WebSphere Application Server for z/OS, Version 6.1   
             オペレーティング・システム: z/OS

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このトピックは、z/OS オペレーティング・システムにのみ適用されます。

SMP/E を使用して従来の受け入れ済みサービス・レベルに復元する前提としてのポストインストール・タスクの完了

このタスクについて

この項目では、SMP/E を使用して、前の受け入れ済みサービス・レベルに 復元する前に完了する必要があるポストインストール・タスクについて説明します。

サービスをインストールして、 何らかの理由でそのサービスを検索する場合、前のリリースに戻す必要があり、 通常は、SMP/E のみを使用して、前の受け入れ済みサービス・レベルに復元する必要があります。 ただし、一部のサービス・リリースには、WebSphere Application Server for z/OS の前のリリースと互換性がないという問題があります。
注: ポスト・インストーラーがサービスを適用する際に、 メッセージ BBOO0286A (WTOR メッセージ 286) を受け取る場合、後方非互換性の問題点がある サービス・レベルを適用しているかどうかが分かります。コンソールにより、 後方非互換性の変更を受け入れるようにプロンプトが出されます。 変更を受け入れない場合は、SMP/E を 使用して前のレベルにロールバックするか、SMP/E を使用して新規サービス・レベルを適用した後のポストインストール・タスクの完了 に 説明されている、ポストインストール・バックアウト・プランを実行してください。
前の受け入れ済みサービス・リリースに復元する場合、 SMP/E を使用して前の受け入れ済みサービス・レベルに復元する前に、 そのサービス中に適用された、後方非互換性の問題があるポストインストール・アクションを すべて「バックオフ」する必要があります。この項目では 、backoutPTF.sh シェル・スクリプト を実行するために必要なステップについて説明します。このシェル・ スクリプトは、bin ディレクトリー (WAS_HOME/bin、ここで WAS_HOME は WebSphere ランタイム・ホーム・ディレクトリーの絶対パス) にあり、適用済みのポストインストール・サービスの バックアウトを処理します。

プロシージャー

  1. ノード内のバックオフ処理を行っているサーバーを停止します。
  2. backoutPTF.sh スクリプトを起動します。製品および SMP/E を用いて復帰するコミット済みサービス・レベルを指定する必要があります。
    例: これは、backoutPTF.sh シェル・ スクリプトを実行するために、適切な権限を持つユーザーがシェルから使用する コマンドの例です。サービス・レベル「o0511.05」で実行する WebSphere Application Server for z/OS ランタイム・ホーム・ディレクトリーを準備 します。
    backoutPTF.sh WebSphere o0511.05
    注: このシェル・ スクリプトでは、大/小文字が区別されます。
  3. backoutPTF.sh シェル・スクリプトを 使用した後、通常の SMP/E 手順に従って、前の受け入れ済みサービス・レベル に復元します。

結果

正常に目的のサービス・レベルに戻ると完了です。

次の作業

以下に、backoutPTF.sh を使用して サービスを取り消す際に発生する可能性がある共通のエラーをリストします。 出力は直ちに標準出力に送られます (applyPTF.sh スクリプトが実行されたシェル上)。
現行でインストールされている有効な PTF または APAR の名前および ターゲット・サービス・レベルを指定する必要があります (大/小文字を区別)。
PTF または APAR を指定しない場合、このコマンドの「使用法」が出力 されます。



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最終更新: Jan 21, 2008 9:12:22 PM EST
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