構成ファイルを参照する ID 変数

Liberty ランタイムでは、ときどき、server.xml ファイルの構成エレメントを参照する必要があります。このアクションは、メッセージのテキストやファイル名などのいくつかの方法で行われることがあります。

Liberty ランタイムは、XPath スタイルの構文を使用して、構成エレメントを参照します。まず、エレメント・タイプが出力され、それに続けて、大括弧で囲まれた構成エレメントの ID が出力されます。 構成エレメントが別の構成エレメント内にネストされている場合は、内側の構成エレメントの前にスラッシュが付けられて、内側のエレメントと外側のエレメントが区切られます。

  • 例えば、以下の databaseStore 構成エレメントは、databaseStore[DBTaskStore] として参照されます。これは、databaseStore がネストされておらず、ID 値が DBTaskStore であるためです。
    <server>
      <databaseStore id="DBTaskStore">
         ...
      </databaseStore>
    </server>
  • 以下のデータ・ソース構成エレメントは、databaseStore[DBTaskStore]/dataSource[DataSource0] として参照されます。これは、データ・ソースが databaseStore の下にネストされており、databaseStore の ID 値が DBTaskStore であり、データ・ソースの ID 値が DataSource0 であるためです。
    <server>
      <databaseStore id="DBTaskStore">
        <dataSource id="DataSource0">
          ...
        </dataSource>
      </databaseStore>
    </server>
  • 場合によっては、構成エレメントには ID がありません。この場合、ID が生成されます。例えば、以下のデータ・ソース構成エレメントは、databaseStore[default-0]/dataSource[DataSource0] として参照されます。これは、databaseStore で ID が定義されていないためです。
    <server>
      <databaseStore>
        <dataSource id="DataSource0">
          ...
        </dataSource>
      </databaseStore>
    </server>

トピックのタイプを示すアイコン 参照トピック



タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: Monday, 5 December 2016
http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-libcore-mp&topic=rwlp_configfiles_serverxml
ファイル名: rwlp_configfiles_serverxml.html