ローカル WebSphere Application Server でのインクリメンタル公開のコントロール

「拡張公開設定」で、 特定のファイル拡張子をもつファイルへの更新に基づいて、ローカル WebSphere® Application Server 上でのインクリメンタル公開をコントロールします。ファイル拡張子をリストするオプションがあり、 サーバーで公開することをトリガーするか、しないかを指定できます。サーバーに固有の設定、または ワークスペース設定として、定義できます。

始める前に

このタスクについて

大規模アプリケーションをすべて公開すると、速度が低下する可能性が あります。そのため、開発ワークベンチで提供されるインクリメンタル公開が便利 なフィーチャーになります。インクリメンタル公開 は、既に公開されているアプリケーション が更新されたときに、変更されたファイルのみをサーバーで公開することによ り、更新の公開を迅速にします。インクリメンタル公開は大規模アプリケーションの場合は長時間かかる 可能性がありますが、変更時にサーバーがインクリメンタル公開を 発行する必要がないファイルもあります。したがって、インクリメンタル公開中に更新する必要があるファイル・タイプを指定することによって、または、公開が必要ないファイル・タイプを指定することによって、公開サイクルを短縮化し、公開パフォーマンスを向上できます。

ファイル・タイプの中には、イメージ・ファイルや静的 Web ページ・ファイル など、変更時に公開しなくてもよいものがあります。ユーザーの開発時間を最小限にするために、対象のファイル・タイプが変更されたとき、インクリメンタル公開の実行をサーバーで回避できるようにしたい場合があります。 ここで、「サーバーでの公開をトリガーしないファイル拡張子のリスト」オプションを利用できます。

また、アプリケーションの決まった一部の開発に重点を置いているとき には、変更が行われた際、この一部のファイル・タイプの更新結果のみをサーバーで確認したい場合もあります。 ここで、「サーバーでの公開をトリガーするファイル拡張子のリスト」オプションを利用できます。

手順

  1. 「サーバー」ビューで、WebSphere Application Server をダブルクリックしてサーバー・エディターを開く。
  2. 「WebSphere Application Server の公開設定」セクションの「概要」ページで、「サーバーをワークスペース内のリソースで実行する」公開オプションを選択する。
  3. 「拡張公開設定の設定」リンクをクリックする。
  4. 「拡張公開設定」ウィンドウで、次のオプションのいずれかを選択する。
    オプション 説明
    「拡張公開設定」設定ページのデフォルト設定を使用 「拡張公開設定」設定ページで定義した同じ設定を使用するよう にサーバーを構成する場合は、このオプションを選択します。「拡張公開設定」設定ページに移動するには、ツールバーから「ウィンドウ」 > 「設定」 > 「サーバー」 > 「WebSphere Application Server」 > 「拡張公開設定」を選択します。 デフォルトでは、 このオプションは選択されています。

    「拡張公開設定」設定ページを表示または変更する場合は、「拡張公開設定の設定」設定ページリンクを選択します。 このリンクをクリックすると、自動的にダイアログ・ボックスが開き、「拡張公開設定」設定ページが表示されます。

    サーバーから公開される拡張子のリスト テキスト・ボックスにリストされたファイル拡張子のいずれかが、更新したファイルの 拡張子と一致したときに、サーバーでインクリメンタル公開をトリガーする場合に、このオプションを選択します。

    テキスト・ボックスでは、コンマ区切りリスト、つまり *.ext1, *.ext2, *.ext3 というフォーマットでファイル拡張子リストを入力および変更できます。

    リストにないファイル拡張子のファイルは、ファイルが変更されたときに公開をトリガーできません。

    公開するサーバーをトリガーしないファイル拡張子のリスト テキスト・ボックスにリストされたファイル拡張子のいずれかが、更新したファイルの 拡張子と一致したときに、サーバーでインクリメンタル公開をトリガーしない場合に、このオプションを選択します。つまり、サーバーは変更がないままで、現在の状態と状況も変更ありません。

    テキスト・ボックスでは、コンマ区切りリスト、つまり *.ext1, *.ext2, *.ext3 というフォーマットでファイル拡張子リストを入力および変更できます。

    リストにないファイル拡張子のファイルは、変更されると、公開がトリガーされます。

    ヒント: .class ファイルなどの、基本的なファイル・タイプを、インクリメンタル公開のトリガーから除外する場合、 サーバーには、期待どおりにアプリケーションの変更が反映されないことがあります。
  5. オプション: テキスト・ボックスのファイル拡張子リストを含む、デフォルト設定を再設定する場合、「デフォルトの復元」ボタンをクリックする。
    次に示すのは、「サーバーから公開される拡張子のリスト」オプションのテキスト・ボックスで定義されたデフォルトのファイル拡張子のリストです。
    *.class, *.xml, *.xmi, *.wsdl, *.jar, *.mf, *.xsd, *.composite, *.componentType, *.bp
    次に示すのは、「公開するサーバーをトリガーしないファイル拡張子のリスト」オプションのテキスト・ボックスで定義されたデフォルトのファイル拡張子のリストです。
    *.bmp, *.cab, *.css, *.doc, *.exe, *.gif, *.htm, *.html, *.ico, *.ini, *.jhtml, *.jpeg, *.jpg, *.js, *.jsp, *.jspf, *.jspx, *.jpg, *.pdf, *.png, *.properties, *.swf, *.tif, *.tiff, *.ttf, *.txt, *.xhtml, *.xls, *.zip
  6. 「拡張公開設定」ウィンドウの「OK」ボタンをクリックする。
  7. Ctrl+s を入力して、「サーバー・エディター」ビューの変更を保存する。
トピックのタイプを示すアイコン タスクのトピック
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タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: May 29, 2014 10:20

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