WebSphere Application Server Network Deployment for i5/OS, Version 6.1   
             オペレーティング・システム: i5/OS

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SIP プロキシー設定

SIP プロキシーの設定ページには、アウトバウンド・トランスポート構成、IP スプレイヤー装置の容認、およびアクセス・ロギング構成に影響する一般の構成項目が含まれています。

この管理コンソール・ページを表示するには、「サーバー」>「プロキシー・サーバー 」>「server_name」>「SIP プロキシー設定」とクリックします。

構成」タブで、SIP プロキシー設定フィールドを編集することができます。

「構成」タブ

デフォルト・クラスター

この設定は、通常デフォルトとして NULL に指定し、SIP メッセージがプロキシー・サーバーを介してルーティングされる前に有効なクラスターに設定する必要があります。デフォルトのクラスターは、クラスターの選択ルールが定義されていない場合、または既存のクラスターの選択ルールに一致しない場合に、アプリケーション・サーバーのどのクラスターが SIP トラフィックを受信するのかを示します。単一の SIP プロキシーは、複数の SIP クラスターの前に常駐することができます。 関連付けられたクラスター・ルーティング・ルールを持たないすべてのメッセージのルーティングを行うデフォルト・クラスターにより、各 SIP プロキシーを構成できます。 クラスターのルーティング・ルールは各プロキシー・サーバーで定義され、プロキシー・サーバーの前に常駐するさまざまなバックエンド・クラスターに、メッセージがどのようにルーティングされるかを指示します。 クラスター内の単一の SIP コンテナーは、単一のダイアログと関連付けられた、すべてのメッセージを処理します。 コンテナーがダイアログの途中で失敗すると、クラスター内の単一サーバーがダイアログの処理を引き継ぎます。 SIP プロキシーはセッション ID に基づいてセッション類縁性を維持します。これには論理サーバー名も含まれます。 SIP コンテナーは論理サーバー情報を公開し、SIP プロキシーはワークロード管理 (WLM) を用いてこれを使用します。

TCP スプレイヤーの使用可能化

SIP プロキシーが IP スプレイヤーの背後で作動できるようにする、SIP アウトバウンド要求の再書き込みを使用可能および使用不可にします。ネットワーク環境では、より高いスループットと可用性を実現するために単一ポイントから複数ポイントに IP トラフィックを広げるデバイスのことを、IP スプレイヤーと呼びます。

このコントロールにチェックを付けた場合は、TCP ホストと TCP ポートは使用可能にされます。このコントロールが未チェックの場合、TCP ホストと TCP ポートは使用不可にされます。

データ型 ブール
デフォルト false
TCP ホスト

このフィールドには、受信エージェントが IP スプレイヤーに接続し直すために、 SIP プロキシーがアウトバウンド要求を書き込むホスト名が含まれています。

「TCP スプレイヤーを使用可能にする」がチェックされている場合にのみ、使用可能になります。

データ型 ストリング
デフォルト ブランク
TCP ポート

このフィールドには、受信エージェントが IP スプレイヤーに接続するように、SIP プロキシーがアウトバウンド要求を書き込むポートが含まれています。

「TCP スプレイヤーを使用可能にする」がチェックされている場合にのみ、使用可能になります。

範囲 1 から 65535
データ型 整数
デフォルト ブランク
SSL スプレイヤーの使用可能化

SIP プロキシーが SSL スプレイヤーの背後で作動できるようにする SIP アウトバウンド要求の再書き込みを使用可能、または使用不可にします。

このコントロールにチェックを付けると、SSL ホストと SSL ポートが使用可能になります。このコントロールが未チェックの場合、SSL ホストと SSL ポートは使用不可になります。

データ型 ブール
デフォルト false
SSL ホスト

このフィールドには、受信エージェントが SSL スプレイヤーに接続するように、SIP プロキシーがアウトバウンド要求を書き込むホスト名が含まれています。

「Enable SSL sprayer」がチェックされている場合にのみ、使用可能になります。

データ型 ストリング
デフォルト ブランク
SSL ポート

このフィールドには、受信エージェントが SSL スプレイヤーに接続するように、SIP プロキシーがアウトバウンド要求を書き込むポートが含まれています。

「Enable SSL sprayer」がチェックされている場合にのみ、使用可能になります。

範囲 1 から 65535
データ型 整数
デフォルト ブランク
UDP スプレイヤーの使用可能化

SIP プロキシーが UDP スプレイヤーの背後で作動できるようにする、SIP アウトバウンド要求の再書き込みを使用可能および使用不可にします。

このコントロールをチェックした場合は、UDP ホストと UDP ポートは使用可能になります。このコントロールが未チェックの場合、UDP ホストと UDP ポートは使用不可になります。

データ型 ブール
デフォルト false
UDP ホスト

このフィールドには、受信エージェントが UDP スプレイヤーに接続するように、SIP プロキシーがアウトバウンド要求を書き込むホスト名が含まれています。

「Enable UDP sprayer」がチェックされている場合にのみ、使用可能になります。

データ型 ストリング
デフォルト ブランク
UDP ポート

このフィールドには、受信エージェントが UDP スプレイヤーに接続するように、SIP プロキシーがアウトバウンド要求を書き込むポートが含まれています。

「Enable UDP sprayer」がチェックされている場合にのみ、使用可能になります。

範囲 1 から 65535
データ型 整数
デフォルト ブランク
アクセス・ロギングを使用可能にする

このフィールドは、アクセス・ロギングを使用可能または使用不可にします。

このコントロールをチェックした場合は、 アクセス・ログの最大サイズとプロキシー・アクセス・ログが使用可能にされます。 このコントロールが未チェックの場合は、 アクセス・ログの最大サイズとプロキシー・アクセス・ログが使用不可にされます。

データ型 ブール
デフォルト 未チェック (false)
アクセス・ログの最大サイズ

このフィールドは、 アクセス・ログのロールオーバーまでの最大サイズをメガバイト単位で示します。

「アクセス・ロギングを使用可能にする」がチェックされている場合にのみ、使用可能にされます。

範囲 1 から 65535
データ型 整数
デフォルト 20
プロキシー・アクセス・ログ

このフィールドは SIP プロキシーのアクセス・ログのロケーションを示します。

「アクセス・ロギングを使用可能にする」がチェックされている場合にのみ、使用可能にされます。

範囲 有効なパス名でなければなりません
データ型 ストリング
デフォルト $(SERVER_LOG_ROOT)/sipproxy.log



関連タスク
プロキシー・サーバーのセットアップ
関連資料
プロキシー・サーバー・コレクション
参照トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 8:28:52 PM EST
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