WebSphere Application Server との対話
IBM Telephone Directory V5.2 には、
Enterprise Archive (.ear) ファイルにパッケージされた Web アプリケーションが含まれています。このファイルは、WebSphere Application Server のランタイム環境にデプロイすることができます。デプロイされると、このアプリケーションは、アプリケーション・サーバー経由で、この Web アプリケーションに経路指定された要求を処理するようになります。アプリケーション・サーバーは、さまざまなアクセス・パスを提供することができ、また、サーバー全体または特にこのアプリケーションのために、さまざまなセキュリティー機能を使用可能にすることができます。
IBM Telephone Directory V5.2 アプリケーションへ経路指定されて処理される要求は、このサーバーをパススルーする必要があります。要求がアプリケーションに到達すると、アプリケーションによって、必要な LDAP 対話が処理されます。
このアプリケーションは、Java (R) 標準に従って作成およびパッケージされています。
WebSphere Application Server は、このアプリケーションのためのランタイム環境を提供します。この環境には、Java ランタイム API のサポートが含まれています。このアプリケーションでは、以下のものが使用されます。
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WebSphere Application Server V5 では、標準の Java ランタイム環境 API (J2SE バージョン 1.3) が用意されています。
J2SE 1.3 は、LDAP サーバーとの通信で使用される基本的な Java ユーティリティー機能、コンテキスト、およびソケット・ファクトリーを備え、また、国際化対応のための Java ロケール・サポートを提供します。
- WebSphere Application Server V5.1 では、標準の Java ランタイム環境 API (J2SE バージョン 1.4) が用意されています。
J2SE 1.4 は、LDAP サーバーとの通信で使用される基本的な Java ユーティリティー機能、コンテキスト、およびソケット・ファクトリーを備え、また、国際化対応のための Java ロケール・サポートを提供します。
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エンタープライズ・アプリケーション・ランタイム環境 API (J2EE バージョン 1.3)。これは、HTTP サーブレット (HTTP Servlet 仕様レベル 2.3) および Java
Server Pages (JSP 仕様レベル 1.2) に Web アプリケーション・サポートを提供します。
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Web アプリケーション・デプロイメント・ユーティリティー (J2EE バージョン 1.3)。これは、Enterprise Archive (.ear) ファイル、Web Archive (.war) ファイル、および Java Archive (.jar) ファイルを使用してアプリケーションをデプロイします。