ヘルス管理は、ほとんどの環境に対応する適切なデフォルトで装備されています。 ただし、ご使用のヘルス・コントローラーが希望通りに機能していない場合は、デフォルトのパラメーターを調整してください。
制御サイクル期間 | 連続ヘルス検査の間の時間を指定します。 値は分単位で指定し、範囲は 1 から 60 分となります。制御サイクルが長いと、正常性モニターの負荷が少なくなります。 ただし、その期間中に起こるヘルス状態が次の制御サイクルまで検出されないという欠点があります。 例えば、アプリケーション・サーバーに関連する 10,000 個の要求のワークロード状態に関するヘルス・ポリシーがあり、 値が 60 分に指定されている場合、ヘルス・コントローラーはアプリケーション・サーバーが 10,000 個の要求を処理しているかどうかの確認を 60 分ごとに行います。 確認したときに、9,999 個の要求を処理していた場合、次の 60 分 (制御サイクル期間) で再度確認されるため、サーバーは実際、再始動前に 10,000 個より多い要求を処理することになります。 |
最大連続再始動 | 再始動を決定してから、アプリケーション・サーバーを再起動しようと試みる回数を指定します。 この回数を超えている場合は、操作が失敗し、サーバーの再始動ができないと考えられます。 値は、1 から 5 の整数でなければなりません。 |
最小再始動間隔 | アプリケーション・サーバー・インスタンスの連続再始動の間に経過する必要がある最低時間を制御します。 その時間内でアプリケーション・サーバーのヘルス状態が保たれないと、再始動は保留状態に設定されます。 最小再始動間隔を経過すると、再始動されます。 値は 15 分から 365 日の範囲となります。値 0 は、最小再始動の値を無効にします。 |
再始動タイムアウト | サーバーの停止および開始アクションのシーケンスから構成されます。 再始動タイムアウトは、サーバーの状態を明示的に確認し、始動を試行する前に、サーバーをどのぐらい停止しておくかを指定します。 アプリケーション・サーバーの始動と停止にかかる時間が通常より長い場合、それに応じてこの値を設定することができます。そうすることで、再始動アクションがタイムアウトしません。 値は常に分単位で指定します。値は、整数で 1 分から 60 分の範囲に設定できます。 |
ヘルス・モニターを使用可能にする | ヘルス・コントローラーの操作を使用可能または使用不可にする 使用可能にすると、ヘルス・コントローラーはシステムのヘルス・ポリシーをモニターし続けます。 ヘルス・コントローラーは、システムからヘルス・ポリシーを除去することなく使用不可にすることができます。 |
再始動禁止時間 | アプリケーション・サーバー・インスタンスの再始動を禁止する時間および曜日を指定します。
24 時間のうちの時間と分を選択し、曜日を選択して、開始および終了時間を指定します。
必要に応じて、複数の時間ブロックを指定することができます。 開始時間と終了時間を指定した場合、これらの時間が禁止される曜日を少なくとも 1 日は指定する必要があります。 開始時間と終了時間の間のブロックは、深夜 12 時をまたぐことはできません。 10:00 PM から 1:00 AM などのブロックを指定する必要がある場合は、1 つは 22:00 から 23:59、もう 1 つは 00:00 から 01:00 という 2 つのブロックを指定する必要があります。別の時間制約を追加する場合には、「追加」をクリックします。 制約の横にあるチェック・ボックスを選択し、「除去」をクリックすることによって、既存の制約を除去することができます。 最小再始動間隔と同様に、ヘルス状態が保たれていない場合、禁止された時間間隔が経過するまで再始動は延期します。 |
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ヘルス管理の定義
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スクリプトによるヘルス管理コントローラーの位置決め