WebSphere Application Server Network Deployment, Version 6.1   
             オペレーティング・システム: AIX , HP-UX, Linux, Solaris, Windows, Windows Vista

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Web サーバー・プラグインのインストール

Web サーバー・プラグインを構成して、WebSphere Application サーバーのバージョン 4.x、 バージョン 5.x、およびバージョン 6.x リリースに、 要求を送付することができます。 このトピックでは、Web サーバー・プラグインを 構成して、WebSphere Application Server バージョン 6.x リリースに、 要求を送付する方法について説明します。

始める前に

ローカルまたはリモート Web サーバー上に、 バージョン 4.0、バージョン 5.0、 バージョン 5.1、バージョン 6.0、 およびバージョン 6.1 の、どのプラグイン・バージョンが インストールされているかを検証する方法や、 サポートされている構成にインストール済み環境が 準拠しているかどうかを判別する方法については、Web server plug-in policy for WebSphere Application Server を参照してください。

Web サーバー用のプラグインをインストールする前に、サポートされている Web サーバーをインストールする必要があります。 Web サーバーがインストールされていない場合は、その Web サーバー用のプラグインをインストールすることはできません。 WebSphere Application Server 製品がインストールされていない場合は、プラグインをインストールすることができます。 非管理対象ノードの Web サーバーの構成を作成するには、WebSphere Application Server をシステムにインストールする必要があります。

プラグイン・インストール・ウィザードは、 プラグイン・モジュールをインストールし、 アプリケーション・サーバーとの通信用に Web サーバーを構成し、 可能な場合はアプリケーション・サーバーに Web サーバー構成定義を作成します。

1 台のマシン上に Web サーバー、別のマシン上にアプリケーション・サーバーがあるというようなトポロジーでは、 プラグイン・インストール・ウィザードは、リモート・マシン上のアプリケーション・サーバー構成に Web サーバー定義を 作成することができません。 このような場合、プラグイン・インストール・ウィザードは、 アプリケーション・サーバー・マシンにコピーできるスクリプトを作成します。 このスクリプトを実行して、アプリケーション・サーバー構成内に Web サーバー構成定義を作成します。

[この情報は、Microsoft Windows Vista オペレーティング・システムで稼動するバージョン 6.1.0.9 以降のものにだけ適用されます。 ] Microsoft® Windows Vista™ オペレーティング・システム上での WebSphere Application Server コンポーネントのインストールに関するガイドライン:
  • Microsoft Windows Vista オペレーティング・システムを導入しているマシン上で Websphere Application Server を実行している場合、ランチパッド GUI を使用して Websphere Application Server バージョン 6.1 コンポーネント (Web サーバー・プラグインなど) のインストールを開始できません。

    Windows Vista オペレーティング・システムが稼働しているマシンにインストール・メディアが挿入されているときに、 ランチパッドが自動的に開始する場合、そのランチパッドをキャンセルしてください。

  • Windows Vista オペレーティング・システムが稼働しているマシンに Websphere Application Server コンポーネントをインストール するには、以下の操作を実行する必要があります。
    1. 個々のコンポーネント・ディレクトリーに移動します。
    2. そのディレクトリーにある install.exe プログラムを、Windows Vista オペレーティング・システムのインストール時に作成された管理者アカウントを使用して実行します。
      • Windows Vista オペレーティング・システムは install.exe がインストール・プログラムであることを検出し、 管理者特権への昇格を求めるプロンプトを表示します。 「許可」をクリックして続行します。
      • Windows Vista オペレーティング・システムは、 上位 (管理者) 特権を必要とするプログラムの実行を要求されると、 最初に、そのプログラムの提供者が認識されるかどうかをユーザーに伝えます。 例えば、特定の Websphere Application Server プログラムでは、「認識されないプログラムがコンピューターにアクセスしようとしています」という内容のオペレーティング・システム・ダイアログが表示されます。 該当するプログラムの詳細を確認して、それが実行を試みている Websphere Application Server プログラムである場合は、 「許可 」をクリックして先に進みます。
  • Web サーバー・プラグインを非管理者としてインストールする場合は、 「A non-Administrator might not be able to install WebSphere Application Server on a Microsoft Windows Vista operating system」を参照してください。
[この情報は、Microsoft Windows Vista オペレーティング・システムで稼動するバージョン 6.1.0.9 以降のものにだけ適用されます。 ] Microsoft Windows Vista™ オペレーティング・システム上での Microsoft® Internet Information Server (IIS) 7 プラグインのインストールに関するガイドライン: WebSphere Application Server バージョン 6.1.0.9 以降は、 IIS 6 互換モードで IIS 7 をサポートしています。IIS 7 Web サーバー・プラグインを Microsoft Windows Vista オペレーティング・システムにインストールする場合、 以下のアクションを実行する必要があります。
  1. IIS 6 管理互換性コンポーネントを IIS 7 にインストールします。
    注: このコンポーネントは、通常、IIS 7 によって使用されないため、デフォルトで自動的にインストールされません。 後方互換性の目的でのみ提供されています。
    以下の手順を実行して、IIS 6 管理互換性コンポーネントを IIS 7 にインストールします。
    1. Windows Vista のコントロール パネルを開くには、以下のいずれかに進みます (「スタート」 メニューの個人設定によって異なります)。
      • 「スタート」>「コントロール パネル」
      • 「スタート」>「設定」>「コントロール パネル」
    2. プログラムと機能」へ進みます。
      • 「クラシック表示」では、これはメインの「コントロール パネル」フォルダーにあります。
      • 「コントロール パネル ホーム」では、「プログラム」>「プログラムと機能」にあります。
    3. 左端のナビゲーション・フレームで、「Windows の機能の有効化または無効化」をクリックします。
    4. 「ユーザー アカウント制御」ダイアログが表示されたら、「続行」をクリックします。
    5. 「Windows の機能」ダイアログが表示される場合、以下のオプションが選択されていることを 確認します。
      • Internet Information Services
        • Web 管理ツール
          すべてのデフォルト・オプションと以下のオプション。
          • IIS 6 管理互換性
            • IIS 6 管理互換性
            • IIS 6 管理コンソール
            • IIS 6 スクリプト・ツール
            • IIS 6 WMI 互換性
            • IIS メタベースおよび IIS 6 構成互換性
          • IIS 管理コンソール

            すべてのデフォルト・オプション

        • World Wide Web サービス
          すべてのデフォルト・オプションと以下のオプション。
          • アプリケーション・デプロイメント・フィーチャー
            • ISAPI 拡張
            • ISAPI フィルター
    6. OK」をクリックし、選択したオプションを使用可能にします。
  2. WebSphere Application Server に提供されている Windows インストーラーを使用して IIS 7 Web サーバー・プラグインをインストールする場合は、以下のアクションを実行します。
    1. Web サーバー・プラグイン・インストーラーを開始するには、ショートカットを右クリックし、 「管理者として実行 (Run As Administrator)」を選択します。
    2. 表示されるすべてのセキュリティー・ダイアログを受け入れます。
    3. Microsoft Internet Information Services V6」を選択します。
  3. 必要に応じて、プラグイン構成 で説明しているように、Web サーバー定義を構成します。
  4. Websphere Application Server バージョン 6.1.0.9 以降が含まれるサービス・パックがインストールされていることを確認します。
  5. 次のアクションを実行します。
    1. コマンド・ウィンドウをオープンします。
    2. plugins_root/bin ディレクトリーに移動します。
    3. postConfigureIIS7.bat スクリプトを実行します。
      以下に例を示します。
      c:¥plugins_root¥bin>  postConfigureIIS7.bat
                            -plugin.home c:¥WebSphere¥Plugins
                            -webserver.name webserver2 
                            -webserver.site "Plugin Web Site"

このタスクについて

このトピックでは、WebSphere Application Server 用の Web サーバー・プラグインのインストールについて説明します。WebSphere Application Server 製品は、 サポートされている Web サーバーごとに、固有のバイナリー・プラグイン・モジュールを提供します。WebSphere Application Server 製品が作成および保守するプラグイン構成ファイルは、 バイナリー・モジュールと相互作用して、Web サーバーにアプリケーション・サーバー構成についての情報を提供します。Web サーバーは、この情報を使用してアプリケーション・サーバーとの通信方法を判別しますが、アプリケーション・サーバー上の特定のアプリケーションを位置指定しません。

プラグイン・インストール・ウィザードは必要なファイルをインストールし、 サーバー間の通信が可能になるよう、Web サーバーおよびアプリケーション・サーバーを構成します。

以下のトポロジー・シナリオのいずれかを選択し、ダイアグラムの下のステップに従って プラグインをインストールし、Web サーバーとアプリケーション・サーバーの両方を構成します。

複数のプロファイルが存在する場合は、 プラグイン・インストーラーはデフォルト・プロファイルのみを構成します。構成するプロファイルをインストーラーが選択する方法を決定する論理の流れについての説明は、プラグイン構成 を参照してください。

プロシージャー

結果

このトピックで説明されている手順に従い、さまざまなスタンドアロン・アプリケーション・サーバー・ トポロジーの Web サーバーおよび Web サーバー・プラグインをインストールすることができます。

次の作業

インストール手順の概要については、Web サーバーのトポロジー・ダイアグラムおよびロードマップの選択 を参照してください。

Web サーバーの構成に関連するファイルについての詳細は、Web サーバーの構成 を参照してください。

サポートされる Web サーバーの、プラグイン・インストール・ウィザードによる構成方法について詳しくは、Web サーバー構成ファイルの編集 を参照してください。




サブトピック
Web サーバーのトポロジー・ダイアグラムおよびロードマップの選択
プラグイン構成
Web サーバーの構成
別個のマシン上での Web サーバーおよびアプリケーション・サーバーの構成 (リモート)
複数の Web サーバーおよびリモート・スタンドアロン・アプリケーション・サーバーの構成
同一マシン上の Web サーバーおよびアプリケーション・サーバー・プロファイルの構成
同一マシン上の Web サーバーおよびカスタム・プロファイルの構成
同一マシン上での Web サーバーおよびデプロイメント・マネージャー・プロファイルの構成
responsefile.txt
関連資料
非ルート・インストーラーの制限
WebSphere Application Server 補足ディスク
関連情報
Web サーバーとの通信
Web サーバー・プラグインのインストールおよび除去のトラブルシューティング
モジュールのサーバーへのマップ
タスク・トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 7:44:53 PM EST
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r1/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.nd.doc/info/ae/ae/tins_webplugins.html