WebSphere Application Server Network Deployment, Version 6.0.x   
             オペレーティング・システム: AIX , HP-UX, Linux, Solaris, Windows

             目次と検索結果のパーソナライズ化

トランザクション・サービスの高可用性ポリシー

WebSphere Application Server は、トランザクション・サービスなどのシステムのサブコンポーネントの可用性を高める、 統合された高可用性 (HA) サポートを提供します。 HA ポリシーは、HA 全体のフレームワークの中で、各 WebSphere Application Server HA コンポーネントの動作方 法を管理するロジックを提供します。 トランザクション・サービスの場合は、トランザクション HA ポリシーによって、 随時リカバリー・ログを所有するサーバーを決定するロジックが提供されます。

一般に、トランザクション・ポリシーは、リカバリー・ログの所有権を、 そのログの作成元のサーバー (ホーム・サーバー) に割り当てます。 そのサーバーは、リカバリーと通常のトランザクション・アクティビティーの両方にリカバリー・ログを使用することが できます。 ホーム・サーバーが使用不可になったり、障害が発生した場合、所有権はピア・サーバーに渡され、 リカバリー処理が行われます。

概念として、ポリシーは、ポリシー・タイプとポリシー構成という 2 つの主なコンポーネントで構成されて いると 考えられます。

ポリシー・タイプ

ポリシー・タイプは、ピア・リカバリーを手動または自動のいずれで開始するかを決定します。 ポリシーは基本的に、サーバー障害時に、 更新済みリカバリー・ログの所有権を決定するロジックを提供するものです。 以下の WebSphere Application Server ポリシー・タイプは、 トランザクション・ピア・リカバリーに使用されます (その他の HA ポリシー・タイプも存在しますが、 トランザクション・サービスでは使用されません)。
静的
リカバリー・ログの所有権は、WebSphere Application Server 構成で定義されます。 実行時に、静的ポリシーが適宜、所有権を割り当てます。 所有権を変更するには、静的構成を変更する必要があります。 したがって、このポリシー・タイプは、手動で開始するピア・リカバリーに使用されます。
N のうち 1 つ
リカバリー・ログの所有権は、WebSphere Application Server HA のフレームワークによって動的に決定され、 正確に N 個のクラスター・メンバーのうち 1 つに割り当てられます。 このポリシー・タイプは、自動化されたピア・リカバリーに使用されます。



関連概念
トランザクションの高可用性
関連タスク
トランザクション・プロパティーの、ピア・リカバリー用の構成
概念トピック    

ご利用条件 | フィードバック

最終更新: Jan 21, 2008 10:13:28 PM EST
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r0/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.nd.doc/info/ae/ae/cjta_ha_policies.html