この章では、Cisco CSS Controller コンポーネントをインストールおよび構成する前に、ネットワーク計画担当者が考慮しなければならない事項について説明します。
この章では、以下について説明します。
ハードウェアおよびソフトウェアの要件については、 Web ページ http://www.ibm.com/support/docview.wss?rs=180&uid=swg27006921 を参照してください。
また、以下のものが必要です。
Cisco CSS Controller は、一組のスイッチ・コンサルタントを管理します。 それぞれのコンサルタントは、単一のスイッチによって ロード・バランスが取られているサービスの重みを判別します。 コンサルタントが重みを提供するスイッチは、コンテンツ・ロード・バランシング用に 構成されています。 コンサルタントは SNMP プロトコルを使用して、計算された重みをスイッチに送信します。 ロード・バランシング・アルゴリズムが重み付きラウンドロビンのとき、スイッチは重みを使用して、ロード・バランスを取っているコンテンツ・ルールのサービスを選択します。 重みを判別するために、コンサルタントは以下の 1 つ以上の情報を使用します。
コンテンツ・ロード・バランシングの説明およびスイッチの構成の詳細については、「Cisco Content Services Switch Getting Started Guide」を参照してください。
コンサルタントがサービスの重みの判別に必要な情報を入手するには、以下のものが必要です。
図 23 に示すように、コンサルタントは、コンサルタントが重みを提供するスイッチの 後方のネットワークに接続される場合があります。 スイッチとコントローラーに対してそれぞれいくつかのパラメーターを構成して、コントローラー、スイッチ、およびサービスの間の接続を使用可能にする必要があります。
図 23 について:
スイッチ上での VLAN の構成および IP ルーティングの詳細情報については、「Cisco Content Services Switch Getting Started Guide」を参照してください。
以下のインターフェースを使用して Cisco CSS Controller を管理できます。
リモート管理については、図 24 を参照してください。
詳細については、「Cisco Content Services Switch Getting Started Guide」を 参照してください。
コントローラー・ハイ・アベイラビリティーは、Load Balancer の 耐障害性機能を機能拡張します。パケット転送ハイ・アベイラビリティーを構想に設計されたものですが、コントローラー・ハイ・アベイラビリティーには、1 つのコントローラーにプライマリー・ロールを、そして別の 1 つにセカンダリー・ロールをと、同時に実行する 2 つのコントローラーが含まれています。
それぞれのコントローラーは、同一のスイッチ情報で構成されます。 アクティブになるのは一度に 1 つのコントローラーだけです。すなわち、ハイ・アベイラビリティー論理による判別に従って、アクティブ・コントローラーのみが計算を実行し、新しい重みでスイッチを更新します。
コントローラー・ハイ・アベイラビリティーは、ユーザーが構成するアドレスおよび ポート上で単純なユーザー・データグラム・プロトコル (UDP) パケットを使用して そのパートナーと通信します。これらのパケットは、ハイ・アベイラビリティー (リーチ情報) に関連する コントローラー間で情報を交換するために、およびパートナー・コントローラー可用性 (heartbeat) を 判別するために使用されます。待機コントローラーは、アクティブ・コントローラーになんらかの理由で 障害が発生したと判別した場合には、障害が発生したコントローラーから引き継ぎます。続いて、待機コントローラーは、アクティブ・コントローラーとなり、計算を開始し、新しい重みでスイッチを更新します。
パートナー可用性の他に、リーチ・ターゲットはハイ・アベイラビリティーに対して 構成することができます。コントローラー・ハイ・アベイラビリティーは、リーチ情報を使用して、アクティブ・コントローラーと待機コントローラーを 判別します。アクティブ・コントローラーは、より多くのターゲットを PING することができるコントローラーで、そのパートナーから到達可能です。
詳細については、ハイ・アベイラビリティーを参照してください。
コンサルタントは、サービスが使用不可であると判別した場合には、スイッチ上でそのサービスを中断させて、 要求のロード・バランシングを行う際にスイッチがそのサーバーを考慮しないようにします。 サービスが再び使用可能になったとき、コンサルタントはスイッチ上でそのサービスをアクティブにして、 要求のロード・バランシングを行うことを考慮するようにします。
Cisco CSS Controller は以下のログに項目を記入します。
これらのログは、以下のディレクトリーに置かれます。
ログごとに、ログ・サイズとログ・レベルを設定できます。 詳細については、Load Balancer ログの使用を参照してください。