WebSphere Application Server Network Deployment, Version 6.0.x   
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コア・グループのディスカバリー・プロトコル

コア・グループ・メンバーの開始時には、他のコア・グループ・メンバーへの接続は存在しません。 このコア・グループ・メンバーのディスカバリー・プロトコルを実行するタスクは、 コア・グループ・メンバー開始手順の一部として開始されます。 ディスカバリー・プロトコルは、コア・グループの他のメンバーとのネットワーク接続を確立します。 このタスクは、コア・グループ・メンバーがアクティブである限り、定期的にスケジュールされた間隔で実行されます。

ディスカバリー・プロトコルは、 コア・グループ・メンバーのリストおよび関連したネットワーク情報を WebSphere Application Server 構成設定から取 り出します。 続いて、ディスカバリー・プロトコルは、 他のすべてのコア・グループ・メンバーへのネットワーク接続をオープンしようとします。 定期的な間隔で、ディスカバリー・プロトコルは未接続のメンバーのセットを再計算し、 それらメンバーへの接続をオープンしようとします。

別のコア・グループ・メンバーに接続されると、 ディスカバリー・プロトコルは、View Synchrony Protocol に通知し、 このイベントを次のメッセージに類似する通知メッセージとして SystemOut.log ファイルに記録します。
DCSV1032I: DCS スタック DefaultCoreGroup メンバー MyCell¥anzio¥nodeagent:
定義済みメンバー MyCell¥anzioCellManager¥dmgr に接続しました。

接続は、さまざまな理由で、いつでも障害が発生する可能性があります。 障害検出プロトコルは、接続障害を検出し、ディスカバリー・プロトコルに通知します。 続いて、ディスカバリー・プロトコルは、次にスケジュールされている間隔のときに、 そのメンバーへの新規ネットワーク接続をオープンしようとします。

ディスカバリー・プロトコルが実行される間隔は構成可能です。 バージョン 6.0 および 6.0.1 の場合、デフォルトは 15 秒です。 バージョン 6.0.2 以上の場合、デフォルトは 30 秒です。 IBM_CS_UNICAST_DISCOVERY_INTERVAL_SECS コア・グループ・ カスタム・プロパティーを使用して、この設定を変更できます。

ディスカバリー・プロトコル・タスクが消費する CPU サイクルの量は、 停止中または到達不能のコア・グループ・メンバーの数に比例します。 ディスカバリー・プロトコル・タスクが消費する CPU サイクルは、デフォルト設定では無視してかまいません。




関連概念
コア・グループ (高可用性ドメイン)
関連タスク
コア・グループに対するディスカバリー・プロトコルの構成
関連資料
コア・グループのカスタム・プロパティー
概念トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 10:13:28 PM EST
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