WebSphere Application Server, Version 6.0.x   
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コンテナー管理パーシスタンスの部分列更新

以前、コンテナー管理パーシスタンス (CMP) Bean メソッド ejbStore の WebSphere Application Server の インプリメンテーションは、パーシスタント属性フィールドのサブセットのみが変更された場合でも、 常に CMP Bean のすべてのパーシスタント属性をデータベースに保管していました。 この不必要な性能低下は、このリリースの製品では除去されています。

Enterprise JavaBeans (EJB) 2.x CMP エンティティー Bean の場合、 部分更新 機能を使用して、データベースに対する CMP Bean のパーシスタント属性を更新する方法を指定することができます。 この機能は、 Bean 用に構成されたアクセス・インテント・ポリシーで、PartialOperation と呼ばれる Bean レベルの パーシスタンス・オプションとして提供されています。PartialOperation には、可能な値が 2 つあります。
NONE
部分更新はオフにされています。 CMP Bean のすべてのパーシスタント属性はデータベースに保管されます。 これはデフォルト値です。
UPDATE_ONLY
データベースへの更新は、変更されている CMP Bean のパーシスタント属性だけに行うことを指定します。
部分更新の設定方法について詳しくは、コンテナー管理パーシスタント Bean の部分更新の設定 を参照してください。

パフォーマンスへの影響

部分更新を実行すると、いくつかの点でパフォーマンスが向上します。
部分更新により、全般的にパフォーマンスは向上しますが、 パフォーマンスに悪影響を及ぼす可能性もあります。

部分更新の使用に関する考慮事項

ユーザーが達成したいパフォーマンスの向上は、低下が発生する可能性のあるインスタンスに対して評価する 必要があります。次のガイドラインを使用して、判断に役立てることができます。

制約事項

デフォルトでは、部分更新が使用可能になっているすべての CMP Bean に対して、更新照会 のバッチ更新は 使用不可になっています。つまり、部分更新は、バッチ更新よりも優先されます。 削除および挿入照会のバッチ更新は、影響を受けません。

バッチ更新および部分更新パーシスタンス・オプションが同じ Bean で使用される場合、 各部分照会が異なるため、バッチ更新のパフォーマンスは影響を受けます。 JVM プロパティー -Dcom.ibm.ws.pm.grouppartialupdate=true を使用して、 類似した部分更新照会をバッチ更新にグループ化することができます。部分更新のグループ化は、 1 つのトランザクションに同型の部分照会がいくつかある場合にのみ役立ちます。 そうでない場合は、部分更新のグループ化はパフォーマンスに悪影響を及ぼします。 この設定は Bean レベルを基本としていないため、 オンにする場合は注意する必要があります。これは、部分更新とバッチ更新の両方がオンになっている Bean に影響を及ぼすため、 部分照会のバッチ更新が、両方の更新がオンになっているすべての Bean 間で表示される場合に、 パフォーマンスが実際に向上することを確認する必要があります。

そのため、アプリケーションに対して、 バッチ更新または部分更新のみ、あるいはその両方 (grouppartialupdate フラグを true に設定) のうち、 最高のパフォーマンスをもたらす状態を判断する必要があります。

JVM プロパティーを設定するには、次のようにします。
1. server.xml ファイルを開きます。
2. -Dcom.ibm.ws.pm.grouppartialupdate=true の値を
                       -Dcom.ibm.ws.pm.grouppartialupdate=false に変更します。



関連タスク
コンテナー管理パーシスタント Bean の部分更新の設定
アクセス・インテント・ポリシーの使用
概念トピック    

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最終更新: Jan 22, 2008 12:07:38 AM EST
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r0/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.base.doc/info/aes/ae/cejb_partupd.html