WebSphere Virtual Enterprise, Version 6.1.1
             オペレーティング・システム: AIX , HP-UX, Linux, Solaris, Windows,


ポート番号設定

WebSphere® Virtual Enterprise のさまざまな構成プロセスで使用されるデフォルトのポート番号を識別して、 ポートの競合を回避します。

デプロイメント・マネージャーとノード・エージェント・サーバー・プロセス間で稼働中の ファイアウォールにおいて特定のポートをオープンし、バージョン 6.1 のリソースの構成中、 または他のアプリケーションに対するポート番号の割り当て中に、 他の割り当て済みポートと競合しないようにします。また、ファイアウォールを構成するときに、 特定のポート番号に対するアクセスを使用可能に設定します。

ポートを変更する場合、 または割り当て済みのポートを確認する場合は、Install_Root¥config¥cells¥cellname¥nodes¥nodename¥serverindex.xml ファイル内の ポート割り当てを確認してください。複数のノードが存在する場合は、 各ノードについてポート割り当てを確認する必要があります。

以下の表は、 ノード・エージェント・サーバーがデフォルトで使用するポート割り当てのリストです。アプリケーション・サーバー・ノードをデプロイメント・マネージャー・セルに統合する場合、デプロイメント・マネージャーは、アプリケーション・サーバー・ノード上でノード・エージェント・サーバー・プロセスをインスタンス化します。ノード・エージェント・サーバーは、デフォルトでは以下のポート割り当てを使用します。複数のプロセスが同一のノード上で 1 つのポートを共有している場合、 その構成は、追加されるプロセスに対して次の番号を順番に使用します。例えば、3 つのプロセスが実行中の場合、 各プロセスの BOOTSTRAP_ADDRESS ポートは、2809、2810、および 2811 となります。

デフォルトのポート定義の詳細なリストについては、『WebSphere Application Server バージョンにおけるポート番号設定』を参照してください。セキュリティー・ポートについては、『http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=pix&product=was-nd-dist&topic=tsecinboundtransportインバウンド・トランスポートの構成』を参照してください。

表 1. バージョン 6.1 ノード・エージェント・サーバー・プロセスのデフォルト・ポート定義
ポート名 説明 デフォルト値 (複数のプロセスの場合増分)
BOOTSTRAP_ADDRESS

ネーム・サービスが listen する TCP/IP ポート。 このポートは、RMI コネクター・ポートにもなっています。このポートの指定は、管理コンソールまたは chgwassvr スクリプトで行います。詳しくは、 chgwassvr スクリプトを参照してください。

2809
ORB_LISTENER_ADDRESS

アプリケーション・サーバーのオブジェクト・リクエスト・ブローカー (ORB) が要求がないか listen する TCP/IP ポート。これは、ノードのロケーション・サービス・デーモンが listen するポートにもなっています。このポートの指定は、管理コンソールまたは chgwassvr スクリプトで行います。詳しくは、 chgwassvr スクリプトを参照してください。

9100
SAS_SSL_SERVERAUTH_LISTENER_ADDRESS

Secure Association Services (SAS) がインバウンド認証要求を listen する TCP/IP ポート。このポートの指定は、管理コンソールまたは chgwassvr スクリプトで行います。詳しくは、 chgwassvr スクリプトを参照してください。

9901
CSIV2_SSL_MUTUALAUTH_LISTENER_ADDRESS

Common Secure Interoperability バージョン 2 (CSIV2) サービスがインバウンド・クライアント認証要求を listen する TCP/IP ポート。このポートの指定は、管理コンソールまたは chgwassvr スクリプトで行います。詳しくは、 chgwassvr スクリプトを参照してください。

9202
CSIV2_SSL_SERVERAUTH_LISTENER_ADDRESS

Common Secure Interoperability バージョン 2 (CSIV2) サービスがインバウンド・サーバー認証要求を listen する TCP/IP ポート。このポートの指定は、管理コンソールまたは chgwassvr スクリプトで行います。詳しくは、 chgwassvr スクリプトを参照してください。

9201
NODE_DISCOVERY_ADDRESS

ノード・エージェントのノード・ディスカバリー・サービスが listen する TCP/IP ポート。このポートの指定は、管理コンソールまたは chgwassvr スクリプトで行います。詳しくは、 chgwassvr スクリプトを参照してください。

7272
NODE_MULTICAST_DISCOVERY_ADDRESS

ノード・エージェントが listen するマルチキャスト・ディスカバリー・サービスの TCP/IP ポート。このポートの指定は、管理コンソールまたは chgwassvr スクリプトで行います。詳しくは、 chgwassvr スクリプトを参照してください。

5000
SOAP_CONNECTOR_ADDRESS

このポートは、wsadmin を使用する時に JMX 呼び出しの SOAP 接続を使用可能するために、すべての WebSphere プロセスで必要とされます。

8879
OVERLAY_UDP_LISTENER_ADDRESS

ピアツーピア (P2P) 通信に使用されます。ODC (オンデマンド構成) および非同期 PMI コンポーネントがトランスポートに P2P を使用します。このポートは、すべての WebSphere Extended Deployment プロセスで必要とされます。

11001
OVERLAY_TCP_LISTENER_ADDRESS

P2P 通信に使用されます。ODC (オンデマンド構成) および非同期 PMI コンポーネントがトランスポートに P2P を使用します。このポートは、すべての WebSphere Extended Deployment プロセスで必要とされます。

11002
XD_AGENT_PORT

デプロイメント・マネージャー、ノード・エージェント、およびミドルウェア・エージェントに、それぞれ 1 つの XD_AGENT_PORT があります。OVERLAY ポートと異なり、アプリケーション・サーバーは XD_AGENT_PORT では構成されません。デプロイメント・マネージャー、ノード・エージェント、およびミドルウェア・エージェントの間の通信を使用可能にするために使用されます。ODR では、このポートを使用して、ノード・エージェントを含む他のサーバーから情報を収集します。このポートは、WebSphere Virtual Enterprise ODR が管理しているすべてのサーバーに対して使用可能になっている必要があります。

7061
DRS_CLIENT_ADDRESS
非推奨: このポートは推奨されておらず、この製品の現行バージョンでは使用されなくなっています。
7873

addNode コマンドの操作中、filetransfer アプリケーションは、 デフォルトでポート 9090 を使用します。filetransfer アプリケーションは、 管理コンソールが使用するものと同じ HTTP トランスポート・ポートを使用します。セキュリティーが有効になっている場合、デフォルトの保護された ポート 9043 が、ファイアウォール内でオープンされている必要があります。ポートを変更する場合、 または割り当て済みのポートを確認する場合は、Install_Root¥config¥cells¥cellname¥nodes¥nodename¥servers¥dmgr¥server.xml ファイル内の ポート割り当てを確認してください。

表 2. fileTransfer アプリケーションのデフォルト・ポート定義
ポート名 デフォルト値
デフォルトの fileTransfer アプリケーション・ポート 9090
保護されている場合 - デフォルトの fileTransfer アプリケーション・ポート 9043

組み込みメッセージング・サーバーのフィーチャーを備えたアプリケーション・サーバー・ノードをデプロイメント・マネージャー・セルに統合と、 デプロイメント・マネージャーは、アプリケーション・サーバー・ノード上に、Java™ Message Service (JMS) のサーバー・プロセスである jmsserver のインスタンスを生成します。以下の表は、JMS サーバーがデフォルトで使用するポート割り当てのリストです。

表 3. JMS サーバーのデフォルト・ポート定義
ポート名 デフォルト値
JMSSERVER_DIRECT_ADDRESS 5559
JMSSERVER_QUEUED_ADDRESS 5558
SOAP_CONNECTOR_ADDRESS 8879
JMSSERVER SECURITY PORT 5557



関連概念
ミドルウェア・エージェント
ミドルウェア・ノードおよびミドルウェア・サーバー
関連タスク
プロファイルを拡張するグラフィカル・ユーザー・インターフェースの使用
参照トピック    

ご利用条件 | フィードバック

最終更新: 2009/09/17 16時33分25秒EDT
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wxdinfo/v6r1m1/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.ops.doc/info/reference/rportnumbers.html