WebSphere Application Server Network Deployment は、WebSphere Extended Deployment のインストールのための基本的な前提条件です。
WebSphere Extended Deployment のインストール・プロセスを始める前に、Network Deployment 環境を準備する必要があります。
このトピックでは、WebSphere Extended Deployment のインストールをサポートする環境を準備するために必要なステップを説明しています。
始める前に
インストール環境を準備する前に、以下のことを行う必要があります。
- WebSphere Extended Deployment 対応の環境を理解します。
- WebSphere Extended Deployment トポロジーを設定します。
- アプリケーション・サーバーのノーメンクレチャーを注意して計画します。
詳しくは、
インストールの準備を参照してください。
このタスクについて
基本的なトポロジーは、単一のデプロイメント・マネージャー、単一のオンデマンド・ルーター (ODR)、および 2 つのアプリケーション・サーバーで構成されています。
この基本的なトポロジーには、3 つのワークステーション (A、B、および C) を使用します。
ワークステーションが強力である場合は、下記のワークステーション A と B
の要件を結合して、1 つのワークステーションでデプロイメント・マネージャーとノードを
セットアップします。そうでない場合は、パフォーマンスを最適にするために、
ワークステーション A と B を別々にセットアップします。まず最初にデプロイメント・マネージャー、ワークステーション
A をセットアップします。
プロシージャー
- WebSphere Extended Deployment 6.0.1 の場合:
- ワークステーション A のセットアップ: デプロイメント・マネージャー。
- WebSphere Application Server Network Deployment バージョン 6.0 をインストールします。
ご使用のプラットフォームが 64 ビットの場合は、WebSphere
Application Server Network Deployment バージョン 6.0.1 をインストールします。
- WebSphere Application Server バージョン 6.0 リフレッシュ・パック 2 をインストールして、Network Deployment 製品のレベルをバージョン 6.0.2 にします。リフレッシュ・パックのインストールについては、WebSphere Application Server インフォメーション・センター、または累積修正の
README ファイル内の指示を参照してください。
以下のフィックスパックをインストールしてください。
WebSphere Application Server Network Deployment
6.0.2 フィックスパック 5。
WebSphere Application Server Network Deployment
6.0.2 フィックスパック 6。
- Profile Creation tool
を使用してデプロイメント・マネージャー・プロファイルを作成します。
- デプロイメント・マネージャーを停止します。 詳しくは、stopManager コマンドを参照してください。
- WebSphere Extended Deployment をインストールして、ステップ iii
で作成したデプロイメント・マネージャー・プロファイルを拡張します。
このステップは、ワークステーション B および C のステップ v の前に完了している必要があります。
- デプロイメント・マネージャーを開始します。
詳しくは、 startManager コマンドの説明を参照してください。
- ワークステーション B のセットアップ: 管理対象ノード。
- WebSphere Application Server Network Deployment バージョン 6.0 をインストールします。
- WebSphere Application Server バージョン 6.0 リフレッシュ・パック 2 をインストールします。
以下のフィックスパックをインストールしてください。
WebSphere Application Server Network Deployment
6.0.2 フィックスパック 5。
WebSphere Application Server Network Deployment
6.0.2 フィックスパック 6。
- プロファイル作成ツールを使用して、2 つのカスタム・プロファイルを作成し、
それぞれのカスタム・プロファイル内のノードをデプロイメント・マネージャー・セルに統合します。
- それぞれのノードが停止したことを確認します。詳しくは、stopNode コマンドの説明を参照してください。
- WebSphere Extended Deployment をインストールして、作成されたばかりのプロファイルを拡大します。
- ワークステーション C のセットアップ: オンデマンド・ルーター (ODR)。
- WebSphere Application Server Network Deployment バージョン 6.0 をインストールします。
- WebSphere Application Server バージョン 6.0 リフレッシュ・パック 2 をインストールします。
- プロファイル作成ツールを使用して、カスタム・プロファイルを作成し、
カスタム・プロファイル内のノードをデプロイメント・マネージャー・セルに統合します。
- ノードが停止したことを確認します。
- WebSphere Extended Deployment をインストールして、作成されたばかりのプロファイルを拡大します。
- WebSphere Application Server 6.0.2 の WebSphere Extended Deployment 6.0.2 の場合:
- ワークステーション A のセットアップ: デプロイメント・マネージャー。
- WebSphere Application Server Network Deployment バージョン 6.0.2 をインストールします。
- WebSphere Application Server バージョン 6.0.2.9 フィックスパックを
インストールして、Network Deployment 製品のレベルを更新します。
WebSphere Application Server インフォメーション・センターで
フィックスパックのインストールに関する指示を参照するか、累積修正の README ファイルを
参照してください。
- Profile Creation tool
を使用してデプロイメント・マネージャー・プロファイルを作成します。
- デプロイメント・マネージャーを停止します。 詳しくは、stopManager コマンドの説明を参照してください。
- WebSphere Extended Deployment をインストールして、ステップ iii
で作成したデプロイメント・マネージャー・プロファイルを拡張します。
このステップは、ワークステーション B および C のステップ v の前に
完了している必要があります。
- デプロイメント・マネージャーを開始します。
詳しくは、 startManager コマンドの説明を参照してください。
- ワークステーション B のセットアップ: 管理対象ノード。
- WebSphere Application Server Network Deployment バージョン 6.0.2 をインストールします。
- WebSphere Application Server バージョン 6.0.2.9 フィックスパックをインストールします。
- プロファイル作成ツールを使用して、2 つのカスタム・プロファイルを作成し、
それぞれのカスタム・プロファイル内のノードをデプロイメント・マネージャー・セルに
統合します。
- それぞれのノードが停止したことを確認します。詳しくは、stopNode コマンドの説明を参照してください。
- WebSphere Extended Deployment をインストールして、作成されたばかりのプロファイルを拡大します。
- ワークステーション C のセットアップ: オンデマンド・ルーター (ODR)。
- WebSphere Application Server Network Deployment バージョン 6.0.2 をインストールします。
- WebSphere Application Server バージョン 6.0.2.9 フィックスパックをインストールします。
- プロファイル管理ツールを使用して、カスタム・プロファイルを作成し、
カスタム・プロファイル内のノードをデプロイメント・マネージャー・セルに統合します。
- ノードが停止したことを確認します。
- WebSphere Extended Deployment をインストールして、作成されたばかりのプロファイルを拡大します。
- WebSphere Application Server 6.1 の WebSphere Extended Deployment 6.0.2 の場合:
- ワークステーション A のセットアップ: デプロイメント・マネージャー。
- WebSphere Application Server Network Deployment バージョン 6.1 をインストールします。
- WebSphere Application Server バージョン 6.1.0.1 フィックスパックを
インストールして、Network Deployment 製品のレベルを更新します。
WebSphere Application Server インフォメーション・センターで
フィックスパックのインストールに関する指示を参照するか、累積修正の README ファイルを
参照してください。
- Profile Management tool
を使用して、デプロイメント・マネージャー・プロファイルを作成します。
- デプロイメント・マネージャーを停止します。 詳しくは、stopManager コマンドの説明を参照してください。
- WebSphere Extended Deployment をインストールして、ステップ iii
で作成したデプロイメント・マネージャー・プロファイルを拡張します。
このステップは、ワークステーション B および C のステップ v の前に
完了している必要があります。
- デプロイメント・マネージャーを開始します。
詳しくは、 startManager コマンドの説明を参照してください。
- ワークステーション B のセットアップ: 管理対象ノード。
- WebSphere Application Server Network Deployment バージョン 6.1 をインストールします。
- WebSphere Application Server バージョン 6.1.0.1 フィックスパックをインストールします。
- プロファイル管理ツールを使用して、2 つのカスタム・プロファイルを作成し、
それぞれのカスタム・プロファイル内のノードをデプロイメント・マネージャー・セルに
統合します。
- それぞれのノードが停止したことを確認します。詳しくは、stopNode コマンドの説明を参照してください。
- WebSphere Extended Deployment をインストールして、作成されたばかりのプロファイルを拡大します。
- ワークステーション C のセットアップ: オンデマンド・ルーター (ODR)。
- WebSphere Application Server Network Deployment バージョン 6.1 をインストールします。
- WebSphere Application Server バージョン 6.1.0.1 フィックスパックをインストールします。
- プロファイル管理ツールを使用して、カスタム・プロファイルを作成し、
カスタム・プロファイル内のノードをデプロイメント・マネージャー・セルに統合します。
- ノードが停止したことを確認します。
- WebSphere Extended Deployment をインストールして、作成されたばかりのプロファイルを拡大します。
詳しくは、Recommended updates for WebSphere Application Server Base
and Network Deployment editions を参照してください。
結果
これで、ご使用の環境は、WebSphere Extended Deployment のインストール済み
環境をサポートする準備ができました。
次の作業
これで、WebSphere Extended Deployment をインストールすることができます。