コア・グループ・ブリッジ・サービスは、コア・グループ間の通信用として構成することができます。通信しあうコア・グループを定義するには、アクセス・ポイント・グループを使用します。 このタスクを使用して、異なるセル内のコア・グループ間の通信を構成します。
コア・グループ・ブリッジ・サービスは、構成済みのすべてのコア・グループ間で、各コア・グループ内のサーバーの高可用性状況を共用する場合に使用します。コア・グループ・ブリッジは、WebSphere Application Server コンポーネントがサービスを要求する場合に限り使用可能にしてください。
異なるセルにあるコア・グループ間にコア・グループ通信を構成する場合は、コア・グループに接続するためにアクセス・ポイント・グループを構成する必要があります。アクセス・ポイント・グループ名は、 接続されているセルのすべてで同じでなければなりません。 このタスクでは、DefaultAccessPointGroup アクセス・ポイント・グループを使用しますが、別のアクセス・ポイント・グループを作成して、そのアクセス・ポイント・グループを使用することができます。
WebSphere Application Server バージョン 6.0.2 以降では、
構成内の他のサーバーを再始動せずに、
コア・グループ・ブリッジ・サーバーを構成に追加できるようにする場合、
構成内のすべてのアクセス・ポイント・グループに
CGB_ENABLE_602_FEATURES カスタム・プロパティーを定義することができます。このプロパティーを使用可能にすると、
他のセルの構成を変更することなく、あるセル内のコア・グループ・ブリッジ・サーバーを追加して、
コア・グループ・ブリッジ・サーバーのピア・ポートを組み込むことができます。
それぞれのセルにピア・ポートを手動で構成せずに、一方のセルにピア・ポートを構成し、他方のセルに最初のセルのピア・ポートを見つけさせることができます。
CGB_ENABLE_602_FEATURES カスタム・プロパティーを使用する場合は、構成を開始する前に、リスナー・セルにするセル、および他のセルとの接触を開始するセルを決定する必要があります。
このリスナー・セルには、構成内の他のセルのピア・アクセス・ポイントまたはピア・ポートが含まれる必要はありません。
例えば、保護されているセルおよび保護されていないセルを含む構成では、保護されていないセルをリスナーとして構成します。
保護されていないセルは、保護されているセルに関する情報にアクセスすることはできません。
最初に、リスナー・セル上にコア・グループ・ブリッジ・サービスを構成します。
構成内のセルごとに、以下のステップを実行します。
以下の図は、2 つの異なるセル内にある 2 つのコア・グループの構成例です。各セルには、 定義済みの DefaultAccessPointGroup アクセス・ポイント・グループがあります。 このグループには、セル内にあるコア・グループのコア・グループ・アクセス・ポイントが 1 つと、もう一方のセルのピア・アクセス・ポイントが含まれています。