WebSphere Extended Deployment Compute Grid, Version 6.1.1
             オペレーティング・システム: AIX , HP-UX, Linux, Solaris, Windows,


バッチ戻りコード

バッチ・ジョブの戻りコードは、getBatchJobRC EJB インターフェース、getBatchJobRC Web サービス、または、lrcmd getBatchJobRC cmd オプションを使用して取得されます。

以下の表は、Compute Grid によって使用されるシステム・バッチ・ジョブ戻りコードをリストしています。バッチ・ジョブの戻りコードは、 JobStatusConstants (com.ibm.websphere.longrun.JobStatusConstants API を参照) または JobSchedulerConstants (com.ibm.websphere.longrun.JobSchedulerConstants API を参照) と混同しないでください。JobStatusConstants は、サブミット、終了、再始動可能、取り消し済み、または、実行失敗などのジョブの状況を表します。

ジョブ状況は、getJobStatus EJB インターフェース、getJobStatus Web サービス・インターフェースを使用するか、ジョブ管理コンソール (JMC) によって取得できます。JobSchedulerConstants は、複数のジョブを含む要求に対してジョブ・スケジューラーが返す操作状態を表します (例: int[] cancelJob( String[] jobid ))。これらの状態には、次のようなものがあります。
  1. ジョブが存在しない。
  2. ジョブが無効な状態にある。
  3. データベース例外が発生した。
表 1. 戻りコードと説明
戻りコード 説明
0

ジョブが正常に終了

-1

内部プロトコル・エラー - WSGrid ユーティリティー

-2

入力パラメーター・エラー - WSGrid ユーティリティー

-4

ジョブが中断

-8

ジョブは取り消された

-10

ジョブは強制的に取り消された (z/OS のみ)

-12

ジョブが失敗し、再始動可能な状態にある

-14

ジョブが失敗し、実行失敗の状態**

-16

深刻な失敗 - WSGrid ユーティリティー

注: ** この戻りコード値は、アプリケーションが processJobStep メソッドから BatchConstants.STEP_COMPLETE_EXECUTION_FAILED を返す場合は適用されません。この場合、戻りコードはアプリケーションによって決定されます。

バッチ・アプリケーションでのエラー報告には、2 つのオプションが使用されます。最初のオプションは、エラーが検出された場合にアプリケーションが例外をスローするものです。この場合、バッチ・ジョブの戻りコードが -12 でジョブは終了となり、バッチ・ジョブの状況は、再始動可能 になります。2 番目のオプションは、アプリケーションが processJobStep メソッドから BatchConstants.STEP_COMPLETE_EXECUTION_FAILED 戻りコード (com.ibm.websphere.batch.BatchConstants API を参照) を返し、destroyJobStep メソッドからアプリケーション固有の戻りコードを返すものです。この場合、ジョブは終了となり、バッチ・ジョブの状況は、実行失敗 になります。destroyJobStep メソッドで設定されたステップ戻りコードは、ジョブ・ステップに指定されたあらゆる結果アルゴリズムに渡され、ジョブの戻りコードに作用するために使用されて、失敗の特定の原因を示します。




関連情報
バッチ・ジョブ・ステップ
バッチ・データ・ストリーム
チェックポイント・アルゴリズム
結果アルゴリズム
エディションのロールアウト
POJO プログラミング・モデル
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最終更新: 2009/09/17 16時38分56秒EDT
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