[16.0.0.3 以降]

pluginUtility コマンド

Liberty サーバーがプラグイン構成ファイルを自動的に生成する 場合、pluginUtility コマンドを使用して、プラグイン構成ファイルを 収集し、それらのファイルをマージすることができます。また、pluginUtility コ マンドを使用して、プラグイン構成ファイルを手動で生成することもできます。

構文

コマンド構文は次のようになります。

pluginUtility action [options]
アクション action は、以下のいずれかの値を取ることができます。
help
指定したアクションのヘルプ情報を表示します。

pluginUtility コマンドのヘルプを表示するか、マージ ・アクションなど特定のアクションのヘルプを表示することができます。

merge
複数の Web サーバー・プラグイン構成ファイルを単一のファイルにマージします。
[16.0.0.4 以降]
generate
このユーティリティーを使用してプラグイン構成ファイルを作成します。

オプション

pluginUtility コマンドで使用可能なオプションは、以下のとおりです。
[16.0.0.4 以降]--server=serverid (ローカル・サーバー) または --server=user:password@host:port (リモート・サーバー)
[16.0.0.4 以降]生成アクションのみに適用され、pluginUtility コマンドで生成アクションをコード化する際に必要です。
  • ローカル・サーバーでは、サーバー・オプションはサーバー名です。
  • リモート・サーバーでは、サーバー・オプションは user:password@host:port です。
  • サーバーは、ローカル・サーバー、リモート・サーバーにかかわらず、実行中の必要があります。
    user
    ターゲット・サーバーの管理者。ユーティリティーは、値が指定されていない場合は、 指定するようにプロンプトを出します。user の一部にコロン (:) を使用しないでください。
    password
    ターゲット・サーバーの管理者ユーザーのパスワード。ユーティリティーは、値が指定されていない 場合は、 指定するように 2 回プロンプトを出します。パスワード入力は一致している必要があります。
    重要: このオプションでユーザーと パスワードを指定して、コマンド・ラインでこれらの値を指定したときに 機能するようにします。ターゲット・サーバーは、ユー ザーとパスワードに指定された値を、コマンド・ラインで指定した値と照らし合わせます。
    ヒント: リモー ト要求では、ターゲット・サーバーの server.xml ファイルでユーザー ID と パスワードをコード化することができます。
    例:
    <quickStartSecurity
    userName="AdminUser"
    userPassword="AdminPassword" />
    host
    ターゲット・サーバーのホスト。記号 @ をホストの値に使用しないでください。ホストの値の欠落は失敗の原因になります。
    port
    ターゲット・サーバーのポート番号。ポートの値の欠落は失敗の原因になります。
    重要: 指定されたサーバーがリモ ート・サーバーの場合、ユーザーは、要求を完了するために SSL 証明書を受 け入れるかどうか尋ねられます。SSL 証明書を自動的に受け入れるには、 com.ibm.webserver.plugin.utility.autoAcceptCertificates の JVM プロパ ティーを true に設定します。
[16.0.0.4 以降]
--cluster=cluster_name
生成アクションのみに適用され、このユーティリティーを使用してクラ スター・サーバーにプラグイン構成ファイルを生成する際に必要です。サーバー・クラスターの名前を指定します。

--cluster オプションを指定する場合 --server オプションに集合コントローラーを指定する必要があります。

クラスター内のサーバーがプラグイン構成ファイルに含まれるようにするには、 このサーバーが実行中で、集合コントローラーに結合される必要があります。

--sourcePath=directory|comma-separated list
マージ・アクションのみに適用される必須オプション。すべてのプラグイン構成ファイルが入っているソース・ディレクトリーの場所を指定します。あるいは、マージするプラグイン・ファイルを指示するために、完全なファイル・パスを付けたソース・プラグイン・ファイル名のコンマ区切りリストを指定します。
--targetPath=directory|full path name
[16.0.0.4 以降]マージ・アクションと生成アクションに適用される任意指定のオプション。

生成アクションについては、デフォルトでプラグイン構成ファイルが現行デ ィレクトリーに生成されます。クラスター要求での名前は cluster_name-plugin-cfg.xml で、クラスター以外の要求での名前は plugin-cfg.xml です。ファイルが配置されるべきディレクトリー名を指定することも、 完全修飾ファイル名を指定することもできます。ディレクトリーは存在している必要があります。新規ファイルが既存のファ イルを置き換えます。

マージ・アクションでは、デフォルトでマージ後のプ ラグイン構成ファイルは現行ディレクトリーに生成され、merged-plugin-cfg.xml という名前になります。merged-plugin-cfg.xml ファイルのターゲット・ディレクトリー名を指定するか、完全修飾ファイル名を指定することができます。ディレクトリーは存在している必要があります。merged-plugin-cfg.xml という名前または指定されたファイル名のファイルが存在する場合、そのファイルの内容が上書きされます。

使用法

以下は、正しい構文の例です。

pluginUtility help
pluginUtility help merge
pluginUtility merge --sourcePath=C:/plugins
pluginUtility merge --sourcePath=C:/plugins/plugin-cfg.xml,C:/plugins/Aplugin-cfg.xml,C:/other/plugin-cfg.xml
pluginUtility merge --sourcePath=C:/plugins --targetPath=C:/targetDir
pluginUtility merge --sourcePath=C:/plugins --targetPath=C:/targetDir/myMergedPluginCfg.xml
[16.0.0.4 以降]
pluginUtility help generate
pluginUtility generate --server=myController --cluster=myCluster --targetpath=./pluginFile/plugin-cfg.xml
pluginUtility generate -–server=userName:mypassword@myControllerHost:9443 --cluster=myCluster --targetpath=./pluginFiles/plugin-cfg.xml
pluginUtility generate –-server=myServer --targetpath=./pluginFiles/plugin-cfg.xml
pluginUtility generate –-server=userName:mypassword@testHost:9443 --targetpath=./pluginFiles/plugin-cfg.xml
pluginUtility generate --server=userName:@testHost:9443
注: pluginUtility generate --server=userName:@testHost:9443コマンドでは、ユーザーにパス ワードのプロンプトが出されます。
ヒント: オプション値にスペースが含まれている場合、オプション値を二重引用符 (") で囲む必要があります。例えば、--sourcePath オプションのファイル・パスが C:¥Program Files¥myFiles¥plugin-cfg.xml の場合、コマンドで --sourcePath="C:/Program Files/myFiles/plugin-cfg.xml" と指定します。

トピックのタイプを示すアイコン 参照トピック



タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: Tuesday, 6 December 2016
http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-nd-mp&topic=rwlp_pluginutility_cmd
ファイル名: rwlp_pluginutility_cmd.html