WebSphere Application Server, Version 6.0.x   
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UserCalendar インターフェース

ユーザー・カレンダーは、日付関連の値を計算する必要がある場合に、タスクによって呼び出される ユーザー定義の Stateless Session Bean です。

ユーザー・カレンダー Bean は、以下のホーム・インターフェースとリモート・インターフェースを 使用します。どちらも、Application Server Toolkit (AST) または Rational Application Developer など のアセンブリー・ツールを使用して デプロイメント記述子に定義されているインターフェースです。
com.ibm.websphere.scheduler.UserCalendarHome
com.ibm.websphere.scheduler.UserCalendar

この Bean 自体は、このリモート・インターフェースで定義されている applyDelta() メソッド、validate() メソッド、および getCalendarNames() メソッドをインプリメントする必要があります。 詳しくは、API 文書の『インターフェース UserCalendar』を参照してください。

ユーザー・カレンダーは、 タスクの実行間隔など、時間間隔を計算する場合に使用されます。ユーザー・カレンダーは、java.util.Date オブジェクトを取得し、 インターバル・ストリングを適用し、その結果である java.util.Date を戻します。

TaskInfo インターフェースに 対して setUserCalendar() メソッドを呼び出すと、ユーザー・カレンダーが設定され、差分計算が必要になったときに、 スケジューラーのランタイム・コードにより、ユーザー・カレンダーが呼び出されます。

TaskInfo インターフェースの以下の メソッドは、ユーザー・カレンダーを計算に使用する差分ストリングを指定します。
  • setStartTimeInterval
  • setStartByInterval
  • setRepeatInterval
デフォルト・ユーザー・カレンダー
TaskInfo.setUserCalendar() メソッドを使用して ユーザー・カレンダーが指定されていない場合は、デフォルトのユーザー・カレンダーが使用されます。 デフォルト・カレンダーによって、秒、分、時間、日、および月などの単純な差分指定が可能です。 デフォルトのカレンダーについて詳しくは、API 文書を参照してください。デフォルトのユーザー・カレンダーはまた、 絶対時間対時間差分を計算するための、CRON 構文に似た構文を提供します。
カレンダー ID
単一のユーザー・カレンダーは、複数カレンダーのロジックを 含むことができます。 どのカレンダーを使用するかは、カレンダー指定子のストリングによって決定されます。例えば、 間隔 day を認識するためのカレンダー Bean がインプリメントされているとします。ただし、 カレンダー ID は、standard (標準の日付) と business (営業日) の 2 つのカレンダー・インプリメンテーションも認識します。
国際化対応および時間帯
スケジューラーは、日付の保管および処理に java.util.Date クラスを 使用します。 このクラスは、内部的には、新世紀の始まり (グリニッジ標準時) からの経過時間をミリ秒で保管します。日付は、ストリングに変換されるまではローカル時に変換されないので、スケジューラーは日付が作成された時間帯をそのまま使用します。
ユーザー・カレンダーの書き込み
ユーザー・カレンダーは Stateless Session Bean であるため、他の Session Bean が使用可能な Java 2 Platform Enterprise Edition (J2EE) プログラミング・モデルと同一のものを、ユーザー・カレンダーも使用できます。



関連タスク
タスクの開発とスケジューリング
関連資料
TaskInfo インターフェース
API 資料
参照トピック    

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最終更新: Jan 22, 2008 12:07:38 AM EST
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r0/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.base.doc/info/aes/scheduler/ref/rsch_usercalendar.html