既存の Eclipse ワークベンチへのインストールと更新

IBM® WebSphere® Application Server Developer Tools for Eclipse を Eclipse Marketplace から (「ヘルプ」 > 「Eclipse Marketplace」)、 またはダウンロード済みのインストール・ファイルから、既存の Eclipse ワークベンチにインストールできます。 また、既存の Eclipse ワークベンチにインストールされた IBM WebSphere Application Server Developer Tools for Eclipse を更新できます。

始める前に

このタスクについて

ソフトウェアは、次のいずれかの方法でインストールできます。

リモート・リポジトリーからのインストール

始める前に

コンピューターがインターネットに接続されていることを確認してください。

このタスクについて

Eclipse ワークベンチを使用してインストール・ファイルを検索するか、または Web ページ上でインストール・ファイルへのリンクを見つけることにより、 リモート・リポジトリーにあるインストール・ファイルから製品をインストールできます。

開発者ツールは、以下のバージョンの WebSphere Application Server で使用可能です。
  • IBM WebSphere Application Server Liberty Profile Developer Tools
  • IBM WebSphere Application Server V8.5 Developer Tools
  • IBM WebSphere Application Server V8.0 Developer Tools
  • IBM WebSphere Application Server V7.0 Developer Tools

手順

  1. Eclipse ワークベンチを開始します。
  2. 以下のいずれかの方法によって、インストールを開始します。
    • Eclipse ワークベンチからインストール・ファイルを見つける:
      1. 「ヘルプ」 > 「Eclipse Marketplace」をクリックします。
      2. 「検索」フィールドに WebSphere と入力します。
      3. 結果のリストで「IBM WebSphere Application Server version Developer Tools V8.5.5」 (以降) を見つけて、「インストール」をクリックします。 「選択されたフィーチャーの確認」ページが開きます。
    • 「インストール」アイコンを Web ページから Eclipse ワークベンチにドラッグする:
      1. Web ブラウザーで http://www.ibm.com/wasdev を開いて、 「Download」タブをクリックします。
      2. IBM WebSphere Application Server version Developer Tools の 「インストール」アイコン (これは「インストール」アイコンの図形アイコンです) を見つけます。
      3. 「インストール」アイコンを選択して、Eclipse ワークベンチにドラッグし、Eclipse ツールバー上にドロップします。「選択されたフィーチャーの確認」ページが開きます。
  3. 「選択されたフィーチャーの確認」ページで、親ノードを展開して、インストールするフィーチャーを選択します。終了したら、「次へ」をクリックします。
  4. 「ライセンスのレビュー」ページでライセンス・テキストを確認します。 条項に同意する場合は、「ライセンスの条項に同意します」をクリックしてから、「完了」をクリックします。 インストール・プロセスが開始します。
    注: インストール中に「セキュリティー警告」ダイアログ・ボックスが開き、以下のメッセージが表示される場合があります。
    警告: 署名されていないコンテンツを含むソフトウェアをインストールしようとしています。このソフトウェアの認証性または妥当性を立証できません。インストールを続行しますか?
    このメッセージは無視しても安全であり、「OK」をクリックして続行できます。
  5. インストール・プロセスが完了したら、ワークベンチを再始動します。

ダウンロード済みのインストール・ファイルからのインストール

インストール・ファイルをダウンロードし、必要な場合には、インターネットに接続していない間に、ダウンロード済みのインストール・ファイルをインストールすることができます。

始める前に

インストール中にインターネットに接続していない場合、WebSphere Application Server Developer Tools for Eclipse をインストールする前に、まず前提条件となる Eclipse ファイルをダウンロードしてインストールする必要があります。
  1. [8.5.5.2 以降] バージョン 4.3.2 および 4.3.1 の以下の前提条件ファイルをダウンロードします。
  2. 前の手順でダウンロードした各圧縮ファイルについて、そのファイルの内容を Eclipse IDE for Java EE Developers の Eclipse ディレクトリーに解凍します。解凍した内容の構造は必ず保持してください。

    [8.5.5.2 以降] 例えば、Eclipse ディレクトリーがファイル・パス C:¥eclipse-jee-kepler-SR1-win32-x86_64¥ にある場合は、各ファイルの内容をディレクトリー C:¥eclipse-jee-kepler-SR1-win32-x86_64¥ に解凍する必要があります。

    注: 同じ名前を持つファイルはどれも上書きしてかまいません。

    完了すると、解凍したファイルは Eclipse IDE の既存のディレクトリーに以下のように配置されます。

    [8.5.5.2 以降]
    • eclipse (例えば C:¥eclipse-jee-kepler-SR1-win32-x86_64¥eclipse)
    • eclipse¥plugins (例えば C:¥eclipse-jee-kepler-SR1-win32-x86_64¥eclipse¥plugins)
    • eclipse¥features (例えば C:¥eclipse-jee-kepler-SR1-win32-x86_64¥eclipse¥features)
  3. コマンド行から、Eclipse IDE for Java EE Developers を -clean オプションを付けて再始動します。 [8.5.5.2 以降] 例えば C:¥eclipse-jee-kepler-SR1-win32-x86_64¥eclipse¥eclipse.exe -clean

このタスクについて

以下のステップを実行して、ダウンロード済みのインストール・ファイルから既存の Eclipse ワークベンチへ製品をインストールします。

手順

  1. IBM WebSphere Application Server Developer Tools for Eclipse の .zip ファイルをコンピューター上のディレクトリーにダウンロードします。 .zip ファイルは、次の場所にあります: https://www.ibm.com/developerworks/mydeveloperworks/blogs/wasdev/entry/download
  2. Eclipse ワークベンチを開始します。
  3. 「ヘルプ」 > 「新規ソフトウェアのインストール」 > 「追加」をクリックします。
  4. 「リポジトリーの追加」ウィンドウで、「アーカイブ」をクリックします。
  5. IBM WebSphere Application Server Developer Tools for Eclipse の .zip ファイルの場所を参照します。 ファイルを選択し、「開く」をクリックします。
  6. 結果のリストから、「IBM WebSphere Application Server Developer Tools for Eclipse V8.5.5」 (以降) を選択します。 すべてのフィーチャーをインストールするわけではない場合 (例えば、WebSphere Application Server V8.5 Liberty Profile Tools フィーチャーのみをインストールする場合) は、「IBM WebSphere Application Server Developer Tools for Eclipse V8.5.5」 (以降) のノードを展開して、インストールするフィーチャーを選択します。
    ヒント: 「IBM WebSphere Application Server Liberty Profile Server Adapter」は選択しないでください。
    以下のフィーチャーをインストールできます。
    フィーチャー 説明
    Dojo Toolkit (オプション) Web 2.0 アプリケーションを構築するための Dojo Toolkit を提供します。
    重要: Eclipse Marketplace からインストールしている場合、このオプションはリストに含まれていません。Eclipse Marketplace からインストールしている場合に、Dojo Toolkit をインストールする必要があれば、以下のようにしてください。
    1. IBM WebSphere Application Server Developer Tools for Eclipse をインストールします。
    2. 製品を開始します。
    3. 「ヘルプ」 > 「新規ソフトウェアのインストール」をクリックします。
    4. 「処理」フィールドで、リストから「使用可能な全サイト」を選択します。
    5. 「WebSphere Application Server Developer Tools for Eclipse」カテゴリーを展開し、「Dojo Toolkit」を選択します。
    6. ウィザードのプロンプトに従って、ソフトウェアをインストールします。
    OSGi アプリケーション開発ツール OSGi ベースのアプリケーションおよびバンドルを開発および保守するための各種ツールを提供します。
    Web 開発ツール HTML5、CSS3、Dojo Toolkit、Servlet 3.0、および JSP 2.2 などの最新の Web テクノロジーを使用して Web アプリケーションを開発します。
    Web サービス開発ツール - Liberty Liberty 用の JAX-WS Web サービスおよびクライアントを開発およびテストするためのツール。
    WebSphere Application Server - Liberty Profile WebSphere Application Server - Liberty Profile を開発して管理するためのツール。
    WebSphere Application Server V8.5 ツール WebSphere Application Server V8.5 を開発して管理するためのツール。
    WebSphere Application Server V8.0 ツール WebSphere Application Server V8.0 を開発して管理するためのツール。
    WebSphere Application Server V7.0 ツール WebSphere Application Server V7.0 を開発して管理するためのツール。
  7. 「次へ」をクリックします。
  8. 「ライセンスのレビュー」ページでライセンス・テキストを確認します。 条項に同意する場合は、「ライセンスの条項に同意します」をクリックしてから、「完了」をクリックします。 インストール・プロセスが開始します。
    注: インストール中に「セキュリティー警告」ダイアログ・ボックスが開き、以下のメッセージが表示される場合があります。
    警告: 署名されていないコンテンツを含むソフトウェアをインストールしようとしています。このソフトウェアの認証性または妥当性を立証できません。インストールを続行しますか?
    このメッセージは無視しても安全であり、「OK」をクリックして続行できます。
  9. インストール・プロセスが完了したら、ワークベンチを再始動します。

次のタスク

  1. インストール済み環境を構成します
  2. 製品のライセンスを購入した場合 (例えば、WebSphere Application Server Developer Tools for Eclipse が組み込まれている WebSphere Application Server バンドルを購入した場合) は、サポートされているライセンスをインストールする必要があります。

インストールの構成

このタスクについて

ソフトウェアをインストールした後、以下の必須の構成ステップを実行する必要があります。
重要: これらの構成ステップでは、ファイルを変更する必要があります。 ファイルを変更する前に、それらのバックアップ・コピーを作成してください。
  • 以下は必須の構成ステップです。
    1. ワークベンチを停止します。
    2. <Eclipse インストール・ディレクトリー>¥eclipse ディレクトリーから eclipse.ini ファイルを見つけ出します (ここで <Eclipse インストール・ディレクトリー> は Eclipse をインストールしたディレクトリーです)。
    3. eclipse.ini ファイルのコピーを作成するか、またはバックアップを取ります。
    4. テキスト・エディターで eclipse.ini ファイルを開きます。
    5. -vmargs を見つけて、その直後に、以下に示すケースに応じて該当するテキストを追加します。
      • IBM 32 ビット JRE を使用する場合-vmargs 行の後に次のテキストを追加します:
        -Xms100m
        -Xmx1024m
        -Xscmx48m
        -Xshareclasses:name=IBMSDP_%u
        -Xquickstart
        -Xgcpolicy:gencon
        -Xmnx64m
        -Dcom.ibm.ws.management.event.max_polling_interval=1000
      • IBM 64 ビット JRE を使用する場合-vmargs 行の後に次のテキストを追加します:
        -Xms100m
        -Xmx1024m
        -Xscmx48m
        -Xshareclasses:name=IBMSDP_%u
        -Xcompressedrefs
        -Xquickstart
        -Xgcpolicy:gencon
        -Xmnx64m
        -Dcom.ibm.ws.management.event.max_polling_interval=1000
      • Oracle 32 ビット JRE を使用する場合-vmargs 行の後に次のテキストを追加します:
        -Xms100m
        -Xmx960m
        -XX:MaxPermSize=320m   
        -Dcom.ibm.ws.management.event.max_polling_interval=1000
      • Oracle 64 ビット JRE を使用する場合-vmargs 行の後に次のテキストを追加します:
        -Xms100m
        -Xmx1024m
        -XX:MaxPermSize=512m   
        -Xmx1024m
        -XX:+UseCompressedOops 
        -Dcom.ibm.ws.management.event.max_polling_interval=1000
    6. eclipse.ini ファイル内で行 --launcher.XXMaxPermSize を見つけて、その値を以下のように変更します。
      • Oracle 32 ビット JRE を使用する場合、以下のテキストに示されたように、値を 320M に変更します。
        --launcher.XXMaxPermSize 
        320M
      • Oracle 64 ビット JRE を使用する場合、以下のテキストに示されたように、値を 512M に変更します。
        --launcher.XXMaxPermSize 
        512M
    7. いずれかの WebSphere Application Server Tools フィーチャーをインストールした場合、 テキスト -vmargs が含まれている行の直前に、以下のテキストを挿入します。
      • Windows の場合:
        -vm
        <WebSphere Application Server V7.0 and later installation directory>¥java¥jre¥bin¥javaw.exe
      • Linux の場合:
        -vm
        <WebSphere Application Server V7.0 and later installation directory>/java/jre/bin/java
    8. eclipse.ini ファイルを保存して閉じます。
    9. ワークベンチを再始動します。
  • 以下はオプションの構成ステップです。

    ローカル・サーバーのサポートを拡張するには、以下のステップを実行します。

    1. ワークベンチを閉じます。
    2. <Eclipse インストール・ディレクトリー>¥eclipse¥configuration ディレクトリーにある config.ini ファイルを見つけて、バックアップを作成します。 ここで、<Eclipse インストール・ディレクトリー> は、Eclipse インストール・ディレクトリーへのパスです。
    3. テキスト・エディターで config.ini ファイルを開きます。
    4. eclipse.product=org.eclipse.sdk.ide という行を見つけて、その行を以下の行に置き換えます。
      eclipse.product=com.ibm.websphere.wdt.product.site.ide
    5. 次の行を削除します: eclipse.application=org.eclipse.ui.ide.workbench
    6. osgi.splashPath=platform¥:/base/plugins/org.eclipse.platform という行を見つけて、その行を以下の行に置き換えます。
      osgi.splashPath=platform¥:/base/plugins/com.ibm.websphere.wdt.product.site
    7. config.ini ファイルを保存して閉じます。
    8. eclipse.ini ファイルを変更します。
      1. <Eclipse インストール・ディレクトリー>¥eclipse ディレクトリーにある eclipse.ini ファイルをテキスト・エディターで開きます。 <Eclipse インストール・ディレクトリー> は、Eclipse インストール・ディレクトリーへのパスです。
      2. 次の行を削除します。
        -showsplash
        org.eclipse.platform
      3. 以下の行が存在する場合、その行を削除します:
        -product
        org.eclipse.epp.package.jee.product
      4. eclipse.ini ファイルを保存して閉じます。
      5. ワークベンチを再始動します。
[8.5.5.2 以降]

手順

  1. ワークベンチを停止します。
  2. <Eclipse インストール・ディレクトリー>¥eclipse ディレクトリーから eclipse.ini ファイルを見つけ出します (ここで <Eclipse インストール・ディレクトリー> は Eclipse をインストールしたディレクトリーです)。
  3. eclipse.ini ファイルのコピーを作成するか、またはバックアップを取ります。
  4. テキスト・エディターで eclipse.ini ファイルを開きます。
  5. -vmargs を見つけて、その直後に、以下に示すケースに応じて該当するテキストを追加します。
    • IBM 32 ビット JRE を使用する場合-vmargs 行の後に次のテキストを追加します:
      -Xms100m
      -Xmx1024m
      -Xscmx48m
      -Xshareclasses:name=IBMSDP_%u
      -Xquickstart
      -Xgcpolicy:gencon
      -Xmnx64m
      -Dcom.ibm.ws.management.event.max_polling_interval=1000
    • IBM 64 ビット JRE を使用する場合-vmargs 行の後に次のテキストを追加します:
      -Xms100m
      -Xmx1024m
      -Xscmx48m
      -Xshareclasses:name=IBMSDP_%u
      -Xcompressedrefs
      -Xquickstart
      -Xgcpolicy:gencon
      -Xmnx64m
      -Dcom.ibm.ws.management.event.max_polling_interval=1000
    • Oracle 32 ビット JRE を使用する場合-vmargs 行の後に次のテキストを追加します:
      -Xms100m
      -Xmx960m
      -XX:MaxPermSize=320m   
      -Dcom.ibm.ws.management.event.max_polling_interval=1000
    • Oracle 64 ビット JRE を使用する場合-vmargs 行の後に次のテキストを追加します:
      -Xms100m
      -Xmx1024m
      -XX:MaxPermSize=512m   
      -Xmx1024m
      -XX:+UseCompressedOops 
      -Dcom.ibm.ws.management.event.max_polling_interval=1000
  6. eclipse.ini ファイル内で行 --launcher.XXMaxPermSize を見つけて、その値を以下のように変更します。
    • Oracle 32 ビット JRE を使用する場合、以下のテキストに示されたように、値を 320M に変更します。
      --launcher.XXMaxPermSize 
      320M
    • Oracle 64 ビット JRE を使用する場合、以下のテキストに示されたように、値を 512M に変更します。
      --launcher.XXMaxPermSize 
      512M
  7. いずれかの WebSphere Application Server Tools フィーチャーをインストールした場合、 テキスト -vmargs が含まれている行の直前に、以下のテキストを挿入します。
    • Windows の場合:
      -vm
      <WebSphere Application Server V7.0 and later installation directory>¥java¥jre¥bin¥javaw.exe
    • Linux の場合:
      -vm
      <WebSphere Application Server V7.0 and later installation directory>/java/jre/bin/java
  8. eclipse.ini ファイルを保存して閉じます。
  9. ワークベンチを再始動します。
[8.5.5.2 以降]

Eclipse Web Tools パッチのインストール (Kepler SR1 のみ)

始める前に

Eclipse Web Tools Project V3.5.1 のバグに対処するためのパッチが提供されています。詳しくは、以下を参照してください。

このタスクについて

Eclipse for Java EE Developers の Kepler SR1 リリースにインストールされた開発者ツールを使用している場合は、これらのパッチを適用してください。

手順

トピックのタイプを示すアイコン タスクのトピック
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タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: May 29, 2014 10:12

ファイル名: t_install_wdt_eclipse.html