WebSphere Application Server Version 6.1 Feature Pack for Web Services   
             オペレーティング・システム: z/OS

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このトピックは、z/OS オペレーティング・システムにのみ適用されます。

トレース制御の設定

以下のトレース・オプションで、 問題検出に必要な情報を収集することができます。

これらのオプションを表示または設定するには、 以下のように WebSphere Application Server 管理コンソールを使用します。

  1. 環境」>「WebSphere 変数の管理」と選択します。
  2. 「名前」フィールドで変数名を指定し、 「値」フィールドで設定値を指定します。このタブの「説明」フィールドに、設定の説明を記述することもできます。
ras_trace_outputLocation=SYSPRINT | BUFFER | TRCFILE
トレース・レコードの送信先を指定します。
  • SYSPRINT に送信
  • メモリー・バッファー (BUFFER) に送信。メモリー・バッファーの内容は、後で CTRACE データ・セットに書き込まれます。
  • トレース・データ・セット (TRCFILE) に送信。このデータ・セットは、 サーバーの始動プロシージャーの TRCFILE DD ステートメントで指定します。
サーバーでは、1 つ以上の値をスペースで区切って指定することができます。 クライアントでは、SYSPRINT しか指定できません。
デフォルト:
  • クライアントの場合は SYSPRINT
  • それ以外のプロセスでは BUFFER

例: ras_trace_outputLocation=SYSPRINT BUFFER

ras_time_local=0 | 1
トレース・レコードのタイム・スタンプに、グリニッジ標準時 (GMT) を使用するか現地時間を使用するかを指定します。 この変数の設定によって、エラー・ログと、SYSPRINT または TRCFILE DD に送信されるトレースでの、タイム・スタンプのフォーマットが決まります。

デフォルト: 0 (GMT)

例: ras_time_local=1 と設定すると、タイム・スタンプは現地時間になります。

ras_trace_ctraceParms=SUFFIX | MEMBER_NAME
CTRACE PARMLIB メンバーを識別します。この値は次のいずれかです。
  • 2 文字のサフィックス。これをストリング CTIBBO に追加すると、PARMLIB メンバーの名前になります。
  • PARMLIB メンバーの完全指定名。完全指定名は、 CTRACE PARMLIB メンバーのネーミング要件に準拠している必要があります。
この環境変数が指定されていて、PARMLIB メンバーが見つからない場合は、 デフォルトの PARMLIB メンバーである CTIBBO00 が使用されます。 指定された PARMLIB メンバーとデフォルトの PARMLIB メンバーがどちらも見つからない場合は、 トレースは CTRACE に定義されますが、CTRACE 外部書き出しプログラムには関連付けられません。
注: この環境変数を認識するサーバーは、デーモンのみです。

デフォルト: 00 (デフォルトの PARMLIB メンバー CTIBBO00)

例: ras_trace_ctraceParms=01 と指定すると、PARMLIB メンバー CTIBBO01 が識別されます。

ras_trace_BufferCount= n
割り振るトレース・バッファーの数を指定します。有効な値は 4 から 8 です。

デフォルト: 4

例: ras_trace_BufferCount=6

ras_trace_BufferSize= n
単一のトレース・バッファーのサイズをバイト単位で指定します。 K (キロバイト) または M (メガバイト) の文字が使用できます。有効な値は 128K から 4M です。

デフォルト: 1M

例: ras_trace_BufferSize=2M




関連タスク
アプリケーションへのロギングおよびトレースの追加
関連資料
ダンプ管理の設定
参照トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 4:10:06 PM EST
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