WebSphere Application Server for z/OS, Version 6.1   
             オペレーティング・システム: z/OS

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JSP バッチ・コンパイル

JavaServer Pages (JSP) サポートに対する IBM の機能強化として、 IBM WebSphere Application Server では、 アプリケーション・デプロイメント前に JSP ページ・コンパイルを可能にするバッチ JSP コンパイラーを提供しています。 バッチ・コンパイラーは JSP ページの構文を検証し、 JSP ページを Java ソース・ファイルに変換して、 その Java ソース・ファイルを Java サーブレット・クラス・ファイルにコンパイルします。 バッチ・コンパイラーはまた、タグ・ファイルを検証し、Java 実装クラスを生成します。

事前デプロイされたアプリケーションにある JSP ページのバッチ・コンパイルは、 最初に要求されるコンパイルを除去することによって、デプロイメント・プロセスを単純化し、 JSP ページのランタイム・パフォーマンスを改善します。 バッチ・コンパイラーはまた、WebSphere Application Server にデプロイされたエンタープライズ・アプリケーションでも 作動します。

JSP バッチ・コンパイラーは、 サーブレット 2.2 からサーブレット 2.4 までをサポートする Web モジュールで作動します。 そのバッチ・コンパイラーは、JSP 2.0 仕様または JSP 1.0 にまで遡る以前の仕様に書き込まれる JSP ページで作動します。 JSP バッチ・コンパイラーは、サーブレット 2.4 デプロイメント記述子 web.xml を認識し、 含まれている可能性がある JSP 構成エレメントを使用することができます。 サーブレット 2.3 (JSP 1.2) またはサーブレット 2.2 (JSP 1.1) デプロイメント記述子では、バッチ・コンパイラーは 記述子に含まれている可能性があるタグ・ライブラリー・エレメントを認識し、使用します。

バッチ・コンパイルをすることにより、 JSP ページが変換され、コンパイルされてサーブレットになるため、 JSP ページに対する最初の要求を極めて高速に行うことができます。 バッチ・コンパイルは、 アプリケーションに使用するすべての JSP ページの再同期を高速に行う方法としても有効です。

バッチ・コンパイラーは、バッチ・コンパイラー・ターゲットのタイプによって、WebSphere Application Server temp ディレクトリーおよび Web モジュールの WEB-INF/classes ディレクトリーの両方でクラス・ファイルの生成をサポートします。 さらに、バッチ・コンパイラーは、ターゲット・アプリケーションの外で、ファイル・システムの任意のディレクトリーでのクラス・ファイルの生成を使用可能にします。 Web モジュールの WEB-INF/classes ディレクトリーでクラス・ファイルを生成すると、 Web モジュールを内蔵タイプの WAR ファイル、または EAR 内の WAR としてデプロイすることができます。

また、JSP バッチ・コンパイラーを使用して共用ライブラリーを使用できます。JSP バッチ・コンパイラーを使用する場合、JAR を <WEB-INF>/lib ディレクトリーの WAR に追加するか、JAR を JVM クラス・パスに追加して共用ライブラリーを使用する必要があります。




サブトピック
JSPBatchCompiler コマンド
バッチ・コンパイラー ant タスク
バッチ・コンパイラー・クラスパス
関連概念
JavaServer Pages
関連資料
Web アプリケーション: 学習用リソース
概念トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 9:12:22 PM EST
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