WebSphere Application Server for z/OS, Version 6.0.x   
             オペレーティング・システム: z/OS

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このトピックは、z/OS オペレーティング・システムにのみ適用されます。

シスプレックス・ディストリビューター

IBM が推薦するインプリメンテーションとは、シスプレックスで実行している場合には、シスプレックス・ディストリビューターを使用して TCP/IP ネットワークをセットアップすることです。 これにより、動的な仮想 IP アドレス (DVIPA) が利用されて、 アベイラビリティーが向上し、ワークロード・バランシングに役立ちます。

下記は、シスプレックス・ディストリビューターの推奨される環境考慮事項です。
これを行う場合、HTTP サーバー・プラグインは、非類縁性接続を詳細情報とともに シスプレックス・ディストリビューター (2 次接続ロード・バランサー) に送信し、 配布決定を改善します。
注: HTTP キャッチャー自体が特定の IP アドレスにバインドされていない限り、 類縁性が特定のサーバーを指示するときに、アプリケーション固有の DVIPA を使用することができます。 これにより、 サーバーに結合されていない要求に対してシスプレックス・ディストリビューター・サーバー・アドレスの使用が可能になり、 シスプレックスの同じサーバーのセットを扱います。
クライアント接続は、 プラグイン/プロキシーで終了し、2 次接続はプラグイン自体によって確立されるため、 ネットワーク・アドレス変換の必要はありません。
ノード・エージェントへの要求には類縁性が必要なく、各要求は 他の要求から独立しています。シスプレックス・ディストリビューターを使用して、 ノード・エージェント間の作業要求のバランスを取ることができ、また追加的な利点として、 シスプレックス・ディストリビューターは使用可能なノードを識別します。そのため、 新規接続要求を listen していないノードに作業要求をルーティングすることはありません。
注: z/OS 1.2 以前を実行している場合、シスプレックス・ディストリビューターは、 特定の分散 DVIPA の 4 つのポート上のみでの配布に制限されます。ポートが 4 つより多く存在する場合は、 複数の DVIPA を構成することができますが、これは構成にとって負担となります。



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最終更新: Jan 21, 2008 10:52:11 PM EST
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