Liberty Repository

Liberty Repository は、Liberty と追加コンテンツを配信するオンライン・メカニズムを提供し、さまざまなアセット・タイプに、一カ所でまとめてアクセスできるようにします。Liberty Repository は、新しい製品機能など、サポートされる新規コンテンツが配信される時に、新しいリリースを待つのではなく、それらの機能への早期のアクセスを提供します。

また、Liberty Repository は、オープン・ソースとの迅速かつ簡単な統合、より絞り込んだランタイム機能へのアクセス、および開発者チームと操作チームのための構成リソースおよび管理リソースへの素早いアクセスも可能にします。

マルチメディア ご覧ください: Using the IBM® WebSphere® Liberty Repository to easily enhance your Liberty environment は、Liberty Repository とその豊富なリソース・セットの概要、および使用可能な Liberty の最新フィーチャーの取得の開始方法について説明しています。[トランスクリプト]

アセット

Liberty Repository で使用可能なアセット・タイプは以下のとおりです。

アドオン
既存の Liberty インストール済み環境に新規機能を追加するためにパッケージされている成果物。
管理スクリプト
共通の Liberty 管理用タスク用のサンプル・スクリプト。
構成スニペット
特定のタスク用の Liberty サーバー構成のサンプル。
フィーチャー
Liberty ランタイム環境にインストールできるサーバー機能の個別の単位。
オープン・ソース統合
一般的に使用されているオープン・ソース・プロジェクトとの簡単な Liberty 統合を提供する成果物。
製品
Liberty サーバー・ランタイム環境の簡単なアーカイブ・インストール・パッケージ。
製品サンプル
Liberty ランタイム機能の使用を示すサンプル・サーバー・アプリケーション。
ツール
Liberty ベースのアプリケーションおよびランタイム拡張の開発およびテストを可能にするためのツール。

フィーチャー

Liberty Repository を使用すると、フルにサポートされ、実動準備ができたフィーチャーへの即時アクセスが可能になります。新しい製品リリースを待つ必要はありません。追加したフィーチャーは、既存のインストール済み環境と同じサポートを継承します。Liberty Repository から使用可能なフィーチャーの完全リストについては、『Liberty フィーチャー』を参照してください。

Liberty リポジトリーのアセットへのオフライン・アクセス

オンラインの公開 Liberty リポジトリー内のアセットにアクセスするだけではなく、以下のタイプのリポジトリーを作成して、Liberty リポジトリーのアセットにオンプレミスまたはオフラインでアクセスできるようにすることが可能です。
Liberty Asset Repository Service
エンタープライズのファイアウォールの背後でリモート・アクセス可能なオンプレミス・リポジトリーを作成するために使用できるオープン・ソース・サービス。サービスの使用を開始する前に、GitHub の WASdev/tool.lars プロジェクトを参照してください。
ローカル・ディレクトリー・ベースのリポジトリー
installUtility download コマンドを使用してアセットをダウンロードする際に作成するローカル・ディレクトリー・ベースのリポジトリー。このコマンドについて詳しくは、installUtility コマンドを使用したアセットのダウンロードを参照してください。

これらのリポジトリーに独自のカスタマイズしたコンテンツを取り込むことができます。あるいは、installUtility download コマンドを使用して、Liberty リポジトリー・アセットをダウンロードできます。個々にアセットをダウンロードする代わりに、wlp-featureRepo-<version>.zip ファイルを IBM Fix Central からダウンロードできます。この .zip ファイルにはディレクトリー・ベースのリポジトリーが格納され、そこには Liberty の特定のフィックスパックのすべてのフィーチャーおよびアドオンが含まれています。

リポジトリーにアセットを取り込んだ後に、IBM Installation Manager または installUtility install コマンドを使用して、リポジトリーからアセットをインストールできます。

Liberty Repository へのアクセス方法

Liberty Repository には、次の方法でアクセスできます。

WASdev.net Web サイト
Java™ アプリケーション開発者のための IBM developerWorks® Web サイトである WASdev.net のダウンロード・ページ から Liberty Repository にアクセスできます。コンテンツの参照とダウンロード、アセット・タイプによるフィルター、製品エディションによるフィルター、およびアセットのタイトル、説明、またはエディションでの検索を行うことができます。

検索、フィルター、またはその両方の結果に含まれているアセットをクリックすると、そのアセットの詳細ページが表示されます。アセットの詳細ページには、アセットの要約、アセットの説明、インストール説明、および構成説明が記載されています。関連するアセットへのリンクも、互換性情報と共に含まれています。

開発者ツール
Liberty Repository は開発者ツールに統合されています。これらのツールにより以下のことを実行できます。
  • アーカイブからのサーバー・ランタイム環境のインストール
  • フィーチャー、サンプル、オープン・ソース統合などの追加コンテンツのインストール
  • コンテンツのポストインストール
  • ランタイムおよびフィーチャー依存関係対応、検索およびフィルター、構成スニペットの組み込み
インストーラー
アセットは、IBM Installation Manager およびコマンド・ライン・ユーティリティーを使用して Liberty Repository からインストールできます。
  • IBM Installation Manager: IBM Installation Manager がインストールされている場合、Liberty のインストール時または以前のバージョンの Liberty からのアップグレード時に、ローカルのディレクトリー・ベース・リポジトリー、Liberty Asset Repository Service のインスタンス、またはオンラインの IBM WebSphere Liberty Repository からアセットをダウンロードしてインストールできます。
  • コマンド・ライン・ユーティリティー:
    • installUtility: ローカル・ディレクトリー・ベースのリポジトリー内、Liberty Asset Repository Service のインスタンス内、または公開 Liberty リポジトリー内にあるアセットについて、検索、情報取得、およびインストールを行います。
    • featureManager: 公開 Liberty リポジトリーからのフィーチャーのインストール、および既にインストールされているフィーチャーの詳細の取得を行います。
      注: featureManagerfindinstall、および uninstall の各アクションは安定化されています。これらのアクションについては、代わりに installUtility コマンドを使用してください。

Liberty Repository アセットのインストールに使用可能なさまざまな方法について詳しくは、『Liberty Repository アセットのインストール』を参照してください。

IBM WebSphere Liberty Repository にアクセスするときに、 インターネット・アクセスに制限があるか、またはファイアウォールが介在する場合は、次のホストおよびポートにアクセスできることを確認してください。
  • ポート 443 の public.dhe.ibm.com
  • ポート 443 の asset-websphere.ibm.com

トピックのタイプを示すアイコン 概念トピック



タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: Monday, 5 December 2016
http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=cord&product=was-libcore-mp&topic=cwlp_repository
ファイル名: cwlp_repository.html