WebSphere Application Server - Express for i5/OS, Version 6.1   
             オペレーティング・システム: i5/OS

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このトピックは、i5/OS オペレーティング・システムにのみ適用されます。

i5/OS 製品の手動アンインストール

アンインストーラー・プログラムの実行後に、ログ・ファイルとレジストリー項目を手動で除去して、製品が元のディレクトリーに再インストールされないようにします。 再インストールする計画がない場合は、手動でアンインストールしないでください。

始める前に

このトピックでは、ユーザー・プロファイルに *ALLOBJ および *SECADM 特殊権限があることを前提としています。 また、i5/OS での製品のアンインストール の説明に従って アンインストーラー・プログラムを実行済みであることも前提としています。

アンインストーラー・プログラムは、uninstall コマンドで -OPT removeProfilesOnUninstall="true" パラメーターが 使用されている場合を除いて、すべてのプロファイル (各プロファイル内の構成データ、アプリケーション、およびその他のユーザー・データをすべて含む) を残します。 プロファイルやデータを削除するパラメーターを組み込んでいないが削除したい場合は、手動で削除する必要があります。

構成ファイルの管理の説明については、コマンド行ツールの使用 を参照してください。 別のロケーションに保管されていないすべてのアプリケーションをバックアップします。

このタスクについて

以前のインストールのファイルが残っているときに製品を新規ディレクトリーに再インストールすると、 共存シナリオを作成することができます。 ただし、すべてのファイルおよびレジストリー項目を削除すると、WebSphere Application Server 製品を 完全に除去することができます。 システムをクリーンにすることにより、共存なしで、元のディレクトリーに製品を再インストールすることができます。

デフォルトのディレクトリーを、以下の計画表に示します。

ID ディレクトリー 実際のロケーション
app_server_root /QIBM/ProdData/WebSphere/AppServer/V61/Express  
profile_root /QIBM/UserData/WebSphere/AppServer/V61/Express/profiles/profile_name  
plugins_root /QIBM/ProdData/WebSphere/Plugins/V61/webserver  

以下の手順を実行して、クリーンなシステムを作成します。

プロシージャー

  1. 失敗したインストールをリカバリーしている場合は、/tmp/Installshield/cieInstall.lock ファイルとその一連のディレクトリーが存在していないことを確認します。

    このファイルが存在すると、以降のインストールは、既に進行中であるとの表示とともに失敗します。

    このファイルとその一連のディレクトリーが存在する場合は、以下を実行します。

    1. /tmp/Installshield/cieInstall.lock を削除します。
    2. installLocation ディレクトリーを削除します。
      rm –R installLocation
    3. defaultProfileLocation ディレクトリーを削除します。
       rm –R defaultProfileLocation
  2. logs ディレクトリーを除去します。

    アンインストール・コマンドを使用しても、すべてのログは除去されません。 logs/uninstall ディレクトリーには、アンインストールに関するログ・ファイルが格納されています。 このログ・ファイルとその一連のディレクトリーを除去します。

  3. 製品ディレクトリーを除去します。

    アンインストール後に製品ディレクトリーを削除するには、次のコマンドを実行します。

     rm –R app_server_root

    製品ディレクトリーを削除してからでないと、 同じロケーションに製品を再インストールできません。 保存しておきたい製品のインストール・ルート・ディレクトリーは除去しないでください。

  4. オプション: プロファイルとユーザー・データを除去します。

    アンインストール後にプロファイルとユーザー・データを完全に削除するには、次のコマンドを実行します。

     rm –R profile_root

    保存しておきたいプロファイルとユーザー・データは除去しないでください。

結果

この手順を行うと、システムがクリーンになります。 これにより、同じディレクトリーに再インストールすることができます。 クリーンなシステムには、以前削除したインストールの痕跡は残っていません。

次の作業

タスクの概説: インストール へ進み、新規インストールの計画を開始します。




関連タスク
i5/OS での製品のアンインストール
関連情報
installRegistryUtils コマンド
タスク・トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 7:05:28 PM EST
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r1/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.express.iseries.doc/info/iseriesexp/ae/tins_is_manual_uninstall.html