カスタマイズ・ダイアログを開始する前に、WebSphere® Application Server for z/OS® 製品をインストールし、製品ライブラリーをカスタム・ダイアログが実行される z/OS システムに対して使用可能にする必要があります。
すべての製品ライブラリーをカタログする必要があります。
カスタマイズ・ダイアログは製品ディレクトリー (デフォルトでは、/usr/lpp/zWebSphere/V6R1) を使用しませんが、カスタマイズ・ダイアログの生成されたジョブを実行するには、その製品ディレクトリーをマウントして使用可能にする必要があります。
ユーザーは、実の、またはエミュレートされた 3270 タイプ端末から TSO にログオンする機能が必要です。
ISPF カスタマイズ・ダイアログを実行するには、
ログオン表示で 3270 エミュレーションがサポートされていて、
そのサイズが最小の 32 行および 80 列 (32 x 80) に設定されている必要があります。
- ご使用の端末が正確に 32 表示行を備えている場合は、PF キーを表示しないようにしてください。
これらは、カスタマイズ・ダイアログの入力フィールドをオーバーレイすることができます。PF キーを非表示にするには、ISPF で PFSHOW OFF コマンドを発行します。
- 32 行表示であり、ISPF 分割画面機能を使用する場合
、「ISPF Settings」パネルの「"Always show split line"」の選択を解除して、
ディスプレイの上端および下端に画面を分割します。これにより、
分割画面の行が表示されなくなり、カスタマイズ・ダイアログ内の行が明示されます。分割画面を別の方法で使用すると、
カスタマイズ・ダイアログに行が明示されません。
以下のステップでは、IBM
® Personal
Communications Workstation プログラムを使用した場合の、表示サイズ設定の変更方法の概要を説明します。すべてのステップを完了してから、TSO セッションを開始してください。
- セッション・ウィンドウのメニュー・バーで、「Communication」を選択します。
- 「Communication」ウィンドウから、「構成」を選択します。
- 表示されたウィンドウで、「Session Parameters」ボタンを押します。
- プルダウン・メニューを使用して、
画面サイズの設定を 32x80 と 62x160 との間で選択します。
- セッション・ウィンドウに戻るまで、「OK」ボタンを押します。
WebSphere Application
Server for z/OS 製品ライブラリーへの READ アクセス権を持つ TSO ユーザー ID が必要です。
- ユーザー ID を使用してログオンすると、ISPF メニュー・オプションが表示されます。「設定」を選択して、端末特性から「screen
format」を見つけ、「max」を選択します。これにより、カスタマイズ・ダイアログの画面が最大化されます。
ダイアログの開始: BBOWSTRT コマンド
カスタマイズ・ダイアログを開始するには、
TSO にログオンし、次の EXEC コマンドを使用して SBBOCLIB 製品ライブラリーから BBOWSTRT exec を起動します。
注: このコマンドを TSO オプション 6 から入力する場合は、
ただこのコマンドを入力するだけです。
このコマンドを ISPF コマンド行で入力する場合は、
このコマンドにプレフィックス「TSO」を付ける必要があります。
EXEC
'was_hlq.SBBOCLIB(BBOWSTRT)' 'options'
ここで、パラメーターは以下のとおりです。
- was_hlq
- WebSphere Application Server for z/OS 製品ライブラリー用のデータ・セット名の高位修飾子です。
注: カスタマイズ・ダイアログがライブラリーを正しく割り振るためには、
ダイアログ・ライブラリー (SBBOCLIB、SBBOPxxx、SBBOMxxx、SBBOSLIB、および SBBOSLB2) に、
同じデータ・セット名の高位修飾子がなければなりません。
結果として得られる WebSphere Application Server for z/OS セルを実行するために使用する WebSphere Application
Server for z/OS 製品コードのレベルに一致する was_hlq 値を使用してください。
また、以下のオプションを、
スペースで分離し、一重引用符で囲んで指定することもできます。
- APPL(value)
- 使用したいアプリケーション名を指定します。
これにより、
あるカスタマイズ・ダイアログ・セッションから次のセッションに保管されるカスタマイズ・ダイアログ変数の別のセットが提供されます。
デフォルト値は BBO6 です。
詳しくは、カスタマイズ・ダイアログ変数
を参照してください。
- LANG(value)
- カスタマイズ・ダイアログで使用する各国語を指定します。
英語には「ENUS」を、日本語には「JAPN」を指定します。
デフォルト値は ENUS です。
注: 一部のメッセージは、
LANG オプションで別の各国語を指定していても、
英語で表示されます。
- PROD(list)
- 同様にダイアログを使用してカスタマイズされる、WebSphere Application Server for z/OS 追加製品のリストを指定します。
このリストは、次のテーブルからの、
スペースで分離された 1 つ以上の 3 文字の製品 ID から構成される必要があります。
追加製品をカスタマイズする必要がない場合は、PROD オプションを省略します。
BBZ |
WebSphere Business
Integration |
- PRODHLQ(list)
- PROD オプションで指定した WebSphere Application Server for z/OS 追加製品用の高位修飾子のリストを指定します。
このリストは、PROD リスト内のエントリーごとに、
それと同じ順序で 1 つの高位修飾子から構成される必要があります。
追加製品をカスタマイズする必要がない場合は、PRODHLQ オプションを省略します。
ダイアログを初めて開始する場合、
または新規の
APPL 値を使用する場合は、最初に著作権画面が表示されます。
ENTER を押して継続します。
そうすると、次のような、
カスタマイズ・ダイアログのメインメニューが表示されることになります。
------------ WebSphere Application Server for z/OS Customization --------
Option ===> Appl: BBO6
Use this dialog to create WebSphere Application Server for z/OS
cells and nodes. Specify an option and press Enter.
1 Configure common MVS™ Groups and Users
2 Create stand-alone application server nodes. You must complete
Option 1 before starting this option.
3 Create Network Deployment cells and nodes. You must complete
Option 1 before starting this option.
4 Migrate a node.
5 License and Notices.
メインメニューが表示されない場合は、
上記のステップと要件を確認してください。