WebSphere Application Server Network Deployment for i5/OS, Version 6.1   
             オペレーティング・システム: i5/OS

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tcpmon による SOAP メッセージのトレース

Web サービスを要求する SOAP メッセージを、tcpmon ツールを使用してトレースすることができます。

始める前に

SOAP メッセージのトレースには、Web サービス・コンポーネントをトレースする場合と同様に、他のトレース・ツールを使用することもできます。これらの他のトレース・ツールについての詳細は、Web サービスのトレースを参照してください。

ストレスを受ける環境で tcpmon ツールを使用することは、お勧めしません。 Tcpmon は、単純な環境内で SOAP メッセージをモニターするためだけにあります。

このタスクについて

モニターまたは探知機能アプリケーションをインストールして、クライアントとサーバー間の HTTP トラフィックをキャプチャーすることにより、クライアントとサーバー間で交換される SOAP メッセージをトレースできます。WebSphere 製品は、 SOAP メッセージをトレースするためのユーティリティー・クラス com.ibm.ws.webservices.engine.utils.tcpmon を提供します。 com.ibm.ws.webservices.engine.utils.tcpmon クラスは、 ポートからのメッセージをリダイレクトし、そのメッセージを記録してから別のポートへ転送します。

WebSphere Application Server は通常、ポート 9080 を listen します。また、IBM HTTP Server を使用している場合は、ポート 80 を listen します。tcpmon プロセスは、特定のポート (9088 など) を listen する一方で、メッセージを別のポート (9080 または 80) にリダイレクトするよう構成できます。 クライアントは、ポート 9088 を使用するためにリダイレクトされ、Web サービスにアクセスします。

アプリケーション・クライアントを異なるポートへリダイレクトするには、 クライアントの Web サービス記述言語 (WSDL) ファイル内の SOAP アドレスをポート 9088 を使用するように変更し、クライアントのエンタープライズ・アーカイブ (EAR) ファイル上で wsdeploy コマンド行ツールを実行してサービス・インプリメンテーションを再生成します。

Web サービス内で SOAP メッセージをトレースするには、このタスク・セクションのステップにリストされているアクションを実行します。

プロシージャー

  1. Web サービスの 開発環境および管理対象外クライアント・ランタイム環境をセットアップします
  2. java -Djava.ext.dirs=%WAS_EXT_DIRS% com.ibm.ws.webservices.engine.utils.tcpmon コマンドを実行します。 TCPMonitor というラベルが付いたウィンドウが表示されます。
  3. ポート 9088 を listen してポート 9080 にメッセージを転送するように TCPMonitor を構成します。
    1. 「Listen Port #」フィールドに、9088 を入力します。
    2. Listener」をクリックします。
    3. 「TargetHostname」フィールドに、localhost を入力します。
    4. 「Target Port #」フィールドに、9080 を入力します。
    5. 追加」をクリックします。
    6. ページの上部に表示される「Port 9088」タブをクリックします。

結果

クライアントとサーバーの間で交換されるメッセージが、「TCPMonitor Request and Response」ペインに表示されます。

次の作業

メッセージ・データを保管し、分析します。



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最終更新: Jan 21, 2008 8:28:52 PM EST
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r1/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.nd.iseries.doc/info/iseriesnd/ae/twbs_tracewbs.html