WebSphere Application Server for z/OS, Version 6.0.x   
             オペレーティング・システム: z/OS

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Web サービス・クライアントのポート情報

このページを使用して、要求タイムアウトの設定、エンドポイントのオーバーライド、 Web サービス・クライアント・ポートのバインディング・ネーム・スペースのオーバーライドを行います。

Web サービスは、複数のポートを持つことができます。定義済みの各 Web サービス・ポートのポート属性を表示し、 構成することができます。Web サービスは、「Web services client bindings」パネルにリストされます。

この管理コンソール・ページを表示するには、 「アプリケーション」>「エンタープライズ・アプリケーション」>「application_instance」>「Web モジュール」>「module_instance」>「Web services client bindings」とクリックします。

EJB モジュールの場合は、「アプリケーション」>「エンタープライズ・アプリケーション」>「application_instance」>「EJB モジュール」>「module_instance」>「Web services client bindings」>「編集」とクリックします。

ポート

ポートの名前を指定します。

要求タイムアウト

このポート上で要求が完了するのを Web サービス・クライアントが待機する時間を秒で指定します。 タイムアウトが指定されない場合、 クライアントが待機するデフォルトの要求タイムアウトは 360 秒になります。 この値が 0 (ゼロ) に設定された場合、クライアントの要求はタイムアウトになりません。

この設定の典型的な使用法は、クライアントの振る舞いが JMS トランスポートを使用して Web サービスにアクセスするように構成された場合に、クライアントの振る舞いをカスタマイズすることです。 これにより、予想される完了のために待機する時間がより長くなります。 ネットワークの状態、または Web サービス・ インプリメンテーションの性質によって、タイムアウトを調整する必要がある場合があります。

オーバーライド・エンドポイント

現行のエンドポイントをオーバーライドするために使用されるエンドポイントの名前を指定します。 このポート上で要求を呼び出しているクライアントは、 WSDL ファイルで指定されたエンドポイントではなく、このエンドポイントを使用します。

アセンブルされたアプリケーションに、静的にバインドされた Web サービス・クライアントが含まれる場合、 クライアントは、開発中に使用される WSDL ファイル内で識別されたインプリメンテーション (サービス・エンドポイント) を使用して ロックされます。エンドポイントのオーバーライドは、 デプロイ済みの WSDL 属性を構成する代わりとなります。

オーバーライド・エンドポイント URI 属性は、ポート単位で指定されます。 モジュール内の代替 WSDL ファイルは必要ありません。オーバーライド・エンドポイント URI は、 デプロイ済み WSDL 属性より優先されます。クライアントは、静的クライアント・バインディングの値ではなく、 サービス・エンドポイント URI または SOAP アドレスの値を使用します。

オーバーライド・バインディング

WSDL ファイル内のネーム・スペースの代わりに、このポートとともに使用する WSDL ファイル・バインディング・ ネーム・スペース URI を指定します。このバインディングは、 WSDL ファイル内に存在している必要はありません。このポート上で要求を呼び出しているクライアントは、 WSDL ファイルで指定されたバインディングではなく、このバインディングを使用します。オーバーライド・エンドポイントが指定されていない限り、 オーバーライド・バインディング・ネーム・スペースは指定できません。




関連タスク
Web サービス・クライアント・バインディングの構成
参照トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 10:52:11 PM EST
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