WebSphere Application Server, Version 6.1   
             オペレーティング・システム: AIX , HP-UX, Linux, Solaris, Windows, Windows Vista

             目次と検索結果のパーソナライズ化

ランチパッドを使用したインストールの開始

ランチパッド・コンソールは、IBM WebSphere Application Server のインストール開始点です。

始める前に

ランチパッドは Web アプリケーションです。ランチパッドを使用する前に、 サポートされる Web ブラウザーが必要です。ランチパッドは以下のブラウザーをサポートしています。
  • Mozilla、バージョン 1.4 および 1.7.5 以降
  • Internet Explorer、SP 2 を備えたバージョン 5.5 以降
上記サポート対象の Web ブラウザーのいずれか 1 つがインストールされていない場合は、インストールします。
  • [AIX] Mozilla ブラウザーをインストール します。AIX では Mozilla 1.7.8 以降が必要です。

    AIX システムのインストール準備 で 説明されているように、AIX 上で Mozilla に必要な 2 つの前提条件パッケージ をインストールし、Mozilla をインストールします。

  • [HP-UX] [Linux] [Solaris] Mozilla ブラウザーをインストール します。
    1. Mozilla Firefox は、http://www.mozilla.org/products/firefox/ からダウンロードできます。
    2. 以下のコマンドを使用して、サポートされるブラウザーのロケーションをエクスポートします。
      export BROWSER=/usr/bin/mozilla   
  • [Windows] Windows オペレーティング・システム用のブラウザー をインストールします。

ランチパッドをリモートから実行して製品をインストールすることはできません。 ランチパッドのローカルでの使用のみがサポートされています。

[この情報は、Microsoft Windows Vista オペレーティング・システムで稼動するバージョン 6.1.0.9 以降のものにだけ適用されます。] Microsoft® Windows Vista™ オペレーティング・システム上での WebSphere Application Server コンポーネントのインストールに関するガイドライン:
  • Microsoft Windows Vista オペレーティング・システムを導入しているマシン上で Websphere Application Server を実行している場合、 ランチパッド GUI を使用して Websphere Application Server Version 6.1 コンポーネントのインストールを開始できません。

    Windows Vista オペレーティング・システムが稼働しているマシンにインストール・メディアが挿入されているときに、 ランチパッドが自動的に開始する場合、そのランチパッドをキャンセルしてください。

  • Windows Vista オペレーティング・システムが稼働しているマシンに Websphere Application Server コンポーネントをインストール するには、以下の操作を実行する必要があります。
    1. 個々のコンポーネント・ディレクトリーに移動します。
    2. そのディレクトリーにある install.exe プログラムを、Windows Vista オペレーティング・システムのインストール時に作成された管理者アカウントを使用して実行します。
      • Windows Vista オペレーティング・システムは install.exe がインストール・プログラムであることを検出し、 管理者特権への昇格を求めるプロンプトを表示します。 「許可」をクリックして続行します。
      • Windows Vista オペレーティング・システムは、 上位 (管理者) 特権を必要とするプログラムの実行を要求されると、 最初に、そのプログラムの提供者が認識されるかどうかをユーザーに伝えます。 例えば、特定の Websphere Application Server プログラムでは、「認識されないプログラムがコンピューターにアクセスしようとしています」という内容のオペレーティング・システム・ダイアログが表示されます。 該当するプログラムの詳細を確認して、それが実行を試みている Websphere Application Server プログラムである場合は、 「許可 」をクリックして先に進みます。

このタスクについて

WebSphere Application Server は、アプリケーション・サーバー、Web 開発ツール・セット、Web サーバー、および追加のサポート対応ソフトウェアと資料を含む統合プラットフォームです。 ランチパッドは、アプリケーション・サーバー環境全体のインストールに関する単一の参照ポイントです。

ランチパッドは、製品ディスク上のインストール (起動) できるコンポーネントを 識別します。

製品ディスクのランチパッドのナビゲーション・フレーム内のリンクでは、 以下の項目を実行することができます。

ヒント: IBM HTTP Server、Web サーバー・プラグイン、 および WebSphere Application Client は、現在 WAS ツール CD に含まれています。 この CD は、これらの製品をランチパッドからインストールする場合に必要 です。
補足ディスクのランチパッドのナビゲーション・ フレーム内のリンクでは、以下の項目を実行することができます。
  • アップデート・インストーラーのインストール・ウィザードの起動
  • IBM Support Assistant (ISA) のインストール・プログラムの起動
    [Windows]
    [この情報は、Microsoft Windows Vista オペレーティング・システムで稼動するバージョン 6.1.0.9 以降のものにだけ適用されます。] Microsoft® Windows Vista™ オペレーティング・システムにおける IBM Support Assistant (ISA) の使用に関する注意 : バージョン 3.x 以前の ISA は、 Windows Vista オペレーティング・システムではサポートされません。 ISA は、今後のバージョンで Windows Vista オペレーティング・システムをサポートする予定です。 ISA のサポートについては、ISA Web サイト (http://www.ibm.com/software/support/isa/) を参照してください。
  • ifactory ディレクトリーの Installation Factory へのアクセス
  • migration ディレクトリーのマイグレーション・ ツールへのアクセス
  • fonts ディレクトリーの World Type フォントへのアクセス
  • fonts ディレクトリーのデーバナーガリー・ フォントへのアクセス

DB2 製品ディスクなど、2 次パケットに含まれているディスクには、WebSphere ランチパッドはありません。

プロシージャー

  1. ランチパッドを開始します。
    ランチパッド・プログラムは、製品ディスク上のルート・ ディレクトリーか、またはダウンロードされたインストール・イメージで入手可能です。 ランチパッドは、製品ディスクのディレクトリーに移動して、ルート・ディレクトリーからコマンドをローカルで実行する代わりに、完全修飾コマンドを使用して手動で開始することができます。
  2. ランチパッドは、マシンのロケール設定の言語で開きます。
  3. ランチパッドを使用して、製品の概要、README ファイル、 およびインストール・ガイドにアクセスします。
    インストール可能なコンポーネントの各ランチパッドのパネル には、コンポーネントのインストール・プログラムへのリンク、および インストールと構成に関するコンポーネントのドキュメンテーションへのリンク が含まれます。例えば、WebSphere Application Server パネルでのリンクによって、以下の項目を実行することができ ます。
    • インストール・ウィザードの起動
    • 製品の概要の表示
    • インストール・ガイドの表示
    • README ファイルの表示
  4. 「Launch the installation wizard for ...」をクリックして、選択するインストール可能なコンポーネント のインストール・ウィザードを起動します。

結果

この手順を実行すると、ランチパッドを使用して、インストールを 開始し、ブラウザーを介して情報にアクセスすることができます。

トラブルシューティング

ランチパッド・アプリケーションを使用して製品をネットワーク共用からインストールするには、 「WAS CD」および「WebSphere 補足 CD」の内容を別のディレクトリーにコピーする必要があります。 ランチパッド・アプリケーションでは 、~/launchpad/diskinfo/thisDisk.properties ファイル を使用してインストール・ファイルの正しい場所を識別します。

ランチパッドを開始できても、 リンクをクリックしたときにランチパッド内のページに解決されない場合は、ディスク・ドライブに 間違ったオペレーティング・システムを対象としたメディアが入っている可能性があります。 メディアが正しいかどうかを確認してください。

ランチパッドの表示を 妨げているエラーを訂正するには、以下の手順を使用します。次に、 ランチパッドを再び開始してみてください。
  1. 製品ディスクにアクセスできない場合は、製品ディスクを挿入します。
  2. [AIX] [HP-UX] [Linux] [Solaris] AIX または Linux などのプラットフォームでは、 必要に応じてドライブをマウントします。
  3. ご使用のブラウザーで JavaScript 機能を使用可能にします。
    [AIX] [HP-UX] [Linux] [Solaris] Mozilla の場合: 「編集」 > 「設定」 > 「詳細設定」 > 「スクリプト & プラグイン (Scripts & Plugins)」とクリックします。
    • Navigator の JavaScript を使用可能にします。
    • スクリプトを次のように許可します (ボックスをすべて選択します)。
    [Linux] [Windows] Mozilla Firefox の場合: 「ツール」 > 「オプション」 > 「コンテンツ」をクリックします。
    • 「Java を使用可能にする」を選択します。
    • 「JavaScript を使用可能にする」を選択します。
    • 「拡張」をクリックし、スクリプトを次のように許可します (ボックスをすべて選択します)。

    [Windows] Internet Explorer の場合: 「ツール」 > 「インターネット オプション」 > 「セキュリティ」 > 「レベルのカスタマイズ」 > 「スクリプト」 > 「アクティブ スクリプト」 > 「有効にする」とクリックします。

  4. 以下のコマンドを実行して、ランチパッドを再始動します。
    • [AIX] [HP-UX] [Linux] [Solaris] ./launchpad.sh
    • [Windows] launchpad.bat

[Windows] Mozilla ブラウザーを Windows システムで使用しようとする場合、Internet Explorer が代わりに開く場合があります。 ランチパッドでは、Internet Explorer も同じシステムにインストールされて いる場合、Mozilla がデフォルト・ブラウザーとして認識されません。 ランチパッドは Internet Explorer と完全に連携するので、特別な アクションを必要としません。

Mozilla の使用を強制する環境変数を 作成するには、以下の大文字小文字を区別するコマンドをコマンド・プロンプト で発行します。
set BROWSER=Mozilla

この手順を実行してもランチパッド・リンクが 動作しない場合、コンポーネントのインストール・プログラムの以下のロケーションを参照して、プログラムを直接起動します。 パッケージ化ランチパッド・コンソール を参照してください。

次の作業

製品および追加のソフトウェアのインストール に 進み、アプリケーション・サービス提供環境のインストールを継続します。




関連概念
パッケージ化
関連タスク
製品および追加のソフトウェアのインストール
関連資料
firststeps コマンド
関連情報
IBM Support Assistant
タスク・トピック    

ご利用条件 | フィードバック

最終更新: Jan 21, 2008 5:05:53 PM EST
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r1/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.base.doc/info/aes/ae/tins_launch.html