ご使用の z/OS 環境に構成変更を行うために使用できる、複数の定義済みカスタム・プロパティーがあります。
protocol_http_defaultIdentity プロパティーを使用して、非認証 HTTP 要求と関連付けられたユーザー ID を指定することができます。 このプロパティーはセル・レベルで事前に構成されています。
このプロパティーの初期設定は、ISPF カスタマイズ・ダイアログによって構成されます。 非認証ユーザーがグローバル・セキュリティー設定によって許可される場合は、この初期設定の変更のみが必要です。
このプロパティーに指定された値を変更するには、 管理コンソールで「環境」>「WebSphere 変数」>「新規」とクリックし、 「名前」フィールドに protocol_http_defaultIdentity を、「値」フィールドに該当するユーザー ID を、それぞれ指定します。
データ型 | ストリング |
デフォルト | WSADMIN |
protocol_https_defaultIdentity プロパティーを使用して、非認証 HTTPS 要求と関連付けられたユーザー ID を指定することができます。 このプロパティーはセル・レベルで事前に構成されています。
このプロパティーの初期設定は、ISPF カスタマイズ・ダイアログによって構成されます。 非認証ユーザーがグローバル・セキュリティー設定によって許可される場合は、この初期設定の変更のみが必要です。
このプロパティーに指定された値を変更するには、 管理コンソールで「環境」>「WebSphere 変数」>「新規」とクリックし、 「名前」フィールドに protocol_https_defaultIdentity を、「値」フィールドに該当するユーザー ID を、それぞれ指定します。
データ型 | ストリング |
デフォルト | WSADMIN |
protocol_https_cert_mapping_file プロパティーを使用して、IP アドレスをサーバー証明書ラベルにマップするエントリーを含むファイルの名前を指定できます。 このプロパティーはセル、ノード、またはサーバーの各レベルで設定することができます。
HTTP SSL 接続要求を受信すると、 アプリケーション・サーバーは、IP アドレスをこのプロパティーに対して指定した ファイル内のエントリーに照らし合わせて検査します。 アプリケーション・サーバーが一致を検出すると、IP アドレスにマップされている証明書が接続に使用されます。 アプリケーション・サーバーが一致を検出しないと、証明書の名前に対して protocol_https_default_cert_label プロパティーを検査します。 証明書の名前が指定されていると、アプリケーション・サーバーはその証明書を使用して接続を確立します。 証明書の名前が指定されていないと、アプリケーション・サーバーが所有する、RACF SSL 鍵リングで指定されたデフォルトのサーバー証明書を使用して HTTP SSL 接続が確立されます。
このプロパティーをセル・レベルで設定するには、 管理コンソールで「環境」>「WebSphere 変数」>「新規」とクリックし、 「名前」フィールドに protocol_https_cert_mapping_file を、「値」フィールドに該当するファイル名を、それぞれ指定します。
このプロパティーをノード・レベルで設定するには、 管理コンソールで「システム管理」>「ノード」>「ノード名 」>「カスタム・プロパティー」>「新規」とクリックし、 「名前」フィールドに protocol_https_cert_mapping_file を、「値」フィールドに該当するファイル名を、それぞれ指定します。
このプロパティーをサーバー・レベルで設定するには、 管理コンソールで「サーバー」>「アプリケーション・サーバー」>「サーバー名 」>「Web コンテナー設定」>「Web コンテナー」>「 カスタム・プロパティー」>「新規」とクリックし、 「名前」フィールドに protocol_https_cert_mapping_file を、「値」フィールドに該当するファイル名を、それぞれ指定します。
データ型 | ストリング |
このプロパティーを使用して、アプリケーション・サーバーとの HTTP SSL 接続を確立する場合に アプリケーション・サーバーが使用するサーバー証明書のラベルを指定することができます。 このプロパティーはセル、ノード、またはサーバーの各レベルで設定することができます。
このプロパティーに対して証明書の名前が指定されていないと、アプリケーション・サーバーが所有する RACF SSL 鍵リングで指定されたデフォルトのサーバー証明書を使用して HTTP SSL 接続が確立されます。
このプロパティーをセル・レベルで設定するには、 管理コンソールで「環境」>「WebSphere 変数」>「新規」とクリックし、 「名前」フィールドに protocol_https_default_cert_label を、「値」フィールドに該当する証明書ラベルを、それぞれ指定します。
このプロパティーをノード・レベルで設定するには、 管理コンソールで「システム管理」>「ノード」>「ノード名 」>「 カスタム・プロパティー」>「新規」とクリックし、 「名前」フィールドに protocol_https_default_cert_label を、「値」フィールドに該当する証明書ラベルを、それぞれ指定します。
このプロパティーをサーバー・レベルで設定するには、 管理コンソールで「サーバー」>「アプリケーション・サーバー」>「サーバー名 」>「Web コンテナー設定」>「Web コンテナー」>「カスタム・プロパティー」>「新規」とクリックし、 「名前」フィールドに protocol_https_default_cert_label を、「値」フィールドに該当する証明書ラベルを、それぞれ指定します。
データ型 | ストリング |
wlm_classification_file プロパティーを使用して、ワークロード分類文書のロケーションを指定できます。 このプロパティーはセル、ノード、またはサーバーの各レベルで設定することができます。
ワークロード種別文書は、インバウンド HTTP、IIOP、およびメッセージ駆動型 Bean (MDB) 作業を分類する共通 XML ファイルです。この XML ファイルで定義されているすべてのルールは古い形式の HTTP 分類をオーバーライドします。共通 XML ファイルのルールではまた、endpoint_config_file プロパティーによって定義される MDB 分類ファイルのすべてのルールをオーバーライドします。
このプロパティーをセル・レベルで設定するには、 管理コンソールで「環境」>「WebSphere 変数」>「新規」とクリックし、 「名前」フィールドに wlm_classification_file を、「値」フィールドにワークロード分類文書のロケーションを、それぞれ指定します。
このプロパティーをノード・レベルで設定するには、 管理コンソールで「システム管理」>「ノード」>「ノード名 」>「カスタム・プロパティー」> 「新規」とクリックし、 「名前」フィールドに wlm_classification_file を、「値」フィールドにワークロード分類文書のロケーションを、それぞれ指定します。
このプロパティーをサーバー・レベルで設定するには、 管理コンソールで「サーバー」>「アプリケーション・サーバー」>「サーバー名 」>「Web コンテナー設定」>「Web コンテナー」>「 カスタム・プロパティー」>「新規」とクリックし、 「名前」フィールドに wlm_classification_file を、「値」フィールドにワークロード分類文書のロケーションを、それぞれ指定します。
データ型 | ストリング |