WebSphere Virtual Enterprise, Version 6.1.1
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垂直スタッキングをサポートする異種ノードの動的クラスターの構成

各ノードでコンピューティング・パワーが異なる動的クラスターの垂直スタッキングは、各ノードのカスタム・プロパティーを構成することにより構成できます。

始める前に

このタスクについて

ノードが異種であるグループに動的クラスターがデプロイされている場合は、個々のノードのそれぞれにスタッキング数を構成する必要があります。 各ノードにスタッキング数を構成するには、動的クラスターにカスタム・プロパティーを作成します。

プロシージャー

  1. 動的クラスターで垂直スタッキングを使用可能に設定します。
    1. 管理コンソールで「サーバー」>「動的クラスター」>cluster_name」をクリックします。
    2. 垂直スタッキングを使用可能にするには、「同一ノードで複数のノードを開始することを許可する」を クリックします。
    3. 同じノードで開始するインスタンス数を入力します。 この値は、各ノードで決定した最大のスタッキング数に設定します。 各ノードのカスタム・プロパティーで個々のスタッキング数を定義する場合、この値はオーバーライドされます。 ただし、カスタム・プロパティー値が指定されていないと、ノードでは管理コンソール・ページで定義されたインスタンス数の値を使用します。
  2. ノードうちの 1 つのスタッキング数のためにカスタム・プロパティーを作成します。 管理コンソールで、「サーバー」>「動的クラスター」>「cluster_name」>「カスタム・プロパティー」>「新規」と クリックします。
  3. カスタム・プロパティーの名前を入力します。 名前は、 numVerticalInstances.node_name で、node_name はノード名です。

    例: ノードの名前が node1 である場合、カスタム・プロパティーの名前は numVerticalInstances.node1 です。

  4. カスタム・プロパティーの値を入力します。 このカスタム・プロパティーの値は、指定したノードのために計算したスタッキング数です。
  5. 動的クラスター内の各ノードのそれぞれに対してスタッキング数を定義するカスタム・プロパティーを追加します。

動的クラスターで 3 つのノードを実行すると決定し、各ノードのスタッキング数が異なるとします。
表 1. 異種ノードのスタッキング数のシナリオ
ノード名 スタッキング数
node_1 3
node_2 5
node_3 8
管理コンソールで上記のスタッキング数を構成するには、以下の構成を使用します。
  1. 動的クラスターの「インスタンスの数」の値を 8 に設定します。インスタンスの数の値は、最大のスタッキング数以上にする必要があります。
  2. 以下のカスタム・プロパティーを指定します。
    • numVerticalInstances.node_1 = 3
    • numVerticalInstances.node_2 = 5
    • numVerticalInstances.node_3 = 8

次に実行する作業

アプリケーション配置構成を調整し、モニターします。



関連概念
動的クラスター
関連タスク
垂直スタッキングの構成
関連情報
動的クラスター・カスタム・プロパティー
タスク・トピック    

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最終更新: 2009/09/17 16時30分32秒EDT
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