WebSphere Application Server Version 6.1 Feature Pack for Web Services   
             オペレーティング・システム: AIX , HP-UX, i5/OS, Linux, Solaris, Windows, Windows Vista, z/OS

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補正サービス設定

このページを使用して、補正サービスを管理します。 補正サービスは、補正の使用可能化およびロギングのためのサーバー・レベルの構成をサポートします。

この管理コンソール・ページを表示するには、「サーバー」 > 「アプリケーション・サーバー」 > 「server_name」 > 「[コンテナー設定] コンテナー・サービス > 「補正サービス」をクリックします。

「構成」タブ

サーバー始動時にサービスを使用可能にする

サーバーの次の始動に、アプリケーション・サーバーが補正サービスを開始しようとするかどうかを指定します。

デフォルト 選択
範囲
選択
アプリケーション・サーバーが開始されると、 自動的に補正サービスの始動を試みます。
クリア
サーバーは、補正サービスの開始を試みません。 このサーバーで実行するアプリケーションに補正が 使用される場合、システム管理者は、このサービスを手動で開始するか、このプロパティーを選択して、 サーバーを再始動する必要があります。
リカバリー・ログ・ディレクトリー

設定された場合、補正サービスがこのサーバーのリカバリーのためにログ・ファイルを保管しているロケーションをオーバーライドする、ディレクトリー・パスを指定します。

サーバー構成でブランクになっている値は、始動時に補正サービスによって、ディレクトリー profile_root/recoveryLogs/cell_name/node_name/server_name/compensation として展開されます。変数 profile_root は、サーバーで使用される WebSphere Application Server プロファイルのホーム・ディレクトリーです。

補正が使用されると、WebSphere 製品は、物理ストレージ・デバイスでのシステム障害後に 補正を実行するのに必要な情報を保管します。 アプリケーションの負荷が比較的大きい場合、このパーシスタンスによってアプリケーション・サーバーのパフォーマンスが低下します。 これは、アプリケーション・サーバーが、オペレーティング・システムおよび基礎となるストレージ・システムに 依存しているためです。

より高いパフォーマンスを実現するには、補正ログ・ファイル を、より多くの物理ディスク・ドライブまたは RAID ディスク・ドライブ (推奨) を持つストレージ・デバイスに移動します。 ログ・ファイルを RAID に組み込まれたディスク上のファイル・システムに移動すると、 物理メディアへのデータ書き込みタスクは、複数の ディスク・ドライブ間で共用されます。 この共用により、永続補正情報への同時アクセスをより頻繁に行ったり、 ログからこのデータにさらに迅速にアクセスできるようになります。 アプリケーションおよびストレージ・サブシステムの設計に応じて、10% から 100% までのパフォーマンスの向上が見込まれ、場合によってはさらに改善されます。

この変更は、アプリケーションに補正が構成されている場合にのみ適用できます。 アプリケーション・サーバーが以下の 1 つ以上の症状を示す場合、このプロパティーを 設定することを検討してください。

  • 補正要求の増加にかかわらず、CPU 使用率が低い状態のままである。
  • 数回のタイムアウトによりトランザクションが失敗する。
  • サーバーは停止し、再始動が必要である。
  • サーバーが実行されているディスクが、通常よりも高い使用率を示す。
データ型 ストリング
デフォルト profile_root/recoveryLogs/cell_name/node_name/server_name/compensation

ここで、profile_root は、サーバーで使用される WebSphere Application Server プロファイルのホーム・ディレクトリーです。

推奨 RAID-0 構成で、ともに RAID に組み込まれた 3 つまたは 4 つ以上のディスク・ドライブを持つ ファイル・システムを作成します。 このファイル・システム上 で、デフォルトのサイズの補正ログを作成します。 負荷がかかった状態でサーバーが稼働している場合は、ディスクの 入出力をチェックします。 ディスクの入出力時間が 5% を超える場合は、物理ディスクをさらに追加してこの値を抑えることを検討してください。 ディスクの入出力が低いにもかかわらず、サーバーの負荷が高い値を示す場合は、ログ・ファイルのサイズを 大きくすることを検討してください。
リカバリー・ログ・ファイル・サイズ

補正サービスがデータのリカバリーに使用するリカバリー・ログ・ファイルの最大サイズを、メガバイト単位で指定します。 デフォルト値は 5 MB です。

補正サービスによって記録されたデータ量は、補正を使用する、同時にアクティブになっているアプリケーションの数、および補正ロジックへの入力として提供されるアプリケーション・データのサイズに影響されます。

補正サービスは、補正リカバリー・データのためのサーバー始動時に、物理ストレージ・デバイスにスペースを予約します。 このサイズがアクティブな補正データに十分でない場合、この値が指定する最大サイズに達するまでログ・ファイルを動的に増加します。

データ型 整数
単位 MB
デフォルト 5
範囲 1 から 2147483647 MB

リカバリー・ログ・ファイル・サイズの許可範囲は 1 から 2147483647 であるが、 実際に可能な最大サイズはマップ・ファイルのオペレーティング・システムが許可する最大サイズに依存します。

補正ハンドラー再試行制限

補正サービスが補正ハンドラーを再試行する最大回数を指定します。

この値は、補正サービスが CompensationHandler メソッドの compensate() および close() を呼び出す回数を指定します。

この値を -1 に設定すると、compensate() および close() メソッドが無制限に再試行されます。どちらのメソッドも再試行を行わない場合は、値を 0 に設定します。

データ型 整数
デフォルト -1
範囲 -1 以上
補正ハンドラー再試行間隔

補正サービスが補正ハンドラーを再試行するまで待機する時間間隔 (秒) を指定します。

補正サービスは、CompensationHandler メソッドである compensate() および close() のいずれかが RetryCompensationHanderException をスローした場合に、これらのメソッドを再呼び出しして補正ハンドラーを再試行します。

データ型 整数
単位
デフォルト 30
範囲 0 以上



関連タスク
ビジネス・アクティビティー・サポートを使用するためのサーバーの構成
関連資料
管理コンソールのボタン
参照トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 4:10:06 PM EST
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