アプリケーション成果物が生成されたので、
次はこれらの成果物をアセンブルして、Web サービス・アプリケーションに使用する
エンタープライズ・アーカイブ (EAR) ファイルを作成する必要があります。
始める前に
WebSphere Application Server に添付されているアセンブリー・ツールを使用して、Java ベースの Web サービス・モジュールをアセンブルできます。
使用する前に、
アセンブリー・ツールを構成する必要があります。
このタスクについて
次の手順に従って、
アプリケーション・クライアントが Web サービスにアクセスできるようにするクライアント・コードと
成果物をアセンブルします。
プロシージャー
- アセンブリー・ツールを開始します。
Eclipse アセンブリー・ツールには、コード成果物を作成し、そのコード成果物を各種アーカイブ
またはモジュールにアセンブルし、関連する J2EE バージョン 1.2、1.3、または 1.4 準拠の
デプロイメント記述子を構成するための、グラフィカル・インターフェースがあります。
- J2EE モジュールで作業するための
アセンブリー・ツールの構成をまだ行っていない場合は、
ここで構成します。J2EE 機能および Web 機能が使用可能になっている
ことを確認してください。
- 「ファイル」>「インポート」とクリックして、
WAR ファイルをアセンブリー・ツールにインポートします。
- 「ウィンドウ」>「パースペクティブのオープン」>「その他」>「J2EE」とクリックして J2EE パースペクティブを開きます。
- 「Navigator」タブをクリックして、「Navigator」ペインに切り替えます。
- 「Navigator」ペインで、インポートしたばかりのファイルのプロジェクトを検索します。
- 「webContent」記入項目を展開し、WEB-INF ディレクトリーを表示します。WEB-INF ディレクトリーを展開します。
- WEB-INF ディレクトリーを右マウス・ボタン・クリックして、「新規」>「Folder」とクリックします。WEB-INF ディレクトリーに、wsdl という名前のサブフォルダーを作成します。
- wsdl ディレクトリーを右マウス・ボタン・クリックして、「インポート」>「File system」をクリックし、WSDL ファイルを WEB-INF¥wsdl ディレクトリーにコピーします。
この Web サービスの WSDL ファイルを参照して、「終了」をクリックします。
- web.xml ファイルをコピーします。 web.xml ファイル
がすでに WAR モジュールに含まれている場合は、web.xml ファイルの <service-ref> エレメント
を、WSDL2Java コマンドによって生成される元の web.xml ファイルに手動でマージします。
- WSDL ファイルのコピーと同じ方法で、
JAX-RPC マッピング・ファイルを WEB-INF サブディレクトリーにコピーします。 JAX-RPC マッピング・ファイルは、
web.xml ファイルのエレメントで示されます。
- (オプション) ibm-webservicesclient-ext.xmi ファイル
および ibm-webservicesclient-bnd.xmi ファイルを使用する場合は、
WEB-INF サブディレクトリーに配置します。 これらのファイルがすでに WAR モジュールに
含まれている場合は、WSDL2Java コマンドによって生成される ibm-webservicesclient-ext.xmi および ibm-webservicesclient-bnd.xmi ファイル
を手動で既存ファイルにマージします。
結果
Web サービス用のクライアント・アプリケーションを使用可能にするために必要な成果物が、
EAR ファイルにアセンブルされました。
例
アセンブリー・プロセスのこの例では、次のような
AddressBookWeb.war WAR
ファイルおよび
AddressBook.ear EAR ファイルを使用します。
WEB-INF/MANIFEST.MF
WEB-INF/web.xml
WEB-INF/wsdl/AddressBook.wsdl
WEB-INF/AddressBook_mapping.xml
WEB-INF/ibm-webservicesclient-ext.xmi (optional)
WEB-INF/ibm-webservicesclient-bnd.xmi
com/ibm/websphere/samples/webservices/addr/Address.class
com/ibm/websphere/samples/webservices/addr/AddressBook.class
com/ibm/websphere/samples/webservices/addr/AddressBookClient.class
com/ibm/websphere/samples/webservices/addr/AddressBookService.class
...other generated classes...
AddressBookWeb.war ファイルを
AddressBook.ear ファイルにアセンブルすると、
AddressBook.ear ファイルには、
次のファイルが含まれるようになります。
META-INF/MANIFEST.MF
AddressBookWeb.war
META-INF/application.xml
次の作業
クライアント・デプロイメント記述子を構成します
。これでクライアント・モジュールのアセンブルが終了したので、
クライアントが、サーバーにデプロイされた Web サービスと通信できるようにするために、
バインディングを構成する必要があります。