WebSphere Application Server Network Deployment for i5/OS, Version 6.1   
             オペレーティング・システム: i5/OS

             目次と検索結果のパーソナライズ化

フェデレーテッド・リポジトリー構成におけるエントリー・マッピング・リポジトリーの構成

複数のリポジトリーのプロファイルを管理するデータの格納に 使用されるエントリー・マッピング・リポジトリーを構成するには、以下の作業を実行します。

このタスクについて

entry-level join は、フェデレーテッド・リポジトリー構成では、 複数のリポジトリーが同時に使用され、異なるリポジトリーのエントリーは異なるエンティティーを 表すエントリーとして認識されることを意味します。例えば、特定の会社は、 従業員のエントリーを含む Lightweight Directory Access Protocol (LDAP) ディレクトリー、 およびビジネスのパートナーや顧客のエントリーを含むデータベースを持つ場合があります。 エントリー・マッピング・リポジトリーを構成することによって、 フェデレーテッド・リポジトリー構成で、LDAP とデータベースの両方を同時に使用できます。 フェデレーテッド・リポジトリー構成の階層および ID の制約事項によって、 それらのリポジトリーの両方のネーム・スペースを集約でき、ID の衝突を防ぐことができます。
エントリー・マッピング・リポジトリーを構成する際は、有効なデータ・ソース または直接接続構成、あるいはその両方を指定できます。システムは、まず、 データ・ソース経由での接続を試みます。データ・ソースが使用できない場合、 システムは、直接アクセス構成を使用します。
制約事項: 混合バージョンのデプロイメント・マネージャー・セルでは、エントリー・マッピング・リポジトリーを構成できません。

プロシージャー

  1. WebSphere Application Server データ・ソースを構成します。WebSphere Application Server データ・ソースの構成 を参照してください。
  2. wsadmin を使用して、エントリー・マッピング・リポジトリーをセットアップします。wsadmin コマンドを使用した、エントリー・マッピング・リポジトリー、プロパティー拡張機能リポジトリー、 またはカスタム・レジストリー・データベース・リポジトリーの設定 を参照してください。(「始める前に」オプションは無視してください。)
  3. 以下の手順を実行して、エントリー・マッピング・リポジトリーを フェデレーテッド・リポジトリー内に構成します。
    1. 管理コンソールで、「セキュリティー」>「管理、アプリケーション、およびインフラストラクチャーの保護」とクリックします。
    2. 「ユーザー・アカウント・リポジトリー」の下で、「使用可能なレルム定義」フィールドから 「統合リポジトリー」を選択し、「構成」をクリックします。
    3. Entry mapping repository」をクリックします。
    4. 「Data source name」フィールドにデータ・ソースの名前を指定します。
    5. プロパティー拡張リポジトリーで使用するデータベースのタイプを選択します。
    6. 「JDBC driver」フィールドに Java Database Connectivity (JDBC) ドライバー を指定します。
      値には以下が含まれます。
      COM.ibm.db2.jdbc.app.DB2Driver
      Oracle
      oracle.jdbc.driver.OracleDriver
      Informix
      com.informix.jdbc.IfxDriver
      Microsoft SQL Server
      com.microsoft.jdbc.sqlserver.SQLServerDriver
      Derby
      org.apache.derby.jdbc.EmbeddedDriver
      com.ibm.db2.jcc.DB2Driver
      DB2 for iSeries
      com.ibm.db2.jdbc.app.DB2Driver
    7. 「Database URL」フィールドに、JDBC でプロパティー拡張リポジトリーへ アクセスするときに使用するデータベース URL を指定します。 標準の JDBC URL 構文に 準拠した英数字テキスト・ストリングを使用します。
      値には以下が含まれます。
      jdbc:db2:wim
      Oracle
      jdbc:oracle:thin:@<hostname>:<port>:<dbname>
      Derby
      jdbc:derby:c:¥derby¥wim
      Microsoft SQL Server
      jdbc:microsoft:sqlserver://<hostname>:1433;databaseName=wim;selectmethod=cursor;
      Informix
      jdbc:informix-sqli://<hostname>:1526/wim:INFORMIXSERVER=<IFXServerName>;
    8. 「Database administrator user name」フィールドにデータベース管理者の名前を指定します。
    9. 「パスワード」フィールドにデータベース管理者のパスワードを指定します。
    10. OK」をクリックします。

結果

以上のステップが完了すると、エントリー・マッピング・リポジトリーを含む フェデレーテッド・リポジトリーが構成されます。

次の作業

  1. フェデレーテッド・リポジトリーの構成が完了したら、「セキュリティー」 >「管理、アプリケーション、およびインフラストラクチャーの保護 」とクリックして、「管理、アプリケーション、およびインフラストラクチャーの保護 」パネルに戻ります。フェデレーテッド・リポジトリーが、 「Current realm definition」フィールドに示されていることを確認します。フェデレーテッド・リポジトリー が示されていない場合は、「使用可能なレルム定義」フィールドから「統合リポジトリー」 を選択し、「現在値として設定」をクリックします。フェデレーテッド・リポジトリー構成を 検査するために、「管理、アプリケーション、およびインフラストラクチャーの保護」パネルで「適用」 をクリックします。フェデレーテッド・リポジトリーが「Current realm definition」フィールドに示されていない場合は、 ご使用のフェデレーテッド・リポジトリーは WebSphere Application Server によって使用されません。
  2. セキュリティーを使用可能にする場合は、レルムのセキュリティーの使用可能化 で指定されるように 残りのステップを完了します。最終ステップとして、「管理、アプリケーション、およびインフラストラクチャーの保護 」パネルで「適用」をクリックして、このセットアップを検証します。
  3. このパネルの変更内容を有効にするには、 すべての製品サーバー (デプロイメント・マネージャー、ノード、およびアプリケーション・サーバー) を保管し、 停止してから再始動します。サーバーが問題なく始動したら、セットアップは正しく行われたことになります。



サブトピック
エントリー・マッピング・リポジトリーの設定
関連タスク
wsadmin コマンドを使用した、エントリー・マッピング・リポジトリー、プロパティー拡張機能リポジトリー、 またはカスタム・レジストリー・データベース・リポジトリーの設定
WebSphere Application Server データ・ソースの構成
タスク・トピック    

ご利用条件 | フィードバック

最終更新: Jan 21, 2008 8:28:52 PM EST
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r1/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.nd.iseries.doc/info/iseriesnd/ae/twim_entrymaprepos.html