WebSphere Application Server バージョン 6.1.x では Cloudscape が最低でもバージョン v10.1x で稼働する必要があります。これは、データベースの以前のリリースとは根本的に異なっています。
Cloudscape v10.1.x は、テストおよび開発用データベースとしてのみ、使用してください。
新規コード・ベース
バージョン 5.1.60x 以前とは異なり、新しい Cloudscape は純粋な Java データベース・サーバーです。 Derby を呼び出すオープン・ソース・コミュニティーである Cloudscape v10.1.x コード・ベースは、The Apache Software Foundation (ASF) オープン・ソースのリレーショナル・データベース・プロジェクトです。 新規 Cloudscape には、基本ソース・コードへの変更がない Derby が含まれています。 Derby コードについて詳しく学習するには、Apache Derby の Web サイト、http://db.apache.org/derby/ を参照してください。
Network Server フレームワークを介した 2 フェーズ・コミット・トランザクションのサポート
Cloudscape にアクセスするための、アプリケーション・サーバーなどの複数 Java 仮想マシンに対するサポートは、Network Server フレームワークのみが提供します。 Cloudscape の以前のバージョンでは、Network Server フレームワークを介した 2 フェーズ・コミット・トランザクションを実行できません。 ただし、新しい Cloudscape は Network Server を介した XA トランザクションを実行できます。新しい Derby Client JDBC ドライバーが Cloudscape v10.1.x にこの機能を提供しています。
新規ツール
注: ij を実行するときに、絶対パス名が含まれている場合は、dbname を二重引用符 (" ") で囲んでください。(例えば、ij> connect '"c:¥temp;create=true"')
これは' " " ' でスペースを含みません。
継続されるサポート
WebSphere Application Server にバンドルされる新規 Cloudscape パッケージでは、この重要なフィーチャーを以前のパッケージと共用しています。これは、完全な IBM 品質保証 (QA) により保証されています。