WebSphere Application Server for z/OS, Version 6.0.x   
             オペレーティング・システム: z/OS

             目次と検索結果のパーソナライズ化

JDBC プロバイダーおよびデータ・ソースの構成

リレーショナル・データベースにアクセスする場合、アプリケーションはアプリケーション・サーバー用に構成した JDBC ドライバーおよびデータ・ソースを使用します。

始める前に

各ベンダー・データベースは、JDBC 接続用に異なる JDBC ドライバー・インプリメンテーション・クラスを必要とします。JDBC プロバイダーは、これらのベンダー固有のドライバー・ファイルをカプセル化します。 JDBC プロバイダーと関連付けられたデータ・ソースを介して、アプリケー ション・サーバーは、アプリケーションとデータベース間のトランザクショ ンの物理接続を取得し管理します。
アプリケーションの API 仕様に応じて、必要なデータ・ソースのバージョンを判別します。
  • バージョン 4 データ・ソースは、Enterprise JavaBeans (EJB) 1.0 仕様、および Java サーブレット 2.2 仕様で使用されます。
  • 最新の標準バージョンのデータ・ソースは、それらの仕様のより拡張されたリリースをインプリメントするアプリケーションで使用されます。
重要: 関連 JDBC ドライバー (およびその他のファイル) のインストール、およ び必要な JDBC プロパティーのアクティブ化についての詳細な指示について は、以下のタスク項目を使用します。

プロシージャー

  1. ノード・マネージャー上に、すべての必要な JDBC ドライバー・ファイルがインストールされていることを検証します。 この情報については、ベンダーによる、データ・ソースの最小必要設定 の項目を参照してください。 ユーザー定義の JDBC プロバイダーを構成する場合は、ドライバー・ファイルについての情報のデータベース資料をチェックします。
  2. JDBC プロバイダーを作成します。

    管理コンソールで、 管理コンソールを使用した JDBC プロバイダーの作成 を参照してください。

    または

    wsadmin スクリプト・クライアントの使用については、 スクリプトによる JDBC プロバイダーの構成 を参照してください。

    または

    Java Management Extensions (JMX) API を使用して、 Java Management Extensions API を使用した JDBC プロバイダーおよびデータ・ソースの作成を参照してください。

  3. データ・ソースを作成します。

    管理コンソールで、 管理コンソールを使用したデータ・ソースの作成を参照してください。

    または

    wsadmin スクリプト・クライアントの使用については、 スクリプトによる新規データ・ソースの構成 を参照してください。 (V4 データ・ソースについては、スクリプトによる新規 WAS40 データ・ソースの構成 を参照してください。)

    または

    JMX API を使用して、 Java Management Extensions API を使用した JDBC プロバイダー およびデータ・ソースの作成を参照してください。

    必須プロパティー: さまざまなデータベース・ベンダーが、それぞれの JDBC ドライバーの実装に対してさまざまなプロパティーを要求します。 WebSphere Application Server データ・ソース上で、これらのプロパティーを設定します。 アプリケーション・サーバーには多くのベンダーの JDBC 実装のテンプレ ートが含まれているので、管理コンソールにより必須プロパティーが明らか になり、それらに対してデータ・ソースを作成するようにプロンプトが出さ れます。 ただし、データ・アクセス構成をスクリプト記述する場合は、必須プロパティーおよび設定オプションについてベンダーによる、データ・ソースの最小必要設定 の項目を参照する必要があります。
  4. オプション: カスタム・プロパティーを構成します。 必須プロパティーと同様に、特定のベンダー JDBC ドライバーのカ スタム・プロパティーもアプリケーション・サーバー・データ・ソース上に 設定する必要があります。 使用可能なカスタム・プロパティーの詳細については、ご使用のデータベースの資料を参照してください。 カスタム・クラスを作成してカスタム・データ・ソース・プロパティーの操作を容易にする方法については、 カスタム DataStoreHelper クラスの開発 を参照してください。
    以下の JDBC プロバイダーのい ずれかを使用している場合、ご使用のバージョンの DB2 for z/OS の Application Programming Guide and Reference for Java で、これ らのベンダー固有のデータ・ソース・プロパティーについても学習することができます。
    • DB2 for zOS ローカル JDBC プロバイダー (RRS) JDBC プロバイダー (DB2 JDBC/SQLJ Driver を使用)
    • DB2 Universal JDBC Driver のプロバイダー
  5. データ・ソースにリソース参照を結合します。 エンタープライズ Bean および Web モジュールのデータ・ソース・ルックアップ の項目を参照してください。
  6. 接続のテストを行います (非コンテナー管理パーシスタンス使用の場合)。 テスト接続サービス の項目を参照してください。

結果

DB2 JDBC Universal Driver を使用している場合、アプリケーション・サーバー JVM ログが文書化しないというデータ・ソース障害に遭遇する可能性があります。 DB2 データベース・ログまたは WebSphere Application Server JDBC トレース・ログ (JDBC トレースがアクティブの場合) をチェックします。 正しくない認証クレデンシャルが障害の原因であることが検出される場合があります。 現行では、DB2 JDBC Universal Driver は、有効ではない認証クレデンシャルによって、適切な方法または一貫性のある方法で作成されたエラーを識別または表示しません。

正しくないクレデンシャルについての情報を受信した場合でも、データベース・ログおよび JDBC トレース・ログをチェックします。 これらのログは、認証障害について、より信頼性の高い詳細なエラー・データを提供します。

ヒント: JDBC トレース・ログは、サーバー始動時に JDBC トレース・サービスがアクティブな場合のみ存在します。 管理コンソールでサービスをアクティブ化します。 詳しくは、サーバー始動時にトレースを使用可能にする を参照してください。 トレース・グループとして WAS.database を指定し、トレース・ストリングとして com.ibm.ws.db2.logwriter を選択します。



サブトピック
ベンダーによる、データ・ソースの最小必要設定
管理コンソールを使用した JDBC プロバイダーの構成
クラスター環境用の JDBC プロバイダーの構成
管理コンソールを使用したデータ・ソースの構成
Java Management Extensions API を使用した JDBC プロバイダーおよびデータ・ソースの作成と構成
[バージョン 6.0] [バージョン 6.0.1] [バージョン 6.0.2] WebSphere Application Server for z/OS と DB2 for z/OS ローカル JDBC プロバイダー (RRS) の併用
DB2 Universal JDBC Driver を使用した DB2 for z/OS へのアクセス
カスタム DataStoreHelper クラスの開発
接続の検査
テスト接続サービス
管理コンソールを使用した接続のテスト
wsadmin を使用した接続のテスト
関連概念
JDBC プロバイダー
データ・ソース
リソース参照使用の利点
エンタープライズ Bean および Web モジュールのデータ・ソース・ルックアップ
関連タスク
スクリプトによる JDBC プロバイダーの構成
スクリプトによる新規データ・ソースの構成
スクリプトによる新規 WAS40 データ・ソースの構成
関連資料
データ・ソース・コレクション
データ・ソース (WebSphere Application Server V4)
JDBC プロバイダー・コレクション
タスク・トピック    

ご利用条件 | フィードバック

最終更新: Jan 21, 2008 10:52:11 PM EST
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r0/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.zseries.doc/info/zseries/ae/tdat_tccrtprovds.html