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SIP UDP トランスポート・チャネルのカスタム・プロパティー

以下のカスタム・プロパティーをセッション開始プロトコル (SIP) UDP トランスポート・チャネルの構成設定に追加できます。

特定の UDP トランスポート・チャネルのカスタム・プロパティーを指定するには、カスタム・プロパティーのページにナビゲートして、カスタム・プロパティーの値を指定します。
重要: カスタム・プロパティーは、構成のプライマリー・メソッドとして サポートされます。そのため、カスタム・プロパティーが設定されており、管理コンソール内でそれに対応する設定を行う場合は、カスタム・プロパティー値が使用されます。
  1. 管理コンソールで、「サーバー」>「サーバー・タイプ」>「WebSphere アプリケーション・サーバー」>server_name」または「サーバー」>「サーバー・タイプ」>「WebSphere プロキシー・サーバー」>proxy_server_name」と展開して、サーバーの構成タブを開きます。
  2. 「SIP コンテナー設定」 または 「SIP プロキシー・サーバー設定」で、「SIP コンテナー・トランスポート・チェーン」 または 「SIP プロキシー・サーバーのトランスポート」 を展開し、「UDP 固有のチェーン (UDP specific chain)」 をクリックして 「UDP インバウンド・チャネル」 を選択します。
  3. 「追加プロパティー」で、「カスタム・プロパティー」 > 「新規」を選択します。
  4. 設定ページで、構成するカスタム・プロパティーを「名前」フィールドに入力し、カスタム・プロパティーの値を「」フィールドに入力します。
  5. 適用」または「OK」をクリックします。
  6. コンソール・タスクバーの「保存」をクリックして、変更した構成を保存します。
  7. サーバーを再始動します。

以下の UDP トランスポート・チャネルのカスタム・プロパティーのリストは、製品に付属しています。 これらのプロパティーは、UDP トランスポート・チャネルの設定ページには表示されません。

hideMessageBody

SIP プロキシー・サーバー・トレース・メッセージに組み込まれているメッセージ本体を必要とするかどうかを指定します。デフォルトでは、トレース・メッセージには許可ヘッダーもプロキシー許可ヘッダーも組み込まれていません。また、メッセージ本体をトレース・ログに表示させたくない場合、このカスタム・プロパティーを SIP インバウンド・チャネル (SIP 1) の設定に追加し、このプロパティーを true に設定します。

情報
データ型 ブール
デフォルト false

hideMessageHeaders

SIP プロキシー・サーバー・トレース・メッセージに表示させたくない SIP メッセージ・ヘッダーを 1 つ以上指定します。複数のヘッダーを指定する場合、ヘッダー名を区切るためにコンマを使用します。デフォルトでは、トレース・メッセージに Authorization ヘッダーおよび Proxy-Authorizationヘッダーは組み込まれません。
トラブルの回避 (Avoid trouble) トラブルの回避 (Avoid trouble): このプロパティーに値を指定する場合は、値 Authorization および Proxy-Authorization を組み込んで、これらのヘッダーが表示されないようにする必要があります。例えば、hideMessageHeaders=Via と指定すると、Via ヘッダーのみトレース・メッセージに表示されません。トレース・メッセージに Via ヘッダー、Authorization ヘッダー、および Proxy-Authorization ヘッダーを表示させない場合、hideMessageHeaders=Via,Authorization,Proxy-Authorization と指定する必要があります。gotcha
情報
データ型 ストリング
デフォルト Authorization,Proxy-Authorization

hungThreadTimeout

SIP プロキシー・サーバーが UDP スレッドの 1 つが戻されるのを待機する時間を指定し、この時間を超えるとエラーを報告します。

デフォルトでは、30 秒内にいずれの UDP スレッドもプールに戻されないと、SIP プロキシー・サーバーはエラーを報告します。 SIP プロキシー・サーバーが UDP スレッドが戻されるのを待機する時間を変更したい場合、このプロパティーを使用して、SIP プロキシー・サーバーの待機時間を秒単位で指定します。

このプロパティーを 0 に設定すると、SIP プロキシー・サーバーはエラーを報告するまで 30 秒間待機します。

情報
データ型 整数
デフォルト 0

receiveBufferSizeSocket

下位レベルのデータグラム・バッファーの値をバイト単位で表示します。これは、任意のインバウンドのユーザー・データグラム・プロトコル (UDP) チャネルの DatagramSocket 受信バッファー (SO_RCVBUF) のサイズです。

このプロパティーを使用して、DatagramSocket 層の複数のパケットをバッファーに入れます。 プロパティーの値が小さすぎると、サーバーが過負荷の場合パケットが失われることがあります。 値が大きすぎると、パケットが遅延することがあります。

情報
データ型 ストリング
デフォルト 1024000

sendBufferSizeSocket

下位データグラム・バッファーの値をバイト単位で指定します。これは、任意のインバウンド UDP チャネルの DatagramSocket 送信バッファー (SO_SNDBUF) のサイズです。

このプロパティーを使用して、DatagramSocket 層の複数のパケットをバッファーに入れます。 プロパティーの値が小さすぎると、サーバーが過負荷の場合パケットが失われることがあります。 値が大きすぎると、パケットが遅延することがあります。

情報
データ型 ストリング
デフォルト 1024000

receiveBufferSizeChannel

着信 UDP パケットの最大サイズの値をバイト単位で指定します。これは、UDP チャネルにより割り振られた受信バッファーのサイズです。

情報
データ型 ストリング
デフォルト 65535

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