複数行スキーマ構成では、データ量を無制限に保管することができ、制約となるのはアプリケーションのデータベース容量のみです。 アプリケーションは、レコード全体の代わりに個々のフィールドを読み取ることができるので、 不要な Java オブジェクト直列化を回避することでパフォーマンスの向上に役立ちます。 セッション管理機能を構成して、セッション・オブジェクトの各属性をデータベースのそれぞれの専用の行に保管するには、複数行スキーマ構成を使用します。
デフォルトでは、単一セッションは、 セッションの保持に使用されるデータベース表内の単一行にマップされます。 こうしたセットアップにすると、 WebSphere Application Server がアクセス可能な、ユーザー定義アプリケーション固有データの量に厳しい制限が課せられます。