addNode コマンドは、 WebSphere Application Server インストール・システムをセルに取り込みます。
セルに取り込んでいる新規ノードのサイズと場所によっては、 このコマンドが完了するまでに数分かかることがあります。
addNode 関数を使用するには管理者特権が必要です。
ユーザー・プロファイルには、*ALLOBJ 権限か、addNode Qshell スクリプトに対する読み取り権限および実行権限が必要です。
ノード・エージェント・サーバーは、-noagent オプションを指定しない限り、 addNode コマンドの一部として自動的に始動します。 アプリケーション・サーバー・ノードをホストするシステムをリサイクルする際に、 ノード・エージェントがオペレーティング・システム・デーモンとして機能するように設定しなかった場合は、 すべてのアプリケーション・サーバーを始動する前に、startNode コマンドを実行してノード・エージェントを始動する必要があります。
Feature Pack for Web Services で拡張されたデプロイメント・マネージャーにノードを追加する場合、そのノードはバージョン 6.1 以降でなければなりません。
ノードがバージョン 6.1 レベル未満の場合、addNode コマンドは失敗します。
コマンド構文は次のようになります。
addNode dmgr_host [dmgr_port] [-conntype type] [-includeapps] [-startingport portnumber] [-portprops qualified_filename] [-nodeagentshortname name] [-nodegroupname name] [-includebuses] [-registerservice] [-serviceusername name] [-servicepassword password] [-coregroupname name] [-noagent] [-statusport 1231] [-quiet] [-nowait] [-logfile filename] [-replacelog] [-trace] [-username uid] [-password pwd] [-localusername localuid] [-localpassword localpwd] [-help]
addNode dmgr_host [dmgr_port] [-profileName profilename] [-conntype type] [-includeapps] [-startingport portnumber] [-portprops qualified_filename] [-nodeagentshortname name] [-nodegroupname name] [-includebuses name] [-registerservice] [-serviceusername name] [-servicepassword password] [-coregroupname name] [-noagent] [-statusport port] [-quiet] [-nowait] [-logfile filename] [-replacelog] [-trace] [-username uid] [-password pwd] [-localusername localuid] [-localpassword localpwd] [-help]
dmgr_host 引数は 必須です。それ以外の引数はすべてオプションです。デプロイメント・マネージャーのデフォルト SOAP ポートの ポート番号は、デフォルトでは 8879 です。このコマンドのデフォルトの Java Management Extensions (JMX) コネクターは、SOAP です。 WebSphere Application Server が複数インストールされている場合、 あるいは複数のプロファイルがある場合は、SOAP ポートが 8879 以外になることがあります。現在使用中のポートを確認するには、 デプロイメント・マネージャーの SystemOut.log を調べてください。
addNode コマンドで使用可能なオプションは、以下のとおりです。
アプリケーションは、addNode コマンドを使用して統合したサーバーへマップされます。 addNode コマンド・オペレーションが完了すると、サーバー始動時にアプリケーションはそのサーバー上で稼働します。これらのアプリケーションは、Network Deployment セルの一部なので、管理コンソールを使用して、セル内の他のサーバーおよびクラスターへマップすることが可能です。詳しくは、モジュールのサーバーへのマップの項目 を参照してください。
統合されるノードに WebSphere Application Server 提供の アプリケーション (サンプルなど) が含まれている場合は、 -includeapps オプションは使用しないでください。使用すると、 2 番目に統合されるノードにこれらのアプリケーションが含まれている場合、そのノードは 拒否されます。そのアプリケーションが既にセル内に存在し、しかもアプリケーションのマージは サポートされていないためです。
多数のアプリケーションを含むノードで -includeapps オプションを 使用する場合は、管理コネクターのタイムアウトを延長して、 addNode 中にすべてのアプリケーションをデプロイメント・マネージャーに転送し、 それをリモート側でセルにインストールするのに必要な追加時間を 確保する必要があります。ノード上に固有のアプリケーションが ごくわずかしか存在しない場合を除き、-includeapps オプションを使用する方法は お勧めしません。
デフォルトでは、アプリケーションのインストール時の
アプリケーション・バイナリーは、app_server_root/installedApps/cellName ディレクトリーに解凍されます。
addNode コマンドの実行後、追加したノード上の構成のセル名は、
ベース・セル名からデプロイメント・マネージャー・セル名に変更されます。
アプリケーション・バイナリーは、addNode コマンドの実行前に
それがあった場所 (例えば app_server_root/installedApps/old_cellName) にあります。
デフォルトでは、アプリケーションのインストール時の
アプリケーション・バイナリーは、profile_root/installedApps/cellName ディレクトリーに解凍されます。
addNode コマンドの実行後、追加したノード上の構成のセル名は、
ベース・セル名からデプロイメント・マネージャー・セル名に
変更されます。アプリケーション・バイナリーは、addNode コマンドの実行前に
それがあった場所 (例えば profile_root/installedApps/old_cellName) にあります。
${app_server_root}/${CELL}ここで、変数 ${CELL} は現行のセル名を指定します。 したがって、バイナリーは、addNode コマンドが実行される際に、次のディレクトリーに移動します。
${app_server_root}/currentCellName
addNode コマンドを使用してノードをセルに統合する場合、 仮想ホスト情報を含むセル・レベルの構成はマージされません。 新規セルの仮想ホストとエイリアスが WebSphere Application Server に一致しない場合、 サーバー上で実行されているアプリケーションにはアクセスできません。 デプロイメント・マネージャー上で稼働している管理コンソールを使用して、 すべての仮想ホストとホスト・エイリアスを手動で新規セルに追加する必要があります。
ADMU0111E: Program exiting with error: java.lang.OutOfMemoryError
大容量アプリケーションが処理された場合や、基本アプリケーション・サーバー内に大量のアプリケーションが存在する場合、このエラーが発生することがあります。
このエラーを復旧し、基本アプリケーション・サーバーを正常に統合するには、次のとおりにします。
SET addNode.sh localhost 8879 -javaoption java_option "-Xmx512m"
addNode.sh localhost 8879 -javaoption java_option "-Xmx512m"
潜在的なポートの競合を避けるためには、WebSphere Application Server バージョンにおけるポート番号設定
で、デフォルト・ポート設定に関する詳細を
参照してください。
同じ物理サーバー上に複数のノード・エージェントが存在する場合は、フェデレーションの前に -startingport パラメーターを 使用するか、あるいは serverindex.xml のノード・エージェント・セクションでポートを変更することによって、 それぞれのノード・エージェントの基本ポート番号を定義することができます。
SOAP_CONNECTOR_ADDRESS=3000 BOOTSTRAP_ADDRESS=3001
addNode testhost 8879 (adds an application server to the deployment manager) addNode deploymgr 8879 -trace (produces the addNode.log file) addNode host25 8879 -nowait (does not wait for a node agent process)ここで、 8879 はデフォルトのポートです。
addNode mydmgr 11383 -profileName mynode (adds profile mynode to the Network Deployment cell managed by profile mydmgr, which listens on SOAP port 11383)