WebSphere Application Server Network Deployment, Version 6.0.x   
             オペレーティング・システム: AIX , HP-UX, Linux, Solaris, Windows

             目次と検索結果のパーソナライズ化

wsadmin ツールによる構成変更の保管

wsadmin ツールとスクリプトを使用して、マスター構成リポジトリーへ構成変更を保管します。

このタスクについて

wsadmin ツールは、ワークスペースを使用して構成変更を保持します。 変更を保管して、更新をマスター構成リポジトリーに転送する必要があります。 スクリプト・プロセスを終了する際に変更を保管しなかった場合には、変更は破棄されます。

プロシージャー

以下のコマンドを使用して、構成変更を保管します。
  1. Jacl を使用:
    $AdminConfig save
  2. Jython を使用:
    AdminConfig.save()
各部の意味は、次のとおりです。
$ 変数名を値で置換する Jacl 演算子です。
AdminConfig WebSphere Application Server の構成を表すオブジェクトです。
save AdminConfig コマンドです。

wsadmin ツールで対話モードを使用している場合は、 変更を破棄する前に保管するようにプロンプトが出されます。

wsadmin ツールで -c オプションを使用している場合には、変更は自動的に保管されます。 Unix オペレーティング・システムでは、 wsadmin -c オプションを使用してドル記号 ($) を含むコマンドを起動すると、 コマンド行は変数置換を試みます。 この問題を回避するには、円記号 (¥) を使用してドル記号をエスケープします。 例えば、wsadmin -c "¥$AdminConfig save" のようにします。

スクリプト・プロセスを終了する際に保管を実行しなかった場合には、前回の保管以降に行った構成変更の内容は破棄されます。 同時に構成を更新している複数のクライアント (スクリプトまたはブラウザー・クライアント) がある場合は、スクリプトにより要求される変更が保管されない可能性があります。 その場合、例外が表示され、ユーザーは更新を再度行う必要があります。 保管が失敗した場合、構成への更新は保管されません。 保管に成功すると、すべての更新が保管されます。保管の失敗を防ぐため、各構成の更新後、save コマンドを呼び出すことができます。

AdminConfig オブジェクトの reset コマンドを使用して、 最後の保管以降に構成に対して行った変更を元に戻すことができます。




関連タスク
スクリプト管理のための AdminConfig オブジェクトの使用
関連資料
AdminConfig オブジェクトのコマンド
タスク・トピック    

ご利用条件 | フィードバック

最終更新: Jan 21, 2008 10:13:28 PM EST
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r0/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.nd.doc/info/ae/ae/txml_savechange.html