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アクセス・インテントのアセンブリー設定

アクセス・インテント・ポリシーには、パーシスタンス・マネージャーが 使用するデータ・アクセス設定が含まれています。 デフォルト・アクセス・インテント・ポリシーは、Entity Bean に構成されます。

これらの設定は、EJB 2.x に準拠した Entity Bean (EJB 2.x に準拠したモジュールにパッケージ化されています) にのみ適用できます。 Bean 管理パーシスタンスを持つ Bean とコンテナー管理パーシスタンスを持つ Bean が、 すべて同じアクセス・インテント・ポリシーを使用する場合には、これらの Bean 間での 接続を共用することができます。

名前

アクセス・インテント・ポリシーと 1 つ以上のメソッド間のマッピングの名前を指定します。

説明

マッピングを説明するテキストが入っています。

メソッド - 名前

Enterprise Bean メソッドの名前、またはアスタリスク文字 (*) を指定します。 アスタリスクは、Enterprise Bean のリモート・インターフェースおよび ホーム・インターフェースのすべてのメソッドを表すのに使用されます。

メソッド - Enterprise Bean

「名前」設定に指定されているメソッドを含む Enterprise Bean を指定します。

メソッド - タイプ

ホーム・インターフェースおよびリモート・インターフェースの両方で 定義されている、同じシグニチャーを持つメソッドを区別するために使用します。 アクセス・インテント・ポリシーが Bean のすべてのメソッドに適用される場合は、「 Unspecified」を使用します。

データ型 ストリング
範囲 有効な値は「ホーム」、「リモート」、「ローカル」、「LocalHome」、または「Unspecified」です。
メソッド - パラメーター

メソッド・パラメーターの完全修飾された Java タイプ名のリストを含みます。 この設定は、多重定義されたメソッド名を持つ複数のメソッドの中から 1 つのメソッドを 識別するために使用します。

適用されるアクセス・インテント

コンテナーが永続的なデータ・アクセスを管理する方法を指定します。 エンティティーのデフォルト・アクセス・インテントとしても、メソッド・レベル・アクセス・インテント・ポリシーの一部としても構成可能です。

データ型 ストリング
デフォルト wsPessimisticUpdate-WeakestLockAtLoad。Oracle の場合、これは wsPessimisticUpdate と同じです。
範囲 有効な設定は、「wsPessimisticUpdate」、「wsPessimisticUpdate-NoCollision」、「wsPessimisticUpdate-Exclusive」、「wsPessimisticUpdate-WeakestLockAtLoad」、「wsPessimisticRead」、「wsOptimisticUpdate」、または「wsOptimisticRead」です。 EJB コンテナーでクラス・レベルのキャッシングが使用可能になっている場合は、「 wsPessimisticRead」および「wsOptimisticRead」のみが有効です。

この製品は、遅延コレクションをサポートしています。コレクションの個々のセグメント では、コレクションを介して繰り返しても (next())、次のリモート参照を検索する リモート・メソッド呼び出しは起動しません。 2 つのポリシー (「wsPessimisticUpdate」と「wsPessimisticUpdate-Exclusive」) は遅延が著しいポリシーです。 アプリケーションのオーバー・ロックを回避するためには、コレクションの増分サイズを 1 に設定します。 これ以外のポリシーのコレクション増分サイズは 25 です。

エンティティーがアクセス・インテント・ポリシーを使用して構成されていない場合、ランタイム 環境は、通常、デフォルトで「wsPessimisticUpdate-WeakestLockAtLoad」を使用します。ただし、「キャッシュ存続時間」プロパティーが Bean に設定されている場合は、「適用アクセス・インテント」のデフォルト値は「wsOptimisticRead」になります。更新は許可されていません。

以下は、有効な設定についての追加情報です。

プロファイル名 並行性制御 アクセス・タイプ トランザクション分離
wsPessimisticRead (注 1) ペシミスティック 読み取り Oracle の場合は「読み取りコミット」。それ以外の場合は「反復可能読み取り」
wsPessimisticUpdate (注 2) ペシミスティック 更新 Oracle の場合は「読み取りコミット」。それ以外の場合は「反復可能読み取り」
wsPessimisticUpdate- 排他的 (注 3) ペシミスティック 更新 シリアライズ可能
wsPessimisticUpdate- NoCollision (注 4) ペシミスティック 更新 読み取りコミット
wsPessimisticUpdate- WeakestLockAtLoad (注 5) ペシミスティック 更新 反復可能読み取り
wsOptimisticRead オプティミスティック 読み取り 読み取りコミット
wsOptimisticUpdate (注 6) オプティミスティック 更新 読み取りコミット

注:

  1. 読み取りロックは、トランザクションの期間中維持されます。
  2. 生成される SELECT FOR UPDATE 照会は、トランザクションの開始時にロックを 取り込みます。
  3. SELECT FOR UPDATE が生成されます。ロックは、トランザクションの期間中保持されます。
  4. プレーンな SELECT 照会が生成されます。ロックは保持されませんが、更新は許可されます。注意して使用してください。このインテントは、並行性を制御しないで実行することができます。
  5. バックエンドでサポートされている場合、生成される SELECT 照会には、FOR UPDATE が含まれません。 更新が行われると、ロックはストレージ時の永続的保管により段階的に拡大されます。サポートされていない場合は、wsPessimisticUpdate と同じです。
  6. 生成される過剰更新照会は、トランザクションの開始後に CMP カラムの値が 変更された場合には、失敗します。

    必ず過剰更新照会の述部の形成に関する規則を検討してください。 ある特定のカラム・タイプ (例えば、BLOB など) は、過剰更新照会の述部に組み込むには不適格であるので、設計に影響を与える場合があります。




関連概念
アクセス・インテント・ポリシー
並行性制御
関連タスク
アクセス・インテント・ポリシーの使用
参照トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 10:13:28 PM EST
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