Java™ Messaging Service (JMS) を使用するメッセージング・アプリケーションをデプロイするには、wasJmsServer-1.0 と wasJmsClient-2.0 のフィーチャーを server.xml ファイルに追加し、接続ファクトリーと宛先プロパティーを定義する必要があります。JNDI 検索を実行する場合は、他の 2 つのフィーチャーとともに jndi-1.0 フィーチャーを追加する必要があります。
始める前に
JMS を使用するメッセージング・アプリケーションをデプロイする先の Liberty サーバーを必ず作成しておいてください。詳しくは、『手動による Liberty サーバーの作成』を参照してください。
重要: wasJmsClient-2.0 フィーチャーは、JMS 1.1 仕様と JMS 2.0 仕様の両方のフィーチャーをサポートしています。ただし、
JMS 1.1 仕様に準拠したフィーチャーのみを使用する場合は、wasJmsClient-1.1 フィーチャーを使用することを選択できます。
このタスクについて
wasJmsServer-1.0 フィーチャーにより、Java Messaging Service 1.1 仕様を使用するアプリケーションがサポートされます。
手順
- wasJmsServer-1.0、wasJmsClient-2.0、
および jndi-1.0 の各フィーチャーを server.xml ファイルに追加します。
<featureManager>
<feature>wasJmsServer-1.0</feature>
<feature>wasJmsClient-2.0</feature>
<feature>jndi-1.0</feature>
</featureManager>
- 宛先の定義を server.xml ファイルに追加します。
<messagingEngine>
<queue id="QUEUE1"> </queue>
</messagingEngine>
- オプション: <wasJmsEndpoint> エレメントを追加すると、JMS メッセージング・エンジンが (SSL の使用の有無にかかわらず) TCP/IP からのリモート着信メッセージング接続を受け入れられるようになります。
<wasJmsEndpoint
host="*"
wasJmsPort="7276"
wasJmsSSLPort="9100">
</wasJmsEndpoint>
注: <wasJmsEndpoint> の追加はオプションです。デフォルトでは、Liberty サーバーにより、メッセージング・エンジンは 7276 ポート (非保護) および 7286 ポート (保護) で listen できるようになります。別のポートを指定する場合は、<wasJmsEndpoint> を構成できます。
- 接続ファクトリーの定義を server.xml ファイルに追加します。
- Point-to-Point ドメインの場合:
<jmsQueueConnectionFactory jndiName="jndi_JMS_BASE_QCF">
<properties.wasJms
remoteServerAddress="localhost:7276:BootStrapBasicMessaging" />
</jmsQueueConnectionFactory>
<jmsQueue jndiName="jndi_INPUT_Q">
<properties.wasJms queueName="QUEUE1" />
</jmsQueue>
- パブリッシュ/サブスクライブ・ドメインの場合:
<jmsTopicConnectionFactory jndiName="eis/tcf">
<properties.wasJms
clientID="defaultID" />
</jmsTopicConnectionFactory>
<jmsTopic jndiName="eis/topic1">
<properties.wasJms topicName="Football" />
</jmsTopic>
JMSアプリケーションが組み込みメッセージング・サーバーに接続されました。