TCP トランスポート・チャネルを使用している場合は、 そのチャネルの構成設定に、 以下のカスタム・プロパティーを追加することができます。
以下は、製品に付属している TCP トランスポート・チャネルのカスタム・プロパティーの説明です。 これらのプロパティーは、TCP トランスポート・チャネルの設定ページには表示されません。
listenBacklog プロパティーを使用して、 アプリケーション・サーバーによる接続の受諾を待機する間にオペレーティング・システムがバッファーに入れる未解決接続要求の最大数を指定します。 このオペレーティング・システムのバッファーがフルになっている状態でクライアントが接続を試行すると、 その接続要求はリジェクトされます。 このプロパティーの値は、それぞれのトランスポートごとに固有です。
同時接続数を制御する必要がある場合、管理コンソールの「TCP トランスポート・チャネル設定 (TCP transport channel settings)」ページの「オープン接続の最大数 (Maximum open connections)」フィールドを使用します。
データ型 | 整数 |
デフォルト | 511 |
新規接続に使用される初期読み取りバッファーが接続に不要になり次第、 TCP チャネルがこれらのバッファーをリリースするよう指示する場合、zaioFreeInitialBuffers プロパティーを使用します。 デフォルトでは、この初期読み取りバッファーは各接続ごとにキャッシュされます。 接続がクローズされているとき、メモリーの割り振りを防ぐために、読み取りバッファーが再利用されます。 この処理は、接続ごとに 1 つの要求があるような非パーシスタント接続でも問題なく動作します。 ただし、 高度なパーシスタント接続では、バッファーが使用されていなくても、バッファーはかなり長時間保留されることがあります。 多数の接続済みクライアントを必要とするワークロードでは、この状態がリンケージ・エディター (LE) ヒープ・スペースの不足を引き起こす可能性があります。ワークロードが主に非パーシスタント接続で構成されている場合をのぞき、 このカスタム・プロパティーを true に設定して、初期読み取りバッファーのリリースを使用可能にする必要があります。
-Dcom.ibm.ws.buffermgmt.impl.WsByteBufferPoolManagerImpl=com.ibm.ws.buffermgmt.impl.ZOSWsByteBufferPoolManagerImpl
データ型 | ストリング |
デフォルト | false |