このリリースの新機能
バージョン 9 で使用可能な新しい IBM® HTTP Server 機能について説明します。
Apache HTTP Server モジュール
- mod_proxy_fcgi
- mod_substitute
- mod_lua
- mod_authn_certificate
- mod_remoteip
- mod_macro
既存モジュールの機能拡張
- mod_ibm_ssl に、TLS Server Name Indication (SNI) 拡張機能をベースとした、証明書選択のサポートが追加されました。
- 新しい構成オプション <if> を使用して、複合条件に Apache ディレクティブを含めることができます。
- 多くのディレクティブが、強固な式言語をサポートするようになりました。
- 許可ディレクティブ Require を <RequireAny> または <RequireAll> にグループ化できるようになりました。パラメーターは式言語で解決されます。
- event MPM が Linux で使用可能です。
- ProxyRemote ディレクティブが SSLProxyEngine と機能するようになりました。
- バンドル化された PCRE が更新されました。
ロギングの変更
- ディレクトリーごと、モジュールごと、および要求ごとに LogLevel ディレクティブを指定できます。
- ログ・レベル TRACE1 から TRACE8 が追加されました。
- 多くの Apache HTTP Server メッセージに AHnnnnn が組み込まれました。
- エラー・ログ・フォーマットをユーザーが構成できます。詳細については、 ErrorLogFormat ディレクティブを参照してください。
- より高精度のタイム・スタンプがエラー・ログで使用可能になりました。
デフォルトの変更
- RC4 はデフォルトで使用不可です。
- デフォルト構成で、mod_mpmstats ReportInterval ディレクティブが 600 から 300 に削減されました。
mod_mpmstats は、keepalive 要求がスレッドを使用しなくても、その要求数を表示するようになりました。以前のリリースでは、mpmstats は、常に値 0 を示していました。
ICSF が起動時に構成されている場合、TLS1.1、TLS1.2、および ECC 暗号はデフォルトで使用可能です。
mod_deflate.so はデフォルトでオフロードを使用し、mod_deflate_z.so は提供されなくなりました。
削除されたモジュール
- mod_mem_cache モジュールは移行上の目的でのみ提供され、削除されました。
- mod_ibm_ldap
- WebSphereCE モジュール、mod_proxy_balancer および mod_proxy_ajp
- AIX、Linux on ia32、Linux on PPC、Linux on S390、Solaris on SPARC の 32 ビット・ビルドは削除されました。