簡単なデータ・アクセス・プログラミングの場合、WebSphere Application Server により、JDBC API の多くのメソッドを実装する特別な クラス・ライブラリーがユーザーに提供されます。 このライブラリーは、基本的にデータ・アクセス Bean のセットです。
Data Access Bean と呼ばれるいくつかのクラスのセットがあります。 わかりやすくするために、それらのクラスを、 それが含まれている JAR ファイルの名前で呼ぶ場合があります。
databeans.jar - この JAR ファイルは、WebSphere Application Server に同梱されています。 このファイルには、JDBC API を使用してデータベースにアクセスできるようにするクラスが入っています。
ivjdab.jar - この JAR ファイルは、Visual Age for Java に同梱されています。このファイルには、 databeans.jar ファイルのすべてのクラスおよび Data Access Bean を Visual Age for Java ビジュアル・コンポジション・エディターから容易にサポートするクラスが含まれています。
dbbeans.jar - この JAR ファイルは、Rational Application Developer に同梱されています。このファイルには、JDBC 2.0 RowSet 規格にさらに厳密に準拠した Data Access Bean のセットが含まれています。
現行製品では、Data Access Bean は WebSphere Application Server バージョン 4.0 から変更されていません。 Data Access Bean を使用する既存のアプリケーションをサポートするために com.ibm.db パッケージが用意されています。
IBM では、Data Access Bean を使用する新規アプリケーションは、 Rational Application Developer を備えている com.ibm.db.beans パッケージを使用して開発することを強く推奨しています。
com.ibm.db パッケージを使用するアプリケーションを引き続き使用する場合は、 WebSphere Application Server バージョン 4.0 の Data Access Bean 関連資料を参照してください。
com.ibm.db.beans パッケージを使用する新規アプリケーションを作成する必要がある場合は、 Data Access Bean に関して、Rational Application Developer の資料を参照してください。 例: Data Access Bean の使用に、一例が記載されています。