WebSphere Application Server Network Deployment, Version 6.0.x   
             オペレーティング・システム: AIX , HP-UX, Linux, Solaris, Windows

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コア・グループの複製構成

WebSphere Application Server 管理者は、 基本コア・グループ・トランスポートで割り振ることができるヒープ・メモリーの最大量を制御できます。 このメモリーは、処理中のメッセージおよびネットワーク通信バッファー用に使用されます。 トランスポートで割り振ることができるヒープ・メモリーの最大量を増やす場合、 それに応じてトランスポート・バッファー・サイズも増やす必要があります。

始める前に

このタスクについて

このタスクを実行するのは、次のような場合です。

処理中のメッセージおよびネットワーク通信バッファー用に使用可能なメモリー量を変更するには、 以下のようにします。

プロシージャー

  1. IBM_CS_DATASTACK_MEG カスタム・プロパティーの値を変更します。 IBM_CS_DATASTACK_MEG カスタム・プロパティーに指定する値は、 複製ドメインのメッセージ・スループットに大きな影響を与えます。このプロパティーの設定により、 データ・スタックで使用できるメモリー量が制御されます。 このプロパティーのデフォルト値は 50 MB です。 高スループット・メッセージングを処理する複製ドメインでは、 このプロパティーの値を高く設定する必要があります。このプロパティーの最大値は 256 MB です。 設定値 100 MB で、 多くの高スループット・トポロジーに対応できます。
    1. 管理コンソールで、「サーバー」>「コア・グループ」 >「コア・グループ設定」>「core_group_name」とクリックします。
    2. 「追加プロパティー」の下の「カスタム・プロパティー」をクリックします。
    3. IBM_CS_DATASTACK_MEG カスタム・プロパティーに指定する値を 変更します。

      IBM_CS_DATASTACK_MEG プロパティーがすでに存在する場合、 プロパティー名をクリックして、「値」フィールドに、 着信メッセージのバッファリング用にコア・グループ・トランスポートで割り振るメモリーの最大量を指定します。

      このプロパティーが存在していない場合、 「新規」をクリックして、以下のようにします。

      1. 「名前」フィールドに、IBM_CS_DATASTACK_MEG を指定します。
      2. 「値」フィールドに、 着信メッセージのバッファリング用にコア・グループ・トランスポートで割り振るメモリーの最大量を指定します。
    4. OK」をクリックしてから、「保管」をクリックして、変更を保管します。
  2. トランスポート・バッファー・サイズを変更します。 IBM_CS_DATASTACK_MEG カスタム・プロパティーで指定するヒープ・メモリーの最大量は、 トランスポート・バッファー・サイズ以下である必要があります。
    1. 管理コンソールで、「サーバー」>「アプリケーション・サーバー」> 「server_name」をクリックし、さらに「追加プロパティー」の下の 「コア・グループ・サービス」をクリックします。
    2. 「トランスポート・バッファー・サイズ」フィールドで、 トランスポート・バッファー・サイズ (MB) を指定します。
    3. OK」をクリックします。
    4. このコア・グループのメンバーであるアプリケーション・サーバーのすべてに対して前述の 3 ステップを繰り返します。 これらのコア・グループのすべてのメンバーに対して、 同じトランスポート・バッファー・サイズを指定します。
    5. システム管理」>「ノード・エージェント」>「node_agent_name」をクリックし、 さらに「追加プロパティー」の下の「コア・グループ・サービス」をクリックします。
    6. 「トランスポート・バッファー・サイズ」フィールドで、 トランスポート・バッファー・サイズ (MB) を指定します。
    7. OK」をクリックします。
    8. このコア・グループのメンバーであるノード・エージェントのすべてに対して前述の 3 ステップを繰り返します。
    9. システム管理」>「デプロイメント・マネージャー」をクリックし、 さらに「追加プロパティー」の下の「コア・グループ・サービス」をクリックします。
    10. 「トランスポート・バッファー・サイズ」フィールドで、 トランスポート・バッファー・サイズ (MB) を指定します。
  3. OK」をクリックしてから、「保管」をクリックして、変更を保管します。
  4. ノードと変更を同期化」をクリックし、さらに「保管」をクリックして、変更を保管します。
  5. コア・グループのすべてのメンバーを再始動します。

結果

サーバーが再始動した後、コア・グループ・メンバーはすべて、新規複製設定で実行されます。



関連概念
コア・グループ (高可用性ドメイン)
関連タスク
高可用性環境のセットアップ
タスク・トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 10:13:28 PM EST
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r0/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.nd.doc/info/ae/ae/trun_ha_cfg_replication.html