カタログ・エイリアスは WebSphere Application Server for z/OS の構成に使用できます。 このトピックでは、カタログ・エイリアスの処理時に考慮すべき事柄について説明します。
ノードは LPA/LNKLST または STEPLIB を使用して (どちらを使用するかは z/OS プロファイル管理ツールに指定した値に応じて決まります)、 WebSphere Application Server for z/OS 製品の一部である従来からの MVS モジュール・ライブラリーにアクセスします。 STEPLIB が指定されると、STEPLIB ステートメントが JCL 開始プロシージャー および setupCmdLine.sh という名前のファイルに作成されます。 MVS モジュール・ライブラリーにアクセスするために STEPLIB を使用しているノードにサービスを適用する際には、実際のデータ・セット名ではなくカタログ・エイリアスを使用している場合を除いて、そのノードの JCL 開始プロシージャーと setupCmdLine.sh ファイルを更新する必要があります。
カタログ・エイリアスとは、カタログ内にある、実際のデータ・セットへの参照のことです。 カタログ・エイリアスを使用すると、STEPLIB でそのカタログ・エイリアスを参照することができ、 そのカタログ・エイリアスからの保守固有のデータ・セットへの参照は解除されます。 ノードは、JCL 開始プロシージャーや setupCmdLine.sh シェル・スクリプトで STEPLIB を実行しなくても、カタログ・エイリアスを変更するだけで新規保守レベルに切り替えることができます。
カタログ・エイリアスの使用について詳しくは、http://www.ibm.com/support/techdocs/atsmastr.nsf/WebIndex/WP100396を参照してください。