このトピックでは、管理コンソール環境のセットアップ方法、管理コンソールへのアクセス方法、管理コンソールからのログアウト方法を説明します。
始める前に
管理コンソールにアクセスするには、まず WebSphere Application Server および管理コンソールをインストールする必要があります。
このタスクについて
管理コンソール・アプリケーションは、
初期のインストール・プロセス中にインストールされます。
管理コンソールにアクセスするには、管理コンソールを始動してログインする必要があります。
管理コンソールでの作業が終了したら、作業を保管してログアウトします。
プロシージャー
- 管理コンソールを開始します。
- 管理コンソールにアクセスするのに使用する Web ブラウザーで、Cookie を使用可能にします。
- (オプション) JavaScript を使用可能にします。
JavaScript を使用可能にすると管理コンソールのすべての機能が使用できるようになるため、使用可能にすることをお勧めします。
- 同じ Web ブラウザーで、
http://your_fully_qualified_server_name:9060/ibm/console と入力します。
ここで your_fully_qualified_server_name は、
管理サーバーを含むマシンの完全修飾ホスト名です。セキュリティーが使用可能の場合、要求は https://your_fully_qualified_server_name:9043/ibm/console に
リダイレクトされます。ここで your_fully_qualified_server_name は、
管理サーバーが入っているマシンの完全修飾ホスト名です。
コンソール・ポートがマシン上ですでに稼働しているアプリケーションと
競合するために管理コンソールを開始できない場合は、以下の対処法の一つを実行してください。
- ポート番号を変更して、該当するファイルにもその番号を反映させるようにしてください。
- ポート 9060 (または WebSphere Application Server のプロファイル作成時に選択した
ポート) が記述されているところをすべて、コンソールのポートに変更します。
installation
root/profiles/profile name/config/cells/cell_name/nodes/node_name/servers/server_name/server.xml ファイルおよび installation root/profiles/profile
name/config/cells/cell_name/virtualhosts.xml ファイルでポートの変更を行います。
- インストール・ルート・ディレクトリー /WebSphere/AppServer/bin から ./wsc2n.sh スクリプトを実行します。
./wsc2n.sh スクリプトにより、was.env ファイル、control.jvm.options ファイル、servant.jvm.options ファイルおよび adjunct.jvm.options ファイルが各サーバーに、そして was.env ファイルがロケーション・サービス・デーモンにそれぞれ生成されます。生成されたこれらのファイルには、更新された管理コンソール・ポート番号が含まれます。
- 競合するポートを使用している他のアプリケーションをシャットダウンしてから
、WebSphere Application Server 製品を開始します。
- コンソールがブラウザーにロードされるまで待機します。
コンソールが開始されると、「ログイン」ページが表示されます。
- コンソールにログインします。
- ユーザー名またはユーザー ID を入力します。
1 つのユーザー ID は、それをログインで使用するセッションの期間中のみ使われます。
サーバー構成に加えられた変更は、ユーザー ID に保管されます。
セッション・タイムアウトが発生すると、ユーザー ID にサーバー構成も保管されます。
すでに使用中およびセッション中の ID を入力すると、
以下のアクションのいずれかを行うことを求めるプロンプトが出されます。
- 既存のユーザー ID をセッションから強制ログアウトします。
既存のユーザー ID で使用される構成ファイルは、一時域に保管されます。
- 既存ユーザー ID のログアウトを待つか、またはセッションのタイムアウトを待ちます。
- 別のユーザー ID を指定します。
- コンソールが保護されている場合は、ユーザー名のパスワードも入力する必要があります。
コンソールで以下のアクションが行われると、コンソールはセキュアになります。
- セキュリティー・ユーザー ID およびパスワードが指定されている
- 有効なグローバル・セキュリティー
- 「OK」をクリックします。
- 管理コンソールをログオフします。
「システム管理」>「変更をマスター・リポジトリーに保管」>「保管」とクリックして、
作業を保管します。
次に「ログアウト」をクリックして、コンソールを終了します。
作業を保管する前にブラウザーを閉じると、同じユーザー ID で次にログインしたとき、
保管されていない変更をリカバリーすることができます。
結果
これで、管理コンソール環境のセットアップ、管理コンソールへのアクセス、および管理コンソールからのログアウトが行われました。
次の作業
管理コンソールを使用して、WebSphere Application Server を管理します。