この情報を使用して、マルチサーバー環境のセットアップに関する問題をトラブルシューティングします。
JVM ログを参照します。
Java 例外がログ・ファイルに表示されている場合は、問題に直接関係している実際のサブコンポーネントを判別する。 これを行うには、トレース・スタックの先頭近くで、例外を作成した WebSphere Application Server 関連のクラス (名前が com.ibm.websphere または com.ibm.ws で始まる) を探します。
例えば、例外が com.ibm.websphere.naming パッケージ内のクラスによって作成された可能性がある場合は、ネーミング・サービス・コンポーネントのトラブルシューティングのヒントのトピックを参照してください。
この問題は、バージョン 6.0.x 修正パッケージを WebSphere Application Server バージョン 6.0.x に適用した際に、プロファイル・テンプレートが更新されていないために発生します。 混合セル環境における制限を解除するには、WebSphere Application Server インストール・ルートの bin ディレクトリーからコマンドを実行してプロファイルを更新します。
app_server_root¥bin¥ws_ant.bat -buildfile updateNDProfileTemplates.xml
UNIX および Linux プラットフォームの場合は、以下のコマンドを発行します。
非 AIX プラットフォームの場合、デフォルトのインストール・ルートは /opt/IBM/WebSphere/AppServer になります。
AIX プラットフォームの場合、デフォルトのインストール・ルートは /usr/IBM/WebSphere/AppServer になります。
USER_INSTALL_ROOT=app_server_root/profiles/your_DM_profile_name/
USER_INSTALL_ROOT=app_server_root/profiles/your_DM_profile_name/
このエラーは、デプロイメント・マネージャーとノード間で構成の同期がとられていない場合に発生することがあります。自動同期 が使用可能になっている場合は、同期が実行されるまで待機してください。 手動で同期を取る場合には、クラスター上の各ノードに対して同期を明示的に要求します。
同期が取られたかどうかを判別するには、管理コンソールを使用してノード・マシン上の構成を調べ、新しいクラスター・メンバーが各ノードに定義されているか確認します。
このエラーは、 デプロイメント・マネージャーのドメイン・ネーム・サーバー (DNS) 構成が適切にセットアップされていない場合に、発生することがあります。 Linux システムにおけるデフォルトのインストールでは、ループバック・アドレス (127.0.0.1) をデフォルトのホスト・アドレスとして使用します。 この問題を検査するには、疑いのあるマシンのホスト名を照会します。 照会によってローカル・ホスト 127.0.0.1 が戻された場合、またはノードでのファイル転送トレースに、ノードが 127.0.0.1 を含む Web アドレスにファイルをアップロードしようとしていることが示されている場合は、ノードの DNS 構成が正しくありません。
この問題を訂正するには、 /etc/hosts ファイルまたはネーム・サービス構成ファイル /etc/nsswitch.conf を、 ドメイン・ネーム・サーバーまたは Network Information Server (NIS) に照会してからホストを検索するように更新します。
WebSphere Application Server Network Deployment 環境では、
アプリケーション・バイナリー・ファイルは、
アプリケーションがノードの同期操作の一部としてサポートされている個別のノードに転送されます。
ノードの同期の際、アプリケーション・ファイルは、
デプロイメント記述子で enableDistribution=true が指定されている場合に限って伝搬されます。
このフラグはアプリケーション・インストール手順の一部として管理コンソールで指定され、
プロパティーとして app_server_root/config/cells/cell_name/applications/application_name/deployment.xml ファイルに保管されます。
WebSphere Application Server Network Deployment 環境では、
アプリケーション・バイナリー・ファイルは、
アプリケーションがノードの同期操作の一部としてサポートされている個別のノードに転送されます。
ノードの同期の際、アプリケーション・ファイルは、
デプロイメント記述子が enableDistribution=true を指定している場合に限って伝搬されます。
このフラグはアプリケーション・インストール手順の一部として管理コンソールで指定され、
プロパティーとして profile_root/config/cells/cell_name/applications/application_name/deployment.xml ファイルに保管されます。
この問題を確認するには、enableDistribution フラグが設定されているかどうかを確認します。 既に true に設定されている場合は、自動ファイル同期を実行するようにターゲット・ノードを構成します。
これらの設定が両方とも正しいにも関わらず問題が解決しない場合は、同期を手動で実行してください。 それでもアプリケーション・ファイルがインストール・ディレクトリーに表示されない場合は、 EARExpander ツール (app_server_root/bin ディレクトリーにある) を使用して、EAR ファイルをリポジトリーからインストール先に展開します。 リモート・ノードで、リポジトリーが config/cells/cell_name/applications/application_name.ear/ ディレクトリーに表示されます。
この状態が起きた場合、原因として最も可能性が高いのは、 プラグイン内のトランスポート・パスをユーザーの環境で動作するように変更する必要があるということです。 これらの設定を変更する方法については、 例: server.xml ファイルの転送設定を手動で編集するのトピックを参照してください。
サーバーが始動しないのは、 同一の物理ホスト・マシン上でデバッグを使用可能にして実行する複数のプロセスで、 同じデバッグ・ポートを使用することはできないためです。