ノード・エージェントとは、ノードをシステムに対して示し、
そのノード上のサーバーを管理する管理エージェントのことです。
ノード・エージェントは、ホスト・システム上のアプリケーション・サーバーをモニターし、
管理要求をサーバーにルーティングします。
始める前に
ノード・エージェントを管理するには、Network Deployment 製品をインストールする必要があります。
システム・クロックの変更を予定している場合、
最初にすべてのアプリケーション・サーバー、ノード・エージェント・サーバー、
およびデプロイメント・マネージャー・サーバーを停止します。サーバーを停止したら、
システム・クロックを変更してからサーバーを再始動します。1 つのシステムでシステム・クロックを
変更した場合、相互に通信し、WebSphere Application Server がインストールされている
すべてのシステムのクロックが同期化されていることを確認する必要があります。
これを行わないと、セキュリティー・トークンが有効でなくなるなどの問題が発生する
場合があります。
システム・クロックの変更を予定している場合、
最初にすべてのアプリケーション・サーバー、ノード・エージェント・サーバー、
デプロイメント・マネージャー・サーバー、およびロケーション・サービス・デーモンを
停止します。サーバーおよびロケーション・サービス・デーモンを停止したら、
システム・クロックを変更してからサーバーとロケーション・サービス・デーモンを再始動します。
1 つのシステムでシステム・クロックを
変更した場合、相互に通信し、WebSphere Application Server がインストールされている
すべてのシステムのクロックが同期化されていることを確認する必要があります。
これを行わないと、セキュリティー・トークンが有効でなくなるなどの問題が発生する
場合があります。
このタスクについて
ノード・エージェントは、ノードをセルに追加すると自動的に作成されるサーバーです。
ノード・エージェントは、Network Deployment 製品に属するすべてのホスト・コンピューター・システムで実行されます。
ノード・エージェントに関する情報の表示、ノード・エージェントの処理の停止と開始、ノード・エージェントが管理するノード上でのアプリケーション・サーバーの停止と再始動などを行うことができます。
ノード・エージェントは単なる管理エージェントであり、
アプリケーションにサービスを提供する機能には関与しません。
さらにノード・エージェントは、ファイル転送サービス、構成の同期、
およびパフォーマンス・モニターなどの、他の重要な管理機能をホストします。
ノードは、wsadmin スクリプト・ツール、
Java アプリケーション・プログラミング・インターフェース (API)、
あるいは管理コンソールによって管理できます。管理コンソールを使用して
アプリケーション・サーバー上のノードを管理するには、次のタスクを実行します。
プロシージャー
- ノード・エージェントについての情報を表示します。 コンソールのナビゲーション・ツリーで、
「システム管理」>「ノード・エージェント」とクリックします。
特定のノード・エージェントに関する追加情報を表示する、
あるいはノード・エージェントをさらに構成するには、「
名前」の下のノード・エージェント名をクリックしてください。
IP バージョン: WebSphere Application Server は、現時点で Internet Protocol
Version 4 (IPv4) と Internet Protocol Version 6 (IPv6) の両方をサポートしていますが、IPv4 と IPv6 を同一セル内で使用する場合には、いくつかの制約事項が適用されます。ノードをセルに追加する場合、
指定する名前の形式は、そのノードで使用されている IP のバージョンによって決まるということに注意してください。
セルにおける IP バージョンの考慮事項
を参照してください。
IP バージョン: 他のプラットフォームでの WebSphere Application Server には、Internet Protocol Version 4 (IPv4)、および Internet Protocol Version 6 (IPv6) のサポートがあります。
ただし、i5/OS プラットフォームでは IPv4 のみがサポートされます。
ノードをセルに追加する場合、ホスト名を指定するフォーマットは、
そのノードで使用されている IP のバージョンによって決まります。
セルにおける IP バージョンの考慮事項
を参照してください。
ノード・エージェントの処理を停止してから再開します。
「ノード・エージェント」ページで、
再開するノード・エージェントの横のチェック・ボックスを選択し、
「再始動」をクリックします。
ノード・エージェントを稼働状態にしておくことは重要です。
ノード・エージェントは、それ自身が管理するノード上のアプリケーション・サーバーが稼働するために、
稼働していなければならないためです。
- ノード・エージェントが管理するノード上のすべてのアプリケーション・サーバーを停止し、次に再始動します。
「ノード・エージェント」ページで、再始動するサーバーを持つノードを管理するノード・エージェントの横のチェック・ボックスを選択し、「ノード上のすべてのサーバーを再始動」をクリックします。
ヒント: ノード上のアプリケーション・サーバーを再始動するには、
そのノードのノード・エージェントが処理中でなければなりません。
- ノード・エージェントの処理を停止します。
「ノード・エージェント」ページで、
処理を停止するノード・エージェントの横のチェック・ボックスを選択し、「停止」をクリックします。
結果
それぞれのステップによって、ノード・エージェントに関する情報の表示、ノード・エージェントの処理の停止と開始、およびノード・エージェントが管理するノード上でのアプリケーション・サーバーの停止と再始動が完了します。
次の作業
デプロイメント・マネージャー、ノード、およびセルなど、Network Deployment の他の環境を管理できます。