WebSphere Application Server における Web Services Business Activity (WS-BA) サポートにより、 異種システム上の Web サービスは、アトミック・トランザクションよりも疎結合のアクティビティーを調整することができます。 このようなアクティビティーは、アトミックにロールバックすることが困難または不可能であるため、 エラー発生時に補正処理が必要です。
WS-BA はビジネス・アクティビティーのプロトコルを定義する特定の調整タイプです。
WS-COOR は、 CoordinationContext および登録サービスを指定し、これによって、 参加プログラムである Web サービスは特定の調整タイプによって提供されるプロトコルに参加することができます。
WS-BA のインターオペラビリティー・プロトコルをサポートするほかに、 WebSphere Application Server は、ビジネス・アクティビティーと補正ハンドラーを作成するためのプログラミング・インターフェースを提供します。 このプログラミング・インターフェースを使用して、 補正データを指定し、 ビジネス・アクティビティーの状況をチェックしたり、 変更したりすることができます。
この補正機能は、Web サービス以外のアプリケーションで使用することもできます。 ただし、これは、これらのアプリケーションが関係するのが、WebSphere Application Server 間で行われる通信のみ である場合です。 詳しくは、関連トピックを参照してください。