WebSphere Application Server, Version 6.0.x   
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新規の作業域の開始

始める前に

トピック作業域サービスへのアクセスで説明されているように UserWorkArea インターフェースがクライアントから参照できること、 または、ユーザー定義の作業域区画へのアクセス で定義されているユーザー定義区画がクライアントから参照できることを確認します。次のステップでは、UserWorkArea 区画を図のように使用します。 ただし、ユーザー定義区画もまったく同様に使用できます。

このタスクについて

begin メソッドを使用して新規作業域を作成し、これを呼び出し元のスレッドに関連付けます。 作業域の有効範囲は、作業域が開始され、複数のスレッドからはアクセスできないスレッドです。begin メソッドは引数として 1 つのストリングを取ります。 このストリングは、作業域に名前を付けるために使用されます。 引数はヌルであってはなりません。 ヌルの場合は、java.lang.NullPointer 例外が発生します。次のコード例では、アプリケーションは SimpleSampleServlet という名前で新規の作業域を開始しています。

public class SimpleSampleServlet {
...
   try {
      ...
      userWorkArea = (UserWorkArea)jndi.lookup(
         "java:comp/websphere/UserWorkArea");
   }
   ...

   userWorkArea.begin("SimpleSampleServlet");
   ...
}

begin メソッドはまた、ネストされた作業域の作成にも使用されます。 begin メソッドが呼び出されたときに作業域がスレッドと関連付けられている場合、 begin メソッドは既存の作業域内に新規のネストされた作業域を作成します。

作業域サービスは、作業域に関連付けられた名前は使用しないため、 任意の方法で、作業域に名前を付けることができます。 名前は固有である必要はありませんが、その名前がアプリケーション内で区別しやすく、 わかりやすいものだと、デバッグの際により便利です。 アプリケーションは getName メソッドを使用して、begin メソッドによって 作業域に関連付けられた名前を戻すことができます。

次の作業

作業域について詳しくは、API 文書の『com.ibm.websphere.workarea パッケージ』を参照してください。生成済み API 文書は、インフォメーション・センターの目次で、 「参照」 > 「Developer」 > 「API documentation」 > 「Application programming interfaces」の順にたどって入手できます。

作業域の使用




関連概念
ネストされた作業域
関連タスク
作業域の完了
アクティブな作業域の名前の取得
タスク・トピック    

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最終更新: Jan 22, 2008 12:07:38 AM EST
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r0/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.base.doc/info/aes/workarea/tasks/twa_beginning.html