WebSphere Application Server - Express, Version 6.1   
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Apache HTTP Server V2.0 の構成

このトピックでは、Apache HTTP Server バージョン 2.0 の構成設定を変更する方法について説明します。

始める前に

Apache HTTP Server v2.0 は、(Apache で稼働する) IBM HTTP Server とは 異なります。Apache HTTP Server は、i5/OS ではサポートされません。 (Apache で稼働する) IBM HTTP Server の構成について詳しくは 、IBM HTTP Server (Apache 2.0 で稼働) の構成 を 参照してください。

iSeries 以外のシステムに WebSphere Application Server 対応の Web サーバー・プラグインを インストールする際には、プラグイン・インストール・ウィザードで Web サーバーを構成します。

Web サーバー・プラグインのインストール を参照してください。

このトピックでは、Apache HTTP Server バージョン 2.0 Web サーバーの構成方法について説明します。 Web サーバー構成ファイルの編集 のその他の手順では、サポートされている他の Web サーバーの構成について説明します。

重要:
  • 64 ビット・アドレッシングをサポートする Apache HTTP Server を使用する場合、 WebSphere Application Server 製品で提供される 64 ビット CD を使用して、 Apache Web サーバー・プラグイン・バイナリーをインストールする必要があります。32 ビット CD を使用すると、 プラグイン・バイナリーがロードされなかったことを示すエラー・メッセージが表示されます。
  • 32 ビット・アドレッシングをサポートする Apache HTTP Server を使用する場合、 WebSphere Application Server 製品で提供される 32 ビット CD を使用して、 Apache Web サーバー・プラグイン・バイナリーをインストールする必要があります。64 ビット CD を使用すると、 プラグイン・バイナリーがロードされなかったことを示すエラー・メッセージが表示されます。
エラー・メッセージのサンプルは、以下のとおりです。
httpd: Syntax error on line XXX of /home/apache/conf/httpd.conf: Cannot load /home/apache/Plugins/mod_was_ap20_http.sl into server: Invalid argument

Windows 以外のすべてのプラットフォーム上では、 プラグインは、スレッド化された worker マルチプロセッシング・モジュール (MPM) でテストされています。Windows では、プラグインは、 デフォルトのスレッド化された MPM でテストされています。

このプラグインは、Apache 2 prefork MPM と連動しますが、 最適なのはワーカー MPM と連動する場合です。プラグインは、バックエンド WebSphere Application Server への接続プールを保守し、 メモリー内のキャッシングを使用します。これらのプラグイン機能は、Apache 2.0 が、MaxClients 値と同等の ThreadsPerChild 値で単一子プロセスを使用するように構成されている場合に、最も効果的に機能します。このプラグインは、 複数の子プロセスで構成される prefork MPM または worker MPM とともに使用することができますが、 効率が低下します。

互換性ステートメント このプラグインは、Apache HTTP Server の Apache 2.0.47 以降との 完全なバイナリー互換性を要求するバージョンと連動します。このバージョンは、プラグインのビルドに使用されたコンパイラーおよび コンパイラー・オプションと互換性を持つコンパイラーおよびコンパイラー・オプションでビルドされています。

このタスクについて

ご使用のオペレーティング・システムで Apache 2.0 を構成するステップを実行します。

例およびメッセージは、わかりやすくするために 複数行で表示されています。Web サーバー構成ファイル内の各ディレクティブは 1 行です。

ローカル・ファイル・パスは、Web サーバーと同じマシン 上にあるアプリケーション・サーバー上の plugin-cfg.xml ファイルへのファイル・パスです。 リモート・ファイル・パスは、アプリケーション・サーバーがリモート・ マシン上にある場合の plugin-cfg.xml ファイルへの ファイル・パスです。 プラグイン・インストール・ウィザードは、インストール中にダミーの plugin-cfg.xml ファイルをインストールしますが、 このファイルはアプリケーション・サーバー・マシンの実ファイルから定期的な 伝搬を必要とします。

以下のアプリケーション・サーバー・ローカル・ファイル・パスの node_name は、 スタンドアロン Application Server では web_server_name_node になります。

以下のステップの Web サーバー定義の名前は webserver1 です。

プロシージャー

結果

この手順によって、Apache 2.0 Web サーバーが再構成されます。

次の作業

プラグイン・インストール・ウィザードは、GSKIT SSL 暗号化ライブラリーがインストールされていない場合、 必要なレベルでこのライブラリーをインストールします。 このプラグインを新規マシンに手動でコピーする場合、 暗号化されているバックエンド接続に必要な GSKIT ライブラリーがないことがあります。

Web サーバーの構成後、この Web サーバーにアプリケーションをインストールすることができます。 詳しくは、インフォメーション・センターのアプリケーション・セクションを参照してください。




関連タスク
IBM HTTP Server バージョン 6.x の構成
IBM HTTP Server (Apache 2.0 で稼働) の構成
Web サーバー構成ファイルの編集
タスク・トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 6:25:35 PM EST
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r1/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.express.doc/info/exp/ae/tins_manualWebApache20.html