「application Synch to OS Thread Allowed」を指定することで、 Java スレッド ID を使用して、 ご使用のアプリケーションによってアクセスされる非 WebSphere 管理リソースにアクセスします。
「application Synch to OS Thread Allowed」サポートを活用する結果として、 これらのリソースへのアクセス時に、 現行の Java スレッド ID に関連付けられているアクセス制御特権 (サーバー ID のアクセス制御特権ではなく) が適用されます。 (非 WebSphere 管理リソースの 1 つの例は、ファイル・システムです。)
「application Synch to OS Thread Allowed」を使用して、 Java スレッド ID に基づいた、ファイル・システム・アクセスを制御します。 デフォルトの Java スレッド ID はクライアント ID です。 このクライアント ID は、アプリケーションを呼び出したユーザーです。 Java 2 Platform, Enterprise Edition (J2EE) RunAS 役割のデプロイメント記述子の設定では、 このデフォルトをオーバーライドして 他の選択項目から選択することができます。 これらの選択項目には、 指定された役割の中に構成されるユーザー ID (アプリケーション・サーバーによって選択された) など、 サーバー ID または指定された役割があります。 Java スレッド ID と一緒に実行し、「Synch to OS Thread Allowed」を指定することにより、 ファイル・システム・アクセス制御決定はすべて、 Java スレッド ID のアクセス特権に基づくことになります。
「application Synch to OS Thread Allowed」は、 コンテナー管理パーシスタンス (CMP) エンティティー Bean には関係しないが、 JDBC プロバイダーによっては、 「Connection Management RunAs Identity Enabled」に関係する場合があります。