個人用バイナリー・ファイルの Liberty リポジトリーの構成
OpenShift カートリッジと IBM® WebSphere® Application Server Liberty Buildpack はどちらも、 開発のみを目的としてデフォルトの Liberty および IBM JRE バイナリー・ファイルをダウンロードします。 他のライセンスを持つユーザー固有のバイナリー・ファイルを使用する場合、それらのファイルは HTTP でアクセス可能でなければなりません。
リポジトリー構造
リポジトリーは、HTTP でアクセス可能なファイル・コレクションです。
リポジトリーのルートには、具体的なバージョンを絶対 URI にマッピングする
index.yml ファイルが含まれなければなりません。以下に例を示します。
<version>:
uri: <URI of binary>
license: <URI of license>
リポジトリーには、ユーザーのファイルを保管することができます。
以下に例を示します。
/index.yml
/ibm-java-jre-7.0-5.0-x86_64-archive.bin
/ibm-java-jre-7.0-5.0-x86_64-License.html
バージョンは、メジャー、マイナー、マイクロ、およびオプション修飾子の 4 つのパーツから構成されます。
バージョンの形式は、
<メジャー>.<マイナー>.<マイクロ>[_<修飾子>] です。
パーツ | 要件 |
---|---|
メジャー | 数字 |
マイナー | 数字 |
マイクロ | 数字 |
オプションの修飾子 | 以下の字句順による文字、数字、ハイフン
|
使用する特定バージョンを宣言するほかに、一定範囲のバージョンを指定することも可能です。
記号 + をバージョンの接頭部に付加して、その接頭部で始まる最新バージョンを使用することができます。
例 | 説明 |
---|---|
1.+ | 2.0.0 より下で最も高い使用可能バージョンを選択します。 |
1.7.+ | 1.8.0 より下で最も高い使用可能バージョンを選択します。 |
1.7.0+ | 1.7.1 より下で最も高い使用可能バージョンを選択します。
注: この構文を使用して、特定バージョンで最新のセキュリティー・リリースを維持します。
|
この文書に詳述したリポジトリー構造のガイドラインを示す index.yml ファイルの例については、 以下を参照してください。
https://public.dhe.ibm.com/ibmdl/export/pub/software/websphere/wasdev/downloads/wlp/index.yml
https://public.dhe.ibm.com/ibmdl/export/pub/software/websphere/wasdev/downloads/jre/index.yml