WebSphere Application Server Network Deployment for i5/OS, Version 6.1   
             オペレーティング・システム: i5/OS

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Session Initiation Protocol プロキシー・サーバーでのロード・バランシング

IBM WebSphere Application Server のロード・バランサーは、 ピーク需要の問題について強力で、融通性があり、拡張が容易な解決策を提供することによって、Web サイトの潜在能力を最大化する助けとなることができます。

始める前に

このタスクを開始する前に、以下のステップを完了してください。

このタスクについて

以下のステップを実行して、SIP プロキシー・サーバーをロード・バランサーと 統合します。

プロシージャー

  1. ロード・バランサーを開始します。
    1. コマンド・プロンプトから、dsserver start と入力します。
    2. 次に、lbadmin と入力して、ロード・バランサー用の 管理コンソールを始動します。
    3. 管理コンソールから、「ディスパッチャー」を右クリックして、 「ホストに接続」を選択します。
    4. ホスト名を右クリックして、「executor の開始」を選択します。
  2. ロード・バランサー用の構成ウィザードを開始します。
    1. デフォルトのホストを選択します。
    2. クラスター・アドレスを入力します。アドレッシング・クラスター・アドレスは、 Executor が開始するまでは ping できません。 ユーザー定義ポートを作成する場合、ホストに対してこれと同じ値を指定する必要があります。
    3. ポート番号 (例えば 5060) を入力します。 ユーザー定義ポートを作成する場合、ポートに対してこれと同じ値を指定する必要があります。
    4. サーバーをポートに追加します。ロード・バランサーがトラフィックを プロキシーする各サーバーを追加します。 構成内で、ロード・バランシングされたサーバーは、WebSphere Application Server 構成のプロキシー・サーバーです。
    5. アドバイザーの名前を入力して、アドバイザーを開始します。例えば、HTTP トラフィックには、HTTP アドバイザーが開始します。 SIP トラフィックには、SIP アドバイザーが開始します。 アドバイザーはマネージャーに、特定のポートがトラフィックを受容しているかどうかを 通知します。
  3. SIP プロキシー・サーバー・ループバック・アダプターで、クラスター・アドレスに別名を割り当てます。 「Load Balancer for WebSphere Application Server Administration Guide, Version 6.1」のトピック 『Setting up server machines for load balancing』を参照してください。
  4. WebSphere Application Server 管理コンソールから IP スプレイヤーを 構成します。
    1. 管理コンソールから、「サーバー」 > 「プロキシー・サーバー」 > servername > 「SIP プロキシー・サーバー設定」 > 「SIP プロキシー設定」 とクリックします。
    2. 「一般プロパティー」の下の IP スプレイヤー構成セクションで、 SIP プロキシー・サーバーのトラフィック受信元となる IP スプレイヤーの チェック・ボックスを選択します。 「TCP スプレイヤーの使用可能化」 「SSL スプレイヤーの使用可能化」、または「UDP スプレイヤーの使用可能化」を選択します。
    3. 「ホスト」の値を入力します。 これは、 ご使用のロード・バランサーのホストです。
    4. 「ポート」の値を入力します。 これは、 ご使用のロード・バランサーのポートです。
    5. 「適用」をクリックしてから、「保管」をクリックします。
  5. WebSphere Application Server 管理コンソールから SIP プロキシー・サーバー・カスタム・プロパティーを定義します。
    1. 管理コンソールから、「サーバー」 > 「プロキシー・サーバー」 > servername > 「SIP プロキシー・サーバー設定」 > 「SIP プロキシー設定」 とクリックします。
    2. 「一般プロパティー」の下の「追加プロパティー」セクションで、 「カスタム・プロパティー」をクリックします。
    3. これらのカスタム・プロパティーを追加してから、「OK」をクリックします。
      • LBIPAddr
      • SIPAdvisorMethodName
      • serverUDPInterface
      • serverUDPPort
  6. WebSphere Application Server 管理コンソールから ユーザー定義ポートを作成します。
    1. 管理コンソールから、「サーバー」 > 「プロキシー・サーバー」 > servername > 「ポート」をクリックします。
    2. 新規」をクリックします。
    3. ユーザー定義ポートを選択します。
    4. 「ポート名」SIP_LB_Address を入力します。
    5. 「ホスト」の値を入力します。 これは、 ご使用のロード・バランサーのホストです。
    6. 「ポート」の値を入力します。 これは、 ご使用のロード・バランサーのポートです。
    7. 「PROXY_SIP_ADDRESS」の値を入力します。 これはプロキシー・サーバー・マシンの実際のホスト名です。
    8. 「適用」をクリックしてから、「保管」をクリックします。
  7. WebSphere Application Server 管理コンソールから、 SIP プロキシー・トランスポートを変更します。
    1. 管理コンソールから、「サーバー」 > 「プロキシー・サーバー」 > servername > 「SIP コンテナー・トランスポート・チェーン」 > 「UDP_SIP_PROXY_CHAIN」 > 「UDPInbound チャネル (UDPInbound Channel)」とクリックします。
    2. SIP プロキシー・トランスポートの下で、UDP_SIP_PROXY_CHAIN を変更します。
    3. 「ポート」ドロップダウン・リストから、 「SIP_LB_Address」を選択します。
    4. 「適用」をクリックしてから、「保管」をクリックします。
  8. プロキシー・サーバーを再始動して、変更を保管します。



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最終更新: Jan 21, 2008 8:28:52 PM EST
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