ビジネス・アクティビティー・サポートは、電子メール送信など、アトミックなロールバックが困難な、あるいは不可能なアクティビティーを補正します。
この補正により、異種システム上のアプリケーションは、アトミック・トランザクションよりも疎結合のアクティビティーを調整することができます。
ビジネス・アクティビティー・サポートを使用するには、
使用する各サーバー上でまずこのサポートを使用可能にする必要があります。
このタスクについて
ビジネス・アクティビティー・サポートを使用するアプリケーション・コンポーネントがある場合は、
そのアプリケーションを実行する各サーバー上でサポートを使用可能にする必要があります。
プロシージャー
- 管理コンソールで、 > server_name > とクリックします。
- 「サーバー始動時にサービスを使用可能にする」チェック・ボックスを選択します。
- 必要に応じて、補正ハンドラーの再試行間隔、および制限を変更します。 これらの値により、CompensationHandler
ハンドラーの compensate
および close
メソッドのいずれかが、RetryCompensationHandlerException 例外をスローしたときの再試行の頻度や、
これらのメソッドの再試行回数を制御します。
- 変更をマスター構成に保管します。
- 使用を計画している各サーバーについて、上記のステップを繰り返します。
- 変更を有効にするには、すべてのサーバーを再始動します。
結果
アプリケーション・サーバーに対して、ビジネス・アクティビティー・サポートを使用可能にします。
正常に使用可能化されたことを確認するには、
メッセージ「CWSCP0005I: 補正サービスが正常に開始しました。」が、該当するサーバーの
SystemOut.log ファイル内にあるか検査します。
次の作業
ビジネス・アクティビティー対応アプリケーションをサーバーにデプロイします。
注:
アプリケーションは、WebSphere Application Server バージョン 6.1 サーバーにデプロイされている場合に限り、
ビジネス・アクティビティー・サポートを活用できます。
アプリケーションは、WebSphere Application Server バージョン 6.0.x サーバーが含まれているクラスターにデプロイされている場合、
ビジネス・アクティビティー・サポートを使用できません。