このページを使用して、 単一ホスト・マシンを複数のホスト・マシンのように見せる構成の作成と管理を行います。 このような構成を、仮想ホスト と呼びます。
この管理コンソール・ページを表示するには、「環境」>「仮想ホスト」をクリックします。
個々の仮想ホストは論理名 (このパネルで定義します) を持ち、 1 つ以上のドメイン・ネーム・システム (DNS) エイリアスのリストで識別されます。 DNS エイリアスは、TCP/IP のホスト名およびポート番号で、 サーブレットを要求する際に使用されます (例: yourHostName:80)。 (ポート 80 はデフォルトです。)
既存の仮想ホストをクリックするか、新規仮想ホストを追加して、 1 つ以上のエイリアス・アソシエーションを定義してください。
サーブレット要求が行われると、正しい仮想ホストを見つけてサーブレットを実行するために、 ブラウザーに入力されたサーバー名とポート番号が、既知のエイリアスの全リストと比較されます。 一致するものがないと、ブラウザーにエラーが戻されます。
アプリケーション・サーバー・プロファイルは、いくつかの一般的なエイリアス (インターネット・プロトコル (IP) アドレス、 DNS 短縮ホスト名、DNS 完全修飾ホスト名など) を持つデフォルトの仮想ホストを用意しています。エイリアスは、サーブレットなどのリソースにアクセスするためのパスの最初の部分です。
例えば、要求 http://localhost:80/myServlet では、localhost:80 がエイリアスです。
仮想ホストは特定のプロファイルまたはノード (マシン) と関連付けられているわけではなく、 特定のサーバーと関連付けられています。それは「ライブ・オブジェクト」ではなく、構成の一種です。 したがって、仮想ホストを作成することはできますが、 始動したり停止したりすることはできません。
用意されている default_host で十分なので、多くのユーザーにとっては仮想ホストを作成する必要はありません。
ローカル・ホスト・マシンのホスト名と IP アドレスをエイリアス・テーブルに追加すると、 リモート・ユーザーが管理コンソールにアクセスできるようになります。
ある仮想ホストに関連付けられたリソースと、他の仮想ホストに関連付けられたリソースとは、 それらの仮想ホストが物理的に同じマシンを共用している場合でも、データを共用することはできません。
Web アプリケーションを特定のホスト名に構成する際に使用する論理名を指定します。デフォルトの仮想ホストは、ほとんどの簡易構成に適しています。
仮想ホストを使用すると、同一の物理マシン上で複数のリソース・セットを分離し、 それぞれを独立して管理することができます。 HTTP トランスポート・チャネルまたは HTTP トランスポートに関連付けられた各ポートに仮想ホスト・エイリアスが必要であるかどうかを判別します。 HTTP トランスポート・チャネルまたは HTTP トランスポートが使用するポートごとに、 そのポートに対応する仮想ホスト・エイリアスが存在している必要があります。 それぞれの Web コンテナーに関連付けられた 1 つの HTTP トランスポート・チャネルまたは HTTP トランスポートが あり、各アプリケーション・サーバーに 1 つの Web コンテナーがあります。
仮想ホストを作成する際は、90 個の MIME エントリーからなるデフォルト・セットが仮想ホストに作成されます。