Application Server には、データ・ソース構成の検証のためのテスト接続サービスが提供されています。testConnection 命令は、データ・ソース構成をインスタンス化し、接続を取得して、 すぐに接続を閉じます。
データ・ソースと WebSphere 変数を関連付ける場合は、 WebSphere 変数の構成 のトピックを参照して、これらが正しく構成されていることを確認してください。 定義に誤りのある変数を介して呼び出されたデータ・ソースを使用しようとすると、 variable cannot be found 例外が発生します。
テスト接続サービスを活動化するには、管理コンソール、wsadmin ツール、または Java スタンドアロン・プログラムの 3 通りの方法があります。各プロセスとも、同じ MBean 上で同じメソッドが起動します。
WebSphere Application Server では、管理コンソールからボタン操作だけで接続をテストできます。「Data source collection 」、Data source settings 」、「Version 4 data source collection 」、および「Version 4 data source settings 」ページにはすべて、「テスト接続」ボタンがあります。 データ・ソースを定義および保管したら、このボタンをクリックして、データ・ソース定義のパラメーターが正しいことを確認できます。 コレクション・ページでは、複数のデータ・ソースを選択し、 それらをすべて一度にテストできます。 最初に一定の条件が満たされていなければならないことに注意してください。 詳しくは、 管理コンソールによる接続のテストを参照してください。
wsadmin ツールは、すべての WebSphere Application Server 管理アクティビティーに対してスクリプト・インターフェースを提供します。 このテスト接続機能は、MBean のメソッドとしてインプリメントされ、MBean メソッドは wsadmin により呼び出せるため、wsadmin を使用して、データ・ソースとの接続をテストできます。 wsadmin からのデータ・ソース接続のテストには、2 つのオプションがあります。
wsadmin の AdminControl オブジェクトは、 データ・ソース・オブジェクトの構成プロパティーをテストする testConnection 操作を備えています。 詳しくは、 wsadmin を用いた接続のテストを参照してください。
また、MBean 操作を起動して接続をテストできます。 この方法では、例: wsadmin を用いたデータ・ソース接続のテストを参考にしてください。
最後に、DataSourceCfgHelper MBean で testConnection() メソッドを実行して、テスト接続をテストする方法があります。 この方法では、構成されたデータ・ソースの構成 ID を渡すことができます。この Java プログラムは、実行されている Java Management Extensions (JMX) サーバーに接続して、MBean にアクセスします。Application Server の基本インストールでは、アプリケーション・サーバーで稼働中の JMX サーバーへの接続に、通常はポート 8880 を使用します。
この起動からの戻り値は、0、正数または例外のいずれかです。 0 は、操作が正常に完了し、警告が戻されなかったことを意味します。 正数は、操作が完了したこと、および警告の数を意味します。 例外は、接続のテストが失敗したことを意味します。
このコードの例については、例: testConnection(ConfigID) を用いた接続のテストを参照してください。