WebSphere Application Server Version 6.1 Feature Pack for Web Services   
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J2C 接続ファクトリー設定

このページを使用して、接続ファクトリーの設定を指定します。

以下の 2 つの方法のいずれかで、 この管理コンソール・ページにアクセスすることができます。

「構成」タブ

有効範囲

この接続ファクトリーによって、 アプリケーションをエンタープライズ情報システム (EIS) に接続するリソース・アダプターの有効範囲を指定します。 この有効範囲内に インストールされたアプリケーションのみが、この接続ファクトリーを使用できます。

プロバイダー

この接続ファクトリーで WebSphere Application Server が使用するリソース・アダプターを指定します。

プロバイダー」は、新規の接続ファクトリーを作成する場合のみ、この場所に表示されます。 リストには、関連する有効範囲で定義される既存のリソース・アダプターのすべてが表示されます。 プロバイダーとして既存のリソース・アダプターを使用する場合は、 このリストから 1 つを選択します。

新規プロバイダーの作成

新規接続ファクトリーのための新規リソース・アダプターを構成するオプションを提供します。

Create New Provider」は、接続ファクトリーを、 編集ではなく作成する場合にのみ表示されます。

Create New Provider」をクリックすると、 リソース・アダプター構成ページを表示するコンソールが起動されます。 このページで新規アダプターを作成します。「OK」をクリックして設定を保管すると、 接続ファクトリーのコレクション・ページが表示されます。 「新規」をクリックして、新規リソース・アダプターで使用する新規接続ファクトリーを定義します。 これで、コンソールには、新規接続ファクトリーのプロバイダーとして作成したリソース・アダプターをリストする構成ページが表示 されます。

名前

接続ファクトリー表示名のリストを指定します。

これは必要プロパティーです。

データ型 ストリング
JNDI 名

この接続ファクトリーの JNDI 名を指定します。

例えば、eis/myECIConnection といった名前を指定できます。

この値を設定した後、値を保管してサーバーを再始動します。 このストリングは、dumpNameSpace ツールを実行すると表示されます。 これは必要プロパティーです。 JNDI 名を指定しない場合は、デフォルトで「名前」フィールドを使用して入力されます。

データ型 ストリング
デフォルト eis/display name
重要: 次の要件に従って JNDI 名を設定してください。
  • 異なるリソース・タイプにまたがる重複した JNDI 名を割り当てないでください (データ・ソースに対する J2C 接続ファクトリーまたは JMS 接続ファクトリーなど)。
  • 同じ有効範囲の同じタイプの複数のリソースに、重複した JNDI 名を割り当てないでください。
説明

この接続ファクトリーを説明するテキストを指定します。

データ型 ストリング
接続ファクトリー・インターフェース

リソース・アダプターがサポートする接続ファクトリー・インターフェースの完全修飾名を指定します。

これは必要プロパティーです。 新規のオブジェクトに対して、使用可能なクラスのリストがドロップダウン・リスト内のリソース・アダプターによって提供されます。 接続ファクトリーが作成されたあとは、このフィールドは読み取り専用テキスト・フィールドです。

データ型 ドロップダウン・リストまたはテキスト
カテゴリー

この接続ファクトリーの分類またはグループ化に使用できる ストリングを指定します。

データ型 ストリング
コンポーネント管理認証別名

リソースに対するコンポーネント管理サインオンの認証データを指定します。

リストからエイリアスを選択します。

リストに表示されていない新規エイリアスを定義するには、次のようにします。
  • 適用」をクリックします。「関連項目」に、J2EE コネクター・アーキテクチャー (J2C) 認証データ・エントリーのリストが表示されます。
  • J2EE コネクター・アーキテクチャー (J2C) 認証データ・エントリー」をクリックします。
  • 新規」をクリックします。
  • エイリアスを定義します。
  • OK」をクリックします。コンソールに、エイリアスのコレクション・ページが表示されます。 このページには、構成されたすべてのエイリアスをリストするテーブルが含まれます。 また、テーブルの前には、接続ファクトリーの名前も表示されます。
  • J2C 接続ファクトリーの名前をクリックします。これにより、その接続ファクトリーの構成ページが表示されます。
  • 「コンポーネント管理認証エイリアス」リストで新規エイリアスを選択します。
  • 適用」をクリックします。
データ型 リスト
注: コンポーネント管理認証用に構成する別名は、 保護されているリソースにアクセスする必要がある、 すべてのクライアントに適用されるわけではありません。外部 Java クライアントは、Java Naming and Directory Interface (JNDI) アクセスによって、 データ・ソースまたは Java Message Service (JMS) キューなどの Java 2 Connector (J2C) リソースを 検索することができます。 ただし、リソース上で定義されている コンポーネント管理認証別名の利用は、許可されていません。 このエイリアスは、ユーザー および パスワード が getConnection() 呼び出しで提供されていない場合に使用されるデフォルト値です。 このため、外部クライアントが接続を取得する必要がある場合は、getConnection() 呼び出しの引き数から渡すことによって、認証の責任を想定する必要があります。
XA リカバリーの認証エイリアス

このオプション・フィールドは、XA リカバリー処理時に使用される認証エイリアスの指定に使用されます。

リソース・アダプターが XA トランザクションをサポートしない場合、このフィールドは表示されません。デフォルト値には、アプリケーション認証に選択されたエイリアス (指定されている場合) が使用されます。

コンポーネント管理認証エイリアスの使用
このラジオ・ボタンを選択すると、コンポーネント管理認証に設定されたエイリアスが XA リカバリー時間に使用されることが指定されます。
データ型 ラジオ・ボタン
指定:
このラジオ・ボタンを選択することで、構成されたエイリアスのドロップダウン・リストから認証エイリアスを選択することができます。
データ型 ラジオ・ボタン
コンテナー管理認証エイリアス (推奨されません)

リソースに対するコンテナー管理サインオンの認証データ (ユーザー ID およびパスワードに変換されるストリング・パス) を指定します。

注: WebSphere Application Server バージョン 6.0 以降では、コンテナー管理認証エイリアスは、res-auth=Container を持つコンポーネントのために、デプロイメント時にリソース参照マッピングのログイン構成の指定によって置き換えられます。

リストからエイリアスを選択します。

リストに表示されていない新規エイリアスを定義するには、次のようにします。
  • 適用」をクリックします。「関連項目」に、J2EE コネクター・アーキテクチャー (J2C) 認証データ・エントリーのリストが表示されます。
  • J2EE コネクター・アーキテクチャー (J2C) 認証データ・エントリー」をクリックします。
  • 新規」をクリックします。
  • エイリアスを定義します。
  • OK」をクリックします。コンソールに、エイリアスのコレクション・ページが表示されます。 このページには、構成されたすべてのエイリアスをリストするテーブルが含まれます。 また、テーブルの前には、接続ファクトリーの名前も表示されます。
  • J2C 接続ファクトリーの名前をクリックします。これにより、その接続ファクトリーの構成ページが表示されます。
  • 「コンテナー管理認証エイリアス」リストで、新規の別名を選択します。
  • 適用」をクリックします。
データ型 ピック・リスト
認証設定 (推奨されません)

この接続ファクトリーに定義される認証メカニズムを指定します。

注: WebSphere Application Server バージョン 6.0 以降では、認証設定は、<res-auth> アプリケーション・コンポーネントのデプロイメント記述子設定と、デプロイメント時のリソース参照マッピングでのログイン構成の指定との組み合わせによって置き換えられます。

この設定は、対応するリソース・アダプターに定義されている 認証メカニズムのうちどれをこの接続ファクトリーに適用するかを指定します。 この値には、リソース・アダプターの機能によって異なりますが、一般的に KERBEROSBASIC_PASSWORD、および「なし」が使用されます。

「なし」を選択した場合、アプリケーション・コンポーネントが、 認証を管理することになります (<res-auth>Application</res-auth>)。 この場合、ユーザー ID とパスワードは以下のうちのいずれかから取得されます。
  • コンポーネント管理認証エイリアス
  • ユーザー名およびパスワードのカスタム・プロパティー
  • getConnection メソッドで渡されるストリング
例えば、ra.xml 文書にあるリソース・アダプターに対して、 以下の 2 つの認証メカニズム・エントリーが定義されているとします。
  • <authentication-mechanism-type>BasicPassword</authentication-mechanism-type>
  • <authentication-mechanism-type>Kerbv5</authentication-mechanism-type>
認証設定は、コンテナー管理認証に使用されるメカニズムを指定します。このリソース・アダプターがサポートしていないメカニズムが選択された場合は、 サーバーの始動中に例外が発行されます。
データ型 ピック・リスト
デフォルト BASIC_PASSWORD
マッピング構成エイリアス (推奨されません)

この接続ファクトリーが使用する Java Authentication and Authorization Service (JAAS) マッピング構成の認証エイリアスを指定します。

注: WebSphere Application Server バージョン 6.0 以降では、マッピング構成エイリアスは、res-auth=Container を持つコンポーネントのために、デプロイメント時のリソース参照マッピングでのログイン構成の指定によって置き換えられます。

セキュリティー」>「管理、アプリケーション、およびインフラストラクチャーの保護 」>「Java Authentication and Authorization Service」>「アプリケーション・ログイン」とクリックし、テーブルからエイリアスを選択します。

DefaultPrincipalMapping JAAS 構成を使用すると、認証エイリアスを ユーザー ID およびパスワードにマップすることができます。 他のマッピング構成を定義して使用することもできます。

データ型 ピック・リスト
プロバイダー

この接続ファクトリーで WebSphere Application Server が使用するリソース・アダプターを指定します。

プロバイダー」は、既存の接続ファクトリーの設定を編集する場合のみ、この場所に表示されます。




関連概念
リソース・アダプター
JDBC プロバイダー
関連タスク
管理コンソールにおける J2EE コネクター接続ファクトリーの構成
参照トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 4:10:06 PM EST
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