WebSphere Application Server - Express for i5/OS, Version 6.1   
             オペレーティング・システム: i5/OS

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このトピックは、i5/OS オペレーティング・システムにのみ適用されます。

chgwassvr コマンド

chgwassvr コマンドを使用すると、プロファイル内のアプリケーション・サーバーのポートを変更することができます。

使用法の説明と例に関しては、「アプリケーション・サーバー・プロパティーの変更」の項を参照してください。 このスクリプトを実行するには、 ユーザー・プロファイルに *ALLOBJ 権限がなければなりません。

また、管理コンソールを使用して、アプリケーション・サーバーの作成および管理を行うことが可能です。 詳しくは、アプリケーション・サーバーの管理 の項目を参照してください。

構文

コマンド構文は次のようになります。

chgwassvr -server servername 
 [instance instancename] [-profileName instancename]
 [-portblock portnumber] [-transport -oldport oldvalue 
 -newport newvalue] [-endpoint endpointname -port newvalue] 
 [-inthttp inthttpport] 
 [-inthttpssl inthttpsslport] [-admin adminport] 
 [-adminssl adminsslport]
 [-soap soapport] [-nameservice nameserviceport] 
 [-sas sasserverport] 
 [-csiv2server csiv2serverauthport]
 [-csiv2client csiv2clientauthport] [-verbose] [-help | -?]

パラメーター

chgwassvr コマンドで使用可能なオプションは、以下のとおりです。

-server
これは必須パラメーターです。値 servername には、変更するサーバーの名前を指定します。 デフォルトの WebSphere Application Server プロファイルでは、 デフォルト・サーバー名は server1 です。デフォルトの Network Deployment プロファイルでは、 デフォルトのサーバー名は dmgr です。このパラメーターの値は、大文字小文字の区別が行われ、サーバー名と正確に一致する必要があります。 dspwasinst コマンドを使用して、プロファイルに関連したサーバーを表示することができます。 詳しくは、dspwasinst コマンド の項を参照してください。
-profileName
これはオプション・パラメーターです。値 profile には、変更したいアプリケーション・サーバーを含むプロファイルの名前を指定します。 デフォルト値は default です。
-portblock
これはオプション・パラメーターです。値 portblock には、 プロファイルが使用するポート番号のブロックの最初の数を指定します。 このパラメーターを指定すると、スクリプトはアプリケーション・サーバーのすべてのポート番号を変更します。 このパラメーターを指定しない場合、変更するポート・パラメーター (以下のポート・パラメーターを参照) を指定しない限り、アプリケーション・サーバーのポート番号は変更されません。 TCP/IP ネットワーク状況操作 (NETSTAT *CNN) コマンドを使用すると、現在使用されているポート番号のリストを表示できます。
  • WebSphere Application Server プロファイルはさまざまな機能のために複数のポートを使用します。 アプリケーション・サーバーのプロパティーを変更するとき、ポートは以下の順序付き条件に基づいて割り当てられます。
    • 特定ポートのパラメーター 特定ポートのパラメーターの値を指定すると、スクリプトはそれらの値を使用します。 特定ポートのパラメーターは、-inthttp (基本アプリケーション・サーバー)、-admin、-jmsqueued (基本アプリケーション・サーバー)、-jmsdirect (基本アプリケーション・サーバー)、-jmssecure (基本アプリケーション・サーバー)、-soap、-orblistener (Network Deployment)、-nameservice、-drsclient、-celldiscovery (Network Deployment) です。
    • -portblock パラメーター ポート番号を指定していないサービスに、-portblock パラメーターの値から始めて順にポートが割り当てられます。 スクリプトが使用中のポートを検出し場合、そのポート番号をスキップして、次の未使用のポートから続行します。
    • 現行値 -portblock が指定されない場合、ポート・パラメーターを指定していないサービスはいずれもそれらの現行値を維持します。
  • -portblock パラメーターの場合、スクリプトは WebSphere Application Server バージョン 5.1 と WebSphere Application Server Network Deployment バージョン 5.1 のすべてのプロファイルのマスター・インデックスのみを確認します。 スクリプトは、WebSphere Application Server の旧バージョンを含む他のアプリケーションによるポートの使用を検出できません。
-transport
これはオプション・パラメーターのセットです。値 oldvalue には、 変更しようとする Web コンテナー・トランスポートのポート番号を指定します。 値 newvalue には、Web コンテナー・トランスポートに割り当てたい新規ポート番号を指定します。 また、仮想ホストのホスト別名にもこの Web コンテナー・トランスポートが指定されている場合、ホスト別名のポートも更新されます。

-admin、-adminssl、-inthttp、または -inthttpssl パラメーターの代わりに、-transport パラメーター・セットを使用してください。 これらのパラメーターは推奨されません。

-endpoint
これはオプション・パラメーターです。値 endpointname には 変更するエンドポイント・ポートの名前を指定します。 値 newvalue には、エンドポイントのポートを設定するポート番号を指定します。
-inthttp
これはオプション・パラメーターです。値 inthttpport には、 Web コンテナーが Web サーバーからの要求を listen するポート番号を指定します。 -portblock パラメーターも -inthttp パラメーターも指定されない場合には、このポートは変更されません。 詳しくは、-portblock パラメーターを参照してください。
-inthttpssl
これはオプション・パラメーターです。値 inthttpsslport には、アプリケーション・サーバーが内部 HTTP サーバーとのセキュアな通信に使用するポート番号を指定します。 -portblock パラメーターも -inthttpssl パラメーターも指定されない場合には、このポートは変更されません。 詳しくは、-portblock パラメーターを参照してください。
-admin
これはオプション・パラメーターです。値 adminport には、管理コンソールに使用するポート番号を指定します。 -portblock パラメーターも -admin パラメーターも指定されない場合には、このポートは変更されません。 詳しくは、-portblock パラメーターを参照してください
-adminssl
これはオプション・パラメーターです。値 adminportssl には、管理コンソールとのセキュアな通信に使用するポート番号を指定します。 -portblock パラメーターも -adminssl パラメーターも指定されない場合には、このポートは変更されません。 詳しくは、-portblock パラメーターを参照してください。
-soap
これはオプション・パラメーターです。値 soapport には、SOAP に使用するポート番号を指定します。 -portblock パラメーターも -soap パラメーターも指定されない場合には、このポートは変更されません。 詳しくは、-portblock パラメーターを参照してください。
-nameservice
これはオプション・パラメーターです。値 nameserviceport には、ネーム・サービス (または、RMI コネクター) ポートに使用するポート番号を指定します。 -portblock パラメーターも -nameservice パラメーターも指定されない場合には、このポートは変更されません。 詳しくは、-portblock パラメーターを参照してください。
-sas
これはオプション・パラメーターです。値 sasserverport には、 Secure Association Services (SAS) がインバウンド認証要求を listen するポートを指定します。 -sas パラメーターが指定されない場合には、このポートは変更されません。 このポートは、serverindex.xml で SAS_SSL_SERVERAUTH_LISTENER_ADDRESS プロパティーによって指定されます。
-csiv2server
これはオプション・パラメーターです。値 csiv2serverauthport には、Common Secure Interoperability バージョン 2 (CSIV2) サービスがインバウンド・サーバー認証要求を listen するポートを指定します。 -csiv2server パラメーターが指定されない場合には、このポートは変更されません。 このポートは、serverindex.xml で CSIV2_SSL_SERVERAUTH_LISTENER_ADDRESS プロパティーによって指定されます。
-csiv2client
これはオプション・パラメーターです。値 csiv2clientauthport には、 Common Secure Interoperability バージョン 2 (CSIV2) サービスがインバウンド・クライアント認証要求を listen するポートを指定します。 -csiv2client パラメーターが指定されない場合には、このポートは変更されません。 このポートは、serverindex.xml で CSIV2_SSL_MUTUALAUTH_LISTENER_ADDRESS プロパティーによって指定されます。
-nodediscovery
これはオプション・パラメーターです。値 nodediscport には、 ノード・エージェント・ディスカバリー・サービスのノードが listen するポートを指定します。
-nodemulti
これはオプション・パラメーターです。値 nodemultidiscport には、 ノード・エージェントのマルチキャスト・ディスカバリー・サービスが listen するポートを指定します。
-verbose
このオプション・パラメーターは冗長メッセージをオンにします。スクリプトをデバッグする必要がある場合、冗長メッセージが役に立つことがあります。
-help
このオプション・パラメーターはヘルプ・メッセージを表示します。このパラメーターを指定した場合、 スクリプトは他のすべてのパラメーターを無視します。



関連タスク
コマンド行ツールの使用
参照トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 7:05:28 PM EST
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