WebSphere Application Server for z/OS, Version 6.0.x   
             オペレーティング・システム: z/OS

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ローカル Web サーバーのセットアップ

このトピックでは、WebSphere Application Server をインストールしたマシンに Web サーバーと Web サーバー・プラグインをインストールする方法を説明します。

始める前に

WebSphere Application Server の管理コンソールを使用して Web サーバー定義を作成する場合、 デフォルトでは、アプリケーションは Web サーバーにマップされません。 アプリケーションをマップするには、WebSphere Application Server の管理コンソールでアプリケーションを選択し、そのアプリケーションを任意のアプリケーション・サーバーと Web サーバーにマップしてください。

このタスクについて

ローカル・インストール済み Web サーバーは、 非管理対象ノードまたは管理対象ノードに定義できます。 Web サーバーが非管理対象ノードに定義されている場合、 その管理機能は IBM HTTP Server の管理サーバーを介して操作されます。 Web サーバーが管理対象ノードに定義されていると、Web サーバーの管理機能は WebSphere Application Server のノード・エージェントを介して操作されるため、便利です。

重要: z/OS 上で稼働する IBM HTTP Server は、管理サーバーを提供しません。 プラグイン管理機能と、plugin-cfg.xml ファイルの生成および伝搬を容易にするために、管理サーバーを提供していない Web サーバーは管理対象ノードに配置する必要があります。

以下のステップによって、デフォルト・プロファイルに Web サーバー定義を作成します。

プロシージャー

  1. WebSphere Application Server 製品をインストールします。
  2. IBM HTTP Server またはサポートされる別の Web サーバーをインストールします。
  3. プラグイン・インストール・ウィザードを使用してバイナリー・プラグイン・モジュールをインストールします。
  4. WebSphere Application Server の管理コンソールを使用して、 Web サーバー定義を作成することによりセットアップを完了するか、 またはプラグイン構成スクリプトを実行します。 このオブジェクトの作成は、Web サーバーのインストールとは排他的関係にあります。
    以下のオプションのいずれかを選択します。
    • 管理コンソールを使用します。

      このウィザードを使用して、既存のアプリケーション・サーバーまたは非管理対象ノードで、 以下の手順で Web サーバー定義を作成します。

      1. サーバー」 > 「Web サーバー」 > 「新規作成」をクリックし、「Create new Web server entry」ウィザードを使用して Web サーバー定義を作成します。
      2. 該当するノードを選択します。
      3. テンプレートを選択します。作成する Web サーバー用に、システム・テンプレートまたはユーザー定義テンプレートを選択します。
      4. Web サーバーのプロパティーを入力します。
        • タイプ: Web サーバーのベンダー・タイプ
        • ポート: 既存の Web サーバー・ポート (デフォルト: 80)
        • インストール・パス: Web サーバーのインストール・パス。 このフィールドは IBM HTTP Server の場合にのみ必要です。
        • サービス名 (Windows オペレーティング・システム): Web サーバーの Windows オペレーティング・システム・サービス名。

          デフォルトは IBMHTTPServer6.0 です。

        • セキュア・プロトコルの使用: HTTPS プロトコルを使用して Web サーバーと通信します。 デフォルトは HTTP です。
        • プラグインのインストール場所: プラグインがインストールされているディレクトリー・パス。
      5. 新規 Web サーバーの作成を確認し、「終了」をクリックします。
    • プラグイン構成スクリプトの実行

      プラグインをインストールする場合は、 プラグイン構成スクリプトを保管して、管理対象ノードの作成後に実行します。そのようにしないと、エラーが発生します。 Web サーバーの始動前に、スクリプトが正常に稼働し、 管理対象ノード上に Web サーバー定義が作成され、ノード同期が発生するまで待機します。

      ノードを追加すると、ノード・エージェント・プロセスが開始します。 ノード・エージェントが実行されていない場合は、ノードを開始します。
      ヒント: 複数管理対象ノードのアプリケーションに対する要求を Web サーバーで処理する場合は、 個々の管理対象ノード上および Web サーバー定義上にアプリケーションをインストールします。 スクリプトには、管理コンソール・オプションの使用時に収集する必要があるすべての情報が既に含まれています。

次の作業

IBM 以外の HTTP Server の Web サーバーは、非管理対象ノードにリモート Web サーバーとして構成することも、管理対象ノードにローカル Web サーバーとして構成することもできます。 管理対象ノードに IBM 以外の HTTP Server の Web サーバーを構成すると、 以下の機能がサポートされます。
以下の機能は、IBM 以外の Web サーバーの管理対象ノードではサポートされません。
  • Web サーバーの始動と停止
  • 構成ファイルの表示と編集
  • Web サーバー・ログの表示
非管理対象ノードの IBM 以外の HTTP Server の Web サーバーの場合、 WebSphere Application Server のリポジトリーの変更に基づいてプラグイン構成を生成できます。 IBM 以外の HTTP Server の Web サーバー用非管理対象ノードの場合、以下の機能はサポートされません。
  • Web サーバーの始動と停止
  • 構成ファイルの表示と編集
  • Web サーバー・ログの表示
  • Web サーバー plugin-cfg.xml ファイルの伝搬



関連資料
Web サーバー・コレクション
Web サーバー構成
Web サーバー・ログ・ファイル
Web サーバー・プラグインのプロパティー
Web サーバー構成ファイル
Web サーバー・カスタム・プロパティー
リモート Web サーバー管理
タスク・トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 10:52:11 PM EST
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