ダイアグラム・エディターの使用

IBM® ILOG® Dojo Diagrammer には、ダイアグラムを編集する完全な機能セットがあります。
編集とは、グラフを構成する要素を変更することを意味しています。 編集プロセスは、可視化とは別です。多くのユーザーは、コンテンツのみの可視化を必要としているため、 可視化シナリオに編集機能が組み込まれていると処理時間が余分にかかることがあります。DiagramEditor クラスは、Diagram ウィジェットの拡張です。これには、カスタマイズ可能な編集機能が含まれています。関連するすべてのクラスは、オプションの編集ソフトウェア・レイヤーを形成するように編成されていますが、このレイヤーは不要であれば除去できます。除去することによって、ロード時間が短縮され、可視化シナリオの 全体的なパフォーマンスが改善されます。
ダイアグラム・エディターは、以下の機能を提供します。
  • アドーナー: 影響するエンティティーにオーバーレイされるハンドルによるインタラクションでの編集。
  • 移動: ノード、リンク、およびサブグラフの移動。
  • ドラッグ・アンド・ドロップ: ウィジェット外部から典型的な形状をドロップすることによるグラフ要素の作成。
  • コピー・アンド・ペースト: グラフのセクションのコピー・アンド・ペースト。
  • インライン編集: 編集のためグラフ要素内のテキストをダブルクリックすること。
  • 取り消し管理: 操作を元に戻す、および再実行すること。
DiagramEditor は、いったん作成されると、マークアップおよびクラス・メンバー、そして関数から静的に構成できます。
DiagramEditor は、Diagram ウィジェットのすべてのマークアップ属性を継承するため、追加構成は不要です。
現在実行されている ibm_ilog.diagram.widget.Diagram のインスタンスは、簡単に ibm_ilog.diagram.editor.DiagramEditor のインスタンスで置換でき、追加の変更は不要です。