視覚化データ・サービスは、他の図表プログラムで再利用するために、
ヒストリー・データをテキスト・ファイルに記録します。ヒストリー・データは、java.util.Date クラスの標準 long 値のタイム・スタンプとともにコンマ区切り値でログに記録されます。
視覚化データ・サービスを使用することで、ヒストリー・データのログへの記録、課金値の計算、またはキャパシティー・プランニングの実行を行うことができます。
始める前に
この機能を実装するには、デプロイメント・マネージャーを使用する必要があります。複数のコア・グループを使用している場合は、それらが正しくブリッジされていることを確認してください。
モニターまたはオペレーターの管理ロールのいずれかを持つユーザーが表示できるのは、視覚化データ・サービス情報のみです。
コンフィギュレーター管理ロールを持つ場合は、構成を変更することができます。管理者ロールを持つ場合は、視覚化データ・サービスのすべての特権を持ちます。
このタスクについて
重要: ロギングを有効にする前に、視覚化データ・サービスを構成する必要があります。ロギングを有効にした後で構成を変更する必要がある場合は、構成変更後にデプロイメント・マネージャーを再始動する必要があります。
手順
- 管理コンソールで、をクリックします。
- 「タイム・スタンプ形式」フィールドに値を入力します。 タイム・スタンプ形式は、視覚化データのログを記録するときに使用される日時のパターンを指定します。タイム・スタンプをフォーマット設定するには、SimpleDateFormat Java™ クラスを使用します。例えば、12.06.2006 5:26:30:978
PM PDT というタイム・スタンプを出力するには、以下のタイム・スタンプ形式の値を使用します。
MM.dd.yyyy hh:mm:ss:SSS aaa z
IBM® Tivoli® Usage and Accounting Manager を使用している場合は、日付と時間を別のフィールドに分割する形式を使用します。
'MM.dd.yyy, hh:mm:ss:SSS'
'yyyy.MMMMM.dd, hh:mm:ss'
wsadmin ツールを使用するタイム・スタンプ形式を指定することもできます。
wsadmin.sh -lang jython
wsadmin>> vds = AdminConfig.getid("/Cell:OpsManTestCell/VisualizationDataService:/")
wsadmin>> vdl = AdminConfig.showAttribute(vds,"visualizationDataLog")
wsadmin>> AdminConfig.modify(vdl,[["timestampFormat","MM.dd.yyyy hh:mm:ss:SSS aaa z"]])
wsadmin>> print AdminConfig.show(vdl)
wsadmin>> AdminConfig.save()
- 「最大ファイル・サイズ」フィールドに、ログの最大ファイル・サイズを表す整数を入力します。
- 「ヒストリー・ファイルの最大数」フィールドに、ヒストリー・キャッシュ・タイプごとに
生成されるログの最大数を表す整数を入力します。
- 「ファイル名」フィールドに、ログ・ファイルが生成されるパスを入力します。 ファイル名の値には、${LOG_ROOT}/visualization のように変数を使用することができます。
- 「Data log write interval」フィールドに、ログが生成される間隔 (分、秒、時、または日)
として、1 から 365 までの整数を入力します。 1 週間より長い期間にわたって、いくつかのメトリックについてデータをログに記録することを計画している場合、
パフォーマンスをよくするため、「データ・ログ書き込み間隔」を増やしてください。
- 「データ変換」アクション・リストから、「平均」または「スキップ」を選択して、間隔が最大値に達した際のデータの変換方法を指定します。 使用したいデータ・ポイントよりも多くのデータ・ポイントが提供される場合があります。
「平均」オプションは指定された間隔で既存のデータ・ポイントを平均化し、「スキップ」オプションはデータ・ポイントをスキップして、
特にその間隔でのみポイントを使用します。
- 「ログを有効にする」を選択して、ヒストリー・データのロギングを開始します。
- 視覚化データ・サービスを構成する前にロギングが有効にされた場合は、デプロイメント・マネージャーを再始動します。
タスクの結果
操作可能データが指定されたファイル名でエクスポートされます。
次のタスク
これで視覚化データ・サービスが構成されたので、
外部図表プログラムにデータをインポートできます。