WebSphere Application Server, Version 6.0.x   
             オペレーティング・システム: AIX , HP-UX, Linux, Solaris, Windows

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ログ・アナライザー

ログ・アナライザーは、1 つ以上の保守ログまたはアクティビティー・ログを取得し、そのすべてのデータを 1 つにマージして、エントリーを表示します。

このツールは、症状データベースに基づいて、ログ項目のイベント状態またはエラー状態を分析および解釈することで、問題を診断に役立ちます。ログ・アナライザーには、IBM Web サイトから最新の症状データベースをダウンロードできるようにする特別な機能があります。

症状データベースの最新の更新内容をダウンロードするには、ログ・アナライザー・インターフェースで、WebSphere Application Server のオプションを、「ファイル」>「Update Database」> 「WebSphere Application Server Symptom Database」の順に使用するか、あるいは、WebSphere Application Server Network Deployment の「WebSphere Application Server Network Deployment Symptom Database」オプションを使用します。

保守ログまたはアクティビティー・ログの概要

アプリケーション・サーバーは、各種 WebSphere Application Server コンポーネントのアクティビティーから、保守ログ・ファイルまたはアクティビティー・ログ・ファイルを作成します。 保守ログ・ファイルまたはアクティビティー・ログ・ファイルを表示するには、ログ・アナライザーを使用します。 ログ・アナライザーは、保守ログ・ファイルまたはアクティビティー・ログ・ファイルを、1 つのログ・ファイルにマージすることができます。 保守ログまたはアクティビティー・ログ・ファイル activity.log はバイナリー・ファイルで、app_server_root ディレクトリーの logs ディレクトリーにあります。

保守ログまたはアクティビティー・ログは、テキスト・エディターで表示することはできませんが、ログ・アナライザ ー・ツールを使用して表示することができます。

グラフィカル・インターフェースがない場合の、保守ログ・ファイルまたはアクティビティー・ログ・ファイルの表示

ログ・アナライザー・ツールではリモート・ファイルを表示できません。 WebSphere Application Server を実行しているオペレーティング・システムでグラフィカル・インターフェースの使用がサポートされていない場合は、Java 管理コンソールを実行しているシステムに、 そのファイルをバイナリー・モードで転送します。 そのシステムで、ログ・アナライザー・ツールを使用してください。

ファイルの転送が実用的でない場合や容易でない場合は、showlog という名前の代替表示ツールを使用することにより、 保守ログ・ファイルまたはアクティビティー・ログ・ファイルを表示します。
  1. app_server_root/bin ディレクトリーに移動します。
  2. 使用法の説明を表示するには、次のように、パラメーターを指定せずに showlog コマンドを実行します。
    • [Windows] showlog.bat コマンドを実行します。
    • [AIX HP-UX Solaris] [Linux] showlog.sh コマンドを実行します。

保守ログまたはアクティビティー・ログの内容を標準出力に送信するには、showlog activity.log コマンドを使用します。

テキスト・エディターを使用して表示できるテキスト・ファイルに、保守ログまたはアクティビティー・ログを送信するには、showlog activity.log textFileName コマンドを使用します。

ログ・アナライザー・ヘルプ・ファイルへのアクセス

[Windows] ログ・アナライザー・ヘルプ・ファイルへのアクセスには、オペレーティング・システムのデフォルトのインターネット・ブラウザーしか使用できません。 デフォルト以外のインターネット・ブラウザーを使用して、 ヘルプ・ファイルにアクセスすることはできません。 ただし、Windows では、デフォルトのブラウザーとして Netscape Navigator または Internet Explorer のいずれかを選択できます。 HTML ヘルプ・ファイルを表示するためのブラウザーとして、Netscape も Internet Explorer も選択できません。

[AIX HP-UX Solaris] [Linux] 任意のインターネット・ブラウザーを使用して、ヘルプ・ファイルにアクセスすることができます。 Netscape Navigator などのブラウザーは、実行可能ファイルの場所を「設定」ダイアログ・ツー ルで設定すれば使用できます。 このオプションにより、使用されていない HTML ヘルプ・ファイルを表示するためのブラウザーとして、Netscape または Internet Explorer を選択できます。

[AIX HP-UX Solaris] [Linux] ブラウザーを指定するには、以下のステップを実行します。
  1. ログ・アナライザー・ツールで「ファイル」>「設定の変更」とクリックします。
  2. ログ・アナライザーの「設定の変更」ダイアログで「General」フォルダーから「ヘルプ」をクリックします。
  3. 「Browser Location」フィールドに、インターネット・ブラウザーの実行可能ファイルへのパスを設定します。

ログ・アナライザーのサイレント・インストール

ログ・アナライザーを「サイレントに」インストールすると、インストール・メッセージが表示されなくなりますが、サイレント・インストール用の responsefile.txt ファイルに、ログ・アナライザーをインストールするための詳細な情報が必要になります。 ログ・アナライザーをサイレント・インストールするには、 このファイルに次のオプションを追加します。
-P logAnalyzerBean.active="true"

ログ・アナライザー・ツールをインストールするには、 responsefile.txt ファイルにある「パフォーマンスおよび分析ツール」プロパティーを、true に設定する必要があります。 responsefile.txt ファイルのプロパティーは、-P performanceAndAnalysisToolsBean.active="true" です。




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ログ・アナライザーの使用法
関連資料
保守ログの表示
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最終更新: Jan 22, 2008 12:07:38 AM EST
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