データベース・セッション・パーシスタンスの構成
データベースを構成して、データベース・セッション・パーシスタンスの セッション・データを収集することができます。
このタスクについて
データベース・セッション・パーシスタンスのセッション管理機能を構成するには、以下のステップを実行します。
手順
- JDBC プロバイダーを作成および構成します。
- データベースを指すデータ・ソースを作成します。
定義した JDBC プロバイダーを使用します (「リソース」>「JDBC」>「JDBC プロバイダー」>「JDBC_provider」>「データ・ソース」>「新規」)。 データ・ソースは、非 JTA、例えば 非 XA 対応である必要があります。 データ・ソースの JNDI 名をメモしておいてください。
既存データベースをポイントします。
セッション・パーシスタンスの DB2® 表を含む z/OS® DB2 データベースをポイントします。
セッション・パーシスタンスの構成の例は次のようになります。
名前 セッション JNDI 名 jdbc/sessions コンテナー管理パーシスタンス 選択 コンポーネント管理認証別名 CELL/jaasalias コンテナー管理認証別名 CELL/jaasalias - 「リソース」>「JDBC プロバイダー」>「JDBC_provider」>「データ・ソース」>「datasource_name」の下に正しいデータベースがリストされていることを確認します。 必要に応じて、データベース管理者に問い合わせて正しいデータベース名を確認してください。
以下に例を示します。
データベース名 LOC1 (ご使用のシステムを指定します) z/OS DB2 データベース内に、セッション・パーシスタンス用に使用される DB2 表を作成します。
セッション・パーシスタンスの DB2 表を構成します。
- セッション管理の該当レベルに進みます。
- 「追加プロパティー」の下の「分散環境設定」をクリックします。
- 「データベース」を選択して、クリックします。
- 上記ステップのデータ・ソースの JNDI 名を指定します。 データベース・ユーザー ID およびパスワードには、 大文字小文字の区別があります。
- データベースにアクセスしてテーブルを作成するために使用するデータベース・ユーザー ID とパスワードを指定します。 データ・ソースを作成したときに、コンテナー管理下認証別名または コンポーネント管理認証別名を指定した場合でも、セッション・マネージャーでは セッション・パーシスタンスにこの 2 つの設定を使用しません。セッション・マネージャーでは、 セッション・パーシスタンスにこのステップで指定するユーザー ID とパスワードが 使用されます。
- オプション:
セッション・テーブルの インスタンスを複数持つ場合は、セッションの「ユーザー ID」フィールドに スキーマ名を追加します。
セッション・マネージャーはスキーマ名を使用し、 すべてのデータベース操作用のセッション・テーブル名を修飾します。ユーザー ID が スキーマ名なしで指定される場合のみ、スキーマ名が NULL にデフォルト設定されて、 スキーマ名が NULL のテーブル名 (例えば NULL.SESSIONS) が作成されます。 NULL 以外の他のスキーマ名で複数セッション・テーブルを作成し、 適切なスキーマ名が含まれるようにユーザー名を変更することによって、 それらに個別にアクセスできます。
確認のため、パスワードを再入力します。
DB2 セッション・データベースの表スペースおよびページ・サイズを構成します。
- multirow スキーマに切り替えます。
- 「OK」をクリックします。
- チューニング・パラメーターを変更する場合は、 「追加プロパティー」の下の「カスタム・チューニング・パラメーターをクリックします。
- 「適用」をクリックします。
- 「保存」をクリックします。
サブトピック
複数行スキーマへの切り替え
複数行スキーマ構成では、保管できるデータ量に制限はなく、 アプリケーションのデータベース容量によってのみ制約されます。 アプリケーションは、レコード全体ではなく、個々のフィールドを読み取ることができるので、不要な Java オブジェクト・シリアライゼーションを回避することでパフォーマンスを向上させる上で役立ちます。 セッション管理機能を構成して、セッション・オブジェクトの各属性をデータベースのそれぞれの専用の行に保管するには、複数行スキーマ構成を使用します。DB2 セッション・データベースの表スペースおよびページ・サイズの構成
セッション・パーシスタンスのために DB2 を使用している場合は、ページ・サイズを増やして、大量のデータをデータベースに書き込む際のパフォーマンスを最適化することができます。 8K、16K、または 32K のページ・サイズがサポートされています。セッション・パーシスタンス用の DB2 表の作成
セッション・データは DB2 表に収集および保管されます。セッション・パーシスタンスに DB2 を使用する場合は、アプリケーション・サーバーに関連付けられている DB2 表を作成し、定義する必要があります。セッション・パーシスタンス用の表の構成
セッション・データを収集するために表を構成するには、 Web コンテナーの構成プロパティーに表の名前を追加する必要があります。セッション・パーシスタンス用の表の作成
データベース表を使用して、セッション・データを収集および保管することができます。 セッション・パーシスタンスにデータベース表を使用する場合は、 アプリケーション・サーバーに関連付けられているデータベース表を作成し、定義する必要があります。データベース設定
このページを使用して、データベース・セッション・サポートの設定を指定します。


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