Web メッセージング・サービスは、WebSphere® Application Server のインストール・ディレクトリーに置かれたランタイム JavaTM アーカイブ (JAR) ファイルと、ユーティリティー JAR ファイルとして新規または既存の Web モジュールに挿入されるように設計されたライブラリーで構成されています。 このセクションでは、Web メッセージング・サービスを使用可能にし、Web メッセージング機能付きアプリケーションを開発する手順を簡単に説明します。このセクションには、より詳しく説明されたセクションへのリンクが含まれています。.
Linux および UNIX: /opt/WebSphere/AppServer |
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Windows:
c:¥WebSphere¥AppServer |
Linux and UNIX:
/opt/WebSphere/AppServer/optionalLibraries/webmsg_applib.jar.
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Windows:
c:¥WebSphere¥AppServer¥optionalLibraries¥webmsg_applib.jar.
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Web メッセージング機能付きアプリケーションを実行するには、Web メッセージング・サービスを使用可能にする必要があります。詳しくは、Web メッセージング・サービスの使用可能化の説明を参照してください。
Web メッセージング・アプリケーションには、実行する定義済みトピック・スペースを持つ構成済みのサービス統合バスがなければなりません。 Web メッセージング・アプリケーションが機能するためには、少なくとも、Web メッセージング構成ファイルでバス名が指定されている必要があります。
Dojo Toolkit は Web メッセージング・サービスに対するクライアント・サポートを提供します。 最も簡単な方法は、Dojo Toolkit を Web モジュールに組み込むことです。Dojo Toolkit が Web モジュールに組み込まれて いない (例えば Web サーバーによって静的に機能している) 場合、Dojo Toolkit を任意の Web モジュール・プレゼンテーション・ファイルに ロードするには dojo.js ファイルの Uniform Resource Identifier (URI) の場所がわかっている必要があります。
ユーティリティー・ライブラリーとして Web メッセージング・ユーティリティー・ライブラリーを挿入する最良の場所は、Web モジュールの WEB-INF/lib ディレクトリーです。ステップ 2 で場所を探索した webmsg_applib.jar ファイルを Web モジュールの WEB-INF/lib ディレクトリーにコピーします。Web メッセージング・ユーティリティー・ライブラリーは、 Dojo Toolkit と同じ Web モジュールでも、または別の Web モジュールでも使用できます。主要な対話ポイントは、Bayeux プロトコルの通信 URI です。 詳しくは、インストールの手順を参照してください。
<servlet> <description/> <display-name> WebMsgServlet </display-name> <servlet-name>WebMsgServlet</servlet-name> <servlet-class> com.ibm.websphere.webmsg.servlet.WebMsgServlet </servlet-class> </servlet> <servlet-mapping> <servlet-name>WebMsgServlet</servlet-name> <url-pattern>/webmsgServlet</url-pattern> </servlet-mapping> |
Web メッセージング・サービスは構成ファイルから構成パラメーターを読み取り、着信する Web メッセージング要求を処理します。次の例のように、WEB-INF ディレクトリー (web.xml ファイルと同じディレクトリー) に Web メッセージング構成ファイル webmsg.json を作成します。webmsg.json ファイルは JSON オブジェクト (マップ) として指定され、各キーは Web メッセージング・サーブレットにマップされる既存のサーブレット名に一致します。構成の概要のセクションでは可能なすべての構成オプションに関する情報が提供されます。
{ "WebMsgServlet": { "busName": "thebus", "destination": "Default.Topic.Space", "clientCanPublish": true, "longPollTimeout": 30 } } |
これで、アプリケーションのインストール以外のすべてのサーバー・サイドのセットアップが完了します。残っているタスクは、Dojo ToolKit 機能を使用してクライアント・サイドのロジックを作成することです。ここでは、簡単なテストの例を提供します。初期化 URI パラメーターがどのように Web メッセージング・サーブレット・マッピングを突き合わせるかに気をつけてください。
<html> <head> <title>cometd client/server test page</title> <script type="text/javascript" src="dojo/dojo.js" djConfig="isDebug: true, parseOnLoad: true, debugAtAllCosts: false"></script> <script type="text/javascript"> dojo.require("dojox.cometd"); dojo.addOnLoad(function(){ dojox.cometd.init("webmsgServlet") dojox.cometd.subscribe("/testtopic", window, "display"); } ); function display(msg) { alert("Message " + msg.data.test); } </script> <div align="left"> <button Id="publishButton" onclick="dojox.cometd.publish('/testtopic', {test: 'Data'});"> <span style="font-size:small">PUBLISH</span> </button> </div> </head> <body></body> </html> |
標準的な Web アプリケーションのアセンブル、インストール、およびテスト手順に従って、アプリケーションのアセンブル、インストール、およびテストを行います。