Dojo ビルド・システムは、特定の Web アプリケーション用にカスタマイズされた Dojo ビルドを作成することにより、アプリケーションのデプロイメントに有効な Dojo のバージョンを作成します。
Dojo ライブラリーには、Web ページが呼び出すことのできる多くのファイルおよびリソースが含まれます。 dojo.require ステートメントを使用するとき、Web ページはサーバーに対する同期 HTTP 呼び出しを行ってリソースを取り出します。 dojo.require ステートメント は、前にロードされたリソースを Web ページがロードする必要がないようにします。 ただし、dojo.require ステートメントを使用すると、 Web ページはまずリソースを使用してからでないとそれを使用できません。 複数の dojo.require ステートメントがある Web ページでは、サーバーに対する各呼び出しを次の呼び出しに移行する前に完了しなければならないので、アプリケーションのパフォーマンスに大きな影響があります。
Dojo レイヤー・ファイルは、非同期要求の数を減らして 1 つの要求にします。 レイヤーは、複数の JavaScript ファイルおよび依存関係を含みそれらを圧縮している単一の JavaScript ファイルです。 ライブラリー全体を含むことも、特定のページによって要求されたすべてのウィジェットを含むこともできます。すべての余分な スペース、ブランク行、およびコメントは削除されて、内部変数名は短縮されます。 HTML script タグが使用されます。レイヤー・ファイルは非同期でロードされるので、ロード時間が短縮されます。
例えば、各ページに複数の Dojo 要求ステートメントを持つ Web アプリケーションがあるとします。 各ページに 1 つのレイヤー・ファイルを作成することにより、ページごとに 1 つだけの非同期要求が行われます。
Dojo ビルド・システムについて詳しくは、Dojo ビルド・システムの資料を参照してください。
Dojo ビルド・システムを使用する Dojo アプリケーションのパフォーマンスを向上させるには、次のようにします。