WebSphere Application Server, Version 6.0.x   
             オペレーティング・システム: AIX , HP-UX, Linux, Solaris, Windows

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更新コマンドに関する既知の問題および次善策

このトピックでは、Update Installer for WebSphere Software プログラムに関連した既知の問題を説明しています。

アップデート・インストーラー・プログラムは、グラフィカル・インターフェースのタイトル・バーにそのバージョン情報を表示します。 バージョン情報は、 updateinstaller ディレクトリー内の version.txt ファイルに保管されています。

新規バージョンは、すべての新規修正に対応するように適用されます。 version.txt ファイル内の情報は、ウィザードのタイトル・バーに目立つように表示され、 また updatelog.txt ファイル内に記録されます。

暫定修正をインストールする場合は、 常時、Update installer wizardの最新バージョンをダウンロードし、使用します。

アップデート・インストーラーは、リモート・プロセスで ファイル上のロックを自動的に検出することはできません。そのため、すべての AppServers プロセスが、 リモート・プロファイルを含むすべてのプロファイル用に保管されていることを確認する必要があります。




関連タスク
保守パッケージのインストール

バージョン 6.0.x の既知の問題

以下のテーブルでは、既知の問題および問題が解決された場合を説明しています。 詳しくは、テーブルの後に続く次善策のセクションを参照してください。

問題の説明 次善策 解決策のあるバージョン
製品のアンインストールは、更新された製品を正しく削除しません。 製品のアンインストール 現行の問題
SDK の更新の再起動しても、アップデート・インストーラーを再起動しません。

[HP-UX] これは、HP-UX システム上で既知の問題です。

起動に失敗しました。 現行の問題
保守パッケージをインストールする場合は常に、 WebSphere ソフトウェア用アップデート・インストーラーの最新バージョンを使用します。 最新バージョンを使用します 現行の問題
アップデート・インストーラーが更新済み IBM Software Development Kit (SDK) を ロールバックするときに、制御が早くコマンド行に戻ります。 未完の状態で制御が戻ります Limitation
インストールに使用できるディスク・スペースが十分でない場合、 アップデート・インストーラーは、IBM Software Development Kit (SDK) をコピーした後、 再起動に失敗します。 不十分なディスク・スペースによる再起動の失敗 Limitation
リフレッシュ・パック 2 をインストールした後、 ルート以外のプロファイルを開始するとエラーが発生します。 プロファイルのサービスはファイル所有者を変更できます Limitation
製品 SDK に更新する SDK の、クローン作成における問題 SDK が正しくコピーを実行しません V6.0.2
プロファイルの更新スクリプトおよび元に戻すスクリプトは、 オペレーティング・システムの制限により、SBCS、および発音解を持たない文字に制限されています。 プロファイル・ファイル・パス内のアクセント付き文字が問題を起こします Limitation
リフレッシュ・パック 2 にロールバックした後で、 バージョン 6.0.2 レベルのプロファイルが存在する可能性があります。 ロールバック後に、プロファイルがバージョン 6.0.2 レベルのまま残ります Limitation
InstallShield for Multiplatforms (ISMP) は、Windows 2003 64 ビット AMD プラットフォームを Windows XP 64 ビット AMD プラットフォームとして検出します。 ISMP が Windows 2003 64 ビット AMD を誤って検出します V6.0.2
前のバージョンのアップデート・インストーラーが原因で、 アップデート・インストーラーのバージョン 6.0.2.x が適切に機能できない可能性があります。 前のアップデート・インストーラーを削除します 現行の問題

バージョン 6.0.x の問題の次善策

以下のセクションでは、現行の問題の次善策を説明しています。

製品のアンインストール

問題: バージョン 6.0.x.x の製品アンインストーラーは、更新パックまたは修正パッケージのインストール後に存在するすべてのファイルおよびディレクトリーを削除することはできません。

説明: アップデート・インストーラー・プログラムを使用して更新パックまたは修正パッケージを適用し、その後でバージョン 6.0.0.0 製品アンインストーラー・プログラムを使用して製品全体をアンインストールする場合、多くのファイルがシステム上に残ります。

原因: 製品アンインストーラー・プログラムは後のリリースで修正されます。

カスタマー・アクション: 2 つの次善策が存在します。 以下の次善策のどちらかを使用して、問題を避けます。
  • 製品のアンインストールの前に、アップデート・インストーラー・プログラムを使用して、すべての保守パッケージをアンインストールします。
  • 製品のアンインストールの後で、残っているすべてのディレクトリーを削除します。

起動に失敗しました。

問題: アップデート・インストーラー・プログラムが、 app_server_root/updateinstaller/java/jre ディレクトリー内の SDK のクローン・コピーを使用する 2 番目の ISMP プロセスを起動できません。

説明: リフレッシュ・パック、修正パッケージ、または暫定修正が IBM SDK、 Java テクノロジー・エディション (SDK) を更新するとき、アップデート・インストーラー・プログラムは、 ISMP プロセスを始動して製品内に SDK のクローンを作成し、app_server_root/updateinstaller/java/jre ディレクトリーにその SDK をコピーします。
app_server_root
   /updateinstaller
      /java
         /jre

SDK をコピーした後で、アップデート・インストーラー・プログラムは最初の ISMP プロセスを停止し、 app_server_root/updateinstaller/java/jre ディレクトリー内でその SDK を使用する 2 番目のプロセスを起動します。

原因: アップデート・インストーラー・プログラムは、後のリリースで修正されます。

カスタマー・アクション: この問題が発生した場合は、アップデート・インストーラー・プログラムを再度起動します。 SDK のクローン・コピーが存在する場合、アップデート・インストーラー・プログラムは app_server_root/updateinstaller/java/jre ディレクトリー内 でそのコピーを使用します。

クローン作成に失敗した場合、アップデート・インストーラー・ウィザードを開始する前に SDK を コピーします。
  1. app_server_root/java/jre ディレクトリー を app_server_root/updateinstaller/java ディレクトリーにコピーします。
  2. ディレクトリーを app_server_root/updateinstaller ディレクトリーに変更します。
  3. 以下のコマンドを使用してインストールを開始します。
    ./update -is:javahome app_server_root/updateinstaller/java 

最新バージョンを使用します

問題: 旧バージョンのアップデート・インストーラー・プログラムが、 新しい保守パッケージの適切なインストールに失敗することがあります。

説明: インストールが失敗する場合は、欠落した前提条件に関する メッセージが表示されません。特定の前提条件の失敗に関するメッセージの代わりに、 ブランクの「失敗」パネルに以下のメッセージが表示されます。
"Prerequisite checking has failed. Failure messages follow:"

メッセージとは異なり、追加のメッセージが表示されません。

原因: 新規保守パッケージでは、多くの場合、アップデート・インストーラー・プログラム の最新バージョンが必要です。

カスタマー・アクション: 前に述べたエラー・メッセージでインストールが失敗する場合は、 最新のアップデート・インストーラー・プログラムをダウンロードし、保守パッケージを再インストールします。 アップデート・インストーラーのダウンロード・ページを参照して、 最新バージョンをダウンロードします。

未完の状態で制御が戻ります

問題: アップデート・インストーラーが更新済み IBM Software Development Kit (SDK) を ロールバックするときに、未完の状態で制御がコマンド行に戻ります。

WebSphere Application Server バージョン 6.0.0 用のリフレッシュ・パック 2 などの 一部の保守パッケージには、IBM Software Development Kit、 Java テクノロジー・エディション (SDK) のサービスが含まれます。SDK に対するサービスが 含まれる保守パッケージをインストールする場合、WebSphere ソフトウェア用の アップデート・インストーラーは既存製品の SDK をコピーするかクローンを作成します。コピーした SDK を 使用してアップデート・インストーラーを再起動する場合、製品 SDK は更新されます。

保守パッケージのインストール後にディスク・スペースを解放するためにコピーした SDK を削除する場合、 保守パッケージをアンインストールまたはロールバックする場合は、アップデート・インストーラーは SDK を 再度コピーします。

説明: サイレント・モードでコマンド行からアップデート・インストーラー・ウィザードを 開始して、SDK に対するサービスが含まれる保守パッケージをロールバックすることができます。 以下に、そのようなコマンドの例を示します。例のコマンドは、 応答ファイルを使用して、保守パッケージおよびアンインストール・アクションを 識別します。
 ./update -options responsefiles/uninstall.txt -silent 
SDK に対するサービスが含まれる保守パッケージをロールバックする場合、 アップデート・インストーラーは SDK をコピーして、その後で自動的に再起動して 保守パッケージをロールバックします。

アップデート・インストーラーが再起動するときに、アップデート・インストーラーが バックグラウンドで実行中であっても、制御はコマンド行に戻ります。

カスタマー・アクション: Linux および UNIX システムでは、アップデート・インストーラーを 起動する前に SDK を自分でコピーすることによって、この問題に対処できます。 以下の手順を使用します。
  1. app_server_root/java/jre ディレクトリーを app_server_root/updateinstaller/java ディレクトリーにコピーします。
  2. ディレクトリーを app_server_root/updateinstaller ディレクトリーに変更します。
  3. 以下のコマンドを使用してインストールを開始します。
    ./update -options responsefiles/uninstall.txt   ¥
             -silent ¥
             -is:javahome app_server_root/updateinstaller/java

または、アップデート・インストーラーに SDK のクローンを自動的に作成させ、 再起動時に制御が戻るときにコマンド行で別のコマンドを実行する準備が整うという 含意を無視させることができます。アップデート・インストーラーは、保守パッケージの ロールバックを完了するまで実行中のままになります。

app_server_root/logs/update/maintenance_package_name/updatelog.txt ログ・ファイルを参照して、操作が完了するときを判断します。

不十分なディスク・スペースによる再起動の失敗

問題: インストールに使用できるディスク・スペースが十分でない場合、 IBM Software Development Kit (SDK) をコピーした後、不十分なディスク・スペースが原因で 再起動に失敗します。

WebSphere Application Server バージョン 6.0.0 用のリフレッシュ・パック 2 などの 一部の保守パッケージには、IBM Software Development Kit、 Java テクノロジー・エディション (SDK) のサービスが含まれます。SDK に対するサービスが 含まれる保守パッケージをインストールする場合、WebSphere ソフトウェア用の アップデート・インストーラーは既存製品の SDK をコピーします。コピーした SDK を使用して アップデート・インストーラーを再起動すると、製品 SDK が更新されます。

アップデート・インストーラーは SDK をコピーするという更新の最初の部分を実行できますが、 SDK をコピーすることによって、アップデート・インストーラーが再起動して更新を継続できなくなるポイントまで、 使用可能なスペース量が削減される可能性があります。

問題が発生した場合、「Relaunch」をクリックしても、 何も起こりません。アップデート・インストーラーの再起動は行われません。 ]update[ コマンドを使用してアップデート・インストーラーを手動で開始しようとすると、 以下のエラーが発生します。
  Initializing InstallShield Wizard...

  Searching for Java(tm) Virtual Machine...
  A suitable JVM could not be found. 
Please run the program again using the option
    -is:javahome  JAVA_HOME_DIR
  Error writing file =  There may not be enough temporary disk space.
  Try using -is:tempdir to use a temporary directory on a partition with more disk space.

説明: 設計制限により、アップデート・インストーラーは、 SDK をコピーする前に使用可能なディスク・スペースを検査できません。再起動中に、 Java 仮想マシン (JVM) は開始しようとしますが、ディスク・スペースの不足のために 停止しなければなりません。JVM がないと、アップデート・インストーラーは開始できません。

カスタマー・アクション: 各保守パッケージには、WebSphere Application Server 製品の インストール・ルート・ディレクトリーが含まれるファイル・システムおよびシステム一時ディレクトリー のスペース所要量が含まれます。

暫定修正がディスク要件を示さない場合、ファイル・システム内で 100 MB のスペースが 使用可能で、システム一時ディレクトリー内で別の 100 MB のスペースが使用可能であることを 検査します。

例えば、バージョン 6.0.0 のリフレッシュ・パック 2 の README ファイルには、 SDK に対するサービスが含まれ、必要なフリー一時スペースの量が 250 MB で、 ファイル・システムで必要なフリー・スペースは 600 MB であることが示されます。

[Linux] [AIX HP-UX Solaris]

プロファイルのサービスはファイル所有者を変更できます

問題:

既存プロファイルの必要なサービスを持つ保守パッケージは、 ファイル所有権を変更できます。

root ユーザーはアップデート・インストーラー・ウィザードを実行して、 WebSphere Application Server バージョン 6.x 製品用の保守パッケージをインストールします。いくつかの保守パッケージには、 既存プロファイルに対する必要なサービスが含まれています。

root 以外のユーザーは、Linux および UNIX システム上にプロファイルを所有することができます。root ユーザーが 既存の非 root プロファイルを更新する場合、保守パッケージが作成する新規ファイルは、 root 以外のユーザーではなく、root ユーザーによって所有されます。

非 root プロファイル内のアプリケーション・サーバーは、始動するときに、 新規ファイルをロードしようとします。新規ファイルは root ユーザーに属するため、 アプリケーション・サーバーにはエラーが発生し、以下の例に類似したメッセージが 出されます。

ADMR0104E: The system is unable to read document
cells/MyCell/nodes/mynode/ node-metadata.properties: 
java.io.IOException: No such file or directory

説明:

非 root プロファイルに対するサービスが含まれる保守パッケージをインストールすると、 保守パッケージが作成する新規ファイルの所有権が変更されます。 保守をインストールするユーザーは、新規ファイルの所有者になります。 root ユーザーはバージョン 6.x 用の保守をインストールする必要があります。 そのため、保守をインストールした後、root はプロファイル内に新規ファイルを所有します。

例えば、リフレッシュ・パック 2 には、Java Database Connectivity (JDBC) リソース・プロバイダー・テンプレート用の必要なサービスがあります。必要なサービスは、 一部の既存ファイルをバックアップし、そのファイルの新規バージョンを作成します。新規ファイルは、 保守パッケージをインストールするユーザーによって所有されます。root ユーザーがリフレッシュ・パック 2 を インストールする場合、root ユーザーは以下の JDBC 関連ファイルを所有します。
  • profile_root/logs/updateProfileJdbcTemplate.log
  • profile_root/config/templates/system/ jdbc-resource-provider-only-templates.xml
  • profile_root/config/templates/system/ jdbc-resource-provider-templates.xml

カスタマー・アクション:

問題を修正するには、プロファイル・ディレクトリー全体の所有権を root 以外の ユーザー (以下の例では wsdemo) に再度割り当てます。以下の例の profile_root 変数は、 root 以外のユーザーが所有するプロファイル・ディレクトリーです。

root ユーザーは以下のコマンドを使用して、wsdemo ユーザーをプロファイル・ディレクトリーの 所有者にすることができます。

chown -R wsdemo profile_root

WebSphere Application Server 用リフレッシュ・パック 2 で更新される JDBC リソース・プロバイダー・テンプレート について詳しくは、「UPDI: Refresh Pack 2 for WebSphere Application Server includes required service for the JDBC resource provider templates in existing profiles」技術情報を参照してください。

wasprofile コマンドの説明には、 非 root プロファイルの作成のシナリオが含まれます。詳しくは、wasprofile コマンド を 参照してください。

SDK が正しくコピーを実行しません

問題:

前のバージョンのアップデート・インストーラー・ウィザードでの問題点が、 バージョン 6.0.2 では修正されています。これは、製品 SDK に対するサービスがある場合に、 SDK のクローンが作成されないというエラーです。

"Failure: The JDK copy has failed"

エラーにより、ログ・ファイルおよびトレース・ファイルのエントリー内に 以下のエントリーができます。

updatelog.txt ファイル内のエントリー

/usr/IBM/WebSphere/AppServer/updateinstaller/././java/jre Target:      
/usr/IBM/WebSphere/AppServer/updateinstaller/java:, percent complete:  
0% (Jun 7, 2005 1:17:31 PM), Install,                                  
com.ibm.ws.install.ni.ismp.actions.ISMPCopyDirectoryAction, err, null  
(Jun 7, 2005 1:17:31 PM), Install,                                     
com.ibm.ws.install.ni.ismp.actions.ISMPCopyDirectoryAction, err, null  
(Jun 7, 2005 1:17:31 PM), Install,                                     
com.ibm.ws.install.ni.ismp.actions.ISMPCopyDirectoryAction, err,       
java.io.IOException

upatetrace.txt ファイル内のエントリー

<message>java.io.IOException                                          
 at
com.ibm.ws.install.ni.framework.io.DiskFileSystem.setPermissions(DiskFil
 eSystem.java:188)                                                      
 at
com.ibm.ws.install.ni.framework.io.FileSystemEntry.setPermissions(FileSy
  stemEntry.java:167)                                                   
 at
com.ibm.ws.install.ni.ismp.actions.ISMPCopyDirectoryAction.copySourceToT
 arget(ISMPCopyDirectoryAction.java:143)                                
 at
com.ibm.ws.install.ni.ismp.actions.ISMPCopyDirectoryAction.execute(ISMPC
 opyDirectoryAction.java:66)                                            
 at
com.installshield.wizard.RunnableWizardBeanContext.run(RunnableWizardBea
nContext.java:21)                                                       
</message>

カスタマー・アクション:

製品 SDK に対するサービスが保守パッケージに含まれている場合、アップデート・インストーラーを開始する 前に、SDK を手動でコピーします。または、アップデート・インストーラーのバージョン 6.0.2 レベルを 使用して、保守パッケージをインストールします。

製品 SDK を app_server_root/updateinstaller/java/jre ディレクトリーにコピーします。

  1. app_server_root/java/jre ディレクトリー を app_server_root/updateinstaller/java ディレクトリーにコピーします。
  2. ディレクトリーを app_server_root/updateinstaller ディレクトリーに変更します。
  3. 以下のコマンドを使用してインストールを開始します。
    ./update -is:javahome app_server_root/updateinstaller/java 

プロファイル・ファイル・パス内のアクセント付き文字が問題を起こします

問題:

プロファイル・パスまたはプロファイル名にアクセント付き文字が含まれる場合、 既存プロファイルに対してサービス更新を実行するシェル・スクリプトが失敗します。

失敗の症状には、updatelog.txt ファイル内の部分的な成功メッセージが含まれます。

例えば、updateProfileJdbcTemplates.ant スクリプトは、 WebSphere Application Server 製品上で、リフレッシュ・パック 2 のインストール中に 実行します。

一般的には、以下のメッセージが updateconfig.log ファイルに存在する場合、 wsadmin コマンドを使用して JACL スクリプトを実行し、 影響を受けている可能性があるすべてのプロファイルの手動更新を実行します。

<message>
Result of executing
C:¥WAS60GM¥properties¥version¥update¥config¥install¥
updateProfileJdbcTemplates.ant was: false
</message>

スクリプトを実行しても、既に更新済みのプロファイルに損害を与えることはありません。

説明:

一部のオペレーティング・システムのシェル・スクリプトは、発音解を持つ 1 バイト文字を 含めることができません。

プロファイルまたはプロファイル名へのファイル・パスに、 o ウムラウト (o の上に発音符)、c セディーユ (c の下に発音符) などの発音解を持つ 1 バイト文字、 あるいは他の発音解を持つ文字が含まれる場合、スクリプトは正常に実行されない可能性が あります。

カスタマー・アクション:

コンテンツをコマンド行にコピーし、 wsadmin コマンドを直接実行することによって、失敗する ANT スクリプトを実行します。

それぞれの失敗する ANT スクリプトのドキュメンテーションを参照して、 wsadmin コマンドを使用して、基礎になる JACL スクリプトを実行する方法を決定します。 例えば、updateProfileJdbcTemplates.jacl スクリプトの実行について詳しくは、「UPDI: Refresh Pack 2 for WebSphere Application Server includes required service for the JDBC resource provider templates in existing profiles」技術情報を参照してください。

ロールバック後に、プロファイルがバージョン 6.0.2 レベルのまま残ります

問題:

リフレッシュ・パック 2 にロールバックした後で、 バージョン 6.0.2 レベルのプロファイルが存在する可能性があります。

WebSphere Application Server 製品用リフレッシュ・パック 2 をインストールし、 新規プロファイルを作成する場合、結果のプロファイルはバージョン 6.0.2 レベルです。 update -W update.type="uninstall" コマンドを使用してリフレッシュ・パック 2 をロールバックする場合、 製品の修正レベルはバージョン 6.0.0 かバージョン 6.0.1 のいずれかですが、 バージョン 6.0.2 プロファイルは依然としてバージョン 6.0.2 レベルで存在します。

製品の修正レベルが低いレベルである場合、バージョン 6.0.2 プロファイルが開始しない、 または開始するとエラーが発生する可能性があります。

説明:

V6.0.2 はプロファイルのマルチホーム・サポートを使用します。その結果、* (アスタリスク) が、 DCS_UNICAST_ADDRESS エンドポイント内のホスト名フィールドの値となります。 バージョン 6.0.0 およびバージョン 6.0.1 は、ホスト名フィールドにストリング値を使用します。

V6.0.2 プロファイルは、バージョン 6.0.0 または バージョン 6.0.1 製品が解釈できないホスト名の値を持ちます。バージョン 6.0.2 プロファイルが開始するとき、 結果はエラーです。そのため、新しいバージョン 6.0.2 プロファイルは バージョン 6.0.0 レベルまたはバージョン 6.0.1 レベル製品でサポートされません。

カスタマー・アクション:

バージョン 6.0.2 レベルのプロファイルを削除し、現在の製品レベルで 再作成します。

ISMP が Windows 2003 64 ビット AMD を誤って検出します

問題:

WebSphere Application Server 製品用リフレッシュ・パック 2 をインストールする場合、 InstallShield for Multiplatforms (ISMP) アップデート・インストーラー・ウィザードは、 Windows 2003 64 ビット AMD プラットフォームを Windows XP 64 ビット AMD プラットフォームとして検出します。

Windows 2003 64 ビット AMD プラットフォーム上に WebSphere Application Server バージョン 6.0.1.1 をインストールするインストール・ウィザードは、インストールの結果を log.txt ファイルに記録します。

64 ビット AMD Windows 2003 プラットフォーム上にリフレッシュ・パック 2 (バージョン 6.0.2) を インストールする場合、アップデート・インストーラーは、保守パッケージのインストールの結果を updatelog.txt ファイルに記録します。

どちらのログ・ファイルも、Windows 2003 システムを Windows XP システムとして誤って識別するエントリーを持ちます。

以下の例に、updatelog.txt ファイル内にある可能性があるエントリーを示します。
(date) UpdateInstaller, 
com.ibm.ws.install.ni.ismp.actions.ISMPLogFileAction,
msg1, Java Install Path: 
C:¥ND¥IBM¥WebSphere¥AppServer¥updateinstaller¥java

(date) UpdateInstaller, 
com.ibm.ws.install.ni.ismp.actions.ISMPLogFileAction,
msg1, OS Name: Windows XP

(date) UpdateInstaller, 
com.ibm.ws.install.ni.ismp.actions.ISMPLogFileAction,
msg1, OS Architecture: amd64

(date) UpdateInstaller, 
com.ibm.ws.install.ni.ismp.actions.ISMPLogFileAction,
msg1, OS Version: 5.2 build 3790 Service Pack 1

(date) UpdateInstaller, 
com.ibm.ws.install.ni.ismp.actions.ISMPLogFileAction,
msg1, Current User ID: amd41

(date) UpdateInstaller, 
com.ibm.ws.install.ni.ismp.actions.ISMPLogFileAction,
msg1, Current User Home: C:¥Documents and Settings¥Administrator

(date) UpdateInstaller, 
com.ibm.ws.install.ni.ismp.actions.ISMPLogFileAction,
msg1, Current Working Directory: C:¥ND¥IBM¥WebSphere¥AppServer

説明:

WebSphere ソフトウェア用アップデート・インストーラーは、バージョン 6.0.1.1 製品に含まれる IBM Software Development Kit (SDK)、Java テクノロジー・エディションを使用します。 SDK により、間違ったプラットフォーム識別が起こります。

カスタマー・アクション:

リフレッシュ・パック 2 (バージョン 6.0.2) のインストール時に、 アップデート・インストーラーは SDK を更新します。更新済み SDK は、Windows 2003 オペレーティング・システム・ プラットフォームを正しく識別することができます。さらにアップデート・インストーラー・プログラムを使用すると (例えば、 バージョン 6.0.2 の暫定修正または修正パッケージのインストール)、Windows 2003 システムを正しく識別する updatelog.txt ファイル 内にエントリーが作成されます。

ログ・ファイル内のバージョン 6.0.1.1 インストールおよびリフレッシュ・パック 2 のインストールに関する 誤ったプラットフォーム仕様は無視します。WebSphere Application Server バージョン 6.0.2 は、 ログ・ファイル内のメッセージの代わりに、Windows 2003 64 ビット AMD プラットフォームを サポートします。

前のアップデート・インストーラーを削除します

問題:

バージョン 6.0.2.x のアップデート・インストーラーをダウンロードして、アンパックする前に、 前のバージョンのアップデート・インストーラーを削除します。リフレッシュ・パック 2 を 既存の app_server_root/updateinstaller ディレクトリーにダウンロードして、アンパックする場合、バージョン 6.0.2.x アップデート・インストーラーは、 以下の症状で失敗する場合があります。
(Jul 8, 2005 4:06:23 PM), UpdateInstaller,
com.installshield.wizard.RunnableWizardBeanContext, err,
java.lang.NoSuchMethodError:
com.ibm.ws.install.ni.framework.
fileactions.FileActionPlugin: method
getInverseFileActionID(Ljava/util/Hashtable;
Lcom/ibm/ws/install/ni/framework/
installtoolkitbridge/InstallToolkitBridge;)
Ljava/lang/String; not found
STACK_TRACE: 14
java.lang.NoSuchMethodError: 
com.ibm.ws.install.ni.framework.fileactions.
FileActionPlugin: method
getInverseFileActionID(Ljava/util/Hashtable;
Lcom/ibm/ws/install/ni/framework/
installtoolkitbridge/InstallToolkitBridge;)
Ljava/lang/String; not found
at
com.ibm.ws.install.ni.updi.component.was.
FilesListParser.getInverseFileActionDetails
(FilesListParser.java:412)
at
com.ibm.ws.install.ni.updi.component.was.
FilesListParser.getInverseFilesListForThisComponent
(FilesListParser.java:144)
at
com.ibm.ws.install.ni.updi.component.was.
ComponentDeployAction.
createInverseFilesListFileInTheComponentBackupRepository
(ComponentDeployAction.java:87)
at
com.ibm.ws.install.ni.updi.component.was.
ComponentDeployAction.execute(ComponentDeployAction.java:52)
at
com.ibm.ws.install.ni.updi.component.was.
UpdateComponent.execute(UpdateComponent.java:62)
at
com.ibm.ws.install.ni.framework.component.
ComponentAction.executeComponentActions
(ComponentAction.java:158)
at
com.ibm.ws.install.ni.framework.component.
ComponentAction.executeBackupComponentActions
(ComponentAction.java:52)
at
com.ibm.ws.install.ni.framework.maintenanceplugins.
MaintenanceApplicationPlugin.performUpgrade
(MaintenanceApplicationPlugin.java:246)
at
com.ibm.ws.install.ni.framework.maintenanceplugins.
MaintenanceApplicationPlugin.execute
(MaintenanceApplicationPlugin.java:60)
at
com.ibm.ws.install.ni.framework.maintenanceplugins.
FixpackApplicationPlugin.execute
(FixpackApplicationPlugin.java:45)
at
com.ibm.ws.install.ni.ismp.actions.
InstallMaintenancePackage.execute
(InstallMaintenancePackage.java:73)
at
com.installshield.wizard.RunnableWizardBeanContext.run
(RunnableWizardBeanContext.java:21)

説明:

前のバージョンのアップデート・インストーラーは、 アップデート・インストーラーのバージョン 6.0.2.x を妨害する場合があります。

カスタマー・アクション:

次の手順を使用して、問題を回避します。
  1. 該当するコンパクト・ディスクまたは配布メディアから バージョン 6.0 (バージョン 6.0.0.1) またはバージョン 6.0.1 製品をインストールします。
  2. 現行のアップデート・インストーラーをダウンロードする前に、旧バージョンのアップデート・インストーラーを バックアップして、削除します。新規バージョンのアップデート・インストーラーを使用するには、 最初に旧バージョンを除去する必要があります。
    1. 必要な場合は、app_server_root/updateinstaller/maintenance ディレクトリーのすべてのファイルおよびサブディレクトリーをバックアップします。
    2. app_server_root/updateinstaller/maintenance ディレクトリー およびすべてのサブディレクトリーを削除します。
  3. 該当するリフレッシュ・パック 2 を、サポート・サイトからインストール・ルート・ディレクトリーへ ダウンロードして、アンパックします。リフレッシュ・パックをアンパックすると、 app_server_root/updateinstaller/maintenance ディレクトリーが作成されます。 WebSphere ソフトウェアのアップデート・インストーラーは、app_server_root/updateinstaller ディレクトリー内にあります。
  4. アップデート・インストーラーを使用して、バージョン 6.0 のリフレッシュ・パック 2 を インストールし、製品の修正レベルをバージョン 6.0.2 にします。
参照トピック    

ご利用条件 | フィードバック

最終更新: Jan 22, 2008 12:07:38 AM EST
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