データ・アクセスのインプリメント方法を決定します。
Enterprise JavaBeans (EJB) プログラミング・モデルには、エンティティー Bean、セッション Bean、メッセージ駆動型 Bean、およびサーブレットという、
いくつかの異なるサーバー・サイドのコンポーネントのタイプが用意されています。
これらのタイプのうちで、エンティティー Bean は通常、
アプリケーション内でビジネス・コンポーネントをモデル化するために使用されます。
エンティティー Bean は、状態 と 動作 の両方を備えています。
エンティティー Bean の状態は永続的で、データベース内に保管されます。
エンティティー Bean への変更が行われると、
その状態は、Bean を表すデータベース・レコードと同期した状態に保たれます。
EJB モデルによって提供されるエンティティー Bean には 2 つのタイプがあり、
これらの 2 つのタイプの違いは、パーシスタンスを提供するために使用されるメカニズムにあります。
これら 2 つのタイプのエンティティー Bean とは、
コンテナー管理パーシスタンス (CMP) Bean および Bean 管理パーシスタンス (BMP) Bean です。
エンティティー Bean を開発する方法に対する代替方法として、サービス・データ・オブジェクト (SDO) フレームワークを使用することができます。これは、
データ・アプリケーション開発の統一フレームワークです。
SDO を使用すると、データにアクセスおよび使用する際に、技術固有の API に精通する必要がなくなります。
SDO API という 1 つの API を理解するのみで済みます。
この API を使用すると、複数のソース (リレーショナル・データベース、エンティティー EJB コンポーネント、XML ページ、Web サービス、Java コネクター・アーキテクチャー、JavaServer Pages など) からのデータを処理することができます。