WebSphere Application Server の旧バージョンからマイグレーションするときに問題が発生する場合があります。
CWSIC1002E: 内部エラーが発生しました。 例外 MessageDecodeFailedException のため、クラス JsMessage のオブジェクトを作成できません。
com.ibm.ws.sib.mfp.MessageDecodeFailedException: com.ibm.ws.sib.mfp.jmf.JMFSchemaViolationException: messageType not compatible with null... CWSIC1003E: 内部エラーが発生しました。 An object of class JsMessage cannot be created because of exception MessageDecodeFailedException" with a stack trace that contains the com.ibm.ws.sib.mfp.MessageDecodeFailedException exception
この問題は、WASPostUpgrade ツールまたは WASPreUpgrade ツールを app_server_root¥bin 以外の ディレクトリーから実行しようとすると発生します。 WASPostUpgrade または WASPreUpgrade スクリプトが app_server_root¥bin ディレクトリー にあることを確認して、その場所からいずれかのファイルを起動します。
管理コンソールは、推奨されない JDBC プロバイダー名を表示しなくなりました。 管理コンソール内で使用される新しい JDBC プロバイダー名は、 より説明的で、よりわかりやすくなりました。 新しいプロバイダーが、推奨されないプロバイダーと異なるのは名前だけです。
推奨されない名前は、マイグレーション上の理由から (例えば、既存の JACL スクリプト用として)、 引き続き jdbc-resource-provider-templates.xml ファイルに存在します。 ただし、JACL スクリプトでは新規 JDBC プロバイダー名を使用することが推奨されます。
WASPreUpgrade ツールは、WebSphere Application Server バージョン 4.x およびバージョン 5.x の bin ディレクトリーから、選択したファイルを保管します。 また、リポジトリーから既存のアプリケーション・サーバー構成をエクスポートします。
WebSphere Application Server バージョン 4.0.x Advanced Edition からマイグレーションする場合は、WASPreUpgrade コマンドで XMLConfig コマンドを呼び出して、リポジトリーから既存のアプリケーション・サーバー構成をエクスポートします。 WASPreUpgrade コマンドのこの部分でエラーが発生した場合、エクスポートのステップを正常に終了するには、場合によりインストール・システムに修正を適用する必要があります。適用可能な最新の修正については 、IBM サポートに連絡してください。
この問題は、WASPostUpgrade ツールまたは WASPreUpgrade ツールを app_server_root¥bin 以外の ディレクトリーから実行しようとすると発生します。 WASPostUpgrade または WASPreUpgrade スクリプトが app_server_root¥bin ディレクトリー にあることを確認して、その場所からいずれかのファイルを起動します。
このエラーの原因として最も可能性が高いのは、WebSphere Application Server のバージョン 4.0.x または 5.x をインストールしている場合に、 WebSphere Application Server バージョン 6.0.x のインストール・ルートの bin ディレクトリーから WASPostUpgrade ツールを実行しなかったことです。
MIGR0002I: java com.ibm.websphere.migration.postupgrade.WASPostUpgrade backup_directory_name -adminNodeName primary_node_name [-nameServiceHost host_name [ -nameServicePort port_number]] [-substitute "key1=value1[;key2=value2;[...]]"] In input xml file, the key(s) should appear as $key$ for substitution.") [-import xml data file] [-traceString trace specification [-traceFile filename]]}"
この問題を解決するには、WebSphere Application Server バージョン 6.0.x のインストール・ルート の bin ディレクトリーから、WASPostUpgrade コマンドを実行します。
デプロイメント・マネージャーまたは管理対象ノードのマイグレーションの実行中に、WASPostUpgrade は古い環境を使用不可にします。 WASPostUpgrade を実行した後で、古いインストールに対して再度 WASPreUpgrade を実行する場合は、古い app_server_root/bin ディレクトリー にある migrationDisablementReversal.jacl スクリプトを実行する必要があります。 この JACL スクリプトを実行すると、バージョン 5.x 環境は再び有効な状態になり、ユーザーは WASPreUpgrade を実行して有効な結果を生成することができます。スクリプトについて詳しくは、 スクリプトの入門 を参照してください。
統合マイグレーションの実行中に、マイグレーション・プロセスは、 DeploymentManager に対して呼び出しを行い、マイグレーションの一部を実行します。 メッセージ MIGR0388I を確認した後に、SOAP/RMI 接続タイムアウト例外が表示される場合は、 -connectionTimeout をデフォルトより大きな値 (デフォルトは 10 分) に指定して、WASPostUpgrade を再実行します。 経験上、値を 2 倍にして、WASPostUpgrade を再度実行することが適切です。
/websphere60/appserver/profiles/dm_profile/temp/nodeX_migration_temp
デプロイメント・マネージャー・ノード上での このノードのマイグレーションに関連するログおよびその他のすべての物は、このフォルダー内にあります。 このフォルダーは、このシナリオに関連する IBM サポートにも必要です。
統合マイグレーション中に、 バージョン 6.0.x のアプリケーションのインストールに失敗した場合、これらのアプリケーションは構成の同期中に失われます。 この問題が発生する理由は、WASPostUpgrade の最終ステップの 1 つが syncNode コマンドの実行であることです。 この結果として、デプロイメント・マネージャー・ノード上に構成がダウンロードされ、 統合ノード上の構成が上書きされます。アプリケーションのインストールに失敗した場合、 これらのアプリケーションは、デプロイメント・マネージャー・ノードに配置されている構成内にはありません。 この問題を解決するには、マイグレーション後に、そのアプリケーションを手動でインストールします。 これらのアプリケーションが標準バージョン 6.0.x のアプリケーションの場合は、app_server_root/installableApps ディレクトリー 内にあります。
WASPostUpgrade が完了した後で、 wsadmin を使用して、アプリケーションを手動でインストールします。
MIGR0327E: stopNode で障害が発生しました。 MIGR0272E: マイグレーション機能がコマンドを完了できません。
WebSphere Application Server バージョン 6.0.2 は、32 ビット・モードで Java 仮想マシン (JVM) を 使用します。WebSphere Application Server バージョン 6.1.x のマイグレーション・ウィザードは、 WASPostUpgrade.sh スクリプトを呼び出し、 このスクリプトは、サーバーがバージョン 6.0.2 ノードを停止するときに、64 ビット・モードで バージョン 6.0.2 用に JVM を実行しようとします。
cd /opt/IBM/WebSphere/AppServer/bin
. "$binDir" /setupCmdLine.sh
JVM_EXTRA_CMD_ARGS=""
app_server_root/bin/manageprofiles.sh -delete -profileName profile_name
バージョン 5.x のデプロイメント・マネージャーをマイグレーション する前にバージョン 6.0 または 6.0.1 をバージョン 6.0.2 に更新する場合は、バージョン 6.0.2 の 管理コンソールを使用してバージョン 5.x のメンバーをバージョン 5.x のクラスターに追加できます。
このコマンドの実行について詳しくは、AdminTask オブジェクトのコマンド を参照してください。
問題がリストされていない場合は、IBM サポートに連絡してください。