TaskManagement MBean からの Java Management Extensions (JMX) 通知をすべて固有のログ・ファイルに記録するイベント・ロガーを使用可能にできます。
イベント・ロガーは WebSphere Application Server Network Deployment のタスク管理サービスの付加価値機能です。イベント・ロガーは tasknew、 taskstatechange、taskserveritychange、taskstatuschange のすべての JMX 通知を記録します。各タスク・イベントのログには、以下のフィールドがあります。
フィールド | 説明 |
---|---|
timestamp | イベントを受信し、記録した時刻 |
taskID | イベントにかかわるタスクのグローバル ID |
originatedTime: | タスクが発生した時刻 |
セル | タスク・イベントを受信したセル |
通知 (notification) | 受信した JMX イベント/通知のタイプ |
submitter | イベントの発信元 |
reasonMsg | タスクの理由メッセージ |
taskType | タスクのタイプ |
severity | タスクの全体的な重大度 |
actions | タスクに関係するすべてのアクション (該当する場合) |
state | タスクのライフサイクルの状態 |
status: | 終了したタスクの状況 |
statusMsg | 終了したタスクの状況に関連する状況メッセージ |
イベント・ロガーは、セル・レベルのカスタム・プロパティーを介して使用可能にする必要があります。またこれらのプロパティーでイベント・ロガーを構成することができます。 イベント・ロガーにアクセスするには、
を選択します。次の表に、イベント・ロガーに関するプロパティー名とデフォルト値を示します。プロパティー名 | デフォルト値 | 説明 |
---|---|---|
tmslog.delim | | | ログ・ファイル内のフィールドを区切る区切り文字を指定します。 |
tmslog.enable | false | TMS イベントのロギングを有効にするかどうかを指定します。 |
tmslog.fileLocation | ${LOG_ROOT} | ログ・ファイルを書き込む場所を指定します。 |
tmslog.maxFiles | 1 | 保持する履歴ファイルの最大数を指定します。 |
tmslog.maxSize | 20 | ローリング前のログ・ファイルの最大サイズを指定します (MB 単位)。 |
tmslog.timeFormat | 空ストリング: "" | timestamp および originatedTime のロギング時に使用するフォーマット。 タイム・スタンプのパターンを構成する方法について詳しくは、SImpleDateFormat の Javadoc を参照してください。日付と時刻を別の列に分ける場合など、時間を複数のフィールドにわたって表示したい場合は、パターン内で区切り文字を使用します。このカスタム・プロパティーに値を指定しない場合は、エポック時刻形式が使用されます。 |
カスタム・プロパティーは、ランタイムには認識されません。デプロイメント・マネージャーを再始動して、カスタム・プロパティーに対して行った変更内容を反映させてください。