WebSphere Application Server Network Deployment, Version 6.0.x   
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WebSphere Application Server クローン作成および WebSphere MQ クラスター化

ここには、WebSphere MQ サーバー・クラスター化サポートによる WebSphere Application Server 水平クローン作成 の使用に関する情報の要約があります。ここでは、WebSphere MQ サーバーのクラスター化を利用するために、 メッセージ・リスナー・サービスを構成する方法を示すシナリオについて説明し、 クラスター化のシナリオにおいて発生する可能性のあるランタイム障害を解決する方法に関する情報をいくつか提供します。

このトピックの情報は、 WebSphere MQ のクラスター化キューによる WebSphere Application Server の水平クローン作成の図で 示されているシナリオに基づいています。

注: WebSphere MQ サーバー・クラスター化は、JMS プロバイダーとしてインストールされた完全な WebSphere MQ 製品でのみ使用できます。

各 JMS リスナーを使用して、サーバーに定義された宛先からメッセージを検索することができます。次の情報では、リスナー構成は、それぞれの WebSphere アプリケーション・サーバーで同じです。 各アプリケーション・サーバー・ホストには、 WebSphere アプリケーション・サーバーと WebSphere MQ サーバーが含まれています。 ホストがメッセージの配布にしか使用されない場合、 そのホストには WebSphere MQ サーバーだけが含まれています。 分かりやすくするために、このトピックの情報は、 次の図で示す 3 つのサーバーだけを含むシナリオに基づいていますが、 実際にはより多くのサーバーを構成内で定義することができます。

図 1. WebSphere MQ のクラスター化キューによる WebSphere Application Server の水平クローン作成. この図は、水平クラスター化を伴う 2 つの WebSphere Application Server ホストと、 WebSphere MQ サーバー・クラスター化のためのメッセージの配布に使用されるメッセージング・ホストを示しています。 詳しくは、この図に伴うテキストを参照してください。 WAS 水平クローン作成を伴う 2 つの WAS サーバー・ホストと WebSphere MQ サーバー・クラスター化のためのメッセージング・ホストを示す非同期メッセージングのシナリオ
前述の図で説明したシナリオには、以下の 3 つのホストが含まれています。

リカバリー・シナリオ

クラスター化構成で発生する可能性のある障害シナリオがいくつかあります。 例えば、以下のとおりです。
  • WAS サーバー障害。

    このシナリオでは、単一 WebSphere アプリケーション・サーバーの障害の結果、 サーバーが再始動されるまで、指定された宛先用のメッセージがキュー上に残ります。

  • WebSphere MQ Queue Manager 障害。
    以下のように、考慮すべき 2 つの異なる障害があります。
    1. WebSphere アプリケーション・サーバーと同じホスト上のキュー・マネージャーの障害 (例えば、 ホスト S2 上の QM2 の障害)。 この場合、メッセージは、WebSphere MQ サーバーが再びオンラインになり、メッセージが予想どおりに処理されるまで、 他の使用可能なアプリケーション・サーバーに配布されます。
    2. メッセージング・ホスト M3 およびそのキュー・マネージャー QM3 の障害。 この場合、メッセージがクラスター内の他のキュー・マネージャーに全く配布されないため、 障害の結果はより重大です。 完全にデプロイされ、スケーリングされた実動システムでは、 ホスト M3 は Single Point of Failure になるように設計されないため、 追加のメッセージング・サーバーがクラスター構成に追加されます。



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最終更新: Jan 21, 2008 10:13:28 PM EST
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