WebSphere Application Server, Version 6.1   
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backupConfig コマンド

backupConfig コマンドは、ノードの構成をファイルにバックアップする簡単なユーティリティーです。

デフォルトでは、ノード上のすべてのサーバーは、部分的に同期化された情報が保管されることのないように、バックアップ実行前に停止します。 このコマンドをどこで実行するかについて詳しくは、コマンド行ツールの使用の項目を参照してください。 ルート権限がない場合は、書き込み許可のあるロケーションで、 バックアップ・ファイルのパスを指定する必要があります。 バックアップ・ファイルは ZIP フォーマットで作成されるので、拡張子 .zip が推奨されます。

UNIX または Linux 環境では、backupConfig コマンドは、ファ イル・アクセス権や所有権の情報を保管しません。restoreConfig コマンドは、現行の umask と実効ユーザー ID (EUID) を使用し、ファイルの復元時にアクセス権と所有権を設定します。復元されたファイルに復元前のア クセス権と所有権を保持させる必要のある場合、tar コマンド (すべ ての UNIX または Linux システムで使用可能) を使用することにより、構成 のバックアップを取り、復元します。

構文

コマンド構文は次のようになります。

backupConfig <backup_file> [options]
ここで、backup_file は、 バックアップが書き込まれているファイルを指定します。このファイルを指定しない場合は、固有の名前が生成されます。

パラメーター

backupConfig コマンドで使用可能なオプションは、以下のとおりです。

-nostop
backupConfig コマンドに、 構成のバックアップ前にサーバーを停止しないように指示します。
-quiet
backupConfig コマンドにより通常モードで印刷される進行情報を抑止します。
-logfile <fileName>
トレース情報を書き込むログ・ファイルのロケーションを指定します。 デフォルトでは、ログ・ファイルは backupConfig.log という名前で、logs ディレクトリーに作成されます。
-profileName <profileName>
マルチプロファイル・システムで、アプリケーション・サーバー・プロセスのプロファイルを定義します。 -profileName オプションは、単一プロファイル環境で実行する場合は必要ありません。 このオプションのデフォルトは、 デフォルト・プロファイルです。
-replacelog
現行ログに追加する代わりに、ログ・ファイルを置き換えます。
-trace
デバッグのために、ログ・ファイルにトレース情報を生成します。
-username <name>
サーバーでセキュリティーが使用可能な場合、認証のためのユーザー名を指定します。 -user オプションと同様の働きをします。
-user <name>
サーバーでセキュリティーが使用可能な場合、認証のためのユーザー名を指定します。 -username オプションと同様の働きをします。
-password <password>
サーバーでセキュリティーが 使用可能な場合、認証のためのパスワードを指定します。
-help
使用法ステートメントを印刷します。
-?
使用法ステートメントを印刷します。

使用シナリオ

以下の例では、現在日付を含む新規のファイルを作成します。

backupConfig WebSphereConfig_2003-04-22.zip

以下の例では、myBackup.zip というファイルを作成し、バックアップ処理を開始する前にサーバーを停止しません。

backupConfig myBackup.zip -nostop



関連タスク
コマンド行ツールの使用
管理構成ファイルのバックアップおよび復元
関連情報
restoreConfig コマンド
参照トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 5:05:53 PM EST
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r1/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.base.doc/info/aes/ae/rxml_backupconfig.html