このタスクを使用して、作業プロファイラーで計算した値をオーバーライド します。
WebSphere Extended Deployment バージョン 5.1 の ような明示的トランザクション・クラスを使用しているとき、 それぞれの TCM は所属するサービス・クラスを定義するファイルに 保管されます。サービス・クラスは、profile/config/cells/cell name/serviceclasses/service class name/serviceclass.xml という名前のファイルによって定義されます。そうしたファイルでは、 それぞれの <TransactionClassModules> エレメントが単一 TCM を定義し、 workFactor という名の属性名を付加して、その TCM 用の作業プロファイラーの計算を オーバーライドできます。
作業クラスの使用中は、それぞれの TCM に対する XML は 存在しません。この場合、指定されたデプロイメント・ターゲット (クラスターまたは非クラスター・サーバー) に関連した 作業係数オーバーライドは、デプロイメント・ターゲットに接続されたカスタム・プロパティーで 指定することができます。
このカスタム・プロパティーの名前は「workFactorOverrideSpec」であり、 その値は、そのデプロイメント・ターゲットのすべての TCM に対して作業係数のオーバーライド (ある値または「none」のいずれか) を定義しているマッチング・ルール、すなわちケースのセットを含むストリングである必要があります。 そのストリングの構文は、作業係数オーバーライドのケースに対しては層を指定できない点を除くと、 速度係数オーバーライドの構文と同じです。速度係数についての詳細は、 複数層構成での速度係数の構成を 参照してください。作業係数の単位は、標準的マシンにおける CPU クロック・サイクルの 100 万単位で、 その TCM の単一要求について管理対象層で実行する必要のある 作業数の平均を示します。
work_factor = (CPU_Utilization * node_speed) / Throughputこの 場合、Node_speed は node.speed ノード・カスタム・プロパティーと同じです。node.speed カスタム・プロパティーの設定 についての詳細は、ノード計算能力の構成 を 参照してください。この場合、ノード・グループにあるすべてのノードは 同質 (ノード速度が等しい) です。
service-class:transaction-class:application:module = valueそれぞれの作業係数をコンマで分離できます。またアスタリスク (*) を入力して、 任意の変数に対するワイルドカードを指定することもできます。計算した作業係数値に 応じて変化する値を設定してください。作業係数オーバーライド仕様の文法についての詳細は、 オートノミック要求フロー・マネージャー (ARFM) の構成用カスタム・プロパティーを参照してください。
Related tasks
オートノミック要求フロー・マネージャーの構成