WebSphere Application Server の以前のバージョンからバージョン 6.0.x にマイグレーションする際に問題が発生する場合は、ログ・ファイルおよびその他の使用可能な情報を確認します。
- 以下のログ・ファイルを探してブラウズし、手掛かりを得る。
- migration_backup_dir/WASPreUpgrade.time
stamp.log、migration_backup_dir/WASPreUpgrade.time
stamp.log、または app_server_root/logs/clientupgrade.time
stamp.log 内で、「MIGR0259I: The migration has successfully completed.」または「MIGR0271W: The migration completed with warnings.」というメッセージを検索する。
「MIGR0286E: マイグレーションは完了できませんでした。」というメッセージが表示された場合は、ログ・ファイルに表示されるエラー・メッセージに基づいて問題の訂正を試みてください。
エラーを訂正したら、製品のインストール・ルートの bin ディレクトリーからコマンドを再実行します。
エラーが消えない場合は、トレースを使用可能にしてコマンドを再実行してください。
- メッセージの詳細については、トレース出力をご覧下さい。トレース出力を見付ける方法は、以下のとおりです。
それでもトレース出力が見つからない場合、トレースおよびロギングの構成
を参照してください。
詳しくは、次の記述を参照してください。
- アクセスを試みているリソースをホストしているサーバーの保守ログをログ・アナライザーで開き、
エラー・メッセージと警告メッセージを参照する。
- WebSphere Application Server を実行して、dumpNameSpace
コマンドを実行し、より簡単に表示できるように、出力のパイプとリダイレクトを行うか、「more」コマンドで表示します。
このコマンドを実行すると、
ディレクトリー・パスとオブジェクト名を含む、WebSphere Application Server のネーム・スペース内のすべてのオブジェクトが表示されます。
- クライアントがアクセスする必要のあるオブジェクトが表示されない場合は、
管理コンソールを使用して、以下のことを確認する。
- ターゲット・リソースをホスティングするサーバーが始動している。
- ターゲット・リソースをホストする Web モジュールまたは エンタープライズ Java Bean コンテナーが実行されている。
- ターゲット・リソースの JNDI 名が正しく指定されている。
- WebSphere Application Server のネーミング・サービスのランタイムの振る舞いに関する詳細な情報を表示するには、
以下のコンポーネントについてトレースを使用可能にするとともに、出力を参照します。
- com.ibm.ws.naming.*
- com.ibm.websphere.naming.*
これらのステップで問題が解決されない場合、マイグレーションのトラブルシューティング
で、特定のマイグレーション問題についてのヒントを参照してください。
問題の診断および修正: 学習用リソース
のリンクを使用して、
問題が特定され、文書化されているかどうかを確認してください。
類似した問題が見つからない場合、
または提供されている情報では問題が解決されない場合は、IBM サポートに連絡してください。
IBM サポートから入手可能な既知の問題およびその解決法に関する最新の情報については、IBM サポート・ページを参照してください。
IBM サポートの資料を利用すると、
この問題の解決に必要な情報収集の時間を節約できます。
PMR を開く前に、IBM サポート・ページを参照してください。