WebSphere Application Server for z/OS, Version 6.1   
             オペレーティング・システム: z/OS

             目次と検索結果のパーソナライズ化

AdminTask オブジェクトの WIMManagementCommands コマンド・グループ

Jython または Jacl スクリプト言語を使用すると、wsadmin ツールでセキュリティーを構成することができます。WIMManagementCommands グループの コマンドおよびパラメーターは、仮想メンバー・マネージャーでグループ、メンバー、およびユーザーの 作成と管理を行う場合に使用できます。

AdminTask オブジェクトの WIMManagementCommands コマンド・グループには、以下のコマンドが含まれます。

createGroup

createGroup コマンドは、仮想メンバー・マネージャーに新規のグループを作成します。 コマンドが完了すると、新規グループがリポジトリーに表示されます。 LDAP の場合、グループはメンバーを含む必要があります。memberUniqueName パラメーターは、この場合オプションです。 グループまたはユーザーの固有の名前に memberUniqueName パラメーターを設定すると、グループまたはユーザーがグループのメンバーとして追加されます。

パラメーターおよび戻り値

-cn
作成するグループの共通名を指定します。 このパラメーターは、仮想メンバー・マネージャー内の cn プロパティーにマップされます。 (ストリング、必須)
-description
作成するグループに関する追加情報を指定します。 このパラメーターは、仮想メンバー・マネージャー・オブジェクトの description プロパティーにマップされます。 (ストリング、オプション)
-parent
グループが作成されるリポジトリーを指定します。このパラメーターは、仮想メンバー・マネージャー内の parent プロパティーにマップされます。 (ストリング、オプション)
-memberUniqueName
新規グループに追加するユーザーまたはグループの固有の名前の値を指定します。 このパラメーターは、仮想メンバー・マネージャー内の uniqueName プロパティーにマップされます。 (ストリング、オプション)

バッチ・モードの使用例:

対話モードの使用例:

createUser

createUser コマンドは、デフォルトのリポジトリーまたは親コマンド・パラメーターで指定されたリポジトリーに新規ユーザーを作成します。 このコマンドは、仮想メンバー・マネージャーで担当者のエンティティーおよびログイン・アカウントのエンティティーを作成します。

パラメーターおよび戻り値

-uid
作成するユーザーの固有 ID を指定します。 これにより、仮想メンバー・マネージャーは、そのユーザーの uniqueId 値と uniqueName 値を作成します。 このパラメーターは、仮想メンバー・マネージャー内の uid プロパティーにマップされます。 (ストリング、必須)
-password
ユーザーのパスワードを指定します。このパラメーターは仮想メンバー・マネージャー内の password プロパティーにマップされます。 (ストリング、必須)
-confirmPassword
パスワードを再び指定して、パスワード・パラメーターに入力されたパラメーターが正しいことを確認します。 このパラメーターは仮想メンバー・マネージャー内の password プロパティーにマップされます。 (ストリング、オプション)
-cn
ユーザーのファーストネーム、すなわち名を指定します。このパラメーターは、仮想メンバー・マネージャー内の cn プロパティーにマップされます。 (ストリング、オプション)
-surname
ユーザーのラストネーム、すなわち姓を指定します。このパラメーターは、仮想メンバー・マネージャー内の sn プロパティーにマップされます。 (ストリング、オプション)
-ibm-primaryEmail
ユーザーの E メール・アドレスを指定します。このパラメーターは、仮想メンバー・マネージャー内の ibm-PrimaryEmail プロパティーにマップされます。 (ストリング、オプション)
-parent
ユーザーが作成されるリポジトリーを指定します。 このパラメーターは、仮想メンバー・マネージャー内の parent プロパティーにマップされます。 (ストリング、オプション)

バッチ・モードの使用例:

対話モードの使用例:

deleteGroup

deleteGroup コマンドは、仮想メンバー・マネージャー内のグループを削除します。 このコマンドを使用して下位グループを削除することはできません。 このコマンドが完了すると、グループはリポジトリーから削除されます。

パラメーターおよび戻り値

-uniqueName
削除するグループの固有の名前の値を指定します。 このパラメーターは、仮想メンバー・マネージャー内の uniqueName プロパティーにマップされます。 (ストリング、必須)

バッチ・モードの使用例:

対話モードの使用例:

deleteUser

deleteUser コマンドは、仮想メンバー・マネージャーからユーザーを削除します。 これには、マージされていないリポジトリー内の個人オブジェクトとアカウント・オブジェクトが含まれます。

パラメーターおよび戻り値

-uniqueName
削除するユーザーの固有の名前の値を指定します。 このパラメーターは、仮想メンバー・マネージャー内の uniqueName プロパティーにマップされます。 (ストリング、必須)

バッチ・モードの使用例:

対話モードの使用例:

duplicateMembershipOfGroup

duplicateMembershipOfGroup コマンドは、あるグループを、別のグループが属するすべてのグループの メンバーにするために使用します。例えば、グループ A がグループ B とグループ C に属しているとします。 グループ D をグループ A と同じグループに追加するために、 duplicateMembershipOfGroup コマンドを使用します。

パラメーターおよび戻り値

-copyToName
copyFromName パラメーターで指定されたグループのメンバーシップを追加するグループの名前を指定します。 (ストリング、必須)
-copyFromName
別のグループが使用するグループ・メンバーシップのコピー元になるグループの名前を指定します。 (ストリング、必須)

バッチ・モードの使用例:

対話モードの使用例:

duplicateMembershipOfUser

duplicateMembershipOfUser コマンドは、あるユーザーを、別のユーザーが属するすべてのグループの メンバーにする場合に使用します。例えば、ユーザー 1 がグループ B とグループ C に属しているとします。 ユーザー 2 をユーザー 1 と同じグループに追加するために、 duplicateMembershipOfUser コマンドを使用します。

パラメーターおよび戻り値

-copyToName
copyFromName パラメーターで指定されたユーザーのメンバーシップを追加するユーザーの名前を指定します。 (ストリング、必須)
-copyFromName
別のユーザーが使用するグループ・メンバーシップのコピー元になるユーザーの名前を指定します。 (ストリング、必須)

バッチ・モードの使用例:

対話モードの使用例:

getGroup

getGroup コマンドは、グループの共通名および記述を検索します。

パラメーターおよび戻り値

-uniqueName
表示するグループの固有の名前の値を指定します。このパラメーターは、仮想メンバー・マネージャー内の uniqueName プロパティーにマップされます。 (ストリング、必須)

バッチ・モードの使用例:

対話モードの使用例:

getMembershipOfGroup

getMembershipOfGroup は、 あるグループをメンバーとして含むグループを取得するコマンドです。

パラメーターおよび戻り値

-uniqueName
グループ・メンバーシップを表示しようとするグループの固有の名前の値を指定します。 このパラメーターは、仮想メンバー・マネージャー内の uniqueName プロパティーにマップされます。 (ストリング、必須)

バッチ・モードの使用例:

対話モードの使用例:

getMembershipOfUser

getMembershipOfUser は、 あるユーザーをメンバーとして含むグループを取得するコマンドです。

パラメーターおよび戻り値

-uniqueName
グループ・メンバーシップを表示しようとするユーザーの固有の名前の値を指定します。 このパラメーターは、仮想メンバー・マネージャー内の uniqueName プロパティーにマップされます。 (ストリング、必須)

バッチ・モードの使用例:

対話モードの使用例:

getMembersOfGroup

getMembersOfGroup は、あるグループのメンバーを取得するコマンドです。

パラメーターおよび戻り値

-uniqueName
メンバーを表示しようとするグループの固有の名前の値を指定します。 このパラメーターは、仮想メンバー・マネージャー内の uniqueName プロパティーにマップされます。 (ストリング、必須)

バッチ・モードの使用例:

対話モードの使用例:

getUser

getUser コマンドは、仮想メンバー・マネージャー内のユーザーに関する情報を検索します。

パラメーターおよび戻り値

-uniqueName
表示するユーザーの固有の名前の値を指定します。 このパラメーターは、仮想メンバー・マネージャー内の uniqueName プロパティーにマップされます。 (ストリング、必須)

バッチ・モードの使用例:

対話モードの使用例:

removeMemberFromGroup

removeMemberFromGroup は、 ユーザーまたはグループをグループから除去するコマンドです。

パラメーターおよび戻り値

-memberUniqueName
指定されたグループから除去しようとするユーザーまたはグループの固有の名前の値を指定します。 このパラメーターは、仮想メンバー・マネージャー内の uniqueName プロパティーにマップされます。 (ストリング、必須)
-groupUniqueName
memberUniqueName パラメーターで指定したユーザーまたはグループが除去されるグループの固有の名前の値を指定します。 このパラメーターは、仮想メンバー・マネージャー内の uniqueName プロパティーにマップされます。 (ストリング、必須)

バッチ・モードの使用例:

対話モードの使用例:

searchGroups

searchGroups コマンドは、提供した基準に一致するグループを仮想メンバー・マネージャーから検索するために使用します。 例えば、searchGroups コマンドを使用して、IBM で始まる共通名を持つすべてのグループを検出できます。 このコマンドは汎用であるため、どの仮想メンバー・マネージャー・プロパティーも検索できます。

パラメーターおよび戻り値

-cn
ファーストネーム、すなわちユーザーの名前。このパラメーターは、仮想メンバー・マネージャー内の cn プロパティーにマップされます。 このパラメーターまたは description パラメーターを設定する必要がありますが、両方を設定することはできません。 (ストリング、オプション)
-description
グループに関する情報を指定します。このパラメーターは、仮想メンバー・マネージャー・オブジェクトの description エンティティーにマップされます。 このパラメーターまたは cn パラメーターを設定する必要がありますが、両方を設定することはできません。 (ストリング、オプション)
-timeLimit
検索を実行できる最大時間をミリ秒単位で指定します。 デフォルト値は時間制限無しです。(ストリング、オプション)
-countLimit
検索から戻される結果の最大数を指定します。 デフォルトでは、検索で検出されたすべてのグループが戻されます。 (ストリング、オプション)

バッチ・モードの使用例:

対話モードの使用例:

searchUsers

searchUsers コマンドは、提供した基準に一致するユーザーを仮想メンバー・マネージャーから検索するために使用します。 例えば、searchUsers コマンドを使用して、919 を含むすべての電話番号を検出できます。 このコマンドは汎用であるため、どの仮想メンバー・マネージャー・プロパティーも検索できます。

パラメーターおよび戻り値

-principalName
システムでユーザーのログオン ID として使用されるユーザーのプリンシパル名を指定します。 このパラメーターは、仮想メンバー・マネージャー内の principalName プロパティーにマップされます。 principalName、uid、cn、sn、または ibm-primaryEmail パラメーターのうちの 1 つのみを指定しなければなりません。 (ストリング、オプション)
-uid
検索したいユーザーの固有 ID の値を指定します。 このパラメーターは、仮想メンバー・マネージャー内の uid プロパティーにマップされます。 principalName、uid、cn、sn、または ibm-primaryEmail パラメーターのうちの 1 つのみを指定しなければなりません。 (ストリング、オプション)
-cn
ユーザーのファーストネーム、すなわち名を指定します。このパラメーターは、仮想メンバー・マネージャー内の cn プロパティーにマップされます。 principalName、uid、cn、sn、または ibm-primaryEmail パラメーターのうちの 1 つのみを指定しなければなりません。 (ストリング、オプション)
-sn
ユーザーのラストネーム、すなわち姓を指定します。このパラメーターは、仮想メンバー・マネージャー内の sn プロパティーにマップされます。 principalName、uid、cn、sn、または ibm-primaryEmail パラメーターのうちの 1 つのみを指定しなければなりません。 (ストリング、オプション)
-ibm-primaryEmail
ユーザーの E メール・アドレスを指定します。このパラメーターは、仮想メンバー・マネージャー内の ibm-PrimaryEmail プロパティーにマップされます。 principalName、uid、cn、sn、または ibm-primaryEmail パラメーターのうちの 1 つのみを指定しなければなりません。 (ストリング、オプション)
-timeLimit
検索を実行できる最大時間をミリ秒単位で指定します。 デフォルト値は時間制限無しです。(ストリング、オプション)
-countLimit
検索から戻される結果の最大数を指定します。 デフォルトでは、検索で検出されたすべてのユーザーが戻されます。 (ストリング、オプション)

バッチ・モードの使用例:

対話モードの使用例:

updateGroup

updateGroup コマンドは、共通名またはグループの記述を更新します。

パラメーターおよび戻り値

-uniqueName
プロパティーを変更するグループの固有の名前の値を指定します。 このパラメーターは、仮想メンバー・マネージャー内の uniqueName プロパティーにマップされます。 (ストリング、必須)
-cn
グループに使用される新規共通名を指定します。 このパラメーターは、仮想メンバー・マネージャー内の cn プロパティーにマップされます。 (ストリング、オプション)
-description
グループに関する新規の情報を指定します。 このパラメーターは、仮想メンバー・マネージャー・オブジェクトの description エンティティーにマップされます。 (ストリング、オプション)

バッチ・モードの使用例:

対話モードの使用例:

updateUser

updateUser コマンドは以下のプロパティーを更新します: uniqueName、uid、password、cn、sn、または ibm-primaryEmail。

パラメーターおよび戻り値

-uniqueName
プロパティーを変更するユーザーの固有の名前の値を指定します。 このパラメーターは、仮想メンバー・マネージャー内の uniqueName プロパティーにマップされます。 (ストリング、必須)
-uid
ユーザーの新規の固有 ID の値を指定します。このパラメーターは、仮想メンバー・マネージャー内の uid プロパティーにマップされます。 (ストリング、オプション)
-password
ユーザーの新規パスワードを指定します。このパラメーターは仮想メンバー・マネージャー内の password プロパティーにマップされます。 (ストリング、オプション)
-confirmPassword
パスワードを再び指定して、パスワード・パラメーターに入力されたパラメーターが正しいことを確認します。 このパラメーターは仮想メンバー・マネージャー内の password プロパティーにマップされます。 (ストリング、オプション)
-cn
ユーザーの新規ファーストネーム、すなわち名を指定します。 このパラメーターは、仮想メンバー・マネージャー内の cn プロパティーにマップされます。 (ストリング、オプション)
-surname
ユーザーの新規ラストネーム、すなわち姓を指定します。このパラメーターは、仮想メンバー・マネージャー内の sn プロパティーにマップされます。 (ストリング、オプション)
-ibm-primaryEmail
ユーザーの新規 E メール・アドレスを指定します。このパラメーターは、仮想メンバー・マネージャー内の mail プロパティーにマップされます。  (ストリング、オプション)

バッチ・モードの使用例:

対話モードの使用例:




関連タスク
スクリプト管理のための AdminTask オブジェクトの使用
関連資料
AdminTask オブジェクトのコマンド
参照トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 9:12:22 PM EST
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