HA マネージャーがコア・グループ内での通信に使用する優先 IP アドレス、または IP アドレスの範囲を選択する必要がある場合があります。
このタスクについて
コア・グループが通信 (チャネル・フレームワークまたはユニキャストなど) に point-to-point プロトコルを使用するように構成されていると、
HA マネージャー通信を特定の IP アドレスに制限する場合、
優先 IP アドレスのみを設定する必要があります。
コア・グループが通信にマルチキャスト・トランスポートを使用するよう構成されている場合、
優先 IP アドレスを設定し、マルチキャスト・グループ IP アドレスの範囲を指定する必要があります。
プロシージャー
- コア・グループ・トランスポートが、チャネル・フレームワーク (デフォルト) かユニキャストの
いずれかとして構成されている場合は、DCS_UNICAST_ADRESS ポートの優先 IP アドレスを指定します。
DCS_UNICAST_ADRESS ポートの優先 IP アドレスを指定するには、
当該ノードで実行中の各プロセスの構成にアクセスし、DCS_UNICAST_ADRESS ポートと
関連する「ホスト」フィールドを変更します。
このアクションは、物理マシンによってはノード・エージェント・プロセスと
アプリケーション・サーバー・プロセスで必要となります。
マシンがデプロイメント・マネージャー・プロセスを実行している場合は、そのプロセスも更新する必要があります。
基本的に、物理マシンで実行中のすべてのプロセスに、
通信用の IP アドレスを通知する必要があります。
ノード・エージェント・プロセスの優先 IP アドレスを指定するには、以下のようにします。
- 管理コンソールで、「システム管理」>「ノード・エージェント」をクリックします。
- 必要なノードを選択します。
- 「追加プロパティー」の下で「ポート」をクリックして、
ノード・エージェント・プロセスが使用するポートのリストを表示します。
- 「DCS_UNICAST_ADDRESS」をクリックします。
- 「ホスト」フィールドに優先 IP アドレスを入力してから、
「適用」をクリックして変更を保管します。
アプリケーション・サーバー・プロセスとデプロイメント・マネージャー・プロセスが
このマシンで実行されている場合は、これらのステップをそのプロセスごとに繰り返します。
- アプリケーション・サーバー・プロセスの場合は、管理コンソールで「サーバー」
>「 アプリケーション・サーバー」>「server_name」をクリックして、
必要なサーバー・プロセスの構成ページを表示します。
- デプロイメント・マネージャー・プロセスの場合は、管理コンソールで「システム管理」>「デプロイメント・マネージャー」
をクリックします。
- コア・グループ・トランスポートがマルチキャストとして構成されている場合は、
コア・グループ・プロパティーを使用して、HA マネージャーが使用できるマルチキャスト IP アドレスの
範囲を指定します。
コア・グループ・トランスポートがマルチキャストとして構成されている場合は、
HA マネージャーの通信に使用されるように IP アドレスの範囲を関連付け、
コア・グループ・プロパティーを使用して、この IP アドレスの範囲を指定する必要があります。
プロセス・ベースでは指定しないでください。
- 管理コンソールで、「サーバー」>「コア・グループ」>「Core group settings」とクリックします。
- コア・グループを選択します。
- 「マルチキャスト・グループ IP の最初」フィールドに、
HA マネージャーが使用できる IP アドレスの範囲の中で最初の IP アドレスを指定します。
- 「マルチキャスト・グループ IP の最後」フィールドに、
その NIC に関連する範囲の最後の IP アドレスを指定します。
- 「適用」をクリックして、変更を保管します。
結果
HA マネージャーは、コア・グループ内での通信に、
指定した IP アドレスまたは IP アドレスの範囲を使用します。