このトピックでは、
WSIF ランタイム・システム・メッセージのリストと各メッセージの意味の詳細について記述しています。
WebSphere システム・メッセージは、
アプリケーション・サーバー・コンポーネントやアプリケーションなど、さまざまなソースからログに記録されます。
アプリケーション・サーバー・コンポーネントによって記録され、IBM 製品に関連したメッセージは、
メッセージを発行したコンポーネントまたはアプリケーションを示す固有のメッセージ ID で始まります。
メッセージ ID の形式について詳しくは、
トピックメッセージ解説を参照してください。
- WSIF0001E: An extension registry was not found for the element type "{0}"
- 説明: パラメーター: {0} エレメント・タイプ。
指定されたエレメント・タイプの拡張レジストリーが見つかりませんでした。
- ユーザー処置 該当する拡張レジストリーをコード内のポート・ファクトリーに追加してください。
- WSIF0002E: A failure occurred in loading WSDL from "{0}"
- 説明: パラメーター: {0} WSDL ファイルの場所。
WSDL ファイルが指定された場所になかったか、正しく構文解析されませんでした。
- ユーザー処置: WSDL ファイルの場所が正しいことを確認してください。
必要なネットワーク接続が使用可能であることを確認してください。
WSDL ファイルに有効な WSDL が含まれていることを確認してください。
- WSIF0003W: An error occurred finding pluggable providers: {0}
- 説明: パラメーター: {0} エラーについての具体的な詳細。
サービス・プロバイダー・アーキテクチャーをサポートする J2SE 1.3 JAR ファイル拡張子を使用した WSIF プラグ可能プロバイダーの検索時に問題が発生しました。
WSIF トレース・ファイルに、例外についての完全な詳細が含まれています。
- ユーザー処置: プロバイダーの JAR ファイルに META-INF/services/org.apache.wsif.spi.WSIFProvider ファイルが存在すること、
META-INF ファイルで参照される各クラスがクラスパスに存在すること、
および各クラスが org.apache.wsif.spi.WSIFProvider をインプリメントすることを確認してください。
エラーとなったクラスは無視され、WSIF はその他のプラグ可能プロバイダーの検索を続行します。
- WSIF0004E: WSDL contains an operation type "{0}" which is not supported
for "{1}"
- 説明: パラメーター: {0} 指定されたオペレーション・タイプの名前。
{1} オペレーションの portType の名前。サポートされていないオペレーション・タイプが WSDL で指定されました。
- ユーザー処置: サポートされていないタイプのオペレーションを WSDL から除去してください。
オペレーションが必要な場合は、オペレーションに対するすべてのメッセージが正しく指定されていることを確認してください。
- WSIF0005E: An error occurred when invoking the method "{1}" . ("{0}")
- 説明: パラメーター: {0} 通信タイプの名前。
例えば、EJB または Apache SOAP。{1} 失敗したメソッドの名前。括弧内に表示された通信を使用して Web サービス上でメソッドを呼び出しているときに、エラーが検出されました。
- ユーザー処置: Web サービス上にメソッドが存在することと、
WSDL の説明に従って正しい部分がオペレーションに追加されていることを確認してください。
メソッドがリモートである場合は、ネットワークの問題が原因になることがあるため、必要な接続を確認してください。
- WSIF0006W: Multiple WSIFProvider found supporting the same namespace URI "{0}" .
Found ("{1}")
- 説明: パラメーター: {0} ネーム・スペースの URI。
{1} 検出された WSIFProvider のリスト。
同じネーム・スペース URI をサポートするサービス・プロバイダーのパスに、複数の org.apache.wsif.spi.WSIFProvider クラスがあります。
- ユーザー処置: どの WSIPFProvider が使用されるかを通知する、
次の WSIF0007I メッセージが出されます。
どの WSIFProvider を選択するかは、wsif.properties ファイル内の設定に基づきます。
あるいは、プロパティーで定義されていない場合は、最後に検出された WSIFProvider が使用されます。
ネーム・スペース URI をサポートするために使用するプロバイダーの定義方法についての詳細は、
wsif.properties ファイルを参照してください。
- WSIF0007I: Using WSIFProvider "{0}" for namespaceURI "{1}"
- 説明: パラメーター: {0} 使用している WSIFProvider のクラス名。
{1} プロバイダーを使用してサポートする namespaceURI。
前の WSIF0006W メッセージが出されたか、
SetDynamicWSIFProvider メソッドを使用して、namespaceURI をサポートするために使用するプロバイダーをオーバーライドしたかのいずれかです。
- ユーザー処置: なし。
WSIF0006W も参照してください。
- WSIF0008W: WSIFDefaultCorrelationService removing correlator due to timeout.
ID:"{0}"
- 説明: パラメーター: {0} 相関サービスから除去中の相関関係子の ID。
タイムアウトのため、保管された相関関係子が相関サービスから除去されています。
- ユーザー処置: タイムアウト期間中に非同期要求に対する応答が受信されていない理由を判別してください。
wsif.properties ファイルの wsif.asyncrequest.timeout プロパティーは、
タイムアウト期間の長さを定義します。
- WSIF0009I: Using correlation service - "{0}"
- 説明: パラメーター: {0} 使用している相関サービスの名前。
これにより、非同期要求の処理に使用する相関サービスの名前が識別されます。
- ユーザー処置: なし。
WSIF が提供するデフォルトの相関サービス以外の相関サービスが必要な場合は、
その相関サービスが JNDI java:comp/wsif/WSIFCorrelationService ネーム・スペースに正しく登録されていることを確認してください。
- WSIF0010E: Exception thrown while processing asynchronous response - "{0}"
- 説明: パラメーター: {0} 例外のエラー・メッセージのストリング。
executeRequestResponseAsync 呼び出しからの応答を処理中に、
例外がスローされました。
- ユーザー処置: 例外エラー・メッセージのストリングを使用して、エラーの原因を判別してください。
WSIF トレースには、例外スタック・トレースを含め、エラーについての詳細があります。
- WSIF0011I: Preferred port "{0}" was not available
- 説明: パラメーター: {0} ユーザーが選択したポート。
ユーザーが org.apache.wsif.WSIFService に設定した選択ポートは利用できません。
- ユーザー処置: このメッセージが長時間表示される場合を除き、ありません。
そのような場合、異なるポートを選んでください。