JPA ロギングの構成

ロギングは、アプリケーションのランタイム動作の表示、トレース、およびトラブルシューティングをサポートします。各 JPA フィーチャーでは、どの程度詳しいロギングにしたいのかを指定できるよう、さまざまなレベルのロギングが用意されています。

このタスクについて

jpa-2.0 フィーチャーまたは jpa-2.1 フィーチャーのいずれかを使用している場合、 ロギングを構成してトラブルシューティングに役立てることができます。これら 2 つのフィーチャーのロギング機能について理解してください。
jpa-2.0
Liberty 構成を通して構成可能な多数の jpa-2.0 トレース仕様がサポートされています。以下のトレース・ストリングを他の任意のトレース仕様と組み合わせて使用できます。
コンテナー管理 JPA アプリケーション
  • JPA=all

    すべての JPA コンテナー・トレースおよびすべての OpenJPA トレースを使用可能にします

  • openjpa=all

    すべての OpenJPA トレースを使用可能にします

  • OpenJPA 固有のログ・チャネル
    openjpa.jdbc.SQL=all
    <server>
    ...
    <logging traceSpecification="openjpa.jdbc.SQL=all"
      traceFileName="trace.log"
      maxFileSize="20"
      maxFiles="10"
      traceFormat="BASIC" />
    </server>
アプリケーション管理 JPA アプリケーション
アプリケーション管理 JPA アプリケーションを実行している場合、ロギングおよびトレースは OpenJPA ランタイムによって制御されます。すべての JPA トレースおよびロギングは OpenJPA パーシスタンス・プロパティーを通して構成される必要があります。
<persistence version="2.0">
<persistence-unit>
  <properties>
     <property name="openjpa.Log" value="openjpa.jdbc.SQL=trace"/>
  </properties>
</persistence-unit>
</persistence>
重要な OpenJPA ロギング・パーシスタンス・プロパティー
openjpa.ConnectionFactoryProperties=PrintParameters=true -- true の場合、SQL バインド・パラメーターが例外およびログに含まれます。
jpa-2.1

jpa-2.1 フィーチャーが有効になっている場合、すべての JPA ロギングおよびトレースは Liberty ロガーを通してルーティングされます。

サポートされるトレース・ストリング
  • JPA=all

    JPA コンテナー・トレースおよびすべての EclipseLink カテゴリーを使用可能にします

  • eclipselink=all

    すべての EclipseLink トレースを使用可能にします

  • EclipseLink 固有のログ・カテゴリー
    • sql、transaction、event、connection、query、cache、propagation、sequencing、ejb、dms、metadata、weaver、properties、server
    • 例: eclipselink.sql=All -- EclipseLink SQL トレースを使用可能にします
<server>
...
<logging  traceSpecification="eclipselink.sql=all"
  traceFileName="trace.log"
  maxFileSize="20"
  maxFiles="10"
  traceFormat="BASIC" />
</server>
重要な EclipseLink ロギング・パーシスタンス・プロパティー
eclipselink.logging.parameters -- true の場合、SQL バインド・パラメーターが例外およびログに含まれます。

手順

persistence.xml ファイル内のパーシスタンス・ユニット定義に、取得したいロギング詳細のレベルに応じてロギング・レベルを指定します。 eclipselink.logging.level プロパティーを指定し、value にロギング・レベルを設定します。使用可能なロギング・レベルのリストについては、EclipseLink ロギングに関する Wiki ページを参照してください。次の例は、 使用可能なすべてのロギングをオンにします。
<persistence-unit name="pu">
        <properties>
           <property name="eclipselink.logging.level" value="ALL"/>
...
        </properties>
</persistence-unit>

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タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: Tuesday, 6 December 2016
http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-nd-mp&topic=twlp_config_jpa_log
ファイル名: twlp_config_jpa_log.html