WebSphere Extended Deployment Compute Grid, Version 6.1.1
             オペレーティング・システム: AIX , HP-UX, Linux, Solaris, Windows,


z/OS での強制キャンセル・コマンドの使用

強制キャンセル・コマンドは、ジョブを実行中のサーバント領域の Java 仮想マシン (JVM) を終了することによって、ジョブを強制キャンセルするために使用します。強制キャンセルは、z/OS オペレーティング・システムで実行中のバッチ・ジョブおよび数値計算ジョブに対してのみサポートされます。

このタスクについて

分散プラットフォームで実行しているバッチ・ジョブまたは数値計算ジョブに対して強制キャンセルを発行した場合、強制キャンセル・コマンドの効果は通常のキャンセル・コマンドと同様になります。強制キャンセル・コマンドはサーバント領域の JVM に対して ABEND 信号を送るので、特に注意して使用してください。WebSphere セキュリティーがオフになっている場合、すべてのジョブ実行依頼者が強制キャンセルを使用できます。WebSphere セキュリティーがオンになっている場合は、デフォルトでは強制キャンセルは使用できません。強制キャンセルを許可するには、管理コンソールのジョブ・スケジューラー・パネルで AllowedForcedCancelRoles というカスタム・プロパティーを作成する必要があります。
AllowedForcedCancelRoles カスタム・プロパティーでは以下の値を使用できます。
  • なし

    すべてのユーザーに対して強制キャンセル・コマンドの発行を許可しません。

  • all

    すべてのジョブ実行依頼者に対して、ジョブの強制キャンセル・コマンドの発行を許可します。

  • <Role_1>, [<Role_2>, ...]

    以下の EJB ロールに対してのみ、強制キャンセル・コマンドの発行を許可します。

ジョブ・スケジューラー・パネルでカスタム・プロパティー AllowedForcedCancelRoles を作成する方法について、以下のステップで説明します。

プロシージャー

コマンド例およびその説明を示します。
表 1. コマンドとその説明
説明 コマンド
lradmin-ref ロールでの強制キャンセルを許可
AllowedForcedCancelRoles="lradmin-ref"
全ロールでの強制キャンセルを許可
AllowedForcedCancelRoles="all"
一部ロールでの強制キャンセルを許可
AllowedForcedCancelRoles="lradmin-ref, lrsubmitter-ref"
強制キャンセルを許可しない
AllowedForcedCancelRoles="none"
コマンド行インターフェース (lrcmd.sh/lrcmd.bat) またはジョブ管理コンソール (JMC) を使用してジョブを強制キャンセルします。以下のコード行は、lrcmd の例です。
lrcmd -cmd=forceCancel -jobid=myjob:2 -host=myLRShost -port=9083



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最終更新: 2009/09/17 16時38分56秒EDT
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