WebSphere Application Server ハンドラーは、
ロガー階層の上部にある Java ルート・ロガーに付加されます。
その結果、ロガー・ツリー内のどこからであれ、ロガー・ツリーからの要求はすべて、
WebSphere Application Server ハンドラーによって処理されます。
このタスクについて
複数の異なる方法でログを処理するように、アプリケーション・サーバーを
構成することができます。お客様のニーズに最も適した構成とロギング構造を基にして
ログ設定を構成してください。
プロシージャー
- すべてのアプリケーション・ロギング要求を WebSphere Application Server ハンドラーに転送します。
この振る舞いがデフォルトです。
- すべてのアプリケーション・ロギング要求をユーザー独自のカスタム・ハンドラーに転送します。
カスタム・ロガーのいずれかで、useParentHandlers オプションを false に設定してから、ハンドラーをこのロガーに付加します。
- すべてのアプリケーション・ロギング要求を、WebSphere Application Server ハンドラーとカスタム・ハンドラーの両方に転送しますが、WebSphere Application Server ロギング要求をカスタム・ハンドラーに転送しないでください。
非ルートのカスタム・ロガーのいずれかで、useParentHandlers オプションを true に設定してから、ユーザーのハンドラーをこのロガーに付加します。true がデフォルト設定です。
- すべての WebSphere Application Server ロギング要求を、
WebSphere Application Server ハンドラーとカスタム・ハンドラーの両方に転送します。
ロギング要求は常に、
WebSphere Application Server ハンドラーに転送されます。WebSphere Application Server 要求をカスタム・ハンドラーに転送するには、カスタム・ハンドラーを Java ルート・ロガーに付加して、カスタム・ハンドラーが階層の中で WebSphere Application Server ハンドラーと同じレベルになるようにします。
例
以下の例では、Java ロギング・インフラストラクチャーを使用して
これらの要件を満たす方法を示します。
