この参照トピックでは、ActiveX から Enterprise JavaBeans (EJB) へのブリッジを持つ Java プロキシー・オブジェクトの使用法の例を提供します。
以下のようにして、 ActiveX から Enterprise JavaBeans (EJB) へのブリッジを持つ Java プロキシー・オブジェクトを使用します。
ActiveX クライアント・プログラム (Visual Basic、VBScript、または Active Server Page (ASP)) は、 XJB.JClassFactory オブジェクトおよびそれによる Java 仮想マシン (JVM) を初期化した後で、 Java クラスにアクセスして、Java オブジェクトを初期化することができます。 このアクションを完了するには、 クライアント・プログラムは XJB.JClassFactory FindClass() メソッドおよび NewInstance() メソッドを使用します。
Java プログラミングでは、Java クラスにアクセスする方法が 2 つあります。 すなわち、Java コンパイラーを使用して直接起動する方法と、 Java のリフレクション・インターフェースを使用する方法です。 ActiveX から Java へのブリッジは、 コンパイルを必要とせず、また、Java コードへの完全なランタイム・インターフェースであるため、 そのクラス、オブジェクト、メソッド、およびフィールドへのアクセスする場合、 このブリッジは後者のリフレクション・インターフェースによって決まります。 XJB.JClassFactory FindClass() および NewInstance() メソッドは、 Java Class.forName()、Method.invoke() および Field.invoke() メソッドと非常によく似た動作をします。
... Dim clsMyString as Object Set clsMyString = oXJB.FindClass("java.lang.Integer")
... Dim strHexValue as String strHexValue = clsMyString.toHexString(CLng(255))
同等な Java 構文は、static String toHexString(int i) です。 Java プログラミングの int の単位は実際には 32 ビット (Visual Basic では Long に変換される) であるため、 CLng() 関数は、デフォルトの int 値を long に変換します。 また、toHexString() 関数が java.lang.String を戻す場合であっても、 コード抽出はオブジェクト・プロキシーを戻しません。 代わりに、戻された java.lang.String は、 固有の Visual Basic string に自動的に変換されます。
... Dim oMyInteger as Object set oMyInteger = oXJB.NewInstance(CLng(255)) Dim strMyInteger as String strMyInteger = oMyInteger.toString