非 root ユーザーが特定のプロファイルの WebSphere Application Server を始動できるように、インストーラーがプロファイルを作成および拡張して、 非 root ユーザーにプロファイル・ディレクトリーのオーナーシップを割り当てることができます。 この例を使用して、コマンドによりタスクを完了します。
プロファイルを作成および拡張する前に、
WebSphere Application Server をインストールする必要があります。
インストーラーは
以下のステップを実行し、プロファイルを作成し、オプションで拡張して、
プロファイル・ディレクトリーおよびログ・ディレクトリーのオーナーシップを割り当てます。
オーナーシップは、
インストーラー ID とは別の非 root ユーザー ID に割り当てられます。非 root ユーザーが WebSphere Application Server を始動するには、
これらのディレクトリーにアクセスする必要があります。
特定のプロファイルの拡張が許可される場合、インストーラーはプロファイルを作成して、
後でフィーチャー・パック用にそのプロファイルを拡張しなければならない場合があります。
ただし、インストーラーとしては、可能な限りフィーチャー・パック対応プロファイルを作成してください。
フィーチャー・パック対応プロファイルを作成する場合は、
適切なフィーチャー・パック・プロファイル・テンプレートを使用し、拡張ステップをスキップします。
インストーラーは
非 root ユーザーのプロファイルを作成するために、このタスクのステップをすでに実行し、
特定のディレクトリーのオーナーシップを非 root ユーザーに変更している場合があります。
インストーラーとして非 root ユーザーのプロファイルをここで拡張する必要がある場合は、
拡張のステップから開始します。
詳しくは、フィーチャー・パックの拡張規則および制限に関する
トピックを参照してください。
インストーラーはプロファイルを作成し、
オプションでそのプロファイルを拡張し、プロファイル・ディレクトリーおよびログ・ディレクトリーの
オーナーシップを非 root ユーザーに割り当てました。
インストーラーとして、引き続き
プロファイルを作成および拡張し、必要に応じてオーナーシップを非 root ユーザーに
割り当てることができます。
非 root ユーザー ID は、複数のプロファイルを管理できます。 同じ非 root ユーザー ID で、プロファイル全体を (デプロイメント・マネージャー・プロファイル、 アプリケーション・サーバーおよびノード・エージェントが含まれるプロファイル、またはカスタム・プロファイル のいずれであるかを問わず) 管理します。グローバル・セキュリティーまたは管理セキュリティーが 使用可能であるかどうかに関係なく、セル内のプロファイルごとに異なるユーザー ID を使用できます。 ユーザー ID は、root ユーザー ID と非 root ユーザー ID の混合であってもかまいません。 例えば、root ユーザーがデプロイメント・マネージャー・プロファイルを管理し、非 root ユーザーが アプリケーション・サーバーとノード・エージェントが含まれるプロファイルを管理することも、その逆を管理することも可能です。 ただし、root ユーザーがセル内のすべてのプロファイルを管理したり、 非 root ユーザーがセル内のすべてのプロファイルを管理したりするほうが一般的です。
非 root ユーザーは、同じタスクを使用して、root ユーザーが使用するプロファイルを管理することができます。