ホスト・コンピューターの Liberty 集合への登録

ホスト・コンピューターを Liberty 集合コントローラーに登録したり、ホスト情報を更新したり、ホストを登録抹消したりできます。登録することで、集合コントローラーはアプリケーション、コマンド・ファイル、およびホスト上のその他のリソースにアクセスできるようになります。登録済みのホストは集合のメンバーです。

始める前に

  1. Liberty 集合を構成します。『Liberty 集合の構成』を参照してください。

    分散プラットフォームの場合IBM i プラットフォームの場合collectiveController-1.0 フィーチャーとその機能は、WebSphere® Application Server Liberty Network Deployment と WebSphere Application Server Liberty for z/OS® などの複数サーバー製品でのみ使用できます。 このフィーチャーは、WebSphere Application Server Liberty や WebSphere Application Server Liberty Core などのシングル・サーバー製品では使用できません。複数サーバー製品のインストールがある場合は、その collectiveController-1.0 フィーチャーを使用して、シングル・サーバー製品の集合メンバーを操作することができます。

  2. ローカル・ホストおよびリモート・ホスト上のサーバーに接続できるようにするには、 Liberty 集合操作用 RXA のセットアップでご使用のホスト・オペレーティング・システムに応じたステップを行ってください。 このトピックでは、 Tivoli Remote Execution and Access (RXA) ツールキットについて、およびセキュア・シェル (SSH) プロトコルの有効化について説明しています。 RXA を使用して、リモート側でのサーバーの開始および停止 (ローカル・コンピューター上のサーバーの開始および停止を含む) や、登録ホストとの相互のファイル転送を行うことができます。
    Windows プラットフォームの場合注: Windows では、システム環境変数は、RXA の接続先のシェル内でのみ可視となります。コマンド・ウィンドウで PATH を設定するだけでは不十分です。 環境変数のシステム変数セクションで PATH を設定するか、または updateHost オプションを指定して -hostJavaHome <IBM JAVA のパス> を使用してください。

このタスクについて

ホスト・コンピューターには、WebSphere Application Server の製品がインストールされている必要はありません。ホストにはオペレーティング・システム以外には ソフトウェア要件はありません。ホストは、製品がインストールされているコンピューターと同じもの、または別のコンピューターにすることができます。

ホストを集合コントローラーに登録したり、ホスト情報を更新したり、ホストを登録抹消するには、registerHostupdateHost、および unregisterHost の各コマンドを使用します。次のいずれかの形式で、ホスト・コンピューターの名前を指定します。
  • 完全修飾ドメイン・ネーム・サーバー (DNS) のホスト名ストリング (xmachine.ibm.com など)
  • デフォルトの DNS 短縮ホスト名ストリング。(xmachine など)
  • 数値 IP アドレス。例えば 127.1.255.3 など。
注: Liberty サーバーが集合に結合されるとき、関連するホストが既に登録されていない場合は、自動的に集合コントローラーに登録されます。

ホストは、さまざまな名前で集合に登録できます。registerHostupdateHost、および unregisterHost に指定するホスト名は、登録済みの集合メンバーに使用しているホスト名と一貫性のあるものにしてください。登録済みサーバー・メンバーの server.xml ファイル内にある defaultHostName 変数により、サーバーが自分が所属していると認識するホスト名が制御されます。

手順

次のタスク

registerHostupdateHost、および unregisterHost コマンドのすべてのパラメーターについて詳しくは、CollectiveRegistration MBean の API 資料を参照してください。


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タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: Monday, 5 December 2016
http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-libcore-mp&topic=tagt_wlp_registerhost
ファイル名: tagt_wlp_registerhost.html