もはやメッセージの送受信に必要のないメッセージング・エンジンは、サービス統合バスから除去できます。
始める前に
WS-Notification 管理サブスクライバーが構成されているバス・メンバーでメッセージング・エンジンを削除して再作成する場合、レコードが既に存在していないにもかかわらず、リモート Web サービス・サブスクリプションがアクティブのままになる (さらに通知メッセージがローカル・サーバーに送信される) ことがあるため、注意が必要です。 詳しくは、『WS-Notification のトラブルシューティングに関するヒントである管理サブスクライバーとメッセージング・エンジンを削除するときに問題が発生することがある』を参照してください。
手順
- メッセージング・エンジンを停止します。 「即時」または「強制」モードのいずれかで停止できます。手順については、メッセージング・エンジンの停止を参照してください。
- wsadmin コマンド deleteSIBEngine を使用してメッセージング・エンジンを削除します。 エンジンが所有しているサービス統合バス・リンク、MQ リンク、およびカスタム・プロパティーはすべて削除されます。
注: メッセージング・エンジンを除去しても、
WebSphere® Application Server が自動的にデータ・ストア・テーブルを削除するわけではありません。
それらを手動で除去するか、すべてのテーブルのすべての行を削除する必要があります。
これを実行しなかった場合、新規のメッセージング・エンジンが、孤立データ・ストアを使用しようとした場合に開始に失敗することがあります。
テーブルの削除方法については、選択したリレーショナル・データベース管理システムの資料を参照してください。
また、Apache Derby の場合は、profile_root/databases/com.ibm.ws.sib (ここで、profile_root はプロファイル固有の情報が保管されているディレクトリーです) にあるデータベースのディレクトリーを削除することができます。ただし、これを実行するのは、そのメッセージング・エンジンがデータベースの唯一のユーザーである場合のみにしてください。
詳しくは、データ・ストアのライフサイクルを参照してください。
同様に、ファイル・ストア・ファイルは、メッセージング・エンジンを削除しても自動的には削除されません。ディスク・スペースを再利用するには、ファイル・ストア・ファイルを削除します。