代替 URL は、外部からは要求できない、 JavaServer Pages (JSP) ファイルおよびサーブレット応答をエッジ・キャッシングするための方法です。 動的キャッシュを使用すると、Edge Side Include (ESI) プロセッサーの存在を認識し、ESI 組み込みタグ、および キャッシュに入れることのできるエッジ・フラグメントの適切なキャッシュ・ポリシーを生成することができます。 ただし、エッジ・フラグメントをキャッシュに入れる前に、アプリケーション・サーバーから外部的にエッジ・フラグメント を要求できる必要があります。 つまり、ユーザーが、ブラウザーにそのフラグメントに該当するパラメーターと Cookies を指定して URL を入力すると、 WebSphere Application Server がそのフラグメントの内容を戻すことができる必要があります。
標準 Java 2 Platform, Enterprise Edition (J2EE) プログラミング・アーキテクチャーの 1 つである model-view-controller (MVC) アーキテクチャーでは、 コントローラー・サーブレットの呼び出しに、ビューを構成する 1 つ以上の子 JSP ファイルが含まれる場合があります。 MVC プログラミング・モデルを使用する場合、子 JSP ファイルを外部から要求できる場合にのみ、 これらの JSP ファイルはエッジ・キャッシュに入れられますが、これは一般的なケースではありません。 例えば、子 JSP ファイルがコントローラー・サーブレットによって決定および設定された 1 つ以上の要求属性を使用する場合には、その JSP ファイルはエッジにキャッシングできません。 代替 URL サポートを使用することにより、JSP ファイルを呼び出すために 代替コントローラー・サーブレット URL が使用されるため、 この制限はなくなります。
<cache-entry>
<class>servlet</class>
<name>/AltUrlTest2.jsp</name>
<property name="EdgeCacheable">true</property>
<property name="alternate_url">/alturlcontroller2</property>
<cache-id>
<timeout>600</timeout>
<priority>2</priority>
</cache-id>
</cache-entry>