WebSphere Extended Deployment, Version 6.0.x     Operating Systems: AIX, HP-UX, Linux, Solaris, Windows, z/OS

プロキシー・データ・ソースの問題

Proxy DataSource がサポートされた CMP EJB へのアクセス用の EJB はすべて、 ローカル・インターフェースによって呼び出す必要がある

各トランザクションで、セッション Bean は、 ローカル・インターフェースを使用してコンテナー管理パーシスタンス (CMP) エンタープライズ Bean を起動する必要があります。 CMP エンタープライズ Bean のリモート・インターフェースはサポートされていないので、予期しない振る舞いの原因となります。したがって、確実にセッション Bean がローカル・インターフェースを使用して CMP エンタープライズ Bean を起動するようにしてください。Proxy DataSource が サポートされている CMP EJB にアクセスする同一のトランザクションにいくつかのセッション Bean が関係している場合、 これらのセッション Bean に対するすべての呼び出しはローカル・インターフェースを使用します。 Proxy DataSource がサポートされた CMP EJB、またはこれらの CMP EJB にアクセスするセッション Bean へのアクセスには、リモート・インターフェースを使用することはできません。

各トランザクションの最初の部分でデータ・ソースを指定する

セッション Bean は、 すべてのトランザクション (メソッド) の最初の部分で、 API WSProxyDataSourceHelper.setCurrentDataSourceJNDIName メソッドを使用して、現行のトランザクションが使用するデータ・ソースを指定する必要があります。セッション Bean がデータ・ソース JNDI 名を指定していない場合は、プロキシー・データ・ソースの jndiNames カスタム・プロパティーの最初のデータ・ソース JNDI 名が使用され、警告がログに記録されます。

パフォーマンス・モニター (5.1 Proxy DataSource モデルのみ)

パフォーマンス・モニター計測機能 (PMI) が、プロキシー・データ・ソースで使用されるステートメント・キャッシュに対して使用できない、という問題があります。

プロキシー・データ・ソースは、準備済みのステートメントをキャッシュするために特殊なステートメント・キャッシュを使用します。このリリースには、ステートメント・キャッシュ用のパフォーマンス・モニター計測機能がありません。

テスト接続が機能しない

テスト接続が Proxy DataSource に対して動作しない、という問題があります。

管理コンソールの 「テスト接続」ボタンは、Proxy DataSource に対しては動作しません。プロキシー・データ・ソースを正しく構成していても、 「テスト接続」ボタンをクリックすると例外が表示されます。MBean から testConnection 関数を使用しても動作しません。

データ・ソースが構成されていることを確認する場合は、 プロキシー・データ・ソースの基礎となるデータ・ソースの「テスト接続」ボタンをクリックします。 例えば、プロキシー・データ・ソースのカスタム・プロパティーが jdbc/dsName1;jdbc/dsName2 の場合は、 JNDI 名 jdbc/dsName1 および jdbc/dsName2 を使用してデータ・ソースとの接続をテストできます。

プロキシー・データ・ソース・ステートメント・キャッシュの構成 (5.1 Proxy DataSource モデル のみ)

プロキシー・データ・ソースに正しいステートメント・キャッシュ・サイズを設定します。

プロキシー・データ・ソースの作成時に、データ・ソース・パネルでステートメント・キャッシュ・サイズを 0 に設定します。プロキシー・データ・ソースのステートメント・キャッシュ・サイズを構成するには、 カスタム・プロパティー statementCacheSizes を使用します。 この値が整数の場合、基礎となるすべてのデータ・ソースのステートメント・キャッシュ・サイズがその値に設定されます。または、 セミコロン区切り文字による「値1;値2;...;値2」という形式で、基礎となる個々のデータ・ソースに ステートメント・キャッシュ・サイズを設定することもできます。例えば 10;20;30 では、基礎となるデータ・ソース 1 のステートメント・キャッシュ・サイズが 10、基礎となるデータ・ソース 2 のステートメント・キャッシュ・サイズが 20、基礎となるデータ・ソース 3 のステートメント・キャッシュ・サイズが 30 となります。

プロキシー・データ・ソースの作成時に、データ・ストア・ヘルパー・クラスをオーバーライドする (5.1 Proxy DataSource モデルのみ)

プロキシー・データ・ソースの作成時に、データ・ストア・ヘルパー・クラスを オーバーライドします。

現在、サポートされているすべてのデータベースに使用できるのは、XA 非対応と XA 対応の 2 つのプロキシー・データ・ソース JDBC プロバイダーだけです。 データ・ソースの作成時に、正しいデータ・ストア・ヘルパー・クラスを指定します。 間違ったデータ・ストア・ヘルパー・クラスを指定した場合は、例外が発生する可能性があります。 例えば、基礎となるデータ・ソースで DB2 Universal JDBC プロバイダーを使用している場合、データ・ストア・ヘルパー・クラスは com.ibm.websphere.proxyds.helper.DB2UniversalDSProxyDataStoreHelper としてオーバーライドされる必要があります。

Proxy DataSource を使用するエンタープライズ Bean は、 グローバル・トランザクションでのみアクセスすることができます (5.1 Proxy DataSource モデルのみ)

接続ファクトリーが プロキシー・データ・ソースにマップされているエンタープライズ Bean を使用する場合、グローバル・トランザクションでエンタープライズ Bean にアクセスする必要があります。




Related reference
問題解決

Reference topic    

Terms of Use | Feedback Last updated: Mar 20, 2006 12:35:11 PM EST
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wxdinfo/v6r0/index.jsp?topic=?topic=/com.ibm.websphere.xd.doc/info/WPF51/rwpfproxyds.html

© Copyright IBM 2005, 2006. All Rights Reserved.
This information center is powered by Eclipse technology. (http://www.eclipse.org)