アーカイブ・ファイルの検査とは、ファイルのコードを検証することです。
始める前に
このトピックでは、ユーザーが
アセンブリー・ツール (Application Server Toolkit (AST)、
Rational Application Developer (RAD)
、Rational Web Developer など) を使用して、アーカイブ・ファイルをモジュールにアセンブルしていることを前提とします。
このため、このトピックでは、ユーザーが以下のことをすでに行っていることを前提としています。
- アセンブリー・ツールの開始。
- Java 2 Platform, Enterprise Edition (J2EE) モジュールでの作業のためのアセンブリー・ツールの構成。
- 既存のモジュールのアセンブリー・ツールへのマイグレーションまたは
新規モジュールの作成。
このタスクについて
アセンブリー・ツールは、コード検証を手動で要求する場合、
リソース変更中 (自動的)、およびビルド中 (自動的) にコードを検証します。
コードの検証の一環として、以下のことが検査されます。
- 必須のデプロイメント・プロパティーには、値が含まれている。
- 環境エントリーに指定された値は、それに関連した Java 型と一致している。
- エンタープライズ・アーカイブ (EAR) および Web アーカイブ (WAR)
の両ファイルで、以下のようになっている。
- リンクのターゲット・エンタープライズ Bean がエンタープライズ Bean
(EJB) を参照するために存在している。
- ターゲット役割がセキュリティー役割を参照するために存在している。
- セキュリティー役割が固有である。
- デプロイメント記述子にリストされている各モジュールは、
EAR ファイルのアーカイブに存在していなければならない。
- デプロイメント記述子にリストされたアイコン、サーブレット、エラー、
および「ようこそ」ページのファイルに対応するファイルが、WAR ファイルのアーカイブ内にある。
- EJB モジュールの場合は、以下のとおり。
- デプロイメント記述子で参照されるすべてのクラス・ファイルは、
JAR ファイル内に存在している。
- エンタープライズ Bean のホーム、リモート、およびインプリメンテーションの各クラスのメソッド・シグニチャーは、
EJB 2.0 または 2.1 仕様に準拠している。
プロシージャー
- オプション: リソース変更中またはビルド中に自動コード検証を行うかどうかを指定します。 デフォルトでは、
自動コード検証を行うように指定されています。
- Project Explorer ビューで、プロジェクトを右マウス・ボタンでクリックします。
- 「プロパティー」>「Validation」をクリックします。
- ビルドおよび自動検証用に「Run validation」オプションが選択されていることを
確認します。 「Override validation preferences」を選択して自動コード検証を使用不可にします。
- 「Validation」の設定を変更した場合、「適用」または「OK」をクリックします。
- オプション: プロジェクトの検証オプションを指定します。
デフォルトでは、
コード検証中にプロジェクトのすべてのバリデーターを検査するように指定されています。エンタープライズ・アプリケーション・プロジェクトでは、
バリデーターは DTD、EAR、Web サービス、XML、XML スキーマ、または XSL ファイル用になります。
- Project Explorer ビューで、検証するコードを含んでいるプロジェクトを右マウス・ボタンでクリックします。
- 「プロパティー」>「Validation」をクリックします。
- 「Override validation preferences」を選択します。
- コード検証中に検査するバリデーターを選択します。
- 「Validation」の設定を変更した場合、「適用」または「OK」をクリックします。
- 検証するコードを含んでいるプロジェクトを右マウス・ボタンでクリックして、
「Run Validation」をクリックして手動でコードを検証します。
結果
コード検証の結果は「タスク」ビューに表示されます。結果の情報については、
「タスク」ビューでエントリーを選択して、F1 を押し、「Tasks view」をクリックします。
次の作業
ご使用のモジュールが Web サービスを使用している場合は、
Web サービス・デプロイメント用コードの生成を参照してください。それ以外の場合は、
アプリケーション・サーバーに
モジュールをデプロイする準備が整いました。
EJB モジュールについては、EJB デプロイメント・コードの生成と
、ターゲット・サーバーへのモジュールのデプロイを
、1 つのステップで行うことができます。
プロジェクト・エクスプローラー・ビューで、EJB プロジェクトを右クリックして、「デプロイ」をクリックしてください。