wpfadmin は、ユーザーがクラスターに対して管理操作を いくつか実行できるようにするための Python スクリプトです。 このスクリプトは単に利用するだけでなく、プログラミング例も用意されている ので、ユーザー独自の自動化コマンド・ライブラリーを作成することもできます。
このスクリプトでは、まず HA マネージャー MBean (JMXCoordinator) を呼び出し、続いてこれが HA マネージャーのランタイム・サポートを直接呼び出して、前述のような各種操作を実行するようになっています。 wpfadmin スクリプトでサポートされている操作のリストと、その具体的な使用例を次に示します。
アプリケーション WPFKeyBasedPartitionSample を 2 つの ノード・クラスターにインストールし、30 個の区画を 2 つのクラスに 分類しています。 つまり、PK000001 から PK000010 は class1 に、PK000011 から PK000030 は class2 にそれぞれ所属しています。システム wpfsample3 はデプロイメント・マネージャーであり、ここには アプリケーション・サーバーが 4 つ配置されています。wpfsample2 には、 アプリケーション・サーバーが 5 つ配置されています。
以下の例で wpfadmin コマンドを実行するのは、呼び出しの例を紹介するためです。 Windows プラットフォームでは、wpfadmin.bat アプリケーションを使用できます。 これはコマンド行で wpfadmin として参照できます。 特に断りがない限り、このコマンドはサポートされている どのプラットフォームでもまったく同じように機能します。 大きい数の区画を扱う場合、wpfadmin コマンドで OutOfMemory 例外が発生する場合があります。修正するには、<WAS_INSTALL_ROOT>/bin/wsadmin.bat (Unix では wsadmin.sh) を編集し、稼働中のプラットフォームの -mx256m オプションを -mx512m に増やします。