異なる構成オブジェクト間の関係を理解することは、 構成機能を実行する wsadmin スクリプトを作成する際に不可欠です。
構成データは、いくつかの異なる XML ファイル内に保管されます。 サーバー・ランタイムは、開始時にこれらの XML ファイルを読み取り、 そこに保管されているコンポーネント設定に応答します。 構成データには、ランタイムの設定も含まれています。 例えば、Java 仮想マシン (JVM) オプション、スレッド・プール・サイズ、コンテナー設定、 サーバーが使用するポート番号などです。 その他の構成ファイルは、 Java 2 Platform, Enterprise Edition (J2EE) リソースを定義します。 サーバーは、アプリケーション・ロジックに必要なデータを取得するためにこの J2EE リソースに接続します。 セキュリティー設定は、サーバーおよびリソース構成から別の文書に保管されます。 アプリケーション固有の構成、例えば、デプロイメント・ターゲット・リスト、 セッション構成、キャッシュ設定などは、 各アプリケーションのルート・ディレクトリーの下にあるファイルに保管されます。 構成ファイルにある XML データを表示すると、 構成オブジェクト間の関係を識別できます。
WebSphere Application Server 構成オブジェクトについて詳しくは、 installroot/web/configDocs ディレクトリーにある HTML テーブルを参照してください。 複数のサブディレクトリーがあり、 それぞれの中にモデルの各構成パッケージが入っています。 index.html ファイルでは、 個々の構成パッケージをすべて一緒にナビゲーション・ツリーの最上位に結合しています。 各構成パッケージは、サポートされている構成クラスをリストし、 構成クラスは、サポートされているプロパティーをすべてリストしています。 アット文字 (@) で終了する名前のプロパティーは、 そのプロパティーが、構成データ内の異なる構成オブジェクトへの参照であることを意味しています。 アスタリスク (*) 文字で終了する名前のプロパティーは、 そのプロパティーが、他の構成オブジェクトのリストであることを意味しています。