アプリケーション・クライアント・コマンド

client コマンドでは、create、run、debug、package、および help の各アクションがサポートされます。

構文

wlp/bin ディレクトリーには、クライアント・アプリケーションの実行に役立つ client および client.bat という名前のスクリプトが含まれています。これらのスクリプトの構文は、以下のとおりです。

client <action> client_name [options]

ここで、action の値は、アプリケーション・クライアントで実行できる操作を表します。

重要: コマンド行でアプリケーション・クライアント名が指定されていない場合、タスクは、デフォルトのアプリケーション・クライアント・インスタンス defaultClient に対して実行されます。

アクション

client スクリプトでは、以下のアクションがサポートされます。
create
新規アプリケーション・クライアントを作成するコマンド。
run
フォアグラウンドでアプリケーション・クライアントを起動するコマンド。
debug
デバッガーをデバッグ・ポートに接続してから、指定されたアプリケーション・クライアントをコンソール・フォアグラウンドで実行するコマンド。 デフォルト・ポートは 7778 です。
package
アプリケーション・クライアントをパッケージするコマンド。
help
追加オプションの詳細など、コマンド行スクリプトのヘルプを表示するコマンド。

オプション

client スクリプトでは、以下のオプションがサポートされます。
--archive="path to the target archive file"
package アクションによって生成されるアーカイブ・ターゲットを指定します。絶対パスまたは相対パスとしてターゲットを指定することができます。このオプションを省略すると、アーカイブ・ファイルがクライアント出力ディレクトリーに作成されます。ターゲット・ファイル名拡張子は、生成されたアーカイブのフォーマットに影響する可能性があります。package アクションのデフォルト・アーカイブ・フォーマットは、pax (z/OS® の場合) および zip (その他のすべてのプラットフォームの場合) です。 jar アーカイブ・フォーマットは、オリジナルのインストーラー・アーカイブに類似した自己解凍型 JAR ファイルを作成します。
--clean
このクライアント・インスタンスに関連するキャッシュされた情報をすべて除去します。
--include=value,value,...
値のコンマ区切りリスト。有効な値は、アクションによって異なります。
template="templateName"
新規クライアントを作成するときに使用するテンプレートの名前を指定します。
--autoAcceptSigner
サーバー証明書の検査を求められずに、署名者証明書を自動的に受け入れてクライアント・トラストストアに保管します。

以下の例では、Windows システムで実行できるアプリケーション・クライアント・コマンドのアクションを示します。Windows プラットフォームの場合
client.bat create client_name
client.bat run client_name
client.bat help
以下の例では、他のシステムで実行できるアプリケーション・クライアント・コマンドのアクションを示します。
client create client_name
client run client_name
client help 

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タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: Monday, 5 December 2016
http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-libcore-mp&topic=rwlp_admin_client_script
ファイル名: rwlp_admin_client_script.html