ランタイム・タスクは、製品内のランタイム・コンポーネントによって生成されます。
ランタイム・タスクによって提供された情報から、推奨されるアクション計画を受け入れる、拒否する、または閉じることができます。
このタスクについて
ランタイム・タスクを使用して、その環境の正常性とパフォーマンスを改善するためにオートノミック・コントローラーが提供している推奨機能を表示し、管理します。
監視モードで実行している場合は、各ランタイム・タスクの受け入れ、拒否、またはクローズを行う必要があります。
自動モードの場合は、オートノミック・コントローラーが自動的にこれらのアクションを実行します。
デプロイメント・マネージャーが実行されていないときに、ノードからタスクが送られると、タスクは失われます。同じことが、高可用性デプロイメント・マネージャー環境についても言えます。アクティブな高可用性デプロイメント・マネージャーがシャットダウンする時間とスタンバイ状態のデプロイメント・マネージャーがアクティブになる時間の間のダウン時間が最小であっても、タスクは失われます。高可用性デプロイメント・マネージャーのフェイルオーバーが行われた後、元のアクティブなデプロイメント・マネージャーでの実行中タスクは、不明な状態に変更されます。
プロシージャー
-
管理コンソールで、「システム管理」>「タスク管理」>「ランタイム・タスク」とクリックします。
-
タスク ID リンクをクリックして、タスク・ターゲット・オブジェクトおよび特定タスクの
対応するモニターを表示します。
タスク・ターゲット・オブジェクトは、サーバー、
クラスター、サービス・ポリシー、ノード、ヘルス・ポリシー、アプリケーションなどにできます。これらのオブジェクトの 1 つが、管理コンソールの構成、パフォーマンス、またはログ・モニターのビューにリンクされる可能性があります。
構成モニターで、配置コントローラーが、
TestCluster 動的クラスターのインスタンスを test4 ノードで開始するように推奨する可能性があります。
その推奨内容には、このアクションは、
動的クラスターが、構成済みの最小実行インスタンス数を満たすために必要であると述べられています。
TestCluster 動的クラスターの構成パネルへのリンクをクリックして、その設定を表示し、
実行クラスター・インスタンスの最小数を確認または変更することができます。
パフォーマンス・モニターの場合、
モニターで指定されている、そのターゲット・オブジェクトに固有のデータをもつ図表へのリンクをクリックします。
ログ・モニターの場合、ターゲット・オブジェクトの Java™ 仮想マシン・ログの
「ランタイム」タブをクリックして、表示されるログを調べます。
-
タスクのアクション計画を表示するには、「Task ID」をクリックします。
-
特定のタスクに関して決定をする場合、対応するタスクを選択し、
アクション・リストから、「受け入れ」、「拒否」、または「クローズ」を選択します。
タスクを受け入れると、プレビューされたアクション計画をコミットします。
タスクのクローズは、そのタスクが
タスク管理サービスによって正常に処理されたか、または手動で閉じたことを意味します。
タスクを拒否すると、元のコンポーネントによる次のタスク実行依頼のバッチで
タスクが再度実行依頼されない場合、そのタスクは非アクティブ状態になります。
同じアクションで、複数のタスクを選択することもできます。タスクについて決定を行った後、
そのタスクに対しては、アクション・リストは使用不可になります。
-
「実行依頼」をクリックします。
結果
「ランタイム・タスク」パネルが更新され、各タスクに対して実行を選択したアクションが実行されます。