WebSphere Application Server Version 6.1 Feature Pack for Web Services   
             オペレーティング・システム: AIX , HP-UX, i5/OS, Linux, Solaris, Windows, Windows Vista, z/OS

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EJB アプリケーション

IBM WebSphere Application Server は、Enterprise Bean 向けの幅広いサポートを提供しています。 この製品では、前のプログラミング・モデル用に作成された Enterprise Bean およびこの製品の以前のバージョンでデプロイされた Enterprise Bean を引き続き完全にサポートしています。

バージョン・サポート

EJB 2.x 仕様では、コンテナー管理パーシスタンス (CMP) 2.0 コンポーネント・モデル を導入しています。このモデルでは、開発者の生産力およびアプリケーションのパフォーマンスを高めるための 数多くの機能改善が行われています。

さらに、この製品では CMP 1.1 プログラミング・モデル用に作成された Enterprise Bean および この製品の以前のバージョンでデプロイされた Enterprise Bean を引き続き完全にサポートしているため、 アプリケーションは、CMP 1.1 Bean、CMP 2.0 Bean またはこれらを組み合わせて使用することができます。 CMP 1.1 Bean は、直接 EJB 1.1 の EJB JAR モジュールに転送することができます。 また、CMP 1.1 Bean を再パッケージ化して、EJB 2.x モジュールの CMP 2.0 Bean と 連動させることも可能です。

最新の EJB 仕様および CMP のパーシスタンス・モデルについて説明している優れた書籍が何冊か市販されており、入手可能です。 これらの書籍を探すには、お気に入りのオンライン書店にアクセスして、 Enterprise JavaBeans で検索するとよいでしょう。 さらに基本的な説明については、エンタープライズ Bean: 学習用リソース を参照してください。

EJB 開発の革新

EJB 2.x モジュールの場合、この製品のバージョン 5 で 導入されたアクセス・インテント・ポリシー と呼ばれる機能により、CMP Bean とそれらの基盤となる データ・ストア間の対話を容易に管理できるようになりました。各ポリシーは、アクセス・タイプ (読み取りまたは更新) および リソースのロックに影響を与えるトランザクションの独立性といったデータ・アクセス特性を設定しているため、 ユーザーは、使用するアプリケーションのデータ保全性やパフォーマンスのレベルを選択できます。 Integration Server 製品は、特定の環境用に IBM 提供のアクセス・インテント・ポリシーをさらに カスタマイズできるようにする API を追加します。

アクセス・インテントは、アプリケーション・プロファイルの機能と一緒に頻繁に使用されます。 例えば、1 つのトランザクションは Entity Bean を強い更新ロックでロードするように構成し、 別のトランザクションは同じ Entity Bean をロックなしでロードするように構成することができます。

Entity Bean で作業する場合には、 通常の EJB クエリー・サービス (デプロイメント・クエリー とも呼ばれる) では なく、動的クエリー・サービスを使用した方がよいときもあります。

アプリケーション開発では、 Java Message Service (JMS) プログラミング・インターフェースに基づく通信方式として本製品によってサポートされる、 非同期メッセージングを組み込むこともできます。基本となる JMS サポートにより、 IBM WebSphere Application Server アプリケーションは、JMS 宛先 (キューまたはトピック) を使用して、 その他の JMS クライアントとメッセージを非同期に交換することができます。 アプリケーションは、宛先上で明示的にメッセージのポーリングを行うことができます。

この製品は、アプリケーションが JMS 宛先から自動的にメッセージを検索し、メッセージ・ドリブン Bean により 処理する際に使用できるメッセージ・リスナー・サービスも提供します。 これによりアプリケーションは、JMS 宛先を明示的にポーリングする必要がなくなります。

以下を参照してください。
概念トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 4:10:06 PM EST
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r1/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.wsfep.multiplatform.doc/info/ae/ae/welcejbmodules.html