WebSphere Application Server for z/OS, Version 6.0.x   
             オペレーティング・システム: z/OS

             目次と検索結果のパーソナライズ化

スクリプトによる ORB サービスの構成

スクリプトを使用して、ORB サービスを構成することができます。

始める前に

このタスクを開始する場合は、あらかじめ wsadmin ツールが稼働 している必要があります。 詳しくは、wsadmin スクリプト・クライアントの開始 の項目を参照してください。

このタスクについて

以下のステップを実行して、 アプリケーション・サーバーのオブジェクト・リクエスト・ブローカー (ORB) サービスを変更します。

プロシージャー

  1. アプリケーション・サーバーを識別し、それを server 変数に割り当てる。
    • Jacl を使用:

      set s1 [$AdminConfig getid /Cell:mycell/Node:mynode/Server:server1/]
    • Jython を使用:
      s1 = AdminConfig.getid('/Cell:mycell/Node:mynode/Server:server1/')
      print s1 
    各部の意味は、次のとおりです。
    set Jacl コマンドです。
    s1 変数名です。
    $ 変数名を値で置換する Jacl 演算子です。
    AdminConfig WebSphere Application Server の構成を表すオブジェクトです。
    getid AdminConfig コマンドです。
    Cell オブジェクト・タイプです。
    mycell 変更されるオブジェクトの名前です。
    Node オブジェクト・タイプです。
    mynode 変更されるオブジェクトの名前です。
    Server オブジェクト・タイプです。
    server1 変更されるオブジェクトの名前です。
    print Jython コマンドです。
    出力例:
    server1(cells/mycell/nodes/mynode/servers/server1|server.xml#Server_1)
  2. 以下のように、サーバーに属する ORB を識別して orb 変数に割り当てる。
    • Jacl を使用:

      set orb [$AdminConfig list ObjectRequestBroker $s1]
    • Jython を使用:
      orb = AdminConfig.list('ObjectRequestBroker', s1)
      print orb
    各部の意味は、次のとおりです。
    set Jacl コマンドです。
    orb 変数名です。
    $ 変数名を値で置換する Jacl 演算子です。
    AdminConfig WebSphere Application Server の構成を表すオブジェクトです。
    list AdminConfig コマンドです。
    ObjectRequestBroker AdminConfig オブジェクトです。
    s1 ステップ番号 1 で指定されたサーバーの ID を評価します。
    print Jython コマンドです。
    出力例:
    (cells/mycell/nodes/mynode/servers/server1|server.xml#ObjectRequestBroker_1)
  3. 属性を変更する。 以下の例では、接続キャッシュの最大値を変更し、値属性によって受け渡します。 この例を変更して、他の属性の値に変更できます。
    • Jacl を使用:

      $AdminConfig modify $orb {{connectionCacheMaximum 252} {noLocalCopies true}}
    • Jython を使用:
      AdminConfig.modify(orb, [['connectionCacheMaximum', 252], ['noLocalCopies',  'true']])
    各部の意味は、次のとおりです。
    $ 変数名を値で置換する Jacl 演算子です。
    AdminConfig WebSphere Application Server の構成を表すオブジェクトです。
    modify AdminConfig コマンドです。
    orb ステップ番号 2 で指定した ORB の ID を評価します。
    connectionCacheMaximum 属性です。
    252 connectionCacheMaximum 属性の値です。
    noLocalCopies 属性です。
    true noLocalCopies 属性の値です。
  4. 構成の変更を保管します。詳しくは、wsadmin ツールによる構成変更の保管 の項目を参照してください。
  5. ノードを同期します (Network Deployment 環境の場合のみ)。 詳しくは、wsadmin ツールによるノードの同期化 の項目を参照してください。



関連タスク
スクリプト管理のための AdminConfig オブジェクトの使用
関連資料
AdminConfig オブジェクトのコマンド
タスク・トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 10:52:11 PM EST
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r0/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.zseries.doc/info/zseries/ae/txml_orb.html