アプリケーション・サーバーを始動すると、現行のサーバー
構成のプロセス定義設定に基づいて、新しいサーバー・プロセスが開始されます。
始める前に
アプリケーション・サーバーを始動する前に、このサーバー上で稼働するアプリケーションが必要とするリソースのすべてが使用可能であることを確認します。
また、すべての前提条件サブシステムを開始する必要があります。
このタスクについて
このサーバー始動手順は、サーバーの再始動にも通常
適用されます。
サーバーに障害が発生したため、リカバリー機能を使用して、それらの処理を完了してからそのサーバーで新規作業を開始する場合は、例外となる場合があります。
この状態では、サーバーをリカバリー・モードで再始動する必要があります。
基本 WebSphere Application Server を使用して新規のアプリケーション・
サーバー定義を作成した場合、元の基本サーバーに関連する管理コンソールを
使用して新規サーバーを始動、停止、または管理することはできません。
新規サーバーでこれらのタスクを実行するには、コマンドを使用する必要が
あります。
アプリケーション・サーバーを始動するには、以下のとおり複数の
方法があります。
プロシージャー
- startServer
Qshell コマンドを使用することができます。
- Submit Job (SBMJOB) CL コマンドを使用できます。 以下の CL コマンドを i5/OS コマンド行
から実行することができます。
SBMJOB CMD(CALL PGM(product_library/QWASSTRSVR) PARM('-profilePath'
'profile_root' '-server' 'server_name')) JOB(server_name)
JOBD(QWAS61/QWASJOBD) JOBQ(QWAS61/QWASJOBQ) USER(QEJBSVR) LANGID(*USRPRF)
CNTRYID(*USRPRF) CCSID(*USRPRF) OUTQ(QWAS61/QWASOUTQ) ALWMLTTHD(*YES)
server_name は、始動しているサーバーの名前です。
結果
指定されたサーバーが始動します。サーバーが始動状態にあることを確認するには、
管理コンソールで、「サーバー」>「アプリケーション・サーバー」をクリックします。
次の作業
サーバーが始動した後、このサーバーで実行させるアプリケーションをデプロイします。
標準 Java デバッグを使用可能にしてアプリケーション・サーバーを始動する必要がある場合は、
以下のようにします。
- 管理コンソールで「サーバー」>「アプリケーション・サーバー」とクリックし、
トレースおよびデバッグが必要なプロセスを持つアプリケーション・サーバーをクリックします。
- 「Java 仮想マシン」ページで、「デバッグ・モード」オプションを選択して、
標準 Java デバッガーを使用可能にします。
必要な場合は、デバッグ・モードの引数を設定して、「OK」をクリックします。
- 構成ファイルに変更内容を保管します。
- アプリケーション・サーバーを停止します。
- 前述の説明に従って再度アプリケーション・サーバーを始動します。