このトピックでは、非 root ユーザーに、
プロファイルを作成するためファイルおよびディレクトリーに対するアクセス権を付与する方法について説明します。
始める前に
このタスクでは、manageprofiles コマンド、プロファイル管理ツール、
およびシステム・コマンドに関する基本的な知識があることが前提となります。
このタスクでは、次の用語を使用します。
- root ユーザーは、以下を指します。
- 非 root ユーザーは、以下を指します。
- インストーラーは、root ユーザーまたは root 以外のユーザーを指します。
要確認: プロファイルを作成する非 root ユーザーには、
操作性に制限があります。非 root ユーザーは、プロファイル管理ツールで、
固有の名前およびポート値を提案するメカニズムを使用できません。非 root ユーザーは、プロファイル管理ツールで、
プロファイル名、ノード名、セル名、およびポート割り当てのデフォルトのフィールド値を
変更する必要があります。各フィールドで、非 root ユーザーに一定範囲の値を割り当てることを検討してください。
非 root ユーザーには、適切な値の範囲を順守し、
それぞれの独自の定義の保全性を維持する責任を割り当てることができます。
このタスクについて
通常、非 root ユーザーは、
開発環境で独自の WebSphere Application Server を始動できるように、これらのタスクを完了する必要があります。
例えば、アプリケーション開発者が、
所有するプロファイルで WebSphere Application Server をテストする場合があります。
プロシージャー
結果
インストーラーが完了するタスクに左右されますが、インストーラーは以下のことを実行しました。
- 非 root ユーザーのプロファイルが作成され、
非 root ユーザーにプロファイル・ディレクトリーのオーナーシップが割り当てられます。
- 非 root ユーザーがプロファイルを作成できるように、
該当するディレクトリーの権限が付与されます。
- 保守のインストール後、非 root ユーザーが WebSphere Application Server を正常に始動できるように、
非 root ユーザーが所有するディレクトリーの新規プロファイル・ファイルのオーナーシップが変更されます。
次の作業
インストーラーが実行したタスクに従って、
非 root ユーザーは、プロファイルの作成、WebSphere Application Server の始動、またはその両方を行うことができます。