コマンド行を使用した分散オペレーティング・システムでのフィックスパックのインストール

IBM® Installation Manager のコマンド行を使用して、製品をフィックスパックで更新することができます。

始める前に

アップグレードについては、IBM ソフトウェア・サポート・センターにお問い合わせください。 最新情報は IBM ソフトウェア・サポート・センターおよび Fix Central から入手できます。

IBM Installation Manager は製品保守を適用するために使用されます。

注: この項目で説明される手順の代わりとして、Installation Manager では updateAll コマンドを応答ファイルまたはコマンド行で使用して、インストール済みパッケージのすべてについて検索して更新を行うことができます。 このコマンドは、ターゲットとなるリポジトリーにどのフィックスが含まれるかを完全に制御できる場合に限り使用してください。 インストールしたい特定のフィックスのみを含むカスタム・リポジトリー・セットを作成して指定する場合は、このコマンドを自信をもって使用できるようにしてください。 サービス・リポジトリーの検索を使用可能に設定する場合、またはフィックスを他の Web ベースのライブ・リポジトリーから直接インストールする場合は、このオプションを選択しないことも可能です。その場合は、コマンド行で install コマンドに -installFixes オプションを使用するか、または応答ファイル内で installFixes 属性を使用して、インストールしたいフィックスのみを選択できます。

このタスクについて

新たなフィックスパックをシステムに適用する際には常に Installation Manager のコマンド行を使用します。

手順

  1. 使用可能なインテリム・フィックスおよびフィックスパックのリストを表示し、各フィックスに固有の情報を取得するには、以下の操作を行います。
    1. Fix Central にアクセスします。
    2. 製品グループとして WebSphere® を選択します。
    3. 製品として Websphere Load Balancer for IPv4 and IPv6 を選択します。
    4. インストール済みバージョンとして 8.x を選択します。
    5. ご使用のオペレーティング・システムをプラットフォームとして選択し、「続行」をクリックします。
    6. フィックスを参照」を選択し、「続行」をクリックします。
    7. 各フィックスの下にある「詳細情報」をクリックすると、そのフィックスに関する情報が表示されます。
    8. 推奨: インストールしたいと思うフィックスパックの名前を控えておきます。
  2. 次のいずれかの手順に従って、製品をフィックスパックで更新します。
    • 当該フィックスパックを含む稼働中のサービス・リポジトリーにアクセスし、Web ベースの更新を使用します。
      ローカル・システムの Installation Manager を使用して、製品を稼働中の Web ベース・サービス・リポジトリーからのフィックスパックで更新します。
      • ライブ・サービス・リポジトリーには、インストール中に一般出荷可能製品オファリング・リポジトリーに 使用されるのと同じ URL を使用します。これらの URL は、次のパターンに基づいています。
        http://www.ibm.com/software/repositorymanager/offering_ID
        ここで、offering_ID は、サポート対象オペレーティング・システム用の WebSphere Application Server バージョン 8 の製品 オファリングに記載されているオファリング ID です。
      • これらのロケーションには、Web ブラウザーを使用してアクセスできる Web ページはありません。 これらは、Installation Manager が製品を保守できるように Installation Manager に指定する Web ベースのリモート・リポジトリーのロケーションです。
      サービス・リポジトリーからフィックスパックをインストールするには、以下の操作を行います。
      1. システムにログオンします。
      2. IBM ソフトウェアのユーザー ID とパスワードを含む Installation Manager クレデンシャル・ファイルをまだお持ちでなければ、それを作成して、当該リポジトリーにアクセスできるようにします。
        注: これらは、保護されている IBM ソフトウェア Web サイトにアクセスする際に使用するクレデンシャルです。
        Installation Manager 用の鍵リング・ファイルの作成について詳しくは、 Installation Manager インフォメーション・センターを参照してください。
        ヒント: imutilsc コマンドが指定された URL を検索できない場合は、鍵リング・ファイルを作成する際に、URL ロケーションの末尾に /repository.config を追加してください。
      3. 更新対象のインストール済み環境にあるすべてのサーバーと関連アプリケーションを停止します。
      4. Installation_Manager_binaries/eclipse/tools ディレクトリーに切り替えます。ここで Installation_Manager_binaries は、Installation Manager のインストール・ルート・ディレクトリーです。
      5. フィックスパックをインストールします。
        [AIX][HP-UX][Linux][Solaris]
        ./imcl install offering_ID_offering_version
          -acceptLicense 
          -installationDirectory product_installation_location
          -repositories repository_URL
          -keyring keyring_file -password password
        [Windows]
        imcl.exe install offering_ID_offering_version
          -acceptLicense 
          -installationDirectory product_installation_location
          -repositories repository_URL
          -keyring keyring_file -password password
        ここで offering_ID は、サポート対象オペレーティング・システムの WebSphere Application Server バージョン 8 製品オファリングにリストされているオファリング ID です。
        ヒント:
        • offering_ID は、サポート対象オペレーティング・システムの WebSphere Application Server バージョン 8 製品オファリングにリストされているオファリング ID です。
        • オプションでオファリング ID にアンダースコアー付きで付加できる offering_version は、インストールするオファリングの特定のバージョンです (例えば、8.5.0.20110503_0200 など)。
          • offering_version が指定されていない場合、そのオファリングの最新バージョンとそのバージョンのすべてのインテリム・フィックスがインストールされます。
          • offering_version が指定されている場合は、そのオファリングの指定されたバージョンがインストールされて、そのバージョンのインテリム・フィックスはインストールされません
          オファリングのバージョンは、リポジトリーに対して次のコマンドを実行すると、オファリング ID の最後にアンダースコアーを使用して付加されている形で見つかります。
          imcl listAvailablePackages -repositories source_repository
        • また、オファリングと一緒にインストールしたいインテリム・フィックスを指定する場合は、-installFixes 引数と共に nonerecommended、あるいは all を指定して行うことができます。
          • オファリングのバージョンが指定されていない場合、-installFixes オプションはデフォルトで all になります。
          • オファリングのバージョンが指定されていると、-installFixes オプションはデフォルトで none に設定されます。
      6. オプション: インストール済みパッケージをすべてリストして、インストール済み環境を確認します。
        [AIX][HP-UX][Linux][Solaris]
        ./imcl listInstalledPackages -long
        [Windows]
        imcl.exe listInstalledPackages -long
    • 当該フィックスパックを含むファイルを Fix Central からダウンロードし、ローカル更新を使用します。
      当該フィックスパックを含む圧縮ファイルを Fix Central からダウンロードすることができます。 圧縮された各フィックスパック・ファイルはフィックスパックの Installation Manager リポジトリーを含み、通常は .zip 拡張子を持っています。 このフィックスパック・ファイルをダウンロードしたならば、Installation Manager を使用して IBM Websphere Edge Components: Load Balancer for IPv4 and IPv6 をそのフィックスパックで更新します。
      1. フィックスパックをダウンロードするには、以下の操作を行います。
        1. Fix Central にアクセスします。
        2. 製品グループとして WebSphere を選択します。
        3. 製品として Websphere Load Balancer for IPv4 and IPv6 を選択します。
        4. インストール済みバージョンとして 8.x を選択します。
        5. ご使用のオペレーティング・システムをプラットフォームとして選択し、「続行」をクリックします。
        6. フィックスを参照」を選択し、「続行」をクリックします。
        7. ダウンロードするフィックスパックを選択し、「続行」をクリックします。
        8. ダウンロード・オプションを選択し、「続行」をクリックします。
        9. 同意する」をクリックして、ご使用条件に同意します。
        10. 今すぐダウンロードをクリックしてフィックスパックをダウンロードします。
        11. 圧縮ファイルをバイナリー形式で、フィックスパックをインストールするシステムに転送します。
        12. 圧縮されたリポジトリー・ファイルをシステム上の任意のディレクトリーに解凍します。
      2. ダウンロードしたファイルからフィックスパックをインストールするには、以下の操作を行います。
        1. システムにログオンします。
        2. 更新対象のインストール済み環境にあるすべてのサーバーと関連アプリケーションを停止します。
        3. Installation_Manager_binaries/eclipse/tools ディレクトリーに切り替えます。ここで Installation_Manager_binaries は、Installation Manager のインストール・ルート・ディレクトリーです。
        4. フィックスパックをインストールします。
          [AIX][HP-UX][Linux][Solaris]
          ./imcl install offering_ID_offering_version
            -acceptLicense 
            -installationDirectory product_installation_location
            -repositories location_of_expanded_files
          [Windows]
          imcl.exe install offering_ID_offering_version
            -acceptLicense 
            -installationDirectory product_installation_location
            -repositories location_of_expanded_files
          ヒント:
          • offering_ID は、サポート対象オペレーティング・システムの WebSphere Application Server バージョン 8 製品オファリングにリストされているオファリング ID です。
          • オプションでオファリング ID にアンダースコアー付きで付加できる offering_version は、インストールするオファリングの特定のバージョンです (例えば、8.5.0.20110503_0200 など)。
            • offering_version が指定されていない場合、そのオファリングの最新バージョンとそのバージョンのすべてのインテリム・フィックスがインストールされます。
            • offering_version が指定されている場合は、そのオファリングの指定されたバージョンがインストールされて、そのバージョンのインテリム・フィックスはインストールされません
            オファリングのバージョンは、リポジトリーに対して次のコマンドを実行すると、オファリング ID の最後にアンダースコアーを使用して付加されている形で見つかります。
            imcl listAvailablePackages -repositories source_repository
          • また、オファリングと一緒にインストールしたいインテリム・フィックスを指定する場合は、-installFixes 引数と共に nonerecommended、あるいは all を指定して行うことができます。
            • オファリングのバージョンが指定されていない場合、-installFixes オプションはデフォルトで all になります。
            • オファリングのバージョンが指定されていると、-installFixes オプションはデフォルトで none に設定されます。
        5. オプション: インストール済みパッケージをすべてリストして、インストール済み環境を確認します。
          [AIX][HP-UX][Linux][Solaris]
          ./imcl listInstalledPackages -long
          [Windows]
          imcl.exe listInstalledPackages -long
Task topic    

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Last updated: May 28, 2013 08:30 AM EDT
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