WS-Addressing 仕様では、トランスポート中立のメカニズムを提供し、SOAP ベースの Web サービスでアドレッシング情報を伝達できるようにします。 WSDL セキュリティー・アルゴリズムを使用して、サービス・テストに WS-Addressing を追加できます。
始める前に
セキュリティー構成に WS-Addressing を追加する前に、有効な WSDL に関連した要求および応答を持つサービス・テストを用意する必要があります。
手順
WSDL セキュリティー・アルゴリズムに WS-Addressing を追加するには、以下のようにします。
- テストを開いてサービス要求を選択し、「未処理のトランザクション・データ」ビューで「セキュリティー処理の後に XML 文書の表示を使用可能にする」を選択します。
- 「要求スタック」ページで「WSDL セキュリティーの編集」
をクリックします。 ヒント: 着信応答のセキュリティーまたは処理のアルゴリズムを個別に編集する必要がある場合、「応答スタックの表示」をクリックして「応答スタック」ページをエディターに追加します。
「WSDL セキュリティー・エディター」が開きます。
- WSDL セキュリティー・エディターの「アルゴリズム・スタック」ページを選択し、「セキュリティー・アルゴリズム」リストでセキュリティー・アルゴリズムを選択または作成します。
- 「スタックの内容」リストでとクリックし、サービスによって実装される設定を指定します。
- WS-Addressing アルゴリズム
- サービスで WS-Addressing 2004/08 標準または WS-Addressing 1.0 Core 標準のどちらかを使用している場合は、このブロックを使用します。
- 名前空間
- WS-Addressing 2004/08 か WS-Addressing 1.0 Core の名前空間を指定します。
- 要求で WS-Addressing が使用されている場合のアクション
- 要求内に既に WS-Addressing がある場合は、実行するアクションを選択します。
- ReplyTo 内の匿名アドレスを次に置換:
- 匿名アドレスの代わりに、指定のアドレスを ReplyTo ヘッダー内に生成するには、このオプションを選択します。
- 応答から WS-Addressing を除去
- 応答からすべての WS-Addressing ヘッダーを取り除くには、このオプションを選択します。
- WSDL セキュリティー・アルゴリズムを保存して、テスト・エディターを選択します。 「未処理のトランザクション・データ」ビューに WS-Addressing の名前空間およびヘッダー XML コンテンツが表示されます。