WebSphere Application Server Network Deployment, Version 6.1   
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スクリプト管理の新機能 (wsadmin)

このトピックでは、wsadmin ツールを使用して実動サーバー環境をカスタマイズ、管理、モニター、および調整するユーザーを対象に、 新機能または変更された機能について主に説明します。

バージョン 6.1 には、多数の改善点が含まれています。 管理スクリプトを使用するクライアントにとっては、特に、いくつかの機能が大幅に改善されています。
バージョン 6.1 での新機能 !」 バージョン 6.1 レベルで実装された、 新規フィーチャーまたは変更点を示します。 マークが付いていない項目は、バージョン 6.1 にも適用されるバージョン 6.0 の改善点です。 これらの項目は、バージョン 5.x からバージョン 6.1 にマイグレーションする、すべてのユーザーに役立ちます。

非推奨のフィーチャーと除去されたフィーチャー では、 このリリースまたは将来のリリースで差し替えまたは廃止されるフィーチャーについて説明しています。

改良された管理スクリプト機能

管理コマンド・セットの拡張

wsadmin の AdminTask スクリプト・オブジェクトにより、 管理タスクの自動化が容易になっています。 管理関連タスクの多くは、この新規機能を使用してインプリメントされています。この機能は、対話式実行をサポートし、多くの個別のスクリプト・コマンドを単一のタスク指向コマンドと結合します。

さまざまな AdminTask コマンドが、サーバー管理、クラスター管理、リソース管理などの重要な管理シナリオ用にインプリメントされています。 AdminTask コマンドは、わかりやすい、タスク指向のさまざまな wsadmin コマンドを提供します。 AdminTask コマンドは、コンソールのウィザードと同様に、幾つかの複雑な管理タスクを複数のステップで実行することができます。 AdminTask コマンドは機能領域に基づいてグループ化されます。

詳しくは、AdminTask オブジェクトのコマンド を参照してください。

バージョン 6.1 での新機能 !」 セキュリティー・ スペシャリストには、さらに多くの管理の役割が定義されており、wsadmin ツールによる特定の管理機能を実行するために必要なさまざまなレベルの権限が提供されています。 最新の役割は、Deployer および Adminsecuritymanager です。

管理コマンドの改良されたヘルプ

AdminTask コマンドおよびコマンド・グループの詳細なヘルプ情報は、各種 AdminTask ヘルプ・コマンドを使用して入手できます。 すべての AdminTask コマンドは対話式モードで実行できるため、ユーザーは対話式の段階的な操作が可能です。 実行が終了すると、対応する AdminTask コマンドが生成され、AdminTask コマンド構文を学習することができます。

改良された wsadmin トレース構成

バージョン 6.1 での新機能 !」 wsadmin クライアント・サイド・ログ・ファイルを構成し、 それぞれの wsadmin セッションを監査できます。wsadmin.properties ファイルには、トレース・ファイルに追加し、 デフォルトのスクリプト・インターフェースに名前を付けることを指定するために、新規プロパティーが含まれています。

wsadmin ツールによる操作のトレース およびスクリプトの管理プロパティー を参照してください。

wsadmin は大/小文字の区別がなくなりました

バージョン 6.1 での新機能 !」 wsadmin ツールのコマンドおよびパラメーターは、大/小文字の区別はありません。 すなわち、wsadmin は引数 -tracefile、-traceFile、-traceFile、または tRaCEFile のいずれも受け入れることができるということです。wsadmin は、コマンド行で指定したスクリプト・ファイルのサフィックスを確認することによって、スクリプト言語を推測します。

単純化された管理

バージョン 6.1 での新機能 !」 管理コンソールのコマンド・アシスタンスは、ユーザーの管理アクティビティーを wsadmin スクリプト・コマンドにマップします。これにより、コンソール知識を収集し、その知識を wsadmin に適用できます。 コマンド支援を使用して、管理コンソールで実行した最後のアクションに関する Jython 言語の wsadmin スクリプト・コマンドを表示します。

管理コンソールからコマンド支援へのアクセス を参照してください。

アプリケーションを構成するためのスクリプトの機能拡張
バージョン 6.1 での新機能 !」 アプリケーション構成のスクリプトの機能拡張は、以下のとおりです。
  • アプリケーション・モジュールのターゲットとして、複数のターゲット・サーバーおよびクラスターを明示的に設定できます。 例えば、アプリケーションのターゲットをアプリケーション・サーバーおよび Web サーバーに設定します。
  • ステップ・パラメーターをより柔軟に指定できます。 これは、新規のワイルドカードを使用することによって、 アプリケーション構造またはデプロイメント・ターゲットの詳細が不明でも、 バインディングおよびデプロイメント情報を操作できるためです。 すべてのステップ・パラメーターを理解している必要はなく、 アプリケーション成果物を構成するために必要なもののみを指定できます。.*war* などのパターンを使用して、1 つのステップで複数の行にデータを指定できます。
  • 一連の既存のデプロイメント・ターゲットを置換することなく、追加または除去できます。

スクリプトによるアプリケーションのデプロイ を参照してください。

ローカル・モードおよび接続モード

バージョン 6.1 での新機能 !」 管理コマンドは、接続モードまたはローカル・モードで使用可能です。 使用可能な管理コマンドのセットは、接続モードまたはローカル・モード でスクリプト・クライアントを開始するときに決定されます。

それぞれのスクリプト・オブジェクトについては、wsadmin スクリプト・オブジェクトの使用 の資料を参照してください。




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最終更新: Jan 21, 2008 7:44:53 PM EST
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