WebSphere Virtual Enterprise, Version 6.1.1
             オペレーティング・システム: Linux, Windows


VMware カスタム・プロパティー

カスタム・プロパティーを使用すると、製品を VMware Infrastructure SDK (VI SDK) Web サービス・エンドポイントに接続するように構成することができます。

VMware カスタム・プロパティーをセル・レベルで設定します。セルに対してカスタム・プロパティーを設定するには、以下の手順を実行します。
  1. 管理コンソールで、「システム管理」>「セル」> 「カスタム・プロパティー」>「新規」をクリックします。
  2. カスタム・プロパティーの名前を入力します。
  3. 各カスタム・プロパティーに関する情報を参考にして、カスタム・プロパティーの値を入力します。
  4. 適用」をクリックして、変更を保存します。変更は、すべて動的に取り込まれますので、セルを再始動する必要はありません。
cpuLimitForCappedVMs

cpuLimitForCappedVMs カスタム・プロパティーは、仮想マシンで実行される WebSphere® Virtual Enterprise プロセスのターゲット・プロセッサー使用率を定義します。このカスタム・プロパティー値は、定義されたプロセッサー使用率限度が設定された仮想マシンに対して管理されます。

セルに対する cpuLimitForCappedVMs カスタム・プロパティーは、0 から 95% の間のパーセント値で指定できます。100% を指定すると、限度が、VMware ソフトウェアの仮想マシンに設定された限度に等しくなります。

このカスタム・プロパティー値は、プロセッサー使用率限度の設定された仮想マシンに対して WebSphere Virtual Enterprise が維持する目標の使用率です。この値は、仮想マシンおよびシステム安定度を維持する最高値にするようにしてください。

仮想マシンが、常に過負荷になる場合は、cpuLimitForCappedVMs 値を下げます。仮想マシンが過負荷かどうかを判別するには、環境内で以下の状態になっていないかを確認してください。
  • 長時間にわたり、仮想マシンが、プロセッサー使用率限度の 100% で稼働している。
  • 要求の平均サービス時間が上昇し、アプリケーション・サーバーの要求がキューに入れられていることを示している。
vmware.service.unique_id.url

vmware.service.unique_ID.url カスタム・プロパティーは、VMware Web サービス・エンドポイントの Uniform Resource Locator (URL) を指定します。

このプロパティーには、例えば、次のような値を入力します。
https://myserver.ibm.com/sdk

カスタム・プロパティー名の unique_id の値はオプションです。各 VMware サーバーに複数のカスタム・プロパティーを指定する場合は、unique_id の値を指定できます。例えば、このカスタム・プロパティーに「vmware.service.vmwareserver1.url」などという名前を設定できます。慣例として、unique_id 値に vCenter または ESX サーバーのホスト名を指定することができます。

vmware.service.unique_id.userid

vmware.service.unique_id.userid カスタム・プロパティーは、vCenter または ESX サーバーにアクセスするためのユーザー ID を指定します。

このプロパティーには、例えば、次のような値を入力します。
root

カスタム・プロパティー名の unique_id の値はオプションです。各 vCenter または ESX サーバーに複数のカスタム・プロパティーを指定する場合は、unique_id の値を指定できます。例えば、このカスタム・プロパティーに「vmware.service.vmwareserver1.userid」などという名前を設定できます。慣例として、unique_id 値に vCenter または ESX サーバーのホスト名を指定することができます。

vmware.service.unique_id.password

vmware.service.unique_id.password カスタム・プロパティーは、vCenter または ESX サーバーにアクセスするためのパスワードを指定します。

このプロパティーには、例えば、次のような値を入力します。
myPassword
この値は、エンコードされたパスワードにすることもできます。 パスワードをエンコードする場合は、encodePassword.sh|bat スクリプトを使用してください。 このスクリプトは、install_root¥bin ディレクトリーにあります。

カスタム・プロパティー名の unique_id の値はオプションです。各 vCenter または ESX サーバーに複数のカスタム・プロパティーを指定する場合は、unique_id の値を指定できます。例えば、このカスタム・プロパティーに「vmware.service.vmwareserver1.password」などという名前を設定できます。慣例として、unique_id 値に vCenter または ESX サーバーのホスト名を指定することができます。




関連概念
VMware Infrastructure 3 プラットフォームおよび WebSphere Virtual Enterprise
関連タスク
VMware Infrastructure 3 プラットフォームおよび WebSphere Virtual Enterprise
関連資料
encodePassword.sh|bat スクリプト
参照トピック    

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最終更新: 2009/09/17 16時33分25秒EDT
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wxdinfo/v6r1m1/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.ops.doc/info/reference/rvmcustprop.html