WebSphere Application Server の旧バージョンからマイグレーションするときに問題が発生する場合があります。
profileName: profileName は空にできません profilePath: ディスク・スペースが不足しています
このエラー・メッセージは、スペースなどの無効文字を含むプロファイル名を入力した場合に表示されます。 マイグレーション・ウィザードを再実行して、プロファイル名の中にスペース、引用符、その他の特殊文字などの無効文字がないことを確かめます。
「MIGR0286E: The migration failed to complete.」というメッセージがある場合は、ログ・ファイルに表示されるエラー・メッセージに基づいて問題の訂正を試みてください。 エラーを訂正したら、製品のインストール・ルートの bin ディレクトリーからコマンドを再実行します。
Application Server Toolkit でのコンポーネントのデバッグ を参照してください。
このコマンドを実行すると、 ディレクトリー・パスとオブジェクト名を含む、WebSphere Application Server のネーム・スペース内のすべてのオブジェクトが表示されます。
これらのステップで問題が解決できない場合は、問題の診断および修正: 学習用リソース 内のリンクを使用して、問題が特定され、文書化されているかどうかを調べてください。 類似した問題が見つからない場合、または提供されている情報でその問題が解決できない場合は、 IBM サポートに連絡してください。IBM からのトラブルシューティングのヘルプ を参照してください。 IBM サポートから入手可能な既知の問題およびその解決法に関する最新の情報については、IBM サポート・ページを参照してください。 IBM サポートの資料を利用すると、この問題の解決に必要な情報収集の時間を節約できます。 PMR を開く前に、IBM サポート・ページを参照してください。
この問題は、WASPreUpgrade ツールを WebSphere Application Server バージョン 6.1 の app_server_root¥bin 以外のディレクトリー から実行しようとすると発生します。 WASPreUpgrade スクリプトがバージョン 6.1 の app_server_root¥bin ディレクトリーにあることを確認し、その場所からファイルを起動します。
管理コンソールは、推奨されない JDBC プロバイダー名を表示しなくなりました。 管理コンソール内で使用される新しい JDBC プロバイダー名は、 より説明的で、よりわかりやすくなりました。 新しいプロバイダーが、推奨されないプロバイダーと異なるのは名前だけです。
推奨されない名前は、マイグレーション上の理由から (例えば、既存の JACL スクリプト用として)、 引き続き jdbc-resource-provider-templates.xml ファイルに存在します。 ただし、JACL スクリプトでは新規 JDBC プロバイダー名を使用することが推奨されます。
MIGR0108E: 指定された WebSphere ディレクトリーには、アップグレードできるバージョンの WebSphere がありません。
このメッセージは、WebSphere Application Server バージョン 6.1 のマイグレーション・ユーティリティーではなく、 バージョン 5.0 のマイグレーション・ユーティリティーが実行されていることを示します。
WASPreUpgrade コマンド を参照してください。
この問題は、WASPostUpgrade ツールを WebSphere Application Server バージョン 6.1 の app_server_root¥bin 以外のディレクトリー から実行しようとすると発生します。 WASPostUpgrade スクリプトがバージョン 6.1 の app_server_root¥bin ディレクトリーにあることを確認し、その場所からファイルを起動します。
MIGR0102E: 無効なコマンド行です。MIGR0105E: 1 次ノード名を指定する必要があります。
このエラーの原因として最も可能性が 高いのは、WebSphere Application Server のバージョン 5.x または 6.0.x をインストールしている 場合に、バージョン 6.1 のインストール・ルートの bin ディレクトリーから WASPostUpgrade ツールを実行しなかったことです。
この問題を解決するには、WebSphere Application Server バージョン 6.1 のインストール・ルート の bin ディレクトリーから、WASPostUpgrade コマンドを実行します。
MIGR0304I: 前の WebSphere 環境をリストアしています。 com.ibm.websphere.management.exception.RepositoryException: com.ibm.websphere.management.exception.ConnectorException: ADMC0009E: SOAP RPC 呼び出しに失敗しました: invoke MIGR0286E: マイグレーションは完了できませんでした。
profile_root/properties
com.ibm.SOAP.requestTimeout=1800
backupDirectory/profiles/profile_name/properties
wsadmin -f application_script -conntype NONE
MIGR0304I: 前の WebSphere 環境をリストアしています。 java.lang.Exception: org.eclipse.emf.ecore.resource.Resource$IOWrappedException: クラス「WASQueueConnectionFactory」が見つかりません。 (ファイル: app_server_root/config/cells/cell_name/nodes/node_name/resources.xml, 7, 221) MIGR0286E: マイグレーションは完了できませんでした。
ターゲット・ノードで の内部メッセージングのインストールが不完全であるか、失敗すると、 マイグレーションはこのようにして失敗します。 例えば、resources.xml ファイルが、失敗した内部メッセージング・インストールによって破損すると、このファイルが、WebSphere Common Configuration Model (WCCM) が WASPostUpgrade コマンドの処理中に必要とするネーム・スペース情報を含んでいない場合があります。
xmlns:xmi="http://www.omg.org/XMI" xmlns:resources.jms="http://www.ibm.com/websphere/appserver/schemas/5.0/resources.jms.xmi" xmlns:resources.j2c="http://www.ibm.com/websphere/appserver/schemas/5.0/resources.j2c.xmi" xmlns:resources="http://www.ibm.com/websphere/appserver/schemas/5.0/resources.xmi" xmlns:resources.jms.internalmessaging="http://www.ibm.com/websphere/appserver/schemas/5.0/resources.jms.internalmessaging.xmi" xmlns:resources.mail="http://www.ibm.com/websphere/appserver/schemas/5.0/resources.mail.xmi" xmlns:resources.url="http://www.ibm.com/websphere/appserver/schemas/5.0/resources.url.xmi"
xmlns:xmi="http://www.omg.org/XMI" xmlns:resources.jms="http://www.ibm.com/websphere/appserver/schemas/5.0/resources.jms.xmi" xmlns:resources.j2c="http://www.ibm.com/websphere/appserver/schemas/5.0/resources.j2c.xmi" xmlns:resources="http://www.ibm.com/websphere/appserver/schemas/5.0/resources.xmi" xmlns:resources.jms.internalmessaging="http://www.ibm.com/websphere/appserver/schemas/5.0/resources.jms.internalmessaging.xmi" xmlns:resources.mail="http://www.ibm.com/websphere/appserver/schemas/5.0/resources.mail.xmi" xmlns:resources.url="http://www.ibm.com/websphere/appserver/schemas/5.0/resources.url.xmi"
MIGR0304I: 前の WebSphere 環境をリストアしています。 com.ibm.websphere.management.exception.DocumentIOException: 文書を一時ファイルにコピーできません: cells/sunblade1Network/applications/LARGEApp.ear/LARGEApp.ear
ファイル・システムがいっぱいの可能性があります。 ファイル・システムがいっぱいの場合は、一部のスペースをクリアして、WASPostUpgrade コマンドを再実行します。
MIGR0108E: 指定された WebSphere ディレクトリーには、アップグレードできるバージョンの WebSphere がありません。
このメッセージは、WebSphere Application Server バージョン 6.1 のマイグレーション・ユーティリティーではなく、 リリース 5.0 のマイグレーション・ユーティリティーが実行されていることを示します。
MIGR0253E: バックアップ・ディレクトリー migration_backup_directory は存在しません。
WASPreUpgrade コマンド を参照してください。
例えば、そのディレクトリー がバージョン 5.x またはバージョン 6.0.x ツリーのサブディレクトリーであり、WASPreUpgrade ツールを実行して製品の旧バージョンをアンインストールしてから、WASPostUpgrade ツールを 実行するまでに、このディレクトリーが削除された場合などです。
デプロイメント・マネージャーまたは管理対象ノードのマイグレーションの実行中に、WASPostUpgrade は古い環境を使用不可する場合があります。 WASPostUpgrade を実行した後で、古いインストールに対して再度 WASPreUpgrade を実行する場合は、古い app_server_root/bin ディレクトリー にある migrationDisablementReversal.jacl スクリプトを実行する必要があります。 この JACL スクリプトを実行すると、バージョン 5.x または 6.0.x 環境は再び有効な状態になり、ユーザーは WASPreUpgrade を実行して有効な結果を生成することができます。
スクリプトについて詳しくは、 スクリプトの入門 を参照してください。
/websphere61/appserver/profiles/dm_profile/temp/nodeX_migration_temp
デプロイメント・マネージャー・ノード上での このノードのマイグレーションに関連するログおよびその他のすべての物は、このフォルダー内にあります。 このフォルダーは、このシナリオに関連する IBM サポートにも必要です。
統合マイグレーション中にバージョン 6.1 のアプリケーションのインストールに失敗した場合、 これらのアプリケーションは構成の同期中に失われます。 この問題が発生する理由は、WASPostUpgrade の最終ステップの 1 つが syncNode コマンドの実行であることです。 この結果として、デプロイメント・マネージャー・ノード上に構成がダウンロードされ、 統合ノード上の構成が上書きされます。アプリケーションのインストールに失敗した場合、 これらのアプリケーションは、デプロイメント・マネージャー・ノードに配置されている構成内にはありません。 この問題を解決するには、マイグレーション後に、そのアプリケーションを手動でインストールします。 これらのアプリケーションが標準バージョン 6.1 のアプリケーションの場合は、app_server_root/installableApps ディレクトリー 内にあります。
マイグレーション中に失われたアプリケーションを手動でインストール するには、wsadmin コマンドを使用して、マイグレーション・ツールによって バックアップ・ディレクトリー内に作成された install_application_name.jacl スクリプトを実行します。
./wsadmin.sh -f migration_backup_directory/install_application_name.jacl -conntype NONE
app_server_root/bin/wsadmin -f migration_backup_directory/install_application_name.jacl -conntype NONE
Wsadmin ツール を参照してください。
WASPostUpgrade が完了した後で、wsadmin コマンドを使用して、アプリケーションを手動でインストールします。
マイグレーション中にインストールが失敗したアプリケーションを手動でインストール するには、wsadmin コマンドを使用して、マイグレーション・ツールによって バックアップ・ディレクトリー内に作成された install_application_name.jacl スクリプトを実行します。
./wsadmin.sh -f migration_backup_directory/install_application_name.jacl -conntype NONE
app_server_root/bin/wsadmin -f migration_backup_directory/install_application_name.jacl -conntype NONE
Wsadmin ツール を参照してください。
WASPostUpgrade コマンド を参照してください。
MIGR0327E: stopNode で障害が発生しました。 MIGR0272E: マイグレーション機能がコマンドを完了できません。
WebSphere Application Server バージョン 6.0.2 は、32 ビット・モードで Java 仮想マシン (JVM) を 使用します。WebSphere Application Server バージョン 6.1.x のマイグレーション・ウィザードは、 WASPostUpgrade.sh スクリプトを呼び出し、 このスクリプトは、サーバーがバージョン 6.0.2 ノードを停止するときに、64 ビット・モードで バージョン 6.0.2 用に JVM を実行しようとします。
cd /opt/IBM/WebSphere/AppServer/bin
. "$binDir" /setupCmdLine.sh
JVM_EXTRA_CMD_ARGS=""
app_server_root/bin/manageprofiles.sh -delete -profileName profile_name
バージョン 5.x またはバージョン 6.0.x の構成内に存在しているアプリケーションには、 不正なデプロイメント情報 (通常は、以前の WebSphere Application Server ランタイムで十分に検査されていない 無効な XML 文書) が含まれている可能性があります。 現在、ランタイムには改良されたアプリケーション・インストール検査プロセスが組み込まれているため、 誤った形式の EAR ファイルのインストールは失敗します。 この結果、WASPostUpgrade のアプリケーション・インストール・フェーズが 失敗し、「E:」エラー・メッセージが表示されます。 これは、「致命的な」マイグレーション・エラーと見なされます。
この場合は、障害の原因となったアプリケーションはマイグレーション・プロセスによって インストールされませんが、その他のマイグレーション・ステップはすべて完了します。
後で該当するアプリケーション内で問題を修正し、管理コンソールまたはインストール・スクリプトを 使用して新規バージョン 6.1 の構成にこのアプリケーションを手動でインストールできます。
Exception = java.lang.ClassNotFoundException Source = com.ibm.ws.cluster.selection.SelectionAdvisor.<init> probeid = 133 Stack Dump = java.lang.ClassNotFoundException: rule.local.server at java.net.URLClassLoader.findClass(URLClassLoader.java(Compiled Code)) at com.ibm.ws.bootstrap.ExtClassLoader.findClass(ExtClassLoader.java:106) at java.lang.ClassLoader.loadClass(ClassLoader.java(Compiled Code)) at java.lang.ClassLoader.loadClass(ClassLoader.java(Compiled Code)) at java.lang.Class.forName1(Native Method) at java.lang.Class.forName(Class.java(Compiled Code)) at com.ibm.ws.cluster.selection.rule.RuleEtiquette.runRules(RuleEtiquette.java:154) at com.ibm.ws.cluster.selection.SelectionAdvisor.handleNotification(SelectionAdvisor.java:153) at com.ibm.websphere.cluster.topography.DescriptionFactory$Notifier.run(DescriptionFactory.java:257) at com.ibm.ws.util.ThreadPool$Worker.run(ThreadPool.java:1462)
Exception = java.io.IOException Source = com.ibm.ws.cluster.topography.DescriptionManagerA. update probeid = 362 Stack Dump = java.io.IOException at com.ibm.ws.cluster.topography.ClusterDescriptionImpl.importFromStream(ClusterDescriptionImpl.java:916) at com.ibm.ws.cluster.topography.DescriptionManagerA.update(DescriptionManagerA.java:360) Caused by: java.io.EOFException at java.io.DataInputStream.readFully(DataInputStream.java(Compiled Code)) at java.io.DataInputStream.readUTF(DataInputStream.java(Compiled Code)) at com.ibm.ws.cluster.topography.KeyRepositoryImpl.importFromStream(KeyRepositoryImpl.java:193)
マイグレーションの間に、バージョン 6.1 クラスター情報が、セルの中全体に分散されます。 バージョン 6.0.2.11 以降ではないバージョン 6.0.x ノードは、この情報を読み取るのに失敗します。
この問題を回避するには、デプロイメント・マネージャーをバージョン 6.1 にマイグレーションする前に、バージョン 6.1 セルに含まれるかまたはバージョン 6.1 セルと相互運用するすべてのバージョン 6.0.x ノードを、バージョン 6.0.2.11 以降にアップグレードします。
[5/11/06 15:41:23:190 CDT] 0000000a SystemErr R com.ibm.ws.exception.RuntimeError: com.ibm.ws.exception.RuntimeError: org.omg.CORBA.INTERNAL: CREATE_LISTENER_FAILED_4 vmcid: 0x49421000 minor code: 56 completed: No [5/11/06 15:41:23:196 CDT] 0000000a SystemErr R at com.ibm.ws.runtime.WsServerImpl.bootServerContainer(WsServerImpl.java:198) [5/11/06 15:41:23:196 CDT] 0000000a SystemErr R at com.ibm.ws.runtime.WsServerImpl.start(WsServerImpl.java:139) [5/11/06 15:41:23:196 CDT] 0000000a SystemErr R at com.ibm.ws.runtime.WsServerImpl.main(WsServerImpl.java:460) [5/11/06 15:41:23:196 CDT] 0000000a SystemErr R at com.ibm.ws.runtime.WsServer.main(WsServer.java:59) [5/11/06 15:41:23:196 CDT] 0000000a SystemErr R at sun.reflect.NativeMethodAccessorImpl.invoke0(Native Method) [5/11/06 15:41:23:196 CDT] 0000000a SystemErr R at sun.reflect.NativeMethodAccessorImpl.invoke(NativeMethodAccessorImpl.java:64) [5/11/06 15:41:23:197 CDT] 0000000a SystemErr R at sun.reflect.DelegatingMethodAccessorImpl.invoke(DelegatingMethodAccessorImpl.java:43)
ADMU0016I: ノードとセル間の構成を同期化します。 ADMU0111E: プログラムがエラーで終了します: com.ibm.websphere.management.exception.AdminException: ADMU0005E: リポジトリーを同期化しようとしてエラーが発生しました ADMU0211I: エラーの詳細については次のファイルを参照してください: /opt/WebSphere/61AppServer/profiles/AppSrv02/logs/syncNode.log MIGR0350W: SOAP プロトコルによるデプロイメント・マネージャーとの同期化に失敗しました。 MIGR0307I: 前の WebSphere Application Server 環境のリストアが完了しました。 MIGR0271W: マイグレーションは、1 つ以上の警告を伴って、正常に完了しました。これらのメッセージは以下のことを示しています。
syncNode コマンド を参照してください。
GenPluginCfg コマンド を参照してください。
これは、マイグレーション・プロセスの開始前に構成エラーが検出されたことを示しています。 これは、マイグレーション・ジョブの作成時に入力された誤ったデータ、 または構成上の問題が原因である可能性があります。 エラー検出のためにログ出力を検討して、訂正してから再実行します。 ログは temporary_directory_location/nnnnn にあります。 ここで、temporary_directory_location はマイグレーション・ジョブの作成時に 指定した値 (デフォルトは /tmp/migrate) であり、 nnnnn はマイグレーション・ジョブの作成時に生成および表示され、 さらにバッチ・ジョブ・ストリームの WROUT および WRERR ステップの JESOUT DDNAME に表示される固有の番号です。
検査ステップの後でマイグレーション・ジョブに失敗があった場合は、マイグレーション・ジョブを再実行できますが、 最初に CRHOME ステップで作成した WebSphere Application Server for z/OS 構成ホーム・ディレクトリーを削除しなければなりません。 これは、マイグレーション・ジョブの作成時に入力したホーム・ディレクトリーに対応し、 マイグレーション JCL 環境変数 V6_HomeDir 内でも検出できます。 マイグレーション手順は、マイグレーションされるそれぞれのノードに新規の 構成ファイル・システムを作成するので、構成を削除し最初から始めるのは簡単なプロセスです。
統合ノードは、基本的に 2 つのマイグレーションが合わせて 1 つになっているので、マイグレーションするにはもっとも複雑なノードです。 統合ノードは、統合ノード内に含まれる構成情報と同様に、デプロイメント・マネージャーのマスター・リポジトリーに含まれるノード構成情報のマイグレーションも必要とします。 統合ノードのマイグレーションでは、デプロイメント・マネージャーへの活動接続が必要です。 セキュリティーを使用可能にしている場合、 マイグレーション・ジョブの作成時に生成された指示に必ず従ってください。 マイグレーション・ジョブは、セキュア接続を獲得するために適切に構成された WebSphere 管理者ユーザー ID を使用して実行依頼する必要があります。
バージョン 5.x またはバージョン 6.0.x の構成内に 存在しているエンタープライズ・アプリケーションを新規のバージョン 6.1 にインストールするための マイグレーション・プロセス・オプションを選択すると、マイグレーションのアプリケーション・インストール・フェーズで エラー・メッセージが表示される可能性があります。
バージョン 5.x またはバージョン 6.0.x の構成内に存在しているアプリケーションには、 不正なデプロイメント情報 (通常は、以前の WebSphere Application Server ランタイムで十分に検査されていない 無効な XML 文書) が含まれている可能性があります。 現在、ランタイムには改良されたアプリケーション・インストール検査プロセスが組み込まれているため、 誤った形式の EAR ファイルのインストールは失敗します。 この結果、WASPostUpgrade のアプリケーション・インストール・フェーズが 失敗し、「E:」エラー・メッセージが表示されます。 これは、「致命的な」マイグレーション・エラーと見なされます。
このことは、RESTART=FINISHUP パラメーターをジョブ・カードに追加し、ジョブを再サブミットして行います。
マイグレーション・ログは、temporary_directory_location/nnnnn にあります。 ここで、temporary_directory_location はマイグレーション・ジョブの作成時に指定した 値 (デフォルトは /tmp/migrate) であり、 nnnnn は、マイグレーション・ジョブの作成中に生成された固有の番号です。 通常、マイグレーション・ログのためのスペース所要量は少量です。 しかし、トレースを使用可能にしていると、ログ・ファイルはかなり大きくなる可能性があります。 問題が検出された後でのみトレースを使用可能にすることをお勧めします。 トレースが必要な場合は、デバッグされているプロセス内のステップに関するトレースのみを使用可能にするようにします。 これは、スペース所要量の削減に役立ちます。
TraceState=enabled profileTrace=disabled preUpGradeTrace=disabled postUpGradeTrace=enabled
マイグレーション中に、 バージョン 5.x または 6.0.x 構成のバックアップ・コピーが作成されます。このバックアップは、マイグレーションされる情報のソースになります。 デフォルトのバックアップ・ロケーションは /tmp/migrate/nnnnn です。 このロケーションは、マイグレーション・ジョブの作成時に 変更できます。マイグレーションされるノードのサイズによって、このバックアップはかなり大きくなる可能性があります。 ご使用の一時スペースが不十分な場合は、このバックアップを再配置する必要があります。
それぞれの z/OS インストールは、ジョブ・クラスおよび時間制限に関して異なります。 ジョブ・カードで、適切なジョブ・クラスおよびタイムアウト値を指定したことを確認してください。
マイグレーション・ジョブの作成時に生成された指示を 参照してください。JCL 手順が PROCLIB へ正しくコピーされ、RACF 定義が作成され、バージョン 6.1 ライブラリーか許可され、 そして必要な場合は、STEPLIB ステートメントがバージョン 6.1 ライブラリーへ指定されたことを確認します。 セルに関連したデーモン・プロセスが適切なレベルにあることを確認します。 デーモン・プロセスは、セル内で管理するすべてのサーバーの、WebSphere Application Server for z/OS の最新のバージョン・レベルでなければなりません。
Exception = java.lang.ClassNotFoundException Source = com.ibm.ws.cluster.selection.SelectionAdvisor.<init> probeid = 133 Stack Dump = java.lang.ClassNotFoundException: rule.local.server at java.net.URLClassLoader.findClass(URLClassLoader.java(Compiled Code)) at com.ibm.ws.bootstrap.ExtClassLoader.findClass(ExtClassLoader.java:106) at java.lang.ClassLoader.loadClass(ClassLoader.java(Compiled Code)) at java.lang.ClassLoader.loadClass(ClassLoader.java(Compiled Code)) at java.lang.Class.forName1(Native Method) at java.lang.Class.forName(Class.java(Compiled Code)) at com.ibm.ws.cluster.selection.rule.RuleEtiquette.runRules(RuleEtiquette.java:154) at com.ibm.ws.cluster.selection.SelectionAdvisor.handleNotification(SelectionAdvisor.java:153) at com.ibm.websphere.cluster.topography.DescriptionFactory$Notifier.run(DescriptionFactory.java:257) at com.ibm.ws.util.ThreadPool$Worker.run(ThreadPool.java:1462)
Exception = java.io.IOException Source = com.ibm.ws.cluster.topography.DescriptionManagerA. update probeid = 362 Stack Dump = java.io.IOException at com.ibm.ws.cluster.topography.ClusterDescriptionImpl.importFromStream(ClusterDescriptionImpl.java:916) at com.ibm.ws.cluster.topography.DescriptionManagerA.update(DescriptionManagerA.java:360) Caused by: java.io.EOFException at java.io.DataInputStream.readFully(DataInputStream.java(Compiled Code)) at java.io.DataInputStream.readUTF(DataInputStream.java(Compiled Code)) at com.ibm.ws.cluster.topography.KeyRepositoryImpl.importFromStream(KeyRepositoryImpl.java:193)
マイグレーションの間に、バージョン 6.1 クラスター情報が、セルの中全体に分散されます。 バージョン 6.0.2.11 以降ではないバージョン 6.0.x ノードは、この情報を読み取るのに失敗します。 この問題を回避するには、デプロイメント・マネージャーをバージョン 6.1 にマイグレーションする前に、バージョン 6.1 セルに含まれるかまたはバージョン 6.1 セルと相互運用するすべてのバージョン 6.0.x ノードを、バージョン 6.0.2.11 以降にアップグレードします。
マイグレーションのあとで、エラーがないかどうか、ジョブ出力とログ・ファイルを注意深く調べます。
ノードをバージョン 6.1 にマイグレーションする場合は、バージョン 5.x または 6.0.x に戻す 必要があることを考慮して、環境のロールバック を参照してください。
これらのステップで問題が解決できない場合は、問題の診断および修正: 学習用リソース 内のリンクを使用して、問題が特定され、文書化されているかどうかを調べてください。 類似した問題が見つからない場合、または提供されている情報でその問題が解決できない場合は、 IBM サポートに連絡してください。IBM からのトラブルシューティングのヘルプ を参照してください。 IBM サポートから入手可能な既知の問題およびその解決法に関する最新の情報については、IBM サポート・ページを参照してください。 IBM サポートの資料を利用すると、この問題の解決に必要な情報収集の時間を節約できます。 PMR を開く前に、IBM サポート・ページを参照してください。
問題がリストされていない場合は、IBM サポートに連絡してください。