これらの管理タスクは基本的に、アプリケーションがバックエンドと接続する手段であるオブジェクトやりソースの構成、および接続要求のボリュームをハンドルするためのリソースの調整で構成されています。
プロシージャー
- ご使用のアプリケーションがバックエンドへのアクセスを必要とする Web モジュールまたは EJB モジュールを含んでいる場合は、ご使用の EIS のタイプに応じてリソースを構成してください。
重要: リソースの Java Naming and Directory
Interface (JNDI) 名を指定する場合は、以下の要件を付加します。
- 重複する JNDI 名を異なるリソース・タイプ (データ・ソースと J2C 接続ファクトリーまたは JMS 接続ファクトリーなど) に割り当てないでください。
- 重複する JNDI 名を、同じスコープ内の同じタイプの複数のリソースに割り当てないでください。
- WebSphere Application Server ではなく、アプリケーション・コードがバックエンドとの接続を認証する場合に限り、新規 Web モジュールのリソースまたは EJB モジュールのリソースの認証別名を構成します。
このセキュリティー構成はコンポーネント管理 許可と呼ばれており、アプリケーション・デプロイメント記述子では res-auth = Application と表されます。
res-auth = Container
で指定されるコンテナー管理 許可は、
Application Server がバックエンド接続のサインオンを実行することを表しています。コンテナー管理認証エイリアスは、アプリケーション・リソース参照に指定する必要があります。
このタスクは、アプリケーション・アセンブリー中またはデプロイメント中に、
データ・ソースまたは接続ファクトリー・リソースへのリソース参照のマッピングとともに行うことができます。
ただし、アプリケーション・デプロイメントの後に管理コンソールを使用してコンテナー管理認証エイリアスを変更することができます。
「アプリケーション」> 「Enterprise
Applications」 > 「application_name」とクリックして、適切なマッピング・ページへのリンクを選択します。
例えば、EJB モジュール・リソースの別名を変更したい場合は、「1.x CMP bean data sources」または「2.x CMP bean data sources」をクリックします。Web モジュール・リソースの場合は、「リソース参照」をクリックします。
リソース認証に関する詳しい解説は、トピック、J2EE コネクター・セキュリティー
を参照してください。
- ご使用のアプリケーションに、データ・アクセスを必要とするクライアント・モジュールが含まれている場合は、アプリケーション・クライアントのデータ・アクセスの構成を参照してください。 この単一の構成プロセスで、コンポーネント管理サインオンまたはコンテナー管理サインオンのいずれかの認証データを定義できます。
- 接続プール設定を指定します。
- 新規データ・ソースへの接続をテストします。
接続のテストに使用可能なメソッドについては、テスト接続サービス
の項を参照してください。
この項では、接続テスト結果の正確性に影響する可能性がある、重要なデータ・ソース設定についても記述しています。
- JDBC トレース・サービスを設定します。
JDBC トレース・ログ情報は、データ・ソース障害の JVM ログ・データを拡張します。
管理コンソールを使用してトレースを活動化するには、サーバー始動時にトレースを使用可能にする
を調べてください。
トレース・グループとして WAS.database を指定し、トレース・ストリングとして com.ibm.ws.db2.logwriter を選択します。
- JDBC 接続プールのカウンター
または J2C 接続プール・カウンター
を活動化することによって、接続プール統計を収集します。または、Performance Monitoring Infrastructure
(PMI) メソッド呼び出しを使用して接続統計を収集することもできます。接続および接続プール統計
の項目を参照してください。
- リソースを調整して接続ボリュームを管理します。トピックデータ・アクセス・チューニング・パラメーター
を参照してください。