このトピックでは、UDDI レジストリーの使用中に発生する可能性がある
エラーの一般的な原因と、それに対して推奨される解決方法について説明します。
- UDDI アプリケーションを初めて開始するときには、完了までに時
間がかかる場合があります。
- 新しい UDDI レジストリー・データベースを使用して UDDI レジストリー・アプリケーションを初めて開始するときは、アプリケーションが UDDI 初期化を実行する必要があります。これは、デフォルト UDDI ノードの場合は自動的に行われ、カスタマイズされた UDDI ノードの場合は要求時に行われます。UDDI 初期化では、UDDI レジストリーに事前定義データおよびエンティティーが取り込まれるため、完了するまでに時間がかかる場合があります。これは予想される動作です。これは、UDDI アプリケーションを最初に開始する場合にのみ発生し、以降の開始では発生しないことに注意してください。
- wsadmin を使用して UDDI アプリケーションを開始するコマンドを発行する場合は、TCP タイムアウト設定によっては、この要求が UDDI の初期化完了を待機中にタイムアウトになる場合があります。UDDI の初期化および UDDI アプリケーションの開始は、このタイムアウトの影響を受けずに正常に完了します。
- UDDI ユーザー・コンソールにおいて、いくつかの Web ページで JavaScript
構文エラーを引き起こす URL の書き換えに関する制限がある。このため、
クライアント・ブラウザーで Cookies が使用可能になっていること、
アプリケーション・サーバーでセッション・トラッキング機構として Cookies が使用可能になっていること、
および URL 書き換えが使用不能になっていることが必要です。
- リモートの DB2 データベースを使用しようとして、リモート・システムに接続するときに問題が発生する場合は、IP アドレッシングが原因である可能性があります。リモート・システムが静的 IP アドレスを使用している場合は、この問題発生しませんが、リモート・システムが DHCP を使用している場合は、2 つのシステムは相互にそれぞれのサブネット・マスクを認識している必要があります。
- 使用可能なノードの管理コンソール・リストに UDDI ノードが表示されていない場合は、
関連するノード/サーバー上で UDDI アプリケーションが開始されていることを
確認してください。
- UDDI 要求を発行できない場合 (例えば、UDDI ユーザー・コンソールを開始したが、公開または照会を試行するときにエラーが発生する)、以下のことが考えられます。
- データベースが現在ロードまたは構成されていません。データベース作成の出力を確認してください。
- データベースが正しく構成されていません。JDBC プロバイダーおよびデータ・ソース定義が正しいことを確認してください。これは、管理コンソールの「テスト接続」ボタンを使用して確認できます。
- UDDI ノードが初期化されていません。管理コンソールの UDDI ノード・ページを確認してください。問題のノー
ドの項目が活動状態であることが示されていない (つまり非活動化されてい
る) 場合、ポリシーまたはプロパティーを最初に設定してからノードを初期化してみてください。
- UDDI ノードが現在非活動化されている状態で、UDDI ランタイム設定を更新しようとしました。管理コンソールの UDDI ノード・ページを確認してください。
問題のノードの項目が非活動状態と表示されている場合は、活動状態に変わるまで待ってから要求を再試行してください。
- DB2 のセットアップに問題があります。特に、DB2 バインド・ユーティリティーが稼働しており、TEMP データベースが DB2 ロケーションで定義されていることを確認してください。
詳しくは、DB2 Universal JDBC Driver のプロバイダ
ーと WebSphere Application Server for
z/OS の併用を参照してください。
- データ・ソースを定義するときに指定したデータベース名はロケーション名で、createddl.sh script に供給したデータベース名ではないことを確認してください (DB2 for z/OS データベースの作成を参照)。
例えば、「UDDI30」ではなく、「LOC1」です。