「Synch to OS Thread Allowed」オプションを設定する場合には、考慮するオプションが多数あります。
「Synch to OS Thread Allowed」サポートにより、以下を行うことができます。
- アプリケーションの開発者またはアセンブラーは、
特別のアプリケーション環境エントリー env-entry を、
デプロイメント記述子 com.ibm.websphere.security.SyncToOSThread = true | false に
設定することによって、振る舞いを要求します。
- システム管理者は、アプリケーション・サーバー構成設定を使用して、
アプリケーション開発者またはアセンブラーによる要求を認可します。
- Resource Access Control Facility (RACF) 管理者は、FACILITY クラス・プロファイルとオプションの SURROGAT クラス・プロファイルを定義することで「Synch to OS Thread Allowed」が制御を詳細化するかどうかを制御します。
開発時、またはアセンブリー時に、
以下のように「
Synch to OS Thread Allowed」オプションを選択できます。
- 開発時に、Rational Application Developer を使用して、
環境エントリー (環境変数) を Enterprise JavaBean (EJB) コンポーネントまたは Web アプリケーション・モジュールに追加します。
重要: 環境エントリー (環境変数) は、
個々の EJB コンポーネント上に定義できますが、
個々の Web コンポーネント上に設定することはできません。
Java 2 Platform, Enterprise Edition (J2EE) 標準デプロイメント記述子は、
各 EJB コンポーネントおよび各 Web アプリケーション・モジュールに対して定義できます。
Web コンポーネントは、サーブレットまたは JavaServer Pages (JSP) ファイルのいずれかであることに注意してください。
Web コンポーネントの場合、
環境エントリー (環境変数) は Web アプリケーション・モジュール上にのみ設定できます。
Web アプリケーション・モジュールは、
サーブレットおよび JSP ファイルを格納しています。
- アセンブリー時に、アセンブリー・ツールを使用して、
環境エントリー (環境変数) を追加または変更できます。詳細については、アプリケーション・サーバー・ツールキットのドキュメンテーションの「Starting WebSphere Application Server Toolkit」を参照してください。