このチュートリアルでは、カウンターを増加する、簡単な EJB 3.0 アプリケーションを作成、デプロイ、および実行するための EJB 3.0 仕様の使用法について取り上げます。
このチュートリアルを使用するには、アプリケーション・サーバーをインストールして構成しておく必要があります。サーバー・ランタイム環境が使用可能であることを確認するには、をクリックし、「サーバー」を展開して「インストール済みランタイム」をクリックします。 このペインを使用して、インストール済みサーバーのランタイム定義を追加、削除、または編集できます。
このチュートリアルは幾つかの演習に分割されていて、チュートリアルを正しく実行するためには順序どおりに完了する必要があります。このチュートリアルを通して、EJB 3.0 仕様を使用して、EJB Bean、リモート・インターフェース、ローカル・インターフェースが含まれる EJB プロジェクトを作成する方法について学習します。また、アプリケーションをサーバーにデプロイするためのサーブレットと Faces JSP が含まれる Web プロジェクトも作成します。
演習では次のことを行います。
- EJB 3.0 仕様を使用して、カウンターを増加する、簡単な EJB 3.0 アプリケーションを作成、デプロイ、および実行します。
- Java™ プロジェクト EJBCounterSample を作成します。これには、EJB 3.0 ステートレス・セッション Bean (インターフェース・クラスと実装クラスの両方を使用)、StatelessCounterBean.java、および JPA 1.0 エンティティー・クラス JPACounterEntity.java が含まれます。
- Web プロジェクト (EJBCounterWeb) を作成します。これには、Java Server Page (JSP) ページとユーティリティー Java クラスが含まれます。
- EAR アプリケーション EJBCounterSampleEAR を作成します。これには、EJB プロジェクトと Web プロジェクトが含まれます。
所要時間
このチュートリアルを終了するのには、約 30 分かかります。このチュートリアルに関連したその他の概念について調べる場合は、終了までにさらに時間がかかります。
スキル・レベル
上級
対象読者
このチュートリアルは、Enterprise JavaBeans、特に EJB 3.0、および Java EE 5 テクノロジーに精通したユーザーを対象としています。
システム要件
このチュートリアルを完了するには、次のツールおよびコンポーネントがインストールされている必要があります。
- サポートされるバージョンの WebSphere® Application Server がインストール済み。
- クリーンなワークスペース。
前提条件
このチュートリアルをすべて完了するには、以下の項目を十分理解している必要があります。
- Java EE 5 および Java プログラミング
- 基本的な Enterprise JavaBeans (EJB) および EJB 3.0 の概念