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デフォルトのメッセージ・ダイジェスト・アルゴリズムの変更

デフォルトのメッセージ・ダイジェスト・アルゴリズムを SHA から MD5 に変更するのは、必要な場合にのみ行ってください。変更を行うには、installver.bat ファイルまたは installver.sh ファイルを編集します。アルゴリズムを変更することにより、製品の部品表内の SHA ベースのチェックサムは無効になります。 このため、製品ファイルの検証は、 メッセージ・ダイジェスト・アルゴリズムを変更する前に行ってください。

始める前に

デフォルトのメッセージ・ダイジェスト・アルゴリズムを SHA から MD5 に変更する前に、製品をインストールします。

このタスクについて

デフォルトのメッセージ・ダイジェスト・アルゴリズムは、セキュア・ハッシュ・アルゴリズム (SHA) の 1 つであり、これは、米国連邦情報・技術局 (NIST) の Secure Hash Standard (SHS) の一部です。詳しくは、Federal Information Processing Standards (FIPS) publication 180-2 を参照してください。SHA-1 は、米国政府の標準のハッシュ関数です。

以前の MD5 メッセージ・ダイジェスト・アルゴリズムも使用可能です。MD5 は非推奨のメッセージ・アルゴリズムで、SHA ほどの安全性は備えておらず、下位互換性のためにのみ提供されています。

このトピックでは、デフォルトのメッセージ・ダイジェスト・アルゴリズムの変更について説明します。アルゴリズムを変更するには、installver.bat ファイルまたは installver.sh ファイルを編集する必要があります。

プロシージャー

スクリプト・ファイルに、以下の環境プロパティーを追加します。
-Dchecksum.type=MD5
デフォルト値は以下のとおりです。
-Dchecksum.type=SHA

次の作業

installver コマンドについて詳しくは、メモリー不足状態の処理 を参照してください。




関連タスク
チェックサムの比較からのファイルの除外
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インストール済みファイルのチェックサムの検査
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最終更新: Jan 21, 2008 6:25:35 PM EST
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r1/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.express.doc/info/exp/ae/tins_installver_chg.html