WebSphere Load Balancer for IPv4 and IPv6
             オペレーティング・システム: AIX、HP-UX、Linux、Solaris、Windows

             目次と検索結果の個別設定

advisor

advisor は、定期的に各サーバーとの TCP 接続をオープンして、サーバーに要求メッセージを送信します。メッセージの内容は、サーバーで実行されるプロトコルに固有のものです。例えば、HTTP advisor は HTTP "HEAD" 要求をサーバーに送信します。

advisor は、サーバーからの応答を listen します。advisor は、応答を受け取るとサーバーの評価を行います。 この「負荷」値を計算するために、ほとんどの advisor では、サーバーが応答するまでの時間を測定して、この値 (ミリ秒単位) を負荷として使用します。

次に advisor は、負荷値を manager 機能に報告します。 この値が、manager 報告書の "Port" 列に出力されます。manager は、その割合に応じて全送信元からの重み値を集計して、これらの重み値を executor 機能に設定します。executor は、これらの重みを使用して、新規の着信クライアント接続のロード・バランシングを行います。

サーバーが動作しており正常に機能していると advisor が判断した場合は、正で非ゼロの負荷値を manager に報告します。サーバーが活動状態でないと advisor が判断した場合は、特別な負荷値である -1 を戻します。 manager および executor は、サーバーが稼働状態に戻るまで、それ以上そのサーバーに接続を転送しなくなります。
注: advisor は、初期の要求メッセージを送信する前に、サーバーを ping します。これは、マシンがオンラインであるかどうかを判別する簡単な状況確認を提供することを意図しています。 サーバーが ping に応答すると、それ以上の ping は送信されません。 ping を使用不可に設定するには、Load Balancer の開始スクリプト・ファイルに -DLB_ADV_NB_PING を 追加してください。



関連情報
advisor のロード・バランシングの管理の使用可能化
概念トピック    

ご利用条件 | フィードバック

最終更新: 2008 年 7 月 31 日 3:18:06 PM EDT
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v7r0/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.edge.doc/lb/info/ae/cprf_advisors.html