Tivoli® Performance Viewer を使用して、
Performance Monitoring Infrastructure (PMI) データをグラフまたは表の形式で表示することができます。
始める前に
Tivoli Performance Viewer は、
ノード上のすべてのサーバーのパフォーマンス・アクティビティーをモニターします。
このトピックでは、ノード上に 1 つ以上のサーバーが作成および実行されており、
PMI が使用可能になっていると想定しています。
非推奨の機能 (Deprecated feature): Tivoli Performance Viewer は、
Scalable Vector Graphics (SVG) フォーマットで、
または JPG フォーマットで静的イメージとしてグラフィックスを表示します。Adobe SVG ブラウザー・プラグインがインストールされていない場合は、
それをダウンロードしてインストールするようにプロンプトが出されます。プラグインをインストールしないを選択する (「キャンセル」を選択する) と、Tivoli Performance Viewer は静的イメージを表示します。Adobe SVG プラグインをインストールしたほうが、さまざまな理由で利点があります。まず、SVG フォーマットでは、ポイント、行、または凡例項目の上にマウスを置くと、追加情報が表示される対話式グラフィックスを提供します。
また、SVG フォーマットでは、ポイントをクリックすれば、その詳細を見ることができます。
2 つ目に、SVG フォーマットを使用すると、SVG イメージを表示する作業がクライアント・サイドで行われるため、パフォーマンス上の利点があります。
静的イメージを表示する場合、アプリケーション・サーバーは SVG イメージを静的イメージに変換する必要がありますが、これはプロセッサーやメモリーにとって負荷が集中するオペレーションとなります。
ご使用のブラウザーが Internet Explorer 7 である場合、Adobe SVG インストール・プロンプトにアクセスできない場合があります。この問題を解決するには、Adobe SVG を再インストールします。
depfeat
バージョン 8.x では、Tivoli Performance Viewer のグラフは、パフォーマンス・アクティビティーの作図に、Scalable Vector Graphics (SVG) フォーマットではなく Dojo テクノロジーを使用します。Dojo 形式によりユーザー・エクスペリエンスが向上し、アプリケーション・サーバーのプロセッサー効率とメモリー効率が改善されます。(SVG) 形式も引き続きサポートされますが、この製品のバージョン 8 では非推奨になっています。SVG 形式およびイメージ形式を使用するには、JVM プロパティーを false に設定します。例えば、com.ibm.websphere.tpv.DojoGraph=false とします。このプロパティーを false に設定すると Dojo が無効になり、Tivoli Performance Viewer は SVG 形式を使って対話式グラフィックスを、JPG 形式を使って非対話式グラフィックスを表示します。com.ibm.websphere.tpv.DojoGraph=false を設定することによって SVG フォーマットを使用することを指定したとき、Adobe SVG ブラウザー・プラグインがインストールされていない場合は、
それをダウンロードしてインストールするようにプロンプトが出されます。プラグインをインストールしないことを選択する (「キャンセル (Cancel)」を選択する) と、Tivoli Performance Viewer は静的イメージを表示します。ご使用のブラウザーが Internet Explorer 7 である場合、Adobe SVG インストール・プロンプトにアクセスできない場合があります。この問題を解決するには、Adobe SVG を再インストールします。デフォルトでは Dojo 形式を使用するため、このプロパティーの値が true に設定されています。
このタスクについて
サーバーにパフォーマンス上の問題が発生している場合は、パフォーマンス・モジュールを表示します。
例えば、個々のセッションが大きすぎる場合には、一般的なパフォーマンス上の問題が発生します。
セッション上のデータを表示するには、Servlet Session Manager PMI モジュールを表示して、
SessionObjectSize カウンターをモニターし、
セッション・オブジェクト・サイズが大きくなり過ぎないようにします。
パフォーマンス・モジュールは、管理コンソールの Tivoli Performance
Viewer 現行アクティビティー設定 に表示されます。
手順
- 表示する PMI データを選択します。
- コンソールのナビゲーション・ツリーで、「モニターおよびチューニング」>「Performance Viewer」>「現行アクティビティー」>「server_name」>
「パフォーマンス・モジュール」をクリックします。
- 表示する各パフォーマンス・モジュールの名前の横にあるチェック・ボックスに、チェック・マークを付けます。 ノードの横にある「+」をクリックするとツリーが展開され、
「–」をクリックするとツリーが縮小表示されます。
表示されるはずの PMI カウンターの一部が表示されない場合、または関心のある PM が表示されているにもかかわらず選択できない場合は、該当する特定のカウンターに対して、または該当する PM 内の任意のカウンターに対して、PMI が使用不可になります。
管理コンソールの PMI 制御域に移動し、表示するカウンターに対して PMI を使用可能にしてから、Tivoli Performance
Viewer に戻ってこれらの PM を選択します。PMI ページを表示するには、「モニターおよびチューニング」>「Performance
Monitoring Infrastructure」>「server_name」とクリックします。
- 「モジュールの表示」をクリックします。 要求したデータを示す図表または表が表示されます。図表はデフォルトで表示されます。
それぞれのモジュールには、関連する幾つかのカウンターがあります。
これらのカウンターは、データ図表または表の下にある表に表示されます。
選択されたカウンターは、図表または表に表示されます。
カウンターを個別に選択または選択解除することによって、図表または表に対してカウンターを追加したり除去したりすることができます。
各モジュールの最初の 3 つのカウンターは、デフォルトで表示されます。
最大 20 個のカウンターを選択して、Current®
アクティビティー・モードで Tivoli Performance
Viewer に表示することができます。PM のすべてのアクティブ・インスタンスに対して、PM ごとに現在使用可能なすべての PMI カウンターのデータを記録したり、Tivoli Performance
Viewer ログ・ファイルにキャプチャーすることができます。Tivoli Performance
Viewer ログ・ファイルについての詳細は、Tivoli Performance Viewer でのパフォーマンス・データのロギングを参照してください。一定期間内に Tivoli Performance
Viewer ログ・ファイルを何度でも表示し、そのたびに最大 20 個のカウンターをさまざまに組み合わせて選択することができます。一定期間内にサーバー内の各パフォーマンス・データ間の関係を柔軟に監視することができます。
- オプション: 図表または表からモジュールを除去するには、そのモジュールのとなりにあるチェック・ボックスを選択解除して、「モジュールの表示」を再びクリックします。
- オプション: 表でデータを表示するには、カウンター選択表の「表の表示」をクリックします。 図表に切り替えるには、「グラフの表示」をクリックします。
- オプション: 図表の凡例を表示するには、「凡例の表示」をクリックします。凡例を非表示にするには、「凡例の非表示」をクリックします。
- PMI データを調整します。 グラフによる異なるカウンターの比較を意味のあるものにするために、それぞれのカウンターの目盛りを手動で調整することができます。
- 図表の下の表で、変更したいカウンターの目盛りを見つけます。
- 必要に応じて「Scale」の値を変更します。 ヒント:
- 目盛りを 1 に設定すると、カウンターの真の値がグラフに表示されます。
- 1 より大きな値は、その値が、示された倍率により拡大されることを示します。
- 1 より小さな値を指定すると、示された倍率の分だけ変数が減少します。
例えば、スケール設定が .5 であるということは、カウンターが実際の値の 0.5 倍に縮小されてグラフ化されることを意味します。
スケール設定が 2 であるということは、カウンターが実際の値の 2 倍に拡大されてグラフ化されることを意味します。
拡大縮小は、グラフ化された値にのみ適用され、表形式で表示する際の表示データに影響はありません。
- 「更新」をクリックします。
- 表および図表から値を消去します。
- Tivoli Performance
Viewer ナビゲーション・ツリーの「パフォーマンス・モジュール 」の下で、1 つ以上のモジュールが選択されていることを確認してください。
- 図表または表の下の「バッファーのクリア」をクリックします。 PMI データが表または図表から除去されます。
- カウンターをゼロにリセットします。
- Tivoli Performance
Viewer ナビゲーション・ツリーの「パフォーマンス・モジュール 」の下で、1 つ以上のモジュールが選択されていることを確認してください。
- 図表または表の下の「ゼロにリセット」をクリックします。 「ゼロにリセット」は、ボタンがクリックされた瞬間に現在のカウンターの読み取り値を使用して新規ベースラインを設定します。
「ゼロにリセット」がクリックされた時点の位置を基準にして、将来のデータ・ポイントがグラフ上に作図されます。「ゼロにリセット」がクリックされる前に収集されたデータ・ポイントは、Tivoli Performance
Viewer バッファー内にまだ保持されていますが表示されません。「ゼロにリセットを元に戻す」が再度クリックされた場合は、
Tivoli Performance
Viewer は記録されているすべてのデータを「ゼロにリセット」ポイントからではなく、
元のベースラインから表示します。
Tivoli Performance
Viewer でのデータの表示方法について詳しくは、Tivoli Performance Viewer の設定の構成を参照してください。