WebContainer アクティビティー SMF レコードの目的は、WebSphere Application Server for z/OS トランザクション・サーバー内部で実行されている WebContainer 内のアクティビティーを記録することです。
Web コンテナーは、EJB 内にデプロイされ、EJB コンテナー内で実行されます。WebContainer は、
HTTP セッションおよびサーブレットを処理する Web サーバーとして機能します。EJB コンテナーは、
WebContainer が行う作業を認識しません。EJB コンテナーは、
EJB がディスパッチされたことだけを記録します。一方、WebContainer は、HTTP セッション、
サーブレット、およびそれぞれのパフォーマンス・データなどの詳細情報を収集します。
WebContainer アクティビティー・レコードは、Web コンテナー内で実行される個々のアクティビティーごとに 1 つ作成されます。
WebContainer SMF 記録は、J2EE コンテナーの SMF 記録の活動化と非活動化に連動して活動化されたり非活動化されたりします。
WebContainer アクティビティー・レコード (バージョン 2) スキーマ
このセクションでは、
サブタイプ 7: WebContainer アクティビティー・レコード (バージョン 2) について説明します。
WebContainer アクティビティー・セクション
レコードごとに 1 つのセクションがあります。
WebContainer アクティビティー・セクションには、1 つの Web コンテナー内で発生した個々のアクティビティーに関する情報が含まれています。
オフセット (10 進数) |
オフセット (16 進数) |
名前 |
長さ |
フォーマット |
説明 |
0 |
0 |
SM120WAA |
64 |
EBCDIC |
WebSphere のトランザクション・サーバー・ホスト名 |
64 |
40 |
SM120WAB |
8 |
EBCDIC |
WebSphere のトランザクション・サーバー名 |
72 |
48 |
SM120WAC |
8 |
EBCDIC |
WebSphere のトランザクション・サーバー・インスタンス名 |
80 |
50 |
SM120WAD |
8 |
HEX |
WLM 別プログラム・トークン |
88 |
58 |
SM120WAE |
20 |
HEX |
アクティビティーの ID |
108 |
6C |
SM120WAF |
16 |
S390STCK |
サーバーでアクティビティーを開始した時刻 |
124 |
7C |
SM120WAG |
16 |
S390STCK |
アクティビティーが終了した時刻 |
140 |
8C |
SM120CL4 |
8 |
EBCDIC |
セル |
148 |
94 |
SM120ND4 |
8 |
EBCDIC |
ノード |
|
HttpSessionManager セクション
レコードごとに 1 つのセクションがあります。
HttpSessionManager セクションには、単一のアクティビティーに関連するすべての (ゼロまたは 1 つの) HTTP セッションに関する情報が含まれています。
オフセット |
オフセット |
名前 |
長さ |
フォーマット |
説明 |
0 |
0 |
SM120WAH |
4 |
バイナリー |
"created Sessions": 作成された HTTP セッションの数 |
4 |
4 |
SM120WAI |
4 |
バイナリー |
"invalidatedSessions": 無効化された HTTP セッションの数 |
8 |
8 |
SM120WAJ |
4 |
バイナリー |
"activeSessions": このアクティビティーの間に参照された HTTP セッションの数 |
12 |
C |
SM120WAK |
4 |
バイナリー |
"sessionLifeTime": セッションの存続時間 (ミリ秒単位)。 "invalidatedSessions" が 0 より大きい場合は、
この値が、無効化された HTTP セッションの平均存続時間 (ミリ秒単位) になります。 |
|
WebApplication セクション
レコードごとに、
複数 (0 から n 個) のセクションがあります。
WebApplication セクションには、このアクティビティーに関連したすべての WebApplication に関する情報が含まれています。
オフセット |
オフセット |
名前 |
長さ |
フォーマット |
説明 |
0 |
0 |
SM120WAL |
256 |
Unicode |
WebApplication の名前 |
256 |
100 |
SM120WAM |
4 |
バイナリー |
この Web アプリケーション・セクション内のサーブレット・トリプレットの数 |
次のトリプレットは、サーブレット・セクションごとに 1 度、0 から n 回表示されます。 |
260 |
104 |
SM120WAN |
4 |
バイナリー |
この WebApplication セクションの先頭からサーブレット・セクションまでのオフセット |
264 |
108 |
SM120WAO |
4 |
バイナリー |
サーブレット・セクションの長さ |
268 |
10C |
SM120WAP |
4 |
バイナリー |
サーブレット・セクションの数 |
|
サーブレット・アクティビティー・セクション
WebApplication セクションごとに複数 (0 から n 個) のセクションがあります。
サーブレット・アクティビティー・セクションには、このアクティビティーに関連した WebApplication に関連付けられる個々のサーブレットに関する情報が含まれています。
オフセット |
オフセット |
名前 |
長さ |
フォーマット |
説明 |
0 |
0 |
SM120WAQ |
256 |
Unicode |
サーブレットの名前 |
256 |
100 |
SM120WAR |
4 |
バイナリー |
"responseTime":
ミリ秒単位の応答時間 |
260 |
104 |
SM120WAS |
4 |
バイナリー |
"numErrors":
サーブレットの実行時に発生したエラーの数 |
264 |
108 |
SM120WAT |
4 |
バイナリー |
"loaded": 0: この要求の結果、サーブレットをロードする必要はありませんでした。
1: この要求の結果、サーブレットをロードする必要がありました。
|
268 |
10C |
SM120WAU |
16 |
EBCDIC |
"loadedSince":
サーブレットがロードされたときの System.currentTimeMillis() からのタイム・スタンプ (16 進数フォーマット)。
サンプル: レコード内に表示されるデータのフォーマットは、
次のようになっています。
e7ef7c577c
このフォーマットを、次のような Java long に変換する必要があります。
996155348860
. Java long の数字は、次のような java.util.Date に変換できます。 Thu Jul 26 15:49:08 GMT+02:00 2001
|
284 |
11C |
SM120CPU |
8 |
バイナリー |
CPU 時間 (マイクロ秒単位) |
|