WebSphere Application Server Version 6.1 Feature Pack for Web Services   
             オペレーティング・システム: i5/OS

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このトピックは、i5/OS オペレーティング・システムにのみ適用されます。

Lotus Domino HTTP サーバーの構成

WebSphere Application Server で Web サーバーを使用する前に、Lotus Domino Web サーバーの構成を更新する必要があります。

始める前に

Lotus Domino Web サーバーのサポート・レベルについて 詳しくは、WebSphere Application Server detailed system requirements ページを参照してください。

i5/OS に Lotus Domino Server をインストールし、設定する方法については、ご使用の Lotus Domino バージョンの管理ヘルプを参照してください。

ヘルプ・データベースは Lotus Domino に同梱されています。また、Notes.net Documentation Library でも参照することができます。

このタスクについて

iSeries サーバー上の各 Lotus Domino Server インスタンスを構成します。

プロシージャー

  1. アプリケーション・サーバー構成内の Web サーバーを定義します。
    1. Qshell を開始します。 CL コマンド行で、STRQSH を入力します。
    2. 構成が常駐しているディレクトリーへ移動します。
      Qshell プロンプトで次のコマンドを実行します。
      cd app_server_root/bin
      
    3. Lotus Domino Server の名前とポートを指定します。
      Qshell プロンプトで次のコマンドを実行します。
      configureOs400WebServerDefinition -webserver.name yourDominoServer ¥
                                        -webserver.type DOMINO ¥
                                        -webserver.port
      port

      yourDominoServer 変数は、ご使用の Lotus Domino Server の名前です。 port 変数は、ご使用の Lotus Domino Server の HTTP ポートです。

      デフォルト以外の WebSphere Application Server プロファイルを使用するには、configureOs400WebserverDefinition スクリプトの実行時に -profileName myProfile パラメーターを指定します。

    4. plugin-cfg.xml ファイルを生成します。 Qshell プロンプトで次のコマンドを実行します。
      GenPluginCfg -webserver.name yourDominoServer

      前のステップでプロファイル名を指定した場合は、GenPluginCfg スクリプトの実行時に -profileName myProfile パラメーターを指定します。

    5. plugin-cfg.xml ファイルの場所をメモします。 この情報は次のステップで必要になります。
  2. Lotus Domino Server の notes.ini ファイルを更新します。
    1. CL コマンド行で Work with Domino Servers (WRKDOMSVR) コマンドを入力します。
    2. 通常の Lotus Domino Server インスタンスの場合は、オプション 13 (Edit NOTES.INI) を指定してサーバーの notes.ini ファイルを編集します。
    3. notes.ini ファイルの最後に、次の行を追加します。
      WebSphereInit=plugin-file

      plugin-file 変数は、前のステップで生成した plugin-cfg.xml ファイルの完全修飾パスです。

    4. F3 キーを 2 回押して、notes.ini ファイルを保管して終了します。
  3. Lotus Domino Server を始動します。
    1. ユーザー・プロファイルに *JOBCTL 特殊権限があることを確認します。
    2. CL コマンド行で、strdomsvr コマンドを入力します。
    3. F4 キーを押すと、サーバー名を要求するプロンプトがシステムから出されます。
    4. 表示されるフィールドにサーバー名を入力します。

      名前が不明の場合は、F4 キーを押して、ご使用の iSeries サーバー上にある Lotus Domino Server のリストを表示します。

    5. Enter キーを押します。

    システムが Lotus Domino Server を始動している間、サーバーの始動中であることを示すメッセージが表示されます。メッセージが 1 または 2 分より長く表示される場合は、サーバーがパスワードの入力を待っている可能性があります。サーバーがパスワードの入力を待っているかどうかを判別するには、WRKDOMCSL コマンドを使用して、サーバーのサーバー・コンソール・セッションを開始します。このコンソール・セッションでパスワードを入力することができます。

  4. WebSphere Application Server DSAPI フィルターを使用可能にします。
    1. 適切な Lotus Domino Server に接続された Lotus Notes クライアントの場合は、Lotus Domino 文書を編集します。 この文書は Lotus Domino Server の Lotus Domino ディレクトリーにあります。 ファイル名は names.nsf です。 例えば、ブラウザーで http://your.server.name:port/names.nsf を開きます。your.server.name 変数は iSeries サーバーの名前で、port 変数は Web サーバー・ポートです。

      Lotus Domino 管理者の名前とパスワードを入力します。 Lotus Domino 文書の編集に使用される追加技法については、Lotus Domino の資料を参照してください。

    2. サーバー文書内の「Internet Protocols」タブを選択してから、「HTTP」タブを選択します。
    3. 「DSAPI filter file names」に次のように入力します。
      /QSYS.LIB/product_library.LIB/LIBDOMINO.SRVPGM

      このコマンドの前後にスペースがないことを確認してください。スペースがあるとフィルタリングに失敗します。

    4. Lotus Domino Server 文書を保管して終了します。

      WebSphere Application Server で Lotus Domino Web サーバーを使用する場合、Lotus Domino Server 文書内の「Java servlet support」フィールドを変更する必要はありません。

  5. Lotus Domino Server HTTP タスクを停止し、再始動します。
    1. CL コマンド行で Work with Domino Servers (WRKDOMSVR) コマンドを入力します。
    2. Lotus Domino Server インスタンスの場合、オプション 8 (Work console) を指定して、Lotus Domino Server コンソールを 選択します。
    3. Lotus Domino Server コンソールで次のコマンドを入力して、Lotus Domino Server HTTP タスクを停止します。
      tell http quit
    4. Lotus Domino Server コンソールで次のコマンドを入力して、Lotus Domino Server HTTP タスクを開始します。
      load http

次の作業

これで 5 ステップのうちのステップ 3 が完了しました。

WebSphere Application Server の始動 に進み、 インストールを継続します。




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最終更新: Jan 21, 2008 4:10:06 PM EST
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