企業クライアント間バンキング・ソリューション

図 17 は、企業消費者間ネットワーク で説明している企業消費者間ネットワークに類似した、効率的なオンライン・バンキング・ソリューションを示しています。 すべてのクライアント要求はファイアウォールを抜けて Dispatcher へとパススルーし、 Dispatcher はトラフィックをインターネット・プロトコルに基づいて分離します。 HTTP 要求は、Web サーバーの代理サーバーとして働く、 アクティブ・キャッシュを使用する プロキシー・サーバーのクラスターに移動します。 Metric Server はプロキシー・サーバーと同じ場所に配置されて、 Dispatcher にロード・バランシング・データを提供します。 この配置により、Web サーバーにかかるネットワーク負荷が軽減され、 Web サーバーとインターネットの間に追加のバッファーが作成されます。

HTTPS 要求は、クライアントに個人会計情報を提供してオンライン・バンキング・トランザクションを 許可するように設計されたセキュア・ネットワークに渡されます。 拡張されたプロキシー・サーバーのクラスターにより、 サイトにスケーラビリティーが与えられます。 これらのプロキシー・サーバーは、動的 Web コンテンツのキャッシングと、Edge Side Includes (ESI) プロトコルに準拠して作成されたページ・フラグメントのアセンブリーをサポートしています。 暗号ハードウェア・カードが SSL ハンドシェークを管理しているため、 プロキシー・サーバー・ホストで行う必要のある処理が著しく削減されます。 また、Access Manager (旧 Policy Director) がクライアント認証を指示します。

アプリケーション・サーバー・クラスターのコレクションは、EJB コンポーネントに含まれるビジネス・ロジックを、 サーブレットと JSP ファイルに含まれるプレゼンテーション層から分離することによって、要求の処理を配布します。 これらのクラスターのそれぞれが、 個別のセッション・サーバーによって管理されます。

次のシナリオには、Load Balancer および Caching Proxy の両方が含まれています。

重要: Caching Proxy は、すべての Edge Components インストールで利用可能です。ただし、以下の例外があります。

図 17. 企業消費者間バンキング・ソリューション
このグラフィックは、企業消費者間バンキング・ソリューションのサンプルを示しています。