Windows オペレーティング・システムでは、追加のサービス名を手動で作成することによって、
IBM® HTTP Server の複数インスタンスを作成することができます。
このタスクについて
IBM HTTP Server をインストールするときに、デフォルト名を使用して、Windows サービスとして
1 つの IBM HTTP Server を作成します。複数の IBM HTTP Server インスタンスを使用して実行する必要がある場合、
追加のサービス名を手動で作成することができます。
手順
- 新規サービス名をインストールします。 IBM HTTP Server インストールの bin ディレクトリーにある httpd.exe プログラムを使用します。新規サービス名のインストールに使用するコマンド構文は、次のとおりです。
httpd -k install -n <new_service_name> -f
<path_to_new_configuration_file>
このコマンドにより、固有の構成ファイルを各サービス名に関連付けることができます。
- 各構成ファイルの Listen ディレクティブで異なる IP アドレスまたはポートを指定し、
異なるログ・ファイル名を指定します。
- オプション: Windows の「サービス」コントロール・パネルを使用して、新規サービスの設定を
変更します。 新しいサービス名では、「ログオン」が「Local System Account」に設定され、
「スタートアップの種類」が「自動」に設定されます。
Windows の「サービス」コントロール・パネルを使用して、
これらのデフォルト設定を変更できます。ファイル・アクセス権によって、新規サービス名が確実に実行できるようにするために、新規サービス名の「Log On」設定を、メイン・インストールの「Log On」に一致するように変更する必要がある場合があります。
- Fast Response Cache Accelerator (FRCA) を使用不可にします。 IBM HTTP Server の複数インスタンスを実行している場合、すべての構成ファイルで FRCA (AFPA ディレクティブ) を
使用不可にする必要があります。
次のタスク
新規サービス名を作成した後、新規 Web サーバー定義を作成し、
新規サービス名および新規構成ファイルへのパスを指定することによって、WebSphere® Administration Server 管理コンソールに追加することができます。
既存サービス名のアンインストールに使用する構文は、次のとおりです。
httpd -k uninstall -n <service_name>