WebSphere Extended Deployment, Version 6.0.x     Operating Systems: AIX, HP-UX, Linux, Solaris, Windows, z/OS

IBM Enterprise Workload Manager と連携するオンデマンド・ルーターの使用可能化

このタスクを使用して IBM Enterprise Workload Manager (EWLM) を使用可能にし、 WebSphere Extended Deployment をモニターします。

Before you begin

このタスクを実行するには、EWLM ソフトウェアを所有する必要があります。

Why and when to perform this task

このタスクを実行することにより、オンデマンド・ルーター (ODR) は Application Response Measurement (ARM) 呼び出しを送信し、応答時間を EWLM に報告します。EWLM は応答時間情報を使用して、 WebSphere Extended Deployment ドメインの内外両方で環境をモニターできます。詳しくは、WebSphere Extended Deployment と IBM Enterprise Workload Manager を参照してください。
  1. EWLM をインストールしてください。 インストール手順については、IBM Enterprise Workload Manager Information Center を 参照してください。
  2. WebSphere Extended Deployment をインストールしてください。 詳しくは、WebSphere Extended Deployment のインストールを参照してください。
  3. EWLM にサービス・クラスとトランザクション・クラスを構成してください。 詳しくは、 IBM Enterprise Workload Manager Information Center を 参照してください。EWLM に構成するサービス・クラスとトランザクション・クラスは、 WebSphere Extended Deployment に構成したどのサービス・クラスでも オーバーライドします。
  4. EWLM を構成して WebSphere Extended Deployment を管理します。 このステップを完了すると、WebSphere Extended Deployment に構成されたどのサービス・クラスも 無効になります。EWLM は独自の構成済みサービスとトランザクション・クラスを 持っています。
  5. WebSphere Extended Deployment で ARM レポートを使用可能にしてください。
    1. EWLM から ARM ライブラリーを WebSphere Extended Deployment 構成にコピーして ください。 EWLM から ARM ライブラリーを <install_root>/bin ディレクトリーにインクルードしてください。 このクラスの名前を記憶し、管理コンソールの情報を提供できるように してください。 代わりに、アプリケーション・サーバーまた は ODR Java 仮想マシン (JVM) に 2 つのカスタム・プロパティーを加えることもできます。まず、 java.library.path カスタム・プロパティーを定義し、その値を EWLM ライブラリー・パス、 例えば c:¥Program Files¥IBM¥VE2¥EWLMMS¥classes¥ms に設定します。 次に、ws.ext.dirs カスタム・プロパティーを作成した EWLM に提供された ARM ライブラリー、 例えば c:¥Program Files¥IBM¥VE2¥EWLMMS¥classes¥ARM を含むフォルダーに 設定します。
    2. 管理コンソールで、「モニターおよびチューニング」 >「要求メトリック」をクリックします。
    3. 要求メトリックを使用可能にする」を選択します。
    4. トラックするコンポーネントを選択してください。 この事例では、オンデマンド・ルーターを含むさまざまな WebSphere Server 層による ARM 統計の報告を使用可能にするために、ARM 統計の報告が必要な Servlet または Webservice などの適切なアプリケーション・コンポーネントを選択します。
    5. OptionalColonSymbol 管理コンソールの要求メトリック・パネルで、 トレース・レベルを定義してください。
    6. Application Response Measurement (ARM) agent」をクリックしてください。 ODR でトランザクションを選択する ARM レポートをフィルターして制限する要求 メトリック・フィルターの指定はサポートされていません。
    7. ARM トランザクション・ファクトリーの実装クラス名に EWLM ARM ファクトリー の名前を入力してください。 EWLM パッケージは、最初のステップで WebSphere Extended Deployment にコピー した ARM トランザクション・ファクトリー・インプリメンテーションを 提供します。このフィールドで使用する ARM ライブラリーにある ARM トランザクション・ ファクトリーの実装クラス名を 入力します。EWLM 用のトランザクション・クラス・ファクトリー名は、com.ibm.wlm.arm40SDK.transaction.Arm40TransactionFactory です。
    8. 適用」をクリックし、変更を保管し、同期化してください。
  6. 他の層と、IBM DB2、IBM HTTP Server などのアプリケーションで、 また WebSphere Application Server アプリケーション・サーバーで実行中の さまざまなコンポーネントのために ARM レポートを使用可能にしてください。モニターおよびチューニング」 「要求メトリック」コンソール・パネルの適切なコンポーネントを選択することにより、 特定の WebSphere Application Server コンポーネントで ARM インスツルメンテーションを使用可能にする こともできます。ARM レポートの使用可能化についての詳細は、 ご使用の特定層アプリケーション用の製品文書を参照してください。 要求を WebSphere Extended Deployment 層に送信する層はいずれも、 ARM 対応で EWLM と WebSphere Extended Deployment 間の対話を促進できる必要が あります。WebSphere Extended Deployment 層から要求を受信する層はいずれも ARM 対応である 必要はありませんが、これらの層で ARM を使用可能にすることが 強く推奨されます。
  7. EWLM で WebSphere Application Server Version 6 と WebSphere Extended Deployment を使用可能にするには、WebSphere Application Server server.policy ファイルを手動で更新します。 すべてのアプリケーション・サーバーとオンデマンド・ルーターのために、 server.policy ファイルを更新する必要があります。 server.policy ファイルについての詳細は、WebSphere Application Server バージョン 6.0 インフォメーション・センターを 参照してください。
  8. EWLM が現在モニターしているすべてのアプリケーションとサーバーを再始動してください。

Result

このタスクを完了後、WebSphere Extended Deployment インフラストラクチャーにあるオンデマンド・ルーターは、 要求に対する応答時間を報告する ARM 呼び出しを開始します。 このため EWLM は WebSphere Extended Deployment 環境をモニターできます。



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Task topic    

Terms of Use | Feedback Last updated: Mar 20, 2006 12:30:55 PM EST
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