Before you begin
区画化ステートレス・セッション Bean (PSSB) は、区画化機能アプリケーションの中心的な要素です。
これを使用すると、アプリケーション・サーバーは始動時にアプリケーションを照会し、そのアプリケーションが必要としている区画を判別することができます。また、区画が活動状態または非活動状態になったときに、アプリケーション・サーバーがアプリケーションに通知するためにも使用されます。活動状態とは、HA マネージャーがこのクラスター・メンバーに区画を割り当てている状態を意味します (HA マネージャーがクラスター・メンバーに区画をどのように割り当てるかについては、HA マネージャーのポリシーに関するセクションを参照してください)。
Why and when to perform this task
このアクティビティーでは、前のセクションで作成したエンタープライズ Bean モジュールに PSSB を追加します。
- WSAD バージョン 5.1 で、エンタープライズ Bean プロジェクトを右クリックし、
「新規」をクリックします。 「新規」ウィンドウが表示されます。エンタープライズ Bean は、このウィンドウで作成できます。
- このウィンドウの左方のフレームで「EJB」をクリックし、次に右方の「エンタープライズ Bean」をクリックします。「次へ」をクリックします。
- PSSB のホストとなる EJB モジュールを選択し、「次へ」をクリックします。
選択されたモジュールは、これらのダイアログに取り込むためにクリックしたため、すでに正しいモジュールとなっています。
- セッション Bean を作成します。完了したら、「次へ」をクリックします。
- ラジオ・チェック・ボックスで「セッション Bean」を選択します。
- この Bean に名前を付けます。
- パス・ソース・フォルダー情報を提供します。
- デフォルトのパッケージ情報を提供します。
- PSSB のローカル・インターフェースおよびローカル・ホーム・インターフェースを定義します。
- 「ローカル・ホーム・インターフェース」の横の「クラス…」ボタンをクリックします。
- スクロールダウンし、PartitionHandlerLocalHome インターフェースを選択します。
以前にビルド・パスに追加した wpf.jar ファイルのパッケージ名
com.ibm.websphere.wpf が表示されます。このダイアログには、ローカル・ホーム・インターフェースとして使用可能なインターフェースのみが表示されます。
- 「OK」をクリックします。
- ローカル・インターフェースの横の「クラス…」ボタンをクリックします。
- スクロールダウンし、PartitionHandlerLocalHome インターフェースを選択します。
- 「OK」をクリックします。
- 「終了」をクリックします。 PSSB が作成され、エンタープライズ Bean モジュールに組み込まれました。次に、
PartitionHandler のメソッドをエンタープライズ Bean のインプリメンテーション Bean に追加する
必要があります。これを簡単に行うための組み込みメカニズムはありませんが、ある方法を使用すると、WSAD で非常に簡単にメソッドを追加することができます。
- プロジェクトに追加したばかりの Bean を見付けて、pssb_name (PSSB の名前) をダブルクリックします。
- pssb_name を変更して PartitionHandlerLocal インターフェースもインプリメントし、「保管」をクリックします。
- アウトラインのクラス名を右クリックし、欠落しているメソッドをインターフェース生成します。これを行うには、「ソース」>「Override/Implement methods」を選択します。
- 「Override/Implement methods」ウィンドウが表示されるので、「EJBLocalObject」のチェック・ボックスを選択解除し、「OK」をクリックします。 これにより、1 回の簡単なステップで、ローカル・インターフェースのメソッドが追加されます。
- PartitionHandlerLocal インターフェースを pssb_name から除去し、「保管」をクリックします。
Result
これで、PSSB をカスタマイズする準備が完了しました。