複数行スキーマ構成では、データ量を無制限に保管することができ、制約となるのはアプリケーションのデータベース容量のみです。
アプリケーションは、レコード全体の代わりに個々のフィールドを読み取ることができるので、
不要な Java オブジェクト直列化を回避することでパフォーマンスの向上に役立ちます。
セッション管理機能を構成して、セッション・オブジェクトの各属性をデータベースのそれぞれの専用の行に保管するには、複数行スキーマ構成を使用します。
このタスクについて
デフォルトでは、単一セッションは、
セッションの保持に使用されるデータベース表内の単一行にマップされます。
こうしたセットアップにすると、
WebSphere Application Server がアクセス可能な、ユーザー定義アプリケーション固有データの量に厳しい制限が課せられます。
プロシージャー
- セッション管理機能のプロパティーを変更して、
単一行スキーマから複数行スキーマに切り替えます。
- 手動で表を除去します。
表を除去するには、次のようにします。
- セッション管理が使用しているデータ・ソース構成を判別します。
- データ・ソース構成で、データベース名をルックアップします。
- データベース機能を使用して、該当のデータベースに接続します。
- SESSIONS 表を除去します。
データベース表を再作成するか、
この製品が HttpSession オブジェクトを保持するために使用しているデータベース表内のすべての行を削除します。
DB2 データベース表の除去方法の説明については、「DB2
UDB for OS/390 and z/OS V7 Administration Guide」を参照してください。
セッション・パーシスタンス用の DB2 表の作成では、新規の DB2 データベース表の作成方法について説明しています。