パッケージ記述子と関連バイナリー・ファイルのダウンロード
製品環境を拡張するには、追加インストール・パッケージおよび
保守ファイルを集中インストール・マネージャー・リポジトリーにダウンロードして、
後でインストール・ターゲットにインストールします。このトピックを使用して、
ご使用の集中インストール・マネージャー・リポジトリーにあるインストール・パッケージ
および保守ファイルを管理します。
始める前に
最初に、集中インストール・マネージャー・リポジトリーをインストールし、
ホスト・ワークステーション上で、そのリポジトリーに 1 つ以上の製品パッケージを追加します。
このタスクは、WebSphere® Virtual Enterprise インストール・プロセス中に完了してください。詳しくは、製品のインストール
を参照してください。
または、集中インストール・マネージャー・リポジトリー・ツールを使用して、
1 つ以上の製品パッケージをリポジトリーに追加することもできます。
このツールは、WebSphere Virtual Enterprise の
インストール時にのみ、自動的にインストールされます。リポジトリー・ツールについて詳しくは、
集中インストール・マネージャー・リポジトリー・ツールを使用した製品の追加
を参照してください。
このタスクについて
管理コンソールで、
新規または追加インストール・パッケージの記述子ファイルおよび関連バイナリー・ファイルを
集中インストール・マネージャー・リポジトリーにダウンロードします。必要となる可能性があるプラットフォームのバイナリー・ファイルのみを
選択的にダウンロードすることができ、また、
IBM
® サポート Web サイトから特定の保守ファイルをダウンロードすることができます。次のリストでは、
4 つのタイプのインストール・パッケージが提供されます。
- 製品インストール
- このタイプには、WebSphere Virtual Enterprise、WebSphere Extended Deployment Compute Grid、WebSphere eXtreme Scale という 3 つの WebSphere Extended Deployment 製品のいずれかが含まれます。このインストール・
タイプの記述子ファイルおよびバイナリー・ファイルは製品インストール中に組み込まれるので、
これらのファイルはダウンロードできません。
- リフレッシュ・パックまたはフィックスパック
- 特定のプラットフォームに基づくこのタイプのバイナリー・ファイルをダウンロードできます。
- 保守ツール
- このタイプには、IBM Update Installer for WebSphere Software が含まれます。
これは、WebSphere Virtual Enterprise および WebSphere Application Server Network Deployment 環境に保守を適用するために使用できるツールです。集中インストール・マネージャーを使用して保守をリモート・ワークステーションに適用する前に、
最新レベルの Update Installer をダウンロードする必要があります。
問題の回避: デプロイメント・マネージャーに保守をインストールするには、
Update Installer を使用する必要があります。
gotcha
セルに保守を適用する前に、最初にデプロイメント・マネージャーに保守を適用します。まず、
集中インストール・マネージャーを使用して、必要なファイルをダウンロードします。これらのファイルは、初期インストール・プロセス中に指定したリポジトリーに保管されます。
リポジトリーのロケーションは、
WAS_HOME/properties/cimgr.props ファイル内の
CENTRALIZED_INSTALL_REPOSITORY_ROOT プロパティーでも指定されています。
- 暫定修正
- プログラム診断依頼書 (APAR) の識別番号を検索し、
「検索」をクリックして、特定の暫定修正をダウンロードします。
このページに アクセスするには、をクリックします。
プロシージャー
-
テーブルに記述子が含まれていない場合、「パッケージの追加」をクリックして、
新規インストール・パッケージ記述子を集中インストール・マネージャー・リポジトリーに
ダウンロードします。
「ダウンロード記述子」パネルが表示されます。
ヒント: 選択するパッケージ・タイプの記述子ファイルが
製品インストールの一部として含まれていないことを確認します。
製品インストール中に組み込まれるインストール・パッケージ記述子は、
次のリストに提供されます。
- WebSphere Application Server Network Deployment の保守
- WebSphere Extended Deployment の保守
- Update Installer for WebSphere Software
- WebSphere Virtual Enterprise (パッケージが
インストールされる場合)
- WebSphere Extended Deployment Compute Grid (パッケージが
インストールされる場合)
-
リストから 1 つ以上の記述子ファイルを選択し、「ダウンロード」をクリックします。
ダウンロードされた記述子ファイルは、「インストール・パッケージ」パネルに表示できます。
ダウンロードされたファイルが
すぐに表示されない場合、最新表示アイコンをクリックして、テーブルの内容を最新表示します。
上記のリスト内のインストール・パッケージのバイナリー・ファイルをダウンロードするには、
記述子の名前をクリックして、ステップ 3 に進みます。IBM サポート Web サイトから追加パッケージ
記述子をダウンロードするには、「パッケージの追加」をクリックします。
-
「インストール・パッケージ」パネルからバイナリー・ファイルをダウンロードします。
ダウンロードした特定の記述子ファイルの関連バイナリー・ファイルをダウンロードすることができます。
また、記述子ファイルが既に含まれている可能性がある、他のパッケージ・タイプのバイナリー・ファイルをダウンロードすることができます。
テーブルで各タイプの説明を確認して、ダウンロードするインストール・パッケージの
タイプを決定します。バイナリー・ファイルをダウンロードするステップは、
パッケージ・タイプによって異なります。
- Update Installer が含まれる
リフレッシュ・パック、フィックスパック、または保守ツール
・パッケージ・タイプのバイナリー・ファイルをダウンロードする場合、次のステップを実行します。
- テーブルでパッケージの名前をクリックします。新規パネルが表示されます。
- テーブルで 1 つ以上のプラットフォームを選択し、「ダウンロード」をクリックします。
- 確認ページで「ダウンロード」をクリックしてバイナリーのダウンロードを開始します。ダウンロード・プロセスの開始後、
前のパネルが表示され、ファイルのダウンロード状況を確認できます。必要な場合は、最新表示アイコンをクリックして、テーブルの内容を最新表示します。
- 暫定修正パッケージ・タイプのバイナリー・ファイルをダウンロードするには、
次のステップを完了します。
- テーブルでパッケージの名前をクリックします。新規パネルが表示されます。
- 「ファイルの追加」をクリックして「ファイルのダウンロード」パネルへ進みます。
- 特定の APAR を入力するか、「検索」をクリックして、対応する FTP ロケーションに直接移動します。また、FTP URL を直接指定して、
「ダウンロード・オプション」セクションから「実行」をクリックすることもできます。
- APAR 番号をクリックし、ディレクトリーに含まれる個々の保守ファイルを選択して、
「ダウンロード」をクリックします。これで、バイナリー・ファイルが
集中インストール・マネージャー・リポジトリーにダウンロードされます。
- 確認ページで「ダウンロード」をクリックしてバイナリーのダウンロードを開始します。ダウンロード・プロセスの開始後、
前のパネルが表示され、ファイルのダウンロード状況を確認できます。必要な場合は、最新表示アイコンをクリックして、テーブルの内容を最新表示します。
結果
これで、後でリモート・ワークステーションにインストールする保守ファイルがUpdate Installer・リポジトリーに格納されます。
次に実行する作業
暫定修正、リフレッシュ・パック、またはその他の保守ファイルを特定のインストール・ターゲットにインストールして、
製品環境を更新します。
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