WebSphere Application Server Network Deployment, Version 6.1   
             オペレーティング・システム: AIX , HP-UX, Linux, Solaris, Windows, Windows Vista

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wsadmin ツールによる実行オブジェクトの指定

スクリプトと wsadmin ツールを使用して、実行中オブジェクトを指定します。

始める前に

このタスクを開始する場合は、あらかじめ wsadmin ツールが稼働 している必要があります。 詳しくは、wsadmin スクリプト・クライアントの開始 の項目を参照してください。

このタスクについて

以下のステップを実行して、稼働中のオブジェクトを指定します。

プロシージャー

  1. 以下のいずれかの方法で、構成 ID を取得します。
    • completeObjectName コマンドを使用して、オブジェクト名を取得します。以下に例を示します。
      • Jacl を使用:
        set var [$AdminControl completeObjectName template]
      • Jython を使用:
        var = AdminControl.completeObjectName(template)
      各部の意味は、次のとおりです。
      set Jacl コマンドです。
      var 変数名です。
      $ 変数名を値で置換する Jacl 演算子です。
      AdminControl WebSphere サーバー・プロセスで稼働する MBean の操作を 使用可能にするオブジェクトです。
      completeObjectName AdminControl コマンドです。
      template 一致するオブジェクト名のセグメントを含むストリングです。 このテンプレートは、以下のパターンのオブジェクト名と同じフォーマットです。[domainName]:property=value[,property=value]* 詳細は、オブジェクト名、属性、属性リストを参照してください。

      このテンプレートに一致する MBean が複数ある 場合、completeObjectName コマンドは、最初の一致のみを戻します。 次に、一致する MBean オブジェクト名が変数に割り当てられます。

      mynode にある server1 MBean を探すには、次の例のようにします。

      • Jacl を使用:
        set server1 [$AdminControl completeObjectName node=mynode,type=Server,name=server1,*]
      • Jython を使用:
        server1 = AdminControl.completeObjectName('node=mynode,type=Server,name=server1,*')
    • queryNames コマンドを使用して、オブジェクト名を取得します。以下に例を示します。
      • Jacl を使用:
        set var [$AdminControl queryNames template]
      • Jython を使用:
        var = AdminControl.queryNames(template)
      各部の意味は、次のとおりです。
      set Jacl コマンドです。
      var 変数名です。
      $ 変数名を値で置換する Jacl 演算子です。
      AdminControl WebSphere Application Server プロセスで実行中の MBean 操作を使用可能にするオブジェクトです。
      queryNames AdminControl コマンドです。
      template 一致するオブジェクト名のセグメントを含むストリングです。 このテンプレートは、以下のパターンのオブジェクト名と同じフォーマットです。[domainName]:property=value[,property=value]*
  2. queryNames コマンドから戻される実行オブジェクトが複数ある場合は、これらのオブジェクトは、リスト構文で戻されます。リストから単一のエレメントを検索する簡単な方法の 1 つに、lindex コマンド (Jacl) および split コマンド (Jython) を使用する方法があります。以下の例では、サーバー・リストから最初の実行オブジェクトを検索しています。
    • Jacl を使用:
      set allServers [$AdminControl queryNames type=Server,*]
      set aServer [lindex $allServers 0]
    • Jython を使用:
      allServers = AdminControl.queryNames('type=Server,*')
      
      # get line separator
      import  java
      lineSeparator = java.lang.System.getProperty('line.separator')
      
      aServer = allServers.split(lineSeparator)[0]
    リストを操作してから、 パターン・マッチングを実行し、指定された構成オブジェクトを探すためのその他の方法については、Jacl 構文を参照してください。

結果

これで、パラメーターとしてオブジェクト名を必要とする その他の AdminControl コマンドで、この実行オブジェクトを使用することができます。



関連概念
ObjectName、Attribute、および AttributeList クラス
関連タスク
スクリプト管理のための AdminControl オブジェクトの使用
関連資料
AdminControl オブジェクトのコマンド
タスク・トピック    

ご利用条件 | フィードバック

最終更新: Jan 21, 2008 7:44:53 PM EST
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r1/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.nd.doc/info/ae/ae/txml_specifyrunobj.html