WebSphere Application Server Network Deployment for i5/OS, Version 6.1   
             オペレーティング・システム: i5/OS

             目次と検索結果のパーソナライズ化

初期コンテキストのサポート

すべてのネーミング・オペレーションは、初期コンテキストを取得することから始まります。 初期コンテキストは、開始点としてネーム・スペース内に表示することができます。 初期コンテキストを使用して、ネーム・スペースで、ルックアップやオブジェクトのバインドなどのネーミング・オペレーションを実行します。

初期参照として ORB に登録されている初期コンテキスト

サーバー・ルート、セル・パーシスタント・ルート、セル・ルート、およびノード・ルートは、ネーム・サーバーの ORB に登録され、 初期コンテキストとして使用することができます。CORBA アプリケーションおよび Enterprise Bean アプリケーションでは、 初期コンテキストは、ネーム・スペース・ルックアップの開始点として使用されます。 以下の表は、ORB で認識されるこれらのルートのキーを示しています。

ルート・コンテキスト 初期参照キー
サーバー・ルート NameServiceServerRoot
セル・パーシスタント・ルート NameServiceCellPersistentRoot
セル・ルート NameServiceCellRoot、NameService
ノード・ルート NameServiceNodeRoot

サーバー・ルートの初期コンテキストは、 アクセスされている特定のサーバーのサーバー・ルートです。 同様に、ノード・ルートの初期コンテキストは、 アクセスされているサーバーのノード・ルートです。

前述のキーは、CORBA INS オブジェクトの URL (corbaloc および corbaname)、ORB resolve_initial_references 呼び出しの引数として使用することができます。 初期コンテキストの取得方法が示されている CORBA および JNDI のプログラミング例を参照してください。

デフォルトの初期コンテキスト

デフォルトの初期コンテキストは、クライアントのタイプによって異なります。 以下に、クライアントの各種カテゴリー、および 対応するデフォルトの初期コンテキストを示します。




関連概念
ネーミング
ネーム・スペースの論理ビュー
関連タスク
ネーミングの使用
JNDI を使用するアプリケーションの開発
CosNaming (CORBA ネーミング・インターフェース) を使用するアプリケーションの開発
関連資料
例: デフォルトの初期コンテキストの取得
例: プロバイダー URL プロパティーの設定による初期コンテキストの取得
例: CosNaming を使用した初期コンテキストの取得
参照トピック    

ご利用条件 | フィードバック

最終更新: Jan 21, 2008 8:28:52 PM EST
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r1/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.nd.iseries.doc/info/iseriesnd/ae/rnam_initial_contexts.html