Dispatcher の構成

Dispatcher があれば、コマンド行、構成ウィザード、または グラフィカル・ユーザー・インターフェース (GUI) を使用して構成を作成できます。

注:
パラメーター値は、英字で入力する必要があります。 例外は、ホスト名およびファイル名のパラメーター値だけです。

コマンド行を使用した構成

コマンド行を使用する場合は、以下のステップに従ってください。

  1. Dispatcher で dsserver を開始します。

  2. Dispatcher の executor 機能を開始します。
    dscontrol executor start
  3. クラスター・アドレスを Dispatcher 構成に追加します。
    dscontrol cluster add www.company.com
  4. http プロトコル・ポートを Dispatcher 構成に追加します。
    dscontrol port add www.company.com:80
  5. 各 Web サーバーを Dispatcher 構成に追加します。
    dscontrol server add www.company.com:80:server2.company.com
    dscontrol server add www.company.com:80:server3.company.com
  6. クラスター・アドレスに対するトラフィックを受け入れるようにワークステーションを構成します。
    dscontrol executor configure www.company.com
  7. Dispatcher の manager 機能を開始します。
    dscontrol manager start

    これで、Dispatcher がサーバー・パフォーマンスに基づいたロード・バランシングを行うようになります。

  8. Dispatcher の advisor 機能を開始します。
    dscontrol advisor start http 80

    これで Dispatcher はクライアント要求が失敗 Web サーバーに送信されないようにします。

ローカル接続サーバーの基本構成はこれで完了です。

構成ウィザードを使用した構成

構成ウィザードを使用する場合は、以下のステップに従ってください。

  1. Dispatcher で dsserver を開始します。

  2. Dispatcher のウィザード機能 dswizard を開始します。

このウィザードは、Dispatcher コンポーネントの基本構成を作成するプロセスを段階的に案内します。 このウィザードはネットワークについての確認を行い、Dispatcher のクラスターのセットアップをガイドします。 このクラスターによって、サーバー・グループのトラフィックのロード・バランシングが行われます。

構成ウィザードには、以下のパネルがあります。

グラフィカル・ユーザー・インターフェース (GUI) を使用した構成

GUI を開始するには、以下のステップに従ってください。

  1. dsserver プロセスが実行されていることを確認します。
  2. 次に、以下のいずれかを行います。