EJB Bean 内のタイプ、メソッド、フィールド、およびパラメーターに注釈を付けて、Web サービスを指定することができます。
始める前に
前提条件:- public メソッドを少なくとも 1 つ含む EJB 3.x セッション Bean がワークスペースに存在すること。
- その EJB Bean が JAX-WS 対応の EJB プロジェクト内にあること。
- プロジェクトのターゲット・ランタイムは WebSphere® Application
Server v7.0 またはそれ以上。
このタスクについて
注釈を使用して EJB Bean から Web サービスを作成するステップは以下のとおりです。
- @WebService 注釈、および実装に必要なその他の注釈を使用して、EJB Bean に注釈を付けます。
- Web サービス・ルーター・モジュールの作成で説明されているように、Web サービス用の JMS または HTTP ルーター・モジュールを作成します。ご使用の EJB アプリケーションを WAR モジュールにパッケージする場合、ルーター・モジュールを作成する必要はありません (WebSphere Application Server v8 の新機能)。
- サーバーに公開して注釈付き EJB Bean から Web サービスを作成する
で説明されているように、サーバーへアプリケーションを公開します。
EJB Bean に注釈を付けるには、次の手順を実行します。
手順
- エンタープライズ・エクスプローラー・ビ
ューで、Java™ Bean をダブルクリックして、ファイルを Java エディターで開きます。
- Web サービスを実装する Java クラスで、@WebService 注釈、および @Stateless、@Stateful、または @Singleton 注釈を指定します。また、必要であれば、注釈の属性も指定します。
- 注釈の追加中に表示されるエラーのほとんどは
、推奨されるクイック・フィックスを使用して解決できます。クイック・フィックスを表示するには、エラー・マーカーをクリックします。
- 注釈または属性を既存の注釈に追加するには、この情報を手動でクラスに追加するのではなく、「注釈 (Annotations)」ビューを使用します。このビューは、注釈を処理するときに基本的な検証とガイダンスを提供します。
- オプション: これらの注釈およびその他の注釈を使用して、さらに Web サービスをカスタマイズします。
- Web サービスを実装する Java クラスで、その Web サービスのためにカスタマイズするメソッドごとに @WebMethod 注釈を指定します。この注釈を使用すると、特定のメソッドをサービスから除外することができます。デフォルトでは、Object クラスの下にある継承メソッドを含め、すべての public メソッドがサービスで公開されます。
- Web サービスで公開されるメソッドで、@WebParam 注釈および @WebResult 注釈を使用して、パラメーターと結果からメッセージ・パーツおよび XML 要素へのマッピングをカスタマイズします。
- 例外クラスで、@WebFault 注釈を指定してクラスを WSDL 障害にマップします。
タスクの結果
注釈が Bean に追加されると、「サービス」ビューの JAX-WS 見出しの下に Web サービスがリストされます。
このビューで Web サービスを右クリックして
「Web サービス・エクスプローラー
でのテスト」または
「汎用サービス・クライアントでの
テスト」を選択することによって、Web サービスをテストすることができます。このビューでは、デプロイメント記述子の生成、およびサービスに関連するポリシー・セットの管理も行うことができます。