WebSphere Application Server Network Deployment, Version 6.0.x   
             オペレーティング・システム: AIX , HP-UX, Linux, Solaris, Windows

             目次と検索結果のパーソナライズ化

アプリケーション・ライフ・サイクルのリスナーとイベント

アプリケーション・ライフ・サイクルのリスナーとイベント (現在はサーブレット API の一部) を使用すると、 サーブレットのコンテキストやセッションに変更があった場合に、 関係のあるリスナーに通知できます。 例えば、属性に変更があった場合や、セッションまたはサーブレット・コンテキストが作成または破棄された場合に、 ユーザーに通知できます。

ライフ・サイクル・リスナーにより、アプリケーション開発者は、 ServletContext および HttpSession オブジェクトとの対話に対してより強力な制御が得られます。 サーブレット・コンテキスト・リスナーは、リソースをアプリケーション・レベルで管理します。 セッション・リスナーは、 1 つのクライアントからの一連の要求に関連付けられたリソースを管理します。 リスナーは、ライフ・サイクル・イベントおよび属性変更イベントで利用可能です。 リスナー開発者は、必要なリスナー機能に応じて、 javax リスナー・インターフェースをインプリメントするクラスを作成します。

アプリケーションの起動時に、コンテナーは、イントロスペクションを使用して、 リスナー・クラスのインスタンスを作成し、それを該当のイベント・ジェネレーターに登録します。

サーブレット・コンテキストが作成されるとき、このコンテキストがアプリケーションに適している場合は、 リスナー・クラスの contextInitialized メソッドが呼び出され、 このメソッドにより、使用するアプリケーションのサーブレットのためにデータベース接続が作成されます。 すべてのサーブレット・コンテキスト・リスナーは、 Web アプリケーションのすべてのサーブレットが初期化される前に、 コンテキストの初期化について通知されます。

サーブレット・コンテキストが破棄されるとき、 このコンテキストがアプリケーションに適している場合は、 contextDestroyed メソッドが呼び出され、このメソッドがデータベース接続を解放します。 すべてのサーブレットは、 サーブレット・コンテキスト・リスナーがコンテキスト消滅を通知される前に破棄される必要があります。

セッション・リスナーに対する通知は、コンテキスト・リスナーへの通知より前に行われます。




関連資料
サーブレット・コンテキストおよびセッション変更用のリスナー・クラス
例: com.ibm.websphere.DBConnectionListener.java を使用したサーブレット・コンテキスト・リスナーの作成
Web アプリケーション: 学習用リソース
概念トピック    

ご利用条件 | フィードバック

最終更新: Jan 21, 2008 10:13:28 PM EST
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r0/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.nd.doc/info/ae/ae/cweb_sctxl.html