要求メトリックは、トランザクション・フローをモニターする組み込みの計測機能を提供します。 要求メトリックによって収集されたデータは、サポートされるアプリケーション応答測定 (ARM) エージェントに送ることができます。
以下の表は、要求メトリックが ARM 4.0 エージェントを初期化したときの ARM アプリケーション・プロパティーを示したものです。
ID プロパティー名 | 値 |
セル名 | サーバーが属するセル名。 |
バージョン | WebSphere Application Server のバージョン。 |
アプリケーション・プロパティー | 値 |
登録済みアプリケーション名 | WebSphere:<server_type> <server_type> は、APPLICATION_SERVER、ONDEMAND_ROUTER、または PROXY_SERVER のいずれかです。 |
アプリケーション・グループ | <server_name> |
アプリケーション・インスタンス | <node_name>.<server_name> |
String serverType; // the server type like APPLICATION_SERVER String version; // WebSphere version String sCellName; // the cell name of dMgr String sAppInstance. // <short_node_name>.<short_server_name> String sServerInstance; // short server name String sWasName = "WebSphere:" + serverType; String[] IDNAMES = new String[]{"Cell Name", "Version"}; ArmIdentityProperties appIdentity = txFactory.newArmIdentityProperties(IDNAMES, new String[]{sCellName, version}, null); ArmApplicationDefinition appDef = txFactory.newArmApplicationDefinition( sWasName, appIdentity, null ); ArmApplication app = txFactory.newArmApplication(appDef, sServerInstance, sAppInstance, null );
String[] contextNames; // the names for the context data like Port, QueryString, URI, EJBName String tranIdentityName; // the transaction types shown in the following table like URI, EJB. String appDef; // defined and created in above code snippet under ARM application properties String app; // defined and created in above code snippet under ARM application properties ArmIdentityPropertiesTransaction props = armFactory.newArmIdentityPropertiesTransaction( null, null, contextNames, null ); ArmTransactionDefinition atd = armFactory.newArmTransactionDefinition(appDef, identityName, props, (ArmID)null); ArmTransaction at = txFactory.newArmTransaction(app, atd );
このトランザクション・タイプは、サーブレット要求および JavaServer Page (JSP) 要求の Uniform Resource Identifier (URI) です。 次のすべてのトランザクション・タイプとコンテキスト名は、すべてのタイプのサーバーで使用可能です。
トランザクション・タイプ: URI |
|
---|---|
コンテキスト名 | 説明 |
ポート | 要求が到着する TCP/IP ポート。10 進値のストリング表記で指定されます。
例: 9080 |
QueryString | 疑問符 (?) を除く要求の検索パラメーターを URI ストリングの照会セグメントに含む、動的 URI の一部です。
例: selection=EJB&lookup=GBL&trans=CMT |
URI | 使用されているサーブレットおよび JSP ファイルの着信要求 URI。
例: /hitcount |
この EJB トランザクション・タイプとコンテキスト名は、アプリケーション・サーバーでのみ使用可能です。
トランザクション・タイプ: EJB | |
---|---|
コンテキスト名 | 説明 |
EJBName | 完全修飾された EJB クラス名を指定し、
その後ろにピリオド (.) で連結されたメソッド名を指定します。
例えば、com.mypackge.MyEJBClass.mymethod のようになります。
例: com.ibm.defaultapplication.IncrementBean.create |
ApplicationName | エンタープライズ Bean が
含まれている Java™ 2 Platform, Enterprise Edition (J2EE) アプリケーション名。
例: DefaultApplication |
ModuleName | エンタープライズ Bean を含む J2EE モジュール名。
例: Increment.jar |
Servlet フィルター・トランザクション・タイプは、DEBUG トレース・レベルでのみ使用可能です。 他のレベルでは、Servlet フィルターは計測されません。 このトランザクション・タイプとコンテキスト名は、アプリケーション・サーバーでのみ使用可能です。
トランザクション・タイプ: Servlet フィルター | |
---|---|
コンテキスト名 | 説明 |
FilterName | サーブレットの Servlet フィルター名。
例: ALoginFilter |
JDBC トランザクション・タイプは、DEBUG トレース・レベルでのみ使用可能です。 他のレベルでは、JDBC はブロック呼び出しです。 このトランザクション・タイプとコンテキスト名は、アプリケーション・サーバーでのみ使用可能です。
トランザクション・タイプ: JDBC | |
---|---|
コンテキスト名 | 説明 |
ClassName | JDBC 呼び出しのインターフェース名。
この名前は実際のクラス名ではありません。
例: java.sql.PreparedStatement |
MethodName | JDBC 呼び出しのメソッド名。
例: executeUpdate() |
JCA トランザクション・タイプは、DEBUG トレース・レベルでのみ使用可能です。 他のレベルでは、JCA はブロック呼び出しです。 このトランザクション・タイプとコンテキスト名は、アプリケーション・サーバーでのみ使用可能です。
トランザクション・タイプ: JCA | |
---|---|
コンテキスト名 | 説明 |
ClassName | JCA 呼び出しのクラス名。
例: javax.resource.spi.ManagedConnection |
MethodName | JCA 呼び出しのメソッド名。
例: getConnection(Subject, ConnectionRequestInfo) |
Web サービス・プロバイダー・トランザクション・タイプは、サーバー・サイド Web サービス要求用です。 このトランザクション・タイプと Wsdlport および Operation コンテキスト名は、すべてのタイプのサーバーで使用可能です。 Transport、NameSpace、および InputMessage の各コンテキスト名は、アプリケーション・サーバーでのみ使用可能です。
トランザクション・タイプ: Web サービス・プロバイダー | |
---|---|
コンテキスト名 | 説明 |
WsdlPort | Web サービスに関連付けられた WSDL ポート名。
例: AccountManager |
オペレーション | Web サービスに関連付けられたオペレーション名。
例: createNewAccount |
トランスポート | Web サービスに関連付けられたトランスポート名。
例: http |
NameSpace | Web サービスに関連付けられたネーム・スペース。
例: http://accountmanager.mycorp.com |
InputMessage | Web サービスに関連付けられた入力メッセージ名。
例: createNewAccountRequest |
Web サービス・リクエスター・トランザクション・タイプは、DEBUG トレース・レベルでのみ使用可能です。 他のレベルでは、Web サービス・リクエスターはブロック呼び出しです。 このトランザクション・タイプとコンテキスト名は、アプリケーション・サーバーでのみ使用可能です。
トランザクション・タイプ: Web サービス・リクエスター | |
---|---|
コンテキスト名 | 説明 |
WsdlPort | Web サービスに関連付けられた Web Services Description Language (WSDL) ポート名。
例: AccountManager |
オペレーション | Web サービスに関連付けられたオペレーション名。
例: createNewAccount |
トランスポート | Web サービスに関連付けられたトランスポート名。
例: http |
パラメーター | Web サービス要求のパラメーター。
例: customerName、addressStreet、addressCity、addressState、addressZip |
JMS トランザクション・タイプは、System Integration Bus (SIB) レイヤーおよび MQ を含む、デフォルト・メッセージングのメッセージ駆動型 Bean (MDB) シナリオのみに対応しています。 このトランザクション・タイプとコンテキスト名は、アプリケーション・サーバーでのみ使用可能です。
トランザクション・タイプ: JMS | |
---|---|
コンテキスト名 | 説明 |
DestinationName | Java Message Service (JMS) の宛先キュー名またはトピック名。
例: MyBusiness.Topic.Space |
MessageSelector | JMS のメッセージ・セレクター。 |
プロバイダー | プロバイダーが、デフォルト・メッセージング、SIB、MQ のいずれかを参照します。
例: デフォルト・メッセージング |
JMS 送受信トランザクション・タイプは、DEBUG トレース・レベルでのみ使用可能です。 他のレベルでは、JMS 送受信はブロック呼び出しです。 このトランザクション・タイプとコンテキスト名は、アプリケーション・サーバーでのみ使用可能です。
トランザクション・タイプ: JMS 送受信 | |
---|---|
コンテキスト名 | 説明 |
ClassName | 呼び出しを行う JMS プロバイダーのクラス名。
例: com.ibm.ws.sib.api.jms.impl.JmsTopicPublisherImpl |
MethodName | 呼び出しを行う JMS プロバイダーのメソッド名。
例: sendMessage |
SIB 送受信トランザクション・タイプは、DEBUG トレース・レベルでのみ使用可能です。 他のレベルでは、SIB 送受信はブロック呼び出しです。 このトランザクション・タイプとコンテキスト名は、アプリケーション・サーバーでのみ使用可能です。
トランザクション・タイプ: SIB 送受信 | |
---|---|
コンテキスト名 | 説明 |
ClassName | 呼び出しを行う SIB レイヤーのクラス名。
例: com.ibm.ws.sib.processor.impl.ProducerSessionImpl |
MethodName | 呼び出しを行う SIB レイヤーのメソッド名。
例: send |
BusName | この呼び出しが行われる、サービス統合バスの名前。 |
DestinationName | この呼び出しが行われる、サービス統合の宛先の名前。 |
この SIB MDB トランザクション・タイプは、アプリケーション・サーバーでのみ使用可能です。
トランザクション・タイプ: SIB MDB | |
---|---|
コンテキスト名 | 説明 |
BusName | MDB が listen している宛先が配置されている SIB の名前。 |
DestinationName | この MDB も listen している SIB の名前。 |
MessageSelector | この MDB によって使用されるメッセージ・セレクター。 |
MdbDiscriminator | この MDB によって使用される判別プログラム。 |
Provider | この MDB のプロバイダーのタイプ。 例: デフォルト・メッセージングまたは SIB |
SIB メディエーション・トランザクション・タイプとコンテキスト名は、アプリケーション・サーバーでのみ使用可能です。
トランザクション・タイプ: SIB 仲介 | |
---|---|
コンテキスト名 | 説明 |
ClassName | 呼び出しが行われたクラス名。 |
MethodName | 呼び出しが行われたメソッド名。 |
MediationName | JMS のメディエーション名。
例: myMediation |
BusName | JMS のサービス統合バス名。 例: thisBusName |
DestinationName | JMS の宛先名。
例: myMessageQueue |
非同期トランザクション・タイプは、非同期 Bean タイマー、アラート、および据え置き開始用です。 このトランザクション・タイプとコンテキスト名は、アプリケーション・サーバーでのみ使用可能です。
トランザクション・タイプ: 非同期 Bean | |
---|---|
コンテキスト名 | 説明 |
Type | 非同期 Bean タスクのタイプ。 例: COMMONJ_TIMER |
ClassName | 非同期 Bean タスクを実行するクラス名。
例: com.mycorp.MyTaskClass |
JNDI トランザクション・タイプは、DEBUG トレース・レベルでのみ使用可能です。 他のトレース・レベルでは、JNDI 呼び出しは計測されません。 このトランザクション・タイプとコンテキスト名は、アプリケーション・サーバーでのみ使用可能です。
トランザクション・タイプ: JNDI | |
---|---|
コンテキスト名 | 説明 |
JNDIName | JNDI ルックアップ名。 例: ejbJndiName |
ポートレット・トランザクション・タイプとコンテキスト名は、アプリケーション・サーバーでのみ使用可能です。
トランザクション・タイプ: ポートレット | |
---|---|
コンテキスト名 | 説明 |
Method | 現在使用されているポートレットのメソッド。action または render のいずれかです。 |
WindowID | 現在使用されているポートレットのウィンドウ ID。 |
URI (これは、ARM トランザクション・コンテキストのプロパティー名です。 WebSphere サーブレット・トランザクションで指定された、明示的 ARM トランザクション URI プロパティーと混同しないでください。 特に Enterprise Workload Manager (EWLM) "EWLM: URI" ポリシー・フィルターと混同しないでください。) | 現在のポートレット要求のコンテキスト・パス。 |
HTTP インバウンドでは、着信 ARM 相関関係子に関して、WebSphere Application Server が大/小文字を区別して HTTP ヘッダー「ARM_CORRELATOR」を検査します。 アプリケーション・サーバーは、HTTP アウトバウンド経由の ARM 相関関係子のフローを許可しません。
<soapenv:Header xmlns:soapenv="http://schemas.xmlsoap.org/soap/envelope/" xmlns:soapenc="http://schemas.xmlsoap.org/soap/encoding/" xmlns:xsd="http://www.w3.org/2001/XMLSchema" xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"> <reqmetrics:arm_correlator soapenv:actor="reqmetricsURI" xmlns:reqmetrics="http://websphere.ibm.com"> 37000000000000000000 </reqmetrics:arm_correlator> </soapenv:Header>