WebSphere Application Server Version 6.1 Feature Pack for Web Services   
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コア・グループのカスタム・プロパティー

以下の拡張構成用カスタム・プロパティーは、コア・グループに使用します。

カスタム・プロパティーを構成するには、以下のステップを実行します。

  1. 管理コンソールで、「サーバー」>「コア・グループ」とクリックして、リストされたコア・グループの 1 つを選択します。
  2. 「追加プロパティー」の下の「カスタム・プロパティー」をクリックします。
  3. カスタム・プロパティーが、定義済みのカスタム・プロパティーのリスト内にある場合、 そのプロパティーをクリックして「値」フィールドに適切な値を入力します。

    カスタム・プロパティーが定義済みのカスタム・プロパティーのリストにない場合は、 「新規」をクリックして、「名前」フィールドにカスタム・プロパティーの名前を、「値」フィールドに適切な値を入力します。




関連タスク
コア・グループ・コーディネーター数の変更

IBM_CS_LS_DATASTACK_MEG

このカスタム・プロパティーを使用して、SystemOut.log ファイルで繰り返し表示される メッセージにより報告される状態を除去します。

次のようなメッセージが、SystemOut.log ファイルに複数回出力されている可能性があります。
[9/24/04 13:28:19:497 CDT] 00000013 VSync         W
DCSV2005W: DCS Stack DefaultAccessPointGroup.P at Member 172.16.1.86:9353:
同期に使用可能なメモリー量が少なくなっています。
構成されているメモリー・サイズは 418816 バイトです。現在使用されている
メモリー・サイズは 420307 バイトです。

メンバー IP アドレスが、ドット 10 進 IP アドレスおよびポートの形式の場合、コア・グループ通信に 使用するコア・スタックに割り振られたメモリーの量を増やすことにより、これらのメッセージを除去することができます。 SystemOut.log ファイルでこのメッセージが現れなくなるまで、このプロパティーの値を 増やします。メモリーは動的に割り振られるので、必要以上の容量のスタック・サイズを設定しても、 メモリー問題は発生しません。

注: このカスタム・プロパティーは、次のようにして設定することもできます。
  • メッセージ内にある特定のコア・グループ・メンバーを含むコア・グループ・ブリッジ・インターフェースで、カスタム・プロパティー設定します。
  • メッセージ内にある特定のコア・グループ・メンバーに対するアクセス・ポイント・グループまたはコア・グループ・アクセス・ポイントで、カスタム・プロパティーを設定します。

このようなレベルでのプロパティーの設定方法について詳しくは、コア・グループ・ブリッジのカスタム・プロパティー を参照してください。

単位 MB
デフォルト 5

IBM_CS_IP_REFRESH_MINUTES

このカスタム・プロパティーを使用して、コア・グループ IP キャッシュが消去される頻度を調整します。

コア・グループ・レベルで name-to-IP アドレス情報をキャッシュすると、 コア・グループ・メンバーに IP アドレスを割り当てる際に必要となる一部のシステム・オーバーヘッドが除去されます。

単位
デフォルト 60
許容値 任意の正の整数。指定できる最小値は 1 です。

IBM_CS_UNICAST_DISCOVERY_INTERVAL_SECS

このカスタム・プロパティーを使用して、HA マネージャー Discovery Protocol により 新規のコア・グループ・メンバーが検査される頻度を変更します。新規のコア・グループ・メンバーは、Discovery Protocol によって新規メンバーと既存メンバーとの間の通信が設定されるまで、 他のコア・グループ・メンバーと通信することはできません。

Discovery Protocol についての詳細は、コア・グループのディスカバリー・プロトコル を参照してください。
単位
デフォルト 30 秒。

IBM_CS_FD_PERIOD_SECS

このカスタム・プロパティーを使用して、Failure Detection Protocol により ディスカバリー・プロトコルが設定したコア・グループのネットワーク接続が検査される頻度を変更します。 接続障害が発生した場合、Failure Detection Protocol から Discovery Protocol に通知が送られます。

Failure Detection Protocol についての詳細は、コア・グループ障害検出プロトコル を参照してください。
単位
デフォルト 6

IBM_CS_SOCKET_BUFFER_SIZE

このカスタム・プロパティーを使用して、コア・グループ・トランスポートが取得しているソケット・バッファーのサイズを変更します。

コア・グループ・ソケット・バッファーの構成 には、 このプロパティーと、ソケット・バッファーのタイプごとの基本メモリーの 割り振りサイズに対して指定できる値との間の関係を示す表が含まれます。
単位 以下のいずれかになります。
  • オーバーライドなし
デフォルト すべてのバッファー・タイプに対して 2 MB です。

IBM_CS_WIRE_FORMAT_VERSION

このカスタム・プロパティーを使用して、コア・グループ・プロトコルの異なるバージョンで実行できるように、選択したコア・グループのすべてのメンバーを構成します。 コア・グループ・メンバーが稼働を続けている間に、このプロパティーの値を変更することができます。 変更した値を、コア・グループ・プロセスを含むすべてのノードに保管し、同期すると、HA マネージャーは自動的に構成変更を検出し、コア・グループ・プロトコルの新規バージョンを使用してコア・グループ・メンバーとの通信を開始します。

次のテーブルにはサポートされるコア・グループ・プロトコルのバージョン ID がリストされています。6.0.0 がデフォルト値です。

バージョン ID 説明
6.0.0 これはオリジナル・バージョンまたは基本バージョンです。HA マネージャーのすべてのバージョンはこのプロトコルを使用できます。 特定のプロトコル・バージョンを指定しない場合、HA マネージャーはこのバージョンを使用します。
6.0.2.9 このバージョンはバージョン 6.0.2.9 サービス・パックに含まれており、コア・グループ・ブリッジのスケーラビリティーを容易にしています。 このバージョンは、構成の一部の複数のコア・グループおよびコア・グループ・ブリッジを含む大規模トポロジーに推奨されます。
6.1.0 このバージョンはバージョン 6.1 に含まれており、コア・グループのスケーラビリティーの向上を図り、大規模トポロジーをサポートしていました。
参照トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 4:10:06 PM EST
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