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heartbeat およびリーチ・ターゲットによるサーバー障害の検出

サーバー障害を検出してフェイルオーバー発生時に制御するため、heartbeat およびリーチ・ターゲットを構成します。

このタスクについて

障害検出の基本的な基準 (heartbeat メッセージによって検出される、活動状態の Dispatcher と待機 Dispatcher 間 での接続の喪失) 以外には、到達可能性基準というもう 1 つの障害検出の仕組みがあります。 Dispatcher を構成する場合は、正しく機能するようにするために、Dispatcher のそれぞれが到達できるホストのリストを提供できます。2 つの HA パートナーは、heartbeat を通じて互いに継続的に 通信を行い、2 つのうちいずれかが ping できるリーチ・ターゲット数を相互に更新します。 待機 Dispatcher が活動状態の Dispatcher より多くのリーチ・ターゲット を ping する場合に、フェイルオーバーが発生します。

heartbeat: heartbeat は、活動状態の Dispatcher によって送信され、 待機 Dispatcher によって 1/2 秒ごとに受信されることが予想されます。スタンバイ Dispatcher が 2 秒以内に heartbeat を受信できない場合、フェイルオーバーが始まります。heartbeat は、スタンバイ Dispatcher からの引き継ぎを発生させるためにすべて中断しなければなりません。 すなわち、2 組みの heartbeat を構成するときは、両方の heartbeat を中断する必要があるということになります。HA 環境を 安定させてフェイルオーバーを回避するためには、複数の heartbeat ペアを追加します。

リーチ・ターゲットの考慮事項: リーチ・ターゲットの場合、Dispatcher マシンが使用するサブネットごとに、少なくとも 1 つのホストを選択してください。 ホストは、ルーター、IP サーバー、または他のタイプのホストでも可能です。ホストの到達可能性は、ホストを ping する reach advisor によって取得されます。heartbeat メッセージが検出できない場合か、プライマリー Dispatcher が到達可能性基準に一致しなくなり、待機 Dispatcher が到達可能である場合は、フェイルオーバーが起こります。あらゆる使用可能な情報をもとに判断するため、活動状態の Dispatcher は、その到達可能性の機能を定期的に待機 Dispatcher に送信します。待機 Dispatcher は、この機能とそれ自身の機能と比較して、切り替えを行うかどうかを決定します。
注: リーチ・ターゲットを構成する場合は、reach advisor も開始しなければなりません。reach advisor は、manager 機能を開始すると自動的に開始されます。reach advisor についての詳細は、advisor のリストを参照してください。

手順




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最終更新最終更新: Jun 21, 2011 12:49:06 PM EDT
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