WebSphere Application Server Network Deployment for i5/OS, Version 6.1   
             オペレーティング・システム: i5/OS

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メモリー内基本セッション・プール・サイズ

基本メモリー内セッションのプール・サイズ番号は、セッション・サポートの構成に依存します。

分散セッションについては、 セッション・キャッシュが最大サイズに到達し、新規セッションが要求されると、 セッション管理機能はキャッシュから最長未使用時間セッションを除去し、 新規のセッションのために場所をあけます。

ハードウェア・システムの一般的メモリー所要量と、 e-business サイトの使用特性により、最適値が決まります。

メモリー内基本セッション・プール・サイズを増やすには、対応する WebSphere Application Servers 用の Java 処理のヒープ・サイズを増やす必要が出てくることに注意してください。

非分散セッションでのオーバーフロー

デフォルトでは、メモリーに保持されるセッションの数は、メモリー内基本セッション・プール・サイズによって指定されます。 メモリーに保持されるセッションの数に制限を設定せずにオーバーフローを許容する場合、 オーバーフローを true に設定してください。

無制限の量のセッションを許すと、システム・メモリーを使い尽くしてしまう可能性があり、 システムが働かなくなることにもなります。 サイトを頻繁にヒットしてセッションを作成するが、Cookies やエンコードされた URL は無視し、各 HTTP 要求が同じセッションを決して使用しない、 悪意のあるプログラムが作成されることも考えられます。

オーバーフローが許可されていないとき、メモリー限度に達してしまうと、 セッション管理機能は HttpServletRequest の getSession(true) メソッドでセッションを戻します。 このセッションは、保管されない無効なセッションになります。

HttpSession への WebSphere Application Server 拡張、com.ibm.websphere.servlet.session.IBMSession の場合、isOverflow メソッドは、セッションがそのような無効セッションであると true を戻します。 アプリケーションはこの状況を確認し、それぞれに応じた反応を戻します。




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最終更新: Jan 21, 2008 8:28:52 PM EST
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