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ミドルウェア・ノードおよびミドルウェア・サーバー

ミドルウェア・サーバー という用語は、任意のミドルウェア・ プラットフォーム上のサーバーを指します。ミドルウェア・サーバーのタイプには、WebSphere® Application ServerLiberty プロファイル・サーバー、 Apache Tomcat サーバー、JBoss サーバー、BEA WebLogic サーバー、PHP サーバーなどがあります。

サポート

Intelligent Management では、製品ドメインの外部にある環境の拡張サポート が提供されます。他のミドルウェア・プラットフォームで実行されるアプリケーション・サーバーは、製品管理ドメインではより完全に表現されます。これは、ノード・エージェントがこれらのマシンにインストールされるためです。 アプリケーション配置コントローラーは、このようなサーバー・タイプで構成される 動的クラスターを管理することができます。他のミドルウェア・プラットフォーム・ サーバーでは、一部のヘルス管理もサポートされます。

ミドルウェア・サーバー・タイプ

  • 完全ライフサイクル管理サーバー (非推奨)
    非推奨の機能 (Deprecated feature) 非推奨の機能 (Deprecated feature): 補助ライフサイクル・サーバーおよび完全ライフサイクル・サーバーは、WebSphere Application Server バージョン 9.0 で非推奨になりました。WebSphere Liberty サーバーを Liberty Collective 構成にマイグレーションしてください。他のサーバー・タイプについては、推奨されるマイグレーション・アクションはありません。depfeat
    完全ライフサイクル管理サーバーには、製品がアプリケーション・サーバー仮想化をサポートするために作成と管理の両方を行うことができるサーバーが含まれています。次の管理対象ミドルウェア・サーバー・タイプが サポートされます。
    • Intelligent Management セルの一部である、WebSphere Application Server に関連するサーバー: アプリケーション・サーバー、オンデマンド・ルーター (ODR)、およびプロキシー・サーバー。
    • PHP サーバー
    • WebSphere Application Server Community Edition 2.0 (全リリース)
    完全ライフサイクル・サポートによって管理されるすべてのサーバーは、 管理コンソールから管理される必要があります。例えば、 完全ライフサイクル WebSphere Application Server Community Edition サーバーを WebSphere Application Server Community Edition コンソールから管理しないでください。

    完全 ライフサイクル WebSphere Application Server Community Edition サーバーは、 以前に使用されていない WebSphere Application Server Community Edition バージョン 2.x または バージョン 3.x のインストールから作成します。

  • 補助ライフサイクル管理サーバー (非推奨)
    非推奨の機能 (Deprecated feature) 非推奨の機能 (Deprecated feature): 補助ライフサイクル・サーバーおよび完全ライフサイクル・サーバーは、WebSphere Application Server バージョン 9.0 で非推奨になりました。WebSphere Liberty サーバーを Liberty Collective 構成にマイグレーションしてください。depfeat
    補助ライフサイクル管理サーバーには、Intelligent Management で管理可能であるが、Intelligent Management 管理ドメインの外部で作成されたサーバーが含まれています。 これは、通常、そのサーバーが関連付けられているシステムに固有のサーバーです。ノード・エージェントをこのようなホストにインストールして、Intelligent Management 管理ドメインに関連付けます。このように構成されたホストにおいて、Intelligent Management は、サーバーの始動と停止、サーバーへのトラフィックのルーティング、サーバーへの要求の優先順位付けなどを行うことができます。Intelligent Management は、次の補助ライフサイクル・ミドルウェア・サーバー・タイプ用のテンプレートを提供します。
    • Apache HTTP Server バージョン 1.3、バージョン 2.0、およびバージョン 2.2
    • Liberty プロファイル・サーバー、バージョン 8.5.x
    • Apache Tomcat バージョン 4.1.x、バージョン 5.0.x、バージョン 5.5.x、およびバージョン 6.0
    • Apache Geronimo バージョン 1.0 およびバージョン 1.1
    • JBoss バージョン 4.0.x およびバージョン 6.0
    • BEA WebLogic Server バージョン 8.x、バージョン 9.x、バージョン 10.x
    • WebSphere Application Server Community Edition
    • Intelligent Management セルの外部で稼働する WebSphere Application Server バージョン 5.1 以降
    • カスタム HTTP サーバー

    その他すべてのサーバー・タイプでは、 独自のテンプレートを作成することができます。

    対応する管理コンソールから、または wsadmin スクリプトを使用して、補助ライフサイクル・サーバーを管理します。例えば、補助ライフサイクルの WebSphere Application Server Community Edition サーバーは、 WebSphere Application Server Community Edition コンソールによって管理されます。

  • 検出されたサーバー
    非推奨の機能 (Deprecated feature) 非推奨の機能 (Deprecated feature): 補助ライフサイクル・サーバーおよび完全ライフサイクル・サーバーは、WebSphere Application Server バージョン 9.0 で非推奨になりました。WebSphere Liberty サーバーを Liberty Collective 構成にマイグレーションしてください。他のサーバー・タイプについては、推奨されるマイグレーション・アクションはありません。depfeat

    検出されたサーバーとは、ミドルウェア・ディスカバリーによって検出されたサーバーです。 ミドルウェア・ディスカバリーでは、WebSphere Application Server Community Edition の既存のインストールを検出し、管理コンソールにそれらのサーバーの表現を作成できます。それらのサーバーは、補助ライフサイクル・サーバーとして表されます。それらのサーバーは動的クラスターにグループ化できますが、動的クラスターには手動のメンバーシップが必要です。 検出されたサーバーの式に基づく動的クラスターは作成できません。 また、ミドルウェア・ディスカバリーでは、それらのサーバーにデプロイされたアプリケーションを検出し、管理コンソールに非管理対象アプリケーションとして表現することができます。

    補助ライフサイクル・サーバーと同様に、検出されたサーバーはそれに対応する管理コンソールから管理します。例えば、WebSphere Application Server Community Edition のサーバーは WebSphere Application Server Community Edition のコンソールから管理します。 表現上の改訂があれば、管理コンソールで行います。

定義

Intelligent Management サポートは、 サーバー・カテゴリー (完全ライフサイクル・サーバー、補助ライフサイクル・サーバー、検出されたサーバー) のそれぞれに固有 です。
  • 完全ライフサイクル管理のミドルウェア・サーバーの場合は、管理コンソールでサーバーを定義します。 このようなサーバーの管理は、前のリリースでの管理と同じです。
  • 補助ライフサイクルのミドルウェア・サーバーの場合は、次の方法を使用してサーバーを Intelligent Management 構成に登録します。
    サーバーにノード・エージェントをインストールし、管理コンソールでサーバーを手動で定義します。ミドルウェア・サーバーを定義するには、サーバー・テンプレート を使用します。サーバー・テンプレートには、以下の情報が含まれています。
    • トラフィックをサーバーにルーティングするためのデフォルトのポート
    • サーバーを始動および停止するためのコマンド
    • 外部構成編集サービスの外部サーバーを構成するコア構成ファイルの デフォルト・リスト
    • 外部ログ表示サービス用のログ・ファイルが存在するディレクトリーのデフォルト・リスト
    Intelligent Management には、各タイプのミドルウェア・サーバー用のデフォルト・サーバー・テンプレート・セットが組み込まれています。
  • 検出されたサーバーの場合は、ノード・エージェントのインストール後に、ミドルウェア・ディスカバリーにより WebSphere Application Server Community Edition の既存のインストールおよびそのインストール済みアプリケーションが検出され、Intelligent Management セルにそれらのサーバーおよびアプリケーションの表現が作成されます。 各サーバーおよびアプリケーションは、補助ライフサイクル・サーバーおよび非管理対象アプリケーションとして表現されます。

管理

補助ライフサイクル・ミドルウェア・サーバーおよび検出されたミドルウェア・サーバーの特定の側面は、管理コンソールで管理できます。

  • サーバー操作 を使用すると、管理コンソールからミドルウェア・サーバー上で Java™ 実行可能ファイルまたは Java 以外の実行可能ファイルを実行できます。
  • ログ・ビューアー を使用すると、管理コンソールからミドルウェア・サーバーのログ・ファイルを表示できます。
  • 外部構成 を使用すると、ミドルウェア・サーバーの構成ドキュメントを表示および編集できるよう、管理コンソールを構成できます。

他の Intelligent Management 管理 機能 (動的クラスター、ヘルス・ポリシー、サービス・ポリシー、ランタイム・タスク、報告書作成など) は、 補助ライフサイクル・ミドルウェア・サーバーおよび 検出されたミドルウェア・サーバーに対して、多様なサポートを提供します。


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