WebSphere Application Server Network Deployment, Version 6.1   
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プライベート・ヘッダー

Web サーバー・プラグインは、 プライベート・ヘッダーで動的コンテンツ (サーブレットなど) の要求をア プリケーション・サーバーに転送できるようにします。

通常のプラグイン機能の他に Web サーバー・プラグインを構成しておくと、 プラグインからアプリケーション・サーバーにプロキシー情報を転送するメカニズムとして、 プライベート・ヘッダーを使用することができます。 この情報は通常 HTTP 要求に組み込まれません。

プライベート・ヘッダーは、HTTP 要求ヘッダーの名前と値の組からなるセットとしてインプリメントされます。 これらの組は、プラグインにより HTTP 要求ヘッダーに追加され、その後、 その要求はアプリケーション・サーバーに転送されます。 アプリケーション・サーバーの Web コンテナーは、 この情報をヘッダーから除去してから、この情報を処理します。

プライベート・ヘッダーには、 リモート (クライアント) ユーザー、 リモート (クライアント) ホスト名、または SSL クライアント証明書などの情報を組み込むことができます。 これらは、 ネーミング規格に準拠して、 設計済みの HTTP ヘッダー・フィールドとネーム・スペースで衝突が起こらないようにします。

例えば、クライアント証明書などの認証情報は、 通常、HTTP セッションの確立時に一度、Web サーバーから要求されます。 当該セッション内にこの認証情報が個々の要求に対して再要求されることはありません。 ただし、 クライアント証明書には、アプリケーション・サーバーに転送される各要求を添付する必要があります。 アプリケーション・サーバーは、必要に応じて、証明書を使用できます。

同様に、Web サーバーは TCP/IP ソケット接続で、クライアントのホスト・アドレスに関する情報について調べます。 アプリケーション・サーバーでは、ソケット接続が実クライアントではなくプラグインにより行われるため、この検査を実施することができません。 したがって、プライベート・ヘッダーの 1 つは、実クライアントのホスト・アドレスになります。




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最終更新: Jan 21, 2008 7:44:53 PM EST
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