妥当性検査リスト・オブジェクトは、WebSphere Application Server
が使用する他の構成データ・オブジェクトとともに定期的に保管する必要があります。
損傷した妥当性検査リスト・オブジェクトを復元または置換する必要がある場合は、このタスクを使用します。
このタスクについて
複数の WebSphere Application Server プロファイル間で、妥当性検査リストを共用できます。
例えば、WebSphere Application Server に default および prod の 2 つのプロファイルがある場合には、両方のプロファイルで/QSYS.LIB/QUSRSYS.LIB/EJSADMIN.VLDL 妥当性検査リストを使用できます。
損傷した妥当性検査リスト・オブジェクトを復元または置換するには、以下のステップを完了します。
プロシージャー
- 妥当性検査リスト・オブジェクトを使用するすべての WebSphere Application Server プロファイルに対して、
エンコードされたパスワードをそのパスワードのエンコード解除された値で置換します。
パスワード値を置換するには、以下のステップを完了します。
- それぞれのサーバーを停止します。
- すべてのサーバーに対して、os400.security.password.validation.list.object
プロパティーを使用する新規妥当性検査リストの絶対名に設定します。
既存妥当性検査リスト・オブジェクトを使用するか、または新規オブジェクトを指定します。
新規妥当性検査リスト・オブジェクトの場合は、手動で作成するか、
サーバーの再始動時に自動的に作成されるオブジェクトを使用します。
妥当性検査リスト・オブジェクトの手動作成について詳しくは、プロパティー・ファイルでの手動によるパスワードのエンコード
を参照してください。
- 構成ファイルを編集し、それぞれのエンコード化パスワードを適切な平文値に設定します。
- sas.client.props および soap.client.props ファイルを編集し、
手動でパスワードをエンコードする前に、それぞれのエンコード化パスワードを適切なエンコード解除された値に設定します。
- 妥当性検査リスト・オブジェクトが置換されるすべての WebSphere Application Server プロファイルごとに、
サーバーを再始動します。
結果
損傷した妥当性検査リスト・オブジェクトは、サーバーを再始動後に正常に置換されます。