z/OS 1.2 以降を実行している場合は、管理コンソールを使用して、 サーバントのジョブ制御言語 (JCL) PROC 名およびサーバントの JCL Parm を指定し、それによって動的なアプリケーション環境をセットアップすることができます。 動的なアプリケーション環境をセットアップした場合でも、ご使用の環境の WLM の目標を設定する必要があります。
適切な WLM の目標を設定することは、アプリケーションのスループットに大きく影響することがあります。 WebSphere Application Server アドレス・スペースには、非常に高い優先順位を与える必要があります。 z/OS システムの WLM の目標を設定する際には、以下のことを行うことができます。
Java ガーベッジ・コレクションは、この分類の下で実行します。Java ガーベッジ・コレクションは、CPU およびストレージを集中的に使用するプロセスです。 速度目標の設定が高すぎると、ガーベッジ・コレクションは予想より多くのシステム・リソースを消費する可能性があります。 Java ヒープが正しく調整されている場合、各サーバントのガーベッジ・コレクションは、その時間の 5% 以下で実行されます。 また、サーバントの他の作業は、ガーベッジ・コレクションの実行中、多くの時間停止しているため、ガーベッジ・コレクション処理に適切な優先順位を指定することが必要です。
JavaServer Page ファイルのコンパイルは、この分類の下で実行されます。 ご使用のシステムが、これらのコンパイルを実行時に行うように構成されている場合、 速度目標の設定が低すぎると、JavaServer Page ファイルのコンパイルが完了するのを待機する遅延が長くなる可能性があります。
アプリケーション作業は、作業マネージャーの下に分類されています。
達成可能な応答時間目標を設定する必要があります。 例えば、作業の 80% が .25 秒で完了するという目標が標準的な目標です。アプリケーション作業の速度目標はそれ程意味がなく、 設定すべきではありません。
目標を複数の期間にすることもできます。 同一のサービス・クラス内に明確にショートおよびロングの実行トランザクションを保有する場合、 これは利用価値があります。 一方、可能であれば、通常は、この作業を別のサービス・クラスにフィルタリングしたほうがよいでしょう。 別のサービス・クラス内にあることで、作業を別のサーバントに入れることができます。 これにより、WLM は、目標の管理においてさらに多くの自由が得られます。
Application-Environment Notes Options Help -------------------------------------------------------------------------- Modify an Application Environment Command ===> ______________________________________________________________ Application Environment Name . : BBOASR2 Description . . . . . . . . . . WAS.V40.WB02 Application server Subsystem Type . . . . . . . . . CB Procedure Name . . . . . . . . . BBOASR2S Start Parameters . . . . . . . . IWMSSNM=&IWMSSNM __________________________________________ __________________________________________ Limit on starting server address spaces for a subsystem instance: 1 1. No limit 2. Single address space per system 3. Single address space per sysplexWLM 構成が無制限に設定されている場合、wlm_maximumSRCount=x および wlm_minimumSRCount=y 変数を使用して、サーバントの最大数および最小数を制御することができます。 これらの変数の値を指定するには、管理コンソールで「サーバー」>「アプリケーション・サーバー」とクリックし、適切なアプリケーション・サーバーを選択します。