アンインストーラー・プログラムを使用して、WebSphere Application
Server の Web サーバー・プラグインをアンインストールすることができます。
始める前に
サポートされている Web サーバーまたはアプリケーション・サーバーをアンインストールしなくても、WebSphere Application Server の Web サーバー・プラグインを
アンインストールすることができます。
IBM 鍵管理ウィザードを
使用して、Web サーバー・プラグイン・ホーム・ディレクトリーで SSL キー・ファイルを
作成した場合は、Web サーバー Plugins ディレクトリー以外のディレクトリーに、このファイルをバックアップします。アンインストール手順が
完了した後で、SSL キー・ファイルが必要ない場合は削除することができます。
このタスクについて
Web サーバー・プラグインをアンインストールするには、アンインストーラー・プログラムを実行します。
このプログラムにより、WebSphere Application Server の Web サーバー・プラグインのインストール・ルート・ディレクトリーが削除されると、
バイナリー・プラグインが除去されます。
プロシージャー
- Web サーバーを停止して、アンインストーラー・プログラムが Web サーバー構成を変更できるようにします。
- コマンド・ウィンドウをオープンします。
- WebSphere Application Server の Web サーバー・プラグインのインストール・ルート・ディレクトリーにある _uninstPlugin ディレクトリーに移動します。
この手順では、このインストール・ルート・ディレクトリーを plugins_root ディレクトリーとして参照します。
- uninstall コマンドを実行します。
アンインストール・ウィザードでは、ウェルカム・パネルが表示されます。
この手順の次のいくつかのステップは、対話式のウィザードの使用を説明します。
また、サイレント・パラメーターでアンインストール・コマンドを発行して、ウィザードをグラフィカル・ユーザー・インターフェースなしで使用することもできます。
uninstall -silent
- 「ようこそ」パネルで「次へ」をクリックします。
アンインストーラー・ウィザードでは、
アンインストールされるものを確認するための確認パネルが表示されます。
パネルに表示される個々のフィーチャーは、別個の Web サーバー・インストールです。
個々の Web サーバー・インストールは、削除されるバイナリー・プラグイン・モジュールのいずれかを使用するよう構成されています。
- 確認パネルで「次へ」をクリックし、プラグインのアンインストールを開始します。
アンインストーラー・ウィザードでは、状況を知らせる要約パネルが表示されます。
- 「終了」をクリックして、アンインストーラー・ウィザードを閉じます。
WebSphere Application Server の Web サーバー・プラグインをアンインストールすると、インストール・ルート・ディレクトリーから多数のファイルが
除去されますが、
plugins_root/log/uninstall ディレクトリー内には以下のログが残されます。
- ISMP アンインストール・ログ: log.txt
- 構成アンインストール・ログ: masterConfigurationLog.txt
- Web サーバー構成解除ログ:uninstallweb_server_namePlugin.log (
uninstallApachePlugin.log など)
- IBM Global Services Kit (GSKit) をアンインストールします。
GSKit を使用するために登録されている製品を説明するレジストリーがないため、プラグイン・インストール・ウィザードは
GSKit 7 をアンインストールしません。
この重要な情報がない場合の GSKit 製品のアンインストールは、GSKit を
使用する他の製品に影響を及ぼす場合があります。
ご使用のシステムで GSKit を使用しなくなったら、これをアンインストールすることができます。
Solaris システムでは、GSKit 7 の他に GSKit 4 もアンインストールする必要があります。
プラグイン・アンインストーラー・プログラムは、GSKit を登録解除します。レジストリー・キーは HKEY_LOCAL_MACHINE
> SOFTWARE > IBM > GSK7 > REGAPPS > WASPlugins60_unique_key です。
レジストリー・キー WASPlugins60_unique_key が、GSKit レジストリー項目で最後に残ったキーである場合、ウィザードは GSK7 製品もアンインストールします。
IBM HTTP Server などの別の製品が GSKit を使用するように登録されている場合、
ウィザードは GSKit をアンインストールしません。ウィザードは常に、WebSphere Application Server 用の
Web サーバー・プラグインのレジストリー・キー WASPlugins60_unique_key を登録解除します。
GSKit アンインストール・ログは plugins_root/log/uninstall/uninstallGSKit.log ファイルです。
アップデート・インストーラーを使用して保守パッケージをインストールしたあとに発生する問題
WebSphere Application Server プラグイン・リフレッシュ・パックを適用した場合に、プラグイン・インストーラーを実行すると、GSKit がアンインストールされないようにするレジストリー・キーが不適切に追加されます。
GSKit の手動アンインストールについての詳細は、WebSphere Application
Server 用の Web サーバー・プラグインの手動アンインストール
を参照してください。
- システムの一時ディレクトリーからファイルを削除します。
以下のファイルを削除します。
- インストール一時ログ: temporaryPluginInstallLog.txt
- アンインストール一時ログ: temporaryPluginUnInstallLog.txt
- スタンドアロン・アプリケーション・サーバーの Web サーバー定義を削除します。
WebSphere Application Server の Web サーバー・プラグインのアンインストーラー・プログラムは、Web サーバー定義を削除しません。
ただし、管理コンソールを使用するか、以下の wsadmin コマンドを使用して、Web サーバー定義を削除することができます。
$AdminTask deleteServer { -serverName webserver1 -nodeName WebserverHostName-node_node }
$AdminTask removeUnmanagedNode { -nodeName WebserverHostName-node_node }
$AdminConfig save
結果
plugins_root/_uninstPlugin ディレクトリーから移動した後で、そのディレクトリーが除去されます。
plugins_root/logs ディレクトリーのみが残されます。
ログ・ディレクトリーには、インストール・プロセス・ログ、アンインストール・プロセス・ログ、および
Web サーバー作成ログが含まれています。
重要: 存在する可能性があるその他のファイルは、IBM 鍵管理ウィザードを使用して作成することができる SSL キー・ファイルのみです。
必要な場合は、手動のアンインストール手順を使用する前に、これらのファイルを安全なロケーションに移動することができます。