ジョブ・スケジューラー はジョブの実行依頼を受け入れ、実行する場所と時間を決定します。ジョブ管理の一部として、ジョブ・スケジューラー はジョブ情報を外部のジョブ・データベースに保持します。ジョブ・スケジューラー の構成では、スケジューラーに構成されるデプロイメント・ターゲット、データ・ソースの JNDI 名、データベース・スキーマ名、およびエンドポイントのジョブ・ログの場所を選択します。
デフォルト以外のジョブ・スケジューラー・データベースを作成する方法については、ジョブ・スケジューラー・データベースの作成 を参照してください。
Compute Grid コンポーネントを Operations Optimization コンポーネントとともに使用している場合、ジョブ・スケジューラーとのアプリケーションの動的配置機能がサポートされます。アプリケーション配置コントローラーは、スケジューラーおよびオートノミック要求フロー・マネージャーと同様、オンライン作業負荷とバッチ作業負荷の両方を動的クラスターで処理している限り、サーバーの過負荷保護機能を提供します。この過負荷保護機能は、静的クラスター・メンバーではサポートされていません。バッチ・ジョブは CPU を多く消費し、長時間実行される場合があるため、使用率の制限を超過する可能性があります。
Compute Grid コンポーネントを Operations Optimization コンポーネントとあわせてインストールした場合、ジョブ・スケジューラーはエンドポイント選択プロセスの際にアプリケーション配置コントローラーを参照します。ジョブ・スケジューラーでカスタム・プロパティー UseAPCEndpointSelection; value = false を構成して、アプリケーション配置コントローラーとジョブ・スケジューラーの統合を無効にすることができます。 ジョブ・スケジューラーのエンドポイント選択プロセス中に、アプリケーション配置コントローラーを使用不可にするには、このカスタム・プロパティーを使用します。
セル内で実行中の Compute Grid アプリケーションのアクティブ・エディションが複数ある場合、カスタム・プロパティー default.edition.AppName=Edition を指定することができます。ここで、AppName はアプリケーション名、Edition はインストール字に指定したアプリケーション・エディションです。例: default.edition.TestBatchApplication=1.0 アプリケーション・エディションが定義されていない場合は、「Base」を使用します。次のコードに示すように、xJCL でエディションが指定されていない場合は、ジョブ・スケジューラーによって、アプリケーションのデフォルト・エディションをホストするエンドポイントへジョブが送信されます。
<job-scheduling-criteria> <required-capability expression="application_property$edition=1.0" /> </job-scheduling-criteria>
ジョブ・スケジューラーは、管理コンソールを使用するか、スクリプト記述により構成することができます。スクリプト言語を使用してジョブ・スケジューラーを構成するには、このページ下部の関連リンク・セクションにあるジョブ・スケジューラーの構成管理タスクのリンクを使用してください。管理コンソールを使用してジョブ・スケジューラーを構成する場合は、以下の手順を参照してください。