このトピックでは、Java アプリケーション・プログラミング・インターフェース (API) を使用して、WebSphere Application Server およびアプリケーションを管理する方法について説明します。
製品には、wsadmin スクリプト・ツール、管理コンソール、管理コマンド行ツールが同梱されています。 これらの管理ツールは、WebSphere Application Server 内で実行される製品および アプリケーションを管理するために必要なほとんどの機能を備えています。 コマンド行ツールは、自動化スクリプトから使用してサーバーを制御することができます。 wsadmin スクリプト・ツール用に作成されたスクリプトは、 迅速な開発が可能な、広範なカスタム・ソリューションを提供します。
Java API でこれらのツールを調べ、WebSphere Application Server およびアプリケーションを管理する最良の方法を判別します。 Java API について詳しくは、 Java Management Extensions (JMX) API 資料を参照してください。
WebSphere Application Server は、一連の Java クラスおよびメソッドを介した管理機能へのアクセスをサポートしています。 WebSphere Application Server 管理ツールのあらゆる管理フィーチャーを実行する Java プログラムを作成することができます。 基本の WebSphere Application Server 管理システムを拡張して、独自の管理対象リソースを含めることもできます。
プログラミングによって、アプリケーションの作成、インストール、アンインストール、編集、および更新を行うことができます。 アプリケーションのインストール準備を行うと、 さまざまなタイプの WebSphere Application Server 固有のバインディング情報が収集され、 アプリケーション・デプロイメント記述子で定義される参照が解決されます。この情報は、デプロイされたアプリケーションを編集することによって、 インストール後に変更することも可能です。 更新は、インストール済みアプリケーションにおける単一ファイルまたは単一モジュールの追加、除去、または置換、 あるいは、 デプロイ済みアプリケーションにおけるファイルおよびモジュールの任意のセットを取り扱う部分的なアプリケーションの提供で構成されます。 アプリケーション全体を更新すると、古いアプリケーションがアンインストールされ、新規アプリケーションがインストールされます。 アプリケーションをアンインストールすることにより、そのアプリケーションは WebSphere Application Server 構成から完全に除去されます。
プログラミングによって WebSphere Application Server および Java 2 Platform, Enterprise Edition (J2EE) アプリケーションを管理するには、以下のタスクのいずれかまたはすべてを実行します。