これらの設定を使用してトレース設定を表示および変更します。
ras_trace_defaultTracingLevel=1 を指定すると 、ERROR ログだけでなくトレース・ログにも例外を書き込みます。
これにより、 512KB のストレージがトレース・バッファー用に取得され (許容される最小値)、 メモリー所要量が削減されます。
ras_trace_defaultTracingLevel=3 を指定した sysprint でトレースしている場合、 ほぼ 100% のスループット低下が示される可能性があります。 しかし、CTRACE でトレースすると、 スループットの低下が 15% で済む場合があります。
com.ibm.ejs.*=all=disable com.ibm.ws390.orb.*=all=disableどちらの行も、=disable に設定されていることを確認するか、 または、この 2 行を完全に削除します。
0 | トレースなし |
1 | 例外トレース |
2 | 基本および例外トレース |
3 | 基本および例外トレースを含む、詳細トレース |
デフォルト: 1
ras_trace_defaultTracingLevel=2
番号で指定された サブコンポーネントは基本および例外トレースを受け取ります。 IBM サービスによって、複数のサブコンポーネントを指定するよう指示された場合には、 括弧を使用し、コンマで数値を区切ってください。 IBM サービスでは、サブコンポーネント番号とその意味を提供しています。
デフォルト: (デフォルト値はありません)
ras_trace_basic=3
番号で指定されたサブコンポーネントは、 詳細トレースを受け取ります。 IBM サービスによって、複数のサブコンポーネントを指定するよう指示された場合には、 括弧を使用し、コンマで数値を区切ってください。 IBM サービスでは、サブコンポーネント番号とその意味を提供しています。
デフォルト: (デフォルト値はありません)
ras_trace_detail=3
ras_trace_detail=(3,4)
トレース・ポイントは、8 桁の 16 進数で指定します。 IBM サービスによって複数のトレース・ポイントを指定するよう指示された場合には、 括弧を使用し、コンマで数値を区切ってください。 名前を単一引用符で囲んで、WebSphere 変数名を指定することもできます。 WebSphere 変数の値は ras_trace_specific に値を指定した場合と同様に処理されます。
デフォルト: (デフォルト値はありません)
ras_trace_specific=03004020
ras_trace_specific=(03004020,04005010)
ras_trace_specific='xyz'[where xyz is an environment variable name]
ras_trace_specific=('xyz','abc',03004021)[xyz および abc は環境変数名です]
トレース・ポイントは、8 桁の 16 進数で指定します。 IBM サービスによって複数のトレース・ポイントを指定するよう指示された場合には、 括弧を使用し、コンマで数値を区切ってください。 名前を単一引用符で囲んで、WebSphere 変数名を指定することもできます。 WebSphere 変数の値は ras_trace_exclude_specific に値を指定した場合と同様に処理されます。
デフォルト: (デフォルト値はありません)
ras_trace_exclude_specific=03004020
ras_trace_exclude_specific=(03004020,04005010)
ras_trace_exclude_specific='xyz'[where xyz is an environment variable name]
ras_trace_exclude_specific=('xyz','abc',03004021)[xyz および abc は環境変数名です]