WebSphere Application Server, Version 6.0.x   
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アプリケーションのメッセージングのスタイル

このトピックでは、アプリケーションが Point-to-Point および Publish/Subscribe メッセージングを使用できる方法について説明します。

アプリケーションは、以下のようなスタイルの非同期メッセージングを使用できます。
point-to-point
point-to-point アプリケーションは、 キュー を使用して、互いにメッセージを受け渡します。 クライアントがメッセージを特定のキューに送信し、 メッセージが選出されてそのキューを listen するサーバーによって処理されるため、 アプリケーションは point-to-point と呼ばれます。 通常、クライアントは、そのメッセージをすべて 1 つのキューに配布します。 汎用メールボックスのように、 キューには異なるタイプのメッセージが混在します。
Publish/Subscribe
Publish/Subscribe システムは、 トピック と呼ばれるメッセージの指定されたコレクション・ポイントを提供します。 メッセージを送信する場合、 アプリケーションはメッセージをトピックにパブリッシュします。 メッセージを受信する場合、 アプリケーションはトピックにサブスクライブします。 つまり、メッセージがトピックにパブリッシュされると、 そのトピックのサブスクライバーであるすべてのアプリケーションに自動的に送信されます。 トピックを仲介プログラムとして使用することにより、 メッセージのパブリッシャーはサブスクライバーから独立した状態に保たれます。

両方のスタイルのメッセージングを、同じアプリケーションで使用することができます。

アプリケーションは非同期メッセージングを以下の方法で使用できます。
片方向
アプリケーションはメッセージを送信しますが、応答は要求しません。 多くの場合、このパターンの使用は、データグラム と呼ばれます。
要求および応答
アプリケーションは、別のアプリケーションに要求を送信し、 その応答を受信することを期待します。
一方向および転送
アプリケーションは、別のアプリケーションに要求を送信し、 そのアプリケーションはさらに別のアプリケーションにメッセージを送信します。

これらのメッセージング手法を結合して、さまざまな非同期メッセージングのシナリオを作成することができます。

WebSphere エンタープライズ・アプリケーションによる、 そのようなメッセージングのシナリオの使用方法について詳しくは、 以下のトピックを参照してください。

これらのメッセージング技法および Java Message Service (JMS) について詳しくは、Sun's Java Message Service (JMS) specification documentation (http://developer.java.sun.com/developer/technicalArticles/Networking/messaging/) を参照してください。

メッセージ駆動型 Bean およびインバウンド・メッセージング・サポートについて詳しくは、 Sun's Enterprise JavaBeans specification (http://java.sun.com/products/ejb/docs.html) を参照してください。

JCA インバウンド・メッセージング処理について詳しくは、Sun's J2EE Connector Architecture specification (http://java.sun.com/j2ee/connector/download.html) を参照してください。




関連概念
非同期メッセージング - セキュリティーの考慮事項
関連タスク
WebSphere Application Server によるメッセージングの学習
概念トピック    

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最終更新: Jan 22, 2008 12:07:38 AM EST
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