Liberty フィーチャー

フィーチャーとは、特定のサーバーにロードされる、ランタイム環境の一部分を制御する機能単位です。

ヒント: Liberty エディションに適用されるすべてのフィーチャーをインストールするには、フィーチャー・バンドル・アドオンをインストールすることができます。
  • WebSphere® Application Server Liberty Core: libertyCoreBundle
  • WebSphere Application Server (base) Liberty: baseBundle
  • WebSphere Application Server Network Deployment Liberty: ndMemberBundle (集合メンバー・サーバー用) と ndControllerBundle (集合コントローラー用)
  • WebSphere Application Server for z/OS® Liberty: zosBundle

以下の表に、各 WebSphere Application Server Liberty エディションにサポートされる Liberty フィーチャーをリストします。

表 1. 各 WebSphere Application Server Liberty エディションにサポートされる Liberty フィーチャー
Liberty フィーチャー WebSphere Application Server Liberty Core WebSphere Application Server WebSphere Application Server Network Deployment (分散オペレーティング・システムおよび IBM® i) WebSphere Application Server for z/OS
フィーチャー・バンドル・アドオン libertyCoreBundle baseBundle ndMemberBundle: コントローラー・フィーチャー以外のすべて

ndControllerBundle: 1 とマーク付けされたフィーチャーのみ

zosBundle
Java™ EE 7 Web Profile
beanValidation-1.1
cdi-1.2
ejbLite-3.2
el-3.0
jaxrs-2.0
jaxrsClient-2.0
jdbc-4.1
jndi-1.0
jpa-2.1
jsf-2.2
jsonp-1.0
jsp-2.3
managedBeans-1.0
servlet-3.1
webProfile-7.0
websocket-1.0
websocket-1.1
Java EE 7 Full Platform
appClientSupport-1.0  
appSecurityClient-1.0  
batch-1.0  
concurrent-1.0
ejb-3.2  
ejbHome-3.2  
ejbPersistentTimer-3.2  
ejbRemote-3.2  
j2eeManagement-1.1  
jacc-1.5
jaspic-1.1
javaee-7.0  
javaeeClient-7.0  
javaMail-1.5
jaxb-2.2  
jaxws-2.2  
jca-1.7  
jcaInboundSecurity-1.0  
jms-2.0  
jmsMdb-3.2  
mdb-3.2  
wasJmsClient-2.0  
wasJmsSecurity-1.0  
wasJmsServer-1.0  
拡張プログラミング・モデル
cloudant-1.0  
couchdb-1.0  
json-1.0
microProfile-1.0 [16.0.0.3 以降] [16.0.0.3 以降] [16.0.0.3 以降] [16.0.0.3 以降]
mongodb-2.0  
rtcomm-1.0  
rtcommGateway-1.0  
sipServlet-1.1  
エンタープライズ OSGi
blueprint-1.0
httpWhiteboard-1.0
osgiAppIntegration-1.0
osgiBundle-1.0
osgi.jpa-1.0
wab-1.0
操作
apiDiscovery-1.0
batchManagement-1.0  
bells-1.0
bluemixUtility-1.0
distributedMap-1.0
eventLogging-1.0
localConnector-1.0
logstashCollector-1.0
mediaServerControl-1.0  
monitor-1.0
osgiConsole-1.0
requestTiming-1.0
restConnector-1.0
restConnector-2.0 [16.0.0.3 以降] [16.0.0.3 以降] [16.0.0.3 以降] [16.0.0.3 以降]
serverStatus-1.0
sessionDatabase-1.0
timedOperations-1.0
webCache-1.0
wmqJmsClient-2.0  
wsAtomicTransaction-1.2  
セキュリティー
appSecurity-1.0
appSecurity-2.0
authData-1.0  
constrainedDelegation-1.0
federatedRegistry-1.0
jwt-1.0 [16.0.0.4 以降] [16.0.0.4 以降] [16.0.0.4 以降] [16.0.0.4 以降]
ldapRegistry-3.0
oauth-2.0
openid-2.0
openidConnectClient-1.0
openidConnectServer-1.0
passwordUtilities-1.0  
samlWeb-2.0
scim-1.0
spnego-1.0
ssl-1.0
wsSecurity-1.1  
wsSecuritySaml-1.1  
システム管理
adminCenter-1.0 1
clusterMember-1.0    
collectiveController-1.0     1
collectiveMember-1.0
dynamicRouting-1.0     1
healthAnalyzer-1.0    
healthManager-1.0     1
scalingController-1.0     1
scalingMember-1.0    
z/OS
zosConnect-1.0      
zosConnect-1.2      
zosLocalAdapters-1.0      
zosSecurity-1.0      
zosTransaction-1.0      
zosWlm-1.0      
Java EE 6 Web Profile
beanValidation-1.0
cdi-1.0
ejbLite-3.1
jdbc-4.0
jndi-1.0
jpa-2.0
jsf-2.0
jsp-2.2
servlet-3.0
webProfile-6.0
Java EE 6 テクノロジー
jaxb-2.2  
jaxrs-1.1
jaxws-2.2  
jca-1.6  
jcaInboundSecurity-1.0  
jms-1.1  
jmsMdb-3.1  
mdb-3.1  
wasJmsClient-1.1  
wasJmsSecurity-1.0  
wasJmsServer-1.0  
wmqJmsClent-1.1  
以下のリストに、サーバー構成に追加可能なフィーチャーについての情報を示します。 構成にフィーチャーを組み込むと、さらに追加で 1 つ以上のフィーチャーが自動的にロードされることがあります。 例えば、wab-1.0 フィーチャーを組み込むと、 servlet-3.0 フィーチャーと blueprint-1.0 フィーチャーが自動的にロードされます。 各フィーチャーには、そのフィーチャーの要旨や、そのフィーチャーが server.xml ファイル内の <featureManager> エレメントの中でどのように宣言されるかを例に示したものが含まれます。例:
<server>
  <featureManager>
    <feature>servlet-3.0</feature>
    <feature>localConnector-1.0</feature>
  </featureManager>
</server>

サーバー構成で使用可能なフィーチャーは、可視性がパブリック (public) で、Liberty 製品の外部に含まれます。これらのフィーチャーをサーバー構成で使用することは、製品の今後の更新でサポートされます。また、Liberty プロファイルでは、保護 (protected) の可視性を持つフィーチャー・セットも用意されています。これらのフィーチャーは、サーバー構成で直接使用することはできませんが、ユーザー独自のフィーチャーに組み込むことができます。保護された (protected) フィーチャーの組み込みを参照してください。

Administrative Center
<feature>adminCenter-1.0</feature>

adminCenter-1.0 フィーチャーは、携帯電話、タブレット、またはコンピューター上の Web ブラウザーから Liberty のサーバーとアプリケーションおよびその他のリソースを管理するための Web ベースのグラフィカル・インターフェースです。

Admin Center を使用した Liberty の管理』および『Admin Center フィーチャーの制約事項』を参照してください。

API ディスカバリー
<feature>apiDiscovery-1.0</feature>

apiDiscovery-1.0 フィーチャーは、REST API 文書のディスカバーを可能にします。 このフィーチャーにより、Liberty サーバーで使用可能な REST API を検索し、Swagger ユーザー・インターフェースを使用して、検出された REST エンドポイントを起動します。 『Liberty サーバー上の REST API ドキュメンテーションのディスカバー』を参照してください。

Bean 検証
<feature>beanValidation-1.0</feature>

beanvalidation-1.0 フィーチャーにより、アプリケーションの各層における JavaBeans の検証が提供されます。検証は、アノテーションまたは validation.xml デプロイメント記述子を使用して、 アプリケーション内の JavaBeans のすべての層に適用することができます。

<feature>beanValidation-1.1</feature>
beanValidation-1.1 フィーチャーは、以下を提供します。
  • beanValidation-1.0 で使用可能な検証
  • JavaBeans のメソッドおよびコンストラクターの検証
  • Contexts and Dependency Injection (CDI) Bean でのメソッドおよびコンストラクターの自動検証
  • デプロイメント記述子 validation.xml から CDI 管理 Bean としてコンポーネントを作成する機能。CDI 機能を使用する他のコンポーネントと同様に、コンポーネントを開発してください。

Bean 検証フィーチャーの制約事項も参照してください。

Basic Extensions using Liberty Libraries (BELL)

<feature>bells-1.0</feature>

このフィーチャーは、Basic Extensions using Liberty Libraries (BELL) の構成を可能にします。 このフィーチャーを使用して、Liberty フィーチャーではなく、ライブラリーを使用してサーバー・ランタイムの一部を拡張します。 BELL は、Java Service Loader パターンを使用して、実装クラス名を提供します。

bells-1.0 フィーチャー構成については、『Basic Extensions using Liberty Libraries』を参照してください。

Bluemix ユーティリティー
<feature>bluemixUtility-1.0</feature>

このフィーチャーを使用して、 IBM Bluemix マネージド・サービスへのアクセスを簡単に構成できます。『Bluemix サービスを使用するための Liberty サーバーのセットアップ』を参照してください。

Blueprint
<feature>blueprint-1.0</feature>

blueprint-1.0 フィーチャーにより、OSGi Blueprint コンテナー仕様を使用する OSGi アプリケーションのデプロイがサポートされます。

WebSphere Application Server の OSGi アプリケーション・サポートを使用して、Java EE と OSGi のテクノロジーを使用するモジュラー・アプリケーションを開発およびデプロイできます。OSGi アプリケーション』を参照してください。
キャッシュ・サービス
<feature>distributedMap-1.0</feature>

このフィーチャーは、DistributedMap API を使用してアクセスできるローカル・キャッシュ・サービスを提供します。デフォルトのキャッシュは、services/cache/distributedmap で JNDI にバインドされます。WebSphere eXtreme Scale などのネットワーク・キャッシュ・プロバイダーを追加して、キャッシュを分散させることができます。

CDI
<feature>cdi-1.0</feature>
cdi-1.0 フィーチャーにより、Liberty で Contexts and Dependency Injection 1.0 仕様のサポートが有効になります。
<feature>cdi-1.2</feature>
cdi-1.2 フィーチャーにより、Liberty で Contexts and Dependency Injection 1.2 仕様のサポートが有効になります。
集合メンバー
<feature>collectiveMember-1.0</feature>

collectiveMember-1.0 フィーチャーにより、サーバーは管理集合のメンバーになることができ、集合コントローラーで管理できるようになります。

集合を使用した、Liberty 用のサーバー管理環境のセットアップ』を参照してください。
動的キャッシング・サービス
<feature>webCache-1.0</feature>
このフィーチャーにより、Web 応答のローカル・キャッシングが有効になります。 これには、キャッシュ・サービス (distributedMap) フィーチャーが含まれ、Web アプリケーション応答の自動キャッシングを実行して応答時間とスループットを改善します。応答キャッシングをカスタマイズするには、アプリケーションに cache-spec.xml ファイルを組み込むことができます。WebSphere eXtreme Scale などのネットワーク・キャッシュ・プロバイダーを追加して、キャッシュを分散させることができます。
Enterprise JavaBeans (EJB)
<feature>ejbLite-3.1</feature>

ejbLite-3.1 フィーチャーは、EJB 3.2 仕様の EJB Lite サブセットに従って作成された EJB アプリケーションのサポートを提供します。

<feature>ejbLite-3.2</feature>
ejbLite-3.2 フィーチャーは、EJB 3.2 仕様の EJB Lite サブセットに従って作成された EJB アプリケーションのサポートを提供します。
なお、EJB 3.2 Lite API Group には組み込み可能 EJB コンテナーが含まれておらず、本製品には EJB 3.2 組み込み可能コンテナーが用意されていません。
また、以下のフィーチャーには、ejbLite-3.2 フィーチャーとの互換性がありません。
  • cdi-1.0
  • jmsMdb-3.1
  • mdb-3.1
<feature>ejb-3.2</feature>
ejb-3.2 フィーチャーは、EJB 3.2 仕様に従って作成された EJB アプリケーションのサポートを提供します。
このフィーチャーには、以下のフィーチャーが含まれています。
  • ejbLite-3.2
  • ejbHome-3.2

    このフィーチャーは、EJB 2.x API のサポートを提供します。

  • ejbPersistentTimer-3.2

    このフィーチャーは、パーシスタント EJB タイマーのサポートを提供します。

  • ejbRemote-3.2

    このフィーチャーは、リモート EJB インターフェースのサポートを提供します。

  • mdb-3.2

    このフィーチャーは、メッセージ駆動型 Bean のサポートを提供します。

完全な EJB 3.2 サポートが不要な場合は、必要なサポートが得られるように、これらのフィーチャーを自由に組み合わせて使用できます。

Enterprise JavaBeans (EJB) フィーチャーの制約事項』も参照してください。
Expression Language 3.0
<feature>el-3.0</feature>

このフィーチャーにより、Expression Language (EL) 3.0 のサポートが有効になります。

イベント・ロギング
<feature>eventLogging-1.0</feature>
eventLogging-1.0 フィーチャーは、JDBC 要求やサーブレット要求などのイベントのレコードおよびその所要時間をログに記録します。『イベント・ロギング』を参照してください。
Java API for RESTful Web Services (JAX-RS)
<feature>jaxrs-1.1</feature>
jaxrs-1.1 フィーチャーにより、Liberty に対する Java API for RESTful Web Services がサポートされます。
  • jaxrs-1.1 サーバー・フィーチャーを使用する EJB アプリケーションに対しては、server.xml ファイル内の ejbLite-3.1 フィーチャーを有効にする必要があります。
  • CDI を使用する JAX-RS アプリケーションに対しては、server.xml ファイル内の cdi-1.0 フィーチャーを有効にする必要があります。
Java Authentication SPI for Containers 1.1
<feature>jaspic-1.1</feature>
jaspic-1.1 フィーチャーにより、JSR-196 に定義されている Java Authentication SPI for Containers (JASPIC) プロバイダーを使用してサーバー・ランタイム環境およびアプリケーションを保護するためのサポートが有効になります。
Java Authentication SPI for Containers (JASPIC) ユーザー・フィーチャーの構成も参照してください。
Java Authorization Contract for Containers 1.5
<feature>jacc-1.5</feature>
jacc-1.5 フィーチャーにより、Java Authorization Contract for Containers (JACC) バージョン 1.5 のサポートが有効になります。jacc-1.5 フィーチャーをサーバーに追加するには、サード・パーティーの JACC プロバイダーを追加する必要がありますが、このプロバイダーは WebSphere Application Server Liberty には付属していません。
Java Authorization Contract for Containers (JACC) 許可プロバイダーの開発も参照してください。
Java Database Connectivity (JDBC)
<feature>jdbc-4.0</feature>
jdbc-4.0 フィーチャーにより、データベースにアクセスするアプリケーションがサポートされます。 Java Database Connectivity (JDBC) およびデータ・ソースを使用した既存のアプリケーションを取得し、そのアプリケーションをサーバーにデプロイすることができます。
Liberty への既存の JDBC アプリケーションのデプロイ』も参照してください。
Java Naming and Directory Interface (JNDI)
<feature>jndi-1.0</feature>
jndi-1.0 フィーチャーにより、Liberty のサーバー構成で単一 JNDI エントリー定義がサポートされます。
Java Persistence API (JPA)
<feature>jpa-2.0</feature>
jpa-2.0 フィーチャーにより、JPA 2.0 仕様に従って作成されたアプリケーション管理 JPA およびコンテナー管理 JPA を使用するアプリケーションがサポートされます。
サポートは、コンテナー管理プログラミング・モデルをサポートする拡張機能と共に Apache OpenJPA の上に構築されています。
拡張パーシスタンス・コンテキストをステートフル・セッション Bean で使用できるようになりました。
Liberty への JPA アプリケーションのデプロイ』も参照してください。
JavaMail API
<feature>javaMail-1.5</feature>
JavaMail API では、外部メール・サーバーと Liberty アプリケーション間の通信がサポートされます。『Liberty での JavaMail の管理』を参照してください。
JavaServer Faces (JSF) 2.0
<feature>jsf-2.0</feature>
jsf-2.0 フィーチャーにより、JSF フレームワークを使用する Web アプリケーションがサポートされます。このフレームワークでは、ユーザー・インターフェースの構築が単純化されます。
jsf-2.0 フィーチャーを組み込む場合は、jsp-2.2 フィーチャーも組み込むことになります。これは、JSF フレームワークが JSP フレームワークの拡張であるためです。
JavaServer Faces (JSF) 2.2
<feature>jsf-2.2</feature>

このフィーチャーにより、Java Server Faces (JSF) 2.2 フレームワークを使用している Web アプリケーションのサポートが有効になります。このフレームワークでは、ユーザー・インターフェースの構築が単純化されます。

jsf-2.2 フィーチャー構成については、『JavaServer Faces 2.2』を参照してください。

JavaServer Pages (JSP)
<feature>jsp-2.2</feature>

jsp-2.2 フィーチャーにより、JSP 2.2 仕様に従って作成された JSP がサポートされます。jsp-2.2 フィーチャーを組み込む場合は、servlet-3.0 フィーチャーも組み込むことになります。

jsp-2.2 フィーチャーの制約事項』も参照してください。

<feature>jsp-2.3</feature>

このフィーチャーによって、JSP 2.3 仕様に書き込まれる Java Server Pages (JSP) のサポートが有効になります。このフレームワークでは、ユーザー・インターフェースの構築が単純化されます。このフィーチャーを有効にすると、Expression Language (EL) バージョン 3.0 フィーチャーも有効になります。

JavaScript Object Notation (JSON4J) ライブラリー
<feature>json-1.0</feature>

json-1.0 フィーチャーにより、Java 環境用の一連の JSON ハンドリング・クラスを提供する JSON4J ライブラリーにアクセスできるようになります。JSON4J ライブラリーは、JSON データとしてレンダリングするデータを構成し、操作するための単純な Java モデルを提供します。

また、JAX-RS アプリケーションの要求および応答での JSON コンテンツの使用および JSON4J ライブラリー API を参照してください。

JavaScript Object Notation (JSON-P) 処理
<feature>jsonp-1.0</feature>

Java API for JSON Processing (JSON-P) フィーチャーは、JavaScript Object Notation (JSON) でレンダリングされるデータの構築および操作のための標準化された方式を提供します。

[16.0.0.4 以降]JSON Web Token
[16.0.0.4 以降]<feature>jwt-1.0</feature>

jwt-1.0 フィーチャーを使用すると、Liberty サーバーを 構成して JSON Web Token (JWT) トークンを構築して取り込むことができま す。このトークンは、ユーザー ID またはトークンを伝搬するために使用することができます。詳しくは、Liberty の JSON Web トークンの構成を参照してください。

Kerberos Constrained Delegation for SPNEGO
<feature>constrainedDelegation-1.0</feature>

このフィーチャーは、Kerberos constrained delegation for SPNEGO のサポートを可能にします。『Liberty でのアウトバウンド SPNEGO トークンの Kerberos 制約付き委任の構成』を参照してください。

constrainedDelegation-1.0 フィーチャー構成については、『Kerberos Constrained Delegation for SPNEGO』を参照してください。

ldapRegistry-3.0
<feature>ldapRegistry-3.0</feature>
ldapRegistry-3.0 フィーチャーは、LDAP ユーザー・レジストリーのサポートを提供します。バージョン 3.0 の ldapRegistry-3.0 フィーチャーは、LDAP バージョン 3 仕様に準拠しています。ldapRegistry-3.0 フィーチャーは、appSecurity-2.0 フィーチャーで自動的に有効にされることはありません。 このフィーチャーを使用して、複数の LDAP リポジトリーを統合できます。複数の LDAP 構成を server.xml ファイル内で構成でき、すべての LDAP 操作に対して、複数のリポジトリーからの統合された結果を得ることができます。
ローカル JMX コネクター
<feature>localConnector-1.0</feature>

localConnector-1.0 フィーチャーは、JVM に組み込まれるローカル JMX コネクターを提供します。この JMX コネクターは、同じユーザー ID および同じ JDK で実行しているユーザーのみが、同じホスト・マシン上でのみ使用することができます。jConsole などの JMX クライアントや、Attach API を使用するその他の JMX クライアントによるローカル・アクセスが可能になります。

JMX を使用した Liberty への接続』を参照してください。

Logstash コレクター
<feature>logstashCollector-1.0</feature>

logstashCollector-1.0 フィーチャーはさまざまなソースからデータを収集し、収集したデータを Lumberjack プロトコル経由で Logstash サーバーに転送します。 『Logstash コレクター V1.0 の使用』を参照してください。

logstashCollector-1.0 フィーチャー構成については、 『Logstash Collector 1.0』を参照してください。

管理 Bean
<feature>managedBeans-1.0</feature>

managedBeans-1.0 フィーチャーは、 Managed Beans 1.0 仕様 (JSR-316) のサポートを提供します。このフィーチャーによって、javax.annotation.ManagedBean アノテーションを使用できるようになります。

Micro Profile
<feature>microProfile-1.0</feature>

microProfile-1.0 フィーチャーは、Enterprise Java の Micro Profile をサポートする Liberty フィーチャーを結合します。

管理対象 executor および管理対象スレッド・ファクトリー
<feature>concurrent-1.0</feature>

concurrent-1.0 フィーチャーを使用すると、アプリケーション・サーバーで管理されるスレッド・コンテキストを使用して、同時に実行されるタスクをアプリケーションがサブミットできるようにする管理 executor サービスの作成が可能になります。また、このフィーチャーにより、管理対象スレッド・ファクトリーの作成も有効になり、該当の管理対象スレッド・ファクトリーを検索するコンポーネントのスレッド・コンテキストで実行されるスレッドを作成することが可能になります。

モニター
<feature>monitor-1.0</feature>

monitor-1.0 フィーチャーにより、Liberty で Performance Monitoring Infrastructure (PMI) のサポートが提供されます。

Liberty サーバー・ランタイム環境のモニター』を参照してください。
OAuth
<feature>oauth-2.0</feature>

oauth-2.0 フィーチャーは、OAuth 2.0 プロトコルの使用によるリソースへのアクセスの保護をサポートします。

OpenID
<feature>openid-2.0</feature>

このフィーチャーにより、ユーザーは複数のアカウントやクレデンシャル・セットを管理することなく、複数のエンティティーに対して自身を認証できるようになります。Liberty は OpenID 2.0 をサポートし、Web シングル・サインオンにおいてリライング・パーティーの役割を果たします。Web サイトなど、さまざまなエンティティーにアクセスするには、それぞれのエンティティーに関連付けられた固有のアカウントが必要になることがよくあります。OpenID を使用すると、OpenID プロバイダーが取り扱う 1 セットの資格情報によって、OpenID をサポートする任意の数のエンティティーへのアクセスを認可することが可能になります。

OpenID Connect クライアント
<feature>openidConnectClient-1.0</feature>

このフィーチャーにより、Web アプリケーションは、構成されているユーザー・レジストリーの代わりに、またはそれに追加して、ユーザーを認証するために OpenID Connect クライアント 1.0 を組み込むことができるようになります。

OpenID Connect プロバイダー
<feature>openidConnectServer-1.0</feature>

このフィーチャーにより、Web アプリケーションは、構成されているユーザー・レジストリーの代わりに、またはそれに追加して、ユーザーを認証するために OpenID Connect サーバー 1.0 を組み込むことができるようになります。

OSGi アプリケーション統合
<feature>osgiAppIntegration-1.0</feature>

osgiAppIntegration-1.0 フィーチャーを使用して、同じ Java 仮想マシンで使用可能な OSGi アプリケーション間でサービスを相互に共有できるようにします。

OSGi バンドル
<feature>osgiBundle-1.0</feature>

osgiBundle-1.0 フィーチャーは、OSGi アプリケーションをデプロイするためのサポートを有効にします。OSGi アプリケーション・サポートを使用して、Java EE と OSGi のテクノロジーを使用したモジュラー・アプリケーションを開発してデプロイすることができます。

OSGi コンソール
<feature>osgiConsole-1.0</feature>
このフィーチャーにより、ランタイム環境のデバッグを支援する OSGi コンソールが使用可能になります。 これを使用して、バンドル、パッケージ、およびサービスに関する情報を表示することができます。 この情報は、製品拡張の独自のフィーチャーを開発する際に役立ちます。
OSGi JPA
<feature>osgi.jpa-1.0</feature>
osgi.jpa-1.0 フィーチャーにより、Liberty で OSGi アプリケーションの JPA サポートが提供されます。
パスワード・ユーティリティー
<feature>passwordUtilities-1.0</feature>

このフィーチャーは、セキュリティー・プラグ・ポイントを使用してアプリケーションから AuthData を取得するためのサポートを有効にします。

REST コネクター 1.0
<feature>restConnector-1.0</feature>
restConnector-1.0 フィーチャーでは、セキュアな JMX コネクターが提供されます。このコネクターは、任意の JDK を使用してローカルまたはリモートで使用することができます。このフィーチャーは、REST ベースのコネクター経由での JMX クライアントによるリモート・アクセスを可能にし、SSL および基本ユーザー・セキュリティー構成を必要とします。
JMX を使用した Liberty への接続を参照してください。REST コネクターについて詳しくは、Liberty へのセキュア JMX 接続の構成を参照してください。

restConnector-1.0 フィーチャー構成については、『JMX REST Connector 1.0』を参照してください。

REST コネクター 2.0
<feature>restConnector-2.0</feature>

restConnector-2.0 フィーチャーでは、セキュアな JMX コネクターが提供されます。このコネクターは、任意の JDK を使用してローカルまたはリモートで使用することができます。これは、REST ベースのコネクターを通した JMX クライアントによるリモート・アクセスを可能にし、SSL および基本的なユーザー・セキュリティー構成を必要とします。 このフィーチャーは、restConnector-1.0 フィーチャーを置き換えるもので、jaxrs-1.1 フィーチャーは含みません。

JMX を使用した Liberty への接続を参照してください。REST コネクターについて詳しくは、Liberty へのセキュア JMX 接続の構成を参照してください。

REST API を使用してファイルを転送する方法については、ファイル転送を参照してください。REST API を使用して集合コントローラー、集合メンバー、および集合の登録済みホストとの間でファイルを転送する方法については、Liberty 集合でのファイルの転送を参照してください。REST API を使用するには、サーバー構成に restConnector-2.0 フィーチャーを追加します。

restConnector-2.0 フィーチャー構成については、『JMX REST Connector 2.0』を参照してください。

Request timing
<feature>requestTiming-1.0</feature>
requestTiming-1.0 は、遅い要求またはハングした要求に関する警告および診断情報を提供します。『遅い要求およびハング要求の検出』を参照してください。
SAML Web ブラウザー SSO
<feature>samlWeb-2.0</feature>
samlWeb-2.0 フィーチャーにより、Web アプリケーションが、構成されたユーザー・レジストリーの代わりに、 SAML ID プロバイダーにユーザー認証を委任できます。

Liberty での SAML Web ブラウザー SSO の構成』を参照してください。

Secure Sockets Layer (SSL)
<feature>ssl-1.0</feature>

ssl-1.0 フィーチャーにより、Secure Sockets Layer (SSL) 接続がサポートされます。セキュア HTTPS リスナーを使用する場合、このフィーチャーを必ず有効にしてください。Liberty にはダミーの鍵ストアとダミーのトラストストアがあり、これらは、旧バージョンの WebSphere Application Server で提供されていたものと同じです。セキュア HTTPS リスナーは、ssl-1.0 フィーチャーが有効にならない限り始動されません。 このフィーチャーが使用不可の場合、HTTPS リスナーは停止されます。

SSL 証明書を指定するには、server.xml ファイル内にポインターを追加します。 『Liberty での通信の保護』を参照してください。

HTTPS ポートを変更するには、server.xml ファイルで <httpEndpoint> エレメントの <httpsPort> 属性を設定します。 『Liberty のブートストラップ・プロパティーの指定』を参照してください。

セキュリティー
<feature>appSecurity-2.0</feature>
このバージョンの appSecurity フィーチャーは、明示的に他のフィーチャーの存在に基づいて、セキュリティーの一定の局面のみを提供します。さらに、自動的に servlet-3.0ldapRegistry-3.0 フィーチャーを組み込むことはなく、その結果サーバーのフットプリントが削減されます。Web アプリケーションを保護するには、servlet-3.0 フィーチャーを組み込む必要があります。EJB セキュリティーを有効にするには、ejbLite-3.1 フィーチャーを組み込む必要があります。LDAP ユーザー・レジストリーをサポートするには、ldapRegistry-3.0 フィーチャーを組み込む必要があります。
注:
  • appSecurity-2.0 フィーチャーは、appSecurity-1.0 を置き換えます。appSecurity-2.0 が 自動的に servlet-3.0 または ldapRegistry-3.0 を組み込まないことを除いて、これらのフィーチャーは同じです。 代わりに appSecurity-2.0 バージョンを 使用するようサーバー構成内で選択できます。『置き換えられた Liberty フィーチャー』を参照してください。
    • Web セキュリティーを有効にするには、 server.xml ファイル内に servlet-3.0 フィーチャーを指定する必要があります。
    • LDAP のサポートを有効にするには、 server.xml ファイル内に ldapRegistry-3.0 フィーチャーを指定する必要があります。
appSecurity-1.0 および appSecurity-2.0 フィーチャー により、サーバー・ランタイム環境およびアプリケーションの保護がサポートされます。 以下の特性がサポートされます。
  • 基本ユーザー・レジストリー
  • Lightweight Directory Access Protocol (LDAP) ユーザー・レジストリー
  • 基本許可
  • Web アプリケーション・セキュリティー
    • 基本認証ログイン
    • フォーム・ログイン、フォーム・ログアウト
    • プログラマチック API: getRemoteUsergetUserPrincipalisUserInRoleauthenticatelogout、および login
  • EJB アプリケーション・セキュリティー
    • ejb-jar.xml ファイル内に指定可能な、すべてのセキュリティー・アノテーションおよびすべてのセキュリティー・エレメント
    • プログラマチック API: getCallerPrincipalisCallerInRole、 および getCallerIdentitygetCallerIdentity API は、singleton セッション Bean にはサポートされていません。
    • CALLER_IDENTITY および SPECIFIED_IDENTITY (SYSTEM_IDENTITY は サポートされていません) の run-as-mode 用の ibm-ejb-jar-ext.xml ファイル内 の EJB 拡張設定。
appSecurity-1.0 フィーチャーまたは appSecurity-2.0 フィーチャー をサーバーに追加する場合は、ユーザー・レジストリー (例えば、基本ユーザー・レジストリーまたは LDAP ユーザー・レジストリー) を 構成することも必要です。
Liberty およびそのアプリケーションの保護 』および『appSecurity-2.0 フィーチャーの制約事項』も参照してください。
サーバー状況
<feature>serverStatus-1.0</feature>
serverStatus-1.0 フィーチャーを使用すると、Liberty サーバーが、その状況を、ジョブ構成でリソースとしてそのサーバーを認識している WebSphere Application Server デプロイメント・マネージャーおよびジョブ・マネージャーに自動的にパブリッシュできるようになります。認識される状態は StartedStopped です。
Servlet 3.0
<feature>servlet-3.0</feature>
servlet-3.0 フィーチャーにより、Java Servlet 3.0 仕様に従って作成された HTTP サーブレットがサポートされます。
Liberty およびそのアプリケーションの保護』も参照してください。
Servlet 3.1
<feature>servlet-3.1</feature>
このフィーチャーは、Java Servlet 3.1 仕様に従って作成された HTTP サーブレットのサポートを有効にします。
Servlet 3.1 での動作の変更も参照してください。
セッション・パーシスタンス
<feature>sessionDatabase-1.0</feature>
sessionDatabase-1.0 フィーチャーにより、Liberty でセッション・アフィニティーとフェイルオーバーのサポートが提供されます。
Liberty のセッション・パーシスタンスの構成』を参照してください。
SPNEGO
<feature>spnego-1.0</feature>

このフィーチャーにより、ユーザーが Microsoft ドメイン・コントローラーに 1 回ログインすれば、再度プロンプトが出されることなく、Liberty サーバー上の保護アプリケーションにアクセスできるようにします。

Liberty サーバーでの SPNEGO の構成について詳しくは、Liberty での SPNEGO 認証の構成を参照してください。

タイムド・オペレーション
<feature>timedOperations-1.0</feature>
このフィーチャーにより、アプリケーション・サーバーで特定操作の実行が予想より遅いときに警告を記録するサポートを有効にすることができます。
Web アプリケーション・バンドル (WAB)
<feature>wab-1.0</feature>
wab-1.0 フィーチャーにより、エンタープライズ・バンドル内の WAB がサポートされます。
このフィーチャーは、WAB 内にパッケージされた 以下のリソースをサポートします。
  • 静的 Web コンテンツおよび JSP。
  • Servlet 3.0 仕様に従って作成された HTTP サーブレット。
  • Blueprint アプリケーション。
wab-1.0 フィーチャーを組み込む場合は、servlet-3.0 フィーチャーと blueprint-1.0 フィーチャーも組み込むことになります。
Web Profile
<feature>webProfile-6.0</feature>

このフィーチャーは、Java EE 6 Web Profile をサポートするのに必要な Liberty フィーチャーの便利な組み合わせを提供します。

<feature>webProfile-7.0</feature>

このフィーチャーは、Java EE 7 Web プロファイルをサポートするのに必要な Liberty フィーチャーの便利な組み合わせを提供します。

WebSocket
<feature>websocket-1.0</feature>
<feature>websocket-1.1</feature>
WebSocket は、Web ブラウザーまたはクライアント・アプリケーションと Web サーバー・アプリケーションが単一の全二重接続を使用して通信できるようにする標準プロトコルです。
詳しくは、Liberty: WebSocketを参照してください。

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タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: Monday, 5 December 2016
http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-libcore-mp&topic=rwlp_feat
ファイル名: rwlp_feat.html