startNode コマンドは、ノード・エージェント・プロセスの構成ファイルを
読み取り、launch コマンドを作成します。
startNode コマンドは、Network Deployment セルに追加されたプロファイルのノード・エージェント・プロセスの構成ファイルを読み取り、そのサーバーを始動します。
startNode コマンドはサーバー処理を起動しますが、MBean メソッドを呼び出さないため、このコマンドでユーザー名およびパスワードを使用する必要はありません。
このコマンドをどこで実行するかについて詳しくは、コマンド行ツールの使用の項目を参照してください。
構文
コマンド構文は次のようになります。
startNode [options]
パラメーター
startNode コマンドで使用可能なオプションは、以下のとおりです。
- -?
- 使用法ステートメントを印刷します。
- -curlib <product_library>
- 基礎となる Submit Job (SBMJOB) CL コマンドで使用する現行ライブラリーを指定します。
- -cpyenvvar
- startNode コマンドに、ノード・エージェント・プロセスに現在定義されている環境変数を設定するよう指示します。
デフォルトは、現在定義されている環境変数を未設定にすることです。
- -help
- 使用法ステートメントを印刷します。
- -inllibl <library_list>
- 基礎となる Submit Job (SBMJOB) CL コマンドで使用する初期ライブラリー・リストを指定します。
- -inlaspgrp <ASP_group>
- 基礎となる Submit Job (SBMJOB) CL コマンドで使用する初期 ASP グループを指定します。
- -jobd <product_library/job_description>
- 基礎となる Submit Job (SBMJOB) CL コマンドのジョブ記述を指定します。
- -jobq <product_library/job_queue>
- 基礎となる Submit Job (SBMJOB) CL コマンドのジョブ・キューを指定します。
- -nowait
- startNode コマンドに、起動されたノード・エージェント・プロセスの正常な初期化を待機しないことを指示します。
- -outq <product_library/output_queue>
- 基礎となる Submit Job (SBMJOB) CL コマンドの出力キューを指定します。
- -profileName
- マルチプロファイル・システムで、アプリケーション・サーバー・プロセスのプロファイルを定義します。
-profileName オプションは、単一プロファイル環境で実行する場合は必要ありません。 このオプションのデフォルトは、
デフォルト・プロファイルです。
- -sbs <product_library/subsystem_description>
- 基礎となる Submit Job (SBMJOB) CL コマンドで使用するサブシステムを指定します。
- -trace
- ノード・エージェントを開始させるネイティブ処理コードのトレースを使用可能にします。
トレース出力は、profile_root/logs ディレクトリーにある was_jobname-jobuser-jobnum.log ファイルに書き込まれます。
- -timeout <seconds>
- ノードの初期化がタイムアウトになってから、エラーを戻すまでの待ち時間を指定します。
- -usejobd
- 「Run-As」ユーザー ID への切り替え時に、ノード・エージェントで、ジョブ記述を Submit Job (SBMJOB) プロセスから使用するよう指定します。
注: このコマンドは、現行のジョブ記述の「USER」フィールドには影響を与えません。
使用シナリオ
以下は、正しい構文の例です。
startNode (デフォルト・プロファイルのためにノード・エージェント・プロセスを開始します。
デフォルト・プロファイルは Network Deployment セル属している必要があります。)
startNode -profileName mynode (Network Deployment セルに属する mynode プロファイル
のためにノード・エージェントを開始します。)
startNode -trace (profile_root/logs ディレクトリーにトレース・ファイルを作成します)