以下の拡張構成用カスタム・プロパティーは、コア・グループに使用します。
カスタム・プロパティーを構成するには、以下のステップを実行します。
カスタム・プロパティーが定義済みのカスタム・プロパティーのリストにない場合は、 「新規」をクリックして、「名前」フィールドにカスタム・プロパティーの名前を、「値」フィールドに適切な値を入力します。
このカスタム・プロパティーを使用して、SystemOut.log ファイルで繰り返し表示される メッセージにより報告される状態を除去します。
[9/24/04 13:28:19:497 CDT] 00000013 VSync W DCSV2005W: DCS Stack DefaultAccessPointGroup.P at Member 172.16.1.86:9353: 同期に使用可能なメモリー量が少なくなっています。 構成されているメモリー・サイズは 418816 バイトです。現在使用されている メモリー・サイズは 420307 バイトです。
メンバー IP アドレスが、ドット 10 進 IP アドレスおよびポートの形式の場合、コア・グループ通信に 使用するコア・スタックに割り振られたメモリーの量を増やすことにより、これらのメッセージを除去することができます。 SystemOut.log ファイルでこのメッセージが現れなくなるまで、このプロパティーの値を 増やします。メモリーは動的に割り振られるので、必要以上の容量のスタック・サイズを設定しても、 メモリー問題は発生しません。
このようなレベルでのプロパティーの設定方法について詳しくは、コア・グループ・ブリッジのカスタム・プロパティー を参照してください。
単位 | MB |
デフォルト | 5 |
このカスタム・プロパティーを使用して、コア・グループ IP キャッシュが消去される頻度を調整します。
コア・グループ・レベルで name-to-IP アドレス情報をキャッシュすると、 コア・グループ・メンバーに IP アドレスを割り当てる際に必要となる一部のシステム・オーバーヘッドが除去されます。
単位 | 秒 |
デフォルト | 60 |
許容値 | 任意の正の整数。指定できる最小値は 1 です。 |
このカスタム・プロパティーを使用して、HA マネージャー Discovery Protocol により 新規のコア・グループ・メンバーが検査される頻度を変更します。新規のコア・グループ・メンバーは、Discovery Protocol によって新規メンバーと既存メンバーとの間の通信が設定されるまで、 他のコア・グループ・メンバーと通信することはできません。
単位 | 秒 |
デフォルト | バージョン 6.0 および 6.0.1 の場合、デフォルトは 15 秒です。 バージョン 6.0.2 以降の場合、デフォルトは 30 秒です。 |
このカスタム・プロパティーを使用して、Failure Detection Protocol により ディスカバリー・プロトコルが設定したコア・グループのネットワーク接続が検査される頻度を変更します。 接続障害が発生した場合、Failure Detection Protocol から Discovery Protocol に通知が送られます。
単位 | 秒 |
デフォルト | 6 |
このカスタム・プロパティーを使用して、コア・グループ・トランスポートが取得しているソケット・バッファーのサイズを変更します。
単位 | 以下のいずれかになります。
|
デフォルト | すべてのバッファー・タイプに対して 2 MB です。 |
このカスタム・プロパティーを使用して、コア・グループ・プロトコルの異なるバージョンで実行できるように、選択したコア・グループのすべてのメンバーを構成します。 コア・グループ・メンバーが稼働を続けている間に、このプロパティーの値を変更することができます。 変更した値を、コア・グループ・プロセスを含むすべてのノードに保管し、同期すると、HA マネージャーは自動的に構成変更を検出し、コア・グループ・プロトコルの新規バージョンを使用してコア・グループ・メンバーとの通信を開始します。
次のテーブルにはサポートされるコア・グループ・プロトコルのバージョン ID がリストされています。6.0.0 がデフォルト値です。
バージョン ID | 説明 |
---|---|
6.0.0 | これはオリジナル・バージョンまたは基本バージョンです。HA マネージャーのすべてのバージョンはこのプロトコルを使用できます。 特定のプロトコル・バージョンを指定しない場合、HA マネージャーはこのバージョンを使用します。 |
6.0.2.9 | このバージョンはバージョン 6.0.2.9 サービス・パックに含まれており、コア・グループ・ブリッジのスケーラビリティーを容易にしています。 このバージョンは、構成の一部の複数のコア・グループおよびコア・グループ・ブリッジを含む大規模トポロジーに推奨されます。 |
6.1.0 | このバージョンはバージョン 6.1 に含まれており、コア・グループのスケーラビリティーの向上を図り、大規模トポロジーをサポートしていました。 |