大規模なセルの場合、複数のコーディネーターを使用することをお勧めします。
始める前に
HA マネージャーは、デフォルトで、オリジナルまたは基本 6.0.0 プロトコル・バージョンを使用します。より新しいプロトコル・バージョンへアップグレードする前に、以下のことを確認する必要があります。
特定のコア・グループ・メンバーのコア・グループ・プロトコルのバージョンを変更する前に、以下のことを確認してください。
- 「コア・グループ・プロトコル・バージョン」のトピックの内容を十分理解しています。
- 新規バージョンを関連付けられているすべてのコア・グループ・メンバーは、そのバージョンをサポートできます。
コア・グループの各メンバーは、新規プロトコル・バージョン以上である WebSphere
Application Server コード・レベル (VRM) で実行する必要があります。
このタスクについて
HA マネージャーは、サポートされているコア・グループ・プロトコル・バージョンを使用できます。
しかし、すべてのコア・グループ・メンバー間で適正な通信が継続されるようにするには、
特定のコア・グループのすべてのメンバーが同一バージョンのコア・グループ・プロトコルを使用することを確認する必要があります。
コア・グループ・プロトコルのバージョンを変更するには、以下の手順を実行します。
プロシージャー
- 管理コンソールで、「サーバー」>「コア・グループ」>「Core group settings」とクリックして、
既存のコア・グループを選択します。
- 「追加プロパティー」の下の「カスタム・プロパティー」をクリックします。
- IBM_CS_WIRE_FORMAT_VERSION カスタム・プロパティーに指定する値を変更します。
IBM_CS_WIRE_FORMAT_VERSION プロパティーが既に存在する場合、
プロパティー名をクリックし、「値」フィールドに適正なバージョン ID を指定します。
このプロパティーがまだ存在しない場合は、「新規」をクリックして、
「名前」フィールドに IBM_CS_WIRE_FORMAT_VERSION を指定し、「値」フィールドに適正なバージョン ID を指定します。
次の表には、サポートされるコア・グループのプロトコル・バージョン ID がリストされています。
プロトコル・バージョン ID |
説明 |
6.0.0 |
これは、オリジナルまたは基本バージョンです。HA マネージャーのすべてのバージョンは、このプロトコルを使用できます。
特定のプロトコル・バージョンを指定しない場合は、HA マネージャーによってこのバージョンが使用されます。
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6.0.2.9 |
このバージョンは、コア・グループのブリッジ・スケーラビリティーを促進するためにバージョン 6.0.2.9 サービス・パックに含まれていました。
このバージョンは、複数のコア・グループと、それらの構成の一部としてコア・グループ・ブリッジを含む、大規模なトポロジー向けに推奨されます。
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6.1.0 |
このバージョンは、コア・グループの拡張容易性を改善し、大規模のトポロジーを一層サポートするためにバージョン 6.1 に含まれていました。
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- 「OK」をクリックしてから、「保管」をクリックして、
変更を保管します。
- 「ノードと変更を同期化」を選択し、
再度「保管」をクリックします。
結果
変更は同期の完了後すぐに有効になります。
コア・グループのメンバーは動的にこれらの変更を取得します。