サーバー・プロセスが異常終了した場合に、
オペレーティング・システムによってモニターされ、自動的に再始動される、
WebSphere Application Server 製品関連のサーバー・プロセスがいくつかあります。
始める前に
ユーザーの ID が管理者グループに含まれている場合には、
インストール・ウィザードにより、ユーザー権限が認可されます。
このタスクについて
サーバーを自動的に再始動するというこの機能は、さまざまな環境で使用されます。
例えば、
server1 管理対象ノード・プロセスを再始動することができます。
以下は、再始動が考慮され得るプロセスのリストです。
- server1 管理対象ノード・プロセス
- スタンドアロン・アプリケーション・サーバー上での server1 プロセス
- デプロイメント・マネージャー・ノード上の dmgr プロセス
- 任意の管理対象ノード上の nodeagent サーバー・プロセス
- IBM HTTP Server プロセス
- IBM HTTP Administration プロセス
インストール・ウィザードは、ノード・エージェント用のサービスを作成する方法は提供しません。これは、インストール後に、アプリケーション・サーバー・ノードをデプロイメント・マネージャー・セル
に追加する場合に、デプロイメント・マネージャーが各ノード・エージェントのインスタンスを作成するためです。このため、
失敗したノード・エージェント・サーバー・プロセスを自動的に始動する機能を手動で作成する必要があります。
デプロイメント・マネージャー dmgr サーバーおよびシステムに定義されるノード・エージェントに、モニター対象プロセスを手動でセットアップすることをお勧めします。
モニター対象プロセスをセットアップするには、以下のようにします。
プロシージャー
- 管理コンソールで、「サーバー」>「アプリケーション・サーバー」>
「server_name」>「プロセス」とクリックします。 管理コンソールを開始します。トポロジー・ツリーで「サーバー」を展開し、「アプリケーション・サーバー」をクリックします。
自動的に始動させるアプリケーション・サーバーの名前をクリックします。
「プロセス定義」をクリックします。「モニター・ポリシー」をクリックします。「ノード再始動状態」を「実行中」に変更します。
「適用」をクリックします。
構成を保管します。
- 自動的に再始動させるアプリケーション・サーバーを
選択し、次に「サーバー・インフラストラクチャー」の下で、
「Java およびプロセス管理」>「モニター・ポリシー」をクリックします。
- 「自動再始動」を選択します。
- 「適用」をクリックしてから「保管」をクリックして、
変更内容をマスター構成に直接保管します。
結果
startServer コマンド、startNode コマンド、または startManager コマンドで開始されるプロセスは、プロセスをどのように構成されたかにかかわらず、モニター対象プロセスとしては実行されません。
例えば、server1 プロセスをモニター対象プロセスとして構成することができます。
ただし、startServer コマンドを使用して server1 プロセスを開始した場合、
オペレーティング・システムはもともと server1 プロセスをモニター対象プロセスとして開始していないため、
オペレーティング・システムはこのプロセスのモニターまたは再始動は行いません。
次の作業
プロセスがセットアップされると、オペレーティング・システムは、各サーバー・プロセスをモニターし、そのプロセスが停止した場合は、再始動することができます。
「アプリケーション・サーバー・プロセスの定義」の管理コンソール・ページに戻り、続行します。