メッセージ管理 (すなわち、メッセージの作成と解析) のために、 基礎になる API が WSDL セマンティクス上でモデル化されます。WSDL モデルから Web Services Invocation Framework (WSIF) クラスへの単純で直接的なマッピングがあります。
オプションごとにシナリオが異なり、それぞれに利点があります。 Java クラスは、標準 Java クライアントで WSIF が使用されている場合の適切な方法です。 しかし、仲介プログラムで WSIF が使用されているその他のシナリオでは、 WSDL メッセージを SOAP エンコード・フォーマットにしておくほうがより効果的です。
メッセージを定義するために使用されるスタイルは、メッセージ内で一貫していなければなりません。 したがって、1 つのメッセージ内の部分は、すべて一貫していなければなりません。 ストリング getRepresentationStyle() は常に NULL を 戻します。これは、この WSIFMessage クラス上の部分が Java オブジェクトとして表示されることを示しています。
setObjectPart または setTypePart メソッドを使用してパーツを WSIFMessage クラスに追加します。各部分には名前が付いています。 メッセージ内の部分名は固有です。 パーツを複数回設定する場合、最後の設定が使用されます。
getObjectPart または getTypePart メソッドを使用して、WSIFMessage クラスから 名前によりパーツを検索します。名前付き部分が存在しない場合、このメソッドは WSIFException 例外を戻します。
イテレーターを使用して、getParts() および getPartNames() メソッドを介して、 メッセージからパーツを検索することができます。
各部分を設定する順序は、重要ではありませんが、 WSDL で指定されるパラメーターの順序で設定すると、 メッセージ・インプリメンテーションはより効率的になります。
WSIFMessage クラスは複製可能かつシリアライズ可能です。 設定された部分が複製可能でない場合、 インプリメンテーションはシリアライゼーションを使用してそれらの部分を複製しようとします。 それらの部分がシリアライズも可能でない場合は、 複製しようとすると CloneNotSupportedException がスローされます。
WSIFMessage クラスは Java 仮想マシン (JVM) 間で送信できます。
WSIFMessage クラスには、メッセージ部分のほかに、メッセージ名も含まれています。 これは、WSDL および WSIF でサポートされている操作の過負荷の際に必要になります。
WSIFMessage インターフェース (/wsi/org/apache/wsif/WSIFMessage.html) について詳しくは、生成された API 情報を参照してください。