WebSphere Application Server Network Deployment for i5/OS, Version 6.1   
             オペレーティング・システム: i5/OS

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アラーム

アラームは、指定された時間間隔で Java 2 Enterprise Edition (J2EE) コンテキスト認識コードを実行します。 アラーム・オブジェクトは、詳細で、非永続的で、一過性のものであり、ミリ秒単位の間隔で発行できます。

アラームは、関連する非同期有効範囲を持つ作業マネージャーに関連付けられているスレッド・プールを使用して実行されます。 アラームを作成するには、作業マネージャー・インスタンスを作成する必要があります。詳しくは、トピック作業マネージャーの構成を参照してください。

AlarmManager.createAlarm() メソッドは、AlarmListener インターフェースをインプリメントするアプリケーションによって 記述されるオブジェクトを使用します。 AlarmListener インターフェースについて詳しくは、Javadoc を参照してください。 アラームの有効期限が切れると、fired メソッドが呼び出されます。 createAlarm() メソッドは、シリアライズできないハンドル (アラームのキャンセルまたは リセットに使用できる) を戻します。 すべての保留アラームは、それに関連する AsynchScope オブジェクトが破棄されたときにキャンセルされます。

ベスト・プラクティス: Java 2 Software Development Kit (SDK) には既にタイマー機構がありますが、新規作成する理由は何でしょう。 Java 2 SDK は、J2EE 環境についての知識は何もない Java 2 Platform Standard Edition (J2SE) 機能です。J2SE 機能によって発行されるタイマーは、管理スレッド上では実行されないため、アプリケーション・サーバーの内部では使用できません。 また、これらのタイマーには J2EE コンテキスト (つまり java:comp 値) がないため、起動されるときに認証されません。 非同期有効範囲アラームは、この製品で完全にサポートされており、 他の非同期 Bean と同じプロパティーを備えています。 bprac

アラームのパフォーマンス

アラーム・サブシステムでは、数多くのアラームを扱うよう設計されています。 ただし、後続のアラームの処理が遅くなるため、アラームの発行中は、アラームによる負荷の重い処理は期待しないでください。 アラームで重い負荷を処理する必要がある場合は、作業マネージャーによって活動化される作業オブジェクトを 設計してください。 この手順によって、重い処理が別のスレッドに移動し、アラーム・スレッドが妨害されることなくアラームを処理できるようになります。 単一の作業マネージャーが所有する非同期有効範囲が所有しているすべてのアラームは、1 つの共通のスレッド・プールを共用します。 このスレッド・プールのプロパティーは、管理コンソールを使用して、作業マネージャー・レベルで調整することが できます。




関連概念
非同期有効範囲
関連タスク
非同期有効範囲の開発
作業マネージャーの構成
概念トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 8:28:52 PM EST
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r1/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.nd.iseries.doc/info/iseriesnd/asyncbns/concepts/casb_alarms.html