WebSphere Application Server Network Deployment, Version 6.1   
             オペレーティング・システム: AIX , HP-UX, Linux, Solaris, Windows, Windows Vista

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パフォーマンス・アドバイザーを使用する理由

アドバイザーは、汎用パフォーマンス原則、ベスト・プラクティス、および WebSphere Application Server に固有の調整ルールを使用し、WebSphere Application Server の Performance Monitoring Infrastructure (PMI) データを解析します。 この情報を基にしたアドバイザーにより、WebSphere Application Server をより良く調整する上での、 構成パラメーターの設定方法についてのアドバイスが提供されます。

アドバイザーでは、以下のようなアプリケーション・サーバー・リソースについての多様なアドバイスが提供されます。

データ・ソース・ステートメント・キャッシュを例に考えてみます。 これは、 準備済みステートメント および呼び出し可能ステートメント の処理を最適化するために、 アクティブな接続で使用されていないステートメントをキャッシュします。 (両方とも SQL ステートメントであり、コンパイルの反復という負担を伴わずに、基本的に反復可能なタスク を実行します。) キャッシュが満杯の場合は、キャッシュの古いエントリーが廃棄され、新規エントリーのためのスペースが作られます。 一般的に、アプリケーションで使用されるすべてのステートメントを保持するのに十分な量のキャッシュがある場合に、最高のパフォーマンスが得られます。 PMI カウンター、準備済みステートメント・キャッシュ廃棄数は、 キャッシュから廃棄されたステートメントの数を表します。 パフォーマンス・アドバイザーはこのカウンターを検査し、キャッシュの廃棄を最小限にするための推奨を提供します。

アプリケーション・サーバーのプールについての別の例を示します。プールの背景にある考え方は、それぞれの要求に対し新規のインスタンスを作成する代わりに、プールにある既存のスレッドまたは接続を使用することです。 プール内の各スレッドまたは接続によりメモリーが消費され、コンテキスト・スイッチによる負荷が増加するため、プールのサイズは重要な構成パラメーターの 1 つです。 プールが大きすぎる場合も、プールが小さすぎる場合と同様にパフォーマンスに害を与える場合があります。 パフォーマンス・アドバイザーは、現行プール・サイズ、最小または最大プール・サイズ、およびアプリケーション・サーバーの CPU 使用率についての PMI 情報を使用し、プール・サイズに対する効率的な値を推奨します。

アドバイザーは、問題判別と正常性のモニターに役立つ診断アドバイスを発行することもできます。 例えば、ご使用のアプリケーションが、 使用可能なメモリー以上のメモリーを必要とする場合、 診断アドバイザーは、アプリケーション・サーバーの サイズまたはヒープを増やすよう通告します。




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最終更新: Jan 21, 2008 7:44:53 PM EST
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