UDDI レジストリー・ユーザー・インターフェース (UDDI レジストリー・ユーザー・コンソールとも呼ばれます) は、
UDDI レジストリーを探索するために使用できるグラフィカル・インターフェースです。
始める前に
UTF-8 エンコード用のアプリケーション・サーバーの構成に説明されているように、
UTF-8 エンコード・サポートのために UDDI レジストリーをホストするアプリケーション・サーバーを構成します。
UDDI ユーザー・コンソールは UTF-16 エンコードをサポートしません。
このタスクについて
ユーザー・コンソールは、大多数の UDDI バージョン 3 API への
グラフィカル・ユーザー・インターフェース (GUI) を提供します。ユーザー・コンソールは、API のフル・セットをサポートすることを目的としたものではありません。
UDDI ユーザー・コンソールの主な目的は、ユーザーが照会要求を出し、一般的な UDDI の概念をよく理解できるようにすることであるため、照会操作に焦点を当てています。
以下のリストは、ユーザー・コンソールを介したサポートが提供されていない分野と、ユーザー・コンソールのその他の既知の制限を説明しています。
- 画面上で説明テキストの形式のヘルプが提供されている。
- 検索照会で最大行を指定することはできません。管理コンソールの「照会結果セットの最大サイズ」汎用プロパティーを使用して、レジストリーに最大行数の値を 1 つ設定することができます。
- ID フィーチャーは、業務検索領域や技術モデル検索 (tModel) 領域ではサポートされていません。
- 業務追加領域では、ディスカバリー URL、ID、またはデジタル・シグニチャーの追加はサポートされていません。
- 技術モデル (tModel) 追加領域では、ID やデジタル・シグニチャーの追加はサポートされていません。
- ビジネス相互関係に対するサポートはありません。
ユーザー・コンソールの正確な動作は、以下の構成可能な要因によって異なります。
- WebSphere Application Server セキュリティーが使用可能になっているかどうか
- UDDI レジストリー GUI 役割マッピングがどのように設定されているか。UDDI レジストリーは、
ユーザー・コンソールの場合の 2 つのセキュリティー役割 (GUI_Publish_User および GUI_Inquiry_User)
を含む、多くのセキュリティー役割をサポートしています。
- UDDI レジストリー GUI SSL トランスポート保証制約がどのように設定されているか。
UDDI レジストリーでは SSL 設定を構成できますが、これにはユーザー・コンソールの 2 つの設定が含まれます。
以下のテーブルに、UDDI レジストリー・ユーザー・コンソールの振る舞いを要約しています。
表 1. UDDI ユーザー・コンソールの振る舞い
WebSphere Application Server セキュリティー状況
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UDDI ユーザー・コンソールにアクセスするために使用された URL
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UDDI ユーザー・コンソールの振る舞い
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使用可能 |
http://host_name:http_port/uddigui |
照会要求では認証は不要ですが、HTTP URL を使用するので機密保護機能はありません。
パブリッシュ要求には WebSphere Application Server 認証が必要です。
パブリッシュ・ペインにアクセスする場合は、HTTPS を使用するように動的にリダイレクトされ、ユーザー ID とパスワードが求められます。
要求が正常であるために、認証済みユーザーは UDDI パブリッシャーとして登録されている必要があります。
GUI_Inquiry_User
役割がすべての認証済みユーザーにマップされており、その役割のユーザー・データ制約セクションのトランスポート保証が
CONFIDENTIAL に設定されている場合、すべての 要求 (照会を含む) には、HTTPS の認証と使用が必要です。
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https://host_name:ssl_port/uddigui |
要求はセキュアです。ユーザー ID とパスワードで認証するようにプロンプトが出されます。
要求が正常であるために、認証済みユーザーは UDDI パブリッシャーとして登録されている必要があります。
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使用不可 |
http://host_name:http_port/uddigui |
要求 (パブリッシュまたは照会のいずれか) は認証されず、データ・フローはセキュアではありません ( 非 SSL)。
SSL transport-guarantee 設定が定義されていても、セキュリティーが使用不可であれば、その設定は施行されません。すべてのパブリッシュ・オペレーションは、UNAUTHENTICATED のユーザー ID、あるいは管理コンソールまたは JMX
管理インターフェースを使用して構成可能な値を使用して実行されます (これは新規要求にのみ適用されます)。
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https://host_name:ssl_port/uddigui |
要求 (パブリッシュまたは照会のいずれか) は認証されませんが、SSL URL およびポートが明示的に使用されるため、データ・フローはセキュアです。
すべてのパブリッシュ・オペレーションは、UNAUTHENTICATED のユーザー ID、あるいは管理コンソールまたは JMX
管理インターフェースを使用して構成可能な値を使用して実行されます (これは新規要求にのみ適用されます)。
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テーブル内の変数は以下の値を持ちます。
- host_name は関連するプロファイルを実行するマシンの名前です。
- http_port はプロファイルのための内部 HTTP ポートで、例えば 9080 です。
- ssl_port はプロファイルのための内部 SSL ポートで、例えば 9443 です。
プロシージャー
- UDDI アプリケーションを、まだ実行していない場合は、それを開始します。
- ブラウザー・ウィンドウを開いて、Cookie が有効であることを確かめます。
- 以下のデフォルトの URL の 1 つを使用して、UDDI レジストリー・ユーザー・コンソールにアクセスします。
- http://host_name:http_port/uddigui
- https://host_name:ssl_port/uddigui
- オプション: 該当する .css スタイルシート・ファイルを変更して、ユーザー・コンソールのルック・アンド・フィールを変えることができます。
これらのファイルのスタイル・クラス定義を編集して、UDDI レジストリー・ユーザー・コンソール全体のテーマ (フォント属性、レイアウト、および色を含む) を変更できます。
.css ファイルは、以下のディレクトリーにあります。profile_root/installedApps/cell_name/UDDIRegistry.node_name.server_name.ear/v3gui.war/theme。
スタイルシート・ファイルを変更したら、ブラウザー・ウィンドウを最新表示して、変更を有効にします。
結果
ユーザー・コンソールに、以下の項目を含むデフォルトのフレーム・セットが表示されます。
- ヘッダー・フレーム。
- 検索オプションが表示されたナビゲーション・フレーム。
- 詳細フレーム。
次の作業
これで、UDDI ユーザー・コンソールを使用して、UDDI 情報を検索し、編集し、パブリッシュすることが可能になりました。