WebSphere Application Server for z/OS, Version 6.1   
             オペレーティング・システム: z/OS

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このトピックは、z/OS オペレーティング・システムにのみ適用されます。

DB2 Universal JDBC Driver を使用した DB2 for z/OS へのアクセス

z/OS オペレーティング・システムでは、インターオペラビリティーを確実にするために、DB2 Universal JDBC Driver およびデータベースを構成することが必要です。 WebSphere Application Server では、JDBC プロバイダー・オブジェクトとデータ・ソース・オブジェクトを構成して、アプリケーションのドライバー機能を実装します。

始める前に

DB2 Universal JDBC Driver の以下のバージョンのみを使用して、z/OS 上の DB2 と接続します。選択したバージョンで使用可能な機能拡張については、DB2 サービス・アップデートを参照してください。
マイグレーションのヒント: DB2 for 390 および z/OS レガシー JDBC Driver を DB2 Universal JDBC Driver で置換する場合は、既存の JDBC プロバイダー設定をマイグレーションすることができます。 詳しくは、Information Management Software for z/OS Solutions インフォメーション・センターのトピック『Migrating from the JDBC/SQLJ Driver for OS/390 and z/OS to the DB2 Universal JDBC Driver』を参照してください。このトピックは、 http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/dzichelpにあります。

プロシージャー

  1. 使用可能な HFS ディレクトリー内へ、ドライバー・クラス・ファイルおよび必要なネイティブ・ファイルをインストールします。 (ネイティブ・ファイルは、DB2 Universal JDBC Driver の一部のバージョンが、z/OS オペレーティング・システム上で実行されるために必要とするクラス・ファイルです。)
  2. インターオペラビリティーのためにドライバーとデータベースを構成します。
    1. 必要な DB2 パッケージをバインドします

      DB2 for z/OS で SQL ステートメントを 実行するアプリケーションと同様に、Universal JDBC Driver は最初に、SQL ステートメントが実行されることを 示す DB2 パッケージとバインドする必要があります。

      バインド・ユーティリティーおよび バインド・プロセスの具体的な詳細については、インストール済みの DB2 Universal JDBC Driver に 提供されている README で説明されています。必要なバインディングの設定および実行方法についての詳細は、 この README を参照してください。

      また、ユーティリティーでは、 ターゲット DB2 のサーバー名 (または IP アドレス)、ポート番号、 およびデータベース名 (z/OS 上のデータベースのロケーション) が必要となるという点に注意してください。 この情報を取得するには、ターゲット DB2 システム上で DB2 -DISPLAY DDF コマンドを実行します。 これにより、ユーティリティーへの入力に使用する IPADDR (IP アドレス)、SQL DOMAIN (サーバー 名)、TCPPORT 番号、および LOCATION (データベース名/ロケーション) が表示されます。

      DB2 Universal JDBC Driver を使用してアクセスする各ターゲット DB2 に対して、 バインド・プロセスを実行する必要があります。

    2. 未確定トランザクションを処理するようにセットアップします

      このセットアップは 、DB2 Universal JDBC Driver タイプ 4 XA サポートを使用してアクセスする 各ターゲット DB2 for z/OS バージョン 7 のロケーションに対して 1 回ずつ実行する 必要があります。

      DB2 for z/OS バージョン 7 は J2EE XA サポートをインプリメントしないため、タイプ 4 ド ライバー XA 処理は DB2 V7 の 2 フェーズ・コミット・プロトコルおよび各ロケーション (データベース) のテーブルを 使用して、未確定 (終了したが、コミット済みでない) のグローバル・トランザクションのリストを保管します。

      このテーブルは、アクセス先の各 DB2 V7 ロケーションでセットアップする必要があります。 これを行うには、インストール済みの DB2 Universal JDBC Driver の一部として 組み込まれている In-Doubt ユーティリティーを使用します。このユーティリティーを使用して 、未確定グローバル・トランザクションについての情報を保管する SYSIBM.INDOUBT テーブルを作成します。 このユーティリティーは、パッケージ T4XAIndbtPkg もバインドします。これには、SYSIBM.INDOUBT テーブルに挿入する、または SYSIBM.INDOUBT テーブルから削除する SQL ステートメントが含まれています。T4XAIndbtPkg パッケージは、SQLJ を使用して記述されています。

      このインストール・プロセスでは、 ターゲット DB2 サブシステムが、着信 TCP/IP 接続に使用可能な DDF で構成されている必要があります。
      1. ターゲット DB2 で DDF を使用可能にするには、そのシステムで DB2 -START DDF コマンドを実行します。
      2. このユーティリティーでは、ターゲット DB2 V7 のサーバー名 (または IP アドレス) および ポート番号が必要となります。 この情報を取得するには、ターゲット DB2 V7 システム上で DB2 -DISPLAY DDF コマンドを実行します。これにより、ユーティリティーへの入力に使用する IPADDR (IP アドレス)、 SQL DOMAIN (サーバー名)、および TCPPORT 番号が表示されます。

      未確定ユーティリティーについて詳しくは、「DB2 Universal Database for z/OS Version 7 Application Programming Guide and Reference for JavaTM」の資料を参照してください。(DB2 Universal Database for z/OS バージョン 7 製品情報の Web ページ、ライブラリー・セクションからダウンロードが可能です。)この資料内で、DB2T4XAIndoubtUtil (未確定ユーティリティーの正式名) でユーティリティーについて言及している箇所を探してください。

      注: DB2 FOR z/OS バージョン 8 は、もともと DRDA 上で XA コマンドをサポートしており、 未確定グローバル・トランザクションを内部的に管理するため、事前に説明した未確定トランザクションのセットアップは DB2 FOR z/OS バージョン 8 サーバーの要件ではありません
    3. db2.jcc.propertiesFile を定義します

      WebSphere Application Server for z/OS の下で、DB2 Universal JDBC Driver タイプ 2 の処理に使用する db2.jcc.propertiesFile は、ドライバーへの入力として作成および指定することができます。このランタイム・プロパティー・ファイルは 、DB2 Universal JDBC Driver がタイプ 2 接続用に使用する さまざまなランタイム・オプションを指定する際に使用されます。これらのオプションは 、parameter=value の形式で、プロパティーとして指定されます。各プロパティーの詳細の説明については、インストール済みの DB2 Universal JDBC Driver とともにパッケージされている README ファイルを参照してください。

      このファイルは必須ではありませんが、 これが提供されていない場合、Universal Driver のデフォルトの処理が実行されます。

      db2.jcc.ssid プロパティーは、特に注目すべきプロパティーです。このプロパティーは、DB2 サブシステム ID (ロケーション名ではない) を指定し、接続先のローカル・サブシステムの名前として、DB2 Universal JDBC Driver タイプ 2 処理によって使用されます。このプロパティーが提供されていない場合、ドライバーは、DSNHDECP ロード・モジュールで検索したサブシステム ID を使用します。インストール・システムが DSNHDECP ロード・モジュールを 使用してサブシステム ID を指定する場合、このロード・モジュールは、 サブシステム ID によって識別された DB2 を使用する各サーバーに関連する サーバント領域 PROC の steplib データ・セットに組み込まれている必要があります。 このロード・モジュールの使用について詳しくは、Universal Driver とともにパッケージされている README ファイルを参照してください。 DSNHDECP ロード・モジュールが予期されたサブシステムを正確に反映しない場合、または複数のサブシステムが汎用 DSNHDECP を使用している可能性がある場合は、db2.jcc.ssid プロパティーを指定する必要があります。

      db2.jcc.propertiesFile は必須ではありませんが、 ファイルを定義する場合は、fully-qualified-hfs-filename を指定する必要があります。 これを行うには、以下のようにファイルを JVM システム・プロパティーとして指定します。
      • db2.jcc.propertiesFile = <fully-qualified-hfs-filename>
      ドライバー汎用プロパティーは一般的に、JDBC プロバイダーを使用するすべてのサーバーではなく、ドライバー・ロード (例えば、サーバー) に固有であるため、この JVM プロパティーがサーバー・レベルで設定されているのが最適です。 WebSphere Application Server for z/OS の 管理コンソールを使用して、db2.jcc.propertiesFile= プロパティーをサーバー・レベルに定義するには、 以下を行います。
      1. WebSphere Application Server for z/OS の管理コンソールで、「サーバー」>「Application Servers」と進み、JVM プロパティーの追加先にするサーバーをクリックします。
      2. 選択したサーバーのページで、「Java および Process 管理」を展開し、「プロセス定義」 > 「Servant」とクリックします。
      3. 「Servant」ページで、「追加プロパティー」をクリックし、次に「Java 仮想マシン」をクリックします。
      4. 「Java 仮想マシン」ページで「追加プロパティー」をクリックし、次に「カスタム・プロパティー」をクリックします。
      5. 「カスタム・プロパティー」ページで、スクロールダウンして「新規」をクリックし、選択したサーバーの新規 JVM プロパティーを構成します。 プロパティーの名前は db2.jcc.propertiesFile です。 このプロパティーの値は、DB2 Universal JDBC Driver のプロパティーを使用して 作成および初期化した fully-qualified-hfs-filename です。これらは、 タイプ 2 ドライバーが、選択したサーバー用に使用するプロパティーです。
      6. Ok」をクリックします。
      7. 保管」をクリックして新規 JVM プロパティーを保管します。
  3. DB2 Universal JDBC Driver 用の JDBC プロバイダーを定義します。 JDBC プロバイダー・オブジェクトは、ドライバー・クラスを実装の ために WebSphere Application Server 内にカプセル化します。
    1. WebSphere Application Server for z/OS の管理コンソールから、「リソース」> JDBC > 「JDBC プロバイダー」とクリックします。
    2. アプリケーションが JDBC プロバイダーを使用することができる有効範囲 を選択します。 (この有効範囲が、このプロバイダーと関連付けるデータ・ソースの有効範囲になります。) セル、ノード、クラスター、またはサーバーを選択することができます。詳しくは、管理コンソールの有効範囲設定 を参照してください。
    3. 新規」をクリックします。 このアクションによって、「新規の JDBC プロバイダーを作成」ウィザードが起動します。
    4. 最初のドロップダウン・リストを使用して、データベース・タイプとして DB2 for z/OS を選択します。
    5. 2 番目のドロップダウン・リストで、ご使用の JDBC プロバイダー・タイプとして、DB2 Universal JDBC Driver プロバイダーを選択します。
    6. 3 番目のドロップダウン・リストから、 ご使用のアプリケーションに必要なインプリメンテーション・タイプを選択します。
      アプリケーションで、接続が 2 フェーズ・コミット・トランザクションをサポートする必要がなく、タイプ 4 接続を使用する場合は、「Connection Pool Data Source」を選択してください。ただし、タイプ 2 接続で接続プール・データ・ソースを使用する場合は、z/OS 上の Application Server は RRS を使用して、1 フェーズ・トランザクションおよび 2 フェーズ・トランザクションの両方 を処理します。
      制約事項: ご使用のインストール・システムが、WebSphere Application Server for z/OS に対して定義された DB2 for z/OS フィーチャーへの z/OS Application Connectivity を持つ場合、「接続プール・データ・ソース」を選択しないでください。 DB2 Universal JDBC Driver の XA 実装のみがこのフィーチャーをサポートします。

      ドライバー・タイプ 4 を使用し、アプリケーションに 2 フェーズ・コミット・トランザクションをサポートする接続が必要な場合は、「XA データ・ソース」を選択します。 XA データ・ソースの場合は、driverType 4 接続のみを使用します。

      インプリメンテーション・タイプを選択すると、JDBC プロバイダーの名前および説明のフィールドはウィザードによって入力されます。これらのフィールドに別の値を入力することもできます。 これらは管理目的でのみ存在します。

    7. データベース・タイプ、プロバイダー・タイプ、およびインプリメンテーション・タイプを定義したら、 「次へ」をクリックします。 これで、ウィザード・ページ「Enter database class path information」が表示されます。

      通常は、すでにフィールドを取り込んでいるクラスパスを変更する必要はありません。 (このクラスパスは、このページに ${DATABASE_JDBC_DRIVER_PATH} の書式で表示される WebSphere 環境変数の値です。)ほとんどの場合、ネイティブ・ライブラリー・パスまたはデータ・ソース実装クラス名を変更する必要もありません。

    8. 次へ」をクリックして JDBC プロバイダー設定の要約を表示します。
    9. JDBC プロバイダー構成の全体を見て問題がなければ「終了」をクリックします。 これで、同じ有効範囲に対して構成されている他のプロバイダーとともにテーブル内に新しい JDBC プロバイダーが表示された「JDBC provider collection」ページが表示されます。
  4. データ・ソースを定義します。 WebSphere Application Server はデータ・ソース・オブジェクトを使用してデータベース接続を入手し、これらの接続を管理します。
    1. WebSphere Application Server for z/OS の管理コンソールから、ご使用のアプリケーションが必要とするデータ・ソースのバージョンのページへアクセスします。 2 フェーズ・トランザクションのサポートが必要な場合は、最新の標準バージョンのデータ・ソースのみを使用します。 バージョン 4 データ・ソースは、2 フェーズ・トランザクションに参加する接続をサポートしません。
      次の 2 つの方法のどちらかで、適切なページへアクセスできます。
      • リソース」>「JDBC」>「データ・ソース」または「データ・ソース (WebSphere Application Server Version 4)」とクリックします。
      • リソース」>「JDBC」>「JDBC プロバイダー」>「JDBC_provider」>「データ・ソース」または「データ・ソース (WebSphere Application Server Version 4)」とクリックします。
    2. アプリケーションがデータ・ソースを使用することができる有効範囲 を選択します。 セル、ノード、クラスター、またはサーバーを選択することができます。 詳しくは、管理コンソールの有効範囲設定 の項を参照してください。
      バージョン 4 のみ : この点以降から、データ・ソース (WebSphere Application Server バージョン 4) を作成するためのステップは、最新の標準バージョンのデータ・ソースを作成するためのステップと異なります。 バージョン 4 データ・ソースを構成するには以下のようにします。
      • 新規」をクリックして、必須プロパティーを定義するためのコンソール・ページへ進みます。
      • このプロパティー・ページで、「構成」という見出しでグループにまとめられたフィールドに値を指定します。 アプリケーション・サーバーはこれらのプロパティーを、JDBC ドライバー・クラスを実装するために必要とします。許容値について学ぶには、ベンダーによる、データ・ソースの最小必要設定 を参照してください。
      • OK」をクリックして構成を保管します。 これで、基本のデータ・ソース構成タスクが終了しました。
      • オプション: DB2 Universal JDBC プロバイダーがサポートする追加プロパティーを定義します。 これらは、アプリケーション・サーバーによってカスタム・プロパティー と呼ばれ、データ・ソース上にも設定する必要があります。 管理コンソール・ページ上で現在表示されている「カスタム・プロパティー」リンクをクリックして開始します。 ご使用のバージョンの DB2 for z/OS の「Application Programming Guide and Reference for Java」で、オプションのデータ・ソース・プロパティーについて学ぶことができます。
    3. 新規」をクリックします。 このアクションによって、「データ・ソースの作成」ウィザードが起動し、「基本データ・ソース情報の入力」ページが表示されます。 最初のフィールドは、読み取り専用の有効範囲フィールドです。 このフィールドには、直前の有効範囲選択が表示されます。
    4. 「データ・ソース名」フィールドにデータ・ソース名を入力します。 この名前は、管理目的でのみデータ・ソースを識別します。
    5. 「JNDI 名」フィールドに Java Naming and Directory Interface (JNDI) 名を入力します。 WebSphere Application Server は、JNDI 名を使用して、アプリケーション・リソース参照をこのデータ・ソースとバインドします。 JNDI について詳しくは、ネーミング の項を参照してください。
    6. driverType 4 接続を DB2 Universal JDBC Driver で実装する場合は、データ・ソースを保護するめ、コンポーネント管理別名を構成します。 driverType 2 接続を使用する場合は、別名を設定する必要はありません。 このケースでは、接続マネージャーは、スレッドが getConnection 要求を配信するとき、そのスレッドのユーザー ID であるデフォルトの認証別名を使用します。

      コンポーネント管理別名は、データ・ソース認証用にアプリケーションに指定された、ID とパスワードで構成されます。 したがって、データ・ソースに対して設定する別名は、そのアプリケーション・コード内の別名と同一である必要があります。 Java 2 Connector (J2C) セキュリティーについて詳しくは、J2EE コネクター・アーキテクチャー認証データ・エントリーの管理 の項を参照してください。

      コンポーネント管理別名を設定するには、既存の別名を選択するか、新規の別名を作成します。

      • ドロップダウン・リストを使用して、既存のコンポーネント管理認証エイリアスを選択します。
      • 新規の別名を作成するには、「create a new one」リンクをクリックします。このアクションによりデータ・ソース・ウィザードが終了し、管理コンソールが起動して J2C 認証データ・コレクション・ページが表示されます。 新規別名を定義する場合は、「新規」をクリックします。「OK」をクリックして、設定を保管し、J2C 認証データ・コレクション・ページで新規別名を表示します。 データ・ソース・コレクション・ページに戻り、適切な有効範囲を設定して「新規」をクリックすることで、データ・ソース・ウィザードを再開します。
    7. 次へ」をクリックして、ウィザード・ページ「JDBC プロバイダーを選択」を表示します。
    8. 既存の JDBC プロバイダーを選択するか、新規のプロバイダーを作成します。
      既存の JDBC プロバイダーを選択するには、以下のようにします。
      1. 既存 JDBC プロバイダーを選択」をクリックします。
      2. ドロップダウン・リストから JDBC ドライバーを選択します。
      3. 次へ」をクリックします。 これにより、「データ・ソースのデータベース特定プロパティーを入力」というタイトルのページが表示されます。
      新規の JDBC プロバイダーを作成するには、以下のようにします
      1. 新規 JDBC プロバイダーの作成」をクリックします。
      2. 次へ」をクリックして、「Create JDBC provider」ページを表示します。
      3. 最初のドロップダウン・リストを使用して、データベース・タイプとして DB2 for z/OS を選択します。
      4. 2 番目のドロップダウン・リストで、ご使用の JDBC プロバイダー・タイプとして、DB2 Universal JDBC Driver プロバイダーを選択します。
      5. 3 番目のドロップダウン・リストから、 ご使用のアプリケーションに必要なインプリメンテーション・タイプを選択します。
        アプリケーションで、接続が 2 フェーズ・コミット・トランザクションをサポートする必要がない場合は、 「Connection Pool Data Source」を選択してください。DB2 Universal JDBC Driver の driverType 2 接続実装および driverType 4 接続実装の両方が、接続プール・データ・ソースをサポートします。
        制約事項: ご使用のインストール・システムが、WebSphere Application Server for z/OS に対して 定義された z/OS Application Connectivity to DB2 for z/OS フィーチャーを持つ場合、 このプロバイダーを選択しないでください。 DB2 Universal JDBC Driver の XA 実装のみがこのフィーチャーをサポートします。

        ご使用のアプリケーションに 2 フェーズ・コミット・トランザクションをサポートする接続が必要な場合は、「XA データ・ソース」を選択します。 このデータ・ソース構成を使用するアプリケーションには、 コンテナー管理トランザクション・リカバリーという利点があります。XA 実装の場合は、driverType 4 接続のみを使用します。

        インプリメンテーション・タイプを選択すると、JDBC プロバイダーの名前および説明のフィールドはウィザードによって入力されます。これらのフィールドに別の値を入力することもできます。 これらは管理目的でのみ存在します。

      6. データベース・タイプ、プロバイダー・タイプ、およびインプリメンテーション・タイプを定義したら、 「次へ」をクリックします。 これで、ウィザード・ページ「データベース・クラスパス情報を入力」が表示されます。

        通常は、すでにフィールドを取り込んでいるクラスパスを変更する必要はありません。 (このクラスパスは、このページに ${DATABASE_JDBC_DRIVER_PATH} の書式で表示される WebSphere 環境変数の値です。)ほとんどの場合、ネイティブ・ライブラリー・パスまたはデータ・ソース実装クラス名を変更する必要もありません。

      7. 次へ」をクリックします。 これにより、「データ・ソースのデータベース特定プロパティーを入力」というタイトルのページが表示されます。
    9. コンテナー管理パーシスタンス (CMP) エンタープライズ Bean が、このデータ・ソースにアクセスする必要がある場合は、「コンテナー管理パーシスタンス (CMP) 内でこのデータ・ソースを使用する」をクリックします。
    10. DB2 Universal JDBC Driver の実装に必要な場合は、残りのプロパティーのすべてを指定します。 これらのプロパティーには、以下が含まれています。
      • このデータ・ソースを使用して接続を確立するときに使用されるターゲット・データベースのロケーション名であるデータベース名。
      • データ・ソースが使用する JDBC 接続タイプである driverType
      • Distributed Relational Database Architecture (DRDA) サーバーの TCP/IP アドレスまたはホスト名であるサーバー名。

        このプロパティーは、driverType が 4 に設定される場合のみ必要です。 このプロパティーは、driverType が 2 に設定される場合には使用されません。

      • DRDA サーバーが常駐する TCP/IP ポート番号であるポート番号。

        driverType が 4 に設定されている場合のみ、 このプロパティーに値を提供します。driverType が 2 に設定されている場合は、このプロパティーは設定しません。

    11. 終了」をクリックして構成を保管し、ウィザードを終了します。 これで、同じ有効範囲に対して構成されている他のデータ・ソースと共にテーブル内に新しい構成が表示された「Data source collection」ページが表示されます。

次の作業

いくつかのデータ・ソース・プロパティーのデフォルト値をオーバーライドすることができます。 テーブル内の新規のデータ・ソース・リンクをクリックして、必要なデータ・ソース・プロパティーの一般構成ページを表示します。 DB2 Universal JDBC Driver がサポートする追加プロパティーを定義することもできます。 アプリケーション・サーバーは、それらをデータ・ソース上のカスタム・プロパティーとして設定することを要求します。 DB2 for z/OS のご使用のバージョンの「Application Programming Guide and Reference for Java」で、オプションのデータ・ソース・プロパティーについて学びます。



関連概念
DB2 Universal JDBC Driver のサポート
関連資料
ベンダーによる、データ・ソースの最小必要設定
タスク・トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 9:12:22 PM EST
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