WebSphere Application Server Version 6.1 Feature Pack for Web Services   
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wsadmin ツールの呼び出しの監査

次の wsadmin スクリプトを、環境セットアップの一環として実行します。 クラスター定義の作成、データ・ソースと JMS オブジェクト構成の作成、 またはアプリケーション・サーバー上でホストされたソフトウェアを含む、 1 つ以上の EAR ファイルのインストールを行います。 wsadmin および非 wsadmin の各スクリプトとも、スクリプトを実行するときに実行されるアクティビティーのログの取り込み機能をサポートしている必要があります。

このタスクについて

アプリケーション・サーバー環境をセットアップするためには、複数のタスクを実行する必要があります。 例えば、次の非 wsadmin スクリプトです。 持続セッション・データベースを作成し、システム上にデータベース用の JDBC ドライバーをインストールし、システム上に MQ をセットアップして MQ キューを作成するか、またはアプリケーション構造の一部として必要な特定のロケーションに PDF ファイルを配置します。 また、次の wsadmin スクリプトも、環境セットアップの一部として実行する必要があります。 クラスター定義の作成、データ・ソースおよび JMS オブジェクトの作成、または WebSphere Application Server 上のホストされたソフトウェアを含む、1 つ以上の EAR ファイルをインストールします。 wsadmin および非 wsadmin の各スクリプトとも、スクリプトを実行するときに実行されるアクティビティーのログの取り込み機能をサポートしている必要があります。 スクリプトからのすべてのログは、環境が作成されるたびに保存する特定のディレクトリー内に書き込まれます。 環境をセットアップするときは常に、プロセスの全体が 1 つのジョブと見なされ、それぞれのジョブは関連した ID を持っています。 ID は、日付、環境名、マシン名、オペレーター、および会社のポリシーによって示された承認コードを含むストリングです。 環境のプロビジョニングが完了したあとでログを調べ、wsadmin および非 wsadmin スクリプトのすべてのログ・ファイルが特定のジョブのために実行したスクリプトの実際の出力を反映していることを検証し、このジョブからのログ以外のほかのジョブが混合していないことを検証するには、以下のステップを実行します。

プロシージャー

  1. –jobid string、–appendTrace string、 または -tracefile string の各オプションを使用して、wsadmin ツールを開始します。 これらのオプションの詳細については、Wsadmin ツール の項を参照してください。 wsadmin ツールの開始についての詳細は、wsadmin スクリプト・クライアントの開始 の項を参照してください。 -tracefile オプションを使用して、実行したいスクリプトによって実行されるアクティビティーを基にしたログに名前を付け、ジョブ用の特定のディレクトリー内にそのログ・ファイルを配置します。 -appendtrade true オプションを使用して、(すでに存在する場合は) 既存のログ・ファイルに追加します。 -jobid オプションを使用して、ログ・ファイル内に ID を組み込み、すべてのログが同じ特定のプロビジョニング・アクティビティーの結果であって、何かほかのジョブの結果ではないことを検証できるようにします。

    ファイルの名前とロケーションを変更することができます。 ログ・ファイルのコンテンツの変更は、困難であることが証明できます。 また、異なるログ・ファイルが同じジョブ ID を持つことができて、それぞれのログ・ファイルには固有の名前が必要です。 従って、-jobid オプションは、-tracefile オプションが提供できない重要な監査および相関の機能を提供します。

  2. 指定したジョブ ID のログ・ファイルを調べます。 ログ・ファイルを使用して、wsadmin ツールを監査または相関します。

以下の例では、th -jobid string パラメーターが使用されたときに、wsadmin ツールのログに出力されます。
[5/16/05 15:45:49:449 CDT] 0000000a AbstractShell A   JobID= scriptTest1



関連情報
スクリプトの使用 (wsadmin)
アプリケーション・クライアントの機能
クライアントおよびスタンドアロン・アプリケーションでのトレースの使用可能化
wsadmin スクリプト・クライアントの開始
Java 2 Platform, Standard Edition 環境のリモート側での wsadmin ツールの実行
タスク・トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 4:10:06 PM EST
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r1/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.wsfep.multiplatform.doc/info/ae/ae/txml_auditinvocation.html