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z/OS 上での Installation Manager のインストール
ソフトウェア製品のインストールおよび保守を行うために、z/OS® システムに 1 つ以上の Installation Manager を作成できます。
始める前に
製品をインストールするには、IBM® Installation Manager バージョン 1.8.5 以降が必要です。
手順
次のタスク
GIN2CMD サンプル・ジョブを編集および実行することで、Installation Manager が正しくインストールされたことを確認できます。あるいは、Installation Manager を作成した
ユーザー ID で UNIX システム・サービス・シェルにログインし、Installation Manager バイナリーのロケーションの eclipse/tools サブディレクトリーから Installation
Manager の imcl コマンドを実行できます。以下に例を示します。
cd /InstallationManager/bin/eclipse/tools
imcl -version
IBM Installation Manager を使用して製品をインストールする準備ができました。
グループ・モードの Installation Manager への追加ユーザーを許可する: 追加ユーザーがグループ・モードの Installation Manager にアクセスできるようにするには、それらのユーザーが手順の最初のステップにリストされた要件を満たすことを確認した後、TSO CONNECT コマンドを使用して、それらのユーザーを Installation Manager の所有グループに接続します。
CONNECT user2 GROUP(IMGROUP)
別の Installation Manager をインストールするには、新規ユーザー ID とグループ (必要な場合)、および新しいバイナリーおよびランタイム・データのロケーションを選択して、手順のステップに従います。別の Installation Manager のインストレーションでバイナリーまたはランタイム・データ・ロケーションを共有しないでください。ファイル所有権またはアクセス権の問題の解決: 誤って間違ったユーザー ID から Installation Manager を呼び出すと、一部のファイルは最終的に所有権の問題となり、その Installation Manager インスタンスを正常に使用できなくなることがあります。この問題を修正するには、スーパーユーザーまたはその他の特権ユーザー ID でログオンし、Installation Manager バイナリーおよびランタイム・データのファイルの所有権およびアクセス権をリセットします。以下に例を示します。
chown IMADMIN:IMGROUP /InstallationManager/bin
chmod 775 /InstallationManager/bin
chown IMADMIN:IMGROUP /InstallationManager/appdata
chmod 775 /InstallationManager/appdata
また、作成済みファイルにグループ書き込み権限を許可するための umask セットをグループ・モードの Installation Manager のユーザーが持っていない場合、あるユーザー ID から別のユーザー ID への切り替え時にこのステップを実行する必要があります。Installation Manager と一緒にインストールする製品ファイルのアクセス権および所有者も設定し、グループ内の別のユーザー ID でメンテナンスが実行されたことを確実にする必要もあります。Installation Manager のアップグレード: Installation Manager を Installation Manager 製品の新規レベルに アップグレードするには、IBM HTTP Server for z/OS インストール用 Installation Manager インストール・キットの取得の指示に従って、Installation Manager インストール・キットとサンプル・ジョブを更新します。その後、Installation Manager を作成したときに使用したのと同じパラメーターを指定して、GIN2INST ジョブを再実行します。ジョブを実行すると、Installation Manager バイナリーが、Installation Manager インストール・キットのレベルに更新されます。