WebSphere Application Server for z/OS, Version 6.0.x   
             オペレーティング・システム: z/OS

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このトピックは、z/OS オペレーティング・システムにのみ適用されます。

z/OS でのメッセージ・リスナー・サービス

z/OS プラットフォームでのメッセージ・リスナー・サービスの実装は、 コントローラーとサーバント・プロセス間でリスナー・ポート機能を分割することにより、WebSphere Application Server for z/OS によって提供される拡張が容易なサーバー・アーキテクチャーを活用します。

単一メッセージ・リスナーは ListenerPort のコントローラー部分で登録され、 アプリケーション・ディスパッチ (つまり、ユーザー・アプリケーションの onMessage(Message) EJB メソッドのディスパッチ) は、サーバーを構成するさまざまなサーバント間に 広がります。この実装は、メッセージ駆動型 Bean メッセージの "コントローラーでの listen" と呼ばれます。

注: 重要なのは、 WebSphere Application Server for z/OS メッセージ・リスナー・サービス実装が、 常に前述の"コントローラーでの listen " 内部構成を使用するわけではなく、 メッセージ駆動型 Bean がキューにマップされる (つまり、キューでの listen) または 永続サブスクリプションを介してトピックにマップされる (listen) 場合にのみ使用するということです。

メッセージ駆動型 Bean が非永続サブスクリプションを介してトピックを listen している場合、 リスナー・ポートは、コントローラーに単一リスナーを登録するのではなく、各サーバント に 1 つのリスナーを登録します。

メッセージ駆動型 Bean が非永続サブスクリプション を介して listen しているトピックの場合、 そのトピックに公開される単一メッセージは、そのサーバーを構成する各サーバントに対して ディスパッチされます。対照的に、メッセージ駆動型 Bean がキュー上で、 または永続サブスクリプションを介したトピック上で listen している場合、 送信される単一メッセージは、サーバー全体で、単一サーバントに対して 一度だけディスパッチされます。

"コントローラーでの listen " の場合、リスナー・ポートの構成は、 z/OS での MDB 処理 および z/OS での MDB 設定の概念および考慮事項 で説明する制御を介して外部で管理されます。

前述したように、 各サーバントで listen する非永続サブスクリプション・メッセージ駆動型 Bean の場合、 リスナー・ポートは、分散プラットフォーム上と同じ方法で構成されます。 リスナー・ポート用に構成される設定の単一セットは、 この場合、各サーバントに対して完全に適用されます。




関連タスク
メッセージ駆動型 Bean のメッセージ・リスナー・リソースの構成
参照トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 10:52:11 PM EST
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