WebSphere Application Server, Version 6.0.x   
             オペレーティング・システム: AIX , HP-UX, Linux, Solaris, Windows

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ログ・アナライザーのメイン・ウィンドウ

ログ・アナライザーは 1 つ以上のサービス・ログまたはアクティビティー・ログを使用して、 すべてのデータをマージし、デフォルトで作業単位 (UOW) グループ内のエントリ ーを表示します。 ログ・アナライザーは、ログ・エントリーのイベントおよびエラー状態を分析し、メッセージの説明を提供します。

[AIX HP-UX Solaris] このページを表示するには、app_server_root/bin/waslogbr ディレクトリーからログ・アナライザーを起動します。

[Windows] ログ・アナライザー「設定」ノートブックの「外観」ページを表示するには、app_server_root¥bin¥waslogbr.bat ディレクトリーからログ・アナライザーを起動します。

ヘルプ」>「タスク」とクリックします。

ログ・アナライザーのメイン・ウィンドウのインターフェースには、次のエレメントがあります。

ウィンドウ・ペイン

ログ・アナライザーのウィンドウには次の 3 つのペインがあります。
ログ・ペイン (左方)

デフォルトでは、 ログ・アナライザーの「ログ」ペインは UOW ごとにログ・エントリーを表示します。 ここには、ユーザーがオープンしたログにあるすべての UOW インスタンスとその関連エ ントリーが表示されます。 サービス・ログあるいはアクティビティー・ログ内で関連エントリーを検出しようとする場合や、 複数のマシン間にわたる問題を診断する場合には、UOW のグループ化が役立つ可能性があります。 最初にオープンした ログのファイル名がペインのタイトル・バーに表示されます。 ルート・フォルダーがあり、 その下の各 UOW には、それぞれの UOW のすべてのエントリーを表示するために展開できるフォルダー・アイコンがあります。 UOW の識別を持たないすべてのログ・エントリーは、このツリー・ビューの中で 1 つのフォルダーにグループ化されます。 UOW フォルダーは、リストの先頭に最新のタイム・スタンプを持つ UOW が表示されるようにソートされます。 それぞれの UOW 内のエントリーは逆の順序でリストされます。 すなわち、その UOW の最初の (最も古い) エントリーがリストの先頭に表示されます。 ログ・アナライザーでいくつかのログをマージした場合は、すべてのログ・エントリーが、 同じログから取得されたかのように、それぞれの UOW フォルダー内でタイム・スタンプ順にマージされます。

ログ・アナライザーでログをオープンしたときに、 すべてのログ・エントリーにはエントリー番号 Rec_nnnn が割り当てられます。 複数のファイルがログ・アナライザーでオープンされると (マージ・ファイル)、 Rec_nnnn 識別は固有になりません。 これは、番号がオリジナル・ログ・ファイルでの入力シーケンスに関連し、 ログ・アナライザーが表示しているマージ・データには関連していないためです。 この Rec_nnnn は「レコード」ペインの最初の行 (RecordId) に表示されます。

デフォルトでは、このペインのそれぞれのエントリーは色分けされていて、 重大度の高いエラーを持つエントリーを迅速に見分けるのに役立ちます。 ここにリストされている値はデフォルト値であり、任意の色を指定することができます。
  • 選択されていないログ・エントリーの背景色は以下のとおりです。
    • ピンクは重大度 1 のエラーを持つエントリーを示します。
    • 黄色は重大度 2 のエラーを持つエントリーを示します。
    • 白は重大度 3 のエラーを持つエントリーを示します。
  • 選択されたログ・エントリーの背景色は以下のとおりです。
    • 赤は重大度 1 のエラーを持つエントリーを示します。
    • 緑は重大度 2 のエラーを持つエントリーを示します。
    • 青は重大度 3 のエラーを持つエントリーを示します。

これらの色は構成可能であり、 ログ・アナライザーの「Preferences Log」ページで変更できます。 それぞれのエラー重大度レベルとこの実行方法については、 ログ・アナライザー「設定」ノートブックにある「重大度」ページのヘルプを参照してください。

ログ・アナライザーは別のグループ化でログ・エントリーを表示できます。 グループ化フィルターを設定するには 、ログ・アナライザー「設定」ノートブック -「ログ」ページを使用してください。

分析アクションが起動されると、分析された各ログ・エントリーには、次のアイコンがあります。
  • チェック・アイコンは、「分析」ペインの 1 ページ以上にわたって何らかの分析情報があることを示します。
  • カスケード正符号 (+) アイコンは、そのエントリーに何らかの分析情報があり、 また再発または再マップされた例外があることを示します。 問題を診断する場合に、分析情報および例外を表示する前にログ・ エントリーを調べても構いません。
  • 疑問符 (?) アイコンは、そのエントリーに重大度 1 または 2 のエラーがあるものの、 それに対する追加分析情報はないことを示します。
  • 「x」アイコンは、そのエントリーに重大度 3 のエラーがあり、分析情報がないことを示 します。
レコード・ペイン (右上)

「ログ」ペイン内のあるエントリーを選択すると、「 レコード」ペインにそのエントリーが表示されます。 エントリー ID がペインのタイトル・バーに表示されます。 「レコード」ペインを右マウス・ボタン・クリックして、選択したそのエントリーに実行 できるアクションを調べてください。 「レコード」の隣のドロップダウン矢印を 使用すると、これまでに表示した最新の 10 個のレコードを調べることができます。 ヒストリカル・データ (デフォルトは 10) のキャッシュは、「設定」>「一般」ページで設定されます。

注:
  • このページには、これらのキャッシュ・レコードの関連分析データは表示されません。 キャッシュ・データの分析情報を調べるには、「ログ」ペインからエントリーを再選択 してください。

ログ・アナライザー「設定」ノートブックの「レコード」を使用して、「レコード」ペインの行折り返しモードを使用可能/使用不可にできます。 このペインの内容を印刷するには、「レコード」ペインにフォーカスを合わせ、「 レコード」>「印刷」と選択してください。

分析ペイン (右下)
分析アクションが起動され、 さらに追加の情報が使用可能な場合は、「症状」ページに情報が表示されます。 ページ・タブがグレー化されている場合は、そのページに情報はありません。 「分析」ペインのページは次のとおりです。
症状
ログ・アナライザーは、 いくつかの共通エラーから回復するために役立つ共通イベントおよびエラーに関する情報のデータベースを提供します。 分析アクションの一部として、選択されたログ・エントリーに関してそのような情報がデータベース内で検出されたら、 このページに情報が表示されます。

状況表示行

ウィンドウの下に、アクションの状況を示す状況表示行があります。

メニュー・バー

ログ・アナライザーのメイン・ウィンドウのメニュー・バーには、 次の選択項目があります。
ファイル
オープン...

新規のログ・ファイルをオープンします。 サービス・ログまたはアクティビティー・ログ、 あるいは直前に保管された XML ファイルのいずれかを選択することができます。 未加工のログ・ファイルをオープンする前に、 (showlog コマンドを使用して) ログ・アナライザーにそれをフォーマットさせたい場合は、 ログ・ファイルに suffix.log と名前を付けてください。 ログ・アナライザーは .log ファイルにフォーマットされたデータを見付けると、 showlog フォーマット・ステップをスキップします。

他のログからデータをマージしたい場合は、「Merge with」を選択します。

マージ...

ログ・アナライザーで他のログ・ファイルが既にオープンされている場合は、 続くログをオープンするために「Merge with」アクションを使用します。 ログ・アナライザーはそれがオープンしているすべてのログのデータをマージし、 UOW フォルダー内にタイム・スタンプ順にすべてのエントリーを表示します。 データは 1 つのログにあったかのように表示されます。

未加工のログ・ファイルをオープンする前に、 (showlog コマンドを使用して) ログ・アナライザーにそれをフォーマットさせたい場合は、 ログ・ファイルに suffix.log と名前を付けてください。 ログ・アナライザーは .log ファイルにフォーマットされたデータを見付けると、 showlog フォーマット・ステップをスキップします。

ログの再表示
最新の設定フィルターを使用してログを再表示します。
別名保管...

ログを XML ファイル (またはテキスト・ファイル) として保管します。 分析アクションが実行されると、すべての症状分析情報も保管されます。 ログ・アナライザーでログがマージされると、保管されたファイルには、「 ログ」ペインに表示される順序ですべてのマージされたログのエントリーが入ります。

注: マージされたログが異なるタイム・スタンプ形式の場合は、マージされた情報を保管しないでください。 これは、ログ・アナライザーはオープンしているそれぞれのファイルについて、 単一のタイム・スタンプ形式のみを認識するためです。
保管

オープンした最初のファイルが XML ファイルの場合にのみ使用可能です。 ログ・アナライザーの現在表示されているすべてのデータを使用して、XML ファイルを再保管します。 分析アクションが実行されると、すべての症状分析情報も保管されます。 ログ・アナライザーでログがマージされると、保管されたファイルには、「 ログ」ペインに表示される順序ですべてのマージされたログのエントリーが入ります。

注: マージされたログが異なるタイム・スタンプ形式の場合は、マージされた情報を保管しないでください。 これは、ログ・アナライザーはオープンしているそれぞれのファイルについて、 単一のタイム・スタンプ形式のみを認識するためです。
ログを印刷...
ログ・アナライザーが表示しているすべてのエントリーを印刷します。 ログ・アナライザーでログがマージされると、 出力には「ログ」ペインに表示される順序ですべてのマージされたログのエントリーが入ります。 分析アクションが実行されると、すべての症状分析情報も印刷されます。 ログの一部を印刷するには、「レコード」>「 印刷」の順に選択します。
クローズ
オープンされているログをクローズします。
データベースの更新
症状分析に使用された症状データベースを更新します。 ivblogbr.properties ファイルに指定された URL から、 症状データベースの最新バージョンをダウンロードします。
設定...
ログ・アナライザー・ウィンドウとその内容の外観を構成および変更できるようにします。
終了
ログ・アナライザーを終了しウィンドウをクローズします。
編集
コピー
「レコード」または「分析」ペインで選択されたテキストをクリップボードにコピーします。 どのテキストも選択していない場合は、メニューに「コピー」は表示されません。
検索
フォーカスされたペインでテキスト・ストリングを検出できるようにします。
表示
ログ
「ログ」ペインの可視性を切り替えます。
レコード
「レコード」ペインの可視性を切り替えます。
症状
「分析」ペインの「症状」ページの可視性を切り替えます。
レコード

このメニューの下のすべてのアクションがフォーカスされたペインに適用されます。

いくつかのエントリーを選択するには、選択を行う時に、Ctrl キーを押したままにします。 フォルダーを選択すると、そのフォルダーのすべてのエントリーにアクションが適用されます。
分析

既知のエラーとエラー・メッセージについての追加の資料を、「 分析」ペイン (「症状」ページ) で検索および表示します。 「ログ」ペインでフォルダーおよびエントリーを選択し、 右マウス・ボタン・クリックして「分析」アクションを選択するか、 メニュー・バーから「レコード」>「分析」の順に選択します。

注: ルート・フォルダーで「分析」を起動すると、表示しているログのすべてのエントリーが分析されます。
そのエントリーについて何らかの分析情報が得られる場合は、「 ログ」ペインのエントリーの隣にチェック・アイコンまたはカスケード正符号 (+) ア イコンのいずれかが表示されます。 分析アクションが既に実行されている場合は、 この選択はぼかし表示されます。
ファイルに保管
「ログ」ペインに選択されたエントリーを保管します。 フォルダーを選択すると、 フォルダー内のすべてのエントリーが保管されます。 検索済みの任意の分析情報も保管されます。 フォーカスされたペインが「レコード」ペインまたは「分析」ペインの場合は、ペインの情報のみが保管されます。
印刷
  • フォーカスされたペインが「ログ」ペインの場合は、 アクションは選択されたフォルダーおよびエントリーを印刷します。 これらのエントリーの検索された分析情報も印刷されます。
  • フォーカスされたペインが「レコード」ペインの場合は、 アクションは現在「レコード」ペインにあるエントリーを印刷します。 検索されたどの分析情報も印刷されません。
  • フォーカスされたペインが「分析」ペインの場合は、アクションは「症状」ページの内容を印刷します。
Windows
「分析」ペインの「症状」ページを別のウィンドウに切り離すと、すべてのウィンドウがこのメニューの下に表示されます。 前景に移動させるウィンドウを選択することができます。
ヘルプ
追加情報のためのオンライン資料のリストを提供します。

ポップアップ・アクション

フォーカスされたペインで、右マウス・ボタン・クリックして、 ポップアップ・メニューでアクションのリストを表示します。 実行できないアクションはグレー化されています。 「ログ」ペインでフォルダーを選択すると、アクションはそのフォルダーのすべてのエントリーに適用されます。 「ログ」ペインでいくつかのフォルダーまたはエントリーを選択するには、 選択を行う時に、Ctrl キーを押したままにします。




関連概念
ログ・アナライザー
関連タスク
ログ・アナライザーの使用法
参照トピック    

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最終更新: Jan 22, 2008 12:07:38 AM EST
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