共用ライブラリーを、アプリケーションまたはモジュールと関連付けることができます。そうすると、
共用ライブラリーで表されるクラスがアプリケーションのクラス・ローダーにロードされ、
そのクラスがアプリケーションで使用できるようになります。
始める前に
このトピックでは、
共用ライブラリーが定義済みであることを想定しています。
共用ライブラリーとは、複数のデプロイ済みアプリケーションが使用するライブラリー・ファイルを意味します。
共用ライブラリーは、セル、ノード、またはサーバーの各レベルで定義できます。
バージョン 6.1.0.11 以降の複数サーバー製品では、共用ライブラリーをクラスター・
レベルで定義することもできます。
また、このトピックでは、
インストール済みオプション・パッケージではなく、
管理コンソールを使用して共用ライブラリーとアプリケーションを関連付けようとしていることを前提とします。
このタスクについて
共用ライブラリーを、アプリケーションまたはモジュールと関連付けるためには、管理コンソールを使用してライブラリー参照を作成し、構成します。ライブラリー参照で、共用ライブラリー・ファイルの名前を指定します。
共用ライブラリーをアプリケーションと関連付ける場合は、
その同じ共用ライブラリーをサーバー・クラス・ローダーと関連付けることはしないでください。
プロシージャー
- コンソール・ナビゲーション・ツリーで「アプリケーション」>
「エンタープライズ・アプリケーション」>
「application_name」>「Shared library references」とクリックし、
「Shared library references」ページにアクセスします。
- 「Shared library references」ページで、
共用ライブラリーを関連付けるアプリケーション、またはモジュールを選択します。
- 「Reference shared libraries」をクリックします。
- 「共用ライブラリー・マッピング」ページの「使用可能」リストで、アプリケーションまたはモジュールが使用する 1 つ以上の共用ライブラリーを選択して「>>」をクリックし、それらを 「選択済み」リストに追加したら「OK」をクリックします。
- アプリケーションまたはモジュールで必要な共用ライブラリーごとにライブラリー参照インスタンスが定義されるまで、
ステップ 2 から 4 を繰り返します。
- 「Shared library references」ページで、「OK」をクリックします。
- 構成の変更を保管します。
結果
アプリケーションを実行すると、
共用ライブラリーで表されるクラスがアプリケーション・クラス・ローダーでロードされます。
クラスはアプリケーションまたはモジュールに対して使用可能になりました。
アプリケーションと共用ライブラリー間の関連を検証するには、Class Loader Viewer 内のアプリケーション・クラス・ローダーを調べます。
「トラブルシューティング」>「クラス・ローダー・ビューアー」> module_name >
「テーブル・ビュー」をクリックします。
アプリケーション・モジュール・クラス・ローダーのクラスパスは、共用ライブラリーによって使用されたクラスをリストします。