EJB タイマーに関する情報は通常、タイマーを作成するアプリケーショ
ンに固有で、タイマーは作成しているアプリケーションの外では可視ではあ
りません。
したがって、エンタープライズ Bean を含み、EJB タイマー
を作成するアプリケーションで、EJB タイマーの管理を行う必要があります。
ただし、アプリケーション開発中に以下のコマンドを使用することができます。
これらは、いくつかの基本 EJB タイマー管理機能を提供します。これらのコマンドは、
クライアントのみ のインストールでは使用可能ではありません。
findEJBTimers
このコマンドは、
指定されたフィルター基準に基づいて既存の EJB タイマーに関する情報を表示します。
このコマンドの構文は以下のとおりです。
findEJBTimers server filter [options]
filter: -all | -timer | -app [-mod [-bean ]]
-all -timer timer id
-app application name
-mod module name
-bean bean name
options: -host host name
-port portnumber
-conntype connector type
-user userid
-password password
-quiet
-logfile filename
-replacelog
-trace
-help
各部の意味は、次のとおりです。
- server
- EJB タイマーがあるサーバー処理の名前
- -all
- サーバー処理と関連するすべての EJB タイマーを検出
- timer id
- タイマーを一意的に識別する EJB タイマー ID
- application name
- アプリケーションに関連するすべての EJB タイマーを検出
- module name
- モジュールに関連するすべての EJB タイマーを検出
- bean name
- エンタープライズ Bean に関連するすべての EJB タイマー検出
- ホスト名 (host name)
- サーバー処理のホスト名
- portnumber
- サーバー処理のポート
- connector type
- 接続のタイプ。例えば、SOAP、RMI、または NONE。
- userid
- サーバー処理に接続する際に使用するユーザー
- password
- サーバー処理に接続する際に使用するパスワード
- quiet
- 出力を使用不可に設定
- logfile
- ファイルに出力を指示
- replacelog
- コマンドを実行する前に既存のログをクリア
- trace
- トレースを使用可能に設定
- help
- コマンド固有のヘルプを提供
注: 指定するサーバーが、複数のサーバーによって
共有されるスケジューラー・インスタンスを
使用するように構成されている場合、任意のサーバー処理で作成される EJB
タイマーが検出される場合があります。
findEJBTimers コマンドの例については、例: FindEJBTimers コマンド
を参照してください。
cancelEJBTimers
このコマンドは、指定のフ
ィルター基準に基づいて、パーシスタント・ストレージ EJB タイマーから取り消し、除去します。
このコマンドの構文は以下のとおりです。
cancelEJBTimers server filter [options]
filter: -all | -timer | -app [-mod [-bean ]]
-all -timer timer id
-app application name
-mod module name
-bean bean name
options: -host host name
-port portnumber
-conntype connector type
-user userid
-password password
-quiet
-logfile filename
-replacelog
-trace
-help
各部の意味は、次のとおりです。
- server
- EJB タイマーがあるサーバー処理の名前
- -all
- サーバー処理と関連するすべての EJB タイマーを検出
- timer id
- タイマーを一意的に識別する EJB タイマー ID
- application name
- アプリケーションに関連するすべての EJB タイマーを検出
- module name
- モジュールに関連するすべての EJB タイマーを検出
- bean name
- エンタープライズ Bean に関連するすべての EJB タイマー検出
- ホスト名 (host name)
- サーバー処理のホスト名
- portnumber
- サーバー処理のポート
- connector type
- 接続のタイプ。例えば、SOAP、RMI、または NONE。
- userid
- サーバー処理に接続する際に使用するユーザー
- password
- サーバー処理に接続する際に使用するパスワード
- quiet
- 出力を使用不可に設定
- logfile
- ファイルに出力を指示
- replacelog
- コマンドを実行する前に既存のログをクリア
- trace
- トレースを使用可能に設定
- help
- コマンド固有のヘルプを提供
注: 指定するサーバーが、複数のサーバーによって
共有されるスケジューラー・インスタンスを
使用するように構成されている場合、任意のサーバー処理で作成される EJB タイマーが取り消される場合があります。
cancelEJBTimers コマンドの例については、例: CancelEJBTimers コマンド
を参照してください。