このオプションは、特定のデータ・アクセス・パターンを持つ区画にとっては重要です。 存続時間がキャッシュに入っているオプション C コンテナー管理パーシスタンス (CMP) の問題は、このような CMP インスタンスをキャッシュから削除するための API が WebSphere には用意されていないということです。WebSphere では、オブジェクトを削除できる JMS メカニズムは用意されていますが、 このシナリオでは効率的な手法ではありません。 このため、キャッシュ内の存続時間を使用してキャッシュに入れられたオブジェクトは、 アプリケーションによってプログラマチックにキャッシュから除去することはできません。 こうしたことから、存続時間がキャッシュに入っているオプション C は、 区画データには不適当です。 機能するオプションは、オプション A のみです。オプション A CMP は、技術的には キャッシュといえないものの、キャッシュ付き CMP と考えることができます。 Java 2 Platform Enterprise Edition (J2EE) 仕様では、オプション A CMP メソッドが予期しない例外を スローした場合は、Bean インスタンスをコンテナーから削除して現在活動状態の トランザクションをロールバックする必要があると規定されています。今後、この機能を活用して、区画データ・キャッシュをインプリメントする予定です。
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区画固有の CMP データ