HTTP セッション・データベース (httpSessionDatabase)

HTTP セッションがデータベースに対してどのように持続されるかを制御します。

属性名 データ型 デフォルト値 説明
dataSourceRef string   HTTP セッション・データを保持するときにセッション・マネージャーが使用するデータ・ソースの ID。
db2RowSize
  • 32KB
  • 4KB
  • 8KB
  • 16KB
4KB DB2 データベースを使用する場合に、セッション・テーブルに構成されたテーブル・スペースのページ・サイズ。 この値を増やすと、環境によってはデータベースのパフォーマンスが向上する場合があります。
32KB
32 KB のテーブル・スペース・ページ・サイズを使用します。 DB2 バッファー・プールおよびテーブル・スペースを追加で作成し、両方にページ・サイズとして 32KB を指定する必要があります。 作成したテーブル・スペースの名前も指定する必要があります。
4KB
4 KB のデフォルトのテーブル・スペース・ページ・サイズを使用します。 DB2 バッファー・プールやテーブル・スペースを作成する必要はありません。またテーブル・スペース名を指定する必要もありません。
8KB
8 KB のテーブル・スペース・ページ・サイズを使用します。 DB2 バッファー・プールおよびテーブル・スペースを追加で作成し、両方にページ・サイズとして 8KB を指定する必要があります。 作成したテーブル・スペースの名前も指定する必要があります。
16KB
16 KB のテーブル・スペース・ページ・サイズを使用します。 DB2 バッファー・プールおよびテーブル・スペースを追加で作成し、両方にページ・サイズとして 16KB を指定する必要があります。 作成したテーブル・スペースの名前も指定する必要があります。
noAffinitySwitchBack boolean false 新規メンバーに対するアフィニティーを元のメンバーのバックアップ後にも維持するためには、このプロパティーを「true」に設定します。 クラスター・メンバーに障害が起こった場合、その要求は別のクラスター・メンバーに経路指定され、セッションはその別のメンバー内でアクティブ化されます。 したがって、セッションのアフィニティーは新規メンバーに対しても維持され、障害が起こったクラスター・メンバーが復旧すると、その元のクラスター・メンバーで作成されたセッションに対する要求は、再びそのメンバーに経路指定されます。 使用できる値は true または false で、デフォルトは false です。 時間基準の書き込みによって分散セッションを構成している場合、このプロパティーを true に設定します。 分散セッションが使用可能でない場合、このプロパティーは振る舞いに影響を与えないことに注意してください。
onlyCheckInCacheDuringPreInvoke boolean false true の値は、要求でセッションが取得された場合にのみセッションの最終アクセス時間が更新されることを示します。 false の値は、要求のたびにセッションの最終アクセス時間が更新されることを示します。 この値を変更すると、環境によってはパフォーマンスが向上する場合があります。
optimizeCacheIdIncrements boolean true ユーザーのブラウザー・セッションで複数の Web アプリケーション間を移動すると、Web モジュールのメモリー内セッションがパーシスタント・ストアから更新されるときに、追加のパーシスタント・ストア・アクティビティーが発生する場合があります。 その結果、キャッシュ ID が継続的に増加して、メモリー内のセッションの属性がパーシスタント・コピーの属性によって上書きされます。キャッシュ ID が継続的に増加しないようにするには、このプロパティーを true に設定します。true の値は、Web モジュールのメモリー内セッションがパーシスタント・ストア内のコピーよりも古いかどうかをセッション・マネージャーが評価することを示します。 構成がクラスターの場合は、各クラスター・メンバーのシステム時間が可能な限り同じになるようにしてください。
scheduleInvalidation boolean false HTTP セッションを有効な状態に保つために必要なデータベース更新の回数を減らす場合は、このオプションを使用可能にします。 1 日のうち、アプリケーション・サーバーのアクティビティーが最も少ない 2 時間を指定してください。 このオプションを使用不可にすると、無効化された HTTP セッションを除去するために、無効化プロセスが数分ごとに実行されます。
scheduleInvalidationFirstHour int 0 無効化されたセッションがパーシスタント・ストアから最初に消去される時刻を示します。 この値は、0 から 23 の整数で指定します。 この値は、スケジュールの無効化が使用可能である場合のみ有効です。
scheduleInvalidationSecondHour int 0 無効化されたセッションがパーシスタント・ストアから 2 回目に消去される時刻を示します。 この値は、0 から 23 の整数で指定します。 この値は、スケジュールの無効化が使用可能である場合のみ有効です。
skipIndexCreation boolean false サーバー始動時に索引作成を使用不可にするには、このプロパティーを「true」に設定します。 このカスタム・プロパティーは、セッション・パーシスタンスのために独自のデータベース索引を手動で作成したい場合にのみ使用してください。 ただし、推奨するのは、セッション・マネージャーがデータベース索引を作成するようにすることです。 このプロパティーを使用可能にする前に、正しい索引がセッション・データベースに存在することを確認してください。
tableName string sessions データベース・テーブル名。
tableSpaceName string   セッション・テーブルに使用されるテーブル・スペース。 この値が必要になるのは、DB2 行サイズが 4KB を超えている場合のみです。
useInvalidatedId boolean true このプロパティーを「true」に設定すると、着信 ID と同じ ID を持つセッションが最近無効になっていた場合、その着信 ID が再使用されます。これにより、パーシスタント・ストアが検査されないため、パフォーマンスが最適化されます。
useMultiRowSchema boolean false 使用可能になっていると、各セッション・データ属性がデータベース内の別々の行におかれるので、セッション当たりの保管データ量を増やすことができます。 セッション属性が非常に大きく、またセッション属性への変更が少なくて済む場合は、この構成によりパフォーマンスが向上する場合があります。 使用不可になっていると、すべてのセッション・データ属性が各セッションの同じ行におかれます。
useOracleBlob boolean false このプロパティーを「true」に設定すると、中間列にバイナリー・ラージ・オブジェクト (BLOB) データ・タイプを使用してデータベース・テーブルが作成されます。 この値は、Oracle データベースが使用されている場合に、パーシスタント・セッションのパフォーマンスを向上させます。 Oracle の制限により、4000 バイトを超えるデータの場合、BLOB サポートには Oracle Call Interface (OCI) データベース・ドライバーを使用する必要があります。 また、古いセッション・テーブルを除去するか、セッション・テーブルが含まれないデータベースを参照するようにデータ・ソース定義を変更するかして、サーバーを再始動する前に新規セッション・テーブルが確実に作成されるようにする必要もあります。
usingCustomSchemaName boolean false セッション・パーシスタンスのために DB2 を使用しており、データ・ソースで currentSchema プロパティーが設定されている場合は、このプロパティーを「true」に設定してください。
writeContents
  • ALL_SESSION_ATTRIBUTES
  • ONLY_UPDATED_ATTRIBUTES
ONLY_UPDATED_ATTRIBUTES パーシスタント・ストアに書き込まれるセッション・データの量を指定します。 デフォルトでは、更新された属性のみが書き込まれますが、代わりに (変更の有無に関係なく) すべての属性を書き込むことができます。
ALL_SESSION_ATTRIBUTES
すべての属性がパーシスタント・ストアに書き込まれます。
ONLY_UPDATED_ATTRIBUTES
更新された属性のみがパーシスタント・ストアに書き込まれます。
writeFrequency
  • TIME_BASED_WRITE
  • END_OF_SERVLET_SERVICE
  • MANUAL_UPDATE
END_OF_SERVLET_SERVICE セッション・データがパーシスタント・ストアに書き込まれるタイミングを指定します。 デフォルトでは、セッション・データは、サーブレットが実行を完了した後にパーシスタント・ストアに書き込まれます。 この値を変更すると、環境によってはパフォーマンスが向上する場合があります。
TIME_BASED_WRITE
セッション・データは、指定された書き込み間隔値に基づいてパーシスタント・ストアに書き込まれます。
END_OF_SERVLET_SERVICE
セッション・データは、サーブレットが実行を完了した後にパーシスタント・ストアに書き込まれます。
MANUAL_UPDATE
セッション・データをパーシスタント・ストアに書き込むには、IBMSession オブジェクトに関するプログラマチック同期が必要です。
writeInterval 期間 (精度: 秒) 2m セッション・データのパーシスタント・ストアへの書き込みが開始されるまでの経過秒数。 デフォルトは 120 秒です。 この値は、時間基準書き込み頻度が使用可能になっている場合にのみ使用されます。. 正整数の後に時間単位 (時間 (h)、分 (m)、または秒 (s)) を付けて指定してください。 例えば、30 秒は 30s と指定します。 単一エントリーに複数の値を含めることができます。 例えば、90 秒の場合、1m30s とすることができます。

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タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: Monday, 5 December 2016
http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-libcore-mp&topic=rwlp_config_httpSessionDatabase
ファイル名: rwlp_config_httpSessionDatabase.html