この項では、WebSphere® Application
Server for z/OS® カスタマイズ・ダイアログに出てくる用語の定義をリストします。
規則:
- 以下では、別途指定されない限り、名前は 8 文字以下にする必要があります。
- 以下で、「Y」(はい) を指定すると、プロファイルを定義するように、
あるいはオプションを使用可能にするように、ダイアログに指示が出されます。
「N」(いいえ) を指定すると、プロファイルを定義しないように、
あるいはオプションを使用可能にしないように、ダイアログに指示が出されます。
WebSphere Application
Server for z/OS ホーム・ディレクトリー
- WebSphere Application
Server ホーム・ディレクトリー
- スタンドアロン・アプリケーション・サーバー構成が常駐するディレクトリー。
注: 「カスタマイズ変数のロード」ステップでロードした変数によっては、
正しいディレクトリーを反映するようにこの値を変更する必要があります。
デプロイメント・マネージャー・アクセス
- ノード・ホスト名
- デプロイメント・マネージャー・サーバーが構成されているシステムの IP 名またはアドレス。
この値は、addNode.sh 内の「セル・ホスト」と同じ値で、指定されたノードをデプロイメント・マネージャー・セルに統合するために、WebSphere Application
Server for z/OS の他の機能によって、このサーバーに接続するときに使用されます。
注: ノード・ホスト名は常に、
デプロイメント・マネージャーが稼働しているシステム上の IP スタックに対して解決する必要があります。
ノード・ホスト名は、
要求を複数のシステムに送る原因となる DVIPA または DNS 名であってはなりません。
- JMX SOAP ポート
- 追加されたノード要求が、デプロイメント・マネージャーに接続するために使用する JMX (Java™ 管理拡張) SOAP (以前は
Simple Object Access Protocol) コネクター・ポート。
これによって提供される統合プロセスにより、統合のターゲットになるデプロイメント・マネージャーがわかります。
- デプロイメント・マネージャー・セキュリティーが使用可能である
- Network Deployment セルおよびデプロイメント・マネージャー上で管理セキュリティーを使用可能にする場合は、
「Y」を指定します。
- ユーザー ID
- Network Deployment セルに対する管理特権をフルに備えているユーザー ID。
これは、セキュリティー・ドメイン管理者 ID に設定され、
変更することはできません。
- アプリケーションの組み込み
- アプリケーションをデプロイメント・マネージャー・ノードに組み込む場合は、「Y」を指定します。
このオプションを使用可能にすると、ノードからアプリケーションを組み込むように、addNode プログラムに指示が出されます。使用可能にしない場合は、統合の前にアプリケーションが除去されます。
アプリケーションが既にセルに存在する場合、
警告が印刷され、アプリケーションはそのセルへインストールされません。
注: すべてのアプリケーションを新しいセルにマイグレーションする場合は、
このオプションを使用する必要があります。
addNode コマンドを使用してノードをセルに統合する場合、
virtualHost からの情報を含むセル・レベルの構成情報はマージされません。
- ノード統合後のノード・エージェントの起動
- ノードの統合後にノード・エージェントを自動的に開始したくない場合は、
「N」を指定します。
- アプリケーション・サーバーの ORB ポート
- IIOP 要求に対するポート。このサーバーのブートストラップ・ポートとして機能し、
また ORB が IIOP 要求の受信に使用するポートとしても機能します。
ポート値は 0 であってはなりません。
注: ノード追加操作により、
ノード・エージェント管理サーバーが作成されます。
このサーバーのデフォルト ORB ポートは、
INS CosNaming デフォルト・ブートストラップ・ポートと等しくなります。
この同じポートは、以前、ノードの初期スタンドアロン・サーバーによって使用されたため、
初期スタンドアロン・サーバーの ORB ポートを新規ポート値に変更する必要があります。
アプリケーション・サーバーの ORB ポートに設定されるデフォルト値は 9810 です。
同じシステムを交差して複数のセルを構成する場合、
デフォルト値を使用すると、これらのセル間でポートの競合が起こります。
このオプションは、ポート 9810 が以前に割り当てられていたような場合にポート番号を設定する際に役立ちます。
- ノード・グループ名
- ノードを配置するノード・グループ。
ノードがデプロイメント・マネージャーと同じシスプレックス内にある場合は、
DefaultNodeGroup を指定します。
詳しくは、ノード・グループ
を参照してください。
ノード・エージェント定義
統合プロセスの一部として、ノード・エージェントが作成されます。
この特殊なサーバーは、
デプロイメント・マネージャーに代ってノードとそのサーバーを管理します。
- サーバー名 (ショート)
- ノード・エージェント・サーバーの名前。
これは、MVS™ START
コマンドの JOBNAME パラメーターで指定された、サーバーのジョブ名です。この値は、WebSphere Application
Server for z/OS で使用される特定の z/OS 機能 (SAF など) に対して、サーバーを識別します。
規則: 通常、名前は 7 文字以下で、すべて大文字にする必要があります。
ジョブ名をあとで 8 文字の値に変更する場合は、
7 文字のサーバー・ショート・ネームの 8 文字への変換
に記載されているステップに従ってください。
- サーバー名 (ロング)
- ノード・エージェント・サーバーのノード・エージェント名および基本外部 ID。
この名前は、管理コンソールを通して表示されるサーバーを示しています。
ノード・エージェント・サーバーのロング・ネームは、
固定値「nodeagent」に設定されます。
- JMX SOAP コネクター・ポート
- SOAP プロトコルに基づく、このサーバーへの JMX HTTP 接続のためのポート番号。
JMX は、リモート管理機能のために使用され、
wsadmin.sh などのスクリプトによって呼び出されます。
規則: 値は 0 であってはなりません。
- ノード・ディスカバリー・ポート
- デプロイメント・マネージャーから発信されたディスカバリー要求の場合に、
ノード・エージェントが listen する TCP/IP ポートを定義します。
- ノード・マルチキャスト・ディスカバリー・ポート
- ノード・エージェントがその管理対象サーバーにディスカバリー要求を送信する際に使用する
マルチキャスト・ポートを定義します。
ディスカバリー・ポートが開いているマルチキャスト IP アドレスは、WebSphere Application
Server for z/OS では、デフォルトで 232.133.104.73 に設定されています。このデフォルト・アドレスは、
管理コンソールを使用して変更することができます。これは、CLASS D アドレスです。有効な IP の範囲は、
224.0.0.0 から 239.255.255.255 です。
- HA マネージャー通信ポート
- HA マネージャーが listen するポート。
- ORB リスナー・ホスト名
- サーバーの ORB が着信 IIOP 要求を listen している IP アドレス。
デフォルトは「*」です。
これは、ORB に、使用可能なすべての IP アドレスを listen するよう指示します。
- ORB ポート
- IIOP 要求に対するポート。このサーバーのブートストラップ・ポートとして機能し、
また ORB が IIOP 要求の受信に使用するポートとしても機能します。
規則: 値は 0 であってはなりません。
- ORB SSL ポート
- セキュア IIOP 要求に対するポート。
デフォルトは「0」です。
これにより、システムはこのポートを選択できます。
サービス統合バス
- このノード上に存在するサービス統合バスを統合しますか? (Y/N)
- このノード上に存在するサービス統合バスを統合する場合は、
「Y」を指定します。