LPAR 対応マシンで構成されるクラスター内で区画化機能 (WPF) 対応アプリケーションが稼働している場合、 追加の中央演算処理装置 (CPU) リソースを割り振ることにより、1 つの区画のサブセットさえも停止させずに、 待ち時間や需要の高まりを緩和できます。 AIX/pSeries はこれをサポートしています。多数のお客様にとってこのアプローチが 重要になるでしょう。
例えば、ブレード・センターや Linux クラスター (多数の小型のフットプリント・サーバーなど) を 使用し、特定のクラスター・メンバー (複数) に負荷を均等に分配する必要があ る場合、少なくともエンドポイント区画のサブセットが停止します。この 理由は、区画化機能には複数のブレード間で区画を動的にバランスよく配分する機能 があるからです。この際に、区画をまとめて配分することも、アプリ ケーション・サーバー間で一度に 1 つの区画を選択して移動することもできます。 ただし、移動対象の区画をいったんオフラインにしてから (PartitionUnLoadEvent(…) で 非活動状態になります)、別の物理的ブレード上で再び活動状態にする必要があるため、 短時間ながら区画の停止が発生します。
LPAR 対応マシンでは、特定の区画に異常なほど多数のトランザクション要求が 集中した場合に、通常より多くのリソースをその区画の処理に当てることができます。 多くの IBM サーバーでは、負荷が大きくなった際に、 管理者が IBM の Web サイトにアクセスして追加の LPAR リソースを購入できます。
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