Secure Sockets Layer (SSL) 通信を確実に行えるようにするために、サーバーは、自己署名されたか、認証局 (CA) によって署名された個人証明書を要求します。CA によって署名された証明書を取得するには、最初に個人証明書要求を作成する必要があります。
始める前に
個人証明書要求を格納している鍵ストアが事前に存在している必要があります。
このタスクについて
管理コンソールで以下のステップを実行します。
プロシージャー
- 「セキュリティー」>「SSL 証明書および鍵管理」>
「鍵ストアおよび証明書」>「keystore」をクリックします。
- 「個人証明書要求」>「新規」とクリックします。
- 証明書要求ファイルの絶対パスを入力します。 このロケーションに証明書要求が作成されます。
- 「鍵ラベル」フィールドに別名を入力します。 別名により、鍵ストアの認証要求が識別されます。
- 共通名 (CN) の値を入力します。 この値は、
証明書の識別名 (DN) の CN の値です。
- 組織の値を入力します。 この値は、証明書 DN の O の値です。
- 以下のオプション値 (複数可) を構成できます。
- オプション: 鍵サイズの値を選択します。 デフォルトの鍵サイズの値は 1024 ビットです。
- オプション: 組織単位の値を入力します。
この組織単位の値は、証明書 DN の OU の値です。
- オプション: 市町村の値を入力します。
この市町村の値は、証明書 DN の L の値です。
- オプション: 都道府県の値を入力します。
この値は、証明書 DN の ST の値です。
- オプション: 郵便番号の値を入力します。
この郵便番号の値は、証明書 DN の POSTALCODE の値です。
- オプション: リストから国別値を選択します。
この国別値は、認証要求 DN の C= の値です。
- 「適用」をクリックします。
結果
指定されたファイル・ロケーションの鍵ストア内に証明書要求が作成されます。要求は、鍵ストアに証明書を手動で受け入れるまでは、署名された証明書の一時的なプレースホルダーとして機能します。
wsadmin ツールを使用して証明書要求を作成するには、AdminTask オブジェクトの createCertificateRequest コマンドを使用します。詳しくは、
AdminTask オブジェクトの PersonalCertificateCommands コマンド・グループ
を参照してください。
注: (iKeyman や keyTool などの) 鍵ストア・ツールは、WebSphere Application Server からの証明書要求によって生成された署名済み証明書を受け取ることができません。同様に、WebSphere Application Server は、他の鍵ストア・ユーティリティーからの証明書要求によって生成された証明書を受け取ることができません。
次の作業
以上で、CA が署名した証明書を鍵ストア内に受け取って、サーバー用の署名済み証明書の生成プロセスを完了することができます。