WebSphere Application Server Network Deployment for i5/OS, Version 6.1   
             オペレーティング・システム: i5/OS

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このトピックは、i5/OS オペレーティング・システムにのみ適用されます。

接続ファクトリーの自動構成

cfgIdToken.jacl スクリプトを使用して、Java 2 Connector (J2C) 認証データ、リソース・アダプター、および接続ファクトリーを自動的に構成することができます。

始める前に

eim.jar ファイルおよび jt400.jar ファイルを構成します。

このタスクについて

eim.jar ファイルおよび jt400.jar ファイルを構成すると、 接続ファクトリーを手動で構成するか、または自動的に構成するかを選択することができます。 接続ファクトリーの手動構成を選択する場合、詳しくは、接続ファクトリーの手動構成 を参照してください。

以下のステップを実行して、CF1 という名前の接続ファクトリーを my_profile WebSphere Application Server プロファイル内に作成します。

プロシージャー

  1. デプロイメント・マネージャーが開始済みであることを確認します。
  2. CL コマンド行で QSH を入力します。 このコマンドにより、Qshell 環境が開始されます。
  3. ディレクトリーを app_server_root/bin ディレクトリーに変更して、以下のコマンドを指定します。
    注: /QIBM/ProdData/OS400/security/eim ディレクトリーには、idTokenRA.rar および idTokenRA.JCA15.rar の 2 つのリソース・アダプター・アーカイブ・ファイルが含まれています。idTokenRA.rar に含まれているリソース・アダプターは、J2EE Connector Architecture (JCA) 1.0 仕様にインプリメントされ、idTokenRA.JCA15.rar 内のアダプターは、JCA 1.5 仕様にインプリメントされています。JCA 1.5 仕様は、J2EE 1.4 仕様に含まれています。詳しくは、Java 2 Platform, Enterprise Edition (J2EE) 仕様 を参照してください。
    wsadmin -profileName my_profile -f /QIBM/ProdData/OS400/security/eim/cfgIdToken.jacl
      CF1 sys1.ibm.com 389 "Eim Domain 1" "Registry For my_profile" 
      -rarFile /QIBM/ProdData/OS400/security/eim/idTokenRA.JCA15.rar -authAlias myAlias1 
      -authUserName cn=administrator -authPassword pwd1 -nodeName SYS1_my_profile
    
    各部の意味は、次のとおりです。
    • my_profile は、WebSphere Application Server プロファイルの名前です。
    • /QIBM/ProdData/OS400/security/eim/cfgIdToken.jacl は、cfgIdToken.jacl スクリプトへのパス名です。
    • CF1 は、接続ファクトリーの名前です。
    • sys1.ibm.com は、Enterprise Identity Mapping (EIM) ドメイン・コントローラーの Lightweight Directory Access Protocol (LDAP) サーバー・ホスト名です。
    • 389 は、LDAP サーバー・ポートです。
    • Eim Domain 1 は、EIM ドメイン名です。
    • Registry For my_profile は、EIM ソース・ユーザー・レジストリーです。
    • /QIBM/ProdData/OS400/security/eim/idTokenRA.JCA15.rar は、idTokenRA.JCA15.rar ファイルへのパス名です。
    • myAlias1 は、認証別名です。これは、接続ファクトリーが Eim ドメイン・コントローラー (LDAP サーバー) に対して認証する場合に参照されます。
    • cn=administrator は、認証別名に関連付けられた識別名です。
    • pwd1 は、認証別名に関連付けられたパスワードです。
    • SYS1_my_profile は、接続ファクトリーが作成される WebSphere Application Server ノードです。構成に複数のノードが含まれている場合、-nodeName を指定する必要があります。
    注:
    • 上記の例が複数行に分割されているのは、単に例を示すためだけです。 このコマンドは、1 つの連続した行として入力してください。
    • 埋め込まれたブランクを含むすべての引数値を引用符で囲みます。
    • 外部 Web サーバーが構成されている場合、-nodeName パラメーターを使用して、 接続ファクトリーを構成するセル内でノードを指定する必要があります。
    • WebSphere Application Server 管理セキュリティー が既に使用可能になっている場合、 コマンド内で -username my_userid および -password my_password wsadmin パラメーターを使用します。ここで、my_userid および my_password は、WebSphere Application Server の管理 ID およびパスワードです。

結果

接続ファクトリーを自動的に構成しました。

次の作業

上記のステップを実行すると、EIM サンプル・アプリケーションを WebSphere Application Server 環境にデプロイすることができます。サンプル・アプリケーション内で使用されているソース・コード・ファイルは、 独自のアプリケーションを作成するためのモデルとして使用することができます。詳しくは、Enterprise Identity Mapping サンプル・アプリケーションのデプロイ を参照してください。



関連タスク
Enterprise Identity Mapping を使用したシングル・サインオン機能の構成
タスク・トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 8:28:52 PM EST
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r1/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.nd.iseries.doc/info/iseriesnd/ae/tsec_idtokenconfigauto.html