稼働中でない (状況が「停止中」の) アプリケーションを始動する方法や、
稼働中の (状況が「開始済み」の) アプリケーションを停止する方法について説明します。
始める前に
このトピックでは、J2EE アプリケーションを
サーバーにインストール済みであることが前提になっています。
デフォルトでは、
サーバーの始動時に、アプリケーションが自動的に開始します。
このタスクについて
以下を使用して、アプリケーションを手動で開始および停止できます。
- 管理コンソール
- (wsadmin ツールで) AdminControl オブジェクトの startApplication 属性および stopApplication 属性
- ApplicationManager または AppManagement MBeans を使用する Java プログラム
このトピックでは、管理コンソールを使用してアプリケーションを開始または停止する方法について説明します。
プロシージャー
- 「エンタープライズ・アプリケーション」ページに進みます。
コンソールのナビゲーション・ツリーで「アプリケーション」>「エンタープライズ・アプリケーション」とクリックします。
- 開始または停止するアプリケーションのチェック・ボックスを選択します。
- 以下のボタンをクリックします。
オプション |
説明 |
開始 |
アプリケーションを実行し、
アプリケーションの状態を「開始済み」に変更します。アプリケーションがデプロイされているサーバーのすべてが
稼働しているのではない場合、状況は partially started に変更されます。 |
停止 |
アプリケーションの処理を停止し、
アプリケーションの状態を「停止済み」に変更します。 |
稼働中のアプリケーションを再始動するには、再始動するアプリケーションを選択し、
「停止」、さらに「始動」とクリックします。
結果
アプリケーションの状況が変更されると、
アプリケーションが開始済みまたは停止中であることを示すメッセージがページの上部に表示されます。
次の作業
アプリケーションが配置されているサーバーが始動する際に
、
アプリケーションが自動的に始動しないように構成することができます。
次に、この資料で説明するオプションを使用して、アプリケーションを手動で始動します。
サーバーの始動時に、アプリケーションを自動的に始動させる場合は、
アプリケーションまたはそのサーバーが始動する速度を制御する値を調整できます。
- エンタープライズ・アプリケーションの
設定ページへ進みます。「アプリケーション」>「エンタープライズ・アプリケーション」>「application_name」をクリックします。
- 始動の順序に別の値を指定します。
この設定は、
サーバーの始動時に開始するアプリケーションの順序を指定します。デフォルト値は 1 で
、0 から 2147483647 までの値を指定できます。開始ウェイトが最も小さいアプリケーションが最初に始動します。
- サーバーが始動を完了する前にアプリケーションを起動するに別の値を指定します。
この設定は、
サーバーの始動前にアプリケーションを完全に初期化する必要があるかどうかを指定します。
デフォルト値は false で、この設定により、
アプリケーションが始動するまでサーバーは完全に始動しません。
サーバーの始動にかかる時間を短縮するには、
値を true に設定して、アプリケーションをバックグラウンド・スレッドで始動します。
これにより、アプリケーションを待機せずにサーバーの始動を継続できます。
- アプリケーションまたはモジュールがクラスターにデプロイされ、
ほかに構成の変更を行わない場合は、
「エンタープライズ・アプリケーション」ページの「更新のロールアウト」をクリックして、アプリケーションまたはモジュールがデプロイされているクラスターの全クラスター・メンバーに変更済み構成を伝搬します。
「更新のロールアウト」により、クラスター・メンバーが含まれるノード上で構成が順次更新されます。
- 変更をアプリケーション構成に保管します。