[IBM i]

接続ファクトリーの自動構成

cfgIdToken.jacl スクリプトを使用して、Java™ 2 Connector (J2C) 認証データ、リソース・アダプター、および接続ファクトリーを自動的に構成することができます。

始める前に

eim.jar ファイルおよび jt400.jar ファイルを構成します。

このタスクについて

eim.jar ファイルおよび jt400.jar ファイルを構成すると、 接続ファクトリーを手動で構成するか、または自動的に構成するかを選択することができます。 接続ファクトリーの手動構成を選択する場合、詳しくは、接続ファクトリーの手動構成を参照してください。

以下のステップを実行して、CF1 という名前の接続ファクトリーを my_profile WebSphere® Application Server プロファイル内に作成します。

手順

  1. デプロイメント・マネージャーが始動済みであることを確認します。
  2. CL コマンド行で QSH を入力します。 このコマンドにより、Qshell 環境が開始されます。
  3. ディレクトリーを app_server_root/bin ディレクトリーに変更して、以下のコマンドを指定します。
    注: /QIBM/ProdData/OS400/security/eim ディレクトリーには、idTokenRA.rar および idTokenRA.JCA15.rar の 2 つのリソース・アダプター・アーカイブ・ファイルが含まれています。idTokenRA.rar に含まれているリソース・アダプターは、Java EE Connector Architecture (JCA) 1.0 仕様に実装され、idTokenRA.JCA15.rar 内のアダプターは、JCA 1.5 仕様に実装されています。 JCA 1.5 仕様は、Java EE 1.4 仕様に含まれています。
    wsadmin -profileName my_profile -f /QIBM/ProdData/OS400/security/eim/cfgIdToken.jacl
      CF1 sys1.ibm.com 389 "Eim Domain 1" "Registry For my_profile" 
      -rarFile /QIBM/ProdData/OS400/security/eim/idTokenRA.JCA15.rar -authAlias myAlias1 
      -authUserName cn=administrator -authPassword pwd1 -nodeName SYS1_my_profile
    各部の意味は、次のとおりです。
    • my_profile は、WebSphere Application Server プロファイルの名前です。
    • /QIBM/ProdData/OS400/security/eim/cfgIdToken.jacl は、cfgIdToken.jacl スクリプトへのパス名です。
    • CF1 は、接続ファクトリーの名前です。
    • sys1.ibm.com は、Enterprise Identity Mapping (EIM) ドメイン・コントローラーの Lightweight Directory Access Protocol (LDAP) サーバー・ホスト名です。
    • 389 は、LDAP サーバー・ポートです。
    • Eim Domain 1 は、EIM ドメイン名です。
    • Registry For my_profile は、EIM ソース・ユーザー・レジストリーです。
    • /QIBM/ProdData/OS400/security/eim/idTokenRA.JCA15.rar は、idTokenRA.JCA15.rar ファイルへのパス名です。
    • myAlias1 は、認証別名です。これは、接続ファクトリーが Eim ドメイン・コントローラー (LDAP サーバー) に対して認証する場合に参照されます。
    • cn=administrator は、認証別名に関連付けられた識別名です。
    • pwd1 は、認証別名に関連付けられたパスワードです。
    • SYS1_my_profile は、接続ファクトリーが作成される WebSphere Application Server ノードです。 構成に複数のノードが含まれている場合、-nodeName を指定する必要があります。
    Notes®:
    • 上記の例が複数行に分割されているのは、単に例を示すためだけです。 このコマンドは、1 つの連続した行として入力してください。
    • 埋め込まれたブランクを含むすべての引数値を引用符で囲みます。
    • 外部 Web サーバーが構成されている場合、-nodeName パラメーターを使用して、 接続ファクトリーを構成するセル内でノードを指定する必要があります。

タスクの結果

接続ファクトリーを自動的に構成しました。

次のタスク

上記のステップを実行すると、EIM サンプル・アプリケーションを WebSphere Application Server 環境にデプロイすることができます。 サンプル・アプリケーション内で使用されているソース・コード・ファイルは、 独自のアプリケーションを作成するためのモデルとして使用することができます。詳しくは、Enterprise Identity Mapping サンプル・アプリケーションのデプロイを参照してください。

トピックのタイプを示すアイコン タスク・トピック



タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: last_date
http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-nd-mp&topic=tsec_idtokenconfigauto
ファイル名:tsec_idtokenconfigauto.html