このトピックでは、異なるタイプのアプリケーション・サーバー間でトランザクションの相互運用を行う際の考慮事項と実行可能なアクションについて説明します。
プロシージャー
- WebSphere Application Server バージョン 5.0.2 以前の
アプリケーション・サーバーからバージョン 6 以降のアプリケーション・サーバーに要求を送信するために、
OTS プロトコルを使用してトランザクションの相互運用を行うには、
バージョン 5.0.2 以前のアプリケーション・サーバーで
以下のシステム・プロパティーを設定する必要があります。
com.ibm.ejs.jts.jts.ControlSet.nativeOnly=false
com.ibm.ejs.jts.jts.ControlSet.interoperabilityOnly=true
例えば、
WebSphere Application Server バージョン 4.0.n のアプリケーション・サーバー
から WebSphere Application Server バージョン 6 のアプリケーション・サーバーへ要求を送信するには、
バージョン 4.0.n アプリケーション・サーバーでシステム・プロパティーを設定する必要があります。
WebSphere Application Server バージョン 5.0.2 以前のアプリケーション・サーバーで、
バージョン 6 以降のアプリケーション・サーバーからの要求を受け取るように、
これらのプロパティーを設定する必要はありません。
- WebSphere Application Server グローバル・セキュリティーを使用可能にした場合、バージョン 6.0.2 またはそれ以降のサーバーでプロトコル・セキュリティーを使用不可にして、
より古いバージョンのサーバーと強調的に相互運用ができるようにしなければなりません。
サーバーでプロトコル・セキュリティーを使用不可にするには、以下のステップを完了します。
- 「追加プロパティー」の下の「カスタム・プロパティー」を選択します。
- 「カスタム・プロパティー」ページで、「新規」をクリックします。
- 設定ページで、「名前」フィールドに
DISABLE_PROTOCOL_SECURITY を、「値」フィールドに
TRUE を入力します。
- 「適用」または「OK」をクリックします。
- 変更をマスター構成に保管します。
- サーバーを再始動します。