WebSphere Extended Deployment Compute Grid, Version 6.1.1
             オペレーティング・システム: AIX , HP-UX, Linux, Solaris, Windows,


共通問題

WebSphere Extended Deployment Compute Grid コンポーネントでは、予想されていない動作が発生する場合があります。

トラブルシューティング

このセクションでは、WebSphere Extended Deployment Compute Grid が機能しない、 または予期したとおりに機能しない場合の問題に対するソリューションを見つける方法について説明します。

デフォルトの Derby データベースの障害によってジョブの実行依頼が失敗する

  • <user_install_root>/gridDatabase ディレクトリーに LRSCHED データベースが正常に作成されているかどうかを確認します。
  • データベースのファイル・アクセス権を確認します。
  • Derby は、単一のスケジューラー構成においてのみサポートされます。 複数のスケジューラーによって構成されているセルは、共有 RDBMS を使用する必要があります。例えば、DB2 です。

ジョブの実行依頼が失敗し、次のメッセージが出力される: 実行するアプリケーションがエンドポイントにデプロイされていないため、 ジョブ定義 <xJCL ファイル> を実行依頼できません。

  • アプリケーションがエンドポイント・サーバーにインストールされているか確認します。
  • XJCL 内で指定されているジョブ名またはアプリケーション名が、アプリケーションの名前と一致しているか確認します。
  • ログ内にジョブ・スケジューラーおよびエンドポイント・サーバーに関する ODC 例外がないかどうかを確認します。

大量 (数百または数千) のジョブが実行依頼されたときに、ジョブのディスパッチングが遅くなる

管理コンソールから、ジョブ・スケジューラーの「カスタム・プロパティー」パネルで、MaxConcurrentDispatchers カスタム・プロパティーを 設定することによって、ディスパッチャー・スレッドの数を増やします。

デフォルトの Derby データベースの障害によってジョブの実行が失敗する

  • <user_install_root>/gridDatabase ディレクトリーに LREE データベースが正常に作成されているか確認します。
  • データベースのファイル・アクセス権を確認します。

DB2 を使用したバッチ・ジョブ実行中のデータベース・エラー

  • LREE データベースが正常に作成されているかどうかを確認します。
  • デフォルトの Derby データ・ソース JNDI 名 (jdbc/lree) は、DB2 と一緒には使用できません。非デフォルトの Derby データベースの新規データ・ソースを作成します。

z/OS でネイティブ実行ジョブの実行依頼が失敗する

z/OS では、ネイティブ実行ジョブはサポートされていません。

ジョブがサーバー ID を持つファイルを作成する

ジョブが実行依頼者の資格情報に基づいて実行されるように、WebSphere 変数 RUN_JOBS_UNDER_USER_CREDENTIAL を 設定します。分散アプリケーションおよび z/OS で、ジョブをユーザーの資格情報に基づいて実行できますが、 動作が若干異なります。分散アプリケーションでは、スレッドがユーザーの資格情報を持っていても、 ファイルはサーバー ID を付加されて作成されます。z/OS では、Java のスレッドがオペレーティング・システムのスレッドと同期し、 ファイルはユーザーの ID を付加されて作成されます。

バッチ・アプリケーションが Java 2 Security と連動しない

ジョブが実行依頼者の資格情報に基づいて実行されるように、WebSphere 変数 RUN_JOBS_UNDER_USER_CREDENTIAL を 設定します。分散アプリケーションおよび z/OS で、ジョブをユーザーの資格情報に基づいて実行できますが、 動作が若干異なります。分散アプリケーションでは、スレッドがユーザーの資格情報を持っていても、 ファイルはサーバー ID を付加されて作成されます。z/OS では、Java のスレッドがオペレーティング・システムのスレッドと同期し、 ファイルはユーザーの ID を付加されて作成されます。
  • アプリケーションのセキュリティーがオンになっているかどうかを確認します。
  • アプリケーションのポリシー・ファイルで、権限 SecOwnCredentials および ContextManager.getServerCredential を許可します。



関連情報
ジョブ・ログを使用した問題の診断
参照トピック    

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最終更新: 2009/09/17 16時38分07秒EDT
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