server.xml ファイルでの外部 XML ファイルからの構成情報の組み込み

include エレメントを使用して、server.xml ファイルで外部 XML ファイルから構成情報を組み込むことができます。

外部 XML ファイルに構成情報が含まれている場合、include エレメントを使用して、server.xml ファイルでその構成情報を組み込むことができます。例えば、以下の内容が含まれている XML ファイル simpleSecurity.xml がある場合を考えます。
<server>    
 <quickStartSecurity userPassword="thePassword"/>
</server>
以下の方法を使用して、server.xml ファイルで simpleSecurity.xml ファイル内の構成情報を組み込むことができます。
<server>
 <featureManager>
  <feature>servlet-3.0</feature>
 </featureManager> 
 <quickStartSecurity userName="theUser"/>
 <include location="simpleSecurity.xml"/>
</server>
実効構成は、以下のようになります。
<server>   
 <featureManager>
  <feature>servlet-3.0</feature>
 </featureManager> 
 <quickStartSecurity userName="theUser"/>
 <quickStartSecurity userPassword="thePassword"/>
</server>

競合の処理

server.xml ファイルで onConflict 属性を構成し、server.xml ファイルと外部ファイルとの間の値の競合を処理することができます。この属性は、MergeReplace、および Ignore の 3 つの値のいずれかに構成できます。

Merge
値は一緒にマージされます。MergeonConflict 属性のデフォルト値であり、Merge は、server.xml ファイル内の競合するエレメントのすべてを指定した場合に得られる動作と等価です。前の例では、2 つの quickStartSecurity エレメントがあり、それらは事実上、単一のエレメントにマージされます。実効構成は、以下のようになります。
<quickStartSecurity userName="theUser" userPassword="thePassword"/>
構成エレメントがどのようにマージされるのかについて詳しくは、構成エレメントのマージ・ルールを参照してください。
Replace
組み込まれた構成ファイルの値により、server.xml ファイル内の競合する値が置き換えられます。前の例では、組み込まれた quickStartSecurity エレメントにより、server.xml ファイルのエレメントが置き換えられるため、実効構成は以下のようになります。
<quickStartSecurity userPassword="thePassword"/>
Ignore
組み込まれたファイルの値が無視されます。前の例では、組み込まれたファイルの quickStartSecurity エレメントが無視されるため、実効構成は以下のようになります。
<quickStartSecurity userName="theUser"/>

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タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: Monday, 5 December 2016
http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-libcore-mp&topic=cwlp_config_include
ファイル名: cwlp_config_include.html