WebSphere Application Server for z/OS, Version 6.1   
             オペレーティング・システム: z/OS

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JMS プロバイダーのインストールおよび構成

このトピックでは、WebSphere Application Server での JMS プロバイダーの使用に関する情報を提供します。 JMS プロバイダーにより、WebSphere Application Server で Java Message Service (JMS) およびその他のメッセージ・リソースを使用できるようになります。例えば、WebSphere MQ ネットワークとの相互運用時などです。

このタスクについて

WebSphere Application Server は、 JMS プロバイダーおよび関連メッセージング・システムの使用により、非同期メッセージングをサポートします。これらの JMS プロバイダーは JMS 1.1 に準拠します。 メッセージ駆動型 Bean (MDB) を使用するには、JMS プロバイダーが、同じ仕様の一部であるオプション機能の Application Server Facility (ASF) を含んでいるか、または JCA 1.5 に準拠するインバウンド・リソース・アダプターを使用している必要があります。

WebSphere Application Server 自身は、デフォルトのメッセージング・プロバイダーを介してアクセスできるサービス統合バスを構成する場合に、メッセージング・システムとして機能することができます。 WebSphere Application Server の一部としてこれをインストールし、管理コンソールを使用して構成および管理します。 このタイプのメッセージングは、WebSphere Application Server ランタイムと完全に統合されます。

WebSphere MQ はまた、外部 JMS メッセージング・プロバイダーとして使用できます。ここでは、WebSphere MQ ネットワーク上のすべてのキュー・マネージャーとの接続のためにリソースを構成します。 WebSphere MQ を外部 JMS メッセージング・プロバイダーとして使用するパブリッシュおよびサブスクライブ・メッセージングに望ましいソリューションは、WebSphere MQ Event Broker などのメッセージ・ブローカーを使用する方法です。 WebSphere MQ を外部 JMS メッセージング・プロバイダーとしてインストールする場合は、WebSphere Application Server 管理コンソールを使用して、WebSphere MQ JMS リソース (キュー接続ファクトリーなど) を管理します。 WebSphere MQ を介してセキュリティーを管理します。

WebSphere Application Server には、以下の JMS プロバイダーが含まれます。
  • WebSphere のデフォルトのメッセージング・プロバイダー。このプロバイダーは、完全統合メッセージング・エンジンを表します。 このプロバイダーは WebSphere MQ メッセージングに基づき、新規 JMS アプリケーションが使用するように設計されています。
  • WebSphere v5 デフォルト・メッセージング・プロバイダー。 このプロバイダーは v5 デフォルト・プロバイダーと同じです。 名前だけが変更されています。 これは後方互換性を提供します。 WebSphere Application Server v6 はまた、WebSphere Application Server v5 の混合セル内で実行されるアプリケーションが、WebSphere Application Server v6 が管理するリソースと接続し、そのリソースを使用することを可能にする WebSphere Application Server v5 エミュレーション・モードもサポートします。 このプロバイダーにより、WebSphere Application Server v6 アプリケーションが混合セル内で WebSphere Application Server v5 リソースと接続することを可能にする、WebSphere Application Server v5 リソース定義を作成できます。 WebSphere Application Server v5 インフラストラクチャーは、WebSphere Application Server v6 へ引き継がれません。
  • WebSphere MQ メッセージング・プロバイダー。 このプロバイダーは追加の属性を持ち、JMS 1.1 統一接続ファクトリーをサポートします。 WebSphere MQ メッセージング・プロバイダーは、WebSphere MQ ネットワーク内のキューに直接接続するためのリソースを定義できるようにする外部プロバイダーです。
  • 一般メッセージング・プロバイダー。 このプロバイダーは、JMS 1.1 統一接続ファクトリーをサポートします。 これにより、他の任意の JMS プロバイダーを使用できます。

JMS プロバイダーのサポートについて詳しくは、 JMS プロバイダーのサポート を参照してください。

JMS プロバイダーのインストールおよび使用について詳しくは、デフォルトのメッセージング・プロバイダーのインストール、および JMS プロバイダーとしての WebSphere MQ のインストールを参照してください。

WebSphere Application Server で WebSphere MQ を使用する場合のシナリオおよび考慮事項について 詳しくは、WebSphere MQ の提供する白書やレッドブックを参照してください (http://www.ibm.com/software/ts/mqseries/library/ の WebSphere MQ library の Web ページ経由でも参照できます)。

デフォルトのメッセージング・プロバイダーや WebSphere MQ 以外の JMS プロバイダーを使用する場合は、 WebSphere Application Server に対する JMS プロバイダーの定義 を参照してください。
注: WebSphere Application Server 管理コンソールを使用して、 一般プロバイダー用の JMS 接続ファクトリーおよび宛先 (WebSphere Application Server 内) を管理できますが、WebSphere Application Server の外部の JMS プロバイダー またはそのリソースは管理できません。

プロシージャー




サブトピック
デフォルトのメッセージング・プロバイダーのインストール
関連概念
JMS プロバイダーのサポート
関連タスク
JMS プロバイダーとしての WebSphere MQ のインストールおよび構成
一般メッセージング・プロバイダーの定義
タスク・トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 9:12:22 PM EST
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r1/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.zseries.doc/info/zseries/ae/tmj_inst0.html