JSP ライブラリー定義には、コンポーネント・ライブラリーに必要なプロジェクト・リソースと、JSP タグの解釈に必要なメタデータが含まれます。これは、カスタム JSP タグ・ライブラリーのこの製品への統合をカスタマイズする際に役立ちます。
「JSP ライブラリー定義 (JSP Library Definition)」エディターは、新規 JSP ライブラリーをプロジェクトに組み込む方法に関する詳細を構成するために使用されます。
以下に、新規コンポーネント・ライブラリーを使用するように Web プロジェクトをセットアップする方法について詳しく 説明します。この構成では、ファイルを Web プロジェクトにコピーする方法を宣言し、また、コンポーネントを正しく機能させるために行う必要のある構成変更を宣言します。
「タグ・ライブラリー」では、ライブラリーを形成するすべてのカスタム・タグがリストされ、ツールの動作を構成することができます。例えば、パレットにおけるタグの外観、タグをエディターにドロップしたときの振る舞い、Web ページ・ソース内でのコンポーネントの外観、およびタグ属性とデータ・バインディングに関するさまざまな詳細などを指定できます。
コンポーネント・ライブラリー内のタグについての詳細を構成できます。ライブラリー定義が生成されると、その定義にはコンポーネント・ライブラリー内のすべてのタグが含まれます。「上へ」ボタンと「下へ」ボタンを使用してタグの順序を変更できます。 指定されたタグ順序が、パレット内のライブラリーの外観に表示されます。
ライブラリーのパレット・カテゴリーに関するいくつかの外観情報を構成できます。ライブラリー内のすべてのタグに適用するスタイル・シートのリンクまたは JavaScript 参照は、ここで構成してください。タグがパレットから追加されるときに、対応する <link> タグと <script> タグが Web ページに追加されます。
視覚化パターンは、ページ・エディターの「設計」ペイン内のコンポーネントの外観を制御するために使用します。パターンは、HTML マークアップと、視覚化のコンテンツを動的に変更するいくつかのオプション置換変数で構成されています。コンポーネントをページにドラッグすると、対応するパターンが評価されます。ページ・エディターは結果の HTML を使用して有用な設計時の表現を作成します。 使用可能なパターン変数の詳細を表 1 に示してあります。
変数 | 説明 | 例 |
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${children} | ${children} 変数は、視覚化するタグの子タグがパターン内の ${children} 変数の位置に存在する場合に、それらをすべて発行します。子タグは元のページでの出現順序で挿入されます。子タグもパターンを使用できるため、ページ・エディターはそれらの視覚化を計算します。すべての子タグが同じ位置に挿入されるため、パターンでは ${children} 変数を一度だけ使用できます。 |
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${children:row} | ${children} 変数の row 修飾子は、HTML テーブル・セルの <td> エレメントの順序で子タグを発行します。 複数のコンポーネントを水平方向に整列させるときに、この変数を使用します。 |
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${children:grid(param[,param]*)} | grid 修飾子は、タグの子が含まれる HTML テーブルの行とセルのセットを作成します。 子は左から右へ追加され、指定された列数に達すると、次の行に折り返されます。デフォルトの列カウントは 2 です。オプションのコンマ区切りパラメーター・リストは、グリッド内の桁数をオーバーライドします。 パラメーター・オプションは以下のとおりです。
パラメーターは、有効な値が見つかるまで、順次調べられます。 例えば、パターン ${children:grid(attr.size, attr.numcols, 3)} は、タグの size 属性が定義された場合はそれを使用し、 numcols 属性が定義された場合はそれを使用します。どちらの属性も定義されていない場合は、定数 3 が使用されます。 |
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${children:stack(param)} | stack 修飾子は、視覚化されたスタック・セルにデータを取り込む目的で、テーブルの行とセルを作成するために、タブ付きパネルで使用されます。子タグごとに、クリック可能なラベルの水平方向テーブルが作成されます。ラベルの 1 つをクリックすると、視覚化された子タグがスタックの一番上に移動します。オプション・パラメーターでは、attr.attrName 構文を使用して、ラベルに使用する子タグのタグ属性を指定します。 |
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${attr:attrName} | この変数は、パターン内で現行位置にあるタグの属性値を置き換えます。属性に設定値が含まれていない場合は、空の文字列が挿入されます。 |
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