バージョン 5.x およびバージョン 6.0.x の管理対象ノードが 同じマシンに存在する場合に発生する可能性のあるポートの競合を回避します。
別のバージョン 6.0.x 管理対象ノードが存在するシステムと 同じシステム上にバージョン 6.0.x 管理対象ノードを作成する 場合、addNode コマンドは、競合が発生しないよう に、2 番目のノード・エージェント・プロセスのポート割り当てを増分します。カスタム・プロファイルの作成中にカスタム・ノードを 統合する場合、プロファイル作成ウィザードはポート割り当ても正常に処理します。
前述のバージョン 6.0.x 共存シナリオを、バージョン 5.x 管理対象 ノードが存在する以下のバージョン共通シナリオと対比します。
バージョン 5.x 管理対象ノードが存在するシステムと同じシステム 上にバージョン 6.0.x 管理対象ノードを作成することを前提とします。 addNode コマンドおよび プロファイル作成ウィザードではいずれもバージョン 5.x ポート割り当て のレコードが使用されません。2 番目の バージョン 6.0.x ノード・エージェント・プロセス上のポート割り当ては増分 されません。競合が発生します。
この競合により、2 番目のノードは開始できません。最初にバージョン 5.x ノードを開始する場合、バージョン 6.0.x ノードは開始できません。最初 にバージョン 6.0.x ノードを開始する場合、バージョン 5.x ノードは開始できません。
以下の手順を実行し、ポートに競合のない バージョン 6.0.x 管理対象ノードを作成します。
-startingport パラメーターは、すべてのノード・エージェント・ポートの基本ポート番号を提供し、 すべてのポート値を開始点から増分します。 バージョン 5.x ノード・エージェント・プロセスがすでに実行中のときは、 ポート割り当てが競合していないため、新規ノード・エージェントを実行 できます。
この手順により、バージョン 5.x ノードと 同時にバージョン 6.0.x ノードを開始することができます。 エージェントは、同じサーバー上で実行できません。
addNode コマンド についてさらに理解を深めます。-portprops パラメーターを使用して、ポートを個々に割り当てることもできます。このパラメーターは、ユーザーが作成しなければならないキー・ワードおよび ポート番号割り当てのフラット・ファイルを識別します。
WC_defaulthost 9081 WC_adminhost 9062 WC_defaulthost_secure 9444 WC_adminhost_secure 9045 BOOTSTRAP_ADDRESS 2810 SOAP_CONNECTOR_ADDRESS 8881 SAS_SSL_SERVERAUTH_LISTENER_ADDRESS 9901 CSIV2_SSL_SERVERAUTH_LISTENER_ADDRESS 9201 CSIV2_SSL_MUTUALAUTH_LISTENER_ADDRESS 9102 ORB_LISTENER_ADDRESS 9900 CELL_DISCOVERY_ADDRESS 7272 DCS_UNICAST_ADDRESS 9354
バージョン 5.x デプロイメント・ マネージャーをバージョン 6.0.x デプロイメント・マネージャーに マイグレーションした後で、バージョン 5.x 管理対象ノードを付加的に マイグレーションすることができます。 詳しくは、バージョン 5.x 管理対象ノードからバージョン 6.0.x 管理対象ノードへのマイグレーション を参照してください。