WebSphere Application Server for z/OS, Version 6.0.x   
             オペレーティング・システム: z/OS

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インストーラーの新機能

インストールは、プラットフォーム、インストール可能コンポーネント、およびインストールのタイプ の違いを超えて、容易で一貫性があり、機能の豊富な作業になりました。

[バージョン 6.0.2] プラットフォームのサポートに ついては、「Detailed system requirements」ページで 説明しています。 新規プラットフォーム・サポートの要約については、Support announcement に 記載されています。

非推奨のフィーチャーと除去されたフィーチャー では、 このリリースまたは将来のリリースで差し替えまたは廃止されるフィーチャーについて説明しています。

使用しやすさの改善

セットアップおよび前提条件の単純化

製品機能が再設計されているため、オペレーティング・システムのセットアップが単純になり、 前提条件が削減されています。

基本オペレーティング・システムの準備 およびz/OS のハードウェアおよびソフトウェア要件 を参照してください。

インストール状況表示の改善

ロギングおよび状況表示が改良されたため、インストールの成否を簡単に判別できます。

カスタマイズ・ダイアログ・メニューの向上

カスタマイズ・ダイアログのメインメニューが再編成され、わかりやすくなりました。 構成オプションがよりわかりやすく表示されるようになり、製品データ・セット・パネルがアップデートされてセットアップが単純化されました。

管理対象ノードを直接作成するための機能

管理対象ノード (ノード・エージェントを有しているが、アプリケーション・サーバー を持たないノード) を直接構成し、Network Deployment セルに追加することができるようになりました。スクリプト、または管理コンソールを使用してノードに新しいアプリケーション・サーバーを作成します。 Network Deployment セルを作成するためにスタンドアロン・アプリケーション・サーバー (以前は基本アプリケーション・サーバーと呼ばれていました) を作成する必要はなくなりました。

インストール文書の改良

新規インストール文書により、関連する情報を検索できます。

アプリケーション・サービス提供環境のインストールの概要と新機能 を参照してください。

自動 UID/GID 選択

カスタマイズ・ダイアログおよびプロファイル管理ツールを使用すれば、RACF にカスタマイズの処理中に作成されたユーザー ID またはユーザー・グループ用の、未使用の UID および GID 値を選択させるオプションが選べます。 これは、バージョン 6.1.0.9 以降の製品に適用されます。

機能の改良

独立した製品 SDK

Java Software Development Kit は、 WebSphere Application Server の一部として同梱されてインストールされ、 サービス提供されるようになりました。SDK 用の別個の FMID はありません。 これによって、WebSphere Application Server for z/OS 製品は、同じ z/OS システムにインストールされた他の SDK から独立して機能するようになりました。 同梱された SDK は、app_server_root/java にあります。

製品インストール・ルートの変更

管理者用の新機能 で 説明されているように、ディレクトリー構造がさらに変更されました。

バージョン 6.1 のデフォルト製品ディレクトリーは /usr/lpp/zWebSphere/V6R1 です。バージョン 6.0 のデフォルト製品ディレクトリーは /usr/lpp/zWebSphere/V6R0 です。

ディレクトリー規則 を参照してください。

マイグレーション、アップグレード、および変更管理

製品バージョン情報の照会

製品のバージョン情報を照会できます。

versionInfo コマンド を参照してください。

インクリメンタル・セル・アップグレード

セル内のノードのインクリメント・アップグレードを行うことができます。

管理者用の新機能 を参照してください。

静的アプリケーション環境の使用の除去 ワークロード管理の動的アプリケーション環境である SPE (z/OS バージョン 1.5 以降に 組み込まれている APAR OW54622) は、z/OS バージョン 1.4 上で稼働しているこの製品の前提条件となっています。これで、WLM に静的アプリケーション環境をセットアップしたりアップデートしたりする必要がなくなりました。
サービスの単純化

インストール・プログラムはシステム・ファイル (共用バイナリー・ファイル) をインストールします。これらのファイルは、サービス・フィックスをインストールしないかぎり、更新されません。 アプリケーション・サーバーの作成および構成によって、システム・ファイルが変更されることはありません。

除去および再インストールの簡易化

アプリケーション・サーバー環境の除去および再インストールが単純化および高速化されています。 アプリケーション・サーバー環境のインストールおよびアンインストールは、 以前のバージョンよりもはるかに簡単になっています。アプリケーション・サーバー・プロファイルをアンインストールしても、 製品の共用システム・ファイルは変更されません。

プロファイル・ディレクトリーには 参照用のログが保存されます。必要がなくなったら、それらを削除してください。

Web サービス提供機能

統合プラットフォームにおけるインストール可能コンポーネント

製品インストールから MQ Series 統合 JMS が除去

WebSphere Application Server は、アプリケーション・サーバーに含まれる 組み込み JMS 機能のサポートに MQ Series を使用しなくなりました。MQ Series 製品は含まれていません。

メッセージング・サービスには、別の WebSphere MQ のライセンス、または新しいサービス統合バス方式 を使用することができます。バージョン 5.0 または 5.1 で統合 JMS をセットアップする場合は、 まだバージョン 6.1 にマイグレーションされていないノード上で、 任意の JMS サーバーを引き続き使用することができます。

新規アプリケーション・サーバー・アドレス・スペース 各アプリケーション・サーバー・コントローラーは、付属制御領域 (CRA) と呼ばれる新しいアドレス・スペースを使用できるようになり、これをサービス統合バスに付加してメッセージングを行うことができるようになりました。
製品 HFS へのクライアント用コードの組み込み 製品 HFS に、追加のダウンロード可能なクライアントおよびプラグインをインストールできるようになりました。
製品 HFS の拡張 クライアント・コードが追加されたため、製品 HFS が大幅に拡張されました。 3390-3 DASD デバイスをお使いの場合、単一の DASD ボリュームに製品 HFS 全部を収納することはできなくなります。 プログラム・ディレクトリーには、ダウンロード可能なクライアントおよびプラグインを格納する、2 次製品 HFS を作成するための説明が含まれています。
クライアントのインストール

アプリケーション・サーバー・クライアントおよびプラグイン は、製品階層ファイル・システムに同梱されなくなりました。代わりに、それらはインストール・ディスクとして提供されます。 クライアントおよびプラグイン・コード用の追加 HFS は必要なくなりました。




関連情報
製品および追加のソフトウェアのインストール
このリリースの新機能
概念トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 10:52:11 PM EST
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r0/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.zseries.doc/info/zseries/ae/welc_newinstaller.html