servicetools コマンドは、WebSphere Application Server をトラブルシューティングするため使用できる保守容易性ツールを含んでいます。
このスクリプトを実行するには、
ユーザー・プロファイルに *ALLOBJ 権限がなければなりません。
構文
コマンド構文は次のようになります。
servicetools [-products product_list [-profiles profile_list]]
[-input input_file] [-output output_file] [-trace trace_file]
[-tools tool_options] [-help]
パラメーター
servicetools コマンドで使用可能なオプションは、以下のとおりです。
- -products
- これはオプション・パラメーターです。値 product_list には、ツールを実行する製品のリストを指定します。
複数の製品を指定する場合、コロン (:) でそれらを区切ります。
有効な製品は、WAS61Base、WAS61ND、WAS61Express、WAS60Base、WAS60ND、WAS60Express、WAS51Base、WAS51ND、WAS51Express、WAS51PME、WAS51PMEND、WAS50Base、WAS50ND、WAS50Express、WAS40Adv、WAS40AEs、および ALL です。
このパラメーターを指定しない場合、各ツールに適宜 -products パラメーターを指定する必要があります。
すべてのツールが、製品の指定を必要とするわけではありません。
このパラメーターは製品の指定を必要とするツールにのみ適用されます。
- -profiles
- これはオプション・パラメーターです。値 profile_list には、ツールを実行する対象となる 1 つまたは複数のプロファイルを指定します。
複数のプロファイルを指定する場合、それらをコロン (:) で区切ります。
このパラメーターを指定しない場合、このツールは -products パラメーターによって指定された製品のすべてのプロファイルに関して実行されます。
- -input
- これはオプション・パラメーターです。値 input_file には、サービス・ツールのために代替 XML 構成ファイルを指定します。
デフォルトでは、servicetools スクリプトは ServiceTools.jar ファイルに含まれている validator.xml ファイルを使用します。
- -output
- これはオプション・パラメーターです。値 output_file には、スクリプトが標準出力を書き込むファイルを指定します。
この値が指定されない場合、スクリプトは標準出力をモニターに書き込みます。
- -trace
- これはオプション・パラメーターです。値 trace_file には、スクリプトがトレース情報を書き込むファイルを指定します。
このパラメーターを指定しない場合、スクリプトはトレース情報を生成しません。
- -tools
- このパラメーターは実行する 1 つまたは複数のツールを指定します。
値 tools には、実行するツールを指定します。
値 tool_options には、ツールのパラメーターを指定します。
-tools の有効な値は以下のとおりです。
- -checkprereqs このパラメーターを指定すると、スクリプトは前提条件バリデーター・ツールを開始します。
このツールおよびそのパラメーターの情報については、前提条件バリデーター・ツールを参照してください。
- -portconflict このパラメーターを指定した場合、スクリプトはポート・バリデーター・ツールを開始します。
このツールおよびそのパラメーターの情報については、ポート・バリデーター・ツールを参照してください。
tools パラメーターを指定する前に、すべての他のパラメーターを指定する必要があります。
それぞれのツールごとに、そのパラメーターの後でオプションを指定する必要があります。
servicetools スクリプトを実行すると、複数のツールを指定できます。
複数のツールを実行するには、次のフォーマットを使用します。
servicetools parameters -tool1 tool1_options -tool2 tool2_options
- -help
- このオプション・パラメーターはスクリプトの使用法ステートメントを表示します。