WebSphere Application Server Version 6.1 Feature Pack for Web Services   
             オペレーティング・システム: AIX , HP-UX, i5/OS, Linux, Solaris, Windows, Windows Vista, z/OS

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AdminTask オブジェクトの STSManagement コマンド・グループ

Jython または Jacl スクリプト言語を使用すると、wsadmin ツールでセキュリティーを構成することができます。STSManagement グループのコマンドおよびパラメーターは、トラスト・サービス・トークン・プロバイダー構成およびエンドポイント構成の管理と照会に使用できます。

STSManagement コマンド・グループには、既存のトークン・プロバイダーを構成するコマンド、トークン・プロバイダーにエンドポイントを割り当てるコマンド、および汎用トラスト・サービス構成データを変更するコマンドが含まれます。 このグループのコマンドで実行した構成変更をコミットするには、save コマンドを実行する必要があります。 コマンド実行時に例外が作成される場合、構成変更は行われません。

以下のコマンドを使用して、トークン・プロバイダー構成の変更および照会を行います。
以下のコマンドを使用して、エンドポイント構成の割り当て、割り当て解除、および照会を行います。
以下のコマンドを使用して、トラスト・サービスのプロパティーの追加、編集、削除、およびリストを行います。
以下のコマンドを使用すると、トラスト・サービスは、アプリケーション・サーバーを再始動せずに、変更された構成を強制的に再ロードします。

querySTSDefaultTokenType

querySTSDefaultTokenType は、デフォルト・トークン・プロバイダーのローカル名を識別するために使用するコマンドです。

ターゲット・オブジェクト

なし

必須パラメーター

なし

オプション・パラメーター

なし

戻り値

このコマンドは、デフォルト・トークン・プロバイダーのローカル名を戻します。

バッチ・モードの使用例

対話モードの使用例

listSTSConfiguredTokenTypes

listSTSConfiguredTokenTypes は、すべての構成済みトークン・プロバイダーのローカル名をリストするために使用するコマンドです。

ターゲット・オブジェクト

なし

必須パラメーター

なし

オプション・パラメーター

なし

戻り値

このコマンドは、すべての構成済みトークン・プロバイダーのローカル名を戻します。

バッチ・モードの使用例

対話モードの使用例

setSTSDefaultTokenType

setSTSDefaultTokenType は、トラスト・サービスのデフォルト・トークン・プロバイダーを設定するために使用するコマンドです。

ターゲット・オブジェクト

トークン・プロバイダーの LocalName オブジェクトをデフォルトで指定します。

必須パラメーター

なし

オプション・パラメーター

なし

戻り値

このコマンドは、成功または失敗メッセージを戻します。

バッチ・モードの使用例

対話モードの使用例

querySTSTokenTypeConfigurationDefaultProperties

querySTSTokenTypeConfigurationDefaultProperties は、トークン・プロバイダーの非カスタム・プロパティーのトラスト・サービスを照会するために使用するコマンドです。

ターゲット・オブジェクト

照会するトークン・プロバイダーの LocalName オブジェクトを指定します。

必須パラメーター

なし

オプション・パラメーター

なし

戻り値

このコマンドは、非カスタム・プロパティーの値を含む java.util.Properties インスタンスを戻します。 非カスタム・プロパティーには URI、HandlerFactory、lifetimeMinutes、distributedCache、postdatable、renewableAfterExpiration、および renewalWindowMinutes などがあります。

バッチ・モードの使用例

対話モードの使用例

querySTSTokenTypeConfigurationCustomProperties

querySTSTokenTypeConfigurationCustomProperties は、トラスト・サービスの照会に使用するコマンドです。

ターゲット・オブジェクト

対象のトークン・プロバイダーの LocalName オブジェクトを指定します。

必須パラメーター

なし

オプション・パラメーター

なし

戻り値

このコマンドは、カスタム・プロパティーの値を含む java.util.Properties インスタンスを戻します。

バッチ・モードの使用例

対話モードの使用例

updateSTSTokenTypeConfiguration

updateSTSTokenTypeConfiguration は、トークン・プロバイダーの構成データを更新するために使用するコマンドです。 すべてのパラメーターはオプションです。 プロパティーが既存の場合、指定したパラメーターは構成内で更新されます。 このプロパティーは、既存でない場合は、構成に追加されます。 カスタム・プロパティーを除去するには、deleteSTSTokenTypeConfigurationCustomProperties コマンドを使用してください。

ターゲット・オブジェクト

対象のトークン・プロバイダーの LocalName オブジェクトを指定します。

必須パラメーター

なし

オプション・パラメーター

- URI
トークン・プロバイダーの URI。この値は、すべての構成トークン・タイプの URI に対して固有でなければなりません。 (ストリング、オプション)
- HandlerFactory
org.eclipse.higgins.sts.utilities.IObjectFactory インターフェースのインプリメンテーションの、 完全修飾クラス名を指定します。(ストリング、オプション)
- lifetimeMinutes
発行済みトークン・プロバイダーに割り当てる最大存続時間。 デフォルト値は 120 分です。 (整数、オプション)
- distributedCache
配布済みキャッシュ機能を使用可能にするには、このパラメーターの値を true に設定します。 デフォルト値は false です。 (ブール、オプション)
- postdatable
今後、このトークン・プロバイダーのトークンが起動時に有効になるようにするには、このパラメーターの値を true に設定します。 デフォルト値は false です。 (ブール、オプション)
- renewableAfterExpiration
このトークン・プロバイダーのトークンが有効期限後に更新されるようにするには、このパラメーターの値を true に設定します。 デフォルト値は false です。 (ブール、オプション)
- renewableWindowMinutes
トークンの有効期限が切れた後で、このトークン・プロバイダーのトークンを更新可能な時間 (分単位) を指定します。 有効期限後に、ここで指定した時間が経過すると、トークンは更新できなくなります。 デフォルト値は 120 分です。 (整数、オプション)
- customProperties
追加のカスタム・プロパティーを指定します。 (java.util.Properties、オプション)

戻り値

このコマンドは、成功または失敗メッセージを戻します。

バッチ・モードの使用例

対話モードの使用例

deleteSTSTokenTypeConfigurationCustomProperties

deleteSTSTokenTypeConfigurationCustomProperties は、 トークン・プロバイダー構成からカスタム・プロパティーを除去するために使用するコマンドです。

ターゲット・オブジェクト

対象のトークン・プロバイダーの LocalName オブジェクトを指定します。

必須パラメーター

なし

オプション・パラメーター

- propertyNames
構成から削除するカスタム・プロパティーの名前を指定します。 指定したプロパティーが構成に存在しない場合は、エラー・メッセージが表示されます。 (String[]、オプション)

戻り値

このコマンドは、成功または失敗メッセージを戻します。

バッチ・モードの使用例

対話モードの使用例

assignSTSEndpointTokenType

assignSTSEndpointTokenType は、特定のエンドポイントがアクセスを受けたときにトークン・プロバイダーを割り当てるために使用するコマンドです。

ターゲット・オブジェクト

所定のトークン・プロバイダーを割り当てるエンドポイントの endpointURI オブジェクトを指定します。 指定したエンドポイントにすでにトークン・プロバイダーが割り当てられている場合は、エラー・メッセージが表示されます。

必須パラメーター

なし

オプション・パラメーター

- LocalName
指定したエンドポイントに割り当てるトークン・プロバイダーのローカル名を指定します。 トークン・プロバイダー構成が存在しない場合は、エラー・メッセージが表示されます。 このパラメーターを指定しない場合、デフォルトのトークン・プロバイダーが使用されます。 (ストリング、オプション)
-issuer
発行するトークン・プロバイダーを指定する発行者の URI を指定します。 この値は NULL であってもかまいません。 (ストリング、オプション)

戻り値

このコマンドは、成功または失敗メッセージを戻します。

バッチ・モードの使用例

対話モードの使用例

listSTSAssignedEndpoints

listSTSAssignedEndpoints は、割り当てられたエンドポイントの URI をリストするために使用するコマンドです。

ターゲット・オブジェクト

なし

必須パラメーター

なし

オプション・パラメーター

なし

戻り値

このコマンドは、割り当てられたすべてのエンドポイントの URI を戻します。

バッチ・モードの使用例

対話モードの使用例

listSTSEndpointTokenTypes

listSTSEndpointTokenTypes は、特定のエンドポイントに割り当てられたトークン・プロバイダーのトラスト・サービスを照会するために使用するコマンドです。

ターゲット・オブジェクト

照会するエンドポイントの endpointURI オブジェクトを指定します。 指定したエンドポイントにトークン・プロバイダーが割り当てられていない場合は、例外が発生します。

必須パラメーター

なし

オプション・パラメーター

なし

戻り値

このコマンドは、指定したエンドポイントに割り当てられるトークン・プロバイダーのローカル名を戻します。

バッチ・モードの使用例

対話モードの使用例

updateSTSEndpointTokenType

updateSTSEndpointTokenType は、指定したエンドポイントに別のトークン・プロバイダーを割り当てるために使用するコマンドです。

ターゲット・オブジェクト

更新するエンドポイントの endpointURI オブジェクトを指定します。 指定したエンドポイントにトークン・プロバイダーが割り当てられていない場合は、例外が発生します。

必須パラメーター

- LocalName
指定したエンドポイントに割り当てるトークン・プロバイダーのローカル名を指定します。 トークン・プロバイダー構成が存在しない場合は、エラー・メッセージが表示されます。 このパラメーターを指定しない場合、デフォルトのトークン・プロバイダーが使用されます。 (ストリング、オプション)

オプション・パラメーター

なし

戻り値

このコマンドは、成功または失敗メッセージを戻します。

バッチ・モードの使用例

対話モードの使用例

unassignSTSEndpointTokenType

unassignSTSEndpointTokenType は、トークン・プロバイダーからエンドポイントの割り当て解除を行うために使用するコマンドです。

ターゲット・オブジェクト

所定のトークン・プロバイダーから割り当て解除を行うエンドポイントの endpointURI オブジェクトを指定します。 指定したエンドポイントにトークン・プロバイダーが割り当てられていない場合は、例外が発生します。

必須パラメーター

-LocalName
指定したエンドポイントから割り当て解除を行うトークン・プロバイダー構成のローカル名を指定します。 (ストリング、必須)

オプション・パラメーター

-issuer
除去するトークン・プロバイダーの割り当てに、発行者の URI を指定します。 (ストリング、オプション)

戻り値

このコマンドは、成功または失敗メッセージを戻します。

バッチ・モードの使用例

対話モードの使用例

listSTSProperties

listSTSProperties は、トラスト・サービスのすべての既存プロパティーと、各プロパティーに対応する値をリストするコマンドです。

ターゲット・オブジェクト

なし

必須パラメーター

なし

オプション・パラメーター

なし

戻り値

このコマンドは、プロパティーの名前と値を含む java.util.Properties インスタンスを戻します。

バッチ・モードの使用例

対話モードの使用例

addSTSProperty

addSTSProperty は、トラスト・サービスに新規プロパティーを追加するコマンドです。

ターゲット・オブジェクト

新規プロパティーに固有の名前を指定します (ストリング、必須)。

必須パラメーター

-propertyValue
追加するプロパティーの値を指定します。 (ストリング、必須)

オプション・パラメーター

なし

戻り値

このコマンドは、成功または失敗メッセージを戻します。

バッチ・モードの使用例

対話モードの使用例

editSTSProperty

editSTSProperty は、トラスト・サービスの既存プロパティーを変更するコマンドです。

ターゲット・オブジェクト

編集するプロパティーの名前を指定します。 (ストリング、必須)

必須パラメーター

-propertyValue
対象のプロパティーに新規の値を指定します。 (ストリング、必須)

オプション・パラメーター

なし

戻り値

このコマンドは、成功または失敗メッセージを戻します。

バッチ・モードの使用例

対話モードの使用例

deleteSTSProperty

deleteSTSProperty は、トラスト・サービスから既存プロパティーを削除するコマンドです。

ターゲット・オブジェクト

削除するプロパティーの名前を指定します。

必須パラメーター

なし

オプション・パラメーター

なし

戻り値

このコマンドは、成功または失敗メッセージを戻します。

バッチ・モードの使用例

対話モードの使用例

refreshSTS

refreshSTS は、アプリケーション・サーバーを再始動せずにトラスト・サービスの構成変更をリフレッシュするコマンドです。

ターゲット・オブジェクト

なし

必須パラメーター

なし

オプション・パラメーター

なし

戻り値

このコマンドは、成功または失敗メッセージを戻します。

バッチ・モードの使用例




関連タスク
システム・ポリシー・セットを使用したトラスト・サービスへの要求の保護
スクリプト管理のための AdminTask オブジェクトの使用
関連資料
AdminTask オブジェクトのコマンド
参照トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 4:10:06 PM EST
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r1/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.wsfep.multiplatform.doc/info/ae/ae/rxml_wsfpstsmanage.html