分散オペレーティング・システムでのコマンド行を使用した Liberty フィックスパックのアンインストール

Installation Manager コマンド・ラインを使用して、WebSphere® Application Server Liberty Core を以前のバージョンにロールバックできます。

始める前に

IBM® Installation Manager バージョン 1.8.5 以降が必要です。

ロールバック処理中には、Installation Manager は、前のバージョンのパッケージのファイルにアクセスする必要があります。 デフォルトでは、これらのファイルは、パッケージのインストール時にコンピューターに保管されます。 デフォルトの設定値を変更した場合、または保存されたファイルを削除した場合、Installation Manager では、前のバージョンのインストールで使用したリポジトリーへのアクセスが必要となります。

手順

  1. オプション: リポジトリーにユーザー名とパスワードが必要な場合は、このリポジトリーにアクセスするためのクレデンシャル・ストレージ・ファイルを作成します。
    ヒント: クレデンシャル・ストレージ・ファイルを作成するときに、指定されたリポジトリーの URL を imutilsc コマンドで検出できない場合には、リポジトリーの URL のロケーションの末尾に /repository.config を追加します。
  2. システムにログオンします。
  3. ロールバックされるインストール済み環境で、すべてのサーバーおよびアプリケーションを停止します。
  4. Installation Manager をインストールしたディレクトリーの eclipse/tools サブディレクトリーに移動します。
  5. imcl コマンドを使用して、この製品をロールバックします。
    AIX プラットフォームの場合HP UNIX プラットフォームの場合LINUX プラットフォームの場合Solaris プラットフォームの場合
    ./imcl rollback offering_ID_offering_version
      -repositories repository_URL_or_path 
      -installationDirectory installation_directory
      -preferences preference_key=value
      -properties property_key=value
      -secureStorageFile storage_file -masterPasswordFile master_password_file
      -acceptLicense
    Windows プラットフォームの場合
    imcl.exe rollback offering_ID_offering_version
      -repositories repository_URL_or_path 
      -installationDirectory installation_directory
      -preferences preference_key=value
      -properties property_key=value
      -secureStorageFile storage_file -masterPasswordFile master_password_file
      -acceptLicense
    ヒント:
    • offering_ID は、サポートされるオペレーティング・システム用の Liberty 製品オファリングにリストされているオファリング ID です。
    • オファリング ID にアンダースコアー付きで追加可能な (オプション) offering_version は、ロールバック対象のオファリングの特定のバージョンを表します。(例えば、16.0.2.20160503_0200 など)。
      • offering_version が指定されていない場合、インストール済み環境は前にインストールされていたバージョンのオファリングにロールバックされ、そのバージョンのすべてのインテリム・フィックスがインストールされます。
      • offering_version が指定されている場合、インストール済み環境は指定された前のバージョンのオファリングにロールバックされ、そのバージョンのインテリム・フィックスはなにもインストールされません
    • 以前のフィックスパックにロールバックした場合、そのフィックスパックに適用されないすべての Liberty アドオンおよびフィーチャーが削除されます。
      以前に Liberty アドオンおよびフィーチャーをインストールしたが、インストール済み環境をロールバックする際に Liberty リポジトリーへのアクセス権限を持っていない場合は、コマンド・ラインで以下のプロパティーを指定します。これらのプロパティーを指定すると、すべてのフィーチャーおよびアドオンがアンインストールされますが、製品をロールバックできます。
      -properties user.addon="",user.feature=""   

      フィックスパック 16.0.0.2 以降では、エディションに適用されるすべてのフィーチャーが使用可能で、製品のインストール時に一緒にインストールされることに注意してください。

    Installation Manager の使用について詳しくは、 IBM Installation Manager 製品の資料を参照してください。

  6. オプション: 以下により、すべてのインストール済みパッケージをリストしてロールバックを確認します。
    AIX プラットフォームの場合HP UNIX プラットフォームの場合LINUX プラットフォームの場合Solaris プラットフォームの場合
    ./imcl listInstalledPackages -long
    Windows プラットフォームの場合
    imcl.exe listInstalledPackages -long

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タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: Monday, 5 December 2016
http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-libcore-mp&topic=twlp_ins_rollback_cl
ファイル名: twlp_ins_rollback_cl.html