Load Balancer を構成する際に使用できる方法は 4 つあります。コマンド行、スクリプト、グラフィカル・ユーザー・インターフェース (GUI)、および構成ウィザードです。インフォメーション・センターでは、コマンド行の使用を想定しています。
これは、Dispatcher を構成する最も直接的な方法です。コマンド・パラメーター値は、英字で入力する必要があります。 唯一の例外は、ホスト名 (クラスター、サーバー、およびハイ・ アベイラビリティーのコマンドで使用) およびファイル名 (ファイル・コマンドで使用) です。
dsserverサービスを停止するには、次のように入力します。
dsserver stop
dscontrol help fileと入力する代わりに
dscontrol he fと入力できます。
コマンド行インターフェースを始動するには、dscontrol を実行して、dscontrol コマンド・プロンプトを表示します。 コマンド行インターフェースを終了するには、コマンド exit または quit を実行します。
dscontrol file appendload myscript
dscontrol file newload myscript
dscontrol file save savescript
このコマンドは、構成スクリプト・ファイルを install_root/servers/configurations/dispatcher ディレクトリーに保存します。
dsserver
lbadmin
GUI から Dispatcher コンポーネントを構成するには、ツリー構造で Dispatcher を最初に 選択しなければなりません。 「ホスト」に接続すれば、 executor および manager を開始できるようになります。 また、ポートとサーバーを含むクラスターを作成したり、manager の advisor を開始したりすることもできます。
GUI を使用して、dscontrol コマンドで 行うあらゆる処理を実行することができます。例えば、コマンド行を使用してクラスターを定義するには、dscontrol cluster add cluster コマンドを入力します。クラスターを GUI から定義するには、「Executor」を右クリックしてから、 ポップアップ・メニューの「クラスターの追加」を左クリックします。 ポップアップ・ウィンドウでクラスター・アドレスを入力して、「OK」をクリックします。
既存の Dispatcher 構成ファイルは、「ホスト」ポップアップ・メニューに表示される 「新しい構成をロード」オプション (現行の構成を完全に置き換える場合) と 「現行構成に追加」オプション (現行の構成を更新する場合) を使用して、ロードすることができます。 Dispatcher 構成は、「ホスト」ポップアップ・メニューに 表示される「構成ファイルの別名保存」オプションを使用して、 定期的にファイルに保存する必要があります。GUI の上部にある「ファイル」メニュー を使用すると、現行のホスト接続をファイルに保存したり、既存ファイルにある接続を、すべての Load Balancer コンポーネントにわたって復元したりすることができます。
executor report現行セッションでのコマンド実行の結果およびヒストリーが、ウィンドウに表示されます。
ウィザードは、Dispatcher コンポーネントの基本クラスターを作成するプロセスを段階的に案内します。ここでは、ネットワークについての情報を入力します。Dispatcher のためのクラスターのセットアップを通して、サーバーのグループの間のトラフィックのロード・バランシングを行います。
dsserver
dswizard