WebSphere Application Server Network Deployment for i5/OS, Version 6.1   
             オペレーティング・システム: i5/OS

             目次と検索結果のパーソナライズ化

論理プールの配布

Logical Pool Distribution (LPD) スレッド・プール・メカニズムは、 実行時間が比較的短い要求のパフォーマンスを向上させるためのストラテジーを実装するものです。 前のリリースの WebSphere Application Server ですでに構成していない限り、LPD を構成しないでください。LPD は推奨されない機能であり、製品の将来のバージョンでは除去される予定です。

要求タイプによって実行時間が異なる Enterprise JavaBeans (EJB) 要求を混在させると LPD が必要となり、 パフォーマンス上の理由から ORB スレッド・プールの使用を制限する必要があります。 この場合、スレッド・プール内スレッドへの適切なアクセスを拒否することで、実行時間の長い要求は、 実行時間の短い要求の応答時間を引き延ばすことになりがちです。 LPD は、短い要求によってスレッドへのアクセスを拡大することを可能にするメカニズムを提供します。

LPD は、 管理者が以下で始まる ORB カスタム・プロパティーを使用して構成したとおりに、 オブジェクト・リクエスト・ブローカー (ORB) スレッド・プールを論理プールに分割します。
com.ibm.websphere.threadpool.strategy.*
各プールのサイズは、ORB スレッドの最大数に対するパーセンテージです。 論理プールのパーセンテージの合計は 100 となる必要があります。

LPD がアクティブであるときに、 着信 ORB 要求は、 要求タイプごとの実行時間の履歴を基にして決められたプールに送られる、またはポイントされます。 要求タイプは、 各コンポーネント固有のものとして内部的に限定されるメソッドによって決まります。 LPD メカニズムは、実行時にプール・ターゲットを調整して、 論理プール間での要求の分散を最適化します。

使用可能になると、LPD メカニズムを調整することができます。 LPD メカニズムによって作成された応答時間、スループット測定、および統計によって、チューニング・プロセスは機能します。




関連タスク
オブジェクト・リクエスト・ブローカーの管理
関連資料
オブジェクト・リクエスト・ブローカーのカスタム・プロパティー
概念トピック    

ご利用条件 | フィードバック

最終更新: Jan 21, 2008 8:28:52 PM EST
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r1/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.nd.iseries.doc/info/iseriesnd/ae/corb_lpd.html