WebSphere Application Server Network Deployment, Version 6.0.x   
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Web モジュールの ActivitySession デプロイメント属性の設定

Web アプリケーションで UserActivitySession を開始して、ActivitySession 内に有効範囲が設定された作業を実行するには、 このタスクを使用して ActivitySession デプロイメント属性を構成します。

始める前に

このタスクでは、WebSphere Application Server でデプロイできるアプリケーション・エンタープライズ Bean を含むエンタープライズ・アーカイブ (EAR) ファイルがあることを前提としています。 アプリケーションのアセンブルについて詳しくは、 アプリケーションのアセンブルを参照してください。

このタスクについて

アプリケーションのデプロイメント属性は、 アセンブリー・ツール を使用して構成できます。このトピックでは、Application Server Toolkit (AST) を使用して、デプロイメント属性を構成する方法について説明します。

Web アプリケーション用に ActivitySession デプロイメント属性を設定するには、以下のステップを実行します。

プロシージャー

  1. アセンブリー・ツールを始動します。 AST の開始について詳しくは、このインフォメーション・センターのナビゲーション・ペインにある Application Server Toolkit 情報を参照してください。
  2. Web モジュールを作成または編集します。 例えば、既存モジュールの属性を変更するには、「ファイル」->「オープン」とクリックしてモジュールのアーカイブ・ファイルを選択します。 例えば、既存のモジュールの属性を変更するには、インポート・ウィザードを使用して EAR ファイルまたは WAR ファイルをアセンブリー・ツールにインポートします。 インポート・ウィザードを開始するには、次のようにします。
    1. ファイル」->「インポート」->「WAR ファイル」とクリックします。
    2. 次へ」をクリックして WAR ファイルを選択します。
    3. 終了」をクリックします。
  3. 「J2EE 階層」ビューで、Web モジュールを右マウス・ボタン・クリックして、「Open With」>「Deployment Descriptor Editor」とクリックします。 Web モジュールのプロパティー・ダイアログ・ノートブックがプロパティー・ペインに表示されます。
  4. プロパティー・ペインで、「拡張サービス」タブを選択します。
  5. 変更するサーブレットを選択します。
  6. 「ActivitySession」セクションで、「ActivitySession 制御種類」属性を「アプリケーション」、「コンテナー」、または「なし」のいずれかに設定します。
    アプリケーション
    Web アプリケーションは、以下のように、ActivitySession の開始および終了に対して責任を持ちます。
    • アプリケーションが ActivitySession を開始するときに HttpSession がアクティブな場合は、コンテナーは ActivitySession を HttpSession と関連付ける。
    • HttpSession がない状態で ActivitySession を開始する場合、アプリケーションは、ディスパッチ・メソッドが 完了する前に ActivitySession を確実に完了する必要がある。これ以外の場合、例外が発生します。
    • HttpSession が、この ActivitySession 制御値を使用してアプリケーションにディスパッチされた要求に関連付けられており、その HttpSession がそれに関係した ActivitySession を持っている場合、コンテナーは、その ActivitySession のコンテキスト内にその要求をディスパッチする。 例えば、コンテナーは、ディスパッチの前に ActivitySession コンテキストをスレッド上にレジュームします。
    • Web アプリケーションは、トランザクションおよび ActivitySession の両方を使用できます。 同じ ActivitySession の有効範囲内で開始したすべてのトランザクションは、これらを開始した Web コンポーネント によって、同じ要求ディスパッチ内で終了させる必要があります。
    コンテナー
    サーブレットは、UserActivitySessions にアクセスできません。 サーブレットによって開始された HttpSession には、 コンテナーによって自動的に関連付けられた ActivitySession があり、 実行のスレッドに入れられています。 そのようなサーブレットが ActivitySession を含まない HttpSession を持つ要求によってディスパッチされると、 コンテナーによって ActivitySession が開始され、HttpSession とそのスレッドに関連付けられます。

    Web アプリケーションは、トランザクションおよび ActivitySession の両方を使用できます。 同じ ActivitySession の有効範囲内で開始したすべてのトランザクションは、これらを開始した Web コンポーネント によって、同じ要求ディスパッチ内で終了させる必要があります。

    なし
    サーブレットは、UserActivitySession にアクセスできません。サーブレットにより開始された HttpSession に、コンテナーによって自動的に ActivitySession が関連付けられることはありません。 そのようなサーブレットが ActivitySession を含む HttpSession を持つ要求によってディスパッチされると、コンテナーによって、その ActivitySession のコンテキストにおいて要求がディスパッチされます。例えば、コンテナーは、ディスパッチの前に ActivitySession コンテキストをスレッド上にレジュームします。
  7. 変更を適用してアセンブリー・ツールをクローズするには、「OK」をクリックします。値を適用した後にも、その他の編集を行うため引き続きプロパティー・ダイアログをオープンしておく場合は、「 適用」をクリックします。
  8. デプロイメント記述子の変更を保管します。
    1. デプロイメント記述子エディターを閉じます。
    2. 指示が出たら、「はい」をクリックして、デプロイメント記述子の変更を保管するよう指示します。
  9. アーカイブ・ファイルを検査します。 AST を使用したファイルの検査について詳しくは、このインフォメーション・センターのナビゲーション・ペインにある Application Server Toolkit 情報を参照してください。
  10. プロジェクトのポップアップ・メニューの「デプロイ」をクリックして、EJB デプロイメント・コードを生成します。
  11. オプション: WebSphere Application Server システムで 完了したモジュールをテストします。モジュールを右クリックして、 「サーバーで実行」をクリックし、 表示されるウィザードの指示に従います。
    重要:Run On Server」は、単体テスト用にのみ使用してください。 アセンブリー・ツールは、WebSphere Application Server のインストールを制御し、 アプリケーションがリモート側で公開される場合、アセンブリー・ツールは当該サーバーのサーバー構成ファイルを 上書きします。実動サーバーでは使用しないでください。

次の作業

アプリケーションのアセンブルが完了したら、システム管理ツールを使用して WAR ファイルをデプロイします。例えば、アプリケーションのデプロイおよび管理で説明しているように、管理コンソールを使用します。



関連概念
ActivitySession サービス
関連タスク
ActivitySession サービスの使用
タスク・トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 10:13:28 PM EST
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