フェーズ 3

図 16 は、企業消費者間ネットワークの発展の 3 番目のフェーズを示しています。ここでは、静的 Web に動的プレゼンテーション方式が取り入れられています。プロキシー・サーバー・クラスターが拡張されて、 動的 Web コンテンツのキャッシングと、Edge Side Includes (ESI) プロトコルに 準拠して作成されたページ・フラグメントのアセンブリーをサポートしています。 サーバー側インクルード機構を使用して、 コンテンツ・サーバー上に Web ページを作成してから、 これらのクライアント固有の、 キャッシュ不可能なページをネットワーク全体に 伝搬するのとは違い、ESI 機構はキャッシュに入れられたコンテンツから ネットワークのエッジでページをアセンブルすることを許可し、 これによって帯域幅使用量と応答時間を削減します。

この 3 番目のフェーズのシナリオでは ESI 機構が重要になります。 このシナリオでは、パーソナライズされたホーム・ページを各クライアントが Web サイトから受信します。 これらのページのビルディング・ブロックは、 一連の WebSphere® Application Servers から検索されます。 機密ビジネス・ロジックと、 セキュア・データベースへのタイを含むアプリケーション・サーバーは、 ファイアウォールの後ろで分離されています。

図 16. 企業消費者間ネットワーク (フェーズ 3)
このグラフィックは、企業消費者間ネットワークのサンプルを示しています。