WebSphere Application Server トレースは、問題の検出および診断において非常に役立ちます。
トレース・オプションを適切に設定することにより、重大なパフォーマンス・オーバーヘッドなしで、 問題を検出するために必要な情報を取り込むことができます。
WebSphere for z/OS トレース・オプションを検査し、ras_trace_defaultTracingLevel が 0 または 1 であること、ras_trace_basic および ras_trace_detail が設定されていないことを確認します。
ras_trace_defaultTracingLevel=3 を指定した sysprint でトレースしている場合、 ほぼ 100% のスループット低下が示される可能性があります。 しかし、CTRACE でトレースすると、 スループットの低下が 15% で済む場合があります。
これにより、 512KB のストレージがトレース・バッファー用に取得され (許容される最小値)、 メモリー所要量が削減されます。
com.ibm.ejs.*=all=disable com.ibm.ws390.orb=all=disableどちらの行も、=disable に設定されていることを確認するか、 または、この 2 行を完全に削除します。