WebSphere® Web サービス設定ページでは、WebSphere Web サービスを作成または利用するときに
使用する、以下の設定を行うことができます。
セキュリティー
- FIPS 準拠アルゴリズムのみを表示:
- FIPS 準拠のアルゴリズムのみを「データ暗号化メソッド・アルゴリズム」および「鍵暗号化方式アルゴリズム」のドロップダウン・リストに表示したい場合はこれを選択します。このオプションは、WebSphere 管理コンソールの
「グローバル・セキュリティー」パネルで「連邦情報処理標準 (FIPS) を使用する」
オプションが設定されている WebSphere
Application Server でこのアプリケーションを実行することを予定している場合に
使用します。
- 実際のパスワードの代わりに '*' を表示する
- デフォルトでは、ワークベンチにはパスワードの文字ではなく、アスタリスク (*) が表示されます。
JAX-WS コード生成
- トップダウン
- WSDL をプロジェクトへコピーする: これを選択すると、Web サービスを作成する元となる WSDL ファイルが Web サービス・プロジェクトへコピーされます。このオプションは、クライアントを後で作成する場合や WSDL を他のユーザーに公開する場合に便利です。
- ラッパー・スタイルを有効にする: document/literal ラップ・パターンを実装する WSDL ドキュメントの場合は、XML スキーマ内にルート要素が宣言され、メッセージ・フローのオペレーション・ラッパーとして使用されます。要求と応答のそれぞれについて別個のラッパー要素定義が存在します。
つまり、オペレーションと同じ名前を持つ要素 (ラ
ッパー要素) は、そのコンテンツ要素の各々が生成済み Java™ メソッド・シグニチャーのパラメー
ターになるように分離されます。
- 順序付け可能な JAXB クラスの生成: WebSphere Application Server v7.0 および v8.0 で、Java 6 ファセットを使用可能にすると、java.io.Serializable を実装する JAXB クラスの生成を選択できます。このインターフェースを実装していないクラスの状態は、シリアライズ済みになったりデシリアライズ済みになったりすることはありません。
- MTOM サポートを有効にする: このチェック・ボックスを選択すると、SOAP Message Transmission Optimization Mechanism が有効になります。
- XSD ファイルからスキーマ・ライブラリー・プロジェクトを生成 (Generate schema library project from XSD file): これを選択すると JAX-WS Schema to Java コンパイラーが実行され、スキーマ・コードがスキーマ・ライブラリーに生成されます。
- Web サービス・デプロイメント記述子の生成: JAX-WS Web サービスのデプロイメント情報がランタイムによって動的に生成されます。静的デプロイメント記述子は必要でなくなります。このチェック・ボックスを選択するとそれらの記述子が生成されます。
- 生成する JAX-WS コードのバージョン: WebSphere Application Server v7.0 以降にデプロイする場合は JAX-WS 2.1 準拠のコードを生成でき、
WebSphere Application Server v8.0 を使用する場合は JAX-WS 2.2 準拠コードを生成できます。
以前のバージョンのサーバーでは、JAX-WS 2.0 のみがサポートされます。
- ボトムアップ
- SOAP 1.2 サポートを有効にする:
SOAP 1.1 と SOAP 1.2 バインディングのいずれかを選択することができます。
- MTOM サポートを有効にする: このチェック・ボックスを選択すると、SOAP Message Transmission Optimization Mechanism が有効になります。
- Java から WSDL へのマッピング・スタイル:
Java から WSDL へのマッピング・スタイルを指定します。このスタイルは、Web サービスとの間で送受信されるメッセージのエンコード・スタイルを定義します。パラメーター・スタイルによって、メソッドのパラメーターがメッセージ本文全体を表すものかどうか、または、それらのパラメーターが、操作の名前が付けられる最上位の要素内でラップされる要素であるかどうかが決まります。有効な組み合わせは、RPC、Document/Wrapped、または Document/Bare です。
- WSDL をプロジェクトに生成する
(Generate WSDL into the project):
WSDL ファイルを Web サービス・プロジェクトに生成
する場合にこれを選択します。このオプションは、クライアントを後で作成する場合や WSDL を他のユーザーに公開する場合に便利です。
- Web サービス・デプロイメント記述子の生成: JAX-WS Web サービスのデプロイメント情報がランタイムによって動的に生成されます。静的デプロイメント記述子は必要でなくなります。このチェック・ボックスを選択するとそれらの記述子が生成されます。
- クライアント
- 非同期クライアント・サポートを有効にする: 非同期クライアントを使用可能にするオプションを選択した場合は、Web サービスのメソッドごとに 2 つの追加メソッドが作成されます。それはポーリング・メソッドとコールバック・メソッドであり、クライアントが非同期で機能できるようにします。
- 順序付け可能な JAXB クラスの生成: WebSphere Application Server v7.0 および v8.0 で、Java 6 ファセットを使用可能にすると、java.io.Serializable を実装する JAXB クラスの生成を選択できます。このインターフェースを実装していないクラスの状態は、シリアライズ済みになったりデシリアライズ済みになったりすることはありません。
- ポータブル・クライアントの生成
(Generate portable client): このチェ
ック・ボックスを選択すると、Web サービス・クライ
アント・コードを、マシンの間または WebSphere
Application Server のインスタンスの間で移動できます。このオプ
ションを選択した場合、
WSDL 文書と、この WSDL
文書が依存する、すべての XML スキーマおよび他の WSDL 文書は、WEB-INF/wsdl 下のク
ライアント・プロジェクトにコピーされ、
このコピーを指す file:relativeURL
は、JAX-WS サービス・クラスの静的初期化ブロック
に注入されます。
- Web サービス・デプロイメント記述子の生成: JAX-WS Web サービスのデプロイメント情報がランタイムによって動的に生成されます。静的デプロイメント記述子は必要でなくなります。このチェック・ボックスを選択するとそれらの記述子が生成されます。
- overriddenEndpointURI テンプレートの生成: 有効になっていると、Web サービスの起動時にクライアントが使用するエンドポイント URL をオーバーライドする、WebSphere 拡張デプロイメント記述子が生成されます。これは、クライアントが JSR-109 を使用しているときのみ (つまり、クライアント・サービス参照のデプロイメント記述子があるときのみ) 効果があります。その他の場合、クライアントは管理されていない形式で実行され、この設定は無視されます。デプロイメント記述子を生成して TCP/IP モニターを使用しようとすると、エンドポイントは固定され、TCP/IP モニターでトラフィックは認識されません。
- MTOM サポートを有効にする: このチェック・ボックスを選択すると、SOAP Message Transmission Optimization Mechanism が有効になります。
- 生成する JAX-WS コードのバージョン: WebSphere Application
Server v7.0 以降にデプロイする場合は、JAX-WS 2.1 準拠のコードを生成できます。
以前のバージョンのサーバーでは、JAX-WS 2.0 のみがサポートされます。