WebSphere Application Server Version 6.1 Feature Pack for Web Services   
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コア・グループ・ブリッジのカスタム・プロパティー

以下の拡張構成用カスタム・プロパティーは、 コア・グループおよびコア・グループ・ブリッジと通信するコア・グループに使用します。




関連タスク
コア・グループ・ブリッジ・サービスの構成
異なるセル内のコア・グループ間でのコア・グループ・ブリッジの構成
コア・グループ・ブリッジ・サービスの構成

CGB_ENABLE_602_FEATURES

構成内の他のサーバーを再始動せずに、 コア・グループ・ブリッジ・サーバーを構成に追加できるようにする場合、 構成内のすべてのアクセス・ポイント・グループに CGB_ENABLE_602_FEATURES カスタム・プロパティーを定義することができます。 このプロパティーを使用可能にすると、 他のセルの構成を変更することなく、あるセル内のコア・グループ・ブリッジ・サーバーを追加して、 コア・グループ・ブリッジ・サーバーのピア・ポートを組み込むことができます。 それぞれのセルにピア・ポートを手動で構成せずに、一方のセルにピア・ポートを構成し、他方のセルに最初のセルのピア・ポートを見つけさせることができます。

CGB_ENABLE_602_FEATURES プロパティーが存在する場合、 プロパティーは使用可能になります。したがって、 値を任意のストリング値に設定することができます。値を false に設定しても、 プロパティーは使用不可になりません。プロパティーを使用不可にするには、 定義済みカスタム・プロパティーのリストからプロパティーを除去するか、または名前を変更します。

このプロパティーの使用可能化についての詳細は、異なるセル内のコア・グループ間でのコア・グループ・ブリッジの構成 を参照してください。

FW_PASSIVE_MEMBER

コア・グループ間にファイアウォールがあり、 ファイアウォールの保護されたサイドが listen のみに構成されている場合、 コア・グループ・ブリッジの構成でこのプロパティーを使用します。

FW_PASSIVE_MEMBER カスタム・プロパティーを設定して、 コア・グループ・アクセス・ポイント内にあるブリッジ・インターフェースをパッシブにします。 コア・グループ・ブリッジ・インターフェースがファイアウォールの保護されていないサイドからの接続を listen し、 かつ、いずれの接続も開始しないように、 ファイアウォールの保護サイドにあるコア・グループ・アクセス・ポイントの値を設定します。ファイアウォールの保護されたサイドのサーバーは パッシブです。カスタム・プロパティーは、保護されていない領域から保護された領域のみへの接続を許可する定義済みのファイアウォールのルールに対応します。

このカスタム・プロパティーを構成するには、管理コンソールで 「サーバー」>「コア・グループ」>「コア・グループ・ブリッジ設定」> 「アクセス・ポイント・グループ」> access_point_group_name > 「コア・グループ・アクセス・ポイント」>「core_group_access_point_name」>「詳細表示」>「カスタム・プロパティー」>「新規」をクリックします。

このカスタム・プロパティーで構成するコア・グループ・アクセス・ポイントを参照するすべての ピア・アクセス・ポイントでもこのカスタム・プロパティーを設定する必要があります。

図 1. FW_PASSIVE_MEMBER カスタム・プロパティーの構成

例えば、server_A および server_B は、core_group_1 で構成され、Server_C および server_D は、core_group_2 で 構成されるとします。Core_group_2 は、ファイアウォールを介してのみ listen するよう構成された ファイアウォールの内側にあるとします。Core_group_1 は、ファイアウォールの保護されていないサイドに あります。Core_group_1 および core_group_2 は、アクセス・ポイント・グループを介して相互に 通信可能です。server_C および server_D をパッシブになるように構成するには、以下のステップを 実行します。

  1. core_group_2 を含むセルの管理コンソールで 「サーバー」>「コア・グループ」>「コア・グループ・ブリッジ設定」>「アクセス・ポイント・グループ」> access_point_group_name > 「コア・グループ・アクセス・ポイント」>「core_group_access_point_name」>「詳細表示」>「カスタム・プロパティー」>「新規」をクリックします。
  2. FW_PASSIVE_MEMBER カスタム・プロパティーを追加します。任意の値を入力してプロパティーを使用可能にします。
  3. core_group_1 を含むセルの管理コンソールで 「サーバー」>「コア・グループ」>「コア・グループ・ブリッジ設定」>「アクセス・ポイント・グループ」> access_point_group_name > 「ピア・アクセス・ポイント」>「peer_access_point_name」>「詳細表示」>「カスタム・プロパティー」>「新規」をクリックします。 選択したピア・アクセス・ポイントは、core_group_2 のコア・グループ・アクセス・ポイントに対応している必要があります。
  4. FW_PASSIVE_MEMBER カスタム・プロパティーを追加します。任意の値を入力してプロパティーを使用可能にします。

FW_PASSIVE_MEMBER カスタム・プロパティーを構成することにより、ファイアウォールの保護されたサイドの サーバー、server_C および server_D をパッシブになるように構成しました。これらのサーバーは ファイアウォールの他のサイドからの接続を listen しますが、ファイアウォールの保護されていないサイドへの接続は開始しません。

IBM_CS_LS_DATASTACK_MEG

このカスタム・プロパティーを使用して、SystemOut.log ファイルで繰り返し表示される メッセージにより報告される状態を除去します。

次のようなメッセージが、SystemOut.log ファイルに複数回出力されている可能性があります。
[9/24/04 13:28:19:497 CDT] 00000013 VSync         W
DCSV2005W: DCS Stack DefaultAccessPointGroup.P at Member 172.16.1.86:9353:
同期に使用可能なメモリー量が少なくなっています。
構成されているメモリー・サイズは 418816 バイトです。現在使用されている
メモリー・サイズは 420307 バイトです。

メンバー IP アドレスが、ドット 10 進 IP アドレスおよびポートの形式の場合、コア・グループ通信に 使用するコア・スタックに割り振られたメモリーの量を増やすことにより、これらのメッセージを除去することができます。 SystemOut.log ファイルでこのメッセージが現れなくなるまで、このプロパティーの値を 増やします。メモリーは動的に割り振られるので、必要以上の容量のスタック・サイズを設定しても、 メモリー問題は発生しません。

メッセージ内にある特定のメンバーを含むブリッジ・インターフェースの カスタム・プロパティーを設定します。アクセス・ポイント・グループまたはコア・グループ・アクセス・ポイントで カスタム・プロパティーを設定することもできます。アクセス・ポイント・グループまたはコア・グループ・アクセス・ポイント で値を設定する場合、特定のグループ内にあるすべてのブリッジ・インターフェースに影響を与えます。個々の ブリッジ・インターフェースとアクセス・ポイント・グループ、またはコア・グループ・アクセス・ポイントで 値を設定する場合、ブリッジ・インターフェースに設定された値が使用されます。アクセス・ポイント・グループ およびコア・グループ・アクセス・ポイントの両方で値が設定された場合、コア・グループ・アクセス・ポイントに設定された値が使用されます。

このカスタム・プロパティーを構成するには、以下のステップを実行します。
  1. 管理コンソールでカスタム・プロパティーを設定します。
    • ブリッジ・インターフェースでカスタム・プロパティーを設定するには、 「サーバー」>「コア・グループ 」>「コア・グループ・ブリッジ設定」>「アクセス・ポイント・グループ」> access_point_group_name > 「コア・グループ・アクセス・ポイント」>「core_group_access_point_name」>「詳細表示」 > 「ブリッジ・インターフェース」>「bridge_interface_name」>「カスタム・プロパティー」>「新規」をクリックします。
    • コア・グループ・アクセス・ポイントでカスタム・プロパティーを設定するには、 「サーバー」>「コア・グループ 」>「コア・グループ・ブリッジ設定」>「アクセス・ポイント・グループ」> access_point_group_name > 「コア・グループ・アクセス・ポイント」>「core_group_access_point_name」>「詳細表示」>「カスタム・プロパティー」>「新規」をクリックします。
    • アクセス・ポイント・グループでカスタム・プロパティーを設定するには、 「サーバー」>「コア・グループ」>「コア・グループ・ブリッジ設定」>「アクセス・ポイント・グループ」>「access_point_group_name」>「 カスタム・プロパティー」>「新規」をクリックします。
  2. IBM_CS_LS_DATASTACK_MEG カスタム・プロパティーを追加します。デフォルト値の 5 メガバイトより大きい値を入力します。
単位 MB
デフォルト 5
参照トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 4:10:06 PM EST
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