WebSphere Application Server Network Deployment, Version 6.1   
             オペレーティング・システム: AIX , HP-UX, Linux, Solaris, Windows, Windows Vista

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フォーマッター・インスタンスの作成

アプリケーション・コンポーネント内のストリングのローカリゼーション値を設定するには、このタスクを実行します。

このタスクについて

サーバー・プログラムは、一般に、何らかの操作の結果としてクライアントに送信される LocalizableTextFormatter インスタンスを作成します。クライアントはオブジェクトを適宜フォーマットします。クライアント・プログラムは、LocalizableTextFormatter オブジェクトをローカルで作成することもあります。

プロシージャー

  1. アプリケーションの必要に応じて、 独自のフォーマッター・クラスを作成してください。 実装について詳しくは、 LocalizableTextFormatter クラス を参照してください。
  2. アプリケーション・コードにおいて、フォーマッター・クラスに適したコンストラクターを呼び出し、 必要なローカリゼーション値を設定します。 ローカリゼーション値の中には、リソース・バンドル名や、キーおよびフォーマット・アプリケーション のように、コンストラクターを使用して、または構造後すぐに設定する必要があるものがあります。 その他のローカリゼーション値は、必要に応じて設定します。API の詳細については、関連する解説書を参照してください。

以下のコードでは、デフォルト・コンストラクターを使用して LocalizableTextFormatter インスタンスを作成し、必要なローカリゼーション値を設定しています。
import com.ibm.websphere.i18n.localizabletext.LocalizableException;
import com.ibm.websphere.i18n.localizabletext.LocalizableTextFormatter;
import java.util.Locale;

public void drawAccountNumberGUI(String accountType) {
   ...
   LocalizableTextFormatter ltf = new LocalizableTextFormatter();
   ltf.setPatternKey("accountNumber");
   ltf.setResourceBundleName("BankingSample.BankingResources");
   ltf.setApplicationName("BankingSample");
   ...
}

太文字のコード行は、Java プラットフォームのデフォルトの振る舞いを活用します。 デフォルトでは、Java プラットフォームは BankingResources という java.util.ResourceBundle のサブクラスを最初に検索します。何も検索されないと、Java プラットフォームは同じ名前の有効なプロパティー・ファイルを検索します。 この続きの例では、プロパティー・ファイルが検索されます。

ローカライズ済みメッセージを要求するアプリケーションは、 メッセージ・フォーマット用のロケールと時間帯を指定することも、Java 仮想マシン に設定されているデフォルト値を使用することもできます。

例えば、ユーザーは GUI を使ってインターフェースを表示する言語を選択することができます。 アプリケーションの最初の始動時に GUI を正しく作成できるように、 デフォルト値を最初に設定しておく必要があります。 ただし、 ユーザーは、その後、必要に合わせて GUI のロケールを変更できます。 以下のコードは、 メニュー項目の選択に基づいて、 アプリケーションが使用するロケールを変更する方法を示しています。
import java.awt.event.ActionListener;
import java.awt.event.ActionEvent;
...
import java.util.Locale;

public void actionPerformed(ActionEvent event) {
   String action = event.getActionCommand();
   ...
   if (action.equals("en_us")) {
      applicationLocale = new Locale("en", "US");
      ...
   }
   if (action.equals("de_de")) {
      applicationLocale = new Locale("de", "DE");
      ...
   }
   if (action.equals("fr_fr")) {
      applicationLocale = new Locale("fr", "FR");
      ...
   }
   ...
}

詳しくは、『ローカライズ済みテキストの生成』を参照してください。

次の作業

オプションのローカリゼーション値を設定します。



関連タスク
ローカライズ済みテキストの生成
言語特定ストリングの構成
関連資料
LocalizableTextFormatter クラス
タスク・トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 7:44:53 PM EST
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r1/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.nd.doc/info/ae/ae/tin_cforb.html