WSIF がキューに入れる JMS メッセージの TimeToLive プロパティーのために許可されている値の範囲
JMS メッセージ・ヘッダー・プロパティー JMSTimeToLive は、
型が long です。
このプロパティーでは、キューに入れるメッセージの存続時間をミリ秒単位で設定します。
値 0 は、無期限の存続時間を意味します。
JMS メッセージの存続時間を決定する要素は、以下のとおりです。
- 片方向 (入力のみ) 操作の場合、デフォルトの存続時間は 0 です。
したがって、メッセージは、キュー上に無期限にか、
またはサーバーがメッセージの処理を終了するまで残ります。
JMSTimeToLive プロパティーが
サービス・エンドポイント URL または JMS アドレスで指定されている場合には、
この値は片方向メッセージに使用されます。
クライアントは、片方向操作に対する応答を待機することは決してないので、
タイムアウトになることも決してありません。
片方向操作に対するクライアントが失敗する唯一の場合は、
キュー自体が使用不可の場合です。
- 両方向 (要求と応答) 操作の場合、デフォルトの存続時間は、クライアントの応答タイムアウト設定によって決定されます。
メッセージの存続時間は、たとえ応答タイムアウトより大きい値がサービス・エンドポイント URL
または JMS アドレスの JMSTimeToLive プロパティーで指
定されていても、クライアントの応答タイムアウトより大きくなることは決してありません。
このため、クライアントが応答の待機でタイムアウトになると、
メッセージがキューから読み取られることは決してありません。
デフォルトの存続時間として使用される、クライアントの応答タイムアウト設定は、
WSIF 同期タイムアウトです。
非同期 JMS メッセージの場合にも、これが該当します。