WebSphere Virtual Enterprise, Version 6.1.1
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保守モードの設定

ノードまたはサーバー上で診断テスト、保守、または調整を行う前に保守モードを設定します。保守モードを使用すれば、保守モードのサーバーまたはノードを宛先としたクライアント・トラフィックを別のサーバーまたはノードにルーティングすることにより、クライアント要求の混乱を防ぐことができます。

始める前に

管理コンソールに表示されるサーバーまたはノード上で保守モードを設定できます。

構成されたノードを表示するには、 「システム管理」 > 「ミドルウェア・ノード」をクリックします。 構成されたすべてのサーバーを表示するには、「サーバー」 > 「すべてのサーバー」をクリックします。

保守モードは、 オンデマンド・ルーター (ODR) またはプロキシー・サーバーで要求を送信するときに使用できます。 Web サーバーを使用して要求を送付する場合は、保守モードは認識されません。

このタスクについて

ノードまたはサーバーが実行 状態のときは、動的操作環境ではノードまたはサーバーがアプリケーション要求を処理するために使用可能になっているものと見なされます。問題が発生したときは、ノードまたはサーバー上で診断、保守、または 調整を行う必要があります。問題を判別する一方で、保守モード を使用して、ノードまたはサーバーへのトラフィックの送付を止めます。

サーバーが保守モードのときは、アプリケーション配置コントローラーはサーバーを制御できません。サーバーは動的クラスターの最小または最大実行インスタンスの設定には含まれません。垂直スタッキングの場合、保守モードのサーバー数を差し引いた最大構成値が、サーバーがノード上で作成される必要があるかどうかを決定するために使用されます。 この方法を使用すると、動的クラスター・インスタンスが保守モードおよび保守モード解除に切り替わっても、動的操作環境では構成されたインスタンスの最大数を維持するためにサーバー・インスタンスを作成または破棄しません。

2 つのルーティング・ポリシー、permitMM および permitstickyMM は、保守モードで HTTP トラフィックをサーバーに送付するためのみに使用できるワーク・クラスのマッチング・アクションです。詳しくは、ルーティング・ポリシーおよびサービス・ポリシー を参照してください。

プロシージャー

結果

HTTP および Session Initiation Protocol (SIP) のトラフィックは、保守モードに設定したノードまたはサーバーには送付されません。Enterprise JavaBeans (EJB) アフィニティーは中断されません。EJB アフィニティーおよび Java Message Service (JMS) のトラフィックを持つ要求は、保守モードのサーバーに送付されます。

次に実行する作業

また、ヘルス・コントローラーは、サーバーの保守モードをヘルス・ポリシーに違反した場合のアクションとして使用します。例えば、応答時間超過条件を使用し、 応答時間が指定されたサーバーの最大値を超えた場合は、 サーバーは保守モードに移ることができます。



関連タスク
ヘルス・ポリシーの作成
ODR の作成
関連情報
保守モード管理用タスク
ルーティング・ポリシーおよびサービス・ポリシー
タスク・トピック    

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最終更新: 2009/09/17 16時31分49秒EDT
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