このシナリオの目的は、 複数の認証プロトコル (セキュリティー認証サービス (SAS) および Common Secure Interoperability バー ジョン 2 (CSIv2)) の使用中に、安全なインターオペラビリティーがいかに異なるリリース間で 同時に存在することができるかを示すことです。
WebSphere Application Server バージョン 5.x 以降が WebSphere Application Server バージョン 4 と通信する場合、バージョン 5.x 以降のサーバーは、SAS または SAS と CSIv2 のどちらかをプロトコルの選択肢としてサポートしなければなりません。 SAS と CSIv2 を選ぶことによって、バージョン 5.x 以降のサーバーは、CSI をサポートしている他のバージョン 5.x 以降のサーバーと通信することもできます。 セキュリティー・ドメイン内の唯一のサーバーがバージョン 5.x 以降である場合は、CSI をプロトコルとして選択することをお勧めします。これにより、SAS インターセプターがロードされるのを防ぐことができます。 しかし、いずれかのサーバーが、以前のリリースの WebSphere Application Server と通信する必要が生じる可能性がある場合は、プロトコル選択肢で SAS と CSIv2 を選択してください。
WebSphere Application Server の 以前のリリースはすべて、SAS 認証プロトコルのみをサポートしています。 サーバー (S2) 上で管理セキュリティーを使用可能にすることを除いて、 特別な構成ステップは必要ありません。