任意の管理有効範囲でカスタム・トラスト・マネージャー構成を作成して、
新規トラスト・マネージャーを Secure Sockets Layer (SSL) 構成と関連付けることができます。
このタスクについて
管理コンソールで以下のステップを実行します。
プロシージャー
- カスタム・トラスト・マネージャーをセル有効範囲で作成するか、
または例えば、ノード、サーバー、クラスターなど、セル有効範囲より下で作成するかを決定します。
重要: セル有効範囲より下のレベルでカスタム・トラスト・マネージャーを作成する場合、
同一またはそれ以上の有効範囲の Secure Sockets Layer (SSL) 構成とのみ関連付けることができます。トラスト・マネージャーより下の有効範囲の SSL 構成では、
トラスト・マネージャー構成は表示されません。
- カスタム・トラスト・マネージャーをセル有効範囲で作成するには、
「セキュリティー」>「SSL 証明書および鍵管理」>「トラスト・マネージャー」をクリックします。セルのすべての SSL 構成では、
セル有効範囲でトラスト・マネージャーを選択できます。
- セル・レベルよりも下の有効範囲でカスタム・トラスト・マネージャーを作成する場合は、
「セキュリティー」>「SSL 証明書および鍵管理」>「エンドポイント・セキュリティー構成の管理」
>「{Inbound | Outbound}」>「ssl_configuration」>「トラスト・マネージャー」を
クリックします。
- 「新規」をクリックして、新規カスタム・トラスト・マネージャーを作成します。
- 固有のトラスト・マネージャー名を入力します。
- 「カスタム」実装設定を選択します。
カスタム設定では、javax.net.ssl.X509TrustManager Java インターフェースおよび必要に応じて com.ibm.wsspi.ssl.TrustManagerExtendedInfo
WebSphere Application Server インターフェースで実装される Java クラスを定義できます。
注: 標準実装設定は、
トラスト・マネージャーがプロバイダーおよびアルゴリズムとして Java セキュリティー・プロバイダー・リストで定義済みの場合
(カスタム・トラスト・マネージャーではない場合) にのみ適用されます。
- クラス名 (例えば、com.ibm.test.CustomTrustManager) を入力します。
- 以下のいずれか 1 つのアクションを選択します。
- 「適用」をクリックし、「追加プロパティー」の下にある「カスタム・プロパティー」をクリックして、
新規カスタム・トラスト・マネージャーにカスタム・プロパティーを追加します。カスタム・プロパティーの追加が終了したあと、
「OK」および「保管」をクリックして、次のステップへ進みます。
- 「OK」および「保管」をクリックして、次のステップへ進みます。
- パネルの上部にあるページ・ナビゲーションの「SSL 証明書および鍵管理」をクリックします。
- 以下のいずれか 1 つのアクションを選択します。
- セル有効範囲の SSL 構成用に、「関連項目」の下にある「SSL 構成」をクリックします。
- 「エンドポイント・セキュリティー構成の管理」をクリックして、より下の有効範囲で SSL 構成を選択します。
- 新規カスタム・トラスト・マネージャーと関連付ける既存の SSL 構成のリンクをクリックします。
カスタム・トラスト・マネージャーを既存の構成と関連付ける代わりに、
新規 SSL 構成を作成できます。詳しくは、Secure Sockets Layer 構成の作成
を参照してください。
- 「追加プロパティー」の下にある「トラストおよび鍵マネージャー」をクリックします。
新規カスタム・トラスト・マネージャーが「追加の順序付きトラスト・マネージャー」リストにない場合、
ステップ 8 での選択と同じレベルまたはより下の有効範囲の SSL 構成有効範囲を選択しているかどうかを確認します。
- 「追加」をクリックします。 このアクションにより、
新規トラスト・マネージャーがカスタム・トラスト・マネージャーのリストに追加されます。
- 「OK」をクリックしてから「保管」をクリックします。
結果
WebSphere Application Server のインストール・ディレクトリーの JAR ファイルを参照して、
接続ハンドシェーク中に SSL 構成と関連付けるカスタム・トラスト・マネージャー構成が作成されました。