WebSphere Application Server Network Deployment, Version 6.1   
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無効化リスナー

無効化リスナーのメカニズムでは、キャッシュから内容が除去されたときにアプリケーションに通知するために、Java イベントが使用されます。

アプリケーションは、InvalidationListener インターフェース (com.ibm.websphere.cache パッケージに定義されています) を インプリメントし、DistributedMap インターフェースを使用して、これをキャッシュに登録します。リスナーは、キャッシュからエントリーが除去されたときに InvalidationEvent (com.ibm.websphere.cache パッケージに定義されています) を受け取ります。 エントリーの除去は、ユーザーによる明示的な無効化、タイムアウト、最低使用頻度 (LRU) による除去、キャッシュ・クリア、またはディスク・タイムアウトが原因で発生します。 アプリケーションは直ちに無効化されたデータを再計算し、次のユーザー要求より前にキャッシュの事前準備を行います。

リスナーを登録する前に、DistributedMap でリスナー・サポートを使用可能にします。DistributedMap は、登録時のコールバックで、無効化リスナー Java 2 Platform, Enterprise Edition (J2EE) コンテキストを使用するように構成することも可能です。カスタム・プロパティー useListenerContext の値を true に設定すると、無効化リスナー J2EE コンテキストをコールバックで使用できるようになります。詳しくは、 キャッシュ・インスタンスの設定を参照してください。

以下の例は、無効化リスナーのセットアップ方法を示しています。
dmap.enableListener(true);  // Enable cache invalidation listener.
InvalidationListener listener = new MyListenerImpl();  //Create invalidation listener object.
dmap.addInvalidationListener(listener);  //Add invalidation listener.
      :
      :
      :
dmap.removeInvalidationListener(listener);  //Remove the invalidation listener. //This increases performance.
dmap.enableListener(false);  // Disable cache invalidation listener.  //This increases performance.
無効化リスナーの詳細については、com.ibm.websphere.cache パッケージについて 開発者用 API 文書 を参照してください。



関連資料
動的キャッシュ用の DistributedMap および DistributedObjectCache インターフェースの使用
概念トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 7:44:53 PM EST
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r1/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.nd.doc/info/ae/ae/cdyn_invalidationlisteners.html