WS-ReliableMessaging プロトコルは「シーケンス」を使用して、高信頼性メッセージング送信元から高信頼性メッセージング宛先へのメッセージの送信を管理します。 各アプリケーション・メッセージには、シーケンスおよびシーケンス内のメッセージ番号 (場所) の両方を識別する ID が与えられます。 プロトコル・フローを使用して、シーケンスの作成、メッセージの確認、およびシーケンスの終了を行います。
シーケンスは、高信頼性送信元と高信頼性宛先間の構造化された会話であり、それによりシーケンスの各メッセージが確実に渡されると考えることができます。 また、シーケンスは、メッセージを受信した順番でシーケンスの一連のメッセージを渡すので、例えば、購買の支払いをするための引き落とし指示が受信される前にお金が銀行に預金されなければならない場合のように、メッセージが特定の順番で処理されることが重要なときには、それらのメッセージが同じシーケンスに含まれる必要があります。
高信頼性 Web サービス・アプリケーションのデベロッパーは、シーケンスを気にする必要はありませんが、システム管理者はシーケンスをモニターし、管理する必要があります。(WS-ReliableMessaging による問題の検出と処理 を参照)。