WebSphere Application Server for z/OS, Version 6.0.x   
             オペレーティング・システム: z/OS

             目次と検索結果のパーソナライズ化

Web アプリケーションの作成

Web アプリケーションは、 アプリケーション・サーバーにデプロイできる Java 2 Platform, Enterprise Edition (J2EE) アプリケーションです。 Web アプリケーションは、1 つ以上の関連するサーブレット、JavaServer Pages テクノロジー (JSP ファイル)、 Hyper Text Markup Language (HTML) ファイルから構成されるプロジェクトであり、 各構成要素をまとめて管理できます。 Web アプリケーションは WAR ファイル とも呼ばれます。これは、 エンタープライズ・アプリケーション・プロジェクトが Web アプリケーション・ アーカイブ (WAR) ファイルに保管されるためです。

始める前に

このトピックでは、エンタープライズ・ アプリケーションでアセンブルしてアプリケーション・サーバーに デプロイする サーブレッ トJavaServer Pages (JSP) ファイル、 および他の Web コンポーネントの作成および単体テストが実行済みであることが前提となっています。

このタスクについて

Application Server Toolkit (AST)、Rational Application Developer (RAD)、および Rational Web Developer アセンブリー・ツールでは 、Web プロジェクト内で Web アプリケーションのリソースを作成および保守します。 Web プロジェクトには動的および静的の 2 つのタイプが あります。動的 Web プロジェクトには、イメージ および HTML ファイルのような静的リソースだけではなく、 サーブレット、JSP ファイル、フィルターおよび関連する メタデータなどの動的 J2EE リソースも含むことができます。 静的 Web プロジェクトには静的リソースのみが含まれます。

動的 Web プロジェクトは常にエンタープライズ・アプリケーション・プロジェクトに組み込まれます。 アセンブリー・ツールで Web プロジェクトを作成するには、 エンタープライズ・アプリケーション (EAR) プロジェクトが存在しているか、 アセンブリー・ツールによって EAR プロジェクトが作成される必要があります。Web プロジェクトを作成すると、 指定されたエンタープライズ・アプリケーション・プロジェクトの application.xml デプロイメント記述子が更新され、Web プロジェ クトがモジュール・エレメントとして定義されます。Web プロジェクトを 新規に作成するのではなく、WAR ファイルをインポートする場合、WAR インポート・ ウィザードで Web プロジェクトを指定する必要があり、また Web プロジェク トではすでに EAR プロジェクトが必要とされています。

このトピックでは、 アセンブリー・ツールを使用して動的 Web プロジェクトを作成する方法について説明します。 静的 Web プロジェクトの作成方法については、AST、RAD または Rational Web Developer のオンライン・ヘルプ、あるいは、 このインフォメーション・センターに付随する Application Server Toolkit の インフォメーション・センターを参照してください。

プロシージャー

  1. アセンブリー・ツールを開始します
  2. J2EE モジュールで作業するためのアセンブリー・ツールの構成をまだ行っていない場合は、ここで構成します。 J2EE 機能および Web 機能が使用可能になっている ことを確認してください。
  3. ファイル」>「新規」>「プロジェク ト」>「Web」>「Dynamic Web Project」>「次へ」をクリックします。あるいは 、Web プロジェクトが作成済みである場合は、 「ファイル」>「新規」>「Dynamic Web Project」をクリックします。
  4. 「Dynamic Web Project」ページで以下を実行します。
    1. Web プロジェクト (WAR ファイル) 名を指定します。
    2. WAR ファイルの場所を指定します。デフォルトの WAR ファイルの場所を変更するには、 「参照」をクリックして、新しい場所を指定します。
    3. Show Advanced」をクリックして、非表示の設定を表示させます。
    4. 2.2、2.3、または 2.4 バージョンのサーブレットを サポートする WAR ファイルが必要かどうかを指定します。 Web プロジェクトに組み込む予定の動的エレメントに適した 、Sun Microsystems サーブレットおよび JSP 仕様レベルを選択してください。 作成する新規サーブレットおよび JSP ファイルはいずれも、 最新の使用可能な仕様レベルに従っている必要があります。 直前の仕様レベルは、プロジェクトにインポートする既存の動的エレメントを収容するために提供されます。
    5. ターゲット・サーバーを選択します。 WebSphere Application Server バージョン 6 の機能を使用する場合は、「WebSphere Application Server v6.0」ターゲット・サーバーを選択してください。
    6. Web コンポーネントをエンタープライズ・アプリケーション (EAR ファイル) に追加する場合は、 「Add module to an EAR project」を選択します。
    7. Add module to an EAR project」を選択した場合は 、Web プロジェクトをカスタマイズします。
      1. デプロイメントするために、 新規または既存のエンタープライズ・アプリケーション (EAR) プロジェクトを指定して、 新規の Web プロジェクトに関連付けます。
        注: 今後 Web プロジェクトをモジュールとして、 他のエンタープライズ・アプリケーション・プロジェクトに追加する場合は、 エンタープライズ・アプリケーション・プロジェクトの application.xml エディターを開いて、 「全般」ページの「追加」を選択します。
      2. コンテキスト・ルート」の値を指定します。コンテキスト・ルート は Web アプリケーション・ルートであり、Web サーバーにデプロイされる場合、 アプリケーションの最上位ディレクトリーです。 デフォルト値は、 ご使用の Web プロジェクトの名前です。
        注: コンテキスト・ルートは、 プロジェクトを作成した後でも、そのプロジェクトの「プロパティー」 ダイアログ (プロジェクトのコンテキスト・メニューからアクセスします) で変更できます。
      3. 注釈付き Java クラスのサポートを Web アプリケーションに追加するかどうかを指定します。
    8. オプション: 新規 Web プロジェクトを作成する場合、 または指定するモジュールの従属関係がない場合は、このステップをスキップします。それ以外の場合は、 「次へ」をクリックしてモジュールおよびファイルの従属関係を指定します。
  5. 終了」をクリックします。

結果

新規の Web プロジェクトは、Web コンテンツ・ファイル、クラス・ファイル、クラス・パス、 デプロイメント記述子、およびサポートするメタデータの場所を指定する J2EE フォルダー構造を反映して作成されます。Web プロジェクト用のファイルは、プロジェクト・エクスプローラー・ビューの、 「エンタープライズ・アプリケーション」および「動的 Web モジュール」の下に表示されます。

次の作業

ファイル」メニューまたは Web モジュールのポップアップ・メニューから選択可能な、 「New File」ウィザードまたは「インポート」ウィザードを使用して、Web プロジェクトのコンテンツの作成、 またはコンテンツのインポートを開始できるようになりました。 例えば、Web モジュールを右クリックし、 「インポート」>「WAR ファイル」をクリックして、インポートする WAR ファイルを指定してください。



関連概念
Web アプリケーション
Web モジュール
エンタープライズ (J2EE) アプリケーション
関連タスク
アプリケーションのアセンブル
Web アプリケーションのアセンブリー
関連情報
WAR ファイルのインポート
タスク・トピック    

ご利用条件 | フィードバック

最終更新: Jan 21, 2008 10:52:11 PM EST
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r0/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.zseries.doc/info/zseries/ae/tatk_create_war.html