WebSphere Application Server Version 6.1 Feature Pack for Web Services   
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サーバーの可用性を最適化するためのトランザクション・ロギングの管理

このトピックでは、トランザクション・ログを管理して アプリケーション・サーバーの可用性を最適化する方法について説明します。

このタスクについて

トランザクション・サービスは、 複数のリソースを含む、または複数のサーバー間で分散される、 各グローバル・トランザクションのトランザクション・ログに情報を書き込みます。 トランザクション・ログはディスクに保管され、トランザクション・サービスは、 システムまたはサーバーのクラッシュ時にこのログを使用してリカバリーします。 各アプリケーション・サーバーのトランザクション・ログは、 単一ディレクトリーに収められた複数のサブディレクトリーおよびファイルで構成されます。アプリケーション・サーバーのトランザクション・プロパティーの構成で説明しているように、アプリケーション・サーバーがトランザクション・ログの保管に使用するディレクトリーは変更できます。

グローバル・トランザクションが完了すると、トランザクション・ログ内の情報は必要なくなるため、 削除のマークが付けられます。重複する情報のガーベッジ・コレクションが実行され、間隔およびスペースは新規のトランザクションにより再利用されます。 ログ・ファイルはサーバー始動時に固定サイズで作成されるため、 サーバーの存続期間中に、それ以上のディスク・スペースの割り振りを行う必要はありません。 デフォルトのディスク・スペース割り振りは、 約 4000 の並行トランザクションを提供します。

トランザクションが情報の保管を必要としているときにすべてのログ・スペースが使用中になっていると、 トランザクションはロールバックされ、メッセージ「CWWTR0083W: トランザクションがフルです。 トランザクションはロールバックされました。」がシステム・エラー・ログに報告されます。 既存のアクティブなトランザクションが完了して、さらに多くのログ・スペースが使用可能になるまでは、 それ以上トランザクションがコミットされることはありません。

トランザクションのパフォーマンス・モニター・カウンターを使用して、 並行グローバル・トランザクションの数をモニターすることができます。 "グローバル・トランザクション・コミット時間" カウンターは、 トランザクションの完了までに要する時間、すなわち、 ログがトランザクションにより使用される時間を測定します。 この値が高いと、トランザクションの完了までには長時間を要し、 その結果リソース・マネージャーやネットワークに障害が発生する可能性があります。 この値が低い場合は、ログはより効果的に使用され、フルになりにくくなります。

ログ・ファイルのデフォルト・サイズは、アプリケーション・サーバーのトランザクション・プロパティーの構成で説明しているように、トランザクション・ログの設定を更新することで変更することができます。

以下のタスクを使用して、トランザクション・ログを管理し、 アプリケーション・サーバーの可用性を最適化します。

プロシージャー




サブトピック
可用性を最適化するためのサーバーのトランザクション面の構成
サーバー間でのトランザクション・ログの移動
別ホストでのサーバーの再始動
関連タスク
アプリケーション・サーバーのトランザクション・プロパティーの構成
WebSphere アプリケーションによるトランザクションの使用
タスク・トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 4:10:06 PM EST
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