Compute Grid アプリケーションは、 グリッド・プログラミング・モデルの 1 つに準拠する Java 2 Platform Enterprise Edition (J2EE) アプリケーションです。 グリッド作業はジョブとして表現され、ジョブはステップで構成され、ジョブ内の全ステップは順番に処理されます。
ネイティブ・アプリケーションは、プログラミングおよびコンポーネントのモデルには制約されません。 UNIX タイプまたは Windows システムのバックグラウンド・コマンドとして実行可能な任意のプログラムが、ネイティブ・アプリケーションのカテゴリーに適合します。 ネイティブ・アプリケーションは、Java、ネイティブのコンパイル言語 (C++ および COBOL など)、およびスクリプトを使用して実装できます。
ジョブは、実行依頼されると即座に、そのジョブ・クラスの許可された最大同時ジョブ数を上限に、各エンドポイントにディスパッチされます。 詳しくは、ジョブ・クラス を参照してください。 デフォルトは 25 であり、管理コンソールのジョブ・スケジューラー・パネルを使用して構成されます。 「システム管理」>「ジョブ・スケジューラー」をクリックします。
xJCL - ジョブ定義
ジョブは、XML ジョブ制御言語 (xJCL) と呼ばれる XML の方言を使用して表現されます。 この方言には、数値計算ジョブおよびバッチ・ジョブの両方に必要なすべての情報を表現する構文がありますが、xJCL の一部のエレメントは数値計算ジョブまたはバッチ・ジョブのいずれかのみに適用されます。 xJCL について詳しくは、サンプル・アプリケーションに提供されている xJCL および xJCL スキーマ文書を参照してください。 ジョブの xJCL 定義は、Compute Grid アプリケーションの一部ではありません。 この定義は別個に構成され、実行時にジョブ・スケジューラーに実行依頼されます。 ジョブ・スケジューラーは xJCL 内の情報を使用して、 ジョブを実行する場所と時間を決定します。
ジョブの実行依頼および制御
xJCL ジョブは、以下のインターフェースを使用して実行依頼され、制御されます。
グリッド・エンドポイント
Compute Grid アプリケーションは、特別なランタイム環境で実行されます。 このランタイム環境は、製品が提供する J2EE アプリケーション、グリッド実行環境 (GEE) により提供されます。 このアプリケーションは、Compute Grid アプリケーションのインストール時にシステムにより自動的にデプロイされます。このアプリケーションは、ジョブ・スケジューラー と Compute Grid アプリケーション の間のインターフェースとして機能します。 また、数値計算アプリケーションおよびバッチ・アプリケーションの両方のランタイム環境を提供します。