これらのステップを使用して、クラスターを構成する複数のノードでデータ・ソースを定義します。
始める前に
クラスターを有効範囲とする JDBC プロバイダーを使用するには、
クラスターのすべてのメンバーが WebSphere Application Server のバージョン 6.0
以上を実行する必要があることに注意してください。
一般的な有効範囲の設定について詳しくは、
管理コンソールの有効範囲設定
を参照してください。
このタスクについて
クラスターの優先範囲はノードおよびセルの有効範囲より優先されます。
関連データ・ソースを以下のようにしたい場合は、
クラスターの JDBC プロバイダーを作成します。
- このクラスターのすべてのメンバーによって使用できるようにする
- セルの有効範囲内で定義された JNDI 名と同じ JNDI 名を持つリソース・ファクトリーをオーバーライドする
プロシージャー
- 管理コンソールを開きます。
- 「リソース」>「JDBC プロバイダー」とクリックします。
「有効範囲」セクションで、
デフォルトの有効範囲設定は ノード・レベルであることに注意してください。
- 「クラスターの参照」をクリックします。 「JDBC プロバイダー」
>「クラスター有効範囲の選択」パネルが表示されます。
- データ・ソースを定義するクラスターを選択して、「OK」をクリックします。
「JDBC プロバイダー」パネルが再表示されます。
- 「適用」をクリックします。
- 「新規」をクリックして、クラスター・レベルの新規 JDBC プロバイダーを作成します。
新規 JDBC プロバイダーのクラスパスはすでに入力され、
そのクラスパスの一部はシンボリック変数を使用して指定されます。例え
ば、${DB2390_JDBC_DRIVER_PATH}/classes/db2j2classes.zip です。これはデフォルトのままにしておいてください。
- JDBC プロバイダーの作成を終了します。
- 管理コンソールで、「環境」 > 「WebSphere 変数」をクリックします。
- クラスターの各ノードごとに、
ご使用の JDBC プロバイダーのクラスパスで使用されるシンボリック変数を選択し、
選択したノードに適した値を提供します。
例えば、ご使用の JDBC プロバイダーのクラスパスがシンボリック変数 ${DB2390_JDBC_DRIVER_PATH} を使用する場合、ご使用の DB2 390 のインストールがある場所によって、
あるノードには値 /usr/lpp/db2 を、別のノードには /usr/lpp/db2710 を提供することがあります。
- 「DB2_JDBC_DRIVER_PATH」(これはデフォルトで既に存在しています) をクリックします。
ここで、
選択したノードに db2java.zip が存在するパスを (「値」フィールドに) 指定します。
-
「適用」をクリックして変更内容を保管します。
注: この変数は、クラスター内の各ノードで定義する必要があります。