BBOT00xxW メッセージを受信した場合、RRS パネルを使用して、
トランザクションの他のブランチの結果を表示し、
未確定ブランチの結果がこれらのブランチの結果と一致するよう設定する必要があります。
始める前に
BBOT00xxW メッセージが表示される場合、
ヒューリスティックな結果の可能性があります。RRS パネルの使用方法、および UR の解決と関係の除去に必要な管理アクセス (ファシリティー・クラスへの RACF アクセスなど) については、「z/OS MVS プログラミング: リソース・リカバリー」を参照してください。
このタスクについて
以下のいずれかのエラー・メッセージを受信した場合、
この UR の関係の式を除去するには、以下のステップを実行します。
- メッセージ BBOT0019W と BBOT0020W。この 2 つは同時に表示され、
このサーバーが上位からの結果を判別できなかったことを示します。
メッセージ BBOT0020W。WebSphere Application Server for z/OS から結果が提供されなかったリソースを表します。
- メッセージ BBOT0021W。
サーバーがトランザクションの結果を判別したものの、これと従属側との通信ができなかったことを示します。
- メッセージ BBOT0022W。
トランザクションの結果が判別されて従属側への通信が行われていても、
従属リソースが「forgotten」状態になっていないことを示します。
プロシージャー
- RRS メイン・パネルのオプション 3「Display/Update RRS Unit of Recovery information」を選択します。
- この URID の詳細を表示するには、照会パネルの「URID Pattern」フィールドにこれを入力します。Enter キーを押して、照会を実行します。 照会結果に UR が表示されます。
この UR の状態 InCommit、InBackout、または InForget をメモします。ラベルが S の列に v と入力して、
この UR の詳細を表示します。
- OTS 関係を除去します。 「RRS Unit of Recovery Details」パネルが
開きます。パネルの下部付近に、見出し「Expressions of Interest」が表示されます。見出しの後には、
この UR の個々の関係の式を表す 1 つ以上の行が表示されます。OTS 関係を除去するには、次のステップを行います。
- OTS 関係を表す行を見付けます。 この行には、BSS00.xxx.yyy.IBM 形式の RM 名があります。
ここで、xxx は、サーバーが構成されているシステム、yyy は、特定のサーバー名です。
- ラベル S の列に r と入力し、この関係を除去するよう指示します。
- Enter キーを押して、照会を実行します。
- Enter キーを押して、この関係の除去を確認します。
「RRS Remove Interest Confirmation」パネルが開きます。RM 名および UR ID フィールドはあらかじめ入力されています。Enter キーを押して、この関係の除去を確認します。
結果
RRS が従属サーバーを「restart anywhere」とマークしたら完了です。
これは、「Browse and RRS log stream」でオプション 1 を選択し、
「RRS Resource Manager Data log」でサブオプション 4 を選択して判別します。
次の作業
再始動してこのサーバーにこの UR の照会を行う従属ノードはいずれも、
この情報を取得できなくなります。これらのノードを含むサーバーを再始動すると、
トランザクションの結果とは異なる結果が割り当てられる場合があります。サーバーを始動する前にこれらのノードを手動で解決してから、UR をリリースしたサーバーを開始する必要があります。