IBM® Installation Manager は、IBM HTTP
Server のインストール、更新、ロールバック、およびアンインストールに使用する、多くの IBM ソフトウェア製品のための共通インストーラーです。
始める前に
IBM HTTP
Server を正常にインストールできるようにするために、ご使用の環境がアプリケーション・サーバーの前提条件
を確実に満たすようにしてください。詳しくは、『製品インストールのためのオペレーティング・システムの準備』トピックを参照してください。
このタスクについて
移行ユーザーの方へ: IBM SDK, Java™ Technology Edition バージョン 8 は、WebSphere® Application Server
バージョン 9.0 の Java SDK バージョンです。
IBM SDK, Java Technology Edition は、IBM HTTP Server for WebSphere Application Server に組み込まれなくなりました。
Java SDK は、IBM HTTP Server のインストール時にインストールしなければならない別個のオファリングとして利用可能です。trns
手順
タスクの結果
ロギングおよびトレースに関する注記:
- Installation Manager を開いて「ファイル」>「ログの表示」をクリックすると、ログを簡単に表示できます。
個別のログ・ファイルを開くには、表でそれを選択してから「ログ・ファイルを開く (Open log file)」のアイコンをクリックします。
- ログは、Installation Manager のアプリケーション・データ・ロケーションの logs ディレクトリーにあります。以下に例を示します。
管理インストール: C:¥Documents and Settings¥All Users¥Application Data¥IBM¥Installation Manager
非管理インストール: C:¥Documents and Settings¥user_name¥Application Data¥IBM¥Installation Manager
![[AIX]](../images/aixlogo.gif)
![[HP-UX]](../images/hpux.gif)
![[Linux]](../images/linux.gif)
管理インストール: /var/ibm/InstallationManager
![[AIX]](../images/aixlogo.gif)
![[HP-UX]](../images/hpux.gif)
![[Linux]](../images/linux.gif)
非管理インストール: user_home/var/ibm/InstallationManager
- メイン・ログ・ファイルは、タイム・スタンプが記されている XML ファイルで、
logs ディレクトリーにあります。これらのログ・ファイルは、任意の標準 Web ブラウザー
を使用して表示できます。
- logs ディレクトリー内の log.properties ファイルは、
Installation Manager が使用するロギングまたはトレースのレベルを指定します。
トラブルシューティングに関する注記:
デフォルトで、一部の HP-UX システムは、ホスト名の解決に DNS を使用しないように
構成されます。その場合、Installation Manager は外部のリポジトリーに接続できない場合があります。リポジトリーを ping することはできますが、nslookup は何も返しません。
システム管理者と相談して、DNS を使用するようにご使用のマシンを構成するか、またはリポジトリーの IP アドレスを使用してください。
- 場合によっては、Installation Manager の既存のチェック・メカニズムを迂回する必要がある場合もあります。
- 一部のネットワーク・ファイル・システムでは、ディスク・スペースが正しく報告されない
場合があります。この場合、ディスク・スペース・チェックを迂回して、
インストールを続行する必要があります。
ディスク・スペース・チェックを使用不可にするには、
IM_install_root/eclipse/configuration の
config.ini ファイルで以下のシステム・プロパティー
を指定して、Installation Manager を再始動します。
cic.override.disk.space=sizeunit
ここで
size は
正整数です。
unit は、バイトの場合は空白、
キロの場合は k、メガバイトの場合は m、ギガバイトの場合は g です。以下に例を示します。
cic.override.disk.space=120 (120 バイト)
cic.override.disk.space=130k (130 キロバイト)
cic.override.disk.space=140m (140 メガバイト)
cic.override.disk.space=150g (150 ギガバイト)
cic.override.disk.space=true
Installation Manager は
Long.MAX_VALUE のディスク・スペース・サイズを報告します。使用可能なディスク・スペースが非常に大容量の場合は、
表示されずに N/A が表示されます。
- オペレーティング・システムの前提条件チェックを迂回するには、disableOSPrereqChecking=true を IM_install_root/eclipse/configuration の config.ini ファイルに追加して、Installation Manager を再始動します。
これらの迂回メソッドのいずれかを使用する必要がある場合は、
Installation Manager チェック・メカニズムを迂回しないソリューションの
開発における支援を受けるため、IBM サポートにお問い合わせください。
- Installation Manager は、アンインストール処理時に
警告メッセージを表示することがあります。
Installation Manager を使用して IBM HTTP
Server をアンインストールする場合は、データ・リポジトリーは有効かつ使用可能である必要があります。
Installation Manager により警告メッセージが表示され、
リポジトリーが使用不可または接続されていないことが警告されます。
Installation Manager でのデータ・リポジトリー接続設定の追加または変更後に、
類似した警告メッセージが表示される場合があります。
アンインストール処理時に
Installation Manager が
欠落データ・リポジトリーを検出したり、リポジトリーへの接続に失敗した場合、
以下のアクションを実行します。
- 「キャンセル (Cancel)」 をクリックして、アンインストール・タスクを終了します。
- 「ファイル」>「設定」>「リポジトリー」を選択し、正常に接続できる適切なデータ・リポジトリーを追加します。
- Installation Manager を終了します。
- Installation Manager を再始動します。
- IBM HTTP Server をアンインストールします。
- Installation Manager の使用について詳しくは、IBM Installation Manager Information Center を参照してください。