既存のプロジェクトの OSGi プロジェクトへの変換

このタスクについて

Java™ EE モジュール、Java プロジェクト、および PDE プラグインを OSGi プロジェクトに変換することにより、OSGi フレームワークの数多くのメリットを活用することができます。

手順

  1. 変換ダイアログを起動します。 エンタープライズ・エクスプローラーで、PDE、Java EE モジュール、または EJB プロジェクトを右クリックし、Configure > 「OSGi バンドル・プロジェクトへの変換」を選択します。この変換では、プロジェクト名とロケーションが同じであることを前提としています。
    注: PDE フラグメント・プロジェクトまたは Java EE フラグメント・プロジェクトを OSGi フラグメント・プロジェクトに変換する場合、フラグメントを右クリックし、「設定」 > 「OSGi バンドル・フラグメント・プロジェクトへの変換 (Convert to OSGi Bundle Fragment Project)」を選択します。
  2. 変換ダイアログに記載されている情報を確認します。
    メッセージと詳細
    変換ダイアログには、変換中のプロジェクトについてのメッセージが表示されます。 メッセージの選択時に、追加情報がある場合は「詳細」セクションに表示されます。
    インポートするパッケージのソースがないバイナリーを検索
    Java ソース・ファイルを含むプロジェクトを変換中に、プロジェクト内で解決可能でないパッケージは、新しいバンドル・マニフェスト・ファイルに自動的に追加されます。 ただし、ソースが使用できない場合、「インポートするパッケージのソースがないバイナリーを検索 (Search binaries that have no source attachment for packages to import)」のオプションを指定することにより、変換を行えるようになります。バイナリー・ファイルの検索時に、パッケージが見つからない場合があることに注意してください。例えば、メソッド・ブロック内でのみ使用されたオブジェクトのパッケージ情報は見つかりません。このような場合、必要に応じて、インポート情報を手動でマニフェストに追加できます。 「インポートするパッケージのソースがないバイナリーを検索 (Search binaries that have no source attachment for packages to import)」は、デフォルトで選択されています。

    以下のイメージは、EJB 変換のメッセージ例を含む変換ダイアログを示します。

    OSGi バンドル・プロジェクトへの変換

  3. 「OK」をクリックしてプロジェクトを変換します。

タスクの結果

Java EE、EJB、または PDE プロジェクトが OSGi バンドルに変換されると、OSGi 固有のネーチャー、ビルダー、クラスパス・エントリー、およびプロジェクト・リソースが OSGi アプリケーションに追加されます。PDE 固有のネーチャー、ビルダー、クラスパス・エントリー、およびプロジェクト・リソースは、新たに変換された OSGi アプリケーションから削除されます。プロジェクト設定が更新されて、ご使用の OSGi アプリケーションのデフォルト設定が組み込まれます。

バンドル・マニフェスト・ファイル MANIFEST.MF は、作成または更新されて、すべての必須バンドル・プロパティーを組み込みます。OSGi バンドル・マニフェストは、バンドルおよびバンドルの依存関係を記述します。バンドル・マニフェスト・ファイルについて詳しくは、 OSGi バンドル・マニフェスト・ファイルを参照してください。フラグメント・マニフェスト・ファイルについて詳しくは、OSGi フラグメント・マニフェスト・ファイルを参照してください。

次のタスク

PDE または Java EE プロジェクトを OSGi バンドル・プロジェクトに変換した後、 ビジネス・ロジックの作成、JAR ファイルとしての OSGi バンドルのエクスポート、 OSGi アプリケーションへのバンドルの追加、またはコンポジット・バンドルへのバンドルの追加を行うことができます。
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タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: May 29, 2014 10:20

ファイル名: tconvertosgi.html