WebSphere Application Server for z/OS, Version 6.1   
             オペレーティング・システム: z/OS

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Web サーバー・プラグインのチューニング・ヒント

Web サーバー・プラグインの調整のための 重要なヒントとして、 ストレスの高い環境において、ワークロードのバランスを取り、 パフォーマンスを向上させる方法があります。 Web サーバー・プラグインがフロントとなる ネットワークのアプリケーション・サーバー間で、 ワークロードのバランスを取ることによって、 要求応答時間が改善されます。

ワークロードのバランシング

通常のオペレーション中に、 アプリケーション・サーバーに保留される接続のバックログはどうしても増えてしまいます。 このため、Web サーバー・プラグインがフロントとなるネットワークのアプリケーション・サーバー間でワークロードのバランスを取ることによって、要求応答時間が改善されます。

WebSphere Application Server は、z/OS ネイティブのワークロード管理 (WLM) 機能を使用して、 動的に、z/OS HTTP サーバーに定義されたアプリケーション・サーバーのワークロードのバランスを取ります。 詳しくは、z/OS の資料 「HTTP Server Planning, Installing and Using v5.3」を 参照してください。

高ストレス環境でのパフォーマンスの向上

TcpTimedWaitDelay 設定を調整するには tcp_time_wait_interval パラメーターの値を、デフォルトの 240 秒から 30 秒に変更します。
  1. Windows レジストリーの以下の場所を探します。
    HKEY_LOCAL_MACHINE¥System¥CurrentControlSet¥Services¥tcpip¥Parameters¥TcpTimedWaitDelay
    この入力項目が Windows レジストリーに存在していない場合、 この入力項目を新規の DWORD 項目として編集することにより、これを作成します。
  2. この入力項目について、秒単位で 30 以上 300 以下の値を指定します。 (30 を指定することをお勧めします。)
MaxUserPort 設定を調整するには、以下を実行します。
  1. Windows レジストリーの以下の場所を探します。
    HKEY_LOCAL_MACHINE¥System¥CurrentControlSet¥Services¥tcpip¥Parameters¥MaxUserPort
    この入力項目が Windows レジストリーに存在していない場合、 この入力項目を新規の DWORD 項目として編集することにより、これを作成します。
  2. ポートの最大数を 5000 以上 65534 以下の値に設定します。 (65534 を指定することをお勧めします。)

これらの設定について詳しくは Microsoft Web site を参照してください。




関連タスク
WebSphere Application Server for z/OS ランタイムのチューニング
Web サーバーとの通信
参照トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 9:12:22 PM EST
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