WebSphere Application Server - Express, Version 6.1   
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フェデレーテッド・リポジトリーのカスタム・アダプターの設定

すぐに使用できるフェデレーテッド・リポジトリーのアダプターは、 ユーザーが使用できるファイル、LDAP、およびデータベース・アダプターを提供します。 これらのアダプターは、com.ibm.wsspi.wim.Repository ソフトウェア・プログラミング・インターフェース (SPI) を実装します。 フェデレーテッド・リポジトリーのカスタム・アダプターも、同じ SPI を実装する必要があります。

始める前に

フェデレーテッド・リポジトリー SPI のカスタム・アダプターについては、 関連リファレンスのリポジトリー SPI 実装情報を参照してください。

vmmsampleadapter.jar ファイルで入手できるカスタム・アダプターのサンプル・コードを参照してください。 この JAR ファイルの src/ ディレクトリーには、カスタム・アダプターのサンプル・コードが含まれています。 vmmsampleadapter.jar は、次のサイトでダウンロードできます。 http://www.ibm.com/developerworks/websphere/downloads/samples/vmmsampleadapter.html
注:
  • 提供されるサンプルは、フェデレーテッド・リポジトリーのカスタム・アダプターのフィーチャーの習熟と、 各種タイプのデータ・オブジェクトの処理を目的としています。 このサンプルは、 実稼働環境では使用しないでください。
  • 変更を行う前に、AbstractAdapterImpl クラスをコピーして、名前変更します。 新規名がご使用のアダプターに適したものであることを確認してください。

フェデレーテッド・リポジトリーのカスタム・アダプターは、 データ・ソースやエンタープライズ Bean などの、 いずれの WebSphere Application Server コンポーネントにも依存してはなりません。 これらの WebSphere Application Server コンポーネントでは、 始動の前にセキュリティーが初期化され、使用可能になっていることが必要です。 ご使用の仮想メンバー・マネージャーのカスタム・アダプターの実装で、 データ・ソースを使用してデータベースに接続することが必要な場合は、 Java Database Connectivity (JDBC) を使用して、サーバー始動時に接続を行う必要があります。 そして、後でデータ・ソースが使用可能になったときに、 データ・ソースを使用するように切り替えます。

プロシージャー

  1. インプリメンテーションをビルドします。
    注: EMF JAR ファイルには、 名前にバージョン番号が含まれています (v200607270021 など)。 必ず、ご使用のインストール済み環境を反映するように、バージョン番号を変更してください。
    コードをコンパイルするには、 クラスパスに以下の JAR ファイルが必要です。
    • %install_root%/plugins/com.ibm.ws.runtime_6.1.0.jar
    • %install_root%/plugins/org.eclipse.emf.commonj.sdo_2.1.0.v200607270021.jar
    • %install_root%/plugins/org.eclipse.emf.ecore_2.2.1.v200607270021.jar
    • %install_root%/plugins/org.eclipse.emf.common_2.2.1.v200607270021.jar
    • %install_root%/plugins/org.eclipse.emf.ecore.xmi_2.2.0.v200607270021.jar
    • %install_root%/plugins/org.eclipse.emf.ecore.sdo_2.2.0.v200607270021.jar
    以下に例を示します。
    %install_root%/java/bin/javac -classpath 
    %install_root%/plugins/com.ibm.ws.runtime_6.1.0.jar;%install_root%/plugins/org.eclipse.emf.commonj.sdo_2.1.0.v200607270021.jar;%install_root%/plugins/org.eclipse.emf.ecore_2.2.1.v200607270021.jar;%install_root%/plugins/org.eclipse.emf.common_2.2.1.v200607270021.jar;%install_root%/plugins/org.eclipse.emf.ecore.xmi_2.2.0.v200607270021.jar;%install_root%/plugins/org.eclipse.emf.ecore.sdo_2.2.0.v200607270021.jar your_implementation_file.java
    
  2. 生成されたクラス・ファイルまたはパッケージされた JAR ファイルを製品のクラスパスにコピーします。 推奨されるロケーションは、%install_root%/lib/ext ディレクトリーです。 これは、すべての製品プロセス (セルとすべてのノード・エージェント) のクラスパスにコピーする必要があります。
  3. wsadmin を使用したフェデレーテッド・リポジトリーのカスタム・アダプターの構成 のステップを実行して、カスタム・アダプターを構成します。
  4. フェデレーテッド・リポジトリーのカスタム・アダプターの使用 のステップを実行して、カスタム・アダプターをテストします。

次の作業

wsadmin ツールによるカスタム・アダプターの構成について詳しくは、 wsadmin を使用したフェデレーテッド・リポジトリーのカスタム・アダプターの構成 を参照してください。



関連タスク
wsadmin を使用したフェデレーテッド・リポジトリーのカスタム・アダプターの構成
フェデレーテッド・リポジトリーのカスタム・アダプターの使用
関連資料
フェデレーテッド・リポジトリーのサンプル・カスタム・アダプターの例
関連情報
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r1/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.javadoc.doc/vmm/com/ibm/wsspi/wim/Repository.html
タスク・トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 6:25:35 PM EST
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r1/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.express.doc/info/exp/ae/twim_est_vmmca.html