このセクションでは、WebSphere Application Server V4.0 wscp スクリプト から V6.x の wsadmin へのマイグレーションのためのガイダンスを提供します。
wscp ツールは、WebSphere Application Server V4.0 管理リポジトリー・サポートの一部でした。 このリポジトリーは、現在は存在しないので、このリポジトリーを操作するツールはもう必要ありません。 V6.x スクリプト・クライアント・プログラム wsadmin を使用すると、wscp と同じかそれ以上の機能を実行することができます。 スクリプトとして Jacl スクリプト言語および Jython スクリプト言語を使用することができますが、wsadmin に固有のエレメントは、wscp で使用可能なエレメントとは異なります。 この項では、V4.0 wscp が実行するアクションと同じアクションを実行する WebSphere Application Server V6.x スクリプトを作成する方法を示します。 この 2 つのリリース間でのスクリプトの自動変換は困難です。
wsadmin スクリプト・クライアントは、Bean Scripting Framework (BSF) を 使用しており、Java Management Extensions (JMX) に基づいています。
V4.0 では、wscp コマンドは、構成の照会または更新と、操作コマンドの両方に使用されています。 V6.x では、構成コマンドと操作コマンドは区別されています。