WebSphere Application Server, Version 6.0.x   
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保全性

Secure Sockets Layer (SSL) は、 チェックサムに類似した暗号ハッシュ関数を使用して、 転送中のデータ保全性を保証します。 暗号ハッシュ関数はデータ内の偶発的な変更の検出に使用されます。 この関数に暗号鍵は必要ありません。暗号ハッシュが作成されると、 ハッシュは秘密鍵を使用して暗号化されます。 送信側の秘密鍵は、メッセージのデジタル・シグニチャーのハッシュを暗号化します。

秘密鍵情報が暗号ハッシュに含まれる場合、 結果のハッシュは、鍵ハッシュ・メッセージ確認コード (HMAC) 値と呼ばれます。 HMAC は、暗号ハッシュ関数を使用するメッセージ認証のメカニズムです。 このメカニズムは、秘密の共有鍵と組み合わせて、任意の反復暗号ハッシュ関数で使用します。

この製品では、 既知の片方向 ハッシュ・アルゴリズムである MD5 と SHA-1 の両方をサポートしています。 片方向ハッシュとは、 処理データを、 ハッシュ値 またはメッセージ・ダイジェスト と呼ばれるビットのストリングに変換するアルゴリズムです。 片方向 は、 固定ストリングを元のデータに戻すことが極めて困難であることを意味します。 以下の説明には、 MD5 と SHA-1 の両方の片方向 ハッシュ・アルゴリズムが含まれています。

詳しくは、http://www.ietf.org/rfc/rfc2246.txt の Transport Layer Security (TLS) の仕様を参照してください。




関連概念
Secure Sockets Layer
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最終更新: Jan 22, 2008 12:07:38 AM EST
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r0/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.base.doc/info/aes/ae/csec_integrity.html