[AIX HP-UX Linux Solaris Windows]

dscontrol manager

dscontrol manager コマンドを使用して、manager 機能を制御できます。

構文

>>-dscontrol--manager--+-interval--seconds-------------------------------------------------+-><
                       +-loglevel--level---------------------------------------------------+   
                       +-logsize--+-unlimited-+--------------------------------------------+   
                       |          '-bytes-----'                                            |   
                       +-metric set--+-loglevel--level--------+----------------------------+   
                       |             '-logsize--+-unlimited-+-'                            |   
                       |                        '-bytes-----'                              |   
                       +-quiesce--+-server--------------+--+-----------------------------+-+   
                       |          '-cluster@port@server-'  '-daily--start_hour--end_hour-' |   
                       +-reach set--+-interval--seconds------+-----------------------------+   
                       |            +-loglevel--level--------+                             |   
                       |            '-logsize--+-unlimited-+-'                             |   
                       |                       '-bytes-----'                               |   
                       +-refresh--refresh cycle--------------------------------------------+   
                       +-report--+---------------------+-----------------------------------+   
                       |         '-cluster+cluster2...-'                                   |   
                       +-restart--Message--------------------------------------------------+   
                       +-sensitivity--weight-----------------------------------------------+   
                       +-smoothing--index--------------------------------------------------+   
                       +-start----log file--metric_port------------------------------------+   
                       +-status------------------------------------------------------------+   
                       +-stop--------------------------------------------------------------+   
                       +-unquiesce--+-server--------------+--------------------------------+   
                       |            '-cluster@port@server-'                                |   
                       '-version-----------------------------------------------------------'   

パラメーター

interval
manager が executor に対するサーバーの重みを更新する頻度を設定し、クライアント要求を経路指定するために executor が使用する 基準を更新します。
  • seconds

    executor に対する重みを manager が更新する間隔を秒単位で表す正数。デフォルトは 2 です。

loglevel
manager ログのログ・レベルを設定します。
  • level

    レベルの数 (0 から 5)。この数値が高いほど、多くの情報が manager ログに書き込まれます。デフォルトは 1 です。指定できる値は次のとおりです。0 は「なし」、1 は「最小」、2 は「基本」、3 は「普通」、4 は「拡張」、5 は「詳細」です。

logsize
manager ログの最大サイズを設定します。ログ・ファイルに最大サイズを設定すると、ファイルが循環して使用されます。すなわち、ファイルが指定のサイズに達した場合は、それ以降の項目はファイルの先頭から書き込まれて、以前のログ項目を上書きします。ログ・サイズは、現行のログ・サイズよりも小さく設定することはできません。ログ項目にはタイム・スタンプが記録されるので、ログが書き込まれた順番が分かります。ログ・レベルの設定が高いほど、ログ・サイズの選択には注意を要します。これは、高いレベルでログを記録すると、すぐに スペースを使い切ってしまうからです。
  • bytes

    manager ログ・ファイルの最大サイズ (バイト)。ゼロより大きい正数、または「unlimited」のいずれかを指定できます。 ログ入力自体のサイズがさまざまなため、上書きされる前にログ・ファイルが正確に最大サイズに達することはありません。デフォルト値は 1 MB です。

metric set
メトリック・モニター・ログの loglevellogsize を設定します。 loglevel はメトリック・モニターのログ・レベル (0 - なし、1 - 最小、2 - 基本、3 - 普通、4 - 拡張、5 - 詳細) です。 デフォルトの loglevel は 1 です。logsize はメトリック・モニターのログ・ファイルに記録できる最大バイト数です。ゼロより大きい正数または unlimited のいずれかを指定できます。 デフォルトの logsize は 1 MB です。
quiesce
接続がスティッキーと指定されていて、スティッキー時間が満了していない場合には、クライアントから静止サーバーへの後続の新規の接続を除いて、サーバーに送信される接続をこれ以上指定しないでください。 manager はそのサーバーの重みを、そのサーバーが定義されている各ポートで 0 に設定します。短時間のサーバーの保守を行って静止状態を解除する場合に、このコマンドを使用します。構成から静止サーバーを削除して追加し直すと、静止前の状態は保存されません。詳しくは、保守時間帯のサーバーまたはサービスの静止を参照してください。
  • server

    シンボル名または小数点付き 10 進数フォーマットのいずれかのサーバーの IP アドレス。

  • New or updated cluster@port@server

    HTTP のような、サーバー上の特定のサービスを停止したいときは、個々のデーモンを静止できるようになりました。 例えば、クラスターのポート 80 とポート 22 に server1 を追加した場合、通常の静止コマンドはポート 80 とポート 22 の server1 への転送トラフィックを停止します。この新しいオプションを使用すると、その特定のサービスを停止する必要がある場合に、ポート 80 のトラフィックのみを停止できます。

  • daily start_hour end_hour
    新フィーチャー 新フィーチャー: この設定は、指定時刻 (start_hour) にサーバーを静止し、その後の指定時刻 (end_hour) にサーバーを静止解除するよう指定します。start_hour および end_hour の値の範囲は、0 から 23 までです。例えば、(0 0) は、 サーバーを午前 12:00 から午前 12:59 まで静止するよう指示します。 (12 13) は、サーバーを午後 12:00 から午後 1:59 の 2 時間静止するよう指示します。特定のサーバーについて、日次の静止を使用不可にする場合は、(-1 -1) と指定します。newfeat
reach set
reach advisor の間隔、ログ・レベル、およびログ・サイズを設定します。
refresh
新規および活動状態にある接続に関する情報をリフレッシュする ために executor に照会するまでの間隔の数を設定します。
  • refresh cycle

    間隔の数を表す正数。デフォルトは 2 です。

report
統計スナップショットの報告書を表示します。
  • cluster
    報告書に表示するクラスターのアドレス。アドレスは、シンボル名または IP アドレス・フォーマットで指定できます。デフォルトの manager 報告書では、すべてのクラスターを表示します。
    注: クラスターを追加するときは、正符号 (+) で区切ります。
restart
すべてのサーバー (ダウンしていないもの) を再始動して、重みを標準の状態に戻します (最大の重みの 1/2)。
  • message

    manager ログ・ファイルに書き込むメッセージ。

sensitivity
重みを更新する最小感度に設定します。この設定により、manager が外部情報に基づいてサーバーの重み付けを変更する時点が定義されます。
  • weight

    重みのパーセンテージとして使用する、1 から 100 の数。デフォルトの 5 では、5% の最小重要度になります。

smoothing
ロード・バランシングの際、重みの差違を平滑化する指標を設定します。 平滑化指標が大きいと、ネットワーク状態が大きく変化してもサーバーの重みはそれほど大きく変化しません。指標が低いと、サーバーの重みが大幅に変化します。
  • index

    正浮動小数点数。デフォルトは 1.5 です。

start
manager を開始します。
  • log file

    manager データのログを記録するファイルの名前。ログの各レコードにはタイム・スタンプが記されます。デフォルト・ファイルは、logs ディレクトリーにインストールされます。 を参照してください。ログ・ファイルを保持するディレクトリーを変更するには、Load Balancer によるロギングを参照してください。

  • metric_port

    Metric Server がシステム負荷を報告するために使用するポート。メトリック・ポートを指定する場合は、ログ・ファイル名を指定しなければなりません。デフォルトのメトリック・ポートは 10004 です。

status
グローバルに設定できる manager のすべての値の現在の状況と、それらのデフォルトを表示します。
stop
manager を停止します。
unquiesce
定義された各ポートにおいて、これ以後、manager が、以前に静止されたサーバーに 0 より大きい重みを与えることができるように指定します。
  • server

    シンボル名または小数点付き 10 進数フォーマットのいずれかのサーバーの IP アドレス。

  • New or updated cluster@port@server

    このコマンドは特定のポートのサービスを静止解除しますが、他のすべてのポートは静止状態が維持されます。

version
manager の現行バージョンを表示します。




関連資料
コマンド
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最終更新最終更新: Jun 21, 2011 12:49:06 PM EDT
ファイル名: rcmd_dscontrolman.html