サーバー障害を検出してフェイルオーバー発生時に制御するため、heartbeat およびリーチ・ターゲットを構成します。
障害検出の基本的な基準 (heartbeat メッセージによって検出される、活動状態の Dispatcher と待機 Dispatcher 間 での接続の喪失) 以外には、到達可能性基準というもう 1 つの障害検出の仕組みがあります。 Dispatcher を構成する場合は、正しく機能するようにするために、Dispatcher のそれぞれが到達できるホストのリストを提供できます。2 つの HA パートナーは、heartbeat を通じて互いに継続的に 通信を行い、2 つのうちいずれかが ping できるリーチ・ターゲット数を相互に更新します。 待機 Dispatcher が活動状態の Dispatcher より多くのリーチ・ターゲット を ping する場合に、フェイルオーバーが発生します。
heartbeat: heartbeat は、活動状態の Dispatcher によって送信され、 待機 Dispatcher によって 1/2 秒ごとに受信されることが予想されます。スタンバイ Dispatcher が 2 秒以内に heartbeat を受信できない場合、フェイルオーバーが始まります。heartbeat は、スタンバイ Dispatcher からの引き継ぎを発生させるためにすべて中断しなければなりません。 すなわち、2 組みの heartbeat を構成するときは、両方の heartbeat を中断する必要があるということになります。HA 環境を 安定させてフェイルオーバーを回避するためには、複数の heartbeat ペアを追加します。