WebSphere Application Server for z/OS, Version 6.0.x   
             オペレーティング・システム: z/OS

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このトピックは、z/OS オペレーティング・システムにのみ適用されます。

「コントローラー内で listen する」基本メッセージング・フロー

メッセージ駆動型 Bean が永続サブスクリプションを介してキューまたはトピックにマップされる (つま り、listen する) と、JMS メッセージはまず WebSphere サーバーのコントローラーに入ります。 これを、サーバーがこれらのメッセージを「コントローラー内で listen している」といいます。 メッセージは、到着すると、一連のイベント間を移動します。

メッセージが、実行中のメッセージ駆動型 Bean が listen する JMS 宛先 (キューまたはトピック) に到着すると、 以下の一連のイベントが発生します。

  1. WebSphere MQ JMS キュー・エージェント・スレッド (コントローラー内で実行中) は、 JMS 宛先を参照します。 キュー・エージェントは、その宛先のメッセージ駆動型 Bean が実行されているアプリケーション・サーバーを識別します。 キュー・エージェントは、アプリケーション・サーバーによって登録されたメッセージ参照ハンドラー (MRH) を呼び出し、 サーバーに対して、メッセージ駆動型 Bean のうち 1 つが listen している宛先にメッセージが到着したことを通知します。 このメッセージに対応するメッセージ参照は、MRH の呼び出しとともに送信されます。
  2. スロットルの上限しきい値 (以下を参照) を超えていない場合、 参照したばかりのメッセージに対応する作業要求は、コントローラー内の WLM キューに入れられます。
  3. 作業要求は、個々のサーバントにディスパッチされます。 ServerSession はそのサーバント内の該当する ServerSessionPool から取得され 、メッセージ参照を索引として使用することにより、メッセージが JMS 宛先から破壊的にコンシュームされます。
  4. MDB アプリケーションの onMessage(Message) メソッドは、コンシュームされたメッセージとともにディスパ ッチされ ます。
  5. onMessage(Message) メソッドが完了すると、サーバントはコントローラーに対して、作業レコードが完了したことを通知します。



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最終更新: Jan 21, 2008 10:52:11 PM EST
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