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分散オペレーティング・システムでの製品のインストール

IBM® Installation Manager は、このバージョンの Websphere Load Balancer for IPv4 and IPv6 をインストールするために使用する、多くの IBM ソフトウェア製品用の共通インストーラーです。

始める前に

新フィーチャー 新フィーチャー: Websphere Load Balancer for IPv4 and IPv6 は、旧バージョンのインストール、更新、およびアンインストールに使用される InstallShield MultiPlatform (ISMP) に基づいたプログラムによってインストールされるのではなく、Installation Manager によってインストールされる最初のフルバージョンです。Installation Manager は、リモートまたはローカルのソフトウェア・リポジトリーを使用して、 新しい Load Balancer 製品をインストール、変更、更新することができる単一のインストール・プログラムです。Installation Manager は、 使用可能なパッケージ (製品、フィックスパック、インテリム・フィックスなど) の判別および表示、前提条件および相互依存性のチェック、選択されたパッケージのインストールを行います。 また、Installation Manager を使用して、Installation Manager によりインストールされたパッケージを 容易にアンインストールすることもできます。newfeat
表 1. Websphere Load Balancer for IPv4 and IPv6 のインストールおよび保守.

新しい Installation Manager のソリューションにより、現在、以下のシナリオがサポートされています。

従来の ISMP に基づくインストールおよび保守のソリューション 新しい Installation Manager によるソリューション
  1. Websphere Load Balancer for IPv4 and IPv6 をインストールします。
  2. Update Installer の最新バージョンをダウンロードしてインストールします。
  1. Installation Manager をインストールします。
  2. リモート製品またはローカル製品、およびサービス・リポジトリーへの Installation Manager 接続を構成します。
  3. Websphere Load Balancer for IPv4 and IPv6 および製品用のフィックスを選択してインストールします。
制約事項:
  • Websphere Load Balancer for IPv4 and IPv6 バージョン 7.0 以前の場合と同じ応答ファイルを使用して バージョン 8.0 をサイレント・インストールまたはサイレント・アンインストールしないでください。バージョン 8.0 以降をインストール、更新、またはアンインストールするには、Installation Manager に基づいた応答ファイルを使用してください。
  • [Solaris] Installation Manager GUI は、Solaris 10 x64 システムではサポートされていません。これらのシステムで製品をインストールまたはアンインストールするには、以下のアクションを実行してください。
    • サポートされているシステムで Installation Manager GUI を使用して、Websphere Load Balancer for IPv4 and IPv6 バージョン 8.0 のサイレント・インストールまたはサイレント・アンインストールを可能にする応答ファイルを記録します。
    • 必要に応じて、記録した応答ファイルを編集します。
    • この応答ファイルを使用して、システム上で Websphere Load Balancer for IPv4 and IPv6 バージョン 8.0 のサイレント・インストールまたはサイレント・アンインストールを実行します。
  • [Linux] Red Hat Enterprise Linux バージョン 5 や SUSE Linux Enterprise Server バージョン 11 など、Security Enhanced Linux (SELinux) に対応した Linux システムの場合、Installation Manager 1.4.2 以降のインストール・イメージにある Java 共有ライブラリーをシステムに対して指定する必要があります。Installation Manager 1.4.2 以降のインストール済み環境内にある Java 共有ライブラリーの指定は、インストール後にも行う必要があります。例えば、以下のようになります。
    chcon -R -t texrel_shlib_t ${IM_Image}/jre_5.0.3.sr8a_20080811b/jre/bin
    chcon -R -t texrel_shlib_t ${IM_Install_root}/eclipse/jre_5.0.3.sr8a_20080811b/jre/bin 

このタスクについて

以下のいずれかの手順を実行して、Installation Manager による製品のインストールまたはアンインストールを行います。

手順

結果

ロギングおよびトレースに関する注記:
  • Installation Manager を開いて「ファイル」 > 「ログの表示」をクリックすると、ログを簡単に表示できます。 表内のログ・ファイルを個々に選択して、「ログ・ファイルを開く」アイコンをクリックすることにより、個々のログ・ファイルを開くことができます。
  • ログは、Installation Manager のアプリケーション・データ・ロケーションの logs ディレクトリーにあります。以下に例を示します。
    • [AIX] [HP-UX] [Linux] [Solaris] 管理インストール:
      C:¥Documents and Settings¥All Users¥Application Data¥IBM¥Installation Manager
    • [Windows] 管理インストール:
      /var/ibm/InstallationManager
  • メイン・ログ・ファイルは、タイム・スタンプが記されている XML ファイルで、 logs ディレクトリーにあります。これらのログ・ファイルは、任意の標準 Web ブラウザーを使用して表示できます。
  • logs ディレクトリー内の log.properties ファイルは、 Installation Manager が使用するロギングまたはトレースのレベルを指定します。Websphere Load Balancer for IPv4 and IPv6 プラグインのトレースをオンにするには、例えば、以下のような内容の log.properties ファイルを作成します。
    com.ibm.ws=DEBUG
    com.ibm.cic.agent.core.Engine=DEBUG
    global=DEBUG
    必要に応じて Installation Manager を再始動します。Installation Manager によって、Websphere Load Balancer for IPv4 and IPv6 プラグインのトレースが出力されます。
トラブルシューティングに関する注記:
  • [HP-UX] デフォルトで、一部の HP-UX システムは、ホスト名の解決に DNS を使用しないように 構成されます。その場合、Installation Manager は外部のリポジトリーに接続できない場合があります。

    リポジトリーを ping することはできますが、nslookup は何も返しません。

    システム管理者と相談して、DNS を使用するようにご使用のマシンを構成するか、またはリポジトリーの IP アドレスを使用してください。

  • 場合によっては、Installation Manager の既存のチェック・メカニズムを迂回する必要がある場合もあります。
    • 一部のネットワーク・ファイル・システムでは、ディスク・スペースが正しく報告されない 場合があります。この場合、ディスク・スペース・チェックを迂回して、 インストールを続行する必要があります。
      ディスク・スペース・チェックを使用不可にするには、 IM_install_root/eclipse/configurationconfig.ini ファイルで以下のシステム・プロパティー を指定して、Installation Manager を再始動します。
      cic.override.disk.space=sizeunit  
      ここで size は 正整数です。unit は、バイトの場合は空白、 キロの場合は k、メガバイトの場合は m、ギガバイトの場合は g です。例えば、以下のようになります。
      cic.override.disk.space=120 (120 バイト)
      cic.override.disk.space=130k (130 キロバイト)
      cic.override.disk.space=140m (140 メガバイト)
      cic.override.disk.space=150g (150 ギガバイト)
      cic.override.disk.space=true
      Installation Manager は Long.MAX_VALUE のディスク・スペース・サイズを報告します。使用可能なディスク・スペースが非常に大容量の場合は、 表示されずに N/A が表示されます。
    • オペレーティング・システムの前提条件チェックを迂回するには、disableOSPrereqChecking=trueIM_install_root/eclipse/configurationconfig.ini ファイルに追加して、Installation Manager を再始動します。
    これらの迂回メソッドのいずれかを使用する必要がある場合は、 Installation Manager チェック・メカニズムを迂回しないソリューションの 開発における支援を受けるため、IBM サポートにお問い合わせください。
  • Installation Manager は、アンインストール処理時に 警告メッセージを表示することがあります。

    Installation Manager を使用して Websphere Load Balancer for IPv4 and IPv6 バージョン 8.0 をアンインストールするには、データ・リポジトリーが有効かつ使用可能である必要があります。

    Installation Manager により警告メッセージが表示され、 リポジトリーが使用不可または接続されていないことが警告されます。 Installation Manager でのデータ・リポジトリー接続設定の追加または変更後に、 類似した警告メッセージが表示される場合があります。

    アンインストール処理時に Installation Manager が 欠落データ・リポジトリーを検出したり、リポジトリーへの接続に失敗した場合、 以下のアクションを実行します。
    1. 「キャンセル (Cancel)」 をクリックして、アンインストール・タスクを終了します。
    2. 「ファイル」 > 「設定」 > 「リポジトリー」を選択し、正常に接続できる適切なデータ・リポジトリーを追加します。
    3. Installation Manager を終了します。
    4. Installation Manager を再始動します。
    5. 本製品をアンインストールしてください。
  • Installation Manager の使用について詳しくは、IBM Installation Manager インフォメーション・センターをお読みください。
    Installation Manager の最新バージョンの詳細については、リリース情報を参照してください。 リリース情報にアクセスするには、以下のタスクを実行します。
    • [Windows] 「スタート」 > 「すべてのプログラム」 > 「IBM Installation Manager」 > 「リリース ノート」の順にクリックします。
    • [AIX] [HP-UX] [Linux] [Solaris] Installation Manager がインストールされているディレクトリーにある文書サブディレクトリーに移動し、readme.html ファイルを開きます。



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最終更新最終更新: Jun 21, 2011 12:49:06 PM EDT
ファイル名: tins_lbinstall.html