HTTP トランスポート・チャネルを使用している場合は、 そのチャネルの構成設定に、 以下のいずれかのカスタム・プロパティーを追加することができます。
以下は、製品に付属している HTTP トランスポート・チャネルのカスタム・プロパティーの説明です。 これらのプロパティーは、HTTP トランスポート・チャネルの設定ページには表示されません。
CookiesConfigureNoCache プロパティーを 使用すると、HTTP 応答メッセージ内に Set-Cookie ヘッダーがあった場合に、 複数のキャッシュ関連のヘッダーの追加を行うかどうかを指定できます。 このプロパティーが true に設定されている 場合、Expires ヘッダー (非常に古い日付を持つ)、 および Cache-Control ヘッダー (クライアントに 対して、Set-Cookie ヘッダーをキャッシュに入れないよう 明示的に伝える) が追加されます。
データ型 | ブール |
デフォルト | True |
localLogFilenamePrefix プロパティーを使用すると、 ネットワーク・ログ・ファイルのファイル名のプレフィックスを指定できます。 通常、イン・プロセス最適化が使用可能になっている場合、イン・プロセ ス・パスを通った要求は、Web コンテナーのネットワーク・チャネル・チェ ーンに設定されているログ属性に基づいてログされます。 このプロパティーを使用してネットワーク・ログ・ファイルのファイル名にプレフィックスを追加することができます。 この新しいファイル名は次にイン・プロセス要求のためのログ・ファイルのファイル名として使用されます。 イン・プロセス・パスを通って送信される要求はネットワーク・ログ・フ ァイルの代わりにこのファイルでログに記録されます。 例えば、ネットワーク・トランスポート・チェーンのログ・ファイル名が .../httpaccess.log とついており、このプロパティーがそのチェーンの HTTP チャネルで「local」に設定されている場合、そのチェーンに関連付けられたホストへのイン・プロセス要求のログ・ファイルのファイル名は …/localhttpaccess.log になります。
データ型 | ストリング |
limitFieldSize プロパティーを使用すると、 さまざまな HTTP フィールド (要求 URL や、 個々のヘッダー名または値など) に対するサイズ制限が行えます。 これらのフィールドに対してサイズ制限を行うと、 DoS 攻撃 (Denial of Service attack) に対する保護になります。 フィールドのサイズが許容値を超えると、 リモート・クライアントにエラーが戻されます。
データ型 | 整数 |
デフォルト | 32768 |
範囲 | 50-32768 |
limitNumHeaders プロパティーを使用すると、 着信メッセージに含めることができる HTTP ヘッダーの数を制限できます。 この制限を超えると、クライアントにエラーが戻されます。
データ型 | 整数 |
デフォルト | 500 |
範囲 | 50 から 500 まで |
RemoveHeaderValue プロパティーを使用すると、 アプリケーション・サーバーから送信された HTTP 応答から、 サーバー・ヘッダーを強制的に除去できます。 これにより、サーバー・プログラムの ID を非表示にできます。
データ型 | ブール |
デフォルト | False |
ServerHeaderValue プロパティーを使用すると、 サーバー・ヘッダーがまだ存在していない場合に、 すべての発信 HTTP 応答に追加するヘッダーを指定できます。
データ型 | ストリング |
デフォルト | WebSphere Application Server v/x.x。 x.x は、 ご使用のシステムで稼働している WebSphere Application Server の バージョンになります。 |