JDK 1.4 で実行する場合は、
サポートされる鍵トランスポート・アルゴリズムのリストに、このアルゴリズムは含まれていません。
JDK 1.5 で実行する場合は、このアルゴリズムはサポートされる鍵トランスポート・アルゴリズムのリストに表示されます。
制約事項: WebSphere Application Server が連邦情報処理標準 (FIPS)
モードで稼働している場合、このアルゴリズムはサポートされません。
デフォルトでは、RSA-OAEP アルゴリズムは、SHA1 メッセージ・ダイジェスト・アルゴリズムを使用して、暗号化操作の一部としてメッセージ・ダイジェストを計算します。
オプションで、鍵暗号化アルゴリズム・プロパティーを指定することにより、SHA256 または
SHA512 メッセージ・ダイジェスト・アルゴリズムを使用できます。
プロパティー名は
com.ibm.wsspi.wssecurity.enc.rsaoaep.DigestMethod です。
プロパティー値は、ダイジェスト・メソッドの以下の URI のいずれかです。
- http://www.w3.org/2001/04/xmlenc#sha256
- http://www.w3.org/2001/04/xmlenc#sha512
デフォルトで RSA-OAEP アルゴリズムは、OAEPParams
用のオプショナル・エンコードのオクテット・ストリングに対してヌル・ストリングを使用します。
鍵暗号化アルゴリズム・プロパティーを指定することにより、明示的エンコードのオクテット・ストリングを提供できます。
プロパティー名として、
com.ibm.wsspi.wssecurity.enc.rsaoaep.OAEPparams を指定します。
プロパティー値は、オクテット・ストリングを Base 64 でエンコードした値です。
重要: これらのダイジェスト方式および OAEPParams プロパティーを設定できるのは、
ジェネレーター側のみです。コンシューマー側では、着信する Simple Object Access Protocol
(SOAP) メッセージからこれらのプロパティーが読み取られます。