プロキシー・サーバー は、作業を実行するコンテンツ・サーバーに HTTP 要求を送付する 特定タイプのアプリケーション・サーバーです。プロキシー・サーバーは、 ファイアウォール後の、エンタープライズへの要求のエントリーの初期点です。
プロキシー・サーバーは、エンタープライズ内のコンテンツ・サーバーの代理の役割を果たします。 プロキシー・サーバーは代理として、コンテンツ・サーバーのクラスターへ送付し、 そのロード・バランスを取るための規則で構成することができます。プロキシー・サーバーはまた、Secure Sockets Layer (SSL) を使用してトランスポートを保護することも、さまざまな認証および許可スキームを使用してコンテンツを保護することも可能です。 別の重要な機能は、 応答変換 (URL 再書き込み) を使用して、Web クライアントからコンテンツ・サーバーの ID を 保護する機能です。プロキシー・サーバーは、ローカルでコンテンツをキャッシュし、 トラフィックのサージからコンテンツ・サーバーを保護することによって、パフォーマンスを向上させることもできます。
プロキシー・サーバー構成によって、エンタープライズ・アプリケーションおよびそのコンポーネント用の サービスを提供する方法を制御する設定が提供されます。 このセクションでは、既存のアプリケーション・サーバー環境でのプロキシー・サーバーの作成および構成方法について説明します。
WebSphere Application Server V6.0.2 では、プロキシー・サーバーを管理するためにデプロイメント・マネージャー・プロファイルを拡大する必要がありました。WebSphere Application Server V6.1 以上のバージョンでは、最初に拡大しなくても、プロキシー・サーバーは管理コンソールから管理されます。