Liberty へのアプリケーションのマイグレーション

マイグレーション計画、アプリケーションの分析、およびソース・コードの更新を行うマイグレーション・ツールを使用することによって、 アプリケーションを簡単に WebSphere® Application Server Liberty に移行できます。マイグレーション・ツールは、 例えば、Java™ EE 7 と Java SE 8 など、現在の環境と新しい Liberty 環境のテクノロジーの相違点を特定するのに役立ちます。

手順

  1. マイグレーション戦略フローチャートを利用して、Liberty 環境を選択します。

    さまざまな環境で Liberty をセットアップできます。 例えば、オンプレミスのインストール済み環境、Docker コンテナー、またはクラウド環境 (Bluemix® インスタント・ランタイムなど) です。マイグレーション戦略フローチャートは、これらの環境のうち最もニーズに合うものを選択するのに役立ちます。

  2. Migration Discovery ツールを使用して、WebSphere Application Server traditional またはサード・パーティー製アプリケーション・サーバーからのマイグレーションのサイズを判定します。

    現在のインストール済み環境およびアプリケーションに関するいくつかの簡単な質問に答えることによって、マイグレーションが必要なアイテムと、マイグレーションをどの程度まで自動化できるのかを判定できます。

  3. コマンド行 Migration Toolkit for Application Binaries を使用して、アプリケーションの評価、インベントリー、および分析を行います。
    アプリケーション・バイナリー・スキャナーによって以下のようないくつかのレポートが提供されます。これらのレポートは、アプリケーションのマイグレーションに何が必要なのかを査定するのに役立ちます。
    • アプリケーション評価レポートは、アプリケーション内のテクノロジーを評価して、最適なアプリケーション・プラットフォームを見つけます。
    • インベントリー・レポートは、アプリケーションの内容 (エンティティー Bean、セッション Bean、サーブレットなど) を識別します。
    • 詳細マイグレーション分析レポートは、アプリケーションが必要とする可能性のある変更のタイプと適用範囲の理解に役立ちます。このレポートには、マイグレーションに関する潜在的な問題の分析に役立つ詳細なヘルプも含まれています。
  4. WebSphere Application Server Migration Toolkit を利用して、アプリケーション・ソース・コードをマイグレーションします。
    この Eclipse ベースのマイグレーション・ツールキットは、アプリケーション・ソースをスキャンして、以下のようにアプリケーションのマイグレーションを支援します。
    • アプリケーションに影響を及ぼす非推奨の機能、削除された機能、および動作の変更を識別します。
    • 迅速な修正を提供し、可能な場合は自動的に更新を行います。
    • マイグレーションに関するそれぞれの問題について詳細なヘルプを表示します。

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タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: Tuesday, 6 December 2016
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ファイル名: twlp_mig.html