分散オペレーティング・システムでの製品のインストール

IBM® Installation Manager を使用して、このバージョンの Websphere Load Balancer for IPv4 and IPv6 をインストールします。

始める前に

New feature New feature:
Installation Manager は、リモートまたはローカルのソフトウェア・フラット・ファイル・リポジトリーを使用して、新しい WebSphere® Application Server 製品をインストール、変更、更新することができる単一のインストール・プログラムです。Installation Manager は、 使用可能なパッケージ (製品、フィックスパック、インテリム・フィックスなど) の判別および表示、前提条件および相互依存性のチェック、選択されたパッケージのインストールを行います。 また、Installation Manager を使用して、Installation Manager によりインストールされたパッケージを 容易にアンインストールすることもできます。newfeat
制約事項:
  • 前のバージョンの Websphere Load Balancer for IPv4 and IPv6 で使用したのと同じ応答ファイル を、バージョン 8.5 のサイレント・インストールまたはサイレント・アンインストールに使用しないでください。 バージョン 8.5 以降をインストール、更新、またはアンインストールするには、Installation Manager に基づいた応答ファイルを使用してください。
  • [Solaris] ローカル・リポジトリーで Installation Manager を使用して製品をインストールする際、 圧縮されたリポジトリー・ファイルを解凍しないで直接使用すると、そのインストールには非常に長い時間がかかります。

    ローカル・リポジトリーを使用して製品をインストールする前に、圧縮リポジトリー・ファイルをローカル・システム上のロケーションに解凍し、その後で Installation Manager を使用してリポジトリー・ファイルにアクセスするようにしてください。

  • [Linux] Installation Manager バージョン 1.4.3 以降に組み込まれている Installation Manager のコンソール・モードは、z/OS® 以外のシステム上の WebSphere Application Server バージョン 8.5 オファリングでは動作しません。
重要: リポジトリー内のコンテンツは非バイナリー・モードで転送しないでください。また、解凍時にはいずれのコンテンツも変換しないでください。
ヒント: インフォメーション・センターのこのセクション中のほとんどすべての説明は前のバージョンの IBM Installation Manager にも当てはまりますが、ここに記述されている説明は、Installation Manager バージョン 1.5 以降をインストール済みか、またはこれらのバージョンにアップグレード済みのユーザー向けに最適化されています。
重要: Installation Manager は、インテリム・フィックス・パックを インストールすることなく、任意のフィックスパック・レベルの製品を直接インストール できます。実際、デフォルトでは Installation Manager は最新レベルをインストールします。 例えば、フィックスパック・レベルをスキップし、バージョン 8.5.0.1 から 直接バージョン 8.5.0.5 へと進むことができます。ただし、レベルをスキップした場合は、後でそれらのレベルにロールバックできないことに注意してください。例えば、 バージョン 8.5.0.5 へと直接インストールした場合、バージョン 8.5.0.4 にロールバックすることはできません。 バージョン 8.5.0.1 から Version 8.5.0.5 へとスキップした場合、 バージョン 8.5.0.1 にのみロールバックできます。これに 応じてインストールを計画してください。

このタスクについて

以下のいずれかの手順を実行して、Installation Manager による製品のインストールまたはアンインストールを行います。

手順

タスクの結果

ロギングおよびトレースに関する注記:
  • ログを表示する 1 つの方法は、Installation Manager を開いて、 「ファイル」 > 「ログの表示」を選択する方法です。ログ・ファイルを表から選択し、 「ログ・ファイルを開く」アイコンをクリックすることによって、個々のログ・ファイルを開くことができます。
  • ログは、Installation Manager のアプリケーション・データ・ロケーションの logs ディレクトリーにあります。以下に例を示します。
    • [AIX][HP-UX][Linux][Solaris] 管理インストール:
      C:¥Documents and Settings¥All Users¥Application Data¥IBM¥Installation Manager
    • [Windows] 管理インストール:
      /var/ibm/InstallationManager
  • メイン・ログ・ファイルは、タイム・スタンプが記されている XML ファイルで、 logs ディレクトリーにあります。これらのログ・ファイルは、任意の標準 Web ブラウザーを使用して表示できます。
  • logs ディレクトリー内の log.properties ファイルは、 Installation Manager が使用するロギングまたはトレースのレベルを指定します。Websphere Load Balancer for IPv4 and IPv6 プラグインのトレースをオンにするには、例えば、以下のような内容の log.properties ファイルを作成します。
    com.ibm.ws=DEBUG
    com.ibm.cic.agent.core.Engine=DEBUG
    global=DEBUG
    必要に応じて Installation Manager を再始動します。Installation Manager によって、Websphere Load Balancer for IPv4 and IPv6 プラグインのトレースが出力されます。
トラブルシューティングに関する注記:
  • [HP-UX] HP-UX オペレーティング・システム上の CD-ROM ファイル・システム (CDFS) を使用してマウントされた DVD から Installation Manager を起動しようとすると、Installation Manager が起動に失敗し、以下のいずれかのような例外が含まれるログ・ファイルが示されることがあります。
    java.util.zip.ZipException: Exception in opening zip file:
    org.osgi.framework.BundleException: Exception in 
    org.eclipse.update.internal.configurator.ConfigurationActivator.start() 
    or bundle org.eclipse.update.configurator.

    この問題は、CDFS でマウントされたデバイスで開くことができる記述子の数の上限に Installation Manager が達したことが原因である場合があります。この上限は、チューナブル・カーネル・パラメーターの ncdnode の値によって 判定されます。このパラメーターは、メモリー内に同時に存在できる CDFS ノードの最大数を指定します。 この問題を解決するには、ncdnode システム・カーネル設定値を 250 に変更します。 問題が解決しない場合は、この設定値を増やしてください。

  • [HP-UX] デフォルトで、一部の HP-UX システムは、ホスト名の解決に DNS を使用しないように 構成されます。その場合、Installation Manager は外部のリポジトリーに接続できない場合があります。

    リポジトリーを ping することはできますが、nslookup は何も返しません。

    システム管理者と相談して、DNS を使用するようにご使用のマシンを構成するか、またはリポジトリーの IP アドレスを使用してください。

  • 場合によっては、Installation Manager の既存のチェック・メカニズムを迂回する必要がある場合もあります。
    • 一部のネットワーク・ファイル・システムでは、ディスク・スペースが正しく報告されない 場合があります。この場合、ディスク・スペース・チェックを迂回して、 インストールを続行する必要があります。
      ディスク・スペース・チェックを使用不可にするには、 IM_install_root/eclipse/configurationconfig.ini ファイルで以下のシステム・プロパティー を指定して、Installation Manager を再始動します。
      cic.override.disk.space=sizeunit  
      ここで size は 正整数です。unit は、バイトの場合は空白、 キロの場合は k、メガバイトの場合は m、ギガバイトの場合は g です。以下に例を示します。
      cic.override.disk.space=120 (120 バイト)
      cic.override.disk.space=130k (130 キロバイト)
      cic.override.disk.space=140m (140 メガバイト)
      cic.override.disk.space=150g (150 ギガバイト)
      cic.override.disk.space=true
      Installation Manager は Long.MAX_VALUE のディスク・スペース・サイズを報告します。使用可能なディスク・スペースが非常に大容量の場合は、 表示されずに N/A が表示されます。
    • オペレーティング・システムの前提条件チェックを迂回するには、disableOSPrereqChecking=trueIM_install_root/eclipse/configurationconfig.ini ファイルに追加して、Installation Manager を再始動します。
    これらの迂回メソッドのいずれかを使用する必要がある場合は、 Installation Manager チェック・メカニズムを迂回しないソリューションの 開発における支援を受けるため、IBM サポートにお問い合わせください。
  • Installation Manager の使用について詳しくは、IBM Installation Manager インフォメーション・センターをお読みください。
    Installation Manager の最新バージョンの詳細については、リリース情報を参照してください。 リリース情報にアクセスするには、以下のタスクを実行します。
    • [AIX][HP-UX][Linux][Solaris] Installation Manager がインストールされているディレクトリーにある文書サブディレクトリーに移動し、readme.html ファイルを開きます。
    • [Windows] 「スタート」 > 「すべてのプログラム」 > 「IBM Installation Manager」 > 「リリース ノート」とクリックします。
  • 製品をインストールしようとしている時に致命的エラーが生じた場合は、以下の手順に従ってください。
    1. IBM サポートが後で確認する必要が生じる場合があるので、現在の製品インストール・ディレクトリーのバックアップ・コピーを取ってください。
    2. Installation Manager を使用して、製品インストール・ロケーションにインストールしたすべてのもの (パッケージ・グループ) をアンインストールします。 このときエラーが生じる場合もありますが、無視しても支障ありません。
    3. 製品インストール・ディレクトリーに残っているすべてのものを削除します。
    4. Installation Manager を使用して、製品を同じロケーション、または新しいロケーションに再インストールします。
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Last updated: May 28, 2013 08:30 AM EDT
File name: tins_lbinstall.html