WebSphere Application Server for z/OS, Version 6.1   
             オペレーティング・システム: z/OS

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このトピックは、z/OS オペレーティング・システムにのみ適用されます。

エラー・ダンプおよびクリーンアップ・インターフェース

エラー・ダンプおよびクリーンアップ (BBORLEXT) インターフェースを使用すると 、WebSphere Application Server for z/OS をリカバリー環境で呼び出し 、WebSphere Application Server for z/OS がダンプを要求してリソースをクリーンアップできるようになります。

このインターフェースは以下のことを行います。
  • 障害のある z/OS コンポーネントの機能および DLL 名を SDWA に保管します。
  • 時間障害環境と関係のある場合は、SDUMP を発行するかどうかを判別します。
  • z/OS 内部構造および接続をクリーンアップします。

プログラム要件: このインターフェースは、WebSphere Application Server for z/OS ロケーション・サービス・デーモン、コントローラー (領域)、またはサーバント (領域) 内から呼び出す必要があります。ESTAE ま たは FRR ルーチンなどの、呼び出し側が常駐しなければならないリカバリー環境に対する制約事項はありません。

一般情報

インターフェース: BBORLEXT への BALR
ルーチンのアドレス: (ECVT+'234'x)+'20'x
アドレス・モード: AMODE 31, RMODE any
状態: 問題のプログラム状態、タスク・モードの許可
クロスメモリー・モード: PASN=HASN=SASN (クロスメモリー以外)
戻りコード: 戻りコードはなし
機能: さまざまな WebSphere for z/OS リソースをクリーンアップし、現行アドレス・スペースに SVC ダンプを出す。

入力レジスター情報

レジスターの内容は以下のとおりです。
1 SDWA のアドレスが入っています。
14 リターン・アドレスが入っています。
15 BBORLEXT のエントリー・ポイント・アドレスが入っています。

出力レジスター情報

制御が呼び出し側に戻ったとき、 レジスターの内容は以下のとおりです。
0-1 システムが作業レジスターとして使用します。
2-14 変更されていません。
15 システムが作業レジスターとして使用します。
注: 呼び出し側の中には、サービスを出す前と出した後のレジスター内容が同じである ことを前提とするものもあります。呼び出し側が依存するレジスターの内容を システムが変更する場合には、呼び出し側は、サービスを出す前に、レジスターの内容 を保管し、システムが制御を戻した後に、その内容を復元する必要があります。
注: X22 異常終了または 0D6、052、067、CC3、および DC3 異常終了からの特定の理由コードの場合にはダンプは発生しません。ダンプを作成しない、他のエラー条件が発生する可能性もあります。
例:
Example Here is an example of how to call this routine in assembler:  
LA 1,SDWA        Load SDWA@ in Reg 1 
L 15,(0,16)      Load CVT address 
L 15,140(,15)    Load ECVT address 
L 15,564(,15)    Load address of z/OS structure 
L 15,32(,15)     Load address of z/OS routine 
BALR 14,15       Invoke z/OS routine  



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最終更新: Jan 21, 2008 9:12:22 PM EST
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r1/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.zseries.doc/info/zseries/ae/rtrb_bborlext.html