次のプロパティーは、JDBC ドライバーの実装に関するデータベース・ベンダーの要件によって異なります。 構成するデータ・ソースごとに適切なプロパティーを設定してください。これらの設定は MS SQL Server のデータ・ソース用のものです。
互換性または新規使用法の問題点 | 解決または推奨処置 | |
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新規要件 | ご使用のデータベース・バージョンの指定 | MS SQL Server のバージョンを指定する必要はありません。 通常どおり、ご使用のデータベースの名前を指定します。WebSphere Application Server はバージョンを検出し、必要なクラス属性の調整を行います。 |
ロック・ヒントのための括弧の要件 | MS SQL Server 2005 では、ロック・ヒントを括弧で囲む必要があります。
以下に例を示します。select value from t1 (holdlock) where name = ? |
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複数のロック・ヒントを結合するための新規構文規則 |
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alternate servers カスタム・データ・ソースのプロパティーの使用 | alternate servers プロパティーを構成して、 MS SQL Server 2005 および Server 2000 の両方を含める前に、 データ・ソースのすべてのアプリケーション・コンポーネント・クライアントが、 両方のデータベース・バージョンで有効なコマンドを発行するかを検証します。 | |
非推奨のデータ・タイプ | Microsoft では SQL Server
2005 に対して 3 つのデータ・タイプを推奨していません。これらを、各置き換えデータと共に次のリストに示します。
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新規フィーチャー | SNAPSHOT 分離レベル | この新しい分離レベルは、MS SQL Server 2005 がデータをシリアライズするトランザクションに対してオプティミスティック・ロックを実装します。 データベースに ALLOW_SNAPSHOT_ISOLATION 設定を構成してから、次の 2 つの方法のいずれかで分離レベルを設定する必要があります。
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READ_COMMITTED_SNAPSHOT 分離レベル | この分離レベルは読み取りコミットの新しい実装です。
このポリシーは、MS SQL Server 2005 による読み取り操作に対するオプティミスティック・ロックを実行します。
データベースに分離レベルを構成する必要があります。
その後、次の属性を使用してメソッド setTransactionIsolation を呼び出します。
conn.setTransactionIsolation (java.sql.Connection.TRANSACTION_READ_COMMITTED) |
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Transact-SQL 機能拡張。新規関数、追加データ ・タイプ、および再帰的照会の作成機能を含みます。 | WebSphere Application Server は現在これらのフィーチャーをサポートしていません。 これらのフィーチャーを WebSphere Application Server バージョン 6.10 で使用しないでください。 |
両方のデータベース・バージョンをサポートする MS SQL Server JDBC ドライバーについては、同じステップを実行して、以前に MS SQL Server 2000 で必要だったものと同じクラス・パスとプロパティーを設定します。
MS SQL Server 2000 用の DataDirect ConnectJDBC タイプ 4 ドライバーは、MS SQL Server 2005 および MS SQL Server 2005 データベースへの JDBC アクセスを提供する、タイプ 4 JDBC ドライバーです。 このプロバイダーは、DataDirect Technologies か ら購入した接続 JDBC Driver でのみ使用するためのものです。
com.ddtek.jdbcx.sqlserver.SQLServerDataSource
sqlserver.jar、 base.jar および util.jar(spy.jar は、オプションのファイルです。ロギングを監視できるようにするには、 このファイルが必要です。spy.jar ファイルは、 その他 3 つの jar ファイルとは別のディレクトリーに配置されています。これは、../spy/ ディレクトリーに配置されています。)
com.ibm.websphere.rsadapter.ConnectJDBCDataStoreHelper
有効な認証エイリアスが必要です。
MS SQL Server (XA) 用の DataDirect ConnectJDBC タイプ 4 ドライバーは、MS SQL Server 2005 および MS SQL Server 2000 データベースへの XA 準拠 JDBC アクセスを提供する、タイプ 4 JDBC ドライバーです。このプロバイダーは、DataDirect Technologies か ら購入した接続 JDBC Driver でのみ使用するためのものです。
com.ddtek.jdbcx.sqlserver.SQLServerDataSource.
sqlserver.jar、 base.jar および util.jar(spy.jar は、オプションのファイルです。ロギングを監視できるようにするには、 このファイルが必要です。spy.jar ファイルは、 その他 3 つの jar ファイルとは別のディレクトリーに配置されています。これは、../spy/ ディレクトリーに配置されています。)
com.ibm.websphere.rsadapter.ConnectJDBCDataStoreHelper
有効な認証エイリアスが必要です。
MS SQL Server 用の WebSphere 組み込み ConnectJDBC ドライバーは、MS SQL Server 2005 および MS SQL Server 2000 データベースへの JDBC アクセスを提供する、タイプ 4 JDBC ドライバーです。 この JDBC Driver は、 WebSphere Application Server に同梱されています。 WebSphere に組み込まれている Connect JDBC Driver には、このプロバイダーのみを使用してください。 DataDirect Technologies から別途購入した Connect JDBC Driver と、 このプロバイダーを一緒に使用することはできません。
com.ibm.websphere.jdbcx.sqlserver.SQLServerDataSource.
sqlserver.jar base.jar および util.jar(spy.jar は、オプションのファイルです。ロギングを監視できるようにするには、 このファイルが必要です。WebSphere 組み込み Connect JDBC Driver の spy.jar ファイルは、 WebSphere Application Server に同梱されています。 すべてのファイルは、WAS_HOME/lib/ ディレクトリーに配置されています。)
前出のリストにある JAR ファイルはすべて WebSphere Application Server に同梱されており、製品と一緒に自動的にインストールされます。 また、WebSphere Application Server サービス・パックを適用すると自動的に更新されます。
com.ibm.websphere.rsadapter.WSConnectJDBCDataStoreHelper
有効な認証エイリアスが必要です。
MS SQL Server 用の WebSphere 組み込み ConnectJDBC ドライバー (XA) は、MS SQL Server 2005 および MS SQL Server 2000 データベースとの接続で 2 フェーズ・コミット・トランザクションをサポートする、タイプ 4 JDBC ドライバーです。 この JDBC Driver は、 WebSphere Application Server に同梱されています。 WebSphere Application Server に組み込まれた IBM WebSphere Connect JDBC ドライバーと共に、このプロバイダーを使用してください。DataDirect Technologies から別途購入した DataDirect Connect JDBC ドライバーと、このプロバイダーを一緒に使用しないでください。
com.ibm.websphere.jdbcx.sqlserver.SQLServerDataSource.
sqlserver.jar base.jar および util.jar追加ファイルである spy.jar ファイルはオプションです。 JDBC ドライバー・レベル・トレース用のスパイ・ロギングには、spy.jar が必要です。
前出のリストにある JAR ファイルはすべて WebSphere Application Server に同梱されており、製品と一緒に自動的にインストールされます。 また、WebSphere Application Server サービス・パックを適用すると自動的に更新されます。
com.ibm.websphere.rsadapter.WSConnectJDBCDataStoreHelper
有効な認証エイリアスが必要です。
IBM WebSphere Connect JDBC ドライバー jar ファイルのパッチは、WebSphere Application Server サービス・パックを適用すると自動的にインストールされます。 ただし、この JDBC ドライバーの Microsoft SQL Server 側のプログラムを更新するには、IBM FTP サイトにアクセスして WebSphere Application Server 組み込み製品の更新を行う必要があります。 この項目の最後にリンクが記載されています。
重要なサーバー・サイドのプログラムは、Java Transaction API (JTA) 用のストアード・プロシージャーです。 XA 対応の IBM WebSphere Connect JDBC ドライバーで 1 フェーズまたは 2 フェーズのトランザクションを 実行しなければならない場合、Microsoft SQL を実行するすべてのマシン上に JTA 用のストアード・プロシージャーをインストールする必要があります。 WebSphere Application Server インストール・ディスクには、JTA のストアード・プロシージャーの基本レベルが含まれています。 この API に対する更新を行うには、前出のリストにある FTP サイトにアクセスしてください。
MS SQL Server 用のこのタイプ 3 JDBC ドライバーは、WebSphere Application Server バージョン 6.0 では推奨されません。したがって、 これは管理コンソールにおけるプロバイダー・タイプの有効な選択肢ではなくなりました。
com.ddtek.jdbcx.sequelink.SequeLinkDataSource
sljc.jar および spy-sl.jar(WebSphere Application Server に同梱されている JDBC Driver には 、sljc.jar ファイルと spy-sl.jar ファイルが必要です。 DataDirect から購入した JDBC Driver には 、sljc.jar ファイルおよび spy.jar ファイルが必要です。 spy.jar と spy-sl.jar は、オプションのファイルです。 ロギングを監視できるようにするには、これらのファイルが必要です。)
com.ibm.websphere.rsadapter.SequeLinkDataStoreHelper
有効な認証エイリアスが必要です。
DataDirect SequeLink タイプ 3 JDBC ドライバーでは、MS SQL Server を実行しているすべてのマシン上に SequeLink Server のインストールが必要です。SequeLink Server のインストールの方法の説明については、WebSphere Application Server CD 上の DataDirect フォルダー内にある readme.html ファイルを参照してください。 (WebSphere に組み込まれている SequeLink JDBC ドライバーを使用している場合のみ、WebSphere Application Server CD から SequeLink Server をインストールしてください。 そうではない場合、DataDirect Technologies から購入 した SequeLink Server のコピーをインストールしてください。)
IBM WebSphere SequeLink JDBC ドライバー jar ファイルのパッチは、WebSphere Application Server サービス・パックを適用すると自動的にインストールされます。IBM WebSphere SequeLink JDBC ドライバーのために、Microsoft SQL Server サイドのインストール可能物 (SequeLink サーバー) の更新が必要な場合は、次の MS SQL Server サイドの JDBC ドライバー更新用 FTP サイトからこれらを使用可能にすることができます。この項目の最後にある FTP リンクを参照してください。
MS SQL Server 2000 用のこのタイプ 4 JDBC ドライバーは、WebSphere Application Server バージョン 6.0 では推奨されません。したがって、 これは管理コンソールにおけるプロバイダー・タイプの有効な選択肢ではなくなりました。
WebSphere Application Server JDBC による MS SQL Server へのアクセスを最適にするには、 非推奨とマークされていない JDBC ドライバーのみを使用してください。 ただし、 JDBC の MS SQL Server へのアクセスに推奨されないドライバーを使用し続ける必要がある場合、 WebSphere Application Server 管理コンソールを介してそれを構成することができます。 管理コンソールを使用した JDBC プロバイダーの構成 にリストされているステップに従ってください。データベース・タイプに「ユーザー定義」を必ず選択してください。この選択はコンソールを起動し、ユーザー定義 JDBC プロバイダー・タイプ用のデフォルトのクラス・ファイルやデータ・ソース・インターフェースなどを表示します。 これらのデフォルトを、MS SQL Server 2000 用の Microsoft JDBC ドライバー固有の次の設定値と置き換えます。
com.microsoft.jdbcx.sqlserver.SQLServerDataSource
mssqlserver.jar、 msbase.jar、および msutil.jar(spy.jar は、オプションのファイルです。ロギングを監視できるようにするには、このファイルが必要です。ただし、 Microsoft は spy.jar ファイルを出荷しません。この件については、Microsoft にお問い合わせください。
com.ibm.websphere.rsadapter.ConnectJDBCDataStoreHelper
有効な認証エイリアスが必要です。