WebSphere Application Server Network Deployment for i5/OS, Version 6.1   
             オペレーティング・システム: i5/OS

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サブシステム・モニター

サブシステム・モニターは、リモート・システムの正常性をモニターするオブジェクトです。 サブシステム・モニターは、イベント・ソースを使用して、システムの正常性をすべての登録リスナーに通知します。

拡張 Java 2 Platform Enterprise Edition (J2EE) アプリケーションは、管理されていないリモートの非 J2EE システムで使用される場合があります。 これらのリモート・システムは、メッセージを定期的にクライアントに送信して、これらのシステムが作動していることを示すことができます。 サブシステム・モニターは、リモート・システムからのインディケーター・メッセージまたはハートビートを追跡する複数のアラームの集合です。

アプリケーションは、以下のパラメーターと共に SubsystemMonitorManager.create() メソッドを呼び出すことにより、サブシステム・モニターを作成します。
名前
サブシステム・モニターには、それぞれ一意的に名前を付ける必要があります。
ハートビート間隔
1 つのハートビート・メッセージの到着から次のハートビート・メッセージの到着までの時間枠 (ミリ秒単位)。
失効するまでの消失ハートビート
サブシステムが失効したとしてマークされる前に失う可能性のあるハートビート数。 この指定により、サブシステムに問題が発生している可能性が示されます。
デッドになるまでの消失ハートビート
サブシステムがダウンしたと見なされるまでに失う可能性のあるハートビート数。 これ以降、システムはデッドとしてマークされます。
サブシステム・モニターは、ハートビートの状況を追跡するようアラームを構成します。 ping() メソッドが呼び出されるたびに、アラームはリセットされます。 アラームが送出された場合、ping() メソッドは呼び出されていません。つまり、モニターされているサブシステムからのハートビートはアプリケーションに届いていません。「失効するまでの消失ハートビート」数の値が PING なしで経過した場合、失効イベントが発行されます。 その後、「デッドになるまでの消失ハートビート」数の値が PING なしで経過した場合は、デッド・イベントが発行されます。 失効またはデッドの通知の後に PING を受信すると、フレッシュ・イベントが送信されます (これは、サブシステムが 再生されたことを意味します)。

デッドになるまでの消失ハートビート数」の値は「失効するまでの消失ハートビート数」の値以上にしてください。「失効するまでの消失ハートビート数」の値を「デッドになるまでの消失ハートビート数」の値と等しくした場合、失効イベントは発行されません。デッド・イベントのみが発行されます。

イベントの通知を要求するアプリケーション用の SubsystemMonitorEvents インターフェースをインプリメントしているリスナーを登録できます。 SybsystemMonitorEvents インターフェースについて詳しくは、Javadoc を参照してください。

ハートビート・メッセージは、さまざまなメカニズムを使用して伝送できます。 アプリケーションは、リモート・システムからハートビート・メッセージが到着するたびに SubsystemMonitor の ping() メソッドを呼び出す必要がありますが、これらのメッセージを検出するときに使用されるメソッドは、アプリケーションによって異なります。 例えば、Java Message Service (JMS) Publish/Subscribe インプリメンテーション、または JMS がインプリメントされていないサード・パーティーの Java メッセージング製品を使用できます。




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最終更新: Jan 21, 2008 8:28:52 PM EST
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