このトピックでは、タイムアウト状態の解決方法の概要を説明します。
WebSphere Application Server for z/OS などの複雑な環境では、 さまざまな理由でタイムアウトが発生することがあります。 タイムアウト値は変更できますが、 タイムアウトの発生理由が分かるまで変更は行わないでください。 タイムアウト状態によっては、システムまたはアプリケーションを調整することにより、 タイムアウト状態を永続的に修正することができます。 例えば、診断データがスループットの問題を示している場合は、 サーバー領域数、各サーバー領域内のスレッド数、または複製されたサーバーの使用を変更できます。
一般に、タイムアウト値を増やすのは最後の手段にすべきです。 あるいは、複数のタイムアウト異常終了ダンプによりシステム・パフォーマンスの問題が起こるのを防ぐための、 一時的な措置にとどめるべきです。 タイムアウト条件の適切な診断を行わずにタイムアウト値を大きくすると、 同じタイムアウト条件の異常終了やダンプの頻度が減少したり、 またはシステムやアプリケーションのパフォーマンスが遅くなるという結果しか得られない可能性があります。