WebSphere Application Server Network Deployment, Version 6.0.x   
             オペレーティング・システム: AIX , HP-UX, Linux, Solaris, Windows

             目次と検索結果のパーソナライズ化

管理コンソールを使用した JDBC プロバイダーの構成

アプリケーションとリレーショナル・データベースの間の接続を作成するために、WebSphere Application Server は JDBC プロバイダーによってカプセル化されたドライバー・インプリメンテーション・クラスを使用します。

始める前に

各 JDBC プロバイダーは本来、特定のベンダー・データベースへのアクセスを確立するために、ベンダー固有の JDBC ドライバー・クラスを Application Server に対して示すオブジェクトです。JDBC プロバイダーは、データベースへの物理接続をアプリケーションに提供する、データ・ソースの前提条件です。 『JDBC プロバイダー・テーブル』を参照して、ご使用のデータベースおよびアプリケーション要件に適した JDBC プロバイダーを識別してください。

このタスクについて

WebSphere Application Server 環境内の特定の有効範囲で使用するそれぞれのデータベース・サーバーごとに、1 つ以上の JDBC プロバイダーを構成します。

プロシージャー

  1. 管理コンソールを開きます。
  2. リソース」>「JDBC プロバイダー」とクリックします。
  3. アプリケーションが JDBC プロバイダーを使用することができる有効範囲 を選択します。(この有効範囲は、ご使用のデータ・ソースの有効範囲になります。) セル、ノード、クラスター、またはサーバーを選択することができます。詳しくは、管理コンソールの有効範囲設定 を参照してください。
  4. 新規」をクリックします。
    注: Java スクリプトがブラウザーで使用不可の場合、次の 3 つのステップ (データベース・タイプ、プロバイダー・タイプ、およびインプリメンテーション・タイプ) で説明される 3 つのドロップダウン・リストは表示されません。 その代わり、すべての JDBC プロバイダーの選択項目が一度にリストされる単一のドロップダウン・ボックスが表示されます (すべてのデータベース、プロバイダー、およびインプリメンテーション・タイプが含まれる)。
  5. 最初のドロップダウン・リストから、作成する必要がある JDBC プロバイダーのデータベース・タイプを選択します。

    データベース・タイプのリストに、使用する製品が含まれていない場合は、「ユーザー定義」を選択します。 これを選択すると、 プロバイダー・タイプを「ユーザー定義 JDBC プロバイダー」、 インプリメンテーション・タイプを「ユーザー定義」とコンソールが表示するトリガーとなります。 ユーザー定義プロバイダーに必要となる JDBC クラス・ファイル、データ・ソース・プロパティーなどについては、 データベースの資料を確認してください。これらの設定は、 このタスクのステップ 8 からステップ 10 で説明する「JDBC プロパティー」ページに 入力します。またこの情報のいくつかは、データ・ソース構成タスクの一部であるプロパティー・ページにも入力する必要があります。

  6. 2 番目のドロップダウン・リストから、JDBC プロバイダー・タイプを選択します。
  7. 3 番目のドロップダウン・リストから、 ご使用のアプリケーションに必要なインプリメンテーション・タイプを選択します。 アプリケーションで、接続が 2 フェーズ・コミット・トランザクションをサポートする必要がない場合は、 「Connection Pool Data Source」を選択してください。ただし、アプリケーションに 2 フェーズ・コミット・トランザクションをサポートする接続が必要な場合は、 「XA データ・ソース」を選択します。 このデータ・ソース構成を使用するアプリケーションには、 コンテナー管理トランザクション・リカバリーという利点があります。
  8. 次へ」をクリックして、JDBC プロバイダーの汎用プロパティー設定ページを表示します。
  9. 必要なプロパティーの値がすべて有効であることを確認します。 詳しくは、JDBC プロバイダー設定 を参照してください。
  10. 適用」をクリックすると、新規 JDBC プロバイダーの設定ページが表示されます。 このページの「追加プロパティー」見出しの下には、 アクティブなデータ・ソース・リンクが 2 つ表示されています。データ・ソースをセットアップするには、 アプリケーション、バージョン 4 以降のデータ・ソースで必要なタイプに該当するリンクをクリックします。 (詳しくは、トピックデータ・ソース の「データ・ソースの選択」というセクションを参照してください。)
  11. OK」をクリックすると、JDBC プロバイダー・ページに戻ります。 このページのリストに新規 JDBC プロバイダーが表示されます。
    要確認: JDBC プロバイダーのクラスパス、 またはネイティブ・ライブラリー・パスを修正する場合は、「OK」をクリックしてから、 この JDBC プロバイダーの有効範囲内にあるすべてのアプリケーション・サーバーを再始動 します。 再始動しないと、新しい構成が有効にならないため、データ・ソースの失敗を示すメッセージが表示されます。

次の作業

次のステップでは、JDBC プロバイダーに関連付けるデータ・ソースを作成します。 詳しくは、管理コンソールを使用したデータ・ソースの構成 を参照してください。



サブトピック
JDBC プロバイダー・コレクション
関連概念
JDBC プロバイダー
データ・ソース
関連タスク
管理コンソールを使用したデータ・ソースの構成
関連資料
ベンダーによる、データ・ソースの最小必要設定
データ・ソース設定
タスク・トピック    

ご利用条件 | フィードバック

最終更新: Jan 21, 2008 10:13:28 PM EST
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r0/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.nd.doc/info/ae/ae/tdat_ccrtprov.html