アプリケーション開始 Bean の場合、リモート・インターフェース com.ibm.websphere.startupservice.AppStartUp を使用して、この Bean の start() メソッドおよび stop() メソッドを定義します。モジュール開始 Bean の場合、リモート・インターフェース
com.ibm.websphere.startupservice.ModStartUp を使用して、この Bean の start() メソッドおよび stop() メソッドを定義します。 開始 Bean の start() メソッドは、モジュールまたはアプリケーションの開始時に呼び出されます。これには、モジュールまたはアプリケーションの開始時に実行されるビジネス・ロジックが含まれます。
start() メソッドはブール値を戻します。 True は、start() メソッド内のビジネス・ロジックが正常に実行したことを示します。逆に、False は、start() メソッド内のビジネス・ロジックが完了できなかったことを示します。戻り値が False の場合は、アプリケーションの開始が異常終了したことをアプリケーション・サーバーにも示します。
開始 Bean の stop()
メソッドは、モジュールまたはアプリケーションが停止すると呼び出されます。これには、モジュールまたはアプリケーションの停止時に実行されるビジネス・ロジックが含まれています。stop() メソッドによってスローされた例外のみがログに記録されます。それ以外のアクションは取られません。
start() および stop() メソッドでは、TX_MANDATORY トランザクション属性を使用しないようにする必要があります。
start() または stop() メソッドが呼び出された場合は、グローバル・トランザクションはスレッドには存在していません。その他の TX_* 属性は使用できます。 TX_MANDATORY が使用された場合は例外がログに記録され、アプリケーションの開始は打ち切られます。
リモート・インターフェースの start() メソッドおよび stop() メソッドは、Run-As モードを使用します。 Run-As モードは、
セキュリティー・サービスで使用される信任状情報を指定して、さまざまなリソースに対してプリンシパルが所有するアクセス権を
判別します。 セキュリティーがオンになっている場合は、
呼び出されるすべてのメソッドに Run-As モードを定義する必要があります。
この設定値のない Bean の ID は未定義です。
start() メソッドおよび stop() メソッドは完全な Application Server プログラミング・モデルを使用できるため、これらのメソッドが実行できるコードに対する制限はありません。