングとして表示されます。

reclen これは任意指定のキーワード・パラメーターであり、 出力データ・セット用にフォーマットされたレコード長を指定 します。このパラメーターを使用する場合、このパラメーターの順序は、ログ・ストリーム 名フォーマット・オプションの後に なっている必要があります。ただし、このパラメーターを指定する場合、フォーマット・オプションは、任意指定の定位置パラメーターです。フォーマット・オプション・パラメーターに NOFORMAT を 指定した場合、デフォルト値は 4096 です。フォーマット・オプション・パラメーター 値が 80 の場合、このパラメーターはデフォルトで 80 に設定されます。このパラメーター の値の範囲は 80 から 32752 です。
outdsn これは任意指定のキーワード・パラメーター であり、出力データ・セットの完全修飾でないデータ・セット名を 指定します。このパラメーターを使用する場合、このパラメーターの順序は、ログ・ストリーム 名フォーマット・オプションの後に なっている必要があります。このパラメーターのデフォルト値は、 ログ・ストリームの名前です。

手順

  1. BBO.SBBOEXEC(BBORBLOG) を編集して、bborblogpath 変数を bborblog dll が存在する HFS パスに設定するか、 HFS の bborblog dll をリンク・リスト内にあるデータ・セットにコピーします。 例えば、cp -X bborblog "//'xxx.LOAD(bborblog)'''コマンドをコピーします。
  2. BBORBLOG ブラウザーを使用して、エラー・ログ・ストリーム出力を表示します。 ブラウザーを呼び出すには、ISPF オプション 6 に進み、次のように入力します。
    'BBO.SBBOEXEC(BBORBLOG)' 'BBO.BOSSXXXX format option'
    注: この例では、BBORBLOGBBO.SBBOEXEC にあります。

タスクの結果

ブラウザーは、ログ・ストリームの内容を含む「userid.stream_name」という名前のブラウザー・データ・セットを作成します。
重要: ブラウザー・データ・セット の名前は、TSO 環境の起動に TSO PROFILE PREFIX 値が 含まれている場合は userid.stream_name です。ユーザー ID が TSO PROFILE PREFIX 値を持っていない場合、デフォルトの 出力データ・セット名は stream_name です。
ブラウザーが実行されると、以下が起こります。
  1. userid.stream_name というデータ・セットを割り振ります。これは、重複しているデータ・セットを上書きします。
  2. データ・セットにログ・ストリームの内容を取り込みます。
  3. データ・セット上で、ユーザーを「ブラウズ」モードにします。

重要: BBORBLOG が呼び出されるたびに、静的ファイルが作成され、既存ファイルが上書きされます。 ファイルを最新表示するには、BBORBLOG を再発行する必要があります。

BBORBLOG がリンク・リストにないか、またはリンク・パック域 (LPA) 内にない場合は、 ユーティリティーは、次のエラーで失敗します。
 COMMAND BBORBLOG NOT FOUND 57 *-* ADDRESS TSO "BBORBLOG "strm" "format"" +++ RC(-3) +++

ブラウザーを起動する有効な方法にはいくつかあり、使用するコマンドは方法によって異なります。以下の例は、それらの方法を 示しています。

例: BBORBLOG メンバーが BBO.SBBOEXEC という名前のデータ・セットにあった場合、選択したフォーマット・オプションに応じて、以下のいずれかを発行します。
ex 'BBO.SBBOEXEC(BBORBLOG)' 'BBO.BOSSXXXX' 
ex 'BBO.SBBOEXEC(BBORBLOG)' 'BBO.BOSSXXXX  80'
ex 'BBO.SBBOEXEC(BBORBLOG)' 'BBO.BOSSXXXX  NOFORMAT'
ex 'BBO.SBBOEXEC(BBORBLOG)' 'bbo.bossxxxx NOFORMAT reclen=5200 outdsn=bbos001.stc00123.bborblog'
ex 'BBO.SBBOEXEC(BBORBLOG)' 'bbo.bossxxxx NOFORMAT outdsn=bbos001.stc00456.bborblog'
ex 'BBO.SBBOEXEC(BBORBLOG)' 'bbo.bossxxxx 80 reclen=200'

ヒント: ターゲット・ライブラリー (ここの例では BBO.SBBOEXEC) を WebSphere Application Server for z/OS® のインストール中にユーザー・ログオン手順の SYSEXEC 連結に追加すると、ブラウザーを簡単に呼び出すことができます。 ライブラリーをインストール中に連結する場合は、ブラウザー REXX exec が収容されているライブラリーを指定する必要はありません。BBORBLOG のみ、指定する必要があります。


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