WebSphere Application Server for i5/OS, Version 6.1   
             オペレーティング・システム: i5/OS

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Session Initiation Protocol (SIP) コンテナーの設定

このページを使用して、Web コンテナー設定を構成します。

この管理コンソール・ページを表示するには、 「アプリケーション・サーバー」 > 「serverName」 > 「SIP container settings」 > 「SIP コンテナー」とクリックします。

最大アプリケーション・セッション数

コンテナーが管理する SIP アプリケーション・セッションの最大数を指定します。最大数に達すると、新規の SIP 会話は開始されません。 クラスター環境内で コンテナーの最大設定値に達した場合、 コンテナーがしきい値よりも下に戻るまで、 サーバーには新規のダイアログが転送されません。 注: アプリケーション・セッションは通常、新規着信呼び出しによって作成されますが、 別のイベントによって作成されることもあります。 例えば、アプリケーション・セッションがフェイルオーバーのためにアプリケーション・サーバー間で転送される場合は、 存続しているアプリケーション・サーバーが、失敗したサーバー上で最初に作成されたセッションを継承します。 別の例としては、SipFactory.createApplicationSession() を呼び出すことにより、 サーブレットが SIP コンテナー内に新規アプリケーション・セッションを作成する場合があります。 新規に開始された SIP 会話のイベント以外の新規アプリケーション・セッションの作成は、 アプリケーション・セッションの最大数では制御されません。 そのため、活動中のアプリケーション・セッションの数がアプリケーション・セッションの最大数を超えることがあります。

データ型 整数
デフォルト 120000 (推奨)
範囲 1 <= n <= java.lang.Integer.MAX_VALUE
平均期間あたりの最大メッセージ数

平均期間あたりの SIP メッセージの最大数を指定します。これは、 コンテナーが受け取ったメッセージの平均数が計算される期間です。 この平均を使用して、コンテナーのロードを判別し、 メッセージ数が平均期間中に許容されるメッセージの最大数に近づいているかどうかを判別します。

データ型 整数
デフォルト 5000 (推奨)
範囲 1 <= n <= java.lang.Integer.MAX_VALUE
最大キュー・ディスパッチ・サイズ (Maximum queue dispatch size)

内部ディスパッチング・キューのサイズを指定します。このサイズより高い値を他で指定すると、キューの負担が重くなります。内部キューが過負荷状態に達すると、着信 UDP パケットは、キューがその過負荷状態を終了するまでドロップされます。 キュー・サイズを制限すると、CPU が他のプロセスまたはスレッドによって使用されるケース (例えば、ガーベッジ・コレクション) からより回復しやすくなり、コンテナーがメモリー不足の状態に達しないようになります。 値を 0 に設定すると、キュー・サイズは無制限になります。

データ型 整数
デフォルト 5000 (推奨)
範囲 1 <= n <= java.lang.Integer.MAX_VALUE
最大応答時間

アプリケーションの最大許容応答時間 (ミリ秒) を指定します。このパラメーターの値が指定された時間を超えると、コンテナーは、クラスタリング・フレームワークに使用不可である旨を通知します。

計算される応答時間はすべてのアプリケーションの振る舞いと一致するとはかぎらないため、maxSipResponseTime パラメーターは注意して使用してください。 ユーザー対話の結果として応答が生成される INVITE (例えば、ユーザーがハンドセットをピッキングする) などの要求の場合、計算された応答時間は長くなります。 ただし、この例では、SIP コンテナーでの遅延によって応答時間が長くなるわけではありません。 したがって、ロード要因として応答時間を計算しないでください。応答時間の有効的な計算のために推奨されるアプリケーションは、ユーザー対話なしで直接応答するアプリケーションです。 例として、加入および登録のアプリケーションがあります。

データ型 整数
デフォルト 0
範囲 0 <= n <= java.lang.Integer.MAX_VALUE
平均期間 (ミリ秒) (Averaging period in milliseconds)

キャッシュする出力を生成するときにサーブレットを一度呼び出した場合に、キャッシュ・エントリーを作成することを指定します。 このエントリーには、キャッシュ出力と、呼び出しの副次作用が含まれます。副次作用の例には、 他のサーブレットや JavaServer Pages (JSP) ファイルへの呼び出し、 およびタイムアウトやエントリー優先順位情報などのエントリーに関するメタデータへの呼び出しが含まれます。

データ型 整数
デフォルト 1000 (推奨)
範囲 1000 <= n <= java.lang.Integer.MAX_VALUE
統計上の更新速度 (ミリ秒) (Statistic update rate in milliseconds)

コンテナーが平均を計算して統計をパフォーマンス・モニター・インフラストラクチャーに公開する間隔に対する制御を指定します。

データ型 整数
デフォルト 1000 (推奨)
範囲 1000 <= n <= java.lang.Integer.MAX_VALUE



関連タスク
SIP タイマーの構成
関連情報
サーバー・コレクション
参照トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 5:46:14 PM EST
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