WebSphere Application Server Network Deployment, Version 6.0.x   
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クライアント・アプリケーション Java Network Launcher Protocol のデプロイメント記述子ファイル

デプロイメント記述子ファイルは、クライアント・アプリケーションの Java Network Launcher Protocol (JNLP) 記述子のメイン・ファイルです。

ロケーション

クライアント・アプリケーションには、以下を提供する Application Clients ランタイム依存があります。 Application Clients ランタイムの依存関係が満たされない場合は、Application Clients ランタイムのインストーラー JNLP 記述子ファイルの記述に従い、ダウンロードされて Java Web Start (JWS) にインストールされます。
<j2se version="WASclient6.1.0"
href="/WebSphereClientRuntimeWeb/Runtime/WebSphereJre/AppClientRT.jsp"/>

使用上の注意

また、クライアント・アプリケーションには WebSphereClientLauncher.jar ファイルも組み込まなくてはなりません。このファイルにはランチャー・クラス com.ibm.websphere.client.launcher.ClientLauncher が含まれ、次のいずれかの操作を行います。
  • J2EE アプリケーション・クライアント・アプリケーションの場合 (アプリケーションのリソースに、クライアント・アプリケーションの EAR ファイルが含まれる)、ランチャー・クラスは、Application Clients ランタイムの依存関係により提供される JRE を使用して 2 番目の Java 仮想マシン (JVM) を始動し、EAR ファイルにパッケージされた J2EE アプリケーション・クライアント・アプリケーションを起動します。

    EAR ファイルは、JWS にダウンロードできるよう JAR リソースとして指定し、システム・プロパティー com.ibm.websphere.client.launcher.ear に指定する必要があります。例については、J2EE アプリケーション・クライアント・アプリケーションの JNLP 記述子ファイル を参照してください。

  • シン・アプリケーション・クライアント・アプリケーションの場合、ランチャー・クラスは Application Clients ランタイム依存関係の現行の JVM を使用して、シン・アプリケーション・クライアント・アプリケーションの main メソッドを起動します。

    シン・アプリケーション・クライアント・アプリケーション JAR ファイルは、JWS にダウンロードできるように JAR リソースとして指定する必要があり、main メソッドのエントリー・ポイントを含むクラスの名前はシステム・プロパティー com.ibm.websphere.launcher.main に指定されます。例については、シン・アプリケーション・クライアント・アプリケーションの JNLP 記述子ファイル を参照してください。

    J2EE アプリケーション・クライアント・アプリケーションとは異なり、シン・アプリケーション・クライアント・アプリケーションは、Application Clients ランタイム・ライブラリー JAR ファイルを Application Clients ランタイム依存関係からロードしません。ファイルは、シン・アプリケーション・クライアント・アプリケーション JAR ファイル用のため、サーバーから直接にダウンロードされます。Application Clients ランタイム・ライブラリー JAR ファイル・リソースの指定には、次の例に示すように、Application Clients ランタイム・ライブラリー・コンポーネント JNLP 記述子が使用されます。
    <extension name="WAS Thin EJB Client Library"
                       href="/WebSphereClientRuntimeWeb/Runtime/WebSphereJars/AppClientLib.jnlp"/>
    

    JNLP の仕様では、JNLP ファイルで使用されるすべてのリソース (JAR または EAR) ファイルを署名付きとする必要があります。

    J2EE アプリケーション・クライアント・ アプリケーションの launchClient ツールで定義された -CC 引数を、JNLP 記述子 ファイルのアプリケーション引数のセクションで指定することができます。ただし、 シン・アプリケーション・クライアント・アプリケーションでのシステム・プロパティーの定義でサポートされるのは -CCD のみです。 また、システム・プロパティーの定義には、JNLP <property> タグも使用できます。 詳しくは、次の例を参照してください。
    <property name="java.naming.provider.url" value="corbaloc:iiop:myserver.com:9089"/>
    J2EE アプリケーション・クライアント・アプリケーションでは、JNLP に定義される以下のアプリケーション引数を指定します。
    1. 次の例のように、ターゲット・サーバー・プロバイダー URL を指定します。
      <argument> >-CCDjava.naming.provider.url =corbaloc:iiop:myserver.mydomain.com:9080 </argument>
    2. SSL 鍵ファイルおよび SSL トラスト・ファイルの位置を指定し ます。これらのファイルは、クライアント・マシンで使用可能であるものとします。JWS キャッシュにインストールされた Application Clients ランタイム依存関係に含まれるものを使用するには、以下のアプリケーション引数を指定します。
      <argument> -CCDcom.ibm.ssl.keyStore=${WAS_ROOT}/etc/key.p12 </argument>
      <argument>-CCDcom.ibm.ssl.trustStore=${WAS_ROOT}/etc/trust.p12 </argument>
    3. 次の例のように、初期ネーミング・コンテキスト係数を指定します。
      <argument>-CCDjava.naming.factory.initial=com.ibm.websphere.naming.WsnInitialContextFactory </argument>
      シン・アプリケーション・クライアント・アプリケーションの場合は、JWS キャッシュにインストールされた Application Client ランタイム依存関係に含まれる sas.client.props および ssl.client.props ファイルの実際の位置も指定する必要があります。
      <argument>-CCDcom.ibm.CORBA.ConfigURL=file:${WAS_ROOT}/properties/sas.client.props </argument><argument>-CCDcom.ibm.SSL.ConfigURL=file:${WAS_ROOT}/properties/ssl.client.props </argument>
      sas.client.props および ssl.client.props ファイル内 のデフォルト設定で変更が必要なものがある場合は、次の例のように -CCD を 使用して、システム・プロパティーから設定を変更します。
      <argument>-CCDjavacom.ibm.CORBA.securityEnabled=false </argument>
      注: JNLP ファイルで使用される ${WAS_ROOT} トークンは、ランチャー・クラス com.ibm.websphere.client.launcher.ClientLauncher によって、JWS キャッシュにインストールされた Application Clients ランタイム依存関係の実際の位置に置き換えられます。 この JNLP 記述ファイルの作成を JSP を使用して動的に行っている場合は、このトークンは JSP 2.0 において異なる意味を持つため、エスケープ処理する必要があります。詳しくは、次の例を参照してください。
      <argument>-CCDcom.ibm.ssl.keyStore=¥${WAS_ROOT}/etc/key.p12 </argument>
      <argument>-CCDcom.ibm.ssl.trustStore=¥${WAS_ROOT}/etc/trust.p12 </argument>



サブトピック
J2EE アプリケーション・クライアント・アプリケーションの JNLP 記述子ファイル
シン・アプリケーション・クライアント・アプリケーションの JNLP 記述子ファイル
ClientLauncher クラス
ランチャー・ツール
関連タスク
Java Web Start 用アプリケーション・クライアント・ランタイム依存コンポーネントの準備
Java Web Start 用アプリケーション・クライアント・ランタイム・ライブラリー・コンポーネントの準備
Java Web Start の使用
関連資料
launchClient ツール
参照トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 10:13:28 PM EST
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r0/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.nd.doc/info/ae/ae/rcli_jnlp.html