Java API for XML Registries (JAXR) は、 UDDI (バージョン 2 のみ) および ebXML レジストリーの両方にアクセスするための Java クライアント API です。 J2EE 1.4 仕様の一部です。
JAXR API は Java 2 Platform, Enterprise Edition (J2EE) パッケージの javax.xml.registry および javax.xml.registry.infomodel で構成されます。http://java.sun.com/webservices/reference/api/index.html には J2EE API 資料があります。 JAXR バージョン 1.0 仕様を含め、JAXR についての詳細は、http://java.sun.com/xml/jaxr/index.jsp にあります。
現行 JAXR 仕様 (バージョン 1.0) は、 JAXR プロバイダーを JAXR API のインプリメンテーションとして定義しています。一般に、JAXR プロバイダーは、UDDI 用 JAXR プロバイダー、ebXML 用 JAXR プロバイダー、 または UDDI および ebXML の両方をサポートするプラグ可能プロバイダーのいずれであってもかまいません。 UDDI 用 JAXR プロバイダーは、UDDI 専用のプロバイダーです。
UDDI 用 JAXR プロバイダーは、 UDDI バージョン 2 SOAP API のみを使用して UDDI レジストリーにアクセスします。 WebSphere Application Server の現行バージョンにおける UDDI バージョン 3 の UDDI レジストリーは、UDDI バージョン 1、2、および 3 の SOAP API をサポートしています。従って、UDDI 用 JAXR プロバイダーを使用してこのレジストリーにアクセスできます。 また、JAXR プロバイダーを使用して、WebSphere Application Server バージョン 5.x における UDDI バージョン 2 の UDDI レジストリーにアクセスすることもできます。
UDDI バージョン 3 SOAP API を操作するには、UDDI バージョン 3 Client for Java を使用してください。JAXR は使用できません。
JAXR 仕様は機能レベル 0 および機能レベル 1 の、2 つの機能プロファイルを定義します。JAXR API 資料は各 JAXR メソッドをレベル 0 かレベル 1 のいずれかに分類しています。一般に、UDDI 用 JAXR プロバイダーが機能レベル 0 で、レベル 0 のすべてのメソッドをサポートするのに対し、ebXML 用 JAXR プロバイダーは機能レベル 1 で、レベル 0 およびレベル 1 のすべてのメソッドをサポートします。UDDI 用 JAXR プロバイダーは機能レベル 0 プロバイダーであり、レベル 0 メソッドのみをサポートします。