Liberty の新機能
このリリースでは、Liberty に重要な機能拡張が導入されました。
ご覧ください: Liberty single-stream fix pack delivery ビデオでは、
Liberty フィックスパックが、すべての製品バージョンに適用されるシングル・サービス・ストリームにどのように継続的にデリバリーされるのかを説明しています。[トランスクリプト]
フィックスパックの継続配信
WebSphere® Application Server Liberty は、継続的デリバリー・プロセスに従います。新規バージョンで大量のコンテンツを配信する代わりに、新規コンテンツをオプションのインストール可能フィーチャーとして各フィックスパックに加えて、徐々に配信します。Liberty のゼロ・マイグレーション戦略により、最終のフィックスパックにアップデートして既存の構成およびアプリケーションを継続使用できます。動作に予期しない変化が生じることはありません。
バージョンごとに異なるフィックスパックが存在する WebSphere Application Server traditional とは対照的に、Liberty のサービス・ストリームは 1 つです。ある Liberty フィックスパックに含まれる内容は、お客様がどの製品バージョンを購入されたかに関わらず同一です。フィックスパック 16.0.0.2 は、8.5.5.9 後の、次の Liberty フィックスパックです。

Liberty 16.0.0.2 のインストールについて詳しくは、Liberty のインストールを参照してください。以前の 8.5.5.x フィックスパックのインストールについては、WebSphere Application Server V8.5.5 資料のLiberty のインストールを参照してください。
フィックスパックの番号付け
Y.R.M.F
ここで、- Y = 年、最後の 2 桁
- R = リリース
- M = モディフィケーション
- F = その年のフィックスパックのリリース
例えば 16.0.0.2 は、2016 年、リリース 0、モディフィケーション 0、この年 2 番目のフィックスパックであることを表します。2018 年の 3 番目のフィックスパックの場合、フィックス名は 18.0.0.3 になります。
この番号付けの変更は Liberty のみに適用されます。WebSphere Application Server traditional のフィックスパックは、引き続き V.R.M.F の番号付け方式に従います。ここで、各文字はバージョン、リリース、モディフィケーション、フィックスパック です。
すべてのフィーチャーがデフォルトでインストールされる
フィックスパック 16.0.0.2 以降をインストールすると、ご使用の Liberty エディションに適合するすべてのフィーチャーがデフォルトでインストールされます。Installation Manager を使用して Liberty をインストールするときに、 user.feature パラメーターおよび user.addon パラメーターを指定する必要はなくなりました。これらのパラメーターを指定すると、 パラメーターにリストしたフィーチャーのみがインストールされます。既存のインストール済み環境を 16.0.0.2 以降に更新するときには、 追加フィーチャーは自動的にはインストールされません。より多くの Liberty アセットをインストールするには、installUtility コマンドを使用してください。詳細については、『installUtility コマンドを使用したアセットのインストール』を参照してください。
Liberty installUtility コマンドまたは minify 処理を使用することによって、不要な Liberty フィーチャーを削除できます。
Installation Manager を使用している場合バージョン 1.8.5 以降が必要
Installation Manager を使用してフィックスパック 16.0.0.2 以降をインス トールまたはこれにアップデートするには、Installation Manager 1.8.5 以降を使用する必要があります。例えば、フィックスパック 8.5.5.9 からアップデートして いて、現在 Installation Manager 1.8.3 を使用している場合、まず Installation Manager をアップデートしてから Liberty をアップデートすることができます。
Installation Manager を使用した Liberty のインストールについて詳しくは、『Installation Manager を使用した Liberty のインストール』を参照してください。
Installation Manager 用の共通 IBM Java SDK
WebSphere Application Server 用に変更されていない、Java™ 8 および Java 7.1 用の共通 IBM Java SDK が Liberty で使用可能になりました。これらの IBM Java SDK オファリングは WebSphere フィックスパックのスケジュールに従わないため、Java セキュリティー・アップデートが使用可能になるにつれて、フィックスパックより早く受け取ることができます。
Installation Manager を使用した IBM Java SDK のインストールについて詳しくは、IBM SDK, Java Technology Edition のインストール、更新、およびアンインストールまたはz/OS での IBM SDK, Java Technology Edition のインストールを参照してください。