WebSphere Application Server for z/OS, Version 6.1   
             オペレーティング・システム: z/OS

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分散 nonce キャッシュ

WebSphere Application Server の以前のリリースでは、nonce は ローカルにキャッシュされました。WebSphere Application Server バージョン 6 以降では分散 nonce キャッシングを使用します。 分散 nonce キャッシュにより、WebSphere Application Server クラスターのサーバー間で nonce データを複製できるようになりました。

nonce エレメントが SOAP ヘッダーにあれば、すべての nonce 値は、クラスター内のサーバーによってキャッシュされます。 分散 nonce キャッシュが使用可能になっていると、キャッシュされた nonce 値は同じクラスター内の別のサーバーにコピーされます。 次に、同じ nonce 値を持つメッセージが他のサーバー (の 1 つ) に送信されると、そのメッセージは拒否されます。 受信された nonce キャッシュ値は、同じ複製ドメインを持つクラスター内の他のサーバー間で、プッシュでキャッシュされ、複製されます。 複製は、処理外の呼び出しであり、場合によってはリモート呼び出しになります。 そのため、クラスター内のキャッシュの内容が更新される場合は、遅延が生じます。

例えば、クラスター C にアプリケーション・サーバー A とアプリケーション・サーバー B があるとします。
重要: 分散 nonce キャッシング・フィーチャーは、WebSphere Application Server データ複製サービス (DRS) を使用します。 ローカル・キャッシュ内のデータは、 同じ複製ドメイン内の他のサーバー内のキャッシュにプッシュされます。 複製は、処理外の呼び出しであり、場合によってはリモート呼び出しになります。 そのため、クラスター内の各アプリケーション・サーバー内のキャッシュの内容が更新されている間に、 複製に遅延が生じる可能性があります。 この遅延は、ネットワーク・トラフィック、ネットワーク・ワークロード、 マシン・ワークロードなどが原因となります。



関連概念
nonce、ランダムに生成されたトークン
Web サービス・セキュリティーの機能強化
関連タスク
クラスター内のサーバーへの nonce キャッシングの分散
関連資料
Web サービスのセキュリティーに関する考慮事項
Web サービスのセキュリティーに関する考慮事項
概念トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 9:12:22 PM EST
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