WebSphere Extended Deployment, Version 6.0.x     Operating Systems: AIX, HP-UX, Linux, Solaris, Windows, z/OS

スクリプトによるサービス・ポリシーの管理

次の python スクリプトを使用して、サービス・ポリシーを管理してください。

目的

このスクリプトで次のことが可能です。

ロケーション

servicepolicy.py スクリプトは、 install_root¥bin ディレクトリーに配置されています。

使用法

wsadmin で servicepolicy.py スクリプトを実行するには、 次のコマンドを使用します。

wsadmin.sh -lang jython -f servicepolicy.py  operation [options]

operation [options] 変数を、ご使用のタスクに応じて適切なオペレーションとオプションに 置き換えてください。ご使用の操作環境によっては、wsadmin コマンドを wsadmin.bat に 変更しなければならない場合があります。

オペレーション

servicepolicy.py スクリプトを使用して 次のオペレーションを行うことができます。

createServicePolicy
指定したオプションでサービス・ポリシーを作成します。トランザクション・クラスは、個別に作成および 関連付けする必要があります。
Table 1. createServicePolicy オプション
オプション 説明
--spname

セル固有のサービス・ポリシーに対して名前を指定 します。

--spgt
次のサービス・ポリシー目標タイプのいずれかを示す整数を指定 します。
  • 0 = 任意
  • 1 = 平均応答時間
  • 2 = 百分位数応答時間
--spgv

任意でない目標に対してサービス・ポリシー目標値 を指定します。単位が指定されない場合、ミリ秒を前提と します。

--spgvu
オプション: 任意でない目標のサービス・ポリシー目標値 を示す整数を指定します。単位が指定されない場合、ミリ秒を前提と します。
  • 0 = ミリ秒
  • 1 = 秒
  • 2 = 分
--sppgv 1 から 100 までの百分位数応答時間目標で、サービス・ポリシーに対する 百分位数値を示す整数を指定します。
--spi
次のサービス・ポリシー目標タイプのいずれかを示す整数を指定 します。
  • 1 = 最高
  • 2 = より高い
  • 3 = 高い
  • 4 = 中
  • 5 = 低い
  • 6 = より低い
  • 7 = 最低
--spd

オプション: サービス・ポリシー記述を指定します。

removeServicePolicy
既存のサービス・ポリシーを削除し、次のオプションを実行します。
Table 2. removeServicePolicy option
オプション 説明
--spname 削除したいサービス・ポリシーの固有の名前 を指定します。
createTransactionClass
トランザクション・クラスを作成し、次のオプションを実行します。
Table 3. createTransactionClass オプション
オプション 説明
--spname セル固有のサービス・ポリシーに対して名前を指定 します。
--tcname 作成したいセル固有のトランザクション・クラスの 名前を指定します。
--tcd オプション: トランザクション・クラス記述を指定します。
removeTransactionClass
トランザクション・クラスを削除します。トランザクション・クラスのすべての URI は、 もう親サービス・ポリシーに関連していません。これらの URI に対する要求が発生し、URI が新規サービス・ポリシーと トランザクション・クラスに関連していない場合、 それらは任意目標によってデフォルトのサービス・ポリシーに分類 されます。次のオプションを実行します。
Table 4. removeTransactionClass オプション
オプション 説明
--tcname 削除したいトランザクション・クラスの セル固有の名前を指定します。
addUrisToTransactionClass (WebSphere Extended Deployment 5.1 ユーザー のみ対象)
既存のトランザクション・クラスと共に、特定のアプリケーションと J2EE モジュール・ペア に関連した URI のセットを追加します。URI は URI のコンテキスト・ルートをインクルード できません。アプリケーションとモジュールが指定されているため、 URI のコンテキスト・ルートは自動的に URI に関連付けられます。 妥当性検査フラグが指定されている場合、それぞれの URI パターンが検査され、 既存のトランザクション・クラスにマップされているか確認されます (強制一致)。 妥当性検査フラグが指定されない場合は、URI パターンはマップされないものと想定され、 妥当性検査をせずにトランザクション・クラスに URI パターンが追加されます。次のオプションを実行します。
Table 5. addUrisToTransactionClass options
オプション 説明
--tcname

URI を追加したいトランザクション・クラス の名前を指定します。

--appname

URI が関連するアプリケーションの 名前を指定します。

--modname

URI の関連付け先のアプリケーション内で、J2EE モジュール の名前を指定します。

--uris

URI パターンのコレクション、「uri1,uri2,...」を指定して、 アプリケーション J2EE モジュール・ペアからトランザクション・クラスに関連付け します。

--validate

オプション: このフラグが指定されている場合、指定された URI が、既存のトランザクション・クラスにまだマップされていないことを確認するため、URI が検査されます。

removeUrisFromTransactionClass (WebSphere Extended Deployment 5.1 ユーザーのみ対象)
アプリケーションと Web モジュール、またオプションで特定のトランザクション・クラスに 関連した URI のセットを削除します。URI は URI のコンテキスト・ルートをインクルードできません。 削除には完全一致突き合わせが使用されます。次のオプションを実行します。
Table 6. removeUrisFromTransactionClass オプション
オプション 説明
--appname

URI が関連するアプリケーションの 名前を指定します。

--modname

アプリケーション内の Web モジュールの名前を指定します。

--tcname

オプション: URI を追加したいトランザクション・クラス の名前を指定します。指定しないと、すべてのトランザクション・クラスが 検索されます。

--uris

オプション: URI パターンのコレクション、「uri1,uri2,...」を指定して、 アプリケーション J2EE モジュール・ペアからトランザクション・クラスに関連付け します。指定しないと、アプリケーションとモジュール (およびオプションのトランザクション・クラス) に対応する URI がすべて削除されます。

Example

次にこのスクリプトの出力例を示します。

createServicePolicy
./wsadmin.sh -lang jython -f servicepolicy.py createServicePolicy --spname Bronze --spgt 2 
--spgv 3000 --spgvu 0 --sppgv 80 --spi 5 
removeServicePolicy
./wsadmin.sh -lang jython -f servicepolicy.py removeServicePolicy --spname Platinum  
createTransactionClass
./wsadmin.sh -lang jython -f servicepolicy.py createTransactionClass --spname Platinum --tcname 
PlatinumWorkload --tcd 'my platinum workload'
 removeTransactionClass
./wsadmin.sh -lang jython -f servicepolicy.py removeTransactionClass --tcname PlatinumWorkload  
addUrisToTransactionClass
./wsadmin.sh -lang jython -f servicepolicy.py addUrisToTransactionClass --tcname 
PlatinumWorkload --appname StockTrade --modname trade.war --uris "/trade*.do, /trade*.jsp"
removeUrisFromTransactionClass
  • 特定のトランザクション・クラスから、特定のアプリケーションと Web モジュールに関連した 特定の URI セットをマップ解除してください。
    ./wsadmin.sh -lang jython -f servicepolicy.py removeUrisFromTransactionClass --appname StockTrade 
    --modname trade.war --tcname PlatinumWorkload --uris ¥"/trade*.do, /trade*.jsp¥"  
  • 任意のトランザクション・クラスから、特定のアプリケーションと Web モジュールに 関連した特定の URI セットをマップ解除してください。
     >> ./wsadmin.sh -lang jython -f servicepolicy.py removeUrisFromTransactionClass --appname StockTrade 
    --modname trade.war --uris ¥"/trade*.do, /trade*.jsp¥"  
  • 特定のトランザクション・クラスから、特定のアプリケーションと Web モジュールに 関連したすべての URI をマップ解除してください。
     >> ./wsadmin.sh -lang jython -f servicepolicy.py removeUrisFromTransactionClass --appname StockTrade 
    --modname trade.war --tcname PlatinumWorkload
  • 任意のトランザクション・クラスから、特定のアプリケーションと Web モジュールに関連した すべての URI をマップ解除してください。
    >> ./wsadmin.sh -lang jython -f servicepolicy.py removeUrisFromTransactionClass --appname StockTrade 
    --modname trade.war  



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サービス・ポリシーの定義

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Terms of Use | Feedback Last updated: Mar 20, 2006 12:29:37 PM EST
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