Ajax プロキシーは、オプションの Web アーカイブ・ファイル (WAR) として配布され、 アプリケーションに直接インストールすることも、既存のアプリケーション・エンタープライズ・アーカイブ (EAR) ファイルと 結合することもできます。目的によって 使用法も異なります。
1 つ以上のリモート・サイトのデータにアクセスするために、Ajax を使用して クロス・サイト・スクリプトをサポートするアプリケーションを開発する場合は、 Ajax プロキシーの WAR ファイルをアプリケーションの一部として組み込みこともできます。複数の アプリケーションで同じリモート・サイトにアクセスする場合は、Ajax プロキシーをスタンドアロンの WAR ファイルとして デプロイし、複数のアプリケーションがそのファイルにアクセスできるように します。
プロキシーは、サーブレットとして Java EE アプリケーションに組み込み、 アプリケーションにデプロイすることができます。プロキシーをアプリケーションに組み込むと、 アプリケーションへのプロキシー・デプロイメントをすぐに実行可能な構成で行うことができます。Ajax ベースの アプリケーションの 1 つ以上のサービス・エンドポイントからのコンテンツを結合するアプリケーションを 作成する場合は、そのアプリケーションに Ajax プロキシーを組み込むことも できます。
サーブレットとしてのプロキシーは、標準的な Web アプリケーションとして実行できます。他のアプリケーションは、 このプロキシーを使用して要求を仲介することができます。
最初のステップは、Ajax プロキシーの WAR ファイルを見つけることです。
Linux および UNIX: /opt/WebSphere/AppServer |
Windows:
c:¥WebSphere¥AppServer |
Linux and UNIX:
/opt/WebSphere/AppServer/installableApps/AjaxProxy.war |
Windows:
c:¥WebSphere¥AppServer¥installableApps¥AjaxProxy.war |
proxy-config.xml ファイルは AjaxProxy.war ファイルの WEB-INF/ ディレクトリーにあり、 クライアント・サイドの要求がプロキシーに渡された場合のプロキシーの振る舞いを 制御します。proxy-config.xml ファイルは、サーブレットの初期化フェーズ中にロードされます。 変更内容を有効にするには、サーブレットを再始動する必要があります。プロキシーの 振る舞いを制御する方法については、WEB-INF/proxy-config.xml ファイルのセクションを 参照してください。