WebSphere Extended Deployment, Version 6.0.x     Operating Systems: AIX, HP-UX, Linux, Solaris, Windows

ARFM 手動設定ファイルのマイグレーション

この項目では、オートノミック要求フロー・マネージャー (ARFM) の手動設定ファイルを、WebSphere Extended Deployment バージョン 5.1 から WebSphere Extended Deployment バージョン 6.0.1 へマイグレーションする方法を示しています。

WebSphere Extended Deployment ARFM は、arfmMode と呼ばれるセル・カスタム・プロパティーを使って、2 つのモード、すなわち自動 (デフォルト) または手動のいずれかで作動するように構成することができます。 WebSphere Extended Deployment バージョン 5.1 の場合は、同じ名前を持つノード・グループ・カスタム・プロパティーを介して構成されます。

手動モードで作動するよう ARFM が構成されている場合は、オンデマンド・ルーター、デプロイメント・ターゲット、 サービス・クラスの組み合わせそれぞれに特定の数のシートを割り振る手動の設定を用意します。WebSphere Extended Deployment バージョン 5.1 では、この手動割り振りを使用する場合、この手動割り振りは ARFM コントローラーが実行しているマシン上の <WasRoot>/properties/arfm/manual/cell_name/node_group_name.xml ファイル内で指定されます。WebSphere Extended Deployment バージョン 6.0 では、ARFM はオンデマンド・ルーターが実行されているマシンのいずれかで稼働しています。WebSphere Extended Deployment バージョン 6.0.1 以降では、オンデマンド・ルーターまたはノード・エージェントを実行しているマシン上で ARFM を実行できます。

以下の例は、WebSphere Extended Deployment バージョン 5.1 内の手動設定ファイルです。 この例では、2 つのデプロイメント・ターゲットがあります。M13 と呼ばれるクラスターと、lymph と呼ばれるノード上の alice という名前の非クラスター・サーバーです。 最初のデプロイメント・ターゲットには、2 つのサービス・クラス、gold と silver があります。 gold サービス・クラスには、gold クラスのロードを M13 に送信するプロキシー間で等分に分割される 12 シートがあります。 silver の場合は、別の 12 シートが 2 つのプロキシー間で、明示的に非等分に分割されます。
<ng>
	<dt cluster="M13">
		<sc name="gold" numo="12"/>
		<sc name="silver"/>
			<proxy name="mycell/pnode1/odr" numo="4"/>
			<proxy name="mycell/pnode2/odr" numo="8"/>
		</sc>
</dt>
<dt node="lymph" server="alice"/>
		<sc name="gold" numo="15"/>

	</dt>
</ng>

これらのファイルが WebSphere Extended Deployment バージョン 5.1 構成内にあり、 引き続きこれらの設定を WebSphere Extended Deployment バージョン 6.0.1 構成内で使用したい場合は、 ARFM コントローラーを実行しているマシン上の ProfileRoot/properties/arfm/manual/ ディレクトリー内で、 cell_name.xml という名前のファイルを作成します。 WebSphere Extended Deployment バージョン 6.0 では、ARFM はオンデマンド・ルーターが実行されているマシンのいずれかで稼働しています。WebSphere Extended Deployment バージョン 6.0.1 以降では、オンデマンド・ルーターまたはノード・エージェントを実行しているマシン上で ARFM を実行できます。

XML ファイルには、ルート・エレメントとして cell エレメントがあります。 また、このファイルでは、すべての WebSphere Extended Deployment バージョン 5.1 の手動設定ファイルから、必要な数の dt エレメントを組み込みます。

前の例を使用して、WebSphere Extended Deployment バージョン 6.0.1 の手動設定ファイルは以下のようになります。
<cell>
	<dt cluster="M13">
		<sc name="gold" numo="12"/>
		<sc name="silver">
			<proxy name="mycell/pnode1/odr" numo="4"/>
			<proxy name="mycell/pnode2/odr" numo="8"/>
		</sc>
	</dt>
	<dt node="lymph" server="alice">
		<sc name="gold" numo="15"/>
	</dt>

	<!-- 
		plus the dt elements and sub-elements from other 
		WebSphere Extended Deployment Version 5.1 manual settings files.
	-->

</cell>



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