データベースへのユーザーとスキーマの作成
データベースの作成後に、データ・ストア内のすべてのテーブルを保持するスキーマを作成する必要があります。 使用するデータベースに応じて、メッセージング・エンジンがデータ・ストア・テーブルにアクセスできるようにするために、1 つ以上のデータベース・ユーザー ID を作成します。
始める前に
このタスクについて
データ・ストアのすべてのテーブルは、 同じスキーマで保管されていなければなりません。データ・ストアごとに異なるスキーマ名を使用すると、 データベースに複数のデータ・ストアを作成できます。すべてのメッセージング・エンジン が同じテーブル名を使用しますが、各メッセージング・エンジンは、スキーマとの関係によって、それ独自のテーブルを排他的に使用できます。
WebSphere® Application Server に接続するためには、少なくとも 1 つのメッセージング・エンジン・ユーザー ID を作成する必要があります。
必要なユーザー ID の数は、使用するデータベースによって異なります。
- Derby、DB2®、または Oracle を使用している場合は、他のデータ・ストア用に必要となる可能性のある追加のスキーマを作成するように、メッセージング・エンジンを構成することができます。つまり、ユーザーを 1 人のみ作成する場合は、データベース内のスキーマと 1 対多の関係を持つことができます。詳しくは、データ・ソースを使用するためのメッセージング・エンジンのデータ・ストアの構成を参照してください。
- その他のタイプのデータベースの場合はすべて、依存するメッセージング・エンジンを開始する前にスキーマを作成する必要があります。
複数のスキーマを使用するようにデータベース・ユーザー ID を構成できる場合は、すべてのメッセージング・エンジンに対してそのユーザー ID のみが必要です。 それ以外の場合、ユーザー ID が使用するテーブルは、独自のスキーマ内のテーブルのみに制限されます。この場合、それぞれのスキーマごとにユーザー ID は 1 つのみとなります。
手順
- 選択したリレーショナル・データベース管理システム (RDBMS) の資料に基づいて、ユーザーおよびスキーマを作成します。 DB2 データベースでは、別々のステップでユーザーとスキーマを作成します。他のデータベースでは、スキーマとユーザーは 1 対 1 の関係にあります。
- メッセージング・エンジン・ユーザー ID に、メッセージング・エンジンによるデータ・ストア・テーブルへのアクセスを可能にする必要な特権があることを確認し、必要な場合には、データ・ストア・テーブルを自動的に作成します。 データベース特権を参照してください。