API を使用した XML 操作の実行
IBM® XML アプリケーション・プログラミング・インターフェース (API) を 使用して、新規および更新済みの W3C XML 標準を使用した操作を実行できます。
始める前に
プロセッサーの制限:
- 名前空間軸を使用する際に、提供されている入力文書が StreamSource、SAXSource、または StAXSource の場合は、名前空間軸からは (現行ノードの有効範囲内にあるすべての名前空間ではなく) 現行ノードで宣言された名前空間にしかアクセスすることはできません。
- 一部のストリング関数と演算を評価する場合、コード・ポイントが #xFFFF より上の Unicode 文字がプロセッサーで正しく処理されない可能性があり、UTF-16 エンコード文字のサロゲート・ペアが 2 つの別々の文字として正しく処理されない可能性があります。
- 空白文字のテキスト・ノードは、エレメントのみの内容を含む複合タイプのエレメントから除去されない可能性があります。 そうしたエレメントの子をマッチングする際、空白文字のテキスト・ノードが処理されないように、element() などのエレメントのみを一致させるシーケンス型を使用します。
- 演算式に関係するエラー・メッセージに報告される列番号が、実際にエラーになっているオペランドを指していない可能性があります。 エラーの原因を判断する際は、両方のオペランドを検討してください。
- 演算式のオペランドとして XQuery typeswitch 節に宣言されている変数を使用すると、エラーが発生する可能性があります。
次の例に示すような演算式の XQuery typeswitch 節に宣言された変数を使用する場合、プロセッサーは誤ってタイプ・エラーを報告する可能性があります。
typeswitch (.) case $a as xs:integer return ($a + 1) default return 17
この制約を回避するには、変数を想定されるタイプにキャストします。 以下に例を示します。typeswitch (.) case $a as xs:integer return (($a cast as xs:integer) + 1) default return 17
手順
サブトピック
サンプル XML アプリケーションの作成および実行
IBM WebSphere® Application Server XML シン・クライアント (com.ibm.xml.thinclient_9.0.0.jar ファイル) を使用して、サンプル XML アプリケーションを作成できます。また、API 文書を 使用して、XML API の理解を深めることができます。IBM Thin Client for XML の実行
IBM Thin Client for XML with WebSphere Application Server によって、アプリケーションは、簡単な Java™ 環境で IBM XML テクノロジー・コンポーネントを活用することができます。このようなアプリケーションは、Java SE ランタイム環境 で XML API に直接アクセスして XPath、XQuery、および XSL を処理できます。 Thin Client for XML ライブラリーは、WebSphere Application Server インストールを使用して、アプリケーションに組み込むことができます。Thin Client for XML は、Java SE ランタイム環境の選択も広げます。これは、WebSphere Application Server にパッケージされている IBM Java ランタイム環境 (JRE) で実行でき、さらに Oracle Corporation の Windows 版と Linux 版の JRE、Oracle Corporation の Web サイトからダウンロードした JRE、または HP の Web サイトからダウンロードした JRE で実行できます。基本操作の実行
この情報は、基本的な XPath、XSLT、および XQuery 操作の実行に役立ちます。プリコンパイル
この情報は、式、照会、またはスタイルシートのプリコンパイルに役立ちます。リゾルバーの使用
この情報は、リゾルバーの使用に役立ちます。外部変数および関数の使用
この情報は、外部変数および関数の使用に役立ちます。項目およびシーケンスの作成
この情報は、XItemFactory を使用した項目とシーケンスの作成、およびさまざまなシーケンス・タイプの使用に役立ちます。照合による処理
XSLT スタイルシートや、XQuery および XPath の式は、照合 URI を使用したさまざまな照合を参照できます。 照合とは、国/地域別環境に応じたルールの組み合わせです。ここには、テキストのソート方法や、2 つのテキスト部分の差異で重要と見なされるものとそうでないものが定義されています。コマンド行ツールを使用した実行
スタイルシートの実行には ExecuteXSLT ツール、XPath 式の実行には ExecuteXPath ツール、 XQuery 式の実行には ExecuteXQuery ツールを使用できます。メッセージ・ハンドラーの使用と例外の管理
この情報は、メッセージ・ハンドラーの使用と例外の管理に役立ちます。


http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-nd-mp&topic=txml_using_xapi
ファイル名:txml_using_xapi.html