WebSphere Application Server - Express for i5/OS, Version 6.1   
             オペレーティング・システム: i5/OS

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構成スケジューラー

アプリケーションがスケジューラー・サービスを使用できるようにするには、 管理コンソール、構成サービスまたはスクリプトを使用してスケジューラーを構成する必要があります。 スケジューラーは、インスタンスをバインドする JNDI 名など、各種の構成属性をユーザーが指定するという点で、 データ・ソースと概念的に類似しています。 スケジューラー API または WASScheduler MBean を使用するアプリケーションは、 いったん定義されると、スケジューラー・オブジェクトをルックアップし、 タスクを管理するためのさまざまなメソッドを呼び出すことができます。

このタスクについて

スケジューラー・サービスは常に使用可能です。 この製品の前のバージョンでは、 スケジューラー・サービスは、 管理コンソールまたは構成サービスを使用して使用不可にすることができました。 スケジューラー・サービス構成オブジェクトは構成サービス内に存在しますが、 使用可能にされた属性は無視されます。

高可用性を実現するために、 クラスター内の各サーバー上で重複スケジューラーを構成するか、 クラスター・スコープでスケジューラーを作成することができます。例えば、 JNDI 名 が sched/MyScheduler で、 同じデータベース構成パラメーター (データ・ソースおよびテーブル接頭部) を持つスケジューラーが含まれる各サーバーは、 単一クラスター・スケジューラーとして振る舞います。スケジューラー・クラスターの各サーバーには 実行スケジューラー・インスタンスがあり、これによってポーリング・デーモンの数が増大し、 自動フェイルオーバーが可能になります。高可用性のクラスターの作成に関して詳しくは、 資料 WebSphere Enterprise Scheduler planning and administration guide を参照してください。

通常は、サーバーまたはクラスター・スコープにスケジューラーを作成します。 スケジューラー・ポーリング・デーモンは、構成済みスコープ内の各サーバーで動作します。つまり、ノード・スコープまたはセル・スコープで スケジューラーを作成すると、スケジューラー・ポーリング・デーモンはノードまたはセルのどのサーバーでもタスクを実行できます。 アプリケーションが、そのスコープの各サーバー上で均一にマップされない場合、 スケジューラーはタスクを正しく実行しない可能性があります。アプリケーションはサーバーおよびクラスターにマップされるため、 タスクを実行するのに、エラーおよびデーモン間の競合が少なくなります。

構成の設定済みメソッドにより、 以下のステップのいずれかを選択してスケジューラーを構成します。

プロシージャー

  1. 管理コンソールを使用したスケジューラーの構成
  2. Java Management Extensions API (JMX) を使用したスケジューラーの構成

結果

スケジューラーが構成されて、使用する準備が完了しました。



サブトピック
スケジューラー・デフォルトのトランザクション分離機能の構成
管理コンソールを使用したスケジューラーの構成
Java Management Extensions を使用したスケジューラーの構成
スケジューラー・リソース参照の作成
関連タスク
タスクの開発とスケジューリング
関連資料
スケジューラーとの相互運用
関連情報
WebSphere Enterprise Scheduler planning and administration guide
タスク・トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 7:05:28 PM EST
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