ワークロード管理は、クライアント・プロセス・タスクの配分を最適化します。
入ってくる作業要求は、アプリケーション・サーバー、エンタープライズ Bean、サーブレット、
その他のオブジェクトなど、その要求を最も効率的に処理できるところに配分されます。また、ワークロード管理は、サーバーが利用不能の場合のフェイルオーバーを提供し、
これによりアプリケーションの可用性を高めます。
ワークロード管理は、WebSphere Application Server アプリケーションに次のような利点をもたらします。
- クライアントのワークロードのバランスを取り、
システム内の異なるマシンの処理能力に従って、処理作業を分散させることができます。
- ワークロード管理は、1
つまたは複数のサーバーがクライアント要求を処理できない場合に要求をリダイレクトすることによって、
フェイルオーバー機能を提供します。
これによって、アプリケーションと管理サービスの可用性が改善されます。
- システムを拡大して、基本構成より高いクライアント・ロードを提供することができるようにします。
クラスター化により、サーバー、サーブレット、
および他のオブジェクトの追加インスタンスを容易に構成に追加することができます。
- ユーザーがアプリケーションを使用できる状態のままで、
サーバーを透過的に保守しアップグレードすることができるようにします。
- ワークロード管理は、サーバーと他のオブジェクトの管理を集中させます。
WebSphere Application Server 環境では、クラスター、トランスポート、
および複製ドメインを使用してワークロード管理をインプリメントします。