Liberty: メッセージ
Liberty の使用時に、システム・メッセージが示される場合があります。各メッセージには固有のメッセージ ID があり、問題の説明と、その問題の解決のために行うことのできるアクションの詳細が含まれています。
Liberty のシステム・メッセージは、アプリケーション・サーバー・コンポーネントやアプリケーションなど、さまざまなソースからログに記録されます。Liberty の場合、メッセージ ID の長さは 10 文字で、形式は以下のとおりです。
CWXXX9999X
各部の意味は、次のとおりです。- CWXXX
- Liberty のコンポーネントを識別する英字 5 文字のメッセージ接頭語です。
- 9999
- 該当コンポーネントの特定メッセージを識別する数字 4 文字の ID です。
- X
- メッセージ・タイプを識別するオプションの英字の標識です。I = 通知、W = 警告、E = エラー。
Liberty のメッセージ接頭語 | 範囲 | Liberty のコンポーネント | |
---|---|---|---|
CWIMK | 0001-0500 | LDAP レジストリーのフェデレーション (構成メッセージ) | |
CWIML | 0001-5000 | LDAP レジストリーのフェデレーション (ランタイム・メッセージ) | |
CWLIB | 0001-0100 | トランザクション | |
0101-0200 | z/OS® トランザクション拡張機能 | ||
CWWKB | z/OS ネイティブ統合 | ||
0001-0050 | z/OS コマンド処理 | ||
0051-0100 | z/OS ネイティブ・コードのみ | ||
0101-0150 | z/OS コア | ||
0151-0200 | z/OS WLM サービス | ||
0201-0250 | ネイティブ・コード (非コンソール) | ||
0301-0350 | z/OS Local Comm | ||
0351-0400 | z/OS Optimized Local Adapters のリソース・アダプター | ||
0501-0550 | z/OS Optimized Local Adapters のチャネル | ||
8000-8999 | z/OS Optimized Local Adapters の CICS リンク・サーバー | ||
CWWKC | 0000-0250 | アノテーション・スキャン | |
CWWKE | コア・カーネルおよびカーネル・サービス | ||
0001-0099 | ブート/ランチャー | ||
0100-0199 | サービス・ユーティリティー | ||
0200-0299 | ロケーション・サービス | ||
0300-0399 | ファイル・インストール・サービス | ||
0400-0499 | FileMonitor サービス | ||
0500-0599 | 拡張可能クラス・スキャナー | ||
CWWKF | フィーチャー・マネージャー | ||
CWWKG | 構成マネージャー | ||
CWWKJ | ライトタッチ管理 | ||
CWWKL | 0001-0100 | クラス・ロード・サービス | |
CWWKM | 0001-0050 | 成果物 API メッセージ (コンテナー・ファクトリー) | |
0051-0100 | オーバーレイ・メッセージ (すべての実装) | ||
0101-0150 | 成果物 API zip 実装 | ||
0151-0200 | 成果物 API ファイル実装 | ||
0401-0450 | Adaptable API Implementation メッセージ (適応可能モジュール・ファクトリー/アダプター・サービス) | ||
1001-1100 | Loose Archive API (Eclipse ワークスペースから直接アプリケーションを実行する Eclipse ベースのツール・オプションが使用1)。 | ||
2000-2999 | Ant および Maven プラグイン | ||
CWWKN | 0001-0100 | JNDI デフォルト名前空間 | |
CWWKO | CFW コンポーネント | ||
0000-0199 | CFW | ||
0200-0399 | TCP | ||
0400-0599 | UDP | ||
0600-0799 | バイト・バッファー | ||
0800-0899 | SSL チャネル | ||
0900-0999 | SSL | ||
CWWKS | セキュリティー | ||
0000 番代 | セキュリティー: 一般メッセージ | ||
0000-0099 | セキュリティー | ||
0900-0999 | セキュリティー・クイック・スタート | ||
1000 番代 | セキュリティー: 認証サービス | ||
1000-1099 | 認証 | ||
1100-1199 | JAAS 認証 | ||
1200-1299 | TAI 認証 | ||
2000 番代 | セキュリティー: 許可サービス | ||
2000-2099 | 許可 | ||
2100-2199 | 組み込み許可 | ||
2900-2999 | SAF 許可 | ||
3000 番代 | セキュリティー: レジストリー・サービス | ||
3000-3099 | レジストリー | ||
3100-3199 | 基本レジストリー | ||
3200-3299 | LDAP レジストリー | ||
3300-3399 | FileBased (VMM) レジストリー | ||
3800-3899 | カスタム・レジストリー | ||
3900-3999 | SAF レジストリー | ||
4000 番代 | セキュリティー: トークン・サービス | ||
4000-4099 | トークン・サービス | ||
4100-4199 | LTPA | ||
4200-4299 | Kerberos | ||
4300-4399 | SPNEGO | ||
9000 番代 | セキュリティー: コラボレーター | ||
9100-9199 | Web コラボレーター (共通コード) | ||
9200-9299 | Web アプリケーション・コラボレーター | ||
9300-9399 | Web 管理コラボレーター | ||
CWWKT | HTTP トランスポート/ディスパッチャー | ||
CWWKW | 0000-0099 | JAX-WS 共通 | |
0100-0199 | JAX-WS for webContainer | ||
0200-0299 | JAX-WS セキュリティー | ||
0300-0399 | JAX-WS for Java™ EE 共通 | ||
CWWKX | 0000 番代 | JMX | |
0001-0100 | JMX セキュリティー | ||
0101-0200 | JMX REST コネクター | ||
0201-0300 | JMX REST クライアント | ||
1000 番代 | Administrative Center | ||
1000-1899 | Admin Center | ||
CWWKZ | アプリケーション | ||
0001-0100 | アプリケーション・マネージャー | ||
0101-0200 | WAR | ||
0201-0300 | WAB | ||
0301-0400 | EBA |
1 Eclipse プラットフォームでは、「仮想」アプリケーション・アーカイブがサポートされます。このアーカイブでは、同じアーカイブ・ファイル内に存在するように見えるファイル・セットが実際は、Eclipse ワークスペース全体に分散しています。Liberty ではこれを「Loose Archive」と呼び、Loose Archive API を使用するツール・オプションは、「このアプリケーションをワークスペースから直接実行 (Run this application directly from the workspace)」です。