名前と IP アドレスの情報のキャッシングは、
ネットワーク通信ソフトウェア・スタック内の多くのレベルで実行できます。これらのレベルには、
オペレーティング・システム内のレベル、Java 仮想マシンのレベル、
およびコア・グループなどの WebSphere Application Server コンポーネント内のレベルが含まれます。コア・グループでは、
キャッシングを使用して、IP アドレス名検索に関連するオーバーヘッドを
削減できます。コア・グループ IP キャッシュがクリアされる間隔を調整できます。
始める前に
デフォルトでは、コア・グループ・キャッシュは、60 分ごとにクリアされます。環境に応じて適切な時間間隔を決定できます。
このタスクについて
IP アドレスがコア・グループ・キャッシュに保存される時間を
変更します。
コア・グループ・キャッシュがクリアされる頻度を変更するには、以下のようにします。
プロシージャー
- 管理コンソールで、「サーバー」>「コア・グループ」
>「コア・グループ設定」>「core_group_name」とクリックします。
- 「追加プロパティー」の下の「カスタム・プロパティー」をクリックします。
- IBM_CS_IP_REFRESH_MINUTES カスタム・プロパティーに指定する値を
変更します。 コア・グループ・キャッシュは、1 分に 1 回より多くの頻度でクリアすることはできません。
IBM_CS_IP_REFRESH_MINUTES プロパティーがすでに存在する場合、
プロパティー名をクリックして、「値」フィールドに、
コア・グループ・キャッシュがクリアされるまで待機する時間 (分) を指定します。
このプロパティーが存在していない場合、
「新規」をクリックして作成します。
- 「名前」フィールドに、IBM_CS_IP_REFRESH_MINUTES を指定します。
- 「値」フィールドに、
コア・グループ・キャッシュがクリアされるまで待機する時間 (分) を指定します。
- 「OK」をクリックしてから、「保管」をクリックして、変更を保管します。
- 「ノードと変更を同期化」を選択し、再度「保管」をクリックします。
- コア・グループのすべてのメンバーを再始動します。
結果
サーバーが再始動した後、コア・グループ・メンバーはすべて、
新規ディスカバリー・プロトコル設定で実行されます。