WebSphere Application Server for z/OS, Version 6.1   
             オペレーティング・システム: z/OS

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J2EE アプリケーションでのハング・スレッド

WebSphere Application Server は、スレッド・アクティビティーをモニターし、スレッド・アクティビティーが非アクティブになると診断アクションを実行します。

スレッド・モニターのしきい値で定義された時間より長くスレッドがアクティブであることを WebSphere が検出すると、アプリケーション・サーバーが以下のアクションをとります。

偽のアラーム

作業が実際に完了すると、 2 番目のメッセージ・セットである、 通知と PMI のイベントが生成されて偽のアラームが識別されます。 次のメッセージがログに書き込まれます。
WSVR0606W: Thread threadname was previously reported to be 
hung but has completed. It was active for approximately hangtime. There are totalthreads threads in total in the server that still 
may be hung.
ここで、 threadname は JVM スレッド・ダンプ内に表示される名前であり、 hangtime はスレッドがアクティブになってからの概算経過時間を示し、 totalthreads はシステム・スレッドの全体的な評価を示します。

ハング時間しきい値の自動調整

スレッド・モニターは、 発行される偽のアラームが多すぎる (ハング・メッセージとクリア・メッセージのペアの数によって判別される) と判断すると、 自動的にしきい値を調整することができます。 この調整が行われると、次のメッセージがログに書き込まれます。
WSVR0607W: Too many thread hangs have been falsely reported.
The hang 
threshold is now being set to thresholdtime.
ここで、 thresholdtime は、 スレッドがハングしていると見なされるまでアクティブでいられる時間 (秒単位) です。

ユーザーは、 WebSphere Application Server が自動的にハング時間のしきい値を調整するのを妨げることもできます。 ハング検出ポリシーの構成 を参照してください。




関連タスク
ハング検出ポリシーの構成
関連資料
例: サーバー・ハング検出に影響するスレッド・モニターの調整
概念トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 9:12:22 PM EST
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r1/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.zseries.doc/info/zseries/ae/ctrb_hangdetection.html