WebSphere Application Server バージョン 6.1 の WASPreUpgrade コマンドを使用して、 前にインストールしたバージョンの WebSphere Application Server の構成をマイグレーション固有のバックアップ・ディレクトリーに保管します。
コマンド・ファイルは、 バージョン 6.1 app_server_root/bin ディレクトリーにあり、ここで実行します。
構文は次のようになります。
WASPreUpgrade.sh backupDirectory currentWebSphereDirectory [-traceString trace_spec [-traceFile file_name ]]
WASPreUpgrade.bat backupDirectory currentWebSphereDirectory [-traceString trace_spec [-traceFile file_name ]]
パラメーターは、以下のとおりです。
WASPreUpgrade ツールは、 実行中に画面に状況を表示します。また、このツールは広範囲にわたるロギング情報のセットを、 backupDirectory ディレクトリーに作成された WASPreUpgrade.time_stamp.log ファイルに保管します。 ここで、backupDirectory は、backupDirectory パラメーターに指定された値です。 テキスト・エディターを使用して、WASPreUpgrade.time_stamp.log ファイルを 表示することができます。
WASPreUpgrade は、 すべてのリソースを保管しますが、classes ディレクトリー内のエンティティーはマイグレーションしません。
WASPreUpgrade コマンドは、 バージョン 5.x 環境で作成されたすべてのインスタンスも保管します。