WebSphere Application Server for z/OS, Version 6.0.x   
             オペレーティング・システム: z/OS

             目次と検索結果のパーソナライズ化

ログ・レベル

レベルは、Java ロギングによって処理するイベントを制御します。 WebSphere Application Server は、システム内のすべてのロガーのレベルを制御します。

ロガーが作成され、実行時に管理コンソールから変更できる場合、 レベル値は構成データから設定されます。 レベルが構成データで設定されていない場合、レベル値を持つ親が検出されるまで階層を上にたどることによって、 レベルが取得されます。 また、各ハンドラーのレベルを設定して、 出力装置にパブリッシュされるイベントを示すことができます。 管理コンソールでロガーのレベルを変更すると、その変更はロガーの子に伝搬されます。

レベルは累積的です。 ロガーは、ロガーに設定したレベル、およびこの設定されたレベルより上のすべてのレベルで、 記録されたオブジェクトを処理できます。 有効なレベルは以下のとおりです。
レベル 内容/重要度
Off どのイベントもログに記録されません。
Fatal タスクは継続できず、コンポーネントは機能しません。
Severe タスクは継続できませんが、コンポーネントは機能しています。
Warning エラーの可能性または今にも起こりそうなエラー
Audit サーバー状態またはリソースに影響する重大なイベント
Info 全体的なタスクの進行を概説する一般情報
Config 構成変更または状況
Detail サブタスクの進行の詳細を示す一般情報
Fine トレース情報 - 一般トレース + メソッド・エントリー/終了/戻り値
Finer トレース情報 - 詳細トレース
Finest トレース情報 - より詳細なトレース - 問題をデバッグするために必要な詳細がすべて含まれています
すべて すべてのイベントがログに記録されます。カスタム・レベルを作成する場合、「すべて」はカスタム・レベルを含み、「詳細 - 最高」より詳細なトレースを提供することができます。
ロギング・レベルの設定方法については 、管理コンソールを使用した Java ロギングの構成 を参照してください。
注: 「詳細 - 中」、「詳細 - 高」、「詳細 - 最高」の各レベルのイベントを含むトレース情報は、トレース・ログにしか書き込めません。 したがって、診断トレースを使用可能にしない場合、ログ詳細レベルを「詳細 - 中」、「詳細 - 高」、「詳細 - 最高」に設定しても、記録されるデータに影響を与えません。



関連概念
ロガー
ログ・ハンドラー
ログ・フィルター
ログ・フォーマッター
関連タスク
管理コンソールを使用した Java ロギングの構成
関連資料
ログ・レベル設定
参照トピック    

ご利用条件 | フィードバック

最終更新: Jan 21, 2008 10:52:11 PM EST
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r0/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.zseries.doc/info/zseries/ae/rtrb_loglevels.html