アプリケーション・クライアント用のデータ・アクセスを構成するには、 データ・アクセスに必要なリソース参照および関連するデータベース情報を指定する必要があります。 この指定は、アプリケーション・クライアントの場合のアセンブリー およびデプロイメントを実行するステップの一環として行います。
アプリケーション・クライアントからのデータ・アクセスには、 クライアント・サイドから直接、JDBC ドライバー接続機能を使用します。 これは、WebSphere Application Server ランタイムで使用可能な追加のプーリング・サポートを利用しません。 アプリケーション・クライアントのデータ・アクセスを構成するのに 、WebSphere Application Server サーバー・マシンで JDBC プロバイダーおよびデータ・ソースを 構成する必要ありません。
WebSphere Application Server に用意されているプーリング機能および追加のデータベース機能を 利用する場合は、サーバー・サイドで実行しているエンタープライズ Bean をクライアント・アプリケーションで使用して、 データ・アクセスを実行することをお勧めします。
アセンブリー・ツールによる、アプリケーション・クライアント・リソース参照の定義
WebSphere Application Server クライアントには、クライアント・データベース・ドライバーは用意されていません。 クライアント・アプリケーションが、エンタープライズ Bean を使用せずに、 データベースを直接使用する場合は、 クライアント・マシンにデータベース・ドライバーを装備する必要があります。 これを行うには、 データベースのベンダーに連絡を取り、 クライアント・データベースのドライバーのコードとライセンスを入手する必要がある可能性があります。
クライアント・アプリケーションでは、データベースに直接アクセスするのではなく、エンタープライズ Bean を使用することをお勧めします。エンタープライズ Bean を介してデータベースにアクセスすると、WebSphere Application Server で 実行されるエンタープライズ Bean によってデータベースへのアクセスが処理されるため、 クライアント・マシン上にデータベース・ドライバーを設定する必要がなくなります。 エンタープライズ Bean は、WebSphere Application Server ランタイムが提供する追加のデータベース機能を利用することもできます。