短リンク・レイアウトでの間隔パラメーター

短リンク・モードでは、リンクがスペース内に自由に配置されるため、 間隔を制御するために必要なパラメーターは、リンク間の最短距離と最終セグメントの最短長の 2 つのみです。
短リンク・レイアウトの間隔パラメーターの図は、 短リンク・モードで使用される間隔パラメーターを示しています。

短リンク・モードでの間隔パラメーターの使用を示すグラフ
短リンク・レイアウトの間隔パラメーター

リンク・オフセット

レイアウト・アルゴリズムは、リンクの最終接続セグメント (すなわち、ソース・ノードおよび宛先ノードの近くのセグメント) を計算して、 ユーザーが定義した間隔の平行線を取得します。 短リンク・モードでは、アルゴリズムは、オフセットを計算する際にリンクの幅を考慮します。
リンク・オフセットの指定の例 (リンク・レイアウト・アルゴリズム)
このオフセットを指定するには、以下のようにします。
setLinkOffsetのメソッドを使用します。
layout.setLinkOffset(10);
オフセットは、あるリンクのボーダーから、別のリンクの最も近いボーダーまでが測定されます。 そのため、指定されたオフセットがゼロである場合、リンクのボーダーは、 隣接するリンクのボーダーと接触します。

最終セグメントの最短長

リンクの最終接続セグメント (すなわち、ソース・ノードおよび宛先ノードの近くのセグメント) の 長さの最短値を指定することができます。
最終セグメントの最短長の指定の例 (リンク・レイアウト・アルゴリズム)
メソッド setMinFinalSegmentLength を使用します。
layout.setMinFinalSegmentLength(20);

コネクター・スタイル

レイアウト・アルゴリズムは、リンクの終点 (コネクター・ピン) をノードに自動的に配置します。 コネクター・スタイル・パラメーターは、これらの終点の計算方法を指定します。
相互接続されている 2 つのノードが、自動接続されている図、固定オフセット・コネクター・スタイルで接続されている図、等間隔コネクター・スタイルで接続されている図が示されています
コネクター・スタイル
レイアウト・アルゴリズムには、2 つのコネクター・スタイルがあります。すべてのノード (したがって、すべてのリンク) のコネクター・スタイルが同じである場合はコネクター・スタイルを全体的に設定でき、 同じ描画内でコネクター・スタイルが異なる場合はコネクター・スタイルを各ノード (すなわち、そのノードに接続されているすべてのリンク) についてローカルに設定できます。

グローバル・コネクター・スタイル

グローバル・コネクター・スタイルの指定の例 (リンク・レイアウト・アルゴリズム)
グローバル・コネクター・スタイルを設定するには、以下のようにします。
メソッド setGlobalConnectorStyle を使用します。
layout.setGlobalConnectorStyle(ibm_ilog.graphlayout.shortlink.ShortLinkLayout.FIXED_OFFSET_PINS);
style の有効な値は、以下のとおりです。

個別コネクター・スタイル

グローバル・コネクター・スタイルが ibm_ilog.graphlayout.shortlink.ShortLinkLayout.MIXED_STYLE でない限り、すべてのノードのコネクター・スタイルは同じです。
グローバル・コネクター・スタイルが MIXED_STYLE に 設定されている場合にのみ、各ノードに個別コネクター・スタイルを設定することができます。
個別ノード・コネクター・スタイルの指定の例 (リンク・レイアウト・アルゴリズム)
個々のノードのコネクター・スタイルを指定するには、以下のようにします。
以下のメソッドを使用します。
layout.setConnectorStyle(node, ibm_ilog.graphlayout.shortlink.ShortLinkLayout.FIXED_OFFSET_PINS);
var style = layout.getConnectorStyle(node);