manageODR.py スクリプトを使用すると、カスタム・ロギングを管理し、オンデマンド・ルーター (ODR) のクラスターを作成することができます。
manageODR.py スクリプト は、install_root/bin ディレクトリーにあります。 このスクリプトを実行する前に、環境変数 WAS_HOME が WebSphere のインストール・ディレクトリーをポイントするように構成されているようにしてください。
引数 | 説明 |
---|---|
<node:odr> |
ノードおよび ODR の名前。例えば、mynode:myodr。 |
<cluster> |
クラスターの名前 |
<odrServerOrCluster> |
<node:odr> か <cluster> |
<ruleNumber> |
ルールの番号、1 からルールの合計数まで。 |
<condition> |
関連のカスタム・ロギングをトリガーするために、true と評価する必要がある条件 (つまりブール式) |
<logFileFormat> |
ファイル名およびログ・エントリーの形式を示す仕様 |
以下の例は、node 1 における odr という名前の HTTP ODR の作成方法を示しています。
wsadmin.sh -f createodr.jacl node1 odr odr
以下の例は、ノード node1 上の odr という名前の ODR を ODRCluster という名前の ODR クラスターに変換する作成方法を示しています。
wsadmin.sh -f manageODR.py -lang jython convertToCluster node1:odr ODRCluster以下の例は、カスタム・ログ・ルールを追加して、サービス時間が 2 秒より長いすべての要求を slow.log カスタム・ログに入れ、要求が送信された先のアプリケーション・サーバーとサービス時間を含むようにする方法を示しています。
wsadmin.sh -f manageODR.py -lang jython insertCustomLogRule myNode02:odr1 1 "service.time > 2000" "slow.log %t %r %Z %T"以下の例は、カスタム・ログ・ルールを追加して、503 応答をすべて 503.log に入れる方法を示しています。ルールは位置 2 に追加されます。位置 2 に既存のルールがある場合は、新規ルールは既存のルールの前に挿入されます。
wsadmin.sh -f manageODR.py -lang jython insertCustomLogRule myNode02:odr1 2 "response.code = 503" "503.log %t %r %s