始める前に
uninstall コマンド
は、インストール時に作成されるアンインストーラー・プログラムを
呼び出します。アンインストーラー・プログラムは、
インストール済みのフィーチャーを除去するための特定のディスク・ロケーションおよびルーチンで、
製品インストールごとにカスタマイズされています。
アンインストーラー・プログラムは、レジストリー・エントリーを除去し、
製品をアンインストールし、関連フィーチャーをすべて除去します。アンインストーラー・プログラムは、
インストール・ルート・ディレクトリー内のログ・ファイルを除去しません。
この製品をインストールしたときと同じユーザー ID を使用して、ログオンします。
WebSphere Application Server のインストール・ルートで、ls
-al コマンドを発行して、
この製品のインストールで使用されたユーザー ID を検索します。
管理者グループに属するユーザーとして、またはこの製品をインストールしたユーザーとして、ログオンします。
- WebSphere Application Server の Web サーバー・プラグインのアンインストーラー・プログラムを実行します。
アプリケーション・サーバーと一緒に
稼働するよう、Web サーバーが構成されている場合は、
プラグインをアンインストールして、Web サーバーから
構成を除去します。
WebSphere Application Server 用の Web サーバー・プラグインのアンインストール
を参照してください。
- stopNode コマンドを使用してノード・エージェント・プロセスを停止します。
マシン上で実行している可能性があるノード・エージェント・プロセスを停止します。
例えば、Linux マシン上の統合ノードの
profile_root/bin ディレクトリーから
以下のコマンドを発行してノード・エージェント・プロセスを停止します。
./stopNode.sh
サーバーが稼働中で、セキュリティーが
使用可能な場合は、以下のコマンドを使用します。
./stopNode.sh -user user_ID -password password
- stopManager コマンドを使用して、デプロイメント・マネージャー dmgr プロセスを停止します。
マシンで実行されているすべての dmgr プロセスを停止します。例えば、Linux マシンで、デプロイメント・マネージャー・プロファイルの
profile_root/bin ディレクトリーからこのコマンドを発行します。
./stopManager.sh -user user_ID -password password
- stopServer コマンドを使用して、稼働しているアプリケーション・サーバーをそれぞれ停止します。
マシン上のすべてのプロファイルのサーバー・プロセスをすべて停止します。
例えば、
profile_root/bin
ディレクトリーから次のコマンドを実行して、アプリケーション・サーバー
・プロファイルの server1 プロセスを停止します。
./stopServer.sh server1
サーバーが稼働中で、セキュリティーが
使用可能な場合は、以下のコマンドを使用します。
./stopServer.sh server1 -user user_ID -password password
複数の
サーバーがある場合は、
serverStatus コマンドを使用して
実行中のアプリケーション・サーバーを検索します。実行されている
サーバー (存在する場合) を判別するには、
profile_root/bin ディレクトリーから
以下のコマンドを発行します。
./serverStatus.sh -all
- オプション: 必要に応じて、構成ファイルおよびログ・ファイルを
バックアップし、後でそれらのファイルを参照します。
例えば、既存の WebSphere Application Server プロファ
イルの構成アーカイブ・ファイルを作成するには、
AdminTask コマンド・スクリプト・インターフェースを使用します。
アンインストーラー・プログラムは、各プロファイルの構成データおよびアプリケーションのすべてを含む、
すべてのプロファイルを除去します。
アンインストール手順を開始する前に、必要に応じて、各プロファイルの config フォルダー、
installableApps フォルダー、および installedApps フォルダーをバックアップしてください。
構成ファイルの管理の説明については、コマンド行ツールの使用
を参照してください。
別のロケーションに保管されていないすべてのアプリケーションをバックアップします。
必要に応じて、プロファイルごとに config フォルダーと logs フォルダーをバックアップし、
後でそれらのフォルダーを参照します。
プロファイルは再利用できないため、プロファイル全体をバックアップする必要はありません。
- uninstall コマンドを実行します。
アンインストーラー・ウィザードが開始し、「ようこそ」パネルが表示されます。
また、サイレント・パラメーターでアンインストール・コマンドを発行して、ウィザードをグラフィカル・ユーザー・インターフェースなしで使用することもできます。
- ウィザードを使用している場合は、「次へ」をクリックして
製品のアンインストールを開始します。
アンインストーラー・ウィザードは、
アンインストールするコンポーネントの要約をリストした確認パネルを表示します。
- 「次へ」をクリックして、製品のアンインストールを続けます。
ウィザードを使用すると、
アンインストーラーがコア・プロダクト・ファイルを削除する前に、すべてのプロファイルを削除するかどうかをパネルから選択できます。
デフォルトでは、プロファイルはすべて削除されますが、
このオプションを使うと、パネル上で選択解除することができます。
プロファイルのアンインストール後に、アンインストーラー・プログラムは
コンポーネント順序でコア・プロダクト・ファイルを削除します。
- ウィザードによる製品の除去後に、「終了」をクリックしてウィザードを終了します。
- 削除されたデプロイメント・マネージャーを説明する管理対象ノード内の構成エントリーをすべて除去します。
共通トポロジーでは、複数マシン上にコア・プロダクト・ファイルがインストールされます。
1 台のマシンにデプロイメント・マネージャーがあり、
他のマシンにはカスタム・プロファイルまたは統合アプリケーション・サーバー・プロファイルから
作成された管理対象ノードがあります。
アプリケーション・サーバー・プロファイルまたはカスタム・プロファイルを作成し、
そのノードを別のインストールのデプロイメント・マネージャー・セルに統合した Network Deployment インストールを削除する場合は、
そのデプロイメント・マネージャーから構成を除去する必要があります。
管理対象ノードにおけるノード構成問題のサポートとして公式表明されているのは、
最初のインストールの後に backupConfig コマンドを使用する方法です。
保管する必要のある構成に重要な変更を行った場合は、必ずこのコマンドを再度使用してください。
構成の有効なバックアップにより、
常に restoreConfig コマンドを使用して、構成を以前の状態に戻すことができます。
管理対象ノード上で構成を手動でクリーンアップしなければならない場合、
サポートされていない以下の手順を試行することができます。
- ノードの cell_name ディレクトリーの現在の名前がオリジナルの名前でない場合は、
これをオリジナルの名前にリネームします。
profile_root/config/cells/ ディレクトリーに移動します。
cell_name ディレクトリーをオリジナルの名前にリネームします。
- dmgr_node_name ディレクトリーが存在する場合は、削除します。
profile_root/config/cells/original_cell_name/nodes ディレクトリーに移動し、削除する必要がある
dmgr_node_name ディレクトリーを探します。
- setupCmdLine.sh ファイル
(AIX または Linux などのオペレーティング・システムの場合)、
または setupCmdLine.sh ファイル
( Windows システムの場合) を編集して、
セル名をオリジナルのセル名に変更します。
ファイルは profile_root/bin ディレクトリーにあります。
WAS_CELL 変数の値を、オリジナルのセル名に変更します。
- 削除された管理対象ノードを説明するデプロイメント・マネージャー内の構成エントリーをすべて除去します。
デプロイメント・マネージャーの管理コンソールを開き、
「システム管理」> 「ノード」> node_name > 「ノードの除去」をクリックします。
管理コンソールが正常にノードを除去できない
場合は、デプロイメント・マネージャーが稼働している状態で以下のコマンドを実行します。
デプロイメント・マネージャーにおけるノード構成問題のサポートとして公式表明されているのは、
最初のインストールの後に backupConfig コマンドを使用する方法です。
保管する必要のある構成に重要な変更を行った場合は、必ずこのコマンドを再度使用してください。
構成の有効なバックアップにより、
常に restoreConfig コマンドを使用して、構成を以前の状態に戻すことができます。
構成を手動でクリーンアップしなければならない場合、サポートされていない以下の手順を試行することができます。
- デプロイメント・マネージャーの nodes ディレクトリー内で、ユーザーが削除したノードの構成ディレクトリーを除去します。
profile_root/config/cells/cell_name/nodes ディレクトリーに移動して、deleted_node_name ファイルを探します。
- デプロイメント・マネージャーの buses ディレクトリー内で、ユーザーが削除したノードの構成ディレクトリーを除去します。
profile_root/config/cells/cell_name/buses ディレクトリーに移動して、deleted_node_name ファイルを探します。
- デプロイメント・マネージャーの coregroups ディレクトリーの各サブディレクトリーで、coregroup.xml ファイルを編集します。
タイプ coreGroupServers のエレメントを探します。ユーザーが削除したノードへの参照を持つ coreGroupServers エレメントをすべて除去します。
profile_root/config/cells/cell_name/coregroups/deleted_node_name ディレクトリーに移動して、
ファイルを探します。
- デプロイメント・マネージャーの nodegroups ディレクトリーの各サブディレクトリーで、nodegroup.xml ファイルを編集します。
タイプ members のエレメントを探します。ユーザーが削除したノードへの参照を持つ members エレメントをすべて除去します。
profile_root/config/cells/cell_name /coregroups/deleted_node_name ディレクトリーに移動して、ファイルを探します。
- ログ・ファイルを検討します。
app_server_root/logs/uninstlog.txt ファイルを検討します。
app_server_root/logs/uninstall/log.txt ファイルを検討します。
ログ・ファイルには、ファイル・システムまたはその他の異常エラーが記録されます。このログで、成功を示す INSTCONFSUCCESS を探します。
Uninstall, com.ibm.ws.install.ni.ismp.actions.
ISMPLogSuccessMessageAction, msg1,
INSTCONFSUCCESS
- manageprofiles コマンドで、使用されなくなったアプリケーション・サーバー・プロファイルを削除します。
無効なプロファイルのリストがアンインストール・ウィザードに表示され、ログ・ファイルに記録されます。
- 製品ファイルが残る場合は、再インストールする前に手動でアンインストールします。
アンインストーラー・プログラムでは、app_server_root/logs/uninstlog.txt
ファイルなどの一部のログ・ファイルが残ります。
同じインストール・ルート・ディレクトリーに再インストールできるように、
製品を手動でアンインストールして、製品のすべての成果物を除去します。
再インストールする計画がない場合は、手動でアンインストールする必要はありません。
詳しくは、手動アンインストール
を参照してください。