backupConfig コマンドは、ノードの構成をファイルにバックアップする簡単なユーティリティーです。
デフォルトでは、ノード上のすべてのサーバーは、部分的に同期化された情報が保管されることのないように、バックアップ実行前に停止します。 このコマンドをどこで実行するかについて詳しくは、コマンド行ツールの使用の項目を参照してください。 ルート権限がない場合は、書き込み許可のあるロケーションで、 バックアップ・ファイルのパスを指定する必要があります。 バックアップ・ファイルは ZIP フォーマットで作成されるので、拡張子 .zip が推奨されます。
UNIX または Linux 環境では、backupConfig コマンドは、ファ イル・アクセス権や所有権の情報を保管しません。restoreConfig コマンドは、現行の umask と実効ユーザー ID (EUID) を使用し、ファイルの復元時にアクセス権と所有権を設定します。復元されたファイルに復元前のア クセス権と所有権を保持させる必要のある場合、tar コマンド (すべ ての UNIX または Linux システムで使用可能) を使用することにより、構成 のバックアップを取り、復元します。
backupConfig コマンドは、プロファイルの構成ディレクトリー構造に認可された権限を保管しません。
restoreConfig コマンドは、ディレクトリー構造とそのコンテンツの所有者を QEJBSVR に設定して、QTMHHTTP および QNOTES ユーザー・プロファイルに専用権限を復元します (存在している場合)。
このコマンドは、認可された他のいかなる専用権限も復元しません。
コマンド構文は次のようになります。
backupConfig <backup_file> [options]
backupConfig.sh <backup_file> [options]ここで、backup_file は、 バックアップが書き込まれているファイルを指定します。このファイルを指定しない場合は、固有の名前が生成されます。
QEJBSVR ユーザー・プロファイルは、backup_file で指定されたディレクトリー・パスに対する *WX 権限を備えている必要があります。
パスが指定されない場合、QEJBSVR ユーザー・プロファイルは、現在の作業ディレクトリーに対する *WX 権限を備えている必要があります。
backupConfig コマンドで使用可能なオプションは、以下のとおりです。
以下の例では、現在日付を含む新規のファイルを作成します。
backupConfig WebSphereConfig_2003-04-22.zip
backupConfig.sh WebSphereConfig_2003-04-22.zip
backupConfig /home/mydir/myprofileBackup.zip -profileName myprofile
以下の例では、myBackup.zip というファイルを作成し、バックアップ処理を開始する前にサーバーを停止しません。
backupConfig myBackup.zip -nostop
backupConfig.sh myBackup.zip -nostop