カスタム Common Base Event ファクトリー・ホームの作成

カスタム Common Base Event ファクトリー・ホームを使用して、固有のイベント・ファクトリーの構成および実装を制御します。

始める前に

イベント・ファクトリー・ホームでは、イベント・ファクトリー・インスタンス用のホームが作成および提供されます。 各イベント・ファクトリー・ホームには、コンテンツ・ハンドラーがあります。 このコンテンツ・ハンドラーは、イベント・ファクトリー・ホームが作成するイベント・ファクトリーにそれぞれ割り当てられます。 同様に、Common Base Event が作成されると、その Common Base Event には、イベント・ファクトリーからコンテンツ・ハンドラーが割り当てられます。イベント・ファクトリー・インスタンスは、その固有の名前を基に、 関連付けられたイベント・ファクトリー・ホームによって保守されます。例えば、アプリケーション・コードによって名前付きのイベント・ファクトリーが要求された場合、新規に作成されたイベント・ファクトリー・インスタンスが返され、そのイベント・ファクトリーに対して将来、要求があった場合に備えて保持されます。

Common Base Event をロギングする際のイベント・ファクトリー・ホームの使用を容易にするために、以下のクラスが追加されました。

クラス名 説明
WsEventFactoryHomeImpl このクラスは、org.eclipse.hyades.logging.events.cbe.impl.AbstractEventFactoryHome クラスを拡張します。 このイベント・ファクトリー・ホームは、WsContentHandlerImpl コンテンツ・ハンドラーに関連したイベント・ファクトリー・インスタンスを戻します。イベント・ファクトリー・テンプレートが使用されていない場合、WsContentHandlerImpl は、 WebSphere® Application Server がデフォルトで使用するコンテンツ・ハンドラーです。

WsTemplateEventFactory
HomeImpl

このクラスは、org.eclipse.hyades.logging.events.cbe.impl.EventXMLFileEventFactoryHomeImpl クラスを拡張します。 このイベント・ファクトリー・ホームは、WsTemplateContentHandlerImpl コンテンツ・ハンドラーに関連したイベント・ファクトリー・インスタンスを戻します。イベント・ファクトリー・テンプレートが必要な場合、WsTemplateContentHandlerImpl は、 WebSphere Application Server が使用するコンテンツ・ハンドラーです。

このタスクについて

カスタム・イベント・ファクトリー・ホームでは、WebSphere Application Server のロギングで Common Base Event の使用がサポートされており、WebSphere Application Server ランタイムとこの API の利用者の間のロギングを容易にしたり一貫性のあるものにします。 イベント・ファクトリーを取得するのに、CustomEventFactoryHome クラスおよび CustomTemplateEventFactoryHome クラス が使用されます。これらのクラスは、特別なイベント・ファクトリーに正しいコンテンツ・ハンドラーが使用されていることを確認します。 インフラストラクチャー・プロバイダーが、パラメーターのセットを使用してどれが適切なイベント・ファクトリーかを決定し、 ファクトリー選択の詳細をインフラストラクチャー・ユーザーから隠す方法の例として、 CustomEventFactoryHelper クラスを挙げることができます。

手順

タスクの結果

ここに用意されている情報を使用して、カスタム・コンテンツ・ファクトリー・ホームおよび指定の設定に基づいた関連のクラスを実装します。

トピックのタイプを示すアイコン タスク・トピック



タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: last_date
http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-nd-mp&topic=ttrb_cstcbefacthomes
ファイル名:ttrb_cstcbefacthomes.html