WebSphere Application Server for z/OS, Version 6.1   
             オペレーティング・システム: z/OS

             目次と検索結果のパーソナライズ化

作業域のサイズの管理

このタスクについて

アプリケーションは、送受信される各作業域についての最大サイズを設定できます。 デフォルトでは、 クライアントによって送信され、サーバーによって受信 (その後おそらく再送信) される作業域の最大サイズは 32,768 バイトです。 指定できる最大サイズは、Java Integer データ型で表せる最大値 (2,147,483,647) によって決定します。 指定できる最大サイズの最小値は 1 です。最大サイズ を 1 バイトにすることは、実際には、 作業域に関連した要求がシステムを中断したり、 あるいは他のシステムを実行したりできないことを意味します。 値 0 は、制限がないことを意味します。 値 -1 は、デフォルト値が優先されるという意味です。 デフォルト値は、無効値または 誤った形式のプロパティーが指定された場合にも使用されます。このサイズは、本トピックで説明するように、変更が可能です。

プロシージャー

  1. サーバーにより送受信可能な作業域のサイズを変更します。
    1. 管理コンソールを開始します。
    2. サーバー」>「アプリケーション・サーバー」>「server_name」> 「ビジネス・プロセス・サービス」と選択します。
      • 作業域サービス (すなわち、「UserWorkArea」区画) で送信サイズまたは受信サイズを変更するには、以下のようにします。
        • 作業域サービス」を選択します。
      • ユーザー定義区画で送信サイズまたは受信サイズを変更するには、以下のようにします。
        • 作業域区画サービス」を選択します。
        • 区画を選択します。
    3. 最大送信サイズ」フィールドに新しい値を入力し、このサーバーが送信できる作業域のサイズを変更するか、「最大受信サイズ」フィールドに新しい値を入力し、このサーバーが受信できる作業域のサイズを変更します。
    4. 新規の構成を保管し、サーバーを再始動してこの構成を適用します。
  2. クライアントが送信できる作業域のサイズを変更します。 このステップは、クライアント側の UserWorkArea 区画にのみ適用されます。 ユーザー定義区画で最大送信サイズまたは最大受信サイズを設定するには、クライアント側に区画を作成するときに、これらの値を設定する必要があります。クライアントでの区画の作成についての詳細は、作業域区画の構成 のクライアント・セクションを参照してください。クライアントが送信できる作業域のサイズを変更するには、クライアントを開始する前に、com.ibm.websphere.workarea.maxSendSize プロパティーを、希望するバイト数に設定します。最大送信サイズは、以下のようにして設定できます。
    • $WAS_HOME/bin ディレクトリー内の launchClient 起動スクリプトを起動するときに、最大送信サイズを設定します。 例えば、最大サイズを 10,000 バイトに設定するには、必要に応じて次のシステム・プロパティーを launchClient 呼び出しに追加します。-CCDcom.ibm.websphere.workarea.maxSendSize=10000
    • launchClient スクリプトが使用するプロパティー・ファイルに、最大送信サイズ・プロパティー com.ibm.websphere.workarea.maxSendSize を設定します。追加情報については、アプリケーション・クライアントの実行 を参照してください。
    UserWorkArea 区画は単一方向として定義されているので、例えば、コンテキストはアウトバウンド呼び出し時にのみ伝搬し、これらの呼び出しからの戻り時には伝搬しないので、最大受信サイズの設定は無視されます。



関連資料
作業域サービス設定
タスク・トピック    

ご利用条件 | フィードバック

最終更新: Jan 21, 2008 9:12:22 PM EST
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r1/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.zseries.doc/info/zseries/workarea/tasks/twa_size.html