このページを使用して、Java 仮想マシン (JVM) カスタム・プロ パティーを設定し、ディスクに保管されたキャッシュ・エントリーを保守します。
カスタム・プロパティーをすべてのキャッシュ・インスタンスに影響するように全体的に設定することも、また単一のキャッシュ・インスタンス上のカスタム・プロパティーを設定することも可能です。 ほとんどの場合、個々のキャッシュ・インスタンス上のプロパティーを設定します。 デフォルトのキャッシュ・インスタンス上でカスタム・プロパティーを設定するには、 グローバル・オプションを使用します。 同じプロパティーを全体的に、かつキャッシュ・インスタンス上で設定する と、キャッシュ・インスタンス上に設定された値がグローバル値に優先します。
単一オブジェクト・キャッシュ・インスタンスまたは単一サーブレット ・キャッシュ・インスタンス上でカスタム・プロパティーを構成するには、以下のステップを実行します。
構成されたすべてのキャッシュ・インスタンス全体にわたってカスタム・プロパティーを構成するためには、以下のステップを実行します。
このプロパティーを使用して、ディスク・キャッシュのクリーンアップ間の時間を変更します。
デフォルトでは、ディスク・キャッシュのクリーンアップは、深夜 12 時に実行して、期限切れのキャッシュ・エントリーおよび過去 24 時間アクセスされなかったキャッシュ・エントリーを除去するようにスケジュールされています。 しかし、1 または 2 時間で期限切れになる可能性のある何千ものキャッシュ ・エントリーがある場合、ディスク・キャッシュ内にあるファイルが大きくなって管理不能になります。 com.ibm.ws.cache.CacheConfig.htodCleanupFrequency カスタム・プロパティーを使用して、 ディスク・キャッシュ・クリーンアップの時間間隔を変更します。
単位 | 分 例えば、値 60 は、それぞれのディスク・キャッシュのクリーンアップ間が 60 分となります。 |
デフォルト | 0 ディスク・キャッシュのクリーンアップは、24 時間毎に深夜 12 時に行われます。 |
このプロパティーを使用して、 依存関係 ID およびテンプレート・バッファー用のメモリー内に保管される異なるキャッシュ ID の数を指定します。 サーバー内のメモリーが多く、ディスク・キャッシュのパフォーマンスを向上させたいときに、この値を増加することを考慮します。
単位 | キャッシュ ID の数 例えば、1000 という値は、それぞれの依存関係 ID またはテンプレート ID がメモリー内に異なるキャッシュ ID を 1000 まで持つことができることを意味しています。 |
デフォルト | 1000 |
最小 | 100 |
このプロパティーを使用して、 追加のメモリー・バッファーが、 依存関係 ID およびテンプレート用のメモリー内で使用されてディスク・オフロードを遅らせ、 ディスクへの入出力操作を最小化するかどうかを指定します。 このプロパティーは、デフォルトでは使用可能になっています。 しかし、このオプションがデータをバッファーに入れるときにメモリーを使いすぎるため、 キャッシュ ID が 100 バイトより大きくなる場合に、 このプロパティーを使用不可にすることを検討してください。 このプロパティーを false に設定した場合、すべてのキャッシ ュ・エントリーは、メモリー・キャッシュから除去されると即時にディスクにコピーされます。
デフォルト | true |
これらのプロパティーを使用して、ディスク・キャッシュの遅延オフロード関数を調整します。
遅延オフロード関数は、依存関係 ID およびテンプレート用の追加のメモリー・バッファーを使用して、ディスク・オフロードを遅れさせ、入出力操作を最小化します。 しかし、ほとんどのキャッシュ ID が 100 バイトより長い場合、遅延オフロード関数はメモリーを使いすぎてしまう可能性があります。 以下のプロパティーの組み合わせのいずれかを使用して、構成を調整します。