複数の構成設定を変更して、z/OS プラットフォーム
上の Java 仮想マシン (JVM) の
パフォーマンスを改善することができます。
始める前に
- WebSphere Application Server が
サポートする、z/OS プラットフォーム用の JVM の最新版が、
ご使用のシステムにインストールされていることを確認します。
- z/OS プラットフォーム用の
最新の WebSphere Application Server サービスを、
ご使用のシステムにインストールします。
ほとんどすべての PTF レベルに、
改善された JVM パフォーマンスが組み込まれます。
- 十分な JVM ヒープ・サイズを設定します。
表示または設定の方法:
- 「構成」タブにリストされているオプションを選択します。
- JIT (Just In Time) コンパイラーをアクティブにして実行します。
「構成」タブの「一般プロパティー」セクションで、「JIT を使用不可にする」が選択されていないことを確認してください。
デフォルトでは JIT サポートが使用可能です。
- LIBPATH の libjava_g で JVM のデバッグ・バージョンを指定しないでください。
パフォーマンスの大幅な低下は、JVM のデバッグ・バージョンで稼働している場合に起こる傾向にあります。
- CLASSPATH に必要なクラスのみを指定します
(可能な場合、最も頻繁に参照されるクラスはパスの先頭近くに配置する必要があります)。
「構成」タブの「一般プロパティー」セクションで、CLASSPATH オプションの
テキスト・ボックスに CLASSPATH を入力します。
- Java 構成の一部として CLASSPATH を検証します。
- JVM の初期化をスピードアップし、サーバー起動時間を改善するには、
「構成」タブの「一般プロパティー」セクションにある「General JVM Arguments」フィールドで
以下のコマンド行引数を指定します。
-Xquickstart
-Xverify:none
JDK バージョン 1.4.1 では、仕様によって何らかのランタイム・パフ
ォーマンスの低下と引き換えにサーバントの起動時間を短縮することができます。
JDK バージョン 1.3.1 では、これらのオプションにより、サーバントの起動時間を 40% も短縮することができます。
ただし、
約 8% までランタイム・スループットが削減されます。
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