このタスクを使用して、
既存の UDDI アプリケーションを除去し、既存の UDDI データベースとともに再インストールできます。
このタスクについて
このタスクは、UDDI アプリケーション・コードを変更する必要があるが、
引き続き既存の UDDI データベースを用いる UDDI サービスを提供したい場合に実行します。
プロシージャー
- インストールした UDDI アプリケーションに対して行った変更で、維持したいものをメモします。
例えば、セキュリティー役割のマッピングに対する変更、v3soap.war、
v3gui.war、v3soap.war、または soap.war でのデプロイメント記述子 (web.xml) に対する変更、
あるいは UDDI ユーザー・インターフェース (GUI) のカスタマイズなどです。
こうした変更はすべて、再インストール処理中に失われます。
維持したい変更内容があれば、後で再適用する必要があります。
- app_server_root/bin ディレクトリーから wsadmin スクリプト uddiDeploy.jacl を実行します。
以下の点に注意してください。
- 以前に Cloudscape を使用してデフォルトの UDDI ノードをセットアップするために
デフォルト・オプションを使用していた場合であっても、デフォルト・オプションを指定しないでください。
デフォルト・オプションを使用する場合、デプロイ中にエラーが発生したり、ある状況ではユーザーの既存 UDDI データが上書きされることがあります。
- UDDI レジストリーを Network Deployment のシナリオにデプロイしている場合は、デプロイメント・マネージャーがターゲットであることを確認します。
コマンド・プロンプトで、
次のコマンドを入力します。
wsadmin.sh [-conntype none] [-profileName profile_name] –f uddiDeploy.jacl
{node_name server_name | cluster_name}
各部の意味は、次のとおりです。
- '-profileName profile_name' はオプションで、UDDI アプリケーションがデプロイされているプロファイルの名前です。
プロファイルを指定しない場合は、デフォルト・プロファイルが使用されます。
- 「-conntype none」はオプションで、
アプリケーション・サーバーまたはデプロイメント・マネージャーが稼働していない場合にのみ必要です。
- node_name および server_name は、UDDI アプリケーションがデプロイされている WebSphere ノードおよびアプリケーション・サーバーの名前です (これらは、uddiDeploy.jacl を実行して
UDDI アプリケーションをインストールしたときに指定した名前です)。
- cluster_name は、UDDI アプリケーションがデプロイされている WebSphere クラスターの名前です。
これは、uddiDeploy.jacl を実行して UDDI アプリケーションをインストールしたときに指定した名前です。
オプションで、このコマンドからログ・ファイルに出力をリダイレクトできます。
これを行うには、コマンドの最後に「> log_name.log」ログを追加します。
この場合、log_name.log は、作成するログ・ファイルの名前です。
このコマンドにより、既存の
UDDI アプリケーションが除去され、それが再インストールされます。
注: この手順では、
既存の JDBC プロバイダー、データ・ソース、および J2C authdata エントリーは変更されません。
UDDI エンティティーやプロパティー設定、ポリシー設定を含む、既存の UDDI レジストリー・データも、影響を受けません。
- ステップ 1 で変更をメモした場合は、それらを再適用します。
- 再適用された変更を有効にするには、アプリケーション・サーバーを始動または再始動します。