このトピックでは、ユーザー提供のハンドラー・クラス用の JAX-RPC クライアント・デプロイメント記述子の
構成方法を説明します。
始める前に
構成するアプリケーションのエンタープライズ・アーカイブ (EAR) ファイルが必要です。ロギングまたはトレースなどのハンドラーが使用する場合には、
サーバー・アプリケーションまたはクライアント・アプリケーションのみ構成する必要があります。SOAP ヘッダー内の情報の送信などの他のハンドラーが使用する場合には、
クライアント・アプリケーションおよびサーバー・アプリケーションが、シンメトリック・ハンドラーを使用して構成されている必要があります。
EAR ファイルのモジュールには、構成するハンドラー・クラスが含まれていなければなりません。これらのクラスには、
javax.xml.rpc.handler.Handler インターフェースが実装されています。ハンドラー・クラスの
作成について詳しくは、Web サービス: 学習用リソース
から入手可能な Web Services for Java 2 Platform, Enterprise Edition (J2EE) 仕様の第 6 章、
および XML ベース・リモート・プロシージャー・コール用 Java API (JAX-RPC) 仕様の第 12 章
を参照してください。アプリケーション・モジュールには、webservices.xml (サーバーの場合) および
クライアント・デプロイメント記述子が格納されている必要があります。
使用する前に、
アセンブリー・ツールを構成する必要があります。
このタスクについて
次の手順で、クライアント・デプロイメント記述子のハンドラーを構成します。
プロシージャー
- アセンブリー・ツールを開始します。
Eclipse アセンブリー・ツール、Application Server Toolkit (AST)、および
その他のアセンブリー・ツールには、コード成果物を作成し、
そのコード成果物を各種アーカイブ (モジュール) にアセンブルして、関連する Java 2 Platform,
Enterprise Edition (J2EE) バージョン 1.2、1.3、または 1.4 準拠のデプロイメント記述子を構成するための、
グラフィカル・インターフェースがあります。
- 「ファイル」>「インポート」とクリックして、
EAR ファイルをアセンブリー・ツールにインポートします。
- 「ウィンドウ」>「パースペクティブのオープン」>「その他」>「J2EE」とクリックして J2EE パースペクティブを開きます。
- 「Navigator」タブをクリックして、「Navigator」ペインに切り替えます。
- クライアント・デプロイメント記述子を含んでいるプロジェクトを配置します。 META-INF または WEB-INF ディレクトリー、および
クライアント・デプロイメント記述子ファイルを含むその内容が表示されるまで、
プロジェクトの下のディレクトリーを展開します。
- クライアント・デプロイメント記述子ファイルを右マウス・ボタン・クリックします。 クライアント・デプロイメント記述子情報は、
Web クライアントの場合は web.xml ファイル、EJB クライアントの場合は ejb-jar.xml ファイル、
アプリケーション・クライアントの場合は、application-client.xml ファイルにあります。
- 「オープン」をクリックします。
デプロイメント記述子エディターが
開きます。
- エディター・ウィンドウの下部にある「WS Handler」タブをクリックします。
- ハンドラーを構成する対象の service_reference を選択します。
- 「ハンドラー」セクション下部の「追加」をクリックします。
「New Handler」ウィンドウが開きます。「参照」を選択すると、
「Class browser」が開きます。
- モジュール内のハンドラー・クラス名を参照します。
「Matching types」フィールドに表示されたら、そのクラスを選択して「OK」をクリックします。
- (オプション) 「Handlers」ペインでプロパティーを構成します。
このステップで構成可能なプロパティーのリストについては、
ハンドラー・クラス・プロパティーを参照してください。
- Ctrl-S を押して、変更を保管します。
結果
クライアント・デプロイメント記述子が構成されました。
次の作業
Web サービス・クライアントをテストします。この作業では、
管理対象外クライアント Java アーカイブ (JAR) ファイルおよび管理対象外クライアント・アプリケーション
をテストする方法について説明します。