アプリケーション・サーバー製品に変更を加えずに、フィーチャー・パック製品ファイルを
アンインストールします。
始める前に
uninstall コマンド
は、インストール時に作成されるアンインストーラー・プログラムを
呼び出します。アンインストーラー・プログラムは、
インストール済みのフィーチャーを除去するための特定のディスク・ロケーションおよびルーチンで、
製品インストールごとにカスタマイズされています。
フィーチャー・パックを
インストールしている場合は、バージョン 6.1 のアンインストーラー・プログラムを
使用して WebSphere Application Server 製品をアンインストールするとサーバーが除去されるので、
そのフィーチャー・パックの動作は停止します。しかし、WebSphere Application Server 製品のアンインストール後に、
フィーチャー・パックをアンインストールすることができます。
この同じ制限は、Installation Factory で作成された
カスタマイズ・インストール・
パッケージ (CIP) をアンインストールする場合に
適用されます。
このタスクについて
アンインストールを実行すると、以前フィーチャー・パック用に拡張された
Application Server プロファイルは拡張解除されて、使用不可にレンダリングされます。
これらのプロファイルを削除することをお勧めします。
ただし、Deployment Manager プロファイルは拡張解除後も使用可能です。
プロシージャー
この製品をインストールしたときと同じユーザー ID を使用して、ログオンします。
WebSphere Application Server のインストール・ルートで、ls
-al コマンドを発行して、
この製品のインストールで使用されたユーザー ID を検索します。
管理者グループに属するユーザーとして、またはこの製品をインストールしたユーザーとして、
ログオンします。
- フィーチャー・パックを Network Deployment 製品に
インストールする場合、stopNode コマンドを使用してノード・エージェント・プロセスを停止します。
マシン上で実行している可能性があるノード・エージェント・プロセスを停止します。
例えば、Linux マシン上の統合ノードの
profile_root/bin ディレクトリーから
以下のコマンドを発行してノード・エージェント・プロセスを停止します。
./stopNode.sh
サーバーが稼働中で、セキュリティーが
使用可能な場合は、以下のコマンドを使用します。
./stopNode.sh -user user_ID -password password
- フィーチャー・パックを Network Deployment 製品にインストールする場合、
stopManager コマンドを使用してデプロイメント・マネージャー dmgr プロセスを停止します。
例えば、Linux マシンで、デプロイメント・マネージャー・プロファイルの
profile_root/bin ディレクトリーからこのコマンドを発行します。
./stopManager.sh -user user_ID -password password
- stopServer コマンドを使用して、稼働しているアプリケーション・サーバーをそれぞれ停止します。
マシン上のすべてのプロファイルのサーバー・プロセスをすべて停止します。
例えば、
profile_root/bin
ディレクトリーから次のコマンドを実行して、アプリケーション・サーバー
・プロファイルの server1 プロセスを停止します。
./stopServer.sh server1
サーバーが稼働中で、セキュリティーが
使用可能な場合は、以下のコマンドを使用します。
./stopServer.sh server1 -user user_ID -password password
複数の
サーバーがある場合は、
serverStatus コマンドを使用して
実行中のアプリケーション・サーバーを検索します。実行されている
サーバー (存在する場合) を判別するには、
profile_root/bin ディレクトリーから
以下のコマンドを発行します。
./serverStatus.sh -all
- オプション: 必要に応じて、後で参照するために、
構成ファイル、プロファイル、およびログ・ファイルをバックアップします。
backupConfig コマンドを使用して、構成ファイルおよびプロファイルを
バックアップします。詳しくは、backupConfig コマンド
を参照してください。
- uninstall コマンドを app_server_root/uninstall_websv ディレクトリーで実行します。
uninstall.sh
uninstall.exe
アンインストーラー・ウィザードが開始し、「ようこそ」パネルが表示されます。
以下のパラメーターを指定して uninstall コマンドを実行すると、サイレント・アンインストールを行うこともできます。
表 1. サイレント・アンインストール・オプション
コマンド |
説明 |
uninstall -silent |
WebSphere Application Server の Base または Express エディションで
フィーチャー・パックをサイレント・アンインストールするには、このコマンドを使用します。 |
uninstall -silent -OPT unaugmentDmgrProfiles="true" |
WebSphere Application Server の Network Deployment エディションで
フィーチャー・パックをサイレント・アンインストールするには、このコマンドを使用します。-OPT
unaugmentDmgrProfiles="true" オプションが必要となるのは、フィーチャー・パック用に拡張した Deployment Manager プロファイルがある場合のみです。 |
- ウィザードを使用している場合は、「次へ」をクリックして
製品のアンインストールを開始します。
アンインストーラー・ウィザードは、
アンインストールするコンポーネントの要約をリストした確認パネルを表示します。
- 「次へ」をクリックして、製品のアンインストールを続けます。
プロファイルのアンインストール後に、アンインストーラー・プログラムは
コンポーネント順序でコア・プロダクト・ファイルを削除します。
- ウィザードによる製品の除去後に、「終了」をクリックしてウィザードを終了します。
- アンインストール・プログラムによって
フィーチャー・パック対応の拡張機能がアンインストールされなかった場合は、
アップデート・インストーラーを使用して対応の拡張機能をアンインストールします。
グラフィック・ユーザー・インターフェースを使用した修正パッケージ、暫定修正、暫定フィーチャー、
またはテスト修正のアンインストール
を参照してください。
- app_server_root/logs/uninstall/webservices にあるアンインストール・ログ・ファイルを確認します。
- manageprofiles コマンドで、使用可能でなくなった Application Server プロファイルを削除します。
無効なプロファイルのリストがアンインストール・ウィザードに表示され、ログ・ファイルに記録されます。
- 必要に応じて、Feature Pack for Web Services の uninstall_websv ディレクトリーを削除します。
結果
この手順によって、フィーチャー・パック製品がアンインストールされます。
以前にフィーチャー・パックで使用可能にしたアプリケーション・サーバー・プロファイルが、有効ではなくなります。
以前、フィーチャー・パック用に拡張した Deployment Manager プロファイルは拡張解除されますが、
Deployment Manager プロファイルはまだ有効です。