JAXBContext の作成に必要な時間の削減

JAXB クラスである可能性があるものを対象としたクラス・ローダーの検索は、Web サービス・アプリケーションが開始されるごとに毎回実行されます。アプリケーションの検索プロセスが非常に長い場合、システムがアプリケーションの JAXBContext の作成に費やす時間を削減する方法がいくつかあります。

JAXBContext オブジェクトの作成を 3 つのステップに分けることができます。
  1. JAXB クラスが含まれる可能性があるパッケージのリストの作成。 リストは、WSDL およびアノテーションの内容に基づいて作成されます。
    パッケージのリストを作成するために必要な時間を削減するオプションはありません。ただし、まれにしか見られない事例および特有の使用シナリオとして、JAXB クラスを含まないパッケージがパッケージ・リストに組み込まれる場合もあることを知っておくことは重要です。 以下に、JAXB クラスを含まないパッケージが組み込まれていることを示すトレース・メッセージの例を示します。
    Here is an example trace that indicates this situation12/2/11 6:24:40:548 PST] 0000003e JAXBUtils 1 org.apache.axis2.jaxws.message.databinding.JAXBUtils createJAXBContextValue Package com.company.queryall.v1 does not have any JAXB classes. It is removed from the JAXB context path.

    このメッセージが出現するたびに、パッケージ内に空の jaxb.index ファイルを組み込んで、JAXB クラスがないことを示す必要があります。このアクションを取らないと、時間のかかる JAXB クラス検索が行われます。

  2. 開始する JAXBContext.newInstance() の署名の決定。 JAXBContext.newInstance() の開始は、パッケージのリストと JAXB クラスのリストのどちらを使用しても行うことができるため、どちらの方法を使用するかを、お客様の目標に基づいて決定する必要があります。
  3. 実際に JAXBContext オブジェクトを作成する JAXBContext.newInstance() の開始。

以下のアクションを実行することで、JAXBContext の作成に必要な時間が削減される場合があります。


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http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-nd-mp&topic=cwbs_tuning_jaxbcontext
ファイル名:cwbs_tuning_jaxbcontext.html