バイナリー・ログ機能を使用すれば、サーバー情報をバイナリー・ファイルに保管することができます。これらのファイルを処理して、ある時間にわたって収集されたサーバー情報を分析することができます。
この情報には、manager サイクルの一部として executor から取得されるものもあります。したがって、情報をバイナリー・ログに記録するために、manager が実行されていなければなりません。
dslogreport 2001/05/01 8:00 2001/05/01 17:00
dscontrol binlog startstart オプションは、ログ・ディレクトリーにあるバイナリー・ログへのサーバー情報の記録を開始します。ログは、毎時 0 分に その日時をファイル名として作成されます。
dscontrol binlog stopstop オプションは、バイナリー・ログへのサーバー情報の 記録を停止します。ログ・サービスは、デフォルトによって停止しています。
dscontrol binlog interval seconds
manager はサーバー情報を manager 間隔ごとにログ・サーバーへ送信します。情報は、最後にログにレコードが書き込まれてから、指定した秒数の経過後にログに書き込まれます。 デフォルトでは、ログ記録間隔は 60 秒に設定されています。manager 間隔と ログ記録間隔の設定の間には、相関関係があります。ログ・サーバーは manager 間隔秒数以下の速度で情報を提供するので、manager 間隔より短いログ記録間隔を設定しようとしても、実際には manager 間隔と同じ値に設定されます。
このログ記録方法によって、サーバー情報を取り込む頻度を任意に細分化することができます。サーバーの重みを計算するために、manager によって確認されるサーバー情報に対する 変更をすべて取り込むことができます。ただし、おそらく、この情報は、サーバーの使用および傾向の分析に必要ではありません。60 秒ごとにサーバー情報をログ記録すると、時間の経過とともにサーバー情報のスナップショットがとられます。ログ記録間隔を非常に低く設定すると、膨大な量のデータが生成される場合があります。
dscontrol binlog retention hours指定した保存時間 よりも古いログ・ファイルは、ログ・サーバーによって削除されます。これは、ログ・サーバーが manager によって 呼び出されている場合にのみ行われるので、manager が停止していると古いログ・ファイルでも削除されません。
dscontrol binlog statusstatus オプションは、ログ・サービスの現行の設定を戻します。これらの設定は、サービスが開始されているかどうか、間隔、および保存時間です。