WebSphere Extended Deployment, Version 6.0.x     Operating Systems: AIX, HP-UX, Linux, Solaris, Windows, z/OS

実行環境データベースの作成

Why and when to perform this task

実行環境は、長時間実行ジョブの進行を追跡するのに、個別のデータベースを使用します。 この情報をデータベースに保管すると、実行環境に、 障害からの回復に使用できるトランザクション・データ・ストアが提供されます。 実行環境の特定のインスタンスは、独自の専用データベースを持つことができます。 あるいは、実行環境の 1 つ以上のインスタンスとデータベースを共用することもできます。

長時間実行スケジューラー・データベースでの場合と同様に、WebSphere Extended Deployment は、<WAS_install_root>/longRunning に長時間実行の実行環境データベースを定義するための DDL ファイルを提供します。実行環境データベース作成用の DDL ファイルは、CreateLREETablesXxx.ddl および CreateLREETablespaceXxx.ddl という名前です。 ここで、Xxx はスクリプトの対象となるデータベース・マネージャーのタイプを示します。すべてのデータベース・マネージャーに 対応するテーブル・スペース DDL ファイルがあるわけではないことに注意してください。DDL スクリプトのカスタマイズおよび データベース・ツールを使用したその実行の詳細については、 データベース・ベンダーの資料を参照してください。

[zos platforms] z/OS 上の DB2 の場合、SPUFI スクリプトは WAS_install_root/longRunning 内にあります。LREE SPUFI は、SPFLREE です。

WebSphere Cloudscape データベースで実行環境データベースを 構成するには、以下のステップを実行します。 Cloudscape データベースは、高可用性シナリオで使用してはならないことに注意してください。 これらの指示は、組み込み Cloudscape データベースを使用していることを前提とします。 組み込み Cloudscape データベースへは単一の Java 仮想マシン (JVM) によるアクセスしかできないため、各実行環境に独自のデータベースが必要です。つまり、実行環境をホストする各マシンで、 これらのステップを繰り返し、 次のステップでノード固有のデータ・ソースを使用することが必要になります。

  1. データベース・ファイルを保管するディレクトリーを選択および作成します。これらの指示の残りの部分では、このディレクトリーを <db_dir> とします。
  2. 現行ディレクトリーを <db_dir> に変更し、 コマンド <WAS_install_root>/java/jre/bin/java -Djava.ext.dirs=<WAS_install_root>/cloudscape/lib -Dij.protocol=jdbc:db2j: com.ibm.db2j.tools.ij <WAS_install_root>/longRunning/CreateLREETablesCloudscape.ddl を発行します。

What to do next

データベース作成後、WebSphere Extended Deployment にデータベースを定義する必要があります。 複数の実行環境が単一データベースを 共用するようにする場合、セル・レベルで定義する必要があります。単一実行環境で使用されるデータベースのデータ・ソースは、 ノード・レベルで定義する必要があります。
  1. 管理コンソールで、「リソース」>「JDBC プロバイダー」と選択します。
  2. セル・レベルでデータ・ソースを定義する場合、ノード、サーバー、およびクラスターのフィールドをクリアします。 ノード・レベルでデータ・ソースを定義する場合、「ノードの参照」をクリックし、適切なノードを選択して「OK」をクリックします。
  3. 適用」をクリックします。
  4. 以前に実行環境データベースを作成するために使用したデータベース・システムに対応する JDBC プロバイダーを 選択します。ご使用のデータベース・ベンダーの JDBC プロバイダーがリストに表示されない場合、 新規 JDBC プロバイダーを定義する必要がある場合があることに注意してください。 新規 JDBC プロバイダーの定義について詳しくは、JDBC プロバイダーの資料を参照してください。 Cloudscape を使用してジョブ・データベースを作成した場合、リストから「Cloudscape JDBC プロバイダー (XA)」を選択します。
  5. データ・ソース」を選択します。
  6. 新規」をクリックします。
  7. 以下の値を入力します。
    • 名前: LREE、または選択した別の名前。ノードごとのデータ・ソースを定義している場合、 それぞれの名前は固有である必要があります。
    • JNDI 名: jdbc/lree、またはデータ・ソースに対して選択した別の JNDI 名。 ノードごとにデータ・ソースを定義している場合、それぞれの JNDI 名は固有である必要があります。
    • 追加パラメーター: 選択した JDBC プロバイダーの必要性に応じて。 Cloudscape データ・ソースは、追加パラメーターを必要としません。
  8. OK」をクリックします。
  9. Cloudscape データベースを使用している場合、テーブルでデータ・ソースの名前をクリックし、 ページの下部にスクロールします。「データベース名」フィールドで <db_dir>/LREE データベースを入力し、「OK」をクリックします。
  10. 変更内容を保管します。



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Terms of Use | Feedback Last updated: Mar 20, 2006 12:32:00 PM EST
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