WebSphere Application Server 製品には、バージョン 5.0.2 から、コレクター・サマリー・オプション というコレクター・ツールの拡張機能が組み込まれています。
コレクター・サマリー・オプションは、IBM サポートの WebSphere Application Server 担当技術スタッフと 連絡を取る場合に役立ちます。 -Summary オプションを指定してコレクター・ツールを実行すると、軽量化したテキスト・ファイルと、 -Summary パラメーターを指定しない場合に Java アーカイブ (JAR) ファイルに生成される情報のコンソール・バージョンが生成されます。 IBM サポートと最初に連絡を取る際は、コレクター・サマリー・オプションを使用して 、基本的な構成情報と、前提条件であるソフトウェアのレベル情報を取得することができます。
コレクター・サマリー・オプションでは、WebSphere Application Server 製品や オペレーティング・システムのバージョン情報などの情報を生成します。 情報は Collector_Summary.txt ファイルに保管されて、コンソールに書き込まれます。 この情報を参考にして IBM サポートからの最初の質問に答えたり 、Collector_Summary.txt ファイルを IBM サポートに直接送信することができます。
WebSphere Application Server for i5/OS でコレクター・ツールを実行する場合は、コレクター・ツールを実行するプロファイルの logs ディレクトリーに WAS_Collection_timestamp.html という名前の追加のファイルが作成されます。 -profileName オプションを指定しない場合、プロファイルはデフォルト・プロファイルになります。 PMR を開始すると、HTML ファイルが IBM サポートに送信されます。
IBM サポートが問題の解決にさらに多くの情報を要求する場合は、 collector コマンドを実行して JAR ファイルを作成します。
コレクター・サマリー・オプションを実行するには、WebSphere Application Server 製品のインストール・ルート・ディレクトリー以外の一時ディレクトリーから開始し、次のいずれかのコマンドを入力します。
-profileName オプションは、要約するプロファイルを示します。