stopServer コマンドは、指定されたサーバー・プロセスの構成ファイルを読み取ります。このコマンドは、Java Management Extensions (JMX) コマンドをサーバーに送信し、
サーバーをシャットダウンするように指示します。
デフォルトでは、stopServer コマンドは、
サーバーのシャットダウン・プロセスが完了するまでコマンド行に制御を戻しません。
即時に戻す -nowait オプションや、stopServer コマンドの動作を制御する
その他のオプションもあります。
このコマンドを実行する状況について詳しくは、コマンド・ツールの使用の項を参照してください。
Windows プラットフォームを使用していて、アプリケーション・サーバーを Windows サービスとして実行している場合は、
stopServer コマンドは、関連した Windows サービスを開始し、
アプリケーション・サーバーの開始も行います。
構文
コマンド構文は次のようになります。
stopServer <server> [options]
ここで、
server は、停止するサーバーの構成ディレクトリーの名前になります。
この引数は必須です。
パラメーター
stopServer コマンドで使用可能なオプションは、以下のとおりです。
- -nowait
- stopServer コマンドに対して、サーバー・プロセスが正常に
シャットダウンするまで待機しないように指示します。
- -quiet
- stopServer コマンドにより通常モードで印刷される進行情報を抑止します。
- -logfile <fileName>
- トレース情報を書き込むログ・ファイルのロケーションを指定します。デフォルトでは、ログ・ファイルは stopServer.log という名前で、logs ディレクトリーに作成されます。
- -profileName
- マルチプロファイル・システムで、アプリケーション・サーバー・プロセスのプロファイルを定義します。
-profileName オプションは、単一プロファイル環境で実行する場合は必要ありません。 このオプションのデフォルトは、
デフォルト・プロファイルです。
- -replacelog
- 現行ログに追加する代わりに、ログ・ファイルを置き換えます。
- -trace
- デバッグのために、ファイルにトレース情報を生成します。トレース出力は、profile_root/logsserver ディレクトリーにある stopServer.log ファイルに書き込まれます。
- -timeout <seconds>
- タイムアウトが発生しエラーが戻されるまでの、サーバー・シャットダウンを待つ時間を指定します。
- -statusport <portNumber>
-
管理者によるサーバー状況のコールバック用のポート番号設定をサポートします。
- -port <portNumber>
- 明示的に使用するためのサーバー Java Management Extensions (JMX) ポートを指定します。
これにより、情報を得るために構成ファイルを読み取らなくても済みます
- -username <name>
- サーバーでセキュリティーが使用可能な場合、認証のためのユーザー名を指定します。
-user オプションと同様の働きをします。
- -user <name>
- サーバーでセキュリティーが使用可能な場合、認証のためのユーザー名を指定します。
-username オプションと同様の働きをします。
- -password <password>
- サーバーでセキュリティーが
使用可能な場合、認証のためのパスワードを指定します。
注: 機密保護機能のある環境で実行中にユーザー ID とパスワードをまだ提供していない場合は、
次のエラー・メッセージが表示されます。
ADMN0022E: Access denied for the stop operation on Server MBean due
to insufficient or empty credentials.
この問題を回避するには、ユーザー ID とパスワードの情報を指定してください。
- -help
- 使用法ステートメントを印刷します。
- -?
- 使用法ステートメントを印刷します。
使用シナリオ
以下は、正しい構文の例です。
stopServer server1
stopServer server1 -nowait
stopServer server1 -trace (produces the stopserver.log file)