バリデーターが特定のリソースを検証するかどうかは、そのバリデーターに対して指定されているフィルターに左右されます。
バリデーターが最初に開発されるとき、バリデーターの実装者はフィルターのデフォルトのセットを定義します。これらのフィルターは、次のものに基づいたものとなる場合があります。
- ファイル拡張子
- フォルダーまたはファイル名
- プロジェクト・ネーチャー
- プロジェクト・ファセット
- コンテンツ・タイプ
「検証フィルター」ダイアログで、これらの設定をさらに調整できます。通常、デフォルトを維持しますが、以下の 2 つの理由により検証の調整が必要となる場合があります。
- パフォーマンス: 非常に大きなワークスペースを使用している場合、検証の量を削減できます。
- 非標準規則: 標準的でない命名規則を使用している場合 (例えば、.acme-xml 拡張子を付けたファイルで XML を保管している場合) であっても、適切なバリデーターを使用可能にしてこれらのファイルに対して実行できます。
このダイアログにアクセスするには、をクリックしてから、各バリデーターの横の
「設定中」をクリックします。
フィルターはグループで保管されます。グループには Include グループと
Exclude グループの 2 つのタイプがあります。Include グループは必要な数だけ作成できます。Include グループ内のフィルターは、検証の対象となるリソースを選別します。何らかの規則がマッチするなら、グループ全体がマッチすることになります。グループ内でフィルターの規則はまとめて OR 演算されます。ただし、個別の Include グループはまとめて AND 演算されます。Exclude グループは 1 つ設けることができます。何らかのフィルター規則がマッチする場合、リソースは除外されます。除外は包含より優先されます。
これらの規則を、次の仮定の例で説明します。
- 使用不可のフォルダー内にリソースがある場合、除外がその他すべてに優先されるため、除外されます。
- リソースが JSP ソースのコンテンツ・タイプではなく、JSP フラグメント・ソースのコンテンツ・タイプではなく、ファイル拡張子が .jsp または .jspf ではない場合、最初のグループのどの規則にもマッチしないため、除外されます。
- プロジェクトにモジュールのコア・ネーチャーがない場合、2 番目のグループの単一の規則がマッチしないため、除外されます。
- その他の場合、リソースはこの特定のバリデーターによって検証されます。
規則をグループに追加するには、グループを選択して、
「規則の追加」をクリックします。