[AIX Solaris HP-UX Linux Windows]

GUI を使用したIBM HTTP Server のインストール

Installation Manager GUI を使用して、IBM® HTTP Server をインストールできます。

始める前に

  1. 製品をインストールする各システムに IBM Installation Manager をインストールします。

    製品をインストールするには、IBM Installation Manager バージョン 1.8.5 以降が必要です。

    最新バージョンの Installation Manager は、IBM Installation Manager のダウンロード Web サイトからダウンロードできます。

    Installation Manager をインストールするには、Installation Manager のインストール・ファイルが含まれているロケーションに移動して、以下のコマンドのいずれかを実行します。

    管理インストール:
    • [Windows]installc.exe -acceptLicense -log log_file_path_and_name
    • [AIX][HP-UX][Linux][Solaris]./installc -acceptLicense -log log_file_path_and_name
    非管理インストール:
    • [Windows]userinstc.exe -acceptLicense -log log_file_path_and_name
    • [AIX][HP-UX][Linux][Solaris]./userinstc -acceptLicense -log log_file_path_and_name
    グループ・モードでのインストール:
    [AIX][HP-UX][Linux][Solaris]./groupinstc -acceptLicense -dataLocation application_data_location -log log_file_path_and_name -installationDirectory Installation_Manager_home
    グループ・モードに関する注意事項:
    • グループ・モードにより、複数のユーザーが IBM Installation Manager の単一インスタンスを使用してソフトウェア・パッケージを管理できます。
    • [Windows]グループ・モードは、Windows オペレーティング・システムでは使用できません。
    • グループ・モードを使用せずに Installation Manager をインストールする場合、後からこの Installation Manager を使用してインストールする製品を管理するためにグループ・モードを使用することはできません。
    • 現在のユーザーのホーム・ディレクトリーにあるデフォルト・ロケーションから、グループ内のすべてのユーザーがアクセスできるロケーションへインストール・ロケーションが変更されたことを確認します。
    • グループ・モードでインストールする前に、IBM Installation Manager の資料のグループ・モードのロードマップの説明のとおり、グループ、権限、および環境変数を設定してください。

    Installation Manager のインストールについて詳しくは、IBMInstallation Manager の資料を参照してください。

  2. Web Server Plug-in のインストール・ファイルが入った製品リポジトリーを入手します。
    Installation Manager と製品を入手してインストールするには、3 つの基本オプションがあります。
    • 物理メディアにアクセスして、ローカル・インストールを行う

      製品メディアにある製品リポジトリーにアクセスできます。

    • ファイルをPassport Advantage®のサイトからダウンロードして、 ローカル・インストールを行う
      ライセンスを交付されており、パスポート・アドバンテージの ID とパスワードをお持ちのお客様は、パスポート・アドバンテージのサイトから必要な製品リポジトリーをダウンロードできます。
      ヒント: IBM パスポート・アドバンテージ・オンライン Web サイトからダウンロード可能な IBM WebSphere Application Server インストール・イメージのリスト、およびその他の情報については、パスポート・アドバンテージ・オンラインからの WebSphere Application Server のダウンロードを参照してください。

      Installation Manager を使用して、ダウンロードしたリポジトリーから製品をインストールします。

    • 稼働中のリポジトリーにアクセスし、Web ベースのインストールを行う

      パスポート・アドバンテージの ID とパスワードをお持ちの場合、Web ベースのリポジトリーから製品をインストールできます。

      Installation Manager を使用して、以下の Web ベースのリポジトリーから製品をインストールします。
      http://www.ibm.com/software/repositorymanager/com.ibm.websphere.IHS.v90 
      注: この場所には、Web ブラウザーを使用してアクセスできる Web ページは含まれていません。これは、-repositories パラメーターの値として指定する必要があるリモートの Web ベースのリポジトリー・ロケーションです。このロケーションを指定することで、imcl コマンドで製品をインストールするためにこのリポジトリー内のファイルにアクセスできるようになります。

      最新のインストール・ファイルにアクセスするために、可能な限り Web ベースのリモート・リポジトリーを使用してください。

    注:
    • パスポート・アドバンテージの ID とパスワードをお持ちでない場合、メディア上の製品リポジトリー、またはローカル・リポジトリーから製品をインストールしてください。
    • Packaging Utility を使用すると、インストール・リポジトリーのパッケージを作成および管理できます。 複数のパッケージを単一のリポジトリーにコピーしたり、ある製品の複数のディスクを単一のリポジトリーにコピーしたりすることができます。 例えば、パスポート・アドバンテージまたは Web ベースのリポジトリーから、ローカル・リポジトリーにパッケージをコピーできます。 Packaging Utility について詳しくは、IBM Installation Manager の資料を参照してください。

このタスクについて

移行ユーザーの方へ 移行ユーザーの方へ: IBM SDK, Java™ Technology Edition バージョン 8 は、WebSphere® Application Server バージョン 9.0 の Java SDK バージョンです。 IBM SDK, Java Technology Edition は、IBM HTTP Server for WebSphere Application Server に組み込まれなくなりました。 Java SDK は、IBM HTTP Server のインストール時にインストールしなければならない別個のオファリングとして利用可能です。trns

手順

  1. Installation Manager を開始します。
  2. 「インストール」をクリックします。
    注: 認証のプロンプトが出されたら、プログラム の Web サイトで登録した IBM ID とパスワードを使用してください。

    Installation Manager は、定義済みリポジトリー内にある使用可能なパッケージを検索します。

  3. パッケージのインストール」ウィンドウで、適切なアクションを実行します。
    1. IBM HTTP Server for WebSphere Application Server と適切なバージョンを選択します。
      注: この製品の試用版をインストールする場合、「IBM HTTP Server Trial (IBM HTTP Server Trial)」を選択します。

      システムに IBM HTTP Server が既にインストールされている場合、IBM HTTP Server が既にインストール済みであることを示すメッセージが表示されます。別のロケーションに IBM HTTP Server のインストール済み環境を別途作成するには、「続行」をクリックします。

    2. 「IBM SDK Java Technology Edition」 のバージョンを選択します。
    3. 「次へ」をクリックします。
    注: 前のバージョンの Installation Manager で新しいレベルの IBM HTTP Server をインストールしようとすると、Installation Manager は、リポジトリーに接続したときに、最新レベルの Installation Manager への更新を要求するプロンプトを出します。プロンプトが出されたら、新しいバージョンに更新してから続行します。 自動更新については、Installation Manager インフォメーション・センターの更新のインストールをお読みください。
  4. 使用条件の条項に同意し、「次へ」をクリックします。
  5. 複数のインストール・パッケージで共有可能なリソースが含まれている共有リソース・ディレクトリーを選択し、 「次へ」をクリックします。
    重要: 共有リソース・ディレクトリーは、Installation Manager によるパッケージの初回インストール時にのみ選択できます。 最適な結果を得るために、将来のパッケージの共有リソース用に十分な使用可能スペースがあるロケーションを選択してください。 すべてのパッケージをアンインストールするまで、このディレクトリー・ロケーションを変更することはできません。
  6. 製品バイナリー (コア・プロダクト・ファイルまたはシステム・ファイルと呼ばれることもあります) のインストール・ルート・ディレクトリーを指定します。

    パネルには、共有リソース・ディレクトリーとディスク・スペースの情報も表示されます。

    保守をインストールしなければ、コア製品ファイルは変更されません。
    制約事項:
    • 唯一サポートされているアーキテクチャーは 64 ビットです。
    • デフォルト・ターゲット・ロケーションを削除し、インストール・ディレクトリー・フィールドを空のままにすると、続行できなくなります。
    • シンボリック・リンクを宛先ディレクトリーとして使用しないでください。

      シンボリック・リンクはサポートされていません。

    • インストール・ディレクトリーの名前の中にスペースを使用する際には注意が必要です。オペレーティング・システムの中にはインストール・ディレクトリーの仕様でスペースを許容するものがあります。それに対して、スペースを許容しないオペレーティング・システムもあります。以下に例を示します。
      C:\Program Files    Windows supported
      /opt/IBM/HTTP Server      Unix NOT supported
      /opt/IBM/HTTPServer       Unix supported
    • ディレクトリー名にセミコロンを使用しないでください。

      ターゲット・ディレクトリーにセミコロンが含まれる場合、IBM HTTP Server は正常にインストールできません。

      [Windows]セミコロンは、 Windows システムでは、クラスパスを構成するために使用する文字です。

    • [Windows]Windows オペレーティング・システムでの最大パス長は 260 文字です。
  7. 「次へ」をクリックします。
  8. 「次へ」をクリックして、「IBM HTTP Server の構成 (Configuration for IBM HTTP Server)」パネルを表示します。
  9. [Windows]「IBM HTTP Server の構成 (Configuration for IBM HTTP Server)」パネルで、ご使用の Web サーバーの構成を指定します。
    • IBM HTTP Server が通信を行うポート番号を指定します。デフォルト・ポートは 80 です。
    • Windows サービスを使用して IBM HTTP Server を実行するかどうかを選択します。
      注: 必要であれば、このパネルで、IBM HTTP Server 対応の Windows サービスを作成することができます。そのサービスを構成して、アカウント、または指定ユーザー ID として実行することができます。 このユーザー ID には、以下の拡張ユーザー権限が必要です。
      • オペレーティング・システムの一部として機能
      • サービスとしてログオンする
      重要:IBM HTTP Server を Windows サービスとして実行する」を選択しなかった場合は、WebSphere Application Server 管理コンソールから IBM HTTP Server のこのインスタンスを開始したり終了したりできません。 次のコマンドを実行することにより、インストール後のいずれの時点でも新規サービスを作成できます。
      ihs_root/bin/httpd.exe -n new_service_name -k install 
      次に、管理コンソールで Web サーバーの定義を更新して、新規サービス名を反映します。
    • 始動タイプを自動にするか、手動にするかを決定します。
  10. [AIX HP-UX Solaris]「IBM HTTP Server の構成 (Configuration for IBM HTTP Server)」パネルで、ご使用の Web サーバーの構成を指定します。

    IBM HTTP Server が通信を行うポート番号を指定します。デフォルト・ポートは 80 です。

  11. 「次へ」をクリックします。
  12. 要約情報を検討して、「インストール」をクリックします。
    • 正常にインストールされた場合は、プログラムにより、インストールが正常に行われたことを示すメッセージが 表示されます。
      注: さらに、プログラムによって、重要なポストインストール指示も表示されることがあります。
    • インストールが正常に行われなかった場合は、「ログ・ファイルの表示」をクリックして問題のトラブルシューティングを行います。
  13. 「終了」をクリックします。
  14. 「ファイル」 > 「終了」をクリックして、Installation Manager を閉じます。

タスクの結果

インストールが正常に行われると、IBM HTTP Server 製品がインストールされ、/logs/install/ ディレクトリーにログ・ファイルが作られます。 ただし、製品のインストールが失敗した場合には、/logs/install/ ディレクトリーまたは $USER/ihslogs/ ディレクトリーの log.txt ファイルを参照してください。

次のタスク

htpasswd ユーティリティー を使用して、IBM HTTP Server 管理認証をセットアップします。

「SSL による通信保護」で説明されているとおり、構成を少し変更するだけで、Secure Sockets Layer (SSL) を使用した接続を簡単に開始できます。

[AIX][Windows]Fast Response Cache Accelerator を構成して、パフォーマンスを向上させることができます。

また、Apache ディレクティブを使用して、その他の構成変更を行うこともできます。


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タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: last_date
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ファイル名:tihs_installihs.html