非 root ユーザーが特定のプロファイルで
WebSphere Application Server を始動できるように、インストーラーはプロファイルを作成して、
非 root ユーザーにプロファイル・ディレクトリーのオーナーシップを割り当てることができます。
この例を使用して、コマンドによりタスクを完了します。
始める前に
このタスクでは、manageprofiles コマンド
およびシステム・コマンドに関する基本的な知識があることが前提となります。このタスクでは、次の用語を使用します。
- root ユーザーは、以下を指します。
- 非 root ユーザーは、以下を指します。
- インストーラーは、root ユーザーまたは root 以外のユーザーを指します。
プロファイルを作成する前に、WebSphere Application Server をインストールする必要があります。
このタスクについて
インストーラーに以下のステップを実行させて
プロファイルを作成し、プロファイル・ディレクトリーおよびログ・ディレクトリーにオーナーシップを割り当てます。
オーナーシップは、
インストーラー ID とは別の非 root ユーザー ID に割り当てられます。非 root ユーザーが WebSphere Application Server を始動するには、
これらのディレクトリーにアクセスする必要があります。
プロシージャー
- プロファイルを作成します。
./manageprofiles.sh -create -profileName profile01 -profilePath
app_server_root/profiles/profile01 -templatePath
app_server_root/profileTemplates/default
manageprofiles.bat -create -profileName profile01 -profilePath C:¥
app_server_root¥profiles¥profile01 -templatePath C:¥
app_server_root¥profileTemplates¥default
コマンドは、表示の都合上、複数行に分割されています。
- profile01 プロファイル・ディレクトリーのオーナーシップを
user1 非 root ユーザーに変更します。
![[Windows]](../../windows.gif)
以下のディレクトリーへのアクセス権を
user1 に付与するには、Windows ドキュメンテーションの指示に従ってください。
C:¥app_server_root¥profiles¥profile01
- profile01 プロファイルのログ・ディレクトリーのオーナーシップを user1 非 root ユーザーに変更して、
ログ・メッセージがコンソールに表示されないようにします。
![[Windows]](../../windows.gif)
以下のディレクトリーへのアクセス権を
user1 に付与するには、Windows ドキュメンテーションの指示に従ってください。
C:¥app_server_root¥logs¥manageprofiles¥profile01
結果
インストーラーは、プロファイルを作成し、
プロファイル・ディレクトリーおよびログ・ディレクトリーのオーナーシップを非 root ユーザーに割り当てました。
次の作業
インストーラーとして、引き続き
プロファイルを作成し、必要に応じてオーナーシップを非 root ユーザーに割り当てることができます。
非 root ユーザー ID は、複数のプロファイルを管理できます。
所定のプロファイルについては、同じ非 root ユーザー ID でプロファイル全体を管理します。
非 root ユーザーは、同じタスクを使用して、root ユーザーが使用するプロファイルを管理することができます。