サービス・パフォーマンス・レポートでは、実行の妥当性および実行で最も重要なデータについて要約し、テストで最も低速な 10 のサービス呼び出しの応答傾向、要求に応じたサーバーの正常性、および指定された間隔のサービス呼び出しごとの応答傾向のグラフを表示します。
全体ページ
「全体」ページには以下の情報があります。
- 実行の状態を表示する進行標識。
- 左側の棒グラフは、実行中に正常に完了したサービス呼び出しのパーセントを示します。
- 右側の棒グラフは、実行において状況が「合格」の検査ポイントのパーセントを示します。
「要約」ページ
「要約」ページはテスト実行に関する最も重要なデータを要約するので、ユーザーはテストの最終または中間結果を一見して分析できます。
「実行の要約」テーブルには以下の情報が表示されます。
- アクティブな仮想ユーザーの数と、テストを完了した仮想ユーザーの数。 これらの数値は実行中に更新されます。
- 経過時間。 これは実行の合計所要時間であり、時間、分、および秒で表示されます。
- テストのロケーションと名前。
- 対象のコンピューターとすべてのコンピューターの結果。 個々のコンピューターの要約結果を表示するには、「パフォーマンス・テストの実行」ビューでコンピューター名をクリックします。
- 実行の状況。 これは、「コンピューターの初期化中」、「ユーザーを追加中」、「実行ヒストリー・データ転送を実行中」、「停止」、または「完了」のいずれかです。
- テスト中にエミュレートされた仮想ユーザーの総数。
「呼び出しの要約」セクションに表示される情報を以下に示します。
- 状況が「合格」の検査ポイントのパーセント。
- 状況が「不合格」の検査ポイントの総数。
- 状況が「エラー」の検査ポイントの総数。
- 試行されたサービス呼び出しの総数。
- 正常に完了したサービス呼び出しの総数。
- タイムアウトが発生したサービス呼び出しの総数。
「バイトの要約」セクションに表示される情報を以下に示します。
- 実行中の呼び出しごとに送受信された最小、最大、および平均のバイト数。
- 実行中の 1 秒あたりのバイトのレート。
- 実行で送受信されたバイト総数。
「応答時間結果」ページ
「応答時間結果」ページには、テストの進行に伴って、テストにおけるサービス呼び出しの平均応答時間が表示されます。 この情報を使用して、テスト時およびテスト後のシステム応答を評価することができます。 サービス呼び出しが起動された時点から、対応するメッセージ・リターンが受信された時点までの遅延により、
応答時間 が算出されます。
この棒グラフは、サービス呼び出しごとの平均応答時間を示します。
それぞれの棒はテスト中に起動されたサービス呼び出しを表します。
テストの進行に伴って棒グラフは変化します。これは実行中に応答時間が動的に更新されるためです。
棒グラフの次にあるテーブルには、サービス呼び出しごとに以下の追加情報が表示されます。
- 実行中の最小ウィンドウ応答時間。
- 実行中の平均応答時間。 これは、グラフの情報と一致します。
- 実行中の最大応答時間。
- 実行中の標準偏差応答時間。
「応答時間と時間の要約」ページ
「応答と時間の要約」ページには、指定されたインターバルにおける平均の応答傾向がグラフとして表示されます。 スケジュール・プロパティーとして、「統計サンプル間隔」値をスケジュールに設定します。 テストに配置された測定によって、応答時間 が算出されます。 応答時間の測定値は、サービス呼び出しの前の最後の入力アクションから、対応するメッセージ・リターン・イベントまでの間で自動的に生成できます。
この折れ線グラフには、実行中のすべての測定の平均応答時間が表示されます。 グラフ上のそれぞれの点は、その間隔で発生した値の平均値です。 グラフの次にあるテーブルに表示される 1 つの数字は、実行中のすべての測定の平均応答時間の合計です。
「応答時間と時間の詳細」ページ
「応答と時間の詳細」ページには、指定された間隔の応答の傾向がグラフ化して表示されます。 スケジュール・プロパティーとして、「統計サンプル間隔」値をスケジュールに設定します。
サービス呼び出しが起動された時点から、対応するメッセージ・リターンが受信された時点までの遅延により、応答時間 が算出されます。
折れ線グラフには、指定された間隔の測定ごとの平均応答時間が表示されます。 個別の線が各測定を表します。
グラフの下のテーブルに、応答時間測定ごとに以下の追加情報が表示されます。
- 実行中の最小ウィンドウ応答時間。
- 実行中のサービス呼び出し応答時間の平均。 これはグラフと類似していますが、表中の情報は実行全体を含む情報です。
- 実行中のサービス呼び出し応答時間の最大値。
- 実行中のサービス呼び出し応答時間の標準偏差。
「データ・ボリューム」ページ
「データ・ボリューム」ページには、サービスとの間で送受信されるデータの量に関する詳細が表示されます。 スケジュール・プロパティーとして、
「統計サンプル間隔」値をスケジュールに設定します。
- 「送受信済み」折れ線グラフには、間隔ごとに送受信されたバイト数の合計が表示されます。
- 「受信要約」テーブルには、呼び出しごとに、実行全体で受信された量のレート (1 秒あたりのバイト数)、間隔ごとに受信されたバイト数の最小値および最大値、呼び出しごとに受信された平均バイト数がリストされます。
- 「送信要約」テーブルには、呼び出しごとに、実行全体で送信された量のレート (1 秒あたりのバイト数)、間隔ごとに送信されたバイト数の最小値および最大値、呼び出しごとに送信された平均バイト数がリストされます。
「呼び出しスループット」ページ
「呼び出しスループット」ページには、間隔あたりのサービス呼び出し転送頻度についての概要が表示されます。 スケジュール・プロパティーとして、
「統計サンプル間隔」値をスケジュールに設定します。
- 折れ線グラフには、間隔ごとに開始および終了された呼び出しが示されます。 終了された呼び出しは、成功、不合格、タイムアウト のいずれかです。
- 「パフォーマンスの要約」テーブルには、各呼び出しと各実行における、呼び出しの開始、成功、失敗、またはタイムアウトの回数の詳細が表示されます。
「リソース」ページ
「リソース」ページには、スケジュール実行中にモニターされるすべてのリソース・カウンターが表示されます。