Qshell を構成して、WebSphere Application Server for
i5/OS スクリプトを実行することができます。
このタスクについて
デフォルトのインストールでは、特に指定されていない限り、すべての WebSphere
Application Server スクリプトは
app_server_root/bin
ディレクトリー内にあります。
スクリプトは、Qshell から実行されなければなりません。
正しいバージョンとディレクトリーを使用していることを確認するには、以下のメソッドを使用して QShell
コマンドを実行します。
プロシージャー
- スクリプトの完全修飾パス名を起動します。
app_server_root/bin/script_name parameters
ここで、script_name はスクリプト名、parameters はスクリプトに渡されるパラメーターを表します。
- スクリプトを i5/OS コマンド行からまたは i5/OS 制御言語プログラムから起動します。
このメソッドを使用するには、STRQSH コマンドを実行し、そのスクリプトの完全修飾パス名を指定します。
STRQSH CMD('app_server_root/bin/script_name parameters')
ここで、script_name はスクリプト名、parameters はスクリプトに渡されるパラメーターを表します。
- ディレクトリーを app_server_root/bin
ディレクトリーに変更して、以下のスクリプトを実行します。
cd app_server_root/bin
script_name parameters
ここで、script_name はスクリプト名、parameters はスクリプトに渡されるパラメーターを表します。
- 実行するときに自動的にスクリプトの場所が見つけられるように、PATH 環境変数を更新します。
PATH 変数を更新したあとは、どのディレクトリーからでもこれらのスクリプトを実行できます。
PATH 環境変数を更新するには、以下のステップを実行します。
- /home/user_profile_name ディレクトリー内で .profile ファイルを編集します。ここで、user_profile_name は、iSeries ユーザー・プロファイルの名前です。
このファイルが存在しない場合は、このディレクトリー内で作成します。
i5/OS コマンド行から EDTF コマンドを使用するか、またはワークステーションからいずれかのエディターを使用することができます。
また、.profile はファイルのフルネームであることにも注意してください。
Qshell を始動するとき、Qshell は .profile ファイルを検索し、その中でリストされているコマンドを実行します。
.profile ファイルを使用して、Qshell セッションのパーシスタント環境変数を設定します。
- 以下の行を .profile ファイルに追加します。
export PATH=app_server_root/bin:$PATH
- ファイルを保管します。
次の作業
.profile への更新は、Qshell (セッションを開いていた場合) またはソース .profile (command: ./home/user_profile_name/.profile) を再始動するまで、有効になりません。
すべての Qshell セッションのデフォルト・パスを変更する代わりに単一の Qshell のパスを変更するには、Qshell
セッション中に最後のステップに表示される export コマンドを実行し、.profile の編集は行いません。