カスタム・スレッド ID サービスの開発

Liberty サーバーで提供されている com.ibm.wsspi.kernel.security.thread.ThreadIdentityService インターフェースを実装することにより、カスタム・スレッド ID サービス・クラスを開発することができます。ThreadIdentityService インターフェースは、ユーザー ID の切り替えの通知を受け取るためのサポートを使用可能にするサービス・プログラミング・インターフェース (SPI) です。

手順

  1. ThreadIdentityService インターフェースを実装して、カスタム・スレッド ID サービスを作成します。
  2. 実装クラスを OSGi サービスに変換します。 次の 2 つの方法のいずれかで変換を行うことができます。
    1. ご使用の ThreadIdentityService クラスを Declarative Service (DS) コンポーネントに変換します。 詳細については、『OSGi Declarative Services に対するサービスの宣言』を参照してください。
    2. DS コンポーネントである新しい ThreadIdentityService クラスを作成し、それをご使用の ThreadIdentityService クラスに委任します。OSGi コア API を使用して、ご使用の ThreadIdentityService クラスをサービス・レジストリー (SR) に直接登録します。 詳細については、『OSGi サービス・レジストリーの使用』を参照してください。
  3. カスタム・スレッド ID サービスを OSGi バンドルとしてパッケージし、ThreadIdentityService サービスをエクスポートします。 OSGi バンドルの作成については、『』を参照してください。
  4. フィーチャー・マニフェストを作成して、この OSGi バンドルを組み込みます。 詳細については、『製品拡張』を参照してください。
  5. フィーチャーがユーザー製品拡張ロケーションにインストールされた後、 そのフィーチャー名を指定して server.xml ファイル を構成します。
    <featureManager>
     ... 
      <feature>usr:sampleThreadIdentityService-1.0</feature>
    </featureManager>

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タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: Monday, 5 December 2016
http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-libcore-mp&topic=twlp_thread_identity
ファイル名: twlp_thread_identity.html