WebSphere Application Server Network Deployment for i5/OS, Version 6.1   
             オペレーティング・システム: i5/OS

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このトピックは、i5/OS オペレーティング・システムにのみ適用されます。

アプリケーション・サーバーの他言語環境への構成

個々のアプリケーション・サーバーを、それぞれ異なるグローバリゼーション設定で 実行して異なる言語環境をサポートするように構成できます。以下のトピックでは、 アプリケーション・サーバーを必要な言語環境属性で実行するように 構成する方法と、複数の WebSphere Application Server 各国語バージョン (NLV) が インストールされている場合に特定の NLV を使用するように構成する方法について 説明します。

このタスクについて

アプリケーション・サーバーは、 作成する環境に適した言語環境属性 (コード化文字セット ID (CCSID)、 国または地域 ID など) で実行するように構成できます。 QEJBSVR ユーザー・プロファイル設定はアプリケーション・サーバー・ジョブ属性の 基本であり、このジョブ属性によって Java(TM) 仮想マシン環境のプロパティーが 決まります。ユーザー・プロファイルに基づいて設定されるジョブ属性について詳しくは、 i5/OS インフォメーション・センターを参照してください。

注:
  • 日本語の CCSID 5026 は、WebSphere Application Server ではサポートされていません。 この環境で推奨される CCSID は、5035 です。デフォルトでは、QEJB および QEJBSVR ユーザー・プロファイルが システムの CCSID 設定になります。QCCSID システム値が 5026 に設定されている場合は、 QEJB ユーザー・プロファイルの CCSID 属性を変更する必要があります。 QEJBSVR ユーザー・プロファイル、および WebSphere Application Server インスタンスの 実行に使用される他のユーザー・プロファイルも変更する必要があります。QLOCALE 値は、 /QSYS.LIB/JA_JP_5026.LOCALE には設定できません。ただし、日本語システムでは QLOCALE=/QSYS.LIB/JA_5035.LOCALE 値 または QLOCALE=*NONE 値が推奨されます。
  • CCSID 420 に基づくアラビア語ロケールは、WebSphere Application Server では サポートされていません。デフォルトでは、QEJB および QEJBSVR ユーザー・プロファイルが システムの CCSID 設定になります。QCCSID システム値が 420 に設定されている場合は、 QEJB ユーザー・プロファイルの CCSID 属性を変更する必要があります。 さらに、QEJBSVR ユーザー・プロファイル、 および WebSphere Application Server インスタンスの実行に使用される他のユーザー・プロファイルも、 変更する必要があります。QLOCALE 値は CCSID 420 に基づいており、/QSYS.LIB/AR_AA.LOCALE には設定できません。 ただし、アラビア語のシステムには、 アラビア語の CCSID 425 ベースのロケールに設定されている QLOCALE 値か、 QLOCALE=*NONE 値が推奨されます。ロケールは、create locale コマンドで 作成できます。WebSphere Application Server がロケール・ソースを検出できるようにするため、 オプション 21 をインストールしておく必要があります。コマンド CRTLOCALE LOCALE('qsys.lib/AR_AA_425.locale') SRCFILE('qsys.lib/qsyslocale.lib/qlocalesrc.file/ar_aa.mbr') CCSID(425) TEXT('my AR_AA locale in CCSID 425') は、アラビア語ロケールを作成する方法を示しています。

デフォルトでは、各アプリケーション・サーバーは、QEJBSVR ユーザー・プロファイルの下で 実行されます。言語環境の設定を変更するには、QEJBSVR プロファイルを変更して 個別に属性を設定する方法と、グループ・プロファイル QJEBSVR を持ち適切な言語環境設定が 行なわれた新規プロファイルを作成する方法があります。新規プロファイルを作成する方法を選択した場合は、 WebSphere Application Server で使用するためにそのプロファイルを登録する必要があります。詳しくは、 『特定のユーザー・プロファイルでアプリケーション・サーバーを実行する』を参照してください。

2 番目の考慮事項は、WebSphere Application Server 製品の 各国語バージョン (NLV) です。NLV 設定では、ライブラリー・リストが 該当する QSYSxxxx ライブラリーを含むように変更されるだけです (xxxx は、 表示されるメッセージの言語フィーチャー)。NLV 設定は、 WebSphere Application Server ランタイムが記録する管理コンソール・メッセージまたは iSeries 以外の メッセージには影響を与えません。

複数の NLV を同時にインストールできます。 使用する言語バージョンがシステムの 1 次言語と同じであれば、追加の構成は不要です。 使用する言語バージョンが 2 次言語である場合は、 以下のステップを実行して os400.websphere.nlv プロパティーを設定してください。

プロシージャー

  1. 管理コンソールで、「サーバー」>「アプリケーション・サーバー」とクリックします。
  2. 言語バージョンを変更するサーバーの名前をクリックします。
  3. Java およびプロセス管理」>「プロセス定義」> 「Java 仮想マシン」>「カスタム・プロパティー」>「新規」とクリックします。
  4. 「名前」フィールドに os400.websphere.nlv を指定し、 「値」フィールドにメッセージの表示に使用する言語フィーチャーのコード番号を 指定します。

    例えば、日本語を指定するには、 「値」フィールドに 2962 を指定します。このプロパティーの説明を指定することもできます。

  5. OK」をクリックし、「保管」をクリックして変更を保管します。

結果

アプリケーション・サーバーに os400.websphere.nlv プロパティーが設定されている場合、それに対応する QSYS29xx ライブラリーがライブラリー・リストの先頭に追加され、それに従って、アプリケーション・サーバーがジョブ・ログに 送信する iSeries メッセージが使用されます。



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最終更新: Jan 21, 2008 8:28:52 PM EST
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r1/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.nd.iseries.doc/info/iseriesnd/ae/trun_svr_cfg_otherlang.html