WebSphere Application Server Network Deployment, Version 6.0.x   
             オペレーティング・システム: AIX , HP-UX, Linux, Solaris, Windows

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例: パフォーマンス改善のためのトポロジーの選択

さまざまなワークロード管理トポロジーの利点と欠点を理解するためには、このページを使用します。

WebSphere Application Server には、さまざまなワークロード管理 (WLM) トポロジーがあります。このトピックでは、 まず、単一層トポロジーと分割層トポロジーについて説明します。 次に、この 2 種類のトポロジーを比較し、選択するトポロジーのタイプによって パフォーマンス、セキュリティー、およびシステムの柔軟性にどのような影響があるかを明らかにします。

単一層トポロジーには、WebSphere Application Server のクラスターが含まれます。 各クラスター・メンバーには Web コンテナーと Enterprise JavaBeans (EJB) コンテナーが含まれています。 分割層トポロジーは、Web コンテナー・マシンのクラスターの後ろに EJB コンテナー・マシンのクラスターがあるという構成です。WebSphere Application Server マシンの数は、 どちらのトポロジーでも同じです。クライアント・ドライバー、プラグインの入った Web サーバー、 およびバックエンド・データベースは、個別の専用マシンに配置されます。

単一層トポロジーの方が、Web コンテナーと EJB コンテナーが単一の Java 仮想マシン (JVM) で稼働しているので、 パフォーマンスの点で有利です。 このトポロジーでは、参照によるオブジェクト・リクエスト・ブローカー (ORB) の受け渡しが使用可能になっているため、 EJB 処理が Web コンテナー処理と同じスレッドで実行されます。 分割層トポロジーでは、Web コンテナーと EJB コンテナーが別々の JVM にあるため、参照による ORB の受け渡しオプションは無視されます。

分割層トポロジーでは、Web リソースと EJB リソースを分離して、 個別に管理することができます。

WebSphere 用ベンチマーク・サンプル (Trade3) と 6 台のアプリケーション・サーバーからなるクラスターを使用した実験で、 単一層トポロジーのスループットの方が、分割層トポロジーのスループットに比べて、 10% から 20% 高いことがわかりました。WebSphere 用ベンチマーク・サンプル (Trade3) は、 以下の Web サイトからダウンロードできます。

http://www.ibm.com/software/webservers/appserv/was/performance.html




関連タスク
アプリケーション・サービス提供環境のチューニング
関連資料
オブジェクト・リクエスト・ブローカー・サービス設定
参照トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 10:13:28 PM EST
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r0/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.nd.doc/info/ae/ae/rprf_xmpwlm.html