プロファイルを使用すると、動的クラスター・ノードのスタッキング数を決定できます。
スタッキング数とは、ノードのすべての能力を使用するために必要となるクラスター・インスタンスの数です。
始める前に
- アプリケーションに内部ボトルネックがあるかどうかを判別します。
詳しくは、垂直スタッキングの構成
を参照してください。
このタスクについて
管理コンソールの「
同一ノードで複数のノードが開始状態であることを許可する」の設定により、そのノードで垂直スタッキングが使用可能になります。
このオプションを選択する場合は、同一ノード上で開始するインスタンスの数を指定する必要があります。
この値がスタッキング数です。
スタッキング数は、アプリケーションのプロファイルによって決定できます。
動的クラスターが同種で、動的クラスターのすべてのノードが同様の機能を持つ場合、プロファイルを作成し、1 つのノードのみでスタッキング数を判別する必要があります。
動的クラスターのメンバー・ノードが異種であり、能力が異なる場合は、各ノードのプロファイルを作成し、各ノードごとにスタッキング数を決定する必要があります。
プロシージャー
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テスト・ノードで 1 つのサーバー・インスタンスを開始します。
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そのノードの CPU 使用率および平均スループットのカーブを確認します。
グラフを表示するには、をクリックします。
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ノードの使用率が 90% から 100% の目標に到達するように、ノードの負荷を増加させます。
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90% から 100% のノード使用率に到達できない場合は、そのテスト・ノードに別のサーバー・インスタンスを追加して開始します。
ノード使用率が 90% から 100% になるまでサーバー・インスタンスを継続して追加します。
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テスト・ノード上のサーバー・インスタンスの現在の数が、スタッキング数です。
管理コンソールでスタッキング数を構成できるように、この数を覚えておいてください。
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動的クラスターに異種のメンバー・ノードがある場合は、各ノードに対して上記のステップを繰り返し、各ノードごとのスタッキング数を記録します。
次に実行する作業
クラスターの垂直スタッキングを使用可能に設定します。
垂直スタッキングが有効であると、オートノミック・マネージャーは、スタックされた各サーバー・インスタンスで使用されるプロセッサー・パーセンテージを制限できます。単一インスタンスによって使用可能なプロセッサーの比率を判別する一般的な数式は、100%/maximum_number_of_stacked_instances です。
例えば、1 つのノードに 3 つのスタックされたサーバー・インスタンスがある場合は、33% を超えるプロセッサーを使用しないよう単一サーバー・インスタンスのワークロードが制限されます。