WebSphere Application Server for z/OS, Version 6.1   
             オペレーティング・システム: z/OS

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このトピックは、z/OS オペレーティング・システムにのみ適用されます。

サブタイプ 3: サーバー・インターバル・レコード

サーバー・インターバル SMF レコードの目的は、WebSphere Application Server for z/OS 内部で実行されているアクティビティーを記録することです。このレコードは、 一定の間隔で作成され、そのインターバルの間にサーバー・インスタンス内部で実行された処理を集約します。

サーバー・インスタンスで一定間隔ごとのインターバル記録がアクティブになっていると、そのサーバー・インスタンスごとに 1 つのレコードが作成されます。 サーバーに複数のサーバー・インスタンスがある場合は、個々のサーバー・インスタンスごとにレコードが作成されるため、サーバー内部で実行された処理をすべて見るためには、処理のあとでレコードをマージする必要があります。

このレコードは、 server_SMF_server_interval_enabled=1 (または server_SMF_server_interval_enabled=true) を設定することにより、管理コンソールを介して活動化することができます。 また、server_SMF_interval_length=n と設定すると、記録する間隔を管理コンソールをから指定できます。 この場合、n は指定する秒数です。

サーバー・インターバル・レコード・スキーマ

このセクションでは、サブタイプ 3: サーバー・インターバル・レコードについて説明します。

サーバー・インターバル・セクション

サーバー・インターバル・セクションには、1 つのサーバー内で発生した個々のアクティビティーに関する情報が含まれています。
オフセット (10 進数) オフセット (16 進数) 名前 長さ フォーマット 説明
0 0 SM120HN2 64 EBCDIC WebSphere Application Server for z/OS のトランザクション・サーバー・ホスト名
64 40 SM120SNI 8 EBCDIC WebSphere Application Server for z/OS のトランザクション・サーバー名
72 48 SM120INI 8 EBCDIC WebSphere Application Server for z/OS のトランザクション・サーバー・インスタンス名
80 50 SM120SST 16 S390STCK サーバーでサンプルを開始した時刻
96 60 SM120SET 16 S390STCK サンプルが終了した時刻
112 70 SM120NG2 4 バイナリー サーバー・インスタンスが開始したインターバルの間に、そのサーバー・インスタンスを介して実行されたグローバル・トランザクションの数。
116 74 SM120NL2 4 バイナリー インターバルの間にサーバー・インスタンスが開始したローカル・トランザクションの数
120 78 SM120NCS 4 バイナリー 予約済み
124 7C SM120NCA 4 バイナリー インターバルの間にアクティブだった通信セッションの数
128 80 SM120NLS 4 バイナリー 予約済み
132 84 SM120NLA 4 バイナリー インターバルの間にサーバー・インスタンス内で接続され、アクティブになったローカル通信セッションの数
136 88 SM120NRS 4 バイナリー 予約済み
140 8C SM120NRA 4 バイナリー インターバルの期にサーバー・インスタンス内で接続され、アクティブになったリモート通信セッションの数
144 90 SM120BTS 4 バイナリー 接続されたすべてのクライアントからサーバーに転送されたデータのバイト数

'FFFFFFFF'X は、4 バイト・フィールドでは小さすぎることを示しています。代わりに、8 バイト・フィールドの SM120ITS を使用します。

148 94 SM120BFS 4 バイナリー 接続されたすべてのクライアントにサーバーから送信されたデータのバイト数

'FFFFFFFF'X は、4 バイト・フィールドでは小さすぎることを示しています。代わりに、8 バイト・フィールドの SM120IFS を使用します。

152 98 SM120BTL 4 バイナリー ローカルに接続されたすべてのクライアントからサーバーに転送されたデータのバイト数

'FFFFFFFF'X は、4 バイト・フィールドでは小さすぎることを示しています。代わりに、8 バイト・フィールドの SM120ITL を使用します。

156 9C SM120BFL 4 バイナリー ローカルに接続されたすべてのクライアントにサーバーから転送されたデータのバイト数

'FFFFFFFF'X は、4 バイト・フィールドでは小さすぎることを示しています。代わりに、8 バイト・フィールドの SM120IFL を使用します。

160 A0 SM120BTR 4 バイナリー リモートに接続されたすべてのクライアントからサーバーに転送されたデータのバイト数

'FFFFFFFF'X は、4 バイト・フィールドでは小さすぎることを示しています。代わりに、8 バイト・フィールドの SM120ITR を使用します。

164 A4 SM120BFR 4 バイナリー リモートに接続されたすべてのクライアントにサーバーから転送されたデータのバイト数

'FFFFFFFF'X は、4 バイト・フィールドでは小さすぎることを示しています。代わりに、8 バイト・フィールドの SM120IFR を使用します。

168 A8 SM120J2 4 バイナリー J2EE サーバー
172 AC SM120CL1 8 EBCDIC WebSphere Application Server for z/OS のトランザクション・サーバー・セル名
180 B4 SM120ND1 8 EBCDIC WebSphere Application Server for z/OS のトランザクション・サーバー・ノード名
188 BC SM120NHS 4 バイナリー 予約済み
192 C0 SM120NHA 4 バイナリー インターバルの間にサーバー・インスタンス内で接続され、アクティブになった HTTP 通信セッションの数
196 C4 SM120BTH 4 バイナリー HTTP 接続されたすべてのクライアントからサーバーに転送されたデータのバイト数

'FFFFFFFF'X は、4 バイト・フィールドでは小さすぎることを示しています。代わりに、8 バイト・フィールドの SM120ITH を使用します。

200 C8 SM120BFH 4 バイナリー HTTP 接続されたすべてのクライアントにサーバーから転送されたデータのバイト数

'FFFFFFFF'X は、4 バイト・フィールドでは小さすぎることを示しています。代わりに、8 バイト・フィールドの SM120IFH を使用します。

204 CC SM120TEC 8 バイナリー WLM 別プログラムで累算された合計 CPU 時間。TOD クロック・フォーマット (ビット 51 = マイクロ秒)。
212 D4 SM120ITS 8 バイナリー 接続されたすべてのクライアントからサーバーに転送されたデータのバイト数
220 DC SM120IFS 8 バイナリー 接続されたすべてのクライアントにサーバーから送信されたデータのバイト数
228 E4 SM120ITL 8 バイナリー ローカルに接続されたすべてのクライアントからサーバーに転送されたデータのバイト数
236 EC SM120IFL 8 バイナリー ローカルに接続されたすべてのクライアントにサーバーから転送されたデータのバイト数
244 F4 SM120ITR 8 バイナリー リモートに接続されたすべてのクライアントからサーバーに転送されたデータのバイト数
252 FC SM120IFR 8 バイナリー リモートに接続されたすべてのクライアントにサーバーから転送されたデータのバイト数
260 104 SM120ITH 8 バイナリー HTTP 接続されたすべてのクライアントからサーバーに転送されたデータのバイト数
268 10C SM120IFH 8 バイナリー HTTP 接続されたすべてのクライアントにサーバーから転送されたデータのバイト数
276 114 SM120IR1 32   予約済み

サーバー・サーバント・セクション

レコードごとに、ゼロ、1 つ、または複数のセクションがあります。サーバー・サーバント・セクションには、指定したサーバー・インターバルでの個々のサーバー・サーバントに関する情報が含まれています。
オフセット オフセット 名前 長さ フォーマット 説明
0 0 SM120SSA 4 バイナリー サーバント・アドレス・スペース ID
4 4 SM120SNT 4 バイナリー トリプレット数
次のトリプレットは、ヒープ ID セクションごとに 1 度、0 から n 回表示さる。
8 8 SM120SSO 4 バイナリー このサーバー・サーバント・セクションの先頭からヒープ ID セクションまでのオフセット。
12 C SM120SSL 4 バイナリー ヒープ ID セクションの長さ。
16 10 SM120SSN 4 バイナリー ヒープ ID セクションの数。

サブタイプ 3: ヒープ ID セクション

サーバー・サーバント・セクションごとに、複数の (0 から n 個の) セクションがあります。 ヒープ ID セクションには、このアクティビティーに関係するこのサーバー・サーバントのすべてのヒープに関する情報が含まれています。
オフセット オフセット 名前 長さ フォーマット 説明
0 0 SM120HIH 4 バイナリー 以下のデータが適用されるヒープ。
4 4 SM120HIC 4 バイナリー インターバルの期間の、 このヒープでの割り振り失敗の数。
8 8 SM120HI1 8 バイナリー インターバルの間の最小バイト数。
16 10 SM120HI2 8 バイナリー インターバルの間の最大バイト数。
24 18 SM120HI3 8 バイナリー インターバルの間の平均バイト数。
32 20 SM120HI4 8 バイナリー インターバルの間の最小空きバイト数。
40 28 SM120HI5 8 バイナリー インターバルの間の最大空きバイト数。
48 30 SM120HI6 8 バイナリー インターバルの間の平均空きバイト数。



関連タスク
システム管理機能 (SMF) のジョブ関連情報の収集
関連資料
トリプレット
ヘッダー/自己定義セクション
製品セクション
サブタイプ 1: サーバー・アクティビティー・レコード
サブタイプ 5: J2EE コンテナー・アクティビティー・レコード (バージョン 2)
サブタイプ 6: コンテナー・インターバル・レコード (バージョン 2)
サブタイプ 7: WebContainer アクティビティー・レコード (バージョン 2)
サブタイプ 8:WebContainer インターバル・レコード (バージョン 2)
関連情報
MVS システム管理機能 (SMF)
参照トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 9:12:22 PM EST
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