Eclipse Equinox には、現在、デバッグに役立つ OSGi コンソールが用意されています。
このコンソールは、デフォルトでは使用不可になっています。
osgiConsole-1.0 フィーチャーを使用し、それに接続するポートを指定することによって、Liberty 内で稼働する OSGi フレームワークでこのコンソールを使用可能にすることができます。
このタスクについて
Liberty は、OSGi コア仕様の Eclipse Equinox 実装を使用します。Equinox では、現在、OSGi コンソールが用意されています。
このコンソールを有効にするには、まず最初に bootstrap.properties ファイルで osgi.console プロパティーを設定して、特定のポートをこのコンソールに割り振ります。
次に、Telnet を使用してそのポートのコンソールに接続し、OSGi フレームワークを探索します。
手順
- osgiConsole-1.0 の Liberty フィーチャーを server.xml ファイルに追加します。
<feature>osgiConsole-1.0</feature>
- 特定のポートを OSGi コンソールに割り振ります。
OSGi コンソール・ポートを設定するには、
osgi.console プロパティーを指定します。
このプロパティーは、bootstrap.properties ファイル内のブートストラップ・プロパティーとして設定します。『Liberty のブートストラップ・プロパティーの指定』を参照してください。osgi.console=5471
osgi.console プロパティーが設定されていないと、OSGi コンソールは無効になります。
- Telnet を使用して OSGi コンソールのポートに接続します。
telnet localhost 5471
- コンソールを使用してフレームワークを探索します。
使用される OSGi フレームワークによって、使用可能なコマンドは異なります。
コマンド行ヘルプで、開始のための十分な情報を入手できます。