WebSphere Application Server Network Deployment, Version 6.1   
             オペレーティング・システム: AIX , HP-UX, Linux, Solaris, Windows, Windows Vista

             目次と検索結果のパーソナライズ化

クラスター・メンバー設定

クラスターのメンバーを管理するには、このページを使用します。 アプリケーション・サーバーのクラスターはまとめて管理され、ワークロード管理に参加します。

作成する最初のクラスター・メンバーのコピーは、 クラスター・データの一部として保管され、 作成するすべての追加クラスター・メンバーに対するテンプレートになります。

クラスター・メンバーに対して行う個々の構成変更は、 クラスター・メンバーのテンプレートの構成設定には影響しません。このテンプレートを変更するには、wsadmin コマンドを使用する必要があります。また、 テンプレートに対して行ういずれの変更も、 既存のクラスター・メンバーには影響しません。

この管理コンソール・ページを表示するには、「サーバー」>「クラスター」>「cluster_name」>「クラスター・メンバー」>「cluster_member_name」をクリックします。

「構成」タブ

メンバー名

クラスター内のサーバーの名前を指定します。ほとんどのプラットフォームでは、 サーバーの名前はプロセス名です。名前は、アプリケーション・サーバーの (オブジェクトの) 名前に一致していなければなりません。

データ型 ストリング
ウェイト

アプリケーション・サーバーに送信される作業量を指定します。 サーバーのウェイト値がクラスター内のその他のサーバーに割り当てられたウェイト値より大きい場合、 そのサーバーのワークロードは他のサーバーより大きくなります。

データ型 整数
範囲 0 から 20
固有 ID

クラスター内で固有なアプリケーション・サーバーの数値 ID を指定します。 この ID は類縁に使用されます。

データ型 整数
開発モードでの実行

このオプションを使用可能にすると、アプリケーション・サーバーの起動時間が短縮されることがあります。 これには、バイトコード検証の使用不可化や JIT コンパイル・コストの削減などの JVM 設定が含まれることがあります。 実働サーバーでは、 この設定を使用可能にしないでください。

開始時に JVM 設定 -Xverify および -Xquickstart を使用することを指定します。 このオプションを選択した後、構成を保管し、サーバーを再始動して開発モードを活動化します。

このオプションのデフォルト設定は false であり、 サーバーは開発モードでは始動しないことを示しています。 このオプションを true に設定すると、 サーバーが開発モードで始動するように指定されます (サーバー起動時間が短縮されます)。

データ型 ブール
デフォルト false
並列始動

複数のスレッドでサーバーを始動するかどうかを指定します。 複数のスレッドでサーバーを始動すると、起動時間を短縮できることがあります。

サーバー・コンポーネント、サービス、およびアプリケーションが順次ではなく並列に開始されるように指定します。

このオプションのデフォルト設定は true であり、 サーバーはマルチスレッドを使用して始動することを示しています。 このオプションを false に設定すると、サーバーは 複数のスレッドを使用して始動されないことが指定されます (起動時間は長くなります)。

アプリケーションが開始する順序は、ユーザーがそれぞれのアプリケーションに割り当てるウェイトに従います。 開始ウェイトが最も小さいアプリケーションが最初に始動します。開始ウェイトが同じアプリケーションは、パラレルで開始します。アプリケーションの開始ウェイトは、管理コンソールの「アプリケーション」>「エンタープライズ・アプリケーション」 >「application_name」ページにある「開始ウェイト」フィールドで設定します。

データ型 ブール
デフォルト true
クラス・ローダー・ポリシー

単一のクラス・ローダーですべてのアプリケーションをロードするか、 またはアプリケーションごとに異なるクラス・ローダーを使用するかを指定します。

クラス・ロード・モード

クラス・ローダーが、クラスをロードする際に、 最初に親クラス・ローダーを検索するのか、 あるいはアプリケーション・クラス・ローダーを検索するのかを指定します。 Developer Kit クラス・ローダーおよび WebSphere Application Server クラス・ローダーの標準は、「親が最初」です。

このフィールドは、「クラス・ローダー・ポリシー」フィールドを single にした場合にのみ適用されます。

Parent last を選択すると、 アプリケーションは、親クラス・ローダーに含まれるクラスをオーバーライドできますが、 オーバーライドされたクラスとオーバーライドされていないクラスを一緒に使用した場合、 このアクションにより、ClassCastException またはリンケージ・エラーが発生する可能性があります。

「ランタイム」タブ

メンバー名

クラスター内のサーバーの名前を指定します。ほとんどのプラットフォームでは、 サーバーの名前はプロセス名です。名前は、アプリケーション・サーバーの (オブジェクトの) 名前に一致していなければなりません。

データ型 ストリング
ウェイト

アプリケーション・サーバーに送信される作業量を指定します。 サーバーのウェイト値がクラスター内のその他のサーバーに割り当てられたウェイト値より大きい場合、 そのサーバーのワークロードは他のサーバーより大きくなります。

データ型 整数
範囲 0 から 20
プロセス ID

このサーバーに対するネイティブ・オペレーティング・システムのプロセス ID を指定します。

プロセス ID プロパティーは、読み取り専用です。この値は、自動的に生成されます。

セル名

このサーバーが稼働しているセルの名前を指定します。

「セル名」プロパティーは、読み取り専用です。

ノード名

このサーバーが稼働しているノードの名前を指定します。

「ノード名」プロパティーは、読み取り専用です。

状態

このサーバーの実行時の実行状態を指定します。

「状態」プロパティーは、読み取り専用です。




関連概念
クラスターおよびワークロード管理
関連タスク
クラスターへのメンバーの追加
アプリケーションの開始の構成
スクリプトを使用するクラスター・メンバー・テンプレートの変更
関連資料
クラスター・メンバー・コレクション
参照トピック    

ご利用条件 | フィードバック

最終更新: Jan 21, 2008 7:44:53 PM EST
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r1/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.nd.doc/info/ae/ae/urun_rwlm_member_inst.html