WebSphere Application Server Version 6.1 Feature Pack for Web Services   
             オペレーティング・システム: AIX , HP-UX, i5/OS, Linux, Solaris, Windows, Windows Vista, z/OS

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自動化ヒープ・ダンプ生成の使用可能化

このタスクを使用して、自動化ヒープ・ダンプ生成を使用可能にします。 この機能は、HP-UX および Solaris オペレーティング・システム上で実行中の WebSphere Application Server を含む Sun Java 仮想マシン (JVM) を使用しているときにはサポートされません。 Sun JVM 上でのヒープ・ダンプの取得について調べるか、または IBM サポートに連絡する必要があります。

始める前に

ヒープ・ダンプは、メモリー・リークが検出される場合にのみ生成されますが、 ヒープ・ダンプの生成は、数分間にわたって、WebSphere Application Server のパフォーマンスに重大な影響を及ぼす可能性がある ということを理解しておく必要があります。

このタスクについて

[i5/OS] メモリー・リークが検出された場合には、メモリー・リークの問題分析に役立つ Heap Analysis Tools for Java™ を使用してください。Heap Analysis Tools コンポーネント (Heap Analyzer とも呼ばれる) を使用して、 一定時間、Java アプリケーション・ヒープ分析およびのオブジェクト作成プロファイリング (サイズおよび ID) を実行します。 Heap Analyzer には、以下のものに関する情報が含まれています。
  • Java 仮想マシン (JVM) ヒープの増加およびサイズ
  • オブジェクトのタイプ、カウントおよびオブジェクト・サイズ、オブジェクト・ヒープ・サイズを含む、 作成されるオブジェクト
  • メモリー・サイジングおよびパフォーマンスを考慮するためのアプリケーション「Heap Footprint」
  • 作成されるオブジェクトをアプリケーションの機能に関連付けることができるように、 プロファイル・モードで実行する際のすべてのスナップショットの呼び出しスタックを含みます。

[i5/OS] Heap Analyzer ツールは、パフォーマンス・モニター・ツールで ある iDoctor for iSeries スイートのコンポーネントです。

[i5/OS] ヒープ・モニター・フィーチャーを使用して、プール・サイズと比較した、 WebSphere Application Server プロファイルの JVM ヒープ・サイズをモニターします。

[AIX HP-UX Linux Solaris Windows] 自動ヒープ・ダンプ 生成サポートは、IBM Software Development Kit でのみ使用可能で、AIX、Linux、および Windows オペレーティング・システムにおけるメモリー・リークの問題を分析します。

[AIX HP-UX Linux Solaris Windows] ヒープ・ダンプを適宜手動で生成することは、困難な場合があります。 メモリー・リークが検出される場合に、メモリー・リーク問題を分析できるように、 一部の自動ヒープ・ダンプ生成サポートを使用することができます。この機能は、AIX、Linux、および Windows オペレーティング・システム上の IBM Software Development Kit でのみ使用可能です。

[AIX HP-UX Linux Solaris Windows] ほとんどのメモリー・リーク分析ツールは、2 つのヒープ・ダンプ上で何らかの形の異なる評価を行います。 疑わしいメモリー状態が検出された場合、適宜 2 つのヒープ・ダンプが自動的に生成されます。 一般的な概念では、問題が検出されたらすぐに初期ヒープ・ダンプを行います。 メモリー使用量をモニターし、多量のメモリーがリークしていると判断した場合は、別のヒープ・ダンプを行います。 こうすることにより、ヒープ・ダンプを比較して、リークの原因を突き止めることができます。

[AIX HP-UX Linux Solaris Windows] [z/OS] メモリー・リークが検出される場合に、メモリー・リーク問題を分析できるように、 一部の自動ヒープ・ダンプ生成サポートを使用することができます。

[AIX HP-UX Linux Solaris Windows] [z/OS] 自動化されたヒープ・ダンプ生成サポートを使用可能にするには、管理コンソールで以下のステップを実行します。

プロシージャー [AIX HP-UX Linux Solaris Windows] [z/OS]

  1. 管理コンソールのナビゲーション・ツリーで、「サーバー」 > 「アプリケーション・サーバー」とクリックします。
  2. server_name」>「パフォーマンスおよび診断アドバイザー構成」の順に クリックします。
  3. ランタイム」タブをクリックします。
  4. 自動ヒープ・ダンプ・コレクションを使用可能にする」チェック・ボックスを選択します。
  5. OK」をクリックします。

結果 [AIX HP-UX Linux Solaris Windows] [z/OS]

自動化されたヒープ・ダンプ生成サポートが使用可能です。

[AIX HP-UX Linux Solaris Windows] [z/OS] 重要: ディスク・スペースを保持するために、 WebSphere Application Server ホーム・ディレクトリー内に 10 を超えるヒープ・ダンプがすでに存在する場合、 パフォーマンスおよび診断アドバイザーはヒープ・ダンプを取りません。アプリケーション・サーバー上のヒープとワークロードのサイズによっては、ヒープ・ダンプを取ることはとても消費量のかかるものであり、また一時的にシステム・パフォーマンスに影響を与えることがあります。

次の作業 [AIX HP-UX Linux Solaris Windows] [z/OS]

SystemOut.log ファイルまたはランタイム・メッセージを確認することによって、すべてのメモリー・リークの通知をモニターすることができます。 詳しくは、パフォーマンスおよび診断アドバイザー の推奨事項の表示 の項を参照してください。メモリー・リークが検出され、ヒープ・ダンプを検出したい場合は、ヒープ・ダンプの検出と分析トピックを参照してください。



サブトピック
[AIX HP-UX Linux Solaris Windows] [z/OS] 手動によるヒープ・ダンプの生成
[AIX HP-UX Linux Solaris Windows] [z/OS] ヒープ・ダンプの検出と分析
関連情報
単純なメモリー・リーク検出の開始
タスク・トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 4:10:06 PM EST
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r1/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.wsfep.multiplatform.doc/info/ae/ae/tprf_enablingheapdump.html