文書を要求するとき、Web クライアントはブラウザーや要求に関する追加の情報を提供するヘッダーを 送信します。ヘッダーは、要求の送信時に自動的に生成されます。
Caching Proxy では、ヘッダー情報を宛先サーバーから隠しておくようにカスタマイズするための、いくつかのオプションを使用できます。実際の ヘッダーをより一般的なヘッダーに置き換えることにはクライアントの匿名性を高める 利点がありますが、一部の Web ページに書き込まれるヘッダー・ベースの ページのカスタマイズが使用不可になるという欠点もあります。
ヘッダーは通常、次のような形式を使用します。
User-Agent: Mozilla 2.02/OS2 Client-IP: 45.37.192.3 Referer: http://www.bigcompany.com/WebTrafficExpress/main.html
このヘッダーには、次のようなフィールドが含まれています。
多くのヘッダーは、適切なプロキシー構成設定によってブロックできます。 しかし、一部のヘッダー・フィールドは起点サーバーに必要で、それらをブロックすると、Web ページが正しく表示されないことがあります (例えば、ある場合には "host" の ヘッダー・フィールドをブロックすると、間違った Web ページが表示されることがあります)。 ヘッダー・フィールドについて詳しくは、HTTP バージョン 1.1 の仕様書を参照してください。
プロキシー構成ファイルを編集してヘッダー・オプションを変更するには、次のディレクティブの解説セクションを参照してください。
詳細については、ibmproxy.conf ファイルの手作業での編集を参照してください。
ヘッダー・オプションを指定するために、2 つの「構成および管理」フォームを使用できます。
要求クライアントの IP アドレスを宛先 (コンテンツ) サーバーに転送したい場合は、このボックスにチェックを入れます。 このボックスにチェックがない場合は、宛先サーバーは、プロキシー・サーバーの IP アドレスを受信します。 このボックスにチェックを入れないと、Web サーフィン時のクライアントの匿名性が高くなります。
宛先サーバーにヘッダーで送信するストリングを入力して、クライアントが使用している ブラウザーとオペレーティング・システムのタイプを置き換えます。 例えば、「Caching Proxy 4.0」を指定すると、以下のヘッダー中で Mozilla 2.02/OS2 が置き換えられます。
Content-Type:MIME User-Agent: Mozilla 2.02/OS2 Referer: http://www.ics.raleigh.ibm.com/WebTrafficExpress/main.html Pragma:no-cache
宛先サーバーが "From:" ヘッダーを解析するときに読み取る電子メール・アドレスを 入力します。プロキシー管理者は、すべての問題の報告を受け取る必要があるので、 プロキシー管理者の電子メール・アドレスを指定することをお勧めします。
詳細については、「構成および管理」フォームの使用を参照してください。