WebSphere Application Server for z/OS, Version 6.1   
             オペレーティング・システム: z/OS

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First Failure Data Capture ログ・ファイル・パージの構成

First Failure Data Capture (FFDC) ログ・ファイルは処理の失敗によって生成された情報を保存します。 これらのファイルは、最大日数が経過すると削除されます。 取り込まれたデータは、問題の分析用にログ・ファイルに保管されます。

始める前に

FFDC は、主として IBM サービスが使用するためのものです。 FFDC は、WebSphere Application Server のランタイム時に発生するイベントおよびエラーを 即時に収集します。この情報は、発生して、ログ・ファイルに書き込まれると取り込まれ、 IBM サービス技術員により分析することができます。データは、例外を生成するサーバント領域に対して一意的に識別されます。

デフォルトでは、ログ・ファイルは 7 日後に消去されます。 FFDC ログ・ファイルが使用するディスク・スペースの量について考慮する場合、 消去の間の日数を構成することができます。

FFDC 構成プロパティー・ファイルは、 Application Server 製品インストール・システムの properties ディレクトリーにあります。 ExceptionFileMaximumAge プロパティーは、3 つのファイル ffdcRun.propertiesffdcStart.propertiesffdcStop.properties で同じ値に 設定する必要があります。ExceptionFileMaximumAge プロパティーを設定して、FFDC ログ・ファイルのパージ間の日数を構成することができます。 ExceptionFileMaximumAge プロパティーの値は正数でなければなりません。 FFDC フィーチャーは、Application Server 製品のパフォーマンスには 影響を与えません。

このタスクについて

以下のステップを実行して FFDC ログ ・ファイル・パージ間の日数を構成します。値は日単位で指定します。

プロシージャー

  1. ffdcRun.properties ファイルを開きます。

    このファイルは app_server_root/properties ディレクトリー内にあります。

  2. ExceptionFileMaximumAge プロパティーの値を、FFDC ログ・ファイル・パージ間の日数に変更します。 ExceptionFileMaximumAge プロパティーの値は正数でなければなりません。 デフォルトは 7 日です。例えば、ExceptionFileMaximumAge = 3 はデフォルト時間を 3 日に設定します。FFDC ログ・ファイルは 3 日後にパージされます。
  3. ffdcRun.properties ファイルを保管して、終了します。
  4. 上のステップを繰り返して ffdcStart.properties ファイルと ffdcStop.properties ファイルを変更します。

結果

FFDC ファイル管理機能は、最大経過日数に達した FFDC ログ・ファイルを削除して、サーバー・ジョブ・ログの SYSOUT 内にメッセージを生成します。




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最終更新: Jan 21, 2008 9:12:22 PM EST
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r1/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.zseries.doc/info/zseries/ae/ttrb_ffdcconfig.html