WebSphere Application Server for z/OS, Version 6.0.x   
             オペレーティング・システム: z/OS

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トランスポート

トランスポートとは、Web サーバー用の WebSphere Application Server プラグインと、 アプリケーションの Web モジュールが入っている Web コンテナーの間の、要求キューです。 Web ブラウザーを使用しているユーザーがアプリケーションを要求すると、 その要求は Web サーバーに渡され、さらにトランスポートを介して Web コンテナーに送られます。

トランスポートは、アプリケーションに対する要求の発送に使用される、 Web サーバーとアプリケーション・サーバーの間の接続の特性を定義します。 特に、 Web サーバー・プラグインとアプリケーション・サーバーの Web コンテナーの 間の接続を定義します。

トランスポートの管理は、Web サーバーのための WebSphere Application Server プラグインの管理と密接な関係があります。 実際に、プラグイン構成がないと、トランスポート構成はほとんど役に立ちません。

HTTP トランスポートは、HTTP 要求のデフォルトのトランスポートとして継続して使用されます。WebSphere Application Server for z/OS ISPF カスタマイズ・ダイアログによって、 デフォルトの HTTP トランスポートと、最大で 1 つの HTTPS の追加トランスポートが構成されます。 バージョン 6 にマイグレーションされた WebSphere Application Server for z/OS バージョン 5.x ユーザーである場合、 バージョン 5.x HTTP (およびオプションで HTTPS) トランスポート定義がバージョン 6 に未変更のまま残ることに注意してください。 管理コンソールの「HTTP トランスポート」パネルを使用して、これらのトランスポートを構成することができます。 バージョン 6 では、HTTP トランスポート・チャネルとして追加の HTTP リスナーを定義することができます。

[バージョン 6.0.2] IPv6 (Internet Protocol Version 6) および WS-AT (Web Services Atomic Transactions) の使用は、 HTTP トランスポートではサポートされないという点に注意してください。 これらは、HTTP トランスポート・チャネル・チェーンでのみサポートされます。

内部トランスポート

HTTP 要求は、内部 HTTP トランスポートにより、間接的に、または Web サーバー・プラグインを介して、アプリケーション・サーバーに送ることができます。 デバッグ用のロギングが提供されます。 HTTP トランスポート機能は、 Web サーバーに接続されている HTTP プラグインによって転送される HTTP 要求を受け取る手段を提供します。デフォルトで、 内部 HTTP トランスポートは、ポート 9080 上で HTTP 要求を listen し、 ポート 9443 上で HTTPS 要求を listen します。

このトランスポート構成は、Web コンテナー構成の一部です。 内部トランスポートで 9080 および 9443 以外のポートを使用するように構成することもできます。ただし、 仮想ホストのエイリアスと Web ブラウザーへの入力を調整しなければなりません。

要確認: 構成できるのは 1 つの HTTP ポートおよび 1 つの HTTPS ポートです。



関連タスク
トランスポート・チェーンの構成
概念トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 10:52:11 PM EST
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