z/OS® システムに IBM® HTTP
Server 製品をインストールすることができます。
IBM HTTP Server for z/OS が含まれる現行バージョンの WebSphere® Application Server を必ず注文するように
してください。
IBM HTTP
Server を正常にインストールできるようにするために、ご使用の環境がアプリケーション・サーバーの前提条件
を確実に満たすようにしてください。詳しくは、『基本オペレーティング・システムの準備』トピックを
参照してください。
IBM Installation
Manager を使用して IBM HTTP
Server 製品コードをインストールし、次にインストール・スクリプトを実行して
インストール・ディレクトリー内に構成を作成します。
重要: - IBM HTTP Server は HTTP Server
for z/OS とは異なります。IBM HTTP Server 製品
資料に含まれている情報は、IBM HTTP
Server に関するもので、HTTP Server for z/OS 用ではありません。
- IBM HTTP Server は、IBM Ported Tools 製品 (5655-M23) の一部として z/OS にインストールすることもできます。この製品のインストール時には、SMP/E を使用します。IBM Ported Tools プログラム・ディレクトリーのインストール指示に従ってください。
- IBM HTTP
Server の製品コードは、IBM Installation Manager により読み取り専用ファイル・システムにインストールされます。
- 製品コードのインストール後、z/OS 下で実行する IBM HTTP Server の各インスタンス用にインストール・ディレクトリーを選択します。
各サーバー・インスタンスには、独自のインストール・ディレクトリーが必要です。
- IBM HTTP Server と共に提供されるインストール・スクリプトを使用して、インストール・ディレクトリーへのファイルのコピー、初期カスタマイズの実行、および製品コード・ディレクトリーへのシンボリック・リンクの作成が可能です。
Web サーバーのジョブ名、またはインストール・ディレクトリー名にあるその他の ID を使用することができます。
以下に例を示します。
/opt/wwww/webserver1
/var/webservers/AAST1
IBM HTTP Server のインストールに関する以下のトピックの説明例では、/etc/websrv1 がインストール・ディレクトリーとして使用されています。
IBM HTTP Server のインストール機能の詳細を確認
するには、該当するトピックを参照して
ください。
- ダウンロードされた zip ファイルまたは SMP/E ファイル
を使用した z/OS オペレーティング・システム
での Installation Manager の
作成
- IBM HTTP Server のインスタンスの
構成
- IBM HTTP Server のアンインストール
mod_auth_saf モジュール・ディレクティブを
マイグレーションし、mod_authnz_saf モジュール・ディレクティブを使用する
mod_auth_saf ディレクティブの代わりに、
SAF 構成に mod_authnz_saf ディレクティブを使用します。
また、SAF パスワード認証は、SAF 基本認証プロバイダー・ディレクティブを指定
することで有効になるようになりました。
AuthBasicProvider saf
さらに、
SAFRequire および AuthSAF ディレクティブは、
IBM HTTP Server のこのリリースではサポートされていません。SAF ディレクティブの詳細については、
SAF ディレクティブに関するインフォメーション・センターのトピックを参照してください。
mod_auth_ldap から mod_authnz_ldap へのマイグレーション
IBM HTTP Server バー
ジョン 6.1 の mod_auth_ldap ディレクティブ
は、mod_authnz_ldap に名前変更され、次のようないくつかの変更が加えられ
ました。
- LDAP 認証を行うために AuthBasicProvider ldap が
必須になりました。
- 他の種類の認証が許可される場合、
構成について AuthZLDAPAuthoritative
が AuthLDAPAuthoritative に代わります。
- Require ディレクティブ
が、Require ldap-user および Require
ldap-group のように LDAP 関連であると識別できるようにアップデートされま
した。
詳しくは、mod_authnz_ldap
資料を参照してください。