WebSphere Application Server - Express, Version 6.1   
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PropFilePasswordEncoder コマンド解説書

PropFilePasswordEncoder コマンドは、 プレーン・テキスト・プロパティー・ファイルにあるパスワードをエンコードします。 このコマンドは Secure Authentication Server (SAS) プロパティー・フ ァイルと非 SAS プロパティー・ファイルの両方をエンコードします。 パスワードのエンコード後は、デコード・コマンドは存在しません。

パスワードをエンコードするには、このコマンドを以下のディレクトリーから実行する必要があります。
重要: SAS がサポートされるのは、バージョン 6.1 セルに統合されたバージョン 6.0.x と、それより前のバージョンの間のサーバーに限られます。

構文

コマンド構文は次のようになります。
PropFilePasswordEncoder "file_name" { passwordPropertiesList
  | -SAS } [ -profileName profile ] [ -help | -? ]

パラメーター

PropFilePasswordEncoder コマンドで使用可能なオプションは、 次のとおりです。

ファイル名
この必須パラメーターは、パスワードをエンコードするファイルの名前を指定します。
passwordPropertiesList
パスワードを sas.client.props ファイルでなくプロパティー・ファイルでエンコードする場合、このパラメーターが必須です。 エンコードするパスワード・プロパティーを 1 つ以上指定します。
-SAS [この情報が適用されるのはバージョン 6.0.x と、バージョン 6.1 セルに統合された以前のサーバーだけです。]
パスワードを sas.client.props ファイルでエンコードする場合、このパラメーターは必須です。
-profileName
このパラメーターはオプションです。プロファイルの値は、アプリケーション・サーバーのプロファイル名を指定します。 スクリプトは、指定したプロファイルから取得したパスワード・エンコード・アルゴリズムを使用します。 このパラメーターを指定しない場合、スクリプトはデフォルト・プロファイルを使用します。
-help または -?
このパラメーターを指定すると、スクリプトは他のすべてのパラメーターを無視し、使用法を示したテキストを表示します。

[この情報が適用されるのはバージョン 6.0.x と、バージョン 6.1 セルに統合された以前のサーバーだけです。] 以下は、正しい構文の使用例です。

PropFilePasswordEncoder "file_name"
PropFilePasswordEncoder "file_name" password_properties_list
PropFilePasswordEncoder "file_name" -SAS

以下のコマンドでは、デフォルトのスタンドアロン・アプリケーション・サーバー・プロファイルの ssl.client.props ファイルでパスワードをエンコードします。
app_server_root/bin/PropFilePasswordEncoder
profile_root/default/properties/ssl.client.props
com.ibm.ssl.keyStorePassword,com.ibm.ssl.trustStorePassword
重要: これらのコマンドは、表示上の問題から複数行で表示されています。



関連タスク
ファイル内のパスワードのエンコード
参照トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 6:25:35 PM EST
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r1/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.express.doc/info/exp/ae/rsec_propfilepwdencoder.html