WebSphere Application Server for z/OS 環境などの大規模なエンタープライズ・システムでは、
診断を行う場合に、症状を確認してからその症状を引き起こしている原因を修正するための
さまざまなスキルが必要になります。
WebSphere Application Server for z/OS は
、z/OS オペレーティング・システムに固有の性質やサービスを多く活用しているため、
システム関連の問題を診断するには、次の分野のスキルが必要です。
- 並列シスプレックス
- TCP/IP
- Security Server (RACF) または同等のシステム
- DB2 Universal Database for z/OS などのデータベース・システム
- UNIX システム・サービス
これらのトピックの多くについては、z/OS ライブラリー Web サイトから入手できる資料を参照してください。
同じように、WebSphere Application Server for z/OS がサポートする
アプリケーション・コンポーネントは多岐に渡るため、
アプリケーション関連の問題を診断する場合もさまざまなスキルが必要になります。
WebSphere Application Server for z/OS 環境でアプリケーション問題を診断するプログラマーは、
次の分野に精通している必要があります。
- Sun Microsystems Java 2 Enterprise Edition Specification V1.3 で定義されている役割。
- J2EE 1.3 環境でサポートされるアプリケーション・コンポーネント
(エンタープライズ Bean、Web アプリケーション、およびクライアント・プログラム)
のプログラミング・モデルおよび仕様。
- WebSphere Application Server for z/OS 環境でサーバー・アプリケーションおよびクライアントをアセンブル、
デプロイ、インストール、および実行するプロセス。
- WebSphere Application Server for z/OS エラー・ログなどの各種ツール、
および z/OS で実行されているプログラムのジョブ・ログ。