リソース・アダプターの単一インスタンスの使用
特定のリソース・アダプターを、Java™ 仮想マシン (JVM) 内の単一ランタイム・インスタンスに限定することができます。
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このタスクについて
いくつかのリソース・アダプターに対して単一インスタンスのリソース・アダプター構成オプションを使用することにより、 最適に動作する環境をセットアップすることができます。 エンタープライズ情報システム (EIS) からのインバウンド通信をサポートする一部のリソース・アダプターでは、 単一インスタンスの振る舞いが必要となる場合があります。 この設定を有効にすることによって、サーバーの起動時間を最適化することができます。 その他のリソース・アダプターでは、この設定を必要でありません。 リソース・アダプターを単一インスタンスの振る舞い用に構成するかどうかを決定する必要があります。
問題のテストおよびトラブルシューティングに、単一インスタンスのリソース・アダプター構成を使用することを検討してください。 一部のリソース・アダプターに単一インスタンス制限を課すと、問題に対する修正アクションとして 機能する場合があります。問題に関連すると考えられる 1 つ以上のリソース・アダプターで 単一インスタンスの振る舞いを有効にすると、特定問題の切り分けに役立つ可能性があります。
この設計では、2 つのリソース・アダプター JavaBeans インスタンスがあって、それらのいずれかの インスタンスが単一インスタンスとして構成されている場合に、equals メソッドから true を返すものは、同じ JVM 内での共存が許可されません。 例えば、同一のリソース・アダプターを組み込んでいる 2 つのアプリケーション (すなわち、リソース・アダプターを組み込んでいる 1 つのアプリケーションがあり、 その同一リソース・アダプターがスタンドアロン・リソース・アダプターとしてサーバー内にインストールされている) が、同一サーバー上で構成されている (構成属性の一部が異なっていても、equals() メソッドが評価するものは等しい) 場合、これは許可されなくなり、ResourceException を返します。