他の API との互換性
Caching Proxy API は、バージョン 4.6.1 までの ICAPI および GWAPI と後方互換性が
あります。
CGI プログラムの移植
Caching Proxy API を使用するために C で書かれた CGI アプリケーション
を移植する場合は、以下のガイドラインに従ってください。
- main() エントリー・ポイントを除去するか名前を変更して、DLL を作成できるようにします。
- グローバル変数を除去するか、相互排他セマフォーで保護します。
- プログラム内の以下の呼び出しを変更します。
- printf() ヘッダー呼び出しを HTTPD_set() または httpd_setvar() に変更します。
- printf() データ呼び出しを HTTPD_write() に変更します。
- getenv() 呼び出しを HTTPD_extract() または httpd_getvar() に変更します。これらの呼び出しは割り振りをしていないメモリーを返しますので、メモリー・リークを防ぐため、結果に対して free() 呼び出しを実行する必要がありますので注意してください。
- サーバーはマルチスレッド環境で稼働し、プラグイン関数はスレッド・セーフでなければならないことに
注意してください。
関数が再入可能であれば、パフォーマンスは低下しません。
- HTTPD_write() を用いてデータをクライアントに送り戻す場合は、Content-Type ヘッダーを忘れずに設定してください。
- メモリー・リークがないか細部まで正確にコードを調べます。
- エラー・パスについて考慮します。エラー・メッセージを自身で生成し、それを HTML として送り戻す場合は、HTTPD_OK をサービス関数 (1 つまたは複数) から戻す必要があります。