WebSphere Application Server - Express, Version 6.0.x   
             オペレーティング・システム: AIX , HP-UX, Linux, Solaris, Windows

             目次と検索結果のパーソナライズ化

パス式

パス式は、ナビゲーション演算子 ( . ) の前にある、 識別変数であり、コンテナー管理パーシスタンス (CMP) または関連名です。

cmr フィールドへ導くパス式は、その cmr フィールドが一価である場合、 さらにナビゲートすることができます。 パス式が多値の関係へ導く場合は、そのパス式は終端となり、さらにナビゲートすることはできません。 パス式によって、型が値オブジェクトで ある CMP フィールドへ導かれる場合は、 その値オブジェクトの属性へナビゲートすることが可能です。

例: 値オブジェクト

address は、EmpBean の CMP フィールドであり、 値オブジェクトであるとします。
SELECT  object(e)  FROM EmpBean e
WHERE  e.address.distance('San Jose') < 10  and e.address.zip = 95037

値属性を検索しようとする場合は、 コンポーザー・パターンを使用して値オブジェクト属性を関連する列へマップすることが最良の方法です。 値オブジェクトをシリアライズ・フォーマットで保管する場合は、 各値オブジェクトをデータベースから検索してデシリアライズする必要があります。 値オブジェクト・メソッドは、動的照会でのみ実行可能です。

パス式は、Bean メソッドへのナビゲートも可能です。 メソッドは、リモートまたはローカルのどちらかの Bean インターフェースで定義されている必要があります。 メソッドは、動的照会でのみ使用可能です。 単一の照会ステートメント内でリモート・メソッドとローカル・メソッドを混合することはできません。

照会にリモート・メソッドが含まれている場合は、 その動的照会は、照会リモート・インターフェースを使用して実行されなければなりません。 照会リモート・インターフェースの使用により、照会サービスは Bean を活動化し、リモート Bean インターフェースのインスタンスを作成します。

同様に、ローカル Bean メソッドのある照会ステートメントは、 照会ローカル・インターフェースで実行されなければなりません。 これにより、照会サービスは Bean とローカル・インターフェース・インスタンスを活動化します。

ゲット・メソッドを使用して、Bean の CMP および cmr フィールドに アクセスしないでください。

メソッドに多重定義がある場合、 その多重定義のメソッドには異なる数のパラメーターがなければなりません。

メソッドには、非 void の戻りの型とメソッド引数がなければならず、 戻りの型は、プリミティブ型の byte、short、int、long、float、double、 boolean、char か、または下記のリストにあるラッパー型のどちらかでなければなりません。

Byte、Short、Integer、Long、Float、Double、BigDecimal、String、Boolean、 Character、java.util.Calendar、java.sql.Date、java.sql.Time、java.sql.Timestamp、 java.util.Date

メソッドへのいずれかの入力引数が NULL の場合は、 そのメソッドは、ヌル値を戻すと想定されて、呼び出されません。

集合価のパス式は、FROM 文節内でコレクション・メンバー宣言として使用することができ、 WHERE 文節内で IS EMPTY、MEMBER OF、および EXISTS 述部と共に使用することができます。

FROM EmpBean e WHERE e.dept.mgr.name='Bob'
OK
FROM EmpBean e WHERE e.dept.emps.name='BOB'
無効 -- emps が多値のためナビゲートできない
FROM EmpBean e,  IN (e.dept.emps) e1
WHERE e1.name='BOB'
OK
FROM EmpBean e WHERE e.dept.emps IS EMPTY
OK



関連概念
EJB 照会言語
関連タスク
EJB 照会の使用
動的照会サービスの使用
概念トピック    

ご利用条件 | フィードバック

最終更新: Jan 21, 2008 11:31:28 PM EST
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r0/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.express.doc/info/exp/ae/cque_path.html