WebSphere Application Server for z/OS, Version 6.0.x   
             オペレーティング・システム: z/OS

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UDDI EJB インターフェース (非推奨)

UDDI レジストリー・コンポーネントの Enterprise JavaBeans (EJB) アプリケーション・プログラミング・インターフェース (API) を使用して、 UDDI エントリーを公開、検索、および削除します。UDDI EJB インターフェースは、WebSphere Application Server バージョン 6.0 以降では 非推奨です。また、このインターフェース は UDDI バージョン 2 API 要求にのみ 対応しています。

EJB インターフェースで必要なクライアント・クラスは、app_server_root/UDDIReg/clients/uddiejbclient.jar に含まれています。 これらのクラスの Java ドキュメンテーションは、Javadoc ウェルカム・ページで参照できます。

EJB API は、2 つのステートレス・セッション Bean に含まれています。 1 つは照会 API 用 (com.ibm.uddi.ejb.InquiryBean)、もう 1 つは公開 API 用 (com.ibm.uddi.ejb.PublishBean) で、これらが持つ public メソッドは UDDI レジストリー用の EJB インターフェースを形成します。InquiryBean クラスのすべての public メソッドは、UDDI バージョン 2 照会 API 関数に対応し、PublishBean クラスのすべての public メソッドは UDDI バージョン 2 公開 API 関数に対応します。 すてての UDDI バージョン 2 API 関数がインプリメントされているわけではありません。例えば、 get_authToken、discard_authToken、get_businessDetailExt などはインプリメントされていません。

個々のインターフェースには、 UDDI 2.0 仕様のオペレーションに対応する多重定義されたメソッドのグループがあります。 関数内の主なバリエーションごとに、別々のメソッドがあります。例えば、1 つの UDDI オペレーション find_business は、 findBusiness メソッドの 10 個のバリエーションによって表されます。名前による検索、categoryBag 引数による検索などのバリエーションがあります。

EJB インターフェース・メソッドの引数は、com.ibm.uddi.datatypes パッケージの中の Java オブジェクトです。 このパッケージのクラスと UDDI バージョン 2 XML スキーマのエレメントとの間には、通常 1 対 1 の対応があります。 この対応の例外として、UDDI XML エレメントが単一のストリングとして示される場合などがあります。 詳しくは、Javadoc ウェルカム・ページで、パッケージ com.ibm.uddi.datatypes に関する Java ドキュメンテーションを参照してください。

EJB InquiryBean クラス上のメソッドは EJB 照会役割に、EJB PublishBean クラス上のメソッドは EJB 公開役割にマップされます。 UDDI レジストリー・インターフェースのアクセス制御で 説明されているように、EJB 照会役割と公開役割は EJB インターフェースを保護します。 役割マッピングで、メソッドに WebSphere Application Server の認証されたユーザー ID が必要な場合は、 WebSphere Application Server からプロンプトが出されたときに、あるいはユーザー ID とパスワードを使用してデフォルト・レルムにログインするアプリケーション・コードを提供することによって、 クライアント・プログラムがユーザー ID とパスワードを提供することができます。 sas.client.props 構成ファイルを使用して、ユーザー ID とパスワードの指定方法を決定します (スクリプトによるセキュリティーの構成を参照してください)。

EJB クライアントの使用

このセクションは、WebSphere Application Server と UDDI レジストリーの両方がインストール済みであり、稼働中であることを前提としています。 EJB クライアントは、WebSphere Application Server がインストールされていないマシンからは使用できません。
  1. WebSphere Application Server との通信環境をセットアップします。

    . app_server_root/bin/setupCmdLine.sh (ピリオドと app_server_root の間のスペースに注意してください。)

  2. CLASSPATH に、uddiejbclient.jar ファイル (app_server_root/UDDIReg/clients ディレクトリー内の) とクライアント用のコードが含まれていることを確認します。
  3. EJB クライアント・プログラムをコンパイルします。

    $JAVA_HOME/bin/javac -extdirs $WAS_EXT_DIRS:$JAVA_HOME/jre/lib/ext -classpath $WAS_CLASSPATH:$CLASSPATH yourcode.java

  4. コンパイル済みプログラムを実行します。

    $JAVA_HOME/bin/java -Djava.ext.dirs=$WAS_EXT_DIRS:$JAVA_HOME/jre/lib/ext -Dwas.install.root=$WAS_HOME -Dserver.root=$WAS_HOME $CLIENTSAS $CLIENTSOAP -cp $WAS_CLASSPATH:$WAS_HOME/UDDIReg/clients/uddiejbclient.jar:$CLASSPATH <class name> <args>

PATH ステートメントは、必ず app_server_root/java/bin で始まるようにしてください。




関連タスク
UDDI レジストリー・クライアント・プログラミング
参照トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 10:52:11 PM EST
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