共有ライブラリーの作成
共有ライブラリーとは、複数のアプリケーションによって使用されるファイルです。 共有ライブラリーを作成して、システム上の重複ライブラリー・ファイルの数を削減します。
始める前に
共有ライブラリーを作成するライブラリー・ファイルごとに、絶対パス名または ディレクトリーを決定します。
このタスクについて
サーバーにデプロイされている複数のアプリケーションがライブラリー・ファイルを使用できるようにするには、アプリケーションで必要なライブラリー・ファイルに対して 1 つ以上の共有ライブラリーを作成します。共有ライブラリーを作成する場合は、 ライブラリー・ファイルのクラスパスで変数を設定します。
複数のファイルまたはディレクトリーを 指す 1 つの共有ライブラリーを作成することができます。これにより、 アプリケーションが必要とするファイルに対して 1 つの共有ライブラリーを 維持することができます。
または、アプリケーションが必要とする ライブラリー・ファイルごとに共有ライブラリーを作成することもできます。このアプローチを推奨するのは、 ライブラリー・ファイルがほとんどなく、このファイルを使用するアプリケーションもほとんどない場合のみです。共有ライブラリーの作成後、ライブラリー・ファイルを使用する各アプリケーションに 共有ライブラリーを関連付けます。複数の共有ライブラリー、および ライブラリー・ファイルを使用する複数のアプリケーションがある場合、 数多くのステップを実行して、これらの共有ライブラリーを 作成および関連付ける必要があります。関連するファイルに対して 1 つの共有ライブラリーを作成する方が簡単です。
「共有ライブラリー」ページで、 共有ライブラリーの作成と構成を行います。
手順
次のタスク
管理コンソールを使用して、共有ライブラリーを特定のアプリケーションまたはモジュールに、 あるいはアプリケーション・サーバーのクラス・ローダーに関連付けます。 共有ライブラリー・ファイルをサーバー・クラス・ローダーと関連付けると、 そのファイルはサーバー上のすべてのアプリケーションと関連付けられます。
共有ライブラリーを作成する際に「この共有ライブラリーに独立したクラス・ローダーを使用する」設定を使用可能にした場合は、 この共有ライブラリーをアプリケーションまたは Web モジュールに関連付けます。デフォルトでは、独立したクラス・ローダーを使用するように構成された共有ライブラリーは、サーバー・レベルのクラス・ローダーに関連付けることはできません。特定の共有ライブラリーのこの動作をオーバーライドするには、-Dcom.ibm.ws.classloader.useNonIsolatedSharedLibrariesForServer=true をサーバーの JVM 設定に汎用 JVM 引数として追加するか、そのライブラリーに対する「この共有ライブラリーに独立したクラス・ローダーを使用する」設定を選択解除します。オーバーライド・プロパティーが設定されている場合、サーバー・クラス・ローダーに関連したライブラリーでは独立したクラス・ローダーは使用されません。
あるいは、 インストール済みオプション・パッケージを使用して、ご使用の共有ライブラリーをアプリケーションに関連付けることができます。