AFPA ディレクティブ

こららの構成パラメーターは、IBM® HTTP Server の Advanced Fast Path Architecture (AFPA) 機能を制御します。

Fast Response Cache Accelerator (FRCA) は、AFPA プレフィックスの派生元である IBM Advanced Fast Path Architecture を 基にした特別な高性能のコンポーネントを利用しています。IPV4 の FRCA を構成できます。IPV6 はサポートされません。

[AIX]

AfpaBindLogger ディレクティブ

AfpaBindLogger ディレクティブを使用して、カーネル内の Fast Response Cache Accelerator (FRCA) ロギング・スレッドを特定のプロセッサーにバインドします。

コマンドの書式は AfpaBindLogger [-1, 0, 1, ..., n] であり、 ここで、-1 は、ロギング・スレッドをアンバインドしたままにし、 0 から、システム上にあるプロセッサーの総数までの数は、 ロギング・スレッドをその数のプロセッサーにバインドします。
ディレクティブ 説明
有効範囲 物理 Apache サーバーごとに 1 つ
デフォルト (-1)
AIX® オペレーティング・システムでのみ有効です。
[AIX][Windows]

AfpaCache ディレクティブ

AfpaCache ディレクティブは、特定の有効範囲 (ディレクトリーなど) に対して、 Fast Response Cache Accelerator (FRCA) をオン/オフにします。 AfpaCache ディレクティブは、別のディレクティブにより変更されない限り、有効範囲のすべての下位に適用されます。
ディレクティブ 説明
有効範囲 サーバー構成、仮想ホスト、ディレクトリー
構文 on または off
使用法 AfpaCache on
オーバーライド オプション
構成ファイル内の複数インスタンス 許可される
Windows 32 ビットおよび AIX オペレーティング・システムで有効です。
[Windows]

AfpaDynacacheMax ディレクティブ

AfpaDynacacheMax ディレクティブは、Windows オペレーティング・システム で使用され、サーブレットおよび JavaServer Pages ファイルのキャッシングに利用される メモリーの総量を制御します。

静的ファイルがキャッシュされるとき、 各エントリーのオーバーヘッドは非常にわずかなものです。 これは、ファイルそのものはキャッシュ内のスペースを取らず、 ファイル・ハンドルのみで済むためです。 しかし、サーブレットおよび JavaServer Pages ファイルの場合、 応答の本体が物理メモリー内に保管されるため、 使用可能なすべてのメモリーが消費されるのを避けるように注意する必要があります。 このディレクティブを指定しなければ、Fast Response Cache Accelerator は、自動的に上限を物理メモリーの約 8 分の 1 に設定します。このデフォルトをオーバーライドするために、このディレクティブを使用します。
ディレクティブ 説明
構文 AfpaDynacacheMax  size (Megabytes)
有効範囲 物理 Apache サーバーごとに 1 つ
Windows 32 ビット・オペレーティング・システムで有効です。
[AIX][Windows]

AfpaEnable ディレクティブ

AfpaEnable ディレクティブは、Fast Response Cache Accelerator (FRCA) を使用可能にします。AfpaEnable ディレクティブが存在し、mod_afpa_cache.so がロードされている場合、FRCA は AfpaPort ディレクティブによって指定されたポート上で listen します。
ディレクティブ 説明
構文 AfpaEnable
有効範囲 物理 Apache サーバーごとに 1 つ
AIX および Windows オペレーティング・システムで有効です。
[AIX][Windows]

AfpaLogFile ディレクティブ

AfpaLogFile ディレクティブは、Fast Response Cache Accelerator (FRCA) のログ・ファイル名、場所、およびロギング・フォーマットを定義します。
ディレクティブ 説明
有効範囲 物理 Apache サーバーごとに 1 つ
構文 AfpaLogFile log_file_name [CLF | ECLF | V-CLF | V-ECLF| BINARY]
AIX および Windows 32 ビット・オペレーティング・システムで有効です。 Windows 32 ビット・オペレーティング・システムでは、 現在日付がログ・ファイルのファイル・タイプとして使用され、 ログ・ファイルは毎日深夜 12 時に自動的にロールオーバーされます。
ログ・フォーマットは、以下のとおりです。
  • CLF = 共通ログ・フォーマット
  • ECLF = 拡張共通ログ・フォーマット
  • V-CLF = 仮想ホスト情報を備えた共通ログ・フォーマット
  • V-ECLF = 仮想ホスト情報を備えた拡張共通ログ・フォーマット
  • [AIX]BINARY = 仮想ホスト情報を備えたバイナリー・ログ
[AIX]

AfpaLogging ディレクティブ

AfpaLogging ディレクティブは、Fast Response Cache Accelerator (FRCA) のロギングをオン/オフにします。
ディレクティブ 説明
有効範囲 物理 Apache サーバーごとに 1 つ
構文 AfpaLogging On | Off
AIX オペレーティング・システムでのみ有効です。
[AIX]

AfpaMaxCache ディレクティブ

AfpaMaxCache ディレクティブは、 Fast Response Cache Accelerator (FRCA) キャッシュに挿入する最大ファイル・サイズを指定します。
ディレクティブ 説明
構文 AfpaMaxCache [size (bytes)]
有効範囲 物理 Apache サーバーごとに 1 つ
デフォルト none
AIX オペレーティング・システムでのみ有効です。
[AIX]

AfpaMinCache ディレクティブ

AfpaMinCache ディレクティブは、Fast Response Cache Accelerator (FRCA) キャッシュに挿入する最小ファイル・サイズを指定します。
ディレクティブ 説明
構文 AfpaMinCache [size]
有効範囲 物理 Apache サーバーごとに 1 つ
デフォルト none
AIX オペレーティング・システムでのみ有効です。
[AIX][Windows]

AfpaPort ディレクティブ

AfpaPort ディレクティブは、TCP ポートを listen する FRCA を知らせます。AfpaPort ディレクティブは、 サーバー・マシン上でアクティブなすべての TCP ネットワーク・アダプター に listen コマンドを発行します。 listen コマンドは、すべての TCP アドレスに対して有効です。
ディレクティブ 説明
構文 AfpaPort port number
有効範囲 サーバーごとに 1 つのディレクティブ
AIX および Windows 32 ビット・オペレーティング・システムのみで有効です。
[AIX]

AfpaRevalidationTimeout ディレクティブ

AfpaRevalidationTimeout ディレクティブは、キャッシュされたオブジェクトの再検証の時間間隔を設定します。 RevalidationTimeout が、キャッシュされたオブジェクトに対して超過すると、新しいコピーがキャッシュされます。
ディレクティブ 説明
構文 AfpaRevalidationTimeout [value]
有効範囲 グローバル
デフォルト 60 秒
AIX オペレーティング・システムでのみ有効です。
[AIX]

AfpaSendServerHeader

AfpaSendServerHeader ディレクティブは、 Fast Response Cache Accelerator (FRCA) が HTTP Server ヘッダーを応答で送信するかどうかを指定します。
ディレクティブ 説明
構文 AfpaSendServerHeader true or false
有効範囲 物理 Apache サーバーごとに 1 つ
デフォルト true
AIX オペレーティング・システムでのみ有効です。

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