WebSphere Virtual Enterprise, Version 6.1.1
             オペレーティング・システム: AIX , HP-UX, Linux, Solaris, Windows,


信頼できるプロキシー・サーバーとしての Web サーバーの構成

環境が Web サーバーを含むトポロジーから構成される場合、そのサーバーを信頼できるセキュア・プロキシー・サーバーとして構成する必要があります。セキュア・プロキシー・サーバーを構成することで、Web サーバーが信頼できるセキュア・プロキシーとなるので、オンデマンド・ルーター (ODR) が要求を受信できることをそのオンデマンド・ルーターに通知することができます。

始める前に

最初に、アプリケーション・サーバー・ノードへ作業を送付するために WebSphere® Virtual Enterprise が使用する拡張機能プロキシーである ODR を作成する必要があります。詳しくは、ODR の作成 を参照してください。

このタスクについて

Web サーバーは、信頼できるセキュア・プロキシーとして構成する必要があります。これは、信頼できるセキュリティー・プロキシーは、仮想ホスト名やユーザー ID などの情報を秘密 HTTP ヘッダーで ODR に渡すことができるためです。Web サーバーは、着信要求を読み取って、それらの要求がどの ODR に送付されるのかを確認します。信頼できないプロキシーから受信した秘密ヘッダーは、ODR により廃棄されます。この構成フィールドにより、ODR サーバー以外の仲介は、要求はそれらの仲介を信頼するためのものであることを ODR に明示的に示して、要求を処理することができます。信頼できるセキュリティー・プロキシーは、ODR よりも前に要求を受信して、その要求を ODR に転送します。例えば、WebSphere Application Web サーバー・プラグインのある Web サーバーが ODR に要求を転送する場合、その Web サーバーは信頼できるセキュリティー・プロキシーとして構成されている必要があります。
図 1. Web サーバーを含む、単純 WebSphere Virtual Enterprise 環境対応の構成のトポロジー例
単純な WebSphere Virtual Enterprise 対応の構成

プロシージャー

  1. Web サーバーを信頼できるプロキシー・サーバーとして構成するには、管理コンソールで「サーバー」>「オンデマンド・ルーター」> 「on_demand_router_name」> 「オンデマンド・ルーター・プロパティー」>「オンデマンド・ルーターの設定」をクリックします。
  2. Web サーバーの名前を「信頼できるセキュリティー・プロキシー」に指定します。 この構成フィールドにより、ODR サーバー以外の中継局は、指定された Web サーバーを信頼できることを ODR に明示的に示して、要求を処理できるようになります。このフィールドでは、インターネット・プロトコルまたは完全修飾ホスト名を使用します。例えば、myhost.com または 10.1.1.1 などの IP アドレス。
  3. 適用」をクリックします。
  4. 保存」をクリックしてください。

結果

Web サーバーが信頼できるプロキシー・サーバーとして構成されました。



関連概念
要求フロー優先順位付けの概要
関連タスク
ODR の構成
動的操作のためのホスト環境の準備
ODR の作成と構成
関連資料
createodr.jacl スクリプト
タスク・トピック    

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最終更新: 2009/09/17 16時30分32秒EDT
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