Jython および Jacl スクリプト言語をサポートする wsadmin ツールを使用して、
Web サービス用のアプリケーションまたはシステムのポリシー・セットをエクスポートおよびインポートできます。
exportPolicySet コマンドは、ポリシー・セット構成に基づいてアーカイブ・ファイルを作成し、
importPolicySet コマンドは、ポリシー・セット・アーカイブ・ファイルを新規環境にインポートします。
始める前に
アプリケーションまたはシステムのポリシー・セットを作成および構成して、
アーカイブ・ファイルにエクスポートします。
アーカイブ・ファイルを作成するディレクトリーを決定します。
このタスクについて
exportPolicySet および importPolicySet コマンドを使用して、
サーバー間、またはクライアントとプロバイダーとの間で、
システムまたはアプリケーションのポリシー・セットを交換できます。
新規のサーバーまたはクライアントでポリシー・セットを再使用するには、
ポリシー・セットをアーカイブ・ファイルにエクスポートしてから、
宛先サーバーまたはクライアントにそのアーカイブ・ファイルをインポートします。
プロシージャー
- アプリケーションまたはシステムのポリシー・セットをアーカイブ・ファイルにエクスポートします。
exportPolicySet コマンドを使用して、該当するポリシー・セットのアーカイブ・ファイルを作成します。
例えば、次のコマンドは、
customSC.zip アーカイブ・ファイルを customSecureConversation ポリシー・セットの C:¥IBM¥WebSphere¥AppServer¥PolicySets¥ ディレクトリーに作成します。
AdminTask.exportPolicySet('[-policySet customSecureConversation
-pathName C:¥IBM¥WebSphere¥AppServer¥PolicySets¥customSC.zip]')
- ポリシー・セットのアーカイブ・ファイルを宛先環境に移動します。
ポリシー・セットをクライアント環境にエクスポートする場合は、
アーカイブ・ファイルをクライアントのクラスパス上に配置します。
- ポリシー・セットを含むアーカイブ・ファイルをインポートします。
importPolicySet コマンドを使用して、
該当するポリシー・セット構成を含むアーカイブ・ファイルを宛先環境にインポートします。
注: ポリシー・セットがすでに宛先環境に存在している場合は、
ポリシー・セットをサーバーまたはクライアントの環境にインポートすることはできません。
例えば、次のコマンドは、
customSC.zip アーカイブ・ファイルから customSecureConversation ポリシー・セットを作成します。
AdminTask.importPolicySet('[-pathName C:¥IBM¥WebSphere¥AppServer¥bin¥customSC.zip]')
- 構成の変更を保管します。
次のコマンドを入力して、変更を保管します。
AdminConfig.save()
次の作業
インポートしたポリシー・セットを宛先環境内の Web サービス・アプリケーションに添付します。