WebSphere Application Server - Express for i5/OS, Version 6.1   
             オペレーティング・システム: i5/OS

             目次と検索結果のパーソナライズ化

Data Access Bean

Data Access Bean には、強固な機能とフィーチャーのセットが用意されながらも、 リレーショナル・データベースへのアクセスに伴う複雑さはほとんど表に出ていません。

Data Access Bean は、Enterprise JavaBeans 仕様に従って作成された Java クラスです。

Data Access Bean は、JavaBeans に準拠したツール (IBM Rational Application Developer など) で使用できます。 また、Data Access Bean は Java クラスでもあるため、 通常のクラスと同様に使用することができます。

Data Access Bean (パッケージ com.ibm.db の中にあります) には、 次のような機能があります。

機能
詳細
照会結果のキャッシング
SQL 照会の結果を一度に検索し、その結果をキャッシュに入れることができます。 結果セットを使用するプログラムは、キャッシュ内を前後に移動することができ、 キャッシュの中のどの結果の行にも直接ジャンプすることができます。

結果セットが大規模な場合、 Data Access Bean には、 パケット (完全な結果セットのサブセット) を検索および管理する方法が用意されています。

結果キャッシュによる更新
プログラムは標準 Java ステートメント (SQL ステートメントではなく) を使って、 結果キャッシュの中の行を変更、追加、または削除することができます。 キャッシュに対する変更は、 基底にあるリレーショナル表に伝搬することができます。
照会パラメーターのサポート
基本 SQL 照会は、パラメーターがいくつかの実際の値を置き換える Java ストリングとして定義されています。 照会の実行時に、Data Access Bean は、 実行時に使用可能になった値にパラメーターを置き換える方法を提供します。 共通のデータ型にはデフォルト・マッピングが提供されますが、 ご使用の Java プログラムやデータベースに必要な設定を指定することもできます。
メタデータのサポート
StatementMetaData オブジェクトには、基本 SQL 照会が含まれています。 照会 (メタデータ) に関する情報により、 オブジェクトが、パラメーターを Java データ型として照会に渡すことができるようになります。

オブジェクトのメタデータは、Java データ型を SQL データ型にマップします (逆も可能です)。 照会の実行時に、Java データ型のパラメーターは、 メタデータ・マッピングに指定されている SQL データ型に自動的に変換されます。

結果が戻されると、 メタデータ・オブジェクトは、SQL データ型を自動的に変換して、 メタデータ・マッピングに指定されている Java データ型に戻します。




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最終更新: Jan 21, 2008 7:05:28 PM EST
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