このトピックでは、アップデート・インストーラーを使用した修正パッケージのインストール方法について説明します。
WebSphere Application Server の修正パッケージには、保守が適用されても、
フィーチャー・パックの機能を確実に続行させるためのイネーブリング・コードが含まれています。
始める前に
ターゲット・システムに、アップデート・インストーラーの最新バージョンをローカルにインストールする必要があります。
アップデート・インストーラー・プログラムは、更新する製品のインストール時に使用したユーザー ID によるものを使用してください。
そうでない場合、ファイルの所有権の不一致により、root ユーザー
による修正の必要が生じる場合があります。
詳しくは、アップデート・インストーラーでインストールする際のルートまたは非ルートの使用
を参照してください。
このタスクについて
次のステップでは、保守の修正パッケージのインストールについて説明します。
プロシージャー
- 必要な修正パッケージを、公式の IBM サポート Web サイトから
updi_root/maintenance ディレクトリーにダウンロードします。
- 現行作業ディレクトリー updi_root を作成します。
- 実行中のすべてのプロセスを停止します。
- アップデート・インストーラーを起動します。
以下に例を示します。
update.bat
update.exe
./update.sh
- 「ようこそ」パネルが表示されます。「次へ」をクリックします。
- システムは、アップデートする製品のロケーションを求めるプロンプトを表示します。
「次へ」をクリックします。
- システムは、保守のインストールまたはアンインストールを行う選択項目を表示します。
インストール・オプションがデフォルトです。「次へ」をクリックします。
- システムは、パッケージが見つかる保守のロケーションを求めるプロンプトを表示します。
パッケージを含むディレクトリーの名前を入力するか、必要なディレクトリーを参照します。
「次へ」をクリックします。
WebSphere Application Server に
推奨される修正のリストについては、http://www.ibm.com/support/docview.wss?rs=180&uid=swg27004980#ver61 にあるサポート Web サイトを参照してください。
修正パッケージをインストールする場合、インストール用に選択されるパッケージを判別するために、特定のロジックが使用されます。
詳しくは、アップデート・インストーラーが、システム推奨のインストール用に使用するロジック
を参照してください。
選択パネル上のすべての保守パッケージがぼかし表示され、「該当なし 」と示される場合、updi_root/logs/latest_temp_folder のログを確認し、保守パッケージが現在インストールに該当しない理由を調べることができます。
- インストール前に、「確認」パネルでインストール済みのパッケージを確認します。
- インストール後に、「要約」パネルにインストール済みのパッケージがリストされます。
- 修正パッケージをインストールした後、インストール・ログでインストールが正常に行われたことを確認します。
このログは、app_server_root/logs/update/maintenance_package.install にあります。
結果
以下のいずれかの結果がログに表示されます。
- INSTCONFSUCCESS
- 操作は正常終了しました。
- INSTCONFPARTIALSUCCESS
- 操作は部分的に正常終了しました。詳しくはログを参照してください。
- INSTCONFFAILED
- 操作は失敗しました。詳しくはログを参照してください。