UNIX 環境または NT 環境について十分理解しているユーザーは、 ご使用の WebSphere Application Server リージョンから SYSPRINT または SYSOUT 出力を表示するために、SDSF (または IOF) 機能を使用することに抵抗を感じる場合があります。 Telnet セッションで、 使い慣れたエディター (vi など) を使用して、 出力を表示させたいという場合は、SYSPRINT および SYSOUT 出力を、HFS 形式のファイルに リダイレクトすることができます。
次の JCL は、開始プロシージャーの SYSPRINT DD カードを変更して出力を HFS ファイルにリダイレクトする方法について示しています。 以前の SYSPRINT DD カードは、前に置かれた /* によってコメント化され、新規 SYSPRINT DD カードは「/myDir/myServer」ディレクトリー内のファイルを指しています。 この場合のファイル名は was.log.d&LYYMMDD..t&LHHMMSS.log です。 日時変数の間の余分なピリオド (.) は誤植ではなく、 最初の変数を終了させるために必要な JCL 構文のインスタンスです。&LYYMMDD は YYMMDD 形式のローカル日付に置き換わり、&LHHMMSS は HHMMSS 形式のローカル時刻に置き換わります。PATHMODE サブパラメーターは、 ファイル・モードを 775 に設定します。PATHOPTS サブパラメーター OWRONLY は、WRITE アクセスでファイルを開きます。 サブパラメーター OCREAT は、このファイルが存在しない場合、このファイルを作成することを指示します。
サーバントまたはコントローラーのいずれかの開始プロシージャーで、SYSPRINT DD カードを変更できます。 また、SYSOUT DD カードは、同様の方法で変更して SYSOUT 出力にリダイレクトできます。
//*YSPRINT DD SYSOUT=*,SPIN=UNALLOC,FREE=CLOSE //SYSPRINT DD PATHMODE=(SIRWXU,SIRWXG,SIROTH), // PATHOPTS=(OWRONLY,OCREAT), // PATH='/myDir/myServer/was.log.d&LYYMMDD..t&LHHMMSS'