wsadmin ツールとスクリプトを使用して、マスター構成リポジトリーへ構成変更を保管します。
$ | 変数名を値で置換する Jacl 演算子です。 |
AdminConfig | WebSphere Application Server の構成を表すオブジェクトです。 |
save | AdminConfig コマンドです。 |
wsadmin ツールで対話モードを使用している場合は、 変更を破棄する前に保管するようにプロンプトが出されます。
wsadmin ツールで -c オプションを使用している場合には、変更は自動的に保管されます。 Unix オペレーティング・システムでは、 wsadmin -c オプションを使用してドル記号 ($) を含むコマンドを起動すると、 コマンド行は変数置換を試みます。 この問題を回避するには、円記号 (¥) を使用してドル記号をエスケープします。 例えば、wsadmin -c "¥$AdminConfig save" のようにします。
スクリプト・プロセスを終了する際に保管を実行しなかった場合には、前回の保管以降に行った構成変更の内容は破棄されます。 同時に構成を更新している複数のクライアント (スクリプトまたはブラウザー・クライアント) がある場合は、スクリプトにより要求される変更が保管されない可能性があります。 その場合、例外が表示され、ユーザーは更新を再度行う必要があります。 保管が失敗した場合、構成への更新は保管されません。 保管に成功すると、すべての更新が保管されます。保管の失敗を防ぐため、各構成の更新後、save コマンドを呼び出すことができます。
AdminConfig オブジェクトの reset コマンドを使用して、 最後の保管以降に構成に対して行った変更を元に戻すことができます。