TCP トランスポート・チャネルを使用している場合は、
そのチャネルの構成設定に、
以下のカスタム・プロパティーを追加することができます。
以下の手順でカスタム・プロパティーを追加します。
- 管理コンソールで、「サーバー」>「アプリケーション・サーバー」
>「server_name」とクリックし、作成するチェーンのタイプに応じて、以下のいずれかのオプションを選択します。
- 「SIP Container Settings」の下の「SIP container transport chains」をクリックします。
- 「Web コンテナー設定」の下の「Web コンテナー・トランスポート・チェーン」をクリックします。
- 「Server messaging」の下で、「Messaging engine inbound
transports」または「WebSphere MQ link inbound transports」のいずれかをクリックします。
- カスタム・プロパティーの指定対象となる TCP チャネルが含まれている、
トランスポート・チェーンを選択します。
- TCP インバウンド・チャネルを選択します。
- 「カスタム・プロパティー」 > 「新規」とクリックし、次に「一般プロパティー」下で、
カスタム・プロパティーの名前を「名前」フィールドに、
このプロパティーの値を「値」フィールドに、それぞれ指定します。
「説明」フィールドでこのプロパティーの説明を指定することもできます。
- 「適用」または「OK」をクリックします。
- 「保管」をクリックして、構成変更を保管します。
- サーバーを再始動します。
以下は、製品に付属している TCP トランスポート・チャネルのカスタム・プロパティーの説明です。
これらのプロパティーは、TCP トランスポート・チャネルの設定ページには表示されません。
listenBacklog
listenBacklog プロパティーを使用して、
アプリケーション・サーバーによる接続の受諾を待機する間にオペレーティング・システムがバッファーに入れる未解決接続要求の最大数を指定します。
このオペレーティング・システムのバッファーがフルになっている状態でクライアントが接続を試行すると、
その接続要求はリジェクトされます。
このプロパティーの値は、それぞれのトランスポートごとに固有です。
同時接続数を制御する必要がある場合、管理コンソールの「TCP トランスポート・チャネル設定 (TCP transport channel settings)」ページの「オープン接続の最大数 (Maximum open connections)」フィールドを使用します。