開発者ツールの使用によるドロップイン・ファイルでの Liberty 構成の指定

構成ドロップイン・ファイルを作成し、それらのファイルを configDropins ディレクトリーに置くことによって、Liberty のサーバー構成を指定できます。

このタスクについて

ドロップイン・ファイルを使用することによって、デフォルト構成を設定するか、 または、server.xml ファイルまたは組み込みファイル内に設定された構成をオーバーライドすることができます。サーバー構成バリデーターは、 全体的なサーバー構成検証の一部として構成ドロップイン・ファイルを含みます。サーバー構成エディターは、ドロップイン・ファイルに定義された変数および参照を適切なコンテンツ・アシスタンスおよびドロップダウン・リストに表示します。

構成ドロップイン・ファイルは ${server.config.dir}/configDropins/defaults ディレクトリーまたは ${server.config.dir}/configDropins/overrides ディレクトリーのいずれかに入れることができます。

  • これらのファイルが defaults ディレクトリーに置かれた場合、 その構成はサーバー構成の前に適用されます。この場合、これらのファイルがデフォルト値になりますが、 それらの値はメイン server.xml ファイルまたは組み込みファイルでオーバーライドできます。
  • 構成ドロップイン・ファイルが overrides ディレクトリーに置かれた場合、 その構成はサーバー構成の後に適用されます。この場合、これらのファイルがメイン server.xml ファイルまたは組み込みファイルをオーバーライドします。

構成ドロップイン・ファイルについて詳しくは、『構成ドロップイン (dropins) フォルダーを使用したサーバー構成の指定』を参照してください。

手順

  1. 構成ドロップイン・ファイルを作成するため、「サーバー」ビューでサーバーを右クリックします。
  2. 以下のオプションのいずれかを実行します。
    1. defaults ディレクトリー内に構成ドロップイン・ファイルを作成するには、「新規」 > 「構成ドロップイン・ファイル」 > 「デフォルト」を選択します。
    2. overrides ディレクトリー内に構成ドロップイン・ファイルを作成するには、「新規」 > 「構成ドロップイン・ファイル」 > 「オーバーライド」を選択します。
  3. 作成するファイルの名前を入力します。
  4. 「OK」をクリックします。

    新規ファイルが表示されます。

  5. マージされた構成を表示するため、以下のいずれかを行います。
    1. エンタープライズ・エクスプローラー」ビューまたは「プロジェクト・エクスプローラー」ビューで、server.xml ファイルを右クリックして「Liberty」 > 「マージされたビューを開く」を選択します。
    2. 「サーバー」ビューで、「サーバー構成」を右クリックして「マージされたビューを開く」を選択します。

    サーバー構成のマージされたビューでは、マージされた構成の先頭にデフォルトが表示されます。また、マージされた構成の最後にはオーバーライドが表示されます。


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タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: Monday, 5 December 2016
http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-libcore-mp&topic=t_config_dropins_folder
ファイル名: t_config_dropins_folder.html