WebSphere Application Server for z/OS は、 z/OS コンポーネント・トレース (CTRACE) 機能を使用して、 トレース・データの収集と保管を管理します。 CTRACE データは、専用 (ページング可能) ストレージのアドレス・スペース・バッファーに書き込まれます。ストレージは、アドレス・スペースのダンプが実行される場合に IPCS を使用してフォーマットすることができます。 CTRACE データは、 外部書き出しプログラムを使用してディスクまたはテープ上のトレース・データ・セットに 書き込むこともできます。
CTRACE データは基本的に IBM サービス技術員が使用するための出力ですが、ご使用のシステムで CTRACE 機能を使用することにより、問題が最初に発生したときに、追加のトレース・データを使用できるようになります。 CTRACE はシステム・リソースを効率的に使用するため、 パフォーマンスに対する影響を最小限に抑えて貴重なトレース・データを収集できます。 CTRACE 機能に関する詳しい情報については、「z/OS MVS 診断: ツールと保守援助プログラム (GA88-8561)」を参照してください。