次に、実行環境を動的クラスターにデプロイします。
これにより、動的クラスターは長時間実行アプリケーションをホストすることができます。
これは、デプロイされた長時間実行アプリケーションの数にかかわらず、
動的クラスターごとに一度実行するだけでよいことに注意してください。
Why and when to perform this task
実行環境を動的クラスターにデプロイするには、次のようにします。
- 管理コンソールのナビゲーション・ツリーで、「アプリケーション」
>「新規アプリケーションのインストール」と選択します。
- 「リモート・ファイル・システム」を選択し、<WAS_install_root>/installableApps/LREE.ear
と入力して、「次へ」をクリックします。
- 「デフォルト・バインディングの生成」のとなりにあるボックスにチェック・マークを付け、
「次へ」をクリックします。
- 「Web モジュールの仮想ホスト名をデフォルトで使用 (Use default virtual hostname for Web modules)」チェック・ボックスをチェックし、「ホスト名」フィールドを default_host のままにします。
- 以下のインストール・ステップを進行してください。
- インストール・オプションを選択します。
「エンタープライズ Bean のデプロイ」のとなりにあるボックスにチェック・マークが付けられていることを確認してください。
長時間実行アプリケーションをホストするように複数の動的クラスターをセットアップする計画である場合、
アプリケーション名の値を LREE から、
LREE.ear の他のデプロイメントと競合しない値に変更します。例えば、LREE-<app_name> とします。
- 「サーバーにモジュールをマップ」で、「BatchJobExecutionEnvironmentEJBs」および 「EndpointWebService module」を選択します。
- 『実行環境の動的クラスターの作成』セクションで作成した動的クラスターを選択し、
「適用」をクリックします。
- EJB デプロイを行うためのオプションを提供します。
「EJB のデプロイ・オプション - データベース名」
フィールドで、実行環境データベースに使用したデータベースのタイプを選択します。Cloudscape の場合、CLOUDSCAPE_V5
を選択します。
「EJB のデプロイ・オプション - データベース・スキーマ」に、LREESCHEMA と入力します。
- 2.x エンティティー Bean が含まれるモジュールのデフォルト・データ・ソース・マッピングを提供します。
テーブルの BatchJobExecutionEnvironmentEJBs のとなりにあるチェック・ボックスにチェック・マークを付けます。
「複数の既存のリソース JNDI 名を設定する」の下で、
前に定義したデータ・ソースの JNDI 名を選択します。「適用」をクリックします。
- 実行環境データベースの必要に応じて、権限タイプおよび認証メソッドを構成します。
組み込み
Cloudscape データベースを使用する場合、追加の構成は必要ありません。
- 「要約」を選択し、「終了」をクリックします。
- 変更内容を保管します。
What to do next
デフォルトでは、LREE Web サービス・モジュールは、
LREE アプリケーションがインストールされるサーバーの default_host 仮想ホストに結合されます。Web サービスが使用可能であることを確認するには、
長時間実行の実行環境がデプロイされている動的クラスターに属しているアプリケーション・サーバーが使用するホスト名およびポート番号を確認し、次に default_host 仮想ホストが各アプリケーション・サーバーのホスト名およびポート番号に一致するホスト別名を含んでいることを確認します。
次のステップを実行し、
特定のアプリケーション・サーバーで使用されるポート番号を見付けます。
- 管理コンソールのナビゲーション・ツリーで、「サーバー」>「アプリケーション・サーバー」と選択します。
- アプリケーション・サーバーをクリックします。
- 「通信」の下で、「ポート」を展開します。
- WC_defaulthost に割り当てられたポート番号をメモします。
次のステップを実行し、ホスト別名を作成します。
- 管理コンソールのナビゲーション・ツリーで、「環境」>「仮想ホスト」と選択します。
- 「default_host」をクリックします。
- 「ホスト別名」をクリックします。
- 「新規」をクリックします。
- 「ホスト名」の下に、仮想ホスト名または「*」を入力します。
- 「ポート」の下で、WC_defaulthost ポートを入力します。
- 「適用」をクリックします。
- セキュリティーが使用可能な場合は、これらのステップを繰り返して、WC_defaulthost_secure ポートに基づきホスト別名を作成します。
- サーバーを再始動します。