AdminTask オブジェクトの JACCUtilityCommands コマンド・グループ
このトピックは、AdminTask オブジェクトの JACCUtilityCommands グループのコマンド・リファレンスとして使用してください。 Java Authorization Contract for Containers (JACC) が使用可能になっているかどうか、およびランタイムで単一のセキュリティー・ドメインが使用されているかどうかを判別するには、これらのコマンドを使用します。 アプリケーションのセキュリティー・ポリシーを JACC プロバイダーに伝搬する場合にも、これらのコマンドを使用できます。
isJACCEnabled
isJACCEnabled コマンドは、サービスの開始時にグローバル・セキュリティー・ドメインで JACC が使用可能になっているかどうかを表示します。 このコマンドは動的変更を表示しません。代わりに、サーバーの開始時における JACC の状況を表示します。
ターゲット・オブジェクト
なし。
必須パラメーター
なし。
戻り値
JACC が使用可能になっている場合、このコマンドは true を戻します。 JACC が使用不可になっている場合、このコマンドは false を戻します。
バッチ・モードの使用例
AdminTask.isJACCEnabled()
対話モードの使用例
AdminTask.isJACCEnabled('-interactive')
isSingleSecurityDomain
isSingleSecurityDomain コマンドは、サーバーの開始時に環境が単一のセキュリティー・ドメインを使用するように構成されているかどうかを表示します。 このコマンドは動的変更を表示しません。代わりに、サーバーの開始時におけるセキュリティー・ドメインの状況を表示します。
ターゲット・オブジェクト
なし。
必須パラメーター
なし。
戻り値
環境で単一のセキュリティー・ドメインが使用されている場合、このコマンドは true を戻します。 環境で複数のセキュリティー・ドメインが使用されている場合、このコマンドは false ストリングを戻します。
バッチ・モードの使用例
AdminTask.isSingleSecurityDomain()
対話モードの使用例
AdminTask.isSingleSecurityDomain('-interactive')
propagatePolicyToJACCProvider
propagatePolicyToJACCProvider コマンドは、対象となるアプリケーションのセキュリティー・ポリシーを JACC プロバイダーに伝搬します。 このコマンドは、単一のセキュリティー・ドメイン環境でのみサポートされます。
ターゲット・オブジェクト
なし。
必須パラメーター
なし。
オプション・パラメーター
- -appNames
- コロン文字 (:) で区切られたアプリケーション名のリストを指定します。(ストリング、オプション)
- AdminTask.propagatePolicyToJACCProvider() という構文のように、このパラメーターの値を指定しなかった場合、このコマンドはすべてのアプリケーションを使用します。
戻り値
このコマンドは出力を返しません。
バッチ・モードの使用例
AdminTask.propagatePolicyToJACCProvider ('–appNames "app1:app2:app3"')
AdminTask.propagatePolicyToJACCProvider ('-appNames', '"app1:app2:app3"')
対話モードの使用例
AdminTask.propagatePolicyToJACCProvider ('-interactive')