このトピックは、ActivitySessions を使用する WebSphere エンタープライズ・アプリケーションの実装に関するタスクの概要です。
ActivitySession とリソース・マネージャーとの相互作用の方法は、トランザクションの場合とは大きく異なります。 ActivitySession は、 ローカル・トランザクションを有効範囲または調整するために使用されます。 つまり、ActivitySession を使用して、アプリケーションまたはコンテナーによって決定される 結果が得られるように、複数の 1 フェーズ・リソース・マネージャーを要求できます。 トランザクションとは異なり、ActivitySession には、 準備フェーズの概念やサービス・レベルのリカバリーの概念がありません。
WebSphere EJB コンテナーおよびデプロイメント・ツールでは、J2EE プログラミング・モデルの拡張機能として ActivitySession が サポートされています。 Enterprise Bean は、トランザクション・コンテキストの代替として、 アクティブ・セッション・コンテキストの影響を受けるライフ・サイクルを付与されてデプロイされます。 ActivitySession でスコープ宣言されたライフ・サイクルを持つ Enterprise Bean は、Bean 上の個々のメソッドではなく ActivitySession の期間を持つリソース・マネージャー・ローカル・トランザクション (RMLT) に 参加することができます (これは標準 J2EE モデルの場合可能)。 アプリケーションは、ActivitySession ベースの 活動化を持つ複数の Enterprise Bean で構成でき、各 Bean は、1 つ以上のリソース・マネージャーを持つ拡張 ローカル・トランザクションに参加しています。 ActivitySession の最後に、各ローカル・トランザクションは、ActivitySession マネージャーによって、共通の結果に導くことができます。
WebSphere コンテナーおよびデプロイ可能なアプリケーションを構成し、 トランザクションの代わりに (またはトランザクションに加えて)、 アプリケーション起動の ActivitySession またはコンテナー起動の ActivitySession の下で動作する Enterprise Bean をサポートできます。
これらのタスクを使用して、ActivitySessions を使用する WebSphere エンタープライズ・アプリケーションを実装します。