backupConfig コマンドを使用してノードの構成をバックアップしてから、restoreConfig コマンドを使用して構成を復元します。
restoreConfig コマンドは、単純なユーティリティーであり、 backupConfig コマンドを使用して構成をバックアップしてから、ノードの構成を復元します。 デフォルトでは、ノード上のすべてのサーバーが停止してから構成が復元されます。そのため、修復中にはノードの同期化は行われません。 構成ディレクトリーが既に存在している場合、構成ディレクトリーは、修復が行われる前に名前が変更されます。 このコマンドをどこで実行するかについて詳しくは、コマンド行ツールの使用の項目を参照してください。
app_server_root/installedApps ディレクトリーのアプリケーション・ファイルに直接変更を加え (「ホット・デプロイメント」と呼ばれる処理)、同様の変更を app_server_root/config ディレクトリーのアプリケーション・ファイルには加えない場合、restoreConfig コマンドを使用すると変更を上書きできます。
backupConfig コマンドは、ファイル・アクセス権や、所有権に関する情報を保管しません。
restoreConfig コマンドは、現行の umask と実効ユーザー ID
(EUID) を使用し、ファイルの復元時にアクセス権と所有権を設定します。復元されたファイルに復元前のア
クセス権と所有権を保持させる必要のある場合、tar コマンド (すべ
ての UNIX または Linux システムで使用可能) を使用することにより、構成
のバックアップを取り、復元します。
app_server_root/config に論理ディレクトリーを使用している場合は、restoreConfig コマンドは機能しません。
restoreConfig <backup_file> [options]ここで、backup_file は復元するファイルを指定します。指定しない場合、コマンドは実行されません。
restoreConfig コマンドで使用可能なオプションは、以下のとおりです。
以下は、正しい構文の例です。
restoreConfig WebSphereConfig_2006-04-22.zip
次の例では、指定されたファイルを /tmp ディレクトリーに復元します。修復を開始する前に、サーバーは停止しません。
restoreConfig WebSphereConfig_2006-04-22.zip -location /tmp -nostop
構成を、backupConfig コマンドによってバックアップしたディレクトリーとは別のディレクトリーに復元する場合は、 構成ディレクトリーのパスの一部を手動で更新する必要があります。