スケジューラーは前方互換性をサポートしています。 前のバージョンの WebSphere Application Server Enterprise Edition 5.0 または WebSphere Business Integration Server Foundation 5.1 で作成したタスクは、WebSphere Application Server バージョン 6.x のスケジューラーでも引き続き動作します。バージョン 6.x を使用して作成するタスクは、バージョン 5.x の製品スケジューラーとは互換性がありません。バージョン 5.x のスケジューラーは、バージョン 6.x のどのタスクも実行しません。
同じデータベースとテーブルを使用するように構成されているすべてのスケジューラーは、クラスター・スケジューラーと見なされます。タスクが正常に実行されるようにするには、スケジューラー・クラスター内のすべてのサーバーを同じバージョンにする必要があります。サーバーのバージョンが異なると、バージョン 6.x のスケジューラーで作成したタスクは実行されない場合があります。 短期間、複数のバージョンが混在する環境が必要な場合には、バージョン 5.x のすべてのサーバー上のスケジューラー・ポーリング・デーモンをすべて停止して、バージョン 6.x サーバーですべてのタスクが実行されるようにする必要があります。 この操作を行うと、バージョン 6.x のスケジューラーは、リースを取得し、バージョン 6.x のスケジューラーで作成されたタスクを実行できます。
バージョン 5.0.2 以前のスケジューラーで作成されたタスクの実行は、サポートされていません。 このようなタスクを新しいバージョンにマイグレーションする方法について 詳しくは、WebSphere Application Server Enterprise Edition バージョン 5.0.2 インフォメーション・センターの トピック『スケジューラー・サービスとの相互運用』を参照してください。 バージョン 5.0.2 のインフォメーション・センターにアクセスするには、インフォメーション・センターのライブラリーを参照してください。