WebSphere Application Server for z/OS, Version 6.0.x   
             オペレーティング・システム: z/OS

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このトピックは、z/OS オペレーティング・システムにのみ適用されます。

製品データ・セット

この項目では、WebSphere® Application Server for z/OS® の製品データ・セットについて説明し、 製品データ・セットの推奨される命名規則について述べます。

WebSphere Application Server for z/OS の製品コードは、 MVS™ 区分データ・セット (製品データ・セットを含む) および MVS 階層ファイル・システム・ディレクトリー (製品ディレクトリーとそのサブディレクトリーを含む) にあります。 製品データ・セットのデフォルトの高位修飾子は BBO です。
注: これ以降の項目では、 WebSphere Application Server for z/OS 製品データ・セットの特定セットに対するデータ・セット名の高位修飾子を、 was_hlq で表します。

製品データ・セットの内容

WebSphere Application Server for z/OS 製品データ・セットは、 ターゲット・データ・セット (製品のカスタマイズおよび実行時に使用) と、 配布ライブラリー (必要に応じて保守の「バックオフ」に使用) に分けられます。

WebSphere Application Server for z/OS のターゲット・ライブラリーは次のとおりです。
was_hlq.SBBOCLIB
カスタマイズ・ダイアログで使用する REXX スクリプト
was_hlq.SBBODSD
サイド・デック
was_hlq.SBBOEXEC
CLIST スクリプト
was_hlq.SBBOJCL
インストール・ジョブの JCL
was_hlq.SBBOLD2
LPA に置くことはできないが、リンク・リストには置くことができるロード・モジュール
was_hlq.SBBOLOAD
LPA またはリンク・リストに置くことができるロード・モジュール
was_hlq.SBBOLPA
LPA に置く必要があるか、ロケーション・サービス・デーモンによって ECSA にロードする必要があるロード・モジュール
was_hlq.SBBOMAC
アセンブラー・マクロ
was_hlq.SBBOMIG
IPCS ダンプ・フォーマットで使用されるロード・モジュール
was_hlq.SBBOMJPN
カスタマイズ・ダイアログのメッセージ・ライブラリー (日本語)
was_hlq.SBBOMLIB
カスタマイズ・ダイアログのメッセージ・ライブラリー (英語)
was_hlq.SBBOMSG
メッセージ変換スケルトン
was_hlq.SBBOPJPN
カスタマイズ・ダイアログのパネル・ライブラリー (日本語)
was_hlq.SBBOPLIB
カスタマイズ・ダイアログのパネル・ライブラリー (英語)
was_hlq.SBBOSLB2
カスタマイズ・ダイアログの、可変長レコード・ファイルのスケルトン・ライブラリー
was_hlq.SBBOSLIB
カスタマイズ・ダイアログの、固定長 (LRECL=80) ファイルのスケルトン・ライブラリー
WebSphere Application Server for z/OS の配布ライブラリーは次のとおりです。
was_hlq.ABBOANT
HFS ファイル
was_hlq.ABBOCLIB
カスタマイズ・ダイアログで使用する REXX スクリプト
was_hlq.ABBOEBCD
HFS ファイル (EBCDIC)
was_hlq.ABBOEXEC
カスタマイズ・ダイアログで使用する CLIST
was_hlq.ABBOEXP
エクスポート・ファイル
was_hlq.ABBOINC
組み込みファイル
was_hlq.ABBOJAR
JAR ファイル
was_hlq.ABBOJCL
インストール・ジョブの JCL
was_hlq.ABBOMAC
アセンブラー・マクロ
was_hlq.ABBOMJPN
カスタマイズ・ダイアログのメッセージ・ライブラリー (日本語)
was_hlq.ABBOMLIB
カスタマイズ・ダイアログのメッセージ・ライブラリー (英語)
was_hlq.ABBOMSG
メッセージ変換スケルトン
was_hlq.ABBOOBJ
ロード・モジュール作成のオブジェクト・モジュール
was_hlq.ABBOPJPN
カスタマイズ・ダイアログのパネル・ライブラリー (日本語)
was_hlq.ABBOPLIB
カスタマイズ・ダイアログのパネル・ライブラリー (英語)
was_hlq.ABBOSLB2
カスタマイズ・ダイアログの、可変長レコード・ファイルのスケルトン・ライブラリー
was_hlq.ABBOSLIB
カスタマイズ・ダイアログの、固定長 (LRECL=80) ファイルのスケルトン・ライブラリー

各ターゲット・ライブラリーおよび配布ライブラリーの割り振り情報については、 「WebSphere Application Server for z/OS: Program Directory (GI11-2825)」を参照してください。 この情報の更新は、WebSphere Application Server for z/OS 各リリースの、 Preventive Service Planning (PSP) バケットに組み込まれます。

製品データ・セットのネーミングの制限

IBM® ServerPac、SystemPac®、 および IBM Custom-Build Product Delivery Option によって、 インストール時に製品データ・セットの名前を変更することができます。 さらに、IBM ServerPac および SystemPac では、 同じようなターゲット・ライブラリーのメンバーを、 単一のデータ・セットにマージすることができます。 ただし、以下のことに注意してください。
  • SBBOLD2 は、他のロード・モジュール・ライブラリーとはマージできません。
  • SBBGLOAD は 64 ビットのライブラリーなので、その他のライブラリーとマージしないでください。
  • カスタマイズ・ダイアログのスクリプト・ライブラリー (SBBOCLIB)、 メッセージ・ライブラリー (SBBOMSG および SBOJPN)、パネル・ライブラリー (SBBOPLIB または SBBOPJPN)、 およびスケルトン・ライブラリー (SBBOSLIB および SBBOSLIB) は、カスタマイズ・ダイアログの startup exec によって、 直接割り振られます。これらのライブラリーは、他の ISPF ライブラリーとマージすることはできません。 また、これらのライブラリーの高位修飾子はすべて、 カスタマイズ・ダイアログの startup exec を含む SBBOEXEC データ・セットと同じでなければなりません。
  • カスタマイズ・ダイアログのデータ・セットは、必ずカタログしてください。

製品データ・セットの命名規則

上記のように、製品が正しく機能するためには、 WebSphere Application Server for z/OS の特定のデータ・セットのデータ・セット名の高位修飾子が、 同じである必要があります。 すべての製品データ・セットの高位修飾子が同じであれば、 製品の保守とマイグレーションが容易になります。

一方、保守が適用されている間も WebSphere Application Server for z/OS を稼働させるためには、 製品データ・セットが少なくとも 2 つ必要です。 つまり、稼働アプリケーションの実行環境用のデータ・セットと、サービスが適用されるデータ・セットです。

WebSphere Application Server for z/OS の個々のリリースおよび保守レベルには、 中位修飾子を選択することをお勧めします。 この中位修飾子を選択すると、 ごく簡単なテストと実動の区別 ("BBO.V6PROD.*" または "BBO.V6TEST.*") を反映することも、 特定のサービス・レベル情報 ("WAS.W600102.*" または "WAS.W600103.*") を組み込むこともできます。

製品データ・セット名は、さまざまな場所で指定する必要があるので、 必要以上の混乱を避けるために、 保守の目標を達成できるデータ・セット・ネーミング体系の中で最も単純なものを使用するようにしてください。

概念トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 10:52:11 PM EST
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r0/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.zseries.doc/info/zseries/ae/cins_plandatasets.html