保守ログは、バイナリー・フォーマットで書き込まれたログです。保守ログは、テキスト・エディターを使用して直接表示
することはできません。保守ログの直接編集は、ログが破壊されてしまうため、決して行わないでください。
始める前に
保守ログをあるマシンから別のマシンに移動するには、
バイナリー・ファイルの転送をサポートする FTP のようなメカニズムを使用する必要があります。
以下の 2 つの方法を使用すると、保守ログを表示することができます。
- ログ・アナライザー・ツールを使用して、
保守ログを表示することをお勧めします。
このツールは、対話式表示を提供し、問題の識別に役立つ分析機能を提供します。
- ログ・アナライザー・ツールを使用できない場合は、
Showlog ツールを使用して保守ログの内容をテキスト形式に変換します。
そうすると、ファイルに書き込んだり、コマンド・シェル・ウィンドウにダンプできるようになります。
このタスクについて
以下の手順に説明されているように、showlog スクリプトを実行して、保守ログの内容を表示します。
プロシージャー
- 保守ログがあるマシンで、シェル・ウィンドウをオープンします。
- ディレクトリーを app_server_root/bin
に変更します。この場合、app_server_root は、WebSphere Application Server
製品のインストール先の完全修飾パスです。
- showlog スクリプトを実行します。
showlog.bat
showlog.sh
- パラメーターを指定しないで以下の showlog スクリプトを実行し、使用法の説明を表示します。
showlog.bat
showlog.sh
- 保守ログの内容をシェル・ウィンドウに表示します。
showlog service_log_filename
保守ログがデフォルト・ロケーションにない場合は、service_log_filename を完全修飾しなければなりません。
- 保守ログの内容をフォーマット設定してファイルに書き込みます。
showlog service_log_filename output_filename
保守ログがデフォルト・ロケーションにない場合は、service_log_filename を完全修飾しなければなりません。