WebSphere Application Server, Version 6.0.x   
             オペレーティング・システム: AIX , HP-UX, Linux, Solaris, Windows

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動的キャッシュ・サービスの設定

このページを使用して、動的キャッシュ・サービス設定を構成および管理します。

この管理コンソールのページを表示するには、 「サーバー」>「アプリケーション・サーバー」>「server_name 」> 「コンテナー・サービス」>「動的キャッシュ・サービス」とクリックします。

「構成」タブ

サーバー始動時にサービスを使用可能にする

サーバーの始動時に動的キャッシュを使用可能にするかどうかを指定します。

キャッシュ・サイズ

キャッシュが保持する最大エントリー数の値として正の整数を指定します。

このフィールドにキャッシュ・サイズ値を 100 から 200,000 の範囲で入力します。

デフォルト優先順位

キャッシュ・エントリーのデフォルト優先順位を指定します。 これにより、キャッシュがフル・キャッシュに存在する時間が決まります。

デフォルト 1
範囲 1 から 255
ディスク・オフロードを使用可能にする

ディスク・オフロードを使用可能にするかどうかを指定します。

デフォルトでは、動的キャッシュには、 メモリーに構成されるエントリーの数が保持されます。 キャッシュが満杯であるのに新規エントリーが作成された場合、 各キャッシュ・エントリーに対し、最低使用頻度 (LRU) アルゴリズムを使用するよう構成された優先順位が適用され、キャッシュからエントリーが除去されます。 キャッシュがフルの場合のキャッシュ・エントリーのメモリーからの除去だけでなく、 ディスク・オフロードを使用可能にして、ファイル・システムへ キャッシュ・エントリーをコピーできます (ロケーションは構成可能です)。 後でそのキャッシュ・エントリーが必要な場合に、ファイル・システムからメモリーに移動されます。

ディスク・オフロードを使用可能にする前に、以下を考慮してください。
  • ディスクにオフロードされるキャッシュ・エントリー数は指定できません。
  • 使用するディスク・スペースの大きさは指定できません。
オフロード位置

ディスク・オフロードを使用可能にした場合にキャッシュ・エントリーを保管する、 ディスク上のロケーションを指定します。

ディスク・オフロード・ロケーションが指定されていない場合は、 デフォルトのロケーションである ${WAS_TEMP_DIR}/node/server name/_dynacache/cache JNDI name が使用されます。 ディスク・オフロード・ロケーションを指定すると、 ノード、サーバー名、およびキャッシュ・インスタンス名が付加されます。 例えば、${USER_INSTALL_ROOT}/diskoffload は、 ロケーションを ${USER_INSTALL_ROOT}/diskoffload/node/server name/cache JNDI name として生成します。 この値は、ディスク・オフロードが使用可能になっていない場合は無視されます。

${WAS_TEMP_DIR} プロパティーのデフォルト値は、${USER_INSTALL_ROOT}/temp です。 WebSphere Application Server を始動した後、${WAS_TEMP_DIR} プロパティーの値を変更しても、 ディスク・キャッシュ・コンテンツを新しいロケーションに移動しなければ、以下のようになります。
  • Application Server は、新しいディスク・オフロード・ロケーションに新規ディスク・キャッシュ・ファイルを作成します。
  • 「ディスクへのフラッシュ」設定が使用可能である場合にアプリケーション・サーバーを再始動すると、 古いロケーションにあるディスク・キャッシュ・コンテンツがすべて失われます。
ディレクトリーを指定するときは、以下を考慮します。
  • 一定の期間に多数のオブジェクト、または大きなオブジェクトをキャッシュに入れることが予想される場合、Windows オペレーティング・システムなら別々のディスク・ドライブを、 UNIX プラットフォームなら別々のファイル・システムを使用することを検討します。
  • デフォルト・ディレクトリーを使用していてディスクが満杯になり、 ログ・ファイルにメッセージを書き込む必要があるにも関わらず、そのスペースがない場合には、WebSphere Application Server が停止する可能性があります。
  • [AIX] [HP-UX] [Linux] [Solaris] UNIX プラットフォーム上で /tmp などのディレクトリーを指定し、そのディレクトリーが満杯になると、システムでのログ記録で問題が発生する場合があります。
  • オペレーティング・システムによっては、ディスクが満杯であることを示すメッセージがコンソールに表示されます。
ディスクへのフラッシュ

サーバーが停止した場合に、メモリー内のキャッシュ・オブジェクトをディスクに 保管するかどうかを指定します。この値は、「ディスク・オフロードを使用可能にする」が選択されない場合は無視されます。

デフォルト false



関連タスク
タスクの概説: 動的キャッシュ・サービスの使用によるパフォーマンスの向上
参照トピック    

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最終更新: Jan 22, 2008 12:07:38 AM EST
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