WebSphere Application Server, Version 6.1   
             オペレーティング・システム: AIX , HP-UX, Linux, Solaris, Windows, Windows Vista

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Web サーバーによる高速外部キャッシングの構成

Windows NT および Windows 2000 オペレーティング・システム用の IBM HTTP Server には、高速応答キャッシュ・アクセラレーター、 またはキャッシュ・アクセラレーター と呼ばれる高速キャッシュが組み込まれています。 高速応答キャッシュ・アクセラレーターは、Windows NT および Windows 2000 オペレーティング・システム、AIX プラットフォームで使用可能です。 ただし、動的コンテンツのキャッシュのサポートは Windows NT および Windows 2000 オペレーティング・システムでのみ使用可能です。 キャッシュ・アクセラレーターを使用可能にすると、動的コンテン ツおよび静的コンテンツをキャッシュできます。

始める前に [Windows]

[この情報は、Microsoft Windows Vista オペレーティング・システムで稼動するバージョン 6.1.0.9 以降のものにだけ適用されます。] Microsoft® Windows Vista™ オペレーティング・システムにおける Fast Response Cache Accelerator (FRCA) 使用の制限: FRCA は IBM Advanced Fast Path Architecture (AFPA) をベースとしており、Microsoft Windows Vista オペレーティング・システム上ではサポートされません。 FRCA が構成ファイル内で有効な場合、IBM HTTP Server は起動に失敗します。 これは永続的な制限です。

このタスクについて

以下のディレクティブを IBM HTTP Server の conf ディレクトリー内にある httpd.conf 構成ファイルに追加することによって、静的コンテンツをキャッシュするためのキャッシュ・アクセラレーターを使用可能にします。

サーブレットや JavaServer Pages (JSP) ファイルなどの動的コンテンツをキャッシュするために キャッシュ・アクセラレーターを使用可能にするには、WebSphere Application Server と 分散プラットフォーム用 IBM HTTP Server を以下のように構成します。

プロシージャー

  1. 高速応答キャッシュ・アクセラレーターを使用可能にするように、 WebSphere Application Server を構成します。 クラスター内の各アプリケーション・サーバーに対してすべての ステップを実行することが重要です。
    1. キャッシュ・アクセラレーターを使用する各アプリケーション・サーバーのサーブレット・キャッシュをオンにします
    2. アプリケーション・サーバーで外部キャッシュ・グループを構成します。
      1. サーバー」>「アプリケーション・サーバー」>「server_name」>「コンテナー・サービス」>「動的キャッシュ・サービス」>「外部キャッシュ・グループ」をクリックします。
      2. 「External cache group」管理コンソール・ページで「新規作成 」をクリックして、キャッシュ・アクセラレーターを使用する各アプリ ケーション・サーバーに対して afpa という名前の外部キャッシ ュ・グループを定義します。
      3. External cache group」フィールドで、afpa と入力し、変更を適用します。
    3. com.ibm.ws.cache.servlet.Afpa というアダプター Bean 名を持つグループにメンバーを追加します。
      1. Afpa」>「External cache group members」とクリックします。
      2. 「External cache group members」管理コンソール・ページで、「新規作成」をクリックします。
      3. AdapterBean name」フィールドに com.ibm.ws.cache.servlet.Afpa と入力します。
      4. アドレス」フィールドに、未使用のポート番号を入力します。
    4. キャッシュするサーブレットまたは JSP ファイルのためのキャッシュ・ポリシー を cachespec.xml ファイルに追加します。 キャッシュ・ポリシーに以下のプロパティーを追加します。
      <property name="ExternalCache">afpa</property>
  2. 分散プラットフォーム用 IBM HTTP Server でキャッシュ・アクセラレーターを使用可能にするには、 以下のようにします。
    1. httpd.conf ファイルの末尾に以下のディレクティブを追加します。
      • AfpaEnable
      • AfpaCache on
      • AfpaLogFile "app_server_root¥IBMHttpServer¥logs¥afpalog" V-ECLF
      • IBM HTTP Server 1.3.x - LoadModule afpaplugin_module app_server_root¥bin¥afpaplugin.dll
      • IBM HTTP Server 2.0 - LoadModule afpaplugin_20_module app_server_root¥bin¥afpaplugin_20.dll
      • AfpaPluginHost WAS_Hostname:port。ここで WAS_Hostname はアプリケーション・サーバーのホスト名、 port は外部キャッシュ・グループ・メンバーの構成の際に「アドレス」フィールドに指定したポート番号です。
    LoadModule ディレクティブにより、高速応答キャッシュ・アクセ ラレーターを WebSphere Application Server フラグメント・キャッシュ に接続する IBM HTTP Server プラグインがロードされます。 複数の IBM HTTP Server が単一のアプリケーション・サーバーに要求をルーティングしている場合、 上記のディレクティブを、分散プラットフォームの各 IBM HTTP Server の httpd.conf ファイルに追加してください。 単一の IBM HTTP Server がアプリケーション・サーバーのクラスターに要求をルーティングしている場合は、クラスター内の各アプリケーション・サーバーの httpd.conf ファイルに AfpaPluginHost WAS_Hostname:port ディレクティブを追加してください。 例えば、クラスター内に 3 つのアプリケーション・サーバーが存在する場合には、以下のディレクティブを httpd.conf ファイルに追加します。
    • LoadModule afpaplugin_module app_server_root/bin/afpaplugin.dll
    • AfpaPluginHost WAS1_Hostname:port1
    • AfpaPluginHost WAS2_Hostname:port2
    • AfpaPluginHost WAS3_Hostname:port3



サブトピック
分散プラットフォーム Web サーバーによる高速応答キャッシュ・アクセラレーターのキャッシュ・サイズの構成
関連タスク
Web サーバーとの通信
動的キャッシュ・サービスの使用可能化
関連資料
cachespec.xml ファイル
タスク・トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 5:05:53 PM EST
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r1/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.base.doc/info/aes/ae/tdyn_httpserver.html