統合リポジトリー構成における LDAP リポジトリーのパフォーマンスの向上

統合リポジトリー構成で LDAP リポジトリーのパフォーマンスを向上させるには、ここに示すステップに従います。

始める前に

「パフォーマンス」パネルで使用可能な設定は、統合リポジトリー機能を使用して構成された LDAP リポジトリーに特に関連する、独立のオプションです。これらのオプションは、WebSphere® Application Server の 全体の構成には影響しません。

手順

  1. 管理コンソールで、「セキュリティー」>「グローバル・セキュリティー」とクリックします。
  2. 「ユーザー・アカウント・リポジトリー」において、「使用可能なレルム定義」フィールドから「統合リポジトリー」を選択し、「構成」をクリックします。複数のセキュリティー・ドメイン環境内の特定のドメインを構成するには、「セキュリティー・ドメイン」>「domain_nameをクリックします。「セキュリティー属性」の下で、「ユーザー・レルム」を展開し、「このドメイン用にカスタマイズする」をクリックします。レルム・タイプとして「統合リポジトリー」を選択して、「構成」をクリックします。
  3. 「関連項目」の下で「リポジトリーの管理」>「repository_name」とクリックします。
  4. 「追加プロパティー」の下の「パフォーマンス」をクリックします。
  5. オプション: Limit search time」オプションを選択し、 Application Server が Lightweight Directory Access Protocol (LDAP) エントリーの検索に 使用できる最大のミリ秒数を入力します。
  6. オプション: Limit search returns」オプションを選択し、 検索条件に一致する、戻すべきエントリーの最大数を入力します。
  7. オプション: 接続プールの使用」オプションを選択し、 Application Server が、再利用のために LDAP サーバーへの個別の接続を保管するかどうかを 指定します。
  8. オプション: Enable context pool」オプションを選択し、 複数のアプリケーションが、LDAP サーバーに同じ接続を使用するかどうかを指定します。 このオプションを選択する場合は、同じ接続を使用できる最初のエントリー、優先エントリー、 およびエントリーの最大数を指定します。Enable context pool」オプション は、「接続プールの使用」オプションと一緒に使用可能にすることも、 別々に使用可能にすることもできます。このオプションを使用不可にすると、 各コンテキストごとに新規の接続が作成されます。「Context pool times out」オプション を選択し、コンテキスト・プールのエントリーの有効期限が切れる秒数を指定することもできます。
  9. オプション: コンテキスト・プールの「最大サイズ」の値をゼロ (0) に設定します。
  10. オプション: Cache the attributes」オプション を選択し、検索属性エントリーの最大数を指定します。 このオプションにより、 WebSphere Application Server は、LDAP サーバーに複数の呼び出し を行わずにローカル側でエントリーを検索できるようにするために、LDAP エントリーを保管できます。 「Cache the attributes」オプションに関連した「キャッシュのタイムアウト数」オプション をクリックして、Application Server がこれらのエントリーを保管できる最大秒数を指定します。クラスター環境内の動的属性キャッシュ用の「配布ポリシー」を、「共有しない」、共有される「プッシュ」、または共有される「プッシュおよびプル」として指定します。この設定は、アダプターの始動プロセス時に読み取られ、それに応じてキャッシュ・ポリシーが設定されます。
  11. オプション: Cache the search results」オプション を選択し、検索結果エントリーの最大数を指定します。 このオプションにより、 WebSphere Application Server は、LDAP サーバーに複数の呼び出し を行ってその検索結果を検索せずに、検索照会の結果を保管できます。 「検索結果のキャッシュ」オプションに関連付けられた「キャッシュのタイムアウト数」オプションをクリックして、Application Server が結果を保存できる最大秒数を指定します。クラスター環境内の動的属性キャッシュ用の「配布ポリシー」を、「共有しない」、共有される「プッシュ」、または共有される「プッシュおよびプル」として指定します。この設定は、アダプターの始動プロセス時に読み取られ、それに応じてキャッシュ・ポリシーが設定されます。
  12. オプション: com.ibm.websphere.wim.ServiceProvider.createRootDataObject メソッドではなく、com.ibm.websphere.wim.util.SDOHelper.createRootDataObject メソッドを使用して、 ルートの DataObject オブジェクトをローカルに作成します。

タスクの結果

これらのオプションは、ご使用の統合リポジトリー構成の パフォーマンスを向上させるために使用できます。ただし、パフォーマンスの改善は、 ご使用の特定の構成によって異なります。

トピックのタイプを示すアイコン タスク・トピック



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http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-nd-mp&topic=twim_performance
ファイル名:twim_performance.html