PropFilePasswordEncoder コマンドは、
プレーン・テキスト・プロパティー・ファイルにあるパスワードをエンコードします。
このコマンドは Secure Authentication Server (SAS) プロパティー・フ
ァイルと非 SAS プロパティー・ファイルの両方をエンコードします。
パスワードのエンコード後は、デコード・コマンドは存在しません。
パスワードをエンコードするには、このコマンドを以下のディレクトリーから実行する必要があります。
構文
コマンド構文は次のようになります。
PropFilePasswordEncoder "file_name" { passwordPropertiesList
| -SAS } [ -profileName profile ] [ -help | -? ]
パラメーター
PropFilePasswordEncoder コマンドで使用可能なオプションは、
次のとおりです。
- ファイル名
- この必須パラメーターは、パスワードをエンコードするファイルの名前を指定します。
- passwordPropertiesList
- パスワードを sas.client.props
ファイルでなくプロパティー・ファイルでエンコードする場合、このパラメーターが必須です。
エンコードするパスワード・プロパティーを 1 つ以上指定します。
- -SAS
- パスワードを sas.client.props ファイルでエンコードする場合、このパラメーターは必須です。
- -profileName
- このパラメーターはオプションです。プロファイルの値は、アプリケーション・サーバーのプロファイル名を指定します。
スクリプトは、指定したプロファイルから取得したパスワード・エンコード・アルゴリズムを使用します。
このパラメーターを指定しない場合、スクリプトはデフォルト・プロファイルを使用します。
- -help または -?
- このパラメーターを指定すると、スクリプトは他のすべてのパラメーターを無視し、使用法を示したテキストを表示します。
例
以下は、正しい構文の使用例です。
PropFilePasswordEncoder "file_name"
PropFilePasswordEncoder "file_name" password_properties_list
PropFilePasswordEncoder "file_name" -SAS