分散オペレーティング・システムでの Web 2.0 and Mobile Toolkit からのフィックスパックのアンインストール (応答ファイルを使用)

Installation Manager の応答ファイルを使用して Web 2.0 and Mobile Toolkit を以前のバージョンにロールバックできます。

始める前に

制約事項: この手順を使用するには、 お使いのシステムに Installation Manager バージョン 1.5 またはそれ以降がインストールされている必要があります。

ロールバック処理中に、Installation Manager は以前のバージョンのパッケージのファイルにアクセスする必要があります。デフォルトでは、これらのファイルは、パッケージをインストールしたときにコンピューターに保管されます。デフォルト設定を変更したり、または保存されているファイルを削除する場合、Installation Manager には、以前のバージョンのインストールで使用したリポジトリーへのアクセス権限が必要となります。

Web 2.0 and Mobile Toolkit をロールバックするためのリポジトリーの最小要件: Installation Manager が以下のリポジトリーにアクセスできる必要があります。
  • システムにインストールされている現行レベルの Web 2.0 and Mobile Toolkit のリポジトリー
  • 推奨: ターゲット・ロールバック・レベルの Web 2.0 and Mobile Toolkit のリポジトリー

手順

  1. オプション: リポジトリーがユーザー名およびパスワードを要求する場合は、このリポジトリーにアクセスする鍵リング・ファイルを作成します。

    Installation Manager の鍵リング・ファイルの作成について詳しくは、IBM® Installation Manager バージョン 1.5 インフォメーション・センターを参照してください。

    ヒント: 指定されたリポジトリー URL が imutilsc コマンドで検出できない場合は、鍵リング・ファイルの作成時に、リポジトリー URL のロケーションの最後に /repository.config を付加します。
  2. システムにログオンします。
  3. 応答ファイルを使用して Web 2.0 and Mobile Toolkit をロールバックします。

    Installation Manager をインストールしたディレクトリーの eclipse/tools サブディレクトリーに移動して、Web 2.0 and Mobile Toolkit をロールバックします。

    以下に例を示します。
    • [Windows] 管理者または非管理者:
      imcl.exe 
        input C:¥temp¥rollback_response_file.xml
        -log C:¥temp¥rollback_log.xml
        -keyring C:¥IM¥im.keyring
    • [AIX][HP-UX][Linux][Solaris] 管理者:
      ./imcl
        input /var/temp/rollback_response_file.xml 
        -log /var/temp/rollback_log.xml 
        -keyring /var/IM/im.keyring
    • [AIX][HP-UX][Linux][Solaris] 非管理者:
      ./imcl
        input user_home/var/temp/rollback_response_file.xml 
        -log user_home/var/temp/rollback_log.xml 
        -keyring user_home/var/IM/im.keyring
    注: 重要なインストール後の指示が標準出力に書き込まれることがあります。

    Installation Manager の使用について詳しくは、IBM Installation Manager バージョン 1.5 インフォメーション・センターを参照してください。

  4. オプション: インストールされたすべてのパッケージをリストして、ロールバックを確認します。
    [AIX][HP-UX][Linux][Solaris]
    ./imcl listInstalledPackages -long
    [Windows]
    imcl.exe listInstalledPackages -long
[Windows]

以下に、Web 2.0 and Mobile Toolkit を以前のバージョンにロールバックするための応答ファイルの例を示します。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<agent-input >
<server>
  <repository location='https://www.ibm.com/software/repositorymanager/com.ibm.websphere.W2MTK.v11'/>
</server>
<profile id='Web 2.0 and Mobile Toolkit V1.1' installLocation='C:¥Program Files¥IBM¥WebSphere¥AppServer¥Web20Mobile'>
  <data key='eclipseLocation' value='C:¥Program Files¥IBM¥WebSphere¥AppServer¥Web20Mobile'/>
</profile>
<rollback>
  <offering profile='Web 2.0 and Mobile Toolkit V1.1' id='com.ibm.websphere.W2MTK.v11' version='1.1.0.20110427_2247'/>
</rollback>
</agent-input>
ヒント:
  • プロファイル ID (<profile . . . id='profile_ID' . . . .> および <offering . . . profile='profile_ID' . . . .>) は、Installation Manager をインストールしたディレクトリーの eclipse/tools サブディレクトリーから imcl listInstallationDirectories -verbose コマンドを実行した時に表示されます。 これは、パッケージ・グループの名前と同じです。
  • オファリング ID (<offering . . . id='offering_ID' . . . .>) は、app_server_root/bin ディレクトリーから historyInfo または genHistoryReport コマンドを実行した時に生成されるレポートの Install Manager オファリング ID セクションに表示されます。
  • version は、ロールバックするオファリングの特定のバージョンです (例えば、1.1.0.20110427_2247 など)。
    この 指定はオプションです。
    • version が指定されていない場合は、 インストール済み環境は以前にインストールされたバージョンのオファリングにロールバックされ、そのバージョンのすべてのインテリム・フィックスがインストールされます。
    • version が指定されている場合は、 インストール済み環境は指定されたこれより前のバージョンのオファリングにロールバックされ、そのバージョンのインテリム・フィックスはインストールされません

    オファリング・バージョンは、app_server_root/bin ディレクトリーから historyInfo または genHistoryReport コマンドを実行したときに生成されるレポートのパッケージ・セクション内にあるオファリング ID の最後にアンダースコアー付きで付加されています。

タスク・トピック    

インフォメーション・センターに関するご使用条件 | フィードバック

最終更新: May 24, 2012 10:55 AM EDT
http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=v850webmob&product=was-nd-mp&topic=tweb_ins_rollback_silent
ファイル名: tweb_ins_rollback_silent.html