このトピックでは、セル・プロトコル情報の変更方法、セルのカスタム・プロパティーの定義方法、および追加ノードの追加方法について説明します。
始める前に
セルを構成する前に、あらかじめ WebSphere Application Server Network Deployment
製品をインストールしておく必要があります。
このタスクについて
デプロイメント・マネージャー・プロファイルを作成すると、セルが作成されます。
セルは、Network Deployment 製品の 1 つ以上のノードをグループ化する手段を提供します。使用する編成環境で意味のある特定の基準に従ってセルを構成するノードを定義してください。
通常、セルの再構成は必要ありません。
管理構成データは、XML ファイルに保管されます。
セルには、セル内の各ノードにある各サーバー用のマスター構成ファイルが保存されます。
各ノードおよびサーバーは、独自のローカル構成ファイルも保持しています。
サーバーがセルに属する場合は、
ローカルのノードまたはサーバーの構成ファイルへの変更は一時的なものです。
影響を受けている間は、ローカルの変更は、セル構成をオーバーライドします。
マスター・サーバーおよびマスター・ノードの構成ファイルにセル・レベルで行った変更は、セルの構成文書がノードに同期されると、ノードで行った一時的な変更をすべて置き換えます。同期は、サーバーの始動時などの指定イベントの際にとられます。
セルに関する情報の表示およびセルの管理を行うには、セルの設定ページを使用します。
プロシージャー
- セルの設定ページにアクセスします。
管理コンソールのナビゲーション・ツリーから、「システム管理」>「セル」とクリックします。
- セルがネットワークから情報を検索するのに使用するプロトコルが、
ご使用のシステムに適合しない場合は、適合するプロトコルを選択します。
デフォルトでセルが使用するのは、伝送制御プロトコル (TCP) です。
セルに User Datagram Protocol
を使用させる場合は、セルの設定ページで、「セル・ディスカバリー・プロトコル」のリストから「UDP」を選択します。
通常、セルのプロトコル構成を TCP から変更する必要はありません。
- 「カスタム・プロパティー」をクリックして、
ご使用のデプロイメント・マネージャーが必要とする名前と値のペアを定義します。
- WebSphere Application Server Network Deployment 製品をインストールすると、
ノードがセルに追加されます。追加のノードは、「ノード」ページで追加できます。
「ノード」をクリックして「ノード」ページにアクセスし、それを使用して、ノードを管理します。
他のプラットフォームでの WebSphere Application Server は、Internet Protocol Version 4 (IPv4)、および Internet Protocol Version 6 (IPv6) をサポートします。
ただし、i5/OS プラットフォームでは IPv4 のみがサポートされます。
ノードをセルに追加する場合、
指定するホスト名の形式は、そのノードで使用されている IP のバージョンによって決まります。
詳しくは、セルにおける IP バージョンの考慮事項
を参照してください。
結果
実行した手順に応じて、セルのプロトコル情報の変更、セルのカスタム・プロパティーの定義、および追加ノードの追加が行われました。
次の作業
続いて、ノード、ノード・エージェント、およびノード・グループを管理するタスクを実行することで、Network Deployment 製品を管理することができます。