WebSphere Application Server Network Deployment for i5/OS, Version 6.1   
             オペレーティング・システム: i5/OS

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作業域を使用したローカル作業の管理

始める前に

トピックUserWorkArea 区画へのアクセス で説明されているように UserWorkArea インターフェースがクライアントから参照できること、 または、ユーザー定義の作業域区画へのアクセス で定義されているユーザー定義区画がクライアントから参照できることを確認します。次のステップでは、UserWorkArea 区画を図のように使用します。 ただし、ユーザー定義区画もまったく同様に使用できます。

このタスクについて

作業域を使用するビジネス・アプリケーションでは、一般にサーバー・オブジェクトが 作業域のプロパティーを取得し、それらを使用してローカルの作業を進めていきます。

プロシージャー

  1. アクティブな作業域の名前の検索 このステップにより、呼び出し元のスレッドが作業域に関連付けられているかどうかが判別されます。
  2. 作業域のプロパティーのオーバーライド サーバー・オブジェクトは、独自のネストされた作業域を作成することにより、 クライアントの作業域のプロパティーをオーバーライドできます。
  3. 作業域からのプロパティーの検索
  4. retrieveAllKeys メソッド
  5. 作業域のプロパティーのモードの照会
  6. 作業域のプロパティーの削除
  7. 作業域の完了

例: SimpleSample アプリケーションにおける作業域の使用 のサーバー・サイドは、 クライアントからのリモート呼び出しを受け入れます。 クライアントが作業域を作成済みの場合は、サーバーは各リモート呼び出しを使って、 クライアントから作業域を取得します。 作業域は透過的に伝搬されます。 どのリモート・メソッドも、その引数リストに作業域は組み込みません。

サンプル・アプリケーションでは、サーバー・オブジェクトはデモンストレーションのためにだけ、 作業域インターフェースを使用しています。 例えば、SimpleSampleBean は、インポートされた作業域に、 意図的に直接書き込みを行おうとします。これにより、NotOriginator 例外が作成されます。同様に、この Bean は、読み取り専用の SimpleSampleCompany を意図的にマスクしようとします。 これにより、PropertyReadOnly 例外が発生します。 SimpleSampleBean はまた、SimpleSampleBackendBean を呼び出す前に、作業域をネストし、優先順位プロパティーを正常にオーバーライドします。 実際のビジネス・アプリケーションでは、作業域のプロパティーを抽出し、 それらを使用してローカルの作業を進めていきます。 SimpleSampleBean は、要求がセールス環境から出るときに、 機能が拒否されましたというメッセージを書き込んで、これと同様の処理をしています。




サブトピック
アクティブな作業域の名前の取得
作業域プロパティーのオーバーライド
作業域のプロパティーの取得
retrieveAllKeys メソッド
作業域プロパティーのモードの照会
作業域プロパティーの削除
関連概念
ネストされた作業域
タスク・トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 8:28:52 PM EST
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