WebSphere Application Server Network Deployment, Version 6.1   
             オペレーティング・システム: AIX , HP-UX, Linux, Solaris, Windows, Windows Vista

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分散オペレーティング・システムへのアプリケーション・サービス提供環境のインストール

WebSphere Application Server 製品の分散オペレーティング・システムへのインストールでは、 製品パッケージのディスクからインストールするか、ライセンス交付を受けている場合、パスポート・アドバンテージ・サイトから インストール・イメージをダウンロードしてインストールする、という 2 とおりの方法があります。 分散オペレーティング・システムには、AIX、HP-UX、Linux、Solaris、および Windows が含まれます。

分散プラットフォームでのインストール手順では、InstallShield MultiPlatform (ISMP) プログラムを使用して、インストールを実行します。 インストール・ウィザードは、グラフィカル・インターフェース・モードまたはサイレント・モードで使用できます。サイレント・モードでは、インストール・ウィザードはグラフィカル・インターフェースを表示せずに、あらかじめ用意されているフラット・ファイルから応答を読み取ります。

WebSphere Application Server Network Deployment 概要

Network Deployment 製品を使用すると、Express 製品または基本製品を使用して作成できるのと同じスタンドアロン・アプリケーション・サーバーを、無制限に作成することができます。ただし、Network Deployment 製品の本当の強さは、異なるマシンに管理対象のアプリケーション・サーバー・ノードがインストールされているマルチマシン環境を作成し、管理することです。 デプロイメント・マネージャーの管理コンソールを使用して、すべてのアプリケーション・サーバーをグループ またはセルとして管理することができます。

デプロイメント・マネージャー・プロファイル、Application Server プロファイル、 セル・プロファイル、およびカスタム・プロファイルを作成する場合は、プロファイル管理ツールまたは コマンド行ツールの manageprofiles を使用します。

デプロイメント・マネージャーは、セル内のすべての管理対象ノードの構成を制御し、 アプリケーションをセル内の任意の管理対象ノードにデプロイします。システム上のすべてのプロファイルは、 インストール中に作成されるコア・プロダクト・バイナリー・ファイルを共用します。

同じ数のスタンドアロン・アプリケーション・サーバーを使用するのではなく、セル内の管理対象ノードを使用する主な理由は、Deployment Manager がセルに対して提供している集中管理にあります。 もう 1 つの利点は、簡単なワークロード・バランシングでデプロイメント・マネージャーが扱えるクラスターを管理対象ノードに作成できることです。Express 製品または基本製品ではクラスターを作成することはできません。Network Deployment 製品は、スタンドアロン・モードで実行可能なアプリケーション・サーバー・ノードをインストールします。ノードをデプロイメント・マネージャー・セルに追加して、グループとして管理することもできます。

セル・プロファイルは実際は 1 つのプロファイルに入った 2 つのプロファイルです。 デプロイメント・マネージャー・プロファイルおよびフェデレーテッド・アプリケーション・サーバーを取得できます。 サンプルおよびデフォルト・アプリケーションをインストールするかどうかを選択できます。デフォルトのアプリケーションは、server1 と呼ばれるアプリケーション・サーバーおよび Default Application と呼ばれるエンタープライズ・アプリケーションを提供しています。サンプルおよびデフォルトのアプリケーションはどちらも、インストールをテストするための Web ブラウザーで実行できるサーブレットを提供しています。

カスタム・プロファイルは、デプロイメント・マネージャー・セルを追加して作動可能になる 空のノードです。ノードの追加後に、デプロイメント・マネージャーの管理コンソールを使用して、ノードをカスタマイズします。例えば、ノードまたはクラスターにアプリケーション・サーバーを作成します。アプリケーション・サーバー・ノードとは異なり、カスタム・ノードには server1 プロセスは含まれません。また、デフォルト・アプリケーションまたは サンプル・アプリケーションも含まれていません。カスタマイズを必要とする全く空のノードです。

単一マシン上での複数のアプリケーション・サーバーの作成

単一マシンには、任意の数のアプリケーション・サーバーを作成できます。各プロファイルは固有で、それぞれ独自の構成、アプリケーション、データ、ログ、および管理コンソールを持っていますが、すべてのサーバーは、コマンド・ファイルおよび他の製品のバイナリー・ファイルのセットを 1 セット共用します。あるサーバー・プロファイルに変更を加えても、他のサーバーには影響しません。構成文書は、各プロファイル内で保守されます。

manageprofiles コマンドおよびその グラフィカル・ユーザー・インターフェースであるプロファイル管理ツールは、 複数のスタンドアロン・アプリケーション・サーバーを作成します。

アプリケーション・サーバー・ノードがデプロイメント・マネージャー・セルの一部である場合は、そのアプリケーション・サーバー・ノードにクラスターを作成することもできます。クラスターおよびクラスター・メンバーを作成するには、デプロイメント・マネージャーの管理コンソールを使用します。

他のディスクのインストール可能コンポーネント

各製品パッケージには、それが主力製品オペレーティング・システム上で稼働されない value-add ツールでない限り、 オペレーティング・システム固有の Quick Start ディスクが含まれています。 オペレーティング・システム によっては、複数の製品ディスクを持つものがあります。 例えば、32 ビット・ハードウェア・プラットフォーム上で 稼動するオペレーティング・システム用のディスクおよび 64 ビット・プラットフォーム用のディスクなどです。 各製品パッケージのディスクの説明については、パッケージ化 を参照してください。

製品ディスクには、32 ビットまたは 64 ビットのいずれかのアーキテクチャー用の WebSphere Application Server のみが含まれています。 WebSphere Application Server 補足ディスクも、メディア・ボックスに含まれています。 補足ディスクを使用して、Application Client、 IBM Support Assistant、Update Installer、GSKit、IBM HTTP Server、Installation Factory、および Web サーバー・プラグイン のインストール・プログラムおよび文書を利用します。このディスクのマイグレーション・ツールを使用したり、 このツールをご使用のシステムにコピーしたりすることもできます。

IBM WebSphere Application Server ソフトウェアの購入方法

IBM 担当員にライセンス情報を問い合わせるか、How to buy WebSphere Application Server software Web サイトにアクセスしてください。




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製品および追加のソフトウェアのインストール
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最終更新: Jan 21, 2008 7:44:53 PM EST
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r1/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.nd.doc/info/ae/ae/welc6topinstallingdist.html