WebSphere Application Server Network Deployment for i5/OS, Version 6.1   
             オペレーティング・システム: i5/OS

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SIP プロキシーのカスタム・プロパティー

以下のカスタム・プロパティーを、セッション開始プロトコル (SIP) プロキシー・サーバーの構成設定に追加できます。

特定の SIP プロキシー・サーバーのカスタム・プロパティーを指定するには、カスタム・プロパティーのページへナビゲートして、カスタム・プロパティーの値を指定します。

  1. 管理コンソールで「サーバー」 を展開し、「アプリケーション・サーバー」 > 「server-name」 をクリックしてサーバーの構成タブを開きます。
  2. 「SIP プロキシー・サーバー設定」 で、「SIP プロキシー設定」 を展開し、「カスタム・プロパティー」 をクリックします。
  3. 「追加プロパティー」 「カスタム・プロパティー」 > 「新規」 を選択します。
  4. 設定ページで、構成するカスタム・プロパティーを「名前」フィールドに入力し、カスタム・プロパティーの値を「」フィールドに入力します。
  5. 適用」または「OK」をクリックします。
  6. コンソール・タスクバーの「保管」をクリックして、変更した構成を保管します。
  7. サーバーを再始動します。

以下の SIP プロキシーのカスタム・プロパティーのリストは、製品に付属しています。 これらのプロパティーは、プロキシー・サーバーの設定ページに表示されません。

receiveBufferSizeSocket

下位データグラム・バッファーの値をバイト単位で指定します。これはプロキシー・サーバー側のユーザー・データグラム・プロトコル (UDP) 接続の DatagramSocket 受信バッファー (SO_RCVBUF) のサイズです。

このプロパティーを使用して、DatagramSocket 層の複数のパケットをバッファーに入れます。 プロパティーの値が小さすぎると、サーバーが過負荷の場合パケットが失われることがあります。 値が大きすぎると、パケットが遅延することがあります。

データ型 ストリング
デフォルト 1024000

sendBufferSizeSocket

下位データグラム・バッファーの値をバイト単位で指定します。これはプロキシー・サーバー側の UDP 接続の DatagramSocket 送信バッファー (SO_SNDBUF) のサイズです。

このプロパティーを使用して、DatagramSocket 層の複数のパケットをバッファーに入れます。 プロパティーの値が小さすぎると、サーバーが過負荷の場合パケットが失われることがあります。 値が大きすぎると、パケットが遅延することがあります。

データ型 ストリング
デフォルト 1024000

receiveBufferSizeChannel

着信 UDP パケットの最大サイズの値をバイト単位で指定します。これは、プロキシー・サーバー側の UDP 接続に割り振られた受信バッファーのサイズです。

データ型 ストリング
デフォルト 65535

localOutboundTCPAddress

バックエンド SIP コンテナーへの接続を確立するときに、プロキシーがバインドするソース・インターフェースを指定します。 このプロパティーは、プロキシー・サーバーがマルチホームで、特定のインターフェースを使用して SIP トラフィックを SIP コンテナーに送信するよう構成する必要があるときに使用されます。 このカスタム・プロパティーは、TCP プロトコル (TCP) 接続およびトランスポート層セキュリティー (TLS) 接続の両方に適用されます。

データ型 ストリング
デフォルト *

maxWriteQueueEntries

接続が遅いとき、または確立できないときにキューに入れるメッセージ数を指定します。 値の数が大きい場合、より多くのメモリーが消費されます。 値の数が小さいと、エンドポイントがクリアされた場合パケットが失われることがあります。

データ型 ストリング
デフォルト 100000

maxThroughputFactor

平均期間当たりのメッセージの最大数のパーセントを指定します。 この値を 0 に設定した場合、最大スループット・フィーチャーが使用不可になります。 このカスタム・プロパティーは、プロキシー・サーバーが新規セッションの要求の拒否を始める前に、1 秒当たりに許可されるメッセージの最大数を計算するために使用されます。

データ型 ストリング
デフォルト 100

isSipComplianceEnabled

準拠のチェックをオンにするかオフにするかを指定します。 RFC 3261 仕様に準拠しないクライアントがあるとき、このプロパティーをイベントの相互運用に使用します。

データ型 ストリング
デフォルト True

serverUDPPort

SIP コンテナー通信に使用される UDP ポートを指定します。 SIP プロキシーと SIP コンテナーの間にファイアウォールがあるとき、SIP コンテナーと通信するのに特定のインターフェースが必要な場合、またはファイアウォールを通過するのに特定のポートが必要な場合 、この値を設定できます。

データ型 ストリング
デフォルト dynamic

serverUDPInterface

ネットワークがセグメント化されているとき、SIP プロキシーと SIP コンテナー間のすべての通信に使用されるホスト名または IP アドレスを指定します。このインターフェースは、SIP コンテナーを入力および終了する、すべての UDP データ用の特定のネットワーク・インターフェースです。 このプロパティーは、serverUDPPort プロパティーと共に使用する必要があります。

データ型 ストリング
デフォルト *

LBIPAddr

192.101.1.5 など、SIP プロキシーのロード・バランスに使用される、ロード・バランサーの IP アドレスを指定します。このプロパティーは自動的に応答して、メッセージを SIP コンテナーに転送できるかどうかを示します。 このプロパティーは、SIPAdvisorMethodName プロパティーと共に使用されます。

データ型 ストリング
デフォルト ""

SIPAdvisorMethodName

正常性チェックのために、ロード・バランサーで SIP プロキシーに送信されたメソッドのストリング値を指定します。 フォーマットは、OPTIONS または INFO です。このプロパティーは LBIPAddr プロパティーと共に使用されます。

データ型 ストリング
デフォルト ""



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最終更新: Jan 21, 2008 8:28:52 PM EST
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