Liberty での OSGi アプリケーションのトラブルシューティング

osgiAppConsole-1.0 フィーチャーを使用して、OSGi アプリケーション関連の問題を判別および分析できます。

始める前に

osgiAppConsole-1.0 フィーチャーを使用するには、以下のように Liberty および osgiAppConsole-1.0 フィーチャーがインストールされている必要があります。
  • OSGi アプリケーション・プログラミング・モデル機能を備えた最新バージョンの Liberty をインストールします。zip インストール・パッケージ (ZIP ファイル) のいずれかを使用するか、Java アーカイブ (JAR) パッケージを解凍することで、Liberty をインストールできます。Liberty のインストールについて詳しくは、『Liberty のインストール』を参照してください。
  • osgiAppConsole-1.0 フィーチャーは、ダウンロードした (ZIP) 圧縮ファイルの一部として入手可能です。 ただし、このフィーチャーがまだランタイムにインストールされていない場合は、以下のコマンドを使用して Liberty Repository からそのフィーチャーをインストールします。
    bin¥installUtility install osgiAppConsole-1.0
Liberty とフィーチャーのインストールが完了したら、フィーチャーの構成と使用の準備ができています。

手順

次のタスク

  • サーバーを始動するか、フィーチャーを稼働中のサーバーに追加すると、以下の例に示すようなメッセージがいくつか表示されることがあります。
    [AUDIT   ] CWWKT0016I: Web application available (default_host): http://localhost:9080/osgi/http/
    [AUDIT   ] CWWKN2000A: HTTP Whiteboard context root added: http://localhost:9080/osgi/http
    [AUDIT   ] CWWKN2000A: HTTP Whiteboard context root added: http://localhost:9080/osgi/http/shared
    [AUDIT   ] CWWKN2050A: OSGi Application console added at: http://localhost:9080/osgi/http/shared/system/console
    [AUDIT   ] CWWKN2000A: HTTP Whiteboard context root added: http://localhost:9080/osgi/http/MyWab.app
    [AUDIT   ] CWWKN2050A: OSGi Application console added at: http://localhost:9080/osgi/http/MyWab.app/system/console
    [AUDIT   ] CWWKT0016I: Web application available (default_host): http://localhost:9080/MyWab.war/
    OSGi Application console added at」メッセージは、使用可能なコンソール機能を示します。 上記の例では、サンプル OSGi アプリケーション MyWab.app がデプロイされています。MyWab.app アプリケーションおよび共有バンドル・スペースのコンソール項目が表示されています。共有バンドル・スペースには、同じサーバー上のアプリケーションで共有されるすべてのバンドルが含まれます。
  • この URL にアクセスすると、https ページにリダイレクトされ、server.xml で構成されている資格情報を使用してサインインするように求められます。サインインすると、OSGi アプリケーションのコンソール・ページを確認できます。
以下の例では、Felix Web コンソールを使用して、コンソール・フィーチャーがどのように使用されるのかを示します。Felix Web コンソールについて詳しくは、Apache Felix Web Console を参照してください。
Felix Web Console Bundlesb のイメージ
Felix コンソールで、以下の点に注意してください。
  • アプリケーションのビューでいくつかの追加バンドルが表示されます。これらは、以前のイメージの環境バンドル (ID 0 と 161) とコンソール・バンドル (ID 163 と 164) の混合です。
    回避: Liberty がすべてのバンドルに対するライフサイクル・アクションを管理するため、望ましくない結果を回避するために、バンドルに対してライフサイクル・アクションを実行しないでください。
  • 上記の例で説明する必要がある最後のバンドルは、OSGi アプリケーション・バンドル MyWab (162) です。
    Felix Web コンソールでのドリルダウンされたバンドルのイメージ
  • バンドルの名前をクリックすることで、各バンドルの詳細にドリルダウンできます。例では、システム内の他のバンドルによって提供されている一連のパッケージを確認できます。
  • 上記の例には示されていませんが、サービス依存関係も表示できます。これにより、アプリケーションが使用しているサービス、およびユーザーが提供しているサービスが分かります。

トピックのタイプを示すアイコン タスク・トピック



タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: Monday, 5 December 2016
http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-libcore-mp&topic=twlp_osgi_troubleshoot
ファイル名: twlp_osgi_troubleshoot.html