WebSphere Application Server for z/OS, Version 6.1   
             オペレーティング・システム: z/OS

             目次と検索結果のパーソナライズ化

診断プロバイダー ID のロガーとの関連付け

診断プロバイダーを使用してアラートとメッセージを管理している場合は、診断プロバイダー ID をロガーと関連付ける必要があります。 これは動的に実行することも、 静的な割り当てを介して実行することもできます。

このタスクについて

診断プロバイダー MBean を介して診断が管理されるコンポーネントでは、 すべてのログ・メッセージに診断プロバイダー ID (DPID) が含まれている 必要があります。単一のロガーが常に同じ DPID を使用してログに記録する場合があります。このような場合は、 その DPID をロガーと静的に関連付けることが適切です。 また、ロガーがさまざまな診断ドメインの代理としてログへの記録を行う場合があります。 例えば、データ・ソースはすべて異なる診断プロバイダー MBean を持っているものの、 同一のロガーを共有している場合などがこれに該当します。このような場合には、DPID がロギング・コールごとに動的に 提供されるようにすることができます。

静的割り当て

このタスクについて

以下のメソッドを使用すると、DPID がロガーに静的に割り当てられます。

プロシージャー

DPID とロガーを次のように関連付けます。
Logger logger = Logger.getLogger("com.ibm.ws.MyClass");
DiagnosticProviderHelper.addDiagnosticProviderIDtoLogger(logger, dpid);

動的割り当て

このタスクについて

プレフィックスを DPID: として、メッセージ・パラメーターの先頭に DPID を指定することにより、 DPID を単一のログ要求に関連付けることができます。ロガーを使用して DPID と単一のログ要求を関連付けるには、以下のようにします。
Object[] parms = new Object[] { "DPID:" + dpid };
logger.logp(classname, methodname, "MSG0001", parms);
動的割り当てのケースでは、DPID が定様式のメッセージに表示されている必要はありません。以下に 2 つの例を示します。
(in resource bundle)
// by not including {0} first parm is not printed in the message.
MSG0001=This message does not include the DPID.			

// note - it is not recommended to print the DPID in your message.
MSG0002=This message includes the DPID...it's value is {0}.	

定様式のメッセージには DPID が組み込まれないようにすることを 推奨します。上記で示したように、リソース・バンドルのメッセージ値に {0} を含めないことにより、 DPID が組み込まれなくなります。

タスク・トピック    

ご利用条件 | フィードバック

最終更新: Jan 21, 2008 9:12:22 PM EST
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r1/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.zseries.doc/info/zseries/ae/ttrb_dpidlog.html