Liberty における Session Initiation Protocol (SIP) アプリケーションでの DNS ルックアップの実行

アプリケーションで Domain Resolver API を使用して、RFC 3263 プロトコルを使用した SIP URI のドメイン・ネーム・システム (DNS) ルックアップを実行します。同期ルックアップを実行すると、非同期コールバックで要求される、状態の保存を回避できます。あるいは、よりパフォーマンスの良いインターフェースが必要な場合は、非同期ルックアップを実行できます。

始める前に

server.xml ファイルで、domainResolver エレメントを指定して sipServlet-1.1 フィーチャーをインストールおよび構成します。詳細については、『Liberty での Session Initiation Protocol (SIP) の管理』を参照してください。

手順

  1. アプリケーションで Domain Resolver API にアクセスします。
    • com.ibm.websphere.sip.resolver をキーとして使用して、ServletContext メソッドから属性を取得します。
      getServletContext().getAttribute("com.ibm.websphere.sip.resolver ")
    • リソース・インジェクションを使用します。
      @resource 
      DomainResolver resolver
  2. URI ルックアップを実行します。
    • API を同期で使用するには、locate(SIPURI) メソッドを呼び出します。このメソッドは、URI 解決要求応答の結果を返します。
      DomainResolver
      locate(SIPURI)
    • API を非同期で使用するには、locate(SIPURI, Listener) メソッドを呼び出します。このメソッドは、終了後、リスナーにシグナル通知を送信します。結果がキャッシュに入れられると、同じ呼び出し元スレッドでリスナーがトリガーされます。
      DomainResolver
      locate(SIPURI, Listener)

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タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: Monday, 5 December 2016
http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-libcore-mp&topic=twlp_sip_domresolver_api
ファイル名: twlp_sip_domresolver_api.html