Java EE 6 のサポート

Java™ EE 6 には、数多くの新機能や拡張機能が備えられています。このリリースでは、以下がサポートされます。

Web サービス
スクリプト言語のサポート
JDBC 拡張機能
モニターと管理
ファイル・システムの管理
セキュリティー

Java EE 6 API の変更点

WebBeans 1.0: これは、Java EE 6 で開発された最も画期的な API の 1 つで、WebBeans は、Java EE の多数のギャップを埋めることができます。WebBeans
  • JSF、JPA、EJB 3 の各プログラミング・モデルを 1 つの十分に統合されたプラットフォームに統一します。WebBeans は EJB 3 Bean、JPA エンティティー、 および JavaBeans を WebBeans コンポーネントとして登録し、これらのコンポーネントには EL を介してアクセス可能で、 相互に注入できます。
  • プラットフォームに一連の堅固な依存関係注入機能を備えます。
  • Java EE インターセプター・モデルの拡張を、インターセプターを注釈にバインドする機能を追加することで実現します。インターセプターをターゲット・オブジェクト・クラス自体にバインドする必要はありません。
EJB 3.1: EJB 3.1 では、重要なビジネス・コンポーネント・サービスを追加する一方で、可能な限り EJB が簡易性を保つための努力が払われています。EJB 3.1
  • セッション Bean に関しても、ビジネス・インターフェースはオプションとなっています。
  • Singleton Bean の概念が追加されました。それらは共有アプリケーションの状態を管理するためのものなので、デフォルトで、完全にスレッド・セーフです。同時に、EJB 3.1 では柔軟性を高めるために宣言型の並行性コントロールが追加されています。
  • cron スタイルのスケジューリングに対するサポートが追加されました。
  • @Asynchronous 注釈を使用して、セッション Bean メソッドを非同期的に呼び出す機能が追加されています。
  • Web プロファイルに適合するより小さいサブセットの EJB API を追加するために EJB 3.1 Lite の概念が導入されています。 EJB Lite にはトランザクションとセキュリティーのような機能が含まれていますが、メッセージング、リモート操作、スケジューリングなどの機能は含まれていません。
  • 標準 JNDI 名 java:global/app/module/beah#interface が導入されました。
JPA 2.0: Java EE 6 では、JPA が別の API として EJB から公式に分離されています。JPA 2.0
  • @ElementCollection 注釈を使用して、コレクション、マップ、リストをモデル化する機能など ORM マッピングに関する多数の拡張機能、さらには単一方向の 1 対多の関係をマップする機能が追加されています。
  • エンティティー・マネージャーと照会 API が拡張され、最初の結果の取り出し、照会結果の最大サイズの指定、基礎となるベンダー固有のエンティティー・マネージャー・オブジェクトと照会オブジェクトへのアクセス、ペシミスティック・ロック操作などがサポートされています。
  • SQL のような CASE、NULLIF、COALESCE を使用して JPQL が拡張されました。
  • 基準 API が追加されています。
Servlet 3.0: Servlet 3.0 には Java EE 5 モデルが取り込まれています。Servlet 3.0
  • @WebServlet、@WebFilter および @WebListener などの注釈が導入されています。これにより web.xml 構成が削減され、すべて除去することも不可能でなくなりました。
  • Web フラグメントという概念が導入されています。詳しくは、Web フラグメント・プロジェクトの作成を参照してください。
  • ServletContext を介してサーブレット、フィルター、リスナーをプログラマチックに追加できる機能が追加されました。
  • EJB 3.1 以降、デプロイメント記述子がオプションとなっています。
  • Web 3.0 プロジェクトでの EJB 3.0 および 3.1 Bean のサポートを提供しています。
JAX-RS 1.1: JAX-RS 1.1 は JAX-WS の REST スタイルの対応物です。JAX-RS 1.1
  • @Path 注釈を使用して、JAX-RS リソースがアクセス可能な URL を判別します。
  • URL 照会パラメーター、URL の一部、Cookie、HTTP ヘッダー値のようなソースの入力をマップします。
  • @Produces 注釈を使用して、戻り値のコンテンツ・タイプが text/xml や text/json などのうち、どのタイプかを JAX-RS に通知します。
  • サーブレット、WebBeans、および EJB と統合します。
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タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: May 29, 2014 10:20

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