高可用性環境で問題が発生した場合は、以下のトピックを参照してください。
適切にセットアップ された高可用性環境では、HA マネージャーが管理中の環境を再評価 して、環境に追加された新規コンポーネントを受け入れることができます。 例えば、インフラストラクチャーに Java 仮想マシン (サーバー) が追加されると、ディスカバリー・プロセスが開始されます。 開始中に、サーバーはそのコア・グループの他のメンバーと接触しようとします。 他の実行中のサーバーを検出すると、そのサーバーとの結合プロセスを開始します。 このプロセスは、そのサーバーがコア・グループに参加できるかどうかを判別します。 新規サーバーがコア・グループのメンバーとして受け入れられた場合は、その新規サーバーを含むすべてのサーバーが、メッセージ HMGR0218I を記録します。 このメッセージは、管理コンソールにも表示されます。
メッセージ HMGR0218I は、現在オンライン状態になっているコア・グループ内のアプリケーション・サーバーの数を示します。 サーバーの開始後にこのメッセージが表示されない場合は、構成または通信に問題が発生しています。この状態を修正するには、 デプロイメント・マネージャーを使用してノード・エージェントに同期化を指示するか、 あるいは syncNode コマンドを使用して手動で同期化を行って、 現在の構成でアプリケーション・サーバーが実行されているかどうかを検査します。 それでもサーバーがコア・グループに参加できない場合は、ネットワーク構成に問題があります。
コア・グループ・メンバーの状況が、アクティブ・コーディネーターの変更と同時に変更されると、 メッセージ HMGR0123I がシステム・ログ・ファイルに表示されることがあります。例えば、 コア・グループ・メンバーが再始動してアクティブ・コーディネーターになる場合に、 このメッセージが発行されることがあります。
この通知メッセージは、通常は深刻な問題を 示すものではありません。このメッセージがシステム・ログ・ファイルに表示されたとしても、 新しいアクティブ・コーディネーターは更新されたグループ状況を受信します。 このメッセージが なるべく出ないようにするには、再始動の回数が少ないコア・グループ・メンバーを、 優先コア・グループ・コーディネーターとして選択します。
HA マネージャー・スレッドが一貫性のあるランタイムを得ることができるのに十分な物理メモリーがない場合は常に、 「CPU starvation detected」というエラー・メッセージがシステム・ログ・ファイルに 表示されます。CPU が、受け取った作業を処理しながらスワップアウト・プロセスのロードに大半の時間を費やしている場合に、thread starvation が起こることがあります。HA マネージャーはこの状態を検出して、これらのエラー・メッセージを記録し、スレッドが要求されたランタイムを取得していないことをユーザーに通知します。
高いパフォーマンスを実現し、これらのエラー・メッセージを受け取らないために、単一のマシンで実行されている各 Java 処理に対して、少なくとも 512 MB の RAM を割り当てることをお勧めします。