分散プラットフォームの場合IBM i プラットフォームの場合

Java アーカイブ・ファイルの解凍による Liberty のインストール

自己解凍型 Java アーカイブ (JAR) ファイルを実行することで、Liberty を迅速にインストールできます。

始める前に

ご使用のシステムが、Liberty を使用するためのオペレーティング・システム要件および Java™ 要件を満たしている必要があります。WebSphere Application Server detailed system requirements を 参照してください。

IBM i プラットフォームの場合IBM® i プラットフォームの場合、以下のいずれかの場所に最小限のサポートされる Java レベルをインストールします。
  • /QOpenSys/QIBM/ProdData/JavaVM/jdk_version/32bit
  • /QOpenSys/QIBM/ProdData/JavaVM/jdk_version/64bit

このタスクについて

wlp-<edition>-all-<fix_pack>.jar ファイルは、ご使用のエディションの Liberty ランタイム環境と、適用されるすべての Liberty フィーチャーをインストールします。
注: Liberty ランタイム、拡張プログラミング・モデル、および追加 JAR ファイルの削除予告が出されています。これらのファイルから引き続きインストールできますが、削除通知に記載されているように、これらのファイルは将来削除されます。

手順

  1. ご使用のエディション用の JAR ファイルをダウンロードします。

    各 Liberty イメージは、wlp-<edition>-all-<fix_pack>.jar という名前の JAR ファイルとしてパッケージされています。使用可能なアーカイブのリストについては、インストール Java アーカイブ・ファイルのリスト を参照してください。

  2. 以下のコマンドを実行して、配布イメージを任意のディレクトリーに解凍します。
    java -jar wlp-<edition>-all-<fix_pack>.jar

    アプリケーション・サーバー・ファイルはすべて、wlp ディレクトリーのサブディレクトリーに格納されています。

    使用可能な解凍オプションのリストについては、『Java アーカイブ・ファイルの抽出オプション』を参照してください。

  3. オプション: ご使用の環境に JAVA_HOME プロパティーを設定します。

    Liberty では、実行するための Java ランタイム環境 (JRE) または Java SDK が必要です。WebSphere® Application Server traditional が使用する Java SDK または JRE は共有されません。Liberty 環境のカスタマイズの説明に従って、server.env ファイル内の JAVA_HOME プロパティーを使用して Java SDK または JRE の場所を指定できます。 server.env ファイル内に JAVA_HOME プロパティーを設定すると、Liberty は、Liberty サーバーの実行に使用されるユーザー・プロファイルに関係なく、同じ Java ランタイム・ロケーションを使用します。

    IBM i プラットフォームの場合IBM i プラットフォームでは、 JAVA_HOME プロパティーをシステム・レベルの環境変数として設定することは推奨されていません。 IBM i プラットフォームは共有環境であるため、 システム・レベルの環境変数が変更されると他のアプリケーションに影響する可能性があります。

    分散プラットフォームの場合Linux システムまたは UNIX システムでは、代わりに、ユーザーの .bashrc ファイル内の JAVA_HOME を設定するか、PATH 環境変数に JDK または JRE のパスを追加することができます。Windows システムでは、代わりに、JAVA_HOME をシステム環境変数として設定するか、PATH システム変数に JDK または JRE のパスを追加することができます。例えば、Windows システムでは、以下のコマンドを使用して、JAVA_HOME プロパティーを設定し、パスに Java /bin ディレクトリーを追加することができます。
    set JAVA_HOME=C:¥Progra~1¥Java¥JDK8
    set PATH=%JAVA_HOME%¥bin;%PATH%
    注: Liberty のランタイム環境は、JAVA_HOME プロパティー、JRE_HOME プロパティー、システム PATH プロパティーの順に java コマンドを検索します。

    サポートされる Java 環境とその入手先について詳しくは、『Java の最小サポート・レベル』を参照してください。

  4. オプション: インストール済み Liberty を高機能のサポート対象エディションにアップグレードします。 例えば、WebSphere Application Server Liberty Core から WebSphere Application Server Network Deployment にアップグレードできます。詳細については、『インストール済み Liberty のアップグレード』を参照してください。

次のタスク

Liberty をインストールした後、追加のアセットをインストールすることによって環境をさらにカスタマイズできます。『Liberty Repository アセットのインストール』を参照してください。

IBM i プラットフォームの場合IBM i プラットフォームでは、配布イメージを解凍した後、 すべてのサーバーを、製品で提供される QEJBSVR ユーザー・プロファイルの下でバッチ・サブシステムのジョブとして稼働するように構成できます。詳細については、『Liberty サーバーが IBM i の QWAS9 サブシステムのジョブとして始動するように構成』を参照してください。


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タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: Monday, 5 December 2016
http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-libcore-mp&topic=twlp_inst_kernel
ファイル名: twlp_inst_kernel.html