オンデマンド構成 (ODC) により、プロキシー・サーバーなどの WebSphere Application Server コンポーネントは、 WebSphere Application Server アプリケーション・デプロイメント、可用性、およびアクセシビリティ情報をビルドして、 プロキシー・サーバーでの追加構成なしで、これらのアプリケーションの要求を送付することができます。 プロキシー・サーバーをファイアウォールと共に分離する場合は、これらをアプリケーションとは別のセルに配置し、コア・グループ・ブリッジ・サービスを構成します。
ODC は WebSphere Application Server の高可用性機能を使用して、 更新をパブリッシュおよびサブスクライブします。セル内のデプロイメント・マネージャーおよび ODC 機能を持つアプリケーション・サーバーは通常、プロキシー・サーバーなどの仲介プログラムによって サブスクライブされる更新をパブリッシュします。ODC は、WebSphere Extended Deployment V5.1、 WebSphere Application Server V6.0、 および WebSphere Application Server Network Deployment の V6.0 以上のバージョンでサポートされています。
別のセルでホストされているアプリケーションへ要求を送付できるように、プロキシー・サーバーを構成します。コア・グループ・ブリッジ・サービスには、プロキシー・サーバーのセルとターゲット・アプリケーションのセル間の通信機能があります。セルがコア・グループ・ブリッジにリンクされると、 プロキシー・サーバーは構成を追加せずにアプリケーションへ送付できるようになります。管理コンソールで、「サーバー」>「コア・グループ」>「コア・グループ・ブリッジ設定」とクリックすると、コア・グループ・ブリッジ設定を検索することができます。
クロスセル・ルーティングを構成するための基本ステップは、プロキシー・サーバーが属しているセル内、およびルーティングされているそれぞれの他のセル内に、コア・グループ・ブリッジを構成し、使用可能化することです。 コア・グループ・ブリッジは、同じアクセス・ポイント・グループ名で構成されている必要があります。