Ajax プロキシーの使用


Ajax プロキシーは、オプションの Web アーカイブ・ファイル (WAR) として配布され、 アプリケーションに直接インストールすることも、既存のアプリケーション・エンタープライズ・アーカイブ (EAR) ファイルと 結合することもできます。目的によって 使用法も異なります。

1 つ以上のリモート・サイトのデータにアクセスするために、Ajax を使用して クロス・サイト・スクリプトをサポートするアプリケーションを開発する場合は、 Ajax プロキシーの WAR ファイルをアプリケーションの一部として組み込みこともできます。複数の アプリケーションで同じリモート・サイトにアクセスする場合は、Ajax プロキシーをスタンドアロンの WAR ファイルとして デプロイし、複数のアプリケーションがそのファイルにアクセスできるように します。



始めに

Ajax プロキシーを適用する方法は いくつかあります。以下の 2 つのシナリオでは、Ajax プロキシーの使用方法を 示します。手順の詳細は、文書に記載されています。

(オプション 1) JavaTM EE アプリケーションの一部として組み込まれている プロキシーを使用

プロキシーは、サーブレットとして Java EE アプリケーションに組み込み、 アプリケーションにデプロイすることができます。プロキシーをアプリケーションに組み込むと、 アプリケーションへのプロキシー・デプロイメントをすぐに実行可能な構成で行うことができます。Ajax ベースの アプリケーションの 1 つ以上のサービス・エンドポイントからのコンテンツを結合するアプリケーションを 作成する場合は、そのアプリケーションに Ajax プロキシーを組み込むことも できます。

  1. AjaxProxy サーブレットを組み込むように application.xml ファイルを変更します。通常は、EAR ファイルが作成済みである場合は、IBM® WebSphere Application Server の Ajax プロキシー WAR ファイルを EAR プロジェクトに関連付けることができます。その他の処理は Eclipse で完了します。
  2. proxy-config.xml ファイルを変更して、プロキシーがサポートする URI コンテキスト・パス、URL、 およびポリシーを定義します。
  3. Ajax プロキシー・サーブレットを使用してアプリケーションを作成し、そのアプリケーションをデプロイします。

(オプション 2) スタンドアロン Web アプリケーションとして プロキシーを使用

サーブレットとしてのプロキシーは、標準的な Web アプリケーションとして実行できます。他のアプリケーションは、 このプロキシーを使用して要求を仲介することができます。

  1. proxy-config.xml ファイルを変更して、プロキシーがサポートする URI コンテキスト・パスと ポリシーを定義します。
  2. IBM WebSphere Application Server の Ajax プロキシー WAR ファイルを アプリケーション・サーバーにデプロイします。

Ajax プロキシー・アプリケーションの Web アーカイブ (WAR) ファイルの探索

最初のステップは、Ajax プロキシーの WAR ファイルを見つけることです。

Ajax プロキシー用の proxy-config.xml ファイルの変更

proxy-config.xml ファイルは AjaxProxy.war ファイルの WEB-INF/ ディレクトリーにあり、 クライアント・サイドの要求がプロキシーに渡された場合のプロキシーの振る舞いを 制御します。proxy-config.xml ファイルは、サーブレットの初期化フェーズ中にロードされます。 変更内容を有効にするには、サーブレットを再始動する必要があります。プロキシーの 振る舞いを制御する方法については、WEB-INF/proxy-config.xml ファイルのセクションを 参照してください。



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