WebSphere Application Server Network Deployment, Version 6.0.x   
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ロガー設定を構成するための Logger.properties ファイル

Logger.properties ファイルを使用して、特定のロガーのロガー属性を設定します。

プロパティー・ファイルは、Logger.getLogger(logger_name) メソッドがアプリケーション内で最初に呼び出されるときにロードされます。

重要: Logger.properties ファイルの名前は大/小文字が区別されます。 ファイル名には大文字「L」を使用してください。

アプリケーションが Logger.getLogger メソッドを最初に呼び出すと、使用可能なロガー・プロパティー・ファイルがすべてロードされます。 アプリケーションは、Logger.properties ファイルを以下の中に備えている場合があります。
  • アプリケーションの Java アーカイブ (JAR) ファイルの META-INF ディレクトリー
  • アプリケーション・モジュールのクラスパスに組み込まれたディレクトリー
  • アプリケーションのクラスパスに組み込まれたディレクトリー
プロパティー・ファイルには、以下のように、ロガー制御およびロガー・データという 2 つのカテゴリーのパラメーターが含まれています。
  • ロガー制御情報
    • 最小ローカリゼーション・レベル: ローカリゼーションが行われる最小の LogRecord レベル
    • グループ: このコンポーネントが属する論理グループ
    • イベント・ファクトリー: イベント・ファクトリーで使用する Common Base Event テンプレート・ファイル このテンプレートの命名規則では、完全修飾コンポーネント名にファイル拡張子の .event.xml を付けます。 例えば、com.ibm.compXYZ パッケージに適用されるテンプレートは、com.ibm.compXYZ.event.xml という名前になります。
  • ロガー・データ情報
    • 製品名
    • 組織名
    • コンポーネント名
    • 拡張子および追加プロパティー

Logger.properties ファイルの構文

ロガー・プロパティーを設定するには、以下の構文を使用します。

<logger base name>.<property>=value

各部の意味は、次のとおりです。

logger base name は、プロパティーが適用されるロガー名の開始部分です。 名前がこのストリングで開始されるすべてのロガーにプロパティーが適用されます。
property は、以下のプロパティーの 1 つです。
  • organization
  • product
  • component
  • minimum_localization_level
  • group
  • eventfactory

Logger.properties のサンプル・ファイル

次のサンプルでは、com.ibm.xyz.MyEventFactory イベント・ファクトリーは、 com.ibm.websphere.abc パッケージ内の任意のロガー、 または構成ファイル内でこの値をオーバーライドしない任意のサブパッケージによって使用されます。
com.ibm.websphere.abc.eventfactory=com.ibm.xyz.MyEventFactory

Logger.properties のグループ・ファイル

次の例では、 グループが MyTraceGroup で、コンポーネントが com.ibm.stuff と com.ibm.morestuff です。
com.ibm.stuff.group=MyTraceGroup
com.ibm.morestuff.group=MyTraceGroup



関連タスク
アプリケーションでのロガーの使用
関連資料
例: ロギングのサンプル・セキュリティー・ポリシー
参照トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 10:13:28 PM EST
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r0/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.nd.doc/info/ae/ae/rtrb_configjavalogapps.html