このトピックでは、UDDI レジストリー・コンポーネントに関する問題判別を実行したが
問題を解決できない場合に IBM にお知らせいただく情報 (ログ・ファイルなど) について
説明します。
問題を報告する前に、
UDDI レジストリーのトラブルシューティング
に記載されている
問題判別を実行してください。UDDI レジストリー・コンポーネントに関する問題を IBM に報告する場合は、次の情報を提供してください。
- 問題についての詳細な説明。例えば、UDDI クライアントを使用していた場合は、表示されたクライアント・エラーとクライアント・プログラムのタイプを説明し、発行される要求の詳細を提供します。
UDDI ユーザー・インターフェースを使用していた場合は、行った正確なシーケンスと結果を説明します。
- 使用中のバージョンの作成日時。
これは、以下のようにして取得できます。
- WebSphere インストール・ロケーションの profile_root/installedApps/cell_name サブディレクトリー内に、UDDI_Registry.node_name.server_name.ear という名前のサブディレクトリーがあります。
ここで、node_name は UDDI レジストリー・アプリケーションがインストールされるノードの名前で、server_name はサーバーの名前です。
そのサブディレクトリー内に、version.txt という名前のファイルがあります。
このファイルの内容を、情報の一部に含めてください。
- UDDI レジストリーの開始時に、UDDI コンポーネントに対してトレースが使用可能になっていた場合は、WebSphere
トレース・ログ内のトレース・エントリーを見つける必要があります。
このなかには、ストリング "UDDIMessageLogger" および "UDDI Build :" に続いて作成日時と作成システムが含まれています。
この情報も含めてください。
- 以下のような、他の環境情報。
- プラットフォーム。
- データベース製品。
- データベースがローカルか、リモートか、または Cloudscape の場合は組み込み型か、ネットワーク型か。
- サーバーがスタンドアロンか、Network Deployment 構成か。
- サーバーが Network Deployment 構成の場合、それがクラスターかそうでないか。
- UDDI ノードがデフォルトか、カスタマイズされたものか。
- 使用される言語。例えば、中国語など。
- 関係のあるすべてのログ・ファイルとトレース・ファイル。
セットアップ・スクリプト uddiDeploy.jacl を使用
して UDDI レジストリー・アプリケーションのセットアップ
およびインストールを行っている間に問題が発生した場合は、
そのスクリプトを実行して得られたログ出力を提出してください。(スクリプト・ファイルからログ・ファイルへ出力を
リダイレクトしなかった場合は、そのスクリプトを再実行し、今度はカスタマイズされた UDDI ノードのセットアップまたはデフォルト UDDI ノードのセットアップ
のセクションの手順に従って出力をリダイレクトしてください。) ログ・ファイルはセットアップ・スクリプトを実行したディレクトリーに書き込まれます。
除去スクリプト uddiRemove.jacl を使用して UDDI レジストリー・
アプリケーションを除去している間に問題が発生した場合は、
そのスクリプトを実行して得られたログ出力を提出してください。(スクリプト・ファイルからログ・ファイルへ出力をリダイレクトしなかった場合は、そのスクリプトを再実行し、今度は UDDI
レジストリー・ノードの除去のセクションの手順に従って出力をリダイレクトしてください。)
ログ・ファイルは、実行した除去スクリプトがあるディレクトリーに書き込まれます。
- UDDI レジストリーの実行中に問題が発生した場合は、UDDI トレースを使用可能にし (まだ使用可能にしていない場合)、UDDI レジストリーが実行されていたアプリケーション・サーバーの logs ディレクトリーにあるトレース・ログを提出してください。
UDDI トレースを使用可能にする方法についての詳細は、UDDI レジストリーのトラブルシューティング
を参照してください。
IBM による問題の初期分析に最も役立つトレース・ストリングは「com.ibm.uddi.*=all」です。
- WebSphere のログ・ファイル system.out と system.err も提出してください。
アプリケーション・サーバー・ノード上でコマンド versioninfo (Windows プラットフォームの場合) または versioninfo.sh (Linux および UNIX プラットフォームの場合) を実行し、その出力をログ・ファイルに送信することによって、稼働中の IBM WebSphere Application
Server のバージョンの詳細を知らせます。
アプリケーション・サーバー・ノード上のコマンド versioninfo
を実行し、その出力をログ・ファイルに送信することによって、稼働中の IBM WebSphere Application Server のバージョンの詳細を知らせます。
- 該当する場合は、使用しているアプリケーション・コードおよびそのアプリケーション・コードによって生成された出力。
- UDDI は、First Failure Data Capture (FFDC) を使用して、
予期しない UDDI エラーのデータを収集します。
WebSphere コレクター・ツールを
実行して FFDC データを収集し、その結果生成された JAR ファイルを IBM に
送信します。コレクター・ツールの実行を参照してください。
FFDC データは、app_server_root/profiles/profile_name/logs/ffdc に保管されます。
このディレクトリーのすべてのファイルをパッケージし、そのパッケージを IBM に送付してください。