WebSphere Virtual Enterprise, Version 6.1.1
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アプリケーション遅延スタートの構成

アプリケーション遅延スタートを構成することにより、非アクティブな動的クラスターによって消費されているリソースを解放し、セル内の他のクラスター・インスタンスがそれらのリソースを使用可能にできます。

始める前に

このタスクについて

アプリケーションの遅延スタート とは、アプリケーション要求が着信したときに、非アクティブにあった動的クラスターの第 1 アプリケーション・サーバー・インスタンスをアクティベーションすることです。 非アクティブにして、後で遅延スタートするアプリケーションを決定します。 アプリケーション遅延スタートは、動的クラスター数のノード数に対する比率が高く、多数の動的クラスターが長期間アクセスされない環境である場合に使用します。 アプリケーション遅延スタートを使用することにより、ユーザーの環境のパフォーマンスおよび効率を向上できます。

プロシージャー

  1. 動的クラスターのプロパティーを編集します。 管理コンソールで、「サーバー」>「動的クラスター」>「dynamic_cluster_nameをクリックします。
  2. オプション他の動的クラスターがリソースを必要とする場合、アクティビティーのない期間に開始した、このクラスターのすべてのインスタンスを停止する (If other dynamic clusters need resources, stop all instances of this cluster during periods of inactivity)オプションを選択します。
  3. 他の動的アプリケーション・クラスターでリソースが必要であるとアプリケーション配置コントローラーが判断した場合の、「インスタンスを停止するまでの待ち時間」を分数で設定します。

結果

アプリケーション配置コントローラーでは、動的クラスターが非アクティブな時間をトラッキングしています。 別の動的クラスターがリソースを必要とする場合は、アプリケーション配置コントローラーによって非アクティブな動的クラスターが指定された時間後に停止されます。 非アクティブなインスタンスによって消費されていたリソースは解放され、追加のリソースが必要な別の動的クラスターで使用できるようになります。 停止された動的クラスターのインスタンスに対して要求が入力された場合は、遅延スタート・コントローラーがアクティブになり、少なくとも 1 つのサーバー・インスタンスが開始されます。 その間に、HTTP エラー・コード 503 (サーバー使用不能) が生成されます。エラー・ページにより、 要求したアプリケーションが開始され、要求が間もなく再実行依頼されることを知らされます。

次に実行する作業




サブトピック
アプリケーションの遅延スタート
関連概念
動的クラスター
関連タスク
動的クラスターの作成
関連資料
動的クラスター管理用タスク
関連情報
動的クラスター・カスタム・プロパティー
タスク・トピック    

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最終更新: 2009/09/17 16時30分32秒EDT
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