[AIX Solaris HP-UX Linux Windows][IBM i]

同一マシン上の Web サーバーおよびアプリケーション・サーバー・プロファイルの構成

WebSphere® Application Server は、特定のブランドの Web サーバーと通信するように構成できる Web サーバー・プラグインを提供します。 同じマシンに Web サーバー、その Web サーバー・プラグイン (WebSphere Application Server 用)、およびアプリケーション・サーバーをインストールする方法を学習します。

始める前に

[IBM i]複数のプロファイル が存在する場合は、Web サーバー・プラグイン構成ツールで構成されるプロファイルを選択することができます。構成するプロファイルを選択する方法を決定する論理の流れについての説明は、プラグイン構成を参照してください。

[AIX Solaris HP-UX Linux Windows]複数のプロファイルが存在する場合は、Web サーバー・プラグイン構成ツールがプロファイルを選択することが可能です。構成するプロファイルを選択する方法を決定する論理の流れについての説明は、プラグイン構成を参照してください。

WebSphere Application Server 製品ファミリー が、ある特定の Web サーバー製品 (例えば、IBM® HTTP Server または Microsoft Internet Information Services (IIS) など) をサポートする場合、WebSphere Application Server 製品でその Web サーバー用のバイナリー・プラグインが提供され、ユーザーはそれをインストール する必要があります。

WebSphere Application Server 製品ファミリーが、特定のブランドの Web サーバー用にバイナリー・プラグインを提供していない場合、その Web サーバーはサポートされません。バイナリー・プラグインの目的は、Web サーバーとアプリケーション・サーバーの間に通信プロトコルを提供することです。

[AIX Solaris HP-UX Linux Windows]新規プロファイルを作成し、Web サーバーも使用したいと仮定します。新しいプロファイル用の新規 Web サーバーをインストールした後で、Web サーバー・プラグインをインストールし、Web サーバー・プラグイン構成ツールを使用して Web サーバーとアプリケーション・サーバーの両方を構成する必要があります。

Web サーバーがインストールされていない場合でも、将来の利用に備えて Web サーバー・プラグインをインストールすることができます。

この手順では、マシン上のデフォルト・プロファイルであるアプリケーション・サーバー・プロファイルを構成します。Web サーバーとアプリケーション・サーバーの間には 1 対 1 の関係が存在します。

ただし、スタンドアロン・アプリケーション・サーバー・プロファイルおよび管理対象プロファイルでは、複数の Web サーバーをそれぞれ別個の Web サーバー定義内に定義できます。

この項目では、以下のトポロジーの作成方法について説明します。

単一マシン上のアプリケーション・サーバーとオプションの Web サーバー

注: プラグイン・コンポーネントの非 root インストールは、 アプリケーション・サーバーも同じ非 root ユーザーによってインストールされている場合にのみサポートされます。 それ以外の場合、Web サーバー構成スクリプトは、アプリケーション・サーバー・インストール・システムに対して実行できません。

このタスクについて

注: このトピックでは、 1 つ以上のアプリケーション・サーバー・ログ・ファイルを参照します。推奨される代替案として、分散システムや IBM i システムの SystemOut.logSystemErr.logtrace.logactivity.log ファイルではなく、High Performance Extensible Logging (HPEL) ログおよびトレース・インフラストラクチャーを使用するようにサーバーを構成できます。また HPEL は、ネイティブ z/OS® ロギング機能と連携させて使用することができます。HPEL を使用する場合、LogViewer コマンド・ライン・ツールを サーバー・プロファイルの bin ディレクトリーから使用して、すべてのログ・ファイルにアクセスし、 情報をトレースできます。HPEL の使用について詳しくは、HPEL を使用してのアプリケーションの トラブルシューティングに関する情報を参照してください。
Web サーバー・プラグイン構成ツールは、以下の情報を収集した後で、サポートされる Web サーバー用にプラグインを構成します。
  • 構成する Web サーバーのタイプ
  • インストール済みのターゲット Web サーバーのアーキテクチャー (64 ビットまたは 32 ビット)
  • 構成される Web サーバー用構成ファイルのロケーション
  • Web サーバー・ポート
  • IBM HTTP Server の場合は以下の情報:
    • オプションの IBM HTTP Server 管理サーバー・セットアップ用のポート番号
    • 管理コンソールからオプションの IBM HTTP Server 管理サーバーへの認証を受けるためのユーザー ID とパスワード
    • [AIX][Linux]IBM HTTP Server、IBM HTTP Server 管理サーバー、および Web サーバー・プラグイン構成ファイルへの書き込みアクセス権を取得するためのシステム・ユーザー ID とグループ
    • [Windows]ウィンドウ・サービスとして IBM HTTP Server 管理サーバーを実行するよう選択する場合はユーザー ID とパスワード
  • Web サーバー定義の名前
  • 使用される構成シナリオ
    • リモート・シナリオの場合、ツールはアプリケーション・サーバーのホスト名または IP アドレスを収集します。
    • ローカル・シナリオの場合、ツールは WebSphere Application Server 製品のインストール・ルート・ディレクトリーを収集します。
  • Web サーバー・プラグインによって構成されるプロファイル

Web サーバー・プラグイン構成ツールは、バイナリー・プラグイン・モジュールおよびプラグイン構成ファイルのロケーションを指すディレクティブを作成することによって、Web サーバーの構成ファイルを編集します。

バイナリー・プラグイン・モジュールの名前は、Web サーバーのタイプによって異なります。 プラグイン構成ファイルは、常に plugin-cfg.xml ファイルです。

Web サーバー・プラグイン構成ツールは、アプリケーション・サーバーの構成に Web サーバー定義が存在しない場合に、これを作成します。

管理コンソールを使用して、Web サーバー構成を管理することができます。 例えば、アプリケーション・サーバーにアプリケーションをインストールする場合、そのアプリケーションを Web サーバー定義にインストールすることも選択できます。 その場合、更新済み plugin-cfg.xml ファイルには、新規アプリケーションが使用可能であることが示されます。 Web サーバーが更新済みプラグイン構成ファイルを読み取ると、Web サーバーは、Web クライアントに対して提供できる新規アプリケーションを認識します。

Web サーバー定義上に新規アプリケーションをインストールしないことを選択した場合、アプリケーションはプラグイン構成ファイルに追加されません。 Web サーバーはそのアプリケーションを認識しないため、Web クライアントに提供することができません。

サポートされる構成 サポートされる構成: このツールは、AIX®、Linux、および Windows 上でのみサポートされます。Web サーバー・プラグイン構成ツールを使用する代わりに、応答ファイルを指定して pct コマンド行ツールを使用することで、Web サーバーを構成できます。詳しくは、pct ツールを使用した Web サーバー・プラグインの構成を参照してください。sptcfg

この手順を使用して、Web サーバー・プラグインをインストールし、Web サーバーを構成し、デフォルト・アプリケーション・サーバー・プロファイルで Web サーバー定義を作成します。

手順

タスクの結果

Web サーバー・プラグインをインストールすると、Plugins ディレクトリーおよびいくつかのサブディレクトリーが作成されます。例えば、以下のディレクトリーは、Linux システムで作成されたものです。
  • plugins_root/bin/32bits または plugins_root/bin/64bits には、サポートされるすべての Web サーバーのバイナリー・プラグインが含まれています。
  • plugins_root/logs には、ログ・ファイルが含まれています。
  • plugins_root/properties には、バージョン情報が含まれています。

Web サーバー・プラグイン構成ツールは、アプリケーション・サーバー・プロファイル内に Web サーバー定義が存在しない場合に、これを作成します。

Web サーバー・プラグイン構成ツールは、profile_root/plugin-cfg.xml ファイルを使用するよう、Web サーバーを構成します。

アプリケーション・サーバーは、ファイルに影響を及ぼすイベントが発生する際には必ず、Web サーバー・プラグイン構成ファイル plugin-cfg.xml を再生成します。そのようなイベントには、アプリケーション、サーバー、または仮想ホストの追加または除去が含まれます。スタンドアロン・アプリケーション・サーバーは、このファイルを以下のロケーションに再生成します。
profile_root 
   /config/cells/cell_name/nodes/
   web_server_name_node/servers/
   web_server_name/plugin-cfg.xml
統合ノードでは、クラスターおよびクラスター・メンバーの作成または除去によっても、ファイルが再生成されます。 デプロイメント・マネージャーは、以下のロケーションにある統合アプリケーション・サーバー用ファイルを再生成します。
profile_root 
   /config/cells/cell_name/nodes/
   node_name_of_AppServer/servers/
   web_server_name/plugin-cfg.xml

次のタスク

スタンドアロン・アプリケーション・サーバーおよび Web サーバーは、ローカル Web サーバーのプラグインを構成した直後に始動することができます。サーバーを始動して、構成の変更を保管した後で、アプリケーション・サーバーの管理コンソールを開きます。

ローカル Web サーバーのプラグインを構成し、構成を完了するスクリプトを実行した後で、統合アプリケーション・サーバーおよび Web サーバーを始動することができます。デプロイメント・マネージャーの管理コンソールを開きます。 ノードの同期が発生するまで待機します。新規 Web サーバー定義を含む、変更済みの構成を保存します。

インストール手順の概要については、『Web サーバーのトポロジー・ダイアグラムおよびロードマップの選択』を参照してください。

プラグイン構成ファイルのロケーションについて詳しくは、プラグイン構成を参照してください。

Web サーバーの構成に関連するファイルについて詳しくは、Web サーバーの構成 を参照してください。

サポートされる Web サーバーの、Web サーバー・プラグイン構成ツールによる構成方法について詳しくは、Web サーバー構成ファイルの編集を参照してください。

Web サーバー・プラグインのインストールに関するその他のインストール・シナリオについては、Web サーバー・プラグインの構成を参照してください。


トピックのタイプを示すアイコン タスク・トピック



タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: last_date
http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-nd-mp&topic=tins_webplugins_local
ファイル名:tins_webplugins_local.html