WebSphere Application Server for z/OS, Version 6.0.x   
             オペレーティング・システム: z/OS

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このトピックは、z/OS オペレーティング・システムにのみ適用されます。

WebSphere Application Server for z/OS のバインド固有のサポート

WebSphere Application Server for z/OS の バインド固有のサポートにより、WebSphere Application Server for z/OS で TCP/IP リソースの 使用を制御することができます。

このサポートにより、 固有のポートを構成するためのクライアント・コードを要求しないで、 Application Server ORB や、他の製品およびアプリケーションを同じ z/OS システム上に 持つことができます。つまり、このサポートにより、同じシステム上で、Application Server や他の製品およびアプリケーションによってポート 2809 を使用することが可能になります。このサポートにより、 WebSphere for z/OS ORB による複数の TCP/IP スタック (Common INET) の使用、および 同じ TCP/IP スタック上での複数の IP アドレスの使用が可能になります。

バインド固有のサポートを使用するには、 ORB_LISTENER_ADDRESS エンドポイントを使用して、 小数点付き 10 進数フォーマットで IP アドレスを指定します。 WebSphere Application Server for z/OS サーバーは、この IP アドレス上でクライアント接続要求を listen します。詳しくは、 ポート設定 を参照してください。

特定の IP アドレスは、 特定の TCP/IP スタックと関連しているため、 WebSphere Application Server for z/OS サーバーに 特定の TCP/IP スタックを使用させるように、ORB LISTENER_ADDRESS エンドポイントを指定することができます。

また、指定された TCP/IP スタックに対して複数の IP アドレスを指定することができるため、 Application Server ポート 2809 サーバーは、 ポート 2809 を要求する他の製品およびアプリケーションと同じ TCP/IP スタックを共有することができます。 これは、ユーザーがこれらの IP アドレスを ORB_LISTENER_ADDRESS エンドポイントで固有にしたためです。

代わりの方法として、バインド固有のサポートを使用しないで、 ポート 2809 の代替ポートおよびロケーション・サービス・デーモンを 定義することができます。これらは CORBA 標準によって定義される唯一の値です。 ただし、 すべてのクライアント ORB が Application Server ポートの 2809 以外のものへの構成を容易にサポートするかどうかは明らかではありません。 管理コンソールの z/OS ロケーション・サービス・デーモンの 設定ページでポート番号を指定して、 ロケーション・サービス・デーモンおよびノードのポートを構成してください。

複数の TCP/IP スタック (Common INET) について詳しくは、 「z/OS UNIX システム・サービス 計画」を参照してください。 同じ TCP/IP スタック上の複数の IP アドレスについて詳しくは、 「z/OS Communications Server: IP Configuration Reference」を参照してください。




関連タスク
複数の TCP/IP スタックの実行
WebSphere 変数の構成
概念トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 10:52:11 PM EST
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