Generic Service Client 呼び出しの詳細

Generic Service Client では、サービス呼び出しにコンテンツおよび呼び出しのトランスポート情報が含まれます。 内容は、SOAP エンベロープから構成されます。 トランスポート情報は、選択したプロトコルに応じて、送信/受信および応答に必要な情報を参照します。

メッセージ

このページには、要求の XML コンテンツが表示されます。このページから、データ相関にアクセスできます。同じコンテンツが、3 つの異なる方法で示されます。

フォーム
このビューは、XML コンテンツの値の編集に焦点を置き、メッセージを簡略化して表示します。「スキーマ」メニューを使用して、XML コンテンツを編集する際の支援を使用可能にし、XML を有効かつ XSD 仕様に準拠するようにします。

「フォーム」ビューで、標準 Web サービス呼び出しで必要な XML ヘッダーを追加します。「ヘッダー」バーで、「追加」 (「追加」ボタン) をクリックして、WS-Addressing 要求、WS-ReliableMessaging 要求、または WS-Coordination 要求用のデフォルト XML ヘッダー構造を作成します。あるいは、その他の標準の場合は「詳細」をクリックします。XML ヘッダー・エレメントの有効化または無効化、および各 XML エレメントの正しい値の指定が可能です。XML コンテンツが有効であることを確認するための検査が実行されます。

注: IBM® Security AppScan® での呼び出しに XML ヘッダーを追加するには、要求の「要求スタック」タブで「静的 XML ヘッダー」アルゴリズムを追加してください。
ツリー

このビューは、メッセージの XML 構造の階層を表示します。この表示には、エレメント、名前空間、関連付けられた値が含まれます。 ツリー内の XML エレメントと名前空間は、「追加」「挿入」「除去」「上へ」、および「下へ」を使用して編集できます。

「空の場合スキップ」列を使用して、スキップする空の XML エレメントを選択します。この列は、「ウィンドウ」 > 「設定」 > 「テスト」 > 「テスト・エディター」 > 「サービス・テスト」「XML ツリー・ビューアーで「空の場合スキップ」列を表示する」チェック・ボックスを選択している場合にのみ表示されます。

必要に応じて名前空間、属性、またはテキスト・ノードの表示と非表示を切り替えるには、「フィルター」をクリックします。

「有効な変更のみを許可」をクリックして、指定された XML スキーマ文書 (XSD) に基づいてスマート編集を使用可能にすることができます。 ワークベンチ用の一連の XSD 文書を指定するには、テスト・ナビゲーターでプロジェクトを右クリックして、「プロパティー」および「スキーマ・カタログ」を選択します。 XSD がない場合、またはスキーマを使用しない場合は、「有効な変更のみを許可」を使用不可にします。

XML エレメントを右クリックして、XML フラグメントに 変換することができます。 これを行うと、値に対してではなく XML フラグメント全体に対してデータ相関 (データプールの使用と参照の作成) を実行できます。

ソース
このビューには、メッセージのソース XML コンテンツまたはプレーン・テキス ト・コンテンツが表示されます。XML コンテンツをフォーマット設定するには、「XML にフォーマット設定」をクリックします。 XML コンテンツを単一行にまとめるには、「XML テキストを 1 行に圧縮」をクリックします。同様の制御が JSON コンテンツでも使用可能です。
重要: 「ソース」ビューでは、SoaTag で始まるタグは編集しないでください。 これらのタグを削除または変更すると、テスト内の参照と置換が壊れてしまいます。 これらのタグは、削除した後は再作成できません。

添付

このページには、要求に付加される MIME または DIME 添付がリストされます。 このビューの内容は、Multipurpose Internet Mail Extensions (MIME) 仕様または Direct Internet Message Encapsulation (DIME) 仕様に準拠します。 このページを使用すると、ワークベンチ・リソースを MIME または DIME 添付として追加することや、 プロパティーの変更を行うことができます。

「コンテンツ ID」は、添付を参照するために要求で使用される ID です。 この ID を使用する方法は、サーバーの要件に応じて異なります。
MIME または DIME
添付が準拠する仕様を、Multipurpose Internet Mail Extensions (MIME) にするか Direct Internet Message Encapsulation (DIME) にするかを選択します。
MTOM 伝送メカニズムの使用
デフォルトで、要求は SOAP Messages with Attachments (SwA) を使用して添付を処理します。 SOAP Message Transmission Optimization Mechanism (MTOM) で添付を処理するには、このオプションを選択します。

トランスポート

このページでは、要求を送信する際に使用するトランスポート設定を取り扱います。 トランスポート・プロトコル設定はトランスポート構成に適用され、HTTP、Java™ Message Service (JMS)、WebSphere® MQ、または Microsoft .NET のいずれかとなります。プロトコルまたはプロトコルのバリアントを簡単に切り換えることができるように、プロトコルごとに複数の構成を作成できます。
注: IBM Security AppScan を使用している場合、HTTP トランスポート・プロトコルのみが使用可能です。
HTTP
要求に HTTP トランスポートを使用する場合は、「HTTP」を選択します。 URL または SOAP アクション、およびテストのグローバル構成への参照を要求レベルで更新できます。
プロトコル構成
「変更」をクリックして、定義済みトランスポート構成を指定するか、構成を作成します。 HTTP トランスポート構成には、再利用可能なプロキシーおよび認証設定が含まれています。
URL
サービス要求の URL エンドポイントを指定します。
REST モード
REST URL のさまざまな部分を簡単に認識できるように REST URL を分割するには、このチェック・ボックスを使用します。このオプションを使用すると、URL のメインセクションが「URL」フィールドに置かれ、リソース部分が「リソース」フィールドに置かれ、パラメーターが「パラメーター」フィールドに置かれます。さらにパラメーターを手動で追加するには、「追加」ボタンを使用します。
メソッドおよびバージョン
サービス要求を呼び出すために使用する HTTP メソッドおよびバージョンを指定します。
ヘッダー
サービスで必要なカスタム HTTP ヘッダーの名前および値を指定します。 「追加」「編集」、または「除去」をクリックして、ヘッダー・リストを変更します。
Cookie
サービスで必要な Cookie の名前および値を指定します。 「追加」「編集」、または「除去」をクリックして、Cookie リストを変更します。
JMS

要求に Java Message Service トランスポートを使用する場合は、「JMS」を選択します。 このページでは、JMS 構成に対する要求に添付するストリング・プロパティーを追加できます。 これらは、メッセージ・プロパティーとして JMS 経由で送信されます。

プロトコル構成
「変更」をクリックして、定義済みトランスポート構成を指定するか、構成を作成します。 JMS トランスポート構成には、再利用可能な汎用エンドポイント、受信ポイント、およびアダプター設定が含まれています。
プロパティー
現在の JMS トランスポート構成に対する要求で必要なストリング・プロパティーの名前および値を指定します。 これらは、メッセージ・プロパティーとして JMS を介して送信されます。 「追加」「編集」、または「除去」をクリックして、プロパティー・リストを変更します。
WebSphere MQ
要求に IBM WebSphere MQ トランスポートを使用する場合は、「MQ」を選択します。 このページを使用すれば、SOAP アクションを指定して、テスト・レベルで選択した WebSphere MQ の構成設定をオーバーライドすることができます。
プロトコル構成
「変更」をクリックして、定義済みトランスポート構成を指定するか、構成を作成します。 WebSphere MQ トランスポート構成には、再利用可能な汎用キュー、ヘッダー、および SSL 設定が含まれています。
SOAP アクション
WebSphere MQ 要求を呼び出すために使用する SOAP アクションを指定します。
MQ プロトコル構成値のオーバーライド
WebSphere MQ メッセージのフィールドを構成する場合に、このオプションを選択します。 MQ メッセージ記述子のサブセットは、他のサーバー・タイプとともに使用するカスタム形式に置き換えることができます (特に XML メッセージ要求を使用する場合)。
メッセージ・ヘッダーのカスタマイズ
WebSphere MQ で提供される SOAP over MQ フィーチャー用のトランスポートのカスタム・ヘッダーを指定する場合に、このオプションを選択します。 この機能では、あらかじめ設定された MQ メッセージ形式 (RFH2) が使用されるため、これを選択した場合は、他の「メッセージ記述子」の各オプションは使用不可になります。
メッセージ記述子
これらの設定は、MQ プロトコル構成のメッセージ記述子およびヘッダー設定を置き換えます。 メッセージ記述子については、WebSphere MQ 資料を参照してください。
Microsoft .NET
Windows Communication Foundation (WCF) に基づく要求に Microsoft .NET Framework トランスポートを使用する場合は、「Microsoft .NET」を選択します。このページでは、テスト・レベルで選択した Microsoft .NET 構成の設定をオーバーライドできます。
項目
「追加」をクリックして、サービスで必要な WCF アクションの名前と値を指定します。このテーブルの生成は、Microsoft .NET WSDL ファイルをインポートすると自動的に行われます。詳細については、Microsoft .NET WCF 資料を参照してください。

要求スタック

送信前のサービス要求にセキュリティーおよびアドレッシングのパラメーターおよびアルゴリズムを適用するスタックを指定するには、このページを使用します。 スタックは、指定の順序で実行される一連のアルゴリズムです。 各 WSDL にスタックを定義するには、WSDL セキュリティー・エディターを使用します。スタックは、WSDL を使用するすべての要求に適用されます。
スタックのオーバーライド
デフォルトでは、特定の WSDL ファイルに添付されているスタックを WSDL セキュリティー・エディターで編集します。 現在のサービス要求だけを対象として別のセキュリティー・アルゴリズム・スタックを指定するには、このオプションを選択します。
応答スタックの表示
「要求スタック」ページには、送信サービス要求のみに適用されるアルゴリズムが含まれます。「応答スタック」ページを追加する場合は、「応答スタックの表示」を選択します。「応答スタック」ページを使用すると、受信応答に適用される、セキュリティーおよびアドレッシングのパラメーターとアルゴリズムを編集できます。
セキュリティー・アルゴリズムの詳細 (Security Algorithm Details)
スタック内のセキュリティー・アルゴリズムを追加または除去するには、 「追加」「挿入」、または「除去」をクリックします。 セキュリティー・スタック内で選択したアルゴリズムの順序を変更するには、 「上へ」「下へ」をクリックします。 セキュリティー・スタックに追加できるセキュリティー・アルゴリズムを以下に示します。
静的 XML ヘッダー

このアルゴリズムを使用して、Web サービス標準呼び出しに必要な XML ヘッダーを追加します。「ヘッダー」バーで、「追加」 (「追加」ボタン) をクリックして、WS-Addressing 要求、WS-ReliableMessaging 要求、または WS-Coordination 要求用のデフォルト XML ヘッダー構造を作成します。あるいは、その他の標準の場合は「詳細」をクリックします。

ヘッダー・セクション内の XML エレメントの有効化または無効化、および各 XML エレメントの正しい値の指定が可能です。XML ヘッダーが有効であることを確認するための検査が実行されます。

注: 静的 XML ヘッダー・アルゴリズムは、IBM Security AppScan でのみ使用可能です。他の製品での呼び出しに静的 XML ヘッダーを追加するには、要求の「メッセージ」タブで「ヘッダー」セクションを展開してください。
タイム・スタンプ
タイム・スタンプ・セキュリティー・アルゴリズムは、応答内の XML 文書にタイム・スタンプ情報を追加します。 セキュリティー・アルゴリズムについて詳しくは、Web サービス・セキュリティー仕様を参照してください。
アクター/役割名
必要に応じて、アルゴリズム・ヘッダー・エレメントの受信側の名前を指定します。
理解する必要あり
必要に応じて、受信側によるアルゴリズム・ヘッダーの処理が必須であるかどうかを選択します。受信側は、アクター名またはサーバーのいずれかです。
有効期限の猶予
タイム・スタンプの有効期限が切れるまでの猶予を指定します。
ミリ秒の精度
デフォルト (1/100 秒) の代わりにミリ秒の精度を使用するタイム・スタンプを生成する場合は、このオプションを選択します。
ユーザー名トークン
ユーザー名トークン・セキュリティー・アルゴリズムは、メッセージ内の XML 文書にユーザー名トークンを追加します。 セキュリティー・アルゴリズムについて詳しくは、Web サービス・セキュリティー仕様を参照してください。
アクター/役割名
必要に応じて、アルゴリズム・ヘッダー・エレメントの受信側の名前を指定します。
理解する必要あり
必要に応じて、受信側によるアルゴリズム・ヘッダーの処理が必須であるかどうかを選択します。受信側は、アクター名またはサーバーのいずれかです。
名前
ユーザーの名前を入力します。
パスワード
ユーザーのパスワードを入力します。
パスワード・タイプ
Web Services Security の UsernameToken プロファイルで定義されている、セキュリティー・アルゴリズムのパスワード・タイプを指定します。
XML 暗号化
XML 暗号化セキュリティー・アルゴリズム。XML 文書の暗号化の方法を指定します。 セキュリティー・アルゴリズムについて詳しくは、Web サービス・セキュリティー仕様を参照してください。
アクター/役割名
必要に応じて、アルゴリズム・ヘッダー・エレメントの受信側の名前を指定します。
理解する必要あり
必要に応じて、受信側によるアルゴリズム・ヘッダーの処理が必須であるかどうかを選択します。受信側は、アクター名またはサーバーのいずれかです。
ID タイプ
暗号化に使用する鍵 ID のタイプを選択します。 Web Services Security (WSS) 仕様の X509 プロファイルおよび OASIS WSS 1.1 仕様で定義されている、以下の鍵 ID が使用可能です。
  • ISSUER_SERIAL
  • BST_DIRECT_REFERENCE
  • X509_KEY_IDENTIFIER
  • SKI_KEY_IDENTIFIER
  • EMBEDDED_KEYNAME
  • THUMBPRINT_IDENTIFIER
  • ENCRYPTED_KEY_SHA1_IDENTIFIER
ユーザー XPath パーツ選択
これにより、XML 文書の一部を記述した XPath 照会を指定し、それをアルゴリズムのサブジェクトにすることができます。 デフォルトでは、本文がサブジェクトです。
キー
暗号化に使用する鍵を選択します。 各鍵の詳細は、それぞれ異なります。
  • x509 キー: x509 キーの名前とパスワード、およびそれを配置する鍵ストアを指定します。
  • 未処理のキー: SecretKey の名前とバイト値を 16 進数で指定します。
  • 暗号化キー: セキュリティー・スタックで以前に定義された暗号化キーへの参照を指定します。 新規の暗号化キー定義ブロックを作成するには、「新規暗号化キーの挿入」をクリックします。
エンコード・アルゴリズム名
XML Encryption Syntax and Processing 仕様で定義されている、使用する暗号化方式を指定します。
キーのエンコード・アルゴリズム
XML Encryption Syntax and Processing 仕様で定義されている、キーのエンコードに使用する標準アルゴリズムを指定します。
XML Signature
XML シグニチャー・セキュリティー・アルゴリズム。XML 文書の署名方法を指定します。 セキュリティー・アルゴリズムについて詳しくは、Web サービス・セキュリティー仕様を参照してください。
アクター/役割名
必要に応じて、アルゴリズム・ヘッダー・エレメントの受信側の名前を指定します。
理解する必要あり
必要に応じて、受信側によるアルゴリズム・ヘッダーの処理が必須であるかどうかを選択します。受信側は、アクター名またはサーバーのいずれかです。
セキュリティー・トークン
シグニチャーに使用する鍵 ID のタイプを選択します。 Web Services Security (WSS) 仕様の X509 プロファイルおよび OASIS WSS 1.1 仕様で定義されている、以下の鍵 ID が使用可能です。
  • ISSUER_SERIAL
  • BST_DIRECT_REFERENCE
  • X509_KEY_IDENTIFIER
  • SKI_KEY_IDENTIFIER
  • KEY_VALUE
  • USER_NAME_TOKEN
  • CUSTOM_SYMM_SIGNATURE
さらに、シグニチャーが UsernameToken プロファイルに基づく場合は、以下の ID が使用可能です。
  • USER_NAME_TOKEN
  • CUSTOM_SYMM_SIGNATURE
ユーザー XPath パーツ選択
XML 文書の一部を記述した XPath 照会を指定します。これはアルゴリズムのサブジェクトにすることができます。 デフォルトでは、本文がサブジェクトです。 Xpath 式をビルドするには、「XPath ヘルパー」ボタンをクリックします。
キー
暗号化に使用する鍵を選択します。 各鍵の詳細は、それぞれ異なります。
  • x509 キー: x509 キーの名前とパスワード、およびそれを配置する鍵ストアを指定します。
  • ユーザー名トークン・キー: シグニチャーのユーザー名とパスワードを指定します。
  • 暗号化キー: セキュリティー・スタックで以前に定義された暗号化キーへの参照を指定します。 新規の暗号化キー定義ブロックを作成するには、「新規暗号化キーの挿入」をクリックします。
シグニチャー・アルゴリズム名
XML Signature Syntax and Processing 仕様に記述されている、シグニチャー方式アルゴリズムを指定します。
正規化
XML Signature Syntax and Processing 仕様に記述されている、使用する正規化方式を指定します。
名前空間を含める
Exclusive XML Canonicalization 仕様に記述されている、正規化が排他的であるかどうかを指定します。
暗号化キー
このブロックは、XML シグニチャーまたは XML 暗号化ブロックで使用可能な暗号化キーを定義します。 暗号化キー・ブロックは、その暗号化キーを使用するブロックの前にある必要があります。
アクター/役割名
必要に応じて、アルゴリズム・ヘッダー・エレメントの受信側の名前を指定します。
理解する必要あり
必要に応じて、受信側によるアルゴリズム・ヘッダーの処理が必須であるかどうかを選択します。受信側は、アクター名またはサーバーのいずれかです。
キー名
暗号化キーの名前を指定します。
ID タイプ
鍵で使用する鍵 ID のタイプを以下から選択します。 Web Services Security (WSS) 仕様の X509 プロファイルおよび OASIS WSS 1.1 仕様で定義されている、以下の鍵 ID が使用可能です。
  • ISSUER_SERIAL
  • BST_DIRECT_REFERENCE
  • X509_KEY_IDENTIFIER
  • THUMBPRINT_IDENTIFIER
  • SKI_KEY_IDENTIFIER
キー・サイズ
キーのサイズをビット単位で指定します。
キーのエンコード・アルゴリズム名
キーのエンコードに使用するアルゴリズムを指定します。
鍵ストア
新規の鍵ストアを定義するか、既存の鍵ストアを管理するには、鍵ストアを選択するか、「セキュリティーの編集」をクリックします。
名前
指定の鍵ストアに含まれているキーを選択します。
パスワード
選択したキー名のパスワードを入力します。
カスタム・セキュリティー・アルゴリズム
Java クラスをカスタム・セキュリティー・アルゴリズムとして使用する場合には、このスタック・エレメントを使用して、カスタム・アルゴリズムをサービスに適用します。
Java プロジェクト
カスタム Java クラスを実装していない場合は、「Java プロジェクト」を選択し、新しいプロジェクトの名前を入力して、「生成」をクリックすると、カスタム・セキュリティー実装の新しい Java クラスがデフォルト構造で作成されます。
注: IBM Security AppScan を使用する場合、このフィールドは使用不可です。
実装クラス
カスタム・セキュリティー・アルゴリズムを実装するクラスの名前を指定します。 「クラスの参照」をクリックして、ワークスペースから既存の Java クラスを選択します。
プロパティー
このテーブルを使用して、特定のプロパティーおよび関連付けられた値をカスタム・セキュリティー・アルゴリズムに送信します。
WS-Addressing アルゴリズム
サービスで WS-Addressing 2004/08 標準または WS-Addressing 1.0 Core 標準のどちらかを使用している場合は、このブロックを使用します。
名前空間
WS-Addressing 2004/08 か WS-Addressing 1.0 Core の名前空間を指定します。
要求で WS-Addressing が使用されている場合のアクション
要求内に既に WS-Addressing がある場合は、実行するアクションを選択します。
ReplyTo 内の匿名アドレスを次に置換:
匿名アドレスの代わりに、指定のアドレスを ReplyTo ヘッダー内に生成するには、このオプションを選択します。
応答から WS-Addressing を除去
応答からすべての WS-Addressing ヘッダーを取り除くには、このオプションを選択します。
WS-Policy アルゴリズム
サービスで WS-Policy 仕様に準拠したセキュリティー・ポリシー・ファイルが必要な場合は、このブロックを使用します。
WSDL に含まれているポリシーを使用 (WS-PolicyAttachment)
WS-PolicyAttachment 仕様に記載されているように、WSDL に添付されているセキュリティー・ポリシー構成を使用するには、このオプションを選択します。
ポリシー
WS-PolicyAttachment 仕様を使用していない場合に、XML ポリシー・ファイルを指定します。 「参照」をクリックして、ワークスペースからポリシー・ファイルを追加するか、ポリシー・ファイルをインポートします。
シグニチャーの構成
ポリシーに指定されている署名がある場合に、それに対する鍵ストアを指定するには、このオプションを選択します。 「セキュリティーの編集」をクリックして、ワークスペースから鍵ストアを追加するか、鍵ストアをインポートします。
暗号化の構成
ポリシーに指定されている暗号化がある場合に、それに対する鍵ストアを指定するには、このオプションを選択します。 「セキュリティーの編集」をクリックして、ワークスペースから鍵ストアを追加するか、鍵ストアをインポートします。
復号の構成
ポリシーに指定されている復号がある場合に、それに対する鍵ストアを指定するには、このオプションを選択します。 「セキュリティーの編集」をクリックして、ワークスペースから鍵ストアを追加するか、鍵ストアをインポートします。
セキュリティー・トークン・サーバーからトークンを取得 (WS-Trust および WS-SecureConversation)
ポリシーで使用するセキュリティー・トークン・サーバー (STS) を指定するには、このオプションを選択して「構成」をクリックします。
追加プロパティー
このテーブルを使用して、WS-Security 仕様の拡張プロパティーまたは特定の実装の設定を指定します。 「追加」をクリックし、プロパティー名を追加して値を設定します。

応答スタック

受信後の応答にセキュリティーおよびアドレッシングのパラメーターを適用するスタックを指定するには、このページを使用します。 スタックは、指定の順序で実行される一連のアルゴリズムです。 各 WSDL にスタックを定義するには、WSDL セキュリティー・エディターを使用します。 スタックは、WSDL を使用するすべての要求に適用されます。
スタックのオーバーライド
デフォルトでは、特定の WSDL ファイルに付加されるセキュリティー・アルゴリズム・スタックは、WSDL セキュリティー・エディターで編集します。 現在の応答だけを対象として別のセキュリティー・アルゴリズム・スタックを指定するには、このオプションを選択します。
応答スタックの表示
「応答スタック」ページを非表示にする場合は、「応答スタックの表示」オプションをクリアします。
セキュリティー・アルゴリズムの詳細 (Security Algorithm Details)
スタック内のセキュリティー・アルゴリズムを追加または除去するには、 「追加」「挿入」、または「除去」をクリックします。 セキュリティー・スタック内で選択したアルゴリズムの順序を変更するには、 「上へ」「下へ」をクリックします。 セキュリティー・スタックに追加できるセキュリティー・アルゴリズムを以下に示します。
XML 暗号化
XML 暗号化セキュリティー・アルゴリズム。XML 文書の暗号化の方法を指定します。 セキュリティー・アルゴリズムについて詳しくは、Web サービス・セキュリティー仕様を参照してください。
アクター/役割名
必要に応じて、アルゴリズム・ヘッダー・エレメントの受信側の名前を指定します。
理解する必要あり
必要に応じて、受信側によるアルゴリズム・ヘッダーの処理が必須であるかどうかを選択します。受信側は、アクター名またはサーバーのいずれかです。
ID タイプ
暗号化に使用する鍵 ID のタイプを選択します。 Web Services Security (WSS) 仕様の X509 プロファイルおよび OASIS WSS 1.1 仕様で定義されている、以下の鍵 ID が使用可能です。
  • ISSUER_SERIAL
  • BST_DIRECT_REFERENCE
  • X509_KEY_IDENTIFIER
  • SKI_KEY_IDENTIFIER
  • EMBEDDED_KEYNAME
  • THUMBPRINT_IDENTIFIER
  • ENCRYPTED_KEY_SHA1_IDENTIFIER
ユーザー XPath パーツ選択
これにより、XML 文書の一部を記述した XPath 照会を指定し、それをアルゴリズムのサブジェクトにすることができます。 デフォルトでは、本文がサブジェクトです。
キー
暗号化に使用する鍵を選択します。 各鍵の詳細は、それぞれ異なります。
  • x509 キー: x509 キーの名前とパスワード、およびそれを配置する鍵ストアを指定します。
  • 未処理のキー: SecretKey の名前とバイト値を 16 進数で指定します。
  • 暗号化キー: セキュリティー・スタックで以前に定義された暗号化キーへの参照を指定します。 新規の暗号化キー定義ブロックを作成するには、「新規暗号化キーの挿入」をクリックします。
エンコード・アルゴリズム名
XML Encryption Syntax and Processing 仕様で定義されている、使用する暗号化方式を指定します。
キーのエンコード・アルゴリズム
XML Encryption Syntax and Processing 仕様で定義されている、キーのエンコードに使用する標準アルゴリズムを指定します。
暗号化キー
このブロックは、XML シグニチャーまたは XML 暗号化ブロックで使用可能な暗号化キーを定義します。 暗号化キー・ブロックは、その暗号化キーを使用するブロックの前にある必要があります。
アクター/役割名
必要に応じて、アルゴリズム・ヘッダー・エレメントの受信側の名前を指定します。
理解する必要あり
必要に応じて、受信側によるアルゴリズム・ヘッダーの処理が必須であるかどうかを選択します。受信側は、アクター名またはサーバーのいずれかです。
キー名
暗号化キーの名前を指定します。
ID タイプ
鍵で使用する鍵 ID のタイプを以下から選択します。 Web Services Security (WSS) 仕様の X509 プロファイルおよび OASIS WSS 1.1 仕様で定義されている、以下の鍵 ID が使用可能です。
  • ISSUER_SERIAL
  • BST_DIRECT_REFERENCE
  • X509_KEY_IDENTIFIER
  • THUMBPRINT_IDENTIFIER
  • SKI_KEY_IDENTIFIER
キー・サイズ
キーのサイズをビット単位で指定します。
キーのエンコード・アルゴリズム名
キーのエンコードに使用するアルゴリズムを指定します。
鍵ストア
新規の鍵ストアを定義するか、既存の鍵ストアを管理するには、鍵ストアを選択するか、「セキュリティーの編集」をクリックします。
名前
指定の鍵ストアに含まれているキーを選択します。
パスワード
選択したキー名のパスワードを入力します。
カスタム・セキュリティー・アルゴリズム
Java クラスをカスタム・セキュリティー・アルゴリズムとして使用する場合には、このスタック・エレメントを使用して、カスタム・アルゴリズムをサービスに適用します。
Java プロジェクト
カスタム Java クラスを実装していない場合は、「Java プロジェクト」を選択し、新しいプロジェクトの名前を入力して、「生成」をクリックすると、カスタム・セキュリティー実装の新しい Java クラスがデフォルト構造で作成されます。
注: IBM Security AppScan を使用する場合、このフィールドは使用不可です。
実装クラス
カスタム・セキュリティー・アルゴリズムを実装するクラスの名前を指定します。 「クラスの参照」をクリックして、ワークスペースから既存の Java クラスを選択します。
プロパティー
このテーブルを使用して、特定のプロパティーおよび関連付けられた値をカスタム・セキュリティー・アルゴリズムに送信します。

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