Web サービスの注釈の検証

この製品では、注釈を Java™ コードと一緒に使用する場合には、注釈の使用法および値が検証されます。そのような検証を通じて、Web サービスをデプロイする前に問題を見つけ出すことができます。

Web サービスを開発する場合、2 つのレベルの検証を活用できます。最初のレベルは、構文および Java ベースのデフォルト値の検証に関連するものです。このレベルの検証は、Eclipse Java 開発ツール (JDT) によって実行されます。2 つ目のレベルの検証には、暗黙的なデフォルト・チェックと、Web サービス記述言語 (WSDL) 規約の検証が含まれます。この 2 つ目のレベルの検証は、JAX-WS 注釈処理プログラムによって実行されます。

WebSphere® Web 7.0、8.0、または 8.5 ファセットをプロジェクト用に選択する場合、JAX-WS 注釈 処理プログラムを使用可能にします。(この処理プログラムは、Eclipse の Annotations Processing Tool (APT) フレームワークを拡張します。) 注釈処理プログラムを使用可能にすると、Java エラーと同じように、注釈に関する警告およびエラーが表示されるようになります。それらの警告およびエラーは、ワークベンチのさまざまなロケーション (例えば、問題ビューなど) で処理することができます。

例えば、@WebService 注釈の wsdlLocation を使用して、WSDL 規約、Java サービス・エンドポイント・インターフェース (SEI)、および実装 Bean の間の整合性を確保することができます。注釈処理プログラムを使用してビルド時に問題を検出することで、実行時にそれらの問題が発生するのを防ぐことができます。

Web サービスの Java コードに注釈を付ける間、ワークスペースから WSDL ファイルへのアクセス速度が低下したり、アクセスができなくなったりすることがあります。そのような場合は、プロジェクトでの WSDL 規約の検証を使用不可にすることができます。
  1. エンタープライズ・エクスプローラーで Web サービス・プロジェクトを右クリックし、メニューの「プロパティー」 をクリックします。
  2. 「プロパティー」ウィンドウで、「Java コンパイラー」 > 「注釈処理」をクリックします。
  3. 「処理プログラム・オプション (Processor options)」 の下にある com.ibm.ws.ast.jws.annotations.processor.validateWSDL キーを選択します。
  4. 「編集」ボタンをクリックします。
  5. 「プロセッサー編集オプション」ウィンドウで、「値」フィールドに off と入力します。
  6. 「OK」を 2 回クリックします。
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タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: May 29, 2014 10:20

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