WebSphere Extended Deployment Compute Grid, Version 6.1.1
             オペレーティング・システム: AIX , HP-UX, Linux, Solaris, Windows,


ジョブ・クラス

ジョブ・クラスは、グリッド・ジョブによるリソース使用量の制限を指定します。 ジョブ・クラスにより、グリッド・ジョブのセットごとのリソース使用量のポリシーが設定されます。 このポリシーにより、実行時間、並行ジョブの数、ジョブ・ログ、およびジョブ出力キュー・ストレージが制御されます。 ジョブ・クラスの機能によって適用される各制限は、このセクションにリストされています。

ジョブ・クラスは、管理コンソールを使用して構成することができ、jobclass.xml という名前の .xml ファイルで <install_root>/ profiles/Dmgr/config/cells/<cellname>/gridjobclasses/ ディレクトリーに保管されます。それぞれのジョブは、1 つのジョブ・クラスに割り当てられます。

ジョブ・クラスにより、次のポリシーが設定されます。

  1. 実行時間 - システムにより自動的にキャンセルされるまでの、ジョブが実行可能な最大時間。
  2. 並行ジョブ数 - 指定されたジョブ・クラスの各ジョブが並行してディスパッチされる最大数。
  3. ジョブ・ログの保存 - 経過時間に達したジョブ・ログの削除に関するルールを指定します。 保存は、以下のように、時間またはスペースによって指定できます。
    • 時間 - 日数の整数値で指定します。 N 日より古い指定されたクラスのジョブ・ログは、システムにより自動的に削除されます。
    • スペース - メガバイトで指定します。 指定されたクラスのジョブ・ログは、ジョブ・ログによって使用されているスペースの合計が指定された最大値を超過した場合に、エンドポイント上の古いログから順番に削除されます。
  4. ジョブ出力キュー - ジョブ出力キュー上のジョブを削除するルールを指定します。 ジョブは、完了、停止、またはキャンセルの後、出力キューに置かれます。 出力キューのポリシーでは、以下の設定により出力キューの自動的なパージが可能です。
    • 時間 - 日数の整数値で指定します。 N 日より古い指定されたクラスのジョブ・ログは、システムにより自動的に削除されます。
    • 数 - ジョブ数の整数値で指定します。 指定されたクラスの出力キュー上のジョブ数がこの数を超過すると、合計数が指定された数より少なくなるまで、古いジョブから順番に削除されます。

ジョブ・クラスにより適用される制限を以下に示します。




関連概念
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Compute Grid ジョブのサービス・ポリシーの定義
概念のトピック    

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最終更新: 2009/09/17 16時38分56秒EDT
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