この表は、RRS の自動化およびリカバリーのシナリオで使用します。
タスク | RRS の自動化およびリカバリーのシナリオ |
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開始 | RRS の前にシステム・ロガーが開始済みであることを確認してください。
注: システム・ロガーを開始せずに RRS を開始しようとすると、
RRS は、まずシステム・ロガーを開始する必要があることを示すエラー・メッセージを表示します。
WebSphere for z/OS の始動前に、RRS が開始済みであることを確認してください。
RRS は、単独では開始しません。
RRS が自動的に開始するのは、
Automatic Restart Manager (ARM) に登録されている場合および ARM が稼働している場合のみです。
RRS を開始するには、次のように start コマンドを実行します。
start atrrrs,sub=master 注: 取り消しコマンドを実行する場合、
RRS は単独では再始動しません。
したがって、取り消した場合や ARM が稼働していない場合は、RRS を手動で再始動する必要があります。
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シャットダウン | RRS を開始したときと逆の順序で RRS をシャットダウンします。
WebSphere Application Server for z/OS、次に RRS、
続いてシステム・ロガーの順にシャットダウンされます。
RRS を停止するための制御された方法はありません。
最良の方法は、次のとおりです。
setrrs cancel |
障害がある場合の未完了および未確定のトランザクションの処理 | 未完了のトランザクションを表示し、
未確定のトランザクションを解決するには、
RRS システム管理パネルを参照してください。
RRS の RM パネルにリソース・マネージャーを表示し、
すべてのリカバリーの単位 (UR) を表示して、
UR をフィルターしてから、未確定トランザクションを解決することができます。
未完了トランザクションを解決することはできません。
すべての RRS 管理トランザクションを表示できます。
IMS Connector for Java を使用している場合、 IMS Connector for Java、IMS Connect、および IMS サブシステムが、WebSphere for z/OS J2EE サーバーが稼働しているのと同じ z/OS システム・イメージ上でローカルに構成済みである場合に限り、このプロセスが適用されます。 ローカル構成は、IMS Connector for Java が RRS トランザクション・コネクターとして稼働する唯一の構成です。 |
RRS が実行されているかどうかを判別する方法 | 次の表示コマンドを使用します。
d a,atrrsatrrs は、 WebSphere Application Server for z/OS に同梱のデフォルトの RRS プロシージャーの名前です。 RRS の開始に使用するプロシージャー名を使用してください。 アドレス・スペースは、プロシージャーから得られます。 |
RRS が停止した場合の WebSphere for z/OS の状況 | RRS は必要なサブシステムなので、 WebSphere Application Server for z/OS はこれがないと稼働しません。 RRS が停止すると、WebSphere Application Server for z/OS は致命的エラーを受け取ります。 RRS を開始してから、WebSphere Application Server for z/OS を再始動する必要があります。 |
RRS が停止した場合の、その他のサブシステムの状況 | RRS は WebSphere Application Server for z/OS のトランザクション・モニターです。 RRS を取り消すと、これを使用するあらゆるサブシステム (例えば、 WebSphere Application Server for z/OS、DB2、IMS) に問題が生じます。 RRS を取り消す前に、その影響を理解しておく必要があります。 |
詳細情報の参照先 | z/OS MVS Programming: Resource Recovery |