WebSphere Extended Deployment は、WebSphere
Commerce Server 環境でのサポートを提供します。このトピックでは、WebSphere Commerce Server での WebSphere Extended
Deployment の設定について説明します。このトピックでは、Extended Deployment 環境での WebSphere Commerce のトポロジー、Extended Deployment および
WebSphere Commerce のインストール、および Extended Deployment を構成して WebSphere Commerce を強化する方法を例示します。
Before you begin
始める前に、次の事項を確認してください。
- 構成を単純化するために、ノード間のインストール・パスに一貫性を持たせてください。
- WebSphere Commerce の要求に応じて必要なシステム・ユーザー ID を作成します。
- データベース・ユーザー ID を一貫して使用します (特に、AIX オペレーティング・システムの場合)。
- AIX の場合: wasuser/wasgroup ユーザー権限の要件に留意してください。プロファイル・ディレクトリーは、wasuser/wagroup により所有されている必要があります。wcnonroot.sh スクリプトを使用して、
権限の修正を支援できます。
- 各コンポーネントまたはフィックスパックのインストールの前に、すべての Java プロセスを停止します。
- Express エディションでないものをインストールする場合、Commerce インスタンスの作成前 に、WebSphere Application Server 6.0.2 フィックスパックをインストールします。
- ノードの統合時、addNode コマンドは、大規模な Jvm ヒープ・サイズを必要とします。Jvm ヒープ・サイズは、デプロイメント・マネージャー・ノードまたは Application Server ノードのどちらかで増やす必要があります。
- ストアの公開時、WebSphere Commerce アプリケーションを保持する「WC_demo.ear」ディレクトリーは、
ストア構成ファイルにより更新されます。これらのファイルは、Web Server ノードに手動でコピーする必要があります。
- 管理コンソールからの DB2 接続のテスト、または、
マシンからのデータベース管理の実行を可能にする場合、デプロイメント・マネージャー上に DB2 Administration Client をインストールします。また、データベースをカタログする必要があります。
Why and when to perform this task
以下を実行して、Extended Deployment を WebSphere Commerce
Server にインストールします。
- WebSphere Application Server デプロイメント・マネージャーのインストール時に、次を実行します。
- 別のサーバーおよびノードから分離されたマシンにデプロイメント・マネージャーをインストールします。
- WebSphere Application Server Network Deployment のインストールを実行します。
- プロファイルを作成するようにプロンプトが表示されたら、「デプロイメント・マネージャー」プロファイルを選択します。
- 必要な WebSphere Application Server フィックスパックをインストールします。
- WebSphere Application Server Extended Deployment をインストールします。
- 必要な WebSphere Application Server Extended Deployment フィックスパックをインストールします。
- DB2 Administration Client をインストールします。
- ODR ノードのインストール時に、以下を実行します。
- パフォーマンスおよびセキュリティー上の理由から、ODR は、他のサーバーおよびノードから分離されたマシンである必要があります。
- WebSphere Application Server Network Deployment をインストールします。
- プロファイルを作成するようにプロンプトが表示されたら、「Application Server」プロファイルを選択します。
- 必要な WebSphere Application Server フィックスパックをインストールします。
- WebSphere Application Server Extended Deployment をインストールします。
- 必要な WebSphere Application Server Extended Deployment フィックスパックをインストールします。
- デプロイメント・マネージャーを開始します。
- ODR ノードをデプロイメント・マネージャーに統合します。
- Web サーバー・ノードのインストール時に、以下を実行します。
- IBM HTTP Server は、WebSphere Commerce にインストールされた一般的な Web サーバーです。
- パフォーマンスおよびセキュリティー上の理由から、Web サーバー・ノードは、他のサーバーおよびノードから分離されたマシン上にある必要があります。
- WebSphere Application Server に含まれている IBM HTTP Server 6.0 をインストールします。
- 必要な IBM HTTP Server フィックスパックをインストールします。
- WebSphere Application Server に含まれている IBM HTTP Server 6.0 WAS プラグインをインストールします。
- 必要な IBM HTTP Server WAS プラグインのフィックスパックをインストールします。
- クラスター環境用に IBM HTTP Server が構成されている必要があります。
- WebSphere Extended Deployment for Mixed
Server Environment をインストールして、Web Server ノードのモニターを可能にします。
- Database Server ノードのインストール時に、以下を実行します。
- DB2 は、WebSphere Commerce にインストールされた一般的なデータベースです。
- データベース・ノードは、WebSphere Commerce Server ノードに縦に積み重ねることができますが、これはお勧めしません。
- DB2 Enterprise Server Edition をインストールします。
- 必要な DB2 フィックスパックをインストールします。
- WebSphere Extended Deployment for Mixed
Server Environment をインストールして、Database ノードのモニターを可能にします。
詳しくは、DB2 documentation を参照してください。
- WebSphere Commerce Server ノードのインストール時に、以下を実行します。
- 各 WebSphere Commerce Server ノードのサービス要求は、ODR により転送されます。
- 必要に応じて、WebSphere Commerce Server ノードは縦に積み重ねることができます。
- WebSphere Application Server Network Deployment のインストールを実行します。
- プロファイルを作成するようにプロンプトが表示されたら、「Application Server」プロファイルを選択します。
- 必要な WebSphere Application Server フィックスパックをインストールします。
- WebSphere Application Server Extended Deployment をインストールします。
- 必要な WebSphere Application Server Extended Deployment フィックスパックをインストールします。
- DB2 Administration Client をインストールします。データベース・サーバー・ノードをカタログします。
- WebSphere Commerce をインストールします。次のコマンドが必要です。setup.exe
-W override.enableWAS6=true
- カスタム・インストールを選択して、WebSphere Commerce をインストールします。
- WebSphere Commerce Configuration Manager を起動します。デモ・インスタンスを作成します。Web Server の手動構成を選択します。
- デプロイメント・マネージャーを開始します。
- -includeapps オプションを使用して、WebSphere Commerce Server ノードをデプロイメント・マネージャーに統合します。
- AIX の場合: WebSphere デプロイメント・マネージャー・コンソールを起動します。
- WebSphere Commerce Server nodeagent プロセスの実行を変更して、wasuser / wasgroup として開始します。
- WebSphere Commerce Server WC_demo プロセスの実行を変更して、wasuser / wasgroup として開始します。
- WebSphere Commerce Server WC_demo JVM 引数を変更して、-Xss5m を含めます。
これを実行しないと、ストアの公開に失敗します。
- WebSphere Commerce Server ノードを追加するには、WebSphere Commerce Server ノードの追加を参照してください。