WebSphere Application Server - Express, Version 6.1   
             オペレーティング・システム: AIX , HP-UX, Linux, Solaris, Windows, Windows Vista

             目次と検索結果のパーソナライズ化

PMI データ収集の使用可能化

PMI データ収集を使用可能にして、問題を診断し、アプリケーションのパフォーマンスを調整します。

始める前に

パフォーマンス・データを収集する前に、Performance Monitoring Infrastructure (PMI) を使用可能にする 必要があります (デフォルトでは PMI は使用可能です)。PMI は、サーバーが始動する前に使用可能にする必要があります。 サーバーを始動した後に PMI を使用可能にする場合は、PMI を始動するためにサーバーを再始動する必要があります。

このタスクについて

PMI サービスが使用可能な場合は、各コンポーネントのモニターを動的に使用可能にしたり、使用不可にすることができます。 PMI には、一連の統計を使用可能にする場合に使用できる 4 つの定義済み統計セットが用意されています。次の表は、統計セットに関する詳細を示します。定義済み統計セットがモニター要件に合わない場合、「カスタム」オプションを使用して個別の統計を選択して使用可能または使用不可にすることができます。

統計セット 説明
なし すべての統計を使用不可にします。
基本 J2EE 1.4 に指定された統計および CPU 使用や HTTP ライブ・セッションなどのトップ統計が使用可能になります。このセットはすぐに使用可能 に設定されており、ランタイムおよびアプリケーション・コンポーネントに関する基本的なパフォーマンス・データを提供します。
拡張 基本セットに加えて、WLM や動的キャッシングなどのさまざまな WebSphere Application Server コンポーネントにおける主要な統計が追加されます。 このセットは、さまざまなランタイムおよびアプリケーション・コンポーネントに関する詳細なパフォーマンス・データを提供します。
すべて すべての統計が使用可能になります。
カスタム 統計を選択して使用可能または使用不可にします。

カスタム設定

WebSphere Application Server バージョン 6.0 では、統計を個別に 使用可能/使用不可にする、きめの細かい制御が導入されています。きめの細かい制御はカスタム統計セットで使用できます。

バージョン 5.x モニター・レベル (N、L、M、H、X) はバージョン 6.0 以降では推奨されませんが、 後方互換性のために 5.x PMI API はサポートされます。バージョン 6.0 以降の API を使用して モニター・レベルを設定し、バージョン 5.0 API を使用してモニター・レベルを取得することができます。新規レベル「F」–「詳細」は、 詳細な仕様またはバージョン 6.x モニター仕様が有効であることをバージョン 5.x API に示すために 導入されています。サーバーからモニター・レベルを取得するために、 バージョン 6.x モニター仕様を使用して V5.x API が使用されると、この新規レベル「F」が戻されます。

WebSphere Application Server バージョン 4.0 およびバージョン 5.0 では、モニター/インスツルメンテーションのレベルに基づいて統計が使用可能になります。レベルは、「なし」、「低」、「中」、「高」および「最大」(N、L、M、H、X) です。特定のレベルで使用可能にすると、その特定のレベルのすべての統計と、その特定のレベルの下のレベルからのカウンターが含まれます。 つまり、「中」レベル (M) で Web Application モジュールを使用可能にすると、 レベル「中」のカウンターのすべてと「低」レベル (L) のカウンターのすべてが使用可能になります。詳しくは、PMI データ収集 を参照してください。

順次更新

モニター・オーバーヘッドを最小化するため、CountStatistic、 AverageStatistic、および TimeStatistic への更新は同期されません。これらの統計タイプは合計および平均を追跡するため、一般に、過度に精度を上げてもパフォーマンス・コストに見合いません。RangeStatistic および BoundedRangeStatistic は 非常に重要であり、常に同期されます。 必要な場合、すべての統計タイプへの更新は、「Use sequential update」チェック・ボックスをチェックすることにより同期することができます。

プロシージャー

以下のいずれかの方法で PMI を使用可能にします。



サブトピック
管理コンソールによる PMI の使用可能化
wsadmin ツールを使用した PMI の使用可能化
Java 仮想マシン・プロファイラー・データの使用可能化
タスク・トピック    

ご利用条件 | フィードバック

最終更新: Jan 21, 2008 6:25:35 PM EST
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r1/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.express.doc/info/exp/ae/tprf_pmi_encoll.html