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演習 2: ビジネス・ロジックの開発

この演習では、単純な OSGi アプリケーション用のビジネス・ロジックを作成します。ビジネス・ロジックは、POJO コンポーネント・アセンブリー・モデルを使用します。 このサンプル・アプリケーションは、アクセスされるたびに増える単純なカウンターを提供します。

ビジネス・ロジックを作成するには、以下のようにします。
  1. パッケージの作成.
  2. インターフェース・クラスの作成.
  3. 実装クラスの作成.
  4. パッケージのエクスポート.

パッケージの作成

  1. エンタープライズ・エクスプローラーで、「CounterServiceBundle/src」を右クリックしてから、「新規」 > 「パッケージ」をクリックします。「新規 Java パッケージ」ウィザードが開きます。
  2. 「名前」フィールドに、com.ibm.ws.eba.counter と入力してから、「終了」をクリックします。src フォルダーにパッケージが作成されます。

インターフェース・クラスの作成

  1. パッケージ「com.ibm.ws.eba.counter」を右クリックしてから、「新規」 > 「インターフェース」をクリックします。「新規 Java インターフェース」ウィザードが開きます。
  2. 「名前」フィールドに、Counter と入力してから、「終了」をクリックします。 インターフェースがパッケージに作成され、エディターで開きます。
  3. getCount() メソッドをインターフェースに追加します。 結果は、次のコードのようになります。
    package com.ibm.ws.eba.counter;
    public interface Counter {
    	public int getCount();
    }
  4. Counter.java を保存します。

実装クラスの作成

  1. パッケージ「com.ibm.ws.eba.counter」を右クリックしてから、「新規」 > 「クラス」をクリックします。「新規 Java クラス」ウィザードが開きます。
  2. 「名前」フィールドに CounterImpl と入力します。
  3. 「インターフェース」リストの横の「追加」をクリックします。「実装されたインターフェースの選択」ダイアログが開きます。
  4. 「インターフェースの選択」フィールドに、Counter と入力します。com.ibm.ws.eba.counter の「Counter」 インターフェースを選択してから、「OK」をクリックします。
  5. 「終了」をクリックします。クラスがパッケージに作成され、エディターで開きます。
  6. getCount() メソッドの実装を追加します。 サービスがサーバーで始動することを確認する初期化メソッドを追加します。 結果は、次のコードのようになります。
    package com.ibm.ws.eba.counter;
    
    public class CounterImpl implements Counter {
    
         private int count = 0;
    
    
         @Override
         public int getCount() {
                        return count++;
              }
    		
         public void init() {
              System.out.println("CounterImpl.init() called.");
         }
    }
  7. CounterImpl.java を保存します。
OSGi バンドル・プロジェクト。

パッケージのエクスポート

パッケージを「Export Packages」リストに追加することによって、このパッケージのみをバンドルの外部の他のクライアントに公開します。 他のすべてのパッケージは、バンドルの外部のクライアントからは隠されます。 「Export Packages」リストを使用して、バンドルを使用してランタイムにエクスポートするパッケージの名前を指定します。 他のバンドルに必要なパッケージを指定しない場合、従属バンドルが解決しない可能性があります。
  1. Manifest:CounterServiceBundle」をダブルクリックして、バンドル・マニフェスト・ファイルをエディターで開きます。
  2. ランタイム」タブを選択します。
  3. エディターの「エクスポートするパッケージ」セクションで、「追加」をクリックします。 「エクスポートするパッケージ」ダイアログが開きます。
  4. パッケージ・リストから「com.ibm.ws.eba.counter」をクリックし、「OK」をクリックします。
  5. バンドル・マニフェスト・ファイルを保存します。

演習のチェックポイント

OSGi Counter サービス・アプリケーション用のビジネス・ロジックを作成しました。

この演習では、以下のトピックについて学習しました。
  • Java パッケージの作成方法。
  • Java インターフェース・ファイルの作成方法。
  • Java メソッドの作成方法。
  • 実装クラスの作成方法。
  • バンドル・マニフェスト・ファイルの Export-Package プロパティーを使用した、バンドルの外部で表示可能なパッケージの宣言方法。
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タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: May 29, 2014 10:20

ファイル名: counter_lesson2.html