WebSphere Application Server - Express をアンインストールし、コア・プロダクト・ファイルを除去します。
始める前に
試用版を完全な製品版に、アップグレードした後に、アンインストールで問題が生じた場合は、カスタマイズ・インストール・パッケージ (CIP) からインストールされた製品ディスク・イメージを使用して、試用版をアップグレードした可能性があります。 試用版の CIP をアップグレードするには、完全な製品版 CIP を使用する必要があります。そうでない場合は、試用版の CIP をアンインストールすることができません。
そのような場合は、手動でのアンインストール手順を使用します。
詳しくは、手動アンインストール
を参照してください。
uninstall コマンド
は、インストール時に作成されるアンインストーラー・プログラムを
呼び出します。アンインストーラー・プログラムは、
インストール済みのフィーチャーを除去するための特定のディスク・ロケーションおよびルーチンで、
製品インストールごとにカスタマイズされています。
アンインストーラー・プログラムは、レジストリー・エントリーを除去し、
製品をアンインストールし、関連フィーチャーをすべて除去します。アンインストーラー・プログラムは、
インストール・ルート・ディレクトリー内のログ・ファイルを除去しません。
このタスクについて
この手順により、WebSphere Application
Server - Express 製品が
アンインストールされます。
以下のトピックを参照して、製品ディスク上の他のコンポーネントをアンインストールします。
アンインストールに
必要な時間は、ご使用のマシンの処理速度によって異なります。
大まかなガイドラインとしては、uninstall コマンドを使用する場合、コア・プロダクト・ファイルおよび 1 つのアプリケーション・サーバー・プロファイルのアンインストールには約 10 分かかります。
プロシージャー
この製品をインストールしたときと同じユーザー ID を使用して、ログオンします。
WebSphere Application Server のインストール・ルートで、ls
-al コマンドを発行して、
この製品のインストールで使用されたユーザー ID を検索します。
管理者グループに属するユーザーとして、またはこの製品をインストールしたユーザーとして、ログオンします。
- WebSphere Application Server の Web サーバー・プラグインのアンインストーラー・プログラムを実行します。
アプリケーション・サーバーと一緒に
稼働するよう、Web サーバーが構成されている場合は、
プラグインをアンインストールして、Web サーバーから
構成を除去します。
WebSphere Application Server 用の Web サーバー・プラグインのアンインストール
を参照してください。
- stopServer コマンドを使用して、稼働しているアプリケーション・サーバーをそれぞれ停止します。
マシン上のすべてのプロファイルのサーバー・プロセスをすべて停止します。
例えば、
profile_root/bin
ディレクトリーから次のコマンドを実行して、アプリケーション・サーバー
・プロファイルの server1 プロセスを停止します。
./stopServer.sh server1
サーバーが稼働中で、セキュリティーが
使用可能な場合は、以下のコマンドを使用します。
./stopServer.sh server1 -user user_ID -password password
- オプション: 必要に応じて、構成ファイルおよびログ・ファイルを
バックアップし、後でそれらのファイルを参照します。
例えば、既存の WebSphere Application Server プロファ
イルの構成アーカイブ・ファイルを作成するには、
AdminTask コマンド・スクリプト・インターフェースを使用します。
アンインストーラー・プログラムは、各プロファイルの構成データおよびアプリケーションのすべてを含む、
すべてのプロファイルを除去します。
アンインストール手順を開始する前に、必要に応じて、各プロファイルの config フォルダー、
installableApps フォルダー、および installedApps フォルダーをバックアップしてください。
構成ファイルの管理の説明については、コマンド行ツールの使用
を参照してください。
別のロケーションに保管されていないすべてのアプリケーションをバックアップします。
必要に応じて、プロファイルごとに config フォルダーと logs フォルダーをバックアップし、
後でそれらのフォルダーを参照します。
プロファイルは再利用できないため、プロファイル全体をバックアップする必要はありません。
- uninstall コマンドを実行します。
アンインストーラー・ウィザードが開始し、「ようこそ」パネルが表示されます。
また、サイレント・パラメーターでアンインストール・コマンドを発行して、ウィザードをグラフィカル・ユーザー・インターフェースなしで使用することもできます。
- ウィザードを使用している場合は、「次へ」をクリックして
製品のアンインストールを開始します。
アンインストーラー・ウィザードは、
アンインストールするコンポーネントの要約をリストした確認パネルを表示します。
- 「次へ」をクリックして、製品のアンインストールを続けます。
ウィザードを使用すると、
アンインストーラーがコア・プロダクト・ファイルを削除する前に、すべてのプロファイルを削除するかどうかをパネルから選択できます。
デフォルトでは、プロファイルはすべて削除されますが、
このオプションを使うと、パネル上で選択解除することができます。
プロファイルのアンインストール後に、アンインストーラー・プログラムは
コンポーネント順序でコア・プロダクト・ファイルを削除します。
- ウィザードによる製品の除去後に、「終了」をクリックしてウィザードを終了します。
- ログ・ファイルを検討します。
app_server_root/logs/uninstlog.txt ファイルを検討します。
app_server_root/logs/uninstall/log.txt ファイルを検討します。
ログ・ファイルには、ファイル・システムまたはその他の異常エラーが記録されます。このログで、成功を示す INSTCONFSUCCESS を探します。
Uninstall, com.ibm.ws.install.ni.ismp.actions.
ISMPLogSuccessMessageAction, msg1,
INSTCONFSUCCESS
- manageprofiles コマンドで、使用されなくなったアプリケーション・サーバー・プロファイルを削除します。
無効なプロファイルのリストがアンインストール・ウィザードに表示され、ログ・ファイルに記録されます。
- 製品ファイルが残る場合は、再インストールする前に手動でアンインストールします。
アンインストーラー・プログラムでは、app_server_root/logs/uninstlog.txt
ファイルなどの一部のログ・ファイルが残ります。
同じインストール・ルート・ディレクトリーに再インストールできるように、
製品を手動でアンインストールして、製品のすべての成果物を除去します。
再インストールする計画がない場合は、手動でアンインストールする必要はありません。
詳しくは、手動アンインストール
を参照してください。
結果
この手順によって、WebSphere Application
Server - Express 製品がアンインストールされます。
次の作業
手動のアンインストール手順で製品をアンインストールし、システムをクリーンにした後で、
製品を再インストールすることができます。
製品のインストールおよび機能 e-business 環境の作成の概要については、タスクの概説: インストール
を参照してください