WebSphere Application Server for z/OS, Version 6.1   
             オペレーティング・システム: z/OS

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このトピックは、z/OS オペレーティング・システムにのみ適用されます。

Resource Recovery Service (RRS)

WebSphere Application Server for z/OS は、 Resource Recovery Service (RRS) を使用してグローバル・トランザクション処理をサポートするリソース・アダプターをサポートしています。 RRS は JCA リソース・アダプター仕様での z/OS の拡張機能です。

WebSphere Application Server for z/OS は J2EE コネクター・アーキ テクチャー (JCA) 1.0 をサポートしており、そのため、J2EE コネクター・ アーキテクチャー (JCA) 1.0 レベルを使用するように設計されたすべてのリソース・アダプターがサポートされます。

JCA によって定義された 3 つのタイプのトランザクション・サポート に加え、WebSphere Application Server for z/OS は 4 つ目のタイプ として、アーキテクチャーに対する z/OS 固有の拡張である RRSTransactional をサポートしています。 RRS を使 用でき、WAS z/OS に対して RRSTransactional であることを正しく示すこと ができるリソース・アダプターは、RRS 準拠リソース・アダプターとしてサ ポートされます。

RRS を使用できる z/OS リソース・アダプターは次のものです。 RRS 準拠リソース・アダプターでは、ManagedConnectionFactory 内の RRSTransactional プロパ ティーおよびそのプロパティーに対する getter メソッドのサポートが必須 です。
java.lang.Boolean.RRSTransactional=true;

java.lang.Boolean getRRSTransactional(){
    // Determine if the adapter can run RRSTransactional based
   // on it's configuration, and set the RRSTransactional property 
   // appropriately to true or false.
	return RRSTransactional;
}

RRS サポートはローカル環境内でのみ適用可能であり、バックエンドはそのシステム上にある必要があります。CICS および IMS のリソース・アダプターは、バックエンド・リソース・マネージャーに対してローカル・インターフェースを使用するように 構成されている場合にのみ RRSTransactional サポートを使用できます。 このバックエンド・リソース・マネージャーは、前述したように IBM WebSphere Application Server for z/OS と同じシステム上に存在していなければなりません。 これらのアダプターは、バックエンド・リソース・マネージ ャーのリモート・インスタンスに対して構成することもできます。この場合アダプターは、 getRRSTransactional() メソッドの呼び出し時に「false」を戻し、 RRSTransactional として実行される代わりに、サポートしている 3 つのタイプの J2EE トランザクション・サポートのうちの 1 つを使用します。




関連概念
WebSphere Application Server でのトランザクション・サポート
グローバル・トランザクション
関連タスク
RRS パネルを使用した未確定のリカバリー単位の解決
関連資料
リソース・リカバリー・サービスの操作
概念トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 9:12:22 PM EST
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r1/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.zseries.doc/info/zseries/ae/cdat_rrs.html