Jython および Jacl スクリプト言語をサポートする wsadmin ツールを使用して、
ポリシー・セットのポリシー構成を編集できます。
始める前に
このトピックのコマンドを使用する前に、お使いの wsadmin ツールが最新のものであることを確認してください。プロパティー・オブジェクトを attributes または bindingLocation パラメーターの値として受け入れるポリシー・セット管理コマンドは、以前のバージョンの wsadmin ツールではサポートされていません。例えば、このコマンドはバージョン 6.1.0.x ノードでは実行できません。
このタスクについて
ポリシーは、ポリシー・セット内で管理するポリシーのタイプを定義します。
ポリシーは、Web サービス・セキュリティー (WSSecurity) および Web サービス・アドレッシング (WSAddressing) などのサービスの品質 (QoS) に基づいています。
ポリシー定義は、Organization for the Advancement of Structured Information (OASIS) および Web サービス・セキュリティー仕様によって設定された標準に基づいています。
以下のステップを使用して、ポリシー・セット構成内の既存のポリシーを編集します。
プロシージャー
- wsadmin スクリプト・ツールの起動。
- 編集するポリシー・セットを決定します。
ポリシー・セット上のポリシーのリストを表示するには、
該当するポリシー・セットを指定して、
listPolicyTypes コマンドを入力します。
AdminTask.listPolicyTypes('[-policySet PolicySet1]')
構成内のすべてのポリシー・セットの使用可能なポリシーのリストを表示するには、
policySet パラメーターを指定せずに
listPolicyTypes コマンドを入力します。
AdminTask.listPolicyTypes()
- 編集するポリシー属性を検討します。
該当するポリシーおよび関連したポリシー・セットを指定して、
getPolicyType コマンドを入力します。
AdminTask.getPolicyType('[-policySet PolicySet1 -policyType myPolicyType]')
- ポリシー・セット属性を変更します。
setPolicyType コマンドを使用して、ポリシー構成を更新します。
-attributes パラメーターのプロパティー・オブジェクトを渡すことにより、
1 つまたは複数の属性を更新します。
次の例では、enabled および provides プロパティーを変更します。
AdminTask.setPolicyType('[-policySet PolicySet1 -policyType myPolicyType
-attributes "[[enabled true][provides security]]"')
- 構成の変更を保管します。
次のコマンドを入力して、
変更を保管します。
AdminConfig.save()
- 構成変更を有効にするには、ポリシー・セットへの添付とともに、すべてのアプリケーションを再始動します。
次の作業
ポリシーの属性を変更した後で、
validatePolicySet を使用して、
ポリシー・セット構成を妥当性検査します。
例えば、
PolicySet1 ポリシー・セットを妥当性検査するには、次のコマンドを入力します。
AdminTask.validatePolicySet('-policySet PolicySet1')