WebSphere Application Server Network Deployment, Version 6.1   
             オペレーティング・システム: AIX , HP-UX, Linux, Solaris, Windows, Windows Vista

             目次と検索結果のパーソナライズ化

Red Hat Enterprise Linux 4 のインストール準備

Red Hat Enterprise Linux バージョン 4 システムで WebSphere Application Server をインストールするための準備を行うには、追加のステップを 実行する必要があります。

始める前に

Linux システムのインストール準備 のステップ 1 から 10 を実行します。これらのステップは すべての Linux システムに共通です。

このタスクについて

Linux システムにインストールするために必要な共通のステップに 加えて、Red Hat Enterprise Linux バージョン 4 ではシステム固有のステップが いくつか必要です。

Red Hat Enterprise Linux 4 の インストールが更新 2 以降でアップグレードされていることを確認してください。

前提条件パッケージがインストールされていることを確認します。 Linux パッケージの 登録制限によって、前提条件チェッカー・プログラムが Linux システム上で 前提条件パッケージを検査できません。 詳しくは、Linux パッケージのインストールと検証 を参照してください。

プロシージャー

  1. すべてのハードウェア・プラットフォーム用にパッケージをインストールします。

    以下のパッケージをハードウェア・プラットフォームのいずれかにインストールします。

    compat-libstdc++-33-3.2.3-47.3
    C++ ランタイム互換性に必要です。GSKit、Java 2 Software Development Kit (SDK)、および Web サーバー・プラグインのようなコンポーネントによって使用されます。
    compat-db-4.1.25-9
    IBM HTTP Server に必要です。 モジュールの幾つかは、このパッケージ内に含まれたライブラリーを使用します。
    xorg-x11-deprecated-libs-6.8.1 or xorg-x11-deprecated-libs-6.8.2
    グラフィカル・ユーザー・インターフェース用の印刷機能を提供する Java 2 SDK に必要です。 このパッケージがない場合、InstallShield for Multiplatforms (ISMP) のような Swing ベースのアプリケーションおよび AWT ベースのアプリケーションは、インスタンスを生成することができません。
    rpm-build-4.3.3-7_nonptl
    RPM データベース内で適切に製品を登録するために、ISMP に必要です。

    これらのパッケージは、Red Hat Enterprise Linux 4 オペレーティング・システムの一部ですが、デフォルトではインストールされていません。 Red Hat が正誤表として新規のパッケージを提供している場合は、これら のどのパッケージの後続のリリースもインストールすることができます。

  2. 32 ビットおよび 64 ビット・アプリケーションの両方で実行可能な ハードウェア・プラットフォーム用のパッケージを選択します。

    32 ビットおよび 64 ビット・アプリケーションの両方で実行可能なハードウェア・プラットフォームには、Opteron、EM64T、iSeries、pSeries (PowerPC)、および zSeries (S/390 64-bit) マシンが含まれています。

    デフォルトでは、RHEL 4 はこれらのプラットフォーム上に 64 ビット・ランタイム・サポートのみをインストールします。 ただし、WebSphere Application Server Version 6.x 製品およびパッケージに 付属しているさまざまなアプリケーションでは、32 ビット・ ランタイム・サポートも必要とします。 そのため、32 ビット・ランタイム・ サポートをインストールしなければなりません。

    RHEL 4 インストール中にパッケージをカスタマイズするように選択して、以下の必要な 32 ビットパッケージをインストールします。 または、グラフィック端末から system-config-packages コマンドを発行して、既存の RHEL 4 システム上でパッケージをカスタマイズします。

    システム・カテゴリーで、Compatibility Architecture Support をインストールします。 32 ビットおよび 64 ビット・アプリケーションの両方で使用するために C または C++ ライブラリーを構築したい場合は、オプションで、開発カテゴリーの Compatibility Architecture Development Support をインストールします。

    32 ビットおよび 64 ビット・アプリケーションの両方をサポートするプラットフォームは、以下のパッケージの 32 ビットおよび 64 ビット・バージョンの両方を必要とします。
    • compat-libstdc++-33-3.2.3-47.3
    • compat-db-4.1.25-9
    • xorg-x11-deprecated-libs-6.8.1 または xorg-x11-deprecated-libs-6.8.2

    rpm -qa | grep package_name コマンドを実行して、それぞれ のパッケージの両方のバージョンを持っていることを確認します。 package_name 変数には各パッケージの名前を入れます。

    コマンドへの応答で、インストール済みパッケージが表示されます。 各パッケージから 2 つの応答が得られない場合は、1 つのバージョンのパ ッケージしかインストールされていないということです。 そこで、欠落しているパッケージをインストールしなければなりません。

  3. 特定のプラットフォーム用の追加パッケージをインストールします。

    すべてのプラットフォームに共通なパッケージに加えて、WebSphere Application Server 製品およびパッケージをインストールする前に、32 ビット および 64 ビット・アプリケーションを実行できるハードウェア・ プラットフォーム上に、以下のパッケージをインストールします。

    x86 プラットフォームおよび Opteron または EM64T プラットフォーム: compat-libstdc++-296-2.96-132.7.2
    compat-libstdc++-296-2.96-132.7.2 パッケージは、C++ ランタイム互換性に必要です。 このパッケージは、GSKit、Java 2 SDK、および Web サーバー・プラグインのようなコンポーネントで使用されます。
    z/Series (S/390) プラットフォーム: compat-libstdc++-295-2.95.3-81
    compat-libstdc++-295-2.95.3-81 パッケージは、C++ ランタイム互換性に必要です。 このパッケージは、GsKit、Java 2 SDK、および Web サーバー・プラグインのようなコンポーネントで使用されます。

    64 ビット z/Series ハードウェア・プラットフォームに、パッケージの 32 ビット・バージョンおよび 64 ビット・バージョンの両方をインストールします。

結果

必要なすべてのパッケージをインストールしない場合は、インストール・ウィザードは開始できません。 エラー・メッセージが、欠落ライブラリー、グラフィカル・インターフェースがロードできないこと、またはインストール中に発生したそれ以外のエラーを示します。

詳しくは、Preparing RHEL 4 for the installation of WebSphere Application Server Version 6.0.x and Version 6.1.x products を参照してください。

次の作業

このトピックのステップを実行したら、Linux システムのインストール準備 に 記載されている最終ステップに進みます。



関連タスク
Linux システムでの Network Deployment のインストール準備
Linux システムのインストール準備
タスク・トピック    

ご利用条件 | フィードバック

最終更新: Jan 21, 2008 7:44:53 PM EST
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r1/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.nd.doc/info/ae/ae/tins_linuxsetup_rhel4.html